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≪第126号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その3 2024/12/24~



12/27(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

PASSACAILLE RECORDS


PAS 1119
\2800
フランドル地方のオルガン音楽遺産 1884-1961
 アンドレ・デファーレ(1890-1914):前奏曲とフーガ
 エドガー・ティネル(1854-1912):オルガン・ソナタ Op.29(1884)
 ジョゼフ・カラーツ(1830-1901):小幻想曲 Op.22-2(1894)
 ヘルマン・ロールス トラーテ(1925-1985):
  「サルヴェ・レジーナ」によるトッカテッラとフゲッタ Op.28(1961)
 フロール・ペーテルス(1903-1986):演奏会用小品 Op.52a(1955)
 カミル・ヴァン・ハルス(1897-1988):
  シンフォニア・ミスティカ Op.53(1953)
イグナス・ミシェル(オルガン)

 フランドルの地で発展したオルガン音楽の結晶

 録音:2024年5月27日/ベルギー、ブルージュ、聖サルヴァトール大聖堂/76:00

 ブルージュにある歴史的なオルガンの修復を記念して、首席オルガニストのイグナス・ミシェルが19-20世紀のフランドル地方のオルガン作品を紹介するアルバム。
 オルガン音楽の伝統はその地に根差して発展するため、どの国にも独自の魅力があります。
 楽器と音楽が一体となって形作られる遺産をお楽しみください。
  




PRO MUSICA


PPC 9085
\3000
『クリスマス(Juletide)- 17世紀ノルウェーの詩によるクリスマスの歌』
 Engelbretsdatters Julesang
  (エンゲルブレツダッテルのクリスマスの歌)
 Oluff Linds Nyttarsgave(オルフ・リンの新年の贈り物)
 Samuel Bruuns Juleode(サムエル・ブルーンのクリスマス頌歌)
 Petter Dass Juleevangelie I
  (ペッテル・ダスのクリスマスのゴスペル I)
 Petter Dass Juleevangelie II
  (ペッテル・ダスのクリスマスのゴスペル II)
 Iver Brinchs Julevise(イーヴェル・ブリンクのクリスマスの歌)
 Offvids Trekongerssang(オフヴィの三博士の歌)
 Brunsmands Julenattsang(ブルンスマンのクリスマスイブの歌)
 Samuel Bugges Vinterrim(サムエル・ブッゲの冬の押韻詩)
 Ingeborg Gryttens Juledikt
  (インゲボルグ・グリュッテンのクリスマスの詩)
バロック・ボレアル
 カトリーネ・ボートネル=ビュー
  (歌、アンティークベル)
 オイオン・グローヴェン・ミューレン
  (歌、アンティークベル)
 ヴェーガル・ヴォルダール
  (ハリングフェレ、フィドル、
   ヴィオラ、歌)
 ウルリク・ガストン・ラーシェン
  (リュート、歌)

 バロック・ボレアルによる17世紀ノルウェーの詩によるクリスマスの歌

 録音: 2024年6月16日–18日、8月6日 リスレヴァン(エヴイェ、アウスト=アグデル、ノルウェー)/35'12
制作・編集・ミクシング・マスタリング: ロルフ・リスレヴァン

 「バロック・ボレアル Barokk Boreal」は、ノルウェーの民俗音楽と中世の音楽のグループ。
 トラッドミュージシャンのオイオン・グローヴェン・ミューレン Oyonn Groven Myhren、カトリーネ・ボートネル=ビュー Catherine Bother-By、トリオ・メディイーヴァルの『クリスマス』(2L 180SABD)に参加した フィドル・プレーヤーのヴェーガル・ヴォルダール Vegar Vardal、そして、リュート奏者のウルリク・ガストン・ラーシェン Ulrik Gaston Larsen のアンサンブ ルです。
 『ペッテル・ダスの歌によるモーセの十戒』(PPC 9081)に次ぐアルバムでは、忘れられ、過去の人となった17世紀ノルウェーの詩人の作ったクリスマ スの歌に光が当てられます。
 冬、天使たち、星、クリスマスイブ、月明かり、馬小屋、飼い葉桶、太陽の下での魚釣り、地の平和......。
 イーヴェル・ブリンクやインゲ ボルグ・グリュッテンといった当時知られていた詩人たちは、記憶にあったいろいろなメロディに沿って歌詞を作り、それが詩を手にする人にも伝わることを想定 していたといわれます。
 このプロジェクトのためバロック・ボレアルは、17 世紀に書かれたフォークの演奏スタイルの文献をあたり、詩人たちの詩を「小さな子供 が楽しく歌える」作品に作りました。
 古楽のヴェテラン、ロルフ・リスレヴァン Rolf Lislevand のプロデュースです。
 




PROSPERO CLASSICAL



PROSP 0110
\2900
ニコラス・ミルトン(指揮)&ゲッティンゲン交響楽団
 新世界 ~ドヴォルザーク&アヴネル・ドルマン

 (1)ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調「新世界より」 Op.95
 (2)アヴネル・ドルマン(1975-):打楽器協奏曲「凍てついた時」
(2)セルゲイ・ミハイレンコ(打楽器)
ニコラス・ミルトン(指揮)
ゲッティンゲン交響楽団

 あらたな新世界をめざす音楽の旅

 録音:(1)2020年8月、(2)2021年3月10-12日/ゲッティンゲン、ロックハレ/70:19

 ドヴォルザークの有名な交響曲「新世界より」と、イスラエルの作曲家アヴネル・ドルマンの「凍てついた時」を組み合わせたアルバム。
 「凍てついた時(Frozen in Time)」はインドアフリカ、ユーラシア、アメリカの3楽章からなる、打楽器独奏と管弦楽のための協奏作品です。
 異色とも思える組み合わせから、演奏家たち が幅広いスタイルとテクニックを駆使して新たな世界を切り拓いていく、エキサイティングな音楽の旅が聴こえてきます。
 
 

PROSP 0102
\2900
光と影 ~ヨハン・カール・エシュマン(1826-1882):
 ピアノ作品集

  気紛れ Op.35 第7曲、第2曲
  慰め Op.37 第7番、第8番
  トリフォリウムOp.64 I-III
  春の花Op.14より 第1曲、第2曲
  光と影 Op.62 I-VI
アンナ・ライヒェルト(ピアノ)

 指摘で絵画的な知られざるロマン派音楽

 録音:2023年7月24-26日/スイス、ヴィンタートゥール、ハードスタジオ

 ほとんど忘れ去られたスイスの作曲家ヨハン・カール・エシュマン(1826-1882)のピアノ作品集。
 その音楽はしばしば絵画的で、かなり抑制的かつ叙情的なもの。
 超絶技巧や複雑な形式の追求とは異なるタイプのロマン派音楽の在り方を感じる詩的な味わいです。
 




SIMAX


PSC 1404
\3000
『Who We Are』
 マリウス・ネセット(1968–)
  ・Who We Are
   [Part 1 - Beginning / Part 2 - Legacy /
    Part 3 - Uncertainty / Part 4 - Evolution]
  ・Waterfall Jig
  ・Introduction to Prague's Ballet
  ・Prague's Ballet
  ・Road to Polaris Part 1
  ・Chaconne [Part 1 / Part 2 / Part 3]
マリウス・ネセット
 (テナーサックス、ソプラノサックス)
ライフ・オーヴェ・アンスネス(ピアノ)
ルイーザ・タック(チェロ)
イングリ・ネセット(フルート)

 ノルウェーを代表するクラシックとジャズのアーティストのコラボレーション

 録音:2023年12月 レインボースタジオ(Rainbow Studio)(オスロ、ノルウェー)/48'51
 制作・ミクシング・マスタリング:ヨルン・ペーデシェン
 録音エンジニア: マッティン・アブラハムセン

 『Who We Are』は、国際的な舞台で活躍するノルウェーのアーティストふたり、ピアニストのライフ・オーヴェ・アンスネス(レイフ・オヴェ・アンスネス) Leif Ove Andsnes とサクソフォーン・プレーヤーで作曲家のマリウス・ネセット Marius Neset のコラボレーションによる初めてのスタジオ録音によるアルバムです。
 ふたりは、クラシカルとジャズという異なるジャンルで活動しモデルとする表現語法スタイルも違いながらも、音楽に対する感覚とアプローチには似たところが あります。
 このアルバムでふたりは、語り口の類似点と共通して目ざすことを探り、追い求めていきました。
 プログラムの曲はすべてネセットの作品です。《Who We Are》は、「Beginning」(最初)「Legacy」(レガシー)「Uncertainty」(不確実なこと) 「Evolution」(進化)の4つの部分からなり、ノルウェーが COVID-19 のロックダウンに入る直前に「Legacy」から作曲が始められました。「われわれという 人間が作られるのに役立ったあらゆること、レガシー」。「これが私たちだ」の曲名はここから生まれました。サクソフォーン・ソロの数カ所のインプロビゼーション 以外、すべて記譜による作品です。

 マリウスの妹、スタヴァンゲル交響楽団の首席フルート奏者だったイングリ・ソフテラン・ネセット Ingrid Softeland Neset が2017 年にコペンハーゲン で行ったデビューコンサートのために作曲された《Road to Polaris Part 1》。
 長三度と短三度の間を行き来するシンプルな三和音による、2023 年秋に作 曲の《Chaconne》。
 もっとも最近書かれた、三連符を際立たせるリズミカルな《Waterfall Jig》(滝のジグ)。この3 曲は、この録音が初めてのリリースです。 《Introduction to Prague's Ballet》と「モーツァルトの《レクイエム》からハーモニーのインスピレーションを得た」《Prague's Ballet》は、ネセット・ク インテットの『Circle of Chimes』(ACT 9038-2)に含まれていた曲です。
 アルバムの曲は「カルテット」と「デュオ」で演奏され、オスロ・フィルハーモニック首席チェロ奏者のルイーザ・タック Louisa Tuck とイングリ・ネセットが加 わります。
 録音セッションの行われた「レインボースタジオ」は、数々のジャズ録音に使われてきた有名なスタジオです。
 
 

PSC 1402
\3000
Unravel Tradition(伝統を解きほぐす)
 エヴァ・ホルム・フースネス(1983–):
  歌曲集《Indian Love Songs(インドの愛の歌)》
   (メゾソプラノと弦楽四重奏のための)*
    【 インドの愛の歌/ハイデラバードの市場で/夢の歌】
 ジョン・アイアランド(1879–1962):
  Earth's Call (A Sylvan Rhapsody)
   (大地の呼び声(森のラプソディ))**
 アルフ・フールム(1882–1972):白夜(Blonde naetter)
  (メゾソプラノと弦楽四重奏のための)*
 オットリーノ・レスピーギ(1879–1936):日没(Il Tramonto)*
 ミッシー・マッツォーリ(1980–):
  Angela's Confessional(アンジェラの告白)
   (《The Listeners》から)**
 クルト・ヴァイル(1900–1950):
  I'm a stranger here myself(わたし、何も知らなくて)**
 エイトル・ヴィラ=ロボス(1887–1959):ジャンゴ(Xango)**
トーネ・クンメルヴォル(メゾソプラノ)
ヴェルターヴォ四重奏団 *
オイヴォル・ヴォッレ(ヴァイオリン)
アナベル・ミアー(ヴァイオリン)
ベーリト・カルダス(ヴィオラ)
ビョルグ・ルイス(チェロ)
クヌート・エーリク・
 イェンセン(ピアノ)**

 ノルウェーのメゾソプラノ歌手、トーネ・クンメルヴォルのデビュー!

 録音:2022年11月、2023年9月、2024年5月 ノルウェー国立オペラ・バレエ劇場(オスロ歌劇場)(オスロ)/46'21
 録音エンジニア・マスタリング:ヨルン・ペーデシェン

 『Unravel Tradition(伝統を解きほぐす)』は、ノルウェーのメゾソプラノ歌手、トーネ・クンメルヴォルのデビュー・アルバムです。
 彼女のレパートリーのさまざまな面を紹介し、そのなかには彼女のために書かれた世界初録音の曲も含まれています。
 トーネ・クンメルヴォル Tone Kummervold は、オスロで生まれ、トロンハイムのノルウェー工科自然科学大学(NTNU)とエリサベト・ノルベルグ=シュルス の教えるスタヴァンゲル大学で学びました。
 2009 年にノルウェー国立オペラにデビュー、《ルサルカ》の第3 のニンフ役を歌いました。
 翌年《エフゲニー・オネー ギン》のオルガ役でさらに才能を示し、2012 年/2013 年のシーズンから国立オペラのソリスト・アンサンブルに加わりました。
 《カルメン》《チェネレントラ》な どのタイトルロール、《仮面舞踏会》のウルリカ、《カルメル派修道女の対話》の副修道院長マザー・マリー、カイヤ・サーリアホの《遥かな愛》の巡礼の旅人といっ た幅広い役を歌っています。
 2022年には、ミッシー・マッツォーリ Missy Mazzoli がフィラデルフィア・オペラとシカゴ・リリック・オペラの委嘱で作曲した《The Listeners(聞こえる人たち)》のアメリカ初演に先立つ世界初演がオスロで行われ、クンメルヴォルがアンジェラ役を歌いました。
 プラハ国立歌劇場で上演された エルヴィン・シュルホフのオペラ《炎》の「死」も観客を魅了したといわれます。
 ヘンデル《メサイア》やヴェルディの《レクイエム》などのコンサート作品も彼女の 重要なレパートリーです。

 デビューアルバムのプログラムで最初に歌われる歌曲集《Indian Love Songs(インドの愛の歌)》は、ノルウェーの作曲家エヴァ・ホルム・フースネス Eva Holm Foosnæs が、クンメルヴォルのこのアルバムのために書いた作品です。
 インドの詩人で社会活動家のサロージニー・ナーイドゥー Sarojini Nardu (1879–1949)の「色彩ゆたかで、詩そのものが歌」という詩が美しい歌曲に作られています。
 「A Sylvan Rhapsod(森のラプソディ)」の副題をもつジョン・アイアランド John Ireland の《Earth's Cal(大地の呼び声)》。
 レスピーギ Ottorino Respighi の《日没》もフースネスの曲と同じくヴェルターヴォ四重奏団の共演で歌われます。
 ノルウェーのアルフ・フールム Alf Hurum がヴィルヘルム・ク ラーグの詩に作曲した《白夜》。美術館のヴィーナス像が恋をして歌うクルト・ヴァイルの《I'm a stranger here myself(わたし、何も知らなくて)》。
 ヴィ ラ=ロボス Heitor Villa-Lobos の《ジャンゴ(Xango)》は、奴隷としてブラジルに連れてこられた黒人たちの火と稲妻の神への賛歌。
 マッツォーリの《The Listeners》のアリア〈Angela's Confessional(アンジェラの告白〉〉は、台本を書いたロイス・ヴァヴレク Royce Vavrek と彼女がクンメルヴォルの声を 念頭に置いて書いたという歌です。
 
 
PSC 1411
(2CD)
\6000
風を追う(Jag etter vind)
 CD1
  シェティル・ビョルンスタ(1952–):
   風を追う(Jag etter vind)
   Alt er tomhet(すべては空しい)
   Forkynneren vil granske livet
    (わたしは顧みて知恵を見極めようとした)
   Visdom og darskap(知恵と愚行)
   Alt har sin tid(何事にも時があり)
   Tid og evighet (時と永遠)
   Urett og darskap(不正と愚行)
   Det er bedre a vaere to enn en(ひとりよりもふたりが良い)
   Livet er omskiftelig(貧しくても利口な少年の方が)
   Vaer ikke for snar med munnen
    (夢を見るのは悩みごとが多いから)
   Rikdom kan bli ulykke(銀を愛する者は銀に飽くことなく)
   Hor na hva jeg har funnet!
    (見よ、わたしの見たことはこうだ)
   Hva er visdom(名声は香油にまさる)
   Klokt matehold(この空しい人生の日々に)
   Hvem kan finne sammenheng
    (存在したことは、はるかに遠く)
   Mennesket kan ikke fatte Guds verk
    (何事にもふさわしい時があるものだ)
   Alle far samme skjebne
    (太陽の下に起こるすべてのことの中で)
   Den fattiges visdom blir foraktet(知恵は力にまさるというが)
   Ordtak om visdom og darskap
    (落とし穴を掘る者は自らそこに落ち)
   Daren bruker mange ord(賢者の口の言葉は恵み)
   Du vet ikke hva som vil lykkes
    (あなたのパンを水に浮かべて流すがよい)
   Gled deg!(光は快く)
   Tenk pa din skaper(お前の創造主に心を留めよ)
   Alt har sin tid(何事にも時があり)
 CD2
  シェティル・ビョルンスタ(1952–):
   風を追う(Jag etter vind)(スケッチ)(ピアノによる)
CD1:
 「風を追う」プロジェクト合唱団
 ノーシュトラン音楽クラブ合唱団
 GAEA
 アマーリ・グラーニ(ソロ)
 オスロ大聖堂少年合唱団
 三位一体教会少女合唱団
 ブリンヤル・オンソレン(バリトン)
 ニルス・オークラン
  (ヴァイオリン、ハリングフェレ)
 ハンネ・レクダール(ファゴット)
 エレン・ブレッケン(コントラバス)
 ヘルゲ・アンドレーアス・ノルバッケン
  (打楽器)
 スヴェン・ペーション
  (サウンドデザイン)
 トーレ・ブロクス(指揮)
CD2:
 シェティル・ビョルンスタ(ピアノ)
  [楽器 Piano: C. Bechstein]

 ジャズピアニストで作曲家のシェティル・ビョルンスタ による壮大なプロジェクト!

 録音(Disc 1):2024年2月10日 オスロ大聖堂(オスロ)(ライヴ録音)/CD1:79'45
 録音エンジニア(Disc 1):アルフ・クリスチャン・ヴィドステーン
 録音(Disc 2):2023年8月 プロペラスタジオ(Propeller Studio)(オスロ)(ライヴ録音)/CD2:69'28
 録音エンジニア(Disc 2):マイク・ハータング
 制作:シェティル・ビョルンスタ
 マスタリング:モルガン・ニコライセン

 ジャズピアニストで作曲家のシェティル・ビョルンスタ Ketil Bjornstad は、《Messe for en saret jord(傷ついた地球のミサ)》がオスロのフログネル教 会で1992 年に世界初演されたことが、作曲家としての新しい段階の始まりだったと振り返ります。
 その後、文筆家としての背景を活かした、オラトリオ《クジラの 歌》(Grappa GRCD 4328)やポール・ヴァレリーの詩による《海辺の歌》(Simax PSC 1398)といった作品の委嘱を受け、いずれも高く評価されてきま した。
 新作の『風を追う』は、『旧約聖書』の「エルサレムの王、ダビデの子、コレヘトの言葉」と始まる『コレヘトの言葉(伝道の書)』による作品です。
 2019 年に夫 人カタリーナ・ヤコブセンから彼女の「ノーシュトラン音楽クラブ合唱団」の作品を求められたことをきっかけにプロジェクトがスタート。
 2020年3月12日に始まっ た COVID-19 のロックダウンの期間、『コレヘトの言葉』の「実存」の局面を重視した編集作業をヤコブセンが行いました。「親密さ、警告、慰め、記念碑的」をミッ クスした歌詞はビョルンスタにインスピレーションを与え、作曲が進められていきました。
 2024年2月10日、オスロ大聖堂。「風を追う」プロジェクト合唱団、女声ヴォーカルアンサンブル「GAEA」、大聖堂と三位一体教会の少年と少女合唱団など、 8歳から80歳までの歌い手たちが祭壇を埋め、初演が行われました。
 バリトン歌手ブリンヤル・オンソレン Brynjar Onsolen とベテランのフィドル弾きニルス・ オークラン Nils Okland をはじめとする器楽奏者が参加、「さまざまなところで戦争の行われている世界」を思いながら作品が演奏されました。
 このアルバムは《クジラの歌》のスヴェン・ペーション Sven Persson がサウンドデザインを担当した初演のライヴ録音によって作られました。
 ビョルンスタが 歌手とプレーヤーのリハーサルのために録音した「スケッチ」を[Disc 2]に収録。ノルウェー語歌詞と英訳がブックレットに掲載されています(作品と各章のタイ トルは「新共同訳」による)。
 



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ANTARCTICA



AR066
\2800→\2590
名匠ヨゼフ・デ・ベーンハウアー
 ベルギーの後期ロマン派、ヨセフ・ライラント(1870-1965)
  ピアノ・ソナタは世界初録音
   ライラント:ピアノ・ソナタ集 Vol.1


 ヨセフ・ライラント(1870-1965):
  ピアノ・ソナタ第3番 ヘ長調 Op.50
  ピアノ・ソナタ第5番 変ロ長調 Op.58
  ピアノ・ソナタ第6番 イ短調 Op.61
  ピアノ・ソナタ第8番 ト長調 Op.76
  アダージョとモデラート Op.101
   (未完のピアノ・ソナタ第9番 ヘ長調)
ヨゼフ・デ・ベーンハウアー(ピアノ)

 『フランドルの音楽遺産』シリーズ第1弾、ヨセフ・ライラントのピアノ・ソナタ集!

 忘れられた楽曲を蘇らせるAntarcticaレーベルの新たなシリーズ『フランドルの音楽遺産』の第1弾。
 ベルギーの後期ロマン派、ヨセフ・ライラント(1870-1965)のピアノ・ソナタはこれまで商業録音がなく、本作が世界初録音です。
 ライラントはワーグナーや、フランクやフォーレといったフランス近代の作曲家から影響を受けていますが、独創性よりも普遍的な美の創造を重視する作曲家でした。
 演奏は多数のフランドル音楽を手がけ、シューマン夫妻の研究者としても高名なヨゼフ・デ・ベーンハウアー。
 アルバムの制作はフランドル音楽研究センターの協力のもと、資料やスコアの徹底的な研究を経て行われています。

 ※録音:2022年6月4日-7日、アントワープ(ベルギー)
 ※使用楽器:スタインウェイ D

 
 



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CHALLENGE CLASSICS



XCC72946
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
デヤン・ラジッチ(ピアノ)
 デ・フリーント(指揮)&ベルゲン・フィル
モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.2

 ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
  (カデンツァ&リード・イン:デヤン・ラジッチ)
 ピアノとオーケストラのためのロンド ニ長調 K.382
 ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271《ジュノム》
  (カデンツァ&リード・イン:デヤン・ラジッチ)
デヤン・ラジッチ(ピアノ)
ヤン・ヴィレム・デ・フリーント(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
CC72946
\2800→\2590

 ラジッチ&フリーントのモーツァルト!

