≪第98号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2018/7/3〜
7/6(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
LSO LIVE
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COLIN CURRIE RECORDS
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THE SCENE OF THE CRIME
アンドレ・ジョリヴェ:エプタード(1971)
[パーカッション&トランペット]
ジョー・ダデル(b.1972):キャッチ[マリンバ&トランペット]
トビアス・ブロストレム(b.1978):ドリーム・ヴァリエーションズ
[パーカッション(ゴング、ヴィブラフォン他)&トランペット]
ダニエル・ベルツ(b.1943):ディアロゴ4
[パーカッション&トランペット]
ブレット・ディーン:シーン・オブ・ザ・クライム(2017)
[トランペット、フリューゲルホルン&パーカッション] |
コリン・カリー(パーカッション)
ホーカン・ハーデンベルガー(トランペット) |
大好評コリン・カリー第2弾!「地上で最高のトランペット奏者」と世界が認めるトランペッター、ハーデンベルガーとの共演盤!
録音:2018 年6 月9-11 日、ポットン・ホール
ライヒからも認められる打楽器奏者コリン・カリー。カリーが今回共演しているのは、世界ナンバーワンの呼び声高き名トランペッター、ホーカン・ハーデンベルガー。彼らは15
年以上にわたって共演し(「兵士の物語」が初共演)、常にあらたな境地を開拓してきた仲間です。二人とも稀有のカリスマ性とヴィルトゥオーゾ性を持ち合わせた抜群のコンビといえるでしょう。そんな彼らがコリン・カリー・レコーズで取り上げたのは、超絶技巧、かつエキセントリックの極北でありながら聴きごたえのあるプログラムです。
エネルギーと叙情の核融合的作曲家ジョリヴェの『エプタード』は1971
年の作で、当盤では最も古い年代(1971 年)の作品となりますが、カリー曰く「もはや古典」の、「耳障りでありながら洗練されている」作品。威圧感たっぷりのトランペット・パートと、カリーが巧みに操る打楽器パートが圧巻です。
ジョー・ダデルは英国の作曲家で、様々な編成のための作品を書いているほか、バーバリーのファッションショーのための音楽(編曲)も手がけているなど、幅広く活躍しています。
スウェーデンの作曲家ブロストレムの作品は、この二人のために書かれたもの。ブロストレム自身打楽器奏者であったこともあり、様々な楽器の効果的な使用もみられる興味深い作品です。
ダイエル・ベルツは、『バッコスの巫女』(1991)、『マリー・アントワネット』(1998)、『ゴヤ』(2009)
などのオペラやオラトリオなどの声楽作品でも知られていますが、交響曲をはじめとする管弦楽作品、室内楽作品、器楽のための作品と、幅広いジャンルに作曲している、スウェーデンの重要作曲家であります。ベルイマンと音楽劇でコラボレーションもしています。
オーストラリアの作曲家ブレット・ディーンの「シーン・オブ・ザ・クライム」は、2017
年のマルメ室内音楽祭の委嘱作品で、ハーデルベルガーとカリーのために書かれ、二人が初演した作品です。ディーンが「ハムレット」のオペラ(2013-16)
を手がけた後の作品で、マルメの地とハムレットの舞台ヘルシンゲルがほど近いところにあることから、他のプロジェクトに取り掛かる前に、自身のハムレット時代に区切りを付ける意味でもちょうどよい作品だったと語っています。
タイトルの「シーン・オブ・ザ・クライム」は、曲中のミステアリアスで「黒い」部分の展開のことを指しているといいますが、ハムレットの物語をどこか思わせるようでもあります。トランペットとフリューゲルホルン、そしてドラムという編成の、カリーいわく「鬼のような」作品で聴きごたえ満点です。
プロデューサーはBIS レーベルでも数々の録音を手がけているマリオン・シュヴェーベルです。
≪コリン・カリー≫ 1976 年エディンバラ生まれ。2000
年ロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ・ヤングアーティスト賞受賞。圧倒的なパーカッショニズムで世界を魅了しています。ソリストとしてコンセルトヘボウ管、フィラデルフィア管、ロサンゼルス・フィル、ロンドン響、フィルハーモニア管などとの共演多数のほか、リサイタルや室内楽でも活躍しています。さらに、ライヒ、カーター、アンドリーセン、マクミラン、ラウタヴァーラ、アホ、ターネイジらの作品の初演を手がけています。オリヴァー・ナッセン作品をエマールと共演したCD
や、バルトークの2 台のピアノと打楽器のためのソナタ(ギイ、ティベルギアンと共演)など、リリースも多数ですが、このたび自身のレーベルを発足させました。
≪コリン・カリー・レコーズについて≫コリン・カリー・レコーズは、パーカッションのアンサンブル、そしてパーカッション・ソロの主要なレパートリーをリリースしていく予定のレーベル。第1
弾は、コリン・カリーが一躍世界に認められるところとなった「ドラミング」。第2
弾は当盤となります。LSO Live が世界的にディストリビューションを行います。
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NOMADMUSIC
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ヒンデミット:無伴奏ヴィオラのためのソナタ全曲
・ソナタ(1937年)
・ソナタ op.31-4(1923年)
・ソナタop.25-1(1922年)
・ソナタop.11-5(1919年) |
ルース・キリウス(ヴィオラ) |
ツェートマイヤー四重奏団でも活躍、世界が認めるヴィオラ奏者、ルース・キリウス、ヒンデミットを録音!
録音:2016 年9 月、スイス/68’05
ルース・キリウスは、ドイツに生まれ、ウルリヒ・コッホやキム・カシュカシャンに師事したヴィオラ奏者。ツェートマイヤー弦楽四重奏団のヴィオラ奏者としても知られています。
また、これまでにボストン響などでソロ・ヴィオラ奏者を務めたほか、ルツェルン音楽祭などにも定期的に招かれています。ファーニホー、カーターなどの現代作品から古典、バロックまでを演奏するほか、自身作曲家として、ザルツブルク音楽祭からの委嘱でヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲を作曲してもいます。
これまでにECM などでも録音をしておりましたが、このたびノマド・ミュージックからソロCD
の登場となります。
ヒンデミットにとってもっとも重要な楽器がヴィオラでした。ヒンデミットの4つの無伴奏ヴィオラ・ソナタは、ヴァイオリン奏者にとってのバッハの無伴奏ヴァイオリンパルティータ&ソナタと同様、非常に重要で特別な作品。
ルース・キリウスが、ヒンデミットの作品に込められた全てを、炎のように熱く、そして溢れる抒情と共に奏でています。
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CORO
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「ミスター・ビーン」シリーズの音楽の作曲者。
ハワード・グッドールの「受難曲」!
グッドール:インヴィクタス 〜 キリストの受難
(世界初録音) |
オックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊
スティーヴン・ダーリントン(指揮)
ラニアー・アンサンブル
カースティ・ホプキンス(ソプラノ)
マーク・ドッベル(テノール) |
☆英国のテレビスコア、ミュージカル、映画音楽の有名作曲家、グッドールの大作「受難曲」!
日本語版も出版されている「音楽の進化論」や「音楽史を変えた五つの発明」の著者であり、2009年の「英Classical
BRIT Awards」における「年間最優秀作曲者賞」の受賞や、担当した「チャーチル
第二次大戦の嵐(原題:Into the Storm)」の音楽がエミー賞に選出されるなど、輝かしい経歴を持つイギリスの作曲家、ハワード・グッドール(1958−)。
「Mr.ビーン」などのイギリスのテレビ番組のテーマ音楽や挿入歌のヒット作を続々と世に送り出し、ミュージカルや映画音楽、テレビスコアなどの作曲家として絶大な人気を誇るグッドールがキリストの受難からインスピレーションを得て作曲した宗教曲「インヴィクタス
〜 キリストの受難」は、アメリカ、ヒューストンのセント・ルーク・ユナイテッド・メソジスト教会からの委嘱によって作曲されました。
グッドールの持ち味であるテレビスコア、サウンドトラック、ミュージカル的な作風を持つ「インヴィクタス」は、2018年3月の世界初演、同5月のイギリス初演で大成功を収めており、今回の「世界初録音」の登場によって、21世紀の新たな受難曲にさらなる注目が集まることでしょう!
演奏者陣も、オックスフォードの名門聖歌隊、そしてザ・シックスティーンからソリストとしてソプラノのカースティ・ホプキンス、マーク・ドッベルが参加するなど万全です!
※録音:2018年3月14日−16日、聖ヨハネ福音教会(オックスフォード、イギリス)

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ET’CETERA
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東欧のヴァイオリン・ソナタ集
ババジャニアン:ヴァイオリン・ソナタ
アクロン:ヘブライの旋律 Op.33
ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
シマノフスキ:神話 Op.30より アレトゥーザの泉
バルトーク(セーケイ編曲):ルーマニア民俗舞曲集
J.S.バッハ:アリオーソ |
デュオ・スロイス
〔水本桂(ピアノ)、
エリック・スロイス
(ヴァイオリン)〕 |
水本桂とエリック・スロイスの夫婦デュオ!東欧の濃密なるヴァイオリン芸術!
☆水本桂とエリック・スロイスの夫婦デュオ!
☆アルメニア、ポーランド、チェコなど東ヨーロッパのヴァイオリン芸術!
