≪第93号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その11 2017/9/5~
9/8(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
APARTE
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ルセ&レ・タラン・リリク、ラモーの最高傑作「ピグマリオン」
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
・ピグマリオン
〔1幕のバレエつきオペラ(アクト・ド・バレ)/1748年〕
・ポリムニーの祭典〔オーケストラ組曲/1745年〕 |
クリストフ・ルセ(指揮)
レ・タラン・リリク
シリル・デュボワ(ピグマリオン/テノール)
マリ=クロード・シャピュイ
(セフィーズ/メゾ・ソプラノ)
セリーヌ・シーン(彫像/ソプラノ)
ウジェニー・ワルニエ(愛/ソプラノ)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
〔ジョルディ・カザルス(合唱指揮)、
エルヴィン・オルトナー(芸術監督)〕 |
ルセ&レ・タラン・リリク、ラモーの最高傑作「ピグマリオン」を録音!鮮烈なリズムとみずみずしい旋律美、ルセの鮮烈な通奏低音
録音:2017年1月20, 27日/アン・デア・ウィーン劇場
クリストフ・ルセとレ・タラン・リリクによる、ラモーの代表作「ピグマリオン」。芸術家ピグマリオンが、自らが彫った彫像に恋をし、恋人セフィーズはこれに激怒し、ピグマリオンのもとを去るが、「愛」が現れ、彫像に命をあたえ、彫像は様々な舞曲を踊り、最後は大団円で幕となる、というバレエつきオペラです。ピグマリオンの描写や、色とりどりの舞曲など、ラモーの魅力満載の代表作です。
ピグマリオン役、モーツァルトの舞台を中心にヨーロッパで活躍のシリル・デュボワ(テノール)の芝居っけたっぷりの巧みな歌唱が光ります。カップリングはオーケストラ組曲「ポリムニーの祭典」。夢幻的ともいえる美しい和声に彩られた序曲の冒頭は今なお斬新に響きます。レ・タラン・リリクの面々の器楽の巧さ、そしてそれを引き締めるルセの通奏低音(チェンバロ)の音色もなんとも鮮烈で、手に汗にぎるようなオーケストラ組曲となっています。

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MIRARE
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アヴデーエワ、バッハを録音!緻密な構成と、ふくよかな音楽
J.S.バッハ(1685-1750):
・イギリス組曲第2番 イ短調 BWV 807
・トッカータ ニ長調 BWV 912
・フランス風序曲 ロ短調 BWV 831 |
ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ) |
録音:2017年3月8-10日/ライツターデル(ノイマルクト/ドイツ)
2010 年ショパン国際コンクールの覇者、ユリアンナ・アヴデーエワ、MIRARE
レーベル第3 弾の登場。第2 弾同様、音響的に非常に有名なドイツ、ノイマルクトにあるコンサートホール、ライツターデルで、名トーンマイスターのアンドレアス・ノイブロンナーによって録音されました。
今回彼女が取り上げたのは、バッハ。イギリス組曲第2
番(1725 年頃までに完成)、トッカータニ長調(1707
あるいは13 年頃)、そしてフランス風序曲(1735
年出版)と、作曲時期の異なる名作3 曲によるプログラム。すべての要素がくっきりと清潔感のある音色で響かせられながらも、ふくよかに歌われており、アヴデーエワの知性と、ますます深化した音楽性に感じいるバッハとなっています。
イギリス組曲第2 番は、2 声対位法によるプレリュードで幕を開けますが、作品全体を通して、アヴデーエワはひとつひとつの要素をすべてくっきりと響かせつつふくよかに歌っています。
華麗な上行音型で華やかにたたみかけるように始まるトッカータ
ニ長調では、即興性あふれる自由さで、さわやかに駆け抜けるような演奏を展開しています。
リュリのオペラの序曲を思わせる長大な序曲で幕を開けるフランス風序曲。「序曲」と題されていますが、バッハの時代、フランス風の序曲と複数の舞曲からなる組曲全体を「序曲」と呼ぶことがありました。
冒頭の充実した長大な序曲では抜群の装飾のセンスをみせ、2
段鍵盤のチェンバロの特性である強弱を意識して書かれた終曲のエコーでも、チェンバロの強弱表現の再現にとどまらない豊かな音楽で聴かせます。
ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)
その旧譜 |
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ショパン・コンクールのことは忘れて
アヴデーエワが描くショパン、モーツァルト、リスト
ショパン:幻想曲 ヘ短調 作品49
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第6番ニ長調K.284
リスト:巡礼の年 第2年「イタリア」~
ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲
ヴェルディ/リスト編:
「アイーダ」より神前の踊りと終幕の二重唱S.436 |
ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ) |
アヴデーエワが描く作曲家たちの充実期の作品ショパン、モーツァルト、リスト
録音:2015年、ノイマルクト、ライツターデル/67’00、日本語解説帯付
2010 年ショパン国際コンクールの覇者、ユリアンナ・アヴデーエワ。2014
年に発売されたMIRARE デビューCD では、その卓越したテクニックと完成された音楽性で高い評価を得ました。
MIRARE レーベル第2 弾となる本アルバムは、音響的に非常に有名なドイツ、ノイマルクトにあるコンサートホール、ライツターデルで録音されました。さらに名トーンマイスターのアンドレアス・ノイブロンナーがサウンド・エンジニアとして参加している点にも注目です。最高の布陣によりアヴデーエワの知性と巧みなテクニックがより際立ち、最高の録音が完成しました。
ショパンの「幻想曲 作品49」は、構成は自由なソナタ形式で書かれており、高度なテクニックを要する、ショパンの創作意欲が絶頂期に達した1841
年に作曲された最高傑作のひとつです。
アヴデーエワは抒情的な旋律を切々と歌い上げ、アルバム冒頭からショパン独特の世界を作り上げています。続くモーツァルトの第6
番のソナタは、1755 年にミュンヘンで一気に書き上げられた「デュルニッツ・ソナタ」の最後の作品。大規模なソナタで力強く推進力ある、モーツァルトの才気が溢れた曲。アヴデーエワのダイナミックな音楽は、作品のギャラント風の強弱対比を上手く表現しています。
リストの<巡礼の年 第2 年イタリア>は、マリー・ダグー伯爵夫人とリストがふたりで滞在したイタリアでの印象をもとに書かれた作品群。この曲集の最後を飾る「ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲
」は、ダンテの「神曲」を読んで得たインスピレーションから創作された、輝かしい魅力あふれる曲です。アヴデーエワのドラマティックで迫力満点の演奏に圧倒されます。そしてリストが編曲した「アイーダ」より神前の踊りと終幕の二重唱では、幻想的なエジプト風の旋律を自在に演奏し、華やかにアルバムを締めくくっています。
あれだけの快挙を為しながらメジャー・レーベルから声がかからず、ようやくMirareから2年前に本格デビューとなるももうひとつ盛り上がらないアヴデーエワ。
ショパン・コンクール優勝はイケメン男子じゃないと駄目なのか?
このまま下手するとショパン・コンクールに優勝したことでつぶされてしまう。
ショパン・コンクールのことは一回忘れて、一人のロシアのピアノ奏者として応援したい。
盛り上がらないと盛り上げたくなる。この人は悪くないと思う。アヴデーエワ。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=R6IMAB5Awoo
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MIR 252
(2CD)
\3400
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ようやく出てきた。
2010 年ショパン国際コンクールの覇者
ユリアンナ・アヴデーエワ自らが選曲したプログラムで本格CDデビュー
CD1
シューベルト:
3つのピアノ曲(第1曲変ホ短調、第2曲変ホ長調、第3曲ハ長調)
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番Op.83
CD2
ショパン:24の前奏曲Op.28 |
ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ) |
ようやく本格的に出てきた・・・アヴデーエワ。待っていました。
アルゲリッチ以来の快挙で注目されている2010
年ショパン国際コンクールの覇者、ユリアンナ・アヴデーエワ自らが選曲したプログラムで本格CDデビュー
録音:2014 年2 月10-13 日レ・ヴィンチ、コンベンションセンター、ピエール・ド・ロンサール・オーディトリウム/91’00
2010 年ショパン国際コンクールの覇者、ユリアンナ・アヴデーエワが遂にMIRARE
レーベルよりアルバムをリリースします。彼女はアルゲリッチ以来の女性ピアニストの優勝者として一躍注目され、その後世界各地で行われたリサイタルは、卓越したテクニックと完成された音楽性で絶賛されています。2014
年秋には来日が予定されており、今後の活躍にさらなる期待が膨らみます。
本アルバムでは、シューベルト、プロコフィエフ、ショパンという内容。ショパン国際コンクールの覇者であるユリアンナ・アヴデーエワならば、オール・ショパンではないのかと思いますが、彼女のレパートリーはJ.S.
バッハ、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、20
世紀の作曲家と幅広く、型にはまらない多面性を持った次世代のアーティストであります。さらにこの選曲は自身で行ったということ。「プロコフィエフの経歴を勉強しているときに思いついたプログラムです。プロコフィエフは、1918
年ロシアからアメリカへの亡命を決めました。その際アメリカへ渡る前に日本を訪れています。
日本で行われたリサイタルのプログラムには、日本の聴衆の好みに合わせるため、自作とショパンが含まれていました。さらにその後渡米した時にプロモーターから古典的なレパートリーも組み込んで欲しいとリクエストされ、その要望を受けプロコフィエフはシューベルトのワルツ集を編曲しています。そうした経緯を知り私は異なる3
人の作曲を一つのアルバムに収録したいと考えました。(
ユリアンナ・アヴデーエワ)」
ユリアンナ・アヴデーエワ
1985 年、モスクワ生まれ。5 歳より、才能を認められ若手音楽家のためのグネーシン特別音楽学校にて、エレナ・イヴァノワのもとでピアノを学ぶ。2003
年、スイスに留学しチューリッヒ芸術大学にてコンスタンティン・シチェルバコフに師事し、2006
年から09 年まで、シチェルバコフの助手を務めた。並行して、故郷モスクワでも勉強を続け、グネーシン音楽院のウラディーミル・トロップのもとで学んだ。2008
年、チューリッヒおよびモスクワの学校をトップレヴェルの成績で卒業。同年よりW.G.
ナボレ主催のコモ湖国際ピアノ・アカデミーにて、バシュキロフ、ベルマン、フー・ツォンら著名なピアニストたちの薫陶を受けた。2010
年ショパン生誕200 周年の記念の年に、ポーランドワルシャワで開催された「第16
回ショパン国際ピアノコンクール」で優勝。アルゲリッチ以来45
年ぶりの女性優勝者として脚光を浴びる。
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ユリアンナ・アヴデーエワ
ポーランド国立フレデリック・ショパン協会からの1枚 |
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アヴデーエワ&ブリュッヘン/18世紀オーケストラ
ショパン:
ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11 |
ユリアンナ・アヴデーエワ
(フォルテピアノ/エラール1849年製)
フランス・ブリュッヘン(指揮)
18世紀オーケストラ |
アヴデーエワとブリュッヘン&18世紀オーケストラ!1849年製のエラールで弾くショパンのピアノ協奏曲!
日本盤限定日本語解説付き!
ヴンダーやトリフォノフ、ゲニューシャス、ボジャノフといった若き世界的名手たちが集った2010年第16回ショパン国際ピアノ・コンクールで、優勝&最優秀ソナタ演奏賞に輝いたロシアのニューヒロイン、ユリアンナ・アヴデーエワ。
2012年夏のワルシャワで、アヴデーエワと古楽界の巨匠フランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラとの"奇跡の競演"が実現!
楽器はショパン存命時代の銘器「1849年製のエラール」!プログラムは、もちろんショパンの「ピアノ協奏曲第1番&第2番」!
ショパン・コンクールを制覇したモダン・ピアノの名手であると同時に、ヒストリカル・ピアノの演奏を学び、"モダン"と"ピリオド"をハイレベルで弾き分けることのできるアヴデーエワ。
パートナーとなるヒストリカル・ピアノの1849年製エラールとの対話、ヤン・エキエル校訂のナショナル・エディションの使用、ブリュッヘン&18世紀オーケストラとの綿密なリハーサル。
ショパンをプログラムとしたブリュッヘン&18世紀オーケストラとの"奇跡の共演"によって、ショパン国際ピアノ・コンクールの覇者、ユリアンナ・アヴデーエワの"ヒストリカル・ピアノ"の奏者としての姿が明らかになる
―― !
※録音:2012年8月27日-28日&9月1日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)

