≪第92号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2017年5月30日(火)〜
6/2(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
APARTE
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AP 142
(CD)
\2600
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Exiles〜亡命者たち
1. ブロッホ:ヘブライ狂詩曲『シェロモ』
2. コルンゴルト:チェロ協奏曲 ハ長調 op.37
3. コルンゴルト:死の都op.12よりピエロのひとり歌
4. プロコフィエフ:ヘブライの主題による序曲
op.34*
5. ブロッホ:ユダヤ人の生活から(全3 曲)*
6. ブロッホ:ウェディング・ダンス(伝統曲)*
7. ハヴァ・アルバースタイン
(b.1947/ポーランドに生まれイスラエルに移住した
女性シンガーソングライター):
幼いイザークに歌うサラの子守歌*
8. Freilechs, Sim Shalom,
Azoy Tantzmen in Odessa(伝承曲) |
オフェリー・ガイヤール(チェロ)
モンテ・カルロフィルハーモニー管[1-3]
ジェームズ・ジャッド(指揮)[1-3]
ジルバ・オクテットのメンバー* |
APLP 142
(2LP)
150g 重量盤
\5600
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ガイヤール最新盤。アメリカに亡命した作曲家たちの作品、高音質でも人気のAPARTEレーベル初のLPも同時発売!
録音:2015年7月、2016年6月
気品としなやかさを兼ね備えたフランスの女性チェロ奏者、オフェリー・ガイヤール。
彼女の最新盤は、「亡命者たち」と題した1
枚。前作「アルヴォラーダ」(AP.104) でスペイン色豊かな世界へと私たちをいざなったガイヤール。
本作では、アメリカに亡命した作曲家ブロッホ、コルンゴルト、プロコフィエフらの足跡をたどる旅路へと我々を誘います。祈り(「ユダヤ人の生活から」)、ヘブライの物語(シェロモ)、そして子守歌やウェディング・ダンス、宗教的な瞑想・・・。ユダヤの移民の文化や日常生活、様々な側面を反映した音楽を通して、アメリカの地から祖国に思いを馳せた作曲家たちの思いを代弁するかのような1
枚です。
ガイヤールの親しみのある表情と、深く響く音色が心に沁みます。彼女の音色を堪能できるよう、アナログも発売されるとあって、注目盤です!
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AUDITE
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ジャック・ティボー・トリオ、
ミヨー、マルチヌーの弦楽三重奏曲
ミヨー(1892-1974):
(1)弦楽三重奏曲 Op.274
(2)三重奏のためのソナチネ Op.221b
マルチヌー(1890-1959):
(3)弦楽三重奏曲第1 番 H 136
(4)弦楽三重奏曲第2 番 H 238 |
ジャック・ティボー・トリオ
【ブルクハルト・マイス(ヴァイオリン)、
ハンナ・ストライボス(ヴィオラ)、
ボグダン・ジアヌ(チェロ)】 |
進化し続けるジャック・ティボー・トリオがミヨー、マルチヌーの弦楽三重奏曲全曲を録音!
セッション録音:2017年3月27-29日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/ディジパック仕様58’16”
2014 年に結成20 周年を迎え、さらなる活躍をみせるジャック・ティボー・トリオ。1994
年の結成時より演奏機会が少ないながらも三重奏曲の重要なレパートリーを演奏・録音してきました。
当ディスクでは20 世紀に活躍したミヨーとマルチヌー(マルティヌー)の作品に挑みました。
フランス6 人組の中心人物ミヨーは、新古典派主義の作品の中にもロマンティックな傾向もみせる独特の香りをもつ多作曲家で、なかでも室内楽作品を多数残しました。
ここに収録された2 篇はともに1940 年代の作品で、第2
次大戦を避け渡米したころに作曲されました。ミヨーらしいおしゃれな旋律が印象的です。
一方、1890 年チェコに生まれ、1920 年代にパリにて現代音楽の新古典主義に傾倒し、1950
年代にアメリカに移住した作曲家マルチヌー。ミヨー同様あらゆる分野に多数の作品を残しましたが、ここに収録された2
篇もマルチヌーの個性を示した秀作です。雄弁な語り口と実に見事なアンサンブルを聴かせるジャック・ティボー・トリオ、渾身の新録音です!ジャン・クラ、レーガー、ドホナーニ、コダーイの弦楽三重奏曲集(AU
97534)、ベートーヴェンの弦楽三重奏曲全集(AU
23430)とあわせてお楽しみください。
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HMF
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HMX 2908748
\1800
※カタログ付き
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特価&2017年カタログ付!!
シューベルト:
・ピアノ三重奏曲 変ホ長調 op.100 D929
・ピアノ五重奏曲 イ長調「鱒」op.114 D667 |
トリオ・ヴァンダラー
クリストフ・ゴーゲ(Vla)
ステファーヌ・ロジェロ(Cb) |
トリオ・ヴァンダラーのシューベルトが特価カタログ付CD
で登場!
録音:2000年7月(三重奏)、2002年6月(鱒)/HMF2017
カタログ付
トリオ・ヴァンダラーの、シューベルトの名演2
作をカップリングしてのカタログCD の登場。ピアノ三重奏曲の繊細な表情、「鱒」の活き活きとした表情はいつ聴いても見事です。2017
年ハルモニアムンディのカタログ付き限定盤です。 |
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シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ集
・ソナタ第21番 変ロ長調 D960
・ソナタ第13番 イ長調 op.120 D664 |
ハヴィエル・ペリアネス(ピアノ) |
ペリアネスが明るく照らしだすシューベルトの世界
録音:2016年12月、マヌエル・デ・ファリャ・オーディトリウム(スペイン)
スペインの俊英、ハヴィエル・ペリアネス最新盤。シューベルトのソナタ集です。
ペリアネスのじめじめしていない音色が、純粋にシューベルトの広い世界を明るく照らしだします。
第13 番D.664 は1819 年(1825 年の説も)、シューベルトが20
代前半に書いたものですが、愛らしい旋律、内声部まで書き込まれていて充実した秀作です。シューベルト最晩年の作品と並べることで、シューベルトの才能の深化がいかに早かったかということを思い知ると同時に、その旋律の純粋な美しさにあらためて感動をおぼえます。
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SUPRAPHON
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ヨゼフ・スーク・ピアノ四重奏団による
ドヴォルザークとスーク
(1)ドヴォルザーク(1841-1904):
ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 Op.87
B.162(1889)
(2)ヨゼフ・スーク(1874-1935):
ピアノ四重奏曲 イ短調 Op.1(1891) |
ヨゼフ・スーク・ピアノ四重奏団
【ラディム・クレスタ(ヴァイオリン)、
エヴァ・クレストヴァー(ヴィオラ)、
ヴァーツラフ・ペトル(チェロ)、
ヴァーツラフ・マーハ(ピアノ)】 |
新進気鋭のヨゼフ・スーク・ピアノ四重奏団によるドヴォルザークとスーク!
セッション録音:2016年11月26日、12月4&11日/プラハ音楽院/60’44”
20 世紀初期のチェコを代表するドヴォルザークとスークのピアノ四重奏曲集。1885
年から1892 年までプラハ音楽院でドヴォルザークに学んだスークの記念すべき作品1
であるピアノ四重奏曲は17 歳の時の作品。国民主義の作風から出発したスークの原点を知ることのできる意欲作です。
スークは1898 年に師であるドヴォルザークの娘オティーリエと結婚し、その後チェコ四重奏団(旧ボヘミア四重奏団)の第2
ヴァイオリン奏者をつとめ、その後1922 年からはプラハ音楽院で教鞭を執りました。一方、ドヴォルザークのピアノ四重奏曲第2
番は48 歳の時の作品。国民主義的傾向がさらに深められ、一連の傑作とともに充実した内容です。
両者ともに弦楽器奏者出身のため、とりわけ優美な主旋律が魅力的です。チェコの新進気鋭の演奏者により結成されたヨゼフ・スーク・ピアノ四重奏団の演奏で、溌溂としたスークとドヴォルザークをお楽しみいただけます。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
APR
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APR 6022
(2CD/特別価格)
\2500
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レフ・プイシュノフ 〜 78回転録音全集&SAGA
LP録音選集 |
レフ・プイシュノフ(ピアノ) |
J.S.バッハ(サン=サーンス編):カンタータ第29番
BWV.29より 序曲〔録音:1922年10月〕
ベートーヴェン(サン=サーンス編):《アテネの廃墟》より
回教僧の合唱〔録音:1923年12月〕
シューベルト(プイシュノフ編):《ロザムンデ》D.797より
バレエ音楽第2番〔録音:1923年3月〕
ショパン:練習曲第21番変ト長調 Op.25-9《蝶々》〔録音:1922年10月〕
ショパン:練習曲第4番嬰ハ短調 Op.10-4〔録音:1922年10月〕
リスト:小人の踊り S.145-2〔録音:1922年10月〕
ドビュッシー:アラベスク第2番ト長調〔録音:1923年4月〕
グラズノフ:ポルカ Op.42-2〔録音:1923年4月〕
ラフマニノフ:ユモレスク ト長調 Op.10-5(1894年初稿版)〔録音:1923年12月〕
プイシュノフ:雨が降る時〔録音:1922年10月〕
プイシュノフ:小さなワルツ〔録音:1923年12月〕
プイシュノフ:オルゴール〔録音:1923年12月〕
シューベルト(プイシュノフ編):《ロザムンデ》D.797より
バレエ音楽第2番〔録音:1926年5月〕
シューベルト(ゴドフスキー編):楽興の時第3番ヘ短調
D.780-3,Op.94-3〔録音:1927年5月20日〕
シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番ト長調
D.894,Op.78《幻想》〔録音:1928年3月〕
シューベルト:即興曲変イ長調 D.935-2,Op.142-2〔録音:1928年3月〕
リスト:森のささやき S.145-1〔録音:1929年2月〕
リスト:小人の踊り S.145-2〔録音:1929年2月〕
アルベニス(グノー編):タンゴ Op.165-2〔録音:1927年5月20日〕
サン=サーンス(ゴドフスキー編):白鳥〔録音:1929年3月〕
パデレフスキ:奇想曲 Op.14-3〔録音:1927年5月20日〕
グラズノフ:ポルカ Op.42-2〔録音:1926年5月〕
ラフマニノフ:前奏曲変ロ長調 Op.23-2〔録音:1927年5月20日〕
ラフマニノフ:道化師嬰ヘ短調 Op.3-4〔録音:1927年5月20日〕
グレインジャー:シェパーズ・ヘイ〔録音:1927年5月20日〕
ショパン:練習曲第13番変イ長調 Op.25-1《エオリアン・ハープ》〔録音:1948年9月10日〕
ショパン:練習曲第14番ヘ短調 Op.25-2〔録音:1948年9月10日〕
ショパン:マズルカ第21番嬰ハ短調 Op.30-4〔録音:1948年9月10日〕
ショパン:夜想曲第9番ロ長調 Op.32-1〔録音:1948年6月25日〕
ショパン:ワルツ第2番変イ長調 Op.34-1《華麗なる円舞曲》〔録音:1948年7月1日〕
ショパン:夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2〔録音:1958年〕
ショパン:子守歌変ニ長調 Op.57〔録音:1958年〕
ショパン:舟歌嬰ヘ長調 Op.60〔録音:1958年〕
ショパン:幻想即興曲嬰ハ短調 Op.66〔録音:1958年〕
グラズノフ:主題と変奏 Op.72〔録音:1958年〕 |
英国に亡命した20世紀ロシアの知られざる名ピアニスト。レフ・プイシュノフの貴重音源がAPRから復刻!
20世紀前半、主にイギリスで活躍した知られざるロシアの伝説的ピアニスト、レフ・プイシュノフ(1891−1959)が、Columbia、HMV、Sagaに遺した貴重な録音の数々がAPRから復活!
1891年にオデッサで生まれたプイシュノフは、サンクトペテルブルク音楽院で、シモン・バレルやマリア・ユーディナの師でもあるアネット・エシポフ=レシェティツキー(アンナ・エシポワ)にピアノを師事。その後、ロシア革命の勃発に伴い祖国から脱出し、ペルシャ、パリを経て、活躍の場となるロンドンにたどり着くなど、激動の時代を生き抜いた20世紀の名ピアニストです。
プイシュノフの78回転録音の全曲収録は、名エンジニア、マーク・オーバート=ソーンがプロデューサー、リマスタリング・エンジニアを務めたこのAPR盤が初。最晩年の1958年に録音されたショパンとグラズノフの復刻も話題を集めることでしょう!
また、エグゼクティヴ・プロデューサーのマイケル・スプリング自らが執筆したブックレット内の「The
mystery of Pouishnoff’s Saga recordings」(英文)も要注目の内容です。
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GLOSSA CABINET
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GCD C80804
(2CD/特別価格)
\3200
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J.S.バッハ:フルート作品集
CD1(無伴奏フルート):
無伴奏フルート・パルティータ イ短調 BWV.1013/
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV.1007/
無伴奏チェロ組曲第2番ロ短調 BWV.1008/
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV.1009/
CD2(フルート&チェンバロ):
ソナタ ニ短調 BWV.527/トリオ ニ短調
BWV.583/
ソナタ ト長調 BWV.525/ソナタ ト短調
BWV.528/
アリア ヘ長調 BWV.587/
ソナタ ホ短調 BWV.526
(BWV.1013を除く全編曲:
ウィルベルト・ハーツェルツェット) |
ウィルベルト・ハーツェルツェット
(トラヴェルソ)
ジャック・オッホ(チェンバロ/CD2) |
Glossa Cabinet 2017!〜 スペインから届く古楽の愉しみ
〜
ハーツェルツェットの大名盤「無伴奏フルート作品集」!
☆ハーツェルツェットを代表する名盤、「無伴奏フルート組曲」がGlossa
Cabinetから登場!
☆ジャック・オッホと共演した「トリオ・ソナタ集」とセットになった2枚組!
オランダが誇るトラヴェルソの偉大な名手、ウィルベルト・ハーツェルツェット。「無伴奏フルート・パルティータ(ソナタ)」と自身で編曲した「無伴奏チェロ組曲」からのフルート版を収録した名盤「無伴奏フルート作品集」と、ジャック・オッホと共演した「トリオ・ソナタ集」(こちらもすべて自身の編曲によるオルガン作品からのフルート版)が、セットになってGlossa
Cabinetシリーズより登場!
録音:1998年10月(CD1)&1998年12月(CD2)、スペイン

