≪第93号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2017/8/15〜
8/18(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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CAVI MUSIC
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アダム・フィッシャー&デュッセルドルフ交響楽団
マーラー・エディション Vol.2
マーラー:交響曲第4番ト長調
(I:16‘58、II:9’28、
III:21‘11、IV:9’11) |
ハンナ=エリーザベト・ミュラー(ソプラノ)
デュッセルドルフ交響楽団
アダム・フィッシャー(指揮) |
アダム・フィッシャーとデュッセルドルフ交響楽団によるマーラー・プロジェクト第2
弾!
録音:2016年11月17-21日 ドュッセルドルフ・トーンハレ(ライヴ)/56’50
2015/2016 シーズンよりデュッセルドルフ交響楽団の首席指揮者を務めているアダム・フィッシャー。その新しい手兵とマーラー交響曲全曲録音プロジェクト第2
弾。
マーラーを得意とするアダム・フィッシャーのチクルスということで、第1
弾のマーラー交響曲第7 番も注目を集めましたが、この第4
番も期待できる内容となっています。
マーラーにしては比較的小編成のオーケストラを用いた、珍しく明るい雰囲気を湛えた広く親しまれている交響曲第4
番。終楽章ではソプラノのソロが天国での生活の楽しさを謳い上げますが、ここでは期待のドイツ人ソプラノ、ハンナ=エリーザベト・ミュラーが務めています。デュッセルドルフ交響楽団との相性の良さは抜群であり、爽快さと美しさに溢れた極上のマーラーを聴かせてくれます。
デュッセルドルフ交響楽団は、1818 年創立の市音楽協会をルーツとするオーケストラで、メンデルスゾーンとシューマンがかつて音楽総監督を務めていたドイツの名門。デュッセルドルフ交響楽団は、コンサート・オーケストラとしてはトーンハレを、劇場オーケストラとしてはライン・ドイツ・オペラを本拠としています。
マーラー・エディションVol.1
マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」 |
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アダム・フィッシャーとデュッセルドルフ響/マーラー・プロジェクト始動!
マーラー・エディションVol.1
マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」 |
デュッセルドルフ交響楽団
アダム・フィッシャー(指揮) |
録音:2015年11月19-23日ドュッセルドルフ・トーンハレ(ライヴ)/76’52 I:20’20
II:15’41 III:10’06 IV:12’35 V:17’45
2015/2016 シーズンよりデュッセルドルフ交響楽団の首席指揮者を務めているアダム・フィッシャー。その新しい手兵とマーラー交響曲全曲録音プロジェクトがスタートしました。
第1 弾は、2015 年11 月に行われたデュッセルドルフ交響楽団首席指揮者就任記念演奏会のライヴ録音。コンサートの演目は、前半にアダム・フィッシャー得意のレパートリー、ハイドンの交響曲第88
番、そして後半にマーラーの交響曲第7 番「夜の歌」が演奏されました。
マーラーの交響曲第7 番は、一般的には演奏される機会は他の曲と比べると少ない楽曲ですが、オーケストラとの第1
シーズン、そして録音プロジェクトの初回に持ってきたのは、このマーラー・プロジェクトに対するアダム・フィッシャーの並々ならぬ意気込みが感じられます。
全5 楽章構成で、第2、第4 楽章が「夜の歌」。第4
楽章はギターとマンドリンが効果的に使用され、マーラーの革新性が感じられます。
アダム・フィッシャーは全体的に速めのテンポをとっていますが、マーラーの意図に明確な道筋を与える丁寧で推進力のある演奏。特に終楽章では、オーケストラの特性を生かした情緒を美しく描いています。今後のシリーズが楽しみになる充実の演奏を聴くことができます。
デュッセルドルフ交響楽団は、1818 年創立の市音楽協会をルーツとするオーケストラで、メンデルスゾーンとシューマンがかつて音楽総監督を務めていたドイツの名門。デュッセルドルフ交響楽団は、コンサート・オーケストラとしてはトーンハレを、劇場オーケストラとしてはライン・ドイツ・オペラを本拠としています。

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LSO LIVE
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LSO 0803
(1SACD HYBRID+
1 Blu-ray Disc Audio)
\4000 →\3690
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ガーディナー& LSO、メンデルスゾーン完結編、
大作の交響曲第2番「賛歌」
メンデルスゾーン(1809-1847):
交響曲第2番「賛歌」op.52(1840) |
ルーシー・クロウ(ソプラノ)
ユルギタ・アダモニテ(メゾ・ソプラノ)
マイケル・スパイアーズ(テノール)
サー・ジョン・エリオット・
ガーディナー(指揮)
ロンドン交響楽団
モンテヴェルディ合唱団 |
録音:2016年10月16&20日、バービカン・センター(ライヴ)DSD
128fs/STEREO 2.0、Multichannel 5.1、[Blu-Ray:
5.1DTS-HD MA 24bit/192kHz,2.0LPCM 24bit/192kHz]
サー・ジョン・エリオット・ガーディナーがロンドン響を指揮するメンデルスゾーン・シリーズの完結編(第5
弾)。
第2 交響曲は1840 年6 月、活版印刷術の発明者グーテンベルク400
年記念祭のために作曲され、バッハゆかりのトーマス教会で一連の行事を締めくくる演奏会で初演されました。3
楽章のシンフォニア(交響曲)と、続く9 曲のカンタータ部分から成る、演奏時間約70
分の大曲です。トロンボーンが奏でる勝利的な主題で幕を開ける3
楽章構成のシンフォニアで始まり、合唱を中心としたカンタータ部分へと続きます。カンタータ部の第7
曲コラールの冒頭、八声部無伴奏合唱で演奏されるルター派のコラール「今やみなは心と口と手をもって」は非常に印象的で(バッハもこのコラールを用いてカンタータBWV
9、192 を書いています)、管弦楽が加わってますます世界は広がっていきます。終曲は大規模な合唱フーガで、冒頭に現れる勝利的な主題が高らかに奏でられるなか、感動的なフィナーレを迎えます。
第1 曲「シンフォニア」では、ロンドン交響楽団が誇る管楽器セクションが高らかに開始を告げ、続くアンサンブルも愉悦のきわみ。ソプラノは華のある歌声のイギリスの歌手、ルーシー・クロウ。メゾ・ソプラノはリトアニア出身で幅広いレパートリーで活躍するアダモニテ、テノールはアメリカ出身で、ロッシーニからベルリオーズ「ファウストの劫罰」のファウスト役までを得意とするベル・カント、マイケル・スパイアーズという独唱陣もそれぞれ見事な歌唱です。全篇をとおしてクリアさを保ちながらもやわらかみを帯びた録音で、LSO
の各セクションのアンサンブルの妙、そしてガーディナーの手兵モンテヴェルディ合唱団の巧さが際立った名演奏となっています。
従来のSACD ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。お手持ちのブルーレイ・ディスク・プレーヤーで手軽に楽しめるハイスペックのフォーマットへの対応はオーディオ・ファイルから大好評です。
また、ブルーレイ・ディスクからは、ネットワークに接続すると、DSD
/ 24bit 96kHz FLAC / 16bit 44.1kHz WAV
/ 320kbps MP3 のファイルをダウンロードしていただけます。

旧譜 |
LSO 0765
(1SACD HYBRID +
1Blu-ray audio)
\4000 →\3690
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ガーディナー&LSO/メンデルスゾーン・シリーズ第1弾
ピリスとのシューマン:ピアノ協奏曲
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」op.26
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op.54
メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調op.56「スコットランド」
従来のSACD ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。
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マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ロンドン交響楽団
特典映像 :
マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ロンドン交響楽団 |
超優秀録音。ガーディナーによるメンデルスゾーン・シリーズ「スコットランド」&「フィンガルの洞窟」超強力カップリング!ピリス独奏のシューマンの協奏曲、SACDハイブリッド+ピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスク仕様!コンサート当日のライヴ映像も全プログラム丸ごと収録!
収録:2014 年1 月21 日/ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ)/DSD5.1チャンネル、ステレオ、78’
DSD5.1チャンネルプロデューサー:ジェイムズ・マリンソン、エンジニアリング、ミキシング&マスタリング:Classic
Sound Ltd/[SACD : DSD5.0 surround stereo
/ 2.0 stereo][Pure Audio Blu ray : 5.0 DTS-HD
Master Audio (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz)]
特典映像 :収録:2014 年1 月21 日/ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ)
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LSO 0775
(1SACD HYBRID
+ 1Blu-ray Audio)
\4000 →\3690
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LSO&ガーディナー
メンデルスゾーン第2弾
メンデルスゾーン:
・交響曲第5番ニ長調op.107「宗教改革」
・序曲「静かな海と楽しい航海」op.27
・序曲「ルイ・ブラス」op.95
従来のSACD ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。 |
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ロンドン交響楽団 |
超優秀録音。ガーディナーによるメンデルスゾーン・シリーズ「宗教改革」&序曲「ルイ・ブラス」「静かな海と楽しい航海」、SACDハイブリッド+ピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスク仕様!
プロデューサー &エディター:ニコラス・パーカー/エンジニアリング、ミキシング&マスタリング:Classic
Sound Ltd
[SACD : DSD 5.1 surround stereo / 2.0 stereo]
[Pure Audio Blu ray : 5.1 DTS-HD Master
Audio (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz)]
収録:2014 年3 月23 日(op. 95)、2014
年10 月2 日(opp. 107 & 27)/ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ)/DSD
5.1、マルチチャンネル、ステレオ、50’
サー・ジョン・エリオット・ガーディナーがロンドン響を指揮するメンデルスゾーン・シリーズの第2
弾。2014 年10 月にレコーディングされたばかりの交響曲第5
番は、ガーディナーには1996 年にウィーン・フィルを指揮したライヴ録音盤があったので、18
年ぶり2 度目の録音ということになります。
「宗教改革」という呼び名で知られる第5 交響曲は、プロテスタント側にとっての宗教改革史上重要な出来事として、メンデルスゾーン自らもその熱心な信者であったルター派の拠りどころ「アウクスブルク信仰告白」(1530
年)が起草されてから300 周年を迎えるのを記念して、1830
年に作曲されています。
なにより音楽それ自身を通じて、曲名の内実に触れさせ、創作のひらめきを感じさせてくれるところが「宗教改革」の特徴で、つまり、第1
楽章では讃美歌「ドレスデン・アーメン」が弦楽によって引用され、さらに、フィナーレのモチーフは、ルター作曲の有名なコラール「神はわが砦」に基づいて書かれています。
併録のふたつの序曲はいずれも文学作品に着想を得たものです。作曲者と親交のあったドイツの文豪ゲーテによる2
篇の短い詩に基づく「静かな海と楽しい航海」は、穏やかで深深としたアダージョの開始から、やがて意気揚々と港への帰還へと移行する、船乗りの航海を描写した演奏会用序曲。海がみせる対照的な表情を扱った2
部構成も巧みで、うつくしくロマンティックな音楽が味わえます。
フランスの文豪ヴィクトル・ユーゴーの同名戯曲の序曲として、ライプツィヒの劇場より委嘱された「ルイ・ブラス」は、スペイン中世の宮廷を舞台に、はからずも計略により貴族を装って近づけられた平民の男が、王妃との真の愛に殉じて、みずから命を絶つ悲劇を描いており、ドラマティックな曲調が心に迫る内容です。
まず、バッハ演奏で評価を確立したガーディナーは、これまでにベートーヴェン、シューマン、ブラームスでも意欲的な取り組みをみせてきましたが、メンデルスゾーンとの相性はたいへん良いようで、長年の厚い信頼で結ばれたロンドン響を起用した効果もあって、前作に引き続いて充実の仕上がりが期待できるものと思われます。
プロデューサーのニコラス・パーカーは、ヴァイオリニストの経歴を持ち、ガーディナーとはイングリッシュ・バロック・ソロイスツの録音でもおなじみの間柄。ガーディナーがロンドン響を指揮したストラヴィンスキーの「放蕩者のなりゆき」で、2000
年のグラミー賞最優秀オペラ録音を獲得している名コンビだけに録音面も万全。
なお、シリーズ第1 弾同様に当アルバムもまた、従来のSACD
ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。お手持ちのブルーレイ・ディスク・プレーヤーで手軽に楽しめるハイスペックのフォーマットへの対応はオーディオ・ファイルから大好評で、なんとも嬉しい配慮といえるでしょう。
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LSO 0769
(1SACD Hybrid+
1Blu-ray Disc Audio)
\4000 →\3690
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LSO&ガーディナー
メンデルスゾーン第3弾
交響曲第1番では2種の3楽章を演奏!
メンデルスゾーン(1809〜1847):
・交響曲第1番 ハ短調 op.11(1824)
・交響曲第4番「イタリア」 イ長調 op.90
従来のSACD ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。 |
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ロンドン交響楽団 |
録音:2014年3月23日、2016年2月16日/ロンドン・バービカン・ホール(ライヴ)/Multichannel
5.1、DSD 128fs/Multichannel 5.1、DSD 128fs、日本語帯・解説付
サー・ジョン・エリオット・ガーディナーがロンドン響を指揮するメンデルスゾーン・シリーズの第3
弾。
ガーディナーは交響曲第1 番の演奏会にあたって次のようにアナウンスしました:
「メンデルスゾーンが1829 年にロンドンに来た時、彼は自作の交響曲を演奏し、両親に手紙の中で“私は自分の交響曲をあらためて見ましたが、ああ神よ、メヌエットが涙が出るほど退屈なのです!そこで私は、八重奏のスケルツォを抜き出し、少しトランペットを付け加えたところ、とても素敵になりました”
と書いています。
実際にはメンデルスゾーンはかなり多くの改変を加え、オーケストレーションを輝かしいものにしています。それは大変素晴らしいので、皆様にはそれを聴いていただくべきだろうと思いました。しかしメヌエットとトリオはどうなるのでしょうか?なぜ、彼は、出版の段になって、メヌエットとトリオを採用し、スケルツォを排したのでしょうか。私は両方とも注目すべきで、両方があっても全体として素晴らしい交響曲になると考えています。皆さんはどちらがよいか、お聞かせ頂ければと思います」
こうしたわけで、ガーディナーは、メンデルスゾーンが作曲した1824
年当時のメヌエット、および1829 年の「ロンドン版」に含まれたスケルツォという、ふたつの第3
楽章を演奏しています。
第4 番「イタリア」は、第1 楽章冒頭のピチピチと弾むリズム、管楽器のかけあいから愉悦の極み。終楽章のサルタレッロの切れ味のよさは痛快なほど。LSO
の巧さが際立ちます。ガーディナーは、第4 番に関して、演奏会にあたって
「メンデルスゾーンは、あらゆる技巧、およびリスクをおかして全てをこのイタリア交響曲に注力しました。その結果この作品は今でもきわめて人気が高いままです。」
と述べています。
なお、ガーディナーは、ウィーン・フィルと、1997
年に現行版、そして98 年には1833 年版の第2
楽章から第4 楽章をセッション録音しましたが、今回は1833
年版を採用しての演奏となっています。
シリーズ第1 弾および第2 弾同様に当アルバムもまた、従来のSACD
ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。
お手持ちのブルーレイ・ディスク・プレーヤーで手軽に楽しめるハイスペックのフォーマットへの対応はオーディオ・ファイルから大好評です。

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REFERENCE RECORDINGS
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FR 724SACD
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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超優秀録音レーベルREFERENCE RECORDING
マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ交響楽団、
ショスタコーヴィチ&バーバー
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47「革命」
バーバー:弦楽のためのアダージョ |
マンフレート・ホーネック(指揮)
ピッツバーグ交響楽団 |
マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ交響楽団、大好評シリーズ第7弾!ショスタコーヴィチ&バーバー
録音:2013年6月7-9日(ショスタコーヴィチ)、2013年10月11-13日(バーバー)、ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ)
プロデューサー&編集:ディルク・ソボトカ(sound
mirror)/バランス・エンジニア&マスタリング:マーク・ドナヒュー(sound
mirror)
長年高音質レーベルとして高い評価を得ているREFERENCE
RECORDINGS。そしてREFERENCE RECORDINGS はもちろん、PENTATONE,BIS,など録音に定評のある数々のレーベルの録音を40
年以上に渡って担当しているsound mirror 社がタッグを組んだ大好評「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ。第7
弾リリースは、ショスタコーヴィチの交響曲第5
番とバーバーの「弦楽のためのアダージョ」です。
ショスタコーヴィチの交響曲第5 番は、1937
年11 月ロシア革命20 周年を祝う演奏会で初演されました。当局からの強い圧力の中作曲され、当時のスターリン政権を讃美した曲として、政府からも高く評価されることになります。しかしショスタコーヴィチは、新しい手法で複雑な二重構造をもつ楽曲を書き上げたのです。スターリンを納得させ、かつ政権への皮肉を込めたメッセージを曲に忍び込ませました。ホーネックは、「この怒りと絶望という2
つの要素は、この音楽に内在するドラマ性と深い感情を示している」と語っています。
そしてバーバーの「弦楽のためのアダージョ」。その圧倒的な美しさから20
世紀の管弦楽曲を代表する名曲として知られています。この曲が有名になったのは、ケネディ大統領の葬儀で演奏されたのがきかっけでした。
その後、葬儀などに良く使われるようになりましたが、バーバー自身はそのことについてあまり良く思っていなかったようです。しかし1967
年に「アニュス・デイ」のテキストを使った合唱曲に編曲していることから、バーバーにとっても思い入れのある曲であったようです。
ホーネックは、この「アニュス・デイ」の編曲版は、楽曲を深く理解するのに不可欠であると語っています。静謐な中にも激しい感情が渦巻く演奏を聴かせてくれます。
ホーネックはこの2 作品に対し、歴史的背景を踏まえた自身の解釈を盛り込んだ詳細な解説を寄稿しています。

超優秀録音レーベルREFERENCE RECORDING
マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ交響楽団
「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ |
FR 707SACD
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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マンフレート・ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団
「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ第1弾
R.シュトラウス:
交響詩「ドン・ファン」op.20 (18’33”)
交響詩「死と浄化(変容)」op.24 (26’18”)
交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.
