≪第89号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2016/10/4〜
10/7(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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PROFIL
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グリンカが絶賛、ボロディンも納得
フランツ・クサヴァー・ゲーベル
絶美の室内楽
フランツ・クサヴァー・ゲーベル:
(1)弦楽五重奏曲第8番変ロ長調Op.27
(2)チェロ・ソナタ変ホ長調 |
ホフマイスター四重奏団(1)
デュオ・アラキ&ゼーマン
【マーティン・ゼーマン(チェロ)、
荒木紅(フォルテピアノ)】 |
録音:2015年/アンドレアス教会(ベルリン)/DDD、59’
12”
世界初録音。
フランツ・クサヴァー・ゲーベル(1787-1843)
はドイツの作曲家。ウィーンのレオポルトシュタット劇場の楽長を務めていましたが、1817
年にモスクワへ行き、生涯をその地で過ごしました。
ロシアでは作曲とピアノを教え、孫弟子のアントン・ルビンシテインがいることから、ロシア・ピアノ楽派の祖とも考えられています。彼はチェロも巧く、魅力的なチェロ・ソナタを残しています。その世界初録音が登場。
2002 年創立のホフマイスター四重奏団は、古典派を得意とする弦楽四重奏団。ロシアで活躍したドイツ人のシリーズが好評。同団チェロ奏者のマーティン・ゼーマンが日本のフォルテピアノ奏者・荒木紅と共演したチェロ・ソナタも魅力満点。
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先の弦楽四重奏曲はベートーヴェンよりも優雅、シューベルトを先取りするかのような端正な作風が非常に印象的だった。
世が世なら何らかの形で大作曲家として名をなしていた可能性は十分ありえる。
フランツ・クサーヴァー・ゲーベル、覚えておきましょう。

ゲーベルの弦楽四重奏曲集 世界初録音 |
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ゲーベルの弦楽四重奏曲集 世界初録音
フランツ・クサーヴァー・ゲーベル(1787-1843):
弦楽四重奏曲ニ長調
弦楽四重奏曲変ホ長調op. 27 |
ホフマイスター四重奏団(オリジナル楽器使用)
クリストフ・ハイデマン、
ウッラ・ブンディース(ヴァイオリン)
アイノ・ヒルデブラント(ヴィオラ)
マルティン・ゼーマン(チェロ) |
世界初録音。グリンカが絶賛、ボロディンも納得ゲーベルの弦楽四重奏曲集
録音:2014年7月/シュロス・ノルトハイム=インプスハウゼン(デジタル・セッション)/ステレオ、54’10
1787 年シレジアのブレスラウ近郊フュルステナウに生まれたフランツ・クサーヴァー・ゲーベルは、1843
年にモスクワで歿した作曲家、ピアニストそして指揮者。
ベートーヴェンと個人的に親交のあったゲーベルは、ウィーン古典派、なかでもベートーヴェンの作品に精通していたことで、モスクワ楽壇で重要なポジションを占めていたといわれています。
グリンカが作曲技法を称賛し、ボロディンがロシアの影響を認めたとされるゲーベルの弦楽四重奏曲は、優美で快活なアレグロ、息の長い緩徐楽章に対して、オリジナル楽器使用のアンサンブルの奏でる音色が絶妙な味わい。
ともに世界初録音となります。
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REFERENCE RECORDINGS
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超貴重!極めて少ない!!
モシュコフスキ:管弦楽曲集
(1)たいまつ舞曲Op.51
(2)世界各地からOp.23
【ロシア/ドイツ/スペイン/ポーランド/
イタリア/ハンガリー】
(3)ハバネラOp.65の3
(4)ゆりかごの脇でOp.58の3
(5)劇付随音楽「ドン・ファンとファウスト」Op.56より
【幕間/間奏曲/去来する幻影/メヌエット/
サラバンド/パスピエ】
(6)ゴンドラの歌Op.41(オットー・ランゲイ編)
(7)スペイン舞曲集Op.12
(シャルヴェンカ&フランク編)【全5曲】
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マーティン・ウェスト(指揮)
サンフランシスコ・バレエ管弦楽団 |
オーケストラ曲もいい!モシュコフスキの生気に満ちたカラフルな音楽に酔うひととき。
録音:2014年3月4-5日/スカイウォーカー・サウンド。ルーカス・フィルム社(カリフォルニア)/HDCD、72’
45”
モーリッツ・モシュコフスキ(1854-1925)
は美しく効果的なピアノ曲が多く、隠れたファンの多い作曲家。しかしリリースされるものの大半がピアノで、オーケストラ曲の録音を待つ声が多くありました。それがついに登場します。
モシュコフスキのオーケストラ音楽は、ピアノ協奏曲やヴァイオリン協奏曲で触れることができますが、非常に凝ったオーケストレーションで、大編成でもほとんどユニゾンのない独特な書法が興味深い響きを生み出しています。「たいまつ舞曲」のポロネーズ風のゴージャスの響きに圧倒されます。
モシュコフスキの代表作である4 手連弾のための「スペイン舞曲集」はフィリップ・シャルヴェンカとヴァレンティン・フランクによるオーケストラ版。アルメイダ指揮のデッカ盤がありました。
もうひとつの連弾曲「世界各地から」のオーケストラ版はモシュコフスキ自身によるもので、サンフランシスコ・バレエの振付家アレクセイ・ラトマンスキーが2013
年にバレエ化しました。カラフルな民族色が楽しく、ロシア、ドイツ、スペイン、ポーランド、イタリア、ハンガリーに空想の旅行ができます。
イギリス生まれ、バレエ指揮の第一人者として高い評価を受けるマーティン・ウェスト。サンフランシスコ・バレエ管弦楽団の質的向上に務め、興味深い試みを示しています。

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ANALEKTA
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バロック・トランスクリプションズ
J.S.バッハ:
三重奏曲ロ短調、前奏曲ホ長調 BWV.878、
コラール前奏曲 BWV.659
パーセル:ソナタ ニ長調
ヘンデル:オンブラ・マイ・フ
シュテルツェル:あなたがそばにいてくだされば
ヘンデル:ソナタ ト長調 Op.1-5
パーセル:ホーンパイプ
J.S.バッハ:
トリオ・ソナタ ト長調、コラール前奏曲
BWV.638、
コラール前奏曲 BWV.639、コラール前奏曲
BWV.601、
前奏曲変イ長調 BWV.862
アルビノーニ:アダージョ |
ポール・メルケロ(トランペット)
リュック・ボーセジュール
(オルガン&チェンバロ)
アマンダ・キースマート
(バロック・チェロ) |
MSO首席トランペット、メルケロのバロック・プログラム!
1995年よりモントリオール交響楽団の首席トランペット奏者を務めるポール・メルケロが、カナダ古楽界の名匠リュク・ボーセジュールとのデュオで繰り広げる"バロック・トランスクリプション"。
メルケロが吹き分けるC管のトランペット、A管とB管ピッコロ・トランペットと、ボーセジュールが弾くオルガンとチェンバロとのサウンドのブレンド感が美しい。
2003年の録音。 |
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AN 29878
【旧譜】
\2500
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ターフェルムジーク・バロック管弦楽団のバッハ・プログラム
J.S.バッハ:
カンタータ第170番
《満ち足りた安らぎ、うれしい心の喜び》BWV.170
管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.1067
カンタータ第54番《いざ、罪に抗すべし》
BWV.54
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調
BWV.1060a |
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団
ダニエル・テイラー(カウンターテナー)
ジャンヌ・ラモン(ヴァイオリン)
ジョン・アッバーガー(オーボエ) |
1979年にトロントで設立されたカナダを代表するピリオド・オーケストラ、ターフェルムジーク・バロック管弦楽団(TBO)のバッハ・プログラム。同オーケストラの音楽監督でもあるジャンヌ・ラモン、引く手あまたのカウンターテナー、ダニエル・テイラーなど、ソリスト陣も実力派揃い。
2011年の録音。 |
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AN 28763
【旧譜】
\2500
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プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115 |
ベンジャミン・ベイルマン(ヴァイオリン)
ソヌ・イェゴン(ピアノ) |
2010年のモントリオール国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で第1位に輝き、2016年にメジャーデビューを果たしたアメリカのヴァイオリニスト、ベンジャミン・ベイルマン。コンクールの優勝を記念してレコーディングされたプロコフィエフのソナタ集も、大器の片鱗を感じさせる堂々たる演奏。
2011年の録音。 |
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デュオ・シミリア
ファンタジア 〜 フルートとギターのための音楽
ボルン:カルメン幻想曲/
マルシェリー:双子/
ドップラー:リゴレット幻想曲 Op.38/
ベイカー:エレジー/
ドップラー:ハンガリー田園幻想曲/
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン/
マルシェリー:ワルツ/
ジュナン:椿姫による幻想曲 |
シミリア
〔ナディア(フルート)
アニー(ギター)〕
デニス・ブリュトー(フルート) |
カナダ、ケベックの音楽賞ADISQの受賞歴を持つシミリア(Similia)は、1998年に結成された双子のフルートとギターのアンサンブル。
多彩なプログラムと、双子ならではの抜群のアンサンブルが魅力。
ヴァイオリンとギターという取り合わせのアルバムはときどきあるが、ヴァイオリンとギターが南欧的な明るさを持つのに対し、フルートとギターには中央ヨーロッパの田舎町の素朴さと哀愁のようなものが漂う。
それは彼女たちも当然ご存知のようで、今回のアルバムも幻想的でちょっと童話的。
2005年の録音。

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ET’CETERA
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カプースチン:ピアノ作品集
カプースチン:
ソナタ第1番(ソナタ・ファンタジー) 作品39、
ピアノのためのスケルツォ 作品95、
装身具のような2つのエチュード 作品122
シューマン/リスト:献呈
ショパン:
ノクターン 作品9第2番 変ホ長調、
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
作品22 |
近藤由貴(ピアノ) |
日本のカプースチン弾き、近藤由貴!カプースチンのピアノ・ソナタ第1番!
パリと日本で活躍するピアニスト、近藤由貴のソロ・アルバムが、オランダのエトセトラ(Et'cetera)から登場!
近藤由貴が特に得意とするカプースチンの音楽を中心に、シューマン、ショパンのロマン派の名曲を収録。
録音:2016年6月、パワー・サウンド・スタジオ(アムステルダム)
ものすごい経歴を引っさげて近藤由貴がETCETERAから登場!
ここで一部試聴できます。
https://youtu.be/7NmqDgLHQDk
☆日本語解説付き!
近藤由貴 <プロフィール>
東京藝術大学音楽学部卒業。パリ市立音楽院を審査員満場一致の一等賞で卒業後、パリ・スコラ・カントルム音楽院にて審査員満場一致の称賛付という最高成績でコンサート・ディプロムを取得。
テレサ・リャクーナ国際(仏)、ピアナーレ国際(独)、ブレスト国際(仏)、スクリャービン国際(仏)、日本モーツァルト、東京芸術センターの各コンクールにおいて第1位を受賞。その他、国内外のコンクールにおいて数々の入賞を重ね、日本芸術センター年間最優秀ピアニスト賞を2度受賞。
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アゼルバイジャンのピアノ作品集 |
ナルギズ・アリヤロワ(ピアノ) |
ジョヴダト・ハジエフ:バラード/
カラ・カラーエフ:バレエ音楽「7人の美女」より
最も美しい美女、ワルツ/
アリフ・メリコフ:3つの前奏曲/
アゼル・ルザイエフ:リフセクション/
アクシン・アリザデー:サーガ、悲しいワルツ/
フランギス・アリザデー:ピアノのための音楽/
ヴァギフ・ムスタファザデ:行進曲/
ファラディ・カラーエフ:ムッシュ・ビー・ライン
− エキセントリック/
イスマイル・ハジベヨフ:ヴァトーの精神によるスケッチ/
ジャヴァンシール・グリエフ:ムガームの旋法によるインターリュードを伴う7つの小品/
ファイク・スジャディノフ:バラード・アバウト・ザ・マザーランド
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第11回ピエトロ・アルジェント国際コンクールで第2位を獲得し、アゼルバイジャンの名誉アーティストを宣言された、アゼルバイジャンのピアニスト、ナルギズ・アリヤロワ第2弾は、アゼルバイジャン気鋭の作曲家たちによるピアノ作品集。
レア・ピアノ作品愛好家や新たなレパートリー開拓を求める方にもオススメ。
録音:2016年4月、アムステルダム

