≪第83号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2015/7/28〜
マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル
国内盤
映像 |
7/31(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
BIS
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BIS SA 2111
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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鈴木雅明がトッカータとフーガを再録音!
J.S.バッハのオルガン傑作集!
(1)トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
(2)パストラーレ ヘ長調 BWV590
(3)「おお、汝正しくして善なる神よ」によるパルティータ
BWV767
(4)幻想曲 ト長調 BWV572
(5)前奏曲とフーガ ト短調 BWV535
(6)「高き天よりわれは来れり」によるカノン風変奏曲
BWV769
(7)前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548 |
鈴木雅明(オルガン) |
優秀録音。鈴木雅明がトッカータとフーガを23
年ぶりに再録音!名器マルティン教会のシュニットガー・オルガンを使用したJ.S.バッハのオルガン傑作集!
オルガン/シュニットガー制作オルガンa'=
465 Hz
セッション録音/2014年7月フローニンゲン、マルティン教会(オランダ)/5.0
Surround sound、79’26”
SACD ハイブリッド盤。
鈴木雅明がトッカータとフーガを含むJ.S.
バッハのオルガン傑作集を録音しました!
1990 年にバッハ・コレギウム・ジャパンを創設して以来、音楽監督として、またバッハ演奏の第一人者として名声を博した鈴木雅明ですが、大バッハのオルガンを集めたアルバムは1991
年以来、実に23 年ぶりの録音となります。
収録作品は名曲トッカータとフーガ ニ短調
BWV565 をはじめ、パストラーレ ヘ長調 BWV590、幻想曲
ト長調 BWV572、前奏曲とフーガ ホ短調BWV548
などバッハのオルガン傑作がならびます。
さらに使用楽器はオランダのフローニンゲンにあるマルティン教会のアルプ・シュニットガー制作の名器での録音というのもうれしい限りです。
カンタータ全曲録音を終え、2012 年6 月に世界的音楽家に贈られる「バッハ・メダル」を受賞した鈴木雅明のバッハは本質に直結したアプローチで、洗練された演奏を聴くことができます。BIS
レーベルによる高音質録音で臨場感あふれる演奏をお楽しみいただけます。

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BIS SA 2175
(SACD HYBRID)
\2700
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ソプラノとヴァイオリンで織りなす
クルターグ作曲の幻想的な「カフカ断章」
ジェルジ・クルターグ(1926-):
カフカ断章〜ソプラノとヴァイオリンのための
Op.24
【第1部:19曲/第2部1曲/第3部:12曲/第4部:8曲】(1985) |
キャロライン・メルツァー(ソプラノ)
ヌリット・スターク(ヴァイオリン) |
美しきメルツァー、スタークによる演奏!ソプラノとヴァイオリンで織りなすクルターグ作曲の幻想的な「カフカ断章」
セッション録音:2012年10月/ベルリン/5.0
Surround sound、58’08”
SACD ハイブリッド盤。
このディスクにはハンガリーの作曲家ジェルジ・クルターグのソプラノとヴァイオリンのための作品「カフカ断章」が収録されております。
この作品はフランツ・カフカの詩にクルターグが4
部計40 曲の作品にまとめたもので、クルターグらしい多彩な手法でソプラノとヴァイオリンというユニークな形態で書かれている唯一無二の作品です。
ソプラノのキャロライン・メルツァーはマンハイムにてルドルフ・ピエルネに師事し若くして才能を開花させました。その後オペラ歌手として活躍し、美声に磨きをかけております。
一方、ヌリット・スタークは1979 年イスラエル生まれのヴァイオリニストで、これまでにブゾーニ、エネスコのヴァイオリン・ソナタ集(50
2811)、シューマンヴァイオリン・ソナタ集(50
1502)などをリリースしております。

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BIS SA 2156
(SACD HYBRID)
\2700
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マルサリスも演奏!!英女性作曲家ビーミッシュの協奏的作品集
サリー・ビーミッシュ(1956-):
(1)歌〜アコーディオンとオーケストラのための協奏曲(2006)
(2)ア・ケージ・オブ・ダヴス(2007)
(3)アンダー・ザ・ウィング・オブ・ザ・ロック〜
アルト・サクソフォンと弦楽のための(2006/2008)
(4)無謀〜室内オーケストラのための(2012)
(5)トランペット協奏曲(2003) |
(1)ジェイムズ・クラブ(アコーディオン)
(3)ブランフォード・マルサリス(サクソフォン)
(5)ホーカン・ヘルデンベルゲル(トランペット)
(1)-(4)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
(5)ナショナル・ユース・オーケストラ・オブ・スコットランド
マーティン・ブラビンス(指揮) |
現代最高のジャズサクソフォン奏者、ブランフォード・マルサリスも演奏!!英女性作曲家ビーミッシュの協奏的作品集
セッション録音:2014年8月/ヘンリー・ウッド・ホール(グラスゴー)/5.0
Surround sound、73’56”
SACDハイブリッド盤。
BISレーベルが積極的に録音を続けているイギリスの作曲家サリー・ビーミッシュ。今回はアコーディオン、サクソフォン、トランペットのための協奏的作品が収録されました。もともと王立ノーザン音楽大学でヴィオラを学んだビーミッシュは、ラファエロ・アンサンブルのメンバーとして演奏・録音を積極的に行ってきましたが、スコットランドに移ったあとは作曲への関心が強くなり、膨大な数の作品を残しております。とりわけソリストをともなう協奏的作品を得意とし、BIS
レーベルからリリースされているヴァイオリン協奏曲、フルート協奏曲(BIS
1601)をはじめ数多く作曲しております。
今回収録された作品では豪華ソリスト陣にも注目!まず、現代最高のジャズサクソフォン奏者、ブランフォード・マルサリスがアンダー・ザ・ウィング・オブ・ザ・ロックで演奏しております。
ブランフォードは音楽一家に生まれ、その類まれな才能と感性で演奏活動を続けており来日公演でもおなじみのアーティストです。トランペット協奏曲のソリスト、ホーカン・ヘルデンベルゲルは15
歳でフンメルのトランペット協奏曲でデビューした才能の持ち主で、パリ、ロンドン、ジュネーヴ、ミュンヘンの国際音楽コンクールを制覇し、「地上で最高のトランペット奏者」(タイムズ紙)や「モーリス・アンドレ以来の大器」などと評されています。
アコーディオンのジェイムズ・クラブはジャンルを超えて活躍しており、同楽器界の逸材として活躍しております。
ブランフォード・マルサリスは2015 年10 月24、24
日“Jazz meets Classic” with 都響で、小曽根真との共演で来日予定です。

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BIS SA 2143
(SACD HYBRID)
\2700
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ハインリヒ・ハイネの詩による歌曲集
(1)シューマン:リーダークライス Op.24
【私が朝起きると/私はやるせない思いで/私は木陰をさまよい/
いとしい恋人、君の手を/私の悲しみの美しいゆりかご/
待て、たくましい船乗りよ/山々と城が見下ろしている/
初めから、私はほとんど生きる気をなくして/
ミルテとばらの花を待って】
(2)フランツ(1815-92):15の歌〜失恋
【素晴らしく美しい五月に Op.25-5 /赤い唇のおとめ
Op.5-5 /
青い若芽Op.20-1 /聖なるラインの流れに
Op.18-2 /
僕の心をひたしたい Op.43-4 /床に就くと
Op.37-6 /
鳴り響き吹きすさぶOp.8-4 /毎晩夢の中で
Op.9-4 /
あの子は今日は来てくれるだろうか?
Op.25-4 /
夕べに森をさまよえば Op.39-4 /失恋
Op.20-3 /
明るい夏の朝に Op.11-2 /ぼくは夢の中で泣いた
Op.25-3 /
いとしい恋人よ、かわいい手 Op.17-3
/
私の大きな苦しみから Op.5-1】
(3)フランツ:8つの歌〜黒い航海で
【黒い航海で Op.18-6 /海の旅 Op.18-4
/海の上で Op.5-3 /
海の上で Op.11-5/海の上で Op.25-6
/海の上で Op.6-3 /
海の上で Op.9-6 /輝く海 Op.39-3】
(4)リスト:5つの歌
【ラインの美しき流れに S.272 /
朝ぼくは起きるとこう問いかけてみる
S.290 /
はじめはぼくはほとんどだめだと思っていたS.311
/
一本のとうひの木がひとりぼっちで立っている
S.309 /
ローレライ S.273】 |
クリスティアン・イムラー(バリトン)
ジョルジュ・スタロビンスキ(ピアノ) |
名唱クリスティアン・イムラーがハイネの詩によるシューマン、フランツ、リストの歌曲を歌いあげる!
セッション録音:2014年9月/バーゼル音楽院(スイス)/5.0
Surround sound、67’35”
SACD ハイブリッド盤。
バッハ・コレギウム・ジャパンにも度々登場するバリトン歌手クリスティアン・イムラーがハインリヒ・ハイネの詩による歌曲を録音しました。
ハイネは1797 年デュッセルドルフ生まれ、1856
年パリ没のドイツの詩人。生涯多くの詩を残したハイネの作品は独特の豊かさと力強さを秘めており、それらの詩に魅了されたブラームス、フランツ、リスト、メンデルスゾーン、シューベルト、シューマン、ヴォルフといった偉大な作曲者がハイネの詩による歌曲を残しました。このディスクにはシューマンのリーダークライス、フランツの作品から23
曲、リストの作品から5 曲が収録されました。
クリスティアン・イムラーはロンドン・ギルドホール音楽学校で学び、2001
年のナディア&リリー・ブーランジェ・コンクール優勝以来、ソリストとして世界各地の主要なオーケストラや指揮者と共演を重ねています。レパートリーはドイツ歌曲から20
世紀作品まで幅広くのびのある歌唱には定評があります。 |
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BIS SA 2119
(SACD HYBRID)
\2700
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新しい建築
(1)エイドリアン・ジョーンズ(1978-):
新しい建築〜サクソフォンと弦楽のための民謡協奏曲
【I.ペルニッラのポルスカ—新しい建物のワルツ/
II.トロルダンス、スプリングレク/
III. 新しい建物のガンガル—渡り鳥のポルス/
IV. 新しい建物のガンガル—シリヤンのポルスカ/
V. 間奏曲—静寂/VI. 終曲のロンド】
(2)ダニエル・リード(1977-)(ジョーンズ:オーケストレーション):波紋
(3)伝承曲(ジョーンズ編曲):巡回裁判所行進曲 |
ダニエル・リード
(ソプラノサックス、
テナーサックス、
バリトンサックス)
シャネット・エーリクソン(ヴァイオリン)
セルジオ・クリソストモ(ヴァイオリン)
エイドリアン・ジョーンズ(ヴィオラ)
アンナ・ヴァルグレーン(チェロ) |
スウェーデンの若き巨匠、エイドリアン・ジョーンズとダニエル・リードによるコラボレーション・アルバム!
