ARTHAUS(映像)
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101483
(DVD)
\3900→¥3390 |
マイケル・ナイマン レベルアップし続けるコンポーザー
〜
シルヴィア・ベックによるポートレート |
日本語字幕あり
このDVDは101526(2枚組)の分売となります。
マイケル・ナイマン(1944-)は、イギリスのミニマル・ミュージックの作曲家であり、ピアニストであり、オペラ台本作家であり、さらに音楽学者でもあり、音楽評論家です。1982年から映画音楽の作曲に携わってきましたが、1992年の映画「ピアノ・レッスン」の音楽で爆発的な人気を得たことをご存知の方は多いでしょう。ロンドン、ベルリン、メキシコ、ポーランド、オランダ、ポルトガル・・・マイケル・ナイマンとナイマン・バンドの演奏旅行に同行した映像作家シルヴィア・ベックは、彼の姿を丹念に追うことで、彼の出自や音楽的プロセスやその魅力溢れる音楽性を見事に描きだしています。旅行の間、ずっと写真を撮り続けるナイマン。幼い頃に熱中したモーツァルトについて熱く語るナイマン。これらはなんと魅力に溢れた人物像なのでしょう。また、偉大なる先駆者スティーヴ・ライヒによる語りも注目。一時期作曲から退いていたナイマンに「好きなものを書くべきだ」と示唆したというライヒあってこそ、今のナイマンが存在するというのも、何とも嬉しくなるようなエピソードです。演奏:
収録時間:52分/音声:ステレオ2.0/字幕:英・独・仏・西・伊・日/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/片面単層ディスク |

101487
(DVD)
\3900→¥3390 |
ナイマン・イン・コンサート マイケル・ナイマン・バンドスタジオ・ハレ・ライブ
1.羊飼いにまかせとけ/2.光学理論の眼識/3.えびの観察/4.時の流れ/
5.ナディア/6.モリー/7.ダイアリー・オブ・ヘイト/8.ダイアリー・オブ・ラブ/
9.普遍性に対して/10.おいで、黄色の砂浜に/11.ミランダ/
12.音楽学者のスコア/13.ホィールバロウ・ウォーク/14.真相究明/
15.ウォーター・ダンス/16.ニ調のドン・ジョヴァンニ |
マイケル・ナイマン・バンド |
※このDVDは101526(2枚組)の分売となります
マイケル・ナイマンと言えば、多くの人は映画音楽や、オペラ、バレエ作品や美しいピアノ曲を思い浮かべることでしょう。永遠に向かって伸びていくようなミニマル音楽の要素と、サックスや金管楽器、弦楽器とピアノなどの多彩な音色を駆使した刺激的な音色は、一瞬耳にしただけでも、聴き手の耳に強烈な印象を残すものばかりです。この映像は、2009年のヘンデル記念年というテーマに合わせ、ヘンデルの故郷ハレで最新作「音楽学者のスコア」のドイツ初演を行った時の模様です。この20分を越える作品では、ヘンデルの主題がナイマンによって現代によみがえっています。この曲を含む全16曲にわたる精力的なコンサートはエキサイティングな時間をお約束します。演奏:
2009年10月22日 ライブ収録/収録時間:86分/音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド/字幕:なし/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/片面2層ディスク |

101509
(DVD)
\6300→¥4990 |
フィッシャー=ディースカウBOX
シューベルト(1797-1828):歌曲集「冬の旅」&「美しき水車屋の娘」
《DVD1》
シューベルト:歌曲集「冬の旅」D911/
ボーナス…リハーサル映像/
《DVD2》
シューベルト:歌曲集「美しき水車屋の娘」D795/
ボーナス…フィッシャー=ディースカウとフランツ・ツォクロイアーとの対話 |
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)/
《DVD1》
アルフレード・ブレンデル(ピアノ)/
《DVD2》
アンドラーシュ・シフ(ピアノ) |
日本語字幕なし
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ85歳の誕生日を記念して
あらゆる歌曲集の中でも、とりわけ美しく、また解釈の難しさで群を抜く「美しき水車屋の娘」と「冬の旅」。この2つの連作歌曲を、ドイツの名バリトン歌手フィッシャー=ディースカウが歌います。「冬の旅」は1979年の収録で、名ピアニスト、ブレンデルとの共演。深淵な解釈が光る名演を楽しませてくれます。彼らは1975年から1989年にかけて、世界中でこの歌曲集を演奏するほどの名コンビであり、気心のしれた親密なやり取りが見てとれます。「美しき水車屋の娘」は1991年、アンドラーシュ・シフとの共演です。実は、こちらの歌曲集、20年間公式の場では歌っていなかったというフィッシャー=ディースカウですが、ここではシフのピアノに触発されてか、しなやかで瑞々しい歌唱を披露しています。収録
《DVD1》1979年1月 ベルリン.ジーメンスヴィラ/《DVD2》収録1991年6月20日フェルト教会
モントフォルトハウス/収録時間:本編135分+ボーナス77分/音声:ステレオ2.0/字幕:独、英、仏、伊、西/画面:4:3/REGION
All(Code:0)/DVD…片面単層ディスク&片面二層ディスク |

101570
(DVD)
\3900 |
ジャコモ・ヴァリエーションズ
ジョン・マルコヴィチによるモーツァルト「カサノヴァ」/
ボーナス…インサイド・ザ・ジャコモ・ヴァリエーション
(ドキュメンタリー&インタヴュー) |
ジャコモ…ジョン・マルコヴィチ/
エリサ,ジャコモIIII,ベリーノ,M.M,ヘンリエッテ,
ルクレツィア…インゲボルガ・ダクネイト(役者)/
ジャコモⅡ,伯爵,ヴァルトシュタイン公,
ルカ・デ・マタローン,
