≪第92号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その7 2017年5月23日(火)〜
5/26(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ALBA
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ABCD 403
(SACD HYBRID)
\2300 →\2090
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進化を続けるセーゲルスタム&トゥルク・フィル、新プロジェクト!
セーゲルスタムVS ブラームスの交響曲第2弾!
ブラームス:交響曲第2番
(I:22’05、II:11’47、III:5’34、IV:10’25)
レイフ・セーゲルスタム:
交響曲第289番「When a Cat Visited」(19’05)/
ヴァイオリン・ソロ;Nobu Takizawa |
レイフ・セーゲルスタム(指揮&ピアノ)
トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音:2015年11月2-5日(ブラームス)、2016年1月4-7日(セーゲルスタム)、トゥルク・コンサートホール/Stereo/
Multichannel 5.0、69’00
北欧が生んだ巨人レイフ・セーゲルスタムによる新プロジェクトがフィンランドのALBA
レーベルでスタート。ブラームスの4 つの交響曲とセーゲルスタムの新作交響曲4
つ収録していきます。
第2 弾はブラームスの第2とセーゲルスタムの第289
番。セーゲルスタムとブラームスの組み合わせは音楽的には意外に感じますが(容貌はそっくり?!)、1990
年代前半にラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団との全集を残しています。
ブラームスはセーゲルスタムと対照的に交響曲は僅か4
曲。第1 番は20 年以上の歳月をかけて作曲されましたが、この第2
番はヴェルター湖畔のペルチャハで着想され、クララ・シューマンの家があったドイツはバーデンバーデンのリヒテンタールで完成されました。わずか4
カ月という期間で書き上げました。
セーゲルスタムは終始落ち着いたテンポで進み、フレーズやリズムの取り方が独特で、素っ気なさがかえって印象に残る響きを作り出しています。
300 番目前のセーゲルスタムの289 番の交響曲「Whena
Cat Visited」。猫の鳴き声を表すような、弦の唸り、フルートのトレモロが特徴的な作品。トゥルク・フィルハーモニー管に所属する日本人ヴァイオリン奏者がソロを務めています。
また、セーゲルスタムは2012 年からトゥルク・フィルの芸術監督を務めており、息のあった手兵との演奏が展開されています。
前作
プロモーション・ビデオ観られます↓
https://youtu.be/Vs2brK6Encs |
ABCD 390
(SACD HYBRID)
\2300 →\2090
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セーゲルスタム&トゥルク・フィル
ブラームス:交響曲第1番/セーゲルスタム:交響曲第288番
ブラームス:交響曲第1番
(I:16’28、II:9’56、III:5’42、IV:18’42)
セーゲルスタム:
交響曲第288番「Letting the FLOW go on...」
(20’44) |
レイフ・セーゲルスタム(指揮&ピアノ)
トゥルク・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音:2015年11月2-5日、2016年1月4-7日、トゥルク・コンサートホール/Stereo/Multichannel5.0、71’35
北欧が生んだ巨人レイフ・セーゲルスタムによる新プロジェクトがフィンランドのALBA
レーベルでスタート。
ブラームスの4 つの交響曲とセーゲルスタムの新作交響曲4
つ収録していきます。
第1 弾はブラームスの第1 番とセーゲルスタムの第288
番。セーゲルスタムとブラームスの組み合わせは音楽的には意外に感じますが(容貌はそっくり?!)、1990
年代前半にラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団との全集を残しています。
ブラームスはセーゲルスタムと対照的に交響曲は僅か4
曲。
ブラームスの第1 番は、最初の構想から完成までに20
年以上の年月をかけていて、ベートーヴェンに並ぶような作品を書かなければならないというプレッシャーもあったと言われています。結果「ベートーヴェンの第10
番」とも称されるほどの傑作が生まれたのでした。
セーゲルスタムは全体的にゆったりとしたテンポをとっており、分厚い重量感ある演奏を聴かせてくれます。特に第1
楽章の序奏はセーゲルスタムらしい迫力に満ちています。
そしてセーゲルスタムの交響曲第288 番「Letting
the FLOW go on...」。流れに身を任せ…300
曲の大台目前。セーゲルスタムは2012 年からトゥルク・フィルの芸術監督を務めており、息のあった手兵との演奏が展開されています。
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AUDITE
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生物学者でもある知性派ムルトフェルト
アメリカのピアノ曲を集めたアンソロジー第2
弾
モーツァルトと同い年のライナグルの知られざる作品も
(1)ライナグル:ピアノ・ソナタ第1番ニ長調「フィラデルフィア」
(2)マクダウェル:森のスケッチOp.51〜野ばらに寄す/睡蓮に寄す
(3)同:12の技巧的練習曲〜無窮動/3月の風
(4)同:ニューイングランド牧歌Op.63(全10曲)
(5)アンタイル:ジャズ・ソナタ
(6)アイヴス:3ページ・ソナタ
(7)セッションズ:私の日記から(全4曲) |
ウルリヒ・ロマン・ムルトフェルト
(ピアノ/スタインウェイD) |
アメリカ・ピアノ音楽の魅力満載アルバムの第2
弾!
録音:2016年5月24-26日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/61’
14”
1970 年フランクフルト・アム・マイン生まれのピアニスト、ウルリヒ・ロマン・ムルトフェルト。ヴェロニカ・ヨッフムやハルトムート・ヘルに師事し、コンサート・ピアニストとして活躍するかたわら、2003
年には生物学者の証も受けている知性派。
バッハから現代音楽までレパートリーは広く、初演も多く行っています。
このアルバムはアメリカのピアノ曲を集めたアンソロジー第2
弾。
興味深いのはモーツァルトと同年生まれのアレクサンダー・ライナグル(1756-1809)のピアノ・ソナタ。オーストリア人としてイギリスに生まれ、1786
年にアメリカへ移民した作曲家。50 篇のオペラを作曲しながらも、すべて1820
年の火災で焼失したとされます。ピアノ・ソナタは4
作が現存し、その第1 番には「フィラデルフィア」と題されています。アメリカ的というよりはC.P.E
バッハかハイドンを思わせる多感様式で、アメリカにこんな古典派的作品があった事実に驚かされます。
また、かつてはピアノ・アルバムの定番だったマクダウェルの「野ばらに寄す」ひさびさの新録音が大歓迎。美しいピアノの響きがアウディーテならではの録音の良さでゾクゾクするほど魅力的。1
分47 秒で終わってしまうアンタイルのジャズ・ソナタ、短いながら恐ろしく難しいアイヴスのソナタなどいずれも個性的。アメリカのピアノ音楽を再認識できます。
第1弾!! |
AU 92702
(SACD HYBRID)
\2600
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アメリカ
(1)ゴットシャルク:
風刺Op.59/リコルダーティOp.26/最後の希望Op.16/
子守歌Op.47/バンジョーOp.15
(2)ガーシュウィン:3つの前奏曲
(3)フィリップ・グラス:「グラスワークス」〜オープニング・ピース
(4)ジェフスキ:ピアノのための4つの小品〜第4曲
(5)バーバー:
ノクターン「ジョン・フィールド讃」Op.33/ピアノ・ソナタ変ホ短調 |
ウルリヒ・ロマン・ムルトフェルト(Pf) |
ゴットシャルクからグラスまで、アメリカ・ピアノ音楽の魅力満載
録音:2013 年10 月29 日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/66’
00”
SACD ハイブリッド盤。1970 年フランクフルト・アム・マイン生まれのピアニスト、ウルリヒ・ロマン・ムルトフェルト。ヴェロニカ・ヨッフムやハルトムート・ヘルに師事し、コンサート・ピアニストとして活躍するかたわら、2003
年には生物学者の証も受けている知性派。バッハから現代音楽までレパートリーは広く、初演も多く行っています。
このアルバムはアメリカのピアノ曲を集めたアンソロジー。ヨーロッパのような長い歴史のないアメリカのピアノ音楽史最初期の1854
年のゴットシャルクから1981 年のフィリップ・グラス作品までの127
年を俯瞰できます。ショパンと同時代のゴットシャルク作品は華やかなサロン音楽ですが、南北アメリカの民俗音楽や流行音楽を巧みに採り入れ、国民楽派を先取りしたような作風に興味津々。
バーバーのピアノ・ソナタはアメリカを代表する名作として多くのピアニストに愛奏されていますが、非常に難曲で、ことに終楽章のフーガは複雑ながら、ムルトフェルトは余裕の技巧で再現。バーバーの旋律美を表すノクターンもしっとりと歌わせます。一方、前衛的なジェフスキ、ニューエイジ風のグラスも巧みに性格を弾き分け、アメリカのピアノ曲の魅力を再認識させてくれます。 |
マクダウェル、アンタイル、アイヴスももちろん興味深いですが、一番惹かれるのはモーツァルトと同い年のアレクサンダー・ライナグル(1756-1809)のピアノ・ソナタ。

この人、大昔にNaxosから序曲が復元されたCDが出ていて、それが伝統的古典派風でありながら、アメリカの地場の音楽を巧妙にお洒落に融合していて秀逸だったんです。
この人の大作交響曲が残っていて、何かがどうかなっていたら「アメリカ古典派」という言葉が生まれてアメリカ・クラシックの流れが変わっていたんじゃないかというくらい。
ぜひぜひこれも聴いてみていただければ・・・。
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CSO RESOUND
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ムーティ&シカゴ響最新盤、
ムーティ初録音、ブルックナーの第9番!
ブルックナー:交響曲第9番(1894年版) |
リッカルド・ムーティ(指揮)
シカゴ交響楽団 |
品番CSOR 9011702から変更。
録音:2016年6月(ライヴ)/62’20
世界の巨匠ムーティとシカゴ響によるブルックナー9
番の登場。ムーティにとって初録音となります。
1891 年に創立されたシカゴ響の125 周年目のシーズンを締めくくった演目です(演奏会ではテ・デウムもプログラム後半に演奏されました)。
2016 年1 月には待望の日本公演で日本の聴衆を圧倒した両コンビ。ムーティは2016
年7 月28 日に75 歳を迎えましたが、その直前の6
月の収録となる当ライヴでは、ムーティのブルックナー演奏の魅力である抒情性とドラマティックな推進力が遺憾なく発揮されており、他ではなしえない至高のブルックナーが展開されています。
シカゴ響は、ブルックナーの交響曲を、ジュリーニ、ショルティ、バレンボイム、エッシェンバッハ、ハイティンクといった巨匠たちと演奏を重ねてきたという歴史があります。
とりわけ管楽器セクションは「ブルックナー・バンド」とも称されるほどに、ブルックナー作品の演奏にかけては特別な存在。ムーティは、この管楽器セクションから、贅肉のない、痛烈なまでに直截的な音色を引き出しています。
コラールのように厳かに響く部分、そして爆発的なエネルギーが輝かしく解き放たれる部分、すべてが完璧にコントロールされています。第2
楽章のトリオ部分での、オーボエ首席客演奏者リチャード・ウッドハムの貢献は特筆に値するでしょう。ムーティが知と感情の完璧なバランスで構築してゆく終楽章は圧巻、終結部の神々しさに深い感動をおぼえます。

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PREISER RECORDS
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PRCD 90832
(2CD)
\4800 →\4390
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ロベルト・ホルが歌うシューベルトと自作曲!
[CD1] シューベルト:歌曲集
音楽に寄せて D547/冬の夕べ D938/秘密
D491/
ドナウから D553/メムノン D541/
ペトラルカの詞による3つのソネット D628-630/
秋の夜の月に寄せる D614/巡礼者 D794/
希望 D637/臨終を告げる鐘 D871/夜の賛歌
D687
[CD2] ホル自作の歌曲集
Fruhlingsreise ohne Sonne/Nachtgesange
I-III/
Versunken/Lider aus der Wachau |
ロベルト・ホル(バス・バリトン)
デイビット・ルッツ、
オレグ・マイセンベルク、
ルドルフ・ヤンセン、
みどり・オルトナー(ピアノ) |
70’19’’、73’56’’
幅広いレパートリーを持つ名歌手、ロベルト・ホルの至芸を堪能する2
枚組です。
1 枚目は彼が得意とするシューベルトの歌曲集。慈しむような美声に癒されます。
そして2 枚目は何とホルの自作歌曲!艶めかしい不協和音を用いたロマンティックな無調作品で、まるでベルクのような音楽です。自作自演なだけありメロディがとても表情豊かに歌われます。
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DELPHIAN
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夢と幻想 〜 独奏ギターのためのイギリス音楽
ウォルトン:5つのバガテル
L.バークリー:ギターのためのソナティナ
Op.52-1
ダウランド:前奏曲、失われし望みのファンシー、幻想曲
アーノルド:ギターのための幻想曲 Op.107
ブリテン:ダウランドによるノクターナル
Op.70 |
ショーン・シャイベ(ギター) |
スコットランドの若き天才ギタリスト!ショーン・シャイベ、本格デビュー!
☆スコットランドの若き天才ギタリスト!
☆ジュリアン・ブリームに捧げられた、イギリスのギター作品集!
エジンバラの本格クラシック・レーベル「Delphian」から、スコットランドの若き天才ギタリスト、ショーン・シャイベのソロアルバムが登場!
1992年、日本人の母親とスコットランド人の父親の間にエジンバラで生まれ、スコットランド王立音楽院で学んだショーン・シャイベ。その並外れた実力が認められ、BBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選ばれた最初のギタリスト、またボルレッティ=ブイトーニ財団の奨学金を受けた唯一のソロ・ギタリストとして活躍。ロイヤル・オーバーシーズ・リーグのゴールド・メダルや、アイヴォー・メイランツ・ギター賞など多くの賞を受賞しています。
そんな新世代の実力派ギタリスト、ショーン・シャイベのファースト・ソロ・アルバムは、ウォルトン、バークリー、アーノルド、ブリテンがジュリアン・ブリームのために書いた作品とジョン・ダウランドの作品を収録。
世界に羽ばたくスコットランドの若き天才ギタリスト、ショーン・シャイベにご注目ください!

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デイヴィッド・ベドナル:
サドゥン・ライト〜合唱作品集 |
エピフォニ・コンソート
ティム・リーダー(指揮) |
40声のモテット 《光は正しい者のために》/
さあ立って、愛する人よ/光の消ゆる前に/
3つの愛の歌/君を夏の一日と比べてみようか/
《ようこそ、全ての奇跡よ》 第11曲「三つの奇跡」/
御身はすべてが美しくあり給う/
エヴリワン・サング/ソネット第98番/婚礼の祈り/サドゥン・ライト/
ジ・オーギュメント・オヴ・ヒズ・ブック/
《ようこそ、全ての奇跡よ》 第2曲「ハレルヤ」 |
合唱界注目の作曲家、デイヴィッド・ベドナル!2015年の新作「40声のモテット」収録!
☆合唱界注目の若きイギリスの作曲家、デイヴィッド・ベドナル!
☆40声もの多声部によるモテット収録!
「ポスト・ラッター」や「ポスト・チルコット」となる有望な作曲家として合唱界から注目を集める、1979年生まれのイギリスのコンポーザー=ピアニスト&オルガニスト、デイヴィッド・ベドナル。
このアルバムがデビュー・レコーディングとなる"エピフォニ・コンソート"は、ティム・リーダーによって2014年に設立された新しい合唱団。2015年には、テネブレ合唱団が主催しナイジェル・ショートが審査した「Locus
Iste Competition」で第1位に輝き、テネブレのコンサートでも共演しています。
注目は、2015年に世界初演された40声のモテット《光は正しい者のために(Lux
orta est iusto)》! トマス・タリスの40声のモテット《御身よりほかにわれは(スペム・イン・アリウム)》と同様、SATBBの5人×8グループで歌われる大作です。

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LINN
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AKP 564
(SACD HYBRID/
特別価格)
\2100
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リン・レコーズ 〜
ザ・スーパー・オーディオ・コレクションVol.10 |
リン・レコーズのアーティストたち
(〔 〕内が演奏者) |
ウィリアムズ/アッシャー:レインボウ・コネクション〔ジョー・スティルゴー(ピアノ、ヴォーカル)〕/
ブリテン:若きアポロ Op.16
〔オールドバラ・ストリングス、ロレンツォ・スーレ(ピアノ)、
マルクス・ダウナート(ディレクター)〕/
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV.248より
FloBt, mein Heiland, floBt dein Namen
〔ダンディン・コンソート、ジョン・バット(指揮)〕/
グラウプナー:
フルート・ダモーレ、オーボエ・ダモーレとヴィオラ・ダモーレのための
協奏曲ト長調 GWV 333より 第4楽章
〔モニカ・ハジェット(指揮&ヴァイオリン)、アイリッシュ・バロック・オーケストラ〕/
マクスウェル・デイヴィス:フェアウェル・トゥ・ストロムネス〔ショーン・シャイベ(ギター)〕/
ストラヴィンスキー:兵士の物語より 「小川のほとりのアリア(抜粋)」
〔オリヴァー・ナッセン(指揮)、
ロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック・マンソン・アンサンブル〕/
シベリウス:交響曲第6番 Op.104より 第3楽章
〔トマス・セナゴー(指揮)、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団〕/
リスト:パチーニの歌劇《ニオベ》の主題による大幻想曲
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カヴァティーナ「高鳴る胸を」によるディベルティスマン
S.419(抜粋)
〔シーヤン・ウォン(ピアノ)〕/
作曲者不詳:グリーン・スリーブス
〔エリザベス・ケニー(リュート、テオルボ、ギター)、シアター・オヴ・ジ・エア〕/
作曲者不詳:Dou way, Robyn〔ゴシック・ヴォイセズ〕/
ダウランド:《ラクリメ、または7つの涙》より「ヘンリー・ノエル氏のガリアード」
〔ファンタズム、エリザベス・ケニー(リュート)〕/
スヴェーリンク:「わが青春の日は既に過ぎたり」による変奏曲
SwWV.324
〔トレヴァー・ピノック(チェンバロ)〕/
ヘンデル:歌劇 《忠実な羊飼い》 HWV.8
より 序曲
〔アンサンブル・マルシュアス、ピーター・ウィーラン(指揮、チェンバロ、ファゴット)〕/
モーツァルト:セレナード第10番変ロ長調
K.361 《グラン・パルティータ》より アダージョ
〔トレヴァー・ピノック(指揮)、
ロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル〕/
ベルリオーズ:劇的交響曲 《ロメオとジュリエット》
Op.17より 和解の誓い
〔ロビン・ティチアーティ(指揮)、スウェーデン放送交響楽団&合唱団、
アラステア・マイルズ(バス)〕 |
超高音質録音を体感せよ!LINNのSACDコレクション第10弾!
