≪第84号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2015/11/10〜
マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル
国内盤
映像 |
11/13(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ACCENT
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ACC 26404
(3CD)
\5400
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ゲッティンゲン国際ヘンデル音楽祭 ライブ
暴君ネロのしたたかな母親、アグリッピナの物語、
若き日のヘンデルの大ヒットオペラ《アグリッピナ》
ヘンデル(1685〜1759):オペラ《アグリッピナ》 |
アグリッピナ:
ウルリケ・シュナイダー (メゾ・ソプラノ)
クラウディオ:ジョアン・フェルナンデス(バス)
オットーネ:
クリストファー・エインズリー (カウンター・テナー)
ネローネ:
ジェイク・アルディッティ(カウンター・テナー)
ポッペア:イーダ・ファルク・ヴィンランド
(ソプラノ)
ナルシソ:オーウェン・ウィレッツ (カウンター・テナー)
パランテ:ロス・ラムゴビン(バリトン)
レスボ:ロナルド・スタイナー (バリトン)
ゲッティンゲン祝祭管弦楽団
ローレンス・カミングス(指揮) |
録音: 2015年 ゲッティンゲン国際ヘンデル音楽祭 ライブ
ヘンデルの全三幕からなるオペラ・セリア《アグリッピナ》。暴君ネロを皇帝にしようと策を練りライバルの失脚を企てる、ネロの母親アグリッピナの物語です。人々の愛憎を巧みに利用し、息子に皇帝の座を掴ませようとするアグリッピナの策略が、ヘンデルの表情豊かな音楽で描かれます。
ヘンデルが20 代半ばの時に書かれたこのオペラは、初演後すぐ2
か月に渡り20 回を超える回数上演されるという大成功で彼の名を広めました。台本作者ヴィンチェンツォ・グリマーニの生き生きとした人物描写も、成功の大きな要因と伝えられています。史実を元にしながらフィクションも交えられたこの作品は、物語としての面白さも際立っています。
ヘンデルは3 年半ほどのイタリア滞在の最後の年に《アグリッピナ》を書きましたが、その音楽の半数以上はヘンデルがそれまでイタリアで書いていた作品群から引用されています。ヘンデルの過去の音楽の数々がちりばめられた、イタリア時代の集大成、ヘンデル音楽の宝石箱のようなオペラです。
本演奏は、2015 年のゲッティンゲン国際ヘンデル音楽祭での上演。この音楽祭は1920
年に開始され、伝統のある古楽音楽祭のひとつ。ヘンデル作品を中心とした同時代の作曲家たちのコンサートや講演が行われ、あまり演奏される機会の少ない作品など、ヘンデルの音楽の再発見という大きな役割も果たしてきました。
本作も新ヘンデル全集版に含まれるジョン・E・ソーヤー編による《アグリッピナ》としては世界初録音となります。 |
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クイケン&ラ・プティット・バンドが奏でるシュッツ「葬送の音楽」
ハインリッヒ・シュッツ(1585〜1672):宗教音楽集
1. 深き淵よりわれ汝を呼ぶ(ダヴィデの詩編歌集 SWV
25)
2.これぞまことの言葉(葬送モテット SWV 277)
3. なぜふさぎこむのか、我が魂よ(シンフォニア・サクラ第2集
SWV 353)
4. 今よりのち主によりて死する者は幸いである(宗教的合唱曲集
SWV 391)
5 .2つのことを私はあなたに願います、主よ
(シンフォニア・サクラ第2集 SWV 360)「葬送音楽」より
6 .「ドイツ埋葬ミサの形式によるコンチェルト」SWV279
7.モテット「主よ、我にそなたさえあれば」SWV280
8.シメオンのカンティクム
「主よ、今こそ僕を逝かしめ給うなれ」SWV281 |
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ラ・プティット・バンド
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
ゲルリンデ・ゼーマン
マリー・クイケン(ソプラノ)
ステファン・コラルデール
ダニエル・シュライバー(アルト)
シュテファン・シェルペ
クヌート・ショホ(テノール)
イェンス・ハーマン
シュテファン・ヴォック(バス)
サラ・クイケン
マリー・ムーイ(ヴァイオリン)
マルレーン・ティアーズ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
シギスヴァルト・クイケン(ヴィオローネ)
バンジャマン・アラール(オルガン) |
ヨーロッパを揺るがす戦乱の時代にシュッツが音楽に込めた祈りラ・プティット・バンドが奏でるシュッツ「葬送の音楽」
録音:2014 年10 月23日-25 日
J.S. バッハ生誕の100 年前に生まれ、初期バロック音楽界を牽引したシュッツ。ドイツに大打撃を与えた三十年戦争と時代を同じくした彼は、J.S.
バッハにつながるドイツ・バロック音楽の基盤を築き上げた作曲家です。
「葬送の音楽」はシュッツの郷土の領主ハインリッヒ・ロイス・ポストフームス公が自らの葬儀のためにシュッツに依頼した作品。長引く戦乱や疫病で人の死を間近に見ていたシュッツの、死者への個人的な思いに留まらない祈りが、聴く人の胸に染み入ります。
「葬送音楽」の他におさめられている5 作品もまた三十年戦争の最中に出版され、死と救いに焦点があてられています。
演奏を手掛けるのは古楽器の第一人者シギスヴァルト・クイケン率いる「ラ・プティット・バンド」。シュッツの死生観が静謐で透明感のある演奏で立ち昇ります。
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ALIA VOX
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AVSA 9914
(2SACD HYBRID)
\5000 →\4590
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サヴァール、ルベル「四大元素」初録音
サヴァール&レ・コンセール・デ・ナシォンが描く自然の猛威
〜バロック作曲家たちによる「嵐」
[CD1]
・ルベル:四大元素
・マシュー・ロック:「テンペスト」のための音楽
・ヴィヴァルディ:フルート協奏曲「海の嵐」
RV 433
[CD2]
・マラン・マレ:「アルシオーネ」より水夫とトリトンのためのエア
・テレマン:水上の音楽
・ラモー:雷雨と雷鳴
(「優雅なインドの国々」よりゼフォーロのエア、雷雨とボレーのためのエア/
「イポリートとアリシ」より雷鳴/
「ゾロアストル」よりコントルダンス、コントルダンス・トレ・ヴィーヴ) |
ジョルディ・サヴァール
レ・コンセール・デ・ナシォン |
録音:2015 年7 月19 日、フォンフロワ(ライヴ)/Multichannel、disc1/
49’28、disc2/ 45’09
サヴァールの最新録音の登場。17-18 世紀の作曲家たちが鮮やかに描きだした、自然の力を知る旅への誘いのプログラムです。
ルベルの四大元素はサヴァールにとって初録音。バロック・オーケストラについて比類なき見識と経験をもつサヴァールは、正統性を保ちつつ、音色の美しさを追求した演奏を展開しています。冒頭の「カオス」の不協和音も、いびつな響きながら音色自体は美しく、不思議な魅力を放っています。
イングランド初期のバロック作曲家、マシュー・ロックの作品は、嵐の模倣が印象にのこります。マレの作品では、海の嵐の模倣、ラモーも様々なオペラから嵐の描写のシーンを抜粋して演奏。嵐というだけでもこれだけの多様な表現があるのか、と作曲家たちの創造性に驚かされるとともに、サヴァールとレ・コンセール・ナシォンの変幻自在な演奏にも圧倒される内容です。
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LIMEN
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CDVD031 C031
(1CD+1DVD)
\3100
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ホフマイスター、ロッラ、シュターミッツ:ヴィオラ協奏曲作品集
CD
(1)フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):
ヴィオラ協奏曲 ニ長調
(2)アレッサンドロ・ロッラ(1757-1841):
ディヴェルティメントBI330〜ヴィオラと弦楽オーケストラのための
(3)カール・シュターミッツ(1745-1801):ヴィオラ協奏曲
ニ長調 Op.1
DVD
CDと同内容の映像 |
ダニロ・ロッシ( ヴィオラ&指揮)
コンセルヴァトーリオ・デッラ・
スヴィッツェラ・イタリアーナ室内管弦楽団 |
温もりある音色に魅せられて古典派とロマン派の過渡期のヴィオラ協奏曲集ダニロ・ロッシの弾き振りでCD,DVD
に!
セッション録音:2014 年/リメン音楽スタジオ(ミラノ)/ステレオ、NTSC
16 : 9
ヴァイオリンより低い音域を持ち、温もりと渋みのある音色が魅力のヴィオラ。そんなヴィオラための3
曲の協奏曲が収められたCD & DVD です。
18世紀後半にウィーンで活躍したホフマイスターは、主に楽譜出版活動で今日に知られていますが、作曲家としても熟達した書法や音色の探求で同世代の作曲家たちに高く評価されていました。そんな彼のヴィオラ協奏曲は洗練された明るさに満ちています。
同時代のチェコ系ドイツ人の作曲家、カール・シュターミッツはヨーロッパを転々としながら各地の音楽様式を自らに取り込んだ作曲家。当時のヨーロッパの最高水準と言われ、その後のオーケストラの発展に大きく影響したマンハイム宮廷楽団のヴァイオリン奏者でもありました。彼の作品の多くは失われてしまっていますが、このヴィオラ協奏曲は今に伝わる彼の作品の中でも有名です。
そんな2 人のドイツ系の作曲家の作品に挟まれているのは、イタリアの作曲家で自らもヴァイオリン、ヴィオラ奏者であるロッラのヴィオラ協奏曲。ヴァイオリンの名手として名高いパガニーニの教師とも伝えられるロッラは、オペラ優勢だった当時のイタリアにおいて、当時多数を占めていたドイツの器楽作品に対抗し得るイタリア的な器楽作品を数多く生み出しました。
イタリア的な情感溢れる歌心は、当ディスクに収録されたヴィオラ協奏曲でもたっぷりと聴くことができます。
ソリストを務めるのはLIMENレーベルでおなじみの名手ダニロ・ロッシ。DVD
では彼がヴィオラを片手に指揮を振るパワフルな姿も見ることができます。 |
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CDVD040 C040
(2CD+1DVD)
\4400
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ショパン:ピアノ独奏曲全曲集 Vol.1
CD 1
24の前奏曲 Op.28
CD 2
3つの夜想曲 Op.9/3つのワルツ Op.34/幻想曲
ヘ短調 Op.39/
バラード第4番 ヘ短調 Op.52/幻想ポロネーズ
変イ長調 Op.61
DVD
CDと同内容の映像 |
レティシア・ミキエロン(ピアノ) |
レティシア・ミキエロンがショパン独奏曲全曲録音始動!!
セッション録音:2014 年/リメン音楽スタジオ(ミラノ)/ステレオ、NTSC
16 : 9
イタリアを拠点に活躍する女流ピアニスト、レティシア・ミキエロン。LIMEN
レーベルより継続中のベートーヴェンのピアノ・ソナタの全曲録音と並行してショパンのピアノ独奏曲全曲録音を開始しました!
今回も確かな解釈と繊細なタッチのミキエロン。DVD
ではミキエロンの運指を見ることができ興味深く見ることができます。 |
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PROFIL
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PH 15030
(2CD →1CD 価格)
\2500 →\2290
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シャラー指揮フィルハーモニー・フェスティヴァ、
ベートーヴェンの「英雄」、第4番&第7番
ベートーヴェン:
[CD 1]
・交響曲第3番変ホ長調op.55「英雄」 49’00
[CD 2]
・交響曲第4番変ロ長調op.60 34’12
・交響曲第7番イ長調op.92 40’08 |
フィルハーモニー・フェスティヴァ
ゲルト・シャラー(指揮) |
録音:2014 年5 月25 日(第3 番)、2013
年9 月22 日(第4 番)、2014 年9 月21 日(第7
番)/エーブラハ、シトー会修道院「皇帝の間(歴史的建築)」(ライヴ)/DDD、ステレオ
ブルックナーの交響曲シリーズで注目を集めてきたゲルト・シャラー率いる手兵フィルハーモニー・フェスティヴァ。好評のブルックナー・シリーズと並行して、当コンビは2013
年初夏以来、ベートーヴェンの第3 番から第8
番までの交響曲を取り上げてきており、その驚異的な演奏がたいへんな反響を呼んでいます。
このたびProfil よりリリースされる「英雄」、第4
番、第7 番の3 曲は、そのコンサートのライヴ録音からのCD
化となります。
昨今、ベートーヴェンの交響曲演奏では、作曲当時を念頭にした同時代楽器の使用やピリオド様式の演奏が一般的になりつつありますが、何よりここでシャラーが着目したのは“音響効果と雰囲気を備えた演奏会場を採用する”
ことでした。
アルバム収録の3 つの交響曲のうち、第3 番と第4
番については公開初演に先立って、それぞれ1804
年と1807 年にウィーンのロプコヴィッツ伯爵邸での私的な演奏会で初演されています。
シャラーによるベートーヴェン・シリーズではその伝統に従い、ロプコヴィッツ宮のホールと同様の容積を持ち、程よいサイズ(天井高10m、幅12.75m×
奥行き26.5m)の歴史的建築「エーブラハ修道院皇帝の間」において、ベートーヴェンの時代に一般的であった、およそ35
名という比較的小編成の楽員が演奏するスタイルを実践しています。
こうして生み出された響きについて、シャラーは「現代の演奏会で聴く響きとはまったく異なる」と自信を深めていますが、ブルックナー演奏でますます磨きをかけているオケの腕前と併せて、果たしてどのような仕上がりをみせているのか、その出来栄えが大いに気になるところではあります。

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RCO LIVE
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RCO 15008
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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「ロイヤル・コンセルトヘボウ・ウッドウインズ」
・ヤナーチェク:青春 (1924) [17’11]※
録音:2015年1月9日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(セッション)
・マルチヌー:
ピアノと木管楽器のための六重奏曲 H. 174
(1929)*[15’14]
録音:2015年5月19日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(セッション)
・ヴェレシュ:
オーボエ、クラリネットとファゴットのためのソナティナ
(1931)[ 9’14]
録音:2015年6月16日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(セッション)
・プーランク:六重奏曲 (1932-39) [18’01]
録音:2015年6月26日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(セッション) |
エミリー・バイノン(フルート:首席)
ルーカス・マシアス・ナバロ(オーボエ:首席)
オリヴィエ・パテー(クラリネット:首席)
ダヴィデ・ラットゥアーダ(バス・クラリネット)※
グスターボ・ヌニェス(ファゴット:首席)
ヨス・デ・ランゲ(ファゴット)*
フォンス・フェルスパーンドンク(ホルン)
イェルーン・バル(ピアノ) |
優秀録音。ロイヤル・コンセルトヘボウ・ウッドウインズ、フルートのバイノン、オーボエのナバロ、クラリネットのパテー首席メンバー等による極上の室内楽アルバム
DSD5.0 マルチチャンネル、ステレオ、59’59
プロデューサー、レコーディング・エンジニア&エディター:エヴェレット・ポーター(Polyhymnia
International)
アシスタント・エンジニア:ロラン・ジュリュス、カレル・ブリュッヘマン(Polyhymnia
International)
SACD ハイブリッド盤。
「ロイヤル・コンセルトヘボウ・ブラス」による2
枚(RCO 07002、RCO 14010)で黄金の金管セクションをフィーチャーしたのに続いて、こんどは楽団の誇る木管メンバーが注目のアルバムをRCO
Live よりリリース。
名門コンセルトヘボウ管弦楽団のほとんどの団員は、オーケストラとしての活動と同じように、伝統的に室内楽への取り組みに目がなく、木管セクションも例外ではありません。過去にはコンセルトヘボウ六重奏団(1909-37)やダンツィ五重奏団(1958-78)といったアンサンブルがオランダ国内だけでなく国際的に成功を収めてきました。
そうした伝統に対して敬意を表して製作されたこのアルバムには、ルーセル作の「ディヴェルティスマン」に触発されたヤナーチェク、敬愛するルーセルに師事した時期のマルチヌー、やはりルーセルの「ディヴェルティスマン」をモデルとしたプーランクの傑作、そして母国ハンガリーの民俗音楽の影響が色濃いヴェレシュの初期作品と、すべて20
世紀に書かれた、このジャンルの重要レパートリーが収められています。
それにしても、フルートのバイノン、オーボエのナバロ、クラリネットのパテー、ファゴットのヌニェスら首席奏者たちが集った顔触れの豪華なこと。ふくよかでやわらかく、カラフルな音色にうっとりさせられるのはもちろん、アンサンブルの呼吸もばっちりで、極め付きの演奏を楽しめます。

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THE CHOIR OF KING’S COLLEGE
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KGS 0012
(1SACD HYBRID+
1Pure Audio Blu-ray)
\2700 →\2490
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合唱の美しさはもちろん、管楽器のファンファーレも
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:作品集
1. In ecclesiis (a 14), C78
2. Canzona Seconda (a 6), C196
3. Suscipe, clementissime Deus (a 12),
C70
4. Hodie completi sunt dies Pentecostes
(a 8), C57
5. Jubilate Deo omnis terra (a 10), C65
6. Canzona Terza (a 6), C197
7. Quem vidistis pastores? (a 14), C77
8. Sonata XXI, ‘con tre violini’ (a 4),
C214
9. Exultavit cor meum in Domino (a 6),
C53
10. Surrexit Christus (a 11), C66
11. Canzona Prima (a 5), C195
12. Litaniae Beatae Mariae Virginis (a
8), C63
13. Magnificat (a 14), C79 |
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スティーヴン・クレオベリー(指揮)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
ヒズ・マジェスティ・サックバット&コルネット
(ジェレミー・ウェスト[指揮]) |
収録:2015年1, 6 月 キングズ・カレッジ聖堂(ケンブリッジ)/SACD
Hybrid:5.0 surround/Blu-ray:5.1 Dolby
True HD,2.0 LPCM 24bit/96kHz, Dolby Atmos、73’10
ヴェネツィア楽派の頂点に立つジョヴァンニ・ガブリエーリ。彼の作品が出版されたのが1615
年、2015 年は400 年記念の年にあたります。
さらに、2015 年はキングス・カレッジ・チャペルが創立されて500
年記念。これを記念して、キングズ・カレッジ合唱団は、ガブリエーリの作品を収録。しかも、Dolby
Atmos の最新技術を用いて、比類なき臨場感をめざした録音です。
ヴェネツィアの聖マルコ大聖堂でオルガニストを務めたガブリエーリは、宗教声楽、器楽の両方で多数の作品をのこしています。
現在、聖マルコ大聖堂ではガブリエーリの管楽器のためのファンファーレが演奏されることはありませんが、ケンブリッジではさかんに演奏されています。
この録音では、合唱の美しさはもちろん、管楽器のファンファーレも非常にやわらかく美しい音でとらえられています。ガブリエーリの荘厳な世界を、高水準のオーディオでお楽しみいただける内容となっています。
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DELPHIAN
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夜と夢 〜 シューベルト:歌曲集
美と愛がここに D.775/糸を紡ぐグレートヒェン
D.118-2/
アマリア D.195/若い尼 D.828/死の音楽
D.758/
白鳥の歌 D.744/エレンの歌I(憩え戦士よ)D.837/
エレンの歌II(憩え猟師よ)D.838/エレンの歌III(アヴェ・マリア)D.839/
ます D.550/さすらい人の夜の歌 D.768/
笑いと涙 D.777/私の挨拶を D.741/君はわが憩い
D.776/
セレナード D.889/私のピアノに寄せて D.342/夜と夢
D.827 |
アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)
イアン・バーンサイド(ピアノ) |
Delphianの歌曲集!最新作はシューベルト!アイルランドの名花アイリッシュ・タイナン!
英グラモフォン誌でエディターズ・チョイスに選出されるなど、好評を博した若きロシアの逸材たちによる「ラフマニノフ:歌曲集」(DCD
34127)に続く、デルフィアン(Delphian)の歌曲集プロジェクトの最新作は、シューベルト!
デルフィアンのシューベルトの歌曲集を歌うのは、英国ロイヤル・オペラでの目覚ましい活躍で、その名と歌声を世界に響かせるアイルランドのソプラノ、アイリッシュ・タイナン。
イギリスが誇る歌曲伴奏の名手、イアン・バーンサイドの「夜と夢」、そして「恋する女性」をテーマとしてプログラミングも秀逸。ハイペリオン(Hyperion)の往年の歌曲集を彷彿させるデルフィアンの歌曲集。アイリッシュ・タイナンが歌う、シューベルトに要注目!
