≪第95号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2017/12/12~
12/15(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ACCENT
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鬼才天才スホーンデルヴィルト
モーツァルト:レクイエム ニ短調K626(レクイエム・ミサ)
(ジュスマイヤー、アイブラー、フレイステトラー、
シュタードラー、スホーンデルヴィルト、
ザイフリートによる補作及びグレゴリオ聖歌の典礼文) |
ジェズアルド・コンソート・アムステルダム
クリストフォリ
アルテュール・スホーンデルヴィルト(指揮) |
入祭唱
1. 永遠の安息を/2. 憐れみの賛歌/3.
朗読(グレゴリオ聖歌)
続唱
4. 怒りの日/5. 不思議なラッパの音/6.
恐るべき御稜威の王/
7. 思い出したまえ/8. 呪われ退けられし者達が/9.
涙の日/
10.アーメン(スホーンデルヴィルト作)*/11.福音書朗読(グレゴリオ聖歌)
奉献文
12.主イエス/13. 賛美の生け贄/14. 序唱(グレゴリオ聖歌)
聖なるかな
15. 聖なるかな/16. 祝福された者/17.
神の小羊
聖体拝領唱
18. 永遠の光
赦免
19. 祈祷文(グレゴリオ聖歌)
20. 我を救いたまえ(リベラ・メ)( リッター・イグナーツ・フォン・ザイフリート作)*
21.安らかに眠れ(グレゴリオ聖歌)
* 世界初録音 |
知性派古楽奏者スホーンデルヴィルトによる新しいモーツァルトのレクエイム
録音:2017年5月、ブザンソン/66‘33
古楽大国オランダが生んだ知性派フォルテピアノ奏者アルテュール・スホーンデルヴィルト。「1パート1人」という編成で衝撃を与えたベートーヴェンのピアノ協奏曲集、そして研究の成果が結実したモーツァルトのピアノ協奏曲集、さらにはモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲を3つの異なる時代楽器で演奏したアルバムなど、歴史的研究に裏付けされた斬新かつ刺激的な演奏で、聴くものの興味を引きつけてやみません。
そのスホーンデルヴィルトがまたしても驚きのアルバムをリリースしました。1791
年モーツァルト最後の年は非常に大作が続々と生まれました。「魔笛」「皇帝ティトの慈悲」「クラリネット協奏曲」そしてこの「レクエイム」です。モーツァルト自身はレクイエムを完成することは出来ませんでしたが、弟子のジュスマイヤーが補筆完成。しかし後世ジュスマイヤーの補作に異論を唱える声が多く上がり、様々な人がこの大作の再構築を試みていますが、スホーンデルヴィルトは1800
年前後、モーツァルトの死から間もない時期にウィーンで演奏されていたであろう楽譜を想定して録音されました。モーツァルトが作曲していない典礼文はグレゴリオ聖歌、さらにスホーンデルヴィルト自身が作曲した“アーメン”、そしてリッター・イグナーツ・フォン・ザイフリート作曲の“リベラ・メ”
の2 曲の世界初録音を含んだ形で「レクイエム・ミサ」として完成させました。
演奏は、スヴェーリンクの声楽作品のスペシャリストとして名高いジェズアルド・コンソート・アムステルダム、そしてスホーンデルヴィルト率いる古楽アンサンブル、クリストフォリという万全の布陣です。

アルテュール・スホーンデルヴィルトの特集久しぶりにいっちゃいましょう。
旧譜
この高雅な愉しみ!
スホーンデルヴィルトとクリストフォリ・アンサンブルのモーツァルト |
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スホーンデルヴィルト
モーツァルト第1弾!
モーツァルト:
(1)ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466
(2)同21番ハ長調K467 |
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アルテュール・スホーンデルヴィルト
(フォルテピアノ、指揮)
クリストフォリ・アンサンブル |
DDD、57’45”
ベートーヴェンの「皇帝」で衝撃を与えたフォルテピアノのスホーンデルヴィルトとクリストフォリ・アンサンブルが、モーツァルトに挑戦しました。
今回もオーケストラは各パート1奏者!しかし物凄い迫力で独奏に全くひけをとらぬどころか、聴く者を終始圧倒します。
スホーンデルヴィルトの独奏も変幻自在、1782
年製アントン・ヴァルターのレプリカによるフォルテピアノはチェンバロを思わす銀色の音色が魅力です。もともとドラマティックな20
番協奏曲ながら、過去に類のない強烈さで迫ります。
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スホーンデルヴィルト
モーツァルト第2弾!
モーツァルト:
ピアノ協奏曲
第18番変ロ長調K456
第19番ヘ長調K459 |
アルテュール・スホーンデルヴィルト
(フォルテピアノ:
アントン・ワルター、ウィーン1782年モデル、指揮)
クリストフォリ・アンサンブル |
異才スホーンデルヴィルトによるモーツァルト紛失パートを再現し当時の響きを追求
録音:2012 年5 月14-17日アル=ケ=スナン王立製塩所、フランス/58’29
オランダのフォルテピアノ奏者、アルテュール・スホーンデルヴィルトによるモーツァルト、ピアノ協奏曲シリーズ第2
弾。前作と同様にオケは極端に小規模な各パート1
人の編成とし、従来の演奏とは一線を画した斬新なアプローチで聴かせます。スホーンデルヴィルトが用いているフォルテピアノは1782
年製アントン・ワルターのレプリカで、軽快なタッチのチェンバロのような銀色の音色が魅力です。
第19 番の協奏曲では、紛失したティンパニとトランペットのパートを再現し、当時の華やかさが蘇ります。そして第18
番では緻密で親密な美しい演奏を披露しています。
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スホーンデルヴィルト
モーツァルト:ピアノ協奏曲集Vol.3
ピアノ協奏曲第5番ニ長調KV175
・1773年ザルツブルク版:ハープシコード
・1782年ウィーン版:フォルテピアノ
ソプラノのための演奏会用アリア集KV272
(ザルツブルク1777) |
アルテュール・スホーンデルヴィルト
(ハープシコード:ジュスティ1720 年頃/
フォルテピアノ:シュペート&シュマール1770年、
指揮)
クリストフォリ・アンサンブル
ヨハネット・ゾマー(S) |
異なるヴァージョン&楽器を用いたスホーンデルヴィルトのモーツァルトの協奏曲集第3弾
57’30
オランダのフォルテピアノ奏者、アルテュール・スホーンデルヴィルトによるモーツァルト、ピアノ協奏曲シリーズ第3
弾。従来の演奏とは一線を画した斬新なアプローチで聴かせ、音楽ファンを驚かせています。
このアルバムは、ピアノ協奏曲第5 番KV175 の異なる2
ヴァージョンをハープシコードとフォルテピアノで録音しました。
この作品はモーツァルト最初のオリジナルのピアノ協奏曲。1773
年にザルツブルクで作曲され、1782 年にはウィーンで演奏するために終楽章として新たに作曲したロンド(KV382)に差し替え改訂されています。
スホーンデルヴィルトは、楽器制作技術の進歩も考慮に入れてこの2
つのヴァージョンを異なる楽器を用いて演奏しています。1773
年ザルツブルク版は、イタリアのハープシコードであるジュスティ製、1782
年ウィーン版はシュペート&シュマール製のフォルテピアノ。
そして本アルバムの最後はソプラノにヨハネット・ゾマーを迎えソプラノのための演奏会用アリア集KV272
を収録しています。
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ACC 24296
(CD)
\2600
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スホーンデルヴィルト
モーツァルト:ピアノ協奏曲集Vol.4/
ピアノ協奏曲第6番変ロ長調K238(2つの代替カデンツァを含む)
ピアノ協奏曲第8番ハ長調K246
テノールのためのアリア「運命は恋する者に」K209
テノールのためのアリア「尊み崇めて」K210 |
アルテュール・スホーンデルヴィルト
(フォルテピアノ、指揮)
クリストフォリ・アンサンブル
フランシスコ・フェルナンデス=ルエダ
(テノール) |
スホーンデルヴィルトの研究の成果が結実したモーツァルト協奏曲
使用楽器:シュペート&シュメール(1770年頃)/
ウィリアム・ユルゲンソンによるレプリカ
録音:2014 年5 月2-4 日ノートルダム教会、ブザンソン、フランス/59’15
古楽大国オランダが生んだ知性派フォルテピアノ奏者アルテュール・スホーンデルヴィルト。「1パート1人」という編成で衝撃を与えたベートーヴェンのピアノ協奏曲集、そして本作モーツァルトのピアノ協奏曲集、さらにはモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲を3
つの異なる時代楽器で演奏したアルバムなど、歴史的研究に裏付けされた斬新かつ刺激的な演奏で、聴くものの興味を引きつけてやみません。
モーツァルトは、ザルツブルク時代の1776
年から1777 年にかけて4 曲の協奏曲を続けて作曲しました。ギャラント様式に傾倒していた時期だけに、優美な旋律が随所にあらわれてきます。第6
番ではじめて5 オクターヴを超える作品を書き、従来よりも大きな楽器を必要としました。またカデンツァはモーツァルトの協奏曲の中でも華の一つですが、スホーンデルヴィルトは2
つのカデンツァを収録しています。
第8 番の協奏曲は、リュッツォウ伯爵夫人からの依頼で作曲され、生命力と美しさに溢れた作品です。スホーンデルヴィルトは、作曲された時代1770
年頃のシュペート&シュメールのフォルテピアノのレプリカを使用しています。繊細で優雅な響きが特徴的です。
さらにこのアルバムには、テノール歌手のフランシスコ・フェルナンデス=ルエダをむかえて同時代に作曲されたアリアを2
曲収録しています。 |
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鬼才スホーンデルヴィルトによるモーツァルト協奏曲集第5弾
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調(ウィーン、1785)K482
演奏会用アリア「どうしてあなたが忘れられよう…恐れることはない恋人よ」
(ウィーン、1786)K505*
ピアノ協奏曲第24番ハ短調(ウィーン、1786)K491 |
ヴァネッサ・ガルシア・シモン(ソプラノ)*
アルテュール・スホーンデルヴィルト
(フォルテピアノ/1782年製アントン・ワルターのレプリカ、指揮)
クリストフォリ・アンサンブル |
65’52
オランダのフォルテピアノ奏者、アルテュール・スホーンデルヴィルトによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ。従来の演奏とは一線を画した斬新なアプローチで聴かせ、音楽ファンを驚かせています。
このアルバムには、貴族や裕福な市民たちに名簿を回覧して予約を募る「予約演奏会」のために作曲された2
つの協奏曲が収録されています。当時は《フィガロの結婚》の創作に集中していましたが、モーツァルトにとって大事な収入源となるコンサートであったため、作曲をする必要がありました。ピアノ協奏曲は「予約演奏会」の中心的なプログラムで、聴衆は作曲者自身の華麗なピアノ演奏に魅了されていました。
第22 番は、はじめてクラリネットを用い、管楽器部隊が活躍する華やかな協奏曲。木管楽器の技巧的なパッセージが特徴的な第1
楽章、初演のアンコールにもなった抒情的な第2
楽章、軽快なロンドで開始され、クラリネットの甘美な旋律が印象的な中間部をもつ第3
楽章とモーツァルトの新しい試みが随所にちりばめられた作品。第24
番は、充実した管弦楽の大規模な編成と緊張感みなぎる傑作。大英図書館の王立音楽院が所有する自筆譜のピアノ・パートにはスケッチ風に加えられた箇所が残されていて、実際はモーツァルトが即興的に演奏されたと考えられています。
スホーンデルヴィルトの緻密な研究とひらめきが、モーツァルトの豊かな即興性を存分に表現しています。
そして協奏曲2 つの同時期に作曲された演奏会用アリア「どうしてあなたが忘れられよう…恐れることはない恋人よ」。当時ウィーンで活躍していたイギリスのソプラノ歌手ナンシー・ストーラスが帰国するにあたって開かれる演奏会のために書かれたと言われています。ストーラスは《フィガロの結婚》の初演でスザンナ役を務め、卓越した演技力と美貌でモーツァルトも大いに認めていた歌手だったようです。スペイン出身のソプラノ、ヴァネッサ・ガルシア・シモンがドラマティックな恋の物語をコケティッシュに歌います。
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鬼才スホーンデルヴィルトによる
モーツァルト協奏曲シリーズ第6弾!
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K271「ジュノム」
ピアノ協奏曲第11番ヘ長調K413
ピアノ協奏曲第12番イ長調K414 |
アルテュール・スホーンデルヴィルト
(フォルテピアノ、指揮)
クリストフォリ・アンサンブル
ルイージ・デ・フィリッピ(ヴァイオリン)
コラード・レポーレ(ヴァイオリン)
マルテン・ボーケン(ヴィオラ)
フランソワ・ミシェル(チェロ)
シラールト・ケレイ(コントラバス)
ヴィヴィアン・ベルグ(オーボエ)
スン・キョン・リー=ブロンデル(オーボエ)
ペドロ・ブランコ・ゴンザレス(ホルン)
ハイロ・ヒメノ・ヴェセス(ホルン) |
異才スホーンデルヴィルトによるモーツァルト協奏曲シリーズ第6弾!楽曲に新鮮な響きを与える緻密な研究と解釈
フォルテピアノ/1782年製アントン・ワルターのレプリカ
69’57
オランダのフォルテピアノ奏者、アルテュール・スホーンデルヴィルトによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズ。従来の演奏とは一線を画した斬新なアプローチで聴かせ、音楽ファンを驚かせています。
モーツァルトがザルツブルク時代に書いたピアノ協奏曲で最も人気のある第9
番。フランス人ピアニストのヴィクトワール・ジュノミに依頼され作曲されたと言われていることから「ジュノム」の愛称がつけられました。
躍動感あふれる快活なスホーンデルヴィルトのピアノ独奏、そして1
パート一人のクリストフォリ・アンサンブルが見通し良く清々しい印象を与えます。
モーツァルトはウィーン移住後に「予約演奏会」を主催。そこで曲を披露した後に楽譜を出版して生計を立てることを始めました。その予約演奏会の為に作曲したのがピアノ協奏曲第11,12,13
番です。
モーツァルトがウィーンの聴衆に向けて「難しすぎず易しすぎず、音楽通はもちろん、そうでない人も満足できる曲」と語っている通り、格調高さと洗練された旋律が魅力の作品群です。
スホーンデルヴィルトの繊細な弱音や微妙な音色のニュアンスの変化、豊かな楽想はモーツァルトの響きに新鮮さを与えています。
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ACC 24254
(6CD)
\6900 →\6290
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鬼才天才スホーンデルヴィルト
3つの異なる楽器を用いたモーツァルト・ピアノ・ソナタ全集!
モーツァルト:ピアノ・ソナタ全集
CD1:
ソナタ ハ長調KV279、ソナタ ヘ長調KV280、ソナタ
変ロ長調KV281
CD2:
ソナタ 変ホ長調KV282、ソナタ ト長調KV283、ソナタ
ニ長調KV284
CD3:
ソナタ ハ長調KV309、ソナタ イ短調KV310、ソナタ
ニ長調KV311
CD4:
ソナタ ハ長調KV330、ソナタ イ長調KV331
CD5:
ソナタ ヘ長調KV332、ソナタ変ロ長調KV333、
ソナタ ハ長調KV545、ソナタ ニ長調KV576
CD6:
ソナタ ヘ長調KV533&KV494、幻想曲
ハ短調KV475、
ソナタ ハ短調KV457、ソナタ 変ロ長調KV570 |
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アルテュール・スホーンデルヴィルト
(フォルテピアノ、
クラヴィコード、
タンジェントピアノ)
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使用楽器:CD1&2/ タンジェントピアノ:フランツ・ヤコブ・スペト1775
年製作ウィリアム・ユルゲンソンによるレプリカ/CD3&4/
フォルテピアノ:ヨハン・アンドレアス・シュタイン1780
年製作(白木のハンマー)ウィリアム・ユルゲンソンによるレプリカ/
CD5/ クラヴィコード(北ドイツ1780 年頃製作)ヨリス・
ポトフリーヘによるレプリカ/CD6/ フォルテピアノ:アントン・ヴァルター1790
年製作(革張りハンマー)ポウル・ポレッティ&ヘラルト・トゥインマンによるレプリカ
録音:CD1&2/2005 年8 月9-11 日シュトゥットガルト州立博物館、ドイツ/CD3&4/2009
年12 月17-29 日カタルーニャ高等音楽院、バルセロナ、スペイン/
CD5/2005 年5 月31 日-6 月2 日グリムベルゲン修道院の聖具室、ベルギー/CD6/2005
年9 月27-29 日リムベルゲン修道院の聖具室、ベルギー
古楽大国オランダが生んだ知性派フォルテピアノ奏者アルテュール・スホーンデルヴィルト。「1
パート1 人」という編成で衝撃を与えたベートーヴェンのピアノ協奏曲集とモーツァルトのピアノ協奏曲集で話題になりました。
歴史的研究に裏付けされた斬新かつ刺激的な演奏で聴衆をあっと言わせるスホーンデルヴィルトの新たなアルバムがリリースされます。フォルテピアノ、クラヴィコード、タンジェントピアノの3
つの異なる楽器を用いたモーツァルトのピアノ・ソナタ全集です。異なる楽器を使用することによって音色の多様性を追求しています。また、スホーンデルヴィルトは、装飾音、リピートの問題を徹底的に極め、正しい方法を見出しています。この演奏で彼は、より正確にモーツァルトの音楽を表現し、さらに機知に満ちた自由で即興的な演奏により、作品に新しい光を当てています。

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アルテュール・スホーンデルヴィルトの特集でした。
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CORO
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ヘンデル&ハイドン・ソサエティのハイドン!
ボストン・シンフォニー・ホール・ライヴ第4弾!
ハイドン:交響曲集Vol.4
ハイドン:
交響曲第26番ニ短調《ラメンタツィオーネ》Hob.I-26
交響曲第86番ニ長調 Hob.I-86
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調
K.216 |
アイスリン・ノスキー(ヴァイオリン)
ハリー・クリストファーズ(指揮)
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ |
ヘンデル&ハイドン・ソサエティのハイドン!ボストン・シンフォニー・ホール・ライヴ第4弾!
☆アメリカ最古のピリオド・オーケストラと、英国合唱界の名指揮者、ハリー・クリストファーズの豪華コンビによるハイドン・プロジェクト!
2008年にアメリカ最古のピリオド・オーケストラ、ヘンデル&ハイドン・ソサエティ(HHS)と、第13代音楽監督ハリー・クリストファーズのコンビによるハイドンの交響曲ライヴのシリーズ第4弾!
シュトゥルム・ウント・ドラング期(疾風怒濤期)の初期に作曲され、グレゴリオ聖歌の引用が見られる「交響曲第26番《ラメンタツィオーネ》」、6つのパリ交響曲の掉尾を飾る「交響曲第86番」、ターフェルムジーク・バロック管弦楽団などで活躍し、現在はHHSのコンサートミストレスを務めるアイスリン・ノスキーをソリストに迎えてのモーツァルトの「ヴァイオリン協奏曲第3番」の3作品を通じて、ハリー・クリストファーズとHHSが、ハイドンの初期と後期の作品のコントラスト、そしてハイドンとモーツァルトとの親交を描きます。歳月を重ねますます盤石となったハリー・クリストファーズとHHS。名匠の卓抜した手腕と、アメリカ古楽界を代表する名門の伝統が織り成すサウンドにご注目下さい!
※録音(ライヴ):2017年1月27日-29日、シンフォニー・ホール(ボストン、アメリカ)

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ザ・シックスティーンの名唱。
ヴィヴァルディとJ.S.バッハの新装盤!
ヴィヴァルディ:グローリア ニ長調 RV.589
J.S.バッハ:ミサ曲ト長調 BWV.236
ヘンデル:
オラトリオ《エステル》HWV.50(1718年版)より
序曲、グランド・コーラス |
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮) |
ザ・シックスティーンの代表的名演、ヴィヴァルディの「グローリア」とバッハの「ミサ曲ト長調」が1つのディスクにまとまり新装登場!
ザ・シックスティーン&オーケストラは、2018年のイギリス国内ツアー(10都市)で、このバロック時代の傑作2作品を演奏する予定となっています。
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SIGNUM CLASSICS
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ウカシェフスキ:合唱作品集
カンターテ・ドミノ
シェイクスピアのソネット
デイライト・ディクラインズ
レスポンソリア・テネブレ
哀歌
至福の教え |
テネブレ、
ナイジェル・ショート(指揮) |
グラミー2018ノミネート合唱団!"テネブレ"
が歌うウカシェフスキ!
☆合唱王国イギリスを代表する精鋭合唱集団、ナイジェル・ショート率いる"テネブレ"!
☆合唱界で注目を浴びるポーランドの作曲家、パヴェウ・ウカシェフスキの合唱作品を歌う!
☆テネブレは、グラミー賞2018合唱部門にノミネート!
キングズ・シンガーズの元メンバーであるナイジェル・ショートによって2001年に設立された、合唱王国イギリスを代表するヴォーカル・アンサンブル、テネブレ。
「天体の音楽(SIGCD 904)」がグラミー賞2018の「Best
Choral Performance」にノミネートされるなど、目覚ましい活躍を続けるテネブレの最新録音は、現代合唱界で注目を浴びるポーランドの作曲家、パヴェウ・ウカシェフスキ(1968-)の合唱作品集。
ウカシェフスキは現在ショパン音楽アカデミーやシュチェチン芸術アカデミーで作曲を教えており、彼の作品は50を超えるアルバムに録音されています。ヨーロッパの宗教音楽の最前線として活躍し、日本の合唱界でも根強い人気を誇るウカシェフスキの新たなレパートリー(2010年~2015年頃の作品)を、ナイジェル・ショート&テネブレの緻密なアンサンブルでお贈りします。
※録音:2016年5月10日-12日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)

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リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
トッカータ S.197a/凶星!(不運) S.208/
子守歌 S.198/調性のないバガテル S.216a/
別れ S.251/諦め S.263/187a/
眠れぬ夜、問いと答え S.203/夢の中に S.207/
灰色の雲 S.199/
グレートヒェン(ファウスト交響曲より)
S.513/
ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178 |
ルシル・チョン(ピアノ) |
リスト・コンクール第2位の才女、ルシル・チョンが弾く「ロ短調ソナタ」!