☆スコットランドのハイエンド・オーディオ・メーカーLINN。
☆超高音質録音を体験できるスーパー・オーディオ・コレクション、記念すべき第10作目!
2010年には英グラモフォン賞のレーベル・オヴ・ジ・イヤーに輝くなど、全世界が認める高音質レーベル、リン・レコーズ(Linn
Records)の超優秀録音とトップ・アーティストたちの優れた演奏を存分に味わえるSACDコレクション。
記念すべき第10弾は、ロビン・ティチアーティ、トレヴァー・ピノック、トマス・セナゴー、モニカ・ハジェット、ダンディン・コンソートなど一流アーティストたちの名演をLINNの最新テクノロジーで収録。
オーディオ・チェックにも最適な、オーディオ・ファン必携のSACDコレクションです! |
TUDOR
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ダニエル・ハーディングも登場!
シャロウン・アンサンブルのヘンツェ作品集!
ヘンツェ(1926-2012):
(1)新しい民謡と羊飼いの旋律(1983/1996)
〜ファゴット・ギター・弦楽三重奏のための
(2)室内楽 1958(1958/1963)
〜ヘルダーリンの「明るい青空に」による
テノール、ギター、8つの楽器のための |
シャロウン・アンサンブル:
【ヴォルフラム・ブランドル(Vn(2))、クリストフ・ホラク(Vn(1))、
クリストフ・シュトロイリ(Vn(2))、ミヒャ・アフハム(Va(1)(2))、
クラウディオ・ボホルケス(Vc(1))、リチャード・デュヴェン(Vc(2))
ペーター・リーゲルバウアー(Cb(2))、アレクサンデル・バーダー(Cl(2))、
マルクス・ヴァイドマン(Fg(1)(2))、
シュテファン・ドゥ・ルヴァル・イェジエルスキー(Hr(2))】
(1)(2)ユルゲン・ルック(ギター)
(2)アンドルー・ステープルズ(テノール)、ダニエル・ハーディング(指揮) |
ダニエル・ハーディングも登場!シャロウン・アンサンブルのヘンツェ作品集!日本語解説付き!
録音:(1)2016年2月、(2)2013年9月、2014年7月、何れもカンマームジーク・ザール,ベルリン・フィルハーモニー、
タイミング:(1)13:55/(2)46:45/※日本語オビ・解説付き!
2012 年に86 歳で亡くなった、ドイツの巨匠作曲家ヘンツェ。同時代の前衛とは一線を画した、二つの情感豊かな音楽を収録している。テノールとギターとアンサンブルのために書かれた「室内楽
1958」は、ヘルダーリンの詩「明るい青空に」を用いた声楽曲。ブリテンに献呈され、そのブリテンを思わせる沈みがちな抒情あふれる歌唱がいい。
ハーディング指揮シャロウン・アンサンブルも中間色を巧みに生かした色彩感で聴かせる。
ファゴット、ギターと弦楽三重奏のための「新しい民謡と羊飼いの旋律」は新古典主義風。オーストリア民謡の牧歌風の旋律に、深々としたメランコリーが入り交じる。 |
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サンマルティーニ兄弟の兄ジュゼッペの協奏曲集!
ジュゼッペ・サンマルティーニ(1695-1750):
6つのコンチェルト・グロッソ Op.5
(第1番 ホ短調/第2番 変ロ長調/
第3番 ト短調/第4番 イ短調/
第5番 ハ短調/第6番 ト短調)
オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲
変ホ長調
リコーダー、弦楽と通奏低音のための5声の協奏曲 |
ドニミク・キーファー(指揮)
カプリッチョ
(バロック・オーケストラ) |
録音:2013年10月8-10日ラインフェルデン,スイス、77'35
サンマルティーニ兄弟の兄、ジュゼッペ・サンマルティーニ(1695-1750)の作品を集めている(弟はジョヴァンニ(1698頃-1775)。
彼は1736年以降をロンドンで過ごしており、6つのコンチェルト・グロッソ
Op.5はその時期の1747年に出版された。3楽章から5楽章まで形式は様々で、また編成にも変化がある。
カプリッチョは1999年創立のバロック・オーケストラ。リーダーのドニミク・キーファーは創設者の一人で、バロックヴァイオリンの名手。 |
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「アタナシアデのアンコール」
バッハ:イエスは私の喜びであり続ける
ブラームス:私の心からの願い Op.122-10
ワーグナー/リスト:「タンホイザー」の巡礼者の合唱
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調
K.545
シューベルト:万霊節の連祷 D 343
ショパン/リスト:前奏曲集 Op.28〜第4番
ホ短調
ショパン:前奏曲集 Op.28〜第6番 ロ短調,第20番
ハ短調
バッハ:
カンタータ「神の時が最も良き時」 BWV
106〜ソナティーナ
バッハ:管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV 1068〜エア
バッハ:
カンタータ「私は片足を墓の中に入れて立っている」〜シンフォニア |
ジョルジュ・アタナシアデ(オルガン) |
録音:2016年6月 サン=モーリス,ヴァレ州,スイス、51'14
ジョルジュ・アタナシアデは1929 年、スイスのロマンド地方(フランス語地区)に生まれたオルガニスト。1952
年からスイス、ヴァレ州のサン=モーリスの修道院の教会参事会員に就き、演奏活動、教育活動にいそしんでいる。
このCD では有名作曲家たちの作品(オリジナルも編曲も)をオルガンで弾いている。有名なモーツァルトのハ長調のピアノ・ソナタ
K.545 をパイプオルガンで弾いているのが珍しい。
いずれもサン=モーリスのバジリカ聖堂の大オルガンの素晴らしい音色を優秀録音で楽しめる。 |
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「アタナシアデ、ブロケ、クラメール:オルガン作品集」
ジョルジュ・アタナシアデ(b.1929):
大オルガンのための組曲(1981)/パスカリア(1999)/
アゴネンシア(1992)/リスティアーナ・ヘレニカ(2012)
ルイ・ブロケ(1888-1954):
アンダンテ(1929)/オルガンのための組曲(1930)
ジョルジュ・クラメール(1909-81):喜ばしい組曲(1956) |
ジョルジュ・アタナシアデ(オルガン) |
録音:2016年6月14-16日 サン=モーリス,ヴァレ州,スイス、49'01
1929 年、スイス生まれのオルガニスト、ジョルジュ・アタナシアデが、自作やルイ・ブロケ(1888-1954)、ジョルジュ・クラメール(1909-1981)らの作品を弾いたもの。
ことにアタナシアデの大オルガンのための組曲は、サン=モーリスのバジリカ聖堂の大オルガンの魅力をたっぷり味わえる。 |
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ACTE PREALABLE
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ルネ・ド・ボワデッフル(1838-1906):フルートとピアノのための作品集
Vol.1
フルートとピアノのためのソナタ Op.50
フルートとピアノ伴奏のためのセレナード
Op.59
フルート、ヴァイオリンとピアノのためのセレナード
Op.85(*)
フルートとピアノ伴奏のためのパストラーレ
Op.90
フルートとピアノのための3つの楽曲 Op.31(ポール・タファネルに献呈)
前奏曲/オリエンタル/エール・ド・バレ
甘い眠り(フルートとピアノのための子守歌)Op.38
No.5
小川のほとり(田園風セレナード)Op.52
アンダルシア(フルートとピアノのための)
フルートとピアノのためのカンツォネッタ
Op.39 No.8 |
ロベルト・ナレヴァイカ(フルート)
ドブロスワヴァ・シュドマク(ヴァイオリン(*))
ヨアンナ・ワブリノヴィチ(ピアノ) |
忘れられたフランス・ロマン派の作曲家ルネ・ド・ボワデッフル。作風は器楽曲ではサン=サーンスとラロ、声楽曲ではグノーとマスネに追随していたと言われています。
ご好評いただいた「ヴァイオリンとピアノのための作品集
Vol.1」(2017年1月ご案内)に続き、ボワデッフルの再評価を盛り上げそうな一枚です。 |
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AP 0362
\2500
【旧譜 再案内】
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ルネ・ド・ボワデッフル(1838-1906):
ヴァイオリンとピアノのための作品集 Vol.1
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第2番
Op.50
オリエンタル組曲(ヴァイオリンとピアノのための)Op.42
詩的組曲(ヴァイオリンとピアノのための)Op.19
ヴァイオリンとピアノのための2つの牧歌
Op.75 |
デヤン・ボグダノヴィチ(ヴァイオリン)
ヤクプ・トホジェフスキ(ピアノ) |
録音:2016年2月17日、ブローアウトスタジオ、トレヴィーゾ、イタリア
セルビアのヴァイオリニストとポーランドのピアニストによる演奏。
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ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):ピアノ作品集
Vol.3
ピアノのための3つのクラコヴィエンヌ
Op.5
(ユゼフ・イグナツィ・クラシェフスキに献呈)
ピアノのための3つの小品 Op.22
歌(ドゥムカ)/ウクライナ民俗舞曲(トレパーク)
ポーランドの悲歌(古い屋敷で)
ピアノのためのポーランド舞曲
憂鬱なクラコヴィエンヌ Op.23a/マズルカ
Op.23b
ピアノのための3つの小品 Op.26
クラコヴィエンヌ/ウクライナの小唄/ポロネーズ
映像(ピアノのための6つの性格的小品)Op.27
予想外に/ピカドール/モノローグ/クラコヴィエンヌ/牧歌/ジプシー
ピアノのための2つの小品 Op.15(アレクサンデル・ミハウォフスキに献呈)(*)
ウクライナの歌(ザドゥムカ)/ポーランドの農民の舞曲 |
アンナ・ミコロン(ピアノ) |
録音:2017年1月、ヤヌシュ・ハイドゥン・コンサート・スタジオ、グダンスク放送、グダンスク、ポーランド(*以外)
2015年6月、グダンスク音楽アカデミー・コンサートホール、グダンスク、ポーランド(*)
ジグムント・ノスコフスキはワルシャワに生まれ、ワルシャワとベルリンで学んだ作曲家・指揮者。音楽教師としてカロル・シマノフスキやグジェゴシュ・フィテルベルクらを輩出しました。
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ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921):歌曲・二重唱曲集
廃墟 Op.10 No.3/野ばら/鳥が木にとまり/思い出
Op.8 No.3/黒い森 Op.7 No.1
天使か悪魔か/恋人 Op.7 No.2/舟歌/おやすみなさい(*)/他、全21曲 |
マルタ・トリブレツ(ソプラノ)
ヴィトルト・ヴロナ(テノール)
ヴィクトリア・ザヴィストフスカ(メゾソプラノ(*のみ))
エルジビェタ・コノプチャク(ピアノ)
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録音:2016年3月24-26日、ヴァドヴィツェ国立音楽学校コンサートホール、ヴァドヴィツェ、ポーランド
ヴワディスワフ・ジェレンスキはポーランド盛期ロマン派を代表する作曲家の一人。1888年、クラクフ音楽院の初代院長に就任しました。
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イグナツィ・クシジャノフスキ(1826-1905):ピアノ作品集
Vol.1
ピアノのためのマズルカ ハ長調 Op.54 No.1
ピアノのためのマズルカ イ長調 Op.54 No.2
ピアノのための即興曲イ長調 Op.52/クラコヴィエンヌ嬰ハ長調
Op.31 No.2
セレナード ト長調 Op.51/メヌエット ト長調
Op.48/ドゥムカ ト短調 Op.53
マズルカ ト長調/ドゥムカ ハ短調/夜想曲ハ長調
Op.25/ガヴォット ハ長調 Op.56
夜想曲ト短調 Op.50 No.1/夜想曲ヘ長調
Op.50 No.2
クラコヴィエンヌ嬰ヘ長調 Op.47
ロマンス変イ長調(アレクサンデル・ミハウォフスキに献呈)
即興曲変ロ短調(アレクサンデル・ミハウォフスキに献呈)
夜想曲変ホ長調 Op.55 No.1/ワルツ変イ長調
Op.49 No.1
ワルツ変ニ長調 Op.49 No.2/夜想曲ヘ長調
Op.55 No.2/ポロネーズ変イ長調 Op.20 |
ローラン・ラミー(ピアノ) |
イグナツィ・クシジャノフスキはポーランドのオパトフに生まれたピアニスト・作曲家・ピアノ教師・音楽批評家。フランチシェク・ミレツキ(1791-1862)に師事した後パリ音楽院で学び、ピアニストとして大成功を収めました。
帰国後はピアノ教師としても最高の評価を得ました。作曲家としても数多くのピアノ曲を高く評価されていましたが没後には忘れ去られてしまいました。他の多くのポーランド人作曲家と同様、当レーベルのCDによって再評価されることが期待されます。
ローラン・ラミーはワルシャワでイェジ・ジュラフレフ(1887-1980、ショパン国際ピアノ・コンクールの創始者)に師事したフランスのピアニスト。2017年現在ディエップ地方音楽院教授。
ショパンの全作品をレパートリーとしているほか、ポーランド音楽を得意としています。 |
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アントニ・コントスキ(1817-1899):ピアノ作品集
Vol.1
ピアノのための3つの瞑想曲 Op.42
非難/出発/望郷
ピアノのための1つのポロネーズと6つのマズルカ
Op.44
ポロネーズ ト短調/オベルタス ハ長調/マズルカ
イ短調/マズルカ ハ長調
マズルカ ト長調/マズルカ ニ長調/マズルカ
イ長調/マズルカ イ短調
ロマンス「私を覚えていて」によるメロディーのスケッチ(ピアノのための)Op.99
私を忘れないで(ピアノのための歌詞のないロマンス)Op.152
眠り草(ピアノのための夢想)Op.246
ああ!あなたを愛していると(ピアノのための歌詞のないロマンス)WoO
午後の風(ピアノのためのメロディー)WoO |
スワヴォミル・ドブジャンスキ(ピアノ) |
録音:2016年11月14-16日、アルトゥル・マラフスキ・フィルハーモニー・ホール、ジェシュフ、ポーランド
アントニ・コントスキはクラクフの音楽一家に生まれたポーランドのピアニスト・作曲家。幼時よりピアノの才能を発揮し国内外で演奏。モスクワでジョン・フィールド(1782-1837)に作曲とピアノを、ウィーンでジーモン・ゼヒター(1788-1867)に作曲、ジギスモント・タールベルク(1812-1871)に師事。ヴィトゥオーゾ・ピアニストとして国際的に活躍し、晩年にはアメリカ合衆国西海岸や極東を含むツアーも敢行。
彼はショーマンシップも備えており、現存する唯一のベートーヴェンの弟子を自称、また鍵盤の上に折り畳んだ毛布を乗せ手を隠して弾くという芸を披露することもありました。
作品は400を超え、その多くは演奏に高度な技巧を要するピアノ曲です。
スワヴォミル・ドブジャンスキはワルシャワ音楽アカデミーおよびコネチカット大学(アメリカ合衆国)で学んだポーランドのピアニスト・音楽著作家。
2006年、マリア・シマノフスカ(ポーランドのピアニスト・作曲家;1789-1831)の英語での世界初の伝記を出版。2013年には当レーベルよりシマノフスカのピアノ作品全曲録音を発表しました(AP
0281-0283)。
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オットン・ミェチスワフ・ジュコフスキとその兄弟たち:教会音楽全集
Vol.7
オットン・ミェチスワフ・ジュコフスキ(1867-1931):
神の御母/ポーランド・ミサ第5番 Op.81
から イントロイトゥス
ようこそ女王よ!/アヴェ・マリア(太陽が沈み行く時)
おお、祝福されし聖母マリア/敬礼を受けたまえ/マリア被昇天のために
アヴェ・マリア/われらのために祈りたまえ/おお、祝福されし御母
苦しみの中で/サルヴェ・レジナ
スタニスワフ・ジュコフスキ(1873-1944):御身の庇護のもとで
アレクサンデル・ジュコフスキ:助けたまえ、マリア
スタニスワフ・ジュコフスキ:われらの女王!
