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≪第125号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その10 2024/11/13~




11/15(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

APARTE



AP 330
\2900
私たちにあるのは人生だけ
 (1)ジョン・ケージ:ソロ・フォー・ヴォイス49/
 (2)ダウランド:早まって死んではならぬ/
 (3)同:悲しめ、昼は闇に去った/
 (4)同:悲しみよ、とどまれ/
 (5)ケージ:ファイヴ/
 (6)同:ソロ・フォー・ヴォイス91/
 (7)ダウランド:それほど私を困らせたいなら/
 (8)ケージ:8つのウィスクス/
 (9)同:ドリーム/
 (10)ダウランド:私は見た、あの人が泣いているのを/
 (11)同:あふれよ、わが涙/
 (12)ケージ:ア・ドリーム/
 (13)ダウランド:彼女は眠っている/
 (14)ケージ:ア・ルーム/
 (15)ダウランド:時間の長子(第1部)/
 (16)同:ならば座りこんで(第2部)/
 (17)同:人が「来たれ」と歌う時(第3部)/
 (18)スティング&ドミニク・ミラー:シェイプ・オブ・マイ・ハート
ジャン=クリストフ・グロッフェ&テレーム
スティング(18)

 ジャン=クリストフ・グロッフェが、ますます想像力全開!。ダウランドがケージとスティングをリュート・ソングにしたならば?

 録音:2023年3月26-30日/モン・アナログ(フランス)/ディジパック仕様、24bit/96kHz、64'00"

 ジョスカン・デ・プレと電子楽器と組合せたり、シューベルトとクレマン・ジャヌカンの邂逅を妄想したりなど破天荒な発想でハイブリッド芸術を聴かせてくれるジャ ン=クリストフ・グロッフェとテレーム。
 歌2名とリュート(ヴィオラ・ダ・ガンバ兼用)の3人で構成され、グロッフェ自身歌っています。彼らが今回はダウランドと ケージという400年離れたふたりの「ジョン」を融合させました。

 ダウランドとケージの音楽は全く異質に思えますが、冷静な表現、簡潔な形式、親密さ、そして言葉そのものから生まれる喜びという点で共通しています。
 グロッ フェとテレームはダウランドの2声とリュートのための全作品を披露しているのに加え、ケージの歌をリュート歌曲に仕立てました。これが何の違和感もないのがさ すがで、じっくりひたることができます。

 さらにロックバンド「ポリス」のメンバーとして知られるスティングが1993年にギタリストのドミニク・ミラーと共作し、翌年映画「レオン」で世界的にヒットした 「シェイプ・オブ・マイ・ハート」をリュート歌曲にカバー。スティング本人の歌で楽しめます。
 スティングは長年ダウランドのファンで、2006年には自身の歌唱で ダウランド作品集のアルバムをリリースしているほど。
 その際は演奏者として録音しましたが、今回は彼の作品をダウランド化。
 ダウランドは当時の流行歌をリュー ト歌曲にしたので、それが違和感ないことに気づかせてくれます。
 まさにダウランドが現代に生きていたら行ったであろうことを実現しています。超オススメ。
 




BIS



BIS SA 2710
(SACD HYBRID)
\3100
「シューベルト+ヴォジーシェク+ショパン+スクリャービン」
 ヴォジーシェク:6つの即興曲 Op.7(1822)より
  第4番 イ長調「アレグレット」/ 第6番 ロ長調「アレグレット」
 シューベルト:4つの即興曲 D.899(1827)
 ショパン:即興曲第1番 変イ長調 Op.29(1837)
 ショパン:即興曲第2番 嬰へ長調 Op.36(1839)
 ショパン:即興曲第3番 変ト長調 Op.51(1842)
 ショパン:幻想即興曲 嬰ハ短調Op.posth. 66 / WN 46(1835)
 スクリャービン:2つの即興曲 Op.12(1895)
ジャン・チャクムル
 (ピアノ/Kawai SKEX
  (Shigeru Kawai Concert Grand))

 ジャン・チャクムルの一大企画「シューベルト+」。第4弾は「即興曲」というジャンルの探求!

 録音:2023年3月13~19日/テスマー・トーンスタジオ(ハノーファー)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、72:55
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:インゴ・ペトリ(Take5 Music Production)
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ロバート・サフ

 SACDハイブリッド盤。
 2018年第10回浜松国際ピアノコンクール第1位のジャン・チャクムル。来日公演を重ね、名実ともに現代最高のピアニストの一人とし て活躍しております。
 同コンクール優勝後、BISレーベルと契約。その後非常に積極的なリリースが続くなか、2028年のシューベルト歿後200年に向けた一大プ ロジェクト「シューベルト+」が進行中です。
 当シリーズはシューベルトの主要なピアノ独奏曲と彼の音楽に影響を受けた作曲家の作品を並べることで、その作品に 焦点を当てるだけでなく、それぞれの作品に新たな魅力を感じてもらいたいというチャクムルの思いから生まれた企画で、これまでに「シューベルト+シェーンベル ク」(KKC-6701 / BIS SA-2650)、「シューベルト+ブラームス」(KKC-6803 / BIS SA-2680)、「シューベルト+クルシェネク(クレネク)」(KKC-6849 / BIS SA-2690)がリリースされ絶賛されています。

 第4弾は「即興曲」に焦点を当て、シューベルトと19世紀にうまれたその他の作曲家の作品を組み合わせることで、ピアノ曲の進化を洞察することを目的としています。
 収録作品はシューベルトの有名な4つの即興曲D899を主軸に、ベートーヴェンが絶賛したチェコに生まれ、ウィーンで活躍した作曲家ヤン・ヴァーツラ フ・ヴォジーシェク(1791-1825)の即興曲を2曲、されたショパンの4 曲とスクリャービンの2曲で構成された充実のプログラムです。
 作曲家たちがこの自由 な形式を好み、その瞬間にうまれた旋律や感情をロマンティックに表現したことを物語っています。

 
 


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CONTINUO CLASSICS

CC777 756
\2800→\2590
広瀬悦子&エリゼ四重奏団
 バルトーク/カトワール: ピアノ五重奏曲

 (1)カトワール:ピアノ五重奏曲ト短調Op.28
 (2)バルトーク:ピアノ五重奏曲ハ長調Sz.23
広瀬悦子(ピアノ)
 スタインウェイD274(カトワール)、
 ファツィオリ280(バルトーク)
エリゼ四重奏団
 【ワジム・チジク、
  パブロ・シャッツマン(ヴァイオリン)、
  アンドレイ・マラーホフ(ヴィオラ)、
  イーゴリ・キリチェンコ(チェロ)】

 広瀬悦子のピアノを満喫!知られざる魅力のピアノ五重奏曲

 録音:2023年10月/ムードン・スタジオ/ディジパック仕様、65'19"

 広瀬悦子期待の室内楽登場。
 バルトーク初期とロシアのカトワールの2篇で、これだけの高水準演奏は聴き応え満点のうえ、どちらも録音に恵まれていないため非常に貴重でもあります。

 ゲオルギー・カトワール(1861-1926)はチャイコフスキーとラフマニノフ、スクリャービンの間の世代の作曲家で、カバレフスキーの師。
 同世代のアレンスキー、 タネーエフ、リャプノフらと同様にピアノの名手で、非常に技巧的で充実したピアノ曲を数多く残しています。
 ピアノ五重奏曲は1914年の作で、チャイコフスキー の伝統上にありながらスクリャービンらアヴァンギャルドの影響もかすかに感じられ非常に新鮮。

 バルトークのピアノ五重奏曲は1904年、彼が22歳の作。20世紀になってはいたものの、作風的には19世紀的で演奏時間40分を超える大作です。
 バルトー クといえば6 篇の弦楽四重奏曲が有名ですが、ピアノ五重奏曲はメロディアスで温和な作風ながらそれらを予感させる部分が散見されるのも興味津々です。
 推進力に満ちた生命感はバルトークならではの魅力です。

 ロシアの演奏家を中心としたエリゼ四重奏団は一糸乱れぬアンサンブルが驚異的。
 両作ともピアノの名手のものだけにピアノの存在感と華々しい技巧が圧倒的ですが、広瀬悦子の絶妙な演奏が光ります。
 技術的な完成度はもちろんながら、エレガントでニュアンスに満ちた音色も魅力で、エリゼ四重奏団と息のあった世界を作 り上げています。
 




AUDAX



ADX11210
\2700
蔭と恐怖の狭間で ~ バスのためのアリア集
 ミケランジェロ・ロッシ:
  《ヨルダン川のエルミニア》 より シンフォニア
 クラウディオ・モンテヴェルディ:
  《ポッペーアの戴冠》 より Amici, e giunta l'hora
 フランチェスコ・カヴァッリ:
  《恋するヘラクレス》 より Ma qual pungente arsura
 アントニオ・サルトリオ:
  《アエリウス・セイヤヌスの僥倖》より Selve amiche
 マルカントニオ・ジアーニ:
  《Alba Soggiogata da' Romani》より Ritornello con 2 trombe、
   La fronte a quei superbi、All'armi, all'armi
  《愛と復讐の決闘》 より 序曲
 アントニオ・ジャンネッティーニ:
  《クラウディウス・ネロの青年時代の到来》より
   Fra l'horror d'ombre terribili
 ジョヴァンニ・ボノンチーニ:
  《ジュリオ・チェーザレの帰還》 より
   Ouverture、Si, torno, o bella、Occhi belli, occhi possenti
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:
  《アチ、ガラテアとポリフェーモ》 より 蔭と恐怖の狭間で
  《アグリッパ》 より Nella Britannia vinta、Cade il mondo
 アレッサンドロ・スカルラッティ:
  《十人委員会》 より 序曲
  《春の栄光》 より
   Trassi dal nulla il tutto、Dell'alba e dell'aurora
 アントニオ・ヴィヴァルディ:
  《ティート・マンリオ》 より 戦をしたがる心が
  《オルランド》 より Ah sleale, ah spergiura
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:
  《オルランド》 より O voi del mio poter、不吉な嵐が起こる
  《リナルド》 より 復讐の女神の蛇たちが音を立て

ナウエル・ディ・ピエロ(バス)
ニコラス・スコット(テノール)
ギヨーム・グティエレス(テノール)
ニコラ・ブルイマン(バリトン)
ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン&ディレクター)
アンサンブル・ディドロ


 【日本語解説付き】ナウエル・ディ・ピエロがプラムゾーラー&アンサンブル・ディドロの伴奏で歌うアリア集!

 ☆アルゼンチンのバス、ナウエル・ディ・ピエロとヨハネス・プラムゾーラー&アンサンブル・ディドロが共演!
 ☆17~18世紀に書かれたオペラから、バスのためのアリア&レチタティーヴォ集を歌う!
 ☆輸入盤日本語解説付き!

 レイチェル・ポッジャーに学んだ"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーが主宰し、様々な知られざる作品、意欲的なレパートリーを発掘してきたフランスのレーベル、「オーダックス・レコーズ(Audax Records)」。
 今回はブエノスアイレス出身でパリ・オペラ座や英国ロイヤル・オペラ・ハウス、ミラノ・スカラ座などでも歌ってきたオペラティック・バス、ナウエル・ディ・ピエロがプラムゾーラー&アンサンブル・ディドロと共演。
 17~18世紀に書かれたオペラから、バスのためのアリア&レチタティーヴォ集を歌います。
 作品に高貴さと権威を与える重要な役割を果たしながらオペラの舞台では注目の的になることが少ないバス歌手。
 このアルバムでは17~18世紀の100年にわたるオペラの歴史を巡る旅を通して、バスのための音楽の幅広さ、奥深さを紹介します。

 ※録音:2023年2月5日-9日、サル・コロンヌ(パリ)
 
 

ADX11214
\2700
J.S.バッハ:リュート作品集 Vol.2
 J.S.バッハ:
  前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV 998
  組曲 ホ短調 BWV 996(ト短調へ移調)
  組曲 ホ長調 BWV 1006a(ヘ長調へ移調)
ジャドラン・ダンカム(リュート)

  アンサンブル・ディドロの常連メンバーによるバッハのリュート作品集第2弾!

 ☆アンサンブル・ディドロにも頻繁に参加している若きリューティスト、ジャドラン・ダンカム!
 ☆仏ディアパソン・ドールを受賞した前作に続く、バッハのリュート作品集第2弾!

 ジャドラン・ダンカムは、イギリス、クロアチア、ノルウェー系のバロック・ギター&リュート奏者。
 2008年にBBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ジ・イヤーのストリング・カテゴリーを受賞、2015年にはイタリアで行われたマウリツィオ・プラトーラ・リュート・コンクールで第1位に輝きました。
 ヨハネス・プラムゾーラーが創設したアンサンブル・ディドロのメンバーにも頻繁に名を連ねています。

 ヨハネス・プラムゾーラーと共演した「バッハとヴァイスの共作による組曲」(ADX13706)、ソロ・デビューとなった「ヴァイス&ハッセ:リュート・ソナタ集」(ADX13713)といった意欲的なアルバムに続いて2021年にリリースしていた「J.S.バッハ:リュート作品集」(ADX13728)の第2弾が完成。無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番を原曲とする「組曲 ホ長調 BWV 1006a」をはじめとした3つの作品を収録しています。
 前作は2021年5月の仏ディアパソン・ドールを受賞するなど大変高い評価を獲得しており、今作にも大いに期待ができるでしょう。

 ※録音:2024年3月26日-29日&5月22日-24日(ノルウェー)

  




FINELINE


FL72421
\2600
ビルディング・ブリッジズ
 ダウウェ・アイセンハ:ブロック・アタック
 ヤコブ・テル・ヴェルデュイ:ザ・ウェイヴズ
 キプスキ:ザ・ネクスト・ドーン
シレーネ・サクソフォン・クヮルテット

 シレーネ・サクソフォン・クヮルテットによる、オランダの現代音楽!

