ALBANY
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TROY1469/70
(2CD)
\4400 →\3990
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「プロアルテ四重奏団100周年記念委嘱作品集」
(1)ウォルター・メイズ(b.1941):弦楽四重奏曲第2番「夢見る蝶々」(2011)
(2)ポール・シェーンフィールド(b.1947):3つの狂詩曲(2011)
(3)ウィリアム・ボルコム(b .1938):ピアノ五重奏曲第2番(2011)
(4)ジョン・ハービソン( b .1938) :弦楽四重奏曲第5番(2011) |
プロアルテ四重奏団:
【デヴィッド・ペリー(Vn)、
スザンヌ・バイア(Vn)、
サリー・チショルム(Va)、
パリー・カープ(Vc)】
(2)ブライアン・シュー(Pf)
(3)クリストファー・テイラー(Pf) |
プロアルテ弦楽四重奏団、何と100周年記念アルバム!ハービソンやボルコムの新作も収録!
録音:(1)(2)2011 年12 月 (3)(4)2012年5月、ワシントン
1911年にベルギーで誕生した名門弦楽四重奏団「プロアルテ四重奏団」。1940年からはアメリカに居を移し、メンバー交代しながら脈々と存在し続けました。一番交代が少ないのがヴィオラで現在のサリー・チショルムは4代目。最も交代が多いのはチェロで現メンバーのパリー・カープが正式メンバーとしては9代目(初期はメンバーが固定されていなかったようです)ですが現メンバーの中では1976年から続く最古参メンバーです。
プロアルテ四重奏団はこの100年の間に100を超える新作を委嘱・初演しています。このアルバムは2011-12年のシーズンにプロアルテ四重奏団100周年記念委嘱作品全6作から、特に選ばれた4作を初演ライヴによって初演された作品を改めてセッションで録音したものです。
プロアルテ四重奏団はメイズの弦楽四重奏曲(第1番)を既に録音している(TROY569)。 |
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トーマス・スリーパー(b.1956):4つの協奏曲
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番「ヒプナゴギア」(2011)
(2)アルト・サクソフォン協奏曲(2010)
(3)半透明(2009)
(4)チェロ協奏曲(2007) |
(1)(2)(4)トーマス・スリーパー(指揮)
(3)ゾー・ゼニオディ(指揮)
ブルノ・フィルハーモニック
(1)フイファン・チェン(Vn)
(2)デール・アンダーウッド(アルトSax)
(3)ティム・コーナー(Trb)
(4)ジェニファー・カルプ(Vc) |
アメリカのショスタコか、バルトークか?トーマス・スリーパーの暗く激しい協奏曲集
録音:2012年5月10-11日ブルノ、チェコ
トーマス・スリーパーは1956年オクラホマ出身。19歳からプロとして作曲家・パフォーマンスのグループに属している。指揮者としても他の作曲家の作品をALBANYやCENTAUR、NAXOSなどに多数録音をしている。既に3曲の交響曲、14曲の協奏曲をはじめとして多数の作品を発表しており、作風は近現代の技法を取り入れているものの、調性音楽によるダイナミックなものが多く聴いていて楽しめるものとなっている。
ヴァイオリン協奏曲の副題「ヒプナゴギア」は覚醒と睡眠の中間のことで、画家のサルバトーレ・ダリがスケッチ中に居眠りから覚めた時にひらめいたエピソードにちなんでいる。何れの作品もバルトーク・ショスタコーヴィチ系の暗く激しい雰囲気。静けさとダイナミックさの対比が素晴らしいが、やかましすぎて嫌になるかもしれない。 |
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「ELEMENTS(五行)」
〜アメリカの作曲家による琵琶のための新作集
(1)ドナルド・リード・ウォマック:「ELEMENTS(五行:火水木土金)」(2010)
(2)ジェフ・マイアーズ:亀と鼠(2012)
(3)トーマス・オズボーン:
ルーミーの歌〜ジャラルディン・ルーミーの詩による(2011)
(4)E.タケオ・クドー:白鶴(2011)
(5)ドナルド・リード・ウォマック:聚散的雨(2011) |
楊静(シズカ・ヤンジン,中国琵琶)
(3)レイチェル・シャッツ(ソプラノ)
(5)レイ・イチー(古筝)
アナ・ウォマック(Va) |
日本でも活躍しているヴィルトゥオーゾ中国琵琶奏者シズカ楊静による新作集!
録音:2012年3月ホノルル
三木稔の琵琶協奏曲や三木稔主催のアンサンブルでも活躍して日本でもお馴染の中国琵琶奏者、楊静。日本ではシズカ・ヤンジンという名前でも親しまれておりました。
このアルバムでは日本や中国などアジアの楽器の作品を多く手掛けるウォマックの作品を中心としています。オズボーンの「ルーミーの歌」はイランの詩人ルーミーによる作品で独特の沈んだ雰囲気です。タケオ・クドーは日系のホノルルの作曲家。楊静のヴィルトゥオーゾ的な中国琵琶は琵琶法師のイメージの日本の琵琶とは全くイメージが異なります。 |
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「打楽器独奏のためのアメリカのマスターピース」
(1)ミルトン・バビット(1916-2011) :
コンチェルト・ピッコリーノ(1999)〜ヴィブラフォン独奏のための[3:48]
(2)バビット:踏み固められた小道(1998)〜マリンバ独奏のための[4:23]
(3)ジョン・ケージ(1912-92):
スネア・ドラム独奏のための「コンポーズド・インプロヴィゼーション」
(2011)[8:09]
(4)ケージ:One7(1992)[30:00] |
トム・コラー(Perc) |
ミルトン・バビット&ジョン・ケージ、独奏打楽器作品集
録音2011 年7-12 月スリー・ホール、SUNY
アメリカの前衛音楽を代表する二人の作曲家、ジョン・ケージとミルトン・バビット。意外と録音が少ないこの二人ですが、現代を代表する打楽器奏者トム・コラーが録音。バビット作品とケージの「コンポーズド・インプロヴィゼーション」は1つの楽器による作品。「One7」は元々4人の奏者のための作品でしたが、これは一人の打楽器奏者による版で、チベットやインドネシアの民族楽器なども駆使し多くの打楽器が使用されていて幻想的な雰囲気を醸し出しています。何れも静けさの中に混ざる苦み辛みが効いた、現代音楽ファンにはたまらない作品です。 |
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「リフレクション&リレーションシップ」
(1)リスト:巡礼の年第2年〜ソネット第104番
(2)フランク:フルート・ソナタ(原曲ヴァイオリン・ソナタ)
(3)イベール:ソナチネ「戯れ」
(4)ラリサ・クズメンコ:チェルノブイリの犠牲者への追憶
(5)ウィリアム・デヴィッド・スミス(b.1949):映像Op.33
(6)リーヴズ・マダリア=ミラー:練習曲第1番ハ短調Op.8
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ヤロスラフ・セニュシン(Pf)
(2)(3)(4)
スーザン・オニール=セニュシン(Fl) |
スタインウェイ・アーティストであるヤロスラフ・セニュシンのアルバムに夫人であるフルーティスト、スーザン・オニールが参加。フランクのヴァイオリン・ソナタのフルート版やイベールのソナチネを収録。 |
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TROY1448
\2200
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バートン・ビアマン:
室内オラトリオ「ティクヴァ(期待)」(2002-03) |
ウゼー・ブラウンJr.(指揮)
ウゼー・ブラウン合唱協会
キャンター・アンドレア・
レエ・マーコウィッツ(S)
フィリップ・マーコウィッツ(語り)
レッド・クレイ・サクソフォン四重奏団 |
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「コンパドラズゴ」〜ガブリエラ・レナ・フランク作品集
(1)ソナタ・アンディナ(2000)〜ピアノ独奏のための
(2)チャンビの夢(2002)〜フルートとピアノのための
(3)ハラウィの歌「アマデオーソ」(2005)〜フルート、クラリネット、ピアノのための
(4)3つの賛辞「コンパドラズゴ」(2007)〜ピアノ四重奏のための |
アンサンブル・メメ
(ピアノ、フルート、
クラリネット、ヴァイオリン、
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ) |
録音:2011年12月、2012年9月
ガブリエラ・レナ・フランクはペルーと中華系の混血の母とリトアニアとユダヤの混血の父を持ちカリフォルニアに生まれた。このアルバムはその血脈の一つであるアンデスに題材をとった作品集です。 |
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TROY1450/51
(2CD)
\4400
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マイケル・レライラ:
歌劇「秘密諜報員(シークレット・エージェント)」 |
サラ・ジョビン(指揮)
コンテンポラリー・オペラ・センターション)
スティーヴ・チャガリス(ドラムス&Perc) |
録音:2012年6月 |
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TROY1452
\2200
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「チェンジ・イン・ミー」
メンケン:「美女と野獣」より「チェンジ・イン・ミー」
コール・ポーター:ソー・イン・ラヴ
ロジャース:「南太平洋」〜「ディス・ニアリー・ワズ・マイン」
ハワード・ショア:「ロード・オヴ・ザ・リング」〜「イントゥ・ザ・ウェスト」
他全17曲 |
ジーン・ダントン(Vo)
ダグ・ハマー(Pf,オーケストレーション)
スティーヴ・チャガリス(ドラムス&Perc) |
映画やミュージカルの名曲をアメリカのソプラノ、ジーン・ダントンが歌います。 |
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TROY1453
\2200
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「エクスペリエンス」
〜ロリ・レイトマン&リチャード・ピアソン・トーマス:歌曲集 |
ナタリー・マン(S)
ジェフリー・パンコ(Pf) |
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TROY1454
\2200
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「大地と私」〜アメリカの新しい合唱作品集
ロリ・レイトマン(b.1955)、パトリシア・プルード(b.1957)、
スティーヴン・チャットマン(b.1950)、
ノーマン・ダイナースタイン(1937-82)/
サミュエル・バーバー(1910-81)/カーク・メチェム(b.1925)/
ロス・リー・フィニー(1906-97)/セシル・エッフィンガー(1914-90)/
モーテン・ローリドセン(b.1943)/ドナルド・マクカラー(b.1957)の作品 |
トーマス・コロハン(指揮)
ワシントン・マスター・コラール
マーク・ヴォーゲル(Pf) |
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TROY1457
\2200
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「インサイト」〜コントラバスのための新作集
(1)デヴィッド・マキ:森の外で(2012)
(2)マーヴィン・ラム:ミンガス・アマング・アス(2012)
(3)チンチュ・フー:ビヨンド(2012)
(4)ジョン・オールマイアー:Hmm(2012)
(5)デヴィッド・マキ:ゴー・ゲット・イット!(1999)
(6)チンチュ・フー:インサイツ(1999) |
アンソニー・ストゥープス(CB)
(1)デヴィッド・マキ(Pf)
(6)チンチュ・フー(Pf) |
録音:2012年12月 |
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「ハートストリングス」
〜ロス・バウアー(b.1951)作品集
(1)ハートストリングス(2012)
(2)空が遭難した水(2011)
(3)ザ・ニア・ビヨンド(2005)
(4)トリビュート(2000)
(5)ピアノ四重奏曲(2004) |
(1)メイター・アンサンブル
(2)サラ・ペレティアー(S)
ロイス・シャピロ(Pf)
(3)エンピリアン・アンサンブル
(4)ジャン=ミシェル・フォントノー(Vc)