セッション録音:2015年2月/文化の家、イッテルイェーナ(スウェーデン)/5.0
Surround sound、53’45”
SACD ハイブリッド盤。
スウェーデン中部、ダーラナ地方は、スウェーデンの人たちの心の故郷であり、民謡の宝庫とも呼ばれます。このディスクは、フォークミュージックの音楽家、作曲家として活動するエイドリアン・ジョーンズ(1978-)とストックホルムのアカデミーで出会ったダニエル・リード(1977-)とのコラボレーションによるものです。
ジョーンズは、ダーラナ地方、シリヤン湖を望むレクサンドに生まれました。ストックホルムの王立音楽アカデミーで修士号を取得し、ヤッラルフーン、ボウイング9
といったグループに参加。さまざまなジャンルの音楽家と交流し、活動の幅を広げてきています。
一方、リードはスウェーデン南東部の小さな村に生まれ、王立音楽アカデミーをはじめとする学校でクラシカル音楽、ジャズと、あらゆるジャンルの音楽を学び、在学中に興味を深めたフォークミュージックの分野に進出。フォークミュージックのジャンルにおけるサクソフォン奏者のパイオニアと呼ばれ、フリーランスのプレイヤー、ワールドミュージック・バンドのゴルバングのメンバー、妻とのデュオなど、精力的な活動を行っております。
「新しい建築」は、ソプラノ、テナー、バリトンの3
種類のサクソフォンが弦楽四重奏と共演する「室内楽形式のフォーク・サクソフォン協奏曲」です。
ペルニッラ・ヴィルマンに捧げるポルスカの〈ペルニッラのポルスカ—新しい建物のワルツ〉、底抜け大騒ぎするトロルたちの〈トロルダンス〉、ガンガルとフィンスコーゲンのポルスに新しい衣装をまとわせた〈新しい建物のガンガル—渡り鳥のポルス〉、シリヤン湖の風景からインスピレーションを得た羊飼いのポルスカ〈新しい建物のガンガル—シリヤンのポルスカ〉、インスピレーションを与えてくれたモッテン・ハーグストレムへの感謝をこめた〈間奏曲—静寂〉、そして〈終曲のロンド〉。
パートナーと踊る4 分の3 拍子の「ポルスカ」、ノルウェーとノルウェーの国境と接する地域で踊られるポルスカの一種「ポルス」と「スプリングレク(スプリングライク)」、4
分の2 拍子ないし8 分の6 拍子の「適度に穏やかな速度」のガンガル(歩き踊り)と、いずれもスウェーデンの人たちの生活の根付いた舞曲です。「新しい建築」の曲名は、ウプサラのエルブカーレビューに新しい教会の建築が進められていた時、フィドル弾きのビュス=カッレが、男たちの作業が終わるまでにフィドル曲をふたつ作ってみようかと賭けをし、そのときに生まれた一曲、ポルスカ「建築」に因んでつけられました。
「波紋」は、ダニエルの妻、ヴァイオリニストのエマ・リードがツアーで留守にしていた、ある雨の日に生まれました。ピアノの側にひとり座り、外の水たまりに雨の雫の落ちる様子を窓から眺めていた……。「エマに寄せるワルツ」。ジョーンズがオーケストレーションを担当しています。
「巡回裁判所行進曲」は、レクサンドの伝承曲による作品です。年に二回、レクサンドの町で開かれる巡回法廷は、厳粛な儀式であり、にぎやかな祝典……。ジョーンズによる編曲は、クニス・カール・アロンソンをはじめとするフィドル弾きが伝えてきた伝承曲の部分と、即興を加え自由に展開する部分から構成されています。

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HMF
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HMC 902181
(2CD)
\4000 →\3690
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シュタイアー&フライブルク・バロック・オーケストラ
J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集
[CD1]
1. 協奏曲第1番 ニ短調 BWV 1052
2. 協奏曲第2番 ホ長調 BWV 1053
3. 協奏曲第7番 ト短調 BWV 1058
[CD2]
1. 協奏曲第3番 ニ長調 BWV 1054
2. 協奏曲第4番 イ長調 BWV 1055
3. 協奏曲第5番 ヘ短調 BWV 1056
4. 協奏曲第6番 ヘ長調 BWV 1057 |
アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)
フライブルク・バロック・オーケストラ
〔ディレクション&ヴァイオリン:
ペトラ・ミュレヤンス〕 |
シュタイアー、バッハの協奏曲集を録音、変幻自在、超絶技巧のソロに圧倒!管弦楽はフライブルク・バロック・オーケストラ
チェンバロ/アンソニー・サイディ&フレデリク・バル、パリ、2004(ヒエロニムス・アルブレヒト・ハース、ハンブルク、1734年製モデル)
録音:2013年7月
シュタイアーがついにバッハのチェンバロ協奏曲集を録音しました!オーケストラは古楽器オーケストラの雄、フライブルク・バロック・オーケストラという最高の布陣。ペトラ・ミュレヤンスがリーダーとなってのレコーディングです。
ライプツィヒ大学の学生を中心とした楽団「コレギウム・ムジクム」の指揮者として招かれたバッハは、コーヒー店や市郊外の庭園などでコンサートを開いていました。この折の重要なレパートリーとなったのが、チェンバロ協奏曲でした。原作が存在する作品は、すべてヴァイオリンをソロとした協奏曲が原曲となっておりますが、ピアノ協奏曲の充実した先駆者的な存在として今なお大きな魅力をもっています。
全篇をとおしてシュタイアーのソロがとにかく際立っています。さらにオーケストラとのアンサンブルも見事。シュタイアーとオーケストラが常に最高のバランスで聴こえてきます。緩徐楽章では絶品のラルゴを堪能、シュタイアーが時折混ぜ込んでくる刺激的かつ超絶技巧のパッセージに圧倒されます。期待を裏切らないバッハのチェンバロ協奏曲集の登場です!

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ヴェルナー・ギューラ(テノール)
ベートーヴェン:歌曲&バガテル集Lieder
& Bagatellen
1. 希望に寄す op.32/2. 遠い国からの歌
WoO.137/
3. バガテル op.126-2*/4. 私はあなたを愛す
WoO.123/
5. バガテル op.126-1/6. 連作歌曲「はるかなる恋人に寄す」op.98/
7. バガテル op.126-3/8. アデライーデ op.46/
9. バガテル op.126-5/10. アリエッタ「口づけ」op.128/
11. バガテル op.126-4/12. バガテル op.126-6/
13. 寂しさの喜び op.83-3(ゲーテの詩による3つの歌より)/
14. あきらめ WoO.149/15. 希望に寄す op.94 |
ヴェルナー・ギューラ(テノール)
クリストフ・ベルナー(フォルテピアノ) |
ギューラの自然でやわらか、そして精確な音程の声でたのしむベートーヴェン
フォルテピアノ/J. B. Streicher, 1847,
G. Hecher's collection
録音:2014年9月
モーツァルトや宗教作品などでとりわけ優れた演奏を聴かせているギューラの最新盤はベートーヴェン。長年のパートナー、名ピアニスト、クリストフ・ベルナーのソロを交えてのプログラムとなっております。
ベートーヴェンの歌曲は、彼の歌曲や器楽作品に比べると演奏機会が多いとはいえず、もっと評価・演奏されてしかるべきと思われます。ギューラの自然でやわらかな、それでいて針の穴を通すような精確な音程が心地よい声は、ベートーヴェンの歌曲の世界を何にも邪魔されることなく楽しむことができます。
ベルナーが奏でているのはJ.B. シュトライヒャーの銘器。歌曲、バガテルの世界のどちらにも理想的な響きで魅了されます。 |
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HMU 807637
(SACD HYBRID)
\2700
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チリの国民的詩人、パブロ・ネルーダの詩にもとづく合唱作品集
・カリー・ラトクリフ(b.1953):
ありふれたものへの賛歌(Ode to Common
Things)
(1966年/室内楽版:2014年)
1. ものへの賛歌(Oda a las Cosas)
2. ベッドへの賛歌(Oda a la cama)
3. ギターへの賛歌(Oda a la guitarra)
4. ハサミへの賛歌(Oda a las TIJERAS)
5. パンへの賛歌(Oda AL PAN)
・ショーン・キルヒナー(b.1970)
6. 私の中のあなたの血(Tu sangre en
la mia)ソネット53番
7. あなたの声(Tu voz)ソネット52番
・ドナルド・グラントハム(b.1947):
8. 絶望の歌(La cancion desesperada) |
コンスピラーレ、コンスピラーレ・
チェンバー・プレイヤーズ
クレイグ・ヘッラ・ジョンソン(指揮) |
録音:2014年9月/Multichannel
チリの国民的詩人、パブロ・ネルーダ(1904-1973)。外交官、そして政治家でもあり、南米ではチェ・ゲバラと同様、左派のヒーローの一人となっています。1971
年ノーベル文学賞受賞。映画「イル・ポスティーノ」のモデルにもなった人物です。
彼の生気に満ちた詩にインスパイアされた作曲家たちによる合唱作品集。ソネットは彼の妻(離婚2
回、最期の妻へ)に送った100 の愛のソネットからとられたもの。1991
年設立の合唱団コンスピラーレの力強い歌声に魅了される1
枚です。 |
PRAGA DIGITALS
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貴重なシューベルト室内楽曲集をプラジャークの名演で
シューベルト:
(1)弦楽五重奏曲ハ長調D.956
(2)弦楽三重奏曲第1番変ロ長調D.471
(3)弦楽三重奏曲第2番変ロ長調D.581 |
(1)プラジャークSQ、
マルク・コペイ(Vc)
(2)(3)パヴェル・フーラ(Vn) |
録音:2002年9月1日(1)、2007年11月4日(2)(3)/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)/Stereo、80’
43”
かつてプラハ・レーベルから別カップリングのSACD
ハイブリッド盤でリリースされていたものを通常CD
で編み直しました。プラジャークSQ に名手マルク・コペイを加えた弦楽五重奏曲が充実の名演。
さらに2 篇しか残されていない弦楽三重奏曲もこのレベルでの登場は貴重。
SACD 発売時は「ベートーヴェン三重奏団」と表記されていましたが、当盤では人名のみとなっています。 |
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オルランド四重奏団が進化したパールカーニSQの妙技
(1)ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調
(2)ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
(3)バルトーク:弦楽四重奏曲第4番Sz.91 |
パールカーニSQ |
録音:2003年12月/ドープヘジンデ教会(オランダ)(1)(2)、2008年6月3日/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)(3)/Stereo、79’
48”
1976 年に創設され各国のコンクールでのきなみ優勝したオルランドSQ。そのうち3
名のメンバーにより1984 年に創設されたパールカーニSQ。
驚くべき精密なアンサンブルと深い音楽性で近代の名作3
篇を聴かせてくれます。 |
SUPRAPHON
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ヴェヴェルカによる
ヴィヴァルティ、バッハ、テレマンの協奏曲アルバム!
(1)ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲 ヘ長調
RV455(8’ 36”)
(2)テレマン:オーボエ協奏曲 ニ短調 TWV51:d1(7’
56”)
(3)ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲 ハ長調
RV450(10’ 04”)
(4)J.S. バッハ:オーボエ協奏曲 ニ短調
BWV1059(12’ 09”)
(5)ヴィヴァルディ:2つのオーボエのための協奏曲
ニ短調 RV535(8’ 04”)
(6)J.S. バッハ:オーボエ協奏曲 ヘ長調
BWV49/169(19’ 48”) |
ヴィレム・ヴェヴェルカ(オーボエ)
(5)ドミニク・ヴォーレンヴェーバー(オーボエ)
アンサンブル18 + |
実力派オーボエ奏者ヴェヴェルカによるヴィヴァルティ、バッハ、テレマンの協奏曲アルバム!
