≪第93号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 2017/6/27〜
6/30(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ATMA CLASSIQUE
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SONGBIRD〜歌姫 |
レイラ・クレール(ソプラノ)
マリー=エヴァ・スカルフォン(ピアノ) |
1.グノー:おいで 芝生はみどり!/
2.ショーソン:魅惑と魔法の森の中で/
3.ヴォルフ:いとしいひと、わたしがあなたの家の前を通るとき/
4.ヴォルフ:あたし、ペンナに住んでいる恋人がいるの/
5.クィルター:今、深紅の花びらは眠り/
6.R.シュトラウス:木づた/
7.ショーソン:蝶々/
8.ドビュッシー:ロマンス/
9.リスト:漁師の少年/
10. ドミニク・アージェント:春/
11.グノー:セレナーデ/
12.ドビュッシー:巷に雨のふるごとく/
13.ブラームス:雨の歌WoO23/
14.バーバー:聖イータの幻視/
15.ブラームス:動かぬ生ぬるい風/
16.パーセル:しばしの間の音楽/
17.ビゼー:春のために/
18.ブラームス:乙女の歌/
19.フォーレ:秘密/
20.ブリテン:海の光景 |
透き通った声、美しい佇まい注目のカナダ人ソプラノ、レイラ・クレール
録音:2016年10月
色彩豊かで柔軟性のある声、そして優雅な佇まいで人気上昇中のカナダのソプラノ、レイラ・クレール初のソロ・アルバム。
2016/17 シーズンでは、ザルツブルク音楽祭にデビューし、その後チューリッヒやメトロポリタン・オペラにも登場しています。コンサートでもハイティンク、ネゼ=セガン、ケント・ナガノ、ジェームズ・レヴァインなどと共演し注目を集めています。
本デビューCDは、ブリテン、バーバー、クィルター、パーセルのイギリス歌曲、ドビュッシー、ビゼー、ショーソン、グノー、フォーレのフランス歌曲、そしてブラームス、ヴォルフ、R.
シュトラウスのドイツ・リートと内容は彼女の声の特性を表すようにバラエティ豊かな曲目が選曲されています。
シェークスピアなど英国の詩人たちの詩に魅力的なメロディーを付けた、近代イギリスの作曲家ロジャー・クィルターの初期の傑作にして彼の代表作「今、深紅の花びらは眠り」。レイラの透明感のある美しい声にぴったりの優雅なメロディーに彩られた曲。ショーソンが最初の歌曲集≪
7 つの歌曲≫ Op.2 に収められている、テオフィル・ゴーティエによる詩を用いた「蝶々」は、鮮やかに蝶が舞う様子をレイラが軽やかに歌います。
そしてフォーレの初期歌曲の傑作「秘密」。アルマン・シルヴェストルの詩によるもので、繊細で凛とした曲調はフォーレらしいと言えるでしょう。レイラの楚々として美しい舞う様子をレイラが軽やかに歌います。
そしてフォーレの初期歌曲の傑作「秘密」。アルマン・シルヴェストルの詩によるもので、繊細で凛とした曲調はフォーレらしいと言えるでしょう。レイラの楚々として美しい歌声が際立ちます。
伴奏はすでに幾つかのアルバムで評価を得ているカナダ人ピアニスト、マリー=エヴァ・スカルフォンが務め、楽曲ごとに巧みな表情付けを行い、レイラの歌唱を引き立てています。

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BIS
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BIS SA 2267
(SACD HYBRID)
\2700
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グリンゴルツ・クヮルテット、
12音音楽の創始者シェーンベルクの弦楽四重奏曲
シェーンベルク(1874-1951):
(1)弦楽四重奏曲第2番 嬰ヘ短調 Op.10(1907-08)
(2)弦楽四重奏曲第4番 Op.37 |
グリンゴルツ・クヮルテット
【イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)、
アナヒット・クルティキャン(ヴァイオリン)、
シルヴィア・シモネスク(ヴィオラ)、
クラウディウス・ヘルマン(チェロ)】、
(1)マリン・ハルテリウス(ソプラノ) |
グリンゴルツ・クヮルテットの圧倒的な技術と豊かな表現で聴く、12音音楽の創始者シェーンベルクの弦楽四重奏曲。
セッション録音:2016年6月/SRFスタジオ(チューリッヒ)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、64’59”
SACD ハイブリッド盤。
ロシアの俊英ヴァイオリニスト、イリヤ・グリンゴルツ。ソリストとしてだけでなく室内楽にも積極的に取り組んでおり自身のクヮルテットでも多くの録音があります。当ディスクではシェーンベルクの弦楽四重奏曲を収録しました。
12 音音楽の創始者として20 世紀音楽に最も大きな影響を残した作曲家の一人、シェーンベルク。1908
年頃より無調を試みましたが、その最初の作品として弦楽四重奏曲第2
番はあげられます。この作品はソプラノを伴う特異な編成で全4
楽章構成です。S. ゲオルゲの詩による歌が第3
楽章「連祷」、第4 楽章「亡我」に加わります。弦楽合奏のための編曲版(1929)も存在するシェーンベルク初期の傑作です。
シェーンベルクは1933 年にナチスの台頭を避け、アメリカに亡命しました。弦楽四重奏曲第4
番はアメリカ時代の作品で、鬼気迫るシェーンベルクの鋭い音楽を聴くことができます。生涯12
音音楽の旗手として重きをなす存在であったシェーンベルクの大きな功績を知る上でも重要なこの2
篇をグリンゴルツ・クヮルテットの卓越した技術と表現力で聴けるのは非常に喜ばしいことと言えましょう。
イリヤ・グリンゴルツは弱冠16 歳のときにパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝して一躍世界的に有名になりました。その後、パガニーニの協奏曲第1番でCD
デビュー(BIS 999)し、イザイのバラード等をおさめた無伴奏ヴァイオリン曲集(BIS
1051)などで高い評価を得ました。BIS レーベルからの最新盤としてストラヴィンスキーのヴァイオリン作品集第1
集(BIS SA 2245)をリリース。期待のシリーズ録音が開始ました。レパートリーはバロックから現代までと非常に幅広く、若手を代表するヴァイオリニストとして世界各地で演奏しております。近年は特に室内楽に力を入れ、グリンゴルツ・クヮルテットとして積極的な演奏活動、録音を行っており、BIS
レーベルから、クリスチャン・ポルテラを迎え、グラズノフとタネーエフの弦楽五重奏曲(BISSA
2177)をリリースしております。
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BIS SA 2182
(SACD HYBRID)
\2700
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エレン・ニスベトによるイギリス・アルバム!
(1)ヴォーン・ウィリアムズ(エレン・ニスベト編曲):
『旅の歌』から5つの歌
【I.放浪者/II.美しい人よ目覚めよ/III.道端の火/
IV.青春と恋/V.無限に輝く空】(1901-04)
(2)ヴォーン・ウィリアムズ:
ロマンス〜ヴィオラとピアノのための(c.1914)
(3)レベッカ・クラーク:ヴィオラ・ソナタ(1919)
(4)ブリテン(エレン・ニスベト編曲):
無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
(5)ブリテン:ラクリメ Op.48 −ダウランドの歌曲の投影 |
エレン・ニスベト
(ヴィオラ;Amati1714)
ベンクト・フォシュベリ
(ピアノ;Steinway D) |
驚くほどの技術に脱帽。注目の女流ヴィオラ奏者、エレン・ニスベトによるイギリス・アルバム!!
セッション録音:2016年5月/ストックホルム・コンサートホール(小ホール)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、80’18”
SACD ハイブリッド盤。
スウェーデン出身の注目の女流ヴィオラ奏者、エレン・ニスベト。満を持しての録音はイギリスの作曲家に焦点を当て、ヴォーン・ウィリアムズ、レベッカ・クラーク、ブリテンの作品を収録しました。ニスベトはスウェーデン放響、ベルゲン・フィルなどとソリストとして共演。また、室内楽にも積極的に取り組み、マルティン・フレスト、レイフ・オヴェ・アンスネス、諏訪内晶子、ダニエル・ホープ、アレクサンドル・メルニコフなど、世界の名だたる演奏家との共演を誇り、ヴェルビエ音楽祭にも出演するなど、ヨーロッパを中心に積極的な演奏活動を展開しております。
当ディスクではニスベト自身によるヴィオラ編曲作品が収録しています。雄弁な語り口でヴィオラを朗々と歌わせるニスベトならではの選曲で、ヴォーン・ウィリアムズの『旅の歌』から5
曲を編曲し、歌曲を丁寧かつ情熱的に奏でます。
また、ブリテンの無伴奏チェロ組曲第3 番では独特の世界観を研ぎ澄まされたセンスで演奏しております。抜群のセンスの持ち主ニスベト。注目のヴィオラ奏者の登場です! |
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BIS SA 2249
(SACD HYBRID)
\2700
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ペッカ・クーシスト、ベザリーも参加。
名手アホネンがアイヴズのソナタに挑戦!
アイヴズ(1874-1954):
(1)ヴァイオリン・ソナタ第4番
《キャンプ・ミーティングの子供の日》(1911-16)
(2)ピアノ・ソナタ第2番
《マサチューセッツ州コンコード 1840年-1860年》
(1911-19) |
ヨーナス・アホネン(ピアノ)
ペッカ・クーシスト((1)ヴァイオリン、(2)ヴィオラ)
(2)シャロン・ベザリー(フルート) |
セッション録音:2016年6-7月/セッロサリ、セッロホール、(エスポー、フィンランド)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、58’54”
SACD ハイブリッド盤。
リゲティの音楽と歴史的ピアノを弾いたベートーヴェンが評価されたフィンランドのピアニスト、ヨーナス・アホネン(1984-)のリゲティ《ピアノ協奏曲》(BIS
SA 2209)次ぐ、BIS 第2 作。「ローカル」と「ノスタルジック」の「アメリカ」を超え、広く世界で理解されるようになったアイヴズの作品2
曲が収録されました。
《キャンプ・ミーティングの子供の日》の副題をもつヴァイオリン・ソナタ第4
番は、彼の生まれたコネティカット州で19 世紀後半に活発に行われていた夏のキャンプの記憶をインスピレーションに作曲されました。第1
楽章「アレグロ」、第2 楽章「ラルゴ」。第3
楽章「アレグロ」に《まもなくかなたのながれのそばで》の讃美歌の旋律が「音が消え去ったあとにも、聞き手の想像力をさらに飛翔させる」(奥田恵二『「アメリカ音楽」の誕生』河出書房新社
p.230)と思わせる形で引用されます。
『コンコード・ソナタ』として知られるピアノ・ソナタ第2
番《マサチューセッツ州コンコード、1840 年-1860
年》は、ニューイングランド気質の原点ともいえるコンコードに住んだ先人への共感を「音」として示した作品です。超絶主義の作家で哲学者の〈エマソン〉、小説家〈ホーソーン〉の「スケルツォ」、コンコード・ヴィレッジの象徴といわれる「オーチャード・ハウス」の〈オルコット父娘〉(ブロンソン・オルコット、ルイーザ・メイ・オルコット)、ウォールデン・ポンドの森で試みた自給自足の日々を『ウォールデン
森の生活』にまとめた思想家〈ソロー〉。アイヴズが「ベートーヴェンのもっとも偉大なメッセージのある」とみなす、第5
交響曲を開始する「4 つの音」が引用され、4
つの楽章を通して主題として使われています。
ヴァイオリン・ソナタのヴァイオリンと〈エマソン〉の「オプション」ヴィオラは、フィンランドのペッカ・クーシスト(1976-)が弾いています。ソリスト、室内楽奏者、指揮者としてフィンランドと世界を舞台に活躍。ACO
Collective(オーストラリア室内管弦楽団)の芸術監督やミネソタ州のセントポール室内管弦楽団のアーティスティック・パートナーを務めています。 |
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BIS SA 2326
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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トンネセン率いるカメラータ・ノルディカ、
モーツァルトのセレナード&ディヴェルティメント集
モーツァルト:
(1)アダージョとフーガ ハ短調 K.546
(2)セレナード第13番 ト長調
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
K.525
(3)セレナード第6番 ニ長調
「セレナータ・ノットゥルナ」 K.239
(4)ディヴェルティメント ニ長調 ニ長調
K.136
(5)ディヴェルティメント 変ロ長調 ニ長調
K.137
(6)ディヴェルティメント ヘ長調 K.138 |
カメラータ・ノルディカ、
テリエ・トンネセン(ヴァイオリン、指揮) |
明朗快活なアイネク!トンネセン率いるカメラータ・ノルディカによるモーツァルトのセレナード&ディヴェルティメント集。
セッション録音:(1)(2)(4)-(6)2015年1月、(3)2016年1月/アルグツルム教会(エーランド、スウェーデン)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、65’02”
SACD ハイブリッド盤。
世界的弦楽オーケストラのテリエ・トンネセン率いるカメラータ・ノルディカの最新作は「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を含む、モーツァルトのセレナード&ディヴェルティメント集です。
カメラータ・ノルディカはスウェーデン南東部のスモーランド地方、オスカーシュハムンを本拠とする室内管弦楽団で、BIS
レーベルより『響きと怒りの物語』(BIS SA
2256)、プロコフィエフ、ヒンデミット、ウェーベルン、バルトークの弦楽のための作品集(BIS
SA 2126)、ブリテン・アルバム(BIS SA 2060)など、多くのディスクをリリースしております。今回のモーツァルトはまさに満を持しての録音といえ、当団の能力を最大限に発揮させた注目盤です。
テリエ・トンネセンはマックス・ロスタルに師事し、これまでオスロ・フィルやノルウェー室内管のリーダーをつとめました。
卓越した技術とともに指揮者を置かないスタイルによる活動を行なってきた当団と明朗快活なモーツァルトを聴かせてくれます。