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ANALEKTA
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ヴァレリー・ミロ(ハープ)
ハープのための三重奏曲集
イベール:ヴァイオリン、チェロとハープのための三重奏曲
ルニエ:ヴァイオリン、チェロとハープのための三重奏曲
ハルヴォルセン:ヴァイオリンとチェロのためのパッサカリア
ト短調
(ヘンデルの鍵盤楽器のための組曲第7番
HWV.432より)
シューベルト:涙の賛美 S.557/R.242 |
ヴァレリー・ミロ(ハープ)
ステファヌ・テトロー(チェロ)
アントワーヌ・バライル(ヴァイオリン) |
カナダの華麗なるハーピスト、ヴァレリー・ミロのトリオ・アルバム!
☆カナダの華麗なるハーピスト、ヴァレリー・ミロによるハープ・トリオ!
カナダ、ケベックの華麗なるハーピスト、ヴァレリー・ミロのニュー・アルバムは、チェリストのステファヌ・テトロー、ヴァイオリニストのアントワーヌ・バライルといった若き優れたミュージシャンたちと組んだ三重奏曲集。
ジャック・イベール、アンリエット・ルニエといった20世紀前半のフランスの作品を中心に、ヘンデルの組曲を元にヨハン・ハルヴォルセンが改作した「パッサカリア」や、シューベルトの歌曲のトランスクリプションも収録するなどプログラミングも秀逸です。
ヴァレリー・ミロは、カナダ、ケベック州のトロワリヴィエール音楽院で学び、ニューヨークではリタ・コスタンツィに師事。2008年のプリ・デューロップ(ヨーロッパ賞)受賞、パリ国際芸術都市ハープ・国際コンクール特別賞受賞、2009年のフランス公共放送ネットワークのヤング・ソロイストへの選出など、急速に存在感を高めているハープ界期待の女流奏者です。
カナダのチェリスト、ステファヌ・テトローは、ファースト・アルバム「サン=サーンス&チャイコフスキー(AN
29881)」が英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に選ばれ、カナダでは5,000枚超のセールスを記録。ボザール・トリオの初代メンバーであったアメリカの名チェリスト、バーナード・グリーンハウスが所有していた1707年製ストラディバリウス・チェロ「パガニーニ、スタインライン伯爵夫人」を18歳の頃から貸与されています。

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アンジェル・デュボー(ヴァイオリン)
マックス・リヒター ~ ポートレイト
「残された世界」メイン・タイトル/ドナ・ノービス・パーチェム2/
ノーヴェンバー/ザ・ジャーニー, ノット・ザ・デスティネイション/
オータム・ミュージック2/フラグメント/エンバーズ/
オン・ザ・ネイチャー・オヴ・デイライト/リトゥン・オン・ザ・スカイ/
スケッチブック/哲学の慰め/シー・リメンバーズ/
アンダンテ/リフレクション(エンド・タイトル)/
ディパーチャー(ララバイ)/ザ・クオリティ・オヴ・マーシー/
ルミナス/パス19(イェット・フレイレスト)/マーシー/ウィンターII |
アンジェル・デュボー(ヴァイオリン)
ラ・ピエタ |
アンジェル・デュボー&ラ・ピエタ、ポートレイト・シリーズ第5弾は、マックス・リヒター!
☆カナダの国民的ヴァイオリニスト、アンジェル・デュボーと女流奏者のみによる弦楽オーケストラ、ラ・ピエタ!
☆人気シリーズ「ポートレイト」の第5弾は、マックス・リヒター!
アナレクタ(Analekta)の看板アーティストであり、カナダの国民的ヴァイオリニスト、アンジェル・デュボーと自らが創設した女流奏者のみによる弦楽オーケストラ、ラ・ピエタ。
フィリップ・グラス、アルヴォ・ペルト、ジョン・アダムズ、ルドヴィコ・エイナウディと続いた、ミニマルミュージック、現代音楽を取り上げる「ポートレイト」シリーズ。
最新作は、映画『メッセージ』、『ダンサー』、海外ドラマ『TABOO』など、多くのドラマや映画の音楽を手がけ、睡眠のためのアルバム『SLEEP』が話題を呼ぶなど、映画音楽、ミニマル・ミュージック、ポスト・クラシカルの分野で注目を集めている作曲家、マックス・リヒターの音楽。
繊細で鮮烈なマックス・リヒターの旋律を、アンジェル・デュボーのヴァイオリンと弦楽オーケストラのためのアレンジでお届けします。