ブラニッキ…フローリアン・ベッシュ(バス・バリトン)/
チェチーレ,デスピーナ,ジャコモⅢ,エリサⅡ,
C.C,ソフィー・ワルトシュタイン,ヘンリエッテⅡ,
レオニルダ…ゾフィー・クルスマン(ソプラノ)/
ウィーン・アカデミー合奏団(ピリオド楽器使用)/
マルティン・ハーゼルベック(指揮)/
ミヒャエル・シュトゥルミンガー(脚本&演出)/
レナーテ・マルティン&アンドレアス・ドンホイザー(衣装&装置)/
フランク・ソボッタ(照明)/
マティアス・ロイツェンドルフ(DVD制作&プロデューサー) |
日本語字幕あり
ジャコモ・カサノヴァ(1725-1798)は、ヴェネツィア出身の術策家(adventurer)であり作家であり、変わったところではフランスの宝くじの共同創設者でもありますが、一番の功績(?)は、生涯に1000人以上もの女性と愛を交わしたという偉業でしょうか。彼は死の床で「わが生涯の物語」の草稿を甥に渡しますが、その後、それは脚色翻案され、1826年に刊行されたことで、彼の波乱に満ちた生涯に光があてられることになります。さて、この「ジャコモ・ヴァリエーション」は、そんなカサノヴァの生涯を新しい室内オペラとして描き出したものです。シュトゥルミンガーとハーゼルベックは、この作品に、カサノヴァの同時代の天才モーツァルトの美しい音楽をあてはめることで、作品に更なる奥行きを与えることに成功しました。稀代の色事師カサノヴァは「女が欲しい」と叫びながら自殺を図り、そこから悪夢のような物語が始まります。名優マルコヴィチを含む、たった4人の出演者たちが、男女の壁を越えながら様々な登場人物を演じ分け、歌い踊ります。変幻自在で不可思議なお話は、一瞬たりとも目を離すことができません。装置、衣装、音楽、全てに耳と目をこらしてみてください。収録時間:本編139分+ボーナス34分/音声:ステレオ2.0/DD
5.1/字幕:英,独,仏,西,伊,日/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク |

108027
(Blu-ray)
\6300→¥5590 |
プッチーニ(1858-1924):歌劇「トスカ」全曲 |
フローリアン・トスカ…フィオレンツィア・チェドリンス(ソプラノ)/
マリオ・カヴァラドッシ…マルセロ・アルバレス(テノール)/
スカルピア男爵…ルジェーロ・ライモンディ(バリトン)/
チェーザレ・アンジェロッティ…マルコ・スポッティ(バス)/
教会堂守り…ファビオ・プレヴィアーティ(バス)/
スポレッタ…エンリコ・ファチーニ(テノール)/
シャルローネ…ジュリアーノ・ペリゾン(バス)
他/
アレーナ・ディ・ヴェローナ管弦楽団&合唱団/
ダニエル・オーレン(指揮)/
ウーゴ・デ・アーナ(演出・装置・衣装・照明) |
日本語字幕あり
ひたすら恋人の画家を愛し続ける歌姫と、彼女に横恋慕し、その地位と権力で彼女をものにしようと企む警視総監。そしてこの3人をとりまく登場人物たち。至ってシンプルな物語なのに、緊迫のドラマとこの上なく美しい音楽を添えられて、永遠の名作となったのが、このトスカです。主役を歌うトスカに求められるのは、溢れる情熱と強靭な声。そして凛とした舞台姿です。カヴァラドッシは甘い歌声と幾分母性本能をくすぐられるような弱さでしょうか。そしてスカルピアには、憎らしいまでの男臭さと狡猾さでしょう。指揮者に求められるのは、物語に即した的確な音楽作りと、身も心もとろけるような美しい響きをオーケストラから紡ぎだすこと。このヴェローナの舞台は、その全ての欲求をくまなく満足させてくれるものです。名演出家ウーゴ・デ・アーナによるゴージャスで統一感のある衣装と舞台も見どころの一つ。高画質収録の再現により、ご家庭のリビングが瞬時に野外劇場に変貌いたします。2006年アレーナ・ディ・ヴェローナライブ収録/収録時間:119分/音声:ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:(オリジナ
ル・ヴァージョン)・英・独・仏・西・伊・日/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/Blu-ray・・・二層25GB 1080i FULL
HD |

107233
(DVD)
\6300→4990 |
2001年パリ オペラ座 ライヴ
モーツァルト:歌劇「魔笛」全曲 |
タミーノ…ピョートル・ベチャワ(テノール)/
パミーナ…ドロテア・レッシュマン(ソプラノ)/
パパゲーノ…デトロフ・ロート(バリトン)/
夜の女王…デジーレ・ランカトーレ(ソプラノ)/
ザラストロ…マッティ・サルミネン(バス)/
弁者…ヴォルフガンク・シェーネ(バス) 他/
パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団/
イヴァン・フィッシャー(指揮)/
ベンノ・ベッソン(演出)/
ジャン=マルク・ステーレ(装置&衣装) |
日本語字幕なし
全世界中で愛されているモーツァルトのオペラ「魔笛」。無邪気でメルヘンチックな外観の中に、複雑な内容を秘めていることでも知られています。このイヴァン・フィッシャーの演奏は、レシュマンのふくよかで美しいパミーナ、草食系王子ベチャーラ、見ているだけでも楽しいロートのパパゲーノ、ベテランの底力を見せつけるサルミネンのザラストロ、何より若々しい張りのあるランカトーレの夜の女王・・・と、素晴らしいキャストを揃え、目の覚めるように鮮やかな舞台装置を用いて、この名作を完全に再現しています。
2001年パリ オペラ座 ライヴ収録/収録時間:158分/音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド(DVD)/字幕:独・英・仏・西・伊/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク |

107235
(2DVD)
\7000→¥5990 |
ビオンディ&エウロパ・ガランテ!!