石油のおかげで世界有数の金満国家となったアゼルバイジャン。
病院は無料、介護も無料、18歳までは教育費も無料、銀行定期預金の利率はなんと19%。
10年以上前に取引していたときはそういうイメージはなくて、どちらかというと「日本人と取引させてもらって嬉しい」という印象だったが、今は随分変わったのだろう。
そんなアゼルバイジャンのピアノ曲集。ありがたく拝聴させていただきます。
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KTC 1281
【新装再発売】
\2500 →\2290
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テレマンの「無伴奏ヴァイオリンのための12のファンタジア」と
「無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ」をチェロで!
テレマン:
12のファンタジア
(原曲:無伴奏ヴァイオリンのための/
編曲:グリュツバッハ)
ソナタ ニ長調
(原曲:無伴奏ヴィオラダ・ガンバのための/
編曲:スパノゲ) |
ヴィヴィアーヌ・スパノゲ(チェロ) |
ブリュッセル王立音楽院で教鞭を執り、堀米ゆず子との共演でも知られるベルギーの女流チェリスト、ヴィヴィアーヌ・スパノゲ。
テレマンの「無伴奏ヴァイオリンのための12のファンタジア」と「無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ」をチェロで弾いた名盤が新装再発売!
録音:2005年4月、ベルギー
ヴィヴィアーヌ・スパノゲが弾くジョルジュ・エネスコ
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エネスコ:チェロ・ソナタ集
チェロ・ソナタ第2番 Op.26-2
夜想曲とサルタレッロ
チェロ・ソナタ第1番 Op.26-1 |
ヴィヴィアーヌ・スパノゲ(チェロ)
アンドレ・デ・グローテ(ピアノ) |
ヴィヴィアーヌ・スパノゲが弾くジョルジュ・エネスコ。
キャリアの初期から共に活動をしているピアニスト、アンドレ・デ・グローテとのチェロ・ソナタ集がEt'ceteraから。

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タイムラプス |
クゴーニ・トリオ |
ピアソラ:ブエノスアイレスの春、ブエノスアイレスの夏/
ヤン・ヘンドリク・ファン・ダメ:アンリ・デュティユーの思い出による夏のソナタ/
ピアソラ:ブエノスアイレスの秋/
Erik Desimpelaere:Til minne om Kjaerlighet/
ピアソラ:ブエノスアイレスの冬/
Benjamien Lycke:嵐の後に/
ヤン・ファン・ランデゲム:Ling Yow Chee
Chee Chee |
2010年にベルギーで結成された、ピアノ、ヴァイオリン、サックスというユニークな編成による三重奏団、クゴーニ・トリオのデビュー・アルバム。
現代のベルギーの作曲家が書いたクゴーニ・トリオの委嘱作に、ピアソラの名曲を収録。エネルギッシュなパフォーマンス、新しいレパートリーのための情熱を湛えた若きアンサンブルです。 |
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泥棒かささぎ
プーランク:オーボエ・ソナタ/
ラヴェル:ツィガーヌ/
シューマン:3つのロマンス/
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ/
ドヴォルザーク:ユーモレスク/
オーリック:スケルツォ/
ミヨー:音楽練習/
プーランク:ヴィラネル/
ラフマニノフ:ヴォカリーズ |
ペーター・フェルホーエン(ピッコロ)
ステファン・デ・シェパー(ピアノ) |
ピッコロの名手、ペーター・フェルホーエン、名曲をピッコロで奏でるユニークなアルバム!
ペーター・フェルホーエンはロイヤル・フランダース管の首席ピッコロ奏者を務める、ベルギーが誇るピッコロの名手。フランス6人組のプーランクとミヨー、シューマンの「3つのロマンス」やラフマニノフの「ヴォカリーズ」など有名作品のピッコロ・アレンジをフェルホーエンが見事に演奏。フルート関係者、ピッコロ・ファン必聴必見!
2016年3月4日&4月29日の録音。 |
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カルロス・ダマス
シベリウスのヴァイオリンとピアノのための作品を奏でる
シベリウス:
5つの小品 Op.81
ソナチネ Op.80
5つの田園舞曲 Op.106
4つの小品 Op.78 |
カルロス・ダマス(ヴァイオリン)
アンナ・トマシク(ピアノ)
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パリ音楽院でジャクリーン・ルフェーヴルとイヴリー・ギトリスの下でで学んだポルトガルのヴァイオリニスト、カルロス・ダマス。繊細かつ優雅な音色でシベリウスのヴァイオリンとピアノのための作品を奏でる。
2015年10月10日&2016年1月8日の録音。

独特のクセのあるヴァイオリンを聴かせるダマス。さすがギトリスの弟子。
ここではクライスラーが聴ける。
https://youtu.be/drbY8lO_PA4
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LE CHANT DE LINOS
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ロイック・シュネイデル
ヒンデミットの「フルート・ソナタ」では
クリアで美しい音色を披露
シューベルト:
《萎れた花》による序奏と変奏曲 ホ短調
D.802
ライネッケ:フルート・ソナタ《ウンディーヌ》Op.167
カーク=エラート:フルート・ソナタ
Op.121
ヒンデミット:フルート・ソナタ |
ロイック・シュネイデル(フルート)
ステファノス・トモプーロス (ピアノ)
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フランス出身のフルーティスト、ロイック・シュネイデル。エマニュエル・パユやエミリー・バイノンなども入賞歴のある神戸国際フルートコンクールで2009年に第2位入賞、現在はスイス・ロマンド管弦楽団の首席フルート奏者を務めている。
フルートの重要作品であるヒンデミットの「フルート・ソナタ」ではクリアで美しい音色を披露。 |
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ONYX
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ONYX 4178
(2CD/特別価格)
\3800 →\3490
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幻の大チェリストの存在を世界に知らしめるすばらしいアルバム
ラルフ・カーシュバウム
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ&変奏曲全集
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1/
チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2/
チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69/
チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1/
チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2/
ヘンデルの《ユダス・マカベウス〕の
「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲ト長調
WoO.45/
モーツァルトの《魔笛》の
「娘か女か」の主題による12の変奏曲ヘ長調
Op.66/
モーツァルトの《魔笛》の
「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲変ホ長調
WoO.46 |
ラルフ・カーシュバウム(チェロ)
シャイ・ウォスネル(ピアノ) |
ラルフ・カーシュバウム登場!ベートーヴェンのソナタ&変奏曲全集!
国際的なチェリスト、教師として活躍し、ピアティゴルスキー国際チェロ・フェスティバルの芸術監督を務めるアメリカの名チェリスト、ラルフ・カーシュバウムがONYXへ登場!
イスラエルのエリート・ピアニスト、シャイ・ウォスネルとともにイギリス&アメリカで行なわれたベートーヴェン・リサイタル・ツアーの集大成として、2016年3月ロンドン公演の直後にウィグモア・ホールで録音された、楽聖ベートーヴェンのチェロ・ソナタ&変奏曲全集です。
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多くのチェリストを育てた名教師としてその名を知られるラルフ・カーシュバウム。
しかしこれだけの大家でありながらそのCDは極めて少ない。というかほとんど出ていなかった。
今回のONYXのベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集は、この幻(といっていい)の大チェリストの存在を世界に知らしめるすばらしい契機となるだろう。
ラルフ・カーシュバウム(1946年3月4日 -
)は、アメリカのチェロ奏者。
1969年にフィレンツェで開催された第一回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールで優勝、翌年のチャイコフスキー国際音楽コンクールのチェロ部門で六位入賞している。
1970年にヴィグモア・ホールでデビューした時には、ジャクリーヌ・デュ・プレからストラディヴァリウスの名器を貸与された。
1988年から2007年までマンチェスターの国際チェロ音楽祭を主宰し、2012年にはピアティゴルスキー国際チェロ音楽祭を立ち上げた。
2008年から南カリフォルニア大学ソントン校で後進の指導に当たる。

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<メジャー・レーベル>
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DG
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479 6828
(2CD)
\4600→\4190 |
2016年ザルツブルク音楽祭の目玉
アンナ・ネトレプコ
プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」(全曲) |
アンナ・ネトレプコ(マノン・レスコー),
ユシフ・エイヴァゾフ(騎士デ・グリュー),
アルマンド・ピニャ(マノンの兄レスコー),
カルロス・ショーソン(ジェロンテ・デ・ラヴォワール),
ベンジャミン・ベルンハイム(エドモント),
ウィーン国立歌劇場合唱団,
ミュンヘン放送管弦楽団,
マルコ・アルミリアート(指揮), |
2016年ザルツブルク音楽祭の目玉となった公演ライヴ
2016年3月、11年ぶりのリサイタル公演で来日を果たし、その圧倒的な表現力と音楽性で日本の聴衆を虜にした歌姫アンナ・ネトレプコ。9月に発売されたばかりの3年ぶりのニュー・アルバム『ヴェリズモ・アリア集』でも比類ない歌唱を披露しています。
今回のアルバム『マノン・レスコー』の全曲盤は、今年2016年8月のザルツブルク音楽祭でのコンサートをライヴ収録したものです。
『ネトレプコは、自信に満ちており、素晴らしい声、無類の解釈は、彼女の献身の完成度で観客を魅了した。
彼女は現代におけるマノン・レスコーだ』
『ネトレプコの夫であるユシフ・エイヴァゾフの人生を変えた素晴らしい歌唱』
この素晴らしき演奏をCDで体感してください。
【録音】2016年8月, ザルツブルク音楽祭、祝祭大劇場、演奏会形式でのライヴ
ここで8/1のコンサートの模様が少し観られます。
https://youtu.be/zF_7VxjTztA
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479 6724
\2300→\2090 |
今度のバレンボイムはピアノ開発者
低音域と中音域の弦が平行に張られたピアノ・・・
《ダニエル・バレンボイム〜On My New Piano》
1) D.スカルラッティ:ソナタ ハ長調K.159,
2) D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調K.9,
3) D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調K.380,
4) ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲
ハ短調WoO.80,
5) ショパン:バラード第1番ト短調Op.23,
6) リスト:ワーグナーの舞台神聖祝祭劇『パルジファル』からの「聖杯への厳かな行進」S.450,
7) リスト:『詩的で宗教的な調べ』S.173より「葬送行進曲」,
8) リスト:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 |
ダニエル・バレンボイム
(バレンボイム考案の新方式によるグランド・ピアノ) |
バレンボイム考案の新方式によるグランド・ピアノでの初録音!
バレンボイムは、2011年にフランツ・リストが使用したグランド・ピアノのリストア・プロジェクトに参加した際、グランド・ピアノの構造を詳しく調べていくうちに、弦の張り方を変更することでグランド・ピアノの音質が飛躍的に変わるという発想を得ます。
この考えを元にピアノ職人のクリス・メーン氏と共に製作を進めたのです。
従来型のグランド・ピアノの場合、低音域と中音域の弦を左右に交差させているため、交差している上の弦と下の弦との間で干渉を起こし、音が濁ってしまうのです。
そこで、すべての弦が平行にパラレル(ダブルブリッジ)に張ることによって、交差を避けることで、従来型ピアノに比べて抜本的な音色の改善を図ることに成功したのです。
19世紀後半にC. F. セオドア・スタインウェイによって確立された現代のグランド・ピアノは、当時の技術で平行に弦を張るための長いプレートを鋳造することは難しかったため、弦を交差させる構造となっており、その後の技術が発達してもピアノの構造を元から変更しようとするピアノ・メーカーは出現することなく現代に至っていたのです。
それ以前のフォルテ・ピアノ(歴史的ピアノ)では平行に弦は張られていましたが、その純粋で精細な音、現代ピアノの力強さの両方を持ち合わせたグランド・ピアノをバレンボイムは開発、鍵盤も自らの手に合わせて若干狭く作られているそうです。
バレンボイム自身の演奏で、この楽器の魅力が発揮される作品が選曲されています。
【録音】2015年10月、ベルリン、テルデックス・スタジオ
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いわれて見れば確かにそうなんだけど、そういうもんだと思いこんでいた。
ピアノの低音域と中音域の弦は、こんなふうに↓交差している。
だから上の弦と下の弦との間で干渉を起こし、音が濁ってしまう。

その交差をなくし、すべての弦を平行に張ることによって、交差を避ける。
バレンボイムはそういうピアノを作ったわけである。
この映像を観れば少し分かる。
http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-32885683
このピアノの特性を生かした録音が今回のアルバムで聴けるというわけである。これはちょっと興味深い。できれば普通のピアノの録音もあわせて聴いてみたい。

