≪第99号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2018/10/9〜
10/12(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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APARTE
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鬼才天才エメリャニチェフ
驚きの指揮者デビュー!まさかの「エロイカ」!!
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
(2)ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a |
マクシム・エメリャニチェフ(指揮)
ニジニ・ノヴゴロド・ソロイスツ室内管弦楽団 |
ムラヴィンスキーの再来?!エメリャニチェフ驚きの指揮者デビュー
録音:2017年9月/ニジニ・ノヴゴロド/64'
26"
先日初来日し、東京交響楽団とブラームスの交響曲第1
番やベートーヴェンの「皇帝」(スティーヴン・ハフ独奏)で日本デビューを果したマクシム・エメリャニチェフ。
クルレンツィスのムジカエテルナの通奏低音奏者として、モーツァルトのダ・ポンテ・オペラ三部作録音で驚くべき才気を発揮して注目されました。しかし彼はモスクワ音楽院指揮科でロジェストヴェンスキーに師事、さらにクルレンツィスのもとで研鑽を重ねるなど、現在最高の訓練を受けたサラブレッド。イタリアのイル・ポモドーロを指揮し、イタリア・バロックの声楽作品などのディスクもリリースしていますが、今回は古典派、ロマン派のドイツ作品に挑戦しました。
ニジニ・ノヴゴロド交響楽団は、ロジェストヴェンスキーがモスクワで演奏を禁じられたシュニトケ作品を初演したり、ロストロポーヴィチが指揮者デビューしたことで知られる優秀団体。今回エメリャニチェフは、フル編成ではなく室内管弦楽団まで刈り込んで録音に臨みました。
彼はオーケストラの音響効果に非常な興味を持ち、客席でどう聴こえるか細心の注意を払って楽器を配置し、その微妙な向きまでこだわるオーディオ・マニアの一面もあります。単に音響のみならず、初演当時のオーケストラの編成まで丹念に調べ、当録音でも弦楽器をそれに則した数にしたとのこと。
まず驚かされるのはテンポの速さ。それが全く自然で推進力と生命力となっています。また小編成ながら音量も造形も大きく、まさに「21
世紀のムラヴィンスキー」登場かと興奮させられます。
クルレンツィスに勝るとも劣らぬ才能の発見と申せましょう。
前回の新譜のときに、「そう遠くない将来クラシック界を担うことになるのでしょうね。 マクシム・エメリャニチェフ。 3回唱えて覚えておきましょう。」というようなことを言ったが・・・きました・・・「英雄」!
DGからヘンデルを指揮したアルバムの案内は来てましたが、APRTEではまさかの「エロイカ」。
ここではベートーヴェンの交響曲第7番を指揮してます。
https://youtu.be/baQabfr62x0
そろそろ爆発しそうですエメリャニチェフ。
ただ・・・、APARTEレーベル、すぐ完売するので、エメリャニチェフが有名になったときはすでに廃盤、ということがありえますのでご注意を。

このモーツァルトがすごかった!! |
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クルレンツィスのムジカエテルナの通奏低音
というか、天才・・・
エメリャニチェフ、ソロ・デビュー!
モーツァルト:
(1)幻想曲ハ短調K.457
(2)ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457
(3)ピアノ・ソナタ第16(15)番ハ長調K.545
(4)ピアノ・ソナタ第18(17)番ニ長調K.576
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マクシム・エメリャニチェフ(フォルテピアノ)
【ポール・マクナルティによるアントン・ヴァルター1792
年頃のモデル】 |
要・大注目!ムジカエテルナの通奏低音で話題のエメリャニチェフ、ソロ・デビュー!
録音:2017 年3 月8-10 日/リトル・トリベカ(パリ)/59’14”
ロシアからまたまたとてつもない才能が現れました。
1988 年生まれのマクシム・エメリャニチェフ。
実はこれまでもクルレンツィスのムジカエテルナのモーツァルトのダ・ポンテ・オペラ三部作(特に「フィガロの結婚」)録音で、通奏低音奏者として驚くべき才気煥発ぶりを発揮、注目されていました。
しかし彼はムジカエテルナの通奏低音のみならず、指揮者としてもロジェストヴェンスキーの愛弟子で、ムジカエテルナやイタリアのオルケストル・イル・ポモドーロやシンフォニア・ヴァルソヴィアなどを振り、今年9
月には東京交響楽団とブラームスの交響曲第1
番やベートーヴェンの「皇帝」(スティーヴン・ハフ独奏)で日本デビューが予定されています。
このアルバムはエメリャニチェフのピアノ・ソロ・デビュー盤。
得意のモーツァルトで、ポール・マクナルティによるアントン・ヴァルター1792
年頃のモデルのフォルテピアノを用いています。
モーツァルトのピアノ・ソナタの中でも特に充実した3
曲と、第14 番と関連のあるハ短調の幻想曲を披露していますが、一聴して尋常ならざる音楽性に釘付けとなります。
演奏は楷書風で落ち着いていますが、クルレンツィスのピアノ版というか、ムラヴィンスキーの指揮を思わす緊張感と説得力、リヒテルを思わす深い音楽性、繰返しの際の装飾音はシュタイアーばりの計算された即興性に天才を感じさせます。
容姿も青い瞳が印象的なBL 風で、今後凄い人気になること間違いなしの逸材と申せましょう。
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まあ、そうだろうとは思いましたが、やっぱり普通じゃないです。
というか過去最高に変わってます。
https://youtu.be/VzYeDJYeiKc
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CAVI MUSIC
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B.A.ツィンマーマン生誕100周年記念
モーツァルト:4手のためのソナタ ハ長調
K.521
ドビュッシー:白と黒で L.134
B.A.ツィンマーマン:2台ピアノのための『モノローグ』 |
ギュルル・エンサリ(ピアノ)
ヘルベルト・シュフ(ピアノ) |
ドイツを代表する現代音楽作曲家、ベルント・アロイス・ツィンマーマンは2018
年で生誕100 周年。それを記念してギュルル・エンサリとヘルベルト・シュフの夫婦ピアノ・デュオがアルバムを発表します。
他の作曲家のメロディを大胆に引用する手法をたびたび用いたB.A.ツィンマーマン、『モノローグ』でもモーツァルトやドビュッシーらの音楽が使われています。
カップリングされた作品が引用元、という訳ではないのですが、4
手作品で並べてみるとひとつの統一された世界観が生まれます。時代を超えたデュオの系譜をお楽しみください。
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「鱒たち」
シューベルト:ピアノ五重奏曲『鱒』 D667
フェラント・クルイセント:
サイバー変奏曲 〜シューベルトの『鱒』五重奏に基づく
ジェラルド・レッシュ:池、跳ねる
ヨハネス・X・シャハトナー:シューベルトの『鱒』五重奏への補遺
デヤン・ラツィック:鱒の池 〜シューベルトの『鱒』による変奏曲
オスモ・タピオ・ライハラ:ブライトウォーター |
リナ・ニューダウアー(ヴァイオリン)
ウェン=シャオ・ジェン(ヴィオラ)
石坂団十郎(チェロ)
リック・ストーテイン(コントラバス)
ジルケ・アヴェンハウス(ピアノ) |
『鱒』を現代作曲家がさらに変奏
シューベルトの『鱒』五重奏に、現代作曲家による『鱒』を基にしたさらなる変奏曲をカップリング。
ピアノストのジルケ・アヴェンハウスは『鱒』五重奏をずっと録音したかったそうですが、それが珍しいアルバムとして結実しました。
5 人の作曲家がそれぞれ特定の楽器を主役として作曲しており、すべて『鱒』のテーマに基づくものの、まったく性格の異なる性格の作品となっています。ピアニストとして有名なデヤン・ラツィックの作品も収録。
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ハイドン兄弟のホルン協奏曲集
ミヒャエル・ハイドン(?):
ホルン協奏曲 ニ長調 MH 53( Hob. VIIb:4?)
ミヒャエル・ハイドン:
ホルンとトロンボーンのための協奏曲 ニ長調
(セレナータMH 86より)
ミヒャエル・ハイドン:ホルン小協奏曲 ニ長調
MH 134
ヨーゼフ・ハイドン:コルノ・ダ・カッチャ協奏曲
ニ長調 Hob. VIId:3 |
プシェミスル・ヴォイタ(フレンチホルン)
ファブリス・ミリシェー(トロンボーン)
マルティン・ペトラーク(指揮)
ハイドン・アンサンブル・プラハ |
ヨーゼフ・ハイドンと5 つ下の弟ミヒャエル・ハイドン。ヨーゼフは1761
年にエステルハージ侯の副楽長となり、ミヒャエルは1763
年にザルツブルク大司教の宮廷楽長となり、それぞれオーケストラの腕前を大いに発揮できるさまざまな協奏曲を作曲します。
彼らの作品は紛失され、あるいは偽作とみなされ、一体いくつホルン協奏曲を書いたのかも確実なことは分かりません。
しかしここに残された作品は間違いなく魅力的なものと言って良いでしょう。ミュンヘン国際コンクール優勝の経歴を持つプシェミスル・ヴォイタのテクニックにも注目。
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CUGATE CLASSICS
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ジャンスク・カヒーゼの遺産Vol.7
シューベルト/交響曲第5番、「未完成」、「グレート」
Disc 1
シューベルト:
(1)交響曲第5番変ロ長調D485
(2)交響曲第7(8)番ロ短調D759「未完成」
Disc 2
シューベルト:
(3)交響曲第8(9) 番ハ長調D955「グレート」
(4)「魔法の竪琴(ロザムンデ)」序曲 |
ジャンスク・カヒーゼ(指揮)
トビリシ交響楽団 |
ムラヴィンスキーを彷彿させるカヒーゼのシューベルト
録音:1996 年(1)(2)、1994 年(3)(4)/トビリシ(ジョージア)/24bit、58'
57"、63' 52"
大好評のジャンスク・カヒーゼ(1936-2002)
の遺産シリーズ、第7 弾はシューベルト。1994
年と96 年、カヒーゼ円熟期の芸風を堪能できます。
かのムラヴィンスキーが高く評価したというカヒーゼ。未完成交響曲は、音楽の大きさと厳しさでムラヴィンスキーを彷彿させるものがあります。また、ムラヴィンスキーが長年スコアを勉強しながら、ついに実演したことのない「グレート」も、あたかもその意志を継いだかのような緊張感と盛り上がりの凄さ。
交響曲第5 番での伸びやかなメロディの歌わせ方も独特で、劇音楽「魔法の竪琴」序曲(後にロザムンデ序曲に転用)も味わいに富んでいます。今では聴くことのできない往年のソ連指揮者の芸術をたっぷり味わえます。
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カヒーゼの遺産シリーズじゃないですが、
アマゾンの原始的エネルギー炸裂!息子カヒーゼのバレエ音楽
ヴァフタング・カヒーゼ:
(1)ピアノ協奏曲
(2)交響組曲「アマゾン」
(3)結合 |
ジャンスク・カヒーゼ(1)(3)
ヴァフタング・カヒーゼ(2)(指揮)
トビリシ交響楽団
ヴァフタング・カヒーゼ(ピアノ)(1) |
録音:1995 年(1)(3)、1998 年(2)/トビリシ(ジョージア)/24bit、63'
59"
ジャンスク・カヒーゼの愛息ヴァフタング・カヒーゼ(1959-)
は、モスクワ音楽院で作曲をシデリニコフとデニーソフに師事、2002
年から父の跡目を継ぎトビリシ交響楽団の首席指揮者を務めています。
ピアノ協奏曲は1980 年のモスクワ音楽院4
年次に作曲され、ソ連若手作曲コンクール1 位となったもの。91
年にオーケストレーションを改訂した版によるのが当録音。コーカサス的なエネルギーと熱気に、カンチェリを思わす瞑想的でニューエイジ風な美しいメロディが交差する作風を示しています。カヒーゼの名手ぶりも光ります。
交響組曲「アマゾン」は1988 年から89 年にかけて作曲されたバレエ音楽からの抜粋。音楽は前衛的でなく、映画音楽風の深々とした弦の響きからワールドミュージック調の強烈な曲調まで変化に富み、ダイナミックレンジの広さがオーディオ・チェックにうってつけ。故・長岡鉄男先生がお聴きになられたなら、間違いなくご興味を示されたと思えるディスクです。
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ソンデツキスが描くグリンカの華麗な音世界
グリンカ:
(1)ワルツ・ファンタジー
(2)カマリンスカヤ
(3)ベッリーニの「夢遊病の女」の主題による華麗なディヴェルティメント
(4)大六重奏曲 変ホ長調 |
サウリュス・ソンデツキス(指揮)
サンクトペテルブルグ・カメラータ
イーゴリ・ウリアシュ(ピアノ)(3)(4) |
24bit、58' 50"
リトアニアの巨匠ソンデツキスの遺産。今回はリトアニア室内管弦楽団ではなく、サンクトペテルブルグ・カメラータとグリンカ作品に挑戦。グリンカは「ロシア音楽の父」と称されていますが、「ワルツ・ファンタジー」はロシア・バレエの、「カマリンスカヤ」はロシアのオーケストラ曲の基となった重要な作品。
グリンカは1831 年3月にミラノで「夢遊病の女」初演に接し、非常な感銘を受けたといわれます。ピアノと弦楽五重奏による「華麗なディヴェルティメント」は彼のイタリア時代の作。同じ編成による「大六重奏曲」とともに派手な演奏効果を発揮します。ウリアシュは前橋汀子の伴奏で日本でもおなじみのピアニスト。
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HMF
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HMM 905291
(CD+
ボーナスDVD[NTSC])
¥2700 →\2490
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ドビュッシー・イヤー最大の注目新譜
初演当時の楽器と奏法
こんな「牧神の午後」は聴いたことがない!
ロトとレ・シエクルによるドビュッシー・イヤー
ドビュッシー:
(1)牧神の午後への前奏曲
(2)バレエ音楽「遊戯」
(3)夜想曲
【ボーナスDVD】
ドビュッシー:
(1)民謡の主題によるスコットランド行進曲
(2)バレエ音楽「遊戯」
(3)夜想曲(全3 曲) |
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
レ・シエクル、レ・クリ・ド・パリ(3)
【ボーナスDVD】
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
レ・シエクル
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こんな「牧神の午後」は聴いたことがない!ロトとレ・シエクルによるドビュッシー・イヤー最大の話題作の登場!!