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ET’CETERA
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私的演奏協会の音楽 Vol.3
ツェムリンスキー:モーリス・メーテルリンクの詩による6つの歌曲
Op.13
(中声と室内オーケストラのためのバージョン
第1番&第6番
編曲:ラインベルト・デ・レーウ、
第2番&第5番編曲:エルヴィン・シュタイン、第3番&第4番
編曲:レナード・スタイン/
改訂&チェレスタ追加の再編曲:ヘンク・グイタルト)/
ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》より
前奏曲と愛の死
(室内オーケストラのためのバージョン
編曲:ラインベルト・デ・レーウ/改訂:ヘンク・グイタルト)/
ベルク:絵葉書に綴られたペーター・アルテンベルクの詩による5つの管弦楽伴奏付き歌曲
Op.4
(室内オーケストラのためのバージョン
編曲:ディーデリク・ワーナヘール/
改訂&パーカッション追加の再編曲:ヘンク・グイタルト)/
シェーンベルク:6つの管弦楽伴奏付き歌曲
Op.8
(声楽と室内オーケストラのためのバージョン
第1番
編曲:ハンス・アイスラー、
第2番&第5番
編曲:エルヴィン・シュタイン、
第3番
編曲:レナード・スタイン、
第4番&第6番
編曲:クラウス・ジモン/改訂&再編曲:ヘンク・グイタルト) |
ナン・ヒューズ(メゾ・ソプラノ)、
アクセル・エヴェレールト(テノール)、
ヘンク・グイタルト(指揮)、
グルッポ・モンテベロ |
人気室内楽アレンジ・シリーズ「私的演奏協会の音楽」
第3弾!
☆グルッポ・モンテベロによる、人気室内アンサンブル・アレンジ・シリーズ第3弾!
☆シェーンベルクの音楽では、「シューマン・クヮルテット」のメンバーも参加!
交響曲や管弦楽曲などを室内楽編成に編曲し演奏していたシェーンベルクの「私的演奏協会」。シェーンベルクの仲間や弟子たちがアレンジした様々な室内楽バージョンを取り上げていくという興味深い企画で話題を呼んだシリーズ、第3弾では室内オーケストラ伴奏版へと編曲されたツェムリンスキーやベルク、シェーンベルクのオーケストラル・ソングを収録。
シェーンベルク・アンサンブルを創設し、シェーンベルク・クヮルテットのヴィオリストとして数多くの録音に参加した新ウィーン楽派のスペシャリスト、ヘンク・グイタルトが指揮と全体の改訂&再編曲(revised
and rearranged)を担当。グイタルトによるアンサンブル・プロジェクト「グルッポ・モンテベロ」と共に、20世紀ウィーンの演奏会を現代に再現します。
シェーンベルクの「6つの歌曲」の演奏(2015年ライヴ録音)には、今年6月の来日公演も好評を博したシューマン・クァルテットのメンバー、シューマン3兄弟とリサ・ランダルも参加。
※録音:2012年12月1日-2日、カナダ&2015年8月29日、オランダ

旧譜
私的演奏協会の音楽 Vol.1・2 |
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私的演奏協会の音楽 Vol.1
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ブゾーニ:悲歌的子守歌 Op. 42
(すべてアンサンブル編曲版) |
ヘンク・グイタルト(指揮)
グルッポ・モンテベロ |
室内楽版ブルックナーの7番!
シェーンベルクが立ち上げた団体「私的演奏協会」のための音楽を取り上げていくという、興味深いシリーズが登場。
演奏は、シェーンベルク・アンサンブルを創設し、シェーンベルク・クヮルテットのヴィオリストとして数多くの録音に参加したヘンク・グイタルトと、グイタルトによるアンサンブル・プロジェクト「グルッポ・モンテベロ」。
交響曲や管弦楽曲などを室内楽編成に編曲し演奏していた私的演奏協会。ここでも、ブルックナーの交響曲第7番や、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」など、名管弦楽作品のアンサンブル・アレンジを収録。
シェーンベルクを始め新ウィーン楽派のスペシャリストであるヘンク・グイタルトが、約1世紀前に行われたウィーンの演奏会を現代に再現する。
※録音:2011年10月29日-30日、ロールストン・リサイタル・ホール(ミュージック&サウンド・ビルディング/カナダ) |
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私的演奏協会の音楽 Vol.2
シェーンベルク:
月に憑かれたピエロ Op.21、
管弦楽のための5つの小品 Op.16(グライズル編室内管弦楽版)、
室内管弦楽のための3つの小品 Op.Posth.、
映画の1場面への伴奏音楽 Op.34(シェルホルン&グイタルト編室内管弦楽版)
ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品 Op.6(ウェーベルン編室内管弦楽版) |
ヘンク・グイタルト(指揮)
グルッポ・モンテベロ |
私的演奏協会の音楽 第2弾!
シェーンベルクが立ち上げた団体「私的演奏協会」のための音楽を取り上げていくという、興味深いシリーズ第2弾。
演奏は、シェーンベルク・アンサンブルを創設し、シェーンベルク・クヮルテットのヴィオリストとして数多くの録音に参加したヘンク・グイタルトと、グイタルトによるアンサンブル・プロジェクト「グルッポ・モンテベロ」。
交響曲や管弦楽曲などを室内楽編成に編曲し演奏していた私的演奏協会。ブルックナーの交響曲第7番や、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」などの"アンサンブル版"で話題を呼んだ第1弾(KTC
1483)に続くのは、室内オーケストラ版による、シェーンベルク、ウェーベルンの管弦楽作品集。
新ウィーン楽派のスペシャリストであるヘンク・グイタルトが、約1世紀前に行われたウィーンの演奏会を現代に再現する。録音:2012年10月13日-14日&12月1日-2日、ロールストン・リサイタル・ホール(ミュージック&サウンド・ビルディング/カナダ)
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パッサージョ ~ エイナウディ:ピアノ作品集
プリマヴェーラ/秘密の言葉/ふたつの川/もう一つの人生/
奇妙な日々/エレジー・フォー・ジ・アーティック/
パッサージョ/波/飛/こんな素敵な夜に/パスワード/
ネフェリ/光、溢れる日々/ある朝/今夜 |
ミヒャエル・ファン・クリュッカー(ピアノ) |
☆ケルン・ピアノ・デュオのミヒャエル・クリュッカー。ロータ、モリコーネに継ぐ現代イタリアの巨匠、ルドヴィコ・エイナウディを弾く。
ケルン・ピアノ・デュオの活動でも知られるドイツのピアニスト、ミヒャエル・ファン・クリュッカーは、忘れられた古典派~ロマン派のピアノ作品の復興から、ピリオド楽器(フォルテピアノ)での演奏、偉大な哲学者フリードリヒ・ニーチェのピアノ作品を取り上げるなど多彩に活動し、多くのアルバムも録音しています。
新たにスタートするレコーディング・プロジェクトは、クリュッカーの音楽活動の重要な部分を占めていたミニマル・ミュージックのシリーズ。第1弾ではルチアーノ・ベリオに師事したイタリアのコンポーザー=ピアニスト、ルドヴィコ・エイナウディのピアノ作品集を録音。
映画「最強のふたり」の音楽をはじめ、数々の映画音楽、CM音楽、サウンドトラックも手がけ、2017年4月の来日公演も記憶に新しい現代イタリアの巨匠エイナウディの美しく幻想的な音楽を、熟練のピアニズムで贈ります。ミニマル・ミュージック第2弾はアルヴォ・ペルト、第3弾はフィリップ・グラスの音楽を予定。
※録音:2017年5月、オランダ
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LAWO
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ペトレンコ&オスロ・フィルのスクリャービン!
第2弾は"交響曲第2番"&"ピアノ協奏曲"!
スクリャービン:
交響曲第2番ハ短調 Op.29
ピアノ協奏曲嬰ヘ短調 Op.20* |
ワシリー・ペトレンコ(指揮)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ゲルシュタイン(ピアノ)* |
☆ ペトレンコ&オスロ・フィル、会心の交響曲第2番!
☆ ピアノ協奏曲のソリストは、キリル・ゲルシュタイン!
2013年に北欧、ノルウェーの名門、オスロ・フィルの第15代首席指揮者に就任したワシリー・ペトレンコ。
今、世界各国から大きな注目を集める21世紀の若き巨匠と、オスロ・フィル、ノルウェーのレーベル「ラウォ(LAWO)」とのコラボレーション・プロジェクトの第3弾は、スクリャービン・サイクルの続編となる「交響曲第2番」と「ピアノ協奏曲」!
1901年、初期から中期へと作風が移り変わる真っ只中にいた当時29歳のスクリャービンが完成させた「交響曲第2番」。
首席指揮者就任以降、共演を重ねさらに進化を遂げたペトレンコとオスロ・フィルのコンビが、5楽章形式で書かれた大規模なスクリャービンのシンフォニーを壮大なスケールで繰り広げます。
「交響曲第2番」から遡ること数年、1896年から97年にかけて作曲された「ピアノ協奏曲」でソリストを務めるのはキリル・ゲルシュタイン。
アメリカでジャズを学び、その後、クラシックの世界へ舞い戻ったという経歴を持ち、その圧巻の実力で欧米の楽壇を沸かせ続けているロシアの鬼才と、ペトレンコ&オスロ・フィルとの共演に期待が高まります。

オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、首席指揮者ワシリー・ペトレンコ
スクリャービン・サイクル第1弾 |
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ワシリー・ペトレンコ!オスロ・フィル!LAWO!
スクリャービン:
交響曲第3番ハ長調 Op.43《神聖な詩》
交響曲第4番 Op.54《法悦の詩》 |
ワシリー・ペトレンコ(指揮)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団 |
SACDからCDに変更
ノルウェーの名門オーケストラ、オスロ・フィルハーモニック管弦楽団と、同じくノルウェーの高音質レーベル「ラウォ(LAWO)」とのコレボレーションがスタート!
待望の第1弾となるのは、オスロ・フィルの現首席指揮者、ワシリー・ペトレンコが振るスクリャービンの交響曲第3番と第4番!
ペトレンコとオスロ・フィルは、スクリャービンの交響曲全曲録音を予定しており、シリーズの幕開けとなる今回の「第3番」と「第4番」へ懸かる期待は非常に大きい。
古くはハルヴォルセン、そしてブロムシュテット、カム、ヤンソンスなどの名指揮者たちが築き上げてきたオスロ・フィルの伝統を受け継ぐペトレンコ。
※録音:2015年2月、オスロ(ノルウェー) |
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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フルトヴェングラー&VPO、フランクとシューマンの「春」
(1)フランク:交響曲 ニ短調
(2)シューマン:交響曲第1番 変ロ長調 Op.38「春」 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
フルトヴェングラー&VPO、フランクとシューマンの「春」、2
トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻
録音:(1)1953年12月14日、15日/ムジークフェラインザール(ウィーン)、(2)1951年10月29日/ドイツ博物館、コングレスザール(ミュンヘン)/モノラル
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
フランクは1953 年、デッカによる録音セッションであり、シューマンは1951
年のライヴです。ともに2 トラック、38 センチのオープンリール・テープより復刻、テープに記録された情報をくまなく再現しています。シューマンは実にしっかりした腰の強い音ですが、フランクの方は、モノラルとしては、これ以上はあり得ないというレベルにまで達しています。また、解説書には「マルケヴィッチのフルトヴェングラー論」を掲載しています。ごく短い文章ですが、フルトヴェングラーの生演奏を体験した人でなければ書けない内容です。(平林直哉)
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<映像>

9/7(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ANALEKTA
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ルフェーヴルの新録音!
カナダのモーツァルト"アンドレ・マテュー"!
マテュー:
ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.25(ケベック協奏曲の原典版)
ガーシュウィン:パリのアメリカ人 |
アラン・ルフェーヴル(ピアノ)
ジョアン・ファレッタ(指揮)
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団 |
カナダの名手ルフェーヴルの新録音!カナダのモーツァルト"アンドレ・マテュー"!
☆ カナダのモーツァルトと称された夭折の天才作曲家、アンドレ・マテューの「ピアノ協奏曲第3番」を収録!マテューの音楽は1976年のモントリオール五輪で演奏され、近年ではフィギュアスケートでも取り上げられるなど、注目を集めています!
カナダを代表するコンポーザー=ピアニストの1人、アラン・ルフェーヴルとジョアン・ファレッタ&バッファロー・フィルが共演!
ルフェーヴルは、ケント・ナガノ&モントリオール交響楽団とのラフマニノフ&スクリャービン(AN
29288)以来となる協奏曲録音は、"カナダ、ケベックのモーツァルト"とも称され、ラフマニノフからも一目置かれていたという逸話を持つ夭折の天才作曲家、アンドレ・マテュー(1929-1968)の「ピアノ協奏曲第3番」!カップリングのガーシュウィンの「パリのアメリカ人」も要注目!
75年前、1942年の秋に当時13歳(!)だったマテューが作曲を初め、翌夏に完成させた「ピアノ協奏曲第3番」は、2008年にジョージ・ニコルソンが作曲者直筆のスコアを発見し、アラン・ルフェーヴルらと共に3年の歳月を費やして復元を施した後、2017年2月に世界初演が実現した作品です。
1976年のモントリオール五輪でもその作品が演奏され、どこかラフマニノフを彷彿とさせる美しい旋律と劇的な作風が人気を博し、近年ではフィギュアスケートで用いられる機会も多いマテューの音楽。
ルフェーヴルの「ピアノ協奏曲第3番」の好演は、マテューの音楽の再評価の機運を高めるきっかけとなることでしょう。
※録音:2017年2月、クラインハンス音楽ホール(バッファロー、ニューヨーク、アメリカ)
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CHANNEL CLASSICS
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ロザンヌ・フィリッペンス・プレイズ・プロコフィエフ
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調
Op.63
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115
5つのメロディ Op.35bis
歌劇 《3つのオレンジへの恋》 Op.33 より
マーチ(ハイフェッツ編)
ピアノ・ソナタ第4番第2楽章より アンダンテ
Op.29bis
(プロコフィエフ編曲管弦楽版) |
ロザンヌ・フィリッペンス(ヴァイオリン)
オットー・タウスク(指揮)
ザンクト・ガレン交響楽団
ジュリアン・クエンティン(ピアノ) |
オランダの才女ロザンヌ・フィリッペンス第4弾はプロコフィエフ!
☆ジャニーヌ・ヤンセンが愛用したストラディヴァリウス"Barrere"を受け継いだオランダの才女!
ロザンヌ・フィリッペンスは、オランダのハーグ王立音楽院、ドイツのハンス・アイスラー音楽大学でヴァイオリンを学び、2009年のオランダ国際ヴァイオリン・コンクール(オスカー・バック・コンクール)で第1位、2014年のフライブルク国際ヴァイオリン・コンクールで最優秀賞に輝いたオランダの華麗なる才女。2015年には歴史あるエリザベート王妃国際音楽コンクールでも入賞。
現在は、ジャニーヌ・ヤンセンが15年に渡り愛用してきた銘器、1727年製のストラディヴァリウス「Barrere(バレール)」をエリーゼ・マティルデド財団から貸与されるなど、オランダでもっとも注目を浴びる若手奏者の一人として活躍しています。
オランダの高音質レーベル、チャンネル・クラシックスから発売されるフォース・アルバムは、プロコフィエフの協奏曲、ピアノ伴奏によるソロ、無伴奏作品などを収録したプロコフィエフ・アルバム。
「プロコフィエフの音楽には特別なものがある」と語るフィリッペンスが、様々な文化の探求を反映した魅力的な作品を真摯に紡ぎます。
※録音:2016年4月、ザンクト・ガレン・トーンハレ(スイス)&MCOヒルフェルスム(オランダ)

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ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)
ジャスト・バッハ ~ J.S.バッハ:カンタータ集 |
ヨハネッテ・ゾマー(ソプラノ)
バート・シュニーマン(バロック・オーボエ)
チューリップ・コンソート |
管弦楽組曲第1番ハ長調 BWV.1066より 序曲/
カンタータ第68番《かくも神は世を愛し給えり》
BWV.68より
アリア「信仰深きわが心よ」/
カンタータ第105番《主よ、裁きたもうことなかれ》
BWV.105より
アリア「なんと震えまたゆらぐことか」/
チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056より
ラルゴ/
カンタータ第21番《わが心には憂い多かりき》
BWV.21より
シンフォニア、アリア「ため息、涙、憂い、苦しみ」/
カンタータ第49番《あこがれをもて求めゆかん》
BWV.49より
シンフォニア/
カンタータ第32番《いと尊きイエス、わが憧れよ》
BWV.32より
アリア「いと尊きイエス、わが憧れよ」/
カンタータ第196番《主はわれらを御心に留めたまえり》
BWV.196より
シンフォニア/
カンタータ第202番 《しりぞけ、もの悲しき影》
BWV.202より
アリア「しりぞけ、もの悲しき影」、レチタティーヴォ「世は装いを新たにし」、
アリア「フェーブスは駿馬を駆り」、レチタティーヴォ「アモールは満足を捜し」、
アリア「春風吹き渡るとき」、
レチタティーヴォ「それは幸いなり」、アリア「愛の修練もて」、
レチタティーヴォ「純粋なる愛の結束は」、
ガヴォット「満足のうちに思い見よ」 |
オランダ古楽界の麗しきソプラノ、ヨハネッテ・ゾマーが歌うバッハ!
☆オランダ・バッハ協会やバッハ・コレギウム・ジャパンとの共演で知られるオランダ古楽界の花、ヨハネッテ・ゾマー。
オランダ・バッハ協会やバッハ・コレギウム・ジャパンとの共演、近年では2014年コンチェルト・ケルンの来日公演でも素晴らしい歌声を披露してきたオランダ古楽界の花、ヨハネッテ・ゾマー。2013年に自ら結成したアンサンブル
"チューリップ・コンソート" とのアルバム第2弾は、オランダの名オーボイスト、バート・シュニーマンと共演した、ソプラノとオーボエのための大バッハの素晴らしき作品集。
シュニーマンはオランダ放送フィルやロッテルダム・フィルの首席奏者を経て、現在はオランダ管楽アンサンブルのメンバー、ハーグ王立音楽院の教授などで活躍。ゾマーとは「ヘンデル:アリア集(CCSSA
29209)」でも共演しており、ソプラノとバロック・オーボエの見事な調和が高く評価されています。
※録音:2017年5月、クネラ教会(レーネン、オランダ)

