≪第96号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2018/3/6〜
3/9(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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PARATY
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思わず涙の音楽集〜イザベル・ドゥラン(ヴァイオリン)
思い出と映画
・ジョン・ウィリアムズ:『シンドラーのリスト』のテーマ
・マルク・ワルシャフスキ:Oyfin Pripetshik
(炉辺で火が燃えている)(『シンドラーのリスト』)
・ニコラ・ピオヴァーニ:『ライフ・イズ・ビューティフル』のテーマ
・イディッシュ・ママ(ユダヤの伝承曲)(ドヴ・セルツァー編)
・アベ・エルスタイン:Yidl mitn Fidl (フィドルを持った娘)
・ジェリー・ボック:屋根の上のヴァイオリン弾き
(ジョン・ウィリアムズ編)
・ジョン・ウィリアムズ:「もし俺が金持ちだったら」
(『屋根の上のヴァイオリン弾き』)
・ミシェル・ルグラン:Papa, Can you hear
me?
(『愛のイエントル』)
・ジョルジュ・ドルリュー:『サン=スーシの女』のテーマ
・ジョルジュ・ドルリュー:さよならの協奏曲
(『黄色い星の子供たち』)
・フィリップ・サルド:『これからの人生』のテーマ
・アルフレッド・ニューマン:『アンネの日記』(1959)組曲
・アーネスト・ゴールド:『エクソダス 栄光への脱出』組曲
・ジェームズ・ニュートン・ハワード:『ディファイアンス』組曲 |
イザベル・ドゥラン(ヴァイオリン)
ミヒャエル・エルツシャイド(ピアノ) |
録音:2017 年3 月
いずれもホロコーストやユダヤ人にまつわる映画ということで共通しています。
聴いていると映画の中のシーンが思い出され、涙が出そうになりますが、純粋にヴァイオイリンとピアノによる音楽集としてもたのしめる内容となっています。ヴァイオリンのイザベル・ドゥランはイル・ド・フランス国立管弦楽団のメンバー。
今回のアルバムのプロモーション映像。
ちょっとユニーク。
https://www.youtube.com/watch?v=rD6MfdewqnI

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ルーマニアのピアニスト、マラ・ドブレスコ
「夜」
グリーグ:抒情小曲集op.54より第4曲「夜想曲」
クララ・シューマン:音楽の夜会op.6より第2曲「夜想曲」
R.シューマン:幻想小曲集 op.12より第5曲「夜に」
アナトール・ヴィエル:夜
レスピーギ:ピアノのための6つの商品より第3曲「夜想曲」
ブリテン:ピアノのための夜の小品(ノットゥルノ)
エルサン:かげろう〜第4曲 夜の空気の中で
リパッティ:嬰ヘ短調のノクターン
エルサン:第8曲「ベールのかかった月」
チャイコフスキー:6つの小品 op.19より第4曲ノクターン
オスカー・ストラノイ:Piano4より第4曲子守歌
ショパン:ノクターン 遺作 嬰ハ短調
ドビュシー:夜想曲、月の光
プーランク:夜想曲 第6番 ト長調
サティ:うつろな空想(Songe Creux)〜6つの小品第6
番
エネスコ:即興的小品集op.18より鐘の夜想曲 |
マラ・ドブレスコ(ピアノ) |
録音:2017 年8 月
ルーマニアのピアニスト、マラ・ドブレスコが描く、「夜」をテーマにしたピアノ作品集。ショパンのノクターンから、ビエルやエルサンまで、幅広い選曲が魅力です。

今回のアルバムのプロモーション・ビデオ。
モノクロの世界。オシャレです。
https://vimeo.com/259052999
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dualita〜二元論
メシアン:幼子イエスに注ぐ20のまなざしより「父の眼差し」
シラス・バッサ:小品
フィリップ・グラス:エチュード第9番
ベリオ:6 つのアンコールより「水のピアノ」
シラス・バッサ:サンタ・フェ
ダックワース:Times Curve Prelude No. 17
グレツキ:ソナタ第1番 op.6
アロイシウ・ベルトラン:絞首台
ラヴェル:夜のガスパールより「絞首台」
シラス・バッサ:回想
J.S.バッハ:
平均律クラヴィーア曲集第1巻 第22番 変ロ短調より
プレリュード
フィリップ・グラス:エチュード第12番
シラス・バッサ:永遠
グラス:エチュード第16番
ノブレ:タンゴ
シラス・バッサ:Into the Rush |
シラス・バッサ(ピアノ) |
ゲルバー、アルゲリッチも認めたコンポーザー・ピアニスト、シラス・バッサ
録音:2017 年1 月
アルゼンチン出身のピアニスト、シラス・バッサによるアルバム。ゲルバーに薫陶を受け、ブエノス・アイレスのマルタ・アルゲリッチ・フェスティヴァルにも参加しています。 |
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PROFIL
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シャラーの旅は続く!
ブルックナー第3番、1890年第3稿登場!
ブルックナー:交響曲第3番ニ短調(1890年シャルク版) |
ゲルト・シャラー(指揮)
フィルハーモニー・フェスティヴァ |
お待たせしました!シャラーで聴きたかったブル3の1890
年第3 稿登場!!
録音:2017 年9 月23 日/エーブラハ大修道院付属教会(ライヴ)/57’
24”
指揮者としてのブルックナーの全交響曲はもとより、オルガニストとして全オルガン曲まで録音したゲルト・シャラー。まだまだ彼の探求は終りません。
今回は交響曲第3 番。シャラーは2011 年7
月にも1874 年キャラガン校訂版で同曲を録音していますが、今回は第3
稿と呼ばれる1890 年シャルク版による演奏。
ブルックナーの交響曲第3 番は彼が48 歳だった1872-3
年に作曲され、ワーグナーに捧げられました。48
歳とはいえ晩成型のブルックナーにとっては初期の作で、1874-77
年の第2 稿、88-89 年の第3 稿と改訂を重ねています。
推敲を経ていることと、第3 稿は交響曲第8
番と同時期で後期の円熟味が反映され大きく雰囲気を変えているため、いちばん良いとする向きも多く、フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュらもこの版を用いています。
解釈は基本的に一貫していますが、各楽章のタイムは以下のようになっています。同一楽曲ながら大きな違いをじっくりと楽しむことができます。
今回の1890年版 前回の1874年版
第1楽章 20:46 19:42
第2楽章 14:27 14:41
第3楽章 07:45 06:51
第4楽章 14:22 10:35 |
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AVIE
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アポロズ・ファイア新作
カリム・スレイマンがソロ・デビュー!
オルウェウスの歌 〜 モンテヴェルディと同世代の歌曲集 |
カリム・スレイマン(テノール)、
アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(指揮) |
1. アイ・ラヴ・ユー... 〜
モンテヴェルディ:
かくも甘い苦悩、暗い森よ, 私の苦しみを思い起こすだろうか(歌劇
《オルフェオ》より)、
天上のバラ(歌劇 《オルフェオ》より)/
カッチーニ:甘いため息/
2. ...トゥ・ヘル... 〜
カステッロ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調/
モンテヴェルディ:君は死んでしまったのか
− シンフォニア(歌劇 《オルフェオ》より)/
チーマ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調/
モンテヴェルディ:どんな名誉を与えたらよいだろう
− シンフォニア(歌劇 《オルフェオ》より)/
3. ... アンド・バック 〜
カステッロ:4声のソナタ・コンチェルタータ第15番/
ディンディア:私が泣くと獣も/
ランディ:小さなセミが歌う、長い時間あなたを愛したけれど/
ブルネッリ:太陽はまだ/
メールラ:それを信じる愚か者 |
アポロズ・ファイア新録音、カリム・スレイマンがソロ・デビュー!
☆才女ジャネット・ソレルが創設したクリーヴランドのピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイア!
☆アメリカ期待のテノール、カリム・スレイマンのソロ・レコーディング・デビュー!モンテヴェルディの「オルフェオ」を歌う!
アムステルダムでグスタフ・レオンハルト、アメリカでロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した才女ジャネット・ソレルが創設したアメリカ、クリーヴランドのピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイア。アメリカ古楽界注目のオーケストラの新録音では、アメリカ期待のテノール、カリム・スレイマンがソロ・デビュー!
カリム・スレイマンは3歳からヴァイオリンを学び、ボーイ・アルト・ソリストとしてショルティ指揮シカゴ交響楽団やスラットキン指揮セントルイス交響楽団らと共演。鮮やかな描写と美しい声でルネサンスから現代音楽まで幅広いレパートリーを誇り、若い世代の傑出したアーティストとしての地位を確立しています。スレイマンのソロ・レコーディング・デビューでは、モンテヴェルディの傑作「オルフェオ」からの音楽を中心に、ギリシャ神話の吟遊詩人「オルフェウス」にまつわる、様々な作曲家の作品を歌います。
※録音:2017年8月20日−23日、セント・ポール教会(クリーブランド・ハイツ)
カリム・スレイマン ジャネット・ソレル
ジャネット・ソレルによるアポロズ・ファイアの紹介映像。
https://youtu.be/slARY3q3IFU
"アメリカでもっともホットなバロック・バンド"というのは偽りではないかも・・・
楽しいです。
「エグモント」だってやっちゃいます。
https://www.youtube.com/watch?v=xk3KaRpUXx0
そんなアポロズ・ファイア、2つの大作アルバム
古楽&バロック・ファンの中で注目を集め始めているアメリカ、クリーヴランドのバロック・オーケストラ、アポロズ・ファイア。
彼らがアヴィー(Avie)で聞かせてくれた2枚のアルバム!
