.
NAXOS
|


8.573745
\1200 |
準・メルクル(指揮)&リール国立管
サン=サーンス(1835-1921):交響詩集
1.交響詩 第2番「ファエトン」Op.39(1873)
2.英雄行進曲 Op.34(1870)
3.交響詩 第4番「ヘラクレスの青年時代」Op.50(1877)
4.交響詩 第1番「オンファールの糸車」Op.31(1871)
5.サラバンド Op.93-1(1892)
6.リゴードン Op.93-2(1892)
7.交響詩 第3番「死の舞踏」Op.40(1874) |
準・メルクル(指揮)
リール国立管弦楽団 |
交響詩というジャンルは、リストが始めたとされますが、フランス音楽の伝統の中では、ベルリオーズのいくつかの作品も「交響詩」と呼ぶべきものがあります。またフランクの一連の交響詩もその流れの中に位置するものでしょう。そしてサン=サーンスの作品が続きます。
彼の4曲の交響詩中、最も知られているのが詩人アンリ・カザリスの詩からインスパイアされた「死の舞踏」です。こちらは真夜中に不気味に踊り狂う骸骨の姿が迫真の音楽で描かれています。
「ファエトン」と「ヘラクレスの青年時代」はギリシア神話を題材にした作品で、それぞれ“誇り”と“英雄主義と快楽の煩悩”が表現されていると作曲者自身が語っています。
第1番である「オンファールの糸車」はリストからの影響が強い作品。こちらもギリシア神話が題材となっており、後にピアノ独奏版も作られたほどサン=サーンス自身のお気に入りでもありました。
どの曲も精緻なオーケストレーションが施されており、準・メルクルが見事に演奏しています。
録音 2016年9月21-24日 Le Nouveau Siecle,
Lille, France Total Playing Time:55'28" |
|

8.559811
\1200 |
スーザ(1854-1932):吹奏楽作品集 第17集
「アメリカン・メイド」組曲(1913)
1.You Do Not Need a Doctor/あなたに医者は必要ない
2.Dream Picture-he Bivouac/夢を描く-ビバーク(サンティアゴの大地で眠る人々)
3.Dance Hilarious ? With Pleasure/陽気なダンス-楽しく
4.The Smugglers/密造者たち-五重奏曲(1882)
5.The Salute of the Nations to the Columbian
Exposition-
国家のあいさつ、シカゴ・コロンブス万国博覧会へ(1893)
6.フモレスケ:うるおいと乾燥の混合(1922)
パン・アメリカン行進曲 第1部(1915)
7.第1曲:序奏
8.第2曲:アルゼンチン
9.第3曲:ボリヴィア
10.第4曲:ブラジル
11.第5曲:チリ
12.第6曲:コロンビア
13.第7曲:コスタリカ
14.第8曲:キューバ
15.第9曲:サン・ドミンゴ
16.第10曲:エクアドル
17.第11曲:グアテマラ
18.第12曲:ハイチ
19.第13曲:ホンジュラス |
【アレンジャー】
ドナルド・パターソン…1.2./
ローラス・スキッセル…3
キース・ブライオン…4/
A.J.ゲーリング/ポール・メイベリー…6
キース・ブライオン(指揮)
ギルドホール・シンフォニック・ウィンド・バンド |
19世紀末から20世紀初頭にかけて、数多くのマーチを作曲し「マーチ王」と呼ばれたスーザ。1892年に自身が結成した「スーザ吹奏楽団」は最初の7年間で3500回のコンサートを行い、前例がないほどの高い人気を誇りました。
しかしスーザはマーチだけを書いていたのではなく、オペレッタの分野でも素晴らしい功績を残しています。ただし、全曲が上演されることは滅多にないのは残念です。
この第17集で紹介されているのはガラス工場を舞台にした《アメリカン・メイド》からの組曲と、初演後数回で舞台から姿を消した《密造者たち》の五重奏曲。他には、ワーグナーのメロディが用いられた「シカゴ博覧会」のための行進曲や珍しい「パン・アメリカン行進曲」など、他では聴くことのできないスーザの珍しい曲満載の1枚です。
録音 2016年1月3-5日 Milton Court Concert
Hall,The Guildhall School of Music and Drama,
London, UK Total Playing Time:56'06" |
|


