≪第92号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その10 2017年6月13日(火)〜
6/16(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ATMA CLASSIQUE
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インプレッションズ
(1)バルカン伝承音楽:大オド・ボラ
(2)ベーラ・コヴァーチ:シャロム・アレイヘム
(3)バート・ハワード:私を月に連れてって
(4)マイク・ガーソン/エディ・ダニエルズ:
パガニーニの主題によるジャズ変奏曲
(5)フレデリック・アラリー/ジョン・コルトレーン:
イン・スピリット/インプレッションズ
(6)ダニエル・メルキューレ:わが友レオンへ
(7)パキート・デルベラ:グアタカ・シティ
(8)シドニー・ベシェ:可愛い花 |
ジャン=ウィリー・クンツ
(ピエール・ベイク大オルガン)
アンドレ・モワソン
(クラリネット、サクソフォン)
エレーヌ・ルモー(トロンボーン)
フレデリック・アラリー(ベース)
ポール・ピカール(ドラムス) |
ユダヤ色濃厚なジャズ
録音:2015年4月/メゾン・サンフォニーク(モントリオール)
一見ジャズのコンボですが、カナダを代表するオルガニスト、ジャン=ウィリー・クンツがピエール・ベイク大オルガンの機能を駆使しているのが異色。
コルトレーンの名作「インプレッションズ」やシドニー・ベシェの「可愛い花」、フランク・シナトラのヒット曲「私を月に連れてって」が楽しめます。
注目はベーラ・コヴァーチの「シャロム・アレイヘム」。「屋根の上のヴァイオリン弾き」で有名なユダヤ人作家がタイトルになっていますが、この曲はジャズながらクレズマー音楽風でもあり興味津々です。 |
CAVI
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「カデシャ、稀な才能だ!」
(サルヴァトーレ・アッカルド)
(1)エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番
(2)ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
(3)同:ツィガーヌ
(4)スカルコッタス:小組曲第1番
(5)同:第2番 |
ヨニアン・イリアス・カデシャ(ヴァイオリン)
ノコラス・リムメル(ピアノ) |
1992 年アテネ生まれのヴァイオリニスト、ヨニアン・イリアス・カデシャのデビュー・アルバム。アッカルドの弟子で、師から激賞される将来有望な若手。
当アルバムは彼の母国ギリシャを代表する作曲家スカルコッタスの2
篇と、バルカン色豊かなエネスコの3 番というカデシャ得意の民族色豊かな作品が収められています。
カップリングはラヴェル。ヴァイオリン・ソナタは1927
年5 月にエネスコの独奏、ラヴェルのピアノで世界初演されており、こだわりの絆を感じさせます。

バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ BWV 1001
https://youtu.be/w8ckWq_wJtM
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FIRST HAND RECORDS
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我々は偉大な人を見過ごしていたのかもしれない・・・
「音楽史上最も偉大なピアニスト」
ジェルジ:シェボック(シェベク)初出音源
1991年グランジュ・ドゥ・メレ・リサイタル
(1)J.S.バッハ(ブラームス編):シャコンヌ(左手のための)
(2)ハイドン:アンダンテと変奏曲Hob.X
VII:6
(3)同:ピアノ・ソナタ第48番ハ長調Hob.X
VI:35
(4)J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガBWV903
(5)J.S.バッハ(リスト編):前奏曲とフーガ
イ短調BWV543
(6)J.S.バッハ(ブゾーニ編):
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564
(7)ヘンデル:シャコンヌ ト長調HWV.435
(8)J.S.バッハ:
平均律クラヴィア曲集第1巻〜前奏曲第1番ハ長調BWV846 |
ジェルジ・シェボック
(シェベク)(ピアノ) |
多くの日本人ピアニストも育てた名ピアニスト、秘蔵の初出音源
録音:1991年/グランジュ・ドゥ・メレ(フランス)(ライヴ)
ジェルジ・シェベク(1922-1999) はハンガリー出身のアメリカのピアニスト。14
歳でフリッチャイの指揮でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1
番を演奏し、コダーイやヴェイネルに師事しました。
1956 年にパリへ亡命、アメリカに移りインディアナ大学教授となりました。日本にも練木繁夫、廻由美子、青木美樹など多くの弟子がいて「シェボック先生」という表記で親しまれています。チェロのシュタルケルの伴奏者としても有名でした。
シェベクは教授活動に忙しく演奏家としてはあまり知られていませんが、実演を聴いた人々は「音楽史上最も偉大なピアニスト」と激賞しています。それを実証するのが当ディスク。
シェベク69 歳の1991 年にフランスで行われたコンサートのライヴで初出音源。バッハとハイドンが中心で、テクニックの冴えはもちろんながら深く哲学的な内容に惹きつけられます。ピアノ音楽ファン必見です。

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春日井でコンサートを開いてくれた青木美樹さん。
http://www.aria-cd.com/arianew/shopping.php?pg=label/aoki
青木さんが、このシェボック先生のすばらしさを熱く語っていた。

これはバッハ/ブゾーニ BWV 564から「アダージョ」
・・・・ちょっと美しすぎる。
https://youtu.be/h427L7297xM
続いて1961年録音のショパンのソナタ2番。
https://youtu.be/iwHZoR4BMWU
20年近く前に亡くなっているシェボックだが、なんとか他にもCDが出てくれないだろうか・・・
我々は偉大な人を見過ごしていたのかもしれない・・・。
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HUNGAROTON
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有名ながらあまり聴くことのできない作品を充実の演奏で!
(1)シューマン(ドビュッシー編曲):
カノン形式による6つの練習曲 Op.56
(2)シューベルト:アレグロ イ短調D.947「人生の嵐」
(3)モーツァルト:フーガ ト短調K.401 (375e)
(4)ベートーヴェン(作曲者編):大フーガOp.134 |
イザベッラ・シモン&
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ・デュオ) |
録音:2016年8月29-31日/フランツ・リスト音楽アカデミー大ホール/57’
26”
ハンガリーの実力派中堅ピアニスト、イザベッラ・シモンとデーネシュ・ヴァーリョンがひと味違ったピアノ・デュオ・アルバムをリリース。
シューマンの「カノン形式による6 つの練習曲」は美しい作品ですが、ペデル・ピアノというオルガンのような足鍵盤を持つ楽器に作られているため演奏されることが少なく、かのドビュッシーが内容を変えずに2
台のピアノ用に編曲しました。
モーツァルトのフーガはほとんど知られていない作品ですが、何の楽器のためなのかが不明確で、ピアノで弾くととてつもなく難しいが要求されます。
同様にベートーヴェン自編の「大フーガ」も、原曲そのものが複雑難解なため、ピアノ連弾版もおいそれとは近づけない存在となっています。
イザベッラ・シモンとデーネシュ・ヴァーリョンは、ともにリスト音楽アカデミーでフェレンツ・ラドシュとジェルジ・クルタークに師事、曖昧さのない技巧と楷書的な演奏で作品の音の綾をときほぐしてくれます。
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HALLE
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CDHLD 7546
(2CD-R)
\4200 →\3790
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キム・ソヌク、エルダー&ハレ管
ブラームス:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83 |
キム・ソヌク(ピアノ)
マーク・エルダー(指揮)
ハレ管弦楽団 |
キム・ソヌク、エルダー&ハレ管のブラームス!
ハレ管弦楽団の自主レーベル「Halle」から登場する「ブラームスのピアノ協奏曲集」のソリストは、2006年のリーズ国際ピアノ・コンクールを史上最年少で制覇し、初のアジア人優勝者となったキム・ソヌク。
リーズ国際ピアノ・コンクールのファイナルでは、マーク・エルダー&ハレ管弦楽団との共演で、ブラームスのピアノ協奏曲第1番を演奏し大喝采を浴びているだけに、この2016年のスタジオ録音への期待度が高まります。
※録音:2016年3月31日&4月1日、ハレ・セント・ピータース(アンコーツ、マンチェスター)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