日本とヨーロッパで広く活動し、ベルギーのブリュッセル王立音楽院でアシスタント・プロフェッサーを務めるピアニスト、水本桂(Katsura
Mizumoto)と、フランダース交響楽団で長年副コンサートマスターとミュージカル・アドヴァイザーを担い、ブリュッセル王立音楽院ではフィリップ・グラファンのアシスタントを務めるベルギーの名ヴァイオリニスト、エリック・スロイスとの夫婦デュオ。
アルメニアのアルノ・ババジャニアン、ポーランドのカロル・シマノフスキとジョゼフ・アクロン、チェコのレオシュ・ヤナーチェク、ハンガリーのベーラ・バルトークといった、東ヨーロッパ方面の作曲家によるヴァイオリンとピアノのための作品集を濃密に描きます。
※録音:2017年3月2日&4日、ベルギー |
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18世紀フランスの作曲者不詳のオルガン組曲集 |
リュク・ポネ(オルガン) |
パリのサント・ジュヌヴィエーヴ図書館に所蔵されている手稿譜(Manuscript
No.2372)からの18世紀フランスのオルガン作品集。作曲者不詳の様々な作曲家による貴重な42のオルガン作品を、ベルギーのレメンス研究所(現:ルーヴェン大学芸術カレッジ)でオルガン教授を務めたリュク・ポネが演奏します。世界初録音。
※録音:2013年&2014年、ベルギー |
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ミケランジェロのマドリガル
バルトロメオ・トロンボンチーノ、
ヨアン・アンブロジオ・ダルツァ、
ミケーレ・ペセンティ、
マルコ・ダッラクイラ、マルケット・カーラ、
フランチェスコ・ダ・ミラノ、作曲者不詳の作品 |
ケイト・マコボイ(ソプラノ)
ロベール・ムニエ(リュート) |
オーストラリアの古楽系ソプラノ、ケイト・マコボイがロベール・ムニエの伴奏で贈る、1500年前後、ミケランジェロの時代のイタリアのリュート歌曲集。ローマ教皇庁や宮廷から商人や庶民の間まで広く愛されながらも、宗教作品と違い詳細な楽譜での伝搬が少ないために、現代では歌われることが少なくなってしまっている世俗作品を蘇らせるという好企画。
ルネサンスの偉人、ミケランジェロ(ミケランジェロ・ブオナローティ)の詩によるトロンボンチーノの作品「Come
haro donque ardire」も収録。
※録音:2016年&2017年、イギリス |
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ヤナーチェク&シューベルト:弦楽四重奏曲集
Vol.2
シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調
D.810《死と乙女》
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》 |
タウルス弦楽四重奏団 |
2012年に結成されたベルギーのアンサンブル、タウルス弦楽四重奏団のセカンド・アルバム。
「Horizon funebre(葬送の地平線)」と名付けられたCDプロジェクトは、1828年に没したシューベルトと1928年に没したヤナーチェク、ちょうど1世紀の間を隔てた両作曲家の弦楽四重奏曲を収めており、第1弾(KTC
1604)では「ヤナーチェクの第2番 《内緒の手紙》」と「シューベルトの第15番」を、そしてこの第2弾では「ヤナーチェクの第1番
《クロイツェル・ソナタ》」と「シューベルトの第14番
《死と乙女》」という傑作をカップリングしています。
※録音:2018年1月、ベルギー |
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HYPERION
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レスリー・ハワードのリスト新録音!!「新発見のリスト」第4弾!
【プロジェクト通算100枚目のCD】
新発見のリストVol.4 〜 夢と幻想 |
レスリー・ハワード(ピアノ) |
リスト:
ハンガリー狂詩曲第23番嬰ハ短調 《夢と幻想》
S.242/23/葬送前奏曲 S.205b/
悲しみのゴンドラ(第2ドラフト) S.199a/ii/ビューロー行進曲(第1ドラフト)
S.229b/
ペテーフィの追悼に(改訂版) S.195ii/
守護天使(アンジェラス)(第1バージョン、第1スケッチ)
S.162a/i/
エステ荘の糸杉に1(第1バージョン) S.162b/1/
アルバムの綴り《メフィスト・ワルツより》
S.167m/2/
ベルリオーズの 《ファウストの劫罰》 より
妖精の踊り(第1バージョン) S.474a/
ロッシーニの歌劇 《マオメット2世》 による幻想曲
S.421b/
アルバムの綴り 《デュッセルドルフ前奏曲》
S.163f/2/アルバムの綴り 《アヴェ・マリア》/
アルバムの綴り 《ダブリン》 S.164r/アルバムの綴り
《芸術家に寄す1》 S.166t/1/
アルバムの綴り 《芸術家に寄す2》 S.166t/2/ラルゴ
ロ短調 S.692p/1/
無関心論 S.692p/2/ピアノ小品 変ホ短調
S.692n/騎兵の急行軍 S.460 |
レスリー・ハワードのリスト新録音!!「新発見のリスト」第4弾!【プロジェクト通算100枚目のCD】
☆レスリー・ハワード生誕70周年記念!
☆クラシック音楽史上最大のソロ・アーティスト・レコーディング・プロジェクトに、なんと新たな録音が加わります。
☆新発見の初稿、異稿などを集めたリストの小品全19曲、(おそらく)世界初録音!
フランツ・リストの世界的権威であり、全98枚(+ボーナスCD1枚)におよぶ「リスト:ピアノ作品全集(CDS
44501/98)」の完成という前人未到の偉業(ギネス・ブックにも登録)を達成したピアニスト、レスリー・ハワード。
ハワードは、リストの主要な作品を網羅したあと、「新発見のリスト」と題して異稿や断片、新発見作品などを全3巻にわたって録音してきましたが、ハワードの生誕70周年となる2018年に、ついに続編となる「新発見のリスト第4巻」が登場します。
「新発見のリスト第3巻」までは「リスト:ピアノ作品全集(CDS
44501/98)」に含まれているため、この第4巻を加えることで、このプロジェクトの記念すべき100枚目のCD(ボーナス・ディスク含む)となります。
全集BOX完成後も、飽くなき探究心で更なる「新発見」を求め、各地の手稿譜や断片を研究したレスリー・ハワードが新たに録音したのは、近年発表された「ハンガリー狂詩曲第23番
S.242/23」を中心に、様々な作品の初稿、別稿、初期スケッチ、スケッチブックに残されていた習作など全19曲。すべて、おそらく世界初録音であると考えられている作品です。
※録音:2017年11月8日−9日、ポットン・ホール(サフォーク)

HYPERION
20世紀史上に残る金字塔
レスリー・ハワード/リスト:ピアノ作品全集
HYPERION CDS 44501/98
(98CDs+Bonus Disc) \40000
リストのピアノ作品全集BOX!ハイペリオンのリスト生誕200周年記念!
リストの世界的権威"レスリー・ハワード"と世界有数のピアノ大国"ハイペリオン"が打ち立てた音楽史に残る金字塔、フランツ・リストのピアノ作品全集。
このレスリー・ハワードが弾くリストのピアノ作品全集が、2011年のリスト生誕200周年を祝う最大のアイテムとしてハイペリオンから『ボックス・セット』で衝撃のリリース!!!
ルイス・ケントナーの後任としてイギリス・リスト協会の会長も務めるなど、リストの音楽に熱い情熱を注ぎ続けてきたレスリー・ハワードが完成させた全57巻の全集と、完成後に追加された3巻の"新発見のリスト"。
ピアノ・ソナタや超絶技巧練習曲、パガニーニの主題による練習曲といった名作はもちろんのこと、世界初録音となる異稿版や断片、また新発見の作品までを数多く収録したレスリー・ハワードの全集録音には、演奏としてだけではなくリストのピアノ作品の研究資料としても計り知れないほどの魅力と価値がある。
総CD枚数99枚、総収録時間7320分26秒(約5日間!)いう規格外のスケールを誇るボックス・セット!!
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オルランド・コンソート!
世界が注目するマショー・プロジェクト第6弾!
マショー:ザ・ジェントル・フィジシャン |
オルランド・コンソート
〔マシュー・ヴェンナー(カウンターテナー)、
マーク・ドーベル(テノール)、
アンガス・スミス(テノール)、
ドナルド・グレイグ(バリトン)〕 |
☆ドナルド・グレイグが低声部を支える、中世ルネサンスの男声ヴォーカル・アンサンブル。
☆オルランド・コンソートの中心プロジェクトとなっている、ギョーム・ド・マショーの作品集第6弾!
