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NAXOS
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8.501403
(14CD+USBファイル×1)
\8200→\7790 |
ズヴェーデン(指揮)&香港フィル
ワーグナー(1813-1883):楽劇《ニーベルングの指輪》全曲
【CD1-2】
序夜-楽劇《ラインの黄金》全曲
ヴォータン…マティアス・ゲルネ(バリトン)
フリッカ…ミシェル・デ・ヤング(メゾ・ソプラノ)
ローゲ…キム・ベグリー(テノール)
ドンナー…オレクサンドル・プシュニアク(バリトン)
フロー…チャールズ・レイド(テノール)
フライア…アンナ・サムイル(ソプラノ)
エルダ…デボラ・ハンブル(メゾ・ソプラノ)
アルベリヒ…ペーター・シドホム(バリトン)
ミーメ…デヴィッド・カンジェロージ(テノール)
ファーゾルト…ユン・クヮンチュル(バス)
ファーフナー…ステファン・ミリング(バス)
ヴォークリンデ…中村恵理(ソプラノ)
ヴェルグンデ…アウレーリア・ヴァラク(メゾ・ソプラノ)
フリースヒルデ…ヘルミーネ・ハーゼルベック(メゾ・ソプラノ)
録音 2015年1月22・24日
香港 カルチャーセンター・コンサート・ホール
【CD3-6】
第1夜-楽劇《ワルキューレ》
ジークムント…スチュアート・スケルトン(テノール)
ジークリンデ…ハイディ・メルトン(ソプラノ)
フンディング…ファルク・シュトルックマン(バス・バリトン)
ヴォータン…マティアス・ゲルネ(バリトン)
ブリュンヒルデ…ペトラ・ラング(ソプラノ)
フリッカ…ミシェル・デ・ヤング(メゾ・ソプラノ)
ヴァルトラウテ…サラ・キャッスル(メゾ・ソプラノ)
ゲルヒルデ…カレン・フォスター(ソプラノ)
ヘルムヴィーゲ…キャサリン・ブロデリック(ソプラノ)
シュヴェルトライテ…アンナ・バーフォルド(メゾ・ソプラノ)
オルトリンデ…エレイン・マックリル(ソプラノ)
ジークルーネ…アウレーリア・ヴァラク(メゾ・ソプラノ)
グリムゲルデ…オッカ・フォン・デア・ダメラウ(メゾ・ソプラノ)
ロスヴァイセ…ラウラ・ニケネン(メゾ・ソプラノ)
録音 2016年1月21.23日 ライヴ
香港 カルチャーセンター・コンサート・ホール
【CD7-10】
第2夜-楽劇《ジークフリート》
ジークフリート…サイモン・オニール(テノール)
ミーメ…デヴィッド・カンジェロージ(テノール)
さすらい人…マティアス・ゲルネ(バス・バリトン)
アルベリヒ…ヴェルナー・ファン・メケレン(バス・バリトン)
ファフナー…ファルク・シュトルックマン(バス・バリトン)
森の小鳥…ヴァレンティナ・ファルカス(ソプラノ)
エルダ…デボラ・ハンブル(メゾ・ソプラノ)
ブリュンヒルデ…ハイディ・メルトン(ソプラノ)
録音 2017年1月19.22日 ライヴ
香港 カルチャーセンター・コンサート・ホール
【CD11-14】
第3夜-楽劇《神々の黄昏》全曲
ブリュンヒルデ…グン=ブリット・バークミン(ソプラノ)
ジークフリート…ダニエル・ブレンナ(テノール)
グンター…シェンヤン(バス・バリトン)
ハーゲン…エリック・ハーフヴァーソン(バス)
3人のノルン…サラ・キャッスル/ステファニー・ハウツィール/イェヌーファ・グライヒ
グートルーネ…アマンダ・マジェスキ(ソプラノ)
ヴァルトラウテ…ミシェル・デ・ヤング(メゾ・ソプラノ)
アルベリヒ…ペーター・カールマン(バス・バリトン)
ヴォークリンデ…中村恵理(ソプラノ)
ヴェルグンデ…アウレーリア・ヴァラク(メゾ・ソプラノ)
フロースヒルデ…ヘルミーネ・ハーゼルベック(メゾ・ソプラノ)
バンベルク交響楽団合唱団/ラトヴィア国立合唱団
香港フィルハーモニー合唱団(エベルハルト・フリードリッヒ…合唱指揮)
録音 2018年1月18・21日 ライヴ
香港 カルチャーセンター・コンサート・ホール |
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)
