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≪第125号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その9 2024/11/5~



11/8(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CHOPIN UNIVERSITY PRESS


UMFCCD150
\2800
ウカシェフスキ:協奏曲集
 パヴェウ・ウカシェフスキ(b.1968):
  アダージェット(弦楽オーケストラのための)
  ネオポリス協奏曲
   (ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための)*
  ウィングス協奏曲
   (2本のサクソフォンと室内オーケストラのための)*
  ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲*
  トリニティ協奏曲(オーボエと弦楽オーケストラのための)
  クラロモンターナ(弦楽オーケストラのための)*
 *世界初録音
カミラ・ヴォンシク=ヤニャク(ヴァイオリン)
アグニェシュカ・プシェミク=ブリワ(ピアノ)
パヴェウ・グスナル、
 ミハウ・クノト(サクソフォン)
アルカディウシュ・クルパ(オーボエ)
ショパン音楽大学室内管弦楽団
ラファウ・ヤニャク(指揮)

 現代ポーランドを代表する作曲家パヴェウ・ウカシェフスキ(b.1968)による、弦楽オーケストラと多彩なソリストたちが織りなす協奏曲の魅力を堪能できる1枚。
 収録作品のうち4曲は世界初録音です。
 ウカシェフスキの音楽は、予測できない転調を含む個性的な和声法、劇的な表現の対比、そして時を超えたような瞑想的な静けさに満ちており、聴く者を深い内面世界の探求へと誘います。

 ※録音:2019年~2022年、ショパン音楽大学コンサートホール(ワルシャワ)
 



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DANACORD



JDACOCD992995
(4CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\7000

入手困難となっていた広瀬悦子の初期録音集
広瀬悦子 ~ DENON録音全集 2003-2007

 CD1 「シャコンヌ」
  クライスラー(ラフマニノフ編):愛の喜び/
  ワーグナー(リスト編):夕星の歌(歌劇 《タンホイザー》 より) S444/
  シューベルト(リスト編):
   鱒 S564、アヴェ・マリア S558-12、魔王 S558-4、菩提樹 S561/
  グノー(リスト編):歌劇 《ファウスト》 のワルツ S407/
  フランク(デームス編):前奏曲, フーガと変奏曲 Op.18/
  J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
   (無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV1004 より)
 CD2 「ラ・ヴァルス」
  ウェーバー:(タウジヒ編):舞踏への勧誘/リスト:ウィーンの夜会第6番/
  チャイコフスキー(プレトニョフ編):《くるみ割り人形》 組曲/
  ストラヴィンスキー(ストラヴィンスキー編):
   《ペトルーシュカ》 からの3つの楽章/
  ラヴェル(ラヴェル編):ラ・ヴァルス
 CD3 「ファンタジー ~ 幻想曲集」
  モーツァルト:幻想曲ニ短調 K.397/シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17/
  ラフマニノフ:幻想的小品集 Op.3/
  リスト:ソナタ風幻想曲《ダンテを読んで》(巡礼の年 第2年より)
 CD4 「風」
  ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35 《葬送》/
  アルカン:風 Op.15-2/ショパン:12の練習曲 Op.25/
  アルカン:イソップの饗宴 練習曲 Op.39-2

広瀬悦子(ピアノ) 

DACOCD992995
(4CD)
特別価格
\5700→\5290

 広瀬悦子のDENON録音全集!4枚組BOXで復刻!

 ☆入手困難となっていた広瀬悦子の初期録音集!
 ☆2003年から2007年にかけてDENONにレコーディングしていた4枚のアルバムが、お得なBOXセットになってDANACORDから復刻!

 1999年マルタ・アルゲリッチ国際ピアノ・コンクールで優勝し、フランス、パリを拠点に活躍する才媛、広瀬悦子。
 「モシュコフスキー:ピアノ作品集」(PDACOCD866/DACOCD866)、「シェヘラザード」(XDACOCD985/DACOCD985」と注目のリリースを行ったデンマークのDanacord(ダナコード)から、2003年から2007年にかけてDENONにレコーディングしていた貴重な初期録音集がまとめて復刻!

 広瀬悦子のデビュー・アルバムであり華麗なピアノ・トランスクリプションを集成した『シャコンヌ』、「舞踏への勧誘」で幕を開けラヴェルの「ラ・ヴァルス」へと至るヴィルトゥオージックな舞曲集『ラ・ヴァルス』、豊かな表現力が発揮された『ファンタジー ~ 幻想曲集』、アルカンの「風」を軸にショパンとアルカンの傑作を組み合わせた『風』。
 現在では殆ど入手困難となっていた4枚のアルバムがセットになったお得なBOXセットです。

 ※録音:
  CD1:2003年8月25日-28日、彩の国さいたま芸術劇場(埼玉)(原盤:Denon COCQ-83732)
  CD2:2004年9月8日-10日、笠懸野文化ホール(群馬)(原盤:Denon COCQ-83957)
  CD3:2006年1月10日-12日、笠懸野文化ホール(群馬)(原盤:Denon COCQ-10)
  CD4:2007年4月23日-25日、彩の国さいたま芸術劇場(埼玉)(原盤:Denon COCQ-26)
 




DELPHIAN


DCD34328
(1CD-R)
特殊価格
\4200
ウィリアム・ウォルトン:ソングブック全集
 大市長のテーブルのための歌/
 恋する詠み人知らず/4つのアーリー・ソング/
 トライトンたち/緑の森の木の下で/
 ベアトリスの歌/Three 'Façade' Settings
シアン・ディッカー(ソプラノ)
サキ・カトウ(ギター)
クリスタル・タニクリフ(ピアノ)

 3人の若いアーティストによる、ウォルトンのソングブック全集!

 ウィリアム・ウォルトン作曲ソングブック全集。
 偉大な伴奏者ジェラルド・ムーアは彼の作品について「これらのウォルトンの曲は本当に素晴らしい」と記しています。
 ウォルトンの死後40年を経て、想像力豊かな3人の若いアーティストが、この作曲家の限りなく魅惑的な創意工夫ときらめくウィットをこのアルバムは届けてくれます。

 ソプラノ歌手のシアン・ディッカーは、豊かでコクのある声とドラマティックな才能で引っ張りだこです。
 シアン・ディッカーはシティ・ミュージック財団のアーティストであり、2023年2月のBBCミュージック・マガジンの「ライジング・スターズ」特集に掲載されました。
 2020年ロイヤル・オーバーシーズ・リーグ・コンクールでシンガーズ賞を受賞し、その後もブリテン=ピアーズ・アーツ、ライデール・フェスティバル、オックスフォード国際歌曲フェスティバルの若手アーティストとして出演しています。

 ※録音:2024年1月5日-7日、聖マリア教区教会(イギリス、ハディントン)
 
 

DCD34329
(1CD-R)
特殊価格
\4200
アイルランド北部の歌曲集 キャロライン・ドビン(メゾ・ソプラノ)
イアン・バーンサイド(ピアノ)、他
 ドロシー・パーク:
  ロード・トゥ・バリーデア、ソング・オブ・グッド・カリッジ、
  セント・コロンブス・ポエム・オン・デリー
 ジュアン・トリンブル:カントリー・マヨ
 パーク:
  トゥ・ザ・セイラーズ、ウィー・ヒューイ、ソング・オン・エグザイル、
  ア・ハニーカム、ウィンド・フロム・ザ・ウェスト
 トリンブル:ウェザース、Son ri en los ojos
 パーク:
  キルキール、ムーン・マジック、シング・ハイ=ホー!、
  ハズ・サロー・ザイ・ヤング・デイズ・シェイデド?
 トリンブル:子守歌、オーヴァー・ザ・パープル・ヒルズ
 パーク:ハウス・アンド・ザ・ロード、フォーリング・オブ・ザ・リーヴズ
 トリンブル:フェアリーズ、ア・ワンダーズ・ソング

 20世紀の女性作曲家2人によるアイルランド北部の歌曲集。
 ドロシー・パークは子供のための歌曲でよく知られていますが、ここではアイルランドの民謡の旋律と詩に浸った、もっと幅広い作曲家であることが明らかにしています。
 優れたコンサート・ピアニストであったジュアン・トリンブルは、1957年にBBCテレビのために書かれたオペラ『ブラインド・ラフテリー』など、出版された歌曲はわずかしか残しませんでしたが、その他にも珠玉の小さな作品を残しています。

 ※録音:2023年-2024年
 
 

DCD34340
(1CD-R)
特殊価格
\4200
ブリテン:カンティクル集
 ブリテン:
  カンティクル I.My beloved is mine and I am his、
  カンティクル II.Abraham and Isaac、
  カンティクル III.Still falls the Rain、
  カンティクル IV.Journey of the Magi、
  カンティクル V.The Death of Saint Narcissus
 プリオール・レーニエ:Cycle for Declamation
ジェイムズ・ウェイ(テノール)
ナタリー・バーチ(ピアノ)
ロッテ・ベッツ=ディーン(メゾ・ソプラノ)
ヒュー・カッティング(カウンターテナー)
ロス ・ランゴバン(バリトン)
アンネマリー・フェダーレ(ホルン)
アリス・ヒューズ(ハープ)

 ベンジャミン・ブリテンの5つの聖歌は、彼の恋人でありミューズであったピーター・ピアーズのために書かれたもので、彼の最も親密でスピリチュアルな音楽です。
 約30年の歳月をかけて作曲されたこの5つの聖歌は、詩、宗教、人間のあり方に対するブリテンの進化した反応を反映しています。
 テノール歌手のジェイムズ・ウェイと彼のデュオ・パートナーであり妻でもあるナタリー・バーチが、並外れたミュージシャンを率いて、これらのユニークな作品の感情の深さと複雑さをとらえた演奏を披露しています。
 このプログラムでは、1955年にピアーズのために書かれた、プリオール・レーニエの無伴奏作品「Cycle for Declamation」も演奏され、詩人ジョン・ダンの作品から引用した歌詞の中に、激しさと内省的というブリテンの「聖歌」との共通点を見出すことができます。

 ※録音:202年1月15日-17日、聖マリア教区教会(イギリス、ハディントン)
 
 

JDCD34331
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3500
ガブリエル・ジャクソン:クリスマス・ストーリー
 アドベント/クリスマス/
 エピファニー/キャンドルマス
 
 ※世界初録音
ベンジャミン・ニコラス(指揮)
オックスフォード・マートン・カレッジ合唱団
オックスフォード・マートン・カレッジ合唱団の少女聖歌隊
オックスフォード・コンテンポラリー・シンフォニア
オーウェン・チャン(オルガン)
フランソワ・クルト(オルガン)
DCD34331
\2700

 名門マートン・カレッジ合唱団新録音!G.ジャクソンが描くキリスト誕生の物語!

 ☆オックスフォード大学マートン・カレッジの名門合唱団によるクリスマス・アルバム!
 ☆合唱団と長きにわたり結びついてきた作曲家、ガブリエル・ジャクソンが描くキリスト誕生の物語!

 英国合唱界の2人の名匠ベンジャミン・ニコラスとピーター・フィリップスの指導の下、瞬く間にオックスフォード大学の混声合唱団の代表的存在の1つとなったマートン・カレッジ合唱団。
 Delphianからリリースした様々なアルバムは夥しい数の5つ星の批評を得るとともに、数多くのグラモフォン「エディターズ・チョイス」を獲得。
 ガブリエル・ジャクソンの 《われらが主イエス・キリストの受難》(DCD34222)で、BBCミュージック・マガジン賞の「合唱賞」を受賞し、イアン・ヴェナブルズの 《レクイエム》 とハウエルズの管弦楽伴奏付きモテットを収録したアンセム集(DCD34252)は、MusicWeb Internationalの年間最優秀レコーディングのひとつにノミネートされています。

 《クリスマス・ストーリー》 は、マートン・カレッジの牧師であるサイモン・ジョーンズがリブレットを作成。
 アドベント(降臨節)からキャンドルマス(聖燭祭)までの期間を舞台に、聖書の物語と典礼文、大学のメンバーが特別に依頼した4つの詩が織り交ぜられています。
 この新たな詩は、合唱団が誇る少女聖歌隊に委ねられ、作品の主要部分は、合唱団と、フルート、パーカッション、弦楽器、サックス、3本のトロンボーンのアンサンブルによって演奏されます。
 このトロンボーン3本が織り成すハーモニーは、ジャクソンが 《クリスマス・ストーリー》 を作曲する際に念頭に置いていた、シュッツらによる17世紀の作品の神聖な響きを思い起こさせます。

 ※録音:2023年12月11日-12日、マートン・カレッジ礼拝堂(オックスフォード)

 
 



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MELISM

MLSCD037S
(4CD)
\9700→\8990

19世紀と20世紀ギリシアの稀少ピアノ作品集

  ニコラオス・マンツァロス(1795-1872)
  ゲオルゲス・レオツァコス(1935-2024)
  レナ・キリアコウ(1917-1994):
 ファイドロス・カヴァラリス(b.1950):キプロスの小品集 より 第1曲
 ヤニス・アンドレウ・パパイオアヌ(1910-1989):
  ヤニス・コンスタンティニディス(1903-1984):ソナチネ第1番
  ミキス・テオドラキス(1925-2021)/シプリアン・カツァリス:
  ディミトリ・ミトロプーロス(1896-1960):
  ヤニス・アンドレウ・パパイオアヌ:
 【CD 1】
  1-2. ニコラオス・マンツァロス(1795-1872):シンフォニア第7番 ハ長調(手稿譜)
  3-8. ゲオルゲス・レオツァコス(1935-2024):グラン・モーヌのための6つのスケッチ
  レナ・キリアコウ(1917-1994):
   9. 2つの小品 Op.9 より 第1曲/10. 6つの交響的前奏曲 Op.8 より 第4曲
   11-12. コンスタンティン・キドニアティス(1908-1996):協奏曲第3番 KK.44
    (独奏ピアノ、シロフォン、ヴィブラフォンとパーカッションのための)
  13. ファイドロス・カヴァラリス(b.1950):キプロスの小品集 より 第1曲
  14-16. ヤニス・アンドレウ・パパイオアヌ(1910-1989):
   ピアノのための24の前奏曲 AKI51 より 第4曲、第7曲、第8曲
  17-19. ヤニス・コンスタンティニディス(1903-1984):ソナチネ第1番
  20. ミキス・テオドラキス(1925-2021)/シプリアン・カツァリス:
   テオドラキスの歌曲による自発的な即興曲
    シプリアン・カツァリス(ピアノ/1-20)、クリストス・コロヴォス(指揮/11-12)、
    コンスタンティノス・セレメティス(シロフォン/11-12)、セオ・ヴァザカス(ヴィブラフォン/11-12)、
    スピロス・ランプーラス(ティンパニ/11-12)、ディミトリス・マリナキス(ティンパニ/11-12)、
    アレクサンドロス・クリスティディス(ティンパニ/11-12)、
    スティリアニ・トリアンタフィル(ティンパニ/11-12)、
    ヴェアトリキ・アリシヌ(パーカッション/11-12)
     ※録音:2024年1月(アテネ、ライヴ録音/1-8、13-20)/
      2024年1月(アテネ/9-10)/2022年6月(アテネ/11-12)
 【CD 2】
  1-16. ニコラオス・マンツァロス:
   シンフォニア第1番 変ホ長調(ヴェントゥリーニ版)/シンフォニア第3番 変ホ長調(手稿譜)/
   シンフォニア第4番 変ロ長調 《大軍隊シンフォニア》(手稿譜)/
   シンフォニア第5番 ニ長調(手稿譜)/シンフォニア第6番 ヘ長調(手稿譜)/
   シンフォニア第7番 ハ長調(ベルトゥッツィ版)/シンフォニア第8番 ホ短調(手稿譜)/
   シンフォニア第18番 イ短調 《東洋風》(ヴェントゥリーニ版)
    シプリアン・カツァリス(ピアノ)
     ※録音:2022年3月(パリ/1-2、7-16)&2024年7月(パリ/3-6)
 【CD 3】
  ヤニス・コンスタンティニディス:
   1-14. ギリシア民謡による子供のための44の小品 より 第3組曲(第31番-第44番)/
   15-17. クレタ島民謡によるソナチネ第1番/
   18-31. ギリシア民謡による子供のための44の小品 より 第2組曲(第17番-第30番)/
   32-34. エピルスの民謡によるソナチネ第2番/
   35-50. ギリシア民謡による子供のための44の小品 より 第1組曲(第1番-第16番)/
   51-53. ドデカネス諸島の民謡によるソナチネ第3番/
   54-61. ギリシアの島々の8つの踊り(2台ピアノのための)/62-64. ソナチネ
    シプリアン・カツァリス(ピアノ/1-61)、ニコラオス・サマルタノス(ピアノ/54-64)
     ※録音:2020年7月(パリ/15-17、32-34、51-53)/
      2022年7月-8月(パリ/1-14、18-31、35-50、54-64)
 【CD 4】
  ディミトリ・ミトロプーロス(1896-1960):
   1-14. C.P.カヴァフィの詩による14のインヴェンション(メゾ・ソプラノとピアノのための)/
   15-17. ピアノ・ソナタ 変ホ長調 《私の魂》/18. 演奏会用小品(ヴァイオリンとピアノのための)
  19-21. ヤニス・アンドレウ・パパイオアヌ:
   C.P.カヴァフィの詩による3つの歌 AKI181(メゾ・ソプラノとピアノのための)
    アンゲリカ・カサリウ(メゾ・ソプラノ/1-14、19-21)、
    ニーナ・ピッサレヴァ・ジンバリスト(ヴァイオリン/18)、ニコラオス・サマルタノス(ピアノ/1-21)
     ※録音:2010年10月-12月(パリ/1-14、19-21)/2022年7月-8月(パリ/15-18)

 カツァリス&サマルタノスが贈る19~20世紀ギリシアの稀少ピアノ作品集!

 ☆シプリアン・カツァリス&ニコラオス・サマルタノスが贈る、19世紀~20世紀ギリシアの稀少なピアノ作品を4枚組に収めた規格外のプロジェクト!
 ☆輸入盤日本語解説付き!

 シプリアン・カツァリスと、カツァリスの自主レーベル「Piano 21」でもレコーディング・プロデューサーを務めていたギリシアのピアニスト、ニコラオス・サマルタノスが贈る規格外のプロジェクト!
 19世紀~20世紀のギリシアで生まれた初録音を含む稀少なピアノ作品をたっぷり収めた4枚組アルバムが、サマルタノスによって設立されたフランスのレーベル「Melism」からリリースされます!

 キプロス系であるカツァリスのルーツにも深い関係のあるギリシア(ギリシャ)の音楽。
 1821年の独立以降に登場したギリシア音楽に特化したアルバム(PMLSCD035/MLSCD035)に続いて、今回は19世紀の作曲家マンツァロスや前作でも取り上げた20世紀のパパイオアヌ、コンスタンティニディスから、指揮者としての功績に注目されがちなミトロプーロスの作曲家としての一面まで、ギリシア国外ではまだ取り上げられることの少ない知られざる領域を発掘します。
 CD1にはチケットが完売した2024年1月のアテネでのリサイタルの大部分が収録されており、2017年の世界初録音(P21057N)以来の再録音となった「テオドラキスの歌曲による自発的な即興曲」でのカツァリス得意の即興パフォーマンスにも注目です。この2人だからこそ実現したであろうビッグ・プロジェクトにご期待ください。

 ※録音:2010年~2024年
 




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NCM KLASSIK



XNCMK9005
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

ロバート・マン、ドロシー・ディレイ門下の世界的名手、イ・キョンソン
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集

  ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78
  ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
  ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
イ・キョンソン
 (ヴァイオリン/
  1723年製ヨーゼフ・グァルネリ)
イ・ジンサン(ピアノ/第1番)
ノ・イェジン(ピアノ/第2番)
キム・テヒョン(ピアノ/第3番)

NCMK9005
\2700→\2490

 ロバート・マン、ドロシー・ディレイ門下の世界的名手、イ・キョンソンがグァルネリで奏でるブラームス!