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NIMBUS ALLIANCE
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NI 6337
(CD-R)
\2400
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ローレンス・クレーン(1961−)
1986年〜2016年にかけて作曲した9曲の室内楽作品
クレーン:
ロスとピーターのためのトリオ/エアー/行列/
レン・ヴァレー・アズ/ピアノ五重奏曲/
ヒューゴ・パイン/ユルゲン・ヒップ/
10000の緑のボトル/
ピアノ小品Op.84または85《キース・ミラー・プロジェクト》 |
アイヴズ・アンサンブル |
2009年には「八重奏曲」がロイヤル・フィルハーモニック協会音楽賞の室内楽曲部門にノミネートされた実績を持つイギリスの作曲家、ローレンス・クレーン(1961−)が1986年から2016年にかけて作曲した9曲の室内楽作品を収録。
演奏は、1986年の結成以降、アイヴズやケージ、フェルドマンなどの作品を取り上げており、近現代作品を十八番としているアイヴズ・アンサンブルによるもの。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
STRADIVARIUS
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「ジャチント・シェルシ(1905-1988):コレクションVol.7」
組曲第6番「Ty のカプリッチョ」 [ピアノ独奏]
ディヴェルティメント第1番 [ヴァイオリン&ピアノ]
L'ame ailee / L'ame ouverte [ヴァイオリン独奏]
Xnoybis [ヴァイオリン独奏] |
マルコ・フージ(ヴァイオリン)
アンナ・デリコ(ピアノ) |
現代音楽のスペシャリスト、マルコ・フージによるシャリーノとシェルシの作品集!
録音:2015-16年、62’43
好評のシェルシ・コレクション第7弾は現代音楽のスペシャリスト、マルコ・フージらによるヴァイオリンとピアノのための作品集です。
シェルシのひとつの音を徹底的に聴き込み、その音の倍音や音色から音楽を構成しようという作曲姿勢はセリー音楽に行き詰まったヨーロッパ前衛音楽に衝撃を与え、スペクトル楽派に決定的な影響を与えた。
第7 集ではヴァイオリンとピアノのための作品を収録。ミニマリズム形式のピアノ曲“組曲第6
番”は妻ドロシーに捧げた作品。 |
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「サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):
ヴァイオリンとヴィオラのための作品全集」
夜の果て(ヴィオラのための)
6つのカプリッチョ(ヴァイオリンのための)
カプリッチョ・ディ・ウナ・コルダ(ヴァイオリンのための)
3つのノットゥルノ・ブリリアンテ(ヴィオラのための)
自分自身へ(ヴァイオリンのための)
マッティアのために(ヴァイオリンのための) |
マルコ・フージ
(ヴァイオリン、ヴィオラ) |
録音:2016年6月29日-7月1日、44’47
イタリア作曲界の重鎮、サルヴァトーレ・シャリーノ。独学で作曲を修めたシャリーノはノーノらにその才能を認められ、その後、時代に応じて様々に作風を変化させ、近年の作品は特殊奏法を駆使したますます斬新で未聴感あふれる音楽となっている。
このアルバムは独奏ヴァイオリン、独奏ヴィオラのための作品をまとめたもの。1970
年代の4 曲と初録音となる2009年に作曲された“カプリッチョ・ディ・ウナ・コルダ”と“自分自身へ(Fra
se)”を収録。空いた作曲期間の長さからの作風の違いも興味深いところ。 |
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「Atem Lied」〜バス・フルート作品集
ドイナ・ロタル(1951-):日本庭園
(バス・フルート、ピッコロ&テープのための)
アンドレア・サルト(1979-):サルモ138
(バス・フルート、反響する空間のための)
細川俊夫(1955-):息の歌(バス・フルートのための)
ブライアン・ファーニホウ(1943-):ムネモシュネ
(バス・フルート、事前に録音したテープのための)
パオロ・アラッラ(1960-):カロス第2番
(バス・フルート、エレクトロニクスのための) |
村上景子(バス・フルート)
ジュリアン・リゴー
(サウンド・エンジニア) |
レコ芸海外盤REVIEW特選!村上景子のバス・フルート作品集!
録音:2015年1月〜2016年3月、スタジオ・プロトソン、57’32
レコード芸術2017 年6 月号海外盤REVIEW で特選!
島根大学でフルートを学び、ストラスブール音楽院フルート科を卒業。2003
年よりリネア・アンサンブルに在籍し、現在ストラスブールを拠点に活躍するフルート奏者、村上景子による「呼吸と音楽の関係」をテーマにセレクトされたバス・フルートのための現代作品集。 |
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「2台ピアノ」〜
アペルギス、カスティリオーニ、デュフール、
リゲティ、シャリーノによる2台ピアノ作品集
サルヴァトーレ・シャリーノ:ソナタ
[1966](世界初録音)
ジェルジュ・リゲティ:2台のピアノのための3つの小品[1976]
ジョルジュ・アペルギス:
アルター=フェース [2004] (世界初録音)
ユーグ・デュフール:太陽の獲物 [2005]
ニッコロ・カスティリオーニ:
グリーグへのオマージュ[1981] (世界初録音) |
アルフォンソ・アルベルティ&
アンナ・デリコ(2台ピアノ) |
録音:2016年6月14&15日、ファツィオリ・コンサート・ホール、サチーレ(イタリア)、75’12
イタリアの人気ピアノ・メーカー、ファツィオリのグランド・ピアノF278
を用いて2 台ピアノ演奏!シャリーノ、アペルギス、カスティリオーニの作品は世界初録音!現代音楽の2
台ピアノ作品集。
カスティリオーニはミラノ音楽院出身での作曲家兼ピアニスト。中世の哲学や神話学を研究していたこともあり、楽曲も繊細な弱音と神秘的な響きを意識した作品です。
シャリーノがまだ10 代のころに作曲した世界初録音曲“ソナタ”も細やかなパッセージで鍵盤の上を音が走っていくような、音の粒が張り巡らされた作品です。 |
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「交差点」〜ロサルバ・クインディチ&ジュリア・ロルッソ作品集
(1)ロサルバ・クインディチ(1976-)&ジュリア・ロルッソ(1990-):
十戒の形式による哲学の称賛
(3人の朗読者、ソプラノ、フルート、ヴィオラ、パーカッションのためのオペラ=リーディング)
(2)ロサルバ・クインディチ:
インテルメッツォ(クラシック・ギターとパーカッションのための)
(3)ロサルバ・クインディチ:
イン・コルティ・ヴァガンティ(アンサンブルのための)
(4)ロサルバ・クインディチ:コルピ・ディラマンティ(パーカッションのための)
(5)ジュリア・ロルッソ:表面上(弦楽四重奏のための)
(6)ジュリア・ロルッソ:
動きをもって(アコーディオンとライヴ・エレクトロニクスのための) |
(1)ジェミニアーノ・マンクージ(指揮)
オペラ=リーディング・アンサンブル
(2)ルーベン・マッティア・サントローザ(クラシック・ギター)
(2)(4)ルチオ・ミエーレ(パーカッション)
(3)アンサンブル・インターフェース、
モーリス・ドンネ=モネ(指揮)
(5)クァルテット・プロメテオ
(6)ジャン=エチエンヌ・ソッティ(アコーディオン)、
ジュリア・ロルッソ(ライヴ・エレクトロニクス) |
51’58
イタリアの若手女流作曲家2人による共作と、それぞれの作品を収録したアルバム。 |
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「マルコ・クアリアリーニ(1973-):Riflesso」
(1)クプレ(フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロのための)
(2)エミリー・ディキンソンの5つの詩
(ソプラノとアンサンブルのための)
(3)リフレッソ(クラリネットと弦楽三重奏のための)
(4)3つのクプレ
(フルート、クラリネット、ピアノ、パーカッション、
ヴィオラ、チェロのための) |
デダーロ・アンサンブル
リューバ・ベルガメッリ(ソプラノ)
ヴィットリオ・パリジ(指揮) |
録音:録音:2016年5月1日-3日、56’04
1973 年イタリア生まれのピアニスト兼作曲家、マルコ・クリアリーニ。2009
年、ローマのサンタ・チェチーリア国際作曲コンクールで3
人のファイナリストに選ばれ、様々な団体からの委嘱作品も多数発表している若手現代音楽作曲家です。
今作は室内楽のための作品を収めたもの。 |
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「私の魂はただ火と氷を持つに過ぎぬ」
〜バリトンとヴィオラのための作品集
(1)グスターヴ・ホルスト(1874-1934):
声とヴァイオリンのための4 つの歌Op.35
(シュルツによるバリトンとヴィオラへの改作)
(2)レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):牧場にそって
(3)ルイス・デ・パブロ(1930-):Solo-Kunst[3つのフーガ]
(バルベッティによるヴィオラへの改作)
(4)ハルトムート・シュルツ(1964-):Salutatio
Virtutum |
ハルトムート・シュルツ(バリトン)
マウリツィオ・バルベッティ(ヴィオラ) |
録音:2016年8月12-14日、57’48
20 世紀から21 世紀にかけて作られたバリトンとヴィオラのための3
つの歌曲集(ホルストはヴァイオリンをヴィオラに改作)と、クラリネット作品であるルイス・デ・パブロの“Solo-Kunst”のヴィオラ版を収録したアルバム。
ピアノ伴奏とは異なる穏やかで牧歌的な雰囲気に包まれた歌曲集です。
ホルストの“4 つの歌Op.35”はもともと歌と、ヴィオラではなくヴァイオリンで演奏される作品ですが、バリトンとヴィオラで演奏されることによって、より落ち着いた低音で美しく歌われます。
ヴォーン・ウィリアムズの“牧場にそって”も澄んだ静寂とメランコリックな雰囲気に満ちています。 |
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「Fabula ut」〜声とフルートのための即興曲
ニコラ・サニ:蝶々からの想像(ピッコロ)
グイド・バッギアーニ:蝶(C 管フルート)
カルロ・アレッサンドロ・ランディーニ:エラン(C
管フルート)
カルラ・マグナン:詩会の出会い(C 管フルートと声)
マウロ・カルディ:PASTELLI SUL PACK
(C 管フルート、G 管フルート、ピッコロ)
ジャンカルロ・カルディーニ:5 つのバガテル(C
管フルート)
マルチェッロ・パンニ:インカント(C 管フルート)
アンジェロ・ルッソ:コントラスティ(C 管フルート)
ダニエレ・ロンバルディ:煌めきのアダージョ(バスフルートと声)
ファビオ・チファリエッロ・チアルディ:ゲームの年、侵入禁止の年
(G 管フルートと声) |
アルカディオ・ベンヴェヌーティ(フルート)
モニカ・ベンヴェヌーティ(ソプラノ)
リリアナ・ポーリ(ソプラノ)
ピア・ルイジ・ベルドンディーニ(声) |
録音:2007年〜2014年, 72’55
10つの寓話から生まれた声とフルートのための詩的即興曲。音楽と詩の新しい出会い。 |
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「エリック・マエストリ(1980-):ル・コース」
(1)アウトリトラット II(ピアノ独奏)/(2)アウトリトラット
I(ピアノ&弦楽三重奏)/
(3)ル・コース(ヴァイオリン独奏)/(4)アンコーラ・アンコーラ・ラ・ノッテ(弦楽三重奏)/
(5)トレ・カーゼ(クラリネット、弦楽三重奏、ピアノ)/
(6)ナトゥーラ・デリ・アッフェッティ(ピアノ独奏) |
ランスタン・ドネ(器楽アンサンブル):
【(5)マチュー・ステッファヌス(クラリネット)、
(1)(2)(5)(6)カロリーヌ・クレン(ピアノ)、(2)-(5)古川沙織(ヴァイオリン)、
(2)(4)(5)エルサ・バラス(ヴィオラ)、ニコラス・カーペンティエ(チェロ)】 |
録音:2016年6月17日、2015年12月18-19日、62’25
1980 年イタリア生まれ、フランス在住の作曲家、エリック・マエストリ。今作は初めてのモノグラフィック・アルバム。
ブレシア、トリノ、ストラスブールなどで作曲さらには哲学も学び、ジルベルト・ボスコ、イヴァン・フェデーレ、ヤン・マレシュなどに師事。今作はピアノ、室内楽の作品を収録。 |
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「バッハ、ルーマン、スカルラッティ、テレマン、ヴァイス:
ギター演奏集」 |
エネア・レオーネ(ギター) |
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
無伴奏ヴァイオリンのための12 のファンタジアより第1番、第7番
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687-1750):シャコンヌ
ユーハン・ヘルミク・ルーマン(1694-1758):ヴァイオリンのための「エッセイ」第2番
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004
より“シャコンヌ”
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタK208、K380、K322 |
録音:2016年8月、62’17
ギター[フランシスコ・シンプリシオ1929年製]
ミラノ生まれの作曲家兼指揮者のヴィト・ロ・レ(Vito
Lo Re)。ミラノ音楽院でシルヴィア・ビアンチェラ、ブルーノ・ベッティネッリに作曲を学び、クラシック・ギターをロッコ・ペルッジーニ、合唱指揮をフランコ・モネゴに師事。指揮者として活躍するかたわら、演劇、映画、テレビやドキュメンタリーなどの音楽を手掛けています。
今作は彼が作曲した作品を自身の指揮で録音した自作自演集。ロマンティックで美しいメロディに溢れた、まさに情景が目に浮かぶような情感たっぷりの楽曲ばかり!知らないでいるのはもったいない!と思ってしまうアルバムです。 |
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「ヴィト・ロ・レ:35mm」
洋上の船/陽のあたる水辺/フェードアウト/
アレグロ・コン・ブリオ/とらわれたアリシア/庭の遊び/
街の散歩/ピツィカーティッシモ/家へ帰る/
マレフェムミネ/ブレイブ・ハート/キリストと指環/
グランド・キャニオンでの追跡/教会で/森の中に潜む/
疑惑の影/コール/永遠の愛/私の子供/鏡の愛/
とらわれたアリサ(フューチャリング・ネッロ・サルツァ)/
新しい希望/バリケード |
ヴィト・ロ・レ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団
マケドニア放送交響楽団
ネッロ・サルツァ(トランペット) |
47’56
ミラノ生まれの作曲家兼指揮者のヴィト・ロ・レ(Vito
Lo Re)。ミラノ音楽院でシルヴィア・ビアンチェラ、ブルーノ・ベッティネッリに作曲を学び、クラシック・ギターをロッコ・ペルッジーニ、合唱指揮をフランコ・モネゴに師事。指揮者として活躍するかたわら、演劇、映画、テレビやドキュメンタリーなどの音楽を手掛けています。
今作は彼が作曲した作品を自身の指揮で録音した自作自演集。ロマンティックで美しいメロディに溢れた、まさに情景が目に浮かぶような情感たっぷりの楽曲ばかり!知らないでいるのはもったいない!と思ってしまうアルバムです。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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フルトヴェングラー&VPO、ベートーヴェン第4+第7
ベートーヴェン:
(1)交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
(2)交響曲第7番 イ長調 Op.92 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
フルトヴェングラー&VPO、ベートーヴェン第4
+第7、2トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻!
セッション録音:(1)1952年12月1&2日/ウィーン、ムジークフェラインザール、(2)1950年1月18&19日/ウィーン、ムジークフェラインザール
使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)/モノラル
■制作者より
オリジナル・モノラル、2 トラック、38 センチ、オープンリール・テープによるフルトヴェングラー&
VPO のベートーヴェン第4 +第7(HMV)、歴史的名演の登場です。いつも通り、元テープに刻まれた情報量を限りなく忠実に再現したもので、不必要なノイズ・カット等は全く施しておりません。
■おことわり
交響曲第4 番の第4 楽章5 分36 秒付近から7
回程度「チッ」というノイズが入ります。これらは原盤に混入しているもので、従来のLP、CD
にも存在しており、当CD の制作過程で生じたものではありません。(以上、平林直哉) |
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HUNGAROTON
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HCD 32803/4
(2CD)
\4800 →\4390
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ゾルターン・コチシュ追悼アルバム
Disc 1(ピアニスト篇)
(1)コダーイ:トランシルヴァニアのラメントOp.11の2/
(2)リスト:執拗なチャールダーシュR.45/
(3)ラフマニノフ:前奏曲ホ長調Op.32の3/
(4)ショパン:バラード第1番ト短調Op.23/
(5)バッハ(コダーイ編):ああ、われらの人生とはBWV743/
(6)ドビュッシー(コチシュ編):小舟にて/
(7)ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34の14/
(8)シベリウス(コチシュ編):悲しきワルツ/
(9)ドヴォルザーク:ソナチネOp.100B〜第3楽章スケルツォ/
(10)ラフマニノフ(クライスラー編):ひなぎく/
(11)グレインジャー(クライスラー編):浜辺のモリー/
(12)モーツァルト:ピアノ協奏曲第6番変ロ長調K.238/
(13)ワーグナー(コチシュ編):「パルジファル」〜花の乙女たちの場
Disc 2(指揮者篇)
(1)ドビュッシー(コチシュ編):忘れられた小唄(全6曲)/
(2)ラヴェル:古風なメヌエット/
(3)ラフマニノフ:聖金口イオアンの聖体礼儀Op.31〜真の光を見た/
(4)バルトーク:ヴァイオリンと管弦楽のための狂詩曲第1番Sz.87/
(5)同:混声合唱のための4 つのスロヴァキア民謡Sz.70/
(6)同:男声合唱のための4 つの古いハンガリー民謡Sz.50/
(7)同:2つのハンガリー農民歌Sz.100/
(8)同:ルーマニア民俗舞曲Sz.68/
(9)同:舞踊組曲Sz.77 |
Disc1:
ゾルターン・コチシュ(ピアノ)、
ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)(5)-(8)、
ヤーノシュ・バーリント(フルート)(9)、
ペーテル・チャバ(ヴァイオリン)(10)(11)、
ヤーノシュ・ロッラ(指揮)
フランツ・リスト室内管弦楽団(12)
Disc2 :
ハンガリー国立フィル(1)(2)(4)(7)(8)(9)、
ユーリア・ハイノーツィ(ソプラノ)(1)、
トムキンス・ヴォーカル・アンサンブル(3)、
バルナバーシュ・ケレメン(ヴァイオリン)(4)、
スロヴァキア・フィル合唱団(5)、
クリスティアーン・コチシュ(ピアノ)(5)、
ハンガリー国立合唱団(6)、
ゾルターン・コチシュ(指揮) |
ピアノ、指揮、編曲いずれも天才、コチシュ追悼アルバム!
78’ 52”、73’ 04”、日本語帯付
昨年11 月6 日に64 歳で歿したハンガリーの大ピアニスト、ゾルターン・コチシュの追悼アルバム。
若い頃はラーンキ、シフとならび「ハンガリー三羽烏」として日本でも絶大な人気を誇りました。ピアニストとしては独特な感性と高度なテクニックで鋭すぎる演奏を聴かせてくれましたが、後年は指揮者としても活躍、さらに編曲家としてワーグナーやラフマニノフ作品のピアノ編曲や、ドビュッシー作品のオーケストラ編曲でも高く評価されました。
ここではコチシュのピアニストとしてと指揮者としての業績を、これまでの録音から選りすぐり各1
枚ずつにまとめました。
祖国の天才バルトークは狂気と兇暴性を見せる凄みにみちていますが、ショパンとラフマニノフも辛口で絶品。さらにペレーニの味わい深いチェロでコダーイ編曲によるバッハのコラール前奏曲、ラフマニノフのヴァカリーズやシベリウスの「悲しきワルツ」が聴けるのも贅沢。
いずれも過去に発売されていたものですが、現在入手困難。コチシュの偉大な芸風をしのんでいただければと思います。
旧譜
これは超重量級のシンフォニーか。
誰もが指揮者の名前を二度見することになる、コチシュ指揮のおそるべきブラームス!!
もちろんバルトークなどの管弦楽曲を指揮していたのは知っていた。
コチシュ。
しかしまさかブラームスでここまで大家然とした指揮ぶりを披露してくれるとは。
コチシュ&ハンガリー国立フィル、シャーンドル・ファルヴァイとのブラームス「ピアノ協奏曲第1番」
最初聴いた瞬間、「誰だこの指揮者は!?」とおののき、ジャケットをみるとコチシュと書いてあって、「いやいやピアノじゃなく指揮は誰なのよ」ともう一回見直して、「ぎゃ、ほんとにコチシュ指揮か」ともう一度おののくことになる。
この人の指揮でドイツもののシンフォニーを聴きたかった。
64歳での死はあまりにも早すぎる。
が、2012年に心臓を手術してからずっと闘病生活が続いていたらしい。
これは2016年の録音。
そう思いながら聞くと、ちょっとこみあげるものがある。
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CELESTIAL HARMONIES
14333
(2CD)
\4600 →\4190
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コチシュ&ハンガリー国立フィル、
シャーンドル・ファルヴァイとの
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番とリストの管弦楽作品!
CD1)
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
CD2)
リスト:3つの葬送的頌歌 S.112 |
ゾルターン・コチシュ(指揮)
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団
シャーンドル・ファルヴァイ(ピアノ)【CD1】 |
コチシュ&ハンガリー国立フィル!元リスト音楽院学長シャーンドル・ファルヴァイとのブラームス:ピアノ協奏曲第1番とリストの珍しい管弦楽作品!
録音:2016年6月13-17日、2016年7月20日フェニックス・スタジオ、ディオーシュド、ハンガリー
CD1:50’38/CD2:30’21
2016 年の6 月と7 月に録音されたこのアルバムは、1997年より音楽総監督に就任したハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団とのブラームスとリスト。
ブラームスの“ピアノ協奏曲第1 番”では、コチシュとほぼ同年代に活躍したハンガリー音楽界の重鎮シャーンドル・ファルヴァイをピアノに迎えて、甘さは一切感じさせないヒンヤリとした美しさを湛えたキレキレのブラームスを聴かせます。
しっかりとしたタッチで開放的なピアノの音色。コチシュも手兵オケときめ細やかに音楽を作っていく。まさに実直なブラームス演奏!
ファルヴァイはリスト音楽院ピアノ科主任教授を経て、1997
年から2004 年までリスト音楽院院長を務めました。CD2
にはハンガリー出身のフランツ・リストの管弦楽曲“3つの葬送頌歌”を収録。
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ひさしぶりにこのアルバムもご紹介しましょう・・・
日本では入手困難
リスト:ピアノ協奏曲第1,2番
コチシュ&イヴァン・フィッシャー/ブダペスト祝祭管
HUNGAROTON HCD 3136 1CD¥3300→¥2990