 バルカン半島、クロアチアが生んだ天才コンポーザー=ピアニスト、デヤン・ラジッチ(ラツィック)と、京都市交響楽団の首席客演指揮者に就任するなど、日本での活躍も目覚ましいオランダの名匠ヤン・ヴィレム・デ・フリーント。
 この強力コンビによって全3巻を予定しているモーツァルトのピアノ協奏曲集、第2巻では第21番と第9番《ジュノム》の2つの名曲をロンドで繋ぐプログラム。
 そして、"作曲家"デヤン・ラジッチがモーツァルトの時代の一般的な慣習に触発されて作曲したカデンツァとリード・イン(アインガング)が、このプロジェクトの強烈な個性を際立てています。

 ※録音:2023年2月1日-3日(K.467、K.382)&2024年5月6日-8日(K.271)、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
 
 


XCC72945
【国内仕様盤】
\3300
輸入盤は旧譜、国内盤は新規発売

 デヤン・ラジッチ(ピアノ)
  デ・フリーント(指揮)&ベルゲン・フィル
 モーツァルト:ピアノ協奏曲集 Vol.1


 ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
  (カデンツァ:デヤン・ラジッチ)
 《ロンド・コンチェルタンテ》 -
  アレグレット・グラツィオーソ
   (デヤン・ラジッチ編曲/ピアノ・ソナタ 変ロ長調
     K.333/315c 第3楽章の協奏曲版/世界初録音)
 ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K.449 《ジュノム》
  (カデンツァ&リード・イン:デヤン・ラジッチ)
デヤン・ラジッチ(ピアノ)
ヤン・ヴィレム・デ・フリーント(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
CC72945
【旧譜】
\2800→\2590

 バルカン半島、クロアチアが生んだ天才コンポーザー=ピアニスト、デヤン・ラジッチ(ラツィック)と、京都市交響楽団の首席客演指揮者に就任するなど、日本での活躍も目覚ましいオランダの名匠ヤン・ヴィレム・デ・フリーント。
 この強力コンビによって全3巻を予定しているモーツァルトのピアノ協奏曲集、第1巻は第23番と第14番の協奏曲をラジッチ編曲の『ロンド・コンチェルタンテ』で繋ぐ興味深い試みでスタートしています。
 この『ロンド・コンチェルタンテ』は、協奏曲風のカデンツァ・パッセージを持つピアノ・ソナタ第13番の第3楽章からのアレンジで、「ピアノ五重奏」バージョンはモーツァルトのピアノ四重奏曲集のアルバム(ONYX4207)に収録されていましたが、今回の「ピアノと管弦楽」のためのバージョンは世界初録音となります。
 また、ラジッチがモーツァルトの時代の一般的な慣習に触発されて作曲したカデンツァとリード・イン(アインガング)も、このプロジェクトの強烈な個性を際立てています。

 ※録音:2022年2月14日-17日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
 
 ※輸入盤(CC72945)は旧譜。国内仕様盤(XCC72945)は新規リリースとなります。
 
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XCC72984
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
グナール・レツボール
 シュレーグル修道院でのコンサート

 レオポルト・ホフマン(1738-1793):
  ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲変ロ長調
 ヨーゼフ・アントン・シュテファン(1726-1797):
  ハープシコード・ソナタ変ホ長調
 クリストフ・ゴットリープ・シュレーター(1752-1788):
  ハープシコードと弦楽のための協奏曲ヘ長調(世界初録音)
 ヨハン・バプティスト・ヴァンハル(1739-1813):
  ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲ニ長調(世界初録音)
グナール・レツボール
 (バロック・ヴァイオリン、指揮)
エーリヒ・トラクスラー(ハープシコード)
アルス・アンティクヮ・アウストリア
CC72984
\2800→\2590

 古楽ヴァイオリン界の名匠、レツボール!18世紀後半オーストリアの知られざる作品を探求!

 ☆古楽ヴァイオリン界の名匠、グナール・レツボールとアルス・アンティクヮ・アウストリアによる新たな感動的発見!
 ☆18世紀後半オーストリアの知られざる作品を探求!

 古楽ヴァイオリン界の名匠、グナール・レツボールと、レツボール率いるアルス・アンティクヮ・アウストリア。本アルバムでは、18世紀後半オーストリアの知られざる作品を探求しています。

 オーストリア北部のシュレーグル修道院では、ヴァイオリン独奏を中心とした器楽演奏会が度々開かれてきました。
 修道院のアーカイブには、様々な作曲家による数多くの「協奏曲」があり、ソリストにとって技術的にも解釈的にも大きな技量が要求されたことが大いに予想されます。

 ニコラウス・アーノンクールやラインハルト・ゲーベルとの出会いをきっかけに、ピリオド楽器や演奏活動に対する深い情熱を注いできたレツボールが、バロック末期から古典派初期にかけて優れたヴィルトゥオーゾたちが奏でたであろう、知られざる過去へのエキサイティングな旅へと誘います。

 ※録音:2023年12月20日-23日、シュレーグル修道院(オーストリア)

 
 
 


CC72981
(2CD)
特別価格
\4200
ナラティオ四重奏団
ベートーヴェン:中期弦楽四重奏曲集

 ベートーヴェン:
  弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調 Op.59-1《ラズモフスキー第1番》
  弦楽四重奏曲第8番 ホ短調 Op.59-2《ラズモフスキー第2番》
  弦楽四重奏曲第9番 ハ長調 Op.59-3《ラズモフスキー第3番》
  弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op.74《ハープ》
ナラティオ四重奏団

 ナラティオ四重奏団のベートーヴェン、いよいよ「ラズモフスキー」が登場!

 第1番~第6番を収録した前作「初期弦楽四重奏曲集」(CC72969)に続く、ナラティオ四重奏団が古楽器で録音するベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集プロジェクトの第2巻。
 今作には数多の弦楽四重奏作品の中でも最高峰の完成度と人気を誇る「ラズモフスキー四重奏曲」の3曲と、「ハープ」の愛称で知られる第10番を収録。

 ナラティオ四重奏団はアニマ・エテルナ、オランダ・バッハ協会でコンサートマスターを務めたヴァイオリニスト、ヨハンネス・レールタウヴェルを筆頭に18世紀オーケストラ、キングズ・コンソートなどのメンバーで構成され、アムステルダムを拠点に活動。
 2009年のユトレヒト古楽音楽祭におけるベートーヴェンの弦楽四重奏曲5夜連続演奏を機に本格的に始動し、これまでに同曲をオランダ内外で何度も演奏してきたいわばこの作品のスペシャリストたちです。

 ※録音:2024年1月~7月、ルーテル教会(ハールレム、オランダ)
 
 

CC72992
(2SACD HYBRID
MULTICHANNEL)
特別価格
\4200
J.S.バッハ:6つのトリオ・ソナタ BWV 525-530
 J.S.バッハ:
  トリオ・ソナタ第1番 変ホ長調 BWV 525
  トリオ・ソナタ第2番 ハ短調 BWV 526
  トリオ・ソナタ第3番 ニ短調 BWV 527
  トリオ・ソナタ第4番 ホ短調 BWV 528
  トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV 529
  トリオ・ソナタ第6番 ト長調 BWV 530
アールト・ベルフヴェルフ(オルガン)

 ロッテルダム音楽院で学び、パリではマリー=クレール・アランにも師事したオルガニスト、アールト・ベルフヴェルフが特に情熱を持って取り組んでいる作曲家というバッハの難曲「6つのトリオ・ソナタ」を録音。
 世界でも指折りの権威を持つオルガン音楽祭「トゥールーズ・レ・ゾルグ」にも出演を果たしているオランダの名オルガニストが聴かせる明瞭で透明感のある演奏です。
 アンスバッハの聖グンベルトゥス教会に設置されているヴィークレプ・オルガンを使用。

 ※録音:2024年9月9日-12日、聖グンベルトゥス教会(アンスバッハ、ドイツ)
 
 


CC72991
\2800
オクタヴィ・ドスタラー=ラロンド
 ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ集

 フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):
  2本のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.1-2
  チェロと通奏低音のためのソナタ Op.5-3
  ギターまたはチットラ奏法論 より カノン
   (チェロ・ピッコロと通奏低音版)
  チェロと通奏低音のためのソナタ Op.5-2
  ギターまたはチットラ奏法論 より
   アッフェットゥオーソ(チェロ・ピッコロと通奏低音版)
  チェロと通奏低音のためのソナタ Op.5-1
  チェロと通奏低音のためのソナタ Op.5-6
オクタヴィ・ドスタラー=ラロンド
 (チェロ、チェロ・ピッコロ)
ポストスクリプト

 デビュー・アルバム「チェロ・ピッコロのためのソナタ集」(CC72961)が早速グラモフォン誌のエディターズ・チョイスに選ばれたカナダ生まれのチェリスト、オクタヴィ・ドスタラー=ラロンドの2枚目となるアルバム。
 今回は自身も設立者の一人であり、2024年のヨハン・セバスティアン・バッハ国際コンクールを制した話題のチェリスト、ビクトル・ガルシア・ガルシアなども参加する気鋭の古楽アンサンブル「ポストスクリプト」のメンバーとともに、アレッサンドロ・スカルラッティに学んだイタリア・バロックの作曲家、フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762)の独特なソナタを取り上げます。
 装飾音や通奏低音のアプローチ、強弱など多くの音楽的側面を各自の即興的な決定に委ねたという今回の演奏スタイルは非常に柔軟性に富んでおり、各楽章ごとに多様な色彩とテクスチャーを効果的に生み出しています。

 ※録音:2024年4月10日-13日、ルーテル教会(ハールレム、オランダ)
 



オクタヴィ・ドスタラー=ラロンド(チェロ・ピッコロ)
前作
 グラモフォン誌のエディターズ・チョイス


 CC 72961
\2700
マンハイムからベルリンへ~チェロ・ピッコロのためのソナタ集
 クリストフ・シャフラート(1709-1763):
  チェロとオブリガート・チェンバロのためのソナタ ハ長調*
 フランツ・ベンダ(1709-1786):
  チェロと通奏低音のためのソナタ ニ長調*
 アントン・フィルツ(1733-1760):
  チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調Op.5-2
 ゲオルク・ザート(1708-ca.1778):
  独奏チェロとチェンバロのためのソナタ ヘ長調*
 ヨーゼフ・ベネディクト・ジカ(ca.1720-1791):
  チェロと低音のためのソナタ ト長調*
 ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):
  チェロとフォルテピアノのためのソナタ イ長調
 * 世界初録音
オクタヴィ・ドスタラー=ラロンド(チェロ・ピッコロ)
アルテム・ベログロフ(フォルテピアノ)
ヴィクトル・ガルシア・ガルシア(チェロ)

 チェロ・ピッコロ特有の色彩をたのしむ1枚

 録音:2021年11月19-21日/オランダ、フェルップ/70'07''

 カナダのチェリスト、オクタヴィ・ドスタラー=ラロンドは2018年に小ぶりなバロック・チェロを手に入れました。
 これは4弦のチェロ・ピッコロ(調弦G-da-e')として弾くべきものと思い、すぐに試したところ、明るくクリスタルのような美しい高音が得られたそう。
 そしてこの楽器を存分に活躍させるプログラムを練り、録音したのが当盤。

 18世紀半ばのマンハイムとベルリンで書かれたギャラント様式のチェロ作品集。初録音も多く、初めて聴く曲ばかりです。
 チェロ・ピッコロの独特な音色はもちろん、木製のハンマーが金属弦を叩くフォルテピアノもニュアンス豊か。多様な表情がたのしめるアルバムです。

 〈使用楽器〉
  チェロ・ピッコロ:Johann Michael Alban (ca.1700-30)作/弓:後期バロック、Luc Begin作
  フォルテピアノ:Gerard Tuinman作(木製ハンマーを持つ1783年Johann Andreas Stein作にもとづく)
  チェロ:Albert Cunin (ca. 1880)作/バロック弓:Marco Pasquino作


 

CC720001
\2800
レスピーギ、ルヴェンディ、エネスク:八重奏曲集
 レスピーギ:複弦楽四重奏曲 ニ短調 P.27
 テオ・ルヴェンディ(b.1930):
  Changes(2つの弦楽四重奏のための)
 エネスク:弦楽八重奏曲 ハ長調
ロクテット

 どちらも1900年に作曲されたレスピーギとエネスクの弦楽八重奏曲!

 1900年という記念すべき年に誕生した2つの弦楽八重奏曲を取り上げた注目の一枚。エネスクの《弦楽八重奏曲》は、ルーマニアの伝統とウィーンやフランスでの音楽教育が融合した独創的な作品で、4つの楽章を通して演奏するとソナタ形式になっている...という斬新なアイデアが特徴です。
 一方、レスピーギの《複弦楽四重奏曲》は、後年の《ローマの松》や《ローマの祭り》にも通じる劇的な感性と、美しい情景を音楽で描く才能が光る作品となっています。
 この2つの八重奏曲に、現代作曲家テオ・ルヴェンディの《Changes for Double Quartet》を組み合わせることで、従来とは異なる新たな視点がもたらされています。

 ※録音:2024年7月、オランダ
 
 

CC720011
\2800
フランシスコ・コーイ作品集
 フランシスコ・コーイ(b.1985):
  Piedras
  ...de voz aceitunada(フルート、ギターとヴィオラのための)
  Taleas oblicuas(オーボエとアンサンブルのための)
  3つの小品《after Turia》(ピアノ独奏のための)
  Liquid Symmetries
ニュー・ヨーロピアン・アンサンブル
クリストファー・バウマン(オーボエ)
ティト・ムニョス(指揮)

 本作は、スペインの現代作曲家フランシスコ・コーイの創作活動の約15年間(2009~2023年)を俯瞰する一枚です。
 彼の音楽は、2016年にフラメンコの伝統を取り入れることで大きな転換を遂げました。もともとスペイン・モダニズムの超現実的な雰囲気やユーモアの影響を受けていたコーイですが、そこにフラメンコの伝統やスペインの民族音楽の要素が加わることで、その作風はより一層豊かなものになりました。
 このアルバムでは、哲学や文学、絵画など多彩な影響が融合した彼の動的で予測不可能な作風を存分に楽しむことができます。

 ※録音:2023年11月&2024年1月、オランダ
 




DA VINCI CLASSICS


C00972
\2800
デメトリオ・ボンヴェッキオ:夜の歌 ~ 管楽器のための室内音楽
 デメトリオ・ボンヴェッキオ:
  1-3. アルト・サクソフォンとピアノのためのソナタ
   《エスプレッシーヴァ》
  4. ダーク・ワズ・ザ・カラー・オヴ・ザ・スイート
  5-7. クラリネットとピアノのためのソナタ 《LOL》
  8. 夜のオード
  9-12. リート・センツァ・パローレ
 13. ガーシュウィン(デメトリオ・ボンヴェッキオ編):
  交響組曲 《ポーギーとベス》
ディアナ・パゴット
 (アルト・サクソフォン/tr.1-3, 8, 13)
アントニオ・ヴィンチェンティーニ
 (ピアノ/tr.1-3,5-13)
ナディア・ボルトラメディ
 (クラリネット/tr.5-7, 13、
  バス・クラリネット/tr.4)
デメトリオ・ボンヴェッキオ
 (トロンボーン/tr.9-13)

 気鋭のトロンボーン奏者、作曲家デメトリオ・ボンヴェッキオ!

 クラシック&ジャズ・トロンボーン奏者、作編曲家としてマルチに活躍するデメトリオ・ボンヴェッキオによる管楽器のための作品集。
 アルバムのタイトル「夜の歌」は、ボンヴェッキオの作曲活動の真の原動力、つまり人生の目に見えない側面における人間、行動、感情への反映を示唆しています。
 ボンヴェッキオの芸術性の中心は、様々な作曲家やスタイルへの理解と関与であり、マーラー、シュトラウス、ストラヴィンスキーから、ガーシュウィン、アダムス、エリントンまで、ポピュラー・ジャンルへの開放性、オーケストレーションの巧みさ、ジャズとクラシックの融合で知られる作曲家たちなどがあげられます。

 本アルバムには、ロシアとフランスの伝統の響き、万華鏡のような複雑な和声的テクスチュア、そして、ジャズとラテンのサウンドなど、サクソフォンの魅力を凝縮したソナタから、トロンボーンの旋律とピアノの対話を4つの絵画として描いた作品、そして、音楽史における記念碑的作曲家であるガーシュウィンの名作 《ポーギーとベス》 からの名旋律を組曲の形にアレンジ。
 打楽器要素もあるピアノ、トロンボーンの重厚な低音、哀愁を帯びたサクソフォンとクラリネットの音色によってアルバムのフィナーレを飾ります。

 ※録音:2024年3月(イタリア)
 
 

C00974
\2800
タールベルク、リスト:オペラティック・ファンタジーズ ~
 ベッリーニ、ヴェルディ、ウェーバー、ダンテに
  インスパイアされたピアノ作品集
ジュゼッペ・チェルッロ(ピアノ)
   タールベルク:
    ピアノに応用された歌の技法 Op.70 より 第1番 ベッリーニの歌劇 《清教徒》
    ヴェルディの歌劇 《椿姫》 による演奏会用大幻想曲 Op. 78
    ベッリーニの歌劇 《ノルマ》 による大幻想曲と変奏曲 Op.12
    デカメロン-メロディとオペラの主題に基づく10の幻想曲 Op.57 より 第4曲 ノルマ
   リスト:
    《魔弾の射手》 幻想曲 S.451
    巡礼の年 第2年 《イタリア》 S.161 より 第7番 「ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲」

 サン・ピエトロ・ア・マイエッラ音楽院を優秀な成績で卒業し、多くの国際コンクールで上位入賞を果たしているイタリア、ナポリ出身のピアニスト、ジュゼッペ・チェルッロ。
 本アルバムでは、19世紀のヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、作曲家として活躍したタールベルクとリストのイタリア・オペラに基づいた作品を集成。
 ライバル関係でもあった両者の名作を、イタリアの名手の見事なテクニックと音楽性でお楽しみいただけます。

 ※録音:2024年3月(イタリア)
 
 


C00976
(2CD)
特別価格
\4200
マウリツィオ・パチャリエッロ(フォルテ・ピアノ)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.7

 【CD1】
  ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7
  ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22
  ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1
  ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49-1
  ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2
 【CD2】
  ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31-1
  ピアノ・ソナタ第17番ト短調《テンペスト》Op.31-2
  ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3
マウリツィオ・パチャリエッロ(フォルテ・ピアノ)

 現在のイタリアで有数のベートーヴェン弾きとして高い評価を受けており、1998年の第48回ARDミュンヘン国際音楽コンクールで入賞、2003年にはニューヨークのカーネギー・ホールへのデビューを果たした鍵盤楽器奏者マウリツィオ・パチャリエッロ。
 1840年頃のフランスのボワスロや1885年のベーゼンドルファー、18世紀後期のクラヴィコードなど、様々なピリオド・ピアノの演奏に情熱を注ぎ、イタリアにおけるこの分野の権威的存在として知られるパチャリエッロが2017年の秋にスタートさせたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の第7巻は、第29番 《ハンマークラヴィーア》 に次ぐ大曲として知られる第4番や、5大ピアノ・ソナタの一つである 《テンペスト》 など、初期~中期のソナタをカップリング。

 ※録音:2020年10月(カプラーニカ、イタリア)
 
 


C00977
\2800
フェルナンド・デ・ルカ(ハープシコード)
 ヘンデル:ハープシコード作品全集 Vol.3
フェルナンド・デ・ルカ(ハープシコード)
 協奏曲ヘ長調 HWV.305/アリア ヘ長調 HWV.464/フーガ第1番ト短調 HWV.605/
 組曲ト短調 HWV.451/メヌエット ト短調 HWV.540B/ジーグ ト短調 HWV.493B/
 エア ト長調 HWV.474/フーガ第2番ト長調 HWV.606/ガヴォット ト長調 HWV.491/
 フーガ第3番変ロ長調 HWV.607/アリア 変ロ長調 HWV.469/フーガ第4番ロ短調 HWV.608/
 アリア イ短調 HWV.604/フーガ第5番イ短調 HWV.609/パスピエ イ長調 HWV.560/
 フーガ第6番ハ短調 HWV.610/アリア ハ長調 HWV.473/パスピエ ハ長調 HWV.559/
 エア ハ長調 HWV.457/エア ホ長調 HWV.425/フーガ ホ長調 HWV.612/
 エア(ホーンパイプ)ニ短調 HWV.461/エア ニ長調 HWV.460/メヌエット ニ短調 HWV.462/
 フーガ ヘ長調 HWV.611/クーラント ヘ長調 HWV.488/メヌエット ヘ長調 HWV.DEEST/
 メヌエット ヘ長調 HWV.DEEST/エア ヘ長調 HWV.463/コラール「イエス、わが喜び」 HWV.480

 ハープシコード、オルガン、その他多くの鍵盤楽器は、クラシック音楽の作曲家たちを常に魅了してきました。
 ヘンデルもその作曲家たちの中の一人であり、偉大な鍵盤楽器の名手でもありました。

 イタリアのヘンデル演奏の第一人者、フェルナンド・デ・ルカによるヘンデルのハープシコード作品全集プロジェクトの第3巻は、最も愛されているルーテル派のコラールの一つである「イエス、わが喜び」を始め、鍵盤奏者として、また形式と旋律の幻想を巧みに操る作曲家としてのヘンデルの技量を見事に描いています。

 ※録音:2022年10月-12月(イタリア)
 
 

C00962
\2800
メトネル:ソナタ・バラード、牧歌ソナタ、忘れられた調べ
 ニコライ・メトネル(1880-1951):
  ソナタ・バラード 嬰ヘ長調 Op.27
  忘れられた調べ 第2集 Op.39
  牧歌ソナタ ト長調 Op.56
エマヌエーレ・デルッキ(ピアノ)

 エマヌエーレ・デルッキが弾くメトネルの代表的作品集!

 ロシアとドイツの音楽的伝統を融合し、独自の美学を展開したニコライ・メトネル(1880-1951)の代表作を収録した一枚です。
 《ソナタ・バラード》はアファナシー・フェットの詩を背景に、善と悪、生と死が交錯する劇的な作品。
 メトネルの独創性が最も明確に輝いているとされる《忘れられた調べ》の第2集では彼の多彩な表現が光ります。
 《牧歌ソナタ》は穏やかで牧歌的な雰囲気を持つ、メトネルの信仰にも関係した作品です。
 ゴドフスキーやアルカン、チェルニーの演奏で評価されるデルッキの演奏でお楽しみください。

 ※録音:イタリア
 
 

C00964
\2800
オペラのアリアによるフルート幻想曲集
 タファネル:トマの歌劇《ミニョン》による大幻想曲
 グルック:《オルフェオとエウリディーチェ》より
  「精霊の踊り」(編曲:エドガー・ハント)
 ボルヌ:ビゼーの歌劇《カルメン》による華麗な幻想曲
 チャイコフスキー:《エフゲニー・オネーギン》より
  レンスキーのアリア(編曲:ガイ・ブラウンスタイン)
 モルラッキ:
  ロッシーニの歌劇《エジプトのモーゼ》の主題による大幻想曲 Op.3
 サン=サーンス:《サムソンとデリラ》より
  「私の心はあなたの声に開く」(編曲:パタミア&カポッチャ)
 ジェナン:ヴェルディの歌劇《椿姫》による幻想曲
アンジェロ・パタミア(フルート)
アレッシア・カポッチャ(ピアノ)

 フルートの歌うような特質を最大限に引き出したオペラ幻想曲&編曲集。
 タファネルやボルヌといった19世紀のフルートの巨匠たちが作曲した、華麗な技巧と音楽的表現を誇る幻想曲と、オリジナルの旋律美を活かしたフルートとピアノのための編曲版、いずれも有名なオペラの主題に基づいた多彩なレパートリーが収録されています。

 ※録音:2024年8月(イタリア、クレマ)
 ※使用楽器:Flute: Muramatsu Gold 14kt Sr/Piano: Steinway & Sons
 
 

C00963
\2800
レーガー、シューマン、ブラームス:
 クラリネットとピアノのための作品集

  レーガー:
   アルバムの一葉 変ホ長調、タランテラ ト短調、
   クラリネット・ソナタ第1番 変イ長調 Op.49-1
  シューマン:幻想小品集 Op.73
  ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.120-1
ガイア・ガイバッツィ(クラリネット)
クラリッサ・カラファ(ピアノ)

 クラリネットとピアノの名作として知られるシューマン、ブラームス、レーガーの作品を収めた一枚。シューマンの《幻想小品集》は、クラリネットとピアノが織りなす情緒的で対話的な世界を描き出します。
 一方、ブラームスの《クラリネット・ソナタ第1番》は、古典的な形式を基盤に感情的な深みを調和させた壮大な作品です。
 レーガーの作品では《アルバムの一葉》の繊細な表現や、ブラームスの影響を受けた《クラリネット・ソナタ第1番》における密度の高さ、構造美が聴きどころ。
 クラシック音楽における伝統と革新の融合を堪能できるアルバムです。

 ※録音:2023年11月(イタリア、ブザッラ)
 
 


C00965
\2800
マルタ・タッコーニ(ピアノ)
 アクイランティ:ピアノ作品集 ~ 海を越えて

 ジャンカルロ・アクイランティ(1959-):
  アメリカーナ組曲
  ピアノ・ソナタ
  春の歌
マルタ・タッコーニ(ピアノ)

 イタリア出身でスタンフォード大学教授のジャンカルロ・アクイランティ(1959-)のピアノ作品集。
 アクイランティの作品は、彼のイタリア的ルーツとアメリカでの経験を織り交ぜ、個人的な感情や記憶、文化的影響を反映したものです。
 マルタ・タッコーニに献呈された《ピアノ・ソナタ》は全88鍵を駆使した野心的な作品で、ジャズのテーマに基づいた独創的かつ複雑な4声のフーガが聴きどころです。

 ※録音:2024年7月(イタリア)



 




MUSIKMUSEUM



MMCD13000
【旧譜】
\2800
チロルからの弦楽オーケストラのためのロマンティック音楽
 ヨゼフ・ペンバウアー(1848-1923):
  弦楽オーケストラとハープのためのエレジー(1911/13)
 エルンスト・チデラー(1830-1916):
  弦楽オーケストラのためセレナーデ ハ長調(1877)
 ペンバウアー:セレナータ 《アルバムの綴り》(1904)
 ギュンター・ゾブル(b.1973):
  弦楽のためのオラクル(信託)(2007)
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  23の独奏弦楽器のためのメタモルフォーゼン(1945)
聖ブラシウス・アカデミー管弦楽団
カールハインツ・ジースル(指揮)

 musikmuseum第1弾!チロルの知られざる弦楽オーケストラ作品!

