≪第94号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2017/10/3〜
10/6(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CAVI MUSIC
|
|
パーヴォ、イザベル・ファウスト、クリスティアン・テツラフらが参加!
トルステン・エンケ(1966-):作品集〜A
Portrait
1. アンサンブルのための前奏曲(2012)
ラウマ・スクリデ(ピアノ) ステファン・ラップ(パーカッション)
シャロン・カム(クラリネット) イサヒ・ラントナー(バス・クラリネット)
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン) フオルカー・ヤコブセン(ヴィオラ)
グスタフ・リヴィニウス(チェロ) エディクソン・ルイス(コントラバス)
トルステン・エンケ(指揮)
世界初録音:2012年6月9日シュパヌンゲン音楽祭(ライヴ)
2. ワーグナー≪ニーベルングの指輪≫の主題による幻想曲(2013)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
エイヴィン・グルベルグ=イェンセン(指揮)
世界初録音:2013年10月20日ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー・大ホール(ライヴ)
3. 14人の演奏家のためのオマージュ(2014)
ムジカ・アッソルータ トルステン・エンケ(指揮)
世界初録音:2014年3月21日ゼンデザール・ブレーメン(ライヴ)
4. 室内オーケストラのための「素敵な女の子」(2011)
ムジカ・アッソルータ トルステン・エンケ(指揮)
録音:2015年1月16日ゼンデザール・ブレーメン(ライヴ)
5. ヴァイオリン、ヴィオラとオーケストラのためのエコーズ(2016)
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン) ボリス・ファウスト(ヴィオラ)
ムジカ・アッソルータ トルステン・エンケ(指揮)
世界初録音:2016年9月12日ゼンデザール・ブレーメン(ライヴ)
6. 大オーケストラのためのNyx(2011)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
世界初録音:2011年12月17日ディー・グロッケ・ブレーメン・コンサートハウス(ライヴ) |
パーヴォ、イザベル・ファウスト、クリスティアン・テツラフらが参加!
ドイツの注目の現代作曲家トルステン・エンケ作品集
70’02
作曲家、指揮者、チェリストと多彩な音楽的才能をもつトルステン・エンケ。2005年パブロ・カザルス音楽祭コンクール作曲部門で発表された「弦楽四重奏曲第1番」で優勝。「退屈しない限り音楽にタブーはありません」と語るように、トルステン・エンケの音楽は新しいひらめきに満ちています。またハノーファーでムジカ・アッソルータという若手音楽家を集めたアンサンブルを結成。定期的にコンサートを行い新しい作品が次々と生まれています。
この10年間でエンケは、器楽曲、室内楽、声楽、合唱、オーエケストラ、オペラと様々なジャンルの音楽を作り上げています。このアルバムはエンケのそうした幅広いレパートリーを示すような内容となっています。さらには、パーヴォ・ヤルヴィ、イザベル・ファウスト、クリスティアン・テツラフ、シャロン・カムなど現代の名手たちが演奏に参加し、エンケの注目度の高さがうかがえます。
|
|
|
パウリーネ・ザクセによる
18世紀後半のヴィオラ作品集
C.P.E.バッハ:トリオ・ソナタ ト短調Wq
88 (H 510)
ウィリアム・フラックトン(1709-1798):ソナタ
ハ短調Op.2-8
ジョルジョ・アントニオット(ca.1692-ca.1776):
ソナタ 変ホ長調*
フランツ・ベンダ(1709-1786):
ソナタ ハ短調LeeB 3.137*、ソナタ ヘ長調*
クリストリープ・ジークムント・ビンダー(1723-1789):
ヴィオラとハープシコードのためのトリオ ニ長調* |
パウリーネ・ザクセ(ヴィオラ)
アンドレアス・ヘッカー(ハープシコード) |
世界初録音!パウリーネ・ザクセによる18世紀後半のヴィオラ作品集
ヴィオラ:マッジーニ1610年ガット弦使用/ハープシコード:ミートケ1700年複製
録音:2016年9月、ワイマール * 世界初録音/70’02
ベルリン放送交響楽団首席ヴィオラ奏者パウリーネ・ザクセによるこのアルバムには、世界初録音を含む、18世紀後半のヴィオラのレパートリーが収録されています。
1775年以前では、アンサンブルや宮廷管弦楽団などでも従属的な役割を果たすことが多く、独奏楽器としてヴィオラの作品はほとんどありませんでした。
1713年ヨハン・マッテゾン(1681-1764)は、著書の中でヴィオラが音楽のハーモニーの均整を保っていると記し、1738年には、ヨハン・フィリップ・アイゼル(1698-1763)が、ヴィオラは「音楽の内なる声」であると、さらにヨハン・サミュエル・ペトリ(1738-1808)も著書の中で「無知な初心者や愚かな老人たちによってヴィオラは虐げられています!音楽の中で大きな効果を発揮する美しい楽器である」と言及し、ヴィオラの重要性を説いてきました。しかしヴィオラの独奏パートが、巧みなヴァイオリン奏者によって演奏されたことは、結果的にはヴィオラのための作品を生み出すことに繋つながりました。
ちなみに、こにアルバムジャケットでザクセが着用しているドレスは、あのソプラノ歌手のバーバラ・ボニーが作ったものということ。
|
CYBELE RECORDS
|
CYBELE 261603S
(SACD HYBRID)
\2500
|
高音質で堪能!空気をいっぱいに含んだ室内楽作品
トーマス・アデス(1971-):
弦楽四重奏のためのアルカディアーナOp.12(1994)
4つの四重奏曲Op.28(2010-2011)
ピアノ五重奏曲(2000) |
ドーレン・カルテット
ディミトリ・ヴァシラキス(ピアノ) |
Stereo /5.1 ch Surround Sound /3D-Binaural-Stereo、pure
DSD Recording、58’14’’
1971年ロンドン生まれで「ブリテンの再来」と評される作曲家トーマス・アデス。2000年のグロマイヤー賞作曲部門を始め、数々の賞を受賞しています。CD録音も多く、ラトル&ベルリン・フィルが作品を取り上げたりと、既に現代の古典と言える存在感を確立しています。
ポストモダン・アイロニストなどと言われるその作風はウェーベルンを思わせる寂寞に、微かな温かさが同居。弦楽四重奏を主体としたこのアルバムでは奏者ひとりひとりがきれぎれに歌い、美しい風景が浮かび上がります。無駄をそぎ落とした、空気をいっぱいに含んだ音楽。キュベレ・レコーズならではの高音質録音がより価値を高めています。
|
|
CYBELE 061701S
(SACD HYBRID)
\2500
|
オスカー・ゴットリープ・ブラー(1934-):
オルガン作品集
4つの舞曲
3つのアルバムの綴り
5つの詠唱
バッハ杯(序奏、パッサカリアとコラール) |
マルティン・シュメーディング
(オルガン) |
高音質で堪能!荘厳な現代オルガン作品
録音:2017年/デュッセルドルフ、ネアンダー教会/Stereo
/5.1 ch Surround Sound /3D-Binaural-Stereo、pure
DSD Recording、66’45’’
1934年生まれのポーランドの作曲家オスカー・ゴットリープ・ブラーのオルガン作品集。2007年から2017年までに書かれた最新作を収録しています。
『バッハ杯(Der Bach-Pokal)』は、演奏効果満点の大作。パッサカリアでは無調の点描的パッセージが控えめに奏でられ、じっくりと展開し壮大な音響に発展。コラールは平穏と不穏が混在したような静寂に満たされています。
ドイツのエコー・クラシック賞受賞者でもあるキュベレ・レコーズの名オルガニスト、シュメーディングによる荘厳な演奏を高音質でお楽しみください。
|
.
FARAO CLASSICS
|
|
ケント・ナガノ&エーテボリ響による「英雄の生涯」
R.シュトラウス・シリーズ第2弾
R.シュトラウス:
英雄の生涯Op.40、死と変容Op.24 |
ケント・ナガノ(指揮)
エーテボリ交響楽団 |
ケント・ナガノ&エーテボリ響による「英雄の生涯」、ケント・ナガノの圧倒的描写力を発揮したR.シュトラウス・シリーズ第2弾
録音:2016年2月15-20日(英雄の生涯)、2016年6月9-11日(死と変容)、エーテボリ・コンサート・ホール/70’43
プロデューサー:フェリックス・ガーゲルレ、アンドレアス・ツェンメラー
2014 年からエーテボリ交響楽団の首席指揮者を務めているとケント・ナガノによるリヒャルト・シュトラウスの3
部作録音シリーズの第2 弾。第1 弾の「アルプス交響曲」(B.108091)は、“アルプスの壮大さ、人間の内面のエネルギーを感じさせる圧倒的表現力”
と高く評価され、2017 ドイツ・エコー・クラシックで「年間最優秀指揮者」に選出されました。
エーテボリ交響楽団といえば、20 年以上に渡って良好な関係を続けたネーメ・ヤルヴィ時代にBIS
やCHANDOS レーベルに録音された名盤の数々が印象的。また前任のグスターヴォ・ドゥダメルも7
年間同楽団のシェフを務め、成果をあげています。
ケント・ナガノとエーテボリ響の最初の出会いは1993
年。マーラーの交響曲3 番が演目に選ばれました。その後も客演指揮者として度々登場し、交流を深めていきました。
2014 年にアニバーサリー・イヤーを迎えたR.
シュトラウスのプロジェクトは、首席指揮者への就任が決まったと同時に持ち上がりました。
ケント・ナガノはバイエルン国立歌劇場の音楽監督を長きに渡って務め、同劇場にゆかりの深いR.
シュトラウスの作品に対するユニークな解釈、伝統を踏まえた上での鋭い洞察力が評価されたもの。またエーテボリ響もあまり知られていませんが、同楽団の演奏史の中でR.
シュトラウスの作品は重要な位置を占めます。1905/06
シーズンには50 回も「ドン・ファン」を演奏。さらにヴィルヘルム・ステーンハンマル指揮で交響詩「マクベス」(1908)、「死と変容」(1913)、オペラ「グントラム」の序曲、「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(1913)を積極的に取り上げています。その後もセルジュ・コミッシオーナ、シュルル・デュトワらが定期的に演奏し、ネーメ・ヤルヴィとグスターヴォ・ドゥダメルは「ドン・ファン」に強い思い入れをもってプログラムに組み込んでいました。
「英雄の生涯」は、自分自身を主人公とし半生を振り返る楽曲で、リヒャルト・シュトラウス35
歳の時に書かれたもの。「英雄」「英雄の敵」「英雄の伴侶」「英雄の戦場」「英雄の業績」「英雄の隠遁と完成」の6
つの部分で構成されています。
シュトラウスは85 歳まで長生きしていますが、この「英雄の生涯」「英雄の戦場」「英雄の業績」「英雄の隠遁と完成」の6
つの部分で構成されています。
シュトラウスは85 歳まで長生きしていますが、この「英雄の生涯」ネの描写とも言われているヴァイオリン・ソロを巧みに描いています。そしてシュトラウス3
作目の交響詩「死と変容」。シュトラウス25
歳の時の作品で、死の床にある芸術家が、病魔と闘いながら自らの人生を回想し、やがて天に召されてゆくというストーリーを管弦楽作品にしたもの。ケント・ナガノの演奏は、芸術家と共に生と死の戦いをしているような、緊迫した名演を聴かせてくれます。
第3 弾は(2018 年秋)、「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」と「家庭交響曲」の予定。
ケント・ナガノ&エーテボリ響
第1 弾「アルプス交響曲」 |
|
ケント・ナガノ&エーテボリ響による「アルプス交響曲」
R.シュトラウス:アルプス交響曲Op.64 |
ケント・ナガノ(指揮)
エーテボリ交響楽団 |
ケント・ナガノ&エーテボリ響による「アルプス交響曲」壮大なパノラマが眼前に広がる優秀録音!
録音:2014年11月エーテボリ・コンサート・ホール/(CD)51’03、(LP)180g重量盤、51’03
プロデューサー:フェリックス・ガーゲルレ、アンドレアス・ツェンメラー
2014 年からエーテボリ交響楽団の首席指揮者を務めているとケント・ナガノによるリヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」がCD
とLP でリリースされます。
エーテボリ交響楽団といえば、20 年以上に渡って良好な関係を続けたネーメ・ヤルヴィ時代にBIS
やCHANDOS レーベルに録音された名盤の数々が印象的。また前任のグスターヴォ・ドゥダメルも7
年間同楽団のシェフを務め、成果をあげています。
ケント・ナガノとエーテボリ響の最初の出会いは1993
年。マーラーの交響曲3 番が演目に選ばれました。その後も客演指揮者として度々登場し、交流を深めていきました。
2014 年にアニバーサリー・イヤーを迎えたR.
シュトラウスのプロジェクトは、首席指揮者への就任が決まったと同時に持ち上がりました。
ケント・ナガノはバイエルン国立歌劇場の音楽監督を長きに渡って務め、同劇場にゆかりの深いR.
シュトラウスの作品に対するユニークな解釈、伝統を踏まえた上での鋭い洞察力が評価されたもの。またエーテボリ響もあまり知られていませんが、同楽団の演奏史の中でR.
シュトラウスの作品は重要な位置を占めます。1905/06
シーズンには50 回も「ドン・ファン」を演奏。さらにヴィルヘルム・ステーンハンマル指揮で交響詩「マクベス」(1908)、「死と変容」(1913)、オペラ「グントラム」の序曲、「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(1913)を積極的に取り上げています。その後もセルジュ・コミッシオーナ、シュルル・デュトワらが定期的に演奏し、ネーメ・ヤルヴィとグスターヴォ・ドゥダメルは「ドン・ファン」に強い思い入れをもってプログラムに組み込んでいました。
「アルプス交響曲」はR. シュトラウスが残した最後の大規模な管弦楽曲。ネーメ・ヤルヴィとグスターヴォ・ドゥダメルはエーテボリ響と度々ツアーで取り上げており、完全にオケの手中に収まった楽曲。ケント・ナガノとの演奏も、アルプスの一日を描いた壮大なドラマを、登山者の感動、眼前に広がる風景を見事に描き、大編成のオケを縦横無尽に動かす機動性は壮観です。響きのよいコンサート・ホールの利点をうまく利用した録音も秀逸。

