≪第86号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2016/3/15〜
3/18(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
.
EASONUS
|
EAS 29300
(4CD+
Bonus DVD [PAL])
\15000 →\13990
|
レオンスカヤ生誕70年記念、新録音
超豪華美麗アルバム
リヒテルとのデュオの貴重な映像付き!(PALですが・・・)
シューベルト:ピアノ・ソナタ
CD1
第14番イ短調D.784、第18番ト長調D.894
CD2
第16番イ短調D.845、第17番ニ長調D.850
CD3
第15番ハ長調D.840、第20番イ長調D.959
CD4
第19番ハ短調D.958、第21番変ロ長調D.960
Bonus DVD(PAL方式:82分)
モーツァルト(グリーグ編曲):
ピアノ・ソナタ第5番ト長調K.283
幻想曲ハ短調K.475
ピアノ・ソナタ第15番ハ長調K.545
ピアノ・ソナタ ヘ長調K.533 / 494 |
|
CD
エリーザベト・レオンスカヤ
(ピアノ)
DVD
エリーザベト・レオンスカヤ &
スヴャトスラフ・リヒテル
(ピアノ・デュオ) |
これはすごい!
レオンスカヤ生誕70 年記念超豪華美麗アルバム。リヒテルとのデュオの貴重な映像付き!
CD:録音:2015 年/ベルリン・マイスターザール/CD1:67’
07”、CD2:79’ 50”、CD3:67’ 19”、CD4:79’
31”
DVD:収録:1993 年7 月26 日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)/82’
00”
エリーザベト・レオンスカヤは1945 年11 月23
日生まれ。先日70 歳を迎えた記念に、最新録音のシューベルトをメインにした超豪華装丁アルバムがリリースとなりました。
今回は昨年の最新録音によるシューベルトの後期ソナタ集。14
番から21 番までの魔術的な名曲を聴かせてくれます。シューベルトの後期作品は、単に技巧だけで解決できない別世界の音楽といえますが、レオンスカヤは全く奇を衒わず、明快かつ優しい音色で表現。その円熟に驚かされます。いずれも長大で、通して聴くと5
時間近くかかりますが、いつまででも聴いていたくなる陶酔の世界。まさに絶品と申せましょう。
もうひとつの魅力が、彼女を絶賛していたリヒテルとの共演の映像がボーナスDVD
化されていること。ベストセラーとなったワーナーのCD
と同じ1993 年にモスクワ音楽院大ホールで行われたコンサートのライヴですが、こちらはさらにピアノ・ソナタ第5
番も入った計82 分な点が注目。カラーで画質はあまりよくありませんが、演奏はまさに神業。リヒテルの悠然たる弾きぶりを見るだけでも価値があります。
さらなる魅力は、LP サイズ48 ページの解説書。内容は英語で、彼女の伝記からインタビュー、天使のような少女時代からアイドル風な10-20
代の貴重な写真満載。この写真からも彼女の優しい人間性が伝わってきます。
*このDVD はPAL 方式によりますため、通常のDVD
プレイヤーでは再生できません。パソコンでならばご覧になれる可能性があります。
|
PARATY
|
PARATY 125139
(2CD)
\3200
|
ヴィラ=ロボス:ギター曲全集
CD1:
ショーロ第1番、12の練習曲、
演奏会用ワルツ第2番Op.8
CD2:
5つの前奏曲、ブラジル民謡組曲(全5曲)、
ワルツ=ショーロ (1928) |
ミカエル・ビエガス( ギター) |
近年発見された「演奏会用ワルツ第2 番」を含むヴィラ=ロボスのギター曲全集
録音:2015年3月/コンヴェント・ドス・カプチョス(ポルトガル)/36’
32”、44’ 58”
ミカエル・ビエガスは1987 年パリ生まれ。7
歳でポルトガルへ移りアルガルヴェ音楽院でギターを学びました。その後もブローウェルやアサド兄弟のマスタークラスにも出席、現在はギタリストのほか作曲家、音楽ライターとしても活躍しています。
ビエガスはヴィラ=ロボスのスペシャリストとして知られていて、待望のアルバムの登場となります。名作「12
の練習曲」や「5 つの前奏曲」の鮮やかな指周りに感嘆させられますが、近年発見された「演奏会用ワルツ第2
番」と「ワルツ=ショーロ」が収録されているのも魅力。「ワルツ=ショーロ」は「ブラジル民謡組曲」の第3
曲として書かれながら、最終版で同名異曲と差し替えられたもの。「演奏会用ワルツ第2
番」は未完の作品で、ピアニスト兼作曲家のアマラウ・ビエイラがサンパウロの書店で偶然発見し、ミカエル・ビエガスが補筆完成させたもの。聴きものです。 |
|
|
J.S.バッハ:フルート・ソナタ集
フルートと通奏低音のためのソナタホ短調BWV1034
フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調
BWV1032
6つのパルティータホ短調BWV830
フルートと通奏低音のためのソナタホ長調BWV1035
フルートとチェンバロのためのソナタロ短調BWV1030 |
ステファニー・トロファ
(フラウトトラヴェルソ)
ジュリアン・ウォルフス(チェンバロ) |
気鋭のフラウトトラヴェルソ奏者ステファニー・トロファによるバッハ
録音:2015年5月、ベルギー、ボーフェ/77’07
1980 年ベルギーのブルージュ生まれのステファニー・トロファによるバッハのフルート・ソナタ集。彼女はブリュッセル王立音楽院で、マルク・アンタイ、バルトルド・クイケン、フランク・トインスにフルート、そしてバルト・コーエンにリコーダーを学びます。2012
年にブルッヘ・ムジカ・アンティクワ国際古楽コンクール入賞、ベルギーのクラシック専門チャンネル、「ラジオ・クララ」で2014
年オーディエンス賞新人賞を獲得、順調にキャリアを積んでいます。
共演は、1983 年ベルギー生まれでアムステルダムの音楽院で学んだチェンバロ奏者ジュリアン・ウォルフス。
バッハのフルート・ソナタは真作、偽作と議論されていますが、古今のフルート・ソナタの中でも屈指の名作揃い。ステファニー・トロファの端正かつ透明感のある音色は、聴く者を心地よくバッハの世界に誘います。本アルバムにはジュリアン・ウォルフスのソロによる6
つのパルティータも収録しています。軽やかで躍動感溢れる演奏を聴かせてくれます。近年魅力が溢れる若手の古楽奏者が続々と登場していますが、この2
人も次世代のオランダ・ベルギー楽派の古楽奏者として注目の存在です。 |
|
|
ギター・デュオによるゴルトベルク変奏曲
J.S.バッハ: ゴルトベルク変奏曲 BWV988
(セバスティアン・リナレス&
ニコラ・レスコワ編曲ギター・デュオ版) |
デュオ・メリザンド
【セバスティアン・リナレス(ギター)、
ニコラ・レストコワ(ギター)】 |
52’49
フランス出身のギタリスト、セバスティアン・リナレスとニコラ・レストコワによるデュオ・メリザンド。二人の編曲による2
本のギターのための「ゴルトベルク変奏曲」です。
「ゴルトベルク変奏曲」は様々な編曲版が存在し、多くの人に愛されている楽曲。ギター独奏による演奏はいくつか録音されていますが、音楽的にも技巧的にも1
本のギターでは困難な部分がありますが、この二人の編曲版は、それらをカバーする意欲的な録音となっており、音型やリズムの対比を鮮やかに描き、作品の明暗を強く表現しています。 |
MD+G
|

606 19482
\2400 |
《ジャン・ヤンカ:オルガンと合唱のための作品集
Vol.4》
ジャン・ヤンカ(1933-):
1) トッカータとフーガ ヘ短調,
2) 主なる神よ、われら汝を讃えまつる,
3) エレジー ニ短調,
4) 「Manchmal kennen wir Gottes Willen」によるオルガン舞曲,
5) 結婚行進曲と舞曲, 6) 世俗三部作, 7)
4つの前奏曲,
8)「いざ歌え、いざ祝え」によるソーティ,
9) 「ダビデの村に」によるメディテーション,
10) 「今こそ人みなたたえ歌え」によるコラール・トッカータ,
11) 天使ミサ(ミサ・デ・アンジェリス) |
ルーベン・シュトゥルム
(テュービンゲン聖ヨハネス教会、リーガー・オルガン)[1-10]/
オーパス・ヴォカーレ・ベルリン,
ベルリン・カール・フォルスター合唱団,
フォルカー・ヘットヘルド(指揮),
ハイコ・ホルトマイアー(オルガン)[11] |
中世後期のミサの様式と近代的な和声の融合の魅力
ポーランド出身の作曲家&オルガン奏者、ジャン・ヤンカの作品集第4集。今回はオルガン作品と合唱作品を収録しています。
クラクフで学び、シュトゥットガルト、パリへ渡り、パリではマルセル・デュプレに師事した彼の作風は、フランス印象派の流れを汲んだもので、多彩な音色の中に深い信仰心が秘められています。
彼の合唱作品は個人的な経験が反映されており、特に、1979年に作曲された「ミサ・デ・アンゲリス」は中世後期のミサの様式を取り入れた荘厳な曲で、近代的な和声を伴う魅力的な作品です。
ジャズの要素を取り入れた「4つの前奏曲」なども興味深い作品です。 |
|


901 19476
(SACD HYBRID)
\3100→\2890 |
《ロシアのオーボエ協奏曲集》
1) ヴァレリー・キクタ(1941-):オーボエ協奏曲第1番「ベルゴロドより」,
2) アンドレイ・ルブツォフ(1982-):オーボエ協奏曲,
3) ヴァレリー・キクタ(1941-):オーボエ協奏曲第3番,
4) アンドレイ・エシュパイ(1925-2015):オーボエ協奏曲 |
マリア・ソウルナチェヴァ(オーボエ),
クリストフ=マティアス・ミュラー(指揮)
ゲッティンゲン交響楽団 |
マリア・ソウルナチェヴァの、ロシアン・オーボエへの野望
若い演奏家たちの登竜門として有名なミュンヘン国際音楽コンクール。オーボエ奏者、マリア・ソウルナチェヴァは2007年に開催されたこのコンクールの3位入賞者で(第1位はラモン・オルテガ・ケロ)、以降、着々と活動の場を広げています。
そんな彼女が演奏するこのアルバムには、3人のロシアの作曲家によるオーボエのための作品が収録されています。
ヴァレリー・キクタはウクライナ生まれ。モスクワ音楽院でフレンニコフに学びました。彼の第1番のオーボエ協奏曲は民俗色が豊かで、とりわけベルやジングル、鐘などの打楽器が活躍する賑やかな風情を持っています。
第3番はより凝縮された作風を持ち、伴奏部は室内楽的な響きが求められています。
1982年生まれのルブツォフはもともと国際的な評価の高いオーボエ奏者で、この協奏曲も超絶技巧が駆使された、ロシア的な雰囲気を持つ躍動感溢れる曲です。
2015年に90歳で亡くなったエシュパイは野心的な作風で日本でもお馴染みの人。彼の父が研究した民謡「マリ・エル」の影響を受けた魅力的な作品です。[ハイブリッドSACD仕様] |
|


901 19496
(SACD HYBRID)
\3100→\2890 |
《メンデルスゾーン:最初のワルプルギスの夜》
メンデルスゾーン:
1) 序曲「リュイ・ブラス」,
2) 序曲「美しいメルジーネの物語」,
3) 序曲「フィンガルの洞窟」,
4) カンタータ「最初のワルプルギスの夜」 |
ブリギット・レンメルト(アルト),
イェルク・デュールミュラー(テノール),
ルーベン・ドローレ(バリトン),
ラインハルト・マイール(バス),
チューリヒ・ジング・アカデミー,
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム,
ダグラス・ボイド(指揮) |
ダグラス・ボイドの作品の鮮やかさを見いださせる華麗な演奏
ゲーテのテキストによる4人の独唱、混成合唱と管弦楽のためのカンタータ。もともとワルプルギスの夜とは、「魔封じの聖人ワルプルギスの記念日は5月1日。その前日に魔物たち、魔女、魔術師、諸精霊たちがブロッケン山に集まって挑戦的な祝祭を行う」というものですが、このゲーテのテキストは、実際の魔女ではなく、迫害された異教徒たちを描いた宗教的抗争を描いたものなのです。
このアルバムはその賑やかで壮大なカンタータと、あまり耳にすることのない曲を含む3つの序曲を収録しています。
ダグラス・ボイド率いるヴィンタートール・ムジークコレギウムの華麗な演奏は、物語を鮮やかに描き出しています。
[ハイブリッドSACD仕様] |
|

903 19526
(SACD HYBRID)
\3100 |
《ヒンデミット:ヴィオラのためのソナタ集》
ヒンデミット:
1) ヴィオラ・ソナタ ヘ調Op.11-4,
2) 無伴奏ヴィオラ・ソナタOp.25-1,
3) 無伴奏ヴィオラ・ソナタOp.11-5,
4) ヴィオラ・ソナタOp.25-4 |
クリスティアン・オイラー(ヴィオラ),
パウル・リフィニウス(ピアノ:1&4) |
ヒンデミットのヴィオラのへの格別の愛を表現
19世紀まではヴァイオリンの陰に隠れた存在であったヴィオラ。多くはオーケストラの「縁の下の力持ち」的な扱いを受けており、この楽器が華々しく取り上げられる機会は少なかったのです。
しかし、自らも卓越したヴィオラ奏者であったヒンデミットは、ヴィオラのために数多くの作品を書くことになります。もちろん彼はその他の楽器の性能にも精通していましたが、やはりヴィオラの音色には格別の愛着があったようで、その精緻な作品群は、現在のヴィオラ奏者たちの大切なレパートリーとなっているのです。
初期の作品はロマン派の色合いを帯びていますが、後期になるに従って新古典派主義に移行しているところも面白いものです。
演奏しているオイラーは、ニューヨーク・フィルハーモニーやフィラデルフィア管弦楽団と共演、また1991年にはグラーツの音楽演劇大学の教授に任命されるなど、世界的名手として知られています。
[ハイブリッドSACD仕様] |
|