クリーヴランドで産声をあげたこのバロック・オーケストラの弦楽セクションには、オランダでシギスヴァルト・クイケンとアンナー・ビルスマからピリオド奏法を伝授された名手たちが揃うなど、演奏レベルの高さはかなりのもの。
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モーツァルト:
交響曲第40番ト短調K.550
歌劇《ルチオ・シルラ》K.135より 一瞬のうちに、急いで行きましょう
《イドメネオ》のためのバレエ音楽K.367
コントルダンス集
〔コントルダンスK.123/メヌエット・カンタービレK.463/
コントルダンスK.462(第5番&第6番)/コントルダンスK.123〕 |
アポロズ・ファイア
ジャネット・ソレル(指揮)
アマンダ・フォーサイス(ソプラノ) |
2008年4月、セント・ポール・エピスコパル教会(クリーヴランド) |
AV 2207
(2CDs/特別価格)
\3800
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J・S・バッハ:
ブランデンブルク協奏曲BWV.1046〜1051
チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052
チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056
ヴァイオリン協奏曲ニ短調BWV.1052(復元版) |
アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(指揮&チェンバロ)
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン) |
1999年10月&2000年2月&2002年10月&2004年5月&2005年2月、セント・ポール教会(クリーブランド) |
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イリュミナシオン 〜 ブリテン、ドビュッシー、フォーレ
フォーレ:歌曲集 《優しい歌》*
ドビュッシー:歌曲集 《忘れられた小唄》†
ブリテン:歌曲集 《イリュミナシオン》‡ |
ニコラス・パーン(テノール)
マイラ・ホァン(ピアノ)*†
テレグラフ弦楽四重奏団*
ザ・ナイツ‡
コリン&エリック・ジェイコブセン(指揮)‡ |
ブーレーズ&シカゴ響のストラヴィンスキー「プルチネッラ」でグラミー賞にノミネートしたアメリカのテノール、ニコラス・パーン。2016年9月にはバッハ・コレギウム・ジャパンに初登場し話題を呼び、12月にも共演、J.S.バッハのレコーディングにも参加し好評を得ています。
ニューヨーク・タイムズによって「アメリカ古楽界のスター」と称されたニコラス・パーンの新たなソロ・レコーディングは、19世紀フランスの二人の偉大な詩人、ポール・ヴェルレーヌとアルチュール・ランボーの詩に基づくフォーレ、ドビュッシー、ブリテンの歌曲集。
2013年に結成したアメリカの若きクァルテット、テレグラフ弦楽四重奏団や、コリン&エリック・ジェイコブセンの兄弟が主宰する室内アンサンブル"ザ・ナイツ"の伴奏で、「もっとも美しいヤング・リリック・ヴォイス」と称されるニコラス・パーンの歌声を響かせます。
※録音:2017年9月26日−27日、スカイウォーカー・サウンド・スタジオ(カリフォルニア) |
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CHRISTOPHORUS
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CHR 77423
(2CD/特別価格)
¥3000 →\2690
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J.S.バッハの失われた「マルコ受難曲」、1744年版の改訂版を再構築!
J.S.バッハ:マルコ受難曲 BWV.247(1744年版) |
グーテンベルク室内合唱団
ノイマイヤー・コンソート
フェリックス・コッホ(指揮)
ヤスミン・ヘルナー(ソプラノ)
ユリアン・フライムート(カウンターテナー)
ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
クリスツィアン・ヴァーグナー(バス)
ヴォルフガング・ファーター(朗読) |
☆J.S.バッハの失われた「マルコ受難曲」、1744年版!
1731年の受難日にライプツィヒで初演され、1744年に改訂版が演奏されたとされる、J.S.バッハの失われたもう一つの受難曲、「マルコ受難曲」の新盤が、ドイツの老舗レーベル
Christophorusより登場!
現在は楽譜が失われ、台本のみが残されるなか、様々な復元・再構築が行われてきたマルコ受難曲。ここでは、Diethard
Hellmann(1964年)とAndreas Glockner(2001年)の復元版をベースに、マインツ音楽大学の名誉教授を務めるフランクフルトの音楽学者、Karl
Bohmerが2016年に校訂・補完を行い、1744年に演奏された改訂版を再現。レチタティーヴォが朗読されるなどの特徴があります。
演奏は、マインツ音楽大学の教授、ヨハネス・グーテンベルク大学マインツのコレギウム・ムジクムの指揮者、フランクフルト古楽フォーラムの芸術監督などを務める指揮者、チェリスト、音楽教師のフェリックス・コッホと、ヨハネス・グーテンベルク大学マインツのコレギウム・ムジクムの一部であるグーテンベルク室内合唱団、2007年にフェリックス・コッホが設立したバロック・オーケストラ「ノイマイヤー・コンソート」によるものです。
※録音:2017年3月17日−20日、クリストフォルス教会(ヴィースバーデン、ドイツ)

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CHR 77417
【新装再発売】
¥2600
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ハインリヒ・シュッツ
「イエス・キリストの復活の物語」と「葬送の音楽」
シュッツ:
復活の物語 SWV.50
葬送の音楽 SWV.279-281 |
ブノワ・アレ(指揮)
ラ・シャペル・レナーヌ |
ドイツ語の最初のオラトリオとされるハインリヒ・シュッツの傑作、「イエス・キリストの復活の物語(復活祭オラトリオ)」と「葬送の音楽(ムジカーリッシェ・エクセークヴィエン)」。ブノワ・アレが2001年に設立した声楽と器楽によるフランスのアンサンブル、"ラ・シャペル・レナーヌ"の2007年録音盤がChristophorusより新装再発売。
※録音:2007年7月14日−18日、フランス |
<メジャー・レーベル>
<国内盤>
<LP>

3/8(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<国内盤>

3/7(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ACCENT
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J.S.バッハ:フルートを伴う協奏曲集
(1)管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV 1067
(2)ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV
1050
(3)三重協奏曲 イ短調 BWV 1044 |
ジャン・デ・ウィネ(フラウト・トラヴェルソ)
イル・ガルデリーノ |
新しい楽器フルートの伸び伸びとした美しさ
録音:2017 年/66’06’’
バロック時代、リコーダーに代わり活躍の場を広げていった横笛フルート(フラウト・トラヴェルソ)。ヴィヴァルディの協奏曲に始まりコンチェルトの独奏楽器としても次第に定着していきます。バッハにおいても、フルート単独の協奏曲こそ残っていないものの複協奏曲のソロや無伴奏ソナタなどにフルートが用いられており、楽器への注目度の高さがうかがえます。弦楽にフルートのソロがプラスされた管弦楽組曲第2
番、強烈なインパクトのチェンバロ独奏にヴァイオリンとフルートの雅な独奏が花を添えるブランデンブルク5
番、そしてブランデンブルク5 番と同じ独奏者群を必要とする三重協奏曲BWV1044
を収録。ベルギーの名古楽グループ、イル・ガルデリーノによる好演です。
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モーツァルトにも影響を与えた作曲家ミスリヴェチェク
ミスリヴェチェク:
(1)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
(2)シンフォニア 変ホ長調
(3)ヴァイオリン協奏曲 ホ長調
(4)序曲第2番 イ長調
(5)ヴァイオリン協奏曲 イ長調 |
レイラ・シャイエ(ヴァイオリン)
ヴァーツラフ・ルクス(指揮)
コレギウム1704 |
録音:2017 年/72’59’’
ヨゼフ・ミスリヴェチェク(1737-1781)はチェコに生まれイタリアで活躍した作曲家で、20
歳ほど年下のモーツァルトにも大きな影響を与えたとされる人物。古典派初期らしいすっきりと明るい響きが魅力です。
しかしシンプルな中にもいきいきとしたリズム感があり、奥深い味わいがあります。チェコの腕利き古楽アンサンブル、コレギウム1704
のすばらしい演奏がこの作曲家の神髄を見せつけてくれます。
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APARTE
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クルレンツィスのムジカエテルナの通奏低音
というか、天才・・・
エメリャニチェフ、ソロ・デビュー!
モーツァルト:
(1)幻想曲ハ短調K.457
(2)ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457
(3)ピアノ・ソナタ第16(15)番ハ長調K.545
(4)ピアノ・ソナタ第18(17)番ニ長調K.576
昔池袋WAVEでこうやって1日中キャプションを書いていたことを思い出しました・・・
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マクシム・エメリャニチェフ(フォルテピアノ)
【ポール・マクナルティによるアントン・ヴァルター1792
年頃のモデル】 |
要・大注目!ムジカエテルナの通奏低音で話題のエメリャニチェフ、ソロ・デビュー!