8.573587
\1200 |
ALCHEMIZE-錬金術
吹奏楽のための音楽
シュワントナー(1943-):ルミノシティ-ウィンド・オーケストラのための協奏曲(2015)
1.第1楽章:Spiritoso e energico
2.第2楽章:Misterioso
3.第3楽章:Grande e con forza
マスランカ(1943-2017):ウィンド・アンサンブルのためのホザンナ(2015)
4.ムーヴメント I
5.ムーヴメント II
6.ムーヴメント III:コラール-聖なる御頭が傷ついている
7.ムーヴメント IV
8.ムーヴメント V
9.ムーヴメント VI
10.ムーヴメント VII:勇気と季節のリタニー
スティーヴン・ブライアント(1972-):
Alchemy in Silent Spaces‐静かな場所の錬金術(2000)
11.第1番:全ての夢のロジック |
ジャッキー・マクルウェイン(クラリネット)…2
ジョナサン・ヤリントン(テノール)…10
キャサリン A.ランド(指揮)
南ミシシッピ大学ウィンド・アンサンブル |
アメリカの吹奏楽最新作を紹介する人気シリーズ、今アルバムにはピューリッツァー賞受賞者シュワントナーと、日本でも高い人気を誇るマスランカ、コリリアーノに作曲を学んだブライアントの3人の作品を収録しています。
シュワントナーの「ルミノシティ」は天体の光度の意味を持つタイトル。“光の明るさ”を音で示すために、打楽器とピアノがステージ前部に配置され、その後ろに金管、木管楽器が並ぶ目にも鮮やかな楽器編成を取り、豊かな響きがもたらされています。
マスランカの「ホザンナ」はJ.S.バッハのコラールを元に、彼自身の表現を加えたというもの。自作からの引用も含めた多彩な作品です。
ブライアントの音楽は高いパフォーマンス性で知られ、不協和音を大胆に配しながらも煌めく抒情性が感じられるユニークな味わいを持っています。
この「全ての夢のロジック」は大規模な連作「静かな場所の錬金術」の中の1曲で、ピアノ、パーカッションなども駆使した華やかな響きが楽しい作品です。
録音 2015年11月13-15日 Bennett Auditorium Total
Playing Time:52'38" |
|


8.573807
\1200 |
ヨハン・シュトラウス2世がコンサートで取り上げた
セーチェーニ(1825-1898):管弦楽のための舞曲全集
管弦楽のための3つの舞曲 I
1.レオポルディーネ-ポルカ
2.トミー-ポルカ
3.ポルカ-マズルカ
管弦楽のための3つの舞曲 II
4.チター-ポルカ
5.ヴェローニ-ポルカ
6.マルゲリーテ-マズルカ
管弦楽のための3つの舞曲 III
7.チューリップ-マズルカ
8.雪-ポルカ
9.波-ポルカ-マズルカ
管弦楽のための3つの舞曲 IV
10.ブリクトリ-ポルカ
11.ダッチャ-ポルカ
12.ヴァルディン-ポルカ-マズルカ
管弦楽のための3つの舞曲 V
13.ポルカ-うぬぼれ
14.フェリチェッタ-ポルカ
15.レヴェンタイル-ポルカ-マズルカ
管弦楽のための3つの舞曲 VI
16.プレティステインカ-ポルカ
17.ポルカ・ハンガリー
18.パルカ-マズルカ-ファンタジー
世界初録音 |
ヴァレリア・チャーニ
MAVブダペスト交響楽団 |
ハンガリーの貴族の家系に生まれたイムレ・セーチェーニ。本業の外交官、大使としてキャリアを重ねながら、平行して作曲も続けていました。様々な作品を書きましたが、このアルバムに収録されているのはシュトラウス・ファミリーから影響を受けた一連の舞曲集。
3曲が1セットとなったこれらの曲集は当時高い人気を誇り、セーチェーニの友人であったヨハン・シュトラウス2世が自身のコンサートで取り上げたこともあったほどでした。
現在では全く演奏されることのない一連の舞曲はどれも世界初録音という貴重なもの。ユーモアたっぷりのマズルカとロマンティックなポルカのコレクションは、21世紀の聴き手を完全に魅了します。
録音 2016年1月3-7日、12月5-7日 Rottenbiller
Street Studio of Hungaroton, Budapest, Hungary Total
Playing Time:72'02" |
|