912 19446
(SACD HYBRID)
\3100 |
《ブリティッシュ・ナウ!》
1) ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):シンプル・シンフォニー,
2) レノックス・バークリー(1903-1989):弦楽のためのアンティフォンOp.85,
3) ギャヴィン・ブライアーズ(1943-):パーセルによるイン・ノミネ,
4) マイケル・ナイマン(1944-):When Ingrid
Met Capa
(ドグマ室内管弦楽団のために) |
ミハイル・グレヴィチ(指揮)
ドグマ室内管弦楽団 |
英国作曲家による音楽の本質を表現
イギリスの18人のミュージシャンからなる室内管弦楽団「ドグマ」の第4作目のアルバムです。
今回のプロジェクトはブリテン、レノックス・バークリー、ブライアーズの3人の作品と、数々の映画音楽で知られるマイケル・ナイマンによる「ドグマ室内管弦楽団」に献呈された作品が収録されています。
ブライアーズの作品もバークリーの作品も一見古風な佇まいを持つもので、グレゴリオ聖歌やパーセルの曲が元になっています。
”古風な佇まい”はブリテンの作品にも感じられ、全てがシンプルでエキサイティングです。
MD-G自慢の高解像度SACDに収録された、2+2+2-Recordingによる3Dマルチチャンネルサウンドは、オーディオファンの心もときめかせることでしょう。 |
LINDORO
|
|
カンタレス スペインの子供たちのための歌
アストゥリアス民謡/マヌエル・アングロ編曲:高い所と低い所で
[A lo alto y a lo bajo]
レオン民謡/ペドロ・アイスプルア編曲:私の小屋の隣で
[Al lado de mi cabana]
カスティリャ民謡/
ハイメ・パドロス編曲:君はのっぽでやせっぽち
[Eres alta y delgada]
コロンビア民謡/ホセ・アントニオ・リンコン編曲:ブジェレンゲ
[Bullerengue]
カルロス・ガルデル(1883頃/1890-1935)/アルフレド・レ・ペラ(1900-1935)作詩/
ダンテ・アンドレオ編曲:わが懐かしのブエノスアイレス
[Mi Buenos Aires querido]
アドリアーノ・バンキエーリ(1568-1634):カプリッチャータと動物たちの対位法
[Cappriciata e contrappunto bestiale
alla mente]
ジョスカン・デプレ(1450頃-1521):こおろぎ
[El Grillo]
不詳(16世紀):トゥールディオン [Tourdion]
フランツ・フリードリヒ・リヒャルト・ゲネー(1823-1895)/
グスタボ・サンチェス編曲:イタリア風サラダ
[Insalata italiana]
アストゥリアス民謡/
グスタボ・サンチェス編曲:三枚の葉、おかあさん
[Tres hojitas, madre]
フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936):四人の騾馬引き
[Los cuatro muleros]
カスティリャ民謡/
フランセスク・プジョル編曲:私のハンカチで拭いて
[Limpiate con mi panuelo]
バスク民謡/ガブリエル・オライソラ編曲:バスクの子守歌
[Aurtxoa seaskan]
アグスティン・ララ(1897-1970)/マルコス・ベガ編曲:マドリード
[Madrid]
アストゥリアス民謡/ペドロ・アイスプルア編曲:モロ・モロンドロン
[Molo molondron]
アンダルシア民謡/グスタボ・サンチェス編曲:コン・エル・ビト
[Con el vito]
レオン民謡/
エドゥアルド・シフレ編曲:羊飼いたちは行ってしまう
[Ya se van los pastores]
アルゼンチン民謡/
カルロス・グアスタビノ(1912-2000)編曲:ライス・プディング
[Arroz con leche]
カスティリャ民謡/ペドロ・アイスプルア編曲:モリト・ピティトン
[Morito pititon]
ソリア民謡/ジャン・テュルリエ編曲:ラ・タララ
[La Tarara]
ガリシア民謡/ミゲル・グロバ編曲:あなたの雄鶏
[O voso galo comadre] |
エル・エスコリアル聖歌隊 |
スペインのサン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル王立修道院創建の4年後、1567年に創設されたエル・エスコリアル聖歌隊。現在もその伝統を継承しスペインを代表する少年聖歌隊として活躍しています。
「カンタレス」は「民謡」を意味するスペイン語。スペイン各地の子供のための民謡を主としたアルバムです。 |
|
|
イリアルテの12人の音楽家たち
ホセ・デ・サン・フアン(1685-1747頃):
エウロタスとディアナのカンタータ・ウマーナ(1721)から
ああ、大量の泡!−眠る、眠る、いや [Al
pie:lago espumoso! - Duerma, duerma, no]
ああ、かわそうな私、殺人者!−私のエウロタス!
[Ay de mi que homicida! - Eurotas
mio!]
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):
われは美しき人を見たり [Vidi speciosam]
(1572)
マティアス・フアン・ベアナ(1656頃-1708以後):
泉へ、森へ [A la fuente, a la selva]
(聖体の秘跡のための)
マティアス・ルイス(1665頃-1702):
ああ、甘美な気持ち!ああ、優しき苦悩!
[Ay, dulce sentimiento! Ay, pena amable!]
ビセンテ・ガルシア・ベルカイレ(1593-1650):
巨大真珠と真珠層 [Gigante de perla y
nacar]
セバスティアン・ドゥロン(1660-1716):
サルスエラ・アルモニカ「愛の新たな武器」
[Las nuebas armas de amor](1711)から
君の武器のその力 [Su poder en tus armas]
クリストバル・デ・モラレス(1500頃-1553):
聖なる神の御母は昇られた [Exaltata est
Sancta Dei Genitrix]
カルロス・パティニョ(1600-1675):悲しむ牧童
[Pastorcillo triste]
セバスティアン・ドゥロン:心よ、あなたは持っているのだから
[Corazon, causa teneis]
フランシスコ・ゲレロ(1528-1599):マグダラのマリア
[Maria Magdalene]
アントニオ・リテレス(1673-1747):報われない私に嘆かせよ
[Dejame ingrata llorar]
フアン・ペレス・ロルダン(1604-1672):主は埋葬されぬ
[Sepulto Domino]
ホセ・デ・ネブラ(1702-1768):
サルスエラ「風は愛の幸せ」 [Viento es
la dicha de amor] (1743)から
ああ、裏切りの神! [Ay, dios aleve!] |
レヒナ・イベリカ
ラウラ・カサノバ(指揮)
グラドゥアリア
シモン・アンドゥエサ(指揮) |
啓蒙主義・新古典主義時代のスペインの詩人でアマチュア音楽家でもあったトマス・デ・イリアルテ(1750-1791)の詩「音楽」
[La Musica] (1779)に登場する12人のスペイン人作曲家たちの作品を収めたアルバム。
スペインの2つの古楽アンサンブル、レヒナ・イベリカとグラドゥアリアの合同演奏。 |
|
|
証言 撥弦楽器による中世の音楽
聖母マリアのカンティガ(アルフォンソ10世(1221-1284)編纂)第384番−第2番
モンセラートの朱い本 から 輝ける星よ/イングランド舞曲
トリスターノの嘆き−ロッタ/すべての花
聖母マリアのカンティガ 第179番−第322番/第7のエスタンピー・レアル
優しく美しきご婦人よ/モンセラートの朱い本
から 喜びの都の女王よ
サルタレッロ/聖母マリアのカンティガ集から
第393番−第353番/トロット
エスタンピエー・ガエッタ/モンセラートの朱い本
から 天の元后よ |
ホセ・ルイス・パストル
(13世紀型スパニッシュ・リュート、シトラ、ビウエラ、シンフォニア、
14世紀型イタリアン・リュート、中世ギター) |
録音:データ記載なし
楽譜に楽器指定が書き込まれることが無かった中世音楽において、リュート等の撥弦楽器の奏者たちは何をどう弾いていたのか?…リュート奏者で音楽学者のクロフォード・ヤングは著書において、専門の演奏家たちに14〜15世紀の音楽を撥弦楽器のために書き換えることを提唱しています。
ホセ・ルイス・パストルは2015年現在セビリャ・マヌエル・カスティリョ音楽院クラシカル・ギター科教授を務めるギター奏者。ホプキンソン・スミス、フアン・カルロス・リベラ他に学んだ彼は中世撥弦楽器のスペシャリスト。
ヤングの提唱に従い中世音楽をリュート等の独奏用に書き換え、演奏会と当録音に臨みました。アルバム・タイトルの「証言」は音楽学者ティモシー・J・マクギーの中世舞曲の解釈に関する書物の第1章のタイトルから採られたものです。
|
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
.
AUDITE
|
|
ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第9弾
クレツキ1946年の歴史的名演!
(1)ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
(2)シューベルト:交響曲第7番 ロ短調「未完成」D.759
(3)ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3
番 Op.72b |
パウル・クレツキ(指揮)
ルツェルン祝祭管弦楽団
[旧ルツェルン祝祭管弦楽団
(スイス祝祭管弦楽団)] |
完全初出音源!ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第9弾はクレツキ1946年の歴史的名演!
ライヴ録音:1946 年9 月7 日/ルツェルン・フェスティヴァル/76’39”、ディジパック仕様
(1)I.12’11”+II.11’32”+III.5’32”+IV.5’52” (2)I.10’46”+II.12’23” (3)13’53”
定評あるAudite レーベルの1stマスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ。
第9 弾は1946 年9 月に登場したパウル・クレツキによるブラームスの交響曲第4
番、シューベルトの未完成交響曲、そしてベートーヴェンのレオノーレ序曲第3
番を収録した完全初出音源です。
1900 年ポーランドに生まれた20 世紀を代表する指揮者のパウル・クレツキ。最初はヴァイオリン、ピアノで才を発揮しましたが、ベルリンで研鑽を積んでいた1920
年代より指揮と作曲で音楽家として地位を確立。そのベルリン時代にフルトヴェングラーと出会い演奏家として影響を受けました。
しかし、ナチスの台頭によってドイツを離れイタリアに入るものの、ファシスト政権に追われてソ連に逃れ最後にこのスイスに留まりました。
この激動の時代を生きたクレツキが、1946
年のルツェルン・フェスティヴァルにて感動的な演奏を披露しました。正統的な解釈にして華麗な響きを引き出すクレツキの音楽はこの時代から確立されていたことがわかります。
なお、当音源はaudite が復刻してきた歴史的録音の中で最も古いものとなりますが、audite
の社主ルトガー・ベッケンホーフ氏による確かな復刻技術でクレツキの輝かしい演奏が蘇りました。

|
<メジャー・レーベル>
.
SONY
|


8898530541-2
\2600→\2390 |
ニルス・メンケマイヤー/モーツァルトと友人たち
ザビーネ・マイヤー、ユリア・フィッシャー!
モーツァルト:
1) 『ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲
変ホ長調 K.498
「ケーゲルシュタット・トリオ」』,
2) 『ソナタ ハ長調K.14(ヴィオラとピアノのためのヴァージョン)』,
3) 『ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲ト長調K.423』,
4) 『ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調K.30(ヴィオラとピアノのためのヴァージョン)』,
5) 『転調する前奏曲 K. deest(ピアノ・ソロ)』,
6) 『ロンドンのスケッチブック第32番 ロンド風コントルダンスK.
15gg』,
7) 『ロンドンのスケッチブック第15番 間奏曲K.
Anh. 109b, No.3』,
8) 『ロンドンのスケッチブック第16番 アンダンテK.15q』,
9) 『ロンドンのスケッチブック第23番K.Anh.
109b, No.6』
[6-9:ウィリアム・ヨン編],
10) 『6つの変奏曲K.360「泉のほとりで(ああ、恋人を失えり)」
(ヴィオラとピアノのためのヴァージョン)』 |
ニルス・メンケマイヤー(Va)
ザビーネ・マイヤー(Cl)
ユリア・フィッシャー(Vn)
ウィリアム・ヨン(P)
|
1978年ブレーメン生まれ、現在アントワーヌ・タメスティと並んで欧米で最も活躍しているドイツのヴィオラ奏者ニルス・メンケマイヤーの最新録音として、名手ザビーネ・マイヤー、ユリア・フィッシャーとのモーツァルト・アルバムが登場します。
メンケマイヤーは2006年のドイツ音楽コンクールやバシュメット・コンクールで優勝を飾り、ソロから室内楽まで幅広いレパートリーを持つ名奏者。
バシュメットが激賞するヴィオラ奏者で、昨年は読売日本交響楽団のヨーロッパ・ツアーにも同行し、ベルリン・フィルハーモニーでの演奏会でバルトークのヴィオラ協奏曲を披露しています。
今回のアルバムは、モーツァルトの室内楽でも有名な「ケーゲルシュタット・トリオ」を中心に据え、アレンジ作品も含めてヴィオラでモーツァルトの魅力をご堪能いただくというのがコンセプト。
「ケーゲルシュタット・トリオ」は、モーツァルトが、ケーゲルシュタット(九柱戯:ボーリングのようなゲーム)をやりながら作曲したという逸話に基づいてタイトルが付けられており、友人のクラリネットの名手アントン・シュタットラーとともにヴィオラを演奏したであろうモーツァルトによる楽器の能力を発揮させた魅惑的作品です。
今回はクラリネットの名手ザビーネ・マイヤーが参加。また「ヴァイオリンとヴィオラの二重奏」では、やはり友人であるユリア・フィッシャーが参加しています。
「ロンドンのスケッチブック」は、8〜9歳のモーツァルトの作品でもともとはピアノ・ソロ曲ですが、ここではピアニストのウィリアム・ユンによってヴィオラとピアノの二重奏としてアレンジされています。
まるでモーツァルト自身が満喫したであろう友人との室内楽の楽しみを再現するかのようなアンチームな愉悦に溢れた素敵なアルバムです。
|
<国内盤>
<映像>
.
ACCENTUS MUSIC
|
ACC 10354BD
(Blu-ray)
\5000 →\4590
|
ゲルネの“角笛”、アバドの名演に匹敵するネルソンスのマラ5
マーラー:
「子供の不思議な角笛」より
【ラインの伝説/
美しくトランペットが鳴り響く所/
この世の生活/ 原光/
魚に説教するパドバの聖アントニオ/
起床合図/ 少年鼓笛兵】
交響曲第5番 |
アンドリス・ネルソンス(指揮)
ルツェルン祝祭管弦楽団
マティアス・ゲルネ(バリトン) |
ACC 20354DVD
(DVD)
\4000 →\3690
|
音楽の深淵を見るゲルネの“角笛”、アバドの名演に匹敵するネルソンスのマラ5。2015年ルツェルン音楽祭ライヴ
収録:2015 年8 月19 & 20 日ルツェルン、文化会議センター(ライヴ)
(Blu-ray)画面:FULL HD, 16:9、音声:DTS-HD
MA STER AUDIO,PCM STEREO、123’12 min、字幕:英仏韓日、原語:独
(DVD)画面:NTSC, 16:9、音声:DTS5.1,DD5.1,PCM
STEREO、123’12 min、字幕:英仏韓日、原語:独
2015 年夏のルツェルン音楽祭における、アンドリス・ネルソンスとルツェルン祝祭管によるマーラー。「子供の不思議な角笛」は、ルートヴィヒ・アヒム・フォン・アルニムとクレメンス・ブレンターノが収集したドイツの民衆歌謡で、マーラーはこの歌詞に基づいた歌曲を多く作曲しており、これらは歌曲集「若き日の歌」、「子供の魔法の角笛」、「最後の7
つの歌」にそれぞれ収められています。
バリトン・ソロを担当するのは、マティアス・ゲルネ。ゲルネ自身、コンサートや録音で幾度となく取り上げた作品であり、優しく繊細な声、音楽に寄り添った丁寧な歌唱は、聴く者の心を打ちます。ネルソンスもゲルネの語り口をすくい上げるようにサポートし、<魚に説教するパドバの聖アントニオ>などユーモラスな曲調の作品ではコミカルさに溢れ、宗教的な敬虔さを感じさせる<原光>では、ゲルネの歌を昇華させるような響きを生み出しています。
交響曲第5 番は、2004 年にクラウディオ・アバドが、当時「空前のスーパー・オケ」と称された豪華メンバーが揃ったルツェルン祝祭管と高水準の演奏を披露したことが記憶に残っていますが、ネルソンスも創立者アバド亡き後のオケを力強く先導しています。
交響曲第5 番が1904 年にケルンで初演された当時、「これは誰にも理解できない、呪われた作品だ」と言われるほどでしたが、現代ではマーラーの作品の中でも頻繁に演奏され、第4
楽章のアダージェットは、映画《ベニスに死す》に使われ世界的に知られています。
ネルソンスは、強い推進力で音楽を引っ張り、特に第3
楽章では圧巻の統率力を発揮、そして重要な“コルノ・オブリガード”
の部分は、ローマ聖チェチーリア国立交響楽団のホルン奏者アレッシオ・アレグリーニの独奏が見事な独奏を聴かせます。

