≪第91号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 2017/2/14~
2/17(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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HAENSSLER
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「指紋」~ハイオウ・チャンの「ワルトシュタイン」
ベルリン・イエス・キリスト教会
(1)J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調
BWV903
(2)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調
K.332/300k
(3)ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 Op.53「ワルトシュタイン」
(4)スクリャービン:3つの小品 Op.45より第1曲「アルバムの綴り」
(5)ドビュッシー:
12の練習曲より第11番「組み合わされたアルペッジョのための」
(6)ラヴェル:ラ・ヴァルス
(7)湖南民謡(王建中編曲):瀏陽河 |
ハイオウ・チャン【張海鴎】
(ピアノ;C.Bechstein D282) |
大注目のピアニスト、ハイオウ・チャンがワルトシュタインを録音!ベヒシュタインの美しい調べがイエス・キリスト教会に響く!!
セッション録音:2016年6月27-30日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/76’57”
現在ヨーロッパを中心に活躍する若手ピアニスト、ハイオウ・チャン。
「指紋」と題された当アルバムにはバッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、スクリャービン、ドビュッシー、ラヴェル、そして湖南民謡の瀏陽河を収録。
まるで一夜のリサイタルを聴いているかのような充実の構成です。テクニック一辺倒ではない、表情豊かな演奏が持ち味のチャン。繊細なモーツァルト、雄弁な「ワルトシュタイン」、圧倒的な存在感の「ラ・ヴァルス」など、当ディスクで多彩な演奏を聴くことができます。チャンが弾く美しいベヒシュタインの調べがベルリンのイエス・キリスト教会に響き渡ります!
ハイオウ・チャンは、北京中央音楽学院に学び、2002
年からはハノーファー高等音楽学校でベルント・ゲツケに就いて研鑽を積みました。キエフで行われたウラジーミル・ホロヴィッツ国際ピアノコンクールで銀メダル、中国国立ピアノデュオ・コンクール金メダルなど輝かしい受賞歴も誇ります。
ヘンスラー・レーベルよりリリースされているリスト・アルバム(98
625)では圧倒的なテクニックを披露し話題となり、ファイと共演したモーツァルト(HC
16037)でも好演を聴かせてくれています。
当アルバムでも大家を予感させる豊かな音楽性を余すところなく堪能することができます。
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あのハイオウ・チャン、HANSSLERから2枚目のソロ・アルバム。
前作モーツァルトではファンをも凌駕する奇才ぶりで聴くものを圧倒してくれた。
今回の多彩な内容のアルバムでは何を感じさせてくれるのか。
チャンがファイと組んだ鬼才対決となったモーツァルト
ファイもすごいがチャンもすごい
衝撃的です |
HAENSSLER
HC 16037
\2600
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激烈!醜悪!
ファイ&ハイオウ・チャン
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 KV.466
(2)ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 KV.467 |
ハイオウ・チャン(張海鴎)(ピアノ)
トーマス・ファイ(指揮)
ハイデルベルク交響楽団 |
鬼才ファイによるアグレッシブなモーツァルト!期待の星、ハイオウ・チャンを迎えた協奏曲アルバム
セッション録音:(1)2012年5月21日、(2)2010年7月7日/ルドルフ・ヴィルト・ハレ(エッペルハイム)/58’30”
「ひどい!」とか言ってCDをたたきつける人もいるだろうか。
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20,21番。
おそらく過去に聴いたすべての同曲の演奏でもっとも過激で激烈。
人によっては狂喜乱舞、人によっては激昂昇天するかもしれない。
しかしここまでやってこそのファイ。
聴いたことのない旋律やテンポで聴くものを惑乱させ躊躇させ楽しませる。
オケの連中もそのあたりはよく分かっていて、というかやつらも間違いなく同じ穴のムジナで、ファイ同様の華麗で下品な技をソロ部分でも次々と繰り出してきて聴いてるこっちを仰天させる。
こいつらは田舎のチンドン屋か。最高の。
しかしピアノがまたすごい。
HAENSSLERからものすごいリストのソナタをリリースしていたハイオウ・チャン。
ホロヴィッツ・コンクールで銀メダル獲ったのは伊達じゃない。
しかもテクニックも桁外れだが、ファイ&ハイデルベルク響に一歩も引けを取らない存在感。
たとえば第20番終楽章でファイ&ハイデルベルク響が「さーーー!!!いけよーーーー!」と煽りに煽ってピアノにバトンを渡すのに、チャンは「何勝手にやってんの、テンポはオレが決める」とでも言わんばかりにそれまでのテンポを無理やり変えてしまう。
まさに鬼才対決。
いいじゃないですか。
79号大型更新の目玉の中で最高に楽しませてもらった1枚。これは買いです。
その第20番終楽章がまるまる聴けます・・・どうぞ。https://soundcloud.com/haiou-zhang/mozart-piano-concerto-kv466-iii-allegro-assai すごいです。ムチャやってます。カッコいいです。
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そしてこれが最初のアルバム。
リスト。 |
HAENSSLER
98 625
\2600
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リスト:
(1)葬送 (2)エステ荘の噴水
(3)ハンガリー狂詩曲第2番嬰ハ短調(ホロヴィッツ編)
(4)鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ
(5)ピアノソナタ ロ短調 |
ハイオウ・チャン(張海鴎)(Pf) |
アジアのホープ、ハイオウ・チャンのリスト
[ 録音:2010 年 7 月/ジーメンスヴィラ(ベルリン)]/DDD、74’14”
中国出身、ヨーロッパの音楽ファンを虜にしつつある若手ピアニスト、ハイオウ・チャン。北京中央音楽学院に学び、2002
年からはハノーファー高等音楽学校でベルント・ゲツケに就いて研鑽を積みました。
キエフで行われたウラジーミル・ホロヴィッツ国際ピアノコンクールで銀メダル、中国国立ピアノデュオ・コンクール金メダルなど輝かしい受賞歴も誇ります。
派手なパフォーマンスで弾くリストが見もののもアジアのホープで、ソナタは度肝を抜かれる凄さです。
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「ギター・デュオのためベートーヴェン」
(1)ヴィンセンツ・シュスター:変奏曲 Op.3
(ベートーヴェン:七重奏曲 Op.20より)
(2)イヴァン・クリンガー:ロンド
(ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのロンド
WoO 41より)
(3)シュスター:アンダンテ Op.5
(ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番 ハ長調『ラズモフスキー第3番』Op.59-3より)
(4)フェルディナンド・カルッリ:変奏曲とロンド
Op.155
(ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第12番
変イ長調 Op.26より)
(5)シュスター:変奏曲 Op.4
(ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第3番
ニ長調 Op.18より)
(6)編曲者不詳:アンダンテ
(ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ15番
ニ長調『田園』 Op.28より)
(7)アレクサンドル・ヘーゼル:4つのワルツ
(ベートーヴェン:4つのワルツ Anh.14より)
(8)カルッリ:幻想曲 Op.15
(ベートーヴェン:パイジェッロの『水車小屋の娘』のアリアによる変奏曲
イ長調 WoO 69より) |
ジョン・シュナイダーマン
(ギター、ターズ・ギター)
山谷英己(ギター、7 弦ギター) |
ギター・ファン狂喜!ギター・デュオが奏でるベートーヴェンの作品集
65’44”
ギター・ファン狂喜のアルバム!
ベートーヴェンの作品をカルッリなどのギターの名手がギター・デュオ用に編曲した作品集です。
ギターの温かな音色が折り重なり、ベートーヴェンの新たな魅力に気づかされる素晴らしい編曲作品で構成されております。
東京に生まれアメリカで育った山谷英己はリュート奏者として活躍し、ギターも演奏する実力派。近年はジョン・シュナイダーマンとのデュオでの活動も多く、非常に息の合ったアンサンブルを聴かせてくれます。
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ANALEKTA
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AN 29944
【旧譜】
\2500
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ケント・ナガノとOSMの名タッグが贈る!
韓国の注目作曲家、チン・ウンスク!
チン・ウンスク:ロカナ/ヴァイオリン協奏曲 |
ヴィヴィアン・ハーグナー(ヴァイオリン)
ケント・ナガノ(指揮)
モントリオール交響楽団 |
2007年にオペラ「不思議の国のアリス」がバイエルン国立歌劇場にて初演され、注目された韓国の作曲家、チン・ウンスク(1961ー)の作品集。
ヴァイオリン協奏曲を弾くのは、12歳で国際的なデビューを果たし、これまでにベルリン・フィル、ニューヨーク・フィル等世界一流のオーケストラやアバド、バレンボイムなどの著名な指揮者と共演してきた、ミュンヘン出身の名手ヴィヴィアン・ハーグナー。来日も回数を重ねており、2010年にはピアニストの内田光子とのデュオ・リサイタルが反響を呼んでいる。
録音:2008年 |
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リヴェレーション ~ ハープ・リサイタル
ゴドフロワ:演奏会用練習曲 変ホ短調 Op.
193
ヒンデミット:ハープ・ソナタ
ルニエ:3つのエピソードによる交響的小品
ヒナステラ:ミロンガ
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ブリテン:ハープのための組曲 Op.83
リゾット:La Madone(世界初録音)
サルツェード:シンティレーション |
ヴァレリー・ミロ(ハープ) |
カナダ、ケベックの華麗なるハーピスト、ヴァレリー・ミロが奏でるソロ・アルバム。
19世紀ベルギーのハーピストでもあった、フェリックス・ゴドフロワの
《演奏会用練習曲》 などハープのレパートリーとして有名な曲や、ラヴェルの
《亡き王女のためのパヴァーヌ》 などお馴染みの名曲を収録。
録音:2009年 |
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AN 29835
【旧譜】
(CD+DVD/NTSC/
特別価格)
\2500
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ヴィヴァルディ12のヴァイオリン協奏曲集
《調和の霊感》からの抜粋アルバム
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲集 Op.3《調和の霊感》より
第1番、第2番、第3番、第5番、
第6番、第8番、第11番、第12番 |
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン)
ジーン・ラモン(指揮)
ターフェルムジーク・バロック管 |
ヴィヴァルディの最高傑作の中の一つ、12のヴァイオリン協奏曲集
《調和の霊感》 からの抜粋アルバム。数々の古楽アンサンブルやピリオド・オーケストラで活躍した、オーストラリアが誇るバロック・ヴァイオリンの先駆者、エリザベス・ウォルフィッシュが録音に参加している点にも注目。ボーナスDVDには、ヴィヴァルディの四季をテーマにしたパフォーミング・アーツ・ドキュメンタリー「The
Four Seasons Mosaic」を収録。
録音:2007年 |
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AN 29963
【旧譜】
\2500
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スペインのピアノ作品集
レクオーナ:スペイン組曲《アンダルシア》
モンポウ:《風景》より《泉と鏡》
アルベニス:タンゴ Op.164
トゥリーナ:ジプシー舞曲集 Op. 55
マルコ:ソレア
エバンヘリスタ:新しいスペインのモディ |
ルイーズ・バセット(ピアノ) |
カナダ出身のピアニスト、ルイーズ・バセットが奏でるスペイン・アルバム。ホアキン・トゥリーナ生誕100周年を記念して、スペインの作曲家トマス・マルコによって書かれた
《ソレア》 を収録。
バセットは、2015年にCBC Musicによるカナダのトップ25のピアニストの1人に選ばれている。
録音:2010年 |
FRA BERNARDO
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オケゲム:ミサ曲集
ミサ・ロム・アルメ
(ミサ曲《武装した人》(4声)
ミサ・クインティ・トニ
(第5旋法によるミサ)(3声) |
ビューティー・ファーム
〔バート・ウヴィン(カウンターテナー)、
アドリアーン・デ・コスター(テノール)、
ハンネス・ヴァーグナー(テノール)、
クリストフ・ドレッシャー(バリトン)、
マーティン・フェゲール(バリトン)、
ヨアヒム・ヘヒバウアー(バス)〕 |
オーストリアの注目男声ヴォーカル・アンサンブル"ビューティー・ファーム"
第3弾はオケゲム!
"ビューティー・ファーム"は、2014年に設立された男声6人の新しいヴォーカル・アンサンブル。
メンバーは、コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやチンクエチェント、グランドラヴォア、カピラ・フラメンカ、ウエルガス・アンサンブルなどの一流合唱団、アンサンブルのメンバーからなり、オーストリア、マウアーバッハのカルトジオ会修道院を拠点に、ルネサンス期のフランコ=フレミッシュ・ポリフォニーの音楽を中心に歌っています。
ニコラ・ゴンベールのモテット集(FB 1504211)で衝撃的なデビューを飾り、続くゴンベール第2弾(FB
1612457)も国際的に賞賛されたビューティー・ファームのアルバム第3弾では、15世紀フランドル楽派の巨匠ヨハネス・オケゲム(c.1420-1497)の2つのミサ曲を歌います。凝ったプログラムと緻密な演奏はもちろん、刺激的なジャケット・デザインもポイント。
録音:2015年7月&2016年3月、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)

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SIGNUM CLASSICS
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SIGCD 363
(15CD/特別価格)
\14400 →\12990
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全集ボックスで登場!!
マゼール指揮&フィルハーモニア管
マーラー:交響曲全集
交響曲第1番《巨人》
交響曲第2番《復活》*
交響曲第3番**
交響曲第4番#
交響曲第5番
交響曲第6番《悲劇的》
交響曲第7番《夜の歌》
交響曲第8番《千人の交響曲》
交響曲第9番 |
ロリン・マゼール(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団
BBC交響合唱団*/+、
フィルハーモニア・ヴォイセズ**/+
ティフィン少年合唱団**、
フィルハーモニア合唱団+
イートン・カレッジ・チャペル少年合唱団+
サリー・マシューズ(ソプラノ)*/+
ミシェル・デ・ヤング(メゾ・ソプラノ)*
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)**/+
サラ・フォックス(ソプラノ)#
アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)+
サラ・タイナン(ソプラノ)+
アン=マリーオーウェンス(メゾ・ソプラノ)+
シュテファン・フィンケ(テノール)+
マーク・ストーン(バリトン)+
スティーヴン・ガッド(バリトン)+ |
マゼールのマーラー交響曲全集BOXが登場!Signum
Classics創立20周年記念リリース!
惜しくも2014年7月にこの世を去った巨匠ロリン・マゼールが遺したフィルハーモニア管弦楽団との"マーラー・サイクル"の全集BOXが登場!
ウィーン・フィルとの全集録音から約20年という歳月を経て、ロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールを舞台として繰り広げられたマーラーは、いずれも絶賛を受けたマゼールの晩年を代表する名演奏です。
シグナム・クラシックス創立20周年リリースとなるマゼールのマーラー全集BOXには、マゼール自身による前書き(英語)を含む96ページの英文ブックレットが封入されます。
録音(ライヴ):2011年4月12日(第1番)、2011年4月17日(第2番)、2011年5月8日(第3番)、2011年4月28日(第4番)、2011年5月5日(第5番)、2011年4月19日(第6番)、2011年5月26日(第7番)、2011年10月9日(第8番)、2011年10月1日(第9番)、サウスバンク・センター、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン、イギリス)
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マゼールのマーラーといえば、↓のバイエルン放送響との衝撃的な激烈ブットビ録音があるが、SIGNUMからリリースされた、マゼールのこの世への置き土産のようなフィルハーモニア管との全集録音もすごい。
バイエルンとの演奏が悪の帝王大魔神の演奏だとしたら、こちらは神々の頂点の天空神の演奏。
神々しく崇高ですらある。
これが同一人物のなせる業か。
「激烈ぶっとび」ではないのだが、マゼールだけがたどりついたさまざまな解釈で貫かれたマーラー。
よそ行きではない、すみずみまで自分の意思で「指揮」したときのマゼール。
評論家の許光俊氏が青弓社の「クラシックの秘宝」でこの録音について書いていたので抜粋しておきます。
「CDでは、フィルハーモニア管とのマーラー集で最近の芸風が聴き取れる。かつて彼の音楽にあった脂っこさ、やらなくてもいいことをやるうるささがほとんど消えていることがわかるはずだ。淡々とやっているところにすごみがにじみ出る。「復活」の第2,3楽章など、かつて聴いたことがない、信じられないような美しさだ。吸い込まれそうな休符はまるでシューベルト。フィナーレは、浄化されたようなすがすがしさがある。全体に歌い方がとても自然だ。
濃いめコテコテの味が好きな人には向かないだろう。小さな音のひとつひとつが、これみよがしではなく言うべきことを言っている。ついでながら、マゼールの指揮ぶりは、これでもかと達者なものだったが、今は違う。あいかわらずよく手が動くのだが、それが何とも美しく、見とれてしまうほどだ。
おそらくマゼール自身はこうした変化を意識してはいないだろう。おのずとこうなったのだろう。それが老人芸の神秘だ。いや、芸術の神秘だ。」
もしもっと精神的にぐちゃぐちゃになりたければこちら↓をどうぞ。
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マゼール&バイエルン放送響
マーラー交響曲全集
GREAT BOX (14CD-R)¥23800→\15990
ライヴ音源CD-Rレーベル、EN LARMESからリリースされておそるべき全集録音となったマゼール&バイエルン放送響によるマーラー・ツィクルス。
まさに21世紀の誇る最大最高のマーラー演奏。
すでに入手不能の際はご容赦を。
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SIGCD 396
(2CD/特別価格)
\3800 →\3590
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ピーター・ドノホーがSignumから登場!
ショスタコーヴィチ・シリーズ始動!
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ
Op.87 |
ピーター・ドノホー(ピアノ) |
1982年の第7回チャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門で最高位を受賞、幅広いレパートリーで世界的に活躍し、現在はバーミンガム音楽院の副総裁も務めるイギリスの名手、ピーター・ドノホーがSignum
Classicsに登場!
新たにスタートするショスタコーヴィチ・シリーズの第1弾として、ロシア・ピアノ音楽の重要作品、「24の前奏曲とフーガ」の全曲をレコーディング。
サイモン・ラトルに重用され、バーミンガム市響との来日公演やベルリン・フィルとのオープニング・コンサートなどで共演したことでも知られる重鎮ピアニスト、ピーター・ドノホーが弾くショスタコーヴィチの傑作にご期待ください。

おお。
最近NAXOS、HYPERION、SOMMなどで少しずつCDを出していた御大ドノホーがSIGNUMからも。
すでに「完全復活」などという時期は過ぎたと思うが、こうしたホンモノが大作で登場してくれるのはほんとにうれしい。
ということでドノホー、聞きましょう。

ピーター・ドノホーは1953年生まれのイギリスのピアニスト。
マンチェスターに生まれ、王立ノーザン音楽大学にてデレク・ワインダムに師事した後、パリでイヴォンヌ・ロリオに師事。
一時期バーミンガム市交響楽団に打楽器奏者として在籍するも、1982年チャイコフスキー国際コンクールに1位なしの2位をウラディーミル・オフチニコフと分け合ったことによって、俄然ピアニストとして注目を集めた。
1992年にシンシナティのホテルの窓で左手の指を傷めるが、手術を受けて間もなく演奏可能にまで快復することができた。
バーミンガム市交響楽団との縁から、サイモン・ラトルのお気に入りのピアニストの一人として数々の演奏会や録音で共演を重ね、2002年にラトルがベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者に就任してから最初の演奏会でも共演を果たした。
驚異的なレパートリーの広さを誇っており、協奏曲だけでも160曲を数えるという。
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ドノホー特集でした。
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メアリー女王のビッグ・ベリー
ワイルダー:主の祈り/
ムンディ:立ち給えキリストよ/
タイ:我らは我らが父に罪を犯し/
ラッスス:Te spectant, Reginalde, Poli/
タリス:悲しげな鳩のように/
作曲者不詳:マリーゴールドの新しいバラッド/
ニューマン:Fansye/
タリス:Sarum Litany、おお, 聖なる饗宴よ、Quod
chorus vatum/
シェパード:Christi virgo dilectissima、神よ,
私たちを憐れみたまえ/
タリス:When shall my sorrowful sighing
slack/
シェパード:Vain, all our life I、Martyr
Dei qui unicum/
タリス:使徒らは口々に/
シェパード:リベラ・ノス、Vain, all our
life II |
ガリカントゥス、
ガブリエル・クラウチ(ディレクター) |
ガリカントゥスは、ガブリエル・クラウチ、ナイジェル・ショート、クリストファー・ワトソンなど、タリス・スコラーズ、キングズ・シンガーズ、テネブレでの演奏経験を持つ名歌手たち構成されるイギリスの男声ア・カペラ・グループ。トマス・タリスとジョン・シェパードの作品を中心に、カトリックへの希望、プロテスタントへの迫害や想像妊娠を取り巻く逸話など、イングランド女王メアリー1世にまつわる音楽を歌う。
名リューティスト、エリザベス・ケニーの参加もポイント。
録音:2016年1月3日-5日、聖オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン) |
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ナイジェル・ショートが率いる精鋭合唱集団テネブレ。
オワイン・パーク:フットステップス*
ジョビィ・タルボット:奇跡の道 |
ナイジェル・ショート(指揮)
テネブレ
イギリス・ナショナル・ユース合唱団フェローズ*
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キングズ・シンガーズの元メンバーであり、合唱王国イギリスを代表する名指揮者の1人、ナイジェル・ショートが率いる精鋭合唱集団テネブレ。
テネブレが結成15周年シーズンに向けて新たに委嘱したのは、1993年生まれの若き作曲家オワイン・パーク。ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団に歌手&オルガン・スカラーとして参加しながら、その作品も演奏・録音される(CDA
68087)など、イギリス合唱界注目の作曲家が書いた新作です(もちろん、世界初録音)。
カップリングには、テネブレによって委嘱された最初の主要な作品であるジョビィ・タルボットの「奇跡の道(Path
of Miracles)」の嬉しい復刻音源を収録。
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VMS
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フォアアールベルク交響楽団!
ジェラール・コルステンが振る「新世界より」!
ドヴォルザーク:
交響曲第9番ホ短調 Op.95《新世界より》
交響的変奏曲 Op.78 |
ジェラール・コルステン(指揮)
フォアアールベルク交響楽団 |
オーストリアの最西部、フォアアールベルク州を本拠地とする実力派オーケストラ、フォアアールベルク交響楽団。キリル・ペトレンコとも縁が深く、オーストリア西部唯一のプロ・オーケストラとして活動するフォアアールベルク交響楽団による、ドヴォルザークの「新世界より」がVMSから登場!
ジェラール・コルステンは南アフリカに生まれ、カメラータ・ザルツブルクやヨーロッパ室内管弦楽団のコンサート・マスターを務めた後指揮者に転身。プレトリア州立歌劇場やウプサラ室内管弦楽団の首席指揮者などのポストを経て、現在はロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの音楽監督、フォアアールベルク交響楽団の首席指揮者を務めており、日本では読売日本交響楽団への客演などもで知られている。
録音:2015年12月4日-5日