録音:2017 年3 月8-10 日/リトル・トリベカ(パリ)/59’14”
ロシアからまたまたとてつもない才能が現れました。
1988 年生まれのマクシム・エメリャニチェフ。
実はこれまでもクルレンツィスのムジカエテルナのモーツァルトのダ・ポンテ・オペラ三部作(特に「フィガロの結婚」)録音で、通奏低音奏者として驚くべき才気煥発ぶりを発揮、注目されていました。
しかし彼はムジカエテルナの通奏低音のみならず、指揮者としてもロジェストヴェンスキーの愛弟子で、ムジカエテルナやイタリアのオルケストル・イル・ポモドーロやシンフォニア・ヴァルソヴィアなどを振り、今年9
月には東京交響楽団とブラームスの交響曲第1
番やベートーヴェンの「皇帝」(スティーヴン・ハフ独奏)で日本デビューが予定されています。
このアルバムはエメリャニチェフのピアノ・ソロ・デビュー盤。
得意のモーツァルトで、ポール・マクナルティによるアントン・ヴァルター1792
年頃のモデルのフォルテピアノを用いています。
モーツァルトのピアノ・ソナタの中でも特に充実した3
曲と、第14 番と関連のあるハ短調の幻想曲を披露していますが、一聴して尋常ならざる音楽性に釘付けとなります。
演奏は楷書風で落ち着いていますが、クルレンツィスのピアノ版というか、ムラヴィンスキーの指揮を思わす緊張感と説得力、リヒテルを思わす深い音楽性、繰返しの際の装飾音はシュタイアーばりの計算された即興性に天才を感じさせます。
容姿も青い瞳が印象的なBL 風で、今後凄い人気になること間違いなしの逸材と申せましょう。
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まあ、そうだろうとは思いましたが、やっぱり普通じゃないです。
というか過去最高に変わってます。
https://youtu.be/VzYeDJYeiKc

ここではベートーヴェンの交響曲第7番を指揮してます。
https://youtu.be/baQabfr62x0
これもかなりキテます。そう遠くない将来クラシック界を担うことになるのでしょうね。
何も知らずに9 月の東京交響楽団のコンサートに行った人はきっとびっくりすることでしょう。

マクシム・エメリャニチェフ。
3回唱えて覚えておきましょう。
蛇足ですが、APARTEレーベル、すぐ完売するので、エメリャニチェフが有名になったときはすでに廃盤、ということがありえますのでご注意を。
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オフェリー・ガイヤール(チェロ)
R.シュトラウス:チェロのための作品全集
・チェロ・ソナタ op.6 ヘ長調*
・ロマンス ヘ長調 op.13
・ドン・キホーテ
(騎士的な性格の一つの主題による幻想的変奏曲)op.35
・「あした」〜4つの歌 op.27
(作曲者によるチェロ、ピアノ*とソプラノ**
のための編曲版)より |
オフェリー・ガイヤール(チェロ)
アレクサンドラ・コヌノヴァ(ヴァイオリン)
ドヴ・シェインドリン(ヴィオラ)
ジュリアン・マスモンデ指揮
チェコ国立交響楽団
ヴァシリス・ヴァルヴァレソス(ピアノ)*
ベアトリス・ウリア・モンゾン(メゾ・ソプラノ)** |
ガイヤール最新盤、見事なアンサンブルに圧倒されるR.シュトラウス作品集!
録音:2017 年7 月12-15 日/チェコ国立交響楽団スタジオ(プラハ)、2018
年1 月22-23&31 日、パリ
フランスの人気チェロ奏者、オフェリー・ガイヤール。センシティヴで親しみやすい表情の演奏で、ファンを魅了し続けています。
彼女の新譜は、R. シュトラウスによるチェロのための作品全集。古楽アンサンブルで通奏低音奏者として、さらにソロ・室内楽でも活躍しているガイヤールが奏でる、オーケストラとアンサンブルの魔術師R.
シュトラウス作品集、期待大です!
ガイヤールは、実はR. シュトラウス(の作品)とは、長年恋におちることができなかったといいます。歴史(ナチとの関係)に関するものも原因だったといいます。自らの腕の中にR.
シュトラウスの音楽を感じながら、常に何かひっかかるものがあったそうで、彼の作品に取り組むようになったのは20
歳を過ぎてからだったといいます。「ばらの騎士」や「アラベラ」などによって、シュトラウスの音楽の催眠術的な力、魅惑的で抒情的な世界の魅力を知るようになっていきます。
「ドン・キホーテ」でチェロは、誇り高き遍歴騎士ドン・キホーテを、そしてヴァイオリンはドゥルシネラ姫を、そしてヴィオラはドン・キホーテの従者サンチョ・パンサをあらわしています。
姫君を演じるのは、第15 回チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門で第3
位に輝き、その演奏と美貌で話題となったアレクサンドラ・コヌノヴァ。サンチョ・パンサは、オルフェウス室内管のメンバーで、MET
でも活躍しているヴィオラのドヴ・シェインドリンによって演じられます。
ドン・キホーテの人物像は、英雄の生涯の主人公よりも野心家に描かれており、最後の彼の死の描き方は、セルバンテスを超えている、とガイヤールは述べています。R.
シュトラウスの管弦楽書法の巧みさと、独奏楽器の描き分けの見事さ、語り口の巧さがつまった名曲を、ガイヤールと他のメンバーが展開する親密な対話とともにお楽しみいただけます。
チェロ・ソナタはR. シュトラウスが19 歳の時に書かれたもので、いきいきとした表情、そしてチェロとピアノがまるでオーケストラのような豊かな色彩でアンサンブルを繰り広げます。
ロマンスは牧歌的な雰囲気ですが、湧き上がってくる旋律を一気に書き上げたといいます。「あした」のチェロとピアノ、声楽版はいわば本作の初版。後にオーケストラ編曲され、ソロはヴァイオリンによって奏されます。
ここでは、チェロが奏でるメロディの繊細さと、ドイツ語の詩の韻律の美しさが見事に融け合っています。
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CLAVES
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アストリグ・シラノシアン(チェロ)
フレッシュな感性によるハチャトゥリヤンとペンデレツキ
(1)ハチャトゥリヤン:チェロ協奏曲ホ短調
(1946)
(2)ペンデレツキ:チェロ協奏曲第2番 (1982) |
アストリグ・シラノシアン(チェロ)
アダム・コレチェク(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア |
21世紀らしいフレッシュな感性によるハチャトゥリヤンとペンデレツキ
録音:2017 年8 月/ポーランド放送ヴィトルド・ルトスワフスキ・スタジオ(ワルシャワ)/70’
01”
アストリグ・シラノシアンは、1988 年リヨン生まれのアルメニア系女性チェロ奏者。8
歳でリヨン音楽院に入学を許され、その後バーゼル高等音楽大学でイヴァン・モニゲッティに就いて腕を磨きました。2013
年に行われた第2 回ペンデレツキ国際チェロ・コンクールで優勝して注目されました。フォーレ、プーランクのソナタを収録したアルバム(50-1604)
に次ぐシラノシアンの第2 弾はオーケストラとの共演。彼女の出自を明示したハチャトゥリヤンの協奏曲と、コンクール本選の課題曲でもあったペンデレツキの第2
番という彼女のこれまでの人生を描いたアルバムとなっています。
ハチャトゥリヤンは最初グネシン音楽学校でチェロを学び、最初の作曲もチェロ小品でしたが、チェロ協奏曲を手掛けたのはピアノやヴァイオリンの協奏曲よりずっと後の1946
年。前2 作に比べるとポピュラリティが下がりますが、楽器の機能と魅力を熟知していただけありきわめて雄弁。エキゾチックなアルメニア色に酔わされます。
ペンデレツキの2 番は1982 年の作で、ベルリン・フィル創立百年とロストロポーヴィチに捧げられました。単一楽章ながら演奏時間36
分の大曲で、トーンクラスターや弦のグリッサンドが多用され、ペンデレツキならではの音世界を作っています。
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ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS
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「エルサレム」
1. Palanstinalied / 2. Deus miserere /
3. Polorum regina /
4. Winder wie ist nudein kraft / 5. La
quinte estampie real /
6. Como poden per sas culpas / 7. Ow?dirre
sumerzit /
8. Stella splendens / 9. Chanconeta Tedescha
/
10. Lammabada / 11. Kharwat habibi /
12. Istampitta La Belicha / 13. Uri tsafon
/
14. Adonhaselihot / 15. Az yashir Moshe
/
16. Samaitani chalaitani / 17. Reyah hadas
/
18.Ma navu al heharim / 19. Lecha dodi
/ 20. Ani tsame |
アンドレス・ムストネン(指揮)
ホルトゥス・ムジクス |
東洋的な香りを帯びた中世音楽集
録音:2017 年/71’36’’
オリエンタルな香りのする中世音楽集。ユニゾンの雄々しい聖歌にアラブ的な抑揚の管楽器や弦楽器が付き添い不思議な効果を上げる曲、小気味良い太鼓がポコポコとリズムを刻む曲、重唱で歌われるクセの強い和声が部分的に現代的な美しいコードになっちゃう曲など、聴いて楽しい音楽が並んでいます。
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HAENSSLER
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グリンカ:歌曲集(全22曲)
竪琴に寄せて/眠りのうちにも/恋人よ、覚えていておくれ/
ああダフニス、この魂を/心を突き刺される思い/
私は素晴らしい瞬間を覚えている/何故だか言って/
哀れな歌い手/ひばり/私の心に燃える憧れの炎/
お前といることは何と甘美なことか/セレナード/
ヴァネツィアの夜/秋の夜/ああ夜よ、お前は/
真夜中の閲兵/心が痛むと言わないで/疑惑/
告白/勝利者/メーリ/むだに誘いをかけないで |
ユリヤ・スクマノワ(ソプラノ)
エレーナ・スクマノワ(ピアノ) |
ロシア音楽好きなら愛聴盤になること間違いなしの絶美な世界
58’ 55”
グリンカといえば「ルスランとリュドミラ」序曲ばかりが有名ですが、「ロシア音楽の父」とみなされ、ショスタコーヴィチやプロコフィエフら20
世紀ソ連の作曲家たちからも崇拝される存在でした。
それはロシア音楽のエッセンスをすべて含み、たゆまずして湧き出る自然なメロディが後輩たちの羨望となりました。そのグリンカの魅力をもっとも表しているのが歌曲。いずれもロシア的な美しいメロディに満ち、なんともいえない余韻を作り出しています。
ユリヤとエレーナ・スクマノワ姉妹はロシア出身で現在ドイツを本拠に活躍しています。ヘンスラー・レーベルはラフマニノフ歌曲集(HC16024)
に次ぐ第2 弾。誰にも真似のできない世界を醸しだしています。
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PENTATONE
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PTC 5186658
(SACD HYBRID)
¥2700 →\2490
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ネムタヌ姉妹VS児玉姉妹
マルティヌーの2つの協奏曲
マルティヌー:
(1)2つのヴァイオリンのための協奏曲H.329
(1950)
(2)ヴィオラと管弦楽のためのラプソディ・コンチェルト
(1952)
(3)2台のピアノのための協奏曲H.292 (1943) |
デボラ・ネムタヌ&
サラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)(1)
マガリ・ドメス(ヴィオラ)(2)
児玉麻里& 児玉桃(ピアノ)(3)
ローレンス・フォスター(指揮)
マルセイユ・フィルハーモニー管弦楽団 |
2 人の独奏を要するマルティヌーの協奏曲、児玉麻里&
桃、デボラ&サラ・ネムタヌの超豪華ソリストで音になった!