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<国内盤>
イプシロン・インターナショナル
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「TAKAHIRO YOSHIKAWA-CLAUDE DEBUSSY」
ドビュッシー:ベルガマスク組曲、版画、映像第1集・第2集
(1)ベルガマスク組曲 前奏曲 [04:34]
(2)ベルガマスク組曲 メヌエット [04:22]
(3)ベルガマスク組曲 月の光 [05:05]
(4)ベルガマスク組曲 パスピエ [03:51]
(5)版画 塔 [05:37]
(6)版画 グラナダの夕べ [05:54]
(7)版画 雨の庭 [03:56]
(8)映像第1集 水の反映 [05:24]
(9)映像第1集 ラモーを讃えて [06:53]
(10)映像第1集 動き [03:44]
(11)映像第2集 葉陰を漏れる鐘の音 [04:20]
(12)映像第2集 そして月は廃寺に落ちる
[05:26]
(13)映像第2集 金色の魚 [04:25] |
吉川隆弘(ピアノ) |
ミケランジェリ直系のピアニスト吉川隆弘。精密な中に曖昧を見出すドビュッシーの新しい世界!
録音:2015 年11 月、2016 年3 月
ベートーヴェン・アルバムに続く吉川隆弘のイプシロンレーベルからの第2
弾は、ミケランジェリの愛弟子アニタ・ポリーニに学んだ吉川の満を持したドビュッシーです。
ドビュッシーの音楽は雰囲気に重点を置いた演奏が主流である中、このアルバムの吉川隆弘は徹底した楽譜の読み込みと倍音まで操作する多様なタッチ、精緻なペダリングでドビュッシーの意図した音そのものを追求。録音もオンマイクでピアノの生の音が聴かれます。
2016 年 秋公演「吉川隆弘 ピアノ リサイタル」
主催・お問合せ:イプシロン・インターナショナル株式会社
TEL: 03-6421-8131 / E-mail: tokyo@ypsilon-i.com
□ 東京公演 日時:10 月15 日(土)19:00
開演 会場:サントリーホール・ブルーローズ
□ 関西公演 日時:10 月25 日(火)19:00
開演 会場:兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール

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10/6(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALIA VOX
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AVSA 9918
(SACD HYBRID)
\2900 →\2690
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サヴァール最新録音!
「DIXIT DOMINUS〜主は言われた」
ヴィヴァルディ(1678-1741):
「主は言われた」RV 595
モーツァルト(1756-1791):
ディクシット&マニフィカト ハ長調 KV
193
ヘンデル(1685-1759):
主は言われた HWV 232
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マルタ・マテウ、
ハンナ・バヨディ=ヒルト(ソプラノ)
アントニー・ロト・コンスタンツォ(アルト)
櫻田亮(テノール)
フリオ・ザナージ(バス)
ル・コンセール・デ・ナシォン
ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ
マンフレッド・クレーマー
ジョルディ・サヴァール(指揮) |
ジョルディ・サヴァール最新録音!3人の大作曲家による「主は言われた」
録音:2015 年6月1日、バルセロナ/multichannel
ジョルディ・サヴァール最新盤は、3 人の大作曲家による、聖書の「主は言われた」のテキストに基づく作品をまとめたもの。
モーツァルトのKV 193 は、1774年7 月に作曲されたもの。トロンボーン、トランペット、打楽器と弦三部(ヴィオラを除く)という編成は、ザルツブルク大聖堂で演奏するために書かれたことをうかがわせます。厳格なフーガが取り入れられていること、テキストへの忠実な音楽づけなど、青年モーツァルトの教会音楽家としての成熟ぶりがすでに認められる作品です。
ヴィヴァルディの作品では、歌唱陣の歌声を存分に堪能できます。ヘンデルの「主は言われた」は、当時22
歳のヘンデルが書いた若々しさとイタリア的な魅力に満ちており、管弦楽・声楽ともに充実した書法で、高度な緊張を要する名曲です。サヴァール率いるオーケストラのヴィヴィッドな色彩、合唱のうまさは絶品。美しいアンサンブルを堪能できます。

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AURORA
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neoN
クリスティーネ・チョーゲシェン:
Travelling Light 2(巡る光 2)
ヤン・マッティン・スモルダール(1978-):
My Favorite Thing 2(わたしの気に入り
2)
オレン・アンバーチ(1969-)/
ジェームズ・ラシュフォード(1985-):
Monocots(単子葉植物)
アルヴァン・ルシエ(1931-):
Two Circles(ふたつの輪)
ユリアン・スカール(1981-):
Kunsten a Tvile 2(疑う芸術 2) |
Ensemble neoN
カーリン・ヘルクヴィスト(ヴァイオリン)
インガ・ビュルシェラン(チェロ)
エロイーサ・アマライ(ピアノ)
シリエ・アーケル・ヨンセン(ソプラノ)
イーダ・クリスティーネ・ツィマーマン・オールセン
(サクフォソーン)
クリスティーネ・チョーゲシェン(クラリネット)
ユミ・ムラカミ(フルート)
ソールムン・ニュースタバク(ギター)
アーネ・マッテ・ソルリーエン・ホーレン(打楽器)
マグヌス・ロドガール(指揮) |
ジャンルを超えた創作活動を行うアンサンブル・ネオン
録音:2015年12月14日-17日 レインボースタジオ(オスロ)/54’43
Ensemble neoN(アンサンブル・ネオン)は、2008
年、作曲家のヤン・マッティン・スモルダールとユリアン・スカールがオスロのノルウェー音楽アカデミーに学んだ音楽家を集めて結成したグループです。
9 人の器楽奏者、指揮者、そして2 人の作曲家がメンバー。アンサンブルは、音楽やその他の芸術形態の現在の流れを反映する音楽を先頭に立って生み出し演奏することをめざし、視覚芸術、パフォーマンス・アーティスト、インストレーション・アーティストとのコラボレーションといった、ジャンルを超えた創作活動を行っています。
ノルウェー作曲家協会の Auro-ra レーベルがリリースするデビューアルバム『neoN』では、即興、サウンドスケープ(音風景)、ミュージカルシアターから、ポップと「エレクトロニカ」まで、広いジャンルからインスピレーションを受けた作品が5
曲、演奏されます。
オーストラリアのオレン・アンバーチとジェームズ・ラシュフォードの共作、アメリカのアルヴァン・ルシエ、そして、Ensemble
neoN のヤン・マッティン・スモルダール、ユリアン・スカール、クラリネット奏者クリスティーネ・チョーゲシェンの作品。録音セッションは、2015
年12 月、オスロのレインボースタジオでヤン・エーリク・コングスハウグとペール・エスペン・ウーシュフィヨルドがエンジニアリングを担当して行われ、実験的な活動をするシンガーソングライターのイェンニ・ヴァールがライナーノート(英語、ノルウェー語)を執筆しました。 |
MIRARE
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カルロス・メーナ(カウンターテナー)
UNDER THE SHADOW
1.Shall I Sue
2.King Henry
3.Never Come Back Again
4.A Prayer
5.When I am Laid in Earth
6.1080 love
7.Let Me Die Alone
8.White as Lilies
9.Land Of Darkness |
カルロス・メーナ(カウンターテナー)
ジャック・ボー(エレクトリック・ベース、音楽監督)
ディスフォニック・オーケストラ
ガルミナ・セーノウチ(ヴォーカル)
サルヴァトーレ・レイターノ(ハモンドオルガンB3)
オリヴィエ・マガロット(ハモンドオルガンB3)
トーマス・メーダー(サックス)
フアン・ムンギア(ビューグル)
シリル・レガメ(ドラム)
フランシス・ステッセル(ドラム)
デヴィッド・ティクシエ(ピアノ)
アンディ・プパト(パーカッション) |
カルロス・メーナが参加するジャズ・プロジェクト
50’00
ジャック・ボーによって立ち上げられた、クラシックとジャズを融合させた新しいスタイルを探求する「ディスフォニック・オーケストラ」。ジャック・ボー自身もエレクトリック・ベースを弾き、15
年以上にわたりクラシックとジャズの世界で様々なアーティストを共演し多彩な活動していました。
そこに世界的カウンターテナーのカルロス・メーナが加わり、新しいプロジェクトが生まれました。このアルバムは、パーセル、バッハ、モンテヴェルディ、ポルポラ、レグレンツィ、フォーレ、シューマンなどクラシックの作曲家の作品の要素とジャズの要素を混合し、よくある「ジャズ風アレンジ」ではなく、まったく新たな音楽を作り出しています。
特に素晴らしいのは、カルロス・メーナの崇高な歌声が、楽曲に新たな息吹を吹き込んでいます。
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たまゆら
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クリスマス・ファンタジー |
中村愛(ハープ) |
●サルツェード編曲によるクリスマス・キャロル集
ジングル・ベル/牧人ひつじを/「ひいらぎ飾ろう」による演奏会用変奏曲/
天なる神には/天は栄え/荒野の果てに/「もみの木」による演奏会用変奏曲/
世の人忘るな/飼葉の桶で(1)/「神の御子は今宵しも」による演奏会用変奏曲/
「ウェンセスラスはよい王様」による演奏会用変奏曲/ああベツレヘムよ/
我らはきたりぬ/飼葉の桶で(2)/御使いうたいて(グリーンスリーヴス)/
ロンドンデリーの歌/ブラームスの子守歌/聖しこの夜
●クリスマス・ソング集
サンタが街にやってきた/ママがサンタにキスをした/
素晴らしき冬景色/ザ・クリスマス・ソング/
アンダーソン:そりすべり(レイ・プール編)赤鼻のトナカイ/
「クリスマスおめでとう」による変奏曲(スーザン・マクドナルド編) |
中村愛第2弾!まるで天上の響き。ハープが奏でる極上のクリスマス。
録音:2015 年11月18日、2016 年6月13日、7月5日/キング関口台第1スタジオ/59’
00”、192kHz.24bit高音質録音、日本語帯・解説付
「風と愛〜日本のハープ音楽80 年」で注目された中村愛の第2
弾はクリスマス・アルバム。伝説的な名手カルロス・サルツェードが腕によりをかけて編曲したキャロルとクリスマスらしいクラシック名曲をメインに、人気クリスマス・ソングも加え1
枚に集めた最強アルバムです。クリスマスの季節に耳にする曲はほぼ網羅。
ハープの典雅で高貴な響きはクリスマスにぴったりながら、なぜか録音に恵まれず、まさに待望の登場。キラキラと輝く世界はBGM
としても最高の雰囲気を演出してくれます。
カルロス・サルツェード(サルセード)(1885-1961)
はフランス生まれ、ボルドーとパリの音楽院で学び、1909
年にトスカニーニに招かれメトロポリタン歌劇場の首席ハープ奏者を務めました。自身がヴィルトゥオーゾだった彼は、近代ハープ奏法と効果を飛躍的に発展させ、それに基づく魅力的なハープ曲や編曲を多数残しました。ゆえに技巧的で、かつ大きな手の広がりを要求される難曲揃いとなっています。
キャロルの編曲は主に1954-5 年のクリスマス時期に行われ、「ひいらぎ飾ろう」「もみの木」「神の御子は今宵」は華麗な変奏曲となりました。ハープならではのグリッサンドやアルペジオはもちろんながら、鐘やオルゴール、オルガンやリュートを思わす多彩な効果に驚かされます。今年のクリスマスはこれで決まり!
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CHANDOS
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CHAN 10925
(3CD/特別価格)
\4800 →\4390
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完結!
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.3
ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54/
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57《熱情》/
ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78《テレーゼ》/
ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79/
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a《告別》/
ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90/
ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101/
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106《ハンマークラヴィーア》/
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109/
ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110/
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111 |
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ) |
バヴゼのベートーヴェン!第3弾、ソナタ全集完結!
フレンチ・ピアニズムの巨星ジャン=エフラム・バヴゼ。2016年9月16日〜23日にかけて行われたアシュケナージ&オーケストラ・アンサンブル金沢との来日公演ツアーの熱気も冷めやらぬバヴゼの新録音は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集最終巻!(ちなみに、大阪公演ではベートーヴェンのピアノ協奏曲を演奏!)
作品番号順(出版年代順)に3枚組のセットで進むこのベートーヴェン・プロジェクト。最終巻となる第3巻は、「熱情」や「ハンマークラヴィーア」、そして後期三大ソナタを含む円熟期のソナタたち。ラヴェルやドビュッシーなどフランス音楽の名手として名を馳せ、いまやハイドンやベートーヴェン、モーツァルトといった古典派の作品でも世界に名を轟かせるバヴゼが弾く、堂々たるベートーヴェンです。