28 (14’35”) |
マンフレート・ホーネック(指揮)
ピッツバーグ交響楽団 |
超優秀録音。
マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ響、フルオケを豪快に鳴らし切った注目演奏、シュトラウスの交響詩集
録音:2012 年6 月8-10 日/ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ・デジタル)/5.1チャンネルステレオ、59’26”
プロデューサー&編集:ディルク・ソボトカ(sound
mirror)/バランス・エンジニア&マスタリング:マーク・ドナヒュー(sound
mirror)
レコーディング・エンジニア:レイ・クローバー(ピッツバーグ響)、ジョン・ニュートン(sound
mirror)
SACD ハイブリッド盤。
エネルギッシュで活きの良い音楽づくりで実演での満足度の高いことから、近年、欧米を中心に熱烈な支持を集めている指揮者マンフレート・ホーネックが、高品位な優秀録音でオーディオファイルからの信頼も厚いリファレンス・レコーディングスに登場。
2008 年以来音楽監督を務める手兵ピッツバーグ響を率いて、あらたにシュトラウスの管弦楽作品のシリーズをスタートします。
オーストリアに生まれたホーネックは、指揮者への転向以前、ウィーン国立歌劇場およびウィーン・フィルのヴィオラ奏者で培った経験もあり、もともと独墺系のレパートリー、なかでもシュトラウスにたしかな適性を備えていたようで、過去にも1995
年にバンベルク響を指揮して「ドン・ファン」、「ばらの騎士」の2
つのワルツ、「インテルメッツォ」の交響的間奏曲をセッション録音していたほか、ピッツバーグ響とは2008
年5 月に「英雄の生涯」をレコーディングしていました。
当コンビでは、マーラー・シリーズが高い評価を得ていたことも記憶にあたらしいところですが、やはり後期ロマン派に位置づけられ、シュトラウスがオーケストラの機能美を極限まで追求した交響詩の代表作3
篇に取り組んだアルバムにもおおいに期待が高まります。
レコーディングを担当したのは「サウンド・ミラー」のチーム。
1972 年にボストンで設立された老舗で、過去40
年以上に亘りメジャー、マイナーを問わず、クラシックやジャズのさまざまなアルバムを製作して、グラミー賞獲得ならびにノミネートも80
作品を超える実績があります。
ディルク・ソボトカとマーク・ドナヒューはRCA
のLiving Stereo series のSACD マスタリングを手掛けたメンバー。
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FR 710SACD
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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マンフレート・ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団
「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ第2弾
ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調op. 88
ヤナーチェク(編曲:マンフレート・ホーネック&トマーシュ・イレ):
交響的組曲「イェヌーファ」 |
マンフレート・ホーネック(指揮)
ピッツバーグ交響楽団 |
超優秀録音。マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ響、ドヴォルザークの第8交響曲、ヤナーチェクの「イェヌーファ」組曲
収録:2013年10月11-13日/ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ・デジタル)/5.1チャンネルステレオ
プロデューサー&編集:ディルク・ソボトカ(sound
mirror)
バランス・エンジニア&マスタリング:マーク・ドナヒュー(sound
mirror)
レコーディング・エンジニア:ジョン・ニュートン(sound
mirror)、ハロルド・チェンバーズ(ピッツバーグ響)
SACD ハイブリッド盤。
オーディオファイル御用達、リファレンス・レコーディングスへの鮮烈なるデビュー盤「シュトラウスの交響詩集(FR.707SACD)」がまだ記憶にあたらしい、マンフレート・ホーネック指揮ピッツバーグ響による最新作は、ドヴォルザークとヤナーチェク。
ボヘミアとモラヴィアが生んだ大作曲家ふたりをカップリングしたプログラムは、2013
年10 月に本拠ピッツバーグのハインツ・ホールで、前作と同じサウンド・ミラーのチームによってセッション録音されたものです。
チェコの風土を強く感じさせる交響曲第8 番はドヴォルザークのオリジナリティが開花した人気曲。ホーネックは、ここでも思い切った表現で振幅のおおきな音楽を聴かせてくれます。
たっぷりと濃厚に序奏を終えたあと、第1 楽章も主部に入ると躍動感がグングン増してゆき、これから始まるドラマチッックな展開を予感させます。こうしてハイテンションで強烈にたたみかけるいっぽうで、歌うべきところでは、たとえば第3
楽章のメランコリックな舞曲もめいっぱいむせび泣くように歌い上げています。
そのうえ、変奏曲の形式を採るフィナーレの扱いもじつに巧み。やがて訪れるコーダの爆発まで、よく練られた構成力にホーネックの非凡さをあらためてみる思いがします。
2008 年以来、ホーネックが音楽監督を務める手兵ピッツバーグ響は相変わらずの好調ぶり。ホルンをはじめ、オーボエにフルートと、各パートを受け持つ奏者たちのヴィルトゥオジティも際立ち、世界屈指のスーパー・オケとしていまを轟く楽団の高い機動性が印象的です。
アルバム後半の交響組曲「イェヌーファ」は、2013
年にホーネックとチェコの作曲家でギタリストのトマーシュ・イレとが、ヤナーチェクの同名オペラからエッセンスを抽出し、音素材を抜群のセンスで切れ目なくつなげ、単一楽章の組曲形式のオーケストラ曲として仕上げたもの。
ヤナーチェクの全創作のうち、最も重要なオペラは民俗色ゆたかな歌と踊りの宝庫。この組曲版では、劇中より以下の音楽が含まれています。
・第1幕の第1幕のシュテヴァと合唱「遠くはるかで」
・第2幕のイェヌーファのアリア「それじゃあの子は死んだのね、わたしのかわいいあの子は」
・第1幕のシュテヴァと合唱が繰り広げるヴェルブンクの歌と踊り
・第1幕のブリヤのアリア「若い者は自分の苦難に耐えるものだよ」
・第3幕の合唱「エイ、かあさん、かあさん、あたしのおかあちゃん」
・第2幕幕切れの音楽
・第3幕幕切れの音楽
編曲にあたっては、ほんのいくつかの例外を除いて、ほとんどヤナーチェクのオリジナルの器楽編成に従ったとのことで、心のひだを克明かつ緻密に描く、ヤナーチェク独特の手の込んだ管弦楽法と独創的な世界を手軽に味わえてたいへん魅力的な仕上がりとなっています。 |
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FR 713SACD
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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マンフレート・ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団
「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ第3弾
ブルックナー:
交響曲第4番変ホ長調WAB.104「ロマンティック」
(1878/80年稿・ノヴァーク版) |
ピッツバーグ交響楽団
マンフレート・ホーネック(指揮) |
超優秀録音。
マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ響、ブルックナーの「ロマンティック」
収録:2013 年12 月6-8 日/ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ・デジタル)/5.1
チャンネルステレオ、66’ 07
SACD ハイブリッド盤。
マンフレート・ホーネックが音楽監督を務めるピッツバーグ響を指揮して、オーディオ・ファンに人気のリファレンス・レコーディングスで進める「ピッツバーグ・ライヴ!」の第3
作。
ブルックナーの「ロマンティック」は、2013
年12 月に本拠ピッツバーグのハインツ・ホールで、サウンド・ミラーのチームによってライヴ録音されたものです。
ピーター・フィリップス率いるタリス・スコラーズとのジョイントで行なわれた公演は、前半にブルックナーのほか、ヴィクトリア、アレグリの宗教声楽曲が取り上げられるというプログラム立てもユニークなものでしたが、ホーネックによる本篇の交響曲もまた期待に違わぬ個性的な演奏となっています。
ここでも柔軟なテンポ設定、表情たっぷりの濃厚なフレージングは、ここでも健在でホーネック節全開。たとえば、第1
楽章の第2 主題「シジュウカラのツィツィペーという鳴き声」を意図してかなり速めのリズムで歌わせ、そのままグングン急加速してゆくさまは面目躍如といったところで、これについてゆくオーケストラの力量の凄さにも唖然とさせられます。
ここぞというところでは一気に畳み掛け、歌うべきところは目一杯歌い上げる、メリハリを効かせた音楽運びは、やはり当コンビによるマーラー演奏でも成功していましたが、このたびのブルックナーではさらなる深化を遂げており、ホーネック・ファン、ブルックナー好きには見逃せない内容といえそうです。
【トラックタイム】
I.18’29 +II.15’52+III.10’11 +V.21’32=
TT.66’04 |
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FR 718SACD
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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マンフレート・ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団
「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ第4弾
ベートーヴェンの「運命」&第7番
ベートーヴェン:
・交響曲第5番ハ短調op.67
・交響曲第7番イ長調op.92 |
ピッツバーグ交響楽団
マンフレート・ホーネック(指揮) |
超優秀録音。マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ響、ベートーヴェンの「運命」&第7番
録音:2014 年12 月5-7 日/ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ・デジタル)/5.1
チャンネルステレオ、HDCD、71’ 27"
音楽監督マンフレート・ホーネックがピッツバーグ響を率いて、優秀録音のリファレンス・レコーディングスから注目のアルバムを発表する「ピッツバーグ・ライヴ!」。
シリーズ第4 作はベートーヴェンの交響曲第5
番と第7 番。いずれも2014 年12 月に本拠ピッツバーグのハインツ・ホールでおこなわれたコンサートのライヴ録音からのSACD
化で、このたびのレコーディングも老舗サウンド・ミラーのチームが担当しています。
指揮者ホーネックは、十八番の「こうもり」序曲などがその典型ですが、天才カルロス・クライバー以上にクライバー的な、スリリングきわまりない音楽運びを聴かせると評判で、欧米を中心に熱狂的な人気を集めています。
当コンビによる2014/15 年シーズンの目玉であった「ベートーヴェンフェスト」では、ここでのふたつの交響曲に続いて、エロイカと第九も取り上げられていますが、作品の性格とホーネックの志向を鑑みて、やはりこのアルバムの2作品こそがまさしく極め付きのプログラムといってよいでしょう。ここでもアゴーギク、デュナーミク、テンポ・ルバート、アッチェレランドを大胆なまでに駆使して、まったくあたらしい息吹を吹き込もうという表現意欲の漲った演奏内容を聴くことができます。
激烈な重苦しさの開始から、歓喜と勝利のフィナーレに至る道のりを鮮やかに描き切った第5
番。ドラマティックで躍動感の塊のような第7番では、予想通りに起伏の幅がとんでもないことになっており、一気呵成にフィナーレへとなだれ込みます。
音楽評論家金子建志氏は、前作のブルックナーの「ロマンティック」を「『興に乗って棒で煽った』というレヴェルではなく、練習で周知徹底させることによって到達できた音楽監督ならではの完成度(レコード芸術2015
年10 月号月評)」と評していますが、あらためて絶好調ぶりを窺わせる本作は、当コンビが追求してきたすべてが詰まっており、演奏芸術の奥深さ、面白さを堪能させてくれる刺激的で満足度の高いものとなっております。 |
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FR 720SACD
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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マンフレート・ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団
「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ第5弾
チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
[I:18’49,II:8’00,III:8’59,IV:10’53]
ドヴォルザーク/ ホーネック&イレ編:ルサルカ幻想曲
[20’11] |
ピッツバーグ交響楽団
マンフレート・ホーネック(指揮) |
マンフレート・ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ第5弾、パワフルかつ刺激的な「悲愴」
録音:2015年4月17,18,19日ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ)/CD
STEREO/SACD STEREO/SACD 5.1 SURROUND*67’03
プロデューサー&編集:ディルク・ソボトカ、バランス・エンジニア&マスタリング:マーク・ドナヒュー、レコーディング・エンジニア:ジョン・ニュートン
快進撃を続けるマンフレート・ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団。優秀録音のリファレンス・レコーディングスから注目のアルバムを発表する「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ第5
弾はチャイコフスキーの「悲愴」とドヴォルザークの「ルサルカ幻想曲」。
2015 年4 月に本拠ピッツバーグのハインツ・ホールでおこなわれたコンサートのライヴ録音からのSACD
化で、このたびもレコーディングも老舗サウンド・ミラーのチームが担当しています。
ホーネックの研ぎ澄まされた感性から生み出される圧倒的熱量の音楽は必聴。第1
楽章では、緩急激しくゆれるテンポ、畳み掛けるように荒々しく聴かせたと思えば、次の瞬間美しく歌いだす極めてスリリングな仕上がり。第2
楽章は音量やアクセントのダイナミクスを極端につけ個性的なワルツを聴かせます。続く第3
楽章も瑞々しさと、疾走感がはじける充実した響き、そして終楽章は猛烈な勢いで走り抜ける快速の演奏を聴かせます。
そしてカップリングは「ルサルカ幻想曲」。本シリーズでは、チェコの作曲家トマーシュ・イレとホーネックが共同で編曲した作品を収録しています。
これまでにヤナーチェクの「イェヌーファ」組曲、R,
シュトラウスの「エレクトラ幻想曲」と取り上げ、同名のオペラからの音楽素材を取り出し、独創的な音楽を作り上げています。ピッツバーグ響の個々のメンバーの高い表現能力が光り、色彩豊かで幻想的な世界が展開され、原曲の新たな魅力を発見することができます。
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FR 722SACD
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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マンフレート・ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団
「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ第6弾
R.シュトラウス「エレクトラ」「ばらの騎士」組曲
リヒャルト・シュトラウス:
「エレクトラ」組曲
(構想の作成:M. ホーネック/
具体化:トマーシュ・イレ)
「ばらの騎士」組曲
(編曲:アルトゥール・ロジンスキ) |
マンフレート・ホーネック(指揮)
ピッツバーグ交響楽団 |
ホーネック率いるピッツバーグ交響楽団「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ第6弾、R.
