≪第91号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2017/2/21〜
2/24(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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CHALLENGE CLASSICS
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CC 72681
(SACD HYBRID)
\2600 →\2490
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注目のヴァイオリニスト、ラムスマが協奏曲をリリース!
(1)ショスタコーヴィチ:
ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.77
(2)グバイドゥーリナ:
ヴァイオリン協奏曲『今この時の中で』 |
シモーネ・ラムスマ(ヴァイオリン)
ジェイムズ・ガフィガン((1)指揮)
ラインベルト・デ・レーウ((2)指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団 |
堂々たる快演!注目のヴァイオリニスト、ラムスマが協奏曲をリリース!
録音:(1)2016年5月12、14日/ヒルフェルスム(スタジオ録音)、(2)2011年10月22日/ロイヤル・コンセルトヘボウ(ライヴ録音)/Stereo
/ Multi-ch、73’21’’
使用楽器:(1)ストラディヴァリウス“Mlynarski”(1718)、(2)ストラディヴァリウス“ex
Chanot-Chardon”(1718)
1985 年オランダ生まれのヴァイオリニスト、シモーネ・ラムスマによるCHALLENGE
CLASSICS レーベル第2 弾となるアルバム。
ラムスマのヴァイオリン演奏の特徴は音程の確かさから来る音の輝きと、大きな弓使いからなる伸び伸びとした節回し。第1
弾のメンデルスゾーン他のソナタ集(CC-72677)でも美しく濃厚かつ力強い演奏を聴かせてくれました。
ショスタコーヴィチとグバイドゥーリナというロシアの大作コンチェルトに挑んだ今作は、彼女の魅力がさらに引き出された注目盤です。
「夜想曲(緩)」、「スケルツォ(急)」、「パッサカリア(緩)」、「ブルレスケ(急)」の4
楽章からなるショスタコーヴィチの1 番は、あらゆる表現力と構成力が問われる難曲。急速楽章の純粋なテクニックや冴えた諧謔味に加え、「夜想曲」での息の長い旋律を美しく歌いこなし、そして聴き続ける能力、「パッサカリア」での張りつめた緊張感のなか心の底から音を繰り出さんとする強い精神力も求められます。
ラムスマは高速で畳み掛けるときも祈りを込めて一音に集中するときも、崩れることなく美音が決まっていて爽快とすら言える快演を披露しています。
グバイドゥーリナの『今この時の中で』はアンネ=
ゾフィー・ムターのために書かれた単一楽章の協奏曲で、2007
年にムターが初演しました。ソリストは始めから終わりまで、約35
分間ほとんど休みなく弾き続けなければならず、技術的にも高度です。
深刻な響きもありますが、天国的な美しさへの憧れを感じさせる壮大な世界観を持った作品で、ソリストの持ち味、個性が大いに発揮されます。

前作のソナタ集
一筋縄ではいかない選曲 |
CC 72677
(SACD HYBRID)
\2600
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シモーネ・ラムスマ、興味深いプログラムで登場
メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ
ヘ長調 MWV Q26
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調
op.121 |
シモーネ・ラムスマ(ヴァイオリン)
ロベルト・クーレック(ピアノ) |
オランダの俊英ヴァイオリン奏者、シモーネ・ラムスマ、興味深いプログラムで登場
ヴァイオリン/ストラディヴァリウス”Mlynarski”(1718年)
録音:2015 年3 月30,31 & 4 月1 日/74’23
オランダの俊英ヴァイオリン奏者、シモーネ・ラムスマによるヴァイオリン・ソナタ集。
メンデルスゾーンのヴァイオリン・ソナタや、ヤナーチェクの珍しいヴァイオリンのための作品「ヴァイオリン・ソナタ」を収録した興味深いプログラムでの登場です。
メンデルスゾーンの1838 年の作のヴァイオリン・ソナタは4
作品のみ残されている中の1 曲。情熱と緻密さをあわせもつ秀作。ヤナーチェクの作品はきわめて民族色の濃厚な熱い作品ですが、ラムスマの濃密な音色はヤナーチェクにぴったり。シューマンのヴァイオリン・ソナタも、室内楽ピアニストとして様々なアーティストから篤い信頼を寄せられているクーレックとの緻密なアンサンブルが光る演奏を展開しています。
ラムスマは若い世代ながら(1985 年生まれ)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、クリーヴランド、シカゴ響など世界の名だたるオーケストラとこれまでに共演しています。5
歳でヴァイオリンをはじめ、11 歳でイギリスに移り、メニューイン音楽院で学んだ逸材です。
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これぞ「格好良い」現代音楽!
ダイナミックなオーケストラの饗宴
指揮も父ヤルヴィ、ネゼ=セガンも登場
ロビン・デ・ラーフ:
(1)チェロ協奏曲
(2)『Entangled Tales』
(3)交響曲第3番『Illumination...Eclipse』 |
(1)マリエン・ヴァン・スターレン(チェロ)
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
(2)ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
ハーグ・レジデンティ管弦楽団
(3)アントネッロ・マナコルダ(指揮)
アーネム・フィルハーモニー管弦楽団
(ヘルダーラント交響楽団) |
録音:(1)2013年5月16、17日/デ・ドゥーレン
大ホール(初演ライヴ)、(2)2008年11月29日/ハーグ、アントン・フィリップス・ホール(ライヴ)、(3)2015年4月23日/ナイメーヘン、テ・ヴェレーニギン(初演ライヴ) すべて世界初録音/68’28’’
オランダを代表する管弦楽作曲家、ロビン・デ・ラーフ(1968-)による近作3
題。いずれも精緻にして大胆なオーケストレーションを武器に、大いに盛り上がる痛快な音楽が展開されます。
チェロ協奏曲、交響曲第3 番はそれぞれ世界初演のライヴ録音であるのもポイント。ネゼ=
セガンを始め指揮者陣の充実ぶりにも注目です。
チェロ協奏曲は音楽を先へ先へと切り開くように先導していく力強いチェロ独奏が格好良い作品。金管やピアノを含む打楽器が活躍する熱量の高さも魅力です。
『Entangled Tales(もつれた物語)』はボストン響のために書かれ、後に交響曲第1
番の第2 楽章になりました。小さな細胞が層を成し繰り返され、印象派や表現主義の時代を思わせる華麗な楽器法も交えながら多角的に変奏されていきます。
交響曲第3 番はアーネム・フィルの創立125
周年記念作品として書かれました。『Illumination...Eclipse(イルミネーション...
日食)』というタイトルで「光と闇」をテーマにしていますが、それぞれの「状態」を対置するのではなく、刻一刻と変化する「運動」として描いており、生き生きとしたダイナミズムを持った作品です。高音のみの繊細な絡み合いに始まり、次第に重心が低くなり壮大な音響に移行していく流れが印象的です。
それでいいのか、といわれそうですが、チェロ協奏曲と交響曲第3番は全部ここで聴けます。
無条件で「かっこいい」という音楽でもないような気はします。
https://youtu.be/WLyjlFJiOGA (チェロ協奏曲)
https://youtu.be/VL3YqABVi4c (交響曲第3番)
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GEGA NEW
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ブルガリアを代表するバス
「ニコラ・ギュセレフ(バス)/音楽人生」
(1)〜(8)「オペラ・アリア集」
夢遊病の女より(ベッリーニ)、
ナブッコのアリア(ヴェルディ)、
サトコのアリア(R.コルサコフ)、ミニヨンのアリア(トマ)、
アレコ(ラフマニノフ)、ドン・カルロより(ヴェルディ)、他
(9)〜(14)「正教会聖歌集」
チェスノコフ、フリストフ、ディネフ、リュビモフの作品
(15)ロシア民謡「12人の盗賊」 |
ニコラ・ギュセレフ(B)
(1)-(8)メトディ・マタキエフ(指揮)
ソフィア交響楽団
(9)-(15)
ミロスラフ・ポプサヴォフ(指揮)
ソフィア正教合唱団 |
名歌手ニコラ・ギュセレフのアンソロジー!
[65’36]
ニコラ・ギュセレフ(1936-2014)はブルガリアを代表するバス歌手でイタリアものとロシアものを得意とした。
ブルガリアの他、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場、ウィーン州立歌劇場の舞台にも頻繁に立ち、世界のオペラ・ファンに愛されたが2014
年、77 歳でその生涯を閉じた。
このアルバムはGEGA に残された多くの録音から特に聴きどころを集成したもの。 |
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「ブルー・エコー」
〜ヤッセン・ヴォデニチャロフ(b.1964)作品集
(1)メビウスの輪
〜2台のピアノと2人の打楽器奏者のための
(2)ブルー・エコー
〜トランペットと弦楽のための協奏曲
(3)バッカスとアリアンヌ
〜ファゴットとチェレスタのための
(4)沈黙の軌跡
〜マンドリン・ギター四重奏のための
(5)ラメント(挽歌)
〜声と管弦楽のための
(6)クラリネット協奏曲 |
(1)ダニエル・チャンポリーニ(Perc)
ミケル・チェルッティ(Perc)
ディミトリ・ヴァシラキス(Pf)
棚田文紀(Pf)
(2)アンドレ・フェイディ(Trp)
イヴァン・ソトヤノフ(指揮)
ソフィア・ソロイスツ室内管弦楽団
(3)アメリ・ボウラス(Fg)
棚田文紀(チェレスタ)
(4)エステュディアンティーナ四重奏団
(マンドリン&ギター四重奏)
(5)ポール・メファノ(指揮)
ニューアンサンブル・フォー・
モダン・ミュージック
(6)ルノー・デバゼイユ(Cl)
パトリック・ダヴァン(指揮)
アンサンブル・イティネレール |
フランスで認められているヴェデニチャロフ作品集!
※日本語解説付き[65:40]
GEGA NEW レーベルのヴォデニチャロフ作品集第4弾。(既発売はGD164「不思議な作品」、GD253「マジ・ミュージック」、GD350「交響曲第2番、他」)
ヤッセン・ヴォデニチャロフは1964 年ブルガリア出身の作曲家。ソフィア国立音楽院で学んだ後、パリ国立高等音楽院に留学、その後EHESS(フランス国立社会科学高等研究所)およびIRCAMで研鑽を積んだ。
ドビュッシーに端を発し、メシアン、ブーレーズへと連なる20
世紀フランスの音楽、スペクトル楽派の他、リゲティの影響も感じられる。煌びやかで美しい音響に加え、画家エッシャーやギリシャ神話などからインスピレーションを受けて作曲したという、豊かなイマジネーションが特徴。演奏はアンサンブル・アンテルコンタンポランのソリストが多数参加。
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PIERRE VERANY
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「金管作品集 〜フランス風に」
プーランク:ホルン、トランペット、トロンボーンのためのソナタ
サン=サーンス:
テノール・トロンボーンとピアノのためのカヴァティーヌ
デュカス:ホルンとピアノのためのヴィラネル
イベール:トランペットとピアノのための即興曲
デュティユー:
トロンボーンとピアノのためのコラール、カデンスとフガート
フランセ:ホルンとピアノのためのディヴェルティメント
ユボー:クロマティック・トランペットとピアノのためのソナタ
ガベーユ:
トランペット、ホルン、トロンボーンと
ピアノのためのレクレアション |
ティエリ・カーンス(Trp)
アンドレ・カザレ(Hr)
ミシェル・ベッケ(Trb)
イヴ・アンリ(Pf) |
近代フランスの金管のための室内楽!
録音:1992 年11 月11-13日 ディジョン、62'00、DDD
旧PV 793041 の再発。近代フランスの作曲家の金管小編成曲ばかりを集めた面白い企画。
ティエリ・カーンスは1958 年、フランス中部のディジョン生まれのトランペット奏者。オーケストラに在籍したこともあるものの、もっぱらソリストとして活動し、またアンサンブルや教職で活躍している。
いかにもフランスらしい音色はたいへん魅力的で、2009
年録音の「トランペットの印象派」(PV 710101)も話題になった。 |
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フランスの重鎮指揮者
ポール・クエンツ、2002 年のライヴ録音
プッチーニ:
ミサ曲(グローリア・ミサ)
菊(弦楽合奏版) |
ポール・クエンツ(指揮)
ポール・クエンツ管弦楽団
および合唱団
パトリック・ギャレ(テノール)
ティエリ・ド・グロマー(バス) |
懐かしい指揮者ポール・クエンツ、プッチーニの「ミサ曲」「菊」
録音:2002 年(ライヴ)、51'28、DDD
プッチーニのミサ曲(しばしばグローリア・ミサ、メッサ・ディ・グローリア
MESSA DI GLORIA と呼ばれる)は、1880 年、プッチーニが21
歳の時の作品(クレドはさらに2 年前に書いたもの)。同年7
月12 日に生地ルッカで初演されたが、長らく埋もれたままで、1950
年代になってから存在が広まった。手堅く作曲した中にもプッチーニらしい艶やかな美観があちこちに映えている。一部の素材が後に「エドガール」や「マノン・レスコー」に転用されたことでも知られている。
最後に付け加えられた「菊」は1890 年作曲の弦楽四重奏曲。ここでは弦楽合奏で演奏している。
ポール・クエンツはパリ音楽院で学び、1951
年に自身の室内管弦楽団を創設、長く活躍した。
この録音の詳細は不明だが、2002 年のライヴ録音とのこと。

ポール・クエンツ(ケンツとの表記もあり)は今年85
歳になるフランスの指揮者。パリ音楽院で作曲をノエル・ギャロンほかに、指揮をウジェーヌ・ビゴーに師事した。
1951 年より自分の名前を冠した管弦楽団を設立しバロックから古典派の作品を最も得意としたがロマン派の作品も時折り取り上げている。
当Pierre Verany に多くの録音があり、その中にはオルフ「カルミナ・ブラーナ」、ジョリヴェ「時の矢」があり、彼と同世代の現代音楽にも意欲をみせた。
今日ではあまり聴かれなくなったフランスのエスプリを感じさせる品格あるモーツァルト。2001
年ライヴ。
ポール・クエンツ、PIERRE VERANY 旧譜
現地完売の際はご容赦を・・・ |
PV730111
(ミッドプライス)
\1800
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今年87 歳になるフランスの重鎮指揮者ポール・クエンツ!
2001年ライヴ、どこまでも上品なモーツァルトの交響曲!
W.A.モーツァルト:
交響曲第40番ト短調K.550
交響曲第41番ハ長調K.551 |
ポール・クエンツ(指揮)
ポール・クエンツ管弦楽団 |
懐かしい指揮者ポール・クエンツ!どこまでも上品なモーツァルトの交響曲!
録音:2001 年(ライヴ)
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QUERSTAND
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シュターツカペレ・ドレスデンの首席
ノルベルト・アンガーのハイドン&モーツァルト(?)
チェロ協奏曲集!
ハイドン:
チェロ協奏曲 ハ長調 Hob.VIIB-1
チェロ協奏曲 ニ長調 Hob.VIIB-2
モーツァルト(カサド編):
チェロ協奏曲 変ホ長調 K.447(ホルン協奏曲の編曲) |
ノルベルト・アンガー(チェロ)
ヘルムート・ブランニ(指揮)
ドレスドナー・カペルゾリステン |
シュターツカペレ・ドレスデンの首席ノルベルト・アンガーのハイドン&モーツァルト(?)チェロ協奏曲集!日本語オビ解説付!
録音:2016 年5 月8-10 日 ドレスデン,65'10、DDD
チェロ・ファンはこのCD は逃してはいけない。
2013 年からシュターツカペレ・ドレスデンの筆頭チェロ奏者を務めるノルベルト・アンガーは、独奏チェリストとしても非常に人気が高く、こんな巧いチェリストがオーケストラ団員なのか!と驚き禁じえないほど。これまでチェロ独奏の録音は、2010
年にドイツ音楽コンクールで優勝した時の記念CD(GENUINGEN12235)しかなかった。
今回登場するのは2016 年録音の協奏曲集。1987
年生まれのアンガーのチェロは素晴らしく瑞々しい音色と軽やかな気持ちの良い歌い口を持っていて、極めて音楽性が豊かだ。ハイドンの傑作2
曲はもちろん、名チェリスト、ガスパール・カサドがモーツァルトのホルン協奏曲を編曲したチェロ協曲も実に見事。
指揮のヘルムート・ブランニ(日本ではブラニーの表記も多い)はやはりシュターツカペレ・ドレスデンのコントラバス奏者で、1994
年にドレスドナー・カペルゾリステンを結成して指揮活動も行っている。このオーケストラにはシュターツカペレ・ドレスデンやドレスデン・フィルのメンバーが参加しており、高度な中にも和やかさがあるのも当然だろう。
チェロ好きならこのCD で夢見心地の65 分が過ごせることだろう。
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「マルティン・ルターの歌による合唱曲集」 |
ファビアン・エンデルス(指揮)
ザクセン室内合唱団 |
ハンマーシュミット:さあ来てください、異邦人の救い主よ/
シャイン:あなたの飼葉桶が明るくはっきりと輝く/
コルム:キリストを褒め讃えよう/
ラファエル:高い天から私はここへとやって来た/
バッハ:高い天から私はここへとやって来た/
オルランド・ディ・ラッソ:天におられる私たちの父よ/
シャイト:あなたの国がこの時にに来ますように/
バッハ:あらゆる災いから私たちを救済する/
スカンデッロ:キリストは死の縄に縛られて/
カフラー:キリストは復活した/
バッハ:不思議な戦いがあり/
バッハ:ここに真の過ぎ越しの羊がいる/
プレトリウス:来てください、聖霊、主よ/
シャイン:父である神が私たちのそばに住んでおられる/
ビラー:私たちに平和を与えてください/
シュッツ:私たちの君主に与えてください/
ヘルツォーゲンベルク:私たちは生きている最中に死に抱かれている/
ヴァルター:主よ、あなたの言葉で私たちを養ってください/
テレマン:私たちの神は揺るがぬ城/
バッハ:彼らは御言葉を無視し |
録音:2016年5月20-23日 アルトシェルヴィッツ,61'59、DDD
バロック時代の様々な作曲家が、マルティン・ルターの賛美歌を曲をつけたものを集めている。1986
年生まれの若いファビアン・エンデルスの指揮するザクセン室内合唱団には、ドイツの伝統と新鮮な感覚の両立が感じられる。
ライプツィヒ近郊のアルトシェルヴィッツ教会での収録。 |
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「トラヴェミュンデのオルガンの音色」
バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ
ハ長調 BWV564
ベーム:イエスよ、あなたはあまりにも美しく
ブクステフーデ:カンツォネッタ ハ長調 BuxWV166
モーツァルト:幻想曲 ヘ短調 K.608
バッハ:目覚めなさいと声が私たちを呼んでいる
BWV645
バッハ:ただ愛する神の摂理にまかす者 BWV647
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ 変ロ長調
Op.65-4 |
アルフィート・ガスト(オルガン) |
録音:2016年8月22−24日トラヴェミュンデ,61'59、DDD
ドイツのオルガニスト、アルフィート・ガストがブクステフーデからメンデルスゾーンまでのドイツのオルガン曲を弾いたCD。
アルフィート・ガストは1962 年、ブレーメンの生まれ。ハノーファー国立音楽大学でオルガンと教会音楽をウルリッヒ・ブレムステラーに学んだ。1993
年からライプツィヒのメンデルスゾーン音楽大学の教授を務める他、2005
年にはリューベックの聖ヤコビ教会のオルガニストに任命されている。
リューベック近郊のトラヴェミュンデにある、聖ローレンツ教会のルドルフ・フォン・ベッケラート製作のオルガン(1966
年)、同教会のコンラート・ミューライゼン製作のオルガン(2001
年)、および和解教会のクリスティアン・ヴェークシャイダー製作のオルガン(1991
年)を使用。 |
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WEITBLICK
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SSS0076-2
\2000 →\1890
※再プレス
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再プレス
スクロヴァチェフスキ追悼企画
ショスタコーヴィチ交響曲第10番 |
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団 |
スクロヴァチェフスキ追悼企画。ベルリン・ドイツ響とのショスタコーヴィチ交響曲第10番ライヴが再プレス!
さる2月21日ポーランド出身の名指揮者スタニスラフ・スクロヴァチェフスキさんが亡くなりました。近年はミネソタに在住、地元のミネソタ管弦楽団との共演の他、毎年読売日本交響楽団にも客演し、日本ではなじみの深い巨匠でした。
WEITBLICK レーベルからはショスタコーヴィチの交響曲第10番が発売され好評を得ていました。
このショスタコーヴィチ:交響曲第10番もメーカーで長期品切れとなっておりましたが、この度追加生産されることになりました。
録音:2003 年5 月4 日フィルハーモニー・ベルリン・ライヴ、デジタル録音
巨匠スクロヴァチェフスキが、近年客演を繰返すドイツの名門ベルリン・ドイツ響(旧西ベルリン放送響)の優秀さを存分に活かし、稀に見る緊張感を孕んだ強烈な演奏の登場です。スクロヴァチェフスキは、当曲をマンチェスターのハレ管弦楽団とも録音しておりますが、オーケストラの能力には如何ともし難い部分があったのは事実です。
スクロヴァチェフスキは、オーケストラに対し非常に要求の厳しい指揮者であり、その指示命令を完璧にこなすには、相当の技量を持ったオーケストラでないと上手くいかないことは、ファンなら良く知る所と言えましょう。ムラヴィンスキーを想起させる辛口でキリリと引締った快速テンポが採用され、変幻自在な棒さばきにドイツ響が見事に反応する様子は魔術のようです。音量の強弱、大小のコントラストの強さは、凄絶を極めます。
※英語、日本語、ドイツ語のライナーノート付。
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スロヴァキア音楽財団
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スロヴァキアの協奏曲集
エウゲン・スホニュ(1908-1993):
クラリネットと管弦楽のための小協奏曲(1972/改訂:1997)(*)
ユライ・ベネシュ(1940-2004):ピアノ協奏曲第1番(2001)(+)
イリヤ・ゼリェンカ(1932-2007):クラリネット協奏曲(1984)(#) |
ロナルト・シェベスタ(クラリネット(*/#))
ノラ・スクタ(ピアノ(+))
スロヴァキア放送交響楽団
マリオ・コシク(指揮(*))
ドゥシャン・シュテファーネク(指揮(+))
アドリアン・ココシュ(指揮(#))
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録音:2005-20011年、スロヴァキア放送、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
代理店扱いのスロヴァキアのレーベル商品で好調な受注が続いている作曲家スホニュ、ゼリェンカ、ベネシュの協奏作品を収録。
ロナルト・シェベスタ(1967年生まれ)は2017年現在スロヴァキア放送交響楽団およびカペラ・イストロポリターナ首席奏者、ブラチスラヴァ音楽アカデミー教員を務めているスロヴァキアのクラリネット奏者。
ノラ・スクタ(1967年生まれ)はダニエラ・ヴァリーンスカに師事したスロヴァキアのピアニスト。 |
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ヨゼフ・シクスタ(1940-2007):管弦楽作品集
4つの管弦楽作品(1979)(*)
非同期(管弦楽のための;1968)(+)
交響曲第2番(1989)(#) |
スロヴァキア放送交響楽団
マリオ・コシク(指揮(*/+))
ミルコ・クライチ(指揮(+)) |
録音:2008年(+)、2013年(*/#)、スロヴァキア放送大コンサートスタジオ、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
ヨゼフ・シクスタはブラチスラヴァ音楽アカデミーでアレクサンデル・モイゼスに、パリでメシアンとジョリヴェに師事したスロヴァキアの作曲家。1976年から亡くなる年までブラチスラヴァ音楽アカデミーで作曲を教えました。絶対音楽の書き手として知られています。
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SF 0098-2
(2CD)
\4400
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スロヴァキアの室内楽作品集
[CD 1]
ユライ・ポスピーシル(1931-2007):
チェンバロとフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、
ホルンのための小協奏曲 Op.42(*)
イヴァン・パリーク(1936-2005):
スターバト・マーテルの断章によるソプラノとピアノのための2つのアリア
イリヤ・ゼリェンカ(1932-2007):
ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重奏曲(**)
ユライ・ベネシュ(1940-2004):例えば黒いポニー(バセットホルンのための)
タデアーシュ・サルヴァ(1937-1995):
クラリネット、チェロとピアノのための前奏曲とフーガ(#)
[CD 2]
イリヤ・ゼリェンカ:ピアノ・ソナタ第4番「1989年11月17日に捧げる」
イヴァン・パリーク:
出発時刻(ミラン・ルーフスの詩による、高声とピアノのための)
ユライ・ベネシュ:
グロックのための音楽第3番(ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための)(++)
イヴァン・パリーク:葉(ピアノのための5つの小品)
タデアーシュ・サルヴァ:
スロヴァキアの合奏協奏曲第4番
(フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための)(+) |
アンサンブル・リチェルカータ
ヘルガ・ヴァルガ・バフ(ソプラノ)
ダニエル・ハヴェル(フルート(*))
イヴィツァ・ガブリショヴァー(フルート(+))
ヤン・ソウチェク(オーボエ)
ロナルト・シェベスタ(クラリネット、バセットホルン)
ヤン・フデチェク(ファゴット)
ヤン・ムシル(ホルン)
ダヴィト・ダネル(ヴァイオリン(**))
ミラン・パリャ(ヴァイオリン(+/++))
ペテル・ドヴォルスキー(ヴィオラ)
バラーズ・アドルヤーン(チェロ(**))
アンドレイ・ガール(チェロ(+/#))
イヴァン・シレル(ピアノ、チェンバロ) |
録音:2014、2015年、スロヴァキア放送、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
2016年、ニトラ・ギャラリー、ニトラ、スロヴァキア
20世紀スロヴァキアの5人の作曲家の作品を収録。「1989年11月17日」はチェコスロヴァキアのビロード革命が始まった日。アンサンブル・リチェルカータはスロヴァキアのラジオ・デヴィーンに所属する合奏団。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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CEMBAL D’AMOUR
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「ミンドゥル・カッツ ベートーヴェン第2集」
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第11番 変ロ長調 Op.22
ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111 |
ミンドゥル・カッツ(ピアノ) |
再評価の進むミンドゥル・カッツのベートーヴェン第2集!