|
|
.
HUNGAROTON
|
|
世界初録音!リストのソナタを彷彿させる、
ピアノ独奏版「ファウスト交響曲」
リスト(タウジヒ編):
ファウスト交響曲(ピアノ独奏版) |
イシュトヴァーン・ライコー(ピアノ) |
録音:2016年4月25-29日/フンガロトン・スタジオ/74’
24”
世界初録音。リストのファウスト交響曲は1857年完成の合唱を含む大作。ゲーテの小説に基づき、各楽章で「ファウスト」「グレーチェン」「メフィストフェレス」の性格を描こうとしました。リスト自身による2台ピアノ版もありますが、彼の愛弟子カール・タウジヒが17歳の時に驚くべきピアノ独奏用編曲を試みていました。タウジヒの編曲は見事でしたが、あまりに破天荒な難しさゆえ、師リストが一部をより合理的に手直ししています。いずれにせよ恐るべき編曲で、名作「ピアノ・ソナタ
ロ短調」以上に感動させられます。
イシュトヴァーン・ライコーはマッティ・ラエカッリョ門下の若手。
|
.
CHANNEL CLASSICS
|
CCS 39018
(2CD/特別価格)
\2600 →\2390
|
バロック・ヴァイオリンではポッジャー、
モダン・ヴァイオリンではニン・フェン・・・
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)
ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006 |
ニン・フェン(ヴァイオリン) |
CCS 39017から番号変更
ポッジャーの名盤と双璧をなすバッハ!ニン・フェンが弾くバッハ無伴奏!
☆ジャレッド・サックスがついに録音した、モダン・ヴァイオリンによる「バッハ無伴奏」!
☆パガニーニ・コンクールを制した中国の天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン!
オランダの高音質レーベル、Channel Classicsから、モダン・ヴァイオリンによるバッハの無伴奏ソナタ&パルティータの録音が登場!
中国出身で現在はベルリンを拠点に国際的に活動するニン・フェンは、ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクール、ユーディ・メニューイン国際コンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクールなどの権威あるコンクールで入賞し、2005年にマイケル・ヒル国際ヴァイオリン・コンクールで第1位、2006年にはパガニーニ国際コンクールで第1位を受賞した、中国最高峰と評される天才ヴァイオリニスト。
Channel Classicsのバッハ無伴奏ヴァイオリンといえば、レイチェル・ポッジャーによる歴史的名盤が存在しますが、プロデューサー兼録音エンジニアのジャレッド・サックスが「バロック・ヴァイオリンではポッジャー、モダン・ヴァイオリンではニン・フェン」と認めついに録音を決断!
1721年製のストラディヴァリウス"マクミラン"を駆るニン・フェンの完璧なテクニックと鋭い感性によるバッハの聖典。もちろん、Channel
Cassicsが誇る高音質録音もポイントです。

ニン・フェンのパガニーニ。憎らしいほどうまい。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=GPfmtMvBKqI
そして下記チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の一部が見られるPV。これまたふてぶてしいくらいうまい。
https://www.youtube.com/watch?v=WvAzSmxSBUA&feature=player_detailpage
旧譜
ニン・フェン
「スペイン交響曲」&ツィゴイネルワイゼン |
|
天才ニン・フェン/「スペイン交響曲」&ツィゴイネルワイゼン
〜アパッシオナード
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
ラロ:スペイン交響曲ニ短調 Op.21
サラサーテ:アンダルシアのロマンス Op.22
ラヴェル:ツィガーヌ
ビゼー/ワックスマン:カルメン幻想曲 |
ニン・フェン(ヴァイオリン)
ロッセン・ミラノフ(指揮)
アストゥリアス交響楽団 |
ニン・フェンの情熱がほとばしる!サラサーテ、ラロ、ラヴェルの名作集!
中国出身で現在はベルリンを拠点に国際的に活動する天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン。パガニーニ国際コンクールを制し、Channel
Classicsから「ハロー・ミスター・パガニーニ(CCSSA
80807)」でデビューし、ピアノ伴奏付きのソロから、ヴァイオリン・デュオ、無伴奏作品、コンチェルトと名盤を送りだしたニン・フェンのChannel
Classics第6弾は、ロッセン・ミラノフ&アストゥリアス交響楽団と贈る名作集!
サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」、ラロの「スペイン交響曲」、ラヴェルの「ツィガーヌ」、そしてワックスマンの「カルメン幻想曲」といったスペインとフランスのロマンと民族的情熱が香り立つ濃厚なプログラム。スペインの熱きオーケストラをバックに、ニン・フェンの超絶技巧がほとばしる!
使用楽器:ストラディヴァリウス1721 "MacMillan"
|
旧譜
ニン・フェン
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 |
CHANNEL CLASSICS
CCSSA 34913
(SACD HYBRID)
\2800
|
ニン・フェン〜チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ブルッフ:
ヴァイオリンと管弦楽のためのスコットランド幻想曲Op.46
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35 |
ニン・フェン(ヴァイオリン)
ヤン・ヤン(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団 |
ニン・フェン 本格コンチェルト・アルバム!DSOとのブルッフ&チャイコフスキー!!
パガニーニ国際コンクールを制した中国の天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン。ついにコンチェルトに挑む!
伝説の巨匠パブロ・デ・サラサーテのために書かれたマックス・ブルッフの「スコットランド幻想曲」。
そして名曲中の名曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲という大曲で、持ち前の超絶技巧が遺憾なく発揮される。四川音楽院と英国王立音楽院でヴァイオリンを学び、現在はベルリンを拠点に世界を舞台に活躍する中国を代表するヴァイオリニスト、ニン・フェン。ミトロプーロス国際指揮者コンクールで優勝したヤン・ヤンも、欧米で活躍の場を広げている中国の有望若手指揮者。録音はベルリンの名門、Teldex
Studioを使用し、高音質録音面にも期待がかかる。
録音:2012年11月22日−24日、ベルリン・テルデックス・スタジオ
|
|
GLOSSA
|
GCD 921631
(2CD/特別価格)
\3800
|
エルヴェ・ニケのフランス・バロック名盤!
マラン・マレの「セメレ」再発売!
マラン・マレ:音楽悲劇 《セメレ》(復元版全曲世界初録音) |
エルヴェ・ニケ(指揮)、
コンセール・スピリチュエル、
シャノン・メルセル(ソプラノ)、
ベネディクト・トラン(ソプラノ)、
ジャエル・アザレッティ(ソプラノ)、
ヒョルディス・テボー(メゾソプラノ)、
アンデシュ・J.ダーリン(テノール)、
トマ・ドリエ(バリトン)、
リサンドロ・アバディ(バリトン)、
マルク・ラボネット(バリトン)
|
エルヴェ・ニケのフランス・バロック名盤!マラン・マレの「セメレ」が新装発売!
☆ニケ&コンセール・スピリチュエルの「フランス・バロック」シリーズ。
☆中でも特に人気を誇った名盤、マラン・マレの「セメレ」が新装再発売!
奇才エルヴェ・ニケとコンセール・スピリチュエルによる「フランス・バロック」シリーズより、特に人気を誇った名盤、マラン・マレの音楽悲劇「セメレ」が新装再発売いたします!
ヴィオールの巨星サント=コロンブから教えを受け、太陽王ルイ14世時代のフランスで最高の宮廷ヴィオール奏者としての名声を得たマラン・マレ。ヴィオールではなく、マレのオペラの作曲家としての名声を高める大きな要因となった「アルシード」、「アリアーヌとバッカス」、「アルシオーヌ」に続く4作目にして最後の大作となった音楽悲劇「セメレ」。
プロローグと5つの幕で構成され1709年にパリで初演が行われた「セメレ」ですが、楽譜が完全な形で現存していなかったためにその全貌はベールに包まれてきました。そこで一切の妥協を許さぬフランス・バロックの奇才エルヴェ・ニケが新たに発見された楽譜を用いて復元と再構成に着手。そして2006年にフランスのボーヌで開催されたボーヌ・バロック音楽祭において「セメレ」復元版全曲の世界初演が実現したという偉業の産物です。
※録音:2007年2月、ノートル・ダム・デュ・リバン教会(パリ)

|
|
|
クロリンダとタンクレディ 〜 モンテヴェルディの愛の情景
モンテヴェルディ:素敵な羊飼い/それはやはり本当なのだ/
あなたはかつて私のものだった/タンクレディとクロリンダの戦い/
死んでしまいたい/ニンフの嘆き/憎むべきあの面影/
我が憔悴したまなざしが/苦しみが甘美なものならば/
(ボーナス・トラック)
ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス:
簒奪者にして暴君 |
マルコ・メンコボーニ(指揮、チェンバロ)
カンタール・ロンターノ、
フランチェスカ・ロンバルディ・マッズーリ
(ソプラノ)
ルカ・ドルドーロ(テノール)
リッカルド・ピザーニ(テノール)
ダヴィデ・ベネッティ(バス) |
Glossaのモンテヴェルディ・イヤー締めくくり!モンテヴェルディの愛のマドリガーレ
☆モンテヴェルディ・イヤーを締めくくるGlossaのアニヴァーサリー・リリース!
☆愛をテーマとしたモンテヴェルディのマドリガーレ集を、ロンバルディ・マッズーリが歌う!
スペインの古楽レーベル、Glossaが贈るモンテヴェルディ生誕450周年記念アルバムの最後を締めくくるのは、Glossa初登場となるモンテヴェルディのスペシャリスト、マルコ・メンコボーニ率いるカンタール・ロンターノ。
メイン歌手として、ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテとのオペラ録音(カッチーニやヘンデル)でもその美声を聴かせてくれたメゾ・ソプラノ、フランチェスカ・ロンバルディ・マッズーリと、フローリオ&カペラ・ナポリターナやアレッサンドリーニ&コンチェルト・イタリアーノ、ガッティ&アンサンブル・アウローラと共演してきたテノール、ルカ・ドルドーロが、愛をテーマにしたモンテヴェルディのマドリガーレを歌います。
※録音:2016年11月9日−12日、ペーザロ(イタリア)