録音:2017 年6 月20-30 日/フリシュ・ラ・ベル・ド・メ(マルセイユ)/DSD、マルチチャンネル、62’
52”、輸入盤・日本語帯付
SACD ハイブリッド盤。
「チャイコフスキー・ファンタジー」(PTC5186579
/ KKC5666)が大好評だった児玉麻里& 桃姉妹デュオの第2
弾。ただしマルティヌーの協奏曲を集めたアルバム中で「2
台のピアノのための協奏曲」を披露。
マルティヌーの作品はチェコのスプラフォン・レーベルが熱心に紹介を続けていますが、壮年期の大半をパリに暮らし「エコール・ド・パリ」のメンバーとして活躍したので、フランスの音楽家にとっても自国の音楽としての自負があるのでしょう、チェコの演奏陣とは異なる充実の演奏を繰り広げています。巨匠ローレンス・フォスターがマルセイユ・フィルを振り、協奏作品3
点で爆演を繰り広げています。
児玉姉妹の奏する「2 台のピアノのための協奏曲」は1943
年の作。この後マルティヌーは作風を変え、チェコの民族色香るわかりやすいものになっていきますが、当曲はまだ兇暴で驚くほど複雑な様相を呈しています。ひたすらガンガン弾くと混沌の世界になってしまいますが、児玉姉妹は神業的バランスと明晰さでマルティヌーが頭に描いていた音響を濁ることなく再現しています。非常な生命力に満ち、聴けばエネルギーをもらえます。
ヴァイオリンはフランスのデボラ& サラ・ネムタヌ姉妹による「2
つのヴァイオリンのための協奏曲」こちらはずいぶん穏やかな作風になっていますが、マルティヌー自身ヴァイオリンに精通していたため複雑な重音やパッセージが多用された難曲となっています。ともにジェラール・プーレ門下のネムタヌ姉妹は正確かつ清潔に演奏。もともとルーマニアの家系で、マルティヌーのラプソディックな東欧色は好きだと述べています。
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PROFIL
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ついに完結。サラステのブラームス交響曲チクルス!
ブラームス:
(1)交響曲第4番ホ短調Op.98
(2)大学祝典序曲Op.80
(3)悲劇的序曲Op.81 |
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
ケルンWDR 交響楽団 |
録音:2017 年7 月11-15 日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)/61’
47”
交響曲第1&3 番(PH 13028)、第2 番(PH
17057) に続く、サラステ& ケルンWDR 響によるブラームス交響曲の完結篇。今回は第4
番と2 つの序曲。サラステはブラームスに熱意を示し、協奏曲を含むオーケストラ曲を連続でとりあげて注目されていますが、今回の3
曲も2017 年夏のコンサート・ライヴで、練り上げられた解釈と説得力に驚かされます。
交響曲第4 番はブラームス晩年の作風を示す渋く深い瞑想性にあふれていますが、サラステはやや速めのテンポと威圧感のなさで、シベリウスを思わせる透明感を紡ぎ出しています。
「大学祝典序曲」も「悲劇的序曲」も推進力に満ちていてあっという間に聴かせてしまいますが、やはり北欧の物語を聞いているような描写性を感じます。ついに完結したサラステのブラームス交響曲全集、円熟ぶりと新鮮さでユニークな決定盤が登場したと申せましょう。
旧譜 第1〜3番 |
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サラステ&WDR 響、2013 年1月最新ライヴ
ブラームス:
交響曲第1番ハ短調op.68 [43’09”]
交響曲第3番ヘ長調op.90 [35’10”] |
ケルンWDR 交響楽団
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮) |
収録:2013 年1 月23-27 日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)/DDD、ステレオ、78’
36”
マーラー、ストラヴィンスキー、シェーンベルクに続く、Profilによるサラステ&ケルンWDR響シリーズの最新盤。ブラームスのふたつの交響曲はいずれも、2013
年1 月に本拠ケルンのフィルハーモニーでおこなわれたばかりのコンサートの模様をライヴ収録したもので、当日はアルバムとは逆に、第3
番のあと、休憩を挿んで第1 番の順で演奏されています。
これまでのディスコグラフィからは、シベリウスをはじめとする北欧作品のエキスパートとしてのイメージで語られることの多いサラステですが、実演では古典から近現代作品まで広範なレパートリーをカバーしており、ブラームスもサラステの得意とする作曲家のひとり。
サラステがブラームスに力を入れていることは、演奏会記録からもうかがえます。比較的近いところでは、2009
年にロンドン・フィルを指揮して第1交響曲を演奏して、その好評を受けて2011
年にもロンドン・フィルに登場して第2 交響曲を演奏していましたし、2012
年3 月にかつて音楽監督を務めたトロント響に客演して第3
交響曲を取り上げてもいました。
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正攻法ながら重くないブラームス
ブラームス:
(1)交響曲第2番ニ長調Op.73
(2)ハイドンの主題による変奏曲Op.56a |
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
ケルンWDR交響楽団 |
録音:2017年7月11-15日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)/60’
42”
交響曲第1&3番(PH 13028)に続く、サラステ&ケルンWDR響による待望のブラームス第2弾。今回は第2番と「ハイドンの主題による変奏曲」。
サラステはブラームスに熱意を示し、協奏曲を含むオーケストラ曲を連続でとりあげて注目されていますが、今回の2曲は今年2017年夏のコンサート・ライヴで、練り上げられた解釈と説得力に驚かされます。
基本的には奇を衒わぬ正攻法の演奏で、やや速めのテンポと切れ味の良さが、ブラームスならではの厚い音から涼しげな風を通すような快演をなっています。「ハイドンの主題による変奏曲」も推進力に満ちていてあっという間に聴かせてしまいます。サラステの円熟ぶりが存分に示されたアルバムです。
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いつの時代も愛唱歌
(1)マキシモ・ディエゴ・プホール:2つのカンデンベロスの歌
(2)シューベルト:アヴェ・マリア
(3)ラヴェル:ハバネラ形式による小品
(4)モーツァルト:ソナタ イ長調K.331「トルコ行進曲つき」
(5)J.S.バッハ:管弦楽組曲〜アリアとバディネリ
(6)キシモ・ディエゴ・プホール:ブエノスアイレス組曲
(7)イラディエル:ラ・パロマ
(8)グラナドス:アンダルーサ
(9)ゴダール:ヴァルス〜組曲Op.116より
(10)マラン・マレ:スペインのフォリア |
デュオ・パラティーノ
【クリスティアーネ・マイニンガー(フルート)、
フォルカー・ヘー(ギター)】 |
バロックからポピュラーまで魅力的なフルートとギターのデュオ
録音:2017 年10 月3-5 日/回廊礼拝堂(ウメット)/78’
52”
フルートのクリスティアーネ・マイニンガーとギターのフォルカー・ヘーによるデュオ・パラティーノ。彼らの故郷である南西ドイツのラインラント=プファルツ州を意味し、録音もその地で行われました。
収録曲は時代と地域をまたいでいて多彩。バロック期のマラン・マレから1957
年生まれのアルゼンチンの作曲家マキシモ・ディエゴ・プホールに至る世界史を音楽で俯瞰できます。バロック期のマレとバッハからモーツァルトの異国趣味を通過し、フランスのオシャレなサロンを楽しんだ後、大西洋を渡ります。
そしてスペイン起源のハバネラがアルゼンチン・タンゴへと進化し、ピアソラ風世界となります。フルートとギターの組み合わせは相性が良く、ニュアンスあふれる演奏を堪能できます。
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WIGMORE HALL LIVE
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シューベルト:歌曲集/イアン・ボストリッジVol.4
悲しみ D722/小人 D771/夜と夢 D827/
ミューズの子 D764/去っていった人に D765/
川のほとりで D766/歓迎とお別れ D767/
さすらい人の夜の歌 II D768/竪琴に寄す
D737/
湖のほとりで D746/森で D738/魔王 D328/
月に寄せて D259/恋人の傍 D162/夜の歌
D119/
恋する者の様々な姿 D558/海の静けさ D216/
湖上にて D543/ミニョンに D161/最初の喪失
D226/
ガニューメト D544/月に寄せて D296 |
イアン・ボストリッジ(テノール)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ) |
現代最高峰のリート歌手イアン・ボストリッジ、ウィグモア・ホールでのライヴ・シリーズ第4
弾!