ジャン=エフラム・バヴゼ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.1・2 |
CHAN 10720
(3CDs/特別価格)
\4800 →\4390
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フランスの名匠ジャン=エフラム・バヴゼ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.1
〜第5番異稿版収録
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.2-1
ピアノ・ソナタ第2番イ長調Op.2-2
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2-3
ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13《悲愴》
ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1
ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1
ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調Op.10-2
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3
★プレスト
★ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1よりフィナーレ(異稿版) |
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ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ) |
作曲年代順にリリースされるバヴゼのベートーヴェン第1集には、「悲愴」を含む1790年代に作曲された10曲のピアノ・ソナタと2つの楽章(異稿版)を収録!
バヴゼはサウサンプトン大学教授でベートーヴェン研究の権威ウィリアム・ドラブキンの協力を得て、「ピアノ・ソナタ第5番」の第3楽章として構想されていた「プレスト」、「終楽章」の異稿版(Longer
Version)も採り入れており、ベートーヴェンが歩んだ「ピアノ・ソナタ第5番」の完成までの道のりを確かめることが出来る。
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CHAN 10798
(3CD/特別価格)
\4800 →\4390
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ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集Vol.2
ピアノ・ソナタ
第11番変ロ長調Op.22/第12番変イ長調Op.26《葬送》/
第13番変ホ長調Op.27-1/第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》/
第15番ニ長調Op.28《田園》/第16番ト長調Op.31-1/
第17番ニ短調Op.31-2《テンペスト》/第18番変ホ長調Op.31-3/
第19番ト短調Op.49-1/第20番ト長調Op.49-2/
第21番ハ長調Op.53《ワルトシュタイン》/
アンダンテ・ファヴォリWoO.57 |
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ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ) |
Chandosデビュー後にドビュッシーのピアノ作品全集で大ブレイクを果たしたフランスの名匠ジャン=エフラム・バヴゼ。
作品番号順(出版年代順)に3枚組のセットで進むこのベートーヴェン・プロジェクト。第2巻は第11番〜第21番、1800年から1805年にかけて出版された中期の作品群。「月光」や「ワルトシュタイン」、「テンペスト」を始め、「葬送行進曲」、「田園」など、過渡期を迎えた楽聖ベートーヴェンの人気ソナタを収録。付録の小品「アンダンテ・ファヴォリWoO.57」は「ワルトシュタイン」の第2楽章として作曲され、「長大すぎる」という理由からソナタからは外されはしたものの、単独で出版され、ベートーヴェン自身も好んで演奏したと伝わる作品。
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アメリカン・モーメンツ
アーサー・フット:
ピアノ三重奏曲第2番変ロ長調 Op.65
コルンゴルト:ピアノ三重奏曲ニ長調 Op.1
バーンスタイン:ピアノ三重奏曲 |
ニーヴ・トリオ
〔アンア・ウィリアムズ(ヴァイオリン)、
ミハイル・ヴェセロフ(チェロ)、
エリ・ナカムラ(ピアノ)〕 |
アメリカ、ロシア、日本の若き才能が集った、アメリカのピアノ三重奏団、"ニーヴ・トリオ(Neave
Trio)"がChandosから登場!
ゲール語で「明るく」、「晴れやかな」といった意味の名前を持つ、フレッシュでアイディアに満ち溢れた若きトリオのChandosデビュー・アルバムは、フット、コルンゴルド、バーンスタインらによる20世紀初期のピアノ三重奏曲集です。 |
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アスペクツ
アンドルー・ヨーク:クイッカン/
ロッシーニ:序曲《アルジェのイタリア女》(サフィル編)/
ダルウィン・ヘンシャル:ウェールズ舞曲第2番(ベイカー編)(世界初録音)/
ヒナステラ(ロペス編):アルゼンチン舞曲集/
カルロス・ラファエル・リヴェラ:クンバ=キン/
デイヴィッド・プリッチャード:ステアーズ/
フィリップ・ホートン:オパールズ/
ミカエル・マリン/パンチ・ブラザーズ:
フリッペン/スーン・オア・ネヴァー(ベイカー編)(世界初録音)/
ジョン・ブランニング:4本のギターのためのエレジー(世界初録音) |
アクアレル・ギター四重奏団 |
マンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで1999年に結成されたギター・アンサンブル、アクアレル・ギター四重奏団(AGQ)のシャンドス専属第5弾!
"アスペクツ"と題されたアルバムは、4本のギターのための作品、アレンジ作品、そしてこのプロジェクトのために書かれた新作を収録し、音楽の多様な側面(Aspects)を描きます。 |
DELPHIAN
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天よ、露をしたたらせ 〜
合唱とサクソフォーンのための待降節聖歌集
ウィアー:天よ、露をしたたらせ/
トッド:おお、ウィスダム/セルトン:おお、アドナイ/
ケーナー:おお、アドナイ/ミクシュ:そのようなバラはない/
ラスボーン:おお、エッセの根よ/
モルナール:おお、ダビデの鍵よ/
ポット:おお、ダビデの鍵よ/アレン:おお、春の日よ/
プレトリウス:いざ来たれ、異邦人の救い主よ/
ウィルソン:おお、万国の王/
ターンブル:おお、エマニュエル/
ジョスカン・デ・プレ:おお、乙女の中の乙女/
オールウッド:おお、乙女の中の乙女 |
シグロ・デ・オロ
パトリック・エイリーズ(指揮)
サム・コーキン(サクソフォーン) |
合唱とサクソフォーンのコラボレーション!若手合唱団が歌う、待降節聖歌集
ロンドンで結成された若手新進気鋭の合唱団、シグロ・デ・オロの待降節聖歌集。スティーヴン・レイトンの下で聖歌隊員として鍛錬を積んだ指揮者、パトリック・エイリーズがシグロ・デ・オロの美しいハーモニーをまとめあげる。
今作は、ジョスカン・デ・プレから現代作品を収録した意欲作。イギリスのサクソフォーン奏者、サム・コーキンとコラボレーションし、合唱とサクソフォーンの新たなハーモニーは関係者必聴!
サクソフォーン奏者のサム・コーキンは2007年に王立音楽アカデミーを卒業し、ソリストだけでなくミュージカルやクラシックのジャンルを超え、スィング・バンドやポップス・バンドなど、世界的に活動の幅を広げ展開をしている。