1988年にイギリス国立古楽センターで結成された男声ヴォーカル・クヮルテット、オルランド・コンソート。かつてアンドルー・カーウッドが在籍し、現在はタリス・スコラーズのメンバーでもあるドナルド・グレイグが低声部を支える精緻な歌声で、中世ポリフォニー音楽の最高峰として活動しています。
現在オルランド・コンソートがコンサートとレコーディングの中心プロジェクトとして演奏を続けているギョーム・ド・マショー(c.1300−1377)。第6弾では、「ザ・ジェントル・フィジシャン(優しい医者)」をテーマに、14世紀フランスの音楽様式
"アルス・ノーヴァ" を代表するマショーの詩的な音楽を、オルランド・コンソートの成熟したアンサンブルで歌います。
※録音:2017年1月30日−2月1日、セント・ジョン・ザ・バプティスト教会(ラフトン、エセックス)

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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
<映像>

7/5(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
WIGMORE HALL LIVE
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ソフィー・ベヴァン(ソプラノ)
虚栄の歌〜第一次世界大戦中のイギリス歌曲集 |
ソフィー・ベヴァン(ソプラノ)
セバスチャン・ウィブリュー(ピアノ) |
フィンジ:月食にて
軍隊への招集
ブリテン:ああ、なんとうっとりする光景か/
サマヴェル:戦場に赴くルーカスタによせて/
ブリッジ:Tis but a week/
アイヴス:トムが船出する/
アイヴァー・ガーニー:Most Holy Night/
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード:A
soft day/
ブリテン可愛いポリ・オリヴァ/
ハイドン・ウッド:ピカルディーの薔薇
ポピュラー・ソング
ロバート・ウェストン&バート・リー:Goodbye-ee/
ナット・D・エイヤー:世界で唯一の女の子なら/
アイヴァー:ノヴェロ:ライラックの花を集めましょう
海で
ハイドン:水夫の歌/
エルガー:潜水艦/
ブリテン/ディブディン:トム・ボウリング/
ガーニー:船
死別
ブリテン:静けき夜にはしばしば/
ジョン・アイランド:春の悲しみ/
リザ・レーマン:私が死んだときには/
ブリッジ:ぼくのもとにおいで、ぼくの夢
休戦後
ピーター・ウォーロック:わが国/
ホルスト:旅路の果て/
スタンフォード:奇跡の旅/
アンコール
アイヴァー:ノヴェロ:ライラックの花を集めましょう |
イギリスで活躍するソプラノ歌手ソフィー・ベヴァンによる第一次世界大戦時のイギリス歌曲集
録音:2014 年12 月14 日 ロンドン、ウィグモアホール・ライヴ/69’42
イギリスで活躍するソプラノ歌手ソフィー・ベヴァンによる第一次世界大戦中のイギリスの歌。伴奏は王立音楽院時代からのパートナーであるセバスチャン・ウィブリュー。
このリサイタルは、戦地へ行く者、そして残されるものの心情を反映した、第一次世界大戦中、イギリスで生まれ歌われた歌を集めています。
ハーディの詩によるフィンジの歌曲集「地球が朽ちるまで」の第6
曲「月食にて」ではじまります。またヒット・ミュージカルから生まれた「世界で唯一の女の子なら」は、第一次世界大戦中の英国貴族を描いたドラマ『ダウントン・アビー』でも印象的に歌われていました。
ソフィー・ベヴァンは、美しくも悲しい、20
世紀初頭のイギリス歌曲をデリケートにかつ心を揺さぶるような自然な感情の起伏を見事に表現しています。

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DELPHIAN
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ジュリアン・アンダーソン:合唱作品集
わが愛する者語りて(世界初録音)
鐘のミサ(世界初録音)
新しい歌を主に向かって歌え
私は永遠を見た(世界初録音)
4つのアメリカの合唱
ヌンク・ディミティス(世界初録音)
フレスコバルディ:トッカータ第4番 |
ケンブリッジ・ゴンヴィル&
キーズ・カレッジ合唱団
ジェフリー・ウェッバー(指揮&オルガン)
マイケル・ハウ(オルガン)
ルーク・フィッツジェラルド(オルガン) |
英国のメジャー・オケから引く手あまたの作曲家。ジュリアン・アンダーソンの合唱作品集!
ジュリアン・アンダーソン(1967−)は、ギルドホール音楽院の作曲家教授、コンポーザー・イン・レジデンスの任にあり、過去にはバーミンガム市交響楽団の同ポジション、フィルハーモニア管弦楽団のコンサート・シリーズ「Music
of Today」のアーティスティック・ディレクターなどを務めた実績を持ち、現在のイギリスで最も注目を集めている作曲家の1人。
「女王の音楽師範」ジュディス・ウィアーやシチェドリン、ブラジルの合唱音楽、さらには古代の楽器との共演など、幅広いレパートリーの録音を行ってきたケンブリッジ・ゴンヴィル&キーズ・カレッジ合唱団の演奏、解釈にも期待がかかります。また「ヌンク・ディミティス」は同合唱団の委嘱作品であり、今回が世界初録音となります。
※録音:2017年7月2日−4日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード、イギリス)

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DCD 34005
【旧譜】
¥2400
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エジンバラの1マイル以内に |
ジョン・キッチン
(フィルテピアノ/Rochead1805年頃製)
マルコム・グリーン(バリトン) |
伝承曲:エジンバラの1マイル以内に/
ドゥシーク:《エジンバラの1マイル以内に》による変奏曲/
伝承曲:Thou'rt gane awa/
伝承曲:Loch Eroch Side/
コッリ:《Loch Eroch Side》による変奏曲/
伝承曲:美しきドゥーンの川岸/
コッリ:《美しきドゥーンの川岸》による変奏曲/
伝承曲:Busk Ye Busk Ye/
ロス:《Busk Ye Busk Ye》による変奏曲/
伝承曲:私の恋人はまだ小娘、ロスリン城/
ドゥシーク:《ロスリン城》による変奏曲/
伝承曲:The Lass of Peaty's Mill/
伝承曲:ウィリーのかみさん/
ウルバーニ:《ウィリーのかみさん》による変奏曲/
伝承曲:ハミラ、黄色い髪の少年/
J.C.バッハ:《黄色い髪の少年》による変奏曲/
伝承曲:Here's a health to them that's
awa' |
18世紀のスコットランドの美しく抒情的な旋律を、同時代のフォルテピアノの音色、そしてバリトンの歌声でたっぷりと堪能できる、スコットランドのレーベルならではの好企画。
1787年に出版された「Scots Musical Museum」からの美しき旋律の数々、またスコットランド国立図書館のコレクションからの鍵盤作品が、世紀を越えて愛され続けるスコットランドの名旋律の魅力を改めて伝えてくれます。試聴機&ストアプレイでの展開をオススメします!
※録音:2001年7月、バーンズ・コレクション(スコットランド) |
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DCD 34009
【旧譜】
¥2400
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マクミラン&マックレイ:ピアノ作品集
マクミラン:
困苦の時第1番、バースデー・プレゼント、
バーンクルペディ、ルーメン・クリスティ、
ピアノ・ソナタ、イアンのために、
JFKのためのセシリア変奏曲、天使
マックレイ:ピアノ・ソナタ(世界初録音) |
サイモン・スミス(ピアノ) |
シルヴェストロフ、シュニトケのピアノ作品集での優れた演奏がここ日本でも話題となったスコットランドの気鋭のピアニスト、サイモン・スミスのデビュー・タイトルとなったマクミラン&マックレイの作品集。
現在のスコットランドを代表するリーディング・コンポーザーたちが書いたピアノのための秀作の真髄を、同郷の実力派が巧みに描いています。
※録音:2002年3月9日−10日、リード・コンサート・ホール(エジンバラ) |
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DCD 34004
【旧譜】
¥2400
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ケルヴィングローヴのオルガン 〜
序曲のトランスクリプション集 |
ティモシー・ビラム=ウィグフィールド
(オルガン) |
J.S.バッハ(デュプレ編):カンタータ第29番へのシンフォニア
メンデルスゾーン(W.T.ベスト編):オラトリオ《聖パウロ》より
序曲
ヘンデル(W.T.ベスト編):オラトリオ《メサイア》より
序曲
フンパーディンク(ルメア編):歌劇《ヘンゼルとグレーテル》前奏曲
モーツァルト(W.T.ベスト編):歌劇《魔笛》より
序曲
ウェーバー(ピース編):歌劇《魔弾の射手》より
序曲
チャイコフスキー(エヴァンス編):大序曲《1812年》Op.49
ビゼー(ルメア編):カルメン幻想曲 |
ティモシー・ビラム=ウィグフィールドは、エジンバラ・セント・メアリー大聖堂聖歌隊や、ウィンザー城セント・ジョージ・チャペルの音楽監督を歴任した英国の名合唱指揮者の1人。
オペラなどの有名な序曲のオルガン・トランスクリプション集は、グラスゴーのケルヴィングローヴ・アート・ギャラリーのルイス・オルガンによる演奏。1901年に建造された歴史あるオルガンが壮大に響きます。
※録音:2001年11月、8日−11日、グラスゴー |
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外国からの歌
ファリャ:7つのスペイン民謡
ウィアー:外国からの歌
ロドリーゴ:4つの愛のマドリガル
ベリオ:4つの民謡 |
ポリー・メイ(メゾ・ソプラノ)
ルーシー・ウォーカー(ピアノ) |
モダン、ピリオドの両方に精通するスコットランド、エジンバラゆかりのメゾ・ソプラノ、ポリー・メイのデビュー・アルバム。スペインのファリャやロドリーゴ、イタリアのベリオ、そしてイギリスのウィアーなど国際色豊かなプログラムが特徴。
※録音:2001年1月27日−29日、リード・コンサート・ホール(エジンバラ) |
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DCD 34001
【旧譜】
¥2400
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ラッセル・コレクションの貴重な楽器による演奏集 |
ジョン・キッチン
(ヴァージナル、ハープシコード、
オルガン、ピアノフォルテ) |