この曲にこんな名演があったとは。
今まで何回か書いたが、リストのこれらのコンチェルトは弾く方は極めて大変みたいだが、聴いてるほうは炭酸飲料水のようにスカッと飲んで「はい、終わり」的な、きわめて後に残らない。
サーカス芸人が「ほら、いきますよー」と大見得切ってジャジャーンとやって、「おー、すごいー、パチパチパチ」というような。
だから、大道芸人シフラにしても、豪腕リヒテルにしても、爆弾娘アルゲリッチにしても、爆裂院長先生セレブリャコフにしても、演奏はそりゃもうものすごいが、聴き終った後は何も残らない。
それは悪口ではない。そういう曲なのだから。
逆にこの曲にちょっと文学的な匂いや哲学的な深遠さを求めるような演奏に出会うとかえって辟易してしまう。
この曲は、そんな人間の葛藤とか、蝶よ花よの文学的ロマンとかを求める曲ではなく、ただひたすらリストの華やかな天地がひっくり返るようなサーカスを楽しめばいい。
そう思っていた。
しかし・・・違ったのである。
そんな曲ではなかった。
この曲は当時のヨーロッパの社会情勢を反映させた、極めて革命的・激情的な精神に裏打ちされたおそるべき作品だった。
それを思い知らしめてくれたのがこのコチシュ&I・フィッシャーの演奏。
ハンガリーの誇る二人の大演奏家によるリストである。
かける前は、「案外この曲にお国もの演奏家の録音ってなかったな」、というくらいにしか考えていなかったのだが、始まった途端、頭が真っ白になった。
冒頭から超重量級。
そこには軽いサーカス的要素は皆無。かといって妙に深刻ぶったり賢人ぶったりする様子もない。
すべてが真正面で真剣で、なのに他の並み居る名演とは違う匂いがする。
なんでもかんでも「お国もの」と片付けるのが嫌いである。
第一リストはハンガリー出身とはいえ、血の多くはオーストリア・ドイツであり、活躍したのはフランスであり、ドイツであり、イタリア。それをむりやりハンガリー人の演奏を引っ張り出して「やっぱり同郷人による演奏は素晴らしい」などとこじつけられてもどうかと思う。
・・・しかし、これは・・・。
これぞ「お国もの」。
そうとしか考えられない。それ以外考えられない。
フランス人でもドイツ人でも、もちろんロシア人でも南米の人でも築き上げることができなかった、この充実感と達成感。
コチシュとフィッシャー、そしてオケのみんながリストに抱く尊敬と共感と愛情。それらが、これまでサーカス曲だと思われてきたこの曲のイメージをがらりと変えてしまった。
この演奏は、この曲の真の姿を歌い上げることに成功した唯一の例ではないか?
当時ヨーロッパに充満していた革命の士気と勇気、焦燥と悲哀、そして夢見る者への永遠の希望を歌った壮絶な凱歌として歌うことができた唯一の。
ただ、どうしたわけか、このCD、現在日本には輸出されていないらしい。
だからこれは特別ルートによる輸入となる。なぜ門外不出なのだ?こんなすばらしい演奏が埋もれたままになってしまうとは。
余談ながらさらに詳しく調べていたら、なんと大昔国内盤で、しかもPHILIPSから発売されていた。そのあたりが輸出禁止の背景か?もちろん今はそれも廃盤。
そしてさらに当時の批評を調べたら、レコ芸月評では宇野功芳氏と高橋昭氏がともに絶賛、特選になっていた。
当然といえば当然である。
今は亡き名手コチシュの間違いなく最高傑作のひとつ。
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LYRITA(ITTER BROADCAST COLLECTION)
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REAM.1133
(CD-R)
\2500
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ゴードン・クロス(1937−)
1960年代の管弦楽作品4曲 |
ノーマン・デル・マー(指揮)
ジェルジ・レヘル(指揮)
コリン・デイヴィス(指揮)、他 |
クロス:
小管弦楽のための《エレジー》Op.1
〔ノーマン・デル・マー(指揮)、BBC交響楽団/BBC放送日:1965年9月9日〕/
室内オーケストラの協奏曲 Op.8
〔ジェルジ・レヘル(指揮)、ブダペスト交響楽団/BBC放送日:1968年7月3日〕/
コンチェルティーノ Op.15
〔メロス・アンサンブル/BBC放送日:1965年10月26日〕/
ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.26
〔マヌーグ・パリキアン(ヴァイオリン)、コリン・デイヴィス(指揮)、BBC交響楽団/
BBC放送日:1970年9月7日〕 |
「Itter Broadcast Collection」は、リリタ(Lyrita)の創設者リチャード・イッターが所有していたBBCの放送録音を収録したテープ、アセテート盤からの復刻によるシリーズ。
ゴードン・クロス(1937−)は、ピーター・マックスウェル・デイヴィスからアドバイスを受けてローマに渡り、ゴッフレード・ペトラッシに作曲を師事したイギリスの作曲家。クロスが大きな成功を収めた時期である1960年代の管弦楽作品4曲を収録。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |

6/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
LYRITA(CD−R)
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SRCD.362
(CD-R)
\2500
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ノーマン・ピーターキン:歌曲集
私のフィドルは歌っている/フィオヌラの歌/
日本の5つの詩/すべての突風が和らぐ/
思い出のピエレット/おお、野原から来た人/
竹の庭/少女への忠告/もう決して、水夫には/
小さな赤いめんどり/小さな風が吹く/スリープ、ホワイト・ラヴ(子守歌)/
賢い妻の返事/怠惰な時間/
私は願う、私は願う/秘密の歌/フィドル弾き/
もし私がアイルランドに住んでいたら/
ダブルディッディーリー/水の乙女の歌/
もう彷徨うのはやめよう/笛吹きが笛を吹くのを聞いた/
ルーン・オヴ・ザ・バードゥン・オヴ・ザ・タイド/
蜂の歌/潮は満ちては退き/祝福されし孤独 |
シャーロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ)
エイドリアン・ファーマー(ピアノ) |
シャーロット・ド・ロスチャイルド、イギリスの素晴らしい歌曲新発見の旅。
世界中にその歌声を響かせるソプラノ歌手であり、イギリスの歴史ある名門ロスチャイルド家の長女でもあるシャーロット・ド・ロスチャイルドは、ザルツブルク音楽学校、英国王立音楽大学、同大学院を卒業し、音楽の才を発揮。18ヶ国語の歌をレパートリーとするなど、世界各地で音楽活動を行っている。
Nimbus Recordsの代表兼アーティスティック・ディレクターも務めるエイドリアン・ファーマーがピアノ伴奏を務めるシャーロット・ド・ロスチャイルドの新録音は、20世紀イギリスの知られざる音楽家、ノーマン・ピーターキン(1886−1982)の歌曲集。
音楽会社に務めながらピアニスト、作曲家として活動し、世界最大の大学出版局であるオックスフォード大学出版局(OUP)の音楽部門で要職も務めたピーターキン。同時代の各地の音楽や文学に広い影響を受けたピーターキンの歌は、アイルランドの詩や民謡、古い中国の詩、日本の和歌などを題材とした作品も多く、詩の深い意味を探るような叙情的な歌の数々は、素晴らしい発見の旅となるでしょう。
録音:2016年7月19日−21日&10月12日、ワイアストン・レイズ
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

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<メジャー・レーベル>
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SONY
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8898544184-2
\2600 |
レナ・ベルキナ/クラシック・ウィーン〜
モーツァルト、グルック、ハイドン:オペラ・アリア集
1) モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』K.588
序曲,
2) モーツァルト:歌劇『皇帝ティートの慈悲』K.621より「行こう、だが愛しい人よ」,
3) モーツァルト:歌劇『イドメネオ』K.366より「愛しい父に」,
4) モーツァルト:シェーナとロンド『どうしてあなたを忘れられようか?』K.505,
5) グルック:歌劇『アルミーダ』序曲,
6) グルック:歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より「エウリディーチェを失って」,
7) グルック:歌劇『パリーデとエレーナ』より「ああ、私の甘い情熱が」,
8) ハイドン:歌劇『アチデとガラテア』序曲,
9) ハイドン:歌劇『無人島』より「もし不幸が泣くことができなければ」,
10) ハイドン:シェーナ『ベレニーチェ、何しているの』 |
レナ・ベルキナ(メゾ・ソプラノ),
アンドレア・サングイネーティ(指揮)
オーストリア放送交響楽団 |
昨年秋の新国立劇場「セビリャの理髪師」のロジーナ役で、カラスを彷彿とさせる表現力の豊かさが話題となったウクライナのメゾ・ソプラノ、レナ・ベルキナのソニー・クラシカルへの2枚目のアルバムが登場します。
ベルカント・レパートリーで声のなめらかさと表現力の豊かさを披露した前作『Dolci
Momenti -Belcanto Arias』(2015年)に続き、今回はモーツァルト、グルック、ハイドンというウィーン古典派のアリアで、深みのある声を聴かせてくれます。
古典派のレパートリーはクラシカルな規範の中で、表現力を発揮することが要求される難しいレパートリーで、歌手としての試金石でもあります。
モーツァルトやグルックのオペラは彼女がこれまで絶賛されてきた分野でもあり、その歌の魅力を存分に味わうことが出来るニューアルバムといえるでしょう。
独ツィッタウのゲルハルト・ハウプトマン歌劇場の音楽総監督をつとめ、オペラ指揮の分野で目覚ましい活躍を見せるアンドレア・サングイネーティの指揮も聴きものです。
レナ・ベルキナ プロフィールキエフとライプツィヒでマリヤーナ・リポヴシェクらに声楽を学び、2012年までライプツィヒ歌劇場の専属歌手として「エフゲニー・オネーギン」のオルガ役、「イタリアのトルコ人」のザイーダ役など、数多くの作品に出演。2012年にデュイスブルク劇場「セビリャの理髪師」でのロジーナ役で絶賛を浴び、たちまち注目の歌手となりました。2012/2013シーズンからウィーン国立歌劇場の専属となり、「フィガロの結婚」「皇帝ティートの慈悲」「コジ・ファン・トゥッテ」「セビリャの理髪師」「チェネレントラ」「ばらの騎士」「ナクソス島のアリアドネ」「ボリス・ゴドゥノフ」などに出演し高い評価を得ています。
初来日は2013年新国立劇場「フィガロの結婚」でのケルビーノ。同劇場では2016年11月の「セビリャの理髪師」に続き、2018年2月には「ホフマン物語」でニクラウスを歌う予定。
【録音】2015年3月、ウィーン、オーストリア放送(ORF)ラディオクルトゥーアハウス

デビューア・ルバムのベッリーニです。
https://youtu.be/idpw93sNi4w
レナ・ベルキナ
ソニー・クラシカル、デビュー・アルバム |


8887505143-2
\2600→\2390 |
レナ・ベルキナ / 甘き瞬間〜ベルカント・アリア集
1) ロッシーニ:歌劇『チェネレントラ』序曲,
2) ベッリーニ:歌劇『カプレーティとモンテッキ』〜「喜ばしい気持で」,
3) ロッシーニ:歌劇『湖上の美人』〜「胸の思いはあふれ」,
4) ロッシーニ:歌劇『オテロ』〜「柳の根元に座り(柳の歌)」,
5) ベッリーニ:歌劇『アデルソンとサルヴィーニ』〜「暗雲の後に」,
6) ドニゼッティ:歌劇『アンナ・ボレナ』〜「このような手に負えぬ炎は」,
7) ロッシーニ:歌劇『セビリャの理髪師』〜「今の歌声は」,
8) ドニゼッティ:歌劇『ラ・ファヴォリータ』〜
「これがまことか・・・私のフェルナンド」,
9) ロッシーニ:歌劇『チェネレントラ』〜
「悲しみと涙のうちに生まれて」 |
レナ・ベルキナ(メゾ・ソプラノ),
アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団 |
「ロッシーニも彼女の声の魅力にうっとりすることだろう」と称賛され、今ヨーロッパで熱い注目を浴びるウクライナ出身のメゾ・ソプラノ歌手、レナ・ベルキナのソニー・クラシカルへのデビュー・アルバムです。
ベルキナは、キエフとライプツィヒでリポブシェクらに声楽を学び、2012年までライプツィヒ歌劇場の専属歌手として「エフゲニー・オネーギン」のオルガ役、「イタリアのトルコ人」のザイーダ役など、数多くの作品に出演。2012年にデュイスブルク劇場での「セビリャの理髪師」でのロジーナ役で絶賛を浴び、たちまち注目の歌手となりました。
2012/2013シーズンからウィーン国立歌劇場の専属となり、「フィガロの結婚」「皇帝ティートの慈悲」「コジ・ファン・トゥッテ」「セビリャの理髪師」「チェネレントラ」「ばらの騎士」「ナクソス島のアリアドネ」「ボリス・ゴドゥノフ」などに出演し高い評価を得ています。また2013年には来日し、新国立劇場での「フィガロの結婚」のケルビーノ役で出演しています。彼女が最も得意としているのは、ロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティなど、このアルバムに収録されているベルカント・オペラ。もちろん技術的なものは難なく、低域から高域まで実にバランスのとれたなめらかな声で歌い上げ、何よりも彼女の表現力の幅広さを感じさせてくれます。
現代楽器とピリオド楽器の垣根をこえ、世界各地で活躍する指揮者アレッサンドロ・デ・マルキが、彼女の声質と表現を理解し、見事なバックを務めあげています。
【録音】2014年10月, ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ(デジタル:セッション) |
18歳のときのカッチーニ「アヴェ・マリア」。すでにここまで成熟しています。
https://youtu.be/sVVOmqXgrpY
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8898545264-2
(2CD)
\3200 |
クラシカル・バージョン発売
美しかった。 エツィオ・ボッソ/The 12th Room (Sony Classical version)
1) エツィオ・ボッソ:Following a Bird(Out
of the Room),
2) ショパン:前奏曲 第6番 ロ短調Op.28-6
(The Burned Room),
3) J.S.バッハ(ボッソ編):
プレリュード ホ短調 BWV 855a (The
Children's Room),
4) ショパン:前奏曲 第20番 ハ短調 Op.28-20
(The Dark Room),
5) J.S.バッハ(ボッソ編):
インヴェンション 第2番 ハ短調 BWV 773
(The Breakfast Room),
6) ショパン:前奏曲 第4番 ホ短調Op.28-4(The
Pain Room),
7) J.S.バッハ;プレリュード 第1番 ハ長調
BWV.846 (The Building Room),
8) エツィオ・ボッソ:Split, Postcards from
Far Away (The Tea Room),
9) ジョヴァンニ・ズガンバーティ:
グルックの歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』から
「メロディ」 (The Therapy Room),
10) ジョン・ケージ:ある風景の中で (The
Smallest Room),
11) エツィオ・ボッソ:Missing a Part (The
Waiting Room G),
12) エツィオ・ボッソ:Emily's Room (Sweet
and Bitter),
13) エツィオ・ボッソ:Split, Postcards
from Far Away,(ボーナストラック)
《CD2》
エツィオ・ボッソ:ピアノ・ソナタ第1番
ト短調「The 12th Room」
第1楽章:Entering the Rooms,
第2楽章:Dressing the Rooms, Imaginary
Room Mates,
第3楽章:The 12th Room |
エツィオ・ボッソ(ピアノ) |
先日発売されたフェニーチェ劇場管弦楽団とのコンサート・ライヴに続き、作曲家・指揮者・ピアニストとしてマルチな活動を行なっているイタリアの音楽家、エツィオ・ボッソのソニー・クラシカルとの専属契約第2弾となるアルバム『The
12th Room』が登場します。
2015年にボッソはインディ・レーベルから初のピアノ・ソロ・アルバムにして、久々の新作となった『The
12th Room』をリリースし、いきなりオール・ジャンルのチャートで20位にランクイン。さらに翌2016年のサンレモ音楽祭への出演とそこでの15分におよぶライヴ演奏がボッソの人気に火をつけ、ポップ・チャートで5位にまで到達しました。その後15週にわたってトップ20に位置し、5万枚を売り上げました。
今回の『The 12th Room』はそのヒット作のセルフ・リメイクで、2016年11月にレッジョ・エミーリアで録音されました。『The
12th Room(12番目の部屋)』というタイトルは、人生は12の部屋からなるという古代の神話から採られたもの——人間は人生の過程で12の部屋それぞれに自分を思い起こさせる何かを残し、12番目の最後の部屋に到着したときにはまた最初の部屋(生まれた時)に戻るという輪廻転生を思わせるテーマで制作されたアルバムです。エツィオ・ボッソ バイオグラフィトリノ生まれ。兄の音楽好きから影響を受け、16歳でソリストとしてフランス・デビューし、その後ウィーン音楽アカデミーで作曲と指揮を学ぶ。折衷主義、多様性、そして寛大さは、彼の芸術的なキャリアの特徴であり、作曲家や演奏家、指揮者、室内楽アンサンブルのメンバーとして、あらゆるコラボレーションを行っている。ロンドン、シドニー、ニューヨーク、トリノなど、世界の主要音楽としてその音楽性は高く評価されている。
彼バレエ音楽は、ウィーン国立歌劇場、ロイヤル・オペラハウス、ニューヨーク・シティ・バレエ団、シャトレ劇場、サンフランシスコ・バレエ、ボリショイ劇場などで著名な振付家によって上演され、映画のサントラの作曲も手がけている。
2011年に筋萎縮性側索硬化症が発症してなおも、精力的に音楽活動を続けているボッツォにとって2016年は、イタリアで最も成功した音楽家と評価された年であり、10万人以上の聴衆がコンサートに訪れ、彼に敬意を表した。
【録音】2016年9月、レッジョ・エミーリア、グアルティエーリ劇場
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アリアCDでは一足先にご案内していたこのThe 12th Room、国内代理店からクラシカル・バージョンの発売情報が。
先日のご紹介文をそのまま掲載しておきましょう・・・
先日ご紹介したバージョンのほうがちょっと安いです・・・
エツィオ・ボッソ・・・誰なんだ・・・
調べると自作オリジナル・ピアノ曲とかを弾いている。かなりぶっ飛んだ人か。

