≪第98号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その7 2018/8/7〜
8/10(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
APARTE
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バロック期イタリアのオラトリオからのよりすぐり
超絶技巧アリア集
カルダーラ、ボノンチーニ、ガスパリーニ、ポルポラ、
A.スカルラッティらのオラトリオからのアリア集 |
ティボー・ノアリ(ヴァイオリン&指揮)
ブランディーヌ・スタスキエヴィチ(メゾ・ソプラノ)
アンサンブル/レ・ザクサン(Les Accents) |
録音:2017 年10 月
ヴァイオリン奏者ティボー・ノアリ率いるレ・ザクサン(2014
年結成)は、バロック時代、とりわけ17-18 世紀イタリアの作品に注力した活動を展開しています。
今回彼らがとりあげたのは、未出版のオラトリオからのよりすぐり楽曲。カルダーラやアレッサンドロ・スカルラッティ、ポルポラらによる超絶技巧のアリアを、古楽シーンで活躍しているブランディーヌ・スタスキエヴィチが軽やかに変幻自在に歌い上げています。レ・ザクサンの精緻な器楽アンサンブルも聴きものです。
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BIS
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BIS SA 2357
(2SACD HYBRID)
¥5400
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映画監督ベルイマン生誕100年記念。
映画『秋のソナタ』に基づく歌劇をリリース!
セバスチャン・ファーゲルルンド(1972-):
歌劇《秋のソナタ》(2014-16) |
アンネ・ソフィ・フォン・オッター
(メゾ・ソプラノ/シャルロッテ)
エリカ・スンネゴード(ソプラノ/エヴァ)
トンミ・ハカラ(バリトン/ヴィクトル)
ヘレナ・ユントゥネン(ソプラノ/ヘレナ)
ニコラス・ソーデルルンド(バス/レオナルド)
ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)
フィンランド国立歌劇場合唱団
フィンランド国立歌劇場管弦楽団 |
映画監督ベルイマン生誕100年記念。映画『秋のソナタ』に基づく歌劇をリリース!オッターがシャルロッテ役で出演!
ライヴ録音:2017 年9 月19 日、23 日、30
日/フィンランド国立歌劇場(ヘルシンキ)/120’08”
SACD ハイブリッド盤。
スウェーデンの映画監督ベルイマン(1918-2007)の生誕100
年を記念する2018 年、ローランド・ペンティネンの『イングマール・ベルイマン監督作品の音楽』(BIS
SA 2377)につづくアルバムが、BIS レーベルからリリースされます。フィンランド国立歌劇場の委嘱で制作された歌劇《秋のソナタ》。イングリッド・バーグマンとリヴ・ウルマンが主演したベルイマンの1978
年の映画『秋のソナタ(Hostsonaten)』に基づきフィンランドの作家グニッラ・ヘンミング(1955-)がスウェーデン語の台本を執筆、フィンランドのセバスチャン・ファーゲルルンド(1972-)が作曲した作品です。
「秋。牧師館に住むエヴァと夫ヴィクトルは、彼女の母シャルロッテの訪問を心待ちにしている。シャルロッテはコンサート・ピアニストとして忙しく、7
年の間、娘たちと会っていない。エヴァとヴィクトルは3
歳の息子エーリクを水の事故で亡くし、シャルロッテもパートナーのレオナルドに先立たれている。シャルロッテが牧師館に着くと、障害をかかえ、彼女が施設に入れたはずのヘレナをエヴァが引き取っていた。母と娘の間の緊張が次第に高まっていく……」。ヘンミングとファーゲルルンドは、このストーリーを序曲、第1
景「牧師館で」から第13 景「ヘレナの部屋の外で」までの第1
幕、第14 景「ヘレナの部屋の外で」から第19
景「エピローグ」の第2 幕に構成。牧師館の「現在」の中に「コンサートホールで」(第3
景)「シャルロッテと聴衆」(第5 景)、「シャルロッテ、エヴァと聴衆」(第7
景)、「墓地で」(第9 景)、口のきけないヘレナが突然、語り始める場面(第17
景)と、異なる時と時間の出来事が多層的に組みこまれ、ベルイマンが「現実」の中で描いた相克が、現実と空想を極限まで広げたステージに表現されます。作曲者ファーゲルルンドの音楽は「豊かな響き、速い動き、多面的でありながらモダニズムの厳格さを嫌う」スタイルが特徴として指摘されています。
《秋のソナタ》は、第2 次ロシア・スウェーデン戦争(1808-09)に題材を採った《デーベルン》(BIS
SA 1780)に次ぐ彼のオペラ第2 作です。初演は、2017
年9 月8 日、フィンランド国立歌劇場。
注目はシャルロッテをメゾ・ソプラノのアンネ・ソフィ・フォン・オッター(1955-)が歌っております。また《フィデリオ》のタイトルロールでメトロポリタン歌劇場にデビューしたソプラノのエリカ・スンネゴード(1966-)がエヴァを歌っています。
指揮者のヨン・ストゥールゴールズ(1963-)は、2015
年までヘルシンキ・フィルハーモニックの首席指揮者を務め、現代音楽を主なレパートリーに欧米のオーケストラを指揮しています。
このアルバムは、フィンランド国立歌劇場で初演に続いて行われた3
回の公演をライヴ収録して制作されました。
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EVIDENCE
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ヴェラール(指揮)&アンサンブル・ジル・バンショワ
最新録音
スペインの修道院に眠っていた美しい音楽集
ウエルガス写本〜13世紀の宗教音楽より |
ドミニク・ヴェラール(指揮)
アンサンブル・ジル・バンショワ |
録音:2017 年12 月18-23 日
サンタ・マリア・デ・ラス・ウエルガス修道院(スペイン)に伝わる写本を読み解き、中世の典礼音楽の世界がよみがえらせた1
枚。修道院の資料室に残されている資料の中には、パリのノートル=ダム寺院から伝わるものもあり、中世にすでに音楽の往来があったことを物語っています。これらの美しい聖歌集が、静かな祈りの瞑想の世界へと聴き手を誘います。
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HAENSSLER
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ちょっとそそられる・・・
ポーランド・ヴァイオリン小品集
(1)スタトコフスキ:
クラコヴィアクOp.7/ドゥムカ/マズルカ
ヘ長調Op.8の2/
オベレク/マズルカ イ短調Op.8 の3
(2)ムウィナルスキ:
ポロネーズOp.4の1/スラヴの子守歌/マズルカOp.7
(3)パデレフスキ:メロディOp.16の2
(4)ザジツキ:ロマンスOp.16/マズルカOp.26
(5)ザレンプスキ:子守歌Op.22
(6)アンジェヨフスキ:ロマンス/ブルレスク |
ピオトル・プラヴネル(ヴァイオリン)
ピオトル・サワイチク(ピアノ) |
ショパンのような美しいメロディと民族色にあふれたヴァイオリン小品集
録音:2016 年9 月5 -6 日/ KMS ドイツ放送(ケルン)
ポーランドのヴァイオリン小品といえば、ヴィエニャフスキやシマノフスキ作品が有名ですが、それ以外の美しく効果的な曲を集めたアルバム。
ハリウッド映画音楽の大物ヴィクター・ヤングの作曲の師だったスタトコフスキ、大ピアニスト、アルトゥール・ルビンシュタインの義父で、ワルシャワ・フィル初代首席指揮者のムウィナルスキ、ポーランド初代首相になった大ピアニストのパデレフスキなど多士済々。いずれもヴァイオリンの技巧を発揮した魅力的なものばかりです。
ピオトル・プラヴネルは1974 年生まれ、1991
年の第10 回ヴィエニャフスキ国際コンクール第1
位の実力派。幅広いレパートリーを持ちますが、ポーランドの知られざるヴァイオリン曲の発掘と普及に力を入れています。
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いいところを突いてきました
20世紀転換期のロシア・ピアノ音楽
(1)ペーター・カトワール:瞑想曲第1番 (1942)
(2)メトネル:ソナタ「回想」Op.38の1
(3)スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調Op.23
(4)ゲオルギー・カトワール:4つの小品Op.6〜夢/コントラスト/風景
(5)レビコフ:クリスマス・ツリーOp.21〜ワルツ
(6)カリンニコフ:エレジー
(7)リャードフ:前奏曲ロ短調Op.11の1/前奏曲ニ短調Op.40の3
(8)ヴィシネグラツキー:魔法陣の音によるエチュードOp.40 |
アンナ・ザシモワ(ピアノ) |
ロシア音楽が大きな変化を見せた時の記録
録音:2015 年12 月4 - 6 日/リスト・フェスティヴァル・ライディング(オーストリア)(1)-(7)、2009
年SWR バーデン・バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ(8)/72’
46”
革命前のロシア音楽は、スクリャービンの登場で急激な展開をとげます。チャイコフスキーやリムスキー=コルサコフの伝統を受け継ぎながら、新しい響きを感じさせるリャードフやカリンニコフから、スクリャービンを経由してメトネル、カトワールの陶酔的な音楽、さらにレビコフやヴィシネグラツキーの大胆な世界を追うことができます。
アンナ・ザシモワはモスクワのグネシン音楽学校でウラジーミル・トロップに師事した女性ピアニスト。独特の色彩感が魅力です。
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チャイコフスキー:抒情日記集
(1)四季〜5月「白夜」/(2)私は窓を開けたOp.63の2/
(3)待てOp.16の2/(4)伝説Op.54の5/(5)セレナードOp.63
の6/
(6)嵐の中の子守歌Op.54 の10/(7)かっこうOp.54
の8/
(8)四季〜6月「舟歌」/(9)教えて、木陰で起こったことをOp.57
の1/
(10)ナイチンゲールOp.60の4/(11)私はお前に何も話すまいOp.60の2/
(12)騒がしい舞踏会のなかでOp.38の3/(13)夢であなたを見た/
(14)美しさをあなたが愛するなら/(15)おお、お前が知っていたらOp.60の3/
(16)四季〜10月「秋の歌」/(17)ドン・ファンのセレナードOp.38の1 |
ユリヤ・スクマノワ(ソプラノ)
エレーナ・スクマノワ(ピアノ) |
他で聴くことのできない歌曲も収録。魅惑のチャイコフスキー
録音:2018 年/58’ 19”
ペテルブルグ出身のスクマノワ姉妹によるチャイコフスキー・アルバム。彼の抒情性あふれる歌曲とピアノ曲「四季」から3
曲をしっとりと披露。
歌曲はチャイコフスキーを代表するものが中心ですが、コンスタンチン大公の詩による「夢であなたを見た」と「美しさをあなたが愛するなら」は、未出版作品で極めて貴重。チャイコフスキーのファン必携で魅力的。
スクマノワ姉妹はペテルブルグ音楽院でピアノを学びましたが、姉のユリヤは卒業後歌に転向して見る見る才能を開花させました。
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物悲しくも透明なセファルディのロマンス
アルベルト・ヘムシ:セファルディ民謡集(全20曲) |
テヒラ・ニニ・ゴルトスタイン(ソプラノ)
ヤーシャ・ネムツォフ(ピアノ) |
録音:2017 年10 月23-26 日/rbb(ベルリン)/75’
04”
アルベルト・ヘムシ(1898-1975) はトルコ生まれのイタリアの音楽家。1928
年から30 年間エジプトのアレキサンドリアのユダヤ教会で音楽監督と合唱長を務めていたため、中央の音楽界に登場することはありませんでした。
ヘムシはユダヤ人としてのアイデンティティが強く、南欧系ユダヤ人セファルディの民謡を生涯に232
曲収集、うち60 曲にピアノ伴奏を付けて「ユダヤ民謡集」として出版しました。ここではそのうち20
曲が選ばれていますが、セファルディのロマンスは物悲しくも美しいものが多く、BGM
としても最高です。
20 世紀ユダヤ音楽の大権威ヤーシャ・ネムツォフがここでも素晴らしい仕事を繰り広げています。
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HC 17088
(2CD)
¥4400
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消えたメンデルスゾーンのいとこの子
アルノルト・メンデルスゾーン:ピアノ曲全集
Disc 1
(1)素描Op.20(全5曲)
(2)ソナチネ ハ短調
(3)ピアノ・ソナタ ハ長調
Disc 2
(4)近代組曲Op.79(全6曲)
(5)ピアノ・ソナタ ホ短調Op.66
(6)アルブムブラット |
エルジビェタ・ステルンリフト(ピアノ) |
メンデルスゾーン一族の秘宝ピアノ曲が日の目を見た
録音:2016 年11 月23-25 日、2017 年3 月23-24
日/エールベルク教会(ベルリン)/62’ 50”、58’
24”
アルノルト・メンデルスゾーン(1855-1933)
は、あのフェリックス・メンデルスゾーンのいとこの子。ヒンデミットやクルト・トーマスの作曲の師として知られます。にもかかわらず、第2
次世界大戦中にはナチスにより楽譜が焚書にされ、業績を消されそうになりました。
彼はバッハやシュッツの作品を通じて、人々にルター派教会音楽への関心を集めることに貢献したといわれ、厳格なポリフォニックによるバロック風作品が興味津々です。
演奏のエルジビェタ・ステルンリフトはポーランド出身の女性ピアニスト。ワルシャワでジェヴェツキに、パリでペルルミュテールとタリアフェロに学んだヴェテラン。メンデルスゾーンの姉ファニーのスペシャリストとしても知られています。
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LA MUSICA
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Eternita d’amore〜愛の永遠性 |
ザカリ・ワイルダー(テノール)
ジョセプ・マリア・マルティ・デュラン
(アーチリュートおよびバロック・ギター) |
・カヴァッリ(1602-1676):A pie d’un
bel cipresso(美しい糸杉のもとで)
・ドメニコ・オヴィッツィ(1611頃-1631頃):
Dimmi Filli, mio ben(言っておくれ、いとしいフィリスよ)/
O sospiro amoroso(おお、恋に破れたため息よ)/
Udite, udite o selve(もりよ、聞いておくれ)
・ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):
V’ho inteso abbastanza(君のことはもうわかった)/
Belle donne io tengo uncore(美しい女性たちよ、私の心は)
・ビアジョ・マリーニ(1594-1663):Ricciutella
Pargoletta(小さな巻き毛のかわいい娘)
・モンテヴェルディ(1567-1643):
Rosa del Cie(天のバラ)【器楽曲】/
Ecco di dolci raggi il sol armato(やさしい光につつまれた太陽が)/
Eri gia tutta mia(あなたはかつて私のすべてだった)/
Quel sguardo sdegnosetto(あの軽蔑の一瞥が)
・ジョヴァンニ・ロヴェッタ(1596-1668):Le
lagrime d’Erminia(エルミニアの涙)
・ジョヴァンニ・ステファニ(1620年頃活躍):Eternita
d’amore(愛の永遠性) |
人気急上昇テノール、ザカリ・ワイルダーによる17
世紀ヴェネツィアの声楽作品
録音:2016 年5 月、2018 年1 月
注目のアメリカ出身のテノール、ザカリ・ワイルダーによる、モンテヴェルディとその後の世代の作曲家たちによる作品集。当時人々は、こうした作品をヴェネツィアのサロンで演奏し、自身の知性を披露していました。それぞれの楽曲が歌う愛の様々な世界を、ワイルダーの明晰な発音とクリアな声で聴くことができます。
ワイルダーは、2018 年12 月のBCJ のメサイア公演に出演予定。7
月の歌舞伎座「源氏物語」公演に光の精霊役として出演しているなど、日本での人気・知名度も急上昇中。2013
年にはクリスティ主宰の声楽アカデミー「声の庭」第6
回生にも選ばれております。
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GRAMOLA
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1924年、ウィーンに設立されたレーベル。クラシック音楽のリリースを幅広く手掛けていますが、中でもウィーン古典派の作曲家たち、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトの録音に力を入れています。
現在は年間、約30タイトルのアルバムをリリース。若いオーストリアの音楽家たちを支援するとともに、退廃音楽の復権にも尽力しています。 |


GRAM99138
\2500→\2290 |
バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン協奏曲
第1番&第2番
ヴァイオリン協奏曲 第1番 BB48a
1.第1楽章:Andante sostenuto
2.第2楽章:Allegro giocoso
ヴァイオリン協奏曲 第2番 BB117
3.第1楽章:Allegro non troppo
4.第2楽章:Andante tranquillo
5.第3楽章:Allegro molto |
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)
ティボール・ボガーニ(指揮)
パノン・フィルハーモニー管弦楽団 |
オーストリア出身のヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミット。今回彼が挑んだバルトークの2曲の協奏曲。良く知られているのは1938年に作曲されたハンガリーの民族要素たっぷりの第2番で、バルトークのヴァイオリン協奏曲はこの1曲とされていました。
しかし、バルトークは26歳の頃、2楽章形式のヴァイオリン協奏曲を当時思いを寄せていた女性ヴァイオリニスト、ゲイエルのために作曲しており、作品は彼女に献呈されるも一度も演奏されることなくしまわれたままでした。
1956年にゲイエルが亡くなり彼女の遺品から発見されたこの曲は、最近は演奏機会も増えています。シュミットは2作品の表情の違いを明確に描き出し、美しい音色で全曲を弾き切っています。
録音:2017年1月9-10日…1-2 2016年11月16-17日…3-5 |
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GRAM99002
\2500 |
ヤナーチェク(1854-1928):弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第1番 「クロイツェル・ソナタ」
JW VII/8(1923)
1.第1楽章:Adagio - Con moto
2.第2楽章:Con moto
3.第3楽章:Con moto - Vivo - Andante
4.第3楽章:Con moto (Adagio) - Piu mosso
弦楽四重奏曲第2番 「ないしょの手紙」 JW
VII/13(1928)
5.第1楽章:Andante - Con moto - Allegro
6.第2楽章:Adagio - Vivace
7.第3楽章:Moderato - Adagio - Allegro
8.第4楽章:Allegro - Andante - Adagio |
アツィエス弦楽四重奏団
【メンバー】
ベンヤミン・ツィーアフォーゲル(ヴァイオリン)
ラファエル・カスプリアン(ヴァイオリン)
ヨーゼフ・ビザク(ヴィオラ)
トーマス・ヴィースフレッカー(チェロ) |
第1次および第2次世界大戦の狭間に作曲された、ヤナーチェクの2曲の弦楽四重奏曲。「クロイツェル・ソナタ」と名付けられた第1番は、ベートーヴェンではなくトルストイの同名小説から想起して書かれ、15分ほどの長さでありながら、小説のあらすじを丁寧にかつ執拗に音で追った優れた作品です。
第2番はヤナーチェクのあこがれの人、カミラ・ストスロヴァーから霊感を受け書かれた私小説的な作品。活躍するヴィオラが彼女を表現しているとされています。
アツィエス弦楽四重奏団は、ジュリアード四重奏団に薫陶を受けた奏者たちによるアンサンブル。2006年から本格的な活動を行い、これまでにハイドンからショスタコーヴィチまで4枚のアルバムをリリースしています。
録音:2016年9月7-9日 Barocksaal, Sitt
Vorau, Styria, Austria…1-4 2015年3月17-20日
Barocksaal, Sitt Vorau, Styria, Austria |
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GRAM99123
\2500 |
クラリネット五重奏曲集
モーツァルト(1756-1791):クラリネット五重奏曲
イ長調 K581
1.第1楽章:Allegro
2.第2楽章:Larghetto
3.第3楽章:Menuetto
4.第4楽章:Allegretto con variazioni
ライトナー(1943-):クラリネット五重奏曲
5.第1楽章:Larghetto
6.第2楽章:Largo
7.第3楽章:Allegretto
レーガー(1873-1916):クラリネット五重奏曲
イ長調 Op.146
8.第1楽章:Moderato ed amabile
9.第2楽章:Vivace
10.第3楽章:Largo
11.第4楽章:Poco allegretto |
ジモン・ライトマイアー(クラリネット)
アウナー四重奏団
【メンバー】
ダニエル・アウナー(第1ヴァイオリン)
バルバラ・ド・マネゼス・ガランテ=アウナー(第2ヴァイオリン)
ナタリア・ビンコウスカ(ヴィオラ)
コンスタンティン・ゼレニン(チェロ) |