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LINN
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故障から復帰した才女コリーヌ・モリス
ハイドン、クープラン、モン:チェロ協奏曲集
クープラン(バズレール編):演奏会用小品
マティアス・ゲオルク・モン:チェロ協奏曲ト短調
ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb:1 |
コリーヌ・モリス(チェロ)
スコットランド室内管弦楽団 |
スポーツ医学を取り入れ故障から復帰した才女コリーヌ・モリスがLinnから登場!
☆マリア・カナルス国際コンクールやフランス国際音楽コンクールで入賞したチェリスト!
☆怪我を乗り越えて復活を遂げたコリーヌ・モリスのコンチェルト・デビュー・アルバム!
コリーヌ・モリスは8歳でチェロを始め、ポール・トルトゥリエの弟子であったラファエル・ゾマーの生徒となり、ロンドンの王立音楽大学、パリの音楽院、ウィーンの音楽大学院で研鑽を積み、バルセロナのマリア・カナルス国際コンクールやパリのフランス国際音楽コンクールで入賞、ロストロポーヴィチにエヴィアン音楽祭へ招待されるなど有望視されならがも、肩の怪我によって演奏活動を休止。しかし、スポーツ医学の分野の治療法を取り入れ、見事音楽界へと復帰を果たし、そのカムバック・ストーリーは欧米の主要なメディア(The
Times, Gramophone, International Arts Manager,
Australia’s Limelight magazine等)で取り上げられています。
この「クリサリス(Chrysalis)」は、コリーヌ・モリスの復帰を記念して制作された、モリスのコンチェルト・デビュー・アルバム。ハイドンの名曲から、クープランのアレンジ作品、そしてウィーン古典派のマティアス・ゲオルク・モンのチェロ協奏曲をスコットランドの名門オーケストラとともに演奏し、その卓越した才能を披露します。
※録音:2016年7月26日-27日&2017年1月22日、アッシャー・ホール(エジンバラ)

深々とした豊かな音色を聞かせてくれます。
Saint-Saens Allegro Appassionato op 43
https://youtu.be/rYJ6502c_Lc
Faure Elegie
https://youtu.be/fM5B91l0Pmk
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フローリアン・ベッシュ(バリトン)
シューマン&マーラー:歌曲集
シューマン:
リーダークライス Op.39、
ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスター」によるリートと歌
Op.98a
マーラー:さすらう若人の歌 |
フローリアン・ベッシュ(バリトン)
マルコム・マルティヌー(ピアノ) |
フローリアン・ベッシュ LINN初登場!シューマンの「リーダークライス」を歌う!
☆リート界に現れたニュー・スター! ロベルト・ホルの愛弟子、フローリアン・ベッシュがLinn
Recordsに登場!
☆十八番のドイツ・リート、シューマンとマーラーを名伴奏者マルコム・マルティヌーの伴奏で歌う!
ロベルト・ホルの愛弟子であり、2010年にはハイドンの「天地創造」でアーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスと共演を果たした次代のリート界を担うオーストリアのバリトン、フローリアン・ベッシュ。
これまでイギリスのOnyxやHyperionに多くのアルバムを録音し、レーヴェの「歌曲&バラード集(CDA
67866)」で権威あるエジソン・クラシック賞を受賞、シューマンの「美しき水車小屋の娘(ONYX
4112)」でグラミー賞にノミネートするなど高い評価を得てきたベッシュのLinn
Recordsデビュー盤は、得意とするドイツ・リートよりシューマンとマーラーの歌曲を選択。名伴奏者マルコム・マルティヌーとともに、詩的で表情豊かなドイツ・ロマン派の傑作を歌います。
ベッシュは、2017/2018シーズンにはルクセンブルク・フィルハーモニー、ロンドン・ウィグモア・ホール、ドルトムント・コンツェルトハウス、ウィーン楽友協会、アムステルダム・コンセルトヘボウといった世界の主要なホールでリサイタルを予定、更なる活躍が期待されています。
※録音:2014年11月14日-16日、イギリス

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中世の嘆きの歌
ニコロ・ダ・ペルージャ/ジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ/
フランチェスコ・ランディーニ/アンドレア・ダ・フィレンツェ/
パオロ・ダ・フィレンツェ/ヨハンネス・チコーニア/
アントニオ・ザッカーラ・ダ・テーラモ/他、作曲者不詳の作品 |
ソラッツォ・アンサンブル |
ヨーク古楽国際ヤング・アーティスト賞受賞!ソラッツォ・アンサンブル、デビュー!
☆日本人古楽系ソプラノ、佐藤裕希恵の参加する中世アンサンブル、ソラッツォ・アンサンブル。
☆14世紀イタリア北部で流行した華やかな旋律を、若き古楽奏者達が描く。
ヴィエール(中世のフィドル)奏者であるアンナ・ダニレフスカイアによって2014年に創設された、声楽と器楽による若手アンサンブル、ソラッツォ・アンサンブル(Sollazzo
Ensemble)。
バーゼル・スコラ・カントルムやバルセロナのESMUC、パリとリヨンの国立高等音楽院など古楽研究の専門機関で学んだメンバーが集められ、中世後期と初期ルネサンスのレパートリーを中心に活動し、2015年には、ヨーク古楽国際ヤング・アーティスト賞やケンブリッジ古楽賞を受賞。
国際古楽コンクール〈山梨〉や、ポズナンの国際古楽コンクール
"Canticum Gaudium"で第1位を受賞した日本人ソプラノ、佐藤裕希恵もメンバーに名を連ねています。
デビュー・アルバムとなる「Parle que veut」では、ニコロ・ダ・ペルージャ、ジョヴァンニ・ダ・フィレンツェ、フランチェスコ・ランディーニ、アンドレア・ダ・フィレンツェ、パオロ・ダ・フィレンツェ、ヨハンネス・チコーニア、アントニオ・ザッカーラ・ダ・テーラモや作者不詳の作品を含む、14世紀イタリア北部で流行した華やかな旋律を、古楽界の若き精鋭アーティストたちが奏でます。
※録音:2016年7月17日-20日、古楽ナショナル・センター(ヨーク、イギリス)

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クリスマス・フェスティヴァル |
クリストファー・ベル(指揮)、
RSNOジュニア・コーラス、
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 |
アーノルド(パーマー編):柊と蔦は ~ クリスマス・キャロルによる幻想曲/
伝承曲(キャンベル編):クリスマス・キャロル・ファンタジー/
チルコット:真冬/
ラーセン(ベイトマン編):鐘が鳴る/
伝承曲:幼児キリストの子守歌/
K・K・デイヴィス、オノラーティ、シメオン(ウェンデル編):
リトル・ボレロ・ボーイ(《クラシカル・クリスマス組曲》より)/
ブレイク:
ウォーキング・イン・ジ・エアー(映画
《スノーマン》より)、
サムホエア・ア・スター・シャインズ・フォー・エブリワン(映画
《ベアー》より)/
カーティス:クリスマス・スピリッツ/
ミーラー(キャンベル編):アイ・プレイ/
ピアポント(キャンベル編):ジングル・ベル/
伝承曲(ダウティ編):陽気な聖ニコラスおじいさん(クリスマス・タイム)/
テッパー、ロイ・C・ベネット(ベイトマン編):(アイム・ゲティン・)ナティン・フォー・クリスマス/
ハンビー(キャンベル編):アップ・オン・ザ・ハウストップ/
ビッシル:ア・クリスマス・カーニヴァル/
マークス(ベイトマン編):ジョニー・マークス・メドレー/
伝承曲:イン・ア・コテージ・イン・ア・ウッド/
伝承曲(ダウティ編):ア・ヤング・オーストリアン・ウェント・ヨーデリング/
コシャト(ゴフ・リチャーズ編):シュネーバルツァー |
RSNOとRSNOの児童合唱団が華麗に彩るクリスマス!
☆スコットランドの名門児童合唱団が歌う、華やかなクリスマス・アルバム!
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管、RSNOジュニア・コーラスのスコットランド勢と、1996年からナショナル・ユース・クワイア・オヴ・スコットランド(NYCoS)の音楽監督を務める北アイルランドの指揮者クリストファー・ベルが贈るクリスマス・アルバム。定番のクリスマス・ソングから、ボブ・チルコットのキャロル、映画『スノーマン』の主題歌「ウォーキング・イン・ジ・エアー」まで、バラエティ豊かな選曲。スコットランドが誇る名門オーケストラの壮麗な演奏に乗せて、名門児童合唱団が華麗なクリスマスを彩ります。名クリスマス・スタンダード「リトル・ドラマー・ボーイ」にラヴェルのボレロをマッシュアップした「リトル・ボレロ・ボーイ」にも注目!
※録音:2016年9月18日-19日、RSNOセンター(グラスゴー、イギリス)