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DCD 34037
【旧譜】
\2400
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マックスウェル・デイヴィス:合唱作品集
マニフィカトとヌンク・ディミティス《エジンバラ礼拝》
(世界初録音)
3つのオルガン・ヴォランタリー
おお、大いなる神秘 |
マシュー・オーウェンズ(指揮)
エジンバラ・セント・
メアリー大聖堂聖歌隊
マイケル・ボナヴェンチャー(オルガン) |
スコットランドの名門聖歌隊、エジンバラ・セント・メアリー大聖堂が、マシュー・オーウェンズの指揮で歌う、ピーター・マックスウェル・デイヴィス(1934−2016)の合唱作品集。「マニフィカトとヌンク・ディミティス」は世界初録音、マックスウェル・デイヴィスが遺した合唱作品を名門聖歌隊の見事なハーモニーで。
2004年10月−12月の録音。 |
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DCD 34041
【旧譜】
\2400
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ワイズ:合唱作品集
ワイズ:
主の道を整えよ、ああ,勇士たちは、ついに倒れた、
主は私の羊飼い、テ・デウム、神をたたえよ、
その聖所にて神をほめたたえよ、
貧しい者をかえりみる人はさいわいである、
マニフィカト、ヌンク・ディミティス、
シオンの道は悲しみ、醒めよ醒めよ主の腕よ,力を着よ、
私を哀れだと思ってくれ、わたしのために義の門を開け
ギボンズ:
シングル・オルガンのための詩、
オルガンのための詩、イ短調 《詩》
ロック:オルガンのための詩
作曲者不詳:ニ長調 《詩》 、ダブル・ヴォランタリー |
ケンブリッジ・ゴンヴィル・
アンド・キーズ・カレッジ合唱団
ジェフリー・ウェッバー(指揮) |
1348年にゴンヴィル・ホールとして設立され、その後、1557年にジョン・キーズによって再設立されたケンブリッジ大学のカレッジの1つであるゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ。今作はセント・ポール大聖堂の少年合唱隊の指導者でもあったマイケル・ワイズ(c.1648−1687)の合唱作品集。
2007年6月&7月の録音。 |
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DCD 34042
【旧譜】
\2400
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ソング・オブ・ソングス
ウォルトン:汝の心に封印をするように/
ブージニャック:私の親しい美しい人よ/
スケンプトン:ライズ・アップ,マイ・ラヴ(世界初録音)/
ジャクソン:わたしはシャロンのばら(世界初録音)/
グリア:私の恋人は私のもの/
ダンスタブル:貴女は何と美しく/
パレストリーナ:彼は私のくるみの園に降りて行った/
ヴィクトリア:私は急ぎ、市民を包囲しよう/
ダニエル=ルシュール:ソロモンの雅歌 |
ラウディバス
マイク・ブリューワー(指揮) |
ヴォーン・ウィリアムズの演奏に定評があり、英国音楽を得意とする合唱団、ラウディバス。この「ソング・オブ・ソングス」はダンスタブルやパレストリーナなどのルネサンス期の作品から近代合唱作品、2曲の世界初録音を収録した意欲作。2006年1月の録音。 |
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フランシス・ジャクソン:合唱作品集
ミサ曲 《神の御母》 Op.72/おお、救いの犠牲よ
Op.115/
大いなる秘跡 Op.118/父なる神への讃歌 Op.147/2/
降臨節のための3つのキャロル Op.73/
イブニング・サービス変ロ短調 Op.149 《トマス・ウィールクスへのオマージュ》/
おお,慈愛深き Op.36/
サン ・ フランチェスコの祈り Op.61/Thanks
be to the Lord Op.133 |
エクソン・シンガーズ
マシュー・オーウェンズ(指揮) |
イギリスのコンポーザー=オルガニスト、フランシス・ジャクソン(1917ー)の合唱作品集。ウェルズ大聖堂とチルコットの合唱作品が話題となったマシュー・オーウェンズの手腕に期待。
2006年1月の録音。 |
<国内盤>
<映像>
EURO ARTS(映像)(4Kブルーレイ)
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2015年ザルツブルク音楽祭「フィガロの結婚」
オペラ初の4Kブルーレイがリリース!
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」
ボーナス:デジタル・オペラ・ガイド
(日本語字幕付) |
ルカ・ピサローニ(アルマヴィーヴァ伯爵/バス・バリトン)
アネット・フリッチュ(伯爵夫人/ソプラノ)
アダム・プラチェツカ(フィガロ/バリトン)
マルティナ・ヤンコヴァ(スザンナ/ソプラノ)
マルガリータ・グリシュコヴァ(ケルビーノ/
メゾ・ソプラノ)
アン・マレー(マルチェリーナ/メゾ・ソプラノ)
カルロス・ショーソン(ドン・バルトロ/バス)
パウル・シュヴァイネスター(ドン・バジリオ/テノール)
フランツ・ズッパー(ドン・クルツィオ/テノール)
クリスティーナ・ガンシュ(バルバリーナ/ソプラノ)
エリック・アンスティーネ(アントニオ/バス)
ダン・エッティンガー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
エルンスト・ラッフェルスベルガー(合唱指揮) |
* 再生にはUltra HD Blu-ray 対応再生専用プレイヤーが必要です。
2015 年ザルツブルク音楽祭「フィガロの結婚」オペラ初の4Kブルーレイがリリース!「高画質」「高音質」フルハイビジョンの4倍の解像度!
演出:スヴェン=エリック・ベヒトルフ/装置:アレックス・イールズ/衣裳:マルク・ブーマン/照明:フレデリック・ロム/ドラマトゥルギー:ロニー・ディートリヒ/
収録:2015年8月9日ハウス・フォー・モーツァルト、ザルツブルク音楽祭2015、ライヴ/映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ
ULTRA HD 16:9、音声:PCM Stereo、DTS-HD
Master Audio(24bit/96kHz:High-Res Audio)、リージョン:All、190分、原語:イタリア語、字幕:英独仏伊西日
4K ブルーレイことUltra HD Blu-ray(UHD BD)。大手ハリウッドスタジオが大作映画を続々とUHD
BD 化し、UHD BD プレイヤーも国内販売が開始され、2016
年は「4K ブルーレイ時代」の幕開けとも言われています。
その注目のフォーマットにEURO ARTS が挑戦、UHD
BD 初のオペラ作品がこの度発売されます。
4K ブルーレイとは、CD やDVD、ブルーレイ・ディスクなどと同じ、直径約12cm
のディスクメディアです。記録容量は片面2 層で最大66GB、片面3層で最大100GB。従来のブルーレイに採用されている「MPEG-4
AVC/H.264」に比べて約2 倍の圧縮効率を実現した映像圧縮方式「HEVC/H.265」によって、ブルーレイが採用するフルハイビジョン(1920
× 1080 ピクセル)の4 倍の解像度(3840 ×
2160 ピクセル)の映像を記録することができます。
2013 年からスヴェン=エリック・ベヒトルフの演出で始まったモーツァルトのダ・ポンテ・オペラ三部作の締めくくりとなる「フィガロの結婚」。2010年から東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者をとして日本でもおなじみのダン・エッティンガーが、ザルツブルク音楽祭でオペラ初登場。バレンボイムの秘蔵っ子として、2003
年から2008 年までベルリン国立歌劇場カペルマイスター兼音楽監督助手を務めていた俊英です。
モデル並みの恵まれた容姿をもつルカ・ピサローニ、ドラマティックな声と表現力で注目の美人ソプラノ、アネット・フリッチェ、ウィーン国立歌劇場を中心に活躍するプラハ出身のアダム・プラチェツカ、チューリヒ歌劇場を拠点に古楽でも活躍中のソプラノ、マルティナ・ヤンコヴァ、2012
年のウィーン国立歌劇場日本公演でも同役を歌い大絶賛され、2016
年も来日予定のマルガリータ・グリシュコヴァなど充実の歌手陣で楽しむことができます。
スヴェン=エリック・ベヒトルフの細部まで丁寧に作りこんだ演出、オーソドックスな中にも洗練された舞台装置で新鮮な印象を与えます。
また本ディスクの特徴として、上演の舞台裏を収めた「デジタル・オペラ・ガイド」を収録。スヴェン=エリック・ベヒトルフによる作品解説をご覧いただけます(日本語字幕付)。
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10/5(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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COVIELLO CLASSICS
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COV 91618
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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ボッシュによるドヴォルザーク・シリーズ第5弾
ついに「新世界より」
ドヴォルザーク:
交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
交響詩「真昼の魔女」Op.108 |
マルクス・ボッシュ(指揮)
ニュルンベルク州立フィルハーモニー |
ボッシュによるドヴォルザーク・シリーズついに「新世界より」が登場ボッシュの巧みな手腕が光る
録音:2015年ライヴ/Multichannel &
Stereo、55’57
マルクス・ボッシュが、2011 年から音楽監督を務めているニュルンベルク州立フィルハーモニーと共に取り組んでいるドヴォルザークのシリーズ第5
弾は、最も有名で最も演奏機会の多い作品である交響曲第9
番。
1892 年9 月、ドヴォルザークは、ニューヨーク・ナショナル音楽院の院長としてアメリカに渡りましたが、この時影響を受けた黒人霊歌などが作品には大きな影響を与えており、その代表作がチェロ協奏曲、弦楽四重奏曲「アメリカ」であり、この交響曲第9
番「新世界より」です。
ドヴォルザークはアメリカ近代音楽の創始者とも評され、1893
年12 月16 日に行われた初演は大成功をおさめました。アメリカ音楽の影響がはっきりと見られますが、根底にはチェコ音楽の色合いが残っているドヴォルザーク特有の旋律と自身の形式の集大成ともいえる作品です。マルクス・ボッシュは、巧みなフレージングの処理、堂々としたスケール感と表情付けの巧さが際立つ演奏を展開しています。
カップリングには、交響詩「真昼の魔女」。ドヴォルザークは、交響曲9
曲を書いた後、集中して交響詩を4 曲完成させています。
「水の精」「真昼の魔女」「金の紡ぎ車」「野鳩」は、いずれもチェコの詩人エルベンの詩に触発されて書かれ、チェコの民話に基づいたストーリーを巧みな表現力で生き生きと描いています。
「真昼の魔女」は、楽しく遊んでいた子どもが急に機嫌が悪くなり、母親が子ども叱って恐ろしい魔女を呼ぶと脅かすのですが、本当に魔女が現れ、不気味な踊りを踊り、果てはその子どもを殺してしまうというゾッとする話。ボッシュはこのシリーズで交響曲とともに、この交響詩にも取り組んでおり、「真昼の魔女」も子ども、母親、魔女のそれぞれの主題を見事な音楽描写で聴かせています。
ボッシュ/ドヴォルザーク・シリーズ
旧譜4タイトル |
COV 31212
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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マルクス・ボッシュ&ニュルンベルク州立フィル
ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調op.70
交響曲第3番変ホ長調op.10 |
ニュルンベルク州立フィルハーモニー
マルクス・ボッシュ(指揮) |
第7 番は新ベーレンライター原典版による“アンダンテ”の世界初録音
録音:2012 年2 月16-18 日ニュルンベルク、マイスタージンガーハレ(ライヴ)/DDD、マルチチャンネルステレオ、73’35”
2011 年よりボッシュが音楽総監督を務めるニュルンベルク州立フィルハーモニーを率いて取り組む第1
弾は、第9 番や第8 番とならんでドヴォルザーク好きのあいだで人気の高い「第7
番」と、ドイツ古典派とロマン派からの影響もまだ濃厚で、変則的な3
楽章形式も特徴的な「第3 番」の組み合わせ。ブルックナーの録音でボッシュは使用楽譜の選択に際して、初稿を採用した第1
番から第4 番、ベンヤミン=グンナー・コールスら校訂による復元稿のフィナーレを収めた4
楽章版による第9 番という具合に、最新の研究成果の導入に積極的な姿勢がうかがえました。
ボッシュはドヴォルザークにも同様のスタンスで臨んでいるようで、第7
番ではジョナサン・デル・マー校訂による新ベーレンライター原典版のスコアを採用。
第2 楽章が現行のポーコ・アダージョからアンダンテ・ソステヌートに変更されているのも注目されるところです。
1922 年に現在の形になったニュルンベルク州立フィルハーモニーは、その起源を1377
年に存在記録がある、ニュルンベルク市の楽団にまで起源を遡るといわれ、バイエルン州でバイエルン州立歌劇場に次ぐ規模を誇る歌劇場専属のオーケストラ。オペラ上演と並行して、年8
回のオーケストラ・コンサートのほか、子供向けコンサートなど多くの企画を提供しており、1988
年にクリスティアン・ティーレマンがドイツ国内最年少で音楽総監督に就任したことでも知られます。 |
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COV 31316
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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マルクス・ボッシュ&ニュルンベルク州立フィル
ドヴォルザーク:
交響詩「水の精」op.107, B195 (19’40”)
交響曲第6番ニ長調op.60, B112 (44’37”) |
ニュルンベルク州立フィルハーモニー
マルクス・ボッシュ(指揮) |
ボッシュによるドヴォルザーク・シリーズ、湧き上がる生命力と弾けるリズム、第2弾は交響曲第6番&交響詩「水の精」
録音:2013 年5 月16-18 日/ニュルンベルク、マイスタージンガーハレ(ライヴ)/DDD、マルチチャンネルステレオ、64’21”
SACD ハイブリッド盤。ブルックナーの交響曲シリーズで一躍注目を浴びたマルクス・ボッシュが、2011
年より音楽総監督を務めるニュルンベルク州立フィルハーモニーを指揮して取り組むドヴォルザーク・シリーズの第2
弾。
ドヴォルザークの交響曲で最初に出版された第6
交響曲は、同じ調性で書かれたブラームスの第2
交響曲の影響が両端楽章に色濃いとされるいっぽうで、ボヘミア地方固有の民俗舞曲フリアントの形式による第3
楽章などの魅力的な場面にも事欠かないことから、9
つある交響曲のうち、近年では最後の3曲に次ぐ人気を獲得する傾向にあるようです。
交響曲の前に置かれた交響詩「水の精」は、民間伝承や民話の研究で知られたチェコの国民詩人、カレル・ヤロミール・エルベン(1811-1870)のバラードに触発されて書き上げられた一篇で、ホラー映画顔負けの題材の尋常ならざる猟奇・残虐・凄惨ぶりでも有名。幻想的な美しさを湛えつつも、筋立てに沿ってスリリングかつ激しく起伏の富んだ内容となっています。
これまでにもオーケストラのたしかな統率力、楽譜の読み込みの深さで実績を示してきたボッシュのアプローチは、作品の魅力をていねいに掘り起こそうとするもので、交響曲共々おおいに出来ばえには期待が持てそうです。
1922 年に現在の形になったニュルンベルク州立フィルハーモニーは、その起源を1377
年に存在記録がある、ニュルンベルク市の楽団にまで遡るといわれ、バイエルン州でバイエルン州立歌劇場に次ぐ規模を誇る歌劇場専属のオーケストラ。1988
年にクリスティアン・ティーレマンがドイツ国内最年少で音楽総監督に就任したことでも知られ、オペラ上演と並行して、年8
回のオーケストラ・コンサートのほか、子供向けコンサートなど多くの企画を提供しています。 |
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COV 91512
(SACD HYBRID)
¥2600 →\2390
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ボッシュによるドヴォルザーク・シリーズ
交響曲第5番と「野ばと」
ドヴォルザーク:
交響詩「野ばと」Op.110、交響曲第5番ヘ長調Op.76 |
マルクス・ボッシュ(指揮)
ニュルンベルク州立フィルハーモニー |
ボッシュによるドヴォルザーク・シリーズ。卓越した描写力が発揮されたドヴォルザークの「田園交響曲」と「野ばと」
録音:2015年2月20日マイスタージンガーハレ、ニュルンベルク(ライヴ)/58’14
マルクス・ボッシュが2011 年から音楽監督を務めているニュルンベルク州立フィルハーモニーとのドヴォルザーク・シリーズ。
交響曲第5 番は中期の傑作とは言われてはいますが、知名度や演奏機会は多くはありません。ボヘミアの風景を表現した独特の哀愁をもち、ドヴォルザークの「田園交響曲」とも呼ばれています。
目の前に田園風景が広がるような第1 楽章冒頭の木管の旋律、第2
楽章の憂いのある旋律、複雑なリズムをつないでいく第3
楽章、そして、きっちりとした構成、はっきりとしたコントラストで緊張感を高めている終楽章は、ブラームスを思わせる重厚感。楽譜を丁寧に読み込み、集中して作り上げるボッシュの手腕は見事。ボヘミアの朴訥とした自然賛歌を高らかに歌い上げています。
一緒に収録されているのが交響詩「野ばと」。この作品は、ドヴォルザークがアメリカからの帰国後、チェコの詩人カレル・ヤロミール・エルベンの詩集「花束」から着想を得て、「水の精」、「真昼の魔女」、「金の紡ぎ車」、そして「野ばと」の4
つの交響詩が作曲されました。その題材の残忍さから「殺人交響詩」としても知られています。その中で最後の交響詩が「野ばと」。5
つの部分からなり、それぞれのストーリーに沿った音楽が展開されていきます。夫を亡くした女の偽りの涙から音楽は始まり、ボッシュの物語への感情移入が音楽をますます雄弁にし、ゾクゾクするような演奏を聴かせてくれます。
バイエルン州立歌劇場に次ぐ規模を誇る歌劇場専属のオーケストラであるニュルンベルク州立フィルハーモニー。1988
年にクリスティアン・ティーレマンがドイツ国内最年少で音楽総監督に就任したことでも知られます。 |
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COV 91412
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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ボッシュのドヴォルザーク傑作交響曲第8番
ドヴォルザーク:
交響曲第4番ニ短調作品13
交響曲第8番ト長調作品88 |
マルクス・ボッシュ(指揮)
ニュルンベルク州立フィルハーモニー |
76’50
マルクス・ボッシュが、2011 年から音楽監督を務めているニュルンベルク州立フィルハーモニーと共に取り組んでいるドヴォルザークのシリーズ第3
弾。
収録曲は、ドヴォルザクークの初期の作品、交響曲第4
番と後期の傑作交響曲第8 番。
ドヴォルザークが作曲をはじめた当時、ドイツの音楽界ではワーグナー派とブラームス派の対立が激化していた時代でした。ワーグナーやリストの音楽に感動したドヴォルザークの初期の作品は、ワーグナーの影響を受けた管弦楽法が明らかに現れています。この交響曲第4
番は、ワーグナーの影響から離れ後期の作風にうつる過渡期の作品と言えるでしょう。古典的な構成とドヴォルザーク特有の美しい旋律が随所に現れています。
交響曲第8 番は、知名度としては第9 番「新世界より」に劣りますが、楽曲の完成度はむしろそれ以上の充実したドヴォルザークの作曲技法が盛り込まれた作品。第1
楽章の雄大さ、第2 楽章の独創性、さらに第三楽章ではブラームスも惚れ込んだドヴォルザークの旋律美が満載で、メランコリックな旋律心ゆくまで堪能できます。フィナーレでは変奏曲のスタイルで力強く展開し、輝かしく一気に終結部へと進んでいきます。
ボッシュは、作品に対する洞察力、そしてそれを構築するちからに優れており、これまでのブルックナーやドヴォルザークの演奏同様に今回収録された2
作品も見事な構成力に脱帽です。さらにドヴォルザークの美しい旋律を伸びやかに優美に歌わせることができるのも印象的です。
バイエルン州立歌劇場に次ぐ規模を誇る歌劇場専属のオーケストラであるニュルンベルク州立フィルハーモニー。1988
年から1992 年までクリスティアン・ティーレマンが音楽総監督を務めていたことでも知られています。
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COV 91610
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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ノリントンが管組第2番を振る
ルーランドによるバッハとペンデレツキ
J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067*
ペンデレツキ:
フルートと室内管弦楽のための協奏曲(1992)**
J.S.バッハ:
無伴奏フルートのためのソナタ ハ長調BWV1033
J.S.バッハ:
無伴奏フルートのためのパルティータ
イ短調BWV1013 |
タティアナ・ルーランド(フルート)
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)*
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)**
シュトゥットガルト放送交響楽団
クリスチャン・シュミット(ハープシコード)* |
ノリントンが管組第2番を振る。シュトゥットガルト放送響の首席フルート奏者ルーランドによるバッハとペンデレツキ
Multichannel & Stereo、69’54
シュトゥットガルト放送交響楽団の首席フルート奏者タティアナ・ルーランドによるバッハとペンデレツキ。
バッハの管弦楽組曲で最も有名な第2 番は、フルートがソロ楽器のように活躍するフルート協奏曲のような作品。親しみやすいメロディー、フルートが軽やかに動き回り、フルーティストとしての見せ場が満載。
タティアナ・ルーランドの明るさと爽やかさが際立った演奏が魅力。そして指揮者には、シュトゥットガルト放送交響楽団の名誉指揮者であるサー・ロジャー・ノリントン。ノリントンらしいテンポ設定とアクセントのメリハリのある音楽が展開されています。
カップリングされているのは、ペンデレツキのフルートと室内管弦楽のための協奏曲。作曲技法を駆使した現代音楽独特の緊張感が漂う作品。この指揮を担当するのは、ミュンヘン室内管弦楽団の音楽監督および首席指揮者を務めるアレクサンダー・リープライヒ。1968
年レーゲンスブルク生まれ、アバドとギーレンの薫陶を受け、幅広いジャンルの音楽を数多く手がけてきた柔軟な指揮者。
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CHANDOS
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CHSA 5176
(2SACD HYBRID)
\6000 →\5490
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アンドルー・デイヴィスによる「メサイア」
"ニュー・コンサート・エディション"
ヘンデル:オラトリオ《メサイア》
(アンドルー・デイヴィスによる
ニュー・コンサート・エディション) |
アンドルー・デイヴィス(指揮)
トロント交響楽団
トロント・メンデルスゾーン合唱団
エリン・ウォール(ソプラノ)
エリザベス・デション(メゾ・ソプラノ)
アンドルー・ステイプルズ(テノール)
ジョン・レリア |
アンドルー・デイヴィスによる「メサイア」"ニュー・コンサート・エディション"登場!
英国の名匠、サー・アンドルー・デイヴィスの新録音は、ヘンデルの名作「メサイア」の"ニュー・コンサート・エディション"という大注目の新譜が登場!
アンドルー・デイヴィスが桂冠指揮者を務めるカナダの名オーケストラ、トロント交響楽団とトロント・メンデルスゾーン合唱団を指揮した新たなメサイアは、アンドルー・デイヴィス自身の校訂によるもので、管楽器やマリンバを含むパーカッションも加わったモダン・シンフォニー・オーケストラと合唱団に最適な編成を実現。トロント交響楽団とは約20年ぶりの録音となるアンドルー・デイヴィスの"新たな"「メサイア」にご期待ください!