○イタリアン・ポリゴナル(ポータブル)・ヴァージナル(アレキサンダー・ベルトロッティ、ヴェローナ?、1586年製)
スコットランド民謡(16世紀):スコットランド女王のガリアルダ、スコットランド女王のガリアルド/
メールラ:半音階的奇想曲
○シングル・マニュアル・イタリアン・ハープシコード(ナポリ?、1620年頃製)
バード:ソールズベリー伯爵のパヴァーンとガリアード/スヴェーリンク:大公の舞踏会
○ベントサイド・スピネット(トーマス・ヒッチコック、ロンドン、1728年頃製)
スカルラッティ:ソナタ ヘ短調 K.481、ソナタ
ト長調 K.471
○ダブル・マニュアル・ハープシコード(ジェイコブ・カークマン、ロンドン、1755年製)
グリーン:組曲ヘ長調
○アンフレッテッド・クラヴィコード(ヨハン・アドルフ・ハス、ハンブルク、1763年製)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻より
前奏曲とフーガ変ホ長調
○エンハーモニック・チェンバー・オルガン(トーマス・パーカー?、ロンドン、1765年頃製)
スタンリー:ヴォランタリー ト長調 Op.7-9/ヘンデル:フーガ
イ短調
○ダブル・マニュアル・ハープシコード(パスカル・タスカン、パリ、1769年製)
フォルクレ:組曲第3番ニ長調より 3つの楽章/A-L・クープラン:悲しみ
○シングル・マニュアル・ハープシコード(ジョン・ブロードウッド、ロンドン、1793年製)
ヘンデル:《ロデリンダ》序曲
○グランド・ピアノフォルテ(トーマス・ラウド、ロンドン、1810年製)
クレメンティ:ソナチナ ニ長調 Op.36-6 |
記念すべきデルフィアン(Delphian)のリリース第1弾となったのが、この「ラッセル・コレクション」。
その名の通りイギリスの鍵盤走者であるレイモンド・ラッセルが設立したエジンバラの楽器博物館、「ラッセル・コレクション」に所蔵されている貴重な楽器の数々の音色を一挙に聴くことができる贅沢なプログラムです。
※2000年12月、セント・チェチーリア・ホール(エジンバラ) |
RESONUS
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RES10214
(3CD)
\4300 |
ラモー:鍵盤のための作品全集
【CD1】
クラヴサン曲集 第1集(1706)
1-9.組曲 イ短調
【前奏曲/アルマンド第1/アルマンド第2/クラント/ジグ/
サラバンドI&II/ヴェネツィアの女/ガヴォット/メヌエット】
10-18.クラヴサン曲集(1724)
【アルマンド/クラント/ロンドー形式のジグ/ロンドー形式の第2ジグ/
鳥のさえずり/第1リゴドン/第2リゴドン/
ロンドー形式のミュゼット/タンブラン/村娘(ロンドー)】
19-28.組曲 ニ短調/ニ長調
【やさしい訴え(ロンドー)/ソローニュのひなどり/ため息/
歓喜(ロンドー)/いたずら好き(ロンドー)/ミューズたちの対話/
つむじ風(ロンドー)/一つ目の巨人(ロンドー)/
あざけり(メヌエット)/足の不自由な女】
29.メヌエットとロンドー
【CD2】
新クラヴサン組曲
1-7.組曲 イ短調/イ長調
【アルマンド/クラント/サラバンド/3つの手/ファンファリネット/
勝ち誇った女/ガヴォット(6つの変奏)】
8-15.組曲 ト長調/ト短調
【トリコテ(ロンドー)/無頓着な/メヌエット/第2メヌエット/
めんどり/三連音/未開人/エンハーモニック/エジプトの女】
【CD3】
1-27.オペラ・バレエ《優雅なインド》
28-31.5つの小品(1741)
【リヴリ/軽はずみ/内気(第1ロンドーと第2ロンドー)/おしゃべり】
32.王太子妃(1747)
33.ゼフィールからアリア(S.ディバイン編) |
スティーヴン・デヴァイン(ハープシコード)
ロビン・ビッグウッド(ハープシコード)…CD3:20.26-27
Double-manual harpsichord
by Ian Tucker from an instrument
by Andreas Ruckers of Antwerp (1636)
with ravalement by Henri Hemsch of Paris
(1763).
Tuning a=415, Temperament Ordinaire. |
フランス・バロック時代に活躍したラモー。数多くの劇音楽の作曲家として知られていますが、彼が名声を獲得したのは40歳を過ぎてからのこと。若い頃にはもっぱら各地の教会オルガニストを務めており、鍵盤作品のほとんどは活動の初期に書かれました。
作品はどれも、後の優れたバレやオペラを彷彿させる豊かな表情を持ち、ドビュッシーら後世の作曲家にも強い影響を与えたことでも知られています。
イギリスのハープシコード奏者デヴァインは3巻からなるクラヴサン曲集と「王太子妃」、そして「優雅なインド」のバレエ音楽をラモー自身がクラヴサン用に編曲したヴァージョンを演奏しています。
録音 :2013年12月2-3日 St John the Evangelist
(SJE Arts)…CD1 2014年4月7-8日 St John the
Evangelist (SJE Arts)…CD2 2017年8月29-30日
the Chapel of Sidney Sussex College, Cambridge…CD3 |
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RES10216
\2500 |
モーツァルト(1756-1791):フルート四重奏曲集
フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 K285
1.第1楽章:Allegro
2.第2楽章:Adagio
3.第3楽章:Rondeau
フルート四重奏曲 第2番 ト長調 K285a
4.第1楽章:Andante
5.第2楽章:Tempo di menueo
フルート四重奏曲 第3番 ハ長調 KAnh.171(K285b)
6.第1楽章:Allegro
7.第2楽章:Theme&Variaons
フルート四重奏曲 第4番 イ長調 K298
8.第1楽章:Theme&Variaons
9.第2楽章:Menueot&Trio
10.第3楽章:Rondieaoux |
チェンバー・ドメーヌ
【メンバー】
サミ・ユンノネン(フルート)
トーマス・ケンプ(ヴァイオリン)
ロバート・スミセン(ヴィオラ)
リチャード・ハーウッド(チェロ) |
トーマス・ケンプが率いる‘チェンバー・ドメーヌ’は1999年に創設されたイギリスの室内楽アンサンブル。バロックからコンテンポラリー作品まで幅広いレパートリーを持ち、Resonusレーベルからはシベリウス作品集「Rakastava」や、ビンガム、ブリテン、タネジなどの世界初演を含むイギリス音楽集をリリース、大好評を博しています。
今作には、メンバーであるフィンランド、タンペレ生まれのフルーティスト、ユンノネンを中心にモーツァルトのフルート四重奏曲を収録。魅力的な演奏を聴かせています。
録音 2017年2月21日、2017年4月28日 St
Mary’s Church, West Malling, Kent |
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RES10217
\2500 |
ウジェーヌ・ロシュセル(1900-1988):キリストの生涯/フランスの花束
キリストの生涯(1986/1987)
ルカ福音書による
1.L'Annonciaon
2.La Navite
3.Le Bapteme
4.La Prophee accomplie
5.Les Beatudes
6.La Pecheresse pardonnee
7.La Tempete apaisee
8.La Mulplicaon des Pains
9.La Transfiguraon
10.La Parabole de la lumiere
11.La Grace de Dieu
12.Les Enfants jouent pres de Jesus
13.L'Aveugle
14.L'Entree a Jerusalem
15.La Cene
16.Le Crucifiement
17.La Resurrecon
18.La Promenade a Emmaus
19.L'Ascension
Bouquet de France フランスの花束(1986/1987)
20.Le pauvre Labourer 貧しい労働者
21.Rossignolet du Bois joli 美しいナイチンゲール
22.La Fille aux Oranges オレンジを持つ少女
23.Le Retour du Marin 水兵の帰還
24.La-haut sur la Montagne 山の上に
25.Douce Merveille 甘い奇跡
26.Voice le joli Mois de Mai 五月の美しい声
27.Ma Mere m’envoie-t-au Marche 母は市場へ私を連れていく
28.Berceuse 子守歌
29.V'la la Saint?Marn 聖マルヌで |
サイモン・ニーミンスキ
(エディンバラ、聖ジル大聖堂、リーガー・オルガン) |
祖父レオンはオルガニスト、父アメデも優れた作曲家という音楽一家に生まれたピアニスト、作曲家ウジェーヌ・ロシュセルの作品集。
ピアノ、オルガン、作曲をパリ音楽院で学び、16歳で‘1等賞’を獲得、ピアニストとして世界的に活躍し、とりわけショパン、リストの演奏で高く評価されました。
作曲家としては多数のオルガン曲を書き、なかでも晩年の作品である「キリストの生涯」と「フランスの花束」は魅力的な作品集として知られています。
録音 2017年9月19-20日 St Giles'Cathedral,
Edinburgh |
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RES10215
\2500 |
すごい選曲・・・。
Solitude-「孤独」のための弦楽四重奏
メンデルスゾーン(1809-1847):弦楽四重奏曲
第6番 ヘ短調 Op.80
1.第1楽章:Allegro vivace assai
2.第2楽章:Allegro assai
3.第3楽章:Adagio
4.第4楽章:Finale: Allegro molto
5.ジョスカン・デ・プレ(1450頃-1521):
Mille regretz あなたと別れた千々の悲しみ(D.ファーバー編)
ヴァインベルク(1919-1996):弦楽四重奏曲
第3番 Op.14
6.第1楽章:Presto
7.第2楽章:Andante sostenuto
8.第3楽章:Allegreo
9.ショスタコーヴィチ(1906-1975):
弦楽四重奏のための2つの小品から「エレジー」
10.ジェズアルド(1566-1613):
Moro Lasso私は死に行く、苦悩のために(D.ファーバー編) |
アムステルダム・デュドック四重奏団
【メンバー】
ユディス・ファン・ドゥリール(第1ヴァイオリン)
マルレーン・ヴェスター(第2ヴァイオリン)
マリー=ルイーズ・デ・ヨン(ヴィオラ)
ダヴィッド・ファーバー(チェロ) |