シャルル・デュトワが指揮するモントリオール交響楽団にソリストとして招かれ、10歳という若さで華々しいデビューを果たしたモントリオール出身の才女ルシル・チョン。イタリアの貴公子アレッシオ・バックスのデュオ・パートナー(&夫人)としてSignumに登場し、プーランクのピアノ作品集(SIGCD
455)でソロ・デビューを果たしたルシル・チョンのソロ・アルバム第2弾。
ラザール・ベルマンに学んだ最初の女性ピアニストであり、ドイツのヴァイマルで行われた第1回フランツ・リスト国際ピアノ・コンクールで第2位に輝いたルシル・チョンが、大作「ロ短調ソナタ」を含む、フランツ・リストの技巧的で魅力溢れる作品集を弾きます。
※録音:2017年2月14日-16日、サフラン・ホール(イギリス) |
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オリヴァー・デイヴィス:リバティ
スパイラル(ヴァイオリン、ピアノ&弦楽)
バッカス(管弦楽)
チェロ協奏曲 《モルフェウス
リバティ(ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノ&弦楽)
ロスト・レイク(ヴァイオリン、弦楽)
ソナー(ヴァイオリン、ピアノ&弦楽)
チリンガム(ソプラノ、ピアノ&弦楽アンサンブル) |
ポール・ベイトマン(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ケレンザ・ピーコック(ヴァイオリン)
ジョナサン・ヒル(ヴァイオリン)
ティモリー・リダウト(ヴィオラ)
エマ・ヒースコート(ヴァイオリン、ヴィオラ)
キャサリン・ジェンキンソン(チェロ)
ヒュー・ワトキンス(ピアノ)
グレース・ダヴィッドソン(ソプラノ) |
英国王立音楽アカデミーで研鑽を積んだイギリスの若手作曲家オリヴァー・デイヴィス(1972-)。「フライト」(SIGCD
411)、「シーズンズ」(SIGCD 437)、「ダンス」(SIGCD
469)に続く4作目のアルバム「リバティ」は、ヴァイオリンやチェロ、ソプラノなどと弦楽アンサンブル、オーケストラとの協奏的作品集。
※録音:2017年8月29日、エア・リンドバースト・スタジオ(ロンドン)&ウィー・ライト・ミュージック・スタジオ |
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偉大なる大聖堂の賛歌集
タリス:誉れと徳と力と
バード:アヴェ・ヴェルム・コルプス
ギボンズ:見よ、御言葉は肉体となりぬ
クロフト:われらがあなたの勝利を喜びうたい
グリーン:主よ、わが終わりを知らせたまえ
ボイス:知恵はどこに見いだされるか
スタンフォード:3つのモテット Op.38
パリー:私は歓喜した
ハリス:われらにもたらしたまえ、おお主なる神よ
ハウエルズ:鹿が谷川を慕いあえぐように
ケネス・レイトン: 世のものなべて歌え |
カンタベリー大聖堂
少女合唱団&男声合唱団
デイヴィッド・ニューズホーム(指揮) |
英国国教会の総本山であるカンタベリー大聖堂の聖歌隊は、これまでプロの男声合唱団(レイ・クラークス)と、少年合唱団を主体としていましたが、2014年に12歳~18歳までの少女のみで構成される少女合唱団が初めて結成され、国際的な注目を浴びていました。このアルバムは、その少女合唱団の最初のレコーディングで、タリス、バードからスタンフォード、パリー、ハウエルズを経てケネス・レイトンまで、16世紀~20世紀にかけての英国の偉大なる賛歌を歌います。
※録音:2016年7月4日-8日、カンタベリー大聖堂(イギリス) |
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ONDINE
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ODE-1301
\2400→\2190 |
エリック・エリクソン室内合唱団
運命の歌/ブラームス(1833-1897):合唱曲集
1.運命の歌 Op.54
2.運命の女神の歌 Op.89
3.哀悼の歌 Op.82
4.埋葬の歌 Op.13
ワルツ集「愛の歌」Op.52より
5.第1番:Rede, Madchen 答えてよ!いとしいひと
6.第2番:Am Gesteine rauscht die Flut
厳粛に、激しく
7.第4番:Wie des Abends schone Rote 美しい夕映えのように
8.第6番:Ein kleiner, hubscher Voge かわいい小鳥が
9.第5番:Die grune Hopfenrank みどりのホップの蔓が
ワルツ集「新・愛の歌」Op.65より
10.第9番:Nagen am Herzen 私の心を苦しめる
ワルツ集「愛の歌」Op.52より
11.第11番:Nein, es ist nicht auszukommen
ああ 世間の奴らとは
12.第8番:Wenn so lind dein Auge やさしい愛らしいきみの眼
13.第9番:Am Donaustrande Am Donaustrande |
ハイメ・マルティン(指揮)
エリック・エリクソン室内合唱団
イェヴレ交響楽団 |
2013年にイェヴレ響の首席指揮者兼芸術監督に就任したハイメ・マルティンとイェヴレ交響楽団によるブラームスのシリーズ、第2弾は“世界で最もレベルの高い合唱団”の一つ、エリック・エリクソン室内合唱団との共演による合唱作品集。
ヘルダーリンの詩を用いた、厳しくも美しい「運命の歌」、ゲーテの戯曲に基づく「運命の女神の歌」、美しいもの、完全なるもののはかなさが描かれた「哀悼の歌」、そして思わず佇まいを正したくなるほどに厳格な「埋葬の歌」の4曲はまさにブラームスの最高傑作であり、ここでの演奏もブラームスの意を汲んだ素晴らしいものです。
後半の「愛の歌」は肩の力の抜けた軽やかな作品であり、こちらは柔和なブラームスが楽しめます。
録音 2017年2月4-7日 Gavle Concert Hall,
Sweden |
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ODE-1302
\2400 |
Laudate Dominum 主をほめ讃えよ
ペトリス・ヴァスクス(1946-):合唱作品集
1.主よ、平和を与えたまえ(2016)
2.わが主よ、わが神よ(2016)
3.主をほめ讃えよ(2016)
4.祈り(2011)
5.沈黙の果実(2013) |
シグヴァルズ・クリャーヴァ(指揮)
イルゼ・レイネ(オルガン)…3
ラトビア放送合唱団
シンフォニエッタ・リーガ |
2016年に生誕70周年を迎えたラトヴィアの作曲家ヴァスクスの合唱作品集。
このアルバムの収録曲はどれも2010年以降に作曲されたもので、70歳記念コンサートで演奏された「Da
pacem、Domine=主よ、平和を与えたまえ」をはじめとした3作は2016年の新作です。「時代の絶望の叫び声、狂った世界のための祈り」の音楽であるという「主よ、平和を与えたまえ」、15世紀スイスの神秘的なテキストによる「わが主よ、わが神よ」の厳粛な雰囲気、オルガンの美しい旋律と合唱が“Laudate
Dominum”を繰り返すことで生まれる永続性が感じられる、アルバムタイトルである「主をほめ讃えよ」。この曲の最後の部分“Alelulia”に転じてからの荘厳な美しさはまさに21世紀を代表する祈りの音楽です。
残りの2曲はマザー・テレサのテキストによる作品で、こちらも深い祈りが込められています。
録音 2017年5月 St. John's Church, Riga,
Latvia |
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ODE-1304
(2CD)
\2400→\2190 |
パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ)
ドビュッシー(1862-1918):前奏曲集
【CD1】
第1巻
【CD2】
第2巻
組曲「子供の領分」 |
パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ) |
ブーレーズのソナタやベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音で高く評価されているフィンランドのピアニスト、パーヴァリ・ユンパネンの最新作はドビュッシーの前奏曲集と組曲「子供の領分」を収録した2枚組。
2巻からなるドビュッシーの「前奏曲」は、そろぞれ控え目なタイトルが曲の終わりにひっそりと付されています。そのために固定観念にしばられることなく自由に発想を膨らませて演奏することが求められます。第2巻の演奏は至難ですが、印象派特有の煌めくような響きが溢れるドビュッシーの最高傑作です。
一方「子供の領分」はドビュッシーの娘エマのために作曲された小さな組曲ですが、この中にはさまざまな情景が広がるイマジネーション豊かな作品です。ユンパネンは巧みなタッチで美しい響きを生み出しています。
録音 2016年6月-8月 Hamburg, Friedrich-Ebert-Halle

パーヴァリ・ユンパネン/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集
第1番でいきなりのけぞる |

ODE-1248
(2CD)
\2400 |
ユンパネン、個性派ベートーヴェン
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
<CD1>
1-4.ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.2-1/
5-8.ピアノ・ソナタ 第2番 イ長調 Op.2-2/
9-12.ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調 Op.2-3/
<CD2>
1-4.ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 Op.101/
5-8.ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106 |
パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ) |
録音 2011年6月…CD2:5-8, 2012年6月…CD1,CD2:1-4
フィンランド クーモ・アーツ・センター,レントゥア・ホール
第1番の第1楽章でいきなり「え、何それ、そんなことする?」という珍妙な装飾を聴かせてくれるユンパネン。その後も随所で才気あふれるやんちゃぶりを発揮。
なんか音が多いのだ。
でも頭のかたいベートーヴェン・ファンでも(店主のような)ついつい許しちゃう。
ところが後期では一転神妙に深遠な演奏を聴かせてくれる。
なかなかの鬼才です。ユンパネン。
**********************
(以下、代理店コメント)
ジャケットの写真を見ながら「うんうん、さわやかなベートーヴェンだ……」と思って素直にこのアルバムに耳を傾けてみてください。ピアニスト、ユンパネンは第1番のソナタの提示部の繰り返しで、あっと思うような捻り技を繰り出してくるのには驚いてしまいました。
最近はモーツァルトなら自由に装飾を付けるのが当たり前ですが、あまりベートーヴェンではやらないのでは?
そんなこんなで、第1番だけでなく他のソナタも発見がたっぷり。くすくす笑いが聞こえてくるようなベートーヴェンです。
そしてCD2の後期の2曲は打って変って、荘厳、重厚。ハーマークラヴィーアの第3楽章での晦渋な表現も見事としか言いようがありません。初期と後期、2つの味が楽しめるソナタ集です。
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ODE-1268
(2CD)
\2400 |
第1集で反則技を繰り出してきたユンパネン
懲りずに出してきたベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
第2集
<CD1>
1-3.ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 Op.10-1/
4-6.ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 Op.10-2/
7-10.ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 Op.10-3/
<CD2>
1-4.ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」Op.53/
5-6.ピアノ・ソナタ 第22番 ヘ長調 Op.54/
7-9.ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調「熱情」Op.57 |
パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ) |
録音 2010年9月…CD1,CD2:7-9, 2011年1月…CD2:1-6
フィンランド クーモ・アート・センター,レントゥア・ホール
第1集(ODE1248)のなかなか凝った演奏で、聴き手の耳に新鮮な風を届けたパーヴァリ・ユンパネンによるベートーヴェン(1770-1827)の第2集の登場。
彼はもともと現代音楽の演奏家としてブーレーズやディティユーらに信頼されている人ですが(ドイツ・グラモフォンからブーレーズのピアノ・ソナタをリリース)、最近はベートーヴェンやモーツァルトと言った古典的なレパートリーでも高く評価されています。今回のアルバムでは何と言っても中期の「ワルトシュタイン」と「熱情」が聴きもの。ワルトシュタインの終楽章の疾走感は半端なく、また「熱情」も何とも言えない独特の雰囲気を醸し出しています。
もちろん第5番から第7番の初期の作品も、斬新な感覚に満ちています。なんといっても音色の美しさが特徴的で、これこそが不思議な浮遊感の正体なのかもしれません。
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ODE-1280
(2CD)
\2400 |
ユンパネン、個性派ベートーヴェン
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第3集
<CD1>
1-3.ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1/
4-6.ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2/
7ー10.ピアノ・ソナタ第11番変□長調Op.22/
11-12.ピアノ・ソナタ第19番ト短調Op.49-1/
13-14.ピアノ・ソナタ第20番ト長調Op.49-2
<CD2>
1-4.ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26/
5-8.ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調Op.27-1/
9-11.ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27-2/
12-15.ピアノ・ソナタ第15番ニ長調「田園」Op.28 |
パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ) |
録音2010年7月…CD1:7ー10,CD2:1-4.5-8.12-15,2011年6月…CD1:1-6,2012年6月…CD1:11-14,CD2:9-11フィンランドクーモ・アート・センター,レントゥア・ホール
パーヴァリ・ユンパネンによるベートーヴェン(1770-1827)の第3集の登場です。
ブーレーズのソナタなどの現代音楽を得意とするピアニストとして知られていますが、ベートーヴェンでは実に自由で幻想的な音楽を構築することで、この作曲家に潜むロマンティックな面を最大に引き出しています。
今作には、比較的に演奏が容易とされる第19番と第20番、第9番と第10番が含まれていますが、ここでもユンパネンは驚くほどに凝った演奏を聴かせます。
これを聴いてしまったら、もうこれらのソナタを「学習用」とは言えなくなるかも知れません。
第11番から第13番までの、初期から中期への転換期に書かれたソナタでの説得力ある演奏、そしてメインとなる「月光」と「田園」の2曲のソナタと、見事な演奏による極めて充実した内容を持つ2枚組です。
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ODE-1290
(2CD)
\2400 |
パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第4集
<CD1>
1-3.ピアノ・ソナタ 第16番 ト長調 Op.31-1/
4-6.ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調「テンペスト」Op.31-2/
7-10.ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 Op.31-3/
<CD2>
1-2.ピアノ・ソナタ 第24番 嬰ヘ長調「テレーゼ」Op.78/
3-5.ピアノ・ソナタ 第25番 ト長調 Op.79/
6-8.ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調「告別」Op.81a/
9-10.ピアノ・ソナタ 第27番 ホ短調 Op.90 |
パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ) |
録音 2010年9月…CD1, 2011年1月…CD2:3-5.9-10,
2012年6月…CD2:1-2.6-8 フィンランド クーモ・アーツ・センター,レントゥア・ホール
フィンランド出身のピアニスト、パーヴァリ・ユンパネンのベートーヴェン(1770-1827)・シリーズの第4集。
2004年に録音したブーレーズのピアノ・ソナタ(これはブーレーズ本人から推薦され録音した)が、フランスのディアパソン・ドール賞やドイツ批評家レコード賞を受賞したことで一躍有名になった彼ですが、このベートーヴェンのソナタ集も新譜が出るたびに高く評価されています。
今回は中期から後期の作品が7曲選ばれています。テンペストの終楽章の激しさ、テレーゼの優しさなど、ベートーヴェン作品の感情の振幅の大きさを丁寧に描きだした演奏です。
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ODE-1298
(2CD)
\2400 |
パーヴァリ・ユンパネン
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第5集
〈CD1〉
1-4.ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 Op.7/
5-7.ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調「悲愴」Op.13/
〈CD2〉
1-3.ピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 Op.109/
4-6.ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 Op.110/
7-8.ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111 |
パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ) |
録音 2010年9月…CD1:5-7, 2011年6月…CD2,
2012年6月…CD1:1-4 フィンランド クフモ・アーツ・ハウス
レントゥア・ホール
フィンランドのピアニスト、パーヴァリ・ユンパネンが演奏するベートーヴェン・ツィクルスの最後を飾る第5集は、最後の3つのソナタと「悲愴ソナタ」、初期の第4番という組み合わせ。
「悲愴ソナタ」から「第30番」は、作曲年代におよそ20年の開きがあり、その間にベートーヴェンの音楽語法がどのように変化し、独自の路線を開拓したのかが理解できる選曲にユンパネンのセンスが反映されています。
ユンパネンはもともと「20世紀の作品」の良き解釈者として知られ、ピエール・ブーレーズ、アンリ・デュティユーはもとよりフィンランドの作曲家、他多くの現代作曲家たちの作品を初演し、普及に努めて来ました。それだけでなく、このベートーヴェンやモーツァルトと言った古典派の作品でも目覚しい演奏を行い、ボストンで開催された「ベートーヴェン・リサイタル」では地元の新聞紙上でも「彼の絶対的な音楽的才能、溢れるエネルギーは、印象的なパフォーマンスを通じて人々の注意を喚起し、ベートーヴェンの音楽がどれほどの道を切り開いたのかを思い起こさせるものでした」と絶賛されています。
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<映像>

12/14(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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BIS
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BIS SA 2338
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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俊英スドビン、オラモ&BBC響
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2&3番
ラフマニノフ:
(1)ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18
(2)ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30 |
エフゲニー・スドビン(ピアノ)
サカリ・オラモ(指揮)
BBC 交響楽団 |
繊細にして強靭なピアニズム。俊英スドビンがついにラフマニノフのピアノ協奏曲第2&3番を録音!
セッション録音:2017年2月/BBCメイダ・ヴェイル・スタジオ(ロンドン)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、75’12”
SACD ハイブリッド盤。
BIS レーベルの看板アーティスト、エフゲニー・スドビンが満を持してピアノ協奏曲第2
& 3 番を録音しました!
スドビンによるラフマニノフの協奏曲の録音はラン・シュイ指揮、シンガポール交響楽団との第1
番(BIS SA 2012)&パガニーニの主題による狂詩曲(BIS
SA1988)、そしてグラント・レウェリン指揮、ノースカロライナ交響楽団との第4
番(BIS SA1728)をリリースしており、このたびピアノ協奏曲の全曲録音が完成したことになります。
スドビンによるラフマニノフは定評があり繊細かつ強靭ピアニズムを披露しております。スドビンは信じられないほどの技巧の持ち主で情感豊かな演奏は30
代にして巨匠の域に達していると言えるでしょう。サカリ・オラモ指揮、BBC
交響楽団との相性も良く、音色の多彩な変化とともに情熱的なラフマニノフを聴かせてくれます。
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BIS SA 2242
(SACD HYBRID)
\2700
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ノルウェーの作曲家のヴァリーン、ビューエネの作品集
ロルフ・ヴァリーン(1957-):
(1)都会の肌の下に~
ヴァイオリン、弦楽オーケストラとサラウンドサウンドのための(2009/2017)
(2)出現~15の楽器のためのバージョン(2003/2007)
アイヴィン・ビューエネ(1973-):
(3)ミニチュア~アンサンブルのための(2009/2016)
(4)ヴァイオリン協奏曲(2013-16) |
(1)(4)ペーテル・ヘッレスタール(ヴァイオリン)
(1)アークティック・フィルハーモニック室内管弦楽団
(2)(3)(4)アークティック・フィルハーモニック・シンフォニエッタ
(1)-(4)オイヴィン・ビョロー(指揮) |
世代もスタイルも異なるノルウェーの作曲家のヴァリーン、ビューエネの作品集
セッション録音:2016年3月-4月/(2)(4)ストルメン・コンサートホール(ボードー、ノルウェー)、(3)2016年12月/ストルメン・コンサートホール(ボードー)、(1)2016年12月/ノルウェー・アークティック大学音楽院(トロムソ)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、84’00”
SACD ハイブリッド盤。
アヴァンギャルド・ロック、ジャズ、古楽から、伝統的なクラシカル音楽まで、幅広いジャンルを背景に作曲、クラリネット協奏曲(1996
年)でNOMUS(北欧音楽委員会)賞を受賞したロルフ・ヴァリーン(1957-)。『あり得べき諸都市/
本質を衝く風景』(2L 083SABD)など「思索」を背景とする作品を発表、作家としての活動でも知られるアイヴィン・ビューエネ(1973-)。世代もスタイルも異なるノルウェーの作曲家ふたりの作品を2
曲ずつ収めたアルバムです。
ヴァリーンの《都会の肌の下に(Under City
Skin)》は、ヴィオラを独奏者とした作品を「ヴァイオリニスト、弦楽オーケストラとサラウンドサウンド」のために改作。「都会の実在の音」を織りこんだ〈ハイヒール(High-heeled
Shoes)〉〈夜の公園(The Park at Night)〉〈機関車(Locomotive)〉〈田園詩(Pastorale)〉の4
つの楽章から構成された「詩的な音の旅」です。
「現れては消える感覚」と作曲者が語る《出現(Appearances)》は、アンサンブル・アンテルコンタンポランの委嘱で書いた作品を15
人の小アンサンブルのために改訂した版で演奏されます。
ビューエネの《ヴァイオリン協奏曲》は、繊細で詩的な音の織りなすページを中心とする作品。〈堕ちていく天使たち(Falling
Angels)〉〈ぐっすり眠る(Sound Asleep)〉〈死者の声の間で(Among
Voices of the Dead)〉の3 楽章に作曲者の音楽的、文学的な素養が濃く反映しています。シューベルトのソナタの断片など、思いつくままにアイデアを投げ入れた6
つの「小品」による《ミニチュア(Miniatures)》。
ヴァイオリニストのペーテル・ヘッレスタール(1970-)は、現代の作品を主なレパートリーとし、彼が
BIS レーベルに録音したヌールハイム、トンメセン、ヘルステニウス、マトレ、デンマークのヌアゴー、イギリスのトマス・アデスの作品は、メディアから注目されてきました。
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BIS SA 2286
(SACD HYBRID)
\2700
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ラーシュ・カールソンの興味深い2篇!
ラーシュ・カールソン(1953-):
(1)ペール・ラーゲルクヴィストの詩による7つの歌~バリトンと管弦楽のための(2010-12)
I.レント・ドロローゾ「苦悩、苦悩はわたしの遺産」
II.プレスト・ネルヴォーゾ「かけがえのないあなた」
III.レント・リリコ「もっとも美しい時は黄昏」
IV.プレスト・フリオーゾ「燃える船のように)
V.レント・エ・ウン・ポコ・ルバート「岸に打ち寄せる波のように」
VI.アレグロ「あなたは私のアフロディーテ」
VII.レント「わたしの木はカサマツ」
(2)クラリネット協奏曲(2013-15) |
(1)ガブリエル・スオヴァネン(バリトン)
(2)クリストフェル・スンドクヴィスト
(クラリネット)
ラップランド室内管弦楽団
ヨン・ストゥールゴールズ(指揮) |
バルト海、オーランド諸島出身、ラーシュ・カールソンの興味深い2
篇!