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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<映像>

9/6(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AURORA
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『サン(Saan)』
ヤン・エーリク・ミカルセン(1979-):
(1)サン(Saan)(山)(2016)
(トリオと管弦楽のための)
(2)ソングル(歌)(Songr)(2014)
(管弦楽のための)
(3)パーツ I(I Parts II)(2010)
(管弦楽のための) |
(1)POING、
フローデ・ハルトリ(アコーディオン)、
ロルフ=エーリク・ニューストレム
(サクソフォーン)、
ホーコン・テリーン(コントラバス)、
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団、
ハンナ・チャン(指揮)
(2)ノルウェー放送管弦楽団、
ミゲル・ハース=ベドーヤ(指揮)
(3)オスロ・フィルハーモニック管弦楽団、
ダリア・スタセフスカ(指揮) |
豊かなエクスチュアと「北欧の音色」
録音:2016年4月(3)、2017年1月(1) オスロ・コンサートホール、2016年8月
ノルウェー放送(NRK)大スタジオ、オスロ(2)
ノルウェー現代音楽シーンのニューフェースのひとり、ヤン・エーリク・ミカルセンの「ポートレート」アルバム。ミカルセンは、1979年、クリスチャンスンに生まれ、グリーグ・アカデミーのモッテン・アイデ・ペーデシェン、王立デンマーク音楽アカデミーのハンス・エーブラハムセンとベント・サーアンセン
ーー「オーケストレーションに素晴らしく造詣の深い作曲家たち」(ミカルセン)ーー
に学びました。「ポスト・ポスト・ロマンティックな文脈スタイル……民俗音楽に由来するオーバートーン・スケールによるハーモニー……リヒャルト・シュトラウスと後期ロマンティックのシェーンベルクから、メシアン、さらにはリゲティの跡をたどる姿を思い描いている」。ミカルセンの管弦楽作品の特徴として、豊かなエクスチュアと「北欧の音色」を挙げることができます。
《サン》(韓国語の「山」)は、オスロ・フィルハーモニックの委嘱により作曲された作品です。〈ロンターノ(遠くの)〉〈プラシード(穏やかな)〉〈ロンターノ〉の3楽章構成。アコーディオンとサクソフォーンとコントラバスのトリオ、POINGをオーケストラの前面に置いて演奏することを想定。チャング、ブク、パクなど朝鮮半島の打楽器も使われます。トロンハイム交響楽団の首席指揮者に就任するハンナ・チャン(1982-)の指揮で2017年1月12日に初演。翌日、アルバムのための録音セッションが行われました。
《パーツ II》は、2012年1月20日、2011年度武満徹作曲賞のファイナルで東京フィルハーモニー管弦楽団により初演され、TONO(ノルウェー著作権協会)の主宰する2012年度エドヴァルド賞を受賞した作品です。「ロンターノ」「(指定なし)」「ペザンテ(重量感のある)」「ロンターノ」の4つのセクションから構成、さまざまな「パーツ(部品)」がアーチを形成していく姿が描かれます。ダリア・スタセフスカ(1984-)は、ウクライナ、キエフ生まれの指揮者。オスロ、トロンハイムのオーケストラに客演、2016年のヘルシンキ・フェスティヴァルではオープニング・コンサートを指揮しました。
ノルウェー放送管弦楽団の委嘱で作曲された《ソングル》(古ノール語で「歌」)は、オーケストラの幅広いパレットを使って音風景を描いた作品です。ハープと2つのヴァイオリンを四分音で調律、民俗楽器のハリングフェレが「オーケストラの楽器」として使われます。2つの〈ロンターノ〉と〈デジデラーレ(希望、憧れ)〉の3楽章。ノルウェー放送管弦楽団と首席指揮者ミゲル・ハース=ベドーヤ(1968-)のアルバム『変奏曲による変奏曲』(ACD5096)(2016年秋録音)に収録されました。
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COVIELLO CLASSICS
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メンデルスゾーン(タルクマン編):歌曲、重唱、合唱、無言歌
1, 新年の歌 (6つの混声合唱曲 op.88/1)
2, 無言歌 op.62/2
3, 冬の歌 (6つのリート op.19/3)
4, 羊飼いの歌 (6つの混声合唱曲 op.88/3)
5, 無言歌 op.30/2
6, 五月の歌 (6つの混声合唱曲「野に歌う
第1集」 op.41/5)
7, もう一つの五月の歌( “魔女の歌” ) (12のリート
op.8/8)
8, 無言歌 ( “子供の小品” ) op.102/5
9, 緑の中に (6つの混声合唱曲「野に歌う
第3集」 op.59/1)
10, 6つの子供の小品op.72より5番
11, 森の小鳥 (6つの混声合唱曲 op.88/4)
12, ヴェネツィアの舟歌 (6つのリート op.57/5)
13, 無言歌 op.19b/4
14, 新しい恋 ( “エルフの歌” ) (6つのリート
op.19/4)
15, カノン:ひばりの歌
(6つの混声合唱曲「野に歌う 第2集」 op.48/4)
16, 渡り鳥の別れの歌 (6つの二重唱曲 op.63/2)
17, 狩りの歌 (6つの混声合唱曲「野に歌う
第3集」 op.59/6)
18, 無言歌 op.19b/2
19, 秋の歌 (3つのリート op.84/2)
20, 無言歌 op.62/3( “葬送行進曲” )
21, 旅の歌 (6つのリート op.34/6)
22, 無言歌 op.102/4
23, クリスマスキャロル (番号なし)
24, ゆりかごのそばで (6つのリート op.47/6)
25, 新年の歌 (6つの混声合唱曲 op.88/1) |
グレゴール・メイヤー(指揮)
ヴォーカルコンソート・ライプツィヒ
(合唱)
1,3,4,6,7, 9~12, 14~17, 19,21, 23~25
アンサンブル diX
アンドレアス・ヌープ(フルート)
アルブレヒト・ピンクァルト(オーボエ)
ヘンドリック・シュノッケ
(クラリネット)
ローランド・シューレンブルグ
(ファゴット)
ライナー・オソット(ホルン)
エレン・ヴェグナー(ハープ)
アンドレアス・N・タルクマン(編曲) |
メンデルスゾーンの歌曲、重唱、合唱、無言歌でたどる12ヶ月、メイヤー指揮、タークマン編曲による木管五重奏とハープ+合唱版
録音:2016年10月19日~22日アルトシェルビッツ教会
作曲家たちがそれぞれに、自然の中に感情や情緒を投影したロマン派の時代。ロマン派芸術で描かれる「自然」は自然そのものの描写というよりも、自然の形を取った芸術家の心象風景でした。そんなロマン派の「自然」に、大変ユニークな発想で光を当てたのがこのCD。メンデルスゾーンの歌曲、二重唱曲、合唱曲、そして有名なピアノ曲集「無言歌集」から、自然や季節に関連した曲が24曲ピックアップされ、木管五重奏とハープ(+合唱)のために編曲され、1月から12月まで季節の順に並べられています。
木管楽器とハープの優しい色彩で彩られた各曲を順に聴いていくと、歌われている豊かな情感や喜怒哀楽が1つの大河のように感じられ、単なる季節の移り変わりを超えた人間のドラマとして聴こえてきます。最後に第1曲目の「新年の歌」が再び(別の終結部を持って)演奏される様は、自然と人間の脈々と続く輪廻の暗示のようです。
演奏は、グレゴール・メイヤー率いるヴォーカルコンソート・ライプツィヒに、多方面でのコラボレーション活動や国際ツアーで注目を集めるアンサンブル
diXとハープのエレン・ヴェグナー。編曲を手がけるアンドレアス・N・タークマンは、シャロウン・アンサンブルをはじめ多くの演奏団体からの厚い信頼を得る作編曲家です。自然に寄り添うロマン派の情緒溢れたこのCD、メンデルスゾーンの世界を新鮮な形で楽しむことができます。
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DELPHIAN
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天の女王のための音楽 ~ 聖母マリアのためのモテット集
ガブリエル・ジャクソン:ようこそ天の女王
ジュディス・ウィアー:めでたし、天の女王
ハーバート・ハウエルズ:天の女王
アンジェイ・パヌフニク:聖母マリアへの歌
セシリア・マクドウォール:うるわしき救い主の御母
マシュー・マーティン:めでたし、いとも聖なる乙女
シェリル・フランシス=フォード:喜び給へ
ヒラリー・キャンベル:アヴェ・マリア
スティーヴン・ドッジソン:おやすみなさい、イエスよ
ロクサンナ・パヌフニク:マニフィカト
ジェームズ・マクミラン:めでたし、海の星 |
マリアン・コンソート
〔シャーロット・アシュリー
(ソプラノ)、
セシリア・オズモンド(ソプラノ)、
ロリー・マクリーリー
(ディレクター&アルト)、
ハンナ・クック(アルト)、
アレックス・チャンス(アルト)、
ガイ・カッティング(テノール)、
トーマス・ケリー(テノール)、
ローレンス・ホワイト(バリトン)、
ニック・アシュビー(バス)〕 |
マリアン・コンソートのDelphian第8作目!聖母マリアのために書かれた美しきモテット集!
エジンバラ・セント・メアリー大聖堂の少年聖歌隊員としてキャリアをスタートさせた若きカウンターテナー、ロリー・マクリーリーによって、2007年にオックスフォード大学で結成され、"聖母マリア"の名を冠し、イギリスの声楽、古楽界に彗星の如く現れた若きヴォーカル・アンサンブル、マリアン・コンソート!
音楽学者でもあるリーダー、ロリー・マクリーリーの研究、時代考証に基づき、15世紀~17世紀を中心に、全ての時代の教会音楽に取り組み続けている。
今回の「天の女王のための音楽」には、去る6月のタリス・スコラーズの日本ツアーで来日した、シャーロット・アシュリー、ガイ・カッティングが参加しているところポイントです。
マリアン・コンソートの8枚目となるレコーディングは、20世紀から現代にかけて活躍した、または活躍中の作曲家たちによる、洗練された旋律美と荘厳な雰囲気を兼ね備えた「聖母マリアのためのモテット集」。
※録音:2017年1月10日-12日、セント・マイケル教会(ハイゲイト、イギリス)
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スペイン黄金世紀 ~ 聖母マリアへの帰依の音楽
フアン・ナバーロ(c.1530-1580):レジナ・チェリ(天の女王)
フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599):マグダラのマリアと別のマリアは
アロンソ・ロボ(1555-1617):
キリエ ~ 《ミサ・マリア・マグダレーネ》より
フランシスコ・ゲレーロ:めでたし、聖なる処女
フアン・エスキベル(c.1561-1615?):
グローリア ~ ミサ曲《めでたし、聖なる処女》より
ロドリゴ・セバリョス(1530?-1581):おお、祝福されし処女
フアン・エスキベル:クレド ~ ミサ曲《めでたし、聖なる処女》より
アロンソ・ロボ:めでたし天の女王
アロンソ・ロボ:サンクトゥス ~ 《ミサ・マリア・マグダレーネ》より
セバスティアン・デ・ビバンコ(c.1551-1622):おお、聖なる宴
アロンソ・ロボ:ベネディクトゥス ~ 《ミサ・マリア・マグダレーネ》より
セバスティアン・デ・ビバンコ:第1旋法によるマニフィカト
フランシスコ・ゲレーロ:羊飼いたち
フランシスコ・ゲレーロ:
アニュス・デイ ~ ミサ曲《聖にして汚れなき処女》より |
マリアン・コンソート
〔グウェンドリン・マーティン(ソプラノ)、
エマ・ウォルシュ(ソプラノ)、
ロリー・マクリーリー
(カウンターテナー&ディレクター)、
ニコラス・スコット(テノール)、
ステファン・ジョーンズ(バリトン)、
クリストファー・ボレット(バス)〕 |
マリアン・コンソートのデビュー・レコーディング!
マリアン・コンソートのデビュー・レコーディング、「スペイン黄金世紀」は、16世紀後期~17世紀初期、黄金時代を迎えていたスペインで誕生した教会音楽、聖母マリアのための祈りの音楽の数々。マリアン・コンソートの斬新、新鮮なアプローチが、スペイン・ルネサンスの大家フランシスコ・ゲレーロ、アロンソ・ロボの音楽を中心とするスペインのポリフォニーに、新たな息吹をもたらします。
※録音:2010年1月10日-12日、オックスフォード・ウェイダム・カレッジ・チャペル(イギリス)
※「グラモフォン賞2014レーベル・オブ・ジ・イヤー受賞記念特別編集CD付き限定仕様(DCD
GAW01)」は廃盤、こちらの通常盤(DCD 34086)へ移行となります。 |
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最後の島 ~ マックスウェル・デイヴィス:室内楽作品集
弦楽六重奏のための《最後の島》/
ピアノのための《サンデー島からの手紙》/
弦楽三重奏曲/ピアノ四重奏のための《2つの夜想曲》/
ヴァイオリンとチェロのための《子守歌》/
オーボエ四重奏曲/
ピアノのための《ジェニファーへのバースデーカード》/
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ/弦楽四重奏曲断章 |
ヘブリディーズ・アンサンブル |
マックスウェル・デイヴィスの室内楽作品集!伝承者ヘブリディーズ・アンサンブルの好演!
グレートブリテン島の北東、スコットランドに属するオークニー諸島に移住した後に作曲されたピーター・マックスウェル・デイヴィス(1934-2016)の室内楽作品集。
かつてスコットランド室内管弦楽団の首席チェリストを務め、ヘブリディーズ・アンサンブル(ヘブリデス・アンサンブル)の創設者兼芸術監督として活躍するウィリアム・コンウェイは、マックスウェル・デイヴィスから「ストラスクライド協奏曲第2番」をはじめ、様々な作品を献呈されるなど親交を深めたエピソードの持ち主。
1991年の創設以降、スコットランドを代表する室内楽団の1つとして活動を続けるヘブリディーズ・アンサンブルが、縁の深いマックスウェル・デイヴィスの室内楽作品の再評価の機運を高めてくれることでしょう。
※録音:2017年1月27日-29日、グレイフライアーズ教会(エジンバラ、イギリス)

