≪第92号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2017年6月6日(火)〜
6/9(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CAVI MUSIC
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「CAvi music」レーベルの好評シリーズ、
シュパヌンゲン音楽祭ライヴ
(1)ニールセン:木管五重奏曲Op.43
(2)プロコフィエフ:五重奏曲ト短調Op.39 |
(1)ジュリエット・ボウザー(フルート)
スティーヴン・ハドソン(オーボエ)
ジェーン・ジョンソン(クラリネット)
テオ・プラース(ファゴット)
クリスティアン・カッツェンベルガー(ホルン)
(2)スティーヴン・ハドソン(オーボエ)
シャロン・カム(クラリネット)
エリーザベト・クッフェラート(ヴァイオリン)
マヤ・メロン(ヴィオラ)
エディクソン・ルイス(コントラバス) |
シュパヌンゲン音楽祭2016「CAvi music」レーベルの好評シリーズ、シュパヌンゲン音楽祭ライヴ。毎回出演陣が豪華なことでも話題!
(1)録音:2016年6月26日ライヴ(2)録音:2016年6月25日ライヴ
ニールセンとプロコフィエフの木管五重奏曲2
曲を収録したアルバム。ニールセン晩年の作品木管五重奏曲は、コペンハーゲン木管五重奏団の委嘱で作曲されました。
同じ頃に書かれた交響曲第5 番は、戦時下の影響を色濃く受けたシリアスな作風であるのに対し、木管五重奏曲は晩年の充実した技法に牧歌的な明るさを有した楽曲です。
ロンドン・フィルの首席フルート奏者であるジュリエット・ボウザーの伸びやかな音が印象的。プロコフィエフの五重奏曲は、オーボエ、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバスという珍しい編成。プロコフェフは1924
年振付師ボリス・ロマノフ率いる小さなバレエ団のために作曲しました。バレエ「空中ブランコ」の場面を描いた音楽で、巡業サーカスさながら様々な場所や状況で演奏できるように考慮されています。しかしプロコフィエフ自身の「いくつか難しいリズムがある」と言っているようにテクニック面でとても野心的に書かれています。
この演奏では、クラリネットにシャロン・カム、ヴァイオリンにはテツラフカルテットのエリーザベト・クッフェラート、そしてコントラバスにはベルリン・フィルのエディクソン・ルイスと名手が揃い圧巻の演奏を聴かせてくれます。
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「CAvi music」レーベルの好評シリーズ、
シュパヌンゲン音楽祭ライヴ
(1)メンデルスゾーン:ピアノ六重奏曲ニ長調Op.110
(2)ペンデレツキ:六重奏曲 |
(1)アーロン・ピルザン(ピアノ)
アンナ・レシニャク(ヴィオラ)
エリーザベト・クッフェラート(ヴィオラ)
マヤ・メロン(ヴィオラ)
グスタフ・リヴィニウス(チェロ)
エディクソン・ルイス(コントラバス)
(2)ジェーン・ジョンソン(クラリネット)
マリー・ルイーゼ・ノイネッカー(ホルン)
ビョル・カン(ヴァイオリン)
マヤ・メロン(ヴィオラ)
ガブリエル・シュワーベ(チェロ)
ダナエ・デルケン(ピアノ) |
(1)録音:2016年6月22日ライヴ、(2)録音:2016年6月20日ライヴ
メンデルスゾーンが15 歳の時に書いた作品ピアノ六重奏曲。作品番号が110
となっているのは、メンデルスゾーンの死後に出版されたため。早熟の天才メンデルスゾーンならではの高い完成度を示す内容です。
ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラが2 本、チェロ、コントラバスという変わった編成ですが、今回はヴァイオリンのエリーザベト・クッフェラートがヴィオラに持ちかえて演奏に参加しています。
またこの曲で終始活躍するピアノには、1994
年生まれのウィーンの若手アーロン・ピルザンが抜擢。ECHO
から「ライジング・スター」に選出され、アムステルダム・コンセルトヘボウをはじめヨーロッパの一流ホールでリサイタルを開催した実力派です。
そしてクラリネット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノという編成によるペンデレツキの六重奏曲。2000
年にウィーンで初演された演奏時間35 分という力作です。
ホルンにはフランクフルト放響の首席を務めたこともある名手マリー・ルイーゼ・ノイネッカー、ザルツブルク出身の韓国人ヴァイオリン奏者ビョル・カン、ソリストとして世界的オケと共演を重ねるベルリン出身チェロ奏者ガブリエル・シュワーベ、1991
年ドイツ= ギリシャ系の両親の間にドイツのヴッパータールで生まれたピアニスト、ダナエ・デルケン、そして、ヨーロッパのオーケストラの客演首席を務めるなど、イギリスを拠点に活躍中でピアニストのスティーヴン・オズボーンの妻であるクラリネット奏者のジェーン・ジョンソンと確かな実力をもつ6
人が、新鮮な響きを作り上げています。
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CUGATE CLASSICS
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サウリュス・ソンデツキス追悼
(1)ショスタコーヴィチ:映画音楽「ハムレット」組曲Op.116A
(2)同(ドクシツェル編):ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35
(3)同(ソンデツキス編):弦楽四重奏曲第8番ハ短調Op.110 |
(2)セルゲイ・ソロドヴニク(ピアノ)
チモフェイ・ドクシツェル(トランペット)
サウリュス・ソンデツキス(指揮)
(1)(2)リトアニア室内管弦楽団
(3)サンクトペテルブルグ・カメラータ室内管 |
ショスタコーヴィチ・ファン必見、他では聴けないものばかり
録音:1995/6年/ヴィリニュス(1)(2)、1993年/ペテルブルグ(3)/24bit、75’
27”
サウリュス・ソンデツキス(1928-2016) はソ連時代の名指揮者。1960
年にリトアニア室内管弦楽団を創立して世界的な団体に育てました。
昨年亡くなったソンデツキスの追悼アルバムで、曲目はすべてショスタコーヴィチながらひと味もふた味も違う凝った内容。
ピアノ協奏曲第1 番は、トランペットを往年の名人ドクシツェルが担当しているのが魅力。それもドクシツェル自身が、トランペットを前面に出すように編曲した版なのが興味津々。
超絶技巧はもとより、朗々としたトランペットの音色に酔わされます。「ハムレット」は数あるショスタコーヴィチの映画音楽中でも、名作交響曲に匹敵する逸品。1962
年の作で。全ソ映画祭最優秀音楽賞を受賞しています。ショスタコーヴィチがチェンバロを用いた唯一の作品なのも興味津々。ショスタコーヴィチの悲劇性とハムレットの内容がピッタリ一致し、これ以上考えられないほど心を打つ音楽となっています。
弦楽四重奏曲第8 番の弦楽オーケストラ用編曲といえばバルシャイのものが有名ですが、これはソンデツキス版。ティンパニが効果的に用いられているのが特徴で、説得力満点です。
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豪華作曲家によるロシアの映画音楽
(1)ショスタコーヴィチ:映画音楽「馬あぶ」組曲Op.97A
(2)スヴィリドフ:音楽的イラストレーション「吹雪」 |
(1)サウリュス・ソンデツキス(指揮)
リトアニア室内管弦楽団
(2)アレクサンドル・ティトフ(指揮)
サンクトペテルブルグ・カメラータ室内管 |
録音:1995年/ヴィリニュス(1)、2002年/ペテルブルグ(2)/24bit、75’
56”
ショスタコーヴィチの「馬あぶ」は、ファインツィムメル監督の1955
年の映画のための音楽。それを弟子のアトヴミヤンが12
曲から成るオーケストラ組曲にまとめました。
ショスタコーヴィチならではの才気煥発な曲ばかりですが、独奏ヴァイオリンが歌う第8
曲「ロマンス」はショスタコーヴィチが書いた最も美しいメロディのひとつ。非常に魅力的です。
ショスタコーヴィチの弟子ゲオルギー・スヴィリドフ(1915-1998)
が1964 年にバソフ監督がプーシキンの原作を映画化した「吹雪」の音楽は、フェドセーエフが愛奏していることもあり旧ソ連の人気曲となっています。
全9 曲で、スヴィリドフのメロディーメーカーの才がすみずみまで光ります。
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BION DISTRIBUTION
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パリ国立歌劇場の第1首席チェリストを務めるオレリアン・サブレ氏が主宰するBION
RECORDSがディストリビューションするシリーズです。 |
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フランスの名手たちによるシトコヴェツキー版
バッハ:ゴールドベルク変奏曲!
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
(D.シトコヴェツキーによる弦楽三重奏版) |
セバスティアン・シュレル(Vn)
ポール・ラデ(Vla)
オレリアン・サブレ(Vc) |
フランスの名手たちによるシトコヴェツキー版バッハ:ゴールドベルク変奏曲!日本語オビ・解説付き!
録音 : 2015 年4 月、フランス・ブールジュ、79:00
企画・制作 : シャトー・ド・サン・コム、販売
: BION DISTRIBUTION (フランス)
パリ国立高等音楽院時代からの盟友であり、卒業後の1999
年以来フランス各地のコンサートやフェスティヴァルでトリオとして定期的に共演を重ねるセバスティアン・シュレル(ヴァイオリン)、ポール・ラデ(ヴィオラ)、オレリアン・サブレ(チェロ;)が流麗に歌い上げるシトコヴェツキー版「ゴルトベルク変奏曲」。
パリ・オペラ座管弦楽団やフランス国立管弦楽団等でも活躍するメンバーの20
年近くにわたるアンサンブルは、瑞々しくも円熟味を帯び、初アルバムとなる当盤では、繊細かつフランスならではの透明感ある歌心で弦楽三重奏版「ゴルトベルク変奏曲」に新たな風を吹き込んでいる。
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MSR
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「ヒロイック・プロポーション」〜オルガン作品集
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ 変ホ長調「聖アン」
BWV 552
セザール・フランク:英雄的小品
バーバー/編曲:ウィリアム・ストリックランド:
アダージョOp.11
エリック・R.スチュワート:ソネット(世界初録音)
ヒーリー・ウィラン:序奏、パッサカリア&フーガB.149 |
フェリックス・ヘル(オルガン) |
オルガンで聴くバーバーのアダージョ!
録音:2014 年5 月28,29日、セント・マーク・ルーテル教会、ペンシルベニア州ハノーヴァー、60’38
フェリックス・ヘルはコンサートを精力的に行っている注目のオルガニストです。様々な分野のアーティストとのコラボレーションを通じて、オルガンの伝統的な境界を広げることで、オルガンの革新を追求しています。
J.S.バッハの“前奏曲とフーガ 変ホ長調「聖アン」BWV
552”は、イエスの母である聖マリアのその母、聖アンの名を持つイギリスの聖アン教会のオルガニスト、ウィリアム・クロフトが作曲した賛美歌を引用しているといわれ、「聖アンのフーガ」とも呼ばれています。
長大でスケールの大きな名曲です。フランクの“英雄的小品”は1878
年のパリ万博の際に建てられたトロカデロ宮のコンサート用パイプオルガンの落成式のために作られた作品で、堂々とした華やかさが印象的です。そして“バーバーのアダージョ”オルガン版。切ないメロディが美しく優しく鳴り響きます。
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「バトル・クリーク・トランジット・オーソリティ」〜
ライヴ・イン・コンサート |
マイケル・ガラシ(指揮)
バトル・クリーク・ブラス・バンド |
(1)ジム・ペテリック(ジム・グレイ編):ヴィークル
(2)トラディショナル(フィリップ・ハーパー編):ウォーター・オブ・タイン
(3)ルイージ・デンツァ(マイケル・ガラシ編):フニクリ・フニクラ狂詩曲
(4)ジャマイカ民謡(デニス・ウィルソン&ジム・グレイ編):さらばジャマイカ
(5)ジョン・バーンズ・チャンス(デヴィッド・ヘンダーソン&ジム・グレイ編):呪文と踊り
(6)チャック・マンジョーネ(ジム・グレイ編):サンチェスの子供たち
(7)ビル・ブロック&ジョージ・プティ:クレセント・ムーン
(8)ジェームズ・パンコウ(クリス・シャープ編):ぼくらに微笑みを
(9)ロバート・ラム(クリス・シャープ編):サタデー・イン・ザ・パーク
(10)ピーター・セテラ(クリス・シャープ編):愛ある別れ
(11)ピーター・セテラ&デイヴィッド・フォスター(クリス・シャープ編):
素直になれなくて ? ゲット・アウェイ
(12)ロバート・ラム(ジム・グレイ編):ビギニングス
(13)ロバート・ラム(クリス・シャープ編):長い夜 |
吹奏楽ファン必聴!世界的ユーフォニアム奏者スティーヴン・ミードも参加!名門バトル・クリーク・ブラス・バンドのライヴ集!
録音:2016年5月21日、2015年6月6日、12月5日ケロッグ・オーディトリアム(ライヴ)、68’50
吹奏楽ファン必聴!世界的ユーフォニアム・ヴィルトゥオーゾ、スティーヴン・ミードもメンバーとして参加!名門バトル・クリーク・ブラス・バンドのライヴ集!
吹奏楽ファン、とりわけ金管バンド好きにはたまらないアルバム。ポップス調の音楽では乗りのよさで会場も大盛り上がり。ブラス・ロックの名曲“ヴィークル”から大興奮!“さらばジャマイカ”は、カリブ海の音楽スタイル「カリプソ」を取り入れたジャマイカ民謡。ナポリ民謡として有名な「フニクリ・フニクラ」を編曲した、明るく楽しい“フニクリ・ニクラ狂詩曲”。アメリカのロックバンドであるシカゴの名曲をブラスバンド・アレンジした楽曲を多数!“ぼくらに微笑みを”、“サタデー・イン・ザ・パーク”、“愛ある別れ”、“素直になれなくて
? ゲット・アウェイ”、“ビギニングス”、“長い夜”を収録。(1)(7)(9)-(13)は歌入り。
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「デュオ・ヴィルトゥオーゾII」
〜チェロとヴァイオリンのための二重奏曲集
ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
オネゲル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタH.80
シュルホフ:ヴァイオリンとチェロのためのデュオ |
エラリス・デュオ:
【ラリサ・エリシャ(Vn)
スティーヴン・エリシャ
(Vc)】 |
録音:2016年6月、49’52
エラリス・デュオのアルバム第2弾(第1集はベートーヴェン、ボッケリーニ、ヘンデル(ハルヴォルセン編)、ハイドン、コダーイ、モーツァルトの作品。品番:MS1236)
20 世紀初頭になってから作品が多く作られるようになってきたチェロとヴァイオリンのデュオ。よく取り上げられる3
作品を収録しています。ラヴェルの独創性が冴えわたる“ヴァイオリンとチェロのためのソナタ”。交わらないハーモニー。
チェコ生まれの作曲家シュルホフは前衛的な作風で、音色が溶け合うと非常に心地良く響き、対等に繰り広げられる掛け合いには引き込まれていきます。
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「旅立ち」〜ヴァイオリンとチェロのための作品集
コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
ポール・デセン:
“旅立ち”〜ヴァイオリンとチェロのための三章 |
スヒョン・パク・アルティノ(Vn)
レオナルド・アルティノ(Vc) |
録音:2016年6月2〜5日、65’43
夫婦デュオとして世界中で演奏活動している息のあったデュオ・アルバム。
ヴァイオリンとチェロの人気曲コダーイの“ヴァイオリンとチェロのためのデュオ”。ハンガリーを代表する作曲家であり、民族音楽学者。ハンガリーに根付く民謡の旋律やリズムを用いた色彩感溢れる難曲です。
息の合ったデュオは力強い演奏を聴かせてくれます。ポール・デセンは1959
年ヴェネズエラ生まれのチェリストであり作曲家。南米とヨーロッパの混ざり合った作風で、“旅立ち”はリズミカルに、時に抒情豊かに表現された作品です。
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「アメリカン・ソナタ」
〜ヴァイオリンとピアノのための作品集
チャールズ・アイヴズ:ヴァイオリン・ソナタ第2番
ウィリアム・ボルコム:ヴァイオリン・ソナタ第2番
ジョン・コリリアーノ:ヴァイオリン・ソナタ |
チンイ・リン(ヴァイオリン)
ザッカリー・ロペス(ピアノ) |
録音:2016年5月、54’07
アメリカの作曲家によるヴァイオリン・ソナタを3
曲。アメリカの賛美歌やアメリカの民族音楽を取り入れた、独創的な響きを持つアメリカ現代音楽のパイオニアとして知られる作曲家、チャールズ・アイヴズが残した4
曲のヴァイオリン・ソナタから“第2 番”を収録。民謡のメロディやラグタイムなどの要素が聴こえてきます。
アメリカのワシントン州出身のラグタイムを中心とする作曲家・ピアニスト、ウィリアム・ボルコムの“ヴァイオリン・ソナタ第2
番”はインプロヴィゼーションを聴いているような、無調と調性が入り混じり、そしてラグタイムのリズムが取り入れられ…聴き入ってしまう魅力に溢れている作品です。
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「ポートレイト」〜
ウジェーヌ・イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集
ウジェーヌ・イザイ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.27(全6曲) |
シャロン・パク(ヴァイオリン) |
録音:2015年-2016年、66’55
ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストとしても知られていたイザイが、バッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」に影響されて、全6
曲のスケッチを一晩で書き上げたと伝えられている傑作「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」。それぞれがクライスラーやシゲティなど名ヴァイオリニストに捧げられています。ニューイングランド音楽院を卒業後、ジュリアード音楽院で音楽学士号、ボルダー・コロラド大学で音楽芸術学博士号を取得し、2007
年のストラディヴァリウス国際ヴァイオリン・コンクールで最高位を獲得したアメリカのヴァイオリニスト、シャロン・パクによる演奏です。
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セザール・フランク:歌曲集&オルガン作品集
セザール・フランク(1822-1890):
ばらと蝶々 FWV81/ばらの結婚 FWV80/
美しい芝生が広がるところ FWV78/
壊された花瓶 FWV84/日ごとに過ぎて行き
FWV82/
回想 FWV70/ロビン・グレイ FWV74/
夜想曲 FWV85/夕べの鐘 FWV87/歌 FWV83/
愛する FWV76/ニノン FWV71/行列 FWV88
[以下オルガン作品]
パストラール ホ長調〜
大オルガンのための6作品Op.16-21より
FWV31
幻想曲 イ長調〜3つの小品よりFWV35 |
エイミー・フィリマー(ソプラノ)
トーマス・キエンツ(ピアノ&オルガン) |
録音: 2015 年11 月、2016年10月、72’20
ロマンティックで美しいセザール・フランクの歌曲集。フランクの歌曲だけでまとまっているアルバムは数少ないので貴重です。気品が薫る旋律、静かな情念に満ちています。
北米、ヨーロッパで演奏活動を行っているソプラノ歌手エイミー・フィリマー。ロンドン響やラインラント=プファルツ州立フィルなど世界各地のオーケストラと共演を重ねている。
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「ザ・クリスマス・アルバム」
(1)メンデルスゾーン:「6つの箴言」より“クリスマス”/
(2)ハリー・ウィルソン:ソロ・ディジェリドゥー・インプロヴィゼーション/
(3)-(5)ケリー・ターナー:シンフォニー・オブ・キャロル/
(6)ヤーコプ・ハンドル:私は遠くから見ている/(7)ドイツの讃美歌:エサイの根より/
(8)ヘンデル:「メサイア」より“我らの為にひとりの嬰児が生まれた”/
(9)ウィリアム・ジェームズ:3人の家畜商人/(10)メル・トーメ:ザ・クリスマス・ソング/
(11)ルロイ・アンダーソン:そりすべり/(12)ワルター・パーキンス:クリスマス・フィエスタ/
(13)アルバート・ハーグ:ユーアー・ア・ミーン・ワン、ミスター・グリンチ/
(14)ケリー・ターナー:賛歌 |
アメリカン・ホルン四重奏団:
【ケリー・ターナー、
チャールズ・パットナム、
ジェフリー・ウィンター、
クリスティーナ・マッシャー=ターナー】
クイーンズランド交響楽団のホルン奏者たち:
【ピーター・ラフ、
マルコム・スチュワート、
イアン・オブライエン、
ローレン・マニュエル、
ヴィヴィアンヌ・コリアー=ヴィッカーズ】
(2)ハリー・ウィルソン(ディジェリドゥー)/
(11)チャールズ・パットナム&ケリー・ターナー(Perc)/
(12)ラクラン・ホーキンス(Perc&ドラムス)/
(3)-(5)(8)(12)ピーター・ラフ(指揮)/
(10)(13)(14)ケリー・ターナー(指揮) |
録音:2015年11月1-3日、49’34
アメリカン・ホルン四重奏団は1982 年にヨーロッパのオーケストラで活動する4
人のアメリカ人ホルン奏者、チャールズ・パットナム(ボン・ベートーヴェン管弦楽団員)、ジェフリー・ウィンター(ボン・ベートーヴェン管弦楽団首席)、クリスティーナ・マッシャー(前ブリュッセル・フィル首席)、ケリー・ターナー(ソリスト、作曲家)によって結成されました。4
人はそれぞれのオーケストラの団員としてソリストとして活動する傍ら、四重奏団の活動も世界各地で行っています。
カルテットとしても、1989 年にハンガリーのフィリップ・ジョーンズ国際金管室内楽コンクール、1991
年にベルギーのノタムス国際室内楽コンクール、1992
年には第7 回東京国際室内楽コンクールで、いずれも第1
位を獲得しています。
今作ではオーストラリアのオーケストラ、クイーンズランド交響楽団のホルン奏者たちと共演。クリスマスの名曲“そりすべり”、メル・トーメの“ザ・クリスマス・ソング”に、ノリノリのラテンのリズムで演奏される“クリスマス・フィエスタ”、讃美歌まで、ホルンの多彩なテクニックと、ふくよかな音色のアンサンブルと相まって、穏やかな雰囲気のクリスマスの音楽をお楽しみいただけます。
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ドビュッシー&ラモー〜ザ・アンブロークン・ライン
ラモー(ラデーア編):
歌劇「カストールとポリュックス」より“悲しみの支度”
ドビュッシー:映像 第1集
ドビュッシー:前奏曲集 第2集
ラモー:新クラヴサン組曲集より“カヴォットと6つの変奏” |
ジェフリー・ラデーア(ピアノ) |
録音:2016年7月1日〜3日、69’39
ドビュッシーが高く評価していた作曲家の一人、ラモー。ドビュッシーの「映像
第1 集」では“ラモーを讃えて”という作品を残しています。優雅な雰囲気に満ちた繊細なラモーの音楽性。
ドビュッシーが作曲するうえで影響を受けたラモーの作品と、ドビュッシーの作品を組み合わせたアルバムです。オペラ「カストールとポリュックス」より“悲しみの支度”はピアノ独奏版に編曲。透明感のある美しく優しい旋律に驚くばかり。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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NORTHERN FLOWERS
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ユーリー・ファリク(1936-2009):
シンフォニエッタ(管弦楽のための;1984)(*)
ヴァイオリン協奏曲(1971)(+)
悲歌風音楽
(イーゴリ・ストラヴィンスキーのための葬送曲、管弦楽のための;1975)(#)
管弦楽のための協奏曲第1番(1971)(#) |
サンクトペテルブルク・カメラータ室内管弦楽団(*)
サウリス・ソンデツキス(指揮(*))
ヴィクトル・リーベルマン(ヴァイオリン(+))
レニングラード室内管弦楽団(+)
エドヴァルト・セーロフ(指揮(+))
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(#)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(#)) |
録音:データ未詳、ADD
ユーリー・ファリクはオデッサ(ウクライナ)に生まれたロシアの作曲家・指揮者。
レニングラード音楽院でボリス・アラポフ(1905-1992)に作曲を師事。サンクトペテルブルク音楽院教授を務めました。
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ボリス・アラポフ(1905-1992):
ヴァイオリン協奏曲(1964)(*)
ヴァイオリン、ピアノと打楽器のための協奏曲(1973)(+) |
ミハイル・ヴァイマン(ヴァイオリン)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(*)
アルヴィド・ヤンソンス(指揮(*))
グリゴリー・ソコロフ(ピアノ(+))
ニコライ・モスカレンコ(打楽器(+))
レニングラード室内管弦楽団(+)
アレクサンドル・ドミトリエフ(指揮(+)) |
録音:データ未詳、ADD
ボリス・アラポフはロシアのサンクトペテルブルクに生まれた作曲家。ピアニストを志望しマリア・ユーディナ(1899-1970)に師事しましたが手の呼称で断念。作曲に転向しレニングラード音楽院でヴラディーミル・シチェルバコフ(1889-1952)に師事しました。
レニングラード音楽院教授を務め上記のユーリー・ファリクらを輩出しました。当盤はミハイル・ヴァイマン(1926-1977)、アルヴィド・ヤンソンス(1914-1984)、グリゴリー・ソコロフ(1950-)の録音としても貴重と言えるでしょう。
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
<映像>