セッション録音:2015年4月9-12&19-20日/チェコ兄弟団福音教会、ヴィノフラディ(プラハ)/DDD、67’14”
1978 年プラハ生まれの俊英オーボエ奏者、ヴィレム・ヴェヴェルカ。前作テレマン、ブリテンの無伴奏オーボエ作品集(SU
4121)に続く最新アルバムは、ヴィヴァルディ、テレマン、バッハのオーボエ協奏曲集です。
プラハ音楽院で学び、ジャン=ルイ・カペツァリに師事したヴェヴェルカは2003
年日本で開催された第7 回国際オーボエ・コンクール・軽井沢で1
位を獲得。その後世界有数のオーケストラと共演しキャリアを積んできました。
また故クラウディオ・アバドにより設立された、優秀な若手音楽家で構成されたグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団の一員として活躍し、アバドの厚い信頼を得ておりました。オーボエの可能性を最大限活かし、卓越した技巧と躍動感溢れる演奏で聴く者を虜にするヴェヴェルカの演奏で聴く極上のバロック時代のオーボエ協奏曲集です! |
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名唱ヤンコヴァー、クラールによるヤナーチェクの歌曲集
ヤナーチェク:
(1)歌によるフクヴァルディ民俗詩(13曲)
(2)歌によるモラヴィア民俗詩より38曲 |
マルティナ・ヤンコヴァー(ソプラノ)
トマーシュ・クラール(バリトン)
イヴォ・カハーネク(ピアノ) |
セッション録音:2014年10月4&5日、2015年4月5&6日/マルチヌー・ホール、プラハ音楽院(プラハ)/83’06”
このアルバムには出身地モラヴィアの国民主義を代表する作曲家ヤナーチェクの歌曲からフクヴァルディ民俗詩とモラヴィア民俗詩(抜粋)が収録されました。
「民俗音楽と芸術音楽は一つの管で繋がっているようなものである」と考えたヤナーチェクの音楽は独特の魅力を持ち、オペラをはじめ声楽、管弦楽曲、室内楽、ピアノ曲など多くの作品を残しました。ここに収録された歌曲は土着の民謡と様式を呈したヤナーチェクの創作の基礎とも言える重要な作品です。
歌唱はスプラフォン・レーベルからもリリースされているマルティナ・ヤンコヴァーとトマーシュ・クラールです。
ヤンコヴァーは1998 年からチューリッヒ歌劇場のソリストを務めるソプラノ歌手で、ザルツブルク音楽祭に頻繁にゲスト出演し、ガーディナー、アーノンクール、フェドセーエフ、ヘレヴェッヘ、ラトルなど名だたる世界的指揮者と共演し高い評価を得ています。
一方、クラールはヤナーチェク音楽院に学んだバリトン歌手で2005
年よりコレギウム・ヴォカーレ1704 の主要メンバーとして活躍し、クラールが参加したディスクも数多くリリースされております。

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LINN
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CKD 469
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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J.S.バッハ:マニフィカト&クリスマス・カンタータ
〜
ライプツィヒにおけるバッハの最初のクリスマスの晩課の再現
1723年12月25日、バッハがトーマスカントールとしてケーテンからライプツィヒにやってきた最初の年のクリスマス、聖ニコライ教会での晩課
ガブリエリ:8声のモテット《今日キリストはお生まれになった》
J.S.バッハ:
コラール《神よ、汝の慈悲により》BWV.600、
カンタータ第63番《キリスト教徒らよ、この日を彫り刻め》BWV.63、
オルガン前奏曲《高き御空よりわれは来たれり》BWV.606、
コラール《高き天より》
(「新ライプツィヒ讃美歌集、
ゴットフリート・ヴォペーリウス1682年出版」より)、
コラール《わが魂は主をあがめ》BWV.733、
マニフィカト 変ホ長調 BWV.243a、
コラール《ベツレヘムに生まれし御子》BWV.603、
コラール《ベツレヘムに生まれし御子》
(「新ライプツィヒ讃美歌集、
ゴットフリート・ヴォペーリウス1682年出版」より) |
ダンディン・コンソート
ジョン・バット(指揮)
ジュリア・ドイル(ソプラノ)
ジョアン・ラン(ソプラノ)
クレア・ウィルキンソン(メゾ・ソプラノ)
ニコラス・マルロイ(テノール)
マシュー・ブルック(バス・バリトン) |
ダンディン・コンソートのバッハ"マニフィカト"!J.S.バッハのライプツィヒでの最初の晩課を再現!
「マタイ受難曲」の"1742年頃最終演奏版"(CKD
313)、「ミサ曲ロ短調」の"リフキン校訂ブライトコップ版2006"(CKD
354)、「ヨハネ受難曲」の"典礼において演奏されたバッハの受難曲の再現"(CKD
419)、そして「ブランデンブルク協奏曲」の"フレンチ・ピッチ版(A=392Hz)"(CKD
430)など、綿密な時代考証、長年にわたるバッハ研究に基づく様々な異稿版の発掘や復元に取り組み続け、新たな発見をもたらしてくれているスコットランドのピリオド・アンサンブル、ダンディン・コンソート(ダニーデン・コンソート)。
J.S.バッハの演奏、研究の世界的権威として高名なジョン・バットとダンディン・コンソートが送り出す"次なる成果"は「マニフィカト」と「クリスマス・カンタータ」!
ジョン・バットとダンディン・コンソートは、J.S.バッハがトーマスカントールとしてケーテンからライプツィヒにやってきた最初の年のクリスマス、1723年12月25日、聖ニコライ教会での晩課を再現。
ジョヴァンニ・ガブリエリのモテットで始まる晩課は、オルガン前奏曲や「クリスマス・カンタータ
BWV.63」と続き、変ホ長調で書かれた初稿版の「マニフィカト
BWV.243a」へと到達。
J.S.バッハが新天地ライプツィヒで迎えた最初のクリスマスの晩課の全容が、ジョン・バットの研究成果とダンディン・コンソートの見事な演奏で今、鮮明に蘇る。
※録音:2014年7月27日−31日、グレイフライアーズ教会(エジンバラ)

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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
PRAGA DIGITALS
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PRDDSD 350111
(SACD HYBRID)
\2900
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ムラヴィンスキーの神業光る、2大ホ短調交響曲
(1)ブラームス:交響曲第4番ホ短調Op.98
(2)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64 |
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィル |
録音:(1)1961年5月14日/レニングラード・フィル大ホール(ライヴ) (2)1982年11
月18日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)/Effective
- Stereo/79’ 22”
SACD ハイブリッド盤。限定盤。
どちらもかつてロシアン・ディスクからリリースされ評判となった音源を、名人カレル・ソウケニークがリマスタリング。
ブラームスは1961 年5 月14 日レニングラード・ライヴ。ブラームスの交響曲第4
番はムラヴィンスキーが生涯に46 回振った得意曲で、今日5
種の録音が残されていますが、当演奏は当時58
歳のムラヴィンスキーならではの超人的な覇気と、驚異的なアンサンブルの精密さで特筆の名演と申せましょう。リマスタリングにより微妙なニュアンスまで伝わってきて、うならされます。
チャイコフスキーは1982 年11 月のムラヴィンスキーとレニングラード・フィルがモスクワ・ツアー中、18
日にモスクワ音楽院で行ったコンサートのライヴ。
CD ブックレットには「レニングラード・フィルハーモニー大ホールでのライヴ」とありますが間違いと思われます。晩年のムラヴィンスキーならではのいぶし銀の芸風を満喫できます。こちらは生涯最多演奏曲で、神業の域に達している凄さ。何のけれん味もなく淡々としているようで、あまりの神々しさにひれ伏したくなる演奏です。 |
<映像>
EURO ARTS(映像)
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20 60894
(Blu-ray)
\5000 →\4590
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ラトル&ベルリンpo
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)
ヨーロッパ・コンサート2015 フロム・アテネ
ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」から 序曲
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番
ハ長調 BWV.1005 から
ラルゴ(アンコール)
シューマン:交響曲 第3番 変ホ長調「ライン」 |
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮) |
20 60898
(DVD)
\3100 →\2790
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地元ギリシャのカヴァコスが登場、アテネで行われた2015ヨーロッパ・コンサート
収録:2015 年5 月1 日 メガロン・アテネ・コンサートホール(ライヴ)
(Blu-ray)画面:Full HD 16:9、音声:PCM
ステレオ、DTS-HD Master Audio5.0、リージョン:All、90分
(DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS5.0、DD5.0、リージョン:All、90分
2015 年のベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサートが早速ブルーレイとDVD
で発売されます。ヨーロッパ・コンサートとしては2004
年以来2 度目のアテネ公演となりました。
コンサートはロッシーニのオペラ「セミラーミデ」の序曲からはじまります。ロッシーニ得意の手法「ロッシーニ・クレッシェンド」を効果的に聴かせるラトルのエネルギッシュな指揮振りとベルリン・フィルの上手さでエキサイティングに聴かせます。
そしてシベリウス・イヤーである今年の演目に選ばれたのは、ヴァイオリン協奏曲。ソリストは2015
年2 月のベルリン・フィルの定期コンサートでも同曲を演奏した地元ギリシャ出身のレオニダス・カヴァコス。カヴァコスは、自身、この作品とは縁が深く、1985
年、ヘルシンキで行われたシベリウス・ヴァイオリン国際コンクールに弱冠18
歳で優勝しています。シベリウスの内省的な側面に光を当てた素晴らしい演奏です。
メイン・プログラムは、ベルリン・フィル・レコーディングスからも発売されたシューマンの交響曲から第3
番「ライン」。シューマンの音楽を丁寧に表現し、ベルリン・フィルの鋭い感性と豊かな響き、力強さを感じさせる完璧を目指す均衡のとれた演奏を披露しています。

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7/30(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
NAXOS
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8.573259
\1100 |
吹奏楽のためのイタリア・オペラ編曲集
1.ロッシーニ(1792-1868):歌劇「セビリアの理髪師」‐序曲/
2.マスカーニ(1863-1945):歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」‐前奏曲/
3.マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」‐間奏曲/
4.ドニゼッティ(1797-1845):
歌劇「ランメルモールのルチア」の主題によるディヴェルティメント
(ファゴットと吹奏楽編)/
5.ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」‐序曲/
6.ミケーレ・マンガーニ(1966-):トスカの主題によるファンタジー/
7.ロッシーニ:歌劇「アルジェのイタリア女」による協奏的幻想曲
(オーボエ、ファゴットと吹奏楽編)/
8.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「ルイザ・ミラー」‐序曲
※1-5.7-8…M.マンガーニによる編曲 |
ヨーロピアン・ウィンド・ソロイスツ
<メンバー:
ダンテ・ミロッツィ(フルート)/
サーシャ・デ・リティス(フルート)/
パオロ・グラツィア(オーボエ…トラック7:ソロ)/
ジョヴァンニ・パンタローネ(オーボエ)/
アルフォンソ・ジァンカテリーナ(クラリネット)/
アントニオ・ディ・ヴィットーリオ(クラリネット)/
マルコ・パネッラ(ホルン)/
アンドレア・カレッタ(ホルン)/
アレッサンドロ・モンティチェッリ(ホルン)/
パトリック・デ・リティス(ファゴット…トラック4.7:ソロ)/
ヴィンチェンツォ・フェリチオーニ(ファゴット)/
マッシモ・ディ・モイア(コントラバス)> |
録音 2014 年2 月12-15 日 イタリア ペスカーラ,カティナーノ
聖イレーネ教会
「トランスクリプション」=現在では記譜法とされますが、以前はある作品を異なる楽器で演奏できるように編曲する行為そのものを指すことが多かったのです。14
世紀頃から頻繁に行われてきたトランスクリプションは、家庭でも音楽を楽しむようになった19
世紀に更に盛んに行われるようになります。
フランツ・リストが行った「オーケストラ曲=ピアノ曲」は良く知られていますが、同じ時期にはオペラの名旋律を楽器で演奏することも盛んであり、素晴らしい歌を聴いた感動をいち早く自分のものにしたいというアマチュア奏者たちの要望に応え、多くの「オペラの主題」を用いた変奏曲や幻想曲が作曲されたことも忘れてはなりません。
このアルバムには、そんな19 世紀の良き時代を彷彿させる楽しい作品が収録されています。
編曲を施したのは、1966 年生まれのミケーレ・マンガーニ。どの曲も、最初からこの形態で書かれていたかのように、ぴったりとはまっています。
またトラック6 は彼のオリジナル。次々と繰り出される名旋律に存分に浸ってください。 |
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8.573301
\1100 |
セーゲルスタム&トゥルク・フィル
シベリウス・チクルス
シベリウス:
1-9《劇付随音楽「ペレアスとメリザンド」JS147(1905)》
11.ある情景のための音楽(1904)/
12.抒情的ワルツ Op.96a(1921)/
13.昔々-田園的風景Op.96b(1919)/
14.騎士風のワルツ Op.96c(1921)/
15.ジャコブ・ド・ジュラン氏のモチーフによるロマンティックな小品
JS135a(1925) |
ピア・パヤラ(ソプラノ)…13/
サリ・ノルドクヴィスト(メゾ・ソプラノ)…13/
トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団/
レイフ・セイゲルスタム(指揮) |
録音 2014 年1 月20-24 日,9 月8-12 日 フィンランド、トゥルク・コンサート・ホール
いよいよセーゲルスタムが本気でトゥルク・フィルとシベリウス管弦楽作品集チクルスを録音し始めた。
どうやら単発では終わらない雰囲気になってきた!!
