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≪第125号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その8 2024/10/29~



11/1(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


DA VINCI CLASSICS


C00959
\2800
アッフェッティ・ナポレターニ ~ 18世紀のナポリ音楽 エストロヴァガンテ・アンサンブル
リッカルド・ドーニ(ハープシコード、指揮)
 ミケーレ・マスチッティ(1664-1760):
  ソナタ第7番 ニ長調 Op.1(2本のヴァイオリン、チェロと通奏低音のための)
 アンジェロ・ラガッツィ(1680-1750):
  トリオ・ソナタ ロ短調(2本のヴァイオリンと通奏低音のための)*
 ピエトロ・マルキテッリ(1643-1729):
  ソナタ第9番 ト短調(2本のヴァイオリンと通奏低音のための)
 ニコラ・ポルポラ(1686-1768):
  室内交響曲第3番 ト短調 Op.2(2本のヴァイオリンと通奏低音のための)
 アンジェロ・ラガッツィ:トリオ・ソナタ ニ短調 2本のヴァイオリンと通奏低音のための*
 ミケーレ・マスチッティ:
  ソナタ第8番 イ短調 Op.1(2本のヴァイオリン、チェロと通奏低音のための)
 ピエトロ・マルキテッリ:ソナタ第1番 ホ短調(2本のヴァイオリンと通奏低音のための)*
 ニコラ・フィオレンツァ(c.1700/10-1764):
  協奏曲 ニ短調(2本のヴァイオリンと通奏低音のための)(1728)
 *世界初録音

 リッカルド・ドーニが新アンサンブルを設立!18世紀のナポリで生まれたソナタ集を録音!

 1994年からイル・ジャルディーノ・アルモニコのメンバーとして活躍しているイタリア古楽界を代表する鍵盤楽器奏者、リッカルド・ドーニが2024年に新たなアンサンブル「エストロヴァガンテ・アンサンブル」を設立。
 熟練した室内楽奏者が集められたこのアンサンブルはすでにイリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン)との共演でミラノの古楽音楽祭「アルテ・ムジカ・ミラノ」にもデビューしており大きな注目を集めています。
 このアルバムでは芸術や文化の中心地として大いに栄えた18世紀のナポリで生まれた、まだまだ知られていない宝物のようなソナタ集を披露。
 ナポリの音楽をヨーロッパの他地域に"輸出"する上で重要な役割を果たしたピエトロ・マルキテッリやミケーレ・マスチッティの作品のほか、初めて録音されたアンジェロ・ラガッツィの珍しい作品などが収録されています。

 ※録音:2023年1月~2月(チーゴレ、イタリア)
 
 

C00960
\2800
20世紀の色
 ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):古風なティエント
 アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):
  スクリャービンの主題による変奏曲
 マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
  《ゴヤによる24のカプリチョス》 より 第20曲「師匠への贈り物」
 ビセンテ・アセンシオ(1908-1979):内なる想い
 カルロス・グアスタビーノ(1912-2000):ソナタ第2番
 
 [ボーナス・トラック]
  スクリャービン(アントワーヌ・フジュレ編):
   《2つの左手のための小品》 Op.9 より 第1曲「前奏曲」
アントワーヌ・ゲレーロ(ギター)

 1996年生まれという若さながら早くもヨーロッパのギター界に堂々と名を馳せているフランスの期待の星、アントワーヌ・ゲレーロのデビュー盤。
 最初のアルバムでは自分にとってのメイン・レパートリーを演奏したいと考えていたゲレーロが、ヨーロッパ各地のコンクールで演奏し自身の評価を高めてきた作品を集めた直球勝負のプログラム。
 ダニエル・フリーデリヒが1969年に製作した、豊かで木のような温かみを持つ楽器を使用しています。

 ※録音:2024年4月7日-9日(ヴァランス、フランス)
 
 

C00961
\2800
アコーディオン三重奏のための作品集
 ペトリ・マッコネン(b.1967):原始への憧れ
 クシシュトフ・オルチャク(b.1956):
  マエストーゾ・メスト
 アルフレート・シュニトケ(1934-1998):
  ストラヴィンスキー、プロコフィエフと
   ショスタコーヴィチへのオマージュ
    (ウラディーミル・ズビツキー/
     ジェルマーノ・スクルティによるトランスクリプション)
 キンモ・ハコラ(b.1958):アララ
 ジュラ・バーンケヴィ(b.1966):ディッソルツィオーニ
 アルフレート・シュニトケ:
  《レヴィス・フェアリー・テイル》より
 ヴィヤチェスラフ・セメノフ(b.1946)/
  パヴェウ・バラネク(b.1978):
   春の最初の一日
シリウス・アコーディオン・トリオ
 〔ミケーレ・ビアンコ(アコーディオン)、
  アルベルト・ナルデッリ(アコーディオン)、
  ピエトロ・セクンド(アコーディオン)〕

 同じ学校で学んだ3人が2019年に結成したシリウス・アコーディオン・トリオ。彼らのレパートリーの中からアコーディオン三重奏のために書かれた珍しい作品を中心に収録。
 アコーディオンという楽器の地位の向上、レパートリーの発展に尽力する彼らの楽器に対する思いが詰まった1枚です。

 ※録音:2024年1月(レッチェ、イタリア)
 



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ET'CETERA



XKTC1820
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

世代交代
 ロジャー・ノリントンの娘とヴィーラント・クイケンの息子
  ・・・というような飾り言葉もそのうち必要なくなるのだろう

エイミー・ノリントンとピート・クイケン
 ブラームス:チェロ・ソナタ集

 チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
 私は夢を見た Op.57-3
 ああ、その目をそらして Op.57-4
 チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
 5月の夜 Op.43-2

エイミー・ノリントン(チェロ)
ピート・クイケン(フォルテピアノ)

KTC1820
\2800→\2590

 エイミー・ノリントン&ピート・クイケン!ブラームスのチェロ・ソナタ集!

 ☆古楽界の偉大な才能を受け継ぐエイミー・ノリントンとピート・クイケン!
 ☆ブラームスの2つのチェロ・ソナタに、歌曲からの編曲をカップリング!

 ロジャー・ノリントンの娘であり、レゾナンス音楽祭(ベルギーの室内楽祭)の創設者兼芸術監督としても活躍するチェリスト、エイミー・ノリントンと、ヴィーラント・クイケンの息子であり、ブリュッセル王立音楽院で長年ピアノとヒストリカル・ピアノを教えるピート・クイケン。
 古楽界の偉大な才能と飽くなき情熱を次代に受け継ぐ2人の古楽器奏者によるブラームスのチェロ・ソナタ集が、オランダの老舗レーベルEt'ceteraより登場!
 エイミー・ノリントンはこれまでアンサンブルのメンバーやゲスト・アーティストとして多数のレコーディングに参加してきましたが、自身のメイン・アルバムとしては恐らく初となるだけに、ピート・クイケンとのブラームスという注目プロダクションには大きな期待がかかります。

 チェロとピアノのデュオ・レパートリーの柱とも言えるブラームスの2つのチェロ・ソナタに加え、彼らはブラームスの3つの歌曲を編曲し、あまり知られていないブラームスの歌曲の傑作に新たに光を当て、歌う楽器としてのチェロをの魅力を称揚しています。

 使用楽器は、ガット弦を使用したフランチェスコ・ルッジェーリ1695年製のチェロと、ヨハン・バプティスト・シュトライヒャー1868年製のオリジナル・フォルテピアノです。

 ※録音:2024年3月15日-17日、Arsonic(モンス、ベルギー)

 
 




GLOBE



GLO5287
\2800
ヒストリカル・オルガンで聴くワーグナー名曲集
 ワーグナー:8つの歴史的オルガン編曲集
ローレンス・デ・マン(オルガン)
 ワーグナー:
  ・『タンホイザー』より《客人の入場と行進》
  ・アルバムの一葉《M(メッテルニヒ)公爵夫人のアルバムに》
   (編曲:ウィリアム・ジョゼフ・ウェストブルック)
  ・『パルジファル』より《聖杯への荘厳な行進曲》(編曲:フランツ・リスト)
  ・ジークフリート牧歌(編曲:エドウィン・ルメア)
  ・『トリスタンとイゾルデ』より《前奏曲》(編曲:ジークフリート・カルク=エーレルト)
  ・『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より《前奏曲》(編曲:エドウィン・ルメア)
  ・『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より《ヴァルターの優勝の歌》
   (編曲:ジークフリート・カルク=エーレルト)
  ・『タンホイザー』より《巡礼の合唱》(編曲:フランツ・リスト)

 ヒストリカル・オルガンで聴くワーグナー名曲集!

 ワーグナーの色彩豊かなオーケストレーションと豊かなポリフォニーをオルガンで!
 ワーグナー自身はオルガンのための作曲を行いませんでしたが、その壮大な楽曲は19世紀の伝説的なオルガニストたちの手によってオルガンで見事に再現されました。
 エドウィン・ルメア、ジークフリート・カルク=エーレルト、フランツ・リストといった作曲家たちは、教会音楽に偏りがちなオルガンのレパートリーを豊かにするため、ワーグナーの名作の編曲を手がけました。
 オランダ音楽賞を受賞したローレンス・デ・マンの演奏による本アルバムは、オルガン愛好家やワーグナー作品の新しい解釈に興味を持つ方々にとって必聴の1枚です。

 【オルガン情報】
 ・イバッハ製 1864年 - 聖ヘルトルディス教会(オランダ、ベルヘン・オプ・ズーム)
 ・フランセン製 1906年(トラック4、5のみ) - エランドストラート教会(オランダ、デン・ハーグ)

 ※録音:2023年10月、オランダ
 ※手書きのシリアル・ナンバー入り、600部限定生産

 
 



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HALLE



CDHLD7565
(2CD-R)
\4500→\4190

カーチュン・ウォン、ハレ管首席指揮者就任記念
 ブリテンのバレエ《パゴダの王子》

  ブリテン:バレエ《パゴダの王子》(全3幕)

カーチュン・ウォン(指揮)
ハレ管弦楽団

 カーチュン・ウォン、ハレ管首席指揮者就任記念!2023年のレコーディングがリリース!

 ☆日本フィルの首席指揮者を務めるカーチュン・ウォンが2024年9月よりハレ管弦楽団の首席指揮者に就任!
 ☆2023年にレコーディングしていたブリテンのバレエ《パゴダの王子》がリリース!

 2016年にグスタフ・マーラー国際指揮者コンクールをアジア人として初めて制し大注目を集め、2023年の9月から日本フィルの首席指揮者とドレスデン・フィルの首席客演指揮者を務めるシンガポール出身のカーチュン・ウォンが、2024年9月からマーク・エルダーの後任としてハレ管弦楽団の首席指揮者に就任!一足早く2023年に録音していたブリテンのバレエ《パゴダの王子》がまずはリリースされます!

 《パゴダの王子》はロイヤル・バレエ団のためにベンジャミン・ブリテンが振付師のジョン・クランコと共に制作した全3幕のバレエ。
 音楽にはブリテンが1956年に滞在していたバリ島で研究した民族音楽、ガムランの要素が取り入れられているという特徴を持ちます。
 ガムランに対する強い関心と、作曲を学んでいたときに築いたブリテンとの深い繋がりからこの作品を"自分の中に深く響く"音楽と語るカーチュン・ウォン。
 西洋と東洋、双方の音楽に精通する新・首席指揮者がハレ管弦楽団に新しい風を吹き込みます。

 ※録音:2023年9月8日-14日、ハレ・セント・ピーターズ(マンチェスター、イギリス)
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




まあ、みんなカーチュン・ウォンがすごいことは分かっていたとはおもうのですが、今更ではありますが、昔こんなコメントしてたので載せておきます。


2019年5月 25 日 愛知県芸術劇場コンサートホール 名古屋フィルハーモニー交響楽団 第468回定期演奏会
Reviewed by 松本大輔(Daisuke Matsumoto)


 さて、指揮者。
 マーラー・コンクールで優勝したばかりの若手、カーチュン・ウォン。
 最近は攻撃型指揮者が増えてきたが、この人もその一翼を担いそう。自分の頭の中の音楽を表現するためならなんだってやるぞ、的な。
 自在な楽器配置もこの人が考えたらしい。奇をてらったというより、聴いてみると確かにそれいいじゃん、という説得力がある。
 (シベリウスの)『第6番』と『第7番』を続けて演奏するというやり方も、そんなことしてくれたら最高だけどな、と思ったらそうやってくれて驚いたが、これもこの人が考えたらしい。
 というか、今回の選曲自体がこの人の進言だという。
 シベリウスの『6番』と『7番』を選ばんだろう、普通。
 いいじゃないか、カーチュン・ウォン。

 耳のいい指揮者で、精緻で緊密な音を名フィルから引き出して、気持ちよさそうにホールに響かせて楽しんでいる。
 名フィルもそのことが分かって、自分たちの最良の音を紡ぎだす。一緒になって自分たちの音を聴いているのが分かる。

 まだ時間はかかるかもしれないが、カーチュン・ウォン、今に出てくる。

 



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NIMBUS ALLIANCE



NI6448
(2CD-R)
特別価格
\4200→\3990
フェルツマンのトリビュート・シリーズ、最新作はモーツァルト
 ア・トリビュート・トゥ・モーツァルト

  1995年、ピアノ協奏曲第21番の秘蔵音源収録

 モーツァルト:
  幻想曲 ハ短調 K.475/アレグロ ト短調 K.312/
 アレグロ 変ロ長調 K.400/
 デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 K.573/
 幻想曲 ニ短調 K.397/ロンド ニ長調 K.485/
 ロンド イ短調 K.511/アダージョ ロ短調 K.540/
 幻想曲 ハ短調 K.396(385f)/
 自動オルガンのためのアンダンテ ヘ長調 K.616*/
 ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467**
ウラディミール・フェルツマン
 (ピアノ、指揮)
モスクワ室内交響楽団**

 フェルツマンのトリビュート・シリーズ、最新作はモーツァルト!秘蔵の協奏曲音源も収録!

 11歳でモスクワ・フィルと共演、19歳にしてロン=ティボー国際コンクールを制すなど類稀なる才能に恵まれながら、旧ソ連での活動禁止と事実上の追放、アメリカへの移住という激動を生き抜いてきた孤高のピアニスト、ウラディミール・フェルツマン。これまで5作を発表してきた「トリビュート・シリーズ」の最新作としてモーツァルト・アルバムが登場します。Nimbus Allianceに膨大なディスコグラフィを築いてきたフェルツマンですが、まとまったモーツァルトの録音がリリースされるのは意外にも初。2022年と2023年にレコーディングした独奏作品に加え、1995年にモスクワの主要オーケストラから優秀な音楽家を集め、この録音のために結成された「モスクワ室内交響楽団」を弾き振りしてレコーディングしていたピアノ協奏曲第21番の秘蔵音源を収録しています。

 ※録音:2022年9月25日-26日&2023年3月27日*、ワイアストン・レイズ(イギリス)/1995年、モスクワ音楽院大ホール(ロシア)**
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




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RONDEAU

XROP6274
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
ニコライ・ホジャイノフ(ピアノ)
 モニュメント・トゥ・ベートーヴェン


 ベートーヴェン:
  交響曲第7番イ長調 Op.92より 第2楽章 アレグロ(リスト編曲)
 シューマン:
  ベートーヴェンの主題による自由な変奏形式の練習曲 WoO31
 メンデルスゾーン:厳格な変奏曲 Op.54
 ベートーヴェン:愛する人よ、あなたのために
  (歌曲集 《遥かなる恋人に寄す」 Op.98より)(リスト編曲)
 シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17
 ニコライ・ホジャイノフ:平和の花びら
ニコライ・ホジャイノフ(ピアノ)


ROP6274
\2800→\2590

 ニコライ・ホジャイノフ新録音!ベートーヴェンへのトリビュート!

 ☆ニコライ・ホジャイノフの2024年新録音がRondeauよりリリース!
 ☆ベートーヴェン記念碑の建造に貢献した作品から厳選した、歴史的なベートーヴェン・トリビュート!
 ☆7月の来日公演で日本初演されたホジャイノフの自作曲「平和の花びら」も収録!

 2010年ショパン国際ピアノ・コンクールでの最年少ファイナリストを始め、2012年ダブリン国際ピアノ・コンクール第1位、2012年シドニー国際ピアノ・コンクール第2位など華々しい成績を残し、多くの来日公演や日本文化への造詣の深さでも知られる気鋭ピアニスト、ニコライ・ホジャイノフの2024年新録音が、ドイツのRondeauからリリース!

