≪第94号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その7 2017/10/24〜10/27
10/27(金)紹介新譜
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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ALTUS
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ALT 376/7
(2CD)
\4000 →\3690
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マタチッチのチャイ5/初出ステレオ・ライヴ、
オケは最末期のパリ音楽院管。同コンビとの初ディスク。
貴重なウニンスキーとのコンチェルトも!
[CD1]
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調
Op.64
[CD2]
ベートーヴェン:12のメヌエットWoO7より9
つのメヌエット
(第1、2、4、5、7、8、10、12、11番)
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調
Op.26 |
アレクサンダー・ウニンスキー(ピアノ)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
パリ音楽院管弦楽団 |
平林直哉氏激賞。
マタチッチの初出ステレオ・ライヴ、オーケストラは最末期のパリ音楽院管。同コンビによる初ディスク。白熱の指揮と薫り高い響きが混ざり合う。
貴重なウニンスキーとのコンチェルトも収録。
録音:1967年2月5日/シャンゼリゼ劇場:ライヴ録音(ステレオ)/国内プレス、ステレオ、日本語帯・解説付
INA(フランス国立視聴覚研究所)のアーカイヴから超貴重な音源が発掘された。
マタチッチがパリ音楽院管を振った1967 年2
月5 日のライヴ、しかも鮮明なステレオ録音。
マタチッチとパリ音楽院管のコンビによるディスクはこれが史上初。
パリ音楽院管は同年6 月3 日のクリュイタンスの死を受け、発展的解散を経てメンバーを代えパリ管弦楽団に改組される。この伝統的オケの最後の姿を音で聴くことができる貴重な録音ということになる。
今や失われたパリ音楽院管の馥郁とした薫り高い響きと、熱気あふれた強烈なマタチッチの指揮が組み合わさり、極上の音楽が奏でられる。
チャイコフスキーの5 番はマタチッチの名演とされているチェコ・フィル盤、N
響盤に勝るとも劣らない名演。
オーケストラの鳴りっぷりが凄まじく、特に金管の咆哮が圧巻。
ベートーヴェンのメヌエットもマタチッチお得意のレパートリー。
炎のようなテンションで驚くほどダイナミックな演奏を繰り広げ、忘れられない印象を刻み付ける。シンプルな構造から細やかな表情を引き出しているあたりも流石。
プロコフィエフのピアノ協奏曲第3 番では第2
回ショパン・コンクールの覇者ウニンスキーがソリストとして登場。
現役盤が少ないピアニストなのでこちらも貴重。硬質なタッチによる強烈な打鍵が圧倒的な、大興奮の演奏である。
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マタチッチの初出ステレオ・ライヴ。
スケール豊かな名演、特に十八番のワーグナーは圧巻!
R.シュトラウス:
交響詩『死と変容』 Op.24
楽劇《エレクトラ》 Op.58 から モノローグ
楽劇《サロメ》 Op.54 から『7つのヴェールの踊り』
ワーグナー(マタチッチ編):
楽劇《神々の黄昏》から
『ジークフリートのラインへの旅』〜『葬送行進曲』〜終曲 |
リアネ・シネク(ソプラノ)
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
フランス国立管弦楽団 |
大注目盤!音質良好!平林直哉氏も激賞。マタチッチの初出ステレオ・ライヴ。スケール豊かな名演、特に十八番のワーグナーは圧巻!
録音:1965年5月4日 /シャンゼリゼ劇場:ライヴ録音(ステレオ)/国内プレス、ステレオ、日本語帯・解説付
INA(フランス国立視聴覚研究所)のアーカイヴから発掘された超貴重音源。マタチッチとフランス国立管のライヴ、鮮明なステレオ録音です!
R. シュトラウスの『7 つのヴェールの踊り』はおそらくこれが唯一の録音。グロテスクな導入部に始まり、その後も艶めかしい雰囲気が全開。マタチッチの芸の細やかさに感服です。
またワーグナーはマタチッチがレパートリーの中核に据えた重要作曲家であり、重厚さと見通しの良さを兼ね備えた演奏が聴きもの。自ら編んだ《神々の黄昏》からの組曲はチェコ・フィルやN
響とも録音がありますが、当盤の演奏はそれらとは違い、終曲に歌が入ります。シネクの歌唱は歴代ワーグナー歌手に匹敵する素晴らしさ!力強くうねる管弦楽と共に聴き応えたっぷり。
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マイナー・レーベル新譜
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HAENSSLER
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フランク・ペーター・ツィンマーマンがバッハのヴァイオリン協奏曲を約30年にぶりに再録!
J.S.バッハ(1685-1750):
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV1041
(2)ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042
(3)ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052
(4)オーボエとヴァイオリンのための協奏曲
ニ短調 BWV1060(2つのヴァイオリンのための協奏曲編) |
フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)、(4)セルゲ・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
ベルリン・バロック・ゾリステン
【ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン、指揮)、
町田琴和、リューディガー・リーバーマン、アレッサンドロ・カッポーネ(第1ヴァイオリン)
ライマー・オルロフスキー、エーファ=マリア・トマジ、ラヘル・シュミット(第2ヴァイオリン)
ヴァルター・キュスナー、クリストフ・シュトロイリ(ヴィオラ)、
ブリュノ・ドルプレール(チェロ)、ウルリヒ・ヴォルフ(コントラバス)、
ラファエル・アルパーマン(チェンバロ)】 |
フランク・ペーター・ツィンマーマンがバッハのヴァイオリン協奏曲を約30年にぶりに再録!子息セルゲとの共演にも大注目!
セッション録音:2017年4月/イエス・キリスト教会(ベルリン)/61’14”
ドイツ正統派ヴァイオリニスト、フランク・ペーター・ツィンマーマン。独ヘンスラー・レーベルよりリリースしたモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集(第1
集:KKC 5422 / 98 039、第2 集:KKC 5647 /
HC 15042)は各誌で非常に高い評価を受けました。
2017 年4 月の最新録音は自身2 度目となるバッハのヴァイオリン協奏曲(このうちヴァイオリン協奏曲
ニ短調 BWV1052 は初録音)です!1 度目は1988
年にジェフリー・テイト指揮、イギリス室内管弦楽団と行いましたので実に約30
年ぶりの再録音となります。
ツィンマーマンといえば優美で香り高き音色を奏でますがバッハは絶品の一言に尽き、バッハの音楽の神髄に迫る名演を聴かせてくれます。共演はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちを中心にして1995
年に結成されたベルリン・バロック・ゾリステンです。名手たちによる極上のバッハをお楽しみください。
消失したヴァイオリン協奏曲のチェンバロ編曲として自筆総譜が存在するチェンバロ協奏曲第1
番 ニ短調 BWV1052。ツィンマーマンは失われたヴァイオリン協奏曲を見事によみがえらせました。入り組んだ起伏をもつユニゾンの主題が印象的なこの協奏曲は主題の直後から颯爽としたヴァイオリン独奏があらわれます。独奏パートの幻想的で豊かな発展が印象的な当作品は、1832
年にメンデルスゾーンがピアノ協奏曲として演奏した記録が残っているほか、シューマンは「最大の傑作のひとつ」と讃えております。
オーボエとヴァイオリンのための協奏曲が原曲とみなされているこの作品をツィンマーマンは2
つのヴァイオリンのための協奏曲として録音しました。共演は子息であるセルゲ・ツィンマーマンです!
セルゲ・ツィンマーマンは1991 年生まれ。5
歳より母親からヴァイオリンの手ほどきを受け、2000
年にはわずか9 歳でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲でオーケストラとの初共演を果たした親譲りの天才肌です。
2011 年11 月にはネーメ・ヤルヴィ指揮NHK
交響楽団との共演で日本デビューを果たし、以後定期的な来日公演で日本のファンにも知られている俊英ヴァイオリニストです。念願の親子共演が実現したことも大注目といえましょう。

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集 |
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フランク・ペーター・ツィンマーマン、2 度目のモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲録音
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集第1集
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調 K.207
[カデンツァ;コンスタンチン・モストラス](20’34”)
(2)ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ
ホ長調 K.261
[カデンツァ;フランツ・バイヤー](7’16”)
(3)ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調
K.373(6’48”)
(4)ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
[カデンツァ;フランツ・バイヤー](22’16”)
(5)ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218
[カデンツァ;ヨーゼフ・ヨアヒム](21’45”) |
フランク・ペーター・ツィンマーマン
(ヴァイオリン;
1711年製ストラディヴァリウス)
ラドスラフ・スルク(指揮)
バイエルン放送室内管弦楽団 |
セッション録音:2014 年3 月6-8 日/ヘルクレスザール、ミュンヘン王宮内/DDD、ディジパック仕様、76’
47”
ヘンスラー・レーベルより大注目盤登場!
1965 年ドイツ、デュイスブルク生まれの正統派ヴァイオリニスト、フランク・ペーター・ツィンマーマンが自身2
度目となるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集録音を開始しました。
第1 集にはヴァイオリン協奏曲第1、3、4 番、アダージョ
ホ長調 K.261、そしてロンド ハ長調 K.373 が収録されています。
1 度目の全曲録音は1986 年にイェルク・フェルバー指揮、ヴュルテンベルク室内管弦楽団とのセッション録音ですので、この度約28
年ぶりの全曲録音開始となります。今回の共演はバイエルン放送室内管弦楽団、指揮はラドスラフ・スルクです。ツィンマーマンは当団の2005-06
年シーズンでモーツァルトの5 つのヴァイオリン協奏曲を演奏し、その演奏会は大成功に終わり各誌で絶賛されました。この度、満を持しての録音となります。
ツィンマーマンと言えば優美で香り高き音色を奏でますが、とりわけモーツァルトは極上・絶品です。さらに近年はトリオ・ツィンマーマンとして室内楽にも力を入れ音楽的表現がより豊かになりました。
今回の録音ではポーランド生まれのヴァイオリニストで、バイエルン放送交響楽団のコンサート・マスターのラドスラフ・スルクが指揮を担当しており、完璧なアンサンブルはもとより、とりわけ弦楽の美しさを追求した演奏を披露しております。
10 代から華々しい活動を行うツィンマーマンですが、最も重要なレパートリーの一つとしてモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3
番があげられます。当作品は1 度目の録音の他にヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とのセッション録音(1995
年1 月)、またライヴ映像としてベルナルト・ハイティンク指揮、ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート1993(EURO
ARTS / 20 11514)があり、その点からもツィンマーマンの当作品に対する思い入れをうかがい知ることができます。
ツィンマーマンの愛器ストラディヴァリウスは、かつてクライスラーが所有していた1711
年製の名器で、まるでビロードのような音色です。今後のリリースも期待せずにはいられない全曲録音始動と言えましょう。
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フランク・ペーター・ツィンマーマン
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集第2集
(1)ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調K.211
(2)ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調K.219「トルコ風」
(3)ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調
K.364*
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フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
アントワーヌ・タムスティ(ヴィオラ)*
ラドスラフ・スルク(指揮)
バイエルン放送室内管弦楽団 |
ドイツ正統派ヴァイオリニスト、F.P.ツィンマーマンによる2
度目のモーツァルト協奏曲録音!第2弾は第2
番、第5 番「トルコ風」、そしてタムスティとの協奏交響曲を収録!
ヴァイオリン;ストラディヴァリウス1711年‘Lady
Inchiquin’/ヴィオラ;ストラディヴァリウス1672年‘Mahler’/
セッション録音:2015年6月28日/ヘルクレスザール、ミュンヘン王宮内/72’49”
(1)I.8’15”+II.6’29”+III.4’04”=18’48” (2)I.13’12”+II.9’02”+III.5’57”=28’11” (3)I.8’47”+II.9’02”+III.8’01”=25’50”
ドイツ正統派ヴァイオリニスト、フランク・ペーター・ツィンマーマンが独ヘンスラー・レーベルより自身2
度目となるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集録音を遂行中ですが当ディスクはその第2
集で、第2 番、第5 番「トルコ風」、そして協奏交響曲が収録されました。
ヴァイオリン協奏曲第1、3、4 番、アダージョ(K.261)、そしてロンド(K.373)をおさめた第1
集(98 039 / KKC 5422)がレコード芸術特選盤をはじめ、各誌・各紙で絶賛されただけに第2
集にも期待が高まるところです。
ツィンマーマン1 度目の全曲録音はイェルク・フェルバー指揮、ヴュルテンベルク室内管弦楽団と1986
年に行いましたので、このたび四半世紀の時を経て2
度目の全曲録音を開始したことになります。
今回共演したのはバイエルン放送室内管弦楽団、指揮はラドスラフ・スルクです。ツィンマーマンは当団の2005-06
年シーズンでモーツァルトの5 つのヴァイオリン協奏曲を披露しておりまして、その演奏会がきっかけでこの2
度目の録音が実現されることとなりました。
ツィンマーマンといえば優美で香り高き音色を奏でますが、とりわけモーツァルトの演奏は絶品です。今回の録音ではポーランド生まれのヴァイオリニストで、バイエルン放送交響楽団のコンサート・マスターのラドスラフ・スルクが指揮を担当しており、完璧なアンサンブルはもとより、特に弦楽の美しさを追求した演奏です。
「弦楽トリオは自分にとってベストなアンサンブル」と考え、2007
年に若き天才ヴィオラ奏者のアントワーヌ・タムスティと俊英チェリスト、クリスチャン・ポルテラと“トリオ・ツィンマーマン”
を結成したツィンマーマン。室内楽に積極的に取り組み、音楽的表現がより豊かになった今、アンサンブルをより意識しながら演奏しております。
協奏交響曲のヴィオラ奏者はもちろんアントワーヌ・タムスティです。長年ベストなアンサンブルができる演奏者を探していたツィンマーマンが、タムスティの演奏会に足を運んだ際に感銘を受け、その音色に魅了されたツィンマーマンが終演後、直々にトリオ結成を懇願したほどの惚れこみようです。心の知れた盟友との当演奏でも抜群のアンサンブルで極上のモーツァルトを聴かせてくれます。
ツィンマーマン、タムスティの使用楽器はストラディヴァリウスで、ツィンマーマンの楽器はかつてクライスラーが所有していた1711
年製の名器‘LadyInchiquin’ でまるでビロードのような美しい音色です。
カデンツァについて
①ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調K.211
(カデンツァ 第1楽章;ピンカス・ズッカーマン/第2楽章;ロバート・D・レヴィン/第3
楽章;ダヴィッド・オイストラフ)
②ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調K.219「トルコ風」
(カデンツァ 第1楽章;フランツ・バイヤー/第2楽章;ロバート・D・レヴィン/第3
楽章;ヨーゼフ・ヨアヒム)
③ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲
変ホ長調 K.364*
(カデンツァ モーツァルト)
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RUBICON
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イギリスの俊英3人によるトリオ、デビュー!
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 op.70-1「幽霊」
ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調
op.101
武満徹:ビトゥイーン・タイズ |
トリオ・イシムシズ
〔パブロ・エルマン・ベネディ(ヴァイオリン)、
ミヒャエル・ペトロフ(チェロ)、
エルデン・ミシルリオグリュ(ピアノ)〕 |
イシムシズ(isimsiz)とはトルコ語で‘名のない’、あるいは‘無名’
の意。クラシック音楽界のエキサイティングな存在として知られてきているトリオのデビュー盤です。ヴァイオリンは、キアロスクーロ・カルテットで第2
ヴァイオリンを務めるパブロ・エルマン・ベネディ。ピアノのエルデン・ミシルリオグリュはトルコに生まれ、ギルドホールで学んだ俊英。そしてチェロのミヒャエル・ペトロフはイギリスのヨーロッパ・コンサート・ホール協会主催のライジング・スター・シリーズに登場した注目株。ベートーヴェンとブラームスの勝負曲、そして演奏会でもしばしば取り上げてきた大切な作品、武満の「ビトゥイーン・タイド」という意欲的なプログラムでの登場です。 |
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C.P.E.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集
・ソナタ ニ長調 Wq37、ハ長調 Wq36、ト短調
Wq88
・ピアノ・ソナタ イ短調 Wq 50-3 |
ヨハンナ・ローズ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ハビエル・ニュネス(チェンバロ) |
ヨハンナ・ローズが活き活きと描くC.P.E.
バッハのヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ集
ドイツ出身のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、ヨハンナ・ローズのデビュー盤。ヴィルトゥオジティと繊細さが要求される、ヴィオラ・ダ・ガンバのためのレパートリーの最高峰のひとつ、C.P.E.
バッハのソナタです。様々な古楽アンサンブルで演奏し、ヨーロッパ、南米、日本にもツアー参加しています。バーゼル音楽院でパンドルフォに師事、そしてヴィットリオ・ギエルミの下でも研鑽を積んでいます。
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ドレスデン出身の指揮者クリストフ・ケーニヒ
因縁の二人の交響曲を指揮 メユール&ベートーヴェン
メユール(1763-1817):交響曲第1番 ト短調
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 |
クリストフ・ケーニヒ(指揮)
ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク
(Soloists Europeens Luxembourg) |
クリストフ・ケーニヒは1968 年ドレスデン出身の指揮者。ドレスデンの音楽大学に学び、シュターツカペレ・ドレスデンでサー・コリン・デイヴィスのアシスタントを務めていました。
歌劇とシンフォニーの両方で活躍しており、2003
年、チューリヒ歌劇場の「後宮からの誘拐」では健康上の理由で初日4
日前にキャンセルしたメストの代わりに新演出の舞台を指揮、一躍注目を浴びました。
現在オルケストラ・シンフォニカ・ド・ポルト・カサ・ダ・ムジカの首席指揮者の任(2009‐12
年)にあり、さらに近年、ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルクの首席指揮者と音楽監督にも就任しました。
そんなケーニヒとソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルクとの共演盤が登場。
フランス革命期に活躍し、ベートーヴェンを思わせる作風のメユールの交響曲と、ベートーヴェンのエロイカ、という興味深いプログラムです。

クリストフ・ケーニヒ、「レオノーレ」第3番指揮してます。指揮姿がかっこいい。
https://youtu.be/nxyrHYkdDz8
・・・で、このメユールとベートーヴェン、ちょっとした因縁があるんです・・・
いきなり鮮烈な古典派シンフォニーが始まった。
おっと・・・なんだこりゃ。・・・誰だ・・・?