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ヒナステラ:管弦楽作品集 Vol.2
ピアノ協奏曲第2番*
バレエ音楽《パナンビ》† |
ファンホ・メナ(指揮)
BBCフィルハーモニック
シャイン・ワン(ピアノ)*
マンチェスター室内女声合唱団† |
【生誕100周年記念】メナのヒナステラ第2弾!ピアノ協奏曲第2番収録!
ジャナンドレア・ノセダの後任としてBBCフィルハーモニックのチーフ・コンダクター(首席指揮者)に就任し、母国スペインの音楽を発掘する「ラ・ムジカ・デ・エスパーニャ」シリーズで好評を博しているスペイン人マエストロ、ファンホ・メナ。
スペインだけでなくラテン・アメリカのプログラムも開拓しており、前作(CHAN
10884)は英グラモフォン誌でEditor's Choiceに選ばれるなど絶賛されたヒナステラの管弦楽作品集も早速の第2弾が登場!
「アメリカのピアノ協奏曲集(CHSA 5128)」や「チャイコフスキー&ハチャトゥリアン(CHSA
5167)」で成功したアメリカのピアニスト、シャイン・ワンが弾くのは、ヒナステラの知られざるピアノ協奏曲第2番。そして、マンチェスターの女声合唱団が加わるエキゾチックな初期のバレエ音楽「パナンビ」。生誕100周年を記念してスタートした、アルゼンチンの偉大な作曲家の音楽にご注目ください!
レア・ピアノ・コンチェルト・ファンも必聴!
☆ファンホ・メナ 2017年来日公演情報!
2017年1月13日(金)&14日(土) NHKホール
ファリャ:三角帽子/ロドリーゴ:アランフェス協奏曲、他(NHK交響楽団、ギター:カニサレス)
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NIFC
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"ピリオド・ピアノ"によるグリーグのピアノ協奏曲!
グリーグ:
ピアノ協奏曲イ短調 Op.16/
アリエッタ Op.12-1/鐘の音 Op.54-6/
小川 Op.62-4/家路 Op.62-6/
郷愁 Op.57-6/詩的な音の絵第4番イ長調
Op.3-4/
海の永遠の動きをあなたは知らない Op.52-3/
夏の夕べ Op.71-2/春に寄す Op.43-6/
夏の夕べ Op.71-2/ハリング Op.47-4/
バラード ト短調 Op.24 |
アレクセイ・ズーエフ(ピリオド・ピアノ)
ケネス・モンゴメリー(指揮)
18世紀オーケストラ |
"ピリオド・ピアノ"によるグリーグのピアノ協奏曲!ロシアのヴィルトゥオーゾと18世紀オーケストラ!
ポーランド、ショパン・インスティテュート(NIFC)から話題必至の大注目新譜、"ピリオド・ピアノ"によるグリーグのピアノ協奏曲が登場!!
鬼才リュビモフの弟子であり、ロシアン・ピアノ・スクールの次代を担うヴィルトゥオーゾ、アレクセイ・ズーエフと、"ブリュッヘン後"を歩み始めた18世紀オーケストラ。
2014年の「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭での両者の共演により、ピリオド・ピアノとグリーグとの邂逅が実現!
ショパン・インスティテュートのピリオド・ピアノから響くグリーグのピアノ協奏曲が、モダンピアノの演奏とも一線を画す新鮮で斬新な印象を与えてくれるに違いない。
アレクセイ・ズーエフ 〜 1982年、サンクトペテルブルク出身のピアニスト。サンクトペテルブルク国際プロコフィエフ・コンクール、ロンドン国際ピアノ・コンクール、スヴャトスラフ・リヒテル国際ピアノ・コンクール、ゲザ・アンダ国際ピアノ・コンクールでの入賞歴を持つ実力者。
師であるアレクセイ・リュビモフとの共演も多く、ロシアン・ピアノ・スクールの伝統を受け継ぐヴィルトゥオーゾとして期待されている。
ピリオド・ピアノ/エラール1849年製&プレイエル1854年頃製
※録音:2014年8月29日(Op.216)、2016年3月18日−19日、ワルシャワ(ポーランド)

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BION RECORDS
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「セレナード・アンテロンピュ」
〜フランス音楽(1875-1932)のオリジナル編曲による
(1)(2)シャブリエ : 10の絵画的小品 (村の踊り/牧歌)
(3)-(5)ビゼー : 子供の遊び (ラッパと太鼓/独楽/舞踏会)
(6)(7)フォーレ : 歌曲 作品7&16(夢のあとに/子守歌)
(8)-(12)ドビュッシー : 前奏曲集 第一巻
& ファリャ : 恋は魔術師
雪の上の足跡(ドビュッシー)/恐怖の踊り(ファリャ)/
中断されたセレナード(ドビュッシー)/
火祭りの踊り(ファリャ)/亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
(13)ラヴェル : クープランの墓 (プレリュード)
(14)-(16)サティ : 最後から二番目の思想
(I.牧歌/II.朝の歌/III.瞑想)
(17)-(21)プーランク : 村人たち
(I.チロル地方のワルツ/II.スタッカート/III.田舎風に/
IV.ポルカ/V.コーダ)
(22)サティ :ジムノペディ第1番(編曲 :
ジャック・ガンダール) |
ベドリッシュ弦楽四重奏団:
【ジャック・ガンダール(Vn.1)、
長谷川 彩(Vn.2)
ジュリアン・ガバン(Va.)、
オレリアン・サブレ(Vc.)】 |
「クラシックの裾野を広く」をモットーに活動するフランスの「ベドリッシュ弦楽四重奏団」デビュー盤!弦楽四重奏で奏でるフランス近代音楽小品集
録音:2015 年4 月、フランス・パリ [49 :45]/デジパック仕様・日本語オビ・解説付き
2002 年の結成以来、伝統的なクラシックの演奏会に加えて多様な企画を打ち出して幅広い層の聴衆を惹きつけているフランスの「ベドリッシュ弦楽四重奏団」。
日本デビュー盤となる当CDでは、フランス近代を彩ったピアノや歌・管弦楽のための小品を当団第一ヴァイオリン奏者ジャック・ガンダールによる秀逸なオリジナル編曲で全22
曲収録。
ドビュッシーやフォーレらの耳慣れたメロディーから、ラヴェルやビゼーの躍動するリズム、サティやシャブリエ、プーランクらの瀟洒な響きまで、入念なアレンジがフランスの誇る珠玉の小品に新境地を拓く一方、精細で着想に満ちた演奏は、作品の繊細さ・明澄さ・精神性を見事に再構築し、最後には、これらの曲はまるで弦楽四重奏のために書かれたのではないかと思わせるほど。ラジオ・フランスでたびたび紹介され生演奏も放送された他、フランス大手の雑誌「l’Obs」や「Classica」でも高評を得た。
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GENUIN
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GEN 16437
(2CD)
\4600 →\4190
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イローナ・テン=ベルグ(Vn)
「偉大な芸術家の思い出」〜ピアノ三重奏曲集
CD1)
チャイコフスキー:
ピアノ三重奏曲イ短調 Op. 50 「偉大な芸術家の思い出」
CD2)
ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第2番ニ短調Op.9
ゴリデンヴェイゼル:ピアノ三重奏曲ホ短調Op.31 |
ミヒャエル・シェーファー(Pf)
イローナ・テン=ベルグ(Vn)
ウェン=シン・ヤン(Vc) |
バイエルンの名手トリオによるロシアのピアノ三重奏曲集
録音:2015 年3 月&10 月、CD1:50’08、CD2:82’28CD2:82’28
「GENUIN」の看板アーティストとしてお馴染イローナ・テン=ベルグとミヒャエル・シェーファーのコンビに、24
歳にして、バイエルン放送交響楽団の首席チェロ奏者に就き、現在はソリストとして活躍するウェン=シン・ヤンという実力派3
人による“ピアノ三重奏曲集”。
“ルービンシュタインに捧げたチャイコフスキー”、“チャイコフスキーに捧げたラフマニノフ”、そのラフマニノフの「ピアノ三重奏曲第2
番」の校訂を行った“作曲家ゴリデンヴェイゼル(1875-1961)がラフマニノフに捧げたピアノ三重奏曲”という、脈々と繋がる哀愁の「ピアノ三重奏曲」を収録。
イローナ・テン=ベルクは、19 歳でバイエルン国立管弦楽団のコンサート・ミストレスに就任、さらにバイエルン放送交響楽団のコンサート・ミストレスも務めた名手。