「Solitude=孤独」というタイトルを持つ、Resonusレーベルにおけるアムステルダム・デュドック四重奏団3枚目のアルバム。
敬愛する姉ファニーを失ったメンデルスゾーンが、その喪失感をそのまま表現したとされる弦楽四重奏曲第6番、恋人を失った悲しみを嘆くジョスカンの「Mille
regretz」、戦争への怒りと悲しみ、虚無感を歌い上げるヴァインベルクの弦楽四重奏曲第3番、歌劇《ムツェンスクのマクベス夫人》でカテリーナが強い閉塞感を歌うアリアをもとにしたショスタコーヴィチの「エレジー」、そして最後には犯した罪の大きさのため、改悛と孤独の後半生を過ごしたジェズアルドの作品が置かれています。
言葉を使わずに音楽で描く“孤独”をじっくりかみしめることができる1枚です。
録音 2017年11月14-16日 Oude Dorpskerk,
Bunnik
・・・すごい選曲・・・。
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RES10218
\2500 |
音楽史における革新的な年
Venice 1629-ヴェネツィア1629年
1.ダリオ・カステッロ(17世紀初頭に活躍):三声のソナタ
2.モンテヴェルディ(167-1643):Exulta, filia
Sion 喜び踊れ、シオンの娘よ
3.ビアジオ・マリーニ(1594-1663):カンツォン
第1番「per quaro violini, o corne」
4.シュッツ(1585-1672):Paratum cor meum
5.マリーニ:オルガン、ヴァイオリン、コルネットのためのソナタ
6.アレッサンドロ・グランディ(1586-1630):Regina
caeli 天の女王
7.マルティノ・ペセンティ(1600頃-1648頃):Corrente
deatta La Granda
8.オラツィオ・タルディーティ(1602-1677):Plaudite,
cantate
9.マリーニ:2台のヴァイオリンと四重奏のためのカプリッチョ
10.ジョヴァンニ・キャローネ(1629-):Congratulamini
mih
11.イグナツィオ・ドナーティ(1570頃-1638):Maria
Virgo 聖母マリア
12.アレッサンドロ・グランディ:Salva me,
salutaris Hosatia
13.ベネデット・レ(1607-1629頃に活躍):Lilia
convallium
14.ペサンティ:Corrente detta La Priula
15.マリーニ:ソナタ・センツァ・カデンツァ
16.シュッツ: Exultavit cor meum
17.カステッロ:10声のソナタ・セッティマ |
ゴンザガ・バンド(アンサンブル)
【メンバー】
フェイエ・ニュートン(ソプラノ)…2.4.6.8.10-13.16
ジェイミー・セイヴァン(指揮、コルネット)…1.3.5.10-13.15-17
ヘレン・ロバート(コルネット)….3.11.16.17
オリヴァー・ウェッバー(ヴァイオリン)…3.4.6.9.12-13.15.17
テレサ・カードル(ヴァイオリン、コルネット)…3.5.6.9.11-13.17
スティーヴン・デヴァイン(オルガン、ハープシコード)…1-17 |
1629年のヴェネツィアでは、いくつかの音楽史における革新的な出来事がありました。
シュッツはその前年に2度目のヴェネツィア訪問を果たし、モンテヴェルディに師事。シンフォニア・サクラ第1集を出版しました。
またマリーニはこの頃に初期のバロック様式を確立、ヴァイオリン演奏に技術革新をもたらしています。
カステッロはこの年に「現代的なソナタ・コンチェルターテ」第1巻を出版、こちらもヴァイオリンの革新的な演奏方法が評価され、彼の没後も再版が重ねられるなど後年の作曲家たちに多大な影響を与えました。
彼らの魅力的な作品をゴンザガ・バンドによる演奏でお楽しみください。ゴンザガ・バンドは1977年にジェイミー・セイヴァンによって創設されたピリオド楽器のアンサンブル。グループ名の「ゴンザガ」とは、モンテヴェルディが仕えたマントヴァの名家の名前。この時代の作品を得意にしています。
録音 2018年2月12-14日 St Mary’s College
Chapel, New Oscott, Sutton Coldfield
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

7/4(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
BIS
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BIS SA 2341
(SACD HYBRID)
¥2700
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『風は思いのままに吹く(The Wind Blows)』
アルフレード・ヤンソン(1937-) 合唱のための音楽
(1)エバ・リンドクヴィストの3つの詩(1975-80)
【I.海辺に生まれた私たちは/II.浄化/III.私は家にいて道を知っている】〜混声合唱のための
(2)風は思いのままに吹く〜混声合唱、ヴァイオリン、チェロとファゴットのための(2016)
(3)今は暮らしがとても楽しい時(1983)〜混声合唱とピアノのための
(4)母なる小さな地球(1983)〜混声合唱、ピアノとメロディカのための
(5)サラバンド(1995)〜
二重合唱、2つのホルン、2人の打楽器奏者、オルガン、2つのヴァイオリン、2つのチェロのための
(6)ソネット76番(2000)〜合唱、バリトン・ソロまたはシンギング・アクターのための
(7)建造(1963)〜混声合唱と器楽のための【グンナル・エーリクソン(1936-)編】
(8)キーと美しいマダム・キー(1967)〜混声合唱、ピアノとメロディカのための
(9)風よささやけ(1973)〜混声合唱、ピアノメロディカのための
(10)夜想曲(1967)〜二重合唱、2つのチェロ、ハープと2人の打楽器奏者のための |
グレーテ・ペーデシェン(指揮)、ノルウェー・ソリスト合唱団、
アルフレード・ヤンソン(メロディカ即興、メロディカ)
エミーリエ・ヘルダール・リースハイム(ヴァイオリン)、ヤン・クレメンス・カールセン(チェロ)、
エムブリーク・スネルテ(コントラフォルテ)、ヘルゲ・リーエン(ピアノ)、
ラーシュ・ノット・ビルケラン(オルガン)、マリア・アンゲリカ・カールセン(ヴァイオリン)、
アンデシュ・クレグネス・ハンセン(打楽器)、オスロ・シンフォニエッタ団員 |
ノルウェー・ソリスト合唱団が創設以来、重要なレパートリーにしているアルフレード・ヤンソン(1937-)の合唱のための作品集
セッション録音:(1)2014 年6 月、(2)-(4)(6)-(9)2017
年6 月/リース教会(オスロ)、(5)(10)2015
年6 月ソフィエンベルグ教会(オスロ)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、66’28”
SACD ハイブリッド盤。
ノルウェー・ソリスト合唱団のBIS アルバム第9
作『風は思いのままに吹く』。ノルウェーの作曲家アルフレード・ヤンソンの作品のアンソロジーです。
ヤンソン(1937-)は、ジャズとポピュラー・ミュージックのピアニスト、アコーディオン・プレーヤー、作曲家として活動しながらクラシカルのピアノを学び、ビョルン・フォンゴールとフィン・モッテンセンから音楽理論を教わりました。
ヨーロッパ・アヴァンギャルド、後期ロマンティシズム、ジャズ、民俗音楽など、さまざまなジャンルからインスピレーションを得て、多様なスタイルの音楽を作りつづけています。
ヤンソンの作曲の中心のひとつ、ヴォーカルのための作品は、ノルウェー・ソリスト合唱団も1950
年の創設以来、重要なレパートリーにしています。初期のモダニスト・スタイルの作品から近作まで、創作の全段階から選ばれた合唱のための音楽。
スウェーデンのニューストレムが《シンフォニア・デル・マーレ》や歌曲集《魂と風景》に使ったスウェーデンの女性詩人の詩をテクストにした《エバ・リンドクヴィストの3
つの詩》。『ヨハネによる福音書』(第3 章第8
節)の一節をヤンソンが「事実上盗み」自由にアレンジしたテクストに作曲した《風は思いのままに吹く》。ノルウェーの作家アーリル・ニュークヴィスト(1937-2004)の詩による2
つの曲、「……だってカラーテレビがあるもの」と戦争や飢餓でさえ美しく見せるメディアを皮肉たっぷりに謳った詩による《今は暮らしがとても楽しい時》と、思慮のない人類による破壊が止まない地球へ賛歌《母なる小さな地球》は、簡素なメロディで書かれています。《キーと美しいマダム・キー》は、ノルウェーの詩人ハーラル・スヴェードルプ(1923-1992)が、ベトナム戦争時代の政争を暗喩的に詠んだ詩がテクストです。エミリ・ディキンソンの『In
this short Life(この短い人生の中で)』に作曲した《サラバンド》とシェイクスピアの《ソネット76
番》(「Why is my verse sobarren of new pride(なぜ私の詩は誇れる新しさに欠けるのか)」)は、《風は思いのままに吹く》と同じく、ペーデシェンとノルウェー・ソリスト合唱団の委嘱で作曲されました。
《建造》は、管弦楽のための《建造と賛美歌(Konstruksjon
och Hymne/Construction and Hymn)》(1963)(AuroraNCD-B4941)を、ヨーテボリ室内合唱団の指揮者グンナル・エーリクソン
Gunnar Eriksson が混声合唱と器楽のために書き直した作品。
エーリクソンとヤンソンの共同作業は長く、エリーサベト・ヘルムードソン(1927-2017)の詩による《風よささやけ》もヨーテボリ室内合唱団のために書かれた作品です。ニーチェの『ツァラトゥストラはこう語った』の「ツァラトゥストラのラウンドレイ」による実験的な語法も交えたネオロマンティックな《夜想曲》は、ノルウェー・ソリスト合唱団の創設者ニューステットの指揮で録音(NCD-B4941)したあと、ペーデシェンが指揮してアルバム『夢と同じ糸で(AsDreams)』(BIS
SA 2139)に録音しております。
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REFERENCE RECORDINGS
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RR 141
(HDCD CD)
¥2200
※LP同時発売
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Doug MacLeod/Break The Chain
1.Goin’ Down To The Roadhouse
2.Mr Bloozeman
3.Lonesome Feeling
4.Travel On
5.LA - The Siren In The West
6.One For Tampa Red
7.What The Blues Means To Me
8.This Road I’m Walking
9.Who’s Driving This Bus?