シュトラウス「エレクトラ」「ばらの騎士」組曲
収録:2016年5月、ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ)/録音:サウンドミラー/CD
STEREO/SACD STEREO/SACD 5.1 SURROUND/58'00
リファレンス・レコーディングスの「ピッツバーグ・ライヴ!」シリーズ第6
弾は、リヒャルト・シュトラウス。2016 年5
月本拠ピッツバーグのハインツ・ホールでおこなわれたばかりのライヴ録音。
リヒャルト・シュトラウスの第4 作目のオペラであり、詩人ホーフマンスタールとの第1
作目でもある「エレクトラ」と、それに続きホーフマンスタールとのコンビで大成功をおさめた「ばらの騎士」の2
つのオペラ作品の管弦楽組曲版を収録。
「ばらの騎士」はドレスデン初演の成功もあり直後からオペラの名旋律を抜粋した組曲が様々な編曲版が存在しました。現在演奏されているものは1945
年に出版されたもの。
この編曲はポーランドの指揮者アルトゥール・ロジンスキによって編曲されたものと言われています。実際の筋に沿った音楽構成でオペラの名場面を無理なく楽しむことができ、名旋律がちりばめられオペラ同様高い人気を誇る「組曲」となっています。
ホーネックは冒頭のホルンそして中間部のワルツなど粋で躍動感あふれる演奏を聴かせてくれます。
一方「エレクトラ」は、「ばらの騎士」のような組曲版が存在せず純粋にオペラとしてのみ人々に聴かれてきました。
そして今回、チェコの作曲家トマーシュ・イレとホーネックが共同で構想・編曲を行った管弦楽組曲が誕生しました。このコンビは、以前も「ルサルカ」幻想曲、ヤナーチェクの「イェヌーファ」組曲と同名のオペラから音楽素材を取りだし、作品に新たな光を当てています。
そして今回の「エレクトラ」もギリシャ悲劇の壮大なスケールと緻密なストーリーを崩すことなく、憎悪の念、恍惚といった怒涛の感情を鮮彩に生々しい組曲に仕上げています。 |
マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ交響楽団の特集でした。
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SDG
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ガーディナー&モンテヴェルディ合唱団の最新盤、
変ホ長調のマニフィカトを収録
J.S.バッハ:
マニフィカト 変ホ長調BWV243a
ルター派ミサ ヘ長調 BWV233
カンタータ第151番
「甘き慰めなるかな、わがイエスは来ませり」
BWV 151 |
ハンナ・モリソン(ソプラノ)
アンジェラ・ヒックス(ソプラノ)
シャルロッテ・アシュレイ(ソプラノ)
エレノア・ミニー(アルト)
レジナルド・モブレー(カウンターテナー)
ヒューゴ・ハイマス(テノール)
ジャンルカ・ブラット(バス)
ジェイク・マフェット(バス)
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ |
ガーディナー&モンテヴェルディ合唱団の最新盤、演奏機会の少ない変ホ長調のマニフィカトを収録
録音:2016年12月14-16日、セント・ジュード教会、ハムステッド・ガーデン・サバーブ(ライヴ)/73’53
バッハ没後250 年となった2000 年にガーディナー率いるモンテヴェルディ合唱団とイングリッシュ・バロック・ソロイスツは、「バッハ・カンタータ巡礼」と冠したツアーを行い、カンタータ198
曲を世界各地で演奏、録音(SDG-186)。
さらにロ短調ミサ曲(SDG-722)、ヨハネ受難曲(SDG-712)、マタイ受難曲(SDG-725)
と次々に新録音を発表し、さらなる進化と円熟を遂げているガーディナー。今回リリースされるのは、マニフィカトBWV243a、ルター派のミサBWV233、そしてカンタータ第151
番です。
ガーディナーは1983 年にマニフィカトを録音しています。このマニフィカトは調性の異なる2
つの稿が存在しています。今回録音されたのは、1723
年バッハがライプツィヒで過ごす最初のクリスマスに初演されたと記録されている変ホ長調のBWV243a。BWV243a
はクリスマス用であるため、クリスマス賛歌4
曲が挿入され、バッハの栄光のライプツィヒ時代の、最初のクリスマスを飾る作品となりました。1983
年に録音されたのは、聖母マリアの訪問の祝日用に改訂されたニ長調の稿BWV243
で、通常はこのニ長調が演奏されています。この2
つは用途も異なることもあり、対照的な曲となっていますが、ガーディナーの手によって2
つの稿が演奏されたというのは、とても意義深いこととなりました。
また「バッハ・カンタータ巡礼」ですでに録音されたクリスマス用のカンタータ151
番も再録音して収録しています。そしてミサ曲ヘ長調BWV233。バッハのミサ曲は、ロ短調ミサを除いてすべてルター派のミサ曲。BWV233
から236 の全4 曲で、それらほとんどは他のカンタータからの転用やパロディーで作られています。これはガーディナーにとって新たなレパートリーであり、転用やパロディーだからといって軽くみられる作品であってはならないと語っています、ラテン語のテキストにのり、生き生きとした音楽が繰り広げられています。
バッハの作品に長年深く関わって来たガーディナーならではのアプローチで作品の真価を伝えています。

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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
ALTO
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ヘンデル・フェイヴァリッツ
ヘンデル(1685-1759):
オラトリオ「ソロモン」HWV 67 から シバの女王の入場(管弦楽のための)(*)
組曲「水上の音楽」(ハミルトン・ハーティ(1879-1941)編曲、管弦楽のための)(+)
オペラ「セルセ」HWV 40 から ラルゴ(オンブラ・マイ・フ)(管弦楽版)(+)
オーボエ協奏曲第3番ト短調 HWV 287(#)
二重協奏曲第2番ヘ長調 HWV 333(チャールズ・マッケラス(1925-2010)編曲)(**)
ヘンデル・組曲「王宮の花火の音楽」HWV 351(管楽合奏のための)(**) |
イギリス室内管弦楽団(*)
ヨハネス・ソマリー(指揮(*))
ロンドン交響楽団(+)
ジョージ・セル(指揮(+))
レオン・グーセンス(オーボエ(#))
バース祝祭管弦楽団(#)
ユーディ・メニューイン(指揮(#))
プロ・アルテ管弦楽団(**)
チャールズ・マッケラス(指揮(**)) |
録音:1959-1974年、ADD 原盤:Vangurad(*)/Decca(+)/EMI(#)/Pye(**) |
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グラナドス(1867-1916):
交響詩「ダンテ」(メゾソプラノと管弦楽のための)(+)
スペイン民謡による6つの楽曲 から
(ラファエル・ファレル(1911-1988)編曲、管弦楽版)
郷愁/パランダのこだま/サパテアド/サンブラ
アルカリアの蜂蜜(管弦楽のためのホタ)
オペラ「ゴイェスカス」から
マハとナイチンゲール(ソプラノと管弦楽のための)(*)/間奏曲(管弦楽のための) |
フランシス・ルーシー(ソプラノ(*))
ナンシー・ファビオラ・エレラ(メゾソプラノ(+))
グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団
エイドリアン・リーパー(指揮) |
録音:2001年 原盤、初出:ASV, CDDCA 1110 |
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Biddulph の名盤が復活
カリーネ・ゲオルギアン(チェロ)
ブラームス(1833-1897):
チェロとピアノのためのソナタ第1番ホ短調
Op.38
チェロとピアノのためのソナタ第2番ヘ長調
Op.99
[ボーナス・トラック]
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
【ト長調】 Op.78
(パウル・クレンゲル(1854-1935)編曲、チェロとピアノのための版、
【ニ長調へ移調】)から
第2楽章/第3楽章 |
カリーネ・ゲオルギアン(チェロ)
パーヴェル・ギリロフ(ピアノ) |
録音:1989、1990年 原盤、初出:Biddulph,
LAW 014
長らく入手不能だった Biddulph のゲオルギアンの名演が
Alto で復活。

カリーナ・ゲオルギアン(1944年1月5日 -
)は旧ソ連出身のチェリスト。
モスクワでアルメニア系ロシア人音楽家一家に生まれ、父の手ほどきで5歳よりチェロを始める。
モスクワ音楽院でムスティスラフ・ロストロポーヴィチに師事。
第3回チャイコフスキー国際コンクール第1位及び金賞受賞。アラム・ハチャトゥリアンのコンチェルト・ラプソディーをシカゴ交響楽団と作曲家自身の指揮でアメリカ初演したのを皮切りに旧ソヴィエト連邦各国、東西ヨーロッパ、アメリカ、アジア等世界各国での演奏活動を開始した。
アルフレート・シュニトケ、エディソン・デニソフ、ティグラン・マンシュリアン、クシシュトフ・ペンデレツキ、アレクサンダー・ゴアー、ドミトリ・スミルノフ、ホワード・スケンプトン、エレーナ・フィルソヴァ等現在を代表する作曲家の多くと芸術的交際があり、献呈された数々の作品の初演も行っている。中でも特筆すべきは、1989年カーネギー・ホールでのシュニトケのチェロ協奏曲第1番のアメリカ初演、1994年初めて訪れたオーストラリアでベンジャミン・ブリテン作曲チェロ交響曲の現地初演、1996年ヤン・パスカル・トルトゥリエ指揮BBCフィルハーモニック共演でのスミルノフのチェロ協奏曲世界初演、フィルソヴァの室内協奏曲第5番等。
最近ではユーリ・シモノフ指揮モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団との共演による英国内ツアー、八月祭を祝うガラ・コンサートが北京の宮殿内で中継放送された事が話題となった。
1980年、ロンドンに居を移したカリーナ・ゲオルギアンは、2年後アンドレ・ナヴァラの後継者としてドイツ・デトモルト高等音楽学校の教授となった。
以来高い教授要請の声に応え、イングランド、イタリア、ドイツ、オーストリア、日本を含む各国のマスタークラスで、また近年はマンチェスターの英国王立ノーザン音楽大学教授として教鞭を執る。
昔の写真ですがかっこいいので載せましょう。
SOMMの名盤も紹介しましょう。
SOMMCD 090-2
(3CD)
\4600
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カリーナ・ゲオルギアンのバッハ「無伴奏チェロ」+ソナタ
バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008
無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010
無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番ト長調
BWV1027(*)
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第2番ニ長調
BWV1028(*)
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番ト短調
BWV1029(*) |
カリーナ・ゲオルギアン(チェロ)
ゲイリー・クーパー(チェンバロ(*)) |
録音:2007年5月(*以外)、2008年1月(*)、バークシャー(英国)、イースト・ウッドヘイ、聖マーティン教会
カリーナ・ゲオルギアンはモスクワに生まれたアルメニア系ロシアのチェロ奏者。現在はほとんど知られていないが、知る人ぞ知る名匠。
ゲオルギアンはモスクワ音楽院でロストロポーヴィチに師事し、1966年第3回チャイコフスキー国際コンクール優勝。ハチャトゥリアンの協奏的狂詩曲を作曲者指揮のもとシカゴ交響楽団とアメリカ初演して以来国際的に活躍し、数多くの同時代作曲家の新作を初演してきた。
1980年より英国に在住し、ドイツのデトモルト音楽大学教授、英国王立ノーザン音楽大学教授を務めている。
今回のアルバムは無伴奏組曲全曲にヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタのチェロによる演奏を加え、さらに3枚組で2枚分の価格というお徳用セット。ゲオルギアンの魅力をたっぷりどうぞ。 |
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ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲第3番変ホ長調「英雄」Op.55(+)
交響曲第8番ヘ長調 Op.93(*) |
ロンドン交響楽団
ウィン・モリス(指揮) |
録音:1988年8月(*)、10月(+)、ライヴ、ワトフォード・タウン・ホール、ワトフォード、イギリス
原盤:IMP ライセンサー:LSO Live Ltd |
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ブルッフ(1838-1920):
ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26(*)
スコットランド幻想曲(ヴァイオリンと管弦楽のための)Op.46(+)
ブラームス(1833-1897)/ヨゼフ・ヨアヒム(1831-1907)編曲:
ハンガリー舞曲集 WoO 1 より 第9番/第8番/第5番(#) |
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団(*/+)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮(*))
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮(+))
ヴラディーミル・ヤンポリスキー(ピアノ(#)) |
録音:ADD
1954年11月17-18日、アビー・ロード第1スタジオ、ロンドン、イギリス、モノラル(*)
1962年9月24日、ウォルサムストー・アセンブリー・ホール、ロンドン、イギリス(+)
1950年代、モノラル(#)
原盤:EMI(*)/Decca(+)/Vanguard(#) |
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レハール(1870-1948):オペレッタ「メリー・ウィドー」 |
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ:ハンナ・グラヴァリ)
アントン・ニースナー(バリトン:ミルコ・ツェータ男爵)
エミー・ローゼ(ソプラノ:ヴァランシエンヌ)
エーリヒ・クンツ(バリトン:ダニロ・ダニロヴィチ伯爵)
ニコライ・ゲッダ(テノール:カミーユ・ド・ロジヨン)
オタカル・クラウス(テノール:カスカーダ子爵) 他
フィルハーモニア合唱団&管弦楽団
オットー・アッカーマン(指揮) |
録音:1953年4月16-18、21日、ロンドン、イギリス、モノラル、AAD 原盤:EMI |
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ALC 2030
(2CD)
\2200
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プッチーニ(1858-1924):オペラ「トスカ」
録音:1953年8月、AAD 原盤:EMI
[ボーナス・トラック]
カラス・シングズ・プッチーニ
プッチーニ:
オペラ「マノン・レスコー」から
In quelle trine morbide / Sola, perduta,
abbandonata
オペラ「ラ・ボエーム」から Si, mi chiamano
Mimi / Donde lieta usci
オペラ「蝶々夫人」から Un bel di vedremo
オペラ「修道女アンジェリカ」から Senza
mamma
オペラ「ジャンニ・スキッキ」から O mio
babbino caro
オペラ「トゥーランドット」から
Signore, ascolta / In questa reggia
/ Tu che di gel sei cinta
マリア・カラス(ソプラノ)
トゥリオ・セラフィン、ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
録音:AAD 原盤:EMI
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マリア・カラス(ソプラノ:フローリア・トスカ)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール:マリオ・カヴァラドッシ)
ティート・ゴッビ(バリトン:スカルピア男爵)
フランコ・カラブレーゼ(バス:チェーザレ・アンジェロッティ)
メルキオッレ・ルイーゼ(バス:堂守)
アンジェロ・メルクリアーリ(テノール:スポレッタ)
ミラノ・スカラ座管弦楽団
ヴィクトル・デ・サバタ(指揮) |
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ベリー・ベスト・オブ・ジョン・マコーマック アイリッシュ・バラード集
The Garden where the Praties Grow (Patterson
arr.Liddle) (*) (1930)
The Kerry Dance (Molloy) (#) (1936)
The Star of the County Down (Trad. arr.
Hughes/MacGarvey) (+) (1939)
Londonderry Air (Mary Dear) (Trad. arr.
Schneider/McCormack) (*) (1935)
Mother Machree (Ball/Olcott/Young) (*)
(1927)
Down by the Sally Gardens (Trad. arr.
Hughes) (+) (1939)
Sweetly She Sleeps My Alice Fair (Foster/Eastman)
(*) (1934)
Believe Me if all those Endearing Young
Charms
(Trad. arr. Schneider/Moore) (*) (1935)
The Rose of Tralee (Glover/Spencer) (++)(1930)
Kathleen Mavourneen (Crouch/Crawford)
(*)1927)
I Dream of Jeanie with the Light Brown
Hair (Foster) (*) (1934)
The Lass with the Delicate Air (M.Arne
arr. Lehmann) (+) (1940)
I'll Walk Beside You (Murray/Lockton)
(+) (1939)
Passing By (E.Purcell/Herrick) (+) (1940)
The Old House (O'Connor) (+) (1939)
Is She Not Passing Fair (Elgar/Charles/Costello)
(*) (1932)
When Irish Eyes are Smiling (Ball/Olcott/Graff)
(**) (1916)
Terence's Farewell to Kathleen (Dufferin)
(*) (1934)
She Moved Thro' the Fair (Trad. arr.
Hughes) (+) (1941)
She is Far from the Land (Moore arr.Lambert)
(#) (1936)
By the Short Cut to the Rosses (Hopper/Fox)
(*) (1928)
Off to Philadelphia (Haynes/Temple) (+)
(1941)
Bantry Bay (Molloy) (+) (1941)
I Hear You Calling Me (Marschall/Harford)
(*) (1927) |
ジョン・マコーマック(テノール)
エドウィン・シュナイダー(ピアノ(*))
ジェラルド・ムーア(ピアノ(+))
管弦楽団(#/**/++)
ローレンス・コリングウッド(指揮(#))
ロザリオ・ブールドン(指揮(**))
指揮者不明または無し(++) |
録音:(録音年上記)、AAD 原盤:EMI |
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「南太平洋」&「オクラホマ!」 オリジナル・ブロードウェイ・キャスト
リチャード・ロジャース(1902-1979)作曲/
オスカー・ハマースタイン2世(1895-1960)作詞・脚本/
ロバート・ラッセル・ベネット(1894-1981)オーケストレーション:
ミュージカル「南太平洋」(1949)(*)
ミュージカル「南太平洋」(1943)(+) |
メアリー・マーティン、
エツィオ・ピンツァ、
ジュアニタ・ホール、
バーバラ・ルナ、
ウィリアム・ティベット(キャスト(*))
サルヴァトーレ・デリソラ(指揮(*))
アルフレッド・ドレイク、
セレステ・ホルム、
ジョアン・ロバーツ、
リー・ディクソン、
ハワード・ダ・シルヴァ(キャスト(+))
ジェイ・ブラックトン(指揮(+))
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録音:AAD 原盤:Sony |
OPUS蔵
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宇野功芳追悼企画
2017年最新リマスタリング、ブルーノ・ワルター
(1)ワーグナー:ジークフリート牧歌
(2)ハイドン:交響曲第86番 ニ長調
(3)シューマン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.97「ライン」 |
ブルーノ・ワルター(指揮)
(1)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)ロンドン交響楽団
(3)ニューヨーク・フィルハーモニック |
OPUS蔵レーベル、宇野功芳追悼企画
2017年最新リマスタリング、ブルーノ・ワルター〜ウィーン、ロンドン、そしてニューヨークへ
録音:(1)1935年、(2)1938年、(3)1941年/モノラル/演奏解説:宇野功芳
宇野功芳先生追悼シリーズの締めとして、ワルターがアメリカに移ってからの録音で、最初の高い評価をされたシューマンの交響曲「ライン」をSP
レコードから復刻しました。組合せはナチスのオーストリア併合でヨーロッパを離れる過程で録音したロンドン響とのハイドン、ウィーン時代の「ジークフリート牧歌」を組みました。(2017
年- 新リマスター)
「ライン」は当時アメリカで多用されてきた長時間録音可能なアセテート盤に録音したものをもとにSP
レコードを作ったもののようです。SP 録音時の細切れ録音と違い音楽全体に流れがあります。米コロンビアはLP
の開発に力を入れており、その開発段階の録音だったのでしょうか。(オーパス蔵
相原了)宇野功芳氏解説からの抜粋
<ハイドン:交響曲第86 番>
ハイドンの「第86 番」はウィーンを追われたあと、同年9
月13 日にロンドン交響楽団を振って録音されたもので、「第99
番」同様ほとんど演奏されないが、ぼくの愛惜する逸品だ。