セッション録音:2016年9月-10月/コルンディ文化の家のホール(ロヴァニエミ、フィンランド)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、54’44”
SACD ハイブリッド盤。
ラーシュ・カールソン(1953-)は、スウェーデンとフィンランドに挟まれたバルト海、フィンランド自治領のオーランド諸島に生まれました。シベリウス・アカデミーで作曲法、ピアノとオルガンを学び、フリーランスの作曲家として活動しています。
ネオロマンティックで表現的なスタイルに始まり、「調性と旋律」を意識しながら半音階的語法や自由調性といった手法を模索。1990
年代の初頭、伝統的な長調と短調の調性による、全音階的メロディで彩色したヴァイオリン協奏曲を発表したころ、現在のスタイルにたどり着いたと言われます。
《ペール・ラーゲルクヴィストの詩による7
つの歌》は、スウェーデン生まれのバリトン歌手、ガブリエル・スオヴァネン(1977-)のアイデアから生まれた作品です。1951
年のノーベル文学賞を受賞したスウェーデンの作家、劇作家、詩人、エッセイストのラーゲルクヴィスト(1891-1974)の詩がテクスト。「岸に打ち寄せる波のように」は、1976
年の合唱曲につづき再びテクストに選ばれました。
クラリネット協奏曲は、〈レント-アレグレット〉〈アンダンテ〉〈プレスト〉の3
楽章構成。初期の作品の素材も再使用され、伝統的手法により書かれています。この作品のアイデアを提供したクリストフェル・スンドクヴィスト(1964-)は、フィンランド放送交響楽団首席クラリネット奏者。ファーゲルルンド(BIS
SA 1707)やノルドグレン(ABCD 359)のクラリネット協奏曲を録音、ソリストとしても活動しています。
ラップランド室内管弦楽団の芸術監督を務めるヨン・ストゥールゴールズ(1963-)は、カールソンとの交流が深く、2
つの交響曲やフィンランド国立オペラによる《ロードハムン》の初演を指揮。2007
年にヘルシンキ・フィルハーモニックがセーゲルスタムの指揮でカールソンのヴァイオリン協奏曲を演奏した際にはヴァイオリンのソロを担当しました。
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BIS SA 2295
(SACD HYBRID)
\2700
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ハンヌ・リントゥが指揮!ファーゲルルンドの作品集
セバスチャン・ファーゲルルンド(1972-):
(1)吹きだまり~管弦楽のための(2017)
(2)石造物~管弦楽のための(2015)
(3)ギター協奏曲《通過》(2013) |
フィンランド放送交響楽団
ハンヌ・リントゥ(指揮)
(3)イスモ・エスケリネン(ギター) |
ハンヌ・リントゥが指揮!RCO のコンポーザー・イン・レジデンス(2016-2017)も務めたファーゲルルンドの作品集
セッション録音:(2)2016年2月-3月、(3)2016年8月(通過)、(1)2017年6月/ヘルシンキ・ミュージックセンター(フィンランド)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、50’00”
SACD ハイブリッド盤。セバスチャン・ファーゲルルンド(1972-)は、フィンランドの作曲家。モダニズムの厳しさに対抗するかのような豊かな色彩と響きのスタイルで書かれた管弦楽作品や、ヴァイオリン協奏曲《光の中の暗黒》(BIS
SA 2093)やファゴット協奏曲(BIS SA 2206)など、大きな規模と高度な技巧の協奏曲で知られ、2016
年から2017 年にかけてアムステルダム・コンセルトヘボウのコンポーザー・イン・レジデンスを務めました。
タンペレとベルゲンのフィルハーモニックの委嘱による《石造物》は、シャーマニズムの儀式のために造られたとされる建造物からインスピレーションを得て作曲された作品です。風や水に吹き寄せられてできる《吹きだまり》は、フィンランド放送交響楽団とヨーテボリ交響楽団とガリシア交響楽団の共同委嘱作。暗い彩りの「ラルゴ・ミステリオーゾ」に始まる、ゆっくりしたテンポを基本とする音楽には、ベルイマンの映画を基に作曲したオペラ《秋のソナタ》(2014-16)のメロディも使われています。この2
曲とともに「三部作」を構成する最後の作品は、2018
年4 月にアムステルダムで初演される予定で準備が進められています。
ギターと管弦楽のための協奏曲《通過》は、「ギターの静かな音は管弦楽の響きにかき消されてしまう」ことをあえて強みと考えて作曲したという作品です。ギター奏者イスモ・エスケリネン(1971-)によって初演された独奏曲《Kromos》の素材が使われ、「モデラート・コン・アニマ」「インテンソ、リベラメンテ」「エスプレッシヴォ」「リトミコ」「ブリランテ」「インテンソ」の6
つの楽章が切れ目なく演奏されます。
フィンランド放送交響楽団の首席指揮者を務めるハンヌ・リントゥ(1967-)は、デンマーク国立交響楽団を指揮して録音したソンライフ・ラスムセンの交響曲第1
番《海洋の日々》がNOMUS(北欧音楽委員会)賞を受賞するなど、今日の音楽の解釈でも高い評価を獲得しています。
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BIS SA 2305
(SACD HYBRID)
\2700
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『エントロピア』
ラウリ・ポッラ(1977-):
(1)コホタ~ラッパーと管弦楽のための(2016)*
(2)ドミノ組曲~
ソリストと管弦楽のための(2017)
【ステイシス** ドミノ*** 降伏**】
(3)エレクトリックベースのための協奏曲《エントロピア》
(2015)†
(4)コホタ(器楽バージョン)[ボーナストラック] |
パペリ・T(ヴォーカル)*
サムリ・コスミネン
(追加パーカッション*、
サウンドプロセシング**/***)
ヴィリ・オッリラ(オルガン)*
ファティマ・ボイクス・カント(クラリネット)*
ヨーナス・リーパ(ドラム・セット)***
アキ・リッサネン(ピアノ)**
ラウリ・ポッラ
(エレクトリックベース†
オムニヴェルク*)
ラハティ交響楽団
ヤーコ・クーシスト(指揮) |
曽祖父がシベリウスのラウリ・ポッラ。ジャンルを超えた新感覚で刺激的な作品集!
録音:(1)(3)(4)2017年1月、(2)2017年5月/シベリウスホール(ラハティ、フィンランド)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、83’18”
SACD ハイブリッド盤。「曽祖父は作曲家ジャン・シベリウス、祖父は指揮者ユッシ・ヤラス、母はオーケストラのミュージシャン、父はアマチュアでジャズを演奏していました……」。ラウリ・ポッラ(1977-)は、作曲家、さまざまな楽器のプレーヤーとして国際的にも知られます。彼の管弦楽作品は各国のオーケストラが演奏、2016
年のヘルシンキ・フェスティヴァルではフィンランド放送交響楽団の委嘱による《コホタ》がオープニング・コンサートで初演されました。プレーヤーとしての活動もめざましく、「ラウリ・ポッラ・フライオーバー・アンサンブル」では、ロックとジャズから、クラシカル、エレクロトニック、映画音楽まで、さまざまな音楽を演奏。2005
年からは、フィンランドを代表するメタルバンド「ストラトヴァリウス」でベースを弾いています。
「熱力学第二法則:△ S>0 エントロピーは、乱雑さと時間方向を測るために使うことができる……」(ヘルシンキ大学物理学部教授シモ・フオタリ)。アルバム・タイトルにもなっている《エントロピア》は、オーケストラとベースギターという対照のはっきりしたふたつを結合させた協奏曲です。「エントロピーの寓意(アレゴリー)として、ふたりの人間の出会いと関係の分担を使った」(ラウリ・ポッラ)。「ふたつ」から生じる乱雑、破壊、混沌、そして何かが生まれる。4
つの楽章の第3 楽章は、2017 年12 月、フィンランド独立100
周年を祝いヘルシンキで行われたコンサートでも、ポッラのベース、ヤーコ・クーシスト(1974-)の指揮で演奏されました。
「点、場所、位置、セクション、パラグラフ、条項、すぐに」と文脈によって異なる意味をもつフィンランド語がタイトルの《コホタ》は、「ラッパー」をソリストとする管弦楽作品です。「とてもおもしろいテクストを作る、表現性の素晴らしいアーティスト」とポッラが語る、パペリ・T(ヘンリ・プルッキネン)のラップ、サムリ・コスミネンのパーカッション。ラウテンヴェルク(リュート=ハープシコード)とヴィオラ・オルガニスタ(レオナルド・ダ・ヴィンチの描画に基づく)という2
つの歴史的楽器を組み合わせた「オムニヴェルク」をポッラが担当しています。《ドミノ組曲》は〈Stasis(ステイシス)〉〈Domino(ドミノ)〉〈Surrender(降伏)〉の3
曲。記譜された音楽に即興が組み込まれ、サムリ・コスミネンの担当するサウンドプロセシングが印象的に使われます。
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BONGIOVANNI
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音楽史上、女性が作曲した最初のオペラと言われる作品
フランチェスカ・カッチーニ(1587?-1640):
歌劇『ルッジェーロの救出』 |
リッカルド・プリミティーヴォ
(ルッジェーロ / ネットゥーノ)
アレッサンドラ・ボーリン(アルチーナ)
マルチェッラ・フォランナ(メリッサ)
アンドレア・ロメオ(ヴィストラ)
ナディア・パリアーラ(オレステ・ヌンツィア)
ロベルト・マッティオーニ
(パストーレ / アストルフォ)
エレオノーラ・アレオッティ(シレーナ)
ロレンツォ・トッツィ(チェンバロ、オルガン、指揮)
ローマバロッカ・アンサンブル |
録音:2016年11月10日/ローマ、オラトリオ・デル・ゴンファローネ/71’33’’
有名なジュリオ・カッチーニの娘、フランチェスカ・カッチーニの書いた現存する唯一のオペラ。彼女は女性でオペラを書いた最初の作曲家と目されており、その音楽からは高い才能と深みのある表現がうかがえます。
歌手として父のオペラ『エウリディーチェ』に出演したこともあり、当時最先端のオペラ書法を身に付けていたと思われます。
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HMF
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HMM 902256
(2CD)
\3500 →\3190
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イザベル・ファウスト&クリスティアン・ベザイデンホウト
J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集
(オブリガート・チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ集)
[CD1]
・第1番 ロ短調 BWV 1014
・第2番 イ長調 BWV 1015
・第3番 ホ長調 BWV 1016
[CD2]
・第4番 ハ短調 BWV 1017
・第5番 ヘ短調 BWV 1018
・第6番 ト長調 BWV 1019 |
イザベル・ファウスト
(ヴァイオリン)
クリスティアン・ベザイデンホウト
(チェンバロ)
ヨハン・ハインリヒ・グレープナー
(ジ・エルダー)
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イザベル・ファウスト&クリスティアン・ベザイデンホウト、バッハのヴァイオリン・ソナタ集!
【ヴァイオリン/ヤコブ・シュタイナー(1658
年製)】【チェンバロ/ジョン・フィリップス、バークレー(2008年製)】【ジ・エルダー、ドレスデン(1722年製)モデル/トレヴァー・ピノックより貸与】
録音:2016年8月18-24日、テルデックス・スタジオ(ベルリン)
今や押しも押されぬヴァイオリンの女王、イザベル・ファウストが、バッハのヴァイオリン・ソナタを録音しました!チェンバロは、天才ベザイデンホウト。
2016 年10 月の来日公演でも、ふたりはバッハのソナタ集を演奏しており、その流麗にして息のぴったり合った演奏で、絶賛されました。
このバッハのソナタは、ヴァイオリンの声部と、鍵盤奏者の両の手が紡ぐ三重奏、いわば、トリオ・ソナタである、としばしばいわれます。トリオ・ソナタはバロックの作曲家にとって、対位法の技法を示す最上の場でした。バッハによるこれら6
つのソナタは、対位法の最高級の技法が尽くされ、同時に音楽的愉悦に満ちた、トリオ・ソナタの決定的名作であるといえます。実際バッハはこの6
つの曲集を「亡くなる前まで」何度も改訂し続けており、田園的なものから真摯で受難を思わせる空気のものまで多様性に富み、活き活きとした、傑作となっています。
イザベル・ファウストがここで演奏しているヴァイオリンの銘器ヤコブ・シュタイナーは、一時はヨーゼフ・ヨアヒムの手元にあったと考えられている楽器で、キレの良さ、あたたかみ、そしてメランコリーな表情にも合う暗めの音を兼ね備えています。そしてベザイデンホウトが奏でるチェンバロは、ピノックから貸与された、バッハも深く愛したジャーマンスタイルの楽器で、オルガンのように豊かな響きを可能にしながら、一音一音の発音(響き)が非常にクリアな名器です。二者のバランスも理想的な演奏です。
ファウストのまっすぐに美しい音色と自然なフレージング、そしてベザイデンホウトのチェンバロのぴちぴちとしながらも流麗な音楽運び、二人ともきわめて自然に奏でています。急速なパッセージの場面でも、それぞれが難なく超絶技巧のパッセージを真珠を転がすように自由に演奏しながらも、二人の息はぴったり。それぞれの楽曲、それぞれの楽章のキャラクターの違いも際立っており、音楽の喜びにあふれた演奏が展開されています。無伴奏ヴァイオリンのソナタとパルティータと好一対を成す6
曲に、歓迎すべき素晴らしい録音がひとつ生まれました。
イザベル・ファウスト2018年1月来日予定
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲/カンブルラン指揮、読売日本交響楽団
1月19日(金)サントリホール(東京) 1月20日(土)パルテノン多摩(東京) 1月21日(日)みなとみらいホール(神奈川)
1月22日(月)J.S.バッハ: 無伴奏パルティータ第3,
2番& 無伴奏ソナタ第3,1番/東京文化会館(東京)
1月23&24日 Back to Bach イザベル・ファウスト
J.S.バッハ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全曲演奏(2夜連続)/いずみホール(大阪)

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HMX 2908793
(3CD)
特別価格\3800
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人の声が織りなす究極の美しさバルチック・ヴォイシズがボックスに!
[CD1]バルチック・ヴォイシズ第1集
キリルス・クレーク(エストニア):ダヴィデによる4つの詩篇/
ぺルト:マニフィカート、…which was the
son of…/
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(フィンランド):ロルカ組曲/
スヴェン=デイヴィッド・サンドストレーム(スウェーデン):
ヒヤ・マイ・プレーヤー(祈りをきき給え),我は足れり/
ヴェリヨ・トルミス(エストニア):
ラトヴィアのブルドン・ソング/ペトリス・ヴァスクス(ラトヴィア):我らに平和を
ポール・ヒリアー(指揮)エストニア・フィルハーモニック室内合唱団 タリン室内管弦楽団
録音:2002年7月、タリン・メソジスト教会(エストニア)
[CD2]バルチック・ヴォイシズ第2集
シサスク(エストニア):「祖国の栄光」より5
つの歌(1988)/
トイヴォ・トゥレヴ(エストニア):そして静寂のなか(2002)/
ペーア・ネアゴー(デンマーク):冬の聖歌(1976/84)/
ガリーナ・グリゴリエヴァ(ウクライナ):離脱の時(1999)/
シュニトケ(ロシア):3 つの聖歌(1983/4)
ポール・ヒリアー(指揮)エストニア・フィルハーモニック室内合唱団
録音:2003年7月14-17日、ハープサル教会(エストニア)
[CD3]バルチック・ヴォイシズ第3集
ヴァツロヴァス・アウグスティナス(リトアニア):足踏みしている花嫁(1994)/
ペレ・グズモンセン=ホルムグレン(デンマーク):ステートメンツ(1969)/
カイヤ・サーリアホ(フィンランド):夜、別れ(1991,96)/
リーティス・マジュリス(リトアニア):眩まされた眼は言葉を失う(1992)/
エリク・ベリマン(フィンランド):4つの驚きの歌
Op.51b(1960)/
アルギルダス・cマルティナイティス(リトアニア):アレルヤ(1996)/
エルッキ=スヴェン・トゥール(エストニア):瞑想(2003)*/
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(ポーランド):5つのクルピエ地方の歌
Op.75(1999)
ポール・ヒリアー(指揮)エストニア・フィルハーモニック室内合唱団、ラシェル・サクソフォン四重奏団(*)
録音:2004年10月25-29日、2005年4月19-20日、タリン・メソジスト教会(エストニア) |
バルト海を臨む国々の作曲家の合唱作品を集めた人気シリーズ、バルチック・ヴォイシズが3
枚セットで登場。
一部をのぞいてすべて無伴奏合唱、グレツキの天上の響きの美しさの作品や、シュニトケの厳粛な雰囲気の作品など、ヒリアー率いるエストニア・フィルハーモニック室内合唱団がどれも精確に、そして感動的に歌い上げており、人の声の芸術の魅力をあらためて堪能できるセットとなっております。
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ミュンヘン・フィル、仏HMに登場!
指揮者エラス=カサド&ピアニストのペリアネス
と組んだ目のくらむようなバルトーク
バルトーク(1881-1945):
・ピアノ協奏曲第3番 BB127, Sz119
・管弦楽のための協奏曲 BB123, Sz116 |
ハヴィエル・ペリアネス(ピアノ)
パブロ・エラス=カサド(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 |
ミュンヘン・フィル、harmoniamundiに登場!スペインの俊英指揮者エラス=カサド&ピアニストのペリアネスと組んだ目のくらむようなバルトーク
録音:2016年9月26日-10月1日、ガスタイク、ミュンヘン
ミュンヘン・フィルがハルモニアムンディに登場。スペインの俊英指揮者とピアニストとの競演によるバルトークです。オーケストラを率いるのはパブロ・エラス=カサド。古楽から現代もの、さらにオペラまで幅広く活躍する俊英によるミュンヘン・フィルとの初録音、注目です!
バルトークの管弦楽の協奏曲では、各楽器をこれ以上ないくらい効果的に響かせながら、見通しのよい音楽運びをしています。ミュンヘン・フィルの面々のうまさも際立つ名演です。
ピアノ協奏曲第3 番では、ファリャ(HMC 902246)
でも熱い音色で世界をうならせたハヴィエル・ペリアネスがピアニストをつとめます。ペリアネス独特の透明感のある音色で聴く第2
楽章は絶品。終楽章も、充実したエネルギーと抜群のコントロールで、最後まで一気呵成に聴かせます。

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MIRARE
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ロシアの祈り
(1)ラフマニノフ:晩祷Op.37~来たれ、我らが王、神に
(2)チャイコフスキー:
聖金口イオアン聖体礼儀Op.41~クレド/我らが父
(3)ラフマニノフ:
聖金口イオアン聖体礼儀Op.31~我ら汝のために歌う
(4)グレチャニノフ:正教受難週の聖歌~花婿を見よ
(5)タネーエフ:セレナード
(6)グリンカ:ヴェネツィアの夜
(7)ダルゴムイシスキー:嵐は霞で空を覆う
(8)ロシア民謡(スヴェシニコフ編)
「果てもなき荒野原」「暗い森にて」「おお、広き野よ」「鐘」/
(ルプツォフ編)「箒」
(9)スヴィリドフ:
プーシキンの花束~起床ラッパ/祖国への讃歌~広野の悲哀
(10)アリャビエフ(ペトレンコ編):ナイチンゲール
(11)ガヴリーリン:鐘~夜の音楽/ティ・リ・リ |
アンドレイ・ペトレンコ(指揮)
エカテリンブルグ・
フィルハーモニー合唱団 |
これぞロシア合唱!最良の伝承者ペトレンコの至芸
録音:2017年4月28日-5月3日/スヴェルトロフスク国立フィル・コンサート大ホール/60’
00”
ペトレンコといっても話題のキリルでもヴァシリーでもない、合唱指揮の巨匠アンドレイ・ペトレンコ。ペテルブルグ出身で、1989
年から2000 年までペテルブルグ音楽院で合唱指揮を教えていましたが、ゲルギエフの招きで2000
年からはマリインスキー劇場で首席合唱指揮者を務めています。2014
年にウラルのエカテリンブルグ・フィルハーモニー合唱団首席客演指揮者に任命され、翌年には芸術監督となりました。
旧ソ連の合唱伝統を守る正統派で、声の芸術の素晴らしさを存分に堪能させてくれます。
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LAWO CLASSICS
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"アンサンブル・アレグリア"の
モーツァルトのシンフォニア・コンチェルタント!
モーツァルト:協奏交響曲 変ホ長調 K.364/320d
シェーンベルク:浄められた夜 Op.4* |
マリア・アンゲリカ・カールセン(ヴァイオリン)
マルテ・フースム(ヴィオラ)
アンサンブル・アレグリア
ベーリト・カルダス(コンサートマスター)* |
ノルウェー新進気鋭の室内オケ、モーツァルトのシンフォニア・コンチェルタント!
☆ノルウェー新進気鋭の室内オケ、"アンサンブル・アレグリア"のサード・アルバム!