トンネセン(指揮)&カメラータ・ノルディカの名盤
ベートーヴェン後期、弦楽四重奏曲オーケストラ版 |
BIS 1096
(3CD)
\5400 →\4990
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ALTARAレーベルの名盤がBISから復活
ベートーヴェン後期、弦楽四重奏曲オーケストラ版
ベートーヴェン(テリエ・トンネセン編曲):
Disc1
(1)弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調Op.127
(2)弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調Op.131
Disc2
(3)弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調Op.130
(4)大フーガ Op.133
Disc 3
(5)弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132
(6)弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 Op.135 |
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テリエ・トンネセン(指揮)
カメラータ・ノルディカ |
ALTARAレーベルから発売されていたベートーヴェン後期、弦楽四重奏曲オーケストラ版をBISによるリマスタリングで再発売!
録音:(3)(4)2001 年11 月29 日-12 月2 日、(6)2002
年9 月20 日-22 日、(5)2003 年9 月18 日-20
日、(2)2005 年1 月25 日-27 日/ヴィシェルム教会(スウェーデン)、(1)2005
年4 月14 日-17 日/アルグツルム教会(エランド、スウェーデン)/3h
5’47”
ALTARA レーベルより発売されていたベートーヴェン後期弦楽四重奏曲オーケストラ版をBIS
レーベルのリマスタリングで再発売致します。
テリエ・トンネセンによるオーケストラ編曲により凄みと深みがましてまた新たな魅力に気付かされる名演です。
トンネセンはマックス・ロスタルに師事し、これまでオスロ・フィルやノルウェー室内管のリーダーをつとめました。当演奏は彼が率いるカメラータ・ノルディカとの演奏です。もともと指揮者を置かないスタイルによる活動を行なってきた団体ですが、コンチェルト・グロッソ・タイプの新編曲でそのままカルテットが拡大したような効果を生んでいます。
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CAVI MUSIC
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新鋭カルテット、アルミーダ・カルテットがフーガの深遠なる世界を描く
ヴァレンティン・ハウスマン(1560 頃〜1614):
第1フーガ、第2フーガ
A.スカルラッティ:四重奏ソナタ第4番
J.S.バッハ:フーガの技法BWV1080より
(コントラプンクトゥス1、コントラプンクトゥス4、
コントラプンクトゥス11)
ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク:ソナタ ハ短調*
モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調K.546
ベートーヴェン:大フーガ変ロ長調Op.133 |
アルミーダ・カルテット
ラファエル・アルパーマン
(チェンバロ)* |
録音:2016年11月/58’33
2006 年共にアルテミス・カルテットの下で学んだ4
人によって結成されたアルミーダ・カルテット。第61
回ミュンヘン(ARD)国際音楽コンクールで優勝。2011
年には第66 回ジュネーブ国際コンクールでリゲティの弦楽四重奏曲第1
番「夜の変容」を演奏し聴衆賞を獲得しています。カルテット名は、弦楽四重奏の父ハイドンの最も成功したオペラの一つ「アルミーダ」から付けられました。若手の登竜門BBC
のニュー・ジェネレーション・アーティスト2014/16
にも選ばれ、今後の活躍が一層期待されます。
今回のアルバムは、弦楽のためのフーガをテーマに選曲されました。ドイツ・ルネサンス期の作曲家ヴァレンティン・ハウスマンの2
つのフーガに始まり、バッハが最晩年に取り組んだ人間業とは思えぬ作曲技法を取り入れた巨大な音楽「フーガの技法」、実力派チェンバンロ奏者ラファエル・アルパーマンが参加したヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルクのソナタ。モーツァルトの「アダージョとフーガ」、そして最後にはベートーヴェンの「大フーガ」と、アルミーダ・カルテットの優れた解釈を介して、知るフーガの深い世界に踏み入れる一枚となりました。
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COVIELLO CLASSICS
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ナンシー・ストレースのためのアリア集
サリエリ:歌劇「焼きもち焼きの学校」〜Ah
Sia Gia
サリエリ:歌劇「いがみあう二人の間で」〜Ahime
non potro*
パイジェッロ:歌劇「ヴェネツィアのテオドーロ王」〜Infedel!
サリエリ:歌劇「トロフォーニオの洞窟」〜D’un
dolce amor
ソレル:歌劇「ぶっきらぼうな善人」〜Son
ancora tenerlla
モーツァルト:
歌劇「フィガロの結婚」〜Deh vieni(はやくおいで、恋人よ)
ソレル:歌劇「椿事」〜Dolce mi parve un
di
ストレース:歌劇「誤解」〜Che delirio-Ah
come
モーツァルト:
演奏会用アリア「どうしてあなたを忘れられようか」K.505
サリエリ:歌劇「トロフォーニオの洞窟」〜
オフェーリアのアリア”ラララ”(デュエット版)
* 世界初録音 |
マリー=ゾフィー・ポラーク(ソプラノ)
カタリーナ・ルックガーベル(ソプラノ)
アカデミア・ディ・モナコ
(ピリオド楽器アンサンブル)
ヨアヒム・チューイーデル(指揮) |
モーツァルト「フィガロの結婚」スザンナ役を初演した当時人気ソプラノ、ナンシー・ストレースのためのアリア集
録音:2016年/48’48
イギリスのソプラノ歌手ナンシー・ストレース。彼女は1786
年ウィーンでモーツァルトの「フィガロの結婚」が初演されたときに(タイトルロールはフランチェスコ・ベヌッチ)、スザンナ役を務めた歌手として知られています。
このアルバムは当時人気歌手であったナンシー・ストレースのために書かれたオペラ・アリアを集めたアルバムです。モーツァルトの「どうしてあなたを忘れられようか」K.505
は、ナンシーがロンドンへ帰る際に、モーツァルトが彼女に送ったもので、彼女の告別演奏会ではモーツァルトが弾き振りをしたといいます。
ドイツの実力派ソプラノ歌手マリー=ゾフィー・ポラークとカタリーナ・ルックガーベルが18
世紀後半のオペラ界の雰囲気をそのままに描き出しています。

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HMF
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ラ・ヌオヴァ・ムジカ、バッハの名曲カンタータ2作と
ペルゴレージのスターバト・マーテル
J.S.バッハ:
カンタータ第54番「罪に手むかうべし」BWV
54
ペルゴレージ(1710-1736):スターバト・マーテル
(ソプラノ、アルト、弦と通奏低音のための)
J.S.バッハ:
カンタータ第170番
「満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ」BWV
170 |
ティム・ミード
(カウンターテナー)
ルーシー・クロウ
(ソプラノ(ペルゴレージ))
ラ・ヌオヴァ・ムジカ
デイヴィッド・ベイツ(指揮) |
気鋭の古楽グループ、ラ・ヌオヴァ・ムジカ、バッハの名曲カンタータ2作とペルゴレージのスターバト・マーテルを収録
録音:2016年4月
バッハのカンタータの中でも名作として人気が高い第54
番(1714 年)と第170 番(1726 年)は、どちらもアルト・ソロのためのカンタータ。ペルゴレージの名作「スターバト・マーテル」(1736
年)との組み合わせという魅力的なプログラムのディスクです。
カウンターテナーのティム・ミードはキングズ・カレッジのメンバーとしてキャリアをスタートした歌手で、ヨーロッパおよびアメリカのオペラ・ハウスで活躍しています。2007
年結成のラ・ヌオヴァ・ムジカはヘンデルのオペラなど、声楽レパートリーに力を入れている団体です。 |
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シャルパンティエが書いた高貴な響きの
オルフェオとエウリディーチェの物語
シャルパンティエ(1634-1704):
「黄泉へ下るオルフェ」
(2幕のオペラ、1686-1687年、
フランス語歌唱) |
ロバート・ゲッチェル
(カウンターテナー/オルフェウス)
カロリーヌ・ウェイナンツ
(ソプラノ/エウリディーチェ)
ヴィオレーヌ・ル・シュナデク
(ソプラノ/ダフネ)
ニコラ・ブルイマン(バス/プルート)ほか
アンサンブル・コレスポンダンス
セバスティアン・ドセ(指揮、オルガン) |
録音:2016年1月
有名なオルフェオとエウリディーチェの物語をフランスで初めてオペラ化したのは、シャルパンティエでした。黄泉で、愛するエウリディーチェを返してほしいと訴えるオルフェオの歌の場面では、通奏低音楽器群のしっとりとした音色の支えが美しく響きます。
オルフェの歌に心打たれて歌われるプルートのアリアや、それに続く精霊たちの合唱も軽やか。非常にポエティックな美しさに満ちたシャルパンティエの「黄泉に下るオルフェ」となっています。
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TYXART
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20世紀初頭に活躍したブルメンタール
サンドロ・ブルメンタール(1874-1919):
ピアノ五重奏曲ニ長調op.2
4つの歌
ピアノ五重奏曲ト長調op.4 |
ゾフィー・クルスマン(ソプラノ)
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
ダニエル・ギグルベルガー(ヴァイオリン I)
エレーヌ・マレショー(ヴァイオリン II)
コリーナ・ゴロモズ(ヴィオラ)
ブリジット・マックレイ(チェロ) |
音楽史の一瞬を切り取る好企画、今回は20世紀初頭に活躍したブルメンタール
録音:2016年7月/70’51
古典派とロマン派の忘れ去られた作曲家に光を当てるシリーズ「クラシック&ロマンティック・トレジャーズ」第7
弾。
今回は20 世紀初頭にミュンヘンで活躍した作曲家サンドロ・ブルメンタール。彼はヴェネツィアの裕福な銀行家の家に生まれ、ヴェネツィアとミュンヘンで音楽教育を受けました。
ここに収録されているイタリア歌曲「4 つの歌」と2
つのピアノ五重奏曲は彼の初期の作品で、古典的な形式のなかに、抒情的かつ軽やかなサロン風の洗練されたメロディーもあらわれる作品です。
ブルメンタールがいた20 世紀初頭のミュンヘンではアヴァンギャルド芸術の拠点となったカバレット(キャバレー)が賑わっていました。ブルメンタールは1901
年に創設された「11 人の執行人」というカバレットのメンバーとなり、1904
年の解散後もカバレットの歌手&作曲家として人気を博していました。
本アルバムに収録された室内楽作品や1907
年ニュルンベルク歌劇場で初演されたオペラ「スラミス」などアカデミズムの音楽から娯楽音楽まで幅広い作風を持つ作曲でありました。彼は1919
年45 歳の若さで亡くなっており、現在ではほとんど彼の作品が演奏されることはありません。音楽史の一瞬を切り取るような本企画ならではのアルバムです。
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21世紀のヴァイオリン協奏曲をエレナ・デニソヴァが弾く
(1)ニコラウス・フェオドロフ(1931-2011):
ヴァイオリン、弦楽オーケストラ、ティンパニのための協奏曲
(2)ミハイル・コロンタイ(1952-):
ヴァイオリン協奏曲「ブルーレイ」op.61 |
エレナ・デニソヴァ(ヴァイオリン)
アレクセイ・コルニエンコ(指揮)
(1)カリンシア・コレギウム・ムジクム
(2)RTV管弦楽団モスクワ |
録音:(1)1995年10月、(2)2013年8月/63’20
指揮者アレクセイ・コルニエンコがロシア出身の名手エレナ・デニソヴァをソリストに迎え、21
世紀のヴァイオリン協奏曲2 作を録音しました。
デニソヴァは、エネルギッシュかつ美しい音色で2
つの新しい色彩を帯びた協奏曲を弾きあげています。
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RUBICON
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17 世紀英国酒場の船乗りたちの歌と踊り
ジ・エールハウス・セッションズ
1. プレイフォード編:
「英国式舞踏指南-イングリッシュ・ダンシング・マスター」より
Wallom Green/
2. パーセル:「アテネのタイモン」よりカーテン・チューン/
3. パーセル:「ボンドゥカ」より
「Oh! Lead me to some peaceful gloom」/
4. ホール・アウェイ・ジョー(シーシャンティの歌)/
5. 17世紀のスコットランド曲:Johnny Faa/
6. パーセル:「アブデラザール」よりホーンパイプ/
7. プレイフォード編:
「英国式舞踏指南-イングリッシュ・ダンシング・マスター」より
Virgin Queen + Stingo + Bobbing Joe/
8. Passaround the grog(シーシャンティの歌)/
9. トラヴェル・セット(17世紀のスコットランド音楽)/
10. I drew my ship (19世紀英国バラード)/
11. オキャロラン:Carolan’s Cup/
12. カナディアン・セット/
13. Leave her Johnny(シーシャンティの歌) |
ビャッテ・アイケ(指揮&ヴァイオリン)
バロックソリステーネ
〔フレドリク・ボック(ギター&チャランゴ)、
ハンス・クヌット・スヴェーン(チェンバロ、ハルモニウム)、
ヘルゲ・アンドレアス・ノルバッケン(打楽器)、
ヨハネス・リンドベルイ(コントラバス)、
ミロシュ・ヴァラン(ヴィオリン&ヴィオラ)、
ペル・T・ビューレ(ヴィオラ)、
スティヴン・プレイヤー(ギター)、
トーマス・グスリー(声&ヴァイオリン)〕 |
17世紀の英国酒場の喧騒
録音:2016年1,5月
17 世紀英国の酒場で船乗りたちが歌い踊ったシーンを再現するこころみのアルバム。トラックを眺めると一見典雅な古楽が聴こえてきそうな内容ですが、聴いてびっくり、ノリのよい音楽に思わず踊りだしたくなるような演奏が展開されています。
17 世紀の酒場にタイムスリップしたような気分になれる、愉快な1
枚。
ビャッテ・アイケ率いるバロックソリステーネは、2005
年結成の古楽グループで、ノルウェーに拠点を置いて活動しています。
安直なポップ・クラシカルは好きじゃないのだが、こういうのは何か許せる・・・
実際こういう17世紀の英国の下町音楽は何らかの形でジプシー音楽と結びついて、その後19世紀のクラシック・ヴァイオリンに影響を与えているような気もする。

https://youtu.be/KrN2TuazQ6Y

https://youtu.be/vGQZj_rU2Cc
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AEOLUS
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AE-10266
(SACD HYBRID)
\2800
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ラ・シュミーズ・ブランシュ 〜
クープラン&フォルクレ:ヴィオール作品集
F.クープラン:
第1組曲 ホ短調、第2組曲 イ長調、
「傲慢な女、またはフォルクレ夫人」
(クラヴサン曲集第3巻 第17組曲より)
A.フォルクレ:第4組曲 ト短調 |
ライナー・ツィパーリング(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ソフィア・ディニス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ピーター=ヤン・ベルダー(チェンバロ) |
18世紀オーケストラのチェロ&ガンバ奏者!ツィパーリングの"クープラン"&"フォルクレ"!
☆オランダの名ガンバ奏者、ライナー・ツィパーリング!
☆クープランとフォルクレ、フランス・バロックの対照的なヴィオール組曲を描く!
18世紀オーケストラのメンバー、カメラータ・ケルンの創設メンバーでもあるオランダの名ヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、ライナー・ツィパーリング。「J.S.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集(AE
10206)」以来となるAeolusからのリリースは、ともに太陽王ルイ14世のもとヴェルサイユの宮廷音楽家として活躍したフランス・バロックの二人の偉大な作曲家、フランソワ・クープランとアントーワヌ・フォルクレの作品集。
情緒的な美学を持つフランス音楽の理想的なタイプであるクープランに対して、イタリア風の力強くヴィルトゥオーゾ的なフォルクレ。対照的な二人の「ヴィオールと通奏低音のための組曲」を、ツィパーリングの名技で描きます。
18世紀オーケストラやオランダ・バッハ協会、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント、ジェズアルド・コンソートなどで活躍してきたオランダの名チェンバリスト、ピーター=ヤン・ベルダーの伴奏にも注目。ソフィア・ディニスは、ライナー・ツィパーリングやヴィーラント・クイケン、フィリップ・ピエルロらに学んだポルトガル出身の女流ヴィオール奏者。

