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NAXOS
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8.559813
\1200 |
バーンスタイン(1918-1990):CBSミュージック/バーンスタインの誕生日の祝宴
他
1.マンボ-《ウェスト・サイド・ストーリー》(演奏会用エンディング付)(1957)
2.政治的序曲「スラヴァ!」(1977)
3.《ペンシルヴァニア通り1600番地》-組曲(チャーリー・ハーモン編)(1976)
CBSミュージック(1978)…世界初録音
4.第1番:ファンファーレとタイトル(シド・ラミンによる管弦楽編)
5.第2番:静かな音楽(ジャック・ゴットリープ編)
6.第3番:ブルース(ガース・エドウィン・サンダーランドによる管弦楽編)
7.第4番:ワルツ(同上)
8.第5番:コラール(同上)
9.《オン・ザ・タウン》-タイムズ・スクエア・バレエ
バーンスタインの誕生日の祝宴(1988)…世界初録音
10.ベリオ(1925-2003):フォー・レニー(LB.AM.LB.M.W.IS.LB)
11.キルヒナー(1919-2009):N.Y.-Connotations-N.Y.
12.ドラックマン(1928-1996):バーンスタインの「ニューヨーク、ニューヨーク」による変奏曲
13.フォス(1922-2009):フォー・レニー
14.コリリアーノ(1938-):フォー・レニー、with
love-and candor…
15.ジョン・ウィリアムズ(1932-):トゥー・レニー!
トゥー・レニー!
16.武満徹(1930-1996):レニーの誕生日に、バーンスタインの主題による変奏曲
17.ウィリアム・シューマン(1910-1992):バーンスタインによる変奏曲 |
マリン・オルソップ(指揮)
サンパウロ交響楽団 |
8.508018 BOXより分売
2018年に生誕100年を迎えた偉大な音楽家バーンスタイン。このアルバムは彼が愛した作品や、折に触れて書いていた小品を集めた1枚です。
冒頭に置かれているのは、ついつい一緒に「マンボ!」と掛け声をかけたくなる《ウェスト・サイド・ストーリー》の名曲「マンボ」。
次はバーンスタインの親友、チェリストのロストロポーヴィチのために書かれた「スラヴァ!(ロストロポーヴィチの愛称)」。ショーを愛したバーンスタインらしい軽快な音楽の中に「政治的な批判」が込められた作品です。この曲のもとになったのは、数年前に書かれ、初演が不評に終わったミュージカル「ペンシルヴァニア通り1600番地」の主題。トラック3ではその“失敗作”ミュージカルのいくつかの曲を集めリサイクルした組曲を聴くことができます。
短くとも印象的な「オン・ザ・タウン」のタイムズ・スクエア・バレエも強烈な印象を残します。1978年に放送されて以来、演奏されることのなかった「CBSミュージック」とバーンスタインの70歳を祝して友人たちが贈った「誕生日の祝宴」は世界初録音となります。8人の作曲家たちの思い思いの作品をお楽しみください。
バーンスタインを尊敬してやまないオルソップの愛情がたっぷり込められています。
録音 ブラジル、サンパウロ、サンパウロ・ホール
2016年12月8-10日…10-17 2016年12月10.12.16日…1-9 |
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8.559814
\1200 |
バーンスタイン(1918-1990):ファンシー・フリー/オーケストラのための記念日
他
1.《キャンディード》序曲(1956)
2-10.バレエ《ファンシー・フリー》(1944)
オーケストラのための記念日(1944-1989)…世界初録音
(ガース・エドウィン・サンダーランドによる管弦楽編
2016)
11.第1番:ヘレン・コーツに(1899年7月19日)(1944)
12.第2番:ポール・ボウルズに(1910年12月31日)(1964)
13.第3番:ウィリアム・カペルの思い出に(1922年9月20日-1953年10月19日)(1989)
14.第4番:クレイグ・アーカートに(1953年9月3日)(1989)
15.第5番:アルフレッド・アイスナーの思い出に(1941年1月4日)(1964)
16.第6番:ウィリアム・シューマンに(1910年8月4日)(1964)
17.第7番:スティーヴン・ソンドハイムに(1930年3月22日)(1964)
18.第8番:わが娘ニナに(1962年2月28日)(1989)
19.第9番:レオ・スミットに(1921年1月12日)(1989)
20.第10番:フェリシア・モンテアレグレに(1922年2月6日)(1944)
21.第11番:エレン・ゲッツの思い出に(1930年6月16日-1986年1月27日)(1989)
22.《ワンダフル・タウン》序曲(チャーリー・ハーモン編)(1953) |
マリン・オルソップ(指揮)