ベッリーニ(1801-1835):歌劇「ノルマ」全曲 |
ポリオーネ…シン・ヨン・フン(テノール)/
ノルマ…ジューン・アンダーソン(ソプラノ)/
アダルジーザ…ダニエラ・バルチェッローナ(メゾ・ソプラノ)/
オロヴェーゾ…イルダール・アブドラザコフ(バス)/
クロティルデ…スヴェトラーナ・イグナトヴィチ(メゾ・ソプラノ)/
フラーヴィオ…レオナルド・メラーニ(テノール)
他/
ヴェルディ・フェスティバル合唱団/
エウローパ・ガランテ(ピリオド楽器使用)/
ファビオ・ビオンディ(指揮)/
ロベルト・アンド(演出)/
ジョヴァンニ・カールッチョ(装置)/
ナナ・チェッキ(衣装)/
グィド・レヴィ(照明) |
ビオンディの「ノルマ」!!
エウロパ・ガランテのオリジナル楽器による演奏が評判となった「ノルマ」。ベテラン、ジューン・アンダーソンと、当時彗星のごとく現れ、国際的名声を一気に獲得したダニエラ・バルチェローナの白熱した戦いが、柔らかい弦の響きに乗って描き出されます。一味違う「ノルマ」を楽しみたい方に。
日本語字幕なし
2001年テアトロ・レージョ・ディ・パルマ収録/収録時間:163分/音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド/DTS5.1/字幕:英・独・仏・西・伊・中/画面:4:3/REGION
All(Code:0)/DVD…片面単層ディスク×1,片面二層ディスク×1 |

107257
(DVD)
\3900→¥2990 |
熊川哲也も出演
ロイヤル・オペラ・ハウス・ライブ
ミンクス(1826-1917):バヤデール 3幕のバレエ |
ニキヤ…アルティナイ・アスィルムラートワ/
ソロル…イレク・ムハメドフ/
ガムザッティ…ダーシー・ブッセル/
黄金の仏像…熊川哲也/
高僧バラモン…アンソニー・ダウエル/
ドゥグマンタ…デヴィット・ドリュー 他/
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団/
ジョン・ランチベリー(指揮)/
ナタリア・マカロワ(演出・振付)/
ピエル・ルイジ・サマリターニ(舞台装置)/
ヨランダ・ソナベント(衣装)/
ジョン・B・リード(照明) |
ロシアで活躍した作曲家ミンクスの名作バレエ「バヤデール」です。1877年にマリウス・プティパにより振付けされ、キーロフ・バレエによって初演されました。その後長らく上演されることがありませんでしたが、1961年にキーロフ・バレエがロンドンで公演を行い、そのエキゾティシズムが高く評価され、幾度かの改定を経て、現在の人気を博しています。バヤデールとは寺院に使える舞姫のこと。勇士ソロルと愛し合った舞姫ニキヤの悲恋物語ですが、その結末は版によって若干の違いがあることでも知られています。このヌレエフ版は、寺院崩壊の後、愛する2人は天国で結ばれるというもの。黄金の仏像役には熊川哲也が出演、この舞台に華を添えています。演奏:
1991年ロンドン コヴェント・ガーデン,ロイヤル・オペラ・ハウスライブ収録/収録時間:123分/音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド/DTS5.1/字幕:なし/画面:4:3/REGION
All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク |
107313
(DVD)
\6300→¥5790 |
2006年 テアトロ・レッジョ・ディ・パルマ・ライブ
ヴェルディ(1813-1901):歌劇「マクベス」全曲 |
マクベス…レオ・ヌッチ(バリトン)/
バンコ…エンリコ・イオリ(バス)/
マクベス夫人…シルヴィ・ヴァレル(ソプラノ)/
マクベス夫人の侍女…ティジアナ・トラモンティ(メゾ・ソプラノ)/
マクダフ…ロベルト・イウリアーノ(テノール)/
マルコム…ニコラ・パスコーリ(テノール) 他/
パルマ・テアトロ・レッジョ管弦楽団&合唱団/
ブルーノ・バルトレッティ(指揮)/
リリアーナ・カヴァーニ(演出)/
ダンテ・フェラッリ(装置)/
アルベルト・ヴェルソ(衣装)/
セルジオ・ロッシ(照明)/
アメデオ・アモーディオ(コレオグラフィ) |
日本語字幕なし
ヴェルディが心底愛したというシェークスピアを原作にしたオペラ「マクベス」。彼の作品の中で、唯一「愛の陰謀」のない作品としても知られています。主役にテノールでなく、バリトンを置いたところにも、ヴェルディの革新的な試みが感じられます。そのマクベスを歌うのが、ベテラン、レオ・ヌッチ。熟成された男っぽさの中に感じる少々の脆さが、この物語を深いものにしています。マクベス夫人を歌うヴァレルは、スピントの効いた力強い声が魅力です。カヴァーニの演出は、時として説明過剰に感じる部分もあるのですが、複雑なあらすじと、交錯する人間模様を表出するためには必要不可欠でもあり、これらを一つ一つ読み解く楽しみに浸るのも一興でしょう。バルトレッティの指揮は、重厚さの中にも軽妙さを併せ持つもので、この暗い作品に一筋の救いの光をもたらすものとして評価されています。2006年
テアトロ・レッジョ・ディ・パルマライブ収録/収録時間:156分/音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド/字幕:英・独・仏・西・伊/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク |

107319
(DVD)
\6300→¥4990 |
カレーラスが美しい・・・
1983年ウィーン国立歌劇場 ライブ
マゼール、マルトン、カレーラス