 ソウル大学ではキム・ナミュンに、ピーボディ音楽院ではシルヴィア・ローゼンバーグに師事してアーティスト・ディプロマと修士の学位を取得。ジュリアード音楽院ではロバート・マン、ドロシー・ディレイなどの世界的名指導者に師事したヴァイオリニスト、イ・キョンソン。1991年、韓国人で初めてワシントン国際コンクールで1位に輝き、同年のモントリオール国際コンクール、レオポルト・モーツァルト国際ヴァイオリン・コンクール、1993年のエリザベート王妃国際音楽コンクール、1994年のチャイコフスキー国際コンクールなど、名だたる国際コンクールで入賞し、世界の舞台でその実力を認められた韓国を代表するヴァイオリニストの1人です。

 ソリスト、室内楽奏者として活躍すると同時に、アメリカのオバーリン音楽院とヒューストン大学で准教授を務めた後、母国のソウル大学の教授に着任。
 2023年にはインディアナ大学ジェイコブズ音楽院のヴァイオリン専攻の権威ある「ドロシー・リチャード・スターリング・チェアー」に招聘され、2024年にはベルギーのエリザベート王妃国際音楽コンクールのヴァイオリン部門の審査員に選出されるなど、世界各地で活躍を続けています。

 ブラームスの3曲のヴァイオリン・ソナタは母校であるソウル大学で収録されており、作品の特徴を最大限に描くため3曲とも異なるピアニストと共演しているところもポイント。
 美しく柔らかさ音色と表現力の強さがブラームスの陰影、ロマンティシズム、高揚感を巧みに表現しています。

 ※録音時期:2018年9月26日、2019年1月14日&5月5日
 ※録音場所:ソウル大学コンサートホール(ソウル、韓国)
 ※録音方式:ステレオ(デジタル/DSD)

 
 
 

XNCMK9003
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
ブラームス:ピアノ三重奏曲集
 ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.8
 ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87
トーナス・トリオ
 〔ヤン・コウン(ヴァイオリン)、
  イ・カンホ(チェロ)、
  チュ・ヒソン(ピアノ)〕
NCMK9003
\2700

 ボストンのニューイングランド音楽院出身の名手たち、韓国常設のピアノ三重奏団、トーナス・トリオのブラームス!

 韓国の第1線で活躍を続けるヴァイオリニスト、チェリスト、ピアニストによって結成された常設のピアノ三重奏団、トーナス・トリオによるブラームスのピアノ三重奏曲集。

 ボストンのニューイングランド音楽院出身という共通点を持つヴァイオリンのヤン・コウン、チェロのイ・カンホ、ピアノのチュ・ヒソンによって構成されているトーナス・トリオは、アメリカ北東部10都市ツアーを成功させた後に演奏拠点を韓国へと移し、ロシアン・レパートリー、ブラームスのピアノ三重奏曲全曲、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲全曲の演奏に取り組み大成功を収めています。

 ヴァイオリンのヤン・コウンは1991年のパガニーニ国際音楽コンクールにおいて入賞を果たし、留学経験のない韓国育ちの演奏家が著名な国際音楽コンクールで入賞を果たすという快挙を達成した音楽家(アメリカ留学前に受賞)。
 チェロのイ・カンホも12歳でソウル市立交響楽団と共演を果たした経歴を持ち、ピアノのチュ・ヒソンはロンドンでのリサイタルを聴いた評論家ジェフリー・クランクショウに「バッハの最初の小節を聴いた瞬間から、真のアーティストだと悟ることができた。」と激賞されたエピソードを持っています。

 ※録音時期:2017年9月1日、2018年7月2日
 ※録音場所:スタジオ・パジュ(韓国)、ソウル大学コンサートホール(韓国)
 ※録音方式:ステレオ(デジタル/DSD, DXD)
 
 


NCMK9016
\2700
オーケストラ・アンサンブル・ソウル!
 ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」!

  ベートーヴェン:交響曲第3番 Op.55《英雄》
オーケストラ・アンサンブル・ソウル
イ・ギュソ(指揮)

 韓国を代表する室内オーケストラを目指しソウル大学音楽学部の卒業生たちによって2014年1月に創設されたオーケストラ・アンサンブル・ソウル。共演したピアニストのソン・ヨルムから「韓国のネヴィル・マリナーとアカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(ASMF)」と激賞されるなど急速に存在感を高めてきたチェンバー・オーストラです。

 創設以降、芸術監督を務めるイ・ギュソはウィーンで指揮法を学び、アンドレス・オロスコ=エストラーダからは「彼(イ・ギュソ)の指揮は簡潔だが、常にそれだけで十分です。
 なぜならばその音楽の全てが彼の頭と手の中にあるのですから。」と評されるなど、洗練されたバトンテクニックと音楽性を兼ね備えた期待の指揮者です。

 2018年から2022年にかけてベートーヴェン生誕250周年を記念して、民間の音楽団体として初めて「芸術の殿堂(ソウル・アーツ・センター)」での「ベートーヴェン交響曲&ピアノ協奏曲全曲シリーズ」を企画して大喝采を浴びており、当盤にはそのシリーズのハイライトでもある「エロイカ」が収められています!

 ※録音時期:2021年8月31日/※録音場所:ソウル・アーツ・センター(ソウル、韓国)/※録音方式:ライヴ、ステレオ(デジタル) 
 


NCMK9002
\2700
イ・ギュソ率いるオーケストラ・アンサンブル・ソウル、
 モーツァルトの「交響曲第29番」「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」

  モーツァルト:
   交響曲第29番イ長調 K.201
   セレナード第13番ト長調 K.525《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》
オーケストラ・アンサンブル・ソウル
イ・ギュソ(指揮)

 2014年にキム・ボムソリを迎えて行われた創立記念コンサートで堂々たるデビューを飾ったイ・ギュソ率いるオーケストラ・アンサンブル・ソウル。

 前身である「ソウル大学室内管弦楽団」から「オーケストラ・アンサンブル・ソウル」へと生まれ変わり、最初のレコーディングのためにイ・ギュソとメンバーが選んだのは、モーツァルトの「交響曲第29番」と「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の2曲。後期の有名交響曲ではなく敢えて「第29番」を選曲したのは、その探求心と自信を証明していると言えるでしょう。

 ドイツ・グラモフォンの元副社長でロッテルダム・フィル、フランス放送フィル、ソウル市立響のアーティスティック・アドバイザーを歴任したマイケル・ファインからイ・ギュソとオーケストラへ向けて「今、本当に楽しい気持ちであなたのモーツァルトを聴いています。
 スタイリッシュで、機敏で、温かく、透明感があり、対位法が最も自然な形で美しく表現されています。
 そして録音は暖かく、親密なサウンドを創り上げています。心から拍手を送ります!」という賛辞が送られました。

 ※録音時期:2017年2月27日-28日/※録音場所:スタジオ・パジュ(韓国)/※録音方式:ステレオ(デジタル/DXD)
 
 


NCMK9009
\2700
シューマン、ブラームス&ブルッフ ~ 後期ヴィオラ作品集
 ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120
 ブルッフ:ロマンス Op.85
 シューマン:おとぎの絵本 Op.113
シン・ユンギョン(ヴィオラ)
ハン・ジウン(ピアノ)

 7歳で大邱交響楽団と共演を果たしてソロ・デビューを飾り、フィラデルフィアのテンプル大学でイザイの最後の弟子であるレジェンド、ヤッシャ・ブロドスキーに師事した韓国の音楽家シン・ユンギョンの自身初となるソロ・レコーディング。

 当初はヴァイオリンの演奏をメインとしていたシン・ユンギョンでしたが、演奏活動を重ねていく中でヴィオラの音色に魅了され、本格的にヴィオラ奏者として活動することに。
 初のソロ録音がヴィオラによる演奏となったことも自然の流れでした。作品の選択に始まり、和声の変化と構造、音楽の流れを入念に分析しながら、作曲家の意図を把握し、そこへ限りなく近づくために努力したというシン・ユンギョン。韓国におけるソロ楽器としてのヴィオラの知名度の向上に大きな役割を果たしています。

 ※録音時期:2021年3月13日、4月20日、5月3日/※録音場所:イシン・ホール(ソウル、韓国)/※録音方式:ステレオ(デジタル/DSD)
 
 

NCMK9004
\2700
チュ・ヒソンの自叙伝的なアルバム
 ベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア」と「テンペスト」

  ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106《ハンマークラヴィーア》
   ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2《テンペスト》
チュ・ヒソン
 (ピアノ/スタインウェイ)

 数多くの国際コンクールでの受賞歴とロンドンやボストン、ベルリンなど世界各国のステージでプロのピアニストとして演奏を行ってきたにもかかわらず、これまで1枚のアルバムも発表しなかった理由について「ソロ・アルバムを発表するには自分自身にはまだ(経験も技術も)不足していると思ったから」と謙虚に語ったチュ・ヒソン。

 長い年月と熟慮の末に導き出した自身初のレコーディングのプログラムは、まさに満を持してという言葉が相応しいベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア」と「テンペスト」の2作品。

 自身がより円熟するまで機会を探り続けた末のベートーヴェンには、安らかで暖かく、しかし激情的で、時には表現しきれないほどの喜びと悲しみが同時に含まれており、チュ・ヒソンの数十年に渡る演奏家人生の自叙伝的なアルバムに仕上がっています。

 ※録音時期:2018年1月9日&11日/※録音場所:Nコンツェルトハウス(ソウル、韓国)/※録音方式:ステレオ(デジタル/DXD)
 




POLSKIE RADIO


PRCD2461
\2800
アッラ・ポラッカ! ~ エルスネル、ドブジンスキ、ショパン:
 4手のためのピアノ作品集

  ユゼフ・エルスネル:
   ソナタ 変ロ長調 Op.16/ポロネーズ ハ長調/
   ポロネーズ ト長調/ポロネーズ ヘ短調/
   クロイツェルの歌劇《ロドイスカ》序曲の主題によるポロネーズ ホ長調/
   ケルビーニの歌劇《二日間》行進曲の主題によるポロネーズ ホ長調/
   グレトリーの主題によるポロネーズ ト長調
  ショパン:ムーアの民謡風主題による変奏曲 ニ長調
   (エキエルによる再構成)
  ドブジンスキ:
   ポロネーズ ニ長調 Op.3/ロンド・アッラ・ポラッカ Op.6
クションジェク・ピアノ・デュオ
 (1847年製ブロードウッド)
  〔クシシュトフ・クションジェク(ピアノ)、
   アグニェシュカ・ザハチェフスカ=クションジェク(ピアノ)〕

 クションジェク・ピアノ・デュオ新録音!1847年製ブロードウッドの繊細な響き!

 今注目のクションジェク・ピアノ・デュオが、ショパンとドブジンスキ、そして両名の師であるエルスネルの書いた4手ピアノ作品を、ヴィンテージのブロードウッド・ピアノで収録した貴重な録音が登場!
 クションジェク・ピアノ・デュオの2人は、結成以来歴史的な楽器による演奏に情熱を注いでおり、本作でも精巧に修復されたジョン・ブロードウッド・アンド・サンズ社のピアノを使用しています。
 この楽器の軽やかで独特な音色、現代のピアノとは異なる繊細な響きが、19世紀初頭のワルシャワのサロン音楽にふさわしいサウンドを生み出しています。

 クションジェク・ピアノ・デュオは2012年のデュオ結成以来、スワヴォミール・チェルピク、マリア・スワジュガー=クラコフスカ、アリエ・ヴァルディといった名教師たちに指導を受け、2019年にはチェコのイェセニークで開催された第21回シューベルト国際ピアノデュオ・コンクールにおいて第2位と特別賞(シューベルト賞)を受賞するなど、現在ポーランドで最も勢いのあるピアノ・デュオの1つとして大きな期待を寄せられています。

 ※録音:2024年、ポーランド放送S1スタジオ(ポーランド、ワルシャワ)
 
 

PRCD2428
\2800
シューベルト:4手のためのピアノ作品集
 シューベルト:
  性格的行進曲 第2番 ハ長調 D968b
  大ロンド イ長調 D951
  アレグロ イ短調(人生の嵐)D947
  ハンガリー風ディヴェルティスマン ト短調 D818
  性格的行進曲 第1番 ハ長調 D968b
タマラ・グラナト
アドリアン・クレダ(ピアノ)

 モーツァルトに続いて4手のための音楽に大きな関心を注ぎ、ピアノ二重奏の技法を発展させたシューベルト。タマラ・グラナトとアドリアン・クレダのデュオはこれらの名作から多彩な表現を引き出しています。
 シューベルトは友人に「最も優れたピアニストでさえもピアノを乱暴に叩く傾向があり、それは心も精神も満たさない」と嘆いたことがありますが、そのような悪しき習慣とは対極にある演奏解釈に、シューベルトもきっと満足してくれることでしょう。

 ※録音:2023年7月18日-20日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
 
 

PRCD2462
\2800
ミハウ・ペポル:チェロテープス
 ミハウ・ペポル(b.1976):
  ザ・ソウル・イズ・フリー/
  ヴァルミアの憂愁
   (J.S.バッハ:《無伴奏チェロ組曲第5番》のサラバンドによる)
  パヴェウ・ミキェティン:アルバムの一葉
  アルヴォ・ペルト:鏡の中の鏡
  スティーヴ・ライヒ:チェロ・カウンターポイント
  ミハウ・ペポル:孤独 P短調
ミハウ・ペポル(チェロ)

 『チェロテープス』は、ポーランドのチェリスト、ミハウ・ペポルによる独創的なプログラムで、クラシックから現代音楽まで幅広い作品をチェロで表現しています。
 ペポルのオリジナル曲《ザ・ソウル・イズ・フリー》や《孤独 P短調》では、チェロを通して個人的な感情が深く表現されています。
 バッハの作品をペポルが編曲した《ヴァルミアの憂鬱》では古典と現代が交錯し、ポーランドの自然と精神性が響きます。
 また、ペルトの《鏡の中の鏡》やライヒの《チェロ・カウンターポイント》といったミニマル音楽も収録され、チェロの多面的な表現が楽しめる1枚です。

 ※録音:2023年(ワルシャワ)
 
 

PRCD14741476
(1CD)
【旧譜】
特殊価格 \5400
イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ、
 3幕からなるオペラ《モンバル、あるいは海賊》

  ドブジンスキ:歌劇《モンバル、あるいは海賊》(1836-38)
ポーランド放送交響楽団&合唱団
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)
ラファウ・バルトミンスキ(テノール)
パヴロ・トルストイ(テノール)
エヴァ・ビエガス(ソプラノ)、他

 ドブジンスキの知られざるオペラがウカシュ・ボロヴィチの手によって甦る!

 ショパンの師エルスネルによって「並外れた才能」と評されたポーランド初期ロマン派の作曲家イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867)。
 3幕からなるオペラ《モンバル、あるいは海賊》は彼が残した唯一のオペラで、1836年から1838年にかけて作曲されましたが、オペラ全体の初演は作曲から20年以上待たねばなりませんでした。
 初演にはモニューシュコのオペラ初演にも参加していた当時最高のソリストたちが出演しましたが、そのわずか12日後に一月蜂起が勃発したため、《モンバル》は公演リストから外され、それ以降舞台に戻ることはありませんでした。

 この録音は2010年に指揮者ウカシュ・ボロヴィチの手によって行われた復活上演の記録で、主要なソリストにはラファウ・バルトミンスキやエヴァ・ビエガスといった実力派が揃い、長らく忘れられていた幻の作品を生き生きと蘇らせています。

 ※録音(ライヴ):2010年9月19日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)
 
 


PRCD2231
(1CD)
【旧譜】
特殊価格 \5400
カロル・シマノフスキ(1882-1937)による
 1幕のオペラ《ハギート》

  シマノフスキ:歌劇《ハギート》 Op.25
ポーランド放送交響楽団
ミハウ・クラウザ(指揮)
ヴィオレッタ・ホドヴィチ(ソプラノ)
リシャルト・ミンキェヴィチ(テノール)、他

 カロル・シマノフスキ(1882-1937)による1幕のオペラ《ハギート》は、聖書のモチーフを取り入れたドラマティックな作品で、1912年から1913年にかけて作曲されました。
 初演は第一次世界大戦の影響で遅れ、1922年にエミル・ムイナルスキの指揮のもとワルシャワにて実現しました。
 このオペラの制作はポーランドが独立を目指して闘争していた困難な時期と重なっており、当時のポーランド文化を象徴する名刺代わりの作品といってもよいでしょう。
 その複雑な編成ゆえに稀にしか上演されませんが、シマノフスキ独特の音楽語法が光る名作です。

 ※録音:2018年9月16日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ライヴ)
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DOREMI



DHR 8251
(2CD)
\4400→\3990
クラウス・テンシュテット LIVE 第5集
 ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op.21
 ベートーヴェン:交響曲第2番 ニ長調 Op.36
   トロント交響楽団
    録音:1977年9月8日/マッセイホール
 
 チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 Op.33
   ポール・トルトゥリエ(チェロ)、フィラデルフィア管弦楽団 
    録音:1988年1月8日/フィラデルフィア
 
 ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
   シカゴ交響楽団
    録音:1984年5月31日、6月2日/シカゴ
クラウス・テンシュテット(指揮) 

 テンシュテット白熱ライヴ集第5弾!

 テンシュテットのお宝ライヴ音源集、第5弾。
 トロント響、フィラデルフィア管、シカゴ響との貴重な演奏記録です。
 



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POLSKIE RADIO



PRCD23802381
(2CD)
特別価格
\4200→\3890
ポーランドの重鎮ピアニスト
 アンドレイ・ラトゥシンスキ ~ レトロ・スペクティヴ
アンドレイ・ラトゥシンスキ(ピアノ)
 【CD 1】
  J.S.バッハ:協奏曲 ニ短調 BWV1052
    ポーランド室内管弦楽団、イェジ・マクシミウク(指揮)
    ※録音:1978年(ワルシャワ)
  J.S.バッハ:幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
    ※録音:1975年4月27日(ワルシャワ)
  J.S.バッハ(マイラ・ヘス編):主よ人の望みの喜びよ
    ※録音:1976年8月26日(ワルシャワ)
  ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22
    ※録音:1975年4月27日(ワルシャワ)
  メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op.25
    クラクフ・ポーランド放送交響楽団、マレク・ピヤロフスキ(指揮)
    ※録音:1976年5月28日(クラクフ)
 【CD 2】
  ショパン:バラード第4番 ヘ短調 Op.52
    ※録音:1975年4月27日(ワルシャワ)
  グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
    クラクフ・ポーランド放送交響楽団、マレク・ピヤロフスキ(指揮)
    ※録音:1977年2月25日(クラクフ)
  ドビュッシー:2つのアラベスク
    ※録音:1976年8月26日(ワルシャワ)
  リスト:ハンガリー民謡による幻想曲 S.123
    クラクフ・ポーランド放送交響楽団、マレク・ピヤロフスキ(指揮)
    ※録音:1981年4月14日(クラクフ)
  ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11 より 第3楽章
    シンフォニア・ヴァルソヴィア、クジェゴシュ・ノヴァク(指揮)
    ※録音:1999年5月29日

 ポーランド放送のアーカイヴ・シリーズ!アンドレイ・ラトゥシンスキの卓越したピアニズム!