異なる時代に作曲された3つのクラリネット五重奏曲。1789年、友人シュタードラーのために作曲されたモーツァルトの名曲は、このジャンルにおける最初の作品であり、当時まだ「新しい楽器」であったクラリネットの持つ可能性を探求し、模範を示すという後世に与えた影響の大きさでも知られています。
1915年に作曲されたレーガーの五重奏曲は、彼の最後の完成作品。半音階的な旋律を用いながらも、柔らかく美しい雰囲気を湛えた清明な音楽です。
この2曲にインスパイアされたのが、ライトナーのクラリネット五重奏曲。冒頭は悲痛な曲調ですが、ところどころにモーツァルト、レーガーの旋律が顔を出し、幻想的な世界を作り上げています。第2楽章の幽玄な美しさも聴きどころの一つです。
録音 2016年11月30日.12月1日,2017年3月20日 Mozarteum
University of Salzburg, Salzburg, Austria |
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GRAM99136
\2500 |
エマヌエル・ガイベルの詩による歌曲集
1.メンデルスゾーン(1809-1847):月 Op.86-5
2.ロベルト・シューマン(1810-1856):魔法の角笛を持つ少年
Op.30-1
3.ラハナー(1803-1890):春 Op.134-2
4.ラハナー:後悔 OP.84-2
5.ラハナー:静かなる睡蓮 Op.134-1
6.イェンゼン(1837-1879):川のほとりに Op.21-6
7.イェンゼン:眠れ、愛しい娘 Op.21-3
8.作者不詳:遠い、離れて遠い
9.フェスカ(182-1849):静かな願い
10.ラントハルティンガー(1802-1893):瀕死の子供
11.クララ・シューマン(1819-1896):しとやかな蓮の花
Op.13-6
12.グリュンフェルト(1852-1924):夢の黄昏
13.ロベルト・シューマン:あこがれ Op.51-1
14.ロベルト・シューマン:子供のための歌のアルバム
Op.79-7 ジプシーの歌 I-II
15.ロベルト・シューマン:スペインの騎士
Op.30-3
16.ヴォルフ(1860-1903):スペイン歌曲集
第17番 やさしい恋人を失った時は
17.ヴォルフ:スペイン歌曲集 第21番 すべてのものは、心よ、憩っている
18.メンデルスゾーン:二人の心が離れてしまえば
Op.99-5
19.グリーグ(1843-1907):いつの日か、わが思いは
Op.48-2
20.ブラームス(1833-1897):わが心は重く
Op.94-3
21.ブラームス:春の歌 Op.85-5
22.ヘルマン(808-1878):月が輝く大気の中で
23.ブルックナー(1824-1896):4月に WAB75
24.ブリュル(1864-1907):田舎の春の歌 Op.62-3
25.リラ(1822-1882):遍歴
26.フランツ(1815-1892):小鳥さん、そんなに急いでどこへ行くの
27.レーガー(1873-1916):4月に Op.4-4
28.プリューデマン(1854-1897):夜の歌 |
ウルフ・ベストライン(バリトン)
サーシャ・エル・ムイジ(ピアノ) |
ドイツ・ロマン派の詩人エマヌエル・ガイベル(1815-1884)。ベルリンで学び、マクシミリアン2世の招きでミュンヘンに移り、若い詩人たちと共に詩作に励みました。
ギリシャ語、ラテン語を得意とし、ロマンティックな詩の中に、古典的な語法を取り入れるなど折衷的な作風が特徴で、その詩は同時代の作曲家たちにも多大なる影響を与えています。
メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、ブルックナーなど多くの作曲家がガイベルの詩に曲を付けており、このアルバムで歌われているのはその一部ですが、当時どれほど彼の詩が愛されていたのかが理解できるでしょう。
録音 2017年2月2-5日 Tonstudio Tonal,
Vienna, Austria |
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GRAM99151
\2500 |
バスのためのバラード集
1.伝承曲:Das schloss in Osterreich オーストリアの城
シューベルト(1797-1828):
2.プロメテウス D674
3.トゥーレの王 Op.5-5 D367
4.人間の限界 D716
5.十字軍 D932
6.魔王 Op.1 D328
7.マルシュナー(1795-1861):トゥーレの王
レーヴェ(1796-1869):
8.オイゲン公、高貴なる騎士 Op.92
9.海をゆくオーディン Op.118
10.時計 Op.123-3
11.シューマン(1810-1856):二人の擲弾兵
Op.49-1
12.ブラームス(1833-1897):裏切り Op.105-5
13.ヴォルフ(1860-1903):炎の騎士
14.ヴァイスマン(1900-1980):物乞いのバラード
15.伝承曲:Todtenamt |
エベルハルト・クンマー(ハーディ=ガーディ)…1.15
ロベルト・ホルツァー(バス)
トーマス・ケルプル(ピアノ) |
オーストリア出身のバス歌手、ロベルト・ホルツァーはリンツのブルックナー音楽院でリートとオラトリオを教えつつ、オペラ歌手として世界中で活躍しています。
彼は長年に渡り、ピアニスト、トーマス・ケルプルと共に、多彩なコンサート、録音を行ってきました。彼らの最新作は「バラードにおける文学的形態と音楽的な処理についての考察」が反映されており、中世の物語詩が、ロマン派の作曲家たちによって起伏の富んだ音楽で表現されている様子をじっくり聴かせています。
アルバムの冒頭と最後には、ハーディ=ガーディの素朴な音色による演奏が置かれており、聴き手を中世の物語へと引き込む工夫もなされています。
録音 2017年7月31日-8月10日 Studio Weinberg,
Kefermarkt, Upper Austria |
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GRAM99152
\2500 |
テレマン(1681-1767):四重奏曲集
1-4.ターフェルムジーク(食卓の音楽) 第2部-
四重奏曲 ニ短調 TWV43:d1
5-8.ソナタ イ長調 TWV43:A1
9-12.四重奏曲 イ短調 TWV43:a3
13-16:ターフェルムジーク(食卓の音楽) 第1部-
四重奏曲 ト長調 TWV43:G2 |
アンサンブル・ヴェントゥス・イウクンドゥス |
テレマンの四重奏曲の数々を、2009年に結成された古楽アンサンブル「ヴェントゥス・イウクンドゥス」による演奏で楽しむ1枚。
四重奏と言っても、楽器が決まっているのではなく、各種の笛やオーボエ、ヴァイオリンなどが替わるがわるソリストを務め、そこに通奏低音が加わるという編成であり、奏者の力量も試されるのがテレマンの醍醐味。
彼らは本当に親密なアンサンブルを繰り広げており、作品の持つ楽しさを教えてくれます。
録音 2014年9月16-19日 Hofburgkapelle,
Vienna, Austria |
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GRAM99153
(SACD Hybrid)
\2600 |
Ladies' Night 淑女の夜
女性作曲家の作品集
ビーチ(1867-1944):ヴァイオリン・ソナタ
Op.34
1.第1楽章:Allegro moderato
2.第2楽章:Scherzo
3.第3楽章:Largo con dolore
4.第4楽章:Allegro con fuoco
5.ル・ボー(1850-1927):ロマンス Op.35
ポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシア(1821-1910):
ヴァイオリンのためのソナチネ イ短調
6.第1楽章:Adagio
7.第2楽章:Scherzo: Allegro
8.第3楽章:Allegro
アマンダ・レントヘン=マイエル(1853-1894):
ヴァイオリンとピアノのための6つの小品
9.Allegro vivace: Kraftig
10.Allegro con moto
11.Lento
12.Allegro molto: Leidenschaftlich
13.Tranquillamente: Innig
14.Allegro, ma non troppo: Frisch,
schwedisch
15.パラディス(1759-1824):シチリアーナ
16.ペヤチェヴィチ(1885-1923):
エレジー 変ホ長調 Op.34
17.ペヤチェヴィチ:ロマンス ヘ長調 Op.22 |
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー
(ヴァイオリン)
バルバラ・モーザー(ピアノ) |
20世紀後半までは、女性が職業音楽家になることは稀でした。クララ・シューマンなどの何人かを除いては、社会的、政治的な抑圧のため、女性がどんなに音楽の才能を発揮したとしても、単なる手習いの域を出ることは許されず、たくさんの才能が花開くことなく埋もれてしまったのです。
このアルバムに収録されているのは、何人かの「成功した」女性作曲家たちの作品集。アメリカのエイミー・ビーチ、フランスのヴィアルド=ガルシア、最近注目を集めているペヤチェヴィチの他、ル・ボー、マイエル、パラディスの作品が収録されており、その溢れる才能に触れることができます。
録音 2016年12月15-18日 Mozartsaal Salzburg,
Germany |
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GRAM99156
\2500 |
Rejoice!-喜び!
1.スタンフォード(1852-1924):
For lo, I raise up 見よ、わたしは興す
Op.145
2.ペルト(1935-):至福
3.マクミラン(1959-):主を恐れるものは幸いなり
4.ハウエルズ(1892-1983):マニフィカトとヌンク・ディミティス
5.メシアン(1908-1992):おお、聖なる饗宴
6.アイヴズ(1874-1954):詩篇135番「主をほめたたえよ」
7.ブリテン(1913-1976):祝祭カンタータ「キリストによりて喜べ」 |
ヴォルガンク・コーゲルト(オルガン)
アロイス・グラスナー(指揮)
ザルツブルク・バッハ合唱団 |
1983年に創設されたザルツブルク・バッハ合唱団は、発足後すぐにオーストリアの主要なヴォーカル・アンサンブルの一つになり、2003年に芸術監督としてアロイス・グラスナーが就任してからは、更に活動の幅を広げ、ウィーン・フィルやザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団など多くのオーケストラとも共演、ザルツブルク音楽祭に定期的に出演するなど、世界的な賞賛を獲得しています。
このアルバムではオルガニスト、ヴォルフガンク・コーゲルトの壮麗な伴奏を伴い、スタンフォード、メシアン、ブリテンと言った近代の名合唱曲を演奏。優れたアンサンブル能力を発揮しています。
録音 2017年11月1-4日 Great Hall of the
Internationale Stiftung Mozarteum Salzburg, Austria |
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GRAM99158
\2500 |
スクリャービン/シューベルト:ピアノ作品集
1-24.スクリャービン(1872-1915):24の前奏曲
Op.11
シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ
第18番 ト長調 Op.78 D894
25.第1楽章:Molto moderato e cantabile
26.第2楽章:Andante
27.第3楽章:Menuetto: Allegro moderato
28.第4楽章:Allegretto |
クリスティアーネ・カライェーヴァ(ピアノ) |
オーストリア生まれの女性ピアニスト、クリスティアーネ・カライェーヴァは10歳でソロデビューを飾り、ウィーン音楽院とモスクワのチャイコフスキー音楽院でヴィルサラーゼ、ケンプなど錚々たるピアニストに師事、17歳でウィーン・ベートーヴェン国際ピアノ・コンクールに挑戦し、最年少受賞者となりました。
その後はソリストとしてだけでなく、室内楽にも力を入れると同時に、ウィーン国立音楽大学で30年以上に渡り教職に就き、優れた指導者として数多くの後進を育て上げています。
この最新アルバムでは、スクリャービンとシューベルトの作品を演奏。ショパンの伝統を受け継ぐスクリャービンの前奏曲と、シューベルトの晩年のソナタ。一見、全く違う性格を持つように見える2つの作品から、彼女は溢れるような詩情と、夢、絶望の感情を次々と引き出しています。
録音 2017年4月10-12日 Alter Konzertsaal,
Rennweg 8, University of Music and Performing
Art Vienna, Austria |
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GRAM99160
\2500 |
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
1.第1楽章:Allegro
2.第2楽章:Scherzo: Assai vivace - Presto
- Tempo I
3.第3楽章:Adagio sostenuto, appassionato
e con molto sentimento
4.第4楽章:Largo - Allegro risoluto
5.アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO57
ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」Op.53
6.第1楽章:Allegro con brio
7.第2楽章:Introduzione: Adagio molto
8.第3楽章:Rondo: Allegretto moderato
- Prestissimo |
ロドルフォ・レオーネ(ピアノ) |
ベーゼンドルファー社とウィーン国立音楽大学が1961年から開催している「ウィーン・ベートーヴェン国際ピアノ・コンクール」。4年に1回行われ、過去には内田光子やジョン・オコーナー、シュテファン・ヴラダーなど名手たちが入賞している権威あるコンクールです。
2017年に開催された第15回コンクールでは、250人の参加者を制し、参加当時26歳、イタリア出身のロドルフォ・レオーネが優勝。このデビュー・アルバムでも並々ならぬ才能を披露しています。
彼が選んだのは、ベートーヴェンの32曲の中でも最も壮麗な「ワルトシュタイン」と、もともとこの曲の第2楽章として想定されていた「アンダンテ・ファヴォリ」。作曲当時の楽器の性能の限界に挑んだ「ハンマークラヴィーア」の3曲。
完璧な技巧と成熟した音楽性が光る見事な演奏です。
録音 2017年7月7-9日 Franz Liszt Zentrum
Raiding, Burgenland, Austria |
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GEGA NEW
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なかなか素敵な・・・
「ブルガリアのスケッチ」〜ブルガリアのチェロ作品集
パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):歌
クラシミル・キュルクチースキー(1936-2011):歌と踊り
スヴェトスラフ・オブレテノフ(1909-1955):子守歌/主題と変奏
リュボミル・ピプコフ(1904-1974):パストラル
イリヤ・ドラガノフ(1913-1977):ユモレスク/エレジー/ホロ
ゲオルギ・ズラテフ=チェルキン(1905-1977):セヴダナ
マリン・ゴレミノフ(1908-2000):歌/バレエ《ネスティナルカ》〜踊り
ペーテル・フリストコフ(1917-2006):無伴奏チェロのためのファンタジー |
マルタ・シミドチエヴァ(Vc)
クリス・ピネダ(Pf) |
なかなか素敵な名作揃い!ブルガリアのチェロ小品集!
録音:ミズーリ州セントルイス、48:45
20世紀初頭に生を受けたブルガリアの作曲家たちによるチェロのための作品を集めた1枚。いずれも東欧系の民族音楽の影響が色濃いがバルトークのような先鋭的なものではなく、むしろボロディンやムソルグスキーあるいはイッポリト=イワノフのような、よい意味での通俗性と哀愁を漂わせて愛らしい。
なかでもヴラディゲロフの「歌」はボロディン的なメロディに近代フランス的な和声をつけた素敵な小品。どの曲もチェロのつややかな旋律が充分生かされるようにしっかりと書かれており、肩の力を抜いて楽しめる内容。
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「イワン・ドンチェフ/ライヴ・イン・モンペリエ」
ハイドン:ピアノ・ソナタ第47番ロ短調
ショパン:マズルカ第7、13、20、32番、スケルツォ第3番
ヴィト・パルンボ(b.1972):ソナチネ
スクリャービン:幻想曲ロ短調Op.28
ラヴェル:悲しき鳥 |
イワン・ドンチェフ(Pf) |
録音:2009年7月24日モンペリエ・ラジオ・フランス・フェスティバルにおけるライヴ[58:27]
イワン・ドンチェフはブルガリアの中堅ピアニスト。ローマの聖チェチーリア音楽院で学び、その後アルド・チッコリーニからも教えを受け、ピアノ・デュオとして共演したこともある。
現在はイタリアを中心に活動、古典から現代まで幅広いレパートリーを持つもののショパン、スクリャービンなどロマン派から近代の音楽を得意としている。
このリサイタルではバロック時代の余韻を残すハイドンのソナタ、得意のショパン、スクリャービンなど様式の異なる音楽を見事に自家薬籠中のものとしている。すっきりとした、曖昧さの一切ないクールなピアノは風が吹きすぎるような爽やかな印象を与える。
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MSR
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「カンタービレ」
〜トロンボーンとピアノのための音楽
(1)カルロス・サルゼード(1885-1961):協奏的小品
(2)-(5)ラフマニノフ(1873-1943):4つの歌曲(メナード編)
(6)(7)ワーゲンザイル(1715-1777):トロンボーン協奏曲
(8)ダニエラ・キャンディラリ(b.1979):バルカニカ
(9)アストル・ピアソラ(1921-1992):オブリビオン(忘却)
(10)-(12)ブラームス(1833-1897):3つの二重唱曲(レイノルズ編) |
スティーヴン・メナード(Trb)
ヨーコ・ヤマダ(Pf)
(8)クリストファー・デイヴィス(バスTrb)
(9)ブライアン・マグヌス(Vc)
(10)-(12)ティモシー・ヒギンズ(Trb) |
ワーゲンザイルのトロンボーン協奏曲、他。ブラームス、ラフマニノフの歌曲やピアソラなど!
スティーヴン・メナードはソリストとしてシカゴ響、ダラス響などと共演、アメリカのオーケストラ、吹奏楽、管楽器界で指導的な立場にあるトロンボーン奏者。近年はアメリカの作曲家の作品を中心に現代音楽の委嘱初演にも力を入れている。
このディスクでは編曲物を含め、時代も国籍も様々な作曲家の曲が集められ、トロンボーンの多様な側面を知ることができる。
ピアソラの「オブリビオン」のメランコリックなカンタービレ、ブラームスの二重唱のための歌曲集など、豊かなトロンボーンの朗々とした旋律を楽しめる一枚。トロンボーン学習者、吹奏楽関係者にお薦め。
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ODRADEK RECORDS
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「水の青い声」〜
ルイス・ティノコ(b.1969)管弦楽作品集
(1)《水の青い声》(2015)
(2)チェロ協奏曲(2016/17)
(3)《フリスランド》(2014)
(4)《春の前に〜祭典へのトリビュート》(2010/rev.2015) |
(1)スザンナ・マルッキ(指揮)
グルベンキアン管弦楽団
(2)フィリペ・クアレスマ(Vc)
ペドロ・ネヴェス(指揮)
ポルトガル交響楽団
(3)リュドヴィク・モルロー(指揮)
シアトル交響楽団
(4)マルティン・アンドレ(指揮)
ポルト・カサ・ダ・ムジカ交響楽団 |
日本初上陸!ポルトガルの新世代を代表する作曲家、ルイス・ティノコの神秘的で美しい管弦楽曲を収録
録音:(1)2016年2月25,26日、(2)2017年2月19日、(3)2014年6月6日、(4)2017年5月13日、全曲世界初録音(ライヴ)[61:11]
ルイス・ティノコはポルトガルの中堅世代に属する作曲家で地元の音楽院で学んだ後、ロンドン王立音楽院とヨーク大学で研鑽を積みました。
彼は賢くも(?) 今日いまだ現代音楽界を席捲している「新しい複雑性」やドイツのポスト前衛派、スペクトル楽派のエピゴーネンになることなく、その作品は独自のロマンティシズムと品格を備えて聴きごたえ充分。
現代音楽の様々な技法に調性的要素も柔軟に取り入れて21世紀の新しいロマンティシズムを具現化、代表作「水の青い声」はリゲティのロンターノや松村禎三の交響曲の系譜に連なるダイナミックな傑作です。
そしてチェロ協奏曲のメランコリックな詩情、現実には存在しない島フリスランドを描いた幻想的な同名曲、ストラヴィンスキーの春の祭典へのオマージュとして書かれた「春の前に」などいずれも作曲者の卓越したオーケストレーションを背景にオーケストラの機能を最大限に生かした魅力的な作品です。ダイナミック・レンジも広く、オーディオ・ファンにも喜ばれるでしょう。N響に客演したり日本でもおなじみの指揮者スザンナ・マルッキも参加。
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QUERSTAND
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VKJK 1808
(2CD)
¥4000
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バッハ好きは必聴の名演!
シェーンハイトのロ短調ミサ!
バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV.232 |
ミヒャエル・シェーンハイト(指揮)
メルゼブルガー・ホフムジーク
コレギウム・ヴォカーレ・ライプツィヒ
ガーリンデ・ゼーマン(ソプラノ)
ブリッタ・シュヴァルツ(ソプラノ)
ヘンリエッテ・ゲッデ(アルト)
ファルク・ホフマン(テノール)
アンドレアス・シャイブナー(バス) |
録音:2017年9月7-9日 ドイツ,メルゼブルク,DDD、100'33
バッハ好きはぜひとも聞くべきなCD。
ハイドンの「天地創造」(VKJK1611)やブラームス&レーガー:「レクイエム」(VKJK1717)がたいへん好評だったミヒャエル・シェーンハイト指揮のメルゼブルガー・ホフムジークによる第3弾はバッハのロ短調ミサ。これもライプツィヒ近郊のメルゼブルク大聖堂での録音、ただしライヴ録音ではなく、9月10日の公演の直前の4日間に録音が行われた。
シェーンハイトはやや速めの演奏しながら、透明で清らかな合唱の魅力を存分に生かして、新鮮かつ親しみやすい魅力に満ちた演奏に仕立てている。数多あるロ短調ミサの録音の中でも、これは逃せない一品だろう。
ミヒャエル・シェーンハイトはザールフェルト生まれでライプツィヒに学んだオルガニスト、指揮者。メルゼブルガー・ホフムジークは1998年創立のピリオド楽器使用オーケストラ。
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「心から強く」
マルセル・デュプレ(1886-1971):行列と連祷
Op.19-2
バッハ:6つのコラールBWV.645-650
(目覚めろと、声が私たちに呼びかける
BWV.645/
私はどこへと逃げるべきか BWV.646/
ただ愛する神だけを BWV.647/
私の魂は主を崇め BWV.648/
ああ私たちの元に留まれ、主イエス・キリストよ
BWV.649/
さあ天から降りて来なさい、イエスよ
BWV.650)
バッハ:トッカータ ヘ長調 BWV 540
クレプス(1713-80):幻想曲 ヘ長調 Krebs-WV
419
ダンドリュー(1682-1738):奉献唱
フルリ(1903-95):
ブルゴーニュ地方のクリスマスの歌に基づく変奏曲
レーガー(1873-1916):12の小品 Op.80から
(ロマンツェ イ短調 Op.80-8/
トッカータ イ短調 Op.80-11/フーガ イ短調
Op.80-12)
ジャン・アラン(1911-40):連祷 |
クリスティアン・ブレンベック(オルガン) |
録音:2017年10月1、2日 ダッハウ,DDD、75'55
「心から強く」と題されたオルガン曲集。クリスティアン・ブレンベックは1960年、ミュンヘン生まれのオルガン奏者。ダッハウの聖母マリア被昇天教区教会に2015年に新たに設置されたオルガンを使用。録音もたいへん優秀。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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DOREMI
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DHR 8056
(3CD)
¥7100 →\6590
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タチアナ・ニコラーエワ Vol.2 バッハ協奏曲集
J.S.バッハ:
ピアノ協奏曲
ニ短調 BWV1052/ホ長調 BWV1053/ニ長調
BWV1054/
イ長調 BWV1055/ヘ短調 BWV1056/ト短調
BWV1058
2台のピアノのための協奏曲
ハ短調 BWV1060/ハ長調 BWV1061/ハ短調
BWV1062/
3台のピアノのための協奏曲
ニ短調 BWV1063/ニ長調 BWV1064
4台のピアノのための協奏曲 イ短調 BWV1065
【以下ボーナストラック】
トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
パルティータ第2番 ハ短調 BWV826
『音楽の捧げもの』 BWV1079より 3声のリチェルカーレ
『フーガの技法』 BWV1080より コントラプンクトゥス1&9 |
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)
サウリュス・ソンデツキス(指揮)
リトアニア室内管弦楽団 |
ニコラーエワが弾くバッハ。来日公演を含む充実の内容!
録音:1975 年12 月11・13・14 日/モスクワ(ライヴ)、《ボーナストラック》1988
年4 月22 日/東京(ライヴ)
1950 年第1 回バッハ・コンクール優勝の経歴を持つソヴィエトの名ピアニスト、ニコラーエワは同時代のショスタコーヴィチ作品などと並びバッハ作品を多く取り上げ、素晴らしい演奏を聴かせました。このディスクには2
本のリコーダーを伴うBWV1057 以外のピアノ協奏曲をすべて網羅しており、ニコラーエワの至芸をたっぷりと堪能できます。しかも有難いことに、来日公演のボーナス付き!
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DHR 8061
(2CD)
¥4800 →\4390
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超名演として名高いエルリーの無伴奏!
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
BWV1001-1006 |
ドヴィ・エルリー(ヴァイオリン) |
録音:1969 年
1928 年パリに生まれたドヴィ・エルリーは若くして音楽の才能を発揮し、1955
年にロン=ティボー国際音楽コンクールで優勝。ヨーロッパ、アメリカ、日本と各所で演奏し活躍します。
レパートリーは幅広く、現代作曲家もしばしば彼のために作品を提供しました。この1969
年の無伴奏全曲録音は、エネスコのそれと並び称される知る人ぞ知る超名演。
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伝説のギター・デュオによる貴重なライヴ
(1)ラウフェンシュタイナー:ソナタ イ長調
(2)ダニエル=ルシュール:エレジー
(3)ヴィヴァルディ:協奏曲 ニ長調 Op.3-9
(4)ソル:アンクラージュマン Op.34
(5)ヘンデル:シャコンヌ ト長調 HWV435
(6)アルベニス:スペイン組曲より タンゴ
Op.65-2
(7)プーランク:即興曲第12番 変ホ長調 |
プレスティ& ラゴヤ(ギター) |
録音:(1)- (3)1962 年7 月21 日、(4)-(6)1963
年7 月20 日、(7)1963 年6 月
イダ・プレスティとアレクサンドル・ラゴヤによる伝説的ギター・デュオによる演奏集。カナダ、オルフォール山でのライヴ録音です。ギター界では知らぬ者のないふたりの残した貴重な記録。
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<国内盤>
VADE MECUM
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ヴァハン・マルディロシアン国内盤発売第3弾!
シューベルト作品集!
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 D. 664
即興曲集 Op.90,D. 899
「さすらい人」幻想曲 Op.15,D. 760 |
ヴァハン・マルディロシアン(ピアノ) |
6月の来日公演も好評のヴァハン・マルディロシアン国内盤発売第3弾!仏
Intrada より発売されていたシューベルト作品集!
録音:2001年9月2-5日サル・アディアール(パリ)、68:51
このアルバムではヴァハン・マルディロシアンの優れた演奏を通じて、シューベルトのピアノ作品の3つの特徴的な側面を楽しむことができます。
1つ目はシューベルトがその短い生涯を通じて追求し続けたピアノ・ソナタ。その中から全3楽章が全て長調の、アマチュアピアニストであった18歳の令嬢の為に書かれたソナタ13番イ長調。愛らしく生命感に溢れた、シューベルトの青春の歌とも言えるコンパクトにまとめられたピアノ・ソナタ。
2つ目は小品におけるシューベルトの天才が遺憾無く発揮された有名な即興曲集作品90。ボヘミアの作曲家、ヴォルジーシェクが初めて用いた即興曲というタイトルのもと、シューベルトの楽想が長調と単調が絶妙なバランス、コントラストを見せながら縦横無尽に展開された作品。
最後は後にフランツ・リストが画期的な一楽章ソナタを書く先駆けとなった、ピアノ音楽史上最も重要な作品の一つであるさすらい人幻想曲。シューベルトが初期の頃から好んで用いた幻想曲というタイトルのもとに、本来であれば4楽章のピアノ・ソナタの形の曲が、彼の歌曲「さすらい人」のテーマによって展開された連続した1楽章にまとめられた正に天才的な作品。
以上のようなシューベルトのピアノ音楽の魅力が凝縮されたCDである。
ヴァハン・マルディロシアン(ピアノ、指揮、作曲):
アルメニア、エレヴァン生まれ。幼少よりピアノの勉強および作曲を始める。旧ソ連邦で数々のコンサートを行い、その後はパリ音楽院でジャック・ルヴィエに師事し1996年にピアノのプルミェ・プリ獲得。その非凡な才能をフランスの著名な現代作曲家、エリック・タンギーとヴァイオリンの巨匠、イヴリー・ギトリスに見いだされ楽壇デビュー。タンギーからはピアノ・ソナタ第2番を献呈されCDも録音。ル・モンド紙が「驚くべきピアニスト!」の見出しでその才能を絶賛。ギトリスとは最も信頼出来るピアニストとして10年以上にわたり共演し、毎年のように日本で演奏を行う。
指揮者としても優れた才能を示し、現在はフランス、ノルマンディーのカーン市交響楽団の常任指揮者・音楽監督を務める。パリを拠点にフランス国立管弦楽団、プラハ放送管弦楽団などをはじめヨーロッパ各地の有名なオーケストラで客演し、日本ではNHK交響楽団などを指揮する。ピアノ・ソロ、室内楽、歌曲の伴奏と多忙な音楽活動を展開している。作曲家としても「アルメニア作品集」のCDの中で自らの作品を演奏している。現在迄にリリースしたCDは10枚以上。
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<映像>
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EURO ARTS(映像)
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20 64828
(2DVD)
¥5600 →\5190
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クルレンツィス!マドリード王立劇場
チャイコフスキー:歌劇『イオランタ』
イオランタ:エカテリーナ・シェルバチェンコ(ソプラノ)
ヴォルテモン:パヴェル・ツェルノフ(テノール)
レネ王:ドミトリー・ウリアノフ(バス)
医師イブン・ハキア:ウィラード・ホワイト(バリトン)
ロベルト:アレクセイ・マルコフ(バリトン)
ベルトラン:パヴェル・クディノフ(バス)
アルメリク:ヴァシリー・エフィノフ(テノール)
マルタ:エカテリーナ・セメンチュク(アルト)
ラウラ:レティティア・シングレトン(メゾ・ソプラノ)
ストラヴィンスキー:メロドラマ『ペルセフォーヌ』
ペルセフォネ:ドミニク・ブラン(語り)
エウモルフェ:ポール・グローヴス(テノール)
アムリタ・パフォーミング・アーツ(ダンス)
ヤング・シンガース・オブ・ザ・JORCAM
特典映像:『光を探して:イオランタとペルセフォネについての洞察』 |
マドリード王立劇場管&合唱団
テオドール・クルレンツィス(指揮)
演出・映像:ディレクター:ピーター・セラーズ/
装置:ゲオルギー・ツィーピン/
衣装:マーティン・パクレディナス&ヘレン・シーブリッツ/
照明:ジェームズ・F・インガリス |
ピーター・セラーズ演出、テオドール・クルレンツィス指揮によるチャイコフスキーの「イオランタ」
収録:2012 年1 月、スペイン、マドリード王立劇場(ライヴ)/画面:16:9
NTSC、音声:LPCM ステレオ、DTS5.0、原語:ロシア語(イオランタ)、フランス語(ペルセフォーヌ)、字幕:英独仏伊西、200分(イオランタ:105分/
ペルセフォーヌ:55分)
2012 年1 月にマドリード王立劇場で上演されたピーター・セラーズ演出、テオドール・クルレンツィス指揮によるチャイコフスキーの「イオランタ」。
盲目の美しい王女イオランタが愛する人ヴォルテモンと出会い、手術を受け目が見えるようになるまでを描いた作品。イオランタの心情を描くチャイコフスキーの音楽を、クルレンツィスの説得力のある指揮、さらにピーター・セラーズによる、盲目のイオランタが見る世界と、光を得たイオランタの輝かしい世界の対比が見事な舞台です。
ストラヴィンスキーが1933 年から1934 年にかけて作曲(1949
年に改訂)したフランス語のメロドラマ『ペルセフォーヌ』は、テノール独唱、女性の語り、混声合唱、児童合唱、そしてオーケストラのために書かれ、第1
場『誘拐されるペルセフォーヌ』、第2 場『地下世界のペルセフォーヌ』、第3
場『再生したペルセフォーヌ』の3 場構成で“もう一つの『春の祭典』”
ともいわれます。バレエと歌手の独特の世界が舞台上で展開されます。
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8/9(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALBA
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シベリウス・アカデミーの図書館に保存されていた手稿譜
ヘルヴィ・レイヴィスカ(1902-1982)ピアノ三重奏曲
『フィンランド・ヴァイオリン音楽』
ヘルヴィ・レイヴィスカ(1902-1982):ピアノ三重奏曲(1925)*
エルッキ・メラルティン(1875-1937):弦楽三重奏曲
Op.133 **
ヴァイノ・ライティオ(1891-1945):
ヴァイオリンとピアノのための作品集 Op.18(1920/1923)
【バラード/カンツォネッタ/舟歌/詩】、
ミスミソウ(1943)(ヴァイオリンとピアノのための) |
KAAÅS トリオ *
【アンネマリー・オーストレム
(ヴァイオリン)、
ティーナ・カラコルピ(ピアノ)、
ウッラ・ラムペラ(チェロ)】
アッテ・キルペライネン(ヴィオラ)**
トマス・ヌニェス=ガルセス(チェロ)** |
フィンランドの女流ヴァイオリニスト、オーストレムが弾く世界初録音のフィンランド・ヴァイオリン作品集
録音:2017 年1 月14 日-15 日、28 日-29
日 セッポ・キマネン・ホール(カウニアイネン、フィンランド)/56’12
制作:ソニヤ・フレキ、トゥーマス・ユプショーバッカ、シリヤマリ・ヘイキンヘイモ/録音:マッティ・ヘイノネン
「1920 年代のフィンランド、シベリウスの陰でどんなヴァイオリン音楽が作られていたか?」。
シベリウス・アカデミーの博士課程で学んだヴァイオリニスト、アンネマリー・オーストレム(1977-)のアルバム第2
作では、当時主流だった音楽スタイルの作品が4
曲、演奏されます。
番号付き交響曲を3 曲作った、フィンランドで最初の女性交響曲作家ヘルヴィ・レイヴィスカ(1902-1982)のピアノ三重奏曲は、「アレグロ・コン・フォーコ」と「ラルゴ−アレグロ−ラルゴ」の2
楽章で構成された、保守的な様式を基本にポリフォニーと半音階のスタイルも取り入れた後期ロマンティシズムの情熱的な音楽とみなされる作品。シベリウス・アカデミーの図書館に保存されていた手稿譜を
KAAAS トリオが発見し、第1 稿と第2 稿を組み合わせて演奏しています。
彼女が作曲を学んだエルッキ・メラルティン(1875-1937)は、交響曲6
曲、管弦楽曲、ヴァイオリン協奏曲、室内楽曲、バレエ、オペラと多ジャンルの音楽を後期ロマンティシズム、印象主義、表現主義と幅広いスタイルで作曲しました。
弦楽三重奏曲は、ロマンティックなスタイルで書かれた4
つの弦楽四重奏曲の後、1920 年代初期の作品と推測されています。「アンダンテ−アレグロ」「アンダンテ・フネーブル(葬送のアンダンテ)」「プレスト」「終曲−ヴィヴァーチェ」の4
楽章で書かれ、明確な調性のあるスタイルからモダニストの要素まで取り入れた、めまぐるしく気分が変化する作品です。
ヴァイノ・ライティオ(1891-1945)は、アーレ・メリカントとともに改革者として1920
年代フィンランドの音楽シーンに登場しました。
《ヴァイオリンとピアノのための作品集》は、彼が表現主義的な管弦楽曲を主に手がけていた時期に作曲されたモダニズム的手法による多面的気分の音楽。《ミスミソウ》は、優しい雰囲気を漂わせる小品です。
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ABCD 412
(SACD HYBRID)
¥2300
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『ガブリエッリ、スカルラッティ チェロのための作品全集』
ドメニコ・ガブリエッリ(1651/59-1690):
・チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調(第1版)
・2つのチェロのためのカノン ニ長調
・無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第7番
ニ短調
・チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調
・無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第2番
イ短調
・チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調(第2版)
・無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第3番
ニ長調
・無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第1番
ト短調
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
チェロと通奏低音のためのソナタ第2番 ハ短調
D・ガブリエッリ:無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第4番
変ホ長調
A・スカルラッティ:チェロと通奏低音のためのソナタ第3番
ハ長調
D・ガブリエッリ:
・無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第6番
ト長調
・無伴奏チェロのためのリチェルカーレ第5番
ハ長調
A・スカルラッティ:チェロと通奏低音のためのソナタ第1番
ニ短調 |
グアダルーペ・ロペス・イニゲス
(バロック・チェロ)
通奏低音
【マルック・ルオラヤン=ミッコラ
(バロック・チェロ)、
オッリ・ヒューリュネン
(バロックギター/ アーチリュート)、
ラウリ・ホンカヴィルタ(チェンバロ)】 |
フィンランドの活躍するスペイン人、バロック・チェロ奏者ロペス・イニゲスによるガブリエッリ、スカルラッティ
[楽器 Lopez Iniguez: baroque chello by
Claude Pieray(Paris 1725)、Luolajan-Mikkola:
baroque cello by Barak Norman(London c.1700)、Hyyrynen:
baroque guitar after a Roman model by Giovanni
Tester from 1620s built by Ivo Magherini(Bremen
2006)、Honkavirta: Flemish harpsichord by
Henk van Schevikhoven(Pornainen c.1993)]
録音:2016 年11 月7 日-8 日、2017 年6 月5
日-7 日 聖ラウレンティウス教会(ヴァンター、フィンランド)/5.0
multichannel/stereo、74’54
制作・録音:ミッコ・ムルトニエミ
グアダルーペ・ロペス・イニゲス(1983-)は、ヘルシンキ芸術大学シベリウス・アカデミーを活動の拠点とするスペインの音楽家。音楽修士号と心理学の博士号をもち、バロック・チェロのソリストとしてフェスティヴァルなどに出演しながら、芸術面と科学面からクラシカル音楽と演奏について総体的な研究を続けています。
彼女のデビューアルバム。イタリア・バロック期の作曲家ふたり、チェロのヴィルトゥオーゾとして名声を博し、無伴奏チェロの最初期の作品を書いたドメニコ・ガブリエッリと、オペラと室内カンタータで知られるアレッサンドロ・スカルラッティのチェロのための音楽。ふたりの作品との出会い、演奏に使った楽譜、解釈などについて、ロペス・イニゲスの書いた詳細なライナーノートがブックレットに載せられています(英語、スペイン語、フィンランド語)。
ファンタズムやベルゲン・バロックへの参加でも知られるマルック・ルオラヤン=ミッコラ(1957-)を中心とするグループが通奏低音で共演。
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『孤独の歌』
オウティ・タルキアイネン(1985-):無言歌(Sans
paroles)
(2012)(ソロ・クラリネットのための)
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
鳥たちの深淵(1941)(《時の終わりのための四重奏曲から》
スティーヴ・ライヒ(1936-):ニューヨーク・カウンターポイント
(1985)(クラリネットと10のテープ録音のための)
ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):
リート(1983)、セクエンツァ第9a(1980)
フランコ・ドナトーニ(1927-2000):Clair
(I 1980) |
ラウリ・サッリネン(クラリネット) |
フィンランドのクラリネットの名手、ラウリ・サッリネンによる20
世紀作品集
録音:2017 年1 月16 日-20 日 オラリ教会(エスポー、フィンランド)/56’06
制作・録音:サイモン・フォックス=ガール
ラウリ・サッリネン(1982-)は、フィンランドのクフモ生まれ。シベリウス・アカデミーのカリ・クリークとフランソワ・バンダ、マンハッタン音楽学校のチャールズ・ナイディックに学びました。
アヴァンティ!室内管弦楽団、ラップランド室内管弦楽団など、フィンランド国内のオーケストラに客演、ヘルシンキのウーシンタ・アンサンブル、オスロのアンサンブル・テンポルムとミクロアンサンブルと共演、オスロのウルティマやニューヨークの
MATA などの現代音楽フェスティヴァル、クフモ室内楽フェスティヴァルに参加してきました。『孤独の歌』が、デビューアルバム。
「ノスタルジア(リート)、憧れ(無言歌)、暗闇と希望(鳥たちの深淵)、光(Clair)、他者あるいはその他の何かとのコミュニケーション(ニューヨーク・カウンターポイント)」を彼に語りかけてきた曲と「自己探求と発見、抽象的な孤独を打倒するか是認するための旅」と彼が考えるベリオの《セクエンツァ》。
オウティ・タルキアイネン(1985-)は、シベリウス・アカデミーのジャズ科、マイアミ大学、ギルドホール音楽演劇学校で学び、主にジャズの作曲家、指揮者として活動しています。彼女からサッリネンに献呈された「驚くほど美しいカンタービレ」のページをもつ《無言歌》は、2012
年5 月、ヘルシンキ・ミュージックセンターで行われたデビュー・コンサートで初演された作品です。
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ABCD 414
(SACD HYBRID)
¥2300
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『オストロボスニア室内管弦楽団と指揮者ユハ・カンガスに捧ぐ』
カレヴィ・アホ(1949-):室内交響曲第3番(1995-96)
(弦楽オーケストラとアルトサックスのための)
オヌテ・ナルブタイテ(1956-):
Was there a butterfly? (そこに蝶々はいたの?)