6/8(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
2L
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2L 138SABD
(Blu-ray disc Audio +
SACD HYBRID
[5.1 surround/stereo])
\4300 →\3990
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ラグンヒル・ヘムシング(ヴァイオリン)
『北国の音色』
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調
Op.45
シベリウス:
5つの田園舞曲Op.106(1925)
(ヴァイオリンとピアノのための)
ニールセン:
ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 FS20(Op.9) |
ラグンヒル・ヘムシング(ヴァイオリン)
トール・エスペン・アスポース(ピアノ) |
ノルウェーのヴァイオリニスト、ラグンヒル・ヘムシングによるグリーグ、シベリウス、ニールセンの北欧の音
録音:2016年5月 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)/制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ/録音:ビアトリス・ヨハンネセン
[DXD(24bit/352.8kHz)録音]
[Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz),
2.0 LPCM(24bit/192kHz), 9.1 Auro-3D(96kHz),
9.1 Dolby Atmos(48kHz),mShuttle: MP3 +
MQA, Region ABC]
[SACD DXD(5.1 surround 2.8224 Mbit/s/ch,
2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch)/CD 2.0 stereo(16
bit/44.1 kHz)

ノルウェーのヴァイオリニスト、ラグンヒル・ヘムシング(1988-)は、民謡の故郷として知られるヴァルドレスの生まれ。オスロのバラット=ドゥーエ音楽学校で学び、ウィーンのボリス・クシュニールに師事しました。
2011 年にリリースされた最初のソロアルバム『YR』(Simax
PSC1315)では、グリーグのソナタ第1 番、トゥーレセン、スパッレ・オールセン、ハルダンゲル地方の伝承曲をヴァイオリンとハリングフェレで弾きわけ、「スペルマン賞」にノミネートされました。ピアニストのトール・エスペン・アスポース(1971-)
は、オスロの国立音楽アカデミーでリヴ・グラーセルとイェンス・ハーラル・ブラトリに学び、ソロピアニスト、オスロのアカデミーの教授として活動。メディアから賞賛されたデュカスのピアノ作品全集(PSC1177)やベートーヴェン、シェーンベルク、ヴェーベルン、ベルクの作品によるコンセプトアルバム『鏡のカノン(Mirror
Canon)』(2L49SACD)でも知られています。
ヘムシングとアスポースの共演は、アルバム『YR』の録音をきっかけに始まりました。2013
年にボンで行われたベートーヴェン・フェスティヴァルでデュオとしてデビュー。それぞれの主宰するフェスティヴァルやプロジェクトへの客演や共演を続けています。
新しいデュオ・アルバムのタイトルは『北国の音色』。エドヴァルド・グリーグ、ジャン・シベリウス、カール・ニルセン。たがいに敬愛し、それぞれの国と民族の要素をより広いヨーロッパの伝統を結びつけ「北欧の音」を創りあげた作曲家たち。彼らの音楽から、「個人的に私たちが気に入っていて、どこにいようと『北の国の音』を感じることのできる」3
つの作品を演奏しています。
[5.1 DTS-HD MA, 9.1 Auro-3D, 9.1 Dolby
Atmos と 2.0 LPCM の音声を収録した Pure Audio
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Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。
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ヴァイオリンとハリングフェレを弾きわけます
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ノルウェーの新星ラグンヒル・ヘムシング、ソロ・デビュー!
ヴァイオリンとハリングフェレを弾きわけ、音色とリズムが鮮烈に踊りだす
スパッレ・オルセン(1903-1984):ロムの6 つの民謡 エドヴァルド・グリーグ(1843-1907): ・ハルダンゲル地方伝承のフィドルの旋律 弾きにくいメロディ ・ヨルン・ヒルメによる「低音のハリング」 ・オーラ・ボーの形式によるスプリンガル「ぶよ」 ・ヴァイオリン・ソナタ第1 番 ヘ長調 作品8 ・オラヴ・モーの形式によるリューダルロット 「ヴァングのフルドラの歌」 ラッセ・トゥーレセン(1949-): ヴァイオリン・ソロのための「YR」 作品23 |
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ラグンヒル・ヘムシング(Vn、ハリングフェレ) トゥール・エスペン・アスポース(P)
【ビデオ・トラック】 「YR」ラグンヒル・ヘムシング(Vn) ハルグリーム・ハンセゴー(踊り/ 振付) |
録音:2010 年10 月28-31 日ソフィエンベルク教会、オスロ
オスロの北に位置するヴァルドレス地方は、夏はハイキングとサイクリングと釣り、冬はクロスカントリーとさまざまなスポーツ活動の行われ、ノルウェー民謡の故郷としても知られます。
現在23 歳のヴァイオリニスト、ラグンヒル・ヘムシングは、このヴァルドレスに生まれました。5 歳からヴァイオリンを弾き、9 歳でオスロのバラット・デューエ音楽学校に入学しました。ベルゲン・フィルハーモニック、トロンハイム交響楽団、オスロ・フィルハーモニック、デンマーク国立交響楽団をはじめとするオーケストラと共演。2010 年にはノルウェー放送 (NRK) の企画したオーレ・ブルのドキュメンタリー番組の音楽を妹のエルビョルグ(1990-) とともに録音しました。ラグンヒルは、現在、ウィーンのボリス・クシュニール氏の下で学んでいます。
このアルバム「YR」は、彼女の最初のソロCD。タイトル曲としたラッセ・トゥーレセンの「YR」は、オスロ・フィルハーモニックのコンサートマスター、スティーグ・ニルソンのための委嘱曲。「不思議なリアリズムをもった」小品とされ、ラグンヒルの演奏は「信じられないくらい立派な、伝説的な演奏」と評されました。グリーグの第1 番のヴァイオリン・ソナタ、民謡を素材としたカール・グスタフ・スパッレ(1903-1984) の曲集、ヴァルドレスと同じように民謡の宝庫とされるハルダンゲル地方のフィドルの音楽。デクストラ・ムジカ・ファウンデーションから貸与された1694 年クレモナのフランチェスコ・ルッゲーリとノルウェーの民俗フィドル、ハリングフェレを弾きわけています。
ピアニストのトゥール・エスペン・アスポース(1971-) は、ノルウェーの同世代を代表する音楽家のひとりに挙げられます。世界各地のフェスティヴァルとコンサートで演奏し、2007 年からは母校のノルウェー音楽アカデミーの教授を務めています。欧米のメディアから賞賛されたデュカスのピアノ作品全集(PSC1177) と、ベートーヴェン、シェーンベルク、ヴェーベルン、ベルクの作品を弾いた「鏡のカノン」(2L 49SACD) が代表的録音です。このCD には、フォークダンスグループ、FRIKAR のハルグリーム・ハンセゴーがヘムシングの演奏に合わせて踊る「YR」の映像も収録されています。
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RCO LIVE
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RCO 17005
(SACD HYBRID)
\2600
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デトレフ・グラナート(1960-):
ヒエロニムス・ボスのためのレクイエム(世界初録音)
1 De Demonibus/2 Requiem Aeternam/
3 Gula/4 Absolve Domine/5 Ira/
6 Dies Irae/7 Invidia/8 Juste judex/
9 Organ solo/10 Acedia/
1 1 Domine, Jesu Christe/12 Superbia/
13 Sanctus/14 Luxuria/15 Agnus Dei/
16 Avaritia/17 Libera Me & Peccatum/
18 In Paradisum |
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
マルクス・シュテンツ(指揮)
オランダ放送合唱団
(合唱指揮:エドワード・キャズウェル)
デイヴィット・ウィルソン・ジョンソン(バリトン/
語り)
アガ・ミコライ(ソプラノ)
ウルズラ・ヘッセ・フォン・デン・シュタイネン(メゾ・ソプラノ)
ゲアハルト・ジーゲル(テノール)
クリストフ・シュトレール(バス)
レオ・ファン・ドゥセラール(オルガン) |
ヒエロニムス・ボス没後500年を記念してRCO
がデトレフ・グラナートにレクイエム委嘱、世界初演
録音:2016年11月5日、コンセルトヘボウ、アムステルダム、ライヴ/83’09
初期ネーデルランド絵画の中で異彩を放つヒエロニムス・ボス。現存する作品は約45
点余りと少なく、悪魔、天使、聖人などが描かれ、幻想的な独特の世界観は、後世の画家に大きな影響を与えました。
2016 年没後500 周年を迎え、ロイヤル・コンセルトヘボウ管がレジデンス・コンポーザーであるデトレフ・グラナートに作品を委嘱。ソリスト、合唱、オルガン、オーケストラのための「ヒエロニムス・ボスのためのレクイエム」が2016
年11 月5 日にアムステルダム、コンセルトヘボウで初演されました。
デトレフ・グラナートは国立ケルン音楽大学でハンス・ヴェルナー・ヘンツェに作曲を学ぶ。1988
年にヘンツェが創設した現代音楽祭ミュンヘン・ビエンナーレで最初のオペラを発表し、以来現代ドイツを代表するオペラ作曲家として知られています。
彼の作風は、現代的な視点からロマン派や古典派の音楽を新たに再構築した抒情的な音楽を特徴としています。2011
年から2017 年までロイヤル・コンセルトヘボウ管のレジデント・コンポーザーとして作品を発表しています。
グラナートはボスの絵画とテキストを対応させ、通常のレクイエムの典礼文に、カルミナ・ブラーナの写本を組み合わせた様式で作曲。そしてボスの初期の代表作「七つの大罪と四終」に倣い、レクイエムの各楽曲には七つの大罪の詩が付けられています。