|

3/17(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
.
ALTUS
|
|
エリシュカ&札幌交響楽団、ブラームス・チクルス第3弾!
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op. 98
ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op.
60 |
ラドミル・エリシュカ(指揮)
札幌交響楽団 |
エリシュカ&札幌交響楽団、ブラームス・チクルス第3弾!ブラームス4番、カップリングはベートーヴェン4番
「聴き手はマエストロの烈しい気迫に圧倒されることだろう」岩野裕一
繊細緻密で北欧のオーケストラのように美しい札響を奮い立たせる大エリシュカ。今や日本を代表する名コンビと呼び声高い二人組で聴くブラームス・ベートヴェン、ドイツ音楽醍醐の味わい。
ライヴ録音:2015 年6 月19 日、20 日 札幌コンサートホール/ステレオ
エリシュカ&札幌交響楽団によるブラームス・チクルス第3
弾は交響曲第4 番。先の東京公演も大変話題となりました近年充実著しい札幌交響楽団とエリシュカ。
このブラームスはこれぞ、とうならせる素晴らしさ。弦楽器群の緻密な音響の立体感、明快で美しく湧き上がる木管群、堂々たる風格の金管群など真剣勝負の名コンビゆえの無類の味わいがございます。カップリングのベートーヴェンも見事で少し遅めのテンポをとりながらもこの活き活きした躍動感!ズデーテン地方出身の巨匠エリシュカだけあってドイツ音楽との相性も抜群のようです。
はやくも来年のブラームス1 番の完成も待ち遠しい、大変充実のアルバムです。
|
.
PENTATONE
|
PTC 5186538
(2SACD HYBRID)
\5200 →\4790
|
世界初録音だったか!名前だけは有名だった・・・
マリー・アントワネットやルイ16世などの幽霊たちと、フィガロやスザンナなどオペラで
おなじみの登場人物たちによって繰り広げられる奇想天外なストーリー!
ジョン・コリリアーノ:オペラ「ヴェルサイユの幽霊」
(台本:ウィリアム.M. ホフマン) |
帽子をかぶった女:
ヴィクトリア・ライヴェングッド(MS)
3人のおしゃべりな女たち:
ソユン・パク(S)、
ヴァネッサ・ベセッラ(S)、
ピーボディー・サウスウェル(MS)
ルイ16世:クリスティン・ジグムンドソン、
マルキス:スコット・スカリー
うんざりしたオペラの貴族たち:
サマー・ハッサン、
レーシー・ジョー・ベンター
ボーマルシェ:
クリストファー・モルトマン、
マリー・アントワネット:パトリシア・ラセット
フィガロ:ルーカス・ミーチャム、
レオン:ブレントン・ライアン、
ケルビーノ:ルネ・ラピエール
スザンナ:ルーシー・シャウファー、
フローレスティン:ステーシー・タッパン
ロサンゼルス・オペラ管弦楽団
(ロベルト・カニ(コンサートマスター))、
ロサンゼルス・オペラ合唱団、
ジェームズ・コンロン(指揮) |
映像は有名だったが、録音は世界初!
アメリカ・オペラの歴史に新たな輝きを加えるコリリアーノのオペラ「ヴェルサイユの幽霊」
マリー・アントワネットやルイ16世などの幽霊たちと、フィガロやスザンナなどオペラでおなじみの登場人物たちによって繰り広げられる奇想天外なストーリー!
ライヴ録音:2015年2 月、3 月/ドロシー・チャンドラー・パビリオン(ロサンゼルス・ミュージックセンター)/マルチチャンネル、Disc
1:80’57”、Disc 2:74’37”
SACD ハイブリッド盤。
メトロポリタン歌劇場100 周年を記念して委嘱された、アメリカの作曲家ジョン・コリリアーノのオペラ「ヴェルサイユの幽霊」。
フランス革命後の廃墟となった宮廷を舞台に、マリー・アントワネットやルイ16
世ら貴族たちの幽霊と、同じく幽霊となった「セビリアの理髪師」「フィガロの結婚」の生みの親である台本作家のボーマルシェ、そしてフィガロやスザンナなどオペラでおなじみの登場人物たちが繰り広げる奇想天外な物語です。
「フィガロの結婚」の続編といわれるボーマルシェの「罪ある母」を下敷きとして進むオペラの登場人物たちの恋のもつれと、マリー・アントワネットら幽霊たちの恋愛模様が並行して描かれ、やがて幽霊たちとオペラの顔ぶれが交錯して1
つの物語となっていきます。
コミカルさとシリアスさが入り混じったユニークなオペラです。
アメリカ・オペラの歴史に新たな輝きを加えるコリリアーノの「ヴェルサイユの幽霊」をPENTATONE
レーベルの高音質録音でお楽しみください。
|
CENTAUR
|
|
ギター・アレンジ作品集
J.S.バッハ:
リュート組曲第2番ハ短調 BWV.997
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調
BWV.1004
マレ:スペインのフォリア |
ホセ・ルイス・マルティネス(ギター) |
要注目!! J.S.バッハのシャコンヌのギター・アレンジ!!
スペインのコンポーザー=ギタリストのホセ・ルイス・マルティネスが弾く、J.S.バッハとマレのギター・アレンジ作品集。ヴァイオリンとは違う、ギターで奏でる味わい深い無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番、特にシャコンヌは必聴。
2013年8月の録音。 |
|
|
トゥリーナ:ヴァイオリン・ソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.51
ヴァイオリン・ソナタ第2番《ソナタ・エスパニョーラ》Op.82
ソナタ・エスパニョーラ
闘牛士の祈り Op.34
ナバラへのオマージュ Op.102 |
ベトゥル・ソイカン(ヴァイオリン)
アナトーリ・シェルジャコフ(ピアノ) |
ヴァイオリンとヴィオラを弾き分ける女流ベトゥル・ソイカンが奏でるのは、スペインの作曲家ホアキン・トゥリーナのヴァイオリン・ソナタ全集。アレンジ作品が2曲収録されているのもポイント。
2014年12月の録音。 |
|
|
ベルク:若き日の歌曲
秋の情/キハナフジの咲く頃/
船乗りの恋人の歌/憧れI/君を愛す/
別れ/夢/お針子/最初の喪失/
ミニョン/希望/他、全46曲 |
ジュリア・ベントリー(メゾ・ソプラノ)
コアン=ハオ・ホアン(ピアノ) |
シェーンベルクを師としたオーストリアの作曲家、アルバン・ベルク(1855−1935)の歌曲集。1901年から1908年までに作曲された歌曲から46曲を収録。
2014年3月25日&27日の録音。 |
|
|
キャサリン・ラン〜バッハやシューマンなどライヴ感溢れる演奏
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ イ短調 BWV.894
シューマン:ウィーンの謝肉祭騒ぎ Op.26
ブラームス:
6つの小品より間奏曲イ長調 Op.118-2
3つの間奏曲より間奏曲変ロ短調 Op.117-2
ウェーバー:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.24《ロンド》
グラナドス:組曲《ゴイェスカス》より
嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす、愛の言葉 |
キャサリン・ラン(ピアノ) |
アメリカとカナダを拠点に活動する若き女流ピアニスト、キャサリン・ラン。J.S.バッハやシューマン、ブラームスなどの作品をライヴ感の溢れる演奏で。
2014年12月16日のライヴ録音。
売り出し方がかなり強烈・・・キャサリン・ラン。でもうまい。高潔で硬質。
どういうわけか超ミニ。メンデルスゾーン。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=jVcex37O4H0
ミニスカートじゃなくてもいいような気はするが、バッハ/ブゾーニ「シャコンヌ」
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=n2CR_qdlpYk
|
|
|
シュタインバッハ:
17のコレオグラフィック・エチュード |
アレクサンダー・シュワルツコフ(ピアノ) |
コンポーザー=ピアニストのファルコ・シュタインバッハは、古典派作品とモダン作品のスペシャリスト。アメリカのピアニスト、アレクサンダー・シュワルツコフがシュタインバッハのモダンな17の練習曲を弾く。
2012年11月10日の録音。 |
|
|
リヴィウ・マリネスクの様々な編成によるモダン作品集
マリネスク:
ハーモニック・フィールズ/
シャドウズ/フォーカス/
エコーズ/スウェイ |
ニンバス・アンサンブル
ヤング・リドル(指揮)
ダニエル・ケスナー(フルート)
ゾヴィグ・マルカリアン(ピアノ)
アーロン・スミス(パーカッション) |
ルーマニアの作曲家、リヴィウ・マリネスク(b.1970)の様々な編成によるモダン作品集。
2008年4月−2013年12月の録音。 |
CHANNEL CLASSICS
|
|
賛美せよ 〜
ヴィヴァルディ:ソプラノのための宗教音楽集
シンフォニア ニ長調 RV.125
喜ばしき聖母よ, 昇天したまえ
(ディクシット・ドミヌスへの序唱)RV.635
オラトリオ《勝利のユディータ》RV.644より
ユディータのアリア《Vivat in pace》、《Transit
aetas》
モテット《おお, 天にても地にても清きもの》RV.631
オラトリオ《勝利のユディータ》RV.644より
ヴァガウスのアリア《Umbrae carae》
シンフォニア《聖なる墓に》RV.169
しもべらよ, 主を賛美せよ ハ短調 RV.600 |
ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)
チューリップ・コンソート |
ヨハネッテ・ゾマーが歌うヴィヴァルディ!チューリップ・コンソート初登場!
オランダ・バッハ協会やバッハ・コレギウム・ジャパンとの共演、近年では2014年コンチェルト・ケルンの来日公演でも素晴らしい歌声を披露してきたオランダ古楽界の花、ヨハネッテ・ゾマー。
約7年ぶりとなるソロ・レコーディングは、2013年に自ら結成したアンサンブル
"チューリップ・コンソート" を引き連れて歌う、ヴィヴァルディの宗教作品集。
詩篇第112篇からの「しもべらよ, 主を賛美せよ(Laudate
pueri)」や、ヴィヴァルディ唯一のオラトリオ「勝利のユディータ」からのアリアなど、赤毛の司祭の遺した神聖なる作品を、ヨハネッテ・ゾマーの美しく気高い歌声で。
録音:2015年11月、ヴァールゼ教会(アムステルダム)