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スペイン・ルネサンスの世俗音楽
ルイス・デ・ナルバエス、
フアン・デル・エンシーナ、
ディエゴ・オルティス、
アロンソ・ムダーラ、
作曲者不詳、他の作品 |
ホセ・ミゲル・モレーノ(ビウエラ、指揮)、
アンサンブル・ラ・ロマネスカ
〔マルタ・アルマハーノ(ソプラノ)、
パオロ・パンドルフォ
(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
フアン・カルロス・デ・ムルダー
(ビウエラ、ギター)、
ペドロ・エステバン(パーカッション)〕 |
古楽の名手たちが再現する、スペイン黄金時代の世俗音楽!
☆ホセ・ミゲル・モレーノの初期の名盤の1つ。スペイン・ルネサンスの「世俗音楽」を生き生きと再現した好企画盤!
Glossaの共同設立者でもあるモレーノ兄弟の兄、バロック・ギタリストのホセ・ミゲル・モレーノが率いる「アンサンブル・ラ・ロマネスカ」。
15世紀〜16世紀のスペイン黄金時代の世俗音楽を、ホセ・ミゲル・モレーノやマルタ・アルマハーノ、パオロ・パンドルフォといった古楽界の一流アーティストたちが生き生きと再現します。
録音:1995年3月、スペイン |
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モンテヴェルディに影響を与えたマドリガーレの大家!
ジャッケス・デ・ヴェルト:マドリガーレ集 |
ラ・ヴェネクシアーナ、
クラウディオ・カヴィーナ(指揮) |
☆モンテヴェルディに影響を与えたフランドルの作曲家、ジャッケス・デ・ヴェルトのマドリガーレ集!
鬼才クラウディオ・カヴィーナ率いる、ラテン系ヴォーカル・アンサンブルの最高峰ラ・ヴェネクシアーナ。
ジャッケス・デ・ヴェルトは、マントヴァやフェラーラの宮廷で活躍したフランドルの作曲家。マドリガーレの大家であり、その様式と技法はモンテヴェルディの「第二作法」へも多大な影響を与えたとされています。
録音:2002年4月、イタリア |
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私に答えよ 〜 ナポリ・バロックの典礼音楽
ガエターノ・ヴェネツィアーノ、
ニコラ・ファーゴ、
フランチェスコ・プロヴェンツァーレ、
ガエターノ・グレコ、作曲者不詳の作品 |
カペラ・ナポリターナ
アントニオ・フローリオ(指揮)
アントネッラ・イッポリト(ソプラノ)
ジェーン・ホートン(ソプラノ)
ダニエラ・デル・モナコ(アルト) |
ナポリの初期バロック音楽の重要な録音が復活!
☆ナポリ・バロックのスペシャリスト、アントニオ・フローリオ、初期の重要録音!
歴史に埋もれた知られざるイタリア、ナポリのバロック音楽を追い求め続けるアントニオ・フローリオと、フローリオ率いるピリオド・アンサンブル、"カペラ・ナポリターナ"(録音当時名称は、"カペラ・デッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニ")。
ナポリ初期バロックの典礼音楽を、3つのセクション(死者のための典礼、聖体祭、降誕祭〔クリスマス〕)にわけて収録。ナポリ・バロックのスペシャリストたちによる、飽くなき探究心と徹底した時代考証によって実現した、貴重な録音です。
録音:1990年11月&1993年5月、ナポリ |
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17世紀ラテン・アメリカの音楽
ディエゴ・ホセ・デ・サラサール、
ディエゴ・フェルナンデス、
フアン・イダルゴ、フアン・デ・アラウホ、
フランシスコ・デ・ペニャローサ、
ガスパール・フェルナンデス、
エルナンド・フランコ、他の作品 |
アンサンブル・エリマ
ガブリエル・ガリード(指揮) |
ガブリエリ・ガリーノが復興する、17世紀南米の音楽!
☆アルゼンチン出身の古楽系ソプラノ、マリア・クリスティーナ・キールが歌う南米バロック!
アルゼンチン出身の指揮者であり、イタリア・バロック、そしてラテン・アメリカのバロック音楽の再発見と蘇演の第一人者として活躍するガブリエリ・ガリードと、アンサンブル・エリマ。
アルゼンチンの古楽系ソプラノ、マリア・クリスティーナ・キールとガブリエル・ガリードとの初期のコラボレーション・アルバムは、「コンキスタドール(スペインによる南米征服)」後にラテン・アメリカで作られていった、スペインやポルトガルの影響を多分に含む音楽たち。
録音:1991年2月、イタリア |
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フィドルと打楽器のための中世の音楽
作曲者不詳の作品
(大英図書館 MS. Add. 29987より) |
シンフォニエ
〔スティーヴィー・ウィシャート
(中世のフィドル、ハーディ・ガーディ)、
ジム・デンリー(打楽器)、
ペドロ・エステバン(打楽器)〕 |
14世紀イタリアの器楽作品を忠実に再現!
☆フィドルとハーディ・ガーディの専門家、スティーヴィー・ウィシャートが、中世の音楽を忠実に、そして新鮮な表現で再現!
中世のフィドル(ヴァイオリン)とハーディ・ガーディの専門家、スティーヴィー・ウィシャート(現在は現代音楽、電子音楽の分野でも活躍)が率いるアンサンブル
"シンフォニエ"のGlossa初期のアルバム。
大英図書館所蔵の手稿譜(MS. Add. 29987)からフィドルと打楽器のための音楽を収録。14世紀イタリアの器楽を忠実に、そして新鮮な解釈で再現します。
録音:1996年7月、スペイン |
キング・インターナショナル
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N 響85周年記念シリーズ新マスタリング&UHQCD
発売第2 弾
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新マスタリングを施し、見違えるような音質となり話題のNHK
交響楽団シリーズの第2 弾。UHQCD でますますNHK
交響楽団の凄さ、共演ソリストの神業をご堪能できます。
*もとの音源が古いため、テープ劣化によるお聴き苦しい箇所がございます。予めご了承下さい。 |
UHQCDとは
マスターの音質を極限まで再現するUHQCD(Ultimate
Hi Quality CD)。
新製法の微細ピット転写技術と反射膜に特殊合金を採用することで、従来の高音質ディスクよりさらにマスターに忠実な音を再現した究極のCD
をお届けします。
※全てのCD プレイヤーでお楽しみいただけます。 |
KKC 2028/30
(3CD)
\4300
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サヴァリッシュ/ブラームス:交響曲全集
Disc1
(1)第1番ハ短調Op.68
(2)第2番ニ長調Op.73(第1楽章)
Disc2
(1)第2番ニ長調Op.73(第2-4楽章)
(2)第3番ヘ長調Op.90
Disc3
(1)悲劇的序曲Op.81
(2)第4番ホ短調Op.98 |
ヴォルグガング・サヴァリッシュ(指揮)
NHK交響楽団 |
N 響85周年記念シリーズ新マスタリング&UHQCD
発売第2 弾
新マスタリングを施し、見違えるような音質となり話題のNHK
交響楽団シリーズの第2 弾。UHQCD でますますNHK
交響楽団の凄さ、共演ソリストの神業をご堪能できます。
*もとの音源が古いため、テープ劣化によるお聴き苦しい箇所がございます。予めご了承下さい。
収録:Disc1:1973年6 月23 日NHKホール(1)、71
年5 月8 日東京厚生年金会館(2)(ライヴ)、Disc2:1971年5
月8 日東京厚生年金会館(1)、72 年4月19日東京文化会館(2)(ライヴ)、Disc3:1972年4
月19日東京文化会館(1)、75 年4 月23日NHKホール(2)(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付/★2011年12月発売 |
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KKC 2053/55
(3CD)
\4300
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ホルスト・シュタイン/ベートーヴェン:交響曲
Dics1
交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
Disc2
交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
Disc3
交響曲第7番イ長調Op.92 |
ホルスト・シュタイン(指揮)
NHK交響楽団 |
1985年11月6日/NHKホール(CD1)、92年4月26日(CD2)/サントリーホール、89年2月3日/NHKホール(CD3)/STEREO、日本語帯・解説付/★2012年5月発売 |
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KKC 2015/6
(2CD)
\3000
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ヴァント/シューベルト、ブルックナー:交響曲
Disc1
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944《ザ・グレイト》
Disc2
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1890年版) |
ギュンター・ヴァント(指揮)
NHK交響楽団 |
収録:1979年11月9日 NHKホール(Disc1)、1983年12月15日 NHKホール(Disc2)/STEREO、日本語帯・解説付/★2011年10月発売。レコード芸術誌特選 |
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KKC 2013/4
(2CD)
\3000
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ピエール・デルヴォー/
モーツァルト、ヘンデル、サン=サーンス、他
Disc1
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
(2)ヘンデル:
ハープシコード組曲第7番ト短調HWV.432〜パッサカリア
(3)サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調Op.78《オルガン付き》
Disc2
(1)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(2)同:夜想曲より《雲》/《祭》
(3)デュカス:魔法使いの弟子
(4)ラヴェル:道化師の朝の歌
(5)同:ボレロ |
ピエール・デルヴォー(指揮)
NHK 交響楽団
Disc1
エリック・ハイドシェック(ピアノ)
アンドレ・イゾワール(オルガン) |
収録:1978年11月8日、11月15日 NHKホール(Disc1)、1978年11月17日 NHKホール(Disc2)/STEREO、日本語帯・解説付/★2011年10月発売。レコード芸術誌推薦 |
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KKC 2026/7
(2CD)
\3000
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マタチッチ/
ウェーバー、ワーグナー、ストラヴィンスキー、他
Disc1
(1)ウェーバー:《魔弾の射手》序曲
(2)ワーグナー:《リエンツィ》序曲
(3)同:《さまよえるオランダ人》序曲
(4)同:《タンホイザー》序曲
(5)同:《ニュルンベルクのマイスタージンガー》前奏曲
Disc2
(1)ヤナーチェク:シンフォニエッタ
(2)コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
(3)ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1945年版) |
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
NHK交響楽団 |
収録:Disc1:1969 年5 月27日(1)、73 年12
月27 日(3)-(5)、75 年12 月4 日(2) 東京文化会館、NHKホール(ライヴ)、Disc2:1973年12
月5、14 日 NHKホール(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付/★2011年12月発売。レコード芸術誌特 |
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KKC 2037/8
(2CD)
\3000
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ノイマン/
スメタナ:交響詩/ドヴォルザーク:スラヴ舞曲
Disc1
スメタナ:交響詩「わが祖国」(全6曲)
Disc2
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1集、第2集(全曲) |
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
NHK 交響楽団 |
収録:Disc1:1978年12 月13 日(ライヴ)、Disc2:1990
年11 月9 日 NHKホール(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付/★2011年12月発売。レコード芸術誌準特選 |
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KKC 2060/1
(2CD)
\3600
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プレヴィン/モーツァルト:
Disc1
(1)歌劇「フィガロの結婚」序曲
(2)ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
(3)交響曲第39番変ホ長調K.543
Disc2
(1)アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525
(2)交響曲第40番ト短調K.550
(3)交響曲第38番ニ長調「プラハ」K.504 |
アンドレ・プレヴィン(ピアノと指揮)
NHK 交響楽団 |
1998年5月9日(CD1)、95年10月19日(CD2(1)(2))、99年5月28日(CD2(3))/NHKホール/STEREO、日本語帯・解説付/★2012年12月発売。レコード芸術誌推薦 |
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KKC 2088/9
(2CD)
\2600
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シューマン、ベートーヴェン、モーツァルト:ピアノ協奏曲
Disc1
(1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
Disc2
(3)モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482 |
アニー・フィッシャー(ピアノ)
リストフ・ペリック(1)
ミルディアス・カリーディス(2)
フェルディナント・ライトナー(3)(指揮)
NHK交響楽団 |
録音:1985年10月18日(1)、1987年10月16日(2)、1983年6月22日(3)/NHKホール(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付/★2014年3月発売 |
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KKC 2011/2
(2CD)
\3000
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ホルスト・シュタイン/
ワーグナー、ハチャトリアン、リムスキー=コルサコフ |
ホルスト・シュタイン(指揮)
NHK交響楽団 |
Disc1
ワーグナー:
(1)《神々の黄昏》よりジークフリートのラインの旅/(2)同 葬送行進曲/
(3)《ジークフリート》より森のささやき/(4)《ローエングリン》より
第1幕への前奏曲/
(5)同第3幕への前奏曲/(6)《リエンツィ》序曲/
(7)《トリスタンとイゾルデ》よりイゾルデの愛の死
Disc2
(1)ハチャトリアン:組曲《仮面舞踏会》
(2)リムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェエラザード》Op.35 |
収録:1973年2月5日、1975年2月21日、2月26日 東京文化会館(Disc1)、1990年2月2日 NHKホール(Disc2)/STEREO、日本語帯・解説付/★2011年10月発売。レコード芸術誌準特選 |
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KKC 2081/2
(2CD)
\3000
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カイルベルト/
ハイドン、モーツァルト、ブルックナー:交響曲
Disc1
(1)ハイドン:交響曲第94番ト長調「驚愕」
(2)モーツァルト:
交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551
Disc2
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」 |
ヨゼフ・カイルベルト(指揮)
NHK 交響楽団 |
録音:1968年5月14日、21日、22日/東京文化会館大ホール/STEREO、日本語帯・解説付/★2013年11月発売 |
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KKC 2022/3
(2CD)
\3000
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ベートーヴェン、ブラームス:ピアノ協奏曲、他
Disc1
(1)ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
(2)J.S.バッハ(ジロティ編):前奏曲ロ短調
Disc2
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83 |
エミール・ギレリス(ピアノ)
ヴァルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
NHK交響楽団
ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(ピアノ)
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
NHK交響楽団 |
収録:1978年4月19日 NHKホール(ライヴ)、収録:1980年4月9日 NHKホール(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付/★2011年12月発売。レコード芸術誌準特選 |
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KKC 2033/4
(2CD)
\3000
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ホルスト・シュタイン/
シベリウス:交響曲、他
Disc1
(1)交響曲第2番ニ長調Op.43
(2)トゥオネラの白鳥Op.22の2
Disc2
(1)フィンランディアOp.26
(2)交響曲第1 番ホ短調Op.39
(3)交響曲第7 番ハ長調Op.105 |
ホルスト・シュタイン(指揮)
NHK交響楽団 |
収録:Disc1:1975年2 月26 日(1)、81年2
月6 日(2) 東京文化会館(ライヴ)、Disc2:1987年11
月18 日(3)、90年2 月8 日(1)(2) NHKホール(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付/★2011年12月発売 |
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モーツァルト、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」Op.73 |
ウィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
アレクサンダー・ルンプフ(1)
外山雄三(2)(指揮)
NHK交響楽団 |
録音:1965年6月8日(1)、1967年11月3日(2)/東京文化会館(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付/★2014年3月発売 |
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MUSO
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エリザベート王妃国際音楽コンクール ヴァイオリン部門の記録!
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ギドン・クレーメル/
1967年エリザベート王妃国際音楽コンクールヴァイオリン部門第3位入賞 |
ギドン・クレーメル
(ヴァイオリン) |
・シューマン:幻想曲 ハ長調 op.131
1967年5月25日(ファイナル・ライヴ)/
マリナ・ボンダレンコ(ピアノ)
・ショーソン:詩曲 op.25
1967年6月5日(受賞者コンサート・ライヴ)/
RTBグランド交響楽団、ダニエル・シュテルンフェルド(指揮)
・エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調
op.61
1967年5月25日(ファイナル・ライヴ)/
ベルギー国立管弦楽団、ルネ・デュフォッセ(指揮) |
伝説の年、1967年 クレーメルの貴重な記録
1947 年生まれのクレーメル、20 歳の時のコンクールの貴重なライヴ音源の登場。
前年にコンクール出場が決まったときからファイナルで演奏しようと決めたほど、思い入れのあったエルガーのヴァイオリン協奏曲は「当時20
歳だった自分にとって特別に重要だったあらゆる感情と失望に根ざした私自身のロマン的なスピリットをすべて注ぎ込んだ」と語る完璧にして迫真の出来栄え。にも拘わらず第3
位という結果に終わったことは大きな「失望」であり、「私の一番表現したいことが理解されなかった、受け入れられなかった、と感じた」と述べています(ライナーノートより/邦訳なし)。
オイストラフ、メニューイン、フランチェスカッティ、シゲティ、グリュミオー、ギンゴールドといった錚々たる巨匠達が審査員に名を連ねた1967
年の優勝者はフィリップ・ヒルシュホーンでした。
この演奏で第3 位とは、とあらためてこの年のレヴェルの高さに思いを馳せる、色々な意味で貴重な1
枚です。コンクールの結果が出た後に行われた受賞者コンサートでのショーソンの「詩曲」は神がかったような演奏です。
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堀米ゆず子/
1980年エリザベート王妃国際音楽コンクールヴァイオリン部門第1位 |
堀米ゆず子(ヴァイオリン) |
・イザイ:ソナタ op.27-2
1980年5月15日(セミ・ファイナル・ライヴ、ブリュッセル国立音楽院)
・W.A.モーツァルト:ロンド ハ長調 KV373
1980年5月15日(セミ・ファイナル・ライヴ、ブリュッセル国立音楽院))/
ジャン=クロード・ファンデン・アインデン(ピアノ)
・ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1
番「雨の歌」ト長調 op.78
1980年5月30日(ファイナル・ライヴ、ブリュッセル・ファインアーツ・センター)/
ジャン=クロード・ファンデン・アインデン(ピアノ)
・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
op.47
1980年5月30日(ファイナル・ライヴ、ブリュッセル・ファインアーツ・センター)/
ジョルジュ・オクトルス(指揮)
ベルギー国立管弦楽団 |
世界が堀米を認めた瞬間
堀米ゆず子が優勝したのは1980 年。ファイナルの結果発表で最初に名前を呼ばれた堀米は、自分が優勝したとは最初はわからなかったけれども、熱狂した聴衆や審査員の笑顔で、自分が優勝したと次第に理解したといいます。
この上なく明晰で決然とした、集中しきったイザイは見事。ブラームスでのやわらかさは、コンクールということを忘れて聴衆が聞き入っていることが感じられるもの。
シベリウスの協奏曲でも、冒頭からピンと張りつめた空気が心地よい演奏。世界が堀米を認めた瞬間のすべてがここにとらえられています。
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エディト・フォルケルト/
1971年エリザベート王妃国際音楽コンクールヴァイオリン部門第5位 |
エディト・フォルケルト
(ヴァイオリン) |
・ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
イ短調 op.77
1971年5月22日(ファイナル・ライヴ)/
RTBグランド交響楽団、ルネ・デュフォッセ(指揮)
・バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2 番
Sz.112
1971年6月2日(受賞者コンサート・ライヴ)/
ベルギー国立管弦楽団、ミヒャエル・ギーレン(指揮) |
ベルギー出身の女性ヴァイオリン奏者フォルケルトの貴重な記録
ベルギーの女性ヴァイオリン奏者、エディト・フォルケルト(1949-1992)21
歳の時のコンクールの記録。
この年の第1 位はミリアム・フリードで、20
回目となるコンクール史上初の女性優勝者でした。第3
位には藤原浜雄、さらに第12 位にザハール・ブロンが名を連ねています。
フォルケルトは、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1
番を、初演したオイストラフが審査員にいる前で、しかもオーケストラとの時間も十分ではない2
度のみのリハーサルの後に弾くという難しい状況の中素晴らしい演奏をし、見事第5
位をかちとりました。
受賞者コンサートでは、この数か月前に録音をしたバルトークの作品をギーレンの明晰かつ詩的な指揮で見事に演奏しています。
フォルケルトは1980 年半ばから病に苦しみ、1992
年7 月2 日に亡くなりました。素晴らしいベルギー出身の奏者のコンクールの貴重な記録の登場となりました。
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<国内盤>
HYPERION(国内仕様盤)
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J.S.バッハ:イタリア協奏曲
イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971
カプリッチョ 変ロ長調 BWV.992
「最愛の兄の旅立ちにあたって」
カプリッチョ ホ長調 BWV.993
「ヨハン・クリストフ・バッハをたたえて」
「クラヴィーア練習曲第3部」より
4つのデュエット BWV.802-805
フランス風序曲(パルティータ) ロ長調 BWV.831 |
アンジェラ・ヒューイット(ピアノ) |
アンジェラ・ヒューイット来日公演大盛況!「イタリア協奏曲」来日記念新装再発売!
「当代最高のバッハ弾き」と称されるピアニスト、アンジェラ・ヒューイット。ヒューイットが弾いたバッハの名盤の1つ、「イタリア協奏曲」を中心に、「2つのカプリッチョ」、「フランス風序曲」などを収録したアルバムの国内仕様盤を、来日公演を記念して新装再発売いたします!
録音:2000年10月4日−7日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
☆グラモフォン・エディターズ・チョイスをはじめ、数多くの賞を受賞!
☆「2つのカプリッチョ」は、5月29日に行われた来日公演の演奏曲目!
☆2017年9月にも来日ツアー「バッハ・オデッセイ」の続きを予定!
9月13日(水) & 9月14日(木) 紀尾井ホール
プログラム:J.S.バッハ:パルティータ全曲、他