 ニュー・アルバム「モニュメント・トゥ・ベートーヴェン」は、歴史的なベートーヴェンへのトリビュートをテーマとした興味深いコンセプト・アルバムです。
 1830年代にベートーヴェンの生誕地であるボンに記念碑を建てるというアイデアが生まれ、音楽家、音楽学者、市民によって実現した革命的な取り組みとなりました。
 リスト、シューマン、メンデルスゾーン、ショパンなど、当時のもっとも有名な作曲家の多くが、自身の作品、編曲、またはコンサートの収益を寄付してこの像の建設を支援しました。
 このアルバムでは、ベートーヴェン記念碑の資金調達に貢献した作品の中から、特に質の高い音楽がニコライ・ホジャイノフによって厳選されており、それぞれの作品は作曲家ベートーヴェンと独自の、時には明確な、あるいはより微妙な繋がりがあります。

 ベートーヴェンの交響曲第7番の感動的なアレグレット楽章をリストがピアノ独奏版にアレンジしたもの、ベートーヴェンの主題によるシューマンの多彩な練習曲、メンデルスゾーンの厳格な変奏曲、シューマンのピアノ幻想曲などに加え、ニコライ・ホジャイノフの自作曲「平和の花びら(Petals of Peace)」も収録されいてます。
 この「平和の花びら」は、2022年にジュネーヴ国連事務局の「人権と文明の同盟の間」で行われた平和コンサートのために作曲されたピアノ曲で、2024年の来日公演では日本初演も行われています。

 ※録音:2024年1月11日-12日、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・メンデルスゾーン・ホール
 



 

URANIA RECORDS


LDV14121
\2700
ムソルグスキー:死の歌と踊り
 ムソルグスキー:
  優しい星よ、お前はどこに?/祈り/ゴパーク/
  ヘブライの歌/牡山羊(世俗のお話)/
  みなしご/歌曲集 《子供部屋》/忘れられし者/
  幻/歌曲集 《死の歌と踊り》
シルヴィア・ペーペ(ソプラノ)
フランチェスコ・パスクアロット(ピアノ)

 ロシアの古い民謡の旋律、人間の生活の特徴(喜び、愛、病気、貧困、死、宗教)、作曲のこだわりとしての高い美的・音楽的リアリズム。
 これらの要素がムソルグスキーの歌曲に含まれており、リストやドビュッシーによってすでに高く評価されています。

 ヴェルディ音楽院でピアノ、オルガン、チェンバロ、作曲を学び、声楽室内楽を優秀な成績で卒業。
 これまでにロンドン国際音楽コンクール第3位、ウィーン国際音楽コンクール第1位など、多くのコンクールで輝かしい実績を残しているイタリア出身のソプラノ歌手、シルヴィア・ペーペ。
 他の現代アーティストと協力し、視覚的、詩的、サウンドパフォーマンスの創作に取り組んできたペーペが、ムソルグスキーの様々な世界を描いていきます。
 



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BR KLASSIK



900225JP
\2700→\2490
ラトル&バイエルン放送響
 マーラー:交響曲 第7番 ホ短調「夜の歌」
  (初回限定生産盤・日本語解説付)

 グスタフ・マーラー(1860-1911) 交響曲 第7番 ホ短調「夜の歌」
  1. I. Langsam. Adagio Allegro risoluto, ma non troppo
  2. II. Nachtmusik I. Allegro moderato
  3. III. Scherzo. Schattenhaft - Trio
  4. IV. Nachtmusik II. Andante amoroso
  5. V. Rondo-Finale. Tempo I (Allegro ordinario) -
   Tempo II (Allegro moderato, ma energico)
バイエルン放送交響楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)

 録音:2024年11月6-8日 ミュンヘン、 イザールフィルハーモニー・イン・ガスタイクHP8(ライヴ)

 *はマーラーの第7番を演奏
  2024/11/23(土・祝) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール*
  2024/11/24(日) ミューザ川崎シンフォニーホール
  2024/11/26(火) サントリーホール2024/11/27(水) サントリーホール
  2024/11/28(木) NHKホール (NHK音楽祭2024)*
  2024/11/29(金) 愛知県芸術劇場 コンサートホール*

 【謎、錯綜、狂騒...マーラーの自信作にして屈指の問題作をラトルとバイエルン放送響が隅々まで照らし出す】
 壮大で悲劇的な第6番に続けて完成させた交響曲第7番についてマーラーは、コンサートの主催者に「自分の最上の作品」と書いて推薦し、初演は実際に成功を収めたものの、やがてこの曲が複雑すぎると感じるようになります。
 その難解さを和らげるために彼は第2楽章と第4楽章に「夜の音楽」と名付けましたが(作品全体にかかる「夜の歌」は第三者が付けたもの)、妻アルマに対しては、この作品で「重要なのは、落ち着くことのない生とひたむきな努力を通して人間が何になるのかだ」と書いています。
 楽想として陽気、呑気、畏怖、歓喜と狂騒が入り混じり、ギターやマンドリンといった近代交響楽には稀な楽器が加わり、楽曲の展開も論理を逸脱して迷走するかに見えつつ、最後に輝かしい大団円を迎えるこの曲こそ、マーラー自身の「落ち着くことのない人生とひたむきな努力」のイメージかもしれません。
 
 マーラーの演奏で際立って高い評価を得て来たラトルは、この曲においても1991年にバーミンガム市響を指揮して録音したEMI盤が画期的な名盤として高く評価されています。
 そこでは、千変万化する楽想や複雑な構造を単純化することなく明晰に処理し、決してわかりやすくはない80分近い大作において、圧倒的な説得力を持つ演奏を展開しました。
 ベルリン・フィルの歴代首席指揮者によるマーラー:交響曲全集でも第7番にラトルの演奏(2016年)を充てていることも、その楽曲理解と指揮の卓越さの証。
 バイエルン放送響との初の来日公演で取り上げることからも、自信のほどがうかがわれます。世界最高水準のオーケストラと評価され、ラトルの解釈を献身的に音にする楽団とのライヴ盤に注目です。

 ※初回限定盤に限り、原盤ブックレットに解説の日本語訳が掲載されます。
 


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 この曲は聴く側の求めるものが多種多様になってしまうので絶対的名盤というのは選びにくい。
 なのであくまで個人的な見解なのだが、30年前にこの演奏に会ってからマーラーの「7番」と言えばずっとこれ↓。
 曲の持つ悪魔的な部分も崇高な部分も、抒情的な部分も知的な部分も、壮大な部分も繊細な部分も、現代的な部分も古典的な部分も、全部ひっくるめて違和感なく、しかも充実感たっぷりに聴かせてくれる。
 考えすぎると深刻になりすぎて重いし、何も考えないとただの白痴的演奏になってしまう。じっくりやろうとするとノリが悪くなるし、はしゃぎすぎると何も残らない。
 本当に難しい曲なのだが、ほぼ唯一、この演奏だけはそれらを軽々と乗り越えて、この曲の本質、そして最高の魅力を提示してくれた。

 これはあくまで個人的見解なのだが、それでもラトルがこの曲に向いているというのは音楽関係者の間では共通の認識なのだろう、ワーナー「マーラー・コンプリート・エディション」大型ボックスの第7番はこの演奏だったし、ベルリン・フィルのマーラー交響曲全集で第7番を指揮していたのはやはりラトルだった。

 そんなラトルのマーラーの交響曲第7番を聴くのが長年の夢だった。
 その夢が2024年11月、ついに叶おうとしている。
 バイエルン放送交響楽団来日公演最終日。人生に残る演奏会になるか。


 いずれにしても、上記のようにバイエルン放送交響楽団との7番が出るようなので楽しみです。


国内盤
WARNER MUSIC JAPAN
WPCS13413
\2200
マーラー:交響曲第7番ホ短調『夜の歌』 バーミンガム市交響楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
録音:1991年6月21,22日、スネイプ、ザ・モールティングス
ステレオ(デジタル/ライヴ)




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CPO



777703
\3100
シュレーカー:管弦楽作品集 第2集
 フランツ・シュレーカー(1878-1934):
  1. あるドラマへの前奏曲
  2-5. 大オーケストラのための4つの小品
   2. Timoroso/3. Violente/
   4. Incalzando/5. Gradevole
  6-8. 23の独奏楽器のための室内交響曲
   6. Langsam, schwebend/
   7. Scherzo. Allegro vivace/8. Ziemlich bewegt
ボーフム交響楽団
スティーヴン・スローン(指揮)

 録音:2014年1月28-30日 Stadthalle Castrop-Rauxel...1-5 2013年6月18-19日 Konzerthaus Dortmund...6-8
 総収録時間:57分

 1899年から10年間の初期作品を収めた第1集(777702)に続くこの第2巻では、1912年にオペラ《はるかなる響き》が初演された後の栄光の時代に焦点を当てます。
 1914年の「あるドラマへの前奏曲」や1916年に作曲された「室内交響曲」は、19世紀末から20世紀初頭にかけてドイツを席巻したユーゲントシュティールから生まれた傑作。
 これらの作品は当時の舞台プロジェクトから派生したもので、多彩な響きを駆使した管弦楽法と半音階的な旋律や和声が用いられ、非常に聴きごたえがあります。
 一方で、1931年の「大オーケストラのための4つの小品」は、もともと「映画のための4つのスケッチ」としてピアノのために書かれた作品。
 新作オペラ《メムノン》のための習作として構想されましたが、結局このオペラは完成をみることがありませんでした。
 
 


555417
\3100
ホフマイスター:交響曲 ニ長調、ホ長調 他
 フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):
  1-4. 交響曲 ニ長調 「狩り」 Op. 14
  5-7. 2つのホルンと管弦楽のための協奏曲 ホ長調...
   世界初録音
  8-11. 交響曲 ホ長調「ラ・プリマヴェーラ」...
   世界初録音
クリストフ・エス(ホルン)...5-7
シュテファン・ショットシュテット(ホルン)...5-7
プフォルツハイム南西
 ドイツ室内管弦楽団
ヨハネス・メーズス(指揮)

 録音:2020年9月17-19日 CongressCentrum Pforzheim(ドイツ)
 総収録時間:67分

 18世紀から19世紀にかけて、ウィーンで最も人気のある作曲家の一人として知られていたフランツ・アントン・ホフマイスターは、9作のオペラ、約70の交響曲、50近い弦楽四重奏曲をはじめ、多くの協奏曲や宗教曲、声楽作品を作曲し、音楽出版者としても活躍しました。
 彼は当時の音楽愛好家が好む作品をよく理解しており、自身の新しいアイデアも作品に反映、その洗練された音楽スタイルは「最も注目すべき、優れた、そして多作な作曲家」として広く評価されました。
 このアルバムにはホフマイスターの1780年代から1790年代の作品を収録。
 ホルン協奏曲での2人の熟練したソリストのための華麗なパッセージ、「狩り」交響曲で聴かれる優雅で溌剌としたな狩猟のテーマと、滑らかで心地よいオーケストラの響きが全曲にわたって展開された「ラ・プリマヴェーラ(春)」の3曲をお楽しみください。
 ホルン協奏曲ではバンベルク交響楽団の首席ホルン奏者を務めるクリストフ・エスと、彼が創設したジャーマン・ホルン・サウンドのメンバーでアレンジャーのシュテファン・ショットシュテットが快演を聴かせます。
 
 


555537
\2600
リヒャルト・レスラー:六重奏曲、ピアノ五重奏曲
 リヒャルト・レスラー(1880-1962):
  1-4. 六重奏曲 変ホ長調 Op.16(1906)-
   ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、
    クラリネット、ホルンとピアノのための
  5-8. ピアノ五重奏曲 イ長調 Op. 28
   (1915/1916年頃)
パスカル・モラゲス(クラリネット)...1-4
ホセ=ビセンテ・カステーリョ (ホルン)...1-4

オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
ウィーン・アルティス四重奏団
ペーター・シューマイヤー(ヴァイオリン)
ヨハネス・マイスル(ヴァイオリン)...5-8
ヘルベルト・ケーファー (ヴィオラ)
オトマール・ミューラー(チェロ)

 録音:Neumarkt in der Oberpfalz,Historischer Reitstadel(ドイツ) 2022年1月15-16日...5-8 2022年4月7-8日...1-4
 総収録時間:66分

 リヒャルト・レスラー(RoBler、RoeBler、Rosslerなど多様な表記あり)は、1880年に、リガでバルト系ドイツ人の 母とチェコ出身のドイツ系ヴァイオリニストである父の間に生まれました。
 父の仕事の関係で幼少期にリガ、カリ シュ、ジラルドフを転々とした後、リガに戻り音楽教育を受け、地元の音楽学校を卒業後、ベルリン芸術大学に進 学。作曲をマックス・ブルッフ、ピアノをカール・ハインリヒ・バルトとエルンスト・ルドルフに師事し、20歳でメンデルス ゾーン作曲賞を受賞。ピアノ教師として同大学に採用されました。
 このアルバムに収録された六重奏曲とピアノ五 重奏曲は、後期ロマン主義の影響が色濃く、ブラームスをはじめ、同時代のドイツ・オーストリア音楽の影響を受け ています。
 六重奏曲 Op.16は、ダイナミックなリズムを特徴とする曲で、第1楽章に複雑なパッサカリアが置かれて います。
 各楽器がバランスよく役割を担いますが、ピアノが特に重要な役割を果たします。
 ピアノ五重奏曲 Op. 28は、第一次世界大戦中に作曲されましたが、暗い世相の影響は感じられず、協奏的な性格を持つ美しい作 品です。
 第1楽章ではシューマンを彷彿とさせるモチーフが用いられ、第2楽章のシンコペーションや、舞曲の持つリ ズムを持つ第3楽章も印象的です。華やかかつ技巧的な終楽章でドラマチックな結末を迎えます。
 
 


555455
\2600
ヨーゼフ・ヴァイグル:
 オーボエ、ヴァイオリンとチェロのための6つの三重奏曲

  ヨーゼフ・ヴァイグル(1766-1846):
   1-3. 三重奏曲第1番 ハ長調
   4-6. 三重奏曲第2番 ヘ長調
   7-10. 三重奏曲第3番 変ロ長調
   11-14. 三重奏曲第4番 ト短調
   15-17. 三重奏曲第5番 ニ長調
   18-21. 三重奏曲第6番 ト長調
カリン・ファン・ヘールデン
 (オーボエ...グルンドマン&
  フロスによるアルフレード・ベルナルディーニ作の再現楽器)
マルティン・ヨップ
 (ヴァイオリン...
  ヤコプ・シュタイナー 1650年頃製)
ケイティ・スティーヴンス
 (チェロ...ロッキー・ヒル 1780年製)

 録音:2020年11月16-18日 Schorfling am Attersee(オーストリア)
 総収録時間:78分

 ヨーゼフ・ヴァイグルは、両親がエステルハージ家に仕えた音楽家。父の影響で音楽に親しみ、若くしてサリエリやグ ルックに認められ、オペラの作曲家として名声を博しました。
 彼は30曲以上のオペラ、劇場やバレエの音楽、宗教 曲などを作曲しましたが、器楽作品にはほとんど関心を示さず、このオーボエ、ヴァイオリン、チェロのための6曲の三 重奏曲がかろうじて知られているのみです。
 この曲集の自筆譜はオーストリア国立図書館に保管されていますが、 作品には題名や日付がなく、1780年代半ば以降に作曲された可能性があるものの出版はされていません。
 三重奏曲は3部構成で、オーボエが主役を担う場面が多いものの、3つの楽器のバランスは取れており、各曲の構 成はどれも工夫が凝らされています。
 例えば、第1番にはモーツァルト風のアダージョがおかれ、第3番にはフーガとシ チリアーナ、第5番にはロ短調の変奏楽章、最後の第6番の第2楽章では精緻な二重フーガが聴かれます。
 ヴァイ グルはこれらの三重奏曲をマリア・テレジア皇后のプライベート・コンサートのために作曲したと推測されています。
 
 


555657
\3100
ヨハン・ローゼンミュラー:詩篇と宗教的コンチェルト集
 ヨハン・ローゼンミュラー(1619-1684):
  1. Preise, Jerusalem, den Herren エルサレムよ、主をたたえよ 詩篇147編
  2. Surgamus ad laudes 讃美すべく立ち上がらん
  3. Dixit Dominus 主は言われた 詩篇109(110)篇
  4. ソナタ 8声
  5. Entsetze dich, Natur うろたえるな、自然よ
  6. Kundlich groB ist das gottselige Geheimnis
   信仰の秘密は論争なしに素晴らしい(NMLのタイトルです)
  7. Laetatus sum われ喜びに満てり 詩篇121(122)篇
アンサンブル1684
 (古楽器&声楽アンサンブル)
グレゴール・マイヤー(指揮)

 録音:2023年8月23-25日 Marienkirche Rotha(ドイツ)
 総収録時間:73分

 ヨハン・ローゼンミュラーはライプツィヒで音楽家として活動していましたが、1655年に不祥事によりヴェネツィアに逃亡。
 そこで彼はサン・マルコ大聖堂やピエタ慈善院で働き、結果的にイタリアの音楽スタイルを取り入れた新しい教 会音楽を生み出しました。
 彼の作品にはドイツの厳格な対位法とイタリアの情感豊かな表現が融合されており、 独唱アリアからアンサンブル、二重合唱を用いた豊かな音のコントラストが特徴的です。
 彼のラテン語の詩篇や教 会音楽の多くはドイツに保存されており、これらはドイツの庇護者のために書かれたと考えられています。
 特に 「Laetatus sum」と「Dixit Dominus」は平和と力を象徴するテーマを持ち、ハノーファー公ヨハン・フリードリヒと の関係からカトリック宮廷での演奏を意図していた可能性もあります。
 彼の作品の革新性と表現力は当時から称 賛され、今日でも彼の作品は聴衆に強い影響を与え続けています。
 
 


555696
\3100
パウル・イグナツ・リヒテナウアー:4つのミサ曲 Op. 2
 パウル・イグナツ・リヒテナウアー(1673/74-1756):
  1-5. ミサ 第2番 Purificationis B.V.M.
  6-10. ミサ 第3番 Assumptionis B.V.M.
  11-15. ミサ 第5番 S. Antonii
  16-20. ミサ 第6番 S. Joannis Nepomuceni
ケルン・アカデミー(古楽器&声楽アンサンブル)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)

 録音:2024年4月9-12日 Deutschlandfunk Kammermusiksaal、ケルン(ドイツ)
 総収録時間:79分

 パウル・イグナツ・リヒテナウアーは、バッハやヘンデルと同時代の作曲家。主にオスナブリュック大聖堂でオルガニスト および楽長を務めたことで名を馳せました。
 彼は1741年にアウクスブルクで印刷された6曲のミサ曲作品2を残し ており、これらは演奏が比較的容易であることから、南ドイツやその他のカトリック地域の教会の礼拝で用いられま した。
 各々のミサ曲の名前は曲集の目次に記されており、B.V.M.とはBeatae Virginis Mariaの略語で、これら は聖母マリアの祝日に関連するミサ曲です。
 またミサ曲第5番の「S. Antonii」はパドヴァのアントニウスではなく、 修道院制度の創始者とされる「大修道院長聖アントニウス」を指しています。
 どれも祝祭的で豊かな音色が特徴 で、イタリアの影響が感じられるとともに、後期バロック様式の壮麗さを持ちます。
 対位法を巡らせた楽曲の中で重 要な言葉を歌うソロ・パートにはコロラトゥーラを用いて際立たせるなどの工夫が施され、聞き映えのするものとなっ ています。
 



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DYNAMIC

CDS 8037
\2600→\2390
ルイージ・パロンビ(ピアノ)
マックス・レーガー(1872-1916):愛のワルツ - ピアノ小品集
ルイージ・パロンビ(ピアノ)
 Yamaha C3 Silent
 1. 即興曲集 Op. 18(1896) - 第1番 アレグレット・コン・グラツィア
 2-3. ピアノのための6つの小品 Op. 24(1899)より
  2. 第2曲 メヌエット/3. 第3曲 幻想的夢想
 4. 水彩画 Op. 25 - 第5番 マズルカ(1897-98)
 5. 演奏会用大ワルツ*
 6-10. 色とりどりの小品 Op. 36(1899)より
  6. 第3曲 カプリチェット/7. 第4曲 輪舞/8. 第6曲 エレジー/
  9. 第7曲 ワルツ=即興曲/10. 第9曲 夢想
 11. シルエット Op. 53(1900) - 第3曲 Sehr bewegt und ausdrucksvoll
 12. マリアの子守歌 Op. 76(1911、レーガーによるピアノ独奏編)
 13-14. 10のピアノ小品 Op. 79(1900-04)より
  13. 第8曲 カプリース/14. 第4曲 メロディ
 15-16. 私の日記 Op. 82(1904-12)より
  15. Vol. I No. 8 アンダンティーノ/16. Vol. IV No. 7 フモレスケ
 17. 左手のための4つの特別な練習曲(1901) - ロマンス
 18. バレエ組曲 Op. 130 - 愛のワルツ(1913、レーガーによるピアノ独奏編)*
 19. Marsch der Stiftsdamen 婦人慈善団体の行進曲(1914)
 20-23. 暖炉のそばの夢 Op. 143(1916)より
  20. 第2曲 Co moto/21. 第4曲 Allegretto grazioso/
  22. 第9曲 Larghetto/23. 第10曲 Vivace(フモレスケ)
 24. ドイツの歌によるフゲッタ(1916)
 *...世界初録音