録音:2018 年1 月/フィルハーモニー・ド・パリ/
【ボーナスDVD】収録:2018 年6月 第67回グラナダ国際音楽と舞踊祭。カール五世宮殿(アルハンブラ)
ドビュッシー・イヤー最大の注目新譜の登場です。
今年6 月12 日、東京オペラシティで超満員の聴衆を熱狂の渦に巻き込んだロトとレ・シエクルが、当日にも演奏したドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」と「遊戯」を、その半年前にパリで録音していました。もちろん初演当時の楽器と奏法にこだわったもので、待ちきれないリリースと申せましょう。
今回選ばれた3 篇のうち、「牧神の午後への前奏曲」と「遊戯」はニジンスキーの振付でディアギレフのロシア・バレエ団により初演されたもので、ロトの「ペトルーシュカ」「春の祭典」「ダフニスとクロエ」の系譜上の作品となっています。
また「夜想曲」はバレエ作品ではありませんが、初期の「牧神」と後期の「遊戯」の中間に位置するものとして、作風の変遷を実感させてくれるようになっています。
「牧神の午後への前奏曲」は、ピリオド楽器による録音もありますが、ロトとレ・シエクルは格が違います。エラールのハープの繊細な音色、ノンヴィブラートのフルートの不思議な響きいずれも超新鮮。それでありながら潤いと香りにも欠けていません。
「夜想曲」の「雲」は、ノンヴィブラート奏法でどこか雅楽のような響きを感じさせます。また「祭」は驚くほど強烈で大きな演奏で過去の巨匠の解釈を彷彿させます。そしてレ・クリ・ド・パリの女声合唱が入る「シレーヌ」の、この世のものとは思えぬ世界こそドビュッシーが思い描いていた音と目から鱗が落ちます。
ドビュッシー晩年の「遊戯」は1913 年にパリで初演され物議を醸しましたが、2
週間後に同じ団体がストラヴィンスキーの「春の祭典」を初演、一大スキャンダルとなったため不遇な扱いを受けてきました。
ドビュッシー後期の前衛的で実験的な手法が難解と思われがちですが、ロトとレ・シエクルは、この作品が実はとんでもない音楽であることを認識させてくれます。
今回もブックレットに弦楽器以外すべての使用楽器と制作年が明記され、貴重な資料となっています。ロトの演奏はますます精緻になり才気煥発。歴史的な意義はもちろんながら、切れの良いリズムとスピード感など驚くほど魅力的な演奏を繰り広げています。

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SKARBO
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「エコー」
(1)アストル・ピアソラ:5つの小品
(2)フレデリク・ジャックミン:5つのパーレン
(3)エイトル・ヴィラ=ロボス:5つの前奏曲
(4)パスカル・ジャクボウスキ:XXB |
オリヴィエ・ペルモワンヌ(ギター) |
フランスのギター界を担う実力派ペルモワンヌが紡ぎだす「エコー」。
セッション録音:2017 年7 月17-19 日/ラ・グランジ、スタジオ・アリス/69'12"
1977 年生まれのフランスのギタリスト、オリヴィエ・ペルモワンヌ。仏スカルボ・レーベルからリリースされているアルバムでも確かな実力を示してきた名手です。
期待の新譜は「エコー」と題されたアルバムで、ピアソラ、ジャックミン、ヴィラ=ロボス、ジャクボウスキの作品を収録しました。
名手ペルモワンヌが異なる4 人の作曲家の世界を語りかけるように紡ぎだします。
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SUPRAPHON
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名唱ダグマル・ペツコヴァーが歌う
ヨーロッパ各国からボヘミア、モラヴィアまで、
さまざまなクリスマス・キャロルを集 |
ダグマル・ペツコヴァー(メゾ・ソプラノ)
ヤロスラフ・クルチェク(指揮)
ムジカ・ボヘミカ、他 |
ヨーロッパ伝統のクリスマス・ソング
1.Maria durch ein Dornwald ging(ドイツ)/2.Dormi,
dormi, bel bambin(イタリア)/
3.Gesu bambin l'e nato(イタリア)/4.Adeste
fideles「神のみ子は今宵しも」(J.F.Wade)/
5.Stille Nacht, heilige Nacht「きよしこの夜」(F.X.Gruber/
J.Mohr)/
6.Joseph, lieber Joseph mein(ドイツ)/7.Les
anges dans nos campagnes(フランス)/
8.Lulajze Jezuniu(ポーランド)/9.Nu
is die roe(ベルギー)/
10.Ding! Dong! / Bim! Bam!(イングランド)/
11.Nar juldagsmorgon(スウェーデン)/12.De
herdertjes lagen bij nachte(オランダ)/
13.Ihr klare Seraphim(スイス)/14.Good
King Wenceslas(イングランド)
ボヘミアの讃美歌からのクリスマス・ソング
15.Hudba pro cas Vanoc(Matej Vaclav
Steyer)/
16.Zvestujem vam radost(Matej Vaclav
Steyer)/
17.Buh se nyni narodil(Jiri Tranovsk)/
18.Chtic, aby spal / Vanocni noc(Adam
Vaclav Michna z Otradovic)/
19.Otce nebeskeho(Matej Vaclav Steyer)/
20.Nuz, andelickove(Matej Vaclav Steyer,
Jan Josef Bozan)/
21.Vesele vanocni hody(Matej Vaclav
Steyer)/
22.De?atko se narodilo(Matej Vaclav
Steyer)/
23.Raduj se vsecko stvoreni(Matej Vaclav
Steyer)
ボヘミアとモラヴィアのクリスマス・キャロル
24.Vanocni intermezzo/25.Jozef, muj
kochany/26.Ej, poslyste kamaradi/
27.Poslechnete lide/28.Dej vam Pan Buh
dobrej den/
29.Radujte se ptacatka/30.Hle, hle,
tamhle v Betleme |
「きよしこの夜」「神のみ子は今宵しも」も収録!名唱ダグマル・ペツコヴァーが歌うヨーロッパ各国からボヘミア、モラヴィアまで、さまざまなクリスマス・キャロルを集めたアルバム。
セッション録音:2018 年3 月1-4 日/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)/79'02"
スプラフォン・レーベルでもおなじみの名唱ダグマル・ペツコヴァーによるクリスマス・キャロル集。
ドイツ、イタリア、イングランドなどヨーロッパのクリスマス・ソングからボヘミアの讃美歌からのクリスマス・ソング、そしてボヘミアとモラヴィアのクリスマス・キャロルまで、全30
曲をおさめております。
もちろんクリスマスといえばの「きよしこの夜」や「神のみ子は今宵しも」も収録しております!温かみのあるペツコヴァーの歌声で聴くクリスマスにまるわる作品をお楽しみください。
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DANACORD
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セシル・リカド(ピアノ)
アメリカのピアノ音楽アンソロジー Vol.3 〜
アメリカン・ランドスケープ |
セシル・リカド(ピアノ) |
アーロン・コープランド:田舎道を下って/
アンソニー・フィリップ・ハインリヒ:吟遊詩人の行進もしくはケンタッキーへの道/
パーシー・グレインジャー:スプーン・リヴァー/
ウィリアム・メイソン:シルヴァー・スプリング
Op.6/
エドワード・マクダウェル:森のスケッチ
Op.51/
アーサー・ファーウェル:サワーウッド・マウンテン
Op.78-3/
レオ・オーンスタイン:森の朝 SO.106/
ウィリアム・グラント・スティル:荒れ果てた農園/
アーサー・ファーウェル:メサと平地より
Op.20/
ロイ・ハリス:ラレード通り/
チャールズ・ウェイクフィールド・カドマン:青い水の国から |
アメリカの希少ピアノ作品集!第3弾のテーマは「アメリカの風景」!
☆知られざるアメリカのピアノ作品を発掘してゆく新シリーズ!
☆第3弾は、「アメリカの風景」!
☆ピアノ・レア・レパートリー・ファン要注目!
2016年から始動したダナコード(Danacord/デンマーク)の意欲的な新シリーズ、「アメリカのピアノ音楽アンソロジー」は、18世紀から21世紀にかけてのアメリカのピアノ独奏作品から、過小評価されてきた、あるいは忘れられてしまった傑作を掘り起こしてゆく好企画。
第3弾は、「アメリカン・ランドスケープ(アメリカの風景)」をテーマにした、山や森、通り、田舎、農園など、アメリカの広大な大地と自然や風景を描いた描写的な作品集。
セシル・リカドは、Hyperionではアルバン・ゲルハルトとの共演でも知られ、ザ・ニューヨーカー誌からは「ピアニストの中のピアニスト(a
pianist's pianist)」と称賛されたフィリピン出身のピアニスト。Danacordでは、フーズム城音楽祭ライヴ・シリーズでもオーンスタインやゴットシャルクなどの知られざる作品を披露しています。
※録音:2018年6月5日−7日、アメリカ芸術文学アカデミー(ニューヨーク)
第1・2弾! |
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セシル・リカド(ピアノ)
アメリカのピアノ音楽アンソロジー Vol.1
〜
アメリカン・ファースト・ソナタ
アレクサンダー・ライナグル:
フィラデルフィア・ソナタ第1番ニ長調
エドワード・マクダウェル:
ピアノ・ソナタ第1番ト短調 Op.45(悲劇的)
チャールズ・トムリンソン・グリフス:ピアノ・ソナタ
エリー・シーグマイスター:
アメリカン・ソナタ(ピアノ・ソナタ第1番) |
セシル・リカド(ピアノ) |
デンマークのDanacordより、「アメリカのピアノ音楽アンソロジー」という意欲的なシリーズがスタート。18世紀から21世紀にかけてのアメリカのピアノ独奏作品から、過小評価されてきた、あるいは忘れられてしまった傑作を掘り起こしてゆきます。第1弾は、「American
First Sonatas」と題した、4人のアメリカの作曲家による最初のピアノ・ソナタを収録。
セシル・リカドは、Hyperionではアルバン・ゲルハルトとの共演でも知られ、ザ・ニューヨーカー誌からは「ピアニストの中のピアニスト(a
pianist’s pianist)」と称賛されたフィリピン出身のピアニスト。
Danacordでは、フーズム城音楽祭ライヴ・シリーズでもオーンスタインやゴットシャルクなどの知られざる作品を披露しているだけに、新たに始動するこのシリーズのパフォーマンスにも期待が掛かる。ピアノ・ファン、レア・レパートリー・ファン要注目の新シリーズです!
録音:2015年7月1日−3日、ニューヨーク
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DACOCD 783-784
(2CD-R)
\5400 →\4990
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セシル・リカド(ピアノ)
アメリカのピアノ音楽アンソロジー Vol.2
〜
夜の音楽 〜 アメリカン・ノクターン |
セシル・リカド(ピアノ) |
[CD1
ジョージ・クラム:夜のテーマ(アイネ・クライネ・ミッテルナハト・ムジーク第1番)
エイミー・ビーチ:夕べのチャイロコツグミ
Op.92-1
ジョージ・クラム:シャレード(謎解き)(アイネ・クライネ・ミッテルナハト・ムジーク第1番)
チャールズ・グリフス:ノットゥルノ(3つの幻想的小品
Op.6より 第2曲)
ルイ・モロー・ゴットシャルク:夜想曲
《落葉》 Op.42
ダニエル・グレゴリー・メイソン:夜風(田舎の描画
Op.9-6より)
エルネスト・ブロッホ:夜に − ある愛の詩
チャールズ・グリフス:夜風(3つの音画
Op.5 より 第3曲)
ジョージ・クラム:
予感(アイネ・クライネ・ミッテルナハト・ムジーク第3番)、
クモの巣と豆の花(アイネ・クライネ・ミッテルナハト・ムジーク第4番)
サミュエル・バーバー:夜想曲 Op.33(ジョン・フィールドへのオマージュ)
アーロン・コープランド:夜の思い(アイヴズへのオマージュ)
レオ・オーンスタイン:夜想曲第2
ジョージ・クラム:呪文(アイネ・クライネ・ミッテルナハト・ムジーク第5番)
[CD2]
マルク=アンドレ・アムラン:小さなノクターン
ジョージ・ホワイトフィールド・チャドウィック:夜想曲
エイミー・ビーチ:夢を見る(4つのスケッチ
Op.15より 第3曲)
アーサー・フット:夜想曲 Op.6-2
ジョージ・クラム:夜のブルース(アイネ・クライネ・ミッテルナハト・ムジーク第7番)
ファーディ・グローフェ:ディープ・ノクターン(D・サヴィーノ
編曲)
ジョーセフ・ラム:ラグタイム・ナイチンゲール
アーサー・ファーウェル:夜明け Op.12
エイミー・ビーチ:朝のチャイロコツグミ
Op.92-2
アーネスト・シェリング:夜想曲 《ラグーザ》
ジョージ・クラム:真夜中の変容(アイネ・クライネ・ミッテルナハト・ムジーク第9番) |
アメリカのピアノ音楽を発掘!第2弾のテーマは「夜」!
☆知られざるアメリカのピアノ作品を発掘してゆく新シリーズ!
☆第2弾は、「夜」をテーマにした珠玉の作品集!
2016年から始動した意欲的な新シリーズ、「アメリカのピアノ音楽アンソロジー」は、18世紀から21世紀にかけてのアメリカのピアノ独奏作品から、過小評価されてきた、あるいは忘れられてしまった傑作を掘り起こしてゆく好企画。第2弾は、「Music
of the Night - American Nocturnes」と題された、夜想曲などの「夜」をテーマにした作品集。
セシル・リカドは、Hyperionではアルバン・ゲルハルトとの共演でも知られ、ザ・ニューヨーカー誌からは「ピアニストの中のピアニスト(a
pianist’s pianist)」と称賛されたフィリピン出身のピアニスト。Danacordでは、フーズム城音楽祭ライヴ・シリーズでもオーンスタインやゴットシャルクなどの知られざる作品を披露しています。
クラムの「アイネ・クライネ・ミッテルナハトムジーク(小さな真夜中の音楽)」を始め、ビーチ、グリフス、ゴットシャルク、バーバー、オーンスタイン、チャドウィック、そしてアムラン作曲の「小さなノクターン」まで。多くが現代のデジタル・レコーディングでは初録音となる知られざる小品たち。ピアノ・レア・レパートリー・ファン要注目!
録音:2017年2月7日−11日、ニューヨーク

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HYPERION
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ティエリー・フィッシャー&ユタ交響楽団
サン=サーンス:交響曲第3番 《オルガン付き》
《誓い》 による3つの交響的絵画
《サムソンとダリラ》Op.47 より バッカナール
交響曲第3番ハ短調 《オルガン付き》 Op.78* |
ティエリー・フィッシャー(指揮)
ユタ交響楽団
ポール・ジェイコブス(オルガン)* |
ティエリー・フィッシャー&ユタ交響楽団!サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」!
☆名フィルの元常任指揮者としてもお馴染みのスイスの名指揮者、ティエリー・フィッシャーがHyperionから久々の登場!
☆蜜月時代を築くアメリカ、ユタ交響楽団とのサン=サーンス「オルガン付き」!
ティエリー・フィッシャーは、アルスター管弦楽団首席指揮者、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団首席指揮者、名古屋フィルハーモニー交響楽団常任指揮者(現名誉客演指揮者)を歴任し、現在ユタ交響楽団の音楽監督、2017年からはソウル市立交響楽団の首席客演指揮者を務めているスイスの名指揮者。
Hyperionからはフランセ、オネゲル、フローラン・シュミット、ダンディ、ウィドール、マルタンといった数々のフランス系音楽の名盤をリリースしてきたティエリー・フィッシャー。2011年に発売されたウィドール(CDA
67817)以来となるHyperion録音は、十八番のフランス音楽、サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」という傑作が登場!
アメリカ、ユタ州のオーケストラ「ユタ交響楽団」には2009年から音楽監督へ就任し、その優れた手腕でアメリカ古豪オーケストラを再興、充実の関係を築き上げ現在2022年まで契約が延長されています。
重要なオルガンを担うポール・ジェイコブスは、ジュリアード・スクールのオルガン学部長を務め、オルガニストとして初めてグラミー賞を受賞している名手。
フランス音楽を得意としてきたティエリー・フィッシャーと蜜月時代を築くユタ交響楽団による洒脱なるサン=サーンスにご期待ください!
※録音:2017年12月1日−2日、アブラヴァネル・ホール(ソルトレイクシティ、アメリカ)

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麗しき女流チェリスト、ナタリー・クライン(チェロ)
クラーク:ヴィオラ・ソナタ&ブリッジ:チェロ・ソナタ
レベッカ・クラーク:ヴィオラ・ソナタ
フランク・ブリッジ:
セレナーデ H.23、春の歌 H.104-2、
スケルツォ H.19a、チェロ・ソナタ H.125
ヴォーン・ウィリアムズ:イギリス民謡による6つの習作 |
ナタリー・クライン(チェロ)
クリスチャン・イーレ・ハドラン(p) |
ナタリー・クラインHyperion第5弾!レベッカ・クラークの「ヴィオラ・ソナタ」チェロ版!