アンサンブル・アレグリアは、オスロの室内オーケストラ。2007年、ノルウェー国立音楽アカデミーの学生たちによって創設され、ベルゲン国際フェスティヴァル、ハルダンゲル音楽祭、オスロ室内楽フェスティヴァル、フィヨルド・クラシックス、ウルティマ現代音楽祭などに出演してきました。マリア・アンゲリカ・カールセン(1988-)が創設時からリーダーと芸術監督を務めています。
2012年にグリーグの《ホルベアの時代から》やクヴァンダールの曲などを演奏した『アンサンブル・アレグリア』(LAWO
Classics LWC1044)でアルバム・デビュー。2015年にリリースされた、バルトークの《ディヴェルティメント》、ハイドン、ショスタコーヴィチの作品による『Volt
22』(LWC1082)は「スペルマン賞」(ノルウェー・グラミー賞)にノミネートされました。
※録音:2015年4月9日-10日、ソフィエンベルグ教会(オスロ)、4月17日-18日、リス教会(オスロ)/Recorded
in DXD 24bit/352.8kHz |
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雨よ降れ ~ ノルウェーの女声合唱作品集 |
オスロ大学女声合唱協会、
マーリト・トンデル・ボスベルグ・ヴァイデ(指揮) |
ファッテイン・ヴァーレン(1887-1952):
女声合唱のためのモテット 《高きところより雨よ降れ》
Op.25(1936)、
女声合唱のための2つのモテット Op.14(1931)、
なにゆえ, 独りで座っているのか、天の元后,
歓び給え
アルネ・ヌールハイム(1931-2010):
シェリーの2つの断片に寄せる音楽(1985)、銀の鍵、いや,
音楽よ
エギル・ホーヴラン(1924-2013):
栄光は父と子と聖霊に Op.137 no.2(1991)、
見よ, わたしが約束を果たす日が来る(1975)
クヌート・ニューステット(1915-2014):
貝殻(1973)、感覚、わたしは兄弟の番人、マリアの歌
ビョルン・クルーセ(1946-):
耳にたえなる楽の音よ, なぜ憂い顔で音楽を聞くのです、
雨のごとく我が上を流れよ |
オスロ大学女声合唱協会〔Kvindelige Studenters
Sangforening(KSS)〕は、1895年の創設。男声合唱が主流のノルウェーの合唱界の中で、「新しい」音楽を求めながら、女声合唱の活動を支えつづけてきました。
神学者ヨースア・ステーグマンの詩のブロアソンによる訳に作曲したヴァーレンの《高きところより雨よ降れ》からタイトルを採ったアルバム。
伝承の賛美歌、『エレミア哀歌』、カスリーン・レイン、スタイン・メーレン、ルーシー・ショーたちの詩、シェイクスピアのソネット、ポール=ヘルゲ・ハウゲンの『ジョルジュ・ド・ラ・トゥールによる瞑想』をテクストに、ヌールハイム、ホーヴラン、ニューステット、クルーセたち、ノルウェーの作曲家が女声合唱のために作曲した20世紀の作品が歌われます。
※録音:2016年6月24日-26日、9月23日-25日、10月21日-23日、リス教会(オスロ、ノルウェー)/Recorded
in DXD 24bit/352.8kHz |
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ヴォーゲ:雅歌/オーゴール=ニルセン:アルス・ヴィヴェンディ
トシュタイン・オーゴール=ニルセン(1964-):
アルス・ヴィヴェンディ(2014)
(合唱、ヴィブラフォーンと弦楽オーケストラのための)
クヌート・ヴォーゲ(1961-):
雅歌(2009)(2人の独唱者、合唱と管弦楽のための) |
コレギウム・ムジクム合唱団&管弦楽団
アイヴィン・グッルベルグ・イェンセン(指揮)
マーリ・エーリクスモーエン(ソプラノ)
ハルヴォル・F・メーリエン(バリトン) |
コレギウム・ムジクムは、ノルウェー、ベルゲンのアンサンブル。1978年、ヤン・クリステンセンにより創設され、プロフェッショナルとアマチュア、約100人の器楽奏者と合唱団員が演奏活動を楽しんでいます。
LAWO Classics からリリースされるアルバムには、コレギウム・ムジクムがベルゲンの作曲家に委嘱した作品が2曲収められました。トシュタイン・オーゴール=ニルセンの《アルス・ヴィヴェンディ(生活術)》は、ゲーオルグ・ヨハンネセン(1931-2005)の1990年の詩集『アルス・ヴィヴェンディ
- または、人生の7つの徳』から選んだ詩に作曲された作品です。〈信頼〉〈節制〉〈知恵〉〈勇気〉〈正義〉〈希望〉〈愛〉の7曲。クヌート・ヴォーゲ
は、管弦楽曲、室内楽曲、器楽曲、オペラと、幅広く手がけ、オペラ《誰かが来るだろう》(Aurora
ACD5043)やピアノ協奏曲《北海道の庭》(Aurora
ACD5072)といった作品が知られています。
『ソロモンの雅歌』をテクストとする《雅歌》は、新印象主義とでも呼べるスタイルも取り入れ、作曲されました。
指揮者のアイヴィン・グッルベルグ・イェンセン(1972-)は、ヨルマ・パヌラとレオポルト・ハーガーに指揮を学び、ヨーロッパ各地のオーケストラとオペラに客演。2012年、ノルウェー国立歌劇場の《ラ・ボエーム》の新演出に起用され、2017年には《トスカ》でウィーン国立歌劇場にデビューしました。
※録音:2015年9月11日-13日、ベルゲン要塞(ベルゲンフース城)(ベルゲン、ノルウェー) |
RESONUS
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RES10177
\2500 |
プロイセンのサロン音楽
時流の中のフランツ・タウシュ
フランツ・タウシュ(1762-1817):四重奏による13の小品
Op.22より第1組曲
1.Allegro molto
2.Adagio
3.Allegro
4.Menuetto & trio (Moderato)
5.Andante moderato
6.Rondo Allegro
7-9.ヨハン・シュターミッツ(1717-1757):3つの四重奏曲
10.クルーセル(1775-1838):演奏会用三重奏曲
11.ベールマン(1784-1847):五重奏曲 Op.23よりアダージョ(R.パーチヴァル編)
フランツ・タウシュ(1762-1817):四重奏による13の小品
Op.22より第2組曲
12.Adagio
13.Allemande (Allegretto)
14.Andante
15.Polonaise & trio
16.Andante moderato
17.Adagio
18.Allegro molto |
ボックスウッド&ブラス
【メンバー】
エミリー・ワージントン
(クラリネット…by Peter van der Poel after
Heinrich Grenser, c. 1810)
フローナ・ミッチェル
(クラリネット…by Guy Cowley after Heinrich
Grenser, c. 1810)
ロバート・パーチヴァル
(ファゴット…by Peter de Koenig after Heinrich
Grenser, c. 1810)
アンネケ・スコット
(コルネット…by Lucien-Joseph Raoux, c. 1800)
(cor d’orchestre…(by Marcel Raoux c. 1820)
ケイト・ゴールドスミス
(ナチュラルホルン…by Paxman)
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全ての奏者がピリオド楽器を操るイギリスのアンサンブル「ボックスウッド&ブラス」がresonusレーベルに登場。
デビューアルバムは、マンハイム楽派に属する作曲家フランツ・タウシュと、彼を取り巻く作曲家たちの作品集です。優れたクラリネット奏者としてマンハイムのオーケストラで演奏し、プロイセンの宮廷楽師としても活躍したタウシュは、優れた教師でもあり、ハインリヒ・ベールマンをはじめとした多くのクラリネット奏者を指導したことで知られています。
古典派からロマン派への過渡期に書かれた彼の作品は、どれもサロン風の美しさを湛えながらも、その様式の変化はしっかり弟子たちに伝わっており、このアルバムに収録されたシュターミッツ、クルーセル、そして弟子のベールマンの作品と聴き比べることで、タウシュの果たした役割を知ることができます。クラリネットの美しい旋律も聴きどころです。
録音 2016年4月4-7日 Manna Oak Studio,
Ludlow |
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RES10202
\2500 |
A Cavalier Christmas-騎士のクリスマス
1.ギボンズ(1583-1625):See, see the Word
is incarnate
2.バード(1539頃-1623):Behold I bring you
glad tidings
3.ダーリング(1580頃-1630):Laetamini cum
Maria
4.ダーリング:Quem vidistis, pastores
5.グランディ(1586-1630):O quam tu pulchra
es
6.パールソン(1572頃-1651):Upon my lap
my sovereign sits
7.ウィリアム・ローズ(1595-1662):Aire
8.ヘンリー・ローズ(1595-1662):Hark, shepherd
swains
9.ジェフリーズ(1610頃-1685):Hark, shepherd
swains-
for the Nativity of our most blessed
Saviour
10.ジェフリーズ:Busy time this day-for
the Blessed Innocents Day
11.ジェフリーズ:Brightest of days-for
Epiphany
12.ジェンキンス(1592-1678):Newark Siege-パヴァーヌ
13.ジェンキンス:Newark Siege-ガイヤルド
14.バード:O God that guides the cheerful
sun-A Carol for New-year's Day |
エボア・シンガーズ
チェリーズ・コンソート・オヴ・ヴィオールズ
ポール・ギャメソン(指揮) |
英国の合唱団“エボア・シンガーズ”が歌うクリスマス音楽集。ここでテーマとして選ばれているのは17世紀の「イングランド内戦」です。国王派である「騎士党」と議会派である「円頂党」の戦いの末、勝利した議会派はプロテスタントを擁護していたため「聖なる日:クリスマス」を盛大に祝うことを禁止してしまいました。
しかしそれに納得できなかった騎士派の人々は、そっとクリスマスの行事を続行し、独自の曲集を作成します。議会派に配慮してか、ほとんどはプロテスタントの作曲家の作品ですが、中にはバードのようなカトリックの作曲家の作品が含まれているのは面白いところです。宗教戦争と内乱に明け暮れたイングランドで演奏されたであろう美しい曲集です。
録音 2015年3月2-3日 National Centre for
Early Music, York |
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RES10179
\2500 |
The Celebrated Distin Family-祝福されたディスティン・ファミリー
サクソルン・アンサンブルのための音楽
1.マイヤベーア(1791-1864):歌劇《預言者》より戴冠行進曲(A.スコット編)
2.ベルリオーズ(1803-1869):神聖な歌(A.スコット編)
3.フォコニエ(1816-1898):四重奏曲(A.サックス編)
4.ドニゼッティ(1797-1848):歌劇《ランメルムーアのルチア》-
「Ah! O sole, piu ratto」による三重奏曲(A.サックス編)
5.グレトリー(1741-1813):歌劇《獅子心王リチャード》-
「Une fievre brulante」による三重奏曲
ヴェルディ(1813-1901):レクイエムからの断片集
(J-B.アーバン編、リチャード・トーマス再編)
6.Ingemisco-私は呻く
7.Confutatis-呪われたもの
8.Agnus Dei-神の子羊
9.ヘンリー・ディスティン(1819-1903):
ディスティンのポルカ(P.デール編)
10-13.ジョン・ディスティン(1798-1863):
ディスティンの軍隊クァドリーユ(R.フォーミソン編)
14.ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「サムソン」-輝く熾天使のもとへ
15.ジェームズ・ケント(1700-1776):
イスラエルの神、主よ、あなたはとこしえにほむべきかた(A.スコット編)
16.トーマス・アーン(1710-1778):
ルール・ブリタニア(H.レスリー編,A.スコット再編)
17.伝承:夏の名残のばら(P.デール編)
18.テオドール・ディスティン:勝利(A.スコット編)
19.ヴェルディ:歌劇《ナブッコ》-シンフォニア(P.デール編) |
プリンス・リージェント・バンド
【メンバー】
リチャード・フォーミソン(ソプラノ・コルネット
E-flat/B-flat,アルト・サクソルン B-flat)
リチャード・トーマス(ソプラノ・コルネット
E-flat/B-flat,アルト・サクソルンB-flat,テナー・サクソルン
E-flat)
アネッテ・スコット(テナー・サクソルン E-flat,ヴェンティル・ホルン E-flat)
フィル・デール(バリトン・サクソルン B-flat)
ジェフ・ミラー(コントラバス・サクソルン E-flat) |
1833年、英国の金管楽器奏者ジョン・ディスティンが4人の息子たちとともに結成した「ディスティン・ファミリー・クインテット」。すぐに大人気を博し、1844年にはパリにも演奏旅行を行います。
ここで彼らはアドルフ・サックスと出会い、サックスが開発したばかりの楽器「サクソルン」に注目。アンサンブルに採用するとともに、翌年には会社を設立し、英国でサクソルンの代理販売を始めることとなります。
現在ではほとんど耳にすることのない楽器ですが、当時は大流行しており、1850年代にはサクソルン・アンサンブルのコンクールも行われたほどです。
イギリスのピリオド楽器アンサンブル“プリンス・リージェント・バンド”は、忘れられた楽器であるサクソルンの音色を探求しし、19世紀半ばのアンサンブルを完全に復興させることに尽力。このアルバムでその音色を存分に楽しむことができます。
録音 2016年6月30日,7月1-2日 The Ascension
Church, Plumstead |
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RES10201
\2500 |
Russian Revolutionaries-ロシアの革命家たち
第1集
ヴィクトル・エワルドとオスカー・ベーメ
オスカー・ベーメ(1870-1938):
1-4.トランペット六重奏曲 変ホ短調 Op.30
ロココ組曲 Op.46
5.小行進曲
6.ガヴォット
7.メヌエット
8.ドイツ風輪舞
夜曲 Op.44
9.夜想曲
10.舟歌
11-13.ヴィクトル・エワルド(1860-1935):五重奏曲
変ホ長調 Op.6
ベーメ:
14-15.2つの三声のフーガ Op.28 第1番 ハ短調
16.ロシア民謡による幻想曲 Op.45-1
17-18.2つの三声のフーガ Op.28 第2番 変ホ長調
19-21.エワルド:五重奏曲 ロ短調 Op.5 |
プリンス・リージェント・バンド
【メンバー】
リチャード・フォーミソン
(ソプラノ・コルネット E-flat/B-flat,トランペット B-flat)
リチャード・トーマス(コルネット B-flat,トランペット
B-flat)
フレーサー・タンノック(コルネット B-flat,トランペット
B-flat)
アネッテ・スコット(アルトホルン E-flat,ホルン E-flat)
フィル・デール(テナーホルン B-flat/バリトンホルン
B-flat,トロンボーン)
エミリー・ワイト(テナートロンボーン)
ジェフ・ミラー(バストロンボーン B-flat/F,バスチューバ
F) |
作曲当時に使われた楽器=ピリオド楽器を主体とするブラス・アンサンブル“プリンス・リージェント・バンド”による“スターリン体制の時代に抑圧された作曲家たちの作品”を集めたシリーズの第1集。
1930年代のソビエトでは、スターリンの名の下に大粛清が行われ、数多くの外国人たちも追放されてしまいました。
このアルバムに登場する作曲家の一人ベーメは、1870年にドレスデンに生まれ、1897年にサンクトペテルブルクに移り、1934年までレニングラードで活躍しましたが、大粛清のあおりを受けロシア辺境の地、オレンブルクに追放され、そのまま行方がわからなくなってしまいました。
当時は作品も全て無視されていましたが、最近になって再評価が進む作曲家です。
もう一人のエワルドはモスクワ音楽院で作曲を学ぶと同時に、ペテルブルク大学で建築を学んだ才人。ベリャーエフのサークルに属し、作品も多く残るなどベーメとは対照的な生涯を送った人です。
録音 2016年9月12-14日,11月25-27日 The
Ascension Church, Plumstead |
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RES10191
(2CD)
\3600 |
ジュディス・ビンガム(1952-):オルガン作品集
【CD1】
1.Glass Beatitude-ガラスの至福(2014)
2.Annunciation IV-告知 IV:私の魂は主をあがめ(2012)
3.Angel Fragments-天使の断片(2012/2013)
4.Hadrian's Dream-ハドリアンの夢(1999/2016)
The Three Angels-3人の天使(2015)
5.ルシファー
6.ミカエル
7.ガブリエル
ミサ・ブレヴィス「Videntes Stellam-星をみて」(2014)
8.Accompaniment to Matthew-マシューに伴って
2:i-xii
9.Envoi-派遣
10.オルガン・デュエットのためのThe Linnaeus
Garden-リンネの庭園(2016)
Altartavla-アルタータヴラ(2013)
11.Maria Lacrimosa
-マリアの涙の日
12.The Living Mary-マリアの生涯
13.Annunciation in a Small Room-小部屋での告知
14.Joseph's Dream-ヨーゼフの夢
15.Mandorla-マンドゥルラ
【CD2】
The Everlasting Crown-永遠の王冠(2010)
1.The Crown-王冠
2.Atahualpa’s Emerald-アタワルパのエメラルド
3.La Pelegrina-巡礼者
4.The Orlov Diamond-オルロフのダイヤモンド
5.The Russian Spinel-ロシアのスピネル
6.エドワード王のサファイア
7.The Peacock Throne-クジャクの玉座
ジャケットの亡霊(2012)
8.Tombeau-墓
9.Labyrinthe-迷宮
10.Pastorelle somnambule-夢遊病者の牧歌
11.Envoi-派遣
12.Tableaux Vivants-リビングの絵画 |
ジェレミー・コール(オルガン)…CD1:10
スティーブン・ファー(オルガン)
ハリソン&ハリソン・オルガン…聖エドマンズベリー大聖堂…CD1
ハリソン&ハリソン・オルガン…聖オルバンズ大聖堂…CD2:1-7
メッツラー・オルガン…ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ…CD2:8-11 |
ノッティンガムに生まれ、イギリス王立音楽院で学んだ女性作曲家ジュディス・ビンガム。音楽院では作曲をアラン・ブッシュやディーリアスの協力者として知られるエリック・フェンビーに学ぶとともに、声楽でも素晴らしい成績を収め、メゾ・ソプラノ歌手としても活躍しています。
このアルバムにはビンガムの最近のオルガン作品が収録されており、魅惑的な作品のどれもが世界初録音となります。演奏しているのは現代イギリスを代表するオルガニスト、スティーブン・ファー。3台の銘器を弾きわけることで、各々の作品の特徴を描き出しています。中でも大作である「The
Everlasting Crown-永遠の王冠」は圧巻の演奏です。
録音 2016年10月5-6日…CD1 2011年8月17日…CD2:1-7 2012年4月19日…CD2:8-11 2016年6月18日…CD2:12 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
OTAKEN RECORDS
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ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125
「合唱」
(1)第1楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ・ウン・ポコ・マエストーゾ
(2)第2楽章:モルト・ヴィヴァーチェ
(3)第3楽章:アダージョ・モルト・エ・カンタービレ
(4)第4楽章:プレスト-アレグロ・アッサイ
(5) :おお友よ、このような音ではない!~(拍手入り) |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン・ジングアカデミー合唱団
ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
ロゼッテ・アンダイ(アルト)
ユリウス・パツァーク(テノール)
アルフレート・ペル(バス) |
フルトヴェングラー&ウィーン・フィル、オタケンリマスタにより甦る「ニコライの第9」!
録音:1952年2月3日 ウィーン・ムジークフェラインザール(ライヴ・モノラル)
「ニコライの第9」 は、従来 より「バイロイトの第9」
に匹敵する名演と言われて来ましたが、昨今のリマスタ盤の音質改善により、そのことがやっと明らかになって来ました。
今回、当社のリマスタリングにおきましては、ノイズリダクションに伴うデジタル的漂白化を避け、極力アナログ的雰囲気を残しつつも、録音年代の古さを全く感じさせない、眼前で演奏しているかのようなリアリティーを引き出すことに注力いたしました。その結果、この演奏からウィーン・フィルの魅力を、より一層感じ取れるようになったのではないかと存じます。
具体的には、第3楽章のどこまでも歌いぬいて行くヴァイオリンが、より可憐でチャーミングになったことなどですが、さらに重要なのは、フルトヴェングラーのどのような解釈もクッションのように受け入れる、ウィーン・フィルのふところの深さを確認出来るようになったことです。これは、ソリストや合唱団にも言えることで、バイロイト盤にはない魅力です。もちろんムジークフェラインザールのすぐれた音響も、関係していることは間違いありません。これは、すべての面でバランスのとれた、フルトヴェングラーの数ある第9の中でも、最もスタンダードなものになるのではないでしょうか?
もし、同年にウィーン・フィルで第9のスタジオ録音があれば、この様なスタイルの演奏になっていたと思われます。終結部、フェルマータの音響崩壊も、今回は許容範囲内で、これを機会にこの演奏が広く聞かれることを期待致します。
(オタケンレコード 太田憲志)
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PRAGA DIGITALS
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PRDDSD 350114
(SACD HYBRID)
\2900
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人気のプラハSACD復刻シリーズ、
ヨッフムのブルックナー
ブルックナー:
(1)交響曲第5番変ロ長調(ハース版)
(2)「テ・デウム」~第1曲アレグロ |
(1)オイゲン・ヨッフム(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
(2)マリア・シュターダー(ソプラノ)
ジークリンデ・ヴァーグナー(アルト)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)
ペーター・ラッガー(バス)
ヴォルフガング・マイヤー(オルガン)
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団
ベルリン・フィル |
録音:1964年5月30/31日/オットーボイレン、ベネディクト修道院(ライヴ)(1)、1965年6月/イエス・キリスト教会(ベルリン)(2)/Bi-Channel
Stereo、79’ 59”
SACD ハイブリッド盤。限定盤。
メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。今回はヨッフムのブルックナー。
ヨッフムが1964 年5 月30 日にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と行ったブルックナーの交響曲第5
番のライヴは、同曲最高の名演と称されることもある歴史的な記録。それがSACD
化され、ますます輝きを増しました。
余白「テ・デウム」の第1 曲を置くことで、このカトリック的な交響曲を完結させています。
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PRD 250360
(3CD)
\5500
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ブダペスト四重奏団のモーツァルト・弦楽四重奏曲集
Disc 1
第14番ト長調K.387/第18番イ長調K.464/
第19番ハ長調K.465「不協和音」
Disc 2
第15番ニ短調K.421/第16番変ホ長調K.428/
第17番変ロ長調K.458「狩」/
第20番ニ長調K.499「ホフマイスター」(第1、2楽章)
Disc 3
第20番ニ長調K.499「ホフマイスター」(第3、4楽章)/
第21番ニ長調K.575/第22番変ロ長調K.589/
第23番ヘ長調K.590 |
ブダペスト四重奏団
【ヨーゼフ・ロイスマン、
ジャック・ゴロデツキー(Disc1&2)
アレクサンダー・シュナイダー(Disc3)
ボリス・クロイト(ヴィオラ)
ミッシャ・シュナイダー(チェロ)】 |
あの名盤から聞きたい曲のみを3枚組化!
録音:1953年5月(Disc1)、1953年5月、1955年5月(Disc2)、1955年5月(Disc3)/ワシントン国会図書館クーリッジ講堂(ライヴ)/STEREO、78’
55”、80’ 51”、81’ 49”
名演の誉れ高いコロムビア原盤によるブダペストSQ
のモーツァルト。そこから後期の弦楽四重奏だけを集めた魅力Box
の登場です。
即物的とまで評された端正な造形美はモーツァルトにぴったり。現在でもその輝きを失っていません。
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WEITBLICK
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フィルクシュニーのモーツァルト協奏曲集、
マカールとセルが伴奏!
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第15番
演奏タイミング [10:37] [5:02] [7:48]
(3)モーツァルト:ピアノ協奏曲第18番
演奏タイミング [12:00] [10:36] [7:20] |
ルドルフ・フィルクシュニー(Pf)
(1)ズデニェク・マカール(指揮)
ケルン放送交響楽団
(2)ジョージ・セル(指揮)
ケルン放送交響楽団 |
完全初出レパートリー!ケルン放送ステレオ録音!フィルクシュニーのモーツァルト協奏曲、マカールとセルが伴奏!
録音:(1)1973年1月19日放送録音、(2)1966年6月24日放送録音(音源提供:WDRケルン放送)
今なお忘れがたい名ピアニスト、ルドルフ・フィルクシュニーのモーツァルトの協奏曲が登場!我が国でもモーストリー・モーツァルト音楽祭でも妙技を披露し絶賛されたことがあります。これほどの適性を示したモーツァルトながら録音は極めて少なく、2曲とも音盤初レパートリーです。ドイツ屈指の実力を誇るケルン放送響との共演でステレオ録音高音質!
第15番は、フィルクシュニーが高く評価したマカールとの共演。奇を衒った箇所が少しもないのに十分に愉悦に富んで、奇数番号の協奏曲らしく楽しく聴けるところがフィルクシュニーらしい美点です。
そして聞き物は何といっても希代のモーツァルティアン、ジョージ・セルが伴奏する豪華共演の第18番は、かつてEMIから出ていたチャイコフスキーの交響曲第5番の前半プログラムです。
自身が優れたピアニストであったセルは共演するピアニストに殊に厳しく、アニー・フィッシャーなどには、自ら弾いて見せた上で「こういう風に弾け」と強要し衝突した程です。
フィルクシュニーとは非常に相性が良く、商業録音こそ遺さなかったものの共演を繰り返しております。粒だった美音と清潔そのものの気品溢れるフィルクシュニーの芸風はセルとも相通じるものがあります。
※フィルクシュニーご息女、ご子息からのメッセージ!