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<映像>

6/1(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CAVI
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ウストヴォリスカヤ:ピアノ・ソナタ全集
第1番 (1947)/第2番 (1949)/
第3番 (1952)/第4番 (1957)/
第5番 (1986)/第6番 (1988) |
アントニー・バリシェフスキー(ピアノ) |
ウストヴォリスカヤ独自の世界を、若き俊英バリシェフスキーが芸術的に再現
録音:2016年2月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)/76’
13”
ガリーナ・ウストヴォリスカヤ(1919-2006)
はショスタコーヴィチ門下の女性作曲家。旧ソ連にありながら、調性も小節線も持たない前衛的な作風を展開させた異色の存在でした。
ウストヴォリスカヤは生涯に6 篇のピアノ・ソナタを作曲しましたが、いずれも個性的。第1
番はショスタコーヴィチに師事している時期の作。師の影響を感じさせます。第5
番と6 番は後期の作で、どちらも狭い音程のトーンクラスターに終始し、鐘の音を思わせます。「20世紀末のムソルグスキー」ともいうべき作風が興味津々です。
アントニー・バリシェフスキーは1988 年生まれのウクライナのピアニスト。生地で学んだ後、パリのエコール・ノルマルで研鑽を重ねた。2014
年に行われたアルトゥール・ルビンシュタイン国際コンクールで優勝、直後に来日公演も行っています。CAvi
レーベルではムソルグスキー& スクリャービンのアルバムに次ぐ第2
弾。
ウストヴォリスカヤのピアノ・ソナタはこれまでもいくつか録音がありますが、フレッシュな感性が光り、ようやく作品の魅力に肉薄するものが現れたと申せましょう。
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PENTATONE
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PENTATONE OXINGALE Series
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PTC 5186659
(SACD HYBRID)
\2700
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「ミーティング・オブ・ザ・スピリッツ」〜
マット・ハイモヴィッツ&ウッチェロ |
マット・ハイモヴィッツ&ウッチェロ(チェロ)
(1)ジョン・マクラフリン(エレキ・ギター)
(3)(5)マット・ウィルソン(ドラム)
ヤン・ヤルチック(キーボード) |
(1)ジョン・マクラフリン(1942-)(マハヴィシュヌ・オーケストラ):Open
Country Joy(5’57”)
(2)マイルス・デイヴィス(1926-1991):Half
Nelson(3’24”)
(3)オーネット・コールマン(1930-2015):W.
R. U(. 3’36”)
(4)ジョン・ルイス(1920-2001)(モダン・ジャズ・カルテット):ブルース
イ短調(6’59”)
(5)ジョン・マクラフリン(マハヴィシュヌ・オーケストラ):Meeting
of the Spirits(8’29”)
(6)ビリー・ストレイホーン(1915-1967):Blood
Count (6’38”)
(7)デイヴィッド・サンフォード(1963-):Triptych(5’24”)
(8)ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):Liza(2’37”)
(9)チャールズ・ミンガス(1922-1979):Haitian
Fight Song(7’57”) |
マイルス・デイヴィス、ジョン・マクラフリン・・・異次元の才能の持ち主ハイモヴィッツがジャズの巨匠の作品に挑む!!
編曲:デイヴィッド・サンフォード
録音:(1)-(4)(6)-(9)2010年7月18日/ニューヨーク、(5)2010年7月24-26&28日/マギル大学(モントリオール)/マルチチャンネル、DSD、5.0
Surround sound、51’01”
SACD ハイブリッド盤。
PENTATONE レーベルとカナダのOxingale Records
レーベルとの共同企画"PENTATONE OXINGALE
Series"。当ディスクはマット・ハイモヴィッツ率いるチェロ・アンサンブル“ウッチェロ”
との共演で、名だたるジャズの巨匠の作品に挑戦。マイルス・デイヴィス、ジョン・マクラフリン、デイヴィッド・サンフォードなどが残した名作をハイモヴィッツによる豊かな解釈で新たな扉を開きます。
特に注目と言えるのがジャズ・ロックギタリスト、ジョン・マクラフリン作曲の「Open
Country Joy」。なんとマクラフリン本人との共演を果たしております!ジャンルの垣根を越えた鬼才チェリスト、マット・ハイモヴィッツだからこそ実現できた夢のようなアルバムです。
1970 年イスラエル生まれのチェリスト、マット・ハイモヴィッツは、1988
年にレヴァイン指揮、シカゴ交響楽団をバックにドイツ・グラモフォンに録音し、センセーショナルなレコーディング・デビューを果たしました。
その後、1999 年に自身のレーベルOxingale
Recordsよりバロックから現代まで、さらにジャンルの壁を超えジャズ、ロックと実に多彩なプログラムに挑戦してきました。"PENTATONE
OXINGALE Series" より積極的なリリースが続く世界的チェリストです。
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NAXOS
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8.573777
\1100 |
ヴィラ=ロボス(1887-1959):交響曲第8番、第9番、第11番
交響曲 第8番(1950)
交響曲 第9番(1952)
交響曲 第11番(1955) |
サンパウロ交響楽団
イザーク・カラブチェフスキー(指揮) |
生涯に12曲の交響曲を書いたヴィラ=ロボス。自由な作風を求めた彼と「新古典派」の様式は必ずしも親和性の高いものではなく、1910年代に書かれた交響曲第1番や第2番は、まだまだ後期ロマン派の影響が強く、実験的要素の高いものでしたが、1940年代から50年代に書かれた第6番以降の交響曲では、ブラジルの民族音楽をふんだんに取り入れた独自の作風を確立させることに成功、世界大戦中の不穏な空気も取り込んだ激しい作品を次々と書き上げました。
ちょうどその頃の北アメリカの主要な都市のオーケストラは、行政的な援助を受け、芸術的な発展を見せていた時期で、ラテンアメリカ最大の作曲家として広範に認められていたヴィラ=ロボスの作品も盛んに演奏され、これらの交響曲は、コンサートで高い人気を博していました。
しかし、聴衆の好みは「ブラジル風バッハ」などに移り、彼の交響曲は次第に演奏頻度が減少。21世紀になってようやく「交響曲作曲家」としてのヴィラ=ロボスが再評価され始めています。
録音 2015年2月10-13日…8番 2016年2月16-19日…9番 2016年2月23-26日…11番 the
Sala Sao Paulo, Brazil Total Playing Time:73'43" |
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8.573617
\1100 |
エル=コーリー(1957-):嵐 他
1.演奏会序曲「嵐」Op.93(2013)
2.交響詩 第6番「空間の断片」Op.87-(2011)
夜想の詩 Op.80(3つの楽章)Op.80(2009)
3.Lento con meditazione-
4.Cadence orchestrale:drammatico con
forza-
5.Misterioso
6.愛の歌-抒情詩 Op.44(1987) |
アリアーヌ・ドーゲ(ソプラノ)…6
ヴィセンス・プラッツ(フルート)…3-5
パリ管弦楽団…1.3-5
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)…1
エイヴィン・グルベルグ=イェンセン(指揮)…3-5
フランス国立管弦楽団…2
ダニエレ・ガッティ(指揮)…2
コロンヌ管弦楽団…6
デヴィッド・コールマン(指揮)…6 |
レバノン出身の作曲家エル=コーリーは、自身の作品の中にしばしばレバノンの風景を描き出します。
演奏会序曲「嵐」には、混沌とした自然現象や、雷の閃光、劇的な嵐などが巧みに音楽に取り入れられていますが、決してベルリオーズやリヒャルト・シュトラウスのような物理的な風景ではなく、エル=コーリーが少年時代から感じていた嵐の時の心理的恐怖が反映されています。
この作品はパリ管弦楽団の委嘱によって書かれ、2013年シーズンのオープニング・コンサートでパーヴォ・ヤルヴィによって初演されました。交響詩「空間の断片」は、ダニエレ・ガッティとフランス国立管弦楽団による“ベートーヴェン交響曲全曲演奏会”のための現代作品委嘱作。ベートーヴェンと同じ楽器編成で作曲することが求められ、この曲は第2番と第6番の間に演奏されました。
ピエール・ランパル没後10年の記念に書かれた「夜想の詩」、リヒャルト・シュトラウスの「四つの最後の歌」をモデルに書かれた「愛の歌」と、この1枚で多才な作曲家エル=コーリーの様々な作品を聴くことができます。
録音 Salle Pleyel, Paris, France 2013年9月12日…1
2010年6月9日…3-5 2000年10月9日…6 Theatre
des Champs-Elysees, Paris 2012年11月5日…2 Total
Playing Time:52'06" |
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8.559821
\1100 |
マルク・ノヴァコフスキ:作品集
弦楽四重奏曲 第1番「赦しの歌」(2010)
1.第1楽章:Unmoved Movement
2.第2楽章:…So Soon to Leave
3.独奏ヴァイオリンとエレクロニクスのための「Blood,
Forgotten」(2005)
4.弦楽四重奏曲 第2番「祖父の歌」(ヘンリク・グレツキの思い出に)(2011)
5.子守歌:おお、眠れ、私のために眠れ(2012) |
エミリー・オンドラチェク=ペテルソン(独奏ヴァイオリン)…3
ヴォクサーレ弦楽四重奏団
【メンバー】
エミリー・オンドラチェク=ペテルソン(第1ヴァイオリン)
ガリーナ・ズダノーヴァ(第2ヴァイオリン)
エリック・クリスティアン・ペテルソン(ヴィオラ)
アドリアン・ダウロフ(チェロ) |
過去3世紀に渡って、ポーランドの人々は酷い迫害を受けて来ました。20世紀になってもそれは変わらず、第二次世界大戦における残虐行為、半世紀も続いた共産主義の支配…しかし彼らは屈することなく、悲劇の後にもたくさんの美しい芸術を生み出しています。
ポーランド系アメリカ人作曲家ノヴァコフスキはもともとポーランドのホロコースト犠牲者のための音楽を書き、これらの事実を広く知らしめるための活動を行っていた人で、アルバム・タイトルの「Blood,
Forgotten 」にも戦争の恐ろしさがありありと描かれています。
その後、彼は2008年の夏、クラクフのサマーアカデミーで大作曲家ヘンリク・グレツキと会い、彼の生涯に大きな感銘を受けました。
アメリカに戻ったノヴァコフスキはすぐさま弦楽四重奏曲第1番「赦しの歌」を書き上げます。そして2010年、グレツキの訃報を受け取ったノヴァコフスキは自身の弦楽四重奏曲第2番「祖父の歌」をグレツキの思い出に捧げました。
最後に置かれた「子守歌」は希望と新しい命への想いが描かれています。
録音 2013年2月3,4日 Dekelboum Concert Hall, University of Maryland,Maryland,
United States Total Playing Time:55'34″ |
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8.559822
\1100 |
ランドル・トンプソン(1899-1984):交響曲 第2番
他
交響曲 第2番 ホ短調(1931)
1.第1楽章:Allegro
2.第2楽章:Largo
3.第3楽章:Vivace
4.第4楽章:Andante moderato
サミュエル・アダムズ(1985-):Drift and Providence
漂流と摂理(2012)
5.第1楽章:波止場
6.第2楽章:漂流 I
7.第3楽章:ディビサレロ
8.第4楽章:漂流 II
9.第5楽章:摂理
サミュエル・バーバー(1910-1981):交響曲 第1番
Op.9
10.第1楽章:Allegro ma non troppo-
11.第2楽章:Allegro molto-
12.第3楽章:Andante tranquillo |
ナショナル・オーケストラ・インスティトゥート・フィルハーモニック
ジェームズ・ロス(指揮)
サミュエル・アダムズ(エレクトロニクス)…5-9 |
アメリカの名門メリーランド大学。ここにあるクラリス・スイス・パフォーミング・アーツ・センターでは毎年6月、世界中から優秀な奏者たちが集結し素晴らしい演奏を繰り広げます。
2016年のコンサートに選ばれたのはアメリカを代表する3人の作曲家の作品集。合唱音楽で知られるトンプソンの"ジャズのイディオム"を用いた雄大な交響曲、「太平洋の記録をデジタル化し、様々な手段を用いて音で模倣した」というサミュエル・アダムズのエレクトロニックな曲(作曲家自身も参加)、26歳のバーバーが書いた野心的な交響曲。3曲それぞれ、作曲された年代は多岐に渡っており、アメリカ音楽の幅広さを存分に味わわせてくれます。
録音 2016年6月9-11日 Elsie & Marvin Dekelboum Concert Hall,The
Clarice Smith Performing Arts Center, University
of Maryland, USA, Total Playing Time:69'52" |
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8.570620
\1100 |
チン・ウェンチェン(1966-):作品集
1-3.ヴァイオリン協奏曲「山のふもとに」(2012)
4-6.チェロ協奏曲「夜明け」(2008)
7.ソーナー(チャルメラ)協奏曲「Calling for
Phoenix」(1996/2010)
世界初録音 |
ファン・モンラ(ヴァイオリン)…1-3
チン・リーウェイ(チェロ)…4-6
チャン・ツェンユエン(ソーナー)…7
ウィーン放送交響楽団
ゴットフリート・ラプル(指揮) |
モンゴルのオルドスで生まれ、北京で活躍する作曲家チン・ウェンチェンの作品集。若い頃から民族音楽の研究に勤しみ、上海音楽院で作曲を学んだ後、1998年から2001年にかけてドイツのエッセンに留学、現在は中国中央音楽院の教授を務める傍ら、数多くの作品を発表。「中国で最も影響力のある作曲家」の一人です。
このアルバムには彼の3つの協奏曲を収録。上海音楽院の創立85周年のために作曲されたヴァイオリン協奏曲は、中国の山間部に住む人々の民謡を取り入れたエネルギッシュな作品。
チェロ協奏曲は中国の現代詩人、海子(Hai
zi)の詩に基づいた描写的な曲。最後は中国の伝統楽器ソーナー(チャルメラ)のための協奏曲の鄙びた音色で締めくくられます。
録音 2016年3月7-14日 Grose Sendesaal,
ORF Funkhaus, Vienna, Austria Total Playing
Time:64'42" |
|