ヨーゼフ・マルティン・クラウスか?似てるが違う。でもハイドンでもない・・・。メロディーがもう少し新しい。ボヘミア系の作曲家か?うーん・・・わからん。
誰なんだ?
エティエンヌ=ニコラ・メユール。
メユール?メユール!?これがメユールか・・・!
それはメユールの交響曲第1番だった。
昔WARNERからミンコフスキの指揮で出てた。珍しいから結構売れてた。でも古典派のつまんない曲だろうと思って聴いてなかった。
ほう・・・でもこんな生きのいい素敵な曲だとは。
で、しばらく仕事しながら聴いていた。
そうしたら、突然、ベートーヴェンの「運命」になった。
あ、誤解を生む書き方をしてすみません・・・。
ベートーヴェンの「運命」そっくりの音楽が出てきた。ダダダダ〜ンである。ベートーヴェンほど衝撃的ではないが、十分効果的なダダダダ〜ンである。
・・・しかし・・・、しかしそれはないだろ。
これではいくらなんでも露骨なパクリだ。せっかくいい曲なのに。
デモ・・・待てよ・・・
ハンス・ロットの例もある(マーラーのパクリかと思ったらマーラーがパクっていた)。
さっそく「運命」とメユールの交響曲第1番の作曲年代を調べた。
「運命」・・・1803−1808年
「メユール交響曲第1番」・・・1809年
むむむ・・・微妙・・・。
メユールは1808年12月22日の「運命」の初演に立ち会っていたのか?「運命」に衝撃を受けてこの第1番の終楽章を作ったのか・・・。そうである証拠も、そうでない証拠もない。
・・・それともいわゆる「百匹目の猿」現象か?
この突然変異的な鬼気迫る動機を自分の音楽の中に取り込もうという霊感が、突如ウィーンとパリに降りてきた・・・。そういうこともまったく考えられないことはない。
うーん・・・あとの判断は聴き手の方にお任せしよう。
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ET′CETERA
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KTD 6008
(2CD/特別価格)
\2500
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ライフ・パス
カルティエ:
ヴィブラフォンのための24の映像《フォーカス》
マリンバのための20の子どもの歌《イメージ》 |
バルト・カルティエ
(ヴィブラフォン、マリンバ) |
ベルギーの名マレット奏者、バルト・カルティエの自作自演盤!
☆クラシック、ジャズの両面で活躍するベルギーの名パーカッション奏者、バルト・カルティエ!
☆ヴィブラフォンとマリンバのためのオリジナル作品!
ブリュッセル王立音楽院でクラシックとジャズの鍵盤楽器を教えるベルギーの名パーカッショニスト、バルト・カルティエの自作自演アルバムが、Et'cetera
Nowから登場!
バルト・カルティエは、クラシックとジャズを中心に、現代音楽、ポップス、テレビ、ラジオなど幅広いジャンルで活躍、ヴィブラフォンとマリンバの名手であり、ジャズをテーマとした作曲コンテストにも二度入賞するなど、作曲家としても知られています。
カルティエが90年代に書いたマリンバのための「イメージ」と、それから25年後に書いたヴィブラフォンのための「フォーカス」は、楽譜や書籍も出版され、鍵盤打楽器のレパートリー拡大にも寄与してきました。
※録音:2016年8月16日−18日 |
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ジュ・ア・ラ・フランセズ 〜 フランスのチェロ作品集
ヴィエルヌ:チェロ・ソナタ
ウィドール:3つの小品 Op.21
ドビュッシー:チェロ・ソナタ
エスケシュ:夜想曲 |
アルマンス・クエロ(チェロ)
ジョゼフ・バーンバウム(ピアノ) |
パリ音楽院で学んだ若き才能が贈る優美なるフランスのチェロ作品集!
共にパリ音楽院で学んだ若き有望なアーティスト、チェロのアルマンス・クエロとピアノのジョゼフ・バーンバウム。
1871年に設立された「国民音楽協会」、1909年に設立された「独立音楽協会」などの影響により、19世紀後半から20世紀前半にかけて豊かに発展したフランスのチェロとピアノのためのレパートリーを、若き才能が優美に溌溂に描きます。
チェロ愛好家、フランス室内楽ファンは要注目!
※録音:2016年7月、フランス

こういう曲を「知られざる名曲」と呼ぶのだろう
ヴィエルヌのピアノ五重奏曲 |
ATMA
ACD2 2384
\2400
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フランス近代室内楽の至宝〜ピエルネ&ヴィエルヌのピアノ五重奏
ピエルネ:ピアノ五重奏曲Op.41
ヴィエルヌ:ピアノ五重奏曲Op.42 |
アルトゥール・ルブラン弦楽四重奏団
【小林響(ヴァイオリン)
ブレット・モルザン(ヴァイオリン)
ジャン=ルック・プロード(ヴィオラ)
ライアン・モルザン(チェロ)】
ステファン・ルムラン(ピアノ) |
録音:2006 年3 月
こういう曲を「知られざる名曲」と呼ぶのだろう。
フランス近代室内楽の至宝というべき、ピエルネとヴィエルヌのピアノ五重奏曲。
甘美さと優雅さを携えつつ、ある種の憂鬱と深刻さを垣間見させるピエルネらしい大作。
一方、戦争中2人の子供を亡くしたヴィエルヌの、あまりに悲しく切ない「葬送行進曲」を含んだ、ときに受難曲にも聴こえる傑作。
どちらも以前TIMPANIで別々にリリースされていたが、今年初めにこの2曲がカップリングとなったATMA盤をご紹介、ひっそりとブームになっていた。
ATMAの在庫が切れる前に単体で再度ご紹介しておきます。お早めに・・・。
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ピアニストのステファン・ルムランが取り組んでいるフランスの作曲家の作品を積極的に録音していくシリーズ「フランス音楽発見(ムジーク・フランス・デクヴェルト)」。
今回はピアノ五重奏曲を取り上げています。
まずガブリエル・ピエルネの代表作ピアノ五重奏曲。ピエルネはマスネに作曲を、フランクにオルガンを学ぶなどフランス近代音楽の真髄を極めた作曲家。抒情豊かな洗練された旋律が魅力的なこの作品は、フォーレに捧げられています。
そして名オルガニストとして名を馳せた同時代のルイ・ヴィエルヌ。長男が亡くなった直後に作曲されたピアノ五重奏曲は、フランス近代を代表するフランク、フォーレの作品に劣らない傑作。
演奏は、カナダで活躍するアルトゥール・ルブラン四重奏団。1988
年に創設され、カナダの偉大なヴァイオリニスト、アルトゥール・ルブランの名を冠しています。小林響が第1
ヴァイオリニストを務めています。
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KTC 9004
(4CD/特別価格)
\5100 →\3990
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Et'cetera創立35周年記念
ロエル・ディールティエンス(チェロ/CD1)
ヴィヴァルディ:チェロ・ソナタ集、協奏曲集/
ヴィヴァルディ&ケージ:8つの季節
CD1:チェロ・ソナタ集 〜
チェロ・ソナタ第5番ホ短調RV.40/
同第1番変ロ長調RV.47/同第3番イ短調RV.43/
同第6番変ロ長調RV.46/同第7番イ短調RV.44)/
CD2:ファゴット協奏曲集 〜
協奏曲ト短調RV.531/協奏曲変ロ長調RV.501《夜》/
協奏曲イ短調RV.498/協奏曲ト短調RV.106/
協奏曲ハ短調RV.480/協奏曲ト長調RV.545/
協奏曲ト短調RV.496/ラルゲット ニ短調/
CD3-4 ヴィヴァルディ&ケージ:8つの季節
〜
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集《四季》/
ケージ:4つのパートのための弦楽四重奏曲
(バロック・オーケストラ版) |
ロエル・ディールティエンス(チェロ/CD1)
アンサンブル・エクスプロラション(CD1)
フランス・ロベルト・ベルクホウト(ファゴット/CD2)
ピーター・ダークセン(チェンバロ&指揮/CD2)
ラ・スアーヴェ・メロディア(CD2)
ロドルフォ・リヒター(ヴァイオリン)
バロック・オーケストラ《ビーロック》 |
Et'cetera創立35周年記念リリース!第2弾は、ヴィヴァルディ名盤集!
☆オランダの名門レーベル、Et'ceteraの創立35周年記念リリース!
☆第2弾は、ヴィヴァルディの名盤を集めたスペシャルBOX!
バッハの無伴奏チェロ組曲の名盤(KTC 1403)も残し、ブリュッヘン、ヘレヴェッヘ、デ・レーウ、ポンスたちからの信頼も厚いベルギーの名チェリスト、ロエル・ディールティエンスが、自らが創設したアンサンブル・エクスプロラションと共演したヴィヴァルディのチェロ・ソナタ集。
18世紀オーケストラやレオンハルト・コンソート、ラ・プティット・バンドなど、世界一流のピリオド・オーケストラで活躍してきた古楽系ファゴット奏者、フランス・ロベルト・ベルクホウトが吹くファゴット協奏曲集。音楽学者としても高名なピーター・ダークセンの時代考証や楽曲研究もポイント。
モニカ・ハジェットに学び、レイチェル・ポッジャーの後任としてパラディアン・アンサンブル(現パラディアンズ)の第1ヴァイオリンを引き継いだ名手、ロドルフォ・リヒター。ヴィヴァルディの「四季」とジョン・ケージのオーケストラ版「4つのパートのための弦楽四重奏曲」を組みわせて構成した「8つの季節(8
Seasons)」。
※録音:2009年7月(CD1)、2010年9月&2011年1月(CD2)、2011年2月(CD3-4)
発売当時、朝日試聴室推薦、レコード芸術特選ときわめて高い評価を得た、ディールティエンスによるヴィヴァルディの名盤。
これは本当に美しい・・・ |
仏HM
HMG 508235
(2CD)\2800
通常ケース盤
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ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集
[CD1]
協奏曲RV401 ハ短調,RV417ト短調,
RV423 変ロ長調,RV405 ニ短調*,
RV400 ハ長調,RV419 イ短調、RV415 *
[CD2]
協奏曲RV420 イ短調,RV408 変ホ長調,
RV411 ヘ長調,RV407 ニ短調,
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
「プロテウス」RV544 ヘ長調,
RV421 イ短調,
ヴァイオリンと2つのチェロのための協奏曲RV561
ハ長調 |
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ロエル・ディールティエンス
(Vc &指、ピッコロ・チェロ*)
アンサンブル・エクスプロラシオン |
録音:[CD1]1997 年 [CD2]2001 年
ヴィヴァルディのチェロ協奏曲は、音楽史上初めて、チェロがソロの楽器として活躍するように書かれたもの。
RV405ニ短調のデモーニッシュな冒頭と、続くチェロのソロで奏でられる美しい旋律、RV415
ト長調協奏曲のターフェルムジークを思わせるきらびやかな音世界・・・ヴィヴァルディが腕によりをかけて書いたことがよくわかる秀作ぞろいです。
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夏が終わる。
空を見上げることすらできないほどに容赦なくその威力を見せ付けた太陽も、虫の鳴き声に促されるようにやや手加減し始めた。
しかし、人の感性も知性も鈍らせた今年の異常に暑い夏でも、このヴィヴァルディだけは、切なく悲しく美しく響いた。
ディールティエンスの2枚のチェロ協奏曲集。
ヴィヴァルディはご存知のとおり多作家である。その中にあってチェロ協奏曲はあまり目立った作品群ではない。
そのちょっと控えめなたたずまいは、「四季」などの華美なヴァイオリン協奏曲と比べるまでもなく、軽く聴き流してしまうと地味にしか聴こえない。
・・・が、よく耳を澄ますと、控えめなロマンの中に、ときおりどうしようもなく切ない旋律が現れる。
それに気づいて聴き込み始めると、その深く沈んだ、まるで宗教的アリアのような抒情が胸にしみこんでくるようになる。
ヴェネツィアの喧騒に隠れた裏通りの平穏な一角。
破廉恥な仮面舞踏会で残されたわずかな道徳。
ヴァイオリン協奏曲が「陽」だとしたらこれは明らかに「影」。
だからあんな強烈な太陽の下でも、この音楽だけは不思議と自然に心に入り込んできたのだろう。
人生、そうしたふと足を止める影のようなものが必要なときもある。(当時のコメントから)
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QUINTONE
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シューベルト:歌曲集
たゆみなき愛 D.138/美と愛がここに D.775/
月に寄す D.259/岩山の羊飼い D.965/
ひめごと D.719/ミューズの子 D.764/
野ばら D.257/朝の歌 D.685/
恋人の近くに D.162/光と愛 D.352/
恋人の近くに/糸を紡ぐグレートヒェン D.118/
秋 D.945/辻音楽師 D.911-24/夕べの星 D.806
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フランシン・ファン・デル・ヘイデン(ソプラノ)
バルト・ファン・オールト(フォルテピアノ)
フィリス・フェルヴェルダ(ピアノ)
マルク・パントゥス(バス)
レミー・ファン・ケステレン(ハープ)
ダーク・ルイメス(ハルモニウム)
フランク・ファン・デン・ブリンク(クラリネット)
ライヤー・ズヴァールト(ギター) |
オールドバラのブリテン・ピアーズ・スクールとオランダのオペラ・スタジオで学び、フランス・ブリュッヘンやヤープ・ヴァン・ズヴェーデン、クリスティアン・ツァハリアスらと共演してきたオランダのソプラノ、フラシン・ファン・デル・ヘイデン。
フラシン・ファン・デル・ヘイデンのシューベルト歌曲集は、名手バルト・ファン・オールトのフォルテピアノ(Zierer
ウィーン1825)による伴奏を中心に、ピアノ(スタインウェイ)、クラリネット、ハープ、ハルモニウム、ギターなど、曲に合わせて様々な楽器を使い分け、豊かな詩情を表現している。
※録音:2017年4月22日−24日、オランダ |
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シルヴァー・エイジ 〜 ロシア歌曲集
ラフマニノフ:
リラの花 Op.21-5、何とすばらしい所 Op.21-7、
べにすずめの死に寄せて Op.21-8、
夜の静けさに Op.4-3、歌わないで美しい人よ
Op.4-4、
きのう会った時 Op.26-13、夢 Op.8-1/
チャイコフスキー:
あなたが知っていたなら Op.60-3、子守歌
Op.16-1、
信じるな, わが友よ Op.6-1、騒がしい舞踏会で
Op.38-3、
ただ憧れを知る人だけが Op.6-6、
嵐の中の子守歌 Op.54-10、花 Op.54-11/
ムソルグスキー:歌曲集《死の歌と踊り》 |
エカテリーナ・レヴェンタール(メゾ・ソプラノ)
モーリス・ランメルツ・ファン・ビューレン(p) |
エカテリーナ・レヴェンタールは、ウズベキスタン生まれ、現在はアムステルダムを拠点に活躍するメゾ・ソプラノ歌手。日本では、アンサンブル・ノマドとの共演でシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」などを歌ったレヴェンタールが、ラフマニノフ、チャイコフスキー、ムソルグスキーのいわゆる「ロシアン・シルヴァー・エイジ」と呼ばれる後期ロマン派の繊細な歌曲を歌う。
※録音:2017年3月、オランダ |
ARS PRODUKTION
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ARS 38237
(SACD Hybrid)
\2700
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福間洸太朗 ショパン・レガシー
ショパン(1810-1849):
ピアノのための24の前奏曲 Op.28
ピアノのための舟歌 変ニ長調 Op.57
ピアノのためのコントルダンス変ト長調
B.17
ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58 |
福間洸太朗(ピアノ) |
録音:2017年5月2-4日、インマヌル文化センター(インマヌエル教会)、ヴッパータール、ドイツ
福間洸太朗(1982年生まれ)は世界五大陸を舞台に活動するピアニスト。都立武蔵高校卒業後ヨーロッパへ留学し、パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学・同大学院、コモ湖国際ピアノアカデミーにて学ぶ。2003年、20歳でクリーヴランド国際コンクール優勝(日本人初)およびショパン賞受賞。
これまでにN.Y.カーネギーホール、リンカーンセンター、ロンドン・ウィグモアホール、ベルリン・コンツェルトハウス、パリ・サルガヴォーでリサイタル他、クリーヴランド管弦楽団、モスクワフィル、イスラエルフィル、フィンランド放送交響楽団、ドレスデンフィルなど、海外の著名オーケストラとの共演も多数。日本ではピアニスト100、トッパン・ピアニスツ、ピアノ・エトワール、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンなどのシリーズに出演する他、石巻や多賀城などの被災地で演奏、チャリティー演奏会も定期的に行っている。
2015年シーズンは、横浜シンフォニエッタ、いずみシンフォニエッタ大阪、東京シティフィル、サンティアゴ国立管、リール国立管、ブルターニュ国立管など、10以上のオーケストラと共演他、フランスのラ・ロック・ダンテロン、リール・ピアノ音楽祭、ピアノ・オ・ジャコバン音楽祭、パリ・ショパン音楽祭などにも招待される。
2015年の新譜CD「モルダウ〜水に寄せて歌う」、「モーツァルト/シューマン:ピアノ協奏曲」(DENON)など、これまでに10枚のCDをリリース。
2014年12月ジュネーブ、2015年夏は金沢と神戸のアイスショーに招待され、ステファン・ランビエルや羽生結弦、安藤美姫などの一流スケーターと共演するなど、幅広く活動している。
テレビ朝日系「徹子の部屋」、NHK FMなどにも出演。第34回日本ショパン協会賞受賞。現在ベルリン在住。(2016年1月現在)
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ARS 38223
(SACD Hybrid)
\2700
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J・S・バッハ(1685-1750):
ピアノと弦楽のための協奏曲第4番イ長調
BWV 1055 【公式動画】
ピアノと弦楽のための協奏曲第5番ヘ短調
BWV 1056
メンデルスゾーン(1809-1847):
ヴァイオリン、ピアノと弦楽のための協奏曲ニ短調
MWV.O 4(*) |
ザビーネ・ヴァイアー(ピアノ)
オルガ・パク(ヴァイオリン(*))
ベルリン・カメラータ |
録音:2016年8月8-11日、キリスト教会、ベルリン、ドイツ
ザビーネ・ヴァイアー(ヴェーヤー)は1988年ルクセンブルクに生まれたピアニスト。ルクセンブルク音楽院、メス国立地方音楽院(フランス)で学んだ後、ブリュッセル王立フランドル音楽院(ベルギー)でアレクサンダル・マジャールに師事。
2015年にCDデビュー(Orlando Records)。パク・オルガは朝鮮系ロシアのヴァイオリニストで2017年現在ベルリン在住。
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ARS 38231
(SACD Hybrid)
\2700
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アフィエロシス(献呈) 20&21世紀の無伴奏チェロ音楽
ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):
無伴奏チェロのためのパッサカリア(ムスティスラフ・ロストロポーヴィチに献呈)
ベルトルト・フンメル(1925-2002):
無伴奏チェロのための幻想曲第2番「パブロ・カザルスの記念に」Op.97a
(ユリウス・ベルガーに献呈)
クシュシュトフ・ペンデレツキ(1933-):
スラヴァのために(無伴奏チェロのための;ムスティスラフ・ロストロポーヴィチに献呈)