イゴールと私の兄弟にとって、最近ドイツの放送局WDRのアーカイブで発見された父の歴史的録音がディスク化されることは大きな喜びです。ジョージ・セルもズデニェク・マカールも父が長年個人的に親密な結びつきを持っていた偉大な指揮者です。私たち兄弟はセルに会ったことはありませんが、彼の写真と眼鏡が、父が毎日練習していたピアノの後ろの本棚の上段に恭しく置かれていました。この並外れたアーティストに対して父がどのように思っていたかはその口調から明らかでした。どんなに深く尊敬していたか、そして愛していたか、共演の数々からいかに多くのことを学んだか。ここに収録されている1966年の録音は私たちが生まれる前のもので、この演奏を聴くことができたのは私たちにとってまさに思いがけない贈り物といえます。(ヴェロニク・フィルクシュニー)
ズデニェク・マカールと父はプロフェッショナルな同僚でしたが、同時にお互い家族ぐるみで友人でした。父やマカールのような道徳的義務を負った人々が政治的な状況からチェコスロヴァキアからの亡命を余儀なくされたとき、この二人の同胞がともに音楽を演奏するどんな機会も極めて特別な意味を持っていたといえます。子供のころ夏の音楽フェスティヴァルでスイス、ルツェルンに滞在したときにはマカール家族をたびたび訪ねました。思い出してみると、私たち家族は家ではほとんどチェコ語のみを話していましたが、両親が他の人々とチェコ語で会話しているのを聞くのは稀なことでした。従ってマカールの湖畔の家を訪ねたことはとても意味深い鮮明な記憶として心に深く残っています。父はズデニェク・マカールを指揮者として、また音楽家としてこの上なく敬愛し、いつも芸術的な協力ができる場を楽しみにしていました。(イゴール・フィルクスニー)
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<国内盤>
<映像>
BONGIOVANNI(映像)
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AB 20036
(DVD)
\5800
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ベッリーニのオペラ第1作、映像で登場
ベッリーニ:歌劇『アデルソンとサルヴィーニ』 |
チェチーリア・モリナーリ
サラ・ロッキ
ジョヴァンナ・ランツァ
メルト・スング
ロディオン・ポゴソフ
バウルザン・アンデルザノフ
クレメンテ・アントニオ・ダリオッティ
エンリコ・マルケジーニ
ロベルト・レッキア(演出)
ホセ・ミゲル・ペレス・シエッラ(指揮)
オルケストラ・シンフォニカ“G. ROSSINI”
コーロ・リリコ・マルキジャーノ“V. BELLINI” |
収録:2016年11月13日/イェージ、ペルゴレージ劇場/140
分、NTSC、字幕:伊英
ベッリーニが23 歳で作曲したオペラ処女作。新鮮な音楽が後年の傑作を予感させます。いくつかの版が残っておりスコアをまとめるのが困難でしたが、2001
年にミラノの図書館で重要な資料が見つかり演奏上の問題が多く解決されました。
フレンチ・スタイルのオペラ・セミセリアです。
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<LP>
SPECTRUM SOUND(LP)
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LPSMBA 021
(LP)
\9600
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オークレールによるモーツァルトの
協奏交響曲(1961年)とバッハの協奏曲第2番(1959年) |
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン) |
LP A面
・モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲
変ホ長調 K.364より第1、2楽章
フェルナン・ウーブラドゥ(指揮)、ロジェ・ルパウ(ヴィオラ)、パリ室内管弦楽団
ライヴ録音:1961年3月5日/パリ
LP B面
・モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲
変ホ長調 K.364より第3楽章
フェルナン・ウーブラドゥ(指揮)、ロジェ・ルパウ(ヴィオラ)、パリ室内管弦楽団
ライヴ録音:1961年3月5日/パリ
・J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番
ホ長調 BWV1042
ピエール・カプドヴィーユ(指揮)、RTF室内管弦楽団
ライヴ録音:1959 年1月8日/パリ |
目の覚めるような技巧の冴え、独特の妖艶さと粋な表情!オークレールによるモーツァルトの協奏交響曲(1961年)とバッハの協奏曲第2
番(1959年)。
180g 重量盤、完全限定プレス、モノラル
驚きのリリースを続けているスペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、フランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したコンサート・ライヴ・シリーズ"
ベルアーム"。当LP にはミシェル・オークレールによるバッハの協奏曲第2
番モーツァルトの協奏交響曲が収録されております。スペクトラム・サウンドの丁寧な復刻で聴くオークレールの極上の演奏です。
「モーツァルトの協奏交響曲。このオークレールらの演奏は現代的で新鮮であり、なおかつ気品と優雅さにも溢れている。(中略)バッハも、本当に心に沁みる演奏である。気持ち、ゆるやかなテンポを設定し、ていねいに、慈しむように弾いているが、オークレール独特の味わいも、しっかりと聴き取ることが出来る。」平林直哉~ライナーノーツより
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12/13(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
APARTE
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「ベレニーチェ、何をしているの?」
・ハイドン:
ベレニーチェのシェーナ Hob.XXIVa:10‘ベレニーチェ、何をしているの?’(レチタティーヴォ)~
いとしい人よ、行かないで(アリア)*
・J.C.バッハ:ウティカのカトーネより「混乱し、見失い」(アリア)**
・マリアナ・マルティネス:
ベレニーチェのシェーナより‘ベレニーチェ、何をしているの?’(レチタティーヴォ)~
いとしい人よ、行かないで(アリア)***
・アントニオ・マッツォーニ:
アンティゴノより‘ベレニーチェ、何をしているの?’(レチタティーヴォ)~
いとしい人よ、行かないで(アリア)**
・モーツァルト:ベレニーチェに K70/ 61c‘ベレニーチェに’
‘陽がのぼる’ ***
・ヨーハン・アドルフ・ハッセ:アンティゴノよりシンフォニア/
ベレニーチェのシェーナ‘ベレニーチェ、何をしているの?’(レチタティーヴォ)~
いとしい人よ、行かないで(アリア)* |
レア・デザンドレ(メゾ・ソプラノ)*/
ナタリー・ペレス(ソプラノ)**/
シャンタル・サントン=ジェフリー(ソプラノ)***/
ダヴィド・シュテルン(指揮)
オペラ・フオーコ |
エジプトの女王ベレニーチェの物語、様々な作曲家によるアリア
録音:2017年2月
エジプトの女王、ベレニーチェ。威厳と美しさを兼ね備えたベレニーチェの物語には、様々な作曲家が音楽をつけました。それらを集めた興味深い1
枚。
ベレニーチェは威厳と美しいエジプトの女王で、国益のためにローマの男アンティゴノと結婚するように仕向けられます。最初はローマの男からの愛を拒み、愛する別の男性デメトリオを思いますが、最後は他人の幸せのために身を引き、アンティゴノと結婚する、といった物語で、その中に裏切りや策略が盛り込まれています。
オペラ・フオーコは、ピリオド楽器によるオーケストラで、オペラを演奏するために指揮者のダヴィド・シュテルンによって設立されました。レア・デザンドレはクリスティの声楽アカデミーに選ばれ、来日公演にも参加していたメゾ・ソプラノ。他の2
名のソプラノもダヴィド・シュテルン率いるオペラ・フオーコとの共演も多く、ベレニーチェの人物像のゆるぎない表現、オーケストラとのアンサンブル、すべてが見事に調和しています。
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AUDITE
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『ヴァイオリンとコントラバスのための二重奏曲』 |
エリナ・ヴァハラ(ヴァイオリン)
ニーク・デ・グロート(コントラバス) |
(1)クシシュトフ・ペンデレツキ(1933-):協奏的二重奏曲~
ヴァイオリンとコントラバスのための(2011)
(2)ユン・イサン(尹伊桑)(1917-1995):Together~
ヴァイオリンとコントラバスのための(1989)
(3)ヤーコ・クーシスト(1974-):Minio Op.23(2012)
(4)エルッキ=スヴェン・トゥール(1959-):Symbiosis(共生)(1996)
(5)アルフレート・フーバー(1962-):(Re)Actio
Op.18(2012)
(6)ジェルジュ・クルターグ(1926-):「人は花にすぎない」(ミヤコに)(2000)
(7)ヴォルフガング・リーム(1952-):ダイアド~ヴァイオリンとコントラバスのための(2011) |
魅惑のヴァイオリニスト、エリナ・ヴァハラ注目の新録音!ヴァイオリンとコントラバスが対話するデュオ作品集
セッション録音:2017年1月9-11日/ライプニツ・ザール(ハノーファー・コングレス・セントラム)/ディジパック仕様63'25”
「すべての楽器には音色、技術、精神、それぞれの面でアイデンティティがある……」。多くの作曲家が関心を寄せるようになってきた、室内楽の楽器としてのコントラバスとスター楽器であるヴァイオリン。フィンランドの魅惑のヴァイオリニスト、エリナ・ヴァハラとオランダのコントラバス奏者、ニーク・デ・グローンのふたりが、ヨーロッパと韓国の作曲家が作曲した「個人的なテーマ」を扱ったヴァイオリンとコントラバスのためのデュオ作品、7
篇を録音しました。
ペンデレツキの《協奏的二重奏曲》は、《聖ルカ受難曲》《ポーランド・レクイエム》といった大規模で告白的な作品から離れた彼が、独奏作品や室内楽曲を書くようになったころにアンネ=ゾフィー・ムターから委嘱されて書いた作品です。また、ユン・イサンの《Together》は曲名が示すとおり、ふたつの楽器が対等な役割を担う作品で1989
年に作曲されました。
フィンランドのヴァイオリニスト、ヤーコ・クーシストは、ラハティ交響楽団のコンサートマスターを経験、作曲家、指揮者としての活動が増えてきました。彼の作曲した《Minio》は、ジョン・アダムズの音楽も投影された神秘的な響きの作品。エストニアのエルッキ=スヴェン・トゥールは、ヴァイオリンとコントラバスのデュオを「超楽器」とみなして《共生》を作曲しました。
このほか、1991 年と2003 年の二度のイラク戦争を背景にもつという〈戦争(Krieg)〉と〈平和(Frieden)〉の2
楽章からなる、オーストリアのアルフレート・フーバーの《(Re)Actio》、ハンガリーのクルターグが「人も音楽も、花の移ろい」のメッセージをこめた《Virag
az ember (for Miyako)(人は花にすぎない(ミヤコに))》、そして「アダージョ」のエピソードに心の歌が歌われるヴァイオリンとコントラバスの対話を書いたヴォルフガング・リームの《ダイアド(Dyade)》が収録されております。各作曲家の個性のあらわれた興味深いアルバムがここに完成しました。
音の良さでも知られるaudite レーベル。社主にしてトーンマイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏による録音であることも注目です。ヴァイオリンの高音からコントラバスの低音まで堪能することができ、オーディオ・ファンにもおすすめの内容です。
エリナ・ヴァハラは、ラハティ交響楽団のコンサートでデビューしました。ソリスト、室内楽奏者として活躍。フィンランド、ヨーロッパ、アメリカのオーケストラと共演、日本を含むアジアや南米のツアーに同行してきました。カールスルーエの音楽大学で教授を務めています。共演のニーク・デ・グロートは、王立コンセルトヘボウ管弦楽団をはじめとする首席奏者を経て、2006
年からソリスト、室内楽奏者として活動、エッセンの芸術大学のシニア教授を務めています。
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CLAVES
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ユダヤの民俗音楽を色濃く呈するブロッホのソナタ集
エルネスト・ブロッホ(1880-1959):
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番(1920)
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番「神秘の詩」(1924)
(3)ピアノ・ソナタ(1936) |
ヌリット・スターク(ヴァイオリン)
セドリック・ペシャ(ピアノ) |
濃厚でエキゾチックな旋律。ユダヤの民俗音楽を色濃く呈するブロッホのソナタ集
セッション録音:2017年2月/テルデックス・スタジオ(ドイツ)/70’15”、ディジパック仕様
Claves レーベルの看板アーティスト、ヴァイオリンのヌリット・スタークとピアノのセドリック・ペシャ。当ディスクではエルネスト・ブロッホのソナタに挑みました。
ユダヤ民族主義の立場を強調した作曲家ブロッホはジュネーヴに生まれ。ジュネーヴ音楽院で教鞭をとったのち、1917
年に教師としてニューヨークに招かれ、1924
年には市民権を得ました。
ブロッホの作品はユダヤ教の典礼音楽や、ユダヤ人の民俗音楽を色濃く呈し、その代表作としてチェロと管弦楽のために書かれたヘブライ狂詩曲「シェロモ」やヴァイオリンとピアノのために書かれた「バール・シェム」~ハシディズム教徒の生活の3
つの情景(とりわけ第2 曲のニーグンは有名)などを残しました。
2 つのヴァイオリン・ソナタともに渡米後1920
年代の作品で濃厚でエキゾチックな旋律が印象的です。第1
番ではヴァイオリン・パートの冒頭からG線のみで弾かれる旋律が続き、畳み掛ける音符の連続により隙のない緊張感を与えます。ピアノ、ヴァイオリンともに高度な技術を要し、一度聴いたら耳から離れない強いインパクトをもたらします。
ブロッホは1930 年にスイスに戻るも、第二次世界大戦を避け1939
年にふたたびアメリカに渡りました。ピアノ・ソナタは1936
年に書かれました。戦中の混乱や心の葛藤があらわれており、またブロッホの後期の作品らしく新古典主義の傾向が強くあらわれております。
ヌリット・スタークとセドリック・ペシャのデュオは、これまでにブゾーニ、エネスコのヴァイオリン・ソナタ集、シューマンのヴァイオリン・ソナタ集などをリリースしております。 |
EVIDENCE
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ヘンデル:愛の影~イタリア・カンタータ集
・ルクレツィア HWV 145
・もしあなたの誠実さが(Se pari e la tua
fe)HWV 158a
・クローリ、わたしのクローリ HWV 92
・聞える(Sento la che ristretto)HWV 161b
・むごい暴君の愛(Crudel tiranno Amor)HWV
97 |
アンナ・カシアン(ソプラノ)
ジョリー・ヴィニクール(チェンバロ)
オフェリー・ガイヤール(チェロ)
ホルヘ・イメネス、アナスタシア・シャポヴァル(ヴァイオリン)
ミシェル・ルナール(ヴィオラ) |
アルメニアのソプラノ、アンナ・カシアンによる超絶技巧のヘンデルのソロ・カンタータ集!
録音:2016年12月2-5日、ボン・セクール教会(パリ)
ヘンデルのソロ女声のためのカンタータは、キアロスクーロ、すなわち光と影を音楽で表現したとも称され、振幅の大きな感情が歌われます。女性の主人公は愛から憎しみまで、様々な感情を時に超絶技巧の音符にのせて歌いますが、アンナ・カシアンはその広い音域とゆるぎないテクニックで、ヘンデルが音に織り込んだ様々な感情を見事に歌い上げています。
アンナ・カシアンは1981 年生まれの、ジョージア出身のアルメニア人ソプラノ歌手。トビリシの音楽院でヴァイオリンと声楽を学び、2008
年エリザベートコンクール声楽部門で第4 位となりました。クルレンツィス指揮の「コジ・ファン・トゥッテ」でデスピーナを演奏するなど、オペラのほか様々に活躍しています。現在フランス在住。
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HAENSSLER
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「魔王の領域」~シューベルト、レーヴェのバラード
シューベルト:
魔法 Op.1 D.328、小人 Op.22-1 D.771、
巡礼 Op.37-1 D.794、
さすらい人が月に寄せて Op.80-1 D.870、
トゥーレの王 Op.5-5 D.367、
タルタロスの群れ Op.24-1 D.583、
ドナウから Op.21-1 D.553、
ウルフルが釣りをするごとく Op.21-3 D.
525、
ヘリオポリスより1 Op.65-3 D.753、
ヘリオポリスより2 D.754
カール・レーヴェ(1796-1869):
海をゆくオーディン Op.118、詩人トム Op.135、
時計 Op.128、魔王 Op.1-3、
オールフ殿 Op.2-2、アーチボルド・ダグラス
Op.128 |
ダーヴィット・イエルザレム
(バス・バリトン)
エリック・シュナイダー
(ピアノ) |
期待のバス・バリトン歌手ダーヴィット・イエルザレム。注目のデビューCDはシューベルト、レーヴェのリート集!
セッション録音:2014年10月6-9日/スタジオ・ブリッツ/77’19”
1985 年ミュンヘン生まれのバス・バリトン歌手、ダーヴィット・イエルザレム。イエルザレムはラトル指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による魔笛(KKC
9061(Blu-ray) / KKC 9061(2DVD))の第2 の武者役やティーレマン指揮、シュターツカペレ・ドレスデンとのナクソス島のアリアドネのかつら師役など、世界最高峰の演奏家との共演で着実にキャリアを積んできました。
期待のソロ・デビューCD はシューベルト、レーヴェのリートを収録しました。美しさと力強さを兼ね備えたイエルザレムの歌唱。「魔王の領域」と題された当ディスクには魔王をはじめとする珠玉のドイツ・リートが揃いました。
ヨハン・カール・ゴットフリート・レーヴェはドイツ・リートの主要な形式であるバラードの確立者として知られます。シューベルトと同時代に活躍をはじめ、共通の詩による作品も多数残しました。
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「SEASON」
(1)Dem blomstertid nu kommer (schwed.Volkslied)
(2)Uti var hage (Arr. Hugo Alfven)
(3)This Marriage (Eric Whitacre)
(4)The 23rd Psalm (Bobby McFerrin)
(5)Salve Regina (Francis Poulenc)
(6)Ubi Cariatas (Ola Gjeilo)
(7)Norther Lights (Ola Gjeilo)
(8)Vater unser Op. 14 (Maurice Durufle)
(9)Uber die Stapflan (H. Mittergradenegger)
(10)Lullabye (Billy Joel Arr. Philip Lawson)
(11)That Lonesome Road (J. Tayler &
D. Grolnick)
(12)Kirschen ohne Kern (Karl Hodina)
(13)Z'ruck zu dir (Walter Sitz)
(14)Peace in You (Mathias Kaineder)
(15)Ella Stella (Peter Chalupar) |
LALA |
驚きの歌声。世界が注目するヴォーカル・アンサンブル「LALA」のセカンド・アルバム!
セッション録音:2017年/(1)-(13)スタジオ・ヴァインベルク、(14)(15)スタジオ・ヴァクセンベルク/50’37”
独ヘンスラー・レーベルのサブ・レーベル「ザ・コラール・プロジェクト」で注目されたヴォーカル・アンサンブル「LALA」のセカンド・アルバム“Season”がリリースされます。
「ザ・コラール・プロジェクト」とは毎年開催される世界最難関の合唱コンクール「ワールド・コラール・ゲームズ」にて優秀な成績をおさめた団体のディスクをリリースするという注目の企画で、その記念すべき第1
弾にヴォーカル・アンサンブル「LALA」が選出され、デビューCD
“AllesHat Seine Zeit”(94 702)をリリースし、世界から注目されました。
ヴォーカル・アンサンブル「LALA」は4 人のアカペラ・ヴォーカルで教会音楽、フォークソングを得意としております。前作同様、今回もクラシックからポップスまで幅広いジャンルをレコーディングしました。しっとりと響き渡る澄み切った歌声がヴォーカル・アンサンブル「LALA」最大の魅力です。
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C.P.E.バッハ:鍵盤協奏曲集 Vol.5
(1)協奏曲 イ短調 Wq.1(第1&2楽章のカデンツァ;ミヒャエル・リシェ)
(2)協奏曲 ニ長調 Wq.45(第1楽章のカデンツァ;C.P.E.バッハ)
(3)協奏曲 ホ短調 Wq.15 |
ミヒャエル・リシェ(ピアノ&指揮)
ベルリン・バロック・ゾリステン
【ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン/コンサートマスター)
町田琴和、アレッサンドロ・カッポーネ、ヘレナ・マドカ・ベルク(第1ヴァイオリン)
ライマー・オルロフスキー、アンナ・メーリン、アンナ・マッツ(第2ヴァイオリン)
ヴァルター・キュスナー(1)(2)、ウルリヒ・クネルツァー(3)、クリストフ・シュトロイリ(ヴィオラ)
シュテファン・フォルク(1)(2)、ジョアン・バックス(3)(チェロ)
クラウス・ヴァーレンドルフ(3)、アンドレイ・ジュースト(3)(ホルン)】 |
ベルリン・バロック・ゾリステンと共演!ベルリン・バロック・ゾリステンと共演!C.P.E.
バッハの鍵盤協奏曲集第5弾!
セッション録音:(1)(2)2017年6月20&21日、(3)2017年7月11&12日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/56’28”
好評を博しているドイツ知性派ピアニスト、ミヒャエル・リシェによるC.P.E.
バッハの鍵盤協奏曲シリーズの第5 集が登場します。
C.P.E. バッハはフリードリヒ大王の宮廷で活躍し“ベルリンの大バッハ”
として当時絶大な人気を誇ったことでその名が知られました。
当ディスクには協奏曲 イ短調 Wq.1、協奏曲
ニ長調 Wq.45、そして協奏曲 ホ短調 Wq.15 が収録されました。
今回の共演はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちを中心にして1995
年に結成されたベルリン・バロック・ゾリステンです。世界最高峰の名手たちが奏でる極上のC.P.E.
バッハをお楽しみください。
毅然としたリシェの演奏は圧巻でC.P.E. バッハの鮮烈な世界をセンセーショナルに表現しており、明晰で理知的なリシェの演奏はオーケストラと絶妙なアンサンブルを作り上げております。
リシェといえばモーツァルトのピアノ協奏曲第20
番の様々なカデンツァを同時収録したアルバム(PH
09006)が一躍話題となるなど、カデンツァにこだわりをもつピアニストとしても知られます。
当録音の協奏曲 イ短調 Wq.1 の第1、2 楽章のカデンツァはリシェによるものです。
リシェによるC.P.E. バッハのピアノ協奏曲集はこれまでに
第1 集【Wq.22、Wq.43-5、Wq.46】(98 027)、第2
集【Wq.17、Wq.43-4、Wq.14】(98653)、第3
集【Wq.23、Wq.31、Wq.112-1】(98 639)、第4
集【Wq.26、Wq.44、Wq.20】(HC 15046)
がリリースされております。
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HMF
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パドモアの発する一語一語、
ベザイデンホウトの奏でる一音一音、
すべてが鮮烈な「冬の旅」
シューベルト:「冬の旅」(全曲) |
マーク・パドモア(テノール)
クリスティアン・ベザイデンホウト
(フォルテピアノ) |
フォルテピアノ/グラーフ(エドウィン・ボインク・コレクション蔵)
録音:2017年4月24-26日、オランダ
ベルリン・フィルともたびたび共演を重ね、オペラおよび歌曲、さらに宗教曲で世界をうならせているイギリスのテノール、マーク・パドモアが「冬の旅」を再録音しました!
パドモアの「冬の旅」には、2008 年録音の、ポール・ルイスとの名盤(KKC
5398/ HMU 907484)があります。シューベルトが書いたオリジナル調で演奏、ソット・ヴォーチェ、完璧なディクションで、世界中で絶賛されました。
このポール・ルイスとの録音から約10 年、来日公演でもイモジェン・クーパー(2008
年)、ティル・フェルナー(2011/ 2017 年)、そしてポール・ルイス(2014/
2017 年)と「冬の旅」を披露、ますますその芸術の幅を広げたパドモアが再録音に際し選んだパートナーは、フォルテピアノの天才、ベザイデンホウト。調性は旧盤と同じシューベルトのオリジナル調によっていますが、フォルテピアノというまた違うパートナーを得て、パドモアの演奏がどのように展開されているかもたのしみなところです。
まず、「おやすみ」の前奏から、ベザイデンホウトの美しい弱音に引き込まれます。パドモアの表情の細かな変化にぴたりとついたフォルテピアノはさすが。終曲での、消え入るような音色で不気味に鳴り響く空虚5
度は、思わず息をつめてしまうような凄みです。
パドモアの透徹した語り手ぶりもますます堂に入り、5
曲目の有名な「菩提樹」も、やさしさだけでは終わらず、ベザインデンホウトのフォルテピアノも実に効果的に響く「春の夢」でも壮絶な表情。幾度となく聴いているはずなのに、一音一音、一語一語にはっとさせられる、鮮烈な「冬の旅」の登場です。
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HMX 2908777
(3CD)
特別価格\3500 →\3190
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レザール・フロリサンによるモンテヴェルディが3
枚組セットで登場!