 テル・ヴェルデュイのザ・ウェイヴズは、時の流れと永遠の流れにあなたを誘います。
 アイセンハのブロック・アタックでは、オスティナートのリズムと反復要素が巧みな音楽の建物を形成します。キプスキのザ・ネクスト・ドーンは、昇る太陽によって特徴づけられる新しい時代の始まりを音化したものです。
 結果として、シレーネ・サクソフォン・クヮルテットは視野を広げ、リスナーを一緒に旅するよう誘う発見の旅が生まれました。

 シレーネ・サクソフォン・クヮルテットは、ホメロスの『オデュッセイア』に登場するセイレーンにちなんで名付けられ、4人の女性で構成されています。
 セイレーンは、澄み切った声で船乗りを魅了する海の女神です。彼女たちは、音楽を通じて聴衆を魅了し、幅広い聴衆とクラシック・サクソフォンの音色を共有することを目指しています。
 彼女たちのエネルギー、質、そしてステージ上での力強いコミュニケーションは、聴衆を魅了します。

 ※録音:2022年4月18日-19日
 




GLOBE RECORDS


GLO5286
\2800
J.S.バッハ、クーナウ、クルターグ:オルガン作品集
 J.S.バッハ:
  われらが神は堅き砦 BWV 80:5&8、
  神にのみ、わが心を捧げん BWV 169、
  霊と心は驚き惑う BWV 35、
  最愛の兄の旅立ちに寄せて BWV 992
 クーナウ:
  Musicalische Vorstellung einiger biblischer Historien:
   Suonata quarta:Der todtkranke und wieder gesunde Hiskias
 クルターグ:Jatekok VIより5つの小品
 クーナウ:
  Musicalische Vorstellung einiger biblischer Historien:
   Suonata prima:Der Streit zwischen David und Goliath
 モーツァルト:幻想曲 ヘ短調 KV 594
 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ハ長調 BWV 547
ローレンス・デ・マン(オルガン)

 このアルバムは、権威あるオランダ音楽賞を初めて受賞したオルガン奏者、ローレンス・デ・マンの芸術性を紹介しており、すべて標題音楽 (物語を描いた音楽) で構成された非常に独創的なリサイタルです。
 この「音楽による物語」は、一般的にロマン派時代の特徴とみなされており、バッハ、モーツァルト、クーナウ、クルターグによるこれらのオルガン曲は、19世紀以外では珍しい標題音楽の見本です。
 ローレンス・デ・マンは、ベルギーのルーヴェンにある聖ミヒエル教会で、新たに再建されたコンティウス・オルガンを演奏します。
 彼は、この教会で2シーズンにわたりオルガン奏者を務めました。

 ※こちらの商品は手書きのシリアルナンバー入りの600部限定商品です。
 




KKE RECORDS


KKE24009
\2800
クララ&ロベルト ~ 室内楽作品集
 クララ・シューマン:ピアノ三重奏曲 Op.17
 クララ・シューマン:
  ヴァイオリンとピアノのための3つのロマンス Op.22
 ロベルト・シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調 Op.47
フリーリングハウス・アンサンブル

 ドイツの名手達が弾くシューマン夫婦の芸術!

 アマリリス弦楽四重奏団の創設者であるグスタフ・フリーリングハウスによって創立されたフリーリングハウス・アンサンブルは、ドイツやヨーロッパ諸国において、国際的に受賞歴のある室内楽奏者、ソリスト、オーケストラの音楽家たちによって構成されています。

 本アルバムは、デュオから四重奏まで、クララとロベルト・シューマンの作品が演奏され、ロマンティックなメロディーと和声の転回に加えて、この2人の類まれな芸術と愛の関係を辿ります。
 ロベルトは、1842年にピアノ四重奏曲を作曲し、コンサート・ピアニストとして成功を収めたクララ・シューマンによって初演されました。
 その11年後に書かれたクララのロマンスは、ロベルトが世紀のヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムとともに演奏旅行で演奏し、1846年に書かれたピアノ三重奏曲は、彼らの友人であるフェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディを彷彿とさせ、そのヴィルトゥオーゾ的で前衛的な作曲スタイルが特徴的です。
 ハンブルクのヴァイオリニスト、グスタフ・フリーリングハウス率いるアンサンブルは、ニューイヤー・コンサート・ツアーに関連して、2024年の初めにブレーメンのゼンデザールでこのアルバムのレコーディングに臨みました。

 ※録音:2024年1月8日-9日(ドイツ)
 
 

KKE23008
\2800
Raices ~ ラテン・アメリカの弦楽四重奏曲集
 フアン・アントニオ・サンチェス:弦楽四重奏曲
 アストル・ピアソラ:タンゴ・バレ
 オルランド・カルドーソ:Entreverao de arcos
 ヴィラ=ロボス:弦楽四重奏曲第1番
 カルドーソ:アトリンカ
ラテン・ストリングス

 2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ......ヨーゼフ・ハイドンが「発明」した弦楽四重奏ほど、ヨーロッパのクラシック音楽を体現するジャンルはないでしょう。
 チリ、ベネスエラ出身で、主にドイツで活動している弦楽四重奏団「ラテン・ストリングス」のデビュー盤は、彼らのルーツでもある4人のラテン・アメリカの作曲家(チリ、アルゼンチン、ベネズエラ、ブラジル出身)による古今の作品を取り上げています。

 ※録音:2023年8月21日-24日(ドイツ)
 
 
KAL63672
\2800
ビター・スウィート ~ 第三帝国の陰の音楽
 シュルホフ:
  アルト・サクソフォンとピアノのためのホット・ソナタ
 ヒンデミット:ヴィオラとピアノのためのソナタ Op.11-4
 ヒンデミット:
  アルト・サクソフォンとピアノのためのソナタ
 ベン=ハイム:3つの無言歌
 ミヨー:スカラムーシュ
duo.klax
 〔レジーナ・ライター(サクソフォン)、
  ダンリン・フェリックス・シェン(ピアノ)〕

 サクソフォン奏者のレジーナ・ライターとピアニストのダンリン・フェリックス・シェンによるduo.klaxは、ナチス独裁時代に追放されたとされる作曲家たちの作品を取り上げています。
 どんなに叙情的で美しい作品であっても、歴史の暗い影がこれらの作品に重くのしかかり、まるで苦みと甘みが等しく心にも耳にも響くカクテルのようです。

 ※録音:2023年9月(ドイツ)
 
 
KAL63692
\2800
KRUNK ~ アルメニアの民族音楽集
 Es arun/Alagyaz & Khnki tsar/Avetis/
 Goghtan mankti & Bostan em dre/
 Blbuli hid (Chka qizi nman)/Akna oror/
 Habrban/Tsirani tsar I/Tsirani tsar II/
 Nazani/Krunk/Bari luso/Kilikia/Janiman/
 Taltala/Akna krunk/Yerangi/Amran gisher/
 Es gisher ashnan gisher/Keler tsoler/
 Keler tsoler/Mush/Bari luso
アンサンブル・リグナム・ヴィタ
 〔リリト・トノヤン(ヴァイオリン)、
  ダヴィト・メルコニヤン(チェロ)、
  アンドレ・マイズナー(ドゥドゥク)、
  ジュゼッペ・マウトーネ(パーカッション)〕

 アルメニアのヴァイオリニスト、リリト・トノヤン。本アルバム「KRUNK」では、母国アルメニアの民族音楽の世界を深く掘り下げています。
 アルメニア語圏の人々にとって最もよく知られた民謡のひとつである巡礼歌「Krunk(鶴)」が、このプログラムの中心であり、アルバム名の由来でもあります。
 トノヤンはチェリストのダヴィト・メルコニヤン、ドゥドゥク奏者のアンドレ・マイズナー、パーカッショニストのジュゼッペ・マウトーネとともに、伝統的な民謡を様々な編成で彼女自身の繊細なアレンジで解釈しています。

 ※録音:2024年3月(ドイツ)
 
 
KAL63682
\2800
ラヴ・ストーリー・ショート ~ ソプラノのための作品集 エヴァ=マリア・ハルトマン(ソプラノ)
ヒルコ・ドゥムノ(ピアノ)
 1.Frank Bridge (1879–1941):Love went a riding (H. 114)
 2.Erik Satie (1866–1925):Je te veux
 3.William Bolcom (*1938):Waitin' aus: "Cabaret Songs"
 4.Kurt Weill (1900–1950):Wie lange noch?
 5.Franz Schubert (1797–1828):Du liebst mich nicht (D.756)
 6.Richard Strauss (1864–1949):Ruhe, meine Seele! op. 27, Nr. 1
 7.Richard Strauss (1864–1949) :Morgen! op. 27, Nr. 4
 8.Hanns Eisler (1898–1962):Und endlich!
 9.Billy Joel (*1949):And so it goes aus "Storm Front"
 10.Richard Strauss:Cacilie op. 27, Nr. 2
 11.Francis Poulenc (1899–1963):Les chemins de l' amour FP. 106
 12.Frank Bridge:Come to me in my dreams H. 71
 13.John Duke (1899–1984):Heart, we will forget him aus "Six Poems by Emily Dickinson", Nr. 2
 14.Hugo Wolf (1860–1903):Bedeckt mich mit Blumen aus "Spanisches Liederbuch"
 15.Benjamin Britten (1913–1976):Funeral Blues aus "Cabaret Songs"
 16.William Bolcom:At the Last Lousy Moments of Love aus "Cabaret Songs"
 17.Samuel Barber (1910–1981):Solitary Hotel aus aus "Despite and Still" op. 41, Nr. 4
 18.William Bolcom:Toothbrush Time aus "Cabaret Songs"
 19.Kurt Weill /arr. Andre Previn:It Never Was You

 ドイツのソプラノ歌手、エヴァ=マリア・ハルトマンが取り組むクロスオーヴァー・プログラム。
 本アルバム「ラヴ・ストーリー・ショート」は、歓喜に満ちた熱愛と恍惚から、叶わぬ希望に対する失望と悲しみ、そして壊れてし まったものとの折り合いをつけるまで、2人の恋愛関係の浮き沈みを描いています。

 ※録音:2024年2月(ドイツ)
 




TACTUS



TC760001
\2800
あすみ和希(ソプラノ)
 ボローニャ音楽院図書館の手稿譜による声楽と器楽の室内楽

 アントニオ・ナーヴァ(1775-1826):
  ソプラノ、フレンチ・ギターと
   クラヴィチェンバロのための4つのアリエッタ
 ルイジ・ロマニョーリ(1798-1858 ca):
  クラヴィチェンバロのためのディヴェルティメント
 コスタンティーノ・フラッテージ(18~19世紀):
  ソプラノとクラヴィチェンバロのための
   レチタティーヴォとアリア
 フェルディナンド・カルッリ(1770-1841):
  フレンチ・ギターのための序曲 Op.6-1
 ピエトロ・デリカーティ(1761-post 1843):
  ソプラノ、ギター、クラヴィチェンバロのための
   6つのカンツォンチーネ
 ジョヴァンニ・パイジェッロ(1740-1816):
  クラヴィチェンバロのためのカプリッチョ
 作曲者不詳:ソプラノとピアノのための「Vieni, o Lorenzo」
 ピエトロ・デリカーティ:ソプラノとピアノのための3つのロマンス
アルスエンブル
 〔あすみ和希(ソプラノ)、
  エットーレ・マルキ(フレンチ・ギター)、
  マリア・エレーナ・チェッカレッリ(クラヴィチェンバロ、ピアノ)〕

 あすみ和希が歌う 18~19世紀の貴族のハウスムジーク

 音楽に関する幅広い書籍が収蔵されたボローニャ音楽院図書館の手稿譜から編み上げられた、声楽と器楽による魅惑の室内楽作品集。
 この図書館はかつてマルケ州マチェラータの小さな町出身の貴族アントニオ・プッチェッティ(1792-1842)の所有物で、18世紀末から19世紀半ばまでの様々な作品が残された、貴族の音楽図書館でした。
 ここに納められた音楽は、プッチェッティの親族が自宅で個人的に行っていた音楽演奏、いわゆるハウスムジークのための作品であり、より親密でより華やかなサロン音楽とは異なるものでした。
 フェルディナンド・カルッリやジョヴァンニ・パイジェッロといった一流作曲家から殆ど知られざる作曲家までの作品を、ボローニャ音楽院大学院を首席で卒業し日本とイタリアで活動するソプラノ歌手、あすみ和希(Asumi Aki Motoyama)が参加するアルスエンブル(ArsEmble)が優美に描きます。

 ※録音:2023年10月
 
 

TC710401
\2800
ダレッサンドロ:歌劇 《アデライデ》からのアリア集
 ジェンナーロ・ダレッサンドロ(1717?-post 1778):
  4つの楽器による序曲 ト長調
 ピエトロ・キアリーニ(1717?-post 1765):
  Tornero fra le catene(第2幕第9場)
 ダレッサンドロ:
  Se per me tu senti amore(第1幕第5場)
  Arrida il ciel sereno(第1幕第8場)
  Tuona il cielo e spaventato(第2幕第11場)
  Da te lontan, mia vita(第2幕第4場)
 サント・ラピス(1699-1765):
  La fronda, che circonda(第1幕第4場)
 ダレッサンドロ:
  T'inganni se speri(第3幕第2場)
  Stringer fra lacci un core(第3幕第3場)
  Se vive amante un core(第3幕第8場)
 作曲者不詳:Quel basso vapore(第3幕第9場)
フランチェスコ・ディヴィート(ソプラニスタ)
ベネデット・マルチェッロ(バロック・アンサンブル)
エットーレ・マリア・デル・ロマーノ(指揮)

 第二次世界大戦中のドレスデン爆撃後に完全に失われたと考えられていたジェンナーロ・ダレッサンドロ(レオナルド・レオの弟子である18世紀ナポリの音楽家)の作品、カルロ・ゴルドーニが脚色したアントニオ・サルヴィの台本によるオペラ 《オットーネ》の複雑な出来事を再現したアルバム。

 1739年から1740年の謝肉祭シーズンにヴェネツィアの劇場で初演されたこのオペラを、音楽学者ジョヴァンニ・トリブーツィオがいくつかの情報源と目撃者のおかげで2019年に再現することに成功しました。
 モデナのエステンス大学図書館の楽譜からはダレッサンドロのレチタティーヴォと10のアリアを含む部分が伝えられており、このヴァージョンは1744年にプラハ、ライプツィヒ、ハンブルクで「アデライデ/イタリアの女王アデライデ」として上演され、大成功を収めました。
 この重要な発見に加えて、作曲家エヴェレット・バートン・ヘルムの個人図書館(現在はブルーミントンのリリー図書館とキャンベラのオーストラリア国立図書館に所蔵)からの貴重なアリアの核の発見も加わり実現したプロジェクトです。

 ※録音:2022年8月
 
 

TC480001
\2800
ルネサンスの植物標本集からの音楽 フォルトゥーナ・レディトゥス
ロベルト・カッシオ(指揮)
 1. Nel dolce tempo de la prima etade - Anonimo (sec. xv – sec. xvi)
 2. L'ultimo dì di maggio - Sebastiano Festa (ca. 1490-1524)
 3. O vaghe montanine pastorelle - Anonimo (sec. xv – sec. xvi)
 4. Cu cu cu - Ioannes de Erfordia (sec. xv – sec. xvi)
 5. Mentre io vo per questi boschi - Marchetto Cara (ca. 1470 – ca. 1525)
 6. Io t'ho donato il core - Giovan Battista Zesso (sec. xv – sec. xvi)
 7. Son qual tronco - Anonimo (sec. xv – sec. xvi)
 8. Pace e gloria al gentil lauro - Bartolomeo Tromboncino (ca. 1470 – ca. 1535)
 9. Fabbe e Fasoi / Si, si, t'aruo - B. Tromboncino/Anonimo (sec. xv – xvi)
 10. Quando lo pomo vien dalo pomaro - Tromboncino/Cara/ Pesenti (ca. 1470 – ca. 1522)
 11. Sotto un verde et alto cupresso - Antonio Caprioli (ca. 1425 – ca. 1475)
 12. Spenta m'hai dal petto amore - Michele Pesenti (ca. 1470 – ca. 1522)
 13. Pregovi frondi, fiori, acque - Bartolomeo Tromboncino (ca. 1470 – ca. 1535)
 14. Da l'orto se ne vien la villanella - Anonimo (sec. xv – sec. xvi)
 15. Recercare - Francesco Spinacino (sec. xv – post 1507)
 16. Nel tempo che riveste il verde manto - Iohannes Lulinus Venetus (sec. xv – sec. xvi)
 17. Recercare - Francesco Spinacino
 18. Recercare - Francesco Spinacino
 19. Recercare - Francesco Spinacino
 20. Recercare - Francesco Spinacino
 21. Quando andaratu al monte bel pegoraro Ioannes - Pier Mantovano (sec. xv – sec. xvi)
 22. Stavasi amor dormendo sotto a un fagio - Vincenzo Capirola (1474-1548)
 23. Stavasi amor dormendo sotto a un fagio - Bartolomeo Tromboncino