香港フィルハーモニー管弦楽団
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香港フィルハーモニーとヤープ・ヴァン・ズヴェーデンによる《ニーベルングの指環》ツィクルス全曲が完結。
2015年から2018年まで、毎年1作ずつを大切に温めながら、考えられる限りの最高の歌手によって上演。その素晴らしい演奏は1作発表されるごとに話題となり、全曲の完成が待ち望まれていました。
ヴォータン(さすらい人)役にはマティアス・ゲルネを配し、ジークフリート役はサイモン・オニールとダニエル・ブレンナが担当、ブリュンヒルデは物語の進行に伴い、3人のソプラノが受け持つという豪華な配役。聴き手は常に新鮮な感覚を持って、神々の物語を楽しむことができます。
ツィクルス進行中にニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任することが決定したズヴェーデン、香港フィルとは2021/22年のシーズンまで契約を延長するなど、オーケストラとの良い関係が伺える熱気に満ちた指揮がオーケストラから素晴らしい響きを紡ぎ出しています。
【付属USBについて】
●《ニーベルングの指環》
英語・ドイツ語歌詞
登場人物の相関図
●演奏会の写真集
クラウス・ハイマン:インタビュー映像
プロデューサー&エンジニア、
フィル・ローランド:インタビュー映像
他、様々なコンテンツが含まれます。 |
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8.660428
(4CD)
\4100→\3890 |
ズヴェーデン(指揮)&香港フィル
ワーグナー(1813-1883):楽劇《神々の黄昏》全曲
【CD1】
1-6.プロローグ
7-9.第1幕
【CD2】
1-12.第1幕(続き)
【CD3】
1-12.第2幕
【CD4】
1-14.第3幕
15.終景
【Blu-ray AUDIO】
1-6.プロローグ
7-21.第1幕
22-33.第2幕
34-48.第3幕 |
ブリュンヒルデ…グン=ブリット・バークミン(ソプラノ)
ジークフリート…ダニエル・ブレンナ(テノール)
グンター…シェンヤン(バス・バリトン)
ハーゲン…エリック・ハーフヴァーソン(バス)
3人のノルン…サラ・キャッスル/ステファニー・ハウツィール/イェヌーファ・グライヒ
グートルーネ…アマンダ・マジェスキ(ソプラノ)
ヴァルトラウテ…ミシェル・デ・ヤング(メゾ・ソプラノ)
アルベリヒ…ペーター・カールマン(バス・バリトン)
ヴォークリンデ…中村恵理(ソプラノ)
ヴェルグンデ…アウレーリア・ヴァラク(メゾ・ソプラノ)
フロースヒルデ…ヘルミーネ・ハーゼルベック(メゾ・ソプラノ)
バンベルク交響楽団合唱団
ラトヴィア国立合唱団
香港フィルハーモニー合唱団
(エベルハルト・フリードリッヒ…合唱指揮)
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)
香港フィルハーモニー管弦楽団 |

NBD0075A
(Blu-rayオーディオ)
\3000 |
ワーグナーの壮大な楽劇《ニーベルングの指環》の最後を締めくくる《神々の黄昏》が遂に登場。
香港フィルハーモニーとヤープ・ヴァン・ズヴェーデンの《ワーグナー:ニーベルングの指環》ツィクルスはこれまでに2015年の《ラインの黄金》、2016年の《ワルキューレ》、2017年の《ジークフリート》と一年ごとに一作が発表されており、この2018年の《神々の黄昏》には大きな期待が寄せられていました。
舞台装置を使うことなく、最小限の演技のみで物語が繰り広げられる演奏会形式だからこそ味わえる高い求心力に裏打ちされたこの演奏、絶大なパワーを伴ったズヴェーデンの指揮は香港フィルから究極の演奏を引き出すとともに、ソリストたちの個性を生かしながら、複雑な愛憎劇を丁寧に描き出しています。