※録音:2015年1月4日−6日、セント・メアリー教会(ハディントン、イースト・ロージアン、イギリス)

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エレミアの哀歌集
タリス:エレミアの哀歌
フェッラボスコ2世:エレミアの哀歌(世界初録音)
バード:エレミアの哀歌
パースリー:エレミアの哀歌
マンディ:エレミアの哀歌 |
ウィンザー城セント・ジョージ・チャペル聖歌隊
(レイ・クラークス)
ティモシー・ビラム=ウィグフィールド(指揮) |
ウィンザー城セント・ジョージ・チャペル聖歌隊!男声合唱による英国の"エレミアの哀歌集"!
エリザベス2世の週末の居城としても有名なウィンザー城のアルバート・メモリアル・チャペルでレコーディングが行われたイギリス・ルネサンスの「エレミアの哀歌集」。
ウィンザー城セント・ジョージ・チャペル聖歌隊の男声合唱、アルバート・メモリアル・チャペルの豊かな残響が、エレミアの哀歌の歌詞に込められた苦難、嘆き、祈りを荘厳に伝えてくれる。
※録音:2007年9月10日−13日&2008年7月7日−11日、ウィンザー城アルバート・メモリアル・チャペル(イギリス)

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ウィールクス:宗教合唱作品集
おお、ヨナタン/主において常に喜びなさい/
すべての者よ、手を打ち鳴らせ/
テ・デウム&ユビラーテ(テ・デウムは世界初録音)/
主のみ住まいはいかに愛すべきかな/主は蘇えり(世界初録音)/
ダヴィデが聞きしとき/わたしは嘆き疲れ/
マニフィカトとヌンク・ディミティス(世界初録音)/
おお、すべての人よ(世界初録音)/主よ、我御身に向かいて嘆く/
おお主よ、耳を傾けたまえ/ダヴィデの子に栄光あれ |
テュークスベリー寺院スコラ・カントルム
ベンジャミン・ニコラス(指揮) |
16〜17世紀のイギリス、また同国の教会音楽史上、屈指の巨匠であり、酒にまつわるスキャンダルという側面も併せ持っていたトマス・ウィールクス。
音楽学者ピーター・ジェームズの校訂、新版による世界初録音4作品を含む宗教合唱作品を、テュークスベリー寺院スコラ・カントルムが歌う。トレブルを含む男声合唱の響きが、ウィールクスの大いなる遺産を解き放つ。
2008年5月4日−6日の録音。 |
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ミケーレ・バルトロッティ:ギター作品集
組曲ト長調/サラバンド ハ長調/
組曲ホ短調/アルマンド ハ短調/
サラバンド ハ短調/組曲ト短調 |
ゴードン・フェリーズ
(バロック・ギター&フレンチ・テオルボ) |
古楽アンサンブル「ファイアーズ・オヴ・ラヴ」のメンバーでもあるバロック・ギターとテオルボの名手、ゴードン・フェリーズのソロ・アルバム。
イタリアとフランスの両方で作曲家、ギタリスト、リューティストとして活躍したアンジェロ・ミケーレ・バルトロッティ(c.1615−c.1682)の音楽を、1760年頃に製作されたフレンチ・バロック・ギター(エジンバラ大学所蔵)とフレンチ・テオルボの音色で。
2009年4月7日−8日の録音。 |
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DCD 34076
(2CD/特別価格)
\3800
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メシアン:オルガン作品集Vol.3
聖体の秘蹟の書 |
マイケル・ボナヴェンチャー(オルガン) |
18部で構成される壮大なスケールの作品であり、メシアン最後のオルガン作品「聖体の秘蹟の書」の全曲録音。エジンバラ出身のオルガニスト、ボナヴェンチャーによる、エジンバラ・セント・ジャイルズ教会のリーガー・オルガン(1992年製)による演奏。
2007年1月9日−10日の録音。 |
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エドワード・ハーパーの全曲世界初録音作品集
ハーパー:
弦楽四重奏のための《3つの民謡》
無伴奏チェロのための《シェーナ》
フルート、チェロとピアノ《シェーナII》
交響曲第2番 |
エジンバラ弦楽四重奏団
エドワード・ハーパー(ピアノ)
アンナ・ジョーンズ(フルート)
ルイーズ・パターソン(チェロ)
ギャリー・ウォーカー(指揮)
スコットランド室内管弦楽団&合唱団
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バリトン) |
スコットランド、エジンバラをベースとして活躍した英国の作曲家エドワード・ハーパー(1941−2009)の全曲世界初録音となる作品集。
近代英国音楽の系譜を受け継ぐ「交響曲第2番」は、秘曲ファンにおススメしたい作品。ちなみにこの作品はデルフィアン(Delphian)にとって、初の管弦楽作品の録音となったもの。
2006年−2007年の録音。 |
<国内盤>
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PASSACAILLE
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PSC 1005
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税 |
寺神戸亮と上村かおりが参加
ラモー:コンセールによるクラヴサン曲集
①第1コンセール〜クリカン , リヴリ ,
ヴェジネ
②第2コンセール〜ラボルド , ブコン ,アガサント
, メヌエット (ムニュエ)
③第3コンセール〜ラ・ポプリニエール ,内気
(臆病) , タンブラン
④第4コンセール〜パントマイム ,軽はずみなおしゃべり
, ラモ−
⑤第5コンセール〜フォルクレ , キュピ
, マレ |
Ens.イル・ガルデッリーノ
(古楽器使用)
上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンパ)
寺神戸亮(ヴァイオリン)
チョ・スンユン(チェンバロ)
ヤン・ド・ヴィンヌ(フルート) |
ラモーの“コンセール”に待望の新録音には寺神戸亮と上村かおりが参加、欧州最前線の味わい。
フランス・バロック後期の作曲家たちのなかでも、独特の立ち位置で音楽史に異彩を放つラモー。その創作活動は、齢50を過ぎてからデビューしたオペラの世界で広く展開されたのですが、しかしラモーのヒット曲は室内楽にもありました。それが、クラヴサン(=チェンバロ)の独奏がつづいてゆくなか、ヴァイオリンとヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)がその傍らに加わる『コンセール[=合奏]によるクラヴサン曲集』。
いや、ラモーに限らず、フランス18世紀の器楽でも最も有名なひとつかもしれません。競合盤も少なくないところ、この新録音では日本が誇るピリオド楽器の名手、寺神戸亮と上村かおりが参加。若い頃のクリストフ・ルセと同曲集を録音したこともありますが、それから多くの演奏現場を経て刻まれたこの新録音では、彼らが欧州古楽界の先陣で確かなヴェテランとしての存在感をあらわすところとなったことを強く意識させる充実した演奏内容に、随所で聴き惚れてしまいます。
しかし主役はクラヴサンのはず——実際、ここでも確かな音の粒をエスプリ鮮やかに紡ぐチョ・スンユンのセンスが絶妙。なお当盤は、オペラ作曲家としてのラモーを強く意識した演奏で、その意味でも従来盤とは違った味わいが感じられるかもしれません。注目の新録音です!
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SONARE
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ヴォルフガング・ダヴィッド&梯 剛之
デュオ ・リサイタル2015
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番
イ長調 Op.30-1
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番
ト長調 Op.30-3
(3)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 |
ヴォルフガング・ダヴィッド(ヴァイオリン)
梯剛之(ピアノ) |
この上なく美しい響きと味わい深い表現。梯剛之と朋友ダヴィッドが奏でるデュオの第2弾は涙を誘うフランク、堂々たるベートーヴェン!
ライヴ録音:2015 年2 月21 日/JTアートホールアフィニス(東京)/DDD、ライヴ、67’07”
ピアニスト梯剛之とウィーンでともに学んだヴォルフガング・ダヴィッドによる奇跡のデュオ第2
弾はベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第6
番、第8 番とフランクのヴァイオリン・ソナタのライヴ録音です。
紡ぎだされる一音一音を大事にする共通の音楽語法を持つ二人。ベートーヴェンは二人にとって最も重要な作曲家の一人で今回第6
番と第8 番をとり上げました。堂々たる演奏を披露しております。
後半のフランクでは涙を誘う艶やかな響きに会場全体が包まれました。音楽的な相性のよさを感じさせる二人の演奏をご堪能ください。 |
コウベレックス
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「琥珀 Kohaku」
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調
作品105
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調
作品108 |
馬渕清香(ヴァイオリン)
多川響子(ピアノ) |
関西を中心に活躍するヴァイオリニスト馬渕清香と情熱的な表現で幅広い作品に挑むピアニスト多川響子の共演!
録音:2015年8月10-11日、レ・ヌーヴォレ(大阪市) 録音:コウベレックス/製作:花音楽企画/販売元:コウベレックス
関西を中心にソロ、室内楽やオーケストラに精力的に音楽と向き合い聴衆の心をとらえるヴァイオリニスト馬渕清香と、情熱的な表現で幅広い作品に果敢に挑むピアニスト多川響子による待望のファーストアルバム。
実力派の2 人が互いの音楽性に共感し、シューマンの第1
番とブラームスの3 番というカップリングで個性を響き合わせた演奏。両作品のなかで各楽章に流れる珠玉のロマンのうつろいを楽しむことができる。
『琥珀 Kohaku』はドイツが生んだ偉大なる作曲家の二人に敬意を表し、ドイツの国石が「琥珀」であることから名付けた。
馬渕 清香(まぶち さやか)
大阪府出身。3歳よりヴァイオリンを始める。1987年全日本学生音楽コンクール第3位、1990年同コンクール第1位入賞。
桐朋学園大学に入学。在学中国内外の音楽祭に参加。イタリア・シエナのキジアーナ音楽祭にてファイナルコンサート出演キジアーナ・ディプロマ賞
受賞。1997年桐朋学園大学卒業。コンセールヴィヴァン・オーディション最優秀賞受賞。
スイス・ローザンヌVn.Pf.アカデミー参加。イタリア・グッビオ国際Duoコンクール入選。東京国際芸術協会主催新人オーディション合格。同協会
レ・スプレンデル音楽コンクール室内楽部門
入賞。
これまでに、小国英樹、原田幸一郎、工藤千博、森悠子、田辺良子
各氏に、室内楽を、岩崎淑、R・ブレンゴラ各氏に師事。現在、オーケストラ・室内楽・ソロ等フリーで活動。「四次元三重奏団」「Duo
MOON STONES」メンバー。
多川 響子(たがわ きょうこ)
京都市立芸術大学音楽学部卒業および同大学大学院音楽研究科修了。ドイツ・ドレスデン音楽大学卒業。在独中にはドイツ、ポーランドで様々な演奏会に出演する。第9回宝塚ベガ音楽コンクール入選。コントラバス奏者サンデル・
スマランデスク氏と行なったデュオリサイタルに対し2002年度バロックザール賞受賞。
2009〜11年に大阪・京都で開催した全9回シリーズ「ベートーヴェン
ピアノソナタ完全全曲演奏会 〜 35のソナタ〜」は日本経済新聞をはじめ各紙に取り上げられるなど大きな話題を呼んだ。ソロリサイタルを行なう他、オーケストラとの共演、室内楽など多方面で活躍している。レクチャーコンサートや子供のためのコンサートなども定評がある。近年の主な演奏会ではソロリサイタル「バッハ&バルトークの世界」「ドイツロマンの旅」「ベートーヴェン
四大ソナタ」「オール シューマンリサイタル(2回シリーズ)」、チェリスト藤森亮一、北口大輔、金子鈴太郎
各氏との「ベートーヴェン チェロとピアノの為のソナタ全曲リサイタル」など。
現在、京都市立京都堀川音楽高校、滋賀県立石山高校音楽科非常勤講師 |
<映像>
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ドイツSONY(映像)
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88875 130249
(DVD)
\3800→\3490 |
カウフマン/
プッチーニの夕べ〜スカラ座ライヴ
1. Opening credits
2. Introduction by Jonas Kaufmann
3. Preludio sinfonico
4. Le Villi, Atto II: "Ecco la casa
... Torna ai felici d"
5. Le Villi: Preludio - La Tregenda
6. Edgar, Atto II: "Orgia, chimera
dall'occhio vitreo"
7. Edgar: Preludio all'atto III
8. Manon Lescaut, Atto I: "Donna non
vidi mai"
9. Manon Lescaut: Intermezzo
10. Manon Lescaut: "Ah! guai a chi
la tocca!... Guardate, pazzo son"
11. Tosca, Atto III: E lucevan le stelle
12. Madama Butterfly: Intermezzo
13. La Fanciulla del West: Atto II - "Una
parola sola!... Or son sei mesi"
14. Suor Angelica: Intermezzo
15. Turandot, Atto III: "Nessun Dorma"
16. Tosca, Atto I: "Recondita armonia"
17. La Fanciulla del West, Atto III: "Ch'ella
mi creda libero"
18. Ombra di Nube
19. Non ti scordar di me
20. Turandot, Atto III: "Nessun Dorma"
21. Closing credits |
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ヨナス・カウフマン
Jochen Rieder指揮
スカラ座フィルハーモニー管弦楽団
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88875 130259
(Blu-ray)
\4200→\3790 |
現時点で詳細不明だが、大ベストセラーのプッチーニ・アルバムのときに噂されていた2015年6月14日のミラノ・スカラ座におけるプッチーニ・コンサートと思われる。
40分間拍手が続いたといわれる伝説のコンサートである。

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EURO ARTS(映像)
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20 61424
(Blu-ray)
\5700 →\5290
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およそ13 時間!
イン・リハーサル&パフォーマンス
大指揮者の貴重なリハーサル映像
ショルティ、クライバー、ラインスドルフ、チェリビダッケ、ノイマン、フリッチャイ、ジュリーニ、ベーム20
世紀の偉大なる指揮者たちの驚きの映像集
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エピソード1:ゲオルグ・ショルティ
ワーグナー:『タンホイザー』序曲 (リハーサル1、リハーサル2:約43分,
本番:約15分)
南ドイツ放送交響楽団(SWRシュトゥットガルト放送交響楽団) ゲオルグ・ショルティ(指揮)
収録:1966年
エピソード2:カルロス・クライバー
J.シュトラウス2世:喜歌劇『こうもり』序曲(演奏8分/リハーサル34分)
ウェーバー:歌劇『魔弾の射手』序曲(演奏10分/リハーサル46分)
南ドイツ放送交響楽団(SWRシュトゥットガルトSWR
交響楽団) カルロス・クライバー(指揮)
収録:1970 年、シュトゥットガルト、ヴィラ・ベルク
エピソード3:エーリヒ・ラインスドルフ
シューマン:交響曲第4番ニ短調(1841 年初稿)/
ワーグナー:『パルジファル』より前奏曲、間奏曲
南ドイツ放送交響楽団(SWRシュトゥットガルトSWR
交響楽団) エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
収録:1989年カールスルーエ、ブラームスザール(ライヴ)
エピソード4:セルジウ・チェリビダッケ
R.シュトラウス:交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』
南ドイツ放送交響楽団(SWRシュトゥットガルトSWR
交響楽団)セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
収録:1965 年1月
エピソード5:ヴァーツラフ・ノイマン
スメタナ:歌劇『売られた花嫁』序曲/
ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第3番
南ドイツ放送交響楽団(SWRシュトゥットガルトSWR
交響楽団) ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
収録:1968年2月
エピソード6:フェレンツ・フリッチャイ
スメタナ:交響詩「モルダウ」
南ドイツ放送交響楽団(SWRシュトゥットガルトSWR
交響楽団) フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
収録:1960年
エピソード7:カルロ・マリア・ジュリーニ
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(ノヴァーク版)
南ドイツ放送交響楽団(SWRシュトゥットガルトSWR
交響楽団) カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
収録:1996年
エピソード8:カール・ベーム
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 op.92/ウィーン交響楽団
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 op.95『新世界より』/
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 カール・ベーム(指揮) |
ショルティ、クライバー、ラインスドルフ、チェリビダッケ、ノイマン、フリッチャイ、ジュリーニ、ベーム20
世紀の偉大なる指揮者たちの驚き映像集およそ13
時間の充実の内容が1 枚のブルーレイに!