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WERGO
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超絶技巧の応酬!
現代音楽の奥深くに斬り込む果敢な前衛芸術。
ミリカ・ジョルジェヴィチ:
The Death of the Star-Knower -
petrified echoes of an epitaph in
a
kicked crystal of time I&II(弦楽四重奏)
Phosphorescence(ホルン、トランペット、バストロンボーン)
… wurde man denken: Sterne(アコーディオン)
How to evade?(オーボエ、ヴァイオリン)
Do you know how to bark? non-communication
ver. 2.1.1
(コントラバス)
Manje te u majke groze
(ソプラノ、バスクラリネット、アコーディオン、
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
FAIL(チェロ、ライヴ・エレクトロニクス) |
アルディッティ弦楽四重奏団
クリスティン・チャップマン(ホルン)
マルコ・ブラウ(トランペット)
ブルース・コーリングス(トロンボーン)
ピーター・ヴェール(オーボエ)
ハンナ・ワイリック(ヴァイオリン)
フロランタン・ジノ(コントラバス)
トゥルイケ・ファン・デア・ペール
(メゾソプラノ)
テオドーロ・アンツェロッティ(アコーディオン)
アンサンブル・ムジークファブリーク
ヨハネス・ショールホーン(指揮)
フランチェスコ・ディロン
(チェロ、ライヴ・エレクトロニクス) |
録音:2016年/67’18’’
1984 年にセルビアのベオグラードで生まれた女流作曲家、ジョルジェヴィチ。彼女の音楽はその研ぎ澄まされた感性と高度な技術によって真に新たな音響を世界に刻み付けるような、前衛的探求心に満ちたものです。
音素材を厳しく見つめ、執拗なまでにあらゆる表現を網羅しながら音を繰り出す、たいへんな技巧を要する作品ばかり。軋むようなサウンドと、摩擦熱で火傷しそうなパッセージの応酬。
演奏が難しければ難しいほど水を得た魚のごとく弾きまくる現代音楽のスペシャリスト、アルディッティ弦楽四重奏団も凄まじい熱演を披露しています。
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HYPERION
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スティーヴン・イッサーリス
ハイドン&C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲集
ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb-1
モーツァルト:ああ小鳩は嘆く
(歌劇 《偽の女庭師》 K.196より/イッサーリス編)
C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲イ長調 H.439,
Wq.172
ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb-2(Op.101)
ボッケリーニ:アダージョ(チェロ協奏曲ト長調
G.480 より) |
スティーヴン・イッサーリス
(チェロ、指揮)
ドイツ・カンマー
フィルハーモニー管弦楽団 |
スティーヴン・イッサーリスの古典派コンチェルト!ハイドン&C.P.E.バッハ登場!
☆イギリスが誇る名チェリスト、スティーヴン・イッサーリス!
☆ドイツ・カンマーフィルを弾き振りした、古典派の傑作コンチェルト!
イギリスが誇る世界的チェリスト、スティーヴン・イッサーリス。古楽から近現代まで、幅広いレパートリーを誇るイッサーリスがこれまで「J.S.バッハ(CDA
67541/2)」、「ベートーヴェン(67981/2)」、「J.S.バッハ、ヘンデル、スカルラッティ(CDA
68045)」と大成功を続けてきた古典派プロジェクトの最新作は、ハイドンとC.P.E.バッハのチェロ協奏曲集!
18世紀に書かれたチェロ・レパートリーの傑作であるハイドンの2つのチェロ協奏曲と、ハイドンやベートーヴェンにも大きな影響を与えた「ベルリンのバッハ」こと、大バッハの次男、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハのチェロ協奏曲をメインに、ボッケリーニのチェロ協奏曲から緩徐楽章(アダージョ)、そしてイッサーリス自身が編曲した、モーツァルトの歌劇「偽の女庭師」からの音楽を収録。
王立音楽院より貸与されたストラデヴァリウス1726
"Marquis de Corberon (Nelsova)"を携えたイッサーリスが、ドイツ・カンマーフィル(ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団)を弾き振りした至高のハイドン&C.P.E.バッハにご期待ください!
録音:2016年9月25日−27日、カンマーフィルハーモニー(ブレーメン)

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CDA 68164
(2CD/特別価格)
\2400 →\2290
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アリーナ・イブラギモヴァ
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.4 |
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
セドリック・ティベルギアン(ピアノ) |
ヴァイオリン・ソナタ第25番ヘ長調 K.377/ヴァイオリン・ソナタ第3番変ロ長調
K.8/
「ああ、私は恋人を失った(泉のほとりで)」の主題による6つの変奏曲ト短調
K.360/
ヴァイオリン・ソナタ第20番ハ長調
K.303/
ヴァイオリン・ソナタ第30番ハ長調
K.403(マクシミリアン・シュタードラー補完)/
ヴァイオリン・ソナタ第8番ヘ長調
K.13/ヴァイオリン・ソナタ第13番ハ長調
K.28/
ヴァイオリン・ソナタ第11番変ホ長調
K.26/ヴァイオリン・ソナタ第26番変ロ長調
K.378 |
アリーナ・イブラギモヴァ、モーツァルトのソナタ全集第4弾!
音楽の神ミューズに愛されたヴァイオリニスト、21世紀ロシアの名手アリーナ・イブラギモヴァ。2015年から2016年にかけての来日公演でも全曲演奏会が行われたモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集。
よく知られた名作から若きモーツァルトが書いた初期のソナタまでをバランスよく組み合わせるというコンセプトで各巻が選曲されており、第4巻は2016年3月24日の王子ホール「全曲演奏会第4回」で演奏された8つのソナタと1つの変奏曲。
「ロンドン・ソナタ集」や「ハーグ・ソナタ集」といった神童時代の作品に、K.377やK.378など円熟期の傑作、そしてK.403の未完のソナタ(シュタードラー補完)を、アンセルモ・ベッロシオ1775年頃製作のヴァイオリンで優雅に麗しく奏でます。
アリーナ・イブラギモヴァは、2017年10月にもティベルギアンとのデュオ(モーツァルト、シューベルト、ベートーヴェン等)や、コンチェルト(ブラームス/日本センチュリー交響楽団、バルトーク/東京都交響楽団)で来日ツアーを予定!
録音:2015年10月29日−31日、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)
☆アリーナ・イブラギモヴァ
2017年来日公演予定!
10月8日(日) 三鷹市芸術文化センター/10月9日(月)
静岡音楽館/10月12日(木) 電気文化会館(愛知)/
10月15日(日) 京都・青山音楽記念館/10月17日(火)
王子ホール(東京)/
10月20日(金)&10月21日(土)
ザ・シンフォニーホール(大阪)/10月24日(火)
サントリーホール(東京)
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フローリアン・ベッシュの「冬の旅」再び!
シューベルト:連作歌曲集 《冬の旅》
D.911,
Op.89 |
フローリアン・ベッシュ(バリトン)
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ) |
ロベルト・ホルの愛弟子、フローリアン・ベッシュの「冬の旅」再び!
☆リート界に現れたニュー・スター!
ロベルト・ホルの愛弟子、フローリアン・ベッシュ!
☆ベッシュが特に得意とするシューベルトの歌曲より、二度目の録音となる「冬の旅」が登場!
ロベルト・ホルの愛弟子であり、2010年にはハイドンの「天地創造」でアーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスと共演を果たした次代のリート界を担うオーストリアのバリトン、フローリアン・ベッシュ。「さすらい人(CDA
68010)」に続く、Hyperionでのシューベルト・アルバム第2弾は、なんとベッシュ2度目の録音となる「冬の旅」が登場!
Onyxレーベルでは、マルコム・マルティヌーの伴奏による「冬の旅(ONYX
4077)」、「美しき水車小屋の娘(ONYX 4012)」、「白鳥の歌(ONYX
4131)」、「リート・リサイタル(ONYX 4149)」といったシューベルトのリート・アルバムでいずれも高い評価を得、「美しき水車小屋の娘」は2015年のグラミー賞で「Best
Classical Vocal Solo」にノミネートしています。
そんなフローリアン・ベッシュが再び挑む、シューベルトの傑作歌曲集にご注目ください。
録音:2016年9月11日−13日、ポットン・ホール(サフォーク)

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チザム:ヴァイオリン協奏曲&舞踏組曲
ヴァイオリン協奏曲*
ピアノのための前奏曲集
《トゥルー・エッジ・オヴ・ザ・グレート・ワールド》より
前奏曲第9番、第1番、第8番
(作曲者本人による管弦楽編曲版)
管弦楽とピアノのための 《舞踏組曲》† |
マシュー・トラスラー
(ヴァイオリン)*
ダニー・ドライヴァー(ピアノ)
マーティン・ブラビンズ(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団 |
☆20世紀スコットランドの秘曲再興第2弾!
☆トラスラーが弾く、エリック・チザムの「ヴァイオリン協奏曲」!
20世紀スコットランドの知られざる作曲家エリック・チザム(1904−1965)第2弾!
ダニー・ドライヴァーが弾いた「ピアノ協奏曲(CDA
67880)」に続き、「ヴァイオリン協奏曲」や「管弦楽とピアノのための舞踏組曲」を収録したアルバムが登場!
グラスゴー出身のエリック・チザムは、エジンバラ大学でドナルド・フランシス・トーヴィーの作曲を師事。南アフリカへと渡り同地の音楽の発展に尽力した教育者として、またラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」とバルトークの「ピアノ協奏曲第1番」のスコットランド初演者、バルトークの「青ひげ公の城」のイギリス初演者として歴史にその名を残しています。
マシュー・トラスラーは、ウォルトンやベルク、ブリテンなど、近現代のヴァイオリン作品を得意とするイギリスのヴァイオリニスト。レコード・レーベルの"Orchid
Classics"や、病気の赤ちゃんのための財団"Lenny
Trusler Children’s Foundation"を設立するなど、多彩な活動でも知られています。「舞踏組曲」では、「ピアノ協奏曲」に引き続き、ヨーク・ボーウェンなど知られざる作品のスペシャリストとして活躍するダニー・ドライヴァーが独奏ピアノを担当。「トゥルー・エッジ・オヴ・ザ・グレート・ワールド」は、独奏ピアノのための24の前奏曲として作曲され、作曲者自身によりオーケストレーションを施されたもの。
録音:2016年10月5日−6日、シティ・ホール(グラスゴー) |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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WERGO
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ピエール・ブーレーズ(指揮)
シェーンベルク:セレナード Op.24
〜クラリネット、バスクラリネット、
マンドリン、ギター、ヴァイオリン、
ヴィオラ、チェロ、バリトンのための |
ルイ=ジャック・ロンドルー(バス)
ギィ・デュプル(クラリネット)
ルイ・モンテーニュ(バスクラリネット)
ポール・グルンド(マンドリン)
ポール・スティングル(ギター)
ルーベン・ヨルダノフ(ヴァイオリン)
セルジュ・コロー(ヴィオラ)
ジャン・フショ(チェロ)
ピエール・ブーレーズ(指揮) |
ブーレーズの名演!60 年代ステレオ録音が最高のリマスタリングで蘇る!
初出:1963年(DSDリマスタリング:2012年)/30’46’’、ステレオ録音、DSD
リマスタリング
1960 年代にLP(WERGO-60002)で発売された、ブーレーズ指揮によるWERGO
最初期録音がDSD リマスタリングを経てCD で蘇りました!
高音質レーベル「CYBELE RECORDS」を手掛けるIngo
Schmidt-Lucas 氏によるマスタリングです。ステレオ録音なだけでも有難いところですが、これが驚くほどすばらしい音質!くっきり明瞭、演奏レベルの高さが十二分に味わえるたまらないディスクの登場です。
シェーンベルクはかの有名な『5 つのピアノ曲』Op.23
でついに12 音技法を体系化し、世に送り出しました。その次の作品番号(Op.24)を持つ『セレナード』は12
音技法の可能性をさらに押し広げたもので、7
楽器と声楽という、ピアノ独奏曲とは違う豊かな色彩を備えた編成によって書かれた重要作です。ギターが入っているあたりブーレーズの『ル・マルトー・サン・メートル』を思わせる音響で、機械的な動きにしてキラキラした音を振りまくのが印象的。それをブーレーズが指揮しているのだから何とも面白い演奏に仕上がっています。
※ CD は1 枚ですが、解説書が厚いため(48
ページ)2 枚組用のプラケースに入っています。 |
<メジャー・レーベル>
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RCA
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8898539010-2
(9CD)
\4700→\4390 |
トスカニーニが共演した最初の女流ピアニスト
アニア・ドーフマン/コンプリート・RCAビクター・レコーディングズ
【CD1】
1-3) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
〜
アルトゥール・トスカニーニ(指揮)NBC交響楽団
[録音]1945年8月9日、カーネギーホール、
4-9) ベートーヴェン:合唱幻想曲 Op.80 〜
アルトゥール・トスカニーニ(指揮)
NBC交響楽団、 ウェストミンスター合唱団
[録音]1939年12月2日、カーネギーホールでのライヴ・レコーディング、
10) リスト:ため息 S.144-3
[録音]1947年1月17日, ニューヨーク、RCAビクター第2スタジオ、
11) シューマン:飛翔 Op.12-2
[録音]1947年1月17日, ニューヨーク、RCAビクター第2スタジオ、
12-14)シューマン:なぜ、きまぐれ、夢のもつれ
Op.12-3,4,7
[録音]1947年11月26日, ニューヨーク、RCAビクター第2&6スタジオ、
15) ベートーヴェン:6つのエコセーズ WoO.83
[録音]1947年11月26日, ニューヨーク、RCAビクター第2&6スタジオ、
16) メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソ
ホ長調 Op.14
[録音]1947年11月26日, ニューヨーク、RCAビクター第2&6スタジオ、
【CD2】
ベートーヴェン:
1-3) ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調Op.27-2「月光」,
4-6) ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調Op.13「悲愴」
[録音]1952年7月22日, 6月23日, ニューヨーク、タウンホール、
【CD3】
ショパン:ワルツ集(全14曲)
[録音]1953年2〜5月, ニューヨーク、タウンホール、
【CD4】
1-3) グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調Op.16,
4-6) メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
〜
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)フィラデルフィア・ロビンフッド・デル管弦楽団
[録音]1953年7月7〜8日、フィラデルフィア、アカデミー・オブ・ミュージック、
【CD5】
メンデルスゾーン:
1) 蝶々 Op.2, 2) ロンド・カプリチオーソ
ホ長調 Op.14,
3) 五月のそよ風 Op.62-1, 4) 紡ぎ歌 Op.67-4,
5-7) ショパン:3つのエコセーズOp.72-3,
8) リスト:ため息 Op.144-3,
9-11) ラヴェル:ソナチネ M.40,
12) モネッティ:「泥棒とオールドミス」の主題によるリチェルカーレとトッカータ
[録音]1952年1月〜1953年1月, ニューヨーク、タウンホール、
【CD6】
1-24) チャイコフスキー:子どものためのアルバム
Op.39,
[録音]1954年4月12日, ニューヨーク、タウンホール、
25-31) シューマン:子供のためのアルバム
Op.68 より
第2, 6, 7, 8, 10, 12, 16番,
32-39) チャイコフスキー:四季 より
2月★, 3月★, 4月, 6月, 8月★, 10月,
11月, 12月、
[録音]1945年6月8日, ニューヨーク、タウンホール、
【CD7-8】
メンデルスゾーン:無言歌全集(全48曲),
舟歌 イ短調
[録音]1954年4月〜1955年12月, ニューヨーク、タウンホール、ウェブスターホール、
【CD9】
シューマン:1-21) 謝肉祭 Op.9, 22-29) 幻想小曲集
Op.12
[録音]1958年9月〜1959年9月, ニューヨーク、タウンホール(ステレオ録音)
★=未発表/世界初発売音源
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アニア・ドーフマン(ピアノ) |
ロシアのオデッサ出身で、トスカニーニが共演した最初の女流ピアニスト、アニア・ドーフマンがRCAに残した全録音を初めて集大成。
未発売曲3トラックを含む、初CD化音源多数。
グリーグのピアノ協奏曲がまるごと聴けます。
https://youtu.be/6baY8ca4uBE
こちらはノクターン 作品62-2
https://youtu.be/gbBQ1suCUcI