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さやかに星はきらめき ~
マートンのクリスマス |
ベンジャミン・ニコラス(指揮)
オックスフォード・マートン・カレッジ合唱団
オックスフォード・フィルハーモニック管弦楽団 |
ラッター:楽園の全ての鐘、羊飼いの角笛のキャロル/
ポストン:イエス・キリスト、りんごの木/
メンデルスゾーン(ウィルコックス編):天には栄え/
ベルリオーズ:羊飼いたちの聖家族への別れ/
伝承曲(ウィルコックス編):嬰児が我らに生まれ/
ダーク:木枯らしの風ほえたけり/
チルコット:羊飼いのキャロル/
ハドリー:私は乙女を歌う/
グル―バー(ラッター編):きよしこの夜/
アダン(ラッター編):さやかに星はきらめき/
イギリス伝承曲(サリヴァン編):天なる神にはみ栄えあれ/
チルコット:暁の鳥/
カークパトリック(ウィルコックス編):かいばのおけで/
ドイツ伝承曲(ピアソール編):もろびと声あげ/
ヒューイット・ジョーンズ:御使いうたいて/
ウェイド:(ウィルコックス編):神の御子は/
ローリゼン:おお、大きなる神秘 |
マートン・カレッジ合唱団のクリスマス!
創設から9年とイギリスのカレッジ合唱団の中では歴史は浅いものの、英国合唱界の2人の名匠ベンジャミン・ニコラスとピーター・フィリップスの指導の下、瞬く間にオックスフォード大学の混声合唱団の代表的存在の1つとなったマートン・カレッジ合唱団。
オックスフォード・フィルとの共演によるクリスマス・プログラムでは、イギリス合唱界の神様的存在ジョン・ラッターの2つの作品や、ローリゼンの「おお、大いなる神秘」など、数々の名作を収録。
タリス・スコラーズとも縁が深いマートン・カレッジの合唱団が織り成すハーモニーで荘厳なる音楽をお楽しみ下さい。
※録音:2016年6月27日-29日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード、イギリス)