(2013)(弦楽オーケストラのための)
エルッキ・サルメンハーラ(1941-2002):
エレジア II(1963)(二重弦楽四重奏のため)、
エレジア V(1995)(弦楽オーケストラと鐘のための)
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-2016):
カント V《光の中心へ》(2011)(弦楽オーケストラのための)
ペーテリス・ヴァスクス(1946-):ムジカ・セレーナ(2015) |
オストロボスニア室内管弦楽団
ユハ・カンガス(指揮) |
ユハ・カンガス&オストロボスニア室内管、に捧げられた作品集
録音:2015 年5 月27 日、2016 年5 月30 日-31
日、6 月2 日 スネルマン・ホール(コッコラ、フィンランド)/5.1
multichannel/stereo、61’19
制作・録音:サイモン・フォックス=ガール
オストロボスニア室内管弦楽団とユハ・カンガス(1945-)のための作品集。
カレヴィ・アホ(1949-)の《“…frozen are
the restless waters”》(凍りし、せわしなき流れ)は、20
人の弦楽器奏者とジョン・エドワード・ケリー(1958-2015)のアルトサックス・ソロのために書かれました。「旋律がオリエント絨毯の装飾パターンのように織りこまれたアラビア音楽」からインスピレーションを得た手法を取り入れ、トゥオマス・アンハヴァが訳した日本の短歌のフレーズを副題にしています。リトアニアのオヌテ・ナルブタイテ(1956-)の《Was
there a butterfly》(そこに蝶々はいたの?)は、「神秘の息、プシケの影」をイメージながら書いたという作品です。
ヨーナス・コッコネンとジェルジュ・リゲティに学んだエルッキ・サルメンハーラ(1941-2002)は、1960
年代から作曲を始めた作曲した一連の「エレジア(悲歌)」の2
曲。ホールの異なる場所に配置された2 組の弦楽四重奏により演奏される、ドラマティックな緊張をはらんだ《エレジア
II》と、深い悲しみを簡潔な語法で表現した《エレジア
V》。
エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-2016)の《光の中心へ》は、「新しい千年紀から9
年、10 年の間に浮かんできた、メロディとハーモニーのちょっとした楽想」を展開させた「カント(歌)」の第5
作です。ラトビアのペーテリス・ヴァスクス(1946-)も長年に渡りオストロボスニア室内管弦楽団と共同作業をつづけてきた作曲家のひとり。
人生の流れを音楽に映した《ムジカ・セレーナ》(穏やかな音楽)は、ユハ・カンガスの70
歳の誕生日プレゼントとして書かれました。
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『詩を超えたところに』
オウティ・タルキアイネン(1985-):室内楽のための音楽
・3つの詩(2013)(弦楽四重奏のための)【幻/欲求/依存】
・無言歌(2012)(クラリネットのための)
・石が裂けるまで(2008)(ヴァイオリンのための)
・ボードレールの歌(2009-13)(ソプラノとピアノのための)
【アルバトロス/深淵/強迫観念】
・汝の言葉、石に隠れ(2011)(チェロのための)
・沈黙する森の中へ(2012)
(ソプラノ、クラリネット、チェロとピアノのためのモノドラマ)
・…そして彼らは歌い出す(2015)(アコーディオンのための) |
カムス四重奏団
【テルヒ・パルダニウス(第1ヴァイオリン)、
ユッカ・ウンタマラ(第2ヴァイオリン)、
ユッシ・トゥフカネン(ヴィオラ)、
ペトヤ・カイヌライネン(チェロ)】
ラウリ・サッリネン(クラリネット)
マリア・プーサーリ(ヴァイオリン)
トゥーリ・リンデベリ(ソプラノ)
エミール・ホルムストレム(ピアノ)
マルクス・ホホティ(チェロ)
ヴェリ・クヤラ(アコーディオン) |
フィンランドの若手作曲家、タルキアイネンの室内楽作品集
録音:2017 年2 月22 日-24 日 セッロサリ(エスポー)、5
月9 日 スネルマン・ホール(コッコラ、フィンランド)/73’29
制作・録音:サイモン・フォックス=ガール
オウティ・タルキアイネン(1985-)は、フィンランドのもっとも新しい世代の作曲家のひとり。インスピレーションを与えつづけているというラップランドのロヴァニエミに生まれ、作曲をシベリウス・アカデミーのハメーンニエミとプーマラ、マイアミ大学のロン・ミラー、ギルドホール音楽演劇学校のマルコム・シンガーに学びました。
「モダニスト陣営に片足、もう一方の足をジャズ陣営に置いた」活動を行い、ノルボッテン・ビッグバンドのコンポーザー・イン・レジデンスを務めています。3
つのオーケストラの委嘱で作曲した、サーミの詩による歌曲集《大地、春の娘》が現在の代表作とされています。『詩を超えたところに』は、コンテンポラリー・ミュージック作曲家としての最初のポートレート・アルバムです。弦楽四重奏のための《3
つの詩》は、ボードレールの詩に基づく「束の間の時を色彩に浸し満たした、視覚イメージを喚起させる三部作」。「声」の表現性を追求して作った《ボードレールの歌》。
《石が裂けるまで》は、シルッカ・トゥルッカの詩によるヴァイオリン・ソロのための「ある種のモダン哀歌」。同世代のクラリネット奏者ラウリ・サッリネン(1982-)が、ポートレート・アルバム『孤独の歌』でも演奏した《無言歌》。チェロのソロによる《汝の言葉、石に隠れ》。
《沈黙する森の中へ》は、エーヴァ=リーサ・マンネルとシルッカ・トゥルッカの詩による「ビッグバンドとメゾソプラノのためのモノドラマ」の室内楽バージョン。《…そして彼らは歌い出す》は、《大地、春の娘》のエピローグを基にアコーディオンのために書かれた作品です。
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『北国』
マシュー・ホイットール(1975-):
・北国(ホルンと弦楽のためのアルバム)*
・ad puram annihilationem meam(2008)
(混声合唱と打楽器のための儀式)**
・The return of light(2015)
(混声合唱と管弦楽のための)** |
トンミ・ヒュッティネン(ホルン)*
フィンランド放送交響楽団 *
イラリ・アンゲルヴォ(ヴァイオリン)*
ヘルシンキ室内合唱団 **/***
ユリア・ヘエーゲル(ソプラノ・ソロ)**
クロエ・デュフレーヌ(朗読)**
ジェームズ・カハネ(朗読)**
アンティ・スオランタ(打楽器)**
タピオラ・シンフォニエッタ
ニルス・シュヴェケンディーク(指揮) |
カナダ系フィンランドの作曲家、マシュー・ホイットールの作品集
録音:2016 年8 月22 日、23 日 ミュージックセンター(ヘルシンキ)(*)、2
月14 日 セッロサリ(エスポー)( **)、2015
年10 月31 日 タピオラホール(エスポー、フィンランド)(***)/71’25
制作:ラウラ・ヘイキンヘイモ(*)、マルック・ヴェイヨンスオ(*/****)
録音:エンノ・マエメツ(*)、アヌ・ピュルッカネン(**)、マルック・ヴェイヨンスオ(***)
カナダ系フィンランドの作曲家マシュー・ホイットールの作品集。
《北国》は、彼の友人、フィンランド放送交響楽団のホルン奏者を務めるトンミ・ヒュッティネン(1977-)の委嘱を受け、コンチェルタンテ・スタイルによる「ホルンと弦楽のためのアルバム」として作曲されました。
ホイットールは、カナダのピアニスト、グレン・グールドがラジオ放送のために制作した「孤独三部作」の『The
Idea of the North』と、2007 年秋のアイスランド旅行から得た「北国」の地理的、情景的、心理的イメージをふくらませ、対照的な雰囲気の2
つの部分から成る作品としています。抒情と神秘の気分を漂わせて始まる第2
部の終わり近く、アイスランド伝承の《船乗りの賛歌》の「ナチュラルホルン」が引用されています。
《ad puram annihilationem meam(このうえなく純粋な自己消滅に)》は、中世から現代までのフランス音楽による復活祭プログラムのためヘルシンキ室内合唱団のニルス・シュヴェケンディークの依頼で作曲されました。
フランスのイエズス会司祭、ピエール・テイヤール・ド・シャルダン(1881-1955)の『Le
messe sur le monde(世界のミサ)』から採ったフランス語とラテン語のテクスト、グレゴリオ聖歌などキリスト教の典礼歌と、雅楽に影響された儀式の雰囲気を並置した音楽。日本の能を模したダンスの振付をダンサーでもあるニナ・ヒュヴァリネンが担当して初演が行われました。《The
return of light(光の戻り)》もヘルシンキ室内合唱団の委嘱作です。タピオラ・シンフォニエッタとのコラボレーション10
周年記念のため「光明」をテーマにとり、「北極の長い冬の夜が終わり最初に現れる日の光」をイメージして作曲。声とオーケストラの楽器を対等に扱った「サウンドワールド」を作り上げています。
[プロフィール]
マシュー・ホイットール(1975-)は、カナダ生まれ、フィンランドの作曲家。モントリオールのヴァニア大学、マサチューセッツ大学アマスト校、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校で学び、2001
年にヘルシンキに移ってシベリウス・アカデミーで博士号を取得しました。管弦楽、声楽、室内楽、器楽と多くの作品を発表。2004
年、トロント交響楽団の New Creation Competition
で第1 位、2013 年、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの詩に作曲した《Dulcissima,
clara, sonans》で Teosto(フィンランド著作権協会)賞を受賞しました。リスト=マッティ・マリンの委嘱で作曲したピアノ曲集《草の葉》3
巻(ABCD333)が Alba レーベルからリリースされています。
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APARTE
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V FOR VALSE
・リスト:
メフィスト・ワルツ第1番、
ウィーンの夜会
(シューベルトの「ワルツ・カプリス」)S.427
R.252
・シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 op.26
・チャイコフスキー:感傷的なワルツ(6つの小品
op.51より第6番)
・スクリャービン:ワルツ op.38
・ローゼンタール:
ウィーンの謝肉祭〜J.シュトラウスの主題によるフモレスケ
・ラヴェル:ラ・ヴァルス(作曲者自身によるピアノ独奏版) |
ヴァシリス・ヴァルヴァレソス(ピアノ) |
ギリシャ生まれのピアニストによる超絶技巧のワルツ集!
録音:2017 年7 月
1983 年、ギリシャ生まれのピアニスト、ヴァルヴァレソスによる、ワルツ集。
リストによるデモーニッシュなワルツ、シューマンの憂鬱さも漂うワルツ、チャイコフスキーの悲しきエレガンスなど、ワルツというジャンルの多彩さを魅せてくれます。
そしてローゼンタール!リストの弟子にして、ブラームスやJ.
シュトラウスと友人でもあったローゼンタールによる超絶技巧を尽くしたJ.
シュトラウスの主題による自由闊達かつ華やかな作品は注目です。ヴァルヴァレソスはジュリアード音楽院などで学び、2014
年ジョルジュ・エネスコ国際コンクールで第3
位に入賞しています。イキのよいリズム感とスケール感が持ち味です。
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フランス国立管弦楽団首席クラリネット奏者、
パトリック・メッシーナ
・ヤーン・ラーツ(b.1932):
カレイドスコーピック・エチュード
(万華鏡的練習曲)op.97(世界初録音)
・アルヴォ・ペルト(b.1935):モーツァルト-アダージョ
(1992/ 2017年クラリネット用に編曲)
・ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):
「ひばりの音楽」〜レチタティーヴォとアリオーゾop.53 |
パトリック・メッシーナ(クラリネット)
アンリ・ドマルケット(チェロ)
ファブリツィオ・キオヴェッタ(ピアノ) |
フランス国立管弦楽団首席クラリネット奏者、パトリック・メッシーナ
クラリネット/ビュッフェ・クランポン‘ヴィンテージ’、チェロ/
1725年製ストラディヴァリウス‘le Vaslin’、ピアノ/スタインウェイ
録音:2017 年12 月、イタリア
フランス国立管弦楽団の首席クラリネット奏者、メッシーナによる万華鏡のようなアルバムの登場。クラリネット、チェロ、ピアノという編成の3
作品です。
ヤーン・ラーツの「カレイドスコーピック・エチュード」は世界初録音。ジャズ風な部分やライヒの初期のフェーズ・パターン的な部分、と思うと少しメロディックな部分ありと、様々な要素が次々と現れる作品です。
ペルトの作品は、モーツァルトのピアノ・ソナタK.280
のアダージョにインスパイアされて書かれたもの。もとはピアノ三重奏曲の作品ですが、2017
年、クラリネットとチェロ、ピアノ用に新たに編曲されました。モーツァルトのアダージョ楽章の内的世界がこれでもかと拡大された、張り詰めた美しさ。この編成では世界初録音となります。
グレツキの「ひばりの音楽」は終楽章でベートーヴェンのピアノ協奏曲第4
番冒頭の和音の動きを連想させる動きが様々に繰り返され、印象的です。
パトリック・メッシーナ(クラリネット)/フランス、ニース生まれ。ニューヨークのイースト&ウェスト国際アーティスト・コンテス、ヒューストン・イマ・ホッグ・ナショナル・アーティスト・コンクールなど数々のコンクールで最優秀賞に輝き、1996
年からはレヴァイン率いるメトロポリタン歌劇場管弦楽団に定期的に出演。2003
年からはフランス国立管弦楽団の首席クラリネット奏者を務めています。
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BONGIOVANNI
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ブラームス:オルガン作品全集 |
アルトゥーロ・サケッティ(オルガン;1922年製ヴァルカー社) |
(1)前奏曲とフーガ イ短調(1856)
(2)前奏曲とフーガ ト短調(1857)
(3)フーガ 変イ短調(1856)
(4)コラール前奏曲とフーガ イ短調『おお悲しみよ、心の苦しみよ』(1882)
(5)- (15)11のコラール前奏曲 遺作(Op.122)
【5.「わがイエス、われを導きたまえ」/6.「心から愛するイエス」/
7.「おおこの世、私は去らねばならない」/8.「わが心の切なる喜び」/
9.「おお愛する魂よ、汝を飾れ」/10.「おお、いかに喜びに満ちたるか汝ら信仰深き者」/
11.「おお神よ、汝慈愛深き神よ」/12.「一輪のばらは咲きて」/13.「わが心の切なる願い」/
14.「わが心の切なる願い」/15.「おおこの世、私は去らねばならない」】(1896) |
バッハへの敬愛をこめたブラームスのオルガン作品全集
録音:1990 年1 月/ローマ、聖ジュゼッペ・デ・メローデ教会/59’34”
ブラームスの作品を語るうえでオルガンのための作品を見逃すことはできません。当アルバムには名手アルトゥーロ・サケッティ演奏によるブラームスのオルガン作品全集が収められております。
バッハの作品の虜になったブラームスはクララ・シューマンにオルガン曲を作曲するように勧められ、バッハの影響を多大に受けた対位法を用いた作品を残しました。
特に1856 年作曲の「前奏曲とフーガ イ短調」は、バッハの同一調性の作品BWV543
の影響を色濃く呈しており、ブラームスの語り口・語法でありながらその陰には偉大なバッハの存在を感じることのできる実に華麗な作品です。
1896 年、クララの死後、ブラームスは最愛のクララに対する思いと自身の死期への意識、さらに信仰心により再びバッハにたちかえり、11
のコラール前奏曲を作曲しました。
「わが心の切なる喜び」、「おお愛する魂よ、汝を飾れ」など、バッハが作曲した同一のコラールを用いたこの前奏曲集はブラームスの最期のメッセージのようで、ことに終曲「おおこの世、私は去らねばならない」は心に染み入ります。
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GB 2491
(2CD)
¥5000
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ドニゼッティ充実の書法で描かれる悲劇の物語
ドニゼッティ:歌劇『ルデンツ家のマリア』 |
マリア・ビッレーリ(Maria de Rudenz)
ダリオ・ソラーリ(Corrado Waldorf)
イヴァン・マグリ(Enrico)
ジルダ・フィウーメ(Matilde di Wolf)
ガブリエレ・サゴナ(Rambaldo)
フランチェスコ・コルティノーヴィス
(Il cancelliere di Rudenz)
セバスティアーノ・ロッリ(指揮)
ベルガモ音楽祭管弦楽団&合唱団 |
録音:2013 年9 月20,22 日/ベルガモ、ドニゼッティ劇場(ライヴ)/60’09”、67’25’’
『ランメルモールのルチア』の3 年後、1838
年に初演された3 幕のオペラ・セリアです。恋人をいとこに取られたマリアが、いとこを殺し自害するという悲劇の物語。
喜ばしい場面の音楽もあれど、全体は短調の曲が多く、不安な弦のトレモロなども効果を上げています。
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GB 2328
(2CD)
【再発売】
¥2500
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貴重な録音が再発売
ラウロ・ロッシ(1810-1885):歌劇『黒いドミノ』 |
キアラ・タイージ(Estella)
ルイス・ダマソ(Vittore)
マリオ・ブーダ(Butor)
ミケレ・ポルチェッリ(Adolfo)
アレッサンドラ・ザッパローリ(Paquita)
ブルーノ・アプレア(指揮)
オルケストラ・フィラルモニカ・マルチジャーナ
コーロ・リリコ・マルチジャーノ
「ヴィンチェンツォ・ベッリーニ」 |
録音:2001 年9 月28-30 日/イェージ、ペルゴレージ劇場(ライヴ)/60’33’’、73’10’’
1849 年初演のオペラ。『黒いドミノ』というとウジェーヌ・スクリーブのテキストにオーベールが作曲した同名オペラ(1937
年初演)も知られていますが、こちらはその物語を下敷きとしつつフランチェスコ・ルビーノが新たに書いたテキストに対し作曲されたもの。
※既に同品番で発売されている音源ですが、バーコードを変更して1
枚価格での発売となります。
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DYNAMIC
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パガニーニ作品全集
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CDS-7734(40CD)\12000→\9990 |
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イタリアのレーベルDYNAMICより創立40周年を記念し、40枚組のパガニーニ作品全集が登場!