・・・と思ったらちょっと様子が違う。

ボッソ・・・筋萎縮性側索硬化症だったのだ・・・。
スティーヴン・ホーキングと同じ。
それでもなおステージに立ち、観客の前で演奏をし、あえてインタビューも受ける。
https://youtu.be/vr2iFw57OHY
痛々しくもある。
しかしそのオリジナル曲は美しかった。
[ The 12th room ] というアルバムのなかの「Following
a bird」という曲。
いくらでも批判はできると思う。
お涙ちょうだいはクラシック・ファンは「S氏」の事件でもう懲り懲りと。
それはそうだとは思うが・・・しかし・・・この曲は美しかった。
https://youtu.be/AHe6AzhRa3o
そしてこれはショパンの作品28-6。
https://www.youtube.com/watch?v=txEhCPYEJrg
このアルバムには、自作の曲とショパンとバッハ、そしてグルック、ケージなどが織り込まれている。
どうしてこれまで日本では紹介されていなかったのだろう。
そしてこれが今回のザ・ヴェニス・コンサートのプロモーション・ビデオ。
http://video.repubblica.it/spettacoli-e-cultura/il-ritorno-alla-direzione-d-orchestra-di-ezio-bosso-dopo-7-anni-di-malattia/276839/277429?refresh_ce
いろいろと考えさせられる。
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<国内盤>

6/14(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALBA
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ABCD 388
(SACD HYBRID)
\2300
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『Side by Side(ならべてみると)−
バッハのパルティータとカウスティネンの民俗音楽』 |
クレータ=マリア・ケンタラ
(バロック・ヴァイオリン) |
J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
ニ短調 BWV1004
1. ヒントリーキ・ペルトニエミの葬送行進曲(伝承曲)−
アルマンド
2. 吊り橋のハンボ(アルト・ヤルヴェラ(1964-))
− クラント
3. 短調のポルスカ(ヴィルヤミ・ニーテュコスキ(1895-1985))−
サラバンド
4. ヤーナのワルツ(コンスタ・ユルハ(1910-1984))
− ジグ
J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番
ホ長調 BWV1006
5. 前奏曲 − ポルスカ(伝承曲)
6. ルール(遅いジグ)− ポルスカ=マズルカ)(ヴィルヤミ・ニーテュコスキ(1895-1985))
7. ロンド形式のガヴォット - 小さいカントルのショッティーシュ(伝承曲)
8. メヌエット I & II - パロカンガスの若者たちのよりよいワルツ(伝承曲)
9. ブレー - フリーティ・オヤラのポルカ(伝承曲)
- ジグ |
スカンディナヴィア最大の民俗音楽祭が行われる街カウスティネン、バッハ無伴奏ヴァイオリンとカウスティネンの民俗音楽を組み合わせたユニークな楽しいアルバムの誕生!
録音:2015年5月18日-21日 カウスティネン教会(カウスティネン、フィンランド)/5.0
multichannel/stereo/51’12
制作・録音:サイモン・フォックス=ガール
クレータ=マリア・ケンタラは、フィンランドを代表するバロック・ヴァイオリニストのひとり。スカンディナヴィア最大の民俗音楽祭でも知られるカウスティネンに生まれ、オストロボスニア音楽学校でマウノ・ヤルヴェラとユハ・カンガスとカイヤ・サーリケットゥに学び、シベリウス・アカデミーを経て、ストックホルムのエツベリ音楽学校でエンドレ・ヴォルフとジェニファー・ヴォルフに師事しました。ケルンのラインハルト・ゲーベルの下でバロック音楽を研究。イギリスのモニカ・ハジェットのプロジェクトにもたびたび参加してきました。カウスティネンに2013
年に創設されたピリオド楽器アンサンブル「バロッコ・ボレアーレ(北のバロック)」のリーダーを務め、アルバム『フォーク・シーズンズ』(ABCD402)のソロも担当しました。
彼女のソロアルバム『Sideby Side(ならべてみると)』。J・S・バッハの《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ》の〈シャコンヌ〉をのぞく第2
番と第3 番の「バッハの舞曲ではない舞曲」と「カウスティネンの舞曲」をならべて演奏。いろいろな「違い」と「つながり」をプレーヤーの視点から眺め、聴き手の興味を呼び起こす音楽として提示します。
第2 番の〈アルマンド〉の前に演奏される《ヒントリーキ・ペルトニエミの葬送行進曲》は、アウリス・サッリネンの弦楽四重奏曲第3
番の素材にも使われた伝承のフィドル曲です。
ブレシアのジョヴァンニ・バッティスタ・ローゲリが1691
年に製作した楽器による演奏。『フォーク・シーズンズ』と同じサイモン・フォックス=ガールの制作と録音です。
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AMBRONAY
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オルガンとチェンバロで聴くバッハと
バッハに影響を与えた作曲家の作品 |
ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブーラ
(オルガン、チェンバロ) |
チェンバロ/フィリップ・ユモー(1722年グレープナーのコピー)
・ブクステフーデ(1637-1707):前奏曲
ト短調 BuxWV 163
・シャイデマン(1595-1663):涙のパヴァーヌ
・ヨハン・カスパール:フェルディナンド・フィッシャー(1656-1746):
組曲第8番:プレリュード&シャコンヌ
・ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):セバルディーナの歌
・J.S.バッハ(1685-1750):トッカータ
ト短調 BWV 915
オルガン/D.トーマス(シブール教会のオルガン)
・ムッファト(1653-1704):トッカータ第9番
ホ短調
・ゲオルク・ベーム(1661-1773):天のわれらの父よ(3種)
・J.S.バッハ(1685-1750):幻想曲とフーガ
ト短調 BWV 542 |
録音:2016年2月
J.S.バッハと、彼が影響を受けた作曲家たちの鍵盤作品を集めた1
枚。チェンバロ作品での親密な雰囲気から、オルガンの荘重な響きまで、様々な表情をたのしむことができます。
この録音で用いられたチェンバロは、1722
年にドレスデンで制作された楽器のコピーで、元の楽器は、後にモーツァルトが「ドン・ジョヴァンニ」を作曲したときに用いたといいます。
オルガンは、2014 年に制作されたフランスのシブール教会のもので、歌声のように響くフルート・ストップなど、非常に魅力的な楽器となっています。
ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブーラはパリ国立高等音楽院でオルガン、チェンバロ、室内楽と指揮を学んだ1989
年生まれの俊英。オリヴィエ・ボーモンやブランディーヌ・ランヌーらにも師事しています。ヨーロッパの様々なコンクールで優勝、入賞を重ねています。
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APARTE
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世界が認めたクラリネット奏者メッシーナ、シューマンで登場
ローベルト・シューマン(1810-1856):
・嘆きop.85-6
(小さな子供と大きな子供のための12の連弾作品集より)
・3つのロマンス op.94
・幻想小曲集 op.73
・夕べの歌 op.85-12
(小さな子供と大きな子供のための12の連弾作品集より)
・おとぎ話 op.132*
・夜に op.74-4*
クララ・シューマン(1819-1896):3つのロマンスop.22 |
パトリック・メッシーナ
(クラリネット/
ビュッフェ・クランポン)
ファブリツィオ・チオヴェッタ(ピアノ)
ピエール・ルネール(ヴィオラ)* |
録音:2016年6月
2003 年からフランス国立管弦楽団の首席クラリネット奏者を務めるパトリック・メッシーナ。メニューインから「The
Magic Clarinet」と称された存在です。
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団やシカゴ響などからも首席客演指揮者として招かれている世界が認める実力者です。そんなメッシーナがAparte
レーベルから登場。
収録されているローベルトの作品は、おとぎ話op.132(1853
年)を除いてすべて1849 年に作曲されたもの。シューマンが創作意欲に満ちていた時期の作品で、いくつかはメッシーナ自身の編曲によるものです。
そしてクララ・シューマンの作品(1853 年作曲)のロマンスも収録。ローベルトの息遣いを濃厚に感じるロマン的な美しい作品です。ローベルトとクララ、二人の作品を通して、詩的な宇宙を旅することができる1
枚。ヴィオラのピエール・ルネールも参加して、リリシズムの世界に彩りを添えています。
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ジェニソン、モーツァルトとウェーバーの名曲に挑む
モーツァルト/ウェーバー
・モーツァルト:クラリネット五重奏曲
イ長調 KV 581
・ウェーバー:クラリネット五重奏曲 変ロ長調
op.34 |
ピエール・ジェニソン
(クラリネット/
ビュッフェ・クランポン)
カルテット212 |
フランスの注目クラリネット奏者ジェニソン、モーツァルトとウェーバーの名曲に挑む
録音:2016年11月(ニューヨーク)
クラリネットのピエール・ジェニソンは1986
年生まれ。2014 年に東京で行われたジャック・ランスロ国際クラリネットコンクールで優勝しています。マルセイユ音楽院、国立パリ高等音楽院などで学んでいます。
2007 年にブルターニュ管弦楽団の首席奏者に任命、2010
年からはネゼ=セガンの招きを受けてロッテルダム・フィルともソリストとして演奏しています。室内楽、ソリストとしても多忙をきわめる売れっ子奏者です。
デビューCD「メイド・イン・フランス」(AP.096)
に続く第2 弾は、モーツァルトとウェーバーの名曲クラリネット五重奏曲を収録。共演するのはメトロポリタン歌劇場管弦楽団のメンバーたちによって結成されたカルテット212。
モーツァルトもウェーバーも偉大なオペラ作曲家であり、まさにこのカルテットの演奏もそうした素地があってこその歌心に満ちたもの。ジェニソンの美しい音色が名歌手のアリアのように響き、オペラを聴いているような気分になる1
枚です。
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BIS
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BIS SA 2226
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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オスモ・ヴァンスカ&ミネソタ管、
マーラー交響曲チクルス開始!
第1弾は第5番
マーラー(1860-1911):交響曲第5番 嬰ハ短調
(I.13’04” +II.15’31” +III.17’39”+
IV.12’36” +15’27” = 75’30”) |
オスモ・ヴァンスカ(指揮)
ミネソタ管弦楽団 |
大注目盤。オスモ・ヴァンスカとミネソタ管弦楽団がマーラー交響曲第5番を録音!!
セッション録音:2016年6月/オーケストラ・ホール(ミネアポリス)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、75’30”
SACD ハイブリッド盤。
シベリウスの交響曲全曲録音でも高い評価を受けたオスモ・ヴァンスカ率いるミネソタ管弦楽団がついにマーラーを録音、第1
弾は第5 番です!
2003 年にミネソタ管の音楽監督に就任したヴァンスカは、ベートーヴェンの交響曲全集などで評価を高めました。しかし、当団では経営悪化に伴う労使対立が激しさを増し、2012
年10 月に経営側はロックアウトを決行。その後の2012/13
年のシーズンは全てキャンセルとなり、当団の存続そのものも危ぶまれる状況となりました。
ヴァンスカは、労使の合意が成立した2014
年1 月に首席指揮者に復帰し、以後、団結力の増したミネソタ管の演奏は一層密度の濃いものとなっております。
期待のマーラーの録音。流石ヴァンスカ!と思わせる緻密な構成と細部にまで注意が払われた圧巻の仕上がりです。
BIS レーベルで数多くの録音を残してきたヴァンスカが最上級の演奏に達した大注目の録音です。ことにドラマティックに歌い上げるアダージェットは涙なしには聴けません。
ベートーヴェン、シベリウスなど数々の名盤をリリースしてきただけに非常に期待の高まる録音といえましょう。
第5番のライヴがちょっとだけ。
https://youtu.be/1V9uqw4pKWU
次回リリースは6番??レコーディングについてのインタビューが観られます。
https://youtu.be/ht2X4XNJwRQ

ヴァンスカ&ミネソタ管/シベリウス交響曲シリーズ
第1弾 第2番&第5番 |
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まさか!
伝説的名演から20 年を経て、ヴァンスカがシベリウス交響曲シリーズに再挑戦
シベリウス:
(1)交響曲第2番ニ長調Op.43
(2)同第5番変ホ長調Op.82 |
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オスモ・ヴァンスカ(指)
ミネソタ管弦楽団 |
[ 録音:2011 年6 月/オーケストラ・ホール(ミネアポリス)]
78’04”
SACD ハイブリッド盤。
第2番終楽章でのティンパニなど、セーゲルスタムでもそこまでやらないぞ、というような荒々しい強打。
これまでのヴァンスカでは考えられないようなダイナミックなスケールを感じさせてくれ、同時に人間的な味わいあふれる演奏になっていたのである。
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第2弾 第1番&第4番 |
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ヴァンスカの新シベリウス交響曲シリーズ第2
弾
シベリウス:
(1)交響曲第1番ホ短調Op.39
(2)同第4番イ短調Op.63 |
オスモ・ヴァンスカ(指)
ミネソタ管 |
ゴージャスな響きと痛快なスピード感。ヴァンスカの新シベリウス交響曲
[ 録音:2012 年5・6 月/ミネアポリス・オーケストラ・ホール]/74’10”
第2弾の第1 番のスピード感と迫力はキレ良く痛快の極み。ハチャメチャの一歩手前でぐっと引き締めて、でもムチャクチャかっこいい。
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そして完結編 第3,6,7番 |
BIS SA 2006
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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遂に完結!!
ヴァンスカ&ミネソタ管によるシベリウスの第3.6.7番
シベリウス:
(1)交響曲第3番 ハ長調 Op.52
(2)交響曲第6番 ニ短調 Op.104
(3)交響曲第7番 ハ長調 Op.105 |
オスモ・ヴァンスカ(指揮)
ミネソタ管弦楽団 |
セッション録音:2015年5月&6月/オーケストラ・ホール(ミネアポリス)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、82’ 00”/(1)I.10’14”+II.10’40”+III.8’47”=29’50”(2)I.9’06”+II.6’56”
+III.3’47” +IV.9’00”=28’58”(3)22’01”
SACD ハイブリッド盤。
オスモ・ヴァンスカとミネソタ管弦楽団によるシベリウスの交響曲全曲録音が遂に完結。
もともと全集を視野に入れてスタートした当シリーズ。第1
弾のリリースとなった第2 番&第5 番(BIS SA
1986 / KKC 5358)が好評を博し、続く第1 番&第4
番(BIS SA1996 / KKC 5359)は2014 年1 月に発表されたグラミー賞で最優秀オーケストラ・パフォーマンスを受賞し話題となりました。
しかし、その後ミネソタ管弦楽団の理事会と楽団員たちの労使紛争が紛糾し決裂状態となり、さらに2013
年10 月にヴァンスカが辞任したことにより予定されていた第3
弾の録音が実現は難しい状態となっておりました。
しかし、多くの要望とヴァンスカの全曲録音への思いから2015
年5 月、6 月に録音する運びとなりました。
かつてラハティ交響楽団と記念碑的なシベリウスの交響曲全集を完成させたヴァンスカ。「フィンランドの風景を思い起こさせる」と評されるヴァンスカの再録には大きな期待が集まっておりました。
ミネソタ管弦楽団を率いての挑戦となった今回の全曲録音ですが、近年のヴァンスカの円熟ぶりとさらなる深さを堪能できます。充実の全曲録音がここに完成です!
前回の精緻でさわやかな演奏とは正反対と言っていいような個性的な大巨匠演奏。
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BIS SA 2162
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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あのラン・シュイのドビュッシー「バレエ音楽」
ドビュッシー:
(1)バレエ音楽「遊戯」(18’46”)
(2)バレエ音楽「カンマ」(21’40”)
(3)バレエ音楽「おもちゃ箱」(33’45”) |
ラン・シュイ(指揮)
シンガポール交響楽団 |
躍進する指揮者ラン・シュイが躍動するドビュッシーのバレエ音楽を披露!
セッション録音:(2)(3)2014年11月、(1)2015年11月/エスパラネード・ホール(シンガポール)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、75’18”
SACD ハイブリッド盤。
躍進を続ける指揮者ラン・シュイ。BIS レーベルのリリースのなかでもとりわけ評価の高いドビュッシーの録音で、「管弦楽のための映像」、「牧神の午後への前奏曲」、「海」を収録したアルバム(BIS
SA 1837)は明晰な解釈で注目されました。
当ディスクにはドビュッシーのバレエ音楽を収録。1912
年作曲、翌1913 年パリ、シャトレ劇場で初演されたドビュッシー最後のバレエ音楽であり管弦楽曲の「遊戯」、ケクランによりオーケストレーションされた「カンマ」(カンマは伝説上のエジプトの踊り子の名)、そしてもともとピアノ連弾用に作曲された「おもちゃ箱」をカプレによりオーケストレーションされた3
篇が収録されました。
細部まで神経の行き届いたラン・シュイのカラフルな演奏が躍動するバレエ音楽を見事に表現しております!
シンガポールを代表する国立オーケストラである当団は、1997
年、アメリカでの活動にも実績があった中国人指揮者、ラン・シュイを音楽監督に迎え、世界的に活躍するオーケストラに成長しました。
レコーディングにも積極的で、チェレプニンの交響曲全集の世界初録音、ラフマニノフの交響曲は特に高い評価を得ました。
ラン・シュイ&コペンハーゲン・フィル
おそるべきベートーヴェン交響曲全集
いやはや、すさまじいベートーヴェンに出会えた。
きっと知っている人は知っていたんだろう、ラン・シュイ指揮&コペンハーゲン・フィルによるベートーヴェン:交響曲集。
どうして教えてくれなかったのだ!?こんなすさまじい演奏があったことを。
ラン・シュイ、実はデヴィッド・ジンマンに認められボルティモア交響楽団の副指揮者を務めていた。
20世紀末に登場したあの空前絶後のベートーヴェン交響曲全集録音を生み出した男に師事していたのである。
何らかの形であの異形のベートーヴェン解釈を受け継いでいたのか。
そうして放ったのがこの2009年から5年がかりで録音したベートーヴェン。
シンガポール響との第7番を映像で観たことがあったが、それは過激な演奏だった。
コペンハーゲン・フィルとの演奏はピリオド系楽器を動員して、解釈もさらに先鋭化。なにせ快速。変態指揮者ケンドリンガーも真っ青。
いや、しかしスピードだとか何とかではない、この異様なまでの高揚感、生命感、エネルギー、パワー。
ティンパニはときおり荒れ狂い、弦もかつて聴いたことのないような音色を聴かせ、管はまるで武器かなにかのように聴く者の耳をつんざき・・・音楽はまるで巨大な竜のように天空を激しく舞う。
ラン・シュイ、どんなにとんがって刺激的な音楽を聴かせても、妙な媚びや皮肉な冷笑はない。
真っ向勝負のなのである。
そしてラン・シュイ、どんなにピリオド風に快速で飛ばしても軽くなることはない。
重量級なのである。
まあこれほど興奮しながらベートーヴェンの交響曲を聴きとおしたのは久しぶり。
聴いて後悔することは絶対にない。