 16世紀初頭の豊かな音楽シーンから、花々が咲き乱れる青々とした草原から、羊飼いや羊飼いの娘たちが戯れに自らの声の反響を返す山の牧草地まで、広大な地理的地平に広がる植物界を賛美するレパートリーが生まれました。
 バラ、庭園、木陰の森、糸杉、勝利の月桂樹、そら豆から、暗示、擬音語、格言、慣用句、恋の苦しみ、ゲーム、古代の曲に合わせたダンスが芽生えます。
 シンプルな言葉(イタリア・ルネサンス期の俗語)を通して、聴き手の空想と想像力に語りかけ、その大劇場におけるあらゆるもの(人間、感情、自然)が相互に関連し合う一元的な世界を描き出す音楽。
 このルネサンス期の文化と音楽が織り成す特別な世界は、これまでイタリア古楽の研究を復権を続けてきたロベルト・カッシオが指揮するアンサンブル 「フォルトゥーナ・レディトゥス 」によって解釈されています。

 ※録音:2022年~2023年
 
 

TC840401
\2800
デロレフィーチェ:ピアノ作品全集
 ジュゼッペ・デロレフィーチェ(1848-1889):
  1. ワルツ《Addio a Lanciano》/2. カプリッチョ・ア・ラ・マズルカ/
  3. 演奏会用マズルカ《Adelina》/4. メロディア《Maddalena》/
  5. マズルカ《Speranza》/6. メロディア《Sospiro a Maria》/
  7. マズルカ《Ti ricordi?》/8. 夜想曲 イ長調/9. マズルカ《Tristezza》/
  10. 夜想曲 ハ短調/11. マズルカ /12. タランテッラ
メヴィオ・ディ・フェデリコ
 (ピアノ/ベヒシュタイン)

 ジュゼッペ・デロレフィーチェの全ピアノ作品を再興!

 イタリアの音楽文化に大きな足跡を残した、アブルッツォ州出身の偉大な音楽家、ジュゼッペ・デロレフィーチェ(デッロレフィーチェ)の現存するピアノ作品すべてを収録。
 長年にわたり数多くの文化的取り組みを通じてこの重要な人物の再発見に尽力してきた音楽家であり学者であるフランチェスコ・ドゥルバーノ教授による熱心な歴史調査の結果により実現したプロジェクトで、公的および私的なアーカイヴや様々な図書館で行われた調査により、この音楽家の人物像の歴史的再配置と、印刷譜全体の復元がなされています。
 19世紀ナポリ楽派とヨーロッパの偉大な巨匠たちからの影響の両方の特徴を持つデロレフィーチェの遺産をお楽しみください。

 ※録音:2023年10月
 
 

TC830802
\2800
ルイジ・ユーグ:フルートとピアノのための作品集
 ソナタ幻想曲 Op.100/カプリッチョ 《Le Silfidi》 Op.29-2/
 セレナータ イ短調 Op.3/ソナタ・ロマンティカ Op.57/
 ソナタ ハ長調 Op.119/Dans le Bois Op.67/ソナタ ヘ長調 Op.95
パオロ・ダルモーロ
 (ロマンティック・フルート)
マウリツィオ・フォルネーロ(ピアノ)

 19世紀イタリアの地理学者でありアマチュアの音楽家としても名声を残し、今日ではフルートの作編曲家として、また地理学の教育と歴史への貢献でも知られいているルイジ・ユーグ(1836-1913)のフルート作品集。
 パオロ・ダルモーロはトリノ音楽院を最高成績で卒業し、トリノ王立劇場管弦楽団のソロ・フルート奏者、トリノ市立オペラの芸術監督などを務めてきたフルート奏者。現在は歴史的な楽器(6~14キーのシンプル・システム・フルート)の専門家として活動しており、このアルバムでは1880年頃パリで製作されたCouesnon製の8キー・ロマンティック・フルートと、1890年パリで製作されたプレイエル製のグランド・ピアノが使用されています。

 ※録音:2022年10月
 
 

TC860290
(2CD)
特別価格
\4200
ブファレッティ:
 ピアノ作品、献呈作品、サウンド・ドキュメント
マッシミリアーノ・ジェノ(ピアノ/CD1)
フェデリコ・ブファレッティ(ピアノ/CD2)
ダヴィデ・フィッコ(ギター)*
  CD1 ~
   フェデリコ・ブファレッティ(1863-1936):組曲ト短調(古い様式)Op.3
   ブファレッティ:アルバムの綴り Op.2
   コスタンティーノ・パルンボ(1843-1928):Di notte Cavalieri arabi
   テオドール・トゥルナー(1833-1907):カプリス=ポルカ ロ長調
   ガエターノ・F.フォスキーニ(1836-1908):フーガ ニ長調 Op.94
   ピエトロ・フロリディア(1860-1932):蛾(8つの小品 Op.14より)
   アレッサンドロ・ロンゴ(1864-1945):6つのオクターヴ練習曲 Op.48より 第1、2、4、5曲
   ブファレッティ:セヴェリナのマズルカ
  CD2
   サウンド・ドキュメント(ブファレッティのピアノ演奏による歴史的録音集) ~
    Disco "Grammofono" s 10455 (2w 2509-i, 2w 2510-i, 102 848-849), reg. Milano, 14.v.1934
     パーセル:ホーンパイプ ホ短調 ZT.685
     スカルラッティ:ソナタ ハ長調 L.104/K159
     ドビュッシー:前奏曲集第1巻より 第2曲 帆
    Disco "Grammofono" s 10465 (2ba 559-i, 2ba 560-i), reg. Milano iv.1935
     モーツァルト:
      3つのドイツ舞曲 K.605より 第3曲 そりすべり、6つのドイツ舞曲 K.600より 第5曲 カナリア
    Rulli per autopiano Welte-Mignon, nn. 1907-11 «rote Rollen»), reg. Londra 25.ix.1909
     ドビュッシー:前奏曲集第2巻より
      第8曲 オンディーヌ、映像 第1集より 第1曲 水の反映、夢想
     リスト:アヴェ・マリア(レーベルトとシュタルクの大ピアノ学校のために) S.182
     ブラームス:間奏曲変ホ長調 Op.117-1
     スカルラッティ:ソナタ ハ長調 L.104/K.159
     ブファレッティ:セヴェリナのマズルカ(ミゲル・リョベート編曲によるギター版)*

 19世紀末にトリノに移ったナポリのピアノ楽派の主要人物として活動した音楽家、フェデリコ・ブファレッティ(1863-1936)の作曲家とピアニストとしての2つの面に着目した好企画。
 CD1にはブファレッティの全ピアノ作品に加えて、ロンゴ、パルンボ、フォスキーニ、フロリディアら、イタリアン・ピアノ・スクールの代表的人物らがブファレッティへと捧げた作品を収録し、CD2にはブファレッティが20世紀の初頭にスカルラッティ、ドビュッシー、モーツァルト、リストなどの作品を演奏した貴重なヒストリカル録音(ピアノロール)が収められています。
 ラスト・トラックには、ブファレッティの作品として恐らくもっとも有名な、ミゲル・リョベートによるギター・トランスクリプション版の「セヴェリナのマズルカ(マズルカ・デ・セヴェリナ)」が、ダヴィデ・フィッコの演奏で収録。

 ※録音:2023年7月(CD1)、1909年&1934年~1935年頃(CD2)
 
 ※CD1は全曲世界初録音。CD2はドビュッシーの「夢想」を除いて初CD化。
 
 

TC870003
\2800
ファーノ、シニガーリャ、マッサラーニ:チェロとピアノのための退廃音楽
 グイド・アルベルト・ファーノ(1875-1961):チェロ・ソナタ Op.7
 レオーネ・シニガーリャ(1868-1944):チェロ・ソナタ Op.41
 レンツォ・マッサラーニ(1898-1975):ソナティナ
リッカルド・ペス(チェロ)
ピエルルイジ・ピラン(ピアノ)

 ナチス・ドイツやイタリアのムッソリーニ独裁政権によって迫害され退廃芸術のレッテルを貼られたイタリアの作曲家たちによるチェロ・ソナタ集。
 リッカルド・ペスは英国王立音楽カレッジを優秀な成績で卒業し、バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーに取り組んでいる若きチェリスト&作曲家。
 新しいテクノロジーを駆使して若い世代にクラシック音楽を届ける活動にも尽力しており、パンデミック下ではオンライン音楽祭『AndraTuttoBene』の芸術監督も務めています。

 ※録音:2023年&2024年
 


<国内盤> 


299MUSIC


NIKU 9066
\3080
らう゛・そんぐ~日本の唄/坂下忠弘 坂下忠弘(バリトン)
松下倫士(ピアノ)
 (1)朧月夜 .... 2'12"
  [詞:高野辰之(1876-1947)/曲:岡野貞一(1878-1941)/編:松下倫士]
 (2)里の秋 .... 2'51"
  [詞:斎藤信夫(1911-1987)/曲:海沼 実(1909-1971)]
 (3)浜千鳥 .... 2'06"
  [詞:鹿島鳴秋(1891-1954)/曲:弘田龍太郎(1982-1952)]
 (4)うさぎ .... 2'01"
  [日本古謡/編:松下倫士]
 (5)城ヶ島の雨 .... 2'44"
  [詞:北原白秋(1885-1942)/曲:梁田 貞(1885-1959)]
 (6)さくら横ちょう .... 3'32"
  [詞:加藤周一(1919-2008)/曲:別宮貞雄(1922-2012)]
 (7)赤とんぼ .... 2'39"
  [詞:三木露風(1889-1964)/曲:山田耕筰(1886-1965)]
 (8)宵待草 .... 2'40"
  [詞:竹久夢二(1884-1934)/曲:多 忠亮(1895-1929)]
 (9)初恋 .... 3'15"
  [詞:石川啄木(1886-1912)/曲:越谷達之助(1909-1982)]
 (10)九十九里浜 .... 2'20"
  [詞:北見志保子(1885-1955)/曲:平井康三郎(1910-2002)]
 (11)手 .... 1'36"
  [詞:竹久夢二(1884-1934)/曲:松下倫士(1984- )]
 (12)死んだ男の残したものは .... 5'44"
  [詞:谷川俊太郎(1931- )/曲:武満 徹(1930-1996)/編:松下倫士]
 (13)霧と話した .... 3'36"
  [詞:鎌田忠良(1939- )/曲:中田喜直(1923-2000)]
 (14)日記帳 .... 3'57"
  [詞:藤田圭雄(1905-1999)/曲:小林秀雄(1931-2017)]
 (15)落葉松 .... 5'21"
  [詞:野上 彰(1909-1967)/曲:小林秀雄(1931-2017)]
 (16)小さな空 .... 4'06"
  [詞・曲:武満 徹(1930-1996)/編:松下倫士]
 ボーナス・トラック〈大中 恩 生誕100年記念〉
  (17)ふるみち .... 3'22"
   [詞:三木露風(1889-1964)/曲:大中 恩(1924-2018)]

 奥ゆかしい侘び寂びの心を歌い継ぐ、らう゛・そんぐ~日本の唄/坂下忠弘

 録音:2024年5月14-16日 三鷹市芸術文化センター「風のホール」 Total playing time [55'36"]

 希有な美しさを持つ日本の詩には、その世界がさらに広がる流麗な音楽が多く付され、特有の文化も相まって日本歌曲として独自の発展を遂げてきた。
 歌手活動20年の節目を迎える坂下忠弘が、松下倫士の優しく寄り添うピアノの音色に乗って、詩に込められた想いを丁寧に汲み取りながら、「日本の唄」を未来に向けて紡いでいく。

 坂下忠弘(バリトン) Tadahiro Sakashita, baritone
  桐朋学園大学音楽学部声楽科卒業。同大学研究科3年修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。第9回中喜直記念コンクール大賞(第一位)及び中田喜直賞受賞。その他多数受賞。
  近年のオペラは『カルメン』エスカミーリォ(新日本フィルハーモニー交響楽団)、アントネッロ・オペラ『オルフェオ物語』タイトル・ロール、『ジュリオ・チェーザレ』タイトル・ロール、『ラカリスト』最高神ゼウスなどがある。
  更にクラシックだけにとどまらずジャンルを超越した活動は多岐にわたり、その稀に見る柔らかな歌声と確かな音楽性、考え抜かれた美しい日本語のディクションには多方面のプロフェッショナルより絶大な信頼を寄せられている。シンガーソングライター尾崎亜美プロデュースのユニット「La Dill」のリード・ボーカルとしてメジャー・デビュー、アルバム「匂い立つ風」(クラウンレコード)をリリース。全日本全国童謡歌唱コンクール・グランプリ大会へのゲスト出演や、2021年ディズニー・オン・クラシック「ゆめとまほうの贈り物」でソリスト・シンガーとして全国ツアーで歌唱した。また作曲家の坂田晃一氏より楽曲「MITASORA」「カミーユのワルツ」が提供され、同氏のCDに歌唱収録がある。
  テレビは「名曲アルバム」「題名のない音楽会」「日本名曲アルバム」他多数に出演、収録。2025年2月にはモンテヴェルティ作曲「オルフェオ」タイトル・ロール役での出演が決まっている。
  2012年シャネルピグマリオンデイズアーティスト。二期会会員。現在、北海道旭川市観光大使。

 松下倫士(ピアノ) Tomohito Matsushita, piano
  東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、2009年同大学院修士課程作曲専攻修了。卒業時に藝大同声会賞受賞。2014年東京音楽大学大学院修士課程伴奏科修了。
  これまでに日本交響楽振興財団第29回作曲賞、第5回北本ピアノコンクール最優秀賞、第22回宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門第2位、奏楽堂日本歌曲コンクール第19回作曲部門(一般部門)入選、2018年第51回JBA下谷賞など多数受賞。また2023年度よんでん芸術文化奨励賞受賞。
  作曲家として、全国各地で吹奏楽やアンサンブル作品が取り上げられ注目されているほか、近年は声楽や合唱曲、またアレンジにも携わっており、カワイ出版より「松下倫士歌曲集」など出版されている。
  ピアニストとしては、2012年に日本コロムビアより「僕が僕であるために~尾崎豊 オンピアノ」(編曲・演奏)をリリース。
  2014年には「夢見草~松下倫士ピアノソロアルバム~」をリリース。ソロだけではなく数多くの演奏家と共演も多く、高い信頼と評価を得ている。
  作曲、演奏活動のほかに吹奏楽や合唱指導、コンクール審査員など幅広く活動している。
  洗足学園音楽大学、東京音楽大学非常勤講師。

