≪第95号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 2017/12/5〜
12/8(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
2L
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2L 142SACD
(SACD HYBRID)
\2600
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『燃え上がる感情から』
グリーグ(1843-1907): ピアノソナタ
ホ短調 Op.7
シグネ・ルンド(1868-1950) 5つの小品(Cinq
Morceaux) Op.34
ベートーヴェン(1770-1827): ピアノソナタ第23番
ヘ短調 Op.57《熱情》 |
ティーナ・マルガレータ・ニルセン(ピアノ) |
「アパッショナータ」をテーマにしたグリーグ&ベートーヴェンのピアノ作品集
録音:2016年10月 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)/制作:ヴォルフガング・プラッゲ/バランス・エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン
ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ [DXD
(352.8kHz/24bit) 録音]/5.1 surround/stereo、60’10
ティーナ・マルガレータ・ニルセンは、スイス生まれ、ノルウェーのピアニスト。トロンハイムで育ち、ヨルゲン・ラーシェン、イジー・フリンカ、ドイツのハイデ・ゲルツ、イェンス・ハーラル・ブラトリにピアノを学びました。師のハイデ・ゲルツとデーナ・ピアノデュオを結成、『モーツァルト/
グリーグ第1 集』(2L40SACD)、『モーツァルト/
グリーグ 第2 集』(2L57SABD)、『グリーグへのオマージュ』(2L094SABDJ)の3
つのアルバムを 2L レーベルに録音しています。初めてのソロアルバム。「人生の喜び、婚約したばかりの気分」に特徴づけられ、高度な技術の求められる「青年」グリーグのソナタ。まったく新しい創造をめざす戦いと苦悩の映されるベートーヴェンの《熱情》ソナタ。ピアニストのスタンダード・レパートリーに含まれる2
曲の間にノルウェーの女性作曲家シグネ・ルンド(1868-1950)の《5
つの小品》が演奏されます。ルンドは、グリーグの故郷でもあるベルゲン生まれ。クリスチャニア(現
オスロ)でエリカ・リ・ニッセンにピアノ、音楽理論と作曲をイーヴェル・ホルテルに学びました。《5
つの小品》は、力強くエネルギッシュな〈即興曲〉に始まる、予期せぬハーモニーの展開、変化に富んだ音楽の色彩が特徴的な作品です。1897
年に作曲され、1905 年に出版されました。初録音の作品です。
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ATMA CLASSIQUE
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LUX |
聖アンデレ&パウロ教会合唱団、
ジャン=セバスチャン・ヴァレ(指揮)
ジョナサン・オルデンガーム(オルガン) |
デイヴィット・ウィルコックス(1917-2015):
Once in Royal David’s City
メンデルスゾーン (1809-1847): Weihnachten,
Op. 79, No. 1
エイドリアン・ピーコック(b. 1962): Venite,
Gaudete!
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983): A Spotless
Rose
ポール・ハレー(b. 1952): What Child is
This?
ポール・ミーラー(b. 1975) :In the Bleak
Midwinter
レオ・サワビー(1895-1968) :Carillon
ジョナサン・ダヴ(b. 1959): Seek Him That
Maketh the Seven Stars
エリック・ウィテカー(b. 1970) :Lux aurumque
デイヴィット・ウィルコックス:Hark! The
Herald Angels Sing
クラレンス・ルーカス(1866-1947) :Pastorale
ドナルド・パトリキン (b. 1937):Venez mes
Enfants
ウィル・トッド(b. 1970) :My Lord Has Come
モートン・ローリゼン (b. 1943) :O Magnum
Mysterium
デイヴィット・ウィルコックス: O Come, All
Ye Faithful
チャールズ・クエフ (1873-1931): Noel parisien
op. 26 no 4
ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):Choral-Improvisation
on In “dulci jubilo” |
モントリオール最大級のオルガンと美しい合唱で聴く「ルクス」の音楽
ラテン語で「光」を意味する「LUX( ルクス)」をテーマに集められた、クリスマス時期の相応しいアルバム。
聖アンデレ&パウロ教会合唱団は、モントリオール周辺の選りすぐりの歌手が集まって指揮者のジャン=セバスチャン・ヴァレのもと結成された合唱団です。
また同教会のオルガニストであるジョナサン・オルデンガームも加わった内容。聖アンデレ&パウロ教会のオルガンは1931
年にカサヴァン・フレールによって作られました。7000
本のパイプを使用したモントリオール最大級のオルガンです。 |
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BIS
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BIS SA 2311
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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鈴木雅明(指揮)&バッハ・コレギウム・ジャパン
J.S.バッハ:世俗カンタータ第9集
(1)カンタータ《急げ、渦巻く風よ》
〈フェーブス(ポイボス=アポロン)とパンの争い〉BWV201
(47’32”)
(2)カンタータ《さあ、晴れやかなトランペットの高らかな音よ》
BWV207a(32’30”) |
鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン
ジョアン・ラン(ソプラノ)
ロビン・ブレイズ(アルト)
ニコラス・パン(テノール)
ドミニク・ヴェルナー(バス)
(1)中嶋克彦(テノール)
(1)クリスティアン・イムラー(バス)
菅きよみ(フラウト・トラヴェルソ)
三宮正満
(オーボエ、オーボエ・ダ・モーレ) |
BCJによるバッハの世俗カンタータ第9 集は、コレギウム・ムジクムのための劇音楽とザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト2
世の祝賀用の2 篇!
セッション録音:2016年9月/神戸松蔭女子学院大学チャペル/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、80’53”
SACD ハイブリッド盤。
BCJ の世俗カンタータの第9 集は、コレギウム・ムジクムのための劇音楽《急げ、渦巻く風よ》〈フェーブス(ポイボス=アポロン)とパンの争い〉BWV201
とザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト2
世の祝賀用の作品《さあ、晴れやかなトランペットの高らかな音よ》BWV207aが収録されました。今回も充実のソリスト陣が魅力のひとつで、おなじみのジョアン・ラン、ロビン・ブレイズ、ドミニク・ヴェルナーに加えて2017
年のグラミー賞にノミネートされたテノール、ニコラス・パンも参加するなど、満を持してのキャスティングでの収録です!
《急げ、渦巻く風よ》BWV201 は1729 年秋のライプツィヒ見本市期間中に作曲されたとされるコレギウム・ムジクムのための劇音楽で、台本は牧神パンとフェーブス(ポイボス=アポロン)がリディアのトモルス山で歌を競い合ったという、ギリシャ神話に基づく作品です。パンとフェーブスのパートは対立的な様式でくっきりと書き分けられており、単純で民衆的なパンのアリアに対して、フェーブスのアリアは、精密な筆致による格調の高いものとなっております。
《さあ、晴れやかなトランペットの高らかな音よ》BWV207a
はザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト2
世の命名日祝賀用作品。3 つのレチタティーヴォ以外はBWV207
の音楽がほぼそのまま転用されています。当日付けの『ライプツィヒ新聞』によれば、コレギウム・ムジクムにより、ツィンマーマンの庭園で上演したとされております。
演奏会情報
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
■ 2017年12月16日(土) 15:00開演 軽井沢大賀ホール
■ 2017年12月23日(土) 15:00開演 サントリーホール