8.573780
\1100 |
THOUGHTS OBSERVED
1-16.シューマン(1810-1856):詩人の恋 Op.48
17.デュパルク(1848-1933):旅へのいざない
ドビュッシー(1862-1918):
18.美しき夕暮れ
19.ロマンス
20.星の夜
21.マンドリン
22.レイナルド・アーン(1874-1947):クロイスに
プーランク(1899-1963):動物説話集
23.らくだ
24.チベットの山羊
25.イナゴ
26.イルカ
27.ザリガニ
28.コイ
29.あなたはもう書かないの?
30.平和への祈り |
ヤニフ・ドール(カウンターテナー)
ダン・ドイチュ(ピアノ) |
迫害され故郷を追われた少数民族セファルディの血を引くカウンターテナー歌手、ヤニフ・ドール。前作「流浪と情熱の歌」では、彼の祖先たちが伝えてきた音楽を取り上げ、はるかな土地への望郷の念や憧れをじっくりと歌い上げましたが、今作ではシューマンの「詩人の恋」を始めとした作曲家、および詩人たちの逡巡の心が込められた作品をじっくり歌い上げています。
躊躇いがちな若者の心に潜む官能や憧れを見事に描き出した「詩人の恋」、妖しく夢幻的なデュパルクの「旅へのいざない」、美しいパンヴィルの詩に付けられたドビュッシーの「星の夜」、エデンの地に思いを馳せたヴィオーの詩によるアーンの「クロイスに」。プーランク初の歌曲集である「動物説話集」では、皮肉たっぷりのアポリネールの歌詞も、カウンターテナーの柔らかい声によって歌われることで、幻想的な雰囲気を獲得しています。
録音 2014年12月29日-2015年1月3日 Teldex
Studio Berlin, Germany Total Playing Time:53'02" |
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8.573465
\1100 |
フランソワ・ドヴィエンヌ(1759-1803):フルート協奏曲集
第3集
フルート協奏曲 第9番 ホ短調
フルート協奏曲 第10番 ニ長調
フルート協奏曲 第11番 ロ短調
フルート協奏曲 第12番 イ長調 |
パトリック・ガロワ(フルート)
スウェーデン室内管弦楽団 |
モーツァルトと同時代、18世紀フランスの作曲家ドヴィエンヌ。優れたフルート奏者として活躍する傍ら、ファゴットも演奏、作曲家としては最初に「歌劇作曲家」として名声を獲得、またフランス防衛軍軍楽隊が運営する音楽学校でも指導者として後進の指導に当たりました。1794年にはワンキー・フルートのための教則本「フルート演奏の理論と実践」を著したことで、パリ音楽院の教授も務めています。このフルート協奏曲集第3集にはドヴィエンヌの晩年の作品が収録されており、なかでも最高傑作とされる第10番が聴きものです。
フルートの奏でる美しいパッセージはもちろんのこと、それまであまり使用されなかった高音や、フルート・パートと同じ旋律をオーボエで奏することなど斬新なオーケストレーションが見られる意欲的な作品です。
録音 2015年1月15-17日 Orebro Concert Hall,
Orebro, Sweden Total Playing Time:67'40" |
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8.573682
\1100 |
メシアン(1908-1992):栄光の御体 他
栄光の御体-復活の7つの短い幻影(1939)
1.栄光の御体の精密さ
2.水の恩恵
3.香りの天使
4.死と生の戦い
5.栄光の御体の力と俊敏さ
6.栄光の御体の歓びと光
7.聖三位一体の神秘
聖霊降臨祭のミサ(1949-1950)
8.入場-炎の言葉たち
9.奉献文-目に見えるものと目に見えないもの
10.聖別-知恵の恵み
11.聖体拝領-鳥たちと源泉
12.退場-精霊の風 |
トム・ウィンペニー(オルガン)
|
20世紀の作曲家の中で、メシアンの存在は唯一無比であり、その独特な音楽語法は、次世代の作曲家たちに大きな影響を与えています。敬虔なカトリックへの傾倒、ほのかに漂う東洋的な響き、そして何より鳥の声を始めとした自然界の音への愛着。これらは活動の初期から変わることなく、メシアンの音楽の特徴といえるものです。
このアルバムに収録されている2曲のオルガン作品のうち、「栄光の御体」はメシアン自身のお気に入りの作品であり、曲の中には、聖書の中の“三位一体”を象徴する数字が隠されているなど、あらゆる表現で“死との戦いと歓喜”が描かれています。
その10年後の「聖霊降臨祭のミサ」は、彼が若い頃にサント=トリニテ教会で行った即興演奏をもとに書き上げたとされた作品。即興的なフレーズと、古代ギリシャのリズム、彼が愛した鳥の声がふんだんに用いられた色彩的で神秘的な曲です。
録音 2016年7月21.22日 Hildesheim Cathedral,
Germany メイン・オルガン Total Playing
Time:71'30" |
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8.573761
\1100 |
チェロとギターのための音楽集
南アメリカと東ヨーロッパより
ドゥージャン・ボグダノヴィッチ(1955-):4つの内なる小品(1997)
1.祈り
2.動き
3.ダヴィデのハープ
4.チャント
ハイメ・ミルテンバウム・ゼナモン(1953-):Reflexoes 反射(1986)
5.Fluido 流れるように
6.Doloroso 痛みを持って
7.Vivissimo 活気を持って
8.セルジオ・アサド(1952-):ジョビニアーナ
第4番(2002)
アタナス・ウルクズノフ(1970-):タンゾロジア(2000)
9.Contempotango
10.Valse-Slave
11.Bulgarian Rock
エドウィン・グェバラ(1977-):チェロとギターのための幻想曲(2015)
12.Providence
13.Gracia
14.Cantalar
12-14…世界初録音 |
デュオ・ヴィラ=ロボス
【メンバー】
チェチーリア・パルマ(チェロ)
エドウィン・グェバラ(ギター)
|
近年、多くの作曲家が新しい響きを得るため様々な探求を行っています。ここで聴けるのは南米と東ヨーロッパの作曲家たちによるギターとチェロのアンサンブル。
この珍しい組み合わせからは、技術的な困難はあるものの、極めて野心的な響きが生まれます。ユーゴスラビアの作曲家ボグダノヴィチの印象的な「4つの内なる小品」を始め、セルジオ・アサドやエドウィン・グェバラの躍動するリズムが魅力的な曲、ブルガリアの作曲家ウルクズノフの民族舞曲を取り入れた「タンゾロジア」、ラパス生まれのゼナモンによるギターのアルペジョが美しい「Reflexoes」。2つの楽器が生み出す親密な調べをお楽しみください。
録音 2016年1月21-23日 Sala de Conciertos
de la Biblioteca Luis Angel Arango del Banco
de la Republica de Colombia, Total Playing
Time:55'53" |
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8.573765
\1100 |
DREAM WEAVING
ニュージーランドのギター作品集 第2集
ブルース・ペイン(1963-):
1.フィンチディーン(2007)
2.DREAM WEAVING(2011)…世界初録音
3.サークル・ダンス(2012)…世界初録音
バルトーク(1881-1945)(D.ファルカー編)…世界初録音
4-14.子供のために(1908-1909)
15.デヴィッド・ファークワー(1928-2007):ミュゼット(1951)…世界初録音
16-19.ジョン・エルムズリー(1952-):独奏ギターのための組曲(1995)…世界初録音
20-24.ファークワー:5つの情景
25.ジョン・リンマー(1939-):Hauturu-風の憩いはどこに(ヘルビッヒ編) |
グンター・ヘルビッヒ(ギター) |
ブラジルで生まれ、ポルトガルとドイツで育ったギタリスト、グンター・ヘルビッヒ。ブラジルの官能、ポルトガルの情熱、ドイツの知性、これら様々に異なる文化、言語の影響を受けた表現力豊かなギタリストです。
彼は1989年にはニュージーランドに移住し、世界的な活躍をしています。この「ニュージーランドのギター音楽集
第2集」は探求心に燃えるヘルビッヒ独自の選曲によるもので、ニュージーランドの作曲家ファークワーが編曲したバルトークの「子供のために」など、第1集(8.572185)よりも更に珍しい作品が並びます。ヘルビッヒ自身の編曲によるリンマーの「Hauturu」は、ニュージーランドの美しい島ハウトゥールの風景を描いた曲。ヘルビッヒ自身の思い入れもたっぷりです。
録音 2016年8月-9月 The Music Production
Company, Wellington, New Zealand Total Playing
Time:64'39" |
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8.573590
\1100 |
ドメニコ・スカルラッティ:鍵盤のためのソナタ集
第19集
1.ソナタ 変ロ長調 K442/L319/P229
2.ソナタ ト短調 K476/L340/P427
3.ソナタ ト長調 K240/L.Supp29/P368
4.ソナタ ト短調 K373/L98/P158
5.ソナタ ト長調 K391/L79/P364
6.ソナタ 変ロ長調 K411/L69/P351
7.ソナタ へ長調 K482/L435/P356
8.ソナタ ハ長調 K327/L152/P399
9.ソナタ ハ長調 K486/L455/P515
10.ソナタ ト長調 K432/L288/P288
11.ソナタ ハ長調 K399/L274/P458
12.ソナタ イ長調 K222/L309/P236
13.ソナタ イ長調 K499/L193/P477
14.ソナタ ニ長調 K353/L313/P40
15.ソナタ イ長調 K286/L394/P410
16.ソナタ ニ短調 K294/L67/P470
17.ソナタ ニ長調 K359/L448/P425
18.ソナタ ロ短調 K497/L146/P357
19.ソナタ ロ長調 K244/L348/P298
20.ソナタ ホ短調 K292/L24/P223
21.ソナタ ト長調 K454/L184/P423 |
ゴラン・フィリペツ(ピアノ) |
初期のナポリ楽派において、オペラの発展に力を尽くしたアレッサンドロ・スカルラッティを父に持つドメニコ・スカルラッティ。スペイン王室に仕えた彼は、バルバラ王女のために555曲の練習曲=ソナタを作曲、この多彩な曲集は基本的にチェンバロの演奏技術を高めるためのものですが、現代のピアノで演奏すると、また違った魅力が開花することでも知られ、ホロヴィッツやリパッティら、20世紀のピアニストたちがそれぞれに好きな曲を選び、思い思いの演奏を繰り広げています。
ソナタといっても基本的に単一楽章で、2分から4分程度に凝縮された音楽はどれも独自の魅力を放っています。
リストの「パガニーニ練習曲:初稿版」で卓越した技巧を披露したフィリペツの演奏です。
録音 2016年2月1-2日 Campus Fichtenhain,
Krefeld, Germany Total Playing Time:66'12" |
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8.573797
\1100 |
期待の新進演奏家シリーズ/ザビエル・ジャラ(ギター)
ダウランド(1563-1626):
1.ファンシー P5
2.幻想曲 P71
3.ファンシー P73
クープラン(1668-1733):
4.神秘的なバリケード
カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
5.世紀を渡る変奏曲 Op.71
アラン・ロースソーン(1905-1971):
6.エレジー(J.ブリームによる編集、完成版)
セルジオ・アサド(1952-):
7.組曲「夏の庭」より 第19番「夢」
ジェレミー D.コリンズ(1976-):
8.エレジー
カステルヌオーヴォ=テデスコ:
9.ゴヤによるカプリチョス 第18番:理性の眠りは怪物を産む
ボグダノヴィチ(1955-):
10.神秘的な生息地
11-14.ソナタ 第3番 |
ザビエル・ジャラ(ギター)
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2016年、若手ギタリストの登竜門である「GFA(GUITAR
FOUNDATION OF AMERICA)国際ギターコンクールで優勝したザビエル・ジャラのリサイタル・アルバム。アメリカ、ミネソタ州に生まれ12歳よりギターを始め、2011年にGFAが主催する「高校ギターコンクール」で第1位を獲得した他、すでに数多くのコンクールの優勝経験を持つ彼は、2015年には東京国際ギターコンクールでも優勝、すでに日本国内でツアーを開催したという、ギター好きにはお馴染みの奏者です。
ギターだけでなくリュートも演奏するというジャラ、このGFA国際コンクールにおける優勝記念リリース・アルバムでは、彼の持つ確かな技術に加え、ドラマティックな音楽性、レパートリーの広さとダウランドへの愛も存分に味わえます。
録音 2017年1月5-7日 St John Chrysostom
Church, Newmarket, Ontario, Canada Total
Playing Time:66'57" |
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8.579007
\1100 |
アレハンドロ・ロマン(1971-):室内楽作品集
1.Epoje エポエ
フランス風の3つの絵(トリオ・ソナタ) Op.9d
2.第1楽章:Confrontacion
3.第2楽章:Contemplacion
4.第3楽章:Conclusion
Diegesis Op.52
5.I. Lamento-II.Mutacion-III.Vision
6.IV.Oda-V.Caos-VI.Anagnoris (Finale)
Zootropias Op.45
7.Chacona
8.Obstinacion
9.En circulos
10.Tras la ventana
11.Soledades
12.Sous la pluie
バルトークへのオマージュ Op.10b
13.Coral-Scherzo-Fuga
14.Rondo-Solos-Humoresque
15.夜想曲 Op.54
世界初録音 |
ホセ・ミゲル・ゴメス(チェロ)…1
ホアン・カルロス・ガルバーヨ(ピアノ)…1.15
ユスト・サンツ(クラリネット)…13.14
マルタ・クネッル(メゾ・ソプラノ)…15
チェチーリア・ベルコヴィッチ(ヴィオラ)…15
トリオ・アルボス…2-14
【メンバー】
チェチーリア・ベルコヴィッチ(ヴァイオリン)
ホセ・ミゲル・ゴメス(チェロ)
ホアン・カルロス・ガルバーヨ(ピアノ) |
スペインで活躍する作曲家アレハンドロ・ロマンの作品集。その作品はジャズとポピュラー音楽の両方の影響を受けており、このアルバムの作品にもその特徴が良く表れています。
古代ギリシア語"エポケー(停止、保留などの意味を持つ言葉)"に由来する「エポエ」は印象派風の柔らかく流麗な旋律を持つ曲。「フランス風の3つの絵」はドビュッシーへのオマージュであり、作曲家の美に対する意識を音にした作品です。
やはり古代ギリシャの言葉からインスパイアされた「Diegesis」、無限に動く図形を表現した「Zootropias」、など抽象的な言葉を巧みに音にした美しい音楽集です。
録音 2016年6月4.5日 the Auditorio Manuel de Falla, Real Conservatorio
Superior de Musica, Madrid Total Plyaing
Time:71'34" |
|