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フォアアールベルク(Vorarlberg)はオーストリアの最西部の小さな地方。北はドイツ、西と南はスイス。地図で見た印象は、スイスに食い込んだオーストリアの「先っぽ」といった感じ。ボーデン湖に接し、アルプスのスキーリゾートの名所としても知られる。
さて、そのフォアアールベルクのプロ・オーケストラ、フォアアールベルク州立交響楽団。1984年に設立され、現在ではこの地方の芸術文化の中央を占める存在という。
オケの団員は独墺圏のプロ演奏家と、ウィーン・フィル、カメラータ・ザルツブルク、、ザルツブルク・モーツァルテウム管、コンチェントゥス・ムジクスなどのゲストから構成される。というのも、このオーケストラは常設ではなく、ひとつのプロジェクトを完成させるために練習を積むという形を取っているらしい。
首席指揮者は、1988年から2005年までクリストフ・エーベルレ、2005年11月より、ジェラール・コールステンが務める。
キリル・ペトレンコも登場!
フォアアールベルク交響楽団30周年記念盤
~ ライヴ2011-2015 |
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フォアアールベルク交響楽団30周年記念盤 ~
ライヴ2011-2015 |
フォアアールベルク交響楽団 |
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36より
第4楽章
〔ジェラール・コルステン(指揮)〕
マーラー:交響曲第3番ニ短調より 第2楽章
〔キリル・ペトレンコ(指揮)〕
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調
Op.19より 第3楽章
〔アレクサンダー・ロンクィヒ(指揮&ピアノ)〕
ハイドン:交響曲第44番ホ短調 《悲しみ》
Hob.I:44より 第1楽章
〔ジェラール・コルステン(指揮)〕
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調
Op.22より 第2楽章
〔アーロン・ピルサン(ピアノ)、アリ・ラシライネン(指揮)〕
モーツァルト:交響曲第22番ハ長調 K.162より
第3楽章
〔ジェラール・コルステン(指揮)〕
R.シュトラウス:クラリネットとファゴットのための二重小協奏曲より
第3楽章
〔ハイドラム・ヴィルト=メツラー(ファゴット)、
アレックス・ラドシュテッター(クラリネット)、ジェラール・コルステン(指揮)〕
モーツァルト:《エジプト王ターモス》 のための幕間音楽
K.345より 第4楽章
〔アレクサンダー・ロンクィヒ(指揮)〕
ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第2番より
第6曲:ワルツ2&第3曲:ダンス1
〔グイド・マンクージ(指揮)〕
フンメル:トランペット協奏曲変ホ長調より
第3楽章
〔ユルゲン・エレンゾーン(トランペット)、ジェラール・コルステン(指揮)〕
ブルックナー:交響曲第1番ハ短調より 第3楽章
〔ジェラール・コルステン(指揮)〕
マルティヌー:交響曲第4番より 第4楽章
〔ジェラール・コルステン(指揮)〕 |
フォアアールベルク交響楽団30周年記念盤!キリル・ペトレンコが振るマーラー第3番も一部収録!
オーストリア最西部、フォアアールベルク州を本拠地とするオーストリアのオーケストラ、フォアアールベルク交響楽団のライヴ録音集第2弾は、創立30周年を記念した2011年~2015年までの録音集。
首席指揮者ジェラール・コルステンによる演奏を始め、ベルリン・フィルの次期首席指揮者&芸術監督が決定し話題を呼んだキリル・ペトレンコやアレクサンダー・ロンクィヒとの共演など、貴重な音源を収録!
※録音:2011年-2015年 |
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リヒャルト・デュンサーの管弦楽のための作品集
リヒャルト・デュンサー:
ヴァイオリン協奏曲
ラデック・シンフォニー* |
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)
ジェラール・コルステン(指揮)
フォアアールベルク交響楽団
エルネスト・ヘツル(指揮)*
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団* |
現代オーストリアの作曲家、リヒャルト・デュンサー(b.9159)の管弦楽のための作品集。
1993年にブレゲンツ音楽祭で初演されたヴァイオリン協奏曲では、メニューイン国際ヴァイオリン・コンクールを始めとする様々な国際コンクールで優勝し、ウィーン・フィル他多くのトップ・オケと共演するオーストリアの天才ヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミットがソリストとして参加。「ラデック・シンフォニー」は、デュンサーの室内オペラ《ラデック》(VMS
179)から、大編成のオーケストラのための「交響曲」としてアレンジされたもの。
録音:2007年8月12日(協奏曲)/2013年3月22日-23日(交響曲)
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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PROFIL
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北ドイツ放送提供
凄まじいテンシュテットの「英雄」が残っていた!!
ベートーヴェン:
(1)交響曲第3番変ホ長調「英雄」Op.55
(2)序曲「コリオラン」Op.62 |
クラウス・テンシュテット(指揮)
北ドイツ放送交響楽団 |
初出!!! ファン狂喜!こんな凄まじいテンシュテットの「英雄」が残っていた!!
録音:1979年7月3-6日/北ドイツ放送スタジオ10(ライヴ)/59’
39”
驚きの音源の出現!
テンシュテットが最盛期1979 年7 月に北ドイツ放響を指揮したベートーヴェンの交響曲第3
番「英雄」と序曲「コリオラン」。
テンシュテットのベートーヴェン録音は意外に少ないものの、「英雄」は1982
年のウィーン・フィル、1991 年のロンドン交響楽団との共演が正規発売されていて、いずれも演奏の凄さに注目が集まっていました。しかし当ディスクはさらに若い1979
年、オーケストラも北ドイツ放響という理想の条件に加え、放送用に行われたライヴ録音というのも非常に価値があります。同時に序曲「コリオラン」が収録されているのも貴重。
演奏は期待以上の凄まじさ。強い緊張感とスケールの大きさで、あっと言う間に全曲を聴き通させてしまいます。また第2
楽章の深い情念の渦巻き、フィナーレの圧倒的な盛り上がりなど、テンシュテットの真骨頂たる鬼気迫る世界をつくりあげています。
北ドイツ放送提供のマスターも良好で、最盛期のテンシュテット芸術を堪能できます。
店主も、28年前のロンドン・フィルとのマーラーの5番、23年前のこのロンドン・フィルとの「英雄」を聴いてテンシュテットに心酔した。
ベートーヴェンは分売されていないようだが、現在この超特価ボックスで聴くことができる。
テンシュテット/グレートEMI録音
WARNER CZS-0944332(14CD)¥6000→ \3990
生誕85年の2011年、ベートーヴェンからR.シュトラウスまでの演奏を集大成した大型ボックス。
安い・・・。 |

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そしてALTUSからリリースされた大ベストセラー・アルバム
1982年、ウィーン・フィルとの「英雄」 |
ALTUS
ALT 195/6
(2CD)
\3600
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ベートーヴェン:交響曲第 3 番 変ホ長調 「英雄」
作品 55
マーラー:交響曲第 10 番 より アダージョ |
クラウス・テンシュテット ( 指揮 )
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
ウィーン・フィルとテンシュテット。濃厚な悲劇性と堂々大爆進のザルツブルク一期一会の大競演!このウィーン・フィルとのライヴ演奏は電気が走るような興奮を呼び起こす。―
ヘンリー・フォーゲル(元シカゴ響総裁) ―
録音:1982年8月29日 祝祭劇場(ザルツブルク)
オーストリア放送協会によるライヴ録音。日本語解説付
テンシュテットと VPO の間にリハーサルからして異様な緊張感がはしった伝説の名演がついに正規盤化!
ORF/VPO 提供のオリジナルテープからアルトゥスが直接マスタリング!
また、シカゴ響の大立物であったヘンリー・フォーゲル氏はこの演奏について「英雄はメンバーは胸張り裂けんばかりの熱さ、弦楽器は食いつき管楽器は躍動する。マーラーにいたっては不協和音の噴出は心の叫びであり魂の悲鳴である。徹頭徹尾ダイナミックなコントラバスを強調し、管弦楽的色彩を無限大に活用し、あらゆる点で緊密に楽章全体を結び付けつつテンポを構築していく。29
分のところ、ここは私の聞いたあらゆる録音の中でも最も遅い演奏であり、テンシュテット自身のロンドン・フィルハーモニーとのスタジオ録音と比較しても
1 分長い。しかしながら緊張と激しく濃密な熱によって遅いと感じることがない。この演奏を聴くことは途轍もない、深く心に触れる経験である。」と語っています。
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PH 17011
(12CD)
特別価格\4500 →\4290
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ディヌ・リパッティ生誕100年記念BOX
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ディヌ・リパッティ(ピアノ) |
Disc 1(戦前の録音)
(1)J.S.バッハ:アルマンド~パルティータ第1番変ロ長調BWV825(チェンバロを演奏)
(2)J.S.バッハ(ブゾーニ編):「トッカータ
ハ長調」による即興(チェンバロを演奏)
(3)エネスコ:ピアノ・ソナタ第1番嬰へ短調~第2楽章
(4)ブラームス:間奏曲変ロ短調Op.117の2
(5)同:間奏曲変ホ短調Op.118の6(断片)
(6)同:ワルツOp.39~第1,2,5,6(2種),10,14,15番
(7)同:ワルツ集「愛の歌」Op.52(全18曲+第1曲繰り返し)
ナディア・ブーランジェ(ピアノ連弾)(6)(7)、イレーヌ・ケドロフ(ソプラノ)、
マリー=ブランシュ・ド・ポリニャック(アルト)、
ポール・ドランヌ(テノール)、ドーダ・コンラッド(バス)
1936 年6月25日/エコール・ノルマル音楽院(1)-(5)、1937年2月25日、
1937年2月20日-1938 年1月22日/パリでのセッション(6)(7)
Disc 2(戦争中の録音1)
(1)バッハ(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよBWV147/
(2)スカルラッティ:ソナタ ト長調L387
(K14)/
(3)ブラームス:間奏曲イ短調Op.116の2/
(4)同:間奏曲変ホ短調Op.117 の1/
(5)シューマン:交響的練習曲Op.13~第9変奏/
(6)ショパン:練習曲変ト長調Op.10の5「黒鍵」/(7)リスト:小人の踊り/
(8)リパッティ:古典様式による小協奏曲Op.3/(9)左手のためのソナチネ
ハンス・フォン・ベンダ(指揮)ベルリン・フィル室内管弦楽団(8)
1941 年4月28日/ブカレストでのセッション(1)-(7)、
1943年1月/14日/ベルリン・ライヴ(8)、1943年3月4日/ブカレストでのセッション(9)
Disc 3(戦争中の録音2)
(1)エネスコ:ブーレ~ピアノ組曲第2番ニ長調Op.10/
(2)同:ピアノ・ソナタ第3番ニ長調Op.24/(3)同:ヴァイオリン・ソナタ第2番ヘ短調Op.6/
(4)同:ヴァイオリン・ソナタ第3番イ短調Op.25
ジョルジュ・エネスコ(ヴァイオリン)(3)(4)
1943 年3月2日(1)、3月13日(3)、3月11日(4)/
ブカレストでのセッション、10月18日/ベルンでのセッション(2)
Disc 4(戦後1945-48年の録音)
(1)リパッティ:ルーマニア舞曲集/
(2)リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調/
(3)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
エルネスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団(1)(2)、
アルチェオ・ガリエラ(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(3)
1945 年10月10日(1)、1947年6月6日(2)/ジュネーヴ・ライヴ、
1947年9月18-19日/ロンドン・セッション(3)
Disc 5
(1)バッハ(ブゾーニ編曲):ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV1052
(2)バルトーク:ピアノ協奏曲第3番
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団(1)、
パウル・ザッハー(指揮)南西ドイツ放送交響楽団(2)
1947 年10月2日/アムステルダム・ライヴ(1)、1948年5月30日/
バーデン=バーデン・ライヴ(2)
Disc 6
(1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
(2)リパッティ:古典様式による小協奏曲Op.3
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(1)、
指揮者と団体不明(2)
1948 年4月9-10日/ロンドン・セッション(1)、1948年(ライヴ)(2)
Disc 7
(1)ショパン:ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58/
(2)同:ノクターン第8番変ニ長調Op.27の2/
(3)同:華麗なワルツ第2番変イ長調Op.34の1/(4)同:舟歌Op.60/
(5)スカルラッティ:ソナタ ホ長調L.23/(6)同:ソナタ
ニ短調L.413/
(7)リスト:ペトラルカのソネット第104番/(8)同:演奏会用練習曲「軽やかさ」/
(9)ラヴェル:道化師の朝の歌/
(10)フォーレ(カザルス編):夢のあとにOp.7の1/
(11)ラヴェル(バズレール編):ハバネラ形式による小品/
(12)リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
アントニオ・ヤニグロ(チェロ)(10)-(12)
1947 年3月1,4日(1)、2月20日(2)(6)、9月24日(3)(7)、9月25日(8)、9月27日(5)、
1948年4月17,21日(4)(9)/ロンドン・セッション、
1947 年5月24日(10)-(12)/チューリヒ・セッション
Disc 8(死の年)
(1)ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11/
(2)同:ノクターン第8番変ニ長調Op.27の2(即興付き)/
(3)同:練習曲ホ短調Op.25の5/(4)同:練習曲変ト長調Op.10の5「黒鍵」
オットー・アッカーマン(指揮)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団(1)
1950 年2月7日/チューリヒ・トーンハレ(ライヴ)
Disc 9
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
(2)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ルツェルン祝祭管弦楽団(1)、
エルネスト・アンセルメ(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団(2)
1950年4月23日/ルツェルン祝祭劇場(ライヴ)(1)、2月22日/
ジュネーヴ・ヴィクトリア・ホール(ライヴ)(2)
Disc 10
(1)ショパン:華麗なる大ワルツ変ホ長調Op.18/ワルツ第2番変イ長調Op.34
の1/
第3番イ短調Op.34の2/第4番ヘ長調Op.34の3/第5番変イ長調Op.42/
第6番変ニ長調Op.64 の1「小犬」/第7番嬰ハ短調Op.64の2/
第8番変イ長調Op.64 の3/第9番変イ長調Op.69の1「別れ」/
第10番ロ短調Op.69の2/第11番変ト長調Op.70の1/第12番ヘ短調Op.70の2/
第13番変ニ長調Op.70の3/第14番ホ短調
(2)同:マズルカ第32番嬰ハ短調Op.50の3
1950年7月3-12日ジュネーヴ・セッション
Disc 11
(1)J.Sバッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825
(2)同(ケンプ編):シチリアーノ~フルート・ソナタ第2番BWV1031
(3)同(ブゾーニ編):いざ来たれ、異邦人の救い主よBWV659
(4)同(ブゾーニ編):主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639
(5)同(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよBWV147
(6)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310
(7)J.S.バッハ(ブゾーニ編):主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶBWV639
(8)ショパン:ワルツ第3番イ短調Op.34の2
1950年7月9日(1)(6)、7月6日(2)、7月10日(3)-(5)/
ジュネーヴ・セッション、7月27日/スイス放送(7)(8)
Disc 12(ブザンソン告別演奏会)
(1)即興/
(2)J.Sバッハ:パルティータ第1番変ロ長調BWV825/
(3)即興/
(4)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310/
(5)シューベルト:即興曲変ト長調D.899
の3/(6)同:即興曲変ホ長調D.899の2/
(7)ショパン:ワルツ第5番変イ長調Op.42/(8)同第6番変ニ長調Op.64の1「小犬」/
(9)同第9番変イ長調Op.69の1「別れ」/(10)同第7番嬰ハ短調Op.64の2/
(11)同第11番変ト長調Op.70の1/(12)同第10番ロ短調Op.69の2/
(13)同第14番ホ短調/(14)同第3番イ短調Op.34の2/(15)同第4番ヘ長調Op.34の3/
(16)同第12番ヘ短調Op.70の2/(17)同第13番変ニ長調Op.70の3/
(18)同第8番変イ長調Op.64の3/(19)同華麗なる大ワルツ変ホ長調Op.18
(20)J.S.バッハ(ヘス編):主よ、人の望みの喜びよBWV147
1950年9月16日/ブザンソン音楽祭ライヴ(1)-(19)、
1947年9月24日/スタジオ・セッション(20) |
祝・生誕100年!
貴重な音源から名盤中の名盤まですべてを網羅したリパッティBox登場!!
昔の人のイメージがありますが、リパッティは今年2017
年3 月に生誕100 年をむかえます。それを記念してProfil
レーベルが12 枚組の大盤振舞Box をリリース。
古くは10 代の頃のものからあり、バッハ作品では珍しいリパッティのチェンバロ演奏に触れることができます。また、ブラームスのワルツは恩師ナディア・ブーランジェと連弾していて、リパッティのみならずブーランジェのピアノ演奏も聴くことができます。
恩人エネスコを独奏者としたヴァイオリン・ソナタ2
篇やチェロのヤニグロの伴奏も貴重。またバッハ=ブゾーニの神々しい演奏はピアノ録音史上の至宝と申せましょう。
さらにカラヤン指揮フィルハーモニア管と共演した1948
年4 月録音のシューマンの協奏曲が貴重。これは今から50
年前の1967 年に放映された「ウルトラセブン」最終回で、主人公モロボシ・ダンがアンヌに自分がウルトラセブンであることを告白した時にかかる音源。音楽を担当した作曲家・冬木透氏によれば、あとのない切迫した感覚がこの作品とこの演奏しかないと選んだもので、特撮物にクラシック音楽が延々とかかる前代未聞の劇伴音楽となりました。多くの少年をクラシック・ファンにした鬼気迫る名演です。
協奏曲も自作2 篇をはじめモーツァルト、ショパン(ホンモノ)、リストの協奏曲などたっぷり堪能できます。
名高いブザンソンの告別演奏会も収録していますが、ショパンのワルツを1
曲残して終わるのはあまりにも可哀想とのことで、彼のデビュー・コンサートの1
曲目だったバッハ=ヘスの「主よ、人の望みの喜びよ」で感動的にアルバムを完結させています。
入手困難なものも多く、これだけまとまったBox
は大歓迎。さらに驚きの価格。一家に1セットは常備したい宝物です。
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SUPRAPHON
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SU 4206
(2CD)
\3200
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リハルト・ノヴァーク―ポートレート
CD 1【オペラ・アリア】
(1)モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より
「可愛い奥様、これが目録です」(レポレッロ)
(2)ドヴォルザーク:歌劇『ルサルカ』より
「悲劇!可哀そうな青ざめたルサルカ」(水の精)
(3)チャイコフスキー:
歌劇『エフゲニー・オネーギン』より
「だれでも一度は恋をして」(グレーミン公爵)
(4)グリンカ:歌劇『ルスランとリュドミラ』より
「時の永遠の闇の中から」(ルスラン)
(5)ムソルグスキー:
歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』より
ボリスのモノローグ「私は最高の権力を手に入れた」(ボリス)
(6)オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』より
「輝けダイヤモンド」(ダペルトゥット船長)
ヴェルディ:
(7)歌劇『ドン・カルロ』より「ひとり寂しく眠ろう」(フィリッポ)
(8)歌劇『シモン・ボッカネグラ』より
「悲しい胸の思いは―引き裂かれた心」(フィエスコ)
(9)歌劇『マクベス』より「気を付けて進め、わが息子よ...」(バンクオー)
(10)歌劇『ルイザ・ミラー』より「私の血も命も捧げよう」(ヴァルター)
(11)ワーグナー:楽劇『ワルキューレ』より
「さようなら、大胆で輝かしかった娘よ!」(ヴォータン)
(12)ヤナーチェク:歌劇『利口な女狐の物語』より
「これは、おとぎ話かい?それともホントかい?」(森番)
CD 2【歌曲集】
(13)ヴォルフ:歌曲『メーリケ集』より
「世をのがれて」「思え、おお魂よ」「新しい恋」「私の慰めはどこに」
(14)シューベルト:歌曲『白鳥の歌』D.957より
「アトラス」「君の肖像」「漁師の娘」「街」「海辺にて」「影法師」「鳩の便り」
(15)クシチカ:歌曲『北国の夜』Op.14 |
リハルト・ノヴァーク(バス)/
(1)-(12)ブルノ・ヤナーチェク・オペラ管弦楽団/
(8)ブルノ・ヤナーチェク・オペラ合唱団/
(1)-(3)(5)(7)(9)-(12)(14)フランティシェク・イーレク(指揮)/
(4)ミロスラフ・ホーンカ(指揮)/
(6)ヤン・シュティフ(指揮)/
(8)ヤロスラフ・クルチェク(指揮)/
(13)ゲルハルト・ツェラー(ピアノ)/
(14)ブルノ・フィルハーモニック/
(15)プラハ・フィルハーモニア[PKF]/
(15)トマーシュ・ハヌス(指揮) |
2016年最新リマスタリング。チェコが生んだバス、リハルト・ノヴァークのオペラ・アリアと歌曲集
録音:(1)(2)(5)(7)(10)(11)(12)1978年、(9)1971年、(4)1977年/ブルノ・スタディオン・スタジオ、(3)1983年、(6)1982年、(8)2003年10月/ヤナーチェク劇場、(13)1975年8月、(14)1975年12月/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)、(15)2001年10月/ルドルフィヌム(プラハ)/2h32’13”
1931 年チェコ生まれのバス、リハルト・ノヴァークは2016
年10 月に85 歳を迎えました。当アルバムはノヴァークの名唱からオペラ・アリアと歌曲集にわけ、2
枚組で構成されております。
ブルノ音楽大学で学んだノヴァークは、1961
年からブルノ・ヤナーチェク・オペラのソリストとして長きに渡り活躍。レパートリーも広くこれまでに150
以上の演目に出演してきました。
ここに収録されたオペラ・アリアはノヴァークの全盛期を知る上で最も重要な録音で、野太く力強い歌声を聴くことができます。オペラの一方、歌曲も得意とするノヴァーク。
ここに収録されたシューベルト、ヴォルフで聴く、温かみのある歌声も実に魅力的です。
ブックレットにはノヴァークが演じたフィエスコ、レポレッロ、ボリス、フィリッポなど、当時の写真も収められております。2016
年、スプラフォンによる最新リマスタリングです。 |
<国内盤>
<LP>
ALTUS(LP)
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話題をさらったあのチェリビダッケのINA音源、初LP
化。3タイトル同時発売!
アルゲリッチ、フルニエ、ミケランジェリとの協奏曲にそれぞれ交響曲をカップリング。音質も大変良好。ソリストの魅力とチェリの魅力、どちらも心行くまで楽しめます。 |
ALTLP 113/4
(2LP)
\13600+税
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アルゲリッチ×チェリビダッケ、伝説のシューマン!
[LP1-A] シューマン:ピアノ協奏曲イ短調
Op.54 第1楽章
[LP1-B] シューマン:ピアノ協奏曲イ短調
Op.54 第2・3楽章
[LP2-A] シューマン:交響曲第2番ハ長調 Op.61
第1・2楽章
[LP2-B] シューマン:交響曲第2番ハ長調 Op.61
第3・4楽章 |
マルタ・アルゲリッチ(LP1:ピアノ)
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
フランス国立放送管弦楽団 |
アルゲリッチ×チェリビダッケ、伝説のシューマン!魔術全開の空前演奏。
録音:[ピアノ協奏曲]1974 年5月29日/シャンゼリゼ劇場(ライヴ)、[交響曲]1974
年2 月27 日/シャンゼリゼ劇場(ライヴ)/ステレオ、国内プレス、完全限定生産、日本語帯・解説付
2014 年のCD 発売時、大変な話題となったアルゲリッチとチェリビダッケによる伝説のシューマンのピアノ協奏曲がLP
化!
当時33 歳のアルゲリッチによる当ライヴは、曲が彼女の十八番ということもあり出だしから魔術全開。両の手から無限に湧き上がる歌、オーケストラとの刹那的な対話、どこまでも生気に満ちたフィナーレなど、ライヴで燃える彼女の良さが最高に発揮されています。自らがまるで音楽そのものになったかのように振る舞うアルゲリッチに対して、影に徹した瞑想的なチェリビダッケという個性の違いも面白く、オーケストラ・パートの透明度には驚きです。
第3 楽章の変拍子的な難所をはじめ、あのアルゲリッチにピタリと合わせた完璧主義者の面目躍如たる指揮ぶり。
また対照的に、カップリングのシューマンの交響曲第2
番では時折聞こえるチェリビダッケの叫び声がまことに勇ましく、オケもつられて熱っぽい歌を披露。力強い演奏に魅せられます。 |
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ALTLP 115/6
(2LP)
\13600+税
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フルニエ×チェリビダッケ、至高のドヴォルザーク!
[LP1-A]
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
第1楽章
[LP1-B]
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104
第2・3楽章
[LP2-A] シューベルト:『ロザムンデ』序曲
D.797
[LP2-B]
シューベルト:交響曲第8番ロ短調『未完成』D.759 |
ピエール・フルニエ
(LP1:チェロ)
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
フランス国立放送管弦楽団 |
フルニエ×チェリビダッケ、至高のドヴォルザーク!松脂飛び散る迫真の美音。
録音:[チェロ協奏曲、ロザムンデ]1974年10月2日/シャンゼリゼ劇場(ライヴ)、[交響曲]1974年9月17日/シャンゼリゼ劇場(ライヴ)/ステレオ、国内プレス、完全限定生産、日本語帯・解説付
古今東西最高のチェロ協奏曲、ドヴォルザークの協奏曲。その究極の演奏の一つがこちら。
チェリビダッケは開始早々、オーケストラから壮大な響きを引き出します。そして木管のテーマは一転、とても繊細で華麗。管弦楽の醍醐味がたっぷりと詰まった濃厚な演奏でありながら、同時に透き通ったハーモニー感覚が徹底されているのもチェリならではの凄まじさ。
対するフルニエのチェロがまた凄い!持ち味である美音はそのままに、荒々しい迫力も兼ね備えた激演。美しいのに強烈、という興奮の音楽が展開されます。チェロの独奏を邪魔することなくサポートするチェリビダッケにも注目です。シューベルトの『ロザムンデ』『未完成』は恐ろしいほど重く、それでいて驚くべき透明度のある演奏。チェリビダッケの創り上げる緻密な美しさ、匠の業に心打たれます。 |
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ALTLP 117/8
(2LP)
\13600+税
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ミケランジェリ×チェリビダッケ、輝かしい『皇帝』!
[LP1-A]
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調『皇帝』 Op.73
第1楽章
[LP1-B]
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調『皇帝』 Op.73
第2・3楽章
[LP2-A]
ブラームス:
悲劇的序曲 Op.81、交響曲第3番ヘ長調
Op.90 第1楽章
[LP2-B]
ブラームス:
交響曲第3番ヘ長調 Op.90第2・3・4楽章 |
アルトゥーロ・ベネデッティ・
ミケランジェリ(LP1:ピアノ)
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
フランス国立放送管弦楽団 |
ミケランジェリ×チェリビダッケ、輝かしい『皇帝』!相性抜群、輝かしき競演。
録音:[ピアノ協奏曲、悲劇的序曲]1974年10月16日/シャンゼリゼ劇場(ライヴ)、[交響曲]1974年2月15日/シャンゼリゼ劇場(ライヴ)/ステレオ、国内プレス、完全限定生産、日本語帯・解説付
これぞ『皇帝』、これぞベートーヴェン!と快哉を叫びたくなる名演。ミケランジェリとチェリビダッケ、大巨匠2
人の相性の良さが大いに発揮された驚くべき演奏です。
美しさと迫力、そして緊張感が高次元で融合した真実掛け値なしの素晴らしさ。また録音の良さも特筆。限界を超えて磨き抜かれた輝かしい音を発するミケランジェリと、彼の才能に一目置いていたチェリビダッケの繊細なサポートが織りなす芸術がしっかりと堪能できます。
またブラームスの悲劇的序曲、交響曲第3 番ではフランス的な音色感覚さえまとった音楽が広がっており、まさにチェリビダッケの魔法。こちらも必聴です。
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<映像>
ARTHAUS
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109319
(7DVD)
\8000 |
ワイマール・シュターツカペレ
ワーグナー(1813-1883):楽劇《ニーベルングの指環》全曲 |
ワイマール・シュターツカペレ
カール・セント・クレア(指揮)
ミヒャエル・シュルツ(演出)
ディルク・ベッカー(装置)
ルネ・リスターダル(衣装)
ブルックス・ライリー(映像監督)
ヴォルフガンク・ヴィラシェック(ドラマトゥルギー)
1.前夜劇「ラインの黄金」4場
ヴォータン…マリオ・ホフ(バリトン)
ドンナー…アレクサンダー・ギュンター(バス・バリトン)
フロー…ジャン=ノエル・ブリエント(テノール)
ローゲ…エリン・カーヴス(テノール)
アルベリヒ…トーマス・メーヴェス(バリトン)
ミーメ…フリーデル・アウリッヒ(テノール)
ファーゾルト…レナトゥス・メツァール(バス)
ファフナー…妻屋秀和(バス)
フリッカ…クリスティーネ・ハンスマン(メゾ・ソプラノ)
フライア…マリエッタ・ツムビュルト(ソプラノ)
エルダ…ナディーネ・ヴァイスマン(アルト)
ヴォークリンデ…シロナ・ミチェル(ソプラノ) 他
2.第1夜「ワルキューレ」3幕
ジークムント…エリン・カーヴス(テノール)
フンディング…妻屋秀和(バス)
ヴォータン…レナトゥス・メツァール(バリトン)
ジークリンデ…キルステン・ブランク(ソプラノ)
ブリュンヒルデ…カテリーネ・フォスター(ソプラノ)
フリッカ…クリスティーネ・ハンスマン(メゾ・ソプラノ)
ヘルムヴィーゲ…シロナ・ミチェル(ソプラノ)
オルトリンデ…ヨアナ・キャスパー(ソプラノ)
ヴァルトラウテ…マリー=ヘレン・ヨエル(メゾ・ソプラノ)
ジークルーネ…キャロラ・グーバー(メゾ・ソプラノ)
ロスヴァイセ…クリスティアーネ・バッセク(メゾ・ソプラノ)
グリムゲルデ…ケルスティン・クヴァント(アルト)
シュヴェルツライテ…ナディーネ・ヴァイスマン(アルト)
グラーネ…エリカ・クレーメル 他
3.第2夜「ジークフリート」3幕
ジークフリート…ジョニー・ファン・ハル(テノール)
ミーメ…フリーダー・アウリッヒ(テノール)
ヴォータンまたの名をさすらい人…トーマス・メーヴェス(バリトン)
アルベリヒ…マリオ・ホフ(バリトン)
ファフナー…妻屋秀和(バス)
ブリュンヒルデ…キャスリーン・フォスター(ソプラノ)
森の小鳥…ハイケ・ポルシュタイン(ソプラノ)
エルダ…ナディーネ・ヴァイスマン(アルト)
グラーネ…エリカ・クレーメル 他
4. 第3夜「神々の黄昏」3幕
ジークフリート…ノルベルト・シュミットベルク(テノール)
グンター…マリオ・ホフ(バリトン)
アルベリヒ…トーマス・メーヴェス(バリトン)
ハーゲン…レナトゥス・メツァール(バス)
ブリュンヒルデ…キャスリーン・フォスター(ソプラノ)
グートルーネ…マリエッタ・ツムビュルト(ソプラノ)
ヴァルトラウデ/エルダ…ナディーネ・ヴァイスマン(アルト)
第1のノルン…クリスティーネ・ハンスマン(メゾ・ソプラノ)
第2のノルン…ナディーネ・ヴァイスマン(アルト)
第3のノルン/ヴォークリンデ…ジロナ・ミヒェル(ソプラノ)
ヴェルグンデ/ワルキューレ…スーザン・ギュンター=ディスマイヤー(ソプラ
ノ)
フロスヒルデ/ワルキューレ…クリスティアーネ・バッセク(メゾ・ソプラノ)
グラーネ…エリカ・クレーマー |