 チロル州立博物館の自主レーベル「Musikmuseum」の記念すべき最初のアルバムは、チロル地方の知られざる後期ロマン派弦楽オーケストラ作品集。
 チロルの作曲家ヨーゼフ・ペンバウアーとエルンスト・チデラーの作品を中心に、ギュンター・ゾブルによる現代的な対位法作品も組み合わせ、ボーナス・トラックとしてR.シュトラウスの名曲「メタモルフォーゼン(変容)」も収録されています。

 ※録音:2008年9月&2005年10月
 
 


MMCD13004
【旧譜】
\2800
インスブルック・クラシック ~
 インスブルック音楽協会のアーカイヴからの18世紀の交響曲集

  レオポルト・モーツァルト(1719-1787):弦楽のための交響曲 ニ長調
  ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):
   複数の楽器のための交響曲変ホ長調 Op.3-3
  ヨーゼフ・アントン・アウフマン(um 1720 bis nach 1773):
   交響曲ニ長調
  カスパー・デムラー(um 1750 bis nach 1787):交響曲ヘ長調
  ミュラー(おそらくヨーゼフ・シクストゥス・ミュラー, 1714-1783):
   交響曲変ホ長調
  ヨハン・ミヒャエル・マルツァート(1749-1787):交響曲イ長調
コンチェルト・ステラ・マトゥティナ
シルヴィア・シュヴァインベルガー(コンサートマスター)

 貴重な音楽の宝庫となっているインスブルック音楽協会(Innsbrucker Musikvereins)のアーカイヴからセレクトされた18世紀の交響曲集。
 アマデウスの父、レオポルト・モーツァルトや大バッハの末子、ヨハン・クリスティアン・バッハから、知られざる作曲家まで、6つの勇壮なシンフォニアをシルヴィア・シュヴァインベルガー率いるコンチェルト・ステラ・マトゥティナの演奏で収録しています。

 ※録音:2009年4月25日
 
 

MMCD13001
【旧譜】
\2800
ネッツァー:歌曲集
 ヨーゼフ・ネッツァー(1808-1864):
  An die Laute/Schiffers Meereslied/
  Liebeswerbung/Aus der Ferne/
  Der grune Baum/Ist es Wonne, ist es Schmerz/
  Bleib bei mir/Allein!/Gute Nacht/Das Ringlein/
  Haakons Lied/BuBe/Des Madchens Seufzer/
  Bergstimme/Die Schifferin (Ballade)/
  Der Haideritt (Ballade)/Abschied/Wiegenlied/
  Lust der Sturmnacht/Beim Scheiden
マリア・エルラッヒャー(ソプラノ)
アンドレアス・レベダ(バス・バリトン)
ニコラウス・ヴァルチ(ホルン)
アンネッテ・ザイラー(ピアノ)

 19世紀のもっとも重要なチロルの作曲家の一人、ヨーゼフ・ネッツァー(1808-1864)の生誕200周年を記念して製作された歌曲集。
 彼は特に歌曲の功績によってチロル国外でも知られるようになりました。伴奏はチロル州立博物館に所蔵されているコンラート・グラーフ製作(1835年頃)のピアノです。

 ※録音:2008年10月(オーストリア)
 
 

MMCD13003
【旧譜】
\2800

バウアー:歌曲集《美しい街》
 フランツ・バウアー(b.958):
  ゲオルク・トラークルの詩に基づくメゾ・ソプラノと
   弦楽三重奏のための連作歌曲集《美しい街》

マルタ・ゼン(メゾ・ソプラノ)
アンサンブル・アスタルテ

 チロルの作曲家フランツ・バウアーがゲオルク・トラークルの詩集「美しい街」をテキストに作曲した連作歌曲集。
 メゾ・ソプラノと弦楽三重奏という珍しい編成で、トラークルの詩が暗くメランコリックな音楽に反映されています。

 ※録音:2009年6月(オーストリア)
 




TOCCATA CLASSICS



TOCC 755
\2600
オルガンの大家
 マルセル・デュプレ:ピアノ曲と室内楽曲集

 マルセル・デュプレ(1886-1971):
  1. エレヴァシオン 変ロ長調 Op. 2(1909)
  2-4. チェロとピアノのための3つの小品 Op. 13(1916)...
   世界初録音
    2. No. 1. Legende ホ長調
    3. No. 2. Cantilene イ短調
    4. No. 3. Berceuse enfantine ニ長調
  5-8. ピアノのための4つの小品(1921)
   5. No. 1. 練習曲 変ホ短調
   6. No. 2. 行列と連祷 ホ長調
   7. No. 3. シャンソン ト長調
   8. No. 4. エール・ド・バレ 嬰へ短調
  9. チェロとピアノのための3つの小品 Op. 13 -
   No. 3 Berceuse enfantine
    (ヴァイオリンとピアノ編)(1920年出版)
  10-15. ピアノのための6つの前奏曲 Op. 12(1913-16)
   10. No. 1. Lent 変ホ長調
   11. No. 2. Vif 変ホ短調
   12. No. 3. Tres modere イ長調
   13. No. 4. Tres anime ニ短調
   14. No. 5. Sans lenteur ヘ長調
   15. No. 6. Tres vif 変ロ長調/変ロ短調
  16-18. ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op. 5(1909)
   16. I. Allegro/17. II. Andantino/18. III. Presto
ハロルド・ファブリカント(ピアノ)
フィリップ・ニクソン(ヴァイオリン)...9、16-18
ロザン・ハント(チェロ)...2-4

 録音:Prudence Myer Studio,Melbourne Conservatorium of Music, Southbank 2022年12月19-20日...2-5、7-18 2024年1月15日...1、6
 総収録時間:72分

 ルーアン生まれのオルガニスト、作曲家、教育者であるマルセル・デュプレは、同世代のフランス人オルガン奏者の中でもよく知られる人物の一人です。
 彼は欧米で2000回以上の演奏会を行い、特にバッハの全オルガン作品を暗譜で演奏したことで広く注目を集めました。
 作曲家としては65作を遺しましたが、オルガン曲以外の作品はこれまでそれほど注目されてきませんでした。
 このアルバムには、デュプレのピアノ曲と室内楽曲を収録。学生時代に作曲し、ヴィエルヌに捧げられた「ヴァイオリン・ソナタ」や「エレヴァシオン」、さらにパリ音楽院でピアノ科教授を務めたルイ・ディエメに献呈された「6つの前奏曲」、デュプレの母のために作曲された「3つの小品」など、フォーレやヴィエルヌの影響が感じられる作品が並びます。
 また、友人の劇のための付随音楽をピアノ用に編曲した「4つの小品」はクララ・ハスキルに献呈されたことでも知られています。
 これら5つの作品を通じて、デュプレの多彩な音楽世界を堪能することができます。
 
 


TOCC 747
\2600
ニーマン:ピアノ作品集 第2集 トマシュ・カミエニャク(ピアノ)...Steinway D-274
 ワルター・ニーマン(1876-1953):
  1-5. Der Rubin,
   Gestalten und Bilder aus dem Orient nach Friedrich Hebbels gleichnamiger Novelle
    「ルビー」 - フリードリヒ・ヘッベルの中編小説を基にした東洋の絵と印象 Op. 161(1944年出版)
     1. I. アサド/2. II. ファティマ/3. III. 宝石商ソリマン/
     4. IV. カーディ/5. V. スルタン
  6. Ballade aus vergangenen Tagen 過ぎ去った日々のバラード Op. 49(1918年出版)
  7-10. Suite nach Worten von J. P. Jacobsen
  J. P. ヤコブセンの詩に基づく組曲 Op. 43(1917年出版)
   7. I. 前奏曲(古い泉)/8. II. ロマンス(バラの時)/
   9. III. 舟歌(船の上で)/10. IV. バラード(霧の中の亡霊)
  11-16. Antike Idyllen, 6 Idyllen nach Dichtungen von Elsa Bergmann
   古代の牧歌 - エルゼ・ベルクマンの詩に基づく6つの牧歌 Op. 99(1934年出版)
    11. I. Pompeja ポンペイ/12. II. Lalage ララーゲ/
    13. III. Telemachos テレマコス/14. IV. Odysseus オデュッセウス/
    15. V. Paesta パエストゥム/16. VI. Erinna エリンナ
  17-19. Drei Moderne Klavierstucke 3つのモダンなピアノ小品 Op. 68(1920年出版)
   17. No. 1. ロマンティックなワルツ/18. No. 2. デルフィ(荘厳な讃美歌)
   19. No. 3. 極東で(エキゾティック・グロテスク)
  20. Die beiden Klatschmaulchen 二人のうわさ好き(1935年頃出版)
 全て世界初録音

 録音:2024年7月21-22日 Witold Lutoslawski Concert Studio of Polish Radio,Warsaw(ポーランド)
 総収録時間: 69分

 ハンブルク出身のワルター・ニーマンは、ライプツィヒでフンパーディンクとライネッケに作曲を師事。
 その後、ジャーナリストとして『ライプツィヒ新報』に多くの音楽 評論を寄稿し、ブラームスやシベリウスの評伝も執筆。晩年は作曲活動に専念し、ピアノ曲を中心に約1,000曲を書き上げました。
 本アルバムには、代表 作のひとつである組曲「ルビー」 Op.161などを収録。
 フリードリヒ・ヘッベルの小説に基づくこの作品は、原作の持つアラビア風の雰囲気を反映することをせ ず、シューマンを思わせる主要登場人物や物語の要素を音楽的に描写しており、印象派的な色彩と勇壮な雰囲気が特徴です。
 また、自然主義の詩人 イェンス・ペーター・ヤコブセンの詩に基づく組曲 Op.43も収録されており、こちらは美しく夢幻的な描写が際立ちます。
 特に最終楽章では「霧の中の幽霊」 というテーマが鮮烈に表現されています。
 他4作も後期ロマン派の抒情的な作品で、伝統的な形式を取り入れつつ、親しみやすさとユーモアを備えています。
 
 

TOCC 750
\2600
スコット:管弦楽作品集 第4集 リエパーヤ交響楽団、
ポール・マン(指揮)
 デレク・スコット(1950-):
  1-6. 舞踏組曲 第2番 – 「1960年代」 Op. 47(2023)
   1. I. Boogaloo/2. II. Mashed Potato/3. III. Frug/
   4. IV. Watusi/5. V. Skank/6. VI. Twist
  7-10. セレナード Op. 48(2023)
   7. I. Romance/8. II. Nocturne/
   9. III. Sapphic Ode/10. IV. Llandaff
  11-15. 舞踏組曲 第1番 – 「オールド・タイム・ダンス集」 Op. 46(2023).
   11. I. The Brown Humber (English Waltz)/12. II. Hazel (Tango)/
   13. III. Pool Farm (Polka)/14. IV. Amy J. Blues (Slow Drag)/
   15. V. Sal & I (Country Two Step)
 全て世界初録音

 録音:2024年 Great Amber Concert Hall, リエパーヤ(ラトヴィア)
 総収録時間:71分

 1950年にバーミンガムで生まれたデレク・スコットは、軽音楽の演奏及びその歴史の研究でも知られています。
 そ の作品はポピュラー音楽への深い関心を反映しており、熟練の作曲技術と、美しいメロディを生み出す持ち前の 感性によって、聴き手の心に一瞬で響く音楽となっています。
 この第4集に収録されているのは、いずれもスコットの 最新の作品。2つの舞踏組曲のうち第2番は、1960年代初期に流行したツイストなどのダンス音楽から着想を得 ており、第1番は19世紀から20世紀初頭に流行したダンス音楽を基にした、アーサー・ベンジャミンやパーシー・ フェイスのアレンジを思わせる優雅な作品です。
 「セレナード」は、感情のより深いところに優しく触れる繊細な表情 をもつ音楽。
 
 


TOCC 653
(2CD)
\3100
ディエゴ・ファソリス&スイス・イタ リア語放送管弦楽団
 リヒャルト・フルーリー(1896-1967):
 歌劇《カサノヴァとアルベルトーリ》(1938)
  全2幕の抒情喜劇

   【CD1】
    1. 序曲
    2-35. 第1幕
   【CD2】
    1-23. 第2幕
    24. ボーナス・トラック
     「第1幕のメロドラマの音楽」
  世界初録音
ジョコンド・アルベルトーリ...
 カルロ・アッレマーノ(テノール)
ルチア・モロジーニ...
 ラヴィニア・ビーニ(ソプラノ)
ジャコモ・カサノヴァ...
 マッティア・オリヴィエーリ(バリトン)
ヴィットール・ジュゼッペ・フォン・ロール...
 マルコ・ブッシ(バリトン)
マリア・アンナ・ルドヴィカ・フォン・ロール...
 ルチア・チリッロ(メゾ・ソプラノ)
ピエトロ・タリオロッティ...
 ルイージ・デ・ドナート(バス) 他
スイス・イタリア語放送管弦楽団
スイス放送合唱団
ディエゴ・ファソリス(指揮)

 録音:2019年11月24-27日、10月14-15日 Auditorio Stelio Molo RSI,Lugano(スイス)
 総収録時間:約118分

 リチャード・フルーリーはスイスの作曲家。ゾロトゥルンを中心に活動し地元のオーケストラや合唱団を指揮しなが ら、自作の演奏を通じて広く活躍するとともに、音楽教育にも力を注ぎました。
 彼の3作目の歌劇《カサノヴァとアル ベルトーリ》は、スイスの祝祭日にまつわるエピソードを題材にしたもので、プッチーニ風の豊かな旋律に加え、ティ チーノ地方の民謡やヨーデルの合唱を取り入れるなど意欲的な作風が特徴。
 当時フルーリーは多忙を極めていた ため、友人の作曲家エドゥアルド・ファーブル(1872-1946)がオーケストレーションを手助けし作品を完成させまし た。
 1938年に行われた初演は大成功を収め、その後も序曲や主要なナンバーがラジオで頻繁に放送されるな ど、フルーリーの代表作の一つとして広く知られるようになります。
 本録音では、ディエゴ・ファソリス率いるスイス・イタ リア語放送管弦楽団と歌手たちが、この作品の魅力を余すところなく引き出しています。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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APR



APR5647
\2600→\2390

シャミナード自身と同世代のピアニストによるシャミナード録音集

 リリアン・ブライアント(ピアノ)、ウナ・ボーン(ピアノ)
 ウィリアム・マードック(ピアノ)、マリー・ノヴェロ(ピアノ)
 マーク・ハンブルク(ピアノ)、シューラ・チェルカスキー(ピアノ)、ほか

 セシル・シャミナード(1857-1944):
  1. バレエの調べ Op.30/2. スカーフの踊り(カリロエ Op.37より)/
  3. クーラント(3つの古風な踊り Op.95より 第3曲)/
  4. 森の精 Op.60/5. クレオールの踊り(ハバネラ第2番) Op.94/
  6. ピエレット - バレエの調べ Op.41/7. へつらう女 Op.50
    録音:1901年11月、ロンドン/セシル・シャミナード(ピアノ)

  8. トッカータ Op.39
    録音:1912年、ロンドン/リリアン・ブライアント(ピアノ)

  9. ヴァルス・カプリス Op.33
    録音:1914年4月22日、ロンドン
  10. バレエの調べ(カリロエ Op.37より)/11. ロマンティックな練習曲 Op.132
    録音:1914年12月16日、ロンドン
  12. ワルツ第4番 Op.91/録音:1915年3月16日、ロンドン
  13. 間奏曲 Op.152/録音:1916年8月24日、ロンドン
    ウナ・ボーン(ピアノ)

  14. クレオールの踊り(ハバネラ第2番) Op.94/15. セレナード ニ長調 Op.29
    録音:1917年、ロンドン/ウィリアム・マードック(ピアノ)

  16. スカーフの踊り(カリロエ Op.37より)/録音:1918年、ニューヨーク
    ルドルフ・ガンツ(ピアノ)

  17. バレエの調べ Op.30
    録音:1922年、ロンドン/ガートルード・メラー(ピアノ)

  18. アンフォラの踊り(カリロエ Op.37より)
    録音:1923年、ロンドン/マリー・ノヴェロ(ピアノ)

  19. 糸を紡ぐ女(6つの演奏会用練習曲 Op.35より 第3曲)
    録音:1923年11月6日、ロンドン
  20. アルルカン Op.53/録音:1924年3月19日、ロンドン
    マックス・ダレフスキ(ピアノ)

  21. スケルツォ ハ長調(6つの演奏会用練習曲 Op.35より 第1曲)
    録音:1925年9月、ロンドン/モーリス・コール(ピアノ)

  22. オーバード Op.140/23. ワルツ・アラベスク(アルバムの綴り Op.98より 第4曲) 
    録音:1925年11月25日、ロンドン
  24. 夜想曲 Op.165/録音:1926年10月7日、ロンドン
  25. アラビアの子守歌 Op.166/録音:1926年10月18日、ロンドン
    ウナ・ボーン(ピアノ)

  26. へつらう女 Op.50
    録音:1926年11月13日、アメリカ、ニュージャージー州/ハンス・バルト(ピアノ)

  27. 秋(6つの演奏会用練習曲 Op.35より 第2曲)
    録音:1930年9月30日、ロンドン、スモール・クイーンズ・ホール
    マーク・ハンブルク(ピアノ)

  28. オートルフォア(6つのユーモラスな小品 Op.87より 第4曲)
    録音:1950年6月1日、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
    シューラ・チェルカスキー(ピアノ)

 シャミナードの貴重な自作自演録音が復刻!

 ☆セシル・シャミナードの自作自演(1901年録音)と、様々なピアニストによるシャミナードの歴史的録音集!

 ピアノの歴史的名盤や希少録音を世界的名エンジニアのリマスタリングで再び世に送り出してきた「APR」から、セシル・シャミナードの貴重な録音集が登場!
 19世紀後半から20世紀前半に作曲と演奏活動の両面で活躍し、「経済的に自立した最初の女性作曲家」と言われるセシル・シャミナード(1857-1944)。
 この録音集では、1901年(!)に録音されたシャミナード自身による自作の演奏(ピアノ・ロールではなく、クラシック・ピアニストによる最初期の録音の1つ)から、同世代の有名・無名様々な音楽家たちが遺したシャミナード録音を録音年代順に、そして78回転レコード(SP盤)に録音されたすべての作品を網羅する形で28曲(収録時間計82分37秒)を収録。

 ピアニストとしては、ヨーロッパとアメリカ双方を自分の作品だけでツアーし、録音産業が始まってから1930年までの30年間の間に、彼女のピアノ曲だけでも80枚以上のディスクがリリースされたというシャミナードの、ピアニストとして、そして作曲家としての計り知れない功績に光を当てる好企画です。

 ※録音:1901年-1950年/ADD
 
 ※リマスタリング:アンドルー・ハリファックス、カール・ジェンキンス
 




GRAND SLAM



GS 2332
\2700
ワルター晩年の「未完成」「新世界」ステレオ録音
 【オープンリール・テープ復刻】

  フランツ・シューベルト
   (1) 交響曲 第8番 ロ短調、D.759「未完成」
  アントニン・ドヴォルザーク
   (2) 交響曲 第9番 ホ短調、作品95「新世界より」
ブルーノ・ワルター(指揮)
(1)ニューヨーク・フィルハーモニック
(2)コロンビア交響楽団

 ワルターのステレオ録音の人気曲、 シューベルトの「未完成」とドヴォルザークの「新世界より」を 最新リマスターでお届けします!
 2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:(1)1958年3月3日、ニューヨーク、セント・ジョージ・ホテル、(2)1959年2月14、16、20日、カリフォルニア、アメリカン・リージョン・ホール
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:ステレオ(録音セッション)
 国内製作、日本語帯・解説付

 ■制作者より
 ワルター最晩年のステレオ録音の中でも人気の高いシューベルトの「未完成」とドヴォルザークの「新世界より」、これらを全工程プロ用の機材でリマスターし、望みうる最上の音を獲得しました。
 当シリーズのワルターの音質については「柔らかい」「アナログらしい」としばしば言われますが、何も意図的にそのような音にしているわけではありません。素材の音を大切にしていった結果、原音の瑞々しさが再現されるのです。
 最近は輪郭を強調する音作りがはやっていますが、これらは一瞬、良い音のように思えるだけで、実際は多くの情報量が失われています。
 解説書には、「未完成」と「新世界より」の国内初出LPについて触れています。ことに後者は初出LPは非売品という特殊な例でした。国内初出盤のジャケット、レーベルも多数掲載しています。
 GSは日本のレーベルなので、国内初出にはなるべくこだわってみたいと考えています。(平林直哉)
 


<メジャー・レーベル>
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ERATO



9029505852
\3100→\2890
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
 スイス・ロマンド管弦楽団&ダニエル・ハーディング(指揮)

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
バーバー:ヴァイオリン協奏曲 Op.14
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)
スイス・ロマンド管弦楽団
ダニエル・ハーディング(指揮)
 録音:2020年11月23-28日、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール

 ルノー・カプソンのこの新しいアルバムは、成功を収めた『すぎ去りし日の・・・(シネマ2)』(全世界で21,000枚以上の売上)に続き、コア・レパートリーへの回帰となる、シベリウスとのバーバーのヴァイオリン協奏曲となります。ダニエル・ハーディング指揮によるスイス・ロマンド管弦楽団との共演。
 シベリウスの協奏曲におけるヴァイオリンの作曲は多くが純粋に技巧的ですが、最も華やかなパッセージでさえも旋律的な部分と交互に現れます。この協奏曲は全体的に交響的なスケールを持ち、多くの他の協奏曲に見られる軽快で「リズミカル」な伴奏から完全に離れたものとなっています。
 カプソンによるヴァイオリンの弦のビロードのような色と表現は、豊かな音楽経験と多才な能力の高さによって、演奏に際し一番大切な豊かな歌心として奏されます。しかし現代的な解釈として、ヴィブラート大きく付けたりしなかったり、音の強弱のメリハリ、そしてじっくりとした落ち着きのあるテンポによって、音の緊張感を維持しています。

「このサミュエル・バーバーの協奏曲を知ったのは、アイザック・スターンによる録音を通してでした。特に感動的なのは、スターンが演奏に使用したヴァイオリンが今の私のものだからです。ギル・シャハムの演奏で改めて聴きました。この協奏曲の最初の2つの楽章は非常に軽やかで旋律的で、多くのイメージを生み出します。終楽章は非常に技巧的です。」とルノー・カプソンは語っています。




WARNER CLASSICS

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マルタ・アルゲリッチ/ワーナー・クラシックス・エディション
(EMI Classics、Teldec、Erato、Warner Classics録音全集)
ルガーノ・フェスティバルでの全てのライヴ録音ふくむ

2173240888
(46CD)
\26000→\24990

マルタ・アルゲリッチ/ワーナー・クラシックス・エディション

 第一部(Disc1~24) 旧EMIクラシックス、テルデック、エラート、ワーナー・クラシックスのカタログからの全ての録音(ルガーノ・フェスティバルの録音を除く)