オットン・ミェチスワフ・ジュコフスキ:
聖母マリアの祝日のために/マリア信心会の誓い/称賛を受けよ/信心会の賛歌 |
ベアタ・コスカ(メゾソプラノ)
ロベルト・カチョロフスキ(バリトン))
ミュージック・エヴリホエア合唱団
エヴァル・リテル(オルガン)
ベアタ・シニェク(指揮) |
オットン・ミェチスワフ・ジュコフスキはポーランドのウクナイナ国境の町ベウツ(現ウクライナ)に生まれた作曲家・教師。チェルニウツィー(ウクライナ)で音楽教育を受けた後、リヴィウ(ウクライナ)とおそらくウィーンで学び、ポーランド語の教師を務めながら作曲家、編曲家、合唱指揮者、ピアニストとして活躍しました。
Vol.7からオットン・ミェチスワフの兄弟たちの作品を含む企画に発展したようです。 |
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オットン・ミェチスワフ・ジュコフスキとその兄弟たち:教会音楽全集
Vol.8
ヤン・ジュコフスキ:永遠の助けなる御母
スタニスワフ・ジュコフスキ(1873-1944):マリアに栄光あれ
ヤン・ジュコフスキ:
聖母マリアの無原罪の御宿りを称えるミサ/神の御母への祈り
Op.5
ミサ Op.22/おお、キリスト Op.14
スタニスワフ・ジュコフスキ:
おお、最も高貴なる聖体/御心に、おお、キリストよ
主の祈り(トンマゾ・ジョルダーニ)
ヤン・ジュコフスキ:われは御身を崇める
オットン・ミェチスワフ・ジュコフスキ(1867-1931):
若者の信奉の誓い/御身の王位に
スタニスワフ・ジュコフスキ:
ため息/かくも大いなる秘跡を/王なるキリストを称える賛歌 |
マルタ・ヴルブレフスカ(ソプラノ)
ベアタ・コスカ(メゾソプラノ)
ロベルト・カチョロフスキ(バリトン))
ドゥク・イン・アルトゥム室内混声合唱団
エヴァル・リテル(オルガン)
ベアタ・シニェク(指揮) |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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リヒテルの代表的名演!!!
チャイコフスキー&ラフマニノフのピアノ協奏曲
(1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
変ロ短調 Op.23
(2)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調
Op.18 |
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
(1)ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン交響楽団
(2)スタニスワフ・ヴィスロツキ(指揮)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団 |
リヒテルの代表的名演!!!チャイコフスキー&ラフマニノフのピアノ協奏曲、驚きの音質で復刻!!(2
トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻)
セッション録音:(1)1962年9月24〜26日/ムジークフェラインザール(ウィーン)、(2)1959年4月26〜28日/フィルハーモニー(ワルシャワ)/ステレオ
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
リヒテルの代表的名演、チャイコフスキー&ラフマニノフのピアノ協奏曲が驚きの音質で復刻いたします!
■制作者より
今回も復刻には2 トラック、38 センチのオープンリール・テープを使用しました。これらのテープは別の物を探している時に偶然見つけたものです。その時は特に興味はなかったのですが、試しにと思って取り寄せたところ、実に見通しの良い音だったのでCD
化を試みました。オーケストラの広がりの豊かさはもちろんのこと、ピアノのボディがくっきりと浮かび上がるような感じです。これも、リヒテルの没後10
年にぴったりのものが完成したと思っています。(平林直哉)
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IDIS
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カラヤン・スペクタキュラー vol.5
(1)ビゼー:カルメン組曲
(2)レオンカヴァッロ:『道化師』間奏曲
(3)フランツ・シュミット:『ノートルダム』間奏曲
(4)ムソルグスキー:ペルシャの奴隷たちの踊り
(5)レスピーギ:ローマの松
(6)ボロディン:だったん人の踊り |
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団 |
帝王カラヤンの絢爛豪華な音絵巻!胸のすく快演。
録音:(1)(5)1958年、(2)(3)1959年、(4)(6)1960
年( すべてスタジオ録音)/65’11’’、ステレオ
演奏効果抜群の曲が並び、カラヤンのしなやかにして痛快な棒さばきに痺れます。ビゼーの熱気、フランツ・シュミットの壮麗さ、レスピーギの輝き。歌が主体の音楽でもヒリヒリとした迫力があります。スペクタクルな音像をお楽しみください。 |
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IDIS 6730
【再発売】
\2000
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異常演奏の極み、冒頭から最後の最後まで抱腹絶倒
1950年クナのブラ3新装再発売。この機会にぜひ!
(1)ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90
(2)ハイドン:交響曲第94番ト長調『驚愕』 |
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音:(1)1950年(放送録音)、(2)1950年2月1日(ライヴ録音)/63’18’’、モノラル
「IDIS-6362」の品番でリリースされていた音源が、ジャケットと品番を新たに再発売されます。
ここに収録されているブラームスの3 番は知る人ぞ知る超巨大演奏。出だしの3
音がとんでもない重さで地の底から沸き起こる!クナッパーツブッシュの圧倒的なスケール感に度肝を抜かれます。
もちろんハイドンもクナ節炸裂の重厚演奏です。
※再発売に伴いまして同内容の「IDIS-6362」は廃盤となります。ご了承くださいませ。
まだカラヤンとイ・ムジチしか知らない純粋無垢なクラシック・ファンだった自分を地獄に突き落とした演奏。その後3日3晩うなされ続けた。こんなにグロテスクで俗悪で衝撃的なことが許されていいのか。ひどい、ひどすぎる。これは美しいクラシック音楽全てに対する冒涜であり反抗ではないのか。自分は聴いてはいけないものを聴いてしまった、聴かねば良かった。助けてくれ助けてくれ・・・。そうして3日間うなされ、悩みぬいた最後に行き着いた結論は、
・・・・「こういうの、もっと聴きたい」、だった。
・・・やれやれ。
ということでクナ最高の名演として有名な1950年のBPOとのブラ3。以前キングの国内盤、およびCHACONNEレーベルで出ていたもの。もちろんどちらも現在入手不能で、多くのファンが待っていた録音でもある。数多くあるクナの激烈演奏の中でもそのデフォルメ度、ぶっとび度では最高の部類に属する。とにかくわずか最初10秒で脳は沸点に達する。既出盤のリマスターではなく、全く別の音源を使用しているとのことだが第2楽章始めの「フニャ」というひずみはいっしょ。だが以前より音は明瞭である。
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<メジャー・レーベル>
イタリアDECCA
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4815200
(2CD)
\5000
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ニーノ・ロータ(1911-1979):
[CD 1]
バレエ「道」 [La strada]
(1幕12場;声、ヴァイオリンと管弦楽のための;1966-1978)(+/*)
[CD 2]
交響組曲「フェデリコ・フェリーニのカサノヴァ」
[Il casanova di Federico Fellini]
(1976;ブルーノ・モレッティ編曲による管弦楽版)(*)
愛の歌による交響曲 [Sinfonia sopra una
canzone d'amore]
(管弦楽のための;1972)(*)
古い家での交霊術 [Lo spritismo nella
vecchia casa]
(クラリネットのための6つの変奏曲と3つの提案;1950)(#)
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チンツィア・グアレスキ(声(+))
ニコライ・フォン・デリングスハウゼン(ヴァイオリン(+))
ラファエッラ・チャッポーニ(クラリネット(#))
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団(*)
ジュゼッペ・グラツィオーリ(指揮(*)) |
イタリア・デッカが力を入れているロータのクラシカル音楽作品2枚組シリーズ第5作。全収録作品が世界初録音。
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ショスタコーヴィチ(1906-1975):
ピアノのための24の前奏曲 Op.34
ピアノ五重奏曲ト短調 Op.57(*) |
ミハイル・リフィッツ(ピアノ)
シマノフスキ・カルテット(弦楽四重奏) |
ミハイル・リフィッツは1982年ウズベキスタンのタシケントに生まれたピアニスト。13歳でラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を弾きデビュー。
ハノーファー音楽演劇大学でカールハインツ・ケンマーリングおよびベルント・ゲツケに、イーモラ国際ピアノ・アカアデミーでボリス・ペトルシャンスキーに師事。
2009年、第57回フェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノ・コンクール優勝。2012年、ヴァイオリンのヴィルデ・フラングとのデュオで来日。2016年には同じデュオでアメリカ合衆国・カナダ・日本ツアーを行いました。
シマノフスキ・カルテットは1995年ポーランドのワルシャワで結成。
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ヴィオラとピアノのための歌集
シューマン(1810-1856):
連作歌曲「女の愛と生涯」Op.42 より 彼は誰よりもすばらしい人
シベリウス(1865-1957):北 Op.90 No.1
フォーレ(1845-1924):水のほとりで Op.8
No.1
ラヴェル(1875-1937):5つのギリシャ民謡
より 乳香を集める女たちの歌
ブラームス(1833-1897):日曜日の朝に Op.49
No.1/すみれに Op.49 No.2
シューマン(1810-1856):献身の花 Op.83
No.2
ラヴェル:2つのヘブライの歌
カディッシュ/永遠の謎
ヴォルフ(1860-1903):イタリア歌曲集 より
遠くへ旅立つそうですね
パオロ・マルツォッキ(1971-):Vaj si kenka
ba dirnjaja(アラブ民謡)
ラヴェル:ハバネラ形式の小品
ブラームス:憧れ Op.14 No.8/子守歌 Op.49
No.4
シューマン:ばらよ Op.89 No.6/手袋 Op.87
ヴォルフ:スペイン歌曲集 より 眠っているのか、わが乙女よ
フォーレ:夢の後にOp7 No.1
シューマン:夕べの空は荒れて Op.89 No.1
ブラームス:たそがれ Op.49 No.5
パオロ・マルツォッキ:アンコール |
ダヌーシャ・ヴァスキェヴィチ(ヴィオラ)
アンドレア・レバウデンゴ(ピアノ) |
ダヌーシャ・ヴァスキェヴィチは1973年ドイツのヴュルツブルクに生まれ、タベア・ツィマーマンに師事したヴィオラ奏者。25歳の若さでベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に入り2年後にはヴィオラ・セクションのリーダー資格を得ました。
2004年クラウディオ・アバドに招かれボローニャ・モーツァルト管弦楽団初代首席ヴィオラ奏者に就任。2010年以降ルツェルン祝祭管弦楽団にも参加。
アンドレア・レバウデンゴは1972年イタリアのペーザロ生まれのピアノ奏者。二人は2011年からデュオを組んでいます。 |
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エスクアロ ギターとバンドネオンのための音楽
アストル・ピアソラ(1921-1992):
Escualo / Ave Maria / La muerte del angel
/ Milonga del angel
Suite troileana (Cadenza / Bandoneon
/ Escolaso / Whisky / Zita)
Chiquilin de Bachin
ロベルト・モリネッリ(1963-):Milonga
para Astor
アストル・ピアソラ:Oblivion / Libertango
ルイス・バカロフ(1933-):Il postino |
ジャンパオロ・バンディーニ(ギター)
チェーザレ・キャッキャレッタ(バンドネオン) |
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4815022
(2CD)
\5000
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バッハとともに40年
J・S・バッハ(1685-1750):
ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 から アリアと第1変奏
チェンバロ協奏曲第3番ニ長調 BWV 1054
から アレグロ(*)
平均律クラヴィーア曲集第1巻 から 前奏曲とフーガ
ハ長調 BWV 846
イタリア協奏曲 BWV 971 から アレグロ
フランス組曲第3番ロ短調 BWV 814 から
メヌエット I & II
パルティータ第6番ホ短調 BWV 830 から
トッカータ
2声のインヴェンション から 第8番ヘ長調
BWV 779
マタイ受難曲 BWV 244 から われを憐れみたまえ
フランス組曲第5番ト長調 BWV 816 から
サラバンド
イギリス組曲第5番ホ短調 BWV 810 から
アルマンド
フルートとチェンバロのためのソナタ変ホ長調
BWV 1031 から シチリアーナ(+)
チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV 1056
から ラルゴ(アリオーソ)
平均律クラヴィーア曲集第2巻 から 前奏曲とフーガ嬰ハ短調
BWV 873
イギリス組曲第6番ニ短調 BWV 811 から
ガヴォット I & II
音楽の捧げ物 BWV 1079 から
3声のリチェルカーレ,トリオ・ソナタ
II(アレグロ)
チェンバロ協奏曲第2番ホ長調 BWV 1053
から アレグロ
フーガの技法 BWV 1080 から コントラプンクトゥス第1番,オクターヴのカノン
3声のインヴェンション から 第11番ト短調
BWV 797
平均律クラヴィーア曲集第2巻 から 前奏曲とフーガ
ヘ短調 BWV 881
フランス組曲第2番ハ短調 BWV 813 から
アルマンド
イギリス組曲第2番イ短調 BWV 807 から
前奏曲
パルティータ第1番変ロ長調 BWV 825 から
ジグ
2声のインヴェンション から 第13番イ短調
BWV 784
カプリッチョ変ロ長調「最愛の兄の旅立ちに寄せて」BWV
992 から
郵便馬車のラッパを模したフーガ
3声のインヴェンション から 第12番イ長調
BWV 798
平均律クラヴィーア曲集第2巻 から 前奏曲とフーガ第15番ト長調
BWV 884
フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調
BWV 1032 から
ラルゴ・エ・ドルチェ(+)
リュート組曲ホ短調 BWV 996 から サラバンド
チェンバロのためのアダージョ ト長調 BWV
968
チェンバロ・ソナタ イ短調 BWV 965 から
アルマンド
平均律クラヴィーア曲集第2巻 から 前奏曲とフーガ第6番ニ短調
BWV 875
チェンバロのための4つのデュエット から
第1番ホ短調 BWV 802
ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 から アリア・ダ・カーポ
[ボーナス・トラック]
J・S・バッハ/グノー(1818-1893):アヴェ・マリア
ヨハン・シュトラウス II(1825-1899):ペルシャ行進曲 |
ラミン・バーラミ(ピアノ)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(*)
リッカルド・シャイー(指揮(*))
マッシモ・メルチェッリ(フルート(+)) |
既発売録音からの編集盤。
ラミン・バーラミは1976年イランのテレラン生まれのピアニスト。裕福な家庭に生まれながら1979年のイラン革命により父親は投獄され(1991年に刑務所で死亡)、本人は11歳の時にヨーロッパへの移住を余儀なくされましたが、在テヘラン・イタリア大使館のはからいで奨学金を得てミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院、イーモラ国際ピアノ・アカデミー、シュトゥットガルト音楽大学で学びました。
幼時よりバッハに興味を持っていたラミン・バーラミはすでにバッハの多くの作品を録音しています。
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シューベルト(1797-1828):
ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D 784
ピアノ・ソナタ第21番変ロ短調 D 960
ピアノのための幻想曲(グラーツ幻想曲)ハ長調
D 605a |
マリア・ペロッタ(ピアノ)
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録音:ライヴ
マリア・ペロッタはイタリア南部のコゼンツァに生まれ、コゼンツァ音楽院、ミラノのG.ヴェルディ音楽院、パリのエコール・ノルマル音楽院、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で学び、2017年現在パリ在住のピアニスト。
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シューベルト(1797-1828):
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲第2番変ホ長調
Op.100 D 929
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのためのソナタ楽章変ロ長調
D 28 |
トリオ・ディ・パルマ(パルマ三重奏団)
アルベルト・ミオディーニ(ピアノ)
イヴァン・ラバーリア(ヴァイオリン)
エンリコ・ブロンツィ(チェロ) |
トリオ・ディ・パルマは1990年、イタリアのパルマ音楽院で結成されたピアノ三重奏団。
Amadeusレーベル、Concertoレーベルにも録音があります。 |
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J・S・バッハ(1685-1750):ゴルトベルク変奏曲
BWV 988 |
ピエトロ・デ・マリア(ピアノ) |
ピエトロ・デ・マリアは1967年ヴェネツィア生まれ。ヴェネツィア音楽院を卒業後ジュネーヴ音楽院でマリア・ティーポに師事し1988年最高栄誉付一等ヴィルトゥオーゾ賞を受賞。バッハからリゲティにわたるレパートリーを擁し、またショパンのピアノ独奏用全作品を公開演奏した最初のイタリア人ピアニストでもあります。
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ジーノ・マリヌッツィ(1882-1945):
交響曲イ長調(管弦楽のための;1943)
シチリア組曲(管弦楽のための;1909) |
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団
ジュゼッペ・グラツィオーリ(指揮) |
ジーノ・マリヌッツィはイタリアのシチリア島パレルモ生まれの指揮者・作曲家。1900年にイタリア王国2代国王ウンベルト1世のためのレクイエムで名を上げ、翌1901年パレルで指揮者としてデビュー。
ワーグナーやR・シュトラウスのオペラで名声を高め、シカゴ・オペラ協会音楽監督(1919-1921)、ローマ・オペラ音楽監督等を歴任。
1944年にはミラノのスカラ座総監督に就任しましたが翌年63歳で死去しました。作曲家としては3つのオペラの他、管弦楽・室内楽作品を残しています。
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イタリアARCHIV
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モンテヴェルディ(1567-1643)/アクイリーノ・コッピーニ(?-1629):
コントラファクタによる宗教的マドリガーレ集
(ジョヴァンニ・アッチャイによるクリティカル・エディション)
Jesu, dum te contemplor(原曲:Cor mio
mentre vi miro;第4巻第2曲)
Jesu, tu obis?(原曲:Cor mio, non mori?;第4巻第3曲)
Luce serena lucent(原曲:Luci serene
e chiare;第4巻第8曲)
Plagas tuas adoro(原曲:La piaga che
ho nel core;第4巻第9曲)
Tu vis a me abire(原曲:Voi pur da me
partite;第4巻第10曲)
Cantemus laeti(原曲:A un giro sol;第4巻第11曲)
Plorat amare(原曲:Piange e sospira;第4巻第20曲)
Anima quam dilexi(原曲:Anima del cor
mio;第4巻第18曲)
Longe a te(原曲:Longe da te;第4巻第19曲)
O Jesu, mea vita(原曲:Si, ch'io vorrei
morire;第4巻第16曲)
Anima miseranda(原曲:Anima dolorosa;第4巻第17曲)
O stellae coruscantes(原曲:Sfogava
con le stelle;第4巻第4曲)
Ardebat igne(原曲:Volgea l'anima mia;第4巻第5曲)
Domine, Deus meus(原曲:Anima mia, perdona;第4巻第6曲)
O gloriose martyr(原曲:Che se tu sei
il cor mio;第4巻第7曲)
Rutilante in nocte(原曲:Io mi son giovinetta;第4巻第13曲)
Qui laudes tuas cantat(原曲:Quell'augellin;第4巻第14曲)
Stabat virgo Maria(原曲:Era l'anima
mia;第5巻第3曲)
Gloria tua(原曲:T'amo, mia vita;第5巻第17曲)
Vives in corde(原曲:Ahi, come a un
vago;第5巻第14曲) |
アルス・ノヴァ・カンタンティ
アレッサンドロ・カルミニャーニ(男声アルト:カントゥス声部)
アンドレア・アッリバベーネ(男声アルト:クイントゥス声部)
マッシモ・アルティエーリ(テノール:アルトゥス声部)
ジャンルーカ・フェッラリーニ(テノール:テノール声部)
マルチェッロ・ヴァルジェット(バス:バッスス声部)
イヴァーナ・ヴァロッティ(オルガン)
ジョヴァンニ・アッチャイ(指揮)
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録音:2016年6月6-8日、サンタ・バルバラ・バジリカ教会、マントヴァ、イタリア
モンテヴェルディ没後450年に合わせた好企画盤。コントラファクタ(コントラファクトゥム、コントラファクトゥーア)と既存の声楽曲の歌詞を書き換える、狭義では世俗的声楽曲の歌詞を宗教的なものに書き換えることを意味します。
モンテヴェルディ自身もこの手法を用いていました(「アリアンナの嘆き」→「聖母の嘆き」等)。アクイリーノ・コッピーニはモンテヴェルディと同時代の音楽家・作詞家で、宗教的コントラファクタの名人として知られていました。
既に名盤が複数存在するマドリガーレ集第4巻・第5巻ではありますが、コッピーニのコントラファクタによるこれらの「別ヴァージョン」はモンテヴェルディ・ファンなら聴き逃すわけにはいかないでしょう。
イタリア・ユニバーサルの情報では世界初録音とされています。少なくともジョヴァンニ・アッチャイによるクリティカル・エディションを使用した世界初の録音という意味では間違いないと思われます。
ノヴァ・アルス・カンタンディは1988年、イタリアの合唱指揮者ジョヴァンニ・アッチャイ(1946年生まれ)により創設された声楽とピリオド楽器のアンサンブル。Nuova
Era, Antes Concerto, Sarx, Stradivarius,
Tactus 等イタリアのレーベルに多くの録音があります。 |
<国内盤>
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ARCANA
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Mer-A431
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税 |
ストラデッラ:オラトリオ『聖女ペラージア』
聖女ペラージア 〜4声の独唱と通奏低音によるオラトリオ
鍵盤2台と撥弦楽器4種、低音弓奏弦楽器3種、全9名もの通奏低音 |
アンドレア・デ・カルロ指揮
Ens.マーレ・ノストルム(古楽器使用)
ロベルタ・マメリ(S)
ラファエーレ・ペー(C-T)
ルーカ・チェルヴォーニ(T)
セルジオ・フォレスティ(Br) |
17世紀イタリア、動乱と暗殺の芸術!ストラデッラの至芸、最新盤は日本語解説付。マメリら豪華歌手陣!