|
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
.
PRAGA DIGITALS
|
PRD 250373
(2CD)
\3800 →\3490
|
レオニード・コーガン ソ連のヴァイオリン協奏曲集
ハチャトゥリアン、フレンニコフ、ヴァインベルク、プロコフィエフ
Disc 1
(1)ハチャトゥリヤン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調
(2)同:ヴァイオリンと管弦楽のためのコンチェルト・ラプソディ
(3)フレンニコフ:
ヴァイオリン協奏曲第2番ハ長調Op.23
Disc2
(4)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調Op.63
(5)ヴァインベルク:ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.67
(6)デニーソフ:パルティータ
(バッハのパルティータ第2番BWV1004による) |
(1)レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
ピエール・モントゥー(指揮)
ボストン交響楽団
(2)(4)キリル・コンドラシン(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
(3)エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
(5)キリル・コンドラシン(指揮)
モスクワ・フィル
(6)パヴェル・コーガン(指揮)
器楽アンサンブル |
すべて貴重!ロシア音楽ファン狂喜の作品をコーガンの神業で
録音:1958年1月12日/シンフォニー・ホール(ボストン)(1)、1964年11月11日/ロンドン(スタジオ録音)(2)、1977年1月5日/モスクワ(ライヴ)(3)、1961年/モスクワ(ライヴ)(4)、1961年9月/モスクワ(スタジオ録音)(5)、1981年9月5日/モスクワ(ライヴ)(6)/STEREO、73’
40”、79’ 56”
レオニード・コーガンはオイストラフと並ぶソ連の大ヴァイオリニストで、ムローヴァや佐藤陽子の師としても知られています。1982年に58歳の若さで亡くなりましたが、ロシアのヴァイオリニストとしては明るい音色で、ヴァイオリンの美しさを堪能させてくれます。残された録音はいずれも逸品ですが、現在入手困難なものが多いので大歓迎のリリースと申せましょう。
ハチャトゥリヤンの協奏曲は作曲者指揮による盤もありますが、こちらはコーガンの初訪米時にモントゥーの指揮でセッション録音された貴重な記録です。モントゥーの推進力に満ちた伴奏も素晴らしく、さすが「春の祭典」初演者の面目躍如たるものがあります。
ハチャトゥリヤンの「コンチェルト・ラプソディ」はコーガンのために書かれ、録音もされましたが、指揮者コンドラシンが亡命したため、音源は長くお蔵になっていました。
同じくヴァインベルクの協奏曲もコーガンのために書かれ、ロジェストヴェンスキー指揮の世界初演時のライヴはCD化されていますが、コンドラシンとの決定盤は入手困難となっていました。近年CDが次々に発売されている作品ですが、コーガンの凄すぎる演奏の前に霞んでしまいます。
もうひとつ注目なのが、ソ連現代作曲家デニーソフがJ.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番BWV1004」に室内オーケストラの伴奏を付けた珍品。前衛的なものではなく、アルビノーニの「アダージョ」のようなものものしい濃厚さで色彩豊か。コーガンが最晩年に愛息の伴奏で演奏しています。
|
. |
PRD 250377
(2CD)
\3800 →\3490
|
コシュラーの凄さを再認識させてくれるアルバム
ズデニェク・コシュラー讃
Disc 1(踊りの音楽)
(1)スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲
(2)ストラヴィンスキー:
バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)
(3)プロコフィエフ:スキタイ組曲「アラーとロリー」
(4)バルトーク:舞踊組曲
Disc 2(フランス/チェコ音楽)
(5)ボシュコヴェツ:スタート
(6)オネゲル:ピアノ小協奏曲
(7)ヤナーチェク:シンフォニエッタ
(8)ミヨー:交響曲第10番Op.382
(9)マルティヌー:寓話(第1、2曲) |
(6)ボリス・クライニー(ピアノ)
ズデニェク・コシュラー(指揮)
(1)-(4)チェコ・フィル
(6)プラハ交響楽団
(5)(7)-(9)プラハ放送交響楽団 |
コシュラーの凄さを再認識させてくれるアルバム
録音:1979年3月(1)、1977年3月7-10日(2)、1973年3月(3)(4)、4月(5)、1977年4月(7)、1970年4月20日(ライヴ)(8)、1979年9月5日(ライヴ)(9)/ドヴォルザーク・ホール、1970年5月/チェコ放送(ライヴ)(6)/STEREO、82’
27”、79’ 26”
ズデニェク・コシュラー(1928-1995)は、東京都交響楽団の客演指揮者としてたびたび来日していたため、日本でもおなじみのチェコの実力派。彼の魅力をCD2枚でたっぷり味わえます。1枚目は舞曲を集めていますが、スメタナ以外は現代の過激なものばかり。コシュラーのリズムの冴えが光ります。2枚目はチェコの作曲家を中心としていますが、パヴェル・ボシュコヴェツ(1894-1972)の「スタート」はスポーツをオーケストラで描いた珍しい作品。また日本でも人気のあるヤナーチェクの「シンフォニエッタ」、意外に録音のないオネゲルのピアノ小協奏曲など貴重です。 |
|
|
ジャクリーヌ・デュ・プレ讃
(1)ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VII
:1
(2)ディーリアス:チェロ協奏曲
(3)エルガー:チェロ協奏曲ホ短調Op.65 |
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ)
(1)ダニエル・バレンボイム(指揮)
イギリス室内管弦楽団
(2)マルコム・サージェント(指揮)
ロイヤル・フィル
(3)ジョン・バルビローリ(指揮)
ロンドン交響楽団 |
EMI 音源によるデュ・プレの協奏曲名演集
録音:1967年4月17、24日/アビーロード・スタジオ(1)、1965年1月12、14日(2)、1965年8月19日(3)/キングズウェイ・ホール/STEREO、80’
09”
いずれもEMI音源。名盤中の名盤です。 |
|
|
ピアティゴルスキー讃
(1)ブラームス:
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102
(2)サン=サーンス:チェロ協奏曲イ短調Op.33
(3)ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「シェロモ」 |
(1)グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ)
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
(1)(2)フリッツ・ライナー(指揮)
RCAビクター交響楽団
(3)シャルル・ミュンシュ(指揮)
ボストン交響楽団 |
RCA音源によるピアティゴルスキーの協奏曲名演集
録音:1961年6月/ニューヨーク①②、1957年1月30日/ボストン③/STEREO、70’
56”
いずれもRCA音源。名盤中の名盤です。 |
|
|
ザラ・ネルソヴァの芸術
(1)ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
(2)バーバー:チェロ協奏曲Op.22
(3)ブロッホ:荒野の叫び声 |
(1)ザラ・ネルソヴァ(チェロ)
エードリアン・ボールト(指揮)
ロンドン・フィル
(2)サミュエル・バーバー(指揮)
ロンドン新交響楽団
(3)エルネスト・アンセルメ(指揮)
ロンドン・フィル |
ネルソヴァの生誕ほぼ100年記念、協奏曲集
録音:1953年11月24日(1)、1960年12月(2)、1955年3月3日(3)/キングズウェイ・ホール/82’
55”
名女流チェリスト、ネルソヴァのほぼ生誕100周年を祝うアルバム。バーバー自身が自作の指揮を受け持っているのが貴重。第2楽章ではバーバーならではの感動的なアダージョが繰り広げられます。ブロッホは彼女を「マダム・シェロモ」と呼ぶほど自作品の演奏者として高く評価していました。 |
|
|
貴重!ブダペスト四重奏団ワシントン国会図書館ライヴ
(1)メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第3番ニ長調Op.44の1
(2)シューマン:弦楽四重奏曲第1番イ短調Op.41の1
(3)同:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44 |
(3)ブダペスト弦楽四重奏団
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ) |
録音:1959年11月13日(1)、1961年10月5日(2)、1959年11月13日(3)/ワシントン国会図書館クーリッジ講堂(ライヴ)/82’
29”
ワシントン国会図書館のレジデント演奏家だったブダペスト弦楽四重奏団。彼らが1959年と1961年に同館の講堂で行ったコンサートのライヴ。シューマンのピアノ五重奏曲はルドルフ・ゼルキンがピアノを担当しているのも魅力です。 |
|
|
ビゼーの旋律美と異国情緒が満喫できる一枚
ビゼー:
(1)交響曲ハ長調
(2)組曲「ローマ」(全4曲)
(3)子供の遊び(全5曲) |
(1)(3)ズデニェク・コシュラー(指揮)
チェコ・フィル
(2)ファート・マンスーロフ(指揮)
モスクワ放送交響楽団 |
録音:1986年11月/プラハ(1)(3)、1961年10月5日(2)、1967年1月日(3)/モスクワ(ライヴ)(2)/81’
55”
ビゼーのオーケストラ曲は、ロッシーニやモーツァルトのように活き活きしてメロディも魅力的ですが、演奏が非常に難しいことで知られています。ここではチェコ・フィルの妙技に浸ることができます。 |
|
|
良い! ノイマンのヤナーチェク
ヤナーチェク:(1)主よあわれみたまえ/(2)消えた男の日記(全22曲)/(3)グラゴール・ミサ |
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)チェコ・フィル
ヤドヴィガ・ヴィソチャンスカー(ソプラノ)、マリア・ムジャゾヴァー(アルト)、
ベノ・ブラフト(テノール)、ダリボル・イェドリチカ(バス)、ペトル・ソヴァディナ(オルガン)(以上(1))
ミロスラフ・フリドレヴィチ(テノール)、ヴェラ・ソウクポヴァー(アルト)、
パヴェル・キューン室内合唱団、ラドスラフ・クヴァピル(ピアノ)(以上(2))
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(ソプラノ)、ヴェラ・ソウクポヴァー(アルト)、
フランチシェク・リヴォラ(テノール)、カレル・プルーシャ(バス)
ヤン・ホラ(オルガン)、チェコ・フィル合唱団 |
録音:1964年3月28日(1)、1970年5月(2)、1978年1月5日(3)/ドヴォルザーク・ホール/78’
50”
ヴァーツラフ・ノイマンといえば、スメタナとドヴォルザークに他の追随を許さぬ神業を聴かせてくれますが、ヤナーチェクも見事。感動的な世界が広がります。 |
.
SELENE RECORDS
|
|
パデレフスキ:ピアノ作品全集Vol.1
6つの演奏用ユモレスク Op.14/スタラ組曲
Op.3(世界初録音)/
即興曲ヘ長調(世界初録音)/悲歌ロ短調
Op.4(世界初録音)/
間奏曲第1番ト短調(世界初録音)/
間奏曲第2番ハ短調(世界初録音)/ポーランド舞曲
Op.5/
2つのカノン(世界初録音)/洪水イ短調(世界初録音)/
カンツォーナ(世界初録音)/写本 ホ長調(世界初録音)/
砂漠にて Op.15 |
カロル・ラジウォノヴィチ
(ピアノ/スタインウェイ) |
ポーランドのカリスマ・ピアニスト、パデレフスキ。その"作曲家"としての功績に光をあてた好企画。
19〜20世紀のポーランドを代表する巨匠であり、同国の首相兼外相も務めたパデレフスキの"作曲家"としての姿と功績にスポットライトをあてた好企画は、そのピアノ作品の再評価に一役買いそうな予感。
カルロ・ラジウォノヴィチは、ワルシャワのショパン音楽アカデミーと、アメリカのインディアナ大学で研鑽を積んだピアニスト。ショパンとミクリの音楽を得意とし、またパデレフスキのピアノ作品全曲を初めて録音したピアニストとしても知られています。
※録音:1991年、ワルシャワ(ポーランド)/ディジパック仕様 |
|
|
パデレフスキ:ピアノ作品全集Vol.2
アルバム《タトラ山脈》Op.12
3つの小品 Op.2(世界初録音)
前奏曲とトッカータ Op.6
小品集《旅人の歌》Op.8
創作主題による変奏曲とフーガ変ホ短調 Op.23 |
カロル・ラジウォノヴィチ
(ピアノ/スタインウェイ) |
※録音:1991年、ワルシャワ(ポーランド)/ディジパック仕様 |
|
|
ポーランドの歌曲集
ショパン:4つの歌曲
カルウォヴィチ:15の歌曲
モニューシュコ:4つの歌曲、3つの歌曲 |
ステファニア・トチスカ(メゾソプラノ)
ヤヌシュ・オレイニチャク(ピアノ/スタインウェイ) |
19世紀中頃にピークを迎えたポーランドにおける"歌曲"の歴史のハイライト。ピアノの詩人ショパン、12巻におよぶ「家庭歌曲集」を遺したモニューシュコ、タトラ山脈で非業の死を遂げたメロディーメーカー、カルウォヴィチの歌曲を収録。
※録音:1995年5月15日−17日、フィルハーモニア(ジェシュフ、ポーランド)/ディジパック仕様 |
|
|
モニューシュコ:教会音楽集
ピオトロヴィン・ミサ
モテット《見よ、十字架の木を》
ポーランド・ミサ
夜明けの門の連梼第4番 |
ポズナン・ナイチンゲール合唱団
ヴォイチェフ・クロロップ(指揮) |
19世紀のポーランドを代表するオペラ、声楽曲の作曲家としてその名を残してきたスタニスワフ・モニューシュコ。ポーランドの音楽家たちが歌う教会音楽は、モニューシュコがオペラ以外でも優れた手腕を発揮していたことを証明する重要な録音です。
※録音:1992年、ポズナン(ポーランド)/ディジパック仕様 |
. |
|
ドブジンスキとショパン。
19世紀ポーランドのピアノ協奏曲集!
ドブジンスキ:ピアノ協奏曲変イ長調 Op.2*
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21 |
イェジー・ステルチンスキ
(ピアノ/スタインウェイ)
アダム・ナタネク(指揮)
ニュー・ポーランド・フィルハーモニック |
ウィーン古典派とポーランドの民族音楽の両方の香りを漂わせる19世紀ポーランドの作曲家、イグナツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807−1867)の「ピアノ協奏曲」とショパンのピアノ協奏曲第2番をカップリング。特にドブジンスキの「ピアノ協奏曲」は世界初録音となった記念碑的演奏です。
イェジー・ステルチンスキは、カトヴィツェでアンジェイ・ヤシンスキ、ロンドンでジョン・ビンガムに師事したピアニスト。1983年に行われたサラゴサのピラール・バヨーナ国際ピアノ・コンクールで第2位を受賞しています。
※録音:1994年、ジェシュフ(ポーランド)/ディジパック仕様 |
|
|
ピアノのための変奏曲
レッセル:変奏曲イ短調、変奏曲イ短調 Op.15
ショパン:
変奏曲ホ長調、変奏曲ホ長調(ヘクサメロン)、
変奏曲変ロ長調 Op.12
シマノフスキ:
ポーランド民謡の主題による変奏曲ロ短調
Op.10 |
イェジー・ステルチンスキ
(ピアノ/スタインウェイ) |
18世紀後期から20世紀前半までの3世紀にわたるポーランドにおける「ピアノのための変奏曲」の歴史をたどったプログラム。若き日のシマノフスキが書いた「変奏曲」の第8変奏「葬送行進曲」は、後に1937年の自身の葬儀にワルシャワ・フィルによって演奏されたというエピソードを持っています。
※録音:1990年−1993年/ディジパック仕様 |
. |
|
声楽曲に編曲されたショパン
ショパン:声楽とピアノのためのマズルカ集
ショパン(編曲者不詳):スターバト・マーテル(前奏曲
Op.28-20)
ショパン(ヴィアルド編):声楽とピアノのための12のマズルカ
ショパン(編曲者不詳):
嘆き(夜想曲 Op.9-1)、夜鳴きうぐいす(マズルカ
Op.17-1&4)、
夢(前奏曲 Op.28-7)、スターバト・マーテルII(前奏曲
Op.28-10) |
アガ・ヴィンスカ(ソプラノ)
イェジー・ステルチンスキ(ピアノ) |
ショパンの創作活動にも影響を与え、このポーランドの大作曲家の葬儀ではモーツァルトのレクイエムを歌うなど縁が深かった19世紀フランスのソプラノ、ポーリーヌ・ヴィアルド(1821−1910)。
ヴィアルドの手によって歌曲へと編曲された「12のマズルカ」が、ピアノ版とは一味違う独特のショパンの世界を聴かせてくれます。
※録音:1995年6月28日−30日、ジェシュフ(ポーランド)/ディジパック仕様 |
|
|
ゴムウカ:42のポーランド詩篇歌 |
リシャルト・ジマク(指揮)
ワルシャワ室内合唱団 |
16世紀ポーランドの作曲家ミコワイ・ゴムウカ(1535−1609?)の現存する唯一の作品となる「42の詩篇歌集」。
ポーランドにおけるルネサンス時代のマスターピースとして現代に受け継がれてきたゴムウカの教会音楽は、16世紀当時の同地の教会音楽を知ることが出来る貴重な作品と言えるでしょう。
※録音:1992年、ワルシャワ(ポーランド)/ディジパック仕様 |
<国内盤>