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CYBELE RECORDS
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3D 801702
(SACD HYBRID)
\2500 →\2290
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魅力盛りだくさん
「ヴッパータール交響楽団LIVE Vol.1」
エルンスト・フォン・ドホナーニ:
交響的瞬間 Op.36、ピアノ協奏曲第2番
ロ短調 Op.42
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op.90 |
ソフィア・グルバダモーヴァ(ピアノ)
ドミトリー・ユロフスキ(指揮)
ヴッパータール交響楽団 |
バイノーラル録音で聴くブラームスの3 番。そしてドホナーニの秘曲!ロマン派ド真ん中のフル・オーケストラ作品がついに登場!!
録音:2017年6月25・26日/3D Binaural-Stereo(Artificial
Head)、pure DSD Recording、CD : 81’26’’、SACD
: 84’46’’
CYBELE レーベルが積極的に取り入れている、ヘッドホンで聴くことにより最高音質の効果を発揮するように作られた「バイノーラル録音」。その録音に特化したシリーズの第2
弾です。
同時にヴッパータール交響楽団のライヴ・シリーズ第1
弾となっています。オルガンや室内楽の録音が多かったレーベルですが、ついに大オーケストラの録音がスタート。これは興味津々です!
エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960)はピアニスト、指揮者、教師としても活躍した作曲家で、指揮者クリストフ・フォン・ドホナーニの祖父。20
世紀になおロマン派の作風を貫いた人物で、ブラームスの音楽ともまったく不自然なく響き合います。2、3
分の短い楽章が5 つ並んだ『交響的瞬間』は美しく情景的な佳曲。ハープを伴奏にオーボエが歌う第4
楽章が印象的です。続くピアノ協奏曲は作曲家が腕の立つピアニストなだけあってとにかく雄弁なソロが格好良い。ピアノがロ短調の分散和音で力強く駆け抜ける中、ホルンが朗々とテーマを歌い上げる第1
楽章はこれぞロマン派協奏曲という出で立ち。オーケストラの編成も大きく、高音質で楽しめるのが有難い、面白すぎる秘曲です。
ブラームスの3 番も聴き応えあり。指揮のドミトリー・ユロフスキはいたって正攻法のアプローチで、音楽をたっぷり滋味豊かに響かせています。見事な録音によってその音楽の美しさは余すところなく捉えられており、ティンパニを含む全楽器の音色の絶妙な混じり具合が感動的です。第2
楽章の木管、第3 楽章の弦楽の響きもとても魅力的で素晴らしい。
CYBELE レーベルのフル・オーケストラ録音、注目必至のシリーズです!
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EVIDENCE
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102 鍵をもつステファン・ポレロ製ピアノ
「Opus102〜ステファン・ポレロのピアノをつかって」
リスト:ソナタ ロ短調 S.178
シューベルト/リスト編:ドッペルゲンガー、アトラス、セレナード
ドビュッシー:雪の上の足跡、沈める寺、霧
スクリャービン:詩曲、夜想曲 op.61、炎に向かって
op.72 |
シリル・ユヴェ(ピアノ) |
102 鍵をもつピアノで聴く大迫力のリスト!低音の豊かな倍音に圧倒
ピアノ/ステファン・ポレロ(102鍵)
録音:2017年7月
「フランスの伯爵の音楽との出会い」と称される、フランスの名手シリル・ユヴェによる超絶技巧作品集。102
鍵をもつステファン・ポレロ製のピアノを用いての録音です。
鍵盤が多いということは弦も多いということで、倍音のスケール、特に低音の鳴りが通常の88
鍵ピアノとは異なってきます。さらにシリル・ユヴェはオーケストラを思わせるスケールの大きな演奏スタイルなので、ここに収録されたヴィルトゥオーゾで音の多い作品ではピアノが真価を発揮。ピアノの迫力を満喫できる1
枚です。
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HAENSSLER
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HC 17017
(26CD)
\7200
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J.S.バッハ(1685-1750):鍵盤作品集 |
CD 1-3 若きバッハのチェンバロ作品集
CD 1(69’59”)
・カプリッチョ 変ロ長調「最愛の兄の旅立ちに寄せるカプリッチョ」BWV992/
・前奏曲とパルティータ ヘ長調 BWV833/・ソナタ
イ短調 BWV967/
・前奏曲とフーガ イ長調 BWV896/・パルティータ
イ長調 BWV832/
・幻想曲 ト短調 BWV917/・組曲 ヘ長調
BWV820/
・イタリア風のアリアと変奏 イ短調 BWV989/・フーガ
イ短調 BWV944
ロバート・ヒル(チェンバロ)
セッション録音:1999年3月/フライブルク・イム・ブライスガウ、オーバーリート、カトリック教区教会
CD 2(57’42”)
・ソナタ ニ長調 BWV963/・組曲 変ロ長調
BWV821/・フーガ 変ロ長調 BWV955/
・幻想曲 ニ短調 BWV905-1/・フーガ
イ短調 BWV959/
・変奏を伴うサラバンド ハ長調 BWV990/・前奏曲
ロ短調 BWV923/・フーガ ロ短調 BWV951
ロバート・ヒル(チェンバロ)
セッション録音:1999年3月/フライブルク・イム・ブライスガウ、オーバーリート、カトリック教区教会
CD 3(49’22”)
・トッカータ ニ長調(初期形式) BWV912a/・組曲
ト短調 BWV822/
・フーガ ハ短調(異稿) BWV951a/・フーガ
ハ長調 BWV946/
・フーガ イ長調 BWV950/・フーガ イ長調
BWV949/
・カプリッチョ ホ長調「ヨハン・クリストフ・バッハをたたえて」BWV993
ロバート・ヒル(チェンバロ)
セッション録音:1999年3月/フライブルク・イム・ブライスガウ、オーバーリート、カトリック教区教会
CD 4 トッカータ集
CD 4(78’27”)
・トッカータ ニ短調 BWV913/・トッカータ
ト短調 BWV915/
・トッカータ ハ短調 BWV911/・トッカータ
ト長調 BWV916/
・トッカータ ホ短調 BWV914/・トッカータ
嬰ヘ短調 BWV910/・トッカータ ニ長調 BWV912
ペーター・ヴァートコルン(チェンバロ)
セッション録音:1999年8月/アメリカ、マサチューセッツ州ラスリンダール、録音スタジオ
CD 5ヴァイマール時代の鍵盤作品〜協奏曲、幻想曲とフーガ
CD 5(52’36”)
・半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903/・前奏曲(幻想曲)
イ短調 BWV922/
・組曲 イ短調(異稿) BWV818a/・幻想曲とフーガ
イ短調 BWV904/
・前奏曲とフーガ イ短調 BWV894
ロバート・ヒル(チェンバロ)
セッション録音:1999年10月/フライブルク・イム・ブライスガウ、オーバーリート、カトリック教区教会
CD 6インヴェンションとシンフォニア
CD 6(54’10”)
・インヴェンションとシンフォニア BWV772-801
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
セッション録音:1999年12月/ヘッセン放送(フランクフルト・アム・マイン)、放送ホール
CD 7&8 教師としてのバッハ〜ケルン時代の鍵盤作品
CD 7(58’31”)
・前奏曲 変ホ長調 BWV815a/・組曲 変ホ長調
BWV819/819a/・フーガ ト長調 BWV957/
・前奏曲とフゲッタ ト長調 BWV902a/・プレアンブルム
ニ短調(初期稿) BWV875a/
・フーガ ニ短調 BWV948/・前奏曲とフゲッタ
ヘ長調 BWV901/
・プレアンブルムとフゲッタ ハ長調(初期稿)BWV872a/・フーガ
ハ長調 BWV953/
・前奏曲とフーガ イ短調 BWV895/・フーガ
イ短調 BWV947/
・前奏曲とフゲッタ ホ短調 BWV900/・フーガ
ホ短調 BWV956/
・サラバンド ト短調 BWV839/・クーラント
ト長調 BWV840/・幻想曲 ハ短調 BWV918
ロバート・ヒル(リュートハープシコード、クラヴィコード)
セッション録音:1999年6月/フライブルク・イム・ブライスガウ、オーバーリート、カトリック教区教会
CD 8(64’27”)
・半音階的幻想曲 ニ短調 BWV903a/・運指練習曲
ハ長調 BWV994/
・9つの小前奏曲集 BWV924-931/・フゲッタ
ハ短調 BWV961/
・フーガ ハ長調 BWV952/・幻想曲 ハ短調
BWV919/・5つの小前奏曲集 BWV939-943/
・メヌエット ハ短調 BWV813a/・メヌエット
変ホ長調 BWV815a/
・6つの小前奏曲集 BWV933-938/・前奏曲とフゲッタ
ハ長調 BWV870a/
・前奏曲 ト長調 BWV902/・前奏曲とフゲッタ
ニ短調 BWV899
ロバート・ヒル(リュートハープシコード、クラヴィコード)
セッション録音:1999年6月/フライブルク・イム・ブライスガウ、オーバーリート、カトリック教区教会
CD 9 クラヴィーア練習曲集第2部
CD 9(77’48”)
・半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903/・フランス風序曲(パルティータ)
ロ短調 BWV831/
・イタリア風協奏曲 ヘ長調 BWV971/・4
つのデュエット BWV802- BWV805/
・幻想曲とフーガ ハ短調 BWV906
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
セッション録音:1999年9 & 10月/ヘッセン放送(フランクフルト・アム・マイン)、放送ホール
CD 10 ラウテンクラヴィーア(リュートハープシコード)のための音楽
CD 10(71’43”)
・前奏曲 ハ短調 BWV999/・前奏曲(ファンタジア)
ハ短調 BWV921、幻想曲 ハ短調 BWV1121/
・前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調
BWV998/・組曲 ホ短調 BWV996/
・ファンタジアとフゲッタ ニ長調 BWV908/・ファンタジアとフゲッタ
変ロ長調 BWV907/
・組曲 ヘ短調 BWV823/・パルティータ
ハ短調 BWV997
ロバート・ヒル(ラウテンクラヴィーア)
セッション録音:1998 年9月/フライブルク・ゼルデン、聖フィデス&マルコ教会
CD 11&12オリジナルと編曲
CD 11(65’39”)
・パルティータ ニ短調BWV1004(ロバート・ヒル編曲)/
・ソナタ ニ短調 BWV964/・アダージョ
ト長調 BWV968
ロバート・ヒル(クラヴィコード、ラウテンクラヴィーア)
セッション録音:1999年10 & 11月/フライブルク・イム・ブライスガウ、オーバーリート、カトリック教区教会
CD 12(75’50”)
・パルティータ ホ長調 BWV1006a/・ソナタ
ハ長調 BWV966/・アダージョBWV965-1/
・ソナタ イ短調BWV965/・フーガ変 ロ長調
BWV954/・ソナタ ト短調 BWV1001(ロバート・ヒル編曲)
ロバート・ヒル(クラヴィコード、ラウテンクラヴィーア)
セッション録音:1999年10 & 11月/フライブルク・イム・ブライスガウ、オーバーリート、カトリック教区教会
CD 13&14 協奏曲集〜他の作曲家の編曲作品
CD 13(79’05”)
CD 14(72’46”)
・協奏曲 ニ短調 BWV972(ヴィヴァルディ作曲)/・協奏曲
ト長調 BWV973(ヴィヴァルディ作曲)/
・協奏曲 ト短調 BWV975(ヴィヴァルディ作曲)/・協奏曲
ハ長調 BWV976(ヴィヴァルディ作曲)/
・協奏曲 ヘ長調 BWV978(ヴィヴァルディ作曲)/・協奏曲
ト長調 BWV980(ヴィヴァルディ作曲)/
・協奏曲 ハ長調 BWV977(マルチェッロ作曲)/・協奏曲
ト長調 BWV986(テレマン作曲)/
・協奏曲 ニ短調 BWV974(マルチェッロ作曲)/・協奏曲
ハ短調 BWV981(マルチェッロ作曲)/
・協奏曲 ロ短調 BWV979(原曲不明)/・協奏曲
変ロ長調 BWV982(ヨハン・エルンスト作曲)/
・協奏曲 ニ短調 BWV987(ヨハン・エルンスト作曲)/・協奏曲
ハ長調 BWV984(ヨハン・エルンスト作曲)/
・協奏曲 ト長調 BWV592a(ヨハン・エルンスト作曲)/・協奏曲
ト短調 BWV985(テレマン作曲)/
・協奏曲 ト短調 BWV983(原曲不明)
ペーター・ヴァートコルン(チェンバロ)
セッション録音:2000 年2 & 3月/アメリカ、マサチューセッツ州ラスリンダール、録音スタジオ
CD 15&16 ゴルドベルク変奏曲
CD 15(39’22”)
CD 16(45’51”)
・ゴルドベルク変奏曲 BWV988
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
セッション録音:1999年4月/フランクフルト・アム・マイン、フェステブルク(堅砦)教会
CD 17&18イギリス組曲(全6曲)
CD 17(64’21”)
CD 18(64’06”)
・イギリス組曲BWV806-811(全6曲)
ロバート・レヴィン(ピアノ)
セッション録音:1999年10月/ハイデルベルク、タイイェ・ヴァン・ゲースト音楽スタジオ
CD 19&20フランス組曲(全6曲)
CD 19(44’46”)
CD 20(48’18”)
・フランス組曲BWV812-17(全6曲)
エドワード・オルドウェル(ピアノ)
セッション録音:1997 年6月、1999年6月/
ニューヨーク、アメリカン・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ
CD 21&22 6つのパルティータ
CD 21(72’25”)
CD 22(77’27”)
・6つのパルティータ BWV825-29
トレヴァー・ピノック(チェンバロ)
セッション録音:1998年9&11月/ルートヴィヒスブルク、カールスヘーエ
CD 23-26平均律クラヴィーア曲集第1 巻&第2
巻
CD 23(51’08”)
CD 24(55’25”)
・平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV846-69
ロバート・レヴィン(チェンバロ、クラヴィコード、オルガン)
セッション録音:2000 年1月/
ハイデルベルク、タイイェ・ヴァン・ゲースト音楽スタジオ&オランダ、ヴァッセナール、ザントハウゼン教会
CD 25(66’20”)
CD 26(69’46”)
・平均律クラヴィーア曲集第2巻 BWV870-893
ロバート・レヴィン(チェンバロ、クラヴィコード、オルガン)
セッション録音:2000 年5月/
ハイデルベルク、タイイェ・ヴァン・ゲースト音楽スタジオ
&オランダ、ヴァッセナール、ザントハウゼン教会
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これぞバッハ鍵盤作品集の決定盤。ピノック、レヴィン、ヒル、コロリオフなどの名手が弾く充実のボックス!
録音:1998-2000年/DDD
バッハ没後250 周年を記念してドイツ、ヘンスラー社より発売されたバッハ大全集からオルガン作品を除く鍵盤作品を集めた26
枚組がお買い得価格で登場します。
当セットでも作曲された時代、または形式などでまとまっており、バッハの鍵盤作品の歴史を辿るような興味深い構成になっております。
また、当セットでは世界的演奏者による録音であることも魅力の一つで、トレヴァー・ピノック、ロバート・レヴィン、ロバート・ヒル、エフゲニー・コロリオフなど目からうろこの鍵盤奏者が揃いました。
これぞバッハの鍵盤作品集の決定盤と申せましょう。
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HMF
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HMX 2958209
(5CD)
\6000
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アラン・プラネス(ピアノ)
ドビュッシー:ピアノ作品全集 |
アラン・プラネス(ピアノ) |
【CD1】
ドビュッシー:前奏曲集第1巻&第2巻(全曲)
[使用ピアノ:1897年製ベヒシュタイン] 録音:1999
年4月
【CD2】
ドビュッシー:12のエチュード(全12曲)/スケッチブックから/仮面/喜びの島
録音:1995 年3 月12-14日
【CD3】
ドビュッシー:ベルガマスク組曲/2つのアラベスク/子供の領分/映像第1集&第2集
[使用ピアノ:1902 年製ブリュートナー] 録音:2005
年3 月24-27日
【CD4】
忘れられた映像/ボヘミア舞曲/夢想/マズルカ/ロマンティックなワルツ/
バラード(スラヴ風バラード)/スティリー風タランテッラ/夜想曲(変ロ長調)/ピアノのために
[使用ピアノ:スタインウェイ] 録音:2006
年5 月10-15日
【CD5】
版画/コンクール用小品/ハイドン賛歌/小さい黒人/レントより遅く/6つの古代墓碑銘/
英雄の子守歌/アルバムのページ(負傷者の服のための小品)/エレジー(ジャン・ジョベール版、パリ)/
燃える炭火に照らされた夕べ(1917)/リア王の眠り(ロジェ=デュカス版、1926)
[使用ピアノ:スタインウェイ] 録音:2006
年5 月10-15日 |
ゆるぎない音楽性たぐいまれなる色彩感のドビュッシー
アンサンブル・アンテルコンタンポランで腕をならしたフランスきってのベテラン、アラン・プラネス。彼の表情豊かな音色と精確なリズム感覚、ハーモニーのセンスで世界で高く評価されたドビュッシーのピアノ作品録音が、ドビュッシー・イヤーにあわせてボックス化されます。
[CD3] で用いられている1902 年製のドイツの名器ブリュートナーは、高音部に4
本目の共鳴弦(ピアノは通常3 弦)が張ってあることで、豊かな倍音の響きが出るまさにドビュッシー向きの楽器。「映像」の諸曲や「月の光」など、ピアノとは思えぬ色彩感に驚かされます。絶品なのは「雪が踊っている」で、ヴェールに包まれたような幻想の世界が広がります。こんな不思議な音世界はミケランジェリでさえ創りえなかったといえるでしょう。他のディスクも、プラネスの豊かな経験と知性とリズム感に裏打ちされた、色彩豊かな世界が広がります。
アラン・プラネスは、1948 年リヨン生まれ。ジャック・フェヴリエのもとで学んだあと、アメリカに渡り、メナヘム・プレスラー、フランコ・グッリ、ウィリアム・プリムローズらに師事。チェロのシュタルケルのピアニストとしても活躍しました。アンサンブル・アンテルコンタンポランでも卓越した音色を聴かせ、ブーレーズ、ベリオ、リゲティ、シュトックハウゼンの作品などで比類なき解釈で現代もののスペシャリストとして世界中から認められる一方、ハイドンから現代もの、見事な色あいのドビュッシーや、フォルテピアノを演奏してのショパンなど変幻自在の才で魅せてきたフランスの名手です。ラ・フォル・ジュルネ音楽祭でも来日し、ヤナーチェクの演奏では聴衆をうならせました。

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LA MUSICA
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ショパン:ワルツ集
華麗なる大円舞曲 変ロ長調 op.18/3つのワルツ
op.34/
変イ長調op.42/3つのワルツ op.64/
2つのワルツ 遺作 op.69/3つのワルツ 遺作
op.70/
ワルツ 嬰ヘ短調/変ロ長調 遺作 KKIVa/13/
変ホ長調 遺作 KKIVa/14/変ホ長調遺作KKIVb/10/
ホ長調 遺作KKIVa/12/イ短調 遺作KKIVb/11/
ホ短調 遺作KKIVa/15 |
エマニュエル・シュヴィエルツ=ラムーア(ピアノ) |
フランスのピアニスト、エマニュエル・シュヴィエルツ=ラムーアによるショパン
録音:2017年4月15-17日
エマニュエル・シュヴィエルツ=ラムーアは、9
歳でピアノをはじめ、2 年後にはコンサート・デビュー。16
歳でコンセルヴァトワールに進み、ミシェル・ベロフ、ドゥニ・パスカル、レオン・フライシャー、ペライア、クルタークらに師事、マリア・カナルスコンクールなどで入賞するなど、活躍が期待されているピアニストです。フランスの‘ピアニスト’
誌の好きなピアニストにも選ばれています。 |
PARATY
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フランスの名手アリス・アデールが紡ぐ透明で鮮烈なモンポウ
モンポウ:ひそやかな音楽、風景 |
アリス・アデール(ピアノ) |
ピアノ/ハンブルク1897年製スタインウェイ
フランスの名ピアニスト、知性派の演奏スタイルでも知られるアリス・アデールによるモンポウの登場です。それぞれの曲にモンポウがちりばめた、繰り返しの鐘の音や、カタルーニャの民謡のようなモティーフなど、それぞれの要素がくっきりと浮かび上がる、透明で鮮烈な演奏です。
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ピアノの詩人スタヴィ、ショパンを弾く
ショパン:
前奏曲 ハ短調 op.45/幻想ポロネーズ 変ロ長調
op.61/
ノクターン 変ニ長調 op.27-2、ロ長調 op.62-1、ホ長調
op.62-2/
バラード第4番 ヘ短調 op.52/ソナタ第3番
ロ短調 op.58 |
ニコラ・スタヴィ(ピアノ) |
ライヴ録音
ロマン派を得意とする‘ピアノの詩人’ とも称されるフランスのピアニスト、ニコラ・スタヴィによる、ショパン作品の演奏会のライヴCD。
ニコラ・スタヴィはジェラール・フレミーやクリスチャン・イヴァルディ、そしてドミニク・メルレらに師事。2000
年(ユンディ・リが優勝した時)のショパン国際コンクールで、広瀬悦子らとともに入賞しています。
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PENTATONE
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PTC 5186611
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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マンゼ×NDR フィルによるメンデルスゾーン第2弾は
『イタリア』と『宗教改革』!
メンデルスゾーン(1809-1847):
1.-4. 交響曲第4番 イ長調『 イタリア』Op.90
5.-9. 交響曲第5番 ニ短調『宗教改革』
Op.107
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アンドルー・マンゼ(指揮)
ハノーファー北ドイツ放送
フィルハーモニー管弦楽団 |
切れのあるマンゼ節が炸裂するスリリングな快演。鬼才マンゼ×NDR
フィルによるメンデルスゾーン第2 弾は『イタリア』と『宗教改革』!
セッション録音:2016年1月(交響曲第4番)、2017年2月(交響曲第5番)/NDRハノーファー、放送局スタジオ大ホール/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、63’39”、輸入盤・日本語帯付
1.-4.I.11'01"+II.7'18"+III.6'29"
+IV.6'01"=30'49"/5.-9.I.11'21"+II.6'07"+III.4'19"
+IV.2'29" +V. 8'28"=32'44"
SACD ハイブリッド盤。
もともと高名な古楽ヴァイオリニストとして知られていたマンゼは近年指揮者としての活躍も目覚ましく、2014
年からはハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めています。当コンビによる初ディスクとなったメンデルスゾーンの交響曲第1
番&第3 番『スコットランド』(PTC 5186595
/ KKC 5767)は爽快なテンポによる演奏で好評を得ました。
期待の第2 弾は交響曲第4 番『イタリア』と第5
番『宗教改革』を収録しました。当録音でも突き抜けるような明るさと焼けるような熱量を併せ持つ、切れのあるマンゼ節が聴きものです。
交響曲第4 番『イタリア』はその名の通り、イタリア旅行の印象により作曲された名曲。あまりにも有名な冒頭からマンゼは躍動感とフレッシュさを失うことなくスリリングな快演を聴かせてくれます。オーケストラの力量も高く、澄み切った弦楽器と巧みに吹きこなす管楽器の演奏には舌を巻きます。
交響曲第5 番『宗教改革』は1830 年の宗教改革300
年祭に演奏する予定で作曲された作品。第1 楽章の序奏に「ドレスデン・アーメン」の主題、第4
楽章にM. ルターのコラール「神はわがやぐら」の主題を用いています。当演奏でも“マンゼ節”
が炸裂するスリリングな快演を展開しております。記念すべき宗教改革500
年に録音されたマンゼ会心の演奏を聴くことができます!