およそ1660年代から1680年代にかけ、つまりコレッリが頭角をあらわす直前のイタリアで、さまざまな器楽合奏曲や声楽曲を続々発表、そのままゆけば2歳年上のブクステフーデの向こうを張る南国の偉人として「スカルラッティ以前のイタリア随一の大家」になったでしょうが、あわれ色恋沙汰から暗殺者につけねらわれ、非業の最期を遂げた天才——それが本盤の主人公、アレッサンドロ・ストラデッラ。
Arcanaレーベルではこの作曲家の偉業を体系的に発掘してゆくシリーズが録音されてきましたが、最新盤『聖女ペラージア』はついに日本語解説付でのお届けとなります。あらすじは解説に譲るとして、ここで注目すべきは演奏スタイル——曲そのものは通奏低音のみの伴奏でオラトリオ全編が綴られるのですが、本盤では17世紀イタリアの通例にならい、あたうかぎり豪華な通奏低音楽器編成を投入、なんと鍵盤2台と4種の撥弦楽器、3種の低音弓奏弦楽器からなる全9名もの演奏陣がこのパートを賑わせるのです!
これぞ、生のままの17世紀イタリア...確かな日本語解説とともに、ストラデッラの真価を痛感する1枚となるでしょう!
音楽史上最も淫蕩で狡猾な音楽家
アレッサンドロ・ストラデッラのこんな卑猥なオラトリオ
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音楽史上最も淫蕩で狡猾で最も血塗られた男・・・。
アレッサンドロ・ストラデッラ。
ローマ・カトリック教会の金を着服しようとしてローマを退去処分となり、その後大豪族コンタリーニの愛人に手を出し辛くも刺客から逃れるが、逃げた先で今度はロメリーニ一家を巻き込むはでな不倫をやらかし、ついにビアンキ広場で殺害される。
貴族の血統を持つ彼は、幼少よりディレッタントとしての音楽教育を受けたのみであったがすぐにリュート、ヴァイオリンを習得し、またラテン語で詩を書くなど優れた芸術的才能を示した。
20才の頃スウェーデン女王クリスティーナやいくつかの宗教団体、教会から作曲を依頼されたが、彼自身はいかなる教会、劇場、パトロンにも属さず、気楽で優雅な貴族としての生活を守った。ただその作品は高く評価され、ローマでは大きな人気を博した。
だがこの男、普通ではないのである。
25歳のとき、修道院長とヴァイオリニストの友人と結託しとんでもない計画を立てる。なんと、こともあろうにローマ・カトリック教会の金を着服しようとしたのである。
・・・しかしその計画はもろくも失敗、ローマ退去の処分を受ける。
それなのに、新しいローマの劇場がオープンするとなったら、さっそくそのオープン行事のために呼び戻されているのだから、神様もずいぶん甘いものである(ほかの共犯者は投獄された)。
だがよくいえば自由奔放、悪くいえばわがまま放題の彼がそのままおとなしくしているはずがない。数年後にはローマの枢機卿と対立、その怒りを買い、またもやローマ追放の処分を受ける。
しかし、彼にとってはそんなことはたいしたことではない。
ローマを逃れ、新しく赴いたヴェネツィアで、彼は当地の大豪族コンタリーニに拾われ、その愛人の音楽教師となる。
・・・で、ここでおとなしくしていればいいのだが、そうはいかない。
彼の悪いクセが出るのである。
・・・まさに予想通りの展開だが、彼は恩人コンタリーニの愛人に手を出し、なんと二人で駆け落ちしてしまう。行き先はトリノ。
そこで新たな愛の生活が始まるはずだったが、相手が悪かった。コンタリーノは言ってみればマフィア。しかも相当に執念深いやつだった。第一、マフィアの親分の愛人と駆け落ちしてただですむはずがない。コンタリーノは、愛人を奪回してストラデッラを殺すために、50人近い手下を引き連れ、イタリア中を駆け巡った。
そして、ついに彼らはストラデッラの居場所を突き止めた。
その頃ストラデッラはトリノでもちゃっかり音楽の仕事を見つけ、摂政のマリアに庇護され幸せな生活を送りはじめていた。
そこへコンタリーノ一家がなだれ込んできたから、さしものストラデッラもあわてた。摂政に泣きつき、なんとかその場は収まったが、コンタリーノもそこで引き下がるほどお人好しではなかった。作曲家フロトーがのちにストラデッラの人生を題材にオペラを書いたときは、コンタリーノはストラデッラの美しい音楽に心を洗われ、改心(?)するのだが、現実はそうはいかない。自らはヴェネツィアに帰るが、二人の刺客をトリノに残したのである。そしてチャンスを狙っていた刺客たちはついにストラデッラを襲い、深手を負わす。がもう一歩のところで息の根を止めることに失敗する。ストラデッラは間一髪のところで逃れ、重傷は負ったが単身ジェノヴァに逃げ延びた。
もともとジェノヴァの有力者とコンタクトを取っていたらしいストラデッラはこの地でもそれなりの待遇で受け入れられ、新たな音楽家としての生活を始めようとしたらしい。・・・が、彼の新しい生活というのは、新しい恋の始まりということでもある。
懲りないストラデッラは、またもやジェノヴァの大豪族ロメリーニ一家を巻き込むはでな不倫をやらかし、さすがに今度は悪運尽きたか、ジェノヴァの有名なビアンキ広場で殺害され、その無茶な人生を閉じる。
・・・・。
ストラデッラについては、あまり多くの資料が残されていないため不明な点が多い。しかし残された作品が、彼の生涯を物語る。劇的で情熱的、創造的で個性的。彼の音楽はその破天荒で無茶な人生のほとばしりの一端に過ぎないかもしれない。が十分過ぎるほどの過激さと興奮をわれわれに植え付けてくれる。 長い音楽の歴史の中、こんな男が一人くらいいてもいい。
GLOSSA
GCD C81201
(2CD/特別価格)
\3200
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エンリコ・ガッティ
ストラデッラ:オラトリオ《スザンナ》 |
エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ)
バルバラ・ザニチェッリ(ソプラノ)
ロベルト・バルコーニ(カウンターテナー)
ルカ・ドルドーロ(テノール)
マッテオ・ベロット(バス)
エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン&ディレクター)
アンサンブル・アウローラ
〔クラウディア・コムス(ヴァイオリン)、
ガエターノ・ナジッロ(チェロ)、
ジャンカルロ・デ・フレンツァ(ダブル・ベース)、
ロレダーナ・ジントーリ(ダブル・ハープ)、
アンナ・フォンターナ(チェンバロ)、
フランチェスコ・バローニ(オルガン)〕
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※録音:2003年7月、聖フランチェスコ教会(プレージョ、イタリア)
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ストラデッラが晩年に作った作品はこの《スザンナ》をはじめどれもほとんど宗教劇だが、その原作となった旧約聖書外伝『ダニエルとスザンナの物語』をよく読んでみると、まさに彼だからこそとり上げたと思われる題材である。
とくにこの「スザンナ」・・・。こんなエッチで卑猥な題材があるか。
あらすじは以下の通り——
「バビロンの資産家ヨアキムの妻スザンナはその美貌と信仰心の篤さで知られていた。
ヨアキムの家を訪れる間にスザンナに懸想した二人の長老が、庭園での彼女の水浴を覗き見、挙げ句、関係を迫る。スザンナはそれをはねつけて大声をあげて家人を呼ぶが、長老たちは彼女が庭園で若い恋人と関係をもっていたと言いがかりをつける。彼らの社会的地位ゆえに人々はそれを信じ、裁判にかけられたスザンナに死刑宣告が下される。スザンナが神に助けを求めるとのちに賢者として知られることになる若きダニエルが現れ、裁判に異議を唱える。ダニエルが二人の長老に別々に証言させたところ、ひとりはスザンナが恋人と乳香樹の下で会っていたと言い、もうひとりは樫の木の下だった、と答えた。両者の証言の食い違いが明らかになったため、スザンナへの嫌疑は晴れ、長老たちは死刑になる。(新見宏
他監修『図説大聖書』講談社刊)」
自分のことは棚に上げてずいぶん道徳的な題材を選んでいるという気がしないでもないが、ストラデッラの興味は「勧善懲悪」のテーマではなく、破廉恥老人たちの淫らなふるまいやネチネチとスザンナを陥れようとするところとか、無残に処刑される過程にあったことは大体想像がつく。
さあそんなストラデッラ、ちょっと聴いてみますか・・・。
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RICERCAR
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MRIC381
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税 |
ボワモルティエのトリオ・ソナタさまざま
〜フランス18世紀、ロココに向かう室内楽〜
①トリオ・ソナタ ト短調 op.41-4 ft, vn,
bc
②クラヴサン独奏のための「洞穴のように」
③トリオ・ソナタ ニ長調 op.50-6 vn, vc,
cmb
④クラヴサン独奏のための「痩せ細った女」
⑤トリオ・ソナタ ト長調 op.41-3 ft, vn,
bc
⑥クラヴサン独奏のための「療養中の女」
⑦トリオ・ソナタ ホ短調 op.37-2 ft, fg,
bc
⑧トリオ・ソナタ ニ長調 op.41-2 ft, vn,
bc
⑨クラヴサン独奏のための「教会番の女」
⑩トリオ・ソナタ イ短調 op.37-5 ft/vn,
vc, bc
(cmb: 通奏低音はチェンバロのみ/
bc:チェンバロ以外も加わる通奏低音) |
Ens.ル・プチ・トリアノン
(古楽器使用)
アマンディーヌ・ソラーノ(vn)
オリヴィエ・リール(ft)
シリル・プーレ(vc)
グザヴィエ・マルキ(fg)
パオロ・コルシ(cmb) |
ラモーより何もかも先、フランス18世紀最大?と語るニケの言う通り!
洗練された実験精神、頼れる俊才陣と「知るべき作曲家」というのはバロック期には無数にいるわけですが、この天才ボワモルティエも、もしその名を知らなければ改めて深く聴き極めたいもの——管楽器や弦楽器を使った室内楽曲を無数に残しているかたわら、声楽曲でもすぐれた実績を残し、とくにオーケストラの斬新な使い方は六つ年上のラモーよりも「あらゆる点で先んじている」とは俊才指揮者エルヴェ・ニケの言葉。
室内楽では驚くほどの多作ぶりを示しただけでなく、聴けば聴くほど、1曲ごとの創意は驚くべき深さ…そうしたあたりで「フランスのテレマン」と名づけたくなるこの作曲家の作品はしかし、さまざまなバロック系奏者の室内楽アルバムに散発的に取り上げられはしてきたものの、このようにまとめて聴く機会を与えてくれる音盤は意外なまでに貴重!
フランス、ベルギー、イタリアなど欧州の古楽シーン最前線で活躍する俊才たちが集う、フランス王妃たちの居城の名にあやかったアンサンブル・ル・プチ・トリアノンの至芸で、解説も日本語訳付というのは、この作曲家を深く知る上で絶好の機会というほかありません。
室内楽の編成もごらんのとおり、チェロやファゴットを単体で活躍させる異色作も…隅々まで見逃せない1枚です!
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MRIC382
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税 |
美しきヴィエル弾き
〜フランス18世紀、宮廷ヴィエルの世界〜
ル・ムニュ・ド・サン=フィリベール:①カンタティユ「ヴィエルを弾く女」
デュピュイ:②五つの性格的小品 ③カンタート「花束」
ダカン:④ミュゼット・アン・ロンドー
ラヴェ氏:
⑤第3ソナタ
⑥ヴィエルとヴァイオリンのための二重奏曲
op.2-2
コレット:⑦ラ・フュルスタンベール
バトン:⑧ソナタ ハ長調 op.3-4
※曲順は①②④⑤⑥⑦③⑧ |
アンサンブル・ダンギー
(古楽器使用)
トビー・ミラー(宮廷ヴィエル)
+①③モニカ・マウフ(ソプラノ) |
フランス・バロック室内楽が、民俗音楽に恋をした…
野趣と洗練のあいだ、田園情緒を紡ぐ最前線の名手!
フランス語で「ヴィエル」と呼ばれる楽器はいくつかあるのですが、ここではヴィエル・ア・ルー、つまりハーディガーディ(ハンドルをまわすと、車輪が弦をこすって音を出す仕組みの楽器)のこと——もともと農村など大衆の暮らす場所で、楽師たちが奏でていたこの楽器に、田園情緒を愛した18世紀のフランス宮廷人や都市生活者たちはいつしか強く惹かれ、それが牧歌的な理想郷の羊飼いたちの暮らしを連想させるものとして愛されるようになってゆきます。
こうして18世紀前半から中盤にかけ、トリオ・ソナタの主役楽器などにも抜擢され、オペラの随所を彩るだけでなく、この楽器ならではの響きを活かした民俗情緒あざやかな小品も数々楽譜出版されていった...そんなロココのフランスの気配に、古楽器奏者たちも近年ますます強く惹かれていっているようで、さまざまな独奏者がこの楽器をたしなむようになってきました。
そのパイオニアともいうべき故C.マイヤール氏に捧げられた本盤の選曲は、室内カンタータ2曲を含む「宮廷ヴィエル芸術の粋」ともいうべき内容!