10/5(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
BONGIOVANNI
|
|
スクリャービン:ピアノ作品集
練習曲Op.8-5、練習曲Op.8-12、左手のための前奏曲Op.9-1、
前奏曲Op.11-4、前奏曲Op.11-9、前奏曲Op.27-2、
ピアノ・ソナタ第4番 嬰へ長調Op.30、練習曲Op.42-4、
アルバムのページOp.58、詩曲- 夜想曲Op.61、前奏曲Op.67-1、
ピアノ・ソナタ第9 番『黒ミサ』Op.68、詩曲Op.69-1、
詩曲Op.71-2、詩曲『焔に向かって』Op.72、5つの前奏曲Op.74(全曲) |
ルイジ・カセッリ(ピアノ) |
スクリャービンの作風の変遷を楽しむ1枚
録音:2016年1月23・24日/74’15’’
スクリャービンが生涯をかけて作曲し続けたピアノ曲には、ショパン風のロマン的なものに始まり神秘和音を用いた独自の音響に至るまでの作風の変遷が如実に表れています。
2曲のピアノ・ソナタ、練習曲Op.8-12、『焔に向かって』といった有名曲を含め、さまざまな楽曲を作品番号順に並べたのがこのアルバム。スクリャービンの音楽を俯瞰することの出来る1枚です。
ピアノを弾くルイジ・カセッリは1963年ボローニャ生まれ。録音にはスタインウェイを使用。
|
CYBELE RECORDS
|
3D 001701
(SACD HYBRID)
\2500 →\2290
|
オルガンと打楽器のための「展覧会の絵」
「2台のオルガンと打楽器のための編曲集 第1集」
ラインベルガー:オルガン協奏曲第2番 ト短調
Op.177
ムソルグスキー:展覧会の絵 |
ヨルグ・エンデブロック
(歴史的ヴァルカーオルガン)
スザンネ・レーン(クライスオルガン)
コンラード・グラーフ(打楽器) |
バイノーラル録音に特化した「hd〜klassik」シリーズ登場!
録音:2017年6月14-16日/ヴィースバーデン、ルーテル教会/Stereo
/5.1 ch Surround Sound /3D-Binaural-Stereo、pure
DSD Recording、60’22’’
ヘッドホンで聴くことにより最高音質の効果を発揮するように作られた「バイノーラル録音」はCYBELEレーベルが積極的に取り入れている仕様のひとつです。その録音に特化した新シリーズが始まりました。
第1弾は2台オルガンとパーカッションという豪華編成のための作品集。教会に鳴り響く大音響を余すことなく捉えた充実のディスクです。
(※SACD層に通常の録音とバイノーラル録音の2種類が収められています。CD層は通常録音のみになります)
ラインベルガーのオルガン協奏曲はオーケストラ・パートもオルガンにアレンジ。華麗な掛け合いが聴きものです。『展覧会の絵』も2台のオルガンで色彩豊か、音量の幅も大胆!豊饒で壮大な世界が広がります。
全編通してパーカッションは割とクラシカルな用法に留まり、ここぞというところでティンパニやバスドラムを炸裂させ、音楽により一層の深みを与えています。サウンドのユニークさよりも音楽的表現に重きを置いたアレンジに好感が持てます。
|
|
CYBELE KIG009S
(3SACD HYBRID)
\3300
|
シャーンドル・ヴェレシュ(1907-1992)とハンガリー民謡
[CD1]
ヴェレシュ:
弦楽四重奏曲第1番(1931)、
弦楽四重奏曲第2番(1937)、弦楽三重奏曲(1954)
[CD2]
シャーンドル・ヴェレシュ、
「ハンガリーの村々の器楽と歌」を読む(1975)
[CD3]
シャーンドル・ヴェレシュ、
「ハンガリーの村々の器楽と歌」を読む(1975)※続き
ミリャム・ヴィーズマンとクラウディオ・ヴェレシュの会話(2016) |
ドーレン・カルテット |
「皇紀2600 年奉祝音楽」を書いたヴェレシュの室内楽。バルトークの進化系!?
Mono / Stereo /5.1 ch Surround Sound、pure
DSD Recording、(CD1, CD3 Tr.13-44)、[CD1]64’52’’、[CD2]79’32’’、[CD3]77’39’’
バルトーク、コダーイに学んだハンガリーの作曲家ヴェレシュ。ブリテンの『シンフォニア・ダ・レクイエム』で有名な「皇紀2600年奉祝音楽」として交響曲を書いた作曲家、と言えば分かる人は分かるでしょう。弟子にはリゲティもいます。バルトークの弟子ということもありハンガリー民謡にも強い興味と拘りを持つヴェレシュの音楽の核となる書法が味わえる弦楽四重奏と三重奏を高音質録音でお楽しみいただけます。
CD2及びCD3にはヴェレシュ本人の肉声や、息子クラウディオ・ヴェレシュとキュベレ・レコーズ創始者の1人で女優でもあるミリャム・ヴィーズマンの会話を収録しています。
|
|
CYBELE 161702S
(SACD HYBRID)
\2500
|
バッハに魅せられた作曲家が厳しく書き上げた変奏曲
ミヒャエル・デンホフ(1955-):
バッハ変奏曲Op.114〜ピアノのための |
ビルギッタ・ヴォレンヴェーバー
(ピアノ;スタインウェイD) |
録音:2017年4月5-7日/Stereo /5.1 ch Surround
Sound /3D-Binaural-Stereo、pure DSD Recording、60’22’’
デンホフにとってバッハの音楽は特別なものであり、グレン・グールドの81年ステレオ録音盤『ゴルトベルク変奏曲』を聴いたときは大きな衝撃を受けたと言います。
『バッハ変奏曲』と名付けられたこのピアノ曲は直接的にバッハの素材が出てくるという訳でもないようですが、音型の展開法や音楽の雰囲気にバッハ晩年のカノンやフーガに通じる厳しさを感じます。
テーマはG-Es-H-C-Asという音列によるハ短調のインヴェンション。次第に半音階や不協和な響きも現れ調性を離れていきますが、最後に変化を伴いながらもテーマが回帰するあたりは『ゴルトベルク変奏曲』を思い起こさせます。
ピアノを弾くヴォレンヴェーバーはデンホフ音楽のスペシャリスト。デンホフはチェロ奏者としても活動していますが、そのデュオ・パートナーも務めています。
|
.
HYPERION
|
|
スティーヴン・ハフ
ドビュッシー:ピアノ作品集 〜 版画、映像、子供の領分
版画 L.108/映像第1集 L.105/
映像第2集 L.120/子供の領分 L.119/
レントよりおそく L.128/喜びの島 L.109 |
スティーヴン・ハフ
(ピアノ/Yamaha CFX) |
英ピアノ界の名匠スティーヴン・ハフ!ドビュッシー没後100周年記念盤!
☆イギリス・ピアノ界の名匠スティーヴン・ハフ!
☆ドビュッシーの没後100周年記念盤!
イギリス・ピアノ界の名匠スティーヴン・ハフは、4つのグラミー賞ノミネート、2つの"Record
of the Year"を含む8つのグラモフォン賞受賞を誇る、ピアノ王国ハイぺリオンを代表するピアニスト。近年では作編曲の才能でも広く注目を浴び、多くの作品が出版・録音されています。
スティーヴン・ハフの約2年ぶりとなるソロ・アルバムは、2018年のドビュッシー没後100周年を彩るアニヴァーサリー・アルバム!
ハフのきらめくようなテクニック、想像力豊かな知性で贈る極上のドビュッシーです。
※使用楽器:Yamaha CFX concert grand
※録音:2015年6月18日−19日、セント・ジョージ教会(ブランドン・ヒル)&2016年8月30日−31日、コンサート・ホール(ワイアストン・エステイト)

|
|
|
マーティン・ブラビンズの英国音楽!
ティペットの交響曲集登場!
ティペット:交響曲第1番/交響曲第2番 |
マーティン・ブラビンズ(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団 |
2003年から2016年まで名古屋フィルの常任指揮者を務め、2016年からはイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督という大役を任されているマーティン・ブラビンズ。ウォルトンやエルガー、ヴォーン・ウィリアムズらの録音で高い評価を得てきたブラビンズの新たな近代イギリス音楽は、マイケル・ティペット(1905−1998)の交響曲が登場!
ブラビンズのティペットといえば、スティーヴン・オズボーンが独奏を務めた「ピアノ協奏曲(CDA
67461/2)」が、グラモフォン賞とBBCミュージック・マガジン賞にノミネートし、ディアパゾン・ドール受賞など各誌で絶賛され、2017年5月の来日公演でも同曲が披露されました。
2016/17シーズンのプログラムとしても演奏され既にイギリスで話題を呼んでいる、ブラビンズ&BBCスコティッシュ交響楽団によるティペットの交響曲集。熟練コンビによるティペットの新たな名盤として期待が高まります。イギリス音楽ファン、レア交響曲ファンも要注目!
※録音:2017年2月11日−12日、シティ・ホール(グラスゴー)

|
|
|
知られざるドイツ・ロマン派
ピクシス:ピアノ三重奏曲集
大ピアノ三重奏曲(グランド・ピアノ・トリオ)
第1番 変ホ長調 Op.75
ピアノ三重奏曲第3番ロ短調 Op.95
協奏的三重奏曲(トリオ・コンチェルタント)
第1番(ボーラー兄弟との共作) |
レオノーレ・ピアノ三重奏団
〔ティム・ホートン(ピアノ)、
ベンジャミン・ナバロ(ヴァイオリン)、
ジェマ・ローズフィールド(チェロ)〕 |
知られざるドイツ・ロマン派の室内楽、ピクシスのピアノ三重奏曲集!
イギリスの若き精鋭たちによって結成された室内楽団「アンサンブル360」のメンバーによるトリオ、レオノーレ・ピアノ三重奏団。
アレンスキー(CDA 68015)、ラロ(CDA 68113)、リムスキー=コルサコフ&タネーエフ(CDA
68159)に続く4枚目のアルバムは、フランツ・リストの「ヘクサメロン」の完成に貢献したドイツのコンポーザー=ピアニスト、そして名教師であったヨハン・ペーター・ピクシス(1788−1874)のピアノ三重奏曲集。
行進曲風の勇壮なテーマやロマンティックな楽想、美しいメロディーなどが散りばめられたピクシスの華麗なピアノ三重奏曲を、イギリスの名手たちによるアンサンブルでご堪能あれ。
ピクシス最後の作品となった協奏的三重奏曲(トリオ・コンチェルタント)は、オンスローの歌劇「行商人」の主題に基づく作品で、ヴァイオリニストであったアントン・ボーラー、チェリストであったマックス・ボーラーの兄弟と共に作曲されたもの。
※録音:2016年12月21日ー23日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー)

|
|
|
オブレヒト:ミサ・グレコルム&モテット集
6声のサルヴェ・レジナ/ミサ・グレコルム/
父の御母/聖なる神の御母/その聖なる御胎/
おお祝福されしバシリウス/おお祝福されし父/
アニュス・デイ
(作曲者不詳/ロブ.C.ウェグマンによりオブレヒトの作とされる) |
ブラバント・アンサンブル
スティーヴン・ライス(指揮) |
フランドル楽派探求の最先端、ブラバント・アンサンブルが歌うオブレヒト!
ネーデルラント、フランドル楽派の未知なる音楽、ポリフォニーの発掘、研究に情熱を注ぎ続けるブラバント・アンサンブルとスティーヴン・ライス。
これまでも、様々な知られざる宗教音楽を録音し、グラモフォン賞に3度ノミネートしてきたスティーヴン・ライスとブラバント・アンサンブルが新たに発見するルネサンスの宝物は、当時ジョスカン・デ・プレに次ぐ優れた作曲家として高く評価されていたフランドル楽派の作曲家、ヤコブ(ヤーコプ)・オブレヒト(1457/8−1505)のミサ曲とモテット。
※録音:2017年1月26日−28日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)