サンパウロ交響楽団 |
8.508018 BOXより分売
世界中のコンサート・ホールで愛奏されている《キャンディード》の序曲で幕を開けるバーンスタイン生誕100年を祝した1枚。
アルバムの中心となるのは、バーンスタインがこよなく愛したニューヨークを舞台としたバレエ《ファンシー・フリー》の組曲。24時間の上陸許可をもらった3人の船員たちが、きらびやかなニューヨークでひと時の恋を楽しむために、娘たちにアタックするというなんともアメリカ的な物語。摩天楼をバックに繰り広げられる騒乱を軽やかな音楽にのせて描いています。
1944年に初演されたこのバレエは初演時に200回以上も再演されたという伝説的な作品です。世界初録音となる「オーケストラのための記念日」は1944年から1989年に渡って、バーンスタインが家族や友人、大切な人のために書き続けてきた小品のオーケストラ版。原曲は1944年、48年、64年、89年に出版された4巻からなるピアノのための組曲ですが、2016年に全曲演奏を行ったサンダーランドが「この組曲にはバーンスタイン音楽の本質が込められている」と感じ、全29曲の中から11曲を抜粋し、丁寧なオーケストレーションを行ったものです。
最後の《ワンダフル・タウン》序曲も含め、オルソップの切れ味のよい指揮による演奏です。
録音 ブラジル、サンパウロ、サンパウロ・ホール 2017年6月28-30日,
7月6.7日…2-21 2016年12月12日…1.22 |
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8.573888
\1200 |
文豪エミール・ゾラの親友
アルフレッド・ブリュノー(1857-1934):作品集
1.歌劇《メスィドール》(1897)-第4幕:前奏曲
歌劇《風車への突撃》組曲(1893)-組曲
2.第1曲:前奏曲と歌
3.第2曲:戦争、森林
4.第3曲:水車での婚約
5.歌劇《ミクラン誕生》(1907)-第1幕:前奏曲
6.歌劇《メスィドール》第3幕第1場-黄金伝説 |
ダレル・アン(指揮)
バルセロナ交響楽団 |
19世紀フランスで活躍した歌劇作曲家アルフレッド・ブリュノー。“自然主義”を提唱した文豪エミール・ゾラの親友であり、20年間に渡って共同制作を続けたというブリュノーはフランス歌劇に現実主義の作風を取り入れたことで知られています。
このアルバムに収録された代表作《風車への突撃》はゾラの作品を原作に用いており、《メスィドール(フランス革命月の8月の意》はゾラが自ら台本を起こしています。厚みのある和声とエキゾチックな響きを多用した彼の音楽からは、ワーグナーの影響も感じられ、20世紀初頭の「印象派」ではないフランス音楽の潮流を見ることができます。
知られざるフランス音楽のリリースに熱心なダレル・アン。このブリュノーでも聴きごたえのある音楽を紡ぎ出し、新たなレパートリーを聴く喜びを伝えています。
録音 2017年9月13-15日 L’Auditori, Barcelona,
Spain |
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8.573862
\1200 |
リース(1784-1838):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集
第3集
ソナタ 変ホ長調 Op.18(1810)
1.第1楽章:Allegro
2.第2楽章:Andantino
3.第3楽章:Rondeau: Allegretto moderato
ソナタ ト短調 Op.38-3(1811)
4.第1楽章:Allegro con spirito
5.第2楽章:Adagio
6.第3楽章:Allegro
ソナタ ニ長調 Op.83(1818)
7.第1楽章:Allegro con brio
8.第2楽章:Andantino con moto
9.第3楽章:Rondo: Allegro vivace
世界初録音 |
エリック・グロスマン(ヴァイオリン)
スーザン・カガン(ピアノ) |
これまではベートーヴェンの弟子、友人としてのみ知られていたフェルディナント・リース。最近になって作品の独自性にも注目が集まり、少しずつ演奏される機会も増えてきています。
とは言え、ヴァイオリン・ソナタはまだ未知の領域であり、第1集、第2集、そして今作である第3集、どれもが世界初となる貴重な録音です。このアルバムには3つのソナタを収録。
1810年に書かれたOp.18は、ベートーヴェンの影響を色濃く受け継いでいますが、開始部はかなり斬新な和声に基づいています。その8年後に作曲され、こなれた作風を持つOp.83はシューベルトを思わせる長調と短調の交替が聴きどころ。伸びやかな旋律の美しさも魅力的です。
録音 2017年6月9-10日 USA ニューヨーク、マウント・ヴァーモン
オクターヴェン・オーディオ
リース:ヴァイオリン・ソナタ集
第1集…8.573193
第2集…8.573717 |
