≪第87号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2016/5/17〜
5/20(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ACCENT
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ヘンデル:戴冠式アンセム集
祭司ザドクHWV258
汝の御手は強くあれHWV259
主よ、王はあなたの力に喜びたりHWV260
我が心は麗しい言葉にあふれHWV261
オラトリオ「エステル」(1732年版) |
NDR合唱団
フィリップ・アーマン(合唱指揮)
ゲッティンゲン祝祭管弦楽団
ローレンス・カミングス(指揮) |
2014 年ヘンデル国際音楽祭ライヴ、ヘンデルの戴冠式のためのアンセム集
録音:2014 年5 月17日、6 月7日、ゲッティンゲン、ヘンデル国際音楽祭(ライヴ)/55’17
1920 年から続く歴史ある音楽祭「ヘンデル国際音楽祭」。ヘンデルの音楽を再発見させる重要な役割を担っています。
このアルバムは、1727 年ウエストミンスター寺院で行われた国王ジョージ2
世の戴冠式のために作曲された「祭司ザドク」「汝の御手は強くあれ」「主よ、王はあなたの力に喜びたり」「我が心は麗しい言葉にあふれ」の4
曲からなっている戴冠式アンセム集。イギリス国王の戴冠式で必ず演奏される荘厳な雰囲気の作品「祭司ザドク」。現代では「UEFA
チャンピオンズリーグ」で流されています。華やかで豪華絢爛な楽曲で、まさに式典にぴったり。軽快で颯爽とした演奏を聴かせてくれます。
最後に収録されているのはオラトリオ「エステル」。エステルは旧約聖書を基にしており、ペルシア王の妃となったユダヤ人のエステルがその勇気によってユダヤ民族殲滅の危機を救うという物語。1718
年頃に作曲され、1732 年2 月23 日ヘンデルの誕生日に再演されました。ここに収録されているのは、1732
年に再演された第2 稿を用いています。 |
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鬼才スホーンデルヴィルトによるモーツァルト協奏曲集第5弾
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調(ウィーン、1785)K482
演奏会用アリア「どうしてあなたが忘れられよう…恐れることはない恋人よ」
(ウィーン、1786)K505*
ピアノ協奏曲第24番ハ短調(ウィーン、1786)K491 |
ヴァネッサ・ガルシア・シモン(ソプラノ)*
アルテュール・スホーンデルヴィルト
(フォルテピアノ/1782年製アントン・ワルターのレプリカ、指揮)
クリストフォリ・アンサンブル
スー・イン・コアン(第1ヴァイオリン)
カルロ・レポーレ(第2ヴァイオリン)
ミシェル・レナール(ヴィオラ)
ジャン=リュック・トンリュー(ヴィオラ)
フランソワ・ミシェル(チェロ)
シラールト・ケレイ(コントラバス)
チャールズ・ツェブレイ(フルート)
ヴィヴィアン・ベルグ(オーボエ)
エリック・ドゥシー(オーボエ)
マルクス・シュプリンガー(クラリネット)
ベンヤミン・ライセンベルガー(クラリネット)
フローラ・パダル、
ゾエ・マシュー(ファゴット)
ニコラス・シェドマイユ(ホルン)
ジル・ランバッハ(ホルン)
ジョエル・ラエンズ(トランペット)
アメリ・ピアロー(トランペット)
ヘンリー・モデラーク(トランペット)
フィリップ・タール(ティンパニ) |
65’52
オランダのフォルテピアノ奏者、アルテュール・スホーンデルヴィルトによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ。従来の演奏とは一線を画した斬新なアプローチで聴かせ、音楽ファンを驚かせています。
このアルバムには、貴族や裕福な市民たちに名簿を回覧して予約を募る「予約演奏会」のために作曲された2
つの協奏曲が収録されています。当時は《フィガロの結婚》の創作に集中していましたが、モーツァルトにとって大事な収入源となるコンサートであったため、作曲をする必要がありました。ピアノ協奏曲は「予約演奏会」の中心的なプログラムで、聴衆は作曲者自身の華麗なピアノ演奏に魅了されていました。
第22 番は、はじめてクラリネットを用い、管楽器部隊が活躍する華やかな協奏曲。木管楽器の技巧的なパッセージが特徴的な第1
楽章、初演のアンコールにもなった抒情的な第2
楽章、軽快なロンドで開始され、クラリネットの甘美な旋律が印象的な中間部をもつ第3
楽章とモーツァルトの新しい試みが随所にちりばめられた作品。第24
番は、充実した管弦楽の大規模な編成と緊張感みなぎる傑作。大英図書館の王立音楽院が所有する自筆譜のピアノ・パートにはスケッチ風に加えられた箇所が残されていて、実際はモーツァルトが即興的に演奏されたと考えられています。
スホーンデルヴィルトの緻密な研究とひらめきが、モーツァルトの豊かな即興性を存分に表現しています。
そして協奏曲2 つの同時期に作曲された演奏会用アリア「どうしてあなたが忘れられよう…恐れることはない恋人よ」。当時ウィーンで活躍していたイギリスのソプラノ歌手ナンシー・ストーラスが帰国するにあたって開かれる演奏会のために書かれたと言われています。ストーラスは《フィガロの結婚》の初演でスザンナ役を務め、卓越した演技力と美貌でモーツァルトも大いに認めていた歌手だったようです。スペイン出身のソプラノ、ヴァネッサ・ガルシア・シモンがドラマティックな恋の物語をコケティッシュに歌います。
旧譜
スホーンデルヴィルトとクリストフォリ・アンサンブルのモーツァルト |
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スホーンデルヴィルト
モーツァルト第1弾!
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466
(2)同21番ハ長調K467 |
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アルテュール・スホーンデルヴィルト
(フォルテピアノ、指揮)
クリストフォリ・アンサンブル |
DDD、57’45”
ベートーヴェンの「皇帝」で衝撃を与えたフォルテピアノのスホーンデルヴィルトとクリストフォリ・アンサンブルが、モーツァルトに挑戦しました。
今回もオーケストラは各パート1奏者!しかし物凄い迫力で独奏に全くひけをとらぬどころか、聴く者を終始圧倒します。
スホーンデルヴィルトの独奏も変幻自在、1782
年製アントン・ヴァルターのレプリカによるフォルテピアノはチェンバロを思わす銀色の音色が魅力です。もともとドラマティックな20
番協奏曲ながら、過去に類のない強烈さで迫ります。
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スホーンデルヴィルト
モーツァルト第2弾!
モーツァルト:
ピアノ協奏曲
第18番変ロ長調K456
第19番ヘ長調K459 |
アルテュール・スホーンデルヴィルト
(フォルテピアノ:
アントン・ワルター、ウィーン1782年モデル、指揮)
クリストフォリ・アンサンブル |
異才スホーンデルヴィルトによるモーツァルト紛失パートを再現し当時の響きを追求
録音:2012 年5 月14-17日アル=ケ=スナン王立製塩所、フランス/58’29
オランダのフォルテピアノ奏者、アルテュール・スホーンデルヴィルトによるモーツァルト、ピアノ協奏曲シリーズ第2
弾。前作と同様にオケは極端に小規模な各パート1
人の編成とし、従来の演奏とは一線を画した斬新なアプローチで聴かせます。スホーンデルヴィルトが用いているフォルテピアノは1782
年製アントン・ワルターのレプリカで、軽快なタッチのチェンバロのような銀色の音色が魅力です。
第19 番の協奏曲では、紛失したティンパニとトランペットのパートを再現し、当時の華やかさが蘇ります。そして第18
番では緻密で親密な美しい演奏を披露しています。
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スホーンデルヴルト
モーツァルト:ピアノ協奏曲集Vol.3
ピアノ協奏曲第5番ニ長調KV175
・1773年ザルツブルク版:ハープシコード
・1782年ウィーン版:フォルテピアノ
ソプラノのための演奏会用アリア集KV272
(ザルツブルク1777) |
アルテュール・スホーンデルヴルト
(ハープシコード:ジュスティ1720 年頃/
フォルテピアノ:シュペート&シュマール1770年、
指揮)
クリストフォリ・アンサンブル
ヨハネット・ゾマー(S) |
異なるヴァージョン&楽器を用いたスホーンデルヴルトのモーツァルトの協奏曲集第3弾
57’30
オランダのフォルテピアノ奏者、アルテュール・スホーンデルヴィルトによるモーツァルト、ピアノ協奏曲シリーズ第3
弾。従来の演奏とは一線を画した斬新なアプローチで聴かせ、音楽ファンを驚かせています。
このアルバムは、ピアノ協奏曲第5 番KV175 の異なる2
ヴァージョンをハープシコードとフォルテピアノで録音しました。
この作品はモーツァルト最初のオリジナルのピアノ協奏曲。1773
年にザルツブルクで作曲され、1782 年にはウィーンで演奏するために終楽章として新たに作曲したロンド(KV382)に差し替え改訂されています。
スホーンデルヴルトは、楽器制作技術の進歩も考慮に入れてこの2
つのヴァージョンを異なる楽器を用いて演奏しています。1773
年ザルツブルク版は、イタリアのハープシコードであるジュスティ製、1782
年ウィーン版はシュペート&シュマール製のフォルテピアノ。
そして本アルバムの最後はソプラノにヨハネット・ゾマーを迎えソプラノのための演奏会用アリア集KV272
を収録しています。
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ACC 24296
(CD)
\2600
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スホーンデルヴィルト
モーツァルト:ピアノ協奏曲集Vol.4/
ピアノ協奏曲第6番変ロ長調K238(2つの代替カデンツァを含む)
ピアノ協奏曲第8番ハ長調K246
テノールのためのアリア「運命は恋する者に」K209
テノールのためのアリア「尊み崇めて」K210 |
アルテュール・スホーンデルヴィルト
(フォルテピアノ、指揮)
クリストフォリ・アンサンブル
フランシスコ・フェルナンデス=ルエダ
(テノール) |
スホーンデルヴィルトの研究の成果が結実したモーツァルト協奏曲
使用楽器:シュペート&シュメール(1770年頃)/
ウィリアム・ユルゲンソンによるレプリカ
録音:2014 年5 月2-4 日ノートルダム教会、ブザンソン、フランス/59’15
古楽大国オランダが生んだ知性派フォルテピアノ奏者アルテュール・スホーンデルヴィルト。「1パート1人」という編成で衝撃を与えたベートーヴェンのピアノ協奏曲集、そして本作モーツァルトのピアノ協奏曲集、さらにはモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲を3
つの異なる時代楽器で演奏したアルバムなど、歴史的研究に裏付けされた斬新かつ刺激的な演奏で、聴くものの興味を引きつけてやみません。
モーツァルトは、ザルツブルク時代の1776
年から1777 年にかけて4 曲の協奏曲を続けて作曲しました。ギャラント様式に傾倒していた時期だけに、優美な旋律が随所にあらわれてきます。第6
番ではじめて5 オクターヴを超える作品を書き、従来よりも大きな楽器を必要としました。またカデンツァはモーツァルトの協奏曲の中でも華の一つですが、スホーンデルヴィルトは2
つのカデンツァを収録しています。
第8 番の協奏曲は、リュッツォウ伯爵夫人からの依頼で作曲され、生命力と美しさに溢れた作品です。スホーンデルヴィルトは、作曲された時代1770
年頃のシュペート&シュメールのフォルテピアノのレプリカを使用しています。繊細で優雅な響きが特徴的です。
さらにこのアルバムには、テノール歌手のフランシスコ・フェルナンデス=ルエダをむかえて同時代に作曲されたアリアを2
曲収録しています。 |
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ACC 24317
【再発売】
\2600 →\2390
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ヒレ・パール(リラ・ヴィオール)
2つのリラ・ヴィオールのための作品集〜
Why not here |
ヒレ・パール(リラ・ヴィオール)
フリーデリケ・ホイマン(リラ・ヴィオール)
リー・サンタナ、ミヒャエル・フライムート
(ルネッサンス・リュート) |
ヒレ・パールの小気味良い演奏で聴く黄金の英国ルネサンス期
録音:2001年1月 |
BONGIOVANNI
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同じリブレットに書かれたふたつの幕間劇を聴き比べ
D・スカルラッティとモーツァルトの師匠マルティーニ
ドメニコ・スカルラッティ:
インテルメッツォ『ディリンディーナ』
(1715)
ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ:
インテルメッツォ『ディリンディーナ』
(1737) |
[スカルラッティ]
トゥリア・ペデルソリ(ディリンディーナ)
カルロ・トッリアーニ(ドン・カリッシモ)
フィリッポ・ピーナ・カスティリオーニ
(リショーネ)
[マルティーニ]
カミラ・アントニーニ(ディリンディーナ)
フィリッポ・ピーナ・カスティリオーニ
(ドン・カリッシモ)
パオラ・クアリアータ(リショーネ)
イ・ソリスティ・アンブロジアーニ
エンリコ・バルバーリ(指揮・チェンバロ) |
録音:2016年2月/ミラノ、サウンドチェック・スタジオ/68’56’’
ジローラモ・ジーリ(1660-1722)が脚本を書いた『ディリンディーナ』は、音楽教師ドン・カリッシモとその弟子である美しいソプラノ歌手ディリンディーナ、そして伊達男リショーネが繰り広げる短編喜劇です。
まったく同じリブレットに書かれた、D. スカルラッティとマルティーニの作品。それらがまとめて聴ける、資料価値の高いアルバムです。
ライナーノートには原語(イタリア語)の歌詞と英語訳が付いています。二人の作曲家がどのように書き分けたのか、解説を眺めながら聴き比べるのも面白いでしょう。
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CHALLENGE CLASSICS
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CC 72688
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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烈しい怒りに満ちたヴァインベルクの傑作
(1)ヴァインベルク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.82
(2)同:第2番Op.95
(3)同:第3番Op.126
(4)ショスタコーヴィチ(グリックマン編):3つの幻想的舞曲 |
リナス・ロス(ヴァイオリン)
ホセ・ガジャルド(ピアノ)(4)のみ |
録音:2015年4月29日-5月2日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/74’
22”
SACD ハイブリッド盤。
ヴァインベルクのヴァイオリン曲のうち、協奏作品とピアノ伴奏付のものをすべて録音したリナス・ロス。その彼が3
篇ある無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲に挑戦。
ヴァインベルクの無伴奏ヴァイオリン・ソナタは1964
年以降の作で、ソ連体制がブレジネフに変わりスターリン治下のような暗黒時代ではなくなったものの、この3
篇は厳しい緊張感と怒りの表現に満ちています。その間にショスタコーヴィチ初期のピアノ曲「3
つの幻想的舞曲」のハリー・グリックマンによるヴァイオリンとピアノのための編曲を1
曲ずつ挟み心を休ませてくれます。
第2 番は1967 年の作で、7 つの部分から成りますが、技術的にとてつもなく難しく、バルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ以上のものを要求されます。
第3 番は1979 年の作で、ヴァイオリン一本による単一楽章ながら、演奏時間が 27
分もかかるという奇作。
リナス・ロスは1977 年ドイツのラーベンスブルク生まれ、埋もれた作品発掘にも力を入れ、このアルバムはヴァインベルクのヴァイオリン曲中技術的にも内容的にも難しいもので、ロスにしか実現できない世界を築き上げています。
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COVIELLO CLASSICS
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俳優ラース・アイディンガーを福音史家に起用
バッハのマルコ受難曲
J.S.バッハ:マルコ受難曲BWV247 |
アンサンブル・ヴンダーカンマー
ペーター・ユーリン(指揮)
ラース・アイディンガー
(ナレーター、福音史家)
ウルリケ・アイディンガー(ソプラノ)
ウーリヒ・ヴェラー(アルト)
サミル・ブアジャジャ(テノール) |
録音:2015年4月1-4日、ベルリン/65’18
J.S. バッハは「マタイ受難曲」と「ヨハネ受難曲」の他にも3
曲の受難曲を作曲したと言われています。
「マルコ受難曲」はその中の1 曲で、1731年ライプツィヒのトーマス教会で初演されましたが、楽譜は紛失しています。転用の記録などから、カンタータ第198
番「候妃よ、一条の光を」などいくつかの作品や演奏譜を中心に使用して復元されてきましたが、福音史家が物語を語るレチタティーヴォの部分が失われているため、完全には復元できていません。
この録音も残された資料を手がかりにして再現演奏を行っています。この録音で特に注目すべきは、福音史家を国際的に活躍するドイツの俳優ラース・アイディンガーが担当しています。
演奏は2014 年にヴィオール奏者でヒレ・パールの娘サラ・パール、チェンバロ奏者のマリア・ランゲ、チェロのマルティン・シーマン、オルガンのペーター・ユーリンによって設立された新しい古楽アンサンブル。新しい試みで聞き手の興味をひきつけます。
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CUGATE CLASSICS
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CGC 022
(CD)
\2500 →\2290
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カフカスの印象〜グルジア作曲家の弦楽四重奏曲
(1)ツィンツァーゼ:弦楽四重奏曲第10番
(2)ガブーニャ:弦楽四重奏曲第2番
(3)ツィンツァーゼ:6つの小品 |
グルジア国立弦楽四重奏団 |
エキゾチックな色彩が魅力の弦楽四重奏曲集
24bit、61’ 04”
ジョージア(グルジア)の作曲家によるワールドミュージック的弦楽四重奏曲。
スルハン・ツィンツァーゼ(1925-1992) の弦楽四重奏曲第10
番は1985 年の作で、当時のソ連作曲家に共通する現代的な作風。対照的に「6
つの小品」はジョージアの伝承音楽をそのまま用い、中東的色彩が個性的です。
彼の代表作「チョングリ」も収録されています。ノダル・ガブーニャ(1933-2000)
はハチャトゥリヤン門下の作曲家。
弦楽四重奏曲第2 番はショスタコーヴィチの影響が強いものの、第2
楽章アンダンテは美しい歌が延々と歌われます。1966
年結成のベテラン、グルジア国立弦楽四重奏団が隙のない至芸を聴かせてくれます。
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LSO LIVE
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LSO 0781
(SACD HYBRID)
\2500 →\2290
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ロンドン交響楽団合唱団の巧さに驚き。
ラフマニノフの無伴奏合唱
ラフマニノフ:晩襦Op.37 |
サイモン・ホールジー (指揮)
ロンドン交響楽団合唱団 |
録音:2014年11月26日/バービカン・ホール(ライヴ)/DSD
128ft、Audio 2.0 Stereo、Multi-channel 5.1、54’
35”
SACD ハイブリッド盤。
LSO シリーズとは言っても、ロンドン交響楽団合唱団のアルバムで、オーケストラは全く出てきません。
ラフマニノフは帝政末期の1915 年にロシア正教の奉神礼用の晩襦を作曲しました。当時彼はピアニストとして世界的に活躍し、作曲家としても合唱交響曲「鐘」や練習曲「音の絵」など、近代作曲技法を駆使した複雑な作品を発表していました。作曲家として「ロシアに於ける西欧派」とみなされていた彼が、ロシア音楽の神髄である正教会の宗教曲に手を染めているのは意外ですが、伝統にのっとって見事な作に仕上げています。
指揮者、合唱団ともに非ロシアの音楽家ですが、さすがゲルギエフに鍛えられているだけあり、ツボをおさえたロシア色に感心させられます。
ピアノの名手だったラフマニノフの声楽書法は、どこかピアノ的な発想があるとされますが、ロンドン交響楽団合唱団の正確な演奏は驚異的。声だけの世界からフルオーケストラに匹敵する響きと表現力を引き出しています。
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PARATY
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ルーマニア出身のピアニスト、
スザナ・バータルによるシューマン
シューマン:
クライスレリアーナOp.16、
森の情景Op.82、
創作主題による変奏曲WoO24 |
スザナ・バータル(ピアノ) |
録音:2014年11月スプレイグ・メモリアル・ホール/68’14
1986 年ルーマニアのティミショアラ生まれのピアニスト、スザナ・バータル。的確で豊かな表現力で、シューマンのうつりゆく心情を見事に描写しています。今後の活躍が楽しみなピアニストが登場しました。
バータルはソロ・コンサート・デビューが12
歳、コンチェルト・デビューは13 歳で早くから才能を開花させていたピアニスト。19
歳でフランスに渡り、パリとリヨンでデニス・パスカル、ピエール・ポティエ、フローラン・ボファールらに師事。その後世界各国のコンクールで優秀な成績をおさめています。レパートリーは幅広く、現代作曲家の作品も頻繁に取り上げるなど、意欲的な音楽活動を行っています。

ショパンの「エチュード」から。硬質で清潔なイメージでしょうか。
https://youtu.be/hGyA4U3oVW4
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LINN
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CKD 527
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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世界最高峰のヴィオール・アンサンブル「ファンタズム」
テオルボの名手エリザベス・ケニーを迎えて贈るダウランドの世界
ダウランド:ラクリメ、または7つの涙
いにしえの涙/再生された涙/嘆きの涙/
悲しみの涙/凝縮された涙/愛の涙/真実の涙/
ニコラス・グリフィス氏のガリアード/
ジョン・スーチ卿のガリアード/常にダウランド、常に悲しき/
ジャイルズ・ホビー氏のガリアード/
デンマーク王のガリアード/バクトン氏のガリアード/
エセックス伯のガリアード/
ディゴリー・パイパーのガリアード/
ヘンリー・ノエル氏のガリアード/
2つのトレブル声部を伴うトーマス・コリアー氏のガリアード/
ヘンリー・アンプトン卿の葬送/
ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルメイン/
ニコルス夫人のアルメイン/ジョン・ラングトン氏のパヴァン
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ファンタズム
〔ローレンス・ドレイフュス
(トレブル・ヴィオール&
ディレクター)、
ジョナサン・マンソン
(テノール・ヴィオール)、
ミッコ・ペルコラ
(テノール・ヴィオール)、
エミリア・ベンジャミン
(テノール・ヴィオール)、
マルック・ルオラヤン=ミッコラ
(バス・ヴィオール)〕
エリザベス・ケニー(リュート) |
世界最高峰のヴィオール・アンサンブル「ファンタズム」によるダウランド!