|
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
SELENE RECORDS
ショパンやパデレフスキ、レッセル、ドブジンスキなど、ポーランドのクラシック音楽を専門とする、同国ワルシャワのレーベル「Selene
Records(セレーネ・レコーズ)」の取り扱いを開始します。
ポーランド・ファンにはおなじみのレーベルですが、これまでいくつかの代理店ができては消え、最近はまったく入らなかったレーベルです。
|
|
|
ヤヌシュ・オレイニチャク 1991年
ショパン:ピアノ作品集 Vol.1
ポロネーズ イ長調 Op.40-1/子守歌変ニ長調
Op.57/
スケルツォ変ロ短調 Op.31-2/4つのマズルカ
Op.17/
舟歌嬰へ長調 Op.60/夜想曲ハ短調 Op.48-1/
バラード ヘ長調 Op.38-2/夜想曲ホ短調 Op.posth/
ワルツ イ短調 Op.34-2/ワルツ ホ長調 Op.posth/
ワルツ変ニ長調 Op.64-1/ワルツ嬰ハ短調
Op.64-2 |
ヤヌシュ・オレイニチャク
(ピアノ/スタインウェイ) |
ポーランドを代表するピアニストであり、現代有数のショパン弾きでもあるヤヌシュ・オレイニチャクが、フランス映画「ソフィー・マルソーの愛人日記(ラ・ノート・ブルー)」にショパン役で出演するなど、多彩な活躍を繰り広げていた90年代にワルシャワで収録したショパン・プログラム。
※録音:1991年、ワルシャワ(ポーランド)/ディジパック仕様
|
|
|
ヤヌシュ・オレイニチャク 1994年
ショパン:ピアノ作品集 Vol.2
スケルツォ ロ短調 Op.20/夜想曲ロ長調 Op.62-1/
3つの前奏曲 Op.28 〜
ホ短調 Op.28-4、イ長調 Op.28-7、ハ短調
Op.28-20/
夜想曲嬰ハ短調 Op.posth/ワルツ変イ長調
Op.69-1/
葬送行進曲ハ短調/
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35 |
ヤヌシュ・オレイニチャク
(ピアノ/スタインウェイ) |
現代有数のショパン弾き、オレイニチャク!90年代に収録されたショパン2タイトル!
オレイニチャクがポーランド南東の都市、ジェシュフのフィルハーモニーで収録したショパン。オレイニチャクは2007年9月にピリオドピアノ(1849年製のエラール)で「ピアノ・ソナタ第2番」を録音しており、このスタインウェイでの演奏との聴き比べも楽しみなポイントの1つ。
※録音:1994年12月10日−11日、ジェシュフ(ポーランド)/ディジパック仕様
オレイニチャク、最近の録音はコチラ! |
NIFCCD 035-036
(2CD)
\5100 →\4690
|
オ、オ、・・・オレイニチャク??
ショパン:マズルカ全集
マズルカ Op.6/マズルカ Op.7/マズルカ
Op.17/
マズルカ Op.24/マズルカ Op.30/マズルカ
Op.33/
マズルカ Op.41/マズルカ Op.50/マズルカ
Op.56/
マズルカ Op.59/マズルカ Op.63/
マズルカ イ短調 《エミール・ガイヤール》/
マズルカ イ短調 《ノートル・タン》/マズルカ
Op.67/
マズルカ Op.68/マズルカ第52番変ロ長調(WN.7)/
マズルカ第53番ト長調(WN.8)/マズルカ第54番ニ長調/
マズルカ第56番変ロ長調(WN.41)/
マズルカ第57番ハ長調/マズルカ第58番変イ長調(WN.45) |
ヤヌシュ・オレイニチャク
(ピリオド・ピアノ/
エラール1849) |
重鎮ヤヌシュ・オレイニチャク、エラールで弾くショパンのマズルカ!
ポーランド・ピアノ界の重鎮にして現代最高のショパン弾きの1人、ヤヌシュ・オレイニチャクが、1849年製のエラールで弾いたショパンのマズルカ全集!
オレイニチャクは、2013年から2014年にかけてじっくりとスタジオで録音してきた57のマズルカを、作品6のマズルカから遺作のマズルカまで作品番号順に収録。
2015年のショパン国際ピアノ・コンクールでも審査員を務めた名手が、ショパンの生きた時代の楽器で弾いた珠玉のマズルカです。
※録音:2013年−2014年、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
/////////
え・・・・・
オレイニチャクのアルバムのはずなんだけど、宣伝コピーと一緒に送られてきた写真には別の人が載っている。
このおじさんは誰だ?

ヤヌシュ・オレイニチャクといえば1991年の仏映画「La
Note Bleue (邦題=愛人日記)」でショパン役を演じたイケメン・ピアニスト。

繊細そうで、いかにもショパンという風貌で日本でも人気があった。
当時の東京公演で、調子が悪くて開演直前に「どうしても演奏することができない」、と青白い顔をしてステージ上で頭を下げていた誠実な姿が忘れられない。
そのオレイニチャク、2015年のショパン国際ピアノ・コンクールでは審査員を務めるなど、順調な活動を続けているはずなのだが、しかし・・・この写真のおじさんは誰なんだ??
え・・・
うそ、オレイニチャクなの?この人?

そうかあ、人生経験積んで、風貌もずいぶん変わったんだなあ。
この変わりようにはびっくりだけど、逆にその最新の演奏、聴いてみたい。
|
|
<メジャー・レーベル>
.
DG
|


4816381
\2300→\2090 |
悔しいくらい美人でうまい
フランチェスカ・デゴ〜
パガニーニ/ヴォルフ=フェラーリ:ヴァイオリン協奏曲集》
1) パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6、
2) ヴォルフ=フェラーリ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.26 |
フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン)、
ダニエーレ・ルスティオーニ(指揮)
バーミンガム市交響楽団 |
人気急上昇中のイタリア女流ヴァイオリニスト、フランチェスカ・デゴによるDG初の協奏曲録音
イタリアの若手ヴァイオリニスト、フランチェスカ・デゴのDG初協奏曲録音。イタリアの2つの傑作、ヴォルフ=フェラーリの演奏機会のあまりないヴァイオリン協奏曲とパガニーニの有名なヴァイオリン協奏曲第1番を演奏しています。パガニーニの協奏曲は今年で作曲からちょうど200年になります。
バーミンガム市交響楽団、イタリアの若手指揮者ダニエーレ・ルスティオーニとともにバーミンガムのシンフォニー・ホールでイギリスでの初演を行った2017年3月8日に、ヴォルフ=フェラーリのヴァイオリン協奏曲をライヴ録音しました。
フランチェスカはこれからも世界の一流オーケストラと、パガニーニとヴォルフ=フェラーリの協奏曲を様々な地域で広く演奏してゆきます。
【録音】2016年8月21-22日(1)、2017年3月8-9日(2)、イギリス、バーミンガム、シンフォニー・ホール

シベリウスのヴァイオリン協奏曲のライヴ。全曲。
https://youtu.be/w8ZFS2Efens
おっと・・・まだ最初の5分しか聴けてないけど、うまい・・・!

で、このデゴ、どこかで見た顔だと思った人、鋭い。
アッカルドのレクチャー受けてるんだけど、すでにすごい貫禄のある生徒だった人。
フランチェスカ・デゴ
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 |

481 1407
\2300 |
《ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1,
2, 5, 8番》
ベートーヴェン:
1) ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調Op.12-1,
2) ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調Op.12-2,
3) ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調Op.24「春」,
4) ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調Op.30-3 |
フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン),
フランチェスカ・レオナルディ(ピアノ) |
フランチェスコ・デゴによる流麗なベートーヴェン
2014年から2015年にかけてイタリアで発売されたデゴによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集。初期の第1番、第2番、中期の第5番と第8番を収録した1枚です。
注目はやはり第5番で、瑞々しさと初々しさを併せ持つ美しい演奏となっています。第8番の流麗さも格別です。
【録音】2014年 |
|

481 0910
\2300 |
《ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3,
4, 9番》
ベートーヴェン:
1) ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12-3,
2) ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調Op.24,
3) ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」 |
フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン),
フランチェスカ・レオナルディ(ピアノ) |
フランチェスコ・デゴの熱い歌心
こちらも2014年に発売されたアルバムです。こちらは初期の三部作の1曲「第3番」と、情熱的な第4番、そして「クロイツェル・ソナタ」の3曲を収め、全体的に重厚で深刻な表情が印象的な一枚。
デゴの演奏はベートーヴェンの勇壮さを強調し、その中に熱い歌心が込められています。
【録音】2014年, イタリア(デジタル:セッション) |
|

481 2302
\2300 |
《ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6,
7, 10番》
ベートーヴェン:
1) ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30−1,
2) ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30-2,
3) ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96 |
フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン),
フランチェスカ・レオナルディ(ピアノ) |
2014年から2015年にかけてイタリアで発売されたデゴによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集。中期から後期の3曲を収録し、流麗に歌うヴァイオリンの魅力を堪能させてくれます。
【録音】2014年 |
|
. |


4797524
\2300→\2090 |
バルトリも参加!
《VENI DOMINE(主よ来てください)〜
バチカンのシスティーナ礼拝堂の待降節とクリスマス》
1) グレゴリオ聖歌:常に主において喜べ、
2) ペロティヌス:祝せられたる御胎、
3) グレゴリオ聖歌/ギヨーム・デュファイ:輝く実り多き天の創り主、
4) ジョスカン・デプレ:ガブリエリは遣わされたり、
5) ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ:
シオンでラッパを吹き鳴らせ—天より露を滴らせたまえ、
6) ジョヴァンニ・マリア・ナニーノ:Hodie
nobis caelorum Rex—Gloria in excelsis Deo、
7) ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ:今日キリストが生まれました、
8) ジャン・ムートン:羊飼いたちと共に、
9) トマス・ルイス・デ・ビクトリア:誰を見たのか、羊飼いたちよ—Dicte
quidnam vidistis、
10) ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ:聖とされた日がわれわれに光りはじめた、
11) グレゴリオ・アレグリ:Nasceris, alme
puer、
12) グレゴリオ聖歌/ルカ・マレンツィオ:Christe,
Redemptor omnium、
13) トマス・ルイス・デ・ビクトリア:おお大いなる神秘、
14) クレメンス・ノン・パパ:Magi veniunt
ab oriente—Magi videntes stellam、
ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ:
15) Reges Tharsis et insulae、16) Diffusa
est gratia |
マッシモ・パロンベッラ(合唱指揮)
システィーナ礼拝堂聖歌隊、
チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)(2) |
平和な時を求めるすべての人に贈る聖なる歌声
世界最古の聖歌隊として知られる、バチカンのシスティーナ礼拝堂聖歌隊とDGのユニークなコラボレーション。
2015年の《カンターテ・ドミノ》、2016年の《パレストリーナ》に続く3作目は、待降節とクリスマスのための歌を集めたこの《VENI
DOMINE》です。平和な時を求めるすべての人におくる瞑想のための音楽です。2008年のベストセラー《チャント〜天空の歌声》を思い起こさせるアルバムです。
ペロティヌスの「祝せられたる御胎」にはメッゾ・ソプラノ歌手チェチーリア・バルトリが参加しています。システィーナ礼拝堂聖歌隊と指揮のマッシモ・パロンベッラが録音のために女性歌手を招いたのは今回の録音が初めてとなります。
ルネサンス期にはシスティーナ礼拝堂聖歌隊には女性はいなかったとはっきりと記録されていますが、中世には女性が歌っていたかもしれないという証拠があります。
そこでこのユニークなコラボレーションのためにパロンベッラとバルトリがたどり着いたのが作曲家ペロティヌスでした。バルトリの澄んだ魅力的な声が不思議なほど聖歌隊の声とそして礼拝堂とも調和し、100年の歴史を持つ歌をさわやかにそして現代風に響かせています。
収録曲目は11世紀から17世紀にバチカンの書庫に保管されたシスティーナ礼拝堂聖歌隊によるオリジナルの手書きスコアによるもので、世界初録音です。2017年11月17日、システィーナ礼拝堂で発売記念コンサートが行われます。
【録音】2017年、バチカン、システィーナ礼拝堂 |
<国内盤>
<映像>