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ボブ・ファン・アスペレン
レイノルト・ポプマ・ファン・オーヴァーリング:作品全集
鍵盤楽器のための6つの組曲(アムステルダム、c.1710)
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組曲第5番ト短調、組曲第4番ハ長調、組曲第3番ト短調*、
組曲第1番ト短調、組曲第2番ト長調、組曲第6番イ長調*
Het Sneker klok spel**
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ボブ・ファン・アスペレン
(チェンバロ、オルガン*、カリヨン**) |
オランダ古楽界の権威ボブ・ファン・アスペレン、オーヴァーリングの作品"全集"
世界初録音!
☆オランダ古楽界の権威的チェンバリスト、ボブ・ファン・アスペレン。
☆バッハにも影響を与えたとされるオランダの知られざる作曲家、オーヴァーリングの作品、全集録音は世界初録音!
オランダ古楽界の権威的チェンバロ&オルガン奏者にして、アムステルダム音楽院の教授として数多くの世界的奏者も育ててきたボブ・ファン・アスペレン。
新録音はオランダの知られざる作曲家、レイノルト・ポプマ・ファン・オーヴァーリング(1692−1781)の作品全集。
オーヴァーリングは1710年頃、10代後半という若さで「作品1」を完成、すぐにアムステルダムで出版され、J.S.バッハやその周りにその名声が広まりました。その"イギリス風"「6つの組曲」は、バッハにも多くのインスピレーションを与えたと考えられています。
オーヴァーリングは決して短命ではありませんでしたが、驚くことにこれ以降作品を残していません。ただ一つの例外である、カリヨン(鐘)のための小品を別として。
ここでは、「6つの組曲」とカリヨンのための「Het
Sneker klok spel」、現存するオーヴァーリングの全作品を収録。全曲録音は世界初となります。

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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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HMF
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musique d’abord、シリーズ最新14タイトル
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3大カウンター・テナー 夢の饗宴
(1)オー・ソレ・ミオ
(2)ビゼー:「カルメン」〜ハバネラ
(3)マスネ:「ル・シッド」〜泣け、泣け、わが瞳よ
(4)バーンスタイン:「ウェストサイド物語」よりマリア
(5)サン=サーンス:
「サムソンとデリラ」〜あなたの声にわが心はひらく
(6)ホワイト・アス・リリーズ
(7)オッフェンバック:「ペリコーリ」〜私は灰色
(8)マイ・ウェイ
(9)ドニゼッティ:「愛の妙薬」〜人知れぬ涙 |
ドミニク・ヴィス,
アンドレアス・ショル,
パスカル・ベルタン
(カウンターテナー)
フランソワ・クトゥリエ(ピアノ)
カール・E・シュレーダー(リュート)
ラインハルト・ワグナー(指揮)
フィルハーモニック・ド・カマルグ管弦楽団 |
「これはコロンブスの卵的な傑作CDである。」(黒田恭一)
録音:1995年2月
3 大テノールが一世を風靡していた1990 年代半ば、同じく大きな話題を呼んだ「三大カウンターテナー」が復活。冒頭トラックの「オー・ソレ・ミオ」に度肝をぬかれ、背中がゾクゾクするような美しさのショルの「ハバネラ」、様々なアリアで魅せるヴィスの芸達者さ、パスカル・ベルタンのストレートな声からふっと薫る色気など、どのトラックも、極上の歌声と、語り尽くせぬ楽しさに満ちています。
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チェロ・ロンド |
ペーター・ブック・チェロ・アンサンブル |
(1)ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第1番
(2)ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲
(3)バーンスタイン:
「ウェストサイド物語」より ‘アイ・フィール・プリティ’
‘マリア’ ‘サムウェア’ ‘アメリカ’
(4)ジョーゼフ・フランシス・ラーム(1887-1960):ボヘミアン・ラグラーム
(5)ユリウス・クレンゲル(1859〜1933):ヒムヌス(賛歌)
(6)J.S.バッハ:音楽の捧げ物より6 声のリチェルカーレ
(7)フンク:組曲ニ長調
〔フーガ〜サラバンド(変奏付き)〜アダージョ〜エア(アリア)〜サラバンド〜アルマンド〕 |
名カルテット、メロス弦楽四重奏団のメンバー、ペーター・ブックを中心としたチェロ・アンサンブル
録音:1996年11月10日、ルートヴィヒ・ヘルシャー追悼演奏会(ライヴ/シュトゥットガルト国立音楽・舞台芸術大学コンサートホール)
メロス弦楽四重奏団のメンバー、ペーター・ブックを中心としたチェロ・アンサンブル。ペーター・ブックの師匠であり、ワルター・ギーゼキングらとトリオを組んだことでも知られるヘルシャーの追悼演奏会の記録です。ユリウス・クレンゲルは、ドイツのチェリスト兼作曲家で、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の首席奏者を務め、ヘルシャーの師でもあった人物。この「ヒムヌス(賛歌)」はニキシュが死去した際にささげられた作品です。最後に収録されているフンクは17
世紀ドイツの音楽家で、4 挺のヴィオラ・ダ・ガンバのための舞曲などをたくさん残しています。格調高い音色でのアンサンブルを堪能できます。 |
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ヤーコプス
J.S.バッハ:モテット集
(1)主に向かって新しい歌を歌え BWV 225
(2)精霊はわれらの弱きを助けたもう BWV 226
(3)わが喜びなるイエス BWV 227
(4)恐るるなかれ、われ汝とともにあり BWV
228
(5)来たれ、イエスよ、来たれ BWV 229
(6)主をたたえよすべての異教徒よ BWV 230 |
マリア=クリスティーナ・キール
(ソプラノ)
シビッラ・ルーベンス(ソプラノ)
ベルナルダ・フィンク(アルト)
ゲルト・テュルク(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
RIAS室内合唱団、
ルネ・ヤーコプス(指揮)
古楽ベルリン・アカデミー団員 |
ヤーコプスによる、かくもやわらかなモテット
録音:1995年11月
自らも名カウンターテナー歌手であり、さまざまな指揮者の下で演奏した経験をもつヤーコプス。ここでも、歌唱陣をたくみにまとめあげ、やわらかくも格調高いモテットの世界を展開しています。
マリア=クリスティーナ・キール
マリア・クリスティーナ・キール(S)の芸術
1年に1回くらい、ふとこの人を紹介したくなる。
いや、紹介しなければならない、と。
それは自分への癒しなのか、それとも許しを求める思いなのか。
初めて彼女の歌声に接した人は、その清楚で伸びやかで透明な歌声に心しびれる思いがするに違いない。
マリア・クリスティーナ・キールはアルゼンチンで生まれ、早いうちからヨーロッパでバロックの声楽曲を習うためにルネ・ヤーコプスに師事した。その後たちまち頭角をあらわし、サヴァール、ヘレヴェッヘ、ブリュッヘン、レオンハルト、アーノンクールたち、まさにそうそうたる巨匠たちと共演、仏HMのいくつかのアルバムにも参加するようになる。
世界的に注目を集めるようになったのは、カルダーラによるオラトリオ「キリストの足下のマッダレーナ」。
日本を含め世界各地で絶賛を受けたこのアルバム。ヤーコプスの棒はもちろんだが、彼以上に、イエスに帰依して天上に導かれるマリア・マグダレーナの難役を、美しく立派に歌い上げたキールに賛辞の声が集まった。
ヤーコプスの「秘蔵っ子」といわれたキールの本格的なデビュ−だったといっていい。
そんな彼女のソロ・アルバム「聖母マリアの涙〜独唱のためのモテット集」はそんな彼女の静謐で清楚な美しさを見せつけた。
ジャケットの中の、ゆったりと椅子にもたれかかかり穏やかに微笑むその美しい彼女の容姿を見たとき、人は彼女の名前であり、彼女の得意のレパートリーであるところの「聖母マリア」を思い浮かべるだろう・・・。
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キール嬢の初ソロ・アルバムとなったモンテヴェルディ |
仏HM
HMA 1951680
¥2200
海外在庫のみ
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聖母マリアの涙〜独唱のためのモテット集
モンテヴェルディ:
主よ、汝に感謝せん(〜4声のミサと詩篇曲集)/
諸人喜びの声をあげよ/聖母マリアの涙/
主を讃美せよ(〜倫理的・宗教的な森)/
馳せ来れ、人々よ/あなたは何と美しいことか/
殉教者を見よ/めでたし、天の女王/
喜び踊れ、シオンの乙女よ/
見よ、神のととのえたもうた宴を
〈挿入曲〉マリーニ:シンフォニア第3番/
第6番(〜教会と室内のソナタ)
アンティナーティ:リチェルカーレ第10番
メルーロ:小トッカータ
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マリア・クリスティーナ・キール(S)
ジャン=マルク・エメ(指)
コンチェルト・ソアーヴェ |
モンテヴェルディの情熱的とさえ言える宗教アリアをのびやかに歌う。
その知的で清楚な歌声は、ジャケットで優しく優雅に微笑む美しい彼女の容貌そのもの。
技術的にも超A級の難曲を、これまでのバロック歌手にはないしなやかさで歌いきるそのスマートさには感服。
そしてときどき挿入されるコンチェルト・ソアーヴェのアンサンブル器楽曲がなんとも優雅。
録音:1998年9月
昔のジャケット・・・
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ティベルギアン(ピアノ)
J.S.バッハ:パルティータ
パルティータ
第2番 BWV 826
第3番 イ短調 BWV 827
第4番 ニ長調 BWV 828 |
セドリック・ティベルギアン(ピアノ) |
一切の迷いのないバッハ
録音:2004年8月
1998 年のロン=ティボー・コンクールで優勝し、知的な音楽づくりとその音色で一躍その名が知られたティベルギアン。2004
年録音のこのバッハでも、一切の迷いなく音楽を進めており、一音一音が透明感と気品、そして知性に満ちています。 |
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ヘンデル:オペラ・アリア集
「ゴールのアマディージ」、「アグリッピーナ」、
「リッカルド・プリーモ」、
「エジプト王トロメーオ」、「オルランド」、
「ロドリーゴ」、「ラダミスト」、
「ロデリンダ」*、「ソザルメ」*
からのアリア集 |
ベジュン・メータ(カウンターテナー)
*はローズマリー・ジョシュア(S)
とのデュエット
ルネ・ヤーコプス(指揮)
フライブルク・バロック・オーケストラ |
ベジュン・メータ HMFデビュー盤
録音:2010年3月
1968 年生まれのアメリカのカウンターテナー、ベジュン・メータのハルモニアムンディ・デビュー盤。シュタルケルの5
回目のバッハ:無伴奏チェロ組曲録音のプロデューサーも務めたという異才。ジョージ・ベンジャミンが彼を主役にしたオペラを書いているなど、世界が注目する才能です。メータの歌唱は男性ならではの力強さと透明感を完璧にあわせもった天性のカウンターテナー。高い音域ではますますやわらかく、低い声でも自然さを失わない歌唱は驚異的です。ヤーコプス率いるフライブルク・バロック・オーケストラの伴奏もメータの劇的な歌唱をこれでもかと煽り盛り上げます。 |
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ヴィヴァルディ:協奏曲集
(1)弦楽合奏のための協奏曲RV 156ト短調
(2)二つのオーボエのための協奏曲RV 535ニ短調
(3)「調和の霊感」Op.3より第12番RV 265ホ長調
(4)2つのチェロのための協奏曲RV 531ト短調
(5)2 つのヴァイオリンのための協奏曲RV 522イ短調
(6)ヴァイオリン、2本の狩猟用ホルン、
2本のオーボエとファゴットのための協奏曲RV
574 ヘ長調 |
ベルリン古楽アカデミー
ゲオルク・カッルヴァイト
(コンサートマスター/
RV535、RV265+solo、
RV531, RV522+solo、
RV574+solo)
ミドリ・ザイラー
(コンサートミストレス/RV156) |
鮮烈、強烈、ヴィヴァルディの弦と管の魅力が炸裂の6曲!
録音:2007年3月
「赤毛の司祭」ヴィヴァルディの協奏曲集。ヴィヴァルディは、様々な楽器がソロとして活躍する協奏曲を書いたことで、音楽史上に大きな足跡を残していますが、そんな彼の手によるとりわけ華やかな作品ばかりが並べられたこのディスクでは、様々な楽器のヴィルトゥオーゾ性が光っています。
RV522のニ重協奏曲では、ミドリ・ザイラーとゲオルク・カッルヴァイトの二人のソリストのかけあいが見事。他の作品でも、メンバーの巧さが炸裂、聴きどころ満載です。 |
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ボッケリーニ(1734-1805):2つのチェロを伴う弦楽五重奏曲集
(1)弦楽五重奏曲集Op.18より第3番 変ホ長調(G.287)
(2)弦楽五重奏曲集Op.29より第6番 ト短調(G.318)
(3)弦楽五重奏曲集Op.41より第2番 ヘ長調
(G.347/Op.37-22) |
ロエル・ディールティエンス(指揮&チェロ)
アンサンブル・エクスプロラシオン |
弦楽器の魅力120%
録音:2005年4月
ボッケリーニの弦楽五重奏曲は、どのパートをとっても役割が重要で、さらにスタイルも実に様々。
特にここにおさめられた3 曲の五重奏曲は、ボッケリーニの真骨頂が味わえる名曲ばかりです。瑞々しい弦の音色、まばゆい音型、メリハリのある作品が、アンサンブル・エクスプロラシオンのメンバーたちによって見事に演奏されています。 |
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ヴラダーの弾き振りによるモーツァルト
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
(2)幻想曲ニ短調K.397
(3)ロンド ニ長調K.382
(4)ピアノ協奏曲第24 番ハ短調K.491 |
シュテファン・ヴラダー(ピアノ&指揮)
カメラータ・ザルツブルク |
録音:2006年4月
生粋のウィーン流ピアニスト、ヴラダーによるモーツァルトのピアノ協奏曲の登場です。しかも弾き振り!むかえうつは伝統あるカメラータ・ザルツブルク。
冒頭の弦楽器と管楽器のかけあいから、まさにこれしかないという絶妙な間の取り方とぴちぴち感に満ちています。続くピアノの入りもきらきらとまばゆいばかり。ピアノのソロの曲も入魂の仕上がり。幻想曲の深刻な空気から、21
番の澄み切った幸福感まで、モーツァルト・ワールドがたっぷりと堪能できます。 |
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ジョルジュ・プリューデルマシエール(ピアノ)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
第11番「トルコ行進曲つき」
第10番,第13番
アレグロK.312 |
ジョルジュ・プリューデルマシエール(ピアノ) |
隠しきれない鬼才ぶり
録音:1991年3月
プリューデルマシエールのモーツァルトのピアノ・ソナタ全集からの分売。超辛口なトルコ行進曲、KV333
の小憎らしいテンポ感など、どこか隠しきれない鬼才ぶりが興味深いモーツァルトです。 |
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名テノール、ギューラの「冬の旅」
シューベルト:冬の旅(全24曲) |
ヴェルナー・ギューラ(テノール)
クリストフ・ベルナー
(フォルテピアノ/Roenisch 1872年) |
録音:2009年10月
ヤーコプスのオペラ録音などでも欠かせない存在の名テノール、ギューラの「冬の旅」。1
ミリの狂いもない音程と、どの音域でも楽々として聴こえる発声はさすが。語尾に至るまでシャープに際立てられた子音が冬の世界を感じさせます。
フォルテピアノの音色が絶妙で、第1曲の和音の連続もほどよい響きで、耳から寒さが伝わってくるよう。「菩提樹」の豊かな響きは聴き手を包み込みます。一転、「春の夢」は極めて儚く、夢はあくまでも夢に過ぎないことを思い出させ、厳しく辛い現実を聴き手につきつけます。 |
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作曲者と同年代の若者が描く等身大のシューベルト
シューベルト:
(1)弦楽四重奏曲第12番「四重奏断章」
(2)同第14番「死と乙女」 |
エルサレム弦楽四重奏団
【アレクサンドル・パヴロフスキ(Vn)、
セルゲイ・ブレスラー(Vn)、
アミハイ・グロス(Vla)、
キリル・ズロトニコフ(Vc)】 |
録音:2007年9月
エルサレム弦楽四重奏団、初期メンバーによるシューベルト。ちょうどシューベルトがこれらの曲を作曲したのと、録音当時の彼らは同年代。完璧なアンサンブルで、等身大のシューベルトを聴かせてくれます。
シューベルトの闇と深みよりも、ナイーヴな心の動きや悩みを等身大に描いていて心打たれます。 |
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ヘレヴェッヘ& 手兵シャンゼリゼ管による
オリジナル楽器初の第5交響曲
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調WAB.105 |
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
シャンゼリゼ管弦楽団 |
録音:2008 年2 月メス、アーセナル
ヘレヴェッへ& シャンゼリゼ管によるブルックナー。発売当時、初の本格的なピリオド楽器による演奏としても大きな話題になりました。
ブルックナーのシンフォニーのなかでもオルガン的とか宗教的といったイメージをもっとも想起させる第5
交響曲。アーノンクールがウィーン・フィルを振った録音、同じく古楽演奏からキャリアを積んだボルトン&モーツァルテウム管などの録音があり、なかでもアーノンクール盤はモダン楽器のオケながら弦のノンヴィブラート奏法を導入したことで、第2
楽章アダージョなどに一定の成果を上げて注目されました。
ヘレヴェッヘのこの演奏では、まず、第1 楽章では低弦のピッツィカートで開始される序奏、つづいてヴィオラ、第2
ヴァイオリン、第1 ヴァイオリンの順に対位法を形成してゆくあたり、ヴァイオリン両翼型の配置から生み出される立体的な音響がここでも効果的。過度に華美に陥らぬファンファーレもオリジナル楽器特有のあたたかみのある響きで好ましく感じられます。
さらに、アダージョも試みとしてではなく、ヴィブラートフリーを徹底的に実践した結果、かつていかなる録音でも味わったことのないこのうえない透明感を獲得しています。そして、切れ味も鋭く美しく幻想的なスケルツォを経て、神聖にして壮麗というほかないフィナーレで閉じられるまで、まるで宗教曲の深い祈りの場面にも似た感触は耳の肥えたファンといえども片時も聞き逃せないものです。
なお、テンポについて快速な傾向を指摘されることの多いピリオド・アプローチにあって、当盤の総演奏時間は、ヘレヴェッヘが理想とするヴァントによるNDR
響との1 度目のレコーディング(1989 年) にほぼ近いものとなっているのも注目されるところです(73
分29 秒)。また、クオリティの高い音楽制作で知られるTORITONUS
のチームが録音を担当しているのも大きな魅力といえるでしょう。 |
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プーランクが友人の追悼のために作曲、
「スターバト・マーテル」
プーランク:
スターバト・マーテル(1950)
サルヴェ・レジーナ(1941)
黒い聖母像への連祷(1936) |
セルジュ・ボド(指揮)
ミシェル・ラグランジュ(ソプラノ)
リヨン国立オーケストラ&合唱団
(ベルナール・テトゥ(合唱指揮)) |
たぐいまれなる美しさプーランクが大切な友人の追悼のために作曲した「スターバト・マーテル」
録音:1984年8月
「スターバト・マーテル」は、ソプラノ独唱、混声合唱(S,A,T,Br,Bs
の五部合唱)と管弦楽のための作品で、1949
年に30 歳で亡くなった友人、画家で舞台装置家でもあったクリスチャン・ベラールの追悼として1950
年に作曲されました。
最初は「レクイエム」の歌詞で構想を練ったプーランクでしたが、あまりに大げさすぎ、「スターバト・マーテル」であれば、親しいベラールの魂を聖母に託すという意味でもぴったりだ、ということで、「スターバト・マーテル」のテキストに付曲しました。
全体を通して、幻想的な合唱と、ハープが効果的に用いられた管弦楽など、たぐいまれな美しさをたたえた名作です。1936
年、それまで宗教作品には着手していなかったプーランクですが、事故で亡くなった友人ピエール=オクターヴ・フェローの死を受けて作曲したいわば宗教作品の出発点といえる「黒い聖母像への連祷」、そして1941
年の「サルヴェ・レジーナ」も同時収録。 |
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Guitares Gitanes
Madalena/ Solea/ Siguiriya/ Garotin/
Fandango/ Renuncia/ Taranta/ Alegrias/
Alegria/ Taranta/ Siguerya/ Milonga/ Tiento/
Bulerias/ Rumba Mora/ Tientos/ Churera/
Serrana/ Guagira/ Granadina/ Churera |
エル・マラゲーニョ
〔アントニオ&マリノ・カーノ〕
イサベル(歌) |
フラメンコの起源をめぐる1枚
録音:1970、71年
フラメンコの起源をめぐる1 枚。歌声が郷愁を誘います。 |
<メジャー・レーベル>
<映像>
<LP>