 第二部(Disc25~46) 2002年から2016年の最後の年までのルガーノ・フェスティバルで、マルタ・アルゲリッチが行った全てのライヴ録音


間違いなく史上最高のピアニストのひとり、マルタ・アルゲリッチとレーベルとの関係は、1965年ショパン国際コンクールでの優勝にまで遡ります。それ以来、数十年にわたった数多くのライヴおよびスタジオ全録音収録ボックス


 「間違いなく、史上最高のピアニストのひとり」と、Gramophone誌はマルタ・アルゲリッチを評しています。
 彼女とレーベルの関係は、1965年ショパン国際コンクールでの優勝にまで遡ります。それ以来、数十年にわたり、彼女はレーベルとの間で数多くのライヴおよびスタジオ録音を残しており、3世紀にわたるレパートリー、様々なジャンル、そしてシャルル・デュトワ、ニコラウス・アーノンクール、ギドン・クレーメル、ミッシャ・マイスキー、イツァーク・パールマンといった著名な人物との共演を収めた豊かなカタログが作られました。
 このボックスには、EMIクラシックス、テルデック、エラート、ワーナー・クラシックスの全録音が収められています。

 卓越した才能を持つ彼女の音楽的なコラボレーションに対する特別な喜びは、このコレクションの後半のキーとなっています。それは、2002年から2016年にかけてスイスのルガーノ音楽祭で行われたライヴ録音であり、旧EMIクラシックスおよびワーナー・クラシックスによってリリースされました。アルゲリッチは、ソロ作品や協奏曲でも演奏されていますが、特に彼女が「音楽の家族」と見なしている仲間の演奏家たちとの親密な共演が特徴的です。


 マルタ・アルゲリッチは1941年ブエノスアイレスに生まれ、グラモフォン誌は彼女を「間違いなく史上最高のピアニストのひとり、その伝説的なピアニズム、火のように流れるヴィルトゥオーゾ性と想像力あふれる活力は、ピアノ演奏の歴史において唯一無二の存在」と評しています。彼女とワーナー・クラシックスおよびその過去と現在のレーベルとの関係は50年以上にわたり、1965年の伝説的なショパン録音から始まりました。 ピアニスト誌は「マルタ・アルゲリッチほど、同僚や後輩からこれほどの敬愛を受ける音楽家はほとんどいない」と書いています。彼女と親交の深いワーナー・クラシックスのピアニスト、スティーヴン・コワセヴィチは「彼女の音は素晴らしい。彼女は天賦の才能を持っていて、それを披露するのが好きなのでしょう。それは伝染するものです」と語っています。アルゲリッチのキャリアは型破りであり、それが彼女の魅力と神秘性を高めています。彼女の芸術的な範囲は広いですが、比較的限られた多様なレパートリーに集中しています。彼女は年間に限られた数の演奏を行い、過去には自分が最高の状態でないと感じた場合、コンサートを直前にキャンセルすることで悪名高い存在でした。彼女は、特にスイスのルガーノ・フェスティバルでの「プロジェット・マルタ・アルゲリッチ」を通じて、若手アーティストに対して寛大なメンターでもあります。

 今回の新しいボックス・セットは、マルタ・アルゲリッチが1965年から2020年にかけてEMIクラシックス、テルデック、エラート、ワーナー・クラシックスのために行ったすべての録音を46枚のCDにまとめています。以前リリースされた『アルゲリッチ ワーナークラシックス録音集 1965-2006』(20CD)と『マルタ・アルゲリッチ~ルガーノ・レコーディングズ 2002-2016』(22CD)の2つのセットは限定盤のため販売終了となっていますが、この2つのセットに、それ以降にリリースされた以下の4枚分のアルバムが追加されています。

1. バッハ、ブラームス、シューマンのソナタ(共演:イツァーク・パールマン、2016年リリース)
2. サン=サーンス:動物の謝肉祭(指揮:アントニオ・パッパーノ、2017年リリース)
3. ラフマニノフ:交響的舞曲(共演:イム・ドンヒョク、2019年リリース)
4. ベートーヴェン交響曲第6番(4手版)(共演:テオドシア・ヌトコウ、2021年リリース)

 新しいボックス・セットは大きく2つの部分に分かれています。

 第一部(Disc1~24)は、旧EMIクラシックス、テルデック、エラート、ワーナー・クラシックスのカタログからの全ての録音(ルガーノ・フェスティバルの録音を除く)で構成されています。
 これには、ライヴ録音とスタジオ録音の両方が含まれており、ジャンルも多岐にわたります。ソロ・ピアノ、ピアノ・デュオのための音楽、室内楽作品、協奏曲があり、全てオリジナルのカップリングとカバー・アートワークで提供されています(オリジナルのカップリングのため、アルゲリッチが演奏していない曲も含まれています)。

 第二部(Disc25~46)は、2002年から2016年の最後の年までのルガーノ・フェスティバルで、マルタ・アルゲリッチが行った全てのライヴ録音で構成されており、旧EMIクラシックスとワーナー・クラシックスからリリースされました。
 これには、ソロ・ピアノの音楽や多くのピアノ・デュオのための音楽(その中には多くのアレンジ作品も含まれます)、室内楽作品、協奏曲が含まれています。これらのルガーノ録音の多くは、元々毎年3枚組CDボックス・セットとしてリリースされており、アルゲリッチがその一部に出演し、フェスティバル・コンサートのハイライトを表しています。

 今回のワーナー・クラシックスのコンプリート・エディションでも、以前の22枚組ルガーノ・ボックス・セットと同様に、マルタ・アルゲリッチ自身が演奏しているルガーノ録音のみを収録しています。これらのコンサートはアルバム・プログラムとして企画されたものではないためです。一方、ボックス・セットの第一部のアルバムは、オリジナルのリリース時の形式で収録されており、彼女が演奏していない録音も含まれていますが、これは元々その形式でリリースされたものであるためです。


Disc1
ショパン:
1. ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
2. 3つのマズルカ Op.59
3. 夜想曲 第4番ヘ長調 Op.15-1
4. スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
5. ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53『英雄』

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

録音:1965年 ※2021年リマスター音源使用

Disc2
1. J.S.バッハ:パルティータ第2番ハ短調 BWV.826
2. ショパン:夜想曲 第13番ハ短調 Op.48-1
3. ショパン:スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39
4. バルトーク:ピアノ・ソナタ(1926)
5. ヒナステラ:アルゼンチン舞曲集 Op.2(1937)
6. プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83『戦争ソナタ』
7. D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.141, L.422
8. J.S.バッハ:イギリス組曲第2番~ブレー

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

録音:1978年、1979年

Disc3
1. シューマン:幻想小曲集 Op.12
2. ラヴェル:ソナチネ
3. ラヴェル:夜のガスパール

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

録音:1978年、1979年

Disc4
1. モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503
2. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
シモン・ゴールドベルク指揮、オランダ室内管弦楽団(1)
ハインツ・ワルベルク指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2)

録音:1978年(1)、1992年(2)

Disc5
1. フランク:チェロ・ソナタ イ長調
2. ドビュッシー:チェロ・ソナタ
3. ドビュッシー:レントよりおそく(マイスキー編)
4. ドビュッシー:前奏曲集~ミンストレル

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
録音:1981年

Disc6
1. ファリャ:交響的印象『スペインの庭の夜』
2. アルベニス:イベリア

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ:1)
ダニエル・バレンボイム指揮、パリ管弦楽団

録音::1986年

Disc7
メシアン:アーメンの幻影

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
アレクサンドル・ラビノヴィチ(ピアノ)

録音:1989年

Disc8
ラフマニノフ:
1. 組曲第1番 Op.5『幻想的絵画』
2. 組曲第2番 Op.17
3. 交響的舞曲 Op.5

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
アレクサンドル・ラビノヴィチ(ピアノ)

録音:1991年

Disc9
モーツァルト:
1. 2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
2. アンダンテと5つの変奏曲 ト長調 K.501(4手ピアノ)
3. 4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調 K.381
4. 4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調 K.521

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
アレクサンドル・ラビノヴィチ(ピアノ)

録音:1993年

Disc10
シューマン:
1. ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
2. ヴァイオリン協奏曲ニ短調

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ:1)
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン:2)
ニコラウス・アーノンクール指揮、ヨーロッパ室内管弦楽団

録音:1992年、1994年

Disc11
ブラームス:
1. ハイドンの主題による変奏曲 Op.56b
2. 2台のピアノのためのソナタ ヘ短調 Op.34b
3. ワルツ集 Op.39より

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
アレクサンドル・ラビノヴィチ(ピアノ)

録音:1993年

Disc12
シューマン:
1. ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44
2. アンダンテと変奏曲 Op.46
3. 幻想小曲集 Op.73
4. おとぎの絵本 Op.113

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ドラ・シュヴァルツベルグ(ヴァイオリン)
ルーシー・ホール(ヴァイオリン)
今井信子(ヴィオラ)
ミッシャ・マイスキー(チェロ)
アレクサンドル・ラビノヴィチ(ピアノ)
マリー=ルイーズ・ノイネッカー(ホルン)
ナターリャ・グートマン(チェロ)

録音:1994年

Disc13
モーツァルト:
1. ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
2. ピアノ協奏曲第19番ヘ長調 K.459
3. 2台のピアノのための協奏曲変ホ長調 K.365(第10番)

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ:1,3)
アレクサンドル・ラビノヴィチ(ピアノ:2,3)
アレクサンドル・ラビノヴィチ指揮、パドヴァ・ヴェネート管弦楽団(1,2)
イェルク・フェルバー指揮、ヴュルテンベルク室内管弦楽団(3)

録音:1998年、1995年

Disc14
1. デュカス:魔法使いの弟子(2台ピアノ版、ラビノヴィチ編)
2. R.シュトラウス:家庭交響曲(2台ピアノ版、O.ジンガー編)
3. ラヴェル:ラ・ヴァルス

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
アレクサンドル・ラビノヴィチ(ピアノ)

録音:1995年

Disc15
1. プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番変ニ長調 Op.10
2. バルトーク:ピアノ協奏曲第3番ホ長調 Sz.119
3. プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.26

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
シャルル・デュトワ指揮、モントリオール交響楽団

録音:1997年

Disc16
1. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47『クロイツェル』
2. フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)

録音:1998年

Disc17
1. コダーイ:ヴァイオリンとピアノのための二重奏五重奏曲 Op.7
2. バルトーク:コントラスツ Sz.111
3. リスト:2台のピアノのための悲愴協奏曲 ホ短調 S.258

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ:2,3)
シャンタル・ジュイエ(ヴァイオリン:1,2)
ネルソン・フレイレ(ピアノ:3)
トルルス・モルク(チェロ:1)
マイケル・コリンズ(クラリネット:2)

録音:1998年

Disc18
ショパン:
1. ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
2. ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
シャルル・デュトワ指揮、モントリオール交響楽団

録音:1998年

Disc19-20
1. シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.121
2. バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1944)
3. シューマン:子供の情景 Op.15
4. バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番(1921)
5. クライスラー:愛の悲しみ
6. クライスラー:美しきロスマリン

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ:1,3-6)
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン:1,2,4-6)

録音:2006年

Disc21
1. シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 Op.105
2. シューマン:幻想小曲集 Op.73
3. ブラームス:F.A.E.ソナタ~スケルツォ
4. J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)

録音:1998年/2016年

Disc22
1. サン=サーンス:交響曲 第3番ハ短調 Op.78『オルガン付き』

ダニエレ・ロッシ(オルガン)
サー・アントニオ・パッパーノ指揮、
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団

録音:2016年

2. サン=サーンス:組曲『動物の謝肉祭』

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
サー・アントニオ・パッパーノ(ピアノ)
ローマ聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団員

録音:2016年

Disc23
ラフマニノフ:
1. ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18
2. 交響的舞曲 Op.45(2台ピアノ版)

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ:2)
イム・ドンヒョク(ピアノ)
アレクサンドル・ヴェデルニコフ指揮、BBC交響楽団(1)

録音:2018年

Disc24
ベートーヴェン:
1. 交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』(ゼルマール・バッゲ編、4手ピアノ版)
2. ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2『テンペスト』

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ:1)
テオドシア・ヌトコウ(ピアノ)

録音:2020年

【以下、
 ルガーノ音楽祭2002~2016年から
   アルゲリッチが演奏したライヴ録音集】

Disc25
1. モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K.466
ヤーチェク・カスプシーク指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団

2. モーツァルト:ピアノ・ソナタ ハ長調 K.545(グリーグ編、2台ピアノ版)
ピョートル・アンデルシェフスキ(ピアノ)

3. モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503
ヤーチェク・カスプシーク(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団

Disc26
1. モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調 K.381
マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)

2. モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ K.448(375a)
セルゲイ・ババヤン(ピアノ)

3. モーツァルト:幻想曲 ヘ長調 K.497(ブゾーニ編)
リーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ)

4. モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ へ長調 K.497
クリスティーナ・マルトン(ピアノ)

Disc27
1. モーツァルト:アンダンテと変奏 ト長調 K.501
スティーヴン・コワセヴィチ(ピアノ)

2. ハイドン:ピアノ三重奏曲 ト長調 Hob.XV:25
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)、ゴーティエ・カプソン(チェロ)

3. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
ルノー・カプソン(ヴァイオリン、

4. ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調 Op.11『街の歌』
マレク・デネマーク(クラリネット)、マーク・ ドロビンスキ(チェロ)

5. ベートーヴェン:魔笛の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO.46
ミッシャ・マイスキー(チェロ)

Disc28
1. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15
ユベール・スダーン指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団

2. ベートーヴェン:ピアノ四重奏曲ハ長調 WoO.36
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)、ゴーティエ・カプソン(チェロ)、
リダ・チェン(ヴィオラ)

3. ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第5番ニ長調 Op.70-1『幽霊』
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)、ミッシャ・マイスキー(チェロ)

Disc29
1. ベートーヴェン:三重協奏曲ハ長調 Op.56
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)、ミッシャ・マイスキー(チェロ)
アレクサンドル・ラビノヴィチ指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団

2. ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
ミッシャ・マイスキー(チェロ)

3. ベートーヴェン:合唱幻想曲 Op.80
ディエゴ・ファソリス指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団&合唱団

Disc30
1. J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017
テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)

2. シューベルト:創作主題による8つの変奏曲変イ長調 Op.35, D.813
アレクサンドル・モギレフスキー(ピアノ)

3. メンデルスゾーン:劇付随音楽『真夏の夜の夢』
~序曲とスケルツォ(抜粋:2台ピアノ版)
クリスティーナ・マートン(ピアノ)

4. メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲ニ短調 Op.49
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)、ゴーティエ・カプソン(チェロ)

Disc31
1. ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
ヤーチェク・カスプシーク指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団

2. ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ Op.3
ゴーティエ・カプソン(チェロ)

3. リスト:前奏曲 S.97(リスト編、2台ピアノ版)
ダニエル・リヴェラ(ピアノ)

4. リスト:『ドン・ジョヴァンニ』の回想 S.656
マウリシオ・ヴァリーナ(ピアノ)

Disc32
1. シューマン:子供の情景 Op.15
2. シューマン:幻想小曲集 Op.73
ゴーティエ・カプソン(チェロ:2)

3. シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 Op.105
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)

4. シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調 Op.121
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)

Disc33
1. シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
アレクサンドル・ラビノヴィチ指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団

2. シューマン:幻想小曲集 Op.88
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)、ゴーティエ・カプソン(チェロ)

3. シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調 Op.47
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)、ゴーティエ・カプソン(チェロ)、
リダ・チェン(ヴィオラ)

Disc34
1. シューマン:アンダンテと変奏曲 変ロ長調 Op.46
ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)

2. シューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)、マーク・ドロビンスキー(チェロ)
ドーラ・シュヴァルツベルク(ヴァイオリン)、
ノーラ・ロマノフ=シュヴァルツベルク(ヴィオラ)

3. シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 Op.105
ゲザ・ホッス=レゴツキ(ヴァイオリン)

4. シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102
ゴーティエ・カプソン(チェロ)

Disc35
1. シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
ゴーティエ・カプソン(チェロ)

2. シューマン/ドビュッシー編:ペダル・ピアノのための練習曲(2台ピアノ版)
リーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ)

3. シューマン:幻想小曲集 Op.73
セルゲイ・ナカリャコフ(フリューゲルホルン)

4. リスト:悲愴協奏曲 ホ短調 S.176
リーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ)

5. ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56b(2台ピアノ版)
ポリーナ・レスチェンコ(ピアノ)

Disc36
1. ブラームス:2台のピアノのためのソナタ ヘ短調 Op.34b
 (ピアノ五重奏曲 Op.34による2台ピアノ版)
リーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ)

2. ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op.56b(2台ピアノ版)
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)

Disc37
1. チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』組曲 Op.71a
 (ニコラス・エコノム編、2台ピアノ版)
ミラベラ・ディナ(ピアノ)

2. スメタナ:8手のためのソナタ ホ短調
リーリャ・ジルベルシュテイン、
 アントン・ゲルツェンベルク、ダニエル・ゲルツェンベルク(ピアノ)

3. スメタナ:8手のためのロンド ハ長調
リーリャ・ジルベルシュテイン、
 アントン・ゲルツェンベルク、ダニエル・ゲルツェンベルク(ピアノ)

4. ザレンプスキ:ピアノ五重奏曲ト短調 Op.34
ドーラ・シュヴァルツベルク(ヴァイオリン)、ルチア・ホール(ヴァイオリン)
リダ・チェン(ヴィオラ)、ゴーティエ・カプソン(チェロ)

Disc38
1. サン=サーンス:動物の謝肉祭
リーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ)、アンドレイ・バラーノフ(ヴァイオリン)
ミヒャエル・グートマン(ヴァイオリン)、リダ・チェン(ヴィオラ)
アレクサンドル・ドブリュ(チェロ)、エンリコ・ファゴーネ(コントラバス)
アルフレッド・ルッツ(フルート)、クッラード・ジュフレーディ(クラリネット)
グレゴリオ・ディ・トラパニ(パーカッション)

2. ドビュッシー:小組曲(4手ピアノ版)
クリスティーナ・マートン(ピアノ)

3. ドビュッシー:白と黒で
スティーヴン・コワセヴィチ(ピアノ)

4. ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ヤーチェク・カスプシーク(指揮)スイス・イタリア語放送管弦楽団

Disc39
1. ラヴェル:夜のガスパール
2. ラヴェル:ラ・ヴァルス(2台ピアノ版)
セルジオ・ティエンポ(ピアノ:2)

3. ラヴェル:マ・メール・ロワ(2台ピアノ版)
アレクサンドル・モギレフスキー(ピアノ)

4. ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
アレクサンドル・ヴェデルニコフ指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団

5. ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(2台ピアノ版)
スティーヴン・コワセヴィチ(ピアノ)

Disc40
1. ラフマニノフ:交響的舞曲(2台ピアノ版)
ネルソン・ゲルナー(ピアノ)

2. ラフマニノフ:2台のピアノのための組曲第1番 Op.5
リーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ)

3. ラフマニノフ:2台のピアノのための組曲第2番 Op.17
ガブリエラ・モンテーロ(ピアノ)

Disc41
1. プロコフィエフ:交響曲第1番ニ長調 Op.25『古典交響曲』
 (寺嶋陸也編、2台ピアノ版)
イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)

2. プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94bis
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)

3. ラフマニノフ:4手のピアノのための6つの小品 Op.11
リーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ)

Disc42
1. バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.56(セーケイ編、ヴァイオリンとピアノ版)
ゲザ・ホッス=レゴツキ(ヴァイオリン)

2. バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz.110
スティーヴン・コワセヴィチ(ピアノ)
ルイ・ソーヴェトル、ダニロ・グラッシ(パーカッション)

3. バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番 Sz.75
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)

Disc43
1. ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.35
セルゲイ・ナカリャコフ(トランペット)
アレクサンドル・ヴェデルニコフ指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団

2. ショスタコーヴィチ:2台のピアノのための小協奏曲イ短調 Op.94
リーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ)

3. ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲ト短調 Op.57
ルノー・カプソン(ヴァイオリン)、アリッサ・マルグリス(ヴァイオリン)
リダ・チェン(ヴィオラ)、ミッシャ・マイスキー(チェロ)

Disc44
1. ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.67
マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)、ゴーティエ・カプソン(チェロ)

2. プーランク:4手のためのピアノ・ソナタ FP.8
ダグマール・クロットゥ(ピアノ)

3. ヤナーチェク:コンチェルティ-ノ JW.VII/11
アリッサ・マルグリス(ヴァイオリン)、ルチア・ホール(ヴァイオリン)
ノーラ・ロマノフ=シュヴァルツベルク(ヴィオラ)、
コッラド・ジュフレディ(クラリネット)
ゾーラ・スローカー(ホルン)、ヴァンサン・ゴデル(ファゴット)

4. ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲
ジョルジア・トマッシ(ピアノ)

Disc45
1. ヴァインベルグ:ヴァイオリン・ソナタ第5番
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)

2. ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲
マウリシオ・ヴァリーナ(ピアノ)

3. プレトニョフ:ファンタジア・ヘルヴェチカ
アレクサンドル・モギレフスキー(ピアノ)
ミハイル・プレトニョフ指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団

Disc46
1. ファリャ:スペインの庭の夜
アレクサンドル・ヴェデルニコフ指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団

2. マリアーノ・モーレス:軍靴の響き(ペトラッソ編、2台ピアノ版)
アレ・ペトラッソ(ピアノ)

3. ルイス・バカロフ:ポルテーニャ
エドゥアルド・ウベルト(ピアノ)
アレクサンドル・ヴェデルニコフ指揮、スイス・イタリア語放送管弦楽団

4. カルロス・グアスタビーノ:3つのアルゼンチンのロマンス
マウリシオ・ヴァリーナ(ピアノ)

5. ピアソラ:オブリビオン(ウベルト編、2台ピアノ版)
エドゥアルド・ウベルト(ピアノ)





<国内盤> 

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オクタヴィア・レコード



OVCL 00800
(HQ HYBRID)
\3850
井上道義&新日本フィル
 リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」


 リムスキー=コルサコフ:
  交響組曲「シェエラザード」作品35
井上道義(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団
崔文洙(ソロ・ヴァイオリン)

 2021年4月16-17日東京・すみだトリフォニーホールにてライヴ収録

 艶やかに奏でる、千夜一夜の物語。

 井上道義と新日本フィルは1983年~88年の第2代音楽 監督時代から継続して厚い信頼関係を築いてきました。
 当盤は2021年4月すみだトリフォニーホールでのライ ヴ録音で、彼らの固い絆が感じられる演奏が収録され ています。
 崔文洙の澄んだヴァイオリンの音色が艶やかなシェエ ラザード姫の主題をエキゾチックに歌い上げ、幻想的 に音を重ねる弦楽器、繊細な木管楽器と華やかな金管 楽器、リズミックな打楽器が溶け合い、壮大な千夜一 夜の物語を紡いでいきます。
 
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OVCL 00866
(HQ HYBRID)
\3850
秋山和慶指揮者生活60周年記念
 東京交響楽団


 ブルックナー:
  交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
   (1878/80年稿ノヴァーク版)
秋山和慶(指揮)
東京交響楽団

 2024年9月21日東京・サントリーホールにてライヴ収録

 《秋山和慶指揮者生活60周年記念》記念碑的ライヴ

 戦後日本のクラシック並びにオーケストラ界の発展に大きく貢献してきた巨匠、秋山和慶。
 1964年東京交響楽団を指揮してデビュー、以来同楽団の音楽監督・常任指揮者として40年間、 現在は桂冠指揮者を務める秋山が、2024年指揮者生活60周年を迎えました。
 