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8.559841
\1200 |
ハービソン(1938-):レクイエム(2002)
第1部
1.Introit 入祭唱
2.Sequence I:Dies ira 続唱 I:怒りの日
3.Sequence II:Tuba mirum 続唱 II:奇しきラッパの響き
4.Sequence III:Liber scriptus 続唱 III:書かれた書物が
5.Sequence IV:Quid sum miser 続唱 IV:なんと哀れな私は
6.Sequence V:Recordare 続唱 V:思い出したまえ
7.Sequence VI:Confutatis ? Lacrymosa
続唱 VI:呪われたもの-涙の日
第2部
8.Offertorium 奉献唱
9.Sanctus 聖なるかな
10.Agnus Dei 神の子羊
11.Lux aeterna 永遠の光
12.Libera me 主よ 永遠の死から
13.In paradisum 楽園へ |
ジェシカ・リヴェラ(ソプラノ)
ミヒャエラ・マルテンス(メゾ・ソプラノ)
ニコラス・パン(テノール)
ケリー・マークグラフ(バリトン)
ジャンカルロ・ゲレーロ(指揮)
ナシュヴィル・シンフォニー合唱団
(合唱指揮…タッカー・ビドルコンブ)
ナシュヴィル交響楽団 |
1987年にピューリッツァー賞を受賞し、世界的知名度を獲得したアメリカの作曲家ジョン・ハービソン。独特の芸術的信条を持つことで知られ、これまでにも「ヨハネ・パウロ二世即位25周年を記念する和解のコンサート」の作品を委嘱されるなど、宗教音楽の分野でも素晴らしい作品を書いています。
この「レクイエム」は2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ事件の直後に着手され、翌年3月に完成しています。ただし、構想自体は早い時期から抱いていたといい、彼自身の様々な体験や音楽的モティーフが取り入れられた多角的な作品として成立しています。オーケストラ、合唱だけでなく、ソロ歌手のパートにも重要な役割が置かれ、全てが混然一体となった爆発的なエネルギーを持つ問題作です。
録音 2017年5月12-13日 Laura Turner Concert Hall, Schermerhorn Symphony
Center, Nashville, TN, USA |
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8.559856
\1200 |
ジョージ・オークリー(1979-):放浪者
室内楽作品集
1.トッカータ(2008)
チェロとピアノのためのソナタ(2013)
2.第1楽章:Quasi rubato andante
3.第2楽章:祈り:Adagio molto e cantabile
4.第3楽章:Allegro ma non troppo
シェークスピラのソネットによる4つの歌曲(2011)
5.ソネット 101番/6.ソネット 111番/7.ソネット
116番/8.ソネット 56番
9.思い出(2014)
白昼夢-夢-目覚め
10.ソナタ-幻想曲(2010)
世界初録音 |
ナオミ・ルイーザ・オコンネル(メゾ・ソプラノ)…5-8
アントン・リスト(クラリネット)…9
リジー・ラミシュヴィル(チェロ)…2-4
インガ・カシャカシュヴィリ(ピアノ)…1-5
アンジェリカ・ゲイドリヤ(ピアノ)…9
タマール・ミケランゼ(ピアノ)…10 |
グルジア(現ジョージア)に生まれたアメリカの作曲家オークリー。ピアニストとして名声を高める傍ら、作曲にも興味を示し、ダニエルプールとオルドリッジから作曲技法を学びました。
2009年にピアノ曲「ノスタルジアとトッカータ」がカーネギー・ホールで初演され一躍注目を浴び、以降、作曲家として多くの賞を受賞、世界的に活躍しています。
彼は伝統を重んじながらも、ジャズやジョージアの民族音楽まで様々な要素を自作に取り入れることで、常にユニークで表現力豊かな作品を発表。このアルバムではピアノ曲、歌曲からチェロ、クラリネット曲までさまざまな作品を収録。どの曲も美しい旋律に溢れた魅力的な味わいを持っています。
録音 USA マウント・ヴァーノン、オクターヴェン・オーディオ 2015年11月2-3日…5-8/2016年10月2-3日…2-4 2017年3月12日…1-9/2017年3月30日…10 |
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8.573980
\1200 |
Exaltation-賞賛
1.ドール:Exaltation 賞賛
2.アルフォンソ10世:Rosa das Rosas ばらの中のばら
3.ブサール:Ma belle, si ton ame あなたの魂、私の美しいもの
4.ロッシ:Barechu 主を讃えて
5.伝承曲:El nora alila 贖罪の日
6.伝承曲:Demedim Mi 私はあなたに言ったか?