レーベルの威信をかけて製作されたBOXには、パガニーニが実際に使用していたヴァイオリンを用いての演奏やパガニーニがヴァイオリンと同じように愛したギターのための作品、パガニーニに触発された作曲家たちのピアノ曲のほか、この全集のために新たに録音された作品などが広範囲に収録されています。
アッカルド、リッチなどによる名手の録音からイタリアを代表する若手演奏家まで、素晴らしい演奏がお手頃価格で楽しめます。
プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?v=xNJzFDfIfpo&feature=youtu.be
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・・・BOXに寄せて・・・
ダイナミック — イタリア・オペラとクラシック音楽をリードする音楽レーベルダイナミックは1978年に設立、ジェノヴァの市街地を見渡わたす閑静なリギの丘にあるヴィラ・クワルターラに本拠を置き、今年40周年を迎えるインディペンデント・レーベルです。
当レーベルは幅広くクラシック音楽をカバーしていますが、その中心に18世紀、19世紀のイタリア、欧州のレパートリーを置き、とりわけオペラとヴァイオリン楽曲に焦点をあて、また有名作品に隠れた作品を「世界初収録」として紹介することにも力を注いできました。
ダイナミックは、当初パガニーニの作品を初めて再評価したレーベルとして、その名を世界に知らしめましたが、近年、イタリアの音楽祭、歌劇場との密接なパートナーシップを通じて、オペラのジャンルでヴェルディ、ドニゼッティ、パチーニ、マスネ、マイヤベーア、チャイコフスキーらのあまり知られていない作品を、ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場、マルティナ・フランカのイトリア谷音楽祭、サルディニアのカリアリ歌劇場などの有名な劇場で収録しています。
ダイナミックのカタログは今や700点以上の規模を誇り毎年30点を超す新譜を加えています。以下のような数多くの世界的なアーティストがダイナミック・レーベルに登場しています。マッシモ・クワルタ、サルヴァトーレ・アッカルド、フェリックス・アーヨ、ステファン・ミレンコヴィッチ、ルッジェーロ・リッチ、ブルーノ・カニーノ、ロッコ・フィリッピーニ、オヴィディウ・バディラ、ミレッラ・フレーニ、フェルッチョ・フルラネット、プラシド・ドミンゴ、レナート・ブルゾン、ウイリアム・マッテウッツィ、アニック・マシス、イアノ・タマール、パトリツィア・チョーフィ、ヴェロニク・ジャンス、ディミトラ・テオドシュー、ジョセフ・カレヤ、ジュルジュ・プレートル、レナート・パルンボ、ホセ・クーラ、レオ・ヌッチ、マルチェッロ・ヴィオッティ、フランコ・メッツェーナなどダイナミックは現在、イタリアのクラシック音楽をリードする音楽レーベルであると同時に、欧州における優れたオペラ映像制作会社としての地歩を固めています。
アルベルト・デッレピアーネ(ダイナミック・レーベル代表)
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【CD1】ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
1-3.ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ホ長調 M.S.21
4-6.ヴァイオリン協奏曲 第2番 ロ短調 M.S.48
カデンツァ:第1番…ソーレ&M.クアルタ/第2番…M.クアルタ
マッシモ・クアルタ(ヴァイオリン&指揮)…パガニーニが使用したヴァイオリンによる演奏
ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団
録音 1999年7月 ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場
【CD2】ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
1-3.ヴァイオリン協奏曲 第3番 ホ長調 M.S.50
4-6.ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ短調 M.S.78
カデンツァ:第3.5番…M.クアルタ
マッシモ・クアルタ(ヴァイオリン&指揮)…パガニーニが使用したヴァイオリンによる演奏
ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団
録音 2000年/2001年 9月 ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場
【CD3】ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
1-3.大協奏曲 ホ短調 M.S.75(F.フィオーレによる管弦楽補筆版)
4-6.ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ短調 M.S.60
7.アダージョ ホ長調 M.S.49(F.フィオーレによる管弦楽補筆版)
カデンツァ…全てM.クアルタ
マッシモ・クアルタ(ヴァイオリン&指揮)…パガニーニが使用したヴァイオリンによる演奏
ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団
録音 2002年9月 ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場
【CD4】ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
1.魔女たちの踊り Op.8 M.S.19…パガニーニのオリジナル版による世界初録音
2.ヴァイグルの主題によるソナタと変奏曲 Op.29
M.S.47
3.ロッシーニの《シンデレラ》の「悲しみよ去りゆけ」による序奏と変奏曲
OP.12 M.S.22
…パガニーニのオリジナル版による世界初録音
4. ロッシーニの《タンクレディ》のアリア「こんなに胸騒ぎが」による序奏と変奏曲
Op.13, M.S.77
…パガニーニのオリジナル版による世界初録音
「鐘」のロンドへの宗教的序奏 M.S.67/1…世界初録音
5.Andante sonnolento
6.Minuetto
7.Rondo del campanello
マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)
マルク・ケルシュバウム(指揮)
ウィーン・クラシカル・プレイヤーズ
ウィーン・ジングフェライン男声合唱…5
録音 2017年3月 Casino Baumgarten, Vienna
【CD5】ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
1.ワルシャワ・ソナタ、エルスナーのマズルカによる変奏曲
M.S.57
2.ソナタ「マリア・ルイザ」ホ長調 M.S.79
3.ポラッカと変奏曲 M.S.18
4.バレット、牧歌、変奏曲 M.S.74
5.ヴェニスの謝肉祭 M.S.59
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
フランコ・タンポーニ(指揮)
ヨーロッパ室内管弦楽団
録音 1983年12月 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ
Licensed courtesy of EMI(現WARNER) records
Ltd.
【CD6】ヴァイオリンと管弦楽のための作品集
1.ナポレオン M.S.5(パガニーニによるオリジナル・ギター伴奏版)
2.春 M.S.73(G.ダッチによるピアノ伴奏版)
3-4.無窮動-ソナタの楽章 M.S.66(パガニーニによるオリジナル・ピアノ伴奏版)
5.マエストーサ・ソナタ・センティメンターレ
M.S.51
マリオ・ホッセン(ヴァイオリン)
アレクサンダー・スヴェーテ(ギター)…1
ナージャ・ヘーバルト(ピアノ)…2-4
ナイデン・トドロフ(指揮)…5
カメラータ・オルフィカ(アンサンブル)…5
録音
2017年11月21日 Tonal Studios Vienna…1
2017年11月20日 Tonal Studios Vienna…2-4
2018年3月28日 Sofia, Bulgarian National Radio,
Studio 1…5
【CD7】管弦楽作品集
1.タランテッラ M.S.76
2-6.サン=ベルナール修道院 M.S.67
7-8.ニコロ・パガニーニ氏とヘンリー氏(コンチェルティーノ)
9.大ヴィオラのためのソナタ M.S.70
フランコ・メッツェーナ(ヴァイオリン)…1-6
ヤヌエンシス合唱団…2.5
フランコ・トラヴェルソ(ホルン)…7.8
リーノ・ヴェルニッツィ(ファゴット)…7.8
アントニオ・プロティーノ(指揮)…1-8
ジェノヴァ室内管弦楽団…1-8
ルイジ・アルベルト(ヴィオラ)…9
ジャック・デラコート(指揮)…9
ベルリンRIAS管弦楽団…9
録音 1983年9月 Genoa, Oratorio S. Agostino
【CD8】室内楽作品集-弦楽とギターのための四重奏曲
1-3.ギター四重奏曲 第1番 イ短調 Op.4-1 M.S.28
dedicated to “amateur ladies”
4-7.ギター四重奏曲 第9番 ニ長調 M.S.36
dedicated to L. G. Germi
8-11.ギター四重奏曲 第10番 イ長調 M.S.37
dedicated to L. G. Germi
パガニーニ四重奏団
《メンバー》
ブルーノ・ピナータ(ヴァイオリン)
ロレンツォ・ルイージ(ヴィオラ)
パオラ・モスカ(チェロ)
ジュゼッペ・ブリアスコ(ギター)
録音 1986年7月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD9】室内楽作品集-弦楽とギターのための四重奏曲
1-4.ギター四重奏曲 第11番 ロ長調 M.S.38
dedicated to L. G. Germi
5-7.ギター四重奏曲 第12番 イ短調 M.S.39
dedicated to L. G. Germi
8-11.ギター四重奏曲 第13番 ヘ長調 M.S.40
dedicated to L. G. Germi
パガニーニ四重奏団
《メンバー》
ブルーノ・ピナータ(ヴァイオリン)
ロレンツォ・ルイージ(ヴィオラ)
パオラ・モスカ(チェロ)
ジュゼッペ・ブリアスコ(ギター)
録音 1986年7月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD10】室内楽作品集-弦楽とギターのための四重奏曲
1-4.ギター四重奏曲 第3番 イ長調 Op.4-3 M.S.30
dedicated to “amateur ladies”5-8.ギター四重奏曲
第7番 ホ長調 M.S.34
dedicated to the Marchesa Caterina Raggi
Pallavicini
9-12.ギター四重奏曲 第14番 イ長調 M.S.41
dedicated to L. G. Germi
パガニーニ四重奏団
《メンバー》
ブルーノ・ピナータ(ヴァイオリン)
ロレンツォ・ルイージ(ヴィオラ)
パオラ・モスカ(チェロ)
ジュゼッペ・ブリアスコ(ギター)
録音 1988年4月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD11】室内楽作品集-弦楽とギターのための四重奏曲
1-4.ギター四重奏曲 第2番 ハ長調 Op.4-2 M.S.29
dedicated to “amateur ladies”5-8.ギター四重奏曲
第8番 イ長調 M.S.35
dedicated to the Marchese Filippo Carrega
9-12.ギター四重奏曲 第15番 イ短調 M.S.42
dedicated to L. G. Germi
パガニーニ四重奏団
《メンバー》
ブルーノ・ピナータ(ヴァイオリン)
ロレンツォ・ルイージ(ヴィオラ)
リッカルド・アゴスティ(チェロ)
ジュゼッペ・ブリアスコ(ギター)
録音 1991年2月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD12】室内楽作品集-弦楽とギターのための四重奏曲
1-3.ギター四重奏曲 第4番 ニ長調 Op.5-1 M.S.31
dedicated to “amateur ladies”4-7.ギター四重奏曲
第5番 ニ長調 Op.5-2 M.S.32
dedicated to “amateur ladies”
8-11.ギター四重奏曲 第6番 ニ短調 Op.5-3 M.S.33
dedicated to “amateur ladies”
パガニーニ四重奏団
《メンバー》
ブルーノ・ピナータ(ヴァイオリン)
エルネスト・ブラウヒャー(ヴィオラ)
リッカルド・アゴスティ(チェロ)
ジュゼッペ・ブリアスコ(ギター)
録音 1991.1992.1993年 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD13】室内楽作品集-弦楽とギターのための三重奏曲
1-5. ヴィオラ、チェロとギターのためのセレナータ
ハ長調 M.S.17
6-9. ヴィオラ、チェロとギターのための協奏的三重奏曲
ニ長調 M.S.114
10-13.ヴァイオリン、チェロとギターのための三重奏曲
ニ長調 M.S.69
14-16. 2台のヴァイオリンとギターのための三重奏曲
イ短調 M.S.116
17-19. 2台のヴァイオリンとギターのためのセレナータ
ヘ長調 M.S.115
ドーラ・ブラチコーヴァ(ヴァイオリン)
ゲッツ・ハルトマン(ヴァイオリン)
アントネッロ・ファルッリ(ヴィオラ)
アンドレア・ノフェリーニ(チェロ)
アドリアーノ・セバスティアーニ(ギター)
録音 1992年7月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD14】室内楽作品集-弦楽四重奏曲集 M.S.20
1-4.四重奏曲 第1番
5-8.四重奏曲 第2番
9-12.四重奏曲 第3番
パガニーニ弦楽四重奏団
《メンバー》
ブルーノ・ピナータ(ヴァイオリン)
ジャン・ルカ・アロッコ(ヴァイオリン)
エルネスト・ブラウヒャー(ヴィオラ)
ダリオ・デ・ステファノ(チェロ)
録音 1994年 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD15】室内楽作品集
1-9. 2台のヴァイオリンとチェロのための「うつろな心」の主題と変奏
M.S.117
ヴァイオリンとチェロのための3つの二重奏曲
M.S.107
10-11.第1番
12-13.第2番
14-15.第3番
16-36. 2台のヴァイオリンとチェロのための謝肉祭のディヴェルティメント
M.S.4
ステファン・ミレンコヴィチ(ヴァイオリン)
リッカルド・アゴスティ(チェロ)
ピエール・ドメニコ・ソンマティ(第2ヴァイオリン)
録音 1995年2月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD16】室内楽作品集-ヴァイオリンとファゴットのための二重奏集
M.S.130
1-2.第1番
3-4.第2番
5-7.第3番
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
クラウディオ・ゴネッラ(ファゴット)
録音 1997年3月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD17】室内楽作品集
四重奏のための4つのノットゥルノ M.S.15
1-2.第1番
3-4.第2番
5-6.第3番
7-8.第4番
6-12.四重奏曲 第7番 ホ長調 M.S.34(ギターと弦楽のための四重奏より編曲)
13-14.マンドリンとギターのための「ロヴェーネのためのソナタ」
M.S.14
15-16.マンドリンとギターのためのセレナータ
M.S.16
17-19.マンドリンのためのメヌエット M.S.106
パガニーニ四重奏団
《メンバー》
ブルーノ・ピナータ(ヴァイオリン)
ジャン・ルカ・アロッコ(ヴァイオリン)
エルネスト・ブラウヒャー(ヴィオラ)
ダリオ・デ・ステファノ(チェロ)
ドリーナ・フラーティ(ジェノバ・マンドリン)
ピエラ・ダドモ(ギター)
録音 1995年12月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD18】ヴァイオリンとギターのための作品集-チェントーネ・ディ・ソナタ
Lettera A M.S.112
1-2.ソナタ 第1番 イ短調
3-4.ソナタ 第2番 ニ長調
5.ソナタ 第3番 ハ長調
6-7.ソナタ 第4番 イ長調
8-9.ソナタ 第5番 ホ長調
10-11.ソナタ 第6番 イ長調
12.カンタービレ ニ長調 M.S.109
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
録音 1995年6月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD19】ヴァイオリンとギターのための作品集-チェントーネ・ディ・ソナタ
Lettera B M.S.112
1-2.ソナタ 第1番 ヘ長調
3-4.ソナタ 第2番 ト長調
5-9.ソナタ 第3番 イ長調
10-11.ソナタ 第4番 ハ長調
12-16.ソナタ 第5番 イ短調
17-18.ソナタ 第6番 ニ長調
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
1991年10月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD20】ヴァイオリンとギターのための作品集-チェントーネ・ディ・ソナタ
Lettera C M.S.112
1-3.ソナタ 第1番 ホ長調
4-5.ソナタ 第2番 ト長調
6-11.ソナタ 第3番 イ長調
12-13.ソナタ 第4番 ホ長調
14-16.ソナタ 第5番 イ長調
17-18.ソナタ 第6番 ハ長調
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
録音 1991年1月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD21】ヴァイオリンとギターのための作品集
ソナタ集 Op.1 M.S.9
dedicated to Madama Frassinet
1.ソナタ 第1番
2.ソナタ 第2番
3.ソナタ 第3番
4.ソナタ 第4番
5.ソナタ 第5番
6.ソナタ 第6番
ソナタ集 Op.2 M.S.10
dedicated to Madama Frassinet
7.ソナタ 第1番
8.ソナタ 第2番
9.ソナタ 第3番
10.ソナタ 第4番
11.ソナタ 第5番
12.ソナタ 第6番
ソナタ集 Op.4 M.S.11
dedicated to Felice I, Prince of Lucca and
Piombino
13.ソナタ 第1番
14.ソナタ 第2番
15.ソナタ 第3番
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
録音 1985年12月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD22】ヴァイオリンとギターのための作品集
ソナタ集 Op.4 M.S.11
dedicated to Felice I, Prince of Lucca and
Piombino
1.ソナタ 第4番
2.ソナタ 第5番
3.ソナタ 第6番
ソナタ集 Op.5 M.S.12
dedicated to Madama T.
4.ソナタ 第1番
5.ソナタ 第2番
6.ソナタ 第3番
7.ソナタ 第4番
8.ソナタ 第5番
9.ソナタ 第6番
ソナタ集 Op.6 M.S.13
dedicated to the Principessina Napoleone
10.ソナタ 第1番
11.ソナタ 第2番
12.ソナタ 第3番
13.ソナタ 第4番
14.ソナタ 第5番
15.ソナタ 第6番
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
録音 1985年12月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD23】ヴァイオリンとギターのための作品集
6つのルッカ・ソナタ Op.3 M.S.133
1-2.ソナタ 第1番
3-4.ソナタ 第2番
5-6.ソナタ 第3番
7-8.ソナタ 第4番
9-10.ソナタ 第5番
11-12.ソナタ 第6番
6つのルッカ・ソナタ Op.8 M.S.134
13-15.ソナタ 第1番
16-17.ソナタ 第2番
18-19.ソナタ 第3番
20-21.ソナタ 第4番
22-23.ソナタ 第5番
24-25.ソナタ 第6番
26-35.デュエット・アモローソ M.S.111
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
録音 2000年3月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD24】ヴァイオリンとギターのための作品集
1.ヴェニスの宮殿へのアドニスの入場 M.S.8
6つのソナタ Op.2(Op.9) M.S.26
2-3.ソナタ 第1番 イ長調
4-5.ソナタ 第2番 ハ長調
6-7.ソナタ 第3番 ニ短調
8-9.ソナタ 第4番 イ長調
10-11.ソナタ 第5番 ニ長調
12-13.ソナタ 第6番 イ短調
6つのソナタ Op.3(Op.10) M.S.27
14-15.ソナタ 第1番 イ長調
16-17.ソナタ 第2番 ト長調
18-19.ソナタ 第3番 ニ長調
20-21.ソナタ 第4番 イ短調
22-23.ソナタ 第5番 イ長調
24-25.ソナタ 第6番 ホ短調
26.無窮動 アレグロ・ヴィヴァーチェ M.S.72
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
録音 2002年3月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
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【CD25】ヴァイオリンとギターのための作品集
1-3.ギターとヴァイオリンのためのソナタ・コンチェルタータ
M.S.2
4.カンタービレとワルツ M.S.45
ジェノヴァの歌「バルカバ」による60の変奏曲
M.S.71
5.グループ1:主題
6-25.グループ1:第1変奏-第20変奏
26.グループ2:主題
27-46.グループ2:第1変奏-第20変奏
47.グループ3:主題
48-67.グループ3:第1変奏-第20変奏
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
録音 2003年10月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD26】ヴァイオリンとギターのための作品集
6つの二重奏曲集 M.S.110
1-2.二重奏曲 第1番
3-4.二重奏曲 第2番
5-6.二重奏曲 第3番
7-8.二重奏曲 第4番
9-10.二重奏曲 第5番
11-12.二重奏曲 第6番
カルマニョーラと変奏曲 M.S.1
13.Largo - Allegro
14-27.第1変奏-第14変奏
28-30.ギターとヴァイオリンのための大ソナタ
M.S.3
ルイージ・アルベルト・ビアンキ(ヴァイオリン)
マウリツィオ・プレーダ(ギター)
録音 2003年10月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD27】無伴奏ヴァイオリンのための作品集
24の奇想曲 Op.1 M.S.25
1.奇想曲 第1番 ホ長調
2.奇想曲 第2番 ロ短調
3.奇想曲 第3番 ホ短調
4.奇想曲 第4番 ハ短調