ジークフリートを歌うのはアメリカのテノール、ブレンナ。現代最高のジークフリート歌手の一人として世界的に活躍が期待されている歌手で、この上演でも張りのある美しい声で聴衆を魅了しました。
ブリュンヒルデはドイツ出身、注目の歌手グン=ブリット・バークミン。強靭な声が魅力です。他の歌手陣の顔ぶれも圧巻です。
録音 2018年1月18・21日 ライヴ 香港 カルチャーセンター・コンサート・ホール |
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8.573812
\1200 |
リーム(1952-):ヴァイオリンとオーケストラのための作品集
第1集
1.Dritte Musik 第3の音楽(1993)
2.Lichtzwan 光の強迫(パウル・ツェランの思い出に)(1975-1976)
3.Gedicht des Malers 画家の詩(2014) |
ティアンワ・ヤン(ヴァイオリン)
クリストフ=マティアス・ミューラー(指揮)
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団 |
現代ドイツを代表する作曲家ヴォルフガング・リーム。作曲年代によって作風が変化することで知られ、彼の作品目録には、抒情的な雰囲気を持つ曲から前衛的な曲まで様々な作品がひしめいています。
名手ティアンワ・ヤンは、以前にもリームの「ピアノとヴァイオリンのための作品全集」(8.572730)をリリース、作曲家への深い傾倒を示していますが、今作からの「ヴァイオリンとオーケストラのための作品」では一層深化した愛情が感じられます。
3曲の中では「光の強迫」が最も初期の作品で、冒頭に打ち鳴らされる打楽器の衝撃的な響きを縫って、ヴァイオリンが神秘的な旋律を紡いでいきます。
ミヒャエル・ギーレンとゴットフリート・シュナイダーによって初演された「第3の音楽」はやはり打楽器が多用されたスリリングな作品。緊迫感に溢れた音楽が展開されていきます。
ルノー・カピュソンに献呈された「画家の詩」は2014年の作品。こちらは抒情的な旋律に絡み合う神秘的なオーケストラの響きの美しさで知られており、21世紀に書かれたヴァイオリン協奏曲の中で最も高い人気を誇ります。
録音 2016年3月1-5日 ドイツ ルートヴィヒスハーフェン、フィルハーモニー |
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8.573919
\1200 |
グレツキ(1933-2010):弦楽四重奏曲全集 第1集
1.弦楽四重奏曲 第1番 Op.62「Ju| si zmierzch
すでに日は暮れて」(1988)
2.ジェネシス I:エレメンティ Op.19-1(1962)
弦楽四重奏曲 第2番 Op.64「幻想曲風に」(1991)
3.第1楽章:Largo sostenuto
4.第2楽章:Deciso-Energico
5.第3楽章:Arioso:Adagio cantabile
6.第4楽章:Allegro |
ティペット四重奏団…1.3-6
【メンバー】
ジョン・ミルズ(第1ヴァイオリン)…2
ジェレミー・イサーク(第2ヴァイオリン)
リディア・ラウンズ=ノー スコット(ヴィオラ)…2
ボズィダール・ヴコティク(チェロ)…2 |
「悲歌のシンフォニー」の大ヒットで知られるグレツキ。内省的で宗教的な雰囲気を湛えたこの曲が世界的な知名度を獲得したのは1990年代ですが、彼は1960年代から独自の作風を追求し「holy
minimalism」と呼ばれる単純な和音の反復から生まれる瞑想的な作品を生み出していました。
1988年から1995年にかけて彼はクロノス・クァルテットのために3曲の弦楽四重奏曲を書きましたが、そのどれもが充実した作風を持ち、晩年のグレツキ作品の特徴とも言える冥想的な雰囲気が漂っています。
この第1集のアルバムには“ポーランド聖歌と民謡の融合”で良く知られる第1番と第2番が収録されていますが、間に置かれた1960年代の作品「ジェネシス」の前衛的な作風は、グレツキの作風の変遷を如実に示しています。