第1 楽章のワルターは序奏部から微笑みの音と歌が満ち、第2
楽章は落ち着いたテンポで歌にあふれているが、この時代のワルターのしゃれた味わいを保ち、音楽を完全に自分のものとして物語を進めてゆくうまさは、前述のシューリヒトとともに最高峰の名に値する。
メヌエットは遅めだ。トリオで気分を変えるのも見事だが、この楽章だけはワルターならばもっと出来そうである。しかし、わずかな不満はフィナーレで完全に解消される。第一楽章に対応した格別に速いテンポと、それに伴う敏感なリズム、しかも一本調子に陥らない気分の変化は、やはり若きワルターの心の爆発であり(62
歳)、ロンドン交響楽団が彼らとしてはベストの雄弁さでこれに応えてゆく。
<シューマン:交響曲第3 番「ライン」>
「エロイカ」(注:1941 年1月録音)と同時期の録音にもかかわらず、このほうは非常な名演奏だ。
・・・とくに遅いテンポでゆったりと揺れるようなカンタービレをみせる第2
楽章もロマンの極みだ。第1 楽章と共にワルターの最も上出来な部分といえよう。そして終楽章では見得を切るようなルバートさえ現われ、やがて荒れ狂うコーダへ進んでゆくのである。
オーケストラの固さもここではプラスに作用し、当時のワルターとしては造形がすこぶる雄大で立派だ。・・・アメリカのオーケストラの威力を楽しんで、のびのびと棒を振った結果が「エロイカ」では失敗し、「ライン」では成功したのであろう。
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<国内盤>
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若林工房
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「メジューエワ・プレイズ・ベーゼンドルファー」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」
シューベルト:即興曲変イ長調作品142-2
シューベルト=リスト:連祷
リスト:エステ荘の噴水
ワーグナー=リスト:イゾルデの愛の死
ドビュッシー:沈める寺
ラフマニノフ:プレリュード作品32-12 |
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
ピアノ…ベーゼンドルファーModel 275 |
メジューエワ日本コンサートデビュー20 周年記念、第4弾。ウィーンの名器の魅力を最大限に引き出す圧倒的な表現力と芸術的気品!「メジューエワ・プレイズ・ベーゼンドルファー」イリーナ・メジューエワ
録音:2017 年4 月23 日、相模湖交流センター/STEREO
/ 96kHz-24Bit 録音、発売元:若林工房
メジューエワの日本コンサートデビュー20
周年を記念したリリース第4弾は、初のベーゼンドルファーによる録音です。
このウィーン生まれの名器の魅力を最大限に伝えるプログラム(ベートーヴェン、シューベルト、シューベルト=リスト、リスト、ワーグナー=リスト、ドビュッシー、ラフマニノフ)で、編集なしの一発録りに挑戦しました。
ウィンナー・トーンと呼ばれる独特のまろやかで美しい音色を駆使したダイナミックな表現は聴き応えじゅうぶん。
日本コロムビアのスタッフによる優秀録音もメジューエワの日本デビュー20
周年記念に花を添えています。
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<映像>
OPUS ARTE(映像)
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ロイヤル・オペラ・コレクション
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このコレクションは古典から現代まで15の名作オペラを網羅したBOXです。
世界有数の歌手、指揮者、そして気鋭の演出家による舞台は、見る者全てを魅了してやみません。
美麗なブックレットに満載の舞台写真、そして凝った装丁によるBOX…
ロイヤル・オペラよりオペラを愛する全ての人への贈り物です。 |
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ロイヤル・オペラ・コレクション
1.モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》(2006)
フィガロ:アーウィン・シュロット
スザンナ:ミア・パーション
アルマヴィーヴァ伯爵:ジェラルド・フィンリー
伯爵夫人:ドロテア・レシュマン
ケルビーノ:ライナット・シャハム 他
アントニオ・パッパーノ(指揮)
演出:デヴィッド・マクヴィカー |
今をときめくバリトン、アーウィン・シュロットの名を高めた《フィガロ》の2006年の映像。初々しさと狡猾さを併せ持つ歌唱が聴きものです。 |
2.モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》(2014) 【日本語字幕付き】
ドン・ジョヴァンニ:マリウシュ・クヴィエチェン
レポレッロ:アレックス・エスポジト
ドンナ・アンナ:マリン・ビストレム
騎士団長:アレクサンドル・ツィムバリュク
ニコラ・ルイゾッティ(指揮)
演出:カスパー・ホルテン |
流行のプロジェクション・マッピングを効果的に用い、実に楽しい仕掛けを次々と繰り出す舞台が印象的。ポーランド出身のクヴィエチェンの題名役もさることながら、レポレッロ役のエスポジトの演技も素晴らしい現代的なモーツァルト。 |
3.モーツァルト:歌劇《魔笛》(2003)
パパゲーノ:サイモン・キーンリーサイド
パミーナ:ドロテア・レシュマン
タミーノ:ヴィル・ハルトマン
夜の女王:ディアナ・ダムラウ 他
コリン・デイヴィス(指揮)
演出:デヴィッド・マクヴィカー |
夜の女王にディアナ・ダムラウを配したマクヴィカー演出の『魔笛』。コミカルなパパゲーノのキーンリーサイドを筆頭に、レシュマン、ハルトマンらがのりに乗った歌唱と演技を披露します。 |
4.ヴェルディ:歌劇《マクベス》(2011)
【日本語字幕付き】
マクベス:サイモン・キーンリーサイド
バンクォー:ライモンド・アチェト
マクベス夫人:リュドミラ・モナスティルスカ
他
アントニオ・パッパーノ(指揮)
演出:フィリダ・ロイド |
シェイクスピアの名作をヴェルディがオペラ化。目立つアリアはほとんどなく、登場人物の内面を描いた異色の作品を、フィリダ・ロイドが巧みに演出。2015年のロイヤル・オペラ来日公演でも同じプロダクションで話題をさらいました。夫人役のモナスティルスカの素晴らしい歌唱も聴きもの。 |
5.ヴェルディ:歌劇《椿姫》(2009)
ヴィオレッタ:ルネ・フレミング
アルフレード・ジェルモン:ジョセフ・カレヤ
ジョルジォ・ジェルモン:トーマス・ハンプソン
他
アントニオ・パッパーノ(指揮)
演出:リチャード・エア |
1994年の初演以来、ずっと変わらず愛されているリチャード・エアが演出した舞台。美しい衣装と舞台、手の動きなど細部にもこだわりのある演出は見る者全てを魅了します。2009年の舞台にはルネ・フレミングが初のヴィオレッタ役を披露。大きな話題となりました。 |
6.ビゼー:歌劇《カルメン》(2007)…原盤DECCA
カルメン:アンナ・カテリーナ・アントナッチ
ドン・ホセ:ヨナス・カウフマン
エスカミーリョ:イルデブランド・ダルカンジェロ
他
アントニオ・パッパーノ(指揮)
演出:フランチェスカ・ザンベッロ |
2007年新演出のカルメン。カウフマンの圧倒的な存在感はもちろんのこと、肉感的なアントナッチの演技にも目が釘付け。クールな魅力を放つダルカンジェロのエスカミーリョも忘れてはいけません。 |
7.ワーグナー:楽劇《パルジファル》(2014) 【日本語字幕付き】
パルジファル:サイモン・オニール
グルネマンツ:ルネ・パーペ
クンドリー:アンゲラ・デノケ
アンフォルタス:ジェラルド・フィンリー 他
アントニオ・パッパーノ(指揮)
演出:スティーブン・ラングリッジ |
ワーグナーの最後の楽劇《パルジファル》。瞑想的な音楽とともに進行する物語には様々なメッセージが込められています。虚飾を配した舞台、サイモン・オニールの完璧な歌唱、そしてパッパーノの慈愛に満ちたオーケストラの響きは、この作品が救済の物語であることを示しています。 |
8.マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》/
レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》(2015) 【日本語字幕付き】
トゥリッドゥ/カニオ:アレクサンドルス・アントネンコ
マンマ・ルチア:エレーナ・ツィリオ
サントゥッツァ:エヴァ=マリア・ウェストブローク
ネッダ:カルメン・ジャンナッタージョ
トニオ/アルフィオ:ディミトリ・プラタニアス
他
アントニオ・パッパーノ(指揮)
演出:ダミアーノ・ミキエレゥット |
同時代に作曲された2つのヴェリズモ・オペラ。もともと続けて演奏することも多いのですが、この上演では2つの物語を同じ村で起きた事件として設定。登場人物は各々を行き来し、あたかも全体が一つの物語であるかのような工夫が凝らされています。 |
9.プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》(2009)
ロドルフォ:テオドール・イリンカイ
ミミ:ヒブラ・ゲルズマーワ 他
アンドリス・ネルソンス(指揮)
演出:ジョン・コープリー |
最近流行の「読み替え」などは一切ない、まさに王道を行くコープリーの演出。ネルソンスの指揮による美しい音楽、そして若き歌手たちによるひたむきな歌唱と演技。これ以上求むべくもない完璧な『ボエーム』。若者たちの情熱と愛を丁寧に描き出した究極の映像です。 |
10.プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》(2014)
トゥーランドット:リセ・リンドストローム
カラフ:マルコ・ベルティ 他
ヘンリク・ナナシ(指揮)
演出:アンドレイ・セルバン |
アメリカのソプラノ、リンドストロームを中心に、ベルティ、アセト、そしてドイツで活躍する日本人ソプラノ中村恵理と言った素晴らしいキャストを揃えた万全の仕上がりを誇るものです。 |
11.プッチーニ:歌劇《三部作》(2011)
歌劇《外套》
ミケーレ:ルチオ・ガッロ
ジョルジェッタ:エヴァ=マリア・ウェストブローク
ルイージ:アレクサンドルス・アントネンコ
他
歌劇《修道女アンジェリカ》
シスター・アンジェリカ:エルモネラ・ヤオ
王女:アンナ・ラーション 他
歌劇《ジャンニ・スキッキ》
ジャンニ・スキッキ:ルチオ・ガッロ
リヌッチオ:フランチェスコ・デムーロ
ラウレッタ:エカテリーナ・シウリナ 他
アントニオ・パッパーノ(指揮)
演出:リチャード・ジョーンズ |
アントニオ・パッパーノが、ガッロ、ウェストブローク、ヤオ、そして新鋭デムーロといった豪華かつ実力溢れる歌手陣を率いて、この上なく充実した演奏を聴かせます。 |
12.リヒャルト・シュトラウス:楽劇《サロメ》(2008)
サロメ:ナディア・ミヒャエル
ヘロディアス:ミカエラ・シュースター
ヘロデ:トーマス・モーザー
ヨカナーン:ミヒャエル・フォッレ 他
フィリップ・ジョルダン(指揮)
演出:デヴィッド・マクヴィカー |
R.シュトラウスが理想としたサロメのイメージを具現化した、美貌と美声を併せ持つ歌手ナディア・ミヒャエル主演の『サロメ』の映像。演出担当は英国で一番人気のマクヴィカー。ミヒャエルが妖艶な魅力をふりまきながら全身全霊で演じる姿に戦慄。 |
13.シマノフスキ:歌劇《ロジェ王》(2015)
【日本語字幕付き】
ロジェ王:マリウシュ・クヴィエチェン
ロクサーナ:ジョージア・ジャーマン
羊飼い:サイミール・ピルグ
アントニオ・パッパーノ(指揮)
演出:カスパー・ホルテン |
12世紀のシチリアに実在した王ルッジェーロ2世をモデルにしたこのオペラ、この中で描かれているのは「異文化、異教の侵入」と、それに踊らされる人々の姿。そして反抗する君主の姿。簡素な舞台に映える神秘的な雰囲気が魅力です。 |
14.ブリテン:歌劇《グロリアーナ》(2013)
エリザベス1世:スーザン・ブロック
エセックス伯ロバート・デヴァルー:トビー・スペンス
他
ポール・ダニエル(指揮)
演出:リチャード・ジョーンズ |
エリザベス1世の晩年を、女王が寵愛するエセックス伯との複雑な関係性に焦点を当てながら描写するこのオペラ。本上演では情熱的ながらどこか信頼の置けないエセックス伯を、トビー・スペンスが魅力的に演じ、貫禄溢れるスーザン・ブロックとの掛け合いの中で、栄光にあったエリザベスの晩年の悲哀を際立たせます。 |
15.ベンジャミン:歌劇《リトゥン・オン・スキン》(2013)
保護者:クリストファー・パーヴス
アニエス:バーバラ・ハンニガン
第1の天使/少年:ベジュン・メータ 他
ジョージ・ベンジャミン(指揮)
演出:ケイティ・ミッチェル |
暴力的な保護者と謎めいた少年、そして保護者に支配されている若い妻アニエス。保護者は少年に「人間の一生と天使たちの偉業、地獄の業火に焼かれる罪人と天国の家族たち」を描いた本を書くように命じ、それにつれて妻アニエスは自己に目覚めていき・・・衝撃的で悲劇的なエンディングが待っています。作曲家自身の指揮による説得力ある演奏。 |
<LP>
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AUDITE(LP)
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KKC 1083/96
(14LP BOX)
【セール特別価格】
\44800 →\25600
〜12/17(日)
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フルトヴェングラーRIAS録音選集LP-BOX
独audite がRIAS に眠っていたオリジナルテープ(76cm/sec)
から細心のマスタリングでディスク化した
フルトヴェングラー・コンプリート、RIASレコーディングズのLP-BOX
が再登場! |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
■ LP 1 ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調
Op.68「田園」(1947年5 月25 日)[42’24”]
1A I.第1楽章[11’05”]、II.第2楽章[12’59”]
1B III.第3楽章[5’33”]、IV.第4楽章[4’05”]、V.第5楽章[8’42”]
■ LP 2 ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調
Op.67「運命」(1947年5月25日)[32’38”]
2A I.第1楽章[8’14”]、II.第2楽章[10’36”]
2B III.第3楽章[5’48”]、IV.第4楽章[8’00”]
■ LP 3 ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調
Op.68「田園」(1954年5月23日)[44’37”]
3A I.第1楽章[11’45”]、II.第2楽章[13’45”]
3B III.第3楽章[5’59”]、IV.第4楽章[4’09”]、V.第5楽章[8’59”]
■ LP 4 ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調
Op.67「運命」(1954年5月23日)[34’35”]
4A I.第1楽章[8’24”]、II.第2楽章[11’08”]
4B III.第3楽章[6’11”]、IV.第4楽章[8’52”]
■ LP 5 ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調
Op.55「英雄」(1950年6月20日)[52’26”]
5A I.第1楽章[15’58”]
5B II.第2楽章[17’33”]
■ LP 6
6A III.第3楽章[6’16”]、IV.第4楽章[12’09”]
6B ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調
Op.55「英雄」(1952年12月8日)[55’06”]
I.第1楽章[16’37”]
■ LP 7
7A II.第2楽章[18’55”]
7B III.第3楽章[6’37”]、IV.第4楽章[12’57”]
■ LP 8 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調(1949年3月15日)[76’04”]
8A I.第1楽章[15’30”]
8B II.第2楽章[13’42”]
■ LP 9
9A III.第3楽章[24’55”]
9B IV.第4楽章[21’55”]
■ LP 10
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調「未完成」(1953年9月15日)[23’17”]
10A I.第1楽章[11’40”]、II.第2楽章[11’37”]
シューベルト:交響曲第9番 ハ長調「グレート」(1953年9月15日)[52’30”]
10B I.第1楽章[14’16”]
■ LP 11
11A II.第2楽章[17’04”]
11B III.第3楽章[9’57”]、IV.第4楽章[11’13”]
■ LP 12 ブラームス:交響曲第4番 ホ短調
Op.98(1948年10月24日)[41’24”]
12A I.第1楽章[12’46”]、II.第2楽章[12’23”]
12B III.第3楽章[24’55”]、IV.第4楽章[21’55”]
■ LP 13
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90(1949年12月18日)[38’44”]
13A I.第1楽章[13’16”]、II.第2楽章[9’43”]、III.第3楽章[6’23”]
13B IV.第4 楽章[9’22”]
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
Op.56a(1950年6月20日)[20’22”]
■ LP 14
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90(1954年4月27日)[37’04”]
14A I.第1楽章[10’49”]、II.第2楽章[9’55”]、III.第3楽章[6’40”]
14B IV.第4楽章[9’40”]
ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死(1954年4
月27日)[17’44”]
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2015/12/6に東京のフルトヴェングラー・センターで「フルトヴェングラーの生涯を追う 〜さまざまな音源とともに」という講座を開かせていただいた。
フルトヴェングラーの生涯を追いながら、その時代にあわせてすべてのベートーヴェンの交響曲第5番の録音の第1楽章を聞き比べていく・・・というものだったのだが、そこでかける音源は、センターのみなさんに現段階でもっとも優れた音質のものを揃えていただいた。
そしてそこで選ばれた1947年5月25日、あの運命の日の「運命」が・・・このAUDITEのLPだった。
会場で流されたその深くて奥行きのある臨場感ある音は、確かにそれまで聴いたどの音盤よりも優れていた。
フルトヴェングラー・ファンの方なら何をいまさら、という話だとは思うが、やはりこのLPボックスだけはもっておいたほうがいい。
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独audite がRIAS に眠っていたオリジナルテープ(76cm/sec)
から細心のマスタリングでディスク化したフルトヴェングラー・コンプリート、RIASレコーディングズのLP-BOX
が再登場!
輸入盤・日本語帯付、(日本語解説なし)
2011 年11 月にリリースされたフルトヴェングラーのRIAS
録音選集LP-BOX(KKC-1011 廃盤)。これはaudite
がRIAS に眠っていたオリジナルテープ(76cm/sec)
から最新のマスタリングでアナログLP 化したこのBOX
セットはいまだかつてない、フレッシュで古臭くない音で巨匠の至芸を堪能させてくれました。
今回同内容のBOX をお求めやすい価格で再登場。アナログならではの分厚く野太い音、それでいてフレッシュでクリアーな音質にフルトヴェングラーの演奏の素晴らしさに改めて目を開かされた思いがいたします。
※以前リリースされた国内盤(KKC-1011)に付属した日本語解説及び特典のプログラム(レプリカ)はつきません。
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8/17(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<メジャー・レーベル>
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DECCA
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4832243
(55CD)
\22000→\20990 |
《DECCA SOUND〜ピアノ・エディション》
1940年代から2010年代の80年間のDeccaのピアノ録音の歴史をアルファベット順に並んだアーティストの演奏で
HIGHLIGHTS
●Decca初のFFRRの協奏曲録音、アイリーン・ジョイスのチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番が初発売。
この音源はレコード(78rpm)でも発売されておらず、長い間失われたと考えられていましたが、メリーランドの国際ピアノ公文書で近年発見されました。
●ピアノ界の重鎮、アルゲリッチ、ルービンシュタイン、リパッティ、ミケランジェリ、バーンスタイン、ハスキルがDeccaに残した録音も収録。
●作曲家自身が使ったピアノで演奏された録音——ティボーデはショパンのピアノ、シフとマルコムはモーツァルトのフォルテピアノで。
●栄誉ある受賞録音——グラミー賞受賞のラローチャによるラヴェルの協奏曲、エディソン賞&グラモフォン賞を受賞したムストネンによるショスタコーヴィチの『24の前奏曲』。
●初出の録音——ジョイスによるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番、アルゲリッチとシャイーのシューマン(初CD化、アルゲリッチ初のDecca録音)。
●世界初発売——ロジェによるバルトークの協奏曲第1番から第3番、キャスリーン・ロングによるモーツァルトの協奏曲第24番(ファン・ベイヌムと)、フリードリヒ・グルダの初Decca録音、イーデンとタミールの〈2台ピアノ・アンコール集〉、ケンプの初期Decca録音(シューベルトのソナタ、バッハの小品、ヘンデル、ラモー、クープラン、ベートーヴェンなど)。 |
《CD 1》
★シューマン:ピアノ協奏曲 Op.54
【演奏】マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)、リッカルド・シャイー(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
【録音】2006年(ライヴ)〔初CD化〕
【併録】
リスト:ピアノ協奏曲第1番&第2番
[ジュリアス・カッチェン(ピアノ)、
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/1957年]/
《CD 2》
1) ブラームス:ピアノ協奏曲第2番、
2) プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