 
 



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TOBU



TBRCD 0157/61
(5CD)
\4950
山本直純(指揮)新日本フィルハーモニー交響楽団
 
ブラームス:交響曲第1番、ベートーヴェン:交響曲第9番
 「男はつらいよ」のテーマ音楽
山本直純(指揮、お話)
新日本フィルハーモニー交響楽団
 CD1)
  ブラームス:交響曲第1番
 CD2)
  ブラームス:二重協奏曲
    潮田益子(ヴァイオリン)、ローレンス・レッサー(チェロ)
  ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、第5番、第6番
  ブラームス:子守歌
    録音(CD1&2):1972年11月25日第3回定期演奏会東京文化会館、ステレオ
 CD3)
  ベートーヴェン:交響曲第9番
    秋山恵美子(S)、大橋ゆり(A)、饗庭知昭(T)、高橋啓三(B)、晋友会合唱団
    録音:1990年12月24日オーチャードホール、デジタル
 CD4)
  山本直純の管弦楽入門"楽器の紹介"
   スッペ:「軽騎兵」序曲
    楽器の紹介(打楽器、木管楽器、金管楽器、弦楽器)
 CD5)
  山本直純の管弦楽入門"オーケストラで世界をめぐる"
   エルガー:威風堂々/
   レハール:「金と銀」/
   ブラームス:ハンガリー舞曲第5番/
   モーツァルト(山本直純編):トルコ行進曲
    楽器の紹介(サキソフォン、チェレエスタ、ハープ)
   ラヴェル:ボレロ
   マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
   山本直純:「男はつらいよ」のテーマ音楽
     録音(CD4&5):2000年7月4日富士市文化会館ロゼシアター、デジタル

 これぞ真の天才!山本直純+新日本フィル、ブラームス:交響曲第1番、ベートーヴェン:交響曲第9番+晩年の楽しい管弦楽入門

 山本直純の管弦楽入門で楽器紹介に使われている楽曲(一部断片)
 前半(CD4):「ピーターと狼」(プロコフィエフ)、夕焼け小焼けの赤とんぼ(山田耕筰)、「剣の舞」(ハチャトゥリアン)、バディヌリ(バッハ:管弦楽組曲第2番)、五木の子守歌、クラリネットポルカ(作者不詳)、ぞうさん(團伊玖磨)、ガヴォット(ゴセック)、交響曲第5番~2楽章(チャイコフスキー)、魔弾の射手「狩人の合唱」(ウェーバー)、オブラディ・オブラダ(ビートルズ)、夢見る人(フォスター)、小象のエフィー(アレック・ワイルダー)、チャールダッシュ(モンティ)、荒城の月(滝廉太郎)
 後半(CD5):TAKE 5(ポール・デズモンド)、引き潮(マックスウェル)、くるみ割り人形 (チャイコフスキー)

 作曲はコメディからシリアス、指揮も硬から軟までと自由自在な音楽活動を展開した山本直純(1932~2002)。
 その死は指揮者としては早世の範疇に入るでしょう。指揮者としての真骨頂がここに記録されております。
 最も古い演奏会が新しいオケの誕生という気概と気合に満ちた第3回定期演奏会のオール・ブラームス・プロ。この演奏を聴いた人々は圧倒的演奏という評価を下し、ソリストのレッサー氏も見事な演奏に太鼓判を押して発売許可の運びとなりました。
 ブラ1は山本直純の自家薬籠中の十八番でありますが、ここまで熱い演奏も世の中にそうはないことでしょう。
 
 山本直純の『第九』と言えば"一万人の第九"が知られますが音盤初レパートリーです。
 早めのテンポ、拘泥しない率直なトスカニーニ型のアプローチで極めてオーソドックスに第九と立ち向かう様は実に感動的。国際的知名度を獲得した時期の晋友会合唱団との共演という点もそそられます。
 
 そして極めつけは晩年である2000年演奏の"管弦楽入門"。
 キングインターナショナルから同趣向のCDが出ていますが曲目は一切かぶりません。
 トークの面白さ、教養の高さにも驚かされます。最後の最後の"男はつらいよ"のテーマ音楽のしみじみ感には涙が出ます。
 山本直純のお陰でどれだけ日本の音楽が豊かになったか?を改めて考えるのも一興でしょう。
 柴田克彦先生による詳細なライナーノートも必読です。
 




11/14(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CLAVES


50 3115
\4000
フランク・マルタンと同時代作曲家による無伴奏合唱曲 チューリッヒ・ジング・アカデミー
フローリアン・ヘルガート(指揮)
 フランク・マルタン(1890-1974):Verse a boire/
 マルタン:So wuensch ich ihr ein gute Nacht/
 マルタン:Ma Belle/マルタン:Ode/
 ハインリヒ・ズーターマイスター(1910-1995):Sonntag auf dem Zuercher See/
 マルタン:En revenant d'Auvergne/
 マルタン:Chant de la petite ville/
 ベルナール・レイシェル(1901-1992):Le Voilier/
 マルタン:Le Coucou/
 マルタン:Janeton/
 ラファエーレ・ダレッサンドロ(1911-1959):Marche/
 マルタン:Sonnet/マルタン:Complainte des Vieux/
 マルタン:Campagnarde/
 ロジェ・ヴュアタ(1898-1998):Si loin/
 マルタン:Le petit village/
 マルタン:Nous sommes trois souverains princes/
 アンドレ=フランソワ・マレスコッティ(1902-1995):Avez-vous vu Jesus Christ/
 マルタン:Es ist ein Schnitter/
 ジャン・ビネ(1893-1960):L'Etang/
 マルタン:Petite eglise/
 マルタン:Si Charlotte avait voulu‛&/
 アンリ・ガニュバン(1886-1977):Chanson/
 マルタン:Trimousette/
 マルタン:Quand la Mer rouge apparat/
 カルロ・ヘメルリング(1903-1967):La Vigne fleurit/
 マルタン:Campagnarde/
 フェルナンオ・ペイロ(1888-1978):Trois choeurs No.1/
 マルタン:Canon/
 マルタン:Chanson en Canon

 チューリッヒ・ジング・アカデミーがフランク・マルタンと同時代作曲家による無伴奏合唱曲を録音!

 セッション録音:2024年6月/福音メソジスト教会、チューリッヒ(スイス)/DDD、ディジパック仕様、74:32
サウンド・エンジニア、エディティング、マスタリング:カルステン・ツィンマーマン

 数多くの録音でも知られるチューリッヒ・ジング・アカデミー。同団は2011年創設。
 スイスを中心に活動しながらドイツ、イタリア、イスラエル、オランダ、レバノン、台湾、中国など各国でも演奏。
 多くの音楽祭にも出演し、BBCプロムス出演で世界的に知られる合唱団です。

 当アルバムにはスイスを代表する作曲家フランク・マルタン(1890-1974)と同時代作曲家による無伴奏合唱曲を収録。
 マルタンはチューリッヒ、ローマ、パリ で学び、セザール・フランクや印象派の影響を受けたのち、現代的響きの中にも抒情性をもった独自の作風を作り上げた多作曲家。
 当アルバムには19歳の時に 作曲したモテットから 、亡くなる数ヶ月前の1974年に作曲された最後のカンタータまで幅広く収録。
 またマルタンとほぼ同時代に生きた作曲家の合唱曲を挟み 込む形で収録。マルタンの作品とともに20世紀の無伴奏合唱曲を堪能できる充実のアルバムです。

  
 

50 3083
\4000
脈動
 1. CANTIQUE
 2. LES ARMEES ET MURAILLES
 3. LES MOTS
 4. J'AIME (avec Yvette Theraulaz)
 5. JE FAIS
 6. LES AUBES
 7. LOUANGE
ジェレミー・ズワーレン
 (コンセプト/作詞・作曲/指揮)
フェリックス・ベルジュロン
 (編曲 / エレクトロニクス)
マリー・リップ、
 エレーヌ・ペロルドー(ソプラノ)
セシル・マテー、
 ゾエリーヌ・シンモーヌ(アルト)
トリスタン・ジョヴァノーリ、
 マエル・グラア(テノール)
バティスト・ボンファンテ、
 フランソワ・ルヌー(バス)

 ヴォーカル・アンサンブルとエレクトロニクスが生み出す新時代のサウンド・クリエイション!

 録音:2023年6月/リュトリー寺院(スイス)(ヴォーカル)/DDD、ディジパック仕様、40:25

 IYNNU 名義で活躍するエレクトロニクスのコンポーザー、フェリックス・ベルジュロンと合唱指揮者ジェレミー・ズワーレン率いるヴォーカル・アンサンブルによる新時代のコラボ作『脈動』。
 彼らは近年合唱作品を共同制作してきてきました。
 
 合唱と電子音楽を組み合わせたこのコラボレーションは一見すると非常に遠い存 在に思えますが、彼らは2つの音楽芸術の新たな可能性を示すことに成功。
 「波動」や「脈動」を思わせるサウンドや宇宙に浮遊するような実に不思議な音楽体験 を味わうことができます。

  



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PASSACAILLE RECORDS



PAS 1153
\2800→\2590
流れよ、わが涙 ~トロンボーンによる16-17世紀の歌
 バルバラ・ストロッツィ(1619-1677):L'Eraclito amoroso
 フランチェスカ・カッチーニ(1587-after 1641):Ferma Signore, arresta *
 ロドヴィコ・グロッシ・ダ・ヴィアダーナ(c. 1560-1627):Et absterget Deus *
 マクシミリアン・ブリッソン:Recercada sobre La Spagna * (2021)
 ロドヴィコ・グロッシ・ダ・ヴィアダーナ:Quaemadmodum desiderat *
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ボヴィチェッリ(c.1550-1627):after
 ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(c. 1525-1594):
  Io son ferito
 バルトロメオ・バルバリオ(fl. 1584-1624):Ohime questi sospiri *
 シジスモンド・ディンディア(c. 1582-1629):Da l'onde del mio pianto
 作者不詳 attr. ハインリヒ・シャイデマン(c. 1595-1663):
  Pavana Lachrymae WV 106
 ジョヴァンニ・バッサーノ(c. 1560-1617):after
 チプリアーノ・デ・ローレ(c. 1515-1565):Anchor che col partire
 マクシミリアン・ブリッソン after ジャック・アルカデルト(1507-1568):
  Il bianco e dolce cigno passeggiatto allabastarda * (2016)
 バルバラ・ストロッツィ:Lagrime mie
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
  Canzon per basso solo detta La Tromboncina F8.06a
 シジスモンド・ディンディア:Piangono al pianger mio
 マクシミリアン・ブリッソン:Sonata per il Trombone solo. Grave * (2023)
 
 * 世界初録音
マクシミリアン・ブリッソン(トロンボーン)
クリストフ・ゴーティエ(チェンバロ、オルガン)
リュック・ボーセジュール(オルガン)

 人間の感情を余すことなく表現するトロンボーン

 録音:2023年1月17-20日/カナダ/59:07

 トロンボーン奏者のマクシミリアン・ブリッソンは2018年に「Flow my tears」と題して、様々な楽器でダウランドの有名な「流れよ、わが涙」を演奏するリサ イタルを開きました。
 このアイデアを発展させて出来たのがこのアルバム。16~17世紀に作曲された聖歌と世俗歌曲をトロンボーンで奏するという大きな内容に なっていますが、その根本には「流れよ、わが涙」を演奏したリサイタルの経験が息づいているそう。
 人間の感情を語る楽器として素晴らしく饒舌なトロンボーンを 駆使した1枚です。
 



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PROSPERO CLASSICAL



PROSP 0108
\2900→\2690
モーツァルト:ピアノ作品集
 ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.281
 ピアノ・ソナタ ニ長調『デュルニッツ』K.284
 ピアノ・ソナタ イ短調 K.310
 幻想曲 ハ短調 K.475
ラン・ジア(ピアノ)

 シューベルトを得意とするピアニストによる清新なモーツァルト

 録音:2024年7月15-17日/69:49

 88年上海生まれのピアニスト、ラン・ジア。Artalinnaレーベルからリリースされたシューベルトのピアノ作品集においてその並外れた解釈で国際的な注目を集 め、2015年12月に「Choc de Classica」を受賞。
 タン・ドゥンも称賛を惜しまないシューベルト弾きとして知られ、RCAレーベルからもリリースがあります。
 今作はPROSPERO レーベルからの初のアルバムで、モーツァルトのピアノ・ソナタを取り上げています。
 シューベルトに連なる流麗さと歌謡性をもって奏でられ るモーツァルトをお楽しみください。
 
 

PROSP 0109
\2900
シューベルト晩年の大作をサクソフォンで
 シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956
  (マヤ・リサク・バローゾ編曲によるサクソフォン五重奏版)
マヤ・リサク・バローゾ(ソプラノ・サクソフォン)
ハバネラ四重奏団

 録音:2024年/48:40

 伝説的なサックス・カルテット「ハバネラ四重奏団」の結成30周年を記念して、スイス・スロベニア出身のサクソフォン奏者、マヤ・リサク・バローゾがシューベ ルトの弦楽五重奏曲をサクソフォン用に編曲し、ともに演奏したアルバム。
 シューベルト最晩年の大作を丹念に研究し5本のサクソフォンに移し変えた意欲作で、一 見不可能と思わせる世界がありありと広がっています。
 




AUSTRIAN GRAMOPHONE


AG0030
\2800
ブルーノ・シュトローブル:Uberwarts
 ブルーノ・シュトローブル(b.1949):
  Aus der Enge/Pagode/
  Passagen/Ohne Naht/
  Uberwarts
ケーネ四重奏団

 オーストリア出身の現代音楽作曲家、ブルーノ・シュトローブルの弦楽四重奏作品集。
 2024年に完成したばかりの最新の作品を中心に収録しており、音と禅の哲学を探求したというこれらの音楽は音色や音のコントラストが流動的に変化してゆきます。
 




CRD



CRD3547
(1CD-R)
\2200
ヴァイオリンとアコーディオンによる作品集 ~
 イマジーク 異なる音楽史

  ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 HWV371
  ショパン:夜想曲 変ホ長調 Op.9-2
  モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.301
  バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.56-1
  ラヴェル:逝ける王女のためのパヴァーヌ M.19
  ペンデレツキ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
   (すべてイヴォ・イェディネツキ編曲による
    ヴァイオリンとアコーディオン版)
カロリナ・ミコワイチク(ヴァイオリン)
イヴォ・イェディネツキ(アコーディオン)

 ポーランド出身のカロリナ・ミコワイチクとイヴォ・イェディネツキによるユニークな編成のデュオが奏でる「異なる音楽史」。
 伝統的なヴァイオリンと、クラシック・アコーディオンという比較的新しい楽器の組み合わせで、ヘンデルやモーツァルトなどの名作を新たな視点から再解釈します。
 特にペンデレツキ本人と協力して作り上げたヴァイオリン・ソナタの編曲版は、作曲者から正式な承認を受けた貴重なもの。
 両楽器の音色は驚くほど調和しており、各作品に新たな命を吹き込んでいます。