 当盤はその記念すべき《秋山和慶指揮者生活60周年記念》第724回定期演奏会のライヴ記録 です。
 傘寿を過ぎ今なお年間50回を超えるコンサートを指揮し、大規模な現代作品の初演に も果敢に挑んできた秋山。
 「苦手な音楽はない。何でもできる。新しい曲を勉強する時間が もっとほしい」と常に高みを目指し、音楽への深い愛情、漲る精神力はとどまることを知ら ない。
 渾身のタクトから紡ぎ出される構築性の高い音楽は奇を衒うことなく、とても自然で 美しい「ロマンティック」を披露しています。
 
 


OVCL 00869
(HQ HYBRID)
\3850
日本センチュリー交響楽団と飯森範親
 気品あるハイドン交響曲集Vol.26

  ハイドン:
   交響曲第13番ニ長調Hob.Ⅰ:13
   交響曲第49番ヘ短調Hob.Ⅰ:49「受難」
   交響曲第52番ハ短調Hob.Ⅰ:52
飯森範親(指揮)
日本センチュリー交響楽団

 2017年12月8日(第52番)いずみホール、2023年3月31日(第13番) 2023年5月18日(第49番)大阪・ザ・シンフォニーホールにてライヴ収録

 日本センチュリー交響楽団と首席指揮者飯森範親との一大プロジェクト! 精緻に奏でられた気品あるハイドン交響曲集Vol.26

 日本センチュリー交響楽団が首席指揮者の飯森範親と共にスター トした「ハイドンマラソン」は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン のすべての交響曲を演奏しようという一大プロジェクト。
 当盤は 第11回、第30回、第31回コンサートのライヴ収録です。
 幾度の公演を重ね、信頼関係を築いてきた飯森と日本センチュ リー響は、精緻な構築と、細部までこだわりぬいた感性で、気品 あふれるハイドンを奏でています。
 柔和で晴々とした優美な演奏 は、まさに彼らの真骨頂といえるでしょう。
 



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カメラータ・トウキョウ


CMCD 28393
\3080
西村朗 最後の管弦楽作品集
 華開世界/西村 朗 管弦楽作品集【西村 朗 作品集 20】


 西村朗:
  (1) 華開世界~オーケストラのための(2020)
  (2) 三重協奏曲〈胡蝶夢〉~
   ヴァイオリン、ハープ、クラリネットと管弦楽のための(2023)
  (3) ピアノとオーケストラのための〈神秘的合一〉(2023)
NHK交響楽団 (1)
杉山洋一(指揮)(1)
小栗まち絵(ヴァイオリン)(2)
篠﨑和子(ハープ)(2)
上田希(クラリネット)(2)
いずみシンフォニエッタ大阪 (2)
小菅優(ピアノ)(3)
パシフィックフィルハーモニア東京 (3)
飯森範親(指揮)(2)(3)

 現代の作曲界に大きな足跡を残した西村朗 最後の管弦楽作品集

 録音:2024年1月/東京(ライヴ録音)ほか

  2023年9月に急逝した西村朗が、逝去の約1か月前、自ら「最後の CD」としてタイトルと収録作品を記し、制作を託したこの管弦楽作品 集は、近作3曲を収録。
 「華開世界」(尾高賞受賞)は、NHK交響楽団の委嘱作品で2021年の初演を収録。
 「胡蝶夢」は、西村が音楽監督を務めたいずみシンフォニエッタ大阪 と、数々の委嘱作を初演してきた東京シンフォニエッタの共同委嘱作品で、西村自身も立ち会った2023年7月の大阪での初演を収録。
 「神秘的合一」は、パシフィックフィルハーモニア東京の委嘱作品で、西村朗の絶筆となった。小菅優をソリストに迎えた2024年の初演を収録。

 ●西村朗(作曲)
  1953年大阪市生まれ。東京藝大学卒業、同大学院修了。「ヘテロフォニー」と呼ばれる技法を用い多数の作品を作曲。
  日本音楽コンクー ル作曲部門第1位、エリザベート国際音楽コンクール作曲部門大賞、ル イジ・ダルラピッコラ作曲賞、尾高賞、中島健蔵音楽賞、京都音楽賞 実践部門賞、日本現代芸術振興賞、エクソンモービル音楽賞、第3回別 宮賞、第36回サントリー音楽賞、第47回毎日芸術賞等を受賞。2013年 紫綬褒章受章。
 2000年にいずみシンフォニエッタ大阪の音楽監督に就 任。NHK-FM『現代の音楽』や、Eテレ『N響アワー』で司会者を務め た。
 2010年より草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル音楽監 督、東京音楽大学教授を務めた。
 カメラータからは「西村朗 作品集」シリーズをはじめ多数のCDをリリース。
 2002年度芸術祭大賞に『エイヴィアン[鳥]...アルディッティSQ』が、2005年度芸術祭優秀賞に『メタモルフォーシス─室内交響曲 集』が、2015年度同賞に『ブルーノ・カニーノ・プレイズ 西村朗』が 選ばれた。晩年も精力的に作曲活動を続け、2019年に石川淳の小説を 原作にしたオペラ「紫苑(しおん)物語」、2023年に「三重協奏曲〈胡 蝶夢(こちょうむ)〉」が初演された。
 2023年9月7日逝去。享年69。
 
















12/26(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACTE PREALABLE

AP0586
\2800
19世紀後半ポーランドの知られざる作曲家
 ミェチスワフ・スジンスキ(1866-1924):宗教音楽選集

 ミェチスワフ・スジンスキ(1866-1924):
  ミサ曲 変ホ長調 Op.15
  Ojcze nasz(主の祈り)
  ミサ曲 ヘ長調
  Zdrowas Marya(アヴェ・マリア)
  聖母マリアへの2つの歌 Op.17
  レクイエム Op.38
ロベルト・カチョロフスキ
 (バリトン、オルガン)

 ミェチスワフ・スジンスキの教会音楽集!

 19世紀後半ポーランドの知られざる作曲家、ミェチスワフ・スジンスキ(1866-1924)の宗教音楽集。
 このアルバム制作のきっかけになったというレクイエム(死者のためのミサ曲)を中心に、2つのミサ曲といくつかのモテットを収録。
 ミサ曲とレクイエムはラテン語、有名な祈祷文である「主の祈り(我らの父よ)」と「アヴェ・マリア(めでたしマリア)」はポーランド語で歌われています。
 
 スジンスキはオルガン奏者の父から最初の音楽教育を受け、その後ベルリンとライプツィヒの音楽院で音楽理論、作曲、オルガンとピアノを学びました。
 ポズナン音楽協会の芸術監督やワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団の合唱指揮を務め、ワルシャワ音楽院ではオルガンの教授を務め、ノスコフスキが亡くなったあとは対位法のクラスも教える等、作曲家、オルガニスト、指揮者、教師として活動しました。
 聖職者であった兄のユゼフ・スジンスキ神父の影響もあり、教会音楽に興味を持ち、レーゲンスブルクの教会音楽学校を卒業後は作曲家として宗教音楽に専念しています。

 演奏は、グダニスク大司教区の司祭でもあり、バリトン歌手兼オルガニスト、音楽芸術(声楽)博士、ロベルト・カチョロフスキ。
 ワルシャワのカトリック神学アカデミーで神学を修了し、モニューシュコ音楽アカデミーでオルガンと声楽を学び、オルガン演奏(独奏および伴奏)と声楽(カンタータおよびオラトリオ)のコンサートを数多く行っています。
 ポーランドの音楽アカデミーの声楽家で学んだ卒業生の司祭たちで構成されるアンサンブル「Servi Domini Cantores」のメンバーでもあり、モニューシュコ音楽アカデミーでは声楽科の講師を務めています。

 ※録音:2024年8月-9月、ポーランド
 




DA VINCI CLASSICS



C00966
\2800
トリオ・ミラージュ
フルート、チェロ、ハープのための19世紀頃のフランス音楽

 イベール:2つの間奏曲
 ジョリベ:クリスマスの牧歌
 フランセ:フルート,ハープ,チェロのための三重奏曲
 アンリ・マルテッリ:
  フルート,チェロ,ハープのための三重奏曲 Op.108
 ジャン=ミシェル・ダマーズ:
  ルート,ハープ,チェロのための三重奏曲
トリオ・ミラージュ

 フルート、チェロ、ハープの三重奏!

 フルート、チェロ、ハープの組み合わせは、ヴァイオリン、チェロ、ピアノの編成ほど一般的なものではありませんが、後者の編成より音色の多さで優れているといえるでしょう。
 ここでは19世紀頃にフランスで活躍した作曲家による作品を取り上げています。
 管楽器のフルート、弦楽器のチェロ、撥弦楽器のハープによる鮮やかな音色の三重奏をお楽しみいただけます。

 ※録音:2023年9月-12月
 
 
C00971
\2800
ステファノ・マイネッティ:アロング・タイム ~
 映画のサウンドトラックからのチェロとピアノのための室内楽曲集

  ステファノ・マイネッティ:
   THE TESTAMENT/ORGOGLIO/
   KIKI DE MONTPARNASSE/
   LA DOLCE ALA DELLA GIOVINEZZA/
   COME PIETRA PAZIENTE/FOLLIA/TIMING/
   RENDERING REVOLUTION/FRIDA KAHALO/
   IL SETTIMO SOGNO/ALEXANDRA DEL LAGO/
   THE SHOOTER/TANGO PER MARIA/
   L'ASSASSINO E QUELLO CON LE SCARPE GIALLE
ルカ・ピンチーニ(チェロ)
ギルダ・ブッタ(ピアノ)

 イタリアの作曲家ステファノ・マイネッティの作品集。
 マイネッティはローマのサンタ・チェチーリア音楽院を首席で卒業した後、映画、演劇、テレビの音楽を書きイタリアとアメリカで活躍しています。
 このアルバムでは映画のサウンドトラックからのチェロとピアノのための室内楽曲を収録しました。

 ※録音:2009年-2024年
 
 
C00973
\2800
20世紀のフルート・ソナタ集 Vol.1
 プロコフィエフ:ソナタ ニ長調 Op.94
 マルティヌー:ソナタ第1番 H.306
 シュルホフ:ソナタ WV86 Op.61
 エマン・バルツァー:スージー
フィリッポ・マッツォーリ(フルート)
デニス・ザルディ(ピアノ)

 フルート奏者フィリッポ・マッツォーリ選曲による「20世紀のフルート・ソナタ集」シリーズの第1巻が登場です。
 このシリーズでは、1900年から1960年の間に制作された作品で発表された当時は脚光を浴びたものでも現在はあまり演奏されていない作品などを選んで録音しています。

 ※録音:2024年4月
 



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NCPA CLASSICS


先に紹介した
 NCPA CLASSICS
 リュー・ジァ&中国国家大劇院管弦楽団のブルックナー 第1弾

 交響曲第1番ハ短調 WAV.101
 交響曲第2番ハ短調 WAB.102(1877年版)
 交響曲第8番ハ短調 WAB.108(ノヴァーク版第2稿、1890年)
 交響曲第7番ホ長調 WAB.107
 交響曲第3番ニ短調 WAB.103(ノヴァーク版第2稿、1889年)
 交響曲第9番ニ短調 WAV.109



816202201
特殊価格
\5200
中国初となるブルックナー交響曲全集が完結!
 リュー・ジァ&中国国家大劇院管弦楽団!

  ブルックナー:
   交響曲第4番変ホ長調 WAB.104《ロマンティック》
    (ノヴァーク版第2稿、1878/1880年)
中国国家大劇院管弦楽団
 (China NCPA Orchestra)
リュー・ジァ(指揮)

 中国、アジアを代表する指揮者の1人であるリュー・ジァ(LU Jia)が音楽監督兼首席指揮者を務める中国国家大劇院管弦楽団(NCPAオーケストラ)とのコンビで進めてきた国家規模のビッグプロジェクトである「中国史上初となるブルックナー・チクルス」の最終巻は「交響曲第4番」!
 ブルックナーの9曲のシンフォニーの中でも特に改訂版が多く存在する「交響曲第4番」を録音するにあたってリュー・ジァが選んだのは1878/80年稿に基づくノヴァーク版第2稿。
 現在では1878/80年稿に基づくハース版も同様に人気があるが、リュー・ジァは中国初のブルックナー・チクルスのフィナーレとして敢えて最も有名な「ノヴァーク版第2稿」を選択。
 その堂々たるフィナーレと極東アジアにおけるブルックナー史の新たな1ぺージにご注目下さい!

 録音時期:2024年9月23日-9月24日
 録音場所:中国国家大劇院(北京、中国)
 録音方式:ステレオ(デジタル)

 ※当タイトルは限定生産のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。(代理店)
 
 


816202191
(2CD)
特殊価格
\5200
リュー・ジァとNCPAオーケストラによる
 ブルックナー交響曲第5番

  ブルックナー:
   交響曲第5変ロ長調 WAB.105(ノヴァーク版)
中国国家大劇院管弦楽団
 (China NCPA Orchestra)
リュー・ジァ(指揮)

 (2016年ライヴの第2番を除くと)2022年からスタートして急ピッチでレコーディングが進められてきたリュー・ジァとNCPAオーケストラによるブルックナー交響曲全曲録音プロジェクト。
 「第8番」と同様に壮大かつ壮麗な「第5番」は。「第4番」などに比べると圧倒的に改訂版が少ないことも特徴的。
 これまでのレコーディングでも充実したサウンドを繰り出し、特には繊細なトーンを神秘的に表現するなど健闘を重ねてきたブラスセクションの活躍にも期待。

 録音時期:2024年7月11日-9月13日
 録音場所:中国国家大劇院(北京、中国)
 録音方式:ステレオ(デジタル)

 ※当タイトルは限定生産のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。(代理店)
 
 


816202081
特殊価格
\5200
リュー・ジァとNCPAオーケストラ
 ブルックナー交響曲第6番

  ブルックナー:
   交響曲第6変ロ長調 WAB.105(ノヴァーク版)
中国国家大劇院管弦楽団
 (China NCPA Orchestra)
リュー・ジァ(指揮)

 ブルックナーのシンフォニーの大きな特徴である「ブルックナー休止」がほぼ見受けられず、作曲者自身も「最も大胆な作品」と称した中期の傑作「交響曲第6番」。
 第4番、第5番、第7番に挟まれてしまっているため演奏機会に恵まれているとは言い難い「第6番」ですが、ブルックナー自身が「大胆」と称するのも納得の大作であることは間違いありません。
 リュー・ジァのタクトが描くのはブルックナーが見たとされるモンブラン山脈の風景か、それともベートーヴェンの「田園」や「第7番」にも通ずる特色か。
 リュー・ジァとNCPAオーケストラのコンビが新しいブルックナーの解釈を聴かせてくれることでしょう。

 録音時期:2024年1月9日-1月11日
 録音場所:中国国家大劇院(北京、中国)
 録音方式:ステレオ(デジタル)

 ※当タイトルは限定生産のため、ご注文数に対して十分な数量をご提供出来ない可能性がございます。予めご了承下さい。(代理店)
 



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ALPHA CLASSICS



ALPHA1116
(2CD)
\3600→\3290
ジャン・ロンドー、アンナ・ベッソンらによるアンサンブル「ネヴァーマインド」
J.S.バッハ(ネヴァーマインド編曲):ゴルトベルク変奏曲

 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)/
  ネヴァーマインド編曲:
   ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
    【CD 1】アリア~第15変奏
    【CD 2】第16変奏~アリア・ダ・カーポ
ネヴァーマインド
 アンナ・ベッソン(トラヴェルソ)
 ルイ・クレアック(ヴァイオリン)
 ロバン・ファロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ジャン・ロンドー(チェンバロ、オルガン)
NYCX 10508
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3960

 録音: 2024年8月 サル・ド・ミュジーク、ラ・ショー=ド=フォン、スイス
 収録時間: 98分(49分/49分)
 ※国内仕様盤日本語解説...矢澤孝樹

 【ジャン・ロンドー、アンナ・ベッソンらのネヴァーマインドがゴルトベルク変奏曲を!】
 編曲作品あまたのゴルトベルク変奏曲ですが、近年では古楽界の大物たちがこぞって挑んでいるのも興味深いところ。
 そんな中、自身来日公演やソロ・アルバムでも刺激的なゴルトベルクを聴かせてくれたジャン・ロンドーとその盟友たちが、アンサンブルによる演奏をリリースします。
 
 編曲の中心となったのはロンドーと、ガンバを弾くロバン・ファロ。
 アンナ・ベッソンの伸びやかなトラヴェルソを前面に押し出しながら他のメンバーも随所で活躍、多声的な絡みも異なる楽器によるアンサンブルならではの立体感で聴かせます。
 ロンドーはソロの録音でも使用したジャーマン・モデルのチェンバロのほか、イタリアン・スタイルのチェンバロと2種のオルガンを弾き分けるこだわりぶり。
 彼らならではの独創的かつスリリングな編曲で、作品の新たな地平を切り開いています。

 
 



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ANALEKTA



AN29149
\3100→\2890
2015年ショパン国際・コンクール第2位
 シャルル・リシャール=アムラン
エコーズ~ショパン、グラナドス、アルベニス:ピアノ作品集

 エンリケ・グラナドス(1867-1916):
  1-9. 詩的なワルツ集
 フレデリック・ショパン(1810-1849):
  10. 演奏会用アレグロ Op. 46
 イサーク・アルベニス(1860-1909):
  11. ラ・ベガ(草原)
 グラナドス:
  12. 演奏会用アレグロ Op. 46
 ショパン:
  13. ワルツ 第14番 ホ短調 Op. posth. KKIVa/15「遺作」
  14. ワルツ 第3番 イ短調 Op. 34-2
  15. ワルツ 第4番 ヘ長調 O. 34-3
  16. ワルツ 第12番 ヘ短調 Op. 70-2
  17. ワルツ 第6番 変イ長調 Op. 64-1「小犬のワルツ」
  18. ワルツ 第7番 嬰ハ短調 Op. 64-2
  19. ワルツ 第8番 変イ長調 Op. 64-3
  20. ワルツ 第5番 変イ長調 Op. 42「大円舞曲」
シャルル・リシャール=アムラン(ピアノ)
NYCX 10509
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音: 2024年8月7-9日 ケルナー・ホール、トロント
 収録時間: 76分
 ※国内仕様盤日本語解説...飯田有抄

 【リシャール=アムランが誘う、ショパンとスペインの詩情】
 2015年ショパン国際ピアノ・コンクール第2位とソナタ賞ほか輝かしい経歴を持ち、日本にもファンの多いシャルル・リシャール=アムラン。
 特に高い評価を得ているショパンですが、今回のアルバムでは19世紀終盤に作曲されたスペインのレパートリーと組み合わせるという興味深いプログラムを聴かせています。
 収められたショパン、グラナドス、アルベニスはいずれも卓越したピアニストであり、彼らの作品は個性豊かな旋律と洗練された和声、そして高い創造性といった点が共通。
 さらに収録作品では詩情と舞踏が絶妙に織り交ぜられており、一連のプログラムとして非常に高い親和性とバランスを感じさせるものとなっています。
 リシャール=アムランの技量とセンスがこれまで以上に生かされた、たいへん聴き応えのある美しいアルバムです。

 
 



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ARCANA



A575
\3100→\2890
おっとびっくり
 庄司紗矢香&ジャンルカ・カシオーリの
  モーツァルト・チクルス第2弾が突如ARCANAから登場
   2023年12月録音
    モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 第25番、第34番、第40番

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  1-2. ヴァイオリン・ソナタ 第25番 ト長調 K. 301/293a (1778)
  3-5. ヴァイオリン・ソナタ 第34番 変ロ長調 K. 378/317d (1779)
  6-8. ヴァイオリン・ソナタ 第40番 変ロ長調 K. 454 (1784)

庄司紗矢香(ヴァイオリン)
ジャンルカ・カシオーリ(フォルテピアノ)
NYCX 10507
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 使用楽器:
  (ヴァイオリン) クレモナのアントニオ・ストラディヴァリウス1729年頃製作 "レカミエ"
  (フォルテピアノ) ウィーンのヴァルター&ゾーン1805年頃製作モデルに基づく、ディヴィショフ(チェコ)のポール・マクナルティ2009年製作の再現楽器(音域FF-c4)
 録音: 2023年12月5-7日 ペチェット・トリネーゼ、トリノ、イタリア
 収録時間: 57分
 ※国内仕様盤日本語解説...大津 聡


「私が幼い頃からやりたくても禁止されてきたこと、でも18世紀当時の研究書には推奨されているようなことを、実際に積極的に取り入れるパートナーが見つかった。」
「大学時代から読み始めパンデミック中に読み終えることのできた歴史書の数々、そこから得た知識からは実際いくつかの答えが得られます。」
「演奏とは常に新たな創造であり、一つ一つの解釈のチョイスと自分に対して誠実であり、その責任を取ること。その上でその瞬間に空気中から生まれたものを尊重する姿勢が大切です。」
「モーツァルトのドラマ、繊細な感情とユーモア、血の通った音楽を伝えたい」

 DGから出たモーツァルトの第1弾は、真摯に、もっと新しい何かを追及して掴み取りたいという庄司紗矢香の思いが結実したモーツァルトだった。
 素晴らしい才能を持ちながら、決して殻を破れなかった真面目な音楽少女が、不良文学少年に出会い、そそのかされ、今まで自分が考えていたことが決して間違いではなかったことを確信して、少年と手を取り合って家出したような演奏だった。
 カシオーリは演奏史上最高に自由奔放。そしてそれにつられるように、導かれるように自分を解放していく庄司紗矢香。・・・なかなかにエキサイティングなアルバムだった。

 で、いつ第2弾が出るんだろうと楽しみにしていたのだが・・・なんとレーベルを変えてきた。まさかのARCANA。なにかあったのか。「あんな自由すぎる演奏じゃ第2弾は出せないよ」とユニバーサルの重役に言われたのか。いったい何があったのだ。

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【庄司紗矢香&ジャンルカ・カシオーリによるモーツァルトがARCANAから登場!】

 ドイツ・グラモフォンからのリリースに続き、話題のシリーズがARCANAから発売となります。
 ケルン大学在学中にピリオド楽器とその奏法に触れる機会があったものの、当時はその研究に十分な時間が充てられず、いつかじっくり挑みたいと考えていたと語る庄司紗矢香。
 2020-21年に訪れた新型コロナ・ウイルスによる世界的パンデミックで思いがけずその「いつか」が到来し、18世紀の音楽を中心に研究書を読みふけったということです。
 その成果とも言えるのが、ガット弦とクラシック弓を用いた今回のシリーズ。カシオーリの奏でるフォルテピアノと共に、伸びやかな音色としなやかな表現を駆使し、活き活きとした美しい演奏を聴かせています。

 《演奏者より》
 2009年にカシオーリと初共演した際、直感的にいつかこの人とモーツァルトを弾きたいと思ったのを思いだします。
 以来、私達はまずベートーヴェンを中心に演奏してきましたが、これは実にエキサイティングな経験でした。なぜならルバートや楽章内のテンポの変化、音の不平等さなど、私が幼い頃からやりたくても禁止されてきたこと、でも18世紀当時の研究書には推奨されているようなことを、実際に積極的に取り入れるパートナーが見つかったからです。

 私が大学時代から読み始めパンデミック中に読み終えることのできた歴史書の数々、そこから得た知識からは実際いくつかの答えが得られます。
 私は自分にとっての今日の真実が一番大切だと思っています。今日の真実は来年には変わるかもしれません。
 しかし大きな柱は変わっていません。
 正しい演奏と間違った演奏があるとは思っていません。ただ聞き慣れた演奏やどこかで耳にした演奏を自動的に模倣することだけは成長した演奏家としては避けたいものです。
 演奏とは常に新たな創造であり、一つ一つの解釈のチョイスと自分に対して誠実であり、その責任を取ること。その上でその瞬間に空気中から生まれたものを尊重する姿勢が大切です。
 つまり、私はピリオド楽器で演奏することが最も重要とは思っていません。よく顎当てや肩当てなどの質問をいただきますが、私はバロックヴァイオリン専門家には及びません。
 クラシック弓はアーティキュレーションや音のヒエラルキーにより容易に表情づけてくれますし、生のガット弦の使用はその響きの美しさが故にパンデミック中に夢中になって練習したのが主な理由です。
 ですから使用する楽器によって正当性を挙示するつもりは全くありません。