エリック・ジヴァイアン(Pf)
(5)レフト・コースト・アンサンブル |
録音:(1)-(4)2012年、(5)2007年
ロス・バウアーはジャズのサックス奏者として音楽活動を始めた作曲家。作品はリリカルでドラマティックなものが多い。 |
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TROY1459/60
(2CD)
\4400
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サリヴァン:喜歌劇「軍艦ピナフォア」(1878) |
J.リン・トンプソン(指揮)
オハイオ・ライト・オペラ |
録音:2013年(ライヴ)
イギリスの作曲家アーサー・サリヴァン(1842-1900)は劇作家のウィリアム・ギルバートとの共作で名作オペレッタを多数生みだしました。その共作4作目で出世作ともいえる「軍艦ピナフォア」の録音です。
数々のオペレッタの上演で定評のあるオハイオ・ライト・オペラの2013年ライヴです。 |
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TROY1461/62
(2CD)
\4400
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アルヴァ・ヘンダーソン:
歌曲選集(全26トラック) |
メラニー・エメリオ(S)
ジョン・クレーマー(Br)
ルイーズ・ロフクイスト(Pf) |
録音:2012年8月 |
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「都会の教会音楽」〜グレッグ・スミス(b.1931)作品集
(1)聖ペトロのためのジャズ・ミサ(1972)
(2)「我らの父」による献呈主題と変奏曲(1977)
(3)ドレイク「イエスはゆだねられる」(1987)
(4)復活祭の7つの詩(1955)
(5)リベラル・ハートによる歌(2005)
(7)ミサ・ブレヴィス(聖ペトロのための)(1994) |
(1)-(5)グレッグ・スミス(指揮)
(1)ロング・アイランド交響合唱協会
(2)−(5)セント・ピーターズ合唱団
(6)エリック・スチュワート(指揮)
グレッグ・スミス・シンガーズ
他多数のソリスト達 |
録音:1978〜2013年
セント・ピーターズ(聖ペトロ)教会はニューヨークのイースト・ミッドタウンにある。主にその教会のために書かれたグレッグ・スミスの宗教音楽集。特にジャズ・ミサはユニークでトランペットやギター、コントバス、パーカッションによって伴奏されている。グレッグ・スミスは自分の合唱団グレッグ・スミス・シンガーズを設立するなどアメリカの合唱界をリードする働きをしてきた指揮者・作曲家。ルネッサンスやバロック作品を多数アメリカ初演を行ってきた一方で自らも400曲を超す作品を作曲している。 |
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「アリュメール」
(1)モンティ:チャールダッシュ
(2)ブラヴェ(1700-68):ソナタ第2番「アンリエット」
(3)デュラン(1830-1909):キリストは我らのために
(4)キャロル:マクローリン(b.1954):アリュメール
(5)ゴダール(1849-95):3つの小品
(6)ハワード・バス(b.1951):海辺の反射
(7)ジャック・ボンドン(b.1927):スウィング第1番
(8)キャロル・マクローリン:イマニュエル,天使達に引き上げられる
(9)ピアソラ(1921-92):カフェ1930
(10)キャロル・マクローリン:愛の聖域「フィラエ神殿」
(11)パガニーニ(1782-1840):カプリース第24番 |
ブライアン・ルース(Fl)
キャロル・マクローリン(Hrp) |
録音:2012、2013年
ブライアン・ルースはアリゾナ音楽大学での教職につき、アリゾナ木管五重奏団のメンバーとしても活躍している。高度な技術力と抒情性が高く評価されている。1996年からヤマハ・パフォーミング・アーティスト。ハープとの楽しい共演アルバムとなっている。 |
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「風の抱擁」〜ネイティヴ・アメリカン・フルートのための室内楽
ジャスティン・ルービン/マーティン・ブリス/
ランドール・スナイダー/レイ・フレンドリー/
デヴィッド・デブーア・キャンフィールド/
ジョン・ヘインズ/マイケル・モールディン/
フィリップ・パーカーの作品(全20トラック) |
ジェイムズ・J.ペレライト
(ネイティヴ・アメリカン・フルート)
リンゼー・マクリーナン(S)
アマンダ・ルッソ(MS)
カレン・エヴァンス・モラッツ(Fl/アルトFl)
レイチェル・パトリック(Vn)
アンドルー・フランソワ(Va)
コール・トゥティノ(Vc)
ブライアン・ブルーム(Perc)、他 |
縦笛のようなネイティヴ・アメリカン・フルートと様々な声楽・器楽との室内楽集。 |
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「LINKS」〜サクソフォンと吹奏楽のための協奏曲新作集
(1)サミュエル・ヘイゾ:
アルト・サクソフォンとウィンド・アンサンブルのための協奏曲
(2)デヴィッド・ジェックス:
アルト・サクソフォン協奏曲「スウィート・ソロウズ」
(3)キャサリン・マクマイケル:ウッドランドセレナーデとロンド
(4)ブライアン・ボルメイジス:アポロ
(5)デヴィッド・ジェックス:アルト・アドヴェンチャー
(6)キャサリン・マクマイケル:サファイア
(7)ディニク(S.フェランディノ編):ホラ・スタッカート |
リン・クロック(Sax)
デニス・ザイスラー(指揮)
ヴァージニア・ウィンド・シンフォニー |
録音:2006-2013年
クロックはマサチューセッツ大学アマースト校で教鞭をとるアメリカのベテラン・サクソフォン奏者。スプリングフィールド交響楽団のバス・クラリネット奏者も務めている。 |
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「バックリー・チェンバー・プレイヤーズ」
(1)ダニエル・パルコウスキー:セレナック午前4時/
(2)ルイス・スプレイトラン:クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲/
(3)エリック・ソーヤー:クラリネット、ヴィオラ、ピアノのための三重奏曲/
(4)サルヴァトーレ・マッキア:収束線
(5)エリック・ソーヤー:ノット・ソー・アローン |
バックリー・チェンバー・プレイヤーズ:
【(1)-(3)(5)デヴィッド・シュナイダー(Cl)
(1)-(3)アリサ・ライサー(Pf)
(1)(2)(4)エリザベス・チャン(Vn)
(3)リラ・ブラウン(Va)
(4)ジュディス・ゴードン(Pf)
(5)リン・サスマン(Cl)】 |
録音:2011-12年
バックリー・チェンバー・プレイヤーズは2008年設立のアンサンブルで、ピアノのアリサ・ライサーとクラリネットのデヴィッド・シュナイダーによって設立された。アマースト大学のバックリー・リサイタル・ホールに因んで命名されたアンサンブル。作曲家とのコラボにより新作を多く初演している。 |
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「洪水の歌」
(1)イングラム・マーシャル(b.1942):
ハックニー・チューン「おお、神よ耳を傾けてください」
(2)アン・ルバロン(b.1953):洪水の歌
(3)フランセス・ホワイト(b.1960):はるかに、未だに
(4)メレディス・モンク(b.1942):結婚行進曲 |
ジゼル・ワイアーズ(指揮)
ソラリス・ヴォーカル・アンサンブル
(2)フィル・カーティス(エレクトロニクス)
(3)ソニヤ・マイクルバスト(Vc)
(4)ヒョンジャ・チョイ(Org) |
録音:2012年4月ワシントン
ソラリス・ヴォーカル・アンサンブルは合唱の技術革新を目標に設立された。このアルバムでもメレディス・モンクをはじめ新作が並んでいる。 |
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TROY1472
\2200
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カーク・トレヴァーによるアセンホ作品集第6集
フロレンシオ・アセンホ(b.1926):
(1)ヴィーナスの誕生(2012)
(2)ラフカディオ・ハーンの世界からの拾遺集(2012)
(3)世界の大劇場(2012) |
カーク・トレヴァー(指揮)
ボフスラフ・マルティヌー・フィル |
録音:2013年5月3-9日ボフスラフ・マルティヌー・ホール
ブエノス・アイレス出身の作曲家アセンホは積極的に管弦楽作品を発表していて、作風は親しみやすいもので抒情的で美しいものが多い。 |
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TROY1473/74
(2CD)
\4400
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「艶やかな静寂の中で」〜ジェフリー・マムフォード(b.1955)作品集
(1)複数声部の広がった距離(2005)
(2)艶やかな静寂の中で(2011)
(3)かすかな空気の中の発見...重なった青の継続的な浮力(2010)
(4)進展したロマンス(2005)
(5)夜明から真昼まで(2001)
(6)2つのエリオット・カーター・トリビュート
(7)2つのラプソディ(2009-10/13)
(8)蒸発する夜明の森にて(1996)
(9)ウェンディング(2001) |
(1)(2)ミランダ・カックソン(Vn)
(2)マイケル・グランテ(指揮)
アージェント室内アンサンブル
(3)ジュリア・ブラスキン(Vc)
(4)クリスティーナ・ジェニングス(Fl)
ルーラ・ジョンソン(Pf)
(5)エリーシャ・ネルソン(Va)
スコット・ディクソン(B)
(6)ウィンストン・チョイ(Pf)
(7)ピーター・ウィルソン(指揮)
ナショナル・ギャラリー室内プレイヤーズ
(8)アヴァロン四重奏団
(9)ウェンディ・リッチマン(Va) |
録音:2001〜2013年
マムフォードは1955年ワシントン生まれの作曲家。エリオット・カーターに作曲を学んだ。アトランタ交響楽団によるナショナル・ブラック・アーツ・フェスティヴァル発足記念作曲賞で優勝した経歴を持つ。 |
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ピーヴァン・マンソン作品集
(1)カリフォルニア・コンチェルティーノ
(2)ピアノ四重奏曲
(3)ガッチャ!
(4)ニンニクの時間の愛 |
(1)サラ・アンドン(Fl)
スコット・ホスフェルド(指揮)
ハリウッド・スタジオ交響楽団員
(2)エイミー・ハーシュバーガー(Vn)
ジェニー・ハンセン(Va)
ウルフ・セバスチャン(Vc)
ビーヴァン・マンソン(Pf)
(3)アンドルー・レナード(Cl)
(4)イリーナ・ヴォロシナ(Vn)
ジェニー・ハンセン(Va)
ウルフ・セバスチャン(Vc) |
録音:2005-12年
ジャズ・ピアニストとして著名なビーヴァン(ベヴァン)・マンソンのクラシカル作品集です。 |
BRIDGE
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名匠アレクサンドル・ラザレフ最新録音!
チャイコフスキー:
(1)交響的幻想曲「テンペスト」Op.18
(2)ピアノ協奏曲第1番Op.23 |
アレクサンドル・ラザレフ(指揮)
オーゼンセ交響楽団
(1)ジョイス・ヤン(Pf) |
日本でもお馴染みの名匠アレクサンドル・ラザレフ最新録音!
録音:(1)2013年11月ライヴ (2)2011年12月ライヴ
指揮者アレクサンドル・ラザレフ(b.1945)はムラヴィンスキーの弟子で、70
歳を前にしていよいよ巨匠の域に入りつつあります(ちなみにタモリと同い年)。1972
年カラヤン指揮者コンクールで優勝後、ボリショイ劇場の音楽監督(1995
年まで)に就任する一方、西側でもさかんに活動し、日本ではN
響、読響、とも共演して好評を博し、現在は日フィルの首席指揮者を務めている。
このディスクではデンマークのオーゼンセ響を指揮して得意のチャイコフスキーを披露。
アルトゥール・ルビンシュタイン賞を受賞、在米の主要オーケストラとの共演も数多く行っている期待の若手。 |
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「消耗ゲーム」
〜アーリーン・シエラ(b.1970)の音楽Vol.2
(1)モウラー(2012)
(2)ピアノ協奏曲「アート・オブ・ウォー」(2010)
(3)消耗戦(Game of Attrition)(2009)
(4)アクィロ(2001) |
ヤク・ヴァン・ステーン(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
(2)ヒュー・ワトキンス(Pf) |
2001年度武満徹作曲賞受賞作「アクィロ」も収録!