109320
(4Blu-ray)
\8000 |
2008年、ワーグナーと所縁の深いワイマール国立歌劇場で上演された《ニーベルングの指環》全曲。
演出には様々な工夫が凝らされ、この長大な作品の理解を助けるのに一役買っています。歌手たちもバランス良く配置され、カール・セント・クレアが指揮するワイマール・シュターツカペレの豊潤な響きも魅力的です。
21世紀の《リング》上演における一つの方向性を探る映像です。
こんな演出です。
https://youtu.be/R0JRw925dCM
<DVD> 101373の移行BOX 収録時間:930分 音声:ドイツ語 ステレオ2.0/DD5.1 字幕:英語,ドイツ語,フランス語,イタリア語,スペイン語,日本語 画面:16:9 REGION
All(Code:0) DVD…片面二層ディスク×6,片面単層ディスク×1
<Blu-ray> 101374の移行BOX 収録時間:930分 音声:ドイツ語 ステレオ2.0/DTS-HD
Master Audio 5.1 字幕:英語,ドイツ語,フランス語,イタリア語,スペイン語,日本語 画面:16:9 REGION
free Blu-ray・・・二層50GB×4 1080i High Definition |
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109321
(DVD)
\2700 |
エレガンス-ジ・アート・オブ
《マイヤ・プリセツカヤ》5つのバレエを讃えて
1.ビゼー=シチェドリン:カルメン組曲(1978年収録)
2.チャイコフスキー:ロマンティック・エンカウンター(1978年収録)
3.チャイコフスキー:眠りの森の美女から「ばらのアダージョ」(1977年収録)
4.マーラー:交響曲 第5番 第4楽章アダージェット「病めるばら」(1978年収録)
5.バッハ=グノー:アヴェ・マイア~マイヤの75歳誕生日を記念して(2000年)
ボーナス:
1.マイヤとの対話「カルメン組曲」
2.写真で見るマイヤの生涯 |
<コレオグラフィー>
アルベルト・アロンソ…1
モーリス・ベジャール…4
ローラン・プティ…3
ヴァレンティン・エリサリエフ…2
<ダンサー>
マイヤ・プリセツカヤ
アレクサンダー・ゴドゥノフ…1
アナトリー・ベルディシェフ…2
ヴァレリー・コフトゥン…4
ボリショイ・バレエのダンサーたち…3 |
“私の人生における最も重要なマイルストーンがこのような形でまとめられるのを見て、私はとても幸せです。
この映像には、ローラン・プティからモーリス・ベジャールまで、私と素晴らしい共同作業を行った振付師の仕事も含んでいます。素晴らしい!”マイヤ・プリセツカヤ20世紀を代表する名バレリーナ、マイヤ・プリセツカヤは、1925年ロシア在住、ユダヤ人の名門家庭に生まれました。しかし1938年に彼女の父親がスターリンの粛正により処刑されたことで、一家は離散。彼女はバレリーナであったおばの家の幼女となります。
1943年にボリショイ・バレエ団に入団しますが、出自がユダヤだったため、その才能を開花させる機会になかなか恵まれず、「瀕死の白鳥」の芸術性の高い舞踊で高い評価を受けるも、国外公演に同行することすら許されなかったと言います。彼女がようやく名声を掴んだのは1959年のこと。初めて彼女のバレエを目にした西側の人々は、その高い技術と美しさに感嘆しました。
またその前年に作曲家のシチェドリンと結婚、二人三脚で「カルメン組曲」を始めとした素晴らしい作品を創り上げていくことになります。彼女の踊りに魅せられた振付師たちも数知れず。
この映像ではベジャールやプティと言った人々が「彼女だけのために」とびきりの振付を施した演目を目の当たりにすることができるでしょう。
少しご覧いただけます。
https://youtu.be/MhosF4NKYLo
収録時間:本編82分:ボーナス19分 音声:ステレオ2.0 字幕(ボーナスのみ):ロシア語・英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・日本語 画面:4:3 REGION
All(Code:0) DVD…片面2層ディスク 101539
再発盤 |
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109323
(DVD)
\2700 |
エレガンス・ジ・アート・オブ
アレクサンダー・エクマン:「白鳥の湖」
ボーナス映像:
リハーサル・シーン集 |
アレクサンダー・エクマン(コレオグラフィー&情景)
ミカエル・カールソン(音楽)
ヘンリク・ヴィブスコフ(衣装)
トム・ヴィッシャー(照明デザイン)
ペール・クリスティアン・スカルスタッド(指揮)
ノルウェー・ナショナル・バレエ
ノルウェー・ナショナル歌劇場管弦楽団
2014年4月26日 オスロ歌劇場 世界初演 ライブ収録
ジェフ・トゥダー(テレビ・ディレクター)
アゴリエンヌ・ライロン&アンネ・レスイング(プロデューサー) |
コレオグラファー、アレクサンダー・エクマンは「私は水を使って、何か他とは違うこと、大きくて野性的なことをしてみたかった」と語ります。この思いが成就したのがこの「白鳥の湖」です。
音楽は有名なチャイコフスキーのものではなく、スウェーデンの作曲家ミカエル・カールソンの刺激的な作品を使用、美しさよりはグロテスクな場面も多く、特にエクマンが拘った水を使う場面では、ダイナミックな水しぶきと躍動的な肉体の対比が目を奪うという、なんともエキサイティングな映像となっています。
上演のためにはソプラノ歌手をはじめとしたミュージシャンや、1000羽のゴムのアヒルも動員され、物語を引き立てています。
これを壮大ないたずらとみるか、それとも深遠なショーと取るか・・・それは見る人の感性にかかっていると言えるでしょう。
収録時間:98分+15分(ボーナス・クリップ) 音声:英語
ステレオ2.0/DD 5.1(DVD) ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray) 字幕:なし 画面:16:9 REGION
All(Code:0) DVD…片面2層ディスク 102195
再発売盤 |
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109324
(DVD)
\2700 |
エレガンス・ジ・アート・オブ/
ダンス・シアター・オブ・ハーレム
1.フォールリヴァー伝説
コレオグラフィー…アグネス・デ=ミル
音楽…モートン・グールド
2.トロイ・ゲーム
コレオグラフィー…ロバート・ノース
音楽…ボブ・ダウンズ
3.最愛
コレオグラフィー…レスター・ホルトン
音楽…ジュディス・ハミルトン
4.ジョン・ヘンリー
コレオグラフィー…アルトゥール・ミッチェル
音楽…ミルトン・ローゼンストック |
ダンス・シアター・オブ・ハーレム
デンマーク放送交響楽団
デンマーク放送コンサート管弦楽団 |
「ダンス・シアター・オブ・ハーレム」は黒人たちによって結成されたアメリカで初のバレエ団です。アメリカン・バレエ・シアターの付属学校を卒業したアーサー・ミッチェルが1969年に設立し、その優美さと力強さで瞬く間に世界トップクラスのバレエ団として君臨、世界中の観客を魅了しています。1989年にデンマーク国営放送が映像化したこの4作は、このバレエ団の最も人気のあるレパートリーです。
1892年に起きた実際の殺人事件に基づいた「フォールリバー伝説」、6人の男性ダンサーによる「トロイ・ゲーム」、信仰心に燃え、諍いから妻を殺害してしまう聖職者を描く「最愛」、オートメーション化に耐えきれなかった工員の生涯「ジョン・ヘンリー」の4つの作品は、社会の暗部に深く切り込みつつ、強靭さと脆さを併せ持った完膚なきまでに美しい人間の肉体美を表出することで、現代舞踊の一つの頂点を極めたとも言えるパフォーマンスです。 |
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109326
(4DVD)
\8000 |
HISTORY OF THE ORGAN オルガンの歴史
ラテン(ラティウム)に起源を発し、現代に至るまで
【DVD1】オルガンの歴史 第1集 ラテンの起源・・・102111
登場するオルガン
Chiesa di San Carlo Borromeo(Brescia,
Italy)
Iglesia de San Sebastian(Abarca de Campos,
Spain)
Iglesia de San Esteban(Castromocho, Spain)
Iglesia de Santa Maria(Frechilla, Spain)
Saint-Jacques et Saint-Christophe (Houdan,
France) |
第1集は16世紀のスペインから18世紀のフランスに至るオルガンのルネサンス時代の変遷をたどります。
各パーツの説明から、実際の音楽の演奏風景まで多彩な内容が含まれたヴェローナのワークショップの風景から始まるこのドキュメンタリーは、オルガンを愛してやまぬ人にとって至宝ともなり得る貴重な映像です。
フレスコバルディ、カベゾン、アラウージョ、グリニー、クープランといった作曲家達によるオルガン作品が収録されています。 |
【DVD2】 オルガンの歴史 第2集 スウェーリンクからバッハまで
・・・102113
登場するオルガン
De Nieuwe Kerk(Amsterdam, Netherlands)
St.Ludgeri-Kirche(Norden, Germany)
St.Peter-und-Paul-Kirche(Cappel, Germany) |
第2集はスヴェーリンクからブクステフーデを経てバッハまでのオルガンの発達を辿ります。
この時代は、まさにオルガン音楽花盛り。各地の教会にオルガンが建立され、重要な作品が次々と生まれました。
映像にはグスタフ・レオンハルトの演奏も含まれています。 |
【DVD3】オルガンの歴史 第3集 黄金時代・・・102151
登場するオルガン
Cathedrale Sainte-Cecile(Albi, France)
L'eglise Notre Dame(Plaisance, France)
Basilika St.Martin(Weingarten, Germany) |
18世紀前半はまさにオルガンにおける黄金時代。この時期の様々なエピソードをご覧ください。
演奏されているのは、ルイ・マルシャン、J.S.バッハ、そしてジャン=フランソワ・ダンドリューの作品です。
登場するオルガニストはグザヴィエ・ダラース、アンドレ・イゾワール、グスタフ・レオンハルトです。 |
【DVD4】オルガンの歴史 第4集 近現代・・・102153
登場するオルガン
Eglise Saint-Sauveur(Saorge, France)
Eglise Saint-Francois-de-Sales(Lyon,
France)
Hofkirche St.Leodegar(Luzern, Switzerland) |
近代から現代の作品を収録、こちらも興味深い映像が目白押しです。
フランク、ヴィドール、レーガー、メシアン、ジャン・アランの作品とともに
いよいよ複雑になるオルガンの音楽を紐解いて行きます。
登場する演奏家たちは、マリー=クレール・アラン、ルイ・ロビラール、ルネ・サオルジャン。
限界に挑むかのような白熱した演奏を聞かせます。 |
最も古く、最も複雑で、最も壮麗な楽器の1つがオルガンです。
壮大な歴史を内包するオルガンの魅力を多面的に理解するためにスペインで制作された4つのシリーズを1つBOXにまとめました。
収録時間:212分 音声:英語・ドイツ語・フランス語
ステレオ2.0 字幕:スペイン語 画面:4:3 REGION
All(Code:0) DVD…片面単層ディスク×4 |
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109327
(3DVD)
\5400 |
BEST WISHES FROM 幸せをあなたに/プラシド・ドミンゴ
1.ポンキエッリ:歌劇《ジョコンダ》全曲
アッリーゴ・ボイト 台本
1983年 ウィーン国立歌劇場 ライヴ収録 |
エンツォ・グリマルディ…プラシド・ドミンゴ(テノール)
ジョコンダ…エヴァ・マルトン(ソプラノ)
バルナバ…マッテオ・マヌグエッラ(バリトン)
ラウラ・アドルノ…ルドミラ・センチュク(メゾ・ソプラノ)
アルヴィーゼ・パドエーロ…クルト・リドル(バス)
ラ・チエカ…マルガリータ・リローヴァ(アルト)
他
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団、バレエ団
アダム・フィッシャー(指揮)
フィリッポ・サンジュスト(演出)
ゲルリンデ・ディッリ(振り付け) |
2.マイアベーア:歌劇《アフリカの女》全曲
1988年 サンフランシスコ歌劇場 ライヴ収録 |
ヴァスコ・ダ・ガマ…プラシド・ドミンゴ(テノール)
セリカ…シャーリー・ヴァーレット(ソプラノ)
イネス…ルート・アン・スヴェンソン(ソプラノ)
ネルスコ…ジュスティーノ・ディアス(バリトン)
ドン・ペドロ…ミヒャエル・デヴリン(バス
ドン・ディエゴ…フィリップ・スキナー(バス)
他
サンフランシスコ歌劇場管弦楽団&合唱団、バレエ団
マウリツィオ・アレーナ(指揮)
ルトフィ・マンソーリ(演出)
ヴォルフラム・スカリッキ(装置)
アムレイ・スカリッキ(衣装)
トマス・J=ムン(照明) |
最近は指揮者としても活躍しながら、声域をバリトンに変え、まだまだ新境地を開拓しているプラシド・ドミンゴ。イタリア物だけでなく、フランス物やドイツ物までの多彩なレパートリーと、陰影のある美しい声、卓越した演技力に加え、颯爽たる舞台姿。21世紀になっても最高の歌手として君臨し続けるドミンゴの80年代の名唱を2作収録したファン垂涎のBOXです。
以前はPAL方式のみでの発売でしたが、今回はNTSC方式に変換、日本のファンにとってもうれしい再発売です。
収録時間:194分(アフリカの女)+169分(ジョコンダ) 音声:英語
ステレオ2.0/DD 5.1(DVD) ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray) 字幕:ドイツ語・フランス語・英語・イタリア語・スペイン語 画面:16:9 REGION
All(Code:0) DVD…片面2層ディスク 107511(PAL方式)
再発売盤 |

2/16(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AUDITE
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ヴォルフガング・カチュナー&ラウテン・カンパニーとの共演!
ドイツ注目の古楽ソプラノ、ジートラツェクがヘンデルを歌う。
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イーナ・ジートラツェク(ソプラノ)
ヴォルフガング・カチュナー
ラウテン・カンパニー |
ヘンデル:
1.9つのドイツ・アリア集より「歌え、霊魂よ、神を称えて」
HWV206
2.9つのドイツ・アリア集より「甘く香る竜涎香の花びらよ」
HWV204
3.ブロッケス受難曲 HWV48より「裂けよ、私の心」
4.9つのドイツ・アリア集より「快い静けさ」
HWV205
5.ブロッケス受難曲 HWV48より「私の罪悪は綱であり」
6.ブロッケス受難曲 HWV48より「拭き取ってください、刺激的な灰汁の涙を」
7.9つのドイツ・アリア集より「私の霊魂は見ることで聴く」
HWV207
8.9つのドイツ・アリア集より「快い茂みの中で」
HWV209
9.9つのドイツ・アリア集より「きらきら揺れ動く波の輝きは」
HWV203
10.9つのドイツ・アリア集より「お前たち
暗い墓穴から」 HWV208
11.ブロッケス受難曲 HWV48より「罪よ、恐れ、怯えて」
12.ブロッケス受難曲 HWV48より
「熊の手、ライオンの爪も彼らの激怒にも反して思い切ってしなかったことを」
13.9つのドイツ・アリア集より「燃えるようなバラの花、大地の飾り」
HWV210
14.ブロッケス受難曲 HWV48より
「イエス!イエス、あなたを我々の魂と結婚させて下さい」
15.9つのドイツ・アリア集より「先の日を空しく思い煩うことで」
HWV202 |
ヴォルフガング・カチュナー&ラウテン・カンパニーとの共演!ドイツ注目の古楽ソプラノ、ジートラツェクがヘンデルを歌う。
録音:2016年6月20-22日/イエス・キリスト教会(ドイツ)/ディジパック仕様、64’30”
前作「おどけた幸運」(AU 92703)で注目されたソプラノ歌手、イーナ・ジートラツェクが、ヘンデルの9
つのドイツ・アリア集とブロッケス受難曲からの抜粋を収録しました。
澄み切ったピュアな歌声が魅力のジートラツェクは、現在ドイツを中心に活躍する古楽ソプラノで、今回はヴォルフガング・カチュナー率いるラウテン・カンパニーとの共演しました。
当団はヘンデルのオペラとオラトリオのアリアを管弦楽編曲したアルバムなど、数多くのタイトルをリリースしているだけに理想の共演といえ、ジートラツェクと実に見事なアンサンブルを披露しております。
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SUPRAPHON
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ブレスリクが満を持してドヴォルザークに挑む!
ドヴォルザーク:
1.-18. 糸杉 B.11(18曲)
19.-23.夕べの歌 Op.31(5曲)
24.-30.ジプシーの歌 Op.55 B.104(7曲) |
パヴォル・ブレスリク(テノール)
ロベルト・ペハネツ(ピアノ) |
ドヴォルザーク国際コンクールの覇者。世界が注目するテノール、ブレスリクが満を持してドヴォルザークに挑む!
セッション録音:2016年8月3-5日/聖ラウレンティウス教会(プラハ)/65’13”
今、オペラ、コンサートの舞台でめざましい活躍を遂げているパヴォル・ブレスリク。ドイツの音楽雑誌「Opernwelt(オーパーンヴェルト、オペラの世界)」で、2005
年度の年間最優秀歌手賞を受賞して一躍脚光を浴び、ベルリン・フィル・レコーディングス・レーベルからリリースされた「魔笛」のタミーノ役をはじめ、リリースするディスクも高い評価を得ている若手テノール歌手の一人ですが、ついにドヴォルザークの歌曲に挑みました。ブレスリクは、2000
年にチェコのアントニーン・ドヴォルザーク国際コンクールで第1
位を獲得しているだけに当録音は大いに期待できる出来栄えです。
1979 年にスロヴァキアのブラチスラヴァに生まれたブレスリクは、ブラチスラヴァ音楽院とマルセイユのオペラ研修所CNIPAL
で研鑽を積み、その後、ドヴォルザーク国際コンクールで第1
位を獲得したのち、ベルリン国立歌劇場のメンバーに採用され、2006
年以降はフリーランスのテノールとして活動を続けてきました。
チューリヒ、ベルリン、MET、ロイヤル・コヴェントガーデン、バイエルン、ウィーンといった世界的なオペラハウスに登場するのと並行して、コンサートにも頻繁に出演しており、今後一層の活躍が期待される実力派です!