【演奏】ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)、ベルナルト・ハイティンク(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1)、
アンドレ・プレヴィン(指揮) ロンドン交響楽団(2)
【録音】1982年(1)、1974年(2)
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《CD 3》
ショパン:練習曲集
1) Op.10、2) Op.25、3) 3つの新練習曲
【演奏】ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
【録音】1972年(1)、1971年(2)、1964年(3)
/
《CD 4》
ラフマニノフ:2台のピアノのための組曲1)
第1番、2) 第2番、3) 2台のピアノのための交響的舞曲
【演奏】ヴラディーミル・アシュケナージ、アンドレ・プレヴィン(ピアノ)
【録音】1974年(1, 2)、1979年(3) /
《CD 5-6》〈カーネギー・ホール・リサイタル(1954年3月30日)〉
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ1) 第8番『悲愴』、2) 第17番『テンペスト』、3)
第26番『告別』、
4) 第25番、5) 第32番、6) シューベルト:4つの即興曲Op.142より第3曲、
7) シューマン:幻想小曲集Op.12より第3曲:なぜに、
8) リスト:ウィーンの夜会(シューベルト:ワルツ・カプリス)より第6番、
9) ブラームス:4つの小品Op.119より第3曲:間奏曲
【演奏】ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
【録音】1954年(ライヴ)
【併録】
ハイドン:ピアノ・ソナタ第48番、第52番、第34番、幻想曲
Hob.17-4
【演奏】ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
【録音】1958年/
《CD 7》
ショパン/ゴドフスキー編:練習曲集&ワルツ集
【演奏】ホルヘ・ボレット(ピアノ) 【録音】1977年
/
《CD 8》
シューベルト/リスト編:歌曲編曲集
(「ます」「水車屋と小川」「どこへ?」「さようなら!」「さすらい」「菩提樹」「セレナーデ」
「水の上で歌う」「郵便馬車」「住処」「涙の賛美」「魔王」)
【演奏】ホルヘ・ボレット(ピアノ)
【録音】1981年 /
《CD 9》
1) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番、
2) ルビンシテイン:ピアノ協奏曲第4番
【演奏】シューラ・チェルカスキー(ピアノ)、ユーリ・テルミカーノフ(1)、ヴラディーミル・アシュケナージ(2)(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 【録音】1994年
/
《CD 10》
1) 〈カレイドスコープ〉
(J.シュトラウス2世、サン=サーンス、ラモー、ゴドフスキー、シューベルト、ホフマン他全13曲)、
2) ラフマニノフ5曲
【演奏】シューラ・チェルカスキー(ピアノ)
【録音】1974年(1)、1995年(2)〔チェルカスキーの最初と最後のDecca録音〕
/
《CD 11》
1) ベートーヴェン:エロイカ変奏曲、
2) シューベルト:楽興の時、
ブリテン:3) 序奏とブルレスク風ロンド、4)
悲歌的マズルカ
【演奏】クリフォード・カーゾン、ベンジャミン・ブリテン(4)(ピアノ)
【録音】1971年(1, 2)、1944年(3,
4) /
《CD 12》
モーツァルト:ピアノ協奏曲1) 第20番、2)
第27番
【演奏】クリフォード・カーゾン(ピアノ)、ベンジャミン・ブリテン(指揮)
イギリス室内管弦楽団 【録音】1970年 /
《CD 13》
モーツァルト:ピアノ協奏曲1) 第23番、2)
第24番
【演奏】クリフォード・カーゾン(ピアノ)、イシュトヴァン・ケルテス(指揮)
ロンドン交響楽団 【録音】1967年 /
《CD 14》
ゴットシャルク:ピアノ音楽 【演奏】イヴァン・デイヴィス(ピアノ)
【録音】1975年
【ボーナス・トラック】
サン=サーンス:動物の謝肉祭
[パスカル・ロジェ、クリスティーナ・オルティス(ピアノ)、
シャルル・デュトワ(指揮) ロンドン・シンフォニエッタ/1980年]
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《CD 15》〈2台ピアノ・アンコール集〉
1) ラフマニノフ:組曲第1番より舟歌、
2) ハチャトゥリアン:『3つの作品』より幻想的ワルツ、
3) ヴァインベルガー:歌劇『バグパイプ吹きシュヴァンダ』よりポルカとフーガ、
4) プーランク:シテール島への船出(2台のピアノのためのワルツ・ミュゼット)、
5) アレンスキー:2台のピアノのための組曲よりワルツ、
6) シューベルト:ロンド ニ長調、
7) ブラームス:ワルツ(ニ短調、ト長調、ロ短調、変イ長調、嬰ハ短調)、
8) シューマン:『カノン形式の6つの練習曲』より第2・3・4曲
【演奏】ブラッシャ・イーデン、アレクサンダー・タミール(ピアノ)
【録音】1969年
【併録】
プーランク:4手のためのソナタ、
ミヨー:スカラムーシュ、
ルトスワフスキ:パガニーニ変奏曲
[ブラッシャ・イーデン、アレクサンダー・タミール(ピアノ)/1964年]
〔初CD化〕/
《CD 16》〈アメリカン・ヴィルトゥオーソ〉
(マクダウェル、ゴットシャルク、ビーチ、ダウランド、カレーニョの作品、
フォーレ、ガーシュウィン作品のグレインジャー編曲版他)
【演奏】アラン・フェインバーグ(ピアノ)
【録音】1991年 /
《CD 17》〈ブラジリエロ〉
(ヴィラ=ロボス、グァルニエリ、オズワルド他の作品)
【演奏】ネルソン・フレイレ(ピアノ)
【録音】2012年 /
《CD 18》
ショパン:
1) スケルツォ第1番、2) 夜想曲第5番、3)
スケルツォ第4番、4) 夜想曲第19番、
5) スケルツォ第3番、6) 夜想曲嬰ハ短調、7)
スケルツォ第2番、
8) 『6つのポーランドの歌』より第12曲:私の愛しい人、
9) ショパン/リスト編:『6つのポーランドの歌』より第1曲:乙女の願い、
10) リスト:夜想曲『夢のなかに』、
11) ラヴェル:ガスパールの夜
【演奏】ベンジャミン・グローヴナー(ピアノ)
【録音】2011年
【併録】
リスト:小人の踊り、
J.S.バッハ/ケンプ編:フルート・ソナタ第2番よりシチリアーノ
[ベンジャミン・グローヴナー(ピアノ)/2013年]
〔グローヴナーのデビュー・アルバム/リスト:小人の踊りとJ.S.バッハ/ケンプ編:シチリアーノは初CD化〕
/
《CD 19》
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲1) 第1番、2)
第2番
【演奏】フリードリヒ・グルダ(ピアノ)、ホルスト・シュタイン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】19 71年(1)、1970年(2)
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《CD 20》〈初期録音集〉
J.S.バッハ:
1) 『平均律クラヴィーア曲集』第1巻より前奏曲とフーガ、
2) パルティータ第1番よりメヌエット、3)
フーガ ハ短調、
ベートーヴェン:4) バガテル第11番、5) 6つのエコセーズ、
ショパン:
6) 子守歌変ニ長調、
12の練習曲Op.25より7) 第1番:エオリアン・ハープ、8)
第2番、
9) バラード第3番、
10) プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番、
ドビュッシー:11) 喜びの島、12) 『映像』第1集より「水に映る影」、
13) モーツァルト:ピアノ・ソナタ第18番
【演奏】フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
【録音】1947年(1-3, 10, 12)、1948年(6-9,
11, 13)、1949年(4, 5)〔CD世界初発売〕/
《CD 21》
1) チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、
2) グリーグ:ピアノ協奏曲
【演奏】ペーター・ヤブロンスキー(ピアノ)、ペーター・マーク(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
【録音】1993年
【併録】
ルトスワフスキ:パガニーニ変奏曲 (ピアノ&オーケストラ版)
[ペーター・ヤブロンスキー(ピアノ)、
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/1991年]
/
《CD 22》
ドビュッシー:前奏曲集第1巻・第2巻
【演奏】ジャン=ロドルフ・カールス(ピアノ)
【録音】1971年〔1枚のCDとして初出〕 /
《CD 23》
ブラームス:ハンガリー舞曲集1) 第1巻(独奏)、2)
第2巻(デュエット)、3) パガニーニ変奏曲
【演奏】ジュリアス・カッチェン、ジャン=ピエール・マーティ(2)(ピアノ)
【録音】1964年(1)、1965年(2, 3)
/
《CD 24》
1) ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲、
2) ドホナーニ:童謡の主題による変奏曲
【演奏】ジュリアス・カッチェン(ピアノ)、サー・エイドリアン・ボールト(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1959年
【併録】
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
[ジュリアス・カッチェン(ピアノ)、サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)
ロンドン交響楽団/1958年] /
《CD 25》
メンデルスゾーン:
ピアノ協奏曲1) 第1番、2) 第2番、3) 奇想曲Op.22、4)
ロンドOp.29
【演奏】ピーター・ケイティン(ピアノ)、アンソニー・コリンズ(指揮)
ロンドン交響楽団(1, 2)、
ジャン・マルティノン(指揮) ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(3,
4) 【録音】1956年(1, 2)、1954年(3, 4)
/
《CD 26》〈バッハ・リサイタル〉
J.S.バッハ:
1) 半音階的幻想曲とフーガ ニ短調、2)
来れ、異教徒の救い主よ(ピアノ編)、
3) 主よ、人の望みの喜びよ(ピアノ編)、4)
わが心の切なる願い(ピアノ編)、
5) 甘き喜びのうちに(ピアノ編)、6) いまぞ喜べ、汝らキリストの徒よ(ピアノ編)、
7) フルート・ソナタ第2番よりシチリアーノ(ケンプによるピアノ編)、
8) 目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声(ピアノ編)
【演奏】ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
【録音】1953年
【併録】
ヘンデル:調子の良い鍛冶屋、メヌエット(ケンプ編)、
クープラン:シテールの鐘、ラモー:鳥のさえずり、
ベートーヴェン:バガテル ハ短調、エリーゼのために
[ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)/1955年]
〔CD世界初発売〕 /
《CD 27》
シューベルト:1) ピアノ・ソナタ第16番、2)
第21番
【演奏】ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
【録音】1953年(1)、1950年(2) 〔CD世界初発売〕
/
《CD 28》
アルベニス:イベリア(アナログ録音) 【演奏】アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
【録音】1973年 〔1枚のCDとして初出〕
/
《CD 29》
1) リスト:ソナタ ロ短調、
2) シューマン:幻想曲Op.17、
3) ファリャ:スペインの庭の夜
【演奏】アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)、
セルジュ・コミッショーナ(指揮) スイス・ロマンド管弦楽団
【録音】1975年(1)、1970年(2, 3) /
《CD 30》
ラヴェル:1) ピアノ協奏曲ト長調、2) 左手のためのピアノ協奏曲、
3) フォーレ:幻想曲Op.111、
4) フランク:交響的変奏曲
【演奏】アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)、ローレンス・フォスター(1,
2)、
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(3,
4)(指揮) ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1973年(1, 2)、1972年(3,
4) /
《CD 31》
モーツァルト:ピアノ協奏曲1) 第9番、2)
第12番、3) 第11番
【演奏】ロバート・レヴィン(フォルテピアノ)、
クリストファー・ホグウッド(指揮)、エンシェント室内管弦楽団
【録音】1993年(1, 2)、1994年(3) /
《CD 32》
シューマン:ピアノ協奏曲Op.54
【演奏】ディヌ・リパッティ(ピアノ)、エルネスト・アンセルメ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
【録音】1950年(ライヴ)
★【併録】チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番
[アイリーン・ジョイス(ピアノ)、
グジェゴシュ・フィテルベルク(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/1946年]
〔ジョイスのチャイコフスキー(最初のFFRR録音の一つ)が初発売〕
/
《CD 33》〈リスト:ピアノ作品集〉
1) シューベルト/リスト編:アヴェ・マリア、
2) リスト:バラード第2番S.171、
3) ヴェルディ/リスト編:歌劇『アイーダ』より「神前の踊りと終幕の二重唱」、
4) リスト:スペインの主題「密輸入者」による幻想的ロンド、
シューベルト/リスト編:
5) 『冬の旅』より「おやすみ」、6) 乙女の嘆き、7)
魔王、8) 美しき水車小屋の娘、
9) リスト:ハンガリー狂詩曲第12番
【演奏】ヴァレンティーナ・リシッツァ(ピアノ)
【録音】2011年 /
《CD 34》
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番
【演奏】キャスリーン・ロング(ピアノ)、
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】1948年 〔CD世界初発売〕
【併録】ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番、シューマン:森の情景
[クララ・ハスキル(ピアノ)、カルロ・ゼッキ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(協奏曲)/1947年]
〔ハスキルのDeccaへの唯一の録音〕/
《CD 35》
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲1) 第5番、2)
第3番
【演奏】ラドゥ・ルプー(ピアノ)、ズービン・メータ(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団(1)、ローレンス・フォスター(指揮)
ロンドン交響楽団(2)
【録音】1979年(1)、1970年(2) 〔第3番はルプーが1970年11月Deccaに初めて録音した協奏曲〕
/
《CD 36》
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ
1) 第14番『月光』、2) 第8番『悲愴』、3)
第21番『ワルトシュタイン』、
4) 創作主題による32の変奏曲ハ短調
【演奏】ラドゥ・ルプー(ピアノ) 【録音】1972年(1-3)、1970年(4)
/
《CD 37》
ブラームス:
1) 6つの小品、2) 4つの小品、3) 狂詩曲Op.79
No.2、4) 狂詩曲Op.79 No.1、
5) 3つの間奏曲、6) 弦楽六重奏曲第2楽章より主題と変奏
【演奏】ラドゥ・ルプー(ピアノ)
【録音】1976年(1-3)、1970年(4, 5)、1981年(6)
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《CD 38》
1) ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲、
2) サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番
【演奏】モーラ・リンパニー(ピアノ)、
アナトール・フィストゥラーリ(1)、ジャン・マルティノン(2)(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1952年(1)、1951年(2) /
《CD 39》
1) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番、
2) ガルッピ:ソナタ第5番、スカルラッティ:ソナタ3)
K.11、4) K.159、5) K.322
【演奏】アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)
【録音】1964年
〔ミケランジェリのDeccaへの唯一の録音〕
【併録】モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番
[レナード・バーンスタイン(ピアノ、指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/1966年]
〔バーンスタインのピアニストとしてのDeccaへの唯一の録音〕
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《CD 40》
1) ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調(ピアノ編)、
2) J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲BWV1054、
3) ショスタコーヴィチ:24の前奏曲Op.34
【演奏】オリ・ムストネン(ピアノ)、ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団(1、2)
【録音】1993年(1, 2)、1990年(3)
/
《CD 41-42》
メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざし
【演奏】ジョン・オグドン(ピアノ)
【録音】1969年
【併録】
ブリテン:ピアノ協奏曲Op.13[スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)、
ベンジャミン・ブリテン(指揮) イギリス室内管弦楽団/1970年]
〔リヒテルのDeccaへの唯一の協奏曲録音〕
/
《CD 43-44》
ショパン:
ピアノと管弦楽のための音楽全集(ロンド・クラコヴィアク、ポーランド民謡による大幻想曲、
ピアノ協奏曲第1番・第2番、
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、
モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲)
【演奏】クン=ウー・パイク(ピアノ)、アントニ・ヴィット(指揮)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団 【録音】2003年
/
《CD 45》〈ライヴ・イン・サラゴサ〉
(グラナドス:組曲『ゴイェスカス』、ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ第4番他)
【演奏】ホルヘ・ルイス・プラッツ(ピアノ)
【録音】2011年(ライヴ) /
《CD 46》
バルトーク:ピアノ協奏曲1) 第1番、2) 第2番、3)
第3番
【演奏】パスカル・ロジェ(ピアノ)、ヴァルター・ヴェラー(指揮)
ロンドン交響楽団
【録音】1975年(1)、1974年(2)、1976年(3)
〔CD世界初発売〕/
《CD 47》
フォーレ:ピアノ作品集
(即興曲第2・3番、夜想曲第1−5番、3つの無言歌、舟歌第1・2・4番、ヴァルス=カプリス第1番)
【演奏】パスカル・ロジェ(ピアノ)
【録音】1989年 /
《CD 48》
サティ:ピアノ作品集
(3つのジムノペディ、ジュ・トゥ・ヴ、前奏曲、夜想曲、グノシエンヌ他)
【演奏】パスカル・ロジェ(ピアノ)
【録音】1983年 /
《CD 49》
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
【演奏】アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
ズービン・メータ(指揮) イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1976年 〔ルービンシュタイン唯一のDecca録音/ルービンシュタイン最後の協奏曲録音〕
【併録】
バルトーク:ピアノと管弦楽のためのラプソディ第1番
[パスカル・ロジェ(ピアノ)、ヴァルター・ヴェラー(指揮)
ロンドン交響楽団/1976年] /
《CD 50》
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
【演奏】アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
【録音】1982年 /
《CD 51》
モーツァルト:4手のためのピアノ音楽
(ソナタK.521・K.497、アンダンテと5つの変奏曲、アダージョとアレグロK.594、幻想曲K.608)
【演奏】アンドラーシュ・シフ、ジョージ・マルコム(フォルテピアノ)
【録音】1993年 〔モーツアルトが弾いていたフォルテピアノで演奏〕/
《CD 52》
スカルラッティ:ソナタ集
(K.175・K.513・K.402・K.403・K.144・K.115・K.116・K.474・K.475・K.449・K.450・K.544・K.545・K.516・K.517)
【演奏】アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
【録音】1987年 /
《CD 53》
ショパン:ピアノ作品集
(ポロネーズ第6番、ワルツ第6・1番、前奏曲第4・3・1・12・24・15・3番、
マズルカ第51・5番、夜想曲第1・2・20番、スケルツォ第2番、舟歌、バラード第1番)
【演奏】ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ、フォルテピアノ)
【録音】1999年 〔ショパンのエラール・ピアノで演奏した作品を含む〕
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《CD 54》〈ビル・エヴァンスに捧ぐ〉