録音:2013年
アーリーン・シエラはロンドンを拠点に活動するアメリカの作曲家でオバーリン大学、イエール大学大学院を経て、1999
年ミシガン大学博士課程修了。これまで数々の賞や奨学金を獲得。作品はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツをはじめ、アスペン音楽祭などで演奏されている。
2001 年には東京オペラ・シティ文化財団主催の武満徹作曲賞で優勝(審査委員:オリヴァー・ナッセン)、また日本文化への造詣も深い。BRIDGE
レーベルではこれが2 枚目(1 枚目はBCD9343)となる本ディスクではオーケストラ作品が集められており、管弦楽の機能を最大限に生かした圧倒的な効果と新鮮なアイデアであふれている。 |
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「コンポージング・アメリカ」
(1)ジョン・アダムズ(b.1947):「舞曲についてのジョンの書」より5つの頁
(2)ウィリアム・ボルコム(b.1938):ビリー・イン・ザ・ダービーズ
(3)コープランド(1900-90):2つの小品
(4)ポール・モラヴェック(b.1957):ピアノ五重奏曲 |
ラーク弦楽四重奏団
(1) ユーシフ・シェロニック(Perc)
(2)ステファン・ソルタース(Br)
(4)ジェレミー・デンク(Pf) |
コープランド、ジョン・アダムズ、ボルコム!アメリカの室内楽作品集
録音:2012-2013年
ポスト・ミニマリズムの旗手と言われたジョン・アダムズの「舞曲についてのジョンの書」はクロノス・カルテットのために作られた作品。ここでは抜粋しての演奏だが、打楽器パートの軽快なリズムに乗せられてジャズや多様なエスニック・ダンスが展開する。他にコープランドのリリカルな「2
つの小品」、バリトン独唱を伴うボルコムの「ビリー・イン・ザ・ダーク」、ピアノと弦楽がコンチェルトなみの緊張感をもってぶつかりあう密度の高いモラヴェックのピアノ五重奏曲など、弦楽四重奏を中心とした近現代アメリカ音楽を俯瞰するかのような内容。
ラーク四重奏団は古典から現代まで幅広いレパートリーを柔軟にこなすカルテットとして定評があり、これまでにアーロン・J.カーニス、エイミー・ビーチなどのアメリカの作曲家から、シューマン、ボロディン、シェーンベルク、ツェムリンスキー、シュニトケなど独特の選曲センスでCD
をリリースし注目されている。 |
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「愛の時」〜ラヴェル、サン=サーンス、ワイナー、アーン、ブリテンの歌曲
ラヴェル:ステファヌ・マラルメの3つの詩
サン=サーンス:私たちは愛と眠り、注意深く、てんとう虫、めまい、死の舞踏
ユーディ・ワイナー:マドリガル第2番「女の声」
レイナルド・アーン:春、ライラックの夜鶯、夜に、絶妙な時間
ベンジャミン・ブリテン:キャバレー・ソングより(4曲) |
ドミニク・ラベル(S)
ユーディ・ワイナー(Pf) |
ラヴェルの「マラルメの3 つの詩」(原曲は室内アンサンブルによる伴奏)を始め、美しいハーモニーと洒落た歌詞による20
世紀名歌曲選。ソプラノのドミニク・ラベルはアメリカの中堅歌手でバロックから現代曲まで幅広いレパートリーを持ち、近年ではイヴァン・フィッシャーの指揮によりブダペストで行われた「フィガロの結婚」が好評を博した。ピアノ伴奏のワイナーはピューリッツァー賞受賞作曲家でもあり、このアルバムでは近代フランス音楽の影響を受けた抒情的な自作を披露している。 |
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「神聖な歌」
〜ジェームズ・プライモッシュ(b.1956):作品集
(1)「時の書」より(2001/06)
(2)4つの神聖な歌(1989/90)
(3)ダーク・ザ・スター(2008)
(4)聖なる星(1999/2000) |
クリストファー・ケンドール(指揮)
21世紀コンソート
(1)(2)(4)スーザン・ナルッキ(S)
(3)ウィリアム・シャープ(Br) |
ジェームズ・プライモッシュはジョージ・クラム、ジョン・ハービソンらに学び、作品はロサンジェルス・フィル、シカゴ響などでさかんに演奏されている。
本CD に収められた曲はいずれも信仰をテーマとしているが、実験的なものから表現主義的なもの、コープランドやバーバーを思わせる抒情的なものまで多様。21
世紀コンソートはフルート、クラリネット、ハープ、打楽器、ヴァイオリン、チェロからなるアンサンブルでアメリカ・スミソニアン・アート・ミュージアムで定期的に活動しており、現代音楽の初演と普及に力を入れている。 |
DORON
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名ピアニスト、ルバツキーテのサン=サーンス!
サン=サーンス:
(1)ピアノ協奏曲第2番 ト短調
Op.22
(2)ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調
Op.103「エジプト風」 |
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
(1)ハンス=マルティン・シュナイト(指揮)
(2)アラン・パリ(指揮)
リトアニア国立フィルハーモニー管弦楽団 |
録音:(1)2001年12月1日、(2)2013年3月16日、ヴィリニュス、国立フィルハーモニック・ホール、ライヴ、51'15
リトアニア出身の名ピアニスト、ムーザ・ルバツキーテの演奏するサン=サーンスのピアノ協奏曲2
曲。ルバツキーテはソ連時代に西側に出られなかったために知名度が広がらなかったが、卓越した技術と聴衆を魅了する華を兼ね備えた卓越したピアニストである。ここでのサン=サーンス2
曲はいずれも彼女の本領を発揮したもので、豊かで華やかでありつつ情感もたっぷりで、決して表面的な美麗さに留まることがない。ことに「エジプト風」は、安易なエキゾティズムとは一線を隠した充実の演奏である。
ルバツキーテ
DORONレーベル旧譜 |
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ルバツキーテにフェニェーと、なにげに豪華なソリスト達によるベートーヴェン
ベートーヴェン:
(1)ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重協奏曲
ハ長調 Op.56
(2)合唱幻想曲 ハ短調
Op.80 |
ジョアン・ファレッタ(指揮)
リトアニア国立交響楽団
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
(1)マイケル・ラドヴィグ(ヴァイオリン)
(1)ラースロー・フェニェー(チェロ)
(2)カウナス国立合唱団 |
録音:2009年11月7日、ヴィリニュス(ライヴ),DDD,53'49
リトアニア勢を中心としたベートーヴェン、しかも「実は名曲」を二作収録。
ムーザ・ルバツキーテは1959年生まれのピアニスト。パリ在住ながら、リトアニア人ピアニストとしてもっとも活躍している人。マイケル・ラドヴィグ(ルートヴィグ)は米国のヴァイオリニストで、現在バッファロー・フィルのコンサートマスター。ちなみに彼の父は、オーマンディ時代のフィラデルフィア管弦楽団で40年近くに渡って長く活躍したアーヴィン・ラドヴィグ。ラースロー・フェニェーは、1975年、ハンガリー生まれのチェリスト。現在hr(フランクフルト放送)響の首席チェリスト。2004年、ドイツのクロンベルクでのパブロ・カザルス国際コンクールに優勝した名手。ジョアン・ファレッタはバッファロー・フィルの音楽監督を務める指揮者。中堅どころの実力派が揃っている。 |
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ムーザ・ルバツキーテ/リスト:ピアノ協奏曲!
リスト:
(1)ピアノ協奏曲第1番S.124
(2)「アテネの廃墟」による幻想曲S.122
(3)ピアノ協奏曲第2番S.125 |
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ムーザ・ルバツキーテ(Pf)
(1)ステファン・ラーノ指揮
リトアニア国立交響楽団
(2)イマンツ・レスニス指揮
リエパヤ交響楽団
(3)デヴィッド・アンガス指揮
フランデレン(フランダース)交響楽団 |
注目のピアニスト、ルバツキーテのリスト:ピアノ協奏曲!
録音:(1)2002年9月9日、ヴィリニュス(リトアニア)、(2)2009年3月12日リエパヤ歌劇場(ラトヴィア)、(3)2006年3月26日アントワープ
全てライヴ録音、DDD,51'46
リトアニアの名ピアニスト、ルバツキーテのDORONレーベル第2弾。ライヴによるリストの協奏曲集です。ルバツキーテはリストを得意としており、LYRINXレーベルからもリストの作品集が数タイトル発売になっております。このCDはリトアニア、ラトヴィア、ベルギーと3つの国のオーケストラと共演しています。
協奏曲第1番は残響過多気味など、録音条件や共演者が異なっていても、この1枚通してルバツキーテの技巧と美しさを兼ね備えたピアニズムが堪能できます。
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名手ルバツキーテのショスタコ&プロコの協奏曲集
(1)ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番
ヘ長調 Op.102
(2)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
ハ長調
Op.26
(3)シュニトケ:ピアノと弦楽のための協奏曲
Op.136 |
ムーザ・ルバツキーテ(ピアノ)
(1)ステファン・ラノ(指揮)
リトアニア国立交響楽団
(2)ミハエル・クリスティ(指揮)
リトアニア国立交響楽団
(3)モデスタス・ピトレーナス(指揮)
リトアニア国立室内管弦楽団 |
録音:(1)2007年12月4日、(2)1997年2月18日、(3)2010年9月25日,DDD、70'20
リトアニアの名ピアニスト、ムーザ・ルバツキーテの弾いた協奏曲3曲。ルバツキーテは1959年生まれ。少女の頃から才能を発揮し、モスクワ音楽院に留学。あまりに逸材だったためソ連が共産圏以外での活動を認めなかったと言われ、そのため今日でも国際的知名度はその実力に比して決して十分なものではないが、このライヴ録音は彼女の実力をまざまざと見せ付けるものだ。透明な響きで芯が強く、しかも切れ味の優れたルバツキーテの演奏は、これら近代ロシアの音楽の魅力を見事に引き出している。 |
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「ロシアのメロディ」
A.ルビンシテイン:調べ ヘ長調
Op.3-1
キュイ:オリエンタル
ダヴィドフ:言葉のないロマンス
Op.23
グリンカ:夜想曲「別れ」
リムスキー=コルサコフ:「サトコ」〜ヒンズー教徒の歌
マーソン:エレジー,美味しいワルツ
チャイコフスキー:
アンダンテ・カンタービレ,「四季」〜秋の歌,
夜想曲 Op.19-4,感傷的なワルツ
Op51-6
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
Op.34-14
グラズノフ:調べ Op.20-1 |
マルク・ドロビンスキー(チェロ)
ボリス・マーソン(ピアノ) |
親父の哀愁!ドロビンスキーの野太く歌うチェロ小品集
録音:2012年10月23、24日,61’12
マルク・ドロビンスキーの弾くロシアのチェロの調べ。ドロビンスキーはアゼルバイジャンの首都バクーの生まれ。モスクワ音楽院でムスティスラフ・ロストロポーヴィチに学んでいる。1974
年にソ連を離れてから今年で40
年。ロシアへの思いをドロビンスキーならではの太く深く朗々と歌で奏でている。伴奏をボリス・マーソンが務めるというのも贅沢だ。 |
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ベリュトのシューマン:ソナタ集
シューマン:
ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調
Op.11
ピアノ・ソナタ第2番 ト短調
Op.22
ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調
Op.14 |
ベアトリス・ベリュト(ピアノ) |
クレーメルも賞賛する若手ピアニスト、ベリュトのシューマン:ソナタ集
録音:2010年9月23,24,25日
スイス、ラ・ショー=ド=フォン、72'30(デジパック仕様)
ベアトリス・ベリュトによるシューマンのピアノ・ソナタ集。ギドン・クレーメルからも「素晴らしい才能」と賞賛されているベアトリス・ベリュトは、1985
年、スイスのヴァレー州出身のピアニスト。録音時まだ20
代半ばという若いピアニストだが、ここでのシューマンは真正面から作品に踏み込んだ立派なもので、十分な手応えを感じさせてくれる。
※CENTAUR レーベルで同じ収録曲のCD
が出ていましたが、恐らく同じ演奏。 |
GEGA NEW
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「ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.2」
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調Op.65 |
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団 |
ブルガリアの名指揮者エミール・タバコフのショスタコーヴィチ交響曲全集第2弾!日本語オビ・解説付き!
録音:2013年1月ブルガリア国立放送スタジオ1,ソフィア(セッション録音)66:47、STEREO
演奏タイミング:28:41/6:32/6:21/11:38/13:33
タバコフ指揮のブルガリア国立放送響による『ショスタコーヴィチ:交響曲全集』の第2弾。ブルガリア国立音楽院でコントラバスと指揮を学んだエミール・タバコフ(1947
年生まれ)は、作曲家としても活動し、様々な方面で活躍しています。
彼の名が、日本のリスナーも含めて広く知れ渡ったのは、90
年前後に録音したソフィア・フィルとのマーラーの交響曲全集でした。アンサンブル的には決してヴィルトゥオーゾとはいえなかったオーケストラを率いて、非凡なマーラーを聴かせ、カルトな人気を得ました。2008
年からブルガリア放送響のシェフに招かれて、オーケストラ・ビルダーとしての手腕を発揮し、同響の演奏レベルをメキメキと上げてきました。
タバコフの指揮は、オーケストラの機能をいかに発揮するかに主眼が置かれ、作曲家らしい音楽の流れを重視した自然体の解釈に好感が持てます。例えば、楽句のセクションごとの区分が明確で、どのフレーズもクリアに聴き分けられて、見通しが良い。そして長大な両端楽章とスケルツォ的な第2、第3楽章、そして陰鬱な第4楽章の対比も鮮やかで、それぞれの音楽の性格が適切に描かれています。両端楽章中間部の強奏部は、ただ音が大きく力技で押し切るのではなく、厳しさの点に於いて、どことなくムラヴィンスキーを彷彿とさせる部分もある、というのは言い過ぎでしょうか。
加えて、本盤は録音の良さも特筆に値するでしょう。このシリーズが完成すればマーラーに代わるタバコフの代表盤となるでしょう。
第1弾! |
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タバコフ/ショスタコーヴィチ交響曲全集第1弾!
「ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.1」
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43 |
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団 |
ブルガリアの名指揮者エミール・タバコフのショスタコーヴィチ交響曲全集第1弾!日本語オビ・解説付き!
2013年4月、62:42、STEREO、演奏タイミング:27:07/9:13/26:23
エミール・タバコフとブルガリア国立放送響のショスタコーヴィチ:交響曲シリーズ第1
弾が登場。タバコフは1947
年生まれ、ブルガリアの指揮者で作曲家。CAPRICCIO
から出ていたマーラーの交響曲全集は意外な名演として、知る人ぞ知る名盤。
タバコフは余計な思い入れを排し終始速目のテンポでストレートに音楽を構築していくが、その緊張感が凄い。オーケストラの技術とアンサンブルも見事で、ブルガリア国立放響の上手さに驚くに違いない。録音も大変優秀で、あまたあるショスタコーヴィチの第4
の中でも上位に入る秀演と言ってよい。
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アメリカで活躍するヴァイオリニスト、ハディペトコフ!
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第4番
イ短調 Op.23
ヴァイオリン・ソナタ第5番
ヘ長調 Op.24
「春」
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調Op.105 |
ディミトリ・ハディペトコフ(Vn)
サルキス・バルタイアン(Pf) |
シューベルト集(GD 324)に続くディミトリ・ハディペトコフの新録音は、ベートーヴェンとシューマンのヴァイオリン・ソナタ集。ディミトリ・ハディペトコフは1984
年生まれのブルガリアのヴァイオリニスト。近年は米国、ニュージャージー州ヴェローナ在住で北米を中心に活躍している。 |
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マルタ発の新作宗教曲
クリストファー・ムスカート(b.1977):
スターバト・マーテル(2012) |
シャルレーヌ・ポルテッリ(ソプラノ)
ヨゼフ・ブジェヤ(カントール)
クリストファー・ムスカート(指揮)
マルタ・フィルハーモニー管弦楽団,
聖モニカ合唱団,ユビラーテ・デオ合唱団 |
マルタの若手作曲家ムスカートのスターバト・マーテル
録音:2013年11月11−13日,マルタ、53'48
シチリア島の南に位置するマルタ発の新作宗教曲。クリストファー・ムスカート(Christopher
Muscat)は1977 年、マルタ生まれの指揮者、作曲家。スターバト・マーテルは2012
年の新作で、2013 年11月15 日に初演された。これはその直前の録音。
複雑な歴史を持つマルタを反映したような西欧風の音楽に東方風の神秘的な音楽が強く盛り込まれた作風で、聞き応えがある。 |
KAIROS
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ベルンハルト・ガンダー(b.1969):作品集
(1)ダーティ・エンジェル(2010)
(2)クフル(2010)
(3)球体の声(2007)
(4)ヴェクダ!(2011)
(5)ホリッピーレ・ディクトゥ(恐ろしい)(2007)
(6)ラヴリー・モンスター(2009) |
(1)クラシミール・ステレフ(アコーディオン)
アンデルス・ニクヴィスト(フリューゲルHr)
スザンナ・マルッキ(指揮)
ベルリン・ドイツ響
(2)アルディッティ四重奏団
(3)シン=ウェイ・ファン(Pf)
アーヴィン・アルディッティ(Vn)
ラルフ・エーラース(Va)、
ルーカス・フェルス(Vc)
(4)ルート・ローゼンフェルト(S)
ティトゥス・エンゲル(指揮)
オーストリア現代音楽アンサンブル
(5)ティトゥス・エンゲル(指揮)
ノイエ・ヴォーカル・ゾリステン・シュトゥットガルト
アンサンブル・レゾナンツ
コンポーザー・スライド・クァルテット
(6)ペーター・エトヴェシュ(指揮)
オーストリア放送響 |
名匠エトヴェシュ、マルッキも参加、新世代ベルンハルト・ガンダーの奇妙な世界!
録音:2007-2011年ライヴ・レコーディング
ベルンハルト・ガンダーは1969
年オーストリア出身でグラーツにてベアト・フラーに師事後、パリのUPIC
スタジオでフリオ・エストラーダ、カーティス・ローズに師事した。
2006 年にはチューリヒのコンピュータ・ミュージック・スイス・センターでその方面の研鑽を積んでいる。
当KAIROSではこれが二枚目のアルバムで前回のCD(12682KAI)におけるアメコミのヒーロー「スパイダーマン」の変身前の主人公の名前をタイトルにした「ピーター・パーカー」やゲーム・ミュージック風の音楽に様々な騒音、爆音が入りテレビ・ゲームの音響をそのまま室内アンサンブルに移し変えた感のある「バーニー・ゲーム」など、ポップ・カルチャーと現代音楽を融合した独自のハイパー・パンク路線はここでも健在。ストラヴィンスキーをチープにしたような音楽の上に終始ノイズの嵐が吹きまくる「ダーティ・エンジェル」、大作曲家・名指揮者エトヴェシュの熱演で巨大な音響が渦を巻く「ラヴリー・モンスター」は大都会のウォール・グラフィティをそのまま大管弦楽に移し替えたような怪作が聴き物。 |
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「NOT I」〜アガタ・ズベル(b.1978)作品集
(1)ラビリンス(2011)〜声と4楽器のための
(2)ミロスの格言(2011)〜声とアンサンブルのための
(3)氷の影(2011)〜クラリネット、チェロとエレクトロニクスのための
(4)NOT I (2010)〜声、アンサンブルとエレクトロニクスのための |
アガタ・ズベル(Vo)
クレメント・パワー(指揮)
クラングフォルム・ウィーン |
ポーランドの女流作曲家兼ヴォーカリスト、アガタ・ズベル作品集
録音:2011-2012年ポーラン放送
アガタ・ズベルはワルシャワ出身で一流のヴォーカリストとしても活動しており、このアルバムでもほとんどの作品で声楽パートを担当している。自らがプレーヤーであるためか、机上の書式に傾きがちな前衛派とは一線を画した、時に先鋭的なジャズを思わせる肉体性のある作風が特徴。近年はコンピュータを使った作品も手掛けており、「氷の影」と「NOT
I」ではミステリアスな音空間を作り上げる事に成功している。シマノフスキ・フィルハーモニー管弦楽団レジデンス・コンポーザー。 |
K&K
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フォアラーバーの引き振りでハイドン&メンデルスゾーン
ハイドン:ピアノ協奏曲 ヘ長調
Hob.XVIII:3
メンデルスゾーン:ピアノと弦楽のための協奏曲
イ短調 |
フランツ・フォアラーバー(ピアノ,指揮)
弦楽オーケストラ |
録音:2011年6月4日 マウルブロン、54'06、DDD
世界遺産、ドイツのマウルブロン修道院での演奏会のシリーズから、フランツ・フォアラーバーの指揮振りによるハイドンとメンデルスゾーンのピアノ協奏曲。
フランツ・フォアラーバーはオーストリア、グラーツ生まれのピアニスト。独墺系の中堅ピアニストの中でも特に注目される存在で、既にシューマンのピアノ作品全集(THOROFON)を録音しているほど。
ここでの協奏曲2 曲の演奏はフォアラーバーの魅力をよく伝えるものだ。ハイドンは軽めのタッチの自在な演奏から柔らかくも華やかな魅力が広がり、あまり知名度の高くないこの協奏曲を素敵な名曲に仕立てている。メンデルスゾーンのピアノと弦楽のための協奏曲は13
歳の時の作品。フォアラーバーは生命力溢れる演奏で、天才少年ならではの純で溌剌とした音楽を繰り広げている。彼自身が指揮する弦楽オーケストラはフォアラーバーの仲間たちによるもので、ヴィブラート控えめのスマートな演奏でピアノによく反応している。 |
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マインツ室内管弦楽団のエルガー、ハイドン、モーツァルト
(1)エルガー:弦楽セレナード
ホ短調 Op.20
(2)モーツァルト:ホルン協奏曲第2番
変ホ長調K.417
(2)ハイドン:4つのホルンと弦楽合奏のためのカッサティオ
ニ長調 Hob. deest
(3)モーツァルト:交響曲第29番
イ長調 K.201 |
(2)(3)シビル・マーニ(ホルン)
(3)ベネディクテ・エルネス(ホルン)
(3)モーリッツ・ハース(ホルン)
(3)ヤニク・ネス(ホルン)
ゲルノート・シュルツ(指揮)
マインツ室内管弦楽団 |
録音:2013年4月7日 バート・ホンブルク・フォア・デア・ヘーエ、59'37、DDD
マインツ室内管弦楽団は年配のクラシックファンには懐かしい名前だろう、1955
年、ギュンター・ケールによって設立されたこの室内オーケストラはケール時代に録音も多数残した名オーケストラだった。1989
年にケールが亡くなった後、フォルカー・ミュラーが音楽監督を務めている。
このCD は2013 年4 月7 日に、フランクフルト近郊のバート・ホンブルク城での演奏会を収録したもの。
ゲルノート・シュルツはシュトゥットガルト出身の指揮者。レナード・バーンスタインやゲオルク・ショルティのアシスタントを務めた経歴の持ち主。柔らかく穏やかな音楽作りでマインツ室内管弦楽団の持ち味を生かしている。モーツァルトの協奏曲のソリスト、シビル・マーニはスイスのルントに生まれ、ドイツのブラウンシュヴァイクで育ったホルン奏者。 |
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ポーランドの若手ミクルスカのショパン&シマノフスキ
ショパン:
バラード ヘ短調 Op.52/マズルカ
ロ短調
Op.33-4/
マズルカ 変ロ短調 Op.24-4/スケルツォ
変ロ短調 Op.31/
アンダンテ・スピアナート
変ホ長調 Op.22
シマノフスキ:
前奏曲 ニ短調 Op.1-2/前奏曲
ハ短調 Op.1-7/
前奏曲 変ホ短調 Op.1-8
ショパン:ピアノ・ソナタ第3番
ロ短調 Op.58 |
アレクサンドラ・ミクルスカ(ピアノ) |
録音:2012年7月5日、マウルブロン、83'51、DDD
世界遺産、ドイツのマウルブロン修道院での演奏会のシリーズ。アレクサンドラ・ミクルスカは、1981
年、ポーランド、ワルシャワの生まれ。ワルシャワ、カールスルーエ、ハノーファーで学ぶ。2005
年のショパン・コンクールでは、ポーランドからの女性参加者が対象の特別賞を受賞。
以来各地で活躍している。ことに祖国の偉大な作曲家ショパンに力を入れており、これまで発売されたCD3
枚のうち2 枚半がショパンである。このマウルブロン修道院での演奏会でもショパンが中心で、若いに似合わぬじっくりした味のある演奏を聞かせてくれる。 |
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KUK 75
【再プレス】
\2300 →\2090
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プッチーニのグロリア・ミサ、ユルゲン・ブッダイ白熱のライヴ!
プッチーニ:グロリア・ミサ(四声のミサ曲) |
ユルゲン・ブッダイ(指揮)
マウルブロン聖歌隊
SWRバーデンバーデン=
フライブルク放送交響楽団メンバー
ヴィリー・シュタイン(T)
トーマス・プファイファー(Br) |
録音:2001年5月マウルブロン修道院,ライヴ、DDD、50m |
MARQUIS
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「シネマ・ヴェリズモ」
アルベニス(ヴァルデス・ブライン編):アストゥリアス
マスカーニ(チャガリ編):「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
モリコーネ(マルキオーネ編):ガブリエルのオーボエ
ヴァンゲリス(チャガリ編):炎のランナー
バッハ:羊は安らかに草を食み(チャガリ/グルギッチ編)
ロータ(グルギッチ編):ゴッドファーザーのワルツ
イグレシアス(ウェール編):ヴォルヴェリーノ
バーンスタイン(セドラー・ボゴエフ編):サムホエア〜トゥナイト
グラナドス(リョベト編):スペイン舞曲第5番
アルビノーニ/ジャゾット(デ・アスピアス編):アダージョ
バッハ(パークニング/グルギッチ編):
無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調
BWV1007〜プレリュード
マイヤーズ(ウィリアムズ編):カヴァティーナ
バッハ(ラッセル編):G線上のアリア
モリコーネ:善良な奴、悪い奴、卑劣な奴(続・夕日のガンマン) |
マク・グルギッチ(ギター) |
バッハからモリコーネまで!映画音楽をギター1本で演奏!