画面:SD 4:3 NTSC、音声:PCM ステレオ、PCM
モノラル、字幕:英独仏西伊、リージョン:All、750
分(12 時間50 分)
エピソード1
ゲオルグ・ショルティ(1912-1997) とシュトゥットガルト放送交響楽団による、ワーグナー『タンホイザー』序曲のリハーサルと本番の映像集。ショルティを代表する歴史的録音となった『ニーベルングの指環』を録音した直後で、大変エネルギッシュな姿をみせています。ショルティが思い描く音楽をどう楽団員たちに伝え、形にしていくかという過程が興味深く映し出されています。
エピソード2
カルロス・クライバー(1930-2004)39 歳の時の練習風景と本番演奏。即興的に見える本番での指揮が、実は、緻密なリハーサルで作られていたことが明かされた貴重な記録。このリハーサル映像を見れば、一見感覚的に見えるクライバーの指揮ぶりが、実は細部のニュアンス表出のための有効かつ計算された仕草であること、その即興的と言いたくなる演奏の鮮度が、リズムと細部への徹底的な、完全主義的とも言えるこだわりに支えられたものであることがよく分かります。
エピソード3
ウィーンのユダヤ人一家に生まれたエーリヒ・ラインスドルフ(1912-1993)。
ヒトラー率いるナチス・ドイツ政権によるユダヤ人迫害により、それまでの順調なキャリアを捨てて、1937
年アメリカへ亡命、その後アメリカに帰化し、メトロポリタン歌劇場やボストン交響楽団等で活躍、アメリカにおけるドイツ音楽のスペシャリストとして重要な役割を果たした指揮者となりました。
この映像は、彼の得意とするワーグナー、シューマンのコンサート映像と“リハーサルの鬼”
といわれたラインスドルフの厳格なる要求が飛び交うリハーサル風景を収めた映像集。リハーサルと本番を比べ、なんとも言えない緊張感が作り出す素晴らしい演奏を観ると、ラインスドルフの厳格すぎるといわれたリハーサルも納得できます。
エピソード4
現在もカリスマ的人気を誇るセルジウ・チェリビダッケ(1912-1996)。厳しいリハーサルと重厚な音楽作りで知られている彼の52
歳の時のリハーサル映像。
モノクロ映像ながらチェリビダッケがまだ体を激しく動かしていた頃のリハーサルということで大変興味深い内容。壮年期のチェリビダッケがとにかく派手な動きで活気に満ちたリハーサルを行っています。チェリビダッケは入念なリハーサルが有名ですが、時折不機嫌な表情で、細部まで徹底的に突き詰める厳密なリハーサル風景は、チェリビダッケの音楽の一端を知る貴重な映像です。
エピソード5
チェコを代表する指揮者ヴァーツラフ・ノイマン(1920-1995)。十八番のスメタナ「売られた花嫁」序曲とベートーヴェン「レオノーレ」序曲第3
番を収録。冗談を交え団員を褒めつつ、的確な指示で作品への理解を深め、オケとともに音楽を共有し作り上げていく様が映し出されています。
エピソード6
フェレンツ・フリッチャイ(1914-1963)の46
歳の貴重な映像。1963 年に白血病のため48 歳で惜しくも亡くなった、ハンガリーを代表する名指揮者。当時の追悼番組を商品化したもの。フリッチャイの指示で、みるみる音楽が生き生きしていくリハーサルが収められています。リハーサルの合間には、自らの病を知りながら発せられる音楽への情熱と生きることの素晴らしさは感動的です。
エピソード7
カルロ・マリア・ジュリーニ(1914-2005) がシュトゥットガルト放送交響楽団に客演し、得意のブルックナーの交響曲第9
番を指揮した際の映像。1996 年といえば最愛の夫人が亡くなった翌年、そして2
年後にはジュリーニは指揮活動から引退した時期。特にリハーサル映像では、具体的な指示で充実した見ごたえのある内容が収録されています。
エピソード8
巨匠カール・ベーム(1894-1981) がUNITEL
に残した映像。晩年にウィーン・フィルを指揮した堂々たるドヴォルザーク『新世界』と、1960
年代にウィーン交響楽団を指揮したパワフルなベートーヴェン7番の映像というすごい組み合わせです。
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11/12(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
2L
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2L 115SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD HYBRID)
\4300
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メゾチント彫法− ストーレ・クライベルグの室内音楽
ストーレ・クライベルグ(1958-):
弦楽四重奏曲第2番(2012)
噂と後味(2013)(独奏ヴァイオリンのための)
灰(2010)(独奏ヴァイオリンのための)
ピアノ三重奏曲第2番(2002)
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ(2001)
ソナンツァ・エ・カデンツァ(1998)
(ヴァイオリンとピアノのための) |
マリアンネ・トゥーシェン(ヴァイオリン)
オイヴィン・ギムセ(チェロ)
ヨルゲン・ラーシェン(ピアノ)
ボルド・モンセン(ヴァイオリン)
オーレ・ヴットゥダール(ヴィオラ) |
社会派作曲家ストーレ・クライベルグの音楽
録音:2015 年2 月 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)/5.1
surround/stereo、70’ 20
[DXD(24bit/352.8kHz)録音] [Blu-ray:
5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 9.1 Auro-3D(24bit/96kHz),
2.0 LPCM (24bit/192kHz),mShuttle: FLAC 96kHz
+ MP3 Region ABC] [SACD hybrid(5.1 surround
DSD/2.0 stereo DSD)
ストーレ・クライベルグはスタヴァンゲル生まれ。「ナチ残虐行為三部作」の一作《ナチ迫害の犠牲者のためのレクイエム》(Simax
PSC1257)が、アメリカ同時多発テロ事件の犠牲者を追悼する2004
年9 月11 日、ワシントン・ナショナル・カテドラルで演奏され、国際的に注目を集めました。彼の音楽は、拡大した調性による形式と彩色の細部に至る緻密な練り上げ方が個性的、特徴的で、海外のオーケストラやアンサンブルで演奏され、作曲の依頼もつづいています。アルバム『高音と低音』(2L59SACD)で演奏されたヴァイオリン協奏曲とコントラバス協奏曲と、グラミー賞の最優秀オペラ録音部門にノミネートされた《ダビデとバト・シェバ》(2L084SABD)が、近年の代表作に挙げられます。
クライベルグが1998 年から2013 年にかけて作曲した室内楽と器楽の作品を演奏したアルバム『メゾチント彫法』。「アダージョ
− アレグロ − アダージョ」の弦楽四重奏曲第2
番。
ヴァイオリンがソロで演奏する〈モデラート〉と〈アダージョ〉の《噂と後味》。エドヴァルド・ムンク生誕150
周年を記念する『ムンク組曲』(Simax PSC1322)のためヴァイオリニストのヘンニング・クラッゲルードとヴェストフォル音楽祭から委嘱された《灰》も独奏ヴァイオリンのための作品です。トロンハイムのアルパカ三重奏団の委嘱による「一楽章」のピアノ三重奏曲第2
番。
アーケシュフース城要塞で初演された〈アンダンテ・ルバート〉〈アダージョ〉〈アレグロ〉の《ヴァイオリンとチェロのためのソナタ》。ノルウェー・コンサート協会から委嘱された《ソナンツァ・エ・カデンツァ》。銅版画技法のひとつ、微妙な階調を得る方法として開発された「メゾチント」に因むタイトルが、ドビュッシーの後期ソナタ、バルトークとエリオット・カーターの弦楽四重奏曲といった「新しい時代」の流れをくむクライベルグの音楽を示唆します。
2000 年からナッシュ・アンサンブルのリーダーを務め、クライベルグのヴァイオリン協奏曲のソロを弾いたマリアンネ・トゥーシェン。
トロンハイム・ソロイスツのリーダー、チェリストのオイヴィン・ギムセ。クナルダール、リフリング、ドミニク・メルレに学んだピアニスト、トマス・D・A・テレフセンのピアノ作品全集(2L080PABD)のヨルゲン・ラーション。スタヴァンゲルのフェスティヴァルでクラッゲルードとデュオを楽しんだボルド・モンセン。トロンハイム・シンフォニエッタやトロンハイム・ソロイスツでも演奏するヴィオラ奏者、オーレ・ヴットゥダール。クライベルグが教授を務めるトロンハイムのノルウェー工科自然科学大学(NTNU)音楽学部の「同僚たち」です。「臨場感」と「現実感」。録音セッションは、オスロのソフィエンベルグ教会で行なわれました。
[Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。
Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD
ハイブリッドディスクはSACD ブレーヤーとCD
プレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray
ディスクはCD やDVD のプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray
プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPC をお使いください]
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2L 117SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD HYBRID)
\4300
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音の解剖
ルーベン・スヴェッレ・イェットセン(1977-):
数字のある風景5人の女声とエレクトロニクスのための)*
オーレ=ヘンリク・モー(1966-):
ペルセフォネ(5人の女声とワイングラスのための)** |
ソング・サーカス
スティーネ・ヤンヴィン・マトラン(ヴォーカル)
マリア・ノーシェト・ガルリ(ヴォーカル)
リヴ・ルーネスダッテル(ヴォーカル)
アニタ・コースボル(ヴォーカル)
エヴァ・ビェルガ・ハウゲン(ヴォーカル)
ロンナウグ・バッケ(ヴォーカル)
ユーナス・スカルトヴァイト・ルーグネ(指揮)*
カール・アンデシュ・ニルセン(指揮)**
ルーベン・スヴェッレ・イェットセン(エレクトロニクス) |
女性ヴォーカル・アンサンブルによる「音の解剖」
録音:2015 年4 月 ウラニエンボルグ教会(オスロ、ノルウェー)/5.1
surround/stereo、57’ 02
[DXD(24bit/352.8kHz)録音] [Blu-ray:
5.0 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 9.0 Auro-3D(24bit/96kHz),
2.0 LPCM (24bit/192kHz),mShuttle: FLAC 96kHz
+ MP3 Region ABC] [SACD hybrid(5.0 surround
DSD/2.0 stereo DSD)]
極小レベルの細かさで「音の解剖」を探求する。空間という場の声による研究を行い、活性化させる。対象物の音色の質を発見する……。スタヴァンゲルを本拠とする女性ヴォーカルアンサンブル「ソング・サーカス」は、リヴ・ルーネスダッテルをリーダーに、普通とは異なる表現形式を使い、「音楽」の可能性をさまざまに探る活動を行っています。アルバム『音の解剖』ではノルウェーの作曲家イェットセンとモーの作品が演奏されます。
ルーベン・スヴェッレ・イェットセンは、ベルゲンのグリーグアカデミーでアイデ・ペーデシェンとジェイムズ・クラッパトンに学び、客員のファーニホウ、クラウス・フーバー、サルヴァトーレ・シャリーノ、フィリップ・ユレル、ルカ・フランチェスコーニ、ラッヘンマンのマスターコースに参加しました。《数字のある風景》は、ソング・サーカスとイェットセンが4
年以上かけて共同作業し、作られた作品です。ノルウェーの作家デミアン・ヴィタンサ(1983-)とジェイムズ・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』をテクストに採り、作曲に際し、イェットセンはトレヴァー・ウィシャートとファーニホウの記譜法と作曲法を研究したといいます。エレクトロニクスの音楽は作曲者イェットセンが作成しました。
オーレ=ヘンリク・モーは、ノルウェーとフランスとドイツでヴァイオリンと作曲を学び、パリでは一年間、ソルボンヌ大学でクセナキスに師事。アルネ・ヌールハイムの作曲に長年協力してきました。
《ペルセフォネ》は、モートン・フェルドマンからインスピレーションを得たという音楽。5
人の女声とワイングラスにより「演奏」されます。
このアルバムは、2015 年4 月にオスロのウラニエンボルグ教会で録音され、コペンハーゲンで行われたフェスティヴァル「北欧の音楽の日々(NordicMusic
Days)」の9 月9 日のコンサートでリリースされました。
[Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。
Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD
ハイブリッドディスクはSACD ブレーヤーとCD
プレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray
ディスクはCD やDVD のプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray
プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPC をお使いください]

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BIS
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BIS SA 2121
(SACD HYBRID)
\2700
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BCJによるバッハのルター派ミサ曲第2弾は
バッハとペランダのミサ曲集
J.S.バッハ:
(1)ミサ曲 イ長調 BWV234
(2)ミサ曲 ヘ長調 BWV233
マルコ・ジュゼッペ・ペランダ(1625-75):
(3)ミサ曲 イ短調 |
鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン
若松夏美(ヴァイオリン)
三宮正満(オーボエ)
(1)(2)ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)
ペーター・コーイ(バス)
(1)ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
中嶋克彦(テノール)
(3)ジョアン・ラン(ソプラノ)
松井亜希(ソプラノ)
ゲルト・テュルク(テノール)
藤井雄介(テノール)
ドミニク・ヴェルナー(バス) |
セッション録音:(1)(2)2014 年2 月、(3)2015
年2 月/神戸松蔭女子学院大学チャペル/5.0
Surround sound、マルチチャンネル、71’30”
SACD ハイブリッド盤。
バッハ・コレギウム・ジャパンのルター派ミサ曲第2
弾はバッハのミサ曲 イ長調 BWV234、ミサ曲
ヘ長調 BWV233 そして、マルコ・ジュゼッペ・ペランダのミサ曲
イ短調です。
バッハのミサ曲 イ長調 BWV234 は1737 年頃ライプツィヒで完成した作品で、管楽器パートに2
本のフルートのみが用いられる牧歌的な雰囲気漂う名曲です。
一方、ミサ曲 ヘ長調 BWV233 は、ヴァイマル時代に書かれたとされている「キリエ—キリスト、汝神の子羊よ」BWV233a
を改訂し、グローリアの各楽章もすべて旧作の転用によって構成された作品です。
カップリングはマルコ・ジュゼッペ・ペランダのミサ曲
イ短調です。イタリア生まれのペランダの作品の特徴は、ソロとアンサンブルを問わず美しい旋律線を展開させます。また、モテット様式の基礎を築いたと考えられております。
中・北部ドイツの同時代の作曲家にも大きな影響を与えた作曲家のひとりでバッハの作品を理解するうえでも重要な作曲家です。鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンによる豊かな演奏でお楽しみください。 |
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BIS SA 2140
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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戻ってきたフレディ・ケンプ!
ファツィオリで奏でる「グランド・ソナタ」と「四季」
チャイコフスキー:
(1)グランド・ソナタ ト長調 Op.37(1878)
(2)「四季」—12 の性格的描写 Op.37b(1876) |
フレディ・ケンプ(ピアノ:Fazioli F 278) |
フレディ・ケンプが2年ぶりに戻ってきた。
なんとファツィオリで奏でる「グランド・ソナタ」と「四季」。
来日公演などはあったようだが、CDは久しぶり。きっといろいろあったんでしょう。
セッション録音:2014 年11 月/バヴァリア・スタジオ(ミュンヘン)/5.0
Surround sound、マルチチャンネル、66’28”
SACD ハイブリッド盤。BIS レーベルの看板アーティスト、フレディ・ケンプがついにチャイコフスキーのピアノ独奏作品に挑みます。
F. ケンプは1998 年にチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門第3
位受賞後注目され、BIS レーベルの社主ロベルト・フォン・バール氏はその豊かな才能に惚れ込み、シューマン、ベートーヴェン、ショパン、ラフマニノフといった主要レパートリーを収録してきました。
F. ケンプにとってチャイコフスキーの作品には格別の思いを持っており、これまでにピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出」(BIS
1302)を録音しております。
近年の成長ぶりを表した語り口の巧さで名作「四季」、難曲「グランド・ソナタ」に挑みます。
なお当録音ではイタリアのファツィオリを使用。多様なニュアンスを表現しております。
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BIS SA 2114
(SACD HYBRID)
\2700
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セイレーン〜アンデシュ・ヒルボルイ作品集
アンデシュ・ヒルボルイ(1954-):
(1)獣のサンプラー〜管弦楽のための(2014)(管弦楽のための)
(2)おお、この眼よ〜ソプラノと弦楽のための(2011)
(3)冷熱〜管弦楽のための(2010)
(4)セイレーン〜2人のソプラノ、混声合唱と管弦楽のための(2011) |
ロイヤル・ストックホルム・
フィルハーモニーク管弦楽団
(1)(2)サカリ・オラモ(指揮)
(3)デイヴィッド・ジンマン(指揮)
(4)エサ=ペッカ・サロネン(指揮)
(2)(4)ハンナ・ホルゲション(ソプラノ)
(4)イーダ・ヴィンランド(ソプラノ)
エリク・エリクソン室内合唱団
スウェーデン放送合唱団 |
オラモ、ジンマン、サロネンが指揮!スウェーデンを代表する現代作曲家ヒルボルイ作品集
セッション録音:(3)2013年11 月 、(1)(2)(4)2014
年11 月/ストックホルム・コンサートホール(ストックホルム)/5.0
Surround sound、マルチチャンネル、62’28”
SACD ハイブリッド盤。
このアルバムはスウェーデンを代表する作曲家、アンデシュ・ヒルボルイが委嘱により作曲した4
篇で、オラモ、ジンマン、サロネンが指揮しました。ヒルボルイは、1954
年ストックホルム生まれ。合唱と即興音楽を経験した後、1976
年にストックホルムの王立音楽大学に入学。グンナル・ブクト、ラーシュ=エーリク・ロセル、アルネ・メルネス、ペール・リンドグレーンの下で対位法と作曲法と電子音楽を学び、ブライアン・ファーニホウのクラスにも参加しました。《天体力学》(1983-85)とヴァイオリン協奏曲(1990-92)が「ユネスコ作曲家会議」の推薦作品に選ばれ、16
声の混声合唱のための《muo:aa:yy:oum》(1983)は合唱団のレパートリーとして定着しました。
《獣のサンプラー》は、王立ストックホルム・フィルハーモニーク、ヨーテボリ交響楽団、北ドイツ放送交響楽団の委嘱作。オーケストラを「音の動物」とみなし、電子音楽の経験から得た技法を器楽の書法に応用したことを反映する曲名がつけられ、クセナキスとリゲティ、ジャズなど、ヒルボルイが出会いインスピレーションを得た音楽の姿がさまざまに映されます。ソプラノと弦楽オーケストラのための歌曲《おお、この眼よ》は、グンナル・エーケレーヴの詩に作曲されました。芸術のパトロンとして知られる財政家アンデシュ・ヴァールの80
歳の誕生日プレゼントとするためウプサラ大学がヒルボルイに委嘱した作品です。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、フィンランド放送交響楽団から委嘱された《冷熱》は、木管楽器のにぎやかなカノンに始まり、「シベリウスを思わせる弦楽器対位法で描く広大な牧草地」と厳しいチェロの独白に終わる、ヒルボルイが好む「非現実の風景」をたどる作品です。《セイレーン》は、ロサンジェルス・フィルハーモニックとシカゴ交響楽団から、写真家ベティ・フリーマンの思い出とエサ=ペッカ・サロネンに捧げる作品として委嘱されました。
「オデュッセウス! こちらへいらっしゃい。わたしたちの声は蜜の味。わたしたちのところへ……」。ホメロスの『オデュッセイア』第12
巻から採った英訳詩にヒルボリが加筆、作曲しました。編成、曲の長さ、感情の深さと、ヒルボルイがこれまでに書いたもっとも大きな作品です。
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BIS SA 2135
(SACD HYBRID)
\2700
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パラディソが奏でる優美で格調高い音楽、
ルーマンのチェンバロ・ソナタ集第2弾
(1)ソナタ第8番 イ長調 BeRI 232 (14’29”)
(2)ソナタ第9番 ニ短調 BeRI 233 (7’31”)
(3)ソナタ第10番 ロ短調 BeRI 234 (10’12”)
(4)ソナタ第11番 ヘ短調 BeRI 235 (9’36”)
(5)ソナタ第12番 ホ短調 BeRI 236 (7’30”)
(6)ソナタ ハ長調 BeRI 215 (11’41”)
(7)ヨハン・アグレル(1701-65):ソナタ第2番
ハ長調 (14’15”) |
アンナ・パラディソ(チェンバロ) |
名手パラディソが奏でる優美で格調高い音楽“
スウェーデン音楽の父”ルーマンのチェンバロ・ソナタ集第2弾
セッション録音:(1)2013 年11 月、(2)-(7)2014
年10 月/レンナ教会(スウェーデン)/5.0
Surround sound、マルチチャンネル76’34”
SACDハイブリッド盤。
BIS SA 2095の続編、ユーハン・ヘルミク・ルーマン作曲による12のチェンバロ・ソナタ集第2
弾です。ルーマンは1694 年ストックホルム生まれの作曲家で宮廷楽長を務め、北欧では「スウェーデン音楽の父」や「スウェーデンのヘンデル」
と呼ばれる、18 世紀スウェーデンの音楽界における重鎮でした。
ロンドンに留学したルーマンはヘンデルにイタリア・バロック音楽の様式について薫陶を受けた記録も残されております。当チェンバロ・ソナタ集はバロック時代の様式に従い、またイタリア・バロックの影響を呈し、明快で華やかなアルペッジョは実に優美です。
演奏のアンナ・パラディソはルーマンの作品を積極的に演奏・録音しており、当チェンバロ・ソナタ集のほか、ダン・ラウリンと共演したフルートと通奏低音のためのソナタ集(BISSA
2105)も録音しております。
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CLAVES
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鬼才メロディ・チャオがチャイコフスキーの協奏曲に挑む!
チャイコフスキー:
(1)ピアノ協奏曲第1番 変ロ長調 Op.23
(2)ピアノ協奏曲第2番 ト長調 Op.44(原典版) |
メロディ・チャオ[趙梅笛]
(ピアノ;Steinway&Sons)
ミハイル・ユロフスキ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団 |
驚くべき才能、鬼才メロディ・チャオがチャイコフスキーの協奏曲に挑む!
セッション録音:2013 年6 月24-26 日/ヴィクトリア・ホール/78’39”
1994 年生まれの中国系スイス人女性ピアニスト、メロディ・チャオ(趙梅笛)。Claves
レーベル第3 弾となる最新アルバムは、自身はじめてとなる協奏曲録音でチャイコフスキーの第1
番と第2 番に挑みました。
チャオは幼いころから逸材として注目され、10
歳でバッハ、モーツァルト、シューベルトを収録したアルバムでCD
デビュー。その後、13 歳のときにはショパンの練習曲全27
曲を収めたセカンド・アルバムをリリースし、一躍スイス内外で話題となりました。
Claves レーベルのデビュー盤となったリストの12
の超絶技巧練習曲集(50 1110)では、圧倒的なテクニックと情感豊かな表現で聴き手を虜にし、Claves
第2 弾のベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集(50
1304)では技術的にはもちろんのこと、音楽的には10
代とは思えないほど濃密な演奏で聴衆を驚かせました。
チャイコフスキーの作品でもっとも有名なピアノ協奏曲第1
番と知名度が低い第2 番。近年、ボリス・ベレゾフスキーやデニス・マツーエフなどロシア系ピアニストたちが頻繁にコンサートでとり上げ、録音も増えつつあります。
ピアノ協奏曲第2 番は第1 番の5 年後、1879
から80 年に作曲されました。ヴァイオリン協奏曲、交響曲第4
番の直後という充実期の産物で当演奏では演奏時間45
分弱の大作です。非常に難技巧の要求される作品ですが、チャオは技術的に余裕すら感じることのできる演奏を披露しております。
指揮は1945 年モスクワ生まれのミハイル・ユロフスキ(近年めざましい活躍のウラディーミル・ユロフスキの父)。彼はロシアが生んだオイストラフ、ロストロポーヴィチ、コーガン、ギレリスといった巨匠の音楽に触れてきました。瑞々しく溌剌としたチャオの演奏を見事に好サポートしております。
2015 年に21 歳を迎えたチャオ。今後の活躍が一層楽しみな若手ピアニストの一人と言えましょう!

メロディ・チャオ
CLAVESのいきなりのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集で度肝を抜いた |
50 1304/13
(10CD BOX)
特別価格
\8200
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ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 |
メロディ・チャオ[趙梅笛] (ピアノ) |
恐るべし才能!ヨーロッパで大絶賛の若手ピアニスト、メロディ・チャオ10
代にしてベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲を録音!
録音場所:エルンスト・アンセルメ・スタジオ、ジュネーヴ
録音:2012 年7 月(第1 〜5、7 〜9 番)/
2012 年12 月(第6、10、14、19、20、23 番)/2013
年1 月(第11、15、17、18、21 番)/ 2013
年4 月(第12、13、16、22、24 〜27、30 番)/2013
年12 月(第28、29、31、32 番)/DDD
使用楽器:Bosendorfer (2012 年7 月録音)、Steinway
& Sons(2012 年12 月、2013 年録音)
1994 年生まれの中国系スイス人女性ピアニスト、メロディ・チャオ(趙梅笛)。幼いころから逸材として注目され、なんと、10
歳でバッハ、モーツァルト、シューベルトなどを収録したアルバムでCD
デビュー。その後13 歳のときにはショパンの練習曲全27
曲を収めたセカンド・アルバムをリリースし、一躍スイス内外で話題となりました。Claves
レーベルのデビュー盤となったリストの12 の超絶技巧練習曲集(50
1110)では、類いまれな才能をおしげもなく披露し、その圧倒的なテクニックと情感豊かな表現で聴き手を虜にしました。
現在ヨーロッパを中心に人気が急上昇しているチャオ注目の最新アルバムはベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32
曲です!