クルターグ・ジェルジュ(1926-):
ピリンスキ・ヤーノシュ−ジェラール・ド・ネルヴァル
(無伴奏チェロのための;ゾルターン・コチシュに献呈)
アツェール・ジェルジュの記念に
(無伴奏チェロのための;アツェール・ジェルジュに献呈)
ミクロス・ローザ(1907-1995):
無伴奏チェロのためのトッカータ・カプリチョーザ
Op.36
(グレゴール・ピアティゴルスキーに献呈)
エフィ・マルコウラキ(1960-):
クレタ組曲(無伴奏チェロのための;ミヒャエル・ホイペルに献呈)
アウリス・サッリネン(1935-):
セバンスチャン・ナイトのための悲歌(無伴奏チェロのための)
リゲティ・ジェルジュ(1923-2006):無伴奏チェロ・ソナタ(Ove
Nordwallに献呈) |
ミヒャエル・ホイペル(チェロ) |
録音:2017年3月6-8日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
ミヒャエル・ホイペルは1988年ギリシャのアテネに生まれたチェロ奏者。アテネで学んだ後ドイツのハノーファー音楽大学でティルマン・ヴィック、アルト・ノラスに師事。
【公式動画】
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ARS 38235
(SACD Hybrid)
\2700
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反映 ヴァイオリンとピアノのためのフランスとロシアの音楽
ゲオルギー・カトワール(1861-1926):
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番ロ短調
Op.15(1904)
チャイコフスキー(1840-1893):
ヴァイオリンとピアノのためのワルツ=スケルツォ
ハ長調 Op.34(1877)
ラフマニノフ(1873-1943):
ヴァイオリンとピアノのための2つのサロン小品
Op.6(1893)
リリー・ブーランジェ(1893-1918):
ヴァイオリンとピアノのための2つの小品(1922/1914)
フォーレ(1845-1924):ヴァイオリンとピアノのためのロマンス変ロ長調
Op.28(1883)
ラヴェル(1875-1937):
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番ト長調(1923-1937) |
フョードル・ルーディン(ヴァイオリン)
フロリアン・ノアック(ピアノ) |
録音:2017年2月27-28日、3月1日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
フョードル・ルーディンは1992年モスクワの音楽一家に生まれた、作曲家エディソン・デニソフ(1929-1996)を祖父に持つヴァイオリニスト。ラリッサ・コロス、スヴェトリン・ルセフ、ザハール・ブロン、ピエール・アモイヤル他に師事。
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ARS 38236
(SACD Hybrid)
\2700
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アンコール
J・S・バッハ(1685-1750)/
アレクサンドル・ジロティ(1863-1945)編曲:
前奏曲ロ短調
(BWV 855a より、ピアノのための)
セルゲイ・ボルトキェヴィチ(1877-1952):
ピアノのための練習曲 Op.15 No.9
プーランク(1899-1963):ピアノのための即興曲第13番イ短調
ドビュッシー(1862-1918):
夢(ピアノのための)/ピアノのための夜想曲
ピアノのための前奏曲第2巻 から 霧,枯葉,水の精,花火
ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):6つのアンコール
から 水のピアノ
フィリップ・グラス(1937-):ピアノのための練習曲第9番/同第16番
武満徹(1930-1996):
ピアノのためのロマンス/
雨の樹素描(ピアノのための)
アルベーナ・ペトロヴィチ=ヴラチャンスカ(1965-):
生き残る愛の橋(ピアノのための) |
ロマン・ノスバウム(ピアノ)
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録音:2017年4月、インマヌル文化センター(インマヌエル教会)、ヴッパータール、ドイツ
ロマン・ノスバウムはスイスに生まれ、ルクセンブルク音楽院、メス音楽院(フランス)、バーゼル市立音楽アカデミー(スイス)、ベルン音楽院(スイス)で学んだピアニスト。アルベーナ・ペトロヴィチ=ヴラチャンスカはブルガリアの作曲家。
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ARS 38239
(SACD Hybrid)
\2700
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献呈
リスト(1811-1886):ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
慰め(コンソレーション)第3番 S.172
「巡礼の年 第2年 イタリア」から ペトラルカのソネット第104番
S.270
「巡礼の年 第2年補遺 ヴェネツィアとナポリ」から
タランテッラ S.162 |
ドンカ・アンガチェヴァ(ピアノ) |
録音:2017年6月、インマヌル文化センター(インマヌエル教会)、ヴッパータール、ドイツ
ブルガリアのピアニスト、ドンカ・アンガチェヴァの当レーベル第3作は得意のリスト。
ドンカ・アンガチェヴァ
Liebestraum S 541
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=NENmDO0tRlE
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グリーグ(1843-1907):歌曲集
連作歌曲「山の妖精」Op.67(全8曲)
ヨン・パウルセンの5つの詩 Op.26
ヴィルヘルム・クラーグの5つの詩 Op.60
「ペール・ギュント」Op.23 から ソールヴェイの子守歌
6つの歌 Op.48 |
シーリ・カロリーン・ソーンヒル(ソプラノ)
レインヒルト・メース(ピアノ) |
録音:2016年1月25-28日、アンドレアス教会、ヴァンゼー、ベルリン、ドイツ
シーリ・カロリーン・ソーンヒルはノルウェーのスタヴァンゲルに生まれたソプラノ。オランダのハーグ音楽院で学び、主としてバロック音楽の録音に参加してたソーンヒルが母国ノルウェーの大作曲家グリーグの歌曲に取り組んだ注目盤。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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OPUS蔵
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ワルター&ウィーン・フィル、
マーラー交響曲第9番&アダージェット
マーラー:
(1)アダージェット(交響曲第5番より)
(2)交響曲第9番 ニ長調 |
ブルーノ・ワルター(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
ワルター&ウィーン・フィル、マーラー交響曲第9番&アダージェットの2017年新リマスター盤が登場!
録音:(1)1938年1月15日、(2)1938年1月16日(ライヴ)/モノラル、日本語帯・解説付
原盤:SP JP-Columbia(アダージェット)、US-Victor(第9番)
ワルター/ウィーン・フィルによるマーラー交響曲第9
番の究極の復刻(小林利之)
この曲の復刻でいちばんの厄介なのは第1 楽章だろう。マーラーは《第9》の作曲に対位法書法を駆使した多声音楽様式をとっている。第1
楽章の各主題部は3 声の対位法で構成されていて、復刻は、当然耳につきやすい主声部にポイントが当てられるが、第2、第3
の声部をも明瞭に適切なバランスで聴きとれることが望ましい。この要諦を確実に守りぬくのがオーパス蔵の信条だ。
SP 盤の音溝に刻みこまれたすべての情報を、音楽的な密度も正しくとりこんだ復刻の安定感。それは今や芸術的と言いうる域に達しており、その証拠として、第1
楽章最初の6 小節からなる序奏部を聴いていただきたい。まず、pp
のチェロの低音が出て、ホルンが入り、ハープとホルンにこの楽章の根幹となるリズム動機が示されるが、すべての音がしっかりとした音像で捉えられ、その音たちが個性をもって復刻されているのはオーパス蔵だけと言ってよい。
第1 主題の断片がとぎれがちに第2 ヴァイオリンで奏されるときの他声部のうごきも明瞭、和声的な雰囲気のなかに第1
ヴァイオリンが主題の後半をうたいあげるその優美さ。またいくどもの死の恐怖との対決を思わせる展開部の終わりちかく、第3
主題の熱狂的な高潮からなだれ落ちる「最高のゲバルトで」の箇所の金管の咆哮につづくティンパニの運命の強打といった心理的クライマックスでの重低音の緊迫。そんな一方、まさしくウィンナ・ワルツの回想をおもわせる粋なソロ・ヴァイオリンのひとくさりが、たくみにうかび出されてくる終結部の美しい復刻ぶり。第2
楽章、第3 楽章はどの復刻盤も手ぎれいに仕上げているが、感動の終楽章アダージョで、弦の分厚いけれど、ビロードの輝きを彷彿させるひびきの美しさが、ワルター/ウィーン・フィルの永遠の名演を飾る、忘れがたい全曲の余韻として残ったのは、オーパス蔵による究極の名復刻盤である。(OPK
2060 から抜粋)
前回マーラーの第9 番を出したときはこれ1
曲のみでした。当時CD の容量は74 分であり、第9
番のみでいっぱいでした。それからCD 容量も増えたので、今回は「アダージェット」を序奏的なイメージで組み込みました。これによりマーラーの純粋に器楽作品と声楽付きの曲に分けることができます。それより第9
番がライヴ録音される前の日に、「アダージェット」がスタジオ録音されたことを考えると、この2
曲は並べるべきだと考えたわけです。もちろん第9
番の音もヒスも改善されています。(OPUS 蔵)
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<国内盤>
ALM/コジマ録音
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ALCD-1158
¥2800+税 |
バッハ×ヴィオラ・ダ・ガンバ
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ
第1番 ト長調 BWV1027
[1] Adagio
[2] Allegro ma non tanto
[3] Andante
[4] Allegro moderato
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ
第2番 ニ長調 BWV1028
[5] Adagio
[6] Allegro
[7] Andante
[8] Allegro
ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ
第3番 ト短調 BWV1029
[9] Vivace
[10] Adagio
[11] Allegro
マタイ受難曲BWV244より BWV244
[12] 第56曲「もちろん私たちが十字架を」
[13] 第57曲「来たれ、心地よい十字架よ」 |
小池香織(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
宮崎賀乃子(チェンバロ [1] -[11] / オルガン
[12] -[13])
近野賢一(バス) [12] - [13]
新井道代(フラウト・トラヴェルソ) [12]
相川郁子(フラウト・トラヴェルソ) [12]
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〈録音〉2017年4月17-19日 五反田文化センター
〈使用楽器〉
●ヴィオラ・ダ・ガンバ:佐藤一也製作 2002年
日本・神奈川(モデル:ギョーム・バルベイ
17世紀頃)
●チェンバロ:深町研太製作 2006年 日本・埼玉(モデル:ミヒャエル・ミートケ
1700年頃)a’=415Hz ヤングII
●ポジティーフ・オルガン:ヴァン・デア・プッテンオルガン工房製作
2004年 オランダ・フィンステルヴォルデ(石井賢所有)
バッハの作曲した3つの《ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ》。緊密で豊潤なポリフォニーを、新進気鋭のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、小池香織が鮮やかに描き出す。かの傑作《マタイ受難曲》の中で、ここぞとばかりにヴィオラ・ダ・ガンバが登場する場面を併せて収録。バッハがヴィオラ・ダ・ガンバの音色に託した世界を聴く。
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ALCD-1167
¥2800+税 |
バッハの森からの贈りもの 〜オルゲルビュッフライン〜
J. S. バッハ:オルゲルビュッフライン BWV599-644:
[1] 降臨節 さぁ、来てください、異邦人の救い主よ,
BWV 599
[2] 降臨節 神よ、あなたの慈しみにより/神の御子は来られた,
BWV 600
[3] 降臨節 主なるキリスト、神の独り子/主なる神よ、今、あなたは誉め称えられますように,
BWV 601
[4] 降臨節 全能の御神に讃美があるように,
BWV 602
[5] 降誕祭 一人のみどり児がベツレヘムに生まれた,
BWV 603
[6] 降誕祭 誉め称えられますように、あなたは、イェス・キリストよ,
BWV 604
[7] 降誕祭 この日、それは喜び溢れる日,
BWV 605
[8] 降誕祭 高い天より私はここに来た, BWV
606
[9] 降誕祭 天より天使の群れが来て, BWV
607
[10] 降誕祭 甘い喜びのうちに, BWV 608
[11] 降誕祭 御神を誉め称えよ、皆そろって、お前たち、キリスト教徒よ,
BWV 609
[12] 降降誕祭 イェスよ、私の喜びよ, BWV
610
[13] 降誕祭 キリストをまことに私たちは讃美すべきだ,
BWV 611
[14] 降誕祭 私たちキリストの者たちに, BWV
612
[15] 年の転換 私を助け、御神の慈しみを誉め称えさせよ,
BWV 613
[16] 年の転換 旧い年は過ぎ去りました, BWV
614
[17] 年の転換 あなたに喜びがあります, BWV
615
[18] 顕現祭、マリア潔め祭 平安と喜びをもって私はかなたへ行きます,
BWV 616
[19] 顕現祭、マリア潔め祭 主なる神よ、今、天を開いてください,
BWV 617
[20] 受難節:受難 おぉ、神の小羊よ、罪なく,
BWV 618
[21] 受難節 :受難 キリストよ、あなた、神の小羊よ,
BWV 619
[22] 受難節:受難 私たちを幸いにしてくださるキリストは,
BWV 620
[23] 受難節:受難 イェスが十字架につけられたとき,
BWV 621
[24] 受難節:受難 おぉ、人よ、お前の大いな罪を嘆け,
BWV 622
[25] 受難節:受難 私たちはあなたに感謝します、主イェス・キリストよ。あなたは私たちのために死に,
BWV 623
[26] 受難節:受難 助けてください、神よ、私が首尾良く,
BWV 624
[27] 復活祭 キリストは死の縄目につき, BWV
625
[28] 復活祭 イェス・キリスト、私たちの救い主、死にうち勝った方,
BWV 626
[29] 復活祭 キリストはよみがえられた, BWV
627
[30] 復活祭 聖なるキリストはよみがえられた,
BWV 628
[31] 復活祭 素晴らしい日が現れた, BWV 629
[32] 復活祭 今日、神の御子は勝ち鬨をあげたもう,
BWV 630
[33] 聖霊降臨祭 来てください、創造主の神、聖霊よ,
BWV 631
[34] 聖霊降臨祭 主イェス・キリストよ、私たちを顧みてください,
BWV 632
[35] 聖霊降臨祭 愛しまつるイェスよ、私たちはここにいます,
BWV 633
[36] カテキズム これは聖い十戒である, BWV
635
[37] カテキズム 天の王国にいます私たちの父よ,
BWV 636
[38] カテキズム アダムの堕罪により全く腐敗した,
BWV 637
[39] カテキズム 救いは私たちにあちらから来た,
BWV 638
[40] キリスト者の生活 私はあなたに呼びかけます、主イェス・キリストよ,
BWV 639
[41] 十字架、迫害、試み あなたに私は望みをかけました、主よ,
BWV 640
[42] 十字架、迫害、試み 私たちが悩みの極みにあり,
BWV 641
[43] 十字架、迫害、試み 愛する神にのみ統べ治めていただき,
BWV 642
[44] 戦争、平和 すべての人は死ななければならない,
BWV 643
[45] 補遺 あぁ、なんと空しく、あぁ、なんと儚いことか,
BWV 644 |
宮本とも子(オルガン) |
つくば市にある私塾「バッハの森」では、創設者であり聖書学者の石田友雄氏のもと、30年以上にわたり日々コラールの研究が続けられてきた。
奏楽堂に佇む美しいアーレント・オルガンは東日本大震災で大きな被害を受けたが、「バッハの森」を愛する人々の力とアーレント自身の依頼による修理で見事に復活。
ここに、長年のクラヴィコード演奏経験をもつ宮本とも子の独自のオルガン演奏アプローチにより、コラールの学びとオルガンの息吹が一体となった録音が誕生。
まるでコラールを歌うかのように奏でられる魂の音楽に、「バッハの森」が育んできた宗教音楽への対峙と真摯な探求の、確かな軌跡を聴く。
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ALCD-1168
¥2800+税 |
渡邊順生(タンゲンテンフリューゲル)
チェンバロとピアノの狭間で
タンゲンテンフリューゲルで弾く18世紀の鍵盤音楽
J.S.バッハ(1685-1750)
平均律クラヴィーア曲集第1巻より
前奏曲とフーガ第1番 ハ長調 BWV846
[1] Praeludium
[2] Fuga
前奏曲とフーガ第2番 ハ短調 BWV847
[3] Praeludium
[4] Fuga
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
[5] Fantasia
[6] Fuga
C.P.E.バッハ(1714-1788):
スペインのフォリアと12の変奏曲 ニ短調
Wq 118/9
[7] Thema
[8] Variatio 1
[9] Variatio 2
[10] Variatio 3
[11] Variatio 4
[12] Variatio 5
[13] Variatio 6
[14] Variatio 7. Geschwind
[15] Variatio 8. Sehr Langsam
[16] Variatio 9
[17] Variatio 10
[18] Variatio 11
[19] Variatio 12. Sehr Geschwinde
ハイドン(1732-1809):ソナタ ヘ長調 Hob.XVI:23
[20] 1. (Allegro)
[21] 2. Adagio
[22] 3. Presto
C.P.E.バッハ:
[23] ロンド 変ロ長調 Wq 58/5 『識者と愛好家のためのクラヴィーア曲集』第4巻より
[24] ロンド ハ短調 Wq 59/4 『識者と愛好家のためのクラヴィーア曲集』第5巻より
[25] ロンド ニ短調 Wq 61/4 『識者と愛好家のためのクラヴィーア曲集』第6巻より
[26] 幻想曲 嬰ヘ短調《C.P.E.バッハの感情》
Wq 67
モーツァルト (1756-1791):ソナタ ト長調
KV283
[27] 1. Allegro
[28] 2. Andante
[29] 3. Presto |
渡邊順生(タンゲンテンフリューゲル) |
〈録音〉上野学園 石橋メモリアルホール 2017年5月15,
21, 22日
〈使用楽器〉タンゲンテンフリューゲル F.ミュンツェンベルガー製作
ウィーン 1803年頃
鍵盤楽器の歴史が著しく動いた18世紀ドイツ、その創意工夫の渦中に生まれ、今ではほとんど聴く機会のない楽器”タンゲンテンフリューゲル”。その不思議な響きのむこうに、音楽表現への人間の熱意溢れる探求の跡が鮮やかに現れる。鍵盤楽器への新たな視点を提示する1枚!