 ポーランドの公共放送局『ポーランド放送(Polskie Radio/Polish Radio)』の自主レーベル「Polskie Radio」が制作する、同局のアーカイヴに眠っていた名演を蘇らせるシリーズ「FROM THE POLISH RADIO ARCHIVES」からの、アンドレイ・ラトゥシンスキの演奏を収めた2枚組アルバム。
 1949年生まれのラトゥシンスキは早くからピアニストとしての才能を発揮し、フェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノ・コンクールで注目を浴びました。
 その後、ドイツでキャリアを築き、レナード・バーンスタインやヘルベルト・フォン・カラヤンといった名指揮者とも共演しています。
 本アルバムにはバッハやショパン、グリーグ、ドビュッシーの名作が収められ、ラトゥシンスキの卓越した技術と表現力を堪能できます。

 ※録音:1975年~1999年



 ポーランドのピアニスト、アンジェイ・ラトゥシンスキは、1949年11月9日うまれ。ワルシャワのショパン音楽アカデミーで学び、ホルヘ・ボレ、アルトゥール・ルービンシュタイン、ウラジミール・ホロヴィッツに師事を続けました。
 1973年にボルツァーノで開催された「ブゾーニ」コンクール、1974年にモスクワで開催された「チャイコフスキー」国際コンクールで入賞し、栄誉を獲得しました。

 これまでにスイス・ロマンド管弦楽団、ウィーン交響楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、バーゼル放送交響楽団、シドニー交響楽団、メルボルン交響楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団などと共演。ソリストとして、また室内楽のパートナーとして、プエルトリコの「パブロ・カザルス」音楽祭、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、ベルリン音楽祭などで演奏。
 彼のレパートリーは、J.S.バッハ、W.A.モーツァルト、L.V.ベートーヴェン、ヨハネス・ブラームス、セルゲイ・ラフマニノフ、プロコフィエフの作品に加え、フレデリック・ショパンからルトスワフスキ、ペンデレツキまで、ポーランドの作曲家の作品が並んでいます。

 


<メジャー・レーベル>

DHM



19658710702
\3100
ヴィンスバッハ少年合唱団&ラウテン・カンパニー
 「もろびと声あげ~クリスマス・アルバム」

 メンデルスゾーン:歓び歌え、地の民よ Op.79-1
 トラディショナル/トーマス・ヘルモア編:
  久しく待ちにし主よとく来たり
 トラディショナル/マックス・レーガー編:高く戸を上げよ
 ブラームス:おお救世主よ、天を開け Op.74-2
 トラディショナル/ボー・ウィゲット編:
  グリーンスリーヴズ - レノン&マッカートニー/ウィゲット編:ノルウェーの森
 トラディショナル/エドガー・ペットマン編:
  天使ガブリエルは天から舞い降りて
 トラディショナル/ルートヴィヒ・ベーメ編:ヒューロンのキャロル
 トラディショナル/アリエル・ラミレス編:巡礼
 ローベルト・フォルクマン:
  ミサ曲第2番 変イ長調Op.29~II. グローリア
 トラディショナル/カール・ティール編:もろびと声あげ
 トラディショナル/フリーデマン・ヴィンクルホーファー編:
  神の子は子供となられた
 ミヒャエル・プレトリウス:暁の星の輝きのいかに美しきかな
 アンドレア・ファルコニエーリ:チャッコーナ
 トラディショナル/M.プレトリウス編:羊飼いたち、彼を喜びたたえよ
 トラディショナル/J.S.バッハ編:まぶねのかたえに
 トラディショナル/ヘルムート・バルブ編:ベツレヘムよ、小さい街
 トラディショナル/カール・リーデル編:大地と星空を喜べ
 トラディショナル/リーデル編:羊飼いよ来れ
 トラディショナル/リーデル編:すべての神よ、我らを讃美せよ
 マルティン・ルター/M.プレトリウス編:高き天より、我は来たれり
 フランツ・クサーヴァー・グルーバー/グスタフ・シュレック編:
  きよしこの夜
ヴィンスバッハ少年合唱団
ラウテン・カンパニー(ピリオド楽器アンサンブル)
ルートヴィヒ・ベーメ(指揮)
 録音:2024年1月27,28日、7月3日、ドイツ、アンスバッハ、聖グンベルトゥス教会

 ヴィンスバッハ少年合唱団は、世界で最も優れた少年合唱団のひとつとして称賛されています。彼らの新しいアルバム『もろびと声あげ(In dulci jubilo)』には、稀少なクリスマス・キャロルから巧みに選ばれた楽曲が収録されており、時を超えた名曲とあまり知られていない珠玉の作品が融合しています。中にはフェリックス・メンデルスゾーンの壮大なモテット『歓び歌え、地の民よ』や、13世紀の賛美歌『久しく待ちにし主よとく来たり(Veni, veni, Emanuel)』などが含まれています。
 中世から20世紀に至るまでの作品を網羅しており、多様な音楽スタイルや伝統を紹介しています。長く愛されるイギリスの古典『グリーンスリーヴズ』から、アリエル・ラミレスのラテン・アメリカの曲『巡礼』まで、さまざまなクリスマスの伝統が映し出されます。ピリオド楽器アンサンブルのベルリン・ラウテン・カンパニーとの共演で、合唱芸術と歴史的な深みが見事に調和した特別な作品となっています。慎重に選ばれたレパートリーと豊かで本格的な編曲は、クリスマスの精神を真にユニークで魅力的な形で表現しています。
 


19802851022
\3100
ウエルガス・アンサンブル
死者のためのミサ~アモン宗教的作品集

 ブラジウス・アモン:
  死者のためのミサ(4声)
  賢者たち(東方の三博士)はその星を見て(5声)
  地上は暗闇となった(4声)
  主よ、いかに増大するや(7声)
  神よ、我を憐れみたまえ(ミゼレーレ・メイ、デウス:5声)
  小さい男の子(6声)
ウエルガス・アンサンブル
パウル・ヴァン・ネーヴェル(指揮)
 録音:2024年8月25,26日、ベルギー、アントワープ、聖パウルス教会

 ウエルガス・アンサンブルが2024年の大発見として紹介するのは、オーストリアの作曲家ブラジウス・アモンの音楽です。アモンは、インスブルックのフェルディナンド2世大公の宮廷礼拝堂で聖歌隊員として音楽のキャリアをスタートさせ、そこでフランドル出身の楽長アレクサンダー・ウテンダルから音楽を学びました。次に彼を指導したのは、ヴェネツィア楽派の巨匠アンドレア・ガブリエリでした。ウィーンに戻った後、アモンはフランシスコ会に加わり、1585年頃にはハイリゲンクロイツのフランシスコ会修道院で聖歌指導者として任命されました。
 アモンはわずか30歳にも満たない短い生涯を送りましたが、その間に国際的に高く評価される多くの高品質な作品を残し、当時の音楽市場で非常に需要の高い作曲家として名を成しました。そのため、わずか10年の間に、彼自身の作品のみで構成された5つの音楽集が出版されました。1609年にアントワープで出版されたファレシウスのアンソロジー「Florilegium sacrarum」にはアモンの作品も含まれています。この作品集は、フランコ・フラマン模倣技法とヴェネツィア風多声合唱様式という2つのスタイルが特徴です。アモンは前者の名手であり、さらに後者を採用した最初のドイツ語圏の作曲家で「驚くほど独創的」とパウル・ファン・ネーヴェルは評価しています。彼は、ウエルガス・アンサンブルと共に、7声の『死者のためのミサ曲』と、1590年ウィーンで出版された『聖歌集(Sacrae cantiones)』からのモテットを含むアンソロジーを作成しました。
 


19802860382
\3100
カペラ・デ・ラ・トーレ
 「アーベントムジーク~夕べの音楽~ブクステフーデ他」

 ブクステフーデ:汝らが言葉と行いで示すすべてを BuxWV 4
 ブクステフーデ:前奏曲、フーガとシャコンヌ ハ長調 BuxWV 137~
  III. シャコンヌ(ボイムル編)
 ブクステフーデ:主よ、あなたさえこの世にあれば BuxWV 38
 ブレイヤー:タッフェル・コンソート(マスカラーダ)
 ブクステフーデ:ミサ・ブレヴィス イ短調 BuxWV 114
 ブクステフーデ:谷川慕いて鹿のあえぐごとく BuxWV 92
 ブクステフーデ:カンツォネッタ ト長調 BuxWV 171
 グラッベ:クラッベ・ショー(イントラーダ)
 ブクステフーデ:我らを主のもとへ行かせたまえ BuxWV 81
 ブクステフーデ:見よ、何という幸せ、何という喜び(カノン)
 デッカー:バビロン川のほとりに(コラール)
 トゥーンダー:バビロン川のほとりに
 トゥーンダー:主よ、平和を与えたまえ
 ブクステフーデ:主の僕たちよ、主を賛美せよ BuxWV 69
 シュニッテルバッハ:組曲ト短調~
  プレリュード、アルマンド、クーラント、ジーグ
 ブクステフーデ:主は我と共にありせば BuxWV 15
マーガレット・ハンター(ソプラノ)
イザベル・シッケタンツ(ソプラノ)
フローリアン ジーヴァース(テノール)
マルティン・シッケタンツ(バス)
カペラ・デ・ラ・トーレ(ルネサンス管楽器アンサンブル)
カタリーナ・ボイムル(指揮)
 録音:2023年5月22-25日、ドレスデン、カディッツ、エマウス教会



 カペラ・デ・ラ・トーレはカタリーナ・ボイムルの指揮のもと、17世紀に確立されたドイツ、リューベックの「アーベントムジーク」の伝統に新たな息吹を吹き込みます。夕ベのコンサートは礼拝以外で開催された最初の定期的な教会音楽イベントであり、地域社会にとって、くつろぎつつも祝祭的な雰囲気の中で聖歌を楽しむ特別な機会を提供していました。
 ディートリヒ・ブクステフーデ[1637-1707]はリューベックで活躍したバロック時代の重要な作曲家でありオルガニストで、彼の革新的なカンタータ、魅力的なオルガン作品、そして複雑な室内楽は、北ドイツ音楽に多大な影響を与えただけでなく、ヨハン・セバスティアン・バッハのような音楽家や作曲家にも忘れがたい痕跡を残しました。
 今回のアルバムにはブクステフーデの傑作が豊富に収録されており、『ミサ・ブレヴィス』も含まれています。この5声のミサ曲は、緻密な対位法と深い精神性をもってミサの本質を優雅に表現しています。また有名なカンタータ『我らを主のもとへ行かせたまえ』は、賛美歌を8つの詩節で活気に満ちたリトルネッロを交えて見事に織りなすブクステフーデの作曲技術を示しています。さらに深く表現豊かな『主よ、あなたさえこの世にあれば』は、オスティナート技法の達人としての力量を示し、繰り返される低音テーマの上に浮かび上がるソプラノの旋律を際立たせています。『主の僕たちよ、主を賛美せよ』は、輝かしい詩編として喜びに満ちた活気が溢れており、各作品は精神的な内省と芸術的な卓越性の世界へと誘います。
 またブクステフーデのほかにも、17世紀リューベックの豊かな音楽的タペストリーにおいて重要な役割を果たした同時代の作曲家であるフランツ・トゥーンダー、ヨハン・グラッベ、そしてヨアヒム・デッカー、ナタナエル・シュニッテルバッハ、ニコラウス・ブレイヤーらの作品も収録しています。
 カペラ・デ・ラ・トーレは、世界で最も著名な初期管楽器音楽のアンサンブルのひとつです。2005年にショームの専門家であるカタリーナ・ボイムルによって結成され、それ以来、1000回を超えるコンサート、これまでに20枚のCD、そして数多くのライヴ録音で、常に新たな感動を観客に届けてきました。過去の世紀の音楽を現代の耳に響かせるため、歴史的・音楽学的な最新の研究成果が彼らのプログラムに絶えず反映されています。これには特に、資料や原典との対話が含まれます。
 2015年リリースの『Water Music』で、ECHO Klassik賞「アンサンブル・オブ・ザ・イヤー」を、2017年には『Da Pacem - Echoes of the Reformation』で再び「ECHO Klassik」賞を受賞しました。2018年には『Una Serata Venexiana』で「OPUS Klassik」賞を受賞。2022年リリースのアルバム『モンテヴェルディ:メモリーズ』でも再受賞しています。
 


19802841712
\3100
声楽アンサンブル「カントゥス・チューリンギア」と
 チェンバロ奏者のベルンハルト・クラップロット

  「ヴィットリア・アレオッティ~マドリガーレの花環」
 1. パスクィーニ:トッカータ ハ長調
 2. アレオッティ:
  『夜明けとともに陽は目覚め』
  『命を得るために口づけをする』『ああ、私の心は何度も無駄に』
 3. パスクィーニ:トッカータ ト短調
 4. アレオッティ:『愛しています、私の命の人よ』『私はずっとお前を愛す』
 5. パスクィーニ:トッカータ ニ短調
 6. アレオッティ:『私の心はなぜ泣いているのか』『私は泣いている』
 7. パスクィーニ:ルッジェーリ ト長調
 8. アレオッティ:『私の魂よ』『おお、甘い永遠の愛よ』
 9. ルッツァスキ:カンツォン ヘ長調
 10. アレオッティ:『Al turbar de' bei lumi』
 11. パスクィーニ:カンツォン イ短調
 12. アレオッティ:『信じたら急いで』『あなたのための時』
 13. パスクィーニ:第一旋法 ニ短調
 14. アレオッティ:『Mentre l'ardite labbia』『ああ、他に何か』『苦しみの炎から私は』
 15. パスクィーニ:トッカータ イ短調
 16. アレオッティ:『ああ、私に何が起こっているか』
 17. パスクィーニ:カンツォン第2番イ短調
 18. アレオッティ:『愛しい人よ、なぜ泣くの』
 19. ルッツァスキ:トッカータ ホ短調
 20. アレオッティ:『お前を愛さずに居られようか、わが心の人よ?』
 21. ルッツァスキ:第二旋法によるリチェルカーレ
 22. アレオッティ:『おお、私の優しい魂よ』
 23. ルッツァスキ:第一旋法によるリチェルカーレ
 24. アレオッティ:
  『Se del tuo corpo』『しかし主よ、あなたには何が見えましょう』
カントゥス・チューリンギア(2,4,6,8,10,12,14,16,18,20,22,24)
ベルンハルト・クラップロット
 (チェンバロ:1,3,5,7,9,11,13,15,17,19,21,23)
 録音:2021年2月19,20日、2023年9月18,19日、ヴァイマール、ヨハネス教会

 ヴィットリア・ラファエッラ・アレオッティは、16世紀初の女性作曲家のひとりであり、音楽界を代表する人物のひとりです。またチェンバロ奏者、オルガン奏者、指揮者としても知られています。
 フェラーラの音楽界で影響力のあったエステ宮廷で育ち、姉が音楽の稽古をしているところを聞きかじり、その後6歳でチェンバロを弾き、14歳でサン・ヴィート女子修道院に入りそこで音楽教育を続けました。後に故郷フェラーラ近郊のサン・ヴィート修道院長となり、高齢になるまで作曲を続け、アルフォンソ・デステ公爵、ローマ教皇クレメンス8世、オーストリアのマルガレーテ大公妃などから賞賛されました。作曲活動に加え修道院のオルガニストとしても活動し、さらには器楽奏者と声楽家から成る大規模なアンサンブルを指揮して演奏会を行なっていたようで、同時代の作家エルコーレ・ボットリガーリの著作によると、この合奏団はイタリア屈指のアンサンブルのひとつであったといわれています。アレオッティが16歳の時に初めて作曲したマドリガーレは隠れた名曲とされています。ポリフォニックな洗練さと感情の深さを備えたマドリガルは、彼女の革新的な作曲スタイルの証です。
 声楽アンサンブル「カントゥス・チューリンギア」とチェンバロ奏者のベルンハルト・クラップロットによるこのアルバムは、アレオッティの美しいマドリガルに命を吹き込みます。こ彼女の素晴らしい才能を強調するだけでなく、ルネサンス音楽への彼女の多大な貢献にも光を当てます。まさしくアレオッティ作品の再発見と、音楽的才能の真髄を捉えた新鮮で活気のある解釈を提供します。
 チェンバロのベルンハルト・クラップロットは、声楽アンサンブル「カントゥス・チューリンギア」の創設者でクリストフ・ディットマールと共同音楽監督を務めており、16~18世紀のレパートリーをさまざまな編成で演奏しています。四重唱から室内合唱まで、プロの歌手たちは音楽にふさわしいアンサンブル・サウンドを作り出します。国際的に人気のあるソリストとのコラボレーションにより、彼らの音楽の幅はさらに広がっています。宗教的な声楽に重点を置くだけでなく、歴史的演技や身振りの専門家とのコラボレーションを通じて、舞台作品のパフォーマンスにおける全体的なコンセプトの統一を目指しています。これにより、パーセルの『ディドとアエネアス』(歴史的舞台演出家マルギット・レグラー)、テレマンの『ピンピノーネ』、アンナ・アマリアの『エルヴィンとエルミーレ』(同演出家ニルス・ニーマン監督)などの作品で国際的な注目を集めています。
 


19802802552
\3100
アーシャ・ファチェーエヴァ(サクソフォン)
 ラウテン・カンパニー
『ダンシング・クイーン~ラモー・ミーツ・ABBA』

 ABBA(ベニー・アンダーソン&ビョルン・ウルヴァース):
  ギミー! ギミー! ギミー!
 ラモー:歌劇『レ・ボレアド』~コントルダンスとロンドー
  ABBA:ヴーレ・ヴー
  ラモー:英雄的牧歌劇『ナイス』序曲
  ABBA:マンマ・ミーア
  ラモー:コンセール形式によるクラヴサン曲集~
  第5コンセール第2曲:キュピ
  ラモー:歌劇『優雅なインドの国々』~第2アントレ―
  ABBA:サンキュー・フォー・ザ・ミュージック
  ラモー:歌劇『優雅なインドの国々』~第1、第2タンブラン
  ABBA:テイク・ア・チャンス
  ラモー:歌劇『イポリートとアリシー』~恋する鶯
  ラモー:歌劇『イポリートとアリシー』~シャコンヌ
  ラモー:クラヴサン曲集と運指法 第2番(第3組曲ニ長調)~
   やさしい訴え
  ABBA:ダンシング・クイーン
  ラモー:歌劇『イポリートとアリシー』~第1、第2ガヴォット
  ABBA:レイ・オール・ユア・ラヴ・オン・ミー /ラモー:歌劇『エベの祭典』~Loure Grave
  ABBA:SOS
  ラモー:歌劇『レ・ボレアド』~ポリュムニアのアントレ―
  ABBA:恋のウォータールー
  ラモー:歌劇『優雅なインドの国々』~未開人
  ABBA:マネー、マネー、マネー /ラモー:歌劇『エベの祭典』~タンブラン
アーシャ・ファチェーエヴァ(サクソフォン)
ラウテン・カンパニー(ピリオド楽器アンサンブル)
ヴォルフガング・カチュナー(芸術監督、リュート)
 録音:2024年8月16-18日、ベルリン、b-sharp Studio

  ラウテン・カンパニーの最新アルバムは、バロックの優雅さとポップの輝きを融合させ、ジャン=フィリップ・ラモーの作品とABBAの時代を超えたヒット曲を組み合わせています。
 ジャン=フィリップ・ラモー[1683-1764]はフランス・バロック音楽の中心的な人物であり、革新的な和声のアプローチとダンス・リズムの動的な使用で称賛されています。ABBAの伝説的で時を超えたヒット曲は、その綿密なプロダクションと世界的な人気で知られていますが、このアルバムのために、ラウテン・カンパニーの特別な楽器のセットに合わせて、アンサンブルのチェリストであるボー・ウィゲットによってアレンジされています。

 サクソフォニストのアーシャ・ファチェーエヴァは、ABBAの象徴的なボーカル・ラインの感情的な深みと表現力をサクソフォンで巧みに再現し、新たな次元をもたらして、歴史的な音と現代の音が見事に融合した革新的な作品に仕上げています。アーシャ・ファチェーエヴァは、2012年ドイツ音楽コンクールで優勝後、2014年アドルフ・サックス国際コンクール第3位、女性として初の入賞者という歴史的快挙を成し遂げた若手注目の演奏家です。1990年クリミア半島のケルチに生まれ、2005年からドイツ在住。ケルン音楽大学でダニエル・ゴーティエに師事、パリ国立高等音楽院にてクロード・ドラングルに師事。アリアージュ・クインテットのテナー・サクソフォン奏者を務めましたが、現在はソロを中心として活躍。クラシックやジャズのミュージシャンと一緒にさまざまなスタイルや時代を探求しており、数々の称賛を獲得しています。すでに彼女とラウテン・カンパニーは、2021年リリースの『タイムトラベル~パーセルとザ・ビートルズ』でも共演を行っていました。
 「ダンシング・クイーン」は、バロック音楽とABBAの音楽ファンにとって魅力的なリスニング体験を提供し、バロック音楽の豊かなテクスチャーとポップの躍動感が交差し、異なる2つの音楽時代の対話を生み出しています。このプログラムによるコンサートはすでに高く評価されています。



ちょっと不思議な感じ。
https://youtu.be/mc24017ox0I?si=PRfMZYvQLz102qkB

















11/7(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
 

DANACORD

DACOCD953
\2800
スヴェン・S・シュルス:こだま ~
 アカペラ合唱のための作品全集 第3集
オーフス大学合唱団
ヨーナス・ラスムセン(指揮)
  スヴェン・S・シュルス(1913-1998):
   村の春(ハーラル・H・ロンの詩による)
   トゥーヤ・ラーセンの詩による4つの合唱曲〔緑の春、夏の朝、秋の嵐、春分に〕
   五月の夜のいたずら(シモン・シュルスの詩)
   5つのマドリガル
    〔北極光(スヴェン・S・シュルスの詩)、わたしはイヴ(スヴェン・S・シュルスの詩)、
     幸せ(グレーデ・ヘルトベアの詩)、バラに降る雨(スヴェン・S・シュルスの詩)、
      美しい太陽(スヴェン・S・シュルスの詩)〕
   雄鶏がまた朝を告げる(N・F・S・グロントヴィの詩)
   2つの夏の歌
    〔サマーハウスの嵐(ハーラル・ヘアデールの詩)、雷雨(トゥーヤ・ラーセンの詩)〕
   新年(アイヴィン・ファルク=ラネの詩)
   週末(ウルフ・ホフマンの詩)

 オーフス大学合唱団とヨーナス・ラスムセンが、スヴェン・シモン・シュルスのアカペラ合唱作品を5枚のディスクに録音するプロジェクトの第3集。
 シュルスは20世紀デンマークのもっとも卓越した作曲家のひとりだっただけでなく、30年にわたりデンマーク放送室内合唱団を率いるなど、指揮者としてもデンマークの合唱音楽に大きく貢献しました。
 教会を囲む白樺が花を咲かせ、夕暮れ時に雨が降り、あたりが青く染まる‛&‛&ハーラル・H・ロン(1902-1982)の詩による《村の春》。
 トゥーヤ・ラーセン(1875-1928)の四季を詠う詩に作曲された《4つの合唱曲》、シュルス自身とグレーデ・ヘルトベア(1911-1996)の詩による《5つのマドリガル》。
 カッコーが鳴き、娘たちがため息をつくと、ナイチンゲールの歌とともに、いたずら好きのパックがやってくる《五月の夜のいたずら》。
 新しい一日の訪れに感謝するN・F・S・グロントヴィ(1783-1872)の詩をテキストにした《雄鶏がまた朝を告げる》。嵐が彩る《2つの夏の歌》、《新年》と《週末》。デンマークの人たちの日常を映す16曲が歌われます。

 オーフス大学合唱団は1985年に創設され、現在はヨーナス・ラスムセンが指揮者を務めています。
 20人から35人のメンバーで構成され、オーフス大学とオーフス王立音楽アカデミー(ユラン音楽院)の音楽的環境の下、アマチュア合唱団として活動を続けています。
 ヨーナス・ラスムセン(b.1992)は王立ストックホルム音楽大学でフレードリク・マルムベリとマッツ・ニルソンの下で学び、学士号を得て卒業。
 スティーヴン・レイトンとティム・ブラウンに学んだケンブリッジ大学で優等修士号を取得、オーフス王立音楽アカデミーでカーステン・サイアー=ハンセンとセーアン・K・ハンセンに学び、ソリスト・クラスを修了しました。
 




DUX


DUX20622063
(2CD)
特別価格
\4200
パヴェウ・マルチン・ストシェレツキ:初期作品集
 オルガン、ケトルドラムと弦楽オーケストラのための協奏曲/
 3つのスペインの歌/ヴァイオリン・ソナタ/小組曲/
 バラード=子守歌/夏の夢/ピアノ五重奏曲/
 オスティナートとコード/弦楽四重奏曲第1番/12の前奏曲/
 レントのためのスケッチ/前奏曲/エピソード/ピアノ三重奏曲
様々なアーティスト

 ポーランド音楽を活かした作品、ストシェレツキの初期作品集!