1994年の結成以来、2度の英グラモフォン賞受賞をはじめとし、名実ともに世界最高峰のヴィオール・アンサンブルとして名を轟かせるファンタズム。
新録音は、テオルボの名手エリザベス・ケニーを迎えて贈る、ジョン・ダウランドの傑作「ラクリメ、または7つの涙」。
ヨーロッパ全土での大ヒットにより、同時代の他の音楽家たちの手が加えられたものも含め様々なヴァージョンが生まれたダウランドの名作「ラクリメ」。その中でダウランド自身が決定稿として送り出したのが、ヴィオラ・ダ・ガンバとリュートのための合奏曲集「ラクリメ、または7つの涙」です。怒り、喜び、悲しみ、様々な感情を内包した音楽を、哀愁のヴィオール・コンソートでお聴きください。
ここで少し聴けます・・・少しずつですが
http://www.linnrecords.com/recording-dowland.aspx
このけだるい優雅さがたまりません。

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AKP 553
(SACD HYBRID)
\2100
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リン・レコーズ 〜
ザ・スーパー・オーディオ・コレクションVol.9 |
リン・レコーズのアーティストたち
(〔 〕内が演奏者) |
J.S.バッハ:カンタータ第63番 BWV.63より
「キリスト教徒らよ、この日を彫り刻め」
〔ダンディン・コンソート〕
ショスタコーヴィチ:組曲《馬あぶ》Op.97aより
ロマンス〔キャスリン・ブライアン(フルート)〕
ドビュッシー(モートン編):弦楽四重奏曲ト短調
Op.10より 第2楽章
〔スコティッシュ・アンサンブル〕
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調
Op.25より 第2楽章
〔イングリット・フリッター(ピアノ)〕
ハイドン:交響曲第101番ニ長調 Hob.I:101
《時計》より 第2楽章
〔ロビン・ティチアーティ(指揮)、スコットランド室内管弦楽団〕
テレマン:ファンタジア第3番ロ短調 TWV 40:4〔パメラ・トービー(リコーダー)〕
モーツァルト:歌劇 《イドメネオ》 より
「父よ、兄よ、さようなら」
〔エリザベス・ワッツ(ソプラノ)〕
ジョスカン・デ・プレ:われを憐れみ給え,
神よ(抜粋)〔マニフィカト〕
J.S.バッハ:ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ハ短調
BWV.1060Rより 第2楽章
〔チェチーリア・ベルナルディーニ(ヴァイオリン)、
アルフレード・ベルナルディーニ(オーボエ)〕
ギルバート&サリヴァン:軍艦ピナフォアより
「わが卓越した水夫よ、おはよう」
〔リチャード・エガー(指揮)、スコティッシュ・オペラ〕
クセナキス:ルボン〔加藤訓子(パーカッション)〕
ソンドハイム&バーンスタイン:サムシング・カミング
〔バーブ・ジュンガー(ヴォーカル)、ローレンス・ホブグッド(ピアノ〕
ティオムキン&ワシントン:野性の息吹き〔リアン・キャロル(ヴォーカル)〕
ヒューゼン&カーン:カム・ダンス・ウィズ・ミー
〔クレア・マーティン(ヴォーカル)、レイ・ジェラート(ヴォーカル)〕 |
2010年には英グラモフォン賞のレーベル・オヴ・ジ・イヤーに輝くなど、全世界が認める高音質レーベル、リン・レコーズ(Linn
Records)の超優秀録音とトップ・アーティストたちの優れた演奏を存分に味わえるSACD
Hybridサンプラーの第9弾!
2015年にリリースされた新録音を中心に、ティチアーティ、スコティッシュ・アンサンブル、フリッター、トービー、ダンディン・コンソートなど一流アーティストの名演を収録。
オーディオ・チェックにも最適な、オーディオ・ファン必携のSACDコレクションです。 |
LINN(ECHO)
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BKD 339
(CD-R)
\2500
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ウォード:5声&6声のコンソート・ミュージック |
ファンタズム
エミリア・ベンジャミン(テノール・ヴィオール)
ミッコ・ペルコラ(バス・ヴィオール) |
ファンタズムの名盤がEchoシリーズより一挙登場!
ファンタズムのLINN移籍第1弾。ギボンズの同世代のイギリス人作曲家ジョン・ウォード(ca.1589−1638)のコンソート・ミュージック集。英グラモフォン賞2010ノミネート、英BBCミュージック・マガジン「BBC
Music Choice」選定。
※CKD 339からの新装移行再発売。CKD 339は弊社在庫がなくなり次第廃盤となります。
※こちらのタイトルは、高品質メディア(SONY
DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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BKD 556
(CD-R)
\2500
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ジョン・ジェンキンズ:6声のコンソート集 |
ファンタズム
エミリア・ベンジャミン(テナー・ヴィオール)
ミッコ・ペルコラ(バス・ヴィオール) |
ウィリアム・バードらの作り上げた音楽の基礎を発展させる形で、17世紀イギリスで活躍したとされるジョン・ジェンキンズ(1592−1678)のコンソート集も、LinnのEchoシリーズより復刻。
※AV 2099からの新装移行再発売。AV 2099は廃盤となります。
※こちらのタイトルは、高品質メディア(SONY
DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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BKD 557
(CD-R)
\2500
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ジョン・ジェンキンズ:5声のコンソート集 |
ファンタズム
ミッコ・ペルコラ(バス・ヴィオール) |
ファンタズムのジェンキンズ第2弾は、「5声」のコンソート集。現存するだけでも800曲以上の器楽作品を残したジェンキンズ。王政復古の時代を生き抜いたジェンキンズの作品を美しいハーモニーで聴かせてくれる。
※AV 2120からの新装移行再発売。AV 2120は廃盤となります。
※こちらのタイトルは、高品質メディア(SONY
DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
TACTUS
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TC 640290
(2CD)
\5000
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モンテヴェルディとヴィヴァルディの架け橋
バッサーニのオラトリオ"ジョーナ"全曲録音!
バッサーニ:オラトリオ《ジョーナ》 |
カルロ・ヴィストーリ(カウンターテナー)
ラウラ・アントナス(ソプラノ)
マルゲリータ・ロトンディ(メゾ・ソプラノ)
マウロ・ボルジョーニ(バリトン)
ラファエーレ・ジョルダーニ(テノール)
アンサンブル・レナシオン
マリア・ルイーザ・バルダッサーリ
(指揮&チェンバロ) |
フェッラーラ大聖堂やサンタ・マリア・マッジョーレ教会の楽長として当時のイタリアの楽壇で存在感を放ったジョヴァンニ・バッティスタ・バッサーニ(1647/1650?−1716)。
1689年にモデナで初演された「ジョーナ」は、バッサーニの現存するオラトリオ(4曲)の1つ。モンテヴェルディとヴィヴァルディやペルゴレージの時代、宗教曲のスタイルの架け橋となったバッサーニの優れた手法を伝える貴重な全曲録音である。
2014年にラ・ヴェネクシアーナのメンバーとして来日を果たしたマルゲリータ・ロトンディ、マウロ・ボルジョーニ、ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレのメンバーであるラファエーレ・ジョルダーニ、期待のカウンターテナー、カルロ・ヴィストーリなど、現在のイタリア古楽界で輝く名歌手たちの歌声、
そしてイタリアのルネサンス〜バロック音楽の秘曲発掘を得意とするアンサンブル・レナシオンの洗練された演奏が、バッサーニのオラトリオの魅力を余すことなく伝えてくれることでしょう。
※録音:2014年7月、聖母マリア降誕教会(ラヴェンナ、イタリア) |
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19世紀〜20世紀のオーボエ作品集
シニガーリャ:
シューベルトの《野ばら》による主題と12の変奏曲
Op.19
ボルツォーニ:カンツォーネ・ボエマ、メヌエット、幻想曲
ガリボルディ:椿姫のモチーフによるモザイク
ドニゼッティ:オーボエ・ソナタ
ズガンバーティ:グルックのメロディ
ザネッラ:アンダンテとスケルツォ
ロンゴ:オーボエのための組曲
ロータ:エレジー |
ルチアーノ・フランカ(オーボエ)
フィリッポ・パンティエリ
(ピアノ/ベヒシュタイン1922年製) |
ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席奏者として活躍し、チェゼーナのブルーノ・マデルナ音楽院で教授を務めるイタリアの名オーボイスト、ルチアーノ・フランカが奏でるリサイタル・プログラム。
19世紀のドニゼッティ、ズガンバーティから20世紀のロータまで。イタリアで生まれたオーボエのための名旋律を、名手の豊潤な音色で。
※2012年6月、テアトロ・マラテスタ(モンテフィオーレ・コンカ、イタリア) |
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トザッティ:ピアノ作品全集
3つの演奏会用練習曲/
ラ・ソナタ・デル・スッド(世界初録音)/
演奏会用アレグロ(世界初録音)/
ドイツ風ソナタ/7つの前奏曲とフーガ |
ダニエレ・アドルネット(ピアノ) |
20世紀イタリアのコンポーザー=ピアニスト、ヴィエーリ・トザッティ(1920−1999)のピアノ作品全集。
師であるペトラッシとピツェッティの作風、ロマン派のスタイルを受け継ぎながら、独自のテイストを加えたトザッティの音楽は、近現代のイタリア、器楽の分野における重要な作品である。
2015年6月の録音。 |
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ジュゼッペ・ジョルダーニ:宗教作品集
ミサ曲と夕べの祈り
タントゥム・エルゴII
オッフェルトリウム |
コーロ・ゴッフレード・ペトラッシ
ステファーノ・クッチ(指揮)
アレッサンドロ・アルベンガ(オルガン) |
ジュゼッペ・ジョルダーニ(1751−1798)は、チマローザの同世代であり、18世紀イタリア、ナポリの作曲家(トンマーゾ・ジョルダーニとは別人)。
主にオペラやバレエ音楽の作曲家としてその名を歴史に遺しているジュゼッペ・ジョルダーニの宗教作品のみを集めたタクトゥスならではの好企画。
2015年4月の録音。 |
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モンティ:ミゼレーレ(原典版)
カンタータ《Nelle ore desolate di Maria
SS》
ミゼレーレ(マルコ・ジャチントゥッチによる復元版) |
デ・ボン・パローレ
マルコ・ジャチントゥッチ(指揮) |
イタリア、ペスカーラのペンネで生を受けた作曲家、ニコラ・モンティ(1767−1838)の宗教作品集。
「ミゼレーレ」は、原典版(Miserere mei,
Deus - Ampilus lave me)と、マルコ・ジャントゥッチの復元による全曲版の2種類を収録。
2015年3月の録音。 |
MD+G
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902 19596
(SACD Hybrid)
\3100 |
《レーガーと同時代の作曲家による合唱曲集》
レーガー:
1) 朝の歌 Op.138-2, 2) マリアはいばらの森を行った
Op.138-4,
3) 降臨節の歌, 4) クリスマスの歌, 5)
新年の歌, /
6) ブルックナー:キリストは我らのために/
レーガー:
7) 戦いの歌 Op.138-7, 8) 十字軍の歌 Op.138-5,
9) 我ら唯一なる神を信ず Op.138-8, 10)
キリストの昇天 /
11-13) ブラームス: 祭典と記念の格言Op.109
/
レーガー:
14) Der Mensch lebt und bestehet nur
eine kleine Zeit Op.138-1,
15) アニュス・デイ Op.138-6/
16) ブルックナー:アヴェ・マリア /
17) シェーンベルク:地には平和をOp. 13/
18) レーガー:夜の歌 Op.138-3 |
フォルカー・ヘッドフェルト(指揮)
オープス・ヴォカーレ・ベルリン |
相互に影響しあって作曲されたドイツ伝統の合唱作品
2016年に没後100年を迎えるドイツの作曲家マックス・レーガー。数多くの晦渋なオルガン作品など、J.S.バッハの影響が指摘されることが多い人ですが、同世代の作曲家たち、ブラームス、ブルックナー、シェーンベルクらとも相互に影響を与え合っていたことは明らかです。
この合唱作品集はそんな彼らの作品を並べることでその共通性を探り、ドイツ音楽の伝統にも目を向けるものとなっています。
オープス・ヴォカーレ・ベルリンの見事なアンサンブルでお楽しみください。
ハイブリッドSACD仕様 |
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937 18996
(SACD Hybrid)
\3100→\2890 |
シュテファン・ブルーニエ(指揮)&ボン・ベートーヴェン管
《ベートーヴェン・チクルス第3弾!》
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125 |
エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー(ソプラノ),
ジャニーナ・ベヒレ(アルト),
ロバート・ディーン・スミス(テノール),
ゲオルク・ツェッペンフェルト(バス),
ブルノ・チェコ・フィルハーモニー合唱団,
ボン・ベートーヴェン管弦楽団,
シュテファン・ブルーニエ(指揮) |
雄弁にメロディを語る緊張感みなぎる演奏
1964年スイスのベルンに生まれ、エッセン、フォルクヴァング音楽大学でピアノ、ホルン、作曲、指揮法を学んだシュテファン・ブルニエ。数多くのコンクールで賞を獲得した後、ドイツ各地の歌劇場で研鑽を積み、世界中の劇場で活躍。その後はダルムシュタット州立歌劇場の音楽監督、首席指揮者を2008年まで務めています。
2008年からボン市の音楽総監督に就任し、ボン・ベートーヴェン管弦楽団&歌劇場指揮者を務め、また2011年のシーズンからはベルギー国立管弦楽団の首席客演指揮者にも就任するという活躍ぶり。
日本にも度々来日し、熟達した音楽を披露しています。
そんな彼による「ベートーヴェンの『歓喜の歌』」は、曲本来が持つ力が引き出され、一切の妥協のない崇高な音楽が緊張感を伴いつつ展開されていきます。
ブルーニエは2016年末、京都市交響楽団で第九を指揮するための来日が予定されています。
ハイブリッドSACD仕様
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942 19626
(SACD Hybrid)
\3100→\2890 |
ウィーン・ピアノ・トリオ
《ブラームス:ピアノ三重奏曲集 Vol.1》
ブラームス:
1) ピアノ三重奏曲第1番ト長調Op.8(1889年版),
2) ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op.87 |
ウィーン・ピアノ・トリオ
[David McCarroll(Vn),
Matthias Gredler(Vc),
Stefan Mendl(P)] |
熟達したアンサンブルで聴くロマン派の醍醐味
広く知られているように、自己批判の厳しかったブラームスは、作品を一度改定すると、以前の版は破棄してしまうのが常でした。
とりわけ20歳頃に書いた作品はほとんど存在することがありませんが、このピアノ三重奏曲第1番だけは珍しく1854年の初稿版が残されています。
ただし今回録音されているのは改定稿の方で、第1楽章がおよそ半分の長さになるなど凝縮された音楽を聴く事ができるものです。
第2番は1880年から82年にかけて作曲されたもので、こちらは迷いのない清冽な書法が際立つ音楽。どちらも磨き上げられた傑作です。
ウィーン・ピアノ・トリオは20年前にも違うメンバーでブラームスを録音していますが、今回は更に熟達した素晴らしい演奏を披露しています。
ハイブリッドSACD仕様 |
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307 19572
\2400→\2190 |
ライプツィヒ弦楽四重奏団
《シベリウス:弦楽四重奏曲集》
シベリウス:
1) 弦楽四重奏曲ニ短調Op.56「親愛なる声」,
2) 弦楽四重奏曲イ短調JS.183 |
ライプツィヒ弦楽四重奏団
[コンラート・ムック(ヴァイオリン),
ティルマン・ビュニング(ヴァイオリン),
イーヴォ・バウアー(ヴィオラ),
マティアス・モースドルフ(チェロ)] |
新メンバーによる新たなるアンサンブルの妙技
1909年に完成されたシベリウスのニ短調の四重奏曲は「親愛なる声」という副題を持ち、作曲当時の不安な感情(自身の健康問題や、仕事への重責)が反映された内省的な気分い彩られた名作です。
もう1曲のイ短調は、まだ固さの残る学生時代(1989年)に書かれたものですが、すでにシベリウスの個性が至るところに現れた抒情的な作品となっています。
演奏しているのは1988年、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者たちによって設立され、古典派から現代音楽までの幅広いレパートリーを誇るライプツィヒ弦楽四重奏団。
2015年、第1ヴァイオリン奏者がアルツベルガーから元ペーターゼンSQのコンラート・ムックに変わり、新たなる活躍が期待されるアンサンブルの「親愛なる声」をお聞きください。 |
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703 19582
\2400 |
《Waldeinsamkeit〜シューマン, ブラームス:歌曲集》
シューマン:
1) リーダークライス Op.39,
2) 予言の鳥Op.82-7(ピアノ独奏) /
ブラームス:
1) おお、涼しい森よOp.72-3,
2) 雨の歌 WoO.23, 3) こんばんは WoO.33より,
4) あこがれ Op.14-8, 5) 静かな夜に WoO.33より,
6) 恋しい人のもとへ Op.48-1, 7) あの下の谷では