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ALCD-7216
¥2800+税 |
アルカン/ピアノ・コレクション3《風のように》
シャルル=ヴァランタン・アルカン (1813-1888):
すべての短調による12の練習曲 作品39より
[1] 第1番 イ短調 《風のように》
[2] 第2番 ニ短調 《モロッシアのリズムで》
[3] 第3番 ト短調 《悪魔的スケルツォ》
悲愴な様式による3つの曲 作品15 (1837)
[4] 我を愛せよ
[5] 風
[6] 死せる女
すべての短調による12の練習曲 作品39より
(1857)
[7] 第11番 ロ短調 《序曲》
[8] 第12番 ホ短調 《イソップの饗宴》 |
森下 唯(ピアノ) |
破格の練習曲集《すべての短調による12の練習曲》、ついに完結。アルカン20代の逸品と併せて収録。天才作曲家の霊感は、留まるところを知らない。
〈録音〉和光大学ポプリホール鶴川 2017年4月24-26日
森下 唯(ピアノ)
筑波大学附属駒場中・高等学校を経て東京藝術大学卒業、同大学大学院修了。2004年、第2回東京音楽コンクール第2位。2006年、東京藝術大学大学院修了の際、演奏優秀者によるベーゼンドルファー・ジョイントリサイタル(浜離宮朝日ホール)に選ばれた。東京文化会館小ホール等でのリサイタルのほか、オーケストラとの共演、リート伴奏、室内楽などの分野で活動し、スタジオ・ミュージシャンとしても多くのレコーディングに参加。演奏以外にも、映像作品への楽曲提供や文筆など幅広く手がけている。作曲家アルカンの紹介には特に力を入れており、アルカン生誕200年となる2013年から継続的にオール・アルカン・リサイタルを行う。2015年よりアルカン作品を集めたCD「アルカン
ピアノ・コレクション」(ALM RECORDS)シリーズをリリースしており、『レコード芸術』をはじめ各所で高く評価されている。
調布国際音楽祭アソシエイト・プロデューサー。2015年より東京藝術大学非常勤講師(指揮科演奏研究員)。動画サイトを中心とした活動においては「ピアニート公爵」名義でも知られ、2017年にはCD「Piano
Collections FINAL FANTASY XV」に参加。
ピアノを竹尾聆子、辛島輝治、東誠三の各氏に、リート伴奏をコンラート・リヒター氏に師事。http://www.morishitayui.jp
《好評発売中》 森下唯のCD
●アルカン ピアノ・コレクション2《協奏曲》
(ALCD-7203) レコード芸術準特選盤
●アルカン ピアノ・コレクション1《交響曲》
(ALCD-7193) レコード芸術特選盤 |
AVIE(来日記念国内仕様盤)
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シューマン&サン=サーンス:チェロ協奏曲集
シューマン:チェロ協奏曲イ短調 Op.129
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調
Op.33
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
Op.33 |
アントニオ・メネセス(チェロ)
クラウディオ・クルス(指揮)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア |
メネセスのシューマン&サン=サーンス、来日記念国内仕様盤!
☆アントニオ・メネセスのチャイコフスキー・コンクール優勝35周年&60歳記念リリース!
☆11月の来日公演を記念して、国内仕様盤を発売!(シューマン:チェロ協奏曲は公演曲目!)
1982年にチャイコフスキー国際コンクールで優勝に輝いたブラジルが誇る世界的チェリスト、アントニオ・メネセス。チャイコフスキー・コンクール優勝(ゴールド・メダル)から35年、そして2017年8月に迎えた60歳の誕生日を記念したアルバム。
長いキャリアと広いレパートリーを誇るメネセスにとって、意外にも初録音となるシューマンとサン=サーンスの協奏曲、そしてチャイコフスキーの「ロココ変奏曲」といった名曲たち。
シューマンの「チェロ協奏曲イ短調」は、2017年11月の来日公演予定曲目!
※録音:2017年1月3日−4日、イギリス
☆2017年 アントニオ・メネセス来日公演!
11月16日(木) いずみホール シューマン:チェロ協奏曲、他/オーギュスタン・デュメイ(指揮)、関西フィル
11月18日(土) 宗次ホール チェロ・リサイタル/田村響(ピアノ)
11月21日(火) 東京文化会館 チェロ・リサイタル/田村響(ピアノ)
11月24日(金)&25日(土) 紀尾井ホール
シューマン:チェロ協奏曲、他/サッシャ・ゲッツェル(指揮)、紀尾井ホール室内管

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<映像>
<LP>
ALTUS(LP)
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MELOLP 001/2
(2LP)
\13600+税
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モーツァルト:未発表ヴァイオリン・ソナタ集
[LP1-A]
ヴァイオリン・ソナタ第28番 ホ短調 K.304
[LP1-B]
ヴァイオリン・ソナタ第24番 ハ長調 K.296
[LP2-A]
ヴァイオリン・ソナタ第40番 変ロ長調 K.454
[LP2-B]
ヴァイオリン・ソナタ第42番 イ長調 K.526 |
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)
ジャック・ジャンティ(ピアノ)
録音:1958年7月4日/
ドイツ、ルートヴィヒスブルク、
シュロス・オルデンスザール(ライヴ) |
MELOLP 003/4
(2LP)
\13600+税
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ベートーヴェン:未発表ヴァイオリン・ソナタ集
[LP1-A]
ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
[LP1-B]
ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
[LP2-A]
ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調
『クロイツェル』Op.47 第1楽章
[LP2-B]
ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調
『クロイツェル』Op.47 第2・3楽章 |
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)
ジャック・ジャンティ(ピアノ)
録音:1958年7月6日/
ドイツ、ルートヴィヒスブルク、
シュロス・オルデンスザール(ライヴ) |
ヒストリカル・ファンを唸らせた「メロ・クラシック」レーベルをライセンスLP
化!
音質すこぶる良好。数あるボベスコのディスク中、最も熱烈かつ美しい音!
貴婦人ボベスコが髪振り乱すかの白熱ぶり、名手ジャンティとのおしどりコンビ完全燃焼!
伝説の未発表ライヴ初LP 化、2 タイトル同時発売!
国内プレス、完全限定生産盤、モノラル、日本語帯・解説付
錚々たるラインナップでヒストリカル・ファンを唸らせるCD
レーベル「Meloclassic」、その中でも特に人気の高い盤であるボベスコの未発表ライヴをライセンスLP
化しました。もちろん初LP 化。
モーツァルト編(MELOLP-001/2)とベートーヴェン編(MELOLP-003/4)、2
タイトルに分けての発売です。
麗しきヴァイオリニスト、ローラ・ボベスコの魅力がたっぷりと詰まった逸品です。どちらも鬼気迫るボベスコの熱演が凄まじく、ジャンティとの夫婦デュオでアンサンブルも抜群。驚きの高音質にアナログレコードならではの味わいをプラス。ボベスコの真の芸術ここにあり!
ボベスコはまず音楽教師であった父からヴァイオリンの手ほどきを受け才能を開花させ、その後オークレールやヌヴーなどの師として有名なジュール・ブーシュリにヴァイオリンを学びます。パリ音楽院を首席で卒業。イッセルシュテット&
ベルリン・フィルとブラームスの協奏曲で共演し、イッセルシュテットに「これこそが音楽だ!」と言わしめるなど数々の伝説とともに華々しく活躍しました。1980
年以降に7 回来日、多くの日本のファンの心をつかんだヴァイオリニストでもあります。
※ Meloclassic(メロ・クラシック)のCD
は東武ランドシステム株式会社様がお取扱いをしています。LP
タイトルのみ、トーメイ電子株式会社(ALTUS)が製作・発売元となり、キングインターナショナルが販売いたします。
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10/26(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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NIFC
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ベトナムの巨星ダン・タイ・ソン!
パデレフスキ:ピアノ協奏曲
メロディ 変ト長調 Op.16-2/夜想曲 変ロ長調
Op.16-4/
エレジー ロ短調 Op.4/レジェンド第1番 変イ長調
Op.16-1/
ポロネーズ舞曲集 Op.5
〔第1曲 クラコヴィアク ホ長調、第2曲
マズルカ ホ短調、
第3曲 クラコヴィアク 変ロ長調〕/
メヌエット ト長調 Op.14-1/ピアノ協奏曲
イ短調 Op.17 |
ダン・タイ・ソン(ピアノ)
ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団 |
ベトナムの巨星ダン・タイ・ソン!パデレフスキの「ピアノ協奏曲」!
☆ベトナムの巨星ダン・タイ・ソン!
☆アシュケナージ&フィルハーモニア管との"パデレフスキ"!
☆2018年にも来日予定!
ポーランドのショパン・インスティテュート(NIFC)から、ベトナムの巨星ダン・タイ・ソンが4度目の登場。
2015年の「ショパンと彼のヨーロッパ(Chopin
and his Europa)」国際音楽祭でアシュケナージ&フィルハーモニア管弦楽団と共演したパデレフスキの「ピアノ協奏曲」、そして2017年録音のパデレフスキのピアノ小品集を収録。
世界的なショパン弾きでもあるダン・タイ・ソンが披露する、ポーランドの偉大なコンポーザー=ピアニスト、イグナツィ・ヤン・パデレフスキの音楽にご期待ください!
桂冠指揮者として良好な関係を継続し、新たにスタートしたラフマニノフの交響曲全集も好調なウラディーミル・アシュケナージ(指揮)とフィルハーモニア管弦楽団との共演もポイント。
また、ダン・タイ・ソンは2018年にも来日公演を予定しております。
※録音:2015年8月27日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド/協奏曲)&2017年5月16日−17日、ヴィトルト・ルトスワフスキ・ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ/その他の小品)

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ONYX
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ヨーゼフ・モーグ(ピアノ)
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番/
R・シュトラウス:ブルレスケ
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調
Op.83
R・シュトラウス:ピアノと管弦楽のための《ブルレスケ》
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ヨーゼフ・モーグ(ピアノ)
ニコラス・ミルトン(指揮)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・
ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
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ドイツの若きヴィルトゥオーゾ、ヨーゼフ・モーグが弾くブラームス!
☆2015年グラモフォン賞「ヤング・アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」受賞!
☆2016年グラミー賞ノミネート!
☆ドイツの若きヴィルトゥオーゾ、ヨーゼフ・モーグが弾く超絶重厚なブラームス!
1987年生まれ、2015年に英グラモフォン賞の「ヤング・アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」を受賞、2016年に「グリーグ&モシュコフスキ:ピアノ協奏曲集(ONYX
4144)」が第58回グラミー賞にノミネートしたドイツの若きヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ヨーゼフ・モーグ。
これまで、個性的かつ意欲的なレパートリーで高い評価を積み重ねてきたモーグのONYXからのリリース第6弾は、ブラームスの「ピアノ協奏曲第2番」という大作と、リヒャルト・シュトラウスの「ブルレスケ」のカップリング。
極めて高い技術とスタミナ、そして豊かな音楽性を要求されるこれらの作品を、ヨーゼフ・モーグの超絶的なテクニックで聴かせます。

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RESONUS
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RES10182
\2500 |
Classical Vienna
19世紀のギターとピアノ作品集
1.カルッリ(1770-1841):夜想曲 第1番
2-4.ディアベリ(1781-1858):
ピアノ・フォルテとギターのためのソナタ
Op.71
5.モシェレス(1794-1870):“Potem Mitzwo!”による幻想曲
6.カルッリ:夜想曲 第2番
7-8.ジュリアーニ(1781-1829):華麗なソナタ
Op.15
9-11.ジュリアーニ:「うつろな心」による変奏曲とポロネーズ
12.カルッリ:ロッシーニの主題による変奏曲 |
ジェームズ・エイカーズ(ギター)
ギャリー・ブランチ(フォルテピアノ) |
19世紀のウィーンを中心に活躍していたギター音楽の作曲家たちの作品集。この時代のウィーンでは、ギターは独奏楽器としてよりも室内楽の彩りとして使われることが多く、決して洗練された楽器とはみなされていませんでした。
しかし、イタリアで生まれウィーンにやってきたジュリアーニが素晴らしい独奏曲を書いたことや、スペインでソルが活躍したことなどで、次第にギターの魅力が高められたのです。
このアルバムでは1826年「コンラート・グラーフ」製のフォルテピアノの伴奏で、名手エイカーズが同時代に作られたギターを演奏。まろやかな音色が耳に残ります。
録音 2015年11月1-3日 Finchocks House
& Musical Museum Kent |
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RES10183
\2500 |
Fata Morgana
パヴェル・ハース:歌曲集
1-7.Sedm pisni v lidovem tonu-民謡形式の7つの歌曲
Op.18(1940)
8-12.Fata Morgana-蜃気楼 Op.6(1923)…世界初録音
13-15.Cinske pisne-中国の歌 Op.4(1921)
16-19.Ctyri pisne na slova cinske poezie-中国の詩による4つの歌(1944) |
アニタ・ワトソン(ソプラノ)
アンナ・スタルシュケヴィチ(メゾ・ソプラノ)
ニッキー・スペンス(テノール)
ジェームズ・プラット(バス)
ナヴァラ四重奏団
ラダ・ヴェレソヴァ(ピアノ&芸術監督) |
ナチスの迫害により強制収容所で悲劇的な死を遂げたチェコの“退廃音楽”作曲家パヴェル・ハース。
ボヘミアとモラヴィア民謡に根差した作風による彼の作品は、時折前衛的ではあるものの、決して難解ではなく、しっとりとした美しさを備えているものが多くあります。
このアルバムには世界初録音となる「蜃気楼」を始め、ヤナーチェクを思わせる「民謡形式の7つの歌曲」と、神秘的な美しさを持つ2つの「中国の歌」の4作を収録。知られざる作品が楽しめます。
録音 2015年12月15-16日 Milton Court,
London 2016年8月28日 Menuhin Hall, Stoke
d’Abernon |
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RES10185
\2500 |
Gaudent in coelis-御空に喜びあり
イギリスの現代合唱作品集
1.サリー・ビーミッシュ(1956-):Gaudent
in coelis
2.ジョアンナ・マーシュ(1970-):Lord, thou
hast searched me and known me
3-4.ジュディス・ビンガム(1952-):Edington
Service
5-8.マーシュ:ミサ・ブレヴィス:コレギウム・サンクタ・カタリナ
9-10.ビーミッシュ:2つのカンティクルズ
ビンガム&トーマス・タリス(1505頃-1585):
11.The Spirit of truth
12.If ye love me
ビンガム&サミエル・サバティアン・ウェスリー(1810-1876):
13.The darkness is no darkness
14.Thou wilt keep him in perfect peace
ビンガム&C.H.H.パリー(1848-1918):
15.Distant thunder
16.My soul there is a country
ビーミッシュ:聖キャサリンのサーヴィス
17.Magnificat
18.Nunc Dimittis |
ケンブリッジ・セント・キャサリン・カレッジ合唱団
エドワード・ウィッカム(指揮) |
イギリスを代表する合唱団の一つ、ケンブリッジ・セント・キャサリン・カレッジ合唱団が歌う現代イギリスの作曲家による珠玉の合唱作品集。
世界初録音を多く含むこの1枚は、現代イギリスにおける合唱文化の豊かな実りを体感させてくれるものです。録音技術も素晴らしく、繊細なメロディと華麗なハーモニーが余すことなく捉えられています。
録音 2016年1月6-7日.7月13-14日 chapel
of St Catharine's College, Cambridge |
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RES10187
\2500 |
アメリカの合唱作品集
バーンスタイン(1918-1990):チチェスター詩篇
1.詩篇 第108番
2.詩篇 第23番
3.詩篇 第131番
4.ランダル・トンプソン(1899-1984):アレルヤ
5.コープランド(1900-1990):In the Beginning-始まりの時に
6-9.ニコ・マーリー(1981-):ブライト・ミサとカノン
10.バーバー(1910-1981):アニュス・デイ
11.ダニエル・カステリャーノス(1995-):Eternal
Light-永遠の光
12.ローレム(1923-):Sing My Soul-歌え、わが魂
13.ローレム:O God, My Heart is Ready-おお神よ、わが心は準備できている
14.深い河(G.ハンコック編) |
メグ・ブラグル(メゾ・ソプラノ)…5
フレデリック・テアルド(オルガン)
アンナ・ライナースマン(ハープ)
マヤ・グンジ(パーカッション)
ジョン・スコット(指揮)
ニューヨーク五番街・聖トーマス男声合唱団&少年合唱団 |
1940年代から2010年代、ほぼ70年間に渡って作曲されたアメリカの合唱作品集。
良く知られたバーンスタインの「チチェスター詩篇」をはじめ、ジャズやゴスペルなどの多彩な作風を持つ興味深い作品が並んでいます。
マーリーの「ブライト・ミサとカノン」、カステリャーノスの「永遠の光」は世界初録音であり、現代アメリカ合唱作品を意欲的に録音しているジョン・スコットならではの選曲です。
録音 Saint Thomas Church, Fifth Avenue,
New York |
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RES10193
\2500 |
フィリッペ・グラフィン(ヴァイオリン)も登場
Dances, Elegies & Epitaphs
ピーター・フリビンス(1969-):作品集
1.カプリッチョ:私と一緒に…世界初録音
ヴァイオリン協奏曲:Dances, Elegies &
Epitaphs-舞曲、エレジーと墓碑銘…世界初録音
2.第1楽章:Adagio-Andante-Allegro-Adagio
3.第2楽章:Adagio contemplativo-
4.第3楽章:Introduzione-Allegro