(ソング・フォー・ヘレン、ワルツ・フォー・デビー、ターン・アウト・ザ・スターズ、ノエルのテーマ、
リフレクションズ・イン・D、ヒアーズ・ザット・レイニー・デイ、ハロー・ボリナス、
『スパルタカス』より愛のテーマ、スィンス・ウィ・メット、ピース・ピース、ユア・ストーリー、ラッキー・トゥー・ビー・ミー)
【演奏】ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)
【録音】1996年
【併録】
ナイマン:『ピアノ・レッスン』より
「楽しみを希う心」「シルバー・フィンガード・フリング」
[ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)/1999年]
〔ナイマンは世界初発売〕 /
《CD 55》
ガーシュウィン:
1) ラプソディ・イン・ブルー、2) 『アイ・ガット・リズム』変奏曲、3)
ピアノ協奏曲ヘ調
【演奏】ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)、マリン・オールソップ(指揮)
ボルティモア交響楽団
【録音】2009年 〔グローフェによるジャズ・バンド版〕
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幅広い選曲と多彩なピアニストで堪能! DECCA80年間にわたるピアノ録音。
1940年代から2010年代の80年間のDeccaのピアノ録音の歴史をアルファベット順に並んだアーティストの演奏でお楽しみいただけます。
バッハ、スカルラッティの時代からジャズとの出会いもある20世紀音楽まで、ソロ曲、ピアノ協奏曲、協奏交響曲作品で。
ピアノ演奏に現れる6つの主な流派、ドイツ、フランス、ロシア、スペイン、イギリス、アメリカをすべて網羅。
ピアノ界の大御所から今日の若い世代のアーティストまで幅広い演奏者が登場。

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オーストラリアELOQUENCE
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4828093
\1200 |
《デイム・ネリー・メルバ〜メルバのフェアウェル》
〈メルバのフェアウェル〉
(1926年6月8日、コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウスにてライヴ録音)
1) ヴェルディ:歌劇『オテロ』(抜粋)、
2) プッチーニ:歌劇『ラ・ボエーム』(抜粋)、
3) スタンリー・オブ・オルダリー卿の挨拶、
4) デイム・ネリー・メルバの別れのスピーチ
〈初期のスタジオ録音—オペラ〉
5) グノー:歌劇『ファウスト』(抜粋)、
6) バンベール:歌劇『エレーヌ』より「愛は炎のように純粋」、
7) マスネ:歌劇『バザンのドン・セザール』より「セビリャには美しい娘たちが」、
8) プッチーニ:歌劇『トスカ』より「歌に生き、恋に生き」(第2幕)、
9) Lotti:L’infedelta punita: Pur dicesti,
o bocca, bocca bella、
10) ディスタンス・テスト—トマの
歌劇『ハムレット』の狂乱の場からのフレーズによるヴォカリーズ
〈初期のスタジオ録音—歌曲〉
トスティ:
11) セレナータ、12) さようなら、
13) Ronald: The Sounds of Earth Grow
Faint
(No.4 from ‘Four Impressions’)、
14) バーレイ:ジャン
〈メルバの最後の録音〉
15) 伝承曲(バーレイ編):スウィング・ロウ、スウィート・チャリオット |
デイム・ネリー・メルバ(ソプラノ)と
仲間の演奏家たち |
伝説の歌手メルバの「フェアウェル公演」を含む貴重な録音
デイム・ネリー・メルバの1926年のコヴェント・ガーデンでの「フェアウェル」コンサートのライヴ録音、その半年後に行われた最後の録音、そしてそれ以前に行われた初期のスタジオ録音から構成されたアルバムです。
新しくリマスタリングされ、最近よく使用されている「コンサート・ピッチ」ではなく、メルバが好んだ「フレンチ・ピッチ」に初めて復元されました。
コヴェント・ガーデンでは、空前の40年以上という長い間に何百回とステージに立ったと言われているメルバ。そのメルバの声を初期の録音と最後の録音で比べることのできるこのCDで、安定した、清らかで美しい歌声が驚異的といえるほど変わらず維持されていることに驚きを隠せないでしょう。
オルダリー卿とメルバの感動のスピーチも収録されています。
【録音】1926年6月8日、ロンドン、コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス(1‐4)(ライヴ)、1904年‐1910年?(5‐14)、1926年(15)

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4825569
\1200 |
《エドゥアルト・ファン・ベイヌム〜ベルリオーズ:幻想交響曲》
ベルリオーズ:
1) 幻想交響曲Op.14、
2) 序曲『ローマの謝肉祭』Op.9、
3) ファウストの劫罰Op.24(管弦楽版抜粋) |
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 |
ファン・ベイヌムとコンセルトヘボウ管の音楽作りを体感
エドゥアルト・ファン・ベイヌムはメンゲルベルクとハイティンクの間に、コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者として、戦後から1959年に亡くなるまでその役割を果たしました。
強烈な個性はないものの、オーケストラへ明白な影響を与えた、その誠実な音楽的才能は高い評価を得て当然といえましょう。メンゲルベルクのロマン派的演奏とは対照的に、新古典主義的解釈による演奏でこのオーケストラに新風を吹き込みました。
ファン・ベイヌムは楽団員との関係を“first
among equals(同等の者の中でトップに立つ)”と表現し、この協同して音楽作りをしてゆく姿勢がこのCDの『幻想交響曲』の美しい管楽器のソロにも顕れています。
【録音】1951年9月(1, 2)、1952年5月(3)、アムステルダム、コンセルトヘボウ、大ホール |
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4825525
(2CD)
\1800 |
《エドゥアルト・ファン・ベイヌム〜モーツァルト:交響曲&協奏曲集》
モーツァルト:
《CD 1》
1) フルート、ハープと管弦楽のための協奏曲ハ長調KV299、
交響曲
2) 第29番イ長調KV201、
3) 第33番変ロ長調KV319* /
《CD 2》
1) 交響曲第35番ニ長調KV385『ハフナー』、
2) ピアノ協奏曲第24番ハ短調KV491*
3) クラリネットと管弦楽のための協奏曲イ長調KV622*
*DECCA初CD化 |
フーベルト・バルワーザー(フルート)、
フィア・ベルクハウト(ハープ)(CD 1: 1)、
キャスリーン・ロング(ピアノ)(CD 2: 2)、
ブラム・デ・ウィルデ(クラリネット)(CD
2: 3)、
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(CD 2:
1)、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(CD 1,
CD 2: 2, 3) |
ファン・ベイヌムお気に入りの交響曲第33番を含むモーツァルト・スタジオ録音全集
戦後コンセルトヘボウ管弦楽団の音楽監督に就任したエドゥアルト・ファン・ベイヌムの初のモーツアルト・スタジオ録音全集です。交響曲第33番は特にファン・ベイヌムのお気に入りで、他の交響曲よりも頻繁に演奏していました。
収録された音源は今回新たにリマスタリングが施されています。
【録音】1950年5月1日、ロンドン、キングズウェイ・ホール(CD
2: 1)、1948年9月20、21日(CD 2: 2)、1951年9月(CD
1: 3)、1956年5月25日(CD 1: 2)、1957年5月29日(CD
2: 3)、6月6日(CD 1: 1)、アムステルダム、コンセルトヘボウ、大ホール |
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4827353
(3CD)
\3000 |
《カレル・アンチェル&ウィーン交響楽団
〜フィリップス録音集》
《CD 1》
ドヴォルザーク:
1) 交響曲第9番ホ短調Op.95『新世界より』、
2) スラヴ舞曲集Op.46 /
《CD 2》
1) スメタナ:『わが祖国』よりモルダウ、
チャイコフスキー:
2) 幻想序曲『ロメオとジュリエット』、
3) スラヴ行進曲Op.31、
4) 交響曲第4番へ短調Op.36 /
《CD 3》
チャイコフスキー:
1) 大序曲『1812年』、
2) 弦楽セレナード ハ長調Op.48よりワルツ、
3) 組曲『白鳥の湖』Op.20、
4) 組曲『眠れる森の美女』Op.66a、
5) 組曲『くるみ割り人形』Op.71a |
カレル・アンチェル(指揮)
ウィーン交響楽団 |
チェコの指揮者アンチェルとウィーン交響楽団との珠玉の録音
チェコの指揮者カレル・アンチェルは、ドヴォルザークやスメタナなど特に母国の作曲家のレパートリーではチェコ・フィルハーモニー管弦楽団との関係が有名です。
そしてカナダに亡命後、生涯の最後はトロント交響楽団と演奏していましたが、期間は短いながらも実りの多いウィーン交響楽団との関係も忘れることはできません。
この録音は1958年2月から1959年2月にPhilipsから4枚のLPで発売されたものです。CDでまとめて発売されるのは初めてとなります。
【録音】1958年2月8‐10日(CD 1: 1, CD
2 : 1)、3月29日‐4月2日(CD 2: 2)、11月5‐6、26‐29日
(CD 1: 2, CD 2: 4, CD 3: 1)、2月10‐11、27‐28日(CD
3: 2, 5, CD 2: 3)1959年2月23‐26日(CD 3:
3, 4) ウィーン、楽友協会大ホール |
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4827742
(2CD)
\1800 |
《リチャード・ボニング
〜オーベール:歌劇『黒いドミノ』/ 『グスタフ3世』》
オーベール:
1) 歌劇『黒いドミノ』
2) 歌劇『グスタフ3世、または仮面舞踏会』よりバレエ音楽 |
アンジェル・ドリヴァレス・・・スミ・ジョー(ソプラノ)
ブリギット・ド・サン・リュカール・・・イザベル・ヴェルネ(メッゾ・ソプラノ)
オラス・ド・マサレナ・・・・・ブルース・フォード(テノール)
ジュリアーノ伯爵・・・パトリック・パワー(テノール)
Jacinthe ・・・マルティーネ・オルメダ(メッゾ・ソプラノ)
ジル・ペレス・・・ジュール・バスタン(バス)
Ursule ・・・・ドリス・ラムプレヒト(メッゾ・ソプラノ)
受付係の修道女・・・・・ジョスリーヌ・タイヨン(アルト)
エルフォール卿・・・・・ジル・カシュマイユ(バリトン)
ロンドン・ヴォイシズ、
リチャード・ボニング(指揮)
イギリス室内管弦楽団 |
オーベールの名声を復活させた記念碑的アルバム
リチャード・ボニングは啓蒙、演奏、録音を通して、他の現代音楽家の誰よりもダニエル=フランソワ=エスプリ・オーベールの音楽の理想を広めることに尽力しました。
オーベールは19世紀パリのオペラ・コミックの作曲家で、ボニングは「単純で、喜びに満ちた、純粋な音楽」と表現しました。これはボニングによるオーベールのオペラ全曲唯一の録音です。
歌劇『黒いドミノ』は王室のあるマドリードでの恋の策略の話です。台本はウジェーヌ・スクリーブ。後にロッシーニ、ベッリーニ、ヴェルディなどのオペラの台本も手がけていますが、特にオーベールとは長い間有益な関係が続き、この作品はその中で生まれた傑作の一つです。
最初にリリースされたのは1995年で、このDecca録音はオーベールの名声の復活に重要な記念碑的アルバムとして万人に迎えられました。
現在では珍しい、明るさと気品を兼ね備えたヴィルトゥオーソの歌手のために書かれた作品ですが、ボニングは見事にそれにふさわしい歌手陣をそろえ、充実した演奏を披露しています。
【録音】1993年2月8‐12日(1)、1995年4月3日(2)、ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール |
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4827730
(2CD)
\1800 |
《リチャード・ボニング〜オーベール:管弦楽と劇作品》
オーベール:
《CD 1》
1) バレエ『マルコ・スパダ』、
2) チェロ協奏曲第1番イ短調 |
ヤッシャ・シルバースタイン(チェロ)(2)、
ロンドン交響楽団(1)、
スイス・ロマンド管弦楽団(2) |
《CD 2》
1) バレエ『マルコ・スパダ』序曲、2) 歌劇『レストック』序曲、
3) 歌劇『雪』序曲、4) パ・クラシック、
5) レ・ランデヴー(コンスタン・ランベール編)、
6) 歌劇『青銅の馬』より「Ah pour in jeune
c?ur … O tourment du veuvage」、
7) 歌劇『ポルティチの娘』より「目を閉じて」、
8) 歌劇『マノン・レスコー』より「C’est
l’histoire amoureuse」、
歌劇『フラ・ディアヴォロ』より
9)「Non temete milord … Or son sola」、
10) 「Du village voisin … Des l’enfance」、
11) 歌劇『大使夫人』より「Buvons tous
au Sultan Misapouf」 |
リチャード・ボニング(指揮)
ユゲット・トゥランジョー(メッゾ・ソプラノ)(6)、
リチャード・コンラッド(テノール)(7)、
ジョーン・サザーランド(ソプラノ)(8, 9)、
アンジェラ・デニング(ソプラノ)(10, 11)、
ヘザー・ベッグ(メッゾ・ソプラノ)(11)、
アンソン・オースティン(テノール)(11)、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1, 2)、
ロンドン交響楽団(3, 4, 7)、
イギリス室内管弦楽団(5)、
スイス・ロマンド管弦楽団(6, 8, 9)、
メルボルン交響楽団(10, 11) |
このオーベールのアルバムは、リチャード・ボニング自身の監修により、1963年から1988年の間のDecca録音から新たに編集されました。
一番の注目点はオーベールが歌劇『マルコ・スパダ』から改編したバレエ・ヴァージョン(65分の生き生きとしたダンス音楽)で、この作品はボニングの調整により録音されました。
オーベールは当時ワーグナーと人気を二分するほどオペラの分野で活躍していましたが現在では忘れられ、ボニングはその復活に力を注ぎ、このアルバムにはそうしたボニングの思いが込められています。
【録音】1969年8月、9月(CD 2: 8, 9)、1970年8月(CD
2: 6)、1971年9月(CD 1: 2)、ジュネーヴ、1963年6月(CD
2: 7)、1964年4月、5月(CD 2: 4)、1969年2月、3月(CD
2: 1, 2)、1971年5月(CD 2: 3)、1972年8月(CD
1: 1)、1988年6月(CD 2: 5)、ロンドン、1980年6月、メルボルン(CD
2: 10, 11) |

8/16(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ACCENTUS MUSIC
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J.S.バッハ:バスのためのソロ・カンタータ集
カンタータ第21番BWV21
「ライプツィヒ時代にバッハが残した」よりシンフォニア
カンタータ第82番 BWV82「われは満ちたれり」
カンタータ第42番 BWV42
「この安息日の夕べに」よりシンフォニア
カンタータ第158番BWV158「平安なんじにあれ」*
カンタータ第169番 BWV169
「神にのみわが心を捧げん」より シンフォニア
カンタータ第56番 BWV56「われ喜びて十字架を担わん」 |
ミヒャエル・フォッレ(バス)
ロビン・ヨハンセン(ソプラノ)*
RIAS室内合唱団
ベルリン古楽アカデミー
ラファエル・アルパーマン
(オルガン、音楽監督) |
抜群の安定感で聴かせるミヒャエル・フォッレによるバッハの「バスのためのソロ・カンタータ」
録音:2016年12月ベルリン・イエスキリスト教会/67’36
ベルリン古楽アカデミーとミヒャエル・フォッレによるJ.S.
バッハの「バスのためのソロ・カンタータ集」。
ライプツィヒ時代にバッハが残した独唱カンタータの中でも傑作揃いのバスのためのカンタータ3
曲です。
これらのカンタータはクリストフ・ビルクマン[1703-1771]
のテキストによるもの。バッハのカンタータの作詞者は多くが不明でありましたが、2015
年にニュルンベルクの図書館で資料が発見され、「第3
年巻」や「ヨハネ受難曲」の一部が、このニュルンベルクの神学者クリストフ・ビルクマンによる作詞であったことがわかったというもの。
貫禄たっぷりの深みのある声をもつベテランのフォッレとベルリン古楽アカデミーとRIAS
室内合唱団の安定した緻密なアンサンブルは、じっくりと音楽に浸ることができます。
また、カンタータ第158 番BWV158「平安なんじにあれ」では、華やかな歌声のソプラノ、ロビン・ヨハンセンとの調和も美しい。
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HMF
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クリスティ&レザール・フロリサン
「イタリアの庭で」〜アリア、カンタータ、マドリガーレ
・バンキエーリ(1568-1634):マドリガーレ「さあ、全員集まったから」〜
≪音楽のザバイオーネ≫(「森の創意」&
5声のマドリガーレ第1集(1604))より
・ヴェッキ(1550-1605):「音楽のユーモア」:「皆さん、静かにしてください」〜
≪シエーナの夜会、または現代の音楽のさまざまな気分≫より
・ストラデッラ(1639-1682):シンフォニア〜カンタータ≪ねえ、恋人さんたち(愛のアカデミア)≫より
・ヘンデル(1685-1759):アリア「冥界の川に住む、邪悪な亡霊たちよ!」〜
歌劇≪オルランド≫(HWV31)より
・ジャキェス・デ・ヴェルト(1535-1596):マドリガーレ「もはは涙ではない」〜
≪ 5・6・7 声のマドリガーレ集≫第5 巻より
・ヴィヴァルディ:
レチタティーヴォ「不実で嘘つきな娘よ」-
アリオーソ「鎧も兜も脱ぎ捨てよう」-
レチタティーヴォ「身軽になったので、一息つこう」-アリア「俺は、背中には百の翼を」〜
歌劇≪オルランド・フリオーソ≫(RV Anh.84)より
・ヘンデル:アリア「棘は残したまま、薔薇の花だけ」〜オラトリオ≪時と悟りの勝利≫(HWV
46a)より
・ヴィヴァルディ:アリア「嫉妬よ、おまえは私の魂にもたらした」〜
歌劇≪離宮のオットー大帝≫(RV 729)より
・ストラデッラ:
レチタティーヴォ「〈悟り〉は愛の学校のメンバーではないけれど」-
アリア「愛の神の矢に用心しなさい」-レチタティーヴォ「〈悟り〉が〈理性〉と手を組んだなら」-
マドリガーレ「愛の神は巧みな師匠だ」〜カンタータ≪ねえ、恋人さんたち(愛のアカデミア)≫より
・チマローザ(1749-1801):
「ああ、皆さん分かってください」歌劇《みじめな劇場支配人》より
・ハイドン:
レチタティーヴォ「美しい方々!」-レチタティーヴォとアリア「私はどうしたらいいの」-
レチタティーヴォ「どうですか」-伴奏つきレチタティーヴォ「配偶者!」〜
歌劇≪歌姫≫ Hob.XXVIII:2より
・ドメニコ・サッロ(1679-1744):
アリア「人前で芝居をするのは惨めだわ」-レチタティーヴォ「外国から来る興行師を待ってるの」-
レチタティーヴォ「私の名はニッボ」-レチタティーヴォ「でもあなたは私に去ってほしいの?」-
アリア「愛は用意する」〜歌劇≪カナリー劇場支配人≫より
・ハイドン:四重唱「悪党!裏切り者!人殺し!」〜歌劇≪歌姫≫
Hob.XXVIII:2より
・ハイドン:フィナーレ「僕は困惑している」〜歌劇≪騎士オルランド≫
Hob. XXVIII:11より |
ルシア・マルティン=カルトン(ソプラノ)、
レア・デザンドレ(メゾ・ソプラノ)、
カルロ・ヴィストリ(カウンターテナー)、
ニコラス・スコット(テノール)、
レナート・ドルチーニ(バリトン)、
ジョン・テイラー・ウォード(バス)
音楽監督・指揮:ウィリアム・クリスティ、
オーケストラ:レザール・フロリサン |
クリスティ&レザール・フロリサン、バロックから古典にかけての名曲で構成された楽しい音楽劇、精鋭歌手たちによる「イタリアの庭で」
録音:2015年3月9,10日 メルボルン・リサイタル・センター(ライヴ)
2016 年10 月、10 年ぶりに来日したクリスティ&レザール・フロリサン。バロックから古典にかけての歌の数々を選りすぐり、前半は様々な感情を歌うアリアがならぶぜいたくなメドレー、後半は作曲家や劇場支配人と歌手(歌姫)たちのやりとりをコミカルに描く劇に仕立てた公演は大評判となりました。この盤は同様の公演のメルボルンでのライヴを収録したもの。日本公演とほぼ同内容で、公演の感動がみずみずしく蘇ります。
出演する歌手はいずれもクリスティが主宰するアカデミー「声の庭」に参加している、選ばれし若手声楽家。2002
年にレザール・フロリサンが始めた声楽家のアカデミー「声の庭」は2
年ごとに開催され、毎回250-300 人が応募する中から6-7
人が選ばれます。彼らはクリスティが実際にフランスで住んでいる城館に住み、徹底的に訓練を受け、その後レザール・フロリサンと共に世界の舞台を経験するという夢のようなアカデミーです。
このディスクで演奏しているメンバーは7 回生にあたります。
【プログラムのあらすじ】
第1 部(前半)では、まず歌手たちが登場。誰がどのパートを担当するかなどを話す。シエーナの貴族が「現代の音楽のさまざまな気分をもっとも見事に表現できたものが優勝」とするゲームを提案。器楽によるシンフォニアの後、それぞれの歌手が怒り、愛、憎しみ、嫉妬、妄想、幻滅など、様々な感情が盛り込まれたアリアを歌う。
第2 部(演奏会では休憩の後)では、歌姫様のわがままな要求にあれこれ頭を悩ませる作曲家、美しき歌姫の気を引こうとする作曲家や劇場関係者、あるいは歌い手とそのステージママたちなどが登場。事態は裁判沙汰にまでなりますが、最後はモーツァルトの美しい旋律で皆の心は落ち着き、全員で「幸せになりたいなら、愛してくれる人を愛しなさい。そうすれば満ち足りた心になる」と歌って幕となります。

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PHILHARMONIA REC
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ルイージによるマルタンの
「旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌」
フランク・マルタン:
旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌 |
ファビオ・ルイージ(指揮)
フィルハーモニア・チューリッヒ
オッカ・フォン・デア・ダムラウ
(コントラルト) |
ルイージによるマルタンの「旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌」
オッカ・フォン・デア・ダムラウのドラマティックな歌唱にも注目!