☆イギリスの麗しき女流チェリスト、ナタリー・クライン。
☆20世紀前半、戦間期のイギリス。クラーク、ブリッジ、ヴォーン・ウィリアムズの作品集!
愛器グァダニーニ1777 "シンプソン"を操るイギリスの麗しき女流チェリスト、ナタリー・クライン。Hyperion移籍後は、コダーイ(CDA
67829)、ブロッホ&ブルッフ(CDA 67910)と、民族色の強い濃密なプログラムでその並外れた音楽性を披露してくれたクラインの新録音。
20世紀前半に活動したイギリスの女流作曲家、そして優れたヴィオラ奏者としても活躍したレベッカ・クラーク(1886−1979)の代表作「ヴィオラ・ソナタ」(このアルバムではチェロで演奏)と、クラークの友人であり同じスタンフォード門下の兄弟子でもあったフランク・ブリッジ、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの作品をカップリング。
クーリッジ夫人の作曲コンクールでブロッホと優勝を争ったというクラークの「ヴィオラ・ソナタ」と、高い親和性を有するブリッジの「チェロ・ソナタ」、そして対照的に軽く穏やかなヴォーン・ウィリアムズの作品を組み合わせた、こだわりのチェロ・リサイタルです。
※録音:2017年12月14日−16日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)

HYPERIONでは第3弾のサン=サーンスがもっとも売れた |
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ナタリー・クライン!
ロマンティック・チェロ・コンチェルト・シリーズVol.5
〜
サン=サーンス:チェロ協奏曲集
チェロ協奏曲第1番イ短調 Op.33
チェロ協奏曲第2番ニ短調 Op.119
ミューズと詩人たち Op.132*
アレグロ・アパッショナート ロ短調 Op.43
白鳥† |
ナタリー・クライン(チェロ)
アンドルー・マンゼ(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)*
ジュリア・リンチ(ピアノ)†
ジュディス・キーニー(ピアノ)† |
ナタリー・クライン第3弾!サン=サーンスのチェロ協奏曲集!
世界的チェリストとしての実力と美しき容姿。天からニ物を与えられたイギリスの麗しき女流チェリスト、ナタリー・クライン。ついにロマンティック・コンチェルト・シリーズに初登場。
ロマン派の素晴らしき協奏曲を発掘、蘇演していくHyperionの大人気シリーズ、「ロマンティック・コンチェルト・シリーズ」。
指揮者にはアンドルー・マンゼを迎えHyperionが総力を挙げて取り組むこのチェロ協奏曲。
サン=サーンスのもっとも人気のある作品の1つでもあるチェロ協奏曲第1番。第1番と比べて演奏・録音の機会も少なく、そしてあまりにも難しいチェロ協奏曲第2番。そして「ミューズと詩人たち」、「アレグロ・アパッショナート」、「白鳥」の名曲で彩るサン=サーンスのチェロ作品。Hyperionで新境地を開拓したナタリー・クラインの華麗なる録音は続く。
※録音:2013年6月12日−13日、シティ・ホール(グラスゴー、イギリス)
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ギャリック・オールソン(ピアノ)
ブラームス:後期ピアノ作品集
7つの幻想曲 Op.116
3つの間奏曲 Op.117
6つのピアノ小品 Op.118
スケルツォ 変ホ短調 Op.4 |
ギャリック・オールソン(ピアノ) |
ギャリック・オールソンのブラームス再び優美で詩的なブラームスの後期ピアノ作品集!
☆第8回ショパン国際ピアノ・コンクールを制したアメリカの名ピアニスト、ギャリック・オールソン!
☆Hyperionでの最初の録音となった「変奏曲全集」以来となるブラームス・アルバム!
1966年ブゾーニ国際ピアノ・コンクール、1968年モントリオール国際コンクール、そして第8回ショパン国際ピアノ・コンクールで第1位に輝いたアメリカの名ピアニスト、ギャリック・オールソン。2018年のホーネンス国際ピアノ・コンクールでは、参加者へ指導などを行うメンター・イン・レジデンスにも選ばれています。
Hyperionへと活躍の場を移してから、ブラームス、グラナドス、グリフス、スクリャービン、スメタナ、ドビュッシー、プロコフィエフ、バルトークと多彩で華麗な数々のアルバムを送り出してきたオールソンの新録音は、Hyperionでの最初の録音となった「変奏曲全集」(CDA67777)以来となるブラームス・アルバム。
最晩年のピアノ作品であるOp.116〜Op.118の曲集に、ブラームスが18歳の頃に書いた「スケルツォ
Op.4」をカップリングして初期と後期の対比も表現。オールソンの魅惑のピアニズムで、ブラームスの優美で詩的な魅力に迫ります。
※録音:2017年11月12日−14日、コンサート・ホール(ワイアストン・エステイト、イギリス)
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その透明、深遠な世界・・・ポルトガル黄金時代のポリフォニー音楽の大作曲家
カルドーゾ:レクイエム
聖木曜日のための哀歌/死者のためのミサ曲
《レクイエム》/
主よ、あなたがわたしの足をお洗いになるのですか?/
第2旋法によるマニフィカト/
まことに、あなたがたに告げます/ヨハネは獄中で/
それがわたしのあとにおいでになる方であって/
すべての谷は埋められ/なぜ、何もしないで/
あなたはちから/わが魂はかわいているように |
クペルチノス
ルイス・トスカノ(指揮) |
ポルトガルのポリフォニー音楽、マヌエル・カルドーゾのレクイエム!
☆ブラバント・アンサンブルの若きテノール、ルイス・トスカノ率いるポルトガルのヴォーカル・アンサンブル「クペルチノス」!
☆ポルトガル・ポリフォニーの黄金時代、マヌエル・カルドーゾのレクイエム、哀歌、マニフィカトとモテット集!
ルイス・トスカノは、ブラバント・アンサンブル、アルス・ノヴァ・コペンハーゲン、ムジカ・フィクタなどのアンサンブルに参加するポルトガルのテノール。
2009年にクペルチノ・デ・ミランダ財団によって設立されたクペルチノス(Cupertinos/元:Cappella
Musical Cupertino de Miranda)は、コインブラ大学とのパートナーシップ、ディレクターのルイス・トスカノ、音楽学者のホセ・アブレウらの研究によって、広大なポルトガルのポリフォニー音楽を専門的に取り上げています。
Hyperionからリリースされるファースト・アルバムも、もちろんポルトガルの音楽。ドゥアルテ・ローボやジョアン4世とともにポルトガル・ポリフォニーの黄金時代を築いたマヌエル・カルドーゾ(1566−1650)のレクイエム(死者のためのミサ曲)を中心に、哀歌、マニフィカト、モテットを収録しています。

マヌエル・カルドーゾ(Manuel Cardoso, 1566年12月11日受洗
- 1650年11月24日 リスボン)は、ポルトガルのルネサンス音楽の作曲家。
ドゥアルテ・ローボやポルトガル王ジョアン4世と並ぶ、ポルトガル黄金時代のポリフォニー音楽の作曲家として歴史に名を残している。
カルドーゾはパレストリーナのポリフォニー様式を模範としており、ヨーロッパ各地で発達中のバロック音楽の音楽語法を完全に無視した、洗練された厳格様式で作曲している。
現存する作品は精巧な複合唱様式のポリフォニー作品しかないが、それ以外の、同時代の様式によるもっと進歩的な多くの作品は、1755年のリスボン大地震とその際の出火によって永久に失われてしまったようである。
カルドーゾの音楽様式は ビクトリアに共通点が多い。
例えば、不協和音の慎重な処理、随所でみられる分割合唱的な書法、奇しくも当時のイングランドとイベリア半島に共通して見られる、準固有和音的発想の和声法などである。
ミサ曲は3曲が現存する。モテットの多くは、ほかならぬジョアン4世を模範としているが、中には直接パレストリーナを模範としているものもある。
カルドーゾは、しばしば国王ジョアン4世の支援で費用を工面し、各地で作品を出版した。
※録音:2016年9月21日−23日、ボム・ジェズ教会(ブラガ、ポルトガル)

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RAUMKLANG
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バッハ・ソロ 〜
ハーディ・ガーディによるJ.S.バッハの音楽
J.S.バッハ:
パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006
組曲第1番ト長調 BWV.1007
組曲第2番ニ短調 BWV.1008 |
トビー・ミラー(ハーディ・ガーディ) |
なんとハーディ・ガーディによるJ.S.バッハ!?古楽ファン要注目の無伴奏作品集!
J.S.バッハのヴァオリンとチェロのための無伴奏作品を、なんと手回しハンドルで弾く弦楽器「ハーディ・ガーディ」で奏でるというユニークなプロジェクトが、ドイツの高音質古楽レーベル「Raumklang(ラウムクラング)」から登場!!
トビー・ミラーは、モントリオールのマギル大学、バーゼルのスコラカントルムで古楽奏法を学んだカナダのハーディ・ガーディ奏者であり、リコーダー奏者、シンガーとしても活躍する古楽系マルチ・プレーヤー。
現在バーゼルを拠点とているトビー・ミラーは、アンサンブル・バロック・ド・リモージュ、レ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアン、ペル=ソナなど、ヨーロッパ有数のピリオド・アンサンブルのメンバーとしても活躍しています。
バッハの演奏では、HIP(Historically Informed
Performance)、ハーディ・ガーディの歴史的運指と演奏技法をベースとして、モダンなテクニックを加えるなど様々な工夫を施すことによって実現した「ハーディ・ガーディ」によるバッハの無伴奏。ハーディ・ガーディが繰り広げる超絶技巧にご注目下さい!
※録音:2014年10月5日−8日、シュロス・ボイゲン(ラインフェルデン、ドイツ)

バッハのプレリュード第1番。不思議な世界になってます。
https://www.youtube.com/watch?v=8BvwM07BYvg

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RK 3701
(2CD)
¥5200
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ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098−1179)。
多くの謎が残る道徳劇、神秘劇「オルド・ヴィルトゥトゥム」
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:
オルド・ヴィルトゥトゥム(神秘劇《力の秩序》) |
アルス・コラリス・ケルン
マリア・ジョナス(指揮)
パトリアッシュ・エ・プロフェテ
パトリック・セルニク(指揮) |
中世ドイツの女子修道院長、神秘家、女性預言者、神学者、そして古代ローマ時代以降で最初の女流作曲家とされるヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098−1179)。
多くの謎が残る道徳劇、神秘劇「オルド・ヴィルトゥトゥム」のテキストを綿密に研究したビンゲンのスペシャリストたち、アルス・コラリス・ケルンの音楽監督マリア・ジョナスは、同作品を「力の秩序(The
Order of the Powers)」と翻訳しました。
ルチア・メンセが演じる「悪魔(ディアブロ)」は、「声」ではなく「リコーダー」で、現代的な響きと騒音を表現。神秘的なビンゲンの音楽に大胆なアクセントを加えています。
※録音:2017年9月25日−28日、ケルン(ドイツ) |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
ALTO
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ベルリオーズ(1803-1869):
交響曲「イタリアのハロルド」(ヴィオラと管弦楽のための)Op.16(*)
オペラ「ベンヴェヌート・チェッリーニ」Op.23
から 序曲(+)
オペラ「ベアトリスとベネディクト」から
序曲(#)
オペラ「トロイアの人々」から 王の狩と嵐(**) |
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ(*))
ロンドン交響楽団
コリン・デイヴィス(指揮) |
録音:2000年(#)(**)/2003年(*)/2007年(+)
原盤、ライセンサー、前出:
LSO Live, LSO 0004(#) / LSO 0010(**)
/ LSO 0040(*) / LSO 0623(+)
(+)(#)(**)は全曲録音盤より。
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ロシア−ロマンスとドラマ ロシア管弦楽名曲集
ハチャトゥリアン(1903-1978):
バレエ「ガヤネ(ガイーヌ)」から 剣の舞
バレエ「スパルタクス」から スパルタクスとフリギアのアダージョ
プロコフィエフ(1891-1953):交響組曲「キージェ中尉」
ボロディン(1833-1887):オペラ「イーゴリ公:から
ポロヴェツ人の踊り(だったん人の踊り)
グリンカ(1804-1857):オペラ「ルスランとリュドミラ」から
序曲
ハチャトゥリアン:管弦楽組曲「仮面舞踏会」から
ワルツ
ムソルグスキー(1839-1881)/リムスキー=コルサコフ(1844-1908)編曲:
交響詩「はげ山の一夜」
プロコフィエフ:オペラ「三つのオレンジへの恋」から
行進曲
ショスタコーヴィチ(1906-1975):映画「馬あぶ」からの組曲
から 民衆の祭日
チャイコフスキー(1840-1893):スラヴ行進曲(*)/大序曲「1812年」(*) |
ロンドン交響楽団
ユーリ・アーロノヴィチ(指揮) |
録音:1981年 原盤、ライセンサー:LSO Live 前出:Alto,
ALC 1212(*) |
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ディーリアス(1862-1934):管弦楽名曲集
夜明け前の歌(管弦楽のための;1918)
小管弦楽のための2つの小品(1912)から
春初めてのかっこうを聞いて
管弦楽のための組曲「フロリダ」(1886)から
ラ・カリンダ
劇付随音楽「ハッサン」(1920)から 間奏曲とセレナード
ブリッグの定期市(イングランド狂詩曲、管弦楽のための;1907)
オペラ「イルメリン」への前奏曲(1932)
管弦楽のための2つの小品(1888)から
奇想行進曲
オペラ「フェニモアとゲルダ」(1919)から
間奏曲
丘を越えて遥かに(管弦楽のための幻想序曲;1895)
管弦楽のための3つの小さな音詩(1890)から
そりすべり(冬の夜)/夏の夕べ(改訂版;1949) |
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
トマス・ビーチャム(指揮) |
録音:1957-1961頃 原盤:EMI (HMV) |
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アシュケナージ・プレイズ・ショパン、ラフマニノフ、リスト&プロコフィエフ
ショパン(1810-1849):ピアノのための Op.25
ラフマニノフ(1873-1943):コレッリの主題による変奏曲(ピアノのための)Op.42
リスト(1811-1886):メフィスト・ワルツ第1番(ピアノのための)
リスト:ピアノのための超絶技巧練習曲集
から 鬼火 変ロ長調(No.5)
プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ第7番
変ロ長調 Op.83 |
ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ) |
録音:1956-1960年、モスクワ、ロシア、ソヴィエト モノラル |
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ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
揚げひばり(ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス)(*)
グリーンスリーヴスによる幻想曲(管弦楽のための)(+)
バレエ音楽「ヨブ」(管弦楽のための)(#) |
デイヴィッド・ジュリッツ(ヴァイオリン(*))
コンソート・オブ・ロンドン(*/+)
ロバート・ヘイドン・クラーク(指揮(*/+))
フィルハーモニア管弦楽団(#)
バリー・ワーズワース(指揮(#)) |
原盤、初出:Collins Classics, 11402(1991年)(*/+),
11242(1990年)(#) |
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J・S・バッハ(1685-1750):
ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲第1番
イ短調 BWV 1041(*)
ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲第2番
ホ長調 BWV 1042(*)
2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲
ニ短調 BWV 1043(+)
ブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調 BWV
1049(#) |
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ウィーン交響楽団員(*)
イーゴリ・オイストラフ(ヴァイオリン(+))
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(+)
ユージン・グーセンス(指揮(+))
モスクワ室内管弦楽団(#)
ルドルフ・バルシャイ(指揮(#)) |
録音:1962年6月、コンツェルトハウス、ウィーン・オーストリア(*)
1961年2月、ブレント・タウン・ホール、ロンドン、イギリス(+)
1957年以前、おそらくモスクワ、ロシア、ソヴィエト モノラル(#)
原盤:Deutsche Grammophon(*/+)/Melodiya(#) |
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英国軍楽隊ベリー・ベスト
[ROYAL MARINES]
A Life on the Ocean Wave / Quick March:
Captain General / Where'er You Walk
Hearts of Oak / Land of Hope & Glory
- Cockaigne / Crimond & Sunset
Salute for Heroes - Rule Britannia /
Quick March: Passing By / Crown Imperial
Jerusalem / Royal Flourish #2 - Lead
Kindly Light - Last Post & Nightfall
in Camp
[COLDSTREAM GUARDS]
On the Quarter Deck / Scipio / The Thin
Red Line
[LIFE GUARDS & ROYAL HORSE GUARDS
(combined bands)]
Grand March from Aida / Fehrbelliner
Reitermarsch
[SCOTS GUARDS]
Lili Marlene
[WELSH GUARDS]
Birdcage Walk / Thunderbirds
[GRENADIER GUARDS]
Colonel Bogey / Semper Fidelis / The
Guns of Navarone / On Ilkley Moor Bahtat
Lincolnshire Poacher / Blaydon Races
/ Calling All Workers / The Floral Dance
Eton Boating Song / Nimrod - Nightfall
in Camp |
ロイヤル・マリーンズ・バンド
バンド・オブ・ザ・コールドストリーム・ガーズ
バンド・オブ・ザ・ライフ・ガーズ&ロイヤル・ホース・ガーズ合同
バンド・オブ・ザ・スコッツ・ガーズ
バンド・オブ・ザ・ウェルシュ・ガーズ
バンド・オブ・ザ・グレナディア・ガーズ(以上、吹奏楽) |
録音:おそらく1968年以前 原盤:Decca /
HMV |
<映像>

10/11(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALTUS
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玉木優(トロンボーン)
ラブ・アンド・カオス
シューマン:ミルテの花 作品25より「献呈」
R.シュトラウス:4つの歌 作品27より「明日の朝」
クレストン:ファンタジー 作品42
フォーレ:3つの無言歌 作品17より第3 番
ドヴォルザーク:愛の歌 作品83より「死が人の心を支配し」
ラフマニノフ:チェロソナタ 作品19より 第3楽章アンダンテ
ギルマン:交響的断章 作品88
ガーシュイン:歌劇ポーギーとベスより「サマータイム」
チャイコフスキー:6つの歌より「ただ憧れを知るものだけが」作品6-6
カステレーデ:ソナチネ |
玉木優(トロンボーン)
城綾乃(ピアノ) |
待望のファースト・アルバム!気鋭のトロンボニストとピアニストが綴る音のポートフォリオ。
録音:2017 年11 月7-9 日/相模湖交流センター/国内プレス、日本語帯・解説付
ヨーロッパと日本、アメリカを舞台にソロ、オーケストラ、室内楽、教育、執筆、プロデュースなど、ボーダーレスな活動を繰り広げるトロンボニスト玉木優のデビュー・アルバムです。
玉木優は兵庫県出身で、大卒後渡米。オーケストラ奏者としてはミシシッピ交響楽団、サイトウキネン、東京佼成ウインドオーケストラ、南デンマークフィルなどで演奏、師匠のバウスフィールドと共にワークショップを行ったり、バンドジャーナル誌で連載を執筆するなど幅広い活躍ぶりです。
同じく兵庫出身のピアニスト城綾乃は2013
年より東京藝術大学音楽学部非常勤講師・伴奏助手を務めており、毎年行われるラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンへ出演するかたわら、EXILE
TOUR 2015 AMAZING WORLD にも出演するなど、ジャンルを問わず出演しています。
人の感情には多面性があって、一色では表すことができない。まさに混沌としています。でもそれが人間の魅力であり、音楽の魅力ではないかと思うのです。そんな人間の多面性を封じ込めた、心のオムニバスのようなCD
にしたいと思いました。トロンボーンから出てくる心の声に耳を傾けていただけますと、とても嬉しいです。(玉木
優 ライナーノートより)
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BIS
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BIS SA 2264
(SACD HYBRID)
¥2700
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ブラウティハムが奏でるメンデルスゾーンのピアノ協奏曲集!