管楽五重奏のための「In Xanadu」-ザナドゥにて
5.プロローグ
6.アリア
7.トッカータ
8.4つの音符によるエレジー
9.エピローグ
トランペットと弦楽のための「Soliloquies」-独白…世界初録音
10.Adagio
11.Tranquillo
12.Adagio, ma con moto |
フィリッペ・グラフィン(ヴァイオリン)
クリストファー・ハート(トランペット)
ロベルタス・シャーヴェニカス(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
ポール・エドムンド=デイヴィーズ(フルート)
ジョン・アンダーソン(オーボエ)
マイケル・ワイト(クラリネット)
ローレンス・ディヴィス(ホルン)
レベッカ・マーテンズ(ファゴット)
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17歳でイギリス王立音楽アカデミーの奨学生に選ばれ、引き続きロンドン大学とノッティンガム大学で学び、留学先のドイツではヘンツェに作曲を師事したピーター・フリビンスの作品集。調性や旋律を放棄することのない彼の作風は決して難解ではなく、技巧的な「ピアノ協奏曲」や、美しい「クラリネット五重奏曲」などは多くの人に愛されています。
このアルバムでは管弦楽と室内楽の作品を聴く事ができますが、どれも親密でしなやかなメロディを持ち、聴き手の感覚に直接訴えてくるものばかりです。
録音 2016年9月27-28日 Glasgow…1-4.10-12 2013年11月
St Silas Church, Chalk Farm, London…5-9 |
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RES10194
\2500 |
Music for Troubled Times
“混沌とした時代”の音楽集-イングランド内戦とヨークタウンの戦い
1.バード(1539/40-1623):O Lord, make thy
servant Charles
2.ローズ(1602-1645):詩篇第100番:All people
that on earth do dwell
3.ハッチンソン(不明-1657): Behold how
good and joyful a thing it is
4.ローズ:詩篇第6番: Lord, in thy wrath
reprove me not
5.トムキンズ(1572-1656):O God, the proud
are risen against me
6.ローズ:詩篇第18番:O God, my strength
and fortitude
7.ローズ:See how Cawood’s dragon looks
8.ローズ:詩篇第67番:Have mercy on us,
Lord
9.チャイルド(1606-1697):O Lord God, the
heathen are come into thine inheritance
10.ローズ:詩篇第22番:O God, my God
11.ローズ: Music, the master of thy art
is dead
12.ウィルソン(1595-1674):My God, my King,
incline thine ear
13.ローズ:A Funeral Anthem
14.ジェフリーズ(1610頃-1685):How wretched
is the state
15.トムキンズ:Sad Pavan: for these distracted
times(オルガン独奏)
16.ロック(1621頃-1674):How doth the city
sit solitary |
ポール・ギャメソン(指揮)
エボア・シンガーズ |
17世紀、イングランドで勃発した“イングランド内戦”は清教徒革命におけるイングランドの騎士党=国王派と円頂党=議会派の軍事衝突であり、その戦いは長期間に及んだだめ、国中が疲弊したことで知られています。
このアルバムは、1644年に起きた「ヨーク包囲戦」をモチーフにした作品を集めたもので、敵に包囲されながらも長期間持ちこたえたという「ヨークの攻防」に触発されたローズの詩篇を中心に、いくつかの曲が組み合わされています。
政治的、社会的、宗教的に混乱していた激動の時代を音楽で辿ります。
録音 2015年2月23-25日 the National Centre
for Early Music, York |
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RES10195
\2500 |
テレマン(1681-1767):ヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジー集
TWV40:26-37
1-2.ファンタジー 第1番 ハ短調 TWV40:26
3-4.ファンタジー 第2番 ニ長調 TWV40:27
5-7.ファンタジー 第3番 ホ短調 TWV40:28
8-10.ファンタジー 第4番 ヘ長調 TWV40:29
11-13.ファンタジー 第5番 変ロ長調 TWV40:30
14-16.ファンタジー 第6番 ト長調 TWV40:31
17-19.ファンタジー 第7番 ト短調 TWV40:32
20-22.ファンタジー 第8番 イ短調 TWV40:33
23-25.ファンタジー 第9番 ハ長調 TWV40:34
26-28.ファンタジー 第10番 ホ長調 TWV40:35
29-31.ファンタジー 第11番 ニ短調 TWV40:36
32-34.ファンタジー 第12番 変ホ長調 TWV40:37 |
ロバート・スミス(ヴィオラ・ダ・ガンバ) |
ハンブルクの音楽監督として活動し、86年という当時としては長寿を全うしたテレマンは、その生涯に夥しい作品を遺しました。管弦楽曲から宗教曲までジャンルは多岐に渡っていますが、なかでも「12のファンタジー」は様々な楽器のために作曲されたユニークな作品です。
しかしこのヴィオラ・ダ・ガンバのためのファンタジーは、長らく楽譜が失われており、2015年になってようやく発見され多くの研究者たちを熱狂させたことで知られています。楽器の持つ魅力を最大に活かした名手ロバート・スミスの演奏で。
録音 2016年8月17-19日 St Hilda’s Church,
Sherburn, North Yorkshire |
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RES10196
\2500 |
Poldowski Re/imagined-
ポルドフスキ"再"想像
イレーヌ・レジーヌ・ヴィエニアフスカ(1879-1932):
ポール・ヴェルレーヌの詩による22の歌曲
1.L'heure exquise
2.Impression fausse
3.Le faune
4.Circonspection
5.Fantoches
6.En sourdine
7.Brume
8.L'attente
9.Bruxelles
10.Dimanches d'avril
11.Dansons la gigue !
12.Andante Languido-ヴァイオリン・ソナタより
13.Colombine
14.Crepuscule du soir mystique
15.Cortege
16.Cythere
17.Mandoline
18.Effet de neige
19.Sur l'herbe
20.A Clymene
21.A poor young Shepherd
22.Spleen
23.Nous Deux(Donc, ce sera par un clair
jour d'ete) |
Ensemble 1904
デヴィッド・ジャクソン(指揮)
デヴィッド・ジャクソン(ピアノ&アレンジ)
ジャスミン・ブラック=グロールムンド(ソプラノ)
アンジェリク・シャルロパイン(ヴァイオリン)
ジェレミー・デコティニーズ(コントラバス) |
タイトルの「ポルドフスキ」とは、19世紀末から20世紀初頭のポーランドでひっそりと活躍した女性作曲家イレーヌ・レジーヌ・ヴィエニアフスカのペンネームです。
彼女は名ヴァイオリニスト、ヴィエニャフスキの末娘でしたが、彼女が1歳の時にヴィエニャフスキは死去、そのため彼女は有名な父の偉業を知ることなく成長しました。
子供たちの中で唯一音楽家となったヴィエニアフスカですが、その作品はほとんど知られることなく歴史の流れに埋もれてしまっています。唯一、このペンネームで発表した「ヴェルレーヌ歌曲集」は大成功を収めましたが、こちらも次第に忘れられてしまいました。
今回の録音ではデヴィッド・ジャクソンが鮮やかなアレンジを加え、新鮮なポルドフスキ作品として甦らせることに成功しています。
録音 2016年11月28-30日 Studio Sequenza,
Paris |
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RES10197
\2500 |
トーマス・ハイド:歌劇《その男、スティーヴン・ウォード》Op.8
デヴィッド・ノリス:台本
1.第1場:Consultation- 相談
2.第2場:Conversation- 会話
3.第3場:Congregation- 集会
4.第4場:Consternation-驚愕
5.第5場:Condemnation-非難
6.第6場:Consummation-達成 |
スティーヴン・ウォード…ダミアン・タントレー(バリトン)
ジョージ・ヴァス(指揮)
ノヴァ・ミュージック・オペラ・アンサンブル
【メンバー】
カトリン・トーマス(フルート)
キャトリオーナ・スコット(クラリネット)
マデレーン・イーストン(ヴァイオリン)
エミー・ジョリー(チェロ)
ティモシー・エンド(ピアノ&キーボード)
ジョニー・グローガン(パーカッション) |
長い英国の歴史の中で起きた数々の政治的不祥事の一つ「プロフューモ事件」。
1962年、当時のハロルド・マクミラン政権の陸相であったジョン・プロヒューモが国家機密を漏らし、政権崩壊につながったとされるスキャンダルです。
作曲家ハイドと作家ノリスは関係者の一人であるスティーヴン・ウォードに焦点をあて、この物語を解き明かしていきます。ウォードを歌うタントレーの緊張感溢れる歌唱が見事です。
録音 2016年6月27-28日 the Evangelist
Oxford (SJE Arts) |
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RES10198
\2500 |
ジョン・ジュベール(1927-):マルコ受難曲/ミサ・ウェレンシス
他
ミサ・ウェレンシス Op.174(2013)
1.キリエ
2.グローリア
3.サンクトゥス
4.ベネディクトゥス
5.アニュス・デイ
6.Locus iste-この場所は神が造りたもうた
Op.175(2013)
マルコ受難曲 Op.180(2015)
7.シモンの家にて
8.上の部屋
9.ゲッセマネ
10.天幕
11.ゴルゴタ
※全て世界初録音 |
ピーター・オウティ(語り)
イエス…ベンジャミン・ビーヴァン(バリトン)
リチャード・メイ(チェロ)
デヴィッド・ベドナル(オルガン)
ユダ…クリストファー・シェルドレーク(バリトン)
ピラテ…クレイグ・ビセックス(バリトン)
農夫…イアイン・マックロード(テノール)
マシュー・オーウェンズ(指揮)
ウェールズ大聖堂合唱団 |
ケープタウンで生まれ、奨学金を得てロンドンの王立音楽アカデミーで学びイギリスで活動を続けている作曲家ジュベール。
このアルバムはジュベールの生誕90年を記念してリリースされるもので、2013年と2015年に書かれた3曲の最新作が収録されています。短いながらも劇的な展開を持つウェールズ大聖堂合唱団の委嘱で書かれた「マルコ受難曲」と、清冽な響きに満たされた「Locus
iste-この場所は神が造りたもうた」、悲痛なキリエで始まる印象的な「ミサ・ウェレンシス」。
80歳を越えてなお自らの創造性を試すかのような挑戦的な作品が並びます。
録音 2017年5月17-18日、2017年6月7-8日 Wells
Cathedral, Somerse |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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ICA CLASSICS
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BBC Legends BOX 第2集
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ICAB-5141
(20CD)
\12000→\10990 |
2013年にリリースされた第1集(ICAB5113/入手困難)に続く「BBC
Legends BOX」第2集。
2010年に活動を停止したBBC Legendsレーベルが保有する数多くの音源の中からトスカニーニ、オイストラフ、リヒテル、フラグスタートをはじめとした演奏家たちの歴史的名演をCD20枚に渡って収録。
この中には貴重なジュリーニへのインタビューや、ジョン・カルショウがフラグスタートに寄せた言葉も含まれています。
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BBC Legends BOX 第2集
CD1
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調
Op.77
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
フィルハーモニア管弦楽団
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
録音 STEREO:1962年9月7日、Usher Hall,
Edinburg
イザイ:友情 Op.26
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
マルコム・サージェント(指揮)
録音 MONO:1961年2月26日、Royal Albert
Hall,London
ボーナス・トラック
パガニーニ:24のカプリース Op.1より第11番ハ長調、第5番イ短調
ファリャ:スペイン民謡組曲(コチャニスキ編)よりホタ、アストゥリアーナ
ノヴァチェク:常動曲
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
エルネスト・ラッシュ(ピアノ)
録音 MONO:1957年9月22日、BBC Studios,
London
CD2
1. シベリウス:交響曲第2番ニ長調 Op.43
2. ヴォルザーク:交響曲第8番ト長調 Op.88
BBC交響楽団(1)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(2)
トマス・ビーチャム(指揮)
録音 MONO:1954年12月8日(1)、1959年10月25日(2)、Royal
Festival Hall, London
CD3
ハイドン:ピアノ・ソナタ第44番へ長調 Hob.XVI:29
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番ニ短調
Op.14
プロコフィエフ:伝説 Op.12-6
プロコフィエフ:つかの間の幻影 Op.22より(第3,4,5,6,8,9,11,14,15,18番)
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調
Op.84
スヴィヤトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音 MONO:1961年7月8日、Royal Festival
Hall, London
CD4
1. サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調
Op.22
2. モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調
K.488
3. ブラームス:インテルメッツォ 変ロ短調
Op.117-2
4. ブラームス:カプリッチョ ロ短調 Op.76-2
5. シューベルト:即興曲 変ト長調 D899-3
6. シューベルト:即興曲 変イ長調 D899-4
7. ヴィラ=ロボス:赤ちゃんの組曲第1集「お人形たち」
8. ショパン:練習曲 ホ短調 Op.25-5
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
ルドルフ・シュヴァルツ指揮、BBC交響楽団(1)
コリン・デイヴィス指揮、イギリス室内管弦楽団(2)
録音 MONO:
1957年11月27日、Royal Festival Hall,
London(1)
1962年7月13日、Guildhall, City of
London Festival(2)
1958年11月29日、BBC Studios, London(3-6)
1958年11月9日、BBC Studios, London(7,8)
CD5
1. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調
Op.27-1
2. シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17
3. シェーンベルク:3つのピアノのための小品
Op.11
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
録音 MONO:1960年10月16日(1,2)、1959年3月3日(3)、BBC
Studios, London
CD6
1. ケルビーニ:歌劇『アナクレオン』序曲
2. モーツァルト:交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
3. ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92
BBC交響楽団
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
録音 MONO:1935年6月3日(1)、6月14日(2)、6月12日(3)、Queen's
Hall, London
CD7
1. シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.19
2. J.S.バッハ:前奏曲 ト長調 BWV.902
3. J.S.バッハ:イギリス組曲第2番イ短調
BWV.807
4. J.S.バッハ:トッカータ ト長調 BWV.916
5. モーツァルト:アダージョ ロ短調 K.540
6. モーツァルト:ロンド ニ長調 K.485
マイラ・ヘス(ピアノ)
マルコム・サージェント指揮、BBC交響楽団(1)
録音 MONO:
1950年10月13日、BBC Studios, London(4)
1956年11月2日、BBC Studios, London(2,3)
1958年10月12日、BBC Studios, London(5,6)
1958年9月18日、Royal Albert Hall,
London(1)
CD8
ヴィンチェンツォ・ガリレイ:6つの小品
ロベール・ド・ヴィセー:組曲第9番ニ短調&組曲第12番ホ短調から6つの小品(セゴビア編)
J.S.バッハ:フーガ イ短調(原調:ト短調)
BWV.1000
J.S.バッハ:組曲 ホ長調 BWV.1006aからガヴォットとロンド
シューベルト:ピアノ・ソナタ ト長調 D.894よりメヌエット(セゴビア編)
タンスマン:カヴァティーナ
タンスマン:ダンス・ポンポーサ
ヴィラ=ロボス:5つの前奏曲より第3番イ短調、第1番ホ短調
カステルヌオーヴォ=テデスコ:アンドレス・セゴビアの名前によるトナディーリャ
Op.170-5
カステルヌオーヴォ=テデスコ:タランテッラ
Op.87-1
グラナドス:スペイン舞曲集 Op.37より第10番『悲しき舞曲』
アンドレス・セゴビア(ギター)
録音 MONO:1955年8月29日、Edinburgh
Festival, Freemason's Hal
CD9
1. ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
2. ヴェルディ:歌劇『運命の力』序曲
3. ムソルグスキー:歌劇『ホヴァンシチナ』前奏曲
フィルハーモニア管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
録音 MONO:
1961年5月16日、Royal Festival Hall,
London(2)
1961年9月7日、Usher Hall, Edinburgh(3)
1962年9月6日、Usher Hall, Edinburgh(1)
4. カルロ・マリア・ジュリーニとジョン・エイミスとの対話
CD10
「キルステン・フラグスタートの告別コンサート」
グリーグ:
1. 12の歌曲 Op.33より(第2曲:春/第1曲:青春/第9曲:ルンダルネにて/第12曲:到着点)
2. モンテ・ピンチョより Op.39-1
3. 初めての出会い Op.21-1
4. 希望 Op.26-1
5. 白鳥 Op.25-2
6. エロス Op.70-1
7. 君を愛す Op.5-3
8. キルステン・フラグスタートの没後10年に寄せるジョン・カルショウのコメント