当録音は2012 年7 月から2013 年12 月にかけて行われたもので、その音源は当初配信のみでリリースされておりましたが、全32
曲が録音されたことにより10 枚組BOX としてディスク化されました。これまでの偉業でもわかるように、技術的にはもちろんのこと、この若さにして音楽的に深みを感じられる演奏は信じられません。この大偉業を成し遂げてしまう実力、恐るべき才能です。
今年2014年に20歳を迎えたチャオ。今後の活躍が一層楽しみな若手ピアニストの一人と言えましょう。

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MARIINSKY
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MAR 0577
(2SACD HYBRID)
\4000 →\3690
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ゲルギエフ、神業のプロコフィエフ交響曲第4・6・7番
プロコフィエフ:
(1) 交響曲第4番ハ長調Op.47
(2) 交響曲第6番変ホ短調Op.111
(3) 交響曲第7番嬰ハ短調Op.131「青春」
(4) ピアノ協奏曲第4番変ロ長調Op.53(左手のための)
(5) ピアノ協奏曲第5番ト長調Op.55 |
(4)アレクセイ・ヴォロディン
(5)セルゲイ・ババヤン(Pf)
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団 |
2015年4 月6-9 日(1)(2)、2012 年4 月25 日(3)(5)、2015
年9 月13 日(4)/マリインスキー・コンサート・ホール/マルチ・チャンネル5.0、160’
00”
大好評のゲルギエフのプロコフィエフ再録音シリーズ、今回は2
枚組の盛りだくさんな内容となっています。
ゲルギエフは、2004 年5 月にロンドン交響楽団と全交響曲をライヴ録音していますが、約10
年を経て再挑戦。いずれも得意曲なうえ、今回は手兵マリインスキー劇場管であることもあり、演奏は極めて自然かつ熱く、著しい円熟がうかがえます。ムラヴィンスキーの決定的名演で知られる6
番も、ゲルギエフならではの流儀でプロコフィエフの心の闇を表現。
驚くべきは第1 ヴァイオリンが完璧に揃い、あたかも巨大なヴァイオリン1
本で弾いているかのように聴こえること。ゲルギエフの統率力が光ります。
プロコフィエフ最後の交響曲にあたる第7 番も、これまであるどの演奏よりも骨太で聴き応え満点。フィナーレのやんちゃぶりは35
年前に作られた「古典交響曲」を思わせ、プロコフィエフの作風が基本的に変わっていないことを認識させてくれる凄さです。
新シリーズの魅力は、ピアノ協奏曲も収録されていること。ラヴェルの協奏曲のエピソードで有名なパウル・ヴィトゲンシュタインの依頼で1931
年に作曲された第4 番は、技術的にも内容的にもヴィトゲンシュタインの手に負えなかった難曲。ゲルギエフお気に入りの1977
年生まれのアレクセイ・ヴォロディンが、活気あふれる快演を繰り広げていて、プロコフィエフのピアノ協奏曲のなかでは弾かれることの少ないものの、非常に魅力的な作品であることを再認識させてくれます。
もうひとつの第5 番は1932 年の作で、プロコフィエフ自身が独奏を務めた初演の際に、指揮を担ったのは何とフルトヴェングラーでした。この作品も曲芸なみの難技巧が要求され、演奏機会も多いとは言えません。
かつてProPiano レーベルからCD をリリースしていたアルメニアの名手セルゲイ・ババヤンが超絶技巧を発揮、すさまじい効果をあげています。
どこから見てもより素晴らしくなったゲルギエフのプロコフィエフ。必聴です。

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CHANDOS
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CHSA 5161
(SACD HYBRID)
\2800 →\2590
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ジェニファー・パイク(ヴァイオリン)
メンデルスゾーン・イン・バーミンガム Vol.4
メンデルスゾーン:
ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64*
劇付随音楽 《真夏の夜の夢》 Op.61† |
ジェニファー・パイク(ヴァイオリン)*
リアン・ルイス(ソプラノ)†
ケリ・フュージ(ソプラノ)†
エドワード・ガードナー(指揮)
バーミンガム市交響楽団
CBSOユース合唱団† |
メンデルスゾーン・イン・バーミンガム第4弾!「メンコン」&「真夏の夜の夢」!
イングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者など、世界各地のオペラハウスやコンサートホールで大活躍中のエドワード・ガードナー。ガードナーが首席客演指揮者を務めているバーミンガム市交響楽団とのプロジェクト「メンデルスゾーン・イン・バーミンガム」。
Chandosを代表する人気シリーズの1つへと成長した「メンデルスゾーン・イン・バーミンガム」の第4巻は、英国の若きミューズ、ジェニファー・パイクをソリストに迎えた「ヴァイオリン協奏曲」と、「真夏の夜の夢」を収録した豪華プログラム!

パイクのチャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 終楽章 BBCプロムスより
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=1904DnxHqDM
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CHSA 5162
(SACD HYBRID)
\2800 →\2590
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トルルス・モルク
サン=サーンス:チェロ協奏曲集
指揮はネーメ・ヤルヴィ
サン=サーンス:
チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33*/
チェロ協奏曲第2番ニ短調 Op.119*/動物の謝肉祭†‡/
ピアノと弦楽オーケストラのためのカプリス=ヴァルス変イ長調
《ウェディング・ケーキ》 Op.76†/
ピアノと管弦楽のための幻想曲ト短調 《アフリカ》
Op.89† |
トルルス・モルク(チェロ)*
ルイ・ロルティ(ピアノ)†
エレーヌ・メルシエ(ピアノ)‡
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団 |
父ヤルヴィのサン=サーンス!チェロ協奏曲&動物の謝肉祭!
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管と録音した交響詩集(CHSA
5104)以来となるネーメ・ヤルヴィのサン=サーンス・アルバムは、「スヴェンセン(CHAN
10711)」や「マスネ(CHSA 5137)」でも共演してきたノルウェーの名チェリスト、トルルス・モルクがソロを務める2つのチェロ協奏曲!
また「動物の謝肉祭」や「ウェディング・ケーキ」、「アフリカ」では、カナダのカリスマ・ピアニスト、ルイ・ロルティも参加!
スイス・ロマンド管との「シャブリエ」、「マスネ」、「オッフェンバック」といったフランス作品集でも多大な評価を得ているネーメ・ヤルヴィのサン=サンーンス!
これは大注目!

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CHSA 5163
(SACD HYBRID)
\2800 →\2590
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アンドルー・デイヴィス(指揮)&メルボルン響
アイヴズ:管弦楽作品集 Vol.2
ホリデイ・シンフォニー 《ニューイングランドの祝祭日》
宵闇のセントラル・パーク
オーケストラル・セット第1番《ニュー・イングランドの3つの場所》
(ラージ・オーケストラ・ヴァージョン)
トランペット、フルート四重奏と弦楽のための《答えのない質問》 |
アンドルー・デイヴィス(指揮)
メルボルン交響楽団 |
A・デイヴィスのアイヴズ第2弾!ホリデイ・シンフォニー!
メルボルン交響楽団(MSO)と、2013年から首席指揮者を務めるアンドルー・デイヴィス。
「交響曲第1番&第2番」でスタートしたデイヴィス&MSOのアイヴズ・プロジェクト第2弾は、ホリデイ・シンフォニーやオーケストラル・セットなどの管弦楽作品を収録。
英国音楽のスペシャリストとしての名声を獲得したアンドルー・デイヴィスが次に歩む、期待のアメリカ近現代プロジェクトです!
旧譜
アイヴズ:管弦楽作品集 Vol.1 |
CHSA 5152
(SACD HYBRID)
\2800 →\2590
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アイヴズ:管弦楽作品集 Vol.1
交響曲第1番
交響曲第2番 Op.19 |
アンドルー・デイヴィス(指揮)
メルボルン交響楽団 |
アンドルー・デイヴィス&メルボルン響!チャールズ・アイヴズの管弦楽作品集始動!
トロント交響楽団の音楽監督、BBC交響楽団の首席指揮者を歴任し、リリック・オペラ・オブ・シカゴの音楽監督、グラインドボーン音楽祭の音楽監督を担う傍ら、Chandosレーベルではイギリス音楽を中心とした数々のレコーディングを行い、英国音楽の名匠として活躍するアンドルー・デイヴィス。メルボルン交響楽団(MSO)は2013年からアンドルー・デイヴィスが首席指揮者を務めており、Chandosからは3枚目となるデイヴィスとメルボルン響のコンビによるレコーディングでは、アメリカ現代音楽の先駆者、チャールズ・アイヴズ(1874−1954)のオーケストラル・ワークスがスタート!
アイヴズがイェール大学在学中に、卒業制作として書いた「交響曲第1番」。20代の頃の作品でありながら、初演は1951年に行われた「交響曲第2番」。現在、エルガーの「ゲロンティアスの夢(CHSA
5140)」が、BBCミュージック・マガジン・アウォードへのノミネートや、グラモフォン誌の「Critics'
Choice」、サンデー・タイムズ紙の「Album of
the Week」を獲得するなど、大フィーヴァー中のアンドルー・デイヴィスは、新プロジェクトの「アイヴズ」にも一層の期待がかかります!
※録音:2014年7月28日−30日、ロバート・ブラックウッド・ホール、モナシュ大学(メルボルン、オーストラリア)
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ヒナステラ:管弦楽作品集 Vol.1
3楽章による交響的パストラーレ《パンペアーナ第3番》Op.24
3つの交響的楽章《オランタイ》Op.17
バレエ音楽《エスタンシア》Op.8* |
ファンホ・メナ(指揮)
BBCフィルハーモニック
ルーカス・ソモサ・オステルク
(ナレーター/バリトン)* |
フアンホ・メナの熱きヒナステラ!
ジャナンドレア・ノセダの後任としてBBCフィルハーモニックのチーフ・コンダクター(首席指揮者)に就任し、着実にオーケストラにラテンのカラーを色付けしているスペイン人マエストロのファンホ・メナ。
母国スペインの音楽を発掘する「ラ・ムジカ・デ・エスパーニャ」シリーズで、Chandosに新たなレパートリーを開拓し続けているファンホ・メナの新たなプログラムは、ラテン・アメリカを代表するアルゼンチンの作曲家、アルベルト・ヒナステラ(1916−1983)の作品集!
「エスタンシア」は組曲版ではなく、バレエ全曲を収録。
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LAWO
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LWC 1084
(SACD HYBRID)
\2800
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陰鬱な真夜中に 〜 ブラームス:ピアノ作品集
2つのラプソディ Op.79
ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5
バラード ニ短調 Op.10-1 |
ニルス・アンデシュ・モッテンセン(ピアノ) |
ノルウェーの名ピアニストが奏でるブラームス!
1971年、フレッケフィヨルド出身のニルス・アンデシュ・モッテンセンは、ノルウェー音楽アカデミー、パリ・エコール・ノルマル、ハノーファー音楽大学で学び、ステーン=ノクレベルク、ニコラーエワ、レイグラフにピアノを師事したノルウェーの名手。
ドビュッシー、グリーグとバルトークによる「戸外にて」(LWC
1032)に続くモッテンセンのソロ・アルバム第2弾となるブラームスでは、オリジナリティに富んだ解釈が光る。
2013年5月9日−13日の録音。 |
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チカーダ ・ライヴ
リザ・リン:ウィンディング・ボディーズ、ハーツ・イアー
ヨン・オイヴィン・ネス:ギミレン |
チカーダ・アンサンブル |
現在のコンテンポラリー・ミュージックのシーンに欠かせない1989年結成、ノルウェーのチカーダ・アンサンブル。
ハダースフィールド・コンテンポラリー・ミュージック・フェスティヴァルで演奏した、オーストラリア出身の女流作曲家リザ・リン(1966−)、ノルウェーの作曲家ヨン・オイヴィン・ネス(1968−)の作品を収録。
2014年11月23日のライヴ録音。 |
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MUSICA FICTA
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マレ:2つのヴィオールのための組曲集
組曲ト長調
人間の声
組曲ニ短調
メリトン氏のトンボー |
トゥー・ヴィオールズ・エスガル
〔ジョナサン・ダンフォード
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
シルヴィア・アブラモヴィツ
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
トーマス・ダンフォード
(アーチリュート)〕 |
MUSICA FICTA、待望の新譜。
冬の夜にひっそり聞きたい・・・2つのヴィオールによる静謐なる大人の音楽。
あわてず騒がず、ただその音楽の流れに身を浸す。
栄華を極めたルイ14世の宮廷のヴィオール奏者としても活躍したマレン・マレの「2つのヴィオール」のための作品集。
バーゼルでジョルディ・サバールの教えを受けた2人の実力派ガンビストのデュオが、華麗なるフランス・バロック、マラン・マレの音楽を繰り広げてゆく。ピッチはa=409hzを採用。
2014年9月−10月の録音。 |
PAVANE
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メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲集
ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49
ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 Op.66 |
トリオ・カルロ・ヴァン・ネスト
〔カーリン・レヒナー(ピアノ)、
マヤ・レヴィ(ヴァイオリン)、
アレクサンドル・ドゥブリュ(チェロ)〕 |
ベルギー王妃から往年の名アンサンブル"トリオ・カルロ・ヴァン・ネスト"の名称を授けられたベルギーのアンサンブルが奏でるメンデルスゾーンのトリオ。
創設メンバーのドゥブリュを軸に、新たに2人の女流奏者カーリン・レヒナー、マヤ・レヴィを迎えて心機一転。次なるステージに歩み出したベルギーのトリオのサウンドに注目したい。
2014年8月の録音。 |
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ショパン:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21 |
ステファン・デ・メイ(ピアノ)
ジャン=ベルナール・ポミエ(指揮)
スロヴァキア・シンフォニエッタ |
リエージュ王立音楽院の音楽学部のダイレクターを務め、ロッテルダム音楽院やローザンヌ音楽院でも教鞭を執るベルギーのピアニスト、ステファン・デ・メイ。
スロヴァキア・シンフォニエッタとの共演によるショパンは、スロヴァキア、ジリナでのレコーディング。
2014年12月の録音。 |
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GENUIN
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「ヴェッセリーナ・カサロヴァGENUIN初登場!
ロシア・アリア集」
(1)ムソルグスキー:《ホヴァーンシチナ》〜神秘的な力、大きな力が
(2)ダルゴムイシスキー:《石の客》〜グラナダは神秘のヴェールに包まれ
(3)チャイコフスキー:《エフゲニー・オネーギン》〜ああ、ターニャ、ターニャ!
(4)リムスキー=コルサコフ:《皇帝の花嫁》〜大好きなお母さん
(5)チャイコフスキー:《スペードの女王》前奏曲*
(6)チャイコフスキー:《スペードの女王》〜リーザの好きなロマンスを歌います
(7)チャイコフスキー:《スペードの女王》〜ああ、今の世にはうんざりする
(8)グリンカ:《イヴァン・スサーニン》〜
かわいそうな馬は野で倒れ/泣くな、泣くな、小さな孤児よ
(9)チャイコフスキー:《オルレアンの乙女》〜
そう、時は来た/許しておくれ、故郷の野や丘よ
(10)ボロディン:《イーゴリ公》〜陽の光が消えていく
(11)ムソルグスキー:《ボリス・ゴドゥノフ》〜なんともどかしくだらだらと
(12)リムスキー=コルサコフ:《雪娘》〜スコモローフたちの踊り*
*はオーケストラのみ |
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ヴェッセリーナ・カサロヴァ(Ms)
パヴェル・バレフ(指揮)
バーデン=バーデン・フィルハーモニー |
人気・実力兼ね備えたメゾのヴェッセリーナ・カサロヴァ、GENUIN初登場!新レパートリーのロシア・アリア集!
録音:2014 年10 月24 日、59'20
ヴェッセリーナ・カサロヴァも栄光あるブルガリア人歌手の一人である。1965
年、ブルガリア中部のスターラ・ザゴラの生まれ。ソフィアで学んだ後、1989
年に西欧に出るやたちまち評判となり、僅か数年のうちに国際的な人気歌手になった。
当時のカサロヴァは主にモーツァルトやロッシーニのメッゾソプラノ役を歌っており、その後ヘンデルなどのバロックオペラの男装メッゾソプラノ役でも名を馳せる。その一方で、メッゾソプラノを代表する役であるビゼー《カルメン》のタイトルロールを歌ったのはやっと2008
年のこと。
サン=サーンスの《サムソンとデリラ》のデリラはようやく2011
年に初めて歌っている。カサロヴァが役選びに慎重なことが分かるだろう。
2014 年に録音されたこのロシア・アリア集は、カサロヴァがロシアオペラに取り組もうとする意気込みが強く感じられる内容になっている。
ブルガリア人歌手に共通した低音域の力強さはロシアオペラでは大きな武器になっている一方で、四半世紀に渡る西欧での活動で磨き上げられた洗練された美感がまたとても良く映えている。
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〜ドイツ音楽コンクール 2013年度優勝者〜
「Playtime!」〜サブリナ・マ(パーカッション)
(1)マルクス・ボンガルツ(1963-):ポートレート
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(2)スティーヴ・ライヒ(1936-):ナゴヤ・マリンバ
(3)リリ・ウィロウ:…azz e hamechir…
(4)ブライアン・ファーニホウ(1943-):ボーン・アルファベット
(5)ヤン・ショワー(1977-):プラトー ※
(6)ホセ・M.ロペス・ロペス(1956-):カルキュオ・セクレト
(7)リリ・ウィロウ:ハヴァナ ※
(8)マルクス・ボンガルツ:ポエム ※
※世界初録音 |
サブリナ・マ(Perc)
(3)(7)リリ・ウィロウ(Vo)
(1)オルガ・ツェルティコヴァ(Cemb)
(2)(7)(8)アレキサンドロス・ジョヴァノス
(マリンバ、ドラムス)
(5)(7)ヤン・ショワー(エレキ・ギター) |
録音:2014 年10 月、56’12
イギリス生まれ、香港育ちのパーカッショニスト、サブリナ・マ。2013
年のドイツ音楽コンクールの優勝者は、マイケル・ユドゥー、デイヴィッド・フリードマン、中村功に師事。
パーカッションにおけるダイナミックで多彩な表現に満ちた楽曲をセレクトしたこのアルバムは世界初録音曲を4
曲収録しています。
ロペス・ロペスの“カルキュオ・セレクト”は、神秘的で幻想の世界へと誘うヴィブラフォンの音色。音に身を委ねたくなる癒しのパワーがすごい!
スティーヴ・ライヒの“ナゴヤ・マリンバ”は、しらかわホールの柿落としのために委嘱された作品。2
つのマリンバが絡み合いながら、音型を少しずつ変えていきます。 |
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「テルミン・ソナタ」
〜クリストファー・タルノフ:テルミン・オリジナル作品集
クリストファー・タルノフ(1984-):
テルミン・ソナタ第1番
テルミンとピアノのための間奏曲第1番
テルミン・ソナタ第2番
テルミンとピアノのための間奏曲第2番 |
カロリーナ・エイク(テルミン)
クリストファー・タルノフ(ピアノ) |
録音:2014 年10 月、56’41
世界初録音!前代未聞!?テルミン・ソナタ誕生!