メンデルスゾーン(1809-1847)
(1)華麗なロンド 変ホ長調 Op.29
(2)ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op.25
(3)華麗なカプリッチョ ロ短調 Op.22
(4)ピアノ協奏曲第2番 ニ短調 Op.40
(5)セレナードとアレグロ・ジョコーソ ロ短調
Op.43 |
ロナルド・ブラウティハム(ピアノ)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)
ケルン・アカデミー |
鬼才ブラウティハムが奏でるしなやかな調べ。メンデルスゾーンのピアノ協奏曲集!
ピアノ;プレイエル(1830 年製作)のレプリカ。ポール・マクナルティ(2010年製作)
セッション録音:(2)(3)2016 年7月、(1)(4)(5)2017年7月/ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール(ケルン)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、74'08"
SACD ハイブリッド盤。
鬼才ピアニスト、ロナルド・ブラウティハム。当ディスクではメンデルスゾーンのピアノ協奏曲を収録。共演はもちろん、ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ率いるケルン・アカデミーです。密度の高いアンサンブルとブラウティハムのしなやかに奏でるメンデルスゾーンは絶品の一言に尽きます。
楽器はプレイエル1830 年製作のレプリカで2010
年にポール・マクナルティ製作によるピアノを使用しております。マクナルティ製作の楽器を使用して演奏・録音していることについてブラウティハムは「マクナルティは古い楽器を研究して、それを新しく作り出してくれるという点だけでなく、彼の製作したレプリカを演奏していると、演奏解釈の面でもなんか新しいインスピレーションを得ることができる」と語っており、ブラウティハムがイメージする新しくも最善の状態の楽器を使用することで、ごく自然な雰囲気を作り出していることがわかります。
モーツァルトのピアノ協奏曲でもはっきりと示したブラウティハムとウィレンズ率いるケルン・アカデミーの確かな解釈。メンデルスゾーンのピアニズムはリストやショパンに比べると古典派風ですが、厳格な指の訓練上に成立しているため、ごまかしのきかない難しさと恐ろしさがありますが、鬼才ブラウティハムはこの作曲家でも完璧で清潔感にあふれた音楽を紡ぎだしています。メンデルスゾーンならではの美しいメロディの歌いまわしも絶妙で、幸福な時間にひたれます。
好評を博しているブラウティハム演奏のメンデルスゾーンの無言歌集第1
集(BIS SA 1982)、第2 集(BIS SA 1983)と併せてお楽しみください。
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CHALLENGE CLASSICS
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ギター・デュオで聴くシューベルトの世界
シューベルト:
即興曲 Op.90 D899 より第1番
楽興の時 Op.94 D780 全曲
即興曲 Op.142 D935 より第2番
感傷的なワルツ Op.50 D779 より抜粋(13曲)
即興曲 Op.90 D899 より第3番 |
デュオ・モラト・フェーゴ
[ラウル・モラト、
クリスティアン・フェーゴ] |
録音:2018 年2 月10-14 日/ドイツ/62'06"
2014 年に結成されたクラシック・ギター二重奏、デュオ・モラト・フェーゴのデビュー・アルバムです。
シューベルトのピアノ作品を自ら編曲して演奏。ギターのオリジナル曲ではないかと思ってしまうレベルの自然さで、シューベルトを得意とするピアニスト、エリザーベト・レオンスカヤも彼らの演奏を聴いて絶賛しました。
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EVIL PENGUIN RECORDS
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ルーラント・ヘンドリックス(クラリネット)
クラリネットとオーケストラのための作品集
1. ジェラルド・フィンジ:クラリネットと弦楽オーケストラのための協奏曲
op.31
2. モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調
KV 622
3. ブルッフ:二重協奏曲(クラリネットとヴィオラのための)op.77 |
ルーラント・ヘンドリックス(クラリネット)
サンダー・ギエルツ(ヴィオラ)
マーティン・ブラビンズ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 |
ベルギーの名手、ルーラント・ヘンドリックス、ロンドン・フィルとの熱きフィンジ!!
ベルギーの名クラリネット奏者、ルーラント・ヘンドリックスによる、クラリネット協奏曲の名曲集。
ヘンドリックスはベルギー出身、これまでにベルギーでワルター・ブイケンスに師事、他にもイギリスのテア・キングらからマスタークラス等で薫陶を得ています。ベルギー国立管弦楽団で長きにわたり首席奏者を務めていましたが、2017年にソリストとしてのキャリアを追求することを決意。現在はソロはもちろん、室内楽も積極的に行っています。
名クラリネット奏者による名曲、というだけでも注目ですが、特筆すべきはフィンジの協奏曲。ヘンドリックスが師事したテア・キングは、1949
年にフィンジの協奏曲を初演したフレデリック・サーストンの配偶者。フィンジの直筆の書き込みなどに直接触れることができ、生きたアドヴァイスを得ての満を持しての録音となっています。
ブラビンズ率いるロンドン・フィルの熱いサポートも聴きもの。
他にも、モーツァルトはシュタートラーのために、ブルッフは息子のために協奏曲を書きました。ヘンドリックスは、"クラリネット協奏曲"
というジャンルのために生まれた名曲、そしてその名曲が生まれるきっかけとなった素晴らしい奏者たちに敬意を表しつつ熱演しています。
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SIMAX
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知られざるノルウェー・ロマンティシズム
『悲劇のバラード』
ハルフダン・クレーヴェ(1879-1951):室内楽作品集
ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.9(1905-06)*
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.21(1918-19)
悲劇のバラードOp.22(1949)(ヴァイオリンとピアノのための)*
ロマンスOp.27(1949)(ヴァイオリンとピアノのための)*
メロディ(ヴァイオリンとピアノのための)*
無窮動Op.2 no.3(pub.1902 arr.c.1946)(ヴァイオリンとピアノのための) |
フラガリア・ヴェスカ
トール・ヨハン・ボーエン(ヴァイオリン)
アリソン・レイナー(ヴァイオリン)
ベネディクト・ロワイエ(ヴィオラ)
オレリエンヌ・ブローネ(チェロ)
吉田沙苗(ピアノ) |
ハルフダン・クレーヴェの知られざる作品
[Piano: Steinway D.274, 1983 New York,
restored in 2010, Steinway & Sons, Hamburg][*
初録音]
録音:2016 年7 月26–29 日、2017 年7
月4–6 日 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)/デジパック、68'16
制作: ヨールン・ペーデシェン、スティーヴン・フロスト/録音:
アルネ・アクセルベルグ、マイク・ハッチ
アンサンブル「フラガリア・ヴェスカ」は、ヴァイオリニストのトール・ヨハン・ボーエンを中心に、2006
年、オスロで結成されました。
オーストラリア出身のアリソン・レイナー、フランスのベネディクト・ロワイエとオレリエンヌ・ブローネ。イジー・フリンカとホーコン・アウストボーに学んだ吉田沙苗がピアノを担当しています。1930
年代ノルウェーの新しいロマンティックな流れに光を当てるシリーズ。ガイル・トヴァイト(ゲイル・トヴェイト)(PSC1222)、モンラード・ヨハンセン(PSC1334)につづくアルバムは、作曲家でピアニスト、ハルフダン・クレーヴェの室内楽作品集です。

ハルフダン・クレーヴェは、1879 年、ノルウェー、コングスベルグ生まれ。
コングスベルグ教会のオルガニストだった父アンドレーアスからピアノ、オルガン、作曲と即興を教わりました。
地元のコンサートや父の代役として教会でオルガンを弾き、その合間にひとりで釣り旅行に出かけ、山の散策に楽しみを見出すという時間を過ごしています。
森で聞く鳥の歌、雨、嵐、冬場の雪。子供のころの自然との触れ合いは、心を慰め、さまざまなインスピレーションを与えてくれたといいます。
1895 年秋、クレーヴェはクリスチャニア(現
オスロ)に移り、オトー・ヴィンテル=イェルムにピアノと作曲を学び、リンデマン音楽院の彼の音楽理論とオルガンのクラスに加わりました。
1899 年からべルリン音楽大学とクリントヴォルト=シャルヴェンカ音楽院で学び、1902
年、自作のピアノ協奏曲第1 番と第3 番をトンキュンストラー管弦楽団の共演で演奏。ブルーノ・シュラーダーが彼の才能を称賛した批評を寄せています。
帰国後は作曲家、ピアニストとして活動。オスロの音楽院(現
ノルウェー国立音楽大学)でピアノを教え、1951
年に没しました。
フラガリア・ヴェスカのアルバム『悲劇のバラード』では、これまで顧みられることの少なかったクレーヴェの作品から6
曲が演奏されます。
クリスチャン・シンディングの系列の後期ロマンティシズム・スタイルの音楽。
《ピアノ五重奏曲 変ホ長調》は、クレーヴェがベルリンのデビュー・コンサートで演奏したピアノ協奏曲第3
番の原曲。「春を謳う詩を想わせる」とゲルハルド・シェルレルプから評された《ヴァイオリン・ソナタ
ホ短調》。
ピアノ曲が原曲の《悲劇のバラード》。《4つのピアノの小品》(Op.25)の第2
曲〈春の気分〉と音楽的なつながりをもつ《ロマンス》。ピアノのための《7
つの前奏曲》(Op.28)の第3 曲を編曲した《メロディ》。
《3 つのピアノの小品》(Op.2)の第3 曲をヴァイオリンとピアノのために編曲した《無窮動》は、カミラ・ウィックスに献呈された作品です。出版譜のあるヴァイオリン・ソナタと《ロマンス》以外の作品は、ボーエンが手稿譜を校訂した版により演奏されました。
ハルフダン・クレーヴェ、こんな人がいたのか・・・
残念ながら上記の作品の演奏は見つからなかったのだが、大作、ピアノ協奏曲第3番が聴けるサイトを見つけた。
https://youtu.be/a5_KOOSDSS4
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才能が煌き、飛び、踊る
クリスチャン・イーレ・ハドランの芸術
〜D.スカルラッティ
ドメニコ・スカルラッティ :
ソナタ ホ長調 K.135/ ソナタ 変ロ長調
K.112/
ソナタ ロ短調 K.27/ ソナタ ホ長調 K.20/
ソナタ 嬰ヘ長調 K.318/ソナタ ト長調 K.427/
ソナタ ハ長調 K.514/ソナタ ト長調 K.431/
ソナタ ハ短調 K.11/ ソナタ ト短調 K.43/
ソナタ ニ長調 K.534/ ソナタ 変ロ長調
K.551/
ソナタ ニ長調 K.430/ ソナタ ホ長調 K.215/
ソナタ イ短調 K.109 |
クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ) |
次世代ノルウェーを代表するクリスチャン・イーレ・ハドランによるD.スカルラッティ
録音 :2018 年1 月29–31 日 Teldex
Studio(ベルリン)/デジパック。54'48
制作・編集 : クシシュトフ・ドラーブ/バランスエンジニア
: ユリアン・シュヴェンクナー
クリスチャン・イーレ・ハドラン(1983-)は、繊細なニュアンスを大切にする演奏スタイルで国際的にも知られ「ピアノの抒情詩人」とも呼ばれています。
ショパンの《即興曲》とシューマンの《森の情景》を弾いたファーストアルバム(PSC1307)、ノルウェー・グラミー賞を受けたグリーグの《ホルベアの時代から》(PSC1332)、中央ヨーロッパとロシアの音楽風景を語った『ひばり』(PSC1337)と、ソロアルバムをリリースし、高い評価と人気を得てきました。
ハドランとプロデューサーのクシシュトフ・ドラーブがソロ第4
作に選んだのはドメニコ・スカルラッティのソナタ。チェンバロ奏者のリサイタル・アルバムで聴き慣れたプログラムとはやや趣を異にする選曲の15
曲が演奏されます。陽気な音楽に始まり長調と短調が交替する「アレグロ」の《ホ長調
K.135》、優美な《変ロ長調 K.112》、『チェンバロのための練習曲集』から《ロ短調
K.27》と「プレスト」の《ホ長調 K.20》、「アンダンテ」の《嬰ヘ長調
K.318》‛&‛&エネルギッシュな「アレグロ」の《ハ短調
K.11》‛&‛&荘厳な「カンタービレ」の《ニ長調
K.534》、喜びあふれる《変ロ長調 K.551》、短三度の下降がカッコウを表したともいわれる「速すぎず舞踏のテンポで」の《ニ長調
K.430》、過ぎし日々への懐かしい想い、静謐な「アンダンテ」の《ホ長調
K.215》、悲しい「アダージョ(アンダンテ・アダージョ)」の《イ短調
K.109》。
ハドランは、スペイン王室に嫁ぐポルトガル王女バルバラに同行してマドリードに赴き、亡くなるまで彼女に仕えたスカルラッティの心の軌跡をたどるように15
曲のソナタを多彩なテクスチュアとニュアンスで演奏していきます。ベルリンのテルデックス・スタジオでのセッション録音です。

[プロフィール]
クリスチャン・イーレ・ハドランは、1983
年、ノルウェーのスタヴァンゲル生まれ。ローガラン音楽院(現
スタヴァンゲル大学芸術学部)で学び、15 歳の時にノルウェー放送管弦楽団のコンサートでデビュー。1999
年からイジー・フリンカに師事、オスロのバラット=ドゥーエ音楽学校の彼のクラスで学びました。2008
年、ノルウェー歌劇場でソロリサイタル・デビュー、2011
年にBBC のニュージェネレーション・アーティストに選ばれ、2013
年にウィグモアホールでデビュー・コンサートを行いました。ノルウェーと北欧、イギリス、ドイツ、フランスのオーケストラに客演、ヘンニング・クラッゲルード、ラーシュ・アンデシュ・トムテル、クレメンス・ハーゲン、トルルス・モルクたちと共演しています。
クラッゲルードとはシンディングのヴァイオリンとピアノのための作品集を録音、国際的な評価を獲得しました。2015
年にはオーストラリア室内管弦楽団、メゾソプラノ歌手のスーザン・グレアムと3
週間のオーストラリア・ツアーを行っています。2010
年からスタヴァンゲル国際室内楽フェスティヴァルの芸術監督。
モーツァルトのピアノ協奏曲がみられます。
http://www.youtube.com/watch?v=OHS9Pw8MNuI
クリスチャン・イーレ・ハドラン(P)
SIMAXの3枚のアルバム
才能が煌き、走り、踊る |
SIMAX
PSC 1307
\2600 →\2390
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ショパン:
即興曲 第1番 変イ長調 作品29、3つの新しいエチュード(1939)、
即興曲 第2番 嬰ヘ長調 作品36、即興曲 第3番
変ト長調 作品51、
ロンドー変ホ長調 作品16 (序奏とロンド)
シューマン:花の曲 作品19、森の情景 作品82 |
クリスチャン・イーレ・ハドラン(P) |
ノルウェーの新鋭ピアニスト、 ハドランが ショパン&シューマンを弾く
録音:2009年9月4日-6日 ソフィエンベルグ教会
(オスロ)[制作・編集:クシシュトフ・ドラーブ 録音:マスタリング アルネ・アクセルベルグ]。61’52
ノルウェー南西部の都市、スタヴァンゲルに生まれたクリスチャン・イーレ・ハドラン(1983-)