マンゼ×NDR フィルによるメンデルスゾーン第1弾 |
PTC 5186595
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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マンゼ×NDR フィルの初CD!切れのあるマンゼ節が炸裂
メンデルスゾーン:
交響曲第1番ハ短調 Op.11
交響曲第3番イ短調『スコットランド』
Op.56 |
アンドルー・マンゼ(指揮)
ハノーファー北ドイツ放送
フィルハーモニー管弦楽団 |
鬼才マンゼ×NDR フィルの初CD!切れのあるマンゼ節が炸裂するスリリングな快演。
録音:2016年1月/ハノーファー/70’48’’、DSD、Stereo
/ Multi-ch
もともと高名な古楽ヴァイオリニストとして知られていたマンゼですが、近年指揮者としての活躍も目覚ましく、2014
年からはハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団で首席指揮者を務めています。
このたびPENTATONEレーベルより、当コンビ初の録音が登場しました。シューマンをして「19世紀のモーツァルト」と言わしめた天才メンデルスゾーンのシンフォニーを2
曲収録。突き抜けるような明るさと焼けるような熱量を併せ持つ、切れのあるマンゼ節が聴きものです。
第1 番はメンデルスゾーン15 歳の時の作品で、既に12
曲の『弦楽のための交響曲』を書いているとはいえ2
管編成フル・オーケストラを用いた初の交響曲。にもかかわらず早熟の天才ぶりが眩しい音楽です。バロック的書法を思わせる楽想もあり、こういった箇所でのマンゼの生き生きとした音運びはやはりさすがと言えます。
美しく抒情的な旋律で人気の『スコットランド』も、マンゼの手にかかると切れのある白熱の演奏に。オーケストラの力量も高く、素早いメロディを完璧に吹きこなす管楽器の機動力には舌を巻きます。そして第4
楽章冒頭の弦楽器の刻みの鋭さ!付点リズムを強調した主題がまた鮮烈、針のように尖った実にスリリングな演奏です。
交響曲第1番ハ短調 Op.11
(I.10'11"+II.6'09" +III.7'24"+IV.8'18")
交響曲第3番イ短調『スコットランド』
Op.56
(I.15'43"+II.4'21"+III.9'12"
+IV.9'24") |
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NIMBUS ALLIANCE
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NI 6357JP
(SONY DADCプレス盤/
日本向け限定生産)
\2400
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故郷 〜 日本の旅路 第ニ巻
1. 叱られて/2. 青い眼の人形/3. 鐘が鳴ります/
4. おやすみ/5. アイスクリームの歌/6.
ペチカ/
7. しぐれに寄する抒情/8. かもめ/9. 荒城の月/
10. かなりや/11. 故郷/12. さくらさくら/
13. 浜千鳥/14. 舟唄(片恋)/15. 市の花屋/
16. ひぐらし/17. さくら横ちょう/18. 七つの子/
19. 中国地方の子守唄 /20. 夜曲/21. 風の子供/
22. 城ヶ島の雨/23. 早口ことばのうた |
シャーロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ)
エイドリアン・ファーマー(ピアノ) |
シャーロット・ド・ロスチャイルドが歌う日本の歌、故郷
〜 日本の旅路 第2弾!
☆世界中にその歌声を響かせるソプラノ歌手、シャーロット・ド・ロスチャイルドが日本語で歌う日本の歌。待望の「日本の旅路」第2弾!
☆日本向け限定生産のSONY DADCプレス盤!
☆日本語解説&日本語歌詞付き!
世界中にその歌声を響かせるソプラノ歌手であり、イギリスの歴史ある名門ロスチャイルド家の長女でもあるシャーロット・ド・ロスチャイルドは、ザルツブルク音楽学校、英国王立音楽大学、同大学院を卒業し、音楽の才を発揮。18ヶ国語の歌をレパートリーとするなど、世界各地で音楽活動を行っています。
「日本人以上に日本の心を歌う」と称されたシャーロット・ド・ロスチャイルド。1999年に録音した「日本の旅路(NI
6190)」は「外国人歌手が日本歌曲を全て日本語で歌った初めての録音」として話題を呼び、2016年には「花は咲く」をはじめとする日本歌曲を新たに編曲した「オーケストラ伴奏の日本歌曲集(NI
6330JP)」を発売。
2017年に録音された新たな日本歌曲集は、待望の「日本の旅路」第2弾。1991年以来度々日本を訪れ「日本は第二の故郷」と語るシャーロット・ド・ロスチャイルドが、心の琴線に響かせる日本の歌を歌います。
※録音:2017年1月25日−27日、ワイヤストン・レイズ(モンマス、イギリス)
「ふるさと」−この歌は、それぞれの人にとって生まれ育った場所というのは田舎でも都会でも大事な意味がある、という歌です。「忘れがたきふるさと」と歌詞にありますが、そこにはいつの日かふるさとに戻りたい、という希望がこめられています。
(シャーロット・ド・ロスチャイルド/ブックレットより抜粋)
※「NI 6357JP」はSONY DADCプレスによる、日本向けの限定生産盤となります。海外で発売される「NI
6357」品番の商品はCD-R盤です。予めご了承ください。

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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
PENTATONE
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RQR (Remastered Quad Recordings) series
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PTC 5186253
(SACD HYBRID)
\2400
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クーベリックの確かな力量を発揮した
バイエルン放響との第九!!
ベートーヴェン(1770-1827):
1.-5. 交響曲第9番 ニ短調「合唱付き」
Op.125
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ラファエル・クーベリック(指揮)
バイエルン放送交響楽団
バイエルン放送合唱団
ヘレン・ドナート(ソプラノ)
テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ)
ヴィエスワフ・オフマン(テノール)
トマス・ステュワート(バス)
ハインツ・メンデ(合唱指揮) |
PENTATONE のリマスタリング・シリーズからリリース!クーベリックの確かな力量を発揮したバイエルン放響との第九!!
セッション録音:1975年1月/ヘルクレスザール(ミュンヘン)/DSD、マルチチャンネル、69’
48”、輸入盤・日本語帯付/I.16’34”+II.12’20”+III.16’29”+IV.(Presto
- Allegro assai)6’26”+V.(Preso “O Freunde,
nicht diese Tone”- Allegro assai)17’59”=69’48”
リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル
SACD ハイブリッド盤。
チェコが生んだ巨匠ラファエル・クーベリック(1914-1996)が1971
年から75 年にかけて録音したベートーヴェンの交響曲全集は全9
作品を、それぞれオーケストラを変えて録音したユニークな企画としても有名です。
当ディスクには交響曲第9 番「合唱付き」が収録されております。PENTATONE
リマスタリング・シリーズからの注目のリリースです!
バイエルン放響を振った交響曲第9 番は第2
楽章の反復は前半のみ実施しております。クーベリックらしい密度が高い演奏で弦楽パートの美しさやティンパニのメリハリなどが印象的で合唱は堂々たる風格をみせます。クーベリックの確かな力量を発揮した名演の一つです。ヴァイオリン両翼型配置での録音です。
今回のリマスタリングもオランダのポリヒムニア・インターナショナル(1998
年にフィリップス・クラシックスの技術チームが独立して立ち上げた会社)が担当。オリジナル・マスターテープからの丁寧な復刻で見事なサウンドでよみがえりました。なお、当録音は両翼型配置での演奏ということもあり、立体的な響きをご堪能いただきます。
クーベリックによるベートーヴェンの交響曲第1
& 4 番(PTC 5186248)、第2 & 5 番「運命」(PTC
5186249)、第6-8 番(PTC 5186250)とあわせてお楽しみください。
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<メジャー・レーベル>
<映像>
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FARAO(映像)
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KKC 9287
(Blu-ray)
\5000+税
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貴族指揮者グッテンベルクが、「貴族のオペラごっこ」を「厚顔無恥」と斬り捨てる
エーノッホ・ツー・グッテンベルク(指揮、音楽監督)
≪王様の魔笛≫〜モーツァルト:歌劇「魔笛」KV620 |
ゲルト・アントホッフ(本当のパパゲーノ)、タレク・ナズミ(ザラストロ/ルートヴィッヒ2
世)、
イェルク・デュルミュラー(タミーノ/ヨーゼフ1
世)、アンティエ・ビッターリッヒ(夜の女王/ゾフィー
大公妃)、
スザンネ・ベルンハルト(パミーナ/ 皇妃エリザベート)、
ヨッヘン・クプファー(パパゲーノ/マックス・エマヌエル・ヘルツォーク・イン・バイエルン)、
グドラン・シドニー・オットー(パパゲーナ/リラ・フォン・ブリョフスキー)、
マルティン・ペツォールト(モノスタトス/オットー・フュルスト・ビスマルク)、
エーノッホ・ツー・グッテンベルク(指揮、音楽監督)、
クラングフェルヴァルトゥング・オーケストラ、ノイボイエルン合唱団 |
グッテンベルクが長年温めてきた≪王様の魔笛≫がついに映像化!
ドルビー・アトモスの自然でリアルな音場で聴く新たな「魔笛」日本語字幕付
収録:2013年11月プリンツレゲンテン劇場、ミュンヘン/画面:16:9、音声:Dolby
Atmos,2.0、DTS-HD MA(96kHz)、5.0 DTS-HD MA(96kHz)、字幕:独英韓日、リージョン:ALL、輸入盤・日本語帯・解説付
この≪王様の魔笛≫は、指揮者のエーノッホ・ツー・グッテンベルクが長年温めていた企画。2013
年に自身が芸術監督を務めるヘレンキームゼー国際ファスティバルで初演、その好演をうけて同年ミュンヘンのプリンツレゲンテン劇場で上演された際の映像がブルーレイとして発売されます。
ヘレンキームゼーと言えば、キーム湖に浮かぶ男島にルートヴィッヒ2
世がヴェルサイユ宮殿を模して建設し始めた城が有名ですが、それからわかるようにタイトルの「王様」とはルートヴィッヒ2
世のこと。
自身も男爵であるグッテンベルクは、19 世紀に生きた先祖が貴族仲間と劇を催した際のメモを偶然手にし、その後研究を進めるうちヘレンキームゼー城の建設中、彼一人を観客に、世界で初めて人口灯を用いた「オープンエア音楽ショー」を上演させたという記録を見つけました。そしてその「貴族のオペラごっこ」に、実際のパパゲーノとしてドイツ人俳優を登場させ、ただの懐古趣味な演出に終わらせず、現代人の目から当時の貴族社会や秘密結社などを皮肉る台詞を取り入れたり、グッテンベルクが自分の出生を逆手に取り、貴族を「厚顔無恥」と斬り捨てる遊び心に始まり、彼がずっと反感を抱いてきてシカネーダーのコンセプト、
エキゾティックな男性同盟、女性自立への呪い、御上への絶対服従、知識をひけらかす男性社会全てを、パパゲーノの目から客観的に批判させるという痛快な舞台を作り上げました。