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おめでとー!!! 祝!完結!
名手ミゲル・バセルガの金字塔!
アルベニス:ピアノ曲全集 Vol.9
(1)旅の思い出 T.72/(2)メヌエット第3番
変イ長調 T.74/
(3)夢 T.99/(4)スケルツォ T.57/(5)タンゴ
T.94B/
(6)マズルカ「比類なき歌姫」T.63/(7)メヌエット
T.73/
(8)メヌエット T.89A/(9)即興曲 T.115A/
(10)ポルカ「バルビナ・バルベルデ」T.64
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ミゲル・バセルガ
(ピアノ;Steinway D) |
遂に完結!名手バセルガによるアルベニスのピアノ曲全集!!!おめでとー!!!
セッション録音:2015年4月/サラゴサ会議宮(スペイン)/69’06”
名手バセルガによるアルベニスのピアノ曲全集がついに完結いたします!ロマン後期を代表するスペイン民族音楽の作曲家、ピアニストのアルベニスの作風はスペインの民族音楽の色彩豊かな旋律と強い踊りのリズムを基礎にしたもので、スペイン的な情熱にあふれております。
第9 巻でもまるでスペインの陽光のごとくきらきらと輝くような作品を収録。リズムの良さと独特の語り口が求められるアルベニスの作品ですが、ルクセンブルク出身のミゲル・バセルガはスペインの作品を長きにわたり研究しており、とりわけアルベニスの演奏には定評があります。超絶技巧を物ともせずに演奏できるバセルガでなければ表現できないアルベニスの世界がひろがります!

ミゲル・バセルガ
アルベニス:ピアノ曲全集チクルス
第1巻〜第8巻
ピアノのミゲル・バセルガ。
ものすごくうまい。
BISは名人ピアニストを探し出してくるのが昔からうまかったが、この人も相当うまい。
ミゲル・バセルガは1966年ルクセンブルク生まれのスペイン・アラゴン系のピアニスト。BISのアルベニス以外ではスペイン系レーベルで1,2枚CDが出ているだけだが、そんなこと信じられないくらい非常にうまい。
明晰でダイナミックな打鍵はアルベニスにぴったりで、その鮮やかなリズム感はなんとも「スペイン」!
店主のようなスペインを知らない異国の人でも「これがスペインなんだなー」という気にさせられる。・・・雰囲気が軽くて粋なのである。きりっとしたさわやかな味わいとすっきりした余韻・・・そう、スペインの伝統的なスパークリング・ワイン「カヴァ」のような。
とてもスピーディな演奏なので重さや深みに欠けるという人もいるかもしれないけれど、自分はこの人の演奏でアルベニスを愛するようになった。こういうアルベニスが好きな人だってきっといるはず。いや、多いはず。
だから下記でバセルガのシリーズを紹介するけれど、決してカタログ紹介的な意味合いじゃない。本当にいいのである。
「スペイン狂詩曲」オーケストラ版のライヴの模様。いい味出してます。
https://youtu.be/nCIitC2IX9k
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C.P.E.バッハ(1714-88):鍵盤独奏曲全集 Vol.33
専門家と愛好者のためのロンド付きピアノ・ソナタ集
第3集
(1)ロンド第1番 ホ長調 Wq.57-1(H 265)
(2)ソナタ第1番 イ短調 Wq.57-2(H 247)
(3)ロンド第2番 ト長調 Wq.57-3(H 271)
(4)ソナタ第2番 ニ短調 Wq.57-4(H 208)
(5)ロンド第3番 ヘ長調 Wq.57-5(H 266)
(6)ソナタ第3番 ヘ短調 Wq.57-6(H 173)
(7)カンツォネッタと6 つの変奏曲 Wq.118-8(H
275) |
ミクローシュ・シュパーニ
(クラヴィコード) |
正統派シュパーニによる正真正銘の解釈によるC.P.E.バッハの鍵盤独奏曲全集の第33
弾!
セッション録音:2015年7月/キーゼル・ホール(シント・トロイデン/ベルギー)/69’57”
ミクローシュ・シュパーニによるC.P.E. バッハの鍵盤独奏曲全集第33
弾は「専門家と愛好者のためのロンド付きクラヴィア・ソナタ第3
集」が収録されました。
録音を開始した際、シュパーニは「全集を実現することは決して単純な課題ではなく、ことにそれが初期の作曲家の作品を含めばなおさらである。このシリーズで私たちは、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハの、鍵盤楽器独奏と伴奏アンサンブルのための、疑いない正統な作品のすべてをご紹介する。私たちの目標は、これらの作品演奏の可能性への全般の見通しを与えることなので、この録音は作品の現存する資料と正統的な演奏習慣の徹底した研究に基づいている。私たちはオリジナルの資料をもとに“正統性”
である楽器を選択して演奏している。」と語っており、まさに正真正銘、本物の解釈のもと演奏されました。
これら膨大な作品に対して時間をかけ、着実に録音活動をしてきたシュパーニにでしか表現することのできない明晰な解釈で演奏されております。
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PENTATONE
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PTC 5186652
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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グスターボ・ヒメノ、ルクセンブルク・フィル
第3弾は色彩感豊かなラヴェル!!
ラヴェル(1875-1937):
(1)-(14)バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(56’59”)
(15)「海原の小舟」(8’36”)
(16)「亡き王女のためのパヴァーヌ」(7’09”) |
グスターボ・ヒメノ(指揮)
ルクセンブルク・フィルハーモニー管 |
アバド、ヤンソンスが認めた逸材。世界が注目する指揮者グスターボ・ヒメノ。ルクセンブルク・フィルとの第3
弾は色彩感豊かなラヴェル!!
セッション録音:2017年3月/フィルハーモニー・ルクセンブルク/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、72’35”
SACD ハイブリッド盤。
今世界が最も注目する若手指揮者の一人、スペイン、バレンシア生まれのグスターボ・ヒメノ率いるルクセンブルク・フィルとのPENTATONE
レーベル第3 弾はラヴェルです!
ヒメノは2001 年にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席打楽器奏者に就任。その後、音楽家としてさらなる研鑽として指揮を学び、その才が見事に花開いた若手筆頭格の音楽家です。
2012-13 年、2013-14 年のシーズンには、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団でマリス・ヤンソンスの副指揮者を務め、2014
年1 月にヤンソンスの代役としてコンセルトヘボウのデビューし、一躍世界から注目される指揮者となりました。
指揮者としての日本デビュー公演は2013 年9
月の仙台フィルとの共演で、その後2015 年には2
度来日。そのうち同年11 月のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との来日公演で大成功をおさめ、日本の音楽界にもその名が知られるところとなりました。
ラヴェルの「ダフニスとクロエ」は、ギリシャの田園小説に基づき、ディアギレフのロシア・バレエ団の依頼で1909
年から12 年にかけて作曲された全3 部構成のバレエ作品。印象派音楽を大成させたラヴェルらしい理知的かつ古典的な明快さを持ち合わせた名作です。
打楽器出身であるヒメノらしい見通しのよい演奏であるとともにオーケストラを歌わせる術を知りえた若きマエストロの意欲的な演奏です。
カップリングの「海原の小舟」(ピアノ曲「鏡」第3
曲を1906 年管弦楽用に編曲)と「亡き王女のためのパヴァーヌ」(原曲ピアノ曲を1910
年に小管弦楽用に編曲)も言葉を失う美しさで、色彩感豊かに透き通るような響きを追求したヒメノの演奏を堪能することができます。
グスターボ・ヒメノ、PENTATONE レーベルの本格的デビュー・ディスク。
ルクセンブルク・フィルとの共演盤2タイトル、ブルックナーとショスタコーヴィチの両1番。
ともにカップリングが意外。 |
PTC 5186613
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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グスターボ・ヒメノ&ルクセンブルク・フィル
ブルックナー(1824-1896):
(1)-(4)交響曲第1番 ハ短調 WAB.101(1890/1891年ウィーン稿)
(5)行進曲 ニ短調 WAB.96
(6)-(8)3つの小品 WAB.97 |
グスターボ・ヒメノ(指揮)
ルクセンブルク・
フィルハーモニー管弦楽団 |
アバド、ヤンソンスが認めた逸材。俊英ヒメノが手兵ルクセンブルク・フィルとブルックナーを録音!
セッション録音:2016年6月/フィルハーモニー・ルクセンブルク/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、63’06”
(1)-(4)I.12’03”+II.12’07”+III.9’08”+IV.16’57”=50’15”、(5)4’44”、(6)-(8)I.変ホ長調
2’15”+II.ホ短調 3’03”+III.ヘ長調 2’37”=7’55”
SACD ハイブリッド盤。
今世界が最も注目する若手指揮者の一人、スペイン、バレンシア生まれのグスターボ・ヒメノがPENTATONE
レーベルより本格的なデビュー・ディスクをリリースします。
ブルックナーの交響曲では演奏機会の少ない当作品。クラウディオ・アバドに招かれて多くの公演で副指揮者も務めてきたヒメノは、アバドが好んで取り上げたこの作品を真摯かつ思慮深い演奏をしております。
カップリングに収録した管弦楽作品も実に見事。手兵ルクセンブルク・フィルと丁寧に作り上げた世界が広がります。