 ポーランドの作曲家パヴェウ・マルチン・ストシェレツキの初期作品集。
 優れたソリストと室内楽奏者が集ったこのアルバムは、作曲家の多才さと、豊かなメロディとハーモニー、ポーランド民話の引用や要素を使いながら、伝統的な形式用いて作曲した作品の素晴らしさを、体現しています。

 ※録音:1998年-2013年
 
 

DUX2064
\2800
ポーランドのジョスカン
 ジョスカン・デ・プレ:ミサ曲 《父の母にして娘》
  (ミサ・マテル・パトリス)
バルトシュ・イジビツキ(指揮)
アンサンブル・イェリコ

 ジョスカン・デ・プレのミサ曲 《父の母にして娘》(ミサ・マテル・パトリス)を、クシシュトフ・ボレクやジョスカン自身の声楽曲などで補完し、再編集したものを収録。

 アンサンブル・イェリコは、2013年に結成され、即興ポリフォニーを用いたポーランドとラテンの歴史的な歌唱を専門とし、19世紀まで使われてきた歌唱の伝統の再構築に焦点を当て活動しています。
 ポーランド国内外で数多くのコンサートや音楽祭に出演するほか、CD録音も積極的に行っています。

 ※録音:2023年5月8日-11日
 
 

DUX2005
\2800
ジェロナ・グラの新しい音楽
 チェスワフ・グラボフスキ:カンタービレとスケルツァンド
 タデウシュ・バイルト:ディヴェルティメント
 カタジナ・クヴィエチェン=ドウゴシュ:マスク
 スタニスワフ・レシニェフスキ:NIET.
リード・コネクション・トリオ

 ポーランドの都市ジェロナ・グラ。その街で活躍するジェロナ・グラ・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーによる管楽器作品集。
 長い間ジェロナ・グラで活躍してきた3人に奉げられた3つの作品の世界初録音を含む4つの作品を収録しています。
 十数年の伝統を誇るアンサンブルの名声を裏付ける表現力豊かな演奏を披露しています。

 ※録音:2023年8月21日-23日
 
 

DUX2060
\2800
20世紀のスラブ歌曲集
 アルトゥル・マラフスキ:3つの小品
 カジミエシュ・ヴィウコミルスキ:5つの歌
 クレメント・スラヴィツキー:Oh, My Heart So Wretched)
 ヴィクトル・コセンコ:Op.7より3つの歌
ハンナ・ザヨンチキエヴィチ(ソプラノ)
ゾフィア・アンテス(ピアノ)

 20世紀のスラブ歌曲集。中でもウクライナの作曲家ヴィクトル・コセンコは近年その作品が知られ始めました。
 ここに収録された作品はそれぞれの作曲家の特徴を持ちながらもどこか共通の言語を持っていることも感じさせてくれます。

 ※録音:2023年
 




IBS CLASSICAL


IBS152024
\2800
エミリアーナ・デ・スベルディア(1888-1987):太陽と霧 第2集 - 歌曲集
 エミリアーナ・デ・スベルディア(1888-1987):
  1-8. Fabulas infantiles/9. Padre nuestro/
  10. Haced el bien sin mirar a quien/11. La roca/
  12. Y los ninos oyeron hablar del arco iris/13. La manca/
  14. El buen dia/15. Mi corazon fue una hoguera/
  16. When the Orange Blossom Time/17. Cada uno/
  18. Viaje eterno/19. In Old Havana/
  20-25. Poemas minimos/26. Loa loa/27. Lullaby
エレナ・リベラ(ソプラノ)
ホルヘ・ロバイナ(ピアノ)

 録音:2024年3月3-6日 Auditorio Manuel de Falla(スペイン)
 総収録時間:50分

 エミリアーナ・デ・スベルディアは、スペイン、ナバラの宗教的な中流階級の家族(兄弟の2人は司祭だった)に生まれました。
 パンブローナで学び、マドリード王 立音楽院を経て、パリに留学。スコラカントルムではダンディ、ブランシュ・セルバらに師事し、作曲とピアノを学んだ後、1920年にはパンプローナでピアノ教師 になりますが、結婚生活が破綻、パリに戻り作曲家、ピアニストとして国際的な活躍を始めます。
 また、99年という長い生涯のほぼ半分以上は教師として 指導にあたり、数多くの弟子を育て上げた功績も高く評価されました。
 このCDにはラテン・アメリカの女性詩人の作品が用いられた曲やとバスク語と英語の 子守歌などが収録されています。
 シンプルな和声やリズムが用いられた彼女の音楽は、美しくきわめて豊かな美的表現を生み出しています。

 
 




RESONUS CLASSICS


RES10349
\2700
グレース・ウィリアムズ:管弦楽作品集
 グレース・ウィリアムズ(1906-1977):
  1-4. Four Illustrations for the Legend of Rhiannon
   リアノン伝説のための4つのイラストレーション
    1. The Conflict/2. The Nuptial Feast/
    3. The Penance/4. The Return of Pryderi
  5. Castell Caernarfon カーナーヴォン城 前奏曲 - 行進曲
  6-9. バラード
   6. Allegro moderato, alla canzone/7. Alla marcia solenne/
   8. Andante calmante/9. Allegro furioso
  10-14. Sea Sketches for String Orchestra
   弦楽オーケストラのための「海のスケッチ」
    10. High Wind/11. Sailing Song/12. Channel Sirens/
    13. Breakers/14. Calm Sea in Summer
BBCフィルハーモニック
ゾーイ・ベイヤーズ(リーダー)
ジョン・アンドルーズ(指揮)

 録音:2024年 BBC Philharmonic Studio, Dock 10, Salford
 総収録時間:73分

 グレース・ウィリアムズは、ウェールズで生まれ、カーディフ大学を卒業した後、王立音楽大学でレイフ・ヴォーン・ウィリアムズに教えを受け、イモージェン・ホルストやエリザベス・マコンキーらとともに功績をあげた女性作曲家です。
 その作品はモダンなスタイルと抒情性を融合させたもので、ウェールズの民謡要素を採り入れたものが多く、当時の評論家からは「女性らしさが不足している」と批判されたほどの堂々たる作風を持っています。
 
 このアルバムには4作品を収録。
 「リアノン伝説のための4つのイラストレーション」はウェールズの伝説が題材で、シベリウスの「レンミンカイネン組曲」に似た物語性を重視した交響詩的な作品。
 「カーナーヴォン城」は1969年のプリンス・オブ・ウェールズ叙任式のために委嘱されたもので、荘厳な前奏曲と行進曲で構成され、もともとは屋外での演奏を意図して書かれています。
 「バラード」は1968年のウェールズのアイステズボッド(芸術祭)のための作品。古代ウェールズの戦闘や嘆き、祝宴をテーマにした、マーラーやショスタコーヴィチの影響を感じさせる刺激的な音楽です。
 「海のスケッチ」は、彼女が育ったグラモーガンシャーの海岸からインスパイアされた作品。海の移り変わる情景が描かれています。
 ロンドン大空襲の中で、海への憧れを抱きながら作曲されたこの作品は、短くも印象的な5つの楽章で構成され、彼女は「海の近くに家を持つ賢明さ」を持っていた両親にこの作品を捧げました。

 
 
 

RES10346
\2700
イノセンス 合唱曲集 エコー・ヴォーカル・アンサンブル
サラ・ラットー(指揮)
 1. ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098–1179):O Nobilissima Viriditas(抜粋)
 2. ピエール・ヴィレット(1926–1988):Hymne a la Vierge, Op. 24
 3. ジャン・ムートン(1459頃–1522):Nesciens Mater
 4. ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:O Nobilissima Viriditas (抜粋)
 5. シヴァニ・ラッタン(1998-):Patake!
 6. マイケル・ヘッド (1900–1976):The Singer
 7-9. モーリス・ラヴェル(1875-1937):3つの歌
  7. ニコレット/8. 天国の美しい3羽の鳥/9. ロンド
 10. ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:O Nobilissima Viriditas (抜粋)
 11. アンナ・ロクワフスカ=ムシャウチク(1987-):Bibi, Synku, Bi
 12. ヘンリー・パーセル(1659-1695):Hush, no more(妖精の女王 Z.629より)
 13. スコットランド伝承の子守歌:Hush-a-ba birdie
 14. ジョン・レノン(1940-1980)&ポール・マッカートニー(1942-):
  「I'm only sleeping」(リボルバー 1966より)によるインプロヴィゼーション
 15. ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:O Nobilissima Viriditas(抜粋)
 16. ハワード・スケンプトン(1947-):He wishes for the cloths of heaven
 17. ギリシャ民謡:Yialo Yialo
 18. モリッシー(1959-)&ジョニー・マー(1963-)/イモージェン・ヒープ(1977-):
  There is a light that never goes out / Hide and Seek(サラ・ラット編)
 19. ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(1525頃-1594):I Vaghi Fiori
 20. アノーニ(1971-):「Why did you separate me from the earth」によるインプロヴィゼーション
 21. メレディス・モンク(1942-):Panda Chant II
 22. ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:O Nobilissima Viriditas (抜粋)

 録音:2023年10月10-12日 St Augustine's Church, Kilburn、London(UK)
 総収録時間:55分

 英国の合唱団ザ・シックスティーンが主催する若手アーティスト育成プログラム「「Genesis Sixteen」から生まれた「エコー・ヴォーカル・アンサンブル」。
 2017 年のデビュー以来、クイーン・エリザベス・ホールでの公演、ライデール・フェスティバルのレジデント・アンサンブル、BBCラジオ3へのライヴ出演を果たしてきまし た。
 このデビュー・アルバムでは「イノセンス=純真」のタイトルのもと、900年にわたる音楽の歴史を網羅。
 聖と俗、クラシックとポピュラーといった多様な音楽を 通じて、信仰や伝統、子供時代、自然界との関わりなどを歌っています。

 
 
 

RES10348
\2700
大いなる喜びのお告げ セント・ジョンズ・カレッジのクリスマス
 1. ピーター・ウォーロック(1894-1930):What cheer? Good cheer!
 2. イモージェン・ホルスト(1907-1984):Nowell and Nowell
 3. フィリップ・WJ・ストップフォード(1977-):Lully, lulla, lullay
 4. レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):サセックス・キャロル
 5. ジョン・ラター(1945-):All the Stars Looked Down
 そして全ての星を見下ろして
 6. グスターヴ・ホルスト(1874–1934):In the bleak midwinter わびしき真冬に
 7. ウォーロック:I saw a fair maiden私は出会った、美しい乙女に(E.ポストン編)
 8. リチャード・ロドニー・ベネット(1936–2012):Puer nobis
 9. メルヒオール・ヴルピウス(1570頃–1615):
  Canon on Es ist ein Ros' entsprungen(D.バニスター編)
 10. 作者不詳:Song of the Nuns of Chester
 11. ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
  聖体拝領のキャロルより「幼子が生まれた」
 12. エリザベス・マコンキー(1904-1994):
  There is no Rose これほど気高きバラはない
 13. エリザベス・ポストン(1905-1987):
  Jesus Christ the Apple Tree イエス・キリスト りんごの木
 14. ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):
  Es ist ein Ros' entsprungen 一輪のバラが咲いて(E.ポストン編)
 15. イモージェン・ホルスト:ミサ曲 イ短調 -グローリア
 16. デイヴィッド・ベドノール(1979-):アヴェ・マリア
 17. ボブ・チルコット(1955-):The Shepherd's Carol 羊飼いのキャロル
オックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジ合唱団
ディヴィッド・バニスター(指揮)

 録音:2024年6月21-23日 Chapel of Balliol College, Oxford(UK)
 総収録時間:54分

 この『News of Great Joy 大いなる喜びのお告げ』は、2025年に出版60周年を迎えるエリザベス・ポストンの『ペンギン・キャロル集』に敬意を表した1 枚。
 このアルバムには、ポストンと彼女に協力したヴォーン・ウィリアムズが手掛けた伝統的なキャロルに加え、イモージェン・ホルストやベンジャミン・ブリテンによ る若い頃の作品、さらにポストンが掲げた「質の高いキャロルを守る」という理念に基づいた現代の作品も含まれています。
 「イエス・キリスト りんごの木」は伝 統的なキャロルの継承者を任じていたポストンの代表作の一つです。
 デイヴィッド・バニスターが指揮するオックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジ合唱団 はその思いに応えた見事な演奏を披露しました。

 
 



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BERLIN CLASSICS



0303416BC
\2700→\2490
ラグンヒル・ヘムシング
 ハルダンゲル・フィドルによる
  ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」ほか


ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 Op.8 No.1 RV269 「春」
1. I. アレグロ 3'21
2. II. ラルゴ 2'33
3. III. アレグロ 3'53

4. ノルウェー、ヴァルドレス地方の伝承曲:南アウルダルのリュダルロット
 マレ:歌劇「アルシオヌ」第3幕前奏曲 3'44

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ト短調 Op.8 No.2 RV315 「夏」
5. I. アレグロ・ノン・モルト 5'06
6. II. アダージョ 2'24
7. III. プレスト 3'06

8. ノルウェー、ヴァルドレス地方の伝承曲:ファンテラッダ 2'39

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 Op.8 No.3 RV293 「秋」
9. I. アレグロ 5'12
10. II. アダージョ・モルト 2'18
11. III. アレグロ 3'7

12. ノルウェー、ヴァルドレス地方の伝承曲:ロイスカッテン 2'35

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調 Op.8 No.4 RV297 「冬」
13. I. アレグロ・ノン・モルト 3'30
14. II. ラルゴ 2'02
15. III. アレグロ 4'14

16. アグネス・イーダ・ペッテシェン:ファンタシー 5'54
ラグンヒル・ヘムシング(ハルダンゲル・フィドル)
バロッカナネ(古楽器オーケストラ)

 共鳴弦の倍音豊かなハルダンゲル・フィドルでソロを演奏

 ノルウェーの民俗楽器ハルダンゲル・フィドル(ハーディングフェーレ)の熱心な紹介者であるラグンヒル・ヘムシングが、ノルウェーの古楽器アンサンブル「バロッカナネ」と共演し、ヴィヴァルディの「四季」とノルウェーの音楽ほかを演奏。
 ヴィヴァルディの「春」「夏」「秋」「冬」の間に、ノルウェー南部ヴァルドレスの民俗音楽3曲と、ノルウェー北部ハシュタ出身のペッテシェンの曲を挿入し、「夏」の手前にはマラン・マレのオペラ「アルシオヌ」の第3幕前奏曲も置かれています。

 


ハルダンゲル・フィドルは、通常の4本の弦の下に共鳴弦を備えたヴァイオリンで、その独特の倍音豊かなサウンドはオーディオ的にも注目度の高いものです。
 弦の素材はさまざまで、共鳴弦はスチール製です。4本の上弦のうち、E線はスチール製、D線はスチールやアルミの線材にガットを巻いたものが一般的。GとAの弦は、通常ガットでできています。しかし決まったルールはほとんどない状態です。
 ノルウェーの民俗音楽とハルダンゲル・フィドルは、何世紀にもわたって連綿と継承されてきた伝統がありますが、ノルウェーは人口が少なく、地理的、気候的に離れた小さなコミュニティーには、昔はほとんど孤立していたようなところも多かったので、地域言語も民俗音楽も実にいろいろなヴァリエーションが存在しています。




ラグンヒル・ヘムシング、最近の新譜から



 885470026466
\2700→\2490

ヴァイオリンとハルダンゲル・フィドルの二刀流
 ラグンヒル・ヘムシング


グリーグ:「ペール・ギュント」より
 ハルダンゲル・フィドルおよびヴァイオリンと弦楽オーケストラのための編曲版

  (トルモ・ツヴェーテ・ヴィーク編曲)

★・・・ハルダンゲル・フィドルと弦楽オーケストラ
☆・・・ヴァイオリンと弦楽オーケストラ

 「朝」 ★
 「アニトラの踊り」★
 「ソルヴェイグの歌」 ☆
 「花嫁の誘拐とイングリッドの嘆き」☆
 「ハリング舞曲」★
 「アラビアの踊り」 ☆
 「ペール・ギュントの帰郷(海上の嵐の夜)」☆
 「跳躍舞曲」★
 「ソルヴェイグの子守歌」 ☆
 「婚礼の行列」(Op.19-2) ★
 「オーセの死」★
 「山の魔王の宮殿にて」★
ラグンヒル・ヘムシング(ヴァイオリン、ハルダンゲル・フィドル)
トロンハイム・ソロイスツ

2021年8月録音。

 ノルウェーのトルモ・ツヴェーテ・ヴィークが編曲したグリーグの「ペール・ギュント」。ノルウェーの民俗楽器ハルダンゲル・フィドルとヴァイオリンを自由にもちかえてのいわば「ペール・ギュント」コンチェルト。
 ハルダンゲル・フィドルの名手でもあるラグンヒル・ヘムシングがまさに縦横無尽、自由自在に「ペール・ギュント」の世界を疾駆します。
 ヴィークはヘムシングのアルバム「ロータ(BC 0301692)」でも素晴らしい編曲を披露していましたが、ここでもときに完全に原曲から離れるのですが、抜群のセンスでじわじわ原曲に戻ってにやりとさせられます。ノルウェーの民俗的な泥臭さと原曲の魅力と、新たな現代的感性が絶妙にミックスされたすばらしい編曲です。グリーグが聴いても絶対に怒らなかったと思います。
 「ペール・ギュント」愛、グリーグ愛、ノルウェー愛に満ちた充実の内容。


 おっと、動画見つけちゃいました!クールです。

https://youtu.be/v1io1Q3L3bU
https://youtu.be/sxdhGvFkspA

 



 こちらはヘムシングのインタビューや演奏シーンなど。
 ヘムシングはもっと怖い感じの人かと思ったら、育ちの良さと性格の良さが伝わってくるいい感じの人でした。
https://youtu.be/Wr3fphJfTxU



 センスのよい才能あふれる音楽人が集まるとこういう傑作が誕生するわけですね。
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 BC 0302757
\2700→\2490
ラグンヒル・ヘムシング
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番、
 トヴェイト:ハルダンゲル・フィドル協奏曲第2番

  マックス・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調
  ヨハン・スヴェンセン (1840-1911)
   ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス 08:00
  シグル・リー[1871-1904]
   ヴァイオリンと管弦楽のための演奏会用小品「フルドラとエッラン」 09:04
  ゲイル・トヴェイト[1908-1981]
  ハルダンゲル・フィドル協奏曲第2番 Op.252「3つのフィヨルド」
ラグンヒル・ヘムシング
アイヴィン・オドラン指揮
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団

 上記「ペール・ギュント」でもヴァイオリンとハルダンゲル・フィドルの魅力を知らしめたラグンヒル・ヘムシングが、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番とトヴェイトのハルダンゲルフィドル協奏曲第2番などを録音。
 両曲はヘムシング得意の作品で、ヨーロッパ各地の実演で数多く演奏して高い評価を受けてきたものです。
 共演はヘムシングと気心知れたアイヴィン・オドラン指揮ベルゲン・フィル。


 
 