7.伝承曲:A la nana y a la buba 子守歌とおばあさん
8.フレスコバルディ:Se l’aura spira tutta
vezzosa 優雅な風が吹くと
9.伝承曲:La manana de San Juan 聖ヨハネの日の朝
10.伝承曲: A_k1n ile a_1klar 永遠の愛をあなたと
11.伝承曲:Ya viene el cativo捕虜が来る
12.伝承曲:Yemei Horpi 私の冬の日
13.作者不詳:Mareta, mareta no’m faces
plorar
お母さん、お母さん、私を泣かせないで
14.伝承曲:Uskudara Gideriken オクダラの道-カティビム
15.伝承曲:Lamma bada わが愛に会った時
16.ファリャ:Nana 子守歌 |
ヤニフ・ドール(カウンターテナー)
アンサンブルNAYA |
迫害され故郷を追われた少数民族セファルディの血を引くカウンターテナー歌手、ヤニフ・ドール。このアルバムは以前発売された「流浪と情熱の歌」(8.573566)の続編と言えるもので、彼のルーツであるセファルディがスペインから追放されて以降、ヨーロッパからトルコ、中近東へと散っていった足取りを音楽で追っています。
アルバムタイトルである「Exaltation」はドール自身が作曲。イスラム教、ユダヤ教、キリスト教の3つの教義からテキストが採られた瞑想的な雰囲気を持つ曲です。
ロッシの曲ではドールはカウンターテナーではなく地声を用いています。「アンサンブルNAYA」は2008年にスウェーデンで設立された8人の奏者で構成されたアンサンブル。宗教や国籍を超えた音楽を様々な楽器でエキサイティングな演奏を聴かせています。アラブ民族楽器のフルート「ネイ」の素朴な音色やアボリジニの「ディジュリドゥ」、フラメンコ・ギター、ヴィオラ・ダ・ガンバといった楽器が織り成す神秘的な響きは特に聴きものです。
録音 2018年1月 Saint Remigius Church,
Franc-Waret, Belgiu
ヤニフ・ドール既発リリース
8.573780・・・シューマン:詩人の恋 他
8.573566・・・スペインとラテンアメリカからの流浪と情熱の歌 |
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8.574001
(2CD)
\2400 |
J.S.バッハ(1685-1750):クリスマス・オラトリオ
BWV248
【CD1】
1-9.第1部
10-23.第2部
24-36.第3部
【CD2】
1-7.第4部
8-18.第5部
19-29.第6部 |
福音伝道者…ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
ユリア・クライター(ソプラノ)
カタリナ・マギエラ(アルト)
トーマス E.バウアー(バス)
ラルフ・オットー(指揮)
マインツ・バッハ合唱団
マインツ・バッハ管弦楽団 |
J.S.バッハのクリスマス・オラトリオは、1734年のクリスマス・シーズンのために書かれたカンタータ集。全6部からなる長大な作品で、一部の楽章は、それまでのカンタータの楽章から転用されていますが、もともとバッハは原曲を作る際に「後に転用する」ことを前提に構想を練っていたとされるほどに、ごく自然な流れで全曲がまとめられています。
冒頭の「歓呼の声を放て、喜び踊れ」の輝かしい管弦楽と合唱の旋律は、まさにキリストの誕生を祝うにふさわしい壮麗さを持ち、ここを耳にするだけでも心が躍ることでしょう。
このアルバムで指揮をしているのはラルフ・オットー。1991年にコンチェルト・ケルンを振った名演も存在しますが、こちらは最新の録音。手兵マインツ・バッハ管弦楽団と合唱団を意のままにあやつり、極上の名演を聴かせています。
録音 2017年11月28日-12月5日 ドイツ、マインツ
キリスト教会 |
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8.573743
(2CD)
\2400 |
アンドレアス・ハーケンベルガー(1573/74-1627):
ペルプリンのタブラチュア譜からの55のモテット集
【CD1】
1-29.29のモテット集
【CD2】
1-26.26のモテット集
世界初録音 |
ヤン・ウカシェフスキ(指揮)
ポーランド室内合唱団
ムジカ・フィオリタ
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16世紀後半から17世紀初頭の作曲家アンドレアス(アンジェイ)・ハーケンベルガー。1602年頃にポーランド王ジグムント3世の宮廷でリュート奏者として働いていた記録がある以前の少年時代や青年時代のことはわかっていません。