録音 St Nicholas Church, Thames Ditton,
Surrey, UK 2017年7月20日…1.3-6 2017年8月3日…2 |
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8.551398
\1200 |
ドイツのクリスマス
17世紀のアドヴェントとクリスマスの音楽集
1.トゥンダー(1614-1667):前奏曲
2.グレゴリオ聖歌/M.プレトリウス(1571-1621):いざ来ませ、異邦人の救い主よ
3.シュッツ(1585-1672):おおイエス 甘美な名
4.M.プレトリウス/B.ゲジウス(1562-1613):もろびと声上げ
5.伝承曲/F.ヴェケルカンプ(1967-):マリアはいばらの道を通って
6.M.プレトリウス/P.ジーフェルト(1586-1666):みどり児ベツレヘムに生まれたまえり
7.A.マザク(1609-1661):高貴なるイエス
8.シュッツ:今日、キリストが生まれた
9.M.プレトリウス:いと高きにある神にのみ栄光あれ
10.ペトリュス・ウルタド(1620-1671):Illibata
ter beata
11.ハスラー(1564-1612)/シュタイグレーダー(1593-1635)/J.プレトリウス(1586-1651):主の祈り
12.M.プレトリウス:羊飼いたちはみ使いらの歌
13.M.プレトリウス:エサイの根より
14.シャイン(1586-1630):輝く暁の星、いと美しきかな
15.シャイデマン(1595頃-1663)/ハスラー:高き天より
ボーナス・トラック
16.ヴェケルカンプ:ヴェニ、ヴェニ、エマニュエル |
マリト・ブレークレーロフ(音楽監督)
マルガレータ・コンソート
(バロック・アンサンブル) |
16世紀、オルガンは礼拝の開始時と終了時に演奏されるか、礼拝中に合唱隊の伴奏を務める程度の役割を担うのみでした。
しかしマルティン・ルターは、礼拝に来た人々が共に歌えるような賛美歌を作曲、やがて17世紀になると人々の生活にオルガンは不可欠なものとなりました。
この「ドイツのクリスマス」のアルバムでは、17世紀初頭に活躍したミヒャエル・プレトリウスの作品を中心に「オルガンを伴うクリスマスのための賛美歌と教会音楽」を収録、この当時の荘厳かつ心浮き立つクリスマスの雰囲気を味わうことができます。
録音場所となったオランダの「Helenakerk
Aalten=オールド・ヘレナ教会」は音響の素晴らしさで知られる広々とした大聖堂様式の建物。
小型マイク2本のみを設置して行われた録音により、まるで教会内部で聴いているような臨場感に満ちた音がたのしめます。
録音 2018年3月8-12日 Helenakerk Aalten,
Netherlands |
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8.573588
\1200 |
ヴィレーン(1905-1986):弦楽四重奏曲 第2番-第5番
1-3.弦楽四重奏曲 第2番 Op.9(1935)
4-7.弦楽四重奏曲 第3番 Op.18(1945)
8-12.弦楽四重奏曲 第4番 Op.28(1953)
13-15.弦楽四重奏曲 第5番 Op.41(1970) |
ヴィレーン弦楽四重奏団
【メンバー】
ロジャー・オルソン(第1ヴァイオリン)
ハンス・エルブクル(第2ヴァイオリン)
リン・エルブクル(ヴィオラ)
ハンナ・ソレル(チェロ) |
スウェーデンの作曲家ヴィレーンの弦楽四重奏曲集。第1番が破棄されたため、第2番から第5番までの4曲が全曲となります。
1935年に書かれた第2番から、およそ35年を経て1970年に作曲された第5番まで、時代に伴うヴィレーンの作風の変化が良く表れている曲集です。
洗練された音のタペストリーとも言える豊かな響きを備えた第2番、戦争中の不安が反映されつつも、時折優しい肌触りが感じられる第3番、彼の代表作の一つ「交響曲第4番」と同時期に書かれた5楽章で構成された第4番、老境に入りつつある作曲家の人生の闘争と諦観が表現されたかのような劇的かつ神秘的な第5番。シベリウスやショスタコーヴィチを思わせる興味深い作品群です。