0303411BC
(2CD)
\3700

アクセル・ラーニシュによる詩の朗読がメインですが
 ラグナ・シルマー(ピアノ)の多彩なピアノ演奏も
  「フォルクスアイゲン・トーン」


CD1
1. エリカ・シルマー:「平和の小さな白い鳩」 00'28
2. 朗読:「ニワトコの花」 00'47
3. 朗読:「瓦礫の下で III - 労働者や農民であれば」 02'33
4. パウル・デッサウ:「ピアノのための3つの間奏曲 I. テオドール・ブルクシュのために」 00'51
5. パウル・デッサウ:「ピアノのための3つの間奏曲 II. ディーター・ツェヒリンのために」 01'14
6. パウル・デッサウ:「ピアノのための3つの間奏曲 III. テオドール・ブルクシュのために」 01'39
7. 朗読:「瓦礫の下で I」 00'51
8. 朗読:「子供たちからの要望」 01'02
9. 朗読:ブレヒトの「バッコワー・エレジエン」より - ナウミルカートの「わたしたちの故郷」より 04'14
10. 朗読(唄):「新しい子供の歌:子供賛歌」 01'28
11. 朗読:「ある冬の前に」 00'54
12. ゲオルク・トレクスラー:「4つの気質 憂鬱質」 03'26
13. 朗読:「ベルリンの秋」 01'28
14. ゲオルク・トレクスラー:「4つの気質 胆汁質」 01'12
15. 朗読:「贅沢」 00'35
16. ゲオルク・トレクスラー:「4つの気質 粘液質」 03'33
17. 朗読:「お母さん!」 01'17
18. ゲオルク・トレクスラー:「4つの気質 多血質」 02'22
19. 朗読:「呼吸」 00'49
20. 朗読:「献身」 01'00
21. 朗読:「十戒」 01'05
22. 朗読:「ここに来る前に」 01'10
23. 朗読:「美しい一日の後に - 朝と夜に読書を」 01'40
24. 朗読:「戸棚のコンポート」 00'40
25. ヴルフリート・クレッツシュマー:「とても楽しいブギー」 01'07
26. 朗読:「母のこと」 01'28
27. 朗読:「父のこと」 01'16
28. ジークフリート・ティーレ:「打楽器の即興 -トッカータ」 03'26
29. 朗読:「しらふの朝に見せて」 00'23
30. 朗読:「タイトルのない4つの小品~日々の愛の歌」 05'56
31. 朗読:「天使 I & II」 01'16
32. 「私が旅立った時」 01'32

CD2
1. トーマス・ブラシュ:「海」 01'34
2. フリードリヒ・ゴルトマン:「ピアノのための2つのインテルメッツィ:インテルメッツォ I」 01'45
3. フリードリヒ・ゴルトマン:「ピアノのための2つのインテルメッツィ:インテルメッツォ II」 03'21
4. 朗読:「悲しい日」 01'16
5. 朗読:「実際には何人残っているのだろうか?」 00'52
6. 朗読:「美しい9月27日 - 晴れた日に」 01'10
7. マティアス・ダネック:「ギュンター・バビー・ゾマーへのオマージュ」 02'38
8. 朗読:「田舎滞在」 02'01
9. ディーター・ノフカ:「ソステヌート」 01'41
10. 朗読:「誰かが石炭を手に入れる」 01'04
11. 朗読:「男性」 00'42
12. アンドレ・アスリール:「シロフォンとピアノのための8つの変奏曲」 01'03
13. 朗読:「生まれながら」 00'59
14. 朗読:「おいで」 00'44
15. 朗読:「ビール。ライジングのために」 00'55
16. 朗読:「警告」 00'26
17. 朗読:「笑い続けると痛い」 00'24
18. 朗読:「省略された復活/献身」 01'20
19. 朗読:「社会主義のビーダーマイヤー」 00'39
20. パウル・ハインツ・ディットリヒ:ピアノ音楽II - 打楽器のための「アッシジ」(パウル・ツェランに倣った) - 朗読:マッハヴェルク、 朗読と音の詩 08'42
21. 朗読:「彼らは私を連れて行った」 00'50
22. エルハルト・ラクヴィッツ:「4つの小品 第2番」 01'05
23. 朗読:「励まし」 01'02
24. 朗読:「とても小さな手」 02'34
25. 朗読:「壁」 00'37
26. 朗読:「財産/死亡記事」 01'04
27. 朗読:「1990年」 00'46
28. ルネ・ヒルシュフェルト:「ピアノと打楽器のためのソネットV Op.20」 08'31
29. 朗読:「放射線」 01'07
30. 朗読:「多くの歩みがあなたの中に~東ドイツ国歌」 01'22

アクセル・ラーニシュ(朗読)
ラグナ・シルマー(ピアノ)
マティアス・ダネック(打楽器)

 東ドイツの歴史を巡る朗読と音楽の旅

 東ドイツ約40年の歴史を概観しようとする2枚組アルバム。62トラック中43トラックを占める詩の朗読がメインとなりますが、ラグナ・シルマー(西ドイツ生まれ)の弾くパウル・デッサウ、ゲオルク・トレクスラー、フリードリヒ・ゴルトマンなどのピアノ曲も収録されています。
 朗読は、東ベルリンで幼少期を過ごしたアクセル・ラーニシュ(俳優・監督・作家・プロデューサー)。朗読を彩る打楽器のマティアス・ダネック(西ドイツ生まれ)も大活躍。

 


ラグナ・シルマー(ピアノ)


 1972年、西ドイツのヒルデスハイムに誕生。10代なかばからブゾーニ、バッハなど有名コンクールで優秀な成績を収めてきた彼女は、早くからコンサート・ピアニストとしてドイツ中心に活躍し、28歳からはマンハイムでの教授職も兼ねて演奏活動を展開。
 CDは、Berlin Classics、Belvedereなどから発売。


 
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0303417BC
\2700→\2490
コンチェルト・ケルン
 ヘンデルとサンマルティーニ兄弟の傑作を収録


ヘンデル:オーボエ協奏曲 ト短調 HWV 287 8'31
 1. I. グラーヴェ 02'44
 2. II. アレグロ 01'48
 3. III. ラルゴ・モデラート・エ・カンタービレ 02'09
 4. IV. アレグロ 01'50

ヘンデル:2つのホルン、2つのオーボエとファゴットのためのメヌエット 1'28
 5. ト長調 HWV 422 0'40
 6. ト長調 HWV 423 0'48

ヘンデル:合奏協奏曲 ニ長調 Op.3 No.6 HWV 317 より
 7. I. ヴィヴァーチェ 02'43

ヘンデル:序曲 ニ長調 HWV 337 より 4'10
 8. II. アダージョ 02'14
 9. III. アレグロ 01'56

ヘンデル:歌劇「パルテノペ」HWV 27 より
 10. 「死ぬまで愛したい」 05'42

ジョヴァンニ・サンマルティーニ:合奏協奏曲 ホ長調 Op.6 No.3 8'45
 11. I. アンダンテ 05'39
 12. II. メヌエット・スピリトーゾ 03'06

ジュゼッペ・サンマルティーニ:オーボエ協奏曲 ハ短調 Op.8 No.4 10'30
 13. I. アンダンテ~プレスト 05'24
 14. II. プレスト~アレグロ・アッサイ~アンダンティーノ 05'06

ヘンデル:歌劇「アルチーナ」HWV 34 より
 15. 「ああ、私の心の人よ」 10'24

ヘンデル:2つのホルン、2つのオーボエとファゴットのためのアリア ヘ長調
 16. アレグロ HWV 410 04'24

ジョヴァンニ・サンマルティーニ:交響曲 ト短調 JC 57 8'22
 17. I. プレスト 01'45
 18. II. アンダンテ 02'55
 19. III. アレグロ 03'42
クララ・ブレッシング(オーボエ)
コンチェルト・ケルン

 長年にわたって高度な演奏水準を維持し、企画力にも定評のあるドイツの古楽器アンサンブル「コンチェルト・ケルン」。
 このアルバムには「Most Celebrated」というタイトルが付されていますが、称賛に値する音楽を集めたという意味合いでしょうか。
 ヘンデルとサンマルティーニ兄弟の作品が収められており、時間配分としては約65分のうち、約37分がヘンデル、約28分がサンマルティーニ兄弟の作品となっています。
 ゲストにはコンチェルト・ケルンとの付き合いも長いドイツのオーボエ奏者、クララ・ブレッシングを招き、オーボエが活躍する場面も多数。

 


サンマルティーニ兄


 兄のジュゼッペ・サンマルティーニ[1695-1750]は主にロンドンで活躍し、ヘンデルのオペラのオーケストラで首席オーボエ奏者を務めたりしていました。当時のヨーロッパではロンドンのオペラが最大規模の興行で、アリアが当たると翌日に鍵盤楽器用の編曲譜が出版されるほど人気があり、ヘンデルの成功に対抗して反ヘンデル派のポルポラがファリネッリを招いてさらに賑わうという状況でした(ファリネッリはその評判がもとでスペイン王室に招かれ巨額の終身年金も得て財を成しています)。オペラのオーケストラで名を売れば器楽曲も人気が出やすいという構図があり、兄ジュゼッペのオーボエ協奏曲(トラック13~14)には甘美なアリアを思わせる旋律美も備わっています。


サンマルティーニ弟


 弟のジョヴァンニ[c.1700-1775]は主にミラノで前古典派時代まで活動。アルバム最後のシンフォニア(トラック17~19)はシュトゥルム・ウント・ドラング風な作品です。モーツァルトに決定的な影響を与えたミスりヴェチェクが、ジョヴァンニ・サンマルティーニについてハイドン様式の父とも見なしていることからもその実力はかなりのものがありそうです。


ヘンデルの協奏曲とメヌエット


 アルバム冒頭の協奏曲 HWV 287(トラック1~4)はオーボエ奏者に人気の作品。偽作説もありますが、第1楽章は合奏協奏曲Op.6 No.11の第1楽章、第4楽章は合奏協奏曲Op.6 No.10の第4楽章に似ていたりします。
 続く2つのメヌエットは HWV 422(トラック5)が「王宮の花火の音楽」に転用されたことでも有名な作品。
 トラック7~9は、3つの楽章を1つの協奏曲に見立てて演奏したものですが、楽譜の出版事情もあって表記がややこしいのですが、わかりやすく書くとこうなります。
● トラック7:合奏協奏曲 ニ長調 HWV 317の第1楽章
● トラック8:序曲 ニ長調 HWV 337の第2楽章
● トラック9:序曲 ニ長調 HWV 337の第3楽章


ヘンデルのオペラから


 トラック10はオペラ「パルテノペ」HWV 27の主役による甘美なアリア「死ぬまで愛したい」。ここではフラウト・トラヴェルソが抑えた美しさで聴かせています。
 トラック15はオペラ「アルチーナ」HWV 34の主役による素晴らしいアリア「ああ、私の心の人よ」。10分を超える長大なアリアですが、凝った構造で起伏に富んでおり、ここではまるでオーボエ協奏曲のようにも聴こえます。


ヘンデルの管楽アンサンブル・アリア


 トラック16は管楽器のためのアリア HWV 410で、2つのホルン、2つのオーボエとファゴットが活躍する楽しい作品。デニス・ブレインによって有名になり、編曲譜なども登場していますが、ここではオリジナル楽器でリズミカルに演奏するという離れ業により、管楽器の扱いが絶妙だったヘンデルの魅力を伝えています。


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コンチェルト・ケルン


 WDR(西部ドイツ放送)の影響力もあり、古楽ムーヴメントの一大聖地となっていたケルンを拠点に活動を開始した「コンチェルト・ケルン」は、1985年にケルン音楽大学の学生を中心に結成された古楽器アンサンブル。
 コンチェルト・ケルンのポリシーは、現在の知名度に関わらず、バロック期を中心にヨーロッパで活躍した作曲家の音楽を幅広く取り上げることで、適切な時代様式を見出そうというものです。交通や通信が不便だったにも関わらず、17~18世紀の作曲家や演奏家の活動は非常に国際的だったので、説得力のあるポリシーとも言えます。
 1992年にケルン古楽音楽祭を創設してからは、有名無名の作曲家たちの音楽にそれまで以上に数多く取り組み、声楽陣とも積極的に共演してきたコンチェルト・ケルンの経験値の高さは、大胆で思い切りの良い演奏にも繋がり、実演だけでなく、さまざまなレーベルで制作されたアルバムも高い評価を獲得してきました。
 CDは、Berlin Classics、Teldec、Archiv、Capriccio、harmonia mundi france、Virgin、Covielloなどから発売。


クララ・ブレッシング


 1992年にデュッセルドルフ近郊のケンペンでオルガニストと小児科医の娘として誕生。ケンペンのトマエウム高校に通いながら欧州連合バロック・オーケストラでも演奏。ドイツ国立学術財団の奨学金保持者として、エッセンのフォルクヴァンク芸術大学でクリスティアン・シュナイダーとミヒャエル・ニーゼマンにオーボエを師事。以後、ソロと室内楽の療法で演奏し、2020年にはヴュルツブルク音楽大学の教授に任命。2023年からは同大学の副学長も務めています。
 CDは、Berlin Classics、Audite、Covielloなどから発売。


 
 


0303415BC
\2700
合唱とサクソフォン四重奏で描く中世女性の聖地巡礼の旅
 ポール・ミーラー:「楽園の光の中で」
クリスティアン・エルニー(指揮)
チューリッヒ室内合唱団
ソニック・アート・サクソフォン四重奏団


  テキストに使用された「マージェリー・ケンプの書」は、宗教的情熱につき動かされた中世のイギリス人女性マージェリー・ケンプの巡礼の旅を描いた作品。
 マージェリー・ケンプは、心を病んだときに経験した幻視などの神秘体験によって、14人の出産など過酷な試練を克服し、やがて聖地巡礼の長い旅に出発しています。

 


人気ある現代作曲家


 作曲のポール・ミーラーはウェールズ出身。これまでに、アフガニスタンで軍務についた兵士宛に家族が送った手紙をテキストにした合唱作品がヒットしたり、チャールズ3世とカミラ女王のスコットランド戴冠式のための作品を委嘱されるなど人気のある作曲家。

「楽園の光」


 ポール・ミーラーは「マージェリー・ケンプの書」にインスピレーションを得て、巡礼の旅についての14の短い作品を集めた「楽園の光」を作曲。エルサレム、ローマ、サンティアゴ・デ・コンポステーラ、カンタベリーなど、聖地への広範囲にわたる巡礼を表現しています。

合唱、サックス、シンギング・ボウル


 演奏はチューリッヒ室内合唱団とソニック・アート・サクソフォン四重奏団によるもので、指揮は合唱団創設者でもあるクリスティアン・エルニー。繊細な音の重なりや交錯が魅力十分な仕上がりです。なお、グラスハーモニカのような瞑想的な音を響かせるシンギング・ボウルは、合唱団員が鳴らしています。


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チューリッヒ室内合唱団


 2015年設立。所属歌手は35名前後ですが、作品によっては8重唱でも対応。中世・ルネッサンスから現代作品まで質の高い歌唱を聴かせます。
 CDは、Berlin Classics、Ars Produktionなどから発売。



ソニック・アート・サクソフォン四重奏団


 現在のメンバーの出身地はベラルーシ、オーストラリア、日本、ドイツで、パリ、アムステルダム、ベルリン、リヨン、ウィーンで学び、ベルリンに住んでいます。結成は2005年で、クラクフ国際室内楽コンクール第1位とグランプリを獲得。以後、ドイツやイタリアで数多くの賞も受賞。レパートリーはバロックから現代まで幅広く、新作の委嘱演奏にも積極的に取り組んでいます。
 CDは、Berlin Classics、Genuin、MD+Gなどから発売。



クリスティアン・エルニー(指揮)


 1988年、スイスのヴィンタートゥールに誕生。チューリッヒ芸術大学、ヤーコプ音楽学校、ルツェルン大学でピアノと指揮法を修めています。
 ピアニストとして、エルニーはヨーロッパ、南北アメリカなど多くの国でコンサートを行っているほか、CDの録音も高く評価。
 指揮者としては、2015年に創設した声楽アンサンブル「チューリッヒ室内合唱団」の芸術監督のほか、ウィーンのモーフィング室内管弦楽団やチューリッヒのヨーロッパ管弦楽団、バイエルン放送合唱団、ルツェルン音楽祭弦楽団の客演指揮者として活動。2019年にはルツェルン劇場でオペラ・デビュー。
 また、バーゼル音楽大学でピアノを教えてもいます。
 CDは、Berlin Classics、Solo Musica、Ars Produktionなどから発売。

 

 


0303414BC
\2700
チェロとピアノで表現する人の絆~
 シラーとベートーヴェンへのオマージュ

  「すべての人々は姉妹になる」

1. マリーナ・バラノヴァ:「すべての人々は姉妹になる」(シングル・エディット) 2'45

ナディア・ブーランジェ:チェロとピアノのための3つの小品
 2. I. 中庸の速度で 2'53
 3. II. 速度を上げずに 1'37
 4. III. 神経質にリズミカルに 2'31

リリー・ブーランジェ:ピアノのための3つの小品
 5. I. 「古い庭から」 3'01
 6. II. 「光の庭から」 2'19
 7. III. 「行列」 1'38

8. ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:6つの歌 Op.1 No.1「白鳥の歌」(アヌシュカ&カタリーナ・ハック編曲によるチェロとピアノ版)2'52

9. フェリクス・メンデルスゾーン:無言歌 Op.62 No.1(フリードリヒ・グリュツマッハー編曲によるチェロとピアノ版)2'29

10. ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:チェロとピアノのための幻想曲 ト短調 5'54

11. 即興演奏 3'16

12. アリシア・キーズ:「もしあなたがいないなら」(チェロとピアノ編曲:ヴォルフ・ケルシェク) 4'22

13. ジョヴァンニ・ソッリマ:無伴奏チェロのための哀歌 6'02

14. マリーナ・バラーノワ:「すべての人々は姉妹になる」 8'55

15. ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン:「希望に寄せて」 Op.94 (アヌシュカ&カタリーナ・ハック編曲によるチェロとピアノのための)6'28

16. リヒャルト・シュトラウス:4つの歌曲 Op.27 No.4「明日!」(アヌシュカ&カタリーナ・ハック編曲によるチェロとピアノ)4'19

17. 即興演奏 - エピローグ 2'22
アヌーシュカ・ハック(チェロ)
カタリーナ・ハック(ピアノ)

 チェロとピアノで表現する人の絆~シラーとベートーヴェンへのオマージュ

 アルバム・タイトルの「すべての人々は姉妹になる(Alle Menschen werden Schwestern)」は、シラーとベートーヴェンにあやかったもので、兄弟が姉妹に変更され、ベートーヴェンの旋律も引用変形されています。
 シラー自身、最初は「乞食が王子の兄弟になる(Bettler werden Furstenbruder)」としていた部分なので、「すべての人々は兄弟になる(Alle Menschen werden Bruder)」が、姉妹や姉弟、兄妹に置き換えられても良さそうです。
 作曲のバラノヴァは、クライネフ門下のピアニストとしてのキャリアと並行し、クロスオーヴァーでの活動もおこなっている幅広い芸風の持ち主。

 





兄弟姉妹

 人々の結びつきといっても、ここで表現されているのは全体主義的なものではありません。重要なのは個と個の繋がりで、たとえば人生の長い時間を共有した兄弟姉妹の結びつきには特別なものとなる場合もあり、ここでは作曲家ナディアとリリのブーランジェ姉妹、作曲家ファニーとフェリクスのメンデルスゾーン姉弟の作品が紹介されています。


恋愛や喪失感も

 また、人の結びつきの対象は、恋愛や信仰も含まれるので、ここでは有名なポピュラー・ソングやR.シュトラウスの歌曲の編曲も収録。また、結びつきが喪失すると、場合によってはとんでもなく嘆くことになるとして選ばれたのか、ジョヴァンニ・ソッリマの無伴奏チェロによる「嘆き」の過激さには驚かされます。


希望

 ベートーヴェンが2度書いた歌曲「希望に寄せて」は、若い頃は恋愛の思い出に希望を寄せた歌でしたが、ここに収められた2度目の作曲では大きくさまがわりし、何があっても諦めない本来の希望としての強さが示されています。その内容は、ドイツの哲学者で音楽ネタが多いことでも知られるエルンスト・ブロッホ(クレンペラーの生涯の友)の語るベートーヴェンのユートピア志向的な性格とも一致します。


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アヌーシュカ・ハック(チェロ)