8.573704
\1100 |
エミール・ソーレ:24のエチュード・カプリース
第1集
1.第1番:ハ長調
2.第2番:イ短調
3.第3番:ヘ長調
4.第4番:ニ短調
5.第5番:変ロ長調
6.第6番:ト短調
7.第7番:変ホ長調 |
ナズリン・ラシドヴァ(ヴァイオリン)
|
フランス生まれのヴァイオリニスト、作曲家エミール・ソーレ。幼い頃から神童として知られ、ストラスブール音楽院ではオーギュスト・ド・ベリオに師事。ヨーロッパ中で演奏活動を行い20歳の時にはアメリカにもデビューするなど才能を発揮、リストやサラサーテに並ぶ「19世紀の最も偉大な音楽家」と讃えられました。
ソーレは演奏家として優れていただけでなく、ヴァイオリンのために数多くの作品を作曲し、その中にはパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番のためのカデンツァも含まれています。
この練習曲は、彼の優秀な弟子マジョリー・ヘイワードに捧げられた多彩な技巧を駆使した曲集です。
録音 2016年7月11.12.25日 Holy Trinity
Church, Weston, Hertfordshire Total Playing
Time:61'20" |
|

8.660401
(2CD)
\2200 |
ロッシーニ(1792-1868):歌劇《ブルゴーニュのアデライーデ》2幕
ジョヴァンニ・シュミット(台本)
CD1.
1-21…第1幕
CD2.
1-11…第2幕 |
オットーネ…マルガリータ・グリツコーヴァ(メゾ・ソプラノ)
アデライーデ…エカテリーナ・サドフニコーヴァ(ソプラノ)
ベレンガリオ…バウルザン・アンデルザノフ(バス・バリトン)
エウリーチェ…ミリアム・ズビエータ(ソプラノ)
アデルベルト…ゲオルギー・ヴラッド(テノール)
イロルド…渡辺 康(テノール)
エルネスト…コルネリウス・レーヴェンベルク(バリトン)
ポズナン・カメラータ・バッハ合唱団(合唱指揮…アニア・ミハラク)
ヴィルトゥオージ・ブルネンシス(芸術監督…カレル・ミターシュ)
ルチアーノ・アコセッラ(指揮)
ロセッラ・フラカロス(ミュージック・アシスタント)
ミケーレ・デリア(フォルテピアノ) |
迫害者ベレンガリオによって毒殺されたイタリア王ロタール。その未亡人アデライーデは、ベレンガリオの息子アデルベルトとの政略結婚を迫られています。しかし彼女はそれを拒否。カノッサの要塞に避難しますが、ベレンガリオによって城を包囲されてしまいます。ベレンガリオは要塞の城にオットーネ大帝(ドイツの皇帝)を招待しますが、実はカノッサの知事イロルドが秘密裡に大帝に助力を依頼してあったため、オットーネはアデライーデらを開放し、恋におちたオットーネとアデライーデはめでたく結婚するというハッピーエンドを迎えます。
西暦950年頃のイタリアを舞台にしたこの歌劇は、かなり政治色が強い内容ですが、ロッシーニは抒情的、かつ快活な音楽でうまく覆い隠し、愛が勝利するドラマへと変貌させています。
1817年12月27日にローマのアルゼンティーナ劇場で初演された際は大好評でしたが、すっかり演目から消えてしまったこの作品、21世紀になってようやく復刻され、いくつかの演奏で楽しむことができるようになりました。
この演奏は主役の3人はもちろん、カノッサの知事イロルド役のテノール、渡辺康のつややかな歌声も聴きものです。
録音 2014年7月19.23.25日 Trinkhalle,
Bad Wildbad, Germany Total Playing Time:122'43" |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
PENTATONE
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RQR (Remastered Quad Recordings) series
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PTC 5186247
(SACD HYBRID)
\2400
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ボストン交響楽団の名演!
クーベリック、小澤征爾によるバルトーク
ベーラ・バルトーク(1881-1945):
(1)管弦楽のための協奏曲Sz.116
(2)弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
Sz106 |
(1)ラファエル・クーベリック(指揮)
(2)小澤征爾(指揮)
ボストン交響楽団 |
ボストン交響楽団の名演!クーベリック、小澤征爾によるバルトークがRQRシリーズよりSACDハイブリッド盤で登場!
セッション録音:(1)1973年11月、(2)1976年11月/シンフォニー・ホール(ボストン)(リマスタリング:2017年、ポリヒムニア・インターナショナル)/マルチチャンネル、DSD、69’53”
SACD ハイブリッド盤。
小澤征爾とラファエル・クーベリックがボストン交響楽団と録音したバルトークの管弦楽のための協奏曲(クーベリック指揮、1973
年録音)と、弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽(小澤征爾指揮、1976
年録音)がPENTATONE のRQR シリーズに登場します。
管弦楽のための協奏曲はクーセヴィツキー夫人の追悼、クーセヴィツキー生誕70
周年、そしてボストン交響楽団指揮者就任20
周年記念のために1943 年に作曲、翌1944 年にボストンで初演されたバルトーク最晩年の傑作。
初演をつとめたボストン響が作曲されてから30
周年となる1973 年にクーベリック指揮で演奏したこの録音は、1975
年のグラミー賞を受賞した名盤としても知られております。
一方、1973 年よりボストン交響楽団の音楽監督となった小澤征爾が、1976
年に録音した弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽も躍動的な感性に溢れる演奏で、生命力を感じる快演を披露しております。
リマスタリングはPENTATONE レーベルが誇るオランダのポリヒムニア・インターナショナルが担当しており、万全のリマスタリングと言えましょう。
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PRAGA DIGITALS
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PRDDSD 350125
(SACD HYBRID)
\2900
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人気のプラハSACD 復刻シリーズ、
フルトヴェングラー第7弾はブルックナー
ブルックナー:
(1)交響曲第9番ニ短調(ハース版)
(2)交響曲第7番ホ長調〜第2楽章アダージョ |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィル |
録音:1944年10月7日(1)、1942年4月7日(2)/ベルリン(ライヴ)/MONO、Bi-Channel
Stereo、79’ 56”
SACD ハイブリッド盤。限定盤。
メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェングラーの名盤SACD
化第7 弾はブルックナー。
交響曲第9 番は、宇野功芳氏によれば「常軌を逸したアッチェレランド、官能的な弦のヴィブラート、不透明なひびき、どれをとってもドイツ・ロマン派的であり、決してロマン派的でないブルックナーの音楽との間にずれを生じている」とされます。それがSACD
リマスタリングにより生々しく蘇りました。
第7 番のアダージョは1942 年のもので、フルトヴェングラーの同曲としては最も古い記録。3
種ある後年の録音とくらべテンポが遅く、「たおやかさや深みの点で優れている」と宇野氏は述べられています。これも音質向上。フルトヴェングラー・ファン必携の一枚と申せましょう。
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PRD 250372
(2CD)
\3800
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ベートーヴェン:
チェロとピアノのための作品全集 |
パブロ・カザルス(チェロ)
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ) |
Disc 1
チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5の1 /第2番ト短調Op.5の2/
モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」による7の変奏曲WoO46/
モーツァルトの「魔笛」の「女か娘か」による12の変奏曲Op.66
Disc 2
チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69/第4番ハ長調Op.102の1/第5番ニ長調Op.102の2/
ヘンデルの「マカベアのユダ」の「見よ勇者は帰る」による12の変奏曲WoO.45 |
神棚に置きたくなる名演。カザルス&ゼルキンのベートーヴェン
録音:1952-53/パラデス/Stereo、80’ 35”、81’
30”
ベートーヴェンのチェロ・ソナタの決定的名盤とされるカザルスとゼルキンによる録音の登場です。
すべてフィリップス音源で、アレクサンドラ・エヴラールがリマスタリング。鮮明な音質に生まれ変わりました。
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5/31(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ARTE DELL’ARCO JAPAN
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鈴木秀美(指揮)&オーケストラ・リベラ・クラシカ
ベートーヴェン:交響曲第7番
(1)ハイドン:交響曲第90番 ハ長調 Hob.I:90
(2)ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92 |
鈴木秀美(指揮)
オーケストラ・リベラ・クラシカ |
なんと色彩感豊かな響き!鈴木秀美率いるOLCとの臨場感満載のハイドン90番と実に感動的なベト7!!!
ライヴ録音:2015年10月17日/上野学園石橋メモリアルホール/DDD、ライヴ、72’
33”
(1)I.10’13” +II.7’28” +III.6’03”
+IV.7’15” = 30’59”、(2)I.14’39”+II.8’34”
+III.8’52” +IV.9’20”= 41’25”
鈴木秀美率いるオーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)、期待の最新アルバムは第36
回定期演奏会のライヴ録音で、ハイドンの交響曲第90
番とベートーヴェンの交響曲第7 番がリリースされます!
臨場感満載のハイドンの第90 番と贅肉をそぎ落としこの上なく躍動するベートーヴェンの第7
番。折り目正しくも溌溂とした解釈で清潔感あふれるこの上なく美しい響きが展開されます。さらに磨きがかかったOLC
の色彩感豊かな白熱のライヴをお楽しみください。
「現代のものと材質も構造も大きく異なるオリジナルの管楽器、そしてガット弦とクラシック時代の弓、それらの総合が醸し出すハーモニーはよく溶け合い、色彩感に溢れている。」(鈴木秀美〜ライナーノーツより)
オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC):
オリジナル楽器で古典派音楽を専門に演奏するオーケストラ。世界的チェロ奏者、鈴木秀美が主宰・音楽監督をつとめ、2002
年5 月に旗揚げ公演を開催。ソリスト・レベルのアーティスト三十数名が国内外から集結、表現力の高さと楽曲への斬新なアプローチが話題になっている。
演奏会情報
オーケストラ・リベラ・クラシカ 第39回定期演奏会
■ 2017年6月24日(土) 15時開演 三鷹市芸術文化センター
風のホール
メユール:歌劇「ストラトニーケ」序曲
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ニ長調 Op.61(佐藤俊介(ヴァイオリン))
ハイドン:交響曲第94番ト長調Hob.I:94「驚愕」 |
PENTATONE
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PTC 5186541
(SACD HYBRID)
\2700
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ゴードン・ゲッティ(1933-):オペラ「カンタヴィルの亡霊」
第1場:ひいおじいさん、ここには本当に亡霊がいるの?
第2場:親愛なるオーティス家の皆さん
第3場:パパ、急いで!鍵を持ってきて!
第4場:閣下、その鎖に油をさされた方がいいですよ。
第5場:ライジング・サン社の潤滑油!
第6場:私は失望を認めざるを得ない。
第7場:調子が悪いのではないですか?
第8場:忍びない!プロ意識を講釈されるなんて!
第9場:ばあ!/第10場:汚い!/第11場:無題
第12場:大失敗!不面目!/第13場:また鎧に血痕がない。
第14場:亡霊が荷物をまとめるのを聞いた
第15場:バーバラ!バーバラ!誰か聞こえる?
第16場:ハイラム、彼女は家の中のどこにもいない。
第17場:彼女はここにはいない。
第18場:
ありがとう、アムネー夫人。みんなベッドに行きなさい。
第19場:
親愛なるオーティスさん、再び私を入れてくれてありがとう。
第20場:それから屋敷は全て静かになった |
アレクサンドラ・ハットン
(ヴァージニア/ソプラノ)
ヤン・ブルークハイゼン
(オーティス夫人/メゾソプラノ)
デニズ・ヴェルンリ
(双子1,少年1,声1/メゾソプラノ)
レイチェル・マリー・ハウゲ
(双子2,少年2,声2/メゾソプラノ)
ティモシー・オリヴァー
(セシル・チェシャー公爵/テノール)
ジョナサン・ミチエ
(ハイラム・オーティス/バリトン)
アヌーシャ・ゴレソルキ
(カンタヴィル卿/バリトン)
マシュー・トレヴィーニョ
(亡霊(サイモン卿)/バス)
マティアス・フォレムニー(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 |
オペラ界へ新風を吹き込むゴードン・ゲッティ2
作目のオペラ!オペラ界へ新風を吹き込むゴードン・ゲッティ2
作目のオペラ!オスカー・ワイルドのコミカルな短編を原作とした「カンタヴィルの亡霊」待望の初演!!
ライヴ録音:2015年6月/ライプツィヒ歌劇場/DSD、5.0
Surround sound、62’08”
SACD ハイブリッド盤。オスカー・ワイルドの短編を原作としたゴードン・ゲッティのオペラ「カンタヴィルの亡霊」。「アッシャー家の崩壊」に次ぐゲッティ注目の2
作目のオペラが初演されました。
舞台はイギリス、亡霊が出ると名高い屋敷。亡霊は新しい住人であるアメリカ大使オーティス一家を怖がらせようと奮闘しますが、現実主義的なオーティス一家には恐ろしい装いや高笑いも使い物になりません。すっかり自信をなくす亡霊に優しさを持って接したのは、ただ1
人亡霊をからかわなかったオーティス家の娘ヴァージニア。彼女の優しさが亡霊の成仏を助け、亡霊は無事に神に許されて眠りにつきます。
ワイルドの童話の中では異色であるコミカルさの中にも、彼の一貫したテーマである慈悲や信心が感じられる逸作です。
演奏は国際的に活躍する歌手勢と、マティアス・フォレムニーが指揮するゲヴァントハウス管弦楽団。伝統あるオペラという形態に新しい可能性を求めるゲッティの試みは、ペンタトーンのアメリカン・オペラ・シリーズのコンセプトにピタリと合うものでした。
西洋での長い歴史の中で育くまれたオペラがアメリカでどのように再発見され、発展していくのか、現在進行形の活気ある模索の一例をここにお聴きいただくことができます。
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PTC 5186678
(2SACD HYBRID)
\5200
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1729年ヴェニスの謝肉祭での上演オペラよりアリア集 |
アン・ハレンバーグ(メゾソプラノ)
ステファノ・モンタナーリ
(バロック・ヴァイオリン・指揮)
イル・ポモドーロ |
Disc 1
(1)ジェミニアーノ・ジャコメッリ(1692-1740):『ジャングィール』より「美しいものを聞くこと」*
(2)-(5)ジュゼッペ・マリア・オルランディーニ(1676-1760):
『アデライーデ』より「いつも復讐されないわけではない」*、
「愛しい花婿よ…私の目のなんと美しいことか」*、「海の子供、小舟」*、
「さらなる美しさと喜びを見る」*
(6)ジェミニアーノ・ジャコメッリ(1692-1740):
『ジャングィール』より「行きなさい、我が最愛の人のところへ」*
Disc 2
(1)(2)トマゾ・アルビノーニ(1671-1751):
『フィランドロ』より「贈り物の中に受け取ったあなたの心」*、「あなたが見た花の芽吹き」*
(3)-(5)ニコラ・ポルポラ(1686-1768):
『認められたセミラーミデ』より「牧人よ、もし4月に戻るなら」*、
「幾千もの怒りへの餌食」、「Bel piacer
seria d’un core」*
(6)(7)レオナルド・レーオ(1694-1744):
『ウティカのカトーネ』より「時には風に苛まれ」*、「親愛の影、崇拝の影」*
(8)レオナルド・ヴィンチ(1690-1730):
『見捨てられたアルミーダ』より「波の中で変わる船」*
* 世界初録音 |
世界初録音多数!1729年ヴェネチア・カーニバルで上演された華麗なるバロック・オペラのアリア集、18世紀ヴェネチアの熱狂が今ここに蘇る!
セッション録音:2016年9月/ヴィラ・サン・フェルモ(ロニーゴ)/DSD、5.0
Surround sound、Disc 1 59’20”、Disc 2 70’36”
SACD ハイブリッド盤。
1729 年のヴェネチア・カーニバルで上演された華麗なバロック・オペラのアリア集。
1729 年カーニバルにおけるヴェネチアのオペラハウスは、伝説のカストラート歌手ファリネッリをはじめとする華やかな歌手勢が、時代の寵児である作曲家たちのオペラで華やかな超絶技巧を繰り広げ、熱狂に包まれていました。
ファリネッリが驚異的なテクニックを魅せたポルポラの「セミラーミデ」、ファリネッリのライバルであったファウスティーナ・ボルドーリが喝采を浴びたオルランディーニの「アデライーデ」など、再発見された作品の数々が世界初録音されています。
演奏は、正統な古楽器演奏でのオペラに特化したイタリアのバロックアンサンブル「イル・ポモドーロ」。指揮者としてのみならずバロック・ヴァイオリン奏者としても名高い逸材ステファノ・モンタナーリがタクトを取ります。メゾソプラノのアン・ハレンバーグは2016
年に自身のCD「アグリッピナ」でインターナショナル・オペラ・アワードを受賞した注目の歌手です。1729
年ヴェネチアの熱狂が、時空を超えてここに詰まっています。