 ※録音:2020年8月&2023年8月(ポーランド)
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

CRD3548
(1CD-R)
\2200
シャンソン・ミュジカル ~ パリ、1533年
 1. Si bon amour/Jacotin [Le Bel?] (c.1499-1555)
 2. En espoir davoir mieulx
  Nicolas Gombert c. 1500-1550)/Pierre Phalese (c.1510-1573)
 3. Elle veult donc/Claudin de Sermisy (c.1490-1562)
 4. Le printemps/Benedictus Appenzeller (c.1480-1558)
 5. Fantasia 62/Francesco da Milano (1497-1543)
 6. La plus gorgiase du monde/Francesco da Milano/Anonymous
 7. Hayne et amour/Pernot Vermont (Pierre 'le jeune')(d.1558)
 8. Si par fortune/Pierre Certon (c.1510-1572)
 9. Ricercar 73/Francesco da Milano
 10. Hors envieulx/Francesco da Milano
 11. Hors envieulx/Nicolas Gombert
 12. Je navoys point/Claudin de Sermisy
 13. Pour quoy donc ne fringuerons nous
  Pierre Passereau (fl.1509-1547)
 14. Souvent amour/Guillaume Le Heurteur (fl.1530-1545)
 15. Sur tous regretz/Jean Richafort (c.1480-1547)/Pierre Phalese
 16. Je lay ayme/Pierre Certon
 17. Pren de bon cueur/ Pierre Manchicourt (c.1510-1562)
 18. Vostre beaulte/Nicolas Gombert
 19. Vostre beaulte/Hans Newsidler (1508-1563)
 20. Amours, amours/Nicolas Gombert
 21. Parle qui veult/Claudin de Sermisy
 22. Jectes moy sur lherbette/Didier Lupi (d.c.1559)
ナンシー・ハデン
 (ルネサンス・フルート)&
  ゼピュロス・フルーツ
   〔エリザベス・ウォーカー、
    イザベル・サント=マリー、
    デヴィッド・ハッチャー
     (ルネサンス・フルート)、
    ジェイコブ・ヘリングマン
     (リュート)〕

 ナンシー・ハデン率いるゼピュロス・フルーツが、16世紀フランスのシャンソンを現代に蘇らせた1枚。
 1988年にルネサンス・フルートの音楽に特化した初の録音(Hyperionレーベルの『16世紀および17世紀のフルート音楽』)を成功させたハデンは、その後ゼピュロス・フルーツを設立。
 長年の友情とコラボレーションを通じて育まれたグループは、歴史的な楽器と演奏技法を駆使し、魅惑的なルネサンス音楽を演奏します。
 本作では、1533年に出版された楽曲から、愛、希望、後悔、季節といった普遍的なテーマを持つ作品を再解釈し、500年近く前に生まれた音楽に永遠の価値を与えています。

 ※録音:2013年6月、イギリス
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




GWK


GWK163
\2800
シンフォニック・ダンス
 ラフマニノフ:交響的舞曲 Op.45*
 フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
 リゲティ:6つのバガテル
キセノン・サクソフォン四重奏団
セルゲイ・マルキン(ピアノ)*

 キセノン・サクソフォン・クァルテット、第2弾はラフマニノフの交響的舞曲!

 メンバー全員がヨーロッパ有数の名門大学、ケルン音楽大学で室内楽と現代音楽の修士号を取得しているというキセノン・サクソフォン四重奏団、待望のセカンドアルバムが登場!
 アルバムのタイトルにもなっているラフマニノフの《交響的舞曲》では、ピアニストのセルゲイ・マルキンを加えたクインテット編成で「ロシアの魂」を余すところなく表現。
 続くフランクの《前奏曲、フーガと変奏曲》では、リスナーに楽曲の持つ神秘的な性格を体験させ、リゲティの《6つのバガテル》では深みのある前衛的なモダニズムが明らかになります。
 アンサンブルの限界に挑戦する彼らの演奏は、各作品を鮮烈に彩り、聴く者を魅了します。
 フランクとラフマニノフは本作のための新しい編曲版、リゲティは作曲者公認の有名な編曲版で収録されています。

 ※録音:2023年5月、ドイツ
 
 

GWK159
\2800
チェロローグ ~ 無伴奏チェロのための作品集
 エンリク・カザルス:
  組曲 ニ短調《パブロ・カザルスへのオマージュ》
 ティグラン・マンスリアン:カプリッチョ
 ペーテリス・ヴァスクス:チェロの書
 ダヴィド・シャイユ:鳥
 スルハン・ツィンツァーゼ:チョングリ
 パブロ・カザルス:鳥の歌(編曲:ダヴィド・ゲリンガス)

ジモーネ・ドレッシャー(チェロ)


 チェロ界の新星ジモーネ・ドレッシャーによる待望のソロ・アルバム『Cellologue』。
 このアルバムはまさに彼女の「魂の言語」であり、ドレッシャーが心から共鳴し演奏する作品群には、強い感情と深い表現力が備わっています。
 エンリク・カザルスが兄に捧げたバロック風の形式と哀愁漂う旋律が特徴の組曲、バッハのカプリッチョに触発されたマンスリアンの作品、ヴァスクスが「愛などの語り得ないものを語ろうとする」試みを映し出す《チェロの書》など、多彩なプログラムを収録。平和への祈りを込めたパブロ・カザルスの《鳥の歌》で幕を閉じる本作は、心に深く響くものとなるでしょう。

 ドレッシャーはドイツのヘルデッケ市生まれ。デュッセルドルフのロベルト・シューマン音楽院でゴットハルト・ポップ、ヴァイマル・フランツ・リスト音楽大学でヴォルフガング・エマヌエル・シュミットに学び、ハンス・アイスラー音楽大学でデンマークのトローオルス・スヴァーネの修士課程を修了しました。
 2021年にコンサート・ディプロマ取得のためのコンサートを修了。

 ※録音:2022年1月、ドイツ
 
 

GWK162
\2800
デュパール&J.S.バッハ:組曲集
 シャルル・デュパール(c.1667-1740):
  組曲第3番 ロ短調、組曲第5番 ヘ長調
 J.S.バッハ:
  イギリス組曲第2番 ハ短調 BWV807
   (前奏曲の代わりにフランス風序曲
    BWV831の序曲を使用)、
  イギリス組曲第4番 ト長調 BWV809
マルシュアス・バロック
 〔パウラ・ピン(リコーダー)、
  マリア・カラスコ(バロック・ヴァイオリン)、
  コンスタンツェ・ヴァイドシュ
   (バロック・チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、
    チェロ・ピッコロ)、
  サラ・ジョンソン・ウイドブロ(ハープシコード)〕

特別参加:シモン・リネ(アーチリュート)

 マルシュアス・バロックのデビュー作である『Dieupart & Bach - A Suite Connection』は、組曲におけるJ.S.バッハとデュパールの繋がりを示し、巧みに対比させたアルバムです。
 バッハは《イギリス組曲》を作曲するにあたってデュパールの組曲を分析し、参考にしたと考えられており、本作ではデュパールの作品がいかに過小評価されているかも浮き彫りになります。
 マルシュアス・バロックはデュパールの組曲を1701年の初版に記されたコンセール形式で演奏し、バッハの組曲にも同様の編曲を施して並べることで、2つの作品の様式的な類似性を明らかにしています。(本作ではバッハの《イギリス組曲第2番》はデュパールに倣って導入楽章にフランス風序曲が用いられ、アルマンドが続く形になっています。)

 ※録音:2023年3月、ドイツ
 
 

GWK164
\2800
朝の風
 ミーサーグ・ジュラエイ:
  Sharveh/Be Hich Diyar/Mehrabani/
  Marmarameer/Sharar/Shohud/
 シャガエグ・ノスラティ:Fantasie und Fuge/
 ゼバスティアン・フライク:
  Verdichtung/Fragile Balance/
 トラディショナル(ジュラエイ・トリオ編):
  Erzincan duz halayi/
 アルノ・ババジャニアン:Elegie
ジュラエイ・トリオ
 〔ミーサーグ・ジュラエイ(カマンチェ)、
  シャガエグ・ノスラティ(ピアノ)、
  ゼバスティアン・フライク(パーカッション)〕

 東西文化の融合をテーマに掲げたジュラエイ・トリオのデビューアルバム『Morgenwind』。
 アルバム・タイトルはペルシアの詩人ハーフェズの詩に由来しています。ジュラエイ・トリオは、カマンチェ、ピアノ、エスニック・パーカッションという革新的な楽器編成のアンサンブルで、そのメンバーはドイツ・レコード批評家賞など、数々の賞を受賞しています。
 クラシック・ピアニストのシャガエグ・ノスラティ(シャハイェフ・ノスラーティ)はJ.S.バッハのエキスパートであり、ミサーグ・ジュラエイはペルシャ古典音楽を学んだカマンチェの名手。また、ゼバスティアン・フライクはジャズ、東洋音楽、古楽を専門とするパーカッショニストです。

 ※録音:2024年1月、ドイツ
 




LYRITA


SRCD436
(1CD-R)
\2800

グレアム・ヘア:ピアノ作品集
 オーストラリア詩人の主題による12の超絶技巧演奏会用練習曲
 エチュード・ヴァリエーション《アンダー・アルデバラン》
 ロココ幻想曲集 第1集
 コラール《来たれ、創造主なる聖霊よ》によるパッサカリア

マーティン・ジョーンズ(ピアノ)


 マーティン・ジョーンズが弾く、グレアム・ヘアの 《超絶技巧演奏会用練習曲》!

 オーストラリア出身の作曲家グレアム・ヘア(1943-)のピアノ作品集。ヘアはスコットランド国際ピアノ・コンクールのために作曲した演奏会用練習曲をきっかけに、ピアニストのマーティン・ジョーンズと出会い、以降リスト以後のヴィルトゥオーゾ・ピアニズムの伝統を受け継ぐ《超絶技巧演奏会用練習曲》など多くの作品を手掛けました。
 アルバムには最も複雑な無調作品《アンダー・アルデバラン》や、11曲のバガテルからなる《ロココ幻想曲》の第1巻(全6曲)、バッハのコラールを基にした《パッサカリア》が含まれ、ジョーンズの豊かな表現力によって新たな命が吹き込まれています。

 ※録音:2016年5月、2023年2月&8月、ワイアストン、コンサートホール(イギリス、モンマス)
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




PALADINO


PMR0137
\2800
ケネス・ヘスケス:手 ~ ピアノ作品集
 ケネス・ヘスケス(b.1968):
  詩的な奇想/アンリのために/ヘイ、ヘイ、ヘイ/
  手/コラールとコーラム/彼方の子守歌/
  死者の小さな書からの抜粋
クレア・ハモンド(ピアノ)

 クレア・ハモンドが魅力を引き出すケネス・ヘスケスのピアノ作品集!

 2010年にロンドンで出会って以来、創造的なコラボレーションを継続している作曲家のケネス・ヘスケスとピアニストのクレア・ハモンド。
 生と死、そして記憶をテーマにしたこのアルバムにはヘスケスがハモンドのために書いた作品と文学、芸術に触発された2006年~2023年の作品が収録されており、これらの作品の持つ多層的な魅力をハモンドがダイナミックかつウィットに富んだ演奏で最大限に引き出しています。

 ※録音:2023年9月19日-21日、カーディフ音楽大学コンサートホール(ウェールズ)
 
 

PMR0135
\2800
マーティン・リヒトフス:リ・サイクリング
 マーティン・リヒトフス(b.1959):
  イン・ヌーチェ(管弦楽のための)
  ピアノ三重奏曲
  H.の記念碑(ピアノ五重奏のための)
  リ・サイクル(木管五重奏のための)
  ストレイトフォワード(弦楽六重奏のための)
  ロダンの瞑想曲(オルガンのための)
ウィーン放送交響楽団
ゴットフリート・ラプル(指揮)
マルティン・ルンメル(チェロ)
カール=ハインツ・シュッツ(フルート)
イネオ四重奏団、他

 1959年オーストリア生まれの作曲家で、オーストリア作曲家協会の理事も務めたマーティン・リヒトフスの作品集。
 特定のイデオロギーに縛られることなく、伝統的な要素と現代的な要素を組み合わせた音楽表現を特徴としています。
 衝動的なリズムと無調のサウンドを組み合わせ、常に進化する音楽を生み出しています。

 ※録音:2007年~2023年(オーストリア)
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2323/4
(2CD)
\2700
[疑似ステレオ版・オープンリール・テープ復刻]
 フルトヴェングラーVPO/
  ベートーヴェン:『英雄』、シューベルト:『未完成』、ほか

   (1) ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調、作品55「英雄」
   (2)リスト:交響詩「前奏曲」
   (3)シューベルト:交響曲 第8番 ロ短調、D.759「 未完成」
   (4) ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調、作品92
   (5)ワーグナー:
    「ニュルンベルクのマイスタージンガ-」第1幕前奏曲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 フルトヴェングラー&VPO、疑似ステレオの2枚組の続編!
 ベートーヴェンの「英雄」+第7、リストの「前奏曲」とシューベルトの「未完成」ほか今回も2枚組で1枚価格!

 録音:(1)1952年11月26、27日、(2)1954年3月3、4日、(3)1950年1月19~21日、(4)1950年1月18、19日、(5)1949年4月1~4日/以上、ウィーン、ムジークフェラインザール
 使用音源:Angel(Japan) AXA-3043, 3062, 3060 (4トラック、19センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:ステレオ(セッション録音、疑似ステレオ)
 限定生産、2 枚組1 枚価格、国内製作、日本語帯・解説付

 ■制作者より
 ベートーヴェン編( 交響曲第1、4、5、6)(GS-2321/22)に次ぐ疑似ステレオの続編登場です。
 ディスク1 はベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」+リスト の「前奏曲」で、これはGS-2070(2011年)以来の約13年ぶりの登場です。
 ことに「英雄」は疑似ステレオの人気が非常に高く、復活を待ち望んでいたファン は多かったと思います。
 ディスク2はシューベルトの「未完成」、ベートーヴェンの第7、ワーグナーの「マイスタージンガー」前奏曲で、GS-2174(2017年)以来、 約7年ぶりの再発売となります。
 今回も2枚組1枚価格のご提供で、限定プレスとなります。(平林直哉)


















11/13(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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CLAVES



50 3099
\4000→\3690
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
 モーツァルトの交響曲第40番を録音

  モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
  ディアナ・バルデス:ケツァルコアトル
  ハイドン:交響曲第49番 ヘ短調 Hob I:49
  J.C.バッハ:交響曲 ト短調 Op.6/6
ロベルト・ゴンザレス=モンハス(指揮)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム

 ゴンザレス=モンハス率いるヴィンタートゥール・ムジークコレギウムがモーツァルトの交響曲第40番を録音!