8.573791
\1200 |
イギリスのヴァイオリン協奏曲集
ポール・パターソン(1947-):
ヴァイオリン協奏曲 第2番(セレナード)(2013)-クララ・ホーウィックに
1.第1楽章:トッカータ
2.第2楽章:舟歌
3.第3楽章:ワルツ-スケルツォ
ケネス・レイトン(1929-1988):
ヴァイオリンと小オーケストラのための協奏曲
Op.12(1952)-フレデリック・グリンケに
4.第1楽章:Allegro con brio, molto ritmico
5.第2楽章:Intermezzo-Moderato con moto,
sempre dolce
6.第3楽章:Scherzo-Allegro molto e nervoso
7.第4楽章:Epilogo-Lento, molto sostenuto
ed intenso
ゴードン・ジェイコブス(1895-1984):
ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲(1953)-フレデリック・グリンケに
8.第1楽章:Allegro con brio
9.第2楽章:Andante espressivo
10.第3楽章:Allegro ma non troppo
全て世界初録音 |
クララ・ホーウィック(ヴァイオリン)
グラント・ルウェリン(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団 |
イギリス近現代、3曲のヴァイオリン協奏曲集。エルガーやウォルトン作品に比べると、作風は簡潔であり、伴奏のオーケストラには室内楽的な響きが求められています。
パターソンは王立音楽院で学んだ作曲家。「セレナード」という副題を持つこの協奏曲は、アルバムの演奏者ホーウィックに捧げられています。活発なトッカータ楽章で始まりますが、第2楽章にはうっとりとするハープの調べに導かれた美しい音楽が置かれています。
レイトンは3曲の交響曲をはじめとした100以上の作品で知られる作曲家。とりわけ合唱作品が有名ですが、このヴァイオリン協奏曲は、イタリアの詩人ネグリの言葉「私はあなたを探したが見つけることができなかった…」が添えられた、深刻さと熱狂的な曲想を併せ持っています。
もう一人の作曲家ジェイコブスもイギリスを代表する作曲家の一人。ヴァイオリンが技巧的で印象的なメロディを歌う抒情的な作品です。
録音 2017年6月5-7日 City Halls, Glasgow,
Scotland Total Playing Time:67'44" |
|


8.573801
\1200 |
フリードリヒ・ザイツ(1848-1918):
ヴァイオリンとピアノのためのコンチェルト集
第1集
1-3.コンチェルト 第1番 ニ長調 Op.7(1891)
4-6.コンチェルト 第2番 ト長調 Op.13(1893)
7-9.コンチェルト 第3番 ト短調 Op.12(1893)
10-12.コンチェルト 第4番 ニ長調 Op.15(1895)
13-15.コンチェルト 第5番 ニ長調 Op.22(1900) |
チョン・ヘジン(ヴァイオリン)
ウォーレン・リー(ピアノ) |
ドイツ・ロマン派時代に活躍したザイツ。現在では初心者用の「協奏曲」の作曲家として知られていますが、ヴァイオリニストしては、ドイツ各地のオーケストラでコンサートマスターを務め、1888年にはバイロイト音楽祭でもコンサートマスターを務めたほどの腕前でした。
各地に演奏旅行に赴きながら多くの弟子を教えた功績は非常に高く、引退後は芸術・科学メダルも授与されました。このアルバムに収録されているのはザイツの代表作である「ヴァイオリンとピアノのためのコンチェルト集」。前述のとおり、初心者向けの作品で、ボウイングやスタッカートの練習や、ダブル・ストップ奏法、トリル、カデンツァまで数多くの技術を学ぶことができます。もちろん聴くだけでも楽しい曲集です。
録音 2017年1月7-8日 Hong Kong University
of Science and Technology Concert Hall Total
Playing Time:58'49" |
|