録音:1971年7月7日 テルアヴィヴ、76'21、ADD
Cembal d'amour レーベルの主宰者モルデカイ・シェホリは、彼の師匠であるルーマニア生まれのピアニスト、ミンドゥル・カッツ(1925-1978)の録音を多数発掘、CD
で発売し、カッツの再評価に繋げている。
ことにカッツが得意としたベートーヴェンの録音は非常に好評を博している。
今回は1971 年7 月7 日、イスラエルのテルアヴィヴ(カッツはユダヤ系だったため後年イスラエルに拠点を移した)で行われたベートーヴェンのピアノ・ソナタ3
曲という演奏会のライヴ録音。録音は年代にしてはボケ気味で冴えないが、余計なことはせず充実した響きで堂々と弾ききった演奏を聞けば、こんな素晴らしいベートーヴェン弾きが埋もれかかっていたのかと驚くことだろう。
では久しぶりにいきましょう!
ミンドゥル・カッツ特集
知られざる名ピアニストとして熱烈なファンをもつミンドゥル・カッツ。
「輝く音色と詩的な歌心をパーフェクトなテクニックをもって演奏する」と言われ、Gramophone誌では「ホロヴィッツと双璧」とまで称されていたという。
カッツはルーマニアに生まれ、リパッティやルプーの師であるフィオリカ・ムジチェスクに師事、その後イスラエルに移住した。
店主もバルビローリと組んだ「皇帝」(DUTTON)で脳天直撃のショックを受け、それ以来最も気になる演奏家の一人となった。その「皇帝」は現在廃盤だがずっと店主の宝物である。(・・・と思ったらその「皇帝」、先日CEMBAL
D'MOURからもカップリングは違うが登場!)
カッツは、打鍵の弾力が他の人と違う。硬質で鮮明。それがテクニックのすごさをさらに際立たせる。
ではひさしぶりに特集いってみましょう。
現地完売の際はご容赦を・・・。
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ミンドゥル・カッツ特集でした
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TACTUS
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Tactus新選定15 〜
新しく選ぶイタリアの名盤15タイトル!
エンリコ・ガッティ、ジョヴァンニ・グリエルモ、パオロ・パンドルフォ、
リナルド・アレッサンドリーニ、ステファノ・モンタナーリ、彌勒忠史
大スターが続々登場!
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1986年にイタリアのボローニャでセラフィノ・ロッシ(1927−2009)によって設立されたイタリアのレーベル"TACTUS(タクトゥス)"。
知られざるイタリア・ルネサンス、バロックの作曲家の紹介、近現代のイタリア音楽など幅広いレパートリーを世に送り出してきたTACTUSの膨大なカタログの中から、世界有数の名演奏家たちの名盤15タイトルを『Tactus新選定15』として新たに選定いたしました。
創立者セラフィノから二代目となるジャン・エンツォ・ロッシに受け継がれ、発展を続けるTACTUSの名盤15タイトルにご期待下さい!
※ 2017年7月28日出荷分までの期間限定発売となります。また在庫が完売となり次第、販売終了となります。
今回の15タイトルは、意識してか知らずか、エンリコ・ガッティの名前が頻繁に出てくる。
ガッティがその名を世界に知らしめたのは、SYMPHONIAの「17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術」。
この名演が行われたのが1990年。
ただ、それ以前のガッティの主戦場はTACTUSだった。そしてそこからも人知れず素晴らしいアルバムを多くリリースしていた。
それらが今回のシリーズで再登場するわけだが、ガッティにとどまらず、ジョヴァンニ・グリエルモ、パオロ・パンドルフォ、リナルド・アレッサンドリーニ、ステファノ・モンタナーリ、彌勒忠史といった後の大スターが続々登場。とくに80年代のTACTUSはあたかも古楽系大スターの養成所の趣すらある。
今回のシリーズ、TACTUSのすごさを改めて思い知らされる。
ということでそのアルバムを先にご紹介しておきましょう
エンリコ・ガッティ / SYMPHONIA原盤
「17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術」 |
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店主の最も愛するディスクのひとつ。このCDだけはお墓まで持っていきたい。
・・・エンリコ・ガッティ「17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術」
CD1 〜
メールラ:2声のソナタ第2番
マッテイス:パッサッジォ−フーガ−グラウンド
グエッリエーリ:2声のソナタ《ラ・ルチーナ》
マンネッリ:無伴奏ヴァイオリンのためのシンフォニア
メアリ:ソナタ第4番《ラ・カステッラ》
ウッチェリーニ:ソナタ第2番《満足したルチミニア》
ヴィヴィアーニ:ソナタ第1番
ベラルディ:カンツォン第6番《室内カプリッチョ》
メールラ:ソナタ第1番
ウッチェリーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのシンフォニア第2番
アントーニ:ソナタ第7番
グエッリエーリ:無伴奏ソナタ・マリンコニカ
ヴィヴィアーニ:シンフォニア・カンタービレ |
CD2 〜
ウッチェリーニ:
シモン軍曹のアリア第11番*、
《ラ・プロスペリーナ》による3声のソナタ第26番
トレッリ:ヴァイオリン二重奏のための《ペルフィディア》
ヤッキーニ:3声のソナタ第7番
ボノンチーニ:
コレンテ《ラ・ペゴロッタ》、
アルマンダ《ラ・グエルファ》、コレンテ《ランコニタ》
ヴィターリ:ソナタ《ラ・グィドーニ》
ウッチェリーニ:《クエスタ・ベッラ・シレーナ》によるソナタ第13番
コロンビ:無伴奏ヴァイオリンのためのスコルダトゥーラ
ヴィターリ:教会ソナタ第12番
コロンビ:《ベルガマスクのアリア》による2声の変奏曲**
D・ガブリエリ:無伴奏ヴァイオリンのためのリチェルカーレ
カッツァーティ:2声のソナタ《ラ・ガエターナ》**
ボノンチーニ:教会ソナタ第10番
ウッチェリーニ:3声のソナタ第27番、《針箱》によるアリア第15番* |
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エンリコ・ガッティ
(ヴァイオリン&ヴィオリーノ・ピッコロ)
アンサンブル・アウローラ
〔ヘンドリク・テル・ブリュッヘ(チェロ)、
マラ・ガラッシ(トリプル・ハープ)、
グィド・モリーニ(チェンバロ&オルガン)、
オディール・エドゥアール(ヴァイオリン)**、
アラン・ジェルヴロ(チェロ)〕
アドリアーナ・エジーヴィ(ヴォーカル)*
シグリット・リー(ヴォーカル)*
ステファーノ・ピラッティ(ヴォーカル&打楽器)*
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何度このアルバムについて書いてきたことだろう。そして何度このアルバムについて問い合わせを受けたことだろう。
SYMPHONIAレーベル最大のベストセラーであり、古楽ファンにとっては間違いなく宝物。
エンリコ・ガッティの「17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術
」。
「ガッティのヴァイオリンは魔法である。
甘く歌い、切なくささやき、ときに熱い吐息を漏らす。聴くものはヴァイオリンという楽器の存在を忘れ、ただガッティの魔法に身をゆだねることになる。
こんなヴァイオリニストはほかにいない。もちろんマンゼやビオンディ、ほかにも優秀な古楽器系ヴァイオリニストは多い。しかしガッティだけはなにか特別なのである。この人だけは別世界にいるような気がする。
悪魔的で崇高、なまめかしく品がいい、奥ゆかしく個性的、雄弁で寡黙、親しげで孤高、・・・・いろんな言葉が出てくるのにどれもほかの言葉と相反し、同時に共存する。それはひょっとしてこの演奏家がヴァイオリンという楽器はもっているものの、なにか人間を超越した特別な存在であるからではないかとさえ思える。
地球上にはこれまでたった一人で音楽の新たなジャンルを切り開いた天才が何人か登場してきたが、このひとはひょっとしたらそうした数少ない天才の一人なのかもしれない。」(「クラシックは死なない」より)
お薦めするにあたってもう一度聴いたが、聴き始めるとまったく筆がすすまなくなるので困った。
これまでの生涯で最も愛したディスクのひとつ。間違いなくお墓にもっていく10枚のアルバムのうちのひとつ。人生の中でこんなアルバムにあと何枚出会えるのだろう。
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※録音:1990年6月&1992年5月、ボンザーノ修道院(ボローニャ)/SYMPHONIA音源
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ここからがTactus新選定15
新しく選ぶイタリアの名盤、世界有数の名演奏家たちによる名盤15タイトル!
どうぞごゆっくり!( 2017年7月28日出荷分までの期間限定発売ですが) |
TCSS 1701
(限定盤)
\1700
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女流奏者のみのアンサンブル"コンチェルト・デッレ・ダーメ"のため
ラウラ・ペペラーラへのマドリガーレ 〜
ルッツァスキ:香しい手袋を取り
デ・ヴェルト:愛しいわが生命よ
アゴスティーニ:香しい手袋を取り
デ・ヴェルト:愛しいわが生命よ(チェンバロ演奏)
アゴスティーニ:あなたの歌により
ルッツァスキ:
やさしいそよ風に秘められた歌、愛の鋭い矢、トッカータ、
わが人の心, 我々の愛が終わってしまうのなら、
嘆かないでわが心よ、おお春よ, とし若き季節よ、
ああ, すぐに来てください, 愛しい人よ
ヴィルキ:
やさしくそよぐそよ風、泉よ, 川よ, そよ風よ、
もし太陽と星のみを見るなら
アゴスティーニ:
優しい調べのなかに、ああ, 心を奪うこの歌は、
うれしげに小鳥はさえずる
フレスコバルディ:トッカータ第9番 |
コンチェルト・セグレート
〔神谷美穂(ソプラノ)
シルヴィア・フリガート(ソプラノ)
シルヴィア・ランバルディ(チェンバロ)〕 |
アルフォンソ2世の宮廷で誕生した史上初(と言われる)女流奏者のみのアンサンブル"コンチェルト・デッレ・ダーメ"のため、そしてラウラ・ペペラーラのためにタッソーやオルシーナといった詩人、ルッツァスキ、ヴェルト、ヴィルキといった音楽家たちによって作詞、作曲された「マドリガーレ」を集め、当時の"コンチェルト・デッレ・ダーメ"の演奏、存在を再現したプログラム。ルッツァスキ没後400周年の2007年に結成されたイタリアのアンサンブルが、16世紀のフェラーラ宮廷で開催されていた貴族たちのための特別で美しきコンサートを鮮明に再現してくれています。
2009年10月15日−17日の録音。
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TCSS 1702
(限定盤)
\1700
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エンリコ・ガッティ
グイド・レーニの時代の音楽
フレスコバルディ:
スピネッタとヴァイオリンのためのトッカータ、カンツォーナ第3番《ラ・ルッケジーナ》/
パレストリーナ:
《ああ、私は傷つき》に基づくロニョーニによるディミニューション/
マリーニ:ロマネスカ/
パレストリーナ:
《草原と丘》に基づくセルマによるディミニューション、
《私の髪のように》に基づくバッサーニによるディミニューション/
デ・セルマ:カンツォン/
デ・ローレ:
《別れの時には》に基づくロニョーニによるディミニューション/
カステッロ:ソナタ第1番/ロッシ:トッカータ第7番/
モンタルバーノ:シンフォニア第4番/
カステッロ:ソナタ第2番/ペセンティ:ガリアルダ第2番 |
エンリコ・ガッティ
(バロック・ヴァイオリン&
音楽監督)
アンサンブル・アウローラ |
イタリアに降り立ったバロック・ヴァイオリンの神様、エンリコ・ガッティのタクトゥス(Tactus)時代を代表する名盤「グイド・レーニの時代の音楽」。
ラファエロの再来と称され、ゲーテが「神の如き天才」と讃えたイタリア・バロック、ボローニャ派の名画家グイド・レーニ(1575−1642)が生きた時代に作曲されたイタリアのヴァイオリン音楽集。
それはアルカンジェロ・コレッリが登場する以前のイタリアにおけるヴァイオリン音楽の変遷、発展を刻印したエンリコ・ガッティとアンサンブル・アウローラの至高の名演である。
1987年11月の録音。 |
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TCSS 1703
(限定盤)
\1700
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リナルド・アレッサンドリーニ
モンテヴェルディ:タッソのテキストによるマドリガーレ集
マドリガーレ集第2巻(1590)より
女よ、私が帰ると私の思いは、愛の神が狩りに行った時、
私のクローリは優しくまどろんでいた、
まだ陽は昇っていなかった、そして女は嘆息しながら言った
マドリガーレ集第1巻(1587)より
私は燃えている、燃えようが冷めようが、いとしい気持ちで
マドリガーレ集第3巻(1592)より
苦悩の日々を生きよう、愛する人の遺骸はどこへ、
あなたのもとへ行くだろう/
マドリガーレ集第2巻(1590)より
浜辺の花、不実な恋人よ、もし私から去るならば、
最も甘い絆よ、恋人の燃える瞳をじっと見つめていた時に
マドリガーレ集第3巻(1592)より
去れ, むごき者、そこで血にまみれ、彼女が正気づいて
マドリガーレ集第4巻(1603)より 嘆きと溜め息 |
コンチェルト・イタリアーノ
リナルド・アレッサンドリーニ(指揮) |
1984年にリナルド・アレッサンドリーニを主宰者として結成され、イタリアの古楽再興に大いなる功績を残してきたコンチェルト・イタリアーノ。
イタリアのタクトゥス(Tactus)にレコーディングされたモンテヴェルディは、イタリア・バロック最大の詩人トルクァート・タッソ(1544−1595)の詩を題材としたマドリガーレ集。
古典イタリア語に熟達した精鋭たちがまろやかなハーモニーで歌うモンテヴェルディには、まるで音楽劇のような説得力と存在感がある。
ちなみに録音当時のメンバーには、ラ・ヴェネクシアーナのリーダー、クラウディオ・カヴィーナも名を連ねている。
1989年の録音。 |
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TCSS 1704
(限定盤)
\1700
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彌勒忠史(カウンターテナー)
ストロッツィ:独唱のためのアリエッタ集
Op.6(1657)
〔世界初録音〕 |
彌勒忠史(カウンターテナー)
シルヴィア・ランバルディ(チェンバロ) |
モンテヴェルディ、師であるカヴァッリから優れた作曲技法を受け継ぎ、バルバラ・ストロッツィ(1619−1677)は、養父(実父説もある)の詩人、台本作家ジュリオ・ストロッツィから"選ばれた娘"と称され、神聖ローマ皇帝フェルディナント2世から支援を受けていたとされている。
日本が世界に誇るカウンターテナー、彌勒忠史が、17世紀イタリアの女流作曲家がその作品に込めた情感を見事に歌い上げている。
2009年8月の録音。 |
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TCSS 1705
(限定盤)
\1700
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ステファノ・モンタナーリ(ヴァイオリン)
マリーノ:弦楽と通奏低音のための協奏曲とソナタ集
5声の協奏曲/
ヴァイオリン・オブリガート付きの5声の協奏曲/
3声のソナタ第2番 Op.6/3声のソナタ第4番
Op.6/
4声のソナタ第8番 Op.6/4声のソナタ第10番
Op.6/
4声のソナタ第12番 op.6 |
ステファノ・モンタナーリ(ヴァイオリン)
アンサンブル・バロッコ・カルロ・
アントニオ・マリーノ
ナターレ・アルノルディ(指揮) |
オッターヴィオ・ダントーネ率いるアカデミア・ビザンティーナで、1995年から2012年まで第1ヴァイオリンとして活躍したイタリアが誇るバロック・ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、ステファノ・モンタナーリ。
近年は指揮者としても大活躍中のモンタナーリが、バロック時代の北イタリアが育んだ秀作でありコレッリからの影響が随所に現れるカルロ・アントニオ・マリーノ(1670−1735)の協奏曲とソナタを弾く!
2014年11月の録音。 |
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TCSS 1706
(限定盤)
\1700
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アンサンブル・アウローラ
ボノンチーニ:室内カンタータ集
オリンピアの嘆き*
愛しき人の優しい瞳*
盲目の神、残酷な暴君
ああ、 あなたは運命の許しを得ていない
試練にあって二つの優美な愛を見た
天の圧政 |
グローリア・バンディテッリ(コントラルト)*、
アンサンブル・アウローラ*
〔エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)、
ルイジ・マンジョカヴァッロ(ヴァイオリン)、
ロベルト・ジーニ(チェロ)、
ルチアーノ・コンティーニ(アーチリュート)、
グイド・モリーニ(チェンバロ)〕
クリスティーナ・ミアテッロ(ソプラノ)、
グイド・モリーニ(チェンバロ)、
アンドレア・フォッサ(チェロ) |
イタリア古楽界の名歌手たち、バンディテッリとミアテッロが歌った名唱、ボノンチーニの室内カンタータ集もタクトゥスの初期の名盤の1つ。
バンディテッリはガッティが率いるアンサンブル・アウローラ、ミアテッロはモリーニとフォッサと共演を果たすなど、兎にも角にも演奏者陣が豪華!
1989年12月の録音。
ボノンチーニ。
・・・イタリア・バロックにいたかなあ、という程度にしかその名を聞いた覚えがなかったのだが、その「室内カンタータ」が、それはもう素敵な曲だった。
こんな美しい作品を書く人がただもののはずがない。
ジョヴァンニ・ボノンチーニ。
1670年にモデナに生まれる。代々続く音楽一族の一人で、父も弟も有名な作曲家である。
ボローニャの聖ジョヴァンニ大聖堂で楽長を務め、その後はミラノ、ローマ、ウィーン、ベルリンでも活動をして順調に大作曲家としての道を歩んだようである。
しかし彼の一大転機は50歳のとき。
彼は当時の一大音楽消費都市ロンドンに呼ばれたのである。
ここで成功すれば、ウィーンやベルリンなどとは比べ物にならないくらいの一攫千金も夢ではない。実際ヘンデルはそれを成し遂げた。少しでも野心や自信がある者なら、その誘いを断ることは難しいだろう。
ただ、今の芸能界がそうであるように、当時の音楽界もみんなきれいな心の持ち主で優しい人ばかりということはなかった。ロンドンに行けば夢もあるだろう、しかし同時にどす黒い闇もある。事実賢明なるハッセは同じような誘いを断っている。
さて、当時ロンドンで音楽界を牛耳っていたのはヘンデル。しかしオペラ・ブームが加熱する中、ヘンデルだけではオペラ製作が足りなくなりボノンチーニが呼ばれたということだが、実際は飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍していたヘンデルの敵対勢力がボノンチーニをライバルとして呼んだというのが本当のところらしい。二人の共作などという豪華なオペラ(「ムツィオ・シェーヴォラ」)もあるが、その後ボノンチーニは期待通り、ヘンデルを駆逐する勢いで人気オペラを書き続ける。
そうした中、両者の争いは政治や宗教も絡んでの抗争に発展する。いや、もともとあった抗争に広告塔のようにうまく利用されたのかもしれない。
挙句の果てに、他人の作品を流用することには寛容だった当時の時代にあって、ボノンチーニはこともあろうに「盗作」の容疑でロンドンを追い出される。ヘンデルが、というより、ヘンデルを擁する派が勝利したということか。
ヘンデルのような若造にしてやられる形でロンドンを去ったボノンチーニ。汚名と屈辱に満ちた追放劇。
その後彼はパリやリスボンなどで活動していたらしいが、最終的にはウィーンで野垂れ死んだと聞く。1747年7月9日。ヘンデルが晩年の栄光と名声を勝ち得ているとき。
ボノンチーニが当時ヘンデルの最大のライバルとしてロンドンで活躍したというのは事実。しかし現在ボノンチーニの栄光を身近に感じることはできない。できるとすればヘンデルがボノンチーニから流用したとも噂される「オンブラマイフ」くらいか。彼の代表作であるオペラも現段階CDリリースは皆無。一度転落した音楽家に未来は微笑まなかった。ロンドンにはおそらくボノンチーニの楽譜とかも残っていただろうが、敵対勢力が陣取っていた中、ボノンチーニが去った後それらがどんな扱いを受けたかは容易に想像できる。
音楽史には、こうした、さまざまな悪意や偏見によって歴史から葬り去られた天才作曲家や大傑作が山のように存在していたのだろう。
今回はせめてこの甘く美しく崇高で気品に満ちたカンタータを聴くことで、汚名と屈辱にまみれ歴史の闇に葬られた一人の天才作曲家へのせめてものはなむけとしたい。
後で気づいたが、カンタータの1、2曲目の伴奏はアンサンブル・アウロラ。もちろんヴァイオリンはエンリコ・ガッティである。
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TCSS 1707
(2CD/限定盤)
\2300
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セルジオ・ヴァルトロ(チェンバロ)
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988 |
セルジオ・ヴァルトロ(チェンバロ) |
ボローニャ出身、イタリア鍵盤界の鬼才セルジオ・ヴァルトロが弾くバッハの「ゴルトベルク変奏曲」。
初出当時としては異例の全曲で『約101分』という演奏時間と独特の解釈が話題を呼んだ、知る人ぞ知るヴァルトロの代表盤です。
1989年6月23日−26日の録音。 |
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TCSS 1708
(限定盤)
\1700
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ジュゼッペ・サンマルティーニ:
フラウト・トラヴェルソとヴァイオリンまたは
通奏低音のための6つのソナタ Op.13
ソナタ第1番/ソナタ第2番/
ソナタ第3番/ソナタ第4番/
ソナタ第5番/ソナタ第6番 |
アンサンブル・J・M・アンチュティ
〔クラウディオ・ルッファ
(フラウト・トラヴェルソ)、
ステファーノ・モンタナーリ
(ヴァイオリン)、
パオロ・ポラストリ(オーボエ)、
アルベルト・サンティ(ファゴット)、
ガエターノ・ナジッロ(チェロ)、
ジョヴァンナ・ロスコ(チェンバロ)〕 |
ジョヴァンニ・サンマルティーニの兄であり、オーボエ奏者、作曲家として活躍したジュゼッペ・サンマルティーニ(1695−1750)の遺作である「フラウト・トラヴェルソとヴァイオリンまたは通奏低音のための6つのソナタ」を、クラウディオ・ルッファやステファーノ・モンタナーリ、ガエターノ・ナジッロなど、当代屈指の名手たちの豪華アンサンブルで。
1997年12月4日−6日の録音。 |
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TCSS 1709
(限定盤)
\1700
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エンリコ・カサッツァ(ヴァイオリン)
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.6
ソナタ第1番ト長調/ソナタ第2番イ長調/
ソナタ第3番ニ長調/ソナタ第4番イ長調/
ソナタ第5番変ロ長調/ソナタ第6番ト長調 |
エンリコ・カサッツァ(ヴァイオリン)
ロベルト・ロレッジャン(チェンバロ&オルガン) |
エンリコ・カサッツァは、ファビオ・ビオンディのエウローパ・ガランテで長きに渡り中心メンバーとして大活躍したイタリアの名バロック・ヴァイオリニスト。
自身が創設したアンサンブル、ラ・マニフィカ・コムニカの第1ヴァイオリン兼指揮者として、イタリア音楽を中心に数々の名演を送り出している。2000年9月の録音。 |
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TCSS 1710
(限定盤)
\1700
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アンサンブル・アウローラ
ヴェネツィアの舟歌集 Vol.1 |
クリスティーナ・ミアテッロ(ソプラノ)、
カルロ・ガイファ(テノール)、
アンサンブル・アウローラ
〔エンリコ・ガッティ
(バロック・ヴァイオリン)、
マッシモ・ロナルディ
(アーチリュート&キターラ・バッテンテ)、
ウーゴ・ナストゥルッチ
(テオルボ&バロック・ギター)、
グイド・モリーニ(チェンバロ)〕 |
18世紀のヴェネツィアで生まれたと伝わる美しく抒情的な「舟歌
〜 ゴンドラの歌」の数々を、ミアテッロ、ガイファの歌声、そしてガッティのヴァイオリンで堪能できるタクトゥス初期の隠れ名盤!