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PHILHARMONIA BAROQUE
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新代理店登場により再紹介。
1981年に創設された“フィルハーモニア・バロック・オーケストラ”はバロック、古典派、初期ロマン派時代の音楽を、当時使われていたであろう楽器やヴォーカル・テクニックを用いて演奏。
この独特の響きを世界中の聴衆に提示することを目的にしています。そして演奏会やレコーディングを行い、音楽を共有しながら、次世代の音楽家を育てるための教育やトレーニング・プログラムを通じて、積極的に新しい聴衆にアプローチしています。
現在、ニコラス・マギーガンが音楽監督を務めるこのアンサンブルは、サンフランシスコでの定期演奏会を始め、国際的なツアーを行い成功を収めるとともに、アメリカ国内の「アンサンブル・オブ・イヤー」をはじめ、数多くの賞を獲得。2011年からはアルバムの自主制作を始め、ハイドン:交響曲集第1集(PBP02)はグラミー賞の“ベスト・オーケストラ・パフォーマンス賞”にもノミネートされるなど高い評価を受けています。
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PBP01
\2600 |
ロレイン・ハント・リーバーソン(メゾ・ソプラノ):オペラ・アリア集
ベルリオーズ(1803-1869):歌曲集《夏の夜》Op.7
1.ヴィラネル2.ばらの精3.入り江のほとり(哀歌)
4.君なくて5.墓地で(月の光)6.未知の島
ヘンデル(1685-1759):アリア集
歌劇《エジプトのジュリオ・チェザーレ》HWV17より
7.第2幕:父を虐殺した仇への復讐を
8.第2幕:怒りの蛇は決して休まない
歌劇《ゲルマニアの王オットーネ》HWV15より
9.第2幕:理由を、マチルダ
10.第2幕:おお、息子よ
11.歌劇《クレタのアリアンナ》HWV32-第1幕:私を見て
12.歌劇《エジプトのジュリオ・チェザーレ》HWV17-第3幕:今や正義が矢を弓につがえ
13.歌劇《ラダミスト》HWV12-第2幕:わが妻のいとしい霊よ
14.歌劇《アグリッピーナ》HWV6-どんな風が吹いても
15.歌劇《ダラミスト》HWV12-第3幕:船が失われても |
ロレイン・ハント・リーバーソン(メゾ・ソプラノ)
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指揮) |
伝説の名メゾ・ソプラノ、ロレイン・ハント・リーバーソン。26歳の時にヴィオラ奏者から歌手へと転向、現代音楽と古楽の両面で活躍を始めた頃に、マギーガンと出会いました。そしてマギーガンが指揮する一連のヘンデル歌劇で名をあげた彼女は、以降、歌手としての輝かしい経歴を積みながら、古楽オペラの復興にいそしむとともに、情熱的な恋愛に落ちるなど波乱に満ちた生涯を送り、52歳の若さで病に倒れ、その生涯を閉じてしまいました。数多いエピソードとともに、今でも愛されている彼女の歌唱を永遠に残すために、マギーガンはレーベルにおける最初のアルバムとして、この曲集を選びました。彼女にとって、初録音となったふくよかで美しいベルリオーズはもちろんのこと、凛とした表現が素晴らしいヘンデル。マギーガンにとっても大切な記録です。
録音 1991年10月19日、1995年11月11-12日First
Congregational Church, Berkeley, United States |
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PBP02
\2600 |
ハイドン(1732-1809):交響曲集
交響曲 第104番 ニ長調「ロンドン」Hob.I:104
交響曲 第88番 ト長調 「V字」 Hob.I:88
交響曲 第101番 ニ長調 「時計」 Hob.I:101 |
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指揮) |
2011年に創立30周年を迎えた「フィルハーモニア・バロック・オーケストラ」の方向性がはっきりと示されたハイドンの一連の交響曲集。
エキサイティングな響きと、マギーガンの熟考の解釈を聞くことができます。
このアルバムは、巧みな構成で知られる第88番「V字」、幻想的で精緻な第104番「ロンドン」、そしてユーモラスな第101番「時計」の3曲が収録されています。ハイドンの見事な作曲技法も目の当たりにできます。
このアルバムはグラミー賞Best Orchestral
Performance賞にノミネートされました。
録音 2009年9月12-13日 |
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PBP03
\2600 |
ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリン協奏曲集「四季」他
1-3.ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 「春」 Op.8-1RV269
4-6.ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 「夏」 Op.8-2
RV315
7-9.ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 「秋」 Op.8-3
RV293
10-12.ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 「冬」
Op.8-4 RV297
13-15.ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV375
16-18.ヴァイオリン協奏曲 ホ短調「お気に入り」Op.11-2
RV269
19-21.ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 「恋人」RV271 |
エリザベス・ブルーメンストック(ヴァイオリン)
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指揮) |
様々な解釈、速度、表現方法で演奏されるヴィヴァルディの名曲「四季」。だからこそソリストにとっては「何か新しいもの」を自身の演奏に取り入れることは至難の技です。ブルーメンストックの演奏、例えば“春”ではまるで鳥のさえずりをそのまま再現しているかのような、装飾音も含め生き生きとした表現です。マギーガンの伴奏も、弾むリズム、そして絶妙なアコーギクと、これまでこの作品を数多く聴いてきた愛好家にも、新しい発見をもたらす革新的な演奏です。
録音 2010年12月9-11日 Skywalker Sound,
Nicasio, California, United States |
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PBP04
(2CD)
\3200 |
ヘンデル(1685-1759):歌劇《アタランタ》HWV35 |
アタランタ・・・ドミニク・ラベッレ(ソプラノ)
メレアグロ・・・スサンネ・ライデン(ソプラノ)
イレーネ・・・セシル・ヴァン・デ・サント(メゾ・ソプラノ)
アミンタ・・・マイケル・スラッテリー(テノール)
ニカンドーロ・・・フィリップ・カットリップ(バリトン)
メルキューリオ・・・コリー・マッカーン(バリトン)
フィルハーモニア・コラール(合唱指揮・・・ブルース・ラモット)
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指揮) |
1736年に作曲されたヘンデルの歌劇《アタランタ》はギリシャの牧歌劇。王女アタランタは親の決めた婚約が気に入らず、羊飼いの娘に扮して山で暮らしています。彼女の許婚メレアグロは、それを知りながら、羊飼いに扮し、彼女の本心を探ります。そこに本物の羊飼いのカップルが絡み、ちょっとした恋のさや当てが起きるという物語です。初演時は好評を博しましたが、その後はほとんど演奏されず、20世紀になってようやく注目されたというこの作品、マギーガンをはじめ、歌手たちが、活気に満ちた音楽を美しく演奏しています。
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PBP05
\2600 |
ブラームス(1833-1897):セレナード 第1番&第2番 |
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指揮) |
ブラームスの時代の楽器を用いて演奏された2曲のセレナード。どちらも20代に書かれた若々しい作品で、これらはブラームスが、当時デトモルトの領主に招かれ、館で仕事をしていた時に、モーツァルトやハイドン時代の「セレナード」を模して書かれたとされています。
優雅な雰囲気の中にも、後年のブラームスの作風を思わせる翳りもどことなく感じられる名作を、マギーガンは歯切れのよいリズムで闊達に演奏しています。
録音 First Congregational Church, Berkeley,
CA, United States ライヴ収録 2012年3月10-11日・・・1番 2010年2月13-14日・・・2番 |
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PBP06
\2600 |
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲 第4番&第7番 |
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指揮) |
この第4番が演奏された時、サンフランシスコの新聞紙上におけるクラシック批評で「ウィットに富み、バランス感覚に優れた完璧な演奏」と絶賛されたというほど、アメリカ国内で話題を呼んだライヴを収録。
第7番も、輝かしく生き生きとした演奏です。
録音First Congregational Church, Berkeley,
CA, United States ライヴ収録 2012年11月10-11日・・・4番 2009年9月12-13日・・・7番 |
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PBP07
\2600 |
ヘンデル(1685-1759):歌劇《テゼオ》ハイライト |
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指揮)
メデア・・・ドミニク・ラベッレ(ソプラノ)
テッソ・・・アマンダ・フォーサイス(ソプラノ)
アギレア・・・エイミー・フレストン(ソプラノ)
エゲオ・・・ドリュー・ミンター(カウンター・テナー)
アルカーネ・・・ロビン・ブレイズ(カウンター・テナー)
クリツィア・・・セリーヌ・リッチ(ソプラノ)
ミネルヴァの司祭・・・ジェフリー・フィールズ(バリトン)
コロス・・・ジョナサン・スマッカー(テノール) |
マギーガンがこよなく愛するヘンデルの歌劇。彼は、あまり演奏される機会のない秘曲を取り上げることが多く、この《テゼオ》も初演後は、ほとんど再演されることなく20世紀まで埋もれていた作品です。ヘンデル作品には珍しく5幕構成の大作ですが、ここでは全曲がコンパクトに纏められ、テンポの良い作品として演奏されています。歌手たちの力強く輝かしい歌唱も聴き所です。
録音 2013年4月13.14日 First Congregational
Church, Berkeley, CA, United States ライヴ収録 |
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PBP08
\2600 |
ハイドン(1732-1809):交響曲集
交響曲 第57番 ニ長調 Hob.I:57
交響曲 第67番 ヘ長調 Hob.I:67
交響曲 第68番 変ロ長調 Hob.I:68 |
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指揮) |
交響曲集第1集(PBP01)が2011年のグラミー賞にノミネートされるなど、高い評価を受けたマギーガンのハイドン。
こちらの第2集は1770年代に作曲された3曲の交響曲を収録。整然としたオーケストレーションの中に、時々意表を突くメロディが出現するところは、いかにも中期のハイドンらしい作風ですが、マギーガンはこれらを丁寧に拾いあげ、きわめて楽しい作品として演奏しています。
録音2014年10月4-5日・・・1-8 2014年2月8-9日・・・9-12 |
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PBP09
(2CD)
\3200 |
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):セレナータ「春の栄光」 |
プリマヴェーラ・・・ダイアナ・ムーア(メゾ・ソプラノ)
エスターテ・・・スザーナ・オグライェンシェク(ソプラノ)
アルトゥンノ・・・クリント・ファン・デア・リンデ(カウンター・テナー)
インヴェルノ・・・ニコラス・パーン(テノール)
ギオーヴェ・・・ダグラス・ウィリアムズ(バス・バリトン)
フィルハーモニア・コラール(合唱指揮・・・ブルース・ラモット)
フィルハーモニア・バロック・オーケストラ
ニコラス・マギーガン(指揮) |

PBP09BD
(Blu-rayオーディオ)
\3200
※映像は収録されていません |
多数の鍵盤作品で知られるドメニコ・スカルラッティの父、アレッサンドロ・スカルラッティ。ナポリ楽派の始祖とされ、初期バロック期の声楽音楽の発展に尽力した人です。とは言え、彼の作品は現在あまり演奏される機会がなく、この「春の栄光」に至っては、すっかり忘れ去られており、このマギーガンによる2015年の演奏が復活蘇演であり、もちろん世界初録音となるものです。
これは、スペイン継承戦争後に王位を得たカール6世(1685-1740)が、ようやく継承者である男子ジョン・レオポルドを授かった際に、スカルラッティに祝典の曲の作曲を依頼し、「神聖ローマ帝国における継承者誕生の知らせを受けた4つの季節『春』『夏』『秋』『冬』が、国の歴史と喜びを歌っていく」という内容の作品が出来上がったのですが、不幸なことに、ジョン・レオポルドは1歳の誕生日を待つことなく夭逝、そのためこの作品自体も封印されてしまったという経緯があり、今回の上演はとても貴重です。
録音 2015年10月4.10日 First Congregational
Church, Berkeley, CA, United
PBP09BD・・・AUDIO Recorded and edited in
HIGH DEFINITION 24-bit, 192kHz 5.1 Surround
-DTS-HD Master Audio/2.0 LPCM Stere Total
Running Time:138' |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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SUPRAPHON
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SU 4217
(2CD)
\3500 →\3290
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ジャン=ピエール・ランパル・イン・プラハ~スプラフォン録音全集
CD 1
(1)インドルジフ・フェルト(1925-2007):フルート協奏曲**
(2)プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調
Op.94
(3)フランティシェク・ベンダ(1709-1786):
ソナタ ヘ長調~フルートとハープシコードのための
L III :162
(4)フランツ・クサーヴァー・リヒター(1709-1789):
室内ソナタ Op.3より第3番 イ長調~フルートとハープシコードのための*
CD 2
(5)リヒター:フルート協奏曲 ニ長調*
(6)ベンダ:フルート協奏曲 ホ短調 L II
:4
(7)アントニオ・ロゼッティ(1746-1792):フルート協奏曲
ニ長調
(8)カール・シュターミッツ(1745-1801):フルート協奏曲
ト長調 Op.29
*=初CD 化 **=スプラフォン・レーベル初ディスク化 |
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)
(1)ヴァーツラフ・イラーチェク(指揮)、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
(2)アルフレード・ホレチェク(ピアノ)
(3)(4)ヴィクトリエ・シュヴィフリーコヴァー(チェンバロ)
(5)(6)ミラン・ムンツィリンゲル(指揮)、
(7)マルティン・トゥルノフスキー(指揮)
(8)ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)、
(5)-(8)プラハ室内管弦楽団 |
2016年最新リマスタリング、ジャン=ピエール・ランパル・イン・プラハ、初CD
化を含むスプラフォン録音全集!!
録音:(1)1958年4月2-4日/ルドルフィヌム(プラハ)、(2)1955年6月1日、(3)1955年10月27日、(4)(5)1955年5月27-28日、(6)1956年9月26-27日、(7)1956年4月22-24日、(8)1955年10月24日/プラハ・ドモヴィナ・スタジオ/モノラル、2h42’23”
フルートの巨匠ジャン=ピエール・ランパルが、プラハで録音した初CD
化を含むスプラフォン録音全集がリリースされます。
父からフルートの手ほどきを受けたランパルは、パリ音楽院にてガストン・クリュネルに師事。1947年に開かれたジュネーヴ国際コンクールでの優勝をきっかけに世界的フルート奏者として活動の幅を拡げました。
エレガントな音色と目の覚めるようなテクニックは、まさにフルートの神様の異名をとったランパルの唯一無二の演奏です。
膨大なレパートリーを誇るランパルはこのプラハ録音でもわかる通り実に多彩。プロコフィエフのソナタで聴く名人芸的技巧、各協奏曲で奏でられる色彩豊かな音色に圧倒的存在感を示します。
ブックレットには収録当時の写真も収められております。この貴重な音源をスプラフォンの2016
年の最新リマスタリングでお楽しみいただけます。

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SU 4222
(2CD)
\3500 →\3290
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ズザナ・ルージチコヴァー(チェンバロ)
J.S.バッハ(1685-1750):
チェンバロ協奏曲集 BWV1052-1058
CD 1
(1)チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052
(27’10”)
(2)チェンバロ協奏曲第2番 ホ長調 BWV1053
(24’18”)
(3)チェンバロ協奏曲第3番 ニ長調 BWV1054
(18’28”)
CD 2
(4)チェンバロ協奏曲第4番 イ長調 BWV
1055
(15’08”)
(5)チェンバロ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV
1056
(10’50”)
(6)チェンバロ協奏曲第6番 ヘ長調 BWV
1057
(18’55”)
(7)チェンバロ協奏曲第7番 ト短調 BWV
1058
(15’17”) |
ズザナ・ルージチコヴァー(チェンバロ)
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
プラハ・チェンバー・ソロイスツ
(6)ミロスラフ・クレメント(リコーダー)
カレル・クレメント(リコーダー) |
2016年最新リマスタリング。チェンバロの女王、ズザナ・ルージチコヴァーによる品格に満ちたバッハのチェンバロ協奏曲集!
録音:(1)(2)1968年9月14&19日、(3)(4)1966年12月19-23日、(5)1967年7月1日、(6)1967年6月27&28日、(7)1967年6月30日/ルドルフィヌム(プラハ)/モノラル、2h10’47”
スプラフォン・レーベルの貴重なアーカイヴからの最新リマスタリング・シリーズ。当アルバムはチェンバロの女王、ズザナ・ルージチコヴァー(1928-)によるバッハのチェンバロ協奏曲集です。
プラハ・アカデミーで学び、1956 年にミュンヘン国際コンクールで優勝したのを機に世界のひのき舞台に躍り出た世界的チェンバロ奏者ルージチコヴァーは、ヴァーツラフ・ノイマンとともにプラハ・チェンバー・ソロイスツを創設し、1962
年より当団の一員として演奏してきました。ここに収録された音源はその当時の演奏で、音楽性の高さと品格に満ちたバッハを聴くことができます。
バロックからプーランク、マルティヌーなどの解釈でも名高いルージチコヴァーですが、彼女の代名詞といえるのはやはりバッハの演奏解釈と言えましょう。
バッハのチェンバロ協奏曲は、その大半がバッハ自身の旧作(他者の作を含む)を編曲したものですが、チェンバロを“通奏低音”
から“独奏楽器”へ引き上げたアイディアは非常に斬新で、音楽史上、ピアノ協奏曲の先駆としての意義をもっています。
シューマンが「最大の傑作のひとつ」と讃えた第1
番 ニ短調 BWV1052、美しいラルゴで知られる第5
番 ヘ短調 BWV1056、ヴァイオリン協奏曲第1
番 BWV1041 の編曲である第7 番 ト短調 BWV1058、ヴァイオリン協奏曲第2
番 BWV1042 の編曲である第3 番 ニ長調 BWV1054
など、旋律の美しさとチェンバロならではの華やかさを呈した傑作ばかりです!
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2/15(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
MIRARE
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鳥のさえずりを真似してます
鳥のシンフォニー
1.ドヴォルザーク:ボヘミアの森より「森の静けさ」Op.68-5
2.シューマン:森の情景より「予言の鳥」Op.82-7
3. サン=サーンス:動物の謝肉祭より「白鳥」
4.グラナドス:
ゴイェスカスより「嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす」
5.モーツァルト:魔笛より「私は鳥刺し」
6.セリン(カナリア属)の鳴き声
7. ヴォーン=ウィリアムズ:揚げひばり
8.グリーグ:抒情小品集より「小鳥」Op.43-4
9. 鶏小屋
10.ラモー:新クラヴサン組曲集より「めんどり」
11.ジョージ・パールマン:小鳥は歌う
12.チャイコフスキー:白鳥の湖より「小さな白鳥たちのおどり」
13.ストラヴィンスキー:火の鳥より「子守歌」
14.リスト:伝説より「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」
15.カザルス:鳥の歌
16.クロウタドリの鳴き声
17. オリヴィエ・メシアンと「救世主の鳥」
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シャニ・ディリュカ(ピアノ)
ジュヌヴィエーヴ・ロランソー(ヴァイオリン)
ジョニー・ラス&ジャン・ブコー(鳥のさえずり) |
2016 年LFJを賑わせた鳥のさえずり!様々な鳥で出会う「鳥のコンサート」
録音:2016年10月、カルクフー、ナント、フランス/66’39
2016 年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのテーマは「ナチュール」。自然にまつわる楽曲などが演奏され、特に注目を集めたのが鳥のさえずりを真似して、様々なアーティストとコラボレーションしているジョニー・ラス&
ジャン・ブコーでした。
彼らはヨーロッパ随一の野生の宝庫である、フランス北部のソム湾に近い村で育った幼なじみ。子どものころから2
人は鳥の鳴き声の真似をしており、特別な才能を開花させます。
近年は、クラシック、ジャズ、伝統音楽などの音楽家と共演し、魅力的なパフォーマンスを繰り広げてきました。ここでは、ピアニストのシャニ・ディリュカとヴァイオリニストのジュヌヴィエーヴ・ロランソーとともに、鳥をモチーフとした楽曲に、彼らの鳴き真似を重ねて、まるで森の中で鳥のさえずりを聞いているかのよう。実際に2016
年の音楽祭での4 人でコンサートに登場し、幻想的なひと時を提供し聴衆を魅了しました。
全曲が鳥からインスピレーションを得た作品。夢の中の鳥、少女を慰める小鳥、ちょっと滑稽味のある鳥、友達みたいに、内緒話を話してくれる鳥など、様々な鳥に出会うプログラムになっています。
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OBSIDIAN
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ルクレツィア・ボルジアの娘~16世紀修道院のモテット集
1. Tribulationes civitatum audivimus/
2. Suscipe verbum, virgo Maria/
3. Haec dies quam fecit Dominus/
4. Ego sum panis vitae/5. O salutaris
hostia/
6. Veni sponsa Christi/7. Salve sponsa
Dei/8. Hodie Simon Petrus/
9. Ave sanctissima Maria/10. Sicut lilium
inter spinas/
11. Angelus Domini descendit/12. Felix
namque es/13. Angustiae mihi sunt/
14. O beate Christi confessor/15. Iste
est Joannes/
16. Angeli archangeli troni |
ムジカ・セクレタ
セレスティアル・セイレーン |
稀代の悪女との言われるルクレツィア・ボルジアの娘エレオノーラのモテット集
録音:2016年/71’49
史上最も悪名高い、当時の教皇アレクサンドル6
世の娘 ルクレツィア・ボルジアは、政治に利用された波乱万丈の人生で知られています。
波乱とスキャンダルに満ちた人生であった彼女ルクレツィアの3
番目の結婚相手、フェラーラ公エルコレ・デステの嫡男アルフォンソ1世・デステ。彼女はアルフォンソとの間に6
人の子どもを出産しています。その中で修道院に入った娘エレオノーラ・デステの生涯について詳細は明らかにされていませんが、1543
年にヴェネツィアで出版された本の中で、作曲家としての才能を持っていたことが分かっています。
この本は匿名となっていますが、フェラーラのコルプス・ドミニ修道院についての記述があり、エレオノーラが不詳の作曲家であることを示唆していると考えられています。これは修道女のための初期ポリフォニー音楽であり、ムジカ・セクレタとセレスティアル・セイレーンによる研究によって、その姿が明らかにされます。
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SILKROAD MUSIC
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かつて古楽、室内楽を中心に数々の名盤をリリースしたニューヨークのDorian
Recordings。
当レーベルは2005年にバージニア州に拠点を構えるSONO
LUMINUSレーベルに買収されました。
下記タイトルはSONO LUMINUSレーベルからのライセンス盤で、香港のSILKROAD
MUSICレーベルから発売したSACD Hybrid です。 |
SRM 039SACD
(SACD HYBRID)
\2900 →\2790
※LP同時発売
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誉高き優秀録音
ジャン・ギューによる「展覧会の絵」「ペトルーシュカ」
SACDハイブリッド盤で登場!
・ムソルグスキー(ジャン・ギュー編曲):
「展覧会の絵」
・ストラヴィンスキー(ジャン・ギュー編曲):
「ペトルーシュカ」組曲 |
ジャン・ギュー(オルガン) |
きらめくサウンドに驚愕。誉高き優秀録音、ジャン・ギューによる「展覧会の絵」「ペトルーシュカ」がSACDハイブリッド盤で登場!
オルガン;クロイカー=シュタインマイヤー・オルガン
セッション録音:1988年1月/チューリッヒ・トーンハレ/DSD、53’28’
SACD ハイブリッド盤。
オーディオマニアの間で誉れ高き優秀録音として語り草となっているジャン・ギューの「展覧会の絵」と「ペトルーシュカ」の録音がSACD
ハイブリッド盤で登場します。
米Dorian Recordings の代表盤のひとつであったこの録音は、32
フィート菅から出される16Hz の重低音をノンカットで収録していることでも注目されておりました。
なんといってもギューによる見事なレジストレーションと個性的なアーティキュレーションで、まるでオーケストラのような豊かなサウンドを聴くことができ、さらに効果的なペダルを使用することによってホールの空気感、立体感、臨場感を味わえます。ギューの圧倒的なテクニックによってこのオルガンの響きをご堪能いただけます。
ジャン・ギュー:
1930 年4 月18 日、フランス、アンジェー生まれのオルガニスト、作曲家。1945
年にパリ音楽院に入学し、デュプレ、デュリュフレ、メシアンに師事したフランスの伝統を継承したオルガニスト。1963
年にはパリのサントゥスタシュ聖堂のオルガニストに任命された。作曲家としての才も発揮したギューはオルガンへのアレンジも積極的に行い、「展覧会の絵」をはじめとしたオルガンの可能性を最大限発揮した名編曲も残している。
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GLOSSA
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GCD 922807
(2CD/特別価格)
\3800 →\3590
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モンテヴェルディ生誕450周年記念!
ラ・コンパーニャ・マドリガーレ
「聖母マリアの夕べの祈り」
モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り(1610) |
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
カンティカ・シンフォニア
ラ・ピファレスカ
ジュゼッペ・マレット(指揮) |
精鋭集団ラ・コンパーニャ・マドリガーレ、モンテヴェルディ生誕450周年記念!傑作、「聖母マリアの夕べの祈り」を歌う!
マレンツィオの「5声のマドリガーレ集第1巻」(GCD
922802)が2014年の英グラモフォン賞古楽部門賞に選出されるなど、当代最高のラテン系ヴォーカル・アンサンブルとしての地位を確固たるものとした
"ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ"。コンチェルト・イタリアーノやラ・ヴェネクシアーナのメイン・メンバーとして活躍したジュゼッペ・マレットを始め、ロッサーナ・ベルティーニ、フランチェスカ・カッシナーリ、ダニエレ・カルノヴィチなど、古楽界の名歌手たちによって構成された精鋭アンサンブルによる、クラウディオ・モンテヴェルディの生誕450周年記念リリースが登場!
教会音楽史上の最高傑作の1つであるモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」は、音楽史、教会音楽の大きな転換期の中で誕生し、今もなお多くの謎が残る作品。ジュゼッペ・マレットが長い演奏経験を活かし、使用楽器、ピッチやテンポの選択など細部までこだわり作り上げた新たな録音は、ジュゼッペ・マレット率いるヴォーカル・アンサンブル
"カンティカ・シンフォニア"と、ラ・ヴェネクシアーナやカンティカ・シンフォニアのレギュラー・メンバーらからなる古楽系管打楽器アンサンブル
"ラ・ピファレスカ"が参加。
Glossa(グロッサ)が満を持して送り出す「聖母マリアの夕べの祈り」。2017年、モンテヴェルディ・アニヴァーサリー・イヤーを盛大に彩る最大級のアルバムです!
録音:2016年9月&10月、サン・マウリツィオ教会(ピネローロ、イタリア)