旧譜
GENUIN イローナ・テン=ベルク
レスピーギ:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
イローナ・テン=ベルクの名盤。
レスピーギといえばその淡いヴァイオリン曲。
そのすり寄ってこないクールな響きがたまらない。
とくに気に入っているのは「レスピーギが編曲したバロックのヴァイオリン・ソナタ集」・・・
確かに「リュートのための古風な舞曲とアリア」のような甘く美しい曲は入っていないのだが、とてもいい。
バロック作品は、概して名旋律がある曲は少なく、放っておくとスルスル流れて終わり、というようなことが多い。
今回レスピーギが編曲したのも大体においてそう。
そんなすごい名曲は入ってない。
なのだけれど、端整で気品あるこれらの作品が、堂々とした現代作品として美しく蘇って響いてくるとなぜか「名旋律」はないのに心が動かされる。
腰を落ち着けて「さあ、聴くぞー!」というのではなく、ちょっと時間があるとき聴くにはピッタリだなあと思って、結局このアルバムばかり何度も聴いてきた。
何度聴いても妙にベタベタと卑近にならないからいやにならない。
水のように流れていって、でもさりげなく親しい。
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「変容」〜
グラズノフ、グバイドゥーリナ、
フィルソヴァ、ショスタコーヴィチ
(1)アレクサンドル・グラズノフ:
サクソフォン四重奏曲Op.109
(2)ソフィア・グバイドゥーリナ:
トランスフォーメーション(変容)
(3)エレーナ・フィルソヴァ:夜
(4)ドミトリ・ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲のための2つの小品
(編曲:アンネグレート・シュミードル) |
ソニック・アート・サクソフォン四重奏団:
【ルート・フェルテン(ソプラノSax)、
アレクサンダー・ドロシュケヴィッチ
(アルトSax、タムタム)、
エイドリアン・トゥリー(テナーSax)、
アンネグレート・シュミードル
(バリトンSax)】
(2)クリスチャン・リンドベルイ
(トロンボーン)
(3)(4)エヴリーナ・ドブラチェヴァ(ソプラノ)
(2)ヴォルフガング・ザマスティル(Vc)
ベルテーン・ルイス・モリーナ(Cb) |
なんとクリスチャン・リンドベルイがゲスト参加!ロシアのサックスのための作品集!
録音:2015 年6 月、12 月ドイツ放送室内楽ホール
68’57
ソニック・アート・サクソフォン四重奏団は、2005
年に結成された若手メンバーのアンサンブルですが、2008
年のドイツ音楽コンクールで優勝し一躍注目を集めました。
彼らの卓越した妙技を駆使し、サクソフォン四重奏の枠を超え、今作ではグラズノフ以外は、様々な楽器との共演。グバイドゥーリナの作品では、トロンボーン界の巨匠、クリスチャン・リンドベルイが参加!サクソフォンの透明感のある音色が重なり合い、神秘的な空気が流れている。 |
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「ルターの終わりなき世界」
〜プロテスタントのコラールによる幻想的管弦楽曲集
(クリスチャン・スプレンガー編曲)
(1)いざやともに/(2)私の心よ、前向きに/
(3)イエス・キリストに祝福を/(4)神を讃えよう/
(5)汝はすべての悲しみを委ねられる/(6)神はわがやぐら/
(7)きっと汝を称賛すると歌わないだろう/(8)神の子羊/
(9)こころのよろこび/
(10)神よ、われらの時代に平和を与えたまえ/
(11)もしあなたが望むならば、神はあなたを導くだろう/
(12)讃美歌 |
クリスチャン・スプレンガー(指揮)
ワイマール・シュターツカペレ
(1)(3)(5)(7)(9)-(11)
ワイマール・フランツ・リスト音楽大学室内合唱団 |
ルター派の美しいコラールをオーケストラで!
録音:2016 年5月、57’12
ドイツの宗教改革の創始者であるマルティン・ルター。讃美歌を多数作り、ドイツ音楽の発展の基礎となったものが、プロテスタントの教会音楽として作られたコラールと言われています。
マルティン・ルターやヨハン・クリューガー、ゲオルク・ノイマルクなどが作曲した美しい旋律にオーケストレーションを施し、勇壮で壮大な作品として蘇りました!神聖で清らかでいながら、劇的で心の叫びを表出させているよう。これは注目の世界初録音!
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ドイツ音楽コンクール2015年優勝者
〜ウィース・ド・ブフ(コントラバス)
グリエール: 2つの小品Op.32、間奏曲とタランテッラOp.9
ボッテシーニ:夢想、序奏とボレロ
ジョンゲン:前奏曲、ハバネラとアレグロOp.106
ハウタ=アホ:コントラバス独奏のためのカデンツァ
ピアソラ:キチョ |
ウィース・ド・ブフ
(Wies deBoeve コントラバス)
高橋朋子(ピアノ) |
録音:2015 年11 月、54’10
1987 年ベルギー生まれのブフ。ルツェルン音楽学校にてボゾ・パラドに師事、他にもジークヤンネ・サクサラ、エスコ・ライネなどに師事。
ピアソラの「キチョ」は、ピアソラが絶賛したコントラバス奏者キチョ・ディアスのことで、ピアソラには珍しいコントラバスが主役の楽曲。他に、コントラバスのレパートリーに欠かせないグリエールやボッテシーニの楽曲を収録しています。若手コントラバス奏者の意欲作。 |
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GEN 16438
(2CD 1枚価格)
\2300
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「Yellow」〜
モーツァルトとシェーンベルクの弦楽四重奏曲集
CD1)
(1)モーツァルト:
弦楽四重奏曲第17番「狩り」変ロ長調K.458
CD2)
(2)シェーンベルク:弦楽四重奏曲第2番Op.10
(3)モーツァルト:
弦楽四重奏曲第19番「不協和音」ハ長調K.465 |
アマリリス四重奏団:
【グスタフ・フリーリングハウス(Vn)
レナ・サンドゥ(Vn)
レナ・エッケルス((1)(2)Va)
赤坂智子((3)Va)
イヴ・サンドゥ(Vc)】
(2)カタリナ・ペルシケ(ソプラノ) |
録音:2014 年〜2016 年、CD1:26’39/CD2:64’33
アマリリス四重奏団は、若い弦楽四重奏団の中で最も注目されている団体です。2011
年6月にイタリアのパオロ・ボルチアーニ賞国際弦楽四重奏コンクールで最高位(第1位なしの第2位
3団体の一つ)を獲得、同年7月にはメルボルン国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門で優勝。アルバム「White(GEN
11218,ハイドン&ウェーベルン)」はドイツの権威ある音楽賞「エコー・クラシック・アワード」を受賞しました。
次に「Red」「Green」「Blue」と続いたこのシリーズの最新作がこの「Yellow」。シェーンベルクは1908
年に完成したこの「弦楽四重奏曲第2 番」の第4
楽章から『無調』の世界へと足を踏み入れた重要な作品。冒頭にきわめて大胆な和声効果を持つ序奏が置かれているモーツァルトの「不協和音」。快活に躍動する「狩り」の3
曲を録音。 |
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「わすれもの」〜アコーディオンとツィターの作品集
リゲティ(1923-2006):
ムジカ・リチェルカータVIII、ムジカ・リチェルカータI
ダウランド(1563-1626):
涙のパヴァーヌ、デンマーク王のガリアード、前奏曲、
真実の涙、M. ジャイルズ・ホビーのガリアード
クープラン(1668-1733):
ショワジのミゼットとタヴェルニのミュゼット、ジュイエ
ジョン・ケージ(1912-1992):チェス・ピース
ピアソラ(1921-1992):
リベルタンゴ、アディオス・ノニーノ、ノヴィタンゴ
リゲティ:
ムジカ・リチェルカータVII、ムジカ・リチェルカータIV、
ムジカ・リチェルカータIII |
デュオ・シャッソ/マラウン:
【ヴィヴィアンヌ・シャッソ
(アコーディオン)
マルティン・マラウン(ツィター)】 |
録音:2016 年4 月、56’34
ヴィヴィアンヌ・シャッソは1979 年生まれのアコーディオン奏者。現代音楽の演奏に特に優れ、これまでに細川俊夫、ホリガー、フラーらの作品を初演している実力者。
今作はなんとツィターとのデュオという珍しい共演!リゲティやジョン・ケージといった現代音楽からルネサンスやバロックの作曲家、さらにタンゴ…多彩な作品をアレンジしています。
ツィターの何とも言えない深い響きが身体と共鳴しあうような感覚と伸びやかなアコーディオンの音色が絶妙にマッチ。ただただ音楽に委ねながら聴きたい。 |
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「ウィンズ・アンド・パイプス」〜
シンフォニック・ウィンド・アンサンブル&オルガン作品集
フロール・ペーテルス(1903-1986):祝典前奏曲Op.93
トーマス・トラクセル(1972-):
オルガンとシンフォニック・バンドのためのコンチェルティーノ
アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):幻想行進曲Op.44
ウジェーヌ・ジグー(1844-1925):大合唱の応答
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1557-1612):
「サクレ・シンフォニエ」より
“ピアノとフォルテのソナタ”、
“すべての民よ、手を打ち鳴らせ”、
「カンツォーナとソナタ集」より“ソナタxx”
J.S.バッハ(1685-1750):
「フーガの技法」よりコントラプンクトゥス1,3,7,5,15、
「マタイ受難曲」より“血しおしたたる” |
トーマス・クラモー(指揮)
ザクセン管楽フィルハーモニック
ダニエル・バイルシュミット(オルガン) |
録音:2015 年10 月、72’56
元ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のトランペット奏者、トーマス・クラモーが首席指揮者を務めるザクセン管楽フィルハーモニー。ドイツの主要な交響楽団の腕利きの管楽器奏者たちで構成されています。
ドイツのウルゼンにある聖マリア大聖堂のオルガンを使用して、華麗で心躍るような、壮大な共演を繰り広げている。新旧の作曲家の作品をバランスよくセレクトし、トーマス・トラクセルの“コンチェルティーノ”は世界初録音。 |
<国内盤>
EDITION HST
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J.B.ヴァンハル(1739-1813);交響曲集第17巻Bryan
C6、D15
(1)交響曲ハ長調Bryan C6 (1767-68?)
(2)交響曲ニ長調Bryan D15 (1775-78?)
(3)カンタービレ 〜カッサシオ ヘ長調 Weinmann
III:F3 (ca.1770)
(以下ボーナス・トラック)
(4)ディッタースドルフ:交響曲変ホ長調Grave
Es3 (-1763?)
(5)ディッタースドルフ:交響曲ニ長調Grave
D12 (-1766?) |
ハイドン・シンフォ二エッタ トウキョウ
リーダー;松井利世子(ヴァイオリン)
玉村三幸(フルート・ソロ;C6 D15)
落合智加(オーボエ・ソロ; F3)、ほか |
[ヴァンハル:交響曲集第17巻]独テェルン&タクシス・コレクションから〜
世界初録音!(C6除く)〜
録音: 2014 年 3 月、2012 年 4 月東京・三鷹市風のホール
(Es3 D12) にてライヴ収録
現存するコレクションのうち、クラム・ガラス宮につぐ、独レーゲンスブルク、テュルン&タクシス・コレクションから3曲収録。
ボーナス・トラックにディッタース作、2曲追加。
※HST オーナー交通事故リハビリ回復記念!感謝限定特別価格盤!!
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PROFIL(国内仕様盤)
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1920年代パリの夜の華やかさ、
輝くネオンや香水の匂いまで伝わってくるアルバム
1. プーランク:メランコリー
2.-4. プーランク:3つのノヴェレッテ
5.-7. サティ:3つのジムノペディ
8.-18. プーランク:ナゼールの夜会
19-.24. 6人組のアルバム
【 オーリック:前奏曲/デュレ:無言歌/
オネゲル:サラバンド/ミヨー:マズルカ/
プーランク:ヴァルス/タイユフェール:パストラール】
25. ミヨー:キャラメル・ムー
26. オネゲル:ショパンの思い出 |
青木美樹(ピアノ) |
実力派ピアニスト、青木美樹最新盤。1920年代パリの夜の華やかさ、輝くネオンや香水の匂いまで伝わってくるアルバム
録音:2015 年1月6-8日/ベルリン・ブランデンブルク放送(小ホール)/[Profil]
PH.15023、66’ 00”、輸入盤・日本語帯・解説付
クラシック音楽と他ジャンルのギャップを狭めようとする試みが、今日いろいろ行われていますが、100
年前の流行発信地パリではすでに行われ、ジャズやシャンソンをクラシックに採り入れたり、文学、舞踊、美術家との交流で新しい文化が生まれていました。その産物の一端が当アルバムに収められています。それまでの後期ロマン派的な重苦しさや濃厚な感情を捨て、簡素かつ思い入れをしない作風に新しい息吹を感じます。
青木美樹は東京生まれ。9 歳で渡英、その後インディアナ大学、イェール大学大学院、ハンブルグ音大にてシェベック、ボリス・ベルマン、コロリオフらに師事。2004
年イタリア、イブラ国際コンクールを皮切りに、さまざまなコンクールに優勝および入賞。スイスを本拠として国際的に活躍する実力派。数年来プーランクの音楽にはまっているというだけに、共感と説得力あふれる演奏を繰り広げています。オシャレな音色も魅力です。
「私にとってこのCD に録音した曲はそれぞれ、宝石箱を開いて見つけた輝く宝石のようなものでした。今にも1920
年代のパリが目の前に見えてきそうな作品は、当時のパリの夜の華やかなシーン、輝くネオンや街の雑音、香水の香りまでが音楽を通して描かれています。皆様に私がこの音楽を通して経験した1920
年代パリへの旅を、このCD を通してお伝えできればと思います。」(青木美樹)