情感豊かな歌声はもちろんのこと、ガッティのバロック・ヴァイオリンで聴く「ゴンドラの歌」は絶品です。ロナルディが弾く当時のイタリアの珍しい撥弦楽器「キタッラ・バッテンテ」の音色にも要注目です。
1989年3月28日−31日の録音。 |
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TCSS 1711
(限定盤)
\1700
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パンドルフォ&アレッサンドリーニ
C.P.E.バッハ:
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのソナタ集
ヴィオラ・ダ・ガンバと
通奏低音のためのソナタ ニ長調 Wq.137
ヴィオラ・ダ・ガンバと
通奏低音のためのソナタ ハ長調 Wq.136
ヴィオラ・ダ・ガンバと
チェンバロのためのソナタ ト短調 Wq.88 |
パオロ・パンドルフォ
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
リナルド・アレッサンドリーニ
(チェンバロ) |
数々の古楽革命を巻き起こし続けてきたヴィオラ・ダ・ガンバの鬼才パオロ・パンドルフォが、リナルド・アレッサンドリーニとのデュオで1980年代末に録音したC.P.E.バッハの「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集」。
パンドルフォの圧倒的な技巧、アレッサンドリーニの流麗な演奏は約30年が経過した今も色褪せない。
1989年の録音。 |
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TCSS 1712
(限定盤)
\1700
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ジョヴァンニ・グリエルモ(ヴァイオリン)
ジョヴァンニ・メネゲッティ:
協奏曲&ソナタ集(エンリコ・ザノヴェッロ校訂)
ヴァイオリン協奏曲イ長調/ヴァイオリン協奏曲ヘ長調/
ヴァイオリン・ソナタ イ長調/
ヴァイオリン協奏曲ハ長調/ァイオリン協奏曲ヘ長調/
ヴヴァイオリン協奏曲ニ長調/
チェンバロ・ソナタ変ロ長調/チェンバロ・ソナタ
ト短調 |
ジョヴァンニ・グリエルモ(ヴァイオリン)
エンリコ・ザノヴェッロ
(チェンバロ&オルガン)
アルキチェンバロ・アンサンブル |
ガエターノ・メネゲッティの息子として1730年頃に生を受けた知られざるイタリアの作曲家ジョヴァンニ・メネゲッティ。
ヴィチェンツァのアカデミア・アルモニカのために作曲されたカンタータなどの宗教声楽作品がメネゲッティの作品の中核と伝えられているが、ここに収録された「協奏曲とソナタ」もイタリア北東部のヴィチェンツァの宝石と例えられる素晴らしい作品である。
2007年5月9日−11日の録音。 |
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TCSS 1713
(限定盤)
\1700
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エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)
ボッケリーニ:6つのピアノ五重奏曲 Op.56
五重奏曲第1番ホ短調 G.407
五重奏曲第5番ニ長調 G.411
五重奏曲第6番イ短調 G.412 |
ガリマティアス・ムジクム
〔ラウラ・アルヴィーニ(フォルテピアノ)、
ロベルト・ジーニ(チェロ)、
オディール・エドゥアール
(ヴァイオリン)、
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)、
エミリオ・モレーノ(ヴィオラ)〕 |
18世紀イタリアの室内楽王、ルイジ・ボッケリーニ(1743−1805)の名作を、本場イタリアが誇る世界有数のピリオド楽器奏者たちが演奏した名演奏。
ガッティ、モレーノ、ジーニ、エドゥアール、そして2005年に他界したアルヴィーニの素晴らしきアンサンブルを存分に。
1991年7月の録音。
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TCSS 1714
(2CD/限定盤)
\2300
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ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)
パガニーニ:24のカプリース
(ピリオド楽器、ガット弦、
ピリオド・ボウによる世界初録音) |
ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン) |
イタリア、ブレシア出身の名工ジュゼッペ・スカランペラ(1838−1902)が1865年にパリで製作した"ヴァイオリン"と"ガット弦"、イギリス、ロンドンの名工ジョン・ドッド(1752−1839)が19世紀初期に製作した"弓"の共演による、衝撃のパガニーニの「24のカプリース」全曲録音!
そして演奏時間は、なんと約100分!難曲中の難曲「24のカプリース」に、ピリオド楽器&弓、ガット弦というパガニーニの時代のスタイルでアプローチするのは、作曲者と同じイタリアのヴァイオリニスト、ロベルト・ノフェリーニ(1973−)。モダン、ピリオドの両方に精通するイタリアの次代の盟主です。
2013年9月の録音。 |
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TCSS 1715
(限定盤)
\1700
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マウロ・トルトレッリ(ヴァイオリン)
シヴォリ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
タランテラ Op.21/夢/
フィオーリ・ディ・ナポリ Op.22/
変奏曲 Op.2/ロマンス 変ホ長調 Op.23/
ロマンス 変イ長調 Op.23/
《ランメルモールのルチア》の主題による序奏と華麗な変奏曲 |
マウロ・トルトレッリ(ヴァイオリン)
アンジェラ・メルーソ(ピアノ) |
イタリアが生んだヴァイオリンのヴィルトゥオーゾ、パガニーニに唯一弟子入りを認められた音楽家、カミッロ・シヴォリのヴァイオリン作品集。
神童と称えられた才能、師匠譲りの超絶技巧、ヴァイオリン・コレクターとしての側面の持ち主であり、"パガニネット(小さなパガニーニ)"と呼ばれた天才の"音楽"に再びスポットライトがあたる。フランコ・グッリとボリス・ベルキンの高弟、マウロ・トルトレッリの熱演にも要注目です!
2011年の録音。 |
<メジャー・レーベル>
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イタリアDG
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スカラ座管首席クラリネット奏者
ファブリツィオ・メローニ
モーツァルト(1756-1791):
クラリネット協奏曲イ長調 K.622(*)
弦楽四重奏のためのアダージョとフーガ
ハ短調 K.546(オーケストラ版)(+)
クラリネット五重奏曲イ長調 K.581(#) |
ファブリツィオ・メローニ(バセットクラリネット(*/#))
アルトクロノス(オーケストラ(*/+))
エツィオ・ロヤッティ(指揮(*/+))
マルコ・リッツィ、ラウラ・ボルトロット(ヴァイオリン(#))
ダニーロ・ロッシ(ヴィオラ(#))
ジョヴァンニ・ニョッキ(チェロ(#)) |
1984年以来2017年現在ミラノ・スカラ座管弦楽団首席奏者およびスカラ・フィルハーモニー管弦楽団首席クラリネット奏者を務めているファブリツィオ・メローニによる王道モーツァルト・レパートリー。 |
イタリアDECCA
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4814799
(2CD)
\4800
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ニーノ・ロータ(1911-1979):教会音楽作品集
[CD 1]
秘跡 [Mysterium] (*)
(独唱、合唱、児童合唱とオーケストラのための教会カンタータ、7部構成;1962)
[CD 2]
昔ある時、洞窟で [C'era una volta nella
grotta]
(児童合唱と室内オーケストラのための;1965)(+)
アヴェ・マリア [Ave Maria]
(児童合唱、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとオルガンのための聖歌)(+)
処女マリアに御子の生まれしを歌え [Psallite
nato de Maria Virgine]
(独唱と鍵盤楽器のための;1958)(#)
独唱とオルガンのための2つの詩篇(1973)(#);
詩篇6/詩篇99
あなたはすべてが美しい [Tota pulchra
es]
(ソプラノ、テノールとオルガンのためのモテット;1961)(**)
プレゼピオ [Il presepio] (独唱と弦楽四重奏のための世俗歌;1928-1929)(++)
無邪気な子供たちのクリスマス [Il natale
degli innocenti]
(独唱、児童合唱とオーケストラのための子供向けオラトリオ;1969-1970)(##) |
エレナ・クサントゥダキス(ソプラノ(*))
ジュエッピーナ・ブリデッリ(メゾソプラノ(*))
アレッサンドロ・リベラトーレ(テノール(*))
ジャンルーカ・ブラット(バス(*))
シルヴィア・コロンビーニ(ソプラノ(#/**/++/##)、ソプラノ:天使(##))
ダヴィデ・ジュスティ(テノール(**)、朗読(##))
エウジェニオ・マリア・ファジャーニ(オルガン(#/**))
ラヴェルディ児童合唱団(*/+/##)
マリア・テレーザ・トラモンティン(合唱指揮(*/+/##))
ラヴェルディ弦楽四重奏団(++)
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響合唱団(*)
エリーナ・ガンバリーニ(合唱指揮(*))
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団(*/+/##)
ジュゼッペ・グラツィオーリ(指揮(*/+/##)) |
録音:2015年1月9日、ライヴ(*)、3月(*以外)、カリプロ財団アウディトリウム、ミラノ、イタリア
イタリア・デッカが力を入れているロータのクラシカル音楽作品2枚組シリーズ第4作。
(+)(**)(##)世界初録音/(*)完成版による世界初録音。管弦楽作品を収めた第1〜3作より生産数が少ないと予測されますので、お早目のオーダーをお勧めいたします。
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<国内盤>
<映像>
EURO ARTS(映像)
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20 61574
(Blu-ray)
\5000
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ジャルスキーの新境地!バッハ&テレマンのソロ・カンタータ
テレマン:
マタイ受難曲より「序曲」TWV5:53
カンタータ「オリーブ山でイエスはおののき」TWV1:364
ブロッケス受難曲より「序曲」TWV5:1
カンタータ「イエスは最後の息を引き取られた」TWV1:983
J.S.バッハ:
カンタータ「われは憂いに沈みぬ」よりシンフォニアBWV196
カンタータ「主はわれらを御心に留めたまえり」より
シンフォニアBWV21
カンタータ「われは満ち足れり」BWV82
テレマン:
ブロッケス受難曲より「太陽の輝きは失せた」TWV5:1 |
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
フライブルク・バロックオーケストラ
ペトラ・ミュレヤンス(コンサートマスター)
アン=カトリン・ブリュッゲマン(オーボエ) |
20 61578
(DVD)
\3600
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ジャルスキーの新境地!バッハ&テレマンのソロ・カンタータを歌う、フライブルク・バロックオーケストラとのライヴ!
収録:2016 年11 月10 日ドイツ、アルテ・オーパー・フランクフルト
(Blu-ray)画面:1080i Full HD 16:9、音声:DTS-HD
MA5.1,PCM ステレオ、字幕:英独仏、コンサート82分、ボーナス10分、リージョン:All
(DVD)画面:NTSC 16:9、音声:DTS-HD MA5.1,
PCM ステレオ、字幕:英独仏、コンサート82分、ボーナス10分、リージョン:All
透明度の高い歌声と優れた技巧で世界中の音楽ファンを魅了するフランスのカウンターテナー、フィリップ・ジャルスキーが遂にバッハとテレマンのソロ・カンタータに挑みました。
この映像は2016 年11 月にフライブルク・バロックオーケストラとジャルスキーが行ったコンサート・ツアーの模様が収められています。
ジャルスキーはこれまで圧倒的な美声を生かした耽美な音楽が魅力でありましたが、今回のバッハとテレマンというバロックの巨匠のカンタータでは、抑制の効いた歌声でもって敢然と作品に立ち向かっています。
ジャルスキーは演奏に際してこのように述べています。「神聖な音楽を演奏することは、自分自身を超えた大きなものに出会うような感覚です。自分を上回る未知の力のようなものです。たとえ宗教的な意味合いでなくとも、聴く人々は皆そのような気持ちになるでしょう。」
18 世紀ドイツ文学界の重要人物ブロッケスが書いたテキストによるブロッケス受難曲は、人間味豊か、絡み合う音が魅力のテレマンの名作。序曲はオーボエのソロが活躍する器楽によるシンフォニアで、フライブルク・バロックオーケストラの巧みな演奏で、理想的な演奏を聴かせてくれます。
また、苦難の多いこの世から、救いによって永遠の安らぎ=「死」の世界に旅立つ心情を歌ったバッハのカンタータ第82
番「われは満ち足れり」はカンタータの中でも人気が高く、バスの独唱カンタータとして有名ですが、第2
稿のソプラノ独唱版も親しまれています。ジャルスキーが絶唱し新境地を聴かせてくれています。

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20 53738
(12DVD)
\7000
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J.S.バッハ & C.P.E.バッハ:作品集
アバド、ブロムシュテット、鈴木雅明、コープマンら豪華演奏者によるバッハ、20時間に及ぶ充実の映像集
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DVD1&2 (コンサート:142 分+ドキュメンタリー:52分)
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248
クラロン・マクファーデン(ソプラノ)、ベルナルダ・フィンク(アルト)、
クリストフ・ゲンツ(テノール)、ディートリヒ・ヘンシェル(バス)、
モンテヴェルディ合唱団 イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
収録:1999 年12月23,27日ワイマール、ヘルダー教会(ライヴ)
【ドキュメンタリー】
・「歓呼の声を放て、喜び踊れ!」〜ガーディナー、カンタータ巡礼の旅
・バッハ再訪〜ガーディナー、ザクセン=テューリンゲンを訪れる
DVD3&4(121分+139分)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻、第2巻
第1巻BWV846〜BWV857(第1番〜第12番)
アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ)
収録:2000年2月ウォルソール、ニュー・アート・ギャラリー
第1巻BWV858〜BWV869(第13番〜第24番)
ジョアンナ・マグレガー(ピアノ)/収録:2000年2月バルセロナ、グエル邸
第2巻BWV870〜BWV881(第1番〜第12番)
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)/収録:2000年2月ヴェネツィア、ラービア邸
第2巻BWV882〜BWV893(第13番〜第24番)
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ)/収録:2000年2月アイゼナハ、ヴァルトブルク城
DVD5 (117分)
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲
鈴木美登里(ソプラノ)、ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、ゲルト・テュルク(テナー)、
浦野智行(バス・バリトン)、シュテファン・マクロウド(バス)、
バッハ・コレギウム・ジャパン 鈴木雅明(指揮)
収録:2000年7月28日東京、サントリーホール
DVD6 (87分)
マニフィカト
クーナウ:マニフィカト ハ長調
J.S.バッハ:わが魂は主をあがめBWV10、マニフィカト
変ホ長調BWV234a
デボラ・ヨーク(ソプラノ)、ボグナ・バルトシュ(コントラルト)、
イェルク・デェルミュラ(テノール)、クラウス・メルテンス(ハス)、
アムステルダム・バロック管弦楽団 トン・コープマン(指揮)
収録:2003年5月24 非ライプツィヒ、聖トーマス教会
DVD7 (109分)
C.P.E.バッハ:オラトリオ『イエスの復活と昇天』
Wq.240
J.S.バッハ:昇天祭オラトリオ『御国にまします神を讃えよ』
BWV.11
ゾフィー・カルトホイザー(ソプラノ)、パトリツィア・ハルト(アルト)、
クリストフ・アインホルン(テノール)、クリストフ・ゲンツ(テノール)、
ヤン・ファン・デル・クラッベン(バリトン)、シュテファン・ゲンツ(バス)、
エクス・テンポレ(合唱)、ラ・プティット・バンド
シギスヴァルト・クイケン(指揮)
収録:2004年5月ライプツィヒ、聖ニコライ教会
DVD8 (117分)
J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232
ルート・ツィーザク(ソプラノ)、アンナ・ラーソン(アルト)、
クリストフ・ゲンツ(テノール)、ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)、
ゲヴァントハウス室内合唱団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
、
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
収録:2005 年5月 ライプツィヒ、聖トーマス教会
DVD9 (100分)
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲全6曲
第1番ヘ長調 BWV1046/第3番ト長調 BWV1048/第5番ニ長調
BWV1050/
第6番変ロ長調 BWV1051/第4番ト長調
BWV1049/第2番ヘ長調 BWV1047
アンコール:第2番ヘ長調 BWV1047より第3
楽章アレグロ・アッサイ
ジュリアーノ・カルミニョーラ(ヴァイオリン:コンサートマスター)、
ミカラ・ペトリ(リコーダー)、アロイス・ポッシュ(コントラバス)、
ラインホルト・フリードリヒ(トランペット)、オッターヴィオ・ダントーネ(チェンバロ)、他
モーツァルト管弦楽団 クラウディオ・アバド(指揮)
収録:2007年4月21日イタリア、レッジョ・エミリア、ヴァーリ市立劇場
DVD10 (93分)
J.S.バッハ:
モテット第2番『み霊はわれらの弱きを助けたもう』BWV
226、
カンタータ第146番〜シンフォニア、
モテット『汝を去らしめず、汝われを祝せずば』BWV
Anh.159、
カンタータ第35番〜コンチェルト、モテット第3番『イエス、わが喜び』BWV
227、
カンタータ第188番〜シンフォニア、
モテット第4番『恐るるなかれ、われ汝とともにあり』BWV
228、
カンタータ第169番〜シンフォニア、モテット第1番『主に向かいて新しき歌をうたえ』BWV
225
RIAS 室内合唱団 ベルリン古楽アカデミー、ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
収録:2008 年10月3日ベルリン、ゲッセマネ教会
DVD11 (54分)
J.S.バッハ
イタリア協奏曲 BWV971、カプリッチョ『最愛の兄の旅立ちに寄せて』
BWV992、
フランス組曲第5番ト長調 BWV816、半音階的幻想曲とフーガ
BWV903
アンドラーシュ・シフ(ピアノ)、監督:ブリュノ・モンサンジョン
収録:1989年
DVD12 (92分)
C.P.E.バッハ:受難カンタータ『救世主の最後の受難』
Wq.233 (H.776)
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ1)、エレン・シュリング(ソプラノ2)、
アネッテ・エルスター(アルト)、トーマス・デヴァルト(テノール)、
ローマン・トレーケル(バリトン)、ラファエル・アルパーマン(オルガン)、
ハレンザー・マドリガリステン(合唱指揮:アンドレアス・ゴプフェルト)、
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内管弦楽団、ハルトムート・ヘンヒェン(指揮)
収録:1994 年9月11日ベルリン、コンツェルトハウス |
画面:16:9 (DVD1,2,3,4,5,6,7,8,9)、4:3
(DVD10,11)、NTSC、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:All、字幕:英仏独、20h
EURO ARTS レーベルからこれまで発売されたJ.S.
バッハとC.P.E. バッハの作品を収録したDVD
を、12 枚組の豪華セットでリリースいたします。
大家ガーディナーによる演奏で聴くバッハの傑作「クリスマス・オラトリオ」。
ヒューイット、ガヴリーロフ、マグレガー、デミジェンコの4
人のピアニストによる「平均律クラヴィーア曲集」。
鈴木雅明& BCJ による「ヨハネ受難曲」。
コープマン&アムステルダム・バロック管によるバッハとクーナウの「マニフィカト」。
S. クイケン&ラ・プティット・バンドによるC.P.E.
バッハのオラトリオ「イエスの復活と昇天」。
ブロムシュテット&ゲヴァントハウス管による「ロ短調ミサ曲」。
アバド&モーツァルト管による「ブランデンブルク協奏曲」。
ベルリン古楽アカデミーによる「モテット集」。
モンサンジョンが撮ったシフのバッハ演奏。
そしてハルトムート・ヘンヒェン指揮によるC.P.E.
バッハの受難カンタータ「救世主の最後の受難」など豪華演奏者による充実の映像集が収められています。
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2/23(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
HYPERION
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若き天才ルカ・ブラット、デビュー!
シューマン:ダヴィット同盟舞曲集
フモレスケ 変ロ長調 Op.20
花の曲 変ニ長調 Op.19
ダヴィット同盟舞曲集 Op.6 |
ルカ・ブラット(ピアノ) |
ホーネンス国際ピアノ・コンクール優勝!若き天才ルカ・ブラット、デビュー!
アムランやヒューイットを筆頭に、ハフ、オズボーン、シェリー、レーン、ティベルギアンら世界最高峰のピアニスト達が集うピアノ王国ハイペリオン。
そのHyperionが見出した次代のスター・ピアニストは、2015年にホーネンス国際ピアノ・コンクールで見事優勝を果たしたルカ・ブラット!
カナダのカルガリーで行われる「ホーネンス国際ピアノ・コンクール」は、世界最高クラスの賞金と音楽活動への手厚いサポートで知られる権威ある国際コンクール。ピアノ独奏だけでなく、室内楽や歌曲の伴奏も審査され、音楽家としての幅広い才能を持つ若きアーティストが発掘されています。
栄誉あるホーネンス賞2015に輝き、世界の主要な音楽祭、コンサート・ホールで活躍を始めているルカ・ブラットのデビュー・スタジオ・レコーディングは、深い表現力と高い技巧が要求されるシューマンのピアノ曲集。
ピアノ王国ハイペリオンに新たに加わる、イタリアの若き天才ピアニストにご期待ください!
録音:2016年6月3日−5日、コンサート・ホール(ワイアストン・エステイト、モンマス)

「シューマン 幻想曲 作品17」の映像です。
クライバーン・コンクールでのライヴのようです。歯切れのよい鮮やかなシューマン。
https://youtu.be/3gzMNZdhXZU
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ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ
Vol.71〜
チェルニー:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲ヘ長調 Op.28(世界初録音)
ピアノ協奏曲イ短調 Op.124
華麗なるロンド 変ロ長調 Op.233(世界初録音) |
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)
タスマニア交響楽団 |
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト第71集!カール・チェルニーのピアノ協奏曲!
ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘、蘇演を行うハイペリオンの超人気シリーズ、「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCS)」第71集は、オーストリア初期ロマン派の偉大なる音楽家、カール・チェルニー(1791−1857)のピアノ協奏曲集。
ベートーヴェンに師事しリストを育てたチェルニー(ツェルニー)は、現在では「ピアノ練習曲」の作曲家としてよく知られていますが、教則的作品の他に、ピアノ・ソナタや数多のパラフレーズ、室内楽曲、交響曲、協奏曲など1,000以上の作品を残した多作家でもあり、20世紀後半より再評価が進んでいます。
RPCシリーズ常連となった名匠ハワード・シェリーの鮮やかな弾き振りで、世界初録音となる「協奏曲ヘ長調」や「華麗なるロンド(ロンド・ブリランテ)」など、知られざるチェルニーの姿を蘇らせます。
録音:2015年5月6日−9日、フェデレーション・コンサート・ホール(タスマニア、オーストラリア)

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新鋭ピリオド・アンサンブル"アルカンジェロ"が奏でる大クープラン!