5.奇想曲 第5番 イ短調
6.奇想曲 第6番 ト短調
7.奇想曲 第7番 イ短調
8.奇想曲 第8番 変ホ長調
9.奇想曲 第9番 ホ長調
10.奇想曲 第10番 ハ長調
11.奇想曲 第11番 ハ長調
12.奇想曲 第12番 変イ長調
13.奇想曲 第13番 変ロ長調
14.奇想曲 第14番 変ホ長調
15.奇想曲 第15番 ホ短調
16.奇想曲 第16番 ト短調
17.奇想曲 第17番 変ホ長調
18.奇想曲 第18番 ハ長調
19.奇想曲 第19番 変ホ長調
20.奇想曲 第20番 ニ長調
21.奇想曲 第21番 イ長調
22.奇想曲 第22番 ヘ長調
23.奇想曲 第23番 変ホ長調
24.奇想曲 第24番 イ短調
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)
録音 1990年12月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD28】無伴奏ヴァイオリンのための作品集
1-10.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ M.S.83
11.別れの奇想曲 M.S.68
12-19.「うつろな心」による無伴奏ヴァイオリンのための奇想曲
M.S.44
20-24.無伴奏ヴァイオリンのための「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」Op.9
M.S.56
25-31.愛国的讃歌 M.S.81
32-33.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ M.S.6
34-41.独奏ヴァイオリンのための主題と変奏
M.S.82
ステファン・ミレンコヴィチ(ヴァイオリン)
録音 2002年10月 ジェノヴァ・ダイナミック・スタジオ
【CD29】無伴奏ギターのための作品集-37のギター・ソナタ
M.S.84
1-2.ソナタ 第1番 イ長調
3-4.ソナタ 第2番 イ長調
5-6.ソナタ 第3番 ハ長調
7-8.ソナタ 第4番 ニ長調
9-10.ソナタ 第5番 ト長調
11-12.ソナタ 第6番 ヘ長調
13-14.ソナタ 第7番 ヘ長調
15-16.ソナタ 第8番 ト長調
17-18.ソナタ 第9番 ハ長調
19-20.ソナタ 第10番 ニ長調
21.ソナタ 第11番 イ長調
22-23.ソナタ 第12番 イ長調
24-25.ソナタ 第13番 ハ長調
26-27.ソナタ 第14番 ヘ長調
28-29.ソナタ 第15番 ハ長調
30-31.ソナタ 第16番 ホ長調
グィド・フィヒトナー(ギター)
録音 2007年5月Hitzendorf Castle, Austria
【CD30】無伴奏ギターのための作品集-37のギター・ソナタ
M.S.84
1-2.ソナタ 第17番 イ長調
3-4.ソナタ 第18番 イ長調
5-6.ソナタ 第19番 ハ長調
7-8.ソナタ 第20番 ハ長調
9-10.ソナタ 第21番 イ長調
11-12.ソナタ 第22番 ニ長調
13-15.ソナタ 第23番 イ長調
16-17.ソナタ 第24番 ト長調
18-19.ソナタ 第25番 ホ長調
20-21.ソナタ 第26番 イ長調
22-23.ソナタ 第27番 イ長調
24-25.ソナタ 第28番 ト長調
26-27.ソナタ 第29番 ト長調
28-29.ソナタ 第30番 イ長調
30-31.ソナタ 第31番 ハ長調
32-33.ソナタ 第32番 ホ長調
34-35.ソナタ 第33番 ハ短調
36.ソナタ 第34番 イ長調
37.ソナタ 第35番 ホ長調
38.ソナタ 第36番 イ長調
39.ソナタ 第37番 イ長調
グィド・フィヒトナー(ギター)
録音 2007年5月 Hitzendorf Castle, Austria
【CD31】無伴奏ギターのための作品集
5つのソナチネ M.S.85
1.ソナチネ 第1番
2-3.ソナチネ 第2番
4.ソナチネ 第3番
5.ソナチネ 第4番
6-7.ソナチネ 第5番
8.アレグレット M.S.86
9-10.ソナタ M.S.87
11.アンダンティーノ M.S.88
12.アンダンティーノ M.S.89
13.アレグレット M.S.90
14.アレグレット M.S.91
15.ワルツ M.S.92
16.ロンドンチーノ M.S.94
17.ワルツ M.S.96
18.アンダンティーノ M.S.97
19.アンダンティーノ M.S.99
20.ワルツとトリオ M.S.100/101
21.アンダンティーノ M.S.102
22.行進曲 M.S.103
23-24.メヌエットとペリゴルディーノ M.S.104
25.行進曲風に M.S.105
26.ロドヴィシアのためのシンフォニア M.S.98
グィド・フィヒトナー(ギター)
録音 2009年5月 Hitzendorf Castle, Austria
【CD32】ギターのための作品集-気まぐれ M.S.43
1.アレグレット イ長調
2.アンダンティーノ ハ長調
3.ワルツ ハ長調
4.アレグレット イ長調
5.モデラート ニ長調
6.アンダンティーノ ト長調
7.ワルツ ホ長調
8.アンダンテ ハ長調
9.アンダンティーノ ハ長調
10.(アレグレット) ハ長調
11.アレグレット イ長調
12.アンダンテ ハ長調
13.アレグロ ハ長調
14.(アレグロ・アッサイ) ハ長調
15.アレグロ ト長調
16.うつろな心に-ラルゲット ト長調
17.魔女 アンダンティーノ ニ長調
18.アンダンティーノ ニ短調
19.コレンテ ト長調
20.ラ・チ・ダレム・ラ・マノ 奥様、お手をどうぞ-アンダンテ
ハ長調
21.アレグレット イ長調
22.ラルゲット イ長調
23.アレグロ イ長調
24.アンダンテ イ長調
25.アンダンテ ハ長調
26.アリエッタ ニ長調
27.アンダンティーノ ニ長調
28.(ワルツ) ニ長調
29.行進曲 ニ長調
30.アレグレット ニ長調
31.メヌエット-アンダンテ イ長調
32.アレグレット イ長調
33.アレグレット イ長調
34.ワルツ イ長調
35.ワルツ ニ長調
36.(アレグレット) ハ長調
37.アレグレット・コン・エスプレッシオーネ-ロッシーニ-パガニーニ
イ長調
38.ヴィヴァーチェ イ長調
39.アレグレット ニ長調
40.アンダンテ イ長調
41.アレグロ ハ長調
42.ワルツ ホ長調
43.(アンダンティーノ) イ長調
アドリアーノ・セバスティアーニ(ギター)
録音 2007年1月Pian del Voglio, BO, Italy
【CD33】秘曲と最近再発見された作品集
ヴァイオリンとギターのための6つのソナチネ
dedicated to Camillo Sivori
1-2.ソナチネ 第1番 M.S.124
3-4.ソナチネ 第2番 M.S.125
5-6.カンタービレとメヌエットとワルツ 第3番
M.S.126
7-8.カンタービレとワルツ 第4番 M.S.127
9-10.カンタービレとワルツ 第5番 M.S.128
11-12.カンタービレとワルツ 第6番 M.S.129
13-17.ソナタと変奏曲 M.S.132
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとギターのための
18-21.4つの練習曲
無伴奏ヴァイオリンのための
ステファノ・デッレ・ドンネ(ヴァイオリン)
マルコ・シクリ(ヴィオラ)
アドリアーノ・セバスティアーニ(ギター)
ダミアーノ・プリティ(チェロ)
録音 2013年2月 Villa l’Oriuolo, Florence,
Italy
【CD34】秘曲と最近再発見された作品集-パガニーニが使用したヴァイオリンによる演奏
1.ソナタ「祈り」M.S.23(ヴァイオリンとピアノ版)
再発見された序奏を含む完全版…世界初録音
2-4.3つのリトルネッロ 2台のヴァイオリンとチェロのための
M.S.11
5-10.6つの前奏曲 無伴奏ヴァイオリンのための
6.ロンド ヴァイオリンとチェロのための M.S.63
12.奇想曲(アンダンテ) 無伴奏ヴァイオリンのための
M.S.54
13-15.大協奏曲 ホ短調 M.S.75(ヴァイオリンとギターによるオリジナル・ヴァージョン)
F.グッリによるカデンツァ
ルカ・ファントーニ(ヴァイオリン)
ダニエレ・ファントーニ(ヴァイオリン)
ルカ・ベッレリーニ(ピアノ)
ルカ・シモンチーニ(チェロ)
ファブリツィオ・ジュディチェ(ギター)
録音 2015年3月 Palazzo Tursi Museum, Violins’
Hall, Ge Italy
【CD35】秘曲と最近再発見された作品集
1.Ghiribizzo vocale 気まぐれな声 M.S.120…世界初録音
2.Sul margine d’un rio 川のほとりに M.S.119…世界初録音
3.E pur amabile まだ愛が M.S.53…世界初録音
4.Chant Patriotique 愛国心の歌 M.S.62…世界初録音
5.ギター・ソナタ M.S.84
6.ワルツ M.S.80
7.カンツォネッタ M.S.121…世界初録音
8.二重奏 ヴァイオリンとギターのための M.S.122…世界初録音
ビン・ファン(ヴァイオリン)…1.6.7.8
ニコラス・ゴルセス(ギター)…8
ファブリツィオ・ジュディチェ(ギター)…1.5.7
ルチア・ゴルテーセ(ソプラノ)…1.2.3
ファビオ・マッチェローニ(ピアノ)…2.3.4
ジェノヴァ、パガニーニ音楽院ヴォーカル・テクニーク・クラス合唱団
録音
2016年4月 Ciminelli Lounge - Eastman School
of Music, Rochester(NY)…8
2016年8月 St. Lorenzo of Premanico Church,
Genova (IT)…1-7
【CD36】ルッジェーロ・リッチが弾くパガニーニ-24の奇想曲
Op.1 M.S.25
1.奇想曲 第1番 ホ長調
2.奇想曲 第2番 ロ短調
3.奇想曲 第3番 ホ短調
4.奇想曲 第4番 ハ短調
5.奇想曲 第5番 イ短調
6.奇想曲 第6番 ト短調
7.奇想曲 第7番 イ短調
8.奇想曲 第8番 変ホ長調
9.奇想曲 第9番 ホ長調
10.奇想曲 第10番 ハ長調
11.奇想曲 第11番 ハ長調
12.奇想曲 第12番 変イ長調
13.奇想曲 第13番 変ロ長調
14.奇想曲 第14番 変ホ長調
15.奇想曲 第15番 ホ短調
16.奇想曲 第16番 ト短調
17.奇想曲 第17番 変ホ長調
18.奇想曲 第18番 ハ長調
19.奇想曲 第19番 変ホ長調
20.奇想曲 第20番 ニ長調
21.奇想曲 第21番 イ長調
22.奇想曲 第22番 ヘ長調
23.奇想曲 第23番 変ホ長調
24.奇想曲 第24番 イ短調
ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
録音 1973年 Studio Recording
Licensed by Vox, 2018
【CD37】サルヴァトーレ・アッカルドが弾くパガニーニ
ジェノヴァの歌「バルカバ」による60の変奏曲
M.S.71-パガニーニが使用したヴァイオリンによる演奏
1.第1グループ イ長調
2.第2グループ ハ長調
3.第3グループ ニ長調
4.「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」Op.9 M.S.56(ヴァイオリンとピアノ編)
5-7.ヴァイオリン協奏曲 第2番 ロ短調 Op.7
M.S.48
サルヴァトーレ・アッカルド(ヴァイオリン)
マリア・ベルクマン(ピアノ)…4
エルネスト・ブール(指揮)…5-7
南西ドイツ放送交響楽団…5-7
録音
1969年…1-3
録音不明 Licensed by SWR,2018…4-7
【CD38】ルッジェーロ・リッチが弾くパガニーニ
1-3.ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ短調 M.S.60
4.ロッシーニの歌劇《タンクレディ》から「この胸の高鳴りに」による変奏曲
M.S.77
5.カンタービレ ニ長調 M.S.109
6-8.ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 Op.6
ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン)
ピエロ・モルディーニ(指揮)…1-3
イ・ヴィルトゥオージ・ディ・アッシジ…1-3
ルイ・ド・フロマン(指揮)…4
ルクセンブルク放送交響楽団…4
ステファノ・カルディ(ギター)…5
キース・バッケルズ(指揮)…6-8
ポーランド国立放送交響楽団…6-8
録音
1970年 ライヴ(MONO)…1-3
1977年7月…4
Licensed by Vox, 2018
録音 不明…5
1997年…6-8
【CD39】パガニーニを讃えて 第1集
1.フンメル:ピアノのための幻想曲「パガニーニの思い出」
2.モシェレス:幻想曲「パガニーニの宝物」第1番
3.モシェレス:幻想曲「パガニーニの宝物」第2番
4.クーラウ:ピアノのための華麗なロンド「鐘」
5.リスト:パガニーニ大練習曲より第1番 ト短調
6.リスト:パガニーニ大練習曲より第2番 変ホ長調
7.リスト:パガニーニ大練習曲より第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネラ」
8.リスト:パガニーニ大練習曲より第4番 ホ長調
9.リスト:パガニーニ大練習曲より第5番 ホ長調
10.リスト:パガニーニ大練習曲より第6番 イ短調
11.ブゾーニ:序奏と奇想曲「パガニネスコ」
12-15.ダッラピッコラ:パガニーニの奇想曲によるカノン風ソナチネ
マルコ・パジーニ(ピアノ)
録音 2000年3月Dynamic studio recording
【CD40】パガニーニを讃えて 第2集
1.モシェレス:幻想曲「パガニーニの宝物」第3番
シューマン:パガニーニの奇想曲による練習曲
Op.3
2.第1番 イ短調
3.第2番 ホ長調
4.第3番 ハ長調
5.第4番 変ロ長調
6.第5番 変ホ長調
7.第6番 ト短調
8.エルツ:パガニーニの最後のワルツ
9.エルツ:パガニーニのロンド
10.ヨハン・シュトウス1世:パガニーニ風ワルツ
Op.11
11.ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲
Op.35 第1巻
12.ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲
Op.35 第2巻
マルコ・パジーニ(ピアノ)
録音 2000年3月Dynamic studio recording |
|
<メジャー・レーベル>
.
オーストラリアELOQUENCE
|


4828981
(4CD)
\4000 |
《エド・デ・ワールト〜
ラフマニノフ/ムソルグスキー/プロコフィエフ:管弦楽作品集》
ラフマニノフ:
《CD 1》
1) 交響曲第1番ニ短調Op.13、2) 幻想曲『岩』Op.7、
3) ジプシーの主題による奇想曲Op.12*、/
《CD 2》
1) 交響曲第2番ホ短調Op.27、
2) 交響詩『死の島』Op.29、/
《CD 3》
1) ラフマニノフ:交響曲第3番イ短調Op.44、
2) ムソルグスキー/ラヴェル編:展覧会の絵
/
《CD 4》
1) ラフマニノフ:交響的舞曲Op.45*、
2) プロコフィエフ:ロメオとジュリエットOp.64(抜粋)
*DECCA初CD化 |
エド・デ・ワールト(指揮)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
(CD 1: 1, 2, CD 2, CD 3, CD 4: 2)、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
(CD 1: 3, CD 4: 1) |
ファン待望、・デ・ワールト&ロッテルダム・フィル/ラフマニノフ録音全集!
多くのファンが待ち望んだエド・デ・ワールトのロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団とのラフマニノフ録音全集です。
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団との『ジプシーの主題による奇想曲』と『交響的舞曲』の初録音も収録。4枚組。
【録音】1978年10月(CD 1: 1, CD 2: 2)、1976年10月(CD
1: 2, CD 3: 1)、1977年6月(CD 2: 1)、1974年12月(CD
3: 2)、1973年5月(CD 4: 2)、ロッテルダム、1972年4月、ロンドン(CD
1: 3, CD 4: 1) |
|


4824997
(2CD)
\1800 |
《エルネスト・アンセルメ〜マルタン:管弦楽作品集》
マルタン:
《CD 1》
1) 7つの管楽器、ティンパニ、打楽器と弦楽のための協奏曲、
2) 弦楽オーケストラのためのエチュード、
3) 小協奏交響曲 /
《CD 2》
1) ヴァイオリン協奏曲、2) オラトリオ『地に平和あれ』 |
ピエール・ジャメ(ハープ)、
ドリス・ロシオー(ピアノ)、
ジェルメーヌ・ヴォーシェ=クレール(チェンバロ)(CD
1: 3)、
ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)(CD
2: 1)、
ウルスラ・ブッケル(ソプラノ)、
マルガ・ヘフゲン(アルト)、
エルンスト・ヘフリガー(テノール)、
ピエール・モレ(バリトン)、
ヤコブ・シュテンプフリ(バス)、
トゥール・ド・ペイルス合唱団、
ローザンヌ女声合唱団(CD 2: 2)、
エルネスト・アンセルメ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団 |
アンセルメによるフランス作曲家マルタンの録音全集
エルネスト・アンセルメは同時代の多くの作曲家たちと親交を深めましたが、中でも同郷のフランク・マルタンとは親密でした。アンセルメが行ったマルタン作品の録音すべてが収められた2枚組CDです。
【録音】1961年9月−11月(CD 1: 1, 2)、1951年3月(CD
1: 3)、1955年5月(CD 2: 1)、1963年10月(CD
2: 2) |
|


4825499
\1200 |
《エドゥアルト・ファン・ベイヌム〜ブラームス:交響曲第1・3番》
ブラームス:
交響曲1) 第1番ハ短調Op.68、2) 第3番ヘ長調Op.90*
*DECCA初CD化 |
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1)、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(2) |
ファン・ベイヌムの人気のブラームス交響曲第1番を収録
エドゥアルト・ファン・ベイヌムはブラームスの交響曲第1番を3回録音していますが、すべて戦後首席指揮者を務めたコンセルトヘボウ管弦楽団と行っています。
これは1951年9月に録音したもので、ファン・ベイヌムの演奏はその伝統的な取り組みで注目されています。
【録音】1951年9月、アムステルダム(1)、1946年3月、ロンドン(2) |
|


4825830
\1200 |
《カーゾン/ファン・ベイヌム〜ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、序曲集》
ブラームス:
1) ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15、
2) 悲劇的序曲Op.81*、3) 大学祝典序曲Op.80*
*DECCA初CD化 |
サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)(1)、
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 |
カーゾン&ファン・ベイヌムによる伝説のブラームスのピアノ協奏曲
『ファンファーレ』誌で「ブラームスの心の奥を明かしている」と評されたサー・クリフォード・カーゾンのピアノ協奏曲第1番に、初CD化の序曲2曲をカップリング。
【録音】1953年5月−6月(1)、1952年11月−12月(2,
3)、アムステルダム |
|


4824963
\1200 |
《サー・ネヴィル・マリナー〜フォーレ:レクイエム/管弦楽作品集》
フォーレ:
1) レクイエムOp.48、
2) 組曲『ペレアスとメリザンド』Op.80、
3) パヴァーヌOp.50、4) 幻想曲Op.79(L.オーベール編)、
5) 組曲『マスクとベルガマスク』Op.112 |
シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)、
サー・トーマス・アレン(バリトン)(1)、
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ合唱団(1,
3)、
ウィリアム・ベネット(フルート)(4)、
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ |
マリナーが美しく紡ぐフォーレの作品集
サー・ネヴィル・マリナーによるフォーレの『レクイエム』に、同じくフォーレの管弦楽作品をカップリングしたアルバムです。
どれも滑らかに美しく紡がれた演奏です。
【録音】1993年1月(1)、1981年6月(2-5)、ロンドン |
|


4826883
(2CD)
\1800 |
《クレシミル・バラノヴィッチ〜ムソルグスキー:歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』》
ムソルグスキー:歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』(全曲)
DECCA 初CD化 |
ボリス・ゴドゥノフ・・・ミロスラフ・チャンガロヴィッチ
フョードル・・・・・・Sofija Jankovic
クセニヤ・・・・・・……Zlata Sesardic
クセニヤの乳母・・・・・・Milica Miladinovic
ヴァシリー・シュイスキー・・・…Stepan Andrashevich
アンドレイ・シチェルカーロフ・・・……Dusan
Popovic
ピーメン・・・・・・…Branko Pivnicki
僭称者・・・・・・……Miroslav Brajnik
マリーナ・ムニーシェク・・・Melanija Bugarinovic
ヴァルラーム・・・・・・…Zarko Cvejic
ミサイール・・・・・・Stepan Vukicevic
女主人・・・・・・Biserka Kalucic
僭称者・・・Miroslav Brajnik
マリーナ・ムニーシェク・・・Melanija Bugarinovic
ヴァルラーム・・・・・・…Zarko Cvejic
ミサイール・・・・・・Stepan Vukicevic
女主人・・・・・・Biserka Kalucic
聖愚者・・・・・・Nikola Jancic
ニキーティチ・・・・・・Ilija Gligorijevic
フルシチョフ・・・・・・Zhika Milosavlievic
ロヴィツキ・・・・・・Dragomir Ninkovic
チェルニコフスキ・・・・・・Ivan Murgaski
クレシミル・バラノヴィッチ(指揮)
ベオグラード国立歌劇場管弦楽団・合唱団 |
ベオグラード国立オペラ・シリーズ
デッカのベオグラード国立オペラによる7作のオペラ録音シリーズから、今回はクレシミル・バラノヴィッチ指揮によるムソルグスキーの『ボリス・ゴドゥノフ』。苦悩するロシア皇帝を描いた長編オペラです。
初ステレオ録音の初CD化。2枚組。
【録音】1955年3月−4月、クロアチア、ザグレブ |
<国内盤>
.
若林工房
|
WAKA 4209-10
(2CD)
¥3700(税込)
|
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
J.S.バッハ:
平均律クラヴィーア曲集 第2巻
(24の前奏曲とフーガ BWV870〜893) |
イリーナ・メジューエワ(ピアノ) |
神々しいほどのポリフォニーの饗宴。無辺の天界を映し出す48の宝玉!