60'58
映画の中で使われたクラシック音楽や映画音楽をギターで演奏しているユニークなCD。これがCD
デビューとなるマク・グルギッチは、1987
年、スロヴェニアのリュブヤーナの生まれ。現在はロサンゼルスを拠点に活躍している。 |
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「スーツケースからの音楽」〜ロシアの小品集
エシュパイ:狂詩曲「ハンガリーの調べ」
プロコフィエフ(フィフテンホルツ編):「シンデレラ」のワルツ
A.ルビンシテイン(ヴィエニャフスキ編):ロマンス
変ホ長調Op.44-1
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント(「妖精の口づけ」に基づく)
ハチャトゥリアン:「仮面舞踏会」—夜想曲
チャイコフスキー(ゴルドスタイン編):「白鳥の湖」—ロシアの踊り
スヴィリドフ(フォルトゥナートフ編):子供のアルバム〜悲しい歌,楽興の時
ショスタコーヴィチ(ツィガーノフ編):
24の前奏曲〜第10番 嬰ハ短調,第15番
変ニ長調,
第16番 変ロ短調,第24番 ニ短調
ワルシャフスキー(ブーフ編):炉辺で(オイフン・プリペチク) |
エフゲーニ・クティク(ヴァイオリン)
ティモシー・ボザース(ピアノ) |
チャイコフスキーからショスタコ、エシュパイまで!ロシア小品集
録音: 2013 年8 月27-29日ロックポート、71'01
ロシア情緒の濃い曲を並べた意欲的なアルバム。ヴァイオリン演奏では珍しい編曲作が多い。アンドレイ・エシュパイ(1925—)は、ソ連時代の民俗的クラシック音楽の作曲家として知られている。エフゲーニ・クティクは、旧ソ連出身。ユダヤ系で、1990
年、6 歳の時に両親とともに米国に移民。このCD
で演奏されている曲には祖国への思いが詰まっている。 |
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ベートーヴェン最後の2つの弦楽四重奏曲集
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第15番 イ短調
Op.132
弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調
Op.135 |
ペンデレツキ四重奏団:
【ジェレミー・ベル(Vn)、
イエジー・カプワネック(Vn)、
クリスティン・ヴライク(Va)、
ジェイコブ・ブラウン(Vc)】 |
ペンデレツキSQのベートーヴェン最後の2つの弦楽四重奏曲集
録音:2011年12月12-15日 カナダ、オンタリオ州、ウォータールー、68'30
ペンデレツキ四重奏団がベートーヴェンの最後の二つの弦楽四重奏曲を録音。ペンデレツキ四重奏団は1986
年創立。名前はポーランドのコンクールでペンデレツキ賞を獲たことに基づく。カナダ、オンタリオ州、ウォータールーを拠点に広く活躍している。透明感のある音色と知的でバランスの良い演奏が特徴。 |
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MAR 81511
(2CD)
\4400
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「ベートーヴェン:中期ピアノ・ソナタ集」
ピアノ・ソナタ第13番 変ホ長調
Op.27-1
ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調
Op.27-2 「月光」
ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調
Op.28 「田園」
ピアノ・ソナタ第16番 ト長調
Op.31-1
ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調
Op.31-2 「テンペスト」
ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調
Op.31-3 |
スチュワート・グッドイヤー(ピアノ) |
グッドイヤー、好評のピアノ・ソナタ全集からの分売!
録音:2010年10月31日,11月1、22日,2011年5月16日,トロント、116'28
カナダのピアニスト、スチュワート・グッドイヤーによるピアノ・ソナタ全集(MAR
81513,10CD)からの分売。ここでもグッドイヤーならではの明快で隅々まで知的にコントロールされた見事な演奏が素晴らしい。ことに有名な月光ソナタは、幻想的な青白い月の光のような第1
楽章、猛烈なスピードで駆け抜けながらも燃え立つ情熱が広がる第3
楽章と、快心の出来と言ってよいだろう。 |
MSR
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MS 1442
(2CD)
\3400 →\3090
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オルガン編パッヘルベル「カノン」含む
バッハ、パッヘルベル:オルガン作品集
J.S.バッハ(1685-1750):
フーガの技法BWV.1080
甘き死よ来たれBWV478
ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):
カノン ニ長調(S.ドラモンド・ウォルフ編)
シャコンヌ ヘ短調
コラール前奏曲「キリストの生誕」
シャコンヌ ニ短調 |
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バーバラ・ハーバック(Org) |
オルガンによるバッハ:フーガの技法、そして「カノン」を含むパッヘルベル:オルガン作品集
録音:1989-1990年
アメリカの現代音楽作曲家バーバラ・ハーバックはオルガン奏者としても幅広く活動している。このアルバムではバッハの大作「フーガの技法」のほかにパッヘルベルの知られざる大作「コラール前奏曲《キリストの生誕》」が収録されているのが注目。なお有名な、あのカノンもオルガン独奏用に編曲されて収録されているため、パッヘルベルの主要なオルガン作品をこのセットでほぼ聴くことができるのはうれしい。 |
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「文化の違いを越えた絆」
〜ハンプソン・シスラー(b.1932)作品集
(1)イスラエル・アメリカ祝典序曲(2013)
〜管弦楽のための
(2)生きるためのカンタータ(1974)
〜声楽四重唱、合唱と管弦楽のための
(3)日本の悲劇2011(2011)
〜ソプラノ、バリトン、合唱と管弦楽のための
(4)信仰の共存(2012)
〜管弦楽のための |
アーカディ・レイトゥッシュ(指揮)
(1)イスラエル交響楽団、
(2)ブルガリア国立放送交響楽団、
G.セメオノヴァ(S)、
D.パンチェフスカ(MS)、
D.ガンブチェフ(T)、
M.パショフスキー(Br)、
ゴールデン・ヴォイス合唱団
(3)イスラエル新交響楽団、
イリーナ・ベトマン(S)、
ソリン・セメリアン(Br)、
児童合唱団
(4)エルサレム交響楽団 |
東日本大震災追悼曲を含むハンプソン・シスラー作品集
録音:2012-2013 年
ハンプソン・シスラーはアメリカの作曲家、オルガニストで現在までにあらゆるジャンルの音楽を百曲以上、発表しており、本MSR
では既に7 枚のディスクがリリースされている。
作風はコープランド、バーバーの流れを汲むアメリカらしい明朗快活で穏健なロマンティシズムによるもの。「日本の悲劇2011〜ソプラノ、バリトン、合唱と管弦楽のための」はわが国で起きた東日本大震災を追悼して作曲された作品で日本古謡「桜」が引用される。 |
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「かまきりと青い鳥」
〜ベス・アンダーソン(b.1950):フルート作品集
「かまきりと青い鳥」(1979)/
スケート組曲(全9 曲,1979/2012)/
8人の祖先(1980)/8 人の祖先の子守唄(1980)/
ドミナントの準備〜追い越し必至(1979)/
ブラッド先生の人魚の子守唄(1980)/尺八は走る(1981)/
フルート湿原(1995)/9 月の湿原(1995)/
コメント(2003)/クンミ・ダンス(2011) |
アンドルー・ボロトウスキー
(Fl,アルトFl,C 管Fl,
バロックFl,尺八)
ベス・アンダーソン(Pf)
グレゴリー・バイナム(リコーダー)
デイヴィッド・バカムジアン(Vc)
レベッカ・ペチェフスキ(Cemb) |
録音:2012 年
ベス・アンダーソンはカリフォルニア大学とミルズ・カレッジでジョン・ケージ、テリー・ライリー、ロバート・アシュリーに学んだ経歴からもおよそ察せられる通り、多国籍(あるいは無国籍)風の民族音楽的な作品を多く作曲している。
このアルバムはフルート奏者アンドリュー・ボロトフスキのために書かれた作品集でフルートからバロック・フルート、はては尺八まで持ち替え、伴奏にはチェロ、チェンバロ、リコーダー、ピアノが入る。バロック音楽と民族音楽をミックスしたようなテイストで、この辺りはルー・ハリソン、ヘンリー・カウエルに近い雰囲気を持っている。 |
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「ハスケル・スモール(b.1948):ピアノ近作集」
《ロスコの部屋(沈黙の旅)》(2010)
《子供時代の幻影》(2011)
《垣間見る沈黙》(2013) |
ハスケル・スモール(Pf) |
録音:2013 年
ハスケル・スモールはピアノをレオン・フライシャーに、作曲をヴィンセント・パーシケッティにそれぞれ師事した。
《ロスコの部屋(沈黙の旅)》はアメリカの抽象表現主義の画家マーク・ロスコの作品に霊感を受け作曲された曲で、静けさの中で時折、断片的なモティーフや和音が終始弱音で切れ目なく続くモートン・フェルドマンを思わせる約30
分の大作。
《子供時代の幻影》は現代音楽版《子供の領分》といった雰囲気の快活な佳曲で若干ジョージ・クラムを想起させる佳作。《垣間見る沈黙》は再び《ロスコの部屋(沈黙の旅)》と同じフェルドマン・スタイルの静謐な音楽。 |
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ブラームス:チェロ・ソナタ
チェロ・ソナタ
第1番ホ短調Op.38
第2番へ長調Op.99 |
ジョン・ホイットフィールド(Vc)
ジェームズ・ウィン(Pf) |
録音:1998 年6 月15-16 日
チェロのジョン・ホイットフィールドはニューイングランド音楽院で学び、現在ソロ、室内楽を中心にニューヨークを中心に活動している若手。現代音楽の初演も多く手がけており、A.J.カーニス、S.マッキーらから厚く信頼されている。
ダイナミックな低音とつやのある高音はブラームスの音楽にぴったりでピアノのジェームズ・ウィンとの息もあっており、密度の高いブラームスを堪能できる。 |
NEOS
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「望月京:エテリック・ブループリント三部作」
(1)雅楽(作者不詳,10世紀以前):
盤渉調調子(ばんしきちょうの調子)/双調調子(そうじょうの調子)
望月京(b.1969):エテリック・ブループリント三部作
(2)4D(2003)/(3)ワイズ・ウォーター(2002)/
(4)エテリック・ブループリント(天空の青写真,2005-06) |
(2)-(4)杉山洋一(指揮)
mdiアンサンブル
(1)宮田まゆみ(笙)
(4)クリストフ・マゼッラ(エレクトロニクス) |
現代音楽ファン待望の望月京の新アルバム!