今回取り上げたのは同名作品中、一番の傑作と言われている、シベリウスにとっても重要な劇付随音楽「ペレアスとメリザンド」。
そしてカップルングが今回も凝っている。
シベリウス特有の劇的なせつなさと、田舎風の明るさをこれでもかと聴かせてくれる「ある情景のための音楽」、
マイナー曲の中では比較的取り上げられることの多い名曲「抒情的ワルツ」。
そして滅多に聴くことのできないオケと2つの女声による「田園的風景」。ちょっと昭和歌謡みたいなノスタルジックな名歌。
そしてこれも珍しい「騎士風のワルツ」(ウィンナ・ワルツ風です)、2分ほどの「ロマンティックな小品」。
メジャーな作品とマイナーな名曲をうまく組み合わせながら、ひょっとするととんでもない管弦楽作品全集が出来上がるかもしれない・・・
**********
1893 年にパリで初演されたメーテルランクの戯曲「ペレアスとメリザンド」。その神秘的な雰囲気に多くの作曲家たちが魅せられ思い思いの曲を書いたことでも知られる名作です。
中でも良く知られているのはドビュッシーのオペラであり、シェーンベルクの交響詩でしょう。そして忘れてはいけないのは、フォーレとシベリウス(1865-1957)の劇付随音楽です。
比較的穏やかなフォーレの作品に比べると、シベリウスの音楽は起伏に富み、コントラストもはっきりしています。シベリウスがこの劇付随音楽を書いたのは1905
年のことで、これは戯曲がヘルシンキで上演されることになり、音楽がシベリウスに委嘱されたからです。当時のシベリウスは交響曲第3
番を作曲していましたが、これを中断し、1 ヶ月あまりでほとんどの曲を書き上げたのです。
作品全体に北欧の雰囲気が漲っているところがいかにもシベリウスらしく、中でも“メリザンドの歌”は様々な編曲を施されて単独で演奏されることも多い名曲です。
他には、後にピアノ曲Op.45-2 に編曲された「ある情景のための音楽」、同じく後にピアノ用に編曲した「田園的風景」、その逆にピアノ曲を管弦楽に編曲した
2 つのワルツが収録されています。
********************
で、上記アルバムは第3弾なのだが、どういうわけか代理店からの案内では第2弾が飛ばされている。
何か大人の事情があるのかもしれないが、とりあえず早く聴きたい!という方のために先取りしてご紹介しておきましょう。ちょっと高くなりますが。
第2弾はご覧のとおり 組曲「ベルシャザール王の饗宴」 JS 48 を中心とした収録。
第1弾が劇音楽「クオレマ」、第3弾が《劇付随音楽「ペレアスとメリザンド」、そして第2弾が「ベルシャザール」をメインにしているわけで、このあたりにセーゲルスタムの遠大な計画が見て取れる。
「ベルシャザール」については有名曲なのでシベリウス・ファンはよくご存知だと思いますが、
このアルバムの肝は・・・誰も知らない・・・「行列聖歌」という曲。
「行列聖歌って何じゃ」、と思われるかもしれないが、詳しい人に聞いたらこんなふうに教えられた。
カトリックのミサや、聖公会の聖餐式で動きに伴い歌われる聖歌。
司祭やお手伝いする人たちが、入堂するところから聖歌がはじまります。花道をあるいていくみたいに。
グレゴリオ聖歌を、並んで歩きながらロウソクの火を灯しながら歌っているというようなシーン見たことないかな。
プロテスタントでは基本最初から前にスタンバっているけど、カトリック、聖公会は、衣装や小道具をもった人たちが、ミサ前はかっこよく歩いて入って来て、歩いて出て行くのです。
つまり、神さまに呼び集められ、また世の中に派遣されていくって感じ。
・・・なんとなく分かるような。
で、ここに収められている「行列聖歌」という曲が・・・
セーゲルスタムが今回のアルバムの一番最後に持ってきたのもうなずける・・・
すんごぃ名曲な訳です。
幸せで他愛ない「メヌエット」をわざと前に持ってきて、この曲をかけるのだからセーゲルスタムも心憎い。
シベリウスの泣ける管弦楽作品のエッセンスを4分間に凝縮したような、全編クライマックスのような、天国が地上に降りてきたような、すべてを投げ打って神に祈りたくなるような、そんな名曲。
シベリウス・ファンは絶対に泣きます。でも幸せな涙です。
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8.573444
\1100 |
ベイジル・ポールドゥリス:コナン・ザ・グレート
(P.ペルスターによるオルガン編)(1982/2014)
1.アンヴィル・オブ・クローム/2.鋼の謎/運命のライダー/
3.フューリーのギフト/4.悲しみの列/痛みの輪/
5.ピットの戦い/6.アランティーンの剣/7.神学/文明/
8.ワイフィング/9.コナンはヴァレリアを去る/探索/
10.力の山/11.回復/12.台所/13.らんちき騒ぎ/
14.火葬/15.墳丘の戦い/16.運命の孤児/目覚め
※世界初録音 |
フィリップ・ペルスター(オルガン) |
録音 2014 年5 月19-20 日 USA カリフォルニア,クレールモント・ユナイテッド・キリスト教会
グラッター=ゲッツ/ロザールス・オルガン
ロバート・E・ハワードの小説「英雄コナン」シリーズを原作とし、1982
年に制作された「コナン・ザ・グレート(原題はConan
the Barbarian)」。アーノルド・シュワルツェネッガーの肉体美を最大限に用いた痛快アクション大作です。
監督のジョン・ミリアスは映画の中にオペラの要素を持ち込むという意図があったといい、音楽を書いたポールドゥリス(1945-2006)はそれに応え、力強さ、優しさ、その他の感情を全て音楽で見事に表現したのです。コンピューター・ソフトではなく、オーケストラを用いたこのサウンド・トラックをオルガン版に編曲するのには、大変な苦労が付き纏ったのだそうです。
例えば、迫力を増強するために効果的に使われている打楽器群…確かにこれをオルガンに求めるのは難しそうですが、オルガニスト、ペルスターはペダルやグリッサンドを駆使して、文句ない響きを作り上げたのです。マッシヴなオルガンの響きを体中で体感できる快感をぜひ味わってみてください! |
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8.555568
\1100 |
イベール:レディング牢獄のバラード 他
1-3.レディング牢獄のバラード(1921)
<パート1/パート2/パート3>/
4-6. 3 つのバレエ曲(めぐりあい)(1921-1922)
<花売り娘たち/クレオールの娘たち/おしゃべり娘たち>/
7.妖精の郷(1924)/8.狂人の歌(1924)/
9-17.エリザベス朝の組曲(1942)
<前奏曲/狩り/入場/妖精の歌/
ダンセリエ/行進/スケルツォ/夜想曲/終曲> |
ダニカ・クブリカ(ソプラノ)…12/
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団…16
(合唱指揮・・ジャン・ロゼナール)/
スロヴァキア放送交響楽団/
アドリアーノ(指揮) |
録音 1993 年2 月8-13 日 ブラチスラヴァ,スロヴァキア放送
コンサート・ホール MARCOPOLO 8.223508 からの移行盤
軽妙洒脱な作風で知られるフランスの作曲家、ジャック・イベール(1890-1962)。このアルバムには、彼の様々な作風に彩られた音楽が並んでいます。
彼の最初の交響作品である「レディング牢獄のバラード」は、原作のオスカー・ワイルドの苦悩と狂気が見事に描き出された暗い音楽です。
聴衆は驚きを持ってこの作品を迎え入れたのです。しかし、次の「3
つのバレエ曲」では雰囲気が一変。カラフルな世界が広がります。印象派風の「妖精の郷」、戦争の恐怖を描いた「狂人の歌」、そしてシェイクスピアの「真夏の夜の夢」の付随音楽である「エリザベス朝の組曲」は新古典主義のスタイルに拠る作品で、ギボンズ、ブル、パーセル、ブロウの旋律を基に、女声合唱とソプラノ・ソロを用いた夢のような音楽が展開されます。
ハープが大活躍するのは、彼の娘がすぐれたハープ奏者だったことも関係するのかもしれません。 |
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8.570615
\1100 |
ゴードン・シーウェン・チン‐金希文:交響曲
第3 番「台湾」他
1-3.チェロ協奏曲 第1 番(2006)
<第1 楽章:Allegro/第2 楽章:鏡の中の夢の罠/
第3 楽章:ひどい苦痛の後に>/
4-6.交響曲第3 番「台湾」(1996)
<第1 楽章:略奪/第2 楽章:暗い夜/第3
楽章:急増>
※世界初録音 |
ウェン=シン・ヤン(チェロ)…1-3/
台湾フィルハーモニック/
リュー・シャオチャ‐呂紹嘉(指揮) |
録音 2014 年1 月5-7 日 台湾 台北,ナショナル・コンサート・ホール
台湾を代表する現代作曲家の一人、ゴードン・チン(1957-)の作品集です。以前リリースされた「二重協奏曲」と「ファルモサの四季」(8.570221)でも、響きこそ前衛的でありながら、独特の叙情性を持つ音楽が展開されていましたが、このアルバムに収録された2
つの作品も傾向は同じものであり、時として驚くほど美しい部分があったりと、興味の尽きない人であるといえるでしょう。
古典的な3 楽章形式を持つと見せかけて、実はそれぞれの楽章が結びついているという「チェロ協奏曲」は、各々の楽章にシェイクスピア、パスカル、サミュエル・ジョンソンの文章から取られた言葉が引用され、これらが曲の雰囲気を説明しています。
「交響曲第3 番」はバンクーバー交響楽団の委嘱作で、台湾の長い歴史を踏まえた史実に基づくタイトルが付けられた楽章からは独創的な香りが漂います。打楽器が躍動する第1
楽章、台湾のポピュラー・ソングが効果的に用いられた第2
楽章、そしていかなる外界の力にも臆することのない民族性を表現した第3
楽章。これらは強い意志を持ち、最後は英雄的な盛り上がりで曲を閉じる
のです。 |
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8.570616
\1100 |
中国のこだま 〜スーザン・チャン:ピアノ・リサイタル
1.ツォウ・ロン‐周龍(1953-):ピアノベルズ(2012)/
2.ドミン・ラム‐ 林樂培(1926-):チュウ・ジュン夫人の哀歌Op.12a(1964)/
3-6.アレクシーナ・ルーイ(1949-):
ピアノのための音楽(1982)
<魔法のベル/チェンジ/遠くの記憶/昔々>/
7-14.タン・ドゥン‐譚盾(1957-):
水彩による8 つの思い出(1979)
<第1 番:欠けた月/第2 番:飛び跳ねる豆/
第3 番:牧童の歌/第4 番:青い衣の尼僧/
第5 番:赤い荒野/第6 番:古代の埋葬/
第7 番:浮雲/第8 番:きつねの嫁入り>/
15.周龍:モンゴル民謡による変奏曲(1980)/
16.チェン・イ‐陳怡(1953-):北国の情景(2013)
※1.15.16…世界初録音 |
スーザン・チャン(ピアノ) |
録音 2014 年8 月17-20 日 USA オレゴン州 ポートランド州立大学,リンカーン・パフォーマンス・ホール
現代中国のピアノ曲…どんな作品を頭に思い浮かべますか?このアルバムには5
人の作曲家による多彩な作品が収録されており、想像通りの曲から、意表をつく曲まで、まさに「新鮮な驚き」を得ることができるというものです。ピアノの内部奏法を駆使し、「誰も撞かずとも自然に鳴る鐘」の伝説を音にしたという「ピアノベルズ」は、ラヴェル風の響きを有していますし、モンゴル王に嫁がなくてはいけなくなった若い女性の悲劇を描いた「哀歌」では中国の古いメロディが効果的に使われています。
カナダで高く評価されている女性作曲家ルーイの作品は、もともとピアノの練習用に書かれたものですが、各々の曲には独自の物語があります。
このアルバムの中で最も有名なのがタン・ドゥンの「水彩による8
つの思い出」でしょう。幼い頃の記憶に結びついた8
つの曲は、聴き手の感情を強く揺さぶります。最後の2
曲は世界初録音。最後の「北国の情景」はスーザン・チャンに捧げられた曲でもあります。 |
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8.571367
\1100 |
ジョン・マッケイブ:ピアノ作品集
1.変奏曲 Op.22(1963)/2.朝の歌(スタディ
第4 番)(1970)/
3.ガウディ(スタディ 第3 番)(1970)/
4-8. 5 つのバガテル(1964)
<第1 番:奇想曲/第2 番:アリア/第3
番:悲歌/
第4 番:トッカータ/第5 番:夜想曲>/
9.モザイク(スタディ 第6番)(1980)/
10.ハイドン変奏曲(1983)
※9.10…世界初録音 |
ジョン・マッケイブ(ピアノ) |
録音 1998 年3 月21-28 日 ロンドン ビショップゲイト・ホール
BMS より移行盤
先頃、惜しまれつつこの世を去った、作曲家、ピアニスト、ジョン・マッケイブ(1939-2015)。彼は2010
年に「最後の公開ピアノ・リサイタル」を開催して、ピアニストの活動から事実上の引退宣言をしていました。
そんなマッケイブのこのアルバムは、1998
年に録音された「自作自演集」です。もともとBMS=British
Music Society(マッケイブが会長を務める、イギリスの知られざる作曲家を紹介するために設立されたレーベル)に録音されたアルバムであり、まさにマッケイブを知るための1枚なのです。各々の作品については、聞いていただくのが一番なのですが、かの名ピアニスト、ジョン・オグドンがマッケイブの作品に心酔したことからもわかる通り、超絶技巧を駆使し、また極めて学究的で、細部も考え抜かれた精巧かつ複雑な音楽が展開されているものばかりです。
まるで巨大な建造物を思わせるマッケイブの作品、ぜひ体験してみてください。
とりわけ演奏時間に30 分近くを要する「ハイドン変奏曲」の圧倒的な音の羅列は一度味わったらやめられません。ただし、そのハイドンの主題はかなり変形されているので、探し出すまでに曲が終わってしまうかも知れませんが。
旧譜
ジョン・マッケイブ、この1枚
ヴォーン=ウィリアムズ、ホルスト、アイアランド、バックス、モーラン・・・。
近代イギリス・ピアノ作品集 |
BMS
103CDH
(CD-R)
\2600
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イングリッシュ・リサイタル
ヴォーン=ウィリアムズ:山の中の湖、
ギボンズの歌曲第13番による讃美歌前奏曲、
6つの小品/
ホルスト:ピアノのための2つの小品、
2つのノーサンブリア民謡/
アイアランド:ピアノ・ソナタ/
バックス:アレグレット・クァジ・アンダンテ/
ワーロック:5つの民謡前奏曲/
モーラン:バンク・ホリデイ/
ブリテン:夜想曲/
ジュベール:舞踏組曲 |
ジョン・マッケイブ(ピアノ) |
現代イギリス音楽界の大御所的存在にして、英国音楽協会(BMS)の会長、ジョン・マッケイブ自らが出陣!