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R−RESONANCE
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RRSC 20002
(SACD HYBRID)
\2900 →\2690
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ライナー・キュッヒル&福田進一
2 大巨匠が夢の饗宴!ヴァイオリンとギターが織りなす極上の世界
「デュオ・コンチェルタンテ」
(1)パガニーニ:協奏風ソナタ イ長調 M.S.2
(2)ジュリアーニ: 協奏風二重奏曲 ホ短調
Op.25
(3)ジュリアーニ: 協奏風大二重奏曲 イ長調
Op.85
(4)パガニーニ:ヴァイオリンとギターのためのカンタービレ |
ライナー・キュッヒル(ヴァイオリン)
福田進一(ギター) |
ライナー・キュッヒル&福田進一、2 大巨匠が夢の饗宴!ヴァイオリンとギターが織りなす極上の世界。SACD
ハイブリッド盤によるリリース!
セッション録音:2016年11月9-11日/プラザウエスト
さくらホール/DDD
ライナーノート:グレアム・ウェイド(書き下ろし/訳・福田進一)
SACD ハイブリッド盤。
ライナー・キュッヒルと福田進一という2 大巨匠が夢の饗宴を果たしました!
2016 年、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の第1
コンサートマスターを退任し、さらに活動の幅を広げたライナー・キュッヒル。2017
年からはNHK 交響楽団の客演コンサートマスターへの就任も決定し、日本における演奏の機会もますます増え続ける状況にあります。
一方の福田進一は、国内外を問わず演奏会や国際コンクールの審査などで八面六臂の活躍をつづけ、自身のCD
アルバムもすでに90 枚近くに及ぶ文字どおり日本ギター界を代表する巨匠です。
ヴァイオリンとギター、二人のヴィルトゥオーゾが出会い、演奏曲目に選んだのは難曲として知られる作品ばかり。キュッヒルと福田、二人が発揮した超絶技巧と緩徐楽章における詩情あふれる歌心の交歓は、圧倒的な名演を生み出しました。
今回の録音で福田進一が演奏した楽器は19
世紀にイタリアで製作されたGaetano Guadanini
II(1829/Itaria-Turin)、雅なサウンドながら足腰がしっかりしたアクセントを持つ楽器です。一方のキュッヒルもGabriel
Lembock(1857/Austria-Wien) を使用、まさに、ジュリアーニやパガニーニが活躍した19
世紀の空気感が蘇ります。
レコーディング・エンジニアは、数々の名録音で定評のある深田晃氏が担当、今回も瑞々しく透明感に溢れながら音の芯がしっかりしたサウンド作りをしています。音質の良さを充分堪能していただくために、SACD
ハイブリット盤でのリリースです!また、ライナーノートは、ジュリアン・ブリームの伝記などで知られるイギリスの音楽評論家、グレアム・ウェイド氏の書き下ろし、読み物としても興味深い内容となっています。
ライナー・キュッヒル&福田進一 デュオ・コンチェルタンテ演奏ツアー予定(2017年)
8 月 6日 (日) 15:00 開演 静岡音楽館AOI
8 月10日(木) 14:00 開演 軽井沢大賀ホール
11月12日(日) 14:00 開演 浦安音楽ホール

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DUX
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シェドルツェのヨアヒム・ヴァーグナー・オルガン
Vol.3
J・S・バッハ(1685-1750):
トリオ・ソナタ集(オルガン、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための編曲版)
第1番変ホ長調 BWV 525/第2番ハ短調
BWV 526/第3番ニ短調 BWV 527
第4番ホ短調 BWV 528/第5番ハ長調
BWV 529/第6番ト長調 BWV 530 |
マレク・トポロフスキ(オルガン)
マーク・コードル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マレク・オボンスカ(チェンバロ) |
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DUX 1368
(1CD + DVD PAL)
\2400
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宇宙に耳を傾ける
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):
交響曲第2番「コペルニクス党」
(ソプラノ、バリトン、合唱と管弦楽のための)Op.31(1972)
ヨアンナ・ヴォシ(ソプラノ)
マリュシュ・ゴドレフスキ(バリトン)
シロンスク・フィルハーモニー合唱団
ヤロスワフ・ヴォラニン(合唱指揮)
シロンスク・フィルハーモニー管弦楽団
ミロスワフ・ヤツェク・ブワシュチク(指揮)
ミコワイ・グレツキ(1971-):
小神秘劇「放射する輝き」[Radiating Brightness]
(ソプラノと弦楽合奏のための;2012)
アガタ・ズベル(ソプラノ)
シロンスク室内管弦楽団
ロベルト・カバラ(指揮)
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グレツキ父子の作品の演奏をライヴ録音。
世界中で発売されミリオンセラーとなった代表作、交響曲第3番「悲歌のシンフォニー」は、ヘンリク・ミコワイ・グレツキの作品。
「放射する輝き」は英語題からの直訳であり定訳ではございません。
DVDの再生にはPAL方式対応プレーヤーが必要です。 |
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DUX 1229
\2400
【未案内旧譜】
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イグナーツ・ヨーゼフ・リッター・フォン・ザイフリート(1776-1841):
ミサ・ソレムニス ロ短調(独唱、合唱と管弦楽のための)(*)
来たれ聖霊(合唱と管弦楽のための)
マリアは昇天せり(合唱と管弦楽のためのグラドゥアーレ)
アヴェ・マリア(合唱と管弦楽のためのオフェルトリウム) |
ユスティナ・ステンピェン(ソプラノ(*))
エヴァ・ミクルスカ(アルト(*))
クシシュトフ・マホフスキ(テノール(*))
クシシュトフ・マトゥシャク(バス(*))
プシェミシル大司教区合唱団マニフィカト
ジェシュフ大学音楽学部合唱団
ジェシュフ・アルトゥル・マラフスキ・フィルハーモニー管弦楽団
ミェチスワフ・グニャディ(指揮) |

5/30(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
2L
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2L 137SABD
(Blu-ray disc Audio +
SACD HYBRID
[5.1 surround/stereo])
\4300
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『相互作用』ヴァーレン-ストラヴィンスキー-ルトスワフスキ
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
Op.3
ストラヴィンスキー:協奏的二重奏曲(1931-32)(ヴァイオリンとピアノのための)
ルトスワフスキ:パルティータ(1984)(ヴァイオリンとピアノのための)
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ボルド・モンセン(ヴァイオリン)
グンナル・フラグスタ(ピアノ) |
Auro-3D、Dolby Atmosの立体音響で聴く三人の作曲家がインスピレーションを求めた「過去」に焦点を当てたプログラム
録音:2016年1月 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ/録音:ビアトリス・ヨハンネセン
[DXD(24bit/352.8kHz)録音]
[Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz),
2.0 LPCM(24bit/192kHz), 9.1 Auro-3D, 9.1
Dolby At-mos, mShuttle: MP3+ MQA, Region
ABC]
[SACD DXD(5.1 surround 2.8224 Mbit/s/ch,
2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch)/CD 2.0 stereo(16
bit/44.1 kHz)]
オスロのバラット=ドゥーエ音楽学校で学び、ソロ・ヴァイオリニスト、アンサンブルのリーダー、教師として活動するボルド・モンセン(1978-)。ノルウェー音楽アカデミーで学び、バラット=ドゥーエ音楽学校の伴奏ピアニストを務めながら母校で准教授として教えるグンナル・フラグスタ。1999
年の秋からデュオ活動を始めたふたりが、2L
のモッテン・リンドベルグのプロデュースで録音したアルバム。
ノルウェーの作曲家、ナショナル・ロマンティシズムの流れに逆らい、わが道を進んだ後期ロマンディシズムと表現主義のファッテイン・ヴァーレンに始まり、「ネオクラシカル期」のストラヴィンスキーを通り、さらに「モダニスティック」な様式のルトスワフスキ至る。
ヴァーレンはJ・S・バッハの「厳格な」対位法、ストラヴィンスキーはヴェルギリウスの古い詩作、ルトスワフスキはバロック音楽と、三人の作曲家がインスピレーションを求めた「過去」と彼らの個性が出会い、その「相互作用」から生まれた作品によるプログラムが組まれています。
[5.1 DTS-HD MA, 9.1 Auro-3D, 11.1 Dolby
Atoms と 2.0 LPCM の音声を収録した Pure Audio
Blu-ray ディスクと、SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure
Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD
ハイブリッドディスクは通常のCD プレーヤーでも再生できますが、Pure
Audio Blu-ray ディスクは Blu-ray プレーヤーもしくは
Blu-ray 対応のPC をお使いください。]

ヴァーレンの弦楽四重奏曲集 |
2L 089SABD
(SACD HYBRID[5.1 surround/stereo]
+
Pure Audio Blu-ray)
\4300
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ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952):
弦楽四重奏のための作品集
弦楽四重奏曲第1番 Op.10 (1928-29)、
弦楽四重奏曲第2番 Op.13 (1930-31)、
弦楽四重奏曲 Op.0 (1909)
ゲーテの3つの詩Op.6 (1925-27)
(ライフ・ハルヴォシェンによるソプラノと
弦楽四重奏のための版) *
【シャクンタラー/ 百合のように白く/
ズライカ】 |
ハンサ四重奏団
【オースタ・ヨルゲンセン(第1Vn)
ヒラリー・フォスター(第2Vn)
ヘルガ・ステーン(Va)
ヴァルテル・ハイム(Vc)】
ヒルデ・ハーラルセン・スヴェーン(S) * |
ノルウェーの不運な作曲家ファッテイン・ヴァーレン知られざる名作を2Lの高音質録音で聴く
録音:2011 年2 月 ストゥーレトヴァイト教会
( ベルゲン、ノルウェー)[ 制作:ヨルン・シメンスタ 録音:ビーアトリス・ヨハンネセン] [DXD
(24bit/352.8kHz) 録音]
ファッテイン・ヴァーレンは20 世紀ノルウェーでもっとも重要な作曲家のひとりです。しかし、後期ロマンティシズムの作風から出発したものの、調性を限界いっぱいまで広げ、その初演がノルウェー音楽史上最大のスキャンダルのひとつとされる1921
年の《アヴェ・マリア》 (Op.4) を最後に「調性」から離れ、シェーンベルク、ベルク、ヴェーベルンに倣った音楽語法による作曲に移ったため、同時代の他の作曲家たちの陰に隠れてしまい、多くの作品は彼の死後になって初演されるという不運に見舞われました。
ヴァーレンの作品番号の付けられた2 曲の弦楽四重奏曲は、「自分の表現に必要な」音楽語法に移ってからの作品です。1929
年に完成した弦楽四重奏曲第1 番は、古典的形式とヴァーレンの言う「不協和ポリフォニー」を組み合わせて作曲されています。作曲のモデルとしたJ・S・バッハの対位法を思わせる主題の展開の見られる〈モデラート〉、「歌曲」のような〈アダージョ〉、リズムを際立たせた〈スケルツォ〉、主要主題が繰りかえし現れる〈ロンド〉の4
楽章。第2 番の弦楽四重奏曲も第1 番と同様の語法で書かれています。最初の楽章はアンダンテ・コン・モートの〈フーガ〉。「フーガ」から音楽を始めるという発想について、ヴァーレンの伝記を書いたオラヴ・グルヴィンが記しています。「ある夜、オスロのホンノルブリッガ埠頭に彼がひとりで立っていた時、透明な水面に映る星の姿に気づいた。星は煌めき、穏やかに波打つ水面とともに動く」。〈テンポ・ディ・メヌエット、グラツィオーゾ〉の第2楽章、アレグロ・アッサイの〈フィナーレ〉。「星の夜」から生まれた作品の雰囲気は、地球を離れた宇宙を感じさせるとも言われます。作品番号をもたない1909
年の弦楽四重奏曲は、この作品がマックス・ブルッフに認められたおかげでベルリン音楽大学への入学を許可されたという、記念の曲です。歌曲集の《ゲーテの3
つの詩》は、長調と短調の調性から離れた後の作品です。ソプラノとピアノのために書かれた作品をライフ・ハルヴォシェンが弦楽四重奏共演用に編曲し、弦楽四重奏曲第1
番を初演したコンサートで演奏しています。
ハンサ四重奏団は、ハンザ同盟の時代から栄えた町、ベルゲンのフィルハーモニック管弦楽団のプレーヤーにより1987
年に創設。ヴァーレンの伝記を書いた音楽学者のビャルネ・コットセンとともにヴァーレン作品を紹介するプロジェクトを発足させ、2L
のこのアルバムの録音が実現しました。
録音は2 Lらしい臨場感溢れるサウンドで、オーディオ装置の存在を忘れさせる、素晴らしい録音です。
24bit/352.8kHz DXD 録音。5.1 DTS-HD MA
(24bit/192kHz) と 2.0 LPCM (24bit/192kHz)
の Pure Audio Bluray ディスクと SACD ハイブリッドディスク
(5.1 surround/stereo) のセットです。
Pure Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていません。
CDや DVD のプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray
プレーヤーもしくは Blu-ray 対応の PC で再生してください。
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PERFECT NOISE
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シュタイングレーバー&ゼーネ社のピアノ
ハイドン:ピアノ・ソナタ全集Vol.1
第2番ハ長調Hob.XVI:7
第1番ト長調Hob.XVI:8
第35番ハ長調Hob.XVI:35
第49番嬰ハ短調Hob.XVI:36
第50番ニ長調Hob.XVI:37
第59番変ホ長調Hob.XVI:49 |
エルンスト・モリッツ(ピアノ) |
録音:2015年スタイングレーバー室内楽ホール、バイロイト/79’01
ワーグナーの聖地バイロイトに工房を置くピアノ製作所シュタイングレーバー&ゼーネ
社のピアノを使って録音するシリーズ。
1986 年生まれのドイツのピアニスト、エルンスト・モリッツによるハイドンのピアノ・ソナタ集の録音が開始されます。エルンスト・モリッツは幼少期から卓越したピアノの才能を示し、また音楽学も学び幾つかの賞を受賞しています。ピアノだけではなく、ハープシコード、チェンバロも学びバロックから現代ものまで弾きこなす非常に多彩なアーティストです。
このハイドンへのアプローチも、研究を重ねたモリッツならではの知的な演奏を聴かせてくれます。

シュタイングレーバー&ゼーネ ピアノフォルテファブリックの歴史は1820年代に始まります。あの「バイロイト音楽祭」のバイロイトの街で1852年に創業されました。
初期の贔屓客は、リヒャルト・ワーグナーやフランツ・リスト、最近ではダニエル・バレンボイム。さらにラ・ロック・ダンテロン音楽祭、ウィーンのコンツェルトハウス、ミュンヘンのプリンツレゲンテン劇場、サンフランシスコのゲテイー・ホールといったコンサートホールなど。
シュタイングレーバー&ゼーネのピアノは、非常に厳格な職人技術に則り、100%バイロイトの工房で製作されています。そのため、伝統的なピアノ製作の範囲を超えたデザイナーピースや、技術的な音響効果を可能にしています。