アニア・ドーフマンは、1899年7月9日、南ロシア、ウクライナ地方オデッサ生まれ。早くよりピアノに対して才能を示し、11歳でデビュー。同じころ同郷の神童ハイフェッツとの共演も果たしています。
その後パリ音楽院に学び、名教師として知られたイシドール・フィリップに師事。卒業後ロシアに帰国するも革命の混乱を避けてヨーロッパに戻り、1920年から約15年間にわたってロンドンをベースに積極的な演奏活動を行ない、メンゲルベルク、ビーチャム、ヘンリー・ウッドら名だたる名指揮者と共演しています。
1936年にニューヨーク・デビューを果たして成功を収めたドーフマンはアメリカに拠点を移し、1939年にはトスカニーニとNBC交響楽団による歴史的なベートーヴェン・チクルスの最終日に「合唱幻想曲」(この時のライヴ録音は当ボックスのDISC1に収録)を演奏して絶賛を博し、世界一流のピアニストとしてその名声を高めました。
1947年にはハリウッド映画「いのち短し」でピアニスト役のバーバラ・スタンウィックの演奏部分を担当しています。1950年代にはジュリアード音楽院のピアノ科教授となり、1983年に引退するまで行進の指導に当たりました。1984年4月21日、ニューヨークで亡くなっています。
ここに収録された音源は、1945〜1959年にRCAに残された全セッション録音で、後半生は教育活動に重点を置いたドーフマンのほぼ全ての録音にあたります。
1945年8月にトスカニーニ/NBC響との共演で録音されたベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番(DISC1)を皮切りに、協奏曲ではラインスドルフ/フィラデルフィア・ロビン・フッド・デル管とのグリーグとメンデルスゾーンの第1番(DISC4)があり、ソロではメンデルスゾーン「無言歌集」の最初の全曲録音(DISC7/8)をはじめ、ロマン派の小品集(DISC5)、チャイコフスキー「四季」(DISC6)に及びます。
RCAへの最後の録音となった1958〜59年のシューマン「謝肉祭」「幻想小曲集」(DISC9)は、同時にドーフマン唯一のステレオ録音となりました。
いずれの作品においてもドーフマンの技巧は素晴らしく、特に低音の響きは力強くたくまく、一方女性特有の柔和なタッチによる優美さも兼ね備えており、この二つの特徴を彼女は十二分に把握し、それらを巧みに演奏に反映させています。
また上述のトスカニーニ/NBC響との1939年のベートーヴェン・チクルスにおける「合唱幻想曲」(DISC1)が正規音源から初めて発売されるのも当ボックスセットの特筆すべきポイントです。
トスカニーニがNBC響に着任して3シーズン目のハイライトとなったこの歴史的なチクルスの第6夜・最終日で、第9とともに演奏されたこの「合唱幻想曲」はトスカニーニにとってこの曲の初演奏でもあり、会場もそれまでの5回のチクルスが行なわれたNBC8Hスタジオからカーネギーホールに移され、大きな注目を集めました。
そしてトスカニーニに一歩も引けを取らないドーフマンの幻想味あふれる堂々たる演奏は、コンサートに集った聴衆のみならずラジオを通じて米国の数多い音楽ファンの耳に届き、彼女の卓越した音楽性を広めることになりました。
トスカニーニとはこれ以後もドーフマンと共演し、1942年のニューヨーク・フィルとのベートーヴェン・チクルス(三重協奏曲)、1944年11月のNBC響定期(ベートーヴェン第1番)の放送録音も残されています。
いずれもソニークラシカルが保管する原盤およびアナログ・マスターより24bit/192kHzリマスター(「合唱幻想曲」はRCA音源ではなく、NBC放送のトランスクリプション・ディスクによる)。
各ディスクは米国初出LPのジャケット・デザイン仕様による紙ジャケットに収められ、厚紙製クラムシェルボックスに収容されています。
オールカラー・ブックレットには詳細な録音データを含むトラックリストとディスコグラフィを掲載しています。

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<映像>

6/7(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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2L
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2L 135SABD
(Blu-ray disc Audio +
SACD HYBRID
[5.1surround/stereo])
\4300 →\3990
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もちろん超・高音質、ゴリゴリのチェロの音色がたまらない!
オスロ弦楽四重奏団
『minor major』
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 Op.95《セリオーソ》
シューベルト:
弦楽四重奏曲第15番 ト長調 D.887 Op.161 |
オスロ弦楽四重奏団
ゲイル・インゲ・ロツベルグ
(第1ヴァイオリン)
リヴ・ヒルデ・クロック
(第2ヴァイオリン)
アーレ・サンバッケン(ヴィオラ)
オイスタイン・ソンスタード(チェロ) |
オスロ弦楽四重奏団によるベートーヴェン&シューベルトAuro-3D
& Dolby Atmosにより聴衆を包み込む立体的な響きを再現
録音:2015年10月、12月 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)/制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ/録音:ビアトリス・ヨハンネセン
[DXD(24bit/352.8kHz)録音]
[Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz),
2.0 LPCM(24bit/192kHz), 9.1 Auro-3D(96kHz),
9.1 Dolby Atmos(48kHz),mShuttle: MP3 +
MQA, Region ABC]
[SACD DXD(5.1 surround 2.8224 Mbit/s/ch,
2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch)/CD 2.0 stereo(16
bit/44.1 kHz)]
オスロ弦楽四重奏団は、1991 年の創設以来、「今日」屈指の弦楽四重奏団のひとつとしてコンサートやフェスティヴァルへ出演と録音を重ねてきました。
グリーグ、スヴェンセン、ファッテイン・ヴァーレン、カール・ニルセン、シベリウスといった北欧の作曲家の曲、フーゴ・ヴォルフ、アルバン・ベルクの作品を演奏。結成から15
年の2006 年には「ベートーヴェン・コード」フェスティヴァルを開催し、オスロ大学の図書館でベートーヴェンの弦楽四重奏曲の全曲を演奏しました。
2015 年の秋から冬にかけて録音されたアルバム『minor
major』では、「表現の強さ」を共通の特徴としながら、対照的な長さのベートーヴェンとシューベルトの作品を取り上げています。
ベートーヴェンの第11 番ヘ短調《セリオーソ》は、好意を寄せていたテレーゼ・マルファッティが彼の友人と結婚してしまった時期、1810
年から1811 年にかけて作曲された作品です。彼の弦楽四重奏曲としてはもっと短く、極度に凝縮された「小さい(minor)」作品は、「悲しみ」ではなく「攻撃的、深い苦痛」といった感情を呼び起こす「短調(minor)」で書かれています。
シューベルトのト長調(major)の第15 番は、死の2
年前、1826 年6 月に作曲された彼の最後の弦楽四重奏曲です。シューベルトの歌曲にしばしばみられる「長調と短調の交錯」による楽想が全体を支配する楽章に始まり、管弦楽作品の作曲手法と色彩、交響曲を思わせる広がりをもった「大きな(major)」作品です。モッテン・リンドベルグが制作を担当。2L
が定期的に録音場所として使う、高い三角屋根のヤール教会でセッションが行われました。
[5.1 DTS-HD MA, 9.1 Auro-3D, 9.1 Dolby
Atmos と 2.0 LPCM の音声を収録した Pure Audio
Blu-ray ディスクと、SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure
Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD
ハイブリッドディスクは通常のCD プレーヤーでも再生できますが、Pure
Audio Blu-ray ディスクは Blu-ray プレーヤーもしくは
Blu-ray 対応のPC をお使いください。]
オスロ弦楽四重奏団
「死と乙女」&グリーグ |
2L 093SABD
(SACD HYBRID +
Pure Audio Blu-Ray)
\4300 →\3990
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シューベルト・コネクション
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」
グリーグ:弦楽四重奏曲ト短調Op.27 |
オスロ弦楽四重奏団 |
オスロQによる「死と乙女」、2 Lならではの抜群のノルディック・サウンド
録音:2012 年6 月ソフィエンベルグ教会、ノルウェー
シューベルトは弦楽四重奏曲を15 曲残しており、その中で最も人気の高く名作と言われるのが第14
番の「死と乙女」でしょう。もちろん聴きどころは第2
楽章の歌曲「死と乙女」の動機が使われている部分。すべての楽章が短調で書かれ、当時のシューベルトの心境を表しているようですが、第2
楽章の長調への転調部分は極美。オスロQは、音楽のもつ深い情緒を感じさせつつ、緻密で気品あるアンサンブルを聴かせてくれます。
グリーグには3 曲の弦楽四重奏曲がありましたが、1
曲は紛失、1 曲は未完(後にレントヘンにより補筆完成)ということで現在演奏される作品はこの弦楽四重奏曲作品27
のみとなっています。この作品はドビュッシーの弦楽四重奏曲に影響を与えたとされ、グリーグの精魂込めた生命力に溢れる作品です。自国の作曲家の魅力を十二分に伝えようという気迫に満ちた演奏で、北欧の抒情性を湛えたオスロQの表現力に圧倒されます。
1991 年に結成されたオスロ弦楽四重奏団。高い芸術性とテクニック、そして柔軟性を兼ね備えたアンサンブルとしてノルウェー本国のみならず世界中で評価を得ています。
高音質レーベルとして注目されている2L レーベルならではの優秀録音で、シューベルトでは精緻なアンサンブルを、グリーグでは空間の響きを意識して録られています。
24bit/352.8kHz DXD 録音。5.1 DTS-HD MA
(24bit/192kHz) と 2.0 LPCM (24bit/192kHz)
の Pure Audio Bluray ディスクと SACD ハイブリッドディスク
(5.1 surround/stereo) のセットです。Pure
Audio Blu-ray ディスクには、インデックスを除き、映像は収録されていません。CDや
DVD のプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray
プレーヤーもしくは Blu-ray 対応の PC で再生してください。
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「死と乙女」第3楽章。立ってます。居合い切りみたいになってます。お互いに睨んでるし・・・。
https://youtu.be/FGCPalCMiBo
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APARTE
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AP 135
(2CD)
\3500 →\3290
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クリストフ・ルセ〜リュリの最高傑作
ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):「アルミード」(音楽悲劇)(1686年)
〔台本:フィリップ・キノー(1635-1688)〕 |
クリストフ・ルセ(音楽監督、指揮、チェンバロ)/
アルミード:マリー=アデリーヌ・アンリ(ソプラノ)/
ルノー:アントニオ・フィゲロア(テノール)/
栄光、フェニス、メリッス、ナイアーデ:
ユディト・ファン・ワンロイ(ソプラノ)/
智、シドニー、リュサンド、羊飼い:
マリー=クロード・シャピュイ(メゾ・ソプラノ)/
アロンテ、憎悪:マルク・ムイヨン(テノール)/
イドラオ:ダグラス・ウィリアムズ(バス=バリトン)/
騎士ダノワ:シリル・オヴィティ(テノール)/
アルテミドール:エミリアーノ・ゴンザレス・トロ(テノール)/
ウバルド:エティエンヌ・バゾラ(バリトン)/
レ・タラン・リリク/
ナミュール室内合唱団 |
リュリの最高傑作アルミード、ルセ&レ・タラン・リリクが放つ決定打!
録音:2015年12月10日、ピエール・ブーレーズ大ホール(フィルハーモニー・ド・パリ)、ライヴ
クリストフ・ルセ率いるレ・タラン・リリクのフランス・バロック・オペラ最新盤は、リュリの最高傑作「アルミード」。
美しい魔女アルミードと、強敵ルノーの間に繰り広げられる謀略と恋愛の物語。美しい女性アルミードは、敵であるルノーを殺すことがどうしてもできず、ルノーを魔法にかけて快楽の時間を過ごします。やってきた昔の仲間たちによって魔法を解かれたルノーは我に帰り、アルミードのもとを去る、といった物語。リュリが音符に書き込んだ登場人物や場面の描写を、ルセ率いるレ・タラン・リリクが見事な鮮やかさで引き出しています。
歌唱陣もライヴながら最後まで集中しきっており、アルミードの最後のアリアなど圧巻。ルセが放つ、「アルミード」決定盤の登場といえるでしょう。

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EVIL PENGUIN RECORDS
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アマリリス・ディールティエンス(ソプラノ)
ボッケリーニ:コンサート・アリア集
・Caro padre, a me non dei
・Care luci, che regnate
・Se non ti moro allato
・Misera, dove son! - Ah! non son io che
parlo
・Deh, respirar lasciatemi
・Tu di saper procura
・Se d'un amor tiranno
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アマリリス・ディールティエンス(ソプラノ)
バルト・ネッサンス(指揮)
カプリオラ・ディ・ジョイア
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ボッケリーニのコンサート・アリア集
録音:2016年10月
オペラや古楽シーンで活躍しているアマリリス・ディールティエンスと、彼女が設立したアンサンブル「カプリオラ・ディ・ジョイア」(17
世紀およびバロックの音楽をレパートリーの中心に据えて活動)によるボッケリーニのコンサート・アリア集。ボッケリーニは自身チェロの大名人であったこと、また、器楽作品が好きな貴族に仕えていたため、その作品の大部分は器楽作品。声楽作品はまだまだ知られざるもので、このディスクは貴重な1
枚といえるでしょう。
1786-97 年の間に、ボッケリーニは12 のコンサート・アリアをひとつの手稿譜にまとめています。これらが何の機会のために作曲されたかは明らかでありませんが、すべて当時大人気のリブレッティスト、メタスタージオのテキストに基づいていることなどから、ボッケリーニはこれらをひとまとまりとして考えていたとされています。複雑さや衒学的な部分はまったくない、美しい旋律を純粋に楽しめる作風で、声楽パートと器楽パートが同等に扱われています。
アマリリス・ディールティエンスの少しコケティッシュなところもある声質が、ボッケリーニの音楽に実に適しています。