2014年の英グラモフォン賞古楽部門賞 |
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ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
マレンツィオ:5声のマドリガーレ集第1巻
アモルは真珠の涙をこぼし/おお我が恋人、我が心はどこに/
すでに光は差し/あなたの美しい目を優しいベールが/
ティルシは死にたいと思い/苦しき殉難、過酷な責め苦/
わたしの太陽は今頃何をしているのだろう/
悲しや我が心は燃え/憔悴したわたしに聖母が立ち現われ/
わたしの優しい恋人よ/
いちばん美しい羊飼いの娘が歌っていた/彼女は緑の若草で/
さらば行かん、ああ心なえ/おお、森に隠れ住む君よ/
ローマの音楽家たちとマドリガーレ ~
曲集《甘き思い》〔Dolci affetti〕(1582)より/
美しくも残酷な婦人 |
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ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ
〔ロッサーナ・ベルティーニ(ソプラノ)、
フランチェスカ・カッシナーリ(ソプラノ)、
エレーナ・カルツァニーガ(アルト)、
ジュゼッペ・マレット(テノール)、
ラファエーレ・ジョルダーニ(テノール)、
ダニエレ・カルノヴィチ(バス)〕
パオロ・ボルゴノーヴォ(テノール)
マルコ・リカーニョ(バス)
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ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ、マレンツィオの"5声のマドリガーレ集第1巻"!
コンチェルト・イタリアーノやラ・ヴェネクシアーナの中心メンバーたちによってイタリアで結成された、ラテン系ヴォーカル・アンサンブルのドリーム・チーム「ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレ」。
血塗られた天才ジェズアルドの「マドリガーレ集第6巻」(GCD
922801)で想像以上の見事なハーモニーを聴かせてくれたラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレが、マドリガーレ後期の天才作曲家ルカ・マレンツィオ(c.1553-1599)の「5声のマドリガーレ集第1巻」を歌う!
16世紀のイタリア、ローマを主な活躍の場とし、貴族や枢機卿の後ろ盾を得て、独創的なマドリガーレを次々と世に送り出し、絶大な人気を誇ったマレンツィオ。
1580年に出版された「5声のマドリガーレ集第1巻」は、マレンツィオのマドリガーレ作曲家の出発点となった若き日の作品であり、5声の力強いハーモニー、豊かな響きと絵画のような色彩感と、優れた芸術性が発揮された大作である。
また、ナニーノ、モスカーリャ、ド・マック、ソリアーノ、ゾイロ、そしてマレンツィオの合作による曲集「甘き思い(Dolci
affetti)」からは、当時の"ローマの音楽"のレベルの高さ、類稀な才能の饗宴が聴こえてくる。
ラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレの歌声が、マレンツィオの、そしてマドリガーレの歴史の再発見、探究の旅へと導いていくれる
――。
※録音:2010年9月&2011年2月、ロレット(イタリア)
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TOCCATA CLASSICS
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TOCC-299
\2300→\2190 |
チャールズ・オブライエン(1882-1968):管弦楽作品全集
第3集
1.エランゴワン演奏会用序曲 Op.10(1909)
ワルツ組曲 Op.26(1928)
2.優しさ3.生きる喜び4.若者5.法悦
ユモレスク組曲 Op.8(1904)
6.幻想的行進曲7.劇場にて8.舟歌9.ジプシーたちの舞曲
※初録音 |
リエパーヤ交響楽団
ポール・マン(指揮) |
エディンバラ出身の作曲家、チャールズ・オブライエン。管弦楽作品集第3集となるこのアルバムでは、第1集にも収録された「エランゴワン」序曲の別ヴァージョンで幕を開けます。
彼が愛したウォルター・スコットの小説「ガイ・マナリング」に楽想を得たこの作品。開始部分や、主旋律の素材は第1集のOp.12とほぼ変わりませんが、こちらの方が4分ほど短く、また全体の印象がどことなく違います。
細部のこだわりの違いを探すのも聞き比べの楽しさでしょう。他の2つの曲集「ワルツ組曲」と「ユモレスク組曲」はどちらも自然の美しさを賛美した曲で、とりわけ「ワルツ組曲」での優美さが印象的です。
録音 2014年8月8日、2014年12月11日、2015年2月5-6日Liepaja
Latvian Society House, Liepaja, Latvia
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TOCC-300
\2300 |
The Cardinal King1740年から1791年:
ローマにおけるヘンリー・ベネディクト・ステュアートへの音楽
セバスティアーノ・ボリス(1750-1804):
5つの「無罪判決」より
1.第1番:Subvenite sancti
2.第2番:Qui Lazzarum resuscitasti
3.第3番:Libera me Domine
4.ボリス:Jesu quaeritis Nazarenum
5.ザンボーニ(1674-1718):Splende fredda
luna
6.O memorie funeste
7.コスタンツィ(1704-1778):アヴェ・マリア
8.ザンボーニ:O come se' gentile
9.ボリス:Laudate pueri Dominum
10.ボリス:ミゼレーレ
テッサリーニ(1690-1766):第3のアレッタメント
11.第1番:Adagio
12.第2番:Allegro
13.第3番:Allegro
14.ヨンメッリ(1714-1774):Oculi omnium
15.テッサリーニ:第2のアレッタメントより
Andante
16.ザンボーニ:Feritevi, ferite
17.ボリス:Letanie della Madonna Santissima
※初録音(5.6.8.15を除く) |
カペラ・フェーデ(アンサンブル)
ハルモニア・サクラ(アンサンブル)・・・10.17
ピーター・リーチ(指揮) |
イギリスの王家に生まれながらも、王位奪還をせず、ローマの教皇領の枢機卿として生涯を全うしたヘンリー・ベネディクト・ステュアート(1725-1807)。
17世紀の反革命勢力「ジャコバイト」は彼をイングランドとアイルランドの王であると見做したものの、本人はそれを認めることはなく、結婚もしなかったため、彼の代で血筋が途絶えてしまったことでも知られます。
このアルバムは、枢機卿時代の彼に仕えた数多くの作曲家たちの作品が集められていますが、そのほとんどは現在忘れられてしまった人ばかり。
しかし、どれもバロックの時代から古典派への橋渡しとなる魅力的な作品で、彼が「穏やかな枢機卿」として讃えられていたかがわかります。
録音 2015年6月9-11日Chapel of St Mary’s
College, Oscott, Birmingham |
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TOCC-344
\2300 |
タデウシュ・マイエルスキ(1888-1963):作品集
1.協奏的詩曲(1946-1956/2009改編マデイ編)
2-11.変奏曲の形式によるピアノ五重奏曲(1953)
12-13.チェロ・ソナタ(1949)
4つのピアノのための前奏曲(1935)
14.第1番:Misterioso: Lento non troppo
15.第2番:Allegro appassionato
16.第3番:Andante molto espressivo
17.第4番:Presto ma non troppo
3つの音画「忘れられた音楽」(1948-1949)
18.第1番:悲しみ
19.第2番:暗闇の中で
20.第3番:交差点で
ピアノのための3つの小品(1935/1963)
21.第1番:練習曲
22.第2番:無意識のワルツ
23.第3番:前奏曲
※初録音 |
ミハウ・ドレフノフスキ(ピアノ)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団・・・1
エミール・タバコフ(指揮)・・・1
アルカディウス・ドブロヴォイスキ(チェロ)・・・12-13 |
ポーランドのルヴフ(現在はウクライナのリヴィウ)に生まれた作曲家、ピアニスト、タデウシュ・マイエルスキのピアノ曲を中心とした作品集。
彼は17歳でガリシア音楽協会の高等音楽院(現在はリヴィフ音楽アカデミー)に入学、ピアノを学び1911年に卒業。ライプツィヒに留学して更に研鑽を積みました。
帰国後は演奏家、批評家として活躍すると同時に、教師として長らく後進の指導にあたりながら、作曲活動を続けました。彼の作品はどれもロマンティックな感性に溢れながらも、近代的な書法が取り入れられており、それはこのアルバムの冒頭に置かれた「協奏的詩曲」を聴けば端的に理解できるでしょう。
この作品は約10年間の長い年月をかけて念入りに改訂が施された力作ですが、残念なことに1957年に初演されて以来、出版されることもなく忘れ去られてしまいました。
今回、ピアノを演奏しているドレフノフスキがこのスコアを発見、瞬時に魅了され、友人マデイに校訂を依頼し、演奏可能なスコアに復元、この録音が成就しました。
録音2015年12月15日 RSNO Centre, Glasgow,
UnitedKingdom・・・12013年11月23.24.30日 K.
Penderecki Hall, Radom,United Kingdom・・・2-23
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TOCC-354
\2300 |
ロベルト・フュルステンタール(1920-2016):歌曲集
歌曲集「遅摘み」より
1.第1巻 第8番:愛の歌
2.第2巻 第10番:私はあなたを見なかった
3.第4巻 第5番:旅の歌
4.第5巻 第4番:ある日
5.第3巻 第4番:ホワイトクリスマスの日
「生と罪」-16の歌曲とバラード(抜粋)
6.第14番:秋
7.弟8番:私の血はうなり声をあげる
8.第11番:わが子は死の上に
9.第9番:帰依
10.第7番:祝福された忘却
11.第2番:夜は私の本
12.第16番:最後のかけら
歌曲集「遅摘み」より
13.第1巻 第3番:黄金の笛
14.第3巻 第5番:アドヴェント
15.第1巻 第5番:夜の音楽
16.第1巻 第10番:移ろう三行詩
17.第3巻 第6番:夢ジェームズ・ジョイスの詩による歌曲集より
18.第3巻 第7番:眠り中
19.第2巻 第1番:おお涼しさよ
歌曲集「遅摘み」より
20.第4巻 第1番:「F」に |
ラファエル・フィンゲルロス(バリトン)
サーシャ・エル・ムイジ(ピアノ) |
1920年、ウィーンのユダヤ人家庭に生まれたフュルステンタール。若い頃の彼は、後に夫人となるフランソワの家の週末パーティで、しばしば美しいテノールで愛の歌を歌ったというほど、歌に魅了されていました。
しかし、ナチス勢力が拡大するに伴い、フュルステンタールの家族は愛するウィーンの生活を棄て、イギリスを経由してアメリカに亡命する決意をします。
しかし、彼と母は難を逃れたものの、父親はナチスに捉えられ、強制収容所で命を落としてしまいました。その後、会計士として生活の糧を得て、ユダヤ人の女性と一度は結婚するものの上手く行かず、結局は35年間離れていた恋人のフランソワと結ばれ、作曲への衝動も再燃し、若い頃の情熱をもう一度譜面に書き移すことになったのです。
そしてこのアルバムのリリースを待たずして、2016年11月に波乱万丈の96年の生涯を閉じました。ロマンティックな歌曲には、止まっていた35年間の思いが満ち溢れています。
録音 2016年5月17.18日Studio C, Konzerthaus,
Vienna
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TOCC-366
\2300→\2190 |
21歳で亡くなった
ジョージ・フレデリック・ピント(1785-1806):
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ全集
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第1番
ト短調(1806頃)
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第2番
イ長調(1806頃)
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第3番
変ロ長調(1806頃) |
藤村健史(ピアノ)
エリザベス・セラーズ(ヴァイオリン) |
21歳というあまりにも短い生涯の終わりは、才能ある青年ピントから高名な作曲家になる機会を奪ってしまいました。もし、彼がもう少し長生きしていれば音楽史は変わっていたかもしれません。それほどまでに、この3曲のソナタは素晴らしい出来栄えです。
祖先にイタリアの血筋を持つピントはイングランドで生まれ、幼い頃からヴァイオリンとピアノの名手として名を馳せました。8歳で最初のコンサートを開催、ハイドンをロンドンに招聘したペーター・ザロモンも、彼の才能に目をつけましたが、残念ながら世に広める前にピントはこの世を去ってしまいました。シューベルトにも匹敵するほどの優雅で端正な曲には一聴の価値があります。
イギリスで活躍する藤村健史がピアノを演奏しています。
録音 2015年7月2.3日、2016年2月16日Sir
Zelman Cowen School of Music Auditorium,
Moash University, Illinois, United States
ジョージ・フレデリック・ピント( 1785年9月25日-1806年3月23日)はイングランドの作曲家で、鍵盤楽器演奏のヴィルトゥオーソ。
当初はヴァイオリンの神童として知られており、8歳で興行師のヨハン・ペーター・ザーロモンの庇護を得て、1796年にはピント姓を名乗ってヴァイオリン協奏曲のソリストを務めた。
一時期はロンドンのほかイングランドの地方でも定期的に演奏を行い、また短期間パリにも演奏旅行に赴いている。
ピントがフォルテピアノを始めたのは、職業ヴァイオリニストとして活動を始めた頃のことらしいが、やがてこの楽器に愛着を持つようになった。
ピアノとヴァイオリンのためにそれぞれ作品を残しているが、そのうちいくつかは作曲者の急死によって未完成のまま残された。ヴァイオリン協奏曲は紛失している。
ザーロモンの追悼文(「もし彼が生きながらえて、社会の誘惑に抗うことができたならば、イギリスは第二のモーツァルトを生み出す名誉を得たであろう」)が誤解を招く発言だったため、伝統的に放蕩三昧の末に亡くなった破滅型の天才芸術家と推測されてきたが 、実際のところはバーミンガムでの慈善演奏会の後、湿気の多い部屋で睡眠中に結核を発病して命を落としたらしい。
モーツァルトの後期のソナタやベートーヴェンの一連の「幻想的ソナタ」に連なる、峻厳で情熱的な性格を持ち、転調や和声法の自由奔放なことでは、すでにシューベルトやショパンを予告する部分も認められる。しかしながら、古典的な形式の
束縛を破ろうとするよりも、楽曲構成の万全さを打ち出してもおり、結果的に古典派音楽から初期ロマン派音楽に橋渡しするものとなっている。
ちなみにピアノ・ソナタはこんな感じ。
ホブソンのピアノ。
https://youtu.be/cGsRtZh1LQM
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TOCC-369
\2300 |
マーラーの「交響曲第10番」を完成させた
デイヴィッド・マシューズ(1943-):ピアノ三重奏曲全集
ピアノ三重奏曲 第1番 Op.34(1983)
ピアノ三重奏曲 第2番 Op.61(1993)
ピアノ三重奏曲 第3番 Op.97(2005)
旅する歌 Op.95(2004-2008)*
第1楽章:ジュデイスのための歌
第2楽章:エレインのための歌
第3楽章:ジェンマのための歌 |
レオノーレ・ピアノ三重奏団
ジェンマ・ローズフィールド(チェロ)* |
ロンドン生まれの作曲家マシューズの作品集。音楽的な家庭に生まれたものの、彼自身は正式な訓練を受けたわけでもなく、16歳になるまで全く作曲する意欲もなかったのですが、1960年代に巻き起こった“マーラー・ブーム”の影響を受けて、彼の弟コリン・マシューズと共に音楽にのめりこみ、1970年代にはコリンを中心にマーラーの「交響曲第10番」の実用版を完成させるなど、目覚しい活躍を始めます。
そして熱心に勉強を始め、25歳の時に最初の作品を作曲、以降は映画音楽に至る幅広い分野の作品を書いています。
このピアノ三重奏曲集は、ショスタコーヴィチの深遠さとヴォーン・ウィリアムズの叙情的な面を併せ持つ、完成度の高い作品です。
録音 2016年2月25.26日Church of St John
the Evangelist,St Stephen’sHouse, Oxford
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TOCC-372
\2300→\2190 |
ヘンリー・コッター・ニクソン(1842-1907):管弦楽作品全集
第1集
1.演奏会用序曲第3番 「賽は投げられた」(1880以降)
2.ロマンス Op.17(1889頃/2016マン再構築)
交響詩「パラモンとアーサイト」(1882)
3.戦い:Allegro moderato
4.エミール:Allegretto
5.夢:Andante
6.出会いと戦闘:Allegro moderato
7.トーナメント:Allegro |
アナ・テレク(ヴァイオリン)・・・2
コダーイ・フィルハーモニー管弦楽団
ポール・マン(指揮) |
イングランドの作曲家、指揮者ヘンリー・コッター・ニクソンの作品集。存命時の19世紀終わりには高い地名度があったものの、現在では忘れ去られてしまい、ピアノ三重奏曲など僅かな作品が目録に残っているのみの人です。
彼はロンドンの音楽的な家庭に生まれ(弟もヴァイオリニストとして活躍)、1864年に最初のコンサートを開催、教会のオルガニストを務め、また作曲活動に従事、1880年に作曲した「ピアノ三重奏曲」が評判となり、また1882年に作曲した「パラモンとアーサイト」は、イギリスの音楽史に登場した初めての“交響詩”としてイギリス近代音楽の記念碑的存在と見做されています。
この曲集は、ロイヤル・カレッジ音楽院のニクソン・コレクションに収蔵されているスコアを復元、演奏したもので、ヘンデルとエルガーを繋ぐ「英国のロマン派作曲家」としてのニクソンの姿を知る貴重な1枚です。
録音 2016年6月22.26-29日Pasti Synagogue,
Debrecen, Hungary
ピアノ三重奏曲第1番はこんな曲。
https://youtu.be/Nhvc4J5sa1s
コッター・ニクソンの貴重な録音
ピアノ三重奏曲第1番 |
guild
GMCD 7392
\3200
入手困難につき海外直輸入
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メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49
コッター・ニクソン:ピアノ三重奏曲第1番ハ長調(世界初録音) |
ロンドン・ピアノ・トリオ
〔ロバート・アッチソン(ヴァイオリン)、
オルガ・ドゥドニク(ピアノ)、
デイヴィッド・ジョーンズ(チェロ)〕 |
19世紀前期ドイツのメンデルスゾーンと19世紀後期イギリスのヘンリー・コッター・ニクソン(1842-1907)のピアノ三重奏曲集。
第2楽章のアンダンテに後期ビクトリア朝の英国国教会の賛歌が用いられているコッター・ニクソンの「ピアノ三重奏曲第1番」は世界初録音。ヘンデルとエルガーの狭間の時代を生きた知られざる秀作です。2010年11月の録音。
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<LP>
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SILKROAD MUSIC(LP)
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かつて古楽、室内楽を中心に数々の名盤をリリースしたニューヨークのDorian
Recordings。
当レーベルは2005年にバージニア州に拠点を構えるSONO
LUMINUSレーベルに買収されました。
下記タイトルはSONO LUMINUSレーベルからのライセンス盤で、香港のSILKROAD
MUSICレーベルから発売したLPです。 |
SRM 039LP
(LP)
\4000
※SACD Hybrid同時発売
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ジャン・ギューによる
「展覧会の絵」「ペトルーシュカ」がLPで登場! |
ジャン・ギュー(オルガン) |
Side A
・ムソルグスキー(ジャン・ギュー編曲):「展覧会の絵」
【第1プロムナード/I.小人/第2プロムナード/II.古城/第3プロムナード/
III.テュイルリーの庭/IV.牛車/第4プロムナード/V.卵の殻をつけた雛の踊り/
VI.サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ/第5プロムナード/
VII.リモージュの市場/VIII.カタコンベ-ローマ時代の墓】
Side B
・ムソルグスキー(ジャン・ギュー編曲):「展覧会の絵」
【I.鶏の足の上に建つ小屋/II.キエフの大門】
・ストラヴィンスキー(ジャン・ギュー編曲):「ペトルーシュカ」組曲
【I.ロシアの踊り/II.ペトルーシュカの部屋/III.謝肉祭】 |
重低音も見事に再現。ジャン・ギューによる「展覧会の絵」「ペトルーシュカ」がLPで登場!
オルガン;クロイカー=シュタインマイヤー・オルガン
セッション録音:1988年1月/チューリッヒ・トーンハレ/33
1/3rpm、53’28’
オーディオマニアの間で誉れ高き優秀録音として有名なジャン・ギューの「展覧会の絵」と「ペトルーシュカ」の録音のLP
盤。
米Dorian Recordingsの代表盤のひとつであったこの録音は、32
フィート菅から出される16Hz の重低音をノンカットで収録していることでも注目されておりました。
なんといってもギューによる見事なレジストレーションと個性的なアーティキュレーションで、まるでオーケストラのような豊かなサウンドに驚かされます。そして、効果的なペダルを使用することによってホールの空気感、立体感、臨場感を味わえます。ギューの圧倒的なテクニックによってこのオルガンの響きを堪能することができます。重低音も見事に再現されているのも嬉しいところです。ドイツ・プレス、180g
重量盤。
ジャン・ギュー:
1930 年4 月18 日、フランス、アンジェー生まれのオルガニスト、作曲家。1945
年にパリ音楽院に入学し、デュプレ、デュリュフレ、メシアンに師事したフランスの伝統を継承したオルガニスト。1963
年にはパリのサントゥスタシュ聖堂のオルガニストに任命された。作曲家としての才も発揮したギューはオルガンへのアレンジも積極的に行い、「展覧会の絵」をはじめとしたオルガンの可能性を最大限発揮した名編曲も残している。