 モーツァルトのドラマ、繊細な感情とユーモア、血の通った音楽を伝えたい一心で、モーツァルト全集録音に取り組んでいます。
 繰り返しでのヴァリエーションやフェルマータのカデンツなど、私たちのワクワクを皆さまにお届けできれば何より嬉しいです。
      ―――― 庄司紗矢香

 




ユニバーサル・ミュージックの国内盤として発売された第1弾
2022年録音の第28/35/42番



ユニバーサル・ミュージック
UCCG45064
(国内CD)\3300
庄司紗矢香の4年ぶりの新作だった
モーツァルト:
 1. ヴァイオリン・ソナタ第28番ホ短調 K.304 (300c)
 2. ヴァイオリン・ソナタ第35番ト長調 K.379 (373a)
 3. ヴァイオリン・ソナタ第42番イ長調 K.526
庄司紗矢香(ヴァイオリン)
ジャンルカ・カシオーリ(フォルテピアノ)
 録音:2022年5月、
 CD 2.0ch Stereo / DSD 2.0ch Stereo /DSD 5.1ch Surround

 世界的ヴァイオリニスト、庄司紗矢香がピアニストのジャンルカ・カシオーリをパートナーに迎えた渾身のモーツァルト。
 4年ぶりの新作となる。
 作品が誕生した当時にならって、カシオーリはフォルテピアノで、庄司も楽器の弦をガット弦にし弓もバロック式で録音。
 イタリア・モンドヴィの古い教会で録音された優れたサウンドも魅力です。

【UHQCD仕様】【グリーン・カラー・レーベルコート】【紙ジャケ仕様】






2009年~2014年にかけてカシオーリと録音した
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全10曲のセット


ユニバーサル・ミュージック
国内盤
UCCG90824
(4 Hi Quality CD)
¥7040

ベートーヴェン生誕250周年
 庄司紗矢香、ジャンルカ・カシオーリ
  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集


CD1
  ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2
  ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47『クロイツェル』
録音:2009年12月、ベルリン

CD2
  ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1
  ヴァイオリン・ソナタ第3番イ長調 Op.12-3
  ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調 Op.23
録音:2011年9月、ハンブルク

CD3
  ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
  ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
録音:2011年9月、ハンブルク

CD4
  ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調 Op.24『春』
  ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
  ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
録音:2011年9月(5番)、2014年7月(6、10番)、ハンブルク


庄司紗矢香(ヴァイオリン)
ジャンルカ・カシオーリ(ピアノ)


 2009年~2014年にかけて、鬼才ピアニスト、ジャンルカ・カシオーリと録音したベートーヴェンの不滅のヴァイオリン・ソナタ全10曲をUHQCDの全集として発売。
 この全曲録音を完成し発売した2015年、庄司紗矢香は「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全曲」CD録音完結記念全国ツアー公演(サントリーホールなど10カ所)を行い、その公演が2016年、第57回毎日芸術賞を受賞。異例の若さでの受賞が話題となりました。


【庄司紗矢香(ヴァイオリン)】

 グラモフォン誌に「絶大なスタミナと何事にもひるまない精神、希有な音楽家」と評された庄司紗矢香。
 1998年からヨーロッパを拠点に活動、1999年パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで史上最年少および日本人として初めて優勝した。
 庄司はピアニストのジャンルカ・カシオーリとデュオを組み、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集のリリースを2015年春に完結。また、メナヘム・プレスラーともリサイタル・ツアーを行い、その記録はライヴ収録され2015年秋にリリースされた。
 使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された1729年製ストラディヴァリウス“レカミエ(Recamier)”である。


 



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BR KLASSIK



900221
(2CD)
\3900→\3590
ラトル、バイエルン放送響&合唱団
 首席指揮者就任記念演奏会のライヴ
ハイドン:オラトリオ『天地創造』

 ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
  オラトリオ『天地創造』 Hob. XXI:2
   (ドイツ語歌唱)
    【CD1】1-14. 第1部
    【CD2】1-12. 第2部/13-18. 第3部
ガブリエル/エヴァ...
 ルーシー・クロウ(ソプラノ)
ウリエル...ベンヤミン・ブルンス(テノール)
ラファエル/アダム...
 クリスティアン・ゲルハーエル
  (バス・バリトン)
バイエルン放送合唱団
バイエルン放送交響楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
NYCX 10510
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5280

 録音:2023年9月18-22日(ライヴ) ミュンヘン、ヘルクレス・ザール
 総収録時間:99分

 【ラトル、バイエルン放送響&合唱団の首席指揮者就任記念演奏会のライヴ録音、得意曲の『天地創造』が登場!】
 2023/24シーズンからヤンソンスの後を継いでバイエルン放送交響楽団&合唱団の第6代首席指揮者に就任したサイモン・ラトル。
 ここに登場する『天地創造』は、先にリリースされたマーラーの交響曲第6番と共に新天地でのラトルの船出を飾ったプログラムで、特に合唱団との就任後最初の演奏会として重要なものでした。
 ラトルはハイドンの2作のオラトリオを得意とし、『天地創造』は1990年にバーミンガム市交響楽団&合唱団と録音しており、これは今も現代オーケストラによる代表的な演奏の一つとされています。
 ベルリン・フィルでの首席指揮者としての最後のシーズンのオープニングでも『天地創造』をとりあげており、節目でとりあげる「勝負曲」の一つとしている模様。
 ラトルはこの曲の魅力を「壮大な合唱、優美なメロディ、最高度に洗練されたポリフォニー、すべてが人類に対する楽観的な見方にしっかりと根ざしています」と語っています。
 そのアプローチは、オーケストラでトランペットとトロンボーンにピリオド楽器を使いつつ、サウンドの先鋭さで耳を惹こうとすることなく、作品の壮大さと包容力を存分に伝えてくれます。
 バーミンガム市響との録音は英語版でしたが、ここではドイツ語版で演奏しています。
 
 1796年から1798年にかけて作曲されたこのオラトリオ「天地創造」。
 興行主ザロモンの依頼によって書かれた作品で、旧約聖書の「創世記」第1章とミルトンの「失楽園」を元にした台本を使っています。
 第1部は天地創造の第1日から第4日までが描かれ、混沌としたものの中から光が生まれ、天使たちが舞い、神の栄光が歌われます。
 第2部は第5日と第6日。まず生き物たちが地と空を覆い、その後ようやく人間が造られます。
 そして第3部ではその造られた人間「アダムとエヴァ」が主役となって物語を進め、最後は対位法を駆使した壮大な合唱で創造主を讃える大団円となります。

 
 
 

900225
\2700
通常盤
 グスタフ・マーラー(1860–1911): 交響曲 第7番 ホ短調「夜の歌」

 1. I. Langsam. Adagio Allegro risoluto, ma non troppo
 2. II. Nachtmusik I. Allegro moderato
 3. III. Scherzo. Schattenhaft Trio
 4. IV. Nachtmusik II. Andante amoroso
 5. V. Rondo-Finale. Tempo I (Allegro ordinario)
  Tempo II (Allegro moderato, ma energico)
バイエルン放送交響楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
NYCX 10512
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2970

 録音:2024年11月6-8日 ミュンヘン、 イザールフィルハーモニー・イン・ガスタイクHP8(ライヴ)
 総収録時間:75分

 【謎、錯綜、狂騒...マーラーの自信作にして屈指の問題作をラトルとバイエルン放送響が隅々まで照らし出す】
 2024年11月の来日公演でも大好評を博したラトルの「夜の歌」。限定で緊急発売された来日直前のライヴが、通常盤で登場します。
 壮大で悲劇的な第6番に続けて完成させた交響曲第7番についてマーラーは、コンサートの主催者に「自分の最上の作品」と書いて推薦し、初演は実際に 成功を収めたものの、やがてこの曲が複雑すぎると感じるようになります。
 その難解さを和らげるために彼は第2楽章と第4楽章に「夜の音楽」と名付けましたが (作品全体にかかる「夜の歌」は第三者が付けたもの)、妻アルマに対しては、この作品で「重要なのは、落ち着くことのない生とひたむきな努力を通して人間が 何になるのかだ」と書いています。
 楽想として陽気、呑気、畏怖、歓喜と狂騒が入り混じり、ギターやマンドリンといった近代交響楽には稀な楽器が加わり、楽 曲の展開も論理を逸脱して迷走するかに見えつつ、最後に輝かしい大団円を迎えるこの曲こそ、マーラー自身の「落ち着くことのない人生とひたむきな努力」 のイメージかもしれません。
 マーラーの演奏で際立って高い評価を得て来たラトルは、この曲においても1991年にバーミンガム市響を指揮して録音したEMI盤 が画期的な名盤として高く評価されています。
 そこでは、千変万化する楽想や複雑な構造を単純化することなく明晰に処理し、決してわかりやすくはない80 分近い大作において、圧倒的な説得力を持つ演奏を展開しました。
 ベルリン・フィルの歴代首席指揮者によるマーラーの交響曲全集でも第7番にラトルの演 奏(2016年)を充てていることも、その楽曲理解と指揮の卓越さの証。
 ここに収録されたミュンヘンでの演奏会では、ラトルはこの長大な難曲を暗譜で指揮し たと伝えられます。
 まさに自身の血肉と化した第7番を、世界最高水準のオーケストラと評価され、ラトルの解釈を献身的に音にするバイエルン放送響との演 奏でお楽しみ頂けます。

 ※輸入盤には、限定盤に掲載されていた日本語解説はありません。
 
 ※国内仕様盤には高松祐介氏による原盤解説の日本語訳と、ミュンヘン在住の音楽評論家アントワーヌ・レヴィ=ルボワイエ氏によるコンサート・レポートの日本語訳が付属します。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BR KLASSIK



900223
\2700→\2490
ハイティンク&バイエルン放送交響楽団
 ドヴォルザーク:交響曲第7番、スケルツォ・カプリチオーソ

 アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):
  1-4. 交響曲第7番 ニ短調 Op. 70
   1. Allegro maestoso (10:56)
   2. Poco adagio (10:23)
   3. Scherzo. Vivace (7:01)
   4. Finale. Allegro (9:16)
  5. スケルツォ・カプリチオーソ Op. 66 (12:05)
バイエルン放送交響楽団
ベルナルト・ハイティンク(指揮)

 録音:ミュンヘン、ヘルクレス・ザール 1981年3月26,27日(ライヴ)...1-4 1981年3月24日...5
 総収録時間:49分
 *ベルナルト・ハイティンク ポートレート 第2集... 900720からの分売

 ベルナルト・ハイティンクは1958年にバイエルン放送交響楽団を初めて指揮して以来、長く良好な関係を続けました。
 このCDはバイエルン放送交響楽団の創設75周年を記念したハイティンク・ポートレート第2集からの分売です。
 ハイティンクにとって意外にもドヴォルザークは録音の少ないレパートリー。
 第7番はコンセルトヘボウ管との1959年盤がありましたが、同管の指揮者に就任する 2年前の演奏とあって、初々しくもやや几帳面さを感じさせるものでした。
 その22年後に、すでに20年余りにわたって共演を続けていたバイエルン放送響と行っ た録音が世に出ることは、この指揮者の解釈の成熟と辿る上で貴重な音源と言えるでしょう。
 



<国内盤> 


MCLASSICS


MYCL00036
(SACD HYBRID)
\3740
佐藤友紀(トランペット)&大木麻理(ポジティフ・オルガン)
 天上の音楽
佐藤友紀(トランペット)
大木麻理(ポジティフ・オルガン)
 1-4. トレッリ(1658-1709)/E.タール編:ソナタ ニ長調
  1. I.Andante/2. II.Allegro/3. III. Grave/4. IV. Allegro
 5. ブクステフーデ(1637-1707):来たれ精霊、主たる神よBuxWV200
 6. ブクステフーデ:いざ来たれ、異教徒の救い主よBuxWV211
 7-10. コレッリ(1653-1713)/ フィッツジェラルド編:ソナタ第8番 ホ短調
  7. I. Prelude/8. II. Allemande/9. III. Sarabande/10. IV. Gigue
 11-13. マルチェッロ(1673-1747):協奏曲 ニ短調(原曲:オーボエ協奏曲)
  11. I. Andante e spiccato/12. II. Adagio/13. III. Presto
 14. J.S.バッハ(1685-1750):来たれ、異教徒の救い主よBWV659
 15. アルカデルト(1504 or 1505-1568) /ディーチェ(1808-1865):アヴェ・マリア
 16. シュテルツェル(1690-1749):御身が共にいるならば
 17. モーツァルト(1756-1791):アヴェ・・ヴェルム・コルプス K.618
 18. J.S.バッハ / グノー(1818-1893):アヴェ・マリア
 19. サン=サーンス(1835-1921):アヴェ・マリア
 20. フランク(1822-1890):天使の糧

 《録音》2022年12月7-9日、2024年6月20-21日相模湖交流センターポジティフ・オルガンを持ち込み
 収録時間:55分

 天国的な安らぎに満ちた世界。トランペットとポジティフ・オルガンによる美しい調和。佐藤友紀と大木麻理のデュオ、2ヶ月リリース第2弾。

 元東京交響楽団の首席奏者として活躍、現在ソリスト、室内楽と幅広く活躍するトランペット奏者佐藤友紀と、充実した活動で高く評価を受けるオルガン奏者大木麻理のデュオ第2弾アルバムです。
 当アルバムでは、ポジティフ・オルガンとトランペットによるバロック作品を中心に収録。
 美しく温かみのあるポジティフ・オルガンの調べにのせて、豊かに語りかけるトランペットの高貴な音色。
 また有名作曲家たちの「アヴェ・マリア」が並び、平和的な心地よい調和したサウンド、広がりゆく美しく優雅な世界に心奪われることでしょう。
 
 

MYCL00055
\3410
上原理生(テノール/バリトン)
 Risonanze ―響鳴―

 1. G.ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン
 2. G.F.ヘンデル:オンブラ・マイ・フ(ラルゴ)
 3. P.トスティ:理想の人
 4. S.カルディッロ:カタリ・カタリ(つれない心)
 5. R.ファルヴォ/山本清香編:君に告げてよ
 6. G.プッチーニ/山本清香編:星は光りぬ(歌劇「トスカ」より)
 7. 小林秀雄:落葉松
 8. F.ワイルドホーン/山本清香編:This is The Moment
  (ミュージカル「ジキルとハイド」より)
 9. B.アンダーソン、B.ウルヴァース/山本清香編:Anthem
  (ミュージカル「チェス」より)
 10. A.ロイド・ウエバー/山本清香編:Music of The Night
  (ミュージカル「オペラ座の怪人」より)
 11. C-M.シェーンベルク/山本清香編:Stars
   (ミュージカル「レ・ミゼラブル」より)
 12. F.レイ/山本清香編:ある愛の詩(Where Do I Begin)
 13. C.ガルデル/山本清香編:ポル・ウナ・カベサ
  (映画「セント・オブ・ウーマン」)
 14. A.モリコーネ、E.モリコーネ /山本清香編:
  ニュー・シネマ・パラダイス(Se)
   (映画「ニュー・シネマ・パラダイス」)
 15. N.ロータ/濱野基行、山本清香編:
  ゴッドファーザー 愛のテーマ (映画「ゴッドファーザー」)
上原理生(テノール/バリトン)

濱野基行(ピアノ、編曲...15)
有梨瑳理(チェロ...5,6,8-13,15)
山本清香(編曲...5,6,8-15)

 《録音》2024年7月17-18日 埼玉、三芳町文化会館(コピスみよし)
 収録時間:57分

 ジャンルを超え人の心へ響く歌声。上原理生がその身を捧げる魂の歌。

 ミュージカル俳優や声楽家で活躍する上原理生の10年振りのソロアルバムです。現在その実力が高く評価され、人気も急上昇中で注目集めています。
 本アルバムでは、クラシックの名曲からミュージカル、映画音楽の人気ナンバーを集め、全編アコースティックのホール・レコーディングを敢行。ジャンルを軽々跨ぎ活動をする上原の全てが詰まったようなアルバムとなりました。
 人の心を魅了し、熱くさせる歌声。穏やかな気持ちに導く、優しい歌声。上原の「今」を込めて表現する歌が、人の心の深いところを「響鳴」させ、生きる喜びを与えます。


上原理生

 東京藝術大学声楽科卒業。卒業時にアカンサス音楽賞・同声会賞受賞。
 2011年オリジナル演出版『レ・ミゼラブル』アンジョルラス役にて鮮烈なデビューを飾る。 以降、新演出版『レ・ミゼラブル』アンジョルラス役/ジャベール役、『ミス・サイゴン』ジョン役、『1789』ダントン 役、『ピアフ』シャルル・アズナヴール役、『マリー・アントワネット』オルレアン公役、『イザボー』シャルル6世役、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』ターピン役など、数多くの作品でプリンシパルとして活躍。 2023年9月にはミュージカル『生きる』にて、ストーリーテラーである小説家役を好演。
 また、声楽家としての顔も持ち、オペラ・クラシック、ミュージカル、昭和歌謡、映画音楽など幅広いレパートリーを歌いこなす【歌のジャンルを超えた架け橋】として、八ヶ岳高原音楽堂やBillboard、浜離宮朝日ホールなどでもコンサートやリサイタルを精力的に開催。これまでに、齊藤一郎指揮/神奈川フィルハーモニー管弦楽団、松井慶太指揮/セントラル愛知交響楽団、角田鋼亮指揮/岡山フィルハーモニック管弦楽団、辻博之指揮/東京21世紀管弦楽団、ドラマティック・オーケストラ・コピス、河合尚市指揮/千葉交響楽団、水野蒼生指揮/ウェスタBitter&Sweetオーケストラ、平井秀明指揮/ガルバオーケストラなどと共演。
 声楽家の加耒徹との「かくりお」、歌手の堂珍嘉邦との「Bitter&Sweet」、ミュージカル俳優/シンガーソングライターの石井一孝との「Las Voces」といったデュオも好評を博している。その存在感、表現力、歌唱力を高く評価されている。
 第4回イブラ・グランド・アワード・ジャパン声楽部門で第2位受賞。


有梨瑳理 (ありさり) チェロ

 愛知県出身。
 4歳よりスズキメソードでチェロを始める。
 東京芸術大学音楽学部附属音楽高校を経て東京芸術大学を卒業。
 2014年から2019年まで兵庫芸術文化センター管弦楽団に所属。
 第16回KOBE国際音楽コンクール弦楽器部門最優秀賞並びに兵庫県教育長賞、タカハシ・パール賞受賞。
 室内楽では、第10回大阪国際音楽コンクールアンサンブル部門第1位並びに審査委員長賞受賞。
 洗足学園音楽大学演奏補助要員。
 2022年より東京女子管弦楽団に所属。
 各地のプロオーケストラのエキストラを始め、アイスショー、バレエ、小学校のアウトリーチなど、さまざまなジャンルで活動中。


濱野基行(はまののりゆき) ピアノ

 東京都立日比谷高等学校を経て、東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。東京学芸大学修士課程音楽コース修了。
 第12回日本クラシック音楽コンクールピアノ部門全国大会入賞。
 ソロリサイタルを開催する傍ら、声楽家や合唱団との演奏活動を精力的に行っている。CDレコーディングにも多数参加しており、自身のアレンジによる楽曲も披露している。
 これまでに、ピアノを田中知子、渡辺健二、岡田敦子、鈴木弘尚、野田清隆の各氏に師事。
 現在、東京音楽大学非常勤講師。


山本清香(やまもとさやか) 編曲

 静岡県浜松市生まれ。
 東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。
 刺音楽を中心にドラマ、映画、CM、音楽番組、ミュージカルや舞台での音楽、音楽教室教材の作編曲等、多岐にわたる。
 美しくキャッチーなメロディ、心情に迫るドラマティックな音楽、様々な編成に応じた編曲とオーケストレーションには定評がある。一般社団法人 日本作編曲家協会(JCAA)理事。
 ピアニストとして歌手のバックミュージシャンや録音スタジオでの演奏も行う。
 主な作品に、ドラマ「答視庁・捜査一課長」音楽、アニメ「Go!プリンセスプリキュア」エンディング主題歌「ドリーミング★プリンセスプリキュア」がある。
 




スリーシェルズ


3SCD 1002
\3056
「ZEN&SHIN/The SUPER NOVA」
 収録曲(全作曲・作詞:Zen&Shin/編曲・オーケストレーション:鹿野草平)
  (1)機関車天国(コーラス版) 3:40
  (2)真夏の夜の夢 4:10
  (3)そよ風のラブソング 3:47
  (4)夏の終わりに 6:57
  (5)零の予感 4:55
  (6)Black Panther(Vocal:西田真以) 5:09
  (7)荒野と草笛 2:53
  (8)サクラロック 4:08
  (9)機関車天国(メロオケ・チェロ版) 3:40
  (10)ブラックパンサー(メロオケ・サックス版) 5:09
松井慶太(指揮)
オーケストラ・トリプティーク
歌唱:(6)西田真以、
 (1)(6)(8)ヒーローコーラス
(10)サクソフォン・ソロ:國末貞仁

 鹿野草平のオーケストレーションで聴く ZEN&SHIN作品集。
 「The SUPER NOVA」完成! 光り輝くサウンド!オーケストラで味わうZEN&SHIN!