録音:2012-13年、54:46
望月京は東京芸大および同大学院作曲専攻修了後、パリ国立高等音楽院作曲科で学びその後、IRCAM
で研鑽を積んだ。作曲をブライアン・ファーニホー、ポール・メファノ、トリスタン・ミュライユらに師事し、芥川作曲賞、尾高賞ほか多くの賞を受賞。ザルツブルク音楽祭、ウィーン・モデルン、ヴァネツィア・ビエンナーレなど多くの国際音楽祭に招待され作品が演奏されている。収録されているエスリック・ブループリント(天空の青写真)三部作は人を取り巻く自然や宇宙のエネルギーについて音楽を通して考えるとの事から構想され、ゲーテやシュタイナーの色彩論からも影響を受けているという。「自然」「宇宙」が彼女の音楽の重要なキーワードとなっていることから実際の水の音や風の音も作品に取り込まれ、それが一定のパルスの中で移りゆく風景のようにゆっくりと過ぎてゆく様が美しい。冒頭の2
トラックに望月が愛し影響を受けた笙の古曲、盤渉調調子(ばんしきちょうの調子)と双調調子(そうじょうの調子)を収録。 |
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「武満徹、細川俊夫ギター独奏作品集」
武満徹(1930-96):すべては薄明の中で(1987)/
エキノクス(1993)/フォリオス(1974)/
ギターのための小品(1991)/森の中で(1995)
細川俊夫(b.1955):セレナード(2003) |
マルコ・デル・グレコ(G) |
細川俊夫も絶賛!デル・グレコの武満&細川ギター作品集
録音:2012-13年、54:46
ギタリストのマルコ・デル・グレコは若い年代における傑出したギタリストのひとりで多くのコンクールで目覚ましい成績を収め、2010
年には第53 回東京国際ギター・コンクールで優勝、世界中の主要なコンサートホールで演奏を行っている。
武満の「すべては薄明の中で」は武満が好んだジャズやポップス(ビートルズなど)のエコーが聴かれる繊細な小品集。細川作品は現在の所、唯一のギター独奏曲だが、ギター協奏曲なども作曲しており、この楽器への愛着が感じられる。なお細川は演奏者のグレコを「…(マルコ・デル・グレコは)私の《セレナーデ》を、深い解釈と繊細なテクニックをもって演奏してくれました。
彼の“歌う”ギターの美しさに、私は本当に感動しました。マルコは私の恩師である武満徹の音楽を愛しており、その偉大なギター作品を、神秘的に、自分の内なる音として演奏します。聴衆はきっと、何ひとつ難解に感じることなく、彼の武満作品の演奏を好きになるでしょう。マルコのような若く才能ある音楽家によって、武満の繊細で美しい音楽が新しい世代に知られ、愛されるものになることを、とても嬉しく思います。」と賞賛している。 |
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「狂気のオルランドのスケッチ」
〜D.M ヴィソツキ、ベアトリス・ザボドニク、
バリー・ガイ、ブライス・ポーセット、
レオナルド・ガルシア・アラルコンによる連作:
Schizzo I-XXVI |
D.M ヴィソツキ(A.sax)
ベアトリーチェ・ザヴォドニク(Ob,E.horn)
バリー・ガイ(Cb)
ブリス・ポーセ(Cemb)
レオナルド・ガルシア・アラルコン(Org) |
録音:2012 年4 月-8 月、66'27
D.M.ヴィソツキはニューヨーク在住でジャズのエリック・ドルフィの影響を受け、一時期ガンサー・シュラーとも共演した経歴を持つ。ザヴォドニクはH.ホリガーにオーボエを師事、クラングフォルム・ウィーンなどと共演し現代音楽の世界で活躍。バリー・ガイはロンドン・ジャズ・コンポーザーズ・オーケストラの芸術監督でジャズ、現代音楽の領域で活動。ブリス・ポーセは現代音楽の作曲家・鍵盤奏者、レオナルド・ガルシア・アラルコンも作曲家・鍵盤奏者で自らのアンサンブルを率いている。
ジャズ、現代音楽のそれぞれのスペシャリストが集まり行ったフリー・ジャズ風のセッションで構成された一枚。 |
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フィギューラ・アンサンブル・エディションI
「災害へのプレリュード」
ペーター・ブルーン(b.1968)
:災害へのプレリュード(2008/09)〜
メゾ・ソプラノと大アンサンブルのため
アンデルス・ブロズゴー(b.1955):10
の絞首台の歌(2006)
シュタイングリムール・ローロフ(b.1971):
Still Not/Notyet(じゃない/まだ) |
フィギューラ・アンサンブル:
【エレーネ・ギイェリス(MS)、
アンナ・クレット(バスCl)、
フランス・ハンセン(Perc)、
イェスパー・エゲルンド(Cb)、
フローデ・アンデルセン(アコーディオン)】
シアトル・チェンバー・プレーヤーズ:
【ポール・タウブ(Fl)、
ミハイル・シュミット(Vn)、
デイヴィッド・サビー(Vc)、
ローラ・デルーカ(Cl)】 |
録音:2010 年-2011 年
フィギューラ・アンサンブルは1993
年に結成されたデンマークの現代音楽演奏団体でこれまでに200
曲以上の現代作品を初演しているだけでなく、実験的な演奏会や次の世代の作曲家育成のためのワークショップなども行っている。シアトル・チェンバー・プレーヤーズは姉妹アンサンブルで相互扶助の関係にある。
ブルーンとブロズガーはデンマーク、ローロフはアイスランド/ドイツの作曲家で新ロマン主義的もしくは若干、ニュー・トナリティの傾向が感じられる。このアンサンブルの録音は今後当レーベルでシリーズ化の予定。 |
NMC
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イギリスの怒れるパンク世代の寵児タネジの管弦楽作品集!
マーク=アンソニー・タネジ(b.1960):
(1)アンダンス(2011)
(2)クライング・アウト・ラウド(2002-3)
(3)ノー・レットアップ(2003) |
(1)ティム・マレイ(指揮)
アンダンス・バンド
(2)(3)ポール・ホスキンズ(指揮)
ランバート管弦楽団 |
録音:(1)2013年4月18日、(2)(3)2013年10月27日
多様なイギリス現代音楽界にあってもなお異彩を放つ存在のマーク=アンソニー・タネジはマイルス・デイヴィスらモダン・ジャズの影響を受け、強いリズムやジャズ和声の他、ストラヴィンスキー、パンク・ロックの要素を取り入れた独自の折衷様式で1990
年代に一躍時代の最先端に躍り出た。
またサイモン・ラトルに高く評価されバーミンガム市響のコンポーザー・レジデンスを務めその際書かれた管弦楽曲「3
人の叫ぶ教皇 」は彼の代表作となった。
このアルバムでは21 世紀に入ってからのバレエのために書かれた作品が集められており、タネジの相変らず反骨精神あふれるパンクな世界を楽しむことができる。
意図的に書かれたストリート・バンドのような薄っぺらな響きのヒステリックな叫び、デフォルメされたラグタイムのリズム、破滅を予感させるクラスター、そして吹き荒れる音の嵐のほんの合間にかすかに聴こえるリリカルなメロディ。これぞまさにタネジ・ワールドである。 |
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ジョン・カスケン(b.1949):管弦楽作品集
(1)ヴァイオリン協奏曲(1995)
(2)管弦楽のための協奏曲(2007)
(3)ファーネを越えるオリオン(1984) |
マルクス・シュテンツ(指揮)
ハレ管弦楽団
(1)ゾフィア・ヤッフェ(Vn) |
ドラマティックなジョン・カスケン作品集!指揮はマルクス・シュテンツ!
録音:2013年3月、11月、マンチェスター
ジョン・カスケンはヨークシャー出身のイギリスの作曲家でバーミンガム大学で学んだ後、ポーランドに渡り、ルトスワフスキに数年、師事した。オペラから管弦楽、協奏曲とあらゆるタイプの作品を発表しており、無調、セリー技法を基本としながらもところどころに調性やモード的な語法を用いたドラマティックな作風が特徴。1990
年に来日し武満が主催する音楽祭「今日の音楽」で個展を催したこともある。
ヴァイオリン協奏曲はセリー技法が根底にあるようだが、急緩急の伝統的な3
楽章からなり、第2 楽章のブリテンやバックスら20
世紀イギリスの作曲家を思わせるメランコリックな抒情性格別。「ファーネを越えるオリオン」は神話に基づいた交響詩で大管弦楽の機能と色彩を最大限に生かした大作。近現代イギリス音楽の好きな人は必携。
指揮はOehms レーベルのマーラー・シリーズやN
響への客演でお馴染のマルクス・シュテンツ。 |
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〜デビュー・ディスク・シリーズ〜
「リチャード・コーストン(b.1971)作品集」
(1)ミレニアム・シーンズ
(2)ノットゥルノ
(3)カワセミは火を捕える
(4)記憶の固執
(5)室内交響曲 |
(1)ニコラス・コロン(指揮)
ハレ管弦楽団
(2)(3)(4)ゲーリー・コーネリウス(指揮)
(5)ライアン・ウィッグルスワース(指揮)
(2)-(5)バーミンガム現代音楽グループ |
デビュー・ディスク・シリーズ最新盤、期待の若手リチャード・コーストン
録音:(1)2013年10月、マンチェスター、(2)-(4)2013年9月バーミンガム、(5)2013年2月バーミンガム
リチャード・コーストン(Richard
Causton)はロンドン出身の若手でエドウィン・ロクスバラ、ハワード・スケンプトンらに師事、作品はBBC響、ロンドン・シンフォニエッタなどによって演奏されている。
「ミレニアム・シーンズ」はホイッスルや自動車のサイレンのような金管のファンファーレがさながらストリートの喧騒を思い起こさせる。作曲者本人によればブーレーズ、シュトックハウゼン、リゲティほか多くの現代の大作曲家の影響を受けているとのことだが、むしろブリティッシュ・ロックとの関係を推測させる独自の世界を築いている。藤倉大がブレークした「デビュー・ディスク・シリーズ」での発売。 |
NMCレーベル25周年記念オムニバス
「ニュー・ミュージック・コレクション」4タイトル!