録音:2014 年9 月16 日ロンドン、ウィグモア・ホール、ライヴ/69’30
英国出身の名テノール、イアン・ボストリッジ。知的なアプローチ、多彩な美声、そして繊細な語り口で21
世紀を担うリート歌手です。
このアルバムは、2013 年9 月にロンドンのウィグモア・ホールで行われたシューベルト・チクルス第4
弾。ボストリッジは1995 年のウィグモア・ホールでの初リサイタル以降チケットはいつも完売という人気ぶり。ピアノは彼が全幅の信頼を寄せるジュリアス・ドレイクです。
「悲しみ D722」にはじまり、「さすらい人の夜の歌
II D768」、そして「魔王 D328」と聴き手をのみ込むような内に秘めた激情で、いっきに歌い上げます。
ボストリッジの理知的な歌唱、澄み渡る高音域の響き、そしてシューベルトの心理描写を巧みに描いています。ドレイクは、澄み渡る美しいピアノの音色がすっと心に響く名伴奏です。
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<メジャー・レーベル>
<映像>

3/6(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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CHANDOS
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CHSA 5187
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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マイケル・コリンズの吹き振り!
クルーセル:クラリネット協奏曲集
クラリネット協奏曲第1番変ホ長調 Op.1
クラリネット協奏曲第2番ヘ短調 Op.5《グランド・コンチェルト》
クラリネット協奏曲第3番変ロ長調 Op.11
序奏とスウェーデンの旋律による変奏曲
変ロ長調 |
マイケル・コリンズ
(クラリネット&指揮)
スウェーデン室内管弦楽団 |
クルーセルの3つのクラリネット協奏曲!
☆現代最高のクラリネット奏者の一人、マイケル・コリンズ!
☆フィンランド古典派の作曲家、ベルンハルト・クルーセルの3つの協奏曲!
☆コリンズは、5月4日「びわ湖クラシック音楽祭2018」で来日予定!
ロンドン・シンフォニエッタやフィルハーモニア管弦楽団の首席奏者を歴任し、ナッシュ・アンサンブルのメンバーとしても活躍した現代最高のクラリネット奏者の一人、マイケル・コリンズ。
モーツァルトやウェーバーも名曲コンチェルトからイギリスの重要レパートリーまで、優れた協奏曲アルバムで人気を博すマイケル・コリンズの新たなコンチェルト・レコーディングは、クラリネットの優れた演奏家としても活躍したフィンランド古典派の作曲家、ベルンハルト・クルーセル(1775−1838)!
2010年からはシティ・オヴ・ロンドン・シンフォニアの首席指揮者も務めるコリンズがスウェーデン室内管弦楽団を吹き振りし、高い技巧が要求される古典派クラリネットの重要作品で、気品溢れる優美な音色を響かせます。
※録音:2017年5月15日−18日、オレブルー・コンサートホール(スウェーデン)
☆マイケル・コリンズ来日公演予定!
5月4日 近江の春 びわ湖クラシック音楽祭2018

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CHSA 5210
(SACD HYBRID)
¥2800 →\2590
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ジェームズ・エーネス(ヴィオラ)
ウォルトン:ヴィオラ協奏曲
ヴィオラ協奏曲*
弦楽オーケストラのためのソナタ
管弦楽のためのパルティータ
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ジェームズ・エーネス(ヴィオラ)*
エドワード・ガードナー(指揮)
BBC交響楽団
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ガードナーのウォルトン第3弾、エーネスが弾く「ヴィオラ協奏曲」!
☆イギリスの若きマエストロ、エドワード・ガードナー!
☆大好評のウォルトン第3弾は、カナダの天才ジェームズ・エーネスが弾くヴィオラ協奏曲!
イングリッシュ・ナショナル・オペラの若き音楽監督として活動し、2015年からはベルゲン・フィルの首席指揮者としてますます活躍を広げるイギリスの次代の盟主、エドワード・ガードナー。
英グラモフォン誌「RECORDING OF THE MONTH」や英インターナショナル・レコード・レビュー誌「IRR
UTSTANDING」に選ばれるなど、世界で高い評価を得るガードナーのウォルトン・シリーズ。第3弾では、カナダの天才ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネスが登場。エーネスが「これは10代の頃から大好きだった作品」と語るウォルトンの「ヴィオラ協奏曲」を弾きます。
また、弦楽四重奏曲イ短調(1945-47)からアレンジされた「弦楽オーケストラのためのソナタ」や、「管弦楽のためのパルティータ」など、ウォルトン後期の成熟した管弦楽作品の収録も、英国音楽ファン注目です。
録音:2017年6月17日−18日、ワトフォード・コロッセウム(ハートフォードシャー、イギリス)

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バリー・ダグラス(ピアノ)
シューベルト:ピアノ独奏作品集Vol.3
ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 Op.post, D.958
6つの楽興の時 Op.94, D.780
挨拶を送ろう D.741(リスト編曲 S.558-1)
水の上で歌う Op.72, D.774(リスト編曲
S.558-2) |
バリー・ダグラス(ピアノ) |
2017年来日公演曲目収録!ダグラスのシューベルト第3弾!
☆チャイコフスキー・コンクールのゴールド・メダリスト、バリー・ダクラス!
☆大成功のブラームスに続くシューベルト第3弾、「ピアノ・ソナタ第19番」と「楽興の時」!
1986年の第8回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で、クライバーン以来となるロシア人以外でのゴールド・メダリストに輝いたアイルランドの名手、バリー・ダグラス。専属アーティストとして加わったシャンドス(Chandos)で全6巻に及ぶブラームスのピアノ独奏作品全集を完成させ、その円熟の表現が全世界で賞賛を浴びているダグラスが次に歩むシューベルトのピアノ作品集。
第3巻では、シューベルト晩年の3大ソナタの一つ「ピアノ・ソナタ第19番」と、『いしかわ・金沢
風と緑の楽都音楽祭2017』での来日公演でも披露された、名曲「楽興の時」を収録。また、フランツ・リスト編曲による歌曲からのピアノ・トランスクリプション2曲も嬉しいポイントです。
録音:2017年5月23日−24日、アイルランド

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ラテン・ウィンズ
ロドリーゴ:管弦楽のための《青いユリのために》
(ロドリーゴ編吹奏楽版)*
ヴィラ=ロボス:
木管四重奏と吹奏楽のためのコンチェルト・グロッソ†
ロドリーゴ:吹奏楽のためのアダージョ*
ヴィラ=ロボス:吹奏楽のための3楽章の幻想曲
(ショーロの形式による)†
カルロス・チャベス:チャプルテペク† |
ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・
ミュージック・ウィンド・オーケストラ
クラーク・ランデル(指揮)†
マーク・ヘロン(指揮)* |
ロドリーゴ! ヴィラ=ロボス! チャベス!名門吹奏楽団が吹くラテン・アルバム!
☆吹奏楽の名門、王立ノーザン音楽大学(RNCM)のウィンド・オーケストラ!
☆スペインからメキシコ、ブラジルまで、刺激的で情熱的なラテン・トラディショナルの吹奏楽作品集!
これまで、「イギリス」、「ドイツ」、「フランス」、「北欧」、「ロシア」、「ダンス」、「マーチ」、「オマージュ」など様々なテーマに沿った多くの吹奏楽名盤をChandosに吹き込み、2016年にはアカデミー賞作曲家ロバート・ラッセル・ベネットの吹奏楽作品集の録音でも話題を呼んだイギリスの名門バンド、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージック(RNCM/王立ノーザン音楽大学)のウィンド・オーケストラ。
RNCMウィンド・オーケストラの最新録音は、「ラテン」をテーマに、スペインのホアキン・ロドリーゴから、ブラジルのエイトル・ヴィラ=ロボス、メキシコのカルロス・チャベスまで、刺激的で情熱的なラテン・トラディショナルの吹奏楽作品集を繰り広げます。
録音:2017年1月19日−21日、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージック・コンサート・ホール(マンチェスター) |
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バツェヴィチ:四重奏曲&五重奏曲集
ピアノ五重奏曲第1番*/
ピアノ五重奏曲第2番*/
4本のヴァイオリンのための四重奏曲†/
4本のチェロのための四重奏曲‡ |
シレジア弦楽四重奏団*
〔シモン・クシェショヴィエツ(ヴァイオリン)†、
アルカディウシュ・クビツァ(ヴァイオリン)†、
ウカシュ・スィルニツキ(ヴィオラ)、
ピオトル・ヤノシク(チェロ)〕、
ヴォイチェフ・シヴィタワ(ピアノ)*、
クシシュトフ・ラソン(ヴァイオリン)†、
マウゴジャタ・ヴァシュチョネク(ヴァイオリン)†、
ポーランド・チェロ四重奏団‡
〔トマシュ・ダロフ(チェロ)、
ヴォイチェフ・フダラ(チェロ)、
クシシュトフ・カルペタ(チェロ)、
アダム・クシェショヴィエツ(チェロ)〕 |
シレジア弦楽四重奏団第2弾!グラモフォン賞を受賞したバツェヴィチの続編!
1978年にシマノフスキ音楽アカデミーの卒業生たちによって結成されたクヮルテット、"シレジア弦楽四重奏団"。英グラモフォン賞2017で見事「室内楽部門賞」に輝いた前作(CHAN
10904)に引き続き、ポーランドの女流ヴァイオリニスト&作曲家、グラジナ・バツェヴィチ(1909−1969)の室内楽作品集が登場。
2つのピアノ五重奏曲では、イタリア・バルドリーノ国際ピアノ・コンクール第1位、ロン=ティボー国際コンクール第2位&聴衆賞を獲得し、第12回ショパン国際ピアノ・コンクールではポロネーズ賞に輝いたポーランドの次代の名手、ヴォイチェフ・シヴィタワが参加!
また、「4本のヴァイオリン」、「4本のチェロ」といったユニークな編成の四重奏曲にも注目です。
※録音:2010年9月7日−12日&2017年9月26日−27日、コンサート・ホール(シマノフスキ音楽アカデミー、ポーランド) |
TACTUS
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ジュリアーニ:声楽とギターのための作品集
大序曲 Op.61/6つのアリエッタ Op.95/
ヘンデルの主題による変奏曲 Op.107/
ロマンス Op.27/英雄ソナタ Op.150/
6つのカヴァティーナ Op.39/
歌劇《タンクレディ》の「こんなに胸騒ぎが」による
カヴァティーナ Op.79 |
ロッサーナ・ベルティーニ(ソプラノ)
ダヴィデ・フィッコ(ギター) |
コンパーニャ・デル・マドリガーレの立役者たち。ベルティーニとフィッコが奏でるジュリアーニのデュオ!