8.573875
\1200 |
バロックからファドへ
ポルトガル音楽を通じる旅
1.パレデス:Verdes Anos
2.レティエ:メヌエット
3.アマラル:Luz de Outono-秋の光
4.作者不詳:13世紀のマリアのカンティガ集より第23番
5.J.S.バッハ:カンタータ「わしらの新しいご領主に」BWV212-シンフォニア
6.アブ=カリル:Soneto de Amor-愛のソネット
7.アルメイダ:テ・デウムより-Venerandum
8.アルメイダ:Il Trionfo d'Amore 愛の勝利
第2部-アリア「In queste lacrime, Arsindo
specchiasti」
9.アルメイダ:La Spinalba ラ・スピナルバ
第2部-アリア「Un cor, ch'ha per costume」
10.伝承曲:Destino Marcado, Fado Menor
11.伝承曲:Olhos Estranhos, Fado Corrido
12.伝承曲:De Loucura em loucura, Fado
Cravo
13.カヤン:Fado do Alentejo
14.ペレイア:シンフォニア ニ長調
15.パロミノ:Entremez das Regateiras Zelosas-マルホとデガテイラの二重唱
16.作者不詳:Os efeitos da ternura, lundum
17.オウルマン:Com que voz
18.ゴンチャルブス:ロマンス
19.マガリャンイス:O Pastor
20.作者不詳:Hei-de amar-te ate morrer! |
アナ・クィンタンス(ヴォーカル)…4.7-9.15.17.19
リカルド・リベイロ(ヴォーカル)…4.6.10-13.15.16.18
ミゲル・アマラル(ポルトガル・ギター)…1-3.6.7.10-13.17.18
マルコ・オリベイラ(ヴィオラ・デ・ファド)…2.6.10-13.16-18
(ヴォーカル)…16.20
マルコス・マガリャンイス(オルガン)…2.4.6.7.16
マルタ・アラウホ(ハープシコード)…4-6.8.9.14.15.17.19
マルコス・マガリャンイス(音楽ディレクター)
オス・ムジコス・ド・テホ |
リスボンの有名な"カルースト・グルベンキアン財団"の壮麗なホールで開催されたユニークな演奏会のライヴ録音。
バロック時代の響きとポルトガル独特のギターのサウンドの融合、この地の音楽に影響を与えたアラビア、ガリシアの音楽、そして中世13世紀のカンティガや、民族歌謡"ファド"まで、ポルトガルのありとあらゆる音楽が詰め込まれた1枚です。
参加しているのはポルトガル屈指のバロック歌手、クィンタンスと、ファド歌手のリベイロを中心とした演奏家たち。バッハのシンフォニアが1曲含まれていますが、こちらも通常の響きとは全く違う、エスニックで力強い味わいとなっています。音で綴るポルトガルの歴史です。
録音 2016年12月14-15日 Grande Auditorio,
Fundacao Calouste Gulbenkian,Lisbon, Portugal Total
Playing Time:84'32" |
|

8.573779
\1200 |
アルベニス(1860-1909):ピアノ作品集 第8集
ピアノ・ソナタ 第4番 イ長調 Op.72 T.75(1886頃)
1.Allegro
2.Scherzo:Allegro
3.Minuetto:Andantino
4.Rondo:Allegro
5.メヌエット ト短調 T.73(1886頃)
6.マロルカ,舟歌 OP.202 T.79(1887頃)
古風な組曲 第2番 Op.64 T.66(1886)
7.第1曲:サラバンド
8.第2曲:シャコンヌ
9.バルカローラ「カタルーニャの舟歌」Op.23
T.55(1884頃)
10.アングスティア「言葉のないロマンス」T.70(1886)
11.パヴァーヌ・カプリース Op.12 T.48(1882)
12.スペイン狂詩曲(ピアノ版) Op.70(1886) |
ミゲル・アンヘル R.ライズ(ピアノ) |
幼い頃から音楽の才能を発揮し“神童”と呼ばれたアルベニス。4歳で既に聴衆の前でピアノを演奏「10歳の時には世界を冒険旅行した」など多くの逸話を持つとされていますが、実はこれらは全て作り話。実際にはライプツィヒ音楽院からブリュッセル王立音楽院に進学し研鑽を積みました。
20歳を過ぎた頃に、当時の教師ペドレルからスペイン音楽の作曲を勧められ、サロン風の雰囲気の中に、スペインの民族音楽の要素を取り入れたロマンティックな曲を発表。以降は作風を発展させながら数多くの作品を書き上げました。
このアルバムでは1880年代に書かれた初期の作品を収録。彼が敬愛していたショパンやリストの影響を感じさせる技巧的な曲が並びます。
録音 2016年1月7-8日,2月4日 Estudios FJR,
Granados, Spain Total Playing Time:68'10" |
|