のソロデビュー・アルバム。
2010年生誕200年を迎える19世紀ロマンティシズムのふたり、ショパンとシューマンのピアノ曲を弾きました。
素敵な一夜のコンサートのような1枚です。ハドランは、11歳でルーガラン音楽院に入学し、その後イジー・フリンカに教わってから、フリンカの弟子、オスロのアンスネスの下で学びました。
ソロイストとしてノルウェー国内のオーケストラ、ロンドン交響楽団、バイエルン放送交響楽団に客演し、室内楽奏者としてトルルス・モルク、ラーシュ・アネシュ・トムテル、クレメンス・ハーゲン、クリスチャン・ポルテラ、ルネー・フレミングらと共演してきました。
彼が親友のヴァイオリニスト、ヘンニング・クラッゲルードと2006年に録音したシンディングのヴァイオリンとピアノのための作品集は、国際的にリリースされ、そのロマンティックな音楽が人気を呼びました。
オスロのソフィエンベルグに1877年に立てられた教会で行われた録音は、涙を誘うくらい、力強く、また美しいピアノの音です。
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ノルウェーの名手ハドラン、モーツァルトのピアノ協奏曲集
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第21番ハ長調K467
ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K482
(カデンツァ:ベンジャミン・ブリテン) |
クリスチャン・イーレ・ハドラン (ピアノ)
アルヴィド・エンゲゴール (指揮)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団 |
DDD、ステレオ、56’46”
今日のノルウェーを代表するピアニストのひとり、クリスチャン・イーレ・ハドラン
(1983-) のモーツァルトの協奏曲。
「私は、これだと決めた長期的な計画を立てないことにしています。今から5
年経ち、私が何を幸せだと感じているか、わからないもの。私にできるのは、まさに今、私を幸せにしているものを見つめることです」とハドランは言います。
スタヴァンゲル国際室内楽フェスティヴァルの芸術監督をマッティン・フローストと共同で務め、また、2
歳になる息子ベンヤミンの父として、ハドランは「今」の幸せを感じています。ハ長調協奏曲の録音には彼のそうした心情が重ねられているのでしょう。変ホ長調の協奏曲もハドランが「音楽に憩いの場を見出した」作品のひとつ。第1
楽章と終楽章では、ブリテンが1966 年にリヒテルのために書いたカデンツァが弾かれています。
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クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ)
『ひばり』
ハイドン:ピアノソナタ第34番(旧 53番)ホ短調
Hob.XVI:34
ブラームス:4つの小品 Op.119
ボロディン:ピアノのための小組曲
グリンカ/バラキレフ編:ひばり
シューベルト:ハンガリーの旋律 D.817 |
クリスチャン・イーレ・ハドラン(ピアノ) |
ノルウェーの次世代を担うピアニスト、クリスチャン・イーレ・ハドラン
録音:2014年3月27日-29日 オストシーデン教会(フレドリクスタ、ノルウェー)/55’35
制作・編集:クシシュトフ・ドラーブ/バランスエンジニア:アルネ・アクセルベルグ
クリスチャン・イーレ・ハドラン(1983-)は、ノルウェー、スタヴァンゲル生まれのピアニスト。
2008 年にノルウェー・オペラでデビューコンサートを行い、2011
年にはイギリス BBC の新世代アーティストのひとりに選ばれました。
BBC 交響楽団やロイヤル・スコットランド・ナショナル管弦楽団をはじめとするイギリスのオーケストラと共演、ウィグモアホールのリサイタル、リーソール室内楽フェスティヴァルへの出演と活動を広げ、音楽の繊細なニュアンスを大切にする演奏スタイルから「ピアノの抒情詩人」とも呼ばれるようになりました。
ショパンの《即興曲》とシューマンの《森の情景》を弾いたファーストアルバム(PSC1307)、2015
年のノルウェー・グラミー賞に選ばれたグリーグの《ホルベアの時代から》(PSC1332)につづくソロアルバム第3
作では中央ヨーロッパとロシアの「音楽風景」に焦点を当てるプログラムが組まれました。
「シュトゥルム・ウント・ドラング」の気分をとどめる〈プレスト〉と、〈アダージョ〉と「アレグロ・ヴィヴァーチェ」の〈終曲〉から構成されたハイドンのホ短調ソナタ。
詩的な気分の〈間奏曲〉に始まり、リズムの印象的な〈ラプソディ〉に終わるブラームスの「性格的」小品集。ボロディンの1885
年に出版された「高級サロン」風の小品集。簡素な旋律とメランコリックな気分をもつグリンカの歌曲(ロマンス)をバラキレフが「ヴィルトゥオーゾ」的なパッセージを組み込んだピアノ・ソロ曲に編曲した《ひばり》。そして、ハンガリー民謡に特徴的な旋律と和声をもつシューベルトの小品。
録音セッションはフレドリクスタのオストシーデン教会で行われました。
クシシュトフ・ドラーブの制作、アルネ・アクセルベルグのエンジニアリング。ファーストアルバムと同じスタッフです。
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TYXART
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カワイコちゃんアルバムかと思いきや、選曲がすごい
「ダイアログ」〜ヴァイオリン二重奏の歴史を聴く
カリウォダ(1801-1866):2本のヴァイオリンのための二重奏曲
Op.180-1
作曲者不詳(1646):2本のヴァイオリンのためのビチニウム
ラッスス(1532-1594):2本のヴァイオリンのためのビチニウム
オルフ(1895-1982):シュピール
マックス・ゼンガー(1837-1911):2本のヴァイオリンのためのソナタ
ロベルト・フックス(1847-1927):2本のヴァイオリンのための幻想的小品
Op.105
ヴォルフラム・ブッヘンベルク(1962-):2本のヴァイオリンのためのダンス*
ヴィルフリート・ヒラー(1941-):朗読と2本のヴァイオリンのための変容*
* 世界初録音 |
デュオ・ASAP
[アルムート・シーゲル&
アグネス・パスカー] |
ヴァイオリン二重奏の歴史を聴く
録音:2017 年10 月、12 月/80'40''
2 人のイニシャルから名前をとった「デュオ・ASAP」による《ダイアログ・対話》と題されたアルバム。16
世紀の作品から世界初録音の現代作品まで、さまざまなヴァイオリン二重奏を収録しためずらしい内容です。
国際的な評価を受けているデュオの演奏だけになかなかの好演です。
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ひとりでヴァイオリンもヴィオラも奏でます
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調
Op.121
ブラームス:ヴィオラ・ソナタ第1番 ヘ短調
Op.120-1 |
ブルクハルト・マイス
(ヴァイオリン、ヴィオラ)
ユー・ジヨン(ピアノ) |
録音:2017 年10 月/51'26''
聴き手の心に訴えかけるシューマン、エネルギッシュで耽美的なブラームス。ヴァイオリニストでありヴィオリストであるブルクハルト・マイスはジャック・ティボー・トリオの創設メンバーとして25
年以上国際的な活動を続けている名手。
ピアニストのユー・ジヨンは音楽的功績から故郷の韓国・麗水市で名誉市民に選ばれています。
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ALPHA Collection
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ALPHAレーベルとZig-Zag Territoiresレーベルの過去のリリースから、入手の難しくなっているものを中心に低価格で再発売する「Collection」シリーズ第4弾。
今回もレオンハルトやカフェ・ツィンマーマン、ユレル、ランヌーなどの注目盤が多数ラインナップされています。長年入手不能で探している方も多いかと。 |


ALPHA342
\1800 |
「ニレの木陰で」/18世紀フランスのブリュネットとコントルダンス
1. 3つの村のブランルによる組曲
(会釈するジョー - ちょっとすみません
- 赤い家)
2. どうして、やさしい小夜啼鶯たち
3. あの美しき羊飼い、ティルシス
4. ラ・マニョット - 小さなジャネットちゃん
- 6つの顔
5. あなたに思いを寄せるとは
6. ラ・フュルステンベルグ - 王族の女
7. 恋をすると、なんだか自分が素敵なようで
-
朝から起きて - 無敵のマルブロウ - ラ・ミシシッピ
8. わが犠牲の苦しみは - いとしき娘さんたち
- どこへいった - ああ!この森も
9. ロンド風に - 陽気に - 軽やかに
(ボワモルティエ:村のバレ第4番ト長調
Op.52より)
10. 優しく - シャコンヌの所作にあわせて(ボワモルティエ:村のバレ第4番ト長調
Op.52より)
11. 涙する者は幸いなり - うら若きイリスは、彼女の鎖を愛させる
12. ラ・カロリーヌ - 木靴屋さん
13. われらが森で - この郷きっての、忠実な恋人
14. すてきなタバコがありますよ - イシスのムニュエ
-
アルシードのムニュエ - 4人のムニュエ
15. 『エベの祭典』のミュゼット - ニレの木蔭で、リゼットは
16. プロヴァンス風に - 『ポリュムニの祝典』のタンブーラン
- 煙突掃除の娘 |
レ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアン
(古楽器使用)
フランソワ・ラザレヴィチ
(指揮、フラウト・トラヴェルソ、ミュゼット) |
18世紀フランスの人々を夢中にさせた音楽を集めたアルバム。
ここに集められたブリュネットと呼ばれる歌や、英国のカントリー・ダンスが輸入されて発展したコントルダンスなどは、農民の音楽を元にしたものとして貴族階級から火がつき、やがてパリの市民たちの間にまで広がっていきました。
ふいご付きのバグパイプ(ミュゼット)を中心に、ハーディガーディ、フルートなどの多彩な音色が、当時の日常生活の中で豊かに奏でられた音楽の楽しさ、美しさを私達に存分に味あわせてくれます。
録音:2006年11月 the Chapelle de l'Hopital
Notre-Dame de Bon Secours, Paris (France)
旧品番:ALPHA115 |
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ALPHA343
\1800 |
J.S.バッハ:
喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜 BWV.170
トリオ・ソナタ第3番ニ短調 BWV.527
心も魂も乱れはて BWV.35
幻想曲とフーガ ト短調 BWV.542 |
ダミアン・ギヨン(指揮、カウンター・テナー)
モード・グラットン(オルガン)
ル・バンケ・セレスト(古楽器使用) |
様々なレーベルからアルバムをリリースしており、自身が創設したアンサンブル「ル・バンケ・セレスト」との共演以外にも、ヘレヴェッヘや、鈴木雅明のバッハ・カンタータのプロジェクトにも参加するなど、カウンター・テナーとして指揮者として活躍目覚ましいダミアン・ギヨン。
こちらは2011年に録音されZig-Zag Territoiresレーベルから発売された、彼が自らリーダーシップを取るカンタータ・アルバムです。
こちらも近年活躍の場を広げている女性鍵盤楽器奏者、モード・グラットンが弾くオルガン作品と組み合わせておりますが、収録されたカンタータ2曲においても、オルガンが通奏低音という立場を超え独奏楽器として活躍しており、これとカウンター・テナーとが対話するように進行する音楽を全編で楽しむ趣向のアルバムとなっています。
録音:2011年11月23-27日 Eglise Reformee
du Bouclier, Strasbourg (France)
旧品番:ZZT305 (Zig-Zag Territoires) |
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ALPHA344
(2CD)
\1800 |
ブランディーヌ・ランヌー
J.S.バッハ(1685-1750):イギリス組曲(全曲)
CD1
第2番イ短調 BWV.807
第4番へ長調 BWV.809
第5番ホ短調 BWV.810
CD2
第3番ト短調 BWV.808
第1番イ長調 BWV.806
第6番ニ短調 BWV.811 |
ブランディーヌ・ランヌー(チェンバロ)
使用楽器:
パリのアントニ—・サイディ&フレデリク・バル1985年製作の再現楽器
(リュッケルス1636年製作楽器の
パリ・エムシュ工房による1763年拡張改造版にもとづく) |
Zig-Zag Territoiresレーベルを中心に、バッハほかのチェンバロ作品を多数リリースしているランヌー。パリ国立高等音楽院でも教鞭を取り、近年話題のジャン・ロンドーなどを育てたことでも知られます。
「フランス組曲」全曲も既にALPHAより再発売されましたが(ALPHA328)、こちらは2003年に録音された「イギリス組曲」全曲。持ち前の高度な装飾法を自在に駆使し、全6曲を表情豊かに聴かせています。
録音:2003年9月16-20日、23-27日 the Eglise
lutherienne Bon-Secours (Paris)
旧品番:ZZT030401 (Zig-Zag Territoires) |
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ALPHA345
\1800 |
カフェ・ツィンマーマン
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
4つのハンブルク交響曲とチェロ協奏曲
C.P.E.バッハ:
交響曲ハ長調 Wq.182/3, H.659
交響曲ロ短調 Wq.182/5, H.661
チェロ協奏曲イ長調 Wq.172, H.439
交響曲ホ長調 Wq.182/6, H.662
交響曲ト長調 Wq.182/1, H.657 |
ペトル・スカルカ(チェロ:3)
カフェ・ツィンマーマン(古楽器使用) |
ヴァイオリン奏者パブロ・バレッティと、鍵盤奏者セリーヌ・フリッシュを中心に結成されたカフェ・ツィンマーマン。J.S.バッハの協奏曲集が世界的な評価を受けている彼らですが、その活動のもう一つの柱が、C.P.E.バッハの作品です。
今回再発売されるのは、2005年録音の最初の作品集。名付け親でもあるテレマンの後任として赴任したハンブルクで書かれ、代表作の一つでもある弦楽のための6つの交響曲(ハンブルク交響曲)から4曲を収録し、人気のチェロ協奏曲を併せるという聴き応えたっぷりの内容。
1パート1人でのアプローチが多いカフェ・ツィンマーマンですが、ここでは比較的多い人数で臨んでおり、持ち味である細やかなアーティキュレーションの面白さに加え、響きの豊かさも楽しむことが出来ます。
録音:2005年8月29日〜9月2日 the Abbaye
de Saint-Michel-en-Thierache (France)
旧品番:ALPHA107 |
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ALPHA346
\1800 |
ジュリエット・ユレル(フルート)
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
フルート協奏曲集、無伴奏フルート・ソナタ
C.P.E.バッハ:
フルート協奏曲イ長調 WQ.168, H.438
フルート協奏曲イ短調 WQ.166, H.431
フルート協奏曲変ロ長調 WQ.167, H.435
無伴奏フルートのためのソナタ イ短調
WQ.132, H.562 |
ジュリエット・ユレル(フルート)
アリー・ファン・ベーク指揮、
オーヴェルニュ管弦楽団 |
大のフルート愛好家として知られるフリードリヒ大王に仕えていた頃の、C.P.E.バッハが残したフルート協奏曲と無伴奏フルート・ソナタを収録。