 録音:2019年11-12月 Milano Music Zone Studios(イタリア)
 総収録時間:65分

 マックス・レーガーのピアノ曲といえば、フーガや変奏曲などの複雑な作品が知られていますが、彼の創造性は折々に書かれた小品からも窺えます。
 たとえば、 初期に書かれたシューマン風の即興曲やテレサ・カレーニョに捧げられた「6つの小品」などはサロン風ですが、晩年の「暖炉のそばの夢」は自己告白的な要素が強く、シェーンベルクにも影響を与えたとされるなど、多様なスタイルを持っています。
 また、「私の日記」に含まれる「ユーモレスク」は全て白鍵で演奏でき るように書かれており、これはザクセン=マイニンゲンのマリー・エリザベート王女のお気に入りとなりました。
 「マリアの子守歌」は彼の作品の中でも最も有名な 曲の一つで、ここでは作曲家自身によるピアノ独奏版を収録。
 他、アルバムでは世界初録音を含む全24曲を聴くことができます。
 ルイジ・パロンビは、ミラノ音楽院でピアノと作曲の学位を取得したピアニストです。
 エンニオ・モリコーネやニコラ・ピオヴァーニとの共演経験があり、これまでにダイナミックレーベルからデューク・エリントン(CDS-7743)やストラヴィンスキー(CDS-7947)などの凝った選曲によるCDをリリースしました。
 これらの作品はどれも高く評価されています。

 



ルイージ・パロンビ(ピアノ)
旧譜
 CDS7891
\2600→\2390
ルイージ・パロンビ(ピアノ)
 FAKE BACH バッハ編曲の旅
ルイージ・パロンビ(ピアノ)
 1. グノー(1818-1893): メディテーション 原曲: J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1集 BWV846 第1番 前奏曲
 2. ルンメル(1887-1953): 「愛する者は敵として運命を辿る」のチェンバロ・オブリガート
  原曲:J.S.バッハ:カンタータ第203番「裏切り者なる愛よ」 BWV203より
 3. サン=サーンス(1835-1921): Largoラルゴ 原曲: J.S.バッハ: ヴァイオリン・ソナタ第3番 BWV1005より
 4. ゴドフスキー(1870-1938): Presto プレスト 原曲: J.S.バッハ: ヴァイオリン・ソナタ第1番 BWV1001より
 5-7. J.S.バッハ(1865-1750): 協奏曲 ニ短調 BWV974  原曲:A.マルチェッロ: オーボエ協奏曲
 8. ブラームス(1833-1897): 練習曲第3番 原曲: J.S.バッハ: ヴァイオリン・ソナタ第1番 BWV1001より
 9. ジロティ(1863-1945): 前奏曲 原曲: J.S.バッハ: W.F.バッハのためのクラヴィーア小曲集 BWV855a 第5番 前奏曲
 10. ゴドフスキー: サラバンド 原曲: J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ BWV1002より
 11. サン=サーンス: ブーレー 原曲: J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ BWV1002より
 12-14. ストラーダル(1860-1930): 協奏曲 イ短調
  原曲:ヴィヴァルディ:「調和の幻想」Op.3 No.8による J.S.バッハ: オルガン編曲版 BWV593
 15. マルトゥッチ(1856-1909): アリア 原曲: J.S.バッハ: 管弦楽組曲第3番 BWV1068より

 録音 2019年3月14-16日 Auditorio Stelio molo, Lugano,Italy

 ユニークなアルバムで知られるミラノ音楽院出身のピアニスト、ルイージ・パロンビが演奏するJ.S.バッハに捧げられた音楽を集めたリサイタル。
 大胆なピアノ用編曲を集めたこのアルバムからは、19世紀前半に巻き起こった"バッハ・ルネサンス"に始まるバッハの音楽に対する後世の作曲家たちの独自のCトラーダルなどの様々な作品には、バッハの本質に迫ろうとする作曲家たちの思いの丈が込められています。

 
 

CDS 8044
\2600
コロンナ:サン・ペトローニオ大聖堂のための詩篇曲集
 1-4. ジュゼッペ・トレッリ(1658-1709):トランペット協奏曲 -
  2つのトランペット、弦楽合奏と通奏低音のための
 ジョヴァンニ・パオロ・コロンナ(1637-1695):
  5-7. 8声のDomine -
   独唱者たち、2つの合唱、2つのトランペット、
    弦楽合奏と通奏低音のための
  8-12. コンチェルタート様式の8声のDixit -
   独唱者たち、2つの合唱、弦楽合奏と通奏低音のためにの
  13-18. 聖ペトロニウスのためのモテット O ingens divini praesulis munus -
   バス独唱、弦楽合奏と通奏低音のための
  19-25. コンチェルタート様式の8声のBeatus vir* -
    独唱者たち、2つの合唱、2つのヴァイオリン、
    チェロ、弦楽合奏と通奏低音のための
  26-27. コンチェルタート様式の8声のLaudate -
   独唱者たち、2つの合唱、2つのトランペット、
    弦楽合奏と通奏低音のための
 *...世界初録音
サン・ペトローニオ・カペッラ・ムジカーレ
  (古楽器&声楽アンサンブル)
コロール・テンポリス(声楽アンサンブル)
ミケーレ・ヴァンネッリ(合唱指揮)

 録音:2018年10月2日 サン・ペトローニオ大聖堂、ボローニャ(イタリア)
 総収録時間:75分

 ルネサンス後期からバロック時代を通じて北イタリアの音楽界に多大な影響を及ぼしたボローニャ楽派、その拠点サン・ペトローニオ大聖堂に響いていた音楽 を、その場所で演奏したアルバムです。
 作品はボローニャ楽派初期の巨匠で同聖堂の楽長を務めたコロンナによるもの。この大聖堂の構造と結びついたスタ イルで書かれています。
 4人のソリスト、合唱、通奏低音から成るグループを2組用意して内陣両側の2階部分に向かい合うように配置し、2階中央奥に オーケストラを置いて、音楽が1階の聴衆に降り注ぐように演奏させて、あたかも天上の奏楽を体験するかのような効果を狙っています。
 ソリストと合唱の音量 差によるコントラストに加え、左右から音楽が呼び交わす様は実に壮麗。
 「O magnum divini amoris opus おお、偉大なる神の司教の恩恵」は、ボ ローニャ で5世紀に司教を務めていた聖ペトロニウスに捧げた聖霊降臨祭のためのモテット。
 ペトロニウスは後に列聖されてボローニャ市の守護聖人となり、こ の大聖堂の名前も彼にちなんでいます。

 
 




GRAND PIANO



GP941
\2600
フランツ・クサヴァー・モーツァルト(1791-1844):ポロネーズ集
 フランツ・クサヴァー・モーツァルト(1791-1844):
  1-6. 6つの感傷的なポロネーズ Op. 17(1811-14)
   1. 第1番 ロ短調/2. 第2番 ホ短調/3. 第3番 ハ短調/
   4. 第4番 ト短調/5. 第5番 ヘ短調/6. 第6番 ニ短調
  7-8. 2つのポロネーズ Op. 26(1824)
   7. 第1番 ニ長調/8. 第2番 ハ長調
  9-12. 4つの感傷的なポロネーズ Op. 22(1815-18)
   9. 第1番 ハ短調/10. 第2番 イ短調/
   11. 第3番 ヘ短調/12. 第4番 ト短調
ロバート・マーカム(ピアノ)

 録音:2023年9月1-3日 王立バーミンガム音楽院、Bradshaw Hall(UK)
 総収録時間:71分

 かのアマデウス・モーツァルトの末っ子として生まれ、兄弟の中で唯一音楽家の道を歩んだフランツ・クサヴァーによる、当時流行していた「ポロネーズ」。
 彼は生後4か月余りで父が亡くなったため、父直伝の教育を受けることができませんでしたが、サリエリやフンメルといった当時最高レベルの名声を誇った音楽家たちから指導を受けて育ちました。
 ポロネーズというとショパンを想起しますが、18世紀にはヨーロッパで広く流行しており、フランツ・クサヴァーも12曲を残しました。
 ここで聴かれる劇的な音楽転換や、調性の扱いなどは彼が時代を先取りする作曲家であったことを示しています。
 とりわけ「6つの感傷的なポロネーズ」Op.17は、シューベルトやシューマンから高く評価され、ショパンを思わせる作風も含まれます。
 Op.22は更に悲愴な雰囲気を持ち、第4番では半音階的な旋律を交えるなど工夫も。
 Op. 26では自由度が増し、なかでも第2番の中間部では陽気な曲想が聴かれます。
 英国のピアニスト、ロバート・マーカムはチータム音楽学校でヘザー・スレイド=リプキンに、ジュリアード音楽院でオクサナ・ヤブロンスカヤに師事。
 現在は王立バーミンガム音楽院で講師を務めながらフランツ・クサヴァー・モーツァルトの研究を行っています。

 
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85054
\2600→\2390
エルガーお気に入り
アルバート・サモンズ(ヴァイオリン)
エルガー:
 ヴァイオリン協奏曲(全曲版及び抜粋版)、ヴァイオリン・ソナタ

  エドワード・エルガー(1857-1934)
   1-3. ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 Op. 61
   4-6. ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op. 82
   7-10. ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 Op. 61(抜粋)
アルバート・サモンズ(ヴァイオリン)
ニュー・クイーンズホール管弦楽団・・・1-3
管弦楽団・・・7-9
サー・ヘンリー・ウッド(指揮)
ウィリアム・マードック(ピアノ)・・・4-6

 録音/初出:1929年3月18日/Columbia L 2346/50(Matrices WAX 4785/94)・・・1-3(Matrices CAX 7421/26)・・・4-6 1916年3月14日/ Columbia L 1071/21935年2月2日/Columbia 68392/94(Matrices WAX 6780/83)・・・7-10

 【エルガーお気に入りのヴァイオリニストによる記念すべき録音を復刻】
 ヴァイオリニストとして音楽家のキャリアを始めたエルガーにとってヴァイオリン協奏曲の作曲は夢の一つ。
 最初の構想は1890年にさかのぼりますが、実現したのは1910年、フリッツ・クライスラーの求めに応じてでした。
 そのクライスラーは初演したものの、その後はさほど好んで弾いた形跡も見当たらず、録音もありません。
 代わってこの曲を広めるのに貢献したのがアルバート・サモンズでした。
 サモンズは1914年にこの曲を弾いて一躍英国音楽界の注目を集め、その後も折に触れて演奏し、世界初の録音も行いました。
 また弦楽四重奏団の一員としてエルガーの弦楽四重奏曲とピアノ五重奏曲を初演。ヴァイオリン・ソナタは初演こそ逃したものの、繰り返し演奏しています。
 エルガーは感謝のしるしに自身が持っていたジェームズ・ダブスの弓をサモンズに進呈しました。
 
 サモンズは1886年にロンドン西部の靴職人の家に生まれました。
 熱心なアマチュア・ヴァイオリニストだった父と兄の手ほどきにより7歳からヴァイオリンを始めるとめきめきと頭角を現し、12歳の時には学校を卒業してアールズ・コートのオーケストラのリーダーに就任。
 その後も演奏を続けながらイザイの弟子アルフレード・フェルナンデスらにヴァイオリンを学び、カザルス、ティボー、シマノフスキらの知遇を得ました。
 後にイザイからはトゥルトの弓を贈られ、1911年には英国王ジョージ5世の王室付き音楽家となります。

 1914年にヴァシリー・サフォノフ指揮ロンドン交響楽団とエルガーのヴァイオリン協奏曲を演奏したサモンズを『サンデー・タイムズ』が「第一級のソリストが突然姿を現した」と絶賛してブレイク。
 病を得て1948年に引退するまで英国楽壇を代表するヴァイオリニストとして活躍し、ディーリアスのヴァイオリン協奏曲やアイアランドのヴァイオリン・ソナタ第2番を初演、バントックやグーセンスの第1ソナタを献呈されています。また彼がリーダーを務めていたロンドン弦楽四重奏団にはヴォーン・ウィリアムズやブリッジが作品を献呈しています。
 
 ここに収められたエルガーのヴァイオリン協奏曲は2種類。
 トラック7-10はSPレコード2枚(4面)に収めるためにカットされた短縮版で、これが同曲の最初のレコードとなりました。
 トラック1-3は全曲盤でサモンズの代表盤と呼べるもの。
 43分台の演奏時間は歴代の同曲録音の中では短い方で、エルガー特有の憂愁を漂わせつつもそれに溺れることなく、格調高く緊張感のある中に歌心と抒情を湛えた名演奏となっています。
 ヘンリー・ウッドの指揮も様々な楽想を描き分けつつ音楽を大きな流れの中に収めていて見事。年代を考えると音質が良好なのも嬉しいところです。
 ハイフェッツが1949年に同曲を録音した際、それに先立ってサモンズを尋ねて話し込んだと伝えられていますが、作曲家直伝の解釈を伝える歴史遺産という意義を越えて、同曲録音が増えた今聴いても価値のある演奏と言えるでしょう。
 




LEBHAFT



LBCDR 1044
(CD-R)
\2500
指揮者ピエール・コロンボが残した名演、
 モーツァルトのレクイエム

  モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626
ピエール・コロンボ指揮
ウィーン・オペラ座管弦楽団
ウィーン室内合唱団
ヘザー・ハーパー(ソプラノ)
ルート・ヘッセ(アルト)
トーマス・ペイジ(テノール)
キース・エンゲン(バス)

 録音:1968年 (ステレオ録音)                 
 原盤:Concer Hall Society SMS2593 (France)                    

 ヘルマン・シェルヘンに師事し、スイス・ロマンド管弦楽団ではエルネスト・アンセルメの助手も務めたスイスの指揮者ピエール・コロンボが残した名演。
 合唱指揮者としての手腕も超一流だけあって、破壊的な厚みを持つ合唱は圧巻。
 ヘザー・ハーパーやキース・エンゲンらの独唱陣も感動的な歌唱を聴かせる。決して録音は多くなかった指揮者だが、多数ある同曲の中でも白眉の名演。

 アインザッツレコード・プロデュース
 アインザッツレコードが企画・制作のCD-Rをフォーマットとしたレーベルです。
 ザンデンオーディオシステム社製「LCR型フォノイコライザ」を使用し、各レーベルに適応したイコライザカーブで再生しています。
 



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SCRIBENDUM



SC 840
(21CD)
\15000→\13990

エディト・ファルナディの芸術


CD1
 バルトーク:「子供のために」全曲(1956)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)

CD2~CD3
 バルトーク:「ミクロコスモス」全曲(1955)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)

CD4~CD5
 リスト:「巡礼の年」全曲(1960 ステレオ)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)

CD6~CD7
 リスト:「ハンガリー狂詩曲」S.244 全曲(1953、1954)
 同:「スペイン狂詩曲」 S.254(1957)
 同:「3つの演奏会用練習曲」S.144より 第2番「軽やかさ」(1957)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)

CD8
 リスト:「リゴレット・パラフレーズ」 S.434(1958)
 同:「さまよえるオランダ人」より「紡ぎ歌」 S.440(1958)
 同:「ファウスト」よりワルツ S.407(1958)
 同:「タンホイザー」より「夕星の歌」 S.444(1958)
 同:「タンホイザー」より「ヴァルトグルク城への客人の入城」 S.445(1958)
 同:「タンホイザー」序曲 S.442(1958)
 ドホナーニ:ワルツ(「コッペリア」より)(1954)
 同:ナイラ・ワルツ(「花の踊り」より)(1954)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)

CD9
 リスト(シューベルト):ワルツ・カプリス「ウィーンの夜会」S.427(1955)
 同:「即興ワルツ」 S.213(1955)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)

CD10
 ゴドフスキー(J.シュトラウス):「芸術家の生涯」(1955)
 同:「こうもり」(1955)
 同:「酒、女、そして歌」(1955)
 ドホナーニ(J.シュトラウス):「ジプシー男爵」より「宝のワルツ」(1955)
 シュルホフ(J.シュトラウス):「ピツィカート・ポルカ」(1955)
 リスト:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」S.514(1953)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)

CD11
 ショパン:「華麗なる大円舞曲」変ホ長調 Op.18(1955)
 同:「3つの華麗なワルツ」Op.34(1955)
 同:ワルツ 変イ長調 Op.42(1955)
 同:マズルカ ハ長調 Op.33-3(1955)
 ショパン:「3つのワルツ」Op.64(1955)
 リスト:「3つの演奏会用練習曲」S.144(1954)
 同:「愛の夢(3つのノットゥルノ)」S.541(1955)
 同:「慰め」S.172(1954)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)

CD12
 リスト:「ハンガリー幻想曲」S.123(1956)
 同:「死の舞踏」S.126(1956)
 リスト(シューベルト):「さすらい人幻想曲」S.366(1956)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)
 フィルハーモニック・プロムナード管弦楽団
 サー・エイドリアン・ボールト(指揮)

 バルトーク:「9つの小品」Sz.82(1956)
 同:「6つのルーマニア民俗舞曲」Sz.56(1956)
 同:「3つのブルレスク」Sz.47(1956)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)

CD13
 リスト:「2つの伝説」(1954)
 同:バラード第1番 変ニ長調「十字軍の歌」S.170(1954)
 同:バラード第2番 ロ短調 S.171(1954)
 同:「即興ワルツ」 S.213(1953)
 同:バラード第2番 ロ短調 S.171(1957)
 バルトーク:「アレグロ・バルバロ」Sz.49(1946)
 同:「ミクロコスモス」より第128番、第113番、第142番、第109番(1946)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)

CD14
 リスト:「スペイン狂詩曲」S.254(1954)
 同:「愛の夢(3つのノットゥルノ)」S.541(1954)
 同:「パガニーニによる大練習曲」S.141(1961)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)

CD15
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調 Op.24「春」(1955)
 同:ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12(1955)
 ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調 Op.100(1955)
 ゲルハルト・タシュナー(ヴァイオリン)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)

CD16
 グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45(1956)
 同:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 Op.13(1960)
 ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調 Op.100(1955)
 ゲルハルト・タシュナー(ヴァイオリン)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)

CD17
 リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178(1954)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)

 シェック:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.16(1955)
 ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調(1956)
 ゲルハルト・タシュナー(ヴァイオリン)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)

CD18
 リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124(1952)
 同:ピアノ協奏曲第2番 イ長調 S.125(1952)
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番 ト長調 Op.44(1953)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)
 ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 ヘルマン・シェルヘン(指揮)

CD19
 バルトーク:ピアノ協奏曲第2番 Sz.95(1953)
 同:ピアノ協奏曲第3番 Sz. 119(1953)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)
 ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 ヘルマン・シェルヘン(指揮)

CD20
 リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124(1959)
 同:ピアノ協奏曲第2番 イ長調 S.125(1959)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)
 ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 サー・エイドリアン・ボールト(指揮)

 リスト:2つの演奏会用練習曲 S.145より第2曲「小人の踊り」(1950)
 バルトーク:「アレグロ・バルバロ」Sz.49(1955)
 同:ピアノのための組曲 Sz.62(1955)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)

CD21
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18(1952)
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23(1953)
 エディト・ファルナディ(ピアノ)
 ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 ヘルマン・シェルヘン(指揮)
エディト・ファルナディ(ピアノ)ほか

 リストとバルトークのスペシャリストとして知られたハンガリーのピアニスト、エディト・ファルナディの主要録音をまとめたセット。
 ソロだけでなく、タシュナーとの室内楽や、シェルヘン、ボールトとの協奏曲も収録。


 

アリア・レーベルの大ベストセラー
エディット・ファルナディ(ピアノ)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番・第2番

 上記SCRIBENDUMのセットが出てきたので、このアリア・レーベルのアルバムはあまり売れなくなる・・・と思われるかもしれませんが、SCRIBENDUMはすぐに完売するので、またそのあと息長く売っていきます。。。


ARD 0071
1CD-R\1800
第71弾
 エディット・ファルナディ(ピアノ)
  チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番・第2番

エディット・ファルナディ(ピアノ)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
ヘルマン・シェルヘン 指揮
原盤:ウエストミンスター 478022
録音:1954年 ウィーン・コンチェルトハウス(モノラル)

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 史上最高の女流ピアニストのひとり。
 それがどういうわけか現在その名を知る人は少ない。

 エディット・ファルナディ。

 ファルナディは1921年生まれのハンガリーを代表するリスト弾き。
 テクニシャンとして知られ、 女流で初めてシュトラウス=ゴドフスキーの3大編曲を録音した。

 9歳の時リスト音楽アカデミーに入学し、バルトーク等に師事。ショルティ、アニー・フィッシャー、ルイ・ケントナーと同門だった。
 12歳で行われた初の公開演奏ではベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を指揮しながら弾いたといわれ、在学中にリスト賞を2度受賞したという正真正銘の天才。繰り返すが史上最高の女流ピアニストのひとりである。

 そんなファルナディ、1950年代前半にWestminster社にいつかの録音を残して名を馳せるも、ステレオ以降の録音が少ないために現在の知名度はもうひとつ・・・。
 
 しかしそのファルナディに、前述のとおり、シェルヘンと組んだとんでもないチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番の録音がある。

 ファルナディにとってシェルヘンは30歳も年上の超先輩、しかも1954年なのでシェルヘンがウエストミンスターでブイブイ言わせていた人生絶頂期のころ。
 そんな状況を分かってかシェルヘンは33歳の美人ピアニストを挑発しまくって怪物キャラを発揮。冒頭からまったくピアノと合わせようとしない。

 店主が今まで聞いた中で最もピアノとオケが合っていない演奏である。

 ・・・しかし考えようによってはファルナディもあわせようとしていないということでもある。

 稀代の怪物指揮者のわがまま伴奏にまったくひるむことなくわが道を突き進む皇女ファルナディ・・・。
 当然ヴィルトゥオーゾ的場面では「爺やはひっこんでなさい」とばかりに自分の世界をひけらかす。
 あっぱれ。

 そしてそんな状況で終楽章ラスト1分はどうなるか?