フランク・マルタンのアルトとオーケストラのための歌曲集「旗手クリストフ・リルケの愛と死の歌」は、マルタンが妻から紹介されたライナー・マリーア・リルケの詩をとても気に入り作曲した作品です。
パウル・フォン・クレナウ、ヴィクトル・ウルマン、ジークフリート・マトゥスなどの作曲家たちも同名の作品を書いており、リズミカルで多彩な言葉の響きに多くの音楽家が魅せられています。
リルケのこの詩は、17 世紀後半に起こったハンガリー、トランシルヴァニアを巡るオーストリア・ポーランド・ヴェネツィア・ロシアなどの神聖同盟とオスマン帝国の戦争で、戦死した若き兵士の運命を描いた内容。
兵士としての誇り、死への不安、残した家族、恋人への思いなど悲痛な心が丁寧に書かれており、マルタンはこれを第2
次世界大戦中に作曲。戦争の虚しさ、そして緊迫した雰囲気を反映させた心揺さぶられる楽曲です。
この録音は、ファビオ・ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒと、ワーグナー、ヴェルディのオペラで高く評価され豊かな声をもつオッカ・フォン・デア・ダムラウをソリストに迎え、2016
年12 月にチューリッヒ歌劇場で行われたコンサートのライヴ。
ルイージは、詩の切々とした情景を巧みな描写力で見事に聴かせてくれます。
録音:2016年12月、チューリッヒ歌劇場(ライヴ)/59’38

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KAIROS
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0015007KAI
\2500 |
ペーター・ヤコバー(1977-):Substantie
1.アンサンブルとライヴ・エレクトロニクスのための「Substantie」(2015)
Erste Bank Composition Award受賞作
2.チェロと8トラックオーディオのための「Puls
2」(2005)
3.弦楽四重奏曲 第1番(2010)
4.ヴァイオリンとライヴ・エレクトロニクスのための「Nach
Aussen」(2008) |
バス・ヴィーガーズ(指揮)…1
クラングフォルム・ウィーン…1
ペーター・ヤコバー(ライヴ・エレクトロニクス)…1.4
ミヒャエル・モーザー(チェロ)…2
アサセッロ四重奏団…3
アンネリー・ガール(ヴァイオリン)…4 |
グラーツ国立音楽大学でゲオルク・フリードリヒ・ハースとゲルト・キュールに作曲を学び、ドイツ国内の数々の賞を受賞、世界的に活躍しているペーター・ヤコバーの新作を含む様々な作品集。アコースティックな楽器だけでなく、電子音も縦横無尽に駆使した複雑な音響は、思わず息を呑むような多彩な響きを織り成します。
少しずつずれながら重なるリズム、ほぼ知覚できないほどの微妙なピッチの変化をもたらすグリッサンドなど、ヤコバー特有の音をじっくりお楽しみいただけます。
録音2015年11月13日 Wien Modern, Konzerthaus
Mozart-Saal, Vienna…1 2017年 minusgroundzero,
Vienna…2 2010年9月23日 Klangspuren SchwazKirche
St.Martin, Landesstudio Tirol…3 2008年
Wels, Pavillon…4 |
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0015015KAI
\2500 |
アルトゥーロ・フエンテス(1975-):作品集
1.Broken mirrors(2008/2014改編)
2.Liquid crystals(2011)
3.Ice reflection(2014)
4.Glass distortion(2015) |
ディオティマ弦楽四重奏団 |
メキシコの作曲家フエンテスは、フランコ・ドナトーニとホラシオ・ヴァジオーネに師事するために1997年からヨーロッパに留学、ミラノからパリへと移り、その後は主にウィーンとインスブルックで活動しています。楽器の演奏からエレクトロニック・ミュージック、ミュージカル・シアター、映画音楽までと幅広く知名度を得て、現在では映画監督として、短編映画の製作にも携わっています。
このアルバムでは弦楽四重奏のために作曲された4つの作品を収録、ヴァイオリンの音があたり一面に散らばるかのような「Broken
mirrors」をはじめとしたカラフルで想像力豊かな世界が広がります。
録音 2015年3月4-7日 Kubus Hall, ZKM
| Zentrum fur Kunst und Medientechnologie,
Institut fur Musik und Akustik, Karlsruhe,
Germany |
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0015018KAI
\2500 |
ベルンハルト・ラング(1957-):The Cold Trip
【The Cold Trip, part 1】
1.Good Nite (I)
2.The Weathervane (II)
3.Frozen Tears (III)
4.Feeling Numb (IV)
5.LindenTree (V)
6.Flood of Tears (VI)
7.River (VII)
8.Looking Back (VIII)
9.Phantom Light (IX)
10.Restless (X)
11.Dreams (XI)
12.Alone (XII) |
サラ・マリア・サン(ヴォーカル)
アレフ・ギター四重奏団
【メンバー】
アンドレス・ヘルナンデス・アルバ(アコースティック・バス・ギター)
ティルマン・ラインベック(ギター)
ヴォルフガンク・ゼーリンガー(ギター)
クリスティアン・ヴェルニッケ(スティール・ストリング・ギター) |
【The Cold Trip, part 2】
13.Prologue
14.Mail (XIII)
15.Bleached (XIV)
16.The Crow (XV)
17.Last Hope (XVI)
18.Burgher's Dreams (XVII)
19.Stormy Monday (XVIII)
20.Will o'Wisp (XIX)
21.Deviant (XX)
22.Hotel (XXI)
23.Speed (XXII)
24.Three Sun Vision (XXIII)
25.The Busker (XXIV)
26.Epilogue |
ジュリエット・フレイザー(ヴォーカル)
マーク・クヌープ(ピアノ&ラップトップ)
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オーストリアのリンツで生まれたベルンハルト・ラング。ブルックナー音楽院でピアノを学び、グラーツではジャズピアノ、アレンジを習得しました。
大学では哲学を学び、1977年から1981年にかけてはジャズ・パンドで活躍するなど多面的な活動をしている音楽家です。この「The
Cold Trip」は、各曲のタイトルを見てもわかる通り、シューベルトの“冬の旅”へのオマージュ。過去をなぞりながら、未知のものを探索し、時には迷宮にはまり込むような時間の旅をお楽しみいただけます。
録音 2017年2月25-26日 2014 Monadologie
XXXII after Schubert’s Winterreise for
four guitars and voice…1-12 2014-2015年
2014?2015 Monadologie XXXII after Schubert’s
Winterreise for piano, laptop and voice…13-26 2017年1月11-12日 Performance
Space City, University of London |
<メジャー・レーベル>
<国内盤>
ベルリン・フィル・自主制作盤
(BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS)
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KKC 5791/95
(5SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\7000+税
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アーノンクール&ベルリン・フィル
シューベルト:交響曲全集
DISC1
交響曲第1番ニ長調 D82 [24’32]
交響曲第2番変ロ長調 D125 [35’25]
DISC2
交響曲第3番ニ長調 D200 [24’55]
交響曲第4番ハ短調 D417『悲劇的』 [33’08]
DISC3
交響曲第5番変ロ長調 D485 [30’44]
DISC4
交響曲第6番ハ長調 D589 [35’39]
交響曲第7番ロ短調 D759『未完成』 [29’58]
DISC5
交響曲第8番ハ長調 D944『グレート』 [59’00] |
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ニコラウス・アーノンクール(指揮) |
アーノンクールとベルリン・フィルが打ち立てたシューベルト像、待望のSACD
化!
録音時期:2003年10月23-25日[交響曲第3&4番]、2004年4月22-24日[交響曲第1番]、2004年12月2-5日[交響曲第6&7番]、2005年4月14-16日[交響曲第2番]、2006年3月22-24日[交響曲第5&8番]
録音場所:ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)/輸入盤・日本語帯・解説付、SACD
マスタリング、オプティマル・メディア
2015 年度「第53 回」レコード・アカデミー賞 大賞を受賞したアーノンクールの「シューベルト・エディション」(KKC-5445)から、交響曲全曲がSACD
化されました。
アナログレコード(KKC-1054) も発売しているので、このSACD
ハイブリッド盤の発売で、CD、Blu-ray Audio、ハイレゾ・ダウンロード、LP
と現在主に市場流通している、ほとんどのメディアでの試聴が可能となりました。
演奏に関しても、音に関しても、一切の妥協を許さないベルリン・フィルの万事徹底した自身に溢れるリリースとなりました。
「モーツァルトやベートーヴェンと比較することには意味はなく、シューベルト独自の音楽世界を表現するべきだ」と言うアーノンクール。特に初期の交響曲に関しては、作品を歴史上の一過程と捉えるものではなく、完成された個々の作品として細部まで磨き上げられた音楽を聴かせています。アーノンクールにとってシューベルトの交響曲全曲録音はコンセルトヘボウ以来2
度目。
その他にも、ウィーン交響楽団やベルリン・フィルとも単曲で収録しているアーノンクールは、シューベルトの作品に対して「シューベルトは常に心の友であり、音楽の化身でした」と語っており、自身にとっても特別な演奏であることがうかがえます。
アーノンクールは2015 年12 月5 日に体力的な理由から引退を表明し、わずかその3
ヶ月後に死去。このシューベルトの交響曲全集は、一時代を築いた古楽界、音楽界の名匠の貴重な音源となるでしょう。

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8/15(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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TOCCATA
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TOCC-290
\2300→\2090 |
パウル・ユオン:ピアノ作品集 第1集
4つのピアノ小品集 Op.65(1915)
1.Heitere Weise
2.Schlummerlied
3.Exotisches Intermezzo
4.Tanz
親密なハーモニー Op.30-12の即興曲(1905)
5.波
6.エピソード
7.エルフヒェン
8.ロマンティックな子守歌
9.奇妙なユーモレスク
10.間奏曲
11.ある伝説
12.小さなタランテラ
13.スフィンクス
14.ふざけたまね
15.静かな愛
16.墓を持つ
抒情的な時 Op.56(1913)
17.メヌエット
18.エレジー
19.間奏曲
20.親密に
21.バガテル
22.ノスタルジー
23.練習曲
24.子守歌
25.行列 |
ロドルフォ・リッター(ピアノ) |
スイス人の祖父がロシアに移住したため、ロシアで生まれたパウル・ユオン。芸術的な家庭環境に恵まれたユオンは、幼いころから音楽の才能を発揮し(彼の弟コンスタンチンは画家として大成します)モスクワ音楽院でタネーエフとアレンスキーに師事、そののち、ベルリン高等音楽学校に留学し、ヴォルデマール・バルギールから更なる教えを受けました。一旦、ロシアに戻りバクー音楽院の教授となり、評論家としても活躍しましたが、1898年に再びベルリンで高等音楽院の講師となり、1906年には教授へと昇格、数多くの弟子を育てます。
ナチスの侵攻に伴い、祖父の母国であるスイスへ移住、この地で一生を終えました。交響曲や歌劇、室内楽などが知られていますが、ピアノ曲に関しては、まだまだ研究の余地が多く、ここで聴ける作品もロシア的な味わいの中に、ドビュッシー風の印象派の響きも感じられる独自の雰囲気を持っています。
録音 2016年4月21-23日 the
Sala Blas Galindo, Centro
Nacional de las Artes,
Distrito Federal,
Mexico
パウル・ユオン CPO の旧譜
クラシック優雅系ファンは、ユオンという名前を聞いただけで身もだえする。
わかります。
ユオンは、ロシアに生まれスイスの市民権を持ちながらも人生の大半をドイツで過ごした作曲家。タニェエフに学び、「ロシアのブラームス」と呼ばれ終始ロマンティックなスタイルで交響曲や室内楽に佳作を残した。
一般的認知度は低いものの、CDが少ないことと熱心なファンが多いことから、CDがリリースされると必ずちょっとしたベストセラーとなる。
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TOCC-408
\2300 |
アーノルド・ロスナー(1945-2013):室内楽作品集
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Op.18(1963/2004年改訂版)
1.第1楽章:Allegro molto
2.第2楽章:Lento
3.第3楽章:Allegro
ダンス・ア・ラ・モード Op.101(1994)
4.第1番:A la Greque
5.第2番:Raga
6.第3番:Sarabande
7.第4番:Musique du Nord
ファゴット・ソナタ Op.121(2006)
8.第1番:Adagio
9.第2番:Allegro energico ma serioso
10.第3番:Lento
チェロ・ソナタ 第2番「ラ・ディヴィーナ・コメディア」Op.89(1990)
11.第1楽章:Adagio
12.第2楽章:Moderato-con rubato
13.第3楽章:Allegro |
カーティス・マコンバー(ヴァイオリン)…1-3
マーガレット・カンプマイヤー(ピアノ)…1-3.11-13
マイキシン・ニューマン(チェロ)…4-7.11-13
デイヴィッド・リッチモンド(ファゴット)…8-10
カーソン・クーマン(ピアノ)…8-10 |
以前リリースされた交響曲第5番(8.559347)や、ピアノ協奏曲などの管弦楽作品ではかなりロマンティックな書法を見せていたロスナー。室内楽曲でもその筆致は冴え渡っています。
活動の初期に書かれたヴァイオリン・ソナタ第1番は、平易で軽やかな新古典派風の作品。第1楽章での軽やかなリズム、抒情的な第2楽章、技巧的な第3楽章と、ソナタ形式の基本を押さえています。
民謡風の味わいを持つ「ダンス・ア・ラ・モード」、ダンテの神曲からヒントを得たという「チェロ・ソナタ」、落ち着いた風情を持つ晩年の「ファゴット・ソナタ」と、幅広い音楽を聴くことができます。
録音 2015年6月11日
Futura Productions,
Roslindale, Mass…8-10 2016年8月26.29.30日
DiMenna Center, New York
City…1-7.11-13
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TOCC-410
\2300 |
エミール・タバコフ(1947-):交響曲全集 第2集
交響曲 第1番(1981-1982)
1.第1楽章:Moderato
2.第2楽章:Largo
3.第3楽章:Largo - Presto
ヴィオラ協奏曲(2007)
4.第1楽章:Largo-Piu mosso-Largo
5.第2楽章:Largo
6.第3楽章:Presto |
アレクサンドル・ゼムツォフ(ヴィオラ)…4-6
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団 |
指揮者としても活躍するブルガリア出身のエミール・タバコフ。彼が愛する後期ロマン派の作曲家、マーラーやリヒャルト・シュトラウスの足跡を辿るかのように、タバコフも大規模な作品を次々と発表、現在では9曲の交響曲を発表するまでになりました。
彼の作品は、マーラーのように強力で叙事詩的であり、人間の暗い側面にもつぶさに光を当てています。それは1980年代に書かれた第1番の交響曲から顕著で、冒頭から迫力に満ちた音楽が展開され、息つく暇もありません。
2007年のヴィオラ協奏曲も迫力ある音で構成されており、暴力的なエネルギーが炸裂するかと思えば、荒涼とした世界が広がる、まるでショスタコーヴィチの作品のような様相を見せています。
どちらもタバコフ自身の指揮による演奏です。
録音 Bulgarian National Radio, Sofia 2009年9月22.24.26.28日…1-3 2014年3月12-14日…4-6 |
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TOCC-412
\2300 |
ナイジェル・クラーク(1960-):シンフォニック・ウィンズのための音楽集
コルネット協奏曲「水平線の謎」(2012)
1.第1楽章:The Menaced Assassin
2.第2楽章:The Dominion of Light
3.第3楽章:The Flavour of Tears
4.第4楽章:The Discovery of Fire
交響曲 第1番「A Richer Dust」(2014)
5.第1楽章:Still We Drudge in this Dark
Maze
6.第2楽章:Living Picture of the Dead
7.第3楽章:Other Flowers Rise
8.第4楽章:The Larks, Still Bravely Singing |
ハーメン・ヴァンホーン(コルネット)…1-4
H スティーヴン・スミス(ナレーター)…5-8
リード・トーマス(指揮)
ミドルテネシー州立大学ウィンド・アンサンブル |
英国の作曲家ナイジェル・クラークは、もともとコルネット奏者として活躍をはじめ、22歳の時にロンドンの王立音楽アカデミーでポール・パタースンに作曲を学びます。26歳までの在学中に数多くの賞を獲得し名声を高めましたが、彼の名を一躍高めたのは、1994年にブラック・ダイク・ミルズ・バンドのコンポーザー・イン・レジデンスを務めたことでしょう。
以降、吹奏楽作曲家の頂点に立つ人の一人として世界中のファンから嘱望されています。このアルバムには、クラークが得意とするコルネットのための協奏曲「水平線の謎」と、2014年に作曲された交響曲第1番「A
Richer Dust」が収録されています。
明るく華麗なコルネット協奏曲に比べ、交響曲は暗く重苦しい雰囲気を持ち、人類史において絶え間なく繰り返される暴力と過激主義についての音楽的考察がなされています。
録音 MTSU Wright Hall, Murfreesboro,
Tennessee 2015年4月13日…5-8 2017年2月7日…1-4 |
URLICHT
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インヴィジブル・カラーズ 無伴奏ヴァイオリンのための音楽
ブライアン・ファーニホウ(1943-):見えない色
[Unsichtbare Farben]
エリオット・カーター(1908-2012):4つの賛歌
[Four Lauds]
ステートメント: アーロンの思い出 [Statement:
Remembering Aaron]
ゴッフレード・ペトラッシへの感謝 [Riconscenza
per Goffredo Petrassi]
ラプソディック・ミューシングズ [Rhapsodic
Musings]
ファンタジー: ロジャーの思い出 [Fantasy:
Remembering Roger]
シュテファン・ヴォルペ(1902-1972):
無伴奏ヴァイオリンのための第2の楽曲
[Second Piece for Violin Alone]
無伴奏ヴァイオリンのための二部の楽曲
[Piece in Two Parts for Violin Alone] |
ミランダ・クックソン(ヴァイオリン)
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録音:2016年4月25-26日、ナショナル・ソーダスト、ブルックリン、ニューヨーク、アメリカ合衆国