 オーケストラ・レコーディング:2023年6月11日、2024年2月18日(アバコスタジオ)
 ソロ、コーラス・レコーディング:2024年3月14日(キングレコード)
 ■作曲・作詞:Zen&Shin ■編曲・オーケストレーション:鹿野草平
 ■プロデューサー:西耕一(スリーシェルズ)、録音・編集:山田正弘(ビート)

 鹿野草平のオーケストレーションで聴くZEN&SHIN作品集CD「The SUPER NOVA」完成!
 松井慶太指揮、オーケストラ・トリプティークが迫力のサウンドを奏でる!映画音楽にも使えそうな美しくも清々しいオーケストラの響きが展開されます。

プロデューサーノート(西耕一)

 工学博士号を持つ、作曲・作詞デュオZEN&SHINの魅力に触れたのは2017年頃でした。ふとしたきっかけに2人の歌うCDを手に入れ、他にない音楽性を知ることになりました。
 その優れたメロディを、オーケストラで聴いてみたい、という企画が立ち上がってからCD完成までにはオーケストラの録音2回、歌唱録音1回、足掛け3年の歳月が過ぎてしまいましたが、時間をかけただけの内容と自負しています。
オーケストラへのアレンジは、2021年のパラリンピックで音楽が使用された鹿野草平さん。演奏は、同じくパラリンピックで演奏が使用されたオーケストラ・トリプティークと指揮の松井慶太さんによって、ZEN&SHINの美しく力強いメロディやリズムが、絢爛たるサウンドで彩られています。まるで、架空の映画音楽CDとでも形容できそうです。
 オペラから映画音楽、歌謡曲まで幅広く歌うクロスオーバーなソプラノの西田真以さんの輝く太陽のような歌唱が《ブラックパンサー》の魅力を引き出してくださいました。男声コーラス入りの《機関車天国》や《サクラロック》も歌詞と音楽の融合を聴かせてくれます。《夏の終わりに》は、「交響詩」と言っても過言でないくらいの壮大な世界観が味わえます。2024年10月19日には、ステージでのお披露目コンサートがありましたが、大喝采で受け入れられ、演奏後に、あの曲は誰の曲? と問い合わせが何件も来たほどです。このCDは、ZEN&SHINに新たな光を当てるものになるでしょう。


Zen&Shin(作曲・作詞ユニット)

 工学博士号を持つ二人組、Zen&Shinが紡ぎ出す音楽のビッグバン。今、40年間の沈黙を破り、創作活動を再開。中学時代からコンビを組むZen&Shinは、カレイドスコープのように多彩な曲の数々を世の中に送り出します。
 2022年7月にシングルCD「サクラロック/半田浩二」(テイチク)でデビュー。デビュー・シングルは、オリコンチャート上位を記録して明るく朗らか、かつ、ロックサウンドの力強さを備えた楽曲が話題となった。日本音楽界の巨人・萩田光雄という稀有なアレンジャーとの出会いによって、これまで以上に楽曲に輝きを増し、デビューアルバムCDを完成させた。2023年、2024年に、鹿野草平オーケストレーションによってフルオーケストラによるCD「The SUPER NOVA」を完成させた。今後の活動にご注目下さい。

オーケストレーション:鹿野草平

 東京音楽大学に給費特待生として入学。同大学卒業、同大学院修了。2010年春に同人活動として新作オペラを自主公演。
 2009年に『吹奏楽のためのスケルツォ第2番《夏》』が翌年の全日本吹奏楽コンクール課題曲Vに選定。TVアニメ『フラクタル』(2011)等の放送・劇伴音楽のコンポーザー、および映画・ゲーム等の管弦楽・吹奏楽コンサートのためのアレンジャーを歴任する。2021年、『交響曲第1番《2020》』を発表。初演の模様は「ニコニコ超会議」で中継放送され、7万人近い視聴者を集めた。また、2021年東京パラリンピック開会式では同交響曲がBGMとして使用された。2023年より洗足学園音楽大学准教授。

 主要作品
  よみがえる大地への前奏曲(吹奏楽, 2011)
  無伴奏混声合唱組曲《地球を一晩借り切りで》(2016)
  太平の時を歌わん -三国志・曹操の描いた理想郷- (吹奏楽, 2019)
  薄暮(山本寛監督アニメーション映画音楽担当, 2019)
  バルバロ・ディベルティメント (吹奏楽, 2019)
  晩夏の歌 -夏の終わりが語ること- (吹奏楽, 1999-2020)
  ショプロン1989 -国境を駆け抜けた自由の民- (吹奏楽, 2020)
  創造のともしび(吹奏楽,2020)

指揮:松井慶太

 2009年 第15回東京国際音楽コンクール〈指揮〉にて入賞・奨励賞受賞。2022年よりオーケストラ・アンサンブル金沢のコンダクターを務め、2023年5月には同楽団第468回定期演奏会に華やかなデビューを飾った。
 2024年3月には名古屋フィルハーモニー交響楽団の第521回定期演奏会に代役指揮者として急遽登壇し、公演を成功に導く。
 オーケストラの支持を得て、2026年1月に名古屋フィルハーモニー交響楽団第541回定期演奏会に再び出演することが決まっている。
 1984年青森県八戸市生まれ。東京音楽大学指揮科卒業。指揮を広上淳一、汐澤安彦の各氏に師事。3歳よりピアノ、15歳よりオーボエを学び、16歳のときピアニストとしてポーランド国立クラクフ交響楽団と共演。
 2006年に韓国で行われたアジア・フィルハーモニック・オーケストラにて指揮をチョン・ミョンフンに師事。2008~2014年にN響定期演奏会にて、シャルル・デュトワ、チョン・ミョンフン、ファビオ・ルイージ、トゥガン・ソヒエフらの公演の合唱指揮者を務めた。
 これまでに、ライプツィヒ交響楽団、プラハ交響楽団室内オーケストラ、ドナウ交響楽団、日本フィル、シティ・フィル、パシフィックフィルハーモニア東京、札響、仙台フィル、オーケストラ・アンサンブル金沢、山響、群響、名古屋フィル、セントラル愛知、中部フィル、京響、大響、九響、関西フィル、東京室内歌劇場、東京佼成ウインド、シエナ・ウインド、東京吹奏楽団、東京混声合唱団等、国内外の演奏団体を指揮。
 2011年~2018年東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンス、2023年4月より東京音楽大学作曲指揮専攻(指揮)特任講師を務める。

オーケストラ・トリプティーク

 日本の作曲家を専門に演奏するオーケストラとして、プロ奏者により2012年結成。伊福部昭百年紀の公式オーケストラとして8回の公演に出演。NHKや新聞の取材も受け、テレビニュースでも特集され、音楽雑誌ほかで好評を得る。
 これまでに浜離宮朝日ホール(朝日新聞社内)や旧奏楽堂(上野公園内)、東京国際フォーラムほかでコンサートを行い、リリースしたCDはタワー・レコードやamazonのチャートで幾度も1位を記録。フルオーケストラ、弦楽オーケストラ、アンサンブル、小編成まで様々な形態で日本の作曲家の音楽をアーカイヴすべく活動している。2021年4月の無観客演奏会がニコニコ超会議で放映され約7万人が視聴。その録音は8月の東京パラリンピック開会式で使用され大きな話題となった。トリプティークは三連画。前衛、近現代音楽、映像音楽という三本の柱を持ち活動する意である。
 

<書籍>

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ECM(書籍)



150-47
〔書籍(カタログ)〕
\3300
ECM New Series40周年記念
 《ECM New Series ― A Compendium(ECM New Series完全カタログ)》

 ECM New Series40周年記念。レーベル初の完全カタログを2,000冊限定出版

 ●ECM New Seriesの40周年を記念し、ECM New Seriesのすべての録音を掲載した、高品質印刷の264+4ページのペーパーバックが発売されます。
  個々のアーティスト、作曲家を幅広く網羅した完全カタログです。
  大きなカバープリント、演奏家と作曲家のアーカイブ写真、そして序文のエッセーとプロデューサーのマンフレート・アイヒャーへのインタビューが英語とドイツ語で掲載されています。
  インタビューは1986年に行われたもので、「New Series」の始まりについて語られています。
  このダイジェスト本はこのレーベルの豊かなカタログを通しての音楽の旅への手引書として、またこのシリーズの40周年目の今を写したスナップショットとしての役割も果たしています。

 ●『Horizons Touched』や『Sleeves Of Desire』などの以前のECMの本のプロジェクトと同様に、この本もECMファンのコレクターズアイテムとなることでしょう。

 ※サイズ:210 x 270 mm / 重量:1090g

 

 
















12/24(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

WAON RECORDS



WAONCD 600
(HQCD)
\2800
平野一郎:二十四氣
 春 HARU [17'19"]
  1°立春 Risshun - 2°雨水 Usui - 3°啓蟄 Keichitsu -
  4°春分 Shunbun - 5°清明 Seimei - 6°穀雨 Koku-u
 夏 NATSU [17'47"]
  7°立夏 Rikka - 8°小満 Shoman - 9°芒種 Boshu -
  10°夏至 Geshi - 11°小暑 Shosho - 12°大暑 Taisho
 秋 AKI [17'09"]
  13°立秋 Risshu - 14°処暑 Shosho - 15°白露 Hakuro -
  16°秋分 Shubun - 17°寒露 Kanro - 18°霜降 Soko
 冬 FUYU [17'01"]
  19°立冬 Ritto - 20°小雪 Shosetsu - 21°大雪 Taisetsu -
  22°冬至 Toji - 23°小寒 Shokan - 24°大寒 Daikan
石上真由子(ヴァイオリン)
對馬佳祐(ヴァイオリン)
安達真理(ヴィオラ)
西谷牧人(チェロ)

 日本列島(ヤポネシア)の一年の巡りが一時間に凝縮された未曾有の弦楽四重奏曲

 録音:2023年9月26-28日、富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ メインホール
 [ 5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing ]
 Microphones : PureT Records current transmission microphones with Schoeps MK2S capsules x3,
  designed and manufactured by MOURI Tadaharu 毛利忠晴 (PureT Records), 2015 (last modified 2018), Tokyo
 Stereo setting : Smaller Decca Tree style three microphones settings
 Preamplifier : PureT Records PT-CMP01, designed and manufactured by MOURI Tadaharu 毛利忠晴(PureT Records), 2015 (last modified 2016), Tokyo
 Line mixer : CURRENT CSP162
 AD converter : Mytek Digital Brooklyn ADC
 Recorder : TASCAM DA-3000
 Master clock : Grimm Audio CC2
 DSD/PCM to PCM converter : Weiss Saracon-DSD

 平野一郎の「時を祀る」連作アルバム第2弾。《四季の四部作》(WAONCD-540)に並ぶ衝撃。天地に溢れる八百万の声なき聲が響きあう、もう一つの楽園へ。

 季節の巡りを知る「こよみ」の歴史は興味深く、天文学、数学、自然の移り変わり、さらには神話の世界など、様々な要素が関係しています。
 日本で今の太陽暦(グ レゴリオ暦)が採用されたのは実は大隈重信の時代、今から150年ほど前。
 それまでは太陰暦などを組み合わせて暦が数えられており、その中で、日本特有の一 年の季節の細やかなうつろいを24であらわした「二十四氣」もうまれました。
 この日本特有の二十四氣を、作曲家の平野一郎が、弦楽四重奏の形態で音楽にしました。
 ヴィヴァルディの《四季》の人々の明るい描写とは一線を画す、宇宙、自然、数の神秘、様々な要素を、弦楽四重奏の形態であらわしています。
 こだわりの録音にも注目です。
 




AVIE


AV2742
\2800
未知の世界
 コルンゴルト:告別の歌 Op.14
 ブラームス:わが傷ついた心 Op.59-7
 クララ・シューマン:私は暗い夢の中にいた Op.13-1
 ブラームス:お前の青い瞳 Op.59-8
 クララ・シューマン:彼らは互いに愛し合っていた Op.13-2
 ブラームス:あこがれの夜に Op.57-5
 クララ・シューマン:
  愛の魔法 Op.13-3、月が静かに昇ってくる Op.13-4
 ブラームス:暖かい空気はじっとして Op.57-8
 ロベルト・シューマン:
  リーダークライス Op.39、くるみの木 Op.25-3
アリエ・ヌスバウム・コーエン(カウンターテナー)
ジョン・チャーチウェル(ピアノ)

 アリエ・ヌスバウム・コーエン、ソロ・デビューアルバム!

 ☆カウンターテナーのアリエ・ヌスバウム・コーエン!
 ☆2017年メトロポリタン歌劇場ラフォン・コンクールでのグランプリ受賞の歌声!

 カウンターテナーのアリエ・ヌスバウム・コーエンのソロ・デビューアルバムが登場です。
 彼の歌声は「驚くほど美しく」「黄金色の歌声」(ガーディアン紙)と評されるほど美しいものです。
 2017年メトロポリタン歌劇場ラフォン・コンクールでのグランプリ受賞の他、数々のコンクールで受賞しています。
 ドイツとユダヤの祖先を持つヌスバウム・コーエンは、バロックから現代に至るまで幅広いレパートリーを持っており、このアルバムではこれまでカウンターテナーではあまり録音されたことのない19世紀から20世紀の独墺リートを取り上げています。

 ※録音:2023年1月27日-2月1日
 




DA VINCI CLASSICS

C00975
\2800
19世紀イタリアの貴族生まれの作曲家
 パオリーナ・カペーチェ・ミヌートロ:ピアノ変奏曲集&ワルツ集
ディエゴ・カンニツァーロ
 (フォルテピアノ/1820年頃シチリア製)
 パオリーナ・カペーチェ・ミヌートロ(1803-1877):
  《ああ、親愛なる思い出よ》 による変奏曲 Op.3
  マエストロ・バルドゥッチの主題による変奏曲 Op.5
  既知の主題による変奏曲 Op.8
  マエストロ・バルドゥッチの主題による変奏曲 Op.9
  マエストロ・バルドゥッチに捧げたワルツ・コレクションより ナポリ1824年 Op.18

 19世紀イタリアの貴族生まれの作曲家、パオリーナ・カペーチェ・ミヌートロのピアノ作品集!

 ☆18世紀から19世紀にかけてのナポリの音楽生活を象徴するパオリーナ・カペーチェ・ミヌートロのピアノ作品集!世界初録音!

 19世紀イタリアの貴族の家系に生まれ、優れたピアニストでもあったパオリーナ・カペチェ・ミヌートロの世界初録音となるピアノ作品集。
 ミヌートロの人物像は、18世紀から19世紀にかけてのナポリの音楽生活を象徴するもので、歴史家たちは、古くから名高いミヌートロ家の起源と名前について様々な仮説を立ててきました。
 シュヴァーベン時代以降、ミヌートロ家は絶頂期を迎え、民政、軍事、教会の各分野で最高位の役職に就き、ナポリでは、カプア座とニド座でナポリ公爵家に属し、ナポリ公爵家廃止後は、ナポリ黄金記に登録されるなど、貴族としての地位を確立しました。
 パオリーナは、他の若い貴族の女性たちと同様、2人の姉とともに教養教育を受け、音楽の勉強にも熱心で、ピアニストとしての才能を発揮。
 1822年から1824年にかけて、19歳から21歳の間に、ピアノ曲、ピアノとハープ、ピアノ、ハープ、ナチュラルホルンのための三重奏曲を数曲作曲しており、これらの曲はすべて、ナポリのサン・ピエトロ・ア・マジェッラ音楽院の図書館に写本として保管されています。

 本アルバムでは、作品ごとに異なるスタイルの指示を与えたイタリアの巨匠、ジュゼッペ・バルドゥッチの影響を色濃く受けたピアノ作品を集成。
 ベッリーニ音楽院でオルガンと古鍵盤楽器の教授を務め、ヨーロッパやアメリカ各地の重要なオルガンの国際音楽祭に出演するなど、オルガニスト、ピアニスト、チェンバロ奏者として国際的に活躍するディエゴ・カンニツァーロが、19世紀ナポリの音楽を見事に描いています。

 ※録音:2024年6月4日、ベッリーニ音楽院(カルタニッセッタ、イタリア)

 
 
 


C00969
\2800
デュオ・コルデ
ハープとピアノの作品をエラール社製の歴史的楽器で
 エラールの時代 ~ ハープとピアノのための音楽
  (エラールのオリジナル楽器による演奏)

  リスト:婚礼 S.161(1846-49)
   (巡礼の年 第2年「イタリア」より、デュオ・コルデ編)
  ジョン・トーマス:大二重奏曲 変ホ短調(1865)
  ポール・バズレール:幻想的小品 Op.87(1912)
  ジョルジュ・ミゴー:プレリュード・ア・ドゥー(1932)
  ホアキン・トゥリーナ:主題と変奏 Op.100(1945)
デュオ・コルデ
 〔ジュリアーノ・マルコ・マッティオーリ
  (ハープ/1908年エラール製)、
  アンドレア・ロッキ
   (ピアノ/1898年エラール製)〕

 ハープ&ピアノのデュオ!エラールの名器が紡ぎ出す特別な響き!

 19世紀から20世紀にかけて作曲されたハープとピアノの作品を、エラール社製の歴史的楽器による演奏で紹介する1枚です。
 エラールはハープやピアノの革新者として知られ、その楽器はリストやラヴェル、サン=サーンスらにも愛されました。

 今回使用されたのは、1908年製のルイ16世様式のエラール・ハープと、1898年製のエラール・グランドピアノ。
 ラファエロの絵画 《聖母の婚礼》 に着想を得たリストの《婚礼》、近年録音が増えているウェールズのハープ奏者ジョン・トーマス(1826-1913)の堂々たる二重奏曲、フランスのチェロ奏者ポール・バズレール(1886-1958)の技巧的な 《幻想的小品》(世界初録音)、フランス・バロックの影響を受けたジョルジュ・ミゴー(1891-1976) の前奏曲、そしてトゥリーナのスペイン音楽のエッセンスが凝縮された 《主題と変奏》 といった興味深いプログラムを、エラールの名器が紡ぎ出す特別な響きでお楽しみください。

 ※録音:2024年、チェザーノ・マデルノ(イタリア)

 
 
 

C00970
\2800
ロッシーニ:
 弦楽のためのソナタ第1番・第3番・第5番、老いの過ち

  ロッシーニ:
   弦楽のためのソナタ第1番 ト長調
   弦楽のためのソナタ第3番 ハ長調
   弦楽のためのソナタ第5番 変ホ長調
   《老いの過ち》 より
    パガニーニに寄せて一言(エレジー)、
    私の時間の見本、未来の見本
イ・ソリスティ・デッラ・
 ヤング・ミュージシャンズ・
  ヨーロピアン・オーケストラ
   〔インドロ・ボッレアーニ(ヴァイオリン)、
    オレスト・スモヴシュ(ヴァイオリン)、
    エンリコ・ミニャーニ(チェロ)、
    ルイス・カブレラ(コントラバス)、
    クラリッサ・カラファ(ピアノ)〕

 ロッシーニの生涯にわたる音楽の軌跡を、若手演奏家たちの情熱的な演奏で!

 まだ10代のロッシーニが夏の休暇中に作曲した 《弦楽のためのソナタ》 と、晩年の風変りな作品集 《老いの過ち》 からセレクトされたユニークなプログラム。
 初期作品のソナタは、軽快で明快な旋律を持ちながらも、イタリア・バロック様式の影響が感じられる独自の響きを備えています。
 一方、晩年の作品は彼の特有のユーモアと音楽への深い探求が融合したもので、過去へのオマージュと未来への予感が込められています。
 ロッシーニの生涯にわたる音楽の軌跡を、若手演奏家たちの情熱的な演奏でお楽しみください。

 ※録音:2024年7月&10月(イタリア)

 
 
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C00967
\2800
中田朝生(なかたあさぎ)のファースト・アルバム
 ロベルト・ルッソ:ピアノ作品集

 ロベルト・ルッソ(b.1966):
  アンドレアのための悲歌(2022)
  アルベルト・エバリスト・ヒナステラへのオマージュ(2023)
  ピアノのための12の前奏曲(1990-2000)
中田朝生(ピアノ)

 中田朝生が弾く、ロベルト・ルッソの音楽!

 ☆中田朝生のファースト・アルバムがDa Vinci Classicsから登場!
 ☆ローマ楽派の影響を強く残す現代イタリアのコンポーザー=ピアニスト、ロベルト・ルッソのピアノ作品集!

 英国の王立音楽大学(RCM)ジュニア部と王立音楽院(RAM)で学び多数の国際コンクールで入賞、ロンドンの主要なホールと世界各地で演奏活動を行ってきたピアニスト、中田朝生(なかたあさぎ)のソロ・アルバムが、Da Vinci Classicsから登場。
 すべて、1966年イタリア生まれのピアニスト&作曲家、ロベルト・ルッソのピアノ独奏作品を収めた画期的なアルバムで、ドメニコ・バルトルッチに代表されるローマ楽派の影響を強く受けたロベルト・ルッソの作曲スタイルを鮮やかに披露します。

 中田朝生(なかたあさぎ)は、ワイマールで開催される権威あるフランツ・リスト国際ピアノ・コンクール(2009)で優勝し、2023年の同コンクールには審査員を務めました。
 近年では、スウェーデンのヨーテボリ国際コンクール(2022)とフィンランドのジャン・シベリウス国際コンクール(2022)で第1位、イタリアのモンテカティーニ国際コンクール(2022)など華々しい功績を誇り、その他ブダペストのフランツ・リスト・コンクール(2019)第1位、ポーランドのパデレフスキ・イン・メモリアム国際ピアノ・コンクール(2021)第3位、EPTAベルギー国際コンクール(2009)第1位、ベートーヴェン・ピアノ協会ヨーロッパ・ジュニア・コンクール(2010)第1位、ウィンザー国際ピアノ・コンクール(2015)第2位などの受賞歴を残しています。

 ウィグモア・ホール、カドガン・ホール、セント・ジェームズ・ピカデリー、スタインウェイ・ホール等ロンドンの主要なホールに出演し、海外では、日本、ロシア、クロアチア、オランダ、イタリア、ベルギー、プラハ、ハンガリー、モロッコ、フランス、ドイツで演奏し、ポーランドでは第64回ドゥシュニキ国際ショパン・ピアノ・フェスティバルにゲストとして招かれました。
 また、南ボヘミア・フィルハーモニー室内管弦楽団、サウスバンク・シンフォニア、フィンチリー室内管弦楽団と共演し、BBCラジオ3のショーン・ラファティが司会を務める「In Tune」シリーズのゲスト・ミュージシャンとしてライブ演奏を行いました。

 ※録音:2023年9月、イタリア
 ※使用楽器:スタインウェイ モデルD




立派なホームページもあります。
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チャイコフスキーノピアノ協奏曲第1番を豪快に弾いてます。
Asagi Nakata, Tchaikovsky Piano Concerto 1
https://youtu.be/JWmt_4AnsNo?si=8AoqI71Df4M7i7JY
Finchely Symphony Orchestra
David Lardi (Conductor)

 


C00968
\2800
ブラームス&レーガー:クラリネット五重奏曲集
 ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 Op.115
 レーガー:クラリネット五重奏曲イ長調 Op.146
レーガー五重奏団
 〔エンリコ・マリア・バローニ(クラリネット)、
  マッテオ・ルッフォ(ヴァイオリン)、
  エリーザ・シャック(ヴァイオリン)、
  フェデリコ・マリア・ファブリス(ヴィオラ)、
  エドゥアルド・デッローリオ(チェロ)〕

 RAI国立響の名手らによるクラリネット五重奏曲団!

 ☆RAI国立交響楽団の首席クラリネット奏者エンリコ・マリア・バローニと同楽団の弦楽器奏者によるクラリネット五重奏団「レーガー五重奏団」!
 ☆グループ名の由来でもあるマックス・レーガーのクラリネット五重奏曲をブラームスの傑作とカップリング!

 RAI国立交響楽団の首席クラリネット奏者エンリコ・マリア・バローニと、同楽団の弦楽器奏者4人との出会いから2021年に結成されたレーガー五重奏団(Quintetto Reger)。
 クラリネットと弦楽四重奏のための広範で素晴らしいレパートリーを探求するという目的で団結する彼らの最初のアルバムは、グループ名の由来ともなったマックス・レーガーとヨハネス・ブラームスの2つの傑作を収録。
 クラリネットと弦楽四重奏のために書かれた最初の絶対的な傑作であるモーツァルトのクラリネット五重奏曲を根底のモデルとして新たに生み出された両作品(もちろん、レーガーの作品はブラームスのクラリネット五重奏曲もモデルとしていました)を、豊富な室内楽の経験を持つイタリアの名手たちによる演奏でお届けします。

 ※録音:イタリア
 



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SIGNUM

XSIGCD889
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
ロウヴァリ(指揮)&フィルハーモニア管
 ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調 Op.93
サントゥ=マティアス・ロウヴァリ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
SIGCD889
\2700→\2490

 ロウヴァリ&フィルハーモニア管!大絶賛の前作に続きショスタコーヴィチ再び!

 ☆2025年1月に待望の来日公演を予定しているロウヴァリ&フィルハーモニア管の"サントゥ・コンダクツ"シリーズ最新作!
 ☆現地でも大絶賛された前作に続くショスタコーヴィチ、今度は交響曲第10番をリリース!

 打楽器奏者から指揮者へ転向したサントゥ=マティアス・ロウヴァリは2013年に初めてフィルハーモニア管を指揮し、2018年に首席客演指揮者に就任。
 そして2021年からはサロネンの後任として首席指揮者の座に就き、オープニングコンサートで披露したR.シュトラウスの録音(OSIGCD720/SIGCD720)が早速レコード芸術誌「特選盤」に選出。
 その後も英BBCミュージック・マガジン誌の「オーケストラル・チョイス」に選ばれたマーラーの交響曲第2番《復活》(XSIGCD760/SIGCD760)やストラヴィンスキー(XSIGCD856/SIGCD856)で躍進ぶりを証明してきました。

 そして2024年11月に首席指揮者就任後4枚目となる録音、ショスタコーヴィチの交響曲第6番&第9番(XSIGCD877/SIGCD877)がリリースされると早速英ミュージカル・オピニオン・クラシカル・ミュージック・マガジンで5つ星を獲得、またグラモフォン誌でも絶賛されるなど"説得力のあるショスタコーヴィチ指揮者"として大きな話題となっているところですが、早くも次なるショスタコーヴィチ録音、交響曲第10番が登場します!
 今作は2023年4月、9月に録音された前作からさらに時間を経た2024年4月の録音。
 ロウヴァリ体制も3季目に入りますます信頼関係が厚くなった彼らの進化に乞うご期待!2025年1月には待望の来日公演も予定しています!