クラシック・ギターの歴史の中で燦然と輝くイタリア、ナポリのヴィルトゥオーゾ、マウロ・ジュリアーニ(1781−1829)。
19世紀のコンポーザー=ギタリストが遺した声楽とギターのための美しき作品を歌うのは、モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」(OGCD
922807)がレコードアカデミー賞に選ばれたラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレのメンバーとしても活躍中の名ソプラノ、ロッサーナ・ベルティーニ!
イタリア古楽界屈指のギタリストの1人であり、レコーディング・エンジニア(前述のモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」でもエンジニアを担当)としても高名なダヴィデ・フィッコとのデュオが、ジュリアーニのメロディアスな旋律美と、ヴィルトゥオーゾならではのテクニカルなパッセージをたっぷりと聴かせてくれています。
※録音:2013年7月、イタリア

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フランツォーニ:アッパラート・ムジカーレ
Op.5 |
カペラ・ムジカーレ・ディ・サンタ・バルバラ
ウンベルト・フォルニ(オルガン&指揮) |
アマンテ・フランツォーニ(1579−1630)は、マントヴァの聖バルバラ教会、フォルリ大聖堂の楽長などを歴任し、ゴンザーガ宮廷にも仕えた16〜17世紀イタリアの作曲家。
その作品には、同じくゴンザーガ宮廷に仕えていたことでも知られるモンテヴェルディからの影響が見受けられています。
※録音:2016年12月4日、マントヴァ |
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トラスフィグラツィオーネ 〜 フルートとハープのための音楽
デ・ロッシ・レ:エピストラリオ・インヴェンタト/
ヴォルピ:メッセージ#2/ボー:2つの小品/
シティーノ:ウナ・コルトリナ・ダ・ウェスト・エッグ/
レッタリアーティ:マンドラゴラ/
トラヴェルシ:グリ・アビティ・デル・マレ/
ベネデッティ:ネル・フレド・シエロ・ディンヴェルノ/
ピアチェンティーニ:ジョーキング・バーズ |
デュオ・ナルテックス
〔アンドレア・ビアジーニ(フルート)、
マリア・キアラ・フィオルッチ(ハープ)〕
マルタ・ヴルピ(ソプラノ)
セルジオ・レオーネ(バリトン)
ラウラ・マンチーニ(打楽器)
ステファノ・クッチ(指揮) |
この「トラスフィグラツィオーネ(変容)」は、1950年台以降に生まれたイタリアの作曲家たちが、2000年から現在までにかけて作曲したフルートとハープのためのデュオを世界に向けて発信するプロジェクト。
イタリア、ペルージャの若手デュオが、21世紀の室内楽作品で息の合ったアンサンブルを披露してくれています。
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GENUIN
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「♯ホルンライクス」
(1)ヘンデル:ヴィーヴォ(水上の音楽第1組曲第3曲より)
(2)ヘンデル:私を泣くがままにさせてください(「リナルド」より)
(3)ペルゴレージ:悲しみの聖母は立っていた(スターバト・マーテル
より)
(4)ドヴォルザーク:ラルゴ(交響曲第9番
ホ短調 Op.95 「新世界から」より)
(5)-(7)ブルックナー:3つのコラール
(8)メンデルスゾーン:そしてかの方は彼の天使たちに命じた(「エリアス」より)
(9)メンデルスゾーン:夜想曲(「夏の夜の夢」
Op.61 より)
(10)バッハ:アレグロ(ブランデンブルク協奏曲第2番
ヘ長調BWV1074より)
(11)A.マルチェッロ:アダージョ(オーボエ協奏曲
ニ短調 より)
(12)ブルックナー:スケルツォ(交響曲第4番
変ホ長調 「ロマンティック」 より)
(13)ヴェルディ:奉納唱(レクイエム より)
(14)ピアソラ:メディタンゴ
(15)ワーグナー:森のささやき(「ジークフリート」より)
(16)シューベルト:アンダンテ・コン・モト(交響曲第7番
ロ短調 D759 「未完成」 より)
(17)フンパーディンク:夕べの祈り(「ヘンゼルとグレーテル」より)
(18)ウェーバー:村の人々の合唱(「魔弾の射手」より)
(編曲:(1)(9)-(11)クリストフ・エス/(2)-(4)(8)(12)(13)(15)-(18)シュテファン・ショットシュテット/
(5)-(7)ヘルツェル&エス/(14)ケーラー) |
ジャーマン・ホルンサウンド:
【クリストフ・エス(ホルン)、ゼバスティアン・ショル(ホルン)
シュテファン・ショットシュテット(ホルン)、ティモ・シュタイニンガー(ホルン)】 |
絶好調のジャーマン・ホルンサウンド!ホルン四重奏によるバロックからブルックナー、ピアソラまで!
録音:2017年5月15−18日 ヴァルシュタイン、72'38
ドイツのホルン四重奏団、ジャーマン・ホルンサウンドの新録音。#ホルンライクス
と題されたこのCDではバロックから近代までの様々な有名曲をホルン四重奏で演奏している。
ヘンデルの水上の音楽やウェーバーの「魔弾の射手」、ブルックナーのロマンティック交響曲のように元々ホルンが活躍する曲もあれば、声楽曲やピアソラのタンゴもあり、とにかくいずれもホルン節をたっぷり楽しめる。
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なぜあまり演奏されないのか・・・
後期ロマン派の美を守り続けた
オトマール・シェック弦楽のための作品集 〜「夏の夜」
シェック(1886-1957):
(1)弦楽のための組曲 変イ長調Op.59
(2)チェロと弦楽のための協奏曲Op.61
(3)弦楽のための田園間奏曲「夏の夜」Op.58 |
ゲフォルク・ガラベキャン(指揮)
イ・テンピ室内管弦楽団
クリストフ・クロワゼ(チェロ) |
その美しさは、フランスともドイツとも北欧とも違う。
結局のところシェック独りのもの。
後期ロマン派の美を守り続けたオトマール・シェックその孤高とすらいえる弦楽作品集。
録音:2017年3月21‐24日 チューリヒ、71'47
20世紀前半に後期ロマン派の美を守り続けたスイスの作曲家、オトマール・シェック(1886-1957)。その独特のロマンティシズムには根強い支持者がいる。
このCDにはシェックの弦楽オーケストラのための作品を3曲収録。組曲
変イ長調は長調でありながら憂い陰りがあちこちで美しさを醸している。
チェロ協奏曲はことに第2楽章の深い情感が素晴らしい。
夏の夜は、ゴットフリート・ケラー(1819—1890)の詩に基づいた作品。なぜあまり演奏されないのか不思議なほど幻想的な美しさに満ちた名曲。
イ・テンピは2013年結成のバーゼルを拠点とするオーケストラ。イ・テンピ
I Tempiはイタリア語で「時」の複数形で、取り上げる作品ごとにその時代に即した楽器を用いる方針から名付けられた。創設以来ゲフォルク・ガラベキャンが指揮に当たっている。クリストフ・クロワゼは1993年生まれのスイスの若いチェリスト。
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〜ドイツ音楽コンクール2016年入賞者〜
カタリーナ・コンラーディ(ソプラノ)
○シューベルト:夜と夢 D827/秘めた恋
D922/春の信仰 D686
○トロヤーン:真夜中に/私は暗い夢の中に立ち
○ドビュッシー:あらわれ/月の光/ロマンス
○ブーランジェ:私のベッドの下で/あなたは心から私を見た
○ラフマニノフ:
私の窓辺に Op.26-10/ここは素敵なところ
Op.21-7/夢 Op.38-5
○クシェネク:ああ、涙を流し Op.48 (全3曲)
○ライトマン:蝶/そう、物事はそういうものだ/古い家
○R.シュトラウス:薔薇のリボン Op.36-1/明日!