|
ONYX
|
|
シャイ・ウォスネル(ピアノ)
ハイドン&リゲティ:ピアノ協奏曲&カプリッチョ集
ハイドン:
ピアノ協奏曲ト長調、ピアノ協奏曲ニ長調、
カプリッチョ ト長調 《8人のへぼ仕立て屋に違いない》、
カプリッチョ(幻想曲) ハ長調
リゲティ:
ピアノ協奏曲、カプリッチョ第1番、カプリッチョ第2番 |
シャイ・ウォスネル(ピアノ)
ニコラス・コロン(指揮)
デンマーク国立交響楽団 |
イスラエルのエリート、シャイ・ウォスネル、ハイドン&リゲティのコンチェルト!
シャイ・ウォスネル第4弾は、ハイドン&リゲティ!
1976年イスラエル出身のエリート・ピアニスト、シャイ・ウォスネルは、1999年のエリザベート王妃国際コンクールで第4位入賞を果たし、2005年に権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリアー・グラントを受賞。2008年にNHK-BSで放映されたバレンボイムのマスタークラス参加で一気に注目が高まった逸材。
ONYXから発売となるシャイ・ウォスネルのレコーディング第4弾は、初の協奏曲アルバム。2人の偉大なハンガリーの作曲家、ハイドンとジェルジ・リゲティの協奏曲、そしてカプリッチョを組み合わせるという意欲的なプログラム。
2015年には待望の初来日も果たし、石坂団十郎とのデュオでも活躍するシャイ・ウォスネル。バレンボイムが認めたイスラエルの天才ピアニストによる、ハイドン&リゲティにご期待ください。
☆ハイドンとリゲティのカプリッチョ4曲は、札幌公演を含む、2015年アメリカやデンマークでのリサイタルで披露されてきたプログラム!
ウォスネル、シューベルトについて語る。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=CKaqyNWx-yc
ということでウォスネルのシューベルト |
|
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第15番ハ長調D.840《レリーク》/
ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850/
6つのドイツ舞曲D.820/ハンガリーのメロディ
ロ短調D.817 |
シャイ・ウォスネル(ピアノ) |
バレンボイムが認めた本格派ピアニスト。シャイ・ウォスネルのシューベルト!
ブラームスの「幻想曲」とシェーンベルクの「組曲」を組み合わせるという大胆な選曲でオニックス・デビューを飾ったイスラエルのピアニスト、シャイ・ウォスネル。
オニックス第2弾となるシューベルト・プログラムでウォスネルが弾くのは、シューマンによって発見された未完成の「ソナタ第15番」と、演奏時間約40分というスケールを持つ「ソナタ第17番」の後期作品。
1999年エリザベート王妃国際コンクール入賞、2005年エイヴリー・フィッシャー・キャリアー・グラント受賞を果たし、その実力をバレンボイムに認められたイスラエルの実力派ピアニストが、この"シューベルト"で持てる才能の全てを発揮する! |
|
|
シューベルト&マッツォーリ
シューベルト:楽興の時 D.780、ピアノ・ソナタ第20番イ長調
D.959
マッツォーリ:イザベラ・エベラールのピアノの夢 |
シャイ・ウォスネル(ピアノ) |
シューベルトのソナタとマッツォーリ!
1976年イスラエル出身のエリート・ピアニスト、シャイ・ウォスネルは、1999年のエリザベート王妃国際コンクールで第4位入賞を果たし、2005年に権威あるエイヴリー・フィッシャー・キャリアー・グラントを受賞。2008年にNHK-BSで放映されたバレンボイムのマスタークラス参加で一気に注目が高まった逸材。
前作(ONYX 4073)に引き続き、ONYX第3弾もシューベルト!
シューベルトのピアノ作品のなかでも人気の高い「6つの楽興の時」と「ピアノ・ソナタ第20番」。そして、アメリカの女流現代作曲家、ミッシー・マッツォーリ(b.1980)による、シューベルトにインスパイアされた作品、ピアノとテープのための「イザベラ・エベラールのピアノの夢(Isabelle
Eberhardt Dreams of Pianos)」を収録。これは19世紀末にスイスで生まれ北アフリカで夭逝した冒険家、作家イザベル・エベラールの人生を綴ったマッツォーリのシリーズの最初の作品。
シューベルトとマッツォーリ、この意欲的なプログラムで、イスラエルのエリートがその真価を魅せてくれることだろう。 |
|
DUX
|
|
シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調 Op.163 D.956(1828) |
カメラータ弦楽四重奏団
マルタ・コルディキェヴィチ(第2チェロ) |
|
DUX 1233/1234
(2CD)
\4000
|
20世紀ポーランド作曲家によるフルート作品集
[CD 1]
ボレスワフ・ヴォイトヴィチ(1899-1980):
フルートとピアノのためのソナタ
リシャルト・ガブリシュ(1942-):
スタロヴィエイスキ公園のシリンクス(無伴奏フルートのための)
アレクサンデル・グリンコフスキ(1941-):
フルートと室内管弦楽のための間奏曲
ヴィトルト・シャロネク(1927-2001):
メドゥーサの頭(無伴奏フルートのための)
[CD 2]
アレクサンデル・グリンコフスキ:対話 II(フルート、チェロとピアノのための)
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):
3つの図形(無伴奏フルートのための)Op.15
ヴォイチェフ・キラル(1932-):フルート・ソナティナ
エウゲニュシュ・クナピク(1951-):
無伴奏フルート・ソナタ
コラール、間奏曲とアリア(フルートと室内管弦楽のための;1978) |
グジェゴシュ・オルキェヴィチ(フルート)
ミロスワフ・マコフスキ(チェロ)
テレサ・バチェフスカ、エウゲニュシュ・クナピク(ピアノ)
アマデウス・ポーランド室内管弦楽団
アクニェシュカ・ドゥチマル(指揮) |
|
|
カラーズ・オブ・タンゴ
ヘラルド・マトス・ロドリゲス(1897-1948):ラ・クンパルシータ
アンヘル・ビジョルド(1861-1919):エル・チョクロ
アストル・ピアソラ(1921-1992):ロコへのバラード
ペドロ・ラウレンス(1902-1972):わが愛のミロンガ
エンリケ・フランチーニ(1916-1978)/
エクトル・スタンポーニ(1916-1997):空のひとかけら
アストル・ピアソラ:チキリン・デ・バチン/シルヴプレ
カルロス・ガルデル(1890-1935):ポル・ウナ・カベサ
コンラト・サルヴィンスキ:真夜中の星
ロケ・ビアフォレ(1896-1975):エル・フロレ
エクトル・スタンポーニ:亜麻の花
アストル・ピアソラ:オブリビオン(忘却)
カルロス・ガルデル:想いの届く日
アストル・ピアソラ:リベルタンゴ
セバスティアン・ピアナ(1903-1994):ミロンガ・センチメンタル |
オスカル・エルネスト・オベヘロ(歌、カホン)
アネタ・サルヴィンスカ(ハープ)
コンラト・サルヴィンスキ(アコーディオン) |
|
|
オルチャク、ジャデク、ウーチコフスキ、ディクス、チェルニェヴィチ:管弦楽を伴う作品集
クシシュトフ・オルチャク(1956-):アコーディオン協奏曲(*)
アンジェイ・ジャデク(1957-)/
グジェゴシュ・ゲルヴァジ・ゴルチツキ(1665/1667頃-1734):
スターバト・マーテル(+)
ラドスワフ・ウーチコフスキ(1976-):ピアノと弦楽のための協奏曲(#)
タデウシュ・ディクス(1983-):ホルン協奏曲(**)
マレク・チェルニェヴィチ(1974-):
ヴァイオリンに寄り添う(4つのヴァイオリンと弦楽合奏のための)(++) |
パヴェウ・ザガンチク(アコーディオン(*))
マウゴジャタ・ロツワフスカ(ソプラノ(+))
トマシュ・ヨチ(ピアノ(#))
パヴェウ・ククリンスキ、
カロリナ・ピョントコフスカ=ノヴィツカ、
ヴォイチェフ・シュラフチコフスイ、
アンナ・ヴァントケ=ヴィピフ(ヴァイオリン(**))
ミハウ・シュチェルバ(ホルン(++))
グダンスク・スタニスワフ・モニュシュコ音楽アカデミー室内管弦楽団
アンジェイ・カツプシャク(ヴァイオリン、コンサートマイスター)
タデウシュ・ディクサ(指揮) |
|
|
20世紀ポーランドのクラリネット音楽
カジミェシュ・セロツキ(1922-1981):
クラリネットとピアノのための舞曲(1954)
ステファン・キシェレフスキ(1911-1991):
クラリネットとピアノのための間奏曲(1951)
ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994):
クラリネットとピアノのための舞踊前奏曲集(1954)
クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):
クラリネットとピアノのための3つの小品(1956)
ピョトル・ペルコフスキ(1901-1990):
クラリネットとピアノのためのソナタ(1954-1955)
イェジ・バウエル(1936-):クラリネットとピアノのためのトッカティーナ(1967)
ユゼフ・シフィデル(1930-2014):クラリネットとピアノのための奇想曲(1962)
ボスフワフ・カジミェシュ・プシビルスキ(1941-2011):
Saggio di sounare(無伴奏クラリネットとピアノ;1964)
アンジェイ・ドブロヴォルスキ(1921-1990):
テープとバスクラリネットのための音楽(1980)
アンジェイ・クシャノフスキ(1951-1990):
ライフル(アコーディオンとバスクラリネットのための;1983)
クシシュトフ・クニッテル(1947-):点/線
(クラリネット、テープとスライドのための;1973) |
マリウシュ・バルシュチ(クラリネット、バスクラリネット)
ピョトル・サチュク(ピアノ)
ヤツェク・ミハラク(アコーディオン) |
アコーディオンが参加する楽曲は不明です。 |
|
|
ペンデレツキ(1933-):管楽器のための協奏曲集
フルートと室内管弦楽のためのフォノグラミ(1961)(*)
オーボエと11の弦楽器のための奇想曲(1965)(+)
ホルン協奏曲「冬の旅」(2008)(#)
クラリネットと弦楽のためのシンフォニエッタ第2番(1994) |
アガタ・キェラル=ドウゴシュ(フルート(*))
アルカデュシュ・クルパ(オーボエ(+))
カテジナ・ヤヴールコヴァー(ホルン(#))
アルカデュシュ・アダムスキ(クラリネット(**))
ポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥス管弦楽団
クシシュトフ・ペンデレツキ(指揮) |
|
|
ペンデレツキ(1933-):弦楽器と管弦楽のための協奏曲集
ヴァイオリンと管弦楽のための奇想曲(1967)(*)
チェロ協奏曲第1番(1972)
ヴィオラ協奏曲(チェロ版;1989)
チェロと管弦楽のためのラルゴ(2003) |
パトリチヤ・ピェクトフスカ(ヴァイオリン(*))
イヴァン・モニゲッティ、クラウディオ・ボルケス、ヤコプ・スパーン(チェロ))
ポーランド・シンフォニア・ユヴェントゥス管弦楽団
クシシュトフ・ペンデレツキ、マチェイ・トヴォレク(指揮) |
チェロと指揮の分担は未詳です。次回の新譜案内時にお知らせいたします。 |
|
|
クシシュトフ・メイエル(1943-):
クラリネット、チェロとピアノのための三重奏曲
Op.90(1997/1998)(*)
クラリネット五重奏曲 Op.66(1986)(+) |
エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)
イヴァン・モニゲッティ(チェロ(*))
パーヴェル・ギリロフ(ピアノ(*))
ヴィラヌフ弦楽四重奏団(+) |
|
DUX 1200
(3CD)
\4000 →\3690
|
グレツキ名曲選集
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):
[CD 1]
チェンバロ(ピアノ)と弦楽のための協奏曲
Op.40
アンナ・グレツカ(ピアノ)
シロンスク室内管弦楽団 ミロスワフ・ヤツェク・ブワシュチク(指揮)
すべて御身のもの [Totus Tuus] Op.60
シロンスク・フィルハーモニー合唱団 ヴァルデマル・ストリク(指揮)
ピアノのための4つの前奏曲 Op.1
マグダレナ・プレイスナル(ピアノ)
古い様式による弦楽合奏のための3つの小品
シンフォニア・アカデミカ室内管弦楽団 ヴオジミェシュ・プロミンスキ(指揮)
めでたしマリア
ワルシャワ・プラガ大聖堂合唱団 パヴェウ・ウーカシェフスキ(指揮)
弦楽四重奏曲第1番「すでに日は暮れて」Op.62
ダフォー弦楽四重奏団
管弦楽のためのルフラン
シロンスク交響楽団 ミロスワフ・ヤツェク・ブワシュチク(指揮)
[CD 2]
管弦楽のための3つの舞曲 Op.34
シロンスク交響楽団 ミロスワフ・ヤツェク・ブワシュチク(指揮)
2つのヴァイオリンのためのソナタ Op.10
クシシュトフ・ヴェングジン、トマシュ・トマシェフスキ(ヴァイオリン)
教会歌集 から
主なるキリストは死より起ち上がりたもう/行こう、戯れながら、子供らのように
クラクフ・シンガーズ ヴオジミェシュ・シェドリク(指揮)
ミュジケット IV Op.28
ニュー・ミュージック管弦楽団 シモン・ビヴァレツ(指揮)
合唱曲集「広々とした水」Op.39 から
われらのヴィスワ川/おお、ポヴィシレの時/おお、ヤニェ、ヤニェ
シロンスク・フィルハーモニー合唱団 ヤロスワフ・ヴォラニン(指揮)
合唱のための4つのクルピェ地方の歌 Op.75
から
おーい、山から、山から/夜は暗く
ビャウィストク・ポドラシェ・オペラ&フィルハーモニー合唱団
ヴィオレッタ・ビェレツカ(指揮)
[CD 3]
交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」Op.36
バルバラ・トリット(ソプラノ) シュチェチン・フィルハーモニー管弦楽団
アカデミー管弦楽団 ボフダン・ボグシェフスキ(指揮) |
20世紀終盤にブームを巻き起こしたグレツキの名曲をセンス良く選んだ3枚組。 |
ENCELADE
|
|
ヨハン・カスパール・フェルディナント・フィッシャー(1656-1746):
ウラニア 鍵盤楽器のための作品集
[チェンバロによる演奏](*)
「音楽のパルナス山」[Musicaliches Parnassus]
(1738)から
組曲「ウラニア」
トッカータ/アルマンド/クーラント/サラバンド/ガヴォット/ジグ
リゴドンとドゥブル/メヌエット1&2/パッサカリア
組曲「メルポネメ」
前奏曲/アルマンド/パスピエ/ロンド/ジグ/シャコンヌ
組曲「クリオ」から アルペッジョ前奏曲
「音楽の小さな花束」[Musicaliches Blumen-Buchlein]
(1696/1698)から
前奏曲8とシャコンヌ/前奏曲5/アリアと変奏曲
[オルガンによる演奏](+)
「音楽のアリアドネ」 [Ariadne Musica]
(1702)から 前奏曲10とフーガ ヘ長調
「花束」 [Blumenstrauss] (1736以前)から
前奏曲1、6つのフーガとフィナーレ ニ短調
「音楽のアリアドネ」から
前奏曲とフーガ13 ト長調/前奏曲とフーガ1
ハ短調/前奏曲とフーガ15 イ短調
前奏曲とフーガ3 ニ短調
「音楽のパルナス山」〜組曲「エウテルペ」から
シャコンヌ
「音楽のアリアドネ」から
Ricercaras totidem sacrorum anni temporum
ecclesiasticas cantilenas から
復活祭のためのリチェルカーレ |
エリザベート・ジョワイエ(チェンバロ(*)、オルガン(+)) |
録音:2014年10月13-14日、フォワイエ・ド・ラム教会、パリ、フランス(+)
2015年1月18-19日、外務省のギャラリー、ヴェルサイユ図書館、ヴァルサイユ、フランス(#)
使用楽器:
1993年、フィリップ・ユモー製(モデル:1720年、ハンブルク、カール・コンラート・フライシャー製)(*)
2009年、カンタン・ブルーマンルデル製(モデル:18世紀、ドイツ東部、不詳作者製)(+)
ヨハン・カスパール・フェルディナント・フィッシャーはボヘミア出身と思われるドイツの作曲家。1695年にバーデン辺境伯ルートヴィヒ・ヴィルヘルムの宮廷楽長の地位にあり、亡くなるまでバーデンの宮廷と関わりを持っていたと推測される以外、その経歴については知られていません。フィッシャーはドイツ音楽にフランス・バロック趣味を持ち込み鍵盤音楽の発展に寄与した重要な作曲家と見なされています。
エリザベート・ジョワイエはフランスのトゥーロンに生まれ、でアンドレ・レイノー(エクサンプロヴァンス音楽院)、グスタフ・レオンハルト(アムステルダムのスウェーリンク音楽院)、ボブ・ファン・アスペレン(ハーグ王立音楽院)、ジョス・ファン・インマゼール(アントウェルペン音楽院)に師事したチェンバロ奏者。レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル、コンセール・フランセ、ラ・サンフォニー・デュ・マレ、ル・コンセール・スピリテュエル、ラ・プティト・バンド等に参加。Alphaレーベル等に録音があります。
|
|


ECL 1404
\2500→\2290
|
ドイツへの旅 シェンク、テレマン、バッハ:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための音楽
ヨハネス・シェンク(1660-1712以後):「ドナウのこだま」Op.9(1706)から
ソナタ第4番
テレマン(1681-1767):
チェンバロを伴わないヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ
ニ長調 TWV40:1
ヨハネス・シェンク:「ドナウのこだま」Op.9
から ソナタ第5番
J・S・バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲第5番 BWV1011(ヴィオラ・ダ・ガンバによる演奏) |
エマニュエル・ギグー(ヴィオラ・ダ・ガンバ) |
録音:2013年9月9-12日、ヴィック教会、プレシニャック=ヴィック、フランス
使用楽器:伝エドワード・ルイス製(1660年から1690年までの間、ロンドン)
ヨハネス(ヨハン)・シェンクはオランダのアムステルダムに生まれた作曲家でヴィオラ・ダ・ガンバの名奏者。1696年よりデュッセルドルフ(ドイツ)のプファルツ選帝侯ヨハン・ヴィルヘルム1世の宮廷で活躍しました。
エマニュエル・ギグーはジョルディ・サヴァール、パオロ・パンドルフォ、クリストフ・コワンに師事したフランスの女性ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。世界の民族音楽にまで探究の範囲を広げているユニークな音楽家です。
Accent、Paratyレーベルに録音がありますが、完全ソロのアルバムはこれが初です。
|
<メジャー・レーベル>
オーストラリアELOQUENCE
|


480 7839
\1200 |
《アンセルメ/ファリャ:三角帽子, はかなき人生》
ファリャ:
1) バレエ音楽「三角帽子」,
2) 歌劇「はかなき人生」より間奏曲と舞曲,
3) ドビュッシー:管弦楽のための映像 |
テレサ・ベルガンサ(ソプラノ:1),
スイス・ロマンド管弦楽団,
エルネスト・アンセルメ(指揮)、 |
野趣あふれる詩情を十全に表現した歴史的名盤
「三角帽子」は、ペドロ・アントニオ・デ・アラルコンの短編小説を元にファリャが作曲したバレエ音楽。これは1916年にバレエ・リュスの主宰であるセルゲイ・ディアギレフから依頼された仕事で、1919年の初演の際の振付はレオナルド・マシーン、舞台、衣装デザインはパブロ・ピカソ、そして指揮がエルネスト・アンセルメという顔ぶれでした。
アンセルメはこの作品を完全に掌握しており、この1961年の録音は彼にとっての3回目の録音となったもので、野趣あふれる詩情を余すことなく表現した歴史的名演です。同時期に録音されたドビュッシーもこれまた素晴らしい演奏です。
《録音》1961年2月(1&2), 1961年3月(3),
ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(ステレオ:セッション) |
|


482 0274
\1200 |
《スゼー、ギューデン/R.シュトラウス:歌曲集》
R.シュトラウス:
1) 少女の花 Op.21-1, 2) 夜 Op.10-3, 3)
何もなく Op.10-2,
4) おとめよ、それが何の役に立つというのか
Op.19-1,
5) 黄昏の夢 Op.29-1, 6) 憩え、わが心
Op.27-1,
7) 献呈 Op.10-1, 8) 明日 Op.27-4, 9)
きづた Op.21-4,
10) セレナード Op.17-2, 11) 懐かしき面影
Op48-1,
12) 私はお前を愛する Op.37-2, 13) 夜の逍遥
Op.29-3,
14) ひそやかな誘い Op.27-3,
15) あなたの黒髪を私の頭に広げてください
Op.19-2,
16) 私の眼 Op.37-4, 17) 二人の秘密をなぜ隠すのか
Op.19-4, /
18) 単調さ Op.69-3, 19) ささやけ、愛らしいミルテよ
Op.68-3
20) 星 Op.69-1, 21) 悪天候 Op.69-5,
22) 花束を編みたかった Op.68-2,
23) あなたの歌が私の心に響くとき Op.68-4,
24) 懐かしき面影 Op.48-1, 25) ときめく心
Op.29-2,
26) 帰郷 Op.15-5, 27) 解き放たれて Op.39-4,
28) 夜 Op.10-3, 29) 二人の秘密をなぜ隠すのか
Op.19-4,
30) わが子に Op.37-3 |
ジェラール・スゼー(バリトン)
ダルトン・ボールドウィン(ピアノ)[1-17]/
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)[18-30] |
親密な表情と豊かな音楽性が光る名作の花束
リヒャルト・シュトラウスはその作曲家人生のほぼ全般にわたって、歌曲を作り続けました。
もちろん彼の妻パウリーネが優れたソプラノ歌手であったことも、その理由の一つでしょう。親密な表情と豊かな音楽性を有したこれらの歌曲は、聴く喜びだけでなく歌う喜びにも溢れています。
当盤にはスゼーとギューデン、2人の名歌手による至福の歌唱が収録されています。
伸びやかでまろやかなスゼーの歌、「シュトラウス歌手」として名高い若々しいギューデンの歌唱。どちらも理想的なシュトラウスの世界が描きだされています。
《録音》1963年12月、オランダ[1-17]/1956年9月、ウィーン、ゾフィエンザール[18-30] |
|