 皇女ファルナディは怪物シェルヘンをぶち負かす。
 
 ラストのラスト、怪物シェルヘンはオケもろとも、もんどりうってぶっ倒れるのである。
 嘘だと思うかもしれないが、本当に「どどど」というような地響きとともにすさまじいラストを迎える。

 おそらくシェルヘン、これがやりたかったのだ。主役はやはりファルナディだよ、と。




 実は第2番もやはりすさまじいことになっている。
 第3楽章約5分ごろ、ノリノリのシェルヘンが唸っているので耳を澄ましてきてほしい。

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URANIA RECORDS


WS121420
(2CD)
特別価格
\2500
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス/モーツァルト:レクイエム
 ・ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 Op.123
   ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団、
   エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、クリスタ・ルートヴィヒ(アルト)、
   ニコライ・ゲッダ(テノール)、ニコラ・ザッカリア(バス)、ウィーン楽友協会合唱団
   ※録音:1958年9月12日-16日(ロンドン)

 ・モーツァルト:レクイエム ニ長調 KV.626
   ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
   ヴィルマ・リップ(ソプラノ)、ヒルデ・レッセル=マイダン(アルト)、
   アントン・デルモータ(テノール)、ヴァルター・ベリー(バス)、ウィーン楽友協会合唱団

 名匠カラヤンの素晴らしき解釈による宗教的傑作の録音が復刻!

 ※録音:1961年10月5日-12日(ベルリン)

 ベートーヴェンのミサ・ソレムニスとモーツァルトのレクイエムのカラヤンによる様々な録音(それぞれ4回以上)の中で、1958年と1961年の録音は、おそらくこのレパートリーにおける彼の最も重要な解釈として批評家の間でも際立っています。

 このミサ曲は、ベートーヴェンの宗教的傑作の最も素晴らしい解釈のひとつであり、当時のコロムビアの技術者たちによる並外れた音質によるものです。
 モーツァルトのレクイエムは、カラヤンによるこの作品の最初の録音で、DGカタログに掲載されてはいますが、久しぶりの復刻となります。
 


<国内盤> 


MOLTO FINE


MF-25904
\3300
《須田祥子~バッハイズム ビオラは歌う4》
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV 1007
 ペトロフ:無伴奏ヴィオラ組曲 ト長調 BWV2005
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 作品27-3 「バラード」(G.エネスコに)
 ヒンデミット:無伴奏ヴィオラ・ソナタ 作品25-1
須田祥子(ヴィオラ)

 【録音】2024年2月13、14、15日 邑楽町中央公民館
 
 全曲無伴奏に挑戦 バッハのチェロ組曲に触発されたペトロフの組曲は世界発録音!

 ビオラという楽器に光を当てたと評判の「ビオラはうたう」シリーズ第4弾は、全曲無伴奏!
 
 J.S.バッハの無伴奏チェロ組曲第1番を冒頭におき、ロシアの作曲家ペトロフがこの組曲にインスパイアされて作曲した無伴奏ヴィオラ組曲は世界初録音にして、このCDの最大の聴きものです。
 それに続くイザイと、シリーズで必ず取り上げてきたヒンデミットの作品も全てバッハがベースにあり、アルバム・タイトルは「バッハイズム」。
 東フィルのトップとしての活動の他、さまざまな楽器との室内楽や、ヴィオラだけのグループSUDA48も主宰するなど、その活動は止まることを知りません。
バッハの組曲第1番に触発されたペトロフの組曲をはじめ、イザイ、ヒンデミットもバッハを原点とした生まれた作品です。
とりわけペトロフの作品は聴きどころ満載です。

 「組曲ト長調BWV2005」は、現代の舞曲をもとにバロック組曲の形式を再現しています。才能豊かな日本人ヴィオリスト、須田祥子か゛この名作をレパートリーに加えてくれたことを心から嬉しく思います。彼女の演奏は、バロック様式と現代音楽を深く理解し、繊細さとエネルギーて゛際立っています。 ――エフゲニー・ペトロフ 
  



<映像>

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C MAJOR(映像)

76 8508
(DVD)
\4500→\4190
ファビオ・ルイージ(指揮)
 フェニーチェ劇場ニューイヤー・コンサート2024


 ブラームス:交響曲第2番ニ長調op.73
 ヴェルディ:歌劇《二人のフォスカリ》~「風は凪ぎ、波は穏やか」
 プッチーニ:歌劇《マノン・レスコー》~間奏曲
 プッチーニ:歌劇《トスカ》~「星は光りぬ」、「歌に生き、愛に生き」
 ヴェルディ:歌劇《椿姫》~「おれたちはマドリードのマタドール」
 プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》~ハミング・コーラス、「ある晴れた日に」
 プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》~「誰も寝てはならぬ」
 ポンキエッリ:歌劇《ジョコンダ》~時の踊り
 ヴェルディ:歌劇《ナブッコ》~「行け、思いよ金色の翼に乗って」
 プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》~「おお神聖なる父君陛下よ」
 ヴェルディ:歌劇《椿姫》~「乾杯の歌」
ファビオ・ルイージ(指揮)
フェニーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団
アルフォンソ・カイアーニ(合唱指揮)
エレオノーラ・ブラット(ソプラノ)
ファビオ・サルトーリ(テノール)

 ファビオ・ルイージ登場!「不死鳥」フェニーチェ歌劇場のニューイヤーコンサート2024ライヴ映像

 スカラ座バレエアカデミー フレデリック・オリヴィエーリ(振付)
 ファブリツィオ・グットゥーソ・アライモ(映像監督)
 収録:2024年1月1日 フェニーチェ歌劇場、ヴェネツィア(ライヴ)/画面:NTSC,16:9/音声:PCM ステレオ、DTS5.1/DVD9/字幕:英独韓日/112分

 1792年に開場したヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場。
 ヴェルディのオペラ《エルナーニ》《アッティラ》《リゴレット》《椿姫》《シモン・ボッカネグラ》の5作品 がこの劇場で初演されおり、オペラ発祥の地イタリアのなかでもその存在感は随一の劇場です。
 また、度々火災に見舞われてきた歴史をもち、焼失した劇場を受け 継いで建設され、「フェニーチェ」という名称は、500年に1度、灰の中からよみがえるアラビアの不死鳥にちなんで名付けられています。
 一度目の火災は、1836年12月。翌年には再建された、栄光の時代を迎えることになる。
 そして二度目は1996年1月。壊滅的な被害を受け、再建には8年もの歳月を要しています。
 2003年12月にはイタリアの巨匠リッカルド・ムーティ指揮による再開場演奏会を開催、そして火災消失から蘇った不死鳥は、2004年元日にロリン・マゼール 指揮により再建を祝うニューイヤーコンサートを開催。
 その後、クルト・マズア、大野和士、ジョン・エリオット・ガーディナー、ジョルジュ・プレートル、チョン・ミョ ンフンなどが指揮台に立ち、新年の幕開けを祝っています。

 再建からちょうど20年を記念した2024年は、NHK 交響楽団の首席指揮者でもあるファビオ・ルイージが登壇。
 歌手には北イタリアのマントヴァ生まれの正統 派ソプラノ歌手エレオノーラ・ブラット、そして情熱のテノール歌手ファビオ・サルトーリがソリストとして登場する新年の幕開けにふさわしい華やかなコンサートです。
  















10/31(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

HAENSSLER



HC 24043
\2700
イタリア注目のピアニスト、マルゲリータ・サンティ
幻想曲~モーツァルト・ベートーヴェン・ショパン・シューマン

 モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「幻想曲風ソナタ(月光)」
 ショパン:幻想曲 ヘ短調 Op.49
 シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化芝居 Op.26「幻想的情景」
マルゲリータ・サンティ
 (ピアノ:ベーゼンドルファー280)

 イタリア注目のピアニスト、マルゲリータ・サンティが弾く幻想曲

 録音:2023年4月16&17日/ヴィッラ・アルバ、ガルダ湖(イタリア)/DDD、62:35

 イタリア期待のピアニスト、マルゲリータ・サンティが「幻想曲」をテーマにしたアルバムをリリース。
 ヴェローナ生まれのサンティは15歳でヴェローナ音楽院を優秀な成績で卒業。その後、ショパンとリストの曲を集めたアルバムをリリースしています。

 サンティはドイツ、オーストリア、スペイン、スイス、イタリア、ロシアなどヨーロッパ各地でソリストおよび室内楽奏者として国際的な演奏活動を展開し、これまで にヴェネツィアのフェニーチェ劇場、サンクトペテルブルクのユスポフ宮殿、モスクワのラフマニノフ・ホール、フィレンツェのヴェルディ劇場など、名だたる会場でフェ スティバルやコンサートに参加しています。
 2018年には社会学と心理学の視点を重視したコミュニケーション学の学位を取得。また自身が新たに設立した音楽祭 に関する論文も執筆しています。

 モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、シューマンの「幻想曲」にまつわる作品を集めた当アルバムはサンティの実力を示した注目作です。
 




DA VINCI CLASSICS


C00940
(2CD)
特別価格
\4200
J.S.バッハ:
 前奏曲、フゲッタ、デュエット、メヌエット、ソナタ集

  前奏曲とフゲッタ集 BWV899-902/
  前奏曲ト長調(異稿) BWV902:IA/
  前奏曲集 BWV933-938/デュエット集 BWV802-805/
  前奏曲とフゲッタ集 BWV894-896/前奏曲ハ短調 BWV921/
  第3旋法による前奏曲とパルティータ ヘ長調 BWV833/
  前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV998/
  前奏曲とフーガ ロ短調 BWV923-951/
  フーガ集 BWV946, 948-950, 952, 959/
  フゲッタ ハ短調 BWV961/
  ソナタ イ短調 BWV967/ソナタ ニ長調 BWV963/
  前奏曲集 BWV924, 926, 927, 928, 930/
  メヌエット集 BWV841-843/3声のフーガ BWV953
ピエトロ・ソラーチ
 (ピアノ/スタインウェイ)

 ピエトロ・ソラーチのバッハ全集第10弾!ジャケット写真は厳島神社!
 11歳の時にベッリーニ歌劇場管弦楽団との共演でデビューを果たし、1985年の第11回ショパン国際ピアノ・コンクールでは参加したイタリア人の最高位となるなど、イタリア内外で目覚ましい活躍を展開してるピアニスト、ピエトロ・ソラーチ。
 早くも第10巻となるバッハのピアノ作品全曲録音プロジェクトでは、前奏曲(小前奏曲)、フゲッタ(フーガ)、デュエット、メヌエットなどの魅惑の小品を並べたプログラム。

 べーレンライター社の後援を受けて行われたこの録音でも、前作同様クリティカル・エディションの楽譜が用いられており、その解釈や研究結果もポイント。
 また、日本の風景がジャケット写真に採用されているのも当シリーズの特徴で、今作では日本三景の一つに数えられる厳島神社の大鳥居が採用されています。

 ※録音:2022年、グリファ&フィリ・スタジオ(ミラノ、イタリア)
 
 
C00945
\2800
20世紀の木管五重奏曲集 ~
 リゲティ、フランセ、ヒンデミット

  リゲティ:6つのバガテル
  メンデルスゾーン:
   序曲《ヘブリディーズ諸島(フィンガルの洞窟)》
    (ファブリツィオ・ヴィリャ編曲)
  フランセ:五重奏曲第1番
  ヒンデミット:小室内楽曲
クインテット・シネステシア

 フィラルモニカ・アルトゥーロ・トスカニーニの首席ホルン奏者ファブリツィオ・ヴィリャ、ローマ歌劇場のクラリネット奏者フランチェスコ・デフロンツォ、フィレンツェ五月音楽祭管の首席フルート奏者グレゴリオ・トゥニネッティ、ミラノ響、ローマ歌劇場、ケルビーニ管など多くのオーケストラやアンサンブルでオーボエとイングリッシュ・ホルンを演奏しているパオリーノ・トーナ、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管の首席コントラファゴット奏者パオロ・デュットといった名手たちによって2004年に設立された木管五重奏団、クインテット・シネステシア。
 この編成のためのオリジナルの作品を探求した後に、いくつかのオーケストラの傑作の編曲を通じてレパートリーを増やしており、このアルバムでも20世紀のレパートリーの中に、メンデルスゾーンの名曲「フィンガルの洞窟」のアレンジが組み合わされています。

 ※録音:2007年7月、イタリア
 
 


C00939
\2800
20世紀ブラジルのピアノ音楽 ~
 ジナタリ、ミニョーネ、ヴィラ=ロボス、グァルニェリ

  ハダメス・ジナタリ(1906-1988):魅惑のショーロ
  フランシスコ・ミニョーネ(1887-1986):
   ピアノ・ソナタ第1番
  エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):花の組曲 W117
  カマルゴ・グァルニエリ(1907-1993):
   カンサォン・セルタネージャ
  ヴィラ=ロボス:赤ちゃんの一族第2番
ディエゴ・カエターノ(ピアノ)

 ソリストや室内楽奏者として、アメリカ、ブラジル、チリ、ヨーロッパ、アジア、アフリカで幅広く演奏し、研究者、教育者としても功績を残すブラジルのピアニスト、ディエゴ・カエターノが祖国ブラジルのピアノ音楽を特集。ヴィラ=ロボス中心に、あまり聴く機会の少ない20世紀ブラジルの作品も楽しめます。

 ※録音:2024年2月、イタリア
 
 

C00941
\2800
鏡の中の巨匠たち ~
 J.S.バッハ&J.G.ヴァルター:オルガン作品集
フェデリコ・テルツィ(オルガン)
  ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748):トッカータとフーガ ハ長調/
  J.S.バッハ:古き年は過ぎ去れり BWV614/J.G.ヴァルター:古き年は過ぎ去れり/
  J.S.バッハ:コレッリの主題によるフーガ BWV579/
  J.G.ヴァルター:コレッリ氏の通奏低音によるいくつかの変奏曲/
  J.S.バッハ:オルガン小品(幻想曲ト長調) BWV572/
  J.G.ヴァルター:協奏曲ロ短調(ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲ホ短調 RV275より)/
  J.S.バッハ:イエス、わが喜び BWV610/J.G.ヴァルター:イエス、わが喜び/
  J.S.バッハ:協奏曲ニ長調 BWV972(ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV230より)

 ジュネーヴ・ノートルダム大聖堂のオルガニストを務める若きオルガン奏者、フェデリコ・テルツィが、J.S.バッハとJ.G.ヴァルターの興味深い共通点を探る一枚。
 バッハの遠縁でもあったヴァルター(バッハと1歳違い)はヴァイマールで出会いました。
 いわゆる「自由オルガン曲」とコラール前奏曲、イタリアの作曲家による協奏曲の編曲、イタリアの作曲家の作品にインスパイアされた曲、という4つのテーマでそれぞれの作品が比較されています。

 ※録音:2023年6月、スイス
 
 

C00944
\2800
21世紀のスピリチュアル・アート・ソング
 サルヴァトーレ・パッサンティーノ:
  Tardi ti ho amato、Vergine madre
 アンドレア・アミチ:Piu che un racconto
 ヨルゴス・ハツィミケラキス:Cantico di Noe
 マッシモ・パッティ:Preghiera per una lacrima tra le onde
 マウリシオ・アンヌンツィアータ:
  In quel buio、Benedicimi Padre
 ルチアーノ・マリア・セッラ:Melopea
 イクセル・ミハレス:La canzone di Yosef、Salve regina
マリア・ルッソ(メゾ・ソプラノ)
ニコラ・マラグジーニ(コントラバス)
ミレア・ズッカーロ(ピアノ)

 2017年のクリスマス以来、移住、パンデミック、エコロジー、真実と神の探求といった現代的なテーマに取り組んできたグループによる、メゾ・ソプラノ、コントラバス、ピアノのための現代歌曲集。
 詩人と音楽家のコラボレーションにより、宗教的なテキストと個人的、または共同的な経験を組み合わせることで、人生の意味や精神性の探求を目指しています。

 ※録音:2023年1月、イタリア
 
 

C00946
\2800
フォンタネージ:エロティック・ソング・サイクル ~
 ソプラノとピアノのための作品集

  ダヴィド・フォンタネージ:
   エロスとプシュケの4つの歌
   ランスロットとグィネヴィアの4つの歌
   トリスタンとイゾルデの4つの歌
   官能的な4つの歌
   感傷的な4つの歌
フェデリカ・ヴィンチ(ソプラノ)
アンドレア・アルベルティン(ピアノ)

 イタリアの現代作曲家、フォンタネージが描く愛のテーマ!