ではそのグッテンベルクの特集、いってみましょう。
大指揮者エノッホ・ツー・グッテンベルク
エノッホ・ツー・グッテンベルク。
本名は Georg Enoch Robert Prosper Philipp
Franz Karl Theodor Maria Heinrich Johannes
Luitpold Hartmann Gundeloh Freiherr von und
zu Guttenberg 。
覚えられない。
実はとんでもない名家の出身。
フランケン地方の貴族の家系の出身で、父親は大政治家、奥さんも伯爵家の出身(後に離婚)、そして息子も大臣だった。ただ、この息子、ハンサムでスマートな有名政治家で、経済相・国防相に最年少で就任、メルケルの有力後継者とされたが、博士論文盗用が明るみに出て2011年3月に辞任した。
まあ、それはいいとして今回の主役エノッホ・ツー・グッテンベルク、日本では全然有名ではないが、気になる録音をいくつか残している。
なかなか魅力的なのである。
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まずは
ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
まずブルックナー。
オーケストラがすごい。
クラング・フェアヴァルトゥング管弦楽団。
これまた一度じゃ覚えられない。
しかしその実体を知ったら二度と忘れられない。
このオケ、「音環境保護協会」という意味らしいが、ベルリン・フィル、ミュンヘン・フィル、バイエルン国立歌劇場、シュトゥットガルト州立歌劇場ほか、ドイツ有数の団体から、グッテンベルクに惚れ込んで集ったメンバーによって構成されたスゴ腕オーケストラ。
グッテンベルクの何に惚れ込んだのか、財力か、政治力か、音楽的魅力か、そのあたりのつっこみは野暮というもの。
というのも繰り広げられる音楽がすばらしいから。
今回のライヴ録音も何より会場がムジークフェライン。
そしてこだわりの指揮者らしく、ヴァイオリンを舞台上両翼に、また管楽器群の背後に6本のコントラバスを一列に並べるという楽器配置。
グッテンベルクと腹心のオケは、けっして重くなりすぎず、みずみずしさと透明感を保持、この会場の良さを存分に味あわさせてくれる。
どうやら今回のライヴ、同オケの10周年を記念しての晴れ舞台ということらしい。
こういうこだわりの指揮者が、腹心たちと、創立記念にムジークフェラインでライヴをやった・・・
そりゃあ、金もかけただろうが、精魂も傾けたなかなかの熱演。
しかもリファレンスにふさわしいとびきりの優秀録音。
さすがの家柄と言っていいでしょう。
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そして
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」/同第8番
そして続いて紹介するのがベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」と第8番。
オケはもちろんクラング・フェアヴァルトゥング管。録音はちょっと前になる。
これがまた渋い演奏。
音楽づくりがきわめて自然というか、玄人っぽい。職人肌のベートーヴェン。
この古色蒼然とした、ちょっと地味っぽく聴こえる「エロイカ」、とても印象的。
いまどきこんな渋い演奏する人がいるんだなあ、と。
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そのくらいでやめて・・・この荒れ狂い暴れまくる「怒りの日」
モーツァルト:レクイエム
しかし最後の紹介するこの演奏でこの人の印象は一変する・・・
グッテンベルクって、こんな変態的で個性的な演奏する人だったっけ?
エロイカやマタイとかはけっこうシンプルで機敏な演奏だったけれど、そんな聴いてて汗が出るようなことはなかった。
でもこのモーツァルトは聴いてて久しぶりに汗が出た。
こんな演奏やってて大丈夫かというような冷や汗。
数年前からモーツァルトの掟破りの演奏が出てきて、それなりに楽しませてもらった。
「モーツァルトの音楽は絶対的な聖域であり、決して異常演奏とかで汚してはならぬもの」、と決めてかかっていた店主にとって、ここ最近の超個性的演奏のブームは、まあ複雑ではあるものの結構肯定的に受け入れてきた。
・・・しかし今回はレクエイムである。
さすがにこの曲であんまり羽目を外すというのは、あまりに畏れ多い。
それがこのグッテンベルクの「怒りの日」・・・。そのくらいでやめて、と止めたくなってしまうような過激演奏。
確かに過去にアルヴィド・ヤンソンスの超常演奏はあった。
しかしあれは何となく納得できた。
死と絶望を覚悟してあえて演奏しているような涅槃的境地。
だから決して聴いて畏れることはなかった。
しかし今回のこのグッテンベルクの演奏・・・。この荒れ狂い暴れまくる「怒りの日」。
確かに面白い。
面白い・・・が、普段発狂演奏を無防備に喜び、ファイの陵辱的な「ジュピター」やランペの迷宮的な「トルコ行進曲」を笑ってすませた店主でも、今回だけはちと身震いがして寒気がした。
グッテンベルク、息子がドイツ政界を引退してから目立ったCDをリリースしていない。
いろいろあったのは想像できる。
しかしこの人にも指揮者としての天分があったのも事実なのである。
できればまたがんばってほしいのだが・・・(と言っていたところに今回の「魔笛」の登場となったわけである)
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グッテンベルクの特集でした!
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<LP>

12/7(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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APARTE
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ショヴァン率いるル・コンセール・ド・ラ・ローグ
ハイドン・プロジェクト第2弾
・ハイドン(1732-1809):
交響曲第83番 ト短調 Hob.I:83「めんどり」
・モーツァルト(1756-1791):
ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K453
・マリー=アレクサンドル・ゲナン(1744-1835):
交響曲ニ短調 op.4-3 |
ジュリアン・ショヴァン(指揮)
ル・コンセール・ド・ラ・ローグ
ジャスティン・テイラー(フォルテピアノ) |
ショヴァン率いるル・コンセール・ド・ラ・ローグ、ハイドン・プロジェクト第2弾。フォルテピアノの若手逸材、ジャスティン・テイラーも参加!
録音:2016年10月、ルーヴル・オーディトリウム(ハイドン)/2017年2月、ジャン=バティスト・リュリ音楽院(プトー)(ゲナン、モーツァルト)
フランスの気鋭ヴァイオリン奏者、ジュリアン・ショヴァンの指揮による、ハイドンのパリ交響曲(第82-87
番)を録音するプロジェクトの第2 弾。当時の演奏会習慣に則り、交響曲をメインに据え、様々な編成の楽曲でプログラムが構成されています。
ハイドンの交響曲「めんどり」の品の良さは格別。モーツァルトでも、ひとつひとつのパッセージがきわめて細やかで活き活きと響いています。
ソリストを務めるジャスティン・テイラーは、23
歳の若さでブルージュ古楽国際コンクール(2015
年) で優勝した逸材。オリヴィエ・ボーモンやブランディーヌ・ランヌに学び、さらにピアノをロジェ・ムラロにも学んだといいますから、古楽演奏も、モダンピアノのテクニックも併せ持った注目の存在です。ここでも前奏から素晴らしい演奏で参加しております。
マリー=アレクサンドル・ゲナンは、古典派からロマン派へと移行する時期のパリを代表する存在でした。1783
年に設立された、コンセール・ド・ラ・ローグ・オランピック(ハイドンの「パリ交響曲」もこの団体のために書かれた)でも、第二ヴァイオリン奏者をつとめていました。
1778 年、モーツァルトのバレエが王立音楽アカデミーで、モーツァルトの名を伏せて上演された頃、ハイドンの交響曲の演奏機会が増えていましたが、ゲナンは名声をほしいままにしていましたし、他にカンビーニ、ゴセックといったフランスの作曲家たちの交響曲も頻繁に演奏されていました。
オーストリア=ドイツ圏の交響曲と同じくらいに、フランスの交響曲も熱狂的に受け入れられており、とりわけゲナンはそのフランス陣の中でもトップクラスの作曲家だったといえるでしょう。
ル・コンセール・ド・ラ・ローグは2015 年、ヴァイオリン奏者のジュリアン・ショヴァンによって設立されました。この名称は、1783
年に設立された当時最高のオーケストラ、コンセール・ド・ラ・ローグ・オランピックから名前をとっています。
ハイドンの「パリ交響曲」もこの団体のために書かれ、マリー=アントワネット下のチュイルリー宮でレジデント・オーケストラを務めていました。
メンバーはほぼ全員フリーメイソンによって構成され、名称のLoge
もフリーメイソンのLodges に因んでいます。
ショヴァンはOlympic という文言を団体名に使うことをオリンピック委員会から禁止されたため、2016
年から名称をル・コンセール・ド・ラ・ローグとして活動を続けています。
ジュリアン・ショヴァン(指揮)
ル・コンセール・ド・ラ・ローグ
ハイドンのパリ交響曲(第82-87 番)プロジェクトの第1
弾 |
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ピオーも参加の注目アルバム
ル・コンセール・ド・ラ・ローグ
ハイドンのパリ交響曲チクルス
・アンリ=ジョゼフ・リジェル(1741-1799):
交響曲第4番 ハ短調 op.12
・ジュゼッペ・サルティ(1729-1802):
lo d’amore, oh Dio! Mi moro〜
「見捨てられたディドーネ」よりセレーナのアリア*
・J.C.バッハ(1735-1782):
Semplicetto, ancor non sai〜
「エンディミオーネ」よりディアーナのアリア
・J.ハイドン(1732-1809):
交響曲第85番「王妃」変ロ長調 Hob I:85
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ジュリアン・ショヴァン(指揮)
ル・コンセール・ド・ラ・ローグ
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ) |
録音:2016年3月 * 世界初録音
ハイドンのパリ交響曲(第82-87 番)を録音するプロジェクトの第1
弾。当時の演奏会習慣に則り、交響曲をメインに据え、様々な編成の楽曲でプログラムが構成されています。
1 曲目のリジェルの交響曲は管楽器の活躍も印象的な、ドラマティックな作品。2
曲収録のソプラノ・アリアでは、サンドリーヌ・ピオーが客演しています。ハイドンの「王妃」では快活なテンポで、きざむ弦のリズムが小気味よい演奏です。
ル・コンセール・ド・ラ・ローグは2015 年、ヴァイオリン奏者のジュリアン・ショヴァンによって設立されました。この名称は、1783
年に設立され、ハイドンの「パリ交響曲」もこの団体のために書かれたコンセール・ド・ラ・ローグ・オランピックにちなんでいます。
この団体は、マリー=アントワネット下のチュイルリー宮でレジデント・オーケストラを務めた、フランス、そしておそらくヨーロッパ随一の楽団でした。メンバーはほぼ全員フリーメイソンによって構成され、名称のLoge
もフリーメイソンのLodges に因んでいます。
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ヴォカリーズ
・サン=サーンス:
「私の心はあなたの声にひらかれ」(サムソンとデリラより)
・ヘンデル:「嵐で難破した船が」(ジューリオ・チェーザレより)
・フランク:パニス・アンジェリクス
・パーセルへの導入的即興
・パーセル:「ディドの嘆き」(ディドとエネアスより)
・グリエールへの導入的即興
・グリエール:
コロラトゥーラ・ソプラノのための協奏曲
op.82より
第1楽章アンダンテ
・プッチーニ:「誰も寝てはならぬ」(トゥーランドットより)
・ラフマニノフ:ヴォカリーズ(op.34-14)
・サティへの導入的即興
・サティ:ジュトゥヴ
・レナード・バーンスタイン:どこかに(ウェストサイド物語より)
・ラウラへの導入的即興
・チャーリー・パーカー:ラウラ
・エディット・ピアフ:群衆
・マイケル・ジャクソン:スリラー(電子:ロイ・ポンティウー) |
ロマン・ルルー(トランペット)
ティエリー・エスケシュ(オルガン) |
トランペットの天才、ロマン・ルルー、エスケシュのオルガンとの共演、有名アリアの花束から「スリラー」まで!
オルガン/アリスティド・カヴァイユ=コル製作(1878)、ヴィクトル・ゴンザレス修復、1977年リヨン・オーディトリウムに移築
編曲:マヌエル・ドゥトルラン、ティエリー・エスケシュ
録音:2017年2月
1983 年生まれの天才トランペッター、ロマン・ルルー最新盤。エリック・オービエに師事しており、古きよきフランスを思わせる歌心あふれる音色が魅力です。
この盤では、室内楽などで共演を重ねるティエリー・エスケシュをオルガンに迎え、有名アリアを中心に収録しました。エスケシュが編曲を手がけているのも注目。
いくつかのアリアの前段として、アリアの要素を盛り込んだエスケシュのオルガン即興が聴けるのもうれしいかぎり。
グリエールが書いたヴォカリーズ、コロラトゥーラ・ソプラノのための協奏曲も、雄大なスケールで圧巻。最後の「スリラー」はトランペット、オルガンと電子音であの世界が見事に再現されています。オルガンとトランペットの相性の良さに驚くとともに、ルルーの歌心、エスケシュの広い宇宙に感じ入る1
枚です。
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ラモーやクープランとはちょっと違う・・・
クリストフ・ルセ(チェンバロ)
クロード=ベニーニュ・バルバトル(1724-1799):作品集
・クラヴサン作品集第1巻(1759)
・ソナタ形式の、ヴァイオリン伴奏つき
クラヴサンのための作品、第1ソナタ |
クリストフ・ルセ(チェンバロ)
ジローヌ・ゴーベール=ジャック(ヴァイオリン) |
フランスのクラヴサン音楽の粋、バルバトル鬼才ルセがその魅力に迫る!
チェンバロ/ジャン=クロード・グジョン/ジャック・ヨアヒム・シュヴァーネン、パリ、1749年より前に製作されたチェンバロ
録音:2017年9月25-27日、シテ・ド・ラ・ミュジーク、パリ
フランス、およびヨーロッパの古楽界を、鍵盤演奏および指揮の両方で牽引する鬼才、クリストフ・ルセが、18
世紀後半にフランスで活躍したバルバトル作品を録音。ガイヤールのアンサンブル「プルチネッラ」などでも活躍するヴァイオリン奏者、ジローヌ・ゴーベール=ジャックとの共演も含まれます。
バルバトルは1724 年にディジョンに生まれ、父にオルガンを最初に習い、父亡きあと、ジャン・フィリップ・ラモーの兄弟にオルガンやチェンバロを学びながら教会のオルガニストを務めました。1750
年にパリに定住し、コンセール・スピリチュエルのオルガン奏者として活躍、さらにサン=ロック教会、そしてノートル=ダム教会(ダカンらと分担しながら)のオルガン奏者も務めました。当時バルバトルは大成功を収めており、チャールズ・バーニーはサン・ロック教会でのバルバトルの演奏後に自宅に招かれたところ、自宅にはいつも30
人弱の紳士淑女がつめかけており、ペダルつきオルガン、そしてリュッカースのチェンバロもあったといいますから、バルバトルが音楽家としても、そして経済的にも成功していたことがうかがわれます。
ルセは、フランスのチェンバロ音楽は時期によって3
つに分けられると述べています。第1 期はルイ・クープラン、ダングルベール。第2
期は、フランソワ・クープランやラモー。そして第3
期が1730 年以降、デュフリやロワイエ、そしてバルバトルらに代表されるとしています。
第1 期はルイ14 世の影響で、宮廷舞曲に倣った典雅な作品が多く、第2
期は少しイタリアの様式の影響も受けつつ親密な作品が多く、そして第3
期はヘンデルやD. スカルラッティらの作品がパリでも出版されていたこともあり、テクニックの効果重視の作品が多くみられ、同時にフランソワ・ブーシェの絵画のような牧歌的世界の作品も多い、としています。
バルバトルのクラヴサン作品集第1 巻は1759
年にパリで出版されました。手の交差も要求されるテクニック、さらには古典派を思わせるアルベルティ・バスの伴奏形もみられます。チェンバロでオーケストラを再現するような多様な音色も求められる作品が並びます(第2
集は出版されませんでした)。クラヴサン独奏曲とカップリングに収録されたヴァイオリンとの作品は、3
楽章構成で、第2 楽章ではヴァイオリンがソリスト的活躍もみせる秀作です。全篇を通して、フランス風序曲のように壮麗でオーケストラをも思わせる豪奢な響きと、独奏曲ならではの繊細な表情や集中を要する作品で、ルセの真骨頂ともいえる内容となっています。
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AP 169
(4CD)
特別価格\3800 →\3490
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クリストフ・ルセ(チェンバロ)
ルセの名演、平均律が4枚組ボックスで登場!
・J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻BWV
846-869(全曲)
(使用楽器:リュッカース1624 年)
録音:2015年4月20-22日ヴェルサイユ宮殿、王太子の居室
・J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻
BWV 870-893(全曲)
(使用楽器:リュッカース、1628年製(ヴェルサイユ宮殿蔵))
録音:2013 年6月/ドーファン宮(ヴェルサイユ宮殿) |
クリストフ・ルセ(チェンバロ) |
名手ひしめく歴史的鍵盤楽器奏者の中で、その実力と注目度の高さにおいて、筆頭格に挙げられるのが、クリストフ・ルセです。
グスタフ・レオンハルトやボブ・ファン・アスペレンら"
第一世代" の名チェンバリストの薫陶を受け、1983
年にブリュージュ国際コンクールで優勝。1991
年にはアンサンブル「レ・タラン・リリク」を結成し、埋もれたバロック・オペラの発掘演奏活動にも力を注いでいます。
しかし、そんなルセの真骨頂といえば、やはりチェンバロ演奏と言えるでしょう。そんなルセの、平均律録音が、全曲まとめてボックス化。
ルセは、「第2 巻は「フーガの技法」のように複雑な和声進行や構造の複雑さを要した高い芸術性を掲げた作品で、第1
巻は教育用としての側面が強いですが、決してトレーニングだけのためではなく、そこに芸術性も兼ね備えた画期的な作品である」としています。さらに「多くのバッハ作品の中でもこれほど親しまれ、演奏され、深く研究されたものはない」と。その上でルセは今回の録音にあたって、これまでの学術的研究を一旦横に置き、あえて新しい解釈を入れようとはせず、高い集中力で研ぎ澄まされた音を繰り出していき、どの曲も奥行きのある音楽に仕上げ、聴く者に新たな発見を提示します。
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CHALLENGE CLASSICS
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コープマン珠玉のクリスマス・アルバム |
ニウ・ヴォカール・アムステルダム
アムステルダム・バロック管弦楽団
トン・コープマン(編曲、指揮) |
1. Wij komen tezamen/2. Veni, veni Emmanuel/3.
Kind’ren zwijgt zo moogdi horen/
4. Valasus/5. O doe die Rose van Jericho/6.
Op enen kerstnacht/
7. Sinfonia (uit Weihnachtsoratorium van
J.S. Bach)/8. Maria die zoude naar Bethlehem
gaan/
9. Sint Jozef ging al treuren/10. Nu zijt
wellekome/11. Laet ons met verheughen springhen/
12. In ‘t stalleke van Bethlehem/13.
Gloria in excelsis Deo/14. Hoe leit dit
kindeke/
15. Ik kniel aan uwe kribbe neer/16. Er
is een roos ontsprongen/
17. O herders, laat uw bokken en schapen/18.
Er is een kindeke geboren op aard/19. In
dulci jubilo/
20. ‘t Is geboren het Godd’lijk kind/21.
Klein, klein Jezuke/22. Kling klokje klingelingeling/
23. Stille nacht/24. Midden in de winternacht/25.
A la berline postiljon!/
26. Kerstverhaal verteld door Dieuwertje
Blok |
ニウ・ヴォカール・アムステルダムは2005
年設立。4 歳以上のすべての子供や若者が参加できる声楽トレーニングのための機関で、約350
人が在籍しています。
このアルバムではその生徒たちがクリスマス音楽の合唱を披露。児童合唱とはいえ非常に精度の高い歌唱です。編曲と指揮は何と古楽界の重鎮トン・コープマン。手兵のアムステルダム・バロック管弦楽団を率いた色とりどりな編成も楽しく、おおいに美しい演奏を聴かせてくれます。
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RCO LIVE
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RCO 17006
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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ヤンソンス&コンセルトヘボウ管によるマーラー7番
マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」
(I:22’29、II:16’21、III:10’26、
IV:13’12、V:17’23) |
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮) |
2016年9月ライヴ録音、ヤンソンス&コンセルトヘボウ管によるマーラー7番
録音:2016年9月28-30日アムステルダム・コンセルトヘボウ、ライヴ/Multichannel、79’55
21 世紀を代表するマーラー指揮者のひとり、マリス・ヤンソンス。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の音楽監督在任中には、マーラーのチクルスを録音しませんでしたが、ここにきて
2016 年9 月にライヴ録音された交響曲第7 番が発売。これで1
から8 番までリリースされたことになり、ヤンソンスとRCO
のマーラー・プロジェクトは完成に近づいています。
とはいえ、ヤンソンスのマーラー交響曲第7
番の録音がないわけではありません。オスロ・フィル(2000
年3 月)、RCO(2000 年12 月/ 放送用録音集RCO15002
に収録)、バイエルン放送響(2007 年)との録音があります。
そしてコンセルトヘボウ管とマーラーの伝統は、マーラー自身が指揮をするなど深い関係にあり、この7
番も1909 年にオランダ初演するためにマーラー自身がコンセルトヘボウ管を振りにきています。
ヤンソンスの演奏は、前衛的な響きとされる7
番を、明確に丹念に描きだし、コンセルトヘボウの滑らかな音色も功を奏し、そこから生まれる自然な音楽の流れをみごとにまとめあげています。