WoO.33より,
8) 別離 Op.19-2, 9) 窓辺で Op.14-1,
10) 間奏曲 Op.118-5(ピアノ独奏),
11) 私の歌 Op.106-4, 12) 荒野を越えて
Op.86-4,
13) 私は不意に飛び起きた Op.32-1,
14) もうお前のところには行くまい Op.32-2 |
エファ・ホフマン(ソプラノ),
エドワード・ラッシュトン(ピアノ) |
日本語では語ることが難しい「森の孤独」を表現
シュトゥッツガルト州立音楽・演劇大学で学んだ若手注目のソプラノ歌手、エファ・ホフマンのデビュー・アルバムです。
ヘレーネ・シュナイダーマン、モンセラート・カバリエ、ブリギッテ・ファスベンダーら数多くの名歌手たちの薫陶を受け、その表現力と歌唱力に磨きをかけて来た彼女、オペラ、リートの両面での活躍が期待されています。
このアルバムでは、シューマンの最もロマンティックな歌曲集として知られる「リーダークライス
Op.39」と、ブラームスの美しい歌曲が歌われています。
曲の間にピアニスト、ラッシュトンのソロが挟まれているのも特徴で、Waldeinsamkeit(一般的に「森の孤独」と訳される場合が多いが、実際の意味は日本語に訳すことができない表現)というタイトルにふさわしい想像力が強く刺激される1枚となっています。 |
<LP>
LINN(LP)
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CKH 559
(LP)
\4800
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イングリット・フリッターのシューマン、
180gアナログ盤で登場!
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54 |
イングリット・フリッター(ピアノ)
アントニオ・メンデス
スコットランド室内管弦楽団 |
アルゼンチンの生まれの才女、イングリット・フリッターのリン・レコーズ第3弾、「シューマン&メンデルスゾーン」より、シューマンのピアノ協奏曲が、アナログ盤で登場!
180g重量盤の45回転LP(スーパーカット)は、最適なダイナミクス、ノイズが少なくクリアーなハイファイ・レスポンスを実現した高音質LP。 フィリップ・ホッブスによる超高音質録音を最高品質にてお届けいたします。
録音:2015年12月3日−6日、RSNOセンター、ロイヤル・コンサート・ホール(グラスゴー、イギリス)/LP/45rpm
Supercut/180g重量盤
※こちらのタイトルは限定生産となりますため、お早めにご注文ください。また限定生産の性質上、ご注文枚数を確保できない可能性がございます。予めご了承ください。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
BONGIOVANNI
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セスト・ブルスカンティーニ/ライヴ録音集 |
セスト・ブルスカンティーニ (バリトン)
ファビオ・マエストリ(ピアノ) |
チマローザ:「20年知っている娘」(オペラ『女の手管』より)
ドニゼッティ:「天使のように美しい娘」(オペラ『ドン・パスクワーレ』より)
モーツァルト:「さあ、窓辺においで」(オペラ『ドン・ジョヴァンニ』より)
モーツァルト:「奥様、これぞ目録です」(オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より)
モーツァルト:「女性方よ、よくやってくれますな」(オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より)
モーツァルト:「私がため息をついている間に見ていられるか」(オペラ『フィガロの結婚』より)
モーツァルト:「目をちょっと見開いて」(オペラ『フィガロの結婚』より)
ヴェルディ:「これは夢か?」(オペラ『ファルスタッフ』より)
モーツァルト:「人は女性を非難するが」(オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』より)
ドニゼッティ:「聞いた、聞いた、村の衆」(オペラ『愛の妙薬』より)
トスティ:歌曲「最後の歌」
トスティ:歌曲「君なんかもう」
[ボーナストラック]
ヴェルディ:「人生が希望と喜びに満ちているならば」(オペラ『仮面舞踏会』より)
ヴェルディ:「お前だったのか、あの魂を汚したのは」(オペラ『仮面舞踏会』より)
プッチーニ:「警史を三人と、馬車を一台」(オペラ『トスカ』より)
プッチーニ:「夜も更けてきた」(オペラ『トスカ』より)
プッチーニ:「私は金次第と言われているが」(オペラ『トスカ』より) |
名バリトン歌手ブルスカンティーニによる、アリア演奏のライヴ録音!100
以上のレパートリーを持つ彼の才能の一端を知ることができる、貴重なCD!
録音:1981年8月3日 イタリア、アンコーナ(ライヴ)/ボーナス:1973年-1978年/74’19’’
ブルカンティーニは、1919 年に生まれ、1946
年に『ラ・ボエーム』のカリーヌ役でデビューし、2003
年に亡くなった、バリトン歌手です。
喜劇におけるバリトン役、なかでもブッフォ・バリトンとして活躍した名歌手であり、154
役ものレパートリーを持っていたと言われています。僅かしか残っていない彼の録音の中から、本CD
は1981 年、62 歳の時にイタリアのアンコーナで行われたライブ・コンサートを録音したものを収録。BONGIOVANNI
から過去に33rpm でリリースされたものです。
イタリア・オペラとモーツァルト、そしてトスティのイタリア歌曲を熱唱。ボーナスには、別時期に録音された、ヴェルディとプッチーニのオペラ・アリアを5
曲収録しています。貴重なブルカンティーニの音源は見逃せません。 |
<メジャー・レーベル>
<映像>
ARTHAUS(映像)
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「幸せをあなたに!」 ホセ・カレーラス
【DISC 1】…101401 ウィーン・カムバック・リサイタル
1.マスネ: 君の青い目を開けなさい(愛の詩
第3番)/
2.アーン: いみじき時(灰色の歌第5番)/
3.フォーレ: 夢のあとに(3つの歌 Op.7 第1番)/
4.トゥリーナ: カンシオン形式の詩 Op.19〜第2番
忘れないでね/
5.トゥリーナ: カンシオン形式の詩 Op.19〜第4番
二つの恐れ/
6.ナチョ: 君恋しくて/
7.ナチョ: いとしい人/
8.プッチーニ: 太陽と愛/
9.プッチーニ: 陸と海/
10.プッチーニ: あの偽りの忠告/
11.リスト: ペトラルカの3つのソネット/
12.トスティ: 開けておくれ(セレナータ)/
13.トスティ: 君なんかもう愛していない/
14.トスティ: かわいい口もと/
15.トスティ: 最後の歌/
《アンコール》 /
16.カルディッロ: カタリ(つれない心)/
17.ララ: グラナダ/
18.ファルヴォ: 君に告げよ/
19.チレア: 歌劇「アルルの女」〜ありふれた話(フェデリーコの嘆き)/
20.グリーグ: 君を愛す(4つのデンマーク語の歌「心の歌」
Op.5 第3番)
1988年9月16日 ウィーン国立歌劇場 ライヴ収録 |
1987年、栄光の絶頂にいたホセ・カレーラスは白血病の宣告を受けます。一時は絶望的と見られたものの、不屈の精神と最先端の医療が彼を救います。
そして、1988年9月16日、復活の日が訪れました。カレーラスが復帰の場所に選んだのはウィーン国立歌劇場。
ここで歌手のリサイタルが行われるのは異例中の異例で、それだけでも彼とウィーンとの強い絆がうかがわれます。
最初は緊張気味のカレーラスも、聴衆の熱い拍手に調子を取り戻し、甘く切ないカレーラス節が蘇ります。そして、お得意の歌を並べた5曲のアンコールが彼の完全復活を決定づけたのでした。
オーストリア放送協会が定時ニュースを急遽中止して最後まで生中継を続けた伝説のステージの再現です。 |
【DISC 2】…101413 ホセ・カレーラス&モンセラート・カバリエ
1.ベルリーニ: 3つの未完のアリエッタ〜第3番
銀色の淡い月よ/
2.ベルリーニ: 歌劇「アデルソンとサルヴィーニ」〜暗い雨雲に続いて/
3.ヴィヴァルディ: 歌劇「グリゼルダ」RV
718〜2つの風に乱されて/
4.ヴィヴァルディ: 歌劇「バヤゼット」〜私は妻としてさげすまれ/
5.ヴェルディ: 歌劇「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」〜乾杯の歌「陽気に楽しく杯をくみ交わそう」/
6.グラナドス: 昔風のスペインの歌曲集〜第12番永遠の哀歌/
7.グラナドス: 昔風のスペインの歌曲集〜第13番
マハとナイチンゲール/
8.トスティ: 君なんかもう愛していない/
9.トスティ: 別れの歌/
10.トスティ: 最後の歌/
11.オブラドルス: 松林で/
12.オブラドルス: とても軽やかな髪で/
13.ナチョ: いとしい人/
14.カバレロ: サルスエラ「アフリカの二人組」/
15.カルディッロ: カタリ(つれない心)/
16.プッチーニ: 歌劇「ジャンニ・スキッキ」〜私のお父さん/
17.ビベス: 移民/
18.カタルーニャ民謡: 鳥の歌/
19.A.スカルラッティ: 歌劇「愛のまこと」〜ガンジス川に陽が昇り/
20.ストラデッラ: 主よ、憐みたまえ(ストラデッラの作品ではない)/
21.ボノンチーニ: 歌劇「グリゼルダ」〜恋ゆえに我が心君を/
22.ロッシーニ: 歌劇「タンクレディ」〜カヴァティーナ「こんなに胸さわぎが」/
23.トゥリーナ: カンシオン形式の詩〜カンターレス
1989年9月5日 モスクワ、ボリショイ劇場
ライヴ収録 |
ボリショイ劇場で行われたアルメニア地震の被災者救援チャリティ・コンサートです。
白血病から奇跡の復活を遂げたカレーラスだけに、命の尊さを人一倍切実に感じていたことでしょう。
その歌からは優しさと命の尊厳がひしひしと伝わってきます。
カバリエとの黄金コンビも絶好調。有名なオペラや歌曲だけでなく、ヴィヴァルディやベルリーニの珍しい曲が聴けるのも貴重です。
カザルスのチェロ版で有名な「鳥の歌」は、カレーラスとカバリエの故郷カタルーニャの民謡で、ヒューマニズムの象徴でもあります。 |
【DISC 3】…101405 ホセ・カレーラス-アリア&ミサ・クリオージャ
1.ラミレス: ミサ・クリオージャ(南米大陸のミサ)/
2.ヒナステラ: 2つの歌 Op.3 〜 第1番 忘却の木の歌/
3.グァスタビーノ: ばらと柳/
4.トルドラ: サンタ・ルチアのロマンス/
5.ナチョ: 君恋しくて/6.いとしい人
1990年6月21日 サンフランシスコ、ミッション・ドロレス教会
ライヴ収録 |
「ミサ・クリオージャ(南米大陸のミサ)」はアルゼンチンの作曲家アリエル・ラミレスによる傑作です。
ミサは本来ラテン語で行われていましたが、何語で行ってもよいというヴァチカンの決定に従って、スペイン語のミサのために作曲されました。
静かに始まる「キリエ」から敬虔な感情がひたひたと押し寄せ、カレーラスが切々と歌う祈りの歌が胸に迫ります。
人間が持っている根源的な宗教的感情は言葉に関係なく共通のものなのでしょう。歌曲集もお得意の曲目が並んでいて、カレーラス節を満喫させてくれます。 |
収録時間:274分/音声:ステレオ2.0/字幕:<DVD>なし
<BD>英語,フランス語,ドイツ語,スペイン語/画面:4:3/<DVD>REGION
All(Code:0) <BD>REGION free/<DVD>片面二層ディスク×2,片面単層ディスク×1
<BD>単層25GB×3 1080i High Definition(Upscale)
「少年時代から、私はオペラに耳を傾け音楽を勉強してきました。私は自分が何を望み、何が好きなのかを知っていましたし、それを実現させる夢を持っていました」と語るホセ・カレーラス。
一度は重い病に倒れるも、不死鳥の如く甦り、また美しい声で多くの聴衆を魅了した20世紀が誇る名テノールです。これは2016年12月5日の彼の70歳の誕生日を記念して制作された、魅力たっぷりのBOXです。 |
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ニコラウス・アーノンクール モーツァルト:ダ・ポンテ・オペラ集
【DVD1&2】【Blu-ray1】
歌劇「フィガロの結婚」4幕
1996年 チューリヒ歌劇場 ライヴ収録
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アルマヴィーヴァ伯爵…ロドニー・ギルフリー(バリトン)/
伯爵夫人…エヴァ・メイ(ソプラノ)/
スザンナ…イザベル・レイ(ソプラノ)/
フィガロ…カルロス・ショーソン(テノール)/
ケルビーノ…リリアナ・ニキテアヌ(ソプラノ)/
マルチェッリーナ…
エリーザベト・フォン・マグヌス(メゾ・ソプラノ)/
バルトロ…ローベルト・ホル(バス・バリトン)/
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団/
ニコラウス・アーノンクール(指揮)/
ユルゲン・フリム(演出) |
常に斬新なプロダクトで注目されるチューリヒ歌劇場における、ユルゲン・フリム演出、アーノンクール指揮のモーツァルト・プロジェクトの第一弾となった、記念すべき公演の記録。
管楽器にナチュラル楽器を使用し、古楽器奏法による、新鮮で劇的な迫力に富む演奏は、アーノンクールの作品への深い理解と共感から生みだされた優れたものです。 |
【DVD3&4】【Blu-ray2】
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
※日本語字幕あり
2001年 スイス,チューリヒ歌劇場 ライヴ収録 |
ドン・ジョヴァンニ…ロドニー・ギルフリー(バリトン)/
レポレッロ…ラースロー・ポルガール(バス)/
ドンナ・アンナ…イザベル・レイ(ソプラノ)/
ドンナ・エルヴィーラ…
チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)/
オッターヴィオ…ロベルト・サッカ(テノール)/
ツェルリーナ…リリアナ・ニキテアヌ(ソプラノ)/
マゼット…オリヴァー・ウィドマー(バス)/
騎士長…マッティ・サルミネン(バス)/
チューリヒ歌劇場合唱団&管弦楽団/
ニコラウス・アーノンクール(指揮)/
ユルゲン・フリム(演出) |
ドンナ・エルヴィーラを歌うバルトリの演技が高く評価された映像。とは言え他の歌手たちも素晴らしい演技、歌唱を聞かせてます。
フリムの演出は、全ての行動が意味あるものとして意識されるもので、全く無駄がありません。初めてこのオペラを見る人にも最適。もちろんアーノンクールの音楽も劇的です。 |
【DVD5&6】【Blu-ray3】
歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」2幕 ※日本語字幕あり
2000年 スイス,チューリヒ歌劇場 ライヴ収録 |
フィオルディリージ…チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ)/
デスピーナ…アグネス・バルツァ(ソプラノ)/
ドラベッラ…リリアナ・ニキテアヌ(ソプラノ)/
フェランド…ロベルト・サッカ(テノール)/
グリエルモ…オリヴァー・ヴィドマー(テノール)/
ドン・アルフォンソ…
カルロス・ショーソン(バス・バリトン)/
チューリッヒ歌劇場管弦楽団&合唱団/
ニコラウス・アーノンクール(指揮) |
大学教授に見立てられたドン・アルフォンソを中心に、その助手を務めるフェランドとグリエルモ。「女の貞操」について議論する彼らの前に立ちはだかる現実の世界…極めて分かりやすい演出と、アーノンクールによる節度ある音楽。
なんとも興味深く、また頷けることの多い「女はみんなこうしたもの」の舞台です。 |
収録時間:598分+46分(特典映像)/音声:伊語歌唱
ステレオ2.0/DD5.1/字幕:英, 仏, 独, 西,
伊, 日(ドン・ジョヴァンニ、コジ・ファン・トゥッテ)/画面:16:9/<DVD>REGION
All(Code:0) <BD>REGION free/<DVD>片面二層ディスク×6
<BD>二層50GB×3 1080i High Definition(Upscale)
2016年3月、惜しまれつつこの世を去った不世出の指揮者アーノンクール。数多くの彼の功績の中には、この一連のモーツァルト・オペラの名演も数えられます。
このチューリヒ歌劇場でのダ・ポンテによる3つのオペラも、歌手たちの選択からサウンドまで、隅々までが考えられ、練りに練り上げられた伝説的名演となっています。 |
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OPUS ARTE(映像)
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ロイヤル・オペラ・ハウス
ロビン・ティチアーティ(指揮)
ジ・エイジ・オヴ・インライトゥンメント・オーケストラ
モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」K384
特典映像:
キャスト・ギャラリー コンセプト、技能、
共同作業:
ヴィジュアル・ストーリー |
コンスタンツェ…サリー・マシューズ(ソプラノ)/
ベルモンテ…エドガラス・モントヴィダス(テノール)/
オスミン…トビアス・ケーラー(バス)/
ブロンデ…マリ・エリクスモーエン(ソプラノ)/
ペドリッロ…ブレンデン・ガンネル(ソプラノ)/
太守セリム…フランク・ソレル(語り)/
ジ・エイジ・オヴ・インライトゥンメント・オーケストラ/
グラインドボーン合唱団(合唱指揮…ジェレミー・バインズ)/
ロビン・ティチアーティ(指揮)/
デイヴィッド・マクヴィカー(演出)/
ヴィッキ・モルティマー(デザイナー)/
アンドリュー・ジョージ(振付)/
ポール・コンスタブル(照明)/
ケヴィン・ナイト(装置)/
フランソワ・ルシヨン(映像ディレクター) |
収録 2015年10月 ロイヤル・オペラ・ハウス/収録時間:168分+12分(特典映像)/音声:ドイツ語歌唱
<DVD>ステレオ2.0/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:英,
仏, 独, 韓, 日/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク
<BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
スペイン貴族のベルモンテは、海賊にさらわれ、トルコの太守セリムに売られてしまったた婚約者コンスタンツェを探し、救い出すために彼女が後宮に幽閉されているというセリムの邸宅にやってきます。
しかし番人であるオスミンににべもなく追い払われ落胆、そこにコンスタンツェとともに捕虜となった従僕ペドリッロと再会し、再度、彼女の救出計画を立てます。一方コンスタンツェはセリムの求愛を受け入れず、毎日ベルモンテを思っています。彼女の小間使いブロンデもオスミンから強引な求愛を受け、こちらも拒絶。2人は悲嘆にくれています。さて、ベルモンテはいかなる手を使って彼女を救出するのでしょうか?