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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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ワルターのベートーヴェン第9(ステレオ)、
オープンリール・テープ復刻完成!
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」 |
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団
ウェストミンスター合唱団
(合唱指揮:ウォーレン・マーティン)
エミリア・クンダリ(ソプラノ)
ネル・ランキン(メゾ・ソプラノ)
アルバート・ダ・コスタ(テノール)
ウィリアム・ウィルダーマン(バリトン) |
ワルターのベートーヴェン第9(ステレオ)、2
トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻完成!
録音:(1)-(3)1959年1月19、21、26、29、31日/カリフォルニア、アメリカン・リージョン・ホール、(4)1959年4月6、15日/ニューヨーク/ステレオ
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
ワルター/コロンビア交響楽団のベートーヴェン・シリーズ、2
トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻で最後の1
曲となっていました第9 番「合唱」が、遂に完成しました。当初は今年の秋頃の発売を予定していましたが、「早く出して欲しい」というリクエストが多かったため、予定を繰り上げました。“春の第9”
も、これはこれで良いのではと思います。音質については、従来通りと申し上げれば十分でしょう。(平林直哉)
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PROFIL
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PH 17005
(10CD)
特別価格\5400 →\4990
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大半は入手困難だった音源、そして初出目白押し!
スヴャトスラフ・リヒテル・プレイズ・シューベルト1949-1963 |
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) |
Disc 1
(1)ピアノ・ソナタ第6番ホ短調D.566(三楽章版)、
(2)同第13番イ長調D.664、(3)同第6番ホ短調D.566(二楽章版)
1962 年11月29日/モスクワ(1)、1957年6
月27 日/キエフ(2)、
1958年2月5日/モスクワ(すべてライヴ)
Disc 2
(1)さすらい人幻想曲D.760 Op.15、(2)ピアノ・ソナタ第13番イ長調D.664
1962 年11月29日/モスクワ・ライヴ(1)、1963年2-4
月/パリ・セッション(2)
Disc 3
(1)ピアノ・ソナタ第14番イ短調D.784、(2)第15番ハ長調D.840
1957 年4 月8 日(1)、1961 年11 月13
日(2)/モスクワ(ライヴ)
Disc 4
(1)ピアノ・ソナタ第16番イ短調D.845、(2)第15番ハ長調D.840
1957 年3 月2 日/モスクワ・ライヴ(1)、1961年10
月19-20 日/パリ・セッション(2)
Disc 5
(1)ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850、(2)さすらい人幻想曲D.760
Op.15
1956 年8 月11 日/モスクワ・ライヴ①、1963年2-4
月/パリ・セッション(2)
Disc 6
(1)ピアノ・ソナタ第19番ハ短調D.958、(2)第21番変ロ長調D.960
1958 年2 月5 日(1)、1961 年11 月13
日(2)/モスクワ(ライヴ)
Disc 7
(1)ピアノ・第21番変ロ長調D.960【グレン・グールドが実聴した演奏】
1957 年5 月9 日/モスクワ・ライヴ
Disc 8
(1)即興曲第2番変ホ長調D.899 Op.90 の2、(2)第3番変ト長調D.899
Op.90の3、
(3)第3番変イ長調D.899 Op.90の4、(4)第2番変イ長調D.935
Op.142の2、
(5)3つのピアノ曲D.946、(6)即興曲第3番D.899
Op.90の3(ト長調版)、
(7)ピアノ曲変ホ短調D.946の1(オリジナル短縮版)
1957 年2 月19日/モスクワ・ライヴ(1)(2)、
1959 年6 月12 日/キエフ・ライヴ(3)(6)、1961年10月19-20/パリ・セッション(4)、
1963 年/場所不明・ライヴ(5)、1961年11
月13 日/モスクワ・ライヴ(7)
Disc 9
(1)楽興の時Op.94【第1曲ハ長調/第3曲ヘ短調/第6曲変イ長調】、
(2)アレグレットD.915、(3)12のワルツD.145、(4)2つのエコセーズD.734、
(5)レントラー集D.366
【第1曲イ長調(2種)/第3曲イ短調/第4曲イ短調(2種)/第5曲イ短調(2種)】、
(6)アレグレットD.915、
(7)レントラー集D.366
【第1曲イ長調(2種)/第3曲イ短調/第4曲イ短調(2種)/第5曲イ短調(2種)】、
(8)楽興の時第3曲ヘ短調Op.94 の3
1957 年2 月19日モスクワ・ライヴ(1)(3)(4)(5)、1961年11
月13 日モスクワ・ライヴ(2)、
1961年10月19-20 日パリ・セッション(6)(7)(8)
Disc 10
(1)創作主題による8つの変奏曲D.813【ベンジャミン・ブリテンとの連弾】
(2)挨拶を送ろうD.741/ミニヨンの歌「ただ憧れを知る者だけが」D.877の4/
郵便馬車(冬の旅)/からす(冬の旅)/別れ(白鳥の歌)/鳩の使い(白鳥の歌)
【ニーナ・ドルリアク(ソプラノ)ロシア語歌唱】
(3)魔王D.328【リスト編曲】
1963 年/場所不明・ライヴ(1)、1953-5
年モスクワ・ライヴ(2)、
1949 年12 月8 日モスクワ・ライヴ(3) |
初出目白押し!ドイツの放送局所蔵マスターから初復刻のProfil
リヒテル第2弾はシューベルトBOX
Profile レーベルが、代理店の依頼でドイツの放送局に眠るリヒテルの音源を調査し、当時ソ連の放送局から提供された驚愕のマスターテープを多数発掘しました。
1949 年から1963 年までのライヴ中心で、大半がディスコグラフィにない初出物。
リヒテルの真骨頂といえばシューベルト。これまで知られる録音はいずれも絶品で各曲の決定盤となっていましたが、驚くべき作品が日の目をみました。それもリヒテルがまだ西側で知られる以前の壮年期の演奏が多く、言葉を失うすさまじさに満ちたものばかり。
ピアノ・ソナタは8 作品を聴くことができますが、同曲異演が4
つあるため12 もの演奏を堪能できます。いずれも絶品ですが、ことに第21
番変ロ長調の1957 年5 月9 日モスクワ・ライヴは、かのグレン・グールドが列席し「リヒテルの催眠術でトランス状態へ連れていかれた」と評した伝説の演奏。グールドの受けたショックを追体験できます。
さらに即興曲第3 番や遺作の「3 つの小品(即興曲)」が他で聴く機会がなく貴重。即興曲第3
番は原曲通りの変ト長調版と、半音上げたト長調版の両版を収録。ト長調版は今日弾く人がいないため超お宝音源でもあります。また「3
つの小品(即興曲)」第1 番は、現行版のほかシューベルトが後に削除した別エピソードを含む完全版もリヒテルの演奏で聴くことが出来るのがうれしい限り。これがまた神業の芸術。
もうひとつの魅力は、リヒテル夫人でソ連を代表するソプラノ、ニーナ・ドルリアクを独唱にリヒテルが伴奏を務めたお宝音源が収められていること。「冬の旅」や「白鳥の歌」の名作を若きリヒテルのピアノで堪能できます。またリヒテルと非常に気の合った大作曲家ベンジャミン・ブリテンとの連弾も無二の逸品。
大半は入手困難なうえ、新音源を用いているため大歓迎。さらに驚きの価格で、新たなリヒテルの名盤の登場となります。ピアノ音楽の財宝です。
第1弾のベートーヴェン |
PH 16030
(12CD)
\5700 →\5290
|
ドイツの放送局所蔵マスターから初復刻 初出音源多数
スヴャトスラフ・リヒテル・プレイズ・ベートーヴェン1947-1963
ピアノ・ソナタ
第3番、第7番、第8番「悲愴」2種、
第9番2種、第10番2種、第11番2種、第12番「葬送」
第17番「テンペスト」2種、第18番、
第19番、第20番、第22番、第23番「熱情」2種
第27番、第28番
第30番、第31番、第32番
ピアノ協奏曲第1番(ザンデルリンク)・第3番(アーベントロート)
チェロ・ソナタ全集(ロストロポーヴィチ)
ディアベリ変奏曲Op.120、エロイカ変奏曲Op.35、ほか小品
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リヒテルはご存知のようにまとまった録音を出さなかった。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集だとか、協奏曲全集だとか、そういう録音レパートリーをそろえることにまったく興味がなかった。
そのためさまざまな録音やライヴ音源は種々様々となり、とりとめがない。バッハの平均律全集のような奇跡的な例を除き、ファンは特定の作曲家の作品が聞きたければ、ポツポツと彼の音源を揃えてつなぎ合わせて聴くしかなかった。
それはたとえばリヒテルの偉大さを物語るいくつかの大型ボックスを手に入れてもそう。どれもすばらしい金字塔的録音集成なのだが、収録曲にまとまりはない。
リヒテルというのはそういう人なのである。
そうしたなかで、日本の代理店の要請によって製作されたのが今回のPROFILのベートーヴェン・ボックス。
日本人のベートーヴェン好きに向けた、そして「まとまって聴きたい」欲を満たしてくれるボックス。
そして出来上がってみると、ザンデルリンク&モスクワ放送響とのピアノ協奏曲第1
番という存在の知られなかった音源だったり、アーベントロート&ソヴィエト国立交響楽団とのピアノ協奏曲第3番という珍しい録音だったり、さらにロストロポーヴィチとのチェロ・ソナタ全5
曲をセッションとライヴを混ぜ合わせた録音だったり、ライヴとセッションを2種類ずつ入れている「悲愴」、「テンペスト、「熱情」だったり、貴重極まりない録音を詰め込んだセットになっていた。
最近ロシアもののピアノ・ボックスが相次いで少し食傷気味だったかもしれない。しかしCD業界ではよくあるのだが、すばらしいアルバムやすばらしいボックスはどういうわけか連続して現れることが多い。
このPROFILというレーベルはロシア系のレーベルと違ってすぐに完売・廃盤になるというタイプのレーベルではないので決して大慌てする必要はないと思うが、ファンの方はきっちり押さえておいたほうがよいと思う。
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ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ
Disc 1
(1)第3番ハ長調Op.2 の3 (2)第7番ニ長調Op.10
の3
(3)第8番ハ短調Op.13「悲愴」 (4)第8番ハ短調Op.13「悲愴」
1960年5月31日(1)、6月7日(2)レニングラード・ライヴ、
1947年6月5日モスクワ・ライヴ(3)、
1959年6月4日モスクワ・セッション(4)
Disc 2
(1)第9番ホ長調Op.14の1 (2)第10番ト長調Op.14
の2
(3)第9番ホ長調Op.14の1 (4)第10番ト長調Op.14
の2
1947年6月5日モスクワ・ライヴ(1)(2)、
1963年7月6日パリ・セッション(3)(4)
Disc 3
(1)第11番変ロ長調Op.22 (2)第12番変イ長調Op.26「葬送」
(3)第11番変ロ長調Op.22
1951年1月8日モスクワ・ライヴ(1)、
1947年6月5日モスクワ・ライヴ(2)、
1963年7月6日パリ・セッション(3)
Disc 4
(1)第17番ニ短調Op.31の2「テンペスト」
(2)第18番変ホ長調Op.31の3
(3)第17番ニ短調Op.31の2「テンペスト」
1951年1月8日モスクワ・ライヴ(1)、
1960年4月1日モスクワ・ライヴ(2)、
1961年8月5日ロンドン・セッション(3)
Disc 5
(1)第19番ト短調Op.49の1 (2)第20番ト長調Op.49の2
(3)第22番ヘ長調Op.54 (4)第23番ヘ短調Op.57「熱情」
1963年7月6日パリ・セッション(1)(2)、
1960年5月31日レニングラード・ライヴ(3)(4)
Disc 6
(1)第27番ホ短調Op.90 (2)第28番イ長調Op.101
(3)第23番ヘ短調Op.57「熱情」
1951年1月29日モスクワ・ライヴ(1)、
1963年7月24日キエフ・ライヴ(2)、
1960年11月29-30日ニューヨーク・セッション(3)
Disc 7
(1)第30番ホ長調Op.109 (2)第31番変イ長調Op.110
(3)第32番ハ短調Op.111
1963年11月28日ライプツィヒ・ゲヴァントハウス・ライヴ
Disc 8
(1)ディアベリ変奏曲Op.120
(2)エロイカ変奏曲Op.35
1951年1月29日モスクワ・ライヴ
Disc 9
(1)創作主題による6つの変奏曲Op.34
(2)「トルコ行進曲」による変奏曲Op.76
(3)2つのロンドOp.51
(4)バガテル
【Op.33の3,5;Op.119の2,7,9;Op.Op.126の1,4,6】
1950年6月23日モスクワ・ライヴ(1)(2)、
1951年1月29日モスクワ・ライヴ(3)、
1958年11月16日キエフ・ライヴ(4)
Disc 10
(1)ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
(2)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(3)ロンド変ロ長調WoO6
1952年3月22日モスクワ・ライヴ(1)、
1954年10月25日モスクワ・ライヴ(2)、
1962年5月8日モスクワ・ライヴ(3)
Disc 11
(1)チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5 の1
(2)同第2番ト短調Op.5の2
(3)同第3番イ長調Op.69
1963年3月(1)、1962 年6月(2)ウィーン・セッション、
1950年3月1日モスクワ・ライヴ(3)
Disc 12
(1)チェロ・ソナタ第4番ヘ長調Op.102の1
(2)同第5番ニ長調Op.102の2
1950年3月1日モスクワ・ライヴ(1)、
1963年3月ウィーン・セッション(2)
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スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)Disc11&12
クルト・ザンデルリンク(指揮)
モスクワ放送交響楽団
(ピアノ協奏曲第1番)
ヘルマン・アーベントロート(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
(ピアノ協奏曲第3番)
キリル・コンドラシン(指揮)
モスクワ・フィル(ロンド) |
Profile レーベルが、ドイツの放送局に眠るリヒテルの音源を調査し、当時ソ連の放送局から提供された驚愕のマスターテープを多数発掘しました。
1947 年から1963 年までのライヴ中心で、大半がディスコグラフィにない初出物。
やはりリヒテルといえばベートーヴェンを聴きたいもの。
そこで今回はベートーヴェン作品に限定し、ピアノ・ソナタ18
篇のほか、ロストロポーヴィチとのチェロ・ソナタ全曲、協奏作品を3
篇という大盤振舞い。それもリヒテルがまだ西側で知られる以前の壮年期の演奏が多く、言葉を失うすさまじさ。
大半は入手困難なうえ、新音源を用いているため大歓迎。さらに驚きの価格で、新たなリヒテルの名盤の登場となります。 |
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<映像>

2/14(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ATMA CLASSIQUE
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ミシェル・ロジエ(メゾ・ソプラノ)
フランス歌曲集
グノー:
おお私の美しい反逆者/ 石のベンチ/ 春の歌/
俺のきれいな恋人は死んだ(ラメント)/
祈り/ おお、君はどこへ
マスネ:
死んだ女の子/ 別れ/ おやすみ、友よ/ 黄昏/エレジー
フランク:
薔薇の結婚/ノクターン/もし美しい芝生があれば/
リート/ 行列賛歌
ビゼー:
アラビアの女主人の別れの言葉/ 冬のあとに/
いなくなった人/てんとう虫
サン=サーンス:
野を渡る風/ 何も言うことがないのなら/
待ちわびて/ 悲しい歌/ 新しい時 |
ミシェル・ロジエ(メゾ・ソプラノ)
オリヴィエ・ゴダン(ピアノ) |
気品に満ちたミシェル・ロジエによるフランス歌曲集
録音:2015年11月、ケベック
フランス系カナダ人のメゾ・ソプラノ、ミシェル・ロジエによるフランス歌曲集。ミシェル・ロジエは、ウィーン国立歌劇場、ロイヤル・オペラ・ハウス、メトロポリタン歌劇場など世界有数の劇場の舞台に立ち、ケント・ナガノ、コリン・デイヴィス、ミンコフスキ、バレンボイム、ネゼ=セガンなど著名な指揮者と共演、フランスものを中心に世界各地でリサイタルを開催するなど注目のメゾ。
本盤は、グノー、マスネ、フランク、ビゼー、サン=サーンスの美しい歌曲を名伴奏者、オリヴィエ・ゴダンとともに録音しました。豊麗な美しいメロディー、フランス音楽ならではの香気溢れる歌曲を、気品に満ちた歌声で聴かせてくれます。
ミシェル・ロジエ、美しく貫禄のあるマーラー。
https://youtu.be/voxY1_WOO_U