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WERGO
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原田敬子の作品集第2弾!さまざまな編成による新感覚のデュオ
原田敬子:
zero hour 〜アルト/バスフルートと箏のための(2005/08/10)
the 5th season 〜
ギターとアコーディオンのための(2008-2012)
midstream+ 〜
トロンボーンとアコーディオンのための(2004/2008)
in 〜バスフルートとピアノのための(2000)
third ear deaf II-b’ 〜
フルートとアコーディオンのための(2003)
devil fire tarantella - devil fire tango
〜
アコーディオンとピアノのための(2014-2016) |
カリン・レヴァイン(各種フルート)
マイク・スヴォボダ(トロンボーン)
ユルゲン・リュック(ギター)
シュテファン・フッソング
(アコーディオン)
菊地奈緒子(十三絃箏、十七絃箏)
廻 由美子(ピアノ) |
録音:2016年4月4-8日/ドイツ・ブレーメン放送局スタジオ/63’18’’
2014 年に発売された作品集(WER-6786 /
KKC-5404)がレコード芸術特選盤に選ばれた原田敬子のWERGO
レーベル第2 弾アルバム。
前作に引き続きアコーディオンとピアノでフッソングと廻由美子が参加しているほか、フルート、トロンボーン、箏、ギターと多彩な楽器が登場。さまざまな組み合わせの二重奏曲が並びます。切り詰めた緊張感を保ちながら、呼吸と身振りでもって間を読みあいじっくりと音楽を紡ぐような構成が特徴的。
アルバムタイトルにもなっている「midstream+」はトロンボーンとアコーディオンという、音量差の大きな楽器による普通ではありそうもない編成のデュオ。しかし空気を通して音を出すという共通点もあり、両者の奏でる音が極めて近い感性で溶け込みあい、その中で互いの特徴も活かしつつ、興味の尽きない音世界を作り上げます。何の楽器がいくつ鳴っているのか、ということもあまり気にならないような新しさです。
WERGO のホームページで作曲家自身による日本語の楽曲解説などを見ることが出来ます。(https://en.schott-music.com/shop/356879)
≪原田敬子≫
1990 年代半ばより「演奏家の演奏に際する内的状況」に着目し、主に音楽的身振り、時間構造、音楽的テンションにおける独自の作曲語法を追求している。作品は国内外の主要な音楽祭やアンサンブル、管弦楽団やソリストの指名により委嘱され、世界各地で初演・再演されている。日本音楽コンクール第1
位、安田賞、Eナカミチ賞、山口県知事賞、芥川作曲賞、中島健蔵音楽賞、尾高賞ほかを受賞。国内外で異分野とのコラボレーション多数。
創作活動のほか教育現場にも携わり、現在 東京音楽大学(准教授)、東京藝術大学で作曲を担当、また8
〜 18 歳の子供たちには、桐朋学園大学附属音楽教室(松本市)と静岡音楽館で、毎年計70
名以上の作曲体験クラスをもっている。 |
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WER 6960
(3CD)
\4000 →\3690
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ジュリアード弦楽四重奏団、90年代の名盤
ヒンデミット:弦楽四重奏曲全集
[CD1] 第1番ハ長調 Op.2、第4番 Op.22、第7番
変ホ調
[CD2] 第2番 Op.10、第6番 変ホ調
[CD3] 第3番 Op.16、第5番 Op.32 |
ジュリアード弦楽四重奏団
ロバート・マン(第1ヴァイオリン)
ジョエル・スミルノフ(第2ヴァイオリン)
サミュエル・ローズ(ヴィオラ)
ジョエル・クロスニック(チェロ) |
疾走感と力強さが魅力!ジュリアードQ のヒンデミットが全集化
録音:[CD1] 1997年3月8-10日(第1番・第7番)、1995年4月15・17・18日(第4番)、74’51’’/[CD2]
1996年6月14-16日、55’32’’/[CD3] 1995年4月15・17・18日、58’16’’
冴えわたる技巧と高い合奏能力を武器とするアメリカの名カルテット、ジュリアード弦楽四重奏団によるヒンデミットの弦楽四重奏曲録音がお求めやすい価格でセット化再発売。単発では廃盤になっているものもあり、嬉しいリリースです。
バルトークなど近現代音楽も得意とするカルテットゆえに、演奏は申し分ありません。
ハイドンやベートーヴェン、或いはバッハを思わせる彫琢された4
声体でありながら、メカニックでカサカサした独特の語り口や和声感がいかにもヒンデミットな四重奏。またヴィオラ弾きでもあったヒンデミットだけあって、内声の対位法的な充実ぶりが目を引きます。
ジュリアード弦楽四重奏団はこういう音楽にもめっぽう強く、疾走感と力強さを兼ね備えた演奏を展開しています。未来的でドライなサウンドがクセになる、20
世紀ドイツ音楽の面白さを世に伝えるWERGO ならではの名盤です!
弦楽四重奏曲(全7曲)
第1番ハ長調 op.2 (1915年) |
後期ロマン派の雰囲気を継承した調性感たっぷりの耳に優しい音楽。 |
第2番ヘ短調 op.10 (1918年) |
彼の戦争経験が暗く影を落とした作品です。
もちろん先人の影響は受けているものの、音楽はもっと簡潔であり、また、多くのことを語っています。
驚くほど抒情的な第2楽章の変奏曲は、何かのパロディなのでしょうか。
ヒンデミットが所属したことで名高いアマールsqは、この曲を演奏するために生まれた。 |
第3番 op.16 (1920年) |
わずか2日間で書いたとされ、ドナウエッシンゲン音楽祭で華々しい成功を収めた作品。
こちらは若々しいエネルギーに満ちた情熱的な音楽で、彼の室内楽の中でも最高傑作のひとつです。 |
第4番 op.22 (1921年) |
かなり先進的で、激しさも抱いています。 |
第5番 op.32 (1923年) |
不協和音と厳格な対位法が同居する洗練された作品で、終楽章のパッサカリアでの主題が発展していく様をぜひお聴きください。 |
第6番変ホ調 (1943年) |
まさに彼の創作の頂点をなす作品で、以前の作品からの引用と、緊密な展開が楽しめると同時に、若干わかりやすい和声に終始している面も注目です。 |
第7番変ホ調 (1945年) |
エール大学で「実用音楽」論を唱えていた時、アマチュアのチェリストであった彼の妻や、学生が弾くことも考慮して書かれた作品で、こちらは更に聴きやすさを増した音楽が特徴です。 |
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<メジャー・レーベル>
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SONY
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8898543138-2
\2600→\2390 |
「未完成」交響曲の完成版・世界初録音
鬼才ヴェンツァーゴ、バーゼル室内管/
シューベルト:交響曲第8番(第7番)ロ短調D.759「未完成」
(全4楽章/ヴェンツァーゴ補筆完成版) |
マリオ・ヴェンツァーゴ(指揮)
バーゼル室内管弦楽団 |
5つのオーケストラを振り分けて完成させたユニークな「ブルックナー:交響曲全集」で大きな話題となったスイスの鬼才指揮者マリオ・ヴェンツァーゴが、古楽から現代まで演奏スタイルを自在に変化させるスーパー・チェンバーオーケストラ、バーゼル室内管弦楽団との初顔合わせで成し遂げた、シューベルト「未完成」交響曲の完成版・世界初録音の登場です。
『詩を読むだけで、たちまちのうちにそれにピッタリのメロディが頭に浮かび、ペンから迸り出るのだった』(ジョージ・グローヴ、1883年)とされるほどの天与のメロディ・メーカーだったシューベルトですが、交響曲の作曲ではそうはいかず、完成した4楽章性の交響曲7曲のほかに、未完の断片を数多く残しています。
「未完成交響曲」として知られる交響曲第8番(第7番)ロ短調も、完成した最初の2つの楽章の他には断片的なスケッチが残されているだけです。
スケッチは第3楽章のトリオまで問題なく進んでいたため、シューベルトが作曲を放棄した真の理由はわかっていません。この交響曲は、1823年にグラーツ楽友協会から名誉会員の称号を授けられた返礼にシューベルトが同協会のアンゼルム・ヒュッテンブレンナーに贈ったものとされていますが、ヴェンツァーゴはライナーノーツの中で、そもそも未完の作品を贈呈することは非礼であるため、完成していた最初の2つの楽章だけを贈ったと考えるのは不自然であることを指摘し、また後続の2つの楽章の出来をヒュッテンブレンナーに批判されたため(あるいはそれらの出来が悪いと自分で判断して)本格的な作曲を断念したという説や、梅毒に感染し弱ったシューベルトが作曲を続けられなかったという思い込み(実際その後亡くなるまでの5年間で数多くの傑作を生み出しています)も、事実無根と退けています。
ヴェンツァーゴの説は、1823年にアン・デア・ウィーン劇場からヘルミーネ・フォン・シェジーの戯曲『キプロスの女王ロザムンデ』のための劇音楽を依頼された際に、舞台上演まで時間がなかったため(初演時に序曲として、『アルフォンソとエストレッタ』のそれを転用したように)、この交響曲の第4楽章の音楽を転用するべく急遽グラーツのヒュッテンブレンナーに楽譜の返還を求め、ヒュッテンブレンナーはスケルツォの2ページ目以降を作曲者に戻したが、それ以来楽譜は行方不明となった——というものです。
この交響曲を補筆完成させようとする試みは、イギリスの学者ブライアン・ニューボールドやジェラルド・エイブラハム、アメリカの学者ウィリアム・キャラガン、ロシアの作曲家アントン・サフローノフらによるものなど複数行なわれてきました。
ヴェンツァーゴ自身も2007年録音のジョアン・ファレッタ指揮バッファロー・フィル盤で、ニューボールドと共同で補筆完成版に手を染めています。
そうした場合作曲年代や編成が酷似していることから「ロザムンデ」の音楽(間奏曲第1番)が使われることが多かったのですが、ヴェンツァーゴもこの新しい補筆完成版で、「ロザムンデ」とこの交響曲の編成が同じことや、ロ短調という調性(「ロザムンデ」の第1曲・第2曲も同じ)という点を根拠に「もともと交響曲の第4楽章がロザムンデに転用された」という観点に立って、当時のシューベルトの交響曲の様式と理論的な調性関係を考慮し、「ロザムンデ」間奏曲第1番から素材を採って第4楽章を完成させています。
また第3楽章は、主部については残された冒頭部分のオーケストレーションとスケッチをもとに肉付けし、トリオはやはり残されたスケッチをもとに「ロザムンデ」からの音楽(間奏曲第1番からの音楽素材で第4楽章の構成に使わなかったもの、および第6曲)を交えて、2つのトリオを持つスケルツォとして拡大構成されています。
第4楽章のコーダの前に、第1楽章の主題を短く再現させているのはヴェンツァーゴによる独特のアイデアです。
「この交響曲の最初の2つの楽章は『急-緩』であって、従来の演奏に見られる『緩-緩』ではない」とするヴェンツァーゴは、第1・第2楽章を合わせて22分23秒というごく早めのテンポを設定し、自説を実証しています(全曲の演奏時間は約43分)。
ピリオド奏法にも精通したバーゼル室内管弦楽団は、ヴァイオリンを左右に分けた両翼配置、ヴィブラートを抑制した弦楽パート、粒立ちの良いクラシカル・ティンパニを採用、生き生きとした透明感のある演奏を成し遂げており、ヴェンツァーゴとともにこの交響曲の「脱神話化」「古典化」を図るかのようです。
【録音】2017年3月, バーゼル、シュタットカジノ内音楽ホール

鬼才ヴェンツァーゴの原点
すでにメーカー完売の奇跡的名演
鬼才天才ヴェンツァーゴの原点ともいうべき17年前の録音。ブルックナーでようやく世間に知られるようになったが、いやいやそのずっと前からこの人はぶっ飛んでいた。
残念ながらNovalisがすでに活動停止状況のため、一般の市場在庫はすでに完売。残るは海外在庫のみである。できるだけお早めに。
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(15年前のコメントから)
カシオリ目当てで聴いたアルバム(NOV150
163)の交響曲第4番。これがなんとも強烈な演奏だった!
とにかく聴いていておもしろい!
生き生きとしていてロマンティックで、あざとくない個性を随所で発揮してくれている。聴かれた何人かのお客様からも「すごい」と聞かされていたが、実際すごかった。・・・そしてレコ芸でも絶賛。こんなマイナー・レーベルなのにいきなりトップの特選になってしまった。
小石氏は「アゴーギグも個性的だが、シューマンの歌謡性と結ばれており、きわめて説得力が強い。」、続く宇野氏はさらに絶賛、「思わずうまい!と叫んだほどで、こんな斬新な解釈は初めてだ。」、また幻想曲についても「オーケストラの伴奏がいつも意味深くものを言っており、フォルテのひびきは彫りが深く、これ以上考えられないほどだ」と最大級の賛辞。
実際聴いてみればそれがまったく偽りのない両氏の感想であったと納得されると思う。
そしてそのすごさの要因が、すべてこのマリオ・ヴェンツァーゴの特異なる才能によるものであるということも理解していただけるはず。(フレッシュで反応性の高いバーゼル響もすごいけど)
そのマリオ・ヴェンツァーゴ。偉人・怪人スワロフスキーに指揮を学び、CDではMUSIKSZENE SCHWEIZ やコルレーニョで現代音楽を振っていた。しかしこのシューマンでの個性と知性と安定感を兼ね備えた音楽性というのは、ちょっとただものではない。個性の枯渇といわれる現代に、ひょっとしたらとんでもない男が現れたかもしれない。
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8898544432-2
(2CD)
\2600 |
ベスト・オブ・テレマン
ゲオルク・フィリップ・テレマン:
1) 組曲「ドン・キホーテのブルレスケ」TWV55:G10
より 序曲 〜
フライブルク・バロックオーケストラ,
2) 四重奏曲 ニ長調 TWV 44:1 〜
コンチェルト・メランテ,
3) リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲
イ短調TWV 52:a1 〜
ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ),
ハン・トル(リコーダー), フライブルク・バロックオーケストラ,
4) 3台のヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調TWV
53:F1 〜
コレギウム・アウレウム,
5) 序曲(組曲)ニ長調 TWV 55:D6 より クーラントとドゥーブル
〜
ヨハネス・コッホ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
コレギウム・アウレウム,
6) ヴィオラ協奏曲 ト長調 TWV 51:G9 〜
ニルス・メンケマイアー(ヴィオラ)
カンマーアカデミー・ポツダム,
7) 歌劇『寛容なソクラテス』TWV 21:9 より「私は希望を慰めています」
〜
ヌリア・リアル(ソプラノ) バーゼル室内管弦楽団,
8) Mein Vergnugen wird sich fugen TVWV
20:18 〜
ドロテー・ミールズ(ソプラノ) オルフェオ・バロックオーケストラ,
9) 『エマとエーギンハルト』TWV 21:25 序曲より協奏曲 〜
ユリア・シュレーダー(ヴァイオリン)
バーゼル室内管弦楽団,
10) 序曲(組曲)ニ長調 TWV 55:D23 より
序曲とファンファーレ 〜
ミヒャエル・シュナイダー(指揮)ラ・スタジオーネ,
11) ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 TWV 51:D10
より第2楽章 〜
ミヒ・ガイック(ヴァイオリン) オルフェオ・バロックオーケストラ,
12) トランペット協奏曲 ニ長調 TWV 51:D7
〜
ガボール・ボルドツキ(トランペット)
シンフォニア・ヴァルソヴィア,
13) 4声の協奏曲 ト長調 TWV 43:G13 〜 コンチェルト・メランテ,
14) リコーダーとファゴットのための協奏曲
ヘ長調 TWV 52:F1 〜
ドロテー・オベルリンガー(リコーダー)
クラバヤシ・マキコ(ファゴット)
アンサンブル1700,
15) カンタータ『イーノ』 TWV 20:41 より「私の誉め歌の調べに」〜
アナ・マリア・ラヴィン(ソプラノ)
ミヒャエル・シュナイダー(指揮)ラ・スタジオーネ,
16) 『オンファール』TVWV 21:14より「Die
Liebe sieget alle Zeit」〜
ドロテー・ミールズ(ソプラノ) オルフェオ・バロックオーケストラ,
17) カンタータ『Sey tausenmahl willkommen』TWV.13:9a
より
「Auf! Wunschet Jerusalem Gluck」 〜
ロビン・ヨハンセン(ソプラノ)コンチェルト・メランテ, |
ドイツのマクデブルグに生まれ、バッハ、ヘンデルとともに活躍した後期バロック音楽を代表する作曲家ゲオルク・フィリップ・テレマン。テレマンはほとんどの楽器に精通しており、その作品の質の高さによって生前はバッハやヘンデルを凌ぐ人気がありました。
その膨大な作曲した作品はいまだ研究中により、まだまだ発掘されています。2017年はテレマン没後250年ということで、今作はそれを記念し、テレマンらしい作品を収録した2枚組ベスト盤です。
ドイツ・ハルモニア・ムンディからのピリオド楽器による演奏、Sony
Classical からのモダン楽器による高水準な演奏でまとめられています。
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8898543902-2
\2600→\2390 |
この人は誰か
エツィオ・ボッソ/ザ・ヴェニス・コンサート
1) J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV.1048,
2) エツィオ・ボッソ:
ヴァイオリン、弦楽、ティンパニのための協奏曲第1番「Esoconcerto」,
3) メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調Op.90「イタリア」 |
エツィオ・ボッソ(指揮)
フェニーチェ劇場管弦楽団 |
作曲家・指揮者・ピアニストとしてマルチな活動を行なっているイタリアの音楽家、エツィオ・ボッソのソニー・クラシカルとの専属契約第1弾となるアルバムです。
昨年10月に行なわれたこのフェニーチェ劇場管弦楽団でのコンサートは、バッハのブランデンブルク協奏曲第3番とメンデルスゾーン「イタリア」というクラシック名曲の間に自作曲を入れ、自らのクラシック音楽のルーツへと立ち戻ったプログラムで、規格にはまりすぎた堅苦しいクラシックから脱却し、情熱的、人間的(ボッツォの言葉では「文化と自然」)な素晴らしい音楽が表現されています。
■エツィオ・ボッソ バイオグラフィトリノ生まれ。兄の音楽好きから影響を受け、16歳でソリストとしてフランス・デビューし、その後ウィーン音楽アカデミーで作曲と指揮を学ぶ。折衷主義、多様性、そして寛大さは、彼の芸術的なキャリアの特徴であり、作曲家や演奏家、指揮者、室内楽アンサンブルのメンバーとして、あらゆるコラボレーションを行っている。ロンドン、シドニー、ニューヨーク、トリノなど、世界の主要音楽としてその音楽性は高く評価されている。
彼のバレエ音楽は、ウィーン国立歌劇場、ロイヤル・オペラハウス、ニューヨーク・シティ・バレエ団、シャトレ劇場、サンフランシスコ・バレエ、ボリショイ劇場などで著名な振付家によって上演され、映画のサントラの作曲も手がけている。
2011年に筋萎縮性側索硬化症が発症してなおも、精力的に音楽活動を続けているボッツォにとって2016年は、イタリアで最も成功した音楽家と評価された年であり、10万人以上の聴衆がコンサートに訪れ、彼に敬意を表した。
【録音】2016年10月17日、ヴェネツィア、フェニーチェ劇場でのライヴ
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天下のSONYからメンデルスゾーンの「イタリア」で指揮デビューする人がいたら、当然どんな人か調べる。
エツィオ・ボッソ・・・誰なんだ・・・
調べると自作オリジナル・ピアノ曲とかを弾いている。かなりぶっ飛んだ人か。