現在最も注目されるオペラ演出家の一人、デイヴィッド・マクヴィカーによる「後宮からの誘拐」の新演出プロダクション。すでに何度も上演され、またコンサート形式やプロムスへの引越し公演が行われるなど、安定した人気を獲得した舞台です。
オスミン役のケーラーの肉体美や貫禄たっぷりのマシューズのコンスタンツェ、モントヴィダスの張りのあるテノールなど歌手たちも万全。オーケストラにはピリオド楽器で構成されたエイジ・オブ・エンライトンメント管弦楽団を起用、即興的なフレーズと当時流行したトルコ風の響きを多用した実に軽妙な音楽も楽しむことができます。
何より日本でも大人気の若手指揮者ティチアーティの闊達な音楽が魅力的です。マクヴィカーの演出も隅々にまで目が行き届いたもので、ちょっとした動作に込められた登場人物たちの心情をわかりやすく丁寧に描き出しています。
よくできたプロモーション・ビデオ、どうぞ。
https://youtu.be/P3ijFNxpU-Q
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ヘンデル:歌劇「サウル」
特典映像:
キャスト・ギャラリー ドキュメンタリー「狂気への転落」 |
サウル…クリストファー・パーヴス(バリトン)/
デイヴィッド…イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー)/
メラブ…ルーシー・クロウ(ソプラノ)/
マイカル…ソフィー・ビーヴァン(ソプラノ)/
ジョナサン…ポール・アップルビー(テノール)/
高僧…ベンジャミン・ヒューレット(テノール)/
エンドールの魔女…ジョン・グラハム=ホール(バス)/
ジ・エイジ・オヴ・インライトゥンメント・オーケストラ/
グラインドボーン合唱団(合唱指揮…ジェレミー・バインズ)/
アイヴァー・ボルトン(指揮)/
バリー・コスキー(演出)/
カトリン・リア・タグ(デザイン)/
オットー・ピヒラー(振付)/
ヨアヒム・クライン(照明)/
ジョナサン・ハスウェル(映像ディレクター) |
収録 2015年10月 ロイヤル・オペラ・ハウス/収録時間:185分+10分(特典映像)/音声:英語歌唱
<DVD>ステレオ2.0/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:英,
仏, 独, 韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク
<BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
神に遣わされたイスラエルの初代王サウル。しかし彼はその堂々たる外見とは違い、実は恐怖心と嫉妬心に支配されていました。それは彼の元に現れた青年ダヴィデの存在です。単なる平民出身のダヴィデを息子のように信頼し、自身の娘マイカルと結婚させたのですが、その強さと人気をやっかんだサウルは、終にはダヴィデの殺害を目論んでしまうこととなるのです。幸いダヴィデはその企てから逃れますが、サウルは自分自身の迷いを解くため神と巫女に救いを求めるのです。しかしそこで告げられたのは「神はすでにサウルを見放した」という言葉でした。
演出家バリー・コスキーのグラインドボーン・デビュー作であるこの「サウル」はエネルギッシュな合唱と、簡素な装置、ロココ調の衣装でこの旧約聖書の中の「狂気と絶望の物語」を視覚化することに成功しています。
歌手たちの熱唱もさることながら、終幕での神を賛美するためのバロック・ダンスやボルトン指揮のジ・エイジ・オヴ・インライトゥンメント・オーケストラの鋭い響きも聴き所です。
もともとはオラトリオとして書かれたこの作品を成功させるためにはレベルの高い合唱が求められますが、それに応えて、グラインドボーン合唱団が文句なしのアンサンブルを披露しています。
こちらもPVどうぞ。
https://youtu.be/K2ZA_r1cNuA
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5/19(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
BIS
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BIS SA 1849
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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シャロン・ベザリー、ハチャトゥリヤンとラウダヴァーラの協奏曲
(1)ハチャトゥリヤン(ジャン=ピエール・ランパル
編曲):
フルート協奏曲
ラウタヴァーラ(1928-):
(2)フルート協奏曲 Op.69《風と踊る》(オリジナル版)
(3)フルート協奏曲 Op.69《風と踊る》(改訂版) |
シャロン・ベザリー(フルート)
(1)サンパウロ交響楽団
エンリケ・ディーメケ(指揮)
(2)ラハティ交響楽団
ディーマ・スロボデニュク(指揮) |
ベザリーがハチャトゥリヤンとラウダヴァーラの協奏曲を録音!
セッション録音:(1)2010年2月/サンパウロ、(2)2014年11月/シベリウス・ホール/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、79’10”
SACD ハイブリッド盤。
イスラエル出身のフルーティスト、シャロン・ベザリーの最新録音はハチャトゥリヤンとラウダヴァーラのフルート協奏曲です。
ハチャトゥリヤンの協奏曲は、フルーティストのジャン=ピエール・ランパルがヴァイオリン協奏曲をフルートのために編曲した作品です。
1938 年、ハチャトゥリヤンはアルメニア芸術週間の行事のため、アルメニア共和国首都エレヴァンに赴き、同地の歌劇場のためにバレエ音楽「幸福」を作曲しながら、周辺の民族音楽を研究しました。
その成果とも言えるのが原曲のヴァイオリン協奏曲です。作曲は1940
年モスクワ郊外ルーザの「作曲家同盟休息の家」で一夏をついやし書きあげられました。オイストラフに献呈されたこの作品はハチャトゥリヤンの最高傑作のひとつです。この難曲をベザリーの卓越した技術と表現力でお楽しみいただけます。
ラウタヴァーラのフルート協奏曲《風と踊る》は、1975
年、スウェーデンのグニッラ・フォン・バールのために作曲された4
楽章の作品。オリジナル版は、4 種のフルートのために書かれ、第1
楽章と第4 楽章が通常のフルート(グランド・フルート)とバスフルート、第2
楽章がピッコロ、第3 楽章がアルトフルートで演奏されます。
当録音では、バスフルートをアルトフルートに置き換えた改訂版も演奏されます。ラハティ交響楽団との共演で新たに首席指揮者に就任したロシアのディーマ・スロボデニュクが指揮しています。 |
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BIS SA 2195
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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英作曲家バタワースの管弦楽作品集
ジョージ・バタワース(1885-1916):
(1)牧歌《緑鮮やかな柳の堤》
(2)『シュロプシャーの若者』の6つの歌
(オーケストレーション:クリス・ラスマン)
(3)『シュロプシャーの若者』ラプソディ
(4)2つのイギリス牧歌
(5)弦楽四重奏のための組曲
(弦楽オーケストラ版編曲:クリス・ラスマン)
(6)歌曲集《風が吹くように愛が》
(7)管弦楽のための《幻想曲》(補筆完成:クリス・ラスマン) |
ジェームズ・ラザフォード(バリトン)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
クリス・ラスマン(指揮) |
美しく雄大な響き。英作曲家バタワースの管弦楽作品集
セッション録音:(1)(3)(7)2015年1月、(2)(4)-(6)2015年9月/ホディノット・ホール/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、75’32”
SACD ハイブリッド盤。
ロンドン生まれのヨークシャー育ち、第一次世界大戦中の1916
年8 月5 日にフランスのソンムで戦死した作曲家ジョージ・バタワースの作品集。
収録曲は、1913 年に作曲され、彼のもっとも愛されている作品のひとつ《緑鮮やかな柳の堤(青柳の堤)》、A・E・ハウスマン(1859-1936)の詩集『シュロプシャーの若者』(1896
年出版)から選んだ詩による《『シュロプシャーの若者』の6
つの歌》、この歌曲集の「管弦楽エピローグ」として作られた《『シュロプシャーの若者』ラプソディ》、1911
年の《2 つのイギリス牧歌》、ウイリアム・アーネスト・ヘンリー(1849-1903)の詩に作曲、バタワース自身が管弦楽共演版を作っておいた《風が吹くように愛が》です。
最後に収録された管弦楽のための《幻想曲》は、バタワースが大戦勃発前に着手、92
小節を書いたところで作曲が止まっていた作品です。入隊を控えた彼が内容に不満のある作品を破棄した際、この作品は捨てられず、手書きのフルスコアが残されました。
作曲家でもある指揮者のクリス・ラスマンは、残された92
小節の手稿譜を基に「バタワースのオリジナルの着想を展開させ、彼の他の作品を分析した追加素材を結合」し、約9
分の作品に作り上げました。管弦楽版の初演は2015
年11 月19 日。マーティン・ブラビンズがBBC
スコットランド交響楽団を指揮しています。この作品と、ラスマンがオーケストレーションを施した《『シュロプシャーの若者』の6
つの歌》と弦楽オーケストラ用に編曲した5 楽章の《弦楽四重奏のための組曲》は、世界初録音です。
クリス・ラスマンは、ロンドンの王立音楽大学を卒業、ケンブリッジ大学で音楽博士号を取得しました。指揮をヨルマ・パヌラとノーマン・デルマー、作曲は王立音楽大学のアラン・リドゥーに学んでいます。BBC
TV にプロデューサーとして在職中、ラトビア国立オペラの《ラ・トラヴィアータ》と《道化師》で初めてオペラを指揮。現在、指揮者、作曲家として国際的に活躍しています。
2つの歌曲集のソロを歌うジェームズ・ラザフォードはイギリスのバリトン歌手。《『シュロプシャーの若者』の6
つの歌》のオリジナルのピアノ共演版やバタワースと親しかったヴォーン・ウィリアムズの《旅の歌》などを歌った『MostGrand
to Die』(BIS SA1610)を2012 年にリリースしています。 |
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BIS SA 2192
(SACD HYBRID)
\2700
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ヤーコ・クーシスト作曲の室内楽のための作品集
ヤーコ・クーシスト(1974-)
・プレイ III Op.21(2008)(弦楽四重奏のための)
META4【アンティ・ティッカネン(ヴァイオリン)、ミンナ・ペンソラ(ヴァイオリン)、
アッテ・キルペライネン(ヴィオラ)、トマス・ユプショバカ(チェロ)】
・光 Op.23(2009)(ヴァイオリンとピアノのための)
ヤーコ・クーシスト(ヴァイオリン)、パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ)
・プレイ II Op.16(2005-06)(ピアノ四重奏のための)
ヤーコ・クーシスト(ヴァイオリン)、リータ=リーサ・リスティルオマ(ヴィオラ)、
ヤン=エーリク・グスタフソン(チェロ)、ヘイニ・カルッカイネン(ピアノ)
・輝き Op.12(2000)(ヴァイオリンとピアノのための)
ヤーコ・クーシスト(ヴァイオリン)、ヘイニ・カルッカイネン(ピアノ)
・ユルモ Op.31(2013)(独奏ピアノのための)
パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ) |
フィンランドのヴァイオリニスト、ヤーコ・クーシスト作曲の室内楽のための作品集
セッション録音:2015年2月/ヤルヴァンパー・ホール(ヤルヴェンパー、フィンランド)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、54’18”
SACD ハイブリッド盤。
フィンランドのヴァイオリニスト、オスモ・ヴァンスカとユッカ=ペッカ・サラステの指揮したラハティ交響楽団でコンサートマスターを務めたヤーコ・クーシストは、作曲家、指揮者としての活動でも知られます。
作曲家としての名を高めた作品が、2004 年のサヴォンリンナ・オペラフェスティヴァルで初演されたファミリーオペラ《犬のカレヴァラ》。エリナ・ヴァハラが初演したヴァイオリン協奏曲(2011-12)(BIS
SA 2020)も、よく知られた作品のひとつに挙げられます。
このディスクは、シュスマ夏の音楽フェスティヴァルやアメリカのラヴィニア音楽祭などの委嘱を受け、クーシストが作曲した室内楽作品が5
篇収録されました。
一連の劇的なエピソードが予想外な展開をみせる、弦楽四重奏のための《プレイ
III》。「外見の雰囲気がフィルム・ミュージックの世界」のような《プレイ
II》は、ピアノ四重奏のための作品です。
ヴァイオリンとピアノのための作品が2 篇。印象主義をうかがわせる全音階のハーモニーをベースにポスト・ミニマル風のリズミックな動きがつづく《光》、そして、主に抒情的な性格のさまざまなモチーフが交錯し全体を構築していく《輝き》。《ユルモ》は、パーヴァリ・ユンパネンの委嘱によるピアノ・ソロのための作品です。
フィンランドの最南端、群島にあるユルモ島の風景からインスピレーションを得て作曲されました。録音セッションにはクーシストと親交のある音楽家たちが参加しております。 |
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BIS SA 2237
(SACD HYBRID)
\2700
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歌、われらの歌−混声合唱のための音楽
アリス・テグネール(1864-1943):
天国の神を賛美せよ幸いなり/恵まれし我ら/
顕現日の賛美歌/聖金曜日のモテット/
主はわが羊飼い/『デクシッポス』から/
幸いなのは/羊飼いたちは幼児イエスに楽の音を/
ベツレヘムの星/星への賛歌
グスタフ・ヌードクヴィスト(1886-1949):
ダヴィデの詩編23番/歌、われらの歌/
夜明けへの祈り/賛美の歌/
祝祭の音楽(器楽のための)/
ダヴィデの詩編100番/わたしの魂は沈黙して/
夏の歌/野の百合がどのように育つのか/
スズラン/クリスマスに/
クリスマス、輝くクリスマス/ベツレヘムの星 |
ダンデリード・ヴォーカルアンサンブル
リカルド・カールソン(指揮)
イーダ・ファルク・ヴィンランド(ソプラノ)
アンデシュ・オールンド(オルガン)
ステーンハンマル四重奏団
カタリーナ・リンドグレーン(コントラバス) |
セッション録音:2014 年11月/ノッルビュー教会(ヴェステロース、スウェーデン)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、57’38”
SACD ハイブリッド盤。
12 月のスウェーデン。クリスマスの季節が近づくと、どこからともなくキャロルの調べが聞こえてきます。
さまざまなキャロルの中で、スウェーデンで生まれ、北欧の各国でもっともよく歌われるようになったのが、「湖と岸の空に輝く、遠くからの星 東方のあなたは、主の灯せしあかり……」と歌う《ベツレヘムの星》、そして、「クリスマス、クリスマス、輝くクリスマス。白い森の上、天の王冠に煌き、あまねく神の家に輝きを……」の《クリスマス、輝くクリスマス》です。ストックホルムに近い都市、ダンデリードの合唱団と客演の音楽家たちによる『歌、われらの歌』は、《ベツレヘムの星》を作曲したテグネールと《クリスマス、輝くクリスマス》のヌードクヴィストの曲を特集したアルバムです。
アリス・テグネールは、スウェーデン南部のカールスハムン生まれ。スウェーデンの学校で学び、結婚後暮らした、郊外の新興住宅地ユーシュホルムでオルガニストのグスタフ・ヘッグとユーハン・リンデグレーンに学びました。
海難事故で亡くなった父の音楽の才能を受け継いだといわる彼女は、町の教会のための作品をはじめ、多くの合唱曲と歌曲を書きました。
グスタフ・ヌードクヴィストはストックホルム生まれ。音楽院でオルガンとピアノと作曲を学び、オルガニストや映画館の楽士を務めた後、ベルリンに留学。第一次世界大戦が始まるとともに帰国し、アドルフ・フレードリク教会のオルガニストに任命されました。亡くなるまで35
年間このポストを務め、作曲家協会の創設にも参加しています。教会行事のためのオルガン曲、ピアノの小品、そして、スウェーデンとスウェーデン系フィンランドの詩人の作品をテクストとする歌曲を作曲。ピアノ曲と歌曲は、そのほとんどが出版されました。
ダンデリード市の音楽活動の一翼を担うダンデリード・ヴォーカルアンサンブルは、2008
年、ストックホルムの王立音楽大学でオルガンと合唱指揮を学んだリカルド・カールソンにより創設されました。テグネールとヌードクヴィストの録音で紹介されることの少なかった曲を知る、貴重なディスクです。 |
HMF
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HMU 907583
(2CD)
\4400 →\3990
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リチャード・エガー(チェンバロ)
J.S.バッハ:フランス組曲(全曲)BWV 812-817
+第2番 ハ短調 BWV 813の以下の楽曲
・メヌエットII
・クーラント(自筆譜に基づく(1722))
・クーラント(H.N.ゲルベルのコピーに基づく)
・クーラント
(アンナ・マグダレーナ・バッハによるコピーに基づく(1725)) |
リチャード・エガー(チェンバロ) |
リチャード・エガー、フランス組曲を弾く
録音:2015年8月、オランダ
「古楽界のバーンスタイン」(米ナショナル・パブリック・ラジオ)とも称されるリチャード・エガー。指揮活動では時に鍵盤楽器を演奏しながらオーケストラを率い、協奏曲ではオルガン、チェンバロ、フォルテピアノ、モダンピアノを自在に操るソリストとして、そしてもちろん鍵盤楽器独奏者としてもカーネギー・ホールやウィグモア・ホールでリサイタルを開催する鬼才の充実ぶりはとどまるところを知りません。
このたび、そんなエガーによる、チェンバロ独奏のバッハのフランス組曲が登場します。愛らしいものから重めのものまで変化に富むこのフランス組曲の個々の曲を慈しむように演奏しています。反復記号はすべて実施、エガーならではの流麗で自然な装飾音も魅力です。
また、第2 番ハ短調BWV 813 で一般に演奏される稿には含まれていないメヌエットⅡ(少数の後期稿にみられる)、およびクーラントの別稿を収録しているのも興味深いところ。ヨハネ受難曲やマタイ受難曲の様々な稿を指揮した経験ももつエガーは、バッハの作品でいくつかの稿が存在する場合、力強さや生々しさがより濃い初期の稿が好きだといいます。
エガーの柔軟な感性に魅了される内容となっています。 |
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マティアス・ゲルネ、ブラームスを歌う
ピアノはエッシェンバッハ!