2016年、ECMレーベルからバルトークとシュニトケのヴァイオリン・ソナタ+ルトスワフスキのパルティータ作品をリリースし話題を呼んだミランダ・クックソンが弾く、20世紀後半に書かれた無伴奏ヴァイオリン作品集。
ミランダ・クックソンはジュリアード音楽院で学んだアメリカ合衆国のヴァイオリンおよびヴィオラ奏者。現代音楽に意欲的に取り組んでいます。
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RESONUS
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RES10171
\2500 |
ボワモルティエ(1689-1755):フルートとヴァイオリンのデュオ
6つのソナタ集 Op.51(1734年 パリ)
ソナタ 第1番 ト長調
1.第1楽章:Andante
2.第2楽章:Presto
3.第3楽章:Scigliana
4.第4楽章:Allegro
ソナタ 第2番 ホ短調
5.第1楽章:Vivace
6.第2楽章:Allegro
7.第3楽章:Aria - Affettuoso
8.第4楽章:Gigha
ソナタ 第3番 ニ長調
9.第1楽章:Largo
10.第2楽章:Allegro, ma non presto
11.第3楽章:Adagio
12.第4楽章:Allegro
ソナタ 第4番 ニ短調
13.第1楽章:Adagio
14.第2楽章:Allegro
15.第3楽章:Aria - Affettuoso
16.第4楽章:Gavotta
ソナタ 第5番 イ長調
17.第1楽章:Larghetto
18.第2楽章:Presto
19.第3楽章:Sarabanda
20.第4楽章:Allegro
ソナタ 第6番 ト短調
21.第1楽章:Allegro
22.第2楽章:Allemanda - Allegro
23.第3楽章:Aria - Larghetto
24.第4楽章:Minoetto I, II & III |
エリジウム・アンサンブル
【メンバー】
グレグ・ディクマンス(フルート)
ルチンダ・ムーン(ヴァイオリン) |
フランス・バロック期の作曲家の一人、ボワモルティエの代表的名曲「6つのソナタ
Op.51」。イタリアの協奏曲様式をフランスに導入した人として知られ、とりわけ、フルートを用いた作品で人気を獲得しました。
この6つのソナタは、フルートとヴァイオリンのデュオですが、ヴァイオリンの重音奏法を巧みに生かすことで、充実したポリフォニーと、ロココ調の優雅さが生まれています。
“エリジウム・アンサンブル”は1985年に設立されれ25年以上も活動を続けてきたデュオ。きわめて息のあった対話が生まれています。
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RES10172
\2500 |
モーツァルト(1756-1791):ピアノ・デュエット集
第1集
モーツァルト:ソナタ ニ長調 K381
1.第1楽章:Allegro
2.第2楽章:Andante
3.第3楽章:Allegro molto
モーツァルト:ソナタ ハ長調 K521
4.第1楽章:Allegro
5.第2楽章:Andante
6.第3楽章:Allegretto…*
J.C.バッハ(1735-1782):ソナタ イ長調
7.第1楽章:Allegretto
8.第2楽章:Tempo di menuetto
モーツァルト:ソナタ 変ロ長調 K358
9.第1楽章:Allegro
10.第2楽章:Adagio
11.第3楽章:Molto presto
* カデンツァはムツィオ・クレメンティ:
性格的音楽集 Op.19「モーツァルト風カデンツァ」
(1787/1807改編)(J.パーキンス編)を使用 |
エンマ・アッバーテ&ジュリアン・パーキンス(ピアノ・デュエット)
使用ピアノ…
モーツァルト:ヨハン・ペーター・フリッツ
(1815頃 ウィーン)グランドピアノ Compass:
FF to f
J.C.バッハ:アントン・ヴァルター&Son
(1805頃 ウィーン)シングル・ストリング・スクエア・ピアノ
Compass: C to f |
モーツァルトのピアノ連弾作品は、現在一部の曲を除いては、あまり演奏される機会がありません。しかし、モーツァルトは生涯を通じて連弾曲を作曲(最初の作品は9歳の時に書かれた)、貴族の令嬢などの弟子との連弾はそのままモーツァルト自身の生活の糧になるほど重要な要素でもありました。
どの曲もユーモラスでエキサイティングであり、モーツァルト時代の楽器を使って演奏することで、当時の雰囲気が色濃く表出されています。
アルバムにはモーツァルトが影響を受けたであろうJ.C.バッハの作品も収録、どの曲も、アッバーテとパーキンスが優雅に演奏しています。
録音 2015年11月29-30日 Finchcocks House,
Kent |
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RES10173
\2500 |
ラヴェル/サン=サーンス:ピアノ三重奏曲
サン=サーンス(1835-1921):ピアノ三重奏曲
第2番 ホ短調 Op.92
ラヴェル(1875-1937):ピアノ三重奏曲 |
フィデリオ三重奏団
【メンバー】
ダラ・モーガン(ヴァイオリン)
アディ・タル(チェロ)
マリー・ドゥレア(ピアノ) |
ロンドンのサウスバンクセンターでデビュー、ヨーロッパからアジア、アメリカと世界各国で演奏活動を行い、常に新しい作品を手掛けることで知られるフィデリオ三重奏団。
10年以上、チェリストとしてアンサンブルを支えてきたロビン・マイケルの退団に伴い、才能あるチェリスト、アディ・タルを新メンバーに加え、更なる発展を目論んでいます。
2016年の“ロイヤル・フィルハーモニー協会賞”にもノミネートされた彼らの新しいアルバムは、ラヴェルとサン=サーンスのピアノ・トリオ。柔らかい響きで柔軟な旋律を粋に歌い上げています。
録音 2016年4月7-9日 St John the Evangelist,
Oxford (SJE Arts) |
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RES10174
\2500 |
フォーレ(1845-1924):レクイエム Op.48 他
レクイエム Op.48(ジョン・ラッターによる室内管弦楽とオルガン伴奏編)
1.Introit et Kyrie
2.Offertoire
3.Sanctus
4.Pie Jesu
5.Agnus Dei
6.Libera me
7.In Paradisum
8.アヴェ・ヴェルム・コルプス Op.65-1
小ミサ曲
9.Kyrie
10.Sanctus
11.Sanctus
12.Agnus Dei
13.タントゥム・エルゴ Op.65-2
14.ラシーヌの賛歌 Op.11(ラッター編) |
リチャード・ピッチンガー(ボーイ・ソプラノ)
デヴィッド・ピッチンガー(バス・バリトン)
フレデリック・テアルド(オルガン)…1-7
ケヴィン・クヮン(オルガン)…8-13
ジョン・スコット(指揮)
セント・ルークス管弦楽団
ニューヨーク五番街・聖トーマス男声合唱団&少年合唱団 |
resonusレーベルの代表ともいえる「ニューヨーク五番街・聖トーマス男声合唱団&少年合唱団」が歌うフォーレの名作。
小編成のオーケストラとオルガンによるつつましい響きの伴奏にのって、荘厳な声のハーモニーが繰り広げられます。アルバムの余白には、「ラシーヌの賛歌」や「小ミサ曲」などの名作も収録されており、フォーレ作品の真髄を味わうことができます。
録音 2012年 Saint Thomas Church, Fifth
Avenue, New York |
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RES10180
\2500 |
Labyrinth
モーツァルト/リゲティ/J.S.バッハ:作品集
モーツァルト(1756-1791):弦楽四重奏曲 第14番
ト長調 K387
1.第1楽章:Allegro vivace assai
2.第2楽章:Menuetto & Trio
3.第3楽章:Andante cantabile
4.第4楽章:Molto allegro
リゲティ(1923-2006):弦楽四重奏曲 第2番
5.第1楽章:Allegro nervoso
6.第2楽章:Sostenuto, molto calmo
7.第3楽章:Come un meccanismo di precisione
8.第4楽章:Presto furioso, brutale, tumultuoso
9.第5楽章:Allegro con delicatezza
J.S.バッハ(1685-1750):
10.4声のカノン BWV1074
11.主題上の4声のカノン BWV1077
12.8声のカノン BWV1072
13.王の主題による7声のカノン BWV1078 |
デュドック四重奏団
【メンバー】
ユディス・ファン・ドゥリール(第1ヴァイオリン)
マルレーン・ヴェスター(第2ヴァイオリン)
ロッテ・デ・フリエス(ヴィオラ)
ダヴィッド・ファーバー(チェロ)
ティルツァ・ファン・ドゥリール(ヴァイオリン)…12-13
サラ・デ・フリエス(ヴァイオリン)…12-13
カレル・デン・ヘルトーク(ヴァイオリン)…12-13
フランク・ブラッキー(ヴィオラ)…12-13
マーク・マルダー(ヴィオラ)…12-13 |
前作「Metamorphoses」では、ハイドンとリゲティ、ブラームスの作品を並べ、一見脈絡のない作品群から見事な共通性を引き出すことに成功したデュドック四重奏団。
今作ではモーツァルト、リゲティ、J.S.バッハの作品を並べた魅力的な1枚の登場です。
ハイドンに献呈されたモーツァルトの第14番の四重奏曲、ハイドンとはハンガリーという要素で繋がるリゲティの作品、そしてまさにパズル的なバッハのカノン。聴き進むごとに聴き手は音の迷宮に捉えられていくという魅惑的なアルバムです。
録音 2014年5月21-23日 Oude Dorpskerk,
Bunnik, The Netherlands |
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RES10181
\2500 |
コダーイ/ドホナーニ:弦楽のための室内楽曲集
コダーイ(1882-1967):ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲
Op.7
1.第1楽章:Allegro serioso, non troppo
2.第2楽章:Adagio
3.第3楽章: Maestoso e largamente, ma
non troppo lento-Presto
コダーイ:2台のヴァイオリンとヴィオラのためのセレナード
Op.12
4.第1楽章:Allegramente
5.第2楽章:Lento, ma non troppo
6.第3楽章:Vivo
エルネー・ドホナーニ(1877-1960):弦楽三重奏のためのセレナード
ハ長調 Op.10
7.第1楽章:行進曲
8.第2楽章:ロマンス
9.第3楽章:スケルツォ
10.第4楽章:主題と変奏
11.第5楽章:ロンド(フィナーレ) |
サイモン・スミス(ヴァイオリン)
クレア・ヘイズ(ヴァイオリン)
ポール・シルヴァーソーン(ヴィオラ)
カテリーン・ジェンキンソン(チェロ) |
バルトークとクルターク、2人のハンガリーの作曲家の作品(RES10167)で劇的な演奏を聴かせたサイモン・スミス。このアルバムでは、同じくハンガリーの作曲家コダーイとドホナーニのアンサンブル作品を鮮やかに演奏しています。
エルネー・ドホナーニは以前、ドイツ名のエルンスト・フォン・ドホナーニが知られていましたが、最近はハンガリー名のエルネーが一般的です。
作品自体はブラームスの流れを汲んだドイツ風の雰囲気をもっており、とりわけこの「セレナード」は古典的な作風で書かれていますが、最終楽章はかなり激しく情熱的で演奏も困難なことで知られています。
スミスを中心とした奏者たちの息詰まるような演奏が魅力的です。
録音 St Silas the Martyr, Kentish Town 2013年1月21日…1-3 2013年11月26日…4-6 2013年11月28日…7-11 |
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RES10184
\2500 |
O Sing Unto The Lord
ヘンリー・パーセル(1759-1795):宗教作品集
1.主に向かって新しい歌を歌え Z44
2.主よ、我らの躓きを思い出さないでください
Z50
3.主よ、わが敵の何と多きことか Z135
4.夕べの賛歌 Z193
5.主よ、あなたは私の神 Z35
6.御身、眠らざる羊飼いよ(朝の賛歌) Z198
7.われは喜ぶ Z19
8.おお主よ,わが祈りをききたまえ Z15
9.ヴォランタリー ト長調 Z720
10.テ・デウム ニ長調 Z232 |
ダニエル・ドヴォー(ボーイ・ソプラノ)
エリック・ブレンナー(カウンターテナー)
フレデリック・テアルド(オルガン)
ジョン・スコット(指揮)
コンサート・ロイヤル
ニューヨーク五番街・聖トーマス男声合唱団&少年合唱団 |
36歳という短い生涯の中で、多くの歌劇や舞台作品を残したイギリスの作曲家ヘンリー・パーセル。幼い頃、聖歌隊で歌っていただけあって、宗教作品も達者な筆致による素晴らしいものが多く残されています。
このアルバムでは、清々しいテ・デウムを中心に何曲かの合唱曲と、オルガンのためのヴォランタリーを聴くことができます。ボーイ・ソプラノが美しい「朝の賛歌」も聴きどころです。
ニューヨーク五番街・聖トーマス男声合唱団&少年合唱団の華やかな演奏で。
録音 2010年 Saint Thomas Church, Fifth Avenue,
New York |
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RES10188
\2500 |
ブラームス/シューマン:チェロのための作品集
ブラームス(1833-1897):チェロ・ソナタ 第1番
ホ短調 Op.38
シューマン(1810-1856):民謡風の5つの小品集
Op.102
ブラームス:チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調
Op.99 |
ロビン・マイケル(チェロ)
ダニエル・トン(ピアノ) |
1976年生まれのチェリスト、ロビン・マイケル。英国王立音楽院で学び、ガーディナーが創設した“オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティック”の首席奏者を務めるかたわら、世界各国のオーケストラに定期的に客演、その演奏が広く愛されています。
また10年以上もフィデリオ三重奏団のチェロ奏者として活躍し、室内楽奏者としても高く評価されています。
このブラームスは共演者ダニエル・トンとともに、17世紀から19世紀の復元チェロと、1897年製のビュルトナー製のグランド・ピアノを用いることで、ブラームスやシューマンが実際に耳にしたであろう響きを再現しています。
録音 2016年5月19-21日 Evangelist Church,
West Meon, Hampshire
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RES10189
\2500 |
CONCERTO
1台、2台のハープシコードのための音楽集
J.S.バッハ(1685-1750):イタリア協奏曲 ヘ長調
BWV971
W.F.バッハ(1710-1784):協奏曲 ト長調 BR
A13b/Fk40
(1740/1775改訂第2稿)
J.S.バッハ:2台のハープシコードのための協奏曲
ハ長調 BWV1061a
カール・ハインリヒ・グラウン(1703/4-1759)
もしくはヨハン・ゴットリープ・グラウン(1703-1771):
協奏曲 イ長調 GraunWV C:XIII:90 |
ギエルモ・ブラチェッタ(ハープシコード)
メンノ・ファン・デルフト(ハープシコード)…7-9
Harpsichord after Michael Mietke
(Bruce Kennedy, 1989)…1-3.7-9.10-12
Harpsichord after Johann Heinrich Grabner
(Geert Karman, 1997)…4-6.7-9 |
アルゼンチン生まれの奏者ギエルモ・ブラチェッタが弾くバッハ親子とグラウンの作品集。
1995年からオランダで生活し、優れたソリストとして、また通奏低音奏者として、世界中で活躍しています。resonusレーベルからは既に何枚かのアルバムをリリースしており、中でもラモーの作品集(RES10145)は、柔軟な表現が高く評価されています。
今回のアルバムで共演している、彼の師メンノ・ファン・デルフトとともにW.F.バッハ財団を設立、日夜研究に明け暮れているブラチェッタですが、今回のアルバムでも独自の研究結果が反映されたW.F.バッハ作品をはじめ、情熱的な演奏を聴かせています。
録音 2016年5月28-30日 Oude Dorpskerk,
Bunnik
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<メジャー・レーベル>
<LP>
ALTUS(LP)
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WEITLP 003/4
(2LP)
\13600+税
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パイネマン!正規ライヴ録音を完全限定生産で初LP化!
[LP1]
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
(A面:第1楽章、B面:第2・3楽章)
1964年6月11日/
ケルン放送会館クラウス・フォン・ビスマルクホール
[LP2]
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
(A面:第1・2楽章、B面:第3楽章)
1960年5月6日/
ケルン放送会館クラウス・フォン・ビスマルクホール |
エディト・パイネマン(ヴァイオリン)
【使用楽器:伝ダニエル・パーカー】
ケルン放送交響楽団
[LP1]ジョージ・セル(指揮)
[LP2]ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)
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WEITLP 005/6
(2LP)
\13600+税
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[LP1]
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
(A面:第1楽章、B面:第2・3楽章)
1967年10月27日/
ケルン放送会館クラウス・フォン・ビスマルクホール
[LP2]
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.19
(A面:第1楽章、B面:第2・3楽章)
1975年10月10日/
ケルン放送会館クラウス・フォン・ビスマルクホール |
エディト・パイネマン(ヴァイオリン)
【使用楽器:グァルネリ・デル・ジェス】
ケルン放送交響楽団
[LP1]ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)
[LP2]ギュンター・ヴァント(指揮) |
ヒストリカルCDレーベルの名門WEITBLICKのライセンス企画第2弾!!
幻の美人ヴァイオリニスト、パイネマン健在!
本人公認の正規ライヴ録音を完全限定生産で初LP化!
ケルン放送提供の完全初出音源、抜群の音質による至高の協奏曲4
題。LP 用のアナログマスターテープを作った上で製盤、LPならではの音の仕上がりです。
ジャケット・デザインも美しく、往年のマニア心をくすぐります!
国内プレス、完全限定生産盤、モノラル、日本語帯・解説付
WEITBLICK レーベルよりCD で発売されたパイネマンの完全初出音源をLP
化!
ベートーヴェン& メンデルスゾーン(WEITLP
003/4)、シベリウス& プロコフィエフ(WEITLP
005/6)と協奏曲4 題を2 タイトルに分けて発売します。
ステレオ、モノラルともに音質は抜群。セル、カイルベルト、ヴァントという超一流指揮者陣とケルン放送響による鉄壁のオケと、彼ら大指揮者に高く評価されたパイネマンの高潔さを失わない美しいヴァイオリンが織りなす至高のコンチェルトを心行くまでお楽しみください。また、ブックレットには特別寄稿として、パイネマン自身が3
人の共演指揮者それぞれとの思い出をつづった興味深いエッセイも収録しています。
パイネマンは1937 年にドイツのマインツに生まれ、4
歳で父の手ほどきによりヴァイオリンを始めます。その後ハインツ・シュタンスケ、マックス・ロスタルに師事、19
歳の時にミュンヘン国際音楽コンクールで優勝。60
年代のアメリカ・デビューは評判を呼び、特にジョージ・セルに賞賛され、彼女の楽器を選んだり(1732
年製グァルネリ)、たびたび共演を重ねるなど、良好な関係を続けます。
70 年代以降は教育活動にも力を注ぐようになり、2005
年から20011 年まではESTA(ヨーロッパ弦楽器教育者協会)の最高責任者を務めました。
※ WEITBLICK(ヴァイトブリック)は東武ランドシステム株式会社様がお取扱いをしているドイツのCD
レーベルです。
LP タイトルのみ、トーメイ電子株式会社(ALTUS)が製作・発売元となり、キングインターナショナルが販売いたします。(キング・インターナショナル)
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