アマリリス・ディールティエンス&カプリオーラ・ディ・ジョイア

AEOLUS
AE-10063
(SACD HYBRID)
\2800 →\2490
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実は隠れた傑作・・
アマリリス・ディールティエンスによる
ボッケリーニのスターバト・マーテル原典版!
ボッケリーニ:
スターバト・マーテル(1781年原典版)
チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ第1番
あなたのそばで死ねないのなら
ああ、私は息をすることが |
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アマリリス・ディールティエンス(ソプラノ)
カプリオーラ・ディ・ジョイア
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ソプラノはアマリリス・ディールティエンス。ボッケリーニのスターバト・マーテル原典版!
古楽大国ベルギーの名花アマリリス・ディールティエンスが、自身が創設したピリオド・アンサンブルのカプリオーラ・ディ・ジョイアとの共演で歌うボッケリーニの「スターバト・マーテル」。
ディールティエンスのボッケリーニの「スターバト・マーテル」では、ソプラノと弦楽五重奏という編成のために作曲された1781年の原典版を採用。
透明感あふれる美麗な歌声とカプリオーラ・ディ・ジョイアの洗練されたアンサンブルが、イタリアの室内楽王ボッケリーニの「スターバト・マーテル」が持つ"美"を見事に表現してくれている。2011年8月、ブルージュでの録音。
AE-10043もよろしく。
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AEOLUS
AE-10043
(SACD HYBRID)
\2,800→\2490
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歌姫アマリリス・ディールティエンス!
ああ! 〜 イタリア・バロックの世俗歌曲集
モンテヴェルディ:
憎むべきあの面影、かくも甘い苦悩、私を憎むならなぜに、
かつてあなたは私のすべてだった、あの蔑みの眼差し、
これまで武装し続けた私、ああ, 私は傷つき倒れる
フレスコバルディ:不協和音のカプリッチョ
カプスベルガー:
ヴィヴァ・スペランツァ、行けわがため息、
わがアヴリッラ、トッカータ/他 |
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カプリオーラ・ディ・ジョイア
アマリリス・ディールティエンス |
古楽大国ベルギーの若き名ソプラノ、アマリリス・ディールティエンスを擁する古楽アンサンブル、カプリオーラ・ディ・ジョイアのデビュー・レコーディング。
イタリアのバロック音楽に込められた愛情、情熱、ミステリーを奏でるディールティエンスの感情豊かな歌声と、力強く安定感のある通奏低音は実に見事。今後の古楽シーンに清新な風を吹き込む存在になりそうだ。2010年2月の録音。
アマリリス・ディールティエンスはすぐ下のフランダース・リコーダー四重奏団のアルバムにも登場してます。 |
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HUNGAROTON
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名手ゲルゲイ・イッツェーシュ フルート・ソナタ集
The Great Book of Flute Sonatas Vol.1〜「18世紀」
(1)J.S.バッハ(1685-1750):
フルート・ソナタ ロ短調 BWV1030
(2)J.S.バッハ:フルート・ソナタ ホ短調
BWV1034
(3)J.S.バッハ:フルート・ソナタ ホ長調
BWV1035
(4)ヘンデル(1685-1759):
フルート・ソナタ ホ短調 Op.1 HWV 359b
(5)C.P.E.バッハ(1714-1788):
フルート・ソナタ ト長調 Wq.133 H.564
(6)C.P.E.バッハ:フルート・ソナタ ホ短調
Wq.124 H.551
(7)モーツァルト(1756-1791):
ヴァイオリン・ソナタ第8 番 ヘ長調 K.13(フルート版) |
ゲルゲイ・イッツェーシュ(フルート)
(1)(7)アレックス・シラシ(ピアノ)
(2)-(6)アンソニー・ニューマン(チェンバロ) |
主要なフルート・ソナタを網羅。ハンガリーを代表するフルート奏者、イッツェーシュによる一大プロジェクト“The
Great Book of Flute Sonatas”始動。
セッション録音:(1)(7)2011年3月12日/ジェール・ヤーノシュ・ホール(ハンガリー)、(2)-(6)2006年8月15&16日/ベッドフォード(イギリス)/78’58”
ハンガリーを代表するフルート奏者、ゲルゲイ・イッツェーシュ(イッゼーシュ)による一大プロジェクト“The
Great Book of Flute Sonatas” が始動します!
当シリーズはフルート・ソナタの必須レパートリーを網羅していく好企画で、年代を追いながらテーマ毎に全7
集をリリース予定です。第1 集は18 世紀に活躍した作曲家、J.S.
バッハ、ヘンデル、C.P.E. バッハ、モーツァルトを収録。
当演奏では現代のフルートを演奏しておりますが、古楽器の演奏法を紹介しております(解説はハンガリー語、英語のみ)。
バロックから現代まで幅広いレパートリーを誇るイッツェーシュだからこその見事な解釈で、フルートの愛好家はもちろん、シリーズでお楽しみいただける充実の内容となっております。
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名手ゲルゲイ・イッツェーシュ フルート・ソナタ集
The Great Book of Flute Sonatas Vol.2〜「ロマン派のソナタ」
(1)ドニゼッティ(1797-1848):フルート・ソナタ
ハ短調
(2)クーラウ(1786-1832):フルート・ソナタ
イ短調 Op.85
(3)ライネッケ(1824-1910):
フルート・ソナタ ホ短調「水の精」 Op.167
(4)カルク=エーレルト(1877-1933):
フルート・ソナタ 変ロ長調 Op.121 |
ゲルゲイ・イッツェーシュ(フルート)
ペーテル・ナジ(ピアノ) |
実に力強くカラフルな音色。イッツェーシュによる“The
Great Book of Flute Sonatas”第2 集は「ロマン派のソナタ」。クーラウ、ライネッケなどフルート・ソナタの名曲揃い!
セッション録音:(1)2008年9月20日、(2)(3)2008年6月19&20日、(4)2010年6月19日/ジェール・ヤーノシュ・ホール(ハンガリー)/77’07”
ハンガリーを代表するフルート奏者、ゲルゲイ・イッツェーシュ(イッゼーシュ)による一大プロジェクト“The
Great Book of Flute Sonatas”。第2集は「ロマン派のソナタ」です。
19 世紀は実に多彩な作品が生まれました。ドイツ生まれのデンマークの宮廷音楽家でロマン派初期の室内楽を多数作曲したクーラウ、ピアニストとしてヨーロッパ各地で活躍したライネッケ、70
曲にもおよぶオペラを作曲したドニゼッティ、オルガニストとしても活躍したカルク=エーレルトと、それぞれの作曲家の個性を示した作品が収められました。
イッツェーシュによる実に力強くカラフルな演奏を聴くことができます。
ゲルゲイ・イッツェーシュ(フルート)
1969 年ハンガリー生まれ。リスト音楽院にてフルートを専攻し博士号を取得。卒業後は国際プラハ・モーツァルト・アカデミー、カナダのバンフ音楽祭に参加し好評を博す。
ハンガリーのフンガロトン・レーベルよりリリースしはじめた「The
Great Book of Flute Sonatas」は、フルート・ソナタの重要なレパートリーをテーマ毎にリリースしていく好企画を遂行中(全7
集の予定)。
これまでに日本をはじめブラジル、アメリカ、カナダ、中国およびヨーロッパ各地で演奏、マスタークラスをおこなっている。また世界のフルート音楽祭に出演し好評を得ている。
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PROFIL
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若さに似合わぬ深い音楽性と構成力が光る
リトヴィンツェヴァ
(1)ラフマニノフ:7つのサロン小品集Op.10
(2)同:ショパンの主題による変奏曲Op.22 |
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(ピアノ) |
録音:2016年2月1-3日、6月20-22日/ザールランド放送局(ザールブリュッケン)/57’
57”
1986 年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれ、15
歳の時に家族とともにモスクワへ移り、イリーナ・ガブリロワ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。若手ながら深い楽譜の読みと堂々とした演奏で、将来が楽しみな逸材です。
今回のアルバムは得意なラフマニノフ。意外に録音のない7
つの小品全曲が大歓迎ですが、若きラフマニノフのナイーヴな感性が彼女本人のものと相まって、じっくり聴かせてくれます。
30 分の大作「ショパンの主題による変奏曲」も技巧はもちろん構成の巧さに感心させられます。
リトヴィンツェヴァ旧譜
ラフマニノフの秘曲 |
PROFIL
PH 14042
\2500 →\2290
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注目のリトヴィンツェヴァ/ラフマニノフの秘曲
ラフマニノフ:
(1)幻想小曲集OP.3(全5曲)
(2)楽興の時Op.16(全6曲)
(3)組曲ニ短調(1891年ピアノ版)(全4曲)
(4)ワルツOp.10の2 |
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(Pf) |
録音:2014年1 月15-17日/ハルベルク放送局(ザールブリュッケン)/DDD、70’
15”
モーツァルトのピアノ協奏曲でデビューを果たしたエカテリーナ・リトヴィンツェヴァ。1986
年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれ、15
歳の時に家族とともにモスクワへ移り、イリーナ・ガブリロヴァ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。さらにロベルト・クーレク、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキのレッスンも受けました。
2 枚目のアルバムはラフマニノフの初期作品集。注目は「組曲ニ短調」。ラフマニノフがモスクワ音楽院の学生時代1891
年に作曲したオーケストラ曲。フル編成だったため、学生オケでは演奏できず、ラフマニノフは自分で弾くためにピアノ版を作りました。
両方のスコアとも行方不明となっていましたが、2000
年にモスクワのグリンカ音楽図書館でピアノ譜が発見されました。ラフマニノフの署名がないため、真偽が決着をみせてはいませんが、大歓迎の録音出現と申せましょう。
若々しさとピアニスティックな魅力のあふれる作品で、ラフマニノフ・ファンなら気に入ること間違いなしです。また、その翌年に作曲し、恩師アレンスキーに献呈した「幻想小曲集」中の「鐘」の愛称で知られる前奏曲嬰ハ短調もリトヴィンツェヴァの清新な演奏が光ります。
リトヴィンツェヴァ、ツンデレ系です。
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旧譜
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ
モーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」&
第12番ライヴ |
PROFIL
PH 14047
\2500 →\2290
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清涼感あふれるモーツァルト!!
モーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」&
第12番ライヴ
モーツァルト:
・ピアノ協奏曲第12番イ長調KV 414
・ピアノ協奏曲第9番変ホ長調KV 271「ジュノーム」 |
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(ピアノ)
ヘリベルト・バイセル(指揮)
ボン・クラシック・フィルハーモニー |
2014 年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール最高位エカテリーナ・リトヴィンツェヴァによるモーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」&
第12番ライヴ、録音エンジニアはホルガー・ジードラー
収録:2013 年11 月7 日/テアーター・メッペン(ライヴ)/DDD、ステレオ、56’27”
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァは、1986
年にロシア連邦の極東管区、オホーツク海に面するマガダンに生まれたピアニスト。1994
年から2001 年まで同じく極東チュクチ自治管区のアナディリの児童音楽学校で手ほどきを受けて才能を開花させ、15
歳の時に家族でモスクワに移住。2002 年から2006
年までワルシャワの国立ショパン音楽学校でイリーナ・ガブリーロワのクラスで学び、ディプロマを取得しています。
アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナにも師事し、ロベルト・クーレック、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキらのマスタークラスも受講しているリトヴィンツェヴァが、2014
年にイタリアの「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール」で弾いて最高位と聴衆賞を獲得したのが、ここに収められているモーツァルトのピアノ協奏曲第12
番でした。
このアルバムは、その前年に、かねてより実演でコラボを重ねてきたバイセル率いるボン・クラシック・フィルハーモニーと、同じモーツァルトの「ジュノーム」というプログラムでおこなったコンサートをライヴ収録したものです。
ボン・クラシック・フィルハーモニーは、1959
年にボンでヘリベルト・バイセルが結成したクール・ケルニッシェ管弦楽団がその前身で、1986
年の改称を経て今日に至るオーケストラ。当初は、ボンに置かれていたクール・ケルン宮廷の音楽に光をあてるという理念のもと、現在では、ウィーン古典派の作品もメイン・レパートリーに加えつつ、時代様式に応じて最大60
人規模まで柔軟に編成を発展させ活動しています。
ここでの演奏は第1 ヴァイオリン6、第2 ヴァイオリン5、ヴィオラ4、チェロ3、コントラバス1、オーボエ2、ホルン2
というもので、見通しのよいサウンドがなんとも魅力。ピアノとの絶妙な距離感はあたかも室内楽を聴くかのような親密な空気でたまりません。
レコーディングは、アーティスティック・ディレクターにトンマイスターのマルティン・ルスト、サウンド・エンジニアがホルガー・ジードラーという顔ぶれで、いずれもTHS
Medien Dormagen のチームが担当。とくにProfil
のライヴ音源の復刻で評価の高いジードラーの名前がクレジットされているのは注目されるところです。
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リトヴィンツェヴァのショパンの協奏曲 |
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リトヴィンツェヴァがショパンの協奏曲二篇に挑戦
指揮は名匠ヘリベルト・バイセル
ショパン:
・ピアノ協奏曲第1番ホ短調op.11
・ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op.21 |
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(ピアノ)
ヘリベルト・バイセル(指揮)
ボン・クラシック・フィルハーモニー |
注目の美人ピアニスト、リトヴィンツェヴァがショパンの協奏曲二篇に挑戦
録音:2015年7 月3 & 4 日/ハノーファー近郊ゼールツェ、ザンクト・マルティン教会(ライヴ)/ステレオ、77’
50
アーティスティック・ディレクション&
エディティング:ディナ・ポール(THS Medien
Dormagen)
サウンド・エンジニアリング:ホルガー・ジードラー(THS
Medien Dormagen)
モーツァルトの協奏曲集、ラフマニノフの独奏曲のアルバムをProfil
よりリリースして注目を集める美人ピアニスト、エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ。
3 枚目のアルバムは、ショパンのピアノ協奏曲2
篇。リトヴィンツェヴァは、ショパン・コンクールの審査員を歴任し、2010
年第16 回では審査委員長を務めたポーランドのピアニストで名教師のアンジェイ・ヤシンスキに学んだ経歴の持ち主。
師より直伝のショパンは、モーツァルトでの共演以来、再びバイセル率いるボン・クラシック・フィルハーモニーの好サポートのもと、切々と思いのたけを綴って胸に迫ります。
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァは、1986
年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれ、15
歳の時に家族とともにモスクワへ移り、イリーナ・ガブリロヴァ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。さらにロベルト・クーレク、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキのレッスンも受けています。2014
年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール最高位。

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もちろん上記アルバムの主役は美人ピアニストのエカテリーナ・リトヴィンツェヴァ。
でも店主にとっての本当の主役は指揮のヘリベルト・バイセル。
むろんこれだけの重鎮が若手を差し置いて個性を主張したりすることはない。しかし聴けば聴くほど、この名匠のうまさ、深さ、あじわいというものに感じ入ってしまう。
やっぱり、すごかった。バイセル。
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AUDAX RECORDS
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ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル最新作
リストーリ:ソプラノのためのカンタータ集&オーボエ協奏曲
カンタータ 《ラヴィニアとトゥルノ》
カンタータ 《捨てられたディドーネ》(世界初録音)
カンタータ 《ニーチェとティルシ》(世界初録音)
オーボエ協奏曲変ホ長調(世界初録音) |
マリア・サバスターノ(ソプラノ)
ヨハネス・プラムゾーラー
(ヴァイオリン&指揮)
ヨン・オラベリア(オーボエ)
アンサンブル・ディドロ |
ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル最新作!サバスターノが歌う、美しき知られざるカンタータ!
● 新世代のバロック・ヴァイオリニスト筆頭、ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル!
● ハッセの下で副楽長を務めた知られざる作曲家、リストーリのカンタータとオーボエ協奏曲世界初録音!
● ソプラノは、パリ・オペラ座に輝くアルゼンチンのソプラノ、マリア・サバスターノ!
南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーが自ら設立した自主レーベル「オーダックス・レコーズ(Audax
Records)」。
ヨハネス・プラムゾーラーが新たに再発見する"忘れられた作曲家"は、ドレスデン宮廷ではヨハン・アドルフ・ハッセの下で副楽長を務めたイタリアの作曲家、ジョヴァンニ・アルベルト・リストーリ(1692ー1753)。
ソプラノと管弦楽のためのカンタータを歌うのは、アルゼンチンに生まれ、パリ・オペラ座を中心に、世界一流のオペラ・ハウスで活躍するソプラノ、マリア・サバスターノ。2005年には世界オペラ歌唱コンクール「新しい声」で第1位受賞し、ばんだい高原国際音楽祭など来日公演でも人気を博しているサバスターノが、プラムゾーラー率いる高品質なピリオド・アンサンブルとともに歌うリストーリの優れたカンタータにご注目ください!
Audax Recordsの特徴の一つでもある、豪華装丁の美麗なパッケージとハイクオリティな録音もポイントです。
録音:2016年8月22日−24日、グスタフ・マーラー・ザール(ドッビアーコ、イタリア)