10.Church Street Serenade
11.Going Home
12.Break The Chain |
ダグ・マクラウド(ギター)
デニー・クロイ(ベース)
ジェシー・マクラウド(ギター)
ジミ・ボット(ドラム)
オリヴァー・ブラウン(パーカッション) |
ブルース・アコースティック・ギターの名手、ダグ・マクラウド。REFERENCE
RECORDINGSレーベル第3弾アルバムをCD とLP
でリリース
録音:2016 年10 月10-13 日、カリフォルニア、マリン・カウンティ、スカイウォーカー・サウンド/48’11
エンジニア:キース・O・ジョンソン
アコースティック・ブルースの巨匠ダグ・マクラウドREFERENCE
RECORDINGS レーベル第3 弾アルバム。
今作『Break The Chain』は、息子ジェシー・マクラウドとの共作。家庭内暴力、虐待などの負のサイクルを断ち切り、文字通り“鎖を砕き”
世界に癒しと平和を与えることに焦点を当てた社会性の強い内容。
録音は、ブルース音楽賞アコースティック・アルバム・オブ・ジ・イヤー受賞の前2
作と同様、グラミー賞受賞のレコーディングエンジニア、キース・ジョンソンが担当。カリフォルニアのマリン・カウンティにある、有名スタジオ、スカイウォーカー・サウンドにてスタジオ・ライヴ録音されました。
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<メジャー・レーベル>
<LP>
REFERENCE RECORDINGS(LP)
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RM 2519
(2LP)
¥5600
※CD同時発売
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Doug MacLeod/Break The Chain
SIDE1(14’18)
1.Goin’ Down To The Roadhouse
2.Mr Bloozeman
3.Lonesome Feeling
SIDE2(12’32)
1.Travel On
2.LA - The Siren In The West
3.One For Tampa Red
SIDE3(12’28)
1. Who’s Driving This Bus?
2. This Road I’m Walking
3. Church Street Serenade
SIDE4(8’46)
1. Break The Chain
2. Going Home
3.What The Blues Means To Me |
ダグ・マクラウド(ギター)
デニー・クロイ(ベース)
ジェシー・マクラウド(ギター)
ジミ・ボット(ドラム)
オリヴァー・ブラウン(パーカッション) |
録音:2016 年10 月10-13 日、カリフォルニア、マリン・カウンティ、スカイウォーカー・サウンド/180g、45rpm
エンジニア:キース・O・ジョンソン/ハーフ・スピード・マスタリング(カッティング):ポール・スタブルバイン/プレス工場:Quality
Record Pressing
アコースティック・ブルースの巨匠ダグ・マクラウドREFERENCE
RECORDINGS レーベル第3 弾アルバム。今作『Break
The Chain』は、息子ジェシー・マクラウドとの共作。家庭内暴力、虐待などの負のサイクルを断ち切り、文字通り“鎖を砕き”
世界に癒しと平和を与えることに焦点を当てた社会性の強い内容。
録音は、ブルース音楽賞アコースティック・アルバム・オブ・ジ・イヤー受賞の前2
作と同様、グラミー賞受賞のレコーディングエンジニア、キース・ジョンソンが担当。カリフォルニアのマリン・カウンティにある、有名スタジオ、スカイウォーカー・サウンドにてスタジオ・ライヴ録音されました。
LP 化にあたっては、リファレンス・レコーディングスがアナログ市場に復活してからとっている方法、「ハーフ・スピード・マスター方式」を採用。通常の半分のスピードでマスタリングとカッティテングをし、速度を落とすことによって、音質の劣化を防ぐことができ、結果として高い周波数やより良いステレオバランスを得ることができます。カッティング・システムは伝説的なオーディオデザイナーであるネルソン・パス氏とリファレンス・レコーディングスの名エンジニア、キース・O・ジョンソン博士と長年マスタリングを務めてきたポール・スタッブルバイン氏も加わって開発したカスタムメイドマシンを採用。これらのこだわりを正確に再生するために選んだプレス工場は、アメリカのカンザス州のサライナにある工場「クオリティ・レコード・プレッシング(Q.R.P)」。180
グラム重量盤45 回転のアナログレコードとして発売されます。
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7/3(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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BIS
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BIS SA 2246
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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エルビョルグ・ヘムシングが奏でる
情熱的なドヴォルザークとスーク!
(1)ドヴォルザーク(1841-1904):
ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53(32’15”)
(2)スーク(1874-1935):
ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲
ト短調 Op.24
(23’19”)
(3)スーク:愛の歌 Op.7-1
【シュテファン・コンツ編曲によるヴァイオリンと管弦楽版】
(6’30”) |
エルビョルグ・ヘムシング
(ヴァイオリン;
G.B. グァダニーニ1754年(ミラノ))
アラン・ブリバエフ(指揮)
アントワープ交響楽団 |
ノルウェー期待の新星、エルビョルグ・ヘムシングが奏でる情熱的なドヴォルザークとスーク!
セッション録音:2016 年9 月/アントワープ、ベルギー/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、63’02”
SACD ハイブリッド盤。
ノルウェーの期待の星、エルビョルグ・ヘムシング(エルドビョルク・ヘムシン)。BIS
デビュー盤となったショスタコーヴィチ&ボルグストレムの協奏曲(BIS
SA 2366)も記憶に新しいところですが、早くも第2
弾が登場、ドヴォルザークとスークです。
ヘムシングは11 歳でベルゲン・フィルとの共演でデビュー。ジュリアン・ラクリンやニコライ・スナイダーを育てたことでも知られるボリス・クシュニールに師事しその才能を開花させました。優雅な音色にしてスケールの大きな演奏が魅力のヘムシングは、今最も期待のされるヴァイオリニストの一人として注目されております。
ドヴォルザークでは第1 楽章の冒頭から堂々たる存在感を放ち、終始発音よくスケールの大きな演奏を展開します。美しい抒情性が名高い第2
楽章では情熱的に歌い上げます。終楽章ではいかにもドヴォルザークらしい雄大な音楽が広がり、ヘムシングは楽しみながら演奏しているのが伝わってきます。
ドヴォルザークとともに20 世紀のチェコを代表する作曲家スークは師ドヴォルザークの娘と結婚。国民主義の作風から出発し、晩年は主観主義的・宗教的傾向を強めました。1902
年から1903 年にかけて作曲された幻想曲ではスークの豊かな音楽性を証明させる旋律が魅力で当演奏では23
分たっぷりと弾いております。オーケストラの掛け合いと堂々たる独奏ヴァイオリンが印象的です。一方、ピアノ作品として作曲された「愛の歌」はスークの初期の傑作。甘く優美な旋律をヘムシングは自由に歌い上げます。なお当演奏ではベルリン・フィルのチェロ奏者にして編曲も手掛けるシュテファン・コンツによる“ヴァイオリンと管弦楽版”
で録音しております。俊英指揮者アラン・ブリバエフの好サポートも光る注目盤です。

ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲のライヴが観られます。
https://youtu.be/bk2OpUaXDo8
ミゲル・ハース=ベドーヤ指揮、アイルランド国立交響楽団によるバック。

エルドビョルク・ヘムシン、
ショスタコーヴィチとボルグストレムのヴァイオリン協奏曲 |
BIS SA 2366
(SACD HYBRID)
\2700
|
エルドビョルク・ヘムシン、
ショスタコーヴィチとボルグストレムのヴァイオリン協奏曲
(1)ヤルマル・ボルグストレム(1864-1925):
ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Op.25
(2)ショスタコーヴィチ(1906-75):
ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op.77 |
エルドビョルク・ヘムシン(ヴァイオリン)
オラリー・エルツ(指揮)
ウィーン交響楽団 |
ノルウェー期待の星、エルドビョルク・ヘムシンが、ショスタコーヴィチとボルグストレムのヴァイオリン協奏曲を録音!
セッション録音:2015年9月/ムート・コンサートホール(ウィーン)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、74’12”
SACD ハイブリッド盤。
ノルウェーの期待の星、エルドビョルク・ヘムシンがボルグストレムとショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲の録音をしました。
ヘムシンは11 歳でベルゲン・フィルとの共演でデビュー。ジュリアン・ラクリンやニコライ・スナイダーを育てたことでも知られるボリス・クシュニールに師事しその才能を開花させました。優雅な音色にしてスケールの大きな演奏が魅力のヘムシンは、今最も期待のされるヴァイオリニストの一人です。
ヤルマル・ボルグストレムはクリスチャニ(現オスロ)生まれ。ヨハン・セルメルの音楽に強い印象を受けたボルグストレムは、スヴェンセン、L.M.リンデマン、オーレ・オルセンらに学んだ後、ライプツィヒやベルリンに留学しました。1
903 年に帰国してからは、作曲家、教育者、批評家として活動、二十世紀初頭のクリスチャニアの文化をリードするひとりになりました。ボルグストレムの作品は第二次世界大戦後、50
年以上にわたって忘れられてしまっていました。そして新しい世紀を迎えるころからふたたび演奏されるようになります。ここに収録されたヴァイオリン協奏曲は明るい気分と活気にみちた美しい作品です。
ダヴィド・オイストラフに献呈されたショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1
番は、1947 年から1948 年にかけて作曲されましたが、12
音技法を使うなどの前衛的な書法により、1948
年2 月に共産党による作曲家批判を受け、発表を控えました。
その後、ジダーノフ批判が一段落したと考えられた1955
年に日の目を見ることとなりました。全4 楽章の当作品は沈鬱とした瞑想曲、切れ味抜群で軽妙なスケルツォ、かつてないほど壮大なパッサカリア、そして打楽器群大活躍のブルレスクで構成されております。ヘムシンは情感豊かにダイナミックに演奏しております。
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BIS SA 2319
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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ダウスゴー&スウェーデン室内管による鮮烈なブラームス第3弾!