モンテヴェルディ:マドリガーレ集 |
ポール・アグニュー(指揮、テノール)
レザール・フロリサン |
[CD1-クレモナ]
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第1,2,3巻より
第1巻(1587年)より
「あなたが私の生命を愛しても」、「甘く優しい口づけよ」、「美しい羊飼いの娘が」、
「私は燃えているがあなたを愛さない」、「燃えようが冷めようがあなたの自由だ」
第2巻(1590年)より
「私はかつて歌ったことがあった」、「まだ陽は昇っていなかった」、
「そして女は嘆息しながら言った」、「もし愛の神が狩りに行ったら」、
「不実な恋人よ、もし私から逃げるならば、それはあなたにとって損失だ」、
「見よ、波はささやき」
第3巻(1592年)より
「おお春よ」、「柔らかい草と白い花の上で」、「もし私があなたを愛さなかったら」、
「去れ、むごき者」、「血のなかで」、「恍惚から覚め」
[CD2-マントヴァ]
モンテヴェルディ:マドリガーレ集第4,5,6巻(抜粋)
第4巻から
「星に打ち明け」、「そう、私は死にたいのです」、
「あなたですら私から去っていく」、「悲しい心よ」、「涙し溜め息をつき」、
第5巻から
「つれないアマリッリ」、「ああ、ミルティッロ」、「私の魂はもう」、
「あなたを愛している、私の命の人よ」、「こうして少しずつ」、「この素敵な調べは」
第6巻から
「アリアンナの嘆き」、「西風が戻り」、「愛する女の墓に流する恋人の涙」
[CD3-ヴェネツィア]
モンテヴェルディ:マドリガーレ集 Vol.3「ヴェネツィア」~第7巻&第8巻(抜粋)
第7巻『コンチェルト』より
(1)チェトラの調べに合わせて SWV117
~シンフォニア (2)星の光に SV138
(3)唇よ、何とかぐわしく匂うことか
SV139 (4)金髪の髪よ、美しい宝 SV143
(5)断ち切られた望み SV132 (6)愛の手紙
SV141 (7)ティルシとクローリ SV145
第8巻『戦いと愛のマドリガル集』より
(8)他の人々は愛の神について歌えばよい
S146 (9)とても優しいナイチンゲールS161
(10)ニンフの嘆き SV163 (11)タンクレディとクロリンダの戦い
SV153 |
録音:[CD1]録音:2011年10,12月& 2012年5月/シテ・ド・ラ・ムジーク(パリ)(ライヴ)、[CD2]
録音:2012年11月26、27日,2013年6月6、7日,2014年1月15、16日、パリ(ライヴ)、[CD3]
2014年5月、2015年4-5月/パリ、シテ・ド・ラ・ムジーク(ライヴ)
レザール・フロリサン創設者のウィリアム・クリスティと共に、同楽団の共同指揮者として活躍しているポール・アグニュー。彼が指揮をしたモンテヴェルディのマドリガーレ全曲演奏会のライヴ録音から、抜粋で3
枚のアルバムをリリースする企画が完結。モンテヴェルディ・イヤーの悼尾としてボックス化されました。「クレモナ」(第1
~ 3 巻収録)、「マントヴァ」(第4 ~ 6 巻収録)、そして「ヴェネツィア」(残りの第7、8
巻からの楽曲)の3 枚組です。
革新的な書法でバロック時代の扉を切り開いたモンテヴェルディは全部で8
巻のマドリガーレ集を残しており、その作風の変遷はそのままルネサンスからバロックへの道のりと言える内容。特に後期作品は器楽の効果的な使用に加え、ソリストが歌の掛け合いで場面を展開していく構成も現れ、まるでオペラのワン・シーンかのような音世界が広がっています。リコーダーやヴァイオリンの走句と楽しげな二重唱がキャッチーな『金髪の髪よ、美しい宝』、順次進行で下降するラメント・バスが繰り返される名作『ニンフの嘆き』、まさにオペラのような『タンクレディとクロリンダの戦い』など一聴しただけで心を捉える印象深い曲が並び、モンテヴェルディの天才性に打たれます。
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LA MUSICA
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ウィーン=パリ=ハリウッド |
イザベル・ジョルジュ(ソプラノ)
ジェフ・コーエン(ピアノ) |
1. Serait-ce un reve ? (W.R. ハイマン)/2.
Love for love(コルンゴルド)/
3. I'm a stranger here myself (クルト・ヴァイル)/4.
Sophie(グランツベルク)/
5. Music in the night & Two hearts
in 3/4 time(コルンゴルト)/
6. Qui j'aime ? (ホレンダー)/
7. Ohne dich(器楽曲/コルンゴルト)/
8. Tomorrow (when you are gone) (コルンゴルト)/
9. Gone with the wind(マックス・シュタイナー)/
10. As time goes by(エルマン・ユプフェル)/
11. Old spanish song(コルンゴルト)/12.
Youkali (クルト・ヴァイル)/
13. Quinquaginta Foxtrott (コルンゴルト(器楽曲))/
14. Jenny la chance(グランツベルク)/
15. Speak low(クルト・ヴァイル)/
16. Ich bin von Kopf bis Fuss(ホレンダー)/
17. Irgendwo aud der Welt & Sweet melody
of night (ハイマン)/
18. Leyg Dayn Kop(ライプ・レヴィン) |
パリのミュージカル・スター歌姫、イザベル・ジョルジュ
録音:2016年12月、マランボ・スタジオ、ボワ=コロンブ(フランス)
イザベル・ジョルジュはパリ(フランス)のミュージカル・スター歌手。ミュージカル「壁抜け男」や「雨に唄えば」などで主要な役を演じている他、自ら脚本・作曲をし、ジュディー・ガーランドに捧げる「星と私」を上演するなど、マルチな才能でフランス全土を魅了しています。
この盤では、フランスやハリウッドに亡命したユダヤの作曲家達の作品を集めています。歌詞の明瞭な発語はさすが、そして芝居っけたっぷりな歌唱はまるでミュージカル劇場の客席に座っているような気分を味わえます。ジェフ・コーエンのピアノもそれぞれの曲の世界を盛り上げます。 |
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ああむごい運命よ~スペイン音楽の黄金期
1. Vaya de fiesta (Juan Manuel de la Puente)
2. Si me llaman a mi (Juan Vazquez)
3. Marizapalos (Santiago de Murcia)
4. Paseabase el rey moro (Luis de Narvaez)
5. Que alegre se viste el ayre (Anonyme)
6. Fantasia del primero tono (Luis de Narvaez)
7. Gritos daba la morenica (Esteban Daca)
8. Ay fortuna cruel (Esteban Daca)
9. Romanesca - Guardame las vacas (Alonso
Mudarra)
10. Zagales los que me oyen (Anonyme)
11. Isabel, perdiste la tua faxa (Alonso
Mudarra)
12. Fantasia del octavo tono (Luis Milan)
13. Romerico tu que vienes (Juan del Encina)
14. Claros y frescos rios (Alonso Mudarra)
15. Sospiro una senora (Luis Milan)
16. Para que son las iras? (Jose Martainez
de Arce)
17. Fantasia de pasos largos (Esteban Daca)
18. Toda mi vida hos ame (Luis Milan)
19. Luceros volad corred (Tomas de Torrejon
y Velasc) |
バルバラ・クサ(ソプラノ)
エドゥアルド・エグエス(ギター、ビウエラ) |
エグエスのソロも魅力スペイン歌曲集
録音:2016年6月29,30&7月1日/パリ、サン=ピエール寺院
アルゼンチンのブエノス・アイレス生まれのエグエスと、サン・ルイス生まれのバルバラ・クサによる、スペイン歌曲集。
スペイン音楽黄金期と題し、16 - 18 世紀の歌曲を集めました。エグエスのソロも収録されており、古の響きに思いを馳せる愉悦の1
枚です。 |
SUPRAPHON
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SU 4239
(2CD)
\3600
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戦後、ゼレンカの再評価につながった
6つのトリオ・ソナタを名手ヴェヴェルカが録音!
ゼレンカ:6つのトリオ・ソナタ ZWV181
(第1番 ヘ長調/第2番 ト短調/
第3番 変ロ長調/第4番 ト短調/
第5番 ヘ長調/第6番 ハ短調) |
アンサンブル・ベルリン・プラハ
【ヴィレム・ヴェヴェルカ(オーボエ)、
ドミニク・ヴォーレンヴェーバー(オーボエ)、
モル・ビロン(ファゴット)、
バルバラ・マリア・ウィリ(チェンバロ)、
ウルリッヒ・ウォルフ(コントラバス)、
ヤクブ・チェルノホルスキー(ヴァイオリン)】 |
セッション録音:2017年7月2-4、11-13日/テルデックス・スタジオ(ドイツ)
バロック時代を代表するボヘミア出身の作曲家ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745)。ウィーンでフックス、ヴェネツィアでロッティに学んだ後、ザクセン選帝侯国のドレスデンで活躍しました。
ゼレンカの作品は第二次世界大戦中に消失されたものもありましたが、その後再発見された作品もあり、そのうち6
つのトリオ・ソナタはハインツ・ホリガーが録音したことにより広く知られるようになりゼレンカの作品の再評価につながりました。ヴィレム・ヴェヴェルカなどの名手が揃ったアンサンブル・ベルリン・プラハがこの名曲に挑みました。
プラハ音楽院で学び、ジャン=ルイ・カペツァリ氏に師事したヴェヴェルカは2003
年日本で開催された第7 回国際オーボエ・コンクール・軽井沢で1位を獲得。その後世界有数のオーケストラと共演しキャリアを積んできました。
また故クラウディオ・アバドにより設立された、優秀な若手音楽家で構成されたグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団の一員として活躍し、アバドの厚い信頼を得ておりました。
スプラフォン・レーベルからのリリースも積極的で、テレマン、ブリテンの無伴奏オーボエ作品集(SU
4121)、ヴィヴァルディ、テレマン、J.S. バッハのオーボエ協奏曲集(SU
4188)、ハープ奏者カテジナ・エングリホヴァーとの「インプレッションズ」(SU
4212)などをリリースしております。
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『18世紀プラハの音楽』~プラハ―ウィーン、歌の旅
・トマーシェク(1774-1850):詩曲より「月に寄せて」Op.56-4
・コジェルフ(1747-1818):
12のイタリアのアリエッタ Op.31より第11
曲、第13曲
・モーツァルト:
「すみれ」 K.476、「夕べの想い」 K.523、
「ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき」
K.520
・ルスラー(1771-1813):
「アリエッタ・イル・ニエンテ」、「秋の歌」、
「遠く離れた人へ」、「ラ・ヴェリータ」
・ハイドン:「おお心地のよい声」、「精霊の歌」
・ヴォジーシェク:
3つの歌 Op.21より第1曲、「愛」 Op.15、3つの歌
Op.10より第1曲
・カリヴォダ(1801-1866):5つの歌 Op.172より第1曲 |
マルティナ・ヤンコヴァー
(ソプラノ)
バルバラ・マリア・ヴィリ
(フォルテピアノ) |
名唱ヤンコヴァーによる18 世紀のプラハからウィーンへの歌の旅。
セッション録音:2006年3月21-24日/チェコ兄弟団福音教会、ヴィノフラディ(プラハ)
スプラフォン・レーベルが力を注いで録音をしている『18
世紀プラハの音楽』シリーズ。その名の通り、プラハにまつわる18
世紀の作品を紹介するシリーズですが、当ディスクにはプラハからウィーンにかけて活躍した作曲家の声楽作品を集めました。
トマーシェクは優れたピアニスト、教師でE.
ハンスリックの師でもあります。ピアノ曲を中心に多くの古典派様式の作品を残しました。
コジェルフはプラハの聖ヴィート大聖堂の楽長をつとめました。多くの教会音楽ほか、歌劇、協奏曲、交響曲など様々な演奏形態の作品を残しました。
カリヴォダはプラハ音楽院で学び、さらにD.
ヴェーバーから作曲を、B.V. ピクシスからヴァイオリンを学びました。2
曲の歌劇、7 曲の交響曲をはじめ、多数の器楽曲、声楽曲を残しました。18
世紀に思いを馳せて、プラハからウィーンへと続く歌の旅をお楽しみください。
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<国内盤>
<映像>
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HMF(映像)
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HMD 9859058
(1Blu-Ray+1DVD)
特別価格\3500 →\3190
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ピション&ピグマリオン
17世紀パリに衝撃を与えたロッシのオルフェオ
ルイージ・ロッシ(c.1597-1653):歌劇「オルフェオ」
(再構成/ラファエル・ピション&ミゲル・アンリ(2016)) |
ユディト・ファン・ワンロイ(オルフェオ)/
フランチェスコア・アスプロモント(エウリディーチェ)/
ジュゼッピーナ・ブリデッリ(アリステーオ)/
ジュリア・セメンツァート(ヴェネレ(ヴィーナス)、プロセルピーナ)/
ルイジ・デ・トナート(占い師、プルトーネ)/レイ・シュネ(乳母、アモーレ)/
レナート・ドルチーニ(サテュロス)/ドミニク・ヴィス(バッコ)/
ヴィクトル・トレス(エンディミオーネ、カロンテ)/マルク・マウイヨン(モーモ)/
ダヴィド・トリク(アポロ)/ラファエル・ピション(指揮)、ピグマリオン/
イェツケ・ミーンセン(演出) |
収録:2016年2月7,9日/ロレーヌ国立歌劇場(ナンシー)
[Blu-Ray]画面:16:9、音声:DTS5.1、PCM
ステレオ、リージョン:All、字幕:伊仏英、3h04’
[DVD(NTSC)]画面:NTSC 16:9、音声DTS5.1、PCM
ステレオ、リージョン:All、字幕:伊仏英、3h04’
1647 年、パリでロッシの「オルフェオ」が上演され、フランスは「オペラ」を知り、その芸術に衝撃を受けました。この何年か前に、サクラーティの作品が上演されてはいましたが、それはロッシのこのオルフェオの上演の前座にすぎませんでした。
この「オルフェオ」の上演は、当時大変な経済的困難を引き起こし、後のフロンドの乱のきっかけの一つともなりましたが、オーケストラ・ピットの中では状況は少し違いました。
この上演ではイタリアとフランスのミュージシャンがオーケストラを構成、そこでは化学反応がおこり、オーケストラから豊かな色彩が生みだされました。この初演時の衝撃を、ピションが再現したのがこの舞台。オーケストラの楽器もなるべくルネッサンス~バロック期のものを集め、オルフェウスの竪琴はリラ・ダ・ブラッチョが受け持って、万人を惹きつけてやまない音色を聴くことができます。
他にもオルフェオの長大なアリアや、嘆きの女声の合唱など、どの場面もまるで今起こっているかのようなみずみずしさ。演出家イェツケ・ミーンセンによって現代に置き換えられた舞台は、非常に品が良くしっとりとまとめられており、有名なオルフェオとエウリディーチェの神話を通して、人間が常に求め畏れている、愛と死がフォーカスされ、聴衆は、神話の世界を堪能しながら、現代の我々が生きる上で生じる様々な問題が人類永遠のテーマであることを痛感します。
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HMD 9809060
(1Blu-Ray+1DVD)
特別価格\3500 →\3190
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エラス=カサド初のワーグナー映像で登場!
耳も目も大満足の「オランダ人」!
ワーグナー:さまよえるオランダ人(全3幕) |
クワンチュル・ユン(バス/ダーラント)
インゲラ・ブリンベルイ(ソプラノ/ゼンタ)
ニコライ・シュコフ(テノール/エリック)
カイ・ルーッテル(メゾ・ソプラノ/マリー)
ベンジャミン・ブルンズ(テノール/舵手)
サミュエル・ユン(バリトン/オランダ人)
パブロ・エラス=カサド(指揮)
マドリード王立歌劇場管弦楽団
マドリード王立歌劇場合唱団
(合唱指揮:アンドレス・マスペロ) |
アレックス・オッレ(演出)
収録:2016年、王立劇場、マドリード
[Blu-Ray]画面:16:9、音声:DTS5.1、PCM
ステレオ、リージョン:All、字幕:伊独英、2h24’
[DVD(NTSC)]画面:NTSC 16:9、音声DTS5.1、PCM
ステレオ、リージョン:All、字幕:伊独英、2h24’
スペインの指揮者エラス=カサド、初めてのワーグナー、しかも映像での登場です。
モンテヴェルディからブーレーズ、シューマンまで、なんでもものにしてしまうエラス=カサド、初のワーグナーは「さまよえるオランダ人」。ふるさとスペインのオペラの殿堂、マドリード王立劇場での収録、スペインの前衛パフォーマンス集団ラ・フラ・デルス・バウスに属するアレックス・オッレが手がけた演出です。
映像を駆使しながらも奇をてらったところのない演出で、序曲で舞台に投影される荒れる海の映像から、観客は物語の世界に自然に引き込まれていきます。歌唱陣も現代を代表するワーグナー歌いが集められた、最高の布陣です。
クワンチュル・ユンは、ネルソンス指揮RCO
のオランダ人でもダーラントを務めていましたし、ゼンタ役で世界の歌劇場から引っ張りだこのスウェーデン出身のソプラノ、インゲラ・ブリンベルイは、この舞台でも揺るぎのない歌唱を展開しています。 最後の場面まで、舞台演出も歌唱もオーケストラも大きなひとつのうねりとなって観客を魅了しています。耳も目も大満足の「さまよえるオランダ人」の登場です。

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12/12(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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CAVI MUSIC
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ピリオド・オーケストラによるショパン&シューベルト、
フォルテピアノで奏でる協奏曲第2番
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21*
シューベルト:交響曲第8(7)番「未完成」D759 |
カペラ・クラコヴィエンシス
(ピリオド楽器使用)
ヤン・トマシュ・アダムス(指揮)
マリウシュ・クリムシャク
(フォルテピア)* |
ポーランドのピリオド・オーケストラによるショパン&シューベルト、ショパンがこよなく愛したプレイエル社製のフォルテピアノで奏でる協奏曲第2番
フォルテピアノ/1830年製プレイエル複製
録音:2015年3月ポーランド/55’41
1970 年に設立したポーランドのピリオド・オーケストラ、カペラ・クラコヴィエンシス。2008
年からヤン・トマシュ・アダムスが音楽監督を務め、中世から現代作品の初演まで幅広いレパートリーを手がけています。
このアルバムは、ショパンがこよなく愛したプレイエル社製のフォルテピアノ(1830
年/ 複製)を使っての録音されたショパンのピアノ協奏曲第2
番。ピアニストはカペラ・クラコヴィエンシスとも度々共演しているポーランドのピアニスト、マリウシュ・クリムシャク。時代楽器を使ったショパンのピアノ協奏曲の録音も少なくはありませんが、このプレイエルの繊細で美しい音をここまで活かした演奏は一聴の価値があります。
またカップリングのシューベルト「未完成」も、指揮者のヤン・トマシュ・アダムスが「シューベルトが意図したと思われる形で演奏することができた」と語るように木管楽器と弦楽器の絶妙なバランス、楽器の特性を熟知した演奏で聴かせてくれます。
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ソプラノ、サラ・ウェゲナー初ソロ・アルバム |
サラ・ウェゲナー(ソプラノ)
ゲッツ・ペイヤー(ピアノ) |
ブラームス:
わが恋は緑Op63-5/ あなたが時折ほほえむのなら
Op.57-2/
ああ、この眼差しをそらして Op.57-4/ 谷の底ではWoO33-6/
マニフィカトOp.43-2/ 私は夢を見た Op.57-3/愛のまことOp.3-1/
まことの愛Op.7-1/ 落胆Op.72-4
シューベルト:
乙女の嘆きOp.58-3,D191/ 最初の喪失Op.5-4,D226/
あなたは私を愛していないOp.59-1,D756/
小人Op.22-1,D771
シベリウス:あれは夢Op.37-4/葦よ、葦よ、そよげOp.36-4
グリーグ:君を愛すOp37-4/ソルヴェイグの歌Op.23-19
レベッカ・クラーク(1886-1979): ザ・シール・マン/ア・ドリーム
ロジャー・クィルター(1877-1953): 深紅の花びらは眠りにつくOp.3-2
ブリッジ:夢に会いに来てH.71
R.シュトラウス:万霊節Op.10-2/あなたの眼差しが私を見た時からOp.17-1/
夜からOp.68-1 |
いま最も輝いているソプラノ、サラ・ウェゲナー初ソロ・アルバム
録音:2015年12月、2016年12月SWR、シュツゥットガルト、ドイツ
今や世界各地のオーケストラと共演しているソプラノ歌手サラ・ウェゲナー初のソロ・アルバム。サラ・ウェゲナーは、2016/17
シーズンにはケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団とモーツァルトのレクイエム、ベートーヴェンの第9、バッハのマタイ受難曲、ブラームスのドイツ・レクイエムなどのコンサートにソリストとして出演。また2018
年のザルツブルク音楽祭にもペンデレツキのルカ受難曲(ケント・ナガノ指揮)でデビューすることが決まっているなど今もっとも輝いているソプラノ歌手のひとり。
このアルバムでは、シューベルト、ブラームス、シベリウス、クラーク、クィルター、ブリッジ、R.
シュトラウスの歌曲を収録。彼女は録音に際してこのように語っています。
「自然な音楽へのアプローチ、テキストに真摯に向き合う姿勢、様々な作曲家が収録されているにも関わらず、一つの糸で繋がっているような流れを一つのアルバムに作りたかったのです」
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CHALLENGE CLASSICS
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CC 72769
(2SACD HYBRID)
\4000
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6種のサックスで吹き分けた驚異のバッハ無伴奏!
J.S.バッハ:
無伴奏チェロ組曲 BWV1007-1012(サクソフォン版) |
ラーフ・ヘッケマ(サクソフォン) |
録音:2017年10月11-15日/56’03’’、71’08’’
バッハの無伴奏チェロ組曲全曲、サクソフォン版!しかも6
曲それぞれを別々のサクソフォンで演奏。ソプラノ、テナー、アルトの他、C
管サックスも登場します。
ラーフ・ヘッケマは過去にバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータのサックス版(CC-72648)をリリースし管楽器ファンの度肝を抜いた、オランダの誇る超絶名手。今作も凄まじい完成度です。
個々の楽曲の持ち味を生かすべく使用楽器を選び、マウスピースにもこだわり、調性は逆に原曲そのままではなく移調することにより楽器のパフォーマンスを最大化。重音をアルペジオでカバー、単旋律に秘められたポリフォニーを鮮やかに具現化し、音楽的なルバートで曲に立体感を与えます。
単なる編曲ではない、芸術的な高みに到達した新しいバッハの無伴奏作品と言える内容です。
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マイケ・ラーデマーカース:『季節』
〈春〉
(1)Devozione 献身/(2)Seduzione 誘惑
〈夏〉
(3)Destino 運命/(4)Rituale 儀式
〈秋〉
(5)Nostalgia 郷愁/(6)Rivoltoso 逆徒
〈冬〉
(7)Contemplativo 瞑想/(8)Epilogo エピローグ |
マイケ・ラーデマーカース
(エレクトリック・チェロ) |
エレクトリック・チェロで自作自演。ユニークで詩的な世界!