6/29(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALBA
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ゴスペル
『この部屋、このひととき(Tama huone, tama
hetki)』
Tyhja taulu(まっさらのキャンバス)
Tama huone, tama hetki(この部屋、このひととき)
Niin lauloivat(こんなふうに彼らは歌った)
Akustinen ramina(アコースティックな雑音)
Syksyn nyanssit(秋のニュアンス)
Kolme puuta(三本の木)
Psalmi 57
Jaksa viela(まだ大丈夫だ)
Majataloja, tieta ja sanoja(小屋、道と言葉)
Vuorella(山にて) |
ユッカ・レッピランピ
(歌、アコースティック・ギター)
マルツィ・ニューマン・トリオ
マルツィ・ニューマン(ギター、ピアノ)
ハッリ・ランタネン(エレクトリック・ベース)
アンシ・ニュカネン(ドラム)
ゲスト・ミュージシャン:
ユンヌ・アールトネン(サクソフォーン)
ユッカ・グスタフソン(オルガン)
ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン)
マッティ・P(ラップ) |
ペッカ・クーシストも参加!フィンランドのプログレ・ロックのユッカ・レッピランピによるゴスペル
録音:2012年8月 Varistoteles Studio(ヘルシンキ、フィンランド)/54’17
ウィーン出身のバス=バリトンのホルスト・ラムネクによるヴォルフの歌曲集。ラムネクは、ウィーン国立大学で学び、チューチッヒ歌劇場のオペラ・スタジオでの研修を経て、カラヤンが初めてオペラを振ったウルム市立歌劇場と契約。2006
年からはボン歌劇場、ライプツィヒ歌劇場、ベルリン・コミッシェ・オーパーなどに客演。レパートリーも幅広く、バロックものから現代ものまで歌いこなします。
2015 年には「こうもり」(フランク役)で新国立歌劇場に初出演をしています。
アルバムは「ユーモラス・ヴォルフ」と題し、皮肉、風刺、ユーモアなど作曲家の二面性を表現した楽曲構成となっています。ヴォルフの矛盾した、しかし美しい独特の世界観を、ラムネクは見事に歌い上げています。
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APARTE
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シューベルト:白鳥の歌
・レルシュタープの詩による
〔「愛の便り」「戦士の予感」「春のあこがれ」
「セレナード」「わが宿」「遠い国で」「別れ」〕
・3つのピアノ曲 D 946より第2番 変ホ長調
・ハイネの詩による
〔「アトラス」「彼女の絵姿」「漁夫の娘」「都会」
「海辺で」「影法師」〕
・ザイドルの詩による「鳩の使い」 |
シュテファン・ゲンツ(バリトン)
ミシェル・ダルベルト(ピアノ;Bosendorfer) |
ゲンツとダルベルトによる至上のシューベルト
セッション録音:2017年2月18-21日/テイエ・ファン・ゲースト・スタジオ(ドイツ)
ドイツを代表するバリトン歌手シュテファン・ゲンツと、シューベルト弾きとしても名高いピアニスト、ミシェル・ダルベルトが、「白鳥の歌」を録音しました。
「冬の旅」[50-1606(claves)] に続くリリースで、ピアノ独奏曲もカップリングされています。
このたびの「白鳥の歌」に至るまでに、ゲンツとダルベルトは既に20
年以上にわたってシューベルトだけでなく、ヴォルフやシューマン、ブラームスらの歌曲で共演を重ねてきました。
ゲンツの細かな表情にダルベルトも繊細にピアノを重ね合わせ、前に出るところと引くところの間合いも絶妙。ゲンツの美しいドイツ語も印象的です。
また、ダルベルトのピアノ独奏も実に雄弁で、様々な情景が浮かぶ名演となっています。 |
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ベートーヴェンの傑作
ベートーヴェン:
・弦楽四重奏曲第11番 op.95 ヘ短調「セリオーソ」
(マーラー編曲弦楽合奏版)
・弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 op.131 |
ロベルト・フォレス=ヴェセス(指揮)
オーヴェルニュ管弦楽団 |
録音:2016年9月21-24日
フォレス=ヴェセス率いるオーヴェルニュ管の弦楽メンバーによるベートーヴェン。「セリオーソ」はマーラー編曲によるもので、コントラバスも加えられ、音楽の力強さが増しています。ヴェセス率いるオーヴェルニュ管のメンバーが、心地よい緊張感の演奏を展開しています。
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COVIELLO CLASSICS
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ヴォルフ:歌曲集 |
ホルスト・ラムネク(バス=バリトン)
エレナ・ラリーナ(ピアノ) |
・メーリケの詩による歌曲集
狩人/ 少年鼓手/ めぐりあい/ 狩人の歌/
戒めに/
頼みごと/ある結婚式にて/ 問わず語り/あばよ
・アイヒェンドルフの詩による歌曲集
すべてに勝って/ 運まかせの騎士/ 楽士/
学生/
兵士Ⅰ/ ひそやかな愛/ 災難/ 期待/愛の幸福
・ゲーテの詩による歌曲集
鼠捕りの男/ 諷刺の歌(ヴィルヘルム・マイスターの修業時代)/
創造し生命を吹き込むこと/ 良い夫と良い妻/
羊飼い/ ぶしつけで楽しく I
・ライニックの詩による歌曲集
喜びとともにいずこへ/ 恋人よ、どこにいるの?/仲間の歌/
楽しい便り
・シェイクスピアの詩による歌曲
とりちがえられた処方箋の歌 |
ヴォルフ独特のユーモアを見事に表現!ウィーンの実力派バス=バリトンのラムネクが歌う
録音:2016年/62’20
ウィーン出身のバス=バリトンのホルスト・ラムネクによるヴォルフの歌曲集。ラムネクは、ウィーン国立大学で学び、チューチッヒ歌劇場のオペラ・スタジオでの研修を経て、カラヤンが初めてオペラを振ったウルム市立歌劇場と契約。2006
年からはボン歌劇場、ライプツィヒ歌劇場、ベルリン・コミッシェ・オーパーなどに客演。レパートリーも幅広く、バロックものから現代ものまで歌いこなします。2015
年には「こうもり」(フランク役)で新国立歌劇場に初出演をしています。
アルバムは「ユーモラス・ヴォルフ」と題し、皮肉、風刺、ユーモアなど作曲家の二面性を表現した楽曲構成となっています。
ヴォルフの矛盾した、しかし美しい独特の世界観を、ラムネクは見事に歌い上げています。
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ESTONIAN RECORDS PRODUCTIONS
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ERP 9316
(SACD HYBRID)
\2400
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女心の歌〜ヴェルディ・テノール・オペラ・アリア集
ルイザ・ミラー、椿姫、シチリアの晩鐘、
マクベス、仮面舞踏会、ナブッコ、リゴレット、
アイーダ、トロヴァトーレより |
リュック・ロバート(テノール)
エストニア国立歌劇場管弦楽団・合唱団
リスト・ヨースト(指揮) |
カナダのテノールがヴェルディを朗々と歌う!
録音:2016年/Stereo/Multichannel
カナダのテノール歌手リュック・ロバート。フランクフルト、トロント、ドルトムント、ヘルシンキ、メトロポリタン・オペラなど世界中の歌劇場で活躍しています。
彼のソロ・デビューCD となる本盤は、彼の得意とするヴェルディ。明るく伸びやかな美声を惜しげもなく聴かせてくれます。
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AVIE
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アントニオ・メネセス(チェロ)
シューマン&サン=サーンス:チェロ協奏曲集
シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調
Op.33
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
Op.33 |
アントニオ・メネセス(チェロ)
クラウディオ・クルス(指揮)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア |
チェロの帝王 アントニオ・メネセス!チャイコン優勝35周年&60歳記念盤!アントニオ・メネセスのチャイコフスキー・コンクール優勝35周年&60歳記念リリース!
☆メネセスにとって初のレコーディングとなる、シューマン、サン=サーンス、チャイコフスキーの名曲!
☆2017年11月来日公演予定曲目収録!(シューマン:チェロ協奏曲)
アントニオ・ヤニグロからチェロを学び、ミュンヘン国際音楽コンクール、チャイコフスキー国際コンクールで優勝に輝いたブラジルが誇る世界的チェリスト、アントニオ・メネセス。1982年のチャイコフスキー国際コンクール優勝(ゴールド・メダル)から35年、そして今年8月に迎えるメネセス60歳の誕生日を記念したアルバムが登場!
長いキャリアと広いレパートリーを誇るメネセスにとって、意外にも初録音となるシューマンとサン=サーンスの協奏曲、そしてチャイコフスキーの「ロココ変奏曲」といった名曲たち。
晩年のカラヤンに認められ、カラヤンとの名録音によって名声を馳せた"チェロの帝王"
アントニオ・メネセス円熟の協奏曲集です! シューマンのチェロ協奏曲イ短調は、2017年11月の来日公演予定曲目!
録音:2017年1月3日−4日、イギリス
☆2017年 アントニオ・メネセス来日公演予定
11月16日(木) いずみホール シューマン:チェロ協奏曲、他/オーギュスタン・デュメイ(指揮)、関西フィル
11月21日(火) 東京文化会館 チェロ・リサイタル/田村響(ピアノ)
11月24日(金)&25日(土) 紀尾井ホール
シューマン:チェロ協奏曲、他/サッシャ・ゲッツェル(指揮)、紀尾井ホール室内管

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LINN
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フランチェスコ・ピエモンテージ(ピアノ)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番&第26番
ピアノ協奏曲第26番ニ長調 K.537《戴冠式》
ピアノ協奏曲第25番ハ長調 K.503 |
フランチェスコ・ピエモンテージ(ピアノ)
アンドルー・マンゼ(指揮)
スコットランド室内管弦楽団 |
フランチェスコ・ピエモンテージ登場!マンゼ&SCOとのモーツァルト!
☆スイスの俊英ピアニスト、フランチェスコ・ピエモンテージ!
☆アンドルー・マンゼ&SCOとのモーツァルトでLinnレビュー!
高い技術と並外れた表現力を備え、特にモーツァルトと初期ロマン派レパートリーの優れた解釈で知られるスイス出身の俊英ピアニスト、フランチェスコ・ピエモンテージ。
ヒストリカル・パフォーマンスのパイオニアであり、現在指揮者として大活躍中の名匠アンドルー・マンゼが振るスコットランド室内管弦楽団(SCO)とのモーツァルトで、Linn
Recordsデビューを果たします!
2007年のエリザベート王妃国際音楽コンクール入賞で国際的な注目を浴び、2009年〜2011年のBBCニュー・ジェネレーション・アーティストにも選抜。定期的な来日公演でも好評を博しているピエモンテージが贈るモーツァルトの後期ピアノ協奏曲。師ブレンデル譲りの極上のモーツァルト演奏にご期待ください!