480 5764
(4CD)
\4000 |
《ファーガス=トンプソン/ドビュッシー:ソロ・ピアノ作品全集》
ドビュッシー:
【CD1】
1) 夢想, 2) ベルガマスク組曲, 3) 忘れられた映像,
4) 組曲「ピアノのために」, 5) 「映像」第1巻,
6) 「映像」第2巻/
【CD2】
1) 2つのアラベスク, 2) ボヘミア風舞曲,
3) スラヴ風バラード,
4) スティリー風タランテラ, 5) ロマンティックなワルツ,
6) マズルカ,
7) ノクターン, 8) 前奏曲集第1巻/
【CD3】
1) 喜びの島, 2) 版画, 3) スケッチ帳より,
4) コンクール用小品,
5) 仮面, 6) 前奏曲集第2巻/
【CD4】
1) 組曲「子供の領分」, 2) ハイドンをたたえて,
3) 小さな黒人の子供,
4) レントより遅く, 5) 英雄的子守歌, 6)
エレジー,
7) アルバムの綴り, 8) 12のエチュード |
ゴードン・ファーガス=トンプソン(ピアノ) |
ファーガス=トンプソンの繊細で色彩的表現による名演
クリスティーネ・ブラウンとデニス・マシューズからピアノを学び、王立ノーザン音楽大学でゴードン・グリーンに学んだファーガス=トンプソン。その後アレクシス・ワイセンベルクとジョン・オグドンに師事し、王立音楽大学ではピーター・ケイティンなどの錚々たるピアニストからも教えを受けています。
1976年にウィグモア・ホールでデビューコンサートを開催して以降、世界中でコンサートを行い、このドビュッシーをはじめ数多くの作品を録音しています。
スクリャービンの一連の録音で高い評価を受けるなど、繊細で色彩的な作品を得意とした彼。このドビュッシーも端正な表現と活気に満ちた名盤の誉れ高き録音です。
《録音》1989年、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール(デジタル:セッション/旧ASV音源) |
|


480 4727
(2CD)
\1800 |
《サザーランド/Love Live Forever》
【CD1】
1) ロンバーグ:『学生王子』より「学生たちの合唱…私の心深くに」,
2) ロジャーズ:『ボーイズ・フロム・シラキュース』より「恋に恋して」,
3) ロンバーグ:「砂漠の歌」,
4) カーン:「空飛ぶ音楽」,
5) ハーバート:『ローズマリー』より「インディアン・ラブ・コール」,
6) 『たぐいなき乙女』より「ホエン・ユーアー・アウェイ」,
7) カーン:『ショウ・ボート』より「空想してごらん」,
8) フレーザー=シンプソン:『The Maid
of the Mountains』より「愛に不可能はない」,
9) ジャーマン:『トム・ジョーンズ』より「ワルツ」,
10) オッフェンバック:『ラ・ペリコール』より「ほろ酔いのアリエット」,
11) ツェラー:『小鳥売り』より「チロルでバラは」,
12) ミレッカー:『デュバリー伯爵夫人』より「デュバリー」/
【CD2】
1) ファル:(メドレー),
2) レハール:『エヴァ』より「それは幸福の夢に過ぎなかった」,
3) オスカー・シュトラウス:『ワルツの夢』より「できるだけそっと」,
4) ホイベルガー:『オペラ舞踏会』より「別室へ行きましょう」,
5) J.シュトラウス II 世:『カサノヴァ』より「修道女の合唱」,
6) レハール:『メリー・ウィドウ』より「ヴィリアの歌」,
7) クライスラー:『陽気な姫君』より「わが瞳に輝ける星」,
8) オスカー・シュトラウス:『チョコレートの兵隊』より「私の英雄」,
9) ポスホード:『バラライカ』より「コサックの歌」,
10) レハール:『パガニーニ』より「Love
Live Forever」 |
ジョーン・サザーランド(ソプラノ),
アンブロジアン・ライト・オペラ・コーラス,
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団,
リチャード・ボニング(指揮), |
サザーランドの愛らしく親密な表情
サザーランドとボニングによる「肩の凝らない」ミュージカル名曲集。
メリー・ウィドウの「ヴィリアの歌」以外はほとんど忘れ去られた作品ですが、今、改めて聴いてみると、どれもが愛らしく親密な表情を持ったものであることに気付きます。
サザーランドも、いつものように輝かしい声でありながらも、オペラ・アリアとはまた違った楽しげな雰囲気を醸し出しています。
ボニングの程よく力の抜けた、しなやかな伴奏も見事です。ちょっとセンチメンタルで美しい世界をお楽しみください。
《録音》1966年, ロンドン、キングズウェイ・ホール(ステレオ:セッション) |
|


482 4011
(2CD)
\1800 |
パウル・ファン・ケンペン(指揮)
1) ヴェルディ:レクイエム
[録音]1955年4月30日〜5月7日、
ローマ、アルジェンティーナ劇場(モノラル:セッション)
|
グレ・ブロウェンスティーン(ソプラノ),
マリア・フォン・イロスファイ(アルト),
ペートル・ムンテアヌー(テノール),
オスカル・チェルヴェンカ(バス),
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団&合唱団,
パウル・ファン・ケンペン(指揮) |
ジャン・フルネ(指揮))
2) フォーレ:レクイエムOp.48 〜
[録音]1953年6月25〜26日、
パリ、サン・テティエンヌ・デュ・モン教会(モノラル:セッション) |
ピエレット・アラリー(ソプラノ),
カミーユ・モラーヌ(バリトン),
モーリス・デュリュフレ(オルガン),
エリザベート・ブラッスール合唱団,
コンセール・ラムルー管弦楽団,
ジャン・フルネ(指揮)) |
二つの対照的なレクイエムの名演を収録
同じく死者の魂に捧げるための曲でありながら、ヴェルディのレクイエムとフォーレのレクイエムは全く正反対の様相を呈しています。
激しい「怒りの日」で知られるヴェルディの巨大な作品、「ピエ・イエズス」に代表される静謐で清らかな響きに満ちたフォーレの作品。
この2枚組はそれぞれ、最も相応しい表現者を得た演奏が収録されています。1955年に制作されたケンペンのヴェルディは、今回が初のインターナショナル発売となります。
またフルネはこの作品のオーソリティですが、この1953年のこの録音は、モラーヌやデュリュフレなど貴重な顔ぶれを揃えた演奏で、後の演奏よりも希少性が高いものです。 |
|


482 0172
(2CD)
\1800 |
《ヴィルジニア・ゼアーニ〜デッカ・リサイタル》
【CD1】
1) ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』より「あたりは静けさに包まれ」,
2) ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』より「狂乱の場」,
3) ベッリーニ:
歌劇『夢遊病の女』より「ああ、信じられないわ」,
4) 歌劇『清教徒』より「あなたの優しい声が」,
5) ヴェルディ:歌劇『椿姫』より「不思議だわ」,
6) ヴェルディ:歌劇『椿姫』より「さようなら、過ぎ去った日々よ」,
7) プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「私の名はミミ」,
8) プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「あなたの愛の呼ぶ声に」/
【CD2】
プッチーニ:
1) 歌劇『ジャンニ・スキッキ』より「私のお父さん」,
2) 歌劇『トゥーランドット』より「お聞きください、ご主人様」,
3) 歌劇『トゥーランドット』より「氷のような姫君の心も」,
4) 歌劇『ボエーム』より「私の名はミミ」,
5) 歌劇『ボエーム』より「あなたの愛の呼ぶ声に」,
6) 歌劇『蝶々夫人』より「ある晴れた日」,
7) 歌劇『蝶々夫人』より「私の坊や」,
8) 歌劇『修道女アンジェリカ』より「母もなく」,
9) 歌劇『マノン・レスコー』より「この柔らかなレースの中に」,
10) 歌劇『マノン・レスコー』より「一人寂しく捨てられて」,
11) 歌劇『トスカ』より「歌に生き愛に生き」,
12) 歌劇『つばめ』より「ドレッタの夢の歌」,
13) 歌劇『ボエーム』より「わたしが街を歩くと」 |
ヴィルジニア・ゼアーニ(ソプラノ)/
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団[CD1]/
フランコ・パターネ(指揮)
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団[CD2] |
見事なコロラトゥーラ、暖かい歌い方は絶品
音楽史上最高の美人ソプラノ歌手、ヴィルジニア・ゼアーニの録音集です。
1950年代後半から活躍した彼女は、当時の名歌手たち…カラスやテバルディらと遜色ない歌唱力を誇っていましたが、ライヴを重視したため、録音がほとんど残っていません。そのため、現在では忘れられてしまいました。
しかし大指揮者ボニングから「これまで共演した歌手の中でもフラグスタート、テバルディと並ぶ大歌手である」と絶賛されるなど、非常に高い評価を得ていた人でした。
この2枚組はDECCAに彼女が行った数少ない録音をまとめたものです。見事なコロラトゥーラ、暖かい響き。この巧な歌唱には、一度聴いたら忘れられないインパクトがあります。
《録音》1956年9月、フィレンツェ、ペルゴラ劇場[CD1]/1958年7月、ローマ、サンタ・チェリーリア[CD2]
|
<国内盤>
299MUSIC
|
299 MUSIC レーベル始動第1弾!
現代音楽に欠かせない佐藤祐介のソロ・デビュー盤!
アニメ「HUNTER×HUNTER」「DEATH NOTE」のサントラなど劇伴音楽界でその名を轟かせる作曲家平野義久のピアノ作品集!
|
|
「アンリミテッド」〜平野義久(b.1971)作品集
平野義久 (b.1971):
1-3. ピアノ・ソナタ(2015) (第一楽章/第二楽章/第三楽章)
4-11. 優雅で感傷的なラジオ体操(2015)
(序奏/第一の体操/第二の体操/第三の体操/
第四の体操/第五の体操/第六の体操/深呼吸)
12. クロックワーク・ラグ(2015)
13. 丹鶴姫の夜想曲(2015)
14-36. 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』に基づく“コント”
(2006)
(ジョバンニ〜午后の授業/活版所/家路/家/
ケンタウルス祭の夜/銀河ステーション/ジョバンニ/
カムパネルラ/北十字星/プリシオン海岸/
大学士と助手/鳥を獲る人/青年と幼姉弟/りんご/
とうもろこし畑/インデアン/ジョバンニ/南十字星/
ジョバンニ/カムパネルラ/ジョバンニ〜別れ/
目が醒めて/ジョバンニ〜跋) |
佐藤祐介(ピアノ) |
録音:2015 年12 月16-17日 和光市民文化センター「サンアゼリア」、DSD
録音/制作:合同会社 録音研究室(レックラボ)
知の愉しみ。肉体の陶酔。あるいは、音楽。
コンテンポラリー・シーンに欠かせない若手ピアニストとして存在感を増す佐藤祐介がソロ・デビュー盤のために選んだのは、アニメ「HUNTER×HUNTER」「DEATH
NOTE」のサントラなど劇伴音楽界でその名を轟かせる作曲家
平野義久。現代音楽界に一石を投じるべく、平野がこのアルバムのために書き下ろした新曲4曲を含む全5作品を収録。21
世紀のピアノ音楽の新たな地平を切り拓く濃厚な1
枚。
平野義久(作曲)
1971 年12 月7 日和歌山県新宮市生まれ。5
歳よりヴァイオリンを始める。バロック音楽に魅了され、小学生の頃から独学で作曲を始める。高校時代にジャズと邂逅、マイルス・デイヴィス、セロニアス・モンク、エリック・ドルフィ、ジョン・コルトレーンらの音楽に没頭する。アルト・サクソフォンを手にしジャズ・プレイヤーを志すが、ジョン・ゾーンへの心酔を契機に現代音楽に心惹かれるようになる。一方で、ショスタコーヴィチの交響曲に強い感銘を受け、本格的な作曲の修行を決意する。
高校卒業後紆余曲折を経て渡米、イーストマン音楽院で作曲をクリストファー・ラウス、ジョセフ・シュワントナー両氏に師事する。バタイユ、クロソウスキー、マンディアルグ、ジュネら20
世紀フランスの作家・思想家に傾倒し、授業もそっちのけで多くの時間を読書、そして作曲に費やす。
紆余曲折を経て同院中退、その後帰国。さらなる紆余曲折を経て2001
年に劇伴作曲家としてデビュー。以来今日に至るまで数多くのサウンドトラックを世に送り出している。
文学・哲学から落語・モードファッションまでこよなく愛する好奇心旺盛な作曲家。(日本国内の)動物・昆虫などはかなり動物・昆虫などはかなりの確率で正確な和名を言い当てることが出来る。ただし幼少時のトラウマ体験により芋虫恐怖症。
佐藤祐介(ピアノ)
11 歳より作曲、12 歳よりピアノを始める。14
歳より本格的なレッスンを受け始め、15 歳でリサイタルでデビューする。2005年にクラシックとデジタルミュージックで構成される音楽プロジェクト「Yu-suke
Project」を立ち上げ、アルバム2 枚を同時にリリース。演奏、即興、作曲、レコーディング、楽曲提供などを積極的に行う。“
2012 年、日本で唯一の現代音楽演奏コンクールである、第10
回現代音楽演奏コンクール“競楽X”(朝日新聞社・日本現代音楽協会主催)において優勝を果たし、さらに第22
回朝日現代音楽賞および聴衆賞を受賞して注目を集める。それまでにも2004
年U.F.A.M. 国際音楽コンクール第2 位(フランス)、第16
回若い才能のためのスタインウェイ・ピアノコンクール第3
位(フランス)、第3 回三善晃ピアノコンクール第1
位および三善作品特別賞、第9 回チェコ音楽コンクール第1位および全音楽譜出版社賞、第12
回フッペル鳥栖平和祈念ピアノコンクール第1
位および東洋新薬特別賞などをはじめ、国内外で数々の受賞歴を持つ。2011
年、第15 回浜松国際ピアノアカデミーを受講。
近年は、ソロや室内楽など幅広い活動を展開し、イタリア、フランス、ドイツ、ルーマニアをはじめ、国内外で数多くの演奏会に出演。
知的な解釈に加え、ダイナミックかつ繊細な演奏に定評があり、ドイツ・フランスのバロック音楽、後期ロマン派、チェコの古典派や現代音楽、21
世紀の諸作品、邦人作品まで多種多様なレパートリーを誇る。演奏される機会の少ない作曲家や埋もれた作品にも光をあて、積極的に取り上げるユニークな活動を行っている。また、数多くの国内外の作曲家の新作初演にも携わり、献呈・委嘱作品も多い。独自の視点をもった若手ピアニストの一人として、これからの活動が大きく期待されている。 |
アクースティカ
|
|
「仁上亜希子 プレイズ シューマン ライヴ」
シューマン:
謝肉祭 作品9
3つの幻想的小品 作品111
ピアノ・ソナタ 第1番 作品11 |
仁上亜希子(ピアノ) |
シューマン独特の曖昧模糊とした、しかし確固たる世界観を見事に表現した決定版といえる演奏(上田弘子)
仁上亜希子 プレイズ シューマン ライヴ
録音:2014 年12 月24 日トッパンホール(ライヴ収録)
2008 年ツヴィッカウでのシューマン国際コンクールの入賞以来、仁上亜希子を、芸術的感受性と構成における知性を、印象的に結びつけることのできるピアニストして高く評価してきました。
彼女にとり、楽譜に記されていることと、その行間に読み取られるものは、決して対峙するものではありません。彼女は演奏解釈の主潮を鵜呑みにして演奏するのではなく、彼女自らそれぞれの作品について想いを巡らせ、その作品の本質と秘密を明かしてくれます。彼女の持っている注目すべきテクニックは決して前面にしゃしゃり出ることはなく、そのテクニックが彼女の音楽に存在感を与えています。
このような芸術家としての彼女の演奏をコンサートやCDで聴くことは、計り知れないほどに心を満たしてくれることになるでしょう。
(ミヒャエル・シュトルック[音楽学者・2009
年ツヴィッカウ市シューマン賞受賞者](ブックレットよりの抜粋)
仁上亜希子(ピアノ)
東京藝術大学大学院入学後渡独、ベルリン芸術大学ソリストコースで研鑽を積み、国家演奏家資格を取得。
2008 年ローベルト・シューマン国際コンクール(ドイツ)2
位、『熟練した技巧と親密さ、知性と感性をバランスよく備えた説得力ある演奏』(ピアノ・ニュース誌)と高評価を得た。その後も数多くのコンクールに入賞。
2011 年、客演したシューマン音楽祭では『全ての優雅さの中にも、曲の持つ不安やえぐるような痛みを表現し尽くした』(フライエ・プレッセ紙)と絶賛。
2012 年、文化庁・日本演奏連盟主催によるデビューリサイタル。
2014年<園田高弘没後10年を偲んで>リサイタルシリーズの3人のソリストに抜擢され、そのときのオールシューマン・プログラムは高く評価され、まぎれもなく日本を代表する実力派ピアニストであることを印象づけた。
現在、ベルリン芸術大学、及びシュターツカペレ・ベルリン・アカデミーにて、コレペティトアを務めるほか、ベルリンを拠点に国内外で活発な演奏活動を展開している。
|