ブラームス(1833-1897):
・プラーテンとダウマーによるリートと歌op.32
・ハインリヒ・ハイネの詩による歌曲
〔「夏の夕べ」op.85-1、「月の光」op.85-2、
「死は冷たい夜」op.96-1、
「花は見ている」op.96-3、「航海」op.96-4〕
・4つの厳粛な歌 op.121 |
マティアス・ゲルネ(バリトン)
クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ) |
録音:2013年4月、2015年12月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
世界的バリトンとしてまさにあぶらの乗った活躍ぶりのマティアス・ゲルネ。ハルモニアムンディでのシューベルト・エディションの三大歌曲(「美しき水車小屋の娘」HMC
901995、「冬の旅」HMC 902107、「白鳥の歌」HMC
902139)でも共演したエッシェンバッハをピアニストに迎えてのブラームスの登場です。
ブラームスは生涯のうち40 年ほどにわたり、膨大な数の歌曲を作曲しましたが、残すことを許したのは200
曲あまり。ブラームスにとって歌曲は特別なジャンルでした。
ここに収録された歌曲はハイネをはじめ様々な詩人による詩に作曲したもの。旧約および新約聖書からテキストがとられている4
つの厳粛な歌は、ブラームスが亡くなる前年に完成された作品で、自らの死を予感した辞世の作、とも言われています。
ゲルネとエッシェンバッハが、ブラームス最晩年の深遠な世界を濃密に展開しています。 |
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アンリ・デュ・モン(1610-1684):
ルイ14世の礼拝のためのモテットと聖体奉挙の曲
・メモラーレ/・イエスよ、わが心の喜び/
・1000回汝に祈る/・おお、永遠に慈悲深い神よ/
・深い暗闇の影に/・おお神々しい神秘よ/
・天の女王に栄えあれ/・おおいと甘き聖母よ/
・なんと美しき/・いと高く神々しい/
・バビロンの流れのほとりで |
アンサンブル・コレスポンダンス
セバスティアン・ドセ(指揮) |
ルイ14 世が参列した日々の礼拝で奏でられた音楽を王のスペシャリスト、ドセがやわらかな響きで再現
録音:2015年9月、グルノーブル、MC2
1663 年から83 年の20 年間、アンリ・デュ・モンは、ルイ14
世のチャペルで音楽監督を務めていました。
日々の礼拝のためにデュ・モンは、フル・コーラスのモテットから、独唱のための親密な作品まで、様々な音楽を作っていました。
「夜の王のコンセール」をリリースするなど、ルイ14
世関連のスペシャリストとして活躍するドセ。このディスクでも自ら指揮とオルガンを担当しながら、古の王宮の礼拝で奏でられた音楽をやわらかな響きで再現しています。 |
AVIE
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テレマン:ドン・キホーテと協奏曲集
ポーランド協奏曲ト長調 TWV 43:G7
フルートとリコーダーのための協奏曲ホ短調
TWV 52:e1
グリーレン・シンフォニー TWV 50:1
序曲ブルレスケ TWV 55:B8
ドン・キホーテのブルレスケ(ドン・キホーテ組曲)TWV
55 |
アポロズ・ファイア
ジャネット・ソレル(指揮) |
ジャネット・ソレル&アポロズ・ファイア、テレマンの「ドン・キホーテ」!
アムステルダムでグスタフ・レオンハルト、アメリカでロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した才女ジャネット・ソレルとアメリカ、クリーヴランドのピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイア。
多くの音楽家に様々なインスピレーションを与えた、セルバンテスの小説「ドン・キホーテ」。テレマンがこの空想的なテーマを想像力豊かに描いたブルレスケを、ジャネット・ソレル&アポロズ・ファイアが、鮮やかに描写した名盤です。
録音:2002年3月&10月、クリーヴランド |
<国内盤>
<映像>

5/18(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
MELODIA RECORDS
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セルゲイ・シャモフ 〜 パーカッション
ノヴィコフ:サラゴサ/
ムラヴィエフ:キャタピラーからのアドバイス/
ガイヌーリン:ユーラシア/ロサウロ:ベン=ヴィンド/
ストルリョフ/シャモフ:バッハバング幻想曲/
ガイヌーリン:期待/
デイヴィッドソン(コロソヴァ/シャモフ編):ランドスケープ/
ガイヌーリン:ユーフォリア/
デイヴィッドソン(オストロフスキー編):
コマ・ソウル・ランドスケープ |
セルゲイ・シャモフ(パーカッション)
パヴェル・ノヴィコフ(バンスリ)
ロマン・ゾルキン(ギター)
アレクサンドル・ムラヴィエフ(コントラバス)
ボリスラフ・ストルリョフ(チェロ)
アイダール・ガイヌーリン(バヤン)
ユーフォリア
国立オシポフ民族楽器オーケストラのメンバー |
1981年モスクワ出身のセルゲイ・シャモフは、ロシアから飛び出し、ヨーロッパ各国で活躍中のパーカッショニスト。
ペルー発祥と伝わる民俗打楽器カホンを本格的に演奏する初のロシア人打楽器奏者であり、そのマルチな才能には国内外から熱い視線が注がれている。
母国の民族楽器にも精通するロシア新世代のマルチ・パーカッショニスト、セルゲイ・シャモフのパフォーマンスに要注目!
※録音:2014年−2015年 |
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VMS
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キリル・ペトレンコも登場!
フォアアールベルク交響楽団30周年記念盤
〜 ライヴ2011−2015 |
フォアアールベルク交響楽団 |
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36より
第4楽章
〔ジェラール・コルステン(指揮)〕
マーラー:交響曲第3番ニ短調より 第2楽章
〔キリル・ペトレンコ(指揮)〕
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調
Op.19より 第3楽章
〔アレクサンダー・ロンクィヒ(指揮&ピアノ)〕
ハイドン:交響曲第44番ホ短調 《悲しみ》
Hob.I:44より 第1楽章
〔ジェラール・コルステン(指揮)〕
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調
Op.22より 第2楽章
〔アーロン・ピルサン(ピアノ)、アリ・ラシライネン(指揮)〕
モーツァルト:交響曲第22番ハ長調 K.162より
第3楽章
〔ジェラール・コルステン(指揮)〕
R.シュトラウス:クラリネットとファゴットのための二重小協奏曲より
第3楽章
〔ハイドラム・ヴィルト=メツラー(ファゴット)、
アレックス・ラドシュテッター(クラリネット)、ジェラール・コルステン(指揮)〕
モーツァルト:《エジプト王ターモス》 のための幕間音楽
K.345より 第4楽章
〔アレクサンダー・ロンクィヒ(指揮)〕
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第2番より
第6曲:ワルツ2&第3曲:ダンス1
〔グイド・マンクージ(指揮)〕
フンメル:トランペット協奏曲変ホ長調より
第3楽章
〔ユルゲン・エレンゾーン(トランペット)、ジェラール・コルステン(指揮)〕
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調より 第3楽章
〔ジェラール・コルステン(指揮)〕
マルティヌー:交響曲第4番より 第4楽章
〔ジェラール・コルステン(指揮)〕 |
フォアアールベルク交響楽団30周年記念盤!キリル・ペトレンコが振るマーラー第3番も収録!
オーストリア最西部、フォアアールベルク州を本拠地とするオーストリアのオーケストラ、フォアアールベルク交響楽団のライヴ録音集第2弾は、創立30周年を記念した2011年〜2015年までの録音集。
首席指揮者ジェラール・コルステンによる演奏を始め、ベルリン・フィルの次期首席指揮者&芸術監督が決定し話題を呼んだキリル・ペトレンコやアレクサンダー・ロンクィヒとの共演など、貴重な音源を収録!
※録音:2011年−2015年 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
MELODIYA
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ロシア・ファゴット界のレジェンド。
セルゲイ・クラサヴィンのヴィヴァルディ
ヴィヴァルディ:
ファゴット協奏曲イ短調 RV.498
ファゴット協奏曲イ短調 RV.497
ファゴット協奏曲ヘ長調 RV.489
モーツァルト:
ファゴットとチェロのためのソナタ変ロ長調
K.292/196c
サン=サーンス:ファゴット・ソナタ ト長調
Op.168 |
セルゲイ・クラサヴィン(ファゴット)
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
アンサンブル・ソロイスツ
ユーリ・ロエフスキ(チェロ)
アレクセイ・ナセトキン(ピアノ) |
ロシア・ファゴット界のレジェンド。セルゲイ・クラサヴィンのヴィヴァルディが復活!
プラハやブダペスト、ミュンヘンのコンクールでの受賞歴を誇り、キーロフ劇場管、ソヴィエト国立響、フランス国立響のファゴット奏者を歴任。グネーシン音楽院教授として後進の育成にも携わるロシア管楽器界のレジェンドの1人、セルゲイ・クラサヴィンの名演が復活!
テミルカーノフやナセトキン、ロエフスキとの共演による80年代の演奏で、旧ソ連時代のファゴットのサウンドと妙技を存分に。
※録音:1981年&1985年 |
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ORCHESTRAL CONCERT CDS
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念願の再プレス!