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PTC 5186622
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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グスターボ・ヒメノ&ルクセンブルク・フィル
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
(1)-(4)交響曲第1番 ヘ短調 Op.10
(5)スケルツォ 嬰ヘ短調 Op.1
(6)主題と変奏 Op.3
(7)スケルツォ 変ホ長調Op.7
(8)5つの断章Op.42 |
グスターボ・ヒメノ(指揮)
ルクセンブルク・
フィルハーモニー管弦楽団 |
手に汗握る大熱演!ヒメノ率いるルクセンブルク・フィルによるショスタコーヴィチ・アルバム!
セッション録音:2016年6月/フィルハーモニー・ルクセンブルク/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、68’33”
(1)-(4)I.8’47”+II.4’55”+III.9’27”+IV.9’43”=32’52”、(5)5’13”、(6)15’25”、(7)3’56”、(8)11’00”
SACD ハイブリッド盤。
今世界が最も注目する若手指揮者の一人、スペイン、バレンシア生まれのグスターボ・ヒメノがPENTATONE
レーベルより本格的なデビュー・ディスクをリリースします。
レニングラード音楽院作曲家の卒業制作である交響曲第1
番(1924-25)。ショスタコーヴィチはこの曲の初演で一躍作曲家として名声を博し、《ソビエト国家が育てた天才》と讃えられました。
打楽器奏者出身であるヒメノは、抜群のリズム感とテンポ感で、実に歯切れのよい演奏を展開しております。
ベネルクス3 国の一画、ルクセンブルクの名門ルクセンブルク・フィルの音楽監督として同団と新たな時代を切り開きます!
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SIMAX
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ヘンニング・クラッゲルードの「四季」!?
〜『四季の合間に』
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV269(Op.8
no.1)《春》
ヘンニング・クラッゲルード(1973-):祈り
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲 ト短調 315(Op.8 no.2)《夏》
クラッゲルード:後奏曲 変ロ短調(《分点(Equinox)》から)
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 RV293(Op.8
no.3)《秋》
クラッゲルード:最後の一葉 − マグヌス追悼
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調 RV297(Op.8
no.4)《冬》
クラッゲルード:過ぎ越しのいけにえに |
ヘンニング・クラッゲルード
(ヴァイオリン)
アークティック・
フィルハーモニック室内管弦楽団
クヌート・ヨハンネセン
(チェンバロ)
ペッテル・リクテル
(ギター、テオルボ) |
ヘンニング・クラッゲルードが世界の頂上から『四季』を連れてくる
!ノルウェー北極圏、トロムソの弦楽オーケストラとノルウェーの人気ヴァイオリニスト、ヘンニング・クラッゲルード
録音:2016年8月15-19日グロンノーセン教会(トロムソ、ノルウェー)/63’20
「ヘンニング・クラッゲルードが世界の頂上から『四季』を連れてくる」。
ノルウェー北極圏、トロムソの弦楽オーケストラ、アークティック・フィルハーモニックが、ノルウェーを代表する人気ヴァイオリニストのひとり、ヘンニング・クラッゲルード(1973-)がソロを弾くヴィヴァルディの『四季』を発表しました。
2012 年からこのアンサンブルの芸術監督を務めるクラッゲルードは、クレーメルとデシャトニコフがアルバムにしたヴィヴァルディの『四季』とピアソラの音楽を組み合わせるという試みに触発され、このプロジェクトを計画したといいます。
キーワードは「extreme(極端)」。「クラッゲルードとアークティック・フィルハーモニックの『四季』は、まさに北極圏の自然。風、雪、寒さ、雨、雪解け、暑さ……クラッゲルードの『情け容赦のなさ』ときたら、極北の地の自然そのもの」。
このアルバムでは、クレーメルたちに倣い、《和声と創意の試み》(Op.8)の4
つのヴァイオリン協奏曲とクラッゲルードが作曲しブロドスキー四重奏団やブリテン・シンフォニアたちにより初演された作品が交互に演奏されます。
《夏》と《秋》の間に演奏される《後奏曲
変ロ短調》は、2014 年の「北極光フェスティヴァル」でアークティック・フィルハーモニックが初演した《分点(Equinox)》(PSC1348)の〈後奏曲〉の一曲です。
何度でもご紹介します。
ヘンニング・クラッゲルードのシベリウス! |
(かれこれ12年も前のコメントから・・・)
NAXOSは毎月、3ヵ月後くらいにリリースされるCDのハイライトを収録したサンプルCDを送ってくる。
流し聴きして、印象に残ったものはチェックする。
わずか2、3分とはいえ、すごい演奏、すごい音楽というのはさすがにピピンとくる。しかし聴いた瞬間のけぞって、泡吹きそうになり、いきなり代理店に電話して未発売のCDを無理やりドイツから取り寄せてもらったのは今回が初めてである。
ヘンニング・クラッゲルードというヴァイオリニストのシベリウスのヴァイオリン協奏曲。
すごい。
ほんとにすごい。
この曲には数々の名演があり、最近ではCD−Rで紹介したブスタボやクレーメル、トゥルバン、CDならムター、ヘンデル、フリード、イグナティウス、ウィックスと恐るべき名演がひしめく。ちょっとやそっとの演奏ではなかなかそのすさまじい集団に入り込むことはできない。
ところが・・・。
ヘンニング・クラッゲルード。1973年オスロ生まれ。いかにも北欧系の美青年である。
ウィックスなどに師事したあと、1992年にデビュー。地元で活動しながらいくつかの賞を取りつつ、1998年にカーネギー・ホール・デビュー。2000年には北欧系のオケと数多く共演、翌年には全世界各地で公演している。協奏曲ではベルグルンド、ザンデルリンク、ヤンソンス、ドミトリエフ、I・フィッシャー、ラザレフ、室内楽ではアンズネス、アルゲリッチ、カプコン、コヴァセヴィチ、モルク、ウィスペルヴェイなど超一流と共演してきた。
クラッゲルードといえば、3、4年前に同じNAXOSから「ノルウェー・ヴァイオリン名曲集」というアルバムをリリースして、ベストセラーになった記憶がある。が、それ以来とくに名前は聞かなかったような気がする。そのアルバムはノルウェーの知られざる美しいヴァイオリン作品を集めたもので、北欧ファンばかりでなく一般ファンからも大いに受け容れられた。
そのアルバムはまさにクラッゲルードのためのアルバム。
超・超絶技巧となるシンディングの作品もすごいのだが、ブルやハルヴォルセン、スヴェンセンたちの作品に抒情と憂愁と激しい情熱をこんなにも心込めて音楽に注ぎ込めることができたのは、まさにクラッゲルードだったからこそ。美しい作品にも注目が集まったが、やはりクラッゲルードのヴァイオリンに話題が集中した。
・・・だが、20代半ばの青年らしい清潔で若々しさに満ちた素敵な演奏ではあったが、そこに人生を変えさせるようなおそるべき魔性は存在しなかった。
しかし、あれから6年。
クラッゲルードが放った最新作は、まさしく魔性というにふさわしい特別ななにかをまとっていた。
・・・今回のシベリウス。技巧は完璧。
しかしそんなことはどうでもいい。このヴァイオリニストの放つ強烈、且つ甘美なエネルギーに魅せられたのである。
ヴィオラ・ソリストとしても活躍しているからなのか、ヴァイオリンとは思えないような野太い音。一音一音に込めるずっしりとした思いのようなものが伝わってくる。それは早いパッセージでも同じで、決して安直に弾き流さない。
ジェラール・プーレも同じように一音一音を大事に弾くが、プーレが軽快なのに対してクラッゲルードは重い。
グルベルトも同じように一音一音を大事に弾くが、グルベルトが殺気立っているのに対してクラッゲルードはもっと颯爽としている。
そのずば抜けた存在感は単なるマッチョな太さや、根暗な鈍重さからくるものではない。なんだかスケールのでかさを感じさせる安心感。男が惚れる男気のようなものか?
とにかくかっこいいのである。
こんなにも重厚で颯爽としていて、そしてセクシーなシベリウスは初めて。
この曲は男には弾けない、となんとなく思っていたが(クレーメルのライヴCD-Rやトゥルバンの演奏があってもなお)、今回完全に撤回する。
あのベストセラー・アルバム「ノルウェー・ヴァイオリン名曲集」から6年。クラッゲルードは音楽を愛する気持ちはそのままに、ひとまわりもふたまわりも大きくなって、男らしくなって我々の元に返ってきたのである。
ちなみに続くシンディングがまた美しく切ない作品。シベリウスやメンデルスゾーン、ブルッフなど古今の名作をひっくるめたような作品だが、もちろん独立した作品としても十分な傑作。なんとなく聴いたことがあると思って誰の演奏で聴いたんだろうとカタログを見たら、完全な錯覚だった・・・・なんと競合盤は1枚もなかった。ひょっとしたら初CD化なのか?クラッゲルードのヴァイオリンはここでももちろん縦横無尽。この無名の名作を華麗に美しく仕立て上げる。
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POLYMNIE
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「ヴィブラフォンとマリンバ」
シャブリエ:気まぐれなブーレ
ラヴェル:パヴァーヌ
バッハ:フランス組曲第1番
メンデルスゾーン:フーガ第5番
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
(前奏曲/メヌエット/月の光/パスピエ)
ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー |
ペルキュ・デュオ:
【フィリップ・リモージュ
(ヴィブラフォン)、
ダミアン・プティジャン(マリンバ)】 |
これはユニークなサウンド!ヴィブラフォンとマリンバにおるラプソディ・イン・ブルーや月の光!
録音:2009年12月 フランス,オーブ県,トロワ、DDD、58'42
すべてヴィブラフォンとマリンバの二重奏による演奏。二つの楽器の個性の違いが融合して独自の世界を作っている。
聞きものはガーシュインのラプソディ・イン・ブルー。編曲も演奏も曲の性格にピッタリ合っていて面白い。フィリップ・リモージュとダミアン・プティジャンは共にパリ音楽院でジャック・ドゥレクリューズに学んだ打楽器奏者。
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「テレマン:室内楽作品集」
3声のソナタ ニ短調
三重奏曲 ヘ長調
ソナタ ハ長調
幻想曲第12番
ソナタ ト長調
トリオソナタ 変ロ長調
トリオソナタ イ短調 |
クリスティアン・モンドズ(アルト・リコーダー)
ファブリツィオ・チプリアーノ(ヴァイオリン)
フィリップ・フロン(バリトン)
キャロル・パレ(クラヴサン)
ジャン=ミシェル・ロベール(ギター,テオルボ) |
名手たちによるテレマンの室内楽曲集!
録音:2014 年11 月ヴァール県,シーニュ、52'15
名手たちによるテレマンの室内楽曲集。
クリスティアン・モンドズ(メンドズ、メンドーズとも)は南フランス出身のリコーダー奏者。元々はバレエダンサーだったのだが、リコーダー奏者に転向。1981
年にムジカ・アンティクワ(・プロヴァンス)を創設、30
年以上渡って精力的に活動している。
このCD には、長年の盟友ジャン=ミシェル・ロベールと、もう少し若い世代のファブリツィオ・チプリアーノやキャロル・パレなどが参加している。ドイツ、オランダ、ベルギーあたりのテレマン演奏と比べて明るく開放的な演奏が魅力的。
なおCD にはTWV などの分類番号が付けられていない。
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「オーボエによるメンデルスゾーン:無言歌集」 |
ダヴィド・ワルター
(オーボエ,コール・アングレ,
オーボエ・ダモーレ)
クレール・デセール(ピアノ) |
無言歌 変ホ長調 Op.38-1/無言歌 ハ短調
Op.38-2/無言歌 ホ長調 Op.38-3/
無言歌 イ長調 Op.38-4/無言歌 イ短調 Op.38-5/無言歌
変イ長調 Op.38-6/
無言歌 変ホ長調 Op.30-1/無言歌 変ロ短調
Op.30-2/無言歌 ホ長調 Op.30-3/
無言歌 ロ短調 Op.30-4/無言歌 嬰ヘ短調
Op.30-6/無言歌 変イ長調 Op.53-1/
無言歌 変ホ長調 Op.53-2/無言歌 ト短調
Op.53-3/無言歌 ヘ長調 Op.53-4/
無言歌 イ短調 Op.53-5/無言歌 イ長調 Op.53-6/無言歌
ホ長調 Op.19b-1/
無言歌 イ短調 Op.19b-2/無言歌 イ長調 Op.19b-4/無言歌
ト長調 Op.62-1/
無言歌 変ロ長調 Op.62-2/無言歌 イ短調
Op.62-5/無言歌 イ長調 Op.62-6/
無言歌 ホ短調 Op.102-1/無言歌 ニ長調 Op.102-2/無言歌
ハ長調 Op.102-3/
無言歌 ト短調 Op.102-4/無言歌 イ長調 Op.102-5/無言歌
変ホ長調 Op.67-1/
無言歌 嬰ヘ短調 Op.67-2/無言歌 ハ長調
Op.67-4 |
オーボエによるメンデルスゾーンの無言歌集!
録音:2005年3月 パリ、DDD、71'30
メンデルスゾーンの無言歌をオーボエなどを用いて演奏している。すべてオーボエ奏者のダヴィド・ワルテ(ワルター)の編曲。
元々無言歌と名付けられているように旋律が歌っており、それをオーボエなどで演奏することで主旋律がくっきりと浮かび上がっている。
ダヴィド・ワルテ(ワルター)は1958 年、パリの生まれ。オーボエ奏者としてだけでなく指揮者としても活動している。
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ヴェロニク・ボンヌカーズ(ピアノ)
「ドメニコ・スカルラッティ:20のソナタ」
ソナタ 変ロ長調 K441/ソナタ ホ長調 K162/
ソナタ ト長調 K13/ソナタ ホ長調 K531/
ソナタ ホ長調 K381/ソナタ 変ホ長調 K371/
ソナタ ニ短調 K1/ソナタ イ短調 K532/
ソナタ ホ長調 K232/ソナタ ト長調 K455/
ソナタ ロ短調 K27/ソナタ イ長調 K208/
ソナタ ト長調 K427/ソナタ イ長調 K322/
ソナタ ト長調 K125/ソナタ ニ短調 K32/
ソナタ イ長調 K113/ソナタ 嬰ヘ短調 K25/
ソナタ ハ長調 K420/ソナタ ヘ長調 K432 |
ヴェロニク・ボンヌカーズ(ピアノ) |
録音:2015年2月 フランス,ランド県, ビスカロス、DDD、73'31
ドメニコ・スカルラッティのソナタ集。ヴェロニク・ボンヌカーズ(Veronique
Bonnecaze)はボルドー音楽院を修了後、ジュリアード音楽院で学んだピアニスト。サラサラとした淀みのない、爽やかなスカルラッティを演奏している。
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ブラームスの2台ピアノのための作品、
ワルツ集と大曲、ソナタ ヘ短調を収録
ブラームス:
ワルツ集 Op.39(全16曲)
2台のピアノのためのソナタ ヘ短調 Op.34b |
デュオ・アンドラニアン:
【シャンタル・アンドラニアン(ピアノ)
ジゼル・アンドラニアン(ピアノ)】 |
録音:2016年3月 イヴリー=シュル=セーヌDDD、63'14
ブラームスの2台ピアノのための作品のうちワルツ集と大曲、ソナタ
ヘ短調を収録。デュオ・アンドラニアンはシャンタルとジゼルのアンドラニアン姉妹によるピアノ・デュオ。ピタリと呼吸の合った演奏は近い身内ならではのもの。
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「ボンヌカーズ〜ショパン:ピアノ作品集」
ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58/
3つのマズルカ Op.63
(ロ長調 Op.63-1/ヘ短調 Op.63-2/
嬰ハ短調 Op.63-3)/
演奏会用アレグロ イ長調 Op.46/
前奏曲 嬰ハ短調 Op.45/タランテラ 変イ長調
Op.43/
幻想曲 ヘ短調 Op.49/3つのエコセーズ Op.72-3 |
ヴェロニク・ボンヌカーズ(ピアノ) |
録音:2009年10月 イヴリー=シュル=セーヌ、DDD、75'28
フランスのピアニスト、ヴェロニク・ボンヌカーズによるショパン集。ボンヌカーズはショパンを敬愛しその作品を得意としており、知性的で明晰で意志の強さを感じさつつあくまで洗練された演奏を繰り広げている。
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ドゥニ・パスカルの弾くシューベルト
シューベルト:
楽興の時 D780,Op.94
ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960 |
ドゥニ・パスカル(ピアノ) |
2012年4月 イヴリー=シュル=セーヌ、DDD、74'23
フランスのピアニスト、ドゥニ・パスカルの弾くシューベルト。ドゥニ・パスカルは1961年生まれ。フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮レ・シエクルと共演したショパンのピアノ協奏曲が好評を得ています。
幅広く活躍しているが、特にシューベルトには思い入れがあるようで、好んで取り上げている。ここでもジワッと広がる味わい深い演奏で、長大な変ロ長調ソナタも見事な演奏だ。
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TRITON
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これは癒されます!
「チェロ四重奏によるバッハ:オルゲルビュヒライン(オルガン小曲集)」
バッハ:オルゲルビュヒラインから
「さあ来てください、異教徒の救い主よ」
BWV599/「神の子がやって来た」 BWV600/
「主である神よ、私たちはあなたを讃えます」
BWV601/「全能なる神を讃えなさい」 BWV.602/
「ベツレヘムに幼子が生まれた」 BWV603/「イエス・キリスト、あなたが讃えられるよう」
BWV604/
「喜びに満ちたこの日」 BWV605/「天の高みから私はここに来た」
BWV606/
「天から天使の軍勢が来た」 BWV607/「甘い喜びに」
BWV608/
「イエスよ、私の喜びよ」 BWV610/「私たちキリストの仲間たちは」
BWV612/
「古い年は過ぎ去った」 BWV614/「平安と喜びを携えて私はこの地を去る」
BWV616/
「私たちを幸福にするキリストは」 BWV620/「イエスが十字架にかけられて」
BWV621/
「ああ人間よ、お前の罪が大きいことを嘆きなさい」
BWV622/
「私たちはあなたに感謝します、主イエス・キリストよ」
BWV623/
「キリストは死の縄目に繋がれて」 BWV625/「イエス・キリスト、私たちの救い主よ」
BWV626/
「キリストは蘇った」 BWV627/「聖なるキリストは蘇った」
BWV628/
「栄光の日が現れた」 BWV629/「今日、神の子は勝利した」
BWV630/
「来てください、創り主である神よ、聖霊よ」
BWV631/
「主イエス・キリストよ、私たちを顧みてください」
BWV632/「これらが聖なる十戒」 BWV635/
「天の国におられる私たちの父よ」 BWV636/「アダムの堕罪によってすべて台無しになり」
BWV637/
「救いは私たちの元に来た」 BWV638/「私はあなたを呼びます、主イエス・キリストよ」
BWV639/
「あなたに私は望みを願いました、主よ」
BWV640/「私たちが極めて大きな苦悩にある時」
BWV641/
「愛する神にだけ自らを統べらせる者は」
BWV642/「すべての人間は死ぬ定め」 BWV643/
「ああ、なんと取るに足らない、ああ、なんと束の間の」
BWV644 |
ポンティチェッリ四重奏団(チェロ四重奏):
【ヴィルジニー・コンスタン(チェロ)、
クリスチャン・ウォルフ(チェロ)、
セバスチャン・ポール(チェロ)、
ソフィー・マニアン(チェロ)】 |
これは癒されます!チェロ四重奏によるバッハの「オルガン小品集」!
録音:2016 年2 月,6 月 ヴェズレー,DDD、61'23
バッハのオルガン小品集、オルゲルビュヒラインをチェロ四重奏で演奏した、おそらくは初めての試みのCD。オルガン演奏より温かみがあり、また音の立ち上がりの良さから声部の絡みが明瞭になるなど、オリジナルとはまた違った良さが味わえる。