 1996年生まれ。2024年7月にクロンベルク音楽アカデミーを修了し、ソリストのディプロマを取得。ラーセン弦楽団のアーティストであり、ドイツ音楽生活財団から貸与されたバルトロメオ・タッシーニのチェロ、ヴェネツィア1769を演奏しています。
 2021年ヴェルビエ音楽祭で最優秀若手チェロ奏者に贈られるフィルメニッヒ賞、2022年レイダ・ウンゲラー音楽賞、2023年ドイツ音楽コンクールでドイツ音楽生活財団特別賞を受賞。多彩な音と強い自己表現でステージに活気を与える彼女のコンサートは、コンサートホールを出会いの場と捉えた独創的なプログラムが特徴で、標準的なレパートリーに加えて、しばしば観客の衝動に触発されたフリー・インプロヴィゼーションや、女性作曲家の作品の発掘と演奏も含まれています。
 アヌーシュカ・ハックは現在、タベア・ツィンマーマン、ヴィヴィアン・ハーグナーとダニエル・ミュラー=ショット、アントワーヌ・タメスティ、ゴーティエ・カプソンなどと室内楽を演奏。
 CDは、Berlin Classics、Genuinなどから発売。


カタリーナ・ハック(ピアノ)


1994年にケルンの音楽家一家に誕生。イリヤ・シェップス、コンスタンツェ・アイクホルストに師事し、ヴュルツブルク音楽大学大学院でベルント・グレムサーに師事。2023年には、ガブリエラ・モンテロが主催する「ピアノラボ2023」に合格。
 ヨーロッパやアメリカでコンサートを行っており、妹のチェロ奏者、アヌーシュカ・ハックと常設デュオを結成。ピアノ作品やピアノとチェロの二重奏曲に加え、コンサートでは自由な即興演奏も披露。
 CDは、Berlin Classics、Genuinなどから発売。


 
 

0303433NM
(CD)
\2700
インミッテン

1. ブリッジド・サークルズ 7'36
2. トリオールズ 4'03
3. コーダル 4'55
4. パルシング 8'34
5. フラジョレット 7'19
6. エッシャー 5'13
7. サイクル 3'39
8. ジャイラ 4'39
9. トゥイズム 2'46
フェルディナント・カヴァル
0303488NM
(LP)
\4200

 空間的に振り付けられ音による没入型ミニマリズム

 ドイツ南西部フライブルク出身で、現在はベルリンとシュヴァルツヴァルトを行き来するギタリスト、フェルディナンド・カヴァルは、非常にユニークな方法で、自作9曲を録音しました。
 最も印象的なのは、カヴァルがこのエレキギターの6本の弦すべてを個別に録音したことです。
 これにより、各弦の演奏を独自の空間に割り当てることができます。
 空間的に振り付けられた音のシークエンス、循環するパターン、脈動するテクスチャが空間を動き回り、空間と融合するとカヴァルは語り、自身のアプローチについて「没入型ミニマリズム」と表現しています。
 アルバム・タイトルの「インミッテン」は「真ん中に」の意味で、ヘッドフォン鑑賞が効果的な作品が多くなっています。

 
 



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PIANO CLASSICS

PCL10215
\2500→\2290
アンダルシア由来の作品をアンダルシアの禅僧ピアニストが演奏
 ホアキン・トゥリーナ:ピアノ作品集


ホアキン・トゥリーナ [1882-1949]:ピアノ作品集

絵のように美しい組曲「セビリア」 Op.2 (1909)
1. 第1曲「オレンジの木の下で」 6'15
2. 第2曲「聖木曜日の真夜中」 8'01
3. 第3曲「ラ・フェリア(祭り)」 5'59

「5つのジプシーの踊り」 Op.55 (1929)
4. 第1曲「サンブラ」 3'43
5. 第2曲「誘惑の踊り」 3'39
6. 第3曲「儀式の踊り」 2'56
7. 第4曲「ヘネラリフェ庭園」 1'52
8. 第5曲「サクロモンテ」 1'58

幻想的舞曲 Op.22 (1919)
9. 第1曲「高揚感」 5'15
10. 第2曲「夢(幻想)」 6'13
11. 第3曲「饗宴」 5'25
ペドロ・ピケロ(ピアノ)


録音:2023年10月12日~14日、スペイン、ヴィリャヌエヴァ・デ・ラ・セレナ、パラシオ・デ・コングレソス


 

 アンダルシアの作曲家、ホアキン・トゥリーナ[1882-1949]が書いたアンダルシア関連のピアノ曲には、視覚的な要素、踊り、儀式、心理状態などが盛り込まれており、アンダルシア育ちのピアニスト、ペドロ・ピケロにはうってつけのアルバム。
 ディジパック仕様で、ブックレット(英語&スペイン語・16ページ)には、スペインの音楽評論家で、スペイン放送協会(RTVE)のクラシック専門放送局「Radio Clásica」のディレクターでもあるカルロス・デ・マテサンスによる各作品の解説を掲載。

 




親子2代で民俗風俗的な芸術を追求


 父親、ホアキン・トゥリーナ・イ・アレアル[1847-1903]は、セビリアの民俗風俗を写実的な手法で非常に美しく描きあげた画家で、トゥリーナの音楽作品に与えた影響には大きなものがあると考えられます。また、トゥリーナは絵画だけでなく写真にも興味があり、その遺品にはセビリアの写真家、エミリオ・ベオウチ・カノ[1847-1928]の作品(父の絵の複製写真も制作)などが含まれていました。


民俗風俗の写実的な美術や写真の影響


 当初はパリで学び印象主義的な手法にも感化されたトゥリーナでしたが、やがてアルベニス[1860-1909]やファリャ[1876-1946]と交流するうちにフランス志向からスペイン志向に切り替わり、アンダルシアの民俗音楽も研究して、民俗風俗的な素材に想を得た音楽に取り組むようになります。


組曲「セビリア」


 1909年作曲。正確には「絵のように美しい組曲」と題された「セビリア」はパリ時代、エコール・ノルマル在籍中の作品ですが、すでに頭はアンダルシア・モードで、まるで父の絵のような「オレンジの木の下で」、「聖木曜日の真夜中」、「ラ・フェリア(祭り)」で構成されています。


「5つのジプシーの踊り」


 1929年作曲。カタルーニャを頻繁に訪れて文化人や音楽家らと交流していた時期の作品。アンダルシアのジプシーの踊りはフラメンコの先祖とも言われますが、1曲目のサンブラなどフラメンコの形式にもなっています。4曲目の「ヘネラリフェ庭園」はアルハンブラ宮殿の庭園。5曲目の「サクロモンテ」はグラナダの丘にあるジプシー地区の名前で、「サンブラ」発祥の地。


幻想舞曲集


 1919年作曲。ディアギレフのロシア・バレエ団と仕事をしていた時期の作品で、この曲集も本格的な舞曲集で、のちにオーケストラ版もつくられています。第1曲「高揚感」、第2曲「夢(幻想)」、第3曲「饗宴」という、民俗風俗の写実とはまた違った世界を描きあげています。


セビリア生まれのピアニスト


 アンダルシア尽くしのアルバムを演奏するのは、地元セビリア生まれのピアニスト、ペドロ・ピケロ。



________________________________________

ペドロ・ピケロ (ピアノ)


 1976年、アンダルシア州セビリアに誕生。スペインの名手、エステバン・サンチェス・エレーロ [1934-1997]と、ブラジルの名手で新ウィーン楽派など20世紀作品に強いカイオ・パガーノ [1940- ]に師事。以後、南北アメリカ、スイス、ベルギー、スペイン、ポルトガル、スウェーデンなどで演奏。
 音楽演奏と並行して、近年では宗教家としても活動。日本の仏教学者、西嶋和夫(法名:愚道和夫)[1919-2014]の弟子として道元の「正法眼蔵」の翻訳にも携わり、曹洞宗僧侶として、スペインの仏教団体、道元サンガで会長を務めるほか、禅道、求道の指導もおこなっています。
 CDは、Piano Classics、Verso、Columna Musica、NIbiusなどから発売。



 
 


PCL10315
\2500
マーク・ヴァイナー(ピアノ)
 クリスマスにまつわるリストの作品を収録したアルバム


フランツ・リスト [1811-1886]

「クリスマス・ツリー」 S.186
1. 第1曲「古いクリスマスの歌」 1'51
2. 第2曲「おお聖なる夜よ!」 4'34
3. 第3曲「飼葉桶のそばの羊飼たち(イン・ドゥルチ・ユビロ)」 3'03
4. 第4曲「来たれ友よ すべての友(アデステ・フィデレス。東方三博士の行進のように)」 2'45
5. 第5曲「スケルツォーゾ(クリスマス・ツリーに火が灯る)」 2'12
6. 第6曲「カリヨン」 2'06
7. 第7曲「子守歌」 3'22
8. 第8曲「古いプロヴァンスのクリスマスの歌」 1'39
9. 第9曲「晩鐘」 4'25
10. 第10曲「昔々!」3'59
11. 第11曲「ハンガリー風」 1'45
12. 第12曲「ポーランド風」 5'51

13. クリスマスの歌「キリストはお生まれになった」S.502 0'58

オラトリオ「キリスト」~2つの管弦楽曲 S.498b
14. 第1番「飼葉桶のそばの羊飼たちの歌」 12'44
15. 第2曲「聖なる東方三博士の行進」 12'55
マーク・ヴァイナー(ピアノ)


録音:2024年3月12日、オランダ、スヒーダム、ヴェストフェスト教会


 リストの回想が美しい「クリスマスツリー」

 クリスマスにまつわるリストの作品を収録したアルバム。
 人気曲であもある「クリスマスツリー」と、クリスマスの歌「キリストはお生まれになった」のピアノ編曲版、および、オラトリオ「キリスト」からの2つの管弦楽曲のピアノ編曲版を収録。
 12曲から成る「クリスマスツリー」は、最初の8曲がクリスマス関連曲で、最後の4曲はリストとカロリーネについての回想や描写となっていて、そちらがメインにも聴こえます。
 ディジパック仕様で、ブックレット(英語・16ページ)には、演奏のマーク・ヴァイナーによる詳細で丁寧な解説が掲載されています。

 



クリスマスにまつわるリストの作品を収録したアルバム。人気曲であもある「クリスマスツリー」と、クリスマスの歌「キリストはお生まれになった」のピアノ編曲版、および、オラトリオ「キリスト」からの2つの管弦楽曲のピアノ編曲版を収録。
 12曲から成る「クリスマスツリー」は、最初の8曲がクリスマス関連曲で、最後の4曲はリストとカロリーネについての回想や描写となっていて、そちらがメインにも聴こえます。
 ディジパック仕様で、ブックレット(英語・16ページ)には、演奏のマーク・ヴァイナーによる詳細で丁寧な解説が掲載されています。


リストの晩年


 組曲「クリスマスツリー」はリスト晩年の作品。晩年といってもリストの場合、引退したわけではなく、1870年から1886年に74歳で亡くなるまでの16年間は、ローマ、ヴァイマール、ブダペストを頻繁に行き来して多忙だったため、一般的な意味での晩年とはずいぶん状況が異なります。しかも黎明期の鉄道や馬車に乗って、多い年には年間6,000km以上も移動していたというのですから驚きです。
 その多忙な時期に書かれたのが「クリスマスツリー」で、1873年に着手して翌年第1稿が完成するものの、第2稿、第3稿と改訂を繰り返し、1876年の第4稿でようやく完成に至っています。


第9曲「晩鐘」で転換


 第1曲から第8曲のクリスマス音楽に較べると、第9曲「晩鐘」はずいぶん寂しげで、おぼろげに響くのはロシア正教の鐘にも聴こえます。正教のクリスマスは時期違いなので、これはリストの追想の開始でしょう。1847年のロシア帝国ツアーでのチャリティー・コンサートで、1ルーブルのチケットを100ルーブル(約35万円相当)で買ったりして、自分にぐいぐい迫ってきたカロリーネとの出会いの記憶を呼び起こす過程かもしれません。


第10曲「昔々!」で追想


 リストに熱烈に迫ったカロリーネは、キエフで最も裕福な家系の出身で大地主でもありました。彼女は、ロシア帝国軍人ヴィトゲンシテインの末息子ニコラウス[1812-1864]と1836年に17歳で結婚していますが、性格が合わず娘マリアを1837年2月に出産後すぐに別居。
 10年後の1847年にリストと出会って感激したカロリーネは、翌1848年にはリストを追いかけて娘のマリアとともにヴァイマールに押しかけて同棲という驚きの行動を見せます。


第11曲「ハンガリー風」


 リストは晩年になってからハンガリー語を少し話せるようになったものの、ハンガリーの民俗音楽とジプシー音楽が混同されていたりと、ハンガリー的な部分に関しては少しカオスな状況にあったようですが、それが独自性に繋がった可能性もあります。この曲でも英雄気取りの行進曲がバガテル風に滑稽に示されて魅力的です。


第12曲「ポーランド風」


 ロシア帝国ポーランドの大地主(現ウクライナ)でもある恋人カロリーネを表現したのか、導入部は思慮深い雰囲気ながら、主部マズルカでは情熱的に突き進んだりもして若き日のカロリーネへの賛辞と見ることもできます。



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マーク・ヴァイナー(ピアノ)


 1989年に誕生。13歳で優秀な成績により奨学金を獲得してパーセル音楽学校に入学し、その後5年間テッサ・ニコルソンに師事。その後王立音楽大学に進学し、ニール・インメルマンのもとで6年間学び、2011年に音楽学士号を取得し、2013年に演奏修士号を取得し卒業。2012年にギリシャのアテネで開催されたアルカン・ジメルマン国際ピアノ・コンクールで優勝した後、世界各国で演奏するようになります。2014年と2017年にはアルカン協会とリスト協会の会長にも選出。また、優れた研究者でもあり、自らブックレットのライナーノーツを執筆。
 CDは、Piano Classicsなどから発売。




 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DANACORD



DACOCD933
(2CD-R)
特別価格
\2800→\2590
トマス・イェンセンの遺産 第23集
 [CD 1]
  ワーグナー:
   楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》WWV 96 より
    第1幕への前奏曲
   楽劇《ワルキューレ》 WWV 86B より 第1幕*
    [録音:1960年3月31日、デンマーク放送コンサートホール
     (コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
 [CD 2]
  フランク:交響曲 ニ短調
  リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調 S125**
   [録音:1963年2月24日、
    デンマーク放送コンサートホール(ライヴ放送)]
  ヴァルダー・スクレザー(1895-1976):演奏会序曲《人民広場》
   [録音:1958年11月20日、
    デンマーク放送コンサートホール(ライヴ放送)]
トマス・イェンセン(指揮)
デンマーク放送交響楽団
ラウリツ・メルキオ(メルヒオール)(テノール、ジークムント)*
ドロシー・ラーセン(ソプラノ、ジークリンデ)*
モーウンス・ヴェーゼル(バス、フンディング)*
ゲオルク・ヴァシャルヘイ(ピアノ)**

 トマス・イェンセンの遺産第23集!初CD化音源多数収録!

 デンマークの名指揮者、トマス・イェンセン(1898-1963)の遺産シリーズ第23集。
 CD1のワーグナーはデンマークの伝説的テノール、ラウリツ・メルキオ(メルヒオール)の70歳を祝ってデンマーク放送コンサートホールで行われたコンサートのライヴ録音です。当日のプログラムは《ニュルンベルクのマイスタージンガー》前奏曲と《ワルキューレ》第1幕の全曲。《ワルキューレ》のジークムントは、メルキオがもっとも得意とした役のひとつでした。

 ラウリツ・メルキオ(1890-1973)はコペンハーゲンの王立オペラ学校で学び、バリトン歌手としてスタート。1913年、王立劇場の《道化師》で初めてオペラの舞台に立ちました。
 このときに共演したアメリカのメゾ・ソプラノ、サラ・シャルル=カイエの助言でテノールに転向。1918年、タンホイザー役で王立劇場に再デビューしました。
 1924年、彼の才能を知ったコジマとジークフリート・ワーグナーによってバイロイト音楽祭に招かれ、ジークムントとパルジファルを歌いました。
 2年後、タンホイザー役でメトロポリタン歌劇場にデビュー。彼の英雄的でリリカルなテノールの声は、ニューヨークの聴衆を熱狂させ、メトで519回ワーグナー役を歌いました。
 ジークリンデ役のソプラノ、ドロシー・ラーセン(1911-1990)はデンマーク人を両親にシカゴで生まれました。1937年に《ワルキューレ》のフリッカ役でコペンハーゲンの王立劇場にデビュー。エルザやエーファ役を歌い、1948年に王立劇場の宮廷歌手の称号を得ました。
 フンディングを歌うデンマークのモーウンス・ヴェーゼル(1915-1990)は、ダーラント、マルケ王、グルネマンツ役をレパートリーにドイツやスイスでも活躍。カール・ニールセンの《サウルとダヴィデ》の録音が残されています。

 CD2は、デンマーク放送交響楽団定例の「日曜」シリーズの1963年2月24日にライヴ放送されたコンサートの録音。
 フランクの《交響曲 ニ短調》とリストの《ピアノ協奏曲第2番 イ長調》。ソロを弾くハンガリーのピアニスト、ゲオルク・ヴァシャルヘイ(1912-2002)は、1937年にエミール・テルマーニと一緒にツアーでデンマークを訪れ、定住しました。
 ディスクの最後にはヴァルダー・スクレザー(1895-1976)の演奏会序曲《人民広場》が収録されています。
 スクレザーは、コペンハーゲンとハンブルクで学び、デンマーク放送交響楽団のピアニストを務めながら、序曲や協奏曲、サイレント映画の音楽、軽音楽や歌曲などを作曲しました。
 《ニュルンベルクのマイスタージンガー》とCD2の3曲は初めてのディスク・リリースです。

 ※録音:1958年~1963年
 ※復刻:クラウス・ビューリト
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 



<映像>

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BSO REC(映像)



BSOREC1005J
(2DVD)
\5500→\5090
ウラディーミル・ユロフスキ指揮&バイエルン国立歌劇場
ヨハン・シュトラウス:喜歌劇《こうもり》(日本語字幕付)

 ヨハン・シュトラウス(1825-1899):喜歌劇《こうもり》
  3幕のオペレッタ(1874)
  台本:リヒャルト・ジュネー&カール・ハフナー
ガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン‛&
 ゲオルク・ニグル(バリトン)
ロザリンデ...ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)
アデーレ...カタリーナ・コンラーディ(ソプラノ)
フランク...マルティン・ヴィンクラー(バス・バリトン)
オルロフスキー公爵...
 アンドルー・ワッツ(カウンターテナー)
アルフレート...ショーン・パニカー(テノール)
ファルケ博士...マルクス・ブリュック(バリトン)
ブリント博士...ケヴィン・コナーズ(テノール)
イーダ...ミリアム・ノイマイヤー(俳優)
フロッシュ...マックス・ポラック(ダンサー)
フロッシュII...フランツ・ヨーゼフ・シュトロマイヤー(俳優)
フロッシュIII...ダニーロ・ブルネッティ(ダンサー)
フロッシュIV...ジョヴァンニ・コッラード(ダンサー)
フロッシュV...デニズ・ドルー(ダンサー)
フロッシュVI...オーリヴェル・ペトリリエーリ(ダンサー)
ダンサーたち
バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
 (合唱指揮:クリストフ・ハイル)
指揮:ウラディーミル・ユロフスキ


BSOREC2005J
(Blu-ray)
\5500→\5090
NYDX 50384
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\6050

 演出:バリー・コスキー/振付:オットー・ピヒラー/美術:レベッカ・リングスト/衣装:クラウス・ブルンス/
 照明:ヨアヒム・クライン/ドラマトゥルギー:クリストファー・ヴァルムート/ビデオ監督:ミリアム・ホイヤー
 収録:2023年12月28日、31日 バイエルン国立歌劇場(ミュンヘン)/収録時間:169分
 音声:ドイツ語、PCMステレオ 2.0/DTS 5.1(DVD)、PCMステレオ 2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語、ドイツ語、英語、フランス語、韓国語/画角:16:9/DVD:片面二層ディスク+片面単層ディスク(2枚組)
 NTSC All Region/Blu-ray:片面二層ディスク 1080i High Definition/All Region
 
 【バイエルン国立歌劇場よりユロフスキ指揮、コスキー演出の《こうもり》登場!】
 オッフェンバックの知遇を得て刺激を受けたヨハン・シュトラウスは、ワルツ王としてその名を恣(ほしいまま)にしていたにもかかわらず、新たなジャンル、オペレッタに挑戦。
 作曲された《こうもり》は、ウィーンのオペレッタの黄金時代を代表する傑作となりました。
 19世紀末、ウィーンの大晦日のブルジョワ家庭、放蕩貴族の仮面舞踏会、軽犯罪者が収監される刑務所を舞台に繰り広げられる、シュトラウスによる纏綿(てんめん)とした情緒と活気に溢れた音楽に彩られた艶笑劇。
 この作品は今でも年の瀬に《ヘンゼルとグレーテル》やバレエ『くるみ割り人形』とともに、欧州各地のオペラハウスで頻繁に上演される年末の風物詩のひとつともなっています。
 