ワーグナー:
9. ヴェーゼンドンク歌曲集より(第1曲:天使/第2曲:止まれ/第3曲:温室にて/第5曲:夢)
*ヴェーゼンドンク歌曲集はテープの保存状態が悪く、
第4曲「苦悩」は修復不可能であったため収録されていません。
10. 『トリスタンとイゾルデ』より『愛の死』
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
マルコム・サージェント指揮、BBC交響楽団
録音 MONO:
1953年10月14日、Royal Festival
Hall, London(9,10)
1957年9月7日、Royal Albert Hall,
London(1-7)
1973年 BBC Studios, London(8)
CD11
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第7番ニ長調
Op.10-3
シューマン:交響的練習曲 Op.13
バルトーク:ピアノのための組曲 BB70
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲
Op.35
ゲーザ・アンダ(ピアノ)
録音 MONO:1955年8月23日、Freemason's
Hall, Edinburgh Festival
CD12
拍手
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「アゴン」
ストラヴィンスキー:三楽章の交響曲
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ミューズを司るアポロ」
アンコール:
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」〜フィナーレ
BBC交響楽団
イーゴリ・ストラヴィンスキー(指揮)
録音 MONO:1958年12月10日、Royal
Festival Hall, London
CD13
1. ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第8番ハ短調
Op.110
2. ボロディン:弦楽四重奏曲第2番ニ長調
3. ラヴェル:弦楽四重奏曲へ長調
ボロディン四重奏団
ロスティスラフ・ドゥビンスキー(第1ヴァイオリン)
ヤロスラフ・アレクサンドロフ(第2ヴァイオリン)
ディミトリー・シェバーリン(ヴィオラ)
ヴァレンティン・ベルリンスキー(チェロ)
録音 MONO:1962年8月31日(1,3)、8月29日(2)、Leith
Town Hall, Edinburgh Festival
CD14
1. マーラー:交響曲第4番ト長調
2. チャイコフスキー:組曲第4番ト長調 Op.61『モーツァルティアーナ』
ジョーン・カーライル(ソプラノ:1)
ロンドン交響楽団(1)
イギリス室内管弦楽団(2)
ベンジャミン・ブリテン(指揮)
録音 MONO:
1961年7月6日、 Orford Church, Suffolk(1)
1962年6月10日、BBC Studios(2)
CD15
1. A.スカルラッティ:すみれ
2. ヘンデル:オラトリオ「マカベウスのユダ」より「リュートとハープは目覚める」
3. シューベルト:美しき水車小屋の娘より「わがもの」
4. シューマン:献呈 Op25-1
5. ブラームス:ナイチンゲール Op.97-1
6. ブラームス:私の愛は緑 Op.63-5
7. ストラヴィンスキー:パストラーレ
8. ラヴェル:ハバネラ形式のヴォカリーズ練習曲
9. デュパルク:旅へのいざない
10. アルフテル:La corza blanca
11. アルフテル:La nina que se va al mar
12. ヴァイヴス:La presumida
13. ヴァイヴス:El retrato de Isabela
14. ホアキン・ニン:Montanesa
15. ニン:Pano murciano
16. オブラドルス:Chiquitita la novia
17. ドリーブ:こんにちは、シュゾン
18. ホアキン・バルベルデ:Clavelitos
19. ベルリオーズ:歌曲集「夏の夜」Op.7より(ヴィラネル/ばらの精/君なくて)
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
ジェラルド・ムーア(ピアノ:1-18)
ルドルフ・シュヴァルツ指揮、BBC交響楽団(19)
録音 MONO:
1957年8月25日、Usher Hall, Edinburgh
Festival(1-18)
1957年4月24日、Royal Festival Hall,
London(19)
CD16
1. ハイドン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
ト長調 Hob.XV:32
2. ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
3. シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
イ長調 D.574
4. シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲
ハ長調 D.934
イェフディ・メニューイン(ヴァイオリン)
ベンジャミン・ブリテン(ピアノ)
録音 MONO:
1959年月27日、12th Aldeburgh Festival,
Aldeburgh Church(1-3)
1957年6月16日、10th Aldeburgh Festival,
Aldeburgh Church(4)
CD17
ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36
ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92
フィルハーモニア管弦楽団
エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム(指揮)
録音 MONO:1958年11月10日、Royal
Festival Hall, London
CD18
1. ラヴェル:組曲「クープランの墓」
2. ストラヴィンスキー:詩篇交響曲
3. ブラームス:交響曲第3番へ長調 Op.90
4. ファリャ:バレエ「三角帽子」から「粉屋の踊り」
ピエール・モントゥー(指揮)
BBC交響楽団(1)
BBC交響楽団&合唱団(2)
BBCノーザン・シンフォニー管弦楽団(3)
ロンドン交響楽団(4)
録音 MONO:
1961年10月11日、BBC Studios, London(1)
1961年10月18日、Royal Festival Hall,
London(2)
1962年11月21日、Town Hall, Manchester(3)
1961年12月15日、Kingsway Hall, London(4)
CD19
ウォルトン:交響曲第1番
ウォルトン:チェロ協奏曲
ピエール・フルニエ(チェロ)
ウィリアム・ウォルトン(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
録音 MONO:1959年8月23日、 Usher Hall,
Edinburgh Festival
CD20
1. ドビュッシー:ベルガマスク組曲
2. ドビュッシー:版画より(塔/グラナダの夕べ)
3. ドビュッシー:映像 第1集より「水の反映」
4. ドビュッシー:喜びの島
5. ラヴェル:ソナチネ
6. ラヴェル:鏡より「鐘の谷」
7. シューマン:クライスレリアーナ Op.16
ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
録音 MONO:1956年9月29日(1-6)、1953年12月6日(7)、BBC
Studios, London
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<国内盤>
<LP>

10/25(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
LINDORO
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スペインのピリオド楽器クヮルテット!"トリフォリウム"
ボッケリーニ:弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲ト短調 Op.32-2(G.205)
弦楽四重奏曲ト長調 Op.44-4(G.223)《ラ・ティラーナ》
弦楽四重奏曲ト短調 Op.24-6(G.194)
弦楽四重奏曲ハ短調 Op.2-1(G.159) |
トリフォリウム
〔カルロス・ガリファ(ヴァイオリン)、
セルヒオ・スアレス(ヴァイオリン)、
フアン・メサナ(ヴィオラ)、
ハビエル・アギーレ(チェロ)〕 |
☆スペインのピリオド楽器奏者たちによるアンサンブル、"トリフォリウム"。ボッケリーニの弦楽四重奏曲でデビュー!
"トリフォリウム"は、古楽演奏に豊富な経験を持つスペインの優れた弦楽器奏者たちによって結成。メンバーがこれまで参加してきたアンサンブル&オーケストラは、エル・コンシエルト・エスパニョール、イル・ロッシニョーロ、レアル・カピラ・デ・マドリード、サラマンカ大学バロック・オーケストラ、他多数。スペインと海外の多くの音楽祭に出演し、17世紀と18世紀、そして19世紀初期の音楽を演奏しています。
トリフォリウムのファースト・アルバムは、イタリアで生まれ、スペインで後半生を過ごし、スペイン音楽史にも大きな足跡を残したルイジ・ボッケリーニの弦楽四重奏曲。
※録音:2016年10月&12月、マドリード

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鳥、花、星 〜 フアン・デ・ナバス:トノとアリア集 |
ムジカ・フィクタ
〔ハイロ・セラーノ
(テノール、パーカッション)、
カルロス・セラーノ(リコーダー)、
フリアン・ナバーロ
(バロック・ギター、ハラナ) |
1669年にマドリード王立礼拝堂のハープ奏者となったフアン・デ・ナバス(1647−1719)のトノ(tono/スペインの曲や旋律を表す言葉)とアリア集。
ムジカ・フィクタは、テノール(&パーカッション)、リコーダー、バロック・ギター(&ハラナ)を中心メンバーとし、ラテン・アメリカとスペインの古楽を専門とするアンサンブル。コロンビアをベースに、南米全土から欧米諸国、シンガポール、トルコなどで演奏。知られざる多彩なレパートリーの普及にも熱心に活動しており、今回のアルバムも約半数の曲が世界初録音となります。
※録音:2016年1月7日−13日、コロンビア |
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万華鏡 〜 20世紀スペインのフルート作品集
ファリャ:7つのスペイン民謡(ロンダ&ヒル編)
エドゥアルド・オコン:アンダルシアの思い出
マヌエル・カスティージョ:フルートとピアノのための即興曲
アマンド・ブランケル:フルートとピアノのための若々しいソナチネ
トゥリーナ:スペイン・ソナタ Op.82
(ヴァイオリン・ソナタ《スペイン風》より
ロンダ&ヒル編)、饗宴(幻想舞曲集より/J.ロサーノ編) |
フアン・ロンダ(フルート)
アウヒラドラ・ヒル(ピアノ) |
セビーリャ王立交響楽団(王立セビリア交響楽団)のソリスト、セビーリャ木管五重奏団のメンバーを務めるスペインのフルート奏者、フアン・ロンダ。アウヒラドラ・ヒルとのデュオでは20世紀のレパートリーを中心に活動しており、Lindoroから発売される最初のレコーディングは、ファリャやトゥリーナの名曲からのトランスクリプションを含む、20世紀スペインのフルート音楽を収録。アルバム・タイトルの「万華鏡(Caleidoscopio)」のように、カラフルで美しいスペインの音楽を、憂いを孕むフアン・ロンダのフルートの音色で楽しめます。
※録音:2016年11月 |
<国内盤>

10/24(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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BIS
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BIS SA 2312
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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イギリス陸軍兵士が戦場で弾いたトレンチ・チェロを用いて
スティーヴン・イッサーリス〜戦時のチェロ曲
(1)ドビュッシー(1862-1918):チェロ・ソナタ
L.144
(2)ブリッジ(1879-1941):チェロ・ソナタ
H.125
(3)フォーレ(1845-1924):チェロ・ソナタ第1番
ニ短調 Op.109
(4)ヴェーベルン(1883-1945):
チェロとピアノのための3つの小品 Op.11
(5)サン=サーンス(1835-1921):白鳥
(6)ヒューバート・パリー(1848-1918):イェルサレム
(7)アイヴァー・ノヴェロ(1893-1951):
「Keep the Home Fires Burning」
(8)トラディショナル:「神よ国王を護り賜え」 |
スティーヴン・イッサーリス
((1)-(4)チェロ、
(5)-(8)トレンチ・チェロ)
コニー・シー(ピアノ) |
イギリス陸軍兵士が戦場で弾いたトレンチ・チェロでも演奏。イッサーリスが戦時のチェロ作品を味わい深い音色で奏でる。
(1)-(4)チェロ;ストラディヴァリウス1726年'Marquis
de Corberon'、(5)-(8)トレンチ・チェロ;W.E.Hill
and Sons,c.1900)/ピアノ;Steinway D
セッション録音:2016年11月/ポットン・ホール(サフォーク州/イギリス)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、65’38”
SACDハイブリッド盤。
毎回趣向を凝らしたテーマでアルバムを発表しているスティーヴン・イッサーリス。今回は「戦争の影で」(BIS
SA 1992)の続編で「戦時のチェロ曲」をリリースします。
「戦争の影で」は協奏作品集であったのに対し、今回は室内楽作品を集めました。当作品も作曲年代は異なりますが、いずれも世界大戦を背景にしている作品を収録。
注目は、「白鳥」「イェルサレム」「Keep
the Home Fires Burning」「神よ国王を護り賜え」の4篇を第一次世界大戦時にイギリス陸軍兵士が戦場で弾いたトレンチ・チェロを用いて録音をしていることです。
この楽器はイギリス陸軍に従軍していたアマチュアのチェリストが作ったもので弾薬箱を胴に使い、持ち運びの際には弓などを箱の中にしまえるようにしたものです(楽器の写真はブックレットに掲載されております)。
イッサーリスは以前よりトレンチ・チェロに注目しておりこの楽器がもつ心を打つ音色を大事にしながら思いを込めて演奏しました。イッサーリスが描く戦時に思いを馳せた興味深いアルバムです。

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BIS SA 2317
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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なんと美しい旋律。
ロッシーニとホフマイスターの四重奏曲集
(1)ロッシーニ(1792-1868):6つの四重奏のソナタより第1番
ト長調
(2)ホフマイスター(1754-1812):独奏四重奏曲第1番
ニ長調
(3)ロッシーニ:6つの四重奏のソナタより第2番
イ長調
(4)ホフマイスター:独奏四重奏曲第2番 ニ長調
(5)ロッシーニ:6つの四重奏のソナタより第3番
ハ長調 |
ミンナ・ペンソラ(第1ヴァイオリン)
アンッティ・ティッカネン
((1)(3)(5)第2ヴァイオリン/
(2)(4)ヴィオラ)
トゥオマス・レヘト(チェロ)
ニーク・デ・グロート(コントラバス) |
ロッシーニとホフマイスターの四重奏曲集
セッション録音:2017年1月、2月/シャウマン・ホール(ヤコブスタード、フィンランド)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、68’33”
SACDハイブリッド盤。
セビリアの理髪師やオテロなどオペラ作曲家として有名なロッシーニ。少年時代には古典派様式の器楽曲、室内楽を作曲しその類まれな才能はすぐさま開花しました。
ここに収録された6つの四重奏のソナタからの3篇でもわかるように10代からロッシーニらしい雄弁で美しい旋律が現れ、溌剌さと輝きをもつ魅力的な作品を残しました。
一方、ウィーンで活躍し、古典派の多くの器楽曲、歌劇を作曲したホフマイスターも実に輝かしい旋律を呈します。
ミンナ・ペンソラをはじめとする俊英揃いの演奏にも注目です。

フランツ・アントン・ホフマイスター(1754年
- 1812年)はドイツの作曲家・音楽出版者。
南西ドイツのロッテンブルク・アム・ネッカーで生まれ、14歳で法律を学ぶためウィーンへ行く。
しかし勉強していくうちに音楽で生きていこうと決め、彼はその広く多様な作品をもってして、1780年代までにウィーンで最も人気のある作曲家の一人となった。
ホフマイスターの多様な全作品の中で有名なのはフルートのための作品で、協奏曲だけでなく室内楽もある。
フルートの作品以外に、少なくとも8つのオペラ、50以上の交響曲、多数の協奏曲(少なくとも25曲はフルート協奏曲で、他にヴィオラ協奏曲がある)、多数の室内音楽、ピアノ曲、いくつかの歌曲集などがある。
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BIS SA 2322
(SACD HYBRID)
\2700
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『祝え喜べ!ーフィンランドのクリスマス』 |
ニルス・シュヴェケンディーク(指揮)
ヘルシンキ室内合唱団、
ヤン・レヘトラ(オルガン)* |
(1)J.S.バッハ(1685-1750):コラール《目覚めよと呼ぶ声あり》
BWV645
(2)シベリウス(1865-1957):クリスマスの歌「私には富も名声もいらない」
Op.1 No.4
(3)レーヴィ・マデトヤ(1887-1947):日々の苦労を忘れ
Op.20b-5
(4)『ピエ・カンツィオーネス』 / ミヒャエル・プレトーリウス(1571-1621)
/
ザムエル・シャイト(1587-1654) / ディートリク・ブクステフーデ(c.1637-1707)
/
ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630)
/ J.S.バッハ(BWV603)*:
御子はベツレヘムに生まれたもう
(5)タネリ・クーシスト(1905-1988):パストラーレ
Op.18 no.2(オルガン独奏のための) *
(6)ベルリオーズ(1803-1869)(オルガン・パート編曲:ニルス・シュヴェケンディーク):
羊飼いたちへの別れ〜《キリストの幼時》から*
(7)アルマス・マーサロ(1885-1960):クリスマスの鐘*
(8)『ピエ・カンツィオーネス』 / シベリウス:見よ、新しき喜びを
*
(9)『ピエ・カンツィオーネス』/ シベリウス
/ ヘイッキ・クレメッティ(1876-1953):天使が遣わされる*
(10)シベリウス:クリスマスの歌「幼子の飼い葉桶に」
JS142(1929)
(11)マシュー・ウィットール(ホイットール)(1975-):クリスマスイブ
(12)J.S. バッハ / ミヒャエル・プレトーリウス(1571-1621)
/
ハンス・レオ・ハスラー(bap.1564-1612)
/ カスパル・オトマイヤー(1515-1553) /
レーガー(1873-1916):高き天より、われは来たり*
(13)エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-2016):クリスマス・キャロル
(14)アハティ・ソンニネン(1914-1984):クリスマスの賛美歌
(15)アルヴィ・カルヴォネン(1888-1969):パストラーレ(オルガン独奏のための)*
(16)チャイコフスキー(1840-1893):伝説「少年イエスの作った庭にバラの花が咲き誇っていた」
(17)伝承曲(シレンスク民謡):この世はうるわし* |
シュヴェケンディーク率いるヘルシンキ室内合唱団とオルガンによる心温まるフィンランドのクリスマス。
[楽器 聖パウロ教会のカンガサラ・オルガン工房製作のオルガン(1931
res.2005)、マルッティ・ポルトハン製作(2005)の18世紀中期北イタリア様式クワイアオルガン(コラール前奏曲)]
セッション録音:2016年11月/聖パウロ教会(ヘルシンキ、フィンランド)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、73’50”
SACDハイブリッド盤。
『エーリク・ベリマン 合唱作品集 1936年-2000年』(BIS
2252)が好評のヘルシンキ室内合唱団と芸術監督ニルス・シュヴェケンディークの期待の新譜はフィンランドのクリスマスです!