プッチーニ(1858-1924):歌劇「トゥーランドット」全曲 |
トゥーランドット…エヴァ・マルトン(ソプラノ)/
カラフ…ホセ・カレーラス(テノール)/
中国皇帝…ヴァルデマール・クメント(テノール)/
テイムール…ジョン=ポール・ボガール(バス)/
リュー…カーティア・リッチャレッリ(ソプラノ)/
ピン…ロバート・カーンズ(バリトン)/
ポン…ハインツ・ツェドニク(テノール)/
パン…ヘルムート・ヴィルトハーバー(テノール)/
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団/
ロリン・マゼール(指揮)/
ハロルド・プリンス(演出)/
ティモシー・オブライエン&
タゼーナ・ファース(装置&衣装)/
ケン・ビリントン(照明) |
日本語字幕あり
こんなかっこいいカラフはもう二度と出てこないだろうなあ・・・。
プッチーニの最後のオペラである「トゥーランドット」は、未完であるにもかかわらず、彼の最高の作品として評価されています。大胆な和声を用いたエキゾチックな表情を湛えた音楽は、まるで映画音楽のように壮大であり、また永遠に解決することのない男女間の愛の論争も、ここでは一つの美しい解決を見ることになります。主役を歌うトゥーランドットには、圧倒的な存在感と声量が求められますが、稀代のソプラノ、マルトンはその欲求に120%応え、実に見事な姫を演じています。カレーラスのカラフ、リッチャレッリのリューも文句なしです。ここでは指揮者もマゼールもたっぷり目のテンポで、重厚な音楽を丁寧に描きだしています。この名演、終演後の拍手は、なんと45分間も続き、指揮のマゼールと歌手たちに惜しみない賞賛が送られたそうです。熱い熱い上演記録です。
1983年ウィーン国立歌劇場 ライブ収録/収録時間:139分/音声:ステレオ2.0/字幕:英・独・仏・西・伊・日/画面:4:3/REGION
All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク |

107506
(DVD)
\7000→¥5990 |
ミンコフスキ:オッフェンバックBOX
《DVD1》
オッフェンバック:歌劇「地獄のオルフェ」全曲/
《DVD2》
オッフェンバック:歌劇「美しきエレーヌ」全曲 |
《DVD1》
ユリディス(エウリディーチェ)…ナタリー・デセイ(ソプラノ)/
オルフェ…ヤン・ブロン(テノール)/
ジュピテール…ローラン・ナウリ(バリトン)/
アリステ=プリュトン…ジャン=ポール・フシェクール(テノール)
他/
リヨン歌劇場管弦楽団&合唱団/
グルノーブル室内管弦楽団/
マルク・ミンコフスキ(指揮)/
ローラン・ペリー(演出)/
シャンタル・トーマス(装置)/
《DVD2》
エレーヌ…フェリシティ・ロット(ソプラノ)/
オレステス…マリー・アンジェ・トロドヴィチ(メゾ・ソプラノ)/
パリス…ヤン・ブロン(テノール)/
メネラオス…ミシェル・セネシャル(テノール)/
アガメムノン…ロラン・ナウリ(バリトン)/
カルカス…フランソワ・ル・ルー(バリトン)/
アキレス…エリック・ウシェ(バリトン) 他/
ルーヴル宮音楽隊&合唱団/
マルク・ミンコフスキ(指揮)/
ローラン・ペリー(演出&衣装)/
シャンタル・トーマス(装置) |
日本語字幕なし
オッフェンバックの人気作2つをBOXセットで。バロック音楽の名手として名を馳せながらも、オッフェンバックに深い愛情を注いでいるミンコフスキの軽妙で説得力たっぷりの魅力ある音楽作りと、デセイ、ロットという、全く違うタイプの2人のソプラノによるヒロインたちを一度に楽しめます。デセイの主演による「地獄のオルフェ」は、発売当時から話題になったもので、有名な序曲で始まる通常版ではなく、初演版を元にしたミンコフスキ独自の版で、この違いを確かめるのも楽しいものです。「美しきエレーヌ」では有閑夫人を演じるロットが、まさにはまり役。この溢れかえるような淫蕩さと妖艶さを醸し出せるのは彼女以外にはいないでしょう。
《DVD1》1997年リヨン歌劇場 ライブ収録/《DVD2》2000年パリ
シャトレ座ライブ収録/収録時間:本編250分+ボーナス26分(DVD2…収録風景から)/音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド/DTS
5.1/字幕:英・独・仏・西・伊/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク |
101578
(2DVD)
\7000→¥6590 |
復興著しい19世紀イタリアの知られざる巨匠
マイール:歌劇「コリントのメディア」全曲
映像世界初収録 |
クレオンテ…アラステア・マイルズ(バス)/
エゲオ…アレック・シュレーダー(テノール)/
メディア…ナージャ・ミヒャエル(ソプラノ)/
ジアゾーネ…ラモン・ヴァルガス(テノール)/
クロイサ…エレーナ・ツァラゴワ(ソプラノ)/
エヴァンドーロ…ケネス・ロバーソン(テノール)
他/
ヴァイオリン…ユリア・ドイザッカー/
ハープ…ジョイ・スミス/
バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団/
アイヴァー・ボルトン(指揮)/
ハンス・ノイエンフェルス(演出)/
アンナ・ヴィーブロック(装置)/
エリーナ・シュニッツラー(衣装)/
ミヒャエル・バウアー(照明) |

108030
(Blu-ray)
\6300→¥5790 |
日本語字幕あり