・・・と思ったらちょっと様子が違う。

ボッソ・・・筋萎縮性側索硬化症だったのだ・・・。
スティーヴン・ホーキングと同じ。
それでもなおステージに立ち、観客の前で演奏をし、あえてインタビューも受ける。
https://youtu.be/vr2iFw57OHY
痛々しくもある。
しかしそのオリジナル曲は美しかった。
[ The 12th room ] というアルバムのなかの「Following
a bird」という曲。
いくらでも批判はできると思う。
お涙ちょうだいはクラシック・ファンは「S氏」の事件でもう懲り懲りと。
それはそうだとは思うが・・・しかし・・・この曲は美しかった。
https://youtu.be/AHe6AzhRa3o
そしてこれはショパンの作品28-6。
https://www.youtube.com/watch?v=txEhCPYEJrg
このアルバムには、自作の曲とショパンとバッハ、そしてグルック、ケージなどが織り込まれている。
どうしてこれまで日本では紹介されていなかったのだろう。
そしてこれが今回のザ・ヴェニス・コンサートのプロモーション・ビデオ。
http://video.repubblica.it/spettacoli-e-cultura/il-ritorno-alla-direzione-d-orchestra-di-ezio-bosso-dopo-7-anni-di-malattia/276839/277429?refresh_ce
いろいろと考えさせられる。
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DHM
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8898541945-2
\2600→\2390 |
ラルパ・フェスタンテ/素晴らしき調和〜
シュッツに師事した作曲家による17世紀の器楽作品集
1) クレメンス・ティーメ:5声の組曲 ロ長調,
2) クレメンス・ティーメ:5声のソナタ
ニ短調,
3) クレメンス・ティーメ:5声のソナタ
ホ短調,
4) ヨハン・ヴィルヘルム・フルヒハイム:3声のソナタ
ホ短調,
5) ヨハン・ヴィルヘルム・フルヒハイム:5声の組曲
ロ短調,
6) ヨハン・フィーアダンク:3声の組曲第2番
ニ短調,
7) ヨハン・フィーアダンク:2つのヴァイオリンのためのソナタ
ニ短調,
8) ヨハン・ヤーコプ・レーヴェ:5声の組曲第3番
ト短調,
9) ヨハン・ヤーコプ・レーヴェ:2声のカンツォーナ第5番,
10) ダヴィト・ポール:4声の「ベルヴィルの聖書」,
11) ダヴィト・ポール:5声のソナタ ハ長調 |
ラルパ・フェスタンテ、
クリストフ・ヘッセ(コンサートマスター/ディレクター) |
1983年創設のドイツのピリオド楽器アンサンブル、ラルパ・フェスタンテの新録音は、シュッツに師事した4人の作曲家による17世紀ドイツ・バロック器楽作品を集めた好企画盤です。
ドイツにおける初期バロック音楽の最も重要な作曲家ハインリヒ・シュッツ(1582-1672)は、ドレスデンの宮廷付きの音楽家としての55年間に数多くの作品を生み出しましたが、彼はまたオーケストラや合唱団の指導を通じて、次世代の音楽家を育て、彼らは北ヨーロッパ各地の宮廷や教会で活躍したことが知られています。
クレメンス・ティーメ(1631-1668)は11歳の時に、ドレスデン宮廷の聖歌隊にボーイソプラノとして入隊。1663年にはドレスデン宮廷楽団のコンサートマスターの職を得ています。
生涯に100曲以上の作品を作曲したとされていますが、現存するのは18曲のみ。
ティーメの同僚でやはりドレスデンでコンサートマスターをつとめたヨハン・ヴィルヘルム・フルヒハイム(1635?-1682)の作品もそのほとんどが失われていますが、彼の作曲作品として現在に伝えられているヴァイオリン・ソナタや合奏作品は、1700年頃の重要な作品とされています。
ヨハン・フィーアダンク(1605?-1646)は1615年にドレスデンの宮廷聖歌隊員となってシュッツに師事し、ヴァイオリンとツィンク奏者となりました。宮廷の財政が悪化する状況の中、1625年にシュッツの推薦でウィーンへ留学もしています。
ヨハン・ヤコブ・レーヴェ(1629-1703)はウィーン出身で、1652年からシュッツに師事し、1655年にシュッツの推薦でヴォルフェンビュッテル侯の宮廷楽長に就任。1663年から1665年までザクセン=ツァイツ公の宮廷楽長を務めた後、1682年にリューネブルクの聖ニコライ教会のオルガニストを務めました。
ダヴィト・ポール(1624-1695)はカッセルを経て、1653年からはシュレスヴィヒ=ホルスタイン・ゴットルフ宮廷の音楽家となりました。ここに収録された作曲家の作品は、シュッツのイタリア様式をさらに発展させ、斬新な楽器法を用いています。
ラルパ・フェスタンテの小編成による演奏では、美しく伸びのあるヴァイオリン、ヴィオラが映え、その彼らを支えるチェロ、コントラバス、チェンバロの通奏低音の抜群のリズム感と色彩的な音色が伴い、各バートが見事な楽器の魅力をたっぷり表現しています。
【録音】2015年2月, ドイツ、ニーダーエックネン、福音教会
この異色盤のオケもアルパ・フェスタンテでした! |
ACCENT
ACC 24320
\2600
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異才アントン・シュテック
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲オリジナル版!
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
(オリジナル版)
フランツ・アレクサンダー・ペッシンガー(1767-1827):
ヴァイオリン協奏曲ト長調Op.9 |
アントン・シュテック(ヴァイオリン)*
アルパ・フェスタンテ*
マシュー・ホールズ(指揮) |
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲オリジナル版!古楽器の名手アントン・シュテックが世界初録音!
*ピリオド楽器使用
録音:2016年5月、ミュールハイム、マルティン教会/62’01
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、現在ではメンデルスゾーン、チャイコフスキー、ブラームスのヴァイオリン協奏曲と並ぶ人気の作品ですが、1806
年の初演当時は聴衆からの反応はかなり冷やかなものであったと言われています。
この曲が受け入れられるようになるのは、初演から40
年たった1844 年のメンデルスゾーン指揮ヨーゼフ・ヨアヒム独奏によるロンドン初演でありました。この時ベートーヴェンは、初演時の評価が影響してか、ヴァイオリン・ソロ・パートを改訂しており、これが現在耳にする版となっています。
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の自筆稿は、作曲の時期やフランツ・クレメントのソロ・パート部分の関わりなど、これまで様々な推測がされてきましたが、作曲に使用したインクなどの研究で作曲過程が明らかになってきています。そして、この度古楽器の名手アントン・シュテックが、初稿版を録音することになりました。
さらにシュテックはこのアルバムで、ベートーヴェンの友人で、ウィーンのヴァイオリニスト兼編曲家のフランツ・アレクサンダー・ペッシンガーのヴァイオリン協奏曲も世界初録音しています。
ペッシンガーの作品は、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の1
年前に書かれたもの。また、ペッシンガーはベートーヴェンの協奏曲のソロ・パートの改訂にも関わったと言われています。

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アントン・シュテックがモリークのヴァイオリン協奏曲を弾いていたこのアルバムも・・・やっぱりアルパ・フェスタンテ
で、これがなかなか素敵なイカす曲なんです。
パガニーニやヴィエニアフスキーとも似てますが、シューマンのほうが近いところも・・・あ、ドイツ生まれなんですね・・・ |
ACCENT
ACC 24247
\2600
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アントン・シュテック(Vn)
ベルンハルト・モーリック(モリーク):
(1)ヴァイオリン協奏曲第3番ニ短調Op.10
(2)ヴァイオリン協奏曲第6番ホ短調Op.30 |
アントン・シュテック(Vn)
クリストフ・シュペリング(指)
ラルパ・フェスタンテ |
DDD
ベルンハルト・モーリック(1802-1869) はドイツのヴァイオリニストで作曲家。
シュポーアの弟子でヴィルトゥオーゾとして活躍しました。ヴァイオリン協奏曲を6曲残していますが今日聴く機会がなく、待望の録音登場となります。
ベルリオーズと同世代ですが、作風は師シュポーア風の古典派寄りで、すっきり爽やか。自身が名手だったこともあり、非常に技巧的な作品となっています。
独奏のシュテックはコンチェルト・ケルンのコンサートマスターを務め、さらにピリオド楽器によるシュバンツィSQ
のメンバーとしてラ・フォルジュルネ音楽祭でも来日した実力派。
今回も古楽器を用い、バックにも古楽器合奏団ラルパ・フェスタンテを配し、この忘れられた宝石を蘇らせています。
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<国内盤>
HYPERION(国内仕様盤)
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PCDA 68143
(2CD/特別価格)
\2857(税抜)
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モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.3
ヴァイオリン・ソナタ第32番変ロ長調 K.454
ヴァイオリン・ソナタ第12番ト長調 K.27
ヴァイオリン・ソナタ第17番ハ長調 K.296
ヴァイオリン・ソナタ第36番ヘ長調 K.547
ヴァイオリン・ソナタ第16番変ロ長調 K.31
ヴァイオリン・ソナタ第23番ニ長調 K.306 |
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
セドリック・ティベルギアン(ピアノ) |
アリーナ・イブラギモヴァ国内仕様盤!モーツァルトのソナタ全集第3弾!
音楽の神ミューズに愛されたヴァイオリニスト、21世紀ロシアの名手アリーナ・イブラギモヴァ。2015年から2016年にかけての来日公演でも全曲演奏会が行われたモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集。
よく知られた名作から若きモーツァルトが書いた初期のソナタまでをバランスよく組み合わせるというコンセプトで各巻が選曲されており、第3巻は2015年10月3日の王子ホール「全曲演奏会第3回」で演奏されたプログラム。
愛器アンセルモ・ベッロシオ1775年頃製作のヴァイオリンを携えたアリーナ・イブラギモヴァが、朋友セドリック・ティベルギアンと奏でる麗しく清新なるモーツァルト。2017年にも、コンチェルトやティベルギアンとのデュオで複数来日公演を予定しているアリーナ・イブラギモヴァの大活躍は止まりません!
録音:2015年5月26日−28日、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)
☆2017年来日公演予定
10月12日(木) 電気文化会館(愛知)/10月17日(火)
王子ホール(東京)/10月20日(金)&10月21日(土)
ザ・シンフォニーホール(大阪)/10月24日(火)
サントリーホール(東京)

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<映像>
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SONY(映像)
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8898540358-9
(Blu-ray)
\5100→\4790 |
ドミンゴ75歳のマクベス
ヴェルディ:歌劇「マクベス」(全曲) |
プラシド・ドミンゴ(バリトン/マクベス),
エカテリーナ・セメンチュク(ソプラノ/マクベス夫人),
イルデブランド・ダルカンジェロ(バス/バンコー),
ジョシュア・ゲレーロ(テノール/マクダフ),
ジョス・ウィーラー(テノール/マルコム),
サマー・ハッサン(ソプラノ/侍女),
テオ・ホフマン(バス/医師), 他,
ロサンゼルス・オペラ管弦楽団&合唱団,
ジェームズ・コンロン(指揮)
【演出】ダルコ・トレズニヤック |
8898540357-9
(DVD)
\4500→\4190 |
ドミンゴ75歳にして出演したマクベスの絶唱!ロマンス、ドラマ、感動に満ちたオペラ。
しかし、シェイクスピアの『マクベス』は、甘い恋愛などとは程遠い、興味深くも残忍な物語。魔女の予言に惑わされた野心家夫妻の行く手にたれ込める暗雲、若きヴェルディが敬愛するシェイクスピアに初めて取り組んだ衝撃作です。
この作品が昨年ロサンゼルスのドロシー・チャンドラー・パヴィリオン内にある歌劇場で上演された折に、世界屈指のオペラ歌手プラシド・ドミンゴがマクベスを演じました。
共演するのは、ロシアのメゾ・ソプラノ歌姫、エカテリーナ・セメンチュク。王位への野望が狂気へとつながるこの破滅の物語には、策謀に長けたマクベス夫人が登場します。その役を野心に満ちたしびれる歌声で見事に演じています。
権力欲の強い妻にけしかけられたマクベスは、王を殺して王座につきますが、結局、疑心暗鬼と恐怖で心の安定を失い、暴君と化してしまいます。
フロイト以前に書かれたこの作品は、有形無形の罪悪感を戯曲化したものです。描かれる権力への痛烈な批判は、時代を超えて高い評価を得ています。
これまでドミンゴはテノールのマクダフ役を数多く演じてきましたが、ここではバリトンのマクベス役で、これまで長年知り尽くしたこの作品を75歳とは思えないほどに演じきっています。
【収録】2016年10月8 & 13日, ロサンゼルス・オペラでのライヴ【歌唱】イタリア語 |

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