10/4(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ATMA CLASSIQUE
|
|
アンドレ・マテュー、
ラフマニノフを思わせる甘く切ない「ケベック協奏曲」
アンドレ・マテュー(1929-1968):ケベック協奏曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2 番ハ短調Op.18 |
ジャン=フィリップ・シルヴェストル(ピアノ)
メトロポリタン管弦楽団
アラン・トゥルーデル(指揮) |
カナダ夭折の天才作曲家アンドレ・マテュー、ラフマニノフを思わせる甘く切ない「ケベック協奏曲」
録音:2017年6月1日、ケベック
2016年にケベック在住のアーティストに贈られる栄誉ある賞を受賞したピアニスト、ジャン=フィリップ・シルヴェストルによる協奏曲2作品の録音。
まず、アンドレ・マテューの「ケベック協奏曲」。カナダのモーツァルトとの称されたアンドレ・マテューは、ラフマニノフに「自分よりも天才」と言わしめた才能の持ち主でしたが、アルコール依存症になり39歳で惜しくも亡くなったため、世界的には知られていませんが、1976年のモントリオール・オリンピックでも彼の楽曲が使われるなど、カナダでは知名度の高い作曲家です。
また近年では、フィギュア・スケートでもこの「ケベック協奏曲」をはじめ彼の楽曲が使用されるなど注目されつつあります。作風は、カップリングのラフマニノフのピアノ協奏曲2番を思わせる、感傷的なメロディーが全編を彩る、甘く切ない曲です。
|
.
CHALLENGE CLASSICS
|
|
プレガルディエンがホルンとうたう!珍しいレパートリーを録音
ブリテン:ザ・ハート・オブ・マター
フランツ・ラハナー:人魚
コンラディン・クロイツァー:水車
フランツ・ラハナー:3つの歌曲 Op.30より第1番
秋
コンラディン・クロイツァー:セレナーデ
カール・コスマリー:憧れ、漁師の娘
ヘンリー・ヒューゴ・ピアソン:狩人の別れ
シューベルト:流れの上で D943 |
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
オリヴィエ・ダルベレイ(ホルン)
ミヒャエル・ゲース(ピアノ) |
録音:2016年11月2・4・5日/スイス、ブルーメンシュタイン教会/58’11’’
名歌手プレガルディエンがとっても珍しいレパートリーを録音しました。ホルンとピアノを伴う歌曲を集めた面白いアルバムです。ブリテンの『ザ・ハート・オブ・マター』は同編成で書かれた感動的な作品『カンティクル第3番「なおも雨は降る」(1940の爆撃に)』を中心として、その前後にファンファーレや歌や語りを並べ小さな舞台作品のように構成した音楽です。
また、シューベルトの『流れの上で』はこのトリオ編成の中でおそらく一番有名な名作。歌と別のメロディをホルンが終始吹き続け大変美しい効果を上げます。ホルン奏者にとっても腕の見せ所と言えます。
そのほかシューベルトの親友であったラハナーなどの作品も創意に溢れており、ホルンの温かなキャラクターとプレガルディエンの美しい歌声が溶け合う極上のサウンドをお楽しみ頂けます。
|
. |
CC 72768
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
|
グルジア生まれの美女、ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ)
ショパン〜「ゴースト」
ショパン:
24の前奏曲Op.28(全曲)
練習曲 変ホ短調 Op.10-6
ワルツ第9番 変イ長調 Op.69-1
ワルツ第2番 イ短調 Op.34-2
ワルツ第10番 ロ短調 Op.69-2
スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31 |
ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ) |
ショパンの恐ろしげな部分をクローズアップしたユニークな1
枚
録音:2017年6月12-14日/オランダ、フリッツ・フィリップス・ムジークヘボウ/DSD、Multi-ch
/ Stereo、66’53’’
トビリシ生まれで現在アムステルダムを拠点に活躍するピアニスト、ニーノ・グヴェタッゼのCHALLENGE
CLASSICSレーベル・デビュー盤。彼女は2010年にボルレッティ・ブイトーニ財団アワードを受賞しています。
アルバムのメインとなるショパンの前奏曲集は、深みのある音とルバートを効かせたピアニズムが印象的。『雨だれ』ではたっぷりとテンポを揺らし、味わいのある「隙間」を作っています。
アルバム後半、カップリングの練習曲やワルツになると一層幻想的で妖しげな世界が広がり、最後のスケルツォ2番では仄暗い暗い
情熱が炸裂。アルバム・タイトルに掲げた「ゴースト」とこの構成、演奏、ジャケット・デザインなどからして、ショパンの霊魂を蘇らせたかのような、何やら恐ろしげな感覚にさせられる1枚です。
ニーノ・グヴェタッゼ、随分大人になりました・・・
旧譜から印象的だったものを。
|
|
CC 72756
(SACD HYBRID)
\2600
|
様々な楽器で歌った作曲家& ひたすらピアノで歌った作曲家
ショパン:
夜想曲第1番 変ロ短調 Op.9-1、
即興曲第3番 変ト長調 Op.51、
夜想曲第17番 ロ長調Op.62-1、
夜想曲第13番 ハ短調 Op.48-1
シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調
D.960 |
カミエル・ブームスマ(ピアノ) |
録音:2017年5月23・24日/オランダ、ウエストヴェスト教会/67’39’’
シューベルトが亡くなった1828年、ショパンの音楽家としてのキャリアはまだ始まったばかりで、ポーランド外にはまず知られていませんでした。古典派から出発し独自の天国的な時間感覚による音楽を書いたシューベルトと、自身のピアニズムを活かしたロマン的な音楽を深めていったショパン。異なる作風ではありますがどちらも美しく均整のとれたメロディに溢れています。
ブームスマは旋律を美しく歌うことでBBCミュージック・マガジンでも絶賛された若手ピアニスト。また曲の持つ物語性を大切にした演奏でも定評があります。
長大なシューベルトの21番では物思いに深く沈みながらも、まるで心地よい旅にでも出ているかのような感覚を与えてくれます。
|
|
CC 72741
(3SACD HYBRID)
\6400
|
ネーデルラント・オペラ2015年ライヴ、SACD
ハイブリッドで登場
R.シュトラウス:歌劇『ばらの騎士』 |
ピーター・ローズ(バス)
カミラ・ナイルンド(ソプラノ)
ハンナ・エリザベス・ミュラー(ソプラノ)
マーティン・ガントナー(バスバリトン)
ポーラ・ムリヒー(メゾソプラノ)
マルク・アルブレヒト(指揮)
ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団
ネーデルラント・オペラ合唱団 |
録音:2015年9月16、19、24、27日/ネーデルラント歌劇場(ライヴ)/DSD、Multi-ch
/ Stereo、70’31’’、59’15’’、63’44’’
ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団と首席指揮者マルク・アルブレヒトのコンビによる『ばらの騎士』、2015年ネーデルラント歌劇場でのライヴがSACDハイブリッドで登場。
歌手陣もR.シュトラウスのスペシャリストたちで揃え、充実の演奏を繰り広げています。アルブレヒトの指揮は音楽を美しくきめ細やかにコントロールしていて、CD3枚分の長さをものともせず一気に聴かせてくれます。
オーケストラも素晴らしく、イメージ豊かな木管や花のあるヴァイオリンが物語を盛り上げ、大きな推進力を持ってクライマックスへと進んでいきます。
|
COVIELLO CLASSICS
|
|
カプリコルヌス(1628-1665):宗教的協奏曲集
ザムエル・カプリコルヌス:全地よ、主に向かって喜びの声をあげよ
アントニオ・ベルターリ:トリオソナタ第2番
カプリコルヌス:
我はいかなる時も主を目に浮かべ/
我、主のうちに大いに楽しみ/主において喜べ、エルサレム/
神は我に教えたもうた/我は神に言った |
リディア・トイシャー(ソプラノ)
フィリップ・ニーデルベルガー(バス)
ヘニング・ヴィークラーベ(トロンボーン&指揮)
カプリコルナス・アンサンブル・シュトゥットガルト |
流麗で華やかなバロックの響き!カプリコルヌスの宗教的協奏曲集
録音:2016年9月28日〜30日/57’00
1628年ボヘミア生まれの作曲家ザムエル・カプリコルヌス。彼の宗教的協奏曲と、彼が影響を受けた作曲家アントニオ、ベルターリのトリオソナタが収められたCDです。
ハインリヒ・シュッツの後の世代であるカプリコルヌスは、歌や楽器パートの華やかさや精練な書法、型破りな形式感などで17世紀の宗教音楽に新しい風をもたらしました。自然で伸びやかで喜びにあふれた旋律、活気に満ちた律動感などがとても魅力的です。
本CDで唯一の器楽曲「トリオソナタ」はアントニオ・ベルターリの作品。カプリコルヌスと同時代に生き、ウィーン宮廷でヴァイオリニストとしても名を馳せていた作曲家です。
トリオソナタとは3つの楽器と通奏低音によるバロック期の最も重要な室内楽形式。このベルターリの「トリオソナタ第2番」では、楽想の緩急が交替する中、二本のヴァイオリンとトロンボーンが清らかな響きを聴かせます。
演奏は多方面での活躍で知られるソプラノのリディア・トイシャーとバリトンのフィリップ・ニーデルベルガー、そして古楽で名高いトロンボーンのヘニング・ヴィークラーベと彼が率いるカプリコルナス・アンサンブル・シュトゥットガルト。生命力溢れる演奏で17世紀の香りがよみがえります。
|
.
HMF
|
|
J.S.バッハの「偽作」集!?
BWV… or not?〜偽物のバッハ
・J.S.バッハ:ヴァイオリンとオブリガート・チェンバロのための組曲
BWV 1025 イ長調
(S.L.ヴァイスのリュート組曲 SC47の編曲版)
・ピゼンデル(1687-1755):ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
ハ短調 BWV 1024
(バッハ作とされていたが、現在はピゼンデル作とされている)
・J.S.バッハ または/と C.P.E. バッハ:
フルート、ヴァイオリン、通奏低音のためのソナタ
ト長調 BWV 1038(H.590.5)
・C.P.E.バッハ:2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
ニ短調 BWV 1036
(Wq145/ H.569の初期版)
・ヨハン・ゴットリープ・ゴルトベルク(1727-1756):
2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
ハ長調 BWV 1037(DuerG 13)
・J.S.バッハ:フーガ ト短調 BWV 1026
・J.S.バッハ:
フルート、ヴァイオリンと通奏低音のための“王の主題に基づく”ソナタ〜
「音楽の捧げもの」BWV 1079より |
リ・インコーニティ
〔アマンディーヌ・ベイエ(ソロVn)、アルバ・ロカ(Vn)、
マヌエル・グラナティエーロ(フルート)、
バルドメロ・バルシエラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
フランチェスコ・ロマーノ(バロック・リュート)、
アンナ・フォンターナ(チェンバロ)〕 |
J.S.バッハの「偽作」集!?豊かな創意に驚嘆する1
枚
録音:2017年2月9-13日、ローマ
バロック・ヴァイオリンに新しい風を送り続けるアマンディーヌ・ベイエ&リ・インコーニティによる最新録音。「BWV
… or not?」とちょっと気になるタイトルでの登場です。
J.S.バッハの作品目録では「偽作」に分類される、J.S.バッハが作曲したとされていた、あるいは、編曲した作品を集めたもの。バッハ以外の人のテーマに基づいてバッハ自身が作曲した作品も最後に収録されています。
この「偽作」が生まれた要因は、J.S.バッハが他の人の作品を筆写した楽譜を後世の人がバッハ作品として出版した。あるいはJ.S.バッハは次男のC.P.E.バッハは、お互いの作品をよく筆写したため、時にJ.S.バッハの作品がC.P.E.バッハの作品として出版されることもあった、など、様々な要因によるもの。
「偽作」と言われるだけで、なんとなく色眼鏡でその作品を見てしまい、バッハの作品ではないとして片付けてしまいがちですが、ベイエ率いるリ・インコーニティの面々は、そのしなやかなリズム感あふれるアンサンブルと音色で、それぞれの作品のもつ、実に豊かな創意で聴き手をたのしませてくれます。
|
MIRARE
|
|
ピエール・アンタイ(チェンバロ)
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ集vol.5
変ロ長調K551、変ホ長調 K474、変ホ長調
K475、変ホ長調K252、
変ホ長調 K253、ト長調 K547、変ロ短調
K87、ホ長調 K28、
イ長調 K211、ニ長調 K401、ニ長調 K388、ニ長調
K277、
ト長調 K124、ハ長調 K157、ヘ短調 K238、ヘ長調
K205 |
ピエール・アンタイ(チェンバロ) |
鮮烈のきわみ!アンタイによるドメニコ・スカルラッティ
チェンバロ/2004年Jonte Knif製作の、18
世紀ドイツ・モデル・チェンバロ
録音:2016年6月、ハーレム(オランダ)
名手アンタイによるスカルラッティのソナタ集、第5弾の登場。1964年生まれのアンタイ、ますますセンスとテクニックが冴えわたり、MIRAREの鮮烈録音とあいまって、極彩色、あざやかなリズムの演奏です。
1685年にナポリに生まれ、ナポリやヴェネツィア(ガスパリーニに師事)で経験を積みます。1719年、ポルトガルに居を移します(王の娘、マリア・マグダレーナ・バルバラの音楽教師として)。
当時は父アレッサンドロ・スカルラッティの名前があまりにも大きく、ドメニコもヴィルトゥオーゾとして高く評価はされていたものの、単に「作曲家」としてしか認識されていないような状況でした。
しかし、ポルトガルの地でドメニコは新たな文化に出会います。ポルトガルから一度パリにもどり、当時チェンバロ作品集を出版して注目を集めていたラモーにささげたK.547など、興味深い作品が収録されています。
旧譜情報:Vol.1-MIR 9918/ Vol.2-MIR 9920/
Vol.3-MIR 007(廃盤)/ Vol.4-MIR 285
|
.
CHANDOS
|
CHAN 10960
(9CD/特別価格)
\10200 →\9490
|
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 |
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ) |
ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1/ピアノ・ソナタ第2番イ長調
Op.2-2/
ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3/ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調
Op.7/
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13 《悲愴》/ピアノ・ソナタ第9番ホ長調
Op.14-1/
ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2/ピアノ・ソナタ第5番ハ短調
Op.10-1/
ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2/ピアノ・ソナタ第7番ニ長調
Op.10-3/
プレスト WoO.52/ピアノ・ソナタ第5番ハ短調
Op.10-1より フィナーレ(異稿版)/
ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22/ピアノ・ソナタ第12番変イ長調
Op.26 《葬送》/
ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1/ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調
Op.27-2 《月光》/
ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28 《田園》/ピアノ・ソナタ第16番ト長調
Op.31-1/
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2 《テンペスト》/ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調
Op.31-3/
ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49-1/ピアノ・ソナタ第20番ト長調
Op.49-2/
ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53 《ワルトシュタイン》/アンダンテ・ファヴォリWoO.57/
ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54/ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調
Op.57 《熱情》/
ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78 《テレーゼ》/ピアノ・ソナタ第25番ト長調
Op.79/
ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a 《告別》/ピアノ・ソナタ第27番ホ短調
Op.90/
ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101/
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106《ハンマークラヴィーア》/
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109/ピアノ・ソナタ第31番変イ長調
Op.110/
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111 |
ジャン=エフラム・バヴゼ!ベートーヴェンのピアノ・ソナタ集が全集BOXで登場!
☆世界屈指のフレンチ・ピアニズムの体現者、ジャン=エフラム・バヴゼ!
☆ついにベートーヴェンの全集BOXが登場!
フレンチ・ピアニズムの巨星として君臨し、ハイドンやベートーヴェン、モーツァルトなど、古典派作品でも世界的な評価を獲得してきたジャン=エフラム・バヴゼ。2008年から2016年にかけて録音されたベートーヴェンのピアノ・ソナタ集が、ついに全集BOXとなって登場!
グラモフォン誌の「Recording of the Month」、MusicWeb-Internationalの「Recording
of the Month」、ピアニスト・マガジンの「Editor’s
Choice」に選ばれるなど、世界で絶賛されたバヴゼのベートーヴェンにご注目ください!
※録音:2008年−2016年、ポットン・ホール(サフォーク) |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
PRAGA DIGITALS
|
PRDDSD 350127
(SACD HYBRID)
\2900
|
フルトヴェングラー第6弾は
ウィーン・フィルとのベートーヴェン
ベートーヴェン:
(1)序曲「レオノーレ」第3番Op.72b
(2)交響曲第7番イ長調Op.92
(3)交響曲第8番イ長調Op.93 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィル |
人気のプラハSACD復刻シリーズ、フルトヴェングラー第6弾はウィーン・フィルとのベートーヴェン
録音:1944年6月2日/ウィーン・ムジークフェラインザール(ライヴ)(1)、1950年6月18-19日/ウィーンEMIスタジオ(セッション録音)(2)、1954年8月30日/ザルツブルク(ライヴ)(3)/Bi-Channel
Stereo、79’ 22”
SACDハイブリッド盤。限定盤。
メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェングラーの名盤SACD化第6弾はウィーン・フィルとのベートーヴェン。
交響曲第7番は、EMIの名盤中の名盤。宇野功芳氏によれば「スタジオ録音だが、フルトヴェングラー節が強く現れている」、「第1楽章冒頭の凄まじい音、これこそ電気に触れるようなショックである」とされます。その後も大絶賛で、フィナーレも「嵐のような感動的な表現である」と続きます。また第8番は、ブックレットに「1954年8月8日ザルツブルク・ライヴ」とありますが、1954年8月30日の間違いと思われます。「最晩年の透明度を獲得」「フルトヴェングラーの第8の代表盤といえよう」と激賞。それがSACDリマスタリングにより生々しく蘇りました。ファン必携の一枚と申せましょう。
|
|
PRDDSD 350130
(SACD HYBRID)
\2900
|
フルトヴェングラー第8弾はウィーン・フィルとのブル4
(1)ブルックナー:交響曲第4番(改訂版)
(2)ワーグナー:楽劇「パルジファル」〜聖金曜日の音楽 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィル(1)
ベルリン・フィル(2) |
人気のプラハSACD復刻シリーズ、フルトヴェングラー第8弾はウィーン・フィルとのブル4
録音:1951年10月22日/シュトゥットガルト(ライヴ)(1)、1951年4月25日/カイロ(ライヴ)(2)/Bi-Channel
Stereo77’ 32”
SACDハイブリッド盤。限定盤。
メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェングラーの名盤SACD化第6弾はウィーン・フィルとのブルックナーの4番。
ウィーン・フィルとのブルックナーの4番は、いわずと知れたDGの名盤。宇野功芳氏によれば、DG盤は不安定な冒頭のホルンを他の音源に差替えているそうですが、この盤はオリジナルのまま。非常に貴重な音源と申せましょう。
「パルジファル」の「聖金曜日の音楽」はエジプト公演。宇野氏は「温かい人間的な雰囲気が聴く者の心をとらえてやまない」と評しています。
|
|
PRDDSD 350124
(SACD HYBRID)
\2900
|
リスト:交響詩Vol.1
(1)前奏曲
(2)タッソ、悲哀と勝利
(3)マゼッパ
(4)理想 |
(1)フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
RIAS交響楽団
(2)スタニスラフ・マツラ(指揮)
プラハ放送交響楽団
(3)ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィル
(4)ラファエル・クーベリック(指揮)
バイエルン放送交響楽団 |
ボルテージ高すぎ!大物たちによるリストの交響詩饗宴
録音:1956年9月/ベルリン(1)、1975年12月14日/ドヴォルザーク・ホール(2)、1960年9月/ベルリン(3)、1974年5月9日/バイエルン放送(ライヴ)(4)/Bi-Channel
Stereo、79’ 59”
限定盤。先に出たVol.2は通常CDでしたが、こちらはSACDハイブリッド盤。
リストの交響詩を集めていますが、単一の演奏家ではなく、フリッチャイ、カラヤン、クーベリックら大物による名演が並びます。ボルテージの高いリストの音楽はSACD向き。堪能できます。
|
<国内盤>
CORO(国内仕様盤)
|
|
パレストリーナ Vol.7
主の天使が天より下りぬ/めでたし海の星/
この日町にいたる罪ある女が/
祝福されしマグダラのマリアの/祝福されしバルバラ/
《ソロモンの雅歌》より
第19番:イスラエルの娘らよ、われは懇願す、
第20番:その頭は純金で、第21番:わが愛する方は庭園の中に/
スザンナは邪悪な長老らに/来れ、キリストの花嫁/
ミサ・アヴェ・レジナ・チェロルム |
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮) |
ザ・シックスティーンのパレストリーナ国内仕様盤!第7巻は"ミサ・アヴェ・レジナ・チェロルム"!
☆約2年振り!満を持して登場したパレストリーナ第7巻の国内仕様盤!
約2年振り、満を持してハリー・クリストファーズ&ザ・シックスティーンが贈る「パレストリーナ・プロジェクト」の最新作となる「第7集」は、キリスト教史における女性
— キリストの母マリア、マグダラのマリア、バルバラ、スザンナ
— たちをテーマとしたプログラム!
パレストリーナが遺した100曲を超えるミサ曲の中からハリー・クリストファーズが「第7集」のメインとして選んだ『ミサ・アヴェ・レジナ・チェロルム』は、グレゴリオ聖歌の聖母マリアのためのアンティフォナ「めでたし、天の女王」に基づくパラフレーズ・ミサであり、作曲者の死後1599年にヴェネツィアで出版された「ミサ曲集第9巻」に含まれています。
定めたテーマに基づき、ミサ曲を中心として、旧約聖書の「ソロモンの雅歌」に基づく連作モテトゥス集からの3曲やイムヌス、モテトゥスなどでプログラムを構成するハリー・クリストファーズの選曲眼は今回も実に見事。
世界各国で絶賛されているザ・シックスティーンのパレストリーナの中でも、この第7巻は一際大きな輝きを放つことになるでしょう!乞うご期待!