録音 2016年12月13-16日 スウェーデン エレブルー,ハルデモ教会 |
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8.573796
\1200 |
サティ:ピアノ作品集
1.アレグロ(1884)
2.「至高存在」のモティーフ(1891)
3.世俗的で豪華な唱句(1900)
4.フーガ=ワルツ(1906)
5-9.「真夏の夜の夢」のための5つのしかめっ面(D.ミヨー編)(1915)
10.モデレ-多分貧しい人々のために(1893)
11.思春期:アンダルシアの歌(1906)
12-13.風変りな美女(1920)
14-16.ユスピュ(1892)
17.やさしく(1902)
18-20.星の息子(1891)
21-23.官僚的なソナチネ(1917)
24.夜想曲 第6番(R.オルレッジによる補筆完成版)(1919)
25.アンゴラの牛(J.フリッツ編)(1901)
26.星の息子:第1幕 グノシエンヌ 第7番(1891)
27-29.コ・クオの少年時代(母親の忠告)(1913)
30.金の粉(1902)
※10.12-13.14-16…ピアノ版 |
ハオ・ドゥアンドゥアン(ピアノ) |
サティの音楽…それはミニマリズムであり、シュールレアリズムであり、突発的な動き、そして奇妙なタイトルなどの言葉に集約されるでしょう。
これらの要素が凝縮された彼のピアノ曲はどれも謎めいており、とても魅力的です。このアルバムに収録されているのは、サティ作品の中でもとびきりの個性を持つ曲ばかり。
中でもこれまでNAXOSでリリースされていなかった「官僚的なソナチネ(クレメンティの作品の完全なるパロディ)」は待望の録音。曲名をみているだけでも想像力が掻き立てられる1枚です。
録音 2017年5月12-14日 カナダ オンタリオ、キングシティ、カントリーディ・スクール、パフォーミング・アーツ・スクール |
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8.573868
\1200 |
バルトルト・クイケン(指揮&リコーダー)
The Versailles Revolution
ヴェルサイユの革命
リュリ(1632-1687):《ロラン》-組曲(1685)
1.プロローグ:序曲
2.プロローグ:ジーグ
3.第2幕:第5場−ガヴォット-エア-ガヴォット(da
capo)
4.第2幕:第5場-第2エア
5.第4幕:第3場-マルシェ
6.第4幕:第3場-メヌエットI-II-I(da capo)
7.第3幕:第6場-シャコンヌ
ムッファト(1653-1704):「音楽の花束」第1巻
-高貴なフィオレンティーナ(1698)
8.序曲
9.スペイン人の入場
10.オランダのエア
11.英国人のジグ
12.イタリア人のガヴォット
13.フランス人のメヌエットI
−メヌエットII-メヌエットI(da
capo)
マラン・マレ(1656-1728):《アリアーヌとバッキュス》(1696)
14.プロローグ:序曲
15.プロローグ:ニンフェの組曲より第1エア
16.プロローグ:メメ-ブーレ-エア-ブーレ(da
capo)
17.プロローグ:ジーグ
18.プロローグ:エア
19.プロローグ:プレジールのロンド
20.第2幕:第5場-バッキュスの組曲-マルシェ
21.第3幕:第6場-「眠り」のサンフォニー
22.第3幕:第6場-「夢」のエア
23.第3幕:第6場-フルートのエア
24.第3幕:第8場-間奏曲
25.第2幕:第6場-シャコンヌ |
バルトルト・クイケン(指揮&リコーダー)
インディアナポリス・バロック管弦楽団 |
もともとはイタリア人であったリュリですが、フランスでの活躍を機に、ジョヴァンニ・バッティスタから「ジャン=バティスト」とフランス風の名前に変え、1661年には国籍も取得。ルイ14世の宮廷楽長としてフランスの貴族社会を席捲しました。