 不死への憧れとしての愛、犠牲としての愛、超越としての愛、完璧を目指す原動力としての愛、あるいは破壊の源としての愛。普遍的で時代を超越したこれらのテーマは、時空を超え、あらゆる芸術的営みにおいて常に表現されてきました。
 本アルバムは、パドヴァ大学で中世哲学の歴史を学んだ経歴を持つイタリアの作曲家、ダヴィド・フォンタネージが自らの詩集から愛を描いた歌曲集です。
 柔軟な歌声と天性の演技力で、現代音楽から声楽室内楽、伝統的なオペラのレパートリーまで幅広くこなす、イタリア出身のソプラノ、フェデリカ・ヴィンチが歌う「愛」にご注目ください。

 ※録音:2024年1月8日&9日(イタリア)
 
 

C00947
\2800
フロレゾン ~ ピアノ作品集
 1-12. アントニー・ジラール:海の不思議
 13-18. ドビュッシー:子供の領分
 19-29. レイナルド・アーン:月の光に
 30-32. アントニー・ジラール:
  フロレゾン(ピアノ4手連弾のための)
メ・ラン・モリーニ(ピアノ/tr.1-12, 30-32)
ダニエル・ガルディオール(ピアノ/tr.13-32)

 子供時代の幸せな思い出を自分の中に留めておくことは貴重なことです。
 多くの場合、これらの思い出は、大人になってからはもう知ることのできない心の状態、特にあらゆるものに驚嘆する能力と結びついており、多くの作曲家が、小さな特徴的な情景を通して子供時代の世界を呼び起こしたり、子供向けの楽しい物語を描いたり、周囲の世界にナイーブなまなざしを投げかけたりすることで、この無邪気さへの扉を開いてきました。
 子供のことを思って書かれた作品には、深い優しさが表れており、シューマンからギィ・サクル、ラヴェルやデオダ・ド・セヴラックまで、その例は多くあります。

 本アルバムは、若きピアニスト、メ・ラン・モリーニがクラシック音楽をできるだけ多くの人に親しみやすい形で紹介することで、聴く人の好奇心を掻き立てることを目的とした企画で、モリーニによるソロと、プログラムの最後は彼女の師であるダニエル・ガルディオールとの4手連弾で締めくくられます。

 ※録音:2022年4月、2023年5月(フランス)
 
 

C00948
\2800
ベートーヴェン:最後の3つのピアノ・ソナタ
 ベートヴェン:
  ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
  ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110
  ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
ジュゼッペ・フェデリコ・センフェット(ピアノ)

 ベートーヴェンの32曲のピアノ・ソナタほど、ピアノ文学の、そして音楽全体にとって画期的な作品はそう多くはないでしょう。
 ベートーヴェンのソナタの中で、彼の最後の3つの作品に匹敵する地位を主張できるものはほとんどなく、これらのソナタは単に美しく、傑作であり、感動的であるというだけでなく、ピアノ音楽の歴史において、それ以前とそれ以後を明確に分けた瞬間でもありました。
 この偉大な傑作を弾くのは、ベッリーニ音楽院を最高位の成績で卒業し、ピアニスト、作曲家としても高い評価を得ているジュゼッペ・フェデリコ・センフェットです。
 
 

C00951
\2800
シモーネ・スパニョーロ:ジムノペディ、タブロー、シランス
 シモーネ・スパニョーロ:
  ・ジムノペディア・ラプソディカ
    フェイス・ホワイトリー(ピッコロ)、メアリー・ブル(フルート)、
    クララ・ガッティ・コミニ(1stハープ)、マリア・マクナミー(2ndハープ)、
    セリア・マルガレフ・ボケラ(チェレスタ)、セレナ・ブライダ(ヴォイス)
  ・Le Tavole del Peccato
    メイジー・ホワイトマン(フルート)、ルイ・スク(アルト・サクソフォン)、
 ルチア・フォティ(ハープ)、セレナ・ブライダ(ヴォイス)
  ・ベリオによる3つの民謡
    アリソン・ウェルズ(メゾ・ソプラノ)、メアリー・ブル(フルート)、
    ルーベン・ロペス・ハシント(クラリネット)、
    ビアンカマリア・ムンツィ(ヴィオラ)、ジェームズ・グリーンフィールド(チェロ)、
    ルチア・フォティ(ハープ)、マリカ・ツチヤ(パーカッション)
  ・静寂(プリペアド・ハープのための)
    クララ・ガッティ・コミニ(ハープ)

 「ジムノペディ、タブロー、シランス」は、シモーネ・スパニョーロの最も重要な室内楽作品の一部で、ハープをフィーチャーしています。
 本アルバムに収められた作品は、スパニョーロの創作活動の様々な段階をとらえたもので、プリペアド・ハープの使用からグラフィック・スコア、テトラコード主体の構成から民謡の再構築まで、様々な音楽的特異性を刺激的に表現しています。

 ※録音:2023年3月16日、2024年5月20日
 
 

C00914
\2800
シューベルト:ピアノ三重奏曲 変ホ長調 D 929
 ピアノ三重奏曲 変ホ長調 D 929
 ノットゥルノ 変ホ長調 D 897
トリオ・イマーシオ

 シューベルトの晩年の傑作、ピアノ三重奏曲!

 ここに収録されている《ピアノ三重奏曲 変ホ長調 D 929》は、シューベルトのピアノ三重奏曲の中でも最も知られている作品です。
 晩年のシューベルトの特徴が出ている作品でここで使われた主題は彼自身が好んだものであることも窺え、終楽章は晩年のシューベルトが用いた「天国的な長さ」の典型のような楽章となっています。

 《ノットゥルノ》は、信じられないほど美しい緩徐楽章となっていますが、この曲名は出版時付けられたものでシューベルト自身が名付けたものではないのにもかかわらず、見事に特徴を捉えています。

 ※録音:2024年1月28日-30日
 
 

C00929
\2800
ヴェネツィアからベルリンへ インタルシオ・アルモニコ
 ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ:
  ヴァイオリン、オーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ニ長調
 ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ:
  ヴァイオリン、オーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ハ長調
 不詳:
  ヴァイオリン、オーボエ・ダモーレと通奏低音のためのトリオ・ソナタ イ長調
 ヨハン・プファイファー:
  ヴァイオリン、オーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ハ長調
 クリストフ・シャフラート:
  ヴァイオリン、オーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ト短調 CSWV E:18

 ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティとジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロのイタリア人作曲家は、ドイツに移り住み活躍しました。
 今日彼らの作品はドイツの図書館で発見されることは珍しくありません。
 逆にドイツ人作曲家であるヨハン・プファイファーとクリストフ・シャフラートの作品は、イタリア・バロックの典型的な特徴を含んだものになっています。

 ※録音:2021年10月3日
 
 

C00930
\2800
17、18世紀のオルガン作品集
 Toccata in A la mi re/[Canzona in A la mi re]/
 [Toccata di] Scarlatti/
 Del Sig.r Mangiarotti -
  Per l'Offertorio [Tarquinio Merula - Sonata Cromatica]/
 Versetti in D la sol re
  [alternatim - Gloria dalla Missa "Obis Factor"]/
 Toccata [in C sol fa ut]/[Canzona in C sol fa ut]/
 Toccata 2a Hendel/Piva/
 Toccata 3a Hendel/Elevazione [II]/
 Sonata con flauti del Sig.Don Ant. M.a Tasso/
 Pastorale/[Sonata] Allegro/Sonata allegro
ロドルフォ・ベッラッティ(オルガン)

 ジェノヴァ音楽院図書館所蔵の写本から抜粋した17世紀と18世紀のオルガンのためのトッカータ、ソナタ、カンツォーネ集。

 ※録音:2021年9月
 
 

C00931
\2800
ラテン・アメリカの作曲家たちのソロ・ギター作品集
 セルジオ・アサド:孫悟空のトッカータ
 エグベルト・ジスモンチ:記憶とファド
 ロナウド・ミランダ:アパッシオナータ
 ジスモンチ:Palhaço
 アグスティン・バリオス=マンゴレ:
  Una Limosna por el Amor de Dios
 アサド:Barbad's Fables
 バリオス=マンゴレ:
  前奏曲 Op.5-1、Choro da Saudade、Las Abejas
サノス・ミトサラス(ギター)

 ダダリオ社(D'Addario)のアーティスト&アンバサダーを務めているギリシャのギタリスト、サノス・ミトサラス。
 セルジオ・アサドの《孫悟空のトッカータ》の世界初録音を始めとして、ラテン・アメリカで活躍する作曲家のソロ・ギター作品集。
 



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CHANNEL CLASSICS



CCS45424
\3100→\2890
ニコライ・シェプス=ズナイダー(指揮)&リヨン国立管弦楽団
R.シュトラウス: ドン・キホーテ、イベール: 遍歴の騎士

 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  1-14. ドン・キホーテ
 ジャック・イベール(1890-1962):
  15-18. 遍歴の騎士
   15. 風車/16. ガレー船漕役刑囚の踊り/
   17. 黄金時代/18. 旅芸人 - 終曲
アミハイ・グロス(ヴィオラ)...1-14
ジャン・ワン(チェロ)...1-14
リヨン国立管弦楽団
ニコライ・シェプス=ズナイダー(指揮)
NYCX 10502
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音: 2023年10月 リヨン・オーディトリアム
 収録時間: 72分
 ※国内仕様盤日本語解説...広瀬大介

 【名手2人をソリストに迎えた「ドン・キホーテ」と、イベールの隠れた人気作】
 デンマーク出身の指揮者・ヴァイオリニストのニコライ・シェプス=ズナイダーと、彼が音楽監督を務めるリヨン国立管弦楽団による、セルバンテスの『ドン・キホーテ』を元にした音楽作品2題を収録したアルバム。
 リヒャルト・シュトラウスによる6作目の交響詩「ドン・キホーテ」では、ヴィオラにベルリン・フィル首席奏者アミハイ・グロス、チェロにDGレーベルに多くの録音を残すジャン・ワンという2人の名手をゲストに迎え、それぞれの細やかな技巧と豊かな表現力とを軸に、華麗なオーケストレーションも十二分に引き立てた物語性豊かな音楽を聴かせます。カップリングはイベールによるバレエ『遍歴の騎士』からの組曲。
 原曲は1935年に作曲された2人の語り手と合唱を要する作品ですが、その約2/3程度の要素を再構成したのがこの組曲版。サクソフォンが随所で活躍するほか、ギターも登場してスペイン風情を演出します。
 イベールらしい洗練されたメロディと軽快な変拍子に華やかなオーケストレーションが施され、一部は吹奏楽編曲などでも親しまれる隠れた人気作品で、ここではリヨン国立管弦楽団による作品のツボを押さえた色彩感豊かな演奏で楽しむことが出来ます。

 
 



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NAXOS


8.579139
\2100
アレクセイ・ショール:作曲家のノート 第1集
 アレクセイ・ショール(1970-):
  1-7. ピアノと管弦楽のための組曲第1番
   「トラベル・ノートブック」(2016)
    (ピアノと弦楽オーケストラ版 2019)
     1. I. Wayfarer's Prayer 旅人の祈り
     2. II. La Rambla ランプラス通り
      (inspired by visiting Barcelona
       バルセロナ訪問にインスパイアされて)
     3. III. Addio アディオ
      (inspired by visiting Rome
       ローマ訪問にインスパイアされて)
     4. IV. Luxembourg Garden リュクサンブール庭園
      (inspired by visiting Paris パリ訪問にインスパイアされて)
     5. V. Rubicon ルビコン
      (inspired by visiting Ravenna
       ラヴェンナ訪問にインスパイアされて)
     6. VI. Sorrow 哀しみ
      (inspired by visiting Venice
       ヴェネツィア訪問にインスパイアされて)
     7. VII. Horseman 騎手
      (inspired by visiting Ascot
       アスコット訪問にインスパイアされて)
   8-10. ヴァイオリン協奏曲第4番 ロ短調(2021)
    (ヴァイオリンと弦楽オーケストラ版 2022)
     8. I. Allegro agitato/9. II. Andante/10. III. Presto
 全て世界初録音
アンナ・ウライエヴァ(ピアノ)...1-7
マルク・ブシュコフ(ヴァイオリン)...8-10
キーウ・ヴィルトゥオージ
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)...1-7
ジョン・ワーナー(指揮)...8-10

 録音:The Teatro Marrucino, Chieti(イタリア) 2023年2月25日...1-7 2023年2月22日...8-10
 総収録時間:60分

 アレクセイ・ショール(ショア)はウクライナで生まれ、現在はニューヨークを拠点に活動する作曲家です。
 アメリカで数学を学び、博士号を取得した後、2016年までは数学者として働きながら、幼い頃から好きだったクラシック音楽の作曲にも挑戦してきました。
 ヴィオラ奏者デイヴィッド・アーロン・カーペンターがコンサートで彼の作品をアンコール曲として演奏したことで一躍注目を集め、以降、ウィーン楽友協会、ベルリン・フィルハーモニー、カーネギーホール、ケネディセンターなど、世界中の著名なコンサートホールで多くの演奏家たちが演奏、録音を行い、メディアでも広く紹介されています。
 2017年からはアルメニア国立交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスを務めており、2024~26シーズンにはオックスフォード・フィルハーモニー管弦楽団のコンポーザー・イン・レジデンスも務める予定です。

 このアルバムにはショールの2作品を収録。彼が様々な地を訪れた際の印象を音楽に込めた「トラベル・ノートブック」は7つの小品で構成された組曲で、旅への想いを綴った「旅人の祈り」で始まり、続く6曲は特定の場所から得たインスピレーションが描かれています。
 街のエネルギーを表現した「ランブラス通り」や過去へのオマージュとほろ苦い別れの感情が込められた「アディオ」、究極の美とロマンスが描かれた「リュクサンブール庭園」の他、ジュリアス・シーザーの歴史的決断に基づく「ルビコン」、ヴェネツィアの現代の課題に対する作曲家の悲しみを表現した「悲しみ」、ロイヤルアスコットへの訪問後、競馬の独特の興奮、エネルギー、騒動を描写した「騎手」と多様なテーマが含まれています。
 ヴァイオリン協奏曲第4番ロ短調は、2021年に新型コロナウイルス感染症の世界的拡大の中で作曲された作品。
 メロディーや調性へのこだわりを反映しつつ、初期の作品とは異なる音色とスタイルを持つ、ロマンティックな雰囲気と情熱的なメロディーが特徴です。

 
 
 


8.574612
\2100
ハインリヒ・オーギュスト・マルシュナー:
 ピアノ三重奏曲集 第1集

  ハインリヒ・オーギュスト・マルシュナー(1795-1861):
   1-4. ピアノ三重奏曲第1番 イ短調 Op. 29(1823年出版)
    1. I. Allegro moderato/2. II. Andantino con espressione/
    3. III. Scherzo: Allegro molto/4. IV. Vivace
   5-8. ピアノ三重奏曲第7番 ヘ長調 Op. 167(1855年出版)
    5. I. Allegro giusto/6. II. Andantino, quasi Allegretto grazioso/
    7. III. Scherzo: Presto/8. IV. Finale: Vivace
グールド・ピアノ・トリオ
 ルーシー・グールド(ヴァイオリン)
 リチャード・レスター(チェロ)
 ベンジャミン・フリス(ピアノ)

 録音:2023年11月7-8日 Wyastone Concert Hall, Monmouth(UK)
 総収録時間:62分

 ハインリヒ・マルシュナーは、ウェーバーとワーグナーの間の世代におけるドイツ・ロマン派オペラの代表的な作曲家として知られていますが、その優れた室内楽作品はしばしば見過ごされがちです。
 とりわけ彼はピアノ三重奏曲を愛し、生涯で7曲を作曲。友人であったシューマン夫妻からも高く賞賛されています。
 このシリーズ第1集には初期の第1番と円熟期の第7番を収録。抒情的でコントラストに富んだ第1番は軽快なリズムと清々しい旋律が特徴。
 第7番はより洗練されたスタイルで、エネルギッシュで力強いテーマと、内省的なセクションが交互に現れる中、3つの楽器が巧みに対話を繰り広げます。
 古典派から現代まで幅広いレパートリーを持つグールド・ピアノ・トリオの演奏で。
 
 
8.579159
\2100
マラフスキ:管弦楽作品集
 アルトゥル・マラフスキ(1904-1957):
  1. 序曲(1948)
  2-7. 交響的練習曲(1947)
   2. No. 1. Intrada イントラーダ
   3. No. 2. Romanza ロマンツァ
   4. No. 3. Toccata トッカータ
   5. No. 4. Notturno ノットゥルノ
   6. No. 5. Burlesque ブルレスケ
   7. No. 6. Finale: Fugato フィナーレ:フガート
  8-10.グラル山岳民族の三部作(1949)
   (K. ヴィウコミルスキによる管弦楽編 1988)
    8. I. Andante - Allegro con brio/
    9. II. Andante/10. III. Vivo
  11. 小管弦楽のためのトッカータ(1947)
  12-16. ポピュラー組曲(1952)
   12. I. Capriccio カプリッチョ
   13. II. Intermezzo インテルメッツォ
   14. III. Scherzino スケルツィーノ
   15. IV. Canzona カンツォーナ
   16. V. Finale: Variations フィナーレ:変奏曲
ベアタ・ビリンスカ(ピアノ)...2-7
アルトゥル・マラフスキ・フィルハーモニー管弦楽団
マリウシュ・スモリー(指揮)

 録音:2024年1月3-5日 Hall of the Malawski Philharmonic in Rzeszow(ポーランド)
 総収録時間:59分

 アルトゥル・マラフスキは、ポーランドの作曲家、ヴァイオリニスト、指揮者。
 若くしてヴァイオリンの名手として期待されましたが、左手の怪我により演奏活動を断念し、教育と作曲に専念しました。
 クラクフ音楽院で教鞭を執りながら再度作曲を学び、多くの優れた作曲家を育てました。
 1957年に53歳で急逝しましたが、彼の作品は高く評価され、ポーランド現代音楽の発展に大きく貢献しています。
 マラフスキの管弦楽曲は、民族的要素と力強い曲想を特徴とし、同時代の作曲家ルトスワフスキとの共通点が見られます。
 その音楽は、多彩なリズムとコントラストの強い旋律の組み合わせが特徴で、強い印象を与えます。
 このアルバムには、ピアノとオーケストラの対話が印象的な1947年の「交響的練習曲」、ソ連の影響下で書かれたにもかかわらず独創的な表現に満ちた「ポピュラー組曲」、ルトワフスキ作品を思わせる「序曲」と「トッカータ」に加え、作曲家によって破棄された「グラル山岳民族の三部作」を収録。
 こちらは1988年にチェロ奏者、指揮者、作曲家のカジミエシュ・ヴィウコミルスキによって残存資料から再構成された作品です。
 
 
8.574628
\2100
マルトゥッチ:ピアノ作品集 マッテオ・ジェネラーニ(ピアノ)
 ジュゼッペ・マルトゥッチ(1856-1909):
  1. やさしいロマンス(1889)
  2-3. カプリッチョとセレナータ Op. 57(1886)
  4-9. 6つの小品 Op. 38(1878)*
   4. No. 1. Flatterie おべっか/5. No. 2. Souvenir d'un bois 森の思い出/
   6. No. 3. Chant d'amour 愛の歌/7. No. 4. La chasse 狩/
   8. No. 5. Serenade セレナード/9. No. 6. Moment de joie 楽しい時間
  10. ノットゥルノ「ミラノの思い出」 Op. 25(1875)*
  11-12. メヌエットとテンポ・ディ・ガヴォット Op. 55(1880/88)*
  13. やさしいソナタ Op. 41(1878)*
  14. 3つのスケルツォ Op. 53 - 第2番 ホ長調(1880)
  15. 2つの夜想曲 Op. 70 - 第1番 変イ長調(1891)
  16. 6つの小品 Op. 44 - 第6曲 タランテッラ(1880)
  17. 舟歌第1番 Op. 20(1874)*
 *...世界初録音

 録音:2023年4月25-27日 White Recital Hall, James C. Olson Performing ArtsCenter、Kansas City, Missouri(USA)
 総収録時間:72分