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ルイ=フィリップ・マルソレによるモーツァルト
モーツァルト:
ホルン協奏曲第1番ニ長調K.412(386b)*、
第2番変ホ長調K.417*、
第3番変ホ長調K.447*、
第4番変ホ長調K.495*、
ホルンのためのロンド 変ホ長調K.371(レヴィン版)、
ファゴット協奏曲変ロ長調K.191**
(カデンツァ:
* ルイ=フィリップ・マルソレ/** マチュー・ルシエ) |
レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワ
ルイ=フィリップ・マルソレ(ホルン)
マチュー・ルシエ(ファゴット) |
カナダの若手ホルン奏者ルイ=フィリップ・マルソレによるモーツァルト
録音:2016年7月、ケベック
モーツァルトが友人のホルン奏者ロイトゲープのために作曲した4
曲のホルン協奏曲をカナダの若手ホルン奏者ルイ=フィリップ・マルソレが演奏したアルバム。
伸びやかなホルンで堂々と吹き、音の滑らかさ、安定感が見事で心地よく聴くことができます。カップリングは、ソロ・パートは大部分が完成していたもののオーケストラ部分が未完の作品「ホルンのためのロンドK.371」。ピアニストでもあり、音楽学者、モーツァルト関連文献の著者、編曲者としても知られるロバート・レヴィンによる補筆完成版で演奏されています。
そして、レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワの指揮者でもありファゴット奏者でもあるマチュー・ルシエのソロでファゴット協奏曲も収録。この曲はモーツァルトが管楽器のために最初に書いた協奏曲。躍動感あふれる楽曲を柔らかく瑞々しい音で奏しています。 |
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オルランド・ディ・ラッソ(1532-1594):
モテット集~ラウダーテ・ドミヌム
主よ、ほめたたえよ/ 良きイエスよ、父の御言葉は/
苦難の中から主を呼ぶと/ われら神であるあなたを讃えん/
マルタはイエスに言った/ 主よ、われらの主よ/
救い主のうるわしき母/ ベアトゥス・ニコラウス/
すべてには時がある/ 音楽は神の最良の贈り物/
暁の光は赤く染まり |
モントリオール古楽スタジオ
アンドリュー・マッカナーニー(指揮) |
慈しみに満ちたラッソのモテット集
録音:2016年6月、ケベック
イギリスの合唱指揮者アンドリュー・マッカナーニーが新しく音楽監督に就任したモントリオール古楽スタジオ。
新体制後の最初のアルバムは、後期ルネサンスのフランドル楽派の作曲家の
オルランド・ディ・ラッソのモテット集。ラッソは優れたポリフォニー様式を代表する作曲家であり、多数のミサ曲、530
曲のモテット、175 曲のマドリガーレとヴィッラネッラ、150
曲のシャンソン、90 曲のリート を残した大変な多作家です。静かに動く各声部が織りなすハーモニーと透明感は絶品。 |
BIS
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BIS SA 2188
(SACD HYBRID)
\2700
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『エミール・ユーナソン、クラリネット』
(1)クリスチャン・リンドベルイ(1958-):
グローンステット氏のとっぴな夢(2011-13)
(クラリネット協奏曲)
(2)オスバルド・ゴリホフ(1960-):
盲目のイサクの夢と祈り(1994)
(クレズマー・クラリネットと弦楽四重奏のための) |
エミール・ユーナソン(クラリネット)
(1)クリスチャン・リンドベルイ(指揮)
ノルショーピング交響楽団
(2)ヴァムリングブー四重奏団
【アンジェイ・パワー(第1ヴァイオリン)、
エーリク・アルヴィンデル(第2ヴァイオリン)、
リーカ・レポ(ヴィオラ)、
エーリク・ヴァールグレーン(チェロ)】 |
鬼才リンドベルイ作曲の渾身のクラリネット協奏曲を俊英エミール・ユーナソンが演奏!
録音:(1)2016年1月/ルイ・ド・イェール・コンサートホール、ノルショーピング、スウェーデン、(2)2015
年7月/ムシカリスカ、ストックホルム、ゴリホフ
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、59’57”
SACD ハイブリッド盤。
スウェーデンのクラリネット奏者、エミール・ユーナソンのBIS
レーベル最初の単独アルバム。
クリスチャン・リンドベルイの《グローンステット氏のとっぴな夢》は、スウェーデンの財政家で産業家のアンデシュ・ヴァールが主宰する基金がユーナソンに奨学金を授与した際の委嘱により作曲されました。
独特の「ユーモア」で知られるリンドベルイは、ボウタイとチェック柄ブレザー姿をした、「ごくありふれた男性」の見た「とっぴな夢」という設定をイメージし、〈サトゥルヌス(土星)の鏡〉〈グローンステット氏、春の舞踏会の装いをする〉〈リサと魔法のケープ〉〈グローンステット、ごみの山で宝を探す〉〈カデンツァ:幸せいっぱいの夢の世界〉〈ヴィーナス(金星)の夢〉の6
つの楽章の「クラリネット協奏曲」に書き上げました。2013年、ユーナソンが、カブリッロ現代音楽祭に出演してアメリカ・デビューした後、ヨーテボリ交響楽団の共演で初演した作品です。
オスバルド・ゴリホフはアルゼンチンの作曲家。ラプラタの東欧系ユダヤの家庭に生まれ、クラシックの室内楽、ユダヤ教の音楽とクレズマー、アストル・ピアソラのニュータンゴに囲まれて育ったといいます。
イスラエルの音楽学校に留学後、ペンシルヴェニア大学でジョージ・クラム、タングルウッドでオリヴァー・ナッセンの下で学びました。弦楽四重奏、そして、記譜法の異なるクレズマー・クラリネットのための《盲目のイサクの夢と祈り》は、12
世紀から13 世紀、プロヴァンスのカバラ研究者ラビの名がタイトルにとられました。
〈前奏曲〉〈パート1〉〈パート2〉〈パート3:K’
vakarat〉〈後奏曲〉。最初に作曲された〈パート3〉の“K’
vakarat” は、クロノス・カルテットとミーシャ・アレクサンドロヴィチのために書いた「カントル」の音楽を「クラリネット」のバージョンに改めた作品です。
ユーナソンと共演するヴァムリングブー四重奏団は、ストックホルムの王立音楽大学に学んだプレーヤーのアンサンブルです。在学中、ストックホルムの沖合、ゴットランド島のヴァムリングブー教会で行われたフェスティヴァルをきっかけに結成、スウェーデンの音楽シーンで活動を続けています。
[プロフィール]
エミール・ユーナソン(1983-)。スウェーデンのクラリネット奏者。ベニー・グッドマン、ルイ・アームストロング、ケニー・ダヴァーンを聴きながら育ち、「悪名高い」スパイク・ジョーンズと彼のバンド「シティ・スリッカーズ」に特に強くひかれたといいます。10
歳でクラリネットを学び始め、クレズマーのバンドで演奏していた16
歳のとき「クラシカルの世界」に出会い、翌年、ストックホルムの王立音楽大学に入学。2007
年のディプロマ・コンサートではジョン・コリリアーノの協奏曲を王立ストックホルム・フィルハーモニックの共演で演奏しました。2009
年にはヨーロッパ・コンサートホール機構の“RisingStar”
にノミネートされ、ウィーンのムジークフェライン、アムステルダムのコンセルトヘボウをはじめとするヨーロッパのホールで演奏する機会を手に入れました。「クラリネットという楽器の認識を新たにする」「ロックスターのオーラをもつ」「彼の楽器クラリネットを『クラリネットは、こうである』ということを超え、なにかの特効薬として使うことのできる魔術師」と評されたソリストとしての活動のほか、母校とヴェステロースのメーラルダーレン大学の室内楽コースで教えています。 |
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BIS SA 2228
(SACD HYBRID)
\2700
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『ノーブルでメランコリーな楽器~
19世紀のホルンとピアノのための作品集』
(1)ベートーヴェン(1770-1827):
ホルン・ソナタ ヘ長調 Op.17(1800)
(2)シューマン(1810-56):
アダージョとアレグロ Op.70(1849)
(3)フランツ・シュトラウス(1822-1905):夜想曲
Op.7 (1864)
(4)ロッシーニ(1792-1868):前奏曲、主題と変奏曲(1860)
(5)サン=サーンス(1835-1921):
ロマンス ホ長調 Op.67(1866)
(6)グラズノフ(1865-1936):夢 Op.24(1890)
(7)デュカス(1865-1935):ヴィラネッラ(1906)
(8)ギルバート・ヴィンター(1909-1969):
ハンターズ・ムーン(1942) |
アレック・フランク=ゲミル
(ホルン)
アラスデア・ビートソン
(ピアノ) |
ロッシーニ、サン=サーンス、グラズノフの作品も!19
世紀を彩った作曲家によるホルンとピアノための作品集
録音:2016年1月/ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール(ケルン)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、65’56”
SACD ハイブリッド盤。
「ノーブルでメランコリーな楽器」と題された当ディスクは19
世紀に生きた作曲家によるホルンとピアノのための作品集です(ギルバート・ヴィンターのみ20
世紀生まれ)。
ベートーヴェンにはじまり、シューマン、フランツ・シュトラウス(リヒャルト・シュトラウスの父で、ホルンを中心に数多くの作品を残した作曲家)、ロッシーニ、サン=サーンス、グラズノフ、デュカスと、19
世紀に活躍した作曲家は実に多彩で、それぞれの作曲家の個性をホルンという楽器を通して堪能することができる充実の選曲・内容と言えます。
アレック・フランク=ゲミルは現在スコットランド室内管弦楽団の首席ホルン奏者をつとめる俊英。高度な技術を要するホルンですが、フランク=ゲミルは非常に完璧ともいえる技術を武器に実に雄弁に歌い上げ、聞き手を魅了します。 |
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BIS SA 2270
(SACD HYBRID)
\2700
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『4 x アンデシュ・エリーアソン』
アンデシュ・エリーアソン(1947-2013):
(1)ノットゥルノ(1981)
(バスクラリネット、チェロとピアノのための)
(2)センツァ・リスポステ(1983)
(フルート、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
(3)フォリアーメ(1990)
(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための)
(4)トリオ(2010)
(ヴァイオリン、ヴィブラフォーンとピアノのための) |
ノルボッテンNEO
【サラ・ハンマルストレム(フルート)、
ローベット・エーク(クラリネット)、
ダニエル・サウル(ヴィブラフォーン)、
モッテン・ランドストレム(ピアノ)、
ブルスク・ザンギャネ(ヴァイオリン)、
キム・ヘルグレーン(ヴィオラ)、
エレメール・ラヴォタ(チェロ)】 |
スウェーデンの音楽シーンで最も個性的な音楽スタイルをもったアンデシュ・エリーアソンの作品集
録音:2016年5月/大ホール、スタジオ・アクースティクム(ピテオー、スウェーデン)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、67’47”
SACD ハイブリッド盤。
アンデシュ・エリーアソン(1947-2013)は、ダーラナ地方のボーレンゲ生まれ。スウェーデンの音楽シーンでもっとも個性的な音楽スタイルをもつ作曲家の一人です。
ストックホルムのヴァルデマル・セーデルホルムに対位法と和声学を教わり、ストックホルムの王立音楽大学でイングヴァル・リードホルムの下で作曲法を学びました。1972
年から1973 年にかけてストックホルムのEMS(国立電子音楽研究所)の芸術委員を務め、1979
年の《放浪者の歌》で大きな成功を収めました。交響曲第1
番(1989)が、1991 年の北欧音楽委員会(NOMUS)賞を受賞しています。
主にオラトリオ、交響曲、協奏曲、弦楽オーケストラと室内楽のための作品を手がけ、リディア旋法とドリア旋法を自身の「音楽のアルファベット」に「表現性、焦燥感、憂愁、優美」といった性格に特徴付けられる作品を100
曲程度残しました。1981 年から2010 年までの作品を4
曲集めた『4 xアンデシュ・エリーアソン』。「流れに抗うかのような動き」の際立った《ノットゥルノ(夜想曲)》、内省的な性格の《センツァ・リスポステ(答えのない)》、友人ベンクト・エミール・ヨンソンの「エコ=ポエトリー」の詩作からインスピレーションを得たと推測されている《フォリアーメ(群葉)》、「瞑想」ないし「自由な空想」の性格をもつ、ヴァイオリン、ヴィブラフォーンとピアノのための《トリオ》。スウェーデンの最北部で活動するオーケストラのひとつ、ノルボッテン室内管弦楽団の首席奏者7
人が、2007 年、現代の室内楽作品の普及に努めるため結成した「ノルボッテンNEO」による新録音です。 |
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BIS SA 2165
(SACD HYBRID)
\2700
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『ギターラ・ミア』
(1)アストル・ピアソラ(1921-1992):天使の死/
(2)カルロス・ガルデル(1890-1935):わが懐かしのブエノスアイレス/
(3)ピアソラ:ブエノスアイレスの春/
(4)ピアソラ:南へ帰ろう/
(5)ガルデル:ギターラ、ギターラ・ミア/
(6)ピアソラ:最後のグレラ/
(7)ガルデル:Criollita de mis amores/
(8)ガルデル:彼女の瞳は閉ざされた/
(9)ガルデル:想い届く日/
(10)ピアソラ:勝利/
(11)ガルデル:ポル・ウナ・カベサ/
(12)ガルデル:あなたのいない時/
(13)ガルデル:帰郷/
(14)ピアソラ:ギターのための5つの小品 |
フランツ・ハラース(ギター) |
ギタリスト、フランツ・ハラース演奏によるピアソラとガルデルの作品集!
録音:2016年2月/ミュンヘン/DSD、5.0 Surround
sound、マルチチャンネル、63’43”
SACD ハイブリッド盤。
BIS レーベルより積極的なリリースの続くギタリスト、フランツ・ハラース。今回はアルゼンチンが生んだ2
大巨匠ピアソラとガルデルの作品を収録しました。
カルロス・ガルデル(1890-1935)はタンゴ歌手、タンゴの作曲家、そして俳優として名を馳せたアルゼンチンが生んだ国民的英雄。人気絶頂だった1935
年、ガルデルが45 歳のときに飛行機事故により亡くなってしまいましたが、今もなお“レジェンド”
として絶大なる人気を誇ります。
ガルデルに扮したジャケット写真からもわかる通り今回もハラースは全身全霊を込めて演奏。ピアソラの作品とともに情熱的で甘く切なくギターを奏でます。 |
BONGIOVANNI
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父アレッサンドロにも負けない
ドメニコ・スカルラッティのオペラ
ドメニコ・スカルラッティ:
歌劇『Amor d’un’ombra e gelosia d’un’aura
(影の愛とアウラの嫉妬)』 |
ベアトリーチェ・メルクーリ(メゾソプラノ)
ナルチーゾ・アンジェロ・ボナゾッリ
(カウンターテナー)
ローマバロッカ・アンサンブル、
ロレンツォ・トッツィ(指揮、チェンバロ) |
録音:2016年6月10日/ローマ、アンジェリカ図書館(ライヴ)/51’17’’
1714 年にローマで書かれたオペラです。1720
年には改訂されロンドンで上演されました。『エコーとナルキッソス』というタイトルでも知られ、水面に映る自分の美貌に魅せられてしまうナルキッソス(ナルシストの語源)を描いています。
スカルラッティのベルカントで伸びやかな声楽書法が印象的な美しい作品です。
チェンバロ・ソナタが有名なドメニコ・スカルラッティですが、父でありナポリ楽派の代表格であるアレッサンドロ同様、声楽作品も充実した内容。
ブックレットには原語歌詞(イタリア語)と英語対訳を収録。 |
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ボッケリーニ初期の重要作、イタリア時代のオラトリオ
ボッケリーニ:
オラトリオ『ユダヤの王ジョアス』 G537 |
スザンナ・リガッチ
バルバラ・ディ・カストリ
マリア・ビッレリ
ウィリアム・マッテウッツィ
ガストーネ・サルティ
エウゲニオ・ファヴァーノ
エジスト・マッテウッチ(指揮)
ポリフォニカ・ルッケーゼ
ヘルベルト・ハント(指揮)
ルイジ・ボッケリーニ室内管弦楽団 |
録音:1998年5月/ルッカ、サンタマリア・コルテオルランディーニ聖堂(ライヴ)/[CD1]
60’53’’、[CD2] 56’18’’
メタスタージオのリブレットによるオラトリオ『ユダヤの王ジョアス』は、ボッケリーニにとって最初の重要な声楽作品。1764
年から1765 年にかけて作曲され、ボッケリーニが生まれ育った町、ルッカで演奏されました。その後ローマに学びの場を移し、ウィーンで成功をおさめ、さらにパリ、マドリードと活躍の場を広げその名をとどろかせた作曲家ボッケリーニの残した、若かりし日の佳品です。
ブックレットには原語歌詞(イタリア語)と英語対訳を収録。 |
PREISER RECORDS
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聖アウグスティーナ教会の美しい残響で聴く
シューベルトの傑作ミサ
シューベルト:
(1)ミサ曲第5番(荘厳ミサ曲)変イ長調
D.678
(2)サルヴェ・レジーナ 変ロ長調 D.106 |
(1)レジネ・ハングラー(ソプラノ)
アンネリー・ペーボ(アルト)
クリスチャン・バウアー(テノール)
アンドレアス・ヤンコヴィッチ(バス)
(2)ノルベルト・エルンスト(テノール)
ロベルト・リーダー(指揮)
聖アウグスティーナ教会合唱団&管弦楽団 |
47’49’’
ウィーン旧市街の王宮近くにある、白い鐘塔が特徴的な聖アウグスティーナ教会。14
世紀前半に創設されたこの教会はマリア・テレジアやフランツ1世の結婚式が行われた場所であり、また地下の納骨堂にはハプスブルク家の人々が納められているという、宮廷ゆかりの観光名所としても有名な教会です。
この由緒正しき教会で音楽を一手に引き受けているのが、ロベルト・リーダー率いる聖アウグスティーナ教会合唱団&
管弦楽団。CD も定期的にリリースしており、教会の美しい残響と共に抜群のハーモニーが楽しめるアルバムになっています。
『荘厳ミサ』とも呼ばれるシューベルト5 番目のミサ曲は、その名の通り大規模で複雑な表現内容を持つ、4
番までのミサ曲と一線を画した音楽。全6 曲中、最晩年に書かれた第6
番と共に高い人気を持つ作品でもあります。
「グローリア」の最後を締めくくる華やかかつ堂々たるフーガが実に印象的です。 |
CENTAUR
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隠された宝石
ローズマン:ルネサンス組曲
マーラー(クレーマー編):
《子供の魔法の角笛》より 3つの歌
セルヴァーンスキー:木管五重奏曲
クリスティアン・ダヴィッド:木管五重奏曲第2番
バディングス:五重奏曲第4番(木管五重奏曲第2番) |
パワーズ木管五重奏曲
〔ジョアンナ・コワン・ホワイト(フルート)、
リンダベス・ビンクリー(オーボエ)、
ケネン・ホワイト(クラリネット)、
メアリーベス・ミニス(ファゴット)、
ブルース・ボーネル(ホルン)〕 |
マレーシア・フィルや香港フィルで活躍し、現在はセントラル・ミシガン大学で教授を務めるホルニスト、ブルース・ボーネルなど、アメリカの実力派奏者たちが参加するパワーズ木管五重奏団は、アメリカ、ミシガンで1963年に結成された木管アンサンブル。ロナルド・ローズマンの「ルネサンス組曲」は、ルネサンス時代の大作曲家たち、イザークやパスロー、カヴァッツォーニの音楽を題材とした木管五重奏のための作品。
2015年5月20日-27日の録音。 |
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シューベルト:歌曲集《冬の旅》D.911 |
アラン・ベネット(テノール)
アルベルト・ティウ(ピアノ) |
ポール・ヒリアーが創設したシアター・オヴ・ヴォイシズの初期メンバーとしても活躍した経歴を持つアメリカのリリック・テノール、アラン・ベネットが歌うシューベルトの傑作「冬の旅」。
アラン・ベネットは古楽唱法にも精通しており、ヘンデル&ハイドン・ソサエティ、アポロズ・ファイア、ル・ヴィオロン・ドゥ・ロワなどとも共演を重ねるなど、その活躍の場は幅広い。
2015年5月27日-29日の録音。 |
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エレジー&ブルース
アレンスキー:三重奏曲第1番ニ短調 Op.32
ムスト:ピアノ三重奏曲
フォーレ:ピアノ三重奏曲ニ短調 Op.120 |
ボストン・トリオ
〔イリーナ・ムレサヌ(ヴァイオリン)、
アストリッド・シュウィーン(チェロ)、
パク・ヒョンジン(ピアノ) |
タングルウッドのセイジ・オザワ・ホールをはじめアメリカ各地で活躍するアンサンブル、ボストン・トリオが奏でる、ロシア、フランス、アメリカの「ピアノ三重奏曲」の旅。ジュリアード弦楽四重奏団に新メンバーとして加わったチェロの名手、アストリッド・シュウィーンの参加も大きなポイントです!
2015年6月の録音。 |
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マスク
ドビュッシー:バレエ音楽《おもちゃ箱》、マスク
ムチンスキ:マスク Op.40
マルティヌー:《操り人形》より
ヴィラ=ロボス:《赤ちゃんの一族》より |
ミルナ・レキッチ(ピアノ) |
ボスニア・ヘルツェゴヴィナのサラエヴォ出身のミルナ・レキッチは、アメリカに移住後、イーストマン音楽院などで研鑽を積み、ドビュッシーのピアノ作品について研究を重ねてきた女流ピアニスト。
2015年1月&4月の録音。 |
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リヴィングストン:復活の時! |
ジョゼフ・リヴィングストン(様々な楽器)
ニック・バッタチャヤ(フルート) |
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旅の記録 ~ デイヴィッド・ローブの音楽
篠笛のための協奏的組曲*/ヘヴンズゲート†/Presque-Songes‡/
ザ・マルテゼ・プラザ・イン・フォグ#/2つの中国の小品§/
伝説**/ニュー・アムステルダムからの眺め†† |
西川浩平(篠笛)*、
飯森範親(指揮)*、日本音楽集団*
レナード・レイヴァー(オルガン)†、
レ・ペルキュション・クラヴィエール・ドゥ・リヨン‡、
クリストファー・アドラー(ケーン)#、
トレヴァー・ホフリッチ(ヴァイオリン)§、
サンウク・キム(コムンゴ)**、
ピーター・ハウエリンゲン(トラヴェルソ)††、
スルジャン・ベルドヴィチ(ルネサンス・リュート)†† |
アメリカの現代音楽作曲家、デイヴィッド・ローブの作品集。ローブは、管弦楽、室内楽、声楽に加え、篠笛やケーン、コムンゴなどアジアの楽器や古楽器を用いた作品など幅広い作品に定評がある。
協奏的組曲では、日本センチュリー交響楽団やドイツ・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団において活躍中の飯森範親が指揮を振る日本音楽集団による和のテイスト溢れる作品を堪能できる。
元大阪フィル首席フルート奏者、西川浩平が奏でる篠笛にも注目。
録音:1985年ー2015年 |
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ジャン=バプティスト・サンジュレー:
ヴァイオリンとピアノのためのオペラ・ファンタジーVol.1
アレヴィの歌劇《ユダヤの女》Op.138による幻想曲
フロトウの歌劇《マルタ》Op.67による幻想曲
オベールの歌劇《青銅の馬》Op.129による幻想曲
ロッシーニの歌劇《セビリアの理髪師》Op.26
協奏的二重奏曲
ワーグナーの歌劇《さまよえるオランダ人》Op.128による幻想曲
ドニゼッティの歌劇《ファヴォリータ》Op.27による幻想曲 |
トーマス・ウッド(ヴァイオリン)
ブライアン・ダイクストラ(ピアノ) |
サクソフォン作品でお馴染みのサンジュレー!
ウースター大学の教授、トーマス・ウッドとコンポーザー=ピアニストであるブライアン・ダイクストラによるオペラ・ファンタジー第1弾は、サクソフォーン四重奏曲第1番など、サクソフォンのための作品で有名なベルギーロマン派の作曲家、ジャン=バプティスト・サンジュレーが遺した有名なオペラを題材としたヴァイオリンのための作品集。
録音:2014年5月28日、7月17日、10月7日
ジャン=バティスト・サンジュレーはブリュッセルに生まれ、ベルギーの王立音楽学校で学んだ。
彼はブリュッセルのベルギー王立歌劇場でヴァイオリン・ソリストを務め、同地とヘントでオーケストラを監督した。
サンジュレーは、サクソフォーンをクラシック音楽用の楽器としてまじめに取り上げた最初の作曲家の一人であり、サクソフォーンのコンクールや、パリ音楽院における彼の教え子たちのために、30曲以上のサクソフォーン独奏曲を作曲している。
サクソフォーンの発明者アドルフ・サックスの長年の友人として、サンジュレーはサックスに、サクソフォーン族に4つの主要な形状を作り出すよう働きかけ、1857年におそらくサクソフォーン四重奏のための最初の作品であろう「サクソフォーン四重奏曲第1番」を作曲した。
サクソフォーン作品のほかに、サンジュレーは12曲の協奏曲、ヴァイオリンやその他の楽器のための多くのソロ曲およびバレエ音楽を作曲している。

サクソフォーン四重奏曲第1番はこんな曲。
https://youtu.be/96OO5IURX9A
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ベートーヴェン&メンデルスゾーン
弦楽四重奏のための音楽
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番イ短調
Op.132
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.13
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ダ・ポンテ弦楽四重奏団 |
メイン州を拠点に活動するダ・ポンテ弦楽四重奏団は、古楽器のための作品から現代ものまで幅広いレパートリーを持つ。
4枚目のアルバムとなる今作は治癒をテーマとしたアルバム。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲は、ベートーヴェンが深刻な病気から回復した後に書かれた作品。
ベートーヴェンの死後書かれたメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲は、ベートーヴェンの後期作品から影響を受けた作品となっている。
録音:2014年5月29日-31日、9月19日ー20日 |
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リスト、ドビュッシー、ベートーヴェン:ピアノ作品集
リスト:スペイン狂詩曲
ドビュッシー:水の精、ラヴィーヌ将軍、夢
ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲ハ短調
リスト:
バッハのカンタータ第12番
《泣き、嘆き、憂い、おそれ》のモティーフによる変奏曲 |
クラジミーラ・ヨルダン(ピアノ) |
リオ・デ・ジャネイロ国際ピアノ・コンクールにて第1位およびゴールド・メダルを受賞しているアメリカのピアニスト、クラジミーラ・ヨルダン。ウィーン国際ピアノ・アカデミーやチロリアン国際ピアノ・アカデミー、ウィーン国立音楽大学でのウィーン・ミュージック・セミナーにて講師を務めるなど後進の指導にも力を注いでいる。
録音:2013年ー2014年 |
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ザ・クラシカル・エレメンツ |
アルベルト・ティウ(ピアノ) |
リスト:2つの演奏会用練習曲より第1番変ニ長調《森のささやき》S.145-1/
ゴドフスキー:ジャワ組曲より《ボイテンゾルフの植物園》/
ラフマニノフ:リラの花 Op.21-5/
ドビュッシー:前奏曲第1巻より《アナカプリの丘》/
ベリオ:6つのアンコールより《地のピアノ》/
ドビュッシー:前奏曲集第1巻より《野をゆく風》/
グリフィス:3つの音画より《夜の風》/
ベリオ:6つのアンコールより《大気のピアノ》/
イベール: 廃墟の風/メシアン:8つの前奏曲より第8曲《風の中の影》/
ドビュッシー:映像第1集より《水に映る影》/
ベリオ:6つのアンコールより《水のピアノ》/
モンポウ:風景より《湖》/
リスト: 巡礼の年第3年よりエステ荘の噴水/ラヴェル:水の戯れ/
ワーグナー/ブラッサン:ワルキューレより《魔の炎の音楽》/
ドビュッシー:前奏曲集第2巻より第12曲《花火》/
スクリャービン:詩曲《炎に向かいて Op.72/
ファリャ:バレエ《恋は魔術師》より第8曲
《火祭りの踊り》 |
リスト、ゴドフスキー、モンポウなど様々な作曲家の作品を組み合わせ、地、風、水、火の四元素を表現したユニークなピアノ作品集。
録音:2015年7月31日ー8月5日の録音 |
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ホエン・ザ・スピリット・シングズ ~
ウォーカー:室内楽作品集
レターズ・トゥ・ザ・ワールド
ピースメーカーズ
丘の風景
ア・カップ・オヴ・レジョイシング |
ムジカ・ハルモニア |
アメリカ出身の作曲家、グウィネス・ウォーカーの室内楽作品集。ウォーカーは管弦楽、室内楽、声楽のための300以上の委嘱作品を手懸けている。
録音:2014年6月 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
OPUS蔵
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OPK 2117
(CD)
\2500
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宇野功芳追悼第2弾。ワルター&ウィーンフィル、
ブラームスの交響曲第1&3番!
(1)ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
(2)ブラームス:交響曲第3番 へ長調 Op.90 |
ブルーノ・ワルター(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
2016 年に亡くなられた宇野功芳先生には、オーパス蔵の育ての親として15
年余りにわたり、ライナーノートの執筆、雑誌や先生の著書の中でのベスト盤で紹介していただき、個人の主催するミニレーベルが長く続けられる基礎を作っていただいたと感謝します。
宇野先生とブルーノ・ワルターは切っても切り離せない繋がりがあり、オーパス蔵のワルターとウィーンフィルのSP
復刻は宇野先生に捧げる気持ちでまとめたものです。(OPUS蔵)
2017年新リマスタリング宇野功芳追悼第2弾。ワルター&ウィーンフィルの絶品の一つ、ブラームスの交響曲第1
& 3 番!
録音:(1)1937年、(2)1936年/原盤:SP/演奏解説:宇野功芳/モノラル
宇野功芳先生追悼の第2 弾はブラームスの交響曲第1
番と第3 番の2 曲をまとめました。
第3 番は状態の良い盤の入手が難しく、前回は先生が見つけられた盤で復刻しました(OPK
2054)。その後ノイズ処理技術も進化し、材質の関係でスクラッチノイズの大きなイギリス盤も聴ける状況になりましたので、英HMV
盤をCD 化しました。第1 番はノイズの少ない国内盤を復刻しております。(OPUS
蔵 相原了)
「ブラームスの四曲のシンフォニーの中で、ワルターが最も自在、融通無碍な指揮ぶりを示しているのは三番である。他の指揮者の表現が楷書だとすれば、ワルターは行書を通り越し、草書で認めているのだ。その行き届いた先がニューヨーク盤で、もはや名人芸の極みであるが、フィナーレのクライマックス部など、あまりに崩しすぎ、オケが十分に鳴らず、上滑りを起こしていた。その点、このウィーン盤はまさに完璧な草書体で、ワルターの絶品の一つといえよう。(宇野功芳)」
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<メジャー・レーベル>
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SONY
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8898541988-2
\2600→\2490 |
ナタリー・デセイ/シューベルト:歌曲集
シューベルト:
1. 愛の使い[歌曲集「白鳥の歌」D.957より]
2.あなたこそわが憩いD.776
3.魔王D.328
4.ギリシャの神々D.677
5.糸を紡ぐグレートヒェンD.118
6.ミニョンの歌「ただ憧れを知る者だけが」
[ヴィルヘルム・マイスターの修業時代よりD.877より]
7.都会[歌曲集「白鳥の歌」D.957より]
8.春に川辺にてD.361
9.ズライカD.720シューベルト[リスト編]
10.岩の上にて歌うS.558の2
シューベルト
11. ひめごとD.719
12.ガニュメートD.544
13.夜咲きすみれD.752
14.憩いのない愛D.138
15.春にD.882
16.岩の上の羊飼いD.965 |
ナタリー・デセイ(ソプラノ)[1-9/11-16]
フィリップ・カッサール(ピアノ)
トーマス・サヴィ(クラリネット)[16] |
「奇跡の歌」「歌の女神」と絶賛されるフランスの名花デセイ、生涯初のシューベルト歌曲集。
現代フランスを代表するディーヴァ、ソプラノのナタリー・デセイのソニー・クラシカルへの移籍第2弾アルバムにして、2017年4月のソロ・ツアー(4/12 東京文化会館 4/16 アクロス福岡4/19 東京オペラシティ)に合わせるかのように発売されるのはシューベルト・アルバムです。
2013年にオペラ歌手としての活動にピリオドを打ち、フランスやドイツ歌曲、あるいはミシェル・ルグランとの共演など、従来のオペラ歌手としての枠を超えた活動で大きな話題を呼んでいます。
そのデセイの精華ともいうべきシューベルトの歌曲を集めたアルバムです。デセイの長いキャリアにおいて初のシューベルト・アルバムであるのみならず、ドイツ歌曲のアルバムそのものが初めてです。初期の名曲「憩いのない愛」から晩年の「白鳥の歌」に含まれる2曲まで、ヴァラエティに富んだ選曲で、デセイの表現力に満ちた歌唱がシューベルト歌曲の多彩な魅力を堪能させてくれます。
ピアノはデセイとの共演歴も長く、フランスを代表するドビュッシーの大家でもあるフィリップ・カッサール、「岩の上の羊飼い」ではクラシックのみならずジャズでも知られるトーマス・サヴィがクラリネットを受け持っています。
ナタリー・デセイ 1965年生まれのフランスの名ソプラノ。声楽コンクール「新しい声」などで優勝し、特にリリックおよびコロラトゥーラ・ソプラノの領域で、歌唱力と美貌を兼ね備えた最高のオペラ歌手として活躍。2013年にオペラからは引退し、歌曲やクロスオーバーで新たなジャンルを開拓しています。
[録音]2016年11月28日~12月3日、ベルリン、ジーメンスヴィラ
■2017年4月来日公演 4/12 東京文化会館 4/16 アクロス福岡 4/19 東京オペラシティ

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ニューヨーク・フィルハーモニック・創立175年アニヴァーサリー・エディション
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8898533636-2
(65CD)
\23000→\21990 |
ニューヨーク・フィルハーモニック創立175年記念オーソライズド・リリース!
■全米最古のオーケストラの一つ、ニューヨーク・フィルの創立175周年を記念して、同フィルが1917年から1995年にかけて、RCAとコロンビアというアメリカの2大メジャー・レーベルに録音した名演の数々を65枚のCDに集成しました。両レーベルを傘下に収めたソニー・クラシカルならではの特別なプロジェクトといえるでしょう。
■ニューヨーク・フィルの録音は、1917年に、グスタフ・マーラーの後継者で当時の首席指揮者だったヨーゼフ・ストランスキーの指揮によってコロンビア・スタジオで収録されたアコースティック録音に始まります。その後SP時代にはヴィレム・メンゲルベルク、アルトゥーロ・トスカニーニ、ジョン・バルビローリら同フィルの音楽監督を務めた20世紀の巨匠たちによる録音が続きました。第2次大戦の終戦前後には、個性派アルトゥール・ロジンスキが数多くの録音を行なっています。
■戦後はレオポルド・ストコフスキー、ディトリ・ミトロプーロス、そしてブルーノ・ワルターによる録音が続き、さらにアメリカ人として初めて同フィルの音楽監督に就任したレナード・バーンスタインが、古今の主要オーケストラ作品を網羅する大規模な録音プロジェクトを開始し、その密接な関係はバーンスタインが同フィルのポストを退任した後も無くなる直前まで続きました。
■バーンスタインの後は、フランスのピエール・ブーレーズ、インド人のズービン・メータ、そしてクルト・マズアが数多くの名盤を残しています。
■今回のボックス化にあたっては、全収録曲中、24曲が世界初CD化となります。また13曲がソニー・クラシカル所蔵のオリジナル原盤およびマスターから正規に復刻されます(24bit/96kHzリマスター)。特にトランスキーとメンゲルベルクのアコースティック録音、バルビローリのSP録音、ロジンスキとミトロプーロスのモノラル録音の多くは、オリジナル原盤/オリジナル・マスターからの初めての復刻となります。
■ニューヨーク・フィル全面協力企画。ハードカバー仕様の別冊解説書には、ニューヨーク・フィル・アーカイヴィスト、バーバー・ホーズによる新規ライナーのほか、詳細なデータを網羅したトラックリスティングのほか、新規ライナーノーツや未発表写真が掲載される予定です。
各ディスクは紙ジャケットに封入・ハードカバーの別冊解説書付き・厚紙製外箱・外箱サイズ:
L 22.7 cm x W 13.7 cm x H 13.2 cm・商品重量:
2,8 kg]