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メンデルスゾーンの室内楽作品の傑作、ピアノ三重奏曲2曲
メンデルスゾーン:
ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49
ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調 Op.66 |
トリオ・ピルグリム:
【ドルフィヌ・バルダン(ピアノ)
アルノ・マドーニ(ヴァイオリン)
マリズ・カステロ(チェロ)】 |
録音:2014年12月18-21日 イヴリー=シュル=セーヌ,DDD、58'58
メンデルスゾーンの室内楽作品の傑作として知られるピアノ三重奏曲2曲を、フランスの若いピアノ三重奏団、トリオ・ピルグリム(巡礼者三重奏団の意)が演奏。
メンデルスゾーンの作品の中でも短調の暗い美しさが映えるこの2
曲を、あまりドイツ風のロマンティシムに濃く染めることなく、メンデルスゾーンの繊細な憂いを瑞々しく描いている。
ピアノのドルフィヌ・バルダンはトゥールの生まれ。パリ音楽院で学ぶ。
ヴァイオリンのアルノ・マドーニはパリ音楽院、リヨン音楽院でさらに学び、2005
年以来フランス放送フィルハーモニー管弦楽団の団員。マリズ・カステロはストラスブール音楽院、ブリュッセル王立音楽院で学んだ後、トゥール交響楽団の首席チェロ奏者を務めている。
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「ソロ・クラリネット」
(1)ベルトラン:ディクハ
(2)ファーニホウ:時間と動作の研究1
(3)ポサダス:シノロン
(4)フェデーレ:ハイ
(5)ラッヒェンマン:無から
(6)ロバン:メタルの芸術2 |
アルマン・アングステ(クラリネット) |
録音:(1)2014年10月8日 ストラスブール、(2)2012年6月6日
パリ、(3)2013年6月20日 パリ、(4)2014年7月2日
ストラスブール、(5)2014年1月30日 パリ、(6)2010年10月5日
ストラスブール/DDD、58'02
ストラスブール出身のフランスのクラリネット奏者、アルマン・アングステによる現代クラリネット作品集。
1970 年のラッヒェンマン「無から」から、2007
年のロバンのメタルの芸術2まで、様々な実験的音楽が演奏されている。
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「NO PARKING」
ブリュノ・マントヴァーニ:メタル/
エルサン:ディクス・デュオス/
カヴァナ:パーキング・シューベルト/
ディモフ:クラリネット二重奏のための典礼/
サイグン:直感 Op.4/
デュパサン:2声の二重奏曲
ジャレル:P.M. / M.P. /
ダダモ:さよなら世界 X Op.1/
コヌソン:現代生活の場面 |
ブリュノ・ボナンセア(クラリネット)
ニコラ・ナジョト(クラリネット) |
録音:2016年2月 ジュヌヴィリエ,DDD、69'07
トルコの作曲家、アフメト・アドナン・サイグン(1907-91)の他はいずれも20世紀生まれのフランスの作曲家のクラリネット二重奏のための作品。マントヴァーニは映画音楽の人ではなく、パリ音楽院
CNSMDPの院長を務めるブリュノ(ブルーノ)・マントヴァーニ。
ブリュノ・ボナンセアは現在ロッテルダム・フィルのソロ・クラリネット奏者。ニコラ・ナジョトはクラシックのみならずトルコ音楽、ジプシー音楽、ロック、即興演奏など幅広く活躍している。
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「フランスの歌」
アブルケ:夜想曲/
デュビュニョン:船乗り/
ブトリ:神秘の香り/
エスケシュ:サイゴン/
デュビュニョン:バラード「鶏冠石で、砒素の岩で」/
デュビュニョン:天はその美しい両目を開いた/
アブルケ:サン=ポールの市場で/
ブシェ:死の舞踊/
タンギ:思い出/
アブルケ:喜びの賛歌/
プティジラール:忘れられた祈り/
デュビュニョン:私はあなたの怪しげな国にあえて入り込む/
アミオ:マリー=ブランシェ/
デュビュニョン:覗き/
ワクスマン:夢/
メパ:オルフェ/
バスト:一人の天使が留まり |
アナイ・コンスンタン(S)
マリーナ・ヴィオッティ(MS)
ジェレミー・シュッツ(T)
マシュー・ガードン(Br)
エリック・ジェヌスト(指揮)
マコン国際歌曲コンクール管弦楽団
アニェス・グラジアーノ |
録音:2015年10月2,3,4日 ヴェズレー、2016年4月4,5日
マコン,DDD、65'25
フランス中東部、ワインの生産で知られる古い町マコンで行われるフランス歌曲のコンクールの受賞者による演奏。
イザベル・アブルケ(1938-)、リシャール・デュビュニョン(1968-)、ティエリー・エスケシュ(1965-)ら、いずれも20世紀生まれのフランスの作曲家たち。四人の歌手たちはいずれもフランスの若い歌手。
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「サティ:四手ピアノ作品集」 |
リュドミラ・ギルモー(ピアノ)
ジャン=ノエル・デュボワ(ピアノ) |
舞踏への小序曲/グノシエンヌ第1番/踊る操り人形/グノシエンヌ第2番/
青年期の2つの作品(ワルツ=バレ/幻想ワルツ)/
モンマルトルの素描粗描〜「ハエ氏の死」への小前奏曲/グノシエンヌ第3番/
組み立てられた3つの小品(パンタグリュエルの子供の頃/
極楽の行進曲/ガルガンチュワの遊び)/
グノシエンヌ第4番/モンマルトルの素描粗描(跳躍/
アンピール劇場の歌姫)/グノシエンヌ第5番/
ある犬のためのプニョッとした本当の前奏曲集(厳しい叱責/家にひとり/遊ぶ)/
グノシエンヌ第6番/干からびた幼生(ナマコの/
甲殻類の/十脚類の)/グノシエンヌ第7番/
風変わりな美女(行進曲「フランス=月世界」/
リトゥルネル/ワルツ「目の中の謎めいたキス」/
大リトゥルネル/上流社会のカンカン)/ジムノペディ/ピカデリー |
DDD、63'01
サティのピアノ曲を四手演奏を含めて集めている。
ジャン=ノエル・デュボワはリモージュ生まれのピアニスト。リュドミラ・ギルモーは12
歳でパリ音楽院 CNSMDP に入学、世界的に活躍している。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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AUDITE
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巨匠フレイレによる
'86年のサン=サーンスの協奏曲のライヴと
60年代にドイツで収録したグリーグ&リストの放送音源 |
ネルソン・フレイレ(ピアノ)
(1)-(3)アダム・フィッシャー(指揮)
ベルリン放送交響楽団 |
(1)-(3)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番
ト短調 Op.22
(I.11’12”+II.5’42” +III.6’12”
= 23’06”)
(4)-(8)グリーグ:抒情小曲集より
【「孤独なさすらい人」第3集第2曲 Op.43-2(1’42”)/
「小鳥」第3集第4曲 Op.43-4(1’37”)/
「民謡」第1集第5 曲 Op.12-5(1’28”)/
「ノルウェーの旋律」第1集第6曲 Op.12-6(0’54”)/
「羊飼いの少年」第5 集第1 曲 Op.54-1(3’58”)】
(9)リスト:ハンガリー狂詩曲第5番 ホ短調「悲しい英雄物語」S.244-5(8’23”)
(10)リスト:ハンガリー狂詩曲第10番 ホ長調「前奏曲」
S.244-10(5’32”)
(11)リスト:ポロネーズ第2番 ホ長調 S.223(8’28”) |
これは驚きの貴重音源!巨匠フレイレによる’86年のサン=サーンスの協奏曲のライヴと20代にドイツで収録したグリーグ&リストの放送音源が初CD
化!!!
録音:(1)-(3)1986年3月16日/ベルリン放送局本館【Haus
des Rundfunks RBB】(ライヴ/ステレオ)、(4)-(11)1966
年6月2日/ジーメンスヴィラ(ベルリン)(セッション/モノラル)/ディジパック仕様、55’14”
ブラジルが生んだ巨匠ネルソン・フレイレ、初CD
化音源の登場です。
1944 年、ブラジル、ボア・エスペランサ生まれのフレイレは4
歳のときにリサイタルを開いたという鬼才。神童として注目され自国ではニゼ・オビーノとルシア・ブランコに師事しました。1957
年リオデジャネイロの国際コンクールで優勝し、その後ウィーンにて研鑽を積み、1964
年にはリスボンでヴィアンナ・ダ・モッタ賞を、ロンドンではディヌ・リパッティ・メダルを受けるなど、10
代にして国際的にその名が知られ、以後半世紀たった現在も世界屈指のピアニストとして第一線で活躍しております。
フレイレが最も得意とする作曲家サン=サーンス。1986
年にアダム・フィッシャー指揮、ベルリン放送交響楽団と共演したサン=サーンスのピアノ協奏曲第2
番は、フレイレの圧倒的なテクニックに裏付けされたスケールの大きな演奏を聴くことができます。ピアノ独奏で始まる第1
楽章では力強くも切ない旋律を感情をこめて演奏。第2
楽章では歯切れの良いピアノとオーケストラが見事に対話。第3
楽章のプレストでは、フレイレの卓越した技術を十分に堪能できる圧巻の演奏です!
グリーグとリストのピアノ作品は1966 年6
月にベルリンのラジオ・デビューとなった記念すべき放送用録音です。
当時22 歳だったフレイレですが、すでに独自のスタイルを確立しており、艶やかで表情豊かな演奏は聴き手を虜にします。ことに細かく速いパッセージでは驚くべき技巧の持ち主であることを再認識させられます。
audite レーベルが誇る1st Mater Release
シリーズから最上の形でリリースされます。
ネルソン・フレイレ 来日公演情報
■2017 年7月4日(火)19:00 開演
すみだトリフォニーホール【リサイタル】
トリフォニーホール・グレイト・ピアニスト・シリーズ
ネルソン・フレイレ
■ 2017 年7月7日(金)19:00 開演
東京芸術劇場【協奏曲】
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
飯守泰次郎(指揮)、読売日本交響楽団
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<メジャー・レーベル>