 ※録音:2024年4月7日、サウスバンク・センターズ・ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)


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 ☆サントゥ=マティアス・ロウヴァリ&フィルハーモニア管弦楽団 2025年来日公演予定
 ・1月19日(日) 福岡 アクロス福岡
 ・1月20日(木) 東京 サントリーホール
 ・1月21日(火) 神奈川 横浜みなとみらいホール
 ・1月22日(木) 東京 サントリーホール
 ・1月24日(金) 神奈川 ミューザ川崎シンフォニーホール
 ・1月25日(土) 大阪 フェスティバルホール
 ・1月26日(日) 愛知 愛知県芸術劇場 コンサートホール

 
 



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TACTUS



TC840004S
\2800
田中渚の初ソロ・アルバム!
 ハープによるオペラとダンス
田中渚(ハープ)
 フェルディナンド・パエール:ヴェネツィアの歌による変奏曲 《パローナ・コンパティメ》
 ガエターノ・ドニゼッティ(アルベルト・ツァーベル編):
  歌劇 《ランメルモールのルチア》 より ハープ独奏
 ドニゼッティ(ジョン・トーマス編):歌劇 《愛の妙薬》 より人知れぬ涙
 ジャコモ・プッチーニ:歌劇 《ラ・ボエーム》 より 小さなワルツ
 オットリーノ・レスピーギ:夜想曲(6つのピアノのための小品 P.44)
 ニーノ・ロータ:サラバンドとトッカータ
 リーノ・リヴィアベッラ:メヌエット
 ジャン=ミシェル・ダマーズ:シシリエンヌ・ヴァリエ

 2019年大阪国際音楽コンクール第1位!注目のハーピスト、田中渚の初ソロ・アルバム!

 ☆2019年大阪国際音楽コンクール第1位!注目のハーピスト、田中渚!
 ☆2022年夏、イタリア、サルッツォで行われたハープコンクールで優勝した副賞としてレコーディングされた初のソロ・アルバム!

 日本が世界に誇る若き注目ハーピスト、田中渚の初のソロ・アルバムがイタリアのTactusから登場!

 田中渚は、国立音楽大学を武岡賞を受賞し首席で卒業。2022年イタリア国際ハープコンクール "Suoni d'Arpa "第1位。
 フェリックス・ゴドフロワ国際ハープコンクール第3位(ベルギー)。2019年大阪国際音楽コンクール第1位、松尾宏賞、レオポルド・ベラン賞、カップフェレ音楽祭奨学金、2019年日本国際ハープコンクール第2位(プロフェッショナル部門)、2018年韓国国際ハープコンクール第4位(ヤングプロフェッショナル部門)、2018年Rencontres Internationales de la Harpe en Ile-de-France第3位、2017年福井音楽コンクール知事賞受賞など、国際的に有名なコンクールやオーディションに挑戦し、その多くで入賞を果たしていいます。

 本アルバムは、2022年夏、イタリア、サルッツォで行われたハープコンクールで優勝(日本人初の優勝者)した副賞として、翌年2023年秋、イタリア、ヴィチェンツァでレコーディングが行われ、18世紀後半から20世紀末にかけて作曲された、主にオペラのトランスクリプションや舞曲から派生した作品が収録されています。
 この多彩なレパートリーは、ハープのデザインとクラフトマンシップを専門とする世界的に有名なイタリアのサルヴィ・ハープ社の精巧な「イリス・ナチュラル」モデルで演奏されており、類まれな才能を持つ日本人ハープ奏者の技術的かつ音楽的輝きを際立たせています。

 ※録音:2023年11月、ベースメント・スタジオ(ヴィチェンツァ、イタリア)

  
 




URANIA RECORDS



LDV14123
\2700
ミラノとその近郊で活動した古典派最初期の交響曲作家
 アントニオ・ブリオスキ:3声と4声の室内交響曲集

 アントニオ・ブリオスキ(fl.c.1730-c.1750):
  3声のシンフォニア ニ長調 FB Op.1-38
  3声のシンフォニア 変ロ長調 FB Op.1-2
  3声のシンフォニア ト長調 FB Op.2-64
  3声のシンフォニア 変ロ長調 CZ-Pnm XXII B72
  3声のシンフォニア ニ長調 FB Op,2-61
  4声のシンフォニア 変ロ長調 FB Op.1-49
 *全曲世界初録音
アタランタ・フーギエンス
ヴァンニ・モレット(指揮)

 1730~50年頃にミラノとその近郊で活動したといわれている古典派最初期の交響曲作家、アントニオ・ブリオスキの全曲世界初録音となる交響曲集。
 オリジナル楽器を使用しこれまでにもブリオスキの作品をレコーディングしてきたアタランタ・フーギエンス&ヴァンニ・モレットによるリリースです。
 



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CAPRICCIO



C5540
(2CD)
\3900→\3590
カール=ハインツ・シュテフェンス(指揮)&ノールショピング交響楽団
 シンディング:交響曲全集 交響曲第1番-第4番
ノールショピング交響楽団
カール=ハインツ・シュテフェンス(指揮)
 クリスティアン・シンディング(1881-1949):
  【CD1】
   1-4. 交響曲第1番 ニ短調Op. 21 (1894)
    1. I. Allegro moderato/2. II. Andante/3. III. Vivace/4. IV. Allegro
   5-7. 交響曲第2番 ニ長調 Op. 83 (1907)
    5. I. Allegro moderato/6. II. Andante/7. III. Allegro
  【CD2】
   1-4. 交響曲第3番 ヘ長調 Op. 121 (1919)
    1. I. Con fuoco/2. II. Andante/3. III. Allegro/4. IV. Non troppo allegro
   5-11. 交響曲第4番 変ホ長調「冬と春」 Op. 129 (1936)
    5. I. Maestoso/6. II. Andante/7. III. Moderato/8. IV. Vivace/
    9. V. Largamente/10. VI. Andante/11. VII. Non troppo allegro

 録音:Norrkoping, De Geerhallen 2023年6月12-15日...CD1 2024年6月17-21日...CD2
 総収録時間:150分

 美しいピアノ曲「春のささやき」で知られるノルウェーの作曲家クリスティアン・シンディング。
 彼は鉱山の町コングスベルグで生まれ、父の死などの苦難を経て 音楽の道へ進み、ライプツィヒ音楽院でヴァイオリンと作曲を学び、後に作曲家に転向。成功を収めました。
 シンディングはワーグナーやリヒャルト・シュトラウスの影響を受け、特に交響曲第1番(1890年発表、後に改訂)は高い注目を集めました。
 甘美な旋律や 色彩豊かな楽器編成はチャイコフスキーやメンデルスゾーンの影響もあるものの、重厚な響きや感傷的な旋律からはすでに確立した彼の個性が感じられま す。
 第2番(1917年初演)は、スケルツォを排した3楽章構成。批評家や聴衆からは若干時代遅れとみなされてしまいましたが、初演時には「メンデルス ゾーンとワーグナーの出会い」と評されています。
 交響曲第3番は、53歳の時にオスロで作曲を開始し、翌年、アルトゥール・ニキシュ指揮ライプツィヒ・ゲヴァ ントハウス管弦楽団によって初演され大成功を収めました。
 当時はシェーンベルクやプロコフィエフなど革新的な作曲家も台頭していましたが、シンディングの 音楽は後進的とはみなされず、最もドイツ的な性格を持つ北欧の作曲家」としてバックスやヴォーン・ウィリアムズと並ぶロマンチックな交響曲の作り手として 称えられています。
 ちなみにこの時期、彼の年金は増額され、ロチェスターのイーストマン音楽学校で教える機会もありましたが、すぐに辞職。オスロの王城 敷地内のアパートに移り住み、そこで余生を送りました。
 彼の最後の独創的作品となった交響曲第4番は80歳の誕生日の2日後に初演、もともと「霜と春 - 管弦楽のための狂詩曲」として構想され、バスクラリネット、ハープ、ピアノを加えたオーケストレーションが特徴で、彼の作品の中で最もリヒャルト・シュトラウ ス的な要素を持っています。
 また代表作「春のささやき」との関連が考えられ、物語的な要素とシンフォニックな展開が融合した作品です。
 シンディングの交響曲全集はこれで3種目で、ドイツの指揮者とスウェーデンのオーケストラのコンビがこれらの曲の「ドイツ的な性格」が持つ魅力を適切に引き出しています。
 

 カール・ハインツ・シュテフェンスは、1961年生まれのドイツのクラリネット奏者兼指揮者。
 フランクフルト・オペラ管、バイエルン放送響、ベルリン・フィルで首席クラリネット奏者を務め、2009年から2018年まで、ドイツ国立フィルハーモニー管弦楽団ラインラント・プファルツの音楽監督を務め、その後ノルウェー国立オペラ・バレエ団の音楽監督を経験した
2019年からはプラハ国立歌劇場の音楽監督に就任し、2020年からはノルショーピング交響楽団の首席指揮者兼芸術顧問を務めている。
 意外な大物。




カール・ハインツ・シュテフェンス、こういう渋いアルバムを出している


777830
\2900→\2690
カール・ハインツ・シュテフェンス(指揮)&ケルンWDR響
ローベルト・フックス:交響曲集

 1.交響曲 第1番 ハ長調 Op.37/
 2.交響曲 第2番 変ホ長調 Op.45
ケルンWDR交響楽団/
カール・ハインツ・シュテフェンス(指揮)

 ウィーン音楽院の楽理科教授として多くの作曲家を育てたローベルト・フックス(1847-1927)は、作曲家としては、「5つのセレナード」で良く知られていました。彼自身は先進的な音にはあまり興味がなく、その作風は常にブラームスやシューマンに倣った旋律美に溢れたもので、セレナーデだけではなく、他の作品も実に抒情的で創造力に満ちたものとなっています。1885年に書かれた交響曲第1番、その2年後に書かれた交響曲第2番とも、当時の聴衆に絶賛されました。とりわけホルンの咆哮で始まる第2番は、荘厳であり少しブルックナー風な面持ちも感じられる素晴らしい作品です。この時代の作品を得意とするシュテフェンスの指揮で。






CHANDOS

CHAN20330
\2800
トリオ・ガスパール
ハイドン:ピアノ三重奏曲全集第4集

 フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
  1-2. ピアノ三重奏曲第26番 ハ短調 Hob.XV:13(1789)
  3-5. ピアノ三重奏曲第36番 変ホ長調
   Op. 71 No. 2 Hob.XV:22(1795)
  6-7. ピアノ三重奏曲第31番 ト長調 Hob.XV:32(1794)
  8-10. ピアノ三重奏曲第34番 変ロ長調
   Op. 36 No. 3 Hob.XV:20(1794)
  11. サリー・ビーミッシュ(1956-):
   トランス(2023) - トリオ・ガスパールのために
 ※ハイドン作品の通し番号はランドン版に準拠しております。
トリオ・ガスパール
 ヨニアン・イリアス・カデシャ(ヴァイオリン)
 ヴァシュティ・ミモザ・ハンター(チェロ)
 ニコラス・リンマー(ピアノ)

 録音:2023年12月1-3日 Potton Hall, Dunwich, Suffolk(UK)
 総収録時間:67分

 トリオ・ガスパールによるハイドンのピアノ三重奏曲全曲録音シリーズ。
 この第4集には1789年から90年代に書かれた4作を収録しています。出版社の要請で急いで作曲されたという第26番、ハイドンがロンドンに滞在していた際に書かれた第34番、同時期に書かれエステルハージ侯爵夫人マリア・ヘルメネギルトに献呈された第36番、1792年頃に書かれた第31番。
 第31番は最初にヴァイオリンとピアノのためのソナタとして出版されましたが、後に出た版にチェロ・パートがあることから、ハイドンが三重奏曲として構想していたと考えられています。
 最後に置かれたのはトリオ・ガスパールのためにサリー・ビーミッシュが書き上げた「トランス」で、この曲はハイドンのピアノ三重奏曲第40番からの影響と、認知症を患う彼女自身の母との関係が描かれた「変化、推移、消失」をテーマとする瞑想的な5分半の作品です。
 トリオ・ガスパールは、2010年にドイツ、ギリシャ、イギリス出身のメンバーで設立。
 ワイマールで行われたヨーゼフ・ヨアヒム室内楽コンクールやウィーンでのハイドン国際室内楽コンクールなどで優勝した実力派のアンサンブルで、創設当時からハイドンの作品を積極的に演奏しています。

 
 




GRAMOLA


GRAM99337
\2900
ドメニコ・スカルラッティ:10のソナタ集
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
  1. ソナタ ハ長調 K. 159 /L. 104/2. ソナタ ロ短調 K. 27 /L. 449/
  3. ソナタ ホ長調 K. 531 /L. 430/4. ソナタ ロ短調 K. 87 /L. 33/
  5. ソナタ イ長調 K. 24 /L. 391/6. ソナタ ヘ短調 K. 2 /L. 473/
  7. ソナタ ニ長調 K. 11 /L. 465/8. ソナタ ヘ短調 K. 391 /L. 32/
  9. ソナタ イ短調 K. 208 /L. 241/10. ソナタ ニ短調 K. 240 /L. 141
クリスティナ・カチンスキ=コゼル(ピアノ)

 録音:2023年4月21日、5月8日 Tonstudio Classical Arts, ウィーン(オーストリア)
 総収録時間:44分

 カナダ生まれのピアニスト、クリスティーナ・カチンスキ=コゼルが演奏するドメニコ・スカルラッティのソナタ集。
 これらの作品は、イベリアの民族音楽の要素と、急速な調性の変化、カスタネットやギター、狩猟用ホルンの描写が特徴的で、手の交差と大きな跳躍、アルペジオなどの高度な技術が求められます。
 また、明るくリズミカルな楽章から内省的で抒情的な楽章まで、幅広い表情を持っています。
 
 

GRAM99333
\2900
フランツ・シュミット:オルガン作品集
 フランツ・シュミット(1874-1939):
  1-2. 前奏曲とフーガ ト長調
  3. 自作主題による変奏曲とフーガ
  4-7. 4つの小コラール前奏曲
   4. おお永遠よ、汝恐ろしき言葉
   5. うろたえるな、私の心よ
   6. おお汝ら信仰深き者いかに幸いなるか
   7. いざ、もろびと神に感謝せよ
  8-9. 前奏曲とフーガ イ長調
エリザベート・ウルマン(オルガン)

 ウィーン、ヴォティーフ教会、ヴァルカー・オルガン(1878年製)
 録音:1989年8月28日(ライヴ)
 総収録時間:57分

 2024年に生誕150年を迎えたフランツ・シュミットのオルガン作品集。
 使用楽器は1878年にエバーハルト・フリードリヒ・ヴァルカー社が制作した作品306番の大オルガンで、アントン・ブルックナー立ち合いのもと、教会に受け入れられました。
 収録曲は、高度な演奏技術を要する2曲の「前奏曲とフーガ」の他、シュミット初のオルガン独奏作品「自作主題による変奏曲とフーガ」、1926年に出版された「4つの小コラール前奏曲」です。
 演奏するエリザベート・ウルマンはオーストリア、ツヴェットルの生まれ。
 アントン・ハイラー、アロイス・フォラーに師事、マリー=クレール・アランからも指導を受けています。
 1976年ライプツィヒのバッハ国際音楽コンクールのオルガン部門、1978年リンツのブルックナー国際オルガン・コンクールのそれぞれで優勝を果たし、1979年からザルツブルク・モーツァルテウム大学のオルガン科で教鞭を執っています。

 
 
 

GRAM99344
\2900
ヴィクトル・ウルマン:
 旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌
ヘルムート・モースハマー(朗読)
ゼンカ・ブランコヴィッチ(ピアノ)
  ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌 -
   ライナー・マリア・リルケ(1875-1926)の詩によるメロドラマ
    【第1部】
     1. I. ... den 24. November 1663/2. II. Reiten, reiten, reiten/
     3. -- Sein Nachbar, der kleine, feine Franzose/
     4. III. Jemand erzahlt von seiner Mutter/
     5. -- So reitet man in den Abend hinein/6. IV. Ein Tag durch den TroB/
     7. -- Endlich vor Spork!/8. V. Der von Langenau schreibt einen Brief
    【第2部】
     9. I. Rast! Gast sein einmal/10. II. Als Mahl beganns/
     11. III. Und Einer steht und staunt in diese Pracht/
     12. -- Hast du vergessen, daB du mein Page bist/13. IV. Die Turmstube ist dunkel/
     14. -- Im Vorsaal uber einem Sessel hangt der Waffenrock/15. V. Ist das der Morgen?/
     16. VI. Aber die Fahne ist nicht dabei/17. VII. Er lauft um die Wette/
     18. -- Der von Langenau ist tief im Feind19

 録音:2024年7月1-3日 Mozart-Saal, ザルツブルク(オーストリア)
 総収録時間:45分

 2024年10月は、作曲家ヴィクトル・ウルマンの没後80周年にあたり、彼の芸術的遺産に焦点をあてる良い機会となりました。
 この「旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌」はリルケの祖先であるクリストフ・リルケが神聖ローマ帝国とオスマン帝国との戦闘に旗手として参加して戦死したというエピソードに基づき書かれた叙事詩。
 ウルマンの他にはマルタンやクレナウなど何人かの作曲家がこの詩に音楽を付けています。
 
 ウルマンは、第一次世界大戦中にこの作品に強い感銘を受け、テレージエンシュタット強制収容所でメロドラマを作曲。1944年に命を落とす直前に完成させました。
 アルバムではオーストリアのピアニスト、センカ・ブランコヴィッチが緊迫感に満ちた音楽を演奏、俳優ヘルムート・モースハマーが言葉の重みを活かした抑揚ある朗読でリルケの物語を再現。音楽とテキストの見事な融合が味わえます。
 



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ONDINE

ODE 1451
(2CD)
\3900→\3590
コロン&フィンランド放送響の記念碑的企画
 エルガー:オラトリオ「ゲロンティアスの夢」 Op. 38


 エドワード・エルガー(1857-1934):
  オラトリオ「ゲロンティアスの夢」
   Op. 38(1899-1900)
    【CD1】1-6. パート1
    【CD2】1-9. パート2
天使...クリスティン・ライス(メゾ・ソプラノ)
ゲロンティアス、ゲロンティアスの魂...
 ジョン・フィンドン(テノール)
僧、苦悩の天使...ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
ヘルシンキ音楽センター合唱団
 (合唱指導...ニルス・シュヴェッケンディーク)
ケンブリッジ大学交響合唱団
 (合唱指導...デイヴィッド・ヤング)
ドミナンテ(合唱指導...セッポ・ムルト)
ヘルシンキ室内合唱団
 (合唱指導...ニルス・シュヴェッケンディーク)
ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団の卒業生
 (合唱指導... グレイアム・ロス)
フィンランド放送交響楽団
ニコラス・コロン(指揮)

 録音:2024年4月5日(ライヴ) ヘルシンキ・ミュージック・センター(フィンランド)
 総収録時間:約91分

 【絶好調のコロン&フィンランド放送響の記念碑的企画、ゲロンティアスの壮麗なライヴ!】
 エルガーの「ゲロンティアスの夢」は、オックスフォード大学の著名な神学者、学者、司祭でもあったジョン・ヘンリー・ニューマン枢機卿(1801–1890)の同名の幻想的な詩を用いたオラトリオ。
 作品はゲロンティアス(主人公)の臨終の祈りに始まり、死後の目覚め、審判、そして煉獄への旅が3人の独唱者、合唱、オーケストラによって切れ目なく描かれます。
 エルガーは原稿の最終ページに「This is the best of me これが私の最高の作品だ」を書き記したほどの自身作でしたが、1900年10月3日、バーミンガム音楽祭での初演(ハンス・リヒター指揮)では批評家たちから作品として一定の評価を得たものの、準備不足や合唱・ソリストの質の問題もあって一般の聴衆からの支持を得ることはなかったようです。
 その後、入念な準備を行いドイツで2回上演された際には、上演を聴いていたリヒャルト・シュトラウスが大絶賛、そして1903年のロンドン初演以降、英国内での評判が確立。
 最終的には「ゲロンティアスの夢」はオラトリオの主要作品、そしてエルガーが書いた最高傑作の1つとして正当に評価されるようになりました。

 2021年からフィンランド放送響の首席指揮者(英国人として楽団史上初)を務める二コラス・コロンにとって、この演奏会とライヴ録音は一つの節目となるものでした。
 母国の記念碑的作品の上演に際して英国からすぐれたソリストを招いたのみならず、母校ケンブリッジ・クレア・カレッジ(コロンはオルガン・スコラーを務めていた)の合唱団を招いての合同演奏という、個人的にも熱のこもった企画。演奏もこれにふさわしい高揚感を聴かせます。

 
 



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ORFEO



C230141
\2800→\2590

ミヒャエル・ギーレン&ウィーン放送響
 バルトーク:中国の不思議な役人、ヴァイオリン協奏曲第2番


 ベーラ・バルトーク(1881-1945):
  1-11. パントマイム『中国の不思議な役人』 Op. 19 Sz. 73(1918/1924)
  12-14. ヴァイオリン協奏曲第2番 Sz. 112, BB 117(1937-38)
エルンスト・コヴァチッチ
 (ヴァイオリン)...12-14
ウィーン放送合唱団...1-11
ウィーン放送交響楽団
ミヒャエル・ギーレン(指揮)

 録音:楽友協会大ホール(ライヴ) 1992年1月17日...1-11 1995年3月31日...12-14
 総収録時間:69分

 バルトークのパントマイム「中国の不思議な役人」は、売春や殺人、愛の死を扱ったあまりにも生々しい台本 を持つ舞台作品。
 初演時は不協和音に満ちた音楽も相俟って、スキャンダルを巻き起こし公演が中止されたほどでした。
 「ヴァイオリン協奏曲第2番は、バルトークがアメリカ移住前に作曲し、1939年の初演後すぐに 20世紀の重要な協奏曲の一つとして高く評価された名作。
 この2作を、現代音楽への深い関心を持つミヒャエル・ギーレンが、過度な感情移入を行うことなく精巧に演奏。
 「中国の不思議な役人」は2007年のバーデン=バーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団との 演奏が知られていますが、こちらは幾分テンポが速めの引き締まった印象です。
 ヴァイオリン協奏曲第2番に もクリスティアン・テツラフとロンドン・フィルとの1990年の名演がありますが、こちらも安定感のある見事な演 奏です。
 ここでソロを務めるコヴァチッチは1943年オーストリア生まれ。
 若い頃から現代音楽の弾き手として活躍、1996年から1998年まで、ウィーン室内管弦楽団の首席指揮者および芸術監督を務めた後、 2007年1月から2014年6月まで、ポーランドのヴロツワフにあるレオポルディヌム室内管弦楽団の芸術監 督を務めた名手です。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


URANIA RECORDS



WS121421
(2CD)
特別価格
\2700
アンチェル&チェコ・フィル黄金時代
 シベリウス:交響曲第1番/マーラー:交響曲第9番


 シベリウス:交響曲第1番 ホ短調 Op.39
 シベリウス:交響詩《ポホヨラの娘》 Op.49
  ※録音:1962年6月7日-8日(プラハ)
 ヤナーチェク:狂詩曲《タラス・ブーリバ》
  ※録音:1961年5月22日-24日(プラハ)
 マーラー:交響曲第9番 ニ長調
  ※録音:1965年(プラハ)
カレル・アンチェル(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

 アンチェル&チェコ・フィル黄金時代のシベリウス、ヤナーチェク、マーラー!

 カレル・アンチェル&チェコ・フィル、20世紀屈指の名コンビの輝かしき遺産がUrania Recordsから復刻。
 1960年代にレコーディングされた、シベリウス、ヤナーチェク、マーラーというそれぞれ個性がまったく異なる3人の作品がセット化されました。
 悲劇的な人生を歩みながらもチェコ・フィルの黄金時代を築き上げたボヘミア生まれの巨匠の芸術を改めてご堪能ください。

 ※録音:1961年~1965年
 


















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