若き人気テルミン奏者カロリーナ・エイク。オーボエ奏者ハインツ・ホリガーとの共演や、フィンランドの現代音楽作曲家カラレヴィ・アホが彼女のために作曲した「テルミン協奏曲」、ハンブルク・バレエ団「人魚姫」(音楽:レーラ・アウエルバッハ)での演奏や、ファジル・サイの「交響曲第2
番“メソポタミア”」の録音に参加するなど、活動の場を広げている注目のテルミン奏者です。
このアルバムもエイクのために書かれたもの。別世界へと誘う神秘的な音色のテルミンですが、とても明快で力強さを感じる音色、音程の確かさ、ピアノとの自然な融合はさすがの一言です。
テルミンのためのソナタ…これからのテルミン作品の代表作になりそうです。 |
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「チェロ・エフェクト」
〜チェロ四重奏編曲集(編曲:S.ドラブキン)
プロコフィエフ:バレエ「ロミオとジュリエット」より
(少女ジュリエット/マーキュシオ/百合の花を持った娘たちの踊り/
仮面/騎士たちの踊り)
プッチーニ:「トスカ」より“星は光りぬ”/
ラフマニノフ:ヴォカリーズ/
アントニ・カルロス・ジョビン:デサフィナード/
ウィリアム・クリストファー・ハンディ:セントルイス・ブルース/
デイヴ・ブルーベック:トルコ風ブルー・ロンド/
ルロイ・アンダーソン:シンコペーテッド・クロック/
アントニ・カルロス・ジョビン:ワン・ノート・サンバ/
作曲者不詳:ブーブリキ/
ボビー・ティモンズ:モーニン/
ポール・デズモンド:テイク・ファイブ/
チャイコフスキー:感傷的なワルツ |
ラストレッリ・チェロ四重奏団:
【セルジオ・ドラブキン、
キラ・クラフツォフ、
キリル・ティモフェーエフ、
ミシャ・デグチャレフ】 |
録音: 2014 年6 月、53’45
「誰も聴いたことのないチェロ四重奏を演奏しよう」と、ロシア出身のクラフツォフとベラルーシ出身のドラブキンを中心に2002
年に結成されたラストレッリ・チェロ四重奏団。
クラシック、ジャズ、ラテン、ブルースなど、ジャンルを限定せずにとにかく楽しくチェロ四重奏曲を親しんでもらおうと選曲されています。
メンバーの一人、ドラブキンがすべて編曲。携帯電話のCM
で有名になったプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」のあのメロディや、抜け感のあるリズムが心地よいカルロス・ジョビンの「デサフィナード」、ユーモアあふれるアンダーソンの「シンコペーテッド・クロック」、ジャズの名曲「テイク・ファイブ」も変拍子の難曲を息の合ったアンサンブルで演奏しています。 |
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「Blue」〜ドビュッシー、リン・ヤン、ラヴェルの弦楽四重奏曲集
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調Op.10
リン・ヤン(1982-):弦楽四重奏曲第1番「この瞬間に」
ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調 |
アマリリス四重奏団:
【グスタフ・フリーリングハウス(Vn)
レナ・サンドゥ(Vn)、
レナ・エッケルス(Va)、
イヴ・サンドゥ(Vc)】 |
録音:2013〜2015 年、72’24
アルバム「White(GEN 11218,ハイドン&ウェーベルン)」はドイツの権威ある音楽賞「エコー・クラシック・アワード」を受賞しました。
次に「Red」「Green」と続いたこのシリーズの最新作がこの「Blue」。印象派のドビュッシー、ラヴェル、そしてアマリリス四重奏団のために作曲され、今回が世界初録音となるリン・ヤンの“弦楽四重奏曲第1
番「この瞬間に」”。中国伝統音楽を取り入れ、ほぼピチカートとグリッサンドで奏されるという難曲です。
ドビュッシーの作品はジャワのガムランからの影響を受けたとされる響き、そのドビュッシーに絶賛されたラヴェルの作品は3
作品とも、作曲家の持つ個性的なスタイルを取り入れた作風のもの。洗練されたモダンな響きが広がっています。 |
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「バッハ・ウィズアウト・ワーズ」〜
J.S.バッハのコラールとコラール前奏曲の編曲集 |
アンナ・クリスティアーヌ・ノイマン(ピアノ)
アンヤ・クラインミヒェル(ピアノ[連弾]) |
(1)クルターク編:四手連弾カンタータ「神の時こそいと良きときBWV106」より“ソナティーナ”
(2)「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」※
(3)ブゾーニ編:コラール前奏曲「いざ来たれ、異教徒の救い主よBWV659」
(4)ノイマン編:四声のコラール「主よ、人の望みの喜びよ」
(5)ノイマン編:「主よ、人の望みの喜びよ」
(6)「かくも喜びに満てる日」※
(7)ランバート編:コラール前奏曲「かくも喜びに満てる日BWV605」
(8)「甘き喜びのうちに」※
(9)ケンプ編:コラール前奏曲「甘き喜びのうちにBWV751」
(10)ロード・バーナーズ編:コラール前奏曲「甘き喜びのうちにBWV729」
(11)「ひとよ、汝がつみの」※
(12)ハウエルズ編:コラール前奏曲「ひとよ、汝がつみのBWV622」
(13)「わが心の切なる願い」※
(14)ウォルトン編:コラール前奏曲「わが心の切なる願いBWV727」
(15)「おお、穢れなき神の子羊」※
(16)クルターク編:四手連弾のためのコラール「おお、穢れなき神の子羊」
(17)ウィルナー編:「マタイ受難曲BWV244」より最終合唱「我らは涙流してひざまずき」
(18)ヴォーン=ウィリアムズ編:コラール「ああ、われらと共に留まりたまえ、主イエス・キリストよBWV.253」
(19)ヴォーン=ウィリアムズ編:コラール前奏曲「ああ、われらと共に留まりたまえ、主イエス・キリストよBWV.649」
(20)「最愛のイエス、われらここにあり」※
(21)コーエン編:コラール前奏曲「最愛のイエス、われらここにありBWV731」
(22)「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」※
(23)コラール前奏曲「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわるBWV639」
(24)「深き困窮より,われ汝に呼ばわる」※
(25)クルターク編:四手連弾のためのコラール「深き困窮より,われ汝に呼ばわるBWV687」
(26)「いと高きところにいます神にのみ栄光あれ」※
(27)クルターク編:四手連弾のためのコラール「いと高きところにいます神にのみ栄光あれBWV711」
(28)ケンプ編:コラール「審判の日は来れりBWV307」
(29)ケンプ編:コラール「今ぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たちよBWV734」
(30)ブリッジ編:宗教歌曲「甘き死よ来たれ
BWV478」
(31)「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」※
(32)ヘス編:シュープラー・コラール「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声BWV645」※
(33)レーガー編:四手連弾のための「G 線上のアリア」BWV1068
※印:アルバート・リーメンシュナイダー校訂「J.S.バッハ:371の和声的コラールと69
の通奏低音付き旋律コラール」より |
録音:2014 年9 月、69’33
J.S.バッハのコラール、コラール前奏曲、宗教曲などをピアノに編曲した作品を収録。
J.S.バッハの偉大な作品は、時代を超えて様々な編曲が多数存在します。バッハへの深い愛情や尊敬の念が詰まった現代音楽作曲家のクルタークによる四手連弾や、名ピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプによるアレンジは、原曲をさらに魅力的で刺激的に、聴き手に新鮮な感情を与えてくれます。 |
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「デュオ・フォー・ワン」
ストラヴィンスキー:イタリア組曲
ヴィラ=ロボス:赤ちゃんの一族 第一組曲
セルヴェ:サンクトペテルブルクの思い出Op.15
パガニーニ:弦楽独奏のためのモーセの主題による変奏曲
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3章 |
エレナ・ガポネンコ
(チェロ&ピアノ多重録音) |
録音:2014 年7 月、8 月、11 月、68’06
4 歳からチェロとピアノをはじめ、遂には大学で両方を学んだ才媛ガポネンコのデビュー・アルバム。真似出来る人は少ないであろう、チェロとピアノ、どちらもガポネンコ自身の演奏という興味深いもの。
彼女が望む作品表現が完璧に収められています。 |
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「休みなさい、我が魂よ」〜R.シュトラウス:歌曲集
休みなさい、我が魂よOp.27-1/夜Op.10-3/冬の夜Op.15-2/
赤いバラ/バラのリボンOp.36-1/時なし花Op.10-7/なにもOp.10-2/
乙女の花Op.22 [矢車菊、ポピー、木づた、睡蓮]/
森のしあわせOp.49-1/若い魔女の歌Op.39-2/子守歌Op.41-1/
解き放たれてOp.39-4/ひそやかな歌Op.41-5/
詩人の夕暮れの散策Op.47-2/万霊節Op.10-8/明日!Op.27-4 |
カタリーナ・ペルジケ(ソプラノ)
ニコラス・リンマー(ピアノ) |
録音:2015 年3 月、57’02
シューベルト国際リート・コンクール、ノルウェーのソニヤ王妃国際音楽コンクールに優勝するなど、ドイツの注目のソプラノ、カテレーナ・ペルジケ。
ドレスデンのゼンパーオーパーでの喜歌劇「愉快なニーベルンゲン」のジゼルヘーマ役、フライブルク歌劇場とオルテンブルク州立歌劇場での歌劇「愛の妙薬」のジャンネッタ役など、世界各地で活躍しています。
このリヒャルト・シュトラウスの歌曲では、滑らかな美声で、甘美な歌の世界を繰り広げています。 |
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GEN 15380
(2CD)
\4600 →\4190
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レオニード・サバネーエフ(1881-1968):ピアノ作品全集Vol.1
CD1)
4つの前奏曲Op.1/4つの前奏曲Op.2/2つの前奏曲Op.3/
2つの小品Op.5/2つの小品Op.6/3つの小品Op.7/
2つの小品Op.8/4つの小品Op.9
CD2)
8つの前奏曲Op.10/6つの詩Op.11/
3つの小品Op.12/4つの断片Op.13 |
ミヒャエル・シェーファー(ピアノ) |
録音:2014〜2015 年59’34/48’58
忘れられたロシアの作曲家、音楽学者、評論家サバネーエフ。タネーエフ、リムスキー=コルサコフに師事しました。
スクリャービンの友人としても知られ、スクリャービンの回想録「晩年に明かされた創作秘話」が有名です。今作はまさに貴重といえるピアノ・ソロ作品をまとめたアルバム第1弾!
埋もれたままにするのはもったいない程の小品ばかり。抒情が溢れ出る美しいメロディ。ちょっぴりの切なさも入り混じる。どこかスクリャービンのような神秘的な雰囲気も感じられます。ピアノ好きの方にオススメです。 |
PNEUMA
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アレクサンドリアのカンティガ
アルフォンソ10世(1221-1284)編纂:聖母マリアのカンティガ集
から
第34番「失われたイコン」(器楽)/155番「アレクサンドリアの騎士」
第131番「皇帝と司教」(器楽)/第182番「ディムヤートの追い剥ぎ」
第265番「ダマスカスの聖ヨハネ」(器楽)/第65番「アレクサンドリアの隠者」
第145番「聖ヨハネ・エレモシナリウス」(器楽) |
ムシカ・アンティグア
セサル・カラソ(歌、コーラスビオラ)
ルイス・アントニオ・ムニョス(歌、コーラス、フィドゥラ)
フリエタ・ビニャス(歌、コーラス)
ウゴ・ベステルダール(パンデロ、コーラス)
ヤニス・パパヨアヌ(リュート、トゥンブル、ブズーキ)
ディミトリス・プソニス(サントゥル、サズ、弓奏リラ)
フェリペ・サンチェス(ビウエラ・ダ・ペニョラ)
ワフィル・シェイクヘルディネ(ギンブリ)
ハイメ・ムニョス(シャリュモー、バグパイプ、カヴァル、カラモ)
アルフォンソ・トマス、
アレハンドロ・レオン(笛)
アルバロ・アルトゥロ(鐘)
ダビド・マヨラル(ダラブッカ、パンデロ、パンデレタ)
エドゥアルド・パニアグア(プサルテリウム、トロンバ・マリーナ、笛、コーラス)
エドゥアルド・パニアグア(指揮) |
録音:2014年10月-2015年6月、場所の記載なし
エドゥアルド・パニアグアのライフ・ワーク・シリーズ。エジプトの都市アレクサンドリアにまつわるカンティガを収録。
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イブン・アラビ 光の住まい
Tasabih / Mi corazon adopta todas las
formas. Muwwal modo Sika
Mi corazon adopta todas las formas. Muwwal
Sahli / Almuedano interior
Saludo a Salma / Estado de pasion / Las
sombras de la noche
Al-Andalus abre sus puertas / Brillo
el relampago / El secreto encuentro
Senor de los senores. Ya Sayyida / Sus
laderas son suaves |
様々な演奏者
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アル=アンダルス(イスラム統治下のイベリア半島地域)の思想家イブン・アラビ(1165-1240)の生誕850年を記念して当レーベルのアル=アンダルス音楽の既発売録音から選曲された編集盤。廉価設定です。 |
<メジャー・レーベル>
DG
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4795404
(11CD)
\10000→\9390 |
《偉大なるショパン・ピアニストたち
〜ショパン・コンクール優勝者 1927年—2010年》
ショパン:
【CD1】
《レフ・オボーリン:1927》
ピアノ・ソナタ第3番Op.58(1951年、モスクワ・ライヴ),
子守歌Op.57(1947年10月12日、ワルシャワ・ライヴ),
夜想曲嬰ハ短調(1927年ショパン・コンクール・ライヴ)〜レフ・オボーリン/
《アレクサンダー・ウニンスキー:1932》
マズルカ第1&41番, ワルツ第11番(録音:1932年、ワルシャワ),
舟歌(録音:1952年、アムステルダム),
練習曲Op.25-7(録音:1954年、アムステルダム)/
《ヤコフ・ザーク:1937》
華麗なる円舞曲Op.34-3, 夜想曲第9&11番,
マズルカ第11, 22, 40, 41番(録音:1955年)/
【CD2】
《ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ:1949》
ピアノ協奏曲第1番〜スメターチェク&チェコ・フィル(録音:1955年、プラハ)/
《ベラ・ダヴィドヴィチ:1949》
ピアノ協奏曲第2番〜コンドラシン&モスクワ交響楽団(録音:1961年、モスクワ)/
《アダム・ハラシェヴィチ:1955》
バラード第1番, 練習曲Op.25-6(録音:1966年、モスクワ)/
【CD3】
《マウリツィオ・ポリーニ:1960》
12の練習曲Op.25(録音:1972年),
ピアノ・ソナタ第2番Op.35(録音:1984年),
子守歌Op.57(録音:1990年)/
【CD4】
《マルタ・アルゲリッチ:1965》
24の前奏曲Op.28(録音:1975年), 前奏曲嬰ハ短調Op.45,
前奏曲変イ長調(遺作)(録音:1977年),
スケルツォ第3番Op.39(録音:1960年),3つのマズルカOp.59,
ポロネーズ 変イ長調「幻想」Op.61(録音:1967年)/
【CD5】
《ギャリック・オールソン:1970》
マズルカ第32番, ワルツ第1番(録音:2006年8月20日、ワルシャワ・ライヴ),
マズルカ第6番, 夜想曲第7&8番, スケルツォ第3番,
ワルツ第7番,
バラード第3番, 幻想曲Op.49, ワルツ第5番,
練習曲Op.10-4
(録音:2010年2月25日、ワルシャワ・ライヴ)/
【CD6】
《クリスティアン・ツィマーマン:1975》
4つのバラード, 舟歌Op.60, 幻想曲ヘ短調Op.49(録音:1987年)/
【CD7】
《ダン・タイ・ソン:1980》
夜想曲第5&7番, ワルツ第3番,
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22,
マズルカ第15&45番, スケルツォ第2番(録音:1981年)/
《スタニスラフ・ブーニン:1985》
バラード第4番, マズルカ第22〜25番, ワルツ第4番,
ポロネーズ第6番(録音:1985年)/
【CD8】
《ケヴィン・ケナー:1990》
即興曲第2番, 練習曲Op.10-4&12, バラード第4番,
スケルツォ第3番(録音:1990年、ワルシャワ・ライヴ)/
《フィリップ・ジュジアーノ:1995》
夜想曲第10番, ワルツ第7番, バラード第7番,
ワルツ第1番
(録音:2010, 2008年、ワルシャワ・ライヴ)/
《アレクセイ・スルタノフ:1995》
練習曲Op.25-5&6, 練習曲Op.10-12, 夜想曲第13番,
ポロネーズ第6番(録音:1995年、ワルシャワ・ライヴ)/
【CD9】
《ユンディ・リ:2000》
ピアノ・ソナタ第3番,
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ,
.