 録音:2023年9月/ヴィンタートゥール・シュタットハウス(スイス)/DDD、ディジパック仕様、77:28

 1629年結成のスイス最古のオーケストラ、ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム。定期的に来日公演も行っている日本でもおなじみの団体です。

 2021/22 シーズンより同団の音楽監督に就任したゴンザレス=モンハスはこれまでヴィンタートゥール・ムジークコレギウム、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、ヴェルビエ祝祭管弦楽団のコンサートマスターを兼任していますが、近年は指揮者としても頭角を現しています。

 モーツァルトの交響曲第39番を中軸にしたアルバム(50-3076)でも優れた演奏が評価されました。
 当アルバムでは交響曲第40番、ディアナ・バルデス (1984-)の新作委嘱、オーケストラのための「ケツァルコアトル」、ハイドンの交響曲第49番、そしてJ.C.バッハの交響曲 ト短調 Op.6/6という組み合わせです。

 作曲家ディアナ・バルデスは新作「ケツァルコアトル」について「オーストリア人のモーツァルトとメキシコ人の私。モーツァルトの交響曲第40番と私自身の人生 経験からインスピレーションを得て、私はこの作品を美の絶え間ない再発明に捧げられた対位法と対話として創作しました。
 この音楽がアステカの伝統と神々に根 ざした作曲家の視点から、愛、痛み、情熱など、演奏者と聴衆を豊かな感情をもっていただきたいと思っています。
 羽の生えた蛇の姿で現れるアステカ神話の文化 神・農耕神「ケツァルコアトル」は、自然、力、闇と光の二面性、そして解放を象徴しており、この作品の音楽的物語の中心的要素となっています」と語っています。

 




 50 3076
\3600→\3390
ゴンザレス=モンハス、ヴィンタートゥール・ムジークコレギウムが
 モーツァルトの交響曲第39番を録音!

  (1)ベートーヴェン:献堂式 Op.124
  (2)モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K.543
  (3)タッローディ:啓蒙の断片【世界初録音】
  (4)モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽 K.477
ロベルト・ゴンザレス=モンハス(指揮)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム

 ゴンザレス=モンハス率いるヴィンタートゥール・ムジークコレギウムがモーツァルトの交響曲第39番を録音!

 録音:2022年9月/ヴィンタートゥール・シュタットハウス(スイス)/DDD、ディジパック仕様、55'21

 1629年結成のスイス最古のオーケストラ、ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム。定期的に来日公演も行っている日本でもおなじみの団体です。

 2021/22 シーズンより同団の音楽監督に就任したゴンザレス=モンハスはこれまでヴィンタートゥール・ムジークコレギウム、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、ヴェルビエ祝祭管弦楽団のコンサートマスターを兼任していますが、近年は指揮者としても頭角を現しています。

 このアルバムではモーツァルトの交響曲第39番を中軸にベートーヴェンの献堂式、アンドレア・タッローディ(1981-)の「啓蒙からの断片」、モーツァルトの「フリーメイソンのための葬送音楽」を収録しております。
 タッローディは天才トロンボーン奏者クリスチャン・リンドベルイの愛娘で数多くの賞を受賞している現代スウェーデンを代表する作曲家の一人。
 「啓蒙からの断片」はヴィンタートゥール音楽祭およびゴンサレス= モンハスからの委嘱作で、モーツァルトの交響曲第39番からインスピレーションを受けて作曲。随所にモーツァルトの作品からの引用や断片が登場します。

  




こんな録音もあります
ツェートマイアー&ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
ブラームス:交響曲全集


 CLAVES
50 1916
(2CD)
\6000→\5590
ツェートマイアー(指揮)
 &ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):交響曲全集

 CD1
  (1)交響曲第1番 ハ短調 Op.68
   (I.15'15"+II.8'03"+III.4'18"+IV.15'41"=43'17")
  (2)交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
   (I.12'09"+II.8'08"+III.5'37"+IV.7'40"=33'34")
 CD2
  (3)交響曲第2番 ニ長調 Op.73
   (I.19'10"+II.8'48"+III.5'12"+IV.9'16"=42'26")
  (4)交響曲第4番 ホ短調 Op.98
   (I.11'47"+II.9'42"+III.5'50"+IV.8'56"=36'15")
トーマス・ツェートマイアー(指揮)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム

 鬼才ツェートマイアーが手兵ヴィンタートゥール・ムジークコレギウムとブラームスの交響曲全曲を録音!

 録音:2018年8月、9月、11月、12月/ヴィンタートゥール(スイス)/CD 1 77'11"、CD 2 78'58"/ディジパック仕様

 鬼才ヴァイオリニストとして知られるトーマス・ツェートマイアー。2000年代より指揮活動も積極的に行い、2002 年から2014年までノーザン・シンフォニアの音楽監督を務めるなど指揮者としても確固たる地位を得ております。
 録音ではヴィンタートゥール・ムジークコレギウムとのメンデルスゾーンやブルックナー、ノーザン・シンフォニアとのシューマン、シューベルトなどがあり高く評価されております。

 2016/17シーズンより首席指揮者を務めるヴィンタートゥール・ムジークコレギウムとの期待の新録音はブラームスの交響曲全集です。ツェートマイアーは2015年にスタヴァンゲル交響楽団とブラームスの交響曲第2番を録音しておりますが、今回全曲録音ということでさらなる期待が高まります。

 ヴァイオリニストとして多才な演奏スタイルで魅了してきたツェートマイアー。指揮者としてもその高い音楽性を示した巧みなタクトが冴えわたります。細かなニュアンスでの自在なテンポ変化も見事に表現。手兵からも絶大なる信頼を得ていることを証明するブラームスを聴かせてくれます。
 各楽器の特性と音色を理解し、まるで大編成の室内楽曲のように仕立てあげます。ことに弦楽パートの美しさは傑出しており、やはりヴァイオリニストであるツェートマイアーの色が現れた演奏といえるでしょう。

 ヴィンタートゥール・ムジークコレギウムは1629年に設立された伝統あるアンサンブル。総勢約50名で結成されています。
 近年の首席指揮者には、フランツ・ウェルザー=メスト(1987-1990)、フュルスト・ヤーノシュ(1990-1994)、ハインリヒ・シフ(1995-2001)、ジャック・ファン・ステーン(2002-2008)らが首席指揮者を務めている格式あるアンサンブルです。


 

 




COVIELLO CLASSICS



COV 92424
\2800
ドヴォルザーク最大の傑作宗教曲を
 名声楽指揮者ヘルガートが披露!

  ドヴォルザーク:スターバト・マーテル Op.58
ポリーナ・パスティルシャク(ソプラノ)
アンケ・フォンドゥング(アルト)
ソンミン・ソン(テノール)
ミラン・シリャノフ(バス)
フローリアン・ヘルガート(指揮)
コールヴェルク・ルール
ボーフム交響楽団

 録音:2023年10月31日-11月2日/ボーフム/83:20

 ドヴォルザークの『スターバト・マーテル』作品58は後期ロマン派で最も人気があり、最も頻繁に演奏される宗教曲のひとつ。
 1876年2月から1877年11月にかけて作曲され、1880年にプラハで初演されたこの傑作は、ドヴォルザークにとって最初の、そして最も大規模な宗教作品となりました。
 この作品の特徴は、 しばしば哀愁を帯びた調子でありながらも、時に真にドラマティックであること。
 声楽作品にめっぽう強いヘルガートが素晴らしいソリストと合唱団を得て、作品の もつ両極の個性をみごとに描きます。
 
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COV 92421
(2CD)
\3700→\3390
ダニエル・ゼペック、ヒレ・パール
 リー・サンタナ、ミヒャエル・ベーリンガー
ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(1624-1687):
 ヴァイオリン・ソナタ集

  [CD1]
   6つのソナタ Op.3 ~
    第1番『ラ・ステッラ』/ 第2番『ラ・チェスタ』/
    第3番『ラ・メラーナ』/ 第4番『ラ・カステッラ』/
    第5番『ラ・クレメンテ』/ 第6番『ラ・サッバティーナ』
   D.ピエトロ・ライモンド氏へのカプリッチェット『イル・ライモーノ』
   カプリッチェット『イル・マウリティオ』
   カプリッチェット『イル・カタラーノ』
   バレット『イル・モンフォルティ』
  [CD2]
   6つのソナタ Op.4 ~
    第1番『ラ・ベルナベア』/ 第2番『ラ・ヴィヴィアーナ』 /
    第3番『ラ・モネッラ・ロマネスカ』/ 第4番『ラ・ビアンクッチャ』/
    第5番『ラ・ステッラ』/ 第6番『ラ・ヴィンチョリーナ』

イル・ロザリオ
 ダニエル・ゼペック(ヴァイオリン)
 ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 リー・サンタナ
  (アーチリュート、テオルボ、
   バロックギター)
 ミヒャエル・ベーリンガー(チェンバロ、オルガン)


 ゼペック率いる豪華演奏陣がイタリア・ヴァイオリン音楽の高みに挑む

 録音:2021年9月24日-10月1日/ドイツ、センデザール・ブレーメン/56:09、38:01

 パンドルフィ・メアッリはイタリア・バロックにおけるヴァイオリン音楽の隆盛に大きく関わった作曲家。
 ここに収録されたソナタは、高度な理論の上に自由なファ ンタジーがほとばしる「スティルス・ファンタスティクス」の代表作ともいえる重要な音楽です。
 華麗なるイタリア器楽の高みに挑むのはダニエル・ゼペックをはじ めとした実に豪華なアンサンブル。
 ほれぼれするような演奏が繰り広げられます。






 パンドルフィ・メアッリ。
 ことあるごとに店主がお話しするSYMPHONIAレーベルの「17~18世紀イタリアのヴァイオリン芸術 VOL.1」。そのなかでマッテイスとともに収録されて異彩を放っていた幻の作曲家。

 はかなげで美しく、聴けば聴くほどいとおしくなるような音楽。
 この時代のイタリアには何と素敵な音楽を生み出す土壌があったことだろう。
 その豊穣さは19世紀のドイツ・オーストリアをしのぐ。

 パンドルフィ・メアッリの生涯は謎が多いが、イタリアで生まれ、その後ハプスブルク家のフェルディナント皇子の元で音楽家を務めていたというから、中期のバロックにおいてイタリアのヴァイオリン音楽をオーストリアにもたらした最初期の人と思われる。
 イタリアから大陸を横断してロンドンで大成功したマッテイスや、大陸中央で活躍したヴァルター、ヴェストホフ、ビーバーたちが1650年前後の生まれ。このパンドルフィ・メアッリが1629年生まれ・・・確かにこの人の音楽には、マッテイスやビーバーたちの音楽の源流ともいうべきにおいがする。


 
 

COV 92410
\2800
地中海の調べ ~民謡に基づく芸術歌曲
 【歌とピアノ】
  ヴォルフ=フェラーリ:
   Quando ti vidi a quel canto apparire /
   Angiolo delicate / O si che non sapevo sospirare
  ヴォルフ:
   Wer rief dich denn? / Wir haben beide lange Zeit geschwiegen /
   Mein Liebster singt am Haus im Mondenscheine
  ヨーゼフ・マルクス:Liebe, Nr.1
  レスピーギ:
   Viene di la, lontan lontano... /
   Razzolan, sopra a l'aja, le galline...
  ヤニス・コンスタンティニディス:
   Stin kentimeni sou podia / Laloudi tis Monemvasias /
   Den eine avgi na sikotho / Mori kontoula lemonia /
   Mera merose / Kinisa echtes na ertho
 【歌とアコーディオン】
  ハイメ・パドロース:
   Cancionero del lugar(ヒューゴ・ノース編)
 【歌とビウエラ】
  リー・サンタナ:Sieben sephardische Lieder aus Thessaloniki
マリア・パラスカ(ソプラノ)
アンドレアス・ネプル(アコーディオン)
ヤニス・ツァナカリオティス(ピアノ)
リー・サンタナ(ビウエラ)

 民謡が芸術にまで高められた歌

 録音:2021年9・11月/ドイツ、ノイマルクト/70:09

 地中海地方の民謡に基づく芸術歌曲集。イタリア、ギリシャ、スペインで今日でも歌い継がれているメロディーと伝統的なテキストを取り上げています。
 アコーディオン、ピアノ、ビウエラと声楽の融合から、地中海音楽の特別な雰囲気と情緒的な深みを感じることができます。
 




EURO ARTS



20 11121
(3SACD HYBRID)
\6000
ベルカント・オペラの最高峰!
 リッカルド・フリッツァ(指揮)/ドレスデン・フィル
  ベッリーニの《清教徒》
リセット・オロペサ(ソプラノ)...
 エルヴィーラ(ヴァルトン卿の娘)
ローレンス・ブラウンリー(テノール)...
 アルトゥーロ・タルボ卿(王家に仕える騎士
エルヴィーラの婚約者)
アンソニー・クーラク・エヴァンス(バリトン)...
 リッカルド・フォルト卿(大佐、アルトゥーロの恋敵)
リッカルド・ザネッラート(バス)...
 ジョルジョ・ヴァルトン卿(エルヴィーラの伯父、退役大佐)
マルティン=ヤン・ネイホフ(バス)...
 グァルティエーロ・ヴァルトン卿(イギリスの貴族、清教徒)
シメオン・エスパー(テノール)...
 ブルーノ・ロベルトン卿(士官、リッカルドの親友)
ロクサーナ・コンスタンティネスク(メゾソプラノ)...
 フランスのエンリケッタ(チャールズ1 世の未亡人)
リッカルド・フリッツァ(指揮)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
白井圭(客演コンサートマスター)
ティム・フルーク(アシスタント指揮者)
ライプツィヒMDR合唱団(合唱指揮:ティルマン・ミヒャエル)

 ベルカント・オペラの最高峰!ベッリーニの《清教徒》。愛と歴史の壮大なオペラを当代随一のソプラノ歌手、リセット・オロペサが挑む!

 録音:2023年12月、ドイツ・ドレスデン クルトゥールパラスト/163 分

 34歳で生涯を閉じたベッリーニの最後のオペラ作品《清教徒》。
 ベッリーニの美しい旋律はショパンをも魅了したとも言われ、特にこの《清教徒》の優美で高貴 な旋律は、これぞベルカント・オペラといえる傑作です。
 
 主役のエルヴィーラには高度な歌唱が求められます。
 特に「狂乱の場」がハイライトで高音、高度な技巧が 要求されるソプラノ歌手にとって大きな見せ場となります。
 当録音には現在飛ぶ鳥を落とす勢いのリセット・オロペサが務めています。艶やかな美しい声、華麗な コロラトゥーラを存分に披露しています。
 そしてエルヴィーラの婚約者アルトゥーロを演じるテノールも難しい高音が要求される重要な存在。今回は名テノール、フ アン・ディエゴ・フローレスの次世代を担うテノールとして活躍しているローレンス・ブラウンリーがその強靭でしなやかな声と超絶技巧で見事に演じ切っています。 また今回ドレスデン・フィルのゲスト・コンサートマスターとして、NHK交響楽団のゲスト・コンサートマスターとして活躍した白井圭が録音に参加しています。

 (あらすじ)
 17世紀半ばのイングランド。清教徒(ピューリタン)のリッカルドは、エルヴィーラとの結婚の許可を彼女の父親であるヴァルトン卿から得ていたにもかかわらず、 戦場から帰ってくると、エルヴィーラは敵対する王党派のアルトゥーロに惹かれ、彼と婚約していた。 しかしアルトゥーロは、故チャールズ一世の王妃エンリケッタを守るために二人で城を脱出する。
 残されたエルヴィーラは、彼が他の女性と逃げたと勘違いをし、狂 乱する。
 王妃を無事逃したアルトゥーロは戻ってきていた。エルヴィーラは、すべての事情を知って正気を取り戻したのだが、議会党派の兵士によって、アルトゥーロは捕らわれ、リッカルドが彼の死刑を宣告する。
 しかし、死刑となる直前に、王党派の決定的な敗北による戦いの終わりが告げられる。
 もはや敵ではなくなったアルトゥー ロの罪も消滅し、エルヴィーラと彼は喜びの中で結ばれる。
 




DELPHIAN


DCD34267
\2800
エドワード・ネズビット:降誕
 エドワード・ネズビット(b.1986):
  1-9. 降誕(Nativity)
  10. Drop down, ye heavens - I
  11-17. ウィクリフ・キャロル集
  18. Drop down, ye heavens - II
  19-20. Metaphysical Songs
  21. Drop down, ye heavens - III
  22-25. 4つのクリスマスの詩
ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団
ジョゼフ・フォート(指揮)
アンハラード・リッドン(メゾ・ソプラノ/3, 4, 6-9)
アネケ・ホドネット(ハープ/1-4, 6-10, 18, 21)
ベネディクト・ネルソン(バリトン/2, 3, 6-9)
マーティン・オーウェン(ホルン/1-4, 6, 8-9)

 ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団が歌うエドワード・ネズビットのクリスマス音楽!