クープラン:リュリ賛*/ルソン・ド・テネブレ† |
ジョナサン・コーエン(芸術監督)、
アルカンジェロ
〔ステファヌ・ドゥグー(話し手)*、
ソフィー・ジェント(ヴァイオリン)*、
ボヤン・チチッチ(ヴァイオリン)*、
ジョナサン・マンソン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)*、
トーマス・ダンフォード(リュート)*†、
ジョナサン・コーエン(チェンバロ*、オルガン†)、
キャサリン・ワトソン(ソプラノ)†、
アンナ・デニス(ソプラノ)†、
アンヌ=マリー・ラスラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)†〕 |
イギリスの優れた若手チェリスト、指揮者であるジョナサン・コーエンによって2010年に結成された新鋭ピリオド・アンサンブル、「アルカンジェロ」。
カウンターテナーのイェスティン・デイヴィスとの録音(CDA
67924)で英グラモフォン賞を受賞するなど、世界で注目を浴びているアルカンジェロの新録音は、クープランが書いた器楽のためのコンセール集「リュリ賛」と、キャサリン・ワトソン、アンナ・デニスの二人のソプラノが歌う「ルソン・ド・テネブレ」を収録。
偉大なる先人リュリへのオマージュとして大クープランが残した組曲「リュリ賛」を、ソフィー・ジェント、ボヤン・チチッチ、ジョナサン・マンソンらの名手が美しく紡いでゆきます。
録音:2013年3月16日−17日†&2014年1月23日*、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ハムステッド、ロンドン)

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ジャン・ギュイヨ:宗教作品集
テ・デウム・パトレム/おお、咲き誇るバラよ/
まことにまことにあなたがたに言う/
Accepit Jesus panem/Prudentes virgines/
Omni tempore benedic Deum/
アドルナ・タラムム/Noe, noe, genuit puerpera/
アヴェ・マリア・・・ シニュム・マニュム/
テ・デウム・ラウダムス |
チンクエチェント |
5ヶ国から集まった6人のプロフェッショナルたちにより結成された"ルネサンス系男声ヴォーカル・アンサンブル"の最高峰、「チンクエチェント」。ジャン・リシャフォールやフィリップ・シェーンドルフ、フィリップ・デ・モンテ、ヤコブ・ルニャールなど、ルネサンスの知られざる魅力を伝えてくれたチンクエチェントの新たな録音は、リエージュのサン=ポール大聖堂やサン=ランベール大聖堂の楽長を務めたポスト・ジョスカン世代の作曲家、ジャン・ギュイヨ(?1520−1588)の「テ・デウム・ラウダムス」を中心とした宗教作品集。
録音:2016年5月6日ー8日、オーストリア |
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オルガン・ファイアーワークス 〜 ワールド・ツアー
D.ジョンソン:トランペットの調べニ長調/
ルメア:演奏会用幻想曲 Op.91/
ボッシ:英雄的小品ニ短調 Op.128/
ルフェビュール=ヴェリ:ソルティ 変ホ長調/
ジャン・アラン:リタニー/コッカー:テューバの調べ/
ロイプケ:詩篇第94篇によるソナタ/
リスト:BACHによる前奏曲とフーガ S.260/
ゴワーズ:アン・オケージョナル・トランペット・ヴォランタリー/
ボネ:Matin provencal/
タクル:Festmusikk/
エベン:ブクステフーデへのオマージュ/
ヴァイツ:グラン・クール《ベネディカムス・ドミノ》/
ヴェルディ(ルメア/ヘリック編):歌劇
《アイーダ》より 凱旋行進曲 |
クリストファー・ヘリック(オルガン) |
「オルガン・ファイアーワークス」や「オルガン・ドリームス」、「J.S.バッハ:オルガン作品全集」、「ブクステフーデ:オルガン作品全集」など、数多の名録音でハイペリオンのオルガン作品の歴史を築いてきたイギリスの名オルガニスト、クリストファー・へリック。
ヘリックの生誕75周年記念リリースは、全14巻に及ぶ「オルガン・ファイアーワークス」からのスペシャル・コンピレーション。
録音:1984年〜2008年 |
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NAXOS
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8.573734
\1100 |
ようやく登場!辻 彩奈
シャルル・オーギュスト・ド・ベリオ(1802-1870):ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ短調 Op.46
ヴァイオリン協奏曲 第6番 イ長調 Op.70
ヴァイオリン協奏曲 第7番 ト長調 Op.76
エール・ヴァリエ 第4番 Op.5「モンタニャール」
バレエの情景 Op.100 |
辻 彩奈(ヴァイオリン)
ミヒャエル・ハラース(指揮)
チェコ室内管弦楽団パルドビツェ |
ベルギーのヴァイオリニスト、作曲家、シャルル=オーギュスト・ド・ベリオ。
彼はフランス・ベルギー(フランコ・ベルギー)楽派の創始者であり、ロンドンとパリで開催されたコンサートはセンセーショナルな話題を巻き起こすほどにその演奏様式は19世紀の最先端をいくものでした。
1890年にイングランドで創刊された雑誌「The
Strad」でも1896年にベリオの記事が掲載されており、そこでは「彼の技術は完璧であり、その音は大きくはないが、美しく高貴である」と絶賛されています。
ベリオの協奏曲は、重音奏法とハーモニクスを駆使した華やかな作品が多く、聴いて楽しめるだけでなく、ヴァイオリン奏法の技術取得にも絶大な効果があることが知られています。
このアルバムで素晴らしい演奏を披露しているのは、期待の新人、辻彩奈。
2016年モントリオール国際音楽コンクール第1位を始め、世界中がその能力に注目する俊英です。
オーケストラとの共演でも大絶賛されている彼女、ここでも艶やかな音色と類い稀な表現力で、ベリオの作品を輝かしく歌い上げています。
録音 2016年10月31日-11月2日The House of
Music, Pardubice
辻 彩奈(つじ・あやな):
岐阜県大垣市出身。
第9回大阪国際音楽コンクール第1位。
第63回全日本学生音楽コンクールヴァイオリン部門小学校の部全国大会第1位。
第82回日本音楽コンクールヴァイオリン部門第2位。
第11回ソウル国際音楽コンクール第2位(最高位)。
2016年モントリオール国際音楽コンクール第1位、同時にバッハ賞、パガニーニ賞、カナダ人作品賞、ソナタ賞、セミファイナルベストリサイタル賞を受賞。
これまでに、名古屋フィルハーモニー交響楽団をはじめ、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、東京シティフィルハーモニック管弦楽団、横浜シンフォニエッタ、中部フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、チェコフィルハーモニー室内合奏団、Sejong
Soloists(Korea)、シュトゥットガルトゾリステン、モントリオール交響楽団などと共演。
2016年11月には、モントリオールにてバッハフェスティバルに招聘される。2016年12月大垣市よりスイトピア章を受章。
2015年度より公益財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生。
椙山女学園中学を経て、現在東京音楽大学に特別特待奨学生として在学中。
これまでに、小林健次、矢口十詩子、中澤きみ子、小栗まち絵、原田幸一郎の各氏に師事。
使用楽器は、NPO法人イエローエンジェルより貸与されているJoseph
Guarneri del Gesu“Serdet”1716。

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東海地方の星、辻 彩奈、いよいよNAXOSからデビュー。
もう1年以上前からNAXOS ジャパンの社長に「出る出る」と言われていた音源、ようやく登場。
神々しいまでのコンクール暦を引っさげ、いまや日本の若手のトップと目されるまでに成長した辻
彩奈。
実は2013年の第4回宗次エンジェルヴァイオリンコンクールで第4位を取ったとき、宗次ホールのプロデューサーから、いいヴァイオリニストがいると聞かされていた。
ソウル国際音楽コンクール2015 ファイナルでの シベリウス/ヴァイオリン協奏曲
作品47 ・・・うーむ、これはまたすばらしい才能・・・
https://youtu.be/ZXf5620NT4s
今回辻 彩奈が取り上げたのはシャルル・オーギュスト・ド・ベリオ。1802年生まれ、フランコ・ベルギー楽派の創始者と呼ばれる人。
知っている人は知っているヴァイオリンの偉人だが、作品の録音は少なく、今回のヴァイオリン協奏曲
第4・6・7番はNAXOSの膨大なカタログにも含まれていなかった。
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8.573413
\1100 |
準・メルクル&ライプツィヒMDR響
ワーグナー(1813-1883):管弦楽作品集 第1集
交響曲 ホ長調(断章)(1832/1834)
フェリックス・モットル(1856-1911)によるオーケストレーション補筆版
交響曲 ハ長調(1834) |
ライプツィヒMDR交響楽団
準・メルクル(指揮) |
偉大なる“オペラ作曲家”として音楽史に名を残すワーグナー。彼が後世に残した影響の大きさは計り知れないものがありますが、実は交響曲の作曲にも興味を持ち、生涯を通じて「交響曲のアイデア」を練っていたことはあまり知られていません。
結局、オペラほどに優れた作品を残すことはありませんでしたが、それでも21歳の時に書き上げられた「ハ長調交響曲」は野心溢れる若き作曲家の面目躍如たる堂々とした作品に仕上がっています。第2楽章などには、はっきりとベートーヴェンの第7、弟8番の影響が感じられますが、それでもワーグナーは自身のアイデアを数多く盛り込むことで、個性を打ち出しています。1832年にプラハで試演を行い、その後ライプツィヒで再演が行われましたが、その際、自筆譜が行方不明となり、現在でも見つかっていません。ホ長調交響曲は、同じ頃にワーグナーが手掛けた交響曲ですが、こちらは第2楽章の冒頭までしか完成されておらず、本人も、友人に「この曲を完成させることはできない」と手紙で書き送るなど、この作品に関しては作曲を放棄してしまったようです。とは言え、未完となった第2楽章の美しさは格別。ここではワーグナーの良き理解者であったモットルが補筆した版を準・メルクルが演奏しています。
録音 2012年1月19日 MDR Studio Augustusplatz,
Leipzig Total Playing Time:56'29" |
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8.573596
\1100 |
デュティユー(1916-2013):交響曲 第2番「ル・ドゥーブル」他
交響曲 第2番「ル・ドゥーブル」(1957頃-1959)
音色、空間、運動(星月夜に基づく)
瞬間の神秘(1989)-24の弦楽器、ツィンバロン、パーカッションのための(1989) |
フランソワーズ・リヴァラン
(ツィンバロン)・・・7-16
リール国立管弦楽団
ダレル・アン(指揮) |
フランスの「六人組」の次世代を担う作曲家の一人、デュティユー。近代フランス音楽の伝統を引き継ぎながら、独自の感性を取り入れた精緻な作品を書く人で、その作品は、彼自身の完璧主義も相俟ってか、細部まで計算され尽くされた形式に則りながらも、叙情的で詩的な雰囲気を備えています。父方の曽祖父が高名な画家であったこともあり、いくつかの作品には、絵画からの影響も見られます。
このアルバムは若手指揮者ダレル・アンによる3曲が収録されており、「2つの」「分身」を意味するタイトルを持つ交響曲第2番「ル・ドゥーブル」は、大管弦楽と、12人の奏者による小管弦楽、2つのアンサンブルの相互作用から生まれる音の対話と発展を体感する作品です。
「音色、空間、運動」はゴッホの「星月夜」から受けた印象が基になっており、うごめくような雲の流れや、星の輝きが多彩な響きに置き換えられています。
「瞬間の神秘」は、更に多彩な楽器を駆使し、色彩豊かな音色と響きに彩られた作品です。
録音2015年9月2-7日・・・1-6 2016年3月24.25日・・・7-16 L’Auditorium
du Nouveau Siecle, Lille, France Total Playing
Time:62'38" |
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8.573709
\1100 |
リスト(1811-1886):ピアノ作品全集 第45集
12の大練習曲集 S137/R2a(1837)(超絶技巧練習曲
第2稿)
1.第1番:ハ長調 Presto2.第2番:イ短調
Molto vivace
3.第3番:ヘ長調 Poco adagio4.第4番:ニ短調
Allegro patetico
5.第5番:変ロ長調 Egualmente6.第6番:ト短調
Largo patetico
7.第7番:変ホ長調 Allegro deciso8.第8番:ハ短調
Presto strepitoso
9.第9番:変イ長調 Andantino10.第10番:ヘ短調
Presto molto agitato
11.第11番:変ニ長調 Lento assai-Andantino-Allegrovivace
12.第12番:変ロ短調 Andantino |
ジン・ウェンビン(ピアノ) |
難曲として知られるリストの「超絶技巧練習曲」。タイトルからして“難しいぞ”と断言しているこの曲集、実は「パガニーニ練習曲」のようにいくつかのヴァージョンが存在します。
通常耳にすることが多いのは第3稿と呼ばれるもので、こちらは改訂を重ねた最終形態でリスト41歳の時に出版されています。
実は、リストが最初にこの練習曲の構想を立てたのは15歳の時。「すべての調性のための48曲の練習曲」として着想されるも、結局は12曲だけが作られ出版にいたりました。その11年後に再チャレンジしたのが、今回収録された第2稿にあたる曲集です。
有名なマゼッパ(第4番)には、まだタイトルは付けられていませんし、何より、実際に演奏されることよりも、彼の理想とするピアニズムを追求することが目的であるため、演奏者には無理な要求がなされている部分が多く、一部の曲についてはシューマンが「嵐、恐怖の練習曲で、リスト自身ですら演奏できないのではないか」と呼ぶほどに、演奏困難な曲集なのです。
とは言え、中国人ピアニスト、ジン・ウェンビンはいとも容易く弾きこなしているように聞こえます。
録音 2015年6月9-12日 Morse Recital Hall,
Yale School of Music, New Haven, Connecticut Total
Playing Time:72'39" |
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8.573501
\1100 |
珍しかったりする
プッチーニ(1858-1924):ソプラノ歌曲全集
1.魂の歌2.太陽と愛3.そして小鳥は(ニンナ・ナンナ)
4.春-カンツォネッタ5.アヴェ・マリア・レオポルダ
6.亡き人に7.死すべきか?8.サルヴェ・レジーナ9.あなたに
10.我が家-良く知られたイタリア童謡11.黄金の夢
12.陸と海13.ローマへの賛歌14.ベアタ・ヴェスケラ
15.進め、ウラニア!16.愛の小話-メロディ
17.ディアナ賛歌18.あの偽りの忠告19.王の御旗は進み |
クラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)
トラック14.19はメゾ・ソプラノ・パートを歌い多重録音
マリア・プリンツ(ピアノ&オルガン・・・8.14.16) |
Orfeoレーベルでおなじみのブルガリアの歌姫、クラッシミラ・ストヤノヴァ。NAXOSでは彼女の初アルバムとなるのが、プッチーニの珍しい歌曲集です。
リヒャルト・シュトラウスや宗教曲で強い存在感を示している彼女、現在最も注目しているのが、ヴェリズモ・オペラだと語っていましたが、このプッチーニもその時代に属し、アリアとはまた違う細やかな感情表現と強靭な声が要求される、歌手にとって大層手応えのある歌曲集なのです。
世俗的な曲、サロン風の曲、神聖な曲まで、彼女は全ての歌を絶妙な歌唱で表現し、普遍的な愛の心から、国家の賛美と言った大掛かりな世界までを見事に表現しています。
また「ベアタ・ヴェスケラ」と「王の御旗は進み」の2曲では、自身でメゾ・ソプラノ・パートを歌う(多重録音)ことで、この1枚を完璧な仕上がりにしています。
録音 2016年1月4-7日Studio 2, Bayerischen
Rundfunk, Munich, Germany Total Playing
Time:46'39" |
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8.573476
\1100 |
サン=サーンス(1835-1921):ピアノ協奏曲集
第1集
ピアノ協奏曲 第1番 ニ長調 Op.17(1858)
ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 Op.22(1868)
アレグロ・アパッショナート 嬰ハ短調 Op.70(ピアノと管弦楽版)(1884) |
ロマン・デシャルム(ピアノ)
マルメ交響楽団
マルク・スーストロ(指揮) |
サン=サーンスのピアノ協奏曲と言えば、耳にする機会が多いのが第5番「エジプト風」と第2番でしょう。しかし、他の3曲は、演奏会でも取り上げられることは稀であり、彼の作品の中でもあまり目立つことのない存在です。
しかし、ローマ賞に挑戦した直後(残念ながら獲得ならず)の29歳の時に作曲された第1番を始め、ほぼ40年間に渡って書かれた5つの協奏曲は、サン=サーンスの作風の変遷のみならず、フランスのピアノ協奏曲の進化を目の当たりにできるきわめて重要な作品です。
さすがに第1番はまだ強い個性が発揮されているわけではありませんが、幼い頃からピアニストとして才能を発揮していたサン=サーンスらしく、華やかな技巧に彩られた聞き応えのある曲。
その10年後の第2番は、3週間に満たない短期間で仕上げられたにもかかわらず、情熱と叙情に満ちた素晴らしい出来栄えを誇る傑作です。
交響曲全集シリーズを完成させたスーストロとマルメ響をバックに、フランスの名手デシャルムが素晴らしい演奏を聴かせます。
録音 2015年6月8-9日 Malmo Concert Hall,
Malmo, Sweden Total Playing Time:58'22"

マルク・スーストロ(1949年 - ) は、フランス、リヨン生まれの指揮者。
20歳で地元の音楽院でトロンボーンとピアノを学んだあと、パリ音楽院でマニュエル・ロザンタルに指揮法を学んだ。
1974年にロンドン交響楽団のアンドレ・プレヴィンのアシスタントを務め、1975年のブザンソン国際音楽祭の指揮者コンクールで優勝。
1976年から1994年までロワール・フィルハーモニー管弦楽団、1995年から2003年までボン・ベートーヴェン管弦楽団、1996年から2006年までブラバント管弦楽団のそれぞれの首席指揮者を歴任。
2011年からマルメ交響楽団の首席指揮者、2015年8月よりオーフス響の首席指揮者。
最近ではTIMPANIからゴーベールの管弦楽曲集をリリースしてフランス・ファンを歓喜させ、NAXOSからサン=サーンス交響曲全集をリリースして交響曲ファンを驚喜させた。
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8.573543
\1100 |
式守満美(ピアノ)
チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ作品集
中級程度の12の小品 Op.40(1878)
1.第1番:練習曲 ト長調2.第2番:悲しい歌
ト短調
3.第3番:葬送行進曲 ハ短調4.第4番:マズルカ
ニ長調
5.第5番:マズルカ イ短調6.第6番:無言歌
イ短調
7.第7番:田舎で イ短調8.弟8番:ワルツ
変イ長調
9.第9番:ワルツ 栄ヘ短調10.第10番:ロシアの踊り
イ短調
11.第11番:スケルツォ ニ短調12.第12番:とぎれた夢
ヘ短調
ハープサルの思い出 Op.2(1867)
13.城の廃墟14.スケルツォ ヘ長調15.無言歌
ヘ長調
16.ワルツ・スケルツォ 第1番 イ長調 Op.7(1870)
17.ワルツ・スケルツォ 第2番 イ長調(1889)
18.カプリッチョ 変ト長調 Op.8(1870)
19.ワルツ・カプリス ニ長調 Op.4(1868) |
式守満美(ピアノ) |
交響曲、バレエ曲などで知られるロシアの作曲家チャイコフスキー。彼は生涯を通じて数多くのピアノ曲も書いていました。これらの多くは彼の家族や親しい友人、音楽家たちに捧げられており、どれも詩的で温かい感情に満ちた音楽です。
またピアノ学習者たちのための作品も多く、これらは当時の音楽市場で高い需要があったもので、ここに収録された「中級程度の12の小品」も、少し腕があがった学習者たちにとって、格好の練習曲になると喜ばれた曲集です。華やかなト長調の練習曲で始まり、特徴的なリズムを持つ「マズルカ」や、叙情的な「悲しい歌」など,多彩で表情豊かな作品が並びます。
「ハープサルの思い出」は現在エストニア領である美しい町に滞在したときの印象が描かれた小品。穏やかな気候に恵まれた保養地で、ここでの印象を3つの小品として作曲。情緒に溢れた美しい作品です。ロンドンで学び世界で活躍するピアニスト、式守満美の演奏で。
録音 2016年3月29-31日 Wyastone Concert
Hall, Wyastone Leys, Monmouth,Wales, UK |
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8.573627
\1100 |
新録音
コジェルフ(1747-1818):交響曲集
交響曲 イ長調 PosK I:7
交響曲 ハ長調 PosK I:6
交響曲 ニ長調 PosK I:3
交響曲 ト短調 PosK I:5 |
チェコ室内管弦楽団パルドビツェ
マレク・シュティレツ(指揮) |
ボヘミア出身、教師の父親を持ち、幼い頃から音楽を学んだコジェルフ。一度は法学を学ぶも、最終的には音楽家を志し、1771年、24歳の時にバレエ曲の上演で作曲家デビューを果たしました。
この当時、ボヘミアの音楽家にとってウィーンは憧れの場所であり、コジェルフもウィーンでの活躍の機会を覗っていましたが、プラハ国立劇場と契約があり、7年間はこの地に留まり25曲の作品を創り上げます。そして1778年にウィーンに行き、ここで名ピアニストとして名をあげ、数多くのソナタを書き上げました(これらはGrand
Pianoレーベルで全集録音が進行中です)。
また、求められるままに交響曲、室内楽曲、宗教曲など膨大な作品を書き上げたのですが、それらのほとんどが忘れられてしまったのは、あまりにも多作だったため、批評家から「作品の質が悪い」と酷評されたことも一因だといわれています。とは言え、同時期のヴァンハルだけでなく、初期ロマン派の作曲家たちにも影響を与えるほどに、強い求心力を備えた彼の作品は、現代においても魅力的に響きます。
録音 2016年2月26-29日 The House of Music,
Pardubice, Czech Republic Total Playing
Time:76'55" |
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8.559823
\1100 |
ジェニファー・ヒグドン(1962-)全ては壮大な
他
ヴィオラ協奏曲(2014)・・・世界初録音
オーボエ協奏曲(2005)・・・世界初録音
All Things Majestic-全ては壮大な(2011)
5.ティートン・レンジ
6.ストリング湖
7.スネーク川
8.大聖堂 |
ロベルト・ディアス(ヴィオラ)・・・1-3
ジェームズ・バトン(オーボエ)・・・4
ナッシュヴィル交響楽団
ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮) |
現代アメリカにおける最も注目されている作曲家の一人が、このジェニファー・ヒグドンです。
彼女の「ヴァイオリン協奏曲」は2010年のピューリッツァー賞を獲得すると共に「パーカッション協奏曲」は同じ年のグラミー賞を受賞。世界中から賞賛が寄せられ、彼女の作品は世界中で演奏され、60枚以上のCDに録音されているということでもその才能は計り知れないものがあります。
このアルバムには世界初録音の作品を2曲収録。2014年の「ヴィオラ協奏曲」は長らくの友人であるヴィオラ奏者ディアスのために作曲された作品で、彼女はその時に“ヴィオラの音はとても暗くて重い”ことに改めて気がついたのだそうです。そのため、ヴィオラから華麗な音色を導き出すための工夫をして出来上がったのがこの作品です。
2005年のオーボエ協奏曲は20分程度の長さでありながら、オーボエの美しい音色を生かした聴き応えたっぷりの曲。
アルバム・タイトルの「All Things Majestic-全ては壮大な」は2011年グランド・ティートン音楽祭からの委嘱作品。彼女の自然に対する愛と賛辞に満ち溢れた描写的な音楽です。
録音 2016年1月7-9日・・・4 2016年3月25-26日・・・1-3.5-8 Laura
Turner Concert Hall,Schermerhorn SymphonyCenter,
Nashville Total Playing Time:62'47"
ヒグドン、これで一躍有名になった。 |
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ヒラリー・ハーン/
チャイコフスキー&ヒグドン:ヴァイオリン協奏曲
ヒグドン:ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ニ長調 作品35 |
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヴァシリー・ペトレンコ |
ヒグドンはヒラリーが16歳の頃のカーティス音楽院時代の「20世紀音楽史」の先生で、現代アメリカで人気の高い作曲家。この協奏曲はヒラリーのために書かれた2008年の作品。
一方は王道チャイコフスキー。
数年前の来日公演でも聴衆を熱狂させてくれた。店主が行った名古屋公演では彼女のまわりには天使が何人か飛びまわていた。そして彼女がヴァイオリンを弾くたびに天使が会場やら天井やらオーケストラに向かってカゴから花びらを撒き散らしていた。
まちがいなく天才。いや、まちがいなく天女。
ちなみに近年まで一般的だった省略や装飾のあるアウアー版ではなく、チャイコフスキーのオリジナル版による演奏。
「この2曲を背中合わせにすると、21世紀はじめのヴァイオリンに開かれた、大きな音楽の可能性を感じることができるのです」。(ヒラリー・ハーン ライナーノーツから)
録音:2008年11月(4-6)、2009年5月(1-3) リヴァプール
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8.572320
(2CD)
\2200 |
ヴァインベルク(1919-1996):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全集
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Op.12(1943)
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 Op.15(1944)
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 Op.37(1947)
ヴァイオリン・ソナタ 第4番 Op.39(1947)
ヴァイオリン・ソナタ 第5番 Op.53(1953)
ヴァイオリン・ソナタ 第6番 Op.136Bis(1982)
ヴァイオリンのためのソナチネ Op.46(1949) |
グリゴリー・カリノフスキ(ヴァイオリン)
タティアナ・ゴンチャローヴァ(ピアノ) |
ショスタコーヴィチに比肩する、20世紀後半におけるロシアの優れた作曲家の一人として、最近人気が高まるヴァインベルク。いくつかのレーベルが挙って彼の作品をリリース、NAXOSからも何曲かの交響曲をはじめ、チェロ作品を中心とした器楽曲のアルバムがリリースされています。
彼は交響曲や弦楽四重奏曲を手掛ける前に、ヴァイオリン・ソナタを書くということが「自身の作曲技法やイディオムを深化させるのに役立つ」と考えていたようで、これらの6曲のソナタは、彼の作曲技法の変遷を知る上でも、大変興味深い作品群と捉えられています。
控えめな曲想で始まる第1番、感情表出が大きくうねる第2番を経て、ショスタコーヴィチの影響が強く感じられる第3番ではユダヤ的な作風が現れます。各楽章の変化が面白い第4番、彼の最高傑作とされる第5番、デュオという形式を放棄したかのような独特な音楽である第6番(最初は「無伴奏ヴィオラソナタ第4番」と同じ作品番号が誤って付されていた)と、個性的な曲が並びます。
民謡風のメロディを持つ「ソナチネ」は耳馴染みのよい古典的な旋律をもち、彼の全作品の中でも演奏される機会の多い曲です。
録音 L. Brown Recording, New York, USA 2010年4月5日・・・CD1:1-3 2010年4月22日・・・CD1:4-6 2010年9月22日・・・CD1:7-9 2010年10月21日・・・CD2:1-3 2010年3月17日・・・CD2:4-7 2010年12月17日・・・CD2:8 2010年11月4日・・・CD2:9-11 |
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8.573645
\1100 |
ライタ(1892-1963):管弦楽作品集 第3集交響曲
第3番&第4番 他
交響曲 第4番「春」Op.52(1951)
組曲 第2番 Op.38(1943)
交響曲 第3番 Op.45(1948) |
ペーチ交響楽団
ニコラ・パスケ(指揮) |
以前Marco Poloレーベルで発売され、好評を得ていたハンガリーの近代作曲家、ライタの作品集。ブダペストで生まれ、若い頃はライプツィヒ、ジュネーヴ、パリで学びヨーロッパの音楽文化を身につけた人ですが、ハンガリーの民族音楽を研究するために、第二次世界大戦が勃発するまではハンガリーに留まり、この地における音楽の発展に寄与しました。
彼は生涯に9曲の交響曲を書き、そのどれもが魅力的な作風を持っています。この第3番は、一時的にロンドンに赴いた1947年から48年にかけて作曲された作品で、同じ頃に作曲した映画「大聖堂の殺人」のサントラから素材が使われています。
交響曲第4番は、ハンガリーの音楽的イディオムを用いた作品で、最終楽章の賑やかで明るい旋律が、タイトルの「春」の由来となっています。
「第2組曲」は本来、神話時代のアテネを舞台にしたバレエ音楽となるはずでしたが、結局振付が施されず、音楽だけが残りました。快活で描写的な作品です。
録音 1995年9月 Ferenc Liszt Concert Hall,
Pecs, Hungary Total Playing Time:74'15" Marco
Polo 8.223671より移行盤
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8.669037
(2CD)
\2200 |
バーナード・ランズ(1934-):歌劇《ヴィンセント》
J.D.マクラッチー 台本
CD1:第1幕
1.1889年:サン=レミ:私は宗教について悲惨さを感じる
2.1876年:オランダのヴァン・ゴッホ家:だめだめ、だめだめ
3.1876年:パリ:あなたは私が助けを求めていることを知っている
4.間奏曲
5.1878年:ベルギー、ボリナージュ:そこにはどのくらいの間いたのですか?
6.1878年:ベルギー、ボリナージュの宣教師教会
7.1882年:ハーグ:逃げろ
8.1885年:ノイネン:色の法則は偶然ではないから美しい
9.間奏曲
10.1887年:パリ:私はその時に愛する
CD2:第2幕
1.前奏曲
2.1888年:アルル:ポール、やっと!