練習曲Op.10-2&5, .練習曲Op.25-11,
夜想曲第1,2,5番,
.即興曲第4番(録音:2001年)/
【CD10】
《ラファウ・ブレハッチ:2005》
ポロネーズ第1〜7番(録音:2013年)/
【CD11】
《ユリアンナ・アヴデーエワ;2010》
ワルツ第2番(録音:2008年8月22日、ワルシャワ・ライヴ),
夜想曲第17番, スケルツォ第1番, 4つのマズルカOp.33,
ポロネーズ第7番
(録音:2011年8月24日、
ポーランド放送・ヴィトルド・ルトスワフスキ・コンサートスタジオ、ライヴ),
スケルツォ第4番, 4つのマズルカOp.30,
前奏曲 嬰ハ短調Op.45
(録音:2010年10月6&12日、ショパン・コンクールでのステージ・オーディション) |
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ショパン・コンクール優勝者(または最高位)によるショパンの名演奏集
2015年のショパン国際ピアノ・コンクールも興奮の内に終了。また新たな才能が大きな賞賛とともに輝かしい世界へと歩みを始めました。
このアルバムには歴代のショパン・コンクールの優勝者たちの演奏が収められています。
もちろん21世紀の現代とは、奏者たちに求められる「テクニックや音楽性」にも違いがあり、またその順位にも異論が巻き起こることも多々ありましたが、各々の優勝者たちのその後の活躍を見るにつけ、やはりコンクールという篩は、優れた人材を発掘する1つの確実な方法と言えるのでしょう。

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4794648
(24CD)
\9000→\8490 |
こういうのけっこう好きです。
《24時間でわかる音楽史》
【CD1】
グレゴリオ聖歌:
「すべての者はシバより来たらん」「タルシスの王らは」
「わたしたちは東方でそのかたの星を見た」「ここは恐ろしい場所」
「われは御身の聖殿のみまえにひれ伏さん」「神なる主」「奉納唱」〜
ヨッピヒ神父(指揮)ミュンスターシュヴァルツァハ修道院聖歌隊[録音:1981年]/
ペロタン:「地上のすべての国々は」「地位ある人々が座に就き」/
マショー:
「ああ、この苦しみ!どうして忘れられよう」「運命女神の約束に」
「ダヴィデのホケトゥス」「主にして日なるキリストよ」〜
デヴィッド・マンロウ指揮 ロンドン古楽コンソート[録音:1975年]/
【CD2】
作者不詳:「トリスタンの嘆き〜ロッタ」「イスタンピータ」,
アテニャン:「バス・ダンス」他〜ウルザーマー・コレギウム[録音:1971年],
デュファイ、ダンスタブル:「モテトゥス」より、
ジョスカン・デ・プレ:「オケヘムの死を悼む挽歌」,
パレストリーナ:「バビロンの流れのほとりに」,
バード:「3声のミサ曲」〜プロ・カンツォーネ・アンティクァ[録音:1971〜1973年],
ダウランド:ファンタジア〜コンラート・ラゴスニック(リュート)[録音:1973年]/
【CD3】
J.S.バッハ: 「復活祭オラトリオ」 BWV.249,
ヘンデル:「メサイア」より抜粋〜
ポール・マクリーシュ(指揮)ガブリエリ・コンソート[録音:2000,
1996年]/
【CD4】
パッヘルベル:「カノンとジーグ」,
ヘンデル:「シバの女王の入場」「王宮の花火の音楽」,
J.S.バッハ:「ブランデンブルク協奏曲第1番」,
ヴィヴァルディ:「四季」より「春」,
パーセル:「シャコンヌ」〜
トレヴァー・ピノック(指揮)イングリッシュ・コンサート[録音:1981〜1985年]/
【CD5】
ハイドン:交響曲第94番「驚愕」,
モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」,
ベートーヴェン:交響曲第5番〜
バーンスタイン(指揮)ウィーン・フィル[録音:1985,
1984, 1977年]/
【CD6】
ハイドン:トランペット協奏曲〜
モーリス・アンドレ(Tp)
ハンス・シュタットルマイアー(指揮)ミュンヘン室内管[録音:1966年],
モーツァルト:クラリネット協奏曲〜
チャールズ・ナイディック(Cl) アマデウス室内管[録音:1987年],
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番〜
ヴィルヘルム・ケンプ(P) F・ライトナー(指揮)ベルリン・フィル[録音:1961年]/
【CD7】
ベルリオーズ:幻想交響曲ケルビーニ:「アナクレオン」序曲,
オーベール:「ポルティチの娘」序曲〜
マルケヴィチ(指揮)コンセール・ラムルー管弦楽団[録音:1961年]/
【CD8】
シューベルト:交響曲第8番「未完成」〜
バーンスタイン(指揮)アムステルダム・コセルトヘボウ管[録音:1987年],
ブラームス:交響曲第1番〜
バーンスタイン(指揮)ウィーン・フィル[録音:1981年]/
【CD9】
シューマン:「詩人の恋」,
ベートーヴェン:「君を愛す」「アデライーデ」「諦め」「くちづけ」,
シューベルト:
「シルヴィアに」「双子座の星に寄せる舟人の歌」
「変貌自在な恋する男」「孤独な男」「夕映えの中で」「セレナーデ」
「リュートに寄せて」「ミューズの子」「音楽に寄せて」〜
フリッツ・ヴンダーリヒ(Br) フーベルト・ギーゼン(P)
[録音:1965〜1966年]/
【CD10】
ショパン:スケルツォ第3番,
ブラームス:2つのラプソディ,
プロコフィエフ:トッカータ,
ラヴェル:水の戯れ,
ショパン:舟歌, リスト:ハンガリー狂詩曲第6番,
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調〜
マルタ・アルゲリッチ(P)[録音:1960,
1971年]/
【CD11】
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲Op.35,
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲Op.64〜
ナタン・ミルシテイン(Vn)
クラウディオ・アバド(指揮)ウィーン・フィル[録音:1972,
1973年]/
【CD12】
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲Op.104〜
ピエール・フルニエ(Vc)
ジョージ・セル(指揮)ベルリン・フィル[録音:1961年],
エルガー:チェロ協奏曲Op.85〜
ピエール・フルニエ(Vc)
アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)ベルリン・フィル[録音:1966年]/
【CD13】
シューマン:ピアノ協奏曲Op.54,
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番Op.18〜
スヴャトスラフ・リヒテル(P)
ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮)ワルシャワ国立フィル[録音:1958,
1959年]/
【CD14】
ブラームス:アルト・ラプソディOp.53〜
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms)
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)ウィーン・フィル[録音:1992年],
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集,
R.シュトラウス:4つの最後の歌〜
シェリル・ステューダー(Sp)
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)ドレスデン・シュターツカペレ[録音:1993年],
マーラー:さすらう若者の歌〜
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ラファエル・クーベリック(指揮)バイエルン放送交響楽団
[録音:1968年]/
【CD15】
シベリウス:フィンランディアOp.26,
スメタナ:モルダウ, ホルスト:惑星〜
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
ベルリン・フィル, ウィーン・フィル, シカゴ響[録音:1992,
1986, 1989年]/
【CD16】
プロコフィエフ:弦楽四重奏曲第1番Op.50,
バルトーク:弦楽四重奏曲第3番Sz.85,
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番Op.110〜
エマーソン弦楽四重奏団[録音:1989, 1988,
1998年]/
【CD17】
バーバー:弦楽のためのアダージョ,
ブリテン:ピーター・グライムズからの4つの海の間奏曲,
アイヴズ:夕暮れのセントラルパ−ク,
ストラヴィンスキー:春の祭典〜
バーンスタイン(指揮)
ロサンゼルス・フィル, ボストン響, ニューヨーク・フィル,
イスラエル・フィル
[録音:1982, 1990, 1988, 1982年]/
【CD18】
ロドリーゴ:アランフェス協奏曲,
ソル:ソナタ ハ長調Op.15b,
アルベニス:グラナダ,
バリオス:大聖堂, V=ロボス:5つのプレリュード,
トローバ:トリーハ,
ブローウェル:ゆりかごの歌〜
イェラン・セルシェル(G) オルフェウス室内管[録音:1989〜1997年]/
【CD19】
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ, ダフニスとクロエ第2組曲,
ボレロ,
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲, 海〜
ダニエル・バレンボイム(指揮)パリ管弦楽団[録音:1981,
1978年]/
【CD20】
ベルク:管弦楽のための3つの小品Op.6,
ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品Op.6,
シェーンベルク:管弦楽のための5つの小品Op.16,
ベルク:ヴァイオリン協奏曲〜
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)
ベルリン・フィル, アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)
[録音:1996, 1992年]/
【CD21】
ライヒ:6台のピアノ〜スティーヴ・ライヒ(P)他,
ジョン・アダムズ:シュエイカー・ループス〜
エド・デ・ワールト(指揮)サンフランシスコ響,
フィリップ・グラス:ヴァイオリン協奏曲〜
ギドン・クレーメル(Vn)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)ウィーン・フィル[録音:1974,
1983, 1982年]/
【CD22】
ビゼー:「カルメン」前奏曲,
ロッシーニ:「アルジェリアのイタリア女」序曲〜
クラウディオ・アバド(指揮)ロンドン響
ウィーン・フィル,
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲,
ヴェルディ:「運命の力」序曲,
R.シュトラウス:「サロメ」より7つのヴェールの踊り〜
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)フィルハーモニア管,
ベルリオーズ:ハンガリー行進曲〜小澤征爾(指揮)ボストン響,
J.シュトラウスII:「こうもり」序曲〜
カルロス・クライバー(指揮)バイエルン国立管弦楽団,
チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ,
ジェイムズ・レヴァイン(指揮)ドレスデン・シュターツカペレ,
ワーグナー:「神々の黄昏」より葬送行進曲〜
ペーター・シュナイダー(指揮)ドレスデン・シュターツカペレ,
ベートーヴェン:「フィデリオ」序曲〜
レナード・バーンスタイン(指揮)ウィーン・フィル,
モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲〜
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)イングリッシュ・バロック・ソロイスツ/
【CD23】
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」より「カタログの歌」〜
イルデブランド・ダルカンジェロ(Br),
プッチーニ:「ボエーム」より「冷たい手」〜
ジェリー・ハドレイ(T),
ロッシーニ:「セビリャの理髪師」より「私は町の何でも屋」〜
ヘルマン・プライ(Br),
ビゼー:「カルメン」より「セビリヤの砦の近くに」〜
テレサ・ベルガンサ(Ms) プラシド・ドミンゴ(T),
ヴェルディ:「椿姫」より「花から花へ」〜
イレアナ・コトルバス(Sp) プラシド・ドミンゴ(T),
プッチーニ:「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」〜
ロベルト・アラーニャ(T),
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より「イゾルデの死」〜
ブリギット・ニルソン(Sp),
プッチーニ:「トスカ」より「歌に生き、愛に生き」〜
ミレッラ・フレーニ(Sp),
モーツァルト:「魔笛」より「おいらは鳥刺し」〜
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br),
ロッシーニ:「セビリャの理髪師」より「今の歌声は」〜
テレサ・ベルガンサ(Ms),
レオンカヴァッロ:「道化師」より「衣装をつけろ」〜カルロ・ベルゴンツィ(T),
モーツァルト:「魔笛」より「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」〜
ロバータ・ピーターズ(Sp),
チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」より「全ての年齢は恋に従順」〜
パータ・ブルチュラーゼ(Bs),
ドニゼッティ:「愛の妙薬」より「人知れぬ涙」〜エスタ・ウィンベルイ(T),
モーツァルト:「フィガロの結婚」より「もう飛ぶまいぞこの蝶々」〜
ブリン・ターフェル(Br),
パーセル:「ディドとエネアス」より「あなたの手を貸して、ベリンダ」〜
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms)/
【CD24】
ウェーバー:「魔弾の射手」より「狩人の合唱」〜
ライプツィヒ放送合唱団,
ヴェルディ:「椿姫」より「乾杯の歌」〜
バイエルン国立歌劇場合唱団,
モーツァルト:「コシ・ファン・トゥッテ」より「風は穏やかに」〜
キリ・テ・カナワ(Sp)他,
ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」より
「だれがこのような時に抑えられるか」〜
シェリル・ステューダー(Sp)他,
ベートーヴェン:「フィデリオ」より「囚人たちの合唱」〜
ウィーン国立歌劇場合唱団,
モーツァルト:「フィガロの結婚」より「ひどいぞ、なぜ今まで」〜
アリソン・ハグレイ(Sp)他,
パーセル:「アーサー王」より「ご覧あれ ご覧あれ」〜
イングリッシュ・コンサート合唱団,
モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」より「ドン・ジョヴァンニ、汝は我を夕食に招いた」〜
ヴィタリ・コワリョフ(Bs)他,
ワーグナー:「ローエングリン」より「婚礼の合唱」〜
バイエルン放送合唱団,
プッチーニ:「ボエーム」より「ああ、ミミ
君はもうもどって来ない」〜
ジェリー・ハドレイ(T)他,
ヴェルディ:「トロヴァトーレ」より「アンヴィル・コーラス」〜
ローマ・サンタ・チェチーリア国立合唱団,
オッフェンバック:「ホフマン物語」より「美しい夜、おお、恋の夜よ」〜
エディタ・グルベローヴァ(Sp)他,
ヴェルディ:「ナブッコ」より「行け、思いよ、金色の翼に乗って」〜
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団,
R.シュトラウス:「ばらの騎士」より「夢なのでしょう、本当ではないのでしょうか」〜
ディアナ・ダムラウ(Sp)他,
ベルク:「ヴォツェック」より「ぐるぐる、ぐるぐる、バラの冠、踊れ」 |
これがあれば音楽史は完璧インプット!
24枚のディスクに、グレゴリオ聖歌から現代音楽までの名曲をたっぷり24時間分収録したボックス。
バーンスタイン、アルゲリッチ、アバド、クライバーなど蒼々たるアーティストによる名演で辿る豪華な音楽史です。歴史あるドイツ・グラモフォンの音源で構成されています。 |
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4795682
(8CD+Blu-rayオーディオ)
\9000 |
マックス・リヒター/スリープ(SLEEP 8時間ヴァージョン)
1 DREAM 1 (before the wind blows it all
away)
2 CUMULONIMBUS
3 DREAM 2 (entropy)
4 PATH (7676)
5 WHO’S NAME IS WRITTEN ON WATER
6 PATTERNS (cypher)
7 SOLO
8 ARIA 1
9 RETURN 2 (song)
10 NOR EARTH, NOR BOUNDLESS SEA
11 DREAM 11 (whisper music)
12 MOTH-LIKE STARS
13 PATH 17 (before the ending of daylight)
14 SPACE 26 (epicardium)
15 PATTERNS (lux)
16 CONSTELLATION 1
17 CONSTELLATION 2
18 SPAC E 2 (slow waves)
19 CHORALE / GLOW
20 DREAM 19 (pulse)
21 CASSIOPAEIA
22 NON-ETERNAL
23 SONG / ECHO
24 ARIA 2
25 NEVER FADE INTO NOTHINGNESS
26 RETURN 16 (time capsule)
27 IF YOU CAME THIS WAY
28 SPACE 17 (chains)
29 SUBLUNAR
30 DREAM 17 (Alpha)
31 DREAM 0 (till break of day) |
Soprano: Grace Davidson
Piano, Organ & Moog: Max Richter
Violin: Ben Russell, Yuki Numata Resnick
Viola: Caleb Burhans
Cello: Brian Snow
Cello: Clarice Jensen
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マックス・リヒターの新たな試みは眠りと音の美しきコラボ!
8時間のフル・ヴァージョンがCDでも遂に登場。
リヒターは最新作『スリープ』で新たな歴史を作り出しました。単一の楽曲としてはレコーディング史上最長の音楽を演奏し、リスナーが眠りに落ちる間も聞こえてくる——体感できる——音楽を。「これは激動の世界に捧げるパーソナルなララバイだ。いわば、スローライフ宣言なんだよ」とリヒターは語ります。
『スリープ』はあらゆる点で画期的な作品ですが、音楽的にはこれまでリヒターが規範としてきた枠組みを継承しています——つまり、クラシック音楽の語法はいかにあるべきか、問いかけを続けているのです。
これまでの彼の作品同様、『スリープ』ではピアノ、ストリングス、キーボード、エレクトロニクス、ヴォイスが中心となり、さまざまな音楽ジャンルの曖昧な境界線をまたいでいきます。
即座に癒される催眠効果をもたらす音楽を期待すると、実際には全く異なる音が展開されていきます。9月にリリースした1時間ヴァージョンの『フロム・スリープ』は“耳を傾けて聞くため”に選曲されていましたが、こちらの8時間に及ぶ『スリープ』は、最初から最後まで耳を傾けて聞く——体感する——ことを前提とした作品で、曲頭で覚醒していたリスナーは終曲で眠りに落ちるよう、意図されています。
当初デジタルのみで発売されていましたが、1時間ヴァージョンの好評を受けて、8時間ヴァージョンもCD+高音質ブルーレイ・オーディオの形でもお楽しみいただけることになりました。
夜中に聞いてもらうために書いた曲なので、実際に聞きながら眠りに落ちてもらえることを望んでいるよ」とリヒターは語っています。
全てが1枚に収録されたブルーレイ・オーディオが付いているので、寝ながら聴くのに最適なヴァージョンといえましょう
録音:2015年3月19日-20日 ニューヨーク、アバター・スタジオ |
SONY
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8887512312-2
(4CD)
\2700 |
プラシド・ドミンゴ75歳記念
プラシド・ドミンゴ/ザ・ベスト・オブ・プラシド・ドミンゴ
【CD1】
1) ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「女心の歌」,
2) プッチーニ:歌劇『リゴレット』より「さらわれてしまった.ほおの涙が」,
3) プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「冷たい手」,
4) プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「ああ、麗しの乙女」,
5) ヴェルディ:歌劇『アイーダ』より「清きアイーダ」,
6) ヴェルディ:歌劇『トロヴァトーレ』より「ああ、いとしい私の恋人」,
7) ヴェルディ:歌劇『トロヴァトーレ』より「見よ、恐ろしい炎を」,
8) プッチーニ:歌劇『トスカ』より「妙なる調和」,
9) プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「泣くな、リューよ」,
10) ヴェルディ:歌劇『仮面舞踏会』より
「さあ、言ってくれ、彼女が忠実に私を待っているかを」,
11) ヴェルディ:歌劇『椿姫』より「燃える心を」,
12) プッチーニ:歌劇『トスカ』より「星は光りぬ」,
13) ヴェルディ:歌劇『蝶々夫人』より「変わらぬ愛を」,
14) ヴェルディ:歌劇『椿姫』より「プロヴァンスの海と陸」,
15) プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」,
16)ヴェルディ:歌劇『ルイザ・ミラー』より
「ああ!この目が見たものを信じないことができたなら」,
17) ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』より「あ、あのお方だ」,
18) ヴェルディ:歌劇『オテロ』より「私を恐れるな」/
【CD2】
1) レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』より「衣装をつけろ」,
2) チレア:歌劇『アルルの女』より「フェデリコの嘆き」,
3) ビゼー:歌劇『カルメン』より「花の歌」,
4) フロトー:歌劇『マルタ』より「夢のごとく」,
5) ワーグナー:歌劇『ローエングリン』より「はるかな国に」,
6) モーツァルト:歌劇『魔笛』より「なんと魔法の音は強いことか」,
7) モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より「恋人を慰めて」,
8) ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』より「人知れぬ涙」,
9)ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』より「ある日、青空を眺めて」,
10) マスネ:歌劇『ウェルテル』より「春風よ
何故私を目覚めさせるのか」,
11)マスネ:歌劇『マノン』より「消え去れ、甘い幻影よ」,
12) グノー:歌劇『ファウスト』より「この清らかな住まい」,
13) マイアベーア:歌劇『アフリカの女』より「おおパラダイス」,
14) グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』より
「愛の神、愛の神か〜ああ!陽よ昇れ」,
15) チャイコフスキー:歌劇『エフゲニー・オネーギン』より
「どこに行ってしまったのだ」,
16) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より
「お母さん、あの酒は強いね」,
17) ビゼー:歌劇『真珠採り』より「聖なる神殿の奥深く」/
【CD3】
1) トニー・レニス:『人混みに立つ男』,
2) トスティ:『理想の人』,
3) バーンスタイン:『マリア』, 4) デ・クルティス:『帰れソレントへ』,
5) ドミンゴJr:『ヒア・マイ・ソング』,
6) リー・ホールドリッジ:『マイ・ソング、マイ・ライフ』,
7) ヤニー:『Il primo tocco』,
8) ジョン・デンバー:『アニーズ・ソング』,
9) ジョン・レノン:『イエスタデイ』,
10) ジェームズ・ホーナー:『イル・ミオ・クオーレ・ヴァ
(*タイタニックのテーマ:マイ・ハート・ウィル・ゴー・オンのイタリア語バージョン)』,
11) ジョン・デンバー:『パハップス・ラヴ』,
12) ジョゼフ・コズマ:『枯葉』,
13) ジャン・ポール・マルティーニ:『愛の歓び』,
14) チャーリー・チャップリン:『エターナリー』,
15) ホルヘ・カランドレッリ:『良心』,
16) ドミンゴJr:『ザ・ギフト・オブ・ラヴ』,
17) ステファノ・トマセリ:『真美の愛』,
18) ドミンゴJr&ホルヘ・カランドレッリ:『感謝』,
19) バッハ=グノー『アヴェ・マリア』,
20) ヘンデル:『オンブラ・マイ・フ』,
21) ビゼー:『アニュス・デイ』,
22) フランク:『天使の糧』,
23) ドミンゴJr:『クリスマスの子供たち』/
【CD4】
1) 『Mediterraneo』, 2) 『Alma Latina』,
3) 『Granada』,
4) 『Siboney』, 5) 『Malaguena』,
6) 『De Mexico a Buenos Aires』,
7) 『El Humahuaqueno -Caballo viejo - Moliendo
cafe』,
8) 『Manha de carnaval - Aquarela do Brasil』,
9) 『La Paloma』, 10) 『Aranjuez』,
11) 『Besame mucho』, 12)『Jalousie』,
13) 『Perfidia - Frenesi - La ultima noche』,
14) 『Paloma querida』, 15) 『La malaguena』,
16) 『Ayudame, Dios mio』, 17) 『Yo soymexicano』,
18) 『Quiereme mucho』, 19) 『La Negra
Noche』, 20) 『Total』 |
プラシド・ドミンゴ(テノール) |
世界のオペラ・シーンをリードし、3大テノールの1人としても人気を誇るプラシド・ドミンゴの名歌唱を収録したベスト4枚組です。
1959年にメキシコ国立歌劇場にデビューし、今年2009年彼のデビュー50年を記念して、RCAとSony
Classicalへのオペラ全曲盤などからの名アリアだけでなく、1968年から2008年の間に録音したポピュラーまで幅広く収録しました。
1枚目にはヴェルディとプッチーニの名オペラから、2枚目にはこれ以外のオペラからの名アリア、3枚目にはポピュラー・ナンバー、4枚目はラテンのナンバーなどを収録。彼のレパートリーの広さと多彩な歌声を実感できるはずです。 |
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DHM
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8887517012-2
\2700→\2490 |
クリストフ・シュペリング/J.S.バッハ:われらが神は堅き砦
ソプラノはハンナ・モリソン
J.S.バッハ:
カンタータ第80番「われらが神は堅き砦」BWV80,
カンタータ第80番「われらが神は堅き砦」BWV80
(W.F.バッハによるトランペット&ティンパニ付版),
「われらが神は堅き砦」BWV80bより断章 |
ハンナ・モリソン(ソプラノ),
ゾフィー・ハルムセン(アルト),
マニュエル・ケーニヒ(テノール),
トビアス・ベルント(バス),
コールス・ムジクス・ケルン,
ダス・ノイエ・オーケストラ,
クリストフ・シュペリング(指揮) |
おもに古典派から初期ロマン派にかけての知られざる作品の発掘に意欲的な活動を続けるクリストフ・シュペリングとダス・ノイエ・オーケストラによるドイツ・ハルモニア・ムンディへの最新録音は、バッハの有名なカンタータ第80番「われらが神は堅き砦」を巡る興味深いアルバムです。
カンタータ第80番「われらが神は堅き砦」BWV80は、バッハがワイマール時代に書かれた四句節第3日曜日のためのカンタータBWV80aをもとに、ライプツィヒ時代に、ルターのコラールを用いた3曲を追加して、宗教改革記念日用カンタータとした作品です。
この録音では、ルターのコラールを用いた元となったであろう3曲、そしてBWV80の全曲を収録。そして後にバッハの長男ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハが、トランペットとティンパニを追加した版による全曲が収録されています。
シュペリングの解釈は、美点と推進力のバランスを両立させているのが特徴。極めて清澄な美しいハーモニーを聞かせるコーラス、緊張と躍動感あるオーケストラ。ここでも、シュペリングの手腕により、素晴しい演奏に仕上げられています。
《録音》2015年
覚えてますか・・・ハンナ・モリソン
ハンナ・モリソンはバッハ・コレギウム・ジャパンとバッハ《マタイ受難曲》で共演、
また一時期店主がやたらとお奨めしていた「パンタグリュエル」のアルバムでご紹介していたので覚えている方も多いかと。
その透き通るような歌声(と容姿)には感動すら覚える。
最近ではガーディナーと共演、 BBC プロムスやザルツブルク音楽祭に登場、さらにゲヴァントハウス管弦楽団と共演。
ガーディナーの「復活祭オラトリオ」にも登場していた。
ついにメジャー・レーベルからも登場。どんどん活躍の場を広げていくことだろう。
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ハンナ・モリソン 「パンタグリュエル」のジャケット
先日紹介のガーディナー「ロ短調ミサ曲」 |
SDG 722
(2CD)
\3600 →\3290
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ガーディナー「ロ短調ミサ曲」を再録音!