 ジュゼッペ・マルトゥッチは、19世紀後半のイタリア器楽音楽の復興に尽力した作曲家です。
 彼の管弦楽作品はマーラーやトスカニーニから高く評価され、特にピアノ協奏曲は多くのファンを魅了しました。
 しかし、彼のピアノ作品は、アルフレード・カゼッラから「サロン風である」と厳しく批判されたことも影響し、これまであまり演奏されることはありませんでした。
 このアルバムには、ショパンやメンデルスゾーンの影響を受けたマズルカや夜想曲、スカルラッティを思わせる「やさしいソナタ」、古典的な形式にロマン派の語法を採り入れた「メヌエットとテンポ・ディ・ガヴォット」、各々の曲にフランス語のタイトルが付けられた「6つの小品」、リストを思わせる「タランテッラ」など、世界初録音を含む作品が収録されており、どの曲も優れたピアニストでもあったマルトゥッチならではの優雅な旋律と華やかな技巧に彩られています。
 イタリアのピアニスト、マッテオ・ジェネラーニは、ジュゼッペ・マルトゥッチの研究者であり、彼のピアノ作品の演奏、録音、普及に尽力しています。
 
 

8.551479
\2100
アンドレ・パルフェノフ:バンドネオン・ストーリー
 アンドレ・パルフェノフ(1972-):バンドネオン・ストーリー
  1. Buenos Aires ブエノス・アイレス/
  2. Adagio アダージョ/
  3. Bandoneonschopfung バンドネオン創造/
  4. Solo ソロ/5. Maschinentanz マシンダンス/
  6. Tanz der Tucher 布の踊り/7. Wedding ウェディング
  8. Polka ポルカ/9. Landler レントラー/
  10. Familienszene 家族の風景/11. Protest 抗議/
  12. Intro – Mannertanz イントロ - 男たちの踊り/
  13. Tango タンゴ/14. Finale フィナーレ
イウリアナ・ミュンヒ(ヴァイオリン)
アンドレ・パルフェノフ(ピアノ/ソロ...5,10)
オマール・マッサ(バンドネオン/ソロ...4)

 録音:2024年3月11日 Burg Linn、クレーフェルト(ドイツ)
 総収録時間:53分

 今やアルゼンチン・タンゴの象徴的存在であるバンドネオンですが、元をたどると1850年頃にドイツのクレーフェルトでハインリッヒ・バンドによって発明されたもの。
 そのクレーフェルトでは1985年からバンドネオン・フェスティバルが行われています。
 2023年の同フェスティバルで受賞したマッサとパルフェノフのプロジェクト「バンドネオン・ストーリー」は、ドイツで歌や民俗音楽の伴奏に使われていたバンドネオンが移民や船乗りによってブエノスアイレスに持ち込まれてタンゴ・アンサンブルの一部となり、やがて労働者階級の連帯の象徴になってゆく過程を音楽で描いたものです。
 ピアソラの影響を強く感じさせるモダンでエモーショナルな音楽絵巻です。
 
 

8.579167
\2100
クリスティアン・カラーラ:作品集 -
 悪魔の橋、エヴリン、砂漠の花、4つの情緒

  クリスティアン・カラーラ(1977-):
   1. 悪魔の橋(2021)2. エヴリン(2016)
   3-6. 砂漠の花(2021)
    3. No. 1. Mevakscei Adonai
    4. No. 2. Viene la tua luce
    5. No. 3. Exultabit anima mea
    6. No. 4. Your Land will be married
  7-9. 4つの情緒(2021)
 全て世界初録音
エリカ・ピッコッティ(チェロ)...1
ソニア・プリーナ(コントラルト)...3-6
マッシモ・メルチェッリ(フルート)...7-9
FVG管弦楽団
ニール・カバレッティ(指揮)

 録音:2021年12且7-8日 Fondazione Luigi Bon, Colugna(イタリア)
 総収録時間:62分

 イタリア北東部のフリウリ地方で生まれた作曲家クリスティアン・カラーラの作品集。
 「悪魔の橋」は、フリウリ地方の伝説をもとに、チェロとオーケストラのための交響詩として作曲されました。
 チェロが主役として活躍、橋にまつわる伝説を描いています。
 「エヴリン」はジェイムズ・ジョイスの短編小説に基づく作品。生まれ育った場所から抜け出すことのできないエヴリンの内面の葛藤を物語の進行に沿った構成で描き、オーケストラの多彩な響きが存分に生かされています。
 「砂漠の花」は、イザヤ書のテキストに基づくアルトとオーケストラのための4つの歌で、砂漠が美しい庭園に変わる喜びを表現。
 「4つの情緒」は、フルートと弦楽アンサンブルが緊密な対話を繰り広げます。
 
 
8.579168
\2100
クラリネットとギターのための21世紀作品集
 1-3. ジャコモ・スザーニ(1995-):
  クラリネットとギターのためのソナタ(2022)*
 4. アントニオ・ジャコメッティ(1957-):
  The Prideful Cry of AmazonianForest
   アマゾンの森の誇り高き叫びOp. 191, Op. Br. 31(2022)*
 5-9. ジャン・フレイドリン(1944-):カフカ・ソナタ(2004)
  5. Part I: Prologue/6. Part II/7. Part III/
  8. Part IV/9. Part V:Epilogue
 10-13. ロベルト・シエッラ(1953-):
  クラリネットとギターのためのデュオ・ソナタ(2021)*
   10. I. Preciso/11. II. Con profunda expresion/
   12. III. Rapido/13. IV. Veloz
 14. フレイドリン:Mist Over the Lake 湖にかかる霧(1985/1999)
 *...世界初録音
アンドレアス・ヘルマンスキ(クラリネット)
エミリー・フェンド(ギター)

 録音:2022年12且8-10日 Evangelische Kirche Honrath(ドイツ)
 総収録時間:66分

 ギターとクラリネットのデュオ作品の普及を目指し、現代作曲家に新たなレパートリーを委嘱しているアンドレアス・ヘルマンスキとエミリー・フェンド。
 このアルバムでは、4人の作曲家による多彩な作品を演奏しています。優れたギタリストでもあるスザーニのソナタは3つの楽章で構成されており、曲の中心を成すのは第2楽章。
 第1楽章と第3楽章は軽快でリズミカルな響きの中に、第2楽章と共通のモチーフが展開されます。
 イタリアのジャコメッティによる「アマゾンの森の誇り高き叫び」は、自然音を楽器で象徴的に表現し、アマゾンの危機を描いています。
 ロシア出身のフレイドリンの「カフカ・ソナタ」は、暗く複雑な心理的風景を表現しており、「湖にかかる霧」は憂鬱でありながらも、抒情的な旋律が特徴です。
 プエルトリコの作曲家シエッラのデュオソナタは、古典的な形式と現代的な音楽語法を融合させた作品です。
 
 

8.574561
\2100
ヨハネス・ブラームス:歌曲全集 第6集
 ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  1-4. 4つの二重唱曲 Op. 28(1860-62)
   1. 第1曲 修道女と騎士/2. 第2曲 戸口の前で/
   3. 第3曲 波はざわめく/4. 第4曲 狩人とその恋人
  5-13. 9つの歌 Op. 69(1877)
   5. 第1曲 嘆き I/6. 第2曲 嘆き II/7. 第3曲 別れ/
   8. 第4曲 恋人の誓い/9. 第5曲 太鼓の歌/
   10. 第6曲 海辺から/11. 第7曲 海を越えて/
   12. 第8曲 サロメ/13. 第9曲 乙女の呪い
 14-21. 8つのリートと歌 Op. 58(1871年出版)
  14. 第1曲 目隠し遊び/15. 第2曲 雨降りの間/
  16. 第3曲 気取った女/17. 第4曲 おお来たれ、やさしい夏の夜よ/
  18. 第5曲 憂い/19. 第6曲 小路にて/
  20. 第7曲 過ぎ去って/21. 第8曲 セレナード
 22-26. 5つの歌 Op. 72(1876-77)
  22. 第1曲 昔の恋/23. 第2曲 蜘蛛の糸/
  24. 第3曲 おお、涼しい森よ/25. 第4曲 失望
  26. 第5曲 打ち勝ち難い
エスター・ヴァレンティン=フィーグト
 (メゾ・ソプラノ)...
  1-6、8、10-13、22、23、25
コンスタンティン・インゲンパス
 (バリトン)...
  1-4、7、9、14-21、24、26
ウルリヒ・アイゼンロール(ピアノ)

 録音:SWR ハンス・ロスバウト・スタジオ(ドイツ) 2023年6月5-7日...1-17、19、22、23、25、26 2023年8月28日...18、20、21、24
 総収録時間:68分

 NAXOSのブラームス歌曲全集シリーズ。第6集には4曲の二重唱曲と、円熟期の独唱曲が収録されています。
 ブラームスは、独唱曲だけでなく二重唱曲においても深い表現力を示しており、作曲家20代後半に書かれたOp. 28では、人間関係の複雑さ、愛の喜びと苦しみ、そして人生の深遠な問いが表現されています。
 Op. 69の「9つの歌」は詩の世界観を音楽で豊かに表現しており、文学作品との深い関わりが感じられるもの。
 Op. 58もさまざまな表情を見せる曲集で「セレナード」ではイタリア的な軽やかさも感じられます。
 Op. 72はより個人的で内省的な内容を持ち全曲にわたり「人生の儚さ」が描かれています。
 ケルン音楽舞踊大学でマリオ・ホフとウルリッヒ・アイゼンロールに師事し2022年からはバイエルン放送合唱団のメンバーとして活動するエスター・ヴァレンティン=フィーグトと、このシリーズで民謡曲集(8.574345、8.574346)を歌ったコンスタンティン・インゲンパスの演奏です。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


VOX



VOXNX3045CD
\2600
レナード・スラットキン(指揮)&セントルイス交響楽団
プロコフィエフ:イワン雷帝

 セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):
  1-26.『イワン雷帝』Op. 116(1961)
   (アブラム・スタセヴィチによるオラトリオ版)
アーノルド・ヴォケタイティス(ナレーター)
クロディーヌ・カールソン(メゾ・ソプラノ)
サミュエル・ティンバーレイク(バス)
セントルイス交響楽団&合唱団
レナード・スラットキン(指揮)

 録音:1979年3月 ミズーリ州セントルイス、パウエル・ホール
 総収録時間:72分

 映画のための音楽から生まれたプロコフィエフ作品を集めたアルバム、エリート・レコーディングズの制作、24bit/192kHzリマスターによるVOXAUDIOPHILE EDITIONの1枚。
 1981年に『アレクサンドル・ネフスキー』&『キージェ中尉』(VOXNX3033CDとして復刻済)と合わせてLP3枚組でリリースされていたものです。
 スラットキンはプロコフィエフの演奏でも高い評価を得ていますが録音は少なく、これは貴重な1枚。
 ロシアものとしては明るめの合唱をはじめ、華麗でシンフォニックなサウンドを見事に収めた録音も聴きごたえがあります。
 Vox-BoxでCD化された際はナレーションをカットしていましたが、今回はオリジナルのマスターにさかのぼり、LP初出時と同じくナレーション付きでの復刻となります。
 アメリカではオーディオ・ファイルの間で有名な優秀録音で、2003年にはこだわりの復刻レーベル Mobile Fidelity Sound Lab. がライセンスを受けてSACD化していたほど。
 今回は通常CDながら、名エンジニアのマイク・クレメンツによる24bit/192kHzリマスターによる復刻が注目されます。
 ブックレットには初出LPの解説書から該当作品の解説とジャケット写真が転載されています。
 




<国内盤>

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オクタヴィア・レコード



OVCL 00852
(HQ HYBRID)
\3850
ジョナサン・ノット&東京交響楽団
ブルックナー:交響曲第2番

 ブルックナー:交響曲第2番ハ短調
  (1877年ノーヴァク版第2稿)
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団

 2022年10月22日ミューザ川崎シンフォニーホール、10月23日東京・サントリーホールにてライヴ収録

 ジョナサン・ノット&東京交響楽団ブルックナー・シリーズ!交響曲の大家の原点「第2番」の魅力にせまる

 音楽監督ジョナサン・ノットと東京交響楽団によるブルックナー・シリーズ、大好評を博した第1番(OVCL-00848)に続き、「第2番」の登場です。
 交響曲の大家として名高いブルックナーの中にあり、あまり取り 上げられることの少ない作品ながら、ノットは作曲家が曲中に遺 した様々なアイディアを基に熟考を重ね、全く新しい「第2番」 を生み出しました。
 冴え渡るタクトはどこまでも音楽的で美しい、相思相愛の両者の想いが惜しみなく詰まった見事な名演、価値ある名盤がここに誕生!
 
 

OVCL 00862
(HQ HYBRID)
\3850
横坂源(チェロ)
R.シュトラウス&ラフマニノフ

 R.シュトラウス:
  チェロとピアノのためのソナタ ヘ長調作品6
 ラフマニノフ:
  ピアノとチェロのためのソナタ ト短調作品19
 グリーグ:
  ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第3番 ハ短調作品45より第2楽章
    アレグレット・エスプレッシーヴォ
     (チェロのための編曲版)
横坂源(チェロ)
沼沢淑音(ピアノ)

 2024年6月25-27日静岡、浜松市天竜壬生ホールにて収録

 エネルギーに満ちた音の奔流。

 横坂源のEXTON第2弾となる新たな録音は、沼沢淑音との共 演によるロマン派作品を収録しました。
 R.シュトラウスでは瑞々しい音色が放物線を放つようなメロ ディから、狂気的な陰りまで繊細に表現する一方、ラフマニ ノフではエネルギー溢れる大きなうねりを壮大でロマン ティックに邁進。
 そしてグリーグのヴァイオリン・ソナタ第3 番の作曲家自身によるチェロ編曲版で優しく締めくくります。
 ともにより深みを追い求め、真摯に音楽に向き合う二人の音 楽家による渾身のアルバムです。
 



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MCLASSICS

MYCL00048
(SACD HYBRID)
\3740
2024年4月
 アブデル=ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 & イタリア協奏曲

 J.S.バッハ(1685-1750):
  1-32. ゴルトベルク変奏曲 BWV988
  33-35. J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
アブデル=ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)

 《録音》2024年4月2-3日稲城市立iプラザホール

 究極の美。現代の巨匠ピアニスト、エル=バシャが奏でるバッハの傑作。

 現代の巨匠ピアニストの一人に数えられる、アブデル=ラーマン・エル=バシャが遂に「ゴルトベルク変奏曲」をレコーディングしました。
 圧倒的なヴィルトゥオーゾを誇るエル=バシャの華麗なテクニックと、深い洞察に基づくアナリーゼによって構築された完璧な音楽美が、存分に披露されています。
 鋭くリズミカルなタッチ、即興的で華やかなメロディ、極限の美しさを聴かせる弱音。
 エル=バシャによって提示される現代の「ゴルトベルク」像。
 また、カップリングの「イタリア協奏曲」も色鮮やかに奏でます。
 バッハの鍵盤楽器の最高峰作品を極上の演奏でお楽しみください。
 
 使用楽器はSteinway D-274。
 
 


MYCL00053
(SACD HYBRID)
\3740
東京都響首席奏者広田智之
 美しい夕暮れ-プーランク:オーボエ・ソナタ&トリオ-

 1-3. プーランク(1899-1963):オーボエ・ソナタ FP 185
  1. I. Elegie/2. II. Scherzo/3. III. Deploration
 4-6. プーランク:
  オーボエ、ファゴットとピアノのための三重奏曲 FP 43
   4. I. Presto/5. II. Andante/6. III. Rondo
 7.ドビュッシー(1862-1918):夢
 8. フォーレ(1845-1924):月の光 作品46-2
 9. ドビュッシー/ハイフェッツ編:美しい夕暮れ
 10. フォーレ:子守歌 作品16
 11. フォーレ:夢のあとに 作品7-1
 12. プーランク:愛の小径 FP 106
 13. プーランク / 堀内貴晃編:
  エディット・ピアフを讃えて FP 176 (即興曲 第15番)
 14. サティ(1866-1925):ジュ・トゥ・ヴ
広田智之
 (オーボエ)...1-7,9,10,13,14/
 (オーボエ・ダモーレ)...8,11,12
矢野雄太(ピアノ)
岡本正之(ファゴット)...4-6

 《録音》2024年3月26-27日 神奈川県、相模湖交流センター ラックスマンホール

 名手たちが戯れ遊ぶ。香り高いフランスの調べ。プーランクの名曲「オーボエ・ソナタ」&「トリオ」を収録。

 東京都交響楽団の首席奏者で日本オーボエ界の第一人者として長く活躍する広田智之の最新アルバムです。
 共演者は、現在若き新たな才能として大いに注目を集める、指揮者並びにピアニストで活躍の、矢野雄太。
 二つの才能が煌めき合い、フランスの美しい音楽の世界が広がります。
 また、メインにはプーランクの有名な「ソナタ」と「トリオ」を収録。
 「オーボエ・ソナタ」は広田にとって16年ぶりの再録音。
 「トリオ」では、東京都交響楽団で共に木管セクションを支える首席ファゴット奏者、岡本正之を迎えます。
 名手たちが戯れ遊ぶかのような心地よい音楽が流れます。
 フランス音楽の名曲が多数収録。極上のフレンチ・アルバムです。
 
 
MYCL00054
\3410
渡邉規久雄(ピアノ)
 シベリウス 作品番号のない小品集
渡邉規久雄(ピアノ)
 シベリウス(1865-1957):
  1. ラルゴ イ長調 JS117/2. スケルツォ 嬰ヘ短調 JS164/3. アダージョ ホ長調 JS13/
  4. 黄昏時に JS47/5. アダージョ ニ長調 JS11/6. アレグレット 変ロ短調 JS18/
  7. アレグレット ト短調 JS24/8. アンダンティーノ ロ長調 JS44/
  9. モデラート - プレスト JS133/10. アレグレット ヘ長調 JS23/
  11. スペイン風に JS181/12. あこがれに JS202/13. コン・パッショーネ JS53/
  14. O.パルヴィアイネンに JS201/15. ワルツ 変イ長調 「ベッツィ・レルケのために」 JS1/
  16. ワルツのテンポで イ長調 JS2/17. ピウ・レント - ワルツのテンポで 変ホ長調 JS150/
  18. アンダンティーノ ホ長調 JS24/19. アレグレット ホ長調 JS21/
  20. アレグロ HUL 0768/3/21. 組曲「フロレスタン」 JS82/
  22-27. 6つのフィンランド民謡 JS81
   22. I. 私のかわいい人、23. II. 心から君を愛す、24. III. 夕べは来たりぬ、
   25. IV. カンテレを弾く少女、26. V. 兄弟殺し、27. VI. 婚礼の思い出

 《録音》2023年11月12日 東京文化会館小ホール(ライヴ・レコーディング)

 シベリウスの知られざる珠玉のピアノ作品集。シベリウス演奏の第一人者、渡邉規久雄による美しいアルバム

 フィンランド音楽に造詣が深くシベリウス演奏をライフワークとするピアニスト、渡邉規久雄。
 フィンランド・シベリウス協会から名誉ある<シベリウスメダル>が授与されるなど、そのシベリウス演奏は高い評価を受けています。
 本アルバムでは、シベリウスの作品番号のついていない、知られざるピアノ小品が収録されています。
 知られていないとはいえ、大作曲家シベリウスの魅力が凝縮された作品ばかり。
 組曲となっているフィンランド民謡を編纂した「6つのフィンランド民謡」や躍動感のある舞曲(ワルツ)など、フィンランドの美しい風景を思い起こすような美しい作品が並びます。
 シベリウスのエッセンスが詰まったアルバムです。
 