ヴォーン=ウィリアムズ、ホルスト、アイアランド、バックス、モーラン・・・。
近代のイギリス音楽を知り尽くしたマッケイブのピアノによる"イングリッシュ・リサイタル"は絶品の一言に尽きる。
1968年5月20日−22日&1972年5月20日の録音。全曲初CD化。 |
先日紹介の新譜
ニールセンの名演復活! |
SOMM
CD 0146-2
(2CD)
\4200 →\3790
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マッケイブの名盤が復活!
ニールセン:ピアノ作品集
祝典前奏曲 FS.24/
大人と子供のためのピアノ音楽 Op.53,FS.148/
交響的組曲 Op.8,FS.19/5つの小品 Op.3,FS.10/
3つの小品 Op.59,FS.131/
愉快なバガテル Op.11,FS.22/組曲 Op.45,FS.91/
シャコンヌ Op.32,FS.79/
劇音楽 《ハウバートとシーネ》 よりFS.57-5/
主題と変奏 Op.40,FS.81 |
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ジョン・マッケイブ(ピアノ) |
マッケイブのニールセンが復活!
2015年2月13日に75歳でこの世を去った現代イギリス音楽界の大御所、ジョン・マッケイブ(1939−2015)が遺したニールセンのピアノ作品集。
追悼盤としてリリースされる当タイトルでは、ジョン・マッケイブの若き日の演奏を聴くことが出来る。
1973年&1974年の録音。
ニールセンはもともとヴァイオリン奏者として活躍した人なので、ピアノについてはものすごい腕前だったということはありません。ただ、デンマーク王立音楽院でピアノの魅力に開眼。集中してピアノ曲に取り組んだ事はあったようです。
そのニールセンのピアノ曲は、若い頃の素朴なものから亡くなる年に書かれた深遠なものまで多種にわたり、ニールセンの「もう一つの顔」が堪能できます。グリーグほど傑作ぞろいではないものの、シベリウスには十分肩を並べられそうな気がします。
作品数はちょうどCD2枚に収まるくらい。そのため曲自体はそれほど有名でないわりには、アンネ・エランドやエリザベト・ウェステンホル、最近でもマーティン・ロスコーといった大物たちが全集録音をリリースしています。
なかでもジョン・マッケイブが遺した録音は筆頭に上げられる名演です。
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8.571368
\1100 |
ジョン・ジュベール:瞬間の時 他
1-5.失われた時-弦楽のための変奏曲 Op.99(1984)
<主題/変奏曲1:茶目っ気/変奏曲2:悲歌/
変奏曲3:ワルツ/変奏曲4:結びの句>/
6-8.シンフォニエッタ Op.38(1962)
<Allegro con spirito/Molto moderato‐/Allegro>/
9-13.瞬間の時‐
バリトンと弦楽合奏のための歌曲集 Op.110(1987)(詩:D.H.ローレンス)
<ヘネッフで/対立/
そして‐私は男でなくなるかもしれません/12
月の夜/月の出> |
クリストファー・ハイロンズ(ソロ・ヴァイオリン)…1-5/
ピエール・ジュベール(ソロ・ヴァイオリン)…1-5/
ポール・アーデン=テイラー(オーボエ)…6-8/
アンナ・エヴァンス(オーボエ)…6-8/
キース・ルバック(ファゴット)…6-8/
クリスティーン・プレドータ(ファゴット)…6-8/
スティーブン・ロバーツ(フレンチ・ホルン)…6-8/
ジェームズ・ブック(フレンチ・ホルン)…6-8/
ヘンリー・ハーフォード(バリトン)…9-13/
イングリッシュ・ストリング・オーケストラ/
ウィリアム・ボウトン(指揮) |
録音 1987 年4 月23-25 日 イングランド ワーウィック大学・アーツ・センター
BMS より移行盤
ケープタウンで生まれ、奨学金を得てロンドンの王立音楽アカデミーで学んだ作曲家ジュベール(1927-)。イギリスで作曲家、大学講師として名声を高めました。幼い頃の彼は画家を志望していましたが、15
歳頃からパフォーマーとして音楽に興味を持ち、いくつかの作品を書き上げたのです。
このアルバムに収録された「Temps perdu-失われた時」はマルセル・プルーストの同名の長編小説に触発されたものですが、この曲を作曲する際には、前述の「若い頃に手がけた弦楽合奏のための2
つの曲」をもう一度呼び起こし、新たにサン=サーンスのヴァイオリン・ソナタからのフレーズを組み合わせ、美しい変奏曲に創り上げたというものです。
「シンフォニエッタ」はバーミンガム美術館で開催されたコンサートのために書かれた快活な作品。各々の楽器が活躍します。
「瞬間の時」は「チャタレー夫人の恋人」で知られるD.H.ローレンスの詩を元にした歌曲。大学教授の妻であったフリーダと、禁断の恋に陥ったローレンスが、駆け落ちの末に放浪していた時期に書かれた詩は、頽廃的でありながらも、強い意志に貫かれている
ものです。 |
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8.573357
\1100 |
クシシュトフ・メイエル:ピアノ四重奏曲&ピアノ五重奏曲
1.ピアノ四重奏曲 Op.112(2009)/
2-5.ピアノ五重奏曲 Op.76(1991)
<第1 楽章:Maestoso‐Piu mosso‐Tempo
I/
第2 楽章:Misterioso./第3 楽章:Inquieto/
第4 楽章:Adagio‐Presto‐Tempo I>
※世界初録音…1 |
シレジアン弦楽四重奏団
<メンバー:
シモン・クシェショヴィエツ(第1 ヴァイオリン)/
アルカディウシュ・クビサ(第2ヴァイオリン)…2-5/
ウーカシュ・シリニツキ(ヴィオラ)/
ピオトル・ヤノシク(チェロ)>/
ピオトル・サワイチク(ピアノ) |
録音 2013 年9 月8-9 日…1, 2013 年11 月3-5
日…2-5 カトヴィチェ,カロル・シマノフスキ音楽大学・コンサート・ホール
ポーランドの現代作曲家クシシュトフ・メイエル(1943-)は長らくドイツで活動していましたが、現在ではポーランドに戻り、大学で教えながら作曲を続けています。優れたピアニストでもある彼は、交響曲やピアノ・ソナタなど多くの作品を書いていますが、とりわけ室内楽を好んでいるようで、今のところ13
曲ある弦楽四重奏曲は全てNAXOS レーベルでCD
化されるなど、独自の作風が聴き手の心を掴んでいます。
世界初録音である「ピアノ四重奏曲」は、彼の作品では珍しい単一楽章の形式をとるもので、対照的な楽想が現れては消えて行くという面白いものです。
1991 年の「ピアノ五重奏曲」はブラームスの時代に遡ったかのような形式を持ちながらも、やはり響きは現代的。とは言え、弦だけのアンサンブルよりもまろやかな風味が出ていて、これはこれで面白いものです。一度聴き始めたら、結末が気になってしょうがない音楽とも言えそうです。 |
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8.573406
\1100 |
ローマン・ベルゲル:悲愴・エピローグ・ソナタ第3
番 他
1.悲愴(2006)/
2-5.ピアノ・ソナタ 第3 番「ダ・カメラ」(1971)
<第1 楽章:Andante con tristezza/
第2 楽章:Allegro deciso/第3 楽章:Veloce/
第4 楽章:Allegro inquieto>/
6.アレグロ・フレネティコと回想(2006)/
7.即興曲(2013)/
8.エピローグ(L.v.B.へのオマージュ)
※世界初録音 |
ベルゲル三重奏団
<メンバー:
ヤン・スラーヴィク(チェロ)/
ブラニスワフ・ドゥゴビチ(クラリネット)/
ラディスワフ・フランツォヴィツ(ピアノ)> |
録音 2013 年8 月29-30 日 スロヴァキア フロホヴェツ,エンパイア劇場
チェコとポーランドの国境近くの町、チェシンに生まれたベルゲル(1930-)は、カトヴィツェで音楽を学びましたが、1948年にチェコで勃発したクーデターを逃れ、家族とともにブラチスラバに移ります。
この地で作曲家として名声を得た彼は、カトヴィツェに戻ることを希望するのですが、亡命者であった彼には、旅行する権限が与えられませんでした。
その後、また情勢が変化し、一度は彼の作品がワルシャワで演奏される機会もあったのですが、ワルシャワ条約機構軍のチェコスロバキア侵攻に抗議した彼は、自身の作品をワルシャワに送ることを拒否、結局は「スロヴァキアの作曲家」として活動していくことになったのです。
このアルバムに収録された作品は、彼の個人的な思いが反映されたもので、亡くしてしまった愛妻に捧げられた曲や、自身のために書いた曲など、彼の人生経験が色濃く映し出された印象的な作品を聴く事ができます。 |
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8.573428
\1100 |
アンドリュー・スタニランド:トーキング・ダウン・ザ・タイガー‐トラを言い負かす
1.トーキング・ダウン・ザ・タイガー(2010)/
2.恐ろしい航海(2013)/
3.フルートvs テープ(2012)/
4.Still Turning‐回転上の静止(2011)/
5.True North‐真の北(2007) ※世界初録音 |
ライアン・スコット(パーカッション)…1/
ロブ・マクドナルド(ギター)…2/
カミュ・ワッツ(フルート)…3/
フランシス・マリー・ウィッティ(チェロ)…4/
ウォレス・ハラディ(ソプラノ・サクソフォン)…5/
アンドリュー・スタニランド(電子楽器) |
録音 2014 年1 月19-23 日 カナダ トロント,グレン・グールド・スタジオ
現在、カナダで最も重要、かつ革新的な作曲家として認知されているアンドリュー・スタニランド(1977-)。このアルバムには、彼の5
曲の最近の作品が収録されています。アルバムタイトルでもある「トーキング・ダウン・ザ・タイガー」はパーカッションと電子音楽のための作品で、彼が「トラ」について抱いているイメージ…獰猛さ、美しさ、神秘…これらは全てパーカッションの持つイメージに重なるのだというのです。この曲を作り演奏することで、彼はトラの存在を超越する、いわゆる「言い負かす」状態になるのでしょうか。トラック2