1607年、ポーランドのグダニスクにあるルター派の聖マリア教会で音楽家の欠員が出たことを知ったハーケンベルガーは、自ら市議会に立候補のための譜面を提出、1608年にチャペルマスターに任命され、亡くなるまで職務を全うしました。
このアルバムに収録されたモテットは1620年から1680年に書かれた様々な作曲家の声楽曲を収録した「Pelplin
Tablature」に納められた作品群で、カトリックとルター派のどちらの教義にも沿うものであり、ジグムント3世の宮廷で学んだイタリア風の様式に基づいた精緻で華麗な作風で書かれています。
録音 2013年9月18-28日 The Sanctuary of
the Visitation of the Blessed Virgin Mary |
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8.571379
\1200 |
スタンデール・ベネット(1816-1875):室内楽作品集
六重奏曲 嬰ヘ短調 Op.8(1835)
1.第1楽章:Allegro moderato ma con passione
2.第2楽章:スケルツォ:Quasi presto
3.第3楽章:Andante grazioso
4.第4楽章:フィナーレ:Allegro assai
ed energico
室内三重奏 Op.26(1839)
5.第1楽章:Andante tranquillo ma con
moto
6.第2楽章:セレナード:Andante ma un
poco scherzan
7.第3楽章:フィナーレ:Allegro fermato
弦楽四重奏曲 ト長調 WoO17(1831)…世界初録音
第1楽章:Allegro moderat
第2楽章:Adagio
第3楽章:メヌエット:Allgro
第4楽章:フィナーレ:Allegro |
ヴィラーズ弦楽四重奏団…1-4.8-11
【メンバー】
ジェームズ・ディケンソン(第1ヴァイオリン)…5-7
東 環樹(第2ヴァイオリン)
カルメン・フォレス(ヴィオラ)
ニック・ストリングフェロー(チェロ)…5-7
ジェレミー・ヤング(ピアノ)…1-7
レオン・ボッシュ(コントラバス)…1-4 |
1816年、シェフィールドでオルガニストの父のもとに生まれたスタンデール・ベネット。早くに父を亡くしたため、祖父のもとで音楽の手ほどきを受けました。10歳で王立音楽アカデミーに特待生として入学、10年間に渡りヴァイオリンとピアノ、作曲を学び、在学中に書いた「ピアノ協奏曲」は、彼自身の独奏で初演。
これを聴いたメンデルスゾーンはその才能に注目し、ベネットをドイツに招待します。その後、彼はイギリスで演奏活動を行いながらも頻繁にドイツを訪れ、ライプツィヒではシューマンとも親交を結び、お互いに強い友情で結ばれました。
このアルバムにはベネットの3つの室内楽作品を収録。ピアノを伴う六重奏曲は、明らかにメンデルスゾーンの影響が表れていますが、スケールの大きさではメンデルスゾーンを上回るほどの強い感情表現を伴った力作です。
他には三重奏曲と、世界初録音となる弦楽四重奏曲を収録。こんなに美しい曲があったのかと驚きの連続の1枚です。
録音 2018年1月3-5日 UK マンチェスター、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック |
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8.573973
\1200 |
二人でお茶を
ベル・エポックから騒乱の1920年代にかけての歌曲とシャンソン集
1.ユーマンス:二人でお茶を…世界初録音
2.ホープ・テンプル:マイ・レディ・バウアー…世界初録音
3.アンドレ・メサジェ:Ah! Nay, do not fly
me!…世界初録音
4.メサジェ:金と青と白…世界初録音
5.メサジェ:軽く、軽く…世界初録音
6.イヴァン・カーリル:時の歌…世界初録音
7.ロドルフ・ベルガー:《ローランギー》-レチタティーヴォとカヴァティーナ…世界初録音
8.フェリックス・フォードレイン:サンドリヨンの夢
9.ハイドン・ウッド:ピカルディのばら
10.ベルガー:メッサリネット
11.レイナルド・アーン:最後のワルツ
12.ルイ・ベイツ:レスカルポレット
13.マルセル・ラテス:マギー、映画の女王
14.ジェローム・カーン:誰かの誰か
15.モーリス・イヴァン:私は夜に歌う