頼れる演奏陣・企画人による音盤1枚まとめて…というのは貴重です。周到な解説の日本語訳と共に、その音楽世界を本格的に味わう1枚!
ヴィエル・ア・ルー、つまりハーディガーディ
で、このいかつい楽器を弾きこなしているトビー・ミラー、どんないかつい男性かっと思ったら、こんなきれいな方でした・・・。
バッハも独自の味付けで弾いてます。
https://youtu.be/8BvwM07BYvg

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5/25(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AGUA
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カウンターテナー、ギター、チェロによるプロジェクト、
レゾナンス(Resonance)のファースト・アルバム
レゾナンス |
サミュエル・カッティオー(カウンターテナー)
カンタン・デュジャルダン(ギター)
マテュー・サリオ(チェロ) |
カウンターテナー、ギター、チェロの3名によるプロジェクト、レゾナンス(Resonance)のファースト・アルバム。
12世紀から18世紀まで、古い音楽的テキストに、自らが作曲した曲、借用した旋律などを組み合わせ、独自の音楽を作っていく。 |
ET’CETERA
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ジェフスキーの超絶ピアノ作品!
「不屈の民」変奏曲の新盤登場!
ジェフスキー:「不屈の民」変奏曲 |
ダーン・ファンドヴァール(ピアノ) |
現代アメリカのコンポーザー=ピアニスト、フレデリック・ジェフスキー(b.1938)の代表作、《「不屈の民」変奏曲》の新たな録音がEt'ceteraから登場!
「不屈の民」変奏曲は、チリの作曲家セルヒオ・オルテガの革命家「団結した民衆は決して敗れることはない」に基づく36の変奏曲で、ジャズや即興、現代音楽などの手法も用いながら様々な変奏が繰り広げられ、一時間余りを要する大作。
この20世紀ピアノ音楽の中でも屈指の難曲とされる「不屈の民」変奏曲に挑むのは、20世紀と21世紀のアメリカのピアノ音楽を中心に、現代音楽、実験音楽のスペシャリストとして活躍するベルギーのピアニスト、ダーン・ファンドヴァール。
2017年には、ジェフスキーの「Songs of Insurrection」の世界初演も果たしているファンドヴァール。マルク=アンドレ・アムランや高橋悠治の録音に続く、新たな「不屈の民」名盤となるか!?
現代ピアノ・ファン、超絶作品ファン要注目!
録音:2016年10月18日ー19日、ブルッヘ・コンセルトヘボウ(ブルージュ・コンサートホール/ベルギー) |
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KTC 1596
(2CD/特別価格)
\2500
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J.S.バッハ:
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集(全曲)
ソナタ第1番ロ短調 BWV.1014
ソナタ第2番イ長調 BWV.1015
ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017
ソナタ第5番ヘ短調 BWV.1018
ソナタ第6番ト長調 BWV.1019
カンタービレ、マ・ウン・ポコ・アダージョ
(ソナタ第6番緩徐楽章の初稿版) |
グイード・デ・ネーヴェ(バロック・ヴァイオリン)
フランク・アグステリッベ(チェンバロ) |
アントワープ王立音楽院が読み解く新たなバッハ像!
ともにアントワープ王立音楽院の教授をつとめるベルギー古楽界の名手、グイード・デ・ネーヴェとフランク・アグステリッベによるバッハ。
このバッハ演奏は、アントワープ音楽院からも協賛を受けるプロジェクトの一環でもあり、ネーヴェとアグステリッベがルソーやディドロ、マッテゾンといった18世紀の音楽理論家たちの記述を読み解き、ドイツ・バロックの本質へ近づこうと取り組んだもの。
フランク・アグステリッベは、2017年4月には、ルクセンブルクの声楽アンサンブル
"カントルクス"の指揮者として、たかまつ国際古楽祭にも出演しています。
録音:2016年7月25日ー28日、アントワープ(ベルギー)/使用楽器:Baroque
violin by Hendrik Willems, Ghent 1692, Baroque
bow by Rudiger Pfau, 2009, Harpsichord after
Grimaldi by Jan Boon, Mechelen 1995 |
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シューベルト:4手連弾のための作品集 Vol.4
8つの変奏曲変イ長調 D.813
2つの性格的な行進曲 D.886
4つのポロネーズ D.599
3つの英雄的行進曲 D.602 |
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
ヴェールレ・ペーテルス(フォルテピアノ) |
フォルテピアノで弾くシューベルトの権威、フェルミューレンのシューベルト連弾第4弾!
クイケンやドンブレヒトとの共演も多いベルギーの鍵盤奏者ヤン・フェルミューレン。ナネッテ・シュトライヒャー製のフォルテピアノを使用し、全6巻CD12枚組にわたるシューベルトのピアノ作品集を完成させたフェルミューレンが新たにスタートしたプロジェクトは、弟子でもあるヴェールレ・ペーテルスとともに進行する4手連弾作品集。
第4弾では、行進曲やポロネーズなど、シューベルトの華麗で勇壮的な作品が、当時のフォルテピアノの響きで蘇る。
録音:2016年12月、ベルギー
使用楽器:Trondlin (ライプツィヒ1825−1830) |
HERMES ENSEMBLE
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現代音楽や前衛芸術の専門家たちによる
"ヘルメス・アンサンブル"の自主レーベル
ヴィム・ヘンドリクス:
ナーダ・ブラーマ(2005)
オン・ザ・ロード(2013)
アトランティック・ウォール(2012) |
ヴィム・ヘンドリクス(指揮)
ヘルメス・アンサンブル |
ベルギーを拠点とする、現代音楽や前衛芸術の専門家たちによるアンサンブル、"ヘルメス・アンサンブル"の自主レーベル。
アントワープ王立音楽院やハーグ王立音楽院、パリのIRCAM(フランス国立音響音楽研究所)で学んだフランドルの作曲家、ヴィム・ヘンドリクスの自作自演集。3曲とも、アムステルダム音楽院で現代音楽の作曲を教える作曲家、サウンド・アーティストのJorrit
Tammingaがエレクトロニクスを担当。
録音:2013年、2014年 |
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現代音楽や前衛芸術の専門家たちによる
"ヘルメス・アンサンブル"の自主レーベル。
ヴィム・ヘンドリクス:
ディスアピアリング・イン・ライト(2008)
ラーガIII(2010)
四大元素(2011) |
ヴィム・ヘンドリクス(指揮)
ヘルメス・アンサンブル |
ベルギーを拠点とする、現代音楽や前衛芸術の専門家たちによるアンサンブル、"ヘルメス・アンサンブル"の自主レーベル。
アントワープ王立音楽院やハーグ王立音楽院、パリのIRCAM(フランス国立音響音楽研究所)で学んだフランドルの作曲家、ヴィム・ヘンドリクスの自作自演集。インド古典音楽のラーガや、「空気、火、水、地」の四大元素(The
Four Elements)などテーマとした作品を収録。 |
SALAMANDRE
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「朗読+管弦楽」の音楽劇バージョンの3種、
計4種の「真昼の魔女」
ドヴォルザーク:交響詩《真昼の魔女》
(管弦楽版/フランス語朗読版/
チェコ語朗読版/英語朗読版) |
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
エヴァ・センデロス(朗読)
ヴァンサン・フィグリ(朗読) |
チェコの国民的詩人、カレル・ヤロミール・エルベン(1811−1870)が書いた作品「真昼の魔女」に基づくドヴォルザークの交響詩。CHAN
9475として発売されていた1994年のビエロフラーヴェク&チェコ・フィルによる名演(現在は廃盤)を使用し、管弦楽のみの演奏と、チェコ語、英語、フランス語それぞれの朗読を加えた「朗読+管弦楽」の音楽劇バージョンの3種、計4種の「真昼の魔女」を収録。
録音:1994年5月3日−7日、チェコ(管弦楽部分)/2013年7月、フランス(朗読部分) |
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SAL 001
(2CD)
\5000
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マルティヌー:
プラハ、パリ、ニューヨーク 〜室内楽作品集 |
アンサンブル・カリオペ
カリーヌ・ルティエク(ヴィオラ、芸術監督) |
ハープ、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラと語り手のための
《3つの叙情的なメロドラマ》 H82-H84(世界初録音)/
クラリネットとピアノのためのソナチネ
H356/三重奏曲 H300(フルート、ヴィオラとピアノ版)/
トランペットとピアノのためのソナチネ
H357/
バレエ音楽 《調理場のレヴュー》(フランス語朗読付き/世界初録音)/
バレエ音楽 《調理場のレヴュー》(チェコ語朗読付き/世界初録音) |
チェコ、フランス、アメリカで活躍したチェコの偉大な作曲家、ボフスラフ・マルティヌーの室内楽作品集。
オリジナル・テキストの朗読を加えた「調理場のレヴュー」(フランス語版、チェコ版ともに世界初録音)や、「フルート、チェロとピアノ」のために作曲された三重奏曲
H300」の"ヴィオラ版"などを収録。
録音:2013年12月−2014年7月、フランス |
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マルシャークの詩を題材にしたプロコフィエフの
ナレーターと管弦楽のための作品《冬のかがり火》
プロコフィエフ:
組曲《冬のかがり火》(フランス語版)
組曲《冬のかがり火》(英語版/世界初録音)
組曲《冬のかがり火》(管弦楽版) |
ヴァンサン・フィグリ(朗読)
アンドレイ・チスチャコフ(指揮)
セゾン・リュス管弦楽団&合唱団 |
サムイル・マルシャークの詩を題材にしたプロコフィエフのナレーターと管弦楽のための作品
《冬のかがり火》のフランス語版、世界初録音となる英語版、オーケストラ版の3種類を収録した貴重なアルバム。二ヵ国語ともに、音楽学者であり俳優でもあるヴァンサン・フィグリがナレーターを担当。子供たちが、かがり火に集まるほのぼのとしたジャケットも印象的。
録音:1995年5月、モスクワ(管弦楽部分)/2011年5月(朗読部分) |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
ALTUS
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TAHRA 復活シリーズ
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「TAHRA(ターラ)」はルネ・トレミヌ氏と、その夫人ミリアム・シェルヘン女史が立ち上げたフランスのレーベルです。ミリアム夫人は指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘であり、大指揮者たちとの家族ぐるみのつながりも強い人物。1992
年に初のCD をリリース、その後も精力的に活動を続けますが、2014
年に主宰者トレミヌ氏が惜しくも急逝。レーベルは活動縮小を余儀なくされ、現在多くのタイトルが入手困難の状態にあります。歴史的音源を正規かつオリジナルの形で音盤化することを特徴とし、ヒストリカル・ファンに大いに愛されたレーベルでした。
そんなTAHRA の残した遺産の素晴らしさを世に問うべく、国内レーベル「ALTUS(アルトゥス)」はミリアム夫人の承認のもと正式に音源のライセンスを受けた上で、新たなリマスタリングを施し発売するターラ復活シリーズを進めています。
ここに聴ける音は貴重なTAHRA オリジナルに基づくもので、他レーベルの同演奏とは一味もふた味も違う、なまなましい音像がお聴き頂けることと思います。
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自身の70歳の誕生日に行われた古希記念公演。
大きなスケールと威厳に満ちた『第九』!
ベートーヴェン:
交響曲第9番ニ短調『合唱』 Op.125 |
ヘレン・ドナート(ソプラノ)
ツヴェトカ・アーリン(アルト)
ヴェルナー・ホルヴェーク(テノール)
ハンス・ゾーティン(バリトン)
ヘルムート・フランツ(合唱指揮)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)
北ドイツ放送交響楽団、同合唱団 |
自身の70歳の誕生日に行われた古希記念公演。ドイツ音楽の伝統を称えた、大きなスケールと威厳に満ちた『第九』!
録音:1970年5月5日/ハンブルク(ライヴ、ステレオ録音)/国内プレス、ステレオ、日本語帯・解説・歌詞対訳付
ターラ・レーベルの名盤を最新リマスタリングで復刻。1900
年5 月5 日生まれのイッセルシュテットが、自らの70
歳の誕生日に指揮した『第九』のライヴ録音です。
オーケストラはイッセルシュテット自ら大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽団。彼は1945
年から26年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げました。その信頼関係が生む悠然とした演奏に注目です。
記念すべき日の公演だけあって、オーケストラのメンバーの献身的な演奏が目に浮かぶような熱気が嬉しい演奏です。そしてイッセルシュテット御大の伝統を重んずる真摯な解釈も実に堂々たるもの。ウィーン・フィルとの録音とはまた違った、ドイツ本流のベートーヴェン。どっしりとしたテンポ設定による大きなスケールと威厳を備えた『第九』です。終楽章、「歓喜の主題」の提示で弦がたっぷりと音を保ち豊かに変奏される部分の心地よさは特筆に値します。合唱もイッセルシュテットのコントロール下で全体のバランスを乱すことなく大いに盛り上がり、至高のベートーヴェン演奏を祝福します。 |
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イッセルシュテットの硬派な演奏で聴く、
ベートーヴェン、古今の『ミサ・ソレムニス』
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123 |
エリーサベト・セーダーシュトレーム(ソプラノ)
ケルスティン・メイヤー(アルト)
ペーター・シュライヤー(テノール)
キート・エンゲン(バス)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)
北ドイツ放送交響楽団、同合唱団 |
イッセルシュテットの硬派な演奏で聴くベートーヴェン晩年の大作。古今の『ミサ・ソレムニス』録音史に燦然と輝く名演が復活!