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ARS PRODUKTION
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ARS 38201
(SACD Hybrid)
\2700
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メンデルスゾーン姉弟:二重唱曲全集
フェーリクス・メンデルスゾーン・バルトルディ(1809-1847):
Ich wollt', meine Lieb' ergosse sich
Op.63 No.1(1836)
Volkslied Op.63 No.5(1842)
Maiglockchen und die Blumelein Op.63
No.6(1844)
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847):
Der Winterwind entflieht(1841)(*)/Marz(1836)/April/Mai(1836)
Blumenlied(1838)/Aus meinen Tranen
spriessen(1838)
Im wunderschonen Monat Mai/Ein Hochzeitbitter(*)
フェーリクス・メンデルスゾーン・バルトルディ:
Sonntagsmorgen Op.77 No.1(1836)/Das
Ahrenfeld Op.77 No.2(1847)
Lied aus Ruy Blas Op.77 No.3(1839)
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:
Der Strauss(*)/Wiederkehrt ein lichter
Maie(1840)
Zeigt mir den Weg(1840)/Verschiedene
Trauer(1839)
Strahlende Ostsee(1839)(*)
フェーリクス・メンデルスゾーン・バルトルディ:
Wie kann ich froh und lustig sein? (3
Volkslieder) WoO 11 No.1
Wenn ich auf dem Lager liege (3 Volkslieder)
WoO 11 No.2
Wasserfahrt (3 Volkslieder) WoO 11 No.3
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:
Ich stand gelehnet an den Mast(*)/Mein
Liebchen, wir sassen beisammen
Wenn ich in deine Augen sehe(1838)/Winter,
was hat dir getan...
Die Mitternacht war kalt(*)
フェーリクス・メンデルスゾーン・バルトルディ:
Abschiedslied der Zugvogel Op.63 No.2/Gruss
Op.63 No.3
Herbstlied Op.63 No.4
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル:
So hast du ganz und gar vergessen(1837)(*)
Schlafe du, schlafe du suss(1829) |
フェリツィタス・エルプ、
ユディト・エルプ(ソプラノ)
ドリアナ・チャカロヴァ(フォルテピアノ(*以外)) |
録音:2016年4月21-23日、キリスト教会、ブーフハルデ、ドイツ
使用楽器:プレイエル製、1849年
メンデルスゾーン姉弟の二重唱曲を、彼らが亡くなった2年後に作られたフォルテピアノに合わせてドイツのソプラノ姉妹が歌うという好企画盤。
ドリアナ・チャカロヴァはブルガリアのピアニスト。
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ARS 38207
(SACD Hybrid)
\2700
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ムジカ・フィクタ サクソフォン・カルテットのための音楽
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1554/1557-1612)/
ミラノ・サクソフォン・カルテット編曲:
4声のカンツォーナ第2番(サクソフォン・カルテット版)
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)/サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-)編曲:
スカルラッティのカンツォニエーレ [Canzoniere
da Scarlatti]
(サクソフォン・カルテット版、全7曲;1998)
ヴェルディ(1813-1901)/アルベルト・デ・プリオーロ編曲:
弦楽四重奏曲ホ短調(サクソフォン・カルテット版)
プッチーニ(1858-1924)/ミラノ・サクソフォン・カルテット編曲:
菊(サクソフォン・カルテット版) |
ミラノ・サクソフォン・カルテット [YouTube]
ダミアーノ・グランデッソ(ソプラノサクソフォン)
ステファノ・パーパ(アルトサクソフォン)
マッシミリアーノ・ジラルディ(テナーサクソフォン)
アンドレア・モッチ(バリトンサクソフォン) |
録音:2015年12月27-29日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
イタリアの作曲家の作品をサクソフォン4本で演奏。ミラノ・サクソフォン・カルテットは2011年結成。当録音の後にバリトンサクソフォン担当が交代しました。
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ARS 38208
(SACD Hybrid)
\2700
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ヴィヴァルディ(1678-1741):オーボエ&ファゴット協奏曲集
ファゴット協奏曲変ホ長調 RV 483(+)
オーボエ協奏曲イ短調 RV 461(*)
ファゴット協奏曲ト長調 RV 493(+)
オーボエ協奏曲ニ長調 RV 453(*)
ファゴット協奏曲ホ短調 RV 484(+)
オーボエ協奏曲ヘ長調 RV 457(*)
オーボエとファゴットのための協奏曲ト長調
RV 545(*/+) |
ジーモン・フックス(オーボエ(*))
マティアス・ラーチ(ファゴット(+))
クルプファルツ室内管弦楽団
ヨハネス・シュレーフリ(指揮) |
録音:2015年12月8-11日、クライネ・アウディオヴェルト、ザントハウゼン、ドイツ
ジーモン・フックス、マティアス・ラーチは共に2017年現在チューリヒ・トーンハレ管弦楽団首席奏者。
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ARS 38217
(SACD Hybrid)
\2700
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ブラームス、ベルク:ピアノ作品集
ブラームス(1833-1897):
ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5/ピアノのための3つの間奏曲
Op.117
ベルク(1885-1935):ピアノ・ソナタ ロ短調
Op.1 |
ヴァンサン・ラルデル(ピアノ) |
録音:2016年7月4-6日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
ヴァンサン・ラルデルはリュエル・マルメゾン地方音楽院(フランス)で学んだ後リューベック音楽大学(ドイツ)でブルーノ・レオナルド・ゲルバーに師事したフランスのピアニストで、2017年現在スタインウェイ・アーティスト。
当レーベルへの録音は「ラヴェル:オーケストラル&ヴィルトゥオーゾ・ピアノ作品集」(ARS
38146)、「ラヴェル、シュミット:ピアノ協奏作品集」(ARS
38178)に続き3枚目です。
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ARS 38218
(SACD Hybrid)
\2700
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「警告!」 モーツァルトヴィチ バルカン風モーツァルト
モーツァルト(1756-1791)/Uwaga!編曲:
バルカン・ピアノ・ソナタ(原曲:ピアノ・ソナタ第11番イ長調
K.331 から 第1楽章)
モーツァルト/モーリス・マウラー編曲:
レゲエ・ヴァイオリン・コンチェルト
(原曲:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調
K.216 から 第2楽章)
ゾラン・パウノヴィチ/ミロスラフ・ニジツ編曲:ハオス・コロ
[Haos Kolo]
クリストフ・ケーニヒ、モーツァルト:
コンソレ/キリエ [Konsole/Kyrie] (原曲:大ミサ
ハ短調 K.427から キリエ)
マックス・クラース:パーカッション・インターリュード
クリストフ・ケーニヒ:世界滅亡無し [Kein
Weltuntergang]
ペタル・ラルチェフ(1961-)/ミロスラフ・ニジツ編曲:
コパニツァ・ペタル・ラルチェフ [Kopanica
Petar Ralchev]
モーツァルト/クリストフ・ケーニヒ編曲:
魔笛(原曲:オペラ「魔笛」K.620 から
序曲)
モーツァルト/モーリス・マウラー編曲:
ラクリモーサ(原曲:レクイエム ニ短調
K.626 から ラクリモーサ)
アラ・トゥルカ(原曲:ピアノ・ソナタ第11番イ長調
K.331 から 第3楽章)
マティアス・ハッカー:エフィミアス舞曲
[Efimias Tanz]
クリストフ・ケーニヒ:グロール [Grohl] |
Uwaga!
クリストフ・ケーニヒ(ヴァイオリン、ヴィオラ)
モーリス・マウラー(ヴァイオリン)
ミロスラフ・ニジツ(アコーディオン)
マティアス・ハッカー(コントラバス)
ゲスト:マックス・クラース(打楽器) |
録音:2016年3月、ファットリア・ムジカ、オスナブリュック、ドイツ
Uwaga!(ウヴァガ!;
ポーランド語で「注意!」「警告!」の意)は2007年に結成されたドイツのバンド。
クラシック、ジャズ、民族音楽等のジャンルを超えた活動を展開し、シンフォニー・オーケストラとも共演。
2014年よりパーカッショニストのマックス・クラースを加えた形態での演奏も継続しています。
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ARS 38220
(SACD Hybrid)
\2700
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「警告!」 スワン・フェイク
エルガー(1857-1394)/
モーリス・マウラー、クリスティアン・デラッハー(1985-)編曲:
威風堂々 第1番(Op.39 No.1)
J・S・バッハ(1685-1750)、クリストフ・ケーニヒ:
異なる大きさの王たち [Konige verschiedener
Grossen]
(原曲:バッハ:ヨハネ受難曲 BWV 245
から ああ、大いなる王
[Ach grosser Konig] (コラール)、
クリストフ・ケーニヒ:ああ、小さき王
[Ach kleiner Konig])
シベリウス(1865-1957)、ミラ・ペトロヴィチ/
モーリス・マウラー、クリスティアン・デラッハー編曲:
シベリウス・ヴァイオリン・コンチェルト−愛しのアコーディオン
[Sibelius Violinkonzert / Verliebtes
Akkordeon]
(原曲:シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
Op.47 から 第1楽章、
ミラ・ペトロヴィチ:愛しのアコーディオン
[Zaljubljena Harmonika])
マーラー(1860-1911)/クリストフ・ケーニヒ編曲:
アダージェット(原曲:交響曲第5番嬰ハ短調
から 第4楽章)
チャイコフスキー(1840-1893)/クリストフ・ケーニヒ編曲:
白鳥の湖(原曲:バレエ「白鳥の湖」Op.20
から 第2幕第14番「情景」)
クリストフ・ケーニヒ:ルイス島 [Isle of
Lewis]
グリーグ(1843-1907)、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン/
クリストフ・ケーニヒ編曲:
キリング・イン・ザ・ネーム・オブ・ザ・ベルクケーニヒ
[Killing in the Name of the Bergkonig]
(原曲:グリーグ:「ペール・ギュント」から
山の魔王の宮殿で、
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン:Killing
in the Name) |
Uwaga!
クリストフ・ケーニヒ(ヴァイオリン、ヴィオラ)
モーリス・マウラー(ヴァイオリン)
ミロスラフ・ニジツ(アコーディオン)
マティアス・ハッカー(コントラバス)
ドルントムント・フィルハーモニー管弦楽団
フィリップ・アルムブルスター(指揮)
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録音:2016年6月6日、「若者たちのためのコンサート」ライヴ、コンツェルトハウス、ドルトムント、ドイツ
Uwaga!とシンフォニー・オーケストラとの共演。アルバム・タイトルの「スワン・フェイク(Swan
Fake)」はもちろん「スワン・レイク(Swan
Lake;白鳥の湖)」をもじったもの。
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ARS 38221
(SACD Hybrid)
\2700
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チェロ・アビー ウォルトン、ボイル、エルガー:チェロと管弦楽のための作品集
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):チェロ協奏曲
アイナ・ボイル(1889-1967):チェロと管弦楽のための悲歌
エドワード・エルガー(1857-1934):チェロ協奏曲ホ短調
Op.85 |
ナデージュ・ロシャ(チェロ)
シュターツカペレ・ヴァイマル(管弦楽)
パウル・マイヤー(指揮) |
録音:2016年5月、ヴァイマルハレ、ヴァイマル(ワイマール)、ドイツ
ナデージュ・ロシャは1991年スイスのジュネーヴに生まれたチェリスト。2001年ジュネーヴ音楽院に10歳で入学しダニエル・ヘフリガーに師事、さらに2006年よりケルン音楽大学でマリア・クリーゲルに師事し、2010年3月にベルリンのコンツェルトハウスでデビュー。
デビューCD「ラロ&ミヨー:チェロ協奏曲」(ARS
38119)は当レーベルのベストセラーのひとつとなり、前作「はかなき人生
チェロとギターによるスペインと南米の音楽」(ARS
38159)も好評を得ました。アイナ・ボイルはアイルランドの女性作曲家。
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ARS 38224
(SACD Hybrid)
\2700
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詩と絵 ラヴェル、シューベルト、ムソルグスキー:ピアノ作品集
ラヴェル(1875-1937):夜のガスパール(ピアノのための)
シューベルト(1797-1828)/リスト(1811-1886):編曲:
水車屋と小川(ピアノ版)/水の上で歌う(ピアノ版)
ムソルグスキー(1839-1881):ピアノのための組曲「展覧会の絵」 |
レティシア・ゴメス=タグレ(ピアノ) |
録音:2016年9月6-8日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
レティシア・ゴメス=タグレはメキシコのピアニスト。Urtextレーベルへの録音を経て当レーベルより「ダンス・パッション
ピアノのための舞曲集」(ARS 38183)をリリースし注目を集めました。
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ARS 38225
(SACD Hybrid)
\2700
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シューマン:
クライスレリアーナ(ピアノのための)Op.13
森の情景(ピアノのための)Op.82
暁の歌(ピアノのための)Op.133
[ボーナス・トラック]
エンデニヒの死のコラール「わが死の時に臨みて」(ピアノのため) |
フロリアン・グレムザー(ピアノ) |
録音:2016年9月6-8日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
1990年生まれのドイツのピアニスト、フロリアン・グレムザーのデビューCD。フロリアンはヴュルツブルク音楽大学で父親であるベルント・グレムザー(1962年生まれ)に師事。2007年にオーケストラと初共演。
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ARS 38226
(SACD Hybrid)
\2700
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ヴィヴァルディ・アッラ・モーダ
ヴィヴァルディ(1678-1741):ソプラノと通奏低音のためのカンタータ集
天に紅の光立ち [Sorge vermiglia in ciel]
(ソプラノと通奏低音のためのカンタータ)RV
667
涙の泉よ [Fonti del pianto] (ソプラノと通奏低音のためのカンタータ)RV
656
チェロと通奏低音のためのソナタ変ロ長調
RV 46(*)
そよ風よ、お前はもはや [Aure, voi piu
non siete]
(ソプラノと通奏低音のためのカンタータ)RV
652
哀れなるわが心 [Il povero mio cor]
(ソプラノと通奏低音のためのカンタータ)RV
658 |
カミッラ・デ・ファッレイロ(ソプラノ(*以外))
アッカデーミア・アポッリネア
ペトラ・シュナイダー(アーチリュート)
ソフィー・ランベルブール(チェロ)
トーマス・ライニンガー(チェンバロ) |
録音:2015年6月、キリスト・カトリック教会、マグデン、ドイツ
カミッラ・デ・ファッレイロはブラジルのサンパウロに生まれたインドとイタリアの血を引くソプラノ。サンパウロ音楽院で音楽教育とピアノの学位を取得後声楽に転向。
フランスのストラスブール地方音楽院でミシェル・ルドロワ(ソプラノ)、マルタン・ジェステルにフランス・バロック唱法を師事し、さらにバーゼルのスコラ・カントールムに進み研究科を終了しました。既に数多くのピリオド楽器アンサンブルと共演しています。
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ARS 38227
(SACD Hybrid)
\2700
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北欧組曲 グリーグ、ブリッジ、ニルセン、ホルスト:弦楽合奏のための組曲集
グリーグ(1843-1907):ボルベアの時代から(弦楽合奏のための組曲)Op.40
ブリッジ(1879-1941):弦楽合奏のための組曲
H.93
ニルセン(1865-1931):弦楽のための小組曲
Op.1
ホルスト(1874-1934): セント・ポール組曲(弦楽合奏のための)Op.29
No.2 |
アンサンブル・エスペランサ
シュシャーヌ・シラノシアン(コンサートマスター) |
録音:2016年10月17-19日、アンゲリカ=カウフマン=ザール、シュヴァルツェンベルク、オーストリア
2015年、リヒテンシュタイン国際音楽アカデミーの学生により創設されたアンサンブル・エスペランサのデビューCD。
フランスのヴァイオリニスト、シュシャーヌ・シラノシアン(1984年生まれ)がコンサートマスターを務めています。
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ARS 38228
(SACD Hybrid)
\2700
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フィルム・ミュージック サウンズ・オブ・ハリウッド
Vol.3
ジョン・ウィリアムズ(1932-):スター・ウォーズ/フォースの覚醒
ジョン・パウエル(1963-):ヒックとドラゴン
ジェフ・ビール(1963-):ゲーム・オブ・スローンズ
エルマー・バーンスタイン(1922-2004):マグニフィセント・セブン
ジェイ・リビングストン(1915-2001):ボナンザ
ロバート・シャーマン(1925-2012)&リチャード・シャーマン(1928-):
ジャングル・ブック
ダニー・エルフマン(1953-)/ジョン・バリー(1933-2011)/
マイケル・ケイメン(1948-2003):
バットマン/ダンス・ウィズ・ウルブズ/ロビン・フッド
クリストフ・ベック(1972-):アントマン
ジョン・ウィリアムズ:SAYURI(会長さんのワルツ)
アラン・メンケン(1949-):アラジン
アラン・シルヴェストリ(1950-):ポーラー・エクスプレス |
フォクトラント・フィルハーモニー管弦楽団
シュテファン・フラース(指揮) |
録音:2016年12月19-22日、シュタットハレ・プライセンタール、ヴェルダウ、ドイツ |
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ARS 38229
(SACD Hybrid)
\2700
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ウィーンからハープの大型新人登場!
ラルパ・ノットゥルナ(夜のハープ) ハープ独奏のための音楽
リスト(1811-1886)/アンリエット・ルニエ編曲:
ナイチンゲール [Le rossignol] (ハープのための版)
ヒンデミット(1895-1963):ハープ・ソナタ(1939)
グリンカ(1804-1857):ハープのための夜想曲(1828)
ヴィルヘルム・ポッセ(1852-1926):「ヴェネツィアの謝肉祭」による変奏曲(1919)
アミ・マヤーニ(1936-):Maqamat(1984)
ニーノ・ロータ(1911-1979):サラバンドとトッカータ(ハープのための;1945)
シューベルト(1797-1828)/エリーザベト・プランク編曲:
夜曲 ハ短調 Op.36 No.2 D 672(ハープのための版)
アンリエット・ルニエ(1875-1956):
ルコント・ド・リールの「妖精たち」による伝説(ハープのための;1901) |
エリーザベト・プランク(ハープ) [YouTube] |
録音:2016年12月13-15日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
1991年ウィーン生まれのハープ奏者、エリーザベト・プランクのデビューCD。
エリーザベト・プランクは7歳でハープを習い始め、何とその2年後にはウィーン音楽大学準備課程への入学を許されるという天才ぶりを発揮。2009年から2015年までアーデルハイト・ブロフスキー=ミラーに師事。
17歳でウィーンのコンツェルトハウスにてソロ・リサイタル・デビュー。
2016年10月、来日し関西地区で演奏。2018年にはウィーンのムジークフェライン・デビューが予定されています。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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PROFIL
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フィッシャー=ディースカウがリリースを禁じていた幻の音源
ロマン派二重唱 |
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)
ハルトムート・ヘル(ピアノ) |
メンデルスゾーン:
恋人よ打ち明けておくれOp.63の1/挨拶Op.63の3/
リュイ・ブラスからの歌Op.77の3/
3つの民謡WoO11/渡り鳥の別れの歌Op.63の2/秋の歌Op.63の4/
ファニー=メンデルスゾーン:ズライカとハーテムOp.8
の12
コルネリウス:
故郷をしのびOp.16の1/裏切られた愛/
私とあなた/最高の恋文Op.6の2
シューマン:
4つの二重唱曲Op.34/春の祭の美しさOp.37の7/
太陽の輝くようにOp.37の12/夜にOp.74
の4/
4つの二重唱曲Op.78/私はあなたの木Op.101の3/
千回もの挨拶をあなたに送るOp.101の7
ボーナス・トラック
シューマン:私が鳥になれたらOp.43の1/5月の歌Op.79
の9
コルネリウス:最高の恋文Op.6の2 |
録音:1989年2月26日/ロベルト・シューマン協会10周年記念マチネ(ライヴ)/68’
57”
フィッシャー=ディースカウ驚きの初出音源の出現です。1989
年2 月に行われたロベルト・シューマン協会創立10
周年記念コンサートのライヴで、夫人のユリア・ヴァラディとロマン派の二重唱曲を聴かせてくれます。
珍しいレパートリーなうえ、円熟期の両巨匠による神業的名唱ながら、フィッシャー=ディースカウは生前にCD
リリースを禁じたといわれます。
その理由は全く同じレパートリーでヴァラディとセッション録音する予定だったためで、演奏の不満などではありませんでした。それが今回ようやく日の目を見ました。
曲はメンデルスゾーン、シューマン、コルネリウスらドイツ・ロマンの薫り高き逸品ばかりで、フィッシャー=ディースカウのさりげない表現が絶品。これほど美しい演奏の録音が残っていたことは奇跡と申せましょう。 |
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ユリナッチの気品ある声によるシューマン歌曲集
シューマン:
(1)リーダークライスOp.42
(2)女の愛と生涯Op.42 |
セナ・ユリナッチ(ソプラノ)
フランツ・ホレチェック(ピアノ) |
戦前の芸風を伝えるユリナッチの気品ある声によるシューマン歌曲集
録音:1953年5-6月/ウィーン・コンツェルトハウス/48’
38”
セナ・ユリナッチ(1921-2011) はオーストリアのソプラノ。気品のある声で、「ばらの騎士」のアクタヴィアン役や、「フィガロの結婚」のケルビーノ役などで一世を風靡しました。
彼女が1953 年にウェストミンスター・レーベルへ録音した名盤として名高いシューマンの歌曲集、音質向上のうえProfil
レーベルから登場となります。 |
RELIEF
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MDRに録音された貴重な音源
ロルツィングの「二人の射手」
ロルツィング:オペラ「二人の射手」 |
ヨハネス・エッテル(バス)
ウルスラ・リヒター(ソプラノ)
テオドール・ホラント(バリトン)
ハンス・フライシャー(テノール)
ハンス・クレーメル(バス)
ゲルト・ルッツェ(テノール)
ハインツ・ラマッハー(バス)
ハインハルト・キールベル(バリトン)
ヘルベルト・ハース(指揮)
MDR管弦楽団・合唱団 |
録音:1951年6月5-8日、ライプツィヒ放送局
「皇帝と船大工」「密猟者」など全18 のコミック・オペラを生み出したドイツの作曲家兼台本作家であったロルツィング。
3 幕からなる「二人の射手」は、1837 年にライプツィヒで初演されたロルツィング6
作目のオペラで、最初のヒット作となりました。
このアルバムは、1951 年ヘルベルト・ハース指揮の指揮でMDR
に録音されたもの。録音状態も良好で、ソプラノのウルスラ・リヒター、バスのヨハネス・エッテルらの歌唱も十分に楽しめる内容となっています。
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<映像>