3つの協奏曲はチェロ協奏曲としても人気で、鍵盤楽器がソロを取る版も伝わります。ロッテルダム・フィルの首席奏者を長年務めるユレルはモダン・フルート奏者ながら、ピリオド・アプローチも柔軟に取り入れ独自に昇華させた解釈で古楽ファンにも高い人気を誇り、2003年録音のこのアルバムでもしなやかな演奏を聴かせています。
録音:2006年10月25-28日 Opera de Vichy
(France)
旧品番:ZZT070301 (Zig-Zag Territoires) |
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ALPHA347
\1800 |
BARA FAUSTUS' DREAME
1600年前後のエア、バラードとブロークン・コンソート
1. 作者不詳:わが窓より去れ
2. ダウランド:呼んだら来て
3. アリソン:わが窓より去れ
4. ダウランド/ファン・エイク:彼女は私の過ちを許すだろうか
5. フィリップス:悲しみのパヴァン
6. フィリップス:悲しみのガリアード
7. ダウランド:静かな夜から
8. アルフォンソ・フェラボスコ2世:鳩小屋のパヴァン
9. アルフォンソ・フェラボスコ2世:聞いてください、主よ
10. バード:トレジアンのグラウン ド
11. コペラリオ:私を暗闇に住まわせておくれ
12. ウォード:幻想曲
13. 作者不詳:羊飼いの喜び(BARA FAUSTUS'
DREAMEの歌)
14. モーリー:私の愛しき人
15. ダウランド:キャプテン・パイパースのパヴァン
16. ダウランド:ガリアード 彼女は許してくれるだろうか
17. ダウランド:私の嘆きで人の心を動かせるものなら |
レ・ウィッチズ(古楽器使用) |
1600年前後の歌曲や舞曲などをフリッツ・ウイリアム・ヴァージナル・ブックほかから集めたアルバム。
ブロークン・コンソートとは、弦、管、鍵盤など多種にわたる楽器の混合アンサンブルを指し、ここでもヴァイオリン、フルート、リコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、クラヴィオルガヌム、シターン、バンドーラなどの多彩な音色の融合を楽しむことができます。
録音:2003年4月Chapelle de l' Hopital Notre-Dame
de Bon Secours, Paris (France)
旧品番:ALPHA063 |
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ALPHA348
\1800 |
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
ウイリアム・バード(1540-1623):鍵盤作品集
1. パヴァン、 2. ガリアード
3. 解き明かしたまえ、主よ
4. この道を通る人は
5. アルメイン、 6. パヴァン
7. ガリアード、 8. ラヴォルタ
9. パヴァン、 10. ガリヤード
11. ドレミファソ、 12. グラウンド
13. ロウランド、 14. ファンタジア |
グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)
使用楽器:
マルコム・ローズ製作
(ヴィクトリア&アルバート博物館所蔵
ローデウェイク・テーウェス製作楽器
1579年ロンドンのコピー) |
様々なレーベルで長年録音を行い、古楽界に数々の金字塔を打ち立てた巨匠グスタフ・レオンハルト(1928-2012)。
その最晩年には、立ち上がったばかりの小レーベルであったALPHAにてアルバム制作を行い、世界中の音楽ファンを驚かせました。
このアルバムはその4枚目にあたり、公式に国際リリースされた最後の鍵盤独奏アルバムとなります。(この後にロシアのマイナーレーベルへフォルクレの作品集を録音しているようですが、ほとんど流通しておりません。
ALPHAにはこの後にもう1枚、バッハのカンタータを指揮したアルバムを残しました。)小さな部屋で少人数、あるいは一人で楽しむような鍵盤作品を数多く残したバード。
レオンハルトは晩年まで最愛の作曲家のひとりとして、バードの名を挙げ続けていました。ここでは当時の王室などで用いられた小型の楽器を用い、音の一つ一つを慈しむように奏でています。
録音:2004年11月 Chapelle de l' Hopital
Notre-Dame de Bon Secours, Paris (France)
旧品番:ALPHA073 |
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MSR
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「峡谷の歌/芸術・自然・献身」〜ホルン独奏のための音楽
(1)オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
「恒星の呼び声」〜「峡谷より星たちへ」より
(2)ジェイ・ヴォスク(b.1948):幻想的小品
(3)エサ=ペッカ・サロネン(b.1958):コンサート・エチュード
(4)J.S.バッハ(1685-1750):パルティータBWV1013
(5)ダン・コールマン(b.1972):夜の嵐
(6)ベルンハルト・クロル(1920-2013):ライウダティオ
(7)ピーター・マクスウェル・デイヴィス(1934-2016):海鷲
(8)パメラ・デッカー(b.1955):峡谷の歌〜ホルンと弦楽のための |
ジョハンナ・ランディ(Hr)
(8)エレン・チェンバレン(Vn)
サラ・トーイ(Va)
ロバート・チェンバレン(Vc) |
ホルン関係者プロもアマチュアも学習者も必携!!バッハからメシアン、サロネンのコンクール課題曲まで収録!
レッド・フォックス音楽学校ジェフリー・ハスキル・レコーディング・スタジオ/[67'42]
バッハのパルティータBWV1013を除き現代のホルン作品でまとめた一枚。
メシアンは大作「峡谷より星たちへ」からのホルン吹きには有名は独奏曲。サロネン作品はコンクール課題曲で奏者の技術と音楽性が厳しく問われる難曲。
ピーター・マクスウェル・デイヴィスのシー・イーグルもホルン吹きの間では有名な独奏曲。デッカーの「峡谷の歌」は弦楽アンサンブルとホルンのための穏やかな佳曲。ジョアンナ・ランディはルツェルン音楽祭でピエール・ブーレーズの指揮で首席を務めた経験があり、現代作品を得意としている。
現代音楽ファン、特にホルン関係者にお薦め。
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「ポートレート・イン・ミュージック」
〜オーボエとファゴット、ピアノのための音楽
(1)マーガレット・グリーブリング=ヘイグ(b.1960):
《トロカディロス(いたずら)》
(2)マーク・ヴァロン(b1955):5つのフランス民謡
(3)ジェフリー・ブッシュ(1920-1998):三重奏曲
(4)ダニエル・ボールドウィン(b.1978):アワトヴィ
(5)エルンスト・マーレ(b.1929):三重奏曲 |
ザ・アイオワ・アンサンブル:
【アンドリュー・パーカー(Ob)
ベンジャミン・コエリョ(Fg)
アラン・ハックルベリー(Pf)】 |
録音:2015年7月インディアナポリス大学、DDD
[69:45]
「プーランク:管楽器とピアノのための作品全集」(MS1540)に続くアイオワ・アンサンブルのアルバム第2弾。
オーボエ、ファゴット、ピアノのトリオのために書かれた20〜21世紀の作品を収録。グリーブリング=ヘイグの「いたずら」は近代フランス風の軽妙洒脱な奇想曲。
比較的よく知られたイギリスの作曲家ジェフリー・ブッシュの三重奏曲は新古典主義的な佳曲。ダニエル・ボールドウィンの「アワトヴィ」はアリゾナの先住民の遺跡にインスパイアされ作曲した民族性と神話的イメージが融合した秀作。
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「無限のファゴット」〜21世紀のファゴット作品
(1)マイケル・ヴァン・バーバー(b.1976):3つのミニアチュアズ
(2)ジェニー・ブランドン(b.1977):二重螺旋
(3)カイル・ホヴァター(b.1986):
ダイアフォニック〜ファゴットとテープのための
(4)アドリエンヌ・アルバート(b.1944):
甘い贈り物〜ファゴットとピアノ、打楽器のための
(5)ダミアン・モンターノ(b.1976):3つの夜の小品
(6)ジェフリー・バーチ(b.1979):
ヴィクトリア調の部屋〜即興ファゴットとテープのための
(7)ジョン・スタインメッツ(b.1951):さようなら古い絵の具 |
クリスティン・シリンガー(Fg)
ジェッド・モス(Pf) |
録音:2017年3月、DDD [61:06]
アメリカの若手から中堅世代の作曲家によるファゴットとピアノを中心とした作品を収録。
ホヴァターの「ダイアフォニック」はファゴットとテープのために書かれ、コンピュータで制作されたピュル〜ピュル〜という電子音と低音の打撃音の中、ファゴットは呪文を唱えるようなメロディを歌う。
テープとファゴット即興のためのバーチの「ヴィクトリア調の部屋」もコンピュータで制作された音響の中、様々な特殊奏法を駆使したインプロヴィゼーションを行う。
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「ムジカ・インコグニータ」〜20世紀のホルン・ソナタ
(1)シクステン・シルヴァン(1914-2001):ホルン・ソナタ(1963)
(2)ジャン=ミシェル・ダマーズ(1928-2013):ホルン・ソナタ(1996)
(3)レスリー・バセット(1923-2016):ホルン・ソナタ(1954)
(4)ヨーク・ボウエン(1884-1961):ホルン・ソナタ変ホ長調(1937)
※(3)世界初録音 |
イアン・ズーク(Hr)
エリック・ルプル(Pf) |
録音:2016年5月24-27日、米国 ヴァージニア州ジェームズ・マディソン大学、DDD
[58'13]
シルヴァンはスウェーデンの作曲家で近代イギリスの音楽に似た雰囲気を持つ佳品。ダマーズは20世紀フランスの作曲界にあって前衛音楽に対抗し独自のロマンティシズムを貫いた。
このホルン・ソナタもプーランクとデュティーユを融合したようなリリカルな作品。バセットはオネゲル、ブーランジェの弟子でここでもダマーズ同様、フランス的な感性と新古典主義に基づいたソナタを書いている。
ボウエンは20世紀初頭のイギリスの作曲家。後期ロマン派と印象派を折衷しつつアイルランド民謡的な素朴な旋律が控えめに奏されるメランコリーな傑作。北欧、イギリス音楽ファン、ホルン奏者、ホルン学習者は必携のディスク。
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<映像>
ARTHAUS(映像)
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10 9366
(4DVD+
1Blu ray+7CD)
¥25600
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双子ピアノ・デュオ、ペキネル姉妹、一大ボックス
Treasure 〜 Guher & Suher Pekinel
トレジャー ~ ギュヘル&ジュヘル・ペキネル |
ギュヘル・ペキネル(ピアノ)
ジュヘル・ペキネル(ピアノ) |
DVD1/Blu ray 1 「ペキネル姉妹、ウエスト・サイド・ストーリーを弾く」
ペンデレツキ:『シャコンヌ』ヨハネ・パウロ2
世を悼んで(2台ピアノ版)
バルトーク:2台ピアノと打楽器のためのソナタBB15
ガーシュウィン:2台ピアノのための3つのプレリュード
バーンスタイン:『ウエスト・サイド・ストーリー』よりシンフォニック・ダンス(2台ピアノと打楽器版)
ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲(2台ピアノと打楽器版)
ラファエル・ヘーガー(打楽器/ ベルリン・フィル)
ジーモン・レスラー(打楽器/ ベルリン・フィル)
収録:2015年12月15日、イスタンブール、
ルトフィ・キルダ国際コンサート・ホール(ボルサン・アメリカ音楽祭ライヴ)
DVD2/Blu ray 1 「ズービン・メータ&ペキネル姉妹イン・コンサート」
バルトーク:2台のピアノと打楽器のための協奏曲
BB121
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、ズービン・メータ(指揮)
ロレンツォ・ダットマ(打楽器) ファウスト・チェーザレ(打楽器)
収録:2012年、フィレンツェ五月音楽祭(ライヴ)
シューベルト:幻想曲 ヘ短調 Op.103,D.940
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ
ニ長調 K448
ビュッシー:白と黒で(2台ピアノのための)L134
マニュエル・インファン(1883-1958):2台のピアノのための3つのアンダルシア舞曲
プーランク:2台のピアノのためのエレジー
ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番 嬰へ短調
収録:2010年、ルートヴィヒスブルク国際音楽祭(ライヴ)
DVD3 「バッハ・ジャズ~ペキネル姉妹 feat. ジャック・ルーシェ・トリオ」
■シュヴェツィンゲン音楽祭 2001
J.S.バッハ/ジャック・ルーシェ編曲:
3台のピアノのための協奏曲 ニ短調
BWV1063より第1楽章(ジャズ編)
2台のピアノのための協奏曲 ハ短調
BWV1060より第3楽章(ジャズ編)
ジャック・ルーシェ・トリオ
■ロンドン、カドガン・ホール2007
J.S.バッハ:2台のピアノのための協奏曲
BWV1062
イギリス室内管弦楽団、サー・コリン・デイヴィス(指揮)
■ドキュメンタリー
二重生活(ギュヘル・ペキネルとジュヘル・ペキネル)
監督:ハンノ・リンケ/制作:2004年
DVD4 「ペキネル姉妹ライヴ・イン・コンサート」
■ロンドン、カドガン・ホール 2007
モーツァルト:2台ピアノのための協奏曲
第10番 変ホ長調 K365a
イギリス室内管弦楽団、サー・コリン・デイヴィス(指揮)
■チューリッヒ・トーンハレ 2007
プーランク:2台ピアノのための協奏曲 ニ短調 FP61
ミヨー:組曲「スカラムーシュ」(2台ピアノのための)
■ルツェルン・ピアノ音楽祭2006
ブラームス:2台ピアノのためのソナタ ヘ短調 Op.34bより第1楽章
ラフマニノフ:組曲 第1番「 幻想的絵画」
Op.5より第2楽章
ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲(2台ピアノと打楽器版)
■インタビュー
ギュヘル・ペキネルとジュヘル・ペキネル
監督:オリヴァー・ベッカー/制作:2009年、ロンドン |
CD1-4 「ピアノ作品集」
J.S.バッハ/ バルトーク/ バーンスタイン/ブラームス/
ガーシュウィン/
グラナドス/インファン/リスト/ルトスワフスキ/モーツァルト/ペンデレツキ/
プーランク/ラフマニノフ/ラヴェル/ サン=サーンス、ストラヴィンスキー
CD5-7 「ピアノ協奏曲集+バッハ・ジャズ」
J.S.バッハ:
2台のピアノのための協奏曲 ハ短調 BWV1062
2台のピアノのための協奏曲 ハ長調 BWV1061
3台のピアノのための協奏曲 ニ短調 BWV1063
2台のピアノのための協奏曲 ハ短調 BWV1060
チューリッヒ室内管弦楽団 ハワード・グリフィス(指揮)
J.S.バッハ:3台のピアノのための協奏曲
ニ短調 BWV1063(ジャズ版)
ジャック・ルーシェ・トリオ
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲
変ホ長調K365
メンデルスゾーン:2台ピアノのための協奏ホ長調
ブルッフ:2台ピアノのための協奏曲 変イ短調 OP.88a
フィルハーモニア管弦楽団 サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
プーランク:2台ピアノのための協奏曲
ニ短調 FP61
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 マレク・ヤノフスキ(指揮)