ブラームス(1833-97):
(1)-(4)交響曲第3番 ヘ長調 Op.90(33'15")
(5)-(10)6 つの歌
(I.『御者クローノスに D.369/II.メムノン
D.541/
III.秘めごと D.719/IV. 老年の歌
D.778/
V.エレンの歌(初稿) D.838/
VI.タルタロスから来た群れ D.583)
【シューベルト編曲】(18’01”)
(11)-(16)ハンガリー舞曲集WoO.1より第11-16番
【トーマス・ダウスゴー編曲】(13’43”)
(17)アルト独唱と男声合唱および管弦楽のための
「アルト・ラプソディ」 Op.53(11’57”) |
トーマス・ダウスゴー(指揮)
スウェーデン室内管弦楽団
(6)(7)(9)(17)
アンナ・ラーション(アルト)
(5)(8)(10)
ヨハン・ロイター(バリトン)
(17)スウェーデン放送合唱団 |
透き通るようなオーケストレーションが魅力。ダウスゴー&スウェーデン室内管による鮮烈なブラームス第3弾!
セッション録音:(1)-(10)(17)2016 年11 月、(11)-(16)2017
年3 月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、78’26”
SACD ハイブリッド盤。
透き通るようなオーケストレーションかつ刺激的なダウスゴーとスウェーデン室内管による演奏。注目のブラームス第3
弾には交響曲第3 番、6 つの歌、ハンガリー舞曲第11-16
番、そしてアルト・ラプソディが収録されました。
当演奏でもダウスゴーらしい単なる見通しや運動性の良さに終わらず、大胆でダイナミックな音楽づくりを展開。音色はすっきりとした"
純度の高い" ブラームスを聴くことができます。
ダウスゴーは1997 年にスウェーデン室内管弦楽団の音楽監督し就任して以来BIS
やSIMAXレーベルに積極的に録音しています。シューマン、ベートーヴェン、シューベルトの交響曲録音における極めて大胆な解釈は絶賛されております。このブラームス・シリーズも好評を博しております。
ダウスゴー&スウェーデン室内管
ブラームス交響曲シリーズ第1弾&第2弾 |
BIS SA 1756
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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いきなり駆け足で始まる・・・
ダウスゴー指揮&スウェーデン室内管
ブラームス:
(1)交響曲第1番ハ短調Op.68
(2)愛の歌Op52&65より9曲(作曲者編)
(3)ハンガリー舞曲集〜第1、3、10 番 |
トーマス・ダウスゴー指揮
スウェーデン室内管弦楽団 |
これが21世紀のブラームスか・・・。
[ 録音:2011 年3 月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)]/64’34”
SACD ハイブリッド盤。出すものすべてが衝撃的なダウスゴーとスウェーデン室内管が、ついにブラームスの交響曲に挑戦しました。
小編成のオーケストラでブラームスの交響曲を演奏することはさほど珍しくありませんが、さすがダウスゴー、単なる見通しや運動性の良さに終っていません。もちろん音色はすっきりとしてブラームス特有のにごりはありませんが、意外なほど重厚なフィナーレなど音楽作りは大きくて感動的です。
カップリングは声楽つきピアノ連弾曲として有名な「愛の歌」から9
曲をブラームス自身がオーケストレーション(声楽なし)にしたもの。意外に録音がないので大歓迎と申せましょう。
さらにオーケストラ曲として人気作である「ハンガリー舞曲」の中から、やはりブラームス自身のオーケストレーションによる3曲が収められているのも注目。王道ながらこだわりに満ちたアルバムです。
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BIS SA 2253
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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ダウスゴー&スウェーデン室内管による鮮烈なブラームス第2弾!
ブラームス:
(1)交響曲第2番 ニ長調 Op.73(40’10”)
(2)ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a(17’07”)
(3)ハンガリー舞曲集より第5-7番
(編曲:トマス・ダウスゴー)(7’47”)
(4)大学祝典序曲 Op.80(9’27”) |
トマス・ダウスゴー(指揮)
スウェーデン室内管弦楽団 |
透き通るようなオーケストレーションが魅力。ダウスゴー&スウェーデン室内管による鮮烈なブラームス第2弾!
セッション録音:2016年5&6月/エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、75’56”
SACD ハイブリッド盤。
透き通るようなオーケストレーションかつ刺激的なダウスゴーとスウェーデン室内管による演奏。注目のブラームス第2
弾には交響曲第2 番、ハイドンの主題による変奏曲、大学祝典序曲、そしてハンガリー舞曲集より第5-7
番が収録されました。当演奏でもダウスゴーらしい単なる見通しや運動性の良さに終わらず、大胆でダイナミックな音楽づくりを展開。音色はすっきりとした“純度の高い”
ブラームスを聴くことができます。
ダウスゴーは1997 年にスウェーデン室内管弦楽団の音楽監督し就任して以来BIS
やSIMAXレーベルに積極的に録音しています。
シューマン、ベートーヴェン、シューベルトの交響曲録音における極めて大胆な解釈は絶賛されております。ブラームスの交響曲全曲録音も期待の高まるところです。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
AUDITE/キング・インターナショナル
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最高音質実現!フルトヴェングラー「RI AS 放送録音」、SACD
シングルレイヤー化、待望の第2 期発売!
日本独自企画 限定製造品(auditeより直輸入)
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アウディーテがドイチュラントラジオ(旧RIAS
放送)所蔵の76 センチ/毎秒のオリジナル・マスターを使用してフルトヴェングラー「RIAS
放送録音全集」(12CD)(AU21403)を発売したのが2009
年。さらに2012 年、その中から「運命」「田園」(1947&1954)、シューベルト「未完成」「ザ・グレイト」、ブルックナー第8
番など4 点がSACD シングングルレイヤー化された(現在全て廃盤)が、今回のディスク4
点はその続編である。
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ブラームス、交響曲
ブラームス:
(1)交響曲第4番 ホ短調 Op.98
(2)交響曲第3番 ヘ長調 Op.90 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音:1948年10月24日(1)、1949年12月18日(2) ティタニア・パラスト、ベルリン(ライヴ)/ジュエルケース仕様、限定製造品、日本語帯・解説付
※SACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCDプレーヤーでは再生することができません。 |
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ブラームス:交響曲、ワーグナー:楽劇
ブラームス:
(1)交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
ワーグナー:
(2)楽劇《トリスタンとイゾルデ》〜前奏曲と愛の死
(3)楽劇《神々の黄昏》〜ジークフリートの葬送行進曲
(4)楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》
第1幕への前奏曲 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音:1954年4月27日(1)(2) 1949年12月19日(3)(4) ティタニア・パラスト、ベルリン(ライヴ)/ジュエルケース仕様、限定製造品、日本語帯・解説付
※SACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCDプレーヤーでは再生することができません。 |
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ブラームス:変奏曲、ベートーヴェン:《英雄》
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲
Op.56a
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調Op.55《英雄》 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音:1950年6月20日 ティタニア・パラスト、ベルリン(ライヴ)/ジュエルケース仕様、限定製造品、日本語帯・解説付
※SACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCDプレーヤーでは再生することができません。 |
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ウェーバー:《魔弾の射手》、ベートーヴェン:《英雄》
ウェーバー:歌劇《魔弾の射手》序曲
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55《英雄》 |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 |
録音:1952年12月8日 ティタニア・パラスト、ベルリン(ライヴ)/ジュエルケース仕様、限定製造品、日本語帯・解説付
※SACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCDプレーヤーでは再生することができません。 |
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ELECT RECORD・東武ランドシステム
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ERT 1037/38
(2CD)
¥4600 →\4290
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「ブカレスト・ステレオ・ライヴ録音集/イオネル・ペルレア」
(1)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
(2)ブラームス:交響曲第1番
(3)エネスコ:交響曲第1番
(4)テオドール・グリゴリウ:エネスコ賛
(5)ムソルグスキー=ラヴェル:組曲「展覧会の絵」 |
イオネル・ペルレア(指揮)
(1)(2)(5)ジョルジュ・エネスコ・フィル
(3)(4)ルーマニア放送交響楽団 |
やっぱり昔の人は凄かった!巨匠イオネル・ペルレア最後の里帰り公演ステレオ・ライヴ!!
録音:(1)1969年5月23日、(2)1969年5月10日、(3)(4)1969年5月4日、(5)1969年5月23日、(全てライヴ録音、ステレオ)
驚愕のライヴが登場です!