6/6(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AUDITE
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躍動感に満ちたリコーダーの超絶技巧
「古楽の忘れられしアヴァンギャルド」 |
アンサンブル・アルチンボルド
ティロ・ヒルシュ(指揮&トロンバ・マリーナ) |
・H.アルバート:前奏曲第1番、ワルツ・ファンタジー
・アルカデルト:アヴェ・マリア
・J.S.バッハ:教会カンタータ第106番『神の時こそいと良き時』
BWV106より「ソナティーナ」
・ビゼー:組曲『アルルの女』第1番より「メヌエット」
・ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ長調
Op.35より第3楽章「葬送行進曲」
・デュラン:シャコンヌ Op.62
・プレイエル:ポロネーズ
・ラモー:サラバンド
・コレッリ:コレンテ
・モーツァルト:メヌエット
・スケル:「Ein Abend auf dem Priesberg」
・カレンバッハ:「Der Schlaftrunk: Spinnlied」
・作者不詳:
「Erchinger Jagd-Marsch」「Marsch」「Quand
mon mari alloit a la guerre」
「Rheinlander」「Tyrolienne」「Konig-Ludwig-Lied」、ほか |
リコーダーの超絶技巧にも注目。アンサンブル・アルチンボルドが奏でるワールドミュージックの香りを呈したアルバム。
セッション録音:2016年7月8-10日/リーエン(スイス)/ディジパック仕様、57’57”
リコーダー、トロンバ・マリーナ、打楽器のアンサンブル、「アンサンブル・アルチンボルド」が奏でる“忘れられしアヴァンギャルド”
の世界。バッハ、コレッリ、ラモー、モーツァルト、ビゼーといったルネサンスからロマン派までの作品やバイエルンの伝承曲など、4
つのリコーダーとボーゲンギターレ、トロンバ・マリーナ、ティンパニのアンサンブルにアレンジ。いわばワールドミュージックの香りを放ち、躍動感に満ちたリコーダーの超絶を楽しむことができます。ティロ・ヒルシュが弾きぶりでのトロンバ・マリーナの音色も注目。アンサンブル・アルチンボルドの卓越したリコーダーが見事な演奏を披露しております。
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EVIDENCE
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ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ集
・幻想曲 Hob.XVII: 4 ハ長調
・ソナタ Hob.XVI: 37 ニ長調
・ソナタ Hob.XVI: 31 ホ長調
・ソナタ Hob.XVI: 32 ロ短調
・ソナタ Hob.XVI: 46 変イ長調
・ソナタ Hob.XVI: 26 イ長調 |
フランチェスコ・コルティ(チェンバロ) |
イタリア生まれのチェンバロ奏者コルティ、ミンコフスキ仕込みのユーモアたっぷりのハイドン!
チェンバロ/David Ley, J.H,グレープナー(1739)のコピー
録音:2015年9月/81’56
1984 年イタリア生まれのチェンバロ奏者、コルティの登場。ミンコフスキ率いるレ・ミュジシャン・ドゥ・ルーヴルのメンバーでもあるコルティは、ミンコフスキの指揮でハイドンを演奏した経験ももっており、ここでも、非常に生き生きと豊かな表情が魅力の演奏を展開しています。
最後の「8 人のへぼ仕立て屋に違いない」ではミンコフスキ流のびっくりするようなユーモラスないたずらも聴かれます。
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ガイヤール率いるアンサンブル・アマリリス最新盤
心躍るコンチェルト集
J.S.バッハ:
・ヴァイオリン、オーボエ、弦と通奏低音のための協奏曲
ハ短調 BWV 1060a
・チェンバロ、2本のフラウト・トラヴェルソ、
弦と通奏低音のための協奏曲 ヘ長調 BWV
1057
テレマン:
・オーボエ、ヴァイオリン、
2本のリコーダーと通奏低音のための協奏曲
変ロ長調 TWV54: B1
・リコーダー、フラウト・トラヴェルソ、
弦と通奏低音のための協奏曲 ホ短調 TWV52:
e1 |
アンサンブル・アマリリス |
バッハとテレマンの名協奏曲集
録音:2016年9月/52’07
リコーダーおよびバロック・オーボエのエロイーズ・ガイヤール率いるアンサンブル・アマリリス最新盤。バッハとテレマンの協奏曲の名曲が収録された、極上のバロックのたのしみに満ちた1
枚です。
バッハとテレマンは同時代に活躍し、どちらも奏者間の対話を重視した協奏曲をのこしています。とりわけ、リコーダーとフラウト・トラヴェルソ、つまり縦笛と横笛が登場するテレマンの協奏曲では、両者の音色が見事に融け合っており、テレマンがこれらの楽器の優れた奏者であったことを思い出させます。タイトルのとおり、心躍るような演奏が展開された1
枚です!
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アメリカの作曲家マーク・メリッツ
マーク・メリッツ (1966-):
・弦楽四重奏曲第3番「タパス」
・弦楽四重奏曲第4番「プロメテウス」(2011年)
・弦楽四重奏曲第5番「Waniyetu」(2015年) |
ドビュッシー弦楽四重奏団 |
55’00
アメリカの作曲家マーク・メリッツ(b.1966)の世界初録音の弦楽四重奏作品集。ミニマル・ミュージックの作風で知られるメリッツですが、ここでもそうした作品が聴かれます。
第5 番の終楽章は、どこかライヒのディファレント・トレインズをほうふつとさせ、弦が刻む和声が刻々と変化していくさまがかっこよい演奏です。名手ドビュッシー弦楽四重奏団がザクザクと気持ちよく弦でリズムを刻みます。
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フォーレとメル・ボニのピアノ四重奏
フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番 op.15
メル・ボニ(1858-1937):ピアノ四重奏曲第1番
op.69 |
ジャルディーニ四重奏団
〔ダヴィド・ヴィオリ(Pf)、
パスカル・モンロン(Vn)、
カロリーヌ・ドナン(Vla)、
ポリーヌ・ブエ(Vc)〕 |
録音:2013年12月
フランスのジャルディーニ四重奏団による、フォーレと女性作曲家メル・ボニの代表作の一つであるピアノ四重奏曲第1
番をおさめた1 枚。勢いのあるさわやかなアンサンブルです。
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HAENSSLER
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シャーリー・ブリルが遂にブラームスを録音!
ブリル編曲のヤナーチェクも注目!
(1)ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番
ヘ短調 Op.120-1
(2)ヤナーチェク(シャーリー・ブリル編曲):
クラリネット・ソナタ(原曲:ヴァイオリン・ソナタ)
(3)ブラームス:
クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調
Op.120-2 |
シャーリー・ブリル(クラリネット)
ヨナタン・アネル(ピアノ) |
ザビーネ・マイヤーも認める逸材。クラリネット奏者、シャーリー・ブリルが遂にブラームスを録音!ブリル編曲のヤナーチェクも注目!
セッション録音:2015年3月23-26日/ブレーメン/59’12”
ザビーネ・マイヤーも認めるクラリネット奏者、シャーリー・ブリルがブラームスの名作、2
つのクラリネット・ソナタと、ブリル編曲によるヤナーチェクのヴァイオリン・ソナタを録音しました。
ブリルは1982 年イスラエル生まれ。リューベック音楽院でザビーネ・マイヤーに、ボストンのニューイングランド音楽院でリチャード・ストルツマンにそれぞれ師事したのち、2007
年に開かれたジュネーヴ国際コンクール最高位を受賞した実力派。
ソリストとしてイスラエル・フィル、ハンブルク響、ベルリン響などと共演。またピアニスト、ヨナタン・アネルと1999
年に結成したデュオ・ブリラネル(ブリルとアネルの名前を由来とする)としては、ベルリン、チューリヒ、ニューヨークなど世界各地で演奏。有名無名問わずクラリネットとピアノのための作品を演奏してきました。また、クラリネットの可能性を探るべく自身の編曲により幅広いレパートリーを披露しております。
人間業とは思えないテクニックと豊かな音楽表現をあわせもつブリルによるブラームスは、30
代半ばとは思えぬほどの円熟の演奏。美しい旋律を歌いながら深みのある音色で奏でます。
カップリングのヤナーチェクも注目です。冒頭のソロが強烈に印象的な第1
楽章。極めて民俗色を示し、強烈な感情表現が随所にあらわれるヤナーチェクの傑作です。転調や変拍子をものともせず、ブリルだからこそ表現のできる新たな魅力に気づかされます。長年の共演からヨナタン・アネルのとの息もばっちりです。
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バルトーク:ピアノ独奏曲全曲集 Vol.4
「こどものために」
【1.-21.第1巻/22.-40.第2巻/
41.-62.第3巻/63.-78.第4巻】 |
アンドレアス・バッハ(ピアノ) |
バルトークの名手、アンドレアス・バッハによるピアノ独奏曲全曲録音第4
弾!
セッション録音:2010年8月/WDRフンクハウス(ケルン)/74’35”
バルトークの名手、アンドレアス・バッハによるピアノ独奏曲全曲録音。第4
弾は「こどものために」(全4 巻)が収録されました。
1908 年から翌1909 年にかけて作曲された「こどものために」は4
巻(79 曲)からなる教育用の小品で、第1&2
巻は主にハンガリー民謡をもとに、第3&4
巻は主にスロヴァキア民謡をもとに、それぞれ書かれています。
なお、同集の初版には85 曲含まれていましたが、1945
年のバルトーク自身による改訂版で6曲が除去されました。(当ディスクでは第4
巻の第14&15 曲ラプソディが同一のトラック(76
トラック)に収録されているため全78 トラックとなっております。)当曲集も土着の音楽を民俗的語法によるバルトークの作品を堪能することができます。
アンドレアス・バッハは2004 年にバルトークのピアノ独奏作品のアルバムを1
枚リリースしましたが、当シリーズではバルトークが残したピアノ独奏曲作品全曲を6
つのアルバムに分けてリリースを予定しており、第1
集" 円熟したバルトーク"(98 042)、第2
集" ロマンティック・バルトーク"(98043)、第3
集" バルトークと民俗音楽"(HC 16020)、第4
集" こどものために" そして、第5
集" ミクロコスモス"、第6 集"
若きバルーク" で構成される予定です。
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ヨアヒム・ヘルトが奏でるヴァイスのリュート初期作品集
ヴァイス(1687-1750):
(1)幻想曲とフーガ ニ長調「Weiss a Rome」/
(2)組曲 イ長調 SW 44/(3)組曲 ニ短調
SW 61/
(4)ソナタ ハ短調 SW 7/(5)幻想曲 ニ短調/
(6)組曲 ヘ長調 SW 1 |
ヨアヒム・ヘルト
(11弦バロック・リュート) |
心温まる調べ。リュートの名手、ヨアヒム・ヘルトが奏でるヴァイスのリュート初期作品集。
セッション録音:2017年1月22-25日/エァレーザー教会(ヴァーレンドルフ)/69’40”
バッハと同時代を生きたドイツのリュート奏者、ジルヴィウス・レーオポルト・ヴァイス(1687-1750)のリュート初期作品集。ヴァイスは父よりリュートの手ほどきを受け、1706
年には当時ブレスラフ在住のプファルツ伯カール・フィリップに仕えていました。その後、イタリアに滞在し、独自のスタイルを確立。演奏家として、また作曲家として最も偉大なリュート奏者の一人と考えられており、600
をこえる作品を残した多作曲家として知られます。当ディスクにはヴァイスの初期作品を収録。イタリアの影響を色濃く呈したソナタや組曲を主軸にヴァイスの個性があらわれた作品が並びます。
ヨアヒム・ヘルトは、ドイツのエコー賞で2006
年クラシックの「17/18 世紀の器楽曲部門」に選ばれたリュート奏者。ヘンスラー・レーベルからリリースされている「J.S.
バッハのリュート作品集」(98 649)をはじめ、「ドイツのバロック・リュート作品集」(98
234)、「ルネッサンスのリュート作品集」(98218)、「イタリアバロック・リュート音楽集」(98
260)、「16 世紀イングランドのリュート音楽」(98
600)など、質の高いリュート作品をおさめたアルバムをリリースしております。
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HUNGAROTON
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HCD 32784/85
(2CD)
\4800
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バッハ国際コンクールの覇者
カロシが満を持して「フーガの技法」に挑む!
J.S.バッハ:フーガの技法 BWV1080 |
バーリント・カロシ
(オルガン、チェンバロ、
クラヴィコード) |
80’52”
2008 年のバッハ国際コンクールのオルガン部門の覇者、バーリント・カロシが満を持してフーガの技法を録音しました。
バッハの最高傑作にして謎の多いこの作品は楽器指定がなく、演奏・解釈ともに難曲として知られます。今回カロシはオルガン、チェンバロ、クラヴィコードを弾き分け、多彩な音色でこの大作に挑みました。
バーリント・カロシは1979 年、ブタペスト生まれ。6
歳でピアノとクラリネットを学び、オルガンは17
歳よりはじめました。リスト音楽院で学んだ後、リオネル・ロッグに師事、その後バッハ国際コンクールにて優勝、さらに2012
年ミシガン大学における即興コンクールで優勝するなど、その才能は瞬く間に開花しました。現在は欧米諸国を中心に演奏活動をする一方で作曲家としても才能を発揮しております。
HUNGAROTON レーベルからJ.S. バッハのクラヴィーア練習曲集第3
部(HCD 32745)をリリースしており、硬派な解釈が光る秀演を披露しております。
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MUSO
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シューベルト:即興曲集
・4つの即興曲 D899(op.90)
・4つの即興曲 D935(op.142) |
アマンディーヌ・サヴァリー(ピアノ) |
ブレンデルの薫陶を受けたシューベルト
録音:2016年6月12-14日
前作のJ.S. バッハ:トッカータ集(MU 007)が好評だったアマンディーヌ・サヴァリー第2
弾。今回彼女が取り上げたのはシューベルトの即興曲。
サヴァリーは、1985 年生まれのフランスのピアニスト。ダリ・ピアノトリオのピアニストとしても活躍しており、室内楽ではアルテミス弦楽四重奏団やメナヘム・プレスラーの薫陶を受けています。そしてなによりブレンデルの教えを受けることが許された数少ないピアニストの一人。高潔かつ純度の高いシューベルトが展開されています。 |
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SINCE IN VAIN- UNDERGOUND(S) |
カロリーヌ・ヒュン・ファン・シュアン(チェンバロ)
ポーリン・ビュンドゲン(カウンターテナー)* |
アンソニー・ヤング(1683-1747):グラウンド
作曲者不詳:アルマンド/Since in Vain…
Mr.ウッド:ソング・ナンバー1/ソング・ナンバー2/ソング・ナンバー3
イェレミア・クラーク(1674-1707):エール、ホーンパイプ
ジョン・エックレス(c.1668-1735):グラウンド
フィリップ・ハート(1674-1749):アルマンド
ヘンリー:パーセル:With him he brings
the partner、Here the Deities approve*
ジョン・ウェルドン(1676-1736):グラウンド
ウィリアム・クロフト(1678-1727):エア、プレリュード、エア
ジョン・バーレット(c.1674-c.1735):グラウンド
ジョヴァンニ・バッティスタ・ドラーギ(1640-1708):プレリュード
ロバート・キング(c.1660-1726):アルマンド
ヴォーン・リチャードソン・オブ・ウィントン(c.1670-1729):アルマンド
フランシス・フォーサー(c.1649-1705):シャコンヌ
ジョン・ブロウ(1649-1708):グラウンド
ラファエル・コートヴィル(1735没):3/4
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):アッフェットゥオーゾ
ウィリアム・リチャードソン(1731or1732没):グラウンド
ヘンデル(1685-1759):アリアと変奏
スティング/カロリーヌ・ヒュン・ファン・シュアン編:Ground
on Moon over Bourbon Street |
17世紀末のイギリスの音楽
録音:2015年7月
17 世紀末のイギリス、つまりエリザベス朝の1
世紀後の音楽を集めた1 枚。グラウンド(バスの定型が繰り返される)を中心にプログラムされており、作曲者はヘンデル、パーセルから知られざる作曲家まで様々。
1 トラックのみですが、カウンターテナーの歌手も参加してアルバムを彩っています。
ディスクの掉美を飾るのは、現代イギリスを代表するシンガーソングライター、スティングの「Moon
Over Bourbon Street」を編曲してチェンバロで演奏したもの。不思議と17
世紀末の音楽の世界と美しく調和しています。 |
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フォーレ:歌曲集
蝶と花 op.1-1、オランピオの悲しみ、君なくてop.5-3、
悲しみop.6-2、川のほとりでop.8-1、夜想曲
変イ長調 op.33、
夢のあとにop.7-1、ネルop.18-1、さらばop.21-3、
ゆりかごop.23-1、秘めごとop.23-3、
イスパハーンのばらop.39-4、捨てられた花op.39-2、
舟歌 変ロ長調op.44、月の光op.46-2、墓地にてop.51-2、
マンドリンop.58-1、牢獄op.83-1、夕べop.83-2 |
ティボー・レナエルツ(テノール)
フィリップ・リガ
(ピアノ/エラール1873年) |
エラールのピアノで聴くフォーレ歌曲集
録音:2012-2016年
ベルギー出身のテノール、ティボー・レナエルツが歌うフォーレの歌曲集。エラールのピアノの音色もまた楽しめます。ピアノ・ソロ曲も収録されています。 |
LAWO CLASSICS
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モーツァルト:弦楽四重奏曲集《プロシャ王》
弦楽四重奏曲第21番ニ長調 K.575《プロシャ王第1番》
弦楽四重奏曲第22番変ロ長調 K.589《プロシャ王第2番》
弦楽四重奏曲第23番ヘ長調 K.590《プロシャ王第3番》 |
エンゲゴール弦楽四重奏団
〔アルヴィド・エンゲゴール
(第1ヴァイオリン)、
アレックス・ロブソン
(第2ヴァイオリン)、
ジュリエット・ジョプリング
(ヴィオラ)、
ヤン・クレメンス・カールセン
(チェロ)〕 |
カメラータ・アカデミカの元コンマス、ヴェーグ直伝のモーツァルト!
☆ヴェーグのカメラータ・アカデミカでコンマスを務めた名手アルヴィド・エンゲゴール!
☆エンゲゴール率いる弦楽四重奏団が、得意のモーツァルトでLAWO初登場!
シャーンドル・ヴェーグ率いるモーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ(現カメラータ・ザツツブルク)のコンサートマスターを務めていたノルウェーの名手、アルヴィド・エンゲゴールが率いるエンゲゴール弦楽四重奏団は、2006年にノルウェー北極圏のロフォーテンに創設された、現在スカンジナビアでもっとも人気のあるアンサンブルの一つ。
現在はヴァイオリンと指揮の両面で活躍するエンゲゴールが、過去30年に渡ってヴァイオリニストとしても指揮者としても情熱を注ぎ続けてきたモーツァルトの音楽で、Lawo
Classicsへレコーディングを開始。
彼らが結成以来研究を重ねてきたというモーツァルトの弦楽四重奏曲から、プロシャ(プロイセン)王に捧げられた傑作集「プロシャ王四重奏曲」の3曲を収録。ヴェーグから大きな影響を受けたアルヴィド・エンゲゴールの素晴らしきモーツァルトにご期待ください!
録音:2015年11月29日−12月3日、ソルシーデン教会(フレドリクスタ、ノルウェー)/Recorded
in DXD 24BIT/352.8KHZ