録音:2017年9月22-24日/51’26’’
マイケ・ラーデマーカースはウィリアム・プリース、アンドレ・ナヴァラ、ヤーノシュ・シュタルケルといった名手にも手ほどきを受けたことのあるオランダのチェリスト。バッハからクルタークまで幅広いレパートリーを持ち世界で活躍している名手です。
このアルバムはエレクトリック・チェロを用いた自作自演アルバムという、クラシックの演奏家には珍しいもの。エフェクト・ペダルを使用し多彩なサウンドを鳴らすことの出来るこの楽器だからこその作品であり、ループするパッセージを土台に即興的なメロディが重ねられていきます。
奏者自身が新たな世界を切り開いていくような音楽で、古楽の通奏低音奏者やジャズ・ミュージシャンへの挑戦状であるかのように、力強い即興性に満ちています。
曲は四季を題材にしており、本人曰くヴィヴァルディやビンゲン、セファルディからインスピレーションを受けたそうです。詩的なタイトルが並んでいるのも想像力を刺激します。
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FIRST HAND
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ウィグモア・ホール・デビューを控えるピアニスト、
アダム・ゴルカがシューマンを弾く
シューマン:
アンナにII *
ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調Op.11
幻想小曲集Op.12より第 曲「夕べに」
6つの詩とレクエイムOp.90より第6曲「陰鬱な夕暮れ」*
ピアノ小品集Op.85より第12曲「夕べの歌」
(編曲:アダム・ゴルカ) |
アダム・ゴルカ(ピアノ)
ローレン・エーベルワイン(ソプラノ) |
1987 年テキサス生まれのピアニスト、アダム・ゴルカ。16
歳で上海国際ピアノコンクール優勝、2009 年には来日公演も行い、ブラームスとベートーヴェンのソナタを収録したファースト・アルバム(FHR-33)
ではその卓越した技巧を披露しました。
今回のアルバムでは、シューマンのピアノ・ソナタ第1
番を中心にしたプログラムで、ソプラノのローレン・エーベルワインによる「アンナにII」と6
つの詩とレクエイムから「陰鬱な夕暮れ」を収録するなど、趣向をこらしたプログラム。冒頭に歌われる「アンナにII」は、ピアノ・ソナタ第1
番第2 楽章でその旋律の引用がみられます。シューマンの内向的な部分を象徴する繊細な音楽です。
アダム・ゴルカは、2018 年にはロンドンのウィグモア・ホールにもデビューすることが決まっており、今後の活躍に注目のピアニストです。
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リコーダー・カルテット、
フラウタドースが現代作曲家たちの四重奏を録音
スコットランド民謡:
Ca the yowes 、 Dandy Dancer(イアン・ウィルソン編)
石井 眞木 (1936-2003): Black Intention
IV (1980)
ペルト (1935-): Arbos (1977)
ディヴィット・マーフィー (1970-):Bavardage
(2002, rev. 2016)
スコットランド民謡:Brose and Butter(イアン・ウィルソン編)
廣瀬量平(1930-2008):Idyll 1 (1976)
レオ・チャドバーン(1978-):De la Salle
(2001)
スコットランド民謡:
Niel Gow’s Lament 、
A The Deil Amang the Tailors(イアン・ウィルソン編)
テリー・ライリー (1935):B In C (1964)
ピーター・マックスウェル・デイヴィス
(1934-2016):
C Farewell to Stromness (1980)(イアン・ウィルソン編) |
フラウタドース・リコーダー・カルテット
【キャサリン・フレミング、
マーリン・ハリソン、
セリア・アイルランド、
イアン・ウィルソン】 |
20 周年を迎えたイギリスのリコーダー・カルテット、フラウタドースが現代作曲家たちの四重奏を録音
結成20 周年を迎えたイギリスのリコーダー・カルテット、フラウタドース。今回のアルバムは、現代作曲家の作品を取り上げています。日本の作曲家は石井眞木と廣瀬量平の作品が収録されています。
石井眞木の「ブラック・インテンション」は、シリーズとして1
から4 まであり、Ⅰは名手ブリュッヘンのために書かれたリコーダー・ソロのための作品。このⅣはリコーダー四重奏のための作品です。56
個の異なるリコーダーを駆使して、生き生きとしたリコーダーの世界を展開しています。
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シェリル・フランシス=ホード(1980-):EVEN
YOU SONG
1 Organ Voluntary - Where Does Your Faith
Lie?/
2 Prayers of Penitence/3 Preces/
4 Psalmody/5 First Lesson/
6 Magnificat/7 Second Lesson/
8 Nunc Dimittis/9 Creed/10 Responses/
11 Collects/12 Anthem/13 Hymn/
14 Organ Voluntary - Taking Your Leave |
ピーターバラ大聖堂合唱団
スティーヴン・グラル(指揮)
デヴィット・ハンフリーズ(オルガン) |
月旅行への想いを合唱に!今を生きるアーティストの創造力を集結した1枚
アーティスト、ベッティーナ・フルネと作家のルーシー・シャーマンがイングランド東部の街ピーターバラの12
人の夫婦に、長期月旅行への取材を行い、その回答から得られたインスピレーションをもとに作曲家シェリル・フランシス=ホードが大合唱作品を作り上げました。フランシス=ホードは、現代美術、文学、舞踏など様々な芸術からインスピレーションを受け、それを独創性溢れる音楽に作り上げることを得意としています。今回の作品はまさに彼女の真骨頂とも言えるでしょう。
舞台となるピーターバラの大聖堂は、12 世紀に建築されたノルマン様式の聖堂で、有名なその西正面は、イギリス国内でも他に例を見ない3
つのアーチを擁した初期イギリス・ゴシック様式を特徴とした建物。合唱団、オルガニストともにレベルが高く、実力者が音楽監督を歴任しています。
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MIRARE
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高貴なる情熱トリオ・レ・ゼスプリ
ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調
op.8
ドヴォルザーク:
ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 op.90「ドゥムキー」 |
トリオ・レ・ゼスプリ
【アダム・ラルーム(P)
梁 美沙(ヤン・ミサ)(Vn)
ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール
(Vc)】 |
録音:2016年4月11-13日、ボン=セクール寺院
トリオ・レ・ゼスプリ、第2 弾CD の登場。クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールの覇者アダム・ラルーム、マルクノイキルヘン国際コンクールで第2
位を獲得しフランスを中心に高い評価を得ているチェリスト、ヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエール。そして大阪出身でパリ国立音楽院に学んだヴァイオリニスト、梁
美沙(ヤン・ミサ)の3 人による注目のドゥムキーとブラームスです。トリオ・レ・ゼスプリは、2009
年に初めて共にコンサートを行い、互いの音楽性に共感し、2012
年正式にピアノ・トリオを結成。パリのシャンゼリゼ劇場にデビュー後、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭、ドヴィール・イースター音楽祭など数々の音楽祭に参加し、世界の音楽関係者の注目を集めています。
ベートーヴェンとシューマンのピアノ三重奏曲を組み合わせたデビュー盤(MIR
241)でも、熱い情熱あふれる演奏で世界を魅了した三人。
当盤でも、ブラームスの冒頭、ラルームのうちに秘めた熱が感じられる前奏につづき、ヤン・ミサ、ジュリアン=ラファリエールの弦が熱く交差します。そしてドヴォルザークの名作ドゥムキーでも、高貴なる情熱あふれる演奏が展開されています。
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ラファエル・セヴェールによる華麗なるウェーバー
ウェーバー:
クラリネット協奏曲 ヘ短調 op.73
クラリネットとピアノのための変奏曲
(「シルヴァーナ変奏曲」) op.33
クラリネットとピアノのための協奏的第二重奏曲
op.48 |
ラファエル・セヴェール(クラリネット)
ベルリン・ドイツ交響楽団
アジス・ショハキモフ(指揮)
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ(ピアノ) |
録音:[協奏曲]2016年2月15,16日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)/[協奏曲以外]2016年2月25-26日、ボン=セクール寺院、パリ
クラリネット界の新星、ラファエル・セヴェールによるウェーバーの登場。協奏曲ではエネルギーに満ちた指揮者ショハキモフ率いるベルリン・ドイツ響と、さらにピアノとの作品では、天才ジャン=フレデリック・ヌーブルジェとの共演による注目盤です!
ラファエル・セヴェールは、1994 年、音楽一家に生まれる。ナント音楽院を経て、14
歳でパリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)に入学。2010
年仏ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジークに選出。2013
年ニューヨークのヤング・コンサーツ・アーティスで第1
位、および8 の副賞(全部で10)を受賞。これまでに名だたるオーケストラと共演、さらに室内楽でもモディリアーニSQ、アルゲリッチ、ベレゾフスキー、クレーメルらと共演を重ねています。トリオ・レ・ゼスプリのメンバーでもあるピアノのアダム・ラルーム、チェロのヴィクトル・ジュリアン=ラフェリエールとの共演盤(MIR
250)でも高く評価されました。
2013 年にはフランス・ミュジークの依頼により、プーランクの付随音楽「荷物のない旅人」の初演をしています。
ウェーバーといえばなんといってもオペラですが、自身当代随一のピアニストとしても名高く、ピアノや室内楽、そしてクラリネットにも重要な作品を残しています。協奏曲では指揮者ショハキモフ率いるオーケストラとの息もバッチリで、第2
楽章など天上を思わせる美しさ。ピアノとの共演による2
作は、クラリネットとピアノの両方にきらびやかな技巧が求められる難曲ですが、天才ヌーブルジェのサポートを得て、華麗なる演奏が展開されています。
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おそるべき才能ピアニスト、マリー=アンジュ・ヌグシ
セザール・フランク:
プレリュード、アリアとフィナーレ ホ長調
FWV 23
ティエリー・エスケシュ:木陰の連祷
セザール・フランク:
プレリュード、コラールとフーガFWV 21
J.S.バッハ/ブゾーニ編:シャコンヌ
サン=サーンス:
ピアノ協奏曲第5番のフィナーレによるトッカータ
op.111-6 |
マリー=アンジュ・ヌグシ(ピアノ) |
録音:2016年11月22-25、ヴァンサン=メイヤー・ホール(パリ国立高等音楽院)
フランス=アラビア系の注目才能ピアニスト、マリー=アンジュ・ヌグシのCD。スケールの大きなフランク作品での広大な世界、ブゾーニ編曲のシャコンヌでの迫力の技巧と圧倒的な集中、サン=サーンスのトッカータで魅せるテクニックと軽やかさ、すべてにマリー=アンジュの天賦の才が息づいています。
CD のプログラミングおよびライナーノートはマリー=アンジュによるもの(日本語訳なし)。フランク、サン=サーンス、ティエリー・エスケシュのピアノ作品は、彼らが過去の偉大なオルガニストにして即興演奏家でもあった作曲家たちへの強いあこがれを示しているというマリー=アンジュ。偉大なる教会音楽監督であったバッハのシャコンヌを、ブゾーニがその声をなぞるように編曲したものを始め、このディスクに収められた作品を通して、それぞれの作曲家が紡いだ過去と(作曲家当時の)現在、そして我々が生きる現在がたがいに反響します。
フランス=アラビア系のピアニスト、マリー=アンジュ・ヌグシ。2011
年、13 歳でパリ国立高等音楽院に入学、アンゲリッシュのクラスで学びました。
まだ20 歳になりませんが、すでに博士号も取得、ソルボンヌ大学でも音楽学を修め、さらにはオンド・マルトノも演奏するという、音楽性はもちろんのこと、研究、知性とのたぐいまれなるバランスをもつおそるべきピアニスト。
レパートリーは広く、現代を生きるエスケシュやマントヴァーニらといった作曲家の作品の演奏も手がけています。ボンのベートーヴェンのほか、ヨーロッパ各地で開催されるピアノの音楽祭にも多く出演しています。
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SKARBO
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「HARPEGGIONE」
(1)シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ
イ短調 D.821
(2)ブルッフ:コル・ニドライ Op.47
(3)ブロッホ:祈り~ユダヤ人の生活より
(4)サン=サーンス:白鳥
(5)ラヴェル:カディッシュ~2つのヘブライの歌より
(6)テデスキ:エレジー Op.22 |
ラファエル・ペロー(チェロ)
ニコラ・テュリエ(ハープ) |
フランスが誇るハープのテュリエとチェロのペローが織りなす情熱的なアルペジョーネ・ソナタ!
セッション録音:2016年9月25-27日/ラジオ・フランス(パリ)/51’19”
フランスが誇るハープのニコラ・テュリエとチェロのラファエル・ペローが興味深いディスク「HARPEGGIONE」【ハープ(HARP)とアルペジョーネ(ARPEGGIONE)との造語】をリリースします。
収録作品のほとんどすべてをテュリエがチェロとハープ版に編曲。シューベルトのアルペジョーネ・ソナタを主軸にブルッフのコル・ニドライ、サン=サーンスの白鳥など魅力的な作品が並びます!厳つい二人の風貌からは想像もできないほど繊細にして情熱的な演奏を披露。阿吽の呼吸から生みだされる極上のアンサンブルを堪能するこができます。
フランス人ハープ奏者ニコラ・テュリエはあのチョン・ミョンフンが素晴らしき才能として激賞する逸材。Skarbo
レーベルからリリースされているヒナステラの協奏曲(DSK
1124)はフランス国内外で高く評価されており、日本にも度々来日を果たしているファンの多いハープ奏者です。 |
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ワールド・ピッコロ Vol.3~「スウィート・ドリーム」
(1)カマルゴ・グァルニエリ:練習曲~ピッコロのための
(2)マイク・モウアー:ソナタ
(3)レイモンド・ギオ:スウィート・プロジェクト
(4)ジャン・ミシェル・ダマーズ:ピッコロのための
(5)ヴェロニク・ポルツ:「真夜中、パンとともに」
(6)ゴードン・ジェイコブ:序奏とフーガ
(7)フリント・フベンティーノ・ベッペ:ピッコロ・ポエム
(8)ウィリアム・バードウェル:小セレナード
(9)ユージン・マガリフ:タランテラ
(10)マリク・メッツァドリ:ナオミ |
ジャン=ルイ・ボーマディエ(ピッコロ)
(1)-(5)(9)ジョルディ・トラン(ピアノ)
(5)カルラ・レース(フルート)
(6)ゲルゲイ・イッツェーシュ(フルート)
(6)ロドルフォ・モンテーロ(フルート)
(8)ヴィンセント・ビアー=デマンダー
(マリンバ)
(8)マテュー・シェファー(シロフォン)
(9)ペーター・フェルホーエン(ピッコロ)
(10)マジック・マリク(フルート) |
ピッコロ・レパートリーを網羅。名手ジャン=ルイ・ボーマディエによるワールド・ピッコロ第3
弾!
セッション録音: 2016年8月23-25日/スタジオ・アリス(フランス)/62’16”
ピッコロ演奏の第一人者として、ピッコロ・レパートリーの拡大と伝播に邁進するフランスの名手ジャン=ルイ・ボーマディエ。Skarbo
レーベルからの注目シリーズ、“ワールド・ピッコロ”
の第3 集となる「スウィート・ドリーム」をリリースします。今回も彼自身が委嘱したものも含め、世界の作曲家が手掛けた興味深いピッコロ作品を集めています。
ジャン=ルイ・ボーマディエは、マルセイユ音楽院、パリ国立音楽院で名教授達の下に学び、ピッコロの活躍度を上げるべく世界の名だたる指揮者との共演を果たす逸材で、特に日本では絶大なる支持を得ております。澄んで生き生きした音色、軽快なリズム、豊かな表情が彼の持ち味です。ワールド・ピッコロ
Vol.1「中央ヨーロッパ」(DSK 4132)、ワールド・ピッコロ
Vol.2「絵葉書」(DSK 4149)も好評発売中です。 |
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「鳥のさえずり」
・ダウランド:「涙のパヴァーヌ」「失われし望みのファンシー」
・ヴァイス:組曲第25番
・J.S.バッハ:フランス組曲第1番 ニ短調
BWV812
・ラモー:
「やさしい嘆き」「ミューズたちの語らい」「鳥のさえずり」
「トリコテ(ロンドー)」「無頓着な」「未開人」 |
ミシェル・グリザー(ギター) |
確かな技術で圧倒。フランスの名手グリザーがフランス組曲第1番のギター編曲版を収録!
ギター;ダニエル・フレドリッシュ(2007年)
セッション録音:2016年10月25&26日/オテル・デューのチャペル(パリ)/72’05”
フランスの名ギタリスト、ミシェル・グリザーがダウランド、ヴァイス、バッハ、ラモーの作品を録音。バッハのフランス組曲第1
番やラモーのクラヴサン組曲などの鍵盤作品をギターで奏でる興味深い内容です。
パリにてアレクサンドル・ラゴヤのもと研鑽を積んだグリザーは、ベオグラードやターラントで行われた国際コンクールの受賞歴を誇る名手。レパートリーはバロックから現代までと幅広く、とりわけ室内楽の分野で評価を集めるギタリストです。
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SUPRAPHON
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望郷の思いが込められたマルチヌーの声楽作品集
マルチヌー(1890-1959):
(1)マドリガーレ H.380(1959)~
ソプラノ独唱と混声合唱のための
(2)「サクラソウ」 H.348(1954)~
女声合唱、ヴァイオリン、ピアノのための
(3)チェコのマドリガーレ集(1939) H.278~
混声合唱のための
(4)3つの世俗曲 H.339(1951)~
女声合唱とヴァイオリンのための
(5)4つの歌(1934) H.235~混声合唱のための
(6)5つのチェコのマドリガーレ(1948)
H.321~
混声合唱のための |
マルチヌー・ヴォイセズ
ルカーシュ・ヴァシレク(合唱指揮)
グラジナ・ビエルノー(ソプラノ)
ヤクブ・フィッシャー(ヴァイオリン)
カレル・コシャーレク(ピアノ) |
セッション録音:2016年3月19、23&24日、4月14&15日、5月28日、10月1&2日、2017年1月7&8日/アカデミー・オブ・ミュージック、マルチヌー・ホール(プラハ)/59’18”
スプラフォン・レーベルが力を注いで新録音をリリースしているチェコの作曲家、ボフスラフ・マルチヌー(マルティヌー)。生涯400
作にも及ぶ作品を残した多作曲家として知られます。
マルチヌーは声楽作品の分野でもチェコの民俗性を色濃く呈した美しい作品を残しました。当ディスクには1934
年から晩年の1959 年までの、主にマドリガーレを中心とした作品を収録。望郷の思いが込められた美しい音楽が広がります。
1980 年生まれのルカーシュ・ヴァシレクが率いるマルチヌー・ヴォイセズは、マルチヌーの作品演奏およびその芸術的遺産に敬意を表することを主たる目的に2010
年に結成された室内合唱団です。これまでにヤン・ノヴァークの合唱作品集(SU
4159)をリリースするなど高い評価を得ております。
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マルチヌーの『ギルガメシュ』
オリジナル英語訳による世界初録音!
マルチヌー(1890-1959):オラトリオ『ギルガメシュ』
(オリジナル英語訳 世界初録音) |
ルーシー・クロウ(ソプラノ)
アンドリュー・ステープルズ(テノール)
デレク・ウェルトン(バリトン)
ヤン・マルチニーク(バス)
サイモン・カロウ(語り手)
マンフレート・ホーネック(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
チェコ・フィルハーモニー合唱団
ルカーシュ・ヴァシレク(合唱指揮) |
語り手に英俳優のサイモン・カロウが担当!マルチヌーの『ギルガメシュ』のオリジナル英語訳による世界初録音!
ライヴ録音:2017年1月25-27日/ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール(プラハ)/51’08”
スプラフォン・レーベルが力を注いで新録音をリリースしているチェコの作曲家、ボフスラフ・マルチヌー(マルティヌー)。当ディスクには『ギルガメシュ叙事詩』に基づくオラトリオ『ギルガメシュ』を収録しました。
当作品は第1 部「ギルガメシュ」、第2 部「エンキドゥの死」、第3
部「祈り」で構成されています。通常チェコ語訳で演奏されますが、当録音では『ギルガメシュ叙事詩』のC.
トムソンのオリジナル英語訳を採用。世界初録音となります。
指揮はピッツバーグ交響楽団の音楽監督をつとめるマンフレート・ホーネックが、また語り手にはロンドン出身の俳優サイモン・カロウが担当しております。
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マルチヌーのチェコ民俗主義時代の傑作、
カンタータ「花束」!
(1)マルチヌー:カンタータ「花束」 H.260
(2)ヤン・ノヴァーク(1921-1984):
フィルハーモニック・ダンス |
カテジナ・クネジコヴァ(ソプラノ)
ミカエラ・カプストヴァー(アルト)
ヤロスラフ・ブジェジナ(テノール)
アダム・プラヘトカ(バス)
プラハ・フィルハーモニー合唱団
ルカーシュ・ヴァシレク(合唱指揮)
プラハ・フィルハーモニー少年合唱団
トマーシュ・ネトピル(指揮)
プラハ放送交響楽団 |
録音:(1)2016年12月17-19日(ライヴ)、(2)2017年8月24日(セッション)/ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール(プラハ)/65’36”
スプラフォン・レーベルが力を注いで新録音をリリースしているチェコの作曲家、ボフスラフ・マルチヌー(マルティヌー)。当ディスクには混声、児童合唱と独唱、小管弦楽のための民俗詩への連曲、カンタータ「花束」を収録しました。
1937 年に作曲された当作品はチェコ民俗主義時代の傑作のひとつに数えられ、チェコの民俗詩を題材にした作品の中で最も魅力的で洗練された旋律が印象的です。
カップリングはチェコの戦後世代を代表する作曲家のひとりヤン・ノヴァークのフィルハーモニック・ダンスです。ノヴァークの音楽は、軽快で優雅、ユーモアのセンスにあふれ、師であるマルチヌーの影響を強く感じる作品です。
指揮は1975 年チェコ共和国東部のクロメルジーシュに生まれたトマーシュ・ネトピルです。ネトピルはザルツブルク音楽祭やベルリン・フィル、ドレスデン・シュターツカペレの公演に出演、2013
/ 14 年のシーズンよりエッセン市の音楽総監督に就任すると同時に、ドレスデン国立歌劇場、パリ国立オペラ座、ウィーン国立歌劇場、またパリ管、ロンドン・フィルといった、欧州各地のオーケストラや劇場へ出演するなど、オペラ、コンサートの両面で活躍を続けています。
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EDITION RZ
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RZ1033-35
(3CD)
\6900
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“Klang der Wandlungen(変化する音)”
~ジョン・ケージ(1912-1992)作品集
CD1) [63:19]
(1)《セヴンティ・フォー》(Seventy-Four)
(1992)
(2)《103》(1991)パート1
CD2) [70:35]
(3)《103》(1991)パート2
(4)《天国からのポストカード》(1982)
~1から20台までのハープのための
(5)《風景のなかで》(1948)
~ハープまたはピアノのための
CD3) [59:07]
(6)《メインの調和のいくつか》(1978)
~オルガンと6つのレジストレーションのための |
(1)ヨナタン・シュトックハンマー(指揮)
バーデン・バーデン・フライブルクSWR響
(2)(3)アルトゥーロ・タマヨ(指揮)
ケルン放送響(現WDRケルン響)
(4)(5)ガブリエレ・エムデ(Hrp)
(6)ヤコブ・ウルマン(Org) |
2017年はケージ生誕105年、没後25年のアニヴァーサリー・イヤー!初期・中期・後期の代表作の放送局蔵出し秘蔵音源3枚組!!
録音:(1)2011年11月12日「パリの秋」音楽祭(ライヴ)(南西ドイツ放送)、(2)(3)1992年9月19日ケルン、フィルハーモニー・ホール(ライヴ)(西ドイツ放送ケルン)、(4)1985年3月2-3日ヘッセン放送スタジオ2、(5)1985年12月2日ブレーメン放送ゼンデ・ホール・スタジオF、(6)1990年7月30日バウトロマウス教会
ジョン・ケージが残したあまりにも多種多様な作品の中から初期作品として1940年代、中期作品として70年代後半から80年代、そして晩年の作品として90年代の代表作が収録されています。音源はドイツの放送音源。すべて当初ラジオ放送として世に送り出されたものの、CDとして出るのはおそらくこれが初めてと思われます。
ドイツの現代音楽界は頑迷なセリエリストばかりと思いがちですが、実は新しいものに対して非常に寛容でケージは早い段階から高く評価されていました。さて作曲家というものは生涯に渡って何度か様式を変えるものですが、その変化の過程で、まるで時々、生まれ故郷に帰るかのように(形こそ変われども)初期の作風に似た形をとることがあります。ケージのような過激な変遷を辿った作曲家とて例外ではないようで、このセットにはいずれも静謐で美しい作品ばかりが選ばれています。初期のハープのための「風景のなかで」はサティかフェデリコ・モンポウに危険なほど近く、その抒情性こそ実はケージの本質ではないでしょうか。70年代の「メインの調和のいくつか」はまるでバッハのコラールのように荘厳で美しい音楽。そして晩年のオーケストラのための「セヴンティ・フォー」と「103」における、幾重にたなびく静かな音の帯はフェルドマンや(そしてこれも意外ですが)アンビエントの王様ブライアン・イーノからそれほど離れていません。筋金入りの現代音楽ファンはもちろん、はじめてケージを聴く人、アンビエント、メディテーション系の音楽が好きな人にもお薦めです。
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GEGA NEW
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エミール・タバコフ(指揮)&ブルガリア国立放送響
「ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.6」
ショスタコーヴィチ(1906-75):
(1)交響曲第5番ニ短調Op.47
(2)交響曲第6番ロ短調Op.54 |
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団 |
ロシア革命から100年の今年だからこそ聴きたい《革命》!注目のタバコフ&ブルガリア国立放送響、ショスタコーヴィチ交響曲全集録音シリーズ第6弾!