バルトーク:2台ピアノと打楽器のための協奏曲BB121
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団 ズービン・メータ(指揮)
ロレンツォ・ダットマ(打楽器) ファウスト・チェーザレ(打楽器)
サン=サーンス:動物の謝肉祭 R.125
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団 マレク・ヤノフスキ(指揮)
ミヨー:組曲「スカラムーシュ」(2台ピアノのための) |
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驚異のピアノ・デュオ、ペキネル姉妹の大ボックス・セット
音声:PCM ステレオ/ ステレオ(CD)/画面:NTSC、収録時間:DVD(333
分)、BD(189 分)、CD(512 分)、言語:英語、字幕:英独仏西土中日
トルコ、イスタンブール出身の双子ピアノ・デュオ、ペキネル姉妹。20
世紀の巨匠カラヤン、バーンスタインらに認められ一躍世界に名を知られるピアノ・デュオとなりました。
彼女たちの最新映像や貴重な音源を含んだ総収録時間17
時間に及ぶ大ボックス・セットが発売となります。
2015 年12 月15 日にイスタンブールのルトフィ・キルダ国際コンサート・ホールで行われたボルサン・アメリカ音楽祭のライヴ映像は初登場。ベルリン・フィルの打楽器奏者ラファエル・ヘーガーとジーモン・レスラーをゲストに迎えたバルトーク。ペキネル姉妹のために2
台用に書かれたペンデレツキとバーンスタインの作品など、二人の見事な演奏を十分に堪能できるライヴ映像です。
ペキネル姉妹は、6 歳から注目を集め9 歳の時にアンカラ・フィルのラジオ生放送でオーケストラ・デビュー。フランス、ドイツで学んだ後、ルドルフ・ゼルキンの招待でカーティス音楽学校、さらにジュリアード音楽院でクラウディオ・アラウ、レオン・フライシャーらに師事。18
歳でドイツ国際コンクール最優秀賞を受賞。
1984 年にカラヤンと共演、またバーンスタイン、ジャック・ルーシェらが彼女たちのために編曲するなど国際的に注目を集める。2013
年にはイスタンブール文化芸術財団から名誉賞を授与。
現在も、世界各地でのコンサートのほか若い音楽家たちのための活動など精力的に行っている。
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10/10(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
<メジャー・レーベル>
<国内盤>
<映像>
<LP>

10/9(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
BIS
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BIS SA 2382
(SACD HYBRID)
¥2700
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スーイエ・パクによるヴァイオリン愛想曲集
(1)サラサーテ:序奏とタランテラ Op.43
(2)エルガー:愛の挨拶 Op.12
(3)クライスラー:ジプシーの女
(4)クライスラー:中国の太鼓 Op.3
(5)ドヴォルザーク(クライスラー編):我が母の教えたまいし歌
Op.55-4
(6)ミルシティン:パガニーニアーナ
(7)チャイコフスキー:メロディ Op.42-3
(8)ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテラ
Op.16
(9)ラフマニノフ(横山真一郎編):ヴォカリーズ
Op.34-14
(10)ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲
(11)グラース:ウェーブス・アット・プレイ
(12)エルンスト:名残のばら
(13)ブラームス(ハイフェッツ編):コンテンプレーション |
スーイエ・パク(ヴァイオリン)
ラヴ・デルウィンガー(ピアノ) |
超絶技巧で魅了。スーイエ・パクによるヴァイオリン愛想曲集
ヴァイオリン;1758 年製フェルディナンド・ガリアーノ/ピアノ;スタインウェイD
セッション録音:2017 年8 月/スタジオ・アクースティクム(ピテオー/スウェーデン)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、58'43"
SACD ハイブリッド盤。
2000 年生まれの韓国人ヴァイオリニスト、スーイエ・パク。16
歳で録音した衝撃のデビュー盤『パガニーニの24
のカプリース』(BIS SA 2282)も記憶に新しいところですが、期待の第2
弾はパクがセレクトした珠玉のヴァイオリン作品13
曲です。2000 年生まれということですので録音当時17
歳ということになります!
4 歳の時にヴァイオリンをはじめたパクは2009
年よりベルリンにて名ヴァイオリニスト、ウルフ・ヴァリーンに師事。彼女の驚くべき才能に惚れ込んだヴァリーンはハンス・アイスラー音楽大学ベルリンで学ぶように薦め、すぐさまその才能を開花させた稀有な存在です。五嶋みどりやサラ・チャンを思わせる神童ぶりで10
代とは思えないほどの完成されたテクニックと成熟した音楽を聴かせてくれます。
パクといえば完全無欠のテクニックの持ち主で知られます。サラサーテの序奏とタランテラ、ヴィエニャフスキのスケルツォ・タランテラ、ミルシティンのパガニーニアーナ、エルンストの名残のばらなどの超絶技巧作品でもしっかりと構築された音楽とともに細かなパッセージもクリアに聴かせます。
技術だけではなく雄弁な語り口も魅力のパク。エルガーの愛の挨拶やチャイコフスキーのメロディでは大家を予感させる音楽を聴かせます。今後の活動も大注目の期待の星です!
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BIS SA 2262
(SACD HYBRID)
¥2700
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パスカル・デュサパンによる
ソリストをともなうオーケストラ作品3篇
パスカル・デュサパン(1955-):
(1)『風に耳をすませば』〜
ハインリヒ・フォン・クライスト原作のオペラ
『ペンテジレーア』からの3つの場面(2014)(19'01")
(2)ヴァイオリン協奏曲『上昇』(2011)(32'24")
(3)ピアノ協奏曲『何故なら』(2002)(26'29") |
(1)ナターシャ・ペトリンスキー(メゾ・ソプラノ)
(2)カロリン・ヴィトマン(ヴァイオリン)
(3)ニコラス・ハッジス(ピアノ)
パスカル・ロフェ(指揮)
フランス国立ロワール管弦楽団 |
フランスの鬼才作曲家、パスカル・デュサパンによるソリストをともなうオーケストラ作品3
篇。
録音:2017 年7 月/シテ・デ・コングレ(ナント/フランス)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、78'58"
SACDハイブリッド盤。
フランスを代表する作曲家パスカル・デュサパン(1955-)によるソリストをともなうオーケストラ作品3
篇をパスカル・ロフェ指揮、フランス効率ロワール管弦楽団が収録しました。
デュパサンはソルボンヌ大学にて造形芸術、科学、アート、美学を学び、その後、1974
年より78 年までクセナキスの講義を受講し多大な影響を受けた異色の作曲家です。
『風に耳をすませば』はサントリーホール国際作曲委嘱シリーズで2014
年8 月21 日に初演されました。ハインリヒ・フォン・クライスト原作のオペラ『ペンテジレーア』からの3
つの場面からの作品でメゾ・ソプラノとオーケストラのために書かれました。
ヴァイオリン協奏曲『上昇』はマレク・ヤノフスキの提案により2008
年より手がけ、その後ルノー・カピュソンによって初演することが決まり2011
年に完成。ヴァイオリンとオーケストラが絶妙な魅力です。
2002 年作曲のピアノ協奏曲『何故なら』は、ピアノとオーケストラにより緊張感のもと対話するデュパサンの代表作のひとつ。絶え間なく続く対話からうまれる独自の世界を楽しめます。
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BONGIOVANNI
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「私は町の何でも屋」 ロッシーニ:オペラ・アリア集
1. Largo al Factotum(セビリアの理髪師)
2. A un dottor della mia sorte(セビリアの理髪師)
3. La calunnia e un venticello(セビリアの理髪師)
4. 序曲(セビリアの理髪師)
5. Come un'ape nei giorni d'aprile(チェネレントラ)
6. Sia qualunque delle figlie(チェネレントラ)
7. Conciosiacosache... Intendente! Direttor!(
チェネレントラ)
8. La del ciel nell'arcano profondo(チェネレントラ)
9. 序曲(チェネレントラ)
10. Ho un gran peso sulla testa(アルジェのイタリア女)
11. 序曲(アルジェのイタリア女)
12. Medaglie incomparabil(i ランスへの旅) |
ニコラ・アライモ(バリトン)
ロッシーニ交響楽団
アゴスティーニ・フォルトゥーナ劇場合唱団
ミルカ・ロシアーニ(指揮) |
華やかなロッシーニ・ライヴ
録音:2018 年2 月7 日/ファーノ、フォルトゥーナ劇場(ライヴ)/76'32"
ヨーロッパでの活躍はもちろん、2009 年にレヴァイン指揮ボストン交響楽団の『シモン・ボッカネグラ』でアメリカ・デビュー。2011
年には同演目でメト・デビューを果たしているニコラ・アライモによるロッシーニのオペラ・アリア集です。
序曲を交えつつ複数のオペラから選曲されたライヴとなっており華やかな世界が広がります。
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PASSACAILLE RECORDS
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フレスコバルディ:オルガン作品集&モテット集
Ave Virgo gloriosa(4声)*
O Jesu mi dulcissime(テノール)
Capriccio sopra la bassa fiamenga カプリッチョ集
第1巻より(オルガン独奏)
Toccata III per sonarsi alla levatione
トッカータ集 第2巻より(オルガン独奏)
Gagliarda II トッカータ集 第2巻より(オルガン独奏)
Gagliarda III トッカータ集 第2巻より(オルガン独奏)
Peccavi super numerum(3声)
Tota pulchra ess amica mea(2声)*
Toccata avanti la messa「 音楽の花束」より(オルガン独奏)
Canzon dopo l'epistola「 音楽の花束」より(オルガン独奏)
Toccata per l'elevazione「 音楽の花束」より(オルガン独奏)
Ego sum qui sum(4声)*
De ore prudentis procedit(2声)*
Aria detto balletto トッカータ集 第2巻より(オルガン独奏)
Canzon IV トッカータ集 第2巻より(オルガン独奏)
Vox dilecti mei pulsantis(3声)*
Quam pulchra es(3声)*
Aria detta la Frescobalda トッカータ集
第2巻より(オルガン独奏)
Toccata II トッカータ集 第2巻より(オルガン独奏)
Fantasia I 幻想曲集 第1巻より(オルガン独奏)
Toccata IV トッカータ集 第2巻より(オルガン独奏)
Toccata con il contrabbasso over pedale
トリノの自筆譜より(オルガン独奏)
* 世界初録音 |
ラ・ディヴィーナ・アルモニア
【アリーチェ・ロッシ(ソプラノ)、フェデリカ・ナポレターニ(ソプラノ)、
エレーナ・カルザニア(アルト)、ロベルト・リリエヴィ(テノール)、
アレッサンドロ・ラヴァシオ(バス)】
ロレンツォ・ギエルミ(オルガン) |
フレスコバルディは恰好良い。ギエルミの気迫にしびれる大名演!
録音:2017 年10 月13-16 日/74'29''
鍵盤作品の大家として名を残すフレスコバルディ。彼は世俗的・宗教的な声楽曲も書いているのですがあまり取り上げられる機会がありません。卓越したオルガン奏者であるロレンツォ・ギエルミは鍵盤楽曲と声楽曲を組み合わせることにより、この作曲家の魅力を最大限に引き出すことに成功しています。
鍵盤曲に見られる高度かつ興奮をあおる対位法や革新的な和声感覚は声楽曲でももちろん発揮されており、しかもア・カペラではなくオルガンが加わるため音響的に超充実。重唱での自由なファンタジーによる遠心力とオルガンの和音が引き締める求心力のせめぎ合いが恰好良いです!
世界初録音も散りばめられた貴重な録音。オルガン独奏曲も期待を裏切らぬ素晴らしさで、ギエルミの神々しさと気迫にしびれる大名演となっております。
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「オペラのいたずら」 |
アレッサンドロ・デナビアン(ナチュラルホルン)
ルチア・チリッロ(メゾソプラノ)
フランチェスカ・バッチェッタ(フォルテピアノ) |
ロッシーニ:前奏曲、主題と変奏(ホルン、ピアノ)
ジョヴァンニ・プッツィ:Ah che forse in
toi momenti(メゾソプラノ、ホルン、ピアノ)
アントニー・クラピッソン:ロッシーニ『オテロ』の主題による幻想曲(ホルン、ピアノ)
ドニゼッティ:Fuis, laisse-moi(メゾソプラノ、ホルン、ピアノ)
メルカダンテ:L'appel du chasseur(メゾソプラノ、ホルン、ピアノ)
フレデリック・デュベルノア:Mes Adieux(ホルン、ピアノ)
アゴスティーノ・ベッローリ:Pot-pourri
sopra vari motivi dell'opera il Pirata(ホルン、ピアノ)
ドニゼッティ:L' Amor funesto(メゾソプラノ、ホルン、ピアノ)
ジヴァンニ・プッツィ:Fantaisie sur les
airs de l'Agnese et de la Molinara(ホルン、ピアノ)
ドニゼッティ:Une larme furtive(メゾソプラノ、ホルン、ピアノ) |
ユーモラスなセンスのフルコース
録音:2014 年8 月26-29 日/64'37''
オペラの大家ロッシーニは40 代で一度音楽の道から身を引き隠居生活を送りますが、晩年に再び創作活動をはじめ『老年のいたずら』と題した小品集を作曲します。
これはピアノ曲や小さな編成の室内楽で、このなかに友人のホルン奏者のために書かれた「前奏曲、主題と変奏」も含まれます。
この作品から始まる当アルバムは、「オペラ」と「晩年ロッシーニのユーモラスな筆致」と「ホルン・声・ピアノ」をテーマとして広がっていくマニアックなアルバム。ロッシーニの時代の作曲家で統一され、とてもハイレベルな古楽器演奏が繰り広げられます。ロッシーニは毎晩おいしい料理を食べながら、こんな音楽を聴いて人生を楽しんでいたのでしょうか。
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MSR
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「ユーモレスク集」
ドヴォルザーク:8つのユーモレスク Op.101
レーガー:5つのユーモレスク Op.20
ラフマニノフ:ユーモレスク Op.10-5
シューマン:フモレスケ Op.20 |
ダリア・ラボトキナ(ピアノ) |
もちろん有名なドヴォルザーク作品も収録!4人の作曲家のユーモレスク集!