フランチェスコ・ピエモンテージ
入手困難なNAIVEの代表的アルバム
冒頭の悠然たるテンポでこの男の非凡さを知る |
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俊英ピエモンテージ、naiveレーベルから
こんな王道選曲で登場!
(1)シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調op.54
(2)ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲 ト短調op.33 |
フランチェスコ・ピエモンテージ(Pf)
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)
BBC 交響楽団 |
録音:(1)2012 年12 月1日、バービカン・センター(ロンドン、ライヴ録音) (2)2012
年11 月、ロンドン/74’00”
Claves レーベルの下でシューマンのピアノ曲全集録音に取り組むなど、すでに積極的なリリース活動を行ってきたピエモンテージですが、ピアノ協奏曲を録音したのは今回が初めてになります。シューマンの「ピアノ協奏曲イ短調」とドヴォルザークの「ピアノ協奏曲ト短調」という大作2
つを収録しており、彼独特のふわりとした軽やかなタッチと繊細な音運びの魅力の真髄を味わうに十分なプログラムとなっています。今後の活躍にも更なる期待を持たせてくれる、注目の新譜といえましょう!
来日公演で都響とベートーヴェンのピアノ協奏曲第4
番を披露した際は、その流れるような運指から生まれる繊細な音運びで反響を呼んだピエモンテージ。シューマンは来日リサイタルでも好評を博したレパートリーなだけあり、その期待を裏切らぬ出来栄えといったところ。ピエモンテージの演奏は明暗と強弱のコントラストが絶妙で、切なくも美しい旋律をぐぐっと聴かせてくれます。オーケストラはビエロフラーヴェク率いる名門BBC
響。シューマンは2012 年末にロンドンで行われ好評を博したライヴ録音。チェコ随一の名匠が指揮をとるドヴォルザークも聴き所です。演奏は全体的に澱みのない清廉なテンポ感で進められており、冷静の中にも熱さを秘めた盤石のアンサンブルを組み上げています。
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エジンバラ1742 〜 バルサンティ&ヘンデル
バルサンティ:
合奏協奏曲ニ長調 Op.3-3、合奏協奏曲ヘ長調
Op.3-2、
合奏協奏曲ヘ長調 Op.3-1
ヘンデル:歌劇 《アルチーナ》 HWV.34 より
「ヒルカニアの石造りの棲み家に」、
ホルン協奏曲ヘ長調 HWV.331、
行進曲ヘ長調 HWV.346《トロメーオ行進曲》
バルサンティ:
古いスコットランドの旋律集、
合奏協奏曲ニ長調 Op.3-4、合奏協奏曲ニ長調
Op.3-5 |
アンサンブル・マルシュアス
ピーター・ウィーラン(指揮) |
アンサンブル・マルシュアスが18世紀エジンバラのコンサートを再現!
☆エジンバラを拠点とする新世代ピリオド・アンサンブル!
☆エジンバラ国際音楽祭2017年で披露される特別プログラム。18世紀エジンバラのコンサートを現代に再現!
2007年ブルージュ国際コンクールで第1位&聴衆賞を獲得したメンバーを中心に、2011年に結成されたエジンバラを拠点とするピリオド・アンサンブル、アンサンブル・マルシュアス。スコットランド室内管弦楽団やマーラー室内管弦楽団の首席ファゴット奏者も担う名手ピーター・ウィーランが芸術監督を務め、トーマス・ダンフォード(テオルボ)、フィリップ・グリスヴァール(チェンバロ、オルガン)、サラ・マクマホン(チェロ)などの名手が参加するアンサンブルが、18世紀エジンバラのコンサートを再現。
イタリア出身、イギリスで活躍しエジンバラ音楽協会の"マスター"も務めたフランチェスコ・バルサンティ(1690−1775)の合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)を始め、スコットランド民謡に基づく作品やヘンデルのアリア、ホルン協奏曲、行進曲など、エジンバラ音楽協会のために書かれた作品を中心とした、アンサンブル・マルシュアスならではのプログラムです。

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LYRITA(CD−R)
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SRCD.363
(CD-R)
\2500
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ハード:合唱作品集Vol.1
世俗的なアンセム/起源/5つの賛美歌/
喜びは我らと共に/エドワード・トーマスの夜の歌/
ミサ・ブレヴィス/無情な美しさ/
フクロウの話し/主をほめたたえよ |
ヴァサーリ・シンガーズ
ジェレミー・バックハウス(指揮) |
トーマス・アームストロング、バーナード・ローズ、レノックス・バークリーから作曲法を学び、オペラ、声楽曲、アンセム、"ポップな"カンタータなどを数多く遺したイギリスの作曲家、マイケル・ハード(1928−2006)の合唱作品集。
英国内では特に子供やアマチュアのために優れた作品を書いたことで知られており、宗教、世俗の合唱作品ともに、現在人気を博している合唱界のイギリス人作曲家たちの音楽に通ずる作風を持つ。ジェレミー・バックハウスが率いるヴァサーリ・シンガーズの歌声も充実。
※2016年2月12日−14日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン、イギリス)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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NIMBUS(CD−R)
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NI 5941
(CD-R)
\2400
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サン=サーンス:ピアノ・デュオ&デュエット作品集
Vol.2
連合国の行進曲 Op.155(作曲者編曲による4手連弾版)
アラビア風奇想曲 Op.96
死の舞踏 Op.40(作曲者編曲による2台ピアノ版)
ブルターニュの古謡による3つの狂詩曲 Op.7
(作曲者編曲による4手連弾版)
英雄的奇想曲 Op.106
ウェディング・ケーキ Op.76
(エイドリアン・ファーマーの編曲による2台ピアノ版)
ベートーヴェンの主題による変奏曲 Op.35 |
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)
エイドリアン・ファーマー(ピアノ) |
2台ピアノ&4手連弾のサン=サーンスVol.2!
膨大なレパートリーを持ち、ニンバス(Nimbus)では主に知られざるピアノ作品の発掘者として活躍するマーティン・ジョーンズと、ニンバスのアーティスティック・ディレクターを務めているエイドリアン・ファーマーのコンビによるサン=サーンスのピアノ・デュオ・アルバム第2巻。
2台ピアノのためのオリジナル作品、作曲者本人の編曲、エイドリアン・ファーマーの編曲による2台ピアノ版の「ウェディング・ケーキ」など、第2集もバラエティ豊かな選曲が魅力的。
※録音:2015年5月−2016年5月、ワイアストン・レイズ(イギリス)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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NI 5946/7
(2CD-R/特別価格)
\3700
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J.S.バッハ Vol.1
J.S.バッハ:
ゴルトベルク変奏曲 BWV.988/
イタリア協奏曲ヘ長調 BWV.971/トッカータ
ニ長調 BWV.912/
カプリッチョ《最愛の兄の旅立ちに寄せて》BWV.992/
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903/
6つの小前奏曲 BWV.933−938/
トッカータ ホ短調 BWV.914/幻想曲ハ短調
BWV.906 |
リチャード・レスター(ハープシコード) |
名匠ジョージ・マルコムに師事し、スカルラッティのソナタ全曲録音、フレスコバルディの鍵盤作品集などを続々と世に送り出したイギリスの古楽系鍵盤奏者リチャード・レスター。
新たにスタートするJ.S.バッハの鍵盤作品集は、2023年の完成を目指す壮大なプロジェクト。第1集の演奏には、ハンブルクの名工ヨハン・クリストフ・フライシャーが1710年に製作した楽器をモデルとして、2011年にコリン・ブースが製作したダブル・マニュアル・ハープシコードを使用。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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NI 5964
(CD-R)
\2400
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ジョージ・ベンジャミンの自作自演集最新作!
ベンジャミン:
リリック・テイル《小さな丘へ》*
フライト#
カウンターテナー、女声合唱とオーケストラのための
《歌の夢》+ |
ハイラ・プリットマン(ソプラノ)*
スーザン・ビックリー(コントラルト)*
ジョージ・ベンジャミン(指揮)*/+
ロンドン・シンフォニエッタ*
マイケル・コックス(フルート)#
ベジュン・メータ(カウンターテナー)+
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
オランダ室内合唱団+
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ニンバス(Nimbus)が長きに渡って情熱を注いでいる現代イギリスのリーディング・コンポーザー、ジョージ・ベンジャミン(1960−)の作品集最新作。
コンセルトヘボウ管、BBC響、ボストン響、パリ・フェスティバル・ドートンヌからの委嘱によって書かれた「歌の夢(Dream
of the Song)」は、2015年9月25日にアムステルダムのコンセルトヘボウで行われた初演のライヴ・レコーディング。
※録音:2012年5月−2015年9月
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
NIMBUS ALLIANCE
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NI 6339
(CD-R)
\2400
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ジャクソン:歌劇《バラと指輪》 |
ニコラス・ジャクソン(指揮)
コンチェルタンテ・オヴ・ロンドン
ウィリアム・モーガン(テノール)
エドワード・グリント(バリトン)
ロビン・パートン(ソプラノ)
キャスリン・クロンプトン(ソプラノ)、他 |
「バラと指輪」は、ウィリアム・メイクピース・サッカレー(1811−1863)の原作を題材として、イギリスのコンポーザー=オルガニスト、ニコラス・ジャクソンが作曲した2幕のオペラ。スカルラッティの鍵盤ソナタが随所で現れるところもユニーク。
※録音:2016年5月4日−7日、ドラッパーズ・ホール(ロンドン)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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NI 6295
(CD-R)
\2400
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21世紀のヴァイオリン協奏曲集
パターソン:2本のヴァイオリンと弦楽のための《アリュージョン》
プリッチャード:ヴァイオリン協奏曲《水の壁》
デイヴィッド・マシューズ:
ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための《ロマンツァ》
フォッケンス:
ヴァイオリン協奏曲
《アン・イーヴンフル・モーニング・ニア・イースト・ロンドン》
ドゥーリトル:
ヴァイオリンと弦楽のための《スティル・フォーリング》 |
ハリエット・マッケンジー(ヴァイオリン)
フィリッパ・モー(ヴァイオリン)
ケネス・ウッズ(指揮)
イギリス交響楽団
イギリス弦楽オーケストラ |
デイヴィッド・マシューズを筆頭として、ロンドンを拠点に活躍する5人の現代作曲家が、2000年以降に作曲したまさに"21世紀のヴァイオリン協奏曲"を集めたプログラム。
異なる民族性、文化、興味、影響のカラフルなタペストリーを、デュオ「レトリカ」として来日経験があるイギリスの女流奏者、ハリエット・マッケンジーが劇的に描いていく。現代音楽を得意としており、その演奏は説得力十分。
※録音:2014年10月−2017年1月、イギリス
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。 |
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NI 6344
(CD-R)
\2400
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ラヴェルの時代
ラヴェル:ハバネラ形式のヴォカリーズ=エチュード/
フォーレ:ファンタジー Op.79/
ピエルネ:ソナタ Op.36/
ルーセル:アンダンテとスケルツォ/
ピエルネ:カンツォネッタ Op.19/
ラヴェル:ソナタの楽章/
ルーセル:フルートを吹く人たち Op.27/
フォーレ:子守歌 Op.16 |
ランサム・ウィルソン(フルート)
フランソワ・デュモン(ピアノ) |
ノースカロライナ芸術大学、ジュリアード音楽院を経て、パリでジャン=ピエール・ランパルに師事した名フルーティスト、ランサム・ウィルソンのフレンチ・プログラム。
2010年ショパン国際ピアノ・コンクール第5位入賞、2009年浜松国際ピアノ・コンクール第4位入賞の実績を持つフランスの名手フランソワ・デュモンの共演も楽しみなポイントです。
※録音:2015年12月15日−17日、ワイアストン・レイズ(イギリス)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<メジャー・レーベル>
<国内盤>
ANALEKTA(国内仕様盤)
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カリン・ケイ・ナガノ。
"インヴェンションとシンフォニア"の国内仕様盤!
J.S.バッハ:
2声のインヴェンションと3声のシンフォニア
BWV.772−801 |
カリン・ケイ・ナガノ(ピアノ) |
ピアノ界のニューヒロイン、カリン・ケイ・ナガノ。"インヴェンションとシンフォニア"の国内仕様盤!
☆ケント・ナガノと児玉麻里の娘であり、2014年に日本デビューを果たした才女、カリン・ケイ・ナガノ待望の第2弾!
☆前作モーツァルトに続く新録音となるこのJ.S.バッハは、演奏、録音の両面で話題となること必至!
ルビンシテイン国際ピアノ・コンクール(2009〜2010年)、ベルリン国際ピアノ・コンクール(2007年)、スクリャービン国際ピアノ・コンクール(2007年)で第1位に輝いた実績を持ち、2014年には日本デビューを果たしたピアノ界のニューヒロイン、カリン・ケイ・ナガノ。
ケント・ナガノと児玉麻里の娘であり、パリではフランスの名教師、故ジェルメーヌ・ムニエにピアノを師事した若き才女がデビュー・アルバムとなったモーツァルトの「ピアノ協奏曲第12番&第13番(室内楽版)」(PAN
28765/AN 28765)から約3年の歳月を経て、J.S.バッハの「2声のインヴェンションと3声のシンフォニア」をレコーディング!
カリン・ケイ・ナガノは、このヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの教育のために作曲された傑作を演奏するにあたり、1720年の原典版に基づく「C,
D, E, F, G, A, B, B♭, A, G, F, E, E♭, D,
C」の曲順を採用。
カリン・ケイ・ナガノのピュアな音色とクリアなタッチ、バッハの音楽に対する真摯なアプローチ、そしてアナレクタ(Analekta)の優秀録音によって、「学習用」というイメージから解き放たれた「30の小品」がまばゆく輝きます。
※録音:2016年7月、ラジオ・カナダ・スタジオ12(モントリオール、カナダ)