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻、イリーナ・メジューエワ
録音:2017〜2018年、新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO
/ DSD録音、発売元:若林工房
2015年にリリースされた「第1巻」が高い評価を獲得したメジューエワによるバッハ:「平均律クラヴィーア曲集」、待望の続編(第2巻)が登場します。今作も期待通りの、いや、期待を上回る素晴らしい出来栄え!作品への献身的な姿勢はそのままに、さらなる自在さを獲得したメジューエワのバッハ解釈は、考え抜かれた響きとテンポ、ダイナミクス、フレージング、アーティキュレーション、ポリフォニーの扱い、すべてが自然で輝かしい説得力に満ちています。バッハ音楽の奥深い魅力をストレートに伝える、「平均律」の新たな名盤の誕生です。
ライナーノートより
「この演奏からは、『世界』を超えた無辺の天界を48個の宝玉であまねく映し出した、『インドラの網』のような光景が浮かびます」(岡田央太)
「この音楽に脈打つ、険しくも喜ばしい創造の息吹を思えば、メジューエワの表現者として魂が、覚醒と法悦のはざまで美しく躍動していたであろうことは、疑いがありません」(粟野光一)
|
<映像>
EURO ARTS(映像)
|
20 59348
(2DVD)
¥5600
|
テジエ、フリットリ、ピサローニ出演、
テアトロ・レアルで行われた2009年ライヴ
モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』全曲 |
アルマヴィーヴァ伯爵:リュドヴィク・テジエ(バリトン)
伯爵夫人:バルバラ・フリットリ(ソプラノ)
フィガロ:ルカ・ピサローニ(バリトン)
スザンナ:イザベル・レイ(ソプラノ)
ケルビーノ:マリーナ・コンパラート(メゾ・ソプラノ)
マルチェリーナ:ジャンネッテ・フィッシャー(メゾ・ソプラノ)
バルトロ:カルロス・ショーソン(バス)
バジリオ:ラウル・ヒネメス(テノール)
ドン・クルツィオ:エンリケ・ヴィアナ(テノール)
バルバリーナ:ソレダード・カルドーソ(ソプラノ)
アントニオ:ミゲル・ソラ(バス)
マドリード王立劇場管弦楽団&合唱団
ヘスス・ロペス=コボス(指揮) |
演出:エミリオ・サージ/装置:ダニエル・ビアンコ/衣装:レナータ・シュスハイム/照明:エドゥアルド・ブラーヴォ
収録:2009 年7 月、スペイン、マドリード王立劇場(ライヴ)/画面:16:9 NTSC、音声:PCM
ステレオ、DD5.1、DTS5.1、原語:イタリア語、字幕:英独仏伊西韓日、リージョン:All、205分
2009 年にマドリード王立劇場で行われたエミリオ・サージ演出の『フィガロの結婚』のライヴ映像。以前Teatro
Real レーベルで発売されていた映像の再発売です。
指揮は、2018 年3 月に亡くなったスペインの名指揮者ヘスス・ロペス=コボス。貫禄のある伯爵を演じるのはリュドヴィク・テジエ、そして伯爵夫人には、現在のイタリアのスター歌手バルバラ・フリットリ。
フィガロには近年目覚ましい活躍をみせるルカ・ピサローニ、スザンナにはスペインの名ソプラノ
イザベル・レイ、ケルビーノは人気沸騰中のメゾ、マリーナ・コンパラートといった旬のキャストが勢ぞろいした上演です。
プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?v=dbiINnrFsgo
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8/8(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
COVIELLO CLASSICS
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COV 91808
(2CD)
¥3600
|
シューベルト:ピアノ三重奏曲全集
[CD1]
ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調 Op.99 D898
ソナタ楽章 変ロ長調 D28
[CD2]
ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 Op.100 D929
ノットゥルノ 変ホ長調 Op.148 D897 |
トリオ・ラファール
[マキ・ヴィーダーケアー(ピアノ)、
ダニエル・メラー(ヴァイオリン)、
フルリン・クオンツ(チェロ)] |
若手トリオが奏でる深みのある名品
55’11”、65’46’’
トリオ・ラファールはスイスの若手ピアノ三重奏団。2014
年大阪国際室内楽コンクール優勝をはじめ、2011
年メルボルン国際室内楽コンクール優勝、同年リヨン国際室内楽コンクールで2
位になるなど、数々の賞を受賞しています。
シューベルトの残したピアノ三重奏のための作品全4
曲を収録。「ソナタ楽章」は作曲家15 歳のときの作品です。その他の作品は30
代で書かれたとされ、ピアノ・ソナタの最後の3
曲などと同時期のもの。シューベルト晩年の深みのある旋律と和声に魅了されます。特に緩徐楽章の天国的美しさがたまらなく感動的です。
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フランツ・クサヴァー・シュテルケル(1750-1817):歌曲集
Lied im Freien / Phylis an ihren Damis
/ Ermunterung /
Liebesbothen / An Lina / Elise / Des Jagers
Abendlied /
Philintan Suschen / Die Sprode / Die Biene
/
Der Geist der Harmonie / Abendlied /
Erinnerung des 15ten May 1793 / Die Vollendung
/
ピアノのための幻想曲 作品45 / 7つの歌より
Misero tu non sei /
アリエッタ M’hanno detto, che il marito
/
3つのイタリア語二重唱より Ad onta del fato
mio bene adorato |
ユリア・フォン・ランズベルク(ソプラノ)
ヤン・コボウ(テノール)
シルヴィア・アッカーマン(タンジェントピアノ)
トマス・ヘーネ(ギター) |
古典派の忘れられた歌。タンジェントピアノも活躍
60’55’’
忘れられたドイツ古典派の作曲家フランツ・クサヴァー・シュテルケルの歌曲集。やわらかく温かなメロディが味わい深いです。
チェンバロとピアノの中間のような音を出すタンジェントピアノによる伴奏も注目。声と楽器が美しく溶け合います。
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PARATY
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PARATY 718232
(2CD)
¥3800 →\3490
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ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノと弦楽器のための室内楽作品全集
[CD1]
・ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調 op.8(1923)
・ピアノ五重奏曲 op.57(1940)
・ヴァイオリン・ソナタ op.134(1969)
・チェロとピアノのための「モデラート」(出版:1986年)
[CD2]
・チェロ・ソナタ op.40(1934)
・ピアノ三重奏曲第2番 op.67(1944)
・ヴィオラ・ソナタ op.147(1975) |
DSCH- ショスタコーヴィチ・アンサンブル、フィリペ・ピント=リベイロ(ピアノ)
コーリー・セロセック(ヴァイオリン/1728年製ストラディヴァリウス「Milanollo」)
セリス・ジョーンズ(ヴァイオリン(メルヴィン・ゴルドスミス製)/op.57)
イザベル・カリシウス(ヴィオラ/ラウレンティウス・ストリオーニ(1780年))
アドリアン・ブレンデル(チェロ) |
ショスタコーヴィチの人生が色濃く反映されたピアノと弦楽器のための室内楽作品全集
録音:2016 年12 月
ショスタコーヴィチのピアノと弦のための室内楽作品全曲。作曲年代は1923
年から、生涯最後の作品となった1975 年のヴィオラ・ソナタまでと広い範囲に渡ります。
どの作品も、オイストラフに献呈されたり、ショスタコーヴィチの周りで起こった出来事(友人の死など)に影響を受けて書かれたりしたもので、ショスタコーヴィチの人生が色濃く反映されており、彼の生涯を俯瞰することのできる企画といえます。
演奏するのはショスタコーヴィチ生誕100 周年にあたる2006
年にピアノのピント=リベイロ(スタインウェイ・アーティスト)によって結成された、リスボンを本拠地とするアンサンブル。ショスタコーヴィチはもちろんのこと、バッハからグバイドゥーリナ、ポルトガルの作曲家によるものなどレパートリーは多岐に渡ります。
ほかメンバーは、カナダ出身で数学と音楽で博士課程を修了、ベルリン・フィルとも共演しているコーリー・セロセック、ウェールズ出身でヒース弦楽四重奏団のメンバーでもあるセリス・ジョーンズ。アルバン・ベルク弦楽四重奏団の最後のヴィオラ奏者を務め、指導者としても高く評価されているイザベル・カリシウス。そしてアルフレート・ブレンデルの子息でもある世界的チェロ奏者、エイドリアン・ブレンデル。
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ジェローム・コント、ブラームスとベルクで登場
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番 ヘ短調
op.120-1
アルバン・ベルク:クラリネットとピアノのための4つの小品
op.5
ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調
op.120-2 |
ジェローム・コント
(クラリネット/
ビュッフェ・クランポン、
トスカ グリーンライン)
ドゥニ・パスカル(ピアノ) |
ウンスク・チンのクラリネット協奏曲でも絶賛されたジェローム・コント、ブラームスとベルクで登場
録音:2016 年5 月
名クラリネット奏者、ジェローム・コントによるブラームスとベルクの登場。
ジェローム・コントは、パルカル・モラゲスらに師事し、パリ、プラハ、ミュンヘン等数々の国際コンクールに入賞。25
歳でアンサンブル・アンテルコンタンポランに加わり、ブーレーズの指揮でカーターのクラリネット協奏曲などを演奏。ウンスク・チンのクラリネット協奏曲の初演も手がけており、2018
年5 月にオペラシティで開催された「コンポージアム2018」では同曲日本初演のために来日しています。
ドゥニ・パスカルは1961 年生まれのフランスのベテラン・ピアニスト。ピエール・サンカン、ジャック・ルヴィエ、レオン・フライシャー門下で、2010
年からはリヨン音楽院、2011 年からはパリ音楽院で教鞭をとっています。清潔かつエスプリあふれる演奏が魅力。ベルクでの精巧な世界は見事です。
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J.S.バッハ:『フーガのフルート』
・チェンバロ協奏曲 ト長調 BWV 1058(ハ短調で演奏)
・平均律クラヴィーア曲集第1巻より
プレリュード ロ短調 BWV 867(ニ短調で演奏)、
フーガ 嬰ハ短調 BWV 849(ニ短調で演奏)
・オルガン協奏曲 イ短調 BWV 593(ニ短調で演奏)
・2台のチェンバロのための協奏曲 ハ短調
BWV 1060(ヘ短調で演奏)
・「これぞ聖なる十戒」BWV 678、「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV
659
・オルガン協奏曲 ニ長調 BWV 972(ト長調で演奏) |
コンソート・ブルイアミーニ(リコーダー・アンサンブル)(編曲もすべて)
〔ギョーム・ボーリウ、ヴィルギニ・ボッティ、エリス・フェリエール、
フロリアン・ガザーニュ、アランザズ・ニエト・ヴィダウラザーガ〕 |
リコーダー5 本で!
録音:2017 年7 月
リコーダー・アンサンブルが繰り広げる驚異の世界!リコーダー5
本で、バッハのチェンバロ協奏曲から平均律、2
台のチェンバロのための協奏曲までを演奏してしまうとは!
編曲の妙に驚かされるとともに、バッハが「線」の作曲家である、ということにもあらためて気付かされる1
枚です。コンソート・ブルイアミーニは、リヨン音楽院出身の奏者たちによって結成されたアンサンブルです。
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1905 Impressions
ラヴェル(1875-1937):鏡(1904-1906)
ドビュッシー(1862-1918):映像第1集(1905)
アルベニス(1860-1909):イベリア第3集(1905-1908) |
ファニー・アズーロ
(ピアノ/ YAMAHA CFX) |
明晰で色彩ゆたか、そして素朴な味わい
録音:2016 年12 月
フランス出身、ジャズも演奏するヤマハ・アーティストのファニー・アズーロ。明るく色彩豊かな音色、アルベニスのような作品でもたちのぼってくる、よい意味で素朴な風合いが魅力です。
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古の聖堂に眠っていた音楽が今よみがえる!
・ベルナール=エマブル・デュピュイ(1707-1789):
ニシ・キア・ドミヌス
(主がもし我らの方におられなかったならば)
・ルイ・アントワーヌ・ルフブル(c.1700-1763):
プティ・モテ(Afferte Domino)
・作曲者不詳:モテット(Cantate Domino)
・ジャン=ジョゼフ・ムーレ(1682-1738):プティ
・モテ(Benedictus Dominus)
・ジョゼフ・ラグナ(1723-1792):Domine
Deus
・作曲者不詳:主よ、われをあわれみたまえ |
アンサンブル・アンティフォナ
ロランダス・ムレイカ(指揮)
マルレーヌ・デゾヴァージュ(ソプラノ)
クレメンス・ガルシア(ソプラノ)
エヴァ・タミシエ(ソプラノ)
フランソワ=ニコラ・ジェズロ(カウンターテナー)
ラファエル・マルボー(バス) |
録音:2016 年8 月
フランス南西部ヴィルフランシュ=ド=ルエルグのシャペル・デ・ペニタン・ノワール聖堂。ここは17
世紀、貧しい人々や病人をたすけ、そうした人々を埋葬するための祈祷場所でした。
建物内には、美しい宗教画が多く残されているだけでなく、貴重な楽譜資料や楽器(セルパン)など、様々な音楽遺産が発見されています。それらの楽譜資料から再構築された音楽集です。
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PASSACAILLE RECORDS
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モデナのパルティータ 〜フランチェスコ2世・デステ宮廷のバスヴァイオリン音楽
アレッサンドロ・スカルラッティ:ソプラノと通奏低音のためのカンタータ「Io
morirei vontento」
ジョヴァンニ・バッティスタ・デリ・アントーニ:チェロとチェンバロのためのリチェルカータ
第1・2番
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ:ヴィオローネのための種々のソナタによるパルティータ
より トッカータ
ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ/ジュゼッペ・コロンビ:ヴィオローネのためのルッジェーロ
ジョヴァンニ・バッティスタ・デリ・アントーニ:チェロとチェンバロのためのリチェルカータ第5
番
ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー/ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ:パッサカリア
ジョヴァンニ・バッティスタ・デリ・アントーニ:チェロとチェンバロのためのリチェルカータ
第6番
アントニオ・ジャンノッティ:独奏ヴァイオリンのためのソナタ
ジョヴァンニ・バッティスタ・デリ・アントーニ:チェロとチェンバロのためのリチェルカータ
第8番
ジュゼッペ・コロンビ/ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー/ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィターリ:
チャコーナ
トマゾ・ベルナルド・ガッフィ:ソプラノと通奏低音のためのカンタータ「Belle
luci guerriere」 |
カペッラ・エステンセ
[マキシミリアーノ・セグラ・サンチェス(チェロ、バスヴァイオリン)、
クリスティーナ・グリフォーネ(ソプラノ)、パノス・イリオポウロス(チェンバロ、オルガン)、
ハビエル・オベヘロ・マヨラル(テオルボ、バロックギター)] |
今に伝わるチェロ黎明期の宮廷音楽
録音:2016 年5 月3-5 日/オランダ/68’17’’
モデナを治めたフランチェスコ2 世・デステ(1660-1694)はヴァイオリンを嗜み、音楽のパトロンとしても知られ、コレッリがトリオ・ソナタ集Op.3
を献呈した人物でもあります。
彼の蔵書は幸いなことにほぼそのまま残されており、宮廷に響いたであろうハイレベルな音楽を窺い知ることが出来ます。ここに収録された音楽は低弦のための作品が中心で、チェロ音楽黎明期の貴重な作品が並んでいます。
バスヴァイオリンはチェロの前身とも言える楽器。
低弦のための作品のみならず、スカルラッティのカンタータのアリアでは通奏低音が目まぐるしい速度で細かな旋律を休みなく奏で続けるなど、全編通じてバスの魅力たっぷり。重低音のカッコよさがクセになるアルバムです。
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「ハエン大聖堂の音楽」
ホアン・マニュエル・デ・ラ・プエンテ(1692-1753):
Miserere mei, Deus (1726)
Lavanderita soy (1719)
A donde, nina hermosa (1734)
Del risco se despena la fuentecilla Hermosa(
作曲年不詳)
Con el mas puro fervor( 作曲年不詳) |
マリア・エスパダ(ソプラノ)
マルタ・インファンテ(メゾソプラノ)
ヘスス・ガルシア・アレルハ(バリトン)
エンリコ・オノフリ(指揮)
セビリア・バロック管弦楽団
バンダリア合唱団 |
オノフリ指揮!マニアも唸る、壮麗なるスペイン・バロック
録音:2011 年11 月、2012 年6 月/スペイン/56’10’’
セビリア・バロック管のレーベル、OBS Prometeo
から発売されていた音源。指揮が何とエンリコ・オノフリ!ということで古楽マニアの話題盤となったものです。音楽・演奏ともに素晴らしい、人に教えたくなる素敵なアルバムです。
オノフリはヴァイオリンも演奏しています。
スペインの作曲家、ホアン・マニュエル・デ・ラ・プエンテは19
歳でハエン大聖堂の楽長となり、フランシスコ・ゲレーロの後継者として活躍した人物です。「Miserere
mei, Deus」は7 群に分かれ、計18 声部という壮大な編成の宗教曲。
方々から降り注ぐ歌、弦楽オーケストラ、オルガン、壮麗きわまる大作です。「Lavanderita
soy」はスペインのリズムが楽しい独唱曲で、弦のピッチカートも効果的に響きます。収録されている楽曲は大聖堂の書庫に保管されている作品で、並々ならぬ才能が発揮されたものばかり。
バッハと同時代の後期バロックだけあって声楽も弦楽も凝った書法が見られ表現豊か、様々な編成がもたらすステレオ効果も耳に楽しい作品群。スペイン・バロックの知られざる名品をお楽しみ下さい。
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イギリス初期バロックの素朴な歌 |
デイビット・マンダーロー(テノール)
ジュリアン・ベーア(リュート)
シルヴィア・テカルディ(ヴィオール) |
ヘンリー・ローズ(1595-1662):歌曲集
ジョン・ウィルソン(1595-1674):リュートのための前奏曲集
(収録されている歌曲)
Amarillis by a Spring / I'll Tell You
How the Rose Did First Grow Red /
In Celia's Face a Question Did Arise
/ Dear, Turn Away Thine Eyes so Bright /
Come, Cloris, Hie We to Thy Bow'r / Slide
Soft, Ye Silver Floods /
Sweet Lady and Sole Mistress of my Love
/ A Willow Gardland / Sabrina Fair /
How Cool and Temp'rate I Am Grown / Sweet
Death, Come VisitMy Sick Heart /
Hither We Come into this World of Woe
/ I Burn, and cruel you / Did I Once SayThat
Thou Wert Fair /
Hence, Vain Intruder / Sorrow, in Vain
Why Dost Thou Seek to Tempt /
Keep on Your Vail and Hide Your Eye /
Oh, Let Me Still and Silent Lie / I Rise
and Grieve /
Allemande for the Viol / Unto the Soundless
Vaults of Hell Below /
Pale Ink, Thou Art Not Black Enough of
Hue / My Wand'ring Thoughts Have Travelled
'Round |
イギリス初期バロックの作曲家ヘンリー・ローズとジョン・ウィルソンは友人であり、チャペル・ロイヤルの同僚でした。ふたりはチャールズ1
世の間近で音楽活動を展開していました。
ローズの歌曲をメインに、ウィルソンのリュート曲を組み込んだプログラムで当時の空気感が蘇ります。素朴な佇まいの歌曲が並び、聴いて心が落ち着くアルバムです。
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PAS 1038
【新譜再案内】
¥2500
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ロベール・ド・ヴィゼー(c 1655? - after 1732):
テオルボ、ギター作品集
テオルボのための組曲 イ長調
ギター曲集より 組曲 ニ短調
テオルボのための組曲 ニ長調
ギター曲集より 組曲 ロ短調
テオルボのための組曲 ハ短調
テオルボのための組曲 ト長調 |
シャビエル・ディアス=ラトレ(テオルボ、ギター) |
※新譜再案内
詳細をご案内しておりませんでしたので再度インフォメーションいたします。
太陽王おかかえのギター教師、ド・ヴィゼー珠玉の名品
《使用楽器》14 course theorbo by Jaume
Bosser, Igualada (2000)、5 course guitar
by Peter Biffin, Armidale (2007)
録音:2016 年3 月/パリ/70’38’’
太陽王ルイ14 世のギター教師として活躍した宮廷音楽家ロベール・ド・ヴィゼー。テオルボ、ギターの大家として知られ、残された作品はこれらの楽器の通奏低音楽器としてではなく独奏楽器としての価値を讃えた、大変貴重なものです。
テオルボ・ソロのCD は少ないので古楽愛好家ならマストのアルバムです。撥弦のインパクトと、豊かに広がるふくよかな残響、どっしりとした重厚感が楽しめます。5
弦ギターの味わい深さも格別。装飾音によって絶妙に弛緩するリズムと、はっとするようなストロークに魅せられます。
シャビエル・ディアス=ラトレは1968 年バルセロナ生まれ。エスぺリオンXXI
のメンバーとして活躍する他、コンチェルト・ヴォカーレ、ベルリン古楽アカデミー、コンチェルト・ケルンなどでも演奏している名手です。
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HYPERION
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マハン・エスファハニ再びHyperionへ!
イギリスのヴァージナリストたちの音楽 |
マハン・エスファハニ(チェンバロ) |
トマス・トムキンズ:バラフォスタスの夢/
作曲者不詳(ジョン・ダウランドの歌に基づく):彼女は私の過ちを許してくれるだろうか?/
オーランド・ギボンズ:パヴィン 《オーランド・ギボンズ氏》、荒れ果てた森/
ジャイルズ・ファーナビー:ファンタジア/
ウィリアム・バード:パヴァンとガリアード第9番
《the Passinge mesures》/
リチャード・ファーナビー:誰のでもないジグ/
ジョン・ブル:半音階的(エリザベス女王の)パヴァンとガリアード/
ウィリアム・バード:ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ/
作曲者不詳:スコットランドのジグ/
トマス・トムキンズ:パヴァナ/
ジャイルズ・ファーナビー:ウッディ・コック、話してダフネ、ホワイ・アスク・ユー?/
ジョン・ブル:ファンタジア 《Mr Dr Bull》/
ウィリアム・イングロット:葉は緑に/
作曲者不詳:ロマネスカによる変奏曲 |
マハン・エスファハニ再び!16世紀頃イギリスの偉大なる鍵盤音楽集!