イギリスの20世紀・21世紀を俯瞰する壮大なカタログ
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NMC レーベル25 周年を記念して、壮大な音のカタログともいうべき4つのオムニバスのタイトルが発売になります。
「合唱編」「電子音楽編」「管弦楽編」「ピアノ編」に分けられていて、NMC
レーベルから発売になっている音源を用い、ブリテン以降のイギリスの20
世紀・21 世紀音楽を俯瞰する壮大なライン・ナップとなっています。 |
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「ニュー・ミュージック・コレクション:合唱編」
(1)ジュリアン・アンダーソン:4つのアメリカの合唱〜エデンの美しい谷
(2)ジャイルズ・スウェイン:クライ〜スカイ
(3)ロバート・サクストン:私は夜明に目ざめるだろう〜第4曲
(4)マイケル・フィニシー:ロンドンのわかりやすい雑草
(5)R.R.ベネット:呪文〜睡眠の呪文
(6)ブリテン:辺境で〜壁の時計
(7)アンソニー・ペイン:フェニックス・ミサ〜グローリア
(8)クリストファー・フォックス:門を開けろ
(9)アレクサンダー・ゲール:モーゼの死〜光を放つ男に
(10)バートウィッスル:子午線〜Ⅰ
(11)ハワード・スケンプトン:炎の橋
(12)エリザベス・ラッチェンス:マニフィカト
(13)ブリテン:石炭の表情〜シフトが終わった |
(1)ハルシー(指揮)バーミンガム市Cho
(2)(3)プール(指揮)BBC シンガーズ
(4)(8)(11)(12)ウィークス(指揮)
エグザウディ
(5)ウィルコックス(指揮)
フィルハーモニア管、バッハCho、
(6)スキッドモア(指揮)Ex カテドラ
(7)プール(指揮)
BBC シンガーズ、
フィリップ・ジョーンズ・ブラスEns
(9)クレオバリー(指揮)
ケンブリッジ大学音楽協会合唱団&器楽Ens
(10)ナッセン(指揮)
ロンドン・シンフォニエッタ&Cho
(13)ブラビンズ(指揮)
バーミンガム市Cho&現代音楽グループ |
NMCレーベル25周年記念オムニバス「ニュー・ミュージック・コレクション」4タイトル!イギリスの20世紀・21世紀を俯瞰する壮大なカタログ
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「ニュー・ミュージック・コレクション:電子音楽編」
(1)ロジャー・スモーリー:パルス〜モメント16
(2)リチャード・バレット:トランスミッションII
(3)アナ・メレディス:アックスマン
(4)ラジミル・フィッシュマン:ドリーム・オブ・ビーイング
(5)クローディア・モリター:私の好きな音
(6)ドンチャ・デネヒー:pAt
(7)サラ・コリンズ:フォレスト・ピース
(8)バートウィッスル:オルフェウスの仮面〜最初の流れ雲
(9)ポール・ホイッティ:セヴン・ページズ2
(10)イヴリン・フィカラ:島(リミックス)
(11)ジョナサン・ハーヴェイ:バクティ〜II
(12)デヴィッド・ラムズデイン:大きな出会い〜鉱夫の賛歌
(13)デーヴ・プライス:リーのゲム |
電子音楽、エレクトロニクス
(1)バーナス(指揮)
BBC 響
(2)エッゲン(指揮)
エリシオン&チカダEns
(3)ジョン・オーフォード(Fg)
(5)マイケル・チャンス(C-T)
ジョージ・モスレー(Br)
(6)ジョアンナ・マクグレガー(Pf)
(8)バリー・アンダーソン&
イアン・ディアデン
(9)ジェーン・チャップマン(Cemb)
(13)ノスフェラトゥ |
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「ニュー・ミュージック・コレクション:管弦楽編」
(1)リチャード・コーストン:ミレニアム・シーンズ〜Part1
(2)ドミニク・マルダウニー:オーボエ協奏曲〜I
(3)ニコラス・モー:ライフ・スタディーズ〜III
(4)リチャード・アイレス:No.36
ホルン・ノンチェルト〜
(5)セア・マスグレイヴ:乱流の風景〜海の怪物との夜明
(6)パヌフニク:チェロ協奏曲〜第2楽章
(7)バリー・ガイ:雨後〜IX・X
(8)ジュディス・ウィア:森
(9)エリザベス・ラッチェンス:髑髏〜タイトル
(10)ロビン・ハロウェイ:管弦楽のための協奏曲第2番〜II
(11)グレース・ウィリアムズ:7つの橋変奏曲〜IV
(12)ヒュー・ウッド:交響曲第1番〜第1楽章
(13)ジョー・カトラー:チェロと弦楽のための音楽〜止められない
(14)バートウィッスル:ガウェインの旅〜旅
(15)R.R.ベネット:戦士の帰還〜VIII |
(1)コロン(指揮)ハレ管
(2)ロイ・カーター(Ob)
ティルソン・トーマス(指揮)ロンドン響
(3)マリナー(指揮)ASMF
(4)ウィム・ティンマーマンス(Hr)
クルティヒ(指揮)ASKO
(5)ヴァンスカ(指揮)BBC 響
(6)ロストロポーヴィチ(Vc)
ウルフ(指揮)ロンドン響
(7)ヒコックス(指揮)
シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア
(8)ブラビンズ(指揮)BBC 響
(9)(11)(15)
ヴァン・ステーン(指揮)BBC
響
(10)ナッセン(指揮)BBC 響
(12)A.デーヴィス(指揮)BBC 響
(13)ロビン・マイケル(Vc)
ハーゼルウッド(指揮)BBC コンサート管
(14)ハワース(指揮)フィルハーモニア管 |
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「ニュー・ミュージック・コレクション:ピアノ編」
(1)ヒュー・ワトキンス:4つのスペンサー小品〜クライドによる造船
(2)サイモン・ホルト:黒いランタン
(3)ジュリアン・アンダーソン:クルジュの近くのどこか
(4)セイディ・ハリソン:インプレーサ・アモローザ〜ラビリンス
(5)マイケル・ゼヴ・ゴードン:思い出に〜かつてあったタンゴ
(6)ダイアナ・バレル:小熊
(7)ジョナサン・ハーヴェイ:俳句
(8)アンソニー・ペイン:賛歌〜トッカータ
(9)R.R.ベネット:散歩道
(10)リチャード・バレット:管Ⅱ〜光輝く
(11)ジョン・ホワイト:ピアノ・ソナタ第76
番
(12)モーガン・ヘイズ:
3つのディストレスド・サーフェイス〜黄色い漆喰を剥がす
(13)ジェラルド・バリー:トリオーチック・ブルース
(14)タンシー・デーヴィス:抜け穴とリンチピン〜抜け穴
(15)ベンジャミン・ブリテン:変奏曲〜Ⅳ速く
(16)ジェームズ・ディロン:元素の本〜第3
巻の5
(17)ジュディス・ウィア:マイケルのストラススペー
(18)スティーヴン・モンタギュー:頭の無い騎手
(19)ピーター・マックスウェル・デーヴィス:
私と一緒に、それとも・・・?
(20)ティペット:幻想ソナタ〜プレスト
(21)マイケル・フィニシー:貨物列車ブルーズ
(22)ナッセン:オフェーリアのラスト・ダンス |
(1)(14)(22)ヒュー・ワトキンス(Pf)
(2)(15)ロルフ・ハインド(Pf)
(3)(6)(7)(9)サリア・マイヤーズ(Pf)
(4)ニッキー・ロセフ(Pf)
(5)アンドルー・ゾリンスキー(Pf)
(8)スーザン・ブラッドショー(Pf)
(10)イアン・ペイス(Pf)
(11)ロジャー・スモーリー(Pf)
(12)ジョナサン・パウエル(Pf)
(13)(16)河合祝子(Pf)
(17)(21)マイケル・フィニシー(Pf)
(18)フィリップ・ミード&
スティーヴン・モンタギュー(Pf)
(19)メルヴィン・タン(Pf)
(20)フィリス・セリック(Pf) |
QUERSTAND
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「ヒストリカル・トロンボーン1553-1837 Vol.3」
〜クラシック・トロンボーン
モーツァルト:ソナタ変ロ長調KV.292
ベートーヴェン:8つの歌Op.52、3つの歌Op.83
より
モーツァルト:「魔笛」組曲
ベートーヴェン:魔笛の主題による7つの変奏曲WoO.46
モーツァルト:カンツォネッタ
「窓のところに来てください」〜「ドン・ジョヴァンニ」より |
エルコーレ・ニシーニ(Trb)、
カタルズナ・ドロゴス(フォルテ・ピアノ) |
好評のヒストリカル・トロンボーン第3集はモーツァルトとベートーヴェン
録音:2013 年10 月
ヒストリカル・トロンボーンの第3集。ルネッサンス編(VKJK1012)、バロック編(VKJK1204)に続いてクラシック編です。18
世紀後半に製作された歴史的トロンボーンで聴くモーツァルトとベートーヴェン。モーツァルトのソナタKV.292
はバス・クラリネットで演奏されることが多い。ベートーヴェンの魔笛の主題による7
つの変奏曲WoO.46 もチェロで演奏されることがほとんどでトロンボーンで演奏されることは稀である。フォルテ・ピアノも18
世紀後半のオリジナル楽器で18世紀の響きを忠実に再現しようとする試み。 |
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VKJK1318
\1800→\1690 |
「カール5世の時代のスペインのビウエラ音楽」
ルイス・ミラン:
曲集「エル・マエストロ」バレンシア1536年出版より(7曲)
ルイス・デ・ナルバエス:
バリャドリード1538年出版の6巻からなる曲集より(4曲)
アロンソ・ムダーラ:
セビリア1546年出版の3巻からなる曲集より(4曲)
ディエゴ・オルティス:「変奏論」ローマ1553年出版より(4曲)
ルイス・ベネガス・デ・エネストローサ:
「鍵盤楽器、ハープ、ビウエラのための曲集」
アルカラ・デ・エレーナス1557年出版より(4曲)
ルイス・ミラン:曲集「エル・マエストロ」バレンシア1536年出版より(6曲) |
今村泰典(ビウエラ) |
世界的リュート奏者今村泰典の最新盤!日本語オビ・解説付き!
使用楽器: 2012年ホセ・ミゲル・モレノ制作/録音:2013年4月
※ビウエラ研究家・小川伊作氏による日本語解説つき
ビウエラとはルネサンス時代にイベリア半島およびスペイン語圏で広く用いられたギター属の撥弦楽器で、敢えて言うならリュートとギターの中間といった音色と機能を持っている。楽器の起源は中世まで遡り、弓で奏するものと指で奏するものの2
種が存在し、弓で奏するものが後のヴィオラになったと伝えられる。このCD
に収められているのは指で奏するタイプ、つまり今日言われる「ビウエラ」である。スペイン語圏では特に16
世紀にこの楽器のための曲がさかんに作られ隆盛を極めたが17
世紀に入ってスペインの国力が衰えるとともにギターに取って代わられ姿を消した。現在残っている当時のビウエラは数えるほどわずかしかなく、このディスクで使われているのはは2012
年に作られたもの。リュートに似つつもどこか物憂げで深い響きを持ついまや世界的に珍しいビウエラで一枚のアルバムを作るのは日本が誇る世界的なギター・リュート奏者の今村泰典。ドイツ・グラモフォン(アルヒーフ)、ハルモニア・ムンディ、ソニー、ヴァージン・クラシックスの古楽部門の常連であるスペシャリストが満を持してのビウエラ・ソロ・アルバムの登場。これを聴いて遠い大航海時代に思いをはせるのも一興。 |
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「フランツ・トゥンダー(1614/15-1667)声楽曲・オルガン作品集」
時をたもて!賛同する我らを呼び出し/前奏曲へ長調/
ああ慈悲深きイエス/イエス・キリストわれらの避調/
ああ慈悲深きイエス/イエス・キリストわれらの避私に与える/
前奏曲ト短調/ほか全14 曲 |
ラ・ドルチェッツァ:
【ウルリケ・ホフバウアー(S)、
マルクス・フライグ(Br) 、
マイケル・フュアースト(Cemb)、
ヴェロニカ・スクプリク(Vn)】
アルヴィド・ガスト(Org) |
初期バロックから大バッハヘ橋渡しをした作曲家トゥンダー
録音:2013 年8 月
フランツ・トゥンダーは17 世紀ドイツの作曲家・オルガニストで北ドイツの初期バロック音楽から、J.S.バッハヘ至る時代に活躍した。北ドイツ・オルガン楽派の重要な存在だったにも関わらず今日では作品のほとんど忘れられており、生誕400
年を記念してのリリース。これを機に演奏と研究がさかんになることが今後期待される。清流のように澄み切ったオルガンと天使のようなソプラノの歌声は聴き手に眩いばかりの恍惚感を与える。 |
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「When!」〜クリスティーナ・マイスナー無伴奏チェロ
尹伊桑:グリシー/ペーター・エトヴェシュ:ポリーへの2
つの詩/
アドリアーナ・ヘルスキー:名詞への名詞II/
シャリーノ:夜の限界へ/レネ・メンゼ:touch...windows/
B.A.ツィンマーマン:4 つの短い習作/クラウス・フーバー:荒いブラシ
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クリスティーナ・マイスナー(Vc) |
現代無伴奏チェロ作品集
録音:2013 年10 月
独奏チェロのための前衛音楽集。尹伊桑、フーバーら巨匠から比較的若い世代のヘルツキまでヨーロッパ(アジア)の代表的な前衛作曲家の作品が一同に会する。クリスティーナ・マイスナーはザクセン出身のドイツのチェリスト。ワイマールのフランツ・リスト音楽院でスタニスラフ・アポーリンに学んだ。現代音楽を得意中の得意としており、このアルバムの作曲家以外にはラッヘンマン、細川俊夫、クラムなどをレパートリーとしている。 |
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「軽い娯楽と楽器の女王IV」
ヨーゼフ・リクスナー:スペイン行進曲/ジーデ:蛍の密会/
マリー=オーギュスト・デュラン:ワルツ/オッフェンバック:舟歌/
スコット・ジョプリン:しだれ柳/エンリコ・トセッリ:セレナータ/
ジョン・フィリップ・スーザ:九月のフィディリ/ほか全13
曲
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ウルズラ・ボスハルト(Fl,Piccolo)