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<国内盤>

9/5(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<メジャー・レーベル>
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WARNER ERATO
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9029576112
\2500→\2290 |
世界最難関ュンヘン国際音楽コンクール優勝
カルテット・アロド
メンデルスゾーン:
弦楽四重奏曲第4番ホ短調 Op.44-2
弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.13,
弦楽四重奏のための4つの小品 Op.81
歌曲「本当に?」Op.9-1 |
カルテット・アロド
マリアンヌ・クレバッサ(Ms) |
2017年5月、フランス、アラス劇場
2016年ミュンヘン国際音楽コンクール優勝、「カルテット・アロド」のデビュー盤!
2013年結成。14年FNAPECヨーロッパ・コンクール第1位、2015年コペンハーゲンで行われたニールセン国際室内楽コンクールでは第1位ならびにカール・ニールセン賞および新作演奏賞を受賞、さらに2016年ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝し、大きな注目を集めています。ジャン・シュレム(ロザムンデ四重奏団・元ヴィオラ奏者)の指導を受け、2014年よりブリュッセルのエリザベート王妃音楽大学においてアルテミス・カルテットの下で研鑽を積んでいるほか、ドビュッシー弦楽四重奏団、エベーヌ弦楽四重奏団、G.タカーチ、東京クヮルテット等の指導も受けている。16年にはエクサン・プロヴァンス音楽祭アカデミーにおいてジャン=ギアン・ケラスの指導を受けています。2016年にはブリュッセルのパレ・デ・ボザール、パリのサル・コルトー室内楽センターのシーズン・オープニング公演、ベルリンおよびケルンでのデビュー公演、デンマーク・ツアーを行うほか、ヴェルビエ音楽祭、モントルー音楽祭、ブレーメン音楽祭、そしてサロン・ド・プロヴァンス室内楽音楽祭を始めとする様々な音楽祭に出演。すでに、フランス・ミュジクやラジオ・クラシックの複数のラジオ番組に定期的に出演しています。
メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲には、ロマンティックな情緒がいたるところに散りばめられているため、様々なロマンさを表現しなければなりません。彼らの様々な自由な弓使いを多用し、コントラストを印象づける明暗法そして陰影法を表現しています。特に緩徐楽章の幻想的な表現は絶品と言えましょう。
最後に収録された歌曲「本当に?」は、弦楽四重奏曲第2番の第1楽章にも引用された曲で、弦楽四重奏曲版に編曲し、エラート・レーベル新鋭メゾ・ソプラノ歌手、マリアンヌ・クレバッサが共演し歌っています。すでにエラート・レーベルには「アルテミス」と「エベーヌ」という素晴らしき若き弦楽四重奏団が存在しますが。この「アロド」の違った表現を是非聞いてください。
「死と乙女」から第1楽章が聞けます。
https://youtu.be/1UsC2loYgcs
いまからメンデルスゾーンの6番が楽しみです。

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フィリップ・ジャルスキー/ヘンデル・レア・アリア・アルバム
ヘンデル:
歌劇「イメネオ」より「Se potessero i sospir'
miei」
歌劇「イングランドの王リチャード1世」より「激しい嵐に揺り動かされようと」
歌劇「ペルシャ王シロエ」より
「Son stanco, ingiusti Numi…」「Deggio
morire, o stelle」
歌劇「セルセ(クセルクセス)」より「Si,
la voglio」
歌劇「ラダミスト」より
「私の妻の愛しき影よ」
「Vieni, d'empieta mostro crudele!」
「Vile! Se mi dai vita」「Qual nave smarrita」
歌劇「ロンバルディア王フラヴィーオ」より
「Privarmi ancora...」「Rompo i lacci」
歌劇「ゴールのアマディージ」より
「Sussurrate, onde vezzose」
歌劇「エジプト王トロメーオ」より
「Che piu si tarda omai...」「Stille
amare」
歌劇「ジュスティーノ」より
「Chi mi chiama alla gloria?...」「Se
parla al mio cor」
歌劇「エツィオ」より「Pensa a serbarmi,
oh cara」
歌劇「ロンバルディア王フラヴィーオ」より
「Son pur felice al fine...」「Bel contento」 |
フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)
アンサンブル・アルタセルセ |
2017年2-3月 パリ、ノートル・ダム・デュ・リバン教会
カウンターテナーの貴公子フィリップ・ジャルスキーの最新アルバムは、ヘンデルのより希少性の高いオペラのアリアに焦点を当てたものです。
これまで様々なコンセプト・アルバムを発売してきていますが、ジャルスキーにとってヘンデルのオペラ・アリアに全力を尽くしたのは初めてのことです。
オペラの役のひとりとしてのヘンデル作品は多くありますが、どれもが「比類なき声のスリリング」と表現し絶賛されています。
ヘンデルは1711年から1741年の間にロンドンで35のオペラを作曲し、ジャルスキーは数多くのオペラに出演し、各作品のアリアに専念した録音を行うことに対して、完璧な資格を持っているといえましょう。
ここに収録された作品は、ヘンデルのために多くの主役を生み出したファルネッリのライヴァルであったカストラート歌手セネシーノのために書かれました。
また作品自体、めったに演奏されることない作品ばかりが選ばれています。
その完璧なる高域コロラトゥーラはジャルスキーの独壇場であり、ヘンデルが目指したカストラートのメゾ・ソプラノ音域での素晴らしいアリアの珠玉の歌唱を堪能できます。
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9029575915
(2CD)
\3000 |
アレクサンドル・タロー/バルバラ
CD1
1. ピエール(prelude)
2. Cet Enfant-la -
ドミニクA(singer)、モディリアーニ四重奏団
3. 美しい9月 -
カメリア・ジョルダナ(singer)
4. 私の恋人たち -
ジュリエット(singer)、ステファン・ロジェロ(contrabass)、
ローラン・ロマネリ(accordion)
5. くちびるの端に - ヴァネッサ・パラディ(singer)
6. 死にあこがれて - レディオ・エルヴィス
7. Vivant poeme - ジャン=ルイ・オベール(singer)
8. ピエール -
ティム・ダップ(singer)、ローラン・ロマネリ(accordion)、
ルイ・ロッド(cello)、他
9. 埋葬 -
ベナバール(singer)、ミシェル・ポルタル(clarinet)、
ステファン・ロジェロ(contrabass)
10. 鏡の向こう側 -
ジェーン・バーキン(singer)、
アルビン・デ・ラ・シモン(keyboards,
bass guitar)、
ルイ・ロッド(cello)
11. C'est trop tard -
アルビン・デ・ラ・シモン(singer, bass
guitar, keyboard)、
エルヴェ・ジュラン(horn)
12. サンタマンの森で - ロキア・トラオレ(singer)
13. ウィーン -
ジュリエット・ビノシュ(spoken text)、
ルノー・カプソン(violin)
14. いつ帰ってくるの? -
インディ・ザーラ(singer)、フランソワ・サルク(cello)
15. Les Amis de Monsieur - ギヨーム・ガリエンヌ(singer)
16. 歓びが戻るのを待って -
ルス・カサル(singer)、フランソワーズ・ラセール(guitar)、
ステファン・ロジェロ(contrabass)、モディリアーニ四重奏団
17. ピエール(postlude)
CD2
1. 私の劇場 - ジュリエット・ビノシュ(spoken
text)
2. Valse de Frantz
3. 今朝 - ミシェル・ポルタル(clarinet)、モディリアーニ四重奏団
4. ナントに雨が降る -
ミシェル・ポルタル(clarinet)、ローラン・ロマネリ(accordion)
5. 美しい年令 - ローラン・ロマネリ(accordion)
6. もう何もない(Plus rien)
7. レミュザ - ローラン・ロマネリ(accordion)
8. 私は恋を殺した
9. 我が麗しき恋物語 - ミシェル・ポルタル(clarinet) |
アレクサンドル・タロー
(ピアノ、ハモンド・オルガン、ウーリッツァー・オルガン、
プリペアード・ピアノ、キーボード、
チェレスタ、ベル、アレンジ) |
2016~2017年 パリ、スタジオ・ギヨーム・テル
アレクサンドル・タローによる、没後20年を迎えるフランスのシャンソン歌手、バルバラへのトリビュート・アルバム。
バルバラ(1930年~1997年)は、フランスのシャンソン歌手、作詞家、作曲家。
コンサートやステージの開催時、それら公演の宣伝を一切行わないにもかかわらず発売直後にチケットが完売する現象は「神話」と呼ばれました。
制作・発表した作品群はフランス国民のみならず様々な国の聴き手に感銘を与え、現在も圧倒的な支持と評価を受け続けています。
このアルバムのために、ピアニストのアレクサンドル・タローは、1997年11月に亡くなったバルバラに敬意を表し、現代フランスを代表する豪華なゲストを招待し、彼独自のアレンジで聴かせてくれます。
タローのバルバラへの想いは、彼女の葬式の日までさかのぼります。
「他の多くのファンのように、パリの郊外にある墓地に行きました。多くの人たちとテレビカメラが去った後、彼女のファンのグループは彼女の墓に留ま
り、彼女の歌の即興演奏に加わりました。私は、バルバラが私たちの声を聞いて生きることを理解しました。それ以来、私はバルバラのトリビュート・ア
ルバムを作ることを誓ったのです。しかし、完全なるアルバムを作成するには、時間と歌手たちが必要で、20年かかってしまいました。」
とタローは語っています。
タローは、様々な世代や多様な芸術的、文化的背景から、パフォーマーとして想像力豊かなラインナップを集めました。
参加パフォーマーは、長年バルバラのサポート・メンバー(キーボードやアコーディオン)をつとめたローラン・ロマネリ、日本のブルーノートなどでも来日しているおなじみの現代フランスを代表する歌手たち、そして名俳優たちの語り、ミシェル・ポルタルやモディリアーニ四重団ルノー・カプソンら。
タローはピアノだけでなく、電子オルガンなど様々な鍵盤楽器も多用し、見事なバルバラのトリビュート・アルバムを完成させています。
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<国内盤>
<映像>

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