3.アルルでの踊り
4.1888年:アルル:何をしているの?
5.1889年:サン=レミ:医者
6.1890年:オーヴェル=シュル=オワーズ:本当に?お父さん
7.間奏曲
8.1890年:オーヴェル=シュル=オワーズ:これは悲しみ
9.オーヴェル=シュル=オワーズ 2日後:テオ、私を残してはいけない |
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ・・・クリストファー・バーケット(バリトン)
テオ・ヴァン・ゴッホ・・・ウィル・パーキンス(テノール)
テオドルス・ヴァン・ゴッホ・・・ジェイソン・エック(バス・バリトン)
シーン・・・ケリー・クルーズ(ソプラノ)
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック・・・スティーヴン・リンヴィル(テノール)
アゴスティーナ・セガトーリ・・・ローラ・コニャース(メゾ・ソプラノ)
ポール・ゴーギャン・・・アダム・ウォルトン(バス・バリトン)
ドクター・ペイロン・・・アンドリュー・モースタイン(テノール)
ドクター・ポール・ガシェ・・・クリストファー・グランディ(バリトン)
マルゲリーテ・ガシェ・・・ジャミ・レオナルド(ソプラノ)
インディアナ大学フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
アルトゥール・ファーゲン(指揮) |
1984年のピューリッツァー音楽賞を受賞したアメリカの作曲家ランズの歌劇「ヴィンセント」。
タイトルの通り、オランダの画家フィンセント・ファン・ゴッホと、彼を取り巻く人々が描かれたこの歌劇は、1970年代にランズがアムステルダムのゴッホ美術館を訪れた際にインスピレーションを得て、その後40年に渡って画家の生涯について研究を重ねた末に生まれた物語です。
ゴッホと弟テオとの交流、ゴッホの内面における葛藤とその悲劇的な死、様々なエピソードが、ベルクを思わせる“現代的な抒情性”を帯びた音楽の上で紡がれています。
録音 2011年4月9-15日 Musical Arts Center,
Indiana UniversityJacobs School of Music,
Bloomington, Indiana, USAライヴ収録 Total
Playing Time:118'54" |
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8.660388
(2CD)
\2200 |
マイール(1763-1845):音楽劇《テレマーコ》(1797)3幕
世界初録音 |
テレマーコ・・・シリ・カロリーネ・ソルンヒル(ソプラノ)
カリプソ・・・アンドレア・ローレン・ブラウン(ソプラノ)
エウカリ・・・ユン・ジーウォン(ソプラノ)
メントーレ・・・マルクス・シェーファー(テノール)
ヴィーナスの司祭・・・カタリーナ・ルックガーバー(ソプラノ)
バッカスの司祭・・・ニクラス・マルマン(バス)
バイエルン国立歌劇場合唱団のメンバー
ジモン・マイール合唱団
コンチェルト・デ・バッスス
フランツ・ハウク(ハープシコード&指揮) |
古代ギリシャの長編叙事詩「オデュッセイア」(ホメロス作と伝承される)の最初の部分に登場する、オデュッセウスの息子テレマーコ(テレマコス)を主人公とした物語。
遺産目当てに母ペネロペに群がる男たちを排除するために、死んだとされる父オデュッセウスを探す旅に出るテレマーコ。彼に付き添う父の友人メントーレ(実は女神アテナが姿を変えている)。彼らは旅の途中で嵐に遭い、海岸に漂着。そこで美しいカリプソと出会うのです。
この冒険物語は様々なオペラの主題に取り入れられて人気を博しており、マイールの作品も初演当時高く評価されました。
しかし、物語がハッピーエンドでなかったためか、人気が衰えてしまい、以降演奏されることもなく歴史の片隅に埋もれてしまっていました。マイール研究家であるハウクの尽力によってようやく甦った作品です。
録音 2015年8月29日-9月5日 Kongregationssaal,
Neuburg, Germany
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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PROFIL
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PH 16071
(4CD)
特別価格\5600 →\4990
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Disc1-3
ケンペ(指揮)&ドレスデン国立歌劇場
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」(全曲) |
元帥夫人:マルガレーテ・ボイマー(ソプラノ)、
オクタヴィアン:ティアナ・レムニッツ(メゾソプラノ)、
オックス男爵:クルト・ベーメ(バス)、
ゾフィー:ウルズラ・リヒター(ソプラノ)、
ファニナル:ハンス・レーベル(バリトン)、
ルドルフ・ケンペ(指揮)
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団、同合唱団 |
+Disc4 「ばらの騎士」秘蔵録音
●初演歌手たちによる1911年の録音
(1)元帥夫人のアリア「私もまたある娘のことを思い出すわ」(第一幕)
(2)オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「目に溢れんばかりの涙をたたえ」(第二幕)
(3)オクタヴィアン、元帥夫人、ゾフィーの三重唱「マリー・テレーズ」(第三幕)
(4)オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「夢だわ、本当ではあり得ない」(第三幕)
元帥夫人:マルガレーテ・ジームス(ソプラノ)、
オクタヴィアン:エヴァ・プラシュケ・フォン・デア・オステン(メゾソプラノ)、
ゾフィー:ミニー・ナスト(ソプラノ)、指揮者、オーケストラ不明
●1936 年9月20日ブエノスアイレスのテアトロ・コロンでの収録
(5)オクタヴィアン「素晴らしかった、とても!」(第一幕)
(6)同「僕の美しい恋人」(第一幕)
(7)同「光栄にもこの私が、大役を仰せつかり」(第二幕)
(8)オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「目に溢れんばかりの涙をたたえ」(第二幕)
(9)オクタヴィアン、元帥夫人、ゾフィーの三重唱「マリー・テレーズ」(第三幕)
(10)オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「夢だわ、本当ではあり得ない」(第三幕)
元帥夫人:ジェルマン・エルネ(ソプラノ)、オックス男爵:アレクサンドル・キプニス(バス)、
オクタヴィアン:ティアナ・レムニッツ(メゾソプラノ)、
ゾフィー:エディタ・フライシャー(ソプラノ)、
フリッツ・ブッシュ(指揮) テアトロ・コロン管弦楽団
●1938-40 年ベーム&ドレスデン
(11)オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「目に溢れんばかりの涙をたたえ」(第二幕)
(12)ワルツ(第三幕)
(13)オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「夢だわ、本当ではあり得ない」(第三幕)
ゾフィー:エステル・レーティ(ソプラノ)、
オクタヴィアン:エリザベート・ヘンゲン(メゾソプラノ)、
カール・ベーム(指揮) ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
●1942 年1月20日ベルリンでの放送用ライヴ
(14)オクタヴィアン「光栄にもこの私が、大役を仰せつかり」(第二幕)
(15)オクタヴィアン、元帥夫人、ゾフィーの三重唱「マリー・テレーズ」(第三幕)
元帥夫人:パウラ・ブフナー(ソプラノ)、
オクタヴィアン:ティアナ・レムニッツ(メゾソプラノ)、
ゾフィー:マリア・チェボターリ(ソプラノ)、
アルトゥール・ローター(指揮)
ベルリン放送管弦楽団 |
ファン必見! 当時のドイツ・テクノロジーを駆使した51年「バラの騎士」、オリジナル・マスターから蘇る!! さらに初演のメンバーによる1911年の超貴重録音も収録!!!
Mono
オペラ・ファン驚愕のアルバム登場となります。
リヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」は1911
年1 月26 日にドレスデン宮廷歌劇場にて初演されました。ゆえにマリア・テレジア治下のウィーンを舞台にしているにもかかわらず、ドレスデンの人々は「自分たちのオペラ」の誇りを持っています。このアルバムにはドレスデンにかかわる「ばらの騎士」の超お宝音源を発掘・収集しました。
メインは1951 年末録音のケンペ指揮の全曲版。
ケンペはメトロポリタン・オペラとの1956
年録音で知られていますが、こちらは本家本元。第2
次世界大戦で閉鎖したドレスデン宮廷歌劇場が48
年に建設された劇場で再開、新演出で披露された「ばらの騎士」を中部ドイツ放送が放送録音することに決め、当時音楽監督だったケンペの指揮で77.1cm
/秒速、13 巻のオープンリールで収録しました。そのマスターは1950
年代後半にベルリンの放送研究所に移管され、「貴重資料」として保管されてきました。
それを音源とする当ディスクは当時のドイツの恐るべき技術力を示す鮮明さです。
何よりもオーケストラの音色が美しく、ケンペの生気あふれるリズムの冴えが新鮮の極み。超ド級の名演だったことを再認識させてくれます。(当録音は、Profil
社からの情報にしたがい、1951 年録音と記しますが、1950
年の可能性がございます。)
さらなるお宝はDisc4。
何と「ばらの騎士」が初演された1911 年に、初演のメンバーだったマルガレーテ・ジームス、エヴァ・プラシュケ・フォン・デア・オステン、ミニー・ナストの3
名がアリアと重唱をした音源。
まだラッパ吹き込みの時代ゆえ、オーケストラともいえないバンドが伴奏していますが、初演時の雰囲気を彷彿させる世界遺産的価値のあるもの。
さらにフリッツ・ブッシュが1936年にブエノスアイレスのテアトロ・コロンを振ったものから(1933年にナチスを嫌ってドイツを離れた)、ベームとドレスデンの戦前録音、さらに第2
次世界大戦中のものまで目を疑う珍品ばかり。それもお求めやすい価格でご提供。リヒャルト・シュトラウス・ファン、オペラ・ファンお見逃しなく!

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WEITBLICK
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蔵出音源、正規盤完全初出。
初出レパートリーを含むクレンペラーの遺産!
(1)クレンペラー(自作自演):フガート
(2)シェーンベルク:室内交響曲第1番
(3)ベートーヴェン:交響曲第8番
(4)モーツァルト:セレナータ・ノットゥルナ |
オットー・クレンペラー(指揮)
ベロミュンスター放送管弦楽団(チューリヒ) |
スイス放送からの蔵出音源、正規盤完全初出。初出レパートリーを含むクレンペラーの遺産!!
演奏タイミング(1)4:36、(2)8:40/7:09/3:41、(3)10:14/4:24/5:17/8:29、(4)3:03/3:33/4:55
録音:(1)-(3)1960 年4 月24 日放送用セッション録音(モノラル)、(4)1951
年1 月28 日放送用セッション録音(モノラル)
スイス放送からお宝発掘!クレンペラーのスイス録音。
クレンペラー自作自演による、フガートは19世紀後半の退廃的ロマンを湛えた佳曲。そして重量級のシェーンベルク:室内交響曲第1番が聞きもの。音色の不健康さや厳しいリズム感は巨匠ならではです。この曲の最高峰の演奏と言っても過言ではない程です。さらにお得意のベートーヴェン:交響曲第8番、モーツァルトのセレナータ・ノットゥルナも楔を打ち込む様な強烈な演奏です。音質も時代としては良好中の良好。
なお、オーケストラ名の表記について、オーケストラの歴史を見ますと、1947
年にチューリヒにおいてベロミュンスター放送管弦楽団として創設、1970
年にバーゼルに移転してバーゼル放送響と改組、1997
年にはバーゼル交響楽団と合併し現在に至っております。
クレンペラーの録音当時はベロミュンスター放送管弦楽団のみならず、チューリヒ・スタジオ管の表記も見受けられますが、今回のリリース表記は、バーゼル響とも相談の上に全てベロミュンスター放送管弦楽団に統一しております。
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<メジャー・レーベル>
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SONY
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8898538983-2
\2600→\2490 |
ヨナス・カウフマン、一人で歌います
ジョナサン・ノット&ウィーン・フィル
マーラー:交響曲「大地の歌」 |
ヨナス・カウフマン(テノール)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジョナサン・ノット |
現在最高の人気を誇るテノール歌手として充実した活動を続けるヨナス・カウフマンのニュー・アルバムはウィーン・フィルと共演したマーラー「大地の歌」を何と全曲一人で歌い通した話題の公演のライヴ録音。

通常は声域の異なる2人の歌手が歌い分けますが、ここではカウフマンが一人で歌い尽くしています。
まさに前人未到の領域へのチャレンジであり、ノリにのっているカウフマンならでは。
これを聴くと2017年8月に延期された来日公演にも期待が高まります。
ウィーンでは「この作品の構想のスケールの大きさが、一人の歌声によって統御される様は感動的」と絶賛を受けました。
しかもパートナーが凄い!
指揮は1962年イギリス生まれで東京交響楽団、スイス・ロマンド管の音楽監督を牽引するジョナサン・ノット。2003年〜11年にかけてバンベルク交響楽団とマーラーの交響曲全集をスイスTUDERレーベルに録音し、マーラー演奏の大家として高く評価されています。
「大地の歌」は2016年2月にバンベルク響、ロベルト・サッカ(テノール)、スティーヴン・ガッド(バリトン)とともにTUDERに録音しており、短期間に2つのオーケストラを振り分けた録音が出てくるのも異例といえるでしょう(下記参照)。
ノットがウィーン・フィルにデビューしたのは2007年のウィーン・モデルンの演奏会で、今回がウィーン・フィルとの初録音となります。
オーケストラは、マーラーが首席指揮者を務め、ワルター、バーンスタイン、ブーレーズなど時代に応じて「大地の歌」の名盤を生み出してきたウィーン・フィル。その鮮明かつ濃厚な響きが最新録音で目覚ましく捉えられています。
[録音]2016年6月、ウィーン、ムジークフェラインザール
わずか2週間で、同じ指揮者が違うオケを振った同じ曲の案内が来るとは。
前代未聞。おそらく史上初。 |
TUDOR 7202
(SACD HYBRID)
\2400 →\2290
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先日案内した
ノット/バンベルク響
マーラー:交響曲《大地の歌》 |
ロベルト・サッカ(テノール)
スティーヴン・ガッド(バリトン)
ジョナサン・ノット(指揮)
バンベルク交響楽団 |
テノールとバリトンの2人を起用した「大地の歌」
演奏タイミング[8:03][10:18][3:06][7:15][4:15][28:29]
録音:2016年2月8-13日バンベルク・コンツェルトハレ・ヨゼフ・カイルベルト・ザール ※日本語オビ・解説付き!
つい昨年の2 月にバンベルクで念入りに行われたセッション録音。
声楽陣はバーンスタイン&ウィーン・フィルの録音でも採用され、その後も時々行われているテノール、バリトン歌手によるバージョンです。
一聴して感じるのはバンベルク響の柔らかく耽美的な音色です。蜜のように滴る甘いホルンの響き、官能の極みのような木管、弦楽セクション。ノットは繊細きわまるこの作品の室内楽的書法を注意深く再現しつつ、どこまでも優美に陶酔感をもって進みます。
またTUDOR 特有の優れた録音技術も特筆に値し、各声部の細やかな旋律の綾も鮮やかにとらえられています。人生の無常を謳ったこの作品をこれほどまで枯淡の境地から程遠く、悩ましく官能的、耽美的に演奏したディスクは近年珍しいでしょう。
因みにテノールのロベルト・サッカはマゼール、小澤征爾、ハーディングらと共演、2015、16
年にはミラノ・スカラ座に「ヴォツェック」(!)でデビュー、バリトンのスティーヴン・ガッドはキャリアの最初にキャスリーン・フェリアー奨学金を得たのも今回の録音との何かの縁か、その後プラシド・ドミンゴ・オペラ・コンペティション上位入賞、世界各地の歌劇場で目覚ましい活躍を続けている、いずれも今、もっとも脂の乗り切った歌手たちです。
定評あるTUDOR のSACD hybrid の優秀録音、SURROUND
SOUND 5.1。
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8898531102-2
(2CD)
\3200→\2990 |
クリスティアン・ゲルハーヘル、マルティン・ヴァルザー/
ブラームス:歌曲集「美しきマゲローネのロマンス」
Op.33
(朗読付き) |
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン),
ゲロルト・フーバー(ピアノ),
マルティン・ヴァルザー(朗読) |
ドイツ・リートの伝道者、クリスティアン・ゲルハーヘルによる待望の新録音は、ブラームスによる大作歌曲集「美しきマゲローネのロマンス」です。ゲルハーヘルはこれまでブラームスの歌曲では「4つの厳粛な歌」を録音していただけなので、シューベルト、シューマン、ヴォルフと並ぶドイツ・リートの本流作曲家、ブラームスの歌曲集の録音はまさにリート・ファン待望のものといえるでしょう。
ドイツ・ロマン派の詩人ルートヴィヒ・ティークの詩による「美しきマゲローネのロマンス」は、生涯オペラを作らなかったブラームスが、唯一試みた“音楽とドラマ”の融合作品ともいうべきもの。もともとは15世紀にフランスで出版された作者不詳の騎士物語が16世紀ドイツで訳され、民衆に伝わり、それをティークが改作して発表した小説ですが、ブラームスはこの物語の各章の最後に置かれた詩の部分のみを音楽にしたため、コンサートや録音でも、物語部分の本文を抜粋朗読することもしばしば行われています(録音ではフィッシャー=ディースカウ、プライ、プレガルディエン、トレーケル、ジャーノットらの先例あり)。こうすることで、歌のパートだけでなく、精緻に書かれた伴奏部、そして詩の朗読の全てが一体となって、この物語の完全な姿がよりはっきりと浮かび上がるのです。
ゲルハーヘルの柔軟な声とフーバーの見事なピアノ、そして卓越した表現力が魅力のドイツの小説家、劇作家であるマルティン・ヴァルザーの朗読。彼らは完璧で素晴らしい世界を作り上げています。
【録音】 2014年11月, ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ |
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8898541312-2
\2600→\2490 |
クリスティアン・ゲルハーヘル/
ブラームス:美しきマゲローネのロマンス(歌のみ) |
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン),
ゲロルト・フーバー(ピアノ), |
ドイツ・ロマン派の詩人ルートヴィヒ・ティークの詩による「美しきマゲローネのロマンス」は、生涯オペラを作らなかったブラームスが、唯一試みた“音楽とドラマ”の融合作品ともいうべきもの。もともとは15世紀にフランスで出版された作者不詳の騎士物語が16世紀ドイツで訳され、民衆に伝わり、それをティークが改作して発表した小説ですが、ブラームスはこの物語の各章の最後に置かれた詩の部分を音楽にしています。
このアルバムでは、先に発売される「朗読付きヴァージョン」(8898531102-2)から、ゲルハーヘルが歌う歌曲部分のみを収録したものとなります。
ゲルハーヘルの柔軟な声とフーバーの見事なピアノだけでも、この作品を完璧で素晴らしい世界を作り上げています。
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8898538663-2
\2600 |
デイヴィッド・オルロフスキ・トリオ/ パリ
. オデッサ
1) Night Train to Odessa, 2) Vodka Afinata,
3) Bucovina,
4) Le Chat Noir, 5) Jodaeiye, 6) Prayer,
7) Marais,
8) Valses Carpates, 9)Moldawanka, 10) Immigration
Blues,
11) Taxi Bucuresti, 12) Donaumond, |
デイヴィッド・オルロフスキ・トリオ
[デイヴィッド・オルロフスキ(クラリネット),
イェンス・ウヴェ・ポップ(ギター),
フロリアン・ドールマン(ベース)] |
デイヴィッド・オルロフスキは1981年生まれ、13歳からクラリネットの勉強をはじめました。最初はクラシックや現代音楽を専門としていましたが、徐々にジャズに興味を抱き、トリオを組むようになります。そこでの音楽はクレズマー(東欧系イディッシュや民謡をルーツにもつ音楽ジャンル)を取り入れたジャズで、時々ホットクラブ風サウンドも入り混じり、今までのクラシック、クレズマー、ホットクラブ、ジャズ、中近東の民俗音楽などを取り入れ、ジャンルを超越した新しさは、各国で高い人気を誇っています。
このプログラム「パリ-オデッサ」は、ヨーロッパの魅力的な音楽の旅をリスナーに届けます。彼らはパリ、ブカレスト、オデッサ、ウィーンの音楽のプロセスを、独自のスタイルとユニークな方法で、それぞれの国の特殊性を見出しています。
そう、この「パリー オデッサ」は、普遍的な人生と音楽の多様性へのオマージュなのです。
【録音】2016年10月, ドイツ、エルマウ城 |
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8898539303-2
\2600 |
ベンヤミン・アップル/ハイマット
1) シューベルト:幸せ D.433,
2) レーガー:子供の祈り Op.76-22,
3) ヴォルフ:Er ist's,
4) ブラームス:子守歌Op.49-4,
5) シューベルト:孤独な男D.800,
6) ブラームス:月の夜 WoO 21,
7) シュレーカー:森の孤独,
8) ブラームス:乙女の唇はバラのように赤い
WoO 33-25,
9) ヴォルフ:秘めた愛,
10) R.シュトラウス:万霊節 Op.10-8,
11) シューベルト:夜曲 D.672,
12) シューベルト:遠くへの渇望 D. 770,
13) シューベルト:月に寄せるさすらい人の歌
D.870,
14) アドルフ・シュトラウス:僕には確かにわかる。君に再び会えることを,
15) シューベルト:郷愁 D. 456,
16) シューベルト:さすらい人 D.489,
17) プーランク:ハイド・パーク FP127-2,
18) ブリテン:グリーンスリーヴズ,
19) V=ウィリアムズ:静かな午後,
20) ビショップ:Home,Sweet Home,
21) ウォーロック:My Own Country,
22) ウォーロック:The Bachelor,
23) アイアランド:If There were Dreams
to Sell,
24) グリーグ:祖国に寄す Op.58-2,
25) グリーグ:ある夢 Op.48-6 |
ベンヤミン・アップル(バリトン),
ジェームズ・ベイリュー(ピアノ) |
英国BBCのラジオ3が1999年より毎年選出している、ニュー・ジェネレーション・アーティスツ「新しい世代のアーティストたち」。その2014年に選出されたドイツの若手バリトン歌手、ベンヤミン・アップル(1982年、ドイツ、レーゲンスブルク生まれ)。
今回ソニー・クラシカルと専属契約を結び、契約第1弾となるのがこの、『ハイマットHeimat』と題された歌曲集です。
このドイツ語は、しばしば『故郷』『家』という意味で訳されますが、実は英語にも日本語にも訳すことができないニュアンスを持っており、人の誕生と幼年期、その言語、最も初期の経験などの意を含みます。
そういった心の奥底に残っている懐かしさを思い起こさせる歌を集めたのがこのデビュー盤です。
ベンヤミン・アップルの声は、低音から高音まで輝かしい響が印象的です。「その力みのない歌い口は、まるでディートリヒ・フィッシャー=ディースカウのようだ」と高い評価を受けており、ベンヤミン・アップルは、その20世紀の生んだ最高のリート歌手の最後の弟子として晩年に薫陶を受けました。その丹念に磨かれた瑞々しい感性、抑制のきいた知的な歌唱で、作品の意味をわたしたちに伝えてくれます。
【録音】2016年10月, バイエルン放送第1スタジオ |
<国内盤>
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若林工房
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イリーナ・メジューエワ
日本コンサートデビュー20 周年記念
「ショパン:ポロネーズ集」
ショパン:
ポロネーズ(第1番)嬰ハ短調 作品26-1
ポロネーズ(第2番)変ホ短調 作品26-2
ポロネーズ(第3番)イ長調 作品40-1「軍隊」
ポロネーズ(第4番)ハ短調 作品40-2
ポロネーズ(第5番)嬰ヘ短調 作品44
ポロネーズ(第6番)変イ長調 作品53「英雄」
ポロネーズ(第7番)変イ長調 作品61「幻想」 |
イリーナ・メジューエワ |
☆メジューエワ日本コンサートデビュー20
周年記念リリース、第1 弾。清冽な情念の結晶と目眩めくイマジネーションの発露、ショパン:ポロネーズ集、イリーナ・メジューエワ
録音:2016 年11 月2〜4 日新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO
/ DSD 録音、発売元:若林工房
ロシア出身で日本を本拠地として活躍中の名手、イリーナ・メジューエワによるショパン・シリーズの続編は、待望のポロネーズ集。
マズルカと並んでショパンの愛国心がもっとも強く表現されたジャンルであるポロネーズから、代表的な7曲を新たに録音しました。スケールの大きさとドラマチックな表現が際立った演奏は、まさにロシア・ピアニズムの真骨頂ともいうべきもの。
力強いff から繊細なpp まで幅広いダイナミクスと多彩な音色、強靭なテクニックを自在に駆使して、作曲家の心情を高らかに歌い上げます。ソフロニツキーやネイガウスなど偉大なショパン演奏の伝統を感じさせる、充実の一枚です。
ライナーノートより
「鮮やかな緩急や得も言われぬデュナーミクを縦横無尽に駆使し、ショパンの心情に迫る」(真嶋雄大)
「われわれの新しい認識を切り開く可能性を与えてくれる。それほどにも、充実した美しい音である」(平野篤司)
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コウベレックス
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KRS 5226-27
(2CD)
\4000+税
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「大西功造マンドリンリサイタル」
Disc 1
萩原朔太郎:機織る乙女
R.カラーチェ:前奏曲 第2番
R.カラーチェ:前奏曲 第5番
R.カラーチェ:前奏曲 第10番
A.サルコリ:月のセレナータ
S.ラニエリ:ハイドンの主題による変奏曲
プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
二長調
J.S.バッハ:シャコンヌ
Disc 2
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ
イ短調
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ホ短調 |
大西功造(マンドリン)
西村友里(ピアノ) |
メンデルズソーンの協奏曲やアルページョーネ・ソナタまでマントリンで弾いてしまった!大西功造リサイタル!