Op.27-4 |
カタリーナ・コンラーディ(ソプラノ)
ゲラルト・フーバー(ピアノ)
アンドレアス・リップ
(クラリネット;ライトマン) |
録音:2017年9月4-7日 ライプツィヒ、DDD、67'38
若く瑞々しい美声のソプラノが好きならばこのCDはぜひ耳にすべきだ。
2016年のドイツ音楽コンクール Deutscher
Musikwettbewerb 入賞者(このコンクールは複数入賞制)の一人、ソプラノのカタリーナ・コンラーディが歌う歌曲集。カタリーナ・コンラーディは1988年、キルギス共和国の首都ビシュケクの生まれ。母国で学んだ後、2009年から2013年までベルリン芸術大学で学び、この間に舞台デビューを果たしている。2014年からミュンヘン音楽舞台大学で学んでいる。2015年からヴィースバーデン・ヘッセン州立劇場に所属している。
実に美しい声の持ち主で、特に透明で伸びの良い高音は既に一級品だろう。録音時まだ20代というまだ駆け出しのソプラノとはいえ、初めの一歩としてはたいへんに上出来と言うしかない。今後の活躍が楽しみな逸材だ。
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「リスト:ピアノ作品集」
ヴォロニンツェの落穂拾い S.249(全3曲)
3つの演奏会用練習曲 S.144〜練習曲第2番
ヘ短調 「軽やかさ」
愛の夢第3番 変イ長調 S.541-3
ウィーンの夜会 S.427〜アレグロ・コン・ストレーピト
イ短調
愛の歌 S.566(シューマンの歌曲の編曲)
春の夜 S.568(シューマンの歌曲の編曲)
ハンガリー狂詩曲S.244〜第5番ホ短調/第11番イ短調/第12番嬰ハ短調
スペイン狂詩曲S.254 |
アレクサンドラ・ミクルスカ(ピアノ) |
録音:2017年2月28日-3月3日 ライプツィヒ、83'23
ポーランドの注目ピアニスト、アレクサンドラ・ミクルスカの弾くリスト。
アレクサンドラ・ミクルスカは1981年、ワルシャワの生まれ。2005年のショパン・コンクールでは上位入賞は逃したものの非常に注目されて特別賞を受賞している。
じっくり聞かせるタイプのピアニストで、このリストのCDでも実に繊細な音楽でリストの美しさを聞かせてくれる。
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ミュンヘン・ピアノ三重奏団のGENUINへの9枚目のCD
R.シュトラウス:
(1)ピアノ三重奏曲第2番 ニ長調
(2)ピアノ四重奏曲 ハ短調 Op.13 |
ミュンヘン・ピアノ三重奏団:
【ドナルト・ズルツェン(ピアノ)
ミヒャエル・アールト(ヴァイオリン)
ゲルハルト・ツァンク(チェロ)】
(2)ティロ・ヴィーデンマイヤー(ヴィオラ) |
録音:2017年6月3−5日 ミュンヘン、66'29
2017年に結成35年を迎えたミュンヘン・ピアノ三重奏団のGENUINへの9枚目のCD。
ミュンヘンに縁の深いリヒャルト・シュトラウスのピアノ三重奏曲第2番とピアノ四重奏曲を演奏。ピアノ三重奏曲第2番はシュトラウスが14歳の時の若書きだが、ドイツ・ロマン派の情感豊かな佳作で、それをミュンヘン・ピアノ三重奏団が愛情を込めてじっくり演奏している。
ピアノ四重奏曲はシュトラウスが二十歳の年の作品で、ブラームスからの影響が色濃い中にもより近代的な響きが感じ取れる作品。ヴィオラにバイエルン国立歌劇場のヴィオラ奏者ティロ・ヴィーデンマイヤーを迎え、スケール大きな演奏を繰り広げている。
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〜ドイツ音楽コンクール2016年入賞者〜
ジーモン・ヘフェレ(トランペット)
リゲティ:マカーブルの秘密/
ジョリヴェ:7つの小品(エプタド)/
細川俊夫:霧の中で/
ハミルトン:5つの情景/
武満徹:径/
HKグルーバー:晒された喉 |
ジーモン・ヘフェレ(トランペット)
竹沢絵里子(ピアノ)
カイ・シュトローベル(打楽器) |
録音:2017年8月12,14-17日 ベルリン、62'00
2016年のドイツ音楽コンクール Deutscher
Musikwettbewerb 入賞者(このコンクールは複数入賞制)の一人、トランペット奏者ジーモン・ヘフェレのCD。
1966年のハミルトンの5つの情景から細川の2016年の霧の中でまで比較的新しい作品ばかり取り上げている。ジーモン・ヘフェレは1994年、ヘッセン州のグロース=ウムシュタットの生まれ。既にソリストとしてかなりの活躍をしている。竹沢絵里子は広島生まれのピアニスト。1984年にドイツに渡る。伴奏ピアニストとして世界各地で活躍している。
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イーゴリ・マリノフスキー、ヴィヴァルディの四季
ヴィヴァルディ(1678-1741):
ヴァイオリン協奏曲集「四季」Op.8No.1-4 |
イーゴリ・マリノフスキー
(独奏ヴァイオリン,指揮)
ドレスデン・レジデンス管弦楽団 |
録音:2017年1月2-4日ライプツィヒ、39'12
イーゴリ・マリノフスキーがヴァイオリン独奏を務めるヴィヴァルディの四季のCD。
イーゴリ・マリノフスキーは1977年、ソ連のスヴェルドロフスク(現在のロシアのエカテリンブルク)の生まれ。1991年にウィーンに移り、以降ヨーロッパで広く活動している。
四季には数多くの個性的な録音があるが、マリノフスキーはここでは独奏ヴァイオリンにオーケストラと言いながらも弦楽五部各一人、チェンバロという極少人数のアンサンブルで、ヴィブラートを控えめにスッキリと美しい演奏を心がけている。
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「ドビュッシーと彼の友人たち」
ドビュッシー(ラフルランス編):二つのアラベスク
ドビュッシー(ベイラーオ編):ベルガマスク組曲
ルーセル:笛吹きたち Op.27
ドビュッシー::シランクス
デュカス:牧神のはるかな嘆き
プーランク:フルートとピアノのためのソナタ
ラヴェル(フルリ編):ハバネラ形式の小品 |
デュオ・マティック・フート:
【クリスティアン・マティック
(フルート)
マティアス・フート(ピアノ)】 |
録音:2017年3月26-29日 バイエルン州ポリング、53'58
ピアノ伴奏のフルート演奏は普通だが、デュオを名乗って活動するのは珍しい。
デュオ・マッティック・フートは、フルート奏者のクリスティアン・マティックとピアニストのマティアス・フートのベテランの二人によるデュオ。クリスティアン・マティックはバイエルン室内管弦楽団に所属しつつ、ソロ活動を盛んに行っている。しっとりとした音色が素晴らしい。マティアス・フートはザルツブルクのモーツァルテウムでハンス・レイグラフに学んだ人で、品の良さが光る。 |
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「超越 transcendence」
フランク:前奏曲、コラールとフーガ FWV21
エネスコ:ピアノ・ソナタ Op.24-1
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178 |
ミハイ・リティヴォイウ(ピアノ) |
録音:2017年5月10-12日 ノーサンプトンシャー、72'57
「超越(transcendence)」 と題されたCD。ミハイ・リティヴォイウはルーマニア、ブカレスト生まれのピアニスト。6歳からピアノを学び始め、2011年のジョルジュ・エネスク国際ピアノ・コンクールで3位(1位なし、3位二人)入賞を果たし、以降広く活躍している。理知的で緻密に弾くタイプのピアニストである。エネスコ(エネスク)のピアノ・ソナタは比較的珍しい作品だが、リティヴォイウは思い入れが強いようで各地で演奏している。
GENUINにしては珍しい英国録音。
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「小さな目、大きな世界」〜少年合唱による世界の歌
フンガ・アラフィア(東アフリカの歓迎の歌)/
シュトライヒ:カモメの歌/ギルキソン:気楽に試してごらん/
クライン:チャ=チャ=チャ=チンチラ/ラコミ:小川/
エポ・イ・タイ・タイ・エー(ニュージーランドのマオリ族の歌と踊り)/
ハーゲン:水の中の魚/シュトライヒ:巡る惑星の上で/
イスフェルト:狼の歌/
フォイステル:フェリチタス、イモムシの子/
ツュークハルト:郵便切手/フューレ:マモ、月の男/
フューレ:世界は大きい/
ヴィスキルヒェン:猫たちは夜通し歩く/ケーニヒ:夢の歌 |
ゾフィー・バウアー(指揮)
ライプツィヒ歌劇場少年合唱団 |
録音:2017年1月27-29日 グロースドイベン、38'50
小さな目、大きな世界 と題された、ライプツィヒ歌劇場少年合唱団の歌う世界の歌。
といっても20世紀に作られたドイツの歌も多い。水の中の魚は、パンクの令嬢ニナ・ハーゲンの最初のアルバム「ニナ・ハーゲン・バンド」に含まれる曲。
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<メジャー・レーベル>
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フランスDECCA
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4827080
(12CD)