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EVOE
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ハート・オヴ・ヨーロッパ
作曲者不詳(ヨアンニス・デ・ルブリンの写本より):王
ゴルチツキ:私は喜んだ、あなたの城壁のうちに
ビーバー:戦い
ジェレンスキ:年間のオッフェルトリウム集より
ウフキ:Uyan Ey Gozlerim Gafletten Uyan
作曲者不詳(ザモイスキの歌集より):Piesn
o Posiedzieniu
フックス:トゥルカリア
ミエルチェフスキ:勝利の日
クローゼマン
(アモエニタートゥム・ムジカリウム・ホルトゥルスより):
組曲 |
イル・ジャルディーノ・ダモーレ・オーケストラ、
イル・ジャルディーノ・ダモーレ・ヴォーカル・アンサンブル、
トロンバスティック、
テンプス・アンサンブル |
充実の一途をたどるポーランド古楽界の精鋭たち。イル・ジャルディーノ・ダモーレ最新作!
ルネサンス時代からバロック時代の25年間におけるヨーロッパの中心における珍しいレパートリーの発掘、そしてオスマン・トルコと西ヨーロッパとの文化交流を表現した見事な構成のプログラム。
オスマン・トルコと神聖ローマ帝国を中心とした連合軍が激突した1683年の第2次ウィーン包囲のトピックとして、西欧諸国とは異なる音楽文化を持っていたポーランドにスポットライトをあてています。
イル・ジャルディーノ・ダモーレは、充実の一途をたどっているポーランド古楽界の中でも一際異彩を放っているバロック・ヴァイオリニスト、ステファン・プレヴニャクが率いる2012年創設のピリオド・オーケストラ。
弦楽器セクションのクリアなサウンド、中でもソプラノの抜群の巧さが特筆もののヴォーカル・アンサンブル、ブリリアントなサウンドと安定感が印象的な管楽器セクションなど、東欧ポーランドの精鋭たちによる演奏は聴きどころ満載!
ステファン・プレヴニャク率いるイル・ジャルディーノ・ダモーレ。是非ともこの名前と演奏にご注目を!
※録音:2015年7月13日−15日、聖カタリナ教会(クラクフ、ポーランド)

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HYPERION
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CDA 68181/2
(2CD)
\4800 →\4390
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レイトン&OAEのバッハ第3弾、ミサ曲ロ短調!
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV.232 |
スティーヴン・レイトン(指揮)、
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団、
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団、
キャサリン・ワトソン(ソプラノ)、
ヘレン・チャールストン(メゾ・ソプラノ)、
イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー)、
グウィリム・ボーウェン(テノール)、
ニール・デイヴィス(バス)
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☆スティーヴン・レイトンがエイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団(OAE)と繰り広げる至高のバッハ・シリーズ!
☆「ヨハネ受難曲」、「クリスマス・オラトリオ」に続く「ロ短調ミサ」!
☆キャサリン・ワトソン、イェスティン・デイヴィスなどの豪華ソリスト陣にも注目!
イギリス合唱界の名指揮者、スティーヴン・レイトンが名門ピリオド・オーケストラ、エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団(OAE)と繰り広げる至高のバッハ・シリーズ。
ヨハネ受難曲(CDA 67901/2)、クリスマス・オラトリオ(CDA
68031/2)と高い評価を得てきた2作品に続き、バッハ4大宗教曲の1つ、「ミサ曲ロ短調
BWV.232」が登場!
レイトンが音楽監督を務める名門カレッジ聖歌隊、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団の美しい合唱、そしてキャサリン・ワトソン、イェスティン・デイヴィス、ニール・デイヴィスなどの超豪華ソリスト達の歌声にもご注目ください!
※録音:2017年1月12日−16日、トリニティ・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ、イギリス)

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ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ
Vol.74 〜
ステンデイル・ベネット:ピアノ協奏曲第1番/第2番/第3番
ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.1
ピアノ協奏曲第2番変ホ長調 Op.4
ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.9 |
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団 |
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト第74巻!イギリス・ロマン派、W.S.ベネットのピアノ協奏曲再び!
☆メンデルスゾーンとシューマンに認められたイギリス・ロマン派のコンポーザー・ピアニスト、W.S.ベネットのピアノ協奏曲!
☆2016年に生誕200周年を迎え、再評価の機運高まるピアノ協奏曲、名匠ハワード・シェリーによる新たな名盤登場!
ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘、蘇演を行うハイペリオンの人気シリーズ、「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCS)」。
第74集は、メンデルスゾーンとシューマンから称賛を受け、ケンブリッジ大学音楽科の教授、王立音楽アカデミーの学長を歴任し、イギリス・ロマン派最大の作曲家と称されるコンポーザー・ピアニスト、ウィリアム・スタンデイル・ベネット(1816−1875)のピアノ協奏曲集。
RPCシリーズではベネットのピアノ協奏曲第4番は既に録音されており(第43集
CDA 67595)、今作には作品番号1が振られた習作のピアノ協奏曲第1番、自身のピアニスト・デビューを飾ったピアノ協奏曲第2番、メンデルスゾーン指揮の下ライプツィヒ・デビューを成功させたピアノ協奏曲第3番を収録。
ピアノと指揮は、「第4番」に引き続きRPCシリーズの顔でもある名匠ハワード・シェリーが担当。2016年には生誕200週年を迎え、様々な作品が録音・演奏されるなど再評価の機運が高まりつつあるベネットのピアノ協奏曲集に、名手ハワード・シェリーによる新たな名録音が加わります!
※録音:2016年7月26日−28日、シティ・ホール(グラスゴー) |
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ギャリック・オールソン(ピアノ)
ファリャ:ベティカ幻想曲
〜 ピアノ作品集
4つのスペイン風小品/《三角帽子》 からの3つの踊り/
ヴォルガの舟歌/バレエ組曲 《恋は魔術師》/
讃歌 《クロード・ドビュッシーの墓のために》/
スペイン舞曲第2番(歌劇 《はかなき人生》より)/
ベティカ幻想曲 |
ギャリック・オールソン(ピアノ) |
米国の名手ギャリック・オールソン、刺激的なファリャ・リサイタル!
☆第8回ショパン国際ピアノ・コンクールを制したアメリカの名ピアニスト、ギャリック・オールソン!
☆刺激的で魅力的な、ファリャのピアノ・リサイタル・アルバム!
1966年ブゾーニ国際ピアノ・コンクール、1968年モントリオール国際コンクール、そして第8回ショパン国際ピアノ・コンクールで第1位に輝いたアメリカの名ピアニスト、ギャリック・オールソン。
Hyperionへと活躍の場を移してから、ブラームス、グラナドス、グリフス、スクリャービン、スメタナ、ドビュッシー、プロコフィエフ、バルトークと多彩で華麗な数々のアルバムを送り出してきたオールソンの新たな録音は、スペインの大作曲家、マヌエル・デ・ファリャ(1876−1946)のピアノ作品集!
スペイン民族主義を濃厚に反映させた名作「ベティカ幻想曲(アンダルシア幻想曲)」を始めとするピアノのためのオリジナル作品から、バレエやオペラからのトランスクリプションを含めた、刺激的で魅力的なファリャのピアノ・リサイタル・アルバムです!
※録音:2016年11月23日−25日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)

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ニコラス・ラドフォード:ミサ曲《主のみ母の奇跡を見よ》
ニンフォールド・キリエ
アレルヤ, 我らのために祈り給え
この明るい日に群衆は
アヴェ・マリア, 三位一体のはしためよ
ミサ曲 《主のみ母の奇跡を見よ》 |
ジェームズ・オドンネル(指揮、オルガン)
ウェストミンスター寺院聖歌隊 |
☆タリスやタヴァナーの陰に隠れたチューダー朝の作曲家、ニコラス・ラドフォードの知られざる傑作ミサ曲。
世界遺産にも指定されている英国国教会の教会、ウェストミンスター寺院の聖歌隊は、30名の少年合唱と12名のプロの成人歌手からなる合唱団で、教会聖歌隊の最高峰として知られています。
かつてウェストミンスター大聖堂聖歌隊の音楽監督としても活躍した名合唱指揮者、ジェームズ・オドンネルとウェストミンスター寺院の聖歌隊によるイギリス・ルネサンスのミサ曲。ウェストミンスター宮殿の聖スティーヴンス礼拝堂に務めたとされるチューダー朝の音楽家、ニコラス・ラドフォード(c.1490−1557)の宗教作品集が登場。
トマス・タリスやジョン・タヴァナーなど有名な作曲家の陰に隠れながらも、イングランドの伝統を踏襲する流麗なミサ曲や素晴らしきアンティフォナの数々が、ランベス・クワイアブックやカイウス・クワイアブック、いくつかのパートブックに残されています。
※録音:2017年3月20日−21日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、ロンドン)