録音:2017年6月28-29日 米国 テキサス州
サンマルコス DDD [67'55]
有名なドヴォルザークのユーモレスクを含む4人の作曲家のユーモレスク集。
ドヴォルザークのユーモレスクにしても第7番ばかりが有名なので(しかもしばしばヴァイオリン編曲で)、全8曲を聞くことで、新世界交響曲やアメリカ四重奏曲と同様のドヴォルザークの米国時代の傑作と実感できるだろう。
レーガーのユーモレスクはレーガーが25歳の時の作品。後年の晦渋な作風とは異なった親しみやすい曲。ラフマニノフのユーモレスクはサロン小品集
Op.10の第5曲。これらのユーモレスクに対し、シューマンのフモレスケはまったく正確の異なるドイツロマン主義たっぷりの名作。
ダリア・ラボトキナはロシア、タタールスタンのカザンの生まれ。2001年に仙台国際音楽コンクール第1回ピアノ部門で4位(この時の優勝はジュゼッペ・アンダローロ、第3位はユジャ・ワン)。2007年、ニューヨークのコンサート・アーティスツ・ギルド国際コンクールのピアノ部門で優勝。近年は米国各地を中心に活躍している。
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「古典派の弦楽三重奏曲の発見 第2集」
J.C.バッハ:ソナタ ト長調 B.37
カンピオーニ:ソナタ ト短調 Op.4-2
ハイドン:ディヴェルティメント ニ長調 H.V:15
クラウセク:三重奏曲 変ロ短調
ゴセック:三重奏曲 ヘ長調 Op.9-3
ブレヴァル:協奏と対話の三重奏曲 変ロ長調
Op.27-4
ヴィヴァルディ:3声のソナタ・ダ・カメラ
ホ短調 Op.1-2 |
ザ・ヴィヴァルディ・プロジェクト
(ピリオド楽器使用):
【エリザベス・フィールド(Vn)
アリソン・エドバーグ・ナイキスト(Vn,Va)
ステファニー・ヴィアル(Vc)】 |
ヴィヴァルディ・プロジェクトの古典派の弦楽三重奏曲の発見
第2集!
録音:2017年9月5-7日 米国 ペンシルベニア州
イーストン、DDD [64'54]
第1集(MS1621)に続くザ・ヴィヴァルディ・プロジェクトによる弦楽三重奏曲集。今回もピリオド楽器による爽やかな演奏が素敵だ。
今回も珍しい作曲家の作品が含まれている。カルロ・アントーニオ・カンピオーニ(1720-1788)は北フランスロレーヌ地方に生まれたイタリア系の作曲家。
ヨハン・イグナツ(ヤン・イグナーツ)・クラウセク(1720頃-1775頃)はボヘミア出身(現在のチェコのラコヴニークの生まれ)の作曲家。ジャン=バプティスト・セバスチャン・ブレバル(1753-1823)はパリ生まれのチェロ奏者、作曲家。
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NMC
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現代のロマン主義?ヒュー・ワトキンスの交響曲&協奏曲集
ヒュー・ワトキンス(b.1976):
(1)フルート協奏曲(2013)
(2)ヴァイオリン協奏曲(2010)
(3)交響曲(2016-17) |
(1)(3)ライアン・ウィグルスワース(指揮)
ハレ管弦楽団
(1)アダム・ウォーカー(Fl)
(2)アリーナ・イブラギモワ(Vn)
エドワード・ガードナー(指揮)
BBC交響楽団 |
録音:2017年/2010年BBCプロムス (2)世界初演ライヴ (1)[22:19](2)[22:25](3)[21:54]
ヒュー・ワトキンスはウェールズ出身のイギリスの中堅でケンブリッジ大学と王立音楽大学でジュリアン・アンダーソン、アレクサンダー・ゲールらに学んだ。
彼はヨーロッパの前衛楽派とは一線を画し、ブリテン、ショスタコーヴィチへの愛を隠さず、巧みな管弦楽法を駆使して現代のロマン主義とも呼べるリリカルな作品を多数発表している。
フルート協奏曲はロンドン響の元首席フルート奏者アダム・ウォーカーのために書かれたものでブリテン、ウォルトンの流れを汲む美しい作品。
ヴァイオリン協奏曲はBBCプロムスで初演され好評を博した作品でバルトーク風の情熱的な音楽。最新作の交響曲はウォルトン、ロバート・シンプソンらイギリスの交響曲作家の作品を思わせるドラマティックな大作。
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イギリスのロマンティックな作曲家ジョナサン・ドーヴ作品集
ジョナサン・ドーヴ(b.1959):
(1)《天地創造の短い歴史》
(2)《ガイア理論》 |
(1)サー・マーク・エルダー(指揮)
ハレ管弦楽団、ハレ児童合唱団
(2)ジョセップ・ポンス(指揮)
BBC交響楽団 |
録音:(1)2016年(ライヴ)、(2)2014年(BBCプロムス・ライヴ)、(1)[47:25](2)[21:47]
ジョナサン・ドーヴはケンブリッジ大学でロビン・ホロウェイに師事し作曲家のみならずピアニストとしても活動している。イギリス国内ではオペラ作曲家として知られ、オペラ以外でも歌曲、カンタータなどテキストを伴った音楽、劇的要素のある作品で評価されている。
「天地創造の短い歴史」は現代美術家ジェームズ・タレルの光を使ったインスタレーションに霊感を受けて書かれた作品で地球が生まれてから今日までの14億年の歴史をメルヘン・タッチで描いたカンタータ。
「地球が一個の巨大な生命体である」というジェームズ・ラヴロックの有名な仮説理論から霊感を受けて作曲された「ガイア理論」はミニマリズムの影響が色濃いロマンティックな佳品。ジョン・アダムズを思わせる鮮やかなオーケストレーションと中間部の瞑想的な曲想が聴きどころ。現代音楽版クリスチャン・ラッセン(笑)。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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PROFIL
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PH 18017
(10CD)
¥5700 →\5390
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PROFIL(10CD) 現在流通されていない秘宝目白押し
アンドレ・ナヴァラ・エディション |
アンドレ・ナヴァラ(チェロ) |
Disc 1 47' 54"
(1)ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調Op.101
(2)ボッケリーニ:チェロ協奏曲第9番変ロ長調G482
ベルンハルト・パウムガルトナー(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ
録音:1958 年(モノラル)
Disc 2 44' 01"
(1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調Op.104
(2)シューマン:トロイメライ、(3)同:夕べの歌
ルドルフ・シュワルツ(指揮)ナショナル交響楽団(1)、伴奏者不詳(2)(3)
録音:1954 年(1)、42年(2)(3)(モノラル)
Disc 3 49' 16"
(1)シューマン:チェロ協奏曲イ短調Op.129
(2)同:チェロ協奏曲イ短調Op.129(別演奏)
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)ハレ管弦楽団(1)、
アンドレ・クリュイタンス(指揮)コロンヌ芸術協会管弦楽団(2)
録音:1962 年/マンチェスター・フリー・トレード・ホール(ライヴ)(1)、51年(2)(モノラル)
Disc 4 43' 22"
(1)ハチャトゥリヤン:チェロ協奏曲、(2)ブルッフ:コル・ニドライOp.47
ピエール・デルヴォー(指揮)コロンヌ芸術協会管弦楽団
録音:1957 年10月28日(1)、2月13日(2)(モノラル)
Disc 5 51' 08"
(1)エルガー:チェロ協奏曲ロ短調Op.85
(2)C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲イ長調Wq172
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)ハレ管弦楽団(1)、
ティボール・ヴァルガ(指揮)ティボール・ヴァルガ室内管弦楽団(2)
録音:1957 年(1)、61年(2)(モノラル)
Disc 6 44' 13"
(1)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3
番イ長調Op.69
(2)シューベルト:アルペジオーネ・ソナタD.821
アーサー・バルサム(ピアノ)/録音:1948
年(モノラル)
Disc 7 43' 21"
(1)ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
(2)ファリャ(マレシャル編):スペイン民謡(全6曲)
(3)ニン:スペイン民謡〜祈り/アンダルーサ
ジャン・フルネ(指揮)コロンヌ芸術協会管弦楽団(1)、エリカ・キルヒャー(ピアノ)(2)(3)
録音:1948年(1)(モノラル)、81年(2)(3)(ステレオ)
Disc 8 51' 09"
(1)ロカテッリ:チェロ・ソナタ ニ長調
(2)ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第6番イ長調
(3)同:チェロ・ソナタ第3番ト長調
(4)ヴァレンティーニ:チェロ・ソナタ第10番ホ長調
エリカ・キルヒャー(ピアノ)/録音:1981年(ステレオ)
Disc 9 51' 49"
(1)ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65
(2)リヒャルト・シュトラウス:チェロ・ソナタ
ヘ長調Op.6
エリカ・キルヒャー(ピアノ)/録音:1984年(ステレオ)
Disc 10 52' 58"
(1)グラナドス:スペイン舞曲第5番「アンダルーサ」/
(2)同(ナヴァラ編):スペイン舞曲第6番「ロンデーリャ・アラゴネーサ」/
(3)同(カサド編):歌劇「ゴエスカス」間奏曲/(4)カサド:緑の悪魔の踊り/
(5)ショパン:ノクターンOp.9の2/(6)同:ノクターン(遺作)/(7)サン=サーンス:白鳥/
(8)フォーレ:蝶々Op.77/(9)マスネ:エレジー/(10)グラズノフ:スペインのセレナード/
(11)シューベルト:楽興の時第3番ヘ短調/(12)J.S.バッハ(ポーレーン編):ミュゼット/
(13)ルイ・マングノー:3 つの小品/(14)グラナドス:スペイン舞曲第3番
ジャン・ユボー(ピアノ)
録音:1947年(13)、41年(1)(10)(12)、42年(2)-(9)(10)(モノラル) |
ナヴァラの魅力をすべて収めた魅惑の10枚Box
Profileレーベルの音源発掘シリーズ、今回はナヴァラ。
現在流通されていない秘宝目白押しの期待のBoxです。
アンドレ・ナヴァラ(1911-88) は、フルニエ、ジャンドロンとならびフランス三大チェリストと賞されています。フランス風の洗練にあふれながらも骨太で力強い芸風に、日本でも人気が衰えることのない巨匠です。
ナヴァラの十八番だったハイドンやドヴォルザークの協奏曲はもちろん見事ながら、バルビローリ&
ハレ管と共演したエルガーの情念はデュプレをしのぐとまで言われています。
またシューマンはクリュイタンス、ハチャトゥリヤンとブルッフはデルヴォー、ラロはフルネという往年のフランスの大指揮者がバックを務めているのも魅力。小品集も名ピアニスト、ジャン・ユボーの味わい深い演奏を楽しめます。
最後の小品集が白眉。小さな曲を満身の感情を込めて歌い、心打たれます。
これだけ収めて驚きのうれしい価格となっています。
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<映像>
BONGIOVANNI(映像)
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AB 20038
(DVD)
¥5800
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ベッリーニのオペラ書法が完成を見た大作
ベッリーニ:歌劇『異国の女』 |
フランチェスカ・ティブルツィ
アレッサンドロ・ヴァルゲット
ソーニャ・フォルトゥナート
エマヌエレ・ダグアンノ
エンリコ・マッルッチ
リッカルド・パラッツォ
マウリツィオ・ムスコリーノ
カターニア・マッシモ・ベッリーニ
劇場管弦楽団&合唱団
セバスティアーノ・ロッリ(指揮) |
アンドレア・チンニ(演出)
収録:2017 年1 月/カターニア・マッシモ・ベッリーニ劇場(ライヴ)/145分、原語:伊、字幕:英伊
この『異国の女』をもって、ベッリーニは彼自身の書法を完成させました。物語と演技に則した声楽のヴィルトゥオジティが繰り広げられ、感情の高まりと音楽表現が見事に合致したスタイルとなっています。
レチタティーヴォはアリオーソに進化し、それまでにないイタリア・オペラへと発展します。
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<LP>
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キング・インターナショナル(LP)
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KKC 1119
(6LP)
¥33333+税
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これぞ至上の喜び・・・250セット限定発売
幻のアイテムとなっていたファウストの無伴奏LP、なんともぜいたくな6枚組で再発売
「J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータBWV
1001-1006(全曲)/
イザベル・ファウスト」 |
イザベル・ファウスト
[ヴァイオリン] |
[LP 1]無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番
ト短調BWV 1001
【A 面】Adagio・Fuga. Allegro、【B 面】Siciliana・Presto
[LP 2]無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
第1番 ロ短調 BWV 1002
【A 面】Allemanda・Double・Corrente・Double
【B 面】Sarabande・Double・Tempo di Borea・Double
[LP3]無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番
イ短調 BWV 1003
【A 面】Grave・Fuga、【B 面】Andante・Allegro
[LP4]無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番
BWV 1004 ニ短調
【A 面】Allemanda・Corrente・Sarabanda・Giga、【B
面】Ciaccona
[LP5]無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番
BWV 1005 ハ長調
【A 面】Adagio・Fuga、【B 面】Largo・Allegro
assai
[LP6]無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番
BWV 1006 ホ長調
【A 面】Preludio・Loure・Gavotte en Rondeau
【B 面】Menuet I & II・Bouree・Gigue |
ファウストによるバッハの「無伴奏」全曲、前代未聞の理想的カッティング、6枚組LPで登場。250セット限定発売。
美しく凛とした音色、名器のゆたかな共鳴音、拡がる空気の振動アナログ・ディスクの真骨頂がここに!
250セット限定発売につき、完売の際はご容赦を。
[ヴァイオリン/使用楽器:1704 年製ストラディヴァリ "
スリーピング・ビューティー"]
録音:2009 年9 月、2011 年8 月& 9 月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)/国内プレス、完全限定生産、ステレオ、日本語帯・解説付、【特典】イザベル・ファウストのポストカード(2種)
イザベル・ファウストの「バッハの無伴奏」が6
枚組LP で登場。
ファウストの無伴奏全曲は、2014 年にLP(当時は3
枚組)で発売いたしましたが、またたく間に完売、幻のアイテムとなっておりました。
このたび、TELDEX STUDIO
より提供された24
bit / 96 kHz 収録のオリジナル・デジタル・マスターから、アナログマスターテープを製作したうえで、1
組曲で1 枚(A 面B 面)、計6
枚、という無伴奏史上まれにみるカッティングを新たに施し、250
セット限定販売致します。
ファウストの美しく凛とした音色。歴史ある銘器ならではの「鳴り」、空間に拡がりゆく倍音成分も、このうえなく自然な形で再現され、アナログ・ディスクを聴く歓びにあふれております。
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