ウルズラ・ハウザー(Org) |
録音:2012 年10 月
19 世紀後半から20 世紀半ばまで活躍した軽音楽作曲家の小品をフルートとオルガンにアレンジして集めた。フルートとオルガンの組み合わせは相性がよく、手回しオルガンのような効果がある。古きよき時代のヨーロッパの街角が見えてくるような楽しい内容。 |
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「称賛」〜女声無伴奏コーラスの魅力
明日の歌、キリストは天に昇った、
汝の門に置く、私はわが父のしもべ、
聖母マリア、詩編、アヴェ・マリア、
夕べの歌ほか,全14 曲 |
シャエラ(Sjaella):
【ヴィオラ・ブラッヒェ(S)、
フランチスカ・エーベルハルト(MS)、
ヘレーネ・エルベン(A)、
マリー・フェンスケ(S)、
マリー・シャルロッテ・ザイデル(MS)、
フェリシタス・エルベン(A)】 |
録音:2013 年9 月
女性6 人からなるアカペラ・ヴォーカル・グループ、シャエラのアルバム第2
弾。グループ名はスウェーデン語で
「魂」を意味する。近年ではグラーツ国際アカペラコンクールウォードスウィングル賞
を受賞、 その他にも国際的に有名な音楽祭のコンサートに多数出演、2011
年に登場した初のCD「Sjaella(VKJK1009)」は、ドイツ国内で各方面より絶賛された。ビートルズやジャズ・スタンダードからオリジナル曲まで、幅広いジャンルの音楽をレパートリーにしている。このCD
に収められている曲は全曲オリジナルでルネサンス、バロックからロマン派、ポップスまで様々な要素がミックスされた美しいヒーリング効果の高いひたすら美しい音楽。 |
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「サモワール」〜ロシアから来たタンゴ
あなたに感謝、疲れ果てた日、秋、
タンゴ・ピツィカート、忘れられない夜、
もしあなたが私を愛しているなら、サモワール、
ロシアの居酒屋、ピアソラへのオマージュ |
キバルディン四重奏団:
【ミハエル・キバルディン(Vn)、
アレクサンドルダー・パンコフ(バヤン)、
ジェン=ウーヴェ・ポップ(G)、
グイード・イェーガー(Cb)】 |
録音:2012 年7 月
キバルディン四重奏団はタンゴを中心に演奏するロシアのグループでジャズ、クラシック、ジプシーや様々なダンス・ミュージックの影響を受けつつ、どこまでもタンゴにこだわった曲作りとステージを行っている。タンゴとジプシー音楽、ロシア民謡などが何の矛盾もなく自然に融合した楽しい内容。 |
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「シュネーベルク、聖ヴォルフガング教会のイエームリッヒ・オルガン」
〜レーガー作品集
マックス・レーガー:
オルガン・ソナタ第2番ニ短調OP.60
コラール幻想曲《汝が怒りをもてわれを罰したもうな》Op.40-2
序奏とパッサカリア ヘ短調Op.63
幻想曲とフーガ ニ短調Op.135b |
イシュトヴァン・エラ(Org) |
録音:2012-13 年
後期ロマン派の官能的かつ華麗な響きにあふれたレーガーの代表的なオルガン・セレクション。オーストリアの美しいアルプスの山岳地帯シュネーベルクにある聖ヴォルフガング教会のイエームリッヒ・オルガンを使用。オルガニストのエラはハンガリー出身で1976
年から86 年までバロック・オーケストラ、コレッリ室内管弦楽団で芸術監督を勤めた。1999
年にはハンガリーよりフランツ・リスト賞を授与、2007
年にはナイトの称号を得ている。澄み切ったアルプスの空気を思わせる清冽なレーガー。 |
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「ハンス・フェーアマン(1860-1940)オルガン作品集IV」
幻想曲と大フーガ「ペンテコステの日に」Op.16
7つのコラール前奏曲Op.59,第1集
オルガン・ソナタ ト短調Op.5 |
ディートリヒ・フォン・クネーベル(Org) |
録音:2012 年7 月ドレスデン十字教会
第3集までMITRA レーベルで出ていたフェーアマン:オルガン作品集を引き継いだ企画。
ハンス・フェーアマンはドイツの作曲家でドレスデンを中心に活躍した。多くのオルガン曲、合唱曲、歌曲、オラトリオはロマン派の中期から後期の様式を兼ね備えた華麗な和声と壮大な展開が特徴。オルガン作品は明らかにリスト、レーガーの流れを汲む幻想的でロマンティックな音楽。 |
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「それぞれの関係」
ミヒャエル・マイヤーホフ(b.1956):EXIT
E
ベンヤミン・シュヴァイツァー(b.1973):マラスクー
クリス・ニューマン(b.1958):
我々が理解できる言語における奇妙な言葉
ベルンハルト・ラング(b.1957):
モナドロジーXX...フランツI
のために |
エロール・ピアノ三重奏団:
【ウタ=マリア・レンペルト(Vn)、
マティアス・ローレンツ(Vc)、
シュテファン・エーダー(Pf)】 |
録音:2013 年1 月
ピアノ・トリオという編成は古典派からロマン派の時代に盛んに作曲されたが、ここに収められた「ピアノ三重奏曲」はいずれも伝統や歴史を否定もしくは反抗するかのようなアグレシヴな筆致で書かれている。マイヤーホフの「EXIT
E」はひたすら特殊奏法のノイズで構成され、ピアノでさえ内部奏法と思われるノイズを発し、それぞれの楽器が持つ伝統的ないわゆる普通の音は一切聴こえない。シュヴァイツァーのマラスクーはウェーベルン様式の静謐な音楽、ニューマン作品はタイトル通り、わかりやすい語法がデフォルメされたり中断されたりする多様式主義的な作品。ラングのモナドノジーXX
はフレデリック・ジェフスキーのミニマリズムを思わせる知的な佳作。 |
TUDOR
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TUDOR 7193
(SACD HYBRID)
\2300 →\2090
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俊英ロビン・ティチアーティのTUDORレーベル第3弾!
ブルックナー:ミサ曲第3番 ヘ短調 |
ハンナ=エリーザベト・ミュラー(ソプラノ)
アンケ・フォンドゥング(アルト)
ドミニク・ヴォルティヒ(テノール)
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(バス)
ロビン・ティチアーティ(指揮)
バンベルク交響楽団
バイエルン放送合唱団 |
演奏タイミング:キリエ[11:15]、グロリア[11:46]、クレド[18:22]、サンクトゥス[2:25]、ベネディ
クトゥス[8:55]、アニュス・デイ[9:12]
録音:2013年4月8-12日、バンベルク・コンツェルトハレ「ヨゼフ・カイルベルト・ザール」、62:11
若き俊英ロビン・ティチアーティと彼が2010
年から2014 年まで首席客演指揮者を務めているバンベルク交響楽団のコンビ、2
枚のブラームスの次の新録音はブルックナーのミサ曲第3番。
ミサ曲第3 番は、ブルックナーがウィーンに移住する直前の1867−1868
年に作曲、その後1870 年代、1880
年代、さらには1890
年代まで断続的に改訂をしている。宗教的敬虔さに満ちた感動的な大作だが、同時に初期の交響曲と同様のまとめづらさのある難曲でもある。
ティチアーティは持ち前のバランスの良さと、透明感溢れる柔らかな色彩を生かして、ドイツ風のゴツゴツした演奏からは想像もできないほど美感滴るブルックナーに仕立てている。
4 人のソリストとバイエルン放送合唱団の声楽陣もティチアーティの意を見事に汲んでいる。新鮮な美しさをSACD
の優秀録音が一層引き立てている。
ロビン・ティチアーティ |
コリン・デイヴィス、サイモン・ラトルに指揮を師事した1983年生まれのティチアーティは、2006年に最年少でザルツブルク音楽祭デビューを果たし、2009/10シーズンにはスコットランド室内管の首席指揮者に就任。
さらに2014年からはユロフスキの後任としてグラインドボーン音楽祭の次期音楽監督就任が決定しているという稀に見る逸材。コリン・デイヴィスが早くからその才能に注目、ネルソンスにおけるヤンソンスのように強力なバックアップを行ったと思われる。現在ポスト「ラトル」という評判あるほど、注目されているが・・・それにしても若い。 |

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ZKP RTV SLOVENIJA
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「モーツァルト:フルート四重奏曲全集」
フルート四重奏曲第1番 ニ長調
K.285
フルート四重奏曲第2番 ト長調
K.285a
フルート四重奏曲第3番 ハ長調
K.Anh.171
フルート四重奏曲第4番 イ長調
K.298 |
マテユ・グラヘク(フルート)
ミラン・コルブル(ヴァイオリン)
マヤ・ロメ(ヴィオラ)
イゴール・シュケリャネク(チェロ) |
スロヴェニア・フィル首席グラヘクのモーツァルト:フルート四重奏曲
録音:2011 年10 月、リュブリャナ、53'14
モーツァルトのフルート四重奏曲を4
曲集めたCD。マテユ・グラヘクは1974
年、スロヴェニア中部のトルボヴリェ生まれのフルート奏者。スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務めている。しっとりとした柔らかい美音が魅力である。 |
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「ヤンコ・シェティンクによるフランス作品集」
(1)ドビュッシー:ベルガマスク組曲
(2)ドビュッシー:水の反映
(3)ラヴェル:ソナチネ
(4)フォーレ:ピアノ四重奏曲第1
番 ハ短調
Op.15 |
(1)-(3)ヤンコ・シェティンク(ピアノ)
(4)スロヴェニア・ピアノ四重奏団:
【ヤンコ・シェティンク(Pf)、
ゴリャン・コシュタ(Vn)、
チルト・シシュコヴィッチ(Va)、
ミロシュ・ムレイニク(Vc)】 |
録音:(1)1983 年9 月26 日、(2)(3)1979 年4
月17 日、(4)1980 年3-4 月、71'48
シェティンクのピアノを中心としたCD。ヤンコ・シェティンクは1932
年、マーリボルの生まれ。スロヴェニアを代表するピアニストとして長年活躍している。 |
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「1133」〜リュブリャナ・トネ・トムシッチ大学合唱団
ガルス:荒野で叫ぶ者の声/シュッツ:涙とともに種蒔く者は/
J.L.バッハ:私たちの苦難/ブラームス:だが私は惨めで/
プーランク:サルヴェ・レジーナ/シュニトケ:主の祈り/
フィッシンガー(1920-90):主に向けて喜ばしい声を上げよ/
バルカウスカス(b.1931):スターバト・マーテル/
ペルト:神の母にして処女/バルツァネッリ(b.1941):神の子羊/
ストループ(b.1953):サウロ(パウロ)の回心/
ヤンネフェルト(b.1954):おお、救いの犠牲よ/
ズヴィライニス(b.1972):主を褒め称えよ/サンドストレム:世界を見ると/
ティケリ(b.1958):地球の歌/ヴァスクス:母なる太陽/
ルンケス(b.1917):死に向かって飛ぶがままにさせて/
チルコット(b.1955):太鼓作り(5
曲)/
ヴルク(b.1978):噴水,キップ/トルミス(b.1930):鉄への呪い |
セバスティアン・ヴルホヴニク(指揮)
トネ・トムシッチ大学アカデミー合唱団 |
録音: 2010-2013 年,100'35
リュブリャナのトネ・トムシッチ大学の合唱団による合唱曲集。16
世紀の作品から現代作品まで多くの曲が取り上げられており、合唱団が好んで取り上げる人気曲がいくつも収録されている。
トネ・トムシッチ大学アカデミー合唱団は、前身の男声合唱団が1926
年創立、第二次世界大戦の中断の後、混声合唱団として再出発したのが1953
年と、伝統のある合唱団。スロヴェニア屈指の合唱団として活躍している。
指揮のセバスティアン・ヴルホヴニクは1978
年生まれ。スロヴェニアでは合唱指揮者として高名で、2009
年からトネ・トムシッチ大学アカデミー合唱団の指揮者を務めている。 |
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「二人の友人」〜ギター・デュオ作品集
ローズ(1602-45):二つのギターのための組曲/
ソル(1778-1839):二人の友/イェルコ・ノヴァク(b.1957):アプロディテ/
イベール(1890-1962):寓話集/ボグダノビッチ(b.1955):3
つの雲/
ガンジ(1923-2010):イタリア組曲/グラナドス:スペイン舞曲
Op.37-2
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イェルコ・ノヴァク(G)
ジャルコ・イグニャトヴィチ(G) |
録音:2013 年12 月,リュブリャナ
ギター・デュオの曲集。ウィリアムズ・ローズの二つのギターのための組曲や、マリオ・ガンジ(Gangi,ガンギに非ず)のイタリア組曲といった定番曲から、今人気のデュージャン・ボグダノビッチの2004
年の作「3 つの雲」まで、興味深い選曲である。イェルコ・ノヴァクはスロヴェニアを代表するクラシック・ギタリスト。ジャルコ・イグニャトヴィチはクロアチアのプーラの出身。1984
年以降リュブリャナに在住している。二人は共にグラーツ音楽アカデミーで学んでおり、息の合ったデュオを聞かせてくれる。
※CD の収納が特別なのでご注意下さい。ポスターのような大判の解説紙に直接CD
留めがついており、それを折り畳んでスリップケースに入れる仕様。解説紙を広げる時にCD
が落ちる危険があるので、取り扱いにご注意ください。 |