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PIANO21
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P21 058-N
\2500 →\2290
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異色の物理学者兼音楽家カロル・A.ペンソン
魔術師カツァリスと物理学者ペンソンのコラボ
カロル・A.ペンソン 〜 トランスクリプションズ |
シプリアン・カツァリス(ピアノ) |
J.S.バッハ:聖なる亡きがらよ、安らかに憩いたまえ/
シューベルト:シルヴィアに Op.106 No.4,
D.891/
シューマン:月夜 Op.39-5、山や城が見下ろしている
Op.24-7/
ブラームス:メロディのように Op.105-1/
ワーグナー:天使/
R・シュトラウス:献身 Op.10-1、万霊節 Op.10-8、帰郷
Op.15-5/
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.13より
第2楽章 Allegretto tranquillo/
カルウォヴィチ:悲しむ少女に、雪の中で/
フリーマン:素敵な瞳/
ノスコフスキ:悲哀 Op.62-1/
キュイ:夜鳴きうぐいす Op.33-1/
グラズノフ:瞑想曲 Op.32/
シャポーリン:孤独な心の中で、あなたの気怠い南方の声/
ビゼー:アラビアの女主人の別れ/
フォーレ:ネル Op.18-1/
モンポウ:君の上にはただ花ばかり/
タレガ:アルハンブラの思い出/
バリオス:郷愁のショーロ |
魔術師カツァリスと物理学者ペンソンのコラボ再び!超絶のカロル・A.ペンソン・トランスクリプションズ!
☆ あの超絶の「アルハンブラの思い出」のアレンジャー、パリ第6大学の物理学教授カロル・A.ペンソンのトランスクリプションを集めたカツァリス・ファン、ピアノ・ファン必聴の大注目作!
超絶技巧を司るピアノの魔術師シプリアン・カツァリスと、ポーランドのアレンジャー、カロル・A.ペンソンがが再びコレボレーション!名曲、秘曲満載のカロル・A.ペンソン・トランスクリプションズ」が登場!
カツァリスの本領発揮となった超絶テクニックによるタレガの「アルハンブラの思い出」(当盤にも収録)で、その名と経歴を知られることとなったカロル・A.ペンソンは、ドイツの権威ある学術賞、フンボルト賞の受賞歴を持つフランス、パリ第6大学の物理学教授であると同時に、優れたアレンジャーとして様々なピアノ・トランスクリプションをカツァリスに提供している異色の物理学者兼音楽家。
カツァリスが、化学の世界でも成功を収めていたボロディンを引き合いに出し、このペンソンのただならぬ才能を絶賛しているというところからも、この「ペンソン・トランクリプションズ」での演奏とトランスクリプションの完成度への期待は高まるばかり!
ペンソンのトランスクリプションによってピアノ版として生まれ変わったバッハやシューベルト、ブラームス、そしてポーランドのカルウォヴィチやノスコフスキなどの秀作の数々を、カツァリスがその超絶テクニックと美音で存分に楽しませてくれることでしょう!
※録音:2008年6月−2017年10月
※使用ピアノ:スタインウェイ、シュタイングレーバー
E-272 |
DORON
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「ジュネーヴの聖テレーズ教会のオルガン」
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ハ短調 BWV546
フランソワ・ドゥロー(1941-):
ラルゴ,パサカーユ,アレグロ,トランクイッロ,後奏曲
ヨゼフ・ボネ(1884-1944):精霊
J.C.H.リンク(1770-1846):
前奏曲 変ロ長調 Op.53-3,前奏曲 ヘ短調
Op.55-8
カミン(1913-86):
クオティエスクムク(その度毎に)に基づくパラフレーズ
リオネル・ロッグ(1936-):降霊
トンベル(1854-1928):トッカータ Op.23
ボッシ(1861-1925):夕べの歌 Op.92-1 |
ウンベルト・サルヴァニン(オルガン) |
録音:2017年6月29,30日 ジュネーヴ、DDD、52'06
バッハから20世紀のオルガニストの作品まで様々な時代のオルガン作品を弾いている。ウンベルト・サルヴァニンはブラジル出身のオルガニスト。ジュネーヴの聖テレーズ教会のオルガニストを務めており、このCDもその教会のオルガンを弾いたもの。 |
QUERSTAND
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VKJK 1717
(2CD、1.5枚価格)
¥3000
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「レーガー&ブラームス:レクイエム」
レーガー:レクイエム Op.144b
ブラームス:
「ああ、世よ、私はお前を去らねばならない」
Op.122-11
レーガー:「来なさい、甘い死よ」
ブラームス:
「ああ、世よ、私はお前を去らねばならない」
Op.122-3
ブラームス:ドイツ・レクイエム Op.45 |
ヤナ・ライナー(ソプラノ)
マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト(アルト)
トビアス・ベルント(バリトン)
デニ・ヴィルケ(オルガン)
ミヒャエル・シェーンハイト(指揮)
メルセブルガー・ホフムジーク
ウクライナ国立合唱団ドゥムカ |
レーガーとブラームスのレクイエム!後期ロマン派のピリオド楽器による美しい演奏!
録音?: 2016年9月16日 ミュールハウゼン DDD、80'10
レーガーとブラームスそれぞれのレクイエムを両軸にしているCDだが、特筆すべきはメルセブルガー・ホフムジークがブラームスやレーガーの時代の楽器を用いた後期ロマン派のピリオド楽器で演奏していること。全体の響きが柔らかく美しいものになっている。ミヒャエル・シェーンハイトはザールフェルト生まれの指揮者。1998年からメルセブルガー・ホフムジークの指揮者を務めている。 |
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「ドレスデン宮廷での食卓音楽」
フルヒハイム:
音楽の食卓給仕〜
ソナタ第1番,第2番,第3番,第4番,第5番,第6番
2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
ホ短調
クリーガー:第6の十曲集〜
アリア第1番「愛の嫉妬が苦しみを呼び起こす」,
アリア第3番「愛することができる者は」,
アリア第5番「アウローレとシュテッレは素早く現れ」
クリーガー:第5の十曲集〜
アリア第10番「喜びを望む者は、ビールとワインを愛する」 |
フュルステン=ムジーク:
【アンネ・シューマン(Vn)、
アネッテ・ジッヒェルシュミット(Vn)
クラウス・フォイクト(Va)、
アンドレアス・ピルガー(Va)、
フェリックス・ゲルク(Vc)、
アンドレア・バウアー(テオルボ)、
ゼバスティアン・クネーベル(Cemb)】
トビアス・フンガー(テノール) |
ドレスデン宮廷のターフェルムジーク(食卓音楽)!
17世紀にドレスデンで活躍した二人の作曲家、ヨハン・ヴィルヘルム・フルヒハイム(1635/1640頃-1682)とアダム・クリーガー(1634-1666)の作品を集めている。フルヒハイムはまだ少年だった1651年頃に既に、ハインリヒ・シュッツが楽長を務めていたザクセン選帝候の宮廷楽団(後のシュターツカペレ・ドレスデン)でヴァイオリニストを務め、1680年頃から宮廷や教会の音楽家として要職を務めた。アダム・クリーガーはライプツィヒで頭角を現した後、1657年に選帝侯ヨハン・ゲオルク2世の招きでドレスデンに移り、宮廷オルガニストとして活躍、歌曲でも知られる。
フュルステン=ムジークはドイツのバロック音楽を専門としたピリオド楽器アンサンブル。トビアス・フンガーはバロック音楽で幅広く活躍するテノール。 |
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「チェロ=アインザッツ」
ディートリヒ:チェロ=アインザッツ
ヘルヒェット:独奏チェロのための作品
フーバー:無限の転調
パク=パーン:独奏チェロのためのアア=ガ第1番
フランマー:前へ |
マティアス・ローレンツ(チェロ) |
録音:2016年2月,DDD、78'47
パウル=ハインツ・ディートリヒ(1930-)、イェルク・ヘルヒェット(1943-)、クラウス・フーバー(1924-)、ヨンギ・パク=パーン(1945-)、エルンスト・ヘルムート・フランマー(1949-)の無伴奏チェロのための作品を集めたCD。
マティアス・ローレンツは1964年、ベンスハイムの生まれのドイツのチェリスト。 |
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「フルートとオルガン」
ラハナー:悲歌
ボニ(ゲッフェルト編):スケルツォ,小品,ヴォーのエール
シュライバー:
ソナタ・ダ・キエーザ(教会ソナタ) Op.1,
フルートとオルガンのための協奏曲 Op.7
ボザ:山々の中の夕暮れ
ベーム:アルプスの思い出 |
ウルリケ・フリードリヒ(フルート)
ヨハネス・ゲッフェルト(オルガン) |
録音:2016年2月16,17日 マリエンシュタット、DDD、60'07
フルートとオルガンのための作品集。近年人気の高いメラニー(メル)・ボニ(1858-1937)の3曲は元々はピアノ伴奏曲だが、オルガン演奏が非常に合っている。
カール・シュライバーは1975年、ルートヴィヒスファーフェン・アム・ライン生まれのオルガニスト。フランツ・ラハナー(1803-1890)は19世紀半ば、ワーグナー台頭前のミュンヘンで活躍した指揮者、作曲家。
ウルリケ・フリードリヒはコブレンツ生まれのフルート奏者。ヨハネス・ゲッフェルトはケルンを拠点に活動するオルガニスト。 |
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「ヴィオラ・アパッショナータ」
〜16-17世紀のヴィオラ・ダ・ガンバとハープのための
イタリア・ヴィルトゥオーゾ音楽
パスキーニ:フォリア
ダッラ・カーザ:
どちらがより大きいのでしょう、ああ、愛の神よ
オルティス:
ああ、幸せな私の目,レチェルカーダ第2番,
レチェルカーダ第3番
ファルコニエリ:カンツォーネ 甘い旋律—コレンテ
フレスコバルディ:
トッカータ,カンツォーナ第1番,そよ風が吹けば
デ・ローレ:発つ時は死ぬ思いだが
ロニョーニ:発つ時は死ぬ思いだが
ヤージェンブスキ:
カンターテ・ドミノ第1部,
カンターテ・ドミノ第2部,スザンナは見る
ファルコニエリ:エル・メロと呼ばれるブランド
トラバーチ:どうか私を殺して
バッサーノ:シュザンヌがある日 |
アンサンブル・アルト・デコ:
【ユリアーネ・ラーケ
(ディスカントガンバ,バスガンバ)
マクシミリアン・エールハルト
(バロック・ハープ)
ヨハンナ・エールミュラー・ラッシュ
(バロック・チェロ)】 |
録音:2017年2月20-22日 ベルリン、DDD、61'10
ドイツのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、ユリアーネ・ラーケが16、17世紀の、主としてイタリアの作曲家によるヴィオラ・ダ・ガンバ作品をバロック・ハープの伴奏で演奏している。
ディエゴ・オルティス(1510頃-1570),チプリアーノ・デ・ローレ(1515頃‐1565),リッカルド・ロニョーニ(1550より前-1620),ジローラモ・ダッラ・カーザ(1550頃-1601),ジョヴァンニ・バッサーノ(1558頃-1617),ジョヴァンニ・トラバーチ(1575頃-1647),ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643),アンドレア・ファルコニエーリ(1585頃-1656),アダム・ヤージェンブスキ(1590頃-1649),ベルナルド・パスキーニ(1637-1710)。
作風は様々で、いずれも大変素敵に演奏されている。
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「出会い」
バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
ゲーゼ:オルガンのための3つの小品 Op.22
バッハ:前奏曲とフーガ ハ長調 BWV545
メンデルスゾーン:オルガンのためのソナタ
Op.65-6
バッハ:幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
ラインベルガー:オルガン・ソナタ第3番 ト長調Op.88「田園」 |
アルブレヒト・コッホ(オルガン) |
録音:2017年5月4-2日 フライベルク、DDD、75'44
ドイツの中堅オルガニスト、アルブレヒト・コッホのオルガン曲集。バッハを3曲と、ゲーゼ、メンデルスゾーン、そしてラインベルガーと充実した内容。
アルブレヒト・コッホは1976年、ドレスデンの生まれ。2008年からドレスデン近郊のフライベルクという町の大聖堂でオルガニストとカントールを務めているのだが、この大聖堂にはゴットフリート・ジルバーマン製オルガンが据えられており、コッホは2010年からゴットフリート・ジルバーマン協会の会長を務めるほどジルバーマン・オルガンのスペシャリストとなっている。
もちろんこの録音もフライベルク大聖堂のジルバーマン・オルガンを使用している。近代パイプオルガンの豪華な音色とはかなり異なった優しい音色が優秀録音で捉えられている。
CD裏面の表記でラインベルガーのOp.88がソナタ第4番となっていますが、正しくは第3番です。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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DOREMI
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リッチとアルゲリッチの初出
レニングラード・ライヴ続編!!
バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調
BWV1004 より
『シャコンヌ』
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ニ長調 Op.12-1
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.56(ヴァイオリンとピアノ版)
パガニーニ:
パイジェッロの歌劇『美しい水車小屋の娘』の
「もはや私の心には感じない」による序奏と変奏
Op.38
タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ ト短調『悪魔のトリル』
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ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ) |
録音:1961年4月22日/レニングラード(ライヴ)
ルッジェーロ・リッチとマルタ・アルゲリッチが1961
年にレニングラードで行ったライヴ!驚きの初出音源です。
1 日前、4 月21 日の演奏がDHR-8040 で発売されていますが、プログラムが全く異なります。
今回のアルバムには『シャコンヌ』、フランクのソナタ、『悪魔のトリル』など有名曲もたっぷり。二人の超名手が丁々発止のやりとりを繰り広げます!
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初出。
アルゲリッチとリッチのレニングラード・ライヴ
(1)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調Op.12
の3
(2)プロコフィエフ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタOp.115
(3)バルトーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ(ジェルトレル編)
(4)同:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
(5)サラサーテ:序奏とタランテラOp.43
(6)ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調 |
マルタ・アルゲリッチ(Pf)
(1)-(5)ルッジェーロ・リッチ
(6)エルネスト・ブール(指揮)
南西ドイツ放送交響楽団 |
(1)-(5)録音:1961年4月21 日 レニングラード・フィル大ホール(ライヴ) (6)録音:1960年2月4
日 バーデン・バーデン(放送用セッション)/MONO
ファン狂喜のDoremi アルゲリッチ・シリーズ、番外編。
今回はすべて初出音源なうえ、アルゲリッチ唯一の演奏作品も多いのが驚きです。
注目は1961 年4 月21 日に旧ソ連レニングラードのフィルハーモニー大ホールで行なわれたルッジェーロ・リッチとのリサイタル。ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第3
番が予想以上の素晴らしさ。この作品は主役がピアノと言っても過言でありませんが、若きアルゲリッチの天衣無縫なピアノを存分に堪能できます。典型的な乗った時のアルゲリッチで、その推進力、緊張感は息をつく暇もない凄さ。43
歳のリッチも触発され、エネルギーを発散しています。
プロコフィエフとバルトークのソナタは、彼ひとりの演奏ですが、当時絶頂期だったリッチの録音もメチャメチャ貴重。本当に凄いです。
さらに嬉しいがサラサーテの「序奏とタランテラ」。伴奏とはいえ、アルゲリッチのサラサーテはこれしか聴くことができませんが、自然なスペイン色の表出が見事。あらためてサラサーテがスペインの作曲家であったことを認識させてくれます。
ラヴェルのピアノ協奏曲は、往年の指揮者エルネスト・ブールとの共演。アルゲリッチの十八番ですが、当時19
歳の若さはこの時期の魅力ですが、ピアノの音色が七色なアルゲリッチ・マジックに驚嘆。ピアノ音楽史の宝と申せましょう。
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12/6(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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BIS
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BIS SA 2253
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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ダウスゴー&スウェーデン室内管による鮮烈なブラームス第2弾!
ブラームス:
(1)交響曲第2番 ニ長調 Op.73(40’10”)
(2)ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a(17’07”)
(3)ハンガリー舞曲集より第5-7番
(編曲:トマス・ダウスゴー)(7’47”)
(4)大学祝典序曲 Op.80(9’27”) |
トマス・ダウスゴー(指揮)
スウェーデン室内管弦楽団 |
透き通るようなオーケストレーションが魅力。ダウスゴー&スウェーデン室内管による鮮烈なブラームス第2弾!
セッション録音:2016年5&6月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、75’56”
SACD ハイブリッド盤。
透き通るようなオーケストレーションかつ刺激的なダウスゴーとスウェーデン室内管による演奏。注目のブラームス第2
弾には交響曲第2 番、ハイドンの主題による変奏曲、大学祝典序曲、そしてハンガリー舞曲集より第5-7
番が収録されました。当演奏でもダウスゴーらしい単なる見通しや運動性の良さに終わらず、大胆でダイナミックな音楽づくりを展開。音色はすっきりとした“純度の高い”
ブラームスを聴くことができます。
ダウスゴーは1997 年にスウェーデン室内管弦楽団の音楽監督し就任して以来BIS
やSIMAXレーベルに積極的に録音しています。
シューマン、ベートーヴェン、シューベルトの交響曲録音における極めて大胆な解釈は絶賛されております。ブラームスの交響曲全曲録音も期待の高まるところです。
いきなり駆け足で始まる・・・
ダウスゴー&スウェーデン室内管
ブラームス交響曲第1番 |
BIS SA 1756
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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ダウスゴー指揮&スウェーデン室内管
ブラームス:
(1)交響曲第1番ハ短調Op.68
(2)愛の歌Op52&65より9曲(作曲者編)
(3)ハンガリー舞曲集〜第1、3、10 番 |
トーマス・ダウスゴー指揮
スウェーデン室内管弦楽団 |
これが21世紀のブラームスか・・・。
[ 録音:2011 年3 月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)]/64’34”
SACD ハイブリッド盤。出すものすべてが衝撃的なダウスゴーとスウェーデン室内管が、ついにブラームスの交響曲に挑戦しました。
小編成のオーケストラでブラームスの交響曲を演奏することはさほど珍しくありませんが、さすがダウスゴー、単なる見通しや運動性の良さに終っていません。もちろん音色はすっきりとしてブラームス特有のにごりはありませんが、意外なほど重厚なフィナーレなど音楽作りは大きくて感動的です。
カップリングは声楽つきピアノ連弾曲として有名な「愛の歌」から9
曲をブラームス自身がオーケストレーション(声楽なし)にしたもの。意外に録音がないので大歓迎と申せましょう。
さらにオーケストラ曲として人気作である「ハンガリー舞曲」の中から、やはりブラームス自身のオーケストレーションによる3曲が収められているのも注目。王道ながらこだわりに満ちたアルバムです。
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BIS SA 2250
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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ネシリングによるエネルギー大爆発の演奏!
きらめくレスピーギの世界!
レスピーギ:
(1)ボッティチェリの三連画
【I. 春/II. 東方の三博士の礼拝/III.ヴィーナスの誕生】
(20’06”)
(2)黄昏(16’24”)
(3)交響的印象「教会のステンド・グラス」
【I.エジプトへの逃避/II. 大天使ミカエル/
III.聖クララの朝の祈り/IV. 聖グレゴリウス・マグヌス】
(28’49”) |
ジョン・ネシリング(指揮)
リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団
(2)アンナ・カテリーナ・アントナッチ
(ソプラノ) |
セッション録音:2016年3&4月/フィルハーモニーホール(リエージュ)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、66’26”
SACD ハイブリッド盤。好評を博しているジョン・ネシリング&リエージュ・フィルによるレスピーギの管弦楽作品集。当盤にはボッティチェリの三連画、黄昏、交響的印象「教会のステンド・グラス」が収録されました。
近代イタリア復古主義の一翼を担った作曲家であるレスピーギ。流麗なオーケストレーションと甘美な旋律を特徴とし、中世、ルネサンス、バロックのイタリア音楽の要素と民族主義的立場を結びつけました。
ここに収録された3 篇もレスピーギらしい煌びやかな世界が広がります。
ベルギーのオーケストラでありながらフランスを思わせる華やかなサウンドが魅力のリエージュ・フィルですが、今回もネシリングの熱いタクトで一層華々しい演奏を展開しております。レスピーギの劇的交響曲、歌劇「ベルファゴール」序曲を収めたディスク(BIS
SA 2210)も好評発売中です。
70歳ネシリング・・・、われわれが思っている以上に巨匠なのである。
ではネシリングのレスピーギの特集いってみます!!
ムチャクチャかっこいいのである。
レスピーギ:劇的交響曲
レスピーギが好きで、機会があるとその精緻なヴァイオリン曲を楽しんでいる。
この作曲家の真髄は繊細で内面的な室内楽にあると思うし、だからこそ「ヴェリズモへの離反」としての立場が主張できうると。
でも一般的にはこの人は相変わらず「ローマ三部作」の作曲家として知られる。
ド派手で華麗で凄まじい管弦楽作品の達人と。
それがイヤでこれまではこの人の室内楽作品ばかりを薦めてきたが、「ローマ三部作」以外のド派手な管弦楽作品を紹介すればもっと簡単に「レスピーギが「ローマ三部作」だけの人ではない」と証明できるかもしれない。
ということで今回紹介するのは「劇的交響曲」という作品。
なにしろ「劇的」と名がつくのであるから劇的である。
当然ド派手で華麗で凄まじい。
作曲されたのは1913年から1914年にかけて。
ベルリンでピアニストをしながら勉強した後イタリアに帰国し、ようやくローマでサンタ・チェチーリア音楽院作曲科教授の任に就いた頃。
レスピーギはこれまでの見聞・知識・経験を生かし、名門音楽院の作曲科教授にふさわしい壮大で緻密で完成度の高い「交響曲」を創り上げようとしたのだ。
それがこの「劇的交響曲」なわけである。
全部で3楽章。時間にしてなんと1時間。大交響曲である。レスピーギの意気込みも分かろうというもの。
しかし実は・・・、全編大ロマンで誰も飽きることのないとてつもない大傑作・・・とは言わない。
第1楽章、第2楽章は、若干気宇壮大過ぎてどこか遠くに行ってしまっているような気配もある。
正直に言おう。
すごいのはラスト。
ラスト3分。
ここはどうか近所迷惑を顧みずに大音量にしてほしい。
ムチャクチャかっこいいのである。
こんなかっこいいラストの交響曲、これ以外にはない。
ハリウッド映画とかちゃちなオペラなどまったく問題外。
ベートーヴェンもマーラーも裸足で逃げ出してしまいそうな超大型大団円。
この音楽史上に残るような壮大なラストのためにこれまでの1時間はあったと思うだろう。
聴いた者は意味もなく意気軒昂となり、アドレナリンが噴出し、また明日から戦ってやるぞと力がみなぎること間違いない。
このときレスピーギ35歳。
交響詩《ローマの噴水》初演の3年前、サンタ・チェチーリア音楽院院長就任の10年前のことである。
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いままでいろいろな録音が出てきたが、ようやくラストを思いっきりはしたなく盛り上げてくれる演奏が登場した。
サンパウロ生まれのブラジルの指揮者ジョン・ネシリングとリエージュ・フィル。
もとのサンパウロ交響楽団との演奏ならもっとすごかっただろうが、喧嘩別れしてしまったみたいなので仕方がない。というかリエージュ・フィルなら不足はない。
ここまでたっぷりとラストを聴かせてくれるのはやはり熱い南米の血によると思う。
ありがとう、ネシリング。