録音:(1)2012年3月、(2)2009年3月、ブルガリア国立放送スタジオ1(セッション)
78:24
演奏タイミング:(1)17:06 / 5:42 / 13:52
/ 11:28 TT48:08、(2)17:48 / 5:35 / 6:53
TT30:16
GEGA NEWが進めるエミール・タバコフ指揮ブルガリア国立放送交響楽団によるショスタコーヴィチ交響曲全集シリーズの最新録音。
これまで第4、8、7、11、13番の順でリリースされ、そのいずれもがコアなファンから熱烈に支持されてきました。
第6弾となる今回はいよいよ人気曲第5番(日本では「革命」と呼ばれることが多い)と渋い傑作第6番のカップリングで登場です。
これまでの録音と同様、聴き手に媚びる姿勢が皆無の無骨な頑固職人のごとく、俺のやりたいようにやるんだ、という指揮者の強い意志が感じられます。
自らが優れた作曲家でショスタコーヴィチやシュニトケの影響を受けた作品を精力的に発表するタバコフはここでも作品を緻密に分析した上で自らと作品を同一化させ、熱い演奏を繰り広げます。
第5番ではこの曲に対する聴き手の安易な期待に反して(抗して?)と言いましょうか、金管をこれ見よがしにバリバリと鳴らすことは決してなく、極めて誠実で節度を持ったアンサンブルを聴かせ、弦楽はこれまでの録音の中で最も抒情的で美しいハーモニーで第3楽章は特に絶品。そして終楽章はテンポをややゆったりめに取り、一音一音をはっきり、くっきりと際立たせます。また中ほどで出てくるホルン・ソロはロシアの大河を思わせる悠然とした風格を感じさせて鳥肌もの。そして終結部の大団円は横綱力士の確固たる歩みのごとく、地に足をつけたような、がっしりとした重厚な音楽作りが大変感動的です。
第6番はブルガリア国立放送響の進境著しい成果が最も表れた演奏で冒頭の荘厳さは格別。第2、3楽章の軽快さも弦楽、木管セクションの冴えが際立つ出色の出来栄えで終結部の狂喜乱舞へと聴き手を導きます。これまでと同様、スタジオにおける丁寧なセッション録音。全てのショスタコーヴィチ・ファン必聴です。
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MSR
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宍戸睦郎(1929-2007):ピアノ作品集
(1)-(3)鍵盤のための組曲 (1968) [トッカータI/アダージョ/トッカータII]
(4)-(6)ダンス組曲 (1957) [恋人たち/古い館で/ロンド]
(7)《夕桜 童女の襟のうす青く》(1971)
(8)《きまぐれこうま》(1976)
(9)トッカータ-笛と太鼓と-(1988)
(10)-(13)ピアノ・ソナータ第1番(1966)
(14)-(17)ピアノ・ソナータ第2番(1968) |
由良明奈(Pf) |
没後10年。現代日本の作曲界に多大な功績を残した宍戸睦郎のピアノ作品全集が登場!日本語オビ解説付き!
録音:2015年1月10、11日/メリーランド州カレッジ・パーク・クラリス・スミス・パフォーミング・アーツ・センター [48:23] ※日本語オビ解説付き
宍戸睦郎は北海道旭川の出身で東京藝大で池内友次郎、伊福部昭らに師事した後、渡仏。パリ音楽院でアンドレ・ジョリヴェ、オリヴィエ・メシアンに師事し、特にジョリヴェの音楽と思想から決定的な影響を受けた。
彼の音楽思想と作品は西洋音楽と日本人としてのアイデンティティとをいかに対峙または融合させるか、さらには彼が最も尊敬するベートーヴェンの音楽が持つ普遍性に現代を生きる日本人としていかに到達するかという2つの問題と常に向き合いつつ思索され、作曲された。その作品群は安易な民族主義やエキゾティシズムに走ることを激しく拒否し、悠々たる風格を備えている。
同じ池内門下の作曲家、矢代秋雄に勝るとも劣らない完璧主義者だったため、宍戸の作品は決して多くはないが、いずれも推敲に推敲を重ねた傑作ぞろい。このアルバムには彼のピアノ作品の全てが収められ、彼の芸術の本質の一端に触れることができる。宮沢明子の委嘱によって書かれた鍵盤のための組曲は彼の代表作で有名な秩父夜祭で演奏される秩父囃子に霊感を受けて書かれたトッカータIIは殊に圧巻。
ピアノの由良明奈はマイアミ大学フロスト音楽院で音楽芸術博士課程に在学中、プレッサー賞を受賞、宍戸睦郎のピアノ作品の研究、演奏、録音を進めた。現在アメリカ、ヨーロッパ、日本で盛んに演奏活動を行うほか、母校マイアミ大学で後進の指導にもあたっている。宍戸の音楽に深く内在する日本の様々な民族音楽の要素は全て由良によって知的に洗い直され磨かれて、輝くような生命力を持って生まれ変わっている。
バルトーク、ストラヴィンスキー、ジョリヴェ、ハチャトゥリアン、伊福部昭、松村禎三が好きな人は、これからぜひ宍戸も聴こう!
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「ベートーヴェン・オデッセイ第5集」
ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-No.1
ピアノ・ソナタ第6番へ長調Op.10-No.2
ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-No.3
ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-No.2 |
ジェームズ・ブローン(Pf) |
録音:2017年4月20-22日 [71:12]
ジェームズ・ブローンによるベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集録音シリーズの第5弾。ブローンは1971年イギリス出身。12歳の時にモーツァルトのピアノ協奏曲第25番を弾いてデビュー、ニュージーランド、オーストラリアを主な拠点として活動し古典から現代作品まで幅広いレパートリーを持つ。ベートーヴェンのソナタは以前よりオーストラリア、イギリスのファンを中心に定評があり、全集完結が待たれている。非常に端正で真摯な演奏に好感が持てるベートーヴェン。
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「誤解」~ランソワ・ロッセ(b.1945):サキソフォン作品集
西浅草(2004)/ロビック・コンストリクター(1989)/
シーダディI(1989)/シーダディII(1989)/
行為(2008)/息をする(1999)/
アーチのソナタ(1986)/失われた灰(1979) |
アダム・エステス(Sax)
ステーシー・ロジャーズ(Pf)
アマンダ・ジョンストン(Pf) |
録音:2014年8月 [45:26]
フランソワ・ロッセはパリ国立高等音楽院でメシアンに師事した後、イヴォ・マレツ、ポール・メファノに学んだ。このアルバムはサックスのための多様な作品が収められている。
「西浅草」はその名の通り来日した折、神社仏閣を見てインスパイアされた曲。冒頭のおそらくはピアノの内部奏法と思われるミュートされた音色は太鼓を表し、それに合わせてサックスが呪文のような旋律を奏でる様子はもはや日本を越えてどこでもない異郷の地へと聴き手を誘う。
「行為」ではサックスとピアノが付かず離れずの微妙な関係を保ちながらサックスは重音奏法を交え両者は火花を散らしあう。
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「(S)YN(E)STH(E)TE」~
ジェニー・Q・チャイ/ピアノ・リサイタル
スコット・ウォールシュレーガー:青い碑文
ドビュッシー:4度のための練習曲、8本の指のための練習曲
アンディ・アキホ:唐紅(クリムゾン)
ジェルジ・リゲティ:空のコード、無秩序
ジェルジ・クルターク:
マジット・マンディの鐘、ヤナーチェク・マニアの別れ、
影絵(ソムリョ・ジェルジを讃えて)、悪魔と一緒の静かな話
オリヴィエ・メシアン:カンテヨジャーヤ |
ジェニー・Q・チャイ(Pf) |
録音:2012年 [48:44]
ジェニー・Q・チャイは中華系アメリカ人のピアニストでカーティス音楽院とマンハッタン音楽院で学んだ。ニューヨークでイヤー・オブ・マインドという現代音楽フェスティバルのディレクターを務め、上海ではフェイス・アート・インスティティート・オブ・ミュージックという現代音楽を紹介する演奏団体を設立するなど、現代音楽の演奏と普及に並々ならぬ情熱を注いでいる。
このアルバムにはドビュッシーからメシアン、リゲティ、クルタークという幅広い作品が選ばれているが、いずれも何某かの民族音楽の影響もしくはそれにインスパイアされて作曲されたものばかり。
中でもアンディ・アキホのプリペアド・ピアノあるいは内部奏法による「唐紅」という曲は中国の筝を思わせる異国情緒あふれる秀作。リゲティの晩年の傑作「エチュード」からは2曲が選ばれており、その超絶技巧ぶりが聴きもの。
クルタークは「遊び(ヤテコーク)から4曲が選ばれチャイのしなやかで自由なイマジネーションが拡がる。マーガレット・レンタン以来の現代音楽を得意とする有望ピアニストの登場。
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ODRADEK RECORDS
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ウィーン・シュトラウス祝祭管
「ウィーン・コンツェルトハウスでの
ニューイヤー・コンサート2016/2017」
J.シュトラウス2世:
「クルマバソウ」序曲,ワルツ「春の声」
Op.410,
ポルカ「エレクトロファー」 Op.297,
ポルカ「チクタク」 Op.365,
ワルツ「美しく青きドナウ」 Op.314,
新ピチカート・ポルカ Op.449
E.シュトラウス:
ポルカ「心からそしてよく考えられた」,
ポルカ「ルーマニアの花」 Op.192,
ワルツ「新鮮な気分」 Op.75,
ポルカ「喜んで!」 Op.228,サラセン行進曲
Op.297,
ポルカ・マズルカ「心と心を」,ポルカ「テープは切られた」,
J.シュトラウス1世:ワルツ「ウィーンの精神」,ラデツキー行進曲 |
ウィリ・ビュヒラー
(指揮,コンサートマスター)
ウィーン・シュトラウス祝祭管弦楽団 |
ウィーン・シュトラウス祝祭管弦楽団のニューイヤー・コンサート!
録音:2016、2017年ウィーン・コンツェルトハウス 74'06 ※日本語解説つき
ウィーンではシュトラウス一家の音楽を演奏する年末年始の音楽会が多数あるが、その中でもウィーンのシュトラウスの伝統を色濃く残していると非常に人気の高いのが、ウィーン・シュトラウス祝祭管弦楽団。1978年の創設以来、ウィーンのシュトラウスの伝統をしっかり守り続けている。ここでもウィリ・ビュヒラー(ヴィリー・ビュッヒラー)がコンサートマスター兼指揮者でシュトラウスの流儀に倣っている。
2016年12月28日がエドゥアルト・シュトラウスの没後100周年の日だったことから、エドゥアルト・シュトラウスの作品が多数取り上げられているのが貴重だ。エドゥアルト・ファンはもちろん逃せないし、そうでなくてもウィーンの楽しさいっぱいのニューイヤー・コンサートのCDである。
このCDには収録日、場所などの記載がありませんが、ウィーン・コンツェルトハウスのサイトのアーカイヴによれば、この出演者、曲目による演奏会は2016年12月28、29日、2017年1月1日に催されています。
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「時空を超えたリヒャルト・シュトラウスのエコー」
ヴォルフ:アナクレオンの墓,心変わりした娘
R.シュトラウス:
ダリア Op.10-4,私は花束を編みたかった
Op.68-2,
ひそやかな歌 Op.41-5,青い夏 Op.31-1,
夜 Op.10-3,二人の秘密をなぜ隠すの Op.19-4,
憩え、私の魂よ Op.27-1,懐かしい面影
Op.48-1,
星 Op.69-1,冬の捧げもの Op.48-4
ベルク:サヨナキドリ(夜鳴き鶯),夏の日々
ブラームス:五月の夜 Op.43-2,青春の歌
Op.63-5
ツェムリンスキー:日曜日 Op.7-5,海の瞳
Op.7-3
コルンゴルト:愛の手紙 Op.9-4,死の歌 Op.14-1 |
クラウディア・ムラン(ソプラノ)
グレゴリー・ムラン(ピアノ) |
R.シュトラウスの歌曲を中心としたドイツ歌曲集!
録音:2016年6月21-25日、DDD 56'23 ※日本語解説つき
クラウディアとグレゴリーのムラン夫妻による婦唱夫随の歌曲集。R.シュトラウスの歌曲を中心にその後の世代の作曲家の歌曲を集めている。クラウディア・ムラン(旧姓ガッリ)は、ルクセンブルク出身だが両親はイタリア人とポルトガル人で、彼女も南欧的美女。パリで学び、フランスを中心に各地で活躍している。しっとりとした潤いのある美声の持ち主で、よく伸びる声をよくコントロールして歌っている。
グレゴリー・ムランはフランス南東部、ドローム県出身のピアニスト。二人は2007年にパリ国立歌劇場の研修所(アトリエ・リリク)で出会い、2013年からデュオとして活動、ことにドイツ歌曲に精力的に取り組んでいる。これは彼らの最初のCDである。
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アラキオジーズとルトスワフスキ四重奏団による、
シュニトケ&カンチェリ:ピアノ四重奏、五重奏曲集
(1)シュニトケ:ピアノ五重奏曲
(2)シュニトケ:ピアノ四重奏曲
(3)カンチェリ:ピアノ四重奏曲「リステッソ・テンポで」 |
エラト・アラキオジーズ(ピアノ)
ルトスワフスキ四重奏団:
【バルトス・ボロフ(ヴァイオリン)
マルチン・マルコヴィチ(ヴァイオリン)
アルトゥール・ロズミウォヴィチ
(ヴィオラ)
マチェイ・ムゥオダウスキ(チェロ)】 |
ギリシャの新鋭アラキオジーズとルトスワフスキ四重奏団によるシュニトケ&カンチェリ:ピアノ四重奏、五重奏曲集
録音:2016年12月19-21日 ヴロツワフ、DDD、55'13 ※日本語解説つき
演奏タイミング:(1):05 / 5:02 / 5:51 /
4:25 / 3:45、(2)7:03、(3)22:57
シュニトケとカンチェリのピアノ四重奏曲、ピアノ五重奏曲を収録。エラト・アラキオジーズはギリシャ、テッサロニキ出身のピアニスト。現代音楽に積極的に取り組んでいる。
作曲家ルトスワフスキの名を冠したルトスワフスキ四重奏団は、2007年結成のポーランドの弦楽四重奏団。2013年にはルトスワフスキ生誕100周年記念コンサートのため来日したこともある。ただしその時とは第1ヴァイオリンが替わっている。
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STRADIVARIUS
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ドイツの硬派な作曲家フィリップ・マインツ作品集!
フィリップ・マインツ(b.1977):
(1)《トロール》(2013)
~フルート、クラリネット、ヴァイオリン、
チェロとピアノのための
(2)NAHT(私は夜の説明を聞かない) (2004)
~ヴァイオリンとチェロのための
(3)《暗い目、血液をふりかける》(2012)
~アルトとエレクトロニクスのための |
アンサンブル・アルテルナンス(Ens) |
録音:2013年11月17日イヴリー・シュル・セーヌ/Time:[13:59][7:50][14:49]
フィリップ・マインツはドイツの中堅作曲家でロベルトHP・プラッツに作曲を師事した後、パリのIRCAMでコンピュータと音響についての研究と作曲を行った。
作品はアルディッティ四重奏団、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、2e2mなどに好んで取り上げられている。彼の作品は静寂の中に時折り響く音の楔とそこから広がる帯状の音の雲、沈黙の中にどこに向かうともなく微細な音の変化を聴く瞑想的な音楽である。
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「シェーンベルクとブーレーズ」
(1)ピエール・ブーレーズ(1925-2016):《デリーヴ1》(1984)
~フルート、クラリネット、ヴィブラフォン、
ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための
(2)ブーレーズ:ピアノ・ソナタ第3番(1955-57/63~)
(3)シェーンベルク(1874-1951):《浄められた夜》Op.4弦楽六重奏版
(4)ブーレーズ:《スケッチの断片》~ピアノによる |
パスカル・ガロワ(指揮)
プラハ・モデルン・アンサンブル
ディミトリ・ヴァシラキス(Pf) |
ブーレーズ一周忌記念!世界初録音の未発表作品を含む超高密度作品集が登場!
録音:2017年4月10-13日プラハ (4)世界初録音/Time:(1)6:57/(2)16:09/(3)28:50/(4)0:32
2016年に亡くなった現代音楽の巨匠ブーレーズの80年代の傑作《デリーヴ1》と彼独自の発想であるところのワークス・イン・プログレス(進行中の作品)の代表作、ピアノ・ソナタ第3番を核にブーレーズにとっては愛憎半ばながらその出発点となった作曲家シェーンベルクの《浄められた夜》、そして未完成ながらも残されたブーレーズ未発表の貴重な「スケッチの断片」を収録。《デリーヴ1》は冒頭のピアノが放つ一条の光から次第に他の楽器へと響きの連鎖が拡がりやがて全体がキラキラとした光彩に包まれる作曲者面目躍如の傑作。ウェーベルンとドビュッシーの融合がここにある。
ピアノ・ソナタ第3番はいわゆる「管理された偶然性」による曲で厳格なセリー技法の中にも奏者の選択、自主性が求める書法で書かれた作品。そして指揮活動に忙殺されつつも最後まで作曲の筆を折らなかったブーレーズ執念の遺稿から「スケッチの断片」。わずか32秒ながらメサジェスキスを思わせる高速度、高密度のエネルギーが燃焼する。パスカル・ガロワ率いるプラハ・モデルン・アンサンブルは切れ味の鋭い演奏のなかにもブーレーズ特有のひんやりとしたリリシズムが感じられて耳に心地よい。《清められた夜》の抑制されたロマンティシズムも格別。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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ワルターのシューベルト第5 +「未完成」&
ベートーヴェン「コリオラン」
(1)ベートーヴェン:「コリオラン」序曲
Op.62
シューベルト:
(2)交響曲第5番 変ロ長調D.485
(3)交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」 |
ブルーノ・ワルター(指揮)
(1)(2)コロンビア交響楽団
(3)ニューヨーク・フィルハーモニック |
ワルターのシューベルト第5 +「未完成」&ベートーヴェン「コリオラン」、2
トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ!
セッション録音:(1)1959年4月15日/アメリカン・リージョン・ホール、カリフォルニア、(2)1960年2月26、29日、3月3日/アメリカン・リージョン・ホール、カリフォルニア、(3)1958年3月3日/セント・ジョージ・ホテル、ニューヨーク 使用音源:Private
archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
「未完成」はワルターがこよなく愛した作品であり、録音セッションもわざわざニューヨークにまで出向いてなされたものです。シューベルトの第5
番も、ワルターの晩年の傑作と言われているものです。この2
曲のみではいささか寂しかろうと、「コリオラン」序曲を加えました。従来通り、いかにもアナログらしい、柔らかい音で楽しんでいただけると思います。(平林直哉)
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<国内盤>
ACCENTUS MUSIC
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KKC 5836
〔国内盤仕様〕
\3000+税
※LP同時発売
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J.S.バッハ:フランス組曲(全曲)
組曲第1番ニ短調 BWV812
組曲第2番ハ短調 BWV813
組曲第3番ロ短調 BWV814
組曲第4番変ホ長調 BWV815
組曲第5番ト長調 BWV816
組曲第6番ホ長調 BWV817 |
シュ・シャオメイ(ピアノ) |
一音一音に魂が込められたシュ・シャオメイのバッハ、純粋にバッハの音楽を追求した「フランス組曲」
録音:2016年5月メンデルスゾーン・ザール、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス/[ACC.30404CD]、79’26、輸入盤・日本語帯・解説付
ヨーロッパを拠点とする中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。2016
年7 月にNHK のBS プレミアムで放映された「シュ・シャオメイの音楽と素顔&ピアノリサイタル」は大きな反響を呼びました。
彼女は文化大革命を乗り越え新たな道を切り開いてきましたが、そのような半生からは想像もできない、心穏やかな音楽を奏でます。彼女が得意とするバッハの演奏は、緻密な構成力と洗練された表現力から生み出され、ただ純粋に音楽が聴こえ聴く者の心に共鳴します。
この録音は、「フーガの技法」(ACC-30308CD)、「インヴェンションとシンフォニア」(ACC-30350CD)、「ゴルトベルク変奏曲」(ACC-30372CD)に続く一連のバッハ録音第4
弾となる「フランス組曲」。バッハ自身が命名したタイトルではありませんが、洗練された音楽がフランス的な香りがする優雅で親しみやすい6
曲からなる曲集。
シュ・シャオメイは今回の録音に際して以下のような言葉を記しています。「私はこの『フランス組曲』に取り組むときに、シンプルで純粋な子どもの心を常に持つように心がけました。演奏するたびに私に訴えかけてくる言葉があります。それは音楽を解釈する上で最も難しく、また本質的なこと。“シンプルであること。これは自由を得ることを意味する。”
これは20 世紀スペインの画家ジョアン・ミロの言葉です。」
こう語るように彼女の演奏は、ただ流麗で優美な演奏ではなく、凛とした気品を漂わせ、一つ一つの音を吟味するように細部まで緻密に練り上げられた立体的な音楽作り上げています。
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<映像>
GEGA NEW(映像)
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GVD 7204
(DVD)
\2100
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「永遠のタンゴ/サウンド・ムーヴス・デュオ」
1st エピソード《創造》
(1)エリック・サティ(1866-1925):永遠のタンゴ
(2)イゴール・ストラヴィンスキー(1882-1971):タンゴ
(3)サミュエル・バーバー(1910-1981):躊躇するタンゴ
2ndエピソード《強迫観念》
(4)ジョン・ケージ(1912-1992):永遠のタンゴ
(5)スクリャービン(1872-1915):幻想ソナタOp.19~アンダンテ
(6)スクリャービン:《焔に向かって》Op.72
3rdエピソード《死刑》
(7)スクリャービン:5つのプレリュードOp.74
エピローグ《謎》
(8)ヘンリー・カウエル(1897-1965):エオリアン・ハープ
(9)ヘンリー・カウエル:バンシー |
サウンド・ムーヴス・デュオ:
【ブリス・コールマイアー
(ダンス&振付)
スヴェトザル・イワノフ(Pf)】 |
珍しいダンサーとピアノのデュオのDVD!
ウォーレン・コーエン(監督、撮影)、ドラ・アレオラ(振付監督)
制作:2017年、[55:00](DVDフォーマット:NTSC) ※日本のDVDプレイヤーで視聴可能です。
ブリス・コールマイアーはサン・フランシスコを拠点に活動するダンサー、振付家。スヴェトザル・イワノフはフロリダを拠点にするピアニスト。
イワノフが弾く19世紀後半から20世紀のピアノ作品に乗せてコールマイアーが踊る4つのエピソードからなるダンス・パフォーマンス。
曲はサティ、ケージからスクリャービン、カウエルまで多種多様でミステリアス。映像作品だが曲を聴くだけでも価値ありの一枚。
因みにカウエルの「エオリアン・ハープ」はピアノ線を直接つま弾いてまさにハープか未知の弦楽器のような音を出し、「バンシー」に至ってはケージも裸足で逃げ出すほどの内部奏法を行い、この世のものとも思えない神秘的な音響が生み出される。
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<LP>
ACCENTUS MUSIC(LP)
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KKC 1108/9
(2LP)
〔国内盤仕様〕
\3500+税
※CD同時発売
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J.S.バッハ:フランス組曲(全曲)
A 面(20’52)
組曲第2番ハ短調 BWV813
組曲第4番変ホ長調 BWV815
B 面
組曲第6番ホ長調 BWV817
C 面
組曲第1番ニ短調 BWV812
組曲第3番ロ短調 BWV814
D 面
組曲第5番ト長調 BWV816 |
シュ・シャオメイ(ピアノ) |
一音一音に魂が込められたシュ・シャオメイのバッハ、純粋にバッハの音楽を追求した「フランス組曲」がLP化!
録音:2016年5月メンデルスゾーン・ザール、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス/180g、79’26、輸入盤・日本語帯・解説付
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