16.グレース・ルボワ:私と一緒にみんなラグ/私たちはそういう |
クレモンティーヌ・ドゥクチュール(ソプラノ)…1-3.5-6.8.10-11.13-16
フィリップ・ブロカード(バリトン)…1.3-5.7.9-10.12.14.16
クロエ・ドゥクレー(ハープ)…2.6.9
フライヴォール・アンサンブル…1.3-5.7-8.10-16 |
「騒乱の時代」と言われる1920年代。アメリカでは第一次世界大戦の特需で経済が発展、伝統が破壊され、生活には自動車やラジオが入り込み、人々は常に娯楽を求めました。
またロンドンとパリでは他の国々を圧倒するほどの文化が栄え、多くの英国のアーティストがパリの舞台に登場、ロンドンでは歌手や指揮者だけでなくフランスの作曲家の作品が流行するなど、両国は絶え間ない文化交流が行われていました。
そして、流行を始めたジャズを取り入れたダンスが普及し、これらのエレガントな音楽は多くの人々を魅了しました。このアルバムには、その当時のイギリスとフランスの交流から生まれた数々の作品が収録されています。
作曲家の名前は、現代ではほとんど忘れられてしまいましたが、どれも聴けば瞬時に魅了されるほどの楽しい曲ばかり。
20世紀初頭の酒場で歌われていたような男女の関係の機微を歌った曲もあったり、ミュージカル風の曲があったりと、思い切り楽しめる1枚です。
録音 Studio acoustique de Passavant Music,
Doubs, France 2017年10月25-27日…1-3.5.7.8.10-16 2018年1月20日…2.6.9 |
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8.573652
\1200 |
アレクサンドル・モイゼス(1906-1984):交響曲
第5番&第6番
交響曲 第5番 ヘ長調 Op.39
1.第1楽章:Allegro animato
2.第2楽章:Adagio molto poco tenuto
3.第3楽章:Allegro ma non troppo, scherzando
4.第4楽章:Allegro fresco e vivace
交響曲 第6番 ホ長調 Op.44
5.第1楽章:Andante tenuto e molto espressivo
6.第2楽章:Allegro leggiero
7.第3楽章:Largo. Molto espressivo e
rubato
8.第4楽章:Allegretto grazioso
9.第5楽章:Allegretto giusto e vigoroso |
ラディスラフ・スロヴァーク(指揮)
スロヴァキア放送交響楽団 |
スロヴァキア生まれのモイゼス。1929年にブラティスラヴァ音楽アカデミー(スロヴァキア音楽演劇学校)の教授に就任、数多くの後進を育てました。
また、一時期はスロヴァキア国内の国策ラジオ局、スロヴァキア放送企業体有限責任会社の音楽ディレクターも務め、この国の音楽発展に力を尽くした人です。
エウゲン・スホニュ、ヤーン・ツィケルとともに20世紀のスロヴァキア音楽の重要な作曲家とみなされており、民族音楽を取り入れた彼の作品は、近年評価が高まっています。
このアルバムには交響曲第5番と第6番を収録。1947年から48年に書かれた第5番は「親愛なる父親の遺産による」という副題がつけられており、モイゼスに音楽の手ほどきをした父、ミクラーシュへの賛辞が込められています。
第6番は1951年の作品。「ピアノのためのコンチェルティーノ」として構想されていたいくつかの主題を発展させた明快な交響曲です。
録音 :1994年11月28日-12月1日…5-9 1995年1月2-5日…1-4 ブラティスラヴァ
スロヴァーク放送、コンサート・ホール
※MARCO POLO 8.225090からの移行盤 |
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8.573947
\1200 |
フルートとハープのためのセレナードとソナタ集
1.ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
グリーンスリーヴズによる幻想曲(1934)(J.グレイディ編)
2-6.ポール・リード(1943-1997):
「ヴィクトリアン・キッチン・ガーデン」組曲(1991)
(C.ゴダールによるフルート・パート編曲)
7.F.クープラン(1668-1733):恋のうぐいす(1772)
8.F.クープラン:勝ちほこるうぐいす(1772)