ヴァンダ・ヴィウコミルスウカ
ヴィトルト・ロヴィツキ&ワルシャワ・フィル
ブリテン(1913-1976):ヴァイオリン協奏曲
Op.15(1939)(*) 【試聴】
チャイコフスキー(1840-1893):交響曲第4番ヘ短調
Op.36 【試聴】
モニュシュコ(1819-1872):オペラ「幽霊屋敷」第4幕から
マズルカ(アンコール) |
ヴァンダ・ヴィウコミルスウカ(ヴァイオリン(*))
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィトルト・ロヴィツキ(指揮) |
録音:1967年4月7日、ライヴ、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
1967年4月、ポーランドの名指揮者ヴィトルト・ロヴィツキ(1914-1989)とワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団がイギリスを訪れ演奏旅行したの際のライヴ録音を初CD化。
ソリストとして随行したヴァンダ・ヴィウコミルスウカ(1929-)はタデウシュ・ヴロンスキ(1915-2000)他に師事したポーランドの名ヴァイオリニスト。
1952年第2回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクール第2位。ブリテンのヴァイオリン協奏曲は彼女が得意としていたレパートリーのひとつです。
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SCRIBENDUM
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SC 805
(22CD)
\6400→\5990 |
バリリ弦楽四重奏団の芸術
1 ベートーヴェン
弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調, Op.18-1
1 Allegro con brio 7'04
2 Adagio Affettuoso ed appassionato 10'38
3 Scherzo: Allegro molto 3'16
4 Allegro con brio 6'16
弦楽四重奏曲第2 番 ト長調, Op.18-2
5 Allegro 7'14
6 Adagio cantabile 6'39
7 Scherzo 4'20
8 Allegro molto, quasi presto 5'28
弦楽四重奏曲第3番 ニ長調, Op.18-3
9 Allegro 7'30
10 Andante con moto 7'08
11 Allegro 2'45
12 Presto 5'10
録音時期: 1953年 (1-8), 1952年 (9-10)
2 ベートーヴェン
弦楽四重奏曲第4番 ハ短調, Op.18-4
1 Allegro, ma non tanto 8'59
2 Scherzo: Andante scherzoso, quasi Allegretto
5'45
3 Menuetto: Allegretto 4'17
4 Allegro prestissimo 4'07
弦楽四重奏曲第5番 イ長調, Op.18-5
5 Allegro 6'12
6 Menuetto 5'34
7 Andante cantabile 9'44
8 Allegro 6'18
弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調, Op.18-6
9 Allegro con brio 6'10
10 Adagio, ma non troppo 7'52
11 Scherzo: Allegro 3'16
12 La Malinconia: Adagio; Allegretto
quasi Allegro 8'11
録音時期: 1952年 (1-8), 1953 年(9-12)
3 ベートーヴェン
弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調, Op.59-1 「ラズモフスキー第1番」
*
1 Allegro 11'25
2 Allegretto vivace e sempre scherzando
9'19
3 Adagio molto e mesto 11'45
4 Tema Russo: Allegro 8'27
弦楽五重奏曲 ハ長調, Op.29 **
5 Allegro moderato 8'10
6 Adagio molto espressivo 10'54
7 Scherzo: Allegro 3'43
8 Presto 7'20
録音時期: 1955 年(1-4), 1953年 (5-8)
4 ベートーヴェン
弦楽四重奏曲第8番 ホ短調, Op.59-2 「ラズモフスキー第2番」*
1 Allegro 10'56
2 Molto adagio 14'12
3 Allegretto 9'39
4 Presto 6'09
弦楽四重奏曲第9番 ハ長調, Op.59-3 「ラズモフスキー第3番」*
5 Andante con moto; Allegro vivace 8'30
6 Andante con moto; Quasi Allegretto
10'58
7 Menuetto: Grazioso 5'10
8 Allegro molto 6'45
録音時期: 1956 年(1-4), 1955年 (5-8)
5 ベートーヴェン
弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調, Op.74 「ハープ」
*
1 Poco adagio; Allegro 10'55
2 Adagio, ma non troppo 10'56
3 Presto 6'03
4 Allegretto con variazioni 6'46
弦楽四重奏曲第11番 へ短調, Op.95 「セリオーソ」
*
5 Allegro con brio 4'40
6 Allegretto, ma non troppo 6'45
7 Allegro assai vivace, ma serioso 4'14
8 Larghetto; Allegretto agitato 4'52
録音時期: 1956年 (1-4), 1952年 (5-8)
6 ベートーヴェン
弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調, Op.127 *
1 Maestoso; Allegro 6'31
2 Adagio, ma non troppo e molto cantabile
15'56
3 Scherzando vivace 8'30
4 Finale 6'49
弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調, Op.130
5 Adagio, ma non troppo; Allegro 8'51
6 Presto 1'55
7 Andante con moto, ma non troppo 6'11
8 Alla danza tedesca: Allegro assai 3'09
9 Cavatina: Adagio molto espressivo 6'15
10 Finale: Allegro 7'35
録音時期: 1956年 (1-4), 1952年 (5-10)
7 ベートーヴェン
弦楽四重奏曲第14 番 嬰ハ短調, Op.131
1 Adagio, ma non troppo e molto espressivo
6'49
2 Allegro molto vivace 3'14
3 Allegro moderato 0'47
4 Andante, ma non troppo e molto cantabile
14'13
5 Presto 5'56
6 Adagio quasi un poco Andante 1'56
7 Allegro 6'21
8 大フーガ 変ロ長調, Op.133 16'53
録音時期: 1952年
8 ベートーヴェン
弦楽四重奏曲第15番 イ短調, Op.132 *
1 Assai sostenuto; Allegro 9'32
2 Allegro, ma non tanto 9'02
3 Molto adagio 16'49
4 Alla Marcia, assai vivace 2'19
5 Allegro appassionato 7'14
弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調, Op.135
6 Allegretto 6'31
7 Vivace 3'34
8 Lento assai, cantante e tranquillo
6'27
9 Grave, ma non troppo tratto; Allegro
7'21
録音時期: 1956年 (1-5), 1952年(6-9)
9 モーツァルト
弦楽四重奏曲第1番 ト長調, K.80 (73f) *
1 Adagio 5'48
2 Allegro 3'45
3 Minuetto 3'40
4 Rondo 3'41
弦楽四重奏曲第2番 ニ長調, K.155 (134a)
5 Allegro 3'45
6 Andante 4'01
7 Molto allegro 1'24
弦楽四重奏曲第3番 ト長調, K.156 (134b)
8 Presto 3'06
9 Adagio 6'28
10 Tempo di Minuetto 4'21
弦楽四重奏曲第4番 ハ長調, K.157
11 Allegro 5'33
12 Andante 5'17
13 Presto 1'56
録音時期: 1955年 (1-4), Feb. 1955年 (5-13)
10 モーツァルト
弦楽四重奏曲第5番 ヘ長調, K.158
1 Allegro 3'33
2 Andante, un poco Allegretto 4'51
3 Tempo di Minuetto 6'40
弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調, K.159
4 Andante 4'50
5 Allegro 6'34
6 Rondo: Allegro grazioso 3'10
弦楽四重奏曲第7番 変ホ長調, K.160 (159a)
7 Allegro 3'27
8 Un poco adagio 4'34
9 Presto 2'52
弦楽四重奏曲第8番 ヘ長調, K.168
10 Allegro 4'46
11 Andantee 4'21
12 Menuetto 2'41
13 Allegro 1'56
録音時期: Feb. 1955年
11 モーツァルト
弦楽四重奏曲第9 番 イ長調, K.169
1 Molto allegro 3'47
2 Andante 7'33
3 Menuetto 3'32
4 Rondo: Allegro 1'33
弦楽四重奏曲第10番 ハ長調, K.170 *
5 Andante 4'37
6 Menuetto 3'00
7 Un poco adaagio 4'18
8 Rondo: Allegro 2'04
弦楽四重奏曲第11番 変ホ長調, K.171 *
9 Adagio; Allegro assai 5'36
10 Menuetto 2'40
11 Andante 3'30
12 Allegro assai 3'11
弦楽四重奏曲第12番 変ロ長調, K.172 *
13 Allegro spiritoso 4'25
14 Adagio 5'04
15 Menuetto 3'37
16 Allegro assai 4'15
録音時期: Feb. 1955年 (1-4), Mar. 1955年
(5-16)
12 モーツァルト
弦楽四重奏曲第13番 ニ短調, K.173 *
1 Allegro, ma molto moderato 5'42
2 Andantino grazioso 3'35
3 Menuetto 4'25
4 Allegro 3'19
弦楽四重奏曲第14番 ト長調, K.387
4 Allegro, vivace assai 5'48
5 Minuetto: Allegro 7'51
6 Andante cantabile 8'37
7 Molto allegro 4'18
弦楽四重奏曲第20番 ニ長調, K.499 *
8 Allegretto 7'32
9 Menuetto: Allegretto 3'15
10 Adagio 9'12
11 Allegro 5'13
録音時期: 1955年 (1-4; 8-11), 1953年
(4-7)
13 モーツァルト
弦楽四重奏曲第21番 ニ長調, K.575
1 Allegretto 5'25
2 Andante 4'50
3 Menuetto: Allegretto 5'09
4 Allegretto 6'07
弦楽四重奏曲第22番 変ロ長調, K.589
5 Allegro 6'35
6 Larghetto 6'51
7 Menuetto: Moderato 6'24
8 Allegro assai 3'48
ディベルティメント ニ長調, K.136 (125a)
*
9 Allegro 4'24
10 Andante 6'15
11 Presto 2'51
ディベルティメント 変ロ長調, K.137 (125b)
*
12 Andante 5'15
13 Allegro di molto 2'39
14 Allegro assai 2'13
録音時期: May 1954年 (1-4), ca. 1953
年(5-8), 1955年 (9-14)
14 モーツァルト
ディベルティメント ヘ長調, K.138 (125c)
*
1 Allegro 3'50
2 Andante 4'01
3 Presto 1'56
弦楽五重奏曲第1番 変ロ長調, K.174 */**
4 Allegro moderato 6'58
5 Adagio 5'52
6 Menuetto, ma allegretto 4'21
7 Allegro 4'44
弦楽五重奏曲第2番 ハ短調, K.406 */**
8 Allegro 6'34
9 Andante 4'43
10 Minuetto in canone 4'30
11 Allegro 6'06
録音時期: 1955年
15 モーツァルト
弦楽五重奏曲第3番 ハ長調, K.515 **
1 Allegro 15'53
2 Menuetto: Allegretto 5'55
3 Andante 11'20
4 Allegro 7'48
弦楽五重奏曲第5 番 ニ長調, K.593 **
5 Larghetto; Allegro 7'47
6 Adagio 8'00
7 Menuetto: Allegretto 5'30
8 Finale: Allegro 4'30
録音時期: 1953年 (1-4), May 1954年
(5-8)
16 モーツァルト
弦楽五重奏曲 変ロ長調, K.46
1 Largo; Allegro molto 8'29
2 Menuetto 6'05
3 Adagio 4'58
4 Rondo: Allegro molto 3'14
セレナーデ第9番 ニ長調, K.320 「ポスト・ホルン」
5 Adagio maestoso; Allegro con spirito
9'10
6 Menuetto 4'21
7 Concertante:Andante grazioso 8'56
8 Rondo: Allegro, ma non troppo 6'09
9 Andantino grazioso 7'37
10 Menuetto 4'47
11 Finale: Presto 4'34
ウィーン・フィルハーモニー木管グループ(5-11)
オットー・リューム,コントラバス(5-11)
ヨーゼフ・レヴォーラ&カール・ガヴァンダ,トランペット(5-11)
ハンス・ゲルトナー,ティンパニー(5-11)
録音時期: 1955年(1-4), 1953 or June
1954年(5-11)
17 ドヴォルザーク
ピアノ五重奏曲 イ長調, Op.81
1 Allegro, ma non tanto 10'17
2 Dumka: Andante con moto 11'21
3 Scherzo: Molto vivace 4'46
4 Finale: Allegro 7'11
弦楽四重奏曲第14 番 変イ長調, Op.105
5 Adagio, ma non troppo 8'15
6 Molto vivace 6'29
7 Lento e molto cantabile 9'33
8 Allegro non tanto 10'00
エディット・ファルナディ,ピアノ(1-4)
録音時期: 1954年
18 レスピーギ
夕暮れ *
1 Il Tramonto 18'06
ドリア旋法の弦楽四重奏曲
2 Quartetto Dorico per Archi 20.58
シューベルト
ピアノ五重奏曲 イ長調, D.667 「ます」 */***
3 Allegro Vivace 9'34
4 Andante 6'54
5 Scherzo: Presto 4'15
6 Tema con variazioni: Andantino 8'04
7 Allegro giusto 6'51
セナ・ユリナッチ,ソプラノ(1)
パウル・パドゥラ=スコダ,ピアノ(3-7)
録音時期: 1954年 (1-2),1958年 (3-7)
19 ブラームス
ピアノ四重奏曲第1番 ト短調, Op.25 *
1 Allegro 12'26
2 Intermezzo: Allegro, ma non troppo
8'39
3 Andante con moto 9'29
4 Rondo alla zingarese: Presto 7'46
ピアノ四重奏曲第3番 ハ短調, Op.60 *
5 Allegro, ma non troppo 9'47
6 Scherzo: Allegro 4'04
7 Andante 9'09
8 Finale: Allegro comodo 10'22
イェルク・デムス,ピアノ
録音時期: 1956年
20 ブラームス
ピアノ四重奏曲第2番 イ長調, Op.26 *
1 Allegro, manon troppo 14'07
2 Poco adagio 12'43
3 Scherzo: poco allegro 10'30
4 Finale: Allegro 9'03
イェルク・デムス,ピアノ
録音時期: 1956年
21 シュミット
ピアノ五重奏曲 ト長調
1 Lebhaft, doch nicht schnell 13'21
2 Adagio 10'24
3 Sehr ruhig 6'44
4 Sehr lebhaft 6'38
ヤナーチェク
ピアノと室内管弦楽のための小協奏曲
5 Moderato 4'39
6 Piu mosso 3'21
7 Con moto 3'11
8 Allegro 3'55
イェルク・デムス,ピアノ(1-4)
フランツ・ホレトシェック,ピアノ(5-8)
ウィーン・フィルハーモニー木管グループ(5-8)
録音時期: 1952年 (1-4), 1954年
(5-8)
22 シューマン
ピアノ四重奏曲 変ホ長調, Op.47 *
1 Sostenuto assai; Allegro, ma non
troppo
2 Scherzo: molto vivace
3 Andante cantabile
4 Finale: vivace
ピアノ五重奏曲 変ホ長調, Op.44 *
5 Allegro brillante
6 In modo d’una Marcia: un poco largamente
7 Scherzo: molto vivace
8 Allegro, ma non troppo
イェルク・デムス,ピアノ
録音時期: 1955年
バリリ四重奏団
ワルター・バリリ,第1ヴァイオリン
オットー・シュトラッサー,第2ヴァイオリン
ルドルフ・シュトレンク,ヴィオラ
ウィルヘルム・ヒュプナー,第2ヴィオラ
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リヒャルト・クロチャック,チェロ
エマヌエル・ブラベッツ,チェロ*
録音場所:モーツァルト ザール,コンツェルトハウス,
ウィーン |
バリリ弦楽四重奏団 |
収録曲順が変更になる場合がございますが予めご了承いただきます様お願い申し上げます。 |
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VENIAS
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ハンス・クナッパーツブッシュ・コレクション〜
パルジファル録音集 Parsifal
Recordings
12種類のクナ&バイロイト「パルジファル」を収めたとんでもないボックス
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VN 019 (48CD)\14000→\12990 |
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ハンス・クナッパーツブッシュ・コレクション〜Parsifal
Recordings
CD1-4
ワーグナー:パルジファル
アンフォルタス:ジョージ・ロンドン
ティトゥレル:アルノルド・ファン・ミル
グルネマンツ:ルートヴィヒ・ウェーバー
パルジファル:ヴォルフガング・ヴィントガッセン
クリングゾール:ヘルマン・ウーデ
クンドリー: マルタ・メードル
第1の聖杯騎士:ヴァルター・フリッツ
第2の聖杯騎士:ヴェルナー・ファウルハーバー
4人の小姓:
ハンナ・ルートヴィヒ,エリフリーデ・ヴィルト,
ギュンター・バルダウフ,ゲルハルト・シュトルツェ
花の乙女たち:
ヒルデガルト・シュネーマン,エリカ・ツィンマーマン,
ハンナ・ルートヴィヒ,パウル・ブリフカルネ,マリア・ラコルネ,エリフリーデ・ヴィルト
アルト・ソロ:ルート・ジーヴェルト
録音:1951年、バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
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CD5-8
ワーグナー:パルジファル
アンフォルタス:ジョージ・ロンドン
ティトゥレル:クルト・ベーメ
グルネマンツ:ルートヴィヒ・ウェーバー
パルジファル:ヴォルフガング・ヴィントガッセン
クリングゾール:ヘルマン・ウーデ
クンドリー:マルタ・メードル
第1の聖杯騎士:カール・テルカル
第2の聖杯騎士:ヴェルナー・ファウルハーバー
4人の小姓:
ヘルタ・テッパー,ハンナ・ルートヴィヒ,
ゲルハルト・ウンガー,ゲルハルト・シュトルツェ
花の乙女たち:
リタ・シュトライヒ,エリカ・ツィンマーマン,ハンナ・ルートヴィヒ,
パウル・ブリフカルネ,マリア・ラコルネ,ヘルタ・テッパー
アルト・ソロ:ルート・ジーヴェルト
録音:1952年、バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
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CD9-12
ワーグナー:パルジファル
アンフォルタス:ハンス・ホッター
ティトゥレル:テオ・アダム
グルネマンツ:ヨーゼフ・グラインドル
パルジファル:ヴォルフガング・ヴィントガッセン
クリングゾール:グスタフ・ナイトリンガー
クンドリー:マルタ・メードル
第1の聖杯騎士:ジーン・トビン
第2の聖杯騎士:テオ・アダム
4人の小姓:ヘティ・プリュマッハー,ギゼラ・リツ,ゲルハルト・シュトルツェ,ヒューゴ・クラッツ
花の乙女たち:イルゼ・ヘルヴェヒ,フリードル・ペルティンガー,ヘティ・プリュマッハー,ドロテア・ジーベルト,ユッダ・ヴルピウス,ギゼラ・リツ
アルト・ソロ:ヘティ・プリュマッハー
録音:1954年、バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
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CD13-16
ワーグナー:パルジファル
アンフォルタス:ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
ティトゥレル:ハンス・ホッター
グルネマンツ:ヨーゼフ・グラインドル
パルジファル:ラモン・ヴィナル
クリングゾール:トニ・ブランケンハイム
クンドリー:マルタ・メードル
第1の聖杯騎士:ヨーゼフ・トラクセル
第2の聖杯騎士:アルフォンス・フェルヴィッヒ
4人の小姓:
パウル・レンヒナー,エリザベート・シュルテル,
アルフレート・プファイフレ,ゲルハルト・シュトルツェ
花の乙女たち:
イルゼ・ヘルヴェヒ,フリードル・ペルティンガー,パウル・レンヒナー,
ドロテア・ジーベルト,ユッダ・ヴルピウス,エリザベート・シュルテル
アルト・ソロ:マルタ・メードル
録音:1956年、バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
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CD17-20
ワーグナー:パルジファル
アンフォルタス:ジョージ・ロンドン