モンテヴェルディ合唱団の豊かな響きは圧巻!
J.S.バッハ:ロ短調ミサ曲 BWV232 |
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ハンナ・モリソン(ソプラノ)
エスター・ブラジル(メゾ・ソプラノ)
メグ・ブラグレ(アルト)
ケイト・サイモンズ=ジョイ(アルト)
ペーター・ダヴォレン(テノール)
ニック・プリッチャード(テノール)
アレックス・アシュワース( バス)
デイヴィッド・シプリー(バス) |
2015年最新録音。ガーディナー「ロ短調ミサ曲」を再録音!モンテヴェルディ合唱団の豊かな響きは圧巻!
録音:2015 年3 月28-31 日ロンドン 聖ルカ教会/CD1
: 51' 10/CD2 : 54' 46
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8887516422-2
\2700→\2490 |
アレクサンダー・グリヒトリーク/J.S.バッハ:レオポルト侯のための葬送音楽
BWV244a
J.S.バッハ:
レオポルト侯のための葬送音楽 BWV244a
(アレクサンダー・グリヒトリークによる復元版) |
グズルン・シドニー・オットー(ソプラノ),
ダーフィト・エーラー(カウンターテナー),
ハンス・イェルク・マンメル(テノール),
ダニエル・オチョア(バス)、
ドイツ・ホーフムジーク合唱団,
ドイツ・ホーフムジーク(ピリオド楽器オーケストラ),
アレクサンダー・グリヒトリーク(指揮) |
ドイツのチェンバロ奏者・指揮者・音楽学者のアレクサンダー・グリヒトリークによる意欲的なバッハ・アルバムがドイツ・ハルモニア・ムンディから登場します。
消失していた「レオポルト侯のための葬送音楽」の復元は、これまでも試みられていました。バッハは、アンハルト=ケーテン侯レオポルト(1694〜1728)の宮廷で、1717〜23年の間楽長を務めていました。
この曲はバッハのよき理解者であったレオポルトのために、1729年に行われた彼の葬儀のために作曲・演奏されたこととなっています。楽譜は消失されていますが歌詞は残されており、その歌詞は「マタイ受難曲」のアリアに見事あてはまることから、「マタイ受難曲」の音楽をもとに復元が可能で、グリヒトリークによる復元もこれを元にしています(ペータースから校訂譜も出版されています)。
しかしグリヒトリークによると、「部分的に合唱のテキスト、そして和声進行があわない場所がある」ということで、彼のバッハ音楽研究、鍵盤楽器奏法、音楽構成など鑑みて、新たに構成し直したということです。
悲しみや祈りの要素が強いマタイ受難曲に対して、これまでのレオポルト侯の功績や感謝を表わすテキストによるこの「葬送音楽」は、深いものというよりは清々しささえ感じる音楽だったことが発見されたとのこと。
この録音前に行われたコンサートでは、バッハ学者をはじめ専門家によるプレスも絶賛しています。その新しい復元・解釈が今作でCDとして刻まれました。
《録音》2014年9月, ケーテン、聖ヤコプ教会 |
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8887512785-2
\2700→\2490 |
世界初録音あり
モード・アンティクォ/
ザ・ヤング・ヴィヴァルディ(ヴィヴァルディ:初期レア作品集)
ヴィヴァルディ:
1) ヴァイオリン協奏曲ニ短調RV.813,
2) ソナタ ハ長調RV.779,
3) 2台のヴァイオリンのための協奏曲イ短調RV.522a,
4) ソナタ ト短調RV.820, 5) ソナタ ヘ長調RV.52,
6) ソナタ イ短調RV.Anh.107a, 7) ソナタ
ハ長調RV.60 |
フェデリコ・マリア・サルデッリ(ブロックフレーテ&指揮)
モード・アンティクォ(ピリオド楽器アンサンブル) |
フェデリコ・マリア・サルデッリと彼の創設したピリオド楽器アンサンブル『モード・アンティクォ』によるドイツ・ハルモニア・ムンディへのデビュー・アルバムです。
『モード・アンティクォ』は、イタリア音楽、特にヴィヴァルディを得意としており、ヴィヴァルディの新発見の作品の録音など、ナイーヴのヴィヴァルディ・エディションやタクトゥス・レーベルから貴重な録音も数多く発売してきました(1997年、2000年とグラミー賞に2回ノミネートされた実績もあり)。
ここに収録された作品は、ヴィヴァルディ初期(RV.820は除く)の珍しい作品が収録されており、「RV.820」「RV.522a」「RV.Anh.107a」は世界初録音となります。
研究者としても活躍するサルデッリ(イタリア・アントニオ・ヴィヴァルディ協会会員でもあります)は、様々な演奏法や音楽言語を読み取っており、当時の響きの再現を試みた意義のある録音でもあります。
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<国内盤>
キング・インターナショナル(BIS)(国内仕様盤)
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KKC 5496
(SACD HYBRID)
\3000+税
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J.S.バッハ:2台のチェンバロのための協奏曲全集
(1)2台のチェンバロのための協奏曲第3番ハ短調BWV1062
(2)2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調BWV1061
(3)管弦楽組曲第1番BWV1066(鈴木優人編による2台チェンバロ版)
(4)2台のチェンバロのための協奏曲第1番ハ短調BWV1060 |
鈴木雅明、
鈴木優人(チェンバロ)
鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン |
現在考えうる最高の演奏陣によるバッハの2台のチェンバロのための協奏曲全集。待望の国内盤化
録音:2013 年1月/彩の国さいたま芸術劇場コンサートホール/[BIS]
BISSA.2051、輸入盤・日本語帯・解説付
SACD ハイブリッド盤。現在最強の父子古楽奏者鈴木雅明と鈴木優人が、バッハの2
台のチェンバロのための協奏曲に挑戦しました。
バッハの2 台のチェンバロのための協奏曲は今日3
篇が残っていますが、その全曲を収録。第1 番は「オーボエとヴァイオリンのための協奏曲」、第3
番は「2つのヴァイオリンのための協奏曲」という名作の編曲なため、良く知るメロディが広がり親しみやすさ満点。鈴木父子の演奏は驚くべきボルテージの高さと内容の濃さで、あっと言う間に聴かせてしまう魔力に満ちています。
さらに興味深いのは、鈴木優人編曲による管弦楽組曲第1
番の2 台チェンバロ版。これが入ることで、収録4
作品すべてがハ調で統一される意図とこだわりがうかがえます。 |
<映像>
DECCA(映像)
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74 3897
(DVD)
\3900 |
《ルネ・フレミング/クリスマス・イン・ニューヨーク》
1) The Christmas Waltz and INTRODUCTION/
2) INTERVIEW with KURT ELLING/
3) Still, Still, Still with KURT ELLING/
4) INTERVIEW with LIDIA BASTIANICH/
5) Frosty the Snowman with
RACHELLE FLEMING,
AMELIA ROSS and SAGE ROSS/
6) INTERVIEW with KURT ELLING/
7) WinterWonderland/
8) Silver Bells with KELLI O’HARA/
9) INTERVIEW with GREGORY PORTER/
10) Central Park Serenade
with GREGORY PORTER/
11) INTERVIEW
with RUFUS WAINWRIGHT/
12) In the Bleak Midwinter with RUFUS WAINWRIGHT/
13) INTERVIEW with GREGORY PORTER/
14) Have Yourself a Merry Little Christmas
with GREGORY PORTER/
15) INTERVIEW with KELLI O’HARA/
16) Silent Night
with RACHELLE FLEMING,
AMELIA ROSS and SAGE ROSS/
17) CREDITS |
ルネ・フレミング(ソプラノ)/
カート・エリング,
リディア・バスティアニッチ,
アメリア・ローズ,
サージュ・ロス,
ケリー・オハラ,
グレゴリー・ポーター,
ルーファス・ウェインライト |
ジャンルの垣根を超えた大スターの饗宴
オペラでの高貴で近寄りがたいヒロインの姿とは、ひと味違ったルネ・フレミングのくつろいだ表情がたっぷり楽しめる楽しいクリスマス・アルバムです。
ジャジーでオシャレなアレンジで甘く歌う彼女の声は、しっとりとしたクリスマスにぴったりです。様々なアーティストとの共演やインタビューも収録された魅力あふれる一枚です。 |

11/11(水)紹介新譜(1)
マイナー・レーベル新譜
HAENSSLER
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興味津々のブラームス編曲集
ブラームス変容
(1)ドホナーニ編:ワルツ集Op.39
(2)ローウェル・リーバーマン編:「マゲローネのロマンス」〜別れるべきなのか
(3)同編:ハープは鳴り響くOp.17の1
(4)同編:すみれに寄すOp.49 の2
(5)同編:すばらしい夜Op.59 の6
(6)エドゥアルド・シュット:ブラームスの子守歌によるパラフレーズ
(7)同:ブラームスの「甲斐なきセレナードOp.84の4」によるパラフレーズ
(8)バウアー編:コラール前奏曲「わが心の切なる喜び」Op.112の4
(9)同編:コラール前奏曲「一輪のばらは咲きて」Op.112の8
(10)同編:コラール前奏曲「わが心の切なる願い」Op.112の10
(11)スターク編:ハイドンの主題による変奏曲Op/56a
(12)フリードマン編:ワルツOp.39 の15&2 |
ペトロネル・マラン(Pf) |
ブラームスの子守歌がラフマニノフ風ピアニズムに!
録音:2015 年5 月10-11 日/ライプツィヒ/66’
07”
ブリュトナーの銘器を用いてバッハ(98.424)、モーツァルト(98.231)、ベートーヴェン(98.286)、チャイコフスキー(98.640)と続いたペトロネル・マランのヘンスラー編曲シリーズ、今回はブラームス。
彼の作品のなかでもメロディアスな魅力で人気の高いワルツを、ハンガリーのドホナーニとポーランドのフリードマンの両ピアノ作曲家がさらに効果的に料理。ウィーン風なドホナーニと、最後に異空間へ誘うフリードマン、どちらも弾かれないのが不思議な逸品で、宝物になること間違いなし。
さらにロシアのエドゥアルド・シュット (1856-1933)
による子守歌のパラフレーズは、ラフマニノフ風の超絶ロシア的編曲。可憐なメロディがロシア風に発展します。どれも興味満点。
マランの演奏は、こまでのシリーズ最高の出来で、美しい歌い回しや適格な技巧に聴き惚れます。 |
PRAGA DIGITALS
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PRDDSD 250207
(SACD HYBRID)
\2900
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プラハの旧市街がマヌリに与えた音楽
フィリップ・マヌリ:ピアノ・ソナタ第1番「都市」 |
ジャン=フランソワ・エッセール(Pf) |
録音:2003 年12 月21-22 日/マルセイユ/Multi-ch、Stereo、36’
22”
フランスの現代作曲家フィリップ・マヌリ(1952-)
のピアノ・ソナタ第1 番は、2002 年の作。彼は2001
年の10 月にチェコのプラハを訪れ、夕暮れに旧市街を歩いていると、急に忘我の状態となり、頭に音楽が鳴り響きました。それはリストのピアノ・ソナタの一節と思いきや、マヌリの妄想は次々と展開され、プラハの街から生まれた新作として産声をあげました。
全体は19 の短いエピソードから成り、最後はフーガとなります。エッセールに捧げられ、彼により世界初演されました。都市と音楽のコラボ、ひとつのスタイルの誕生と申せましょう。 |
RADIO FRANCE
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航海日誌
(1)デュティユー:航海の歌第1巻&2巻
(2)ダニエル=ルシュール:3声の民謡
(3)ブリテン:ゴールデン・ヴァニティ号 |
ソフィ・イェアンニン(指揮)
ラジオ・フランス・メトリーズ
ダニエル・ヒル(Pf) |
児童合唱の無垢な声に心洗われるひととき
録音:2014 年1 月6-10 日/ラジオ・フランス、スタジオ・ダヴー/49’
09”
ラジオ・フランス所属の児童合唱団「ラジオ・フランス・メトリーズ」。戦後1946
年創立で、メシアンやデュティユーら戦後派大物作曲家と歩んできました。現在はスウェーデン出身の美人指揮者ソフィ・イェアンニンが指導にあたり、フランス的なセンスと北欧的透明さが絶妙にブレンドする響きを聴かせてくれます。
ここではフランスの船乗りに伝承される歌をデュティユーが編曲した魅力的な合唱曲を披露。ブリテンのヴォードヴィル「ゴールデン・ヴァニティ号」は男の子しか登場しないブリテン好みの作品。ウィーン少年合唱団のために書かれましたが、ラジオ・フランス・メトリーズもピュアな演奏を繰り広げています。 |
ARION
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ARN 44019
\2500 |
《ロシアン・ジプシーのバラライカ》
1) Les yeux verts; boublitchky,
2) Ne sois pas jaloux, ne sois pas f?ch?;
mon boh?mien,
3) Ne pars pas; plaine, ma plaine (knipper),
4) Le sarafan rouge, 5) Kalinka, 6) Tzigane
et samovar,
7) L'amour s'est enfui; le vieux tzigane,
8) Kalitka; vradanka, 9) Pourquoi m'as;
tu aim? |
コフ・アヴィフ・アンサンブル、他 |
ロシアを代表する民族楽器バラライカ・アンサンブルの芸術
ロシアの代表的な民俗楽器であるバラライカは、ロシア語の「バラカーチ(おしゃべり)」を語源とし、17世紀頃に初めて文献に登場したと言われています。
三角錘の共鳴胴を持つ特徴的な形で、19世紀の末、ロシアの音楽家アンドレーエフにより改良され現在の形に落ち着きました。
たった3本の弦から生まれる哀愁を帯びた響きは日本でも人気が高く、名曲「カリンカ」を筆頭に、情熱的なトレモロが胸をふるわせます。《録音》1983年 |
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ARN 44380
\2500 |
《ブルターニュの伝統的音楽》
1) Round pagan, 2) Larid gavotte de Pointivy,
3) Polka plinn, 4) M lodie vannetaise,
5) Rond de Loud ac, 6) Andro, 7) Le marchand
de velours,
8) Hanter dro, 9) Tamm kerh, 10) Laride
de Pluvigner,
11) M lodie du scorff, 12) Pas de quatre,
13) Hanter dro,
14) M lodie vannetaise, 15) La sabotee,
16) Marches de Pluherlin |
ジャン・バロン(ボンバルド),
クリスチャン・アニェー(ビニュー・コツ),
アーヴル・リヴェール(パーカッション) |
ケルトに根ざした民族楽器によるブルターニュの音楽
フランス北西部の都市ブルターニュは、1532年にフランスに併合されるも実質はケルトの中の一国であり、その文化もケルトに根ざしています。
この地域では週末いたるところでダンスパーティが開催され、伝統楽器であるボンバルド(オーボエの前身の二枚リードの木管楽器)やビニウ(小型のバグパイプ)が奏され、人々は楽しく踊りながら夜を過ごします。
このアルバムで演奏している3人は、20年以上前からブルゴーニュ音楽の伝統と音色を継承しつつ、新たな方向性を模索しています。 |
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ARN 48653
\2500→\2290 |
1991年録音
ジェラール・プーレ
《フォーレ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集》
フォーレ:
1) ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調Op.13,
2) ロマンス 変ロ長調Op.28, 3) 子守歌
ニ長調Op.16,
4) アンダンテ 変ロ長調Op.75,
8) ヴァイオリン・ソナタ第2番ホ短調Op.108 |
ジェラール・プーレ(ヴァイオリン),
ノエル・リー(ピアノ) |
フランスの名手による瑞々しい演奏
名演として名高いジェラール・プーレとノエル・リーによるフォーレのヴァイオリン作品集です。
教育者としても名高い彼は、日本でも多くの演奏会とマスタークラスを開催し、後進の指導にも力を注いでいます。このフォーレは彼の数多い録音の中でも一際素晴らしいもので、まさしく「フランス音楽の至高」たる輝きを放っています。
初期の流麗な作風による「ソナタ第1番」から晩年の渋く内省的な響きを持つ「ソナタ第2番」まで得も言われぬニュアンスが香り立つ音楽をお楽しみいただけます。《録音》1991年 |
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ARN 68828
\2500→\2290 |
《第一次世界大戦中のフランスの室内楽作品》
1) リュシアン・デュロゾワール(1878-1955):五つの水彩画,
2) ウジェーヌ・クール(1877-1936):2つの小品Op.91,
3) ウジェーヌ・イザイ:子供の夢Op.14,
4) クララ・シューマン:3つのロマンスOp.22,
5) カプレ:夢,
6) フェルナン・ド・ラ・トンベル(1854-1928):子守歌,
あなたの青い瞳を閉じて,
7) アルフレッド・ダンブロジオ(1871-1914):エレジーOp.46,
8) リリ・ブーランジェ(1893-1918):2つの小品,
9) フォーレ:子守歌,
10) フローラン・シュミット:4つの小品Op.25 |
アマンダ・ファヴィエ(ヴァイオリン),
セリメーヌ・ドーデ(ピアノ) |
戦争の辛さ、子供の頃の楽しい思い出をメロディに乗せ・・・
作曲家、ヴァイオリニストとして活躍したリュシアン・デュロゾワール。ほとんど忘れ去られてしまった人ですが、いくつかの作品が録音されるなど、最近になって少しずつ注目を集めつつあります。
このアルバムはデュロゾワールが1915年11月、第1次世界大戦に大佐として従軍した際、彼のスーツケースに入っていた楽譜を再現したものです。
これらの音楽が戦いに疲れた兵士たちをどれほど元気づけたことでしょうか。その作品を最初に配置し、同時代に活躍した作曲家による子供の頃の良き時代を想起させる作品などをカップリング。世界発録音の作品も含む興味深いアルバムです。 |
ARTALINNA
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中国の新星ラン・ジアのシューベルト
シューベルト(1797-1828):
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 Op.posth
D.960
ピアノ・ソナタ第13番イ長調 Op.120 D.664 |
ラン・ジア(ピアノ) |
録音:2014年11月5-6日、ヒストリッシャー・ライトシュターデル、ノイマルクト、ドイツ
ラン・ジアは中国生まれの女性ピアニスト。(生年については情報未入手ですが2015年現在で24歳くらいと推測されます。)カーティス音楽学校(アメリカ合衆国フィラデルフィア)でゲイリー・グラフマンに師事し、2005年11月グラフマンとの共演でリンカーン・センターのアリス・タリー・ホールにデビュー。2010年マイアミ国際ピアノ・フェスティヴァルに出演した際のライヴが
VAIレーベルから発売されています。
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フランソワ・デュモンのバッハ
J・S・バッハ(1685-1750):
イギリス組曲第2番イ短調 BWV807/パルティータ第1番変ロ長調
BWV825
パルティータ第2番ハ短調 BWV826/フランス組曲第3番ロ短調
BWV814 |
フランソワ・デュモン(ピアノ) |
録音:2014年11月3-4日、ヒストリッシャー・ライトシュターデル、ノイマルクト、ドイツ
フランソワ・デュモンは1985年フランスのリヨンに生まれ、パリ音楽院でブルーノ・リグットに、コモ湖国際ピアノ・アカデミーでマレイ・ペライア、レオン・フライシャー、ドミートリー・バシキーロフ、パウル・バドゥラ=スコダ、ピエール=ローラン・エマールらに師事。2010年ショパン国際ピアノ・コンクール第5位。
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DIGRESSIONE
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スクリャービン(1872-1915):幻影の肖像 ピアノ作品集
マズルカ ホ短調 Op.3 No.7/24の前奏曲
Op.11
ソナタ第2番嬰ト短調「幻想ソナタ」Op.19/ソナタ第4番嬰ヘ長調
Op.30
ソナタ第9番「黒ミサ」Op.68 |
フィリッポ・バルドゥッチ(ピアノ)
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フィリッポ・バルドゥッチはスクリャービンを得意とするイタリアのピアニスト。「音楽の黙示録:スクリャービンの革命(Musica
dell'apocalisse: la rivoluzione di Scriabin)」というエッセイも執筆しています。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