10/29(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

HAENSSLER


HC 23045
\2700
リフレクションズ
 ドビュッシー:ピアノ三重奏曲 ト長調(1880)
 ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調(1914)
 ジャン・フランセ:ピアノ三重奏曲(1986)
 リリ・ブーランジェ:春の朝に(1918)
トリオ・ガオン
 【ジェヒ・リー(ヴァイオリン)、
  サミュエル・ルッツカー(チェロ)、
  テヒョン・キム(ピアノ)】

 ピアノ三重奏団「トリオ・ガオン」が挑む仏作品集

 録音:2024年2月5~7日/バイエルン放送第2スタジオ/DDD、69:42

 ピアノ三重奏団トリオ・ガオン(Trio Gaon)は、文化的背景の大きく異なる3人の音楽家が集まり2013年に結成。
 団名の由来は韓国語のGAONに よるもの。
 この単語は「世界の中心」と「温もりを生み出す」という2つの異なる意味を持ち、演奏するその瞬間の「世界の中心」に当団がいることと音楽という 「器」を通して温もりとエネルギーを伝え、生み出すことをモットーにその名がつけられました。

 当アルバムではドビュッシー、ラヴェル、フランセ、リリ・ブーランジェというフランス室内楽の主要4作品を収録。
 フランス人作曲家によるピアノ三重奏作品自体が少ないため、ここに収録された19世紀から20世紀に生まれたこれらの作品は非常に貴重かつ名作揃いです。
 
 


HC 24033
\2700
トランスとリズム
 J.S.バッハ:インヴェンション第14番 変ロ長調 BWV785
 エディ・ハリス:フリーダム・ジャズ・ダンス
 ヨハンネス・チコーニア:太陽の光
 サティ:ジムノペディ第1番
 アントニオ・カルロス・ジョビン:波
 伝承曲(ルーカス・ルイス・デ・リバヤス編):タランテラ
 J.S.バッハ:4つのデュエットより第1番 ホ短調 BWV802
 ドン・グロルニック:ナッシング・パーソナル
 オリ・ボット:ルーマニアのブルース
 リゲティ:ムジカ・リチェルカータ第8番
 伝承曲:あなたを愛するまで
 ハワード・スケンプトン:Quaver 3
 J.S.バッハ:前奏曲第24番 ロ短調 BWV869/1
 ディジー・ガレスピー:コン・アルマ
 ジャコブ・ド・サンレーシュ:旋律ゆたかなハープを
 カーラ・ブレイ:Utviklingssang
 モンゴ・サンタマリア:アフロ・ブルー
アンナ・カレヴェ(チェロ)
オリ・ボット(ヴィブラフォン)

 チェロとヴィブラフォンの異色のユニットがお届けするジャンルをこえた音楽世界

 録音:2023年2月/b-sharp(ベルリン)/DDD、54:31

 チェロのアンナ・カレヴェとヴィブラフォンのオリ・ボットの異色ユニットがお届けするジャンルをこえた音楽世界。
 二人の豊かな才能を示す充実の選曲。
 クラシックとジャズ、トラディショナルとを交互に配置し、聴き手にトランスと複雑なリズムの世界に誘います。
 




ACTE PREALABLE

AP0575
\2800
ヤン・スクシドレフスキ:ピアノ作品選集Vol.1
 ヤン・スクシドレフスキ(1867-1943):
  Impressions musicales Op.2
  24の前奏曲
エルジュビェタ・ティシェツカ(ピアノ)

 ピアノ教師として活躍した、ヤン・スクシドレフスキの作品集!

 ☆ポーランドの音楽教育を支えた作曲家ヤン・スクシドレフスキ!
 ☆ヤン・スクシドレフスキのピアノ作品選集、第1弾!

 ヤン・スクシドレフスキ(1867-1943)作曲のピアノ作品選集の第1弾。
 スクシドレフスキは、ポーランドの都市スレンチンで生まれました。
 彼はポズナンで学んだ後、ベルリン、そしてウィーンでピアノを学ぶと、1899年から2年間パリに住みました。
 その後リヴィウに移り住み音楽教師として働き、1905年には学校を設立。ピアニスト、作曲家、そして音楽評論家として活動しました。
 戦時中ポーランドに滞在したスクシドレフスキは1919年にポズナン国立音楽院の設立者の一人となり、1926年までピアノの教授として働きました。
 1926年から1939年まではポーランド音楽学校で教鞭を執っていました。

 ※録音:2024年3月17日&4月7日
 




AUDIOGUY RECORDS

 
 韓国ソウルの中心部、景福宮近くにスタジオ、オフィスを構え、同国を代表するレコーディング・カンパニーとして優れた録音を行い続けている「AudioGuy Records(オーディオガイ・レコーズ)」。
 ソウル・アート・センターやロッテ・コンサート・ホールをはじめとする韓国国内の大小様々なコンサートホールにおけるレコーディングを担当。
 また韓国で唯一となるDolby Atmos専門のミキシング&レコーディングスタジオ「STUDIO 360」を設立。
 BTS、ブラックピンク、aespa(エスパ)など、K-POPのDolby Atmosプロジェクトの大半が同社によって製作されています。
 

AGCD0177
\2700
マーラー:子供の不思議な角笛とリュッケルトの詩
 歌曲集《若き日の歌》より
  〔外へ!外へ!、たくましい想像力、夏への交代、
   シュトラスブルクの砦で、うぬぼれ、
   別離と忌避、もう会えまい!〕
 歌曲集《15の歌、少年の魔法の角笛によるフモレスケとバラード》より
  〔この世の暮らし、ラインの伝説、
   美しきトランペットが鳴り響くところ、原光、死んだ鼓手〕
 歌曲集《リュッケルトの詩》より
  〔私はほのかな香りをかいだ、美しさゆえに愛するなら、
   私の歌の中まで覗きこまないで、私はこの世に忘れられて、真夜中に〕
ロッキー・チョン(バリトン)
マルクス・ハドゥッラ
 (ピアノ/ベーゼンドルファー225)

 白井光子とヘルの弟子であり韓国随一のバリトン。ロッキー・チョンが歌うマーラーの内面の世界。
 韓国を代表するレコーディング・カンパニーである「AudioGuy Records(オーディオガイ・レコーズ)」の2024年新録音第2弾は、リートの世界的権威である白井光子とハルトムート・ヘルに学んだバリトン、ロッキー・チョンが歌うマーラー歌曲集!

 韓国の漢陽大学で学んだ後、ドイツに渡ったロッキー・チョンは、ドイツの名門カールスルーエ音楽大学でローラント・ヘルマン、白井光子とハルトムート・ヘルに師事しリート歌手としての才能を開花。
 難関で知られるARDミュンヘン国際音楽コンクールで入賞を果たし、ドイツのツヴィッカウで開催されたロベルト・シューマン国際コンクール、 シュトゥットガルトで開催されたフーゴ・ヴォルフ国際コンクールにて相次いで第1位を受賞するなど、韓国を代表するリート歌手としての名声を確立しました。
 リートはもちろんのこと古楽唱法にも長けており、リリング、コープマン、ヘンゲルブロック、鈴木雅明をはじめとする古楽界の巨匠たちと共演を重ねています。

 フーゴ・ヴォルフ国際コンクールでリート・デュオ賞を受賞した後、デュオとして活躍を続けてきたドイツのピアニスト、マルクス・ハドゥッラとの「マーラー歌曲集」には、マーラー自身が最も愛したと伝わる「少年の魔法の角笛」と「リュッケルトによる詩」を題材として作曲された17曲の歌曲が収められており、マーラー専門の音楽学者レナーテ・シュタルク=フォイトがトーマス・ハンプソンの協力を得ながら編纂した歌曲集「15の歌、少年の魔法の角笛によるフモレスケとバラード」から「美しきトランペットが鳴り響くところ」と「原光」を含む5曲が選ばれました。
 リートを通して超人的な大作曲家であるマーラーの極めて人間的な内面の世界に触れてみたかったと語ったロッキー・チョン。
 その傑作の数々を通じて感じ取ったという慣れ親しんだ愛と痛み、希望と絶望、期待と恐怖などの感情が巧みに表現されています。

 録音時期:2024年2月15日-20日
 録音場所:オーディオガイ・スタジオ(ソウル、韓国)
 録音方式:ステレオ(デジタル/DSD)
 解説:ジョン・ギョンヨン(音楽学者、漢陽大学)

 




DA VINCI CLASSICS


C00942
\2800
ウインド・アンサンブルのための20世紀の音楽
 ストラヴィンスキー(1882-1971):小協奏曲(12の楽器のための)
 ミヨー(1892-1974):室内交響曲第5番(10の楽器のための)
 ヴィンセント・パーシケッティ(1915-1987):
  セレナーデ第1番(10本の管楽器のための)
 ロバート・ネーゲル(1924-2016):
  ディベルティメント(10本の管楽器のための)
 マイケル・コルグラス(1932-2019):小協奏曲(ティンパニのための)
 ブレント・ハイジンガー(b.1937):
  行進曲(ティンパニと金管楽器のための)
イ・フィアーティ・ディ・ミラノ
シルヴァーノ・スカンツィアーニ(指揮)
エルネスト・コロンボ(ティンパニ)

 過去100年にわたるウインド・アンサンブルのための多彩なレパートリー!

 ☆ストラヴィンスキーからハイジンガーまで!
 ☆過去100年にわたるウインド・アンサンブルのための多彩なレパートリー・アルバム!

 他の多くの分野でもそうであるように、吹奏楽の領域でも、イーゴリ・ストラヴィンスキーの音楽から出発する、あるいは少なくとも彼の音楽を議論せずして近代音楽史を書くことは不可能でしょう。
 ヨーロッパを席巻し、多くの音楽家、批評家、作曲家、聴衆を熱狂させ、激怒させ、「以前」と「以後」という分岐点を実質的に作り出したストラヴィンスキーの「祭典」によって、20世紀の音楽の流れは永遠に変わりました。

 本アルバムでは、20世紀の音楽の流れに重要な役割を果たした作曲家、イーゴリ・ストラヴィンスキーから始まり、ダリウス・ミヨー、ニューヨーク・ブラス・クインテットの創設者でもあり、金管楽器のための室内楽作品の先駆者でもあるロバート・ネーゲル、ピアニスト、トロンボーン奏者としても活躍するブレント・ハイジンガーまで、過去100年にわたるウインド・アンサンブルのための多彩なレパートリーを収めています。

 ※録音:2022年-2023年(イタリア)
 
 
C00936
(2CD)
特別価格
\4200
ヘンデル:ハープシコードのための8つの大組曲 HWV.426-433
 ヘンデル:
  組曲第1番イ長調 HWV.426/組曲第2番ヘ長調 HWV.427/
  組曲第3番ニ短調 HWV.428/組曲第4番ホ短調 HWV.429/
  組曲第5番ホ長調 HWV.430/組曲第6番嬰ヘ短調 HWV.431/
  組曲第7番ト短調 HWV.432/組曲第8番ヘ短調 HWV.433
ロベルト・ロレジャン(ハープシコード)

 イタリアの名鍵盤楽器奏者が弾くヘンデルの8つの大組曲!

 ☆多くの名録音を残しているイタリアの名鍵盤楽器奏者、ロベルト・ロレジャン!
 ☆優れたオルガン、チェンバロ奏者としても知られるヘンデルの「8つの大組曲」!

 ほとんどの音楽家がそうであったように、ヘンデルも鍵盤楽器奏者として音楽の訓練と活動を始めました。
 鍵盤楽器は、新進の作曲家にとって理想的な楽器と考えられており、チェンバロは音楽のテクスチュアを余すところなく表現することができるが、オルガンは演奏できるパートが多く、音色も多様であるため、ミニチュア・オーケストラと考えられていました。
 ヘンデルは間違いなく両方の楽器の名手であり、彼はハレでの音楽教育で、前世代のドイツの巨匠たちの作品を学んでいました。
 彼が最初に作曲を試みたのも鍵盤音楽の分野であり、これは若い作曲家にとってはむしろ当然の選択でもありました。
 鍵盤楽器演奏の高度な技術を持っていたヘンデルは、チェンバロのための効果的な作曲法を完璧に心得ており、さらに、これらの作品は彼の最高の即興演奏の「写真」であり、それゆえ彼の才能の優れた証人でもあったのです。
 芸術性を示すことで、彼は自分の価値を示すことができ、その結果、より複雑な依頼を望むことができました。

 本アルバムでは、1720年にロンドンで出版され、8曲から構成されるハープシコード独奏のための組曲集、通称「8つの大組曲」を収録。
 一貫性を重視したバッハの組曲と比べ、多様性を重視したこれらの組曲を、数多くのレーベルで優れた録音を残し、国際的に高い評価を得ているイタリアの名鍵盤楽器奏者、ロベルト・ロレジャンの妙技で聴きます。

 ※録音:2023年9月21日ー24日(イタリア)

 
 
 
C00949
\2800
オーボエ三重奏によるオペラ幻想曲集
 ロッシーニ:《セビリアの理髪師》による幻想曲
  (編曲:ルチアーノ・フランカ)
 ドニゼッティ:《ドン・パスクワーレ》による幻想曲
  (編曲:ミケーレ・マンガーニ)
 ビゼー:《カルメン》による間奏曲
  (編曲:ルチアーノ・フランカ)
 ヴェルディ:《椿姫》による幻想曲(編曲:パオロ・カサデイ)
 プッチーニ:《蝶々夫人》によるポプリ
  (編曲:ルチアーノ・フランカ)
 
 ※すべて2本のオーボエとイングリッシュホルンのための編曲版
トリオ・オーボアンサンブル
 〔ルチアーノ・フランカ、
  ピエルパオロ・オッタヴィ、
  パオロ・カサデイ
   (オーボエ/
    イングリッシュホルン)〕

 3本のオーボエで贈るオペラ名曲集!

 ☆『カルメン』、『セビリアの理髪師』、『椿姫』、『蝶々夫人』、『ドン・パスクワーレ』!
 ☆2本のオーボエとイングリッシュホルンのためにアレンジされた、華麗なるオペラティック・ファンタジー!

 このアルバムは、19世紀イタリアとフランスのオペラの名作を独特の編成であるオーボエ・トリオによって蘇らせる1枚です。
 当時オペラは文化の中心に位置し、名旋律は劇場に足を運べる人々だけでなく、家庭や居酒屋、街角でも広く親しまれていました。
 ロッシーニやドニゼッティの喜劇的な楽想、ビゼーのエキゾチックな色彩、ヴェルディとプッチーニの感情豊かな旋律を、オーボエの美しい響きでお楽しみください。

 ※録音:2018年12月(イタリア)
 
 

C00952
\2800
コレッリ:
 フラウト・トラヴェルソ編曲によるソナタ集 Op.5 第1番-第6番

  ソナタ第1番 ニ長調/ソナタ第2番 変ロ長調/
  ソナタ第3番 ニ長調/ソナタ第4番 ト長調/
  ソナタ第5番 ト短調/ソナタ第6番 イ長調
エレオノラ・ビシュチェヴィッチ
 (フラウト・トラヴェルソ)
アリアンナ・ラダエッリ(ハープシコード)

 トラヴェルソ版コレッリのヴァイオリン・ソナタ!

 ☆フラウト・トラヴェルソとハープシコードの演奏でお届けする、アルカンジェロ・コレッリの名ヴァイオリン・ソナタ!
 ☆作品5のうちの6曲を、18世紀の無名の編曲者による編曲版で!

 アルカンジェロ・コレッリの12のソナタ集 Op.5は、当時のヴァイオリン奏法のスタイルや教育に大きな影響を与えた作品です。
 本アルバムでは1738年にパリで出版された無名の編曲者による編曲版を基に、うち6曲のソナタをフラウト・トラヴェルソとハープシコードで演奏しています。
 調性や音域、ポリフォニックなパッセージの調整のほか、この編曲によってイタリア風の様式とフランス風の様式が融合しているところも興味深いポイントです。
 これらのソナタの録音は、18世紀イタリアのフルート・レパートリーと、特にヴァイオリンのために作曲された音楽の編曲に関する研究の集大成といえるでしょう。

 ※録音:2022年9月、パラッツォ・チゴラ・マルティノーニ(イタリア、チゴレ)
 
 

C00956
\2800
2台のハープシコードのための18世紀音楽
 ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス:
  2台のハープシコードのための協奏曲 イ短調
 ヨハン・マッテゾン:
  2台のハープシコードのためのソナタ ト短調
 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:デュエット ヘ長調
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:
  4つの小さなデュエット
 クリストフ・シャフラート:デュエット第1番 ハ長調
 パドレ・アントニオ・ソレル:協奏曲 第6番 ニ長調
スヴィトラーナ・シャバルティナ
ナタリア・シコルスカ(ハープシコード)

 2台のハープシコードによる絶妙な掛け合い!

 ☆18世紀に書かれた2台のハープシコードのための多彩な作品を堪能!
 ☆特に、クレープスとソレルの協奏曲は、2台の楽器がソロとトゥッティの対話を通じて、オーケストラのような迫力ある響きを実現しています。

 18世紀に書かれた2台のハープシコードのための多彩な作品を堪能できる1枚。
 クレープスやマッテゾン、C.P.E.バッハといった作曲家たちが、それぞれの個性を2台の楽器の対話に託し、活力に満ちた華麗な音楽を生み出しています。
 特に、クレープスとソレルの協奏曲は、2台の楽器がソロとトゥッティの対話を通じて、オーケストラのような迫力ある響きを実現しています。
 2台のハープシコードによる絶妙な掛け合いをお楽しみください。

 ※録音:2012年10月、聖ラザルス教会(ウクライナ、リヴィウ)
 
 

C00933
\2800
戦争と平和     アレクサンドル・ボルダチョフ(ハープ)
 チャイコフスキー:感傷的なワルツ Op.51-6*
 ムソルグスキー:プロムナード(《展覧会の絵》より)*
 グリンカ:ハープのための夜想曲 変ホ長調
 プロコフィエフ:ハープのための前奏曲 ハ長調 Op.12-4
 ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 Op.3-2*
 チャイコフスキー:金平糖の精の踊り(《くるみ割り人形》より)*
 ムソルグスキー:バーバ・ヤガー(《展覧会の絵》より)*
 ウクライナ民謡:Shchedryk*
 ショスタコーヴィチ:ワルツ第2番(ヴァラエティ・オーケストラのための組曲より)*
 スロニムスキー:ハープのための 《チェチェン・ラプソディ》
 プロコフィエフ:騎士たちの踊り(《ロメオとジュリエット》より)*
 ボルダチョフ:ハープのための 《戦争と平和》
 スヴィリードフ:時よ、前進!*
 ストラヴィンスキー:ロシアの踊り(《ペトルーシュカ》より)*
 ムソルグスキー:キーウの大門(《展覧会の絵》より)*
 
 *=アレクサンドル・ボルダチョフによるオリジナル・アレンジ

 独自のハープ編曲でロシア・ウクライナの名曲を!