3/16(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
.
HYPERION
|
|
アムラン&タカーチSQ第3弾、
フランクのピアノ五重奏曲!
フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調 M.7
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調 L.91 |
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
タカーチ弦楽四重奏団
〔エドワード・ドゥシンベル(第1ヴァイオリン)、
カーロイ・シュランツ(第2ヴァイオリン)、
ジェラルディン・ウォルサー(ヴィオラ)、
アンドラーシュ・フェイェール(チェロ)〕 |
現代最高のスーパー・ヴィルトゥオーゾ、マルク=アンドレ・アムランと、世界最高峰の弦楽四重奏団のひとつ、タカーチ弦楽四重奏団。
シューマン(CDA 67631)、ショスタコーヴィチ(CDA
67987)と好評を博してきた両者のコラボレーション・シリーズの第3弾は、フランク&ドビュッシーのフレンチ・プログラム。
劇的で重厚なフランクの傑作の一つであるピアノ五重奏を、アムランとタカーチ弦楽四重奏団の権威あるパフォーマンスで聴く喜び。
カップリングは、フランクの影響が色濃く残るドビュッシーの弦楽四重奏曲。タカーチ弦楽四重奏団の2015年南北アメリカでのコンサートで披露されてきたプログラム。
※録音:2015年5月22日−25日、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス)

|
|
|
スティーヴン・オズボーン(ピアノ)
フェルドマン&クラム:ピアノ作品集
フェルドマン:インターミッション5
クラム:プロセッショナル
フェルドマン:ピアノ・ピース1952、エクステンションズ3
クラム:1979年のクリスマスのための小組曲
フェルドマン:マリの宮殿 |
スティーヴン・オズボーン(ピアノ) |
スティーヴン・オズボーンが弾くフェルドマン&クラム!
1991年のクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝、1997年のニューヨーク・ナウンバーグ国際ピアノ・コンクール優勝を果たし、ピアノ王国ハイペリオン(Hyperion)を代表するピアニストの一人として活躍する、スティーヴン・オズボーン。
これまで、Hyperionからは、ラヴェル、ベートーヴェン、ドビュッシー、シューベルト、ラフマニノフなどの名曲から、アルカン、カプースチン、ティペットなどの知られざる作品でもその実力を発揮してきたオズボーン。
新録音では、アメリカの二人の現代作曲家、モートン・フェルドマン(1926−1987)とジョージ・クラム(1929−)のピアノ作品集という新たな境地に到達!
それぞれの代表作「マリの宮殿(パレ・ド・マリ)」と「クリスマスのための小組曲」に、小品を加えたソロ・ピアノ・ピースで、オズボーンの知的でハイセンスな解釈が光ります。
現代ピアノ・ファン、ニューエイジ関係者要注目!
※録音:2014年12月10日、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス)

|
|
|
ロボ:エレミアの哀歌集
ゲレーロ:マリア・マグダレーナ・エ・アルテラ・マリア
ロボ:
ミサ・マリア・マグダレーナ、エレミアの哀歌集、
レジナ・チェリ(天の女王)、
おお, 主よ, 何と心地よきことか |
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊
マーティン・ベイカー(指揮) |
Hyperionの創設初期より宗教合唱作品録音の中枢をになってきた英国の名門ウェストミンスター大聖堂聖歌隊が歌うスペイン・ルネサンス。
ルネサンス・ポリフォニーの傑作の一つとして挙げられる、アロンソ・ロボの「エレミアの哀歌集」と、ゲレーロのモテットに基づく「マグダラのマリアのミサ(ミサ・マリア・マグダレーナ)」を、透き通るような少年聖歌隊の歌声と伝統の男声合唱で。
※録音:2014年7月10日−11日&2015年2月9日−10日、ウェストミンスター大聖堂 |
|
|
イギリス・ロマン派のマドリガル集
ピアサル:
シング・ウィー・アンド・チャント・イット、
ライト・オヴ・マイ・ソウル、
サマー・イズ・イ・カミング・イン、
グレート・ゴッド・オヴ・ワヴ、レイ・ア・ガーランド/
レスリー:
マイ・ラヴ・イズ・フェア、
ザイン・アイズ・ソー・ブライト/
ステイナー:
ディスアポイントメント、ドライ・ユア・スウィート・チーク、
ライク・アズ・ア・シップ、ザ・キャッスル・バイ・ザ・シー、
フローラズ・クイーン/
グッドハート:レディ・オン・ザ・シルヴァー・スローン/
エルガー:
トゥ・ハー・ベニース・フーズ・ステッドファスト・スター/
パリー:
フー・キャン・ドゥウェル・ウィズ・グレートネス!、
美しいけれど無慈悲な乙女/
スタンフォード:
神と宇宙(信仰の歌 Op.97より第2番)、オン・タイム
Op.142 |
ロイヤル・ホロウェイ合唱団
ルパート・ゴフ(指揮) |
教会音楽に比べ取り上げられることの少ないヴィクトリア朝の世俗音楽、イギリス・ロマン派のマドリガルを再発見、演奏するというロイヤル・ホロウェイ合唱団の意欲的なプログラム。
エルガー、パリー、スタンフォードらの作品に加え、ロバート・ルーカス・ピアサル(1795−1856)、ヘンリー・レスリー(1822−1896)、ジョン・ステイナー(1840−1901)、アーサー・マレー・グッドハート(1866−1941)らによって書かれた、エリザベス朝のマドリガルを補完する英国合唱作品。
※録音:2015年4月23日ー25日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、ロンドン) |
.
SIGNUM CLASSICS
|
|
"2015年ライヴ!
ドホナーニ&フィルハーモニア!
シューベルトの"ザ・グレイト"
シューベルト:
交響曲第9番ハ長調 D.944《ザ・グレイト》 |
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団 |
巨匠ドホナーニ&フィルハーモニア!シューベルトの"ザ・グレイト"2015年ライヴ!
シグナム・クラシックス(Signum Classics)とフィルハーモニア管弦楽団のコラボレーション・シリーズの最新作は、2015年10月1日、オーケストラの創立70周年アニヴァーサリー・シーズンに演奏された、終身名誉指揮者クリストフ・フォン・ドホナーニのタクトによるシューベルトの「ザ・グレイト」!
1985年2月、音楽監督を務めていたクリーヴランド管弦楽団を振り、シューベルトの「ザ・グレイト」を録音しているドホナーニ。
約30年後の2015年10月、創立70周年を記念するシーズンを迎えたフィルハーモニア管とのライヴでは、深みを増した円熟の至芸に大いに期待したい。
※収録時間
I. Andante - Allegro ma non troppo 15.13
/ II. Andante con moto 13.23 / III. Scherzo:
Allegro vivace 11.50 / IV. Allegro vivace
12.39/Total timings: 53.06
※録音(ライヴ):2015年10月1日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン、イギリス)

|
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
MELODIYA
|
MELCD 1002431
(10CD/特別価格)
\15600 →\13990
|
ショスタコーヴィチ:交響曲全集 |
○交響曲第1番ヘ短調 Op.10
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)、ソヴィエト国立文化省交響楽団〔1984年録音)
○交響曲第2番ロ長調 Op.14《10月革命に捧げる》
キリル・コンドラシン(指揮)、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、
ソヴィエト国立アカデミー合唱団〔1972年録音)
○交響曲第3番変ホ長調 Op.20《メーデー》
キリル・コンドラシン(指揮)、
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、ソヴィエト国立アカデミー合唱団〔1972年録音)
○交響曲第4番ハ短調 Op.43
キリル・コンドラシン(指揮)、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団〔1966年録音)
○交響曲第5番ニ短調 Op.47《革命》
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)、ソヴィエト国立交響楽団〔1977年録音)
○交響曲第6番ロ短調 Op.54
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
〔1972年1月27日録音)
○交響曲第7番ハ長調 Op.60《レニングラード》
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)、ソヴィエト国立交響楽団〔1968年録音)
○交響曲第8番ハ短調 Op.65
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
〔1961年2月25日録音)
○交響曲第9番変ホ長調 Op.70
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)、ソヴィエト国立文化省交響楽団
〔1983年録音)
○交響曲第10番ホ短調 Op.93
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
〔1973年1月26日録音)
○交響曲第11番ト短調 Op.103《1905年》
コンスタンティン・イワノフ(指揮)、ソヴィエト国立交響楽団〔1965年録音)
○交響曲第12番ニ短調 Op.112《1917年》
キリル・コンドラシン(指揮)、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団〔1972年録音)
○交響曲第13番変ロ短調 Op.113《バビ・ヤール》
キリル・コンドラシン(指揮)、
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、アルトゥール・エイゼン(バス)、
ソヴィエト国立アカデミー合唱団〔1967年録音)
○交響曲第14番ト短調 Op.135《死者の歌》
ルドルフ・バルシャイ(指揮)、モスクワ室内管弦楽団、ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)、
マルク・レシェーチン(バス)〔1969年10月6日録音〕
○交響曲第15番イ長調 Op.141
マクシム・ショスタコーヴィチ(指揮)、モスクワ放送交響楽団〔1972年録音〕
|
ショスタコーヴィチ生誕110周年記念!ロシアの巨匠たちの名演による交響曲全集!
メロディア(Melodiya)が贈る「ショスタコーヴィチ生誕110周年記念」は、ムラヴィンスキー、コンドラシン、スヴェトラーノフ、バルシャイ、イワノフなど一時代を築いた巨匠たち、そしてロジェストヴェンスキー、テミルカーノフ、そして息子のマクシム・ショスタコーヴィチなどの名演の数々を集めた「交響曲全集」!
メロディアが保有する壮絶で圧倒的なショスタコーヴィチの15の交響曲が、生誕110周年を盛大に彩ることでしょう!
※録音:1961年−1981年、ハード・ボックス仕様。 |
|
|
イーゴリ・オイストラフのエルガー!
エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調 Op.61
ハイドン:
ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲
ヘ長調 Hob.XVIII-6* |
イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)
ナターリャ・ゼルツァロワ(ピアノ)*
ヴァランティン・ジューク(指揮)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
ソロイスツ・アンサンブル* |
旧ソ連時代の音楽家と近代イギリス音楽、オーストリアの古典派音楽というユニークで興味深い組み合わせ。
旧ソ連での初演者、イーゴリ・オイストラフが弾くエルガーのヴァイオリン協奏曲は、当時の東側での解釈を知ることができる貴重な録音。
フリーエル門下の名手ナターリャ・ゼルツァロワとの共演によるハイドンも聴き逃せない。
※録音:1984年&1985年、ディジパック仕様。
|
<国内盤>
<映像>
キング・インターナショナル(映像)
|
KKC 9150
(DVD)
\4250+税
※輸入盤発売済
|
チャイコフスキーのタブーのテーマに肉薄する
前代未聞のドキュメンタリー
チャイコフスキー・ファイル〜ある作曲家の告白
挿入映像:バレエ「チャイコフスキー」
ウラジーミル・マラーホフ主演、
ボリス・エイフマン振付 |
監督:ラルフ・プレガー
出演:ダーク・ジョンストン
(インタビュー):
ウラジーミル・マラーホフ、
キャメロン・カーペンター、
カディア・グレンケ、
フィリップ・バロック |
日本語字幕付。チャイコフスキーのタブーのテーマに肉薄する前代未聞のドキュメンタリー。
大人気ブロガー、歌川たいじによる日本語解説書付同性愛者の視点からみたチャイコフスキーの人生をたどる!
[EURO ARTS] 20.61518、画面:NTSC、カラー、16:9、音声:PCMステレオ、言語:英語、独語、字幕:日本語、リージョン:All、53分、輸入盤・日本語帯・解説付
奇才ラルフ・プレガーによるチャイコフスキーのドキュメンタリー。とは言っても音楽物でも伝記物でもなく、彼の人生と死を同性愛の見地から考証しています。チャイコフスキーが男色家であったことは知られていますが、何分にもロシア文化の象徴の大作曲家だけに、タブーの領域とされてきました。このドキュメンタリーでは、手紙や日記から彼のゲイライフや偽装結婚の真実などを暴露。映像は幻想的で、腐女子好みのBL
的な美しさに満ちています。さらに同じ世界の住人であるダンサーのマラーホフやオルガニストのカーペンターが、バレエや音楽でなくチャイコフスキーと同性愛問題について個人的かつ親密な意見を述べています。その合間にマラーホフ演じるバレエ「チャイコフスキー」の情景や、ドイツのイケメン俳優ダーク・ジョンストンが妄想上のカレ役を演じ、チャイコフスキーの歌曲「ただ憧れを知る者だけが」を妖しげな眼差しで、韓流ポップス風に歌う様もゲイと腐女子狂喜の世界となっています。
日本語解説書には、ゲイをカミングアウトしている作家・漫画家にして人気ブログ「ゲイです、ほぼ夫婦です」の著者歌川たいじが、同性愛者の視点から見たチャイコフスキーの私生活の足跡をたどっております。今まで知らなかったチャイコフスキーの真の姿と人生を、歌川氏が思慮深くかつ非常に読みやすい文章でまとめており、映像だけでは理解できない繊細なニュアンスまでも日本語解説として書いていただきました。歌川氏ファンならずとも注目の内容と言えましょう。
「溢れ出る才気、その過剰なエネルギーは苦しみでもある。鬱勃たる情動を恋愛に注ぎ込んでいる最中に、チャイコフスキーは必ず耐え難い打撃に見舞われる。そして、大きな痛みの中で音楽家として飛躍するのだ。天才チャイコフスキーは生涯、その輪廻から逃れることはできなかった。」(歌川たいじ)
歌川 たいじ
1966 年東京都生まれ。作家・漫画家。
1 日10 万アクセスをカウントする人気ブログ「ゲイです、ほぼ夫婦です」の著者。
サラリーマン時代に全国紙の一面を使った広告でゲイをカミングアウトし、話題に。ゲイであることを公表しながら株式会社リクルートなどでキャリアを積み、その後情報サイト「オールアバウト」の同性愛カテゴリを担当、人気を博す。
主な著書に、自身の壮絶な生育歴をドラマティックに描いた伝説的コミックエッセイ『母さんがどんなに僕を嫌いでも(KADOKAWA)』『母の形見は借金地獄(KADOKAWA)』のほか、ゲイライフの日常を切りとったコミック『じりラブ(集英社)
』などがある。老若男女、セクシャリティを問わず多くの熱烈なファンをもつ。2015
年『やせる石鹸』で小説家デビュー。
|