 2014年10月に急逝したデイヴィッド・トレンデルの後任として、2015年9月に18世紀の音楽と舞踏の研究者としても名高いジョゼフ・フォートを音楽監督に迎えた名門ロンドン・キングズ・カレッジ合唱団によるエドワード・ネズビットの合唱作品集第2弾。
 2022年にリリースされた宗教作品集(DCD34256)では、英グラモフォン誌のエディターズ・チョイスに選ばれましたが、今作ではネズビットの楽しく祝祭的なクリスマスのための音楽が集められています。

 1986年生まれのエドワード・ネズビットは、ロンドンを拠点として活動しており、特に声楽曲を中心に作曲しています。
 ケンブリッジ大学で音楽を学び、その後ロンドン大学のキングズ・カレッジでジョージ・ベンジャミンに師事し、2010年にロイヤルフィルハーモニー協会作曲賞を受賞しました。
 その他にも第1回ヴェルビエ音楽祭アカデミー作曲賞なども受賞しています。2018年からキングズ・カレッジ・ロンドンで作曲の講師を行いながら、数多くの連作歌曲に加えてミサ曲や詩編などを作曲しています。

 ※録音:2023年6月&2024年6月、イギリス
 
 

DCD34326
\2800
ソロ・ピアノのための「VOICES」 ハンニ・リャン(ピアノ)
 エセル・スマイス(1858-1944):ピアノ・ソナタ第2番嬰ハ短調
 エロリン・ウォーレン(b.1958):I Wouldn't Normally Say
 エセル・スマイス:独創主題(Exceeding Dismal Nature)による変奏曲変ニ長調
 サリー・ビーミッシュ(b.1956):Night Dances(世界初録音)
 チェン・イー(陳怡)(b.1953):《Awariguli》による変奏曲
 エレノア・アルベルガ(b.1949):Cwicseolfor(世界初録音)

 2017年のルール・ピアノ・フェスティヴァルでデビューし以来定期的に出演しているピアニスト、ハンニ・リャン。
 作曲家として、人間として、女性として、妥協することなく闘ってきたエセル・スマイス(女性解放運動家としても知られる女性作曲家のパイオニア)を発見したことがインスピレーションのきっかけとなり完成したアルバム。
 強い決意がなければ沈黙していたかもしれない女性たちの"声(Voices)"を擁護するプログラムで、ヨーロッパで生まれ育ち中国にルーツを持つハンニ・リャン自身の声を上げる機会も与えています。

 ※録音:2023年11月、ブレーメン
 




RONDEAU


ROP6266
\2700
レーガー:男声合唱のための作品集 Vol.3
 マックス・レーガー(1873-1916)
  1. Hymne an den Gesang op.21
   (男声合唱とラージ・オーケストラのための)
  2. An die Hoffnung op.124
   (シンギング・ヴォイスとオーケストラのための)
  3-9. Sieben Gesange
   (アンドレアス・N.タルクマン選曲&編曲/
    男声合唱とピアノのための)
  10. Die Weihe der Nacht op.119
   (アルト独唱、男声合唱とオーケストラのための)
  11. Romischer Triumphgesang op.126
   (男声合唱とオーケストラのための)
トリスタン・マイスター(指揮)
アンサンブル・ヴォーカペラ・リンブルク
ラインラント=プファルツ州立
 フィルハーモニー管弦楽団
マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト(アルト)
アンドレアス・フリーゼ(ピアノ)
ヴォックス・クアドラータ

 レーガーの男声合唱作品集第3巻!

 ヒンデミットが「音楽界最後の巨人」と呼んだドイツ後期ロマン派の巨匠マックス・レーガーの男声合唱作品をまとめた貴重なプロジェクトの第3弾。
 レーガーはオルガン、ピアノ、オーケストラのための数多くの作品に加え、男声合唱のための作品も多く書いていました。
 第3巻では、ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団が参加し、管弦楽伴奏付きの壮大な作品が収録されています。

 ※録音:2023年10月、ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー
 
 

ROP6257
\2700
アウエルバッハ:ガルゲンリーダー(絞首台の歌)
 1-13. レーラ・アウエルバッハ(b.1973):
  ガルゲンリーダー(絞首台の歌)
   (合唱とサクソフォン四重奏のための)
 14. マーク・アラン・タガート(b.1956):Sorrow ~
  ケネス・クーン(1967-2019)の思い出に
   (サクソフォン四重奏のための)
 15. J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻より
  4声のフーガ 第23番ロ長調 BWV892(サクソフォン四重奏版)
 16. ヤン・ミュラー・ヴィーラント(b.1966):
  Lianen(合唱、ピアノとエレクトロニクスのための)
ラッシャー・サクソフォン四重奏団
ハノーファー少女合唱団
アンドレアス・フェルバー(指揮)
ニコライ・クリューゲル(ピアノ)

 ドイツ出身の伝説的サクソフォン奏者シガード・ラッシャー(シーグルト・ラッシャー)が創設し、ラッシャーが確立したクラシカル・サクソフォンの伝統を引き継いでいるラッシャー・サクソフォン四重奏団とともに、ハノーファー少女合唱団が新しいサウンドを探求。

 19世紀ドイツの詩人クリスティアン・モルゲンシュテルンの代表作「絞首台の歌」にアウエルバッハが曲を付けた作品や、ラッシャー・サクソフォン四重奏団のメンバーでもあったケネス・クーンへと捧げられた「Sorrow」、ハノーファー少女合唱団による委嘱作「Lianen」などが世界初録音されています。

 ※録音:2023年6月&10月、ハノーファー
 
 

ROP6270
\2700
Das ferne Lied ~
 ヴァイスマン&ヴァーグナー=レゲニー:歌曲集
パトリック・グラール(テノール)
クララ・ホーニヒ(ピアノ)
  ヴィルヘルム・ヴァイスマン(1900-1980)
   1-6. Das Ferne Lied/7-11. Buch der Liebe(抜粋)/
   12-14. Sechs Lieder nach altdeutschen Dichtungen(抜粋)/
   15-19. Sechs Lieder fur hohe Stimme und Klavier(抜粋)/20. Nicht Errinern
  ルドルフ・ヴァーグナー=レゲニー(1903-1969)
   21-22. Spaziergang/23-25. Drei Fontane-Lieder/
   26-29. Gesang des Abschieds/30-34. Die Lieder des Anglers/
   35. Cavatine aus der Oper "Das Bergwerk von Falun"/
   36. Requiem aus: "Dahinter wird Stille"

 バッハがカントル(音楽監督)を務めた聖トーマス教会合唱団出身で、2016年にライプツィヒ国際ヨハン・セバスティアン・バッハ・コンクールで1等賞を獲得したライプツィヒ出身のテノール、パトリック・グラール。
 20世紀ドイツの二人の作曲家、ヴィルヘルム・ヴァイスマンとルドルフ・ヴァーグナー=レゲニーの生涯をテーマ別に振り返るプログラム。
 メランコリックでセンチメンタルで、静かにシンプルでありながら、決して音色の複雑さに欠けることはない彼らの知られざる歌曲を、今後更に注目されるべき作品として紹介します。
 




CANTALOUPE MUSIC


CA21199
\2700
ジョン・ルーサー・アダムズ:
 An Atlas of Deep Time

  1.An Atlas of Deep Time
サウス・ダコタ交響楽団
デルタ・デイヴィッド・ガイアー(指揮)

 録音:2022年4月30日 Mary W. Sommervold Hall, Washington Pavilion, USA
 収録時間:42分

 「An Atlas of Deep Time」は、サウス・ダコタ交響楽団の100周年を記念した委嘱作品。
 地球の誕生から現在までの45億年あまりの時間を42分間に凝縮して表現したといいます。
 聴衆を囲むように配置された6つの合奏隊(作曲者はこれを楽器によるコーラスと呼ぶ)によって演奏されます。
 




COL LEGNO


COL20464
\2600
ペーター・ヘルベルト/
 ヴォルガング・ミッテラー:Quiet Riots

  1. Nardis/2. Quiet Riot 01/3. Quiet Riot 02
  4. Quiet Riot 03/5. Quiet Riot 04/
  6. Someday My Prince Will Come/
  7. Quiet Riot 05/8. Quiet Riot 06/9. Emily
ペーター・ヘルベルト
 (アコースティック・ベース)
ヴォルガング・ミッテラー
 (ピアノ、エレクトロニクス)

 録音:不明
 総収録時間:61分

 ピアノとコントラバスを学び、ジャズのベーシストとして演奏活動をしたのち、現在は即興演奏家として活躍するペーター・ヘルベルトと、ウィーン音楽大学で学んだ後、ヨーロッパの多くのフェスティバルで数々の賞を受賞している作曲家・オルガニストのヴォルフガング・ミッテラーとのコラボレーション・アルバム。
 マイルス・デイヴィスやフランク・チャーチルなどの曲や、ピアノとエレクトロニクスを駆使した即興演奏を披露しています。
 
 

COL20466
\2600
マヤ・オゾイニク:Doorways
 マヤ・オゾイニク:
  1. Doorways #09 / 01
  2. Doorways #09 / 02
  3. Doorways #09 / 03
  4. Doorways #09 / 04
  5. Doorways #09 / 05
  6. Blende #01 / 01
  7. Blende #01 / 02
  8. Blende #01 / 03
  9. Blende #01 / 04
  10. Blende #01 / 05
マヤ・オゾイニク(エレクトロニクス)
ブラック・ページ・オーケストラ

 録音:不明
 総収録時間:42分

 スロヴェニア生まれのボーカリスト、フルート奏者、作曲家マヤ・オゾイニクのアルバム。
 自然の音を加工・変調して 電子音や楽器と組み合わせた「Doorways #09」、ギリシア神話をテーマにして聴き手を夢幻的な音の世界へ いざなう「Blende #01」の2部で構成されています。
 




SONO LUMINUS

DSL 92284
\2700
ケネディ夫人へ - J.F.ケネディにまつわる歌曲集
 1. オーガスタ・リード・トーマス(1964-):Oh Jacqueline
 2. トム・チプロ(1956-):A Litany of Sympathy
 3. シュウ・ジェン(1978-):My Name is Minerva Chapa
 4. ニコラス・クライン(1985-):may I, may you
 5. アドーア・アレクサンダー(1993-):Dear Mrs. Kennedy
 6. ウィル・リヴァーマン(1988-):A Tribute to Mr. J.F.K.
 7. スカイラー・ブテンション(1989-):
  Letter to the Cornell Daily Sun,1963年2月12日
 8. マシュー・レチオ(1991-):Might Be Equal
 9. ティモシー・C・タカーチ(1978-):Thanksgiving Day, 1963
 10. リビー・ラーセン(1950-):Keys and Pennies
 11. エリック・ピアソン(1983):Trondheim, Norway –
  1963年11月22日
 12. トーマス:Oh Jacqueline
ライアン・タウンセンド・ストランド(テノール)
カリナ・コントロヴィチ(ピアノ)

 録音:2023年12月19-22日 Sono Luminus Studios, Boyce,VA(USA)
 総収録時間:60分

 1963年11月22日、アメリカ合衆国大統領J.F.ケネディがダラスで銃弾に倒れた際、隣には妻ジャクリーン・ケネディが座っていました。
 事件の後、彼女にはお悔やみの言葉や悲しみに共感する数多くの手紙が寄せられました。
 このプロジェクトは、博物館に保管されているこれらの手紙に綴られた言葉に、様々な作曲家が歌としての曲をつけたもの。
 ミネソタ出身のテノール、ライアン・タウンセンド・ストランドが情感溢れる歌唱を披露します。
 




YARLUNG RECORDS


YR 59689
\3100
ヒルデガルトと妹たち - ピアノ作品集
 1. エイミー・ビーチ(1867-1944):夕べのツグミ
 2. ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):
  O vis aeternitatis(K. ボウスカ編)
 3. マヤ・ミロ・ジョンソン(2001-):bruises paraphrase
 4. ビンゲン:O quam mirabilis est(K. ボウスカ編)
 5. ルート・シェーンタール(1924-2006):Canticles of Hieronymus
 6. ビンゲン:Karitas habundat(K. ボウスカ編)
 7. スラーヴァ・ヴォルロヴァー(1894-1973):Síla svetla 光の力
 8. ビーチ:夜明けのツグミ
ケイトリン・ボウスカ(ピアノ)

 録音:2024年3月29-31日 Samueli Theater at Segerstrom Center for the Arts in Costa Mesa, California(USA)
 総収録時間:55分

 『ヒルデガルトと妹たち』は、中世の神秘主義者であり作曲家のヒルデガルト・フォン・ビンゲンを称えた作品集。
 女性作曲家の研究者として知られるピアニストのケイトリン・ボウスカがヒルデガルトの音楽をピアノ独奏用に編曲。現代に通じる新しい魅力を引き出しています。
 またエイミー・ビーチやマヤ・ミロ・ジョンソンを始めとした近現代の女性作曲家とそしてケイトリン自身の作品も演奏。霊感溢れるアルバムに仕上げています。
 
 かつてフランク・シナトラが所有していたマイクAKG C24を使ったワンポイント収録。
 Yarlungのエグゼクティブ・プロデューサー兼デザイナーのエリオット・ミルウッドが制作した真空管マイク・アンプ使用など、音のリアリティにこだわりぬいた当レーベルらしい録音です。
 演奏のリアリティにもこだわって、各トラックは無編集で最良のテイクを選んだ「一発録り」となっています。

 
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


NAXOS IDIL BIRET ARCHIVE

8.571429
(2CD)
\2900
イディル・ビレット/アーカイヴ・エディション 第22/23集 -
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ集