録音:1966年11月13、14日(ライヴ、ステレオ録音)/国内プレス、ステレオ、日本語帯・解説・歌詞対訳付
ターラ・レーベルの名盤を最新リマスタリングで復刻。シュライヤーはじめ名歌手を揃えた『ミサ・ソレムニス』のライヴ録音です。
巨大な声楽と管弦楽が緻密かつ豪快にうねり積み上げられていくベートーヴェンの大曲を相手に、イッセルシュテットの硬派な美質が存分に発揮された名演。的確に立派に鳴り響く、申し分のない音楽造り。さすがドイツの伝統を体現する名匠といった演奏です。『アニュス・デイ』での暗から明への穏やかにしてゆるぎない移り変わりが殊の外すばらしく、多様な精神の流れがひとつに収斂していき、ベートーヴェンの神髄とも言える天上の世界に到達するラストは感動そのものです。
オーケストラはイッセルシュテット自ら大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽団。彼は1945
年から26年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げました。その信頼関係が生む悠然とした演奏に注目です。 |
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NCA
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一年間に何回か、「こんなことがあるのか」ということがある。
久々にそれがきた。
こんなことがあるのか。
1907年生まれのドイツの大チェリスト、ルートヴィヒ・ヘルシャーのテレフンケン・レコーディング全集ボックス。
天才少年として世に知られつつその後も着実に実力をつけ、1932年にはエリー・ナイのピアノ三重奏団に加わり、1936年にヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルの演奏会でソリスト・デビューを果たしたヘルシャー。1937年にナチスに入党し、ベルリン高等音楽院のチェロ科教授に就任する。
第二次世界大戦後は1953年から1971年までシュトゥットガルト音楽演劇大学で後進の指導に当たりつつ、演奏活動を続けた。日本にも数回訪れているが、初来日の際には東京芸術大学から名誉教授に推されたという。

ただまあ、そんな経歴はどうでもいい。
この人の音源がなかなか手に入らなかったのである。
美しく、太く、熱く、厚く、海のように山のように朗々と響き渡るこの人の演奏が。
何らかの事情があって復刻が進まなかったのか。
どういうわけか中古市場にLPが出回ることも少なく、復刻盤もなかなか現れず、ずっと飢餓状態だった。
それが今回ドイツNCAからテレフンケン・レコーディングのすべてがボックスになって登場したのである。
不意に。
しかもAbbey Road StudioにてTelefunkenのオリジナル・アナログ・マスター・テープからのリマスタリングである。
そして・・・この非常識な価格。
もしこれまでこの人の演奏に接したことがなければ、迷わずこのボックスを手にとってみるといい。
弦楽器を愛する人なら誰もがこの人の虜になるだろう。
そして、これほどの名手の演奏が知られていなかった現状をいぶかしく思いつつ、手元のこのボックスを眺めてほっと安堵するだろう。
よく自分のもとに来てくれた、と。
どうか完売する前に手に入れてほしい。
間違いなく一生の宝になるはずである。
43ページにわたる豪華ブックレットにはプライベート写真まで多数掲載されているという。
さらにショパンとドビュッシーのチェロ・ソナタはモノラル音源にあわせてごていねいに未発表だったステレオ音源まで付けてくれているらしい。
製作者の意気込みに感服するのみである。
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NCA 234337
(10CD)
\5300→\4490 |
ルートヴィヒ・ヘルシャー・テレフンケン・レコーディング全集
CD1
ショパン
1. 序奏と華麗なるポローネーズ ハ長調,
op. 3 8‘39
フォーレ
2. 夢のあとに 2‘51
レスピーギ
3. アダージョと変奏 12‘13
ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)
Total Time 23‘51 |
CD2
ドヴォルザーク
1.森の静けさ, op. 68,5 4‘56
2.ロンド ト短調, op. 94 7‘32
Johann Ernst Gailliard
3.サラバンド ホ長調 3‘31
クープラン
4.愛らしいラジュール 3‘31
フレスコバルディ
5. トッカータ ニ長調 4‘38
ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)
Total Time 24‘31 |
CD3
ショパン
1. 序奏と華麗なるポローネーズ ハ長調,
op. 3 8‘39
ドビュッシー
2.チェロ・ソナタ 第1番 ニ短調 10‘10
(モノラル・ヴァージョン)
3.チェロ・ソナタ 第1番 ニ短調 10‘09
(ステレオ・ヴァージョン)
ハンス・アルトマン(ピアノ)
Total Time 29‘10 |
CD4
J.S.バッハ
無伴奏チェロ組曲「サラバンド」集 BWV 1007-1012
1. No. 1 G major, BWV 1007 3‘45
2. No. 2 d minor, BWV 1008 5‘33
3. No. 3 C major, BWV 1009 4‘58
4. No. 4 E flat major, BWV 1010 4‘03
5. No. 5 c minor, BWV 1011 3‘45
6. No. 6 D major, BWV 1012 5‘05
Total Time 27‘31 |
CD5
ヴァレンティーニ (arr. Alfredo Piatti - Eugen
Rapp)
ソナタ第10番 ホ長調
1. Grave 2‘54
2. Allegro 2‘46
3. Allegro (Tempo di Gavotte) 2‘17
4. Largo 2‘33
5. Allegro 2‘44
グルク
(arr: Henri Grunfeld)
6. メロディ 3‘37
シューベルト
(arr: Gaspar Cassado)
7. アレグレット・グラツィオーソ 3‘44
サン・サーンス
8. 動物の謝肉祭〜白鳥 2‘43
ラヴェル
9. ハバネラ形式の小品 2‘55
ハンス・アルトマン(ピアノ)
Total Time 26‘45 |
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ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
CD6
ベートーヴェン
チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調, op. 5,1
1. Adagio sostenuto 18‘09
2. Allegro vivace 7‘57
チェロ・ソナタ 第2番 ト短調, op. 5,2
3. Adagio sostenuto et espressivo 4‘54
4. Allegro molto piu tosto presto 8‘33
5. Rondo - Allegro 9‘16
エリー・ナイ(ピアノ)
Total Time 49‘05 |
CD7
ベートーヴェン
チェロ・ソナタ 第3番 イ長調, op. 69
1. Allegro, ma non tanto 12‘35
2. Scherzo. Allegro molto 6‘21
3. Adagio cantabile - Allegro vivace
9‘16
チェロ・ソナタ 第4番 ハ長調, op. 102,1
4. Andante - Allegro vivace 8‘21
5. Adagio - Andante - Allegro vivace
7‘25
魔笛の主題による7つの変奏曲
6. Thema 10‘55
Var. I-IV: Andante
Var. V: Si prende il tempo un poco piu
vivace
Var. VI: Adagio
Var. VII: Allegro non troppo
エリー・ナイ(ピアノ)
Total Time 55‘15 |
CD8
ベートーヴェン
チェロ・ソナタ 第5番 ニ長調, op. 102,2
1. Allegro con brio 6‘35
2. Adagio con molto sentimento d’affetto
9‘18
3. Allegro 4‘59
4. 魔笛の主題による12の変奏曲 10‘30
5. 魔笛の主題による12の変奏曲 12‘42
(ヘンデル)
エリー・ナイ(ピアノ)
Total Time 44‘19 |
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CD9
ショパン
チェロ・ソナタ ト短調, op. 65
1. Allegro moderato 8‘58
2. Scherzo 5‘03
3. Largo 2‘49
4. Finale. Allegro 6‘00
(モノラル・ヴァージョン)
メンデルスゾーン
チェロ・ソナタ第1番 ロ長調, op. 45
5. Allegro vivace 12‘10
6. Andante 5‘27
7. Allegro assai 5‘59
ショパン
8. Allegro moderato 8‘48
9. Scherzo 5‘06
10. Largo 2‘51
11. Finale. Allegro 6‘01
(ステレオ・ヴァージョン)
ハンス・アルトマン(ピアノ)
Total Time 69‘48 |
CD10
ドヴォルザーク
チェロ協奏曲 ロ短調, op. 104
1. Allegro 14‘12
2. Adagio, ma non troppo 11‘17
3. Allegro moderato 11‘57
ハンブルク国立歌劇場管弦楽団
ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)
Total Time 37‘36 |
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クラムシェル・ボックス、オリジナル・ジャケ仕様。
Abbey Road StudioにてTelefunkenのオリジナル・アナログ・マスター・テープからのリマスタリング。
プライベート写真多数掲載の43ページ豪華ブックレット封入。

ヘルシャーの数少ないアルバムからいくつかご紹介しておきましょう・・・
ちなみに店主の手元のBASF の中古LP は税抜き¥28950という価格になってる。
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
<LP>
ALTUS(LP)
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ALTLP 119/21
(3LP)
\19800+税
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ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル
1977年来日ライヴ・エディション |
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 |
[LP1-A] チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
第1、2楽章
[LP1-B] チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
第3、4楽章
[LP2-A] シベリウス:交響曲第7番ハ長調Op.105
[LP2-B] ワーグナー:
歌劇『タンホイザー』序曲、
楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕前奏曲
[LP3-A] ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
第1、2楽章
[LP3-B] ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
第3、4楽章 |
あの来日から40 年。ムラヴィンスキーの77
年東京ライヴ、待望の初LP 化!
録音:[LP1][LP2-A]1977年10月19日/NHKホール(ライヴ、ステレオ録音)
[LP2-B][LP3]1977年9月27年/東京文化会館(ライヴ、ステレオ録音)/国内プレス、完全限定生産盤、ステレオ、初LP
化、日本語帯・解説付
ムラヴィンスキー3 度目の来日となった1977
年の公演から、東京でのライヴをLP3 枚にまとめました。チャイコフスキーの5
番、シベリウスの7 番、ブラームスの2 番という超弩級の交響曲3
題に、こちらも聴き応えたっぷりなワーグナーの管弦楽曲を加えた重厚かつ濃厚な内容。ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの人智を超えた壮絶な演奏がよみがえります。
同じALTUS レーベルよりCD として発売され、その演奏の凄まじさゆえに大反響を巻き起こした音源ですが、今回は新たなリマスタリングを施したアナログ・マスターテープを作った上でのLP
化。レコードならではの音質でこの超名演をお楽しみ頂けるよう心を込めて製作いたしました。
恐ろしいまでの合奏能力、唸る金管、切れ味抜群の弦。そして凍てつくような緊張感!厳しい音世界を突き詰めた、これぞムラヴィンスキーの至芸と言える演奏が詰まっています。
どれも脱帽の名演ですが、特にシベリウスがたいへん独特。この曲からここまで強烈な緊張感と爆発力を引き出すことの出来る指揮者はまずいないでしょう。当日実演に接した聴衆の衝撃もさぞ尋常ではなかったろうと思います。40
年たった今でも決して色あせることのない、逆にますます鮮烈なものとなる、「ムラヴィンスキーという奇跡」の記録です。

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TAHRA レーベル・シリーズ
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TALTLP 037/8
(2LP)
\13600+税
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アーベントロート一世一代の爆烈演奏
「バイエルンとのブラ1」をLP化
[LP1-A]
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
第1、2楽章
[LP1-B]
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op.68
第3、4楽章
[LP2-A]
シューマン:交響曲第1番 変ロ長調 Op.38
第1、2楽章
[LP2-B]
シューマン:交響曲第1番 変ロ長調 Op.38
第3、4楽章 |
ヘルマン・アーベントロート(指揮)
[LP1]バイエルン国立管弦楽団
[LP2]ベルリン放送交響楽団 |
奇演中の奇演、ユニークの極み!アーベントロート一世一代の爆烈演奏「バイエルンとのブラ1」をLP
化。
録音:[LP1]1956年1月16日、 [LP2]1955年9月18日(ライヴ、モノラル録音)/国内プレス、完全限定生産盤、モノラル、日本語帯・解説付
白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に(?)、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。音質に定評あるTAHRA
レーベルの音源をリマスタリングし、新たなアナログ・マスターテープを作った上でLP
化しています。
ブラームスの1 番は知る人ぞ知る奇演中の奇演。まるで慣性の法則完全無視、吹き飛ばされそうなテンポ設定!特に終楽章、誰が予想するよりも速く、誰が予測するよりも遅く、前へ後ろへと引っ張りまわされる驚愕の指揮ぶり。そのほとばしる音楽表現にオケが負けじと喰らい付き、手に汗握る圧巻の演奏を披露!めちゃくちゃ面白いです。
シューマンも燃え上がる演奏。第2 楽章のヴァイオリンの蠱惑的ヴィブラート、素朴に始まったかと思ったら急激に巨大化するフィナーレなど、個性爆発。全編リズミックな力強さに溢れています。 |
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TALTLP 039/40
(2LP)
\13600+税
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白熱したエロイカ!アーベントロート、
ユニークな爆発的演奏をLP化。
[LP1-A]
ベートーヴェン:『エグモント』序曲
Op.84
[LP1-B]
ベートーヴェン:
交響曲第3番 変ホ長調『英雄』 Op.55
第1楽章
[LP2-A]
ベートーヴェン:
交響曲第3番 変ホ長調『英雄』 Op.55
第2楽章
[LP2-B]
ベートーヴェン:
交響曲第3番 変ホ長調『英雄』 Op.55
第3、4楽章 |
ヘルマン・アーベントロート(指揮)
ベルリン放送交響楽団 |
ここまで白熱したエロイカがあったとは!アーベントロートにしかあり得ない、ユニークな爆発的演奏をLP化。
録音:1954年2月13日/ベルリン国立歌劇場(ライヴ、モノラル録音)/国内プレス、完全限定生産盤、モノラル、日本語帯・解説付
白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロート。その強烈ぶりとは裏腹に(?)、彼は楽団員からの尊敬を一身に集め、地元市民からも非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の音楽世界をとくとお楽しみください。
音質に定評あるTAHRA レーベルの音源をリマスタリングし、新たなアナログ・マスターテープを作った上でLP
化しています。
『英雄』第1 楽章で頻出するスフォルツァンドやクレッシェンドが書かれた部分での「踏み込みの良さ」、急激にガッと圧力をかける勢いがアーベントロートならでは。作曲時のベートーヴェンが前人未到の規模の音楽世界に決然と乗り込んでいった感覚が現代によみがえったような、白熱の演奏です。高速のスケルツォでは、トリオのホルンが爆鳴き!想像を絶する猛々しさで、ばりばりと空気をつんざきます。フィナーレはテンポの変化が楽しく、フーガが始まる少し前のフェルマータの長さもユニーク。そしてコーダは興奮のるつぼ。
オーケストラが嬉々として演奏する姿が目に浮かぶような、目まぐるしくも充実した圧倒的演奏です。 |

5/24(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
BONGIOVANNI
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知れらざる近代イタリアの管弦楽作品
ロレンツォ・ペロージ:
Inno Cattolico(金管合奏)/組曲第2番『ヴェネツィア』/
弦楽四重奏第3番よりアダージョ(管弦楽版)/
2つの道/主題と変奏/ |
アルトゥーロ・サッケッティ(指揮)
オルケストラ・シンフォニア・スタービレ・
「ジョヴァンニ・フランチェスコ・プレッセンダ」・ディ・アルバ、他 |
録音:2002〜2008年/75’11’’
イタリアの作曲家、ロレンツォ・ペロージ(1872-1956)による管弦楽作品集です(1
曲目のみ金管合奏)。
ペロージはイタリアの各都市をテーマにした組曲を書くプロジェクトを立ち上げ、ここに収録されている『ヴェネツィア』以外に『ローマ』『フィレンツェ』『ミラノ』など計8
曲を書き上げました。
そしておそらく彼の「第九」になったであろう『ナポリ』が、未完成作品として残っています。響きは古典的なもので、『2
つの道』ではモーツァルトのメロディが臆面もなく歌われます。 |
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GB 2486
(2CD)
\5000
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パイジェッロの珍しいインテルメッツォ
パイジェッロ:
インテルメッツォ『ヴィラのセミラーミデ』 |
カロリーナ・リッポ(ソプラノ)
イレーネ・モリナーリ(アルト)
ファビオ・ペリッロ(テノール)
パスクアーレ・アルカモーネ
(バス・バリトン)
ジョヴァンニ・ディ・ステファノ(指揮)
ジョヴァンニ・パイジェッロ音楽祭管弦楽団 |
録音:2014年9月17-18日/イタリア、ターラント(ライヴ)/40’26’’、55’38’’
インテルメッツォ(幕間劇)として書かれた『ヴィラのセミラーミデ』はパイジェッロによるメタ・メロドラマへの最初の試みです。軽い口当たりの小気味良い音楽が4
人の歌手によって楽しく歌われます。
取り上げられる機会の少ない珍しい作品の、貴重なライヴ録音です。 |
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「Candia 1669」
La rose enflorese(伝承曲)/
オロロージョ:イントラーダ XV/
ツィアーニ:ソナタ第10番/Thalassaki(
伝承曲)/
S.ロッシ:ガリアルダ第1番/グアーミ:4声のカンツォン/
マリーニ:『ラ・モニカ』によるソナタ/
Avram avinu - Hicaz Mandira( 伝承曲)/
カヴァッリ:3声のカンツォン/レグレンツィ:Salmo
Credidi/
Uskudar(伝承曲)/ベルナルディ:6声のソナタ第6番『戦い』 |
アンサンブル・アニマンティカ |
民族の戦いの歴史を音楽で表現したアルバム
録音:2016年10月30日/60’27’’
1644 年から1669 年にかけて起こったクレタ戦争の大部分を占めた「カンディア包囲戦」をテーマに、伝承曲やその時代に関連したバロック作品で構成した1
枚。
民族楽器と古楽器が入り乱れ、熱のこもった演奏が展開されます。 |
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BOTTEGA DISCANTICA
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DISCANTICA 297/298
(2CD)
\4800 →\4390
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羊腸製の芯線のみから成るプレーンガット(裸ガット)弦
J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(全曲)
第1番ト長調 BWV 1007/第2番ニ短調 BWV
1008/第3番ハ長調 BWV 1009
第4番変ホ長調 BWV 1010/第5番ハ短調
BWV 1011/第6番ニ長調 BWV 1012 |
ルーカ・フランゼッティ(チェロ) |
プレーンガット弦を使用!