最近、その作品の復興が著しいシモーネ・マイール(ジモン・マイール、1763-1845)。彼はドイツで生まれ、神学を学んだ後、イタリアに留学しベルガモ大聖堂の終身教会学長となり、同地の音楽界の中心人物となった人です。生涯に約70曲のオペラを作曲しましたが、その作品はほとんど忘れられていました。この「コリントのメディア」は1813年にナポリで初演された作品で、当時大変な人気を誇り、彼が生涯を終えるまでは、ヨーロッパの主要な劇場で何度も再演されたという記録が残っています。ギリシア神話に登場する魔女メディアの物語は多くの芸術家の心を捉え、マイールと同時代の作曲家ケルビーニも、同じ素材でオペラを書いています(ケルビーニは歌劇「ロドイスカ」でもマイールと同じ素材を使っています)。わが子を手にかけるというその残忍さと、そしてその奥底に潜む愛と力の拮抗関係は、確かに興味深いものがあります。ノイエンフェルスの演出は、この作品を現代的なスリラーと位置づけ、残忍な場面を交えながら、力に対する渇望を鮮烈に描きだします。ここで猛女メディアを演ずるのは、注目のソプラノ、ナージャ・ミヒャエルです。彼女はあの「凄すぎる」サロメで少女と成熟した女性の端境期に発するエロティシズムを見事に歌いあげましたが、ここでも、得意のコロラトゥーラを生かし、夜の女王を更に強烈にしたかのような激しいアリアを歌います。ヴァルガスのジアゾーネは、その優柔不断さが裏切りにつながってしまうのだな・・・と納得させてくれる素晴らしい歌唱で、そのほかの出演者も文句なしの歌を披露します。ボルトンは、いつもの如くオリジナル奏法を取り入れた軽快な音楽作りで、この作品が古典派のものであることを再認識させてくれるのです。
2010年ミュンヘン ナショナル・シアターライブ収録/収録時間:151分+48分/音声:《DVD》ステレオ2.0/DD
5.0/《BD》ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:伊(オリジナル・ヴァージョン)、独、英、仏、西、日、中、韓/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/《DVD》片面2層ディスク/《BD》・二層50GB
1080i FULL HD |

100171
(DVD)
\6300→¥4990 |
2000年ドレスデン ゼンパーオーパー ライヴ
R.シュトラウス:歌劇「ナクソス島のアリアドネ」全曲 |
プリマドンナ/アリアドネ…スーザン・アンソニー(ソプラノ)/
テノール歌手/バッカス…ジョン・ヴィラーズ(テノール)/
作曲家…ゾフィー・コッホ(メゾ・ソプラノ)/
ツェルビネッタ…イリデ・マルティネス(ソプラノ)/
執事長…フリードリヒ=ヴィルヘルム・ユンゲ(台詞)/
シュターツカペレ・ドレスデン/
コリン・デイヴィス(指揮)/
マルコ・アルトゥーロ・マレッリ(演出&装置)/
フリードヴァルト・デーゲン(照明) |
日本語字幕あり
ある金満家の屋敷で催される晩餐会。プロローグでは、その余興を巡っての混乱が描かれます。最初に真面目なオペラ、次は軽い茶番劇。そして最後は花火で幕を閉じるという予定でしたが、主の突然の命令で「オペラと茶番劇を同時に」演奏することになってしまいます。芸術と俗世に悩む作曲家、彼を誘惑する女優ツェルビネッタ。愛弟子の作曲家を心配するふりをして、自らの報酬のことを考える音楽教師。主役の歌手たちも、自分たちが目立つことばかり考えています。本編のオペラでは、一途な愛を歌うアリアドネ役のプリマドンナを、ツェルビネッタが「男なんてよりどりみどり」と見事なコロラトゥーラでからかうのですが、最後はとりあえず、「ステキな」バッカスがアリアドネを迎えに来て一応の収束を見るという話です。R・シュトラウス(1864-1941)とホフマンスタールによる共同作業の中でも、とりわけ人間の機微が精緻に描かれているのがこの「ナクソス島のアリアドネ」でしょう。この形に行き着くまでには、様々な紆余曲折があったことも知られていますが、完成形は小編成なオーケストラ(ピアノを含む)による小振りな作品となりました。最近、このオペラの上演が増えることにより、様々な演出が試みられていますが、ここでも近代的で洒落た演出が施されています。当時売り出し中のメゾ・ソプラノ、ゾフィー・コッホが注目を浴びることとなったチャーミングすぎる作曲家は、通常出番のないオペラの部分でも姿を見せてくれてたり・・・と、見どころたっぷりの1枚です。弊社取扱のない既発売のPAL仕様(100170)の映像と同内容です。
2000年ドレスデン ゼンパーオーパー ライブ収録/収録時間:130分/音声:ステレオ2.0/字幕:英、仏、西、伊、日/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/片面2層ディスク |

101589
(2DVD)
\7000→¥6490 |
2006年ミラノ・スカラ座ライブ
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」全曲 |
アルマヴィーヴァ伯爵…ピエトロ・スパニョーリ(バリトン)/
伯爵夫人…マルチェラ・オルサッティ・タラマンカ(ソプラノ)/
スザンナ…ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)/
フィガロ…イルデブランド・ダルカンジェロ(バス)/
ケルビーノ…モニカ・バチェッリ(メゾ・ソプラノ)/
バルトロ…マウリツィオ・ミュラーロ(バス)/
ドン・バジーリオ…グレゴリー・ボンファッティ(テノール)/
ドン・クルツィオ…ニコラ・パミオ(テノール)/
バルバリーナ…オリアナ・クルテシ(ソプラノ)/
アントニオ…マッテオ・ペイローネ(バス)/
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団/