|
HYPERION(国内仕様盤)
|
|
ショパン:
24の前奏曲/ピアノ・ソナタ第2番/スケルツォ第2番
24の前奏曲 Op.28/
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 《葬送》/
スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31 |
セドリック・ティベルギアン(ピアノ) |
セドリック・ティベルギアンのショパン、来日記念国内仕様盤
緊急発売!
☆ロン=ティボー国際コンクールを制したフランスの天才ピアニスト、セドリック・ティベルギアン!
☆10月に行われる、ソロ・リサイタル&アリーナ・イブラギモヴァとのデュオでの来日公演を記念して、国内仕様盤を緊急発売!
1998年にロン=ティボー国際コンクールで優勝し、国際的なキャリアを歩むフランスの天才セドリック・ティベルギアン。Hyperionでは、アリーナ・イブラギモヴァとのデュオで幾つもの名録音を生み出し、「デュボワ(CDA
67931)」で協奏曲デビュー、「シマノフスキ(CDA
67886)」で最初のピアノ・ソロ・アルバムを発売、その後バルトークのピアノ作品集を3巻続けて録音し、いずれも世界で高い評価を得ています。
Hyperionからのソロ・アルバム第5弾では、ついにショパン、それも「24の前奏曲」と「ピアノ・ソナタ第2番」という偉大な傑作の録音が登場します。
※録音:2016年12月17日−18日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
☆ティベルギアン 2017来日公演スケジュール!
10月1日(日) すみだトリフォニーホール(東京)
10月3日(火) 宗次ホール(愛知)
10月6日(金) ハクジュホール(東京)
10月8日(日) 三鷹市芸術文化センター(東京)
10月9日(月) 静岡音楽館(静岡)
10月12日(木) 電気文化会館(愛知)
10月14日(土) 兵庫県立芸術文化センター
小ホール(兵庫)
10月15日(日) 京都・青山音楽記念館(京都)
10月17日(火) 王子ホール(東京)

|
ONYX(国内仕様盤)
|
|
ペトレンコ&RLPOのストラヴィンスキー!
第1弾"春の祭典"の国内仕仕様盤!
ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》
ドビュッシー(オーケストレーション:アンリ・ビュッセル):
交響組曲《春》
ラフマニノフ:カンタータ《春》 Op.20* |
ワシリー・ペトレンコ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管&合唱団
ロディオン・ポゴソフ(バリトン)* |
☆ ペトレンコ&RLPOの"ハルサイ"
満津岡信育氏書下ろしの日本語解説付き国内仕様盤登場!
☆ ストラヴィンスキ第1弾のテーマは「春」。カップリングのドビュッシー、ラフマニノフにも要注目!
チャイコフスキーの交響曲全集Vol.1(ONYX
4150)が、2017年の英BBCミュージック・マガジン・アウォードでレコード・オヴ・ザ・イヤー(年間最優秀賞)に選出されるなど、破竹の勢いを見せる目下絶好調のワシリー・ペトレンコとロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団。
絶賛を博したチャイコフスキーの交響曲全集、プロコフィエフのピアノ協奏曲集に続き、いよいよスタートする"ストラヴィンスキー・プロジェクト"の第1弾は「春の祭典」!
ペトレンコはストラヴィンスキーの3大バレエをレコーディング、リリースするにあたり、それぞれにテーマを設定。
第1弾となる「春の祭典」では、「春(Spring)」という共通項を持つドビュッシー、ラフマニノフの作品をカップリングするなど、ペトレンコがこだわり抜いたプログラムの充実振りも見逃せないポイントです。
ペトレンコ&RLPOが世界的高評価を得ているロシア音楽、しかも「ハルサイ」という注目度最上級の特大リリースは、これまでの同コンビの名演名盤を上回る大ブレイク必至!