6/13(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
APARTE
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フェルナンド・ド・ラ・トンベル(1854-1928):
歌曲集(全曲世界初録音) |
タシス・クリストヤンニス(バリトン)
ジェフ・コーエン(ピアノ) |
1. Hier au soir/詩:V.ユゴー、
2. Les Larmes/詩:オーギュスト・ドルシャン、
3. Il me l’a dit/詩:不詳、
4. Ischia/詩:アルフォンス・ド・ラマルティーヌ、
5. Croyez-moi ! /詩:ピエール・バルビエ、
6. La Croix de bois/詩:ポール・ハレル、
7. Les Papillons/詩:テオフィル・ゴーティエ、
8. Passez nuages roses/詩:ジョルジュ・ブテロー、
9. Cavalier mongol/詩:マルセル・ド・リウス、
10. Souvenir/詩:不詳、
11. Promenade nocturne/詩:テオフィル・ゴーティエ、
12. Elle est loin/詩:ピエール・バルビエ、
13. Sans toi…/詩: エリ・ブラシェ&ポール・ド・モンヴェルドゥン、
14. Sonnet/詩:エティエンヌ・ド・ラ・ボエティ、
15. Veux-tu les chansons de la plaine ?
/詩:不詳、
16. Ha’ les boeufs/詩:アンリ・ダルセー、
17. Chant-priere pour les morts de France/詩:レオン・シャドゥルヌ、
18. La Vieille chanson/詩:ギィ・ル・コート、ヴィコント・ド・ケルヴェグエン、
19. Si le roy m’avait donne/詩:不詳、
20. La Pernette/詩:オラス・ド・カリアス、
21. Couplets de Cherubin/詩:ピエール=オーギュスタン・カロン・ド・ボーマルシェ、
22. Ballade/詩:アンドレ・テュイエ、
23. Pourquoi/詩:ゴルジュ・ブテロー |
フランスのサロンで活躍した作曲家、トンベルの歌曲集
録音:2017年1月
フランスのサロンで活躍した作曲家、フェルナンド・ド・ラ・トンベルの歌曲集。全曲世界初録音。トンベルは親戚や優れたアマチュア歌手たちのために歌曲を多く書きました。
女性が主人公の愛の詩に多く付曲しており、フランスのロマン派の雰囲気たっぷりの作風をたのしむことができます。ギリシャ出身のバリトン、クリストヤンニスが甘やかに歌っています。
現在では演奏会のプログラムに組み込まれることも多くなってきたトンベルの歌曲の、貴重な録音の登場といえるでしょう。 |
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FONTENAY CLASSICS
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バッハの平均律にチェロのパートを加筆、
美しい作品として生まれ変わらせたモシェレス
ニクラス・シュミットの豊かなチェロ |
ニクラス・シュミット(チェロ)
ステパン・シモニアン(ピアノ) |
イグナーツ・モシェレス(1794-1870):メロディックな対位法練習曲
Op.137a
(J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集に基づく)
第1番ハ長調、第2番ニ長調、第3番ト長調、第4番変ホ長調、第5番ニ短調、
第6番ロ短調(厳格な形式による)、第6番ロ短調(自由な形式による)、
第7番変ロ長調、第8番ニ短調、第9番嬰ハ短調、第10番ハ短調
J.C.F.バッハ:チェロとピアノのためのソナタ ニ長調 |
バッハの平均律に基づいた美しい作品を残したモシェレス、ニクラス・シュミットの豊かなチェロの音色で聴く
録音:2016年5月27-29日フリードリヒ・エーベルト・ハレ、ハンブルク/48’47、日本語帯・解説付
ハンブルク国際メンデルスゾーン音楽祭の芸術監督も務めるチェロ奏者のニクラス・シュミットとハンブルクル音楽大学で教授を務め優れたバッハの解釈で定評のあるピアニストのステパン・シモニアンによるデュオ・アルバム。
ピアノの練習曲でお馴染のモシェレス。ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして1820
年代にヨーロッパ各地を演奏旅行しベートーヴェンやメンデルスゾーンなど多くの作曲家と交流する。また20
年間に渡りロンドンで作曲家、ピアニスト、指揮者、企画者として活躍。1846
年にメンデルスゾーンから声がかかりライプツィヒに移り、共にバッハの研究に取り組むことになります。
モシェレスは「バッハの素晴らしい前奏曲を再び一般聴衆のものにする」という信念をもち、平均律クラヴィーア曲集の10
つの前奏曲にチェロのパートを加筆しこの「メロディックな対位法練習曲」を書き上げました。
バッハの美しい構成に極めてロマンティックなチェロの旋律を加えることで、時代を超えた魅力溢れる作品に仕上げています。「ビュッケブルクのバッハ」として知られる大バッハの9
番目の子どもヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ。彼のチェロとピアノのためのソナタは、初期古典派の兆しが見える作品です。
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HMF
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聖体の祝日のための音楽 |
グラハム・ロス(指揮)
ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団
ミカエル・パパドプロス(オルガン) |
・パンジェ・リングァ・グロリオシ(聖歌)
・ジョスカン・デ・プレ:ミサ・パンジェ・リングァ
・トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア(c.1548-1611):ラウダ・シオン・サルヴァトレム
・ピエール・ド・ラ・リュー(c.1452-1518):O
salutaris hostia
・ウィリアム・バード(c.1539/40-1623):Cibavit
eos
・エドワルド・ベアストウ(1874-1946):Let
all mortal flesh keep silence
・ピエール・ヴィレット(1926-98):O sacrum
convivium
・オリヴィエ・メシアン(1908-92):O sacrum
convivium
・フランシス・グリアー(b.1955):Panis
angelicus
・グラハム・ロス(b.1985):アヴェ・ヴェルム・コルプス(世界初録音)
・ジェラルド・フィンジ(1901-56):Lo,
the full, final Sacrifice |
クレア・カレッジ合唱団の清澄な歌声
録音:2016年6,7月
聖体の祝日のための音楽集。ジョスカン・デ・プレのミサ・パンジェ・リングァも全曲収録されています。敬虔な空気に満ちた清澄な歌声に心奪われる1
枚です。 |
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OCORA
フランスの民俗音楽専門レーベル "OCORA"。
貴重な資料的音源、生々しい音質から、民俗音楽関係者だけでなくオーディオ・ファン、そして一部のクラシック・ファンにまで熱狂的に支持されている。
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コンゴ、サンガ川流域ピグミー女たち
Yeli (ミカヤ族)/Yeli (ンベンゼレのアカ族)/Yeli
(ミカヤ族)/Yeli (ンベンゼレのアカ族)/
子守歌(ンベンゼレのアカ族)/Yeli (バルマ族)/Yeli
(ンベンゼレのアカ族)/
Mobio(ンベンゼレのアカ族)/Bolobe(ンベンゼレのアカ族)/Likano(ンベンゼレのアカ族)/
Bolob(e ンベンゼレのアカ族)/Djengui
(ンベンゼレのアカ族)/子守歌(ンベンゼレのアカ族)/
Yeli (バルマ族)/Yeli (ンベンゼレ)/Yeli
(ンベンゼレのアカ族)/Molimo (ンベンゼレのアカ族)/
子守歌(ンベンゼレのアカ族)/Bolobe (ンベンゼレのアカ族)/Yeli
(ンベンゼレのアカ族)/
Molimo(ンベンゼレのアカ族)/Bolobe(ンベンゼレのアカ族)/Bolobe(ンベンゼレのアカ族) |
ゴスペル音楽の源流を見る思い。ピグミーのポリフォニー合唱
録音:2005-2012年/DDD、67’ 30”
アフリカにコンゴという国は2 つあります。当アルバムは旧ザイールが改名したコンゴ民主共和国ではなく、古くから知られる方のコンゴ共和国北部のピグミー族の音楽。ピグミーの音楽は見事なポリフォニーとなっていて、感動的に発展します。ここでは女性のみによる合唱ですが、どこかゴスペル音楽を思わせさえする魅力を放っています。 |
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中央アフリカ〜アカ族ピグミーの狩り、愛、風刺歌
わが妻クポムボラよ/わが妻エムベマよ/今すぐお前が欲しい/わが子は肉を求める/
私はリス/お前は川を横切る間震えるだろう/契りし者の別れ/そよ風よ、父の死を嘆かせて/
リスの皮を切る/お父さんを呼んで/チン×の巨匠、眠って!/グバロムボの瞳/
バンドムボの娘たちは猿肉を食らう/チ×ポの巨匠、眠って!/ワナが動物を捕える/
上手に踊ろう/みんなの森/彼女の腰巻がハラリと(その1)/彼女の腰巻がハラリと(その2)/
虫が枝に縛られている/のろまな獣がワナでもがく/箱は空っぽ/
どうして私をこんな砂漠に置き去りにしたの?/レイヨウがワナにかかっている/獣の声 |
おおらかな中央アフリカ・ピグミーの放送禁止的歌集
録音:1994年9月/ADD、64’ 03”
こちらは中央アフリカのピグミー族。下ネタ系の歌や風刺歌が中心ですが、リズミックな器楽伴奏も面白く、ポリフォニックな合唱とあいまっておおらかな生活ぶりが目に浮かびます。 |
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北朝鮮
アレウラエギ/愁心歌/窮心洞アリラン/墓搗歌/
稲刈歌/収穫後の地搗歌/牛車駆歌/舟漕歌/
網から魚をはずす歌/夢金浦打令/ジン・アリ/
月夜の舟漕ぎ/菩薩セギ/ニルリ打令 |
ユ・ジスク |
鉄のカーテンに隠された美しい民謡が日の目を見た
録音:2014-5/DDD、56’ 26”
キナ臭い話題ばかりで、伝統音楽を聴く機会のほとんどない北朝鮮の超貴重録音。韓国で活躍する民謡歌手ユ・ジスクが、現在北朝鮮となった生まれ故郷で伝承されていた歌を披露。朝鮮半島北西部の平安道や黄海道の民謡で、ダイナミックかつ入魂の歌唱を聴かせてくれます。息遣いが生々しく伝わる録音も注目です。 |
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北インド
ラーガ・マドゥヴァンティー(アーラープ)
ラーガ・マドゥヴァンティー(ジャプタール)
ラーガ・キルワーニー(アーラープ)
ラーガ・キルワーニー(ルーパク)
ドゥン(アオチャールとケヘルワー) |
プラモール・クマール(シタール)
ザキール・フセイン(タブラ) |
伝説の名匠クマール幻の音源CD 化!
録音:1972年頃/DDD、録音:1972年頃
1972 年にフィリップスからLP 発売された音源の初CD
化。ラヴィ・シャンカールの愛弟子だったプラモール・クマール(1938-1983)
の伝説的な演奏が、最良の形で残されています。弟子ながらクマールはシャンカールの模倣ではなく、より叙情性に満ちた癒しの世界を創り上げています。いわゆる典型的なインド古典音楽ながら、ポップな感覚さえ漂わせます。録音の良さも光ります。 |
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ウズベキスタン
進行の宝石〜預言者の生/私たちは呼ばれるだろうか/
彼女は来なかった/私はなんという人間だろう/
蒼穹/杯/知らない者に言うな/
死なずにはいないだろう/明け方の起床/下界の深淵/
この世から/ズィクル(1)/ズィクル(2) |
ルスタム=ハジ・ノマノフ(歌とタール)
ネマトゥッラー・ノマノフ(歌とドゥタール)
カシム=ジャン・ラフマトフ(ナイ)
ファフリディン・サリムコフ(ギジャク)
ほか多数 |
シルクロードの聖なる芸術が詩情と熱気を帯びて蘇る
録音:2001, 2003年/DDD、76’ 20”、日本語解説付
中央アジアのウズベキスタンは旧ソ連の共和国のひとつでしたが、1991
年に独立。首都タシケントはシルクロードの街として栄えました。イスラム教の古い宗教音楽を奇跡的に保持し続けてきましたが、ソ連から独立後は民族魂のよりどころとして広く演じられています。かつてはメロディア盤のLP
しか聴く機会のなかった作品が高音質録音で堪能できるようになりました。 |
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スウェーデン/ノルウェー
スウェーデン:
Vill int' Du / Polska till wik / Polska
efter Olle Samuelsson / Vallatspolskan /
Gmoll polska efter Tallroth / Till farfar
/ Kvarnpolskan efter Bengt Bixo / Svalulaten
/
Polskaefter Sigrid Edler / Vals efter
Olle Falk / Kerstins brudpolska / Orsa storpolska
/
Faros lissla /Vals efter Carl Herman
Erlandsson / Trollrikepolskan / Polska efter
Janne Martensson
ノルウェー:
Halling Etter Ole Viken / Bureslatt Etter
Olave Larsdotter Drablos / Vika-PetterSkorsk
/
Springar Etter Herman Straumen / Eg E
Liten Gut / Romarheimen /
Maraslatt EtterNils Furnes / Springar
Etter Alf Melvar / Halling Fra Tysnes /
Martha Ohnstad / Huldrerosa /Brureslatt
Etter Edvard Straumen |
フェル=エリク・エリクソン、ヨーン・ホルメン(ヴァイオリン)、
マグヌス・ホルムストレム(ニッケルハルパ)、
レイクニー・オーセン、ヴィーダル・ウンデシェート(ハーディングフェーレ) |
グリーグの音楽の源泉。北欧民俗楽器による楽しい舞曲
録音:2015年1月/DDD、65’ 50”
ノルウェーにはヴァイオリンに似たハーディングフェーレという民俗楽器があります。基本はラ・レ・ラ・ミの4
弦ですが、曲により調弦を変え、開放弦の重音でドローンを作り、独特のひなびた民俗色を出します。またスウェーデンにはニッケルハルパという似た楽器がありますが、指板を手で押さえるのではなく、キーが付いた鍵盤楽器風になっていて、弦は弓で弾きます。この両民俗楽器の競演を楽しめます。音楽もどこかグリーグを思わせ魅力的です。 |
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インドネシア ジャワのスンダ族の儀礼音楽
オルマタン・タラワンサ
飛行〜パマパグ・イブ〜バドゥド・レンコン/
パニンバン〜リンバンガン/帆走〜風〜一人前 |
ププン・スペナ(リラ・タラワンサ)
ターヤ(カチャピ・タラワンサ) |
ガムランとはひと味異なるスンダ族の儀礼音楽
録音:2011年現地録音/DDD、65’ 50”
ジャワの音楽というとまずガムランですが、西側のスンダ族は独自の音楽を持っています。タワランサという2
弦の胡弓が特徴で、当アルバムは彼らの儀礼音楽を収録。イスラム教徒の彼らが、米の女神を祝う儀式は、独特の断続的なメロディを持つ音楽で参加者を魅了します。カチャピ・タワランサのオスティナート伴奏に乗ってリラ・タラワンサが奏でるメロディは、米の女神と先祖の霊の対話を引き立てるとされ、アラーの名を99
回唱えます。 |
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コンゴ民主共和国
ビラ族:
Viki/お変わりありませんか?/Besu ka
besu/
Nyoki na ganie/Aleli mambo/
アサニがンビラ村を作った/驚いた
ヘマ族:
ンドレ笛(1)/ンドレ笛(2)/
エンディンギディ・フィドルとンドレ笛/
エンディンギディ・フィドルとエンゴマ太鼓と歌/
婚礼歌 |
ンディリ・モンゲ、
ムクディ、
カト、
カトルほか演奏 |
アフリカにいるような熱気が伝わる録音
録音:1984年現地録音/ADD、67’ 51”
コンゴと言っても、こちらはかつてザイールと呼ばれた現コンゴ民主共和国。同地にはピグミー族ではなく、ビラ、ヘマ、ニャリ、レンドゥ、ンド、アルールといった部族が独自の文化を持っています。ここでは森の住人ビラ族とヘマ族の音楽が収録されています。ビラ族はリケンベと呼ばれる親指ピアノが特徴。ヘマ族は縦笛でどちらものどかな響きを聴かせてくれます。リアルな音場感がオーディオ・ファンにも最適です。 |
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クレタ島〜リラの芸術
シティアのメロディとピディフトス/山麓地帯の民謡/チャニアのシルタ舞曲/
マレヴィジのピディフトス舞曲/アンドレアス・ロディノスのシルタ/ソウスタ/
私は南風、あなたは北風/夜よ私を/アノジアのピディフトス舞曲/
シティアのメロディ/5 歩の舞曲/海〜私の枝は曲がる/エロトクリトスの4
バージョン |
ステリオス・ペトラキス(リラ)、ギオルゴス・マノラキス(クレタ・リュート)、
ヴァシリス・スタヴラカキス(ヴォーカル)、ギオルゴス・スタヴラカキス(クレタ・リュート)、
ジャンニス・パパツァニス(太鼓)、タナシス・マヴロコスタス(バス・リラ) |
エーゲ海の夢が広がる神話の響き
録音:2015年1月現地録音/DDD、64’ 07”
リラといえば古代ギリシャの竪琴。クレタ島の名手ステリオス・ペトラキスの演奏で聴くことのできる夢のアルバム。ただし爪弾くのではなく、チェロのように弓を用いるため印象は異なります。ギリシャ音楽独特の東方的幻想感はもとより、リズム、間の取り方すべてが理想的でゾクゾクするほど魅力的。ギリシャに憧れのある方々にぜひ聴いていただきたいアルバムです。

こんな雰囲気と。
https://youtu.be/Y1P7_va5DAY
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TYX ART
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現代無伴奏チェロ作品集
エルンスト・トッホ(1887-1964):
無伴奏チェロのための即興曲Op.90c
ヴォルフガング・フォルトナー(1907-1987):
無伴奏チェロ組曲
サミュエル・アドラー(1928-):
伴奏なしのチェロのためのソナタ
ギセルヘル・クレーベ(1925-2009):
無伴奏チェロのための”Nenia” |
フリーデマン・デーリング
(チェロ) |
偉大なるチェリストたちに捧げられた20世紀の無伴奏チェロ作品集
録音:2015年11月マンハイム/48’55
ハンブルク出身のチェロ奏者フリーデマン・デーリングによる現代無伴奏チェロ作品集。彼がマンハイムで行っている室内楽コンサート・シリーズ「untermDach」での録音となります。
ウィーン生まれの作曲家エルンスト・トッホがグレゴール・ピアティゴルスキーの60
歳の誕生日に作曲した「無伴奏チェロのための即興曲」。
<血の婚礼>で知られるヴォルフガング・フォルトナーや、ハンブルクのユダヤ人家庭に生まれ、1938
年に家族とともにアメリカに渡り今なお活躍するサミュエル・アドラーの作品。
そして最後にアンドレ・ナヴァラのために「Nenia」を作曲したギセルヘル・クレーベと20
世紀の作曲家が偉大なチェリストのために作曲した作品を収録しています。 |
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ブリッタ・グレイザーがオトマール・シェックを歌う
R.シュトラウス:
セレナードOp.17-2、目覚めたバラTrV90,
AV66、
子守歌Op41-1、解脱Op. 39-4
マーラー:春の朝、夏の交代、別離、原光
オトマール・シェック:ヴァンツベック歌曲集Op.52 |
ブリッタ・グレイザー(ソプラノ)
マティアス・ファイト(ピアノ) |
若きソプラノ、ブリッタ・グレイザーがオトマール・シェックを歌う
録音:2016年9、12月/63’07
ドイツの若手ソプラノ歌手ブリッタ・グレイザーによるデビュー・アルバム。R.
シュトラウスとマーラーそして20 世紀スイスの作曲家で300
以上の歌曲を作曲したオトマール・シェックのヴァンツベック歌曲集を中核とした意欲的なアルバムです。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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PARNASSUS
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PACD 96059/60
(2CD)
\2800 →\2590
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リヒテル・イン・ザ・1940s
[CD 1]
J・S・バッハ(1685-1750):
カプリッチョ変ロ長調 「最愛の兄の旅立ちに寄せて」BWV
992(クラヴィーアのための)
ソナタ ニ長調 BWV 963(クラヴィーアのための)
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調
Op.54
シューマン(1810-1856):ピアノのための幻想曲ハ長調
Op.17
J・S・バッハ:
イギリス組曲第3番ト長調 BWV 808(クラヴィーアのための)から
サラバンド
[CD 2]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番ハ長調
Op.2 No.3(*)
クライスラー(1875-1962)/ラフマニノフ編曲:愛の喜び(ピアノ版)(*)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9番ホ長調
Op.14 No.1(+)
J・S・バッハ:ソナタ ニ長調 BWV 963(クラヴィーアのための)(#)
リスト(1811-1886):巡礼の年 第3年(ピアノのための)から
エステ荘の糸杉に(**)
ラフマニノフ(1873-1943):ピアノのための前奏曲嬰ト短調
Op.32 No.12(**)
ラフマニノフ:ピアノのためのメロディー
ヘ長調 Op.3 No.3(**) |
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) |
録音:1948年11月27日(無印)/1947年5月30日(*)/1947年6月5日(+)/1947年10月14日(#)
1949年4月4日、イグムノフ記念演奏会(**) すべてライヴ
スヴャトスラフ・リヒテル(1915-1997)の最初期のライヴ録音を集成。「驚くほど良い音(Surprisingly
fine sound)」と謳われています。
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PACD 96057
\2100→\1990
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コープランド歴史的録音
コープランド・ビフォー・LP(1928-1949)
アーロン・コープランド(1900-1990):
猫とねずみ(ピアノのためのユーモラスなスケルツォ;1920)
録音:1928年 原盤:Ampico B Reproducing
Piano Roll #68153
ピアノ変奏曲(1930)
録音:1935年4月2日 原盤:Columbia
68320/21-D in album X-48 (XCO 17111-2, 17112-1
& 17113-1)
ヴィーツェプスク(ヴァイオリン、チェロとピアノのための;1929)(*)
録音:1935年4月5日 原盤:Columbia
68741/42-D in album X-68 (XCO 17117-2, 17118-1
& 17119-1)
ヴァイオリンとピアノのための2つの楽曲(1926)(+) 夜想曲/ウクレレ・セレナード
録音:1935年4月22日 原盤:Columbia
68321-D & 68742-D (XCO 17326-1 &
17325-1)
ヴォカリーズ(ソプラノとピアノのための;1928)(#)
録音:1935年 原盤:New Music Quarterly
Recordings Vol. 3, No. 1 (R-574)
キューバ舞曲(2台のピアノのための;1942)(**)
録音:1947年 原盤:Concert Hall AL
(CHS 136/7)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1943)(++)
録音:1947年 原盤:Concert Hall album
C-10 (CHS 356/60)
ヴァイオリンとピアノのための2つの楽曲(1926)から
夜想曲(++)
録音:1947年 原盤:Concert Hall album
C-10 (CHS 361)
4つのピアノ・ブルース(1948)
Freely Poetic (for Leo Smit) / Soft
and Languid (for Andor Foldes)
Muted and Drugged (for William Kapell)
/ With Bounce (for John Kirkpatrick)
録音:1949年5月23日、ロンドン、イギリス 原盤:Decca
K 2372 (AR 13657-1 & 13658-1) |
アーロン・コープランド(ピアノ)
アイヴァー・カーマン(ヴァイオリン(*))
デイヴィッド・フリード(チェロ(*))
ジャック・ゴードン(ヴァイオリン(+))
エセル・ルーニング(ソプラノ(#))
レオ・スミット(ピアノ(**))
ルイス・カウフマン(ヴァイオリン(++))
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録音場所:ニューヨーク、アメリカ合衆国(特記以外)
LP録音より前のコープランドの録音をすべて収めた初のCD。初復刻となる音源もあるとのことです。
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<国内盤>

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