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《新たな地》
ヤン・グンナル・ホフ:
新たな地(Terra Nova)、赤いバラとともに、私の身に起きようとして/
アドルフ・トムセン(ヤン・グンナル・ホフ
編曲):
子供のころの思い出/
ヤン・グンナル・ホフ:天使、愛の秘密、
ハルフダン・シーヴェットセン:ノルダフォルの春の歌/
ヤン・グンナル・ホフ:
北に向かって空を行く、ニューインゲンで、薄ぼんやりとした夕べ/
ヒューバート・パリー:エルサレム/
ヤン・グンナル・ホフ:子羊、メディタートゥス |
マリアンネ・ベアーテ・キーラント(メゾソプラノ)
ヤン・グンナル・ホフ(ピアノ) |
☆ノルウェーの名歌手、マリアンネ・ベアーテ・キーラントが、ジャズ・ピアニストとコラボ!
☆パリーの人気曲「エルサレム」の編曲版も収録!
Lawo Classicsの主力アーティストの1人であり、鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパンとの共演でも知られるノルウェーの名歌手、マリアンネ・ベアーテ・キーラント(シェラン)。
「新たな地(Terra Nova)」は、キーラントとジャズピアニストのヤン・グンナル・ホフが、「私たちの宇宙」の創造を試みようとジャンルを超えた「新しい音世界」でコラボレートしたアルバム。
ホフがリーダーのアルバム『Fly North』のタイトル曲、ジャズバンドと合唱団の「ミサによる瞑想」から「Kyrie
eleison(主よ、憐れみたまえ)……Dona nobis
pacem(われらに平和を与えたまえ)」と歌う一曲、ウィリアム・ブレイクの詩にホフが作曲した3曲。ブレイクの詩にヒューバート・パリーが作曲、イギリスで広く歌われる《エルサレム》は、ホフの編曲により歌われます。
《ノルダフォルの春の歌》を作曲したハルフダン・シーヴェットセンは、ノルウェーのトラッド音楽シーンで活躍するシンガーソングライターです。
録音:2016年7月8日−9日、スタムスン教会(ロフォーテン、ノルウェー)/Recorded
in DXD 24BIT/352.8KHZ |
QUARTZ
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ロマン・ミンツ!レオニード・デシャトニコフの音楽!
デシャトニコフ:
スケッチ・トゥ・サンセット*(世界初録音)
ヴァイオリン、声と弦楽のための
《ロシアン・シーズンズ》† |
ロマン・ミンツ(ヴァイオリン)
フィリップ・チジェフスキー(指揮)
アレクセイ・ゴリボル(ピアノ)*
ヤーナ・イヴァニロワ(ヴォイス)†
ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団*
リトアニア室内管弦楽団† |
現代ヴァイオリン作品の申し子、ロマン・ミンツ!人気作曲家、レオニード・デシャトニコフの音楽!
☆数多くのロシア初演を任される現代ヴァイオリン作品の申し子、ロマン・ミンツ!
☆現代ロシアの人気作曲家、レオニード・デシャトニコフの音楽!
モスクワ生まれ、現代ヴァイオリン作品の申し子として知られ、ジョン・タヴナー、ジェームズ・マクミラン、ジャチント・シェルシなど、数多くのロシア初演を任されるヴィルトゥオーゾ、ロマン・ミンツ。Quartzレーベルのプロデューサーも務めるロマン・ミンツの最新アルバムは、現代ロシアでもっとも尊敬され、頻繁に演奏される作曲家の一人、レオニード・デシャトニコフ(b.1955)の作品集。
世界初録音となる「スケッチ・トゥ・サンセット(日没へのスケッチ)」は、作家Isaac
Babelの「Sunset」に基づくAlexander Zeldovich監督の同名の映画のために書かれた音楽。「ロシアン・シーズンズ(ロシアの季節)」は、ボリショイ劇場で定期的に演奏されているバレエのための音楽。
ロシア近現代ファンはもちろん、映画音楽やバレエ音楽愛好家も注目の一枚です。
録音:2014年12月5日、チェコ(Sketches to
Sunset)/2016年3月14日−16日、リトアニア(Russian
Seasons)

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デス・アンド・ワルツ 〜
シュナウバー:弦楽オーケストラのための作品集 |
ミーシャ・ラフレフスキー(指揮)
ロシア弦楽オーケストラ |
2006年にロシアで行われた「モーツァルトに捧げる作曲コンクール('International
Homage to Mozart' Composition Competition)」で優勝したドイツ系アメリカ人作曲家、トム・シュナウバー(b.1969)の作品集。
ミーシャ・ラフレフスキーによって1991年に設立されたロシア弦楽オーケストラ(元クレムリン室内管弦楽団)は、ロシアの優れた若手奏者たちによって構成される実力派。Quartzでは「バッハ&シュニトケ(QTZ
2083)」以来2枚目のアルバム。
1995年から2014年までの間に書かれたシュナウバーの9つの弦楽オーケストラのための作品は、気軽に楽しめる優美で素敵な音楽が並びます。
録音:2014年4月&5月、モスクワ |
NEOS
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NEOS 11627
(SACD HYBRID)
\2400
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エトヴェシュ&バイエルン放送響
「ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘンVol.27」
ヴィンコ・グロボカール(1934-):
亡命者III[移民エドヴァルドの生活]
(管弦楽、合唱、ソプラノ、ナレーター、
ダブルベース・クラリネット、即興詩人のための)
ルベース・クラリネット、即興詩人のための) |
ペーテル・エトヴェシュ(指揮)
バイエルン放送交響楽団
バイエルン放送合唱団
ピーア・コムシ(ソプラノ)
ブルーノ・ガンツ(ナレーター)
ミハエル・リースラー
(ダブルベース・クラリネット)
ヴィンコ・グロボカール(即興詩人) |
グロボカールの大作「亡命者III」の世界初演ライヴ!
録音:2015年2月20日(ライヴ録音)、50’08
2015 年のムジカ・ヴィヴァ音楽祭のライヴより、スロベニア系フランス人のアバンギャルド作曲家、トロンボーン奏者、指揮者であるヴィンコ・グロボカールの世界初録音曲「亡命者III」を収録。スケールの大きな作品で、オーケストラの多彩な表現力と“声”との一体感が際立っています。
即興演奏家としても知られるグロボカールが、今作で即興詩人として出演し、さらにドイツの名優ブルーノ・ガンツ(映画「ヒトラー
〜最期の12 日間〜」、「ベルリン・天使の詩」など)がナレーターとして参加。ハンガリーの作曲家で、指揮者としても活躍しているペーテル・エトヴェシュがバイエルン放送響を振るなど強力な布陣にも注目です。
グロボカールはルネ・レイボヴィッツ、のちにルチアーノ・ベリオから作曲を、アンドレ・ラフォスからトロンボーンを学ぶ。グロボカールはトロンボーン奏者としてベリオの『セクエンツァV』を初演しています。
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「ファンタジア」〜連弾のための作品集
(1)パーセル(クルターク編):
1つの音の上のファンタジア(1台4手連弾)
(2)モーツァルト(ブゾーニ編):
自動オルガンのための幻想曲K.608(2台ピアノ)
(3)シューベルト:幻想曲 ヘ短調 D940(1台4手連弾)
(4)スクリャービン:2台ピアノのための幻想曲(2台ピアノ)
(5)ラフマニノフ:幻想曲Op.5(組曲第1番)(2台ピアノ) |
グラウシューマッハー・
ピアノ・デュオ |
グラウシューマッハー・ピアノ・デュオの4手ピアノのための幻想曲集!パーゼル、モーツァルトからラフマニノフまで!
録音:2014年12月8〜11日、61’52
グラウシューマッハー・ピアノ・デュオはアンドレアス・グラウとゲッツ・シュマッハーによるコンビで、ピアノ連弾(1
台4 手、2 台ピアノ)による現代曲の紹介を積極的に行っており、10
枚以上のアルバムをリリースしています。
世界有数のピアノ・デュオによる最新作は「幻想曲」をテーマに作品をセレクト。
ラフマニノフの“幻想曲Op.5”は4 曲から成り、詩からインスピレーションを得て作曲されたもの。4
曲それぞれに引用された詩の個性が浮き彫りにされ、ラフマニノフらしい抒情が溢れ出た名曲です。
シューベルトの“幻想曲 ヘ短調 D940”は、シューベルトが亡くなった1828
年に作曲された切ない美しさを湛えた最晩年の名作。
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「ソニック・ミグレーション」
〜ローリー・アルトマン(1944-)の音楽
CD1
(1)ラフマニノフの5つの変奏曲/(2)スルー・ザ・クラックス/
(3)忘れはしない[ソナタ]/(4)花糸/
(5)ブラームス・テイクス/(6)セルフレス・ギフト
CD2
(7)ピアノ・ソナタ第7番「タンザニア」/
(8)ホームレスの女性の哀歌/(9)ソニック・ドリフト/
(10)白川の歌/(11)ピアノのための10の小品 |
(1)(2)(7)クリッパー・エリクソン(ピアノ)/
(2)(5)(10)マティアス・ミューラー
((2)(5)クラリネット、(10)センサー・アウグメンテッド・バス・クラリネット)/
(3)(8)パトリス・ミカエルズ(ソプラノ)/
(3)カヴァティーナ・デュオ/
(4)ランディー・バウアー&クアン=ハオ・フアン(ピアノ・デュオ)/
(2)(8)マンハッタン弦楽四重奏団/
(6)アンドリュー・ラスバン(サクソフォン)/
(8)ジョン・ブルース・イェー(クラリネット)/
(8)(11)クアン=ハオ・フアン(ピアノ) |
録音:2016 年(全て世界初録音)、CD1:57’04/CD2:72’26
ニューヨーク出身の現代音楽作曲家、ローリー・アルトマン。マネス音楽大学でジェイ・サイドマン、レスター・トリンブルに師事。作曲のほかに、ジャズ・ピアニストとしても活躍しています。
この2 枚組は四半世紀に渡り作曲してきた中から選りすぐられた作品を収録。“ラフマニノフの5
つの変奏曲”は、ラフマニノフのピアノ・ソナタの第2
楽章を基に作曲されたもの。美しく印象的な旋律が優しく変化していきます。
“花糸”は2 台ピアノでラテン風味のジャジーな作風。“ブラームス・テイクス”はブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1
番ト長調『雨の歌』作品78にインスピレーションを受け作曲。クラリネットと弦楽四重奏という編成であのメロディが見え隠れしています。
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ヘルムート・エーリンク(1961-):「新しい天使II」
〜楽器とヴォーカル、舞台装置のコラージュ
1.Intro (Insert 1: Musik & Medienkunst)
2.PROLOG - Ankunft / Abschied 1
3.Passage Ia Berlin 1921 / Ibiza 1933
4.Abschiedskammer / Dunkelkammer 1
(Insert2: Karim Younis)
5.Passage Ib Berlin 1921 / Ibiza 1933
6.Passage II Marseille 1932 / Nizza 1933
(Insert3: BOV: Michael Harenberg,
Daniel Weissberg,Ernesto Molinari)
7.Passage III Paris 1939 / Port Bou 1940
8.EPILOG - Ankunft / Abschied 2
作曲:ヘルムート・エーリンク |
ベルン芸術大学
「ヴァーティゴ・アンサンブル」
指揮:レンナート・ドムス
企画・脚本:ステファニー・ヴェルドマン/
ライヴ・オーディオ:
ブノワ・ピッカンド、ビート・ミュラー、
サミュエル・グフェラー/
演出:ミレッラ・ヴァインガルテン/
舞台監督:アンジェラ・コーファー=バーガー |
録音:2015 年1 月24-25 日、ダンプフツェントラーレ、ベルン(
ライヴ録音)、65’34
20 世紀初頭のドイツの思想家ヴァルター・ベンヤミンはパウル・クレーの絵画に触発されて、「歴史の天使」論を残しました。
ステファニー・ヴェルドマンはこの作品を基に脚本を作り、ヘルムート・エーリンクが作曲。詩的でドキュメンタリーな内容と音楽を融合。楽器とヴォーカルと演劇が組み合わさった多角的に見せる作品です。
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ルーベン・セロッシ(1959-):室内楽作品集
(1)Jazz…a propos de Matisse(ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための)
(2)‘…through the keyboard’(ピアノ独奏)
(3)Ce discret charme…Hommage a Luis Bunuel(ヴィオラ、クラリネット、ピアノのための)
(4)Oppositive is Positive
(フルート、バス・クラリネット、ギター、ヴァイオリン、チェロのための)
(5)The Yearnings of the Duck, In MemoriamDudu
Geva
(フルート、クラリネット、ファゴット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための) |
マイター・アンサンブル:
【(1)(2)(4)(5)モシェ・アハラノフ(Vn、Va)、
(1)(4)ヨニ・ゴトリボヴィチ(Vc)、
(1)(3)(5)アミット・ドルベルグ(Pf)、
(3)(4)ギラード・ハーレル(Cl、バスCl)、
(4)ハガール・シャチャル(Fl)、
(5)ロイ・アモツ(Fl)、
(5)ジョナサン・ハダス(Cl)、
(5)ナダフ・コーエン(Fg)、
(5)アナット・エンゲルマイヤー(Vc)】
(2)ダニエル・セロッシ(Pf)、
(4)ルーベン・セロッシ(G)、
(4)ガイ・フェダー(指揮)、
(5)ダニエル・コーエン(指揮) |
録音:(1)(2)(3)2015 年、(4)2014 年、(5)2009
年、60’28(すべて世界初録音)
1959 年ウルグアイ生まれの作曲家兼ギタリストのルーベン・セロッシ。1974
年からイスラエルのテルアビブに住んでいます。テルアビブ大学の音楽アカデミーにてレオン・シドロフスキーに師事。現在はブヒマン-メータ音楽院の作曲家主任を務めています。
世界初録音となるこのアルバムは、演奏しているマイター・アンサンブルの委嘱により作曲されたものです。
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「現代のギター四重奏曲集Vol.2」
(1)ニコラウス・フーバー(1939-):オルフェウスの逃走(2001)
(2)アルベルト・ホルティグエラ(1969-):言葉は罰(2015)
(3)イレーネ・ガリンド・ケロ(1985-):Ziffer
h Hut(2011)
(4)マティアス・シュパーリンガー(1944-):
削除された補足(2012)
(4本[or3本or2本)]のギターのための) |
アレフ・ギター四重奏団:
【アンドレス・エルナンデス・アルバ
ティルマン・ラインベック
ヴォルフガング・ゼーリンガー
クリスティアン・ヴェルニッケ】 |
録音:2016 年2 月8〜11 日、47’17(すべて世界初録音)
アレフ・ギター四重奏団は1994 年に結成された珍しい現代音楽専門のギター四重奏団として「ワルシャワの秋」(ポーランド)、パン・ムジーク(韓国)、アルス・ノヴァ(スイス)など数多くの現代音楽祭に招かれています。20
世紀と21 世紀の新たな音楽的技法や演奏技法を生み出し、現代音楽作曲家に委嘱することで、ギター四重奏曲のレパートリーを拡大し続けている注目のギター四重奏団です。
今作もすべて世界初録音。叩いたり、つま弾いたり、特殊奏法たっぷりの見事なアンサンブルを披露しています。まるで琴のような音色にも聴こえるシュパーリンガーの“:削除された補足Entfernte
Erganzung”、繊細に切れ目なく音が鳴り響くホルティグエラの“言葉は罰”など聴きもの。
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<映像>

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