 現在、最も注目を集めるオペラ演出家のひとりバリー・コスキーによる本作の演出は、現代の世相風俗に通じるひねり(ユニセックスなダンサーの舞台衣装や登場人物のコスプレなど)に辛辣な諷刺を効かせつつ、大がかりな舞台装置を駆使した豪華なもの。
 ディアナ・ダムラウ、ゲオルク・ニグル、アンドルー・ワッツをはじめとする歌唱演技に優れた名歌手たちと共に、ユロフスキの指揮するバイエルン国立歌劇場管弦楽団が、映像に残る1980年代のカルロス・クライバー指揮の同歌劇場での《こうもり》に勝るとも劣らない快演を繰り広げています。









DYNAMIC(映像)



DYNDVD38050
(DVD)
\4500
レスピーギ: 歌劇《エジプトのマリア》
 オットリーノ・レスピーギ:
  歌劇《エジプトのマリア》(日本語字幕付)
   1幕3つのエピソードによる神秘劇
   台本:クラウディオ・グアスタッラ(1880-1948)
マリア...フランチェスカ・ドット(ソプラノ)
マリア・ノヴェッラ・デッラ・マルティラ(ダンサー)
巡礼者/ゾシモ修道院長...
 シモーネ・アルベルギーニ(バリトン)
船乗り/ハンセン氏病患者...
 ヴィンチェンツォ・コスタンツォ(テノール)
船乗りの仲間1...ミケーレ・ガルビアーティ(テノール)
船乗りの仲間2/貧者...ルイージ・モラッシ
盲目の女/天使の声...
 イラーリア・ヴァナコーレ(ソプラノ)
海からの声...ウィリアム・コッロ(バス・バリトン)
フェニーチェ歌劇場合唱団&管弦楽団
 (合唱指揮:アルフォンソ・カイアーニ)
指揮:マンリーオ・ベンツィ


DYNBRD58050
(Blu-ray)
\4500
NYDX 50388
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4950

 演出/美術/衣装:ピエール・ルイージ・ピッツィ/照明:ファビオ・バレッティン
 映像監督:ティツィアーノ・マンチーニフェニーチェ歌劇場財団新
 制作収録:2024年3月10日、マリブラン劇場(ヴェネツィア)/収録時間:77分
 音声:イタリア語、PCMステレオ 2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ 2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語、イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語/画角:16:9/
 DVD‛&‛&片面単層ディスク NTSC All Region、Blu-ray‛&片面単層ディスク 1080i High DefinitionAll Region

 【フェニーチェ歌劇場よりレスピーギの神秘劇オペラ《エジプトのマリア》登場!】
 エジプトのアレキサンドリアからイェルサレムに向かう船に、船乗りを誘惑して乗船した娼婦マリア。イェルサレムに着いたマリアは、高徳の巡礼者との出会いによってキリストの教えに目を開かれ、自己救済の苦行として砂漠を何年もさまよいます‛&‛&

 20世紀初頭に作曲家・演奏家として活躍し、交響詩「ローマ三部作」をその代表作として知られるオットリーノ・レスピーギは、イタリア古楽の復興を目指す新古典主義と、同時代のモダニズムの流れを汲む多彩な声楽、器楽、管弦楽作品とともに10作近いオペラを作曲しました。
 そのひとつ《エジプトのマリア》は、淫蕩生活に明け暮れる娼婦マリアがキリスト教によって改心し、苦行の後に列聖されるという伝承による台本に作曲。
 ここでも古楽的なアプローチ(チェンバロ伴奏によるマリアの朗唱など)と、豊潤華麗な近代管弦楽法を駆使した音楽が組み合わされ、独自の作品世界が創造されています。
 本作では、イタリア演出界の長老ピエール・ルイージ・ピッツィによる、象徴的なオブジェ(大きな金の環、数多くの十字架など)のプロジェクション・マッピングによる投影や、マリアの肢体の美しさをシルエット(バレエ・ダンサー、マリア・ノヴェッラ・デッラ・マルティラの舞踏による)で表現するなど、様々な意匠が凝らされています。
 来日ステージ(2018年《椿姫》、2023年《ノルマ》のタイトル・ロール)で、精確な技術と洗練された歌唱で話題を呼んだソプラノ、フランチェスカ・ドット(マリア役)、世界中の檜舞台の常連で2022年、新国立劇場に《ドン・ジョヴァンニ》のタイトル・ロールで登場したシモーネ・アルベルギーニ(ゾシモ役)、2016年の《蝶々夫人》(ピンカートン役)で日本デビューを果たした若手テノール、ヴィンチェンツォ・コスタンツォ(船乗り役)らと、日本でもお馴染みの歌手たちが作品の中心となる3つの役柄を共演。
 イタリア・オペラを中心レパートリーとして活躍するマンリーオ・ベンツィの率いるフェニーチェ歌劇場のオーケストラと合唱団による陰影豊かな演奏をバックに、様式のヴァラエティーに富んだこのレスピーギのオペラを陰影豊かに歌い上げています。









NAXOS(映像)



2.110776
(DVD)
\4500
ヘンデル:歌劇《テオドーラ》
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  歌劇《テオドーラ》 HWV 68
   3幕のオラトリオ(舞台劇上演)
   台本:トーマス・モレル(1703–1784)
テオドーラ...ジャックリーン・ワーグナー(ソプラノ)
ディディムス...クリストファー・ローリー (カウンターテナー)
アイリーン...ジュリー・ブリアンヌ (メゾ・ソプラノ)
セプティミウス...デイヴィッド・ポルティッロ(テノール)
ヴァレンス...エヴァン・ヒューズ (バス・バリトン)
メッセンジャー...ザカリアス・ガラビス・ゲラ(バリトン)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
 (合唱指揮:エルヴィン・オルトナー)
ラ・フォリア・バロックオーケストラ
指揮:ベジュン・メータ


NBD0184V
(Blu-ray)
\4500
NYDX 50386
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4950

 演出:ステファン・ヘアハイム/美術:ジルケ・バウアー/衣装:ゲジネ・フェルム/照明:フランツ・チェック/ビデオ:ロマン・ハーゲンブロック/
 ドラマトゥルギー:カイ・ヴェスラー/映像監督:ゲッツ・フィレニウス/制作:ウィーン劇場協会/制作協力:ナクソス
 収録:2023年10月23日、25日 ミュージアム・クォーター ムジークテアター・アン・デア・ウィーン(オーストリア) /収録時間:176分
 音声:英語、Dolby Digital 2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)、PCMステレオ 2.0/DTS Mater Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語、英語、ドイツ語、フランス語、韓国語/画角:16:9
 DVD‛&‛&片面二層ディスク NTSC All Region、Blu-ray‛&片面二層ディスク 1080i High Definition、Region All

 【ベジュン・メータ指揮、ステファン・ヘアハイム新演出《テオドーラ》登場!】
 ローマ帝国によるキリスト教徒迫害の時代、アンティオキアのローマ総督ヴァレンスは、ローマの神を崇めないキリスト教徒の貴族の娘テオドーラを捕え、ローマの兵士たちによる凌辱を加えます。
 そのテオドーラを救わんと、ディディムス(テオドーラを慕う隠れたキリスト教徒のローマの兵士)が、テオドーラに自分の兵士の衣服を脱ぎ与え、彼女を逃がすのですが‛&‛&

 《テオドーラ》は、晩年のヘンデルが集中して作曲したジャンルであるオラトリオのひとつ。
 1750年のロンドンのコヴェント・ガーデン王立劇場での初演は不評に終わりましたが、後にその音楽的な充実と精神性の高さによって見直され、今やヘンデル後期の傑作のひとつと目されるようになっています。
 作品は、ヴァレンスによる荒々しいアリアに始まり、テオドーラのアリアやテオドーラとディディムスの二重唱など瑞々しい情感に溢れる楽曲と、随所に現れる合唱によるコラールが深い余韻を残しつつ進行します(本作の指揮者ベジュン・メータは、ノーツでこの曲を「ヘンデルによるバッハ」と呼んでいます)。

 アン・デア・ウィーン劇場の芸術監督として、数々の斬新な新制作を世に問うステファン・ヘアハイムによる本作の演出は、舞台をローマ帝国の属州の都市アンティオキアから、現存するウィーンの名門カフェ「カフェ・ツェントラル」に移し、その閉ざされた空間の中で、カフェの支配人(ローマ総督)による従業員(キリスト教徒)へのハラスメントという、ユニークな読み替えによるものです。
 タイトル・ロールに世界中の檜舞台から引く手あまたの、気品溢れるソプラノ、ジャックリーン・ワーグナー、ディディムス役にBCJの《リナルド》(2009年)『メサイア』(2008年、2015年)などに登場し日本でもお馴染みの名カウンターテナー、クリストファー・ローリー、端正で豊かな歌唱が印象的なメゾ・ソプラノ、ジュリー・ブリアンヌ(アイリーン役)らを擁する歌唱陣が熱演。
 カウンターテナー界のスター、ベジュン・メータがタクトを執り、ラ・フォリア・バロックオーケストラと、キリスト教徒と異教徒の2つ合唱曲を見事に歌い分けるアルノルト・シェーンベルク合唱団を率いて、凜然とした表情と深い情感に溢れる音楽を奏でています。





















11/5(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

SKARBO



DSK 1245
\2900
モーツァルトのフルート、オーボエ協奏曲をピッコロで演奏
 モーツァルト:
  オーボエ協奏曲 ニ長調 K.314(原曲:ハ長調)
  フルートと管弦楽のためのアンダンテ K.315
  フルート協奏曲第1番 ト長調 K.313
  ヴァイオリンと管弦楽のためのロンドK.373
  
 ※すべてピッコロ版で演奏
ジャン=ルイ・ボーマディエ(ピッコロ)
ウィーン・クラシカル・プレイヤーズ
ヴァハン・マルディロシアン(指揮)

 名手ボーマディエがモーツァルトのフルート、オーボエ協奏曲をピッコロで演奏!

 録音:2024年4月11~13日/ペンツィング、ウィーン(オーストリア)/DDD、63'51

 ピッコロ演奏の第一人者として当楽器のレパートリーの拡大と伝播に邁進するフランスの名手ジャン=ルイ・ボーマディエ。
 マルセイユ音楽院、パリ国立音楽院で 名教授達の下に学び、ピッコロの活躍度を上げるべく世界の名だたる指揮者との共演を果たす逸材で、澄んで生き生きした音色、軽快なリズム、豊かな表情が彼 の持ち味です。
 2024年2月、フルーティスト工藤重典プロデュース 東京チェンバー・ソロイスツとの共演も記憶に新しいところです。

 注目の新譜はモーツァルトの協奏曲!オーボエ協奏曲、フルート協奏曲第1番に加えて、アンダンテ K.315、ロンド K.373をピッコロで演奏。
 共演はボーマディ エが絶大な信頼関係を築いているヴァハン・マルディロシアン指揮、ウィーン・クラシカル・プレイヤーズです。ピッコロの高音域を軽やかな演奏するボーマディエ の現在の充実ぶりを証明する録音となりました。

 ピッコロ・レパートリーを網羅すべく録音を進めている"ワールド・ピッコロ"シリーズではオリジナル作品の世界初録音はもちろんのこと、世界の作曲家が手 掛けた新作委嘱を数多く収録した唯一無二の企画で高く評価されております。
 これまでに同シリーズはVol.1「中央ヨーロッパ」(DSK-4132)、Vol.2「絵葉書」 (DSK-4149)、Vol.3「スウィート・ドリーム」(DSK-4165)、Vol.4「台風の目」(DSK-4193)が発売されております。
 




DA VINCI CLASSICS



C00953
\2800
ギター演奏によるヴェルディのオペラ・レヴュー!
 ヨハン・カスパー・メルツ:
  オペラ・レヴュー Op.8よりヴェルディ
フェデリカ・カンタ(ギター)

 ヨハン・カスパー・メルツ(1806-1856)が作曲した《オペラ・レビュー Op.8》よりヴェルディの作品を取り上げた、《椿姫》、《イル・トロヴァトーレ》、《リゴレット》、《シチリアの晩鐘》、《エルナーニ》、そして《ナブッコ》の6作品を収録。
 ギタリストでもあったメルツは、ギターでオーケストラと歌唱を見事に表現して、当時流行していたオペラを再現しています。

 ※録音:2024年2月12日&14日
 
 

C00957
\2800
彼女の旅 ~ 女性作曲家によるフルートとピアノの作品集
 アマンダ・ハーバーグ:宮廷舞曲(フルートとピアノのための)
 サリー・グリーナウェイ:
  OF MOTHS AND MOONLIGHT(フルートとピアノのための)
 メル・ボニス:
  ソナタ「ベル・エポック」(フルートとピアノのための)
 エヴァ・ファビアンスカ=イェリンスカ:
  アラベスカ(フルートとピアノのための)
 カレン・レモン:
  タンジェント・ブルース(フルートとピアノのための)
エヴァ・コヴァルスキ(フルート)
アンナ・ルトコフスカ=ショック(ピアノ)

 フルートとピアノは女性が習練してきた歴史があります。そのふたつの楽器のために作られた女性作曲家の作品を集めました。
 メル・ボニス以外は現代作曲家の作品が収録されており、フルートとピアノのための作品の今を知ることが出来ます。

 ※録音:2023年-2024年
 
 

C00958
\2800
現代の水上世界
 ストラヴィンスキー:3つの小品(ソロ・クラリネットのための)
 ヒルディング・ルーセンベリ:
  ソロ・クラリネットのためのソナタ 変ロ長調
 クジェル・ロイケアー:
  5 Solo-Stykker: Nr. c. Monolog og Perpetuum mobile, Op.43c
 ヨハン・クヴァンダール:ファンタジー Op.68-2
 タウノ・マルッティネン:幻想曲 Op.214
 ジョリヴェ:Asceses
 郭茉泥:双面
 ストラヴィンスキー:パブロ・ピカソに
チェン・フウ・ジエ(クラリネット)

 チェン・フウ・ジエによるソロ・クラリネットの作品集。ストラヴィンスキーを始めとして20世紀以降の作品を取り上げています。

 ※録音:2023年-2024年
 
 

C00955
\2800
ヌオヴァ・コンソナンツァ音楽祭ライヴ
 コンダクション1 《Come nascono i bambini》
 コンダクション2 《Canti russi... per fortuna si muore》
 コンダクション3《Bisous》
 コンダクション4《Quando inizia la vita》
XYZアンサンブル

 1959年にローマで初めに開催された老舗の現代音楽フェスティヴァル「ヌオヴァ・コンソナンツァ音楽祭」の第59回(2022年)のライヴ。

 ※録音:2022年12月、ローマ
 




ET'CETERA



KTC1815
(2CD)
\5400
スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集 ヌーノ・セルナダス(ピアノ)
 ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.6/
 ピアノ・ソナタ第2番 嬰ト短調 Op.19《ソナタ=ファンタジー》/
 ピアノ・ソナタ第6番 Op.62/ピアノ・ソナタ第8番 Op.66/
 ピアノ・ソナタ第9番 Op.68《黒ミサ》/ピアノ・ソナタ第3番 嬰ヘ短調 Op.23/
 ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ長調 Op.30/ピアノ・ソナタ第5番 Op.53/2つの小品 Op.57/
 《アルバムの一葉》 Op.58/ピアノ・ソナタ第7番 Op.64 《白ミサ》/ピアノ・ソナタ第10番 Op.70

 スクリャービンの貴重なピアノ・ソナタ全集!

 スクリャービン(1872-1915)のピアノ・ソナタは、作曲家の音楽的および美学的な発展を包括的に示す作品群です。
 ロマンチックな情熱に満ちた初期作品から、哲学的・神秘的な境地に到達する後期作品に至るまで、各ソナタはスクリャービンの思想と音楽の変遷を映し出しています。
 特に第6番から第10番にかけては、神秘的な崩壊が音楽的に表現されており、作曲者の深い宇宙観と哲学が反映されているといえるでしょう。
 ポルトガル出身のピアニスト、ヌーノ・セルナダスによる演奏で、スクリャービンのソナタを新たな視点から体験できる貴重な全集です。

 ※録音:2023年12月、ブリュッセル王立音楽院(ベルギー)
 
 


KTC1831
\2800
オーストリアの静かな夜
 ゴットリープ・ムファット:フーガ ト長調
 ヨハン・ヨーゼフ・フックス:序曲 ト長調
 ミヒャエル・ハイドン:Heiligste Nacht
 モーツァルト:
  《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》よりメヌエット
 フックス:カノン《Johann》
 ゲオルク・ムファット:Concerto IVより《Dulce Somnium》
 フランツ・グルーバー:
  Leise Rieselt Der Schnee、Stille Nacht、
  Weihnachtslied Aus Salzburgerla
   (エリック・ファン・ネーベル編)
 トゥーマ:モテット《O Magnum Mysterium》
 カルダーラ:モテット《Lauda Anima Mea》よりAlleluia
  ほか全17トラック
クレンデ
エリク・ファン・ネーヴェル(指揮)

 オーストリアとドイツの豊かなクリスマス音楽の伝統を再現した1枚。ベルギー古楽界の名匠エリク・ファン・ネーヴェルと、ネーヴェルが率いる声楽を中心とした古楽アンサンブル「クレンデ」は、2023年に行われた「ルーヴェン冬の夜」コンサートで、ムファットやモーツァルト、ハイドンなどの名作を演奏し、静かな雪に包まれた山間の夜をイメージさせる、荘厳で美しいクリスマス音楽を披露しました。
 6人の歌手と6人の器楽奏者によるアンサンブルが《きよしこの夜》初演時の夜の雰囲気を再現し、平和と静けさをもたらします。
 
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KTC1844
\2800→\2590
ヘルマン・ユーリッセン(ホルン)
ホルンとオルガンのための作品集

 ブルックナー:見よ、大いなる司祭
  (ホルン・アンサンブルとオルガン編)
 ワーグナー:楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より
  第3幕への前奏曲(ホルン・アンサンブルとオルガン編)
 ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》より
  狩猟音楽(ホルン・アンサンブル編)
 ブルックナー:
  シュタイアーマルカー(ホルン・アンサンブル編)
  追憶(4本のホルンとオルガン編)
 ワーグナー:楽劇《タンホイザー》より
  聖エリーザベトの別れ(ワーグナーチューバとオルガン編)
 ブルックナー:グラドゥアーレ(ホルン・アンサンブル編)
 ドリーブ:バレエ《シルヴィア》より
  狩の女神たち(ホルン・アンサンブルとオルガン編)
 R. シュトラウス:歌劇《ダフネ》より
  前奏曲と場面(ホルン・アンサンブル編)
 ワーグナー:不眠(オルガン編)
 フランク:交響詩《呪われた狩人》より
  序奏と狩(8本のホルン、鐘、オルガン編)
 フランク:ジゼル 第3幕への前奏曲
  (ホルン・アンサンブルとオルガン編)
 マスネ:《復讐の女神たち》より祈り
  (ホルン独奏、アンサンブルとオルガン編)
 ブルックナー:追悼(ホルン・アンサンブルとオルガン編)
 ブルックナー:バラード(ホルン・アンサンブルとオルガン編)
 ※すべてヘルマン・ユーリッセンの編曲
ヘルマン・ユーリッセン(ホルン)
アンサンブル・カプリコルノ
ヘールテン・ファン・デ・ヴェテリンク(オルガン)

 ホルンとオルガンという独特な響きを持つ編成で、ワーグナーやブルックナーの楽曲を新たな視点から再解釈した1枚。
 ハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席ホルン奏者として長年活動し、ホルンと金管アンサンブル編で世界的に知られるヘルマン・ユーリッセンが、アムステルダムのオルゲルパークで行われたプロジェクトのために手掛けた編曲を収録しています。
 特にフランクやブルックナーの作品では、鐘やワーグナーチューバといった特別な楽器編成が取り入れられ、荘厳かつロマンティックな響きをお楽しみいただけます。

 ※録音:2024年4月、オルゲルパーク(アムステルダム、オランダ)
 



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HYPERION



CDA68463
\2800→\2590
ナッシュ・アンサンブル
ドビュッシー:弦楽四重奏曲&ソナタ集

 1. 牧神の午後への前奏曲 L.87
  (ダヴィド・ワルター編曲による木管五重奏、
   弦楽五重奏、ハープとクロテイルのための)
 2-4. ヴァイオリン・ソナタ ト短調 L.148
 5-7. フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ L.145
 8-10. チェロ・ソナタ ニ短調 L.144
 11-14. 弦楽四重奏曲ト短調 L.91
ナッシュ・アンサンブル
 〔グラハム・ミッチェル(コントラバス/tr.1)
  ローレンス・パワー(ヴィオラ/tr.1, 5-7)
  ジョナサン・ストーン(ヴァイオリン/tr.1, 11-14)
  ステファニー・ゴンリー(ヴァイオリン/tr.2-4)
  エイドリアン・ブレンデル(チェロ/tr.1, 8-14)
  ラーシュ・アンデシュ・トムテル(ヴィオラ/tr.11-14)
  ルーシー・ウェイクフォード(ハープ/tr.1, 5-7)
  ベンジャミン・ナバロ(ヴァイオリン/tr.1, 11-14)
  アラスター・ビートソン(ピアノ/tr.2-4)
  リチャード・ワトキンス(ホルン/tr.1)
  リチャード・ベンジャフィールド(クロテイル/tr.1)
  ジョン・マクドゥーガル(バスーン/tr.1)
  フィリッパ・デイヴィス(フルート/tr.1, 5-7)
  ガレス・ハルス(オーボエ/tr.1)
  サイモン・クロフォード=フィリップス(ピアノ/tr.8-10)
  リチャード・ホスフォード(クラリネット/tr.1)〕

  ナッシュ・アンサンブル結成60周年記念!ドビュッシーの室内楽作品集!