8.573792
\1200 |
期待の新進演奏家シリーズ/ホアン・ペレス・フロリスタン
ピアノ・リサイタル
1.リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調
S178/R21
2.ベートーヴェン(1770-1827)=リスト:遥かなる恋人に
S469/R124
シューマン(1810-1856):幻想曲 ハ長調 Op.17
3.第1楽章:全く幻想的に、情熱的に弾くこと
4.第2楽章:中庸に。全く精力的に
5.第3楽章:ゆっくり弾くこと(常に静けさをもって) |
ホアン・ペレス・フロリスタン(ピアノ) |
2015年にスペインで開催された「第18回サンタンデール国際ピアノ・コンクール」で優勝したホアン・ペレス・フロリスタンのリサイタル・アルバム。
アルベニス財団やソフィア王妃高等音楽院を創設したスペインの実業家パロマ・オシェルが1972年から始めた現在スペイン屈指のこのコンクールの優勝者は、マドリード交響楽団との共演をはじめとした様々な栄誉が約束されており、このアルバム録音もその一つです。
ペレスは2012年のルール・ピアノ音楽祭に出演し、すでに注目を浴びていましたが、ここでは一層成長した姿を見せており、シューマンとリスト、そしてリストが編曲したベートーヴェンの歌曲集「遥かなる恋人へ」を情熱を込めて演奏、なかでも、リストのソナタをこよなく愛するというフロリスタンですが「この曲は演奏する毎に違う表情を見せるのです」と語る通り、表情豊かな演奏を披露しています。
録音 2016年12月28-30日 Auditorio Sony,
Fundacion Albeniz, Madrid, Spain Total Playing
Time:81'01" |
|


8.559832
(3CD)
\3000 |
ボルコム(1938-):ピアノ作品集
【CD1】
1.ニューヨークの光:コンサート・パラフレーズ(2003)…世界初録音
2-5.幻想的ソナタ(1961)…世界初録音
6-8.3つのダンス・ポートレート(1983-1986)…世界初録音
9-12.春のダンス(1956)…世界初録音
【CD2】
1-12.ピアノのための12のエチュード(1956-1966)
13-17.夜の小品(1960)…世界初録音
18-23.アンドレとの対話(1991-1992)…世界初録音
24.エステラ:ラテン・ラグ(2010)…世界初録音
25-28.夜の瞑想(2012)…世界初録音
【CD3】
1-7.ロマンティックな小品(1959)…世界初録音
8.ブルックリン・ドッジ(1972)
9.ジョージ・ロックバーグの主題による変奏曲(1986-1987)…世界初録音
10.夢の音楽 ♯1(1965)…世界初録音
11.バラード(2006)…世界初録音 |
コンスタンティン・ファインハウス(ピアノ)…CD1:9-12,CD2:19-23.25-28,CD3:1-7.9
エステラ・オレヴスキー(ピアノ)…CD2:24
ウルスラ・オッペンス(ピアノ)…CD1:1.6-8,CD2:13-17,CD3:11
クリストファー・テイラー(ピアノ)…CD1:2-5,CD2:1-12,CD3:8.10
|
これまでにグラミー章を2回受賞したアメリカの作曲家ウィリアム・ボルコム。4人のピアニストが分担して演奏した、世界初録音も数多く含むこの曲集、最も古い時代に書かれた曲は1956年の「春のダンス」と「ピアノのためのエチュード」の一部、そして最も新しい曲は2012年の「夜の瞑想」で、その年代は50年以上に及び、作風もラグ風であったり、アヴァンギャルドであったりと様々に変化しています。
20世紀後半から21世紀にかけての『アメリカ・ピアノ音楽』の歴史を垣間見ることができる、資料としても貴重なアルバムです。
録音
2014年9月26-29日,10月1.5-7日 American Academy
of Arts and Letters, New York, USA…CD1:1-8,CD2:1-17.24,CD3:1-7.9.11
2015年1月6日 Frederic March Play Circle,
Wisconsin Union Theater, Madison, WI, USA…CD3:8.10
2015年4月8日,5月18-20日 Fraser Studio,WGBH, Boston, MA, USA…CD1:9-12,CD2:18-23.25-28,CD3:9Total
Playing Time:173'19” |
|