ジェラール・コルステン(指揮)/
ジョルジョ・ストレーレル(演出)/
エツィオ・フリゲリオ(装置)/
フランカ・スカルシャピノ(衣装)/
ジァンニ・マントヴァーニ(照明)/
アンナ・マリア・プリナ(コレオグラフィ) |
日本語字幕あり
モーツァルト(1756-1791)の最高傑作の一つ、ダ・ポンテの台本による「フィガロの結婚」です。この作品の正式名称は「La
Folle journee, ou le Mariage de Figaro」であり、人気沸騰の音楽祭の名称もここから取られているのです。まさにドタバタ劇ですが、裏では貴族社会を痛烈に批判しているため、何度も上演禁止になっているという代物でもあります。さて、このような名作になると、様々な演出が施され、深遠なる読み替えも幾度となく行われているものですが、ヨーロッパ屈指の名演出家ストレーレル(1921-1997)によるこの演出は、1981年のプレミエ(この公演はムーティが指揮しました)からずっと変わらないという、まさにイタリアの伝統を伝える格調高いものです。ダルカンジェロの奥行のあるフィガロ、人気絶頂のダムラウによるスザンナ。スパニョーリの伯爵や、オルサッティの伯爵夫人も見事な歌唱を聞かせます。ダムラウのスザンナは、現代的な強さを持った頭の切れる女性像を描き出し、この作品の普遍性を際立たせることに成功しています。
2006年ミラノ・スカラ座ライブ収録/収録時間:187分/音声:ステレオ2.0/DD
5.1/字幕:伊(オリジナル・ヴァージョン)、英、独、仏、西、韓、日/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク |
108033
(Blu-ray)
\6300 |
ウェルザー=メスト&クリーヴランド管
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 |
クリーヴランド管弦楽団/
フランツ・ウェルザー=メスト(指揮) |
1918年に設立されたクリーヴランド管弦楽団は今やアメリカのみならず、世界でもTOPランクのオーケストラとして知られます。ジョージ・セルが鍛え上げ、マゼールによって人気を高め、ドホナーニによって響きを練り上げられたこのオーケストラ。現在はこのウェルザー=メストが新たな魅力を開花させています。このブルックナーは、世界で最も美しく、また音響的にも優れているといわれるホールの一つであるセヴェランス・ホールでの演奏です。ブルックナーの交響曲の中でも最も人気があって、明確な形式と美しいメロディに満たされたこの第7番の交響曲、冒頭の透明な響きを聴いただけで、これがどれほどまでに素晴らしい演奏なのかを瞬時に判断できるに違いありません。ボーナス映像では、ウェルザー=メストが英語とドイツ語でブルックナーに寄せる思いを熱く語っています。
DVD既発売(101481)
2008年9月セヴェランス・ホール ライヴ収録/映像監督
ウィリアム・コセル/収録時間:本編66分+ボーナス14分/音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド/字幕:英語・ドイツ語(ボーナス映像)/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/単層25GB 1080i FULL HD |
107291
(2DVD)
\7000→¥6590 |
2005年バルセロナ・リセウ大劇場ライブ
ポンキエッリ(1834-1886):歌劇「ジョコンダ」全曲 |
ジョコンダ…デボラ・ヴォイト(S)/
ラウラ・アドルノ…エリザベッタ・フィオリッロ(Ms)/
アルヴィーゼ・バドエーロ…カルロ・コロンバーラ(T)/
ラ・チエカ(ジョコンダの母) …エヴァ・ポドレス(C-A)/
エンツォ・グリマルディ…リチャード・マージソン(T)/
バルナバ…カルロ・グェルフィ(Br)/
ツァーネ…ジョゼフ=ミケル・リボット(B)/
イセポ…ジョン・プラツァオーラ(T) /
バルセロナ・リセウ大劇場管弦楽団&合唱団/
ダニエレ・カッレガーリ(指揮)/
ピエル・ルイージ・ピッツィ(演出・装置・衣装)/
セルジオ・ロッシ(照明)/
ゲオルゲ・イアンク(コレオグラフィ) |
日本語字幕なし
愛らしいバレエ音楽「時の踊り」ばかりが知られている、このオペラ「ジョコンダ」。実は内容は深く重く、まったく救いのない悲劇であることを知っている人はあまり多くないのではないのでしょうか?元貴族エンツォを巡る2人の女性。ラウラには嫉妬深い夫がいて、歌姫ジョコンダには、たちの悪い密偵バルナバが思いを寄せているというものです。何かが起こらない訳はありません。物語は、ジョコンダの母を交え悲劇へ向かって進んでいくのです。そんなジョコンダを歌うためにはソプラノの中でもとりわけ強靭な声が必要とされます。ここで登場するのは、稀代のワーグナー歌手としてもおなじみのデボラ・ヴォイトです。圧倒的な存在感を示す彼女が思いを寄せるエンツォ役のマージソンと、いかにも悪役然としたバルナバ役のグェルフィ、そしてポドレスの人間味あふれるチエカも大絶賛されました。原色を多用したコントラストの美しい舞台も見どころの一つです。
2005年バルセロナ・リセウ大劇場ライブ収録/収録時間:174分/音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド/DTS
5.1/字幕:伊(オリジナル・ヴァージョン)・英・独・仏・西・カタロニア/画面:16:9/REGION
All(Code:0)/片面2層ディスク |
107307
(DVD)
\3900 |