ティトゥレル:アルノルド・ファン・ミル
グルネマンツ:ヨーゼフ・グラインドル
パルジファル:ラモン・ヴィナル
クリングゾール:トニ・ブランケンハイム
クンドリー:マルタ・メードル
第1の聖杯騎士:ワルター・ガイスラー
第2の聖杯騎士:オットー・ヴィーナー
4人の小姓:
パウル・レンヒナー,エリザベート・シュルテル,
ハンス・クロットハマー,ゲルハルト・シュトルツェ
花の乙女たち:
イルゼ・ヘルヴェヒ,フリードル・ペルティンガー,
パウル・レンヒナー,ドロテア・ジーベルト,ロッテ・リザネク,エリザベート・シュルテル
録音:1957年、バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
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CD21-24
ワーグナー:パルジファル
アンフォルタス:エーベルハルト・ヴェルヒター
ティトゥレル:ヨーゼフ・グラインドル
グルネマンツ:ジェローム・ハインズ
パルジファル:ハンス・バイラー
クリングゾール:トニ・ブランケンハイム
クンドリー:レジーヌ・クレスパン
第1の聖杯騎士:フリッツ・ウール
第2の聖杯騎士:ドナルド・ベル
4人の小姓:
クラウディア・ヘルマン,ウルスラ・ヘーゼ,
ゲルハルト・シュトルツェ,ハラルド・ノイキルヒ
花の乙女たち:
ロッテ・シェードレ,ヒルデガルト・シュネーマン,
ゲルトラウト・プレンツロウ,ドロテア・ジーベルト,
フリードル・ペルティンガー,エリザベート・シュルテル
アルト・ソロ:マリア・フォン・イロスヴァイ
録音:1958年、バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
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CD25-28
ワーグナー:パルジファル
アンフォルタス:エーベルハルト・ヴェルヒター
ティトゥレル:ヨーゼフ・グラインドル
グルネマンツ:ジェローム・ハインズ
パルジファル:ハンス・バイラー
クリングゾール:トニ・ブランケンハイム
クンドリー:マルタ・メードル
第1の聖杯騎士:ゲオルグ・パスクタ
第2の聖杯騎士:ドナルド・ベル
4人の小姓:
クラウディア・ヘルマン,ウルスラ・ヘーゼ,ハラルド・ノイキルヒ,ヘロルド・クラウス
花の乙女たち:
ルート=マルグレート・ピュッツ,リタ・バルトス,ギゼラ・シュレーター,
ドロテア・ジーベルト, エリザベート・ヴィッツマン,クラウディア・ヘルマン
アルト・ソロ:ウルスラ・ヘーゼ
録音:1959年、バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
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CD29-32
ワーグナー:パルジファル
アンフォルタス:トーマス・スチュワート
ティトゥレル:デイヴィッド・ワード
グルネマンツ:ヨーゼフ・グラインドル
パルジファル:ハンス・バイラー
クリングゾール:グスタフ・ナイトリンガー
クンドリー:レジーヌ・クレスパン
第1の聖杯騎士:ヴィルフリート・クルーク
第2の聖杯騎士:テオ・アダム
4人の小姓:
クラウディア・ヘルマン,ルート・ヘッセ,ハラルド・ノイキルヒ,
ヘロルド・クラウス
花の乙女たち:
グンドゥラ・ヤノヴィッツ,ルート・ヘッセ,ルート=マルグレート・ピュッツ,
クラウディア・ヘルマン,エリザベート・ヴィッツマン,ドロテア・ジーベルト
アルト・ソロ:ルート・ジーヴェルト
録音:1960年、バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
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CD33-36
ワーグナー:パルジファル
アンフォルタス:ジョージ・ロンドン
ティトゥレル:ルートヴィヒ・ウェーバー
グルネマンツ:ハンス・ホッター
パルジファル:ジェス・トーマス
クリングゾール:グスタフ・ナイトリンガー
クンドリー:アイリーン・ダリス
第1の聖杯騎士:ニールス・メラー
第2の聖杯騎士:デイヴィッド・ワード
4人の小姓:
ルート・ヘッセ,クラウディア・ヘルマン,ゲルハルト・シュトルツェ,ゲオルグ・パスクタ
花の乙女たち:
アニア・シリア,グンドゥラ・ヤノヴィッツ,クラウディア・ヘルマン,
ドロテア・ジーベルト,リタ・バルトス,エリザベート・シュルテル
アルト・ソロ:ウルスラ・ヘーゼ
録音:1961年、バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
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CD37-40
ワーグナー:パルジファル
アンフォルタス:ジョージ・ロンドン
ティトゥレル:マルッティ・タルヴェラ
グルネマンツ:ハンス・ホッター
パルジファル:ジェス・トーマス
クリングゾール:グスタフ・ナイトリンガー
クンドリー:アイリーン・ダリス
第1の聖杯騎士:ニールス・メラー
第2の聖杯騎士:ゲルト・ニーンシュテット
4人の小姓:
ソナ・セルヴェナ,ウルスラ・ヘーゼ,ゲルハルト・シュトルツェ,ゲオルグ・パスクタ
花の乙女たち:
グンドゥラ・ヤノヴィッツ,アニア・シリア,エルセ・マルグレーテ・ガルデッリ,
ドロテア・ジーベルト,リタ・バルトス,ソナ・セルヴェナ
アルト・ソロ:ウルスラ・ヘーゼ
録音:1962年、バイロイト祝祭劇場(ライヴ)*ステレオ録音
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CD41-44
ワーグナー:パルジファル
アンフォルタス:ジョージ・ロンドン
ティトゥレル:クルト・ベーメ
グルネマンツ:ハンス・ホッター
パルジファル:ヴォルフガング・ヴィントガッセン
クリングゾール:グスタフ・ナイトリンガー
クンドリー:アイリーン・ダリス
第1の聖杯騎士:ヘルマン・ヴィンクラー
第2の聖杯騎士:ゲルト・ニーンシュテット
4人の小姓:
ルート・ヘッセ,マルガレーテ・べンス,ゲオルグ・パスクタ,
エルヴィン・ヴォールファルト
花の乙女たち:
アニア・シリア,シルヴィア・スタールマン,ジークリンデ・ワーグナー,
ドロテア・ジーベルト,リタ・バルトス,ソナ・セルヴェナ
録音:1963年、バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
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CD45-48
ワーグナー:パルジファル
アンフォルタス:トーマス・スチュワート
ティトゥレル:ハインツ・ハーゲナウ
グルネマンツ:ハンス・ホッター
パルジファル:ジョン・ヴィッカース
クリングゾール:グスタフ・ナイトリンガー
クンドリー:バルブロ・エリクソン
第1の聖杯騎士:ヘルマン・ヴィンクラー
第2の聖杯騎士:ゲルト・ニーンシュテット
4人の小姓:
ルート・ヘッセ,シルヴィア・リンデンストラント,
ディーター・スレンベック,エルヴィン・ヴォールファルト
花の乙女たち:
アニア・シリア,リゼロッティ・レーブマン,エルセ・マルグレーテ・ガルデッリ,
ドロテア・ジーベルト,リタ・バルトス,シルヴィア・リンデンストラント
アルト・ソロ:ルート・ヘッセ
録音:1964年、バイロイト祝祭劇場(ライヴ)
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バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
ヴィルヘルム・ピッツ(合唱指揮)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
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WEITBLICK
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「チェリビダッケ&ニルソンによるワーグナー、ヴェルディ」
(1)ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
(2)ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集より3曲(天使、悩み、夢)
(3)ヴェルディ:歌劇「マクベス」第2幕より「光は萎えて」
(4)ヴェルディ:
歌劇「仮面舞踏会」第2幕より「ここがかの恐ろしい場所」
(5)ヴェルディ:歌劇「運命の力」第4幕より「神よ平和を与え給え」
(ボーナス・トラック)
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
リハーサル風景 |
ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
スウェーデン放送交響楽団 |
強力新譜!チェリビダッケ?.s.ニルソン、驚愕の共演アルバム!良好なステレオ録音
録音:(1)(2)1967年9月8日、(3)-(5)1968年9月1日、ストックホルムコンサートホール(ステレオ)
21 世紀になってチェリビダッケによるオペラが聴けるとは!
決して経験がない訳ではないにも関わらず、やはり歌劇場とは疎遠だった巨匠チェリビダッケ。しかしコンサートではしばしばオペラの序曲などを好んで指揮しました。
今回のアルバムは、圧倒的な声量を誇ったビルギット・ニルソンと正にがっぷり四つの名演集。ワーグナー作品についてはかつてGALA
という海賊盤レーベルから出ていましたが、劣悪なモノラル音源で当盤とは比較になりません。
特徴的な精緻を極めた弱音。繊細でいながら大きなうねりも生み出す巧みなオーケストラ・ドライヴ。熱い血を持つチェリビダッケが展開する官能美に余裕たっぷりのニルソンの堂々たる歌唱には深い感動とともに痺れる他ありません。
この翌年の再共演が、イタリア・オペラのアリア3
曲です。チェリビダッケの音楽づくりはいつもの通り、ヴェルディも熟練の管弦楽作家として描き尽くします。しかしニルソンの顔を潰すような場面はなく、正に、龍虎相打つと言ったお互いの尊敬が音楽に込められております。ライナーノートは許光俊氏です。
ライナーノートより抜粋:
「ヴェーゼンドンクの歌」では、曲の性格ゆえ「トリスタン」以上に室内楽的な、細やかな響きへの配慮がうかがえる。見通しがよい響きは、どこかラヴェルのようでもある。特に「夢」が絶品だ。夜の暗闇の中で若いふたりが抱き合う「トリスタン」第2幕を先取りした音楽だが、彼の棒によってまさに夜の空気が震えるような、色がにじむような繊細な音楽が生み出されたことが、この録音からはよくわかる。
英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付 |
<国内盤>

5/17(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CAVI MUSIC
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アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
バッハ&イザイVol.2
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調BWV1003
イザイ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.27
「バラード」(エネスコに献呈)
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第5番ト長調Op.27
(クリックボームに献呈)
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV1006 |
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン) |
ヴァイトハースによるバッハ&イザイの第2
弾!
ヴァイオリン:シュテファン=ペーター・グライナー製
録音:2015年3月、ケルン/63’04
アルカント・カルテットの第1ヴァイオリンを務めるアンティエ・ヴァイトハース。抜群の安定感と表現力、そして豊かな音量と音色はカルテットの起点となっています。
本作は無伴奏ヴァイオリン作品の最高峰、J.S.
バッハとイザイの無伴奏を組み合わせたアルバム三部作の第2
弾となります。
アンティエ・ヴァイトハースのヴァイオリンは、伸びやかな表現と輝きのある音色、繊細なニュアンスが魅力。バッハは求心力のある明快な解釈、見事な重音バランスで弾きこなす確かなテクニックに驚かされます。
エネスコに献呈されたイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3
番は単一楽章。ヴァイトハースは流麗な旋律を多彩に聴かせ、スケールの大きな音楽を作り上げています。また6
曲のソナタの中で作風が異なっている第5 番は、一音一音入念に考え抜かれた緻密で洗練された演奏を聴かせます。
また現代の名器シュテファン=ペーター・グライナー製のヴァイオリンのしなやかな音色も聴きどころです。
ヴァイトハースの無伴奏シリーズ第1弾! |
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アンティエ・ヴァイトハース/バッハ&イザイVol.1
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調BWV1001
イザイ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調Op.27-1、
同 第2番イ短調Op.27-2
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004 |
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン) |
ヴァイトハースの無伴奏シリーズ第1弾!グライナーを使用し、自然な音の運びで聴かせる!
使用楽器:シュテファン=ペーター・グライナー2001
年製
録音:2012 年10 月ケルン/67’51
現代最高の弦楽四重奏団といわれるアルカント・カルテットの第1
ヴァイオリンを務めるアンティエ・ヴァイトハース。抜群の安定感と表現力、そして豊かな音量と音色でカルテットの起点となっています。
CAvi レーベルにはソロやアンサンブルなどを含めてこれまで17
枚のCD を発売しています。どのアルバムも冷静な曲作りと、ここ一番では大胆にも聴かせ、聴くものを魅了させてきました。
そして、この度発売されるのは、無伴奏ヴァイオリン作品の最高峰J.S.
バッハとイザイです。本アルバムは、この二人の作曲家の無伴奏を組み合わせたアルバム三部作の第1
弾となります。
構成はJ.S. バッハの作品がイザイを挟むように収録。極めて自然なフレージングで開始され、終曲「シャコンヌ」でもヴァイトハースの「シャコンヌ」という主張のある演奏ではなく、静かに音楽が語りかけてくるような深い音楽性を感じる演奏です。
イザイはJ.S. バッハの6 曲からなる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータに感銘を受け、同じく6
曲の無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集を完成させました。イザイの6
曲は、いずれも名ヴァイオリニストたちに捧げられており、難易度が高く相当な技巧が必要となります。ヴァイトハースは卓越した技巧と豊かな歌心で、楽々と弾きこなしています。20
世紀を代表するヴァイオリニスト、ヨゼフ・シゲティに献呈された第1
番は、J.S. バッハの第1 番と同じ調性ト短調で書かれ、第2
楽章はフーガ形式で書かれるなど、J.S. バッハの音楽を強く意識した構成です。第2
番はジャック・ティボーに捧げられ、J.S. バッハのパルティータ第3
番のフレーズから始まり、「怒りの日」の主題がその後全編に渡って使われています。
また注目は、ヴァイトハースが使用している楽器です。現代のドイツの製作者シュテファン=ペーター・グライナー製。近年、名器ストラディヴァリウスから乗り換えるプロの演奏者も増え、クリスチャン・テツラフが使っていることでも話題となった楽器。落ち着いた音色と上品で繊細な響きが魅力。ヴァイトハースは、しなやかに美しく弾きこなしています。 |
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フリードリヒ・チェルハ(1926-)
ピアノ三重奏のための5つの楽章(2006/7)
ヴァイオリンとピアノのためのラプソディー(2001)
チェロとピアノのための3つの小品(2013)
ヴァイオリンとチェロのための6つのインヴェンション
(2005/6)
夜の歌〜ヴァイオリン、チェロとピアノのための(2005) |
ブーランジェ・トリオ |
今年90歳を迎えるチェルハのピアノ・トリオ、女性3
人組のブーランジェ・トリオが世界初録音
録音:2015年11月、ベルリン/59’04
今年90 歳を迎えるオーストリアの作曲家フリードリヒ・チェルハの世界初録音を含む室内楽作品集。
ベルクの未完成オペラ「ルル」を補追完成させたことで知られている、現代オーストリアを代表する人物。チェルハは2005
年にはじめてピアノ三重奏を作曲。ピアノ中心になりがちなこの分野の音楽に一石を投じるために作曲したということ。3つの楽器が対等に音楽を構成するように作られています。
2006年にハンブルクで結成された女性3人によるブーランジェ・トリオによる演奏です。 |
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REFERENCE RECORDINGS
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FR 720SACD
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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マンフレート・ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団
「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ第5弾
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
[I:18’49,II:8’00,III:8’59,IV:10’53]
ドヴォルザーク/ ホーネック&イレ編:ルサルカ幻想曲
[20’11] |
ピッツバーグ交響楽団
マンフレート・ホーネック(指揮) |
マンフレート・ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ第5弾、パワフルかつ刺激的な「悲愴」
録音:2015年4月17,18,19日ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ)/CD
STEREO/SACD STEREO/SACD 5.1 SURROUND*67’03
プロデューサー&編集:ディルク・ソボトカ、バランス・エンジニア&マスタリング:マーク・ドナヒュー、レコーディング・エンジニア:ジョン・ニュートン
快進撃を続けるマンフレート・ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団。優秀録音のリファレンス・レコーディングスから注目のアルバムを発表する「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ第5
弾はチャイコフスキーの「悲愴」とドヴォルザークの「ルサルカ幻想曲」。
2015 年4 月に本拠ピッツバーグのハインツ・ホールでおこなわれたコンサートのライヴ録音からのSACD
化で、このたびもレコーディングも老舗サウンド・ミラーのチームが担当しています。
ホーネックの研ぎ澄まされた感性から生み出される圧倒的熱量の音楽は必聴。第1
楽章では、緩急激しくゆれるテンポ、畳み掛けるように荒々しく聴かせたと思えば、次の瞬間美しく歌いだす極めてスリリングな仕上がり。第2
楽章は音量やアクセントのダイナミクスを極端につけ個性的なワルツを聴かせます。続く第3
楽章も瑞々しさと、疾走感がはじける充実した響き、そして終楽章は猛烈な勢いで走り抜ける快速の演奏を聴かせます。
そしてカップリングは「ルサルカ幻想曲」。本シリーズでは、チェコの作曲家トマーシュ・イレとホーネックが共同で編曲した作品を収録しています。
これまでにヤナーチェクの「イェヌーファ」組曲、R,
シュトラウスの「エレクトラ幻想曲」と取り上げ、同名のオペラからの音楽素材を取り出し、独創的な音楽を作り上げています。ピッツバーグ響の個々のメンバーの高い表現能力が光り、色彩豊かで幻想的な世界が展開され、原曲の新たな魅力を発見することができます。
シリーズ第4作 |
FR 718SACD
(SACD HYBRID)
¥2600
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ホーネック&ピッツバーグ響、ベートーヴェンの「運命」&第7番
ベートーヴェン:
・交響曲第5番ハ短調op.67
・交響曲第7番イ長調op.92 |
ピッツバーグ交響楽団
マンフレート・ホーネック(指揮) |
超優秀録音。マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ響、ベートーヴェンの「運命」&第7番
録音:2014 年12 月5-7 日/ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ・デジタル)/5.1
チャンネルステレオ、HDCD、71’ 27"
音楽監督マンフレート・ホーネックがピッツバーグ響を率いて、優秀録音のリファレンス・レコーディングスから注目のアルバムを発表する「ピッツバーグ・ライヴ!」。
シリーズ第4 作はベートーヴェンの交響曲第5
番と第7 番。いずれも2014 年12 月に本拠ピッツバーグのハインツ・ホールでおこなわれたコンサートのライヴ録音からのSACD
化で、このたびのレコーディングも老舗サウンド・ミラーのチームが担当しています。
指揮者ホーネックは、十八番の「こうもり」序曲などがその典型ですが、天才カルロス・クライバー以上にクライバー的な、スリリングきわまりない音楽運びを聴かせると評判で、欧米を中心に熱狂的な人気を集めています。
当コンビによる2014/15 年シーズンの目玉であった「ベートーヴェンフェスト」では、ここでのふたつの交響曲に続いて、エロイカと第九も取り上げられていますが、作品の性格とホーネックの志向を鑑みて、やはりこのアルバムの2作品こそがまさしく極め付きのプログラムといってよいでしょう。ここでもアゴーギク、デュナーミク、テンポ・ルバート、アッチェレランドを大胆なまでに駆使して、まったくあたらしい息吹を吹き込もうという表現意欲の漲った演奏内容を聴くことができます。
激烈な重苦しさの開始から、歓喜と勝利のフィナーレに至る道のりを鮮やかに描き切った第5
番。ドラマティックで躍動感の塊のような第7番では、予想通りに起伏の幅がとんでもないことになっており、一気呵成にフィナーレへとなだれ込みます。
音楽評論家金子建志氏は、前作のブルックナーの「ロマンティック」を「『興に乗って棒で煽った』というレヴェルではなく、練習で周知徹底させることによって到達できた音楽監督ならではの完成度(レコード芸術2015
年10 月号月評)」と評していますが、あらためて絶好調ぶりを窺わせる本作は、当コンビが追求してきたすべてが詰まっており、演奏芸術の奥深さ、面白さを堪能させてくれる刺激的で満足度の高いものとなっております。 |
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FR 719SACD
(SACD HYBRID)
\2600
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ユタ交響楽団委嘱3作品初演ライヴ
オーガスタ・リード・トーマス(1964-):
エーオス(曙の女神)〜オーケストラのためのバレエ
ニコ・ミュリー(1981-):
コントロール〜オーケストラのための5 つのランドスケープ
アンドリュー・ノーマン(1979-):スイッチ* |
ユタ交響楽団
ティエリー・フィッシャー(指揮)
コリン・クリー(パーカッション)* |
ユタ交響楽団創立75周年、ユタ交響楽団委嘱3作品初演ライヴ
録音:2015年2、11、12月モーリス・アブラヴァネル・ホール、ソルトレイク・シティ、ユタ州(ライヴ)/CD
STEREO/SACD STEREO/SACD 5.1 SURROUND/69’31
1940 年に設立されたユタ交響楽団は、2015
/ 16 シーズンに75 周年を迎えました。ユタ交響楽団は、戦後30
年以上に渡ってモーリス・アブラヴァネルと良好な関係を築き、マーラー、シベリウス、ブラームス、チャイコフスキーなどの交響曲全曲録音などの名盤が残されています。
このアルバムは、創立75 周年& George S.