「《高き天より、われは来たり》から《クリスマスイブ》へ」と銘打ち、ヨーロッパ聖歌を集めたフィンランド最古の楽譜集『ピエ・カンツィオーネス』とフィンランドの作曲家による「クリスマスの歌」に加え、バッハのオルガン・コラール前奏曲、ベルリオーズとチャイコフスキーの合唱曲を演奏する「フィンランド・クリスマス音楽の祝宴」。コラール前奏曲《目覚めよと呼ぶ声あり》に始まり、シロンスク(シレジア)民謡の旋律にフィンランド語歌詞がつけられ「フィンランド賛美歌」(第30番)として歌われる《この世はうるわし》に終わるプログラム。《御子はベツレヘムに生まれたもう》と《高き天より、われは来たり》は、『ピエ・カンツィオーネス』に収められたバージョンを歌う節(ヴァース)と、ドイツとデンマーク(ブクステフーデ)の作曲家によるバージョンと「コラール前奏曲」の節を「メドレー」に似たスタイルで演奏。『ピエ・カンツィオーネス』とシベリウスが1898年に混声三部のために作曲した《カルミナリア》(JS51a)の第1曲と第2曲のトラックも同じスタイルで歌われます。
ヘルシンキ室内合唱団は、1962年創設のアンサンブルです。ドイツ生まれ、ケンブリッジのクレア・カレッジ、フライブルクとヘルシンキで学び、ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミー教授のニルス・シュヴェケンディークが、2007年から芸術監督を務めています。オルガン共演の作品、コラール前奏曲と《パストラーレ》は、シベリウス・アカデミーで教えるヤン・レヘトラがオルガンを担当しました。
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BIS SA 2292
(SACD HYBRID)
\2700
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『シュニトケ、ペルト 合唱作品集』
(1)アルフレート・シュニトケ(1934-1998):悔悛の詩編(1988)
(2)アルヴォ・ペルト(1935-):マニフィカト(1989)
(3)ペルト:主よ、今こそあなたは(2001) |
カスパルス・プトニンシュ(指揮)
エストニア・フィルハーモニック
室内合唱団 |
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団によるシュニトケ、ペルトの合唱作品集
セッション録音:2017年1月/聖ニコラス教会(タリン、エストニア)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、59’51”
SACDハイブリッド盤。
エストニア・フィルハーモニック室内合唱団(EPCD)は、1981年、トヌ・カリユステにより創設されました。2001年からポール・ヒリヤーが芸術監督と首席指揮者を務め、ハルモニアムンディUSAの制作した3枚の『バルトの声』をはじめとするCD録音や2007年ベルゲン国際フェスティヴァルなどへの出演により、もっとも国際的に知られるエストニアのアンサンブルのひとつになりました。2008年からダニエル・ロイスが指揮。そして2014年、ラトビア放送合唱団の常任指揮者を務めるラトビアのカスパルス・プトニンシュ(1966-)が新しい芸術監督、首席指揮者に任命されました。
シュニトケが16世紀の作者不詳の四旬節のための詩編に作曲した《悔悛の詩編》。『ルカによる福音書』をテクストとするアルヴォ・ペルトの《マニフィカト》と《主よ、今こそあなたは》。ラトビア放送合唱団を指揮した『ヴァスクス
合唱作品集 ー 母なる太陽』(BIS 1145)とラフマニノフの《晩祷》(BIS
SA 2039)が BBC Music Magazine などのメディアから高く評価されたプトニンシュが、エストニア・フィルハーモニック室内合唱団を指揮する初めてのアルバムです。
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BIS SA 2251
(SACD HYBRID)
\2700
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J.S.バッハ(1685-1750):モテット集
(1)《来ませ、イエスよ、来ませ》 BWV229
(2)《恐るるなかれ、われ汝とともにあり》
BWV228
(3)《み霊はわれらの弱きをたすけたもう》
BWV226
(4)《イエス、わが喜びよ》 BWV227
(5)《主よ讃えよ、もろもろの異邦人よ》 BWV230
(6)《おお、イエス・キリスト、わが生命の光》
BWV118
(7)《主に向かいて新しき歌をうたえ》 BWV225 |
グレーテ・ペーデシェン(指揮)
ノルウェー・ソリスト合唱団
アンサンブル・アレグリア |
透明度の高い歌声。ノルウェー・ソリスト合唱団がバッハのモテット集を録音!
ピッチ:A’=415(BWV226、BWV228、BWV229)、A’=440(BWV118、BWV225、BWV227、BWV230)
セッション録音:(4)(6)2015年2月、(1)(2)(3)2016年6月、(5)(7)2017年2月/リス教会、オスロ(ノルウェー)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、67’39”
SACDハイブリッド盤。
オスロを本拠とするノルウェー・ソリスト合唱団は、1950年、作曲家クヌート・ニューステットにより創設されました。彼らの洞察にもとづく解釈をひろがりのある深い響きに実現した音楽は、高く評価され、ノルウェーと北欧を代表する合唱アンサンブル、ヨーロッパ屈指の室内合唱団に挙げられてきました。1990年からはグレーテ・ペーデシェンが芸術監督を務め、彼女の個性を映しつつ、ニューステットの目指した「芸術」をさらなる高みへと導く努力を続けています。
BISレーベルよりこれまでにグリーグの合唱作品集(BIS
SA 1661)、ブラームスとシューベルトの作品集『秋に』(BIS
SA1869)、ヴァーレン、メシアン、ヴェーベルン、ベルクの曲を歌った『屈折』(BIS
SA 1970)、フィドル奏者のイェルムン・ラーシェンを加えたノルウェー民俗音楽の印象の『白夜』(BIS
SA 1871)、クリスマス・アルバム『バラ』(BIS
SA 2029)、『わが命の光』(BIS SA 2184)をリリース。期待の第7弾となる当ディスクではバッハのモテット集を録音しました!当合唱団の魅力である非常に澄み切った歌声がオスロのリス教会に響き渡ります。
ノルウェー・ソリスト合唱団と共演する弦楽オーケストラ、アンサンブル・アレグリアは、2007年、ノルウェー国立音楽アカデミーの学生たちによって創設されました。オスロの国立音楽アカデミーとコペンハーゲンの王立音楽アカデミーで学び、2011年8月からスタヴァンゲル交響楽団のコンサートマスターを務めるマリア・アンゲリカ・カールセン(1988-)がリーダーと芸術監督。ノルウェーの石油会社スタトイルの主宰するスタトイル・タレント賞をアンサンブルとしては初めて受賞しています。
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HUNGAROTON
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HCD 32788/89
(2CD)
\4800 →\4490
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シルヴィア・シャシュ
アニバーサリー・エディション
CD1 Total time : 70:01
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
1.どうしてあなたを忘れられよう…心配しないで、愛する人よ
K. 505
2.ああ、私は予想していた…ああ、私の目の前から消えて
K. 272
3.ああ、狂いそうだ...オレステスとアイアスの苦悩を《イドメネオ》K.
366【第3幕】
リヒャルト・ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
4. 天使/5.とまれ/6.温室にて/7. 悩み(心痛)/8.夢
リヒャルト・シュトラウス:4つの最後の歌
9. 春/10.九月/11.眠りにつくとき/12.夕映えの中で
CD2 Total time : 73:18
リヒャルト・ワーグナー:《タンホイザー》
1. 愛する殿堂よ(エリザベト、第2幕)
ジュゼッペ・ヴェルディ:《仮面舞踏会》
2. ここがあの恐ろしい場所【アメリア、第2幕】
3. あの草を摘みとって【アメリア、第2幕】
4.わたしの最後の願い【アメリア、第2幕】
ジュゼッペ・ヴェルディ:《オテロ》
5. 私のお母様に【デズデモーナ、第4幕】
6. 泣きぬれて野のはてにひとり(柳の歌)【
デズデモーナ、第4幕】
7.アヴェ・マリア【デズデモーナ、第4
幕】
ジュゼッペ・ヴェルディ:《運命の力》
8. 神よ、平和を与えたまえ【レオノーラ、第4幕】
アルフレード・カタラーニ:《ラ・ワリー》
9.さようなら、故郷の家よ【ワリー、第1幕】
ピエトロ・マスカーニ:《カヴァレリア・ルスティカーナ》
10.ママも知る通り【サントゥッツァ】
フランチェスコ・チレア:《アドリアーナ・ルクヴルール》
11.私は創造の神の卑しいしもべ【アドリアーナ、第1幕】
12.哀れな花よ【アドリアーナ、第4幕】
アッリーゴ・ボーイト:《メフィストフェレ》
13.暗い海の底へ【マルゲリータ、第3幕】
シャルル=フランソワ・グノー:《ファウスト》
14. あのお若いお方は−トゥーレ王の歌‐
宝石の歌【マルグリート、第3幕】 |
シルヴィア・シャシュ(ソプラノ)、エルヴィン・ルカーチ(指揮)、
ハンガリー国立歌劇場管弦楽団(CD1:1-3)
アンドラーシュ・コロディ(指揮)、ハンガリー国立歌劇場管弦楽団(CD1:4-8,
CD2:1)
アンドラーシュ・シフ(ピアノ)(CD1:1)
エルヴィン・ルカーチ(指揮)、ハンガリー国立管弦楽団(CD1:
9-12, CD2: 2-8)
アダム・メドヴェツキー(指揮)、ブタペスト交響楽団(CD2:
9-14)
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伝説的な“美貌の歌姫”シルヴィア・シャシュが自選したベスト・アルバム“マリア・カラスの再来”とまで呼ばれたそのドラマティックな美声をここに!
イタリア語歌唱(CD1:1-3, CD2:2-13) ドイツ語歌唱(CD1:4-12,
CD2:1) フランス語歌唱(CD2:14)
録音:1975-1986年
1970 年代後半〜 80 年代前半に一世を風靡したソプラノ、その美貌とドラマティックな歌唱力で“マリア・カラスの再来”
とまで呼ばれたハンガリーのプリマドンナ、シルヴィア・シャシュ。1975
年〜 86 年、出身国のレーベルHUNGAROTON に録音した5
枚のアルバムからシャシュ自らコンセプトを決め選曲したCD2
枚組ベスト、“歌手生活45 周年” のアニバーサリー・アルバムです。
CD1 はモーツァルトのコンサート・アリア、ワーグナーの「ヴェーゼンドンク」、R.
シュトラウスの「4 つの最後の歌」といった名歌曲を配し、シャシュがドイツ・リートにも愛着を持っていたことをうかがわせます。きめこまやかな心理描写から官能的なロマンまで歌い上げる、その陶酔的な美声はきく人のハートをぞくぞくさせてくれます!
CD2 には名ドラマティック・アリアの記念すべき録音を選んでいます。鋭美な高域はともかく、骨太の低域はマリア・カラスにそっくりで、いま聞いても鳥肌ものです!
シャシュは1971 年ブタペスト国立歌劇場でプロ・デビュー。76
年コヴェントガーデン、77 年メトロポリタン、78
年スカラ座にも進出するなど華々しい活躍をみせましたが、95
年にオペラステージからは引退、いまはコンサート、リサイタル、マスタークラスでの指導にあたっている様子はインタビューに答えてオリジナルブックレットに記載されています。

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LAWO CLASSICS
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ラフマニノフ&ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ集
ラフマニノフ:チェロ・ソナタ Op.19
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ Op.40 |
アウドゥン・サンヴィーク(チェロ)
スヴァイニング・ビェラン(ピアノ) |
ノルウェー放送管&室内管の首席チェロ!サンヴィークが弾くラフマ&ショスタコ!
☆ノルウェー放送管とノルウェー室内管の首席奏者を務める名手!
☆アウドゥン・サンヴィークが弾くロシアン・チェロ・ソナタ!
チェリストのアウドゥン・サンヴィークはベルゲン生まれ。インディアナ大学でヤーノシュ・シュタルケル、ノルウェー国立音楽大学でトルルス・モルク、オーゲ・クヴァルバイン、ラーシュ・アンデシュ・トムテルに学びました。2013年、若手音楽家に贈られる「リンデマン賞」を受賞。ノルウェー放送管弦楽団とノルウェー室内管弦楽団の首席チェロ奏者、グロッペン音楽祭の芸術監督を務めています。
共演のピアニスト、スヴァイニング・ビェランはスタヴァンゲル生まれ。ザルツブルクのモーツァルテウムとベルリン芸術大学でハンス・レイグラーフに学びました。ノルウェー・コンサート協会の1999年の「年間最優秀若手ソロ奏者」。同世代を中心とするソロ奏者や歌手と室内楽活動を行い、師レイグラーフを思わせる誠実な音楽スタイルに共演者、批評家、聴衆から共感が寄せられているといいます。ノルウェー国立音楽大学教授。
長年共演してきたこの二人のデュオによるファースト・アルバムは、ラフマニノフとショスタコーヴィチ、ロシアの2つの傑作チェロ・ソナタです!
※録音:2016年3月8日−10日ソフィエンベルグ教会(オスロ)/Recorded
in DXD 24bit/352.8kHz

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ノーデンステン:オルガン協奏曲集
オルガン協奏曲第2番(2010)
(オルガン、管楽器と打楽器のための)
オルガン協奏曲第3番《時の顔》(2012) |
ダン・ルネ・ダール(オルガン)
トーレ・エーリク・モーン(指揮)
ノルウェー・ウィンドアンサンブル
ボルグ・ヴォーカルアンサンブル
フレドリクスタ大聖堂少女聖歌隊 |
フランク・トヴェオル・ノーデンステン(1955−)は、ノルウェー国立音楽大学でオルガンとピアノ、シェティル・ハウグサンのチェンバロとフィン・モッテンセンの作曲法のクラスで学びました。幅広いジャンルを手がけ、ヴァイオリン協奏曲第1番、交響曲第2番、バレエ《Grieg
ajour》が代表作。彼は電子音楽の製作スタジオをもち、技術者、録音プロデューサーとして活動しています。
オルガン協奏曲第2番は、オルガン・ソロ、管楽器と打楽器による「ヴィルトゥオーゾ的対話」として作られました。〈アレグロ〉〈影の戯れ〉〈地獄のスケルツォ〉〈アレグロ〉の4楽章構成です。第3番は《時の顔(Les
visages du temps)》の副題をもち、〈衛星
1〉〈月〉〈衛星 2〉〈金星〉〈探検家〉〈彗星〉〈旅行者〉〈衛星
3〉〈テルース〉の9楽章から構成された「オルガン・ソロ、混声合唱、児童合唱、シンフォニックバンド」による「宇宙的規模」の作品。
オルガン・ソロを弾くダン・ルネ・ダール(1967ー)は、ノルウェー国立音楽大学とパリで学び、ピアニストとしても活動しています。フレドリクスタ大聖堂のカントル、トーレ・エーリク・モーン(1961ー)が指揮を担当しています。
※録音:2013年11月18日−23日、フレドリクスタ大聖堂(フレドリクスタ、ノルウェー)/Recorded
in DXD 24bit/352.8kHz |
LINDORO
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18世紀マドリッドのサロンと劇場の音楽
ブラス・デ・ラセルナ:
ベルリン手稿譜より
ナスシソ・パス手稿譜より |
インガルツェ・アストゥイ(メゾ・ソプラノ)
フェルナド・アントン(ギター、ディレクター)
マリア・サトゥルノ(チェロ) |
18世紀後半のスペインでもっとも成功した演劇ジャンルの一つ、トナディーリャ。
流行した舞曲による歌曲を、18世紀スペインの歌についての研究家でもあるメゾ・ソプラノ歌手、インガルツェ・アストゥイが歌います。
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ALBANY
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アメリカの人気作曲家カーニスの素晴らしい歌曲集!