3/15(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
.
GALLO
|
スイスの歴史あるGALLOレーベルを取り扱うことになりました。当レーベルはDISQUES
VDE-GALLOのクラシック部門で、現役のタイトルだけでも500タイトル以上あるという大レーベルです。
スイスの作曲家を取り上げたものが多いですが、バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持っています。タイトル数があまりに多いため、ここ半年ほどの新譜を紹介させていただきます。 |
|
ラビノヴィッチが振る幻想交響曲!
ラビノヴィッチが弾くベートーヴェン、ブラームス!
(1)ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
(2)シューベルト:即興曲Op.90-3
(3)ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49 |
アレクサンドル・ラビノヴィチ=バラコフスキー
((1)指揮、(2)(3)ピアノ)
(1)ノヴォシビルスク・アカデミー響 |
鬼才ラビノヴィッチが振る幻想交響曲!ラビノヴィッチが弾くベートーヴェン、ブラームス!
録音:(1)2004 年3 月21 日 アルノルト・カッツ国立コンサート・ホール(ノヴォシビルスク)/(2)(3)2014
年1 月14 日 ラフマニノフ・ホール(モスクワ)、TT:69’11
1945 年アゼルバイジャンの首都バクー生まれ。モスクワ音楽院で研鑽を積み、アルゲリッチとの数々のピアノ・デュオ演奏で知られるアレクサンドル・ラビノヴィチ=バラコフスキー。作曲家、指揮者、ピアニストなど多彩な顔を持っています。
2004 年に行われたコンサートの録音である“幻想交響曲”は、直線的に突き進むロシア的な野性味溢れる演奏です。武骨にむき出しにされる音楽。2014
年に行われたピアノ・リサイタルから2 曲。心のままに奔放な演奏です。ピアノ独奏録音は意外と少なく貴重です。 |
|
|
ラビノヴィチ、ベートーヴェン/ブラームス、
リサイタルライヴ録音
ベートーヴェン:
ディアベリの主題による33の変奏曲Op.120
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番Op.5 |
アレクサンドル・ラビノヴィチ=バラコフスキー(ピアノ) |
録音:1989 年10 月5 日ヘルクレス・ザール,ミュンヘン(ライヴ録音)、TT:
79’38
かつてアルゲリッチとのモーツァルトやラフマニノフ、ブラームスなどのピアノ・デュオで名演を数々残してきた作曲家でありピアニストのラビノヴィチ。
1989 年10 月5 日ミュンヘンのヘラクレスザールで行われたリサイタルのライヴ録音です。録音状態は決して良好ではありませんが、力強く情熱的、個性的な解釈に引き込まれずにいられません。 |
|
|
「スイスの交響的作曲家VOL.4」
アロイス・フォルヌロ(1890-1965):
鎖につながれたプロメテウス(1948)
アルフォンス・ロイ(1906-2000):バラード(1950)
ベルナール・レイシェル(1901-1992):交響的小品(1944-46)
ローラン・メトロー(1970-):影(1995-98)、
ローラン・メトロー:内在的なヴィジョン(1992/2006) |
エマニュエル・シフェール(指揮)
ヴォルゴグラード交響楽団 |
録音:2005、2006 年ヴォルゴグラード、70’26
20 世紀に作曲されたスイスの新しい交響的作品を集めた意欲的なシリーズ第4集。
第1集は「アレクサンドル・ドゥネレアズ(1875-1947)作品集」(GALLO1227)、第2集は「フォルヌロ、メトロー、バリサ、マフェイ作品集(GALLO1234」、第3集は「ラフマニノフ、シャピュイ、マロン、ティラボスコ作品集(GALLO1258)。
シフェールは1967 年生まれのスイスの指揮者で、世界的指揮者ジュリーニのもとで研鑽を積み、現在アルゼンチンのサン・フアン交響楽団の指揮者を務めています。 |
|
|
「リファレンス・ハルモニウム第4集」
〜カルク=エーレルトのエキセントリックなハルモニウム作品集
芸術的ハルモニウムのための演奏会用小品Op.26
ソナチネ ホ短調Op.14-2
象眼細工Op.76〜15 の小さな性格的小品 |
ヨリス・フェルダン
(ハルモニウム&
オルガン=チェレスタ) |
録音:2015 年1 月26、28、29日 ライプツィヒ、64’15
ユニークな「リファレンス・ハルモニウム」シリーズの第4集です。既発売は第1集「ハルモニウム名曲集(GALLO1326)」、第2
集「ルフェビュール=ウェリ作品集(GALLO1327)」、第3
集「ギルマン作品集(GALLO1328)」。
ドイツの作曲家カルク=エーレルトはライプツィヒ音楽院でヤーダスゾーンやライネッケに師事。リードを用いたオルガン=ハルモニムのための作品を多く作曲しました。
後期ロマン派の作風で、この楽器の特徴でもあるアコーディオンのような音色が郷愁や、憂いそして可愛らしい雰囲気を醸し出しています。 |
|
|
「タラゴットとオルガン」〜バルカンの音楽
収録曲:
「ロマネスカ組曲」、ルーマニア、ボスニア、
ノルウェー、ブルガリア、アルメニア、
アゼルバイジャン、ルーマニアなどの民謡編曲、など |
サムエル・フライブルグハウス
(タラゴット、フルラ、Cl、
バセットHr、ティリンカ)
ティロ・ムステル(Org)
ネールン・アリエフ
(カホン、ダラブッカ、ベンディール) |
録音:2014 年、67’20
ハンガリーやルーマニアで人気の楽器タラゴット。シングルリードの木管楽器で、ソプラノ・サックスとクラリネットの特徴を兼ね備えています。
この珍しい楽器とオルガン、そしてカホンやベンディールといった打楽器とのアンサンブルです。あまりの音色の美しさにびっくり。ソプラノ・サックスのような高音で、芯のあるクリアな音色。オルガンとの相性もバッチリで、オルガンの音色が更に音楽にエキゾチックさを増すことに成功しています。楽曲もルーマニア、ブルガリア、アゼルバイジャンなどの伝統音楽をアレンジしており、素朴で魅惑的なメロディと踊りだしたくなるようなリズム、すべてが魅力的! |
|
|
ジュリアン=フランソワ・ツビンデン(1917-):
弦楽四重奏作品集
弦楽四重奏曲第1番Op.60
アリグン Op.69
弦楽四重奏曲第2番Op.108 |
シネ・ノミネ弦楽四重奏団 |
録音:2014 年3 月30 日、48’24
スイスの作曲家でジャズ・ピアニストとしても活躍したジュリアン=フランソワ・ツビンデンによる弦楽四重奏のための作品集。スイス・ローザンヌで結成され、メロス弦楽四重奏団の薫陶を受けた人気実力派シネ・ノミネ弦楽四重奏団が演奏したアルバムです。
無調の中でせわしなく動き、音が重なりあい響く浮遊感のある音楽。この録音は作曲家本人も立ち合いのもと行われた充実の演奏です。 |
|
GALLO 1453/54
(2CD)
\4200
|
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232 |
ミシェル・ジョルダン(指揮)
ロマンモティエ教会合唱団
アンサンブル・ムジカ・ポエティカ
アン・ラモニ(S)
ジャン=ミシェル・フュマ(A)
フレデリック・ジンドロー(T)
ファブリス・エヨーズ(B) |
録音:2014 年、55’01/54’17
スイス、ローザンヌ近郊の小さな村ロマンモティエ。スイスで最も古い教会がある美しい村です。その聖ロマンモティエ教会で行われた、素朴な雰囲気溢れるJ.S.バッハの“ミサ曲ロ短調”。
中世から時間が止まったような静かで落ち着いた場所で、地元の合唱団と、崇高な情感が流れる。 |
|
|
「20世紀の無伴奏ヴァイオリンのための作品集」
ジャニーヌ・アラニック:序奏とバディヌリ
プロコフィエフ(1891-1953):無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.115
ブロッホ(1880-1959):無伴奏ヴァイオリンのための組曲第2番
ストラヴィンスキー(1882-1971):エレジー
イザイ(1888-1931):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番Op.27-5
クライスラー(1875-1962):
レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース
ベルナルド・スタルマン(1910-2004):
もしもし、オオカミ?/自由、自由、自由! |
ロベルト・サヴィツキ(ヴァイオリン) |
録音:2014 年、67’20
サヴィツキはアルゼンチン、ブエノスアイレス生まれ。1970
年から1975 年までスイス・ロマンド管の第1ヴァイオリン奏者を務め、1975
年にランシー=ジュネーヴ管弦楽団を創設した実力派のヴァイオリニストです。
このアルバムは20 世紀に作曲された独奏ヴァイオリン作品を集めたもの。名曲から、民族的な作風の作品まで多彩で超絶技巧の楽曲をセレクト。軽やかな音色は肩肘張らずに居心地良く聴くことができます。
ベルナルト・スタルマンは同郷アルゼンチンの作曲家で、タンゴ風のリズムが躍動しています。 |
|
|
「イタリアのピアノ作品集」
ドメニコ・パラディーシ(1707-91):トッカータイ長調
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
ソナタニ短調K.9/ソナタト長調K.201
ステファノ・ゴリネッリ(1818-91):チカラータ
アドルフォ・フマガッリ(1828-56):
ピアニストの近代的学校Op.100〜
「悪魔の岩、勇敢なエチュード」
オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):
リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲より
「イタリアーナ」、「シチリアーナ」
ジャン・フランコ・マリピエロ(1882-1973):秋のプレリュード
マリオ・ピラーティ(1903-38):
バガテル第1集より第1番「マルシア」、第2番「ニンナ・ナンナ」
ルイジ・ダッラピッコラ(1904-1975):
パガニーニの奇想曲によるソナティナ・カノニカ
ジュリオ・チェザーレ・ソンツォーニョ(1906-1976):
ファヴォレッタ |
アダルベルト・マリア・リーヴァ(Pf) |
録音:2013 年7 月、62’46
ピアノの歴史を紐解くと、ピアノの原型を発明したのは1709
年頃イタリアのチェンバロ製作家バルトロメオ・クリストフォリでした。その後ドイツやフランスなどで発展していきます。
イタリアのオペラや管弦楽作品の名作の影に隠れてしまったピアノ曲。このアルバムではあまり知られていないイタリアのピアノの歴史を年代順に収めた興味深いアルバムです。
「ピアノのパガニーニ」と称された作曲家フマガッリ。“悪魔の岩、勇敢なエチュード”は超絶技巧の連続。レスピーギの有名な“シチリアーナ”を美しくピアノ・ソロで演奏しています。ダッラピッコラのパガニーニの「24
のカプリース」をモチーフに作曲されたもの。古典と現代が見事に融合した作品です。 |
|
|
ギー・ラファリによるフルートの名曲3曲
シューベルト:「しぼめる花」による序奏と変奏曲
ライネッケ:ウンディーネ
ウェーバー:フルート・ソナタ変イ長調 |
ギー・ラファリ(Fl)
アダルベルト・マリア・リーヴァ(Pf) |
録音:2014 年9 月、79’24
フランスの実力派フルート奏者、ギー・ラファリによるフルートの名曲3
曲。
シューベルトの歌曲集「美しき水車小屋の娘」の中の第18
曲「しぼめる花」の旋律を主題にしてシューベルト自身がフルートとピアノのために作曲したもので、哀愁のあるメロディをフルートが瑞々しく奏でていきます。“水の精”という意味の「ウンディーネ」。ドイツの初期ロマン主義作曲家、詩人であるフリードリヒ・フーケの小説「ウンディーネ」を基に作曲されました。切ない悲恋の物語。音楽から澄んだ水を感じさせ、美しく儚い旋律が流れ出します。とても神秘的な音楽です。 |
|
|
「ローリング・ドリームス」〜
アレッサンドロ・ルケッティ(b.1958):
ヴァイオリンとピアノのためのオペラ編曲集
プッチーニ:歌劇「トスカ」の主題によるファンタジー
マスカーニ:
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」の主題によるファンタジー
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」の主題によるファンタジー
プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」の主題によるファンタジー |
アルベク・デュオ:
【アンブラ・アルベク(Vn、Va)、
フィオナ・アルベク(Pf)】 |
59’46
スイス出身の双子デュオ、アルベク・デュオ。ルガーノにあるスヴィッツェラ・イタリアーナ音楽院と、チューリヒ芸術大学で研讃を積む。イタリアの不滅のオペラを、イタリアの作曲家アレッサンドロ・ルケッティが編曲。オペラの名アリアなど、有名な旋律を盛り込んだ、美しく華やかな作品に仕上がっています。 |
|
|
「スイス・ピアノ作品集1890-2008」
エミール・ジャック=ダルクローズ(1865-1950):バラードOp.46-1
ジョージ・テンプルトン・ストロング(1856-1948):4つの詩Op.36
アロイス・フォルヌロ(1890-1965):春への旅路Op.27
エミール=ロバート・ブランシェ(1877-1943):
フーガ ハ短調/舟歌第1番Op.24/舟歌第2
番Op.24/
エチュード・パストラールOp.107-1/警告:1914年8月3日
ファビオ・マッフェイ(1968-):パンくず
ハインリヒ・ズーターマイスター(1910-1995):
主題と10の変奏/フーガ |
アダルベルト・マリア・リーヴァ(ピアノ) |
録音: 2015 年9 月、71’57
世界初演のスイスの作曲家のピアノ作品集。世界的にはあまり知られていないその国の「偉大な」作曲家たち。興味深いピアノ曲、さらにスイスはフランス語圏とドイツ語圏など4
つの言語が公用語であり、その多彩さが音楽にも表れています。
ジャック=ダルクローズは音楽教育法の一つである「リトミック」を考案し世界に広めた作曲家で音楽教育家。この“バラードOp.46-1”はソナタ形式のような3
部構成からなる美しく雄弁な作品。ストロングはヤーダスゾーン、ヨアヒム・ラフに師事したアメリカ生まれのスイスの作曲家。1885
年交響詩《ウンディーネ》はリストに献呈され、称賛を受けたジュネーヴ楽壇の重要な作曲家の一人です。
“4 つの詩Op.36”はイギリスの哲学者ジェームス・ビーティ、アメリカのロマン派詩人ウィリアム・カレン・ブライアント、アメリカの小説家で詩人のエドガー・アラン・ポー、イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピアの詩にインスパイアされた4
つのロマンティックなメロディを持つ作品です。フォルヌロの“春への旅路Op.27”は5
楽章からなる組曲で、地元ローザンヌの風景や牧歌的な自然、舞踊などが詰まった作品です。 |
|
|
「私のメロディ」
〜メル・ボニ(1958-37)ロマンティックな印象派の歌曲集
願い/子守歌/穏やかな非難/ル・ムーラン/小川/
青い鳥/夜明け/古風な社会のエレジー/
変わらぬ優しさ/海/屋根の上の猫/
Couboulambou a Paris/最後の思い出/愛の歌/
ノエル・パストラル/オ・サルタリス/
言わずにいてもらえる?/波打ち際で/夕べに/
私はここにいる/鐘/春の歌/レジーナ・コエリ |
エリアーヌ・ガイザー(MS)
アンヌ=マリー・アレン(Pf)
フルーリン・チュール(B) |
録音:2015 年、69’09
19 世紀末から20 世紀前半に活躍したフランスの女流作曲家メル・ボニ。近年再評価が進んでいる作曲家の一人です。後期ロマン派の作風で、女性らしい柔らかさや繊細さを含んだロマンティックなメロディを持ち、ここに収録されている歌曲は、どれもが愛らしい。録音の少ないメル・ボニの歌曲を集めた貴重なアルバムといえます。 |
.
BIDDULPH
|
ビダルフ・レコーディングズはイギリスの弦楽器商ピーター・ビダルフが1989年に創設したレーベル。
主に歴史的録音復刻CDを製作・発売していましたが、ここ数年は休止状態でした。日本への正規の供給は約3年ぶりとなると思われます。
旧譜につきましては入手可能なものからまたお知らせします。 |
8.02512
(2CD)
\2700 →\2490
|
ピンカス・ズーカーマン&ズービン・メータ
初出録音(1995年 SONY)!
[CD 1]
ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番ヘ長調
Op.50(*)
アルバン・ベルク(1885-1935):ヴァイオリン協奏曲(1935)(*)
[CD 2]
ローベルト・フックス(1847-1927):9つの幻想小曲(+)
ヴァイオリンとピアノのための10の幻想小曲
Op.74 から No.2(ニ長調)
ヴァイオリンとピアノのための7つの間奏曲
Op.82 から No.1(ハ短調)
ヴァイオリンとピアノのための10の幻想小曲
Op.74 から No.9(ト短調)
ヴァイオリンとピアノのための10の幻想小曲
Op.74 から No.6(ホ短調)
ヴァイオリンとピアノのための5つの二重奏曲
Op.40 から No.3(ト短調)
ヴァイオリンとピアノのための5つの二重奏曲
Op.40 から No.2(変ロ長調)
ヴァイオリンとピアノのための10の幻想小曲
Op.74 から No.1(ロ短調)
ヴァイオリンとピアノのための10の幻想小曲
Op.74 から No.7(ハ長調)
ヴァイオリンとピアノのための7つの間奏曲
Op.82 から No.5(ニ短調)
ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1917):ヘブライの旋律
Op.9(#) |
ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ズービン・メータ(指揮(*))
マーク・ナイクルグ(ピアノ(+))
|
録音:1995年(*)/1992年(+)/1994年(#) 原盤、ライセンサー:Sony
Classical
ピンカス・ズーカーマン(1948-)とズービン・メータ(1936-)、マーク・ナイクルグ(1946-)が1990年代
Sony Classicalに録音しながらお蔵入りとなっていたCD2枚分の音源を、ビダルフがライセンスを受け発売。
 |
URLICHT
|
|
ゲーリー・カー(コントラバス)
ロンドンにおけるバロック音楽の巨匠たち Vol.2
ジャコボ・バゼヴィ・チェルヴェット(1690-1783):
6つのソナタまたは三重奏曲 Op.1
(1740頃;ヴァイオリン、コントラバスとオルガンのための編曲版)
第1番イ短調/第2番変ロ長調/第3番ト短調
第4番ハ長調/第5番イ長調/第6番ハ短調 |
ゲーリー・カー(コントラバス)
エルミラ・ダルヴァロヴァ(ヴァイオリン)
ハーモン・ルイス(オルガン) |
ゲイリー・カーの新録音第2弾!
録音:2012年、ビクトリア、ブリティッシュコロンビア州、カナダ
2013年に発売されコントラバスの巨匠ゲーリー・カー(1941-)の健在を知らしめた「Vol.1」(UAV
5993)と同年に録音された続編。
ジャコボ(ジャコッベ)・バゼヴィ・チェルヴェットは1738年以降ロンドンで活躍したイタリアのチェロ奏者・作曲家。ヘンデルの楽団でチェリストを務め、イギリスにおけるバロック・チェロ音楽の発展に貢献しました。
Op.1は2つのヴァイオリンと通奏低音(トリオ・ソナタ)または3つのチェロのために書かれたソナタ集。
当盤はヴァイオリン、コントラバスとオルガンのための編曲版の世界初録音となります。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<メジャー・レーベル>
DECCA
|