録音:2016 年10 月11 日-12 日 12 月7 日サンシャインホール(淡路市),セッション録音
製作:コウベレックス、63 分41 秒/53 分11
秒
国内外で精力的に活躍するマンドリニスト大西功造が2006
年から兵庫県立芸術文化センターで毎年続けているリサイタルが10
年を迎え、本格的に演奏活動を始めて20 年となる節目として5
枚目のアルバムをリリース。
2016 年のリサイタルでは、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲と、シューベルトの「アルペジオーネ」の卓越した豊かな音楽が好評を得た。
また、プロコフィエフの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」は大西の溌剌とした楽器の音色で、マンドリンならではの技を巧みに駆使し、独特の輝きと飛躍感が聞き所となっている。今回、リサイタルの3
曲に加え、無伴奏のカラーチェの小品などを集めた2
枚組みアルバム。
大西功造 (Onishi Kozo マンドリン)
1976 年生まれ、明石市在住。 神戸大学在学中より演奏活動を行い、ソロ、アンサンブルによるコンサートを多数行う。
1998 年、第16 回日本マンドリン独奏コンクール第3位(1位なし)。
2000 年、第17 回日本マンドリン独奏コンクール優勝。
2002 年、京都マンドリンオーケストラとともにケルン、ウィーンにて演奏、国際マンドリンフェスティバル出演。
2004 年、ロシア国際民族楽器独奏コンクール「北方杯」マンドリン部門第2位。
2006 年より、兵庫県立芸術文化センター小ホールで、年一回、定期リサイタルを行う。
同年より前橋市で行われている「朔太郎音楽祭」で、プロ奏者によるゴンドラマンドリンオーケストラに参加。
京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、シエナウインドオーケストラ、等にエキストラで出演。
ヤマハミュージックアベニュー難波、楽器堂高知イオン店等のマンドリン講師。
日本マンドリン連盟会員。 小田善朗、川口雅行の両氏に師事。モスクワにてドムラのA.ツィガンコフ氏の指導を受ける。
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2/22(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CANTALOUPE MUSIC
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2001年に作曲家の Michael Gordon、David
Lang、Julia Wolfe らによって設立されたレーベル。ミニマル・ミュージック第三世代という肩書きを与えられているBang
On A Canを中心に、アメリカの現代のある意味でのハイ・ミュージックを伝えるのに重要な役割を果たしている。
このレーベルのファンという方はなかなかいないと思うけれど、こういうアヴァンギャルド系が好きな人にはたまらない。
ということでそういう少数派のファンのために、ここ数年の発売アルバムをご紹介しちゃいましょう。
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CANTALOUPE
CA21101
(CD+DVD)
\2700→\2490 |
深海にうごめくもの、乱流、そして不気味な沈黙
「最も美しい黙示録」
ジョン・ルーサー・アダムズ:Become
Ocean |
シアトル交響楽団
ルドヴィック・モルロー(指揮) |
2014年ピューリッツァー賞獲得!全世界同時発売!
1トラックの陶酔、無限に広がるイマジネーション
まさに「現代音楽の申し子」であるジョン・(ルーサー)アダムズ(1953-)の最新作は海をテーマにしたもの。雄大なる響きで表現された、深海にうごめくもの、乱流、そして不気味な沈黙。これこそ音楽の歴史の中で「最も美しい黙示録」であると言えるでしょう。
「Become Ocean」・・・このタイトルは、ジョン・ケージの文章からの啓示を受けたのだとアダムズは打ち明けています。これは彼がルー・ハリソンを讃えたメゾスティック・ポエム(文の冒頭に特定の単語を選んで作られたという難解・・・たて読みのようなもの)からの引用であり、彼はルー・ハリソンの音楽を“デルタ地帯の川”に例えています。多くの影響や流れが一緒になって、美しい音楽の大きな河を作り上げる。このポエムの最後の行でケージはこのように書いています。「これを聴きながら、私たちは海になる(Become
Ocean)、なんと美しいイメージなのかといつも驚かされています。」
最近のアダムズは作曲する際、自然のプロセスなどにも意識を向け、「地球」を構成するもの、風や大地。水などをモティーフにした作品を生み出しています。これは「皮肉」と「孤立」が際立つ現代において、彼が生きていく上で必要不可欠とみなしたものを強調し続けることなのです。
この曲は2013年6月にシアトルで初演され、2014年5月6日にカーネギー・ホールでも初演され高く評価されました。
Become Oceanの世界を楽しむためには、映像と5.1サラウンドの音響を組み合わせることが望ましいため、このアルバムにはDVDも同梱されています。このDVDには“ナショナルジオグラフィック”の写真家ポール・チェスリーとセバスチャン・メッケルマンが撮影した、美しい写真が収録されていて、これらをスライドショーで見ることができます。適切な機材で再生することにより、「深い海の底」を体験することが可能になるでしょう。
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CANTALOUPE
CA21111
\2500 |
ジュリア・ウルフ:無煙炭のフィールド
1.Foundation/2.Breaker Boys/
3.Speech/4.Flowers/5.Appliances |
トリニティ・ウォール・ストリート合唱団/
バング・オン・ア・カン・オール=スターズ/
ジュリアン・ワクナー(指揮) |
2015年度のピューリッツァー賞を受賞した「無煙炭のフィールド」は、ペンシルベニア州の炭鉱労働者たちに捧げるオラトリオです。
作曲者のウルフ(1958-)は、労働者とその家族たちに詳細なインタビューを行い、彼らの生活や権利を尊重するために活動しようと試みました。あまりにも虐げられた労働者たちを救うためには政治までをも動かさなくてはいけないと悟った彼女は、まずこの事実を音楽にすることを思い立ちます。
同じ言葉を何度も繰り返す合唱が齎す、瞑想的な雰囲気を突然切り裂くかのようなエレキギターの音。これは衝撃的であり、聴き手の意識を深部に向けさせるに充分な説得力を有しています。 |
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CANTALOUPE
CA21112
\2500 |
ジョン・ルーサー・アダムズ:Ilimaq
1.Descent/2.Under the Ice/3.The Sunken
Gamelan/
4.Untune the Sky/5.Ascension |
グレン・コッチェ(パーカッション) |
グラミー賞を受賞した作曲家ジョン・ルーサー・アダムズ(1953-)。彼の「Become
Ocean 」での神秘的で雄大な音楽は各方面で高い評価を受けましたが、今作の「Ilimaq」ではノイズも含めた音を駆使し、更なる精神世界の深部を探ることに執心しています。
次々と変化していくパーカッションの響きの波、これをマッピングしていくことで出来上がっていく48分の作品は、少しずつ聴き手の精神を侵食し、別世界へといざないます。 |
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CANTALOUPE
CA21107
\2500 |
デイヴィッド・ラング:野を横切ることの難しさ
作詞:マック・ウェルマン(1945-)
1.Opening/2.Scene [belladonna]:The first
telling /
3.Interlude 1: Today is the day /
4.Scene [monkshood]: The second telling
/
5.Interlude 2/6.Scene [poison hemlock]:
The third telling /
7.Scene [poison ivy]: The fourth Telling
/
8. Scene [loco weed]: The fifth telling
/
9.Interlude 3: The disappearance/
10.Scene [black nightshade]: The sixth
telling/
11.Wordless prayer of thanks/
12.Scene [foxglove]: The seventh telling |
ビヴァリー・オリーガン・ティーレ(ソプラノ)/
ラクィタ・ミッチェル(ソプラノ)/
マリ=ヤン・プリングル(ソプラノ)/
ニコル・ミッチェル(アルト)/
マーティン・バカリ(テノール) 他/
メリッサ・ホワイト(ヴァイオリン)/
ハーレム弦楽四重奏団/
ダグラス・キニー・フロスト(指揮) |
録音 Studio G Brooklyn and Good Child Music
Studios
あの「悪魔の辞典」で知られるアンブローズ・ビアスの短編小説をもとに、劇作家マック・ウェルマンが詩を書き、デイヴィット・ラング(1957-)が曲をつけた音楽劇「The
difficulty of crossing a field=野を横切ることの難しさ」。
緊迫の音楽とテンションの高いセリフが交錯するこの不可思議な物語は2002年3月に上映され好評を得ました。この録音は、新たなミュージシャンたちを得たことで、初演時とは違ったものが生み出されています。 |
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CANTALOUPE
CA21110
CD+DVD
\2700 |
リバース・オブ・ア・ネイション
1.The Broken Compass (Intro Theme)/
2.A Nation Divided/3.North Isn't South/
4.The Most Dangerous Woman in America/
5.Stoneman/6.Cameron/7.The Parallax Waltz/
8.Gettysburg Requiem/9.What Would Moses
Say?/
10.Lincoln and Booth Get Acquainted/
11.Dixie As Anti-Utopia/
12.Blackface (We Are All Sharecroppers
Now)/
13.Getting Biblical/
14.The Election and Results: The New Montage/
15.Gus, Elsie, Silas and The Klan/16.
Black Militia/
17.Ride of The Klansmen/18.The Next Election/
19.Ghost of a Smile |
Dスプーキー(リミックス)/
クロノス・クァルテット |
作曲家ポール・D・ミラー=DJスプーキー。ジャンルを越えたアーティストであり、作家でもある彼は、現代の音楽シーンにも多大なる影響を与えるとともに、数多くのミュージシャンたちとコラボを行い、常に刺激的な作品を生み出しています。
あのクロノス・クァルテットとコラボしたこのアルバムで扱っているのは「映画の父」D.W.グリフィスの生んだ名作『國民の創生』=The
Birth of a Nation(1915年)。あからさまな人種差別の描写で一度は上演禁止になりかけるも、結果的には大ヒットとなったという問題作で、この無声映画に新たな曲をつけるという試みももちろん大ヒットを記録しました。
何とも刺激的な再創造をお楽しみください。 |
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CANTALOUPE
CA21116
\2500 |
グレン・コッチェ:ドラムキット・カルテット集
1.ドラムキット・カルテット 第51番/
2.ドラムキット・カルテット 第1番/
3-5.ドラムキット・カルテット 第3番/
6.ドラムキット・カルテット 第6番/
7.ドラムキット・カルテット 第50番/
8.ドラムキット・カルテット 第54番/
9.ドラムキット・カルテット 第51番:シカゴ・リアライゼーション |
ソー・パーカッション |
録音 シカゴ、パット・バーンズ・アット・ザ・ロフト
アメリカのオルタナティヴ・ロック・バンド「ウィルコ」のメンバー、グレン・コッチェ(1970-)のオリジナル作品「ドラムキット・カルテット」。
2014年、8年ぶりにリリースされたコッチェのアルバム「Adventureland(CA21098)は、クロノス・カルテットとエイト・ブラックバードが共演したことでも話題になりました。
今回のコッチェはまるでライヒやアダムスのようなミニマル色と、独創的なサウンドをふんだんに用い、「ポスト・クラシカル」風な静寂と騒音の世界を行き来します。
ソー・パーカッションは即興的な音と、電子音を組み合わせ、見事な音のタペストリーを織り上げています。 |
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CANTALOUPE
CA21115
\2500 |
The stone people
1.ジョン・ルーサー・アダムズ:Tukiliit/
2.マーテイン・ブレスニック:イシの歌/
3.ジュリア・ウォルフ:コンパッション/
4.ジョン・ルーサー・アダムズ:アモング・レッド・マウンテンズ/
5.ミッシー・マッツォーリ:オリゾンテ/
6.ケイト・ムーア:Sliabh beagh/
7.ジョン・ルーサー・アダムズ:ヌナタクス/
8.ジュリア・ウォルフ:Earring |
ライザ・ムーア(ピアノ&ヴォーカル) |
録音 ニューヘヴン,ファイアハウス12
アルバム・タイトルの「The stone people」は、ジョン・ルーサー・アダムスの「Tukiliit」の副題である「風に住む石の人々」から取られた言葉です。
「人間の根源は自然に繋がる」というルーサー・アダムズの概念が反映されたこの曲は、控えめな素材で組み立てられたピアノと声のための作品。冒頭こそ叩きつけるような大音量ですが、この叫びのような表現には、失われていくものへの悲哀が込められています。
ネイティヴ・アメリカンのある部族の生き残りの人々の歌をモティーフにしたブレスニックの「イシの歌」はその言葉の意味すらも不明ですが、やはり何かを強く訴えかけてきます。
他の曲も全て、現代アメリカを代表する作曲家たちが描いた美しいエレジーのようなもの。静かに聴きたい1枚です。 |
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CANTALOUPE
CA21117
\2500 |
Modernists
1.レノン・マッカートニー:Revolution 9(室内アンサンブル編)/
2.チャールズ・ウォーリネン:Big Spinoff/
3.ヴォルフガンク・リーム:ウィル・サウンド/
4.オーガスタ・リード・トーマス:内なる恋人の最後の独白/
5.ジョン・オルフェ:ジャーニーマン/
6.エドガー・ヴァレーズ:ポエム・エレクトロニーク(室内アンサンブル編) |
アラーム・ウィル・サウンド/
アラン・ピアソン(指揮) |
録音 2013年7月23日,2014年2月9日
「ポスト・クラシカル」「ポスト・モダンクラシカル」・・・最近、耳にする機会の多いこのジャンルの音楽。
主としてストリングを用い、時には電子音も交え、ミニマルの要素も取り入れたりと、つかみどころもなく、それでいて心魅かれる音楽です。
このアルバムのテーマは「恐怖、怯え」であり、おそらく多くの人にとって馴染みのあるはずの冒頭の曲から、ゾクゾクするような様相を呈しています。ヴァレーズが電子楽器のために書いた「ポエム・エレクトロニーク」も実は恐ろしい音楽です。
ビートルズの「Revolution 9」はこんな感じ・・・→
https://alarmwillsound.bandcamp.com/album/alarm-will-sound-presents-modernists
まあもとの曲がアレですから。
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CANTALOUPE
CA21118
\2500 |
海の貝殻の物語 ケイト・ムーア(1979-):作品集
1.The Open Road: No.5‐Whoever you are
come forth /
2.海の貝殻の物語/3.ヴェルヴェット/4.ドロローサ/
5.私のブーツへのオマージュ/6.壊れた十字架 |
アシュリー・バスゲート(チェロ)/
ローソン・ホワイト(コンピュータ…4.6) |
録音 ニューヨーク ブルックリン,グッド・チャイルド・ミュージック・スタジオ,スタジオG
オーストラリアの作曲家ケイト・ムーアのチェロ作品集。演奏しているバスゲートとムーアは2009年に出会って以来、何度もコラボレーションを行っており、このアルバムでも「自然界の驚異と内なる声」を描いた6つの作品を生み出しています。
切ないチェロの音色が美しい冒頭の「Whoever
you are come forth 」、奇妙に歪められた音で奏される悲しみの音楽「ドロローザ」、チェロの短いモチーフの上で不思議な歌が奏される「壊れた十字架」など、鮮烈で衝撃的な響きに満たされています。
https://cantaloupemusic.bandcamp.com/album/stories-for-ocean-shells
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CANTALOUPE
CA21119
\2500 |
ディヴィッド・ラング:ナショナル・アンセム
1-5.ナショナル・アンセム
<our land with peace/our hearts are
glowing/
fame and glory/keep us free/our common
fate>/
6-20.マッチ売りの少女の受難曲
<おいで、お嬢さん/恐ろしいまでに寒い夜/親愛なる心/
古いエプロンで/苦行と反省/輝くライト/忍耐、忍耐!/
ああ、たぶん/わが神よ、お慈悲を/
彼女は別のマッチに火を点けた/6時間経って/
彼女は別のマッチをこすり/私が行く時間の時/
朝の夜明けに/私たちは座り込み、そして叫ぶ> |
コルダー四重奏団/
ロサンゼルス・マスター・コラール/
グラント・ガーション(指揮) |
cantaloupeレーベルの創立者の一人、デイヴィッド・ラング(1957-)。
このアルバムはロサンゼルス・マスター・コラールの演奏による2つの作品を収録したもので、アメリカで人気を誇るコルダー四重奏団との共演による「ナショナル・アンセム」と、2008年、ピューリッツァー賞を受賞した「マッチ売りの少女の受難曲」(全曲としては世界初演)の2曲で構成されています。
一見、別のテーマを扱っているように見える2つの作品ですが、ラング自身は「国家という大きな世界と、少女の小さな世界は、どちらもお互いを理解することについての共通点を持っていて、周囲の人の苦しみに気づくことが重要だと考える」と述べています。
http://cantaloupemusic.com/albums/national-anthems
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CANTALOUPE
CA21124
\2500 |
ケン・トムソン:室内楽作品集
Restless
1.Restless
2.Forge
3.Remain Untold
4.Lost
ME Vs.
5.Turn of Phrase
6.Another Second Try
7.Me Vs. |
アシュリー・バスゲート(チェロ)・・・1-4
カール・ラーソン(ピアノ)・・・1-7 |
このアルバムは、アーティストのインディ・レーベルである「UFFDA
Records」とCantaloupeの共同リリースで、2013年にリリースされた「Thaw」のフォローアップ・アルバムです。
ジャズ、パンクの影響も見えるトムソンの音楽はとても難解で、演奏家には熟達した技術が求められますが、チェリスト、アシュリー・バスゲイトとピアニスト、カール・ラーソンは、それを難なくクリアし、テンションを保ちながら、劇的なクライマックスを作り上げています。
ここには2曲の「室内楽作品」が収録されており、どちらも彼の代表的な作品です。
録音 2015年10月Rosch Recital Hall, Fredonia,
New York, United States |
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CANTALOUPE
CA21120
\2500 |
BONJOUR
1.FRIDAY 3PM-金曜日 午後3時
2.WEDNESDAY-水曜日
3.THURSDAY AFTERNOON-木曜日 午後
4.SUNDAY-日曜日
5.MONDAY MORNING-月曜日 朝
6.THURSDAY MORNING-木曜日 朝
7.TUESDAY NOON AROUND 12:21-火曜日 昼頃
12時21分 |
BONJOUR
【メンバー】
アシュリー・バスゲート(チェロ,ヴォーカル)
エレオノーレ・オッペンハイム(ダブル・ベース,ヴォーカル)
ジェームズ・ムーア(ギター,ヴォーカル)
オーウェン・ウィーヴァー(パーカッション,ヴォーカル)
フローレン・ジーズ(ダブル・ベース,ヴォーカル) |
BONJOURは2012年に結成された、ダブル・ベーシスト、フローレン・ジーズを中心とするパーカッション&ロー・ストリング・バンド。このアルバムの収録曲、基本はミニマルですが、「加工された声」と弦を効果的に用いた広がりのあるサウンドは「インディー・クラシック」と呼ばれる新しい潮流に属するものです。 |
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CANTALOUPE
CA21121
(2CD)
\3200 |
マイケル・ゴードン:ティンバー・リミックスド
CD1.ティンバー・リミックスド1-12.第1部-第12部
CD2.1.ティンバー |
ヨハン・ヨハンソン(電子楽器)
サム・プルータ(電子楽器)
ティム・ヘッカー(電子楽器)
クリスティアン・フェネス(電子楽器)
オネオートリックス・ポイント・ネヴァー(電子楽器)
グレッグ・ソーニア(電子楽器)
HPrizm, (電子楽器)
イアン・ウィリアムズ(電子楽器)
トム・ジェンキンソン(電子楽器)
イクエ・モリ(電子楽器)
ミラ・カリックス(電子楽器)
ハウシュカ(電子楽器)
マントラ・パーカッション |
2009年に初演されたマイケル・ゴードンの「ティンバー」は、6台の木製シマントラ(Wooden
Simantra)を用いた全編50分ほどのパーカッション作品。
シャーマニズムの作家カルロス・カスタネダの作品からインスパイアされたという“砂漠をイメージした”この曲は2011年にハーグ・パーカッションの演奏でCDとしてリリースされましたが、今回はアメリカ初演を果たしたマントラ・パーカッションの演奏に電子的な処理を加え、レベルアップしたヴァージョンが登場。
めくるめく音の波と極限まで研ぎ澄まされたリズムを心行くまで体感できます。CD2には2014年のライヴ・パフォーマンスも収録されているという念の入った2枚組。
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CANTALOUPE
CA21122
(CD+DVD)
\2500 |
アレクサンドラ・ヴレバロフ(1970-):The Sea
Ranch Songs
1. Spirit I
2. Fort Ross Chorale
3.Gratitude
4. Numbers
5.Ideas: Condominium One
6. Creatures
7. Chapel, Rainbows
8.Elements I
9. Starry Night
10.Ideas: Barn Fugue
11. Spirit II
12. Elements II
13. Gratitude, Coda |
クロノス・クァルテット
【メンバー】
デイヴィッド・ハリントン(ヴァイオリン)
ジョン・シェルバ(ヴァイオリン)
ハンク・ダット(ヴィオラ)
サニー・ヤン(チェロ) |
カリフォルニアの有名な保養地「Sea Ranch-シーランチ」は、海岸に沿って10マイル(約16Km)に渡って続く地帯です。
1962年に開発プロジェクトが立ち上げられ、自然の美しさを保ちながら、人々が生活できる場を作り上げるために、建築家、造園家、他、写真家などがチームを組み、この周辺の開発に携わることとなります。
最初は反対もあったようですが、少しずつその活動は根付き、現在では多くの人々がここで生活したり、休暇を楽しんだりしています。
2016年はシーランチが誕生して50年。これを記念して、ヴレバロフが「シーランチ」のための曲を作り、クロノス・クァルテットが演奏しています。
ウレバロフは「シーランチのアイデアは地球規模でも可能かもしれません。私たちは音楽を通じて、そのアイデアの素晴らしさを賞賛し、傷ついた世界の手当てが必要なことを主張します」と語っています。
映像カメラマン、アンドリュー・リンドンが撮影したシーランチの美しい情景を収録したDVDも同梱されています。
録音 2015年12月New York City, United
States |
(CANTALOUPE旧譜特集でした)
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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キング・インターナショナル
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N 響90周年記念シリーズ〜日本人ソリスト篇
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大好評のN響90 周年シリーズ最終回は、N響の華やかに彩った邦人ソリストたち。
いずれも見事な演奏を聴かせてくれますが、伝説のみ流布されていた一連の演奏を実際にお楽しみいただけます。ご期待ください。 |
KKC 2119/20
(2CD)
\3000
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園田高弘
(1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
(2)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調
Op.15
(3)同:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83 |
園田高弘(ピアノ)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(1)(2)
イルジー・コウト(指揮)
NHK交響楽団 |
純ドイツ風骨太なピアニズム
録音:1964年11月10日(1)、1969年4月17日(2)/東京文化会館、1999年10月23日(3)/NHKホール(ライヴ)/Stereo、日本語帯・解説付
園田高弘(1928-2004) は、演奏、教育両活動で20
世紀日本ピアノ界を代表する巨人。父とレオ・シロタに師事した後、1950
年渡欧してベルリンとパリで学び、1954 年に初来日したカラヤン指揮のNHK
交響楽団とも共演しました。
広範なレパートリーを誇りましたが、重厚なドイツ音楽に魅力が発揮されています。このアルバムに収められた3
作は、いずれも至難な技巧と構成力を必要とされ園田の音楽性にぴったり。サヴァリッシュの好サポートとあいまって、NHK
交響楽団からドイツの響きを導き出しています。
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安川加寿子
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
(2)ダンディ:フランスの山人の歌による交響曲Op.25
(3)ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 |
安川加寿子(ピアノ)
森正(1)、岩城宏之(2)、
外山雄三(3)(指揮)
NHK交響楽団 |
日本でこれだけ純フランス風なピアノを弾いた人がいた
録音:1981年5月28日(1)/NHKホール、1966年4月5日(2)/東京文化会館、1975年10月8日(3)/NHKホール(ライヴ)/Stereo、日本語帯・解説付
安川加寿子(1922-1996) は幼くしてフランスに渡り、ラザール・レヴィに師事して日本へ純フランス風ピアニズムを伝えた名ピアニスト。東京藝術大学で多くの弟子を育てましたが、同時に多くのフランス作品を日本に紹介しました。
ここではモーツァルトとラヴェルを披露。さらに珍しいのがダンディの「フランスの山人の歌による交響曲」。あくまで交響曲で、ピアノはオーケストラの楽器のひとつとしてとらえられますが、非常に技巧的で華麗なピアニズムを発揮します。
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吉田雅夫 千葉馨
(1)モーツァルト:フルート協奏曲第2番ニ長調K.314
(2)尾高尚忠:フルート協奏曲
(3)リヒャルト・シュトラウス:ホルン協奏曲第2番変ホ長調
(4)同:ホルン協奏曲第1番変ホ長調 Op.11 |
吉田雅夫(フルート)(1)(2)
ジャン・マルティノン(1)
外山雄三(指揮)(2)
NHK交響楽団
千葉馨(ホルン)(3)(4)
岩城宏之(3)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
NHK交響楽団 |
N響名物の二大管巨匠、充実の協奏曲
録音:1963年4月15日(1)/東京文化会館、1961年11月30日(2)/杉並公会堂(これのみモノラル)、1965年3月26日(3)、1969年5月27日(4)/東京文化会館(ライヴ)/Stereo、Mono、日本語帯・解説付
日本の管楽器界を代表する巨匠ふたり、フルートの吉田雅夫(1915-2003)
とホルンの千葉馨(1928-2008)。吉田は1942 年から1963
年まで、千葉は1949 年から1983 年までNHK 交響楽団の奏者を務め、オーケストラの個性を創り上げることに貢献しました。
両巨匠は独奏者としてNHK 交響楽団と協奏曲を演じもしました。吉田雅夫の演奏によるモーツァルトの第2
番は何とマルティノンの指揮。柔らかい音色と推進力が魅力。
尾高の協奏曲は大オーケストラ版で、他の追随を許さぬ説得力で心を打たれます。千葉馨はリヒャルト・シュトラウスの協奏曲2
篇。第1 番はマタチッチの指揮が魅力。シュトラウスならではのボルテージの高さを千葉が見事に再現しています。
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KKC 2123/4
(2CD)
\3000
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ケーゲルも登場!