の「恐ろしい航海」も数多くの要素を孕んだ曲であり、その中には地球の滅亡のイメージまでもが含まれています。増幅されたギターの響きは美しさよりも畏怖の対象でしょうか。フルートのためのトラック3
でも、共演者はテープの音。多種多様な音が通り過ぎていきます。トラック4
も地球の自転をモティーフにした曲。地球は恐ろしいほどの速さで回転しているはずなのに、なぜその上のものは静止しているのか…。トラック5
は彼が追求する「極点」についての作品。同
様のコンセプトによる「至高の歌」(8.573533)もどうぞ。 |
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<メジャー・レーベル>
DECCA
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482 3562
(15CD)
\9000→\8490
発売中止 |
小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ/ドイツ系作品BOX
CD1-2
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調
バーバラ・ボニー(ソプラノ)、
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾ・ソプラノ)、
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)、
アラステア・マイルズ(バス)
東京オペラ・シンガーズ
小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ
録音:2000年 長野県松本文化会館
CD3-5
J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)、
トーマス・クヴァストホフ(バス・バリトン)、
クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)、
ナタリー・シュトゥッツマン(アルト)、
スタンフォード・オルセン(テノール)、他 東京オペラ・シンガーズ
小澤征爾指揮
サイトウ・キネン・オーケストラ
録音:1997年9月 長野県松本文化会館
CD6
ベートーヴェン:
交響曲第1番ハ長調 作品21/
レオノーレ』序曲第2番作品72a/
『レオノーレ』序曲第3番作品72b
小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ
録音:1999年9月 長野県松本文化会館
CD7
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 op.36/交響曲第7番イ長調
op.92*
小澤征爾指揮
サイトウ・キネン・オーケストラ
(録音:2000年9月、1993年9月* 長野県松本文化会館)
CD8
ベートーヴェン:
交響曲第3番変ホ長調 作品55『英雄』/
『エグモント』作品84-序曲
小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ
(録音:1997年4月 ウィーン、ムジークフェライン)
CD9
ベートーヴェン:
交響曲第4番変ロ長調 作品60/
交響曲第8番ヘ長調 作品93/
『レオノーレ』序曲第1番ハ長調 作品138
小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ
(録音:2001年9月 長野県松本文化会館)
CD10
ベートーヴェン:
交響曲第5番ハ短調 op.67『運命』/
交響曲第6番ヘ長調 op.68『田園』*
小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ
(録音:2000年9月、1998年9月* 長野県松本文化会館)
CD11
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 作品125『合唱』
アンネ・シュヴァンネヴィルムス(ソプラノ)/
バーバラ・ディヴァー(アルト)/
ポール・グローヴズ(テノール)/
フランツ・ハヴラダ(バス)/
東京オペラ・シンガーズ
小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ
(録音:2002年9月 長野県松本文化会館)
CD12
ブラームス:
交響曲第1番ハ短調作品68/
ハンガリー舞曲第1番、3番10番
小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ
(録音:1990年8月 ベルリン、シュウシュピールハウス)
CD13
ブラームス:
交響曲第2番ニ長調 作品73/
交響曲第3番ヘ長調 作品90
小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ
(録音:1991年9月 オランダ、ナイメーヘン)
CD14
ブラームス:
交響曲第4番ホ短調 作品98/
ハンガリー舞曲第5番、第6番
小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ
(録音:1989年9月 ベルリン、イエス・キリスト教会)
CD15
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)
小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ
(録音:2003年9月 長野県松本文化会館) |
小澤征爾80歳を記念してイタリア・ユニバーサルが制作し、ドイツでプレス!
マエストロ小澤征爾の80歳を祝って、サイトウ・キネン・オーケストラを指揮した数ある名盤の中からドイツ系の作品を選んだ15枚組。 |
<国内盤>

7/29(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
STONE RECORDS
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羽衣伝説
藤井敬吾:羽衣伝説/ブローウェル:悲歌−武満徹の思い出に/
武満徹:エキノクス/上野ケン:そしてすぐに日が暮れる*/
中村孝太:スイホウ*/アーレン(編曲:武満徹):虹の彼方に/
ガーシュイン(編曲:武満徹):サマータイム/
シュライナー:2つの日本の牧歌* (*世界初録音) |
アーロン・ラーゲット=キャプラン(ギター) |
藤井敬吾の代表作「羽衣伝説」を名手アーロン・ラーゲット=キャプランが弾く!
コンポーザー=ギタリストとして活躍するギター界の鬼才、藤井敬吾の代表作「羽衣伝説」や武満徹の作編曲作品を収録したギター作品集。「羽衣伝説」は沖縄出身の作曲家、山入端博の旋律を基に繰り広げられ、演奏時間は約20分という大作。沖縄の音階と特殊奏法を大胆に取り入れ、高い演奏効果のあるこの作品は国内外の多くのギタリストによって演奏されている。
演奏はアメリカ出身のギタリスト、アーロン・ラーゲット=キャプラン。弱冠16歳でアメリカのテイバー・オペラ・ハウスでデビューし、現在までに60曲を超える世界初演の演奏を行っており、今作でも3曲の世界初録音を収録している。見事な解釈と卓越した技術に裏付けられた演奏を聴かせる。
※録音:2014年1月3日−4日&7月2日−3日、マサチューセッツ州(アメリカ)
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TACTUS
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ノフェリーニが奏でるソミスの"ソナタ
Op.2"!
ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス:
ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
Op.2 |
ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)
キアラ・カッターニ(チェンバロ)
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イタリア・ヴァイオリン界の次代の盟主。ノフェリーニが奏でるソミスの"ソナタ
Op.2"!
ピリオド楽器、ガット弦、ピリオド・ボウの組み合わせによる"世界初録音"のパガニーニの「24のカプリース」(TC
781690)での名演が記憶に新しい、燦然と輝くイタリア・ヴァイオリン界の次代の盟主ロベルト・ノフェリーニ(1973−)。
バロック、古典派、ロマン派、そして近現代と幅広いレパートリーを誇るノフェリーニが、ドン・ニコラ・アマティ製作(1732年)の銘器で奏でるのは、ピエモンテ楽派の巨匠ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス(1686−1763)の「ソナタ
Op.2」!
コレッリを師に持ち、タルティーニの同世代で、プニャーニやジャルディーニを、さらにはフランスのルクレールも育成したコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス。パリのコンセール・スピリチュエルで自らの演奏が大絶賛を博すなど、イタリアの作風の発展、そしてイタリアとフランスを繋いだピエモンテ楽派の重鎮である。
1723年にトリノでソミス自身によって出版され、ヴィットーリオ・アメデーオ2世に献呈された「ソナタ
Op.2」は、自らの華麗で技巧的な演奏スタイルが反映された、コレッリの次の世代のイタリアを代表する傑作の1つ。
グリュミオーやアッカルド、ロマーノ、シュヴァルツベルグ、ヴェルニコフという錚々たる名匠たちにヴァイオリンを学び、モダン、ピリオドの両方を弾きこなすイタリアの次代の盟主ノフェリーニ。
その天衣無縫のヴァイオリンが、ピエモンテ楽派の巨匠ソミスの知られざる傑作を再び音楽史の表舞台へと導く!