ズービン・メータ指揮
ヴェルディ:レクイエム |
フィオレンツァ・チェドリンス(S)/
ルチアーナ・ディンティーノ(A)/
ラモン・ヴァルガス(T)/
ラファウ・シヴェク(B)/
アルトゥーロ・トスカニーニ財団合唱団/
アルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団/
ズービン・メータ(指揮) |
日本語字幕なし
怒りの日(ディエス・イレ)が格別な人気を誇る、ヴェルディ(1813-1901)の「レクイエム」は、オペラ的な華やかさと宗教的な荘厳さを兼ね備えた作品であり、モーツァルトやフォーレの同名曲と比べると、とりわけ劇的さが際立つ曲としても知られています。この演奏は、2004年のスマトラ島沖地震の犠牲者の追悼コンサートの模様を収録しています。この地震による津波では200000人以上もの尊い人命が犠牲となり、スリランカとインドネシアを中心に大きな被害を齎しました。この時も指揮者メータは宗教の境界を越え、多くの人々に働きかけ、この演奏会を実現させ、収益のすべてを寄付したのです。メータの献身的な思いを受け、全ての出演者たちが熱演したこの演奏は、今の私たちにも格別の感動を与えてくれるに違いありません。
2005年ローマ、オーディトリアム・パルコ・デッラ・ムジカライブ収録/収録時間:93分/音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド/DTS
5.1/字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/片面2層ディスク |
107507
(3DVD)
\8000 |
サシャ・ヴァルツ:ケーパー/S/noBody…三部作BOX
《DVD1》ケルパー(身体)/
《DVD2》S/
《DVD3》noBody |
サシャ・ヴァルツとゲストたち |
ピナ・バウシュに次ぐコレオグラフィ(振付)の大家、サシャ・ヴァルツによる「身体」三部作です。12人のダンサーによる<ケルパー>では、解剖学的な見地に立った身体を追求し、<S>では、もっと内面に宿るエロスや感受性の原点を探求します。そして三部作の最後<noBody>では肉体を離れ、人類の形而上学的存在について、受け手である私たちに問いを突き付けてくるのです。肉体の持つ限界、肉体に宿るエロス、そして不死の探求。これらが混然一体となり、爆発的なエネルギーが放出される時、自らの体すら持て余してしまう事も多い現代人は、いったい何を思うのでしょう。ニューヨークの現代音楽家、ジョナサン・ベプラーのオリジナル曲が使われています。
ベルリン シャウビューネ劇場 ライブ収録/パリ市立劇場公演共同制作/収録時間:本編210分+ボーナス58分/音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド/字幕(ボーナス部分):独・英・仏・西・日/画面:4:3/16:9/REGION
All(Code:0)/片面2層ディスク |
107329
(2DVD)
\4000→¥3690 |
プラッソン&カルロ・フェリーチェ歌劇場 2000年
ヴェルディ:歌劇「イェルサレム」全曲
(「第一回十字軍のロンバルディア人」改作) |
ガストン…イヴァン・モミロフ(T)/
エレーヌ…ヴェロニカ・ヴィッラロエル(S)/
イゾール…フェデリーカ・ブラガリア(Ms)/
トゥールーズ伯爵…アラン・フォンダリー(Br)/
ロジェ(伯爵の弟)…カルロ・コロンバーラ(T)/
レーモン…ジョルジョ・カシアッリ(T)/
アデマール・ド・モントゥイ…カルロ・ディ・クリストフォロ(B)/
兵士…ジャンカルロ・トージ(B) 他/
カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団/
カルロ・フェリーチェ・バレエ団/
ミシェル・プラッソン(指揮)/
ピエールジョルジョ・ゲイ(演出)/
エルマンノ・オルミ(演出原案)/
ダニロ・ドナティ(装置&衣装)/
マウロ・ビゴンツェッティ(コレオグラフィ) |
日本語字幕なし
1842年に「ナブッコ」を初演して大評判を取ったヴェルディ(1813-1901)が、次の作品として選んだのも壮大な史劇オペラ「十字軍のロンバルディア人」でした。しかし、内容を盛り込み過ぎた上、ヴェルディの作曲技法が若干未熟であったためか、登場人物の描きわけが少しわかりにくかった事も否めません。そんなヴェルディが、パリ・オペラ座の依頼を受け、作品の構想を練ったときに頭に浮かんだのが、この作品の改変でした。登場人物の名前を変え、反目しあう兄弟の声域をテノールとバリトンに分け、バレエ場面を加えることで、まったく新しい作品として衣替えし、パリの聴衆の前に供されたのです。しかしこの「イェルサレム」、初演時は人気を博したのですが、恒常的な人気を得るには至らず、1892年にブリュッセルで上演された後は、およそ70年を経て、ジャンドレア・ガヴァッツェーニが1963年にヴェネツィアで復刻蘇演するまで、すっかり忘却の彼方へと流されることとなるのです。この映像は、ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場の「ヴェルディ没後100年祭」の際に上演されたもので、ガヴァッツェーニの時のようなイタリア語ではなく、研究に基づいたフランス語による演奏であり、また衣装や装置も考え抜かれたものを使った文句なしの演奏です。
2000年 ジェノヴァ カルロ・フェリーチェ歌劇場
ライブ収録/収録時間:166分/音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド/DTS