9.ショーソン(1855-1899):鳥たち(1889)(J.マッケイブ編)
10.ハッセルマンズ(1845-1912):泉 Op.44(1898)
11-13.ニーノ・ロータ(1911-1979):フルートとハープのためのソナタ(1937)
14.オルウィン(1905-1985):
ナイアード-フルートとハープのための幻想曲-ソナタ(1971)
15.ウッダール(1873-1952):セレナード(1907)(E.グッドマン編)
16.エルガー(1857-1934):朝の歌 Op.15-2(1899)(D.ソーシン編)
17.マーソン(1932-2007):フルートとハープのための組曲(1993)-イチゴとクリーム |
スザンヌ・シュルマン(フルート)…1-9.11-17
エリカ・グッドマン(ハープ) |
カナダのフルート奏者、スザンヌ・シュルマンが演奏する、ヴォーン・ウィリアムズの「グリーンスリーヴズ幻想曲」で始まる“イギリスの庭園”からインスパイアされたフルートとハープのための作品集。
ハープを担当するのはシュルマンと長年に渡って共演しているエリカ・グッドマン。二人の息のあったアンサンブルにより、イギリスだけでなく、フランスやイタリアの作品も交え、鳥の声、噴水、泉などを題材にした牧歌的でノスタルジックな雰囲気を備えた旋律を楽しめます。
トラック10「泉」はハープ独奏の曲で、作曲家のハッセルマンはベルギー出身、フランスで活躍したハープ奏者。彼の代表作であるこの曲は、まさに流れる水をそのまま音にしたかのような分散和音が美しく、ハープの魅力を存分に味わえる作品として知られています。
録音 2017年6月1-4日 カナダ オンタリオ、ニューマーケット
聖ジョン・クリソストム教会 |
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8.573825
\1200 |
金管七重奏のための音楽集 第6集
エルガー、フィンジ、パリー、ウォルトンの作品集
1.フィンジ(1901-1956):3つの讃歌 Op.27-
第2番「神は上れり」(1951)(M.ナイト編)
2-4.エルガー(1857-1934):セレナード ホ短調
Op.92(1892)(M.ナイト編)
5.フィンジ:前奏曲 ヘ短調 Op.25(1929)(S.コックス編)
パリー(1848-1918):告別の歌(1916-1918)抜粋(M.ナイト編)
6.第1曲:わが魂よ、御国は
7.第2曲:わが魂はすべてのことを知る力を持っていることを知っている
8.第3曲:風雨に帆が晒されていなければ
9.第4曲:古くから信じられた
10.フィンジ:ロマンス 変ホ長調 Op.11(1928)(S.コックス編)
ウォルトン(1902-1983):弦楽オーケストラのためのソナタ(1971)(S.コックス編)
11.第1楽章:Allegro
12.第2楽章:Presto
13.第3楽章:Lento
14.第4楽章:Allegro molto |
セプトゥーラ
【メンバー】
ヒュー・モーガン(E♭トランペット)
アラン・トーマス(第1B♭トランペット)
サイモン・コックス(第2B♭トランペット)
ピーター・ムーア(第1トロンボーン)
マシュー・ナイト(第2トロンボーン)
ダニエル・ウェスト(バス・トロンボーン)
ピーター・スミス(テューバ)
サイモン・コックス&マシュー・ナイト(芸術監督) |
ロンドンを拠点に活躍する金管楽器のトップ奏者たちによる七重奏団「セプトゥーラ」の最新作。
これまでに“クリスマス・アルバム”を含む6枚のアルバムで、バロックから近代まで多彩な音楽を演奏してきた彼らですが、今作ではついに「お国もの」であるイギリス近代作品を存分に聴かせます。
日本でもファンの多いフィンジの作品や、エルガー、ウォルトン、パリーなどおなじみの作曲家たちによる声楽曲や弦楽作品を、サイモン・コックスとマシュー・ナイトが絶妙に編曲。もともと金管楽器のために書かれたかのような見事なサウンドに生まれ変わっています。
美しいフィンジの「ロマンス」、荘厳なパリーの「告別の歌」など、イギリス近代の独特な情緒をたっぷり味わうことができるユニークな1枚です。
録音 2017年7月13-15日 UK ロンドン、ニューサウスゲート、聖ポール教会 |
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8.573821
\1200 |
シュレーカー(1878-1934):《王女様の誕生日》-組曲
1.あるドラマへの前奏曲(1914)
《王女様の誕生日》-組曲(1923)
2.Reigen 輪舞
3.Aufzug und Kampfspiel 行進と球技