アーロン・ジェイ・カーニス(1960ー):
(1)素朴な歌曲集(全5曲)
(2)ヴァレンタインンズ(全4曲)
(3)2つの歌 |
タリース・トレヴィン(ソプラノ)
デイヴィッド・アラン・ミラー(指揮)
オルバニー交響楽団
アーロン・ジェイ・カーニス(ピアノ) |
録音:22012 年 5 月 19 日、12016年6月12日、32017年6月27日、DDD、56'25
これは素晴らしい歌曲集の CD。米国の作曲家アーロン・ジェイ・カーニス(1960—)の歌曲集
3 作、全 11 曲を収録、いずれも世界初録音。
カーニスは米国でたいへん人気の高い作曲家で、1998
年、38 歳の時には弦楽四重奏曲第 2 番ピュリッツァー音楽賞を受賞している。素朴な歌曲集はネオロマンティシズムの濃厚な親しみやすい作品。
ヴァレンタインズは 4 曲て25 分以上かかる力作で、カーニスの高い力量をたっぷり楽しめる。いずれも歌はもちろん、近代的な色彩感に溢れたオーケストラ伴奏がまた素晴らしい。
2 つの歌はピアノ伴奏のしみじみした曲で、カーニス自身のピアノ伴奏。タリース・トレヴィンはオペラでも活躍しているソフラノで、ことに米国現代歌曲の擁護者として名高い。力強くも神経の通った彼女の歌は、世界初録音に大きな貢献を果たしている。
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オッフェンバックの珍しいオペラ「チュリパタン島」
オッフェンバック:「チュリパタン島」(英語歌唱) |
ライト・オペラ・オブ・ニューヨーク
トーマス・マルダー(T エルモーザ)
クレア・カトラー(S アレクシス)
チャド・クラナク(T ロンボワダル)
ヴィクター・ホダダド(Br カカトワ22世)
ヒザー・ジョンズ(MS テオドリーヌ)
タイソン・ディートン(指揮)
ルーニー管弦楽団 |
録音:2017年5月22日 ニューヨークDDD、53'22
オッフェンバックの喜歌劇「チュリパタン島」の、ライト・オペラ・オブ・ニューヨークによる英語訳詞上演の録音。
「チュリパタン島」は 1868 年にパリで初演された陽気なオペラ。チュリパタン島の領主カカトワ
22 世の世継ぎアレクシーは繊細男子、その家来ロンボダルの娘エルモーザは豪快女子、そんな二人が愛し合うのだが、実はアレクシーは女でエルモーザは男だった、という物語。英語訳詞とはいえ三十数年ぶりの新録音。
ライト・オペラ・オブ・ニューヨークは 2006
年創立のプロフェッショナルな団体。歌手は若手ながら実力のある人たち。ブックレットに英語歌詞あり。
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「中国楽器のための現代音楽」
ウォルザック:交替する光の中へ
マックルーア:静止の端
リャン:湖の景色4
ロイ:背中の向こうで
ストーリング:呼び声 |
リトル・ジャイアント・チャイニーズ・
チェンバー・オーケストラ |
録音:2017 年 4 月 ヒューストン、DDD 、61'32
5 人の現代の作曲家による作品で、いずれも笙、箏、笛子、琵琶、二胡など中国の民俗楽器と西洋楽器のアンサンブルによるもの。神秘的な作風の曲が多い。中国語解説付き。
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「火の鳥の反射」
レナード・マーク・ルイス:子守歌
クレイグ・ボヴ:上昇
ジョン・オルマイヤー:ラザルス
ロナルド・キース・パークス:反射と伝承 |
ベクトラー・アンサンブル:
【アラン・ヤマモト(指揮)
ピーター・ディヴリーズ(Vn)、
カリ・ジャイルズ(Vn)、
タチアナ・カーポヴァ(Vn)
マシュー・ダージー(Va)、
ターニャ・ベクトラー(Vc)
トム・ヒルドレス(Cb)、出口知子(Pf)】 |
DDD、41'55
米国ノース・カロライナ州シャーロットにあるベクトラー近代美術館には、フランス出身で晩年を米国で過ごしたニキ・ド・サンファル(1930‐2002)によるユニークな火の鳥の像が展示されている。
このCDには、この火の鳥に触発された4人の作曲家の作品が収録されている。いずれもネオロマンティシズムのような作風。ロナルド・パークスの反射と伝承では、神戸出身で米国で長く活動する、サウスカロライナ州ロックヒル在住のピアニスト、出口知子が活躍している。
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「ASSEM3LY」
シュワントナー:主導権
オルマイヤー:ボラムキン
エマーソン:浜辺のプロスペロ
ウルフ:反脆弱練習曲第 4 番 |
アセンブリ:
【リンゼイ・グッドマン(フルート)
アン・ウォルトナー(ピアノ)
スコット・クリスチャン(打楽器)】 |
録音:2014年10月,2015年6月 ニューヨーク州シャーロット、
DDD、50'57
ジョゼフ・シュワントナー(1943—)、ジョン・オルマイヤー(1970—)、タイ・アラン・エマーソン(1972—)、ランドール・ウルフ(1959—)の4人の現代の米国の作曲家によるフルート、ピアノ、打楽器の三重奏曲集。演奏団名は
ASSEMBLYをもじってASSEM3LYと綴られている。
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「色付きの夢」
アマヤ:プリ=セント
ライター:クロマ
ヘヴィア:作品の劇
ドラン:ソナティーナ
ホプキンス:夏の夢組曲
ヴィジョル:エル・チョクロ |
ジャノ・デュオ:
【ナオミ・サイドマン(フルート)
ジョナサン・デクスター(チェロ)】 |
DDD、62'54
フルートとチェロの二重奏曲集。マット・ドランのソナティーナ(1969
年)を除き、すべてここ数年の真新しい作品ばかりで、作風は様々。いずれの曲でもフルートとチェロが美しく絡んでいる。
タンゴのアンヘル・ビジョルド(1861—1919)の有名なエル・チョクロも演奏。ジャノ・デュオは
2012 年にナオミ・サイドマンとジョナサン・デクスターが組んで結成されたフルートとチェロのデュオ。
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「LINEAGE」
マッジョ:私たちの父たちを許し(5曲)
アイヴズ:私の故郷(4曲)
カーター:ロバート・フロストの3つの詩
バーバー:3つの歌 Op.45
ボイル:夢の小道(4曲) |
ランドール・スカーラータ(バリトン)
ローラ・ウォード(ピアノ) |
2016年3月,5月 ペンシルベニア州イースト・ノーリトン、DDD、63'03
近現代の米国の作曲家による歌曲集。ロバート・マッジョ(1964-)、ベンジャミン・C.S.ボイル(1979-)の作品が珍しい。ランドール・スカーラータは米国の近現代歌曲を得意とするバリトン。
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アドルファス・ヘイルストーク(1941-)の弦楽四重奏作品
ヘイルストーク:
3つの霊歌
エスランダ舞曲集
スイング・ロー・スウィート・チャリオット
弦楽四重奏曲第3番 |
アンブロジア四重奏団:
【サイモン・ラポイント(ヴァイオリン)
マユ・チプリアーノ(ヴァイオリン)
ビヴァリー・ケイン・ベイカー(ヴィオラ)
レベッカ・ジルモア(チェロ)】 |
2016年1月 ヴァージニア州ノーフォーク、DDD、59'38
アドルファス・ヘイルストーク(1941—)の弦楽四重奏作品を集めた
CD。アドルファス・ヘイルストークはニューヨーク出身のアフリカ系米国人作曲家。現代米国の人気作曲家の一人である。
作品名に現れているように黒人霊歌などの素材を積極的に用いた作風が特徴。アンブロジア四重奏団は
2002 年、ヴァージニア交響楽団の団員によって結成された弦楽四重奏団。
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キューバを始めとする南米の音楽、
文化、宗教、儀式などを取り込んた音楽
イレアナ・ペレス・ヴァラスケス:
(1)光を放つウェルク
(2)ギヘの魂
(3)夜の歌
(4)光のこだま |
(1)ベン・グロウ(指揮)
ミランダ・カクソン(ヴァイオリン)
クリストファー・グロス(チェロ)
ナノ・アンチュンズ(クラリネット)
エイドリアン・モアジョン(ファゴット)
モリー・モルコスキ(ピアノ)
ビル・ソロモン(打楽器)
(2)モメンタ四重奏団(弦楽四重奏)
(3)ナノ・アンチュンズ(クラリネット)
エイドリアン・モアジョン(ファゴット)
モリー・モルコスキ(ピアノ)
ジャクリーン・ケロッド(ハープ)
(4)ドリス・スティーヴンソン(ピアノ)
マシュー・ゴールド(打楽器) |
DDD、69'41
イレアナ・ペレス・ヴェラスケスはキューバ、シエンフエーゴスの生まれで、1993
年にニューヨークに移住した作曲家。キューバを始めとする南米の音楽、文化、宗教、儀式などを取り込んた音楽で知られている。
「光を放つウェルク」のウェルクとは海に棲む大型のツブ貝のこと。「ギヘの魂」のギヘとは、キューバなどの伝説の悪魔。
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ZKPスロヴェニア
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「モーツァルト&J.S.バッハ:フルートとハープのための作品集」
(1)モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲
ハ長調 K.299(297c)
(2)モーツァルト:フルート・ソナタ ヘ長調
K.13(フルート&ハープ版)
(3)J.S.バッハ:フルート・ソナタ BWV1020(フルート&ハープ版) |
カロリーナ・サントル・ズパン(Fl)
モイツァ・ズロブコ・ファイゲル(Hrp)
(1)ウロシュ・ラヨヴィチ(指揮)
スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団 |
スロヴェニアを代表するフルート&ハープ奏者による典雅で美しいモーツァルト&バッハ!
録音:1 2016 年 1 月 12-13 日、23 2017年
1 月 13、27 日、49’47
スロヴェニア出身で、世界各地で演奏活動を行っている、フルートのカロリーナ・サントル・ズパンとハープのモイツァ・ズロブコ・ファイゲル。モーツァルトの名曲“フルートとハープのための協奏曲”を地元スロヴェニア・フィルとの共演で演奏。さらにモーツァルトと
J.S.バッハのソナタ 2 曲はハープ伴奏で録音しています。典雅で軽やかな音色で想像以上に合います。
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「V objemu dvojine」~
スロヴェニア民謡からインスパイアされたクラリネット作品集
アンドレイ・マコア(1987-):歴史と愛
タマシュ・ハーベ(1947-):
グリーン、ハウ・アイ・ウォント・ユー・グリーン
カタリナ・プスティネク・ラカール(1979-):3つの谷の花輪
ヤニ・ゴローブ(1948-):プレクムリェ地方の
3 つの民謡
ペーター・サヴリ(1961-):お嬢さん教えて!
タデヤ・ヴルク(1978-):雲は赤く、小さな雄鶏が鳴く
アンドレイ・ミッソン(1960-):マリアと渡し守
ヘレナ・ヴィディック(1987-):真夏の日々 |
デュオ・クラリピアノ:
【ドゥーサン・ソージャ(Cl)
タジャーナ・カウチッチ(Pf)】 |
録音:2016 年、67’15
スロヴェニア放送が制作するレーベル ZKP
RTV SLO より、スロヴェニアの民謡からインスパイアされたクラリネットとピアノのための
8 曲の新しいオリジナル作品を収録したアルバム。
民謡の穏やかな旋律が、温もりのあるクラリネットの音色に乗って、心地よく癒されます。楽曲も難解てはなく、民謡の魅力を最大限に生かした美しい作品となっています。知られざるスロヴェニア民謡を感じられる
1 枚となっています。
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「みにくいアヒルの子(アンデルセン原作)」~
金管アンサンフルと語りによる童話音楽
1.夏/2.アヒル/3.小さなアヒル/4.翌日/
5.鴨に行く/6.沼地/7.狩猟/8.秋が来る/
9.冬/10.家族と農夫/11.春/12.白鳥 |
ルチア・チロヴィッチ(語り)
スロヴェニア・フィルハーモニア・
ブラス・アンサンブル:
【Franc Kosem(Trp)、Tibor Kerekes(Trp)、
Blaz Abvar(Trp)、 Dejan Glamocak(Trp)、
Joze Roser(Hr)、Maja Burger Zgonc(Hr)、
Domen Jerasa(Trb)、Zan Tkalec(Trb)、
Wolf Hagen Hoyer(Bass Trb)、
Janez Znidarsic(Tuba)、
Matevz Bajde(Perc)】 |
録音:2017年 35’45
スロヴェニア出身の女流作曲家ニーナ・シェンク。リュブリャナ・ミュージック・アカデミーで学び、ミュンヘンでマティアス・ピンチャーに師事。2004
年ヨーロッパを拠点に活躍する若手音楽家の育成プログラムの一つ“ヤング・ユーロ・クラシック”にて
“ヴァイオリン協奏曲第1番”で、ヘスト作曲賞を受賞。その後いくつものコンクールで入賞しています。
今作ではスロヴェニア・フィルの首席奏者を含む金管奏者メンバーが集結し、アンデルセンの名作童話「みにくいアヒルの子」を童話音楽に。音楽に乗せてスロヴェニア語で「みにくいアヒルの子」が語られます。
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<国内盤>
NKB
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NKB-106
(SACD HYBRID)
¥3000+税
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北村憲昭(指揮)スロヴァキア・フィル、
「ベートーヴェン交響曲シリーズ」第3番「英雄」!
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄」作品
55
J.シュトラウスII世:ワルツ「春の声」 作品
410 |
北村憲昭(指揮)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団 |
高精細 DSD による鮮烈な録音で話題!北村憲昭(指揮)。北村憲昭(指揮)スロヴァキア・フィル、「ベートーヴェン交響曲シリーズ」の第4弾は第3番「英雄」!
録音:2017 年1月 7-8 日スロヴァキア・フィルハーモニック・ホール、ブラティスラヴァ/フォーマット:SACD
Hybrid (CD STEREO / SACD STEREO / SACD 4.0
Surround)
北村憲昭指揮によるオーケストラ作品の録音事業を行っている
NKB/HR レーベルては、 スロヴァキア・フィルとのコンビによるベートーヴェンの交響曲録音を着々と進行し、このたび第3番
変ホ長調「英雄」をリリースすることとなりました。
時に優しく、時に重厚に鳴り響くスロヴァキア・フィルハーモニック・ホールの音響をカスタムメイドの
DSD マルチトラックレコーダーで余すところなく収録。
フル DSD ドメイン編集でこそ得られる緻密で
深みあるサウンドにより描き出されるベートーヴェンの革命的傑作の音像がここに覚醒します。
■北村憲昭 (指揮者)
1949 年 12 月 12 日神戸に生まれる。父はアマチュアコーラスの指揮者、父方の伯父は
1988 年 に亡くなるまでニューヨークで指揮を、母方の伯父もやはり大阪音楽大学の指揮科の名誉教授と
いう一家の中で育った。 12 才よりフルートを習いはじめ、京都市立芸術大学に入学、吉田雅夫
伊藤公一 各師に師事。 大学卒業後指揮を日本の指揮者の第一人者山田一雄氏に師事し指揮法を学ぶ。
その後師のアシスタントを務めながら日本では数少ないオペラの経験を朝比奈隆氏のもとで積
み、関西歌劇団指揮者として数多くのオペラのレパートリーを身に付けた。1981
年ストラヴィンスキー の「エディプス王」を指揮し、デビューを果たす。
1991 年桂三枝氏の演出によるモーツァルトの「魔笛」の公演で「斬新な演出にも劣らぬ伝統的か
つ格調高い指揮であった。」と高く評された。1994
年チェコのオロモウツで開かれた国立モラビアフ
ィルハーモニー主催のマスタークラスに於いて、シューマンの「交響曲第四番ニ短調」の演奏に、
最高の解釈であったとの特別表彰を受け、その栄誉として当オーケストラとシューマン交響曲第一
番と第四番のCD録音を行う。 2011 年よりスロバキア・フィルハーモニーとベートーヴェン交響曲全曲録音を開始。2013
年 2、9 月にワルシャワ・フィルハーモニーと「火の鳥」「海」等を録音。好評発売中。
論文「演奏の解析法」「旋律要素の解析」を執筆。著書に「音楽のマニュアル」「演奏のマニュア
ル」「合奏のマニュアル」「読譜のマニュアル」などがあり、これらは指揮者のホームページで見ることが出来る。
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コウベレックス
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「琥珀 Kohaku」 Vol.2
ベートヴェン:
ヴァイオリンソナタ 第5番 ヘ長調 作品24「春」
ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタソナタ 第1番 ト長調
作品78「雨の歌」
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馬渕清香(ヴァイオリン)
多川響子(ピアノ) |
瑞々しいヴァイオリンとピアノのアンサンブルが美しい、馬渕清香と多川響子のコンビによるアルバム『琥珀』の第2弾!
録音:2017年8月14-15日寝屋川市立地域交流センター
アルカスホール(寝屋川市)/録音:コウベレックス/製作:花音楽企画/販売元:コウベレックス、50分45秒
国内外で精力的に演奏活動を続けている馬渕清香と多川響子のコンビによるアルバム『琥珀
Kohaku』の第2弾。瑞々しいヴァイオリンとピアノのアンサンブルが美しい!「春」(スプリング・ソナタ)と、静謐な音色のなかに繰り広げられる温かい語り口の「雨の歌」は希望に満ちた演奏である。ファン待望のカップリング。
「琥珀」第1集(KRS-5206)はシューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番&ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番のカップリングで好評発売中!
●馬渕 清香(まぶち さやか)ヴァイオリン
大阪府出身。3 歳よりヴァイオリンを始める。1987
年全日本学生音楽コンクール第 3 位、1990 年同コンクール第
1 位 入賞。桐朋学園大学に入学。在学中国内外の音楽祭に参加。イタリア・シエナのキジアーナ音楽祭にてファイナルコンサート出演キジアーナ・ディプロマ賞
受賞。1997 年桐朋学園大学卒業。コンセールヴィヴァン・オーディション最優秀賞受賞。スイス・ローザンヌ
Vn.Pf.アカデミー参加。イタリア・グッビオ国際
Duo コンクール入選。同協会 レ・スプレンデル音楽コンクール室内楽部門入賞。これまでに、小国英樹、原田幸一郎、工藤千博、田辺良子
各氏に、室内楽を、岩崎淑、R・ブレンゴラ各氏に師事。現在、オーケストラ・室内楽・ソロ等フリーで活動。「Duo
Moon Stones」・「四次元三重奏団」「ヴィクトリア・アンサンブル」メンバー。
●多川 響子(たがわ きょうこ)ピアノ
ドイツ・ドレスデン音楽大学卒業。在独中にはドイツ、ポーランドで様々な演奏会に出演する。第
9 回宝塚ベガ音楽コンクール入選。コントラバス奏者サンデル・
スマランデスク氏と行なったデュオリサイタルに対し
2002 年度バロックザール賞受賞。ブラショフフィルハーモニー、オラデアフィルハーモニー(
ルーマニア) をはじめオーケストラと多数共演、また、ドレスデンフィルハーモニー弦楽三重奏団や
NHK 交響楽団首席メンバーなど国内外の演奏者との共演も数多く行っている。毎年ソロリサイタルを行い、近年では
2009 ~ 2011 年 ( 全 9 回)「ベートーヴェンピアノソナタ完全全曲演奏会
~ 35 のソナタ~」、2012 年「バッハ&バルトークの世界」、2013
年「ドイツ ロマンの旅」、同年より主要オーケストラ首席チェリストらと「ベートーヴェン
チェロとピアノの為のソナタ全曲演奏会」、2015
年( 全 2 回)「 オール シューマン リサイタル」2016
年「 オール リストリサイタル」など。これまでに
小原久幸、馬場和世、ペーター・レーゼル、上野真、田崎悦子の各氏に師事。現在はソロ、室内楽で精力的な活動を展開しながら、レクチャーコンサートや子供のためのコンサートなども行なっている。また京都市立京都堀川音楽高等学校、滋賀県立石山高等学校音楽科にて後進の指導にもあたっている。ヴィクトリア・アンサンブルメンバー。
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