5.1/字幕:仏・英・独・伊・西・カタロニア/画面:4:3/REGION
All(Code:0)/片面単層ディスク×1・片面2層ディスク×1 |

107511
(3DVD)
\5400→¥4990 |
プラシド・ドミンゴBOX
《DVD1-2(100217)》
マイヤーベーア(1791-1864):歌劇「アフリカの女」全曲/
《DVD3(100233)》
ポンキエッリ(1834-1886):歌劇「ジョコンダ」全曲/
《DVD4(100202)(PAL)》
サン=サーンス(1835-1921):歌劇「サムソンとダリラ」全曲 |
《DVD1-2》
セリカ…シャーリー・ヴァレット(S)/
ヴァスコ・ダ・ガマ…プラシド・ドミンゴ(T)/
イネス…ルート・アン・スヴェンソン(S)/
ネルスコ…ジュスティーノ・ディアス(Br)/
ドン・ペドロ…ミヒャエル・デヴリン(B)/
ドン・ディエゴ…フィリップ・スキナー(B) 他/
サンフランシスコ歌劇場管弦楽団・合唱団・バレエ団/
マウリツィオ・アリーナ(指揮)/
ルトフィ・マンソーリ(演出)/
ヴォルフラム・スカリッキ(装置)/
アムレイ・スカリッキ(衣装)/
トマス・J=ムン(照明)/
《DVD3》
ジョコンダ…エヴァ・マルトン(S)/
エンツォ・グリマルディ…プラシド・ドミンゴ(T)/
バルナバ…マッテオ・マヌグエッラ(Br)/
ラウラ・アドルノ…ルドミラ・センチュク(Ms)/
アルヴィーゼ・パドエーロ…クルト・リドル(B)/
ラ・チエカ…マルガリータ・リローワ(C-A) 他/
ウィーン国立歌劇場管弦楽団・合唱団・バレエ団/
アダム・フィッシャー(指揮)/
フィリッポ・サンジュスト(演出)/
ゲルリンデ・ディッリ(コレオグラフィ)/
《DVD4》
サムソン…プラシド・ドミンゴ(T)/
ダリラ…シャーリー・ヴァレット(MS)/
ダゴンの大司祭…ヴォルフガンク・ブレンデル(Br)
他/
サンフランシスコ歌劇場管弦楽団・合唱団/
ユリウス・ルーデル(指揮)/
ニコラス・ヨエル(制作)/
ダグラス・シュミット(装置)/
キャリー・ロビンズ(衣装)/
トーマス・ムン(照明) |
日本語字幕なし
注意・・・「サムソンとダリラ」のみPAL仕様ですので、パソコン以外の装置では、再生できない場合があります。ご了承ください。
最近は指揮者としても活躍中、まだまだ新境地を開拓している現代最高のテノール歌手、プラシド・ドミンゴ(1941-)の名唱を楽しむDVD-BOXです。イタリア物だけでなく、フランス物やドイツ物までの多彩なレパートリーと、陰影のある美しい声、卓越した演技力に加え、颯爽たる舞台姿。どこを取っても素晴らしいの一言です。
《DVD1-2》1988年サンフランシスコ歌劇場 収録/《DVD3》1983年ウィーン国立歌劇場
収録/《DVD4》1981年サンフランシスコ歌劇場収録/収録時間:本編470分/音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド(DVD)/字幕:独・英・仏・西・伊(100202…英・独・西)/画面:4:3/片面2層ディスク/NTSC…100217&100233/PAL…100202/REGIONCode:0…100217&100233/REGIONCode:2,5…100202 |

107512
(3DVD)
\5400→¥4990 |
チェコを代表する演奏家たちの渾身の演奏で
ドヴォルザーク:宗教曲集BOX
1.聖書の歌Op.99/
2.テ・デウムOp.103/
3.レクイエムOp.89/
4.スターバト・マーテルOp.58/
ボーナス:ヴァイオリン協奏曲Op.53 |
リヴィア・アグホヴァ(S)…2/
ルチア・ポップ(S)…3/
エヴァ・ウルバノーヴァ(S)…4/
エヴァ・ランドーワ(Ms)…1,3/
カテルジーナ・カハリコーヴァ(Ms)…4/
ヨゼフ・プロチュカ(T)…3/
シュテファン・マルギータ(T)…4/
イヴァン・クズニエール(Br)…2/
ペテル・ミクラシュ(B)…3,4/
プラハ・フィルハーモニー合唱団…2/
プラハ交響合唱団…3,4/
プラハ交響楽団…1,2,3,4/
イルジ・ビエロフラーヴェク(指揮)…1,2/
ペテル・アルトリヒテル(指揮)…3/
リボル・ペシェク(指揮)…4/
《ボーナス曲》
イヴァン・ジェナティー(Vn)/
プラハ交響楽団/
イルジ・ビエロフラーヴェク(指揮) |
日本語字幕なし
あまり多くの人には知られていない、本当の珠玉の名作というものがあるのだとしたら、このドヴォルザーク(1841-1904)の宗教的作品群はまさにそんな条件にぴったりなのではないでしょうか?
交響曲で見せるような外交的な面は影をひそめ、内省的な深い悲しみと、天上の世界への限りない憧憬が見て取れる作品ばかりです。
愛児を失った悲しみが投影されているスターバド・マーテル、個人的悲しみには由来していなくとも、美しい旋律と深い内容を湛えたレクイエム、渡米前の作品でありながら、すでにアメリカ民謡の影響が垣間見えるテ・デウム、そして作曲の先輩たちと父親の訃報に接した悲しみが契機となり、16世紀のクリチカのチェコ・プロテスタント聖書を用いて書いたという「聖書の歌」。
これら4つの作品は、確かに知名度は高くないものの、静かな感動をもたらす名曲ぞろいです。チェコを代表する演奏家たちの渾身の演奏で。とりわけ、若くして逝ってしまったルチア・ポップの亡くなる直前の姿は、曲の感動とはまた違った涙を誘うことでしょう。
収録時間:本編281分/音声:ステレオ2.0/ドルビー・デジタル5.1サラウンド/DTS
5.1/字幕:英・独・仏・西/画面:4:3/REGION
All(Code:0)/片面2層ディスク |