堀米ゆず子
(1)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
(2)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53
(3)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調K.211
(4)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61 |
堀米ゆず子(ヴァイオリン)
ヘルベルト・ケーゲル(1)
ヘルベルト・ブロムシュテット(2)
外山雄三(3)、広上淳一(4)(指揮)
NHK交響楽団 |
堀米ゆず子、貴重な日本デビューの記録が日の目を見た
録音:1980年9月20日(1)、1981年11月13日(2)/NHKホール、1987年7月14日(3)、2010年1月20日(4)/サントリーホール(ライヴ)/Stereo、日本語帯・解説付
堀米ゆず子(1957-) は、1980 年に行われたエリーザベト王妃国際コンクールのヴァイオリン部門で、日本人として初優勝を飾りました。その直後、日本でのデビュー・コンサートとなったのがケーゲル指揮NHK
交響楽団とのシベリウスの協奏曲でした。その貴重な記録が世に出ます。シベリウスの協奏曲はコンクールの本選でも弾いた作品で、23
歳とは思えぬ堂々とした精神、内心からの共感に溢れる熱い演奏は語り草となっています。
ケーゲルの伴奏も聴きものです。さらにドヴォルザーク、モーツァルトから最近のベートーヴェンまで、堀米の成熟の過程がみてとれます。
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KKC 2125/6
(2CD)
\3000
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中村紘子
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
(2)ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
(3)矢代秋雄:ピアノ協奏曲 |
中村紘子(ピアノ)
岩城宏之(1)(2)、森正(3)(指揮)
NHK交響楽団 |
中村紘子入魂の名演、矢代秋雄の名作ステージ初演の貴重な記録
録音:1963年2月26日/日比谷公会堂(1)(これのみモノラル)、1967年7月8日(2)/旧NHKホール、1967年11月29日(3)/東京文化会館(ライヴ)/Stereo、Mono、日本語帯・解説付
中村紘子(1944-2016) は、日本のクラシック演奏家のなかで最も人気を誇ったひとり。彼女のおかげでピアノ音楽に興味を持った人も多い大スターでした。惜しくも昨年他界されましたが、今回最初期の演奏が蘇りました。
中村のトレードマークであるチャイコフスキーの協奏曲は18
歳当時のもので、現在聴くことのできるいちばん古い記録。音楽に向う真摯な態度に圧倒されます。
注目は矢代秋雄の協奏曲。1967 年の作で、中村紘子により放送初演され、その3
週間後にステージ初演されました。まさにその際の演奏で、今日多くのピアニストに愛奏される名作が、まさに世に出た瞬間にタイムスリップできます。
*古い音源を使用している場合は、テープ劣化によるお聴き苦しい点がございます。予めご了承下さい。
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<メジャー・レーベル>
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オーストラリアELOQUENCE
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このマイナー感がたまりません。
豪ユニバーサルのEloquenceは、かねてからメジャー志向にない独自の旧録音リリースを行ってファンを喜ばせてきましたが、今回の「チャイコフスキー交響曲全集」はその最たるもの。
アバドを主役に据えつつも、その音源は40代前半までの貴重なものから。1番、3番はMTTとアツモン!マンフレッドはアーロノヴィチ。
第1番 マイケル・ティルソン・トーマス(26歳)&ボストン交響楽団
第2弾 クラウディオ・アバド(1968年)&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
第3番 モーシェ・アツモン&ウィーン交響楽団
第4番 クラウディオ・アバド(1975年)&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
第5番 クラウディオ・アバド(1970年)&ロンドン交響楽団
第6番 クラウディオ・アバド(1973年)&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
マンフレッド ユーリ・アーロノヴィチ&ロンドン交響楽団
そして管弦楽小品もライトナー&ベルリン・フィル、ヴィトルド・ロヴィツキ&ワルシャワ国立フィル。
本家のほうは昔の貴重な録音をリリースする情熱を失ってますが、豪Eloquenceを見習って膨大且つ重要な音源をもう少し大事にしてほしいな、と。


4826184
(2CD)
\1800 |
アバド、ライトナー、アーロノヴィチ!!
《チャイコフスキー:交響曲「悲愴」, 管弦楽作品集》
チャイコフスキー:
1) 交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」,
2) 幻想序曲『ロメオとジュリエット』,
3) イタリア奇想曲 Op.45,
4) マンフレッド交響曲Op.58 |
クラウディオ・アバド(指揮:1,2),
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1),
ボストン交響楽団(2),
フェルディナント・ライトナー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(3),
ユーリ・アーロノヴィチ(指揮)
ロンドン交響楽団(4) |
アバド、ライトナー、アーロノヴィチによるチャイコフスキーの名演
DGの膨大なアーカイヴからセレクトされたチャイコフスキー:交響曲&管弦楽作品シリーズ。
この2枚組には1970年代初期のアバドによる「悲愴」と「ロメオとジュリエット」、ドイツ・ロマン派音楽を得意としたライトナーによる「イタリア奇想曲」、ソ連に生まれイスラエルで活躍したアーロノヴィチの珍しい「マンフレッド交響曲」を収録。
どれもが高く評価されている演奏ばかりです。中でもアバドの「悲愴」は数多くの音楽誌で絶賛されています。
【録音】1973年10月(1), 1971年2月(2),
1977年1月(3), 1977年3月(4) |
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4826176
(2CD)
\1800 |
アツモン、ライトナー、ロヴィツキ、アバド!
《チャイコフスキー:交響曲3&5番、管弦楽作品集》
チャイコフスキー:
1) 交響曲第3番ニ長調Op.29「ポーランド」,
2) スラヴ行進曲Op.31,
3) バレエ「眠れる森の美女」組曲Op.66a,
4) 交響曲第5番ホ短調Op.64,
5) バレエ「白鳥の湖」組曲Op.20 |
モーシェ・アツモン(指揮)
ウィーン交響楽団(1),
フェルディナント・ライトナー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2),
ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団(3,
5),
クラウディオ・アバド(指揮)
ロンドン交響楽団(4), |
アツモン、ライトナー、ロヴィツキ、アバドによるチャイコフスキーの名演
DGの膨大なアーカイヴからセレクトされたチャイコフスキーの交響曲&管弦楽作品シリーズ。
この2枚組には、モーシェ・アツモンの指揮する「交響曲第3番」を含む、興味深い演奏が収録されています。
1875年に作曲された第3交響曲は、終楽章にポロネーズのリズムが用いられているため「ポーランド」と呼ばれ、チャイコフスキーの交響曲の中で最も祝祭的な雰囲気に満ちた長大で明るい作品。本来はムラヴィンスキーが演奏するはずだったというこの曲を、アツモンは極めて快活に演奏しています。
2曲の名バレエ組曲はポーランドの名手ロヴィツキの演奏。こちらも素晴らしい求心力に支えられた名演です。
スラヴ行進曲はライトナーによる的確な演奏。優美な第5番はアバドの流麗な演奏で。
【録音】1973年5月(1), 1959年5月(2), 1959年4月(3),
1970年12月(4), 1959年4月(5) |
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4826168
(2CD)
\1800 |
M.T.トーマス、ライトナー、アバド!
《チャイコフスキー:交響曲第1, 2, 4番,
くるみ割り人形》
チャイコフスキー:
1) 交響曲第1番ト短調Op.13「冬の日の幻想」,
2) バレエ『くるみ割り人形』組曲Op.71a,
3) 交響曲第2番ハ短調Op.17「小ロシア」,
4) 交響曲第4番ヘ短調Op.36 |
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
ボストン交響楽団(1),
フェルディナント・ライトナー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2),
クラウディオ・アバド(指揮)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(3),
クラウディオ・アバド(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(4)、 |
M.T.トーマス、ライトナー、アバドによるチャイコフスキーの名演
DGの膨大なアーカイヴからセレクトされたチャイコフスキーの交響曲&管弦楽作品シーリーズ。ティルソン・トーマスは25歳の若さでボストン交響楽団にデビュー、この交響曲第1番はその翌年に録音されていますが、チャイコフスキーがこの曲を書いたのも26歳だったことから、彼には特別な思い入れがあるようで、深い共感に満ちた演奏を披露しています。
アバドによる第2番と第4番は申し分なし。チャイコフスキーの哀愁と情熱がバランスよく表現された演奏です。
ライトナーの「くるみ割り人形」はオーソドックスな解釈による端正な演奏と言えるでしょう。
【録音】1970年3月(1), 1959年5月(2),
1968年2月(3), 1975年8月(4) |
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ジョージ・マルコム生誕100年記念。
イギリスの指揮者、鍵盤楽器奏者、ジョージ・マルコム(1917-1997)。2017年は彼の生誕100年を記念する年にあたります。
マルコムはロンドンで生まれ、幼少期よりピアノを学び、第二次世界大戦中は軍楽隊に所属していました。戦後はデンス・ブレインの合奏団と共演し、その名を上げます。
オルガン奏者としても素晴らしい能力を発揮。1947年から1959年まではウェストミンスター大聖堂のオルガニストを務めました。



4824745
\1200 |
ジョージ・マルコム生誕100年記念
《4台のチェンバロのための作品集》
1) C.P.E.バッハ:2台のチェンバロのための協奏曲ヘ長調Wq.4
(R.レパードによる4台のチェンバロのための編曲版),
2) J.S.バッハ:4台のチェンバロのための協奏曲イ短調BWV.1065,
3) J.S.バッハ:3台のチェンバロのための協奏曲ニ短調BWV.1063,
4) ジョージ・マルコム:モーツァルトの主題による4台のチェンバロのための変奏曲 |
ジョージ・マルコム(チェンバロ),
ヴァルダ・アヴェリング(チェンバロ),
ジェフリー・パーソンズ(チェンバロ),
サイモン・プレストン(チェンバロ:1, 2, 4),
レイモンド・レパード(指揮)
イギリス室内管弦楽団 |
ジョージ・マルコム生誕100年記念
このアルバムには、彼と同世代のチェンバロ奏者たちとの豪華な共演の記録であり、中でも彼自身による「モーツァルトの主題による変奏曲」は1950年代から楽器制作を始めたトーマス・ゴフ製の楽器で演奏され、近代チェンバロの性能を存分に活かした素晴らしい響きをお楽しみいただけます。
【録音】1966年6月, ロンドン、デッカ第3スタジオ |
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4825117
\1200 |
ジョージ・マルコム生誕100年記念
《アーン、C.P.E.バッハ、J.C.バッハ:チェンバロ協奏曲集》
トマス・アーン:
1) チェンバロ協奏曲第5番ト短調, 2) ソナタ第1番ヘ長調,
3) 序曲第1番ホ短調,
C.P.E.バッハ:
4) シンフォニア 変ロ長調WQ.182-2,
5) スペインのフォリアによる変奏曲,
6) チェンバロ協奏曲ハ短調Wq.43-4,
7) J.C.バッハ:チェンバロ協奏曲イ短調T297/I(ii) |
ジョージ・マルコム(チェンバロ),
ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー室内管弦楽団 |
ジョージ・マルコム生誕100年記念
幼い頃から音楽の才能を発揮、第二次世界大戦後は素晴らしいチェンバロ奏者、オルガニスト、合唱指揮者として世界的に名を馳せたジョージ・マルコムの生誕100年を記念して発売されるシリーズ。
こちらはイギリスを代表する作曲家、トマス・アーンと、同時代の作曲家C.P.E.バッハと少し下の年代のJ.C.バッハ、3人の作品が収録されています。
このアルバムは協奏曲だけでなく、魅力的な独奏曲も収録されており、バロック期から古典派へと移り変わる時代の端正な作品が、素晴らしいテクニックで演奏されているのを堪能いただけます。
協奏曲ではトーマス・ゴフ製の楽器が使用されており、若きマリナーの流麗な伴奏も聴きものです。
【録音】1967年11月, 1968年8月, ロンドン、キングズウェイ・ホール、 ※
2,4,5は、初CD化 |
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4825187
(2CD)
\1800 |
ジョージ・マルコム生誕100年記念
《J.S.バッハ:フーガの技法, チェンバロ協奏曲第1&2番》
J.S.バッハ:
1) チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052,
2) チェンバロ協奏曲第2番ホ長調BWV.1053,
3) フーガの技法 BWV.1080(レナード・アイザックス編曲版) |
ジョージ・マルコム(チェンバロ),
カール・ミュンヒンガー(指揮)
シュトゥットガルト室内管弦楽団(1, 2),
フィロムジカ・オヴ・ロンドン(3) |
ジョージ・マルコム生誕100年記念
指揮者、作曲家、英国を代表する鍵盤奏者として一世を風靡したジョージ・マルコム。2017年は彼の生誕100周年にあたります。
このシリーズは、奏者としてだけでなく、チェンバロの可能性をとことん追求した彼の姿に迫ります。バッハの最後の作品である「フーガの技法」は、未完成のまま残され、多くの学者と演奏家たちが、様々な可能性を探っています。
最初の12曲はチェンバロ独奏を想定して作曲されたようですが、実際には楽器指定がされておらず、1930年代から50年代にチェンバロの作品としてとりあえず認定されました。
しかし、1964年に録音されたこのマルコムの演奏は、アンサンブルの作品として捉えられており、当時の潮流に逆らいながらも、曲自体の可能性を探る興味深いものです。
チェンバロ協奏曲は、ミュンヒンガーとの共演によるもので、端正な演奏を楽しむことができます。
【録音】1963年10月、シュトゥットガルト(1,
2)、 1964年4月ロンドン、デッカ第3スタジオ(3),
※ 3) は、初CD化 |
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4825181
\1200 |
ジョージ・マルコム生誕100年記念
《ジョージ・マルコム、チェンバロの世界》
1) J.S.バッハ:イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971,
2) J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ BWV.903,
3) ピエトロ・ドメニコ・パラディーシ:トッカータ
イ長調,
4) ダカン:かっこう,
5) R=コルサコフ:熊蜂の飛行,
6) ラモー:めんどり,
7) ラモー:鳥のさえずり,
8) ラモー:タンブーラン,
9) F.クープラン:恋のうぐいす,
10) F.クープラン:シテール島の鐘,
11) J.Sバッハ:トッカータ ニ長調BWV.912,
12) J.S.バッハ:フランス組曲第5番BWV.816,
13) アレック・テンプルトン:バッハが街にやってくる,
14) ジョージ・マルコム:バッハ・ビフォー・ザ・マスト |
ジョージ・マルコム(チェンバロ), |
ジョージ・マルコム生誕100年記念
2017年に生誕100周年を迎えるイギリスの鍵盤奏者、ジョージ・マルコムの演奏を収録した4種のアルバムの中でも、バッハ作品から「熊蜂の飛行」まで最も多彩な曲が収録されているこの1枚は、1960年代のArgo録音。優れた楽器製作者トーマス・ゴフ製のチェンバロの多彩な響きも存分にお聞きいただけます。
現代における「歴史的チェンバロ」とは違い、1960年代当時のチェンバロはピアノの製造技術から発展した楽器であり、オーケストラにも負けないほど強靭な響きが追及され、強弱の変化もくっきりとした楽器でした。
マルコムはこの楽器を愛し、ゴフとともに楽器の進化のために尽力したのです。彼自身の愛らしい作品も聴きものです。
【録音】1959〜1969年、ロンドン、デッカ・スタジオ |
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<国内盤>
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AFIA
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村中大祐=AfiA、第2弾、
メンデルスゾーン:交響曲第4番《イタリア》&第5番《宗教改革》
メンデルスゾーン:
交響曲第5番ニ短調作品107《宗教改革》(1832年初稿版)
交響曲第4番イ長調作品90《イタリア》(1833年版) |
村中大祐(指揮)
オーケストラ・アフィア |
村中大祐=AfiA、第2弾、古典的な均整としなやかな抒情をたっぷりと!メンデルスゾーン:交響曲第4番《イタリア》
&第5番《宗教改革》、村中大祐(指揮)オーケストラ・アフィア
録音:2016 年5 月12 日紀尾井ホール、コンサート・ライヴ録音/STEREO
/ 24-Bit Digital 録音、発売元:若林工房
デビュー作「メンデルスゾーン:交響曲第3番《スコットランド》」が高評価を得た村中大祐=オーケストラ・アフィアの第2
弾。同じくメンデルスゾーンの名作《イタリア》と《宗教改革》というカップリングで、《宗教改革》は珍しい1832
年初稿版による演奏です。
村中大祐は東京外国語大学を卒業後、ウィーンとイタリアで研鑽を積んだという異色の指揮者。現在イギリス室内管弦楽団の国際招聘指揮者として英国やイタリアで大活躍を続けていますが、その最大の魅力は、師匠ペーター・マークゆずりの熱い歌心と深い精神性。このメンデルスゾーンでも、しなやかでありながら重厚でスケール感に満ちた見事な演奏を聞かせています。小編成のオーケストラならではの透明感に満ちたテクスチュアを、ワンポイント録音によるピュアで自然なサウンドで存分にお楽しみください。
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村中大祐の率いる日本有数の音楽集団AfiA、
いよいよCDデビュー!
メンデルスゾーン:
(1)交響曲 第3番 イ短調Op.56「スコットランド」
(2)弦楽八重奏曲 変ホ長調Op.20(弦楽オーケストラ版2013) |
村中大祐(指揮)
オーケストラ・アフィア |
コンサート・ライヴ録音:(1)1013 年10 月18
日、浜離宮朝日ホール(op.20) (2)2014 年10
月2 日、神奈川県立音楽堂(op.56)/STEREO
/ 24-Bit Digital 録音、発売元:若林工房
ペーター・マークを通じてフルトヴェングラーの伝統を受け継いだ指揮者、村中大祐。その彼が2013
年に自ら設立したOrchestra AfiA(オーケストラ・アフィア)を率いて行った演奏会のライヴ録音が、いよいよ若林工房「AfiA」レーベルから登場します。
第一弾として発表されるのは、メンデルスゾーンの交響曲第3
番「スコットランド」。既に英国でもイギリス室内管弦楽団と共に着々と評価を得ている村中大祐が満を持して取り上げた作品だけあって、スコットランドの憂愁を見事なまでに描き切っています。メンデルスゾーン若干16
歳の作品である弦楽八重奏曲も、ヴェネツィア・フェニーチェ歌劇場のヴァイオリニスト、ロベルト・バラルディをコンサートマスターに迎えての素晴らしいサウンドでお楽しみ頂けます。
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村中大祐:
東京外国語大学ドイツ語学科を卒業後、ウィーン国立音楽大学で指揮を学び、トーティ・ダル・モンテ国際オペラコンクール指揮部門「ボッテーガ」と第1
回マリオ・グゼッラ国際指揮者コンクールで、いずれも第1
位を獲得。フルトヴェングラーの高弟で20 世紀最高のモーツァルト指揮者、ペーター・マークの薫陶を受けたほか、クラウディオ・アッバードの下でも研鑽を積む。1995
年、急病の師ペーター・マークに代わって、マリオ・デル・モナコ歌劇場(イタリア、トレヴィーゾ)での公演初日2時間前に急遽抜擢されて指揮したモーツァルトの歌劇「魔笛」は、イタリア内外での話題を呼ぶ鮮烈なデビューとなった。
これまでにヴェネチア・フェニーチェ歌劇場、パレルモ・テアトロ・マッシモ、カターニア・ベッリーニ歌劇場、トレヴィーゾ・マリオ・デル・モナコ歌劇場、新国立劇場(日本)、スイス・ザンクトガレン・オペラ・フェスティバルや英国グラインドボーンオペラなどの歌劇場に客演、ボザ−ル・ホール(ブリュッセル)、カドガン・ホール(ロンドン)、ドヴォルザーク・ホール(チェコ)、サーラ・ヴェルディ(ミラノ)等の演奏会に登場。オペラとコンサートのいずれでも絶賛を博している。
日本では1999 年に東京フィルハーモニー交響楽団でデビュー以来、NHK交響楽団をはじめとする国内主要オーケストラに招かれ、新国立劇場で指揮したモーツァルトの歌劇「魔笛」では第11
回出光音楽賞(2001 年)を受賞。2006 年〜2009年にかけて、横浜開港150
周年記念事業「横浜オペラ未来プロジェクト」の企画・立案を行い、芸術監督として同プロジェクトを成功に導いた。また横浜OMP
オーケストラを設立、内外のアーティストの人材流通拠点を横浜に創出したことは、日本国内のみならず海外でも大きな反響を呼んだ。2007
年、第19 回ヨコハマ遊大賞受賞。また、横浜オペラ未来プロジェクト「秘密の結婚」により三菱東京UFJ
芸術文化財団音楽賞(2009 年)を受賞している。
2011 年5 月にイタリアで行った東日本大震災の追悼コンサートをきっかけに、『自然と音楽』のテーマをライフワークとし、世界各国での演奏を繰り広げるようになる。
2013 年にはオーケストラ・アフィア(Orchester
AfiA)を創設。『自然と音楽』演奏会シリーズとして、東京、浜離宮朝日ホールでの一連のコンサートを開始。第二回公演「満月に寄す」では、鎌倉鶴岡八幡宮の神嘗祭に合わせ、同社若宮にて奉納演奏を行った。
2013 年以降、英国ロンドン・カドガンホールにてイギリス室内管弦楽団(ECO)との『自然と音楽』シリーズを開始。世界的ヴィオラ奏者ユーリ・バシュメットと共演し、シェーンベルクの「浄められた夜」、ベンジャミン・ブリテンの「イリュミナシオン」などを好演。2014
年4月にはベートーヴェン「田園」などを熱演して、満場の聴衆からスタンディングオヴェーションで迎えられた。続く2015
年春の客演も大成功を収め、「名作の音楽的な新鮮さと明確な喜びに満ち溢れた演奏」との高い評価を得た。同年5
月、英国皇太子主催のチャリティ・コンサートで再びイギリス室内管弦楽団を指揮して絶賛を博す。2016
年春にはロンドン・カドガンホールでのECO 定期演奏会に再登場、ベートーヴェンやショスタコーヴィチ、プロコフィエフなどを演奏。同楽団の国際招聘指揮者として活躍の舞台を更に大きく広げている。
2017 年にはカターニア・ベッリーニ歌劇場(イタリア)のニューイヤー・コンサートに登場し、満場の聴衆の大喝采を得た。この公演の模様はイタリア国内でTV
中継されている。
2015 年〜2016 年のシーズンには、東京、紀尾井ホールでOrchester
AfiA の定期公演を行う。古典から近現代までのレパートリーを披露し、マーラー「大地の歌」(コルテーゼ編曲版)を日本初演した。
2015 年、AfiA レーベルよりメンデルスゾーンの交響曲第3番「スコットランド」をリリース、専門誌などで高い評価を獲得している。
テレビ朝日系列「題名のない音楽会」、日本テレビ系列「深夜のコンサート」やNHK-FM、NHK-BS、NHK
教育テレビ、TOKYO FM、FM ヨコハマ、TVK などに多数出演。FM
横浜「THE BREEZE」には「ドルチェ・カンタービレ」に“ミュージック・コンシェルジュ、音のソムリエ”として2
年間出演した。
オーケストラ・アフィア(OrchesterAfiA):
指揮者村中大祐の呼びかけで2006 年横浜開港150
周年の特別プロジェクトとして誕生した。
設立当初は、横浜OMP オーケストラ(横浜オペラ未来プロジェクトオーケストラ)としてオペラを中心にその活動を展開したが、2008
年に設立されたアフィア“AfiA”(Accademia
filarmonica international Association)所属のオーケストラとして2013
年に再始動。
特定の母体を持たないが、ソリストやフリーランスとして活躍中の音楽家、あるいは国内プロオーケストラ(N
響、東京フィル、読響など)に在籍するトップ奏者などで結成された、名実ともに“スーパーオーケストラ”である。
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2/21(火)紹介新譜
<メジャー・レーベル>
マイナー・レーベル新譜
CAVI MUSIC
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エッカードシュタイン、
シューマンの幻想曲を弾く!
シューマン:
3つの幻想小曲集Op.111
幻想小曲集Op.12
幻想曲ハ長調Op.17 |
セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン(ピアノ) |
2003年エリザベート王妃国際コンクールの覇者エッカードシュタイン、シューマンの幻想曲を弾く!
録音:2016年1月、ブレーメン/69’53
2003 年エリザベート王妃国際コンクールの覇者セヴェリン・フォン・エッカードシュタインによるシューマンの幻想曲集。
アルバムは晩年の作品「3 つの幻想的小曲集Op.111」からはじまります。そしてシューマンが若かりし頃の作品「幻想小曲集Op.12」は、E.T.A.