1900年にルーマニア人の父とドイツ人の母の間にルーマニアのオグラダで生まれたイオネル・ペルレア(1900〜1970)。イオネルが10歳の時に父は亡くなったために母の故郷ドイツ・ミュンヘンで育ちました。
ペルレアは作曲をドイツで学びましたから、巨匠の音楽背景はドイツということになります。後に祖国に戻りますが、ナチ支配下のルーマニアで指揮活動を続けたせいで協力者と見做され(ジョルジュ・ジョルジェスクも同様)、大戦後は活動の場をイタリアに移しました。聖チェチリア管との共演を聴いたトスカニーニはペルレアの才能を認め、スカラ座への頻繁な客演へと繋がります。更に1950年にはNBC交響楽団とメトロポリタン歌劇場にも客演。終焉の地となるニューヨークとの縁が始まります。以後アメリカでの活躍が主となります。
米ドルの強かった時代、アメリカのVOXレーベルはヨーロッパのオーケストラを用いて膨大な録音を遺しましたがペルレアもVOXの主力アーティストでした。さらにRCAにも多くのイタリア・オペラの録音を遺しております。1957年には心臓発作と脳卒中で倒れて、半身不随となりましたが、意欲は衰えず、着座して左手だけで指揮。マンハッタン音楽院でも教鞭をとり、その時の愛弟子が飯守泰次郎氏です。今回のリリースにあたり貴重なコメントを頂戴しました。
複雑な心境を持っていた祖国ルーマニアには長らく帰国しませんでしたが1969年に里帰り公演を行い、最後の帰国。その際のライヴが今回登場の名演です。ドイツ音楽の王道ベートーヴェン、ブラームスは、気宇壮大で恰幅豊かな演奏で堂々たる演奏。どこまでもシリアス。響きが筋肉質で緊張感が絶え間なく続く所も満点です。エネスコの交響曲第1番は、この曲最高の演奏とも言えるエネルギッシュで前へ前へと進む推進力に富んだ熱演。テオドール・グリゴリウ(1926〜2014)はルーマニアの作曲家、音楽評論家でペルレアの伝記も著しております。エキゾチシズムに富んだ佳品。「展覧会」もドラマティックで物語に富んだ音楽作りが如何にもオペラの巨匠らしいペルレア畢生の名演です。この翌年にニューヨークで没しましたが晩年とは思えない超名演ばかり、全曲ステレオ録音ということにも感謝です。
前述しましたVOX録音は残念ながら特に強い印象を与えるものではありませんでしたから、ペルレアの真価を知るならコレ!という決定盤の登場です。
※ブックレット掲載予定、飯守泰次郎先生の寄稿
忘れ得ぬ瞬間〜イオネル・ペルレア先生のレッスン 飯守泰次郎
私は学生の頃、桐朋学園の齋藤秀雄門下で指揮を学んでいたが、藤原歌劇団でピアニストを務めていたときに藤原義江さんに認められ、プッチーニの「修道女アンジェリカ」で指揮者デビューすることになった。そして、当時盛んだった労音の「椿姫」公演を私ひとりで約1年間に51回も指揮したことが決定的な体験となって、「指揮者として大事なのはオペラだ」と確信し、オペラ発祥の地であるヨーロッパのオペラハウスで仕事をしよう、と心に決めた。
とはいえ、すぐにはヨーロッパに渡らなかった。いきなりロンドン、パリ、ローマ、ウィーン…といった大都市に行くと、その国の圧倒的なアイデンティティーに呑み込まれてしまう。若いうちは、一国の文化に偏らず、できるだけいろいろな価値観に触れて全体的な視野をもちたい、と考えて、まずは人種のるつぼであるニューヨークに留学した。ジュリアード音楽院ではなく、オペラに力を入れているマンハッタン音楽院を選んだところ、幸運にもイオネル・ペルレア先生が教えていらっしゃる時期で、師事することとなった。1965年のことである。
ペルレア先生は、晩年のトスカニーニを支えた方で、ミラノ・スカラ座を始め世界的な歌劇場やオーケストラで活躍し、数多くの録音を残した巨匠として知られていた。メトロポリタン・オペラでも
『トリスタンとイゾルデ』『リゴレット』『椿姫』『カルメン』等を指揮されたようだが、私が留学当時はすでにご高齢だったうえに半身不随で、椅子に座ったまま左手で指揮をされていた。顔半分は表情も動かず、目元もドラキュラのようで怖いくらいの容貌だが、その動くほうの顔半分でニタッと笑って、棒も持っていない左手をちょっと動かすだけで、オーケストラの音が途端に素晴らしい響きになるのだった。
ペルレア先生の授業はすべて出席し、それ以外の授業は全部さぼって、メトロポリタン・オペラ、ミュンシュ指揮のニューヨーク・フィルハーモニック、ラインスドルフ指揮のボストン交響楽団、オーマンディー指揮のフィラデルフィア管弦楽団などを聴きまくった。ペルレア先生が、マンハッタン音楽院のオーケストラでマーラーの交響曲第5番を指揮された際は、私もアシスタントを務めた。その時のスコアは、まだ大切に持っている。
『トリスタンとイゾルデ』“前奏曲と愛の死”のレッスンは、今も忘れることができない。前奏曲がほぼ終わって、チェロとコントラバスの響きだけがppで残り、もはや死に絶えるような、音楽も時間もすべてが止まるかのような瞬間、“愛の死”のバス・クラリネットが静かに入ってくる場面。その時、ペルレア先生は、ごくわずかな身振りのみで私に、「動くな。何もするな」ということを伝えたのだ。その頃、先生はすでに言葉も明確ではないような状態だったが、「動くな」という彼の指示は、言葉を超えた音楽的な表情として、電撃的に私を圧倒した。それは極言するなら「指揮するな」という“命令”だった。そのペルレア先生の表情、左手がほんのわずか、私を牽制するような動き……それだけで私は彼の言いたいことをはっきりと理解した。両手をちゃんばらのように振り回している自分が、あれほど恥ずかしく感じられたことはない。
翌1966年、私はミトロプーロス国際指揮者コンクールに入賞し、その場に偶然来ていたリヒャルト・ワーグナーの孫のフリーデリンド・ワーグナーに誘われて、彼女の主宰するバイロイト音楽祭のマスタークラスに参加するためにドイツに行くことになった。以来50年、ワーグナーの作品は私の指揮者としての仕事の最大の柱のひとつである。そして今も、ペルレア先生の『トリスタンとイゾルデ』のレッスンのあの瞬間は、ありありと私の中に残っている。

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PROFIL
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PH 18018
(4CD)
¥4800 →\4390
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ジーナ・バッカウアー レア・レコーディング集 |
ジーナ・バッカウアー(ピアノ) |
Disc 1 66’ 05”
(1)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
(2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」
ベイジル・キャメロン(指揮)BBC交響楽団(1)、
スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)ロンドン交響楽団(2)
録音:1961年9月16日(ライヴ)(1)、1962年7月(2)
Disc 2 75’ 13”
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491
(2)同:ピアノ協奏曲第26番ニ長調「戴冠式」K.537
(3)J.S.バッハ(ブゾーニ編):トッカータ、アダージョとフーガ
ハ長調BWV564
アレック・シャーマン(指揮)ザ・ロンドン・オーケストラ(1)(2)
録音:1955年(1)、1951年(モノ)(2)、1949
年(モノ)(3)
Disc 3 71’ 01”
(1)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22
(2)フォーレ:ピアノと管弦楽のためのバラードOp.19
(3)ラヴェル:夜のガスパール
(4)ドビュッシー:ピアノのために
アレック・シャーマン(指揮)ザ・ロンドン・オーケストラ(1)(2)
録音:1955年(1)(2)、1954年(3)(4)
Disc 4 74’ 59”
(1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
(2)リスト:葬送〜詩的で宗教的な調べ
(3)同:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調
(4)同(ブゾーニ編):スペイン狂詩曲
スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)ザ・ロンドン・オーケストラ(1)、
アレック・シャーマン(指揮)ロンドン交響楽団(4)
録音:1962年7月(1)、1949年(モノ)(2)(3)、1951年(モノ)(4) |
凄いピアニズム、20 世紀半ばに人気を誇ったバッカウアーお宝Box
STEREO、MONO
ジーナ・バッカウアー(1913-1976) はギリシャ出身の女性ピアニスト。現在その名はピアノの国際コンクールを思い出させますが、生前は非常な人気を誇るスターでした。
女性ながら、極限の技巧と体力が要求されるブラームスのピアノ協奏曲第2
番を十八番とし、誰にも真似のできない見事な演奏で評判となりました。ここでは彼女が49
歳の時にスクロヴァチェフスキ指揮ロンドン交響楽団と共演した貴重な記録が収録されています。スクロヴァチェフスキとの演奏は、同じ時に録音されたベートーヴェンの「皇帝」も堪能できます。夫君アレック・シャーマンと共演したサン=サーンスやフォーレも絶品。
また、1961 年のプロムス最終夜に演奏されたグリーグの協奏曲も聴衆の熱気が伝わる貴重なライヴで、バッカウアーの人気ぶりがうかがえます。
貴重なのが1949 年にバッカウアーが最初に行った商業レコーディング。ブゾーニ編曲のバッハをはじめ、リスト作品も若々しく切れ味抜群のテクニックで披露しています。
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PH 18038
(4CD)
¥4800 →\4390
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ダニエル・バレンボイム 栄光への第一歩 |
ダニエル・バレンボイム(ピアノ) |
Disc 1 52’ 27” ベートーヴェン
(1)ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」
(2)ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27の2「月光」
(3)ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
録音:1958年(ステレオ)
Disc 2 49’ 05” ベートーヴェン
(1)ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
(2)ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
録音:1958年(ステレオ)
Disc 3 41’ 58” ベートーヴェン
ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィア」
録音:1958年(ステレオ)
Disc 4 45’ 53”
(1)ヨハン・クリスティアン・バッハ:ピアノ・ソナタ変ロ長調Op.17の6
(2)ペルゴレージ:ピアノ・ソナタ変ロ長調
(3)同:ピアノ・ソナタ ト長調
(4)モーツァルト:きらきら星変奏曲K.265
(5)メンデルスゾーン:カプリッチョOp.5
(6)ブラームス:間奏曲ハ長調Op.119 の3
(7)カバレフスキー:ソナチネ ハ長調Op.119の3
(8)ショスタコーヴィチ:前奏曲Op.34
〜第2番イ短調/第3番ト長調/第24番ニ短調/第10番嬰ハ短調/
第12番嬰ト短調/第21番変ロ長調/第5番ニ長調
録音:1955年(モノラル) |
10 代のバレンボイムの完成された音楽に驚嘆
STEREO、MONO
DG の39 枚Box と収録曲は同一。
指揮・ピアノともに現在音楽界の頂点を極めるバレンボイム10
代の、1950 年後半の貴重な録音を集めたアルバム。
初々しい表現が魅力ですが、ピアニズムや解釈は基本的に現在と変っておらず、「双葉より芳し」の好例と申せましょう。
ことにペルゴレージのソナタや当時現役で活躍していたカバレフスキー、ショスタコーヴィチの作品を弾いているのもさすが。
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<国内盤>
<映像>

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