and Dolores Dore Eccles Foundation との長年のパートナーシップを記念して行われたコンサート・シリーズを録音したもの。ユタ交響楽団により委嘱された現代作曲家の作品の初演を集めています。
オーガスタ・リード・トーマスはグラミー賞受賞経験もあるアメリカの女流作曲家。ギリシャ神話の「曙の女神」エーオスを題材とした管弦楽作品。ニコ・ミュリーはポスト・ミニマル・ミュージックの作曲家として注目を集めています。
アンドリュー・ノーマンはロスを拠点とする作曲家でパーカッションをともなう本作「スイッチ」は、”
クーセヴィツキー夫妻の思い出に” と副題がついており、ユタ交響楽団とセヴィツキー財団による委嘱作品です。 |
CHRISTOPHORUS
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J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 |
ノイマイヤー・コンソート
フェリックス・コッホ(指揮) |
2007年に設立されたドイツのバロック・オーケストラ「ノイマイヤー・コンソート」による、「ブランデンブルク協奏曲全曲録音」が登場。
デビューCD(CHR 77310)では、ジョヴァンニ・ベネデッティ・プラッティ(c.1697−1763)という知られざる作曲家の紹介を行い、その後もヘンデルの合唱作品集、ペルゴレージのスターバト・マーテルなどの録音で評価を得てきたノイマイヤー・コンソートが贈る、バロック音楽史上の名曲です。
録音:2013年9月&10月、ドイツ |
EUDORA
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EUD-SACD-1601
(SACD HYBRID)
\2800
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ハイドン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第59番変ホ長調 Hob.XVI:49
ピアノ・ソナタ第33番ハ短調 Hob.XVI:20
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Hob.XVI:46
ピアノ・ソナタ第47番ロ短調 Hob.XVI:32 |
エンリケ・バガリア(ピアノ) |
スペインの貴公子、エンリケ・バガリアが弾くハイドン!
スペイン、マドリード発の高音質レーベル、エウドーラ(Eudora)から、1978年バルセロナ生まれ、2006年マリア・カナルス・バルセロナ国際ピアノ・コンクールを制したスペインの貴公子、エンリケ・バガリアが登場。
バガリアがスタインウェイの高貴な音色で弾くハイドンの傑作ソナタを、Eudoraの高品質録音で。
録音:2015年7月14日—16日、オーディトリオ・デ・サラゴザ(スペイン) スペインの高音質レーベル! |
FRA BERNARDO
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モンテヴェルディ:
コントラファクタ、インタブレーション&モテット集 |
イル・ペガーソ
マウリツィオ・クローチ(オルガン、芸術監督) |
モンテヴェルディ:
《Ecce panis angelorum》(マドリガーレ集第7巻「金色の髪」からのコントラファクトゥム)、
《Jesum viri senesque》
(マドリガーレ集第7巻「隠されたとげを持つ美しさ」からのコントラファクトゥム)、
《Spera in Domino》(音楽の諧謔「これまで武装し続けた私」からのコントラファクトゥム、
《Cantate Domino》(音楽のパルナッソス山より)、
Ballo del Monteverde(マドリガーレ集第8巻「情け知らずの女たちのバッロ」より、
《O quam pulchra》(聖なる花環より)、
《Quante son stell’intorn’a l’aureo
crine》
(3声のカンツォネッタ集第1巻 「空には何と多くの星」からのコントラファクトゥム)、
《Prima vedro che in questi prati nascano》(I
nuovi fiorettiからのコントラファクトゥム)、
われを見捨てよ(「アリアンナの嘆き」より)、
《Longe, mi Jesu》
(マドリガーレ集第7巻「哀れな男よ、話したらいいのか」からのコントラファクトゥム)、
このすばらしい合奏(マドリガーレ集第5巻からのインタブレート)、
《Occhi miei, se mirar piu non debb’io》
(3声のカンツォネッタ集第1巻「Occhi
miei, se mirar piu non debb’io」からの
コントラファクトゥム、二人の熾天使が/
フレスコバルディ:チャコーナのパルティータ、トッカータ第6番、カンツォネッタ第3番/
パスクィーニ:デュレッツァ、トッカータ/
グランディ:《Salvum me fac》 |
モンテヴェルディ、マドリガーレからの宗教作品!
オルガニスト、マウリツィオ・クローチが率いる若きアンサンブル「イル・ペガーソ」によるモンテヴェルディ・アルバムは、マドリガーレなどの世俗歌曲を宗教的な歌詞に変えた「コントラファクトゥム」や、世俗歌曲から器楽曲へと編曲された「インタブレーション」を集めた作品集。ソリストには、イタリアを中心に活躍し、ラ・ヴェネクシアーナやBCJにも参加するテノール櫻田亮も名を連ねている。
録音:2014年8月22日−24日、イタリア |
LE CHANT DE LINOS
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CL 0947
【旧譜】
\2500
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「2本のフルートとファゴット」という編成のための三重奏曲集
ハイドン:
2本のフルートとファゴットのための三重奏曲集
Hob.IV 1-4
(ハ長調、ト長調)
シュターミッツ:
2本のフルートとファゴットのための三重奏曲
ヘ長調、ト長調 |
シベル・クムル=ペンセル
(フルート)
ラファエル・トルショ=バラヤ
(フルート)
アルテュール・メンラス
(ファゴット) |
音楽院教授としても活躍しているペンセル、ソリストとして有名なメンラスにモンテカルロ・フィルの独奏フルート奏者を加えた「2本のフルートとファゴット」という編成のための三重奏曲集。 |
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CL 0939
【旧譜】
\2500
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聖歌
プーランク:クラリネット・ソナタ
ジャック・カステレード:クラリネット・ソナタ
ロジェ・ブトリ:クラリネットとピアノのための狂詩曲《飛鳥》
ニコラ・バクリ:室内ソナタ Op.67
ピエール・サンカン:ソナティネ |
シルヴィ・ユー(クラリネット)
フレデリック・ラガルド(ピアノ) |
パリ・ギャルドの首席クラリネット奏者を務めるシルヴィ・ユーが吹く、優雅なるフランスのクラリネット作品集。 |
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CL 0838
【旧譜】
\2500
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ヴィヴァ・ヴォ—チェ 〜 女声合唱と器楽のための作品集
メンデルスゾーン:3つの歌
シューベルト:詩篇第23篇
ラフマニノフ:女声合唱のための6つの合唱曲
Op.15
ホルスト:2つの東部の絵画、リグ・ヴェーダからの聖歌
ブラームス:女声合唱のための4つの歌 Op.17 |
ヴォーカル・アンサンブル・ヴィヴァ・ヴォ—チェ
アンリ・ラヴァル(指揮)
マリー・コンダマン(ピアノ)
サンドリーヌ・シャトロン(ハープ)
ジャック・ドゥルプランク(ホルン)
アルノー・ボネット(ホルン) |
ヴィヴァ・ヴォ—チェは1995年に創設されたフランス、トゥールーズの女声合唱団。洗練された歌声が響く。 |
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CL 0829
【旧譜】
\2500
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フォンテ・ソノラ
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、シランクス
サン=サーンス:幻想曲 Op.124
フォーレ:塔の中の王妃 Op.110、幻想曲 Op.79
ラヴェル:マ・メール・ロワ
デュカス:牧神のはるかな嘆き |
ソフィー・コーザンスチ(ヴァイオリン)
アニー・ラヴォワジエール(ハープ)
ボードワン・ジオー(フルート) |
ベルギー国立管弦楽団のアシスタント・コンサートマスターを務めるソフィー・コーザンスチのフランス作品集。 |
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CL 0951
【旧譜】
\2500
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聖歌
ジャン・フランチェスコ・デ・マージョ、
ラモン・フェレナック、ピエトロ・テルツィアーニ、
ガエターノ・ピアッツァ:
ソプラノとオルガンのための作品集 |
クリステル・デ・メルダー(ソプラノ)
ヤン・ヴァン・モル(オルガン) |
SHANE THOMAS
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ノート・マイ・ドリーム
シェーン・トマス:ジョシュアとルビー/
メロディ・フォー・ナナ/Mrs.マティス/
ニワシドリの踊り/カム・アライヴ/火と水/影/
グランド・ソナタ/ワルツ第1番/レインフォール/
リミニシング/月の光(原曲:ドビュッシー) |
シェーン・トマス(ピアノ) |
7歳でピアノを始めわずか数ヶ月で難しいクラシック曲やスタンダードを弾くようになり、聞いた曲をすぐに演奏するなどの神童ぶりを発揮し、「現代のモーツァルト」と地元メディアで報じられたシェーン・トマス。
モーツァルトのように作曲でも早くから非凡な才能を見せたシェーン・トマスのオリジナル(なんと8歳〜14歳の頃の作品)を収録したアルバム。 |
SMEKKLEYSA
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メロディア 〜 17世紀アイスランドの手稿譜からの音楽 |
アルニ・ヘイミル・インゴルフソン(指揮)
カルミナ室内合唱団 |
カルミナ室内合唱団は14世紀から18世紀のルネサンス・ポリフォニーやアイスランドの手稿譜のレパートリーを得意とするアイスランドの合唱団。フォーク・ソング、賛歌、ポリフォニー、グレゴリオ聖歌など様々な種類のアイスランドの音楽を、アイスランドの歌手、ピリオド楽器奏者たちが現代に伝える。
録音:2006年7月18日−21日 |
WILLOWHAYNE RECORDS
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オー・マイ・ピープル 〜 20世紀&21世紀のア・カペラ作品集 |
マシュー・カン(指揮)
アンティフォン |
フランシス・グライアー:ザ・ロード・ゴーズ・アップ
エリック・ウィテカー:ア・ボーイ・アンド・ア・ガール
マシュー・カン:イン・マヌス・トゥアス*
エドワード・エルガー(ジョン・キャメロン編):ルクス・エテルナ
ジョン・サンダース:ザ・リプローチズ
グレアム・キーチ:オー・ナタ・ルクス*
マシュー・カン:フォーブルドン・マニフィカト*、フォーブルドン・ヌンク・ディミティス*
グレアム・キーチ:オー・サクルム・コンヴィヴィウム*
ポール・キャリー:フィッシング・イン・ザ・キープ・サイレンス*
エリック・メイヤー編曲:私はイエスに共に歩んでほしい*
エリック・ウィリアム・バーナム:フラワーズ・フォー・ジ・オルター*
エドガー・デイ:ホエン・アイ・サーヴェイ・ザ・ワンダラス・クロス
(*=世界初録音) |
エルガーの「Lux Aeterna」やウィテカーの「A
Boy and a Girl」、サンダースの「The Reproaches」などの名作と、多くの世界初録音作品を含む、現代のア・カペラ合唱作品集。
録音:2015年8月19日−21日、エクセター大聖堂聖母礼拝堂(イギリス) |
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バッハ・ファミリーのオルガン作品集 |
マーク・スウィントン(オルガン) |
ヨハン・ベルンハルト・バッハ:チャコーナ
ト長調
ハインリヒ・バッハ:われを憐れみたまえ、おお主なる神よ
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:コラール前奏曲
《イエス、わが喜び》
ヨハン・ミヒャエル・バッハ:2つのコラール前奏曲
ヨハン・セバスティアン・バッハ:シュープラー・コラール集
ヴィルヘルム・フリードマン・バッハ:フーガ
ハ短調
ヨハン・クリスティアン・バッハ(スウィントン編):ソナタ
変ロ長調 Op.5-1
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(スウィントン編):ポロネーズ
ヘ長調
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:ソナタ
ニ長調 Wq.70/5
ヨハン・セバスティアン・バッハ:オルガン小品
BWV.572/1 |
C.P.E.バッハやJ.C.バッハはもちろん、ヨハン・ベルンハルト・バッハやヴィルヘルム・フリードマン・バッハ、ヨハン・ミヒャエル・バッハなどのバッハ一族のオルガン作品を聴き比べることができる好企画。
録音:2015年8月5日−7日 |
<国内盤>
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キング・インターナショナル(LP)
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ただならぬ集中力と緊迫感さえ伝わってくる、1998
年4 月のチョン・キョンファの東京ライヴが遂にLP
で発売!
情熱的で自由な表現でありながら、ピアニストのイタマール・ゴランと一糸乱れぬ演奏には脱帽です。
アンコールを含む1 夜のライヴが再現された、チョン・キョンファのライヴ史上最高の演奏がLPで堪能できます。
今回LP化にあたりアナログテープを新たに作り丁寧にカッティングしております。完全限定プレス。 |
KKC 1056/7
(2LP)
\12000+税
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チョン・キョンファ 衝撃の東京ライヴ第1夜(1998
年4月26日)
KKC 1056(A面)
・シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ
イ長調「二重奏曲」 D.574 Op.162
KKC 1056(B面)
・シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.934 Op.159
KKC 1057(A面&B面)
・シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調
Op.121
KKC 1057(B面)
・J.S. バッハ:G線上のアリア BWV1068-2
・クライスラー:愛の悲しみ
・ポルディーニ(クライスラー編):踊る人形
・ドヴォルザーク:ユモレスク
・ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しい夕暮れ |
チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
イタマール・ゴラン(ピアノ) |
完全限定プレス。チョン・キョンファ1998
年衝撃の東京ライヴが遂にLP で発売!
ライヴ録音:1998年4 月26 日/サントリーホール(東京)/初LP
化、完全限定プレス、日本語帯・解説付
「人々を驚かせたのは彼女の演奏の比類なき燃焼度の高さだった。小柄な東洋の女性が強烈な存在感で舞台を支配する姿に世界が息をのんだのだった。細かいことをあれこれ言うのも愚かしいと思われるほどの、音楽が持つ根源的な力にじかに触れるような衝撃性があったのである。」(許光俊) |
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KKC 1058/9
(2LP)
\12000+税
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チョン・キョンファ 衝撃の東京ライヴ第2夜(1998年4月28日)
KKC 1058(A面)
・J.S. バッハ:G線上のアリア BWV1068-2
・ストラヴィンスキー:協奏的ニ重奏曲
KKC 1058(B面)
・J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番
ニ短調 BWV1004
KKC 1059(A面)
・バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番
KKC 1059(B面)
・ラヴェル:ツィガーヌ
・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
・クライスラー:美しきロスマリン
・クライスラー:中国の太鼓
・ドビュッシー(ハイフェッツ編):美しい夕暮れ |
チョン・キョンフ(ヴァイオリン)
イタマール・ゴラン(ピアノ) |
ライヴ録音:1998 年4 月28 日/サントリーホール(東京)/初LP
化、完全限定プレス、日本語帯・解説付
チョン・キョンファ、衝撃の東京ライヴ第2
夜(1998 年4 月28 日)。当初、プログラムの予定にはなかったG
線上のアリアを冒頭に演奏!
キョンファが愛奏するバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2
番とバルトーク、そしてラヴェルの作品を披露しました。当日演奏会に足を運んでいたポリーニも激賞したと言われている衝撃のリサイタルをLP
で堪能することができます。
「極めつけはバッハのパルティータ第2 番である。彼女は1983
年に同じ曲を弾き、聴衆を金縛りにしたが、この第2
夜はそれを上回ったのである。その時の様子が、このディスクではかなり忠実に再現されているのが何よりも嬉しい。バルトークの切れ味、ラヴェルの自在な表情と蠱惑的な音色も最高である。」(平林直哉) |

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