|

10/3(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
.
ACCENT
|
ACC 24334
(5CD)
\4000 →\3690
|
クイケンとデヴォスの黄金コンビによるモーツァルトの名盤が復活
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ
CD1 (42’38)
第25番ト長調K301、第26番変ホ長調K302、第27番ハ長調K303
CD2 (57’22)
第28番ホ短調K304、第29番イ長調K305、第30番ニ長調K306(300I)
CD3 (58’06)
第24番K296、第32番K376(374d)、第33番K377
CD4 (64’26)
第34番K378(317d)、第35番K379(373a)、第36番K380(374f)
CD5 (75’18)
第40番K454、第41番K481、第42番K526 |
シギスヴァルト・クイケン
(ヴァイオリン)
ルーク・デヴォス
(フォルテピアノ) |
ヴァイオリン:ジョヴァンニ・グランチーノ、ミラノ1700
年頃/フォルテピアノ:クロード・ケレコム、ブリュッセル1978年製&J.A.シュタイン、アウグスブルク1788年複製2001年製
録音:1991年〜2005年/4h58min
シギスヴァルト・クイケンとルーク・デヴォスによるモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集が再発売されます。
クイケンとデヴォスの黄金コンビによる高雅なモーツァルトは発売当初より評価が高かったもの。素朴ながらも巧みな節回しでモーツァルトの魅力を気張ることなく私たちに提示してくれるクイケンの妙技。
デヴォスによる円熟のフォルテピアノも巨匠の極みと言えるでしょう。あらためて聴きなおしてみても、心にまっすぐに届くその音色は、録音から20年以上経過しても、いつまでも新鮮に響きます。
|
. |
ACC 24335
(6CD)
\4000 →\3690
|
6枚ボックス発売
バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)
ハイドン:フルート室内楽曲集
CD1:
ロンドン・トリオ Hob.IV:1-4(フルート2本、チェロ)
CD2:
6つのトリオ Op.38 Hob.IV:6-11(フルート、ヴァイオリン、チェロ)
CD3:
6つのフルート三重奏曲 Hob.xi:82,100,103,109,110,118
(フルート、ヴァイオリン、チェロ)
CD4:
フルート三重奏曲Hob.XV:15-17(ピアノ、フルート、チェロ)
CD5:
フルート四重奏曲Op.5第1-4番
(フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
CD6:
フルート四重奏曲Op.5第5&6番
(フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ) |
バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)
マルク・アンタイ(フラウト・トラヴェルソ)
シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン)
フランソワ・フェルナンデス(ヴィオラ)
ヴィーラント・クイケン(チェロ)
ピート・クイケン(フォルテピアノ) |
バルトルド・クイケンの鮮やかなフルート演奏で聴くハイドン
録音:1979〜2015年/5h26min
フラウト・トラヴェルソの名手バルトルド・クイケンによるハイドンの録音を集めた6枚ボックスが発売されます。
ハイドンのフルートをともなう室内楽曲で有名なロンドン・トリオをはじめ、フルート版に編曲されたピアノ三重奏曲、バリトン三重奏曲をもとにフルートに編曲したものなど多彩な楽曲が収録されています。
自然な表現、かつ精緻な技巧をもつクイケン三兄弟、加えてマルク・アンタイ、フランソワ・フェルナンデスと現代古楽界を牽引する名手たちによる高貴な演奏で楽しむことができます。
|
.
ARTE DELL’ARCO JAPAN
|
|
鈴木秀美(指揮)OLC 第34回定期演奏会
(1)モーツァルト:交響曲第28番 ハ長調 K.200
(2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調
K.459
(3)ハイドン:交響曲第74 番 変ホ長調 Hob.I-74 |
鈴木秀美(指揮)
オーケストラ・リベラ・クラシカ
(2)上尾直毅(フォルテピアノ独奏) |
オリジナル楽器ならではの音色が創り上げるこの愉悦!上尾直毅とOLCが再び繰り広げる絶妙な世界。
ライヴ録音:2014年10月18日/上野学園石橋メモリアルホール/79’31”、日本語帯・解説付
鈴木秀美率いるオーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)、期待の最新アルバムは第34
回定期演奏会のライヴ録音で、モーツァルトの交響曲第28
番、ハイドンの交響曲第74 番、そして上尾直毅を独奏にむかえたモーツァルトのピアノ協奏曲第19
番が収録されております。
「上尾直毅とOLC が再び繰り広げる絶妙な世界!あまり演奏されないモーツァルト、ハイドンの中期作品と共に、オリジナル楽器の響きが作品の明確な音像とこの上ない味わいを与える」(鈴木秀美)
上尾直毅(フォルテピアノ)
東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を卒後後、オランダに渡りチェンバロ、フォルテピアノを学び、それぞれソリストディプロマを得て卒業。チェンバロを鈴木雅明、渡邊順生、G.
レオンハルト、A. アウテンボッシュの各氏、フォルテピアノをS.
ホーホランド氏に師事。鍵盤楽器奏者としてのみならず古楽バグパイプや18
世紀フランス宮廷バグパイプ「ミュゼット」の研究演奏家としても知られている。桐朋学園大学音楽学部講師。
演奏会情報
2017 年10 月21 日(土)15:00 開演 上野学園石橋メモリアルホール
OLC第40回定期演奏会
ハイドン:歌劇「無人島」序曲 Hob.XXVIII:9
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調
K.271「ジェナミー」*
モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550(第1稿)
* 上尾直毅(タンゲンテンフリューゲル)
|
.
ATLAS REALISATIONS/ PIAS
|
|
「5人目のビートルズ」ジョージ・マーティン映画音楽集、
世界初録音楽曲も!
ジョージ・マーティン
映画音楽集&オリジナル・オーケストラ・ミュージック |
ベルリン・ミュージック・アンサンブル
クレイグ・レオン(指揮) |
The Pepperland Suite(ペパーランド・スイート)
映画『イエロー・サブマリン』のために書かれたオリジナル音楽
1. ペパーランド(Pepperland) [02:15]/
2. マーチ・オブ・ミーニーズ(March of
the Meanies) [01:51]/
3. シー・オブ・ホールズ (Sea of Holes)
[02:25]/
4. シー・オブ・モンスターズ (Sea of
Monsters) [02:08]/
5. ペパーランド・リプライズ (Pepperland
Reprise) [00:56]
Live and Let Die Suite
映画『死ぬのは奴らだ』のためのオリジナル音楽
6. ウィスパー・フー・デアズ (Whisper
Who Dares) [01:44]/
7. ボンドとソリティア (Bond Meets Solitaire)
[02:10]/
8. 毒蛇の襲撃 (Snakes Alive) [02:38]/
9. サメディ男爵の死の踊り (Baron Samedi’s
Dance of Death) [01:47]/
3つのアメリカン・スケッチ〜ヴァイオリンと室内オーケストラのための
10. ウェストウォード・ルック!(Westward
Look!) [03:54]/
11. オールド・ボストン (Old Boston)
[05:48]/
12. ニューヨーク・ニューヨーク (New
York, New York) [05:03]/13. ジュディのテーマ
『Under Milk Wood』
ディラン・トマスのラジオ劇『Under Milk
Wood』のための付随音楽
14. Under Milk Wood (メイン・テーマ)
[02:30]/
15.ラブ・デュエット (Love Duet) [02:02]/
16. Waldo’s Song [01:43] (George Martin,
Andy Leek)/
17. Belle Etoile [02:16]/
18. フルートと室内オーケストラのためのワルツ
ニ短調 [02:44] ※世界初録音
19. 弦楽のためのプレリュード〜《平均律クラヴィーア曲集第1巻第8番
変ホ短調 BWV 853プレリュードの編曲》
[03:25]
ミッション・コラール(The Mission Chorales)
映画『ミッション (The Mission)』のためのオリジナル・スケッチ ※世界初録音
20. Prelude [00:37]/21. Chorale 1
[01:21]/
22. Chorale 2 [01:33]/23. Orchestral
Interlude [01:27]/
24. Chorale 3 [01:17]/25. Chorale
4 [01:35]/
26. Orchestral Interlude 2 [00:33]/
27. Chorale 5 [01:05]/28. Chorale
6 [02:56]/29. Chorale 7 [01:00] |
録音:2017年7月9-10&12日、エミール・ベルリナー・スタジオ、マイスター・ザール(ベルリン、ドイツ)
「5 人目のビートルズ」ジョージ・マーティンの音楽作品集。初収録ものも含まれており、注目です!
ジョージ・マーティン(1926-2016)は、「ザ・ビートルズ」の作品をほぼすべてプロデュースした人物。ギルドホール音楽演劇学校でクラシック音楽の基礎を学び、オーボエとピアノを専攻しました。
1950 年にEMI に入社、当時EMI のクラシック・レーベルだったパーロフォンで様々な録音に関わりました。その後ジャズやコメディなども手がけています。そして1962
年、ビートルズを見出し、同年レコード・デビューさせました。これによりプロデューサーとして一挙に大成功をおさめます。その後は独立してビートルズのほぼすべての作品にプロデューサーとして関わりながら、他にも多数のアーティストのプロデュースや、映画音楽(作曲)、また、自身のクラシックの経験も活かしてオーケストレーションなども手がけました。1965
年の「イエスタデイ」から、マーティンはオーケストラも録音に取り入れるようになり、ポップスとクラシックの垣根を超えたサウンドは世界中を魅了しました。
ビートルズ初のアニメ映画『イエロー・サブマリン』の音楽。海の底にある音楽に満ちた平和な国ペパーランドを、音楽が大嫌いな青鬼(ブルー・ミーニーズ)の侵略から守るため立ち上がったビートルズが、イエロー・サブマリンに乗って海の底に向かう、という物語を彩る美しくドビュッシーをも思わせる音楽をアンサンブルでお楽しみ頂けます。他にも007
の『死ぬのは奴らだ』の音楽やディラン・トマスのラジオ劇『Under
Milk Wood』のための付随音楽など、どれも非常に聴きやすく、美しいメロディに満ち、時に古楽を思わせる瞬間もあり、クラシック音楽の素地があるマーティンならではの音づくり。
トラック19 のバッハの編曲ものは、EMI 入社後、パーロフォンを担当していた頃の作品。高貴な悲しみをたたえた原曲が、弦楽オーケストラによってさらに純度の高い美しい音楽となって響きます。
世界初録音の2 作について。フルートと室内オーケストラのためのワルツ
ニ短調は、フルートが奏でる息の長く物悲しい旋律を弦楽アンサンブルが彩る美しい楽曲で、マーティンのメロディのセンスと、楽器の扱いの巧さが光る曲。映画『ミッション』(1986
年のイギリス映画で、18 世紀中ごろの南米におけるイエズス会宣教師たちの物語)の音楽も世界初録音。この映画の音楽は当初ジョージ・マーティンに依頼がきて、マーティンはこの映画の音楽のスタイルの例として、一連のコラールを書きました。しかしスケジュールが合わず、最終的にエンニオ・モリコーネが作曲を完成、映画公開されています。後にマーティンはこれらの楽曲をコンサート・ピースとして完成させ、2008
年に初演されました。録音は今回が初めてです。ラテン語のミサをテキストにした、純度の高い美しい合唱に心奪われます。
指揮を手がけるのは名プロデューサー、クレイグ・レオン。パヴァロッティらクラシックの大アーティストとコラボレーションしているほか、パンク・ロックのラモーンズやブロンディらのレコーディングも手がけています。ベルリン・ミュージック・アンサンブルは2011
年に結成されました。ベルリン・フィル、ベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン・コーミッシェ・オーパー、ベルリン放送響といった一流のオーケストラで活躍する面々が集い、TVCM
や映画、ポピュラー音楽などを演奏しています。
2018 年にはLP での発売も予定されています。

|
CLAVES
|
|
ミカエル・レヴィナス(1949-):歌劇「星の王子さま」 |
星の王子さま:ジャンヌ・クルソ
飛行士:ヴァンサン・リエヴル=ピカール
ばら:カトリーヌ・トロットマン
きつね/蛇:ロドリーゴ・フェレイラ
たくさんのばら:セリーヌ・スーダン
王さま/呑み助/点燈夫/転轍手:アレクサンドル・ディアコフ
うぬぼれ男/実業屋/地理学者:ブノワ・カプ
ナレーター:パトリック・ラップ
アリー・ヴァン・ビーク(指揮)
ピカルディ管弦楽団
チューバックス:セルジュ・ベルトッチ
エレクトロニクス:オーギュスタン・ミュラー |
世界的なロングベストセラー「星の王子さま」のオペラ、世界初録音!物語がそのまま独立した音楽作品となった、星の王子さまファン必聴の一枚!
作曲・台本:ミカエル・レヴィナス
ライヴ録音:2015年2月11、12日/シャトレ劇場(パリ)/77’36”、デジパック仕様
サン=テグジュペリの世界的なロングベストセラー「星の王子さま」。これまでに英語、ロシア語、ドイツ語でのオペラ化はされてきた本作、遂に原語フランス語でのオペラが登場しました!
作曲・台本はフランスの哲学者エマニュエル・レヴィナスを父に持つ、ミカエル・レヴィナスです!
単なる子供向けの童話ではないこの物語は、近代社会の急速な発展の中で薄れていった人間の本質や、大人になることで失われた純粋さを、ある種の哀愁とともに読者に思い起こさせます。
そんな原作が孕む一抹の「痛み」が、レヴィナスの夢幻的な音楽には満ちています。宇宙を感じさせる独特な音響や行間まで感じさせる繊細な歌の数々など、どの瞬間もさることながら、とりわけ第2幕で描かれる王子さまの星めぐりにおける個々の星のキャラクターの強さは必聴です。CDながら音楽の雄弁な説得力が鮮やかに場面を伝えるので、音だけで十二分に楽しめること間違いなしです!また、歌詞もフランス語ですが原作を知る人なら充分に音楽だけで情景を思い浮かべ、筋を追うことができます。
王子さま役はソプラノのジャンヌ・クルソ。幅広いレパートリーの中でもとりわけ現代作品に定評があり、数多くの作品の初演にも関わっています。飛行士や星々の住人、きつね役など脇を固める歌手たちも、様々なオペラ、オラトリオ、歌曲などのシーンで活躍する実力派揃いです。
サン=テグジュペリの原作の世界が、レヴィナスの音楽というプリズムを通して聴覚の世界に再構築されたこのオペラ。耳を傾けて日々の忙しさを一時忘れ、きつねの言葉に従って「目に見えない大切なもの」に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
|
|
|
オラツィオ・ショルティーノ(1984-):
ピアノと弦楽器のための室内楽作品集(世界初録音)
(1)チェロとピアノのための「詩の日記」(2004-2013)
(2)ピアノ三重奏曲(2012)
(3)ピアノ四重奏曲(2012-2013)
(4)ピアノ五重奏曲(2012-2013) |
(1)(2)アンブラ・ピアノ三重奏団
(3)(4)スイス・ミュージック・アンサンブル
“ニューウェーブ” |
オラツィオ・ショルティーノのピアノと弦楽器のための室内楽作品集、世界初録音!鋭い感性が聴き取った美しい音の結晶を、アンブラ・ピアノ三重奏団とスイス・ミュージック・アンサンブル“ニューウェーブ”のほとばしるような演奏で!
セッション録音:(1)(2)2014年2月、3月/バーゼル音楽院、(3)(4)2013年/フライブルク音楽大学/57’26”、デジパック仕様
イタリアの作曲家・ピアニストのオラツィオ・ショルティーノの室内楽作品集。ピアノとチェロの二重奏からピアノ五重奏まで、ピアノと弦楽器による様々な編成の作品がおさめられています。どの作品も鋭い響きながら無機的ではなく、歌心に溢れ、その美しさは紺碧の空を錯綜する光のようです。
チェロとピアノのための「詩の日記」は、20世紀イタリアを代表する詩人、ウンガレッティの詩集「一日のための一日(Giorno
per giorno)」の中の詩に関連した作品。息子を亡くした詩人の嘆きが劇的な音楽となって表れているこの作品は、器楽曲でありながらも「無言歌」のようです。
ピアノ三重奏曲は、極限まで楽器の表現力を使い切るような響きが印象的な作品。弦楽器の鋭い歌が聴き手を捉えて離しません。
ピアノ四重奏曲、ピアノ五重奏曲はどちらもピアノに重点が置かれた作品。ピアノ・パートが音楽を主導し、協奏曲的な様相を呈していきます。その精緻なピアニズムは、聴き手にショルティーノのピアニストとしての顔を垣間見せます。
演奏はアンブラ・ピアノ三重奏団とスイス・ミュージック・アンサンブル“ニューウェーブ”。彼らの輝きと躍動感に満ちた音、ほとばしるような演奏は一聴の価値があります。現代曲ファンのみならず全ての人にお勧めしたい一枚です。
|
<映像>

|
|