ヴァイオリン:ドン・ニコラ・アマティ1732年製/チェンバロ:フレンチモデル2段鍵盤/マティアス・クラマー1986年製
※録音:2013年12月、サン・ジローラモ教会(バニャカヴァッロ、イタリア)

TACTUSからリリースされた
ロベルト・ノフェリーニのベストセラー・アルバム |
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天使の祈り 〜 歴史に埋もれた19世紀イタリアの器楽作品
"イタリア・ロマン派"のヴァイオリンとオルガンのための音楽
エレナ:3つの小品/
シヴォリ:アンダンテ・レリジオーソ/
ランツィ:天使の祈りOp.118/
アルベルティ:小夜想曲/
レスピーギ:シャコンヌ/
ネリア:ラルゴ・エスプレッシーヴォOp.40/
カゼラッティ:アンダンテ/
アンジェリス:愛の夢/
ラマシオッティ:カント・レリジオーソOp.17 |
ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)
アンドレア・トスキ(オルガン) |
オペラ一辺倒で、それ以外の作品などありえないような19世紀以降のイタリア音楽。
近代に入ってレスピーギやカセッラなどの台頭によりようやく「イタリア=オペラ」の構図は崩れてきたが、しかし17、18世紀に花開いたあの美しいバロック器楽音楽がもういちど世界を席巻することはなかった。
だが200年にわたってヨーロッパを魅了したイタリア・バロックの器楽音楽の血脈は必ずどこかに眠っていたはず・・・。
そんなときひっそりとイタリアTACTUSから登場したのが、このささやかな19世紀イタリアのヴァイオリン音楽集。
北部のトリノから南部のナポリ、ヴェネツィアで書かれた"イタリア・ロマン派"のヴァイオリンとオルガンのための音楽は、19世紀イタリアの音楽は"オペラだけではない"という事実を教えてくれる。
全てを包み込むかのようなオルガン、ノスタルジックなヴァイオリンによる音楽がボローニャの教会で優しく響く。
2008年11月、ボローニャでの録音。 |
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ARION
ひさしぶりのARIONですが、弱気なことを言うようですが入らないこともありえます・・・
また入るとしても時間がかかることがありえます。
どうかどうかご了承くださいませ。
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ARN 48062
\2700→\2490 |
《ストラヴィンスキー:ヴァイオリンとピアノのための作品集》
ストラヴィンスキー:
1) ロシア舞曲, 2) 火の鳥からの編曲,
3) 夜うぐいすの歌, 4) 中国風行進曲, 5)
ロシアの歌,
6) タンゴ, 7) ディヴェルティメント, 8)
デュオ・コンチェルタンテ |
ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)
ノエル・リー(ピアノ) |
ジェラール・プーレとノエル・リーの的確な演奏と表現
このアルバムに収録されたストラヴィンスキーのヴァイオリン作品は、彼の協力者であったポーランド系アメリカ人ヴァイオリニスト、サミュエル・ドゥシュキンとの共同コンサートで演奏できるように書かれたものです。
オリジナルの作品だけでなく、いくつかの管弦楽作品からの編曲のどれもが、ドゥシュキンなしでは成立しなかったでしょう。現代でも愛されているこれらの作品を名手プーレとリーが的確に演奏しています。 |
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ARN 48093
\2700→\2490 |
《シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ:ヴァイオリン協奏曲集》
シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ(1745
-1799):
1) ヴァイオリン協奏曲ト長調Op.8-9,
2) ヴァイオリン協奏曲イ長調Op.5-2,
3) ヴァイオリン協奏曲ハ長調Op.5-1,
4) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.3-1 |
ジャン=ジャック・カントロフ
(ヴァイオリン:モンタニャーナ&ストラディヴァリウス)
ベルナール・トマ(指揮)室内管弦楽団 |
カントロフが彼の銘器で奏でる秘曲
フランス出身の作曲家サン=ジョルジュは、10代の終わりにゴセックから作曲を学び、彼のオーケストラに属していました。母親が黒人であったため「黒いモーツァルト」と呼ばれ、ハイドンやモーツァルトと並ぶ活躍をしていました。
彼の作品が注目を浴びるきっかけともなったこのカントロフの1970年代の録音は、40年近く経った今でも比類ない演奏として高く評価されています。 |
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ARN 48164
\2700→\2490 |
《ボッケリーニ:スターバト・マーテル》
ボッケリーニ:スターバト・マーテルOp.61 |
タマラ・ヘルト(ソプラノ),
大下久深子(ソプラノ),
ジャン=クロード・オーリアック(テノール),
ミゲル・デ・ラ・フエンテ(指揮)
ラ・フォリア器楽アンサンブル |
味のある凛とした歌唱による魅力的な演奏
ボッケリーニの「スターバト・マーテル」は、ソプラノと弦楽五重奏による小編成(1781年の初稿版)の慎ましやかな美しさも良いのですが、このアルバムに収録された3声と器楽合奏による編成の大きな演奏も、なかなか味わい深いものです。
ソプラノ・ソロの一人は日本声楽界の重鎮である大下久深子氏が担っており、その凛とした歌声が一際魅力を放っています。 |
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ARN 68829
\2700 |
《ヴィヴァルディ:四季》
ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』Op.8-1〜4 |
シャーマン・プレスナー(ヴァイオリン)
ジャン=クリストフ・フリッシュ(指揮)
ザ・バルカン・バロック・バンド(ピリオド楽器使用)
イレーネ・ベラール(朗読) |
小編成の古楽器アンサンブルによる四季
ヴァイオリンソロを務めるプレスナーと、ヴァイオリン2名、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、ハープシコード、テオルボの8人のみで構成されたザ・バルカン・バロック・バンドによるヴィヴァルディの四季。
この曲には、これまでに100種類を超える録音がありますが、そのどれとも違う刺激的で斬新な演奏となっています。曲の合間には譜面に付されたソネットの朗読もあります。 |
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ARN 68830
\2700 |
《J.S.バッハ:フーガの技法》
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV.1080 |
セリメーヌ・ドーデ(ピアノ) |
ロマンティシズム溢れるセリメーヌ・ドーデのピアノ演奏
フランスの中堅ピアニスト、セリメーヌ・ドーデ。デビュー・アルバム「バッハへのトリビュート」(ARN68820)は、その濃厚なロマンティシズムが高く評価されました。
今作の「フーガの技法」は更にバッハへの思いが深まったもので、円熟のピアニズムと高い構造性に裏打ちされた素晴らしい演奏を聴く事ができます。 |
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ARN 68831
\2700 |
《アルフォンソ・フェッラボスコ2世:リラ・ヴィオールのためのアリアとレッスン》
アルフォンソ・フェッラボスコ2世(1575-1628):
1) If All These Cupids Now Were Blind,
2) Dovehouse Pavin, 3) Coranto,
4) Why Stayes the Bridgegroom,
5) Almain for Lute, 6) Coranto for the
Lute,
7) Fly from the World, 8) Almaine,
9) Come My Celia, 10) Pr?lude, 11) Almaine,
12) Coranto, 13) Like Hermit Poor,
14) So Leave Off, 15) Almaine for 2 Lyra
Viols,
16) Coranto for 2 Lyra Viols, 17) Drown
Not With Tears,
18) Gaillard, 19) I Am a Lover, 20) Gaillard
for 2 Lyra Viols,
21) Young and Simple |
モニク・ザネッティ(ソプラノ),
ア・ドゥ・ヴィオール・エスガル |
英国王室にとってなくてはならない存在となった作曲家
イタリアで生まれ、イギリスに渡った父フェッラボスコ1世の息子であるフェッラボスコ2世は、エリザベス1世の庇護を受け、父がイタリアに戻るように勧めてもイギリスを離れることなく、作曲家、ヴィオール奏者として、またヘンリー王太子の個人教師を務めるなど、王室にとってなくてはならない存在となっていました。
彼は詩人ベン・ジョンソンと共同制作を行い、当時の仮面劇(マスク)のための音楽を手掛け、また多くの詩人の詩を用いた歌曲や、ヴィオールの曲などを書きました。このアルバムには、その代表作のいくつかが収録されています。 |
<メジャー・レーベル>
DECCA
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4736797
\2300 |
《Classically Chilled》
[CD1]
1) バーバー:弦楽のためのアダージョ,
2) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「月光」,
3) ペルト:鏡の中の鏡,
4) ドビュッシー:月の光,
5) ヴィヴァルディ:「四季」〜冬,
6) モリコーネ:ガブリエルのオーボエ,
7) サティ:ジムノペディ,
8) アレグリ:ミゼレーレ,
9) ナイマン:楽しみを希う心,
10) 坂本龍一:戦場のメリークリスマス,
11) V=ウィリアムズ:トーマス・タリスの主題による幻想曲,
12) ロドリーゴ:アランフェス協奏曲,
13) パトリック・ホウズ:クアンタ・クアリア,
14) Any Other Name,
15) タヴナー:アテネのための歌,
16) ヘンデル:サラバンド,
17) トモアナ:ポカレカレ・アナ,
18) ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ,
19) J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲・・・以上それぞれ抜粋/
[CD2]
1) エイナウディ:I Giorni,
2) ハンス・ジマー:Now We Are Free(「グラディエーター」より)
3) マックス・リヒター:ウラディーミルのブルース(「Sky
advert」より),
4) クレイグ・アームストロン:バルコニーのシーン(「ロメオとジュリエット」より),
5) Real Love for solo piano(「2014 John
Lewis advert」より),
6) エイフェックス・ツイン:Avril 14th,
7) アイム・フォレスト(「フォレスト・ガンプ」より),
8) オーラヴル・アルナルズ:Reminiscence,
9) クリスティーナ・ペリー:A Thousand Years
for solo piano(「Twilight」より),
10) マッシヴ・アタック:Teardrop,
11) Johannason:The Theory of Everything
theme,
12) ロンドン・グラマー:Strong,
13) Solomon Grey:Choir to the Wild
(「カジュアル・ベイカンシー 突然の空席」より),
14) マックス・リヒター:Written on the
Sky(「シャッター アイランド」より),
15) ブライアン・イーノ:Ascent,
16) フィリップ・グラス:トゥルーマン・スリープス(「トゥルーマン・ショー」より),
17) アレクサンダー・チャップマン・キャンベル:Light
Through The Day,
18) キートン・ヘンソン:Petrichor,
19) The River Flows in You,
20) ハンス・ジマー:タイム(「インセプション」より) |
バッハからエイナウディまで、ジャンルを超えた安らぎの音楽
クラシックだけでなく、映画やドラマの音楽、ポップス、ロックの幅広いジャンルの中から、心に響く安らぎのメロディが集められた2枚組。
CD1はくつろぎをもたらすクラシックの名曲が選ばれ、CD2ではポスト・クラシカルのフレッシュで心鎮めるサウンドが静謐な空気感で聴き手を包みます。
忙しい現代に生きる私たちの心を静め、穏やかな時間を届けてくれる、プレゼントにも最適なアルバムです。 |
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4788408
\2300→\2090 |
ファン・ディエゴ・フローレス(テノール),
《ITALIA〜イタリア歌曲を歌う》
1) デ・クルティス:帰れソレントへ,
2) ラスチエル:アリベデルチ・ローマ,
3) ドニゼッティ:船乗りの恋,
4) ビクシオ:愛のカンツォーネ,
5) ロッシーニ:ボレロ,
6) トスティ:マレキアーレ,
7) レオンカヴァッロ:マッティナータ,
8) ディ・ラザッロ:ローマのギター,
9) 作者不詳:ラ・ノーヴァ・ジェロージア,
10) ロッシーニ:踊り(ナポリのタランテラ)、
11) ドナウディ:かぎりなく優雅な絵姿,
12) ガスタルドン:禁じられた音楽,
13) モドゥーニョ:青く塗られた青の中(ヴォラーレ),
14) トスティ:暁は光と闇とを分かつ,
15) デ・クルティス:忘れな草,
16) ビクシオ:マリウ愛の言葉を,
17) カプア&マッツッキ:オー・ソレ・ミオ |
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ファン・ディエゴ・フローレス(テノール),
アヴィ・アヴィタル(マンドリン),
クセーニャ・シドロワ(アコーディオン),
クレイグ・オグデン(ギター),
フィラルモニカ・ジョアキーノ・ロッシーニ,
カルロ・テナン(指揮) |
フローレスの輝かしきベル・カントの美声
奇跡のロッシーニ歌手として1996年に華々しいデビューを飾ったフローレス。40歳を越えてからは更にその声に深みが加わってきたようです。
今回のアルバムは、満を持してのイタリア名歌曲集。
トスティからドナウディ、クルティスなどのお馴染みの曲を軽やかに、そして情感豊かに歌い上げています。彼が得意とするロッシーニの「踊り」も絶品です。
《録音》2014年9月, イタリア, フォルトゥーナ歌劇場 |
<国内盤>
<映像>

7/28(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ANTARCTICA
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4本のチェロの表現力に脱帽、
新星タンスマン・チェロ四重奏団誕生!
(1)タンスマン:4本のチェロのための二章
(2)ジョゼフ・ジョンゲン:
4本のチェロのための2つの小品Op.89
(3)ピエール・プティ:4本のチェロのための組曲
(4)ルドルフ・マッツ:チェロ四重奏曲ニ短調
(5)ジュール・ド・スウェルト:エレジー |
タンスマン・チェロ四重奏団
【マリネラ・ドコ、
フェルディナンド・リマ・
デ・アルブクェルクェ、
ディディエ・ポスキン、
カレル・ステイラエツ】 |
録音:2014年7月8-11日/聖パンクラス聖堂(ヴィラ=サンパンクラス)/DDD
ベルギーの新レーベルANTARCTICA 第1 回発売となります。
タンスマンの名を冠したタンスマン・チェロ四重奏団は、2010
年結成の団体。マリネラ・ドコ(アルバニア)、フェルディナンド・リマ・デ・アルブクェルクェ(ブラジル)、ディディエ・ポスキン(ベルギー)、カレル・ステイラエツ(ベルギー)の4
人のチェリストが、オート=アルプで行われたチェロ音楽祭で知り合ったことで生まれました。当ディスクがデビュー・アルバム。
グループ名にもなっているタンスマンの曲は1935
年の作で、第1 曲アダージョ・カンタービレはタンスマンの旋律美を示す好例で、滔々と歌い継がれる歌で恍惚の境地に導かれます。
ベルギーの大作曲家ジョンゲンは印象主義的作風が絶美。クロアチアのチェリストだったルドルフ・マッツは数百の作品を残した多作家ですが、1966
年のチェロ四重奏曲は過去の先達の主題を再使用している興味深いものとなっています。 |
EVIDENCE
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ティシチェンコ:ヴァイオリン作品全集
(1)幻想曲Op.118 (1994)
(2)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.5
(1957)
(3)ロンド Op.2 (1957)
(4)カプリッチョ Op.31 (1965)
(5)古風な様式による2つの舞曲Op.62b (1975)
(6)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番Op.63
(1975) |
ガブリエル・チャリク(Vn)
ダーニャ・チャリク(Pf) |
ショスタコーヴィチの愛弟子ティシチェンコ、ヴァイオリンの秘宝初登場!