 ☆英国最高峰のアンサンブル、ナッシュ・アンサンブル!
 ☆結成60周年記念アルバムはドビュッシーの室内楽作品集!

 1964年創立、世界トップレベルの名手たちを擁し、ロンドンのウィグモア・ホールのレジデント・チェンバー・アンサンブルを務めるナッシュ・アンサンブル。
 多種多様な編成を駆使し、300超の世界初演を含む様々なスタイルの音楽を録音・演奏し、英国最高のアンサンブルの1つとして注目を集めてきました。
 Hyperionを中心にこれまで90タイトル以上のアルバムを録音し、イギリスのグラモフォン賞やBBCミュージック・マガジン賞にも度々ノミネートや受賞を果たしており、2021年にもジョン・ピッカードの作品集でグラモフォン賞の現代曲部門に輝いています。

 結成60周年記念アルバムとなる本作では、ドビュッシー初期の弦楽四重奏曲と晩年の3つのソナタに加え、名オーボエ奏者、ダヴィド・ワルター(ヴァルテール)が室内アンサンブルに編曲した「牧神の午後への前奏曲」の貴重な演奏が組み合わされています。
 12人の奏者(弦楽器、管楽器、ハープ、クロテイル)のために編曲されたこの作品は、オーケストラの原曲の神秘性と快い静寂さをまったく失わない、慣用的なアレンジです。

 本アルバムは、『サンデー・タイムズ』紙がナッシュ・アンサンブルを「室内楽の王者」と評価したことの真理を再び証明してくれることでしょう。

 ※録音:2023年12月10日&11日、オール・セインツ教会(イーストフィンチリー、ロンドン)、2024年2月28日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

 
 



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NOVATIQUA RECORDS

NAB4
(2CD)
【新装再発売】
特別価格
\4200
新装再発売
エンリコ・ガッティが生涯をかけて取り組んできたコンセプト・アルバム
 様々な作曲家による無伴奏ヴァイオリン作品集
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)
 CD1 ~
  チューニング/
   トーマス・バルツァー(c.1631-1663):ヴァイオリンのための前奏曲
   J.S.バッハ:9つの小前奏曲より第3番 BWV 926(エンリコ・ガッティ編)
   ジョヴァンニ・バッサーノ(1558-1617):リチェルカータ第1番
   J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調 BWV 1005よりラルゴ
   トーマス・バルツァー:前奏曲、アルマンド、クーラント、サラバンド
   J.S.バッハ:パルティータ第1番 BWV 825よりサラバンド(エンリコ・ガッティ編)
   ニコラ・マッテイス(c.1640/50-c.1714):壊れたパッサッジョ、声域、速い動きで、幻想曲
   フィリップ・ハカール(1645-1691):サラバンド
   ビーバー:パッサカリア
 CD2 ~
  タルティーニ:ソナタ GT 2.a01
  パーセル:前奏曲 ZN 773
  ジルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687-1750):
   前奏曲 WissSW 20.1(Sm 120)(エンリコ・ガッティ編)、
   ロジ伯爵の死を悼むトンボー WeissSW 20(Sm 210)(エンリコ・ガッティ編)
  J.S.バッハ:ソナタ第2番 BWV 1003よりアンダンテ
  ジルヴィウス・レオポルト・ヴァイス:
   サラバンド WeissSW 18.4(Sm 107)(エンリコ・ガッティ編)、
   幻想曲 WeissSW 9(Sm 83)(エンリコ・ガッティ編)
  ヨハン・ショップ(c.1590-1667):前奏曲
  J.S.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ BWV 1013よりアルマンド(エンリコ・ガッティ編)
  トーマス・バルツァー:前奏曲

 エンリコ・ガッティが生涯をかけて取り組んできたコンセプト・アルバムが新装再発売!

 イタリアが生んだバロック・ヴァイオリンの世界的名手エンリコ・ガッティが、40年もの歳月をかけて取り組んできたコンセプト・アルバム 《Praeconium Solitudinis》。
 2023年に100ページにも及ぶメディア・ブックが附属した豪華パッケージ仕様で限定販売され、大きな反響を読んだアルバムが、2枚組のディジパック仕様で新装再発売となります。

 10人の作曲家による無伴奏ヴァイオリンのための作品を通じて、人間や芸術家につきまとう「孤独」という概念から、哲学的・人間的な道を100分間で探求するコンセプト・アルバムで、イタリアの写真家シルヴィア・カンポレージによる写真と、様々な作家や哲学者によるテキスト(イタリア語/英語)が、QRコードによるバーチャル・エキシビションとして収録されています。
 "ヴァイオリンの詩人"エンリコ・ガッティが生涯をかけて構想してきた一つの到達点を見ることができるでしょう。

 ヴァイオリン/ドン・ニコラ・アマティ1730年頃製作
 ※録音:2019年6月20日-21日&10月17日-19日(ロンジャーノ、イタリア)
 ※メディアブック付き仕様(NA81)は完売につき廃盤となります。
 



 大ベストセラーとなり完売した「NA81」の新装発売。今回は2枚組のディジパック仕様。

 こちらの本家サイトで3つのトラックが試聴できます。

https://www.novantiqua.net/prodotto/Praeconium-Solitudinis

 PROMENADE | J.S. Bach | Praeludium BWV926
 LACHRYMAE | S.L. Weiss | Prelude, Tombeau
 POSTLUDIUM | Baltzar | Prelude by sign.r Baltzar

ときおり虫の鳴き声や川の流れ、鳥のさえずりなどが入っています。


 取り上げられる楽曲は、10人の作曲家による無伴奏ヴァイオリンのための作品。
 バッハ、 マッテイス 、 ビーバー、 タルティーニ、 パーセル、 ヴァイスなど、おなじみの人たちに加えて、ガッティらしく、

 トーマス・バルツァー - Thomas Baltzar (1631-1663)
 ジョヴァンニ・バッサーノ - Giovanni Bassano (1558-1617)
 フィリップ・ハッカート - Philip Hacquart ( 1645 - 1691)
 ヨハン・ショップ - Johann Schop (1590-1667)

といった、あまり聞いたことのない作曲家の作品も含まれます。

 いずれも17,18世紀の落ち着いた、深い味わいの作品ばかり。

 白眉は1枚目のラスト、ビーバー「パッサカリア」。ガッティの演奏であの名曲が聴けるわけです。






RONDEAU


ROP626061
(2CD)
\5400

当時の楽器とオルガンで録音した
 リストのオラトリオ 《キリスト》!

  リスト:オラトリオ《キリスト》
   (独唱、合唱、管弦楽とオルガンのための)

コレギウム・ヴォカーレ・ライプツィヒ
ドレスデン・フィルハーモニー合唱団
メルゼブルガー・ホーフムジーク
ミヒャエル・シェーンハイト(指揮)
スザンネ・ベルンハルト(ソプラノ)
カトリン・ゲーリング(アルト)
ヒューゴー・マレット(テノール)
トビアス・ベルント(バリトン)
デニー・ヴィルケ(オルガン)

 当時の楽器とオルガンで録音したリストのオラトリオ 《キリスト》!

 ☆コレギウム・ヴォカーレ・ライプツィヒ&メルゼブルガー・ホーフムジーク!
 ☆メルゼブルク大聖堂のオルガンと19世紀の楽器で聴く、リストのもっとも壮大なオラトリオ!

 1873年の初演時に使用されていた楽器と、リストが高く評価していた1855年製のラーデガスト・オルガンを含むメルゼブルク大聖堂の録音で初めて聴くことができる、フランツ・リストのもっとも壮大なオラトリオ 《キリスト(クリストゥス)》。
 19世紀から変わらないメルゼブルク大聖堂の荘厳な音響と相まって、リストがこのインペリアル・カテドラルを何度も訪れた際に体験したサウンドの印象を再現しています。

 メルゼブルガー・ホーフムジーク(メルゼブルク宮廷音楽アンサンブル)は、この地の音楽の歴史と特別なつながりを持ち、19世紀の貴重なオリジナル楽器で現地の遺産を紹介しています。

 ※録音:2022年9月-10月&2024年3月、メルゼブルク(ドイツ)
 
 

ROP6256
\2800
Unerhort! ~ ピュットリンゲン:ロマンティック歌曲集 クラウス・メルテンス(バス・バリトン)
ヴォロディミール・ラヴリネンコ(ピアノ)
 ヨハン・ヴェスケ・フォン・ピュットリンゲン(1803-1883):
  『愛』 ~
   1. Des Waldes Kapellmeister/2. Kuriose Geschichte/3. Allgegenwart/
   4. An ein Rosenknospchen/5. Katzennatur/6. Der Fischer/7. Ketty/
   8. Am Teetisch/9. Du bist wie eine Blume/10. Willkomm'ne Ruh/
   11. Wir fuhren allein im dunklen Postwagen/12. An die Entfernte
  『別れ』 ~
   13. Im Scheiden/14. Der scheidende Sommer/15. Abreise/
   16. Herbst/17. Ich hab'euch im besten Juli verlassen
  『痛み』 ~
   18. Was will die einsame Trane2/19. Der Doppelganger/20. Am fernen Horizonte
  『死』 ~
   21. Die Sterbende/22. Das Konigskind/
   23. Konigin und Page/24. Der Tanzer

 クラウス・メルテンスが歌うピュットリンゲン歌曲集!

 ☆ドイツの名バス・バリトン歌手、クラウス・メルテンス!
 ☆不当にも忘れ去られていたピュットリンゲンのロマンティックな歌曲集を再発見!

 バッハ歌唱の名手として知られ、コープマン、ブリュッヘン、マギーガン、ヘレヴェッヘ、ヤーコプス、クイケン、レオンハルト、アーノンクールら古楽界の巨匠らと共演してきたドイツのバス・バリトン、クラウス・メルテンスが歌うピュットリンゲンの歌曲集。

 ヨハン・ヴェスケ・フォン・ピュットリンゲン(1803-1883)は生前は有能な弁護士であり、また故郷のウィーン以外でも名声を博した作曲家でしたが、死後間のなくその名前と音楽は忘れ去れててゆきました。
 メルテンスとラヴリネンコは、ピュットリンゲンのロマン派歌曲は「Unerhort!(前代未聞!)」というモットーのもとに選りすぐり、「愛」、「別れ」、「痛み」、「死」というロマン主義の4つの中心テーマに分けてまとめています。

 ※録音:2023年10月、ベルリン放送(ドイツ)
 




STOMP MUSIC


VDCD6830
\2700
夜のガスパール
 J.S.バッハ:《狩りのカンタータ》 BWV.208より
  第9曲「羊は安らかに草を食み」
 ショパン:バラード第3番変イ長調 Op.47
 ラヴェル:夜のガスパール
 グラナドス:組曲《ゴイェスカス》より 愛の言葉
 ドビュッシー:《ベルガマスク組曲》より 月の光
シン・チャンヨン
 (ピアノ/スタインウェイ&サンズ)

 ジーナ・バッカウアー国際ピアノ・コンクール優勝者!シン・チャンヨン渾身のニュー・アルバム!

 ☆2018年のジーナ・バッカウアー国際ピアノ・コンクールで韓国人初の優勝者となったシン・チャンヨン!
 ☆バッハ、ショパン、ラヴェル、グラナドス、ドビュッシーの様々な風景を描く!

 アンゲリッシュやゲニューシャス、ググニンなど名だたる世界的ピアニストを輩出してきたジーナ・バッカウアー国際ピアノ・コンクールに於いて、最初の韓国人優勝者となったシン・チャンヨンの韓国における初の公式アルバム「夜のガスパール」。
 2018年の快挙の後に母国で製作されたこの「夜のガスパール」でシン・チャンヨンは、バッハから始まり、ショパン、ラヴェルを経てグラナドス、そしてドビュッシーへと続くピアノ作品の歴史の一部と、その様々な風景を描き出しています。
 この多彩なプログラムの中で特に存在感を放っているのは、アルバム・タイトルでもあるラヴェルの「夜のガスパール」。
 「オンディーヌ」の優美かつ幻想的な"水"の風景、「絞首台」での空虚感の中に存在する美、そして自由に飛び回り悪戯を繰り返す妖精(小悪魔)の様子を驚異的な技巧で表現した「スカルボ」の3曲いずれも見事な完成度!
 シン・チャンヨンの輝かしい経歴に相応しい、自身の代名詞でもある渾身のアルバムです。

 シン・チャンヨンは韓国で研鑽を積んだ後にアメリカへと渡り、カーティス音楽院とジュリアード音楽院で名教師ロバート・マクドナルドに師事。
 韓国人初の優勝者としてその名を刻んだジーナ・バッカウアー国際ピアノ・コンクールをはじめ、ソウル国際音楽コンクール、ヒルトン・ヘッド国際音楽コンクールにおいても第1位を受賞するなどすでに輝かしい実績を持つ韓国のトップ・ピアニストの1人として知られています。
 また、仙台国際音楽コンクールでの入賞歴もあり、ここ日本とも縁のあるピアニストです。

 録音時期:2020年9月12日&15日
 録音場所:仁川アートセンター(仁川、韓国)
 録音方式:ステレオ(デジタル/DSD)
 解説:キム・ムンギョン
 




TACTUS SERIE BIANCA

TB672262
\1900
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集
 ファゴット協奏曲 変ホ長調 RV.483
 ファゴット協奏曲 ヘ長調 RV.485
 ファゴット協奏曲 イ短調 RV.497
 ファゴット協奏曲 変ロ長調 RV.501《夜》
 ファゴット協奏曲 イ短調 RV.498
 ファゴット協奏曲 ホ短調 RV.484
 ファゴット協奏曲 変ロ長調 RV.502
パオロ・カルリーニ(バスーン)
イ・ヴィルトォオージ・イタリアーニ
アルベルト・マルティーニ(指揮、ヴァイオリン)

 イタリアの名ファゴット奏者カルリーニ!ヴィヴァルディの協奏曲集の名盤復活!

 ☆イタリア・ファゴット界の重鎮、パオロ・カルリーニによるヴィヴァルディの協奏曲集が復活!

 Tactusの名盤を復刻する「Serie Bianca(ホワイト・シリーズ)」から、イタリアの名ファゴット奏者、パオロ・カルリーニによるヴィヴァルディの協奏曲集が復活!

 ヴィヴァルディのファゴットのための協奏曲は、ヴァイオリンのための協奏曲に次いで最大の作品群で、現存する曲は39曲以上、未完成の作品は2曲のみです。
 しかし、これらの詳細を越えて注目すべきは、ファゴットの技術的な可能性に対するヴィヴァルディの並外れた理解であり、それはソリストとしての完全で豪華な威厳を獲得したこの楽器の前衛的な扱いに反映されています。
 そして、音楽史上おそらく前例のない、その表現力に対する彼の直感です。

 本アルバムでソリストを務めるのは、1987年からトスカーナ管弦楽団の首席ファゴット奏者として活躍したイタリアを代表する名手、パオロ・カルリーニ。
 1989年に結成され、国際的に著名なソリストや指揮者とのコラボレーションも数多く行っているイ・ヴィルトォオージ・イタリアーニとマエストロ、アルベルト・マルティーニとの共演で、ヴィヴァルディがファゴットに捧げた最も重要な作品の魅力を見事なテクニックと磨き抜かれた音色で奏でています。

 ※録音:2002年10月

 
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTO


ALC1702
\1900
シフ&リパッティ・プレイ・バッハ
 J.S.バッハ:
  イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
  フランス組曲第5番 ト長調 BWV816
  フランス風序曲 BWV831
  パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825*
  主よ、人の望みの喜びよ(マイラ・ヘス編)*
  シチリアーノ(ヴィルヘルム・ケンプ編)*
アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
ディヌ・リパッティ(ピアノ)*

 シフとリパッティによるバッハの名演をバジェット・プライスで!

 アンドラーシュ・シフのVanguard音源とディヌ・リパッティのColumbia音源、いずれもバッハ演奏史を語る上で欠かせない名録音がセットとなってバジェット・プライスでリリース。

 ※録音:1978年/1950年*
 
 

ALC2032
(2CD)
特別価格
\2700
聖ピータース教会で演奏されたヘンデルの《メサイア》
 ヘンデル:オラトリオ《メサイア》
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
ブランデンブルク・コンソート
スティーヴン・クレオベリー(指揮)
リン・ドーソン(ソプラノ)
ヒラリー・サマーズ(アルト)
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)
アラステア・マイルズ(バス)

 イギリス最高峰の歌声を誇るケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団と、1982年から亡くなる2019年まで音楽監督を務めた名指揮者スティーヴン・クレオベリー、そして豪華ソリスト陣によって1994年にオランダの聖ピータース教会で演奏されたヘンデルの《メサイア》のライヴ録音が復刻。

 ※録音(ライヴ):1994年、ピーテルス教会(ライデン、オランダ)
 
 


ALC1703
\1900
コープランド:自作自演集
 コープランド:
  バレエ組曲《ビリー・ザ・キッド》
  管弦楽のための《ステイトメンツ》
  交響曲第3番
アーロン・コープランド(指揮)
ロンドン交響楽団

 20世紀のアメリカ音楽界を象徴する作曲家の一人、アーロン・コープランド(1900-1990)が1950年代の終わりにロンドン交響楽団を指揮しEverestに録音していた自作3曲の音源が復刻。

 ※録音:1958年-1959年
 
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ALC1701
\1900
ボヘミアのバロックとその後の音楽 Vol.20
 ミュラー=ブリュールやスメターチェクの録音の復刻
プラハ放送交響楽団
ヴァーツラフ・スメターチェク(指揮)、他
 ・カレル・スタミツ(カール・シュターミッツ)(1745-1801):ヴィオラ協奏曲 ニ長調
   ヴォルフラム・クリスト(ヴィオラ)、ケルン室内管弦楽団、
   ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮)
    ※録音:1987年(プラハ)
 ・ヨゼフ・ライヒャ(1752-1795):フルート協奏曲 変ロ長調
   ブルーノ・マイアー(フルート)、プラハ室内管弦楽団
    ※録音:1991年(プラハ)
 ・パヴェル・ヴラニツキー(パウル・ヴラニツキー)(1756-1808):
   交響曲《フランス共和国との和平のために》 Op.31
    プラハ放送交響楽団、ヴァーツラフ・スメターチェク(指揮)
     ※録音:1970年(プラハ)

 Altoの人気シリーズ「ボヘミアのバロックとその後の音楽」の第20弾。バロック~古典派のボヘミアの作曲家を中心に取り上げ、この時代のボヘミア音楽の奥深さを紹介しています。
 今作はKoch音源からカレル・スタミツ(カール・シュターミッツ)、ヨゼフ・ライヒャ、パヴェル・ヴラニツキー(パウル・ヴラニツキー)の作品が復刻。
 ヴラニツキーの「交響曲《フランス共和国との和平のために》」は初CD化となります。

  ※録音:1970年~1991年(プラハ)
 



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PARNASSUS



PACD96095
\2600→\2390
マイケル・レビン 未公開録音 ~
 ベートーヴェン&クレストン:ヴァイオリン協奏曲集

  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
  ポール・クレストン:ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.78*
マイケル・レビン(ヴァイオリン)
ナショナル・オーケストラル・アソシエーション
ジョン・バーネット(指揮)
アトランタ交響楽団*
ヘンリー・ソプキン(指揮)*

 夭折の天才ヴァイオリニスト、マイケル・レビンの貴重な初CD化音源!

 1972年に35歳の若さでこの世を去ったアメリカの天才ヴァイオリニスト、マイケル・レビンの初CD化音源という大注目盤が登場!
 「ザ・ベル・テレフォン・アワーでのマイケル・レビン」を2巻にわたりリリースし、第1巻(PACD960912)がレコード芸術ONLINEの「推薦盤」にも選ばれていたParnassusレーベルからの復刻です。

 亡くなる半年前のインタビューで「もう一度レコーディングを始めるとしたら、ベートーヴェンとブラームスの協奏曲を演奏するだろう」と語っていたレビンのベートーヴェンをついに耳にすることができます。
 レビンが委嘱したクレストンのヴァイオリン協奏曲第2番についてはこれまで2種類の録音が出回っていましたが、それらとは別の録音が復刻されています。

 ※録音:1960年頃/1961年1月27日*
 



















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