4821836
(23CD)
\11000 |
《ズービン・メータ/交響曲&交響詩録音集》
【CD1】
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調Op.92〜
ロサンジェルス・フィルハーモニック
[録音]1974年4月、ロサンジェルス、カリフォルニア大学ロイス・ホール,
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」〜
ロサンジェルス・フィルハーモニック
[録音]1968年5月、ロサンジェルス、カリフォルニア大学ロイス・ホール/
【CD2】
ベルリオーズ:幻想交響曲〜ニューヨーク・フィルハーモニック
[録音]1979年10月、ニューヨーク、エイヴリー・フィッシャー・ホール/
【CD3】
ブルックナー:交響曲第9番ニ短調〜
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1965年5月、ウィーン、ゾフィエンザール/
【CD4】
チャイコフスキー:
交響曲第1番ト短調 Op.13「冬の日の幻想」,
交響曲第2番ハ短調 Op.17「小ロシア」〜
ロサンジェルス・フィルハーモニック
[録音]1977年8月、ロサンジェルス、カリフォルニア大学ロイス・ホール/
【CD5】
チャイコフスキー:
交響曲第3番ニ長調 Op.29「ポーランド」〜
ロサンジェルス・フィルハーモニック
[録音]1977年8月、ロサンジェルス、カリフォルニア大学ロイス・ホール,
イタリア奇想曲Op.45〜
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1980年7月、テル・アヴィヴ、フレデリック・R・マン・オーディトリアム,
スラヴ行進曲 Op.31〜
ロサンジェルス・フィルハーモニック
[録音]1972年5月、ロサンジェルス、カリフォルニア大学ロイス・ホール/
【CD6】
チャイコフスキー:
交響曲第4番ヘ短調 Op.36〜
ロサンジェルス・フィルハーモニック
[録音]1976年4月、ロサンジェルス、カリフォルニア大学ロイス・ホール,
バレエ音楽「白鳥の湖」Op.20(抜粋)〜
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1979年7月、テル・アヴィヴ、フレデリック・R・マン・オーディトリアム,
スラヴ行進曲Op.31〜ロサンジェルス・フィルハーモニック
[録音]1972年5月、ロサンジェルス、カリフォルニア大学ロイス・ホール/
【CD7】
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64〜
ロサンジェルス・フィルハーモニック
[録音]1977年8月、ロサンジェルス、カリフォルニア大学ロイス・ホール,
チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」Op.71a〜
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1979年7月、テル・アヴィヴ、フレデリック・R・マン・オーディトリアム/
【CD8】
チャイコフスキー:
交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」,
幻想序曲「ロメオとジュリエット」〜ロサンジェルス・フィルハーモニック
[録音]1977年8月、1969年8月、ロサンジェルス、カリフォルニア大学ロイス・ホール/
【CD9】
ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調 Op.70〜
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1968年5月, ロンドン、キングズウェイ・ホール,
リスト:交響詩「前奏曲」S.97〜
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1966年5月、ウィーン、ゾフィエンザール/
【CD10】
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95「新世界より」,
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調 Op.88〜
ロサンジェルス・フィルハーモニック
[録音]1975年5月、ロサンジェルス、カリフォルニア大学ロイス・ホール/
【CD11〜12】
マーラー:
交響曲第3番ニ短調〜
モーリン・フォレスター(コントラルト)ロサンジェルス・フィルハーモニック
[録音]1978年3月、ロサンジェルス、カリフォルニア大学ロイス・ホール,
交響曲第1番ニ長調「巨人」〜
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1974年12月、エルサレム,
Binyanei Ha'ooma/
【CD13】
ベルリオーズ:交響曲「イタリアのハロルド」〜
ダニエル・ベンヤミニ(ヴィオラ)イスラエル・フィルハーモニー
[録音]1974年12月、エルサレム, Binyanei
Ha'ooma,/
【CD14】
マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」〜
イレアナ・コトルバシュ(ソプラノ)
クリスタ・ルートヴィヒ(アルト) ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1975年2月, ウィーン。ゾフィエンザール/
【CD15】
マーラー:交響曲第4番ト長調〜
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1979年3月、テル・アヴィヴ、フレデリック・R・マン・オーディトリアム/
【CD16】
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調〜ロサンジェルス・フィルハーモニック
[録音]1976年4月、ロサンジェルス、カリフォルニア大学ロイス・ホール/
【CD17】
シューベルト:
交響曲第1番ニ長調 D.82, 交響曲第3番ニ長調
D.200,
交響曲第8番ロ短調 D.759「未完成」〜
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1978年2月, 1976年4月, 1977年2月,
テル・アヴィヴ、フレデリック・R・マン・オーディトリアム/
【CD18】
シューベルト:
交響曲第2番変ロ長調 D.125, 交響曲第4番ハ短調
D.417「悲劇的」〜
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1978年2月, 1977年2月, テル・アヴィヴ、フレデリック・R・マン・オーディトリアム/
【CD19】
シューベルト:交響曲第6番ハ長調 D.589,
劇付随音楽『ロザムンデ』D.797(抜粋)〜
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1978年2月,テル・アヴィヴ、フレデリック・R・マン・オーディトリアム/
【CD20】
シューベルト:交響曲第5番変ロ長調 D.485,
交響曲第9番ハ長調 D.944「グレート」〜
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
[録音]1976年4月, 1977年2月, テル・アヴィヴ、フレデリック・R・マン・オーディトリアム/
【CD21】
R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64〜
ロサンジェルス・フィルハーモニック
[録音]1975年5月、ロサンジェルス、カリフォルニア大学ロイス・ホール/
【CD22】
R.シュトラウス:家庭交響曲Op.53〜ロサンジェルス・フィルハーモニック
[録音]1968年5月、ロサンジェルス、カリフォルニア大学ロイス・ホール/
【CD23】
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」Op.40〜
ロサンジェルス・フィルハーモニック
[録音]1968年5月、ロサンジェルス、カリフォルニア大学ロイス・ホール |
ズービン・メータBOX、80歳記念インターナショナル・リリース!
メータが今年2016年4月に80歳の誕生日を迎えます。このボックスセットは、イタリア・ローカル版が既に日本にも輸入されていましたが、今回インターナショナル発売が決定し、プライス・ダウンされて登場。
メータが1965年から1980年(30代前半から40代前半)にかけてデッカに行った録音を集大成した23枚組です。
ロサンジェルス・フィル、ウィーン・フィル、イスラエル・フィル、ニューヨーク・フィルを指揮してのチャイコフスキー:交響曲全集、シューベルト:交響曲全集、ドヴォルザーク:後期交響曲集などを収録。
各オーケストラの響きの特色が最大限に引き出され、濃厚で豊かな名演を聴くことができる贅沢なセットです。
アルトゥール・ルービンシュタインは 「メータとの共演は、ドラマティックで衝撃的、吹き荒れる嵐のような力強さで心奪うパーティーのよう。彼は真のエンターテイナーであり、史上最高の指揮技術を擁したひとりだ」と語っています。
BOXサイズ:13.5x12.5x8.5cm / 重量: 0.8kg |
<LP>
<国内盤>
スリーシェルズ
|
3SCD-0024
(2CD)
\4000+税
|
「渡辺宙明卆寿記念コンサートVol.1」(監修・作曲:渡辺宙明)
DISC1
1-5.『マジンガーZ』組曲
6-10.『グレートマジンガー』組曲
11-25.『大鉄人17』組曲
26-34.『太陽戦隊サンバルカン』組曲
35-45.『スパイダーマン』組曲
46-59.『宇宙刑事ギャバン』組曲
(アンコール)
60.『レーザーブレードメドレー』(昼・夜共通アンコール)
(御客様との大合唱)
61.『太陽戦隊サンバルカン』組曲より(夜の部アンコール)
渡辺宙明(指揮)
62.『マジンガーZ』組曲より(昼の部アンコール)
渡辺宙明(指揮)
DISC2
1.『渡辺宙明卆寿を祝うハッピーバースデー』
(渡辺俊幸 編曲、指揮)
2.『ミラクル戦隊ナマコプリ』
(作詞:カワムラユキ、オーケストラ編曲:斎藤ネコ)
歌:芸術家アイドルユニット「ナマコプリ」
(御客様との大合唱)
3.『スパイダーマン』組曲より 渡辺宙明(指揮)
4.『グレートマジンガー』組曲より 渡辺宙明(指揮) |
指揮:
松井慶太(DISC2-1 を除く)
渡辺宙明(大合唱)、
渡辺俊幸(DISC2-1)
オーケストラ・トリプティーク
芸術家アイドルユニット
「ナマコプリ」(DISC2-2) |
アニメ、特撮音楽の巨匠90歳を祝う記念ライヴ!BGM
とあなどるなかれ!クラシック、ロック、ジャズ、プログレ、テクノ、民族音楽・・・、オーバージャンルのハイブリッド音楽を聴け!「渡辺宙明卆寿記念コンサートVol.1」
録音:2015 年8 月30 日(渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにてライヴ録音)
企画:西耕一(スリーシェルズ)/録音&MIX:江崎友淑/編集:江崎友淑、皆川誠志
スリーシェルズは2015 年8 月30 日に渋谷で開催した「渡辺宙明卆寿記念コンサートVol.1」のライヴCDを2016
年4 月6 日に発売する。このコンサートはマジンガーZや宇宙刑事ギャバンの音楽で知られる、作曲家
渡辺宙明が8 月19 日に90歳を迎えることを記念して行われたもの。作曲者の渡辺宙明も指揮をとり、オーケストラ・トリプティーク(松井慶太指揮)が演奏。ヤフーニュース、東京新聞、讀賣新聞など各メディアで話題となった。
コンサートでは、渡辺宙明の息子である渡辺俊幸も父の卆寿へ捧げる曲を指揮して披露。さらに孫のマコ・プリンシパルの芸術家アイドルユニット「ナマコプリ」へ渡辺宙明が作曲した「ミラクル戦隊ナマコプリ」も初演した。
■CD の聴き所
・モノラル録音しかなかった楽曲のステレオハイレゾ収録/・作曲者によるリハーサル立ち合い監修/
・オリジナル楽譜の使用/・若手精鋭プロ奏者によるオーケストラの演奏/
・オーディオ誌でも絶賛されるオクタヴィアレコードによる録音・編集/・パーカッション満載のド迫力サウンド!/
・オーケストラとエレクトーンやエレキギターなどの絶妙なミックスサウンド!/
・渡辺家三代が揃ってコンサートを行った世界初の共演/・観客700
人の大合唱が昼公演と夜公演ともに収録/
・二枚組特別ピクチャーディスク/・堀井友徳による入魂の解説(約1万字)を全文掲載
渡辺宙明プロフィール
1925 年(大正14 年)8 月19 日愛知県名古屋市で生まれる。旧制八高理科を卒業後、東京大学文学部心理学科に学ぶ。卒業論文は「旋律的音程の力動性に関する実験心理学的研究」。作曲を團伊玖磨と諸井三郎に、ジャズ理論を渡辺貞夫に師事。
作曲家デビューはCBC(中部日本放送)のラジオドラマ「アトムボーイ」(1953
年)からである。映画音楽作曲家としては、新東宝の映画「人形佐七捕物帖
妖艶六死美人」(1956年)や「鋼鉄の巨人(スーパージャイアンツ)」(1957
年)などを皮切りとして、現在までに200 作を超える映画に作曲した。
1972 年に手がけた「人造人間キカイダー」と「マジンガーZ」がきっかけとなり、特撮やアニメの仕事も増え、世界的な人気を博す。東映スーパー戦隊もののスタートとなった「秘密戦隊ゴレンジャー」(1975
年)から続くシリーズでは、BGM だけでなく、挿入歌の作曲者としてもこのシリーズを支え続けている。また金字塔を打ち立てた「宇宙刑事ギャバン」(1982
年)から続くメタルヒーローシリーズは、最近も宇宙刑事Next
Generation(2014 年)で主題歌、BGM を作曲して高く評価を受けた。CM
音楽やゲーム音楽も手がけており、戦後のラジオドラマからスタートして、メデイアの変遷とともに作曲を続けている作曲家である。2012
年には長年の功績を東京アニメアワード第8 回功労賞で、2015年にはジャスラック正会員50
年を顕彰された。現在、90 歳を迎え、数多くのイベント、CD
企画が進行中である。
若者世代の音楽感覚を常に意識して 渡辺宙明(談)
私は大人の映画もたくさんやりましたが、アニメや特撮番組のCD
やLP になることが多かったです。これらのファンは音楽に敏感な人が多いですね。音楽にくわしくて鋭い。私は自分の運命が『人造人間キカイダー』と『マジンガーZ』で決められちゃったんです。
子供用でもマーチや童謡風ではないことをしたい、だから自分はロックでいこうと考えました。人のモノマネではなく、自分のカラーを出そう、音楽を魅力的に作らなければ駄目だ、と考えていました。子供のためにやむを得ずやるということではなく、私のやりたいことと子供が求めることがだいぶ共通していると思っていました。大人も楽しめるようにやりたい、と考えたんです。
なんとなく画面に合っていればいいというわけではなく、音楽だけでも楽しめる、ワクワクした音楽にしたい、という意識は常にありました。若い人にわかってもらわなければ駄目だ、という意識は今でもあります。
今回のコンサートのために新曲を書きました。孫がアイドル・グループをやっていてね。私の特徴を出さなければいけないなと思って、戦隊ものをイメージした曲になっているかもしれません。
これまでの作曲人生を振り返って
私にとって作曲は生きがいですよ。好きな仕事で食べられるようになったのは、幸せですね。ですから、やめようと思ったことはないです。作曲は大変だけど、楽しい仕事です。まだまだやりますよ。
もう自分の歳は意識しないんですね。90 歳と聞くと、おかしいな?、と思いますね。まだ60
歳ぐらいの感覚です。これからも作曲はします。いろいろあると思いますよ。ですので、これからもよろしくお願いいたします!
[2015 年7 月渡辺宙明スタジオにて
聞き手・構成:小林淳、西耕一]
|

|
|