録音:2015年4月/サル・コロンヌ(パリ)/74’
28”
近年、ショスタコーヴィチの愛弟子たちの作品が、ロシア以外の地域から再評価が起きています。ボリス・ティシチェンコ(1939-2010)
もリリースが急増するひとり。彼の協奏曲を除くヴァイオリン作品を集めた待望のアルバムが世界初登場。
「ロンド」と無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1
番は彼が18 歳、まだショスタコーヴィチと出会う前の作品。どちらもプロコフィエフの影響が濃厚。「カプリッチョ」は1966
年の第3 回チャイコフスキー国際コンクール、ヴァイオリン部門の課題曲として作曲されました。これもプロコフィエフ調アレグロによるヴィルトゥオーゾ的作品。「古風な様式による2
つの舞曲」はジャン・アヌイ原作の劇「ひばり」のために作ったものの編曲。ジャンヌ・ダルク裁判をテーマとしていますが、第2
曲ではタンバリンの音がにぎやかに鳴ります。
ソ連崩壊後の1994 年に、アメリカで活躍する出身の女流ヴァイオリニスト、ニーナ・ベイリーナの委嘱で作曲された「幻想曲も充実作。ロシア民謡やロシア・ジャズの引用もみられ、典型的な旧ソ連音楽に嬉しくなります。
演奏はガブリエル& ダーニャ・チャリク兄弟。ロシアの血をひくフランスの演奏家で、クールかつていねいな演奏で作品を蘇らせています。
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LINDORO
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16世紀&17世紀イギリスのコンソート・ミュージック
ロバード(?)・マロリー、ロバート・パーソンズ、
ジョン・コプラリオ、エドムンド・タージェス、
トマス・タリス、ウィリアム・ブレイド、ジョン・ダウランド、
ジェームズ・ハーディング、トマス・ウィールクス、
ウィリアム・バード、クレメント・ウッドコック、
アントニー・ホルボーン、ジョン・ブル、他、作者不詳の作品 |
ロイヤル・ウィンド・ミュージック
パウル・レーンフーツ(指揮、編曲) |
リコーダー・コンソートの妙なる調べ
アムステルダム・ルッキ・スターダスト・クヮルテットの元メンバー、パウル・レーンフーツが創設したリコーダー・アンサンブル、ロイヤル・ウィンド・ミュージック。
アムステルダム音楽院で学んだ13人の奏者が、16世紀〜17世紀イングランドで行われた器楽合奏(コンソート・ミュージック)の妙なる調べを、リコーダー・アンサンブルで表現する。編曲はすべてパウル・レーンフーツ。
録音:2011年4月25日−29日 |
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コロンビーナ・ライブラリーのリュート・ブック
ヨアン・アンブロシオ・ダルツァ、
ピエール・アテニャン、
フランチェスコ・スピナッチーノ、
アルノルト・シュリックの作品 |
ミゲル・リンコン(リュート) |
探検家クリストファー・コロンブス(スペイン語でクリストバル・コロン)の次男、エルナンド・コロン(1488−1539)によるコレクションを所蔵したコロンビーナ・ライブラリー(スペイン、セビーリャ)からの貴重なリュート作品集。
ミゲル・リンコンは、ファミ・アルカイのGlossaデビュー盤「スペイン再発見(GCD
P33201)にも参加しているスペインの若きリュート奏者。 |
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セイチェントのアリアとカンタータ
モンテヴェルディ:かくも甘い苦悩を、あの高慢な眼差しは
フェッラーリ:どのような美しさと優雅さ
ランディ:Non si scherzi con Amore
ストロッツィ:死がわれらを分かつまで
マッツォッキ:神を愛する
カッチーニ:ゆえに私は死ななくてはならない
マッツォーリ:O che sempre tocchi a me/他 |
マリビ・ブラスコ(ソプラノ)
フアン・カルロス・リベラ(テオルボ) |
ファミ・アルカイがフラメンコとコラボレーションしたアルバム「ラス・イダス・イ・ラス・ブエルタス(GCD
P33203)」にアカデミア・デル・ピアチェーレのメンバーとして参加していたソプラノ、マリビ・ブラスコが歌う、セイチェント(1600年代)のイタリアの歌曲集。
スペイン期待の古楽系ソプラノが、ベテラン撥弦楽器奏者フアン・カルロス・リベラの伴奏に乗せて、美しくも儚いアリアを聴かせてくれる。 |
SYRIUS
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ベネデット・マルチェッロ:
オーボエとオルガンのための12のソナタ集
Op.2 |
ジャック・ヴァンドヴィーユ(オーボエ)
ジャン=ミシェル・ルシャール(オルガン) |
マルチェッロ兄弟の弟で、約700点の作品を遺した多作家としても有名なベネデット・マルチェッロの最初期の作品、オーボエとオルガンのための12のソナタ集。
ジャック・ヴァンドヴィーユ(ヴァンドヴィル)は、ジュネーヴ国際音楽コンクールを始めとする、5つの国際的なコンクール(1954年ミュンヘン、1957年モスクワ、1959年ウィーン、プラハ、ジュネーヴ)で賞を獲得しているフランスを代表するオーボイスト。 |
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J.S.バッハ:テ・デウム
テ・デウム(コラール「主なる神よ、汝を讃えまつらん」BWV.725)
コラール「キリエ、父なる神よ」BWV.672
コラール「クリステ、世のすべての人の慰め」BWV.673
コラール「キリエ、聖霊なる神よ」BWV.674
コラール「いと高きにある神にのみ栄光あれ」BWV.675
フゲッタ「いと高きところにまします神にのみ栄光あれ」BWV.677
フゲッタ「そは聖なる十戒なり」BWV.679
フゲッタ「われらみな唯一なる神を信ず」BWV.681
コラール「天にましますわれらの父よ」BWV.683
コラール「われらの主キリスト、ヨルダンに来たり」BWV.685
コラール「深き淵より、われ汝に呼ばわる」BWV.687
コラール「われらの救い主なるイエス・キリスト」BWV.689
コラール「わが喜びなるイエスよ」BWV.713
コラール「甘き喜びのうちに」BWV.729
パルティータ「おお神よ、慈しみ深き神よ」BWV.767/フーガ
ト長調BWV.577 |
ピエール・バルドン(オルガン) |
フランス、プロヴァンスのヴァール県にあるサン=マクシマン=ラ=サント=ボームの大聖堂。イズナールのヒストリカル・オルガンから響くバッハ第2弾。
録音:2013年 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
VENIAS
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VN 012
(13CD)
\4000 |
アンドレ・クリュイタンス・コレクション vol.2〜
1952-1962 Recordings |
アンドレ・クリュイタンス(指揮)、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
パリ音楽院管弦楽団 他 |
クラムシェル・ボックス仕様 |
CD1
ハイドン交響曲第45番嬰へ短調 Hob. I :45 "告別"
ハイドン交響曲第96番ニ長調 Hob. I : 96 "奇蹟"
パリ音楽院管弦楽団
rec.1955
CD2
ベートーヴェン交響曲第6番へ長調 op. 68 “田園”
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
rec.27 Oct & 1 Nov 1955,Berlin-Wintergarten
スメタナ我が祖国より モルダウ、 ボヘミアの森と草原から
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
rec.1 Dec 1958,Musikverein,Vienna
CD3
シューマン
マンフレッド序曲 op.115
交響曲第3番変ホ長調 op.97 ≫ライン≪
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
rec.2,4&5 Feb 1957,Grunewald-Kirche,Berlin-Grunenwald
交響曲第4ニ短調 op.120
フランス国立放送管弦楽団
rec.27&28 Feb 1950,Theatre des Champs-Elysees,Paris
CD4
ベルリオーズ ロメオとジュリエットop.17-抜粋
パリ国立歌劇場管弦楽団
rec.11-13 Sept 1956,Salle de la Mutualite,Paris
ベルリオーズ 幻想交響曲op.14a
フランス国立放送管弦楽団
rec.13,17,22&24 Oct 1955,Salle de la
Mutualite,Paris
CD5
ビゼー
“美しきパースの娘”組曲
“アルルの女”組曲第1番
“アルルの女”組曲第2番
交響曲ハ長調
フランス国立放送管弦楽団
rec.1953,Theatre des Champs-Elysees,Paris
CD6
ビゼー 1. 序曲”祖国”op.19
ドビュッシー
子供の領分(編曲:アンドレ・カプレ)
おもちゃ箱(編曲:アンドレ・カプレ)
ラヴェル
11. 古風なメヌエット
12. 海原の小舟
フランス国立放送管弦楽団
rec.Oct 1953,Theatre des Champs-Elysees,Paris(1)
13,15,16,26&29 Sept 1954, Salle de la
Mutualite,Paris(2-10)
11 May 1954, Salle de la Mutualite,Paris(11)
11 January 1957, Salle de la Mutualite,Paris(12)
CD7
ラヴェル
道化師の朝の歌
“ダフニスとクロエ“組曲第1番
“ダフニスとクロエ“組曲第2番
高貴で感傷的なワルツ
クープランの墓
フランス国立放送管弦楽団
rec.22-23&25 June 1953,Theatre des Champs-Elysees,Paris(1-7)
11 May 1954, Salle de la Mutualite,Paris(8-15)
31 March, 25 June,12 December 1953,
Theatre des Champs-Elysees,Paris(16-19) |
CD8
フランク
1. 交響的変奏曲
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
パリ音楽院管弦楽団
rec.June 1953,Theatre des Champs-Elysees,Paris
交響曲ニ短調
フランス国立放送管弦楽団
rec.9-10 March 1953,Theatre des Champs-Elysees,Paris
“プシュケ“組曲
パリ音楽院管弦楽団
rec.19,22 September 1954,Theatre des Champs-Elysees,Paris
CD9
ヴァンサン・ダンディ
フランスの山人の歌により交響曲 op.25
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
パリ音楽院管弦楽団
rec.June 1953,Theatre des Champs-Elysees,Paris
サン・サーンス
交響曲第3番ハ短調op.78
パリ音楽院管弦楽団
rec.19-21 Sept 1955, Salle de la Mutualite,Paris
CD10
R.シュトラウス
炎の災い ラヴ・シーン
交響詩”ドン・ファン” op. 20
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
rec.14,16&17 January 1958,Musikverein,Vienna
ワーグナー
ジークフリートの牧歌
森のささやき
ジークフリートのラインへの旅
葬送行進曲
パリ国立歌劇場管弦楽団
rec.21,22&24 April 1958, Salle de la
Mutualite,Paris
CD11
リムスキー=コルサコフ
交響組曲“シェヘラザード”op.35
フランス国立放送管弦楽団
rec.13-16 June 1952,Theatre des Champs-Elysees,Paris
ムソルグスキー(編曲:ラヴェル)
組曲”展覧会の絵”
パリ音楽院管弦楽団
rec.17-21 April 1958, Salle de la Mutualite,Paris
CD12
フォーレ
レクイエムop.48
モーリス・デュリュフレ(オルガン)
マルタ・アンジェリシ(ソプラノ)
ルイ・ノグェラ(バリトン)
サントゥスタッシュ管弦楽団・合唱団
rec.14,16-17 Sept 1950, Eglise saint-Roch,Paris
ムソルグスキー(編曲:ラヴェル)
組曲”展覧会の絵”
ミラノRAI交響楽団
rec.3 Feb 1962,Milano
CD13
1. ラヴェル:ラ・ヴァルス
ミラノRAI交響楽団
rec.3 Feb 1962,Milano
ストラヴィンスキー
組曲”火の鳥”
2. Introduction
トリノRAI交響楽団
rec.30 April 1962,Torino
オネゲル
交響曲第3番”典礼風”
トリノRAI交響楽団
rec.4 May 1962,Torino |
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