彼はダンサーとしても優れた才能があり、やはり踊り手であったルイ14世としばしば同じ舞台に立つために、数多くのバレエ=バレ音楽を作曲し聴衆を魅了、王と密接な関係を保つとともに自身の発言力も強めていったのです。
王の寵愛を一身に受けたリュリは自らのオーケストラを結成し、ヴェルサイユ宮殿で行われる舞踏会での演奏を行うなど、17世紀の宮廷音楽に大革命を起こしました。
代表作の一つである《ロラン》はリュリが確立した「抒情悲劇」の1曲であり、初演時から高い人気を獲得するとともに、周辺の作曲家たちに強い影響を与えた作品です。
このアルバムで聴くことのできるムッファトとマレの組曲からも影響は感じられます。バルトルト・クイケンは各々の曲の特徴を捉え、華やかな解釈を施しています。
録音 2014年10月11-14日 USA インディアナポリス大学、クリステル・デハーン・ファイン・アーツ・センター ルース・リリー・パフォオーマンス・ホール |
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8.573964
\1200 |
ロッシーニ(1792-1868):老いのいたずら 第11集
ピアノ作品全集-室内楽と秘曲集 第3集
第1巻:イタリアのアルバムから
1.第7曲-Ave Maria (su due note) アヴェ・マリア(2つの音符で)
2.第6曲-Le gittane ジプシー女たち
第2巻:フランスのアルバムから
3.第10曲-Soupirs et sourire(Nocturne)
ため息と笑顔(夜想曲)
4.第4曲-Un sou. Complainte a deux voix
1ペニー、2つの声での苦情
第3巻:特別な小品
5-9.第5曲:Gammes ? Des montees et des
descentes:
deux gammes chinoises, suives d’une
melodie analogue
音階-上昇と下降:2つの中国風音階,その後、同様の旋律
10.第3曲:, Les amants de Seville (Tirana
pour deux voix)
セヴィリアの恋人たち(2つの声のためのティラナ)
第11巻:様々な声楽曲集
11.第4番:A ma belle mere わが義母に捧ぐ
12.第5番:O salutaris, de campagne おお、救いの生贄
第13巻:穏やかな音楽
13.Prelude ? Allegretto moderato; Mi
lagnero tacendo
前奏曲-アレグレット・モデラート-黙して嘆こう
14.第1番:Andantino
15.第2番:Andantino mosso
16.第3番:Andantino moderato
17.第4番:Allegretto moderato
18.第5番:Andantino moderato
19.第6番:Allegretto moderato
収録巻割り当てなし:
20.ジョアッキーノ・ロッシーニ…世界初録音 |
ラウラ・ジョルダーノ(ソプラノ)…16.17
マリア・キャンデラ・スカラブリーニ(ソプラノ)…2.3
ジュゼッピーナ・ブリデッリ(メゾ・ソプラノ)…2.10.18
チェチーリア・モリナーリ(メゾ・ソプラノ)…1.9.11.12.14
アレッサンドロ・ルチアーノ(テノール)…3.4.10
ブルーノ・タッディア(バリトン)…15.19.20
ヴィットーリオ・プラート(バリトン)…4
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)
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イタリアのピアニスト、マランゴーニによって2007年から録音が続けられてきたロッシーニの作品集「老いのいたずら」。11年の年月をかけて遂に全曲録音が完成しました。
これまでほとんど顧みられることのなかったこの「老