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GLOSSA(国内仕様盤)
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ルクレール:ヴァイオリン協奏曲集 Op.7-1,
3, 4 & 5
ヴァイオリン協奏曲ハ長調 Op.7-3
ヴァイオリン協奏曲ヘ長調 Op.7-4
ヴァイオリン協奏曲イ短調 Op.7-5
ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.7-1 |
ファビオ・ビオンディ
(ヴァイオリン&ディレクター)
エウローパ・ガランテ |
ファビオ・ビオンディ来日記念盤!"ルクレール"の国内仕様盤発売!
☆鬼才ビオンディが弾く、18世紀フランスのコンチェルト!
☆「フランスのコレッリ」と呼ばれた巨匠、ジャン=マリー・ルクレールの協奏曲集!
イタリアが生んだ古楽界、バロック・ヴァイオリンの巨匠にして鬼才ファビオ・ビオンディ。自身が率いるピリオド・アンサンブル、エウローパ・ガランテとのコンビで、ヴィヴァルディを筆頭とする数々の名演を世に送り出してきたビオンディの新たな協奏曲アルバムは、「フランスのコレッリ」と呼ばれた18世紀フランスのヴァイオリン音楽の巨匠、ジャン=マリー・ルクレール(1697−1764)の協奏曲集。
ルクレールが遺した作品7と作品10の12のヴァイオリン協奏曲のうち、1737年頃に出版された作品7からの4曲の協奏曲を収録。
優れたヴァイオリニストとしても活躍したルクレールが、コンセール・スピリチュエルなどで自ら演奏してきたこれらの作品を、円熟の鬼才ビオンディが妥協なきパフォーマンスで現代に再現します。
録音:2016年11月、サン・フランチェスコ・グランデ教会(パドヴァ、イタリア)
☆レコード芸術2017年5月号「先取り!最新盤REVIEW」掲載!(p.102)
☆ビオンディ2017年来日公演予定!
9月18日(月) 小金井 宮地楽器ホール
9月20日(水) 名古屋電気文化会館
9月21日(木) 王子ホール

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<LP>
SPECTRUM SOUND(LP)
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LPSMBA 029
(LP)
\9600
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コーガンの名演!
1959年11月、パリでの放送用セッション。プロコフィエフ
Side A
・R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ
変ホ長調 Op.18
Side B
・ショスタコーヴィチ(ツィガノフ編):
24の前奏曲 Op.34より第10、15、16、24番
・プロコフィエフ:ロメオとジュリエットより
「モンタギュー家とキャピュレット家」
「 アンティル諸島から来た娘たちの踊り」「仮面」
・ラヴェル:ツィガーヌ |
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
アンドレイ・ミトニク(ピアノ) |
フランス国立視聴覚研究所音源提供
端正なコーガンの名演!1959年11月、パリでの放送用セッション。プロコフィエフは完全初出音源!
録音:1959年11月26日/フランス放送協会(パリ)/180g
重量盤、完全限定プレス、モノラル
驚きのリリースを続けている、スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、フランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したベルアーム・シリーズ。
当LP は1959 年11 月にパリで放送用に収録されたR.
シュトラウスのヴァイオリン・ソナタ、ショスタコーヴィチ(ツィガノフ編)の24
の前奏曲、プロコフィエフのロメオとジュリエットより3
曲、そして、ラヴェルのツィガーヌです。
このうちプロコフィエフは当レーベルからリリースしたCD
にも収録されなかった完全初出音源です!
「R. シュトラウスは弾き始めてすぐに、高貴さとほのかな色香を漂わせた美しい音に魅了されてしまう。
今回初登場するプロコフィエフだが、この曲のコーガンの録音は複数残されているが、音質と安定感でも最も優れたものだろう。」(平林直哉〜ライナーノーツより)
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6/28(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
<メジャー・レーベル>
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SONY
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8898544695-2
\2600→\2390 |
タール&グロートホイゼン/カラーズ
(ドビュッシー、R.シュトラウス:2台のピアノのための編曲集)
1) ドビュッシー(ドビュッシー編):『牧神の午後への前奏曲』,
2-4) ドビュッシー(カプレ編):『海』,
5) R.シュトラウス(ヨハネス・デッバー編):
『サロメ』より「7つのヴェールの踊り」,
6) R.シュトラウス(ヴィクター・バビン編):
『ばらの騎士』より「ワルツ」,
7) R.シュトラウス(オットー・ジンガー編):
『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』, |
タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ) |
細部まで完璧に息の合ったアンサンブルと、洗練された音楽表現により、ヨーロッパ中心に高い人気を得るドイツのピアノ・デュオ「タール&グロートホイゼン」。イスラエル出身の女性ピアニスト、ヤアラ・タールと、ドイツ出身のアンドレアス・グロートホイゼンの2人によるものです。タールはテル・アヴィヴの音楽院を経てドイツに留学し、ともにペーター・ホイフトヴァンガーやルートヴィヒ・ホフマンに学びました。このデュオは、高い芸術性を持つピアノ連弾曲、あるいはピアノ二重奏曲の発掘と紹介に務め、均質な音色と完璧にタイミングの一致した演奏は高く評価されています。このアルバムで選ばれたのはドビュッシーとリヒャルト・シュトラウスの作品です。生まれた年は2年しか違わない2人ですが、その音楽は対極にあるものと言えるでしょう。使われている色彩はどちらも多彩ですが、点描で描かれた絵画のように境界線がぼやけているドビュッシー。ひたすら色を塗り重ねて重厚な重なりを楽しむシュトラウス。彼らの音の違いは、2台のピアノ版に置き換えてもはっきりとわかります。共通点は「どちらも音が多い」ことでしょうか。
【録音】2016年9-10月, ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ |
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8898539178-2
(4CD)
\3400→\3090 |
オリジナル・マスターからの復刻は世界初
マリラ・ジョナス/伝説のマリラ・ジョナス〜コンプリート・レコーディングス
【CD1】
ショパン:
1) マズルカ 変ロ長調Op. posth. no. 22)
マズルカ 第49番 ヘ短調Op.68-4,
3) マズルカ 第43番 ト短調Op.67-2,4) マズルカ
第19番 ロ短調Op.30-2,
5) 夜想曲 ホ短調Op.72-16) 夜想曲 嬰ハ短調Op.
posth,
7) ワルツ 第11番 変ト長調Op.70-1,8) ワルツ
第13番 変ニ長調Op.70-3,
9) ワルツ 第9番 変ロ長調Op.71-2,10) マズルカ
第48番 ヘ長調Op.68-3,
11) マズルカ ト長調Op. posth. no. 3,12)
マズルカ 第35番 ハ短調Op.56-3,
13) マズルカ 第27番 ホ短調Op.41-2,14)
マズルカ 第29番 変イ長調Op.41-4,
15) マズルカ 第18番 ハ短調Op.30-1,16)
マズルカ 第16番 変イ長調Op.24-3,
17) マズルカ 第50番 イ短調「ノートル・タン」Op.
posth,
18) マズルカ 第21番 嬰ハ短調Op.30-4,
[録音]1946年4月19日(1-4, 9),
1946年4月30日(5-8), 1947年9月29日(10-18),
ニューヨーク,
【CD2】
ショパン:
1) マズルカ 第11番 ホ短調Op.17-2,2) マズルカ
第14番 ト短調Op.24-1,
3) マズルカ 第13番 イ短調Op.17-4,4) マズルカ
第12番 変イ長調Op.17-4,
5) マズルカ 第36番 イ短調Op.59-1,6) マズルカ
第22番 嬰ト短調Op.33-1,
7) マズルカ 第45番 イ短調Op.67-4,8) マズルカ
第41番 嬰ハ短調Op.63-3,
9) マズルカ 第9番 ハ長調Op.7-5,10) 夜想曲
第2番 変ホ長調Op.9-2,
11) 夜想曲 第9番 ロ長調Op.32-1,12) 夜想曲
第6番 ト短調Op.15-3,
13) 夜想曲 第1番 変ロ短調Op.9-1,14) 夜想曲
第15番 ヘ短調Op.55-1,
[録音]1949年9月19-20日(1-9),
1950年2月21-22日(10-14), ニューヨーク,
コロンビア30番街スタジオ、
【CD3】
ショパン:
1) ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調Op.26-1,
2) 練習曲 第6番 変ホ短調Op.10-6,3) 練習曲
第2番 ヘ短調Op.25-2,
4) ワルツ 第10番 ロ短調Op.69-2,5) 子守歌
変ニ長調Op.57,
6) 即興曲 第1番 変イ長調Op.29,7) ワルツ
第7番 嬰ハ短調Op.64-2,
[録音]1951年6月1日(1, 2, 4, 5),
1951年6月15日(3, 6, 7), ニューヨーク,
【CD4】
1) ヘンデル:『組曲 ト短調 HWV.432』より
パッサカリア,
2) ドゥシーク(ドゥセック):コンソレーション
Op.62,
3) J.W.バッハ:カプリッチョ ニ短調,
4) モーツァルト:『ピアノ・ソナタ第9番イ長調K.311』より
「トルコ行進曲」,
5) シューベルト(リスト編):セレナード
S.560,
6) ヴァージル・トムソン:『10の練習曲』より「For
the Weaker Fingers "Music Box Lullaby"」,
7) メンデルスゾーン:無言歌第5巻第1曲ト長調Op.62-1「5月のそよ風」,
8) メンデルスゾーン:無言歌第8巻第4曲ト短調Op.102-4
9) ニコラウス:オルゴール,
10) カゼッラ:『子どものための11の小品』より「ボレロ」「ギャロップ」,
11) ロッシ:アンダンティーノ ト長調,
12) ラモー:『新クラヴサン組曲集』より
「メヌエット ト長調 と ト短調」,
13) シューベルト:即興曲 第4番D.899-4,
14) シューベルト:『36の独創的舞曲D.365』と『34の感傷的なワルツD.779』より抜粋,
15) シューマン:子供の情景 Op.15,
[録音]1946年4月(13,14,15),
1947年9月(1,3,11,12), 1951年5〜6月(2,4,56,7,8,9,10),
ニューヨーク, |
マリラ・ジョナス(ピアノ) |
「詩人にして、ピアノを自在に操る名手。現代の名ピアニストの中でも、彼女と肩を並べられる者はほんのわずかだ」(オリン・ダウンズ/ニューヨーク・タイムズ紙)、「ソロ・ピアニストとして第一級の存在」(ヴァージル・トムソン/ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン紙)と絶賛されたポーランドの知られざる名女流ピアニスト、マリラ・ジョナス(1911-1959)が1946年から1951年にかけて米コロンビアに残した貴重な全録音を集大成したボックスセットです。
ジョナスはナチスの追及を逃れてブラジルに亡命し、その後アメリカで成功を収めますが、48歳という若さで亡くなりました。残された録音もわずかしかなく、オリジナル・マスターからの復刻は今回が世界初です。
マリラ・ジョナスは、1911年5月、ワルシャワに生まれました。天才的才能を持ったピアニストとして、ジョナスは9歳の時ワルシャワでデビューし、パデレフスキの生徒となりました。
彼女は1922年に国際ショパン賞を、翌年にはウィーンのベートーヴェン賞を受賞し、1926年からは全ヨーロッパでリサイタルを開くようになりました。しかし1939年、ナチス・ドイツのポーランド侵攻によって、演奏活動の中断を余儀なくされ、彼女は強制収容所に収監。数週間後、彼女は自分の演奏を聴いたことがあるドイツ人高官の手助けを得て脱走、徒歩で数か月かけてベルリンのブラジル大使館まで325マイルを逃亡。これは後に「奇跡」と伝えられています。そこから、ジョナスはリスボン経由でリオデジャネイロへ亡命しました。肉体的・精神的に疲弊したジョナスは演奏活動をやめ、何カ月もサナトリウムで過ごします。夫、両親、兄弟がナチスに殺されたこともその状況に拍車をかけました。しかし同郷のアルトゥール・ルービンシュタインがジョナスにピアノ演奏への復帰を促したと言われ、1946年2月25日、ニューヨーク、カーネギー・ホールでアメリカ・デビューして成功を収め、ピアニストとして復活したのです。その見事な演奏は、特にニューヨーク・タイムズ紙のオリン・ダウンズや、作曲家でニューヨーク・ヘラルド・トリビューン紙のヴァージル・トムソンといった名うての評論家たちを夢中にさせたのでした。
その約5年後、ジョナスはシューマン「謝肉祭」を演奏中に体調を崩し、舞台袖に戻ったところで倒れました。すぐに回復し、ステージに戻ったジョナスは予定された演目を弾き終えましたが、再び演奏活動から離れ、結局1956年12月のカーネギー・ホールでのリサイタルが、最後の演奏となりました。1959年7月3日、ジョナスは極めて稀な血液の病気で48歳の生涯を閉じました。
コロンビアへの録音は1946年から1951年のわずか5年間に行なわれ、これらがジョナスが残した全録音です。
生前特に絶賛されたショパン作品からは、27曲のマズルカを中心に、夜想曲、ワルツ、ポロネーズ、練習曲、舟歌などが含まれており、ジョナスの表現力豊かな演奏の特徴がはっきり出ています。
比較的大きな曲はシューマンの「子供の情景」のみですが、これは曲ごとの雰囲気の対比をはっきりと付け、文字通りラドゥ・ルプーやホロヴィッツに匹敵する魅力を持った演奏といえるでしょう。
SP後期からモノラルLP初期の録音であったため、これまでCBS〜ソニー・クラシカルからは復刻盤が出たことがなく、今回の正規マスター(アナログ・マスターおよびディスク原盤)からの24bit/192kHzリマスターによる丁寧な復刻は、全ピアノ・ファン待望のCD化といえるでしょう。
各ディスクは当時のLPのデザインによる紙ジャケットに封入され、詳細な録音データを完備したオールカラーの別冊解説書とともに、クラムシェル・ボックスに収容されています。
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8898542359-2
(3CD)
\2400 |
ザ・グレート・ルチアーノ・パヴァロッティ
【CD1:知られざるヴェルディ・アリア】
ヴェルディ:
1) 歌劇『シモン・ボッカネグラ』前奏曲
2) 歌劇『エルナーニ』第2幕よりエルナーニのレチタティーヴォとアリア「我が誓いを聴きたまえ」
3) 歌劇『アッティラ』第3幕よりフォレストのロマンツァ「おお、苦しみよ!」
4) 2人のテノールと管弦楽のためのシェーナ「私は彼女を見た」
5) 歌劇『2人のフォスカリ』第1幕よりヤコポのシェーナとカヴァティーナ「最も遠い流刑地から」
6) 歌劇『2人のフォスカリ』第1幕よりヤコポのカヴァレッタ「おお、私は聞いた、神が私をお呼びになる」
7) 歌劇『シチリア島の夕べの祈り』第4幕よりアリーゴのロマンス「愛した君へ」
8) 歌劇『アイーダ』序曲
〜 ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール:2-7),
ジュゼッペ・モレーシ(バリトン:2),
アルフレード・ジャコモッティ(バス:2),
アントニオ・サヴァスターノ(テノール:4-6),
ミラノ・スカラ座管弦楽団, クラウディオ・アバド(指揮)
[録音]1978年1月、1980年4月,
【CD2:イン・コンサート】
1) ヴェルディ:歌劇『ルイザ・ミラー』より「夜が静まったとき」
2) ドニゼッティ:歌劇『ランメルモールのルチア』より「まもなく私に安息の場を」
3) ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「あれかこれか」
4) ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「風の中の羽のように(女心の歌)」
5) プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「冷たい手を」
6) ビクシオ:「マンマ」
7) デ・クレセンツォ:「燕は古巣へ」
8) ブッツィ=ペッチア:「ロリータ」
9) ジョルダーノ:歌劇『フェドーラ』より「愛さずにはいられぬこの思い」
10) レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』より「衣装をつけろ」
11) ディ・ラッヅァロ:「ローマのギター」
12) ビクシオ:「風に願う私の歌」
13) デ・クルティス:「忘れな草」
14) ディ・カプア:「オ・ソレ・ミオ」
15) デ・クルティス:「帰れソレントへ」
16) プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」
〜 ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール),
エミリア=ロマーニャ・アルトゥーロ・トスカニーニ交響楽団,
エマーソン・バックリー(指揮),
[録音]1985年8月、イタリア、モデナ(ライヴ)
【CD3:3大テノールのクリスマス〜イン・ウィーン1999】
1) アダン:クリスマスの歌(オー・ホーリー・ナイト)
2) ウェイド神の御子は今宵しも
3) ベンヴェヌーティ&パヴァロッティ:アヴェ・マリア、優しいマリア
4) ブラームス:子守歌
5) 伝承歌:もみの木
6) 伝承歌:あなたは空から降りてくる
7) 伝承歌:アメイジング・グレイス
8) バーリン:ホワイト・クリスマス
9) 伝承歌:眠れ、幼な子よ
10) グルーバー:きよしこの夜
11) アルバレス:祈り(聖母に捧ぐ魂の歌)
12) 伝承歌:スザニ
13) レノン&ヨーコ:ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)
14) R.シュトラウス:子守歌
15) K.デイヴィス:キャロル・オブ・ザ・ドラム(リトル・ドラマー・ボーイ)
16) 伝承歌:聖母の歌(むつきを濯ぐ聖母)
17) ギャノン:わが家でむかえるクリスマス
18) アンダーソン:そりすべり
19) バーナード:ウィンター・ワンダーランド
20) ドミンゴJr:新しい世紀
21) フェリシアーノ:幸せなクリスマス
22) スタイン:レット・イット・スノウ
23) ピアポント:ジングル・ベル
〜 ルチアーノ・パヴァロッティ(テノール),
ホセ・カレーラス(テノール),
プラシド・ドミンゴ(テノール),
ウィーン国立歌劇場少年少女合唱団,
ウィーン交響楽団, スティーヴン・メルクリオ(指揮)
[録音]1999年12月22日, ウィーン、コンツェルトハウス(ライヴ) |
2017年は3大テノールのひとり、ルチアーノ・パヴァロッティが亡くなって10年となります。この3枚組ボックスは、ソニークラシカルおよびRCAからリリースされたパヴァロッティの代表アルバム3枚を収録し、彼の絶頂期の声を堪能できるセットです。
[CD1]は、ヴェルディの上演される機会の少ないオペラのアリアをパヴァロッティが歌った興味深いもので、フォニット・チェトラ原盤で日本ではCBSソニーから発売されていました。全盛期のアバド&ミラノ・スカラ座のサポートを受け、素晴らしい歌唱を聴かせてくれます。
パヴァロッティとアバド画共演した正規録音は少ないため、このアルバムはその意味でも貴重な価値ありです。
[CD2]は、1985年にエミリア=ロマーニャ州モデナで行なったコンサートの模様を収録したライヴ。パヴァロッティの超人的な歌唱はもちろん、聴衆も大変な歓声でパヴァロッティを讃えていて臨場感溢れる内容となっています。「誰も寝てはならぬ」から十八番の「オー・ソレ・ミオ」まで、盛りだくさん。
[CD3]は、ドミンゴをホストに、毎年12月にウィーンで開催された「クリスマス・イン・ウィーン」。豪華ゲストで話題を集めたこのシリーズから、3大テノールが揃った1999年のライヴを収録したものです。
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DHM
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8898545231-2
\2600→\2390 |
マリー=クロード・シャピュイ/愛の帝国の下で
〜
メゾ・ソプラノとリュートのためのフランス歌曲集
1) ミシェル・ランベール:「Goutons un doux
repos」,
2) ガブリエル・バタイユ:「Ma bergere non
legere」,
3) ジャン=バティスト・リュリ:
『プルソニャック氏』より「Repands charmante
nuit」,
4) ジャン=バティスト・リュリ(ミシェル・ランベール編):
『強制結婚』より「Recit de la beaute」,
5-7) ロベール・バラール:
『リュートで演奏するための様々な作品』より「アントレ」「バレ」「クーラント」,
8) ミシェル・ランベール:「vous etes sourds」,
9) ガブリエル・バタイユ:「Un satyre cornu」,
10) ミシェル・ランベール:「Ma bergere
est tendre et fidele」,
11) ミシェル・ランベール:「Charmante nuit」,
12-15) ジャック・ビットナー:『リュートのための小品』より
「プレリュード」「クーラント」「ガヴォット」「シャコンヌ」,
16) ジャン=バティスト・リュリ:『プシシェ』より「Plainte
Italienne」,
17) エティエンヌ・ムリニエ:「Amis, enhivrons-nous」,
18) ミシェル・ランベール:「Ombre de mon
amant」,
19) ガブリエル・バタイユ:「Qui veut chasser
une migraine」,
20) フランソワ・リシャール:「Ruisseau
qui cours apres toi-meme」,
21) アントワーヌ・ボエセ:「Ils s'en vont
ces roys de ma vie」, |
マリー=クロード・シャピュイ(メゾ・ソプラノ)、
ルーカ・ピアンカ(リュート), |
スイス出身のメゾ・ソプラノ、マリー=クロード・シャピュイによる初のソロ・アルバムにして、DHMレーベルからのデビュー盤は、17世紀前半のリュート伴奏によるフランス歌曲です。
17世紀の前半に“エール・ド・クール”はフランス宮廷で全盛期を迎えました。“エール・ド・クール”は、リュート伴奏で愛を表現する宮廷歌曲であり、この種のセンチメンタル・ソングは、すぐにイングランド、ドイツ、オランダなど、ヨーロッパの他の地域にも伝わりました。一筋の光が差し込むようなマリー・クロード・シャピュイの清廉な歌声、イル・ジャルディーノ・アルモニコの名リュート奏者であったルーカ・ピアンカの絶妙な撥弦によって、17世紀に人気のあった名曲の数々が蘇ります。
メゾ・ソプラノとリュートのための17世紀のフランス歌曲の録音はあまり多くないため、この録音は好企画盤といえましょう。スイス=フランスの名エンジニア、Jean-Daniel
Noir氏による、24bit/176.4kHz録音。