  【CD1】
   1. トッカータ Op. 11
   2-4. ピアノ・ソナタ 第7番 Op. 83(1961年録音)
   5-8. ピアノ・ソナタ 第9番 Op. 103
   9-11. ピアノ・ソナタ 第4番 Op. 29
  【CD2】
   1-3. ピアノ・ソナタ 第8番 Op. 84
   4-7. ピアノ・ソナタ 第2番 Op. 14
   8-10. ピアノ・ソナタ 第7番 Op. 83(1977年録音)
イディル・ビレット(ピアノ)

 録音:1960-1977年 フランス、西ドイツ、スイス、トルコ、USA、ソ連
 総収録時間:132分

 1941年生まれのトルコの名ピアニスト、イディル・ビレットは16歳でデビューし、半世紀以上にわたりその卓越した技巧と音楽性で聴衆を魅了してきました。
 本作は、プロコフィエフのソナタを集めた2枚組アルバムです。トッカータの録音は、ビレットが19歳の時、1960年に初めてモスクワで行ったリサイタルでの演奏です。

 CD1に収められたピアノ・ソナタ第7番は1961年11月にパリで録音されました。第9番、第8番、第4番は、1964年のドイツ、1971年のスイス、1973年のトルコでのラジオ放送音源が使用されています。
 ピアノ・ソナタ第2番とCD2の第7番の録音は、1977年にニューヨークのRCAスタジオで直接ディスクに録音されました。
 なお、第2番と2種類の第7番以外のラジオ録音はすべて編集のない「一発録り」とされています。
 




<国内盤> 

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OMF



KCD 2100
\3000
菅きよみ(フラウト・トラヴェルソ)&西山まりえ(チェンバロ)
 J.S.バッハ:4つのフルートソナタ

 バッハの4つの真作フルートソナタ
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調 BWV 1035
   1. アダージョ・マ・ノン・タント/2. アレグロ/3. シチリアーナ/
   4. アレグロ・アッサイ
  フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV 1032/
   5. ヴィヴァーチェ( 菅きよみの補筆による)/6. ラルゴ・エ・ドルチェ/
   7. アレグロ
  フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV 1034/
   8. アダージョ・マ・ノン・タント/9. アレグロ/10. アンダンテ/
   11. アレグロ
  フルートとチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV 1030/
   12. アンダンテ/13. ラルゴ・エ・ドルチェ(シチリアーノ)/
   14. プレスト/15.(アレグロ)
菅きよみ(フラウト・トラヴェルソ)
西山まりえ(チェンバロ)

 形態:CD/組数:1/録音会場:秩父ミューズパーク音楽堂/録音日:2024 年3 月
 録音フォーマット:DXD/仕様:ジュエルケース仕様 曲目解説付き

 バッハ不朽の傑作「ブランデンブルク協奏曲」の共演を重ね誕生した実力派コンビ、菅きよみと西山まりえ。
 古楽界を牽引し、数々のアンサンブルで活躍してきた二人。バッハの4つの真作フルートソナタに取り組む。
 作曲家の音楽に敬意を表し身を委ね、古雅な響きで会話をするかのような巧妙なるアンサンブルを披露する。空間を滑らかに漂い、豊かな音色が心地よい魅力に溢れる菅のフラウト・トラヴェルソ。
 ときに清雅ときに華麗な西山のチェンバロが冴え渡る。未完である『フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調BWV 1032 - ヴィヴァーチェ』では菅自身による闊達な和声進行に導かれた補筆が聴ける。

 ◇ 菅きよみ:フラウト・トラヴェルソ◇
 東京生まれ。幼少期をアメリカ、メリーランド州で過ごし現地校に通う。小学3年で帰国子女として大阪に帰国するも、日本語が分からず 学業に苦労する。
 3才より母の手ほどきでピアノを始める。9才より大阪府の豊中市少年少女リコーダー合奏団に参加し、アンサンブルの 楽しさを体験する。10才よりリコーダーとフルートを故若林正史氏に師事し、その間にフランス・ブリュッヘンやデイヴィッド・マンローのリコー ダー、ルネ・ヤーコプスやアーノンクールのレコードやCDを聴き、古楽器の愉しみに目覚める。
 16才で若林正史氏にフラウト・トラヴェルソを吹 かせてもらい、その温もりのある音色と持ち手へのフィット感に魅力を感じ直ぐに転向。
 有田正広氏に師事し、桐朋学園大学古楽器科を卒業。1994年第8回山梨古楽コンクール入選。
 その後古楽器科研修生として2年 修学を続け、インスブルック夏期講習にてリンデ・ブルンマイヤー氏にも2年連続で学び、友人と自主企画公演を数回行うも、修行が足り ないと感じベルギーのブリュッセルに留学。バルトルド・クイケン、マルク・アンタイ、フランク・トゥンス等の各氏に師事し、ブリュッセル王立音楽 院を卒業。その間、1999年ブルージュ国際古楽コンクールにて第3位入賞。2003年、カーネギーホールにて、バッハ・コレギウム・ジャパン がマタイ受難曲を演奏した際、ニューヨークタイムズ紙が菅きよみの「繊細さと抒情性」を絶賛した。
 アニマ・エテルナ(ジョス・ファン・インマ ゼール)、ラ・プティット・バンド(シギスヴァルト・クイケン)、レザグレモン(ヴィーラント・クイケン)やその他の大小のバロック・アンサンブルの メンバーとして欧州各地で演奏。2007年に帰国しクラシカル・プレイヤーズ東京(有田正広)等で演奏。また佐藤泉氏(バロック・ヴァオ リン奏者)が2000年より毎年続けて行っている「バッハからのメッセージ」の企画にも何度も招待される。
 2019年よりミュージック・スクール 「ダ・カーポ」講師。2018年より西山まりえ氏とブランデンブルク協奏曲(IDホールディングス主催:サントリーホール)等の公演を重ね好 評を博す。
 2023年山梨古楽コンクールにて審査員を務める。2024年現在もバッハ・コレギウム・ジャパン(鈴木雅明、鈴木優人)、 オーケストラ・リベラ・クラシカ(鈴木秀美)、ザ・バロックバンド(渡邊順生)、ルネサンスフルート・コンソート「ソフィオ・アルモニコ」(前田り り子)等のメンバーとして演奏会やCDの録音を行う。

 ◇ 西山まりえ:チェンバロ◇
 チェンバロとヒストリカル・ハープ、2種の古楽器を操る。ルネ・ヤーコプス、ボブ・ヤング、パディ・モローニ、カルロス・ヌニェス、ミカラ・ペトリ、山 下洋輔、藤原道山、森山開次など、幅広いジャンルに渡るアーティストとの共演も多い。
 王子ホール主催「銀座ぶらっとコンサート・西山まり えの歴女楽」シリーズ出演。新日本フィルハーモニー交響楽団「バッハ:ブランデンブルク協奏曲・全曲」ソリスト。IDホールディングス主催 「The J. S. バッハ演奏会:ブランデンブルク協奏曲」ソリスト。
 テレビ朝日「題名のない音楽会」BSテレ東「おんがく交差点」NHK-FM「古 楽の楽しみ」「古楽器さんぽII」など、TV・ラジオや教養番組に出演。
 CD「バッハ:トッカータ集」「バッハ:インヴェンション シンフォニア全 曲」「バッハ:イタリア協奏曲 フランス風序曲」「スカルラッティ:ソナタ集」 はすべて「レコード芸術」特選盤。「バッハ:イギリス組曲全曲」 「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」「バロックハープとの出会い」は同誌準特選盤ほか、朝日新聞、毎日新聞で推薦。欧州発売「ファンタシーア の奏法~イベリア半島の鍵盤音楽」は「リトゥモ」最優秀推薦盤。「トリスタンの哀歌」は「レコード芸術」誌準特選盤、「ステレオ」誌特選 盤、「音楽現代」誌推薦盤、「朝日新聞視聴室」個性派盤に選ばれた他、「BURRN!」「フォーブス」「ミセス」「サライ」「暮らしの手帖」など 一般誌でも紹介される。「バルバトル:クラヴサン曲集 第1巻」朝日新聞推薦盤 、「レコード芸術」誌特選盤、「バッハ:トッカータ集」令 和元年度文化庁芸術祭参加作品、朝日新聞推薦盤、「レコード芸術」誌特選盤。東京音楽大学ピアノ科卒業、同大学研究科修了 後、ミラノ市立音楽院、バーゼル・スコラ・カントールムに留学。
 第11回山梨古楽コンクール・チェンバロ部門第1位、および 栃木[ 蔵の街]音楽祭賞受賞。「レコード芸術」誌「読者が選ぶピープル 2007」、HMV2008年度「期待のアーティスト5名」に選出される。日本ハープ協会運営委員。日本演奏連盟会員。日本チェンバロ協 会会員。「信州アーリーミュージック村音楽祭」芸術監督。武蔵野音楽大学非常勤講師。
 




<映像>

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EURO ARTS(映像)



20 47344
(Blu-ray)
\5500→\5190
プレトニョフ(ピアノ)
 ラフマニノフ国際管弦楽団/ケント・ナガノ(指揮)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲全集、パガニーニの主題による狂詩曲

  ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18
  ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30
  ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op.1
  ピアノ協奏曲第4番 ト短調 Op.40
  パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
ミハイル・プレトニョフ(ピアノ)
ケント・ナガノ(指揮)
ラフマニノフ国際管弦楽団
アシスタント・コンダクター:
 ウラディスラフ・ラヴリク
コンサート・マスター:
 アルトゥール・ポドレスニー

 プレトニョフによるラフマニノフのピアノ協奏曲全曲録音!
 RIO結成後初のコンサートでのライヴがブルーレイで発売!指揮はケント・ナガノ!

 (ピアノ)使用楽器:Shigeru Kawai Grand Piano, SK-EX(調律師:山本有宗)
 録音:2023年10月、ロゼ・コンサート・ホール、ロール、スイス(ライヴ)/画面:1080i,Full/HD,16:9/音声:PCM ステレオ/リージョンALL/164 分

 ミハイル・プレトニョフが新たに創設したラフマニノフ国際管弦楽団(RIO)。
 SACD Hybrid 盤で『チャイコフスキー:組曲「白鳥の湖」&シチェドリン:カルメ ン組曲』(20-11067)、そしてケント・ナガノ指揮、プレトニョフがピアノ演奏した『ラフマニノフのピアノと管弦楽のための作品全曲』(20-11067)と2枚の ディスクがリリースされていますが、今回そのうちラフマニノフのライヴ映像がブルーレイで発売されます。
 
 ロシアを代表する作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)は、優れたピアニストであり、多くのピアノ作品を作曲しています。
 ピアノのための協奏作品は 全部で5つ。それらは様々な時代に書かれ、独自の個性を放っています。
 当盤にはそれらすべてが収められており、ラフマニノフという作曲家の書法の変遷をたど ることのできる内容です。
 さらにプレトニョフの演奏によって、それぞれの作品の個性が存分に引き出されていると言えるでしょう。

 モスクワ音楽院在学中に卒業 試験のために書かれた瑞々しいピアニズムをもつ第1番。ラフマニノフの代表作でありピアノ音楽全体の中でも屈指の名曲第2番。技術、表現力ともに最高難度を 誇る作品第3番。これまでの作品とは違った厳粛な雰囲気、そして成熟したロマンティシズムをもつ第4番。パガニーニの《24の奇想曲》の第24番〈主題と変奏〉 の主題が用いられた、ラフマニノフらしい甘美で繊細な雰囲気の「パガニーニの主題による狂詩曲」。
 
 ラフマニノフを深く敬愛するプレトニョフは、指揮者としてもピアニストとしてもその作品に熱心に取り組み、コンサートでも録音でもその実績は認められ、さらに今回はオーケストラにその名を冠するほど。
 2023年には東フィルと全曲演奏会を開催するなど、いまラフマニノフを聴くならプレトニョフと言わしめる最高の演奏を 堪能することができます。
 このライヴ映像は、スイスの新ホール『ロゼ・コンサート・ホール』でのライヴ録音で、オーケストラが結成されて、はじめての公の場での演奏となりました。
 

<LP>

 

COL LEGNO(LP)


COL16016
(2LP)
\5500
A Monolith´s Dream
 【Side A】
  1. Headquarter Theme/
  2. A Monolith's Dream/3. Skeleton Dance
 【Side B】
  4. Earth Tape/5. Fata Macchina/6. Dawn
 【Side C】
  7. Mother Engine/8. Elektrometeor
 【Side D】
  9. Constant Buzz/10. Red Steam/
  11. Lost in Fuel City/12. Doom
テレポート・コレクティヴ
アーロン・マリア・シュタイナー
 (キーボード、トイ、エレクトロニクス)
ミヒャエル・ナフェギ
 (ドラムス、パーカッション、エレクトロニクス)
ヨアヒム・フーバー
 (ベース、エレクトロニクス)

 録音:不明
 総収録時間:63分

 人類進化後の未来と人類文明の行き詰まりを描いた2部構成の作品。
 最初のパートは、ノスタルジックかつレトロ なサウンドで表現されたSF映画のような音が特徴です。
 第2のパートは、即興演奏による暗く重苦しい電子音楽 で緊迫感を強調しています。
 演奏するテレポート・コレクティヴはウィーンを拠点に活動するエレクトリック・ジャズ・ト リオ。
 即興や実験的なアプローチにより「1970年代のフュージョン・ジャズの要素が現代に引き継がれている」と評 価されています。
 




NAXOS IDIL BIRET ARCHIVE(LP)


IBALP001
(2LP)
\9600
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
 (リストによるピアノ独奏版)/合唱幻想曲

  【LP1】
   ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
    交響曲第9番「合唱付き」
     (フランツ・リストによるピアノ独奏版)
      1. I. Allegro, ma non troppo, un poco maestoso
      2. II. Molto vivace
      3. III. Adagio molto e cantabile - Andante moderato
  【LP2】
    1. IV. Presto
    2. ベートーヴェン:合唱幻想曲 ハ短調 Op. 80*
イディル・ビレット(ピアノ)
Ozgecan Gencer (ソプラノ)*
Gulben Ozisik Cayan (ソプラノ)*
Sema Baysal (アルト)*
Can Serhat Saygi (テノール)*
Ethem Demir (テノール)*
Ali Sinan Gulsen (バス)*
Turkish State Polyphonic Chorus*
ビルケント交響楽団*
アントニ・ヴィト(指揮)*

 録音:1986年4月3-4日 St.Bavon Church、Chaumont Gistoux(ベルギー)‛&交響曲第9番
  2008年2月1-2日 Billkent Symphony Hall、Ankara(トルコ)‛&合唱幻想曲
 総収録時間:102分

 ベートーヴェンの交響曲第9番の初演から200周年を迎えた2024年、IBA(Idil Biret Archive)は記念限定版として、ビレットによる交響曲第9番(フランツ・リスト編曲によるピアノ版)のLPを発売。
この録音はもともとEMIのために収録され、1986年に全9曲の交響曲が収められた6枚組LPボックスセットとして発表されたものです。
 さらに、第九の原型とされる「ピアノ、オーケストラと合唱のための合唱幻想曲」も収録されています。
 
















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