4.Die Marionetten あやつり人形
5.Menuett der Tanzerknaben 踊る子供のメヌエット
6.Die Tanze des Zwerges 小人の踊り
7.Mit dem Wind im Fruhling 春の風に
8.In blauen Sandalen uber das Korn 畑の上の青いサンダル
9.Im roten Gewand im Herbst 秋の赤い服
10.Die Rose der Infantin 王女様のばら
11.Nachklang 夜の調べ
ロマンティック組曲 Op.14(1903)
12.牧歌
13.スケルツォ
14.間奏曲
15.舞曲 |
ジョアン・ファレッタ(指揮)
ベルリン放送交響楽団 |
1878年生まれのシュレーカーは、ウィーン音楽院を卒業後、作曲家、指揮者として活躍。ツェムリンスキーやシェーンベルクの作品を初演しながら、自らの作品も指揮し名声を高めました。
1905年に書かれた《王女様の誕生日》はもともとクンストシャウ(総合芸術展)のこけら落としのための作品で、当時としてはかなりの野心作でしたが、これが聴衆の共感を得たため、以降次々と仕事が舞い込み、彼は代表作となる《はるかなる響き》を書き上げ、リヒャルト・シュトラウスに匹敵するほどの「歌劇作曲家」として名声を確立します。
しかし、1920年代になると作品の評価が分かれはじめ、1928年にエーリヒ・クライバーが指揮した《歌える悪魔》が失敗したことで、名声は失墜。その後、作品はナチスによって排斥され、失意のうちにこの世を去ってしまうこととなります。
このアルバムの中心をなすのは、成功作である《王女様の誕生日》の組曲版。彼の絶頂期に編纂された色彩豊かな曲集です。
また「あるドラマへの前奏曲」は後に歌劇《烙印を押された人々》に転用されました。ブルックナーを思わせる「ロマンティック組曲」も印象的な作品です。
録音 2017年6月19-23日 ドイツ ベルリン、RBB
大ホール |
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8.660410
(3CD)
\3600 |
コルンゴルト(1897−1957):歌劇<ヘリアーネの奇跡>Op.20
ハンス・ミュラー:台本
ハンス・カルトネーカー「Die Heilige」原作
【CD1】
1.第1幕:前奏曲
2-9.第1幕
【CD2】
1.第2幕:前奏曲
2-10.第2幕
【CD3】
1.第3幕:間奏曲
2-7.第3幕 |
ヘリアーネ(暴君の妃)…アンネマリー・クレーマー(ソプラノ)
暴君…アリス・アルギリス(バリトン)
異国の男…イアン・ストレイ(テノール)
使者…カテリーナ・ヘーベルコーヴァ(アルト)
牢番…フランク・ヴァン・ホーヴェ(バス)
盲目の断罪官…ヌットハポーン・タンマティ(テノール)
若い男…ジェルジ・ハンツァール(テノール)
ファブリース・ボロン(指揮)
フライブルク歌劇場合唱団と賛助出演者たち
フライブルク・バッハ合唱団のメンバー
フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団 |
ある国の物語。暴君に死刑を宣告された異国の男。抗議する男の前に現れたのは、暴君の妻ヘリアーネ。男とヘリアーネは惹かれあい、ついにヘリアーネは彼に一糸まとわぬ姿を見せてしまいます。自死する男、純潔を守りながらも、男への愛はあったと告白するヘリアーネ。怒る暴君は「本当に純潔であるなら男をよみがえらせることもできるだろう」と妻に告げますが・・・。
「早熟の天才」コルンゴルトが4番目の歌劇《ヘリアーネの奇跡》を完成させたのは30歳の時。すでに、23歳の時に作曲した《死の都》で世界的評価を得ていた彼は、この《ヘリアーネ》で一層名声を高めることとなりました。コルンゴルトと同世代の表現主義作家カルトネーカーの作品を原作にしたこの歌劇の主題は、「世界は普遍的な愛で救済される」というもので、コルンゴルトは、あらすじのつじつまを合わせることよりも、官能性を前面に押し出し、ワーグナーを思わせる劇的で妖艶な音楽を付けることに終始しました。
コルンゴルトの死後、作品が忘れられてしまったのは、ナチスによって「退廃音楽」に分類されてしまったこともありますが、もう少し整理された物語であったら(例えば《死の都》のように)もっと早くに人気が再燃していたかもしれません。
しかしながら、この絢爛豪華な響きを味わうことこそ、コルンゴルトを聴く醍醐味と言えるでしょう。
録音 2017年7月20-26日(演奏会形式) ドイツ、フライブルク
コンツェルトハウス、ロルフ・ベーム・ザール |