録音:時期の記載なし、バルトーク・スタジオ、サン・ジェルヴァジオ教会、ベルナレッジョ、ミラノ県、イタリア
使用楽器:製作者不詳、ロンバルディア、イタリア、19世紀初頭(アウロラ・ナトラ・ヒナステラ所有)
巻き弦ではなく羊腸製の芯線のみから成るプレーンガット(裸ガット)弦を使用した演奏。プレーンガット弦は温度・湿度の影響を受けやすく張力も弱いため音を保持することが困難であり、演奏には相応の技術を要します。使用楽器の所有者アウロラ・ナトラ・ヒナステラは作曲家アルベルト・ヒナステラの夫人で、自身もチェロ奏者でした。
ルーカ・フランゼッティは1969年イタリアのパルマ生まれ。ヴァイオリン、ピアノ、ギターを学んだ後チェロに転向し、30歳でミラノ・G・ヴェルディ交響楽団の首席チェロ奏者に就任。この時期にはスコットランド室内合唱団の第1ヴァイオリン奏者も務めていました。
2004年にはクラウディオ・アバドと共にボローニャ・モーツァルト管弦楽団創設に参画し、さらにルツェルン祝祭管弦楽団にも参加。2009年ベネズエラに招かれ、以来同国の音楽教育の発展に尽力。イタリア国内外で演奏と教育活動を展開しています。
ここで今回のアルバムの抜粋が聴けるようです。
https://www.discantica.it/discantica_scheda2.php?id=297

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グスタフ・シュタインマン製オルガン
J・S・バッハ(1685-1750):
オルガンのためのトッカータとフーガ ニ短調
BWV 565
オルガンのためのトリオ・ソナタ第3番ニ短調
BWV 527
オルガンのための協奏曲イ長調 BWV 593
(原曲:ヴィヴァルディの協奏曲 Op.3
No.8)
目覚めよ、と呼ぶ声あり(オルガンのためのコラール前奏曲)BWV
645
ルイ=クロード・ダカン(1694-1772):スイスのノエル(オルガンのための)
J・S・バッハ:
オルガンのためのトッカータとフーガ ホ長調
BWV 566
かくも喜びに満てる日(オルガンのためのコラール前奏曲)BWV
605
メンデルスゾーン(1809-1847):オルガン・ソナタ第3番イ長調
Op.65 No.3 |
ロベルト・ムッチ(オルガン) |
録音:2016年11月、サン・ピエトロ&サン・パオロ教区教会、ロベッロ・ポッロ、コモ県、イタリア
使用楽器:1984年、グスタフ・シュタインマン製 |
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メンデルスゾーン(1809-1847):ピアノ四手連弾のための作品集
序曲「真夏の夜の夢」Op.21(作曲者編曲、ピアノ四手連弾版)
劇付随音楽「真夏の夜の夢」Op.61(作曲者編曲、ピアノ四手連弾版)
無言歌集第5巻 Op.62(作曲者編曲、ピアノ四手連弾版)
五月のそよ風 ト長調/出発 変ロ長調/葬送行進曲
ホ短調
朝の歌 ト長調/ヴェネツィアの舟歌(第3)イ短調/春の歌
イ長調
二重奏曲(ピアノ四手連弾のためのアンダンテと華麗なアレグロ)イ長調
Op.92 |
ティツィアーナ・モネータ、ガブリエーレ・ロータ(ピアノ) |
録音:2016年10月17-19日、バロック・ホール、SMCレコーズ、イヴレア、イタリア
当レーベルに数々のピアノ・デュオ編曲版を録音しているティツィアーナ・モネータ&ガブリエーレ・ロータ。今回も話題になりそうです。 |
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ピエトロ・アレッサンドロ・ヨン(1886-1943):
オルガンとオルガン=ピアノ二重奏のための作品集
オルガンのためのトッカータ/オルガンのための悲歌
[Canto elegiaco]
オルガンのための宗教的組曲第1番 から
来たれ主よ(オフェルトリウム)
グレゴリオ聖歌の賛歌「星々の創り主」によるフィナーレ
オルガンのための12のディヴェルティメント
から
思い出/旧いメヌエットとムゼッタ/キリストの凱旋、復活祭の行列
グレゴリオ協奏曲(ピアノとオルガンのための)(*) |
アンドレア・トスキ(オルガン)
マルコ・アルピ(ピアノ(*)) |
録音:2016年4、7月、ジュゼッペ・ニコリーニ音楽院サロン、ピアチェンツァ、イタリア
使用楽器(オルガン):タンブリーニ制、1975年(2014年拡張)
ピエトロ・アレッサンドロ・ヨンはイタリアのピエモンテ地方に生まれたオルガン奏者・作曲家。1907年アメリカ合衆国のニューヨークに移住し後に市民権を得ました。
1907年から1926年までニューヨークのフランシスコ・ザビエル教会のオルガニストを務め、1926年には聖パトリック大聖堂のオルガニストに就任しました。 |
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見よ御身の民を イタリアでよく知られる宗教歌を集めて
不詳:Mira il tuo popolo
ヴィンチェンツォ・チマッティ(1879-1965):Ausiliatrice,
Vergine bella
ロレンツォ・ペロージ(1872-1956):Tota
pulchra es Maria
不詳:Andro a vederla un di / O del cielo
gran Regina
ドメニコ・シルヴェーリ(1818-1900):Armonia
religiosa(*)
チェーザレ・ザネッラ(1879-1955):Che
magnifica notte di stelle
フェデリコ・カウダーナ(1878-1963):Puer
natus
セッティモ・ジマリーノ(1885-1950):Viaggio
dei Magi(*) / Alla fredda tua capanna
アントニオ・ベルトラーミ(?-1997?):Inno
eucaristico
不詳:Io sento la tua voce
ジュゼッペ・カルアーナ(1880-1931):T'adoriam,
Ostia divina
ルイージ・ピッキ(1899-1970):Elevazione(*)
F・モロー(?-?):Noi vogliam Dio
不詳:Sacro cuor d'amor ferito / Cristo
risusciti |
ラウス・デオ合唱団(*以外)
アンドレア・コッツィ(オルガン)
ロベルト・ムッチ(指揮(*以外))
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録音:2016年5月、場所の記載なし
(*)はオルガン独奏曲。
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BRIDGE
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ヒンデミットの50分を超える大曲
「ルードゥス・トナリス」
ワイズガル:ピアノ・ソナタ(1982)
ヒンデミット:ルードゥス・トナリス(1942) |
マーティン・ペリー(ピアノ) |
録音:2016 年3 月25、26 日,米国,メイン州,ブランズウィック,DDD、69'43
メインはヒンデミットの50 分を超える大曲「ルードゥス・トナリス」。1942
年、米国時代のヒンデミットの作品で、ルードゥス・トナリスとは音の遊びという意味。前奏曲の後、フーガ、間奏曲が繰り返され、12
番目のフーガの後に後奏曲が置かれ、全25 曲。
ヒューゴ・ワイズガル(1912-1997)は、オーストリア=ハンガリー帝国時代のブルノ近郊のイヴァンチツェの生まれ。少年時代に一家で米国に移住している。ピアノ・ソナタは1982
年、70 歳の時の作品。
マーティン・ペリーはカリフォルニア出身のピアニスト。アルメニア人の血を引いているという。近現代のピアノ曲を得意としている。 |
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「デイヴィッド・ラコウスキ:練習曲集第4巻」
第77番 エッコ・エコ/第86番 プログ・スプリングス/
第80番 花火/第71番 掛け合い/第73番 大物/
第72番 ドリアン・ブルー/第81番 カイン変奏曲/
第74番 でない/第85番 消えていく回帰/
第87番 子守歌/第75番 黄昏/第82番 F これ/
第89番 これは囀りを意味する/第76番 クレイヴ/
第97番 静けさ/第93番 ポークリテュード/第87番
子守歌/
第84番 何がヘアピンしたのか/第88番 一緒におもちゃした/
第78番 反射の上で/第83番 私を助けて/
第90番 ソリッド・ゴルディー/第79番 ナルシステュード |
エイミー・ブリッグズ
(ピアノ,トイピアノ,チェレスタ) |
録音:2014 年6 月9-11日 ニューヨーク、DDD,77'20
エイミー・ブリッグズ(ディサナヤケ)による米国の作曲家、デイヴィッド・ラコウスキのピアノ練習曲集第4集(既発売:BCD9121、9157、9310)。ラコフスキはバーモント州セントオールバンズ出身。21
世紀に入ってから著しく頭角を現している。
この練習曲集では、いくつかの曲におもちゃのピアノやチェレスタを用いているのが面白い。
エイミー・ブリッグズは米国の現代作曲家のピアノ作品のスペシャリストとして知られている。 |
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「ラフマニノフ:ヴァイオリンとピアノのための作品集」
ロマンス イ短調 TN ii /31/ロマンス「4月」
TN ii/50/1/
セレナード 変ロ短調 Op.3-5/東洋風のロマンス
Op.4-4/
ロマンス ニ短調 Op.6-1/ハンガリー舞曲
Op.6-2/
ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18 第2楽章—祈り/
ここはすばらしい場所 Op.21-7/調べ Op.21-9/
前奏曲 ニ短調 Op.23-3/前奏曲 ニ長調 Op.23-4/
前奏曲 変ホ短調 Op.23-9/イタリアのポルカ
TN ii/21/
前奏曲 ト長調 Op.32-5(第16番)/
練習曲「音の絵」Op.33—第3曲 ハ短調,第7曲
ハ短調/
ヴォカリーズ Op.34-14/ひなぎく Op.38-3/
東洋風の素描 TN ii/19/2/
パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43〜第18変奏 |
アネル・カズミ・グレゴリー(Vn)
アレクサンドル・シンチュク(Pf) |
録音:2016 年6 月 カリフォルニア州,バーバンク、DDD,
71'12
ラフマニノフの様々な小曲をヴァイオリンで演奏している。編曲ものはハイフェッツやクラシルナーなどによるもの。アネル・カズミ・グレゴリーは、ここ5
年ほど世界各地のコンクールで優勝、入賞を果たしている注目の若手ヴァイオリニスト。ミドルネームにカズミとあるように日本人の血を引いているとのこと。
アレクサンドル・シンチュクは1988 年、極東ロシア、日本海の対岸の町ナホトカの生まれ。2008
年、モスクワでのラフマニノフ・コンクールで第1
位を獲得、以来国際的に活躍している。 |
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「マーティン・ボイカン(b.1931):室内楽作品集(1993-2012)」
(1)ヴァイオリン独奏のための即興曲/(2)ピアノ三重奏曲第3番
「通過儀礼」/
(3)詩篇第121番/(4)ヴァイオリン・ソナタ第2番/(5)ヴィオラ・ソナタ |
(1)(2)(3)ヨハナン・ケンドラー(ヴァイオリン)/(2)(3)ジョシュア・ゴードン(チェロ)/
(2)スティーヴン・ウェイト(ピアノ)/(3)パメラ・デラル(メッゾソプラノ)/
(3)エミル・オルトシュラー(ヴァイオリン)/(3)メアリー・ルース(ヴィオラ)/
(4)カーティス・メイコーマー(ヴァイオリン)/(4)スティーヴン・ゴスリング(ピアノ)/
(5)マーク・バーガー(ヴィオラ)/(5)萩野陽子(ピアノ) |
録音:(1)(2)(3)2011 年3 月3 日 マサチューセッツ州,ウォルサム、(4)2011
年9 月20 日 ニューヨーク、(5)2015 年5 月17
日 マサチューセッツ州,ウォルサム、DDD, 56'15
マーティン・ボイカンの室内楽作品集。ボイカンは1931
年、ニューヨークの生まれ。ピアニストとしても有名で、室内楽演奏に参加したり、ラインスドルフ時代のボストン交響楽団のピアニストを務めたりしていた。
このCD には1993 年から2012 年までの比較的近年の作品が収録されている。ケンドラーはイスラエル出身で米国に渡ったヴァイオリニスト。現在は日本でも活躍している。 |
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「アメリカ4手ピアノ作品集」
(1)ラーダール:静かな音楽(1994,2001)
(2)マスト:パッサカリア(2000,2001)
(3)アイヴズ:3つの四分音小品(1925)
(4)シエラ:危険と記憶について(1997)
(5)ドアティ:ラウンジ・リザーズ(1994) |
クアトロ・マーニ:
【スティーヴン・ベック(Pf)
スーザン・グレイス(Pf)】
(5)ジョン・キンジー(打楽器)
(5)マイケル・テトロールト(打楽器) |
録音:2015 年10 月4−10 日,コロラドスプリングス、DDD,
62'42
チャールズ・アイヴズを除くと、フレッド・ラーダール(1943-)、ジョン・マスト(1954-)、アーリーン・シエラ(1970-)、マイケル・ドーアティ(1954-)と現代の米国の作曲家の4
手ピアノのための作品を集めている。
クワットロ・マーニ(イタリア語で4 手の意味)はスティーヴン・ベックとスーザン・グレイスによるピアノ・デュオ。ドアティのラウンジ・リザーズだけ打楽器が参加する。 |
GALLO
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「親密なオーボエ作品集」
ルカ・モスカ(1957-):5つの小品
シャルル・ケクラン(1867-1950):
オーボエとピアノのための14の小品Op.179
より
第4番、第8番、第10番、第11番
フランク・マルタン(1890-1974):小さな嘆き歌
ヴィトルト・ルトスワフスキ(1913-1994):墓碑銘
ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):2つの昆虫の小品
ベンジャミン・ブリテン:時の変化
エドワルド・ボグスワフスキ(1940-2003):4つのスケッチ
ヘンリー・カウエル(1897-1965):コラールによる3つのオスティナート
カール・ニールセン(1865-1931):幻想小品集Op.2 |
オマル・ゾボリ(オーボエ)
フリーデマン・リーガー(ピアノ) |
コンツェントゥス・ムジクスやイル・ジャルディーノ・アルモニコで活躍したオーボエ奏者オマル・ゾボリの近現代オーボエ作品集!
録音:2013 年-2014 年(ライヴ録音)、60’52
イタリア出身のオーボエ奏者オマル・ゾボリ。セルジオ・ポッシドーニ、ハインツ・ホリガー、ポール・ドンブレヒトなどに師事。ルガーノ放送管弦楽団の首席オーボエ奏者などを務め、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスやイル・ジャルディーノ・アルモニコなどにも参加している。
このアルバムではケクランやマルタンなどの情感豊かなオーボエの小品や、ルトスワフスキ、カウエルといった現代音楽作曲家の作品を収録。 |
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「カレイドスコープ」
〜ジュリアン・フランソワ・ツビンデン(1917-):
100歳記念アルバム |
ジュリアン・フランソワ・ツビンデン
(作曲、ピアノ) |
(1)-(3)スイス放送ローザンヌでのジャズ演奏
1. Begin the beguine (Cole Porter)/2.
Blues in F (J.-F-Zbinden)/
3. Rosetta (Earl Hines / William Woode)
(4)-(6)ジョー・ローランドによる3つの歌
(歌詞・作曲:ツビンデン、編曲・指揮:クロード・イヴォワール)
4. Le Merle noir /5. Les Amoureux de
Peynet /6. Romance pour un chien
(7)-(9)ロマンド・キュイーヴル器楽アンサンブル(E.R.I.C)のための作品
7. La Vaudoise /8. La Collegienne/9.
ERIC-Parade /10. Hommage a Gershwin
(11)ジャック・ロラン(Jack Rollan)への贈り物
11. Fantaisie pour 3 pianos sur des indicatifs
d'emissions de Jack
(12)-(15)偉大な女性との共演、ローザンヌ放送にて(ピアノ:ツビンデン)
12. ジュリエット・グレコ / Je suis comme
je suis
13. ニコール・ヴァーヴィル/ La Chanson
du scaphandrier
14. ジャクリーン・フランソワ/ Mademoiselle
de Paris
15. マリアン・オズワルド / Barbara
(16)(17)ツビンデンの軽音楽
16. Sentinemtal Blues/17. Monte-Carlo
Waltz |
スイスの作曲家・ジャズピアニスト、ツビンデン100歳記念アルバム
スイス放送(Radio Television Suisse)音源
61’13
ジュリアン・フランソワ・ツビンデンはスイスの作曲家で作曲をルネ・ガーバーに師事。1938
年からジャズ・ピアニストとして活動を始め、1973
年〜1979 年と1987 年〜1991 年の2 回、スイス音楽家連盟の会長を務めました。
2017 年100 歳を記念してスイスの公共放送局「Radio
Television Suisse(RTS)」のアーカイヴから貴重な録音をまとめました。
フランスの伝説のシンガー、ジュリエット・グレコやジャクリーン・フランソワ、マリアン・オズワルドといった往年のシャンソン歌手とのピアノでの共演やジュリアン・フランソワ・ツビンデン作曲のマーチやファンファーレ、ジャズ演奏など多岐に渡る活躍を収録しています。 |
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ジャン・フロワドゥヴォー(1933-):
チェンボの素晴らしい肖像画
(ジャン・フロワドゥヴォーの中国の童話)【フランス語版】
序曲/市場で/知事の宮殿/手提げランプのキャバレー/
泉の近くの外観/結婚式/Zhu-Ai の死/回想/
シンプルで純粋な生活/フィナーレ:再会/空き家の冒険 |
マルティン・レイモンド(Cemb)
ハルマール・ベルグ(Pf)
ヴァンサン・ファヴロー(Perc)
ダフネ・ベギン(語り手) |
録音:2016 年, 41’33
スイスの現代音楽作曲家、ジャン・フロワドゥヴォーによる物語と音楽が一体化した「Cheng-Boの素晴らしい肖像画」。楽曲の前に語りがあり、そのあとに音楽で綴っていきます。
中国の童話を題材に、音楽も中国的なメロディに溢れています。フランス語版 |
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ジャン・フロワドゥヴォー(1933-):
チェンボの素晴らしい肖像画
(ジャン・フロワドゥヴォーの中国の童話)【ドイツ語版】
序曲/市場で/知事の宮殿/手提げランプのキャバレー/
泉の近くの外観/結婚式/Zhu-Ai の死/回想/
シンプルで純粋な生活/フィナーレ:再会/空き家の冒険 |
マルティン・レイモンド(Cemb)
ハルマール・ベルグ(Pf)
ヴァンサン・ファヴロー(Perc)
ギレス・チューディ(語り手) |
録音:2016 年, 41’33
※上記(GALLO1474)と同内容。語りがドイツ語版。 |
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「音の窓」〜20&21世紀のトランペットとオルガン作品集
(1)(2)コラード・マリア・サリエッティ(1957-):
『詩篇』(詩篇42番/詩篇150番)
(3)ペトル・エベン(1929-2007):
ディートリヒ・ブクステフーデへのオマージュ(オルガン独奏)
(4)-(7)ペトル・エベン:
窓〜マルク・シャガールの「窓」による
(8)ジョゼフ・ジョンゲン(1873-1953):
ソナタ・エロイカ(オルガン独奏)
(9)アンソニー・プログ(1947-):思考 |
アンドレ・シュプバッハ(トランペット)
エカテリーナ・コファノヴァ(オルガン) |
録音:2015 年9 月、DDD, 63’24
心癒される人気の組み合わせ、オルガン&
トランペットの共演のアルバムです。今作はサグリエッティやエベンの作品など20
世紀と21 世紀に作曲された楽曲のため、心癒されるというより刺激に満ちた作品ばかりです。
2 人の素晴らしいコンビネーションと調和のとれたアンサンブルを堪能。 |
K&K
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「アリア&カンタータ集」
ヘンデル:「リナルド」—序曲,恐ろしい復讐の女神たちよ
スコットランド民謡:オールド・ラング・サイン
ヘンデル:「リナルド」—私を泣くがままにさせてください
パクパーン:マ=アム(私の心)
パーセル:「ディドとエネアス」—私が大地の中に埋められた時
フェランディーニ:「マリアの涙」−もし神が(オーケストラのみ)
ヘンデル:「イェフタ」—さよなら、清らかな泉よ
フェランディーニ:「マリアの涙」−もし神が
ヘンデル;「ジューリオ・チェーザレ」—
もしあなたが私に哀れみを感じないのならば,難破した船が嵐から
パーセル:グラウンドに基づく3 声のファンタジア
Z.731
パーセル:「妖精の女王」—ああ、私を泣かせたままにしてください
カーター:音楽(ラ・ミュージク)
ヘンデル:グローリア
ヘンデル:
アン女王の誕生日のための頌歌 HWV 74—神々しい光の永遠の源よ |
サラ・ヴェーゲナー(ソプラノ)
イル・カプリッチョ(バロック・オーケストラ) |
KUK 216から番号変更
ドイツのソプラノ、サラ・ヴェーゲナーがバロックからカーターまで歌う!