ちなみに一緒に入っている「ベルファゴール」はキリスト教における七つの大罪に比肩する悪魔の一柱。「怠惰」「好色」を司る悪魔で女性の心に性的で不道徳な心を芽生えさせる力を持つという。
一般には牛の尾にねじれた二本の角、顎には髭を蓄えた醜悪な姿をしているといわれ、

今回のジャケットがこんな↓ふうなのは、この悪魔を描いているためと思われる。
歌劇「ベルファゴール」はレスピーギがサンタ・チェチーリア音楽院の院長に就任した翌年に作られた、時間にして2時間に及ぶ作品。
オペラは作ってないと思われているレスピーギの大作オペラである。
全曲が演奏されることはまれだが、序曲は軽妙かと思えば一転重厚。起伏激しくて楽しめる。
ラストの華麗&爽快さはやはり「ローマ三部作」の人・・・。
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BIS SA 2210
(SACD HYBRID)
\2700
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ジョン・ネシリング(指揮)
レスピーギの劇的交響曲
レスピーギ:
(1)劇的交響曲(1913-14)
(2)歌劇「ベルファゴール」序曲(1924) |
ジョン・ネシリング(指揮)
リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団 |
ネシリングによるエネルギー大爆発の演奏!レスピーギの劇的交響曲と歌劇「ベルファゴール」序曲
セッション録音:2015年4月/フィルハーモニーホール(リエージュ)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、70’03”
SACD ハイブリッド盤。
ジョン・ネシリング指揮リエージュ・フィルによるレスピーギの管弦楽作品集。最新盤は劇的交響曲と歌劇「ベルファゴール」序曲が収録されました。1914
年に完成した劇的交響曲は演奏時間1 時間ほどの3
楽章構成の大曲。
冒頭のティンパニの連打から強烈なインパクトをあたえ、そのテーマがリズムのパターンとして幾度も登場する重厚なオーケストレーションが魅力的な作品です。
歌劇「ベルファゴール」序曲も冒頭からエネルギーが大爆発。レスピーギらしいキャッチーな旋律が印象的です。
ベルギーのオーケストラでありながらフランスを思わせる華やかなサウンドが魅力のリエージュ・フィルですが、ネシリングの熱いタクトで一層華々しい演奏を展開しております。
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ネシリングによるレスピーギ「ローマ三部作」
「レスピーギは「ローマ三部作」だけじゃない」と言っておきながらこれを紹介しちゃいかんだろ、というのはあるが、ネシリングとサンパウロ響の貴重なレスピーギ録音(ネシリングはこのあと楽団トップとけんかしてやめてしまう)。
やっぱりすごいので紹介しておきます・・・
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BIS SA 1720
(SACD HYBRID)
\2700
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レスピーギ:
(1)ローマの噴水 (2)ローマの松 (3)ローマの祭 |
ジョン・ネシリング(指)
サンパウロ交響楽団 |
63’41”SACD ハイブリッド盤。
録音 2008年2月
<S-0429さんのコメントから>
SACDでローマ三部作を楽しみたい、というだけで購入したんですが...いや、良かった!
サンパウロってどこ?オケを聴く醍醐味とも言えるローマ三部作なのに、大丈夫かいな?という不安を見事に払拭してくれました。
まず、録音はやっぱり良い!凄い、色々な音が聞こえる。
が、演奏も素晴らしい!ブラジルのオケ&指揮者とあっては、バティスのようなネアカな音楽かと思いきや、意外や意外、大変色彩感にあふれた演奏!素晴らしい好演!
それでいて金管の迫力も十分。個人的に、ラテン系の明るく抜けの良いHrが好印象。ハイレベルですよ、ホンマに。良い意味で期待を裏切ってくれた1枚。
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ネシリング/レスピーギ特集でした。
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BIS SA 2280
(SACD HYBRID)
\2700
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エッシャー弦楽四重奏団による
ドヴォルザーク、チャイスキー、ボロディン!
(1)ドヴォルザーク:
弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 Op.96「アメリカ」
(25’27”)
(2)チャイコフスキー:
弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 Op.11(27’54”)
(3)ボロディン:弦楽四重奏曲第2番 ニ長調(26’51”)
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エッシャー弦楽四重奏団
【アダム・バーネット=ハート
(第1ヴァイオリン)、
アーロン・ボイド
(第2ヴァイオリン)、
ピエール・ラポイント
(ヴィオラ)、
ブルック・シュペルツ(チェロ)】 |
実に軽やかなアンサンブル!エッシャー弦楽四重奏団によるドヴォルザーク、チャイスキー、ボロディン!
セッション録音:2017年3月/ライツターデル(ノイマルクト/ドイツ)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、81’17”
SACD ハイブリッド盤。
ニューヨークを拠点として活動しているアメリカのカルテット、エッシャー弦楽四重奏団。メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全曲録音でも注目を集める中注目の新録音ではドヴォルザークのアメリカ、チャイコススキーの第1
番、そしてボロディンの第2 番を収録しました。各プレーヤーの確かな技術により演奏が非常に立体的なのが当団の特徴といえ実に軽やかな演奏が好印象を与えます。
2013 年のエイヴリー・フィッシャー・キャリアグラントの受賞をはじめ、近年目覚ましい活躍の当団は世界各国で演奏会を成功させております。
BIS レーベルからリリースされているメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲集、第1
集【弦楽四重奏曲第1 & 4 番】(BIS SA 1960)、第2
集【弦楽四重奏曲第2 &3】(BIS SA 1990)、第3
集【弦楽四重奏曲第5 & 6 番】(BIS SA 2160)でも高い評価を得ております。
鮮烈・痛快/新世代メンデルスゾーン |
BIS SA 2160
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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エッシャーSQ による
メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第5・6番
メンデルスゾーン:
(1)弦楽四重奏曲第5番 変ホ長調 Op.44-3
(2)弦楽四重奏の4つの小品 Op.81より
カプリッチョ ホ短調、フーガ 変ホ長調
(3)弦楽四重奏曲第6番 ヘ短調 Op.80 |
エッシャー弦楽四重奏団
【アダム・バーネット=ハート
(第1ヴァイオリン)、
アーロン・ボイド(第2 ヴァイオリン)、
ピエール・ラポイント(ヴィオラ)、
デイン・ヨハンセン(チェロ)】 |
精緻なアンサンブル、アメリカの実力派カルテット、エッシャーSQ
によるメンデルスゾーンの弦楽四重奏全曲録音第3
弾!
セッション録音:2015 年5 月/ポットンホール(サフォーク/イングランド)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、71’ 17”
SACD ハイブリッド盤。 |
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HMF
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ハルモニアムンディから新人シリーズ「HARMONIA
# NOVA」始動!
ハルモニアムンディが、久々に新人シリーズをお届けします。
イザベル・ファウストやジャン=ギアン・ケラス、さらにはカルボナーレ(クラリネット)といった一流の音楽家たちも、このシリーズから出発しています。
今回あらたに始まる「HARMONIA # NOVA」は、アーティストたち自身がプログラムを決めている、というのも注目。ハルモニアムンディが満を持して推薦するアーティストたち、ご期待ください!
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HARMONIA NOVA #1/[EX]TRADITION THE CURIOUS
BARDS(ケルトの不思議な吟遊詩人)
・3つのスコットランドのエアのセット
〔The Lads of Elgin/ The Hirhlandman
kissed his mother/ The Fyket〕
・3つのアイルランドのエアのセット〔Sr.Ulick
Burk/ The Soup of Good Drink/ The High Road
to Dublin〕
・ウェストミーズの熊手(変奏を伴うアイルランド民謡)
・シンス・サウンディング・ドラムズ(アイルランドのエア)
・ハイランド・バトル
〔The March/ They Mend their Pace/ The
Battle Begins/ The Height of the Battle/
The Preparation for a Retreat/ The
Chief is Killed/ The Retreat/ The Lamentation
for the Chief〕
・アイルランド&スコットランドからの3つのエアのセット
〔Lady Herriot Hopes/ Sir Adam Ferguson’s
reel/ Bonny Lads〕
・2つのアイルランドのエアのセット
・THE DUEL(マロウの熊手)(変奏を伴うアイルランド民謡)
・3つのアイリッシュ・エアのセット〔Mary
O’Neill/ The Lads of Dunse/ Port Patrick〕
・Kilkenny is a handsome place(アイリッシュ・ソング)
・アイルランド&スコットランドからの3つのエアのセット
〔Raddire en Ougnish/ Marquis of Huntly’s
strathspey/ Mr Jo Reid’s reel〕
・King of the Blind
・3つのスコットランド・エアのセット
〔Miss Loraine of Kirkharles/ Fight
about the Fire side/ Lochailis away to France〕
・Lady Anne Bothwell’s lamen(t スコットランド・ソング) |
ザ・キュリアス・バーズ(THE CURIOUS
BARDS/ケルトの不思議な吟遊詩人)
〔アリ・ボワヴェール(Vn)、ジャン=クリストフ・モレル(シターン)、
サラ・ヴァン・オウデンホーヴェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)〕 |
ケルトの魅力満載
録音:2017年1月
ゲール、ケルトの音楽を演奏するために結成された5
人のアンサンブル、ザ・キュリアス・バーズ。2015
年から活動を始め、18 世紀のアイルランドとスコットランドの作品を、残されている楽譜・資料を丹念に研究し、印刷譜に書かれているアーティキュレーション、それぞれの楽曲にふさわしいテンポなどを再検証しながら演奏しています。
彼らのアイルランド・スコットランドに対する愛情を感じるとともに、その豊かな音楽世界に酔いしれる1
枚です。