☆世界から注目を浴びるトップ・チェンバリスト、マハン・エスファハニがHyperionへ帰還!
☆原点回帰の正統派プログラム、イギリスのヴァージナル・ブックからの音楽!
マハン・エスファハニは、1984年テヘラン生まれの若きイラン系アメリカ人チェンバリスト。チェンバロ奏者として初めてBBCラジオ3の「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれた他、ボルレッティ=ブイトーニ財団賞受賞、2014年ロイヤル・フィルハーモニック教会賞の「インストゥルメンタリスト・オヴ・ジ・イヤー」と2014年グラモフォン賞の「アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」にノミネートするという栄誉を、それぞれチェンバリストとして初めて達成しています。2015年にはBBCミュージック・マガジンの「ニューカマー・オヴ・ジ・イヤー」に選ばれ、再びグラモフォン賞の「アーティスト・オヴ・ジ・イヤー」にノミネートしています。
Hyperion(ハイペリオン)からは、第1弾「C.P.E.バッハ(CDA
67995)」がグラモフォン賞2014で古楽器部門賞を受賞し華々しいデビューを飾り、第2弾「ラモー(CDA
68071/2)でもグラモフォン賞2015ノミネート&ライムライト・マガジン「レコーディング・オヴ・ザ・マンス」を受賞するなど大成功を収めました。
その後、メジャー・レーベルからチェンバロで弾くミニマル・ミュージックやバッハ・アルバムをリリースし話題を呼んだエスファハニが、ついにHyperionへと帰還。原点回帰となる正統派プログラムは、バード、トムキンズ、ファーナビーら、イギリスの「ヴァージナリスト(Virginalist)」と呼ばれた作曲家たちの鍵盤作品を集めた、16世紀頃イギリスの偉大なるチェンバロ・リサイタル・アルバムです。2018年12月にも2年ぶりとなる来日公演を予定。チェンバロ愛好家要注目です!
※録音:2017年11月25日−27日、コンサート・ホール(ワイアストン・エステイト、モンマス)
☆マハン・エスファハニ 2018年来日公演スケジュール
12月10日(月) すみだトリフォニーホール
12月12日(水) 名古屋・電気文化会館
ザ・コンサートホール

2013年に名古屋に来たときはほとんど無名で、観客席もまばらだったエスファハニ。しかしそこでのゴールドベルクの鮮烈だったこと!
CDを出す予定はないのかと聞いたら、もうすぐHyperionから出るよ、と教えてくれた。それがこのアルバム。
そしてあれから数年、早くも時代の寵児に躍り出た。
エスファハニ、HYPERIONのデビュー・アルバム
英グラモフォン賞2014古楽器部門賞受賞、最優秀アーティスト賞ノミネート |
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マハン・エスファハニ(チェンバロ)
C.P.E.バッハ:ヴュルテンベルク・ソナタ集
ソナタ イ短調 H.30/ソナタ変イ長調 H.31/
ソナタ ホ短調 H.33/ソナタ変ロ長調 H.32/
ソナタ変ホ長調 H.34/ソナタ ロ短調 H.36 |
マハン・エスファハニ(チェンバロ) |
新時代を代表するソロ・チェンバリスト!マハン・エスファハニがハイペリオン初登場!
チェンバロ奏者として初めてBBCラジオ3の「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」に選ばれた若手(1984年生まれ!)トップ・チェンバリスト、マハン・エスファハニ。今もっとも注目のアーティストとして全世界を飛び回り、2013年6月にはJ.S.バッハ、バード、リゲティのプログラムによる日本公演が熱烈に迎えられたばかり。
新たにハイペリオン・ファミリーに加わる新しき才能が挑むのは、J.S.バッハの次男カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ。ヴュルテンベルク大公に献呈されたこの6つのソナタは、C.P.E.バッハの名声を確立する契機となった重要作。1744年、C.P.E.バッハが30歳の年に出版されており、奇しくも現在のマハン・エスファハニと殆ど同じ歳に書かれた作品集。およそ300年前に才気煥発な作曲家として名声を得た「ベルリンのバッハ」の代表作を、現代の溢れだす才能が弾きこなす——!
※録音:2013年1月2日−4日、ヘンリー・ウッド・ホール(イギリス)
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そののち天下のユニバーサルに移籍、発売されたのがこれ。
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POURPRE
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PPR 18008
(5CD)
\3200→\2890 |
ジャン=クロード・ヴェイヤン/バセット・ホルンとバセット・クラリネット
ザ・コンプリート・モーツァルト・レコーディングス
CD1 |
モーツァルト:
クラリネット四重奏曲 変ホ長調 Op.79(K.380/374f)
クラリネット四重奏曲 変ロ長調 Op.79(K.378/317d)
クラリネット四重奏曲 ヘ長調 Op.79(K.496) |
ジャン=クロード・ヴェイヤン(クラリネット)
シュタードラー三重奏団
録音:1994年4月1-3日
復元古楽器での世界初録音 |
原曲はこちら
変ホ長調 → ヴァイオリン・ソナタ第36番
変ロ長調 → ヴァイオリン・ソナタ第34番
ヘ長調 → ピアノ三重奏曲 K.496 |
CD2 |
モーツァルト:
3本のバセットホルンのための5つのディヴェルティメントK.439b |
トリオ・ディ・バセット
ジャン=クロード・ヴェイヤン(バセットホルン)
エリク・ロロ(バセットホルン)
ジャン=ルイ・ゴシュ(バセットホルン)
録音:1997年2月17-20日
復元古楽器での録音 |
CD3 |
モーツァルト:
クラリネット五重奏曲 K.581
クラリネット協奏曲 K.622 |
ジャン=クロード・ヴェイヤン(クラリネット)
シュタードラー四重奏団
王宮大厩舎および王室楽団
ジャン=クロード・マルゴワール(指揮)
録音:1992年11月(K.581) & 1989年1月(K.622)
復元古楽器での録音 |
CD4 |
モーツァルト:
3本のバセットホルンと打楽器による「魔笛」 |
トリオ・ディ・バセット
ジャン=クロード・ヴェイヤン(バセットホルン)
エリク・ロロ(バセットホルン)
ジャン=ルイ・ゴシュ(バセットホルン)
ミッシェル・クロード(ティンバレス)
録音:1999年2月23-25日
復元古楽器での録音 |
CD5 |
モーツァルト:
「フィガロの結婚」による3つのディヴェルティメント*
バセットホルンとクラリネットのためのアダージョ
(K.484d,K.411,K.484b,K.580a,K.484c)*
「プラハのモーツァルト- 最後の収穫期」**
アダージョ K.484c
偽りの世」K.474
アレグロ
「わたしはあなたに別れを告げます」K.621a
「夕べの思い」K.523
「クローエに」K.524
「魔術師」K.472
アリエット「鳥よ、年ごとに」K.307
「別れの歌」K.519
老婆 K.517
序曲(「皇帝ティートの仁慈」より)
可愛い奥様
グラスハーモニカのためのアダージョ K.617a/356 |
トリオ・ディ・バセット
ジャン=クロード・ヴェイヤン
(クラリネット,バセットホルン,グラスハーモニカ)
エリク・ロロ
(クラリネット,バセットホルン,グラスハーモニカ)
ジャン=ルイ・ゴシュ
(バセットホルン,グラスハーモニカ)
フランソワーズ・マセ(ソプラノ)
フィリップ・ド・デーヌ(バセットホルン)
ミシェル・クロード(打楽器)
録音:1995年7月(*) & 2002年7月,2004年9月20-22日(**)
復元古楽器での録音 |
**は、モーツァルトがプラハ、ベルトラムカ荘で過ごした最後の夜を想定した録音。
グラスハープのための作品も収録されており、親密で気さくな内輪の演奏会を思い起こさせる内容となっている。 |
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クラムシェル・ボックス仕様
1940年フランス生まれのジャン=クロード・ヴェイヤンは、バセット・ホルンとバセット・クラリネットの名手。
そのヴェイヤンがK617レーベルからリリースしていたモーツァルトの名演をセットにしたもの。
K617はすでに活動停止、現在その音源は他レーベルが出してくれるのを待つしかないが、今回こういう形で出てきたのはありがたい限り。
バセットホルン |
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バセットホルンは、クラリネット属の古楽器。
楽器の構造はシングルリードで円筒管の木管楽器であり、クラリネットのそれに似ている。
しかしクラリネットよりも大きく、管体がマウスピース付近で曲がっている。
「ホルン」の名が付いているが、金管楽器であるホルンの仲間ではない。
現在では、この楽器のために書かれたクラシック作品の多くが忘れ去られている。
バセットホルン奏者でもあった18世紀のクラリネット奏者アントン・シュタードラーは、この楽器のための楽曲を作るよう、何人かの作曲家に依頼した。
その中でも、モーツァルトは最も注目すべき作曲家である。
モーツァルトは、セレナーデ第10番変ロ長調K.361『グラン・パルティータ』、『フリーメーソンのための葬送音楽』K.477、G管バセットホルンのための協奏曲
K.621b、レクイエムK.626、それにいくつかのオペラと室内楽曲でバセットホルンを用いた。 |
バセット・クラリネット |
バセット・クラリネットは、クラリネット属の楽器の一種。
クラリネットとバセットホルンの中間ともいえる楽器で、A管クラリネットの低音域をバセットホルンの最低音である記音ハ(C3)まで拡張した楽器。
モーツァルトのクラリネット協奏曲はフリーメイソンの一員でもあったアントン・シュタードラーのために作曲されたことが分かっているが、シュタードラーが用いていた楽器は通常のA管クラリネットではなく、さらに4つの低音(Es、D、Des、C)を追加してバセットホルンと同じ音域を実現した今日バセットクラリネットと呼ばれている楽器であった。
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8/7(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
PASSACAILLE RECORDS
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PAS 1050
(6CD)
¥6400
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ベルギーの室内アンサンブル「オクサリス」
オクサリス25周年記念ボックス6枚組
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オクサリス |
[CD1] 〜プレリュード〜
(1)ドビュッシー/ベンノ・ザックス編:牧神の午後への前奏曲
(フルート、オーボエ、クラリネット、弦楽四重奏、ハルモニウム、ハープ、打楽器)
(2)ドラージュ:インドの4つの歌
(メゾソプラノ、2フルート、オーボエ、2クラリネット、弦楽四重奏、ハープ)
(3)ツェムリンスキー:弦楽五重奏のための2楽章
(4)ツェムリンスキー/レインベルト・ド・レーウ&エルヴィン・シュタイン編:マーテルランク歌曲集
Op.13
(バリトン、弦楽五重奏、フルート、ハルモニウム、ピアノ)
(5)レーガー:セレナード ニ長調 Op.77a (フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ)
[CD2] 〜木管楽器〜
(1)モーツァルト:フルート四重奏曲 ニ長調
K.285
(2)リース:フルート四重奏曲 ハ短調 Op.145-1
(3)レーガー:クラリネット五重奏曲 イ長調
Op.146
[CD3] 〜世紀末〜
(1)ラヴェル:序奏とアレグロ (ハープ、弦楽四重奏、フルート、クラリネット)
(2)ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
(3)ジョンゲン:ピアノと木管五重奏のためのラプソディ
Op.70
(4)ピエルネ:愛の国への旅 (フルート、弦楽三重奏、ハープ)
(5)カプレ:エドガー・アラン・ポーによる幻想的物語 (ハープ、弦楽四重奏)
[CD4] 〜マーラー〜
(1)マーラー/エルヴィン・シュタイン編:交響曲第4番
ト長調
(ソプラノ、弦楽五重奏、フルート、オーボエ、クラリネット、ピアノ、ハルモニウム、打楽器)
(2)ブゾーニ/エルヴィン・シュタイン編:悲しき子守歌
(フルート、クラリネット、弦楽五重奏、ハルモニウム、ピアノ)
[CD5] 〜メイド・イン・ベルギー〜
(1)ヴィクトール・キーシン:蝶 (弦楽五重奏、フルート、クラリネット、ハープ)
(2)リュック・ブレウェイズ:それでも地球は動く (弦楽五重奏、フルート、クラリネット、ハープ)
(3)ジョンゲン:歌曲集 Op.25、54、57、135より (ソプラノ、弦楽四重奏、ピアノ)
(4)ディック・フォン・ホルスト&コーエン・デ・カウター:ヒド・ヘゼレの詩による音楽
(ソプラノ、弦楽四重奏、フルート、クラリネット)
[CD6] 〜別れ〜
(1)R.シュトラウス/ルドルフ・レオポルド編:メタモルフォーゼン
(2ヴァイオリン、2ヴィオラ、2 チェロ、コントラバス)
(3)マーラー/シェーンベルク&リーン編:大地の歌より「告別」
(メゾソプラノ、弦楽五重奏、木管五重奏、ピアノ、ハルモニウム、打楽器) |
絶品。美しく彩られた室内楽の世界!オクサリス結成25周年記念ボックス登場!
75’00’’、66’56’’、77’47’’、63’42’’、71’46’’、53’12’’
ベルギーの室内アンサンブル「オクサリス」はブリュッセル音楽院の音楽家たちにより1993
年に結成されました。2018 年に25 周年を迎える記念としてこれまでのレコーディングから選りすぐった6
枚組のアルバムが発売されます。パッサカイユ・レーベルの音源を中心にワーナー、フーガ・リベラなどの音源も含まれています。
オクサリスは弦楽五重奏、フルート、クラリネット、ハープからなる8
名をメイン・メンバーとしていますが、しばしば編成は拡張され、様々な人数のアンサンブル作品を演奏します。レパートリーは古典から近現代まで幅広く、絶妙な編曲によって打ち出される色彩的なアンサンブルも特徴。また歌曲との相性も抜群で、その演奏レベルの高さから国内外で大変すばらしい評価を得ています。
モーツァルトの四重奏、室内楽版マーラー、現代ベルギー、どんな作品もオクサリスが奏でると美しい統一性が感じられます。どこか儚げな、やさしく夢見るようなサウンド。個々の奏者のあたたかな息遣いを感じられる良好な録音もありがたいです。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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フルトヴェングラー絶頂期のブラームス交響曲第2番
(1)ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
(2)ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲(ボーナス・トラック) |
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
(1)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 |
フルトヴェングラー絶頂期のブラームス交響曲第2番(1952 BPO)鮮烈な音質で蘇る!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ
ライヴ録音:(1)1952 年5 月7 日/ドイツ博物館コングレスザール(ミュンヘン)、(2)1954
年7 月26 日/フェストシュピールハウス(ザルツブルク)/モノラル、ライヴ
使用音源:Private archive(1)(2 トラック、38
センチ、オープンリール・テープ)、(2)(2
トラック、19 センチ、オープンリール・テープ)
■制作者より
フルトヴェングラーとベルリン・フィルは1952
年4 月から5 月にかけて、主にドイツ国内に演奏旅行に出かけました。その途中、ミュンヘンで収録されたブラームスの交響曲第2
番はフルトヴェングラーが病に倒れる直前の、いわば絶頂期とも言える演奏で、その荒れ狂ったような凄まじさは戦時中のライヴを思い起こさせます。今回、2
トラック、38 センチのオープンリール・テープを使用し、テープに刻まれた情報を可能な限り忠実に再現しました。
ボーナス・トラック(2 トラック、19 センチのテープを使用)には1954
年のザルツブルクで行われた「魔弾の射手」序曲を収録しました。フルトヴェングラーがピットに現れた際の万雷の拍手も含まれており、長い間をとったあとに厳かに序奏が始まる様子は、その場に居合わせたかのような臨場感があります。なお、ブラームスの交響曲第2
番の第2 楽章、開始から0 分47 秒付近にテープの故障が見られます。これは、既存のLP、CD
にも含まれるもので、原テープに含まれる瑕疵と思われるもので、当CD
の制作過程で生じたものではありません。ただし、全体の音質が鮮明になった分、その故障もいくらか目立ちますが、ご了承下さい。(平林直哉)
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
FLORA(国内仕様盤)
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SFLO 3415
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
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「甘美なる旋律 〜イタリア初期バロックの器楽作品さまざま〜」
アンドレア・ファルコニエーリ(1585/1586-1656):
甘美なる旋律/英雄&チャッコーナ/ブランド/フォリアス
(いずれも 1650)
ダリオ・カステッロ (17世紀前半に活躍):
ソナタ第5番(ソナタ・コンチェルターテ第1巻(1621)より)
ソナタ第12番(ソナタ・コンチェルターテ第2巻(1629/1644)より)
ジョヴァンニ・パオロ・チーマ (1570頃-1630):3声のソナタ(1610)
タルクィニオ・メールラ(1594/1595-1665):
カンツォーナ「ラ・カッタリーナ」(1637)
マルコ・ウッチェリーニ(1603頃または1610-1680):
ヴァイオリンのためのソナタ第2番(Op.4
より)
ジョヴァンニ・バッティスタ・ブオナメンテ(16世紀後半-1642):
シンフォニア第2番(1626)/ガリヤルダ第4番(1626)
ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1554/1557頃-1612):
三つのヴァイオリンのためのソナタ第21番(1615)
ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチョ (1609-1621頃活躍):
エコーによる2声のカンツォン(1614)
フランチェスコ・トゥリーニ (1589頃-1656):二つの上声部のためのソナタ(1621)
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:カンツォン
ジョヴァンニ・マルティーノ・チェーザレ(1590頃-1667):ラ・ジョイア(1621)
ジョヴァンニ・パオロ・チーマ:2声のソナタ(1610)
アゴスティーノ・グェッリエーリ (17世紀前半に活躍):
3声のソナタ「ラ・ヴィヴィアーニ」(出版
1673) |
レ・タンブル
川久保洋子(バロック・ヴァイオリン)
ミリアム・リニョル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ジュリアン・ヴォルフス(オルガン、チェンバロ)
ハルモニア・レニス
水内謙一(リコーダー)
村上暁美(チェンバロ) |
ヴァイオリン、リコーダー、低音弦と2台の鍵盤。変化豊かに音色を交わしあい、音楽の旅路はいつしか十七世紀のナポリへ、ヴェネツィアへ、ミラノへ、さらに・・・
「人間の声こそ至高の音楽」— それが欧州古楽の鉄則だったとすれば、十七世紀はそうした人の声がいっさい含まれない、楽器だけで奏でられる音楽(器楽)が従来なかったほど発展した時代!
とくにイタリアは南でも北でも。新しいタイプの器楽作品が続々生まれた場所・・・たおやかな音色を宿したリコーダーとヴァイオリンの調べ、そこに絡む多様な通奏低音の妙!
欧州シーンにめざましい活路を拓きつつある俊才陣の絶妙解釈、古楽器録音に通じた俊才技師アリーヌ・ブロンディオによる自然派録音でどうぞ。
通常輸入盤は既発売です。通常輸入盤のブックレットにも日本語解説が記載されておりますが、当商品にはさらにレ・タンブル&ハルモニア・レニスによる追加解説と詳細な演奏家紹介を日本語で記載したリーフレットが封入されております。
録音:2014年8月、モンヴァルザン(フランス東部ローヌ=アルプ地方)
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SFLO 3113
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
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ラモー「クラヴサン合奏曲集」(1741)
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
「ヴァイオリンとヴィオールを添えた合奏によるクラヴサン楽曲集」
通称「クラヴサン合奏曲集」(1741、パリ刊) |
レ・タンブル
川久保洋子(バロック・ヴァイオリン) ミリアム・リニョル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ジュリアン・ヴォルフス(チェンバロ) |
録音:2013年11月、ボーファイ(ベルギー南東部リエージュ地方)
生々しく立ち現れるクラヴサン(チェンバロ)と羊腸弦の振動・・・ロココの傑作。新たなる名演。
時代は十八世紀半ば—齢五十を越えてから突如、オペラの世界でもめざましい成功を収めはじめた異才ラモーが、鍵盤音楽の世界に切り拓いた新境地とは?
ヴァイオリンとヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)がクラヴサン(チェンバロ)とひそやかな対話をくりひろげる名品群、欧州最前線をゆくレ・タンブルの精妙な演奏の機微はFLORAならでは克明なエンジニアリングで、隅々まで鮮やかに・・・
使用楽器詳細を含む解説日本語訳付き。
通常輸入盤(FLORA 3113)は既発売です。
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<LP>

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