Luca Pianca : Recit de la Beaute / Lully
https://youtu.be/lC0vS-CZXbk
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8898541176-2
\2600 |
ウエルガス・アンサンブル/ユグノー教徒の耳
1) クロード・グディメル(1510?-1572):詩篇『Dieu
nous soit doux et favorable』,
2) クロード・ル・ジュヌ(1528?-1600):詩篇『Dieu
nous soit doux et favorable』,
3) ジャック・モーデュイ(1557-1627):詩篇『Pardon
et justice il me plait de chanter』,
4) 作者不詳:ラウダ『Chi vol seguir la
Guerra』,
5) ジョヴァンニ・アニムッチャ(1520-1571):ラウダ『Gia
fu presa da te』,
6) ジョヴァンニ・ダ・パレストリーナ(1525-1594):
ミサ『ウト・レ・ミ・ファ・ソ・ラ』より「アニュス・デイ」,
7) パスカル・ド・レストカール(1537?-1587):モテット『私は日々罪を犯し』,
8) パスカル・ド・レストカール(1537?-1587):
シャンソン『Le monde un jour contre Vertu
fache』,
9) ジャン・セルヴァン(1530-1596):詩篇『Stellata
coeli』,
10) ギヨーム・コストレ(1530-1606):
シャンソン『Noblesse gist au coeur du
vertueux』,
11) クロード・ル・ジュヌ(1528?-1600):
シャンソン『Cigne je suis de candeur』,
12) クロード・ル・ジュヌ(1528?-1600):シャンソン『Povre
coeur entourne』, |
パウル・ファン・ネーヴェル(指揮)
ウエルガス・アンサンブル |
「ユグノー教徒の耳 - 聖バルテルミの祝日の音楽」と題された、16世紀のユグノー派の教会音楽を中心として収録したアルバム。
1517年のルターによる宗教改革運動は、ヨーロッパ全体に広がってきていました。フランスではスイスのカルヴァン派の影響を受けたユグノー教徒たちによる宗教改革運動がフランス南部を中心とした各地の貴族の支持を受けて広がり、1560年代にはユグノー戦争と呼ばれる内戦状態となっていきました。
国王シャルル9世の母后カトリーヌ・ド・メディシスは王女とユグノー派の盟主との結婚によりカトリックとプロテスタントの融和を図ろうとし、パリで結婚式を強行したのですが、その6日後の聖バルテルミの祝日(1572年8月24日)に、結婚式のためにパリに集まっていたユグノー教徒たちへのカトリック教徒による虐殺事件が起こり、フランス全土に民衆暴動として波及したのでした。1-4)は、フランスのユグノー派作曲家たちによる教会音楽。5-6)は、カトリック側の音楽。7-12)はユグノー派の作曲家に戻り、教会音楽だけでなく世俗曲(シャンソン)も収録されています。
2017年はルターの宗教改革500年ですが、16世紀後半のフランスの音楽作品を宗教改革が音楽に与えた影響と独自の音楽文化という視点から練られたプログラムで、ほとんど知られていない改革派の作曲家の作品を中心に取り上げた好企画盤です。フランドル楽派の音楽の演奏・研究に実績があり、権威としても知られているパウル・ファン・ネーヴェル&ウエルガス・アンサンブルによる絶品演奏でお届けします。
【録音】2016年9月, ベルギー、ヘント、モナストリウム・ポルトアケル
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<映像>
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SONY(映像)
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8898537662-9
(Blu-ray)
\5200→\4790 |
ジョン・シュレジンジャー演出
2016年コヴェント・ガーデン/オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」
オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」(全曲) |
ヴィットリオ・グリゴーロ(ホフマン),
トーマス・ハンプソン
(リンドルフ、コッペリウス、ミラクル、ダペルトゥット),
ソフィア・フォミーナ(オランピア),
クリスティン・ライス(ジュリエッタ),
ソーニャ・ヨンチェヴァ(アントニア),
ケイト・リンゼイ(ミューズ),
ヴァンサン・オルドノー
(アンドレス, コシュニーユ, ピティキナッチョ),
ジェレミー・ホワイト(ルーテル),
ユーリイ・ユルチャク(シュレミール),
チャールズ・ライス(ヘルマン), 他,
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団,
エヴェリーノ・ピド(指揮),
【演出】ジョン・シュレシンジャー |
8898537661-9
(DVD)
\4700→\4290 |
英国ロイヤル・オペラで1980年のプレミエ上演以降、同歌劇場の最も人気のある演目となっているジョン・シュレジンジャー演出によるオッフェンバック「ホフマン物語」。
その最も新しい上演となった2016年11月の公演をライヴ収録した映像作品です。演出のジョン・シュレジンジャーは、『真夜中のカウボーイ』でアカデミー監督賞を受賞した映画監督。
シュレジンジャーは時代設定を19世紀にして、このオペラの幻想的な世界を重厚かつ華麗に舞台化しており、ウィリアム・ダドリーのきめ細やかな舞台装置、マリア・ビョルンソンの手の込んだ衣装とともに、このオペラの代表的な舞台上演として知られています。
オペラの映像作品がまだ珍しかったレーザーディスク初期からドミンゴ主演、プレートル指揮による映像(プレミエの翌年の1981年収録)でオペラ・ファンには馴染みの演出といえるでしょう。
この定評ある舞台の最新映像を鮮明な画質と音声でご堪能いただけます。主役ホフマンを歌うのは人気爆発中のヴィットリオ・グリゴーロ、ホフマンを破滅に誘う悪役4人を担うのは名バリトン、トーマス・ハンプソンです。
そして深い声で魅了し絶賛を博すソーニャ・ヨンチェヴァのアントニア、コロラトゥーラ・ソプラノのソフィア・フォミーナのオランピア、メゾのニュースターとして引っ張りだこのクリスティン・ライスのジュリエッタと女声陣など、新鋭歌手たちが見事な役を歌い演じていきます。
アバド時代のミラノ・スカラ座のファゴット奏者から現在随一のベル・カント・オペラ指揮者となったエヴェリーノ・ピドの引き締まった指揮が、全曲を見事にまとめあげています。
【収録】2016年11月15日, ロンドン、コヴェント・ガーデン王立歌劇場でのライヴ・レコーディング【収録時間】3時間8分
ドミンゴ&プレートルの映像でおなじみの演出。
正直言ってやっぱりこういうオーソドックスな演出が嬉しかったりします。
https://youtu.be/9LEy2-f-c8c