ホフマンの小説集「カロ風幻想作品集」にヒントを得たもの。
そして最後は「幻想曲Op.17」。3 楽章からなるソナタ風幻想曲で初期の傑作として知られています。エッカードシュタインは柔らかく綺麗な音色、作品に寄り添うような力みのない自然な音楽で、シューマンの繊細さを丁寧に描いています。
(プロフィール)
1978 年、デュッセルドルフに生まれる。6
歳でピアノを始め、12 歳でデュッセルドルフ国立音大に入学、バーバラ・ズツェパンスカに師事。ハノーファーとザルツブルクでカール-
ハインツ・ケマリンクに、ベルリンでクラウス・ヘルヴィッヒにそれぞれ師事。
スタインウェイコンクール(ハンブルク)第1
位、アルトゥール・シュナーベルコンクール(ベルリン)第1
位、ミュンヘン国際コンクール(ARD)第2 位、リーズ国際コンクールにて第3
位及び特別賞を受賞、ブゾーニ国際コンクール入賞など15
以上もの国際的なコンクールで輝かしい成績を残している。
2003 年エリザベート王妃国際コンクールで圧倒的な支持を得て優勝。同時にファビオラ女王賞にも輝いた。
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FARAO
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世界初録音あり!ホルスト:室内楽曲集
ピアノと管楽のための五重奏曲イ短調Op.3
オーボエと弦楽四重奏のための3つの小品
テルツェット(フルート、オーボエ、クラリネット)
木管五重奏曲変イ長調Op.14
六重奏曲ホ短調 *世界初録音 |
アンサンブル・アラベスク |
世界初録音!ホルストの六重奏曲を収録
録音:2016年9月、フリードリヒ・エーベルト・ハレ、ハンブルク/79’55
イギリスの20 世紀音楽史を代表する作曲家グスターヴ・ホルストといえば、組曲「惑星」。1920
年に同曲が初演され成功を収めたことは、ホルストの作曲家人生において重要だったというのは事実でしょう。
しかし、「惑星」はホルストの作曲家としての顔の一部でしかなく、他にも多くの魅力的な作品を残しています。
今回録音されたのは、ホルストの室内楽作品5
曲。その中でも六重奏曲は2000 年初頭にファゴット奏者のヘルゲ・バルトロメウスが大英図書館で発見するまで知られていませんでした。
この作品は、ホルストがロンドンの王立音楽院に通っていた時代の作品。この学生時代にホルストはヴォーン=ウィリアムズをはじめとする良き仲間と出会い公私ともに充実していた時期。
オーボエ、A 管クラリネット、ファゴット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために書かれた六重奏は、4
楽章構成で、非常に明るく、シンプルで親しみやすい音楽。管楽器パートと弦楽器パートの大きなデュオのような響きを楽しむことができます。
世界初録音に挑戦したのは、ドイツとフランスの若手音楽家によるアンサンブル・アラベスク。ハンブルクを拠点に様々な音楽祭などに出演しています。
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HAENSSLER
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オピッツの真骨頂。
R・シュトラウス5 つの歌曲ギーゼキング編曲版
リヒャルト・シュトラウス:
(1)セレナードOp.17の2(ギーゼキング編)
(2)帰郷Op.15の5(ギーゼキング編)
(3)懐かしい幻影Op.48の1(ギーゼキング編)
(4)冬の霊感Op.48の4(ギーゼキング編)
(5)悪天候Op.69の5(ギーゼキング編)
(6)イノック・アーデンOp.38 |
ゲルハルト・オピッツ(ピアノ)
(6)ディートリヒ・フィッシャー=
ディースカウ(朗読) |
録音:1993年12月28日/ケルンWDRザール1/65’
36”
リヒャルト・シュトラウスの歌曲で演奏者がフィッシャー=ディースカウといっても、歌っていないという贅沢なディスク。
ここに収められたリヒャルト・シュトラウスの5
つの歌曲は大ピアニストのギーゼキングがピアノ独奏用に編曲したもので、オピッツがひとりで演じています。ギーゼキングの編曲はピアニスティックで美しいものの、「セレナード」以外はほとんど演奏されないので、全5
曲のオピッツによる録音が現れたのは大歓迎と申せましょう。オピッツは歌心満点な美演を繰り広げます。
フィッシャー=ディースカウは「イノック・アーデン」で朗読を務めています。テニスンの詩の独訳による朗読とピアノのための50
分に及ぶ大作。
フィッシャー=ディースカウは2003 年にケーリングと同曲をDG
に録音していますが、やはりオピッツはピアニストとしての格が違います。
リヒャルト・シュトラウスならではの描写をオーケストラ的な表現力で再現。フィッシャー=ディースカウも若々しい美声と役者ぶりが魅力です。
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HMF
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HMM 907593
(2CD)
\4400 →\4190
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リチャード・エガー(チェンバロ)
J.S.バッハ:パルティータ(全曲)
[CD1]
・第1番 変ロ長調 BWV 825
・第2番 ハ短調 BWV 826
・第4番 ニ長調 BWV 828
[CD2]
・第3番 イ短調 BWV 827
・第5番 ト長調 BWV 829
・第6番 ホ短調 BWV 830 |
リチャード・エガー(チェンバロ) |
エガーのひらめきに満ちたパルティータ、鮮烈かつ高密度の録音も魅力
チェンバロ/ジョエル・カツマン、アムステルダム(1991年製)/1638年リュッカース・モデル
録音:2016年1月
フランス組曲(HMU 907583/ KKC 5673)でも高い評価を得たエガーによる、バッハのパルティータ全曲の登場。
パルティータは、バッハにとっての作品1、すなわち初めて出版された作品。1726
年に第1 番を、以降毎年第2 番、第3 番と1 曲ずつ出版。1731
年にまとめて6 曲の曲集「パルティータ」として出版されました。当時の人々の趣味に沿うように組曲の形式をとりながら、その1
曲1 曲がひらめきと霊感に満ちた力作ぞろいです。エガーはすべての反復記号を実施、反復時になんとも密度の濃い装飾を施しており、反復であることを忘れさせます。エガーの冴えわたるひらめき、そしてそのひらめきをあますところなくとらえた濃密な録音は見事。
バッハの作品を論じるときにしばしば用いられる「数字」。このディスクでも、エガーは自身でライナーノートを書いていますが、この数字をベースに興味深い文章を寄せています。BACH
をアルファベットの文字順に数えると[2, 1,
3, 8] となります。
第1 番のプレリュードは21 小節、アルマンドは38
小節から成り、バッハは自身の名前を刻印するかたちで組曲の幕を開けたことにはじまり、第6
番でも小節数や和音の種類など、様々な数字の意味について述べています。
もちろんそんな分析的なことを抜きにして、エガーの鮮烈かつ説得力満点の演奏に圧倒される2
枚組です。
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レザール・フロリサン
モンテヴェルディ:マドリガーレ集 Vol.3「ヴェネツィア」
第7巻& 第8巻(抜粋)
マドリガーレ集 第7巻『コンチェルト』より
(1)チェトラの調べに合わせて SWV117
〜シンフォニア
(2)星の光に SV138
(3)唇よ、何とかぐわしく匂うことか SV139
(4)金髪の髪よ、美しい宝 SV143
(5)断ち切られた望み SV132
(6)愛の手紙 SV141
(7)ティルシとクローリ SV145
マドリガーレ集 第8巻『戦いと愛のマドリガル集』より
(8)他の人々は愛の神について歌えばよい
S146
(9)とても優しいナイチンゲール S161
(10)ニンフの嘆き SV163
(11)タンクレディとクロリンダの戦い
SV153 |
ポール・アグニュー
(指揮、テノール)
レザール・フロリサン |
まるでオペラなモンテヴェルディの後期作品。レザール・フロリサンのモンテヴェルディ第3
弾!
録音:2014年5月、2015年4-5月/パリ、シテ・ド・ラ・ムジーク(ライヴ)/74’44’’
レザール・フロリサン創設者のウィリアム・クリスティと共に、同楽団の共同指揮者として活躍しているポール・アグニュー。彼が指揮をしたモンテヴェルディのマドリガーレ全曲演奏会のライヴ録音から、抜粋で3
枚のアルバムをリリースする企画が完結しました。「マントヴァ」(第4
〜 6 巻収録・AF-003)、「クレモナ」(第1
〜 3 巻収録・AF-005)に続く今作「ヴェネツィア」は残りの第7、8
巻からの楽曲を収録しています。
革新的な書法でバロック時代の扉を切り開いたモンテヴェルディは全部で8
巻のマドリガーレ集を残しており、その作風の変遷はそのままルネサンスからバロックへの道のりと言える内容。
ここに収められた後期作品は器楽の効果的な使用に加え、ソリストが歌の掛け合いで場面を展開していく構成も現れ、まるでオペラのワン・シーンかのような音世界が広がっています。リコーダーやヴァイオリンの走句と楽しげな二重唱がキャッチーな『金髪の髪よ、美しい宝』、順次進行で下降するラメント・バスが繰り返される名作『ニンフの嘆き』、まさにオペラのような『タンクレディとクロリンダの戦い』など一聴しただけで心を捉える印象深い曲が並び、モンテヴェルディの天才性に打たれます。 |
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HMM 807620
(SACD HYBRID)
\2700
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スティレ・アンティコ
「神の劇場」〜ジャケス・デ・ヴェルト:モテット集
(1)Gaudete in Domino/(2)Hoc enim sentite
in vobis/
(3)Saule, Saule/(4)Vox in Rama audita
est/
(5)Amen, amen dico vobis/(6)Egressus Jesus/
(7)Peccavi super numerum/(8)O Crux ave,
spes unica/
(9)Ascendente Jesu in naviculam/
(10)Virgo Maria hodie ad coelum/
(11)Quiescat vox tua a ploratu/
(12)Deus iustus, et salvans/(13)O altitudo
divitiarum |
スティレ・アンティコ |
うっとりとする1 枚。人気グループ「スティレ・アンティコ」が歌う美しいモテット集
録音:2016年3-4月/ロンドン、オールハロウズ教会/67’19’’
ルネサンス音楽の中心地フランドルに生まれ、バロック音楽が産声を上げるイタリアで人生の大半を過ごしたジャケス・デ・ヴェルト(1535-1596)。
彼はマドリガーレにおいて、ルネサンスの完成されたポリフォニー書法とモンテヴェルディが創り上げた新世代の書法、その間を見事に繋ぐ音楽を残しました。
また個性的かつ劇的なモテットを残したことでも知られ、ここに収録されている楽曲も高度で巧妙なポリフォニー書法と心に訴えかける素直な美しさが同居した名品ばかり。
「いにしえのスタイル」の名を持つイギリスの声楽アンサンブル、スティレ・アンティコによる晴れやかで透明なア・カペラ合唱も素晴らしく、聴いてうっとりとする1
枚です。
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PROFIL
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ブラームスとチャイコフスキーをガット弦で
「ブラームス vs チャイコフスキー」
(1)-(4)ブラームス(1833-1897):
弦楽四重奏曲第1番 ハ短調 Op.51-1
(I.10’29”+II.5’54”+III.8’08”+
IV.5’50”=30’21”)
(5)-(8)チャイコフスキー(1840-1893):
弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 Op.11
(I.10’19”+II.6’14”+III.3’54”+
IV.6’37”=27’04”) |
アトリウム弦楽四重奏団
【セルゲイ・マーロフ(第1ヴァイオリン)、
アントン・イリューニン
(第2ヴァイオリン)、
ドミトリー・ピツルコ(ヴィオラ)、
アンナ・ゴレロヴァ(チェロ)】
(ガット弦;A=430Hz) |
高い演奏力に世界中が絶賛。俊英アトリウム弦楽四重奏団がブラームスとチャイコフスキーをガット弦で演奏!
録音:2015年12月15、17、19&21日/福音ルーテル聖カタリナ教会(サンクトペテルブルク)/57’35”
現在ベルリンを拠点に活躍するアトリウム弦楽四重奏団が、同時代を生きたブラームスとチャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1
番をサンクトペテルブルクの福音ルーテル聖カタリナ教会で収録。しかも、今回はじめてメンバー全員がガット弦を張り、ピッチはA=430Hz
での調弦で演奏されました!
2000 年にジョセフ・レヴィンソン氏のもとで学んでいたサンクトペテルブルク音楽院の学生4
人により結成された当団は、2003 年に開かれたロンドン国際弦楽四重奏コンクール第1
位、2007 年第5 回ボルドー国際弦楽四重奏コンクール優勝など、輝かしいコンクール歴を誇り、以後、世界で活躍する若手四重奏団として注目されております。
2009 年初来日を機に定期的に来日し、その高度な技術と高い音楽性、そして安定したアンサンブルで絶賛されております。
陰鬱かつ情熱的なブラームスの弦楽四重奏曲第1
番。壮年の円熟した境地に達しているともいえるこの作品を密度の濃い演奏を聴かせてくれます。
一方、第2 楽章の「アンダンテ・カンタービレ」が有名なチャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1
番は、2013 年の来日公演の際にも披露され話題となりました。ロシアで学んだ当団が最も得意とするチャイコフスキーだけに非常に喜ばしいリリースと言えましょう! |
SUPRAPHON
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「インプレッションズ」
1.-5.ラヴェル:クープランの墓*(21’23”)
6. ルボシュ・スルカ(1928-):
Gabbione per due ussignuoli*(4’31”)
7.ラヴェル:ハバネラ形式の小品(2’47”)
8.ドビュッシー:夢(4’05”)
9.ドビュッシー:アラベスク第2 番(4’17”)
10.ドビュッシー:メヌエット〜ベルガマスク組曲より(4’50”)
11.ドビュッシー:前奏曲〜ベルガマスク組曲より(4’28”)
12.-13.スルカ:プリマヴェーラ*(8’00”)
14.ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(5’31”)
*=世界初録音 |
ヴィレム・ヴェヴェルカ(オーボエ)
カテジナ・エングリホヴァー(ハープ) |
なんと美しいオーボエとハープのデュオ…ヴェヴェルカとエングリホヴァーがラヴェル、ドビュッシー、スルカを奏でる!
セッション録音:2016年6月17&18日、9月2&3日/チェコ・ブレザレン福音教会(ヴィノフラディ、プラハ)/59’52”
スプラフォン・レーベルの看板アーティストであるオーボエ奏者ヴィレム・ヴェヴェルカとハープ奏者カテジナ・エングリホヴァー。待望のデュオ・アルバムはラヴェル、ドビュッシー、ルボシュ・スルカの作品集です。
クープランの様式を借りた擬古典主義の作品である「クープランの墓」やラヴェルの最高傑作「亡き王女のためのパヴァーヌ」は、オーボエが美しく旋律を奏で、ハープはラヴェル独特の幻想的な雰囲気を表現しています。
ドビュッシーも絶品。もともとハープを思わせるアルペッジョがより一層の魅力をあらわします。そして、チェコを代表する現代作曲家ルボシュ・スルカの作品。当ディスクに収録された「プリマヴェーラ」はヴェヴェルカとエングリホヴァーへの献呈作品で世界初録音となります!
1978 年プラハ生まれのオーボエ奏者、ヴィレム・ヴェヴェルカ。プラハ音楽院で学び、ジャン=ルイ・カペツァリ氏に師事したヴェヴェルカは2003年日本で開催された第7
回国際オーボエ・コンクール・軽井沢で1 位を獲得。その後世界有数のオーケストラと共演しキャリアを積んできました。また故クラウディオ・アバドにより設立された、優秀な若手音楽家で構成されたグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団の一員として活躍し、アバドからの厚い信頼を得ておりました。スプラフォン・レーベルからテレマン、ブリテンの無伴奏オーボエ作品集(SU
4121)や、ヴィヴァルディ、テレマン、バッハのオーボエ協奏曲集(SU
4188)などをリリースしております。
チェコ出身のハープ奏者カテジナ・エングリホヴァーは数々の国際コンクールで受賞経験を持ち、世界的に注目される実力派ハープ奏者。ロストロポーヴィチやヨゼフ・スークら往年の名手達と数多くの共演歴を誇り、現代音楽にも果敢に取り組む意欲的な演奏家です。スプラフォン・レーベルからヴィオラ奏者ホスプロヴァーとのデュオ盤(SU
4089)やブリテンのハープのための組曲(SU
4185)など、いずれも評価を受けているディスクをリリースしております。 |
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ヴァーツラフ・ヤン・トマーシェク(1774-1850):
ピアノ・ソナタ集
1.-4.ソナタ 変ホ長調 Op.13(24’11”)
5.-8.ソナタ ハ長調 Op.14(22’52”)
9.-12.ソナタ イ長調 Op.26(23’54”) |
ペトラ・マチェヨヴァー
(フォルテピアノ) |
ベートーヴェンと同時代を生きたトマーシェクのピアノ・ソナタ集
セッション録音:2016年10月30日-11月1日/プリーホヴィツェ城(プジェシュティツェ)/71’14”
スプラフォン・レーベルが力を注いで録音をしているチェコ(ボヘミア)の作曲家、ヴァーツラフ・ヤン・トマーシェクの作品集。当ディスクにはピアノ・ソナタが収録されました。
18 世紀から19 世紀、ベートーヴェンと同時代を生きたトマーシェクは、多くの作曲家が国外に亡命したチェコ古典派と、19世紀の国民楽派とを橋渡しした主要な人物で、生涯にわたってプラハ音楽界の中心にあり、その影響は出版された作品および多くの弟子のヴォジーシェクなどによって広められました。
ここに収録されたピアノ・ソナタなど古典派様式のピアノ曲を残した作曲家です。当録音ではフォルテピアノを使用しており、当時の響きを追求した演奏を聴くことができます! |
ANALEKTA
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AN 28718
【旧譜】
\2500
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地獄のヴァイオリン
サン=サーンス:死の舞踏/
ビンダー:オッフェンバックの「天国と地獄」序曲/
タルティーニ:悪魔のトリル/
ドンピエール:悪魔の美しさ/
ファリャ:恋は魔術師より「パントマイム」、「火祭りの踊り」/
リスト:メフィスト・ワルツ第1番/
ドンピエール:悪魔の猫/
パガニーニ:カプリース第24番/
伝承曲:悪魔のリール/
ボッケリーニ:シンフォニア Op.12-4《悪魔の家》/
ローリング・ストーンズ:黒くぬれ!/悪魔を憐れむ歌/
モリコーネ:ワンス・アポン・ア・タイム...ザ・デヴィル |
アンジェル・デュボー(ヴァイオリン)、
ラ・ピエタ |
アンジェル・デュボー&ラ・ピエタ!超絶のヴァイオリンが炸裂!
カナダの国民的ヴァイオリニスト、アンジェル・デュボーと自らが創設した女流奏者のみによる弦楽オーケストラ、ラ・ピエタによる「地獄」と「悪魔」がテーマの作品集。「悪魔のトリル」から「天国と地獄」まで、超絶でディアボリックなヴァイオリンが炸裂!
録音:2000年6月20日−22日 |
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世界のヴァイオリン
グリック:オールド・トロント・クレズマー組曲/
モリコーネ:ミッション/
ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調よりラルゲット/
ホルスト:7つのスコットランドの旋律/
ポッパー:ハンガリー狂詩曲/
ドンピエール:おとぎ話/
ウェイス/シール:この素晴らしき世界/
ブルーベック:Regret(世界初録音)/
ヴィレーン:弦楽セレナーデ Op.11/
クライスラー:中国の太鼓/
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン |
アンジェル・デュボー(ヴァイオリン)
ラ・ピエタ |
アンジェル・デュボー&ラ・ピエタが贈る世界各国の音楽を取り入れたアルバム。ピアノ作品で有名なショパンから、映画音楽の巨匠、モリコーネまで幅広いジャンルを堪能できる1枚。
録音:2002年5月19日ー20日 |
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AN 28717
【旧譜】
\2500
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子守歌と禁じられた遊び
ブラームス:子守歌/
ドンピエール:Exil/グラズノフ:秋/
ウィリアムズ :シンドラーのリスト/
フォーレ:夢のあとで/
マッカートニー:イエスタデイ/
マイヤーズ:ディア・ハンターより 《カヴァティーナ》
/
ヴァンゲリス:炎のランナー/
シェインドリン:トゥルー・ブルー・ハート/
チャイコフスキー:白鳥/
ドビュッシー:月の光/
サティ:ジムノペディ第1番/
ラフマニノフ:ヴォカリーズ/
ドンピエール:いくつかの禁じられた遊び... |
アンジェル・デュボー(ヴァイオリン)、
ラ・ピエタ |
アンジェル・デュボーによって1997年に結成されたラ・ピエタの初期のアルバム。有名なブラームスの
《子守歌》 やビートルズの 《イエスタデイ》
を収録。
録音:1998年7月 |
ET’CETERA
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ルイス・デ・メーステル:ピアノ作品集
ピアノのためのソナチネ
サクソフォンとピアノのための《イル・プルー》
3つの夜想曲
小変奏曲
サクソフォンとピアノのための《ディス・イズ・ラヴ》
MIMES |
ティナ・フックス(ピアノ)
クリストフ・デッカース(サクソフォン) |
現代ベルギーの作曲家、ルイス・デ・メーステル(1904−1987)の作品集。ティナ・フックスはヘントの王立音楽院でディプロマを取得し、アントワープやイギリス、ドイツで現代音楽を学び、現在はルイス・デ・メーステルやモートン・フェルドマン、クルト・シュヴァーエンなどの忘れられた現代の作曲家を専門に研究・演奏しているピアニスト。
録音:2016年7月7日−8日、ベルギー |
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ルイージ・ロッシ:聖週間のためのオラトリオ
サラモーネ・ロッシ:シンフォニア・グラーヴェ
ダリオ・カステッロ:4声のソナタ第15番(シンフォニア)
ルッツァスコ・ルッツァスキ:トッカータ
ジローラモ・フレスコバルディ:トッカータ第4番
ジョヴァンニ・ピッキ:トッカータ |
カントルクス
フランク・アグステリッベ(指揮)
サン=マルク礼拝堂アンサンブル |
ルクセンブルクの注目声楽アンサンブル第3弾、ルイージ・ロッシのオラトリオ!
フレスコバルディの「アリエ・ムジカーリ第1巻」とジョン・ケージを組み合わせた衝撃のプログラム(KTC
1448)でデビューしたルクセンブルクのヴォーカル・アンサンブル、カントルクス(CantoLX)。
2017年4月には、第1回たかまつ国際古楽祭へのメイン・ゲストとして来日公演も予定している注目の声楽アンサンブル第3弾は、イタリア初期バロックの作曲家、ルイージ・ロッシ(1597−1653)が書いた、「オラトリオ」と名付けられた最初期の作品。 |
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ジョアン・ローレンソ・レベーロ:
詩篇、マニフィカト、哀歌集 |
クレンデ
エリク・ファン・ネーヴェル(指揮) |
ベルギー古楽界の名匠エリク・ファン・ネーヴェルと手兵クレンデによる、ポルトガル初期バロックの音楽。
音楽家としても知られるポルトガル王ジョアン4世に賞賛・庇護されたジョアン・ローレンソ・レベーロ(1610−1661)の宗教作品は、当時の西洋音楽の伝統と革新を物語る貴重な資料でもある。 |
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900マイル 〜
フルートとピアノのための作品集
ウィドール:組曲 Op.34/
ロバート・ムチンスキー:ソナタ Op.14/
テオバルト・ベーム:大ポロネーズ Op.16/
ピート・スウェルツ:エチュード・レスポワール(ピアノ・ソロ)/
ローランド・コリン:無伴奏フルートのための5つのバガテル/
ヤン・ハイルブルック:フルートとエレクトロニクスのための《O
Ouro e um Metal》/
ショパン:ロッシーニの主題による変奏曲 |
ナタリア・ヤルゾンベク(フルート)
ピーター=ヤン・フェルハイエン(ピアノ) |
ポーランドのフルート奏者ナタリア・ヤルゾンベクとベルギーのピアニスト、ピーター=ヤン・フェルハイエンによるフルート・アルバムは、ショパンから現代ベルギーの作曲家まで、ポーランドとフランドルの約900マイルをつなぐ音楽の旅。 |
QUINTONE
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木管アンサンブル、
シェーンベルクの大作を演奏したライヴ!
シェーンベルク:木管五重奏曲 Op.26 |
ファルカス・ウィンド・クインテット・アムステルダム
〔ヘルマン・ヴァン・コゲレンベルグ(フルート)、
ハンス・ウォルターズ(オーボエ)、
マルセル・ジェラエズ(クラリネット)、
フォンス・フェルスパーンドンク(ホルン)、
レムコ・エデラール(ファゴット)〕 |
オランダの名手が集う木管アンサンブル、シェーンベルクの大作を演奏したライヴ!
ファルカス・ウィンド・クインテット・アムステルダムは、ミュンヘン・フィルの首席フルート奏者ヘルマン・ヴァン・コゲレンベルグを始めとして、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、オランダ・フィル、オランダ放送フィル、ハーグ・レジデンティ管など、一流のオケで活躍する5人の管楽器奏者によって1997年に結成されたアンサンブル。
前作では、ハイドンの名曲「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」の新しい編曲版(Q
15001)を聴かせてくれたファルカス・ウィンド・クインテットが木管五重奏のための大作を演奏したライヴ録音。
録音:2008年2月23日、オランダ |
<国内盤>
<映像>

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