PRAGA DIGITALS
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PRDDSD 350085
(SACD HYBRID)
\2900 →\2690
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フルトヴェングラー第4弾はグレートとルツェルンの第9
(1)シューベルト:交響曲第9番ハ長調D944「グレート」
(2)ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」〜フィナーレ |
(1)ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィル
(2)エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
エルザ・カヴェルティ(アルト)
エルンスト・ヘフリガー(Ten)
オットー・エーデルマン(Bs)
ルツェルン音楽祭合唱団
フィルハーモニア管弦楽団 |
人気のプラハSACD復刻シリーズ、フルトヴェングラー第4弾はグレートとルツェルンの第9
(1)1951年12月10-12日/セッション録音(ベルリン) (2)1954年8月22日/ルツェルン音楽祭(ライヴ)/MONO、Bi-Channel
Stereo、79’ 27”
SACD ハイブリッド盤。限定盤。
メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェングラーの名盤SACD
化第4 弾。
今回はターラ・レーベルの主宰ルネ・トレミーヌ追悼に「2
つの第9」として捧げられています。
シューベルトの「グレート」は、DG からSACD
発売されたもの(今日入手困難)と同じ1951
年12 月のセッション録音。もともと壮大な作品ながら、フルトヴェングラーの演奏はそれを倍増させる凄さ。それがSACD
リマスタリングにより楽器の分離、音場が広がり最高。もちろん盛り上がりのエネルギーも増し、フルトヴェングラーの創りだす世界に圧倒されます。
近年アウディーテ・レーベルからもSACD 化された1954
年8 月22 日のルツェルン音楽祭のベートーヴェンの第9。ここではフィナーレのみを収録していますが、アウディーテとは異なるプラハ・レーベル独自のマスタリングが光ります。
今年の年末はこれで決まりと申せましょう。 |
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ヤーノシュ・シュタルケル追悼
(1)マルティヌー:チェロ協奏曲第1番(1955年第3版)
(2)プロコフィエフ:チェロ協奏曲ホ短調Op.58
(3)ドホナーニ:コンツェルトシュテュックOp.12 |
(1)ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)
ジョン・ネルソン(指揮)
チェコ放送交響楽団
(2)(3)ワルター・ジュスキント(指揮)
フィルハーモニ管弦楽団 |
シュタルケルの技巧光る20 世紀チェロ協奏曲集
(1)1990 年3月19日/プラハ(ライヴ) (2)1956年7月14-16日/ロンドン (3)1956年7月14-16日/ロンドン/純正Stereo、77’
58”
2013年に89歳の生涯を終えたハンガリー出身の名チェロ奏者ヤーノシュ・シュタルケル。彼の録音のなかから、20世紀のチェロ協奏曲を集めた好企画。有名な作曲家の作品ながら、意外に聴く機会のない3
篇なのも大歓迎。マルティヌーのチェロ協奏曲第1
番は1930 年の初版が小管弦楽で、1939 年に大管弦楽に直し、さらに晩年大改訂を加えました。ここではその最終稿を聴くことができます。
プロコフィエフはピアノやヴァイオリンの協奏曲が人気なのに比べ、チェロ協奏曲はあまり馴染みがありません。第1
番はソ連帰国後1938 年の作で、「ピーターと狼」やバレエ音楽「ロミオとジュリエット」と同時期のもの。しかし独奏部の異常な難しさと西欧的感覚が不評で、いわば封印された作品となり、晩年に「交響的協奏曲」へ改作しました。
シュタルケルは貴重なオリジナル稿で演奏。切れ味満点で、プロコフィエフならではのスリリングな音楽に興奮させられます。
シュタルケルの同胞ドホナーニ初期のコンツェルトシュテュックも聴きもの。ドホナーニのメロディ・メイカーとしての才の光る作品で、どことなくリヒャルト・シュトラウスのオペラを思わせます。これもシュタルケルがとびきりの美しさで奏でています。 |
<メジャー・レーベル>
SONY
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88875178222
\2700 |
ダニエル・テイラー/四千冬
1) 作者不詳:『今日キリストはお生まれになった』,
2) ジョン・タヴナー:『子羊』,
3) マシュー・マーティン:『アダムは囚われの身』,
4) ボリス・オード:『アダムは囚われの身』,
5) トマス・タリス:『見よ、天主の御母の奇跡を』,
6) ウィリアム・バード:『アヴェ・マリア』,
7) Trad(V=ウィリアムズ編):『天から送られた真実』,
8) ハーバート・ハウエルズ:『エサイの根より』,
9) ミヒャエル・プレトリウス:『エサイの根より』,
10) ジョン・ジュベール:『かくも麗しいバラはない』,
11) 作者不詳:『Ther Is No Rose of Swych
Vertu』,
12) グスターヴ・ホルスト:『わびしき真冬に』,
13) マシュー・ラーキン:『アダムは囚われの身』,
14) 作者不詳:『おお、エサイの根よ』《演奏》 |
ダニエル・テイラー(カウンターテナー&指揮),
トリニティ合唱団 |
世界中の古楽コンサートだけでなく、歌劇場でも絶賛をあびるカウンターテナー歌手、ダニエル・テイラーによるソニー・ミュージックへの3枚目のアルバムです。
前2作はRCA Red Sealでしたが今回はソニー・クラシカルからのリリースとなります。 1969年にカナダ生まれの、現在最も実力と人気を持つカウンターテナーのひとり。モントリオール、マルギ大学と大学院で哲学と音楽を学び、マイケル・チャンスに認められイギリスに留学、1997年のグラインドボーン音楽祭でのヘンデルの歌劇『テオドーラ』(ピーター・セラーズ演出)でセンセーショナルなデビューを飾りました。
ジョナサン・ミラーのヘンデルの歌劇『ロデリンダ』の録音に出演。ヘンデルやモンテヴェルディのオペラに出演し、絶賛を浴びています。
オペラだけでなく現代音楽まで広いレパートリーを持ち、バーンスタインの作品や、坂本龍一の『Life』(ダライラマ、カレーラスと共演)などが特筆に価します。最近では、バッハのカンタータに多く出演し、ガーディナーやヘレヴェッヘのバッハのカンタータ・シリーズにも多く出演・録音に参加しています。鈴木雅明のカンタータ受難曲シリーズのコンサートや録音(第25巻)にも出演しており、自然な声、知的な歌い方と、高い評価を得ています。
このアルバムでは、クリスマスに関した作品を収録。15世紀のキャロルから現代のタヴナーまで幅広い時代の作品から選ばれており、彼の音楽性への敬意がこめられた深い歌声による歌唱で、クリスマスの聖夜を感じていただけるはずです。
またこのアルバムは、テイラーが結成したトリニティ合唱団との初録音でもあります。
《録音》2015年8月, ロンドン、St Alban's
the Martyr (デジタル:セッション) |

11/10(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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BR KLASSIK
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900142
\2400→\2190 |
レクイエムで壮絶な演奏を聴かせてくれたヤンソンス
バイエルン放送響との
ドヴォルザーク:スターバト・マーテル
Op.58
1.第1曲:悲しみに沈める聖母は/
2.第2曲:誰が涙を流さぬものがあろうか /
3.第3曲:いざ、愛の泉である聖母よ/
4.第4曲:わが心をして/
5.第5曲:わがためにかく傷つけられ/
6.第6曲:我にも汝とともに涙を流させ/
7.第7曲:処女のうちもっとも輝ける処女)/
8.第8曲:キリストの死に思いを巡らし/
9.第9曲:焼かれ、焚かれるとはいえ/
10.第10曲:肉体は死して朽ち果てるとも |
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エリン・ウォール(ソプラノ)/
藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)/
クリスティアン・エルスナー(テノール)/
リー・リアン(バス)/
バイエルン放送合唱団(合唱指揮…ミヒャエル・グレーザー)/
バイエルン放送交響楽団/
マリス・ヤンソンス(指揮) |
録音 2015年3月24-26日ミュンヘン ヘルクレスザール・デア・レジデンツ
ライヴ収録
「スターバト・マーテル=悲しみの聖母」
13世紀に生まれたカトリック教会の聖歌の一つで磔刑に処されたキリストの元に佇んだ聖母マリアの悲しみが歌われています。
この詞を書いたのはヤーコポーネ・ダ・トーディとされています。どのような理由があるにせよ、愛しい息子を失くした母の悲しみはいつの世にも普遍のものであり、この詞に心打たれた芸術家たちが多くの作品を書いています。
ドヴォルザークの「スターバト・マーテル」は、彼自身の個人的な悲しみが深く投影されていることで知られています。1876年、彼の生まれたばかりの娘ホセファが生後たった数ヶ月で世を去ったことに落胆したドヴォルザークはこの曲のスケッチを始めたのですが、その翌年1877年の8月には幼い娘ルジェナがたばこの誤飲で死去、さらに3歳の息子オタカルも天然痘で亡くなるという悲運にあいつで見舞われてしまったのです。その悲しみを克服するかのようにドヴォルザークは1877年の11月にこの作品を書き上げます。
1880年12月23日、プラハ音楽芸術協会の定期演奏会で行われた初演は大成功を収めたということです。
このヤンソンスの演奏、陰鬱な第1曲目の冒頭の雰囲気は第4曲目まで変わることなく、ようやく第5曲目「わがためにかく傷つけられ」になって少しだけ明るく包み込むような雰囲気に変化します。
以降も悲しみと慰めが行き来しますが、最後の10曲目に、全ての悲しみを吹っ切るかのように荘厳に曲が転じるところは、実に感動的。その後のフーガも実に素晴らしく、一糸の乱れもありません。
オーケストラもソリストも合唱も渾身の叫びを込めたかのようなこのドヴォルザーク。情熱だけで突っ走るのではなく、計算された感情表現には驚くばかりです。
ライバルになってしまうが
ロイヤル・コンセルトへボウ、そしてウィーン楽友協会合唱団
この「レクイエム」もすごかった |
ロイヤル・コンセルトヘボウ自主製作盤
RCO 10001
(2SACD HYBRID)
\3600
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ヤンソンス(指)&ロイヤル・コンセルトへボウ
そしてウィーン楽友協会合唱団
ドヴォルザーク:
レクィエム 変ロ短調Op.89, B 165(1890)*
交響曲第8番ト長調Op.88(1889) |
マリス・ヤンソンス(指)
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
クラッシミラ・ストヤノヴァ(S)*
藤村実穂子(A)*
クラウス・フロリアン・フォークト(T)*
トーマス・クヴァストホフ(Bs)*
ウィーン楽友協会合唱団* |
ヤンソンス&コンセルトへボウによる ドヴォルザーク
ウィーン楽友協会合唱団 創設150周年記念シリーズのレクィエム
きわめつけのナンバー、第8交響曲
[Disc 1 & Disc 2 Track 1-3]録音:2009年2月5日、6日アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)、[Disc
2 Track 5-8]録音:2007年12月19、20、21、23、25日&2008年10月23日アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)
*Disc 2 Track 4と9は拍手。DSD5.0、マルチチャンネルステレオ
【ウィーン楽友協会合唱団創設150周年記念公演のレクィエム】
たいへん信仰の厚いクリスチャンであったドヴォルザークが遺した唯一のレクィエムは、2部構成、全13曲からなる大曲で、編成上4人のソリストと混声合唱を擁する点が共通するスターバト・マーテルと並んで2大宗教曲に位置付けられています。
ある意味、特別な作品にふさわしく、ここでコーラスにはゲストとしてウィーン楽友協会合唱団が迎えられていますが、ヤンソンス指揮のもとRCOとの共演によるドヴォルザークのレクィエムのシリーズは、2008/09年のシーズンを通してウィーン楽友協会合唱団によって、その創設150周年を祝う記念事業のひとつとして行なわれたものです。ちなみに、レコーディングが行なわれた2月5日、6日のアムステルダムでの公演に引き続いて、11日と12日にも同じキャストによりウィーンのムジークフェラインでレクィエムを演奏しています。
【ヤンソンス初の注目レパートリー】
ヤンソンスはショスタコーヴィチのオペラ「ムツェンスク群のマクベス夫人」をリリースするなど、近年、声楽曲やオペラに力を入れ、来日時のインタビューでも今後いっそうこうしたジャンルへの夢を熱く語っていましたが、ドヴォルザークのレクィエムというあらたな取り組みはまさにそうした志向を裏付けるものといえるでしょう。
「最高水準の出来ばえのものしか出さない」と自信をもって言い切るヤンソンスだけに、ドヴォルザークのレクィエムも、クヴァストホフといったソリストの魅力も併せて、十分な期待にこたえてくれる内容です。
【充実のラインナップ。RCOによる第8交響曲のディスコグラフィ】
いっぽう、レクィエムとは創作時期を相前後する第8交響曲は、名門RCOにとって屈指の録音歴を誇るレパートリー。これまでにRCOは、1963年にハイティンクとセッション録音、1970年にアンチェルとライヴ録音、1978年にコリン・デイヴィスとセッション録音、1990年にジュリーニとライヴ録音、1998年にはアーノンクールとライヴで録音しています。
【ヤンソンスのきわめつけドヴォルザーク第8番】
意欲的な初レパートリーのレクィエムに対して、第8交響曲はファンの間ではヤンソンスの十八番としておなじみです。実演における心臓が破裂しそうなテンションの高さでは、2000年11月のベルリン・フィルとの来日公演での度肝を抜く快演は語り草となっているほど。もちろんヤンソンスはRCOとも実演で頻繁に取り上げており、第8交響曲を前回2008年のアジア・ツアーでもやはり、11月5日の北京、8日の上海、10日のサントリーホール、14日の横浜みなとみらい、15日の京都コンサートホールでの公演曲目に組んでいました。
RCO弦楽セクションの真骨頂というべき、流麗きわまりない第3楽章。そしていつ聴いても手に汗握るフィナーレ。ヤンソンスは第8交響曲の収録にあたり、前作「新世界より」の録音を終えた時点の早い段階からRCOに決めて万全の準備を重ねてきたことをうかがわせます。
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<国内盤>
Studio N.A.T
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NAT14471
\2700+税 |
ソワレアンティーム/ミュジーク・フランセーズ・オゥ・シャボン
豊田弓乃ヴァ材リン海老彰子ピアノ
ルクー:
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調
フォーレ:
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番イ長調作品13
アンダンテ作品75
子守唄作品16
夢のあとに作品7ー1 |
豊田弓乃(ヴァイオリン)
海老彰子(ピアノ) |
豊田弓乃、海老彰子、フランス近代音楽のひととき
ヴァイオリンとピアノの音の戯れに身を任せ、更けゆく夜を味わうに似合わしい、名手二人による円熟の奏楽。
夭逝の天才ルクーと、洗練の極みフォーレのソナタおよび小品を収録。
プロフィール
豊田弓乃(ヴァイオリン) Yumino TOYODA,
Violon:
ヨーロッパで生まれ育った国際的ヴァイオリニスト。
6歳の時、ベルリンフィルハーモニーホールにてRuediger
Trantow指揮、ベルリンユースフィルハーモニーとデビュー。1971年に同楽団とヨーロッパツアーを行う。また同時期、全ドイツユース国際コンクールで二度にわたり優勝。
11歳でパリ国立音楽院に入学し、Gerard Jarry教授、及びJacques
Dejean教授の下で学び、三年後に満場一致のプルミエ・プリで卒業。同音楽院のソリスト・ディプロマコース(3eme
cycle)を経た後、ロン=ティボー国際コンクール、ジュネーブ国際コンクール、ナポリ国際コンクール等で次々と入賞。特にジュネーブ国際コンクールでは一位なしの二位で優勝後、スイスのLuzern音楽祭にてデビュー。その後、ニースフィルハーモニー、スイスロマンド、ローザンヌ管弦楽団等でソロ活動を重ねる。
1987年にベルリン三重奏団を結成し、20年もの間ドイツ、スイス放送局などで数々のコンサート及びレコーディングを行う。その間、バンベルグ交響楽団、スイス・ローザンヌ管弦楽団、ヴュルテンべルグ管弦楽団でソロ・コンサートマスターを歴任。日本では定期的にリサイタルを行い、中でも海老彰子とのデュオでは高い評価を得ている。国内オーケストラでは日本フィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団等でソリストとして出演。また、2004年〜2012年まで日本フィルハーモニー交響楽団のゲストコンサートマスターを務める。
これまでにArthur Grumiaux、Nathan Milstein, Joseph Gingold等の巨匠に指導を受け、Y.Menuhin,
J.Galway, A.Schiff, R.Lupu, Ph.Moll, 海老彰子、指揮者ではV.Ashkenazy,
J.Lopez-Cobos, G.Bertini, J.Faerber, P.Dervaux, 小林研一郎、広上淳一、尾高忠明、豊田耕児等と共演し、ヨーロッパ、アメリカでも幅広く親しまれる。レコーディングはカメラータ東京より、藤井一興氏とLPをリリース。Denon,
Teldec, Virgin-Classics CD等でソロコンサートマスター出演時の演奏が聴ける。
現在、桐朋学園大学にて准教授として後進の指導にあたり、全日本学生音楽コンクール等で審査員を務める傍ら、ソロを中心とした演奏活動を精力的に行っている。
海老彰子(ピアノ) Akiko EBI, Piano:
芸大1年在学中、第41回日本音楽コンクール優勝。パリ国立高等音楽院最優秀卒、同研究科卒。ロンティボーで2位グランプリと特別賞4つ受賞、ショパンコンクール上位入賞。日本ゴールドディスク大賞2回、日本ショパン協会賞、仏政府から文芸シュバリエ勲章、パリ名誉市民メダル、エクソン・モービル音楽本章等を受ける。長年、日本をはじめ、欧州、米国、カナダ、中南米、ロシア、中国、中近東、エジプトなど世界30ヶ国以上で演奏家として活発にTVや各音楽祭で活躍中。各国でマスタークラスを開催。ショパンコンクールや主要国際音楽コンクールの審査依頼も多い。横浜市招待国際ピアノ音楽院実行委員長。第8回及び第9回浜松国際ピアノコンクール審査委員長。日本ショパン協会理事。元日本大学芸術学部大学院研究科ピアノ科教授及び東京芸術大学客員教授も務めた。
共演指揮者:スクロヴァチェフスキー、ブリュッヘン、フォスター、ヤノフスキー、シナイスキー、コシュラー、グシュルバウアー、カルデロン、井上道義、佐渡裕、沼尻竜典他。NHK、読売、都響、日本フィル、新日フィル、札幌、関西、群馬、広島、九響等、フランス放送、モンテカルロ、ワルシャワ国立、スロヴァキア、ルクセンブルグ、アルゼンチン国立等の各交響楽団、ラトヴィア、英国、ロシア等のオーケストラと協演。室内楽ではデュメ、パスキエ、ノラス、豊田弓乃、ヒューイット、ダルベルト、モラゲス5重奏団、パリジ4重奏団、ヴィア・ノヴァ4重奏団等と数多く共演。マルタ・アルゲリッチとの2台ピアノ演奏の模様は、世界各国で繰り返しTV放映された。
CDに、ショパン練習曲全集、前奏曲・即興曲全集、1838年製エラール古楽器でのショパン前奏曲・即興曲全集、1849年製エラール古楽器で18世紀オーケストラとブリュッヘン指揮ショパンピアノ協奏曲第1番実況録音CD、ラヴェル、フューメ(世界初演)、グリーグ、大江光、高橋裕ピアノ協奏曲、室内楽ではウェーベルンやフランク及びピエルネの「ピアノと弦楽の為の5重奏」 がある。 |
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NAT15221
\2700+税 |
「20世紀フォーク・無伴奏チェロ」/エマニユエル・ジラール
コダーイ:無伴奏チェロソナタop.8
ガスパール・カサド:無伴奏チェロ組曲
黛敏郎:BUNRAKU(文楽)
スルカン・ジンザゼ:チョングリ |
エマニュエル・ジラール(チェロ) |
コダーイの超絶難曲をはじめ、無伴奏で挑むチェロ音楽芸術の極み世俗音楽を探究し芸術音楽としての新たな形を創り上げた、20世紀の作曲家による4作品を収録。
前作バッハアルバムに続き、エマニュエル・ジラールがチェロ一挺から繰り出す多彩な音色と多様な表現とで、無伴奏チェロの極地に挑む。
■ プロフィール
エマニュエル・ジラール(チェロ) Emmanuel
Girard, Violoncello:
パリ・ソルボンヌ大学で美術史、ラングゾー=フランス国立東洋言語大学で日本語を学び、パリ国立高等音楽院をチェロ、室内楽共にプルミエプリで卒業。
卒業後、同音楽院の古楽器科において、バロックチェロと通奏低音を学ぶ。
ソロ活動のほか、室内楽奏者として活発な演奏活動を行う。またラ・シャンブル・フィルハーモニック(E・クリビヌ氏指揮)、レ・タロンリリックの主要メンバーとして、国内外の主要ホール、音楽祭等で演奏を重ねている。
ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者としても多くの優れた演奏家と共演する。横浜国際音楽コンクール審査員。
現在、桐朋学園大学音楽学部の特任教授として、チェロ、室内楽の指導を行っている。
バッハの無伴奏チェロ組曲CD(NAT Japan))好評発売中。
使用楽器(チェロ)は1750年作のC ・A・テストーレである。
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