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New York Philharmonic175th Anniversary
【CD1】
1) ワーグナー:歌劇『さまよえるオランダ人』序曲(1924年4月14日),
2) R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』(1928年12月11-13日),
3) サン=サーンス:交響詩『オンファルの紡車』(1929年1月15日)~
ウィレム・メンゲルベルク(指揮)/
4) トマ:歌劇『レーモン』序曲(1917年1月20&22日),
5) ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』より第2楽章(1917年1月22日)~
ジョセフ・ストランスキー(指揮)/
【CD2】
1) ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』(1930年1月4&9日),
2) ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』より第1楽章(1922年4月11&14日),
3)アーネスト・シェリング:『戦勝記念舞踏会』(1925年10月9日)~
ウィレム・メンゲルベルク(指揮)/
【CD3】
1) ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』(1933年4月9日ライヴ),
2) ベートーヴェン:交響曲第7番(1936年4月9-10日),
3) ブラームス:『ハイドンの主題による変奏曲』(1936年4月10日)
~ アルトゥール・トスカニーニ(指揮)/
【CD4】
1) ハイドン:交響曲第101番『時計』(1929年3月29-30日),
2) モーツァルト:交響曲第35番『ハフナー』(1929年3月30日,
4月4-5日),
3) メンデルスゾーン:『夏の夜の夢』より「スケルツォ」と「夜想曲」(1926年2月4日),
4) デュカス:魔法使いの弟子(1929年3月18日)
~ アルトゥール・トスカニーニ(指揮)/
【CD5】
1) グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』~精霊の踊り
(1929年11月20-22日) ,
2) ロッシーニ:歌劇『セビリャの理髪師』序曲
(1929年11月21日),
3) ロッシーニ:歌劇『アルジェのイタリア女』序曲
(1936年4月10日),
4) ロッシーニ:歌劇『セミラーミデ』序曲
(1936年4月10日),
5) ヴェルディ:歌劇『椿姫』より「第1幕への前奏曲」「第3幕への前奏曲」
(1929年3月18日) (1929年3月18日, カーネギー・ホール)
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6) ワーグナー:『ジークフリート牧歌』(1936年2月8日),
7) ワーグナー(トスカニーニ編)楽劇『神々の黄昏』より「夜明けとジークフリートのラインへの旅」
(1936年2月8日&4月9日) ,
8) ワーグナー:歌劇『ローエングリン』より
「第1幕への前奏曲」「第3幕への前奏曲」
(1936年2月8日&4月9日) ~ アルトゥール・トスカニーニ(指揮)/
【CD6】
1) シューベルト:交響曲第4番『悲劇的』(1939年1月21日),
2) ブラームス:交響曲第2番(1940年3月27日)
~ ジョン・バルビローリ(指揮)/
【CD7】
1) シベリウス:交響曲第1番(1942年4月11日),
2) シベリウス:交響曲第2番(1940年5月6日)~
ジョン・バルビローリ(指揮)/
【CD8】
1) ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』(1940年11月16日),
2) ラヴェル:『ラ・ヴァルス』(1940年11月16日)~
ジョン・バルビローリ(指揮) /
3) R・シュトラウス:『ドン・キホーテ』(1932年4月7日)
~ トーマス・ビーチャム(指揮)/
【CD9】
1) ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』(1940年4月4日),
2) ストラヴィンスキー:3楽章の交響曲(1946年1月28日)
~ イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮)/
【CD10】
1) チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』(1944年12月11日),
2) チャイコフスキー:組曲第4番『モーツァルティアーナ』(1945年2月27日)~
アルトゥール・ロジンスキ(指揮)/
【CD11】
ラフマニノフ:交響曲第2番(1945年1月15日)~
アルトゥール・ロジンスキ(指揮)/
【CD12】
ワーグナー:楽劇『ワルキューレ』より第3幕
(1945年5月15, 18, 22日)~
ヘレン・トローベル(ソプラノ) ~ アルトゥール・ロジンスキ(指揮)/
【CD13】
1) シベリウス:交響曲第4番(1946年3月5日),
2) プロコフィエフ:交響曲第5番(1946年10月22日)~
アルトゥール・ロジンスキ(指揮)/
【CD14】
1) ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ調(1942年5月4日)~オスカー・レヴァント(ピアノ)
アンドレ・コステラネッツ(指揮)/
2) モートン・グールド:管弦楽のための黒人霊歌(1946年5月9日)~
アルトゥール・ロジンスキ(指揮)/
【CD15】
1) ベートーヴェン:交響曲第3番『英雄』(1941年1月20日),
2) ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』(1941年12月15日)~ブルーノ・ワルター(指揮)/
【CD16】
マーラー:交響曲第4番(1945年5月10日)
~ デシ・ハルバン(ソプラノ) ブルーノ・ワルター(指揮)/
【CD17】
マーラー:交響曲第5番(1947年2月10日)
~ブルーノ・ワルター(指揮)/
【CD18】
1) ドヴォルザーク:交響曲第8番(1947年11月28日),
2) スメタナ:『モルダウ』(1941年2月4日)
~ブルーノ・ワルター(指揮)/
【CD19】
1) モーツァルト:交響曲第39番(1953年12月21日,
1956年3月5日),
2) モーツァルト:交響曲第40番(1953年2月18日),
3) モーツァルト:交響曲第41番『ジュピター』(1956年3月5日)~ブルーノ・ワルター(指揮)/
【CD20】
1) サン=サーンス:交響曲第3番『オルガン付』(1947年11月10日)~シャルル・ミュンシュ(指揮)/
2) モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番(1948年12月20日)~ ロベール・カサドシュ(ピアノ)シャルル・ミュンシュ(指揮)/
【CD21】
1) V=ウィリアムズ:交響曲第6番(1949年2月21日),
2) V=ウィリアムズ:『グリーンスリーヴズによる幻想曲』(1949年2月21日),
3) メシアン:『キリストの昇天』(1947年11月17日,
1949年2月21日, 1949年3月21日),
4) ワーグナー:楽劇『神々の黄昏』より「夜明けとジークフリートのラインへの旅」「葬送の音楽」(1949年4月4日)~
レオポルド・ストコフスキー(指揮)/
【CD22】
1) モートン・グールド:シンフォニック・ワルツ(1950年1月23日),
2) サン=サーンス:交響詩『オンファルの紡車』(1950年1月23日),
3) アンリ・ラボー:『ファウスト』による夜の行列(1950年1月23日),
4) サン=サーンス:交響詩『ヘラクレスの青年時代』(1956年1月9日),
5) サン=サーンス:交響詩『ファエトン』(1956年1月9日),
6) ニコス・スカルコッタス:4つのギリシャ舞曲(1956年1月9日)~
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)/
【CD23-24】
1) ベルク:歌劇『ヴォツェック』(全曲)(1951年4月12,
13, 15日、演奏会形式のライヴ),
2) シェーンベルク:歌劇『期待』(1951年11月19日),
3) エルンスト・クシェネク:交響的悲劇(1951年4月21日)~
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)/
【CD25】
1) ボロディン:交響曲第2番(1953年11月2日),
2) ボロディン:『中央アジアの草原で』(1953年4月20日),
3) イワーノフ:『コーカサスの風景』(1953年4月20日)~
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)/
【CD26】
1) スクリャービン:交響曲第4番『法悦の詩』(1953年4月20日),
2) スクリャービン:交響曲第5番『プロメテ
- 火の詩』(1953年4月20日),
3)チャイコフスキー:組曲第1番(1954年11月17日)~
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)/
【CD27】
1) ショスタコーヴィチ:交響曲第10番(1954年10月18日),
2) シェーンベルク:『浄められた夜』(1958年3月3日)~
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)/
【CD28】
1) プロコフィエフ:バレエ音楽『ロメオとジュリエット』(抜粋)(1957年11月11日),
2) チャイコフスキー:『スラヴ行進曲』(1957年11月11日),
3)ムソルグスキー:『禿山の一夜』(1957年11月11日),
4) V=ウィリアムズ:『トマス・タリスの主題による幻想曲』(1958年3月3日)~
ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)/
【CD29】
1) バーンスタイン:交響曲第2番『不安の時代』(1949年オリジナル版)(1950年2月27日),
2) アイヴズ:交響曲第2番(1958年10月6日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD30】
ストラヴィンスキー:
1)『春の祭典』(1958年1月20日) , 2)『火の鳥』(1957年1月28日),
3) 『ペトルーシュカ』組曲(1960年3月28日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD31】
1) ドビュッシー:『イベリア』(1958年10月27日),
2) クラリネットと管弦楽のための第1ラプソディ(1961年10月16日),
3) ラヴェル:『亡き王女のためのパヴァーヌ』(1968年2月2日,
3月5日),
4) ラヴェル:『マ・メール・ロワ』(1965年2月1&16日),
5) デュカス:『魔法使いの弟子』(1965年2月16日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD32】
1) ラヴェル:『スペイン狂詩曲』(1958年1月27日),
2) ラヴェル:『シェエラザード』(1961年5月20日),
ロッシーニ:
3)『セビリャの理髪師』序曲(1963年3月27日),
4)『アルジェのイタリア女』序曲(1960年4月10日),
5)『ウィリアム・テル』序曲(1963年12月2日),
6)『どろぼうかささぎ』序曲(1960年2月8日),
7)『絹のはしご』序曲(1963年1月15日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD33】
1) ショスタコーヴィチ:交響曲第5番(1959年10月20日),
2) ロイ・ハリス:交響曲第3番(1960年9月28日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD34】
チャイコフスキー:
1) 幻想序曲『ロメオとジュリエット』(1957年1月28日),
2)『イタリア奇想曲』(1960年2月16日),
3)『スラヴ行進曲』(1963年1月21日),
4) 序曲『1812年』(1962年10月2日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD35】
チャイコフスキー:
1)『くるみ割り人形』組曲(1960年5月2日),
2)『白鳥の湖』(抜粋)
(1969年5月13日, 12月8日), 3)『眠れる森の美女』(抜粋)(1971年1月12日),
4)歌劇『エフゲニー・オネーギン』より「ポロネーズ」(1971年1月12日)
~ レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD36】
1) プロコフィエフ:『ピーターと狼』(1960年2月16日,
5月25日),
2) サン=サーンス:『動物の謝肉祭』(1962年4月9日),
3) ブリテン:『青少年のための管弦楽入門』(1961年3月20日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD37】
1) ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』(1962年4月16日),
2) スメタナ:『モルダウ』(1964年11月23日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD38】
1) ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番(1960年10月24日),
2) ブラームス:『悲劇的序曲』(1964年5月1-2日),
3) ブラームス:『大学祝典序曲』(1963年10月7日),
4) スメタナ:歌劇『売られた花嫁』序曲(1963年1月28日),
5) ドヴォルザーク:序曲『謝肉祭』(1965年2月1日),
6) ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番(1965年10月7日),
7) ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第3番(1965年10月7日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD39】
バーンスタイン:
1)『キャンディード』序曲(1960年9月28日),
2)『ウェスト・サイド・ストーリー』より「シンフォニック・ダンス」(1961年3月6日),
3)映画『波止場』からの交響的組曲(1961年3月16日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD40】
コープランド:
1) 『ロデオより4つのダンスのエピソード』(1960年5月2日),
2) 『ビリー・ザ・キッド』(1959年10月20日),
3) 交響曲第3番(1966年2月16-17日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD41】
ドビュッシー:
1) 『海』(1961年10月16日), 2)『牧神の午後への前奏曲』(1960年9月28日),
3)『遊戯』(1960年5月2日), 4)『夜想曲』より
(1960年9月28日)~ レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD42-43】
マーラー:交響曲第3番(1961年4月3日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD44】
ハイドン:
1) 交響曲第82番『熊』(1962年5月7日),
2) 交響曲第83番『めんどり』(1962年4月9日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD45】
1) V=ウィリアムズ:『音楽へのセレナード』,
2) マーラー:交響曲第8番『千人の交響曲』より第1部「来たれ、創造主なる聖霊よ」,
3) コープランド:コノテーションズ(内包),
4) 『アメリカ合衆国国歌』(1962年9月23日ライヴ)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD46-47】
1) マーラー:
交響曲第2番『復活』(1963年9月29-30日),
2) 『亡き子をしのぶ歌』(1960年2月16日)~ジェニー・トゥーレル(ソプラノ)レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD48】
1) グリーグ:『ペール・ギュント』第1組曲&第2組曲(1967年1月3,
10, 31日),
2) グリーグ:『ノルウェー舞曲第2番』(1965年10月12日),
3) グリーグ:『トロルのマーチ』(1970年10月20日),
4) シベリウス:『悲しきワルツ』(1969年12月8日),
5) シベリウス:『トゥオネラの白鳥』(1973年3月8日),
6) シベリウス:『フィンランディア』(1965年2月16日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD49】
ベルリオーズ:
1) 『幻想交響曲』(1968年3月5日),
2) 『ベンヴェヌート・チェッリーニ』 序曲(1960年10月31日),
3) ラコッツィ行進曲(1967年10月月26日),
4) 序曲『ローマの謝肉祭』(1959年10月26日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD50】
1) ガーシュウィン:『パリのアメリカ人』(1958年12月21日),
2) カール・ゴルトマルク:交響曲第1番『田舎の結婚』(1968年3月21日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD51】
1) バーバー:『弦楽のためのアダージョ』(1971年1月12日),
2) バーバー:ヴァイオリン協奏曲(1964年4月27日)~アイザック・スターン(ヴァイオリン),
3) ウィリアム・シューマン:『汝,古き神へ』(1968年10月22日),
4) ウィリアム・シューマン:『シャーンを讃えて』(1970年2月12日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD52】
ニールセン:
1) 交響曲第4番『不滅』(1970年2月9日),
2) 交響曲第5番(1962年4月9日)~ レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD53】
1) ホルスト:組曲『惑星』(1971年11月30日,
12月7日),
2) V=ウィリアムズ:『トマス・タリスの主題による幻想曲』(1976年12月21日),
3) V=ウィリアムズ:『グリーンスリーヴズによる幻想曲』(1969年12月8日),
4) エルガー:『威風堂々第1番』(1967年10月26日)~
レナード・バーンスタイン(指揮)/
【CD54】
ベリオ:
1) 『シンフォニア』(1968年10月12日),
2) 『管弦楽のための即興』(1964年2月11日)~
ルチアーノ・ベリオ(指揮)/
3) ディームズ・テイラー:『鏡の国のアリス』(1975年11月20&26日)~アンドレ・コステラネッツ(指揮)/
【CD55】
バルトーク:
1)『中国の不思議な役人』(1971年5月11日),
2)『管弦楽のための協奏曲』(1972年12月18日)~
ピエール・ブーレーズ(指揮)/
【CD56】
1) シェーンベルク:『浄められた夜』(弦楽合奏版)(1973年9月24日),
2) ベルク:歌劇『ルル』組曲より3つの小品(1974年3月,
12月21日)~ピエール・ブーレーズ(指揮)/
【CD57】
ラヴェル:
1)『高雅で感傷的なワルツ』(1973年1月8日),
2)バレエ音楽『マ・メール・ロワ』(1974年2月25日),
3)『ボレロ』(1974年12月21日)~ピエール・ブーレーズ(指揮)/
【CD58】
ラヴェル:バレエ音楽『ダフニスとクロエ』(1975年3月17,
22日)~ ピエール・ブーレーズ(指揮)/
【CD59】
ヘンデル:『水上の音楽』(1974年12月20日)~
ピエール・ブーレーズ(指揮)/
【CD60】
1) ファリャ:『三角帽子』(1975年10月20日),
2) ヴァレーズ:『アメリカ』(1975年12月1日)~
ピエール・ブーレーズ(指揮)/
【CD61】
ウッディー・アレンの映画『マンハッタン』サウンドトラック(1979年2月19日,
3月12日)~ ズービン・メータ(指揮)/
【CD62】
1) ムソルグスキー:『展覧会の絵』(1979年1月27日),
2) ラヴェル:『ラ・ヴァルス』(1978年9月25日)~
ズービン・メータ(指揮)/
【CD63】
R.シュトラウス:
1) 交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』(1980年1月21日),
2) 交響詩『英雄の生涯』(1981年5月4日))~
ズービン・メータ(指揮)/
【CD64-65】
1) ヴェルディ:『レクイエム』(1980年10月24-25,
27日)~ ズービン・メータ(指揮)/
2) ドヴォルザーク:『チェロ協奏曲』(1995年1月30日)
~ヨーヨー・マ(チェロ)クルト・マズア(指揮)《管弦楽》ニューヨーク・フィルハーモニック |
<国内盤>
299MUSIC
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光の中のベルリン 第三帝国で禁じられた歌曲 |
長島剛子(ソプラノ)
梅本実(ピアノ) |
パウル・ヒンデミット (1895-1963):ピアノ伴奏による歌曲 作品18(1920)
(1)酔った踊り子 …. 1'53"/(2)私は聖フランシスコのように宙を飛ぶ….
1'26"/
(3)夢…. 2'43"/(4)わたしの耳は階段の上で….
0'55"/
(5)お前の前で私は目覚めた…. 1'47"/(6)お前は私を悲しませるな….
2'38"/
(7)夕暮れの園を通って…. 1'57"/(8)トランペット….
4'30"
エルンスト・クシェネク(1900-1991):フランツ・カフカの言葉による5つの歌曲
作品82(1937/38)
(9)一言だけ、一つの願いだけ…. 1'26"/(10)彼は充分に戦わなかったのか?….
0'58"/
(11)まだ猟犬は中庭でじゃれている…. 0'40"/
(12)この世の苦しみから距離を置くことは出来る….
1'31"/
(13)ああ何というものが私たちに用意されているのか?….
2'01"
ヴィクトール・ウルマン (1898-1944):ヘルダリーンの詩による歌曲 (1943/44)
(14)沈む太陽…. 1'42"/(15)春….
1'50"/(16)夕べの幻想…. 5'02"
エーリッヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト (1897-1957): 5つの歌曲 作品38 より(1940/47)
(17)幸せを祈る…. 2'35"/(18)病気の人….
2'29"/(19)古いスペインの歌…. 1'24"
コルンゴルト: 3つの歌曲 作品22 Op.22 (1928/29)
(20)君は私にとって?…. 2'49"/(21)君とともに沈黙する….
1'47"/
(22)世は静かな眠りに入った…. 2'14"
ヴィルヘルム・グロース(1894-1939):愛の歌 第2集 作品22(東ユダヤの民謡の歌詞による)
(1928)
(23)お前のほっぺ…. 1'27"/(24)素敵な夏が来たら….
0'59"/
(25)パタン、パタン、開けておくれ…. 2'55"/(26)水は流れ….
1'00"/
(27)私はある若者が好きになった…. 5'39"/(28)結婚式では….
2'10"
クルト・ヴァイル (1900-1950):「ハッピー・エンド」より(1929)
(29)マドロス・タンゴ…. 2'14"/(30)ビルバオ・ソング….
1'55"/
(31)クルト・ヴァイル:光の中のベルリン
(1928) …. 2'00" |
ヒンデミットからヴァイルまで――ナチス政権下で大きな局面を迎えたドイツ・リートの諸相をたどる
製造・発売元:Recording Laboratory, LLC.
Total time 67’27
ヒンデミットからヴァイルまで――ナチス政権下で大きな局面を迎えたドイツ・リートの諸相をたどる
ナチズムは芸術・文化領域にも深く浸透し、ユダヤ人作曲家の作品や「頽廃的」であるとされた音楽はしばしば弾圧の対象となった。
ヒンデミット、コルンゴルト、ヴァイルのほか、現在も演奏機会が限られるウルマン、グロース、クシェネクといった作曲家たちは、時代背景に翻弄されながらも優れた作品を残した。
幅広いドイツ・リートのレパートリーを有するデュオが、彼らの知られざる佳作の真価を磨き抜かれたアンサンブルで内省的に描き出す。
長島 剛子(ソプラノ):
札幌に生まれる。北星学園女子高等学校音楽科を経て、国立音楽大学声楽科卒業。同大学院修士課程独歌曲専攻修了。ドイツ・デットモルト北西音楽大学卒業。その後ケルン音楽大学マスタークラスにてリート解釈法の研鑽を積む。1998
年に「長島剛子・梅本実 リートデュオ」を結成し、声楽とピアノによる緊密なコラボレーションにより、19
世紀末から20 世紀のドイツ歌曲の演奏と紹介を軸に継続的な活動を続けている。
2001 年にスタートした「世紀末から20 世紀へ」のリサイタルシリーズは昨秋で15
回を数え、その間、知られざる作曲家を含め、のべ37
人の近現代作曲家の作品を取り上げたが、19
世紀末以降のドイツ歌曲を網羅するレパートリーの広さは他の追随を許さない。またシリーズごとにテーマを設定し、様々な切り口でドイツ歌曲をプログラミングする独自の企画とその演奏水準の高さで毎回多くの反響を得ている。
1998 年「新ウィーン楽派」、2001 年「世紀末から20
世紀へ」のリサイタルにより札幌市民芸術祭大賞。また2003
年1 月には前年の「長島剛子・梅本実リートデュオ・リサイタル-世紀末から20
世紀へPart II(シェーンベルク:「架空庭園の書」による15の歌曲他)により平成14
年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞している。2015
年3 月にコジマ録音よりCD「架空庭園の書~新ウィーン楽派の歌曲を集めて~」をリリース。
青木恵美子、伊藤京子、尾畑真知子、H.クレッチマー、白井光子、H.ヘルの各氏に師事。現在、国立音楽大学准教授。
梅本 実(ピアノ):
長崎に生まれる。幼少の頃よりピアノを始め、福岡音楽学院で学ぶ。東京藝術大学附属音楽高等学校、東京藝術大学を経て、同大学院修士課程器楽科ピアノ専攻修了。末永博子、勝谷壽子、伊達純の各氏に師事。ドイツ・デットモルト北西音楽大学卒業。さらに引き続きハンブルクにて研鑽を積む。R.F.クレッチマー、C.ハンゼンの各氏に師事。帰国後東京、札幌、福岡各地でソロリサイタル開催。札幌交響楽団、九州交響楽団と共演。またドイツ歌曲の共演ピアニストとして各地で幅広い活動を続けている。文部省在外研修員としてドイツ・カールスルーエ音楽大学において白井光子・H.ヘルのドイツ・リート解釈法クラスで学ぶ。作品内容の的確な把握に基づいて、響きを繊細にコントロールするピアニズムは長島とのリートデュオに遺憾なく発揮されている。
札幌市民芸術祭大賞(1999 年、2002 年)、第9
回道銀芸術文化奨励賞(2000 年)、第29 回札幌文化奨励賞(2001
年)、平成14 年度文化庁芸術祭優秀賞(2003
年)受賞。北海道教育大学助教授等を経て、現在、国立音楽大学准教授。 |
<LP>
ACCENTUS MUSIC(LP)(国内仕様盤)
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KKC 1068
(2LP)
\3500+税
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シュ・シャオメイが満を持して再録音した
ゴルトベルク変奏曲がLP化!
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988 |
シュ・シャオメイ(ピアノ) |
録音:2016 年ポワティエ・オーディトリアム劇場、フランス/輸入盤・日本語帯・解説付 180グラム
ヨーロッパを拠点とする中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。文化大革命を乗り越え新たな道を切り開いてきた彼女。そのような半生からは想像もできない、心穏やかな音楽。彼女が得意とするバッハの演奏は、緻密な構成力と洗練された表現力から生み出され、ただ純粋に音楽が聴こえ聴く者の心に共鳴します。
今回、彼女の代名詞とも言える作品「ゴルトベルク変奏曲」を25
年ぶりに再録音しました。2014 年のライプツィヒ・バッハ音楽祭のライヴ映像(ACC20313)が発売されていますが、シュ・シャオメイのゴルトベルク変奏曲といえば、1990
年に録音され、仏ディアパゾン誌で5 つ星を獲得した名盤(MIR048)が思い出されます。
それから25 年後に録音された当盤でもバッハの音楽に対する深い理解と、驚くべき透明感で演奏されるピアノの音、あまたあるゴルトベルク変奏曲の演奏の中でも一際大きな魅力を備えた演奏です。
シュ・シャオメイはこの録音に際し、老子の言葉「反は道の動なり(The
Return is the Movement of Tao)」を例に挙げ、アリアに始まりアリアに終わるゴルトベルク変奏曲を生と死の循環と捉え、曲を聴き終えたあとに、「生」への希望を感じ取ることができるような演奏をしたいと語っています。
◆レコード芸術 2016 年9 月号 特選盤

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