\8600→\7990 |
フランス・フルート界の至宝
《マクサンス・ラリューの芸術》
CD 1
T. ALBINONI , L. VINCI , A. VIVALDI ,
B. MARCELLO , P. LOCATELLI / Sonates*
Anne-Marie Beckensteiner, clavecin
A. VIVALDI / Concertos da camera , Sonates
en trio*
Quatuor Instrumental Maxence Larrieu
CD 2
G.P. TELEMANN / Quatuor , Sonate en trio*
Quatuor Instrumental Maxence Larrieu
J.J. QUANTZ , J.M. LECLAIR , C.P.E. BACH
/ Concertos*
Ensemble instrumental de France, Jean-Pierre
Wallez
CD 3
C.P.E. BACH , J.J. QUANTZ , W.F. BACH
,
J.F. FASCH , C. STAMITZ / Sonates en trio*
Quatuor Instrumental Maxence Larrieu
F. BENDA , M. BLAVET / Concertos*
Orchestre de chambre de Munich, Hans
Stadlmair -
Ensemble Instrumental de France, Jean-Pierre
Wallez
CD 4
J.S. BACH / Sonates BWV 1013, 1030, 1032-1035
Rafael Puyana, clavecin - Wieland Kuijken,
viole de gambe
CD 5
J.S. BACH / Sonates BWV 1020, 1031 , Suite
n° 2 BWV 1067*
Concert Brandebourgeois n° 5 BWV 1050*
Rafael Puyana, clavecin - Jean-Pierre
Wallez, violon -
Ensemble Instrumental de France
The Masterplayers, Richard Schumacher
A. VIVALDI / Concertos pour flute et hautbois*
Pierre Pierlot, hautbois -
Grand Orchestre de Radio-Tele-Luxembourg,
Louis de Froment
W.A. MOZART / Andante K. 315 pour flute
et harpe*
Martine Geliot, harpe
CD 6
C.P.E. BACH , F.A. HOFFMEISTER , C. STAMITZ
/ Concerto*s
W.A. MOZART / Rondo K.anh. 184*
Orchestre de chambre de Munich, Hans
Stadlmair
D. CIMAROSA / Symphonie concertante pour
flute et hautbois
Pierre Pierlot, hautbois -
Grand Orchestre de Radio-Tele-Luxembourg,
Louis de Froment
CD 7
W.A. MOZART / Concertos K.313 et 314 ,
Andante K. 315*
Ensemble Instrumental de France, Jean-Pierre
Wallez
W.A. MOZART / Concerto pour flute et harpe
K. 299*
Susanna Mildonian, harpe - The Masterplayers,
Richard Schumacher
CD 8
J. HAYDN / Sinfonia Concertante pour huit
instruments*
Octuor de Paris
F. DEVIENNE , J. TOUCHEMOULIN / Concertos*
Ensemble Instrumental de France, Jean-Pierre
Wallez
L. van BEETHOVEN / Serenade pour flute,
violon et alto Op. 25
Arthur Grumiaux, violon - Georges Janzer,
alto
CD 9
G. ROSSINI / Six quatuors pour flute, clarinette,
cor et basson*
Membres du Quintette a vent Classic
CD 10
C.M. von WEBER / Trio pour flute, violoncelle
et piano op. 63
Michel Renard, violoncelle - Martine
Joste, piano
L. SPOHR , G. DONIZETTI* / Sonates pour
flute et harpe
Susanna Mildonian, harpe
CD 11
C. DEBUSSY / Sonate pour flute, alto et
harpe
M. RAVEL / Introduction et Allegro , Chansons
Madecasses
C. DEBUSSY , M. RAVEL - G. FAURE* , J.
IBERT / Pieces pour flute et harpe
B. MARTINU / Nonetto pour vents et cordes*
Susanna Mildonian, harpe - Bruno Pasquier,
alto - Gerard Souzay, baryton -
Pierre Degenne, violoncelle , Dalton
Baldwin, piano , Membres de l’octuor de
Paris
CD 12
J.B. L,ILLET , G.F. HANDEL , W.A. MOZART
/ Sonates pour flute et harpe*
Martine Geliot, harpe
Recital flute & piano* :
C.W. GLUCK , L. van BEETHOVEN , F. DOPPLER
, P.A. GENIN
N. RIMSKI-KORSAKOV , G. FAURE , C. DEBUSSY
, G. DINICU
Bruno Rigutto, piano
* 初CD化 |
マクサンス・ラリュー(フルート) |
フレンチスクールの巨匠、M・ラリュー珠玉の名演を集めた12枚組CD。
1934年、マルセイユに生まれ、10歳でマルセイユ音楽院に入学し、ジャン=ピエール・ランパルの父ジョセフ・ランパルに師事したマクサンス・ラリューは、20世紀後半フランスのフルート界を代表する最も高名な奏者のひとりであり、その芸術は今日も輝きを失うことはありません。ここに収録されているのは、29歳から41歳時の若かりしラリューの録音。
バロック,近代のフルートレパートリーを網羅し、共演者もデボスト(フルート)、ピエルロ(オーボエ)、ミルドニアン(ハープ)、グリュミオー(ヴァイオリン)、など鎌々たる顔ぶれが並んでいます。
1953年ミュンヘン国際音楽コンクール入賞、翌年ジュネーブ国際音楽コンクール優勝。パリ・オペラ・コミック、パリオペラ座管弦楽団、リヨン国立高等音楽院、ジュネーブ音楽院教授を歴任し、世界各国で演奏活動を行い、数々の名録音を残してきたラリュー。
日本にも数多くの来日を果たし、フルート界に留まらない幅広いファン層を持っており、80代にして驚くべきことに今年も5月に来日公演が予定されています。
当セットは2016年に発売されたもので、今回の来日に合わせて取り扱いを致します。
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<国内盤>
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若林工房
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メジューエワによるリスト「巡礼の年」
全曲録音シリーズの完結編
リスト:巡礼の年 第1年 《スイス》 S.160 |
イリーナ・メジューエワ(ピアノ) |
メジューエワによるリスト「巡礼の年」 全曲録音シリーズの完結編。憧憬と絶望、郷愁。漂泊する魂の自然へ回帰〜ロマン主義の真髄を聴く。リスト:巡礼の年
第1年《スイス》
録音:2017年12月 13日〜14日、新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO
/ DSD録音、発売元:若林工房
メジューエワによるリスト「巡礼の年」 全曲録音シリーズの完結編。2017年にリースした「第3年(WAKA-4203)」と
「第2年《イタリア》(WAKA-4206)」は、共に高い評価を獲得していますが、今回の
「第1年《スイス》」も期待どおりの素晴らしい出来栄えです。
1835年から 36 年にかけて恋人マリー・ダグー伯爵夫人とスイスに滞在したリストは、同地での「強い感動」と「鮮明な印象」を作品集《旅人のアルバム》として発表、後にこれを改作したのが「巡礼の年第1年《スイス》」(1855年)です。彷徨う旅人の魂の詩ともいうべき、ロマン主義の精神にあふれた音楽をメジューエワは見事に解釈、リスト作品の素晴らしさを伝えることに成功しています。
ライナーノートより
「…主人公の魂の遍歴=巡礼を壮大なスケールで描ききったことは、もはやいうまでもあるまい。聴き手は、あたかも長篇を読み終わっときの読後感に似た深い感動にいざなれるにちがいない。」(國重裕)
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リフシッツの驚異のピアニズム、
ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲 & 月光ソナタ
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品
27 -2《月光》
ディアベッリの主題による33の変奏曲
作品 120 |
コンスタンチン・リフシッツ
(ピアノ … ベーゼンドルファーModel 275) |
広大無辺、未踏の沃野を切り拓く。若き巨匠リフシッツの驚異のピアニズム、ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲
& 月光ソナタ、コンスタンチン・リフシッツ
録音:2017年 10 月 9日〜12 日、相模湖交流センター/STEREO
/ 24-Bit Digital録音、発売元:若林工房
ベートーヴェン晩年の大作「アントン・ディアベッリのワルツによる33の変奏曲」は、「音楽史上もっと偉大な変奏曲」と褒め称えられながらも、その晦渋さで知られる作品です。単純なワルツが変容しながら巨大な宇宙を作り上げていくさまは、まさに楽聖ベートーヴェンの神業。ロシア・ピニズムを継承する若き巨匠リフシッツは、圧倒的なヴィルトゥオジティに支えられた大胆な解釈よって、この難解な傑作を鮮やかに切り拓いみせます。
併録の「月光ソナタ」も古典的な佇まいと新鮮な感覚が共存した味わい深い演奏です。なお、ジャケット表紙記載のアルバム・タイトル「AN
DIE FERNE UNSTERBLICHTE GELIEBTE(遠くの不滅の恋人に寄せて)」は、作品の被献呈者である二人の女性(「ディアベッリ変奏曲」→アントーニエ・ブレンターノ/「月光ソナタ」→ジュリエッタ・グイッチャルディ伯爵令嬢)が、ベートーヴェンの「不滅の恋人」の候補とされていることに因んでいます。
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<LP>
LIVING STEREO(韓国SONY)(LP)
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S80704P
(LP)
\6300 |
ヘンリク・シェリング・イン・リサイタル
SIDE 1
1. ヴィターリ:シャコンヌ_9:57
2. タルティーニ(クライスラー編):悪魔のトリル_14:54
SIDE 2
1. タルティーニ(フランチェスカッティ編):コレッリの主題による変奏曲_4:33
2. グルック(クライスラー編):メロディ_3:05
3. クライスラー:ボッケリーニの様式によるアレグレット_2:19
4. シューマン(ハイフェッツ編):予言の鳥_3:24
5. アルフテル(ハイフェッツ編):ジプシーの踊り_3:20
6. ヴィニヤフスキ:スケルツォ=タランテラ_4:23 |
ヘンリク・シェリング (ヴァイオリン)
チャールズ・ライナー(ピアノ) |
180グラム重量盤
Recorded: 16-17.lll(SIDE 1: 1-2, SIDE 2:
1, 5, 6), 15-17.l(SIDE 2: 2-4).1959, タウン・ホール,ニューヨーク
Producer: John Pfeiffer
Recording Engineer: John Crawford
Original LPs: RCA Living Stereo LM/LSC-2421 |
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S80705P
(LP)
\6300 |
レオニード・コーガン〜アンコール
SIDE 1
1. ナルディーニ:アダージョ・カンタービレ_4:01
2. ショスタコーヴィチ(ツィガーノフ編):4つの前奏曲
Op.34_4:40
3. メンデルスゾーン(クライスラー編):無言歌「5月のそよ風」_2:29
4. クライスラー:ウィーン奇想曲_3:53
5. ハチャトゥリアン:アイシェの踊り(ガイーヌ)_2:57
6. ヴュータン: ロンディーノOp.32-2_4:39
SIDE 2
1. ドビュッシー(ローレンス編):月の光_4:00
2. プロコフィエフ(ハイフェッツ編):仮面劇(ロメオとジュリエット)_2:04
3. ブロッホ:ニーグン_6:35
4. グラズノフ:「ライモンダ」より間奏曲_3:46
5. サラサーテ:バスク奇想曲Op.24_5:33 |
レオニード・コーガン (ヴァイオリン)
アンドレイ・ミトニク (ピアノ) |
180グラム重量盤
Recorded: 11(SIDE 1: 1-3, SIDE 2: 1, 3),
12(SIDE 1: 4-6, SIDE 2: 2, 5), 21(SIDE 2:
6).II.1958,アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ,
ニューヨーク
Producer: Richard Mohr
Recording Engineer: John Crawford
Original LPs: RCA Living Stereo LM/LSC-2250
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