 ☆スイス&ロシアの名ハーピスト、アレクサンドル・ボルダチョフが平和を希求した特別プログラム!
 ☆ロシアとウクライナの名曲を独自のハープ・アレンジで聴かせます!

 9歳でリトアニア国立管弦楽団と共演し国際的なデビューを果たし、チューリッヒ芸術大学に留学。
 ザハール・ブロン・チェンバーのメンバーとして活躍した後、2015年からは名門ボリショイ劇場のゲスト・ソロ・ハーピストとしても活躍し、さらには「ハープ・フェスティヴァル・チューリッヒ」の創設、さらには2018年のサッカー・ワールドカップの開会式で演奏された楽曲の作曲を担当するなど、マルチな才能を発揮している現代有数のハーピストであるアレクサンドル・ボルダチョフ(アレクサンダー・ボルダチョフ、旧名サーシャ・ボルダチョフ)。

 2022年3月にロシアを離れて以来、アレクサンドル・ボルダチョフは祖国、家族、そして生涯の友情から離れ、海外で暮らしてきました。
 かつて音楽を分かち合った広大な土地を切望してきた彼が、自身のチャリティー団体「文化連帯」を通じて、双方の難民を支援し、アルバム『戦争と平和』では、愛と喪失、そして私たちの世界が永遠に変わってしまったという実感を表現しています。
 チャイコフスキーの『感傷的なワルツ』からムソルグスキーの『キーウの大門(キエフの大門)』まで、どの曲も過去への憧れ、現在の痛みへの認識、未来への希望といった痛切な物語を喚起し、ボルダチョフ自身が作曲した「戦争と平和」は、歴史と現代の架け橋となり、人間の過ちと歴史の教訓の不勉強のサイクルを反映しています。

 ※録音:2023年10月、イタリア
 
 

C00943
\2800
18世紀のチェロ三重奏曲集
 ジュゼッペ・クレメンテ・ダッラーバコ(1710-1805):
  三重奏曲第1番ロ長調 ABV54/カプリス第4番 ニ短調
 ジャン=バティスト・バリエール(1707-1747):
  3声のソナタ第2番 ニ短調
 ダッラーバコ:カプリス第1番 ハ短調
 ベネデット・マルチェッロ(1686-1739):
  3声のソナタ第2番 ハ短調
 ダッラーバコ:
  カプリス第2番 ト短調/トリオ第2番 ト長調 ABV55
アンサンブル・ティーフザイツ
 〔アンナ・ライゼナー、
  アルマ・シュトルテ、
  ミリアム=ルイーゼ・ミュンゼル
   (ヒストリカル・チェロ)〕

 バロック期の知られざるチェロ三重奏曲!

 ☆バロック・チェロやヴィオラ・ダ・ガンバといった歴史的な低弦楽器を専門とするベルリンの若きアンサンブル「Tiefsaits」がデビュー!
 ☆ダッラーバコを中心とした、18世紀のチェロ三重奏というレア・レパートリーに迫る!

 バロック・チェロやヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオロンチェロ・ピッコロといった歴史的な低弦楽器を専門とする3人の女流奏者によるベルリンの若きアンサンブル、「Tiefsaits」。ルネサンスのコンソート音楽からバロックのソナタ、ロマン派のヴィルトゥオーゾ作品まで、幅広いレパートリーで活動しています。
 めったに聴くことのできないオリジナル作品や独自の編曲作品を演奏に取り入れており、デビュー・アルバムとなるこのレコーディングは、ジュゼッペ・クレメンテ・ダッラーバコを中心とした、18世紀のチェロ三重奏というレア・レパートリーに迫ります。

 ※録音:2023年9月、イタリア
 
 

C00934
\2800
20世紀のギター・ソナタ集
 デュージャン・ボグダノヴィチ(b.1955):ソナタ第1番(1978)
 ミクローシュ・ロージャ(1907-1995):ソナタ Op.42(1986)
 アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):ソナタ Op.47(1976)
 ビセンテ・アセンシオ(1908-1979):神秘的な組曲(1971)
アレッサンドロ・ドミンゲス(ギター)

 ヒナステラの傑作をはじめとした、20世紀に書かれたギター・ソナタ集。

 ギター独奏作品の中でも特に重要な傑作の一つとされるヒナステラの「ギター・ソナタ」を中心とした、20世紀の作曲家たちによるギター・ソナタ集。
 2001年ペルージャ生まれのギタリスト、アレッサンドロ・ドミンゲスはすでに10以上のコンクールで1位を獲得している若き天才で、ソリストとして、また室内楽奏者として着々と活躍の幅を広げている注目の存在です。

 ※録音:2024年3月(ジェンツァーノ・ディ・ローマ、イタリア)
 
 

C00935
\2800
ルイス・サグリエ:ピアノ・ソナタ第1番-第3番
 ルイス・サグリエ(b.1972):
  ピアノ・ソナタ第1番《ネルーダに倣ったモザイク》(2003)
  ピアノ・ソナタ第2番《ラス・ミル・カジェス》(2018)
  ピアノ・ソナタ第3番《快楽の園》(2022)
シュテファン・シュトロイスニヒ(ピアノ)
ルイス・サグリエ(ナレーター)

 1985年オーストリア生まれで、日本の桐朋オーケストラ・アカデミーでは客員教授も務めたピアニスト、シュテファン・シュトロイスニヒがDa Vinci Classicsに登場。
 得意とするシューベルトだけでなく現代作品の解釈でも高く評価されているシュトロイスニヒが1972年チリ生まれの作曲家、ルイス・サグリエの3つのピアノ・ソナタに命を吹き込み、この作曲家の20年間での芸術的進化を聴かせてくれます。

 ※録音:2022年2月&9月(オーストリア)
 
 

C00938
\2800
ソッリーニ:ピアノ作品集 Vol.3
 マルコ・ソッリーニ(b.1964):
  24のピアノ小品《ベボのコスモス》 Op.37
  左手のための夜想曲《黒い夢》 Op.50
マルコ・ソッリーニ(ピアノ)

 「24のピアノ作品」(C00520)、「ピアノ作品集 Vol.2」(C00610)に続く、マルコ・ソッリーニの自作自演集第3弾。
 バルトークの「ミクロコスモス」へのオマージュとして生まれ、しかし単なる教材的な目的には留まらない豊かな創造性とコントラストで描かれた24の小品からなる作品「ベボのコスモス」を収録しています。
 
 

C00932
(2CD)
特別価格
\4200
モランディ: オルガン作品全集 Vol.4 ルカ・サルトーレ(オルガン)
マヌエル・トマーディン(オルガン)
 ジョヴァンニ・モランディ(1777-1856):
  Sinfonia (1831)/Sonata da eseguirsi nel tempo dell'Elevazione (1831)/
  Sonata da eseguirsi nel tempo del Postcommunio (1831)/
  Gran marcia militare (1843)/Pastorale da eseguirsi nella ricorrenza del Natale (1830)/
  Marcia militare per la festa di Francesco II Imperatore (s.d.)/
  La venuta dei Re Magi. Sinfonia per organo (1830)/Sinfonia marziale (1841)/
  Introduzione, Tema e Variazioni (1830c.)/Sonata (s.d.)/
  Pastorale da eseguirsi nella ricorrenza del Santo Natale (1831)/
  Sinfonia con l'imitazione della banda militare (1831)/
  Introduzione, Tema, Variazioni e Finale (s.d.)/
  Gran marcia militare. Nel giorno natalizio di Francesco II Imperatore (s.d.)/
  Sonata a 4 mani (1841)/Gran sonata per gli Organi Moderni (s.d.)

 ジョヴァンニ・モランディ(1777-1856)はオルガン奏者以外にはほとんど知られていませんが、オペラや舞曲などの影響を受けることなく高いオリジナリティを持った作品を生み、19世紀前半のイタリアのオルガン音楽において重要な人物でした。
 そんなモランディのオルガン作品を全曲レコーディングしようというプロジェクトの第4弾となる今作は、これまでの独奏作品とは違い、4手オルガンのために書かれた作品がすべて収録されています。

 ※録音:2024年5月-6月(イタリア)
 



 

DIAPASON


DIAP174
\1900
リュリ:町人貴族
 ジャン=バティスト・リュリ:
  ・歌劇 《町人貴族》(抜粋)
    クレール・ルフィリアトル(ソプラノ)、ダヴィド・トリクー(オートコントル)、
    シリル・オヴィティ(テノール)、ザカリー・ワイルダー(テノール)、
    セルジュ・グビウ(テノール)、ヴィルジル・アンスリ(バス)、
    ジョフロワ・ビュフィエール(バス)、ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用)、
    ヴァンサン・デュメストル(指揮)
     ※録音:2021年、ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場
  
 ・歌劇 《カドミュとエルミオーヌ》(抜粋)
    アデル・シャルヴェ(エルミオーヌ/メゾ・ソプラノ)、トマ・ドリエ(カドミュ/バリトン)、
    ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用)、ヴァンサン・デュメストル(指揮)
     ※録音:2019年、ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場
 
 ・組曲ト長調(オペラとバレエからの抜粋による室内楽版)
    トマ・ルコント(フルート)、ヴァレリー・バルサ(フルート)、
    ジョゼフ・コテ(ヴァイオリン)、川久保洋子(ヴァイオリン)、
    ミリアム・リニョル(ヴィオール)、マティルド・ヴィアル(ヴィオール)、
    ジュリー・デサン(ヴィオール)、セバスティアン・ドゥセ(クラヴサン)、
    ロマン・ファリク(テオルボ)、ティボー・ルーセル(テオルボ、音楽監督)
     ※録音:2019年、ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場
 
 ・グラン・モテ「苦難の最中、主があなたの声に耳を傾けますように」(詩編第19篇)
    セシール・アシーユ(ソプラノ)、ジュリエット・ペレ(ソプラノ)、
    カロリーヌ・アルノー(ソプラノ)、ヨナタン・シュピヒャー(カウンターテナー)、
    サフィール・ベルル(テノール)、ダヴィド・ヴィチャク(バリトン)、
    マルグリット・ルイーズ合奏団、ガエタン・ジャリ(指揮)
     ※録音:2018年、ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場

 フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。
 シリーズ第174巻は、典型的なバロック様式の音楽を構築し、その後のフランスのバロック音楽に深く影響を残した、ジャン=バティスト・リュリの作品を取り上げています。

 1998年、ヴァンサン・デュメストルにより創設されたフランスの古楽アンサンブル、ル・ポエム・アルモニークは、演劇やダンス、パントマイム、サーカスなど、様々な分野とのコラボレーションを行ない、独創的な音楽世界を築いてきました。
 アルファ・レーベルよりリリースされているCDやDVDは20枚以上を数え、高い評価を誇っています。
 本アルバムでは、フランス音楽でも高い評価を得てきたヴァンサン・デュメストルによる解釈で、「フランスオペラの父」とも称されるリュリの世界を見事に描いています。
 



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DUX

DUX2085
(10CD)
特別価格
\17000→\15990
ホ・ウォンスク(ピアノ)
ハイドン:ピアノ・ソナタ全集

 CD1 ソナタ集 Hob.XVI:1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9
 CD2 ソナタ集 Hob.XVI:10, 12, 13, 14, 16, Es2, Es3, G1
 CD3 ソナタ集 Hob.XVII:D1, XVI:F3, 11, 18, 19
 CD4 ソナタ集 Hob.XVI:20, 33, 43, 44, 45
 CD5 ソナタ集 Hob.XVI:46, 47BOS, 21, 22
 CD6 ソナタ集 Hob.XVI:23, 24, 25, 26, 27, 28
 CD7 ソナタ集 Hob.XVI:29, 30, 31, 32, 35
 CD8 ソナタ集 Hob.XVI:36, 37, 38, 39, 34
 CD9 ソナタ集 Hob.XVI:40, 41, 42, 47, 48
 CD10 ソナタ集 Hob.XVI:49, 50, 51, 52
ホ・ウォンスク(ピアノ)

 ホ・ウォンスクが5年を費やして完成させたハイドンのピアノ・ソナタ全集!

 1958年ソウル生まれのピアニスト、ホ・ウォンスクが2020年から2024年にかけてレコーディングを重ね、ついに完成したハイドンのピアノ・ソナタ全集10枚組BOX。
 彼女はこのプロジェクトに5年を費やし、多才な創造主であるハイドンの旋律、和声、質感を徹底的に研究し、その結果ウィーン古典派の記念碑的なレコーディングが実現しています。
 より頻繁に演奏されるモーツァルトやベートーヴェンのソナタにも決して劣るものではないハイドンのソナタは、感動、情感、ユーモアに満ちた音楽であり、古典派音楽の愛好家にとっては愉悦の12時間となることでしょう。

 ホ・ウォンスクはソウル大学とウィーン音楽・舞台芸術大学で学び、ヴァルセージア国際音楽コンクール(ロマン派ピアノ部門第1位)を始めとする複数の国際コンクールで入賞。
 アジアとヨーロッパでソリスト、室内楽奏者、教師として多彩なキャリアを積み、2024年にはメリット勲章を受賞、現在は湖西(ホソ)大学の名誉教授も務めています。

 ※録音:2021年9月6日ー7日、10日&2023年9月14日-15日(ワルシャワ、ポーランド)
 
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DUX20402044
(5CD)
特別価格
\9000
DAFO弦楽四重奏団の30周年記念BOX
ポーランドの室内楽 ~
 ペンデレツキ、シマノフスキ、バツェヴィチ、グレツキ、ウカシェフスキ

  CD1
   クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-2020):
    ・弦楽三重奏曲(1991)
    ・弦楽四重奏曲第1番(1960)
    ・弦楽四重奏曲第2番(1968)
    ・弦楽四重奏のための 《Der unterbrochene Gedanke》(1988)
    ・クラリネットと弦楽三重奏のための四重奏曲(1993)
    ・弦楽四重奏曲第3番
     《Blatter eines nicht geschriebenen Tagebuches》(2008)
      ※録音:2010年2月、クラクフ音楽アカデミー(ポーランド)
    ・弦楽四重奏曲第4番(2016)
      ※録音:2023年10月1日、
       クシシュトフ・ペンデレツキ・
        ヨーロッパ音楽センター(ポーランド)
  CD2
   カロル・シマノフスキ(1882-1937):
    ・弦楽四重奏曲第1番 ハ長調 Op.37(1917)
    ・弦楽四重奏曲第2番 Op.56(1927)
      ※録音:2000年、バーデン=バーデン南西ドイツ放送(ドイツ)
   グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):
    ・弦楽四重奏曲第4番(1951)
      ※録音:1999年6月、クラクフ(ポーランド)
  CD3
   ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):
    ・弦楽四重奏曲第1番 Op.62 《It is Already Dusk》(1988)
      ※録音:1999年6月、クラクフ(ポーランド)
    ・弦楽四重奏曲第2番 Op.64 《Quasi una Fantasia》(1990/1991)
      ※録音:2000年、バーデン=バーデン南西ドイツ放送(ドイツ)
  CD4
   ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):
    ・弦楽四重奏曲第3番 Op.67 《‛&songs are sung》(2005)
      ※録音:2016年4月21-23日、クシシュトフ
    ・ペンデレツキ・ヨーロッパ音楽センター(ポーランド)
  CD5
   パヴェウ・ウカシェフスキ(1968-):
   ・弦楽四重奏曲第1番(1994)
     ※録音:1999年6月、クラクフ(ポーランド)
   ・弦楽四重奏曲第2番(2000)/・弦楽四重奏曲第3番(2004)/
   ・弦楽四重奏曲第4番(2021)/・ピアノ五重奏曲第1番(2013)/
   ・ピアノ五重奏曲第2番(2017)
     ※録音:2023年3月3-16日、
      イグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽学校(ポーランド)

DAFO弦楽四重奏団
アルカディウシュ・アダムスキ(クラリネット)
マレク・シュレゼル(ピアノ)


 DAFO弦楽四重奏団の30周年記念BOX!

 1993年から活動を続け、20世紀ポーランド音楽の録音に対して2度のフレデリク賞受賞を成し遂げてきたポーランド初の女性弦楽四重奏団「DAFO弦楽四重奏団」の30周年記念BOX。
 30年間の活動で積み上げてきた20世紀ポーランドの室内楽のレコーディングを集成した5枚組セットは、ポーランドのメロディー、リズム、民族音楽のハーモニー、そして大胆なソリューションが、表現豊かな解釈と一体感のあるサウンドで届けられます。

 ※録音:1999年~2023年
 



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TRPTK



TTK0127
(1SACD HYBRID)
\3100

高音質で聴くモートン・フェルドマンの遺作!!
 モートン・フェルドマン:
  「ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ」

ニュー・アムステルダムス・ペイル


 ☆図形譜を発案し、ジョン・ケージと並ぶアメリカ戦後音楽を代表する作曲家、モートン・フェルドマン!
 ☆遺作となったピアノ四重奏曲を高音質で聴く!

 グリッドを用いたり、一定時間に奏する音符の個数を明記したりするなど、図形譜を世界で最初に発案し、ジョン・ケージと並ぶアメリカ戦後音楽を代表する作曲家、モートン・フェルドマン。
 『Crippled Symmetry』(約5時間)や『弦楽四重奏曲第2番』(約6時間)など、演奏時間の長い静謐な作品が多いことでも知られています。

 本アルバムでは、フェルドマンが亡くなる約3ヶ月前の5月に完成させた最後の作品で、オランダの地方都市ミデルブルクの第11回ニューミュージック・フェスティバルで、作曲家立ち会いのもと初演されたピアノ四重奏曲 《ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ》 が取り上げられています。
 この作品は、まるで迷宮のような即興であり、音楽、芸術、歴史、人間性、そして世界について無限に枝分かれする考えを、楕円形の文章で表現しようと試みたもので、フェルドマンの音楽の特徴である瞑想的な音世界が1時間15分に凝縮されています。フローニンゲン(オランダ)のサウンド・オヴ・ミュージック・フェスティバルでのライヴ録音です。

 ※録音(ライヴ):2023年11月(フローニンゲン、オランダ)
 
 

TTX0006
\2700
インターフェアレンス
 カイヤ・サーリアホ:Fall(Maa)
 ヴァレリオ・サンニカンドロ:Cortex
 トニー・ロー:インターフェアレンス
 細川俊夫:回帰II
ドリーネ・マルセリイェ(ハープ)

 ユトレヒト音楽院、アムステルダム音楽院、ハーグ王立音楽院で研鑽を積んだハープ奏者、ドリーネ・マルセリイェは、ソリストとしてヨーロッパ中の聴衆を魅了し、国営放送やラジオに頻繁に出演してきました。
 Trptkからリリースされる本アルバムでは、ヴァレリオ・サンニカンドロとトニー・ローの委嘱作品と、音楽的探求の本質を語る著名な作曲家、カイヤ・サーリアホと細川俊夫の作品から厳選しカップリングされています。

 サンニカンドロは、拡張奏法を多用し、多様なテクスチャー、音色、声部を取り入れて、魅惑的な音の世界を創り上げ、対照的にトニー・ローは、エレクトロニクスやデバイスを駆使してハープの音のパレットを広げ、まったく新しいサウンドを創り出しています。
 アコースティックとエレクトロニクスの要素を融合させ、革新的な音の探求の世界へと誘います。

 ※録音:2023年9月&11月
 



















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