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第93号
6/27(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ARS PRODUKTION
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ARS 38230
(SACD Hybrid)
\2700
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リコーダー・カルテットによる「フーガ」の技法!
J・S・バッハ(1685-1750):フーガの技法
BWV 1080 |
クインタ・エッセンティア(リコーダーの四重奏) |
録音:2016年2、3月、場所未詳
クインタ・エッセンティアはブラジルのリコーダー・カルテット。
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ARS 38232
(SACD Hybrid)
\2700
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アルフレード・カゼッラ(1883-1947):
交響曲第2番 Op.12(1908-1909)
組曲「蛇女」第1番 Op.50bis(オペラ「蛇女」(1928)からの交響的断章) |
ミュンスター交響楽団
ファブリツィオ・ヴェントゥーラ(指揮)
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録音:2016年10月25-26日、場所未詳 |
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ARS 38233
(SACD Hybrid)
\2700
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ヴァニタス 初期バロック室内楽
フランチェスコ・トゥリーニ(1595-1656):
1、2、3声のマドリガーレ、および2、3声のいくつかのソナタ集
第1巻
(1621/1624、ヴェネツィア)から 3声のソナタ第2旋法
トゥッリオ・チーマ(1595-1678):聖旋律集
第4巻(1648、ローマ)から
使い途なき富は虚し [Vanitas est divitas
perituras querere]
マウリツィオ・カッツァーティ(1616-1678):
2つのヴァイオリンとオルガン(テオルボ、ヴィオローネも可)の通奏低音のための
ソナタ集 Op.18(1659、ボローニャ)から
16の音によるカプリッチョ
タルクイニオ・メールラ(1595-1665):
軽率なクルティオ、およびその他のカプリッチョ集
(1638、ヴェネツィア)から
子守歌による宗教的カンツォネッタ
ヤコブ・ファン・エイク(1590-1657):
笛の楽園(1644、アムステルダム)から
かわいいシレーナ
マルコ・ウッチェリーニ(1603-1680):
様々な楽器のための1、2、3声の室内・教会ソナタ、コッレンテとアリア集
Op.4
(1645、ヴェネツィア)から
2つのヴァイオリンのためのアリア第13番、「かわいいシレーナ」による
ミケランジェロ・ロッシ(1602-1656):
タブラチュアによるオルガンとチェンバロのためのトッカータとコッレンテ集
(1657年、ローマ)から トッカータ第6番
ヤコブ・ファン・エイク/ニコラ・ヴァレ(1583-1642):
笛の楽園 から オナンまたはタンネケン
不詳(トマス・プレストン(?-1563)?):ラ・ミ・レで
マウリツィオ・カッツァーティ:「室内楽の楽しみ」Op.22(1660、ボローニャ)から
12の音によるカプリッチョとチャッコーナ
ジュゼッペ・スカラーニ(確認できる活躍期:1628-1642):
2、3声のソナタ・コンチェルタータ集」第1巻(1630、ヴェネツィア)から
3声のソナタ第15番
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):
宗教的合唱曲集 Op.11(ドレスデン、1648)から
かくしてわれはイエス・キリストの元へ行く
[So fahr ich hin zu Jesu Christ] |
アンサンブル・マティス
ミラ・グローア、
ジョン・ヒョンホ(リコーダー)
大下詩央、
ルーカス・ハンベルガー(ヴァイオリン)
チョ・ヒングン(チェロ)
ヴァンサン・フリュッキガー(テオルボ)
ハンナ・リー(チェンバロ) |
録音:2016年10月18-21日、聖パンタレオン教会、ゾロトゥルン、スイス
バルセロナのカタルーニャ高等音楽学校で出会った若きピリオド楽器演奏家たちが結成したアンサンブル・マティス(Ensemble
Matis)のデビューCD。
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歌手たちの慰め ケルナーの詩による歌曲集
ベネディクト・ラントハルティンガー(1802-1893):
歌手たちの慰め [Sangers Trost]
ファニー・ヘンゼル(1805-1847):死の嘆き
[Totenklage]
ヨゼフ・デッサウアー(0798-1876):水瓶座
[Der Wassermann]
クリスチャン・フレゼリク・エミール・ホーネマン(1840-1906):
朝に [Des Morgens](*)/最も美しい光景
[Der schonste Anblick](*)
アルミン・クナープ(1881-1951):放浪者
[Wanderer]
ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク(1843-1900):
冬に [Im Winter]/巡礼者 [Der Pilger]
ローベルト・シューマン(1810-1856):12の歌曲
Op.35
嵐の夜の楽しみ/消え去れ、愛と喜びよ/旅の歌/新緑/森への憧れ
亡き友の杯に/放浪/密かな愛/問い/密かな涙
誰がお前をそんなに悩ませるのか?/古いリュート
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):アルプホルン
[Alphorn](+)
クララ・シューマン(1819-1896):
木挽き水車屋での放浪者 [Der Wanderer
in der Sagemuhle]
フリードリヒ・ジルヒャー(1879-1860):彼女と憩う
[Ruhe Bei Ihr]
フーゴー・ヴォルフ(1860-1903):安らかに、安らかに
[Zur Ruh, zur Ruh]
エルンスト・エドゥアルト・タウベルト(1838-1934):
暗い谷で [In einem Dunklen Thal]
アルノルト・クルーク(1849-1904):さようなら
[Ade](*) |
アンドレアス・ライベンスピース(バリトン)
ヤーナ・ビュヒナー(ソプラノ(*))
トーマス・クローメ(ホルン(+))
エッカルト・ゼルハイム(フォルテピアノ) |
録音:2015年6月18-19日、8月29-30日、ハンス・ロスバウト・スタジオ、バーデン=バーデン、ドイツ
使用楽器:1849年、ベーゼンドルファー製
ドイツのヴァインスベルクで活躍した詩人で医師、ユスティヌス・ケルナー
[Justinus Kerner] (1786-1862)の詩による歌曲で構成されたプログラム。(*)は二重唱曲。
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旅 ギター二重奏のための音楽
ファリャ(1876-1946)/エミリオ・プジョル(1886-1980):
オペラ「はかなき人生」より スペイン舞曲第1番(ギター二重奏版)
アルベニス(1860-1909)/デュオ・アミティス編曲:
マヨルカ(バルセロナ)(ギター二重奏版)
ファリャ/デュオ・アミティス編曲:
バレエ「恋は魔術師」より 火祭りの踊り(ギター二重奏版)
ヨハネス・メラー(1981-):
つぼみがほころぶとき [When Buds are Breaking]
(ギター二重奏のための)(*)
デュージャン・ボグダノヴィチ(1955-):
ソナタ・ファンタジア(ギター二重奏のための)
フィリップ・ホートン(1954-):Wave Radiance(ギター二重奏のための)
パーシー・グレインジャー(1882-1961)/グレッグ・ネスター編曲:
カントリー・ガーデン(ハンカチーフ・ダンス)(ギター二重奏版)
パーシー・グレインジャー/デュオ・アミティス編曲:
デリー地方のアイルランド民謡(ダニー・ボーイ)(ギター二重奏版)
パーシー・グレインジャー/グレッグ・ネスター編曲:
羊飼いの呼び声(モリス・ダンス)(ギター二重奏版) |
デュオ・アミティス
ヴェロニク・ヴァン・デュールリング、
ハロルド・グレットン(ギター)
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録音:時期の記載なし、ホーリー・トリニティ教会、ウェストン、イギリス
ベルギー出身のヴェロニク・ヴァン・デュールリングとオーストラリア出身のハロルド・グレットンが2008年に結成したギター・デュオ、アミティスのデビューCD。(*)は世界初録音。
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ARS 38540
(2CD)
\3200
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グランド・デュエット ハープとピアノのためのオリジナル作品集
[CD1]
フランソワ=アドリアン・ボイエルデュー(1775-1834):
ハープとピアノのための二重奏曲第3番
ヨハン・ネポムク・フンメル(1778-1837):
ハープとピアノのためのロンドレット第1番
フォランソワ=ジョゼフ・ディージ(1780-1840)&
フリードリヒ・カルクブレンナー(1785-1849):
ハープとピアノのための大二重奏曲 Op.82
ヨハン・ネポムク・フンメル:ハープとピアノのためのロンドレット第2番
ヤン・クシチテル・クルンプホルツ(1742-1790):
ハープとピアノのための2つの二重奏曲
ヨハン・ネポムク・フンメル:ハープとピアノのためのロンドレット第3番
[CD 2]
ギヨーム・ガテ(1774-1837)::ハープとピアノのための2つの二重奏曲
Op.7
ヨハン・ネポムク・フンメル:ハープとピアノのためのロンドレット第4番
ダニエル・シュタイベルト(1765-1823):ハープとピアノのための大二重奏曲
フェデリーゴ・フィオリッロ(1778-1837):ハープとピアノのための大二重奏曲 |
デュオ・プラクセディス
プレクサディス・フーク・リュッティ(ハープ)
プレクサディス・ジュヌヴィエーヴ・フーク(ピアノ) |
録音:2016年6月、フリューゲルザール、ビューラハ、スイス
スイスのハープ奏者プレクサディス・フーク・リュッティ(1958年生まれ)と彼女の娘であるピアノ奏者レクサディス・ジュヌヴィエーヴ・フーク(1984年生まれ)。
二人は2009年に正式にデュオとしての活動を開始。Guild
や Paladono Music 等のレーベルで録音を重ねてきました。
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ラムール・フランセ フランスのトランペット音楽
モーリス・エマニュエル(1862-1938):
コルネットまたはフリューゲルホルンとピアノのためのソナタ
Op.29(1936)
モーリス・ル・ブシェール(1882-1964):
トランペットとピアノのためのスケルツォ・アッパショナート(1934)
シャルル・ケクラン (1867-1950):
ケルヴェレアンの歌(管楽器とピアノのための)Op.197(1940)
フローラン・シュミット(1870-1958):
トランペットとピアノのための組曲 Op.133(1955)
ジャン・フランセ(1912-1997):トランペットとピアノのためのソナティネ(1952)
ジャック・イベール(1890-1962):トランペットとピアノのための即興曲(1951)
アンリ・マルテッリ(1895-1980):
コルネットとピアノのための小協奏曲 Op.99(1963)
レイモン・ガロワ=モンブラン(1918-1994):
トランペットとピアノのためのサラバンドとフィナーレ(1949)
マルセル・ミハロヴィチ(1898-1985):
トランペットとピアノのためのスケルツォ=ワルツ(1958)
篠原眞(1931-):トランペットとピアノのための3つの協奏的楽曲(1960) |
ラインホルト・フリードリヒ(トランペット)
竹沢絵里子(ピアノ) |
録音:2008年10月31日-11月4日、ジーメンスヴィラ、ランクヴィッツ、ベルリン、ドイツ
ラインホルト・フリードリヒは1958年ドイツのヴァインガルテンに生まれたトランペット奏者。1983年から1999年までフランクフルト放送交響楽団首席奏者。2003年以来2017年現在ルツェルン祝祭管弦楽団の首席トランペット奏者。1989年以来2017年現在カールスルーエ音楽大学教授。
竹沢絵里子は広島に生まれカールスルーエ音楽大学で学んだピアニスト。ソロ、ピアノ・デュオの他、ラインホルト・フリードリッヒをはじめ高名な管楽器奏者の伴奏者としても知られています。
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レッツ・ダンス!
D・スカルラッティ(1685-1757):
鍵盤楽器のためのソナタ ニ長調 K.96/同
ロ短調 K.87/同 ニ長調 K.29
F・クープラン(1668-1733):クラヴサン曲集第3巻
から
修道女モニク/悲し気なニワムシクイ/ティク・トク・ショク
ショパン(1810-1849):ピアノのための3つのマズルカ
Op.59
ドビュッシー(1862-1918):ピアノのために
ガーシュウィン(1898-1937):ピアノのための3つの前奏曲
ニコライ・カプースチン(1937-):ピアノ・ソナタ
Op.62 No.6 |
ハンナ・シバーエヴァ(ピアノ) |
録音:2016年2月29日-3月1日、バウアー・スタジオ、ルードヴィヒスブルク、ドイツ
ハンナ・シバーエヴァ(シバイエヴァ、シベーヴァ)は1979年ベラルーシのミンスクに生まれたピアニスト。1999年以降オランダに在住し、Et'cetera他のレーベルから既に十数枚のCDをリリースしています。
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フランスの印象 フランスのフルート音楽 【プロモーション動画】
プーランク(1899-1963):フルートとピアノのためのソナタ
Op.164(1956/1957)
ピエール・サンカン(1916-2008):フルートとピアノのためのソナティネ(1964)
ドビュッシー(1862-1918)/タチアナ・スミルノヴァ編曲:
3つの歌曲(フルートとピアノのための版)
そぞろな悩める心 L.79 No.1/美しき夕暮れ
L.6/半獣神 L.104 No.2
アンドレ・ジョリヴェ(1905-1974):
リノスの歌(フルートとピアノのための;1944)
ラヴェル(1875-1937)/ルイ・フルーリー(1878-1926)編曲:
ハバネラ形式の小品(フルートとピアノのための版)
ジュール・ムーケ(1867-1946):
フルートとピアノのためのソナタ「パンの笛」Op.15(1906) |
ソフィア・デ・サリス(フルート)
アリーナ・カチャロヴァ(ピアノ)
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録音:2016年3月、合唱芸術アカデミー・ホール、モスクワ、ロシア
ソフィア・デ・サリスはロシア出身のフルーティスト。モスクワ音楽院、バーゼル音楽院(スイス)でフルートを、バーゼル・スコラ・カントールムでフラウト・トラヴェルソ(ピリオド楽器)を学びました。
バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、ソリスト、アンサンブル・プレーヤーとして活躍の場を広げています。
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フランスの宝 フランスのヴァイオリン音楽
プーランク(1899-1963):
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ FP
119(1942/1943、改訂:1949)
ショーソン(1855-1899):
詩曲 Op.25(作曲者によるヴァイオリンとピアノのための版;1896)
ドビュッシー(1862-1918)/レオン・ロケ(1839-1923):
レントより遅く(ヴァイオリンとピアノのための版;1910)
ドビュッシー/アレクサンドル・レーレン(1880年代?-1948)編曲:
ベルガマスク組曲 より 月の光(ヴァイオリンとピアノのための版;1890/1924)
ドビュッシー/ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)編曲:
牧神の午後への前奏曲(ヴァイオリンとピアノのための版;1894/1931)
イザイ(1858-1931):
サン=サーンスの練習曲「ワルツの形式で」Op.52
No.6による奇想曲
(ヴァイオリンとピアノのための;1877/1901) |
アレクセイ・セメネンコ(ヴァイオリン)
インナ・フィルソヴァ(ピアノ) |
録音:2015年12月28-30日、場所の記載なし
アレクセイ・セメネンコは1988年ウクライナのオデッサに生まれたヴァイオリニスト。ケルン(ドイツ)でザハール・ブロンに師事。
2017年現在ケルン音楽大学でハラルト・シェーネヴェークに師事、ドイツ音楽財団より1699年ストラディヴァリウス製のヴァイオリンを貸与されています。
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展覧会の絵 絵の音から
「絵の音から」(*)
ヴィクトル・ハルトマンの絵画とムソルグスキーの「展覧会の絵」を
子供向けに解説(ドイツ語)
ムソルグスキー(1839-1881)/ラヴェル(1875-1937)編曲:
組曲「展覧会の絵」(+) |
ハルトヴィヒ・マーク(台本、構成、声の出演(*))
ザラ・クライマン、
ルーカス・ブルーメ(声の出演(*))
ミュンスター交響楽団
ファブリツィオ・ヴェントゥーラ(指揮) |
録音:2014年9月23-24、28日、ライヴ、ミュンスター劇場、ミュンスター、ドイツ(+)
ドイツ語圏の子供向けに制作されたものですが、演奏は本格的なので「展覧会の絵」ファンにはお勧めできます。
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モーツァルトクーゲルの真実の物語
レオポルト・モーツァルト(1719-1787):音楽の橇(そり)の旅
から
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
交響曲第41番ハ長調「ジュピター」K.551
から
アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調
K.525 から
ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調
K.373 から(*) 他 |
バルバラ・オーファーベック(朗読)
ミハイ・イオネスク(ヴァイオリン(*))
ミュンスター交響楽団
ヘンドリク・ヴェストマン(指揮) |
録音:2008年12月15日、「子供のコンサート」ライヴ、ミュンスター劇場、ミュンスター、ドイツ
オーストリアみやげとして日本でも知られるチョコレート菓子モーツァルトクーゲル(モーツァルト・ボンボン)をめぐる子供向けの音楽物語。収録時間は34分ほどです。
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