8.573618
\1200 |
ナルブタイテ:作品集
1.La barca-小舟(2005)
2.kein gestern, kein morgen-昨日はない、明日はない(2012/2015)
…世界初録音
3.krantas up simfonija-海岸線のシンフォニー(2007)
…世界初録音 |
ジョヴィタ・ヴァシュジェヴィチュテ(メゾ・ソプラノ)…2
トーマス・パヴィリョニス(テノール)…2
クリストファー・リンドン=ギー(指揮)
リトアニア国立交響楽団 |
リトアニアの女性作曲家ナルブタイテ。「鉄のカーテン」消滅後にそれまでの沈黙を破り、傑出した才能を示しています。
彼女の作品は初期の頃には独特な肌触りを持つ室内楽が多かったのですが、近年はこのアルバムに収録されている大規模な作品へと作風が変化しています。
「La barca」はバイエルン放送局のラジオ放送のために書かれた曲。大海に揺れる小舟と乗船者の心理状態までが克明に表現された描写的な作品です。
独唱者と管弦楽のための「昨日はない、明日はない」はリルケの詩を用いた曲。断片化された時間を表現しています。
第50回ワルシャワの秋音楽祭のために書かれた「海岸線のシンフォニー」は静かな場面と、遠くの記憶を象徴しており、第1曲目の「小舟」に通じる執拗な流れが表現されています。ただ規模は大きくなり、幅広い事項が内包している神秘的な作品です。
録音 2015年10月26-29日 National Philharmonic
Hall, Vilnius, Lithuania Total Playing Time:70'04" |
|

8.579019
\1200 |
ラモン・パウス(1956-):ピアノ作品集
1.Piano al origen-ピアノを原点に(2011)
2.Piano en Arles-アルルのピアノ(2009)
3.Estudio para uracilo,un principe genomico-
ウラシルの研究、ゲノムの王子(2016)
4.Piano astrolabio-ピアノ・アストロラビオ(2014) |
エドゥアルド・フェルナンデス(ピアノ) |
バルセロナ、パリ、リヨンで学び、多彩な作風を身に着けたことで知られるスペインの作曲家パウス。オーケストラ作品や映画音楽が知られていますが、ギターやピアノ曲でも優れた作品が多く、クリエイティブな個性は聴き手を魅了しています。
このアルバムには21世紀になって書かれた4つの作品を収録。常に表情豊かで時にはジャズ風のテイストを感じさせる音楽は、詩的でありミステリアスでもあります。
2曲目の「アルルのピアノ」は、1990年に公開された黒澤監督の映画『夢』第5話「鴉」に登場するゴッホの姿からインスパイアされた作品で、演奏者フェルナンデスに捧げられています。光と影をテーマにした短いモティーフが印象的です。
録音 2016年12月13日.2017年5月8日 Estudio
Uno, Colmenar Viejo, Madrid, Spain Total
Playing Time:52'24" |
|