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イザイの世界初録音楽曲も収録!
HARMONIA NOVA #2
・ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):
ファンタジーop.32
(ジャネット・ダンサンによるヴァイオリンとピアノ編曲版)/
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番 ホ長調
op.27-6/
ノルウェーの伝説(Legende norvegienne)※世界初録音/
‘Si vous saviez(あなたが知っていたら)’(原曲:歌曲)
・ショーソン:詩曲 op.25(ヴァイオリンとピアノ版)
・マルク・ブシュコフ(b.1991):
ファンタジー(2015)(無伴奏)、メロディー(2015)(無伴奏) |
マルク・ブシュコフ(Vn)
ゲオルギー・ドゥブコ(Pf) |
イザイの世界初録音楽曲も収録!1991年生まれのヴァイオリン奏者、マルク・ブシュコフ
Vn/ Jean Baptiste Vuillaume, Paris, 1865
録音:2015年10月
1991 年生まれのマルク・ブシュコフによるイザイほか作品集。ブシュコフはヴァイオリン奏者の一家に生まれ、5
歳でヴァイオリン奏者だった祖父から手ほどきを受けました。数々の国際コンクールで入賞を果たしている逸材です。
イザイを敬愛してやまないブシュコフは、この録音にあたり様々に調査を進める中、ベルギー王立図書館で、無名の人物が図書館に寄付したばかりというイザイの自筆譜を発見します。しかも、それを演奏してよいと許可を得ました。早速に彼がとりかかったのが、このCD
にも収録されている「ノルウェーの伝説」です。世界初録音となる「ノルウェーの伝説」は、1882
年4 月28 日という日付が残っており、その2
日後に、ベルゲンで初演されたことが新聞にも記述されているもの。イザイはグリーグと面会をし、5
月1 日に、グリーグの自筆サインつき写真を受け取っています。5
月14 日にオスロで再びこの作品が演奏されています。1880
年に亡くなった、ノルウェーのヴィルトゥオーゾヴァイオリン奏者オーレ・ブルの息子、アレクサンドル・ブルに献呈されています。
イザイの晩年の作とされる「ファンタジー」の原曲は、オーケストラとソロ・ヴァイオリン奏者(オケのメンバー?)のために書かれた作品ですが、ショット社から発行されているヴァイオリン独奏とピアノのための編曲版が残されているのみ。2
楽章から成り、12 音技法や、イザイならではの超絶技巧がみられる秀作です。
ブシュコフ自身の作曲による無伴奏ヴァイオリンのための「ファンタジー」は、ウクライナの民謡に基づく変奏曲となっており、イザイのスタイルを思わせるヴィルトゥオジックな作品。ブシュコフの亡き祖母に捧げる「メロディー」も穏やかでどこか懐かしさを感じさせる旋律が魅力です。
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HARMONIA NOVA #3/ZUGUAMBE
〜コインブラのサンタ・クルース修道院の典礼のための音楽 |
ティアゴ・シマス・フレイレ(指揮)
カペラ・サンクテ・クルチス |
■序(Invocatio)
Deus in adjutorium
■主の誕生(クリスマス)(In Nativitate
Domini)
Octavo calendas Januarii / Calenda
de Natal- Hodie nobis caelorum Rex/
Responsorio/ Zente Pleto - [Vilancico]
de Negro/
[Tento do] 4o Tom(アゴスティーニョ・ダ・クルース
(c.1590-1633))/
De pena en pena las ondas - [Vilancico]
■聖体祭(In festo Corporis Christi)
[Verso do] 6o tom por Dsolre( ディエゴ・デ・アルヴァラード(c.1570-1643))/
Credidi propter - Salmo/ Sale alumbrando
a la tierra - [Vilancico]/
[Verso do 1o Tom]( ドム・ホルヘ(17世紀初頭)/
Ai amores, Ai mi Dios - [Vilancico]
■主の誕生(クリスマス)In Nativitate
Domini
Octavo calendas Januarii - Calenda
de Natal/ Al Neglio de Mandiga - [Vilancico]
de Negro/
[Tento do] 4o Tom(アゴスティーニョ・ダ・クルース
(c.1590-1633))/
Al son que los christales - [Vilancico]
■昇天祭(In Ascensio Domini festis)
Ascendo ad Patrem meum - [Responsorio
breve]/ Oy que los Cielos se alegran - [Vilancico]
■ Dimissio
Benedicamus Domino Pedro de Cristo(ドミノ・ペドロ・デ・クリスト(c.1550-1618)) |
ポルトガルの修道院の音楽
録音:2015年11月
ポルトガル王国初期のもっとも重要な修道院、サンタ・クルース修道院に伝わる典礼音楽。コインブラ大学所蔵の貴重な未出版楽譜資料に基づく演奏です。
タイトルのZUGUAMBE は、感嘆語のようなもので、このディスクをレコーディングするにあたり、フレイレや演奏者たちが感じた音楽の素晴らしさをあらわしているということです。
指揮をしているティアゴ・シマス・フレイレは、建築、リコーダー、コルネットの修士号をもつ音楽家。現在、博士課程にて17
世紀のポルトガルの未出版の音楽(楽譜)の研究と演奏を行っています。カペラ・メディテラニアなど名だたる古楽アンサンブルとの共演多数。カペラ・サンクテ・クルチスはフレイレが結成したアンサンブルで、自ら音楽監督を務めています。このディスクでは指揮のほか、コルネットも担当しています。
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HARMONIA NOVA #4 ジェラール弦楽四重奏団
シューマン:弦楽四重奏曲第3番 イ長調 op.41-3
アルバン・ベルク:抒情組曲
クルターク:
小オフィチウム(アンドレ・セルヴァンスキーをしのんで) |
ジェラール弦楽四重奏団
〔ルイス・カスターン・コチス(Vn)、
ユディト・バルドレ・ヴィラロー(Vn)、
ミケル・ホルダ・サウン(Vc)、
イェスス・ミラレス・ロゲル(Vc)〕 |
ジェラール弦楽四重奏団
録音:2017年4月
カタルーニャの作曲家、ロベルト・ジェラール(1896-1970)の名を冠した弦楽四重奏団、ジェラール弦楽四重奏団。2010
年のデビュー以来、様々なコンクールで入賞している実力派で、スペインはじめ、ヨーロッパで高く評価されています。
ロベルト・ジェラールはカタルーニャにほど近い町に生まれた作曲家で、20
世紀初頭、シェーンベルクの下で学んだこともありました。ジェラールがいたからこそ、ヴェーベルンやシェーンベルクはバルセロナをたびたび訪れ、その街の文化に驚嘆していました(まだファシズムが台頭する少し前でした)。
本CD で興味深いのが、クルタークの作品。これはクルタークが尊敬していた二人の作曲家、アンドレ・セルヴァンスキーとアントン・ヴェーベルンを追悼して書かれたもの。セルヴァンスキーは、当時のハンガリーの若手作曲家に大きな影響を与えました。ジェラールイ弦楽四重奏団のメンバーは、クルタークと接したことはないものの、クルタークに近い人物たちから様々なアドヴァイスを受け、満を持してレコーディングに臨んでいます。ほか、シューマンやベルク作品でも熱く緻密なアンサンブルで聴かせます。
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HARMONIA NOVA#5 ブリュノ・フィリップ(チェロ)
ベートーヴェン/C.チェルニー(1791-1857)編:
ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 op.49「クロイツェル」
シューベルト:
夜と夢 D827、死と乙女 D545、
アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821、セレナーデD889 |
ブリュノ・フィリップ
(チェロ/Tononi)
タンギ・ド・ヴィリアンクール
(ピアノ/スタインウェイ) |
フランスの注目チェリスト、ブリュノ・フィリップ
録音:2017年4月
ブリュノ・フィリップは1993 年ペルピニャン生まれのチェロ奏者。2011
年11 月、アンドレ・ナヴァラ国際コンクールで第3
位とベスト・リサイタル賞を受賞、そして2014
年には難関ミュンヘン国際音楽コンクールで第3
位と聴衆賞を受賞、世界のオーケストラと共演、また、クレーメルやタベア・ツィンマーマンらと共演するなど、その実力が注目されている存在です。
ブラームス&シューマンの作品集(EVCD 0012)でもすでに共演したドミニク・ド・ヴィリアンクールと組んでの登場です。
ベートーヴェンのクロイツェル・ソナタを、ピアノ練習曲でもおなじみのカール・チェルニーがチェロとピアノ版に編曲したものが収録されています。ベートーヴェンは、自身の作品(交響曲など)をピアノソロ用に編曲するようツェルニーに依頼していました。
この編曲もベートーヴェンによるものかどうかは定かでありませんが、まずツェルニーはピアノ独奏用に編曲(1837
年出版)、1822 年頃に、このチェロとピアノ版を完成、チェロ・パートはベートーヴェンのチェロ・ソナタ第4,5
番を初演したヨーゼフ・リンケを想定していたと考えられます。
この版は1856 年に出版されましたが長らく埋もれており、1990
年になってドミトリー・マルケヴィッチによって再発見されました。ヴァイオリンの原曲とはまた違うスケール感で、ブリュノ・フィリップの豊かな音色とヴィリアンクールのヴィルトゥオジティに驚嘆。シューベルトの名曲アルペジオーネ・ソナタも若手とは思えぬ豊かな表情と、深く息のあったアンサンブルで聴かせます。
歌曲トランスクリプションも、歌詞の世界が浮かんでくるような情感豊かな演奏です。
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<メジャー・レーベル>
<LP>
SPECTRUM SOUND(LP)
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LPSMBA 020
(LP)
\9600
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実に柔軟な解釈!
オークレールの1967年ボルドー・ライヴ!
LP A 面
・テレマン:組曲 ト長調
・ストラヴィンスキー:協奏的二重奏曲
LP B 面
・シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.934 |
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(ピアノ) |
ライヴ録音:1967年4月10日/ボルドー/180g
重量盤、完全限定プレス、モノラル
驚きのリリースを続けているスペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、フランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したコンサート・ライヴ・シリーズ"
ベルアーム"。
当LP は1967 年ボルドーにおけるオークレールの全盛期の演奏からテレマンの組曲
ト長調、ストラヴィンスキーの協奏的二重奏曲、そしてシューベルトの幻想曲が収録されております。
スペクトラム・サウンドの丁寧な復刻で聴くオークレールの極上の演奏です。完全限定プレス。180グラム重量盤(東洋化成プレス)。シリアルナンバー入り。
「テレマンの冒頭は、まさにこの言葉がぴったりで、モノラルではあるが、実に手に取るように伝わってくる。ストラヴィンスキーも実に柔軟な解釈であり、全く見事だが、圧巻は幻想曲であろう。」平林直哉〜ライナーノートより
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LPSMBA 035
(LP)
\9600
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アンドレ・レヴィ、最後の録音も収録!
濃厚で情熱的なレヴィ、R.T.F録音集。
LP A 面
・ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
ジャンヌ・ゴーティエ(ヴァイオリン)
セッション録音:1959年4月7日/ORTFスタジオ
・オネゲル:チェロ・ソナタ〜第1 楽章
アンリエット・ピュイグ=ロジェ(ピアノ)
セッション録音:1966年5月5日/ORTFスタジオ
LP B 面
・オネゲル:チェロ・ソナタ〜第2、3楽章
アンリエット・ピュイグ=ロジェ(ピアノ)
セッション録音:1966年5月5日/ORTFスタジオ
・マルティヌー:チェロ・ソナタ第3番
H.340
ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(ピアノ)
セッション録音:1968年4月1日/ORTFスタジオ |
アンドレ・レヴィ(チェロ) |
180g 重量盤、完全限定プレス、モノラル
丁寧な復刻技術で定評のあるスペクトラム・サウンド。当LP
はアンドレ・レヴィのR.T.F 録音集からラヴェルのヴァイオリンとチェロのためのソナタ、オネゲルのチェロ・ソナタ、そしてレヴィ最後の録音となったマルティヌーのチェロ・ソナタ第3
番を収録しております。
この貴重な録音をスペクトラム・サウンドの見事な復刻、しかもLP
で聴くことができるのはアナログ・ファン狂喜と言えましょう。完全限定プレス。180
グラム重量盤(東洋化成プレス)。シリアルナンバー入り。
アンドレ・レヴィは1894 年パリ生まれ。パリ音楽院でカミーユ・シュヴィヤールに室内楽を、チェロをジュール・ロエブにそれぞれ学び、1912
年プルミエ・プリを授かっています。1914 年、ハイドンのチェロ協奏曲を弾いてデビュー。1952
年にはジュヌヴィエーヴ・ジョワ、ジャンヌ・ゴーティエらとフランス三重奏団を結成するなど主に室内楽の分野で活躍しました。
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12/5(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<映像>

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