録音:2015 年5 月16日,マウルブロン修道院(ライヴ)、76'23、DDD
マウルブロン修道院での演奏会のライヴ録音シリーズ、ドイツのソプラノ、サラ・ヴェーゲナーとバロック・オーケストラ、イル・カプリッチョの共演。
ヘンデルが主で、2000 年に発見されたグローリアがメイン。その他パーセルや現代の作曲家の作品も交えて、ヴェーゲナーの透明な歌声が楽しめる。
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<国内盤>
<LP>

5/23(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
METIER
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MSV-28569
\2600 |
ケヴィン・ラフテリー(1951-):室内楽作品集
1.弦楽四重奏曲 第1番
2-4.First Companion
5-13.Pleasantries
14-16.五重奏曲「墓地」 |
ヒース四重奏団…1
バークレー・アンサンブル…2-13
アニマーレ・アンサンブル…14-16 |
アメリカの作曲家ケヴィン・ラフテリーの作品集。1951年セントルイスに生まれ、カリフォルニア大学で作曲を学び、1989年からロンドンで活動。現在はニュー・ロンドン室内合唱団で歌い、アンサンブルではファゴットを演奏、またリッチモンド・コンサート・ソサエティの音楽監督も務めています。
彼の作品はモダンでありながらもどこか抒情性を帯びた曲調が魅力的。このアルバムには4作品が収録されています。
録音 2016年2月16日 All Saints’ Church,
East Finchley…1 2013年5月11-12日 All Saints’
Church, East Finchley…2-13 2011年5月8日 Charterhouse Chapel, Godalming,Surrey…14-16 |
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MSV-77206
(2CD)
\2600 |
Intricate Web
リズ・ジョンソン(1964-):作品集
【CD1】
1.弦楽四重奏曲 第3番「Intricate Web」
2.チェロ組曲 第1部
3.海を越えて
4.Jo Shapcott Settings:Cabbage Dreams
5-7.弦楽四重奏曲 第1番「Images of Trees」
8.Sleep Close
9.Tide purl
10.チェロ組曲 第2部
11.Jo Shapcott Settings:Watching Medusa
12.Fantasia Forty-something
【CD2】
1.クラリネット五重奏曲「Sea-change」
2-4.弦楽四重奏曲 第2番「For Elliott」
5.Jo Shapcott Settings:Elephant Woman
6.Jo Shapcott Settings:Pig
7.チェロ組曲 第3部
8.弦楽四重奏曲 第4番「Sky-burial」 |
ロレ・リクセンベルク(ソプラノ)…CD1:8.11,CD2:5.6.8
ロナルド・ウッドリー(クラリネット)…CD1:3,CD2:1(ピアノ)…CD1:4.8
ヘザー・トゥアック(独奏チェロ)
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
【メンバー】
ルーシー・ラッセル(ヴァイオリン)
マーカス・バーチャム=スティーヴンズ(ヴァイオリン)
アラン・ジョージ(ヴィオラ)
ヘザー・トゥアック(チェロ) |
英国の作曲家リズ・ジョンソンの作品集。その作品は前衛的な響きを持っていますが、決して異端なものではなく、むしろ舞踊の世界では積極的に使われていることで知られています。
合唱作品や独奏曲など、多彩な作品がありますが、この2枚組には室内楽作品が収録されており、複雑な楽想を持つ4つの弦楽四重奏曲を含む15曲が楽しめます。
録音 2014年11月3-5日 St.Martins Church,
East Woodhay…CD2:8 2015年5月20-22日 St.Martins
Church, East Woodhay…CD1:2.5-7.9.10,CD2:7 2015年10月12-14日
St.Martins Church, East Woodhay…CD1:1.12,CD2:2-4 2016年5月8日
Henry Wood Hall, London…CD1:4.8.11,CD2:5.6 2016年6月6-8日
St.Martins Church, East Woodhay…CD1:3,CD2:1 |
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BMC
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コチシュ、ラスト・レコーディング
バルナバーシュ・ケレメン(Vn)
〜フリッツ・クライスラーへのオマージュ |
バルナバーシュ・ケレメン(ヴァイオリン)
ゾルターン・コチシュ(ピアノ) |
フリッツ・クライスラー(作曲・編曲):
1.中国の太鼓Op.3/2.クープランの様式によるルイ13世の歌とパヴァーヌ/
3.ボッケリーニの様式によるアレグレット/
4.ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ舞曲集
第2集 Op. 72, 第2番 ホ短調/
5.エルノ・バローグ(クライスラー編):北の哀歌/6.愛の悲しみ/7.愛の喜び/
8.美しきロスマリン/9.シンコペーション/10.ベートーヴェンの主題によるロンディーノ/
11.ドヴォルザーク(クライスラー編):インド人の嘆き/12.ウィーン風小行進曲/
13.ドヴォルザーク(クライスラー編):ユモレスク/14.ジプシーの女/
15.ジプシー奇想曲/16.チャイコフスキー(クライスラー編):アンダンデ・カンタービレ/
17.おもちゃの兵隊の行進曲/18.レチタティーヴォとスケルツォ・カプリス
Op.6/
19.リヒャルト・ホイベルガー(クライスラー編):オペラ舞踏会/
20.ウィーン奇想曲Op.2/21.プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ |
ゾルターン・コチシュ(1952-2016)のラスト・レコーディング!バルナバーシュ・ケレメンとのクライスラー:ヴァイオリン作品集!
録音:2016年8月6-9,14日、フェニックス・スタジオ、ディオーシュド、ハンガリー,75’20
コチシュのラスト・レコーディング!
2016 年11 月6 日、惜しくも亡くなったハンガリーの偉大な音楽家ゾルターン・コチシュ。
亡くなる約3 か月前に、何度も共演や録音を行っている1978
年生まれの“ハンガリーのクレーメル”という異名を持つヴァイオリニスト、バルナバーシュ・ケレメンとクライスラーのヴァイオリン作品を録音。
クライスラーのオリジナル曲を始め、クライスラーがヴァイオリン用に編曲した作品も収録しています。
コチシュは音楽を慈しむかのようなピアノで、ケレメンのヴァイオリンを優しく包み込みます。ケレメンもクライスラーの超絶技巧作品を圧倒的なテクニックで演奏。“エルノ・バローグ/クライスラー編:北の哀歌”の持つ哀しみの美しさが染みわたります。
“シンコペーション”、“ジプシーの女”や“ジプシー奇想曲”ではリズムが躍動。美しく明快な素晴らしい演奏の登場です!
コチシュは1952 年、ハンガリー、ブダペスト生まれ。18
歳でハンガリー放送主催ベートーヴェン・コンクールに優勝し、ピアニストとして世界中で人気を博しました。1983
年には指揮者のイヴァン・フィッシャーと共にブダペスト祝祭管弦楽団を創設しました。1997
年よりハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団の首席音楽監督に就任。ハンガリー音楽演奏の第一人者として、世界に広めることにも尽力。バルトークの音楽の解釈は現在でも最高峰の演奏として魅了しています。

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「主の到来(Adventus Domini)」〜
中世ハンガリーのグレゴリオ聖歌集
グレゴリオ聖歌集
[12世紀初頭の昇階誦、グラーツの807の写本より] |
スコラ・フンガリカ
ヤンカ・センドレイ(指揮)
ラースロー・ドブサイ(指揮) |
録音:2010 年10 月24−28 日ハンガリー国立博物館,70’45
ハンガリーのグラーツの写本は12 世紀初頭から徐々に発展し、何人かの学者がクロスターノイブルクの聖アウグスティヌス修道院で編纂。
このアルバムでは待降節のミサのための聖歌などが歌われています。ハンガリーの合唱団スコラ・ハンガリカの演奏です。 |
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ゾルターン・イェネイ(1943-):WOHIN?(どこへ?)
(1)WOHIN?2013
(2)ヘラクレイトス in H
(3)ヘラクレイトスの涙
(4)Heraclitus Adverbial
(5)半分は決して同じではない
(6)慰め(サムシング・ロスト:エコー)
(7)ソング・オブ・イノセンス&エクスペリエンス
(8)パヴァーヌ |
(1)(8)ゾルターン・コチュシュ(指揮)
MR(ハンガリー放送)交響楽団
(1)MR(ハンガリー放送)合唱団
(2)-(4)(6)ガボール・チャローグ(ピアノ)
(5)クルーリック弦楽四重奏団
(6)ジョルジ・デリ(チェロ)
(7)ピラ・コムシ(ソプラノ) |
録音:(4)(5)(7)2013 年5 月5 日、(2)(3)(6)2013年10
月2 日、(1)(8)2013 年10 月25 日,59’14
ハンガリーの現代音楽作曲家ゾルターン・イェネイ。リスト音楽院でフェレンツ・ファルカシュに師事。イェネイの初期の作品には、バルトーク、ダラピッコラ、ウェーベルン、ベルクなどの影響が色濃く反映し、1960
年代後半にはブーレーズの理論、シュトックハウゼンの作曲法などの影響も受けつつ独自の作風を築きあげています。1986
年からリスト音楽院の教授を務め、現在は名誉教授でハンガリーを代表する作曲家として活躍しています。
ピアニスト、そして近年は指揮者としても活躍をしたゾルターン・コチシュが指揮した“WOHIN?2013”は、ベートーヴェンの“第九”の第4
楽章が引用。不協和音と共に奏され不穏な空気の中、さらに合唱の冒頭も再現。そして唐突に終わる。
1980 年から作曲が始まった「ヘラクレイトス・シリーズ」。ハンガリーの詩人デジェー・タンドリによる“ヘラクレイトスの詩”にインスパイアされたシリーズです。今作ではその中から3
曲が収録されています。
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BMOP
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BMOP 1052
(SACD HYBRID)
\2500
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The Ascent of the Equestrian in a Balloon〜
スティーヴン・ハートキー(1952-):作品集
(1)気球で騎手は上昇する(1995)
(2)夜明け:
弦楽オーケストラのための3つのマドリガル(1983)
(3)ブランデンブルクの秋(2006)
(4)ミズーリの女神(2012) |
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト |
グラミー賞作曲家スティーヴン・ハートキー作品集!
録音:(1)2013 年7 月3 日、(2)2010 年3 月7
日、(3)2016 年1月24 日、(4)2015 年6 月29
日、59’17
「Meanwhile(その間に)〜架空の人形劇への付随音楽」で第55
回グラミー賞クラシック部門《最優秀クラシック現代作品賞》を受賞したアメリカの現代音楽作曲家スティーヴン・ハートキー。
ワシントン・ナショナル交響楽団と音楽監督だったレナード・スラットキンに委嘱された「気球で騎手は上昇するThe
Ascent of the Equestrian in a Balloon」。オルフェウス室内管弦楽団とクーセヴィツキー・ミュージック・ファウンデーションにより委嘱された「ブランデンブルクの秋」は、J.S.バッハの“ブランデンブルク協奏曲”と同じ楽器を用いて作曲されたもので、ブランデンブルクにある湖を描写した第1
楽章、ブランデンブルクの歴史ある美しい街並みを見ながらバッハの時代に郷愁を覚えながら作曲した第3
楽章など情感豊かな作品です。 |
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BMOP1051
(SACD HYBRID)
\2500
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「ポップ・コンチェルト〜
アンソニー・ポール・デ・リティス」(1968-):作品集
(1)アムステルダム(2004)
(2)リフレッシオーニ(2014)
(3)バレエ(1997/2013)
(4)-(7)「ポップ・コンチェルト」
(ギターと管弦楽のための)(2014)
(4)“ブリング・イット・オン”by Seal
(5)“ユー・オウタ・ノウ”by アラニス・モリセト
(6)“ビューティフル・デイ”by U2
(7)“ザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール”
byマイケル・ジャクソン |
(1)ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(4)-(7)エリオット・フィスク(ギター)
(2)パトリック・デ・リティス
(ファゴット)
(3)デュオ X 88:
【ヴィッキー・チョウ&
サスキア・ランクホーン
(ピアノ・デュオ)】 |
Seal、アラニス・モリセット、U2、マイケル・ジャクソン、洋楽をギター協奏曲にアレンジしたポップ・コンチェルト!
録音:(1)2014年7月1日、(2)2014年1月14日、(3)2013年5月31日、(4)-(7)2014年6月29日、73’04
アンソニー・ポール・デ・リティスは作曲家で、ボストンにあるノースイースタン大学音楽学部部長であり教授を務めています。
注目は洋楽をギター協奏曲にアレンジした「ポップ・コンチェルト」。Seal
に、アラニス・モリセット、U2、マイケル・ジャクソンの楽曲を、クラシック・ギター界では知らぬものはいないヴィルトゥオーゾである巨匠エリオット・フィスクがオーケストラと共に軽やかに躍動しながら演奏しています。
4 作品ともメロディを活かしながらテクニックも音楽性も多彩さを極めています。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
SWR MUSIC
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SWR19032CD
\2500 |
フリッツ・ヴンダーリヒ:ロマンティック・アリア集
オットー・ニコライ(1810-1849):
1.歌劇《ウィンザーの陽気な女房たち》-
第2幕「Horch,die Lerche singt im hain」聞いて、木立でヒバリが歌ってる
録音 1959年12月11日
ロルツィング(1801-1851):
2.歌劇《刀鍛冶》-
第1幕「Man wird ja nur einmal geboren」その男は確かに一度生まれた
録音 1957年6月18日
3.歌劇《刀鍛冶》-
第2幕「War einst ein junger Spring
insfeld」かつては若く陽気だった
録音 1957年6月18日
4.歌劇《ウンディーネ》-
第1幕:「Ich ritt zum grosen Waffenspiele」
私は大きな銃の大会に出場する
録音 1957年3月28日
5.歌劇《ウンディーネ》-
第3幕:「Vater, Mutter, Schwestern,
Bruder」父さん、母さん、姉妹、兄弟
録音 1957年6月18日
ペーター・コルネリウス(1824-1874):
6.歌劇《バグダッドの理髪師》-
第5幕:「Mein Sohn, sei Allahs Friede
hier auf Erden」
わが息子よ、地上にアラーの平安あれ
録音 1957年7月10日
ヴェルディ(1813-1901):
7.歌劇《ドン・カルロス》-
第1幕:「Der Welt entsag ich-Nie werd
ich den Tag vergessen-
Gott, du hast in unsere Seelen」
録音 1959年1月27日
8.歌劇《リゴレット》-
第3幕:「La donna e mobile」女心の歌
録音 1965年11月8日
スメタナ(1824-1884):
9.歌劇《売られた花嫁》-
第2幕:「Komm, mein Sohnchen, auf ein
Wort」
おいでわが息子、話してください
録音 1959年12月11日
ヴィルヘルム・キーンツル(1857-1941):
10.歌劇《クーライゲン》-
第1幕:「Lug, Dursel, lug - Zu Strasburg
auf der Schanz」
録音 1959年3月13日
プッチーニ(1858-1924):
11.歌劇《トスカ》-
第3幕「Und es blitzen die Sterne」星も光りぬ
録音 1965年11月8日 |
フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
アルフォンス・リシュナー(指揮)…1.2.3.5.9.10.
エンメリッヒ・スモラ(指揮)…4.8.11.
ハンス・ミューラー=クライ(指揮)…6.7.
シュトゥットガルト放送交響楽団 …1.2.3.5.6.7.9.10.
南西ドイツ放送管弦楽団 …
4.8.11. |
伝説的名歌手ヴンダーリヒが歌うロマンティック・アリア集。プッチーニ、ヴェルディの良く知られたアリアから、ロルツィング、キーンツルなどのほとんど耳にする機会のない珍しい作品まで、多彩なレパートリーが収録されています。
今回の発売にあたり、SWRのエンジニアが丁寧なリマスタリングを施すことで、ヴンダーリヒの美しい声に一層の輝きが加わっています。
SWR所蔵のオリジナル音源からのデジタル・リマスター |
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