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10/4(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
HAENSSLER
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シューマン:ピアノ独奏曲全集Vol.10
(1)アレグロ ロ短調 Op.8
(2)ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 Op.11
(3)ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.22
(4)ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.22より
第4楽章「プレスト」(初稿版) |
フローリアン・ウーリヒ(ピアノ) |
シューマンのピアノ独奏曲全集プロジェクトついにピアノ・ソナタを収録!ウーリヒによる情感あふれるシューマン第10
弾!
セッション録音:2015年8月26-28日/メニューイン・ホール(イギリス)/DDD、66’03”
ドイツ期待の若手ピアニスト、フローリアン・ウーリヒ。シューマン生誕200
年の2010 年に開始されたピアノ独奏曲全曲録音は屈指の実力派ウーリヒの録音ということだけでなく、世界初録音の作品を多く有した“真の全集”
ということでも好評のシリーズです。第10 集にはついにピアノ・ソナタが収録されました。
クラーラ・ヴィークに献呈されたピアノ・ソナタ第1
番は1832 年に作曲したアレグロ・ファン・タンゴを第1
楽章に用いた作品。形式的に複雑を極めるこのソナタは非常に高度な技術が求められる難曲です。一方、第2
番はライプツィヒの豪商の妻ヘンリエッテ・フォークトに献呈された全4
楽章の大曲。当ディスクにはフィナーレの初稿版も収録しております。ウーリヒは今回も知的かつ詩情にあふれた演奏で、メリハリのある明晰なタッチで、シューマンの淡い音世界を爽やかにそして繊細に彩っています。
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MIRARE
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ラルームとジュリアン=ラフェリエールが
ブラームス、フランク、ドビュッシーに挑戦!
(1)ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調
Op.38
(2)フランク:チェロ・ソナタ イ長調
(原曲:ヴァイオリン・ソナタ)
(3)ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調 |
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(チェロ)
アダム・ラルーム(ピアノ) |
フランスのクラシック音楽界を担う大器の予感。ラルームと朋友ジュリアン=ラフェリエールがブラームス、フランク、ドビュッシーに挑戦!
セッション録音:2015年12月21-23日/ボン・セクール寺院(パリ)/DDD、66’04”
フランスの若手実力派ピアニスト、アダム・ラルームとチェリスト、ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエールがブラームス、フランク、ドビュッシーのソナタに挑戦しました。彼らはヴァイオリニストの梁美沙とともに結成したトリオ・レ・ゼスプリとしても活躍。ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポンにも出演しており、日本でも着実に知名度を上げています。
フランクのヴァイオリン・ソナタはチェロをはじめ、ヴィオラ、フルート、サクソフォンなど様々な楽器で演奏されていますが、とくにチェロ版はチェリストの必須レパートリーとしてこぞって演奏・録音されております。ジュリアン=ラフェリエールの伸びやかで優美なソロとラルームの繊細なピアノがフランクにマッチしており、当編曲版における最上の新録音登場と言えます。
1865 年に完成したブラームスのチェロ・ソナタ第1
番は全3 楽章構成の作品。特に印象的な第3 楽章は、主題をJ.S.
バッハの「フーガの技法」から、コントラプンクトゥスⅩⅢを引用しています。二人の語りかけるような演奏に心打たれます。
ドビュッシー最晩年の作品であるチェロ・ソナタは、当初、様々な楽器のための6
曲のソナタの一つとして計画されていました(実際にはヴァイオリン・ソナタ、フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ、そしてチェロ・ソナタのみ完成)。全3
楽章構成で演奏時間10 分強の短いソナタながらドビュッシーらしさを呈した傑作です。「フランスものはフランス人による演奏でなければ!」と思ってしまう名演を聴かせてくれます。フランスのクラシック音楽界を担う俊英の演奏をお楽しみください。
アダム・ラルームとラフェリエールが所属する
トリオ・レ・ゼスプリ |
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トリオ・レ・ゼスプリ
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調作品70-2
シューマン:ピアノ三重奏曲第3番ト短調作品110 |
トリオ・レ・ゼスプリ
【アダム・ラルーム(P)
梁 美沙(ヤン・ミサ)(Vn)
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール(Vc)】 |
衝撃のデビュー! トリオ・レ・ゼスプリ、梁
美沙の情熱のヴァイオリン、ラルームの研ぎ澄まされたピアノ、甘美なチェロ
録音:2013 年4 月28-30 日サル・ガヴォー、パリ/60’00
注目のピアノ・トリオが登場しました。クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールの覇者アダム・ラルーム。マルクノイキルヘン国際コンクールで第2
位を獲得しフランスを中心に高い評価を得ているチェリスト、ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール。そして大阪出身でパリ国立音楽院に学んだヴァイオリニスト、梁
美沙(ヤン・ミサ)の3 人によるトリオ・レ・ゼスプリ。彼らは2009
年に初めて共にコンサートを行い、互いの音楽性に共感し、2012年正式にピアノ・トリオを結成。パリのシャンゼリゼ劇場にデビュー後、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭、ドヴィール・イースター音楽祭など数々の音楽祭に参加し、結成わずか2
年にも関わらず、世界の音楽関係者の注目を集めています。
デビュー・アルバムとなる本作には、ベートーヴェンとシューマンの全く異なる性格の作品が選ばれました。ベートーヴェンのピアノ三重奏曲第6
番は、名作「幽霊」と「大公」に挟まれた比較的地味な曲ですが、豊かな楽想と穏やかな旋律が魅力。エネルギーに溢れた快活なフィナーレでは、親密なアンサンブル、充実した音楽性そして若い彼らの活気に満ちた演奏を聴かせてくれます。
一方内省的でドラマティックなシューマンのピアノ三重奏曲第3
番では、濃厚な情念が込められた力演を披露してくれます。この曲は不安と激情を繰り返す独特の緊張感、そして思わずため息が出るような美しく甘美な旋律といったシューマンの美点が集約されており、シューマンが精神を病む晩年を飾る傑作の一つと言ってよいでしょう。
この演奏で最も印象的なのが、ヴァイオリンの梁
美沙。彼女は感情を全面に押し出した演奏が特徴ですが、このシューマンは彼女の中にある情熱がいっきに表出したかのような、衝撃的な演奏。そしてピアノもチェロも彼女のパッションに吸い寄せられるように、力強く躍動的な音楽を聴かせてくれます。 |
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CRD(CD−R)
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CRD 35278
(2CD-R/特別価格)
【旧譜】
\3800
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モーツァルト&ミヒャエル・ハイドン:
ヴァイオリンとヴィオラのデュオのための作品集
M.ハイドン:
デュオ ハ調 P.127、デュオ ニ調 P.128、
デュオ ホ調 P.129、デュオ ヘ調 P.130
モーツァルト:デュオ ト調 K.423、デュオ
変ロ調 K.424
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マヤ・マガブ(ヴァイオリン)
ジュディス・バスブリッジ(ヴィオラ) |
ミヒャエル・ハイドンの最期の傑作!
パーセル・スクール、王立音楽アカデミー、ケンブリッジ大学で研鑽を積み、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズのメンバーのメンバーとして活躍する女流ヴァイオリニスト、マヤ・マガブと、数々のトップ・チェンバー・オーケストラとの共演を果たしている女流ヴィオリスト、ジュディス・バスブリッジによるデュオ。
※CRDは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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CRD 3525
(CD-R)
【旧譜】
\2100
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ポール・クロスリー(ピアノ)
グリーグ:叙情小曲集
第1集/第2集/第3集/
第4集/第5集/第6集/
第7集/第8集/第9集/第10集 |
ポール・クロスリー(ピアノ) |
メシアンにその才能を認められ、イヴォンヌ・ロリオに師事したイギリスの名ピアニスト、ポール・クロスリー。
※CRDは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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CRD 3524
(CD-R)
【旧譜】
\2100
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ポール・クロスリー(ピアノ)
スクリャービン:後期ピアノ作品集
4つの小品 Op.51/3つの小品 Op.52/
2つの小品 Op.57/アルバムの1ページ/
2つの小品 Op.59/詩的夜想曲 Op.61/
2つの詩曲 Op.63/2つの前奏曲 Op.67/
2つの詩曲 Op.69/2つの詩曲 Op.71/
炎に向かって Op.72/2つの舞曲 Op.73/5つの前奏曲 |
ポール・クロスリー(ピアノ) |
メシアンにその才能を認められ、イヴォンヌ・ロリオに師事したイギリスの名ピアニスト、ポール・クロスリー。
※CRDは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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CRD 3522
(CD-R)
【旧譜】
\2100
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チリンギリアン弦楽四重奏団による
モーツァルトの弦楽五重奏曲集第2弾
モーツァルト:
弦楽五重奏曲 ト短調 K.516
弦楽五重奏曲 ハ短調 K.406 |
チリンギリアン弦楽四重奏団
井上裕子(ヴィオラ) |
チリンギリアン弦楽四重奏団によるモーツァルトの弦楽五重奏曲集第2弾。
日本の女流ヴィオリスト、井上裕子も参加。
※CRDは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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CRD 3521
(CD-R)
【旧譜】
\2100
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チリンギリアン弦楽四重奏団による
モーツァルトの弦楽五重奏曲集第1弾
モーツァルト:
弦楽五重奏曲 変ロ調 K.174
弦楽五重奏曲 ハ調 K515
弦楽五重奏曲 変ロ調 K.174 |
チリンギリアン弦楽四重奏団
井上裕子(ヴィオラ) |
チリンギリアン弦楽四重奏団によるモーツァルトの弦楽五重奏曲集第1弾。
※CRDは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
LYRITA(ITTER BROADCAST COLLECTION)(CD−R)
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REAM.1129
(CD−R)
\2500
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レノックス・バークリー:宗教合唱作品集
スターバト・マーテル
カンタータ《私の心を打ち砕いてください》*
マニフィカト+ |
ノーマン・デル・マー(指揮)
アンブロジアン・シンガーズ
イギリス室内管弦楽団
レノックス・バークリー(指揮)*/+
BBCノーザン・シンガーズ*
BBCノーザン・オーケストラ*
セント・ポール大聖堂聖歌隊+
ウェストミンスター寺院聖歌隊+
ウェストミンスター大聖堂聖歌隊+
ロンドン交響楽団+ |
名教師ナディア・ブーランジェに作曲を師事した20世紀イギリスの大作曲レノックス・バークリー(1903−1989)。
アンブロジアン・シンガーズが歌う「スターバト・マーテル」はもちろんのこと、セント・ポール大聖堂、ウェストミンスター大聖堂、ウェストミンスター寺院の聖歌隊が歌う「マニフィカト」、近代英国の宗教合唱の演奏史に残る名演の1つ。
※Lyritaは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
NIMBUS ALLIANCE(CD−R)
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NI 6247
(2CD-R/特別価格)
\3700 →\3390
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エリザベス・ウォルフィッシュ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
Vol.2
ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
ソナタ第9番イ長調 Op.47《クロイツェル》
ソナタ第10番ト長調 Op.96 |
エリザベス・ウォルフィッシュ
(ヴァイオリン)
デイヴィッド・ブライトマン
(フォルテピアノ) |
エリザベス・ウォルフィッシュのベートーヴェンVol.2!
数々の古楽アンサンブルやピリオド・オーケストラで活躍した、オーストラリアが誇るバロック・ヴァイオリンの先駆者、エリザベス・ウォルフィッシュ。
ポール・マクナルティ、デレク・アドラム製作の3台のフォルテピアノとの共演によるベートーヴェンは、ウォルフィッシュの円熟の音色が味わい深い。
2012年11月の録音。
※Lyritaは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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NI 6327
(CD−R)
\2400 →\2190
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第53回グラミー賞最優秀室内楽演奏賞受賞したパーカー弦楽四重奏団
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.44-1
弦楽四重奏曲第5番変ホ長調 Op.44-3 |
パーカー弦楽四重奏団 |
第53回グラミー賞で最優秀室内楽演奏賞を受賞した輝かしい経歴を持つアメリカ、ボストンのアンサンブル、パーカー四重奏団。
リゲティやリード・トーマスなど、近現代作品のイメージが強いパーカー弦楽四重奏団だけに、メンデルスゾーンの演奏が楽しみ。
2015年4月−5月の録音。
※Lyritaは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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