8.573782
\1200 |
マイール(1763-1845):ミゼレーレ ト短調(1800頃)
1.Miserere mei Deus-神よ、あわれみたまえ
2.Amplius lava me, Deus-神よ、われらの罪を浄めたまえ
3.Tibi soli peccavi-われは罪をおかした
4.Asperges me-われを浄めたまえ
5.Averte faciam-あなたの顔をそむけたまえ
6.Docebo-われは方法を教える
7.Domine, labia mea-主よ、われの口を開きたまえ
8.Sacrificium Deo-神への犠牲
9.Benigne fac-契約
10.Tunc acceptabis-祭壇の上に
11.Litaniae Lauretanae-ロレトの連祷 ト短調(1800頃)
世界初録音 |
アンドラ・ローレン・ブラウン(ソプラノ)
ユン・ジェウォン(ソプラノ)
テレサ・ホルツハウザー(アルト)
マルクス・シェーファー(テノール)
ローベルト・セリアー(テノール)
イェンス・ハマン(バス)
ヴァージル・ミショク(バス)
フランツ・ハウク(指揮)
ヴィルトゥオージ・イタリアーニ
コンチェルト・デ・バッスス
ジモン・マイール合唱団
バイエルン国立歌劇場合唱団のメンバー |
ドイツで生まれ、イタリアで活躍した古典派の作曲家ジモン・マイール。NAXOSからはこれまでに歌劇や宗教曲など多数の作品がリリースされています。
マイールはベルガモのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の終身教会楽長に就任しましたが、その時にはすでに「教会音楽の大家」としてヴェネツィアで高く尊敬されていました。
この「ミゼレーレ-あわれみたまえ」と「ロレトの連祷」はこの時期に作曲されたものと推測されます。「ミゼレーレ」は合唱とソロとの親密な対話を包む、控え目ながらも美しいオーケストラ伴奏が特徴の大作。「ロレトの連祷」は全編悲痛な表情が貫かれた悲し気な作品です。
録音 2014年4月7-11日…1-10 2014年4月26日…11 Asam
Church Maria de Victoria, Ingolstadt,Germany Total
Playing Time:57'45" |
|

8.559819
\1200 |
平和と賞賛の歌
1.ヒューゴー・ワイズガル(1912-1997):
神を正しく賛美せよ(1958)…世界初録音
2.アーレン・ブリングス(1934-):
天国にて(1957)…世界初録音
3.ジョエル・マンデルバウム(1932-):
歌劇《村》-第1幕 フィナーレ(1995)…世界初録音
4.エドゥワルド・スマルドン(1956-):無限に(2013)…世界初録音
5-6.ブライト・シェン(1955-):青海省の2つの民謡(2010)
7.ディヴィッド・ショーバー(1974-):クリオシティ(2011)…世界初録音
8-11.ブルース・セイラー(1946-):
ミサ・コンスタンティエ(2007)…世界初録音
12.レオ・クラフト(1922-2014):エデンのアダム(2002)…世界初録音
13.セイラー:アヴェ・マリア(2003)…世界初録音
14.ショーバー:
All Creation Sings Praise-全ての創造物は賛美する(2009)…世界初録音
15.ショーバー:O day full of grace-恵みある日(2006)…世界初録音 |
ハロルド・ローゼンバウム(指揮)…1-4
ニューヨーク・ヴィルトゥオーゾ・シンガーズ…1-4
ブライト・シェン(指揮)…5-6
ジェームズ・ジョン(指揮)…7-15
クィーン大学合唱団&ヴォーカル・アンサンブル…5-15 |
このアルバムはニューヨーク「アーロン・コープランド・スクール・オブ・ミュージック」クイーンズ・カレッジの教師と作曲家たちによって書かれた合唱作品で構成されています。
学校の長い歴史を祝すために作曲を依頼したのですが、その多くの作品は「平和」と「賞賛」をモティーフにしていたため、録音の際にこの2つの言葉をコンセプトにした曲のみを選択、1枚のアルバムにまとめられました。
使われている言語はヘブライ語、ラテン語、イタリア語、英語、中国語と様々ですが、どの曲も歌い手と聴き手の心に直接届く強いメッセージ性を持っており、演奏家、作曲家を含む録音に携わった人々全ての「平和への祈り」が伝わってきます。
録音 2010年12月6日…5-6 2015年6月2日…1-4.7-12 2017年4月8日…13-15 LeFrak
Concert Hall, Queens College, New York, USA Total
Playing Time:58'06” |
|

8.554170
\1200
※再発売 |
ピーターとおおかみ/小象ババールのお話/青少年のための管弦楽入門
1-9.プロコフィエフ(1891-1953):ピーターとおおかみ
10-22.プーランク(1899-1963):小象ババールのお話
23-30.ブリテン(1913-1976)青少年のための管弦楽入門
Op.34 |
エドナ・エヴァレッジ(ナレーター…英語)
ジョン・ランチベリー(指揮)
メルボルン交響楽団 |
録音 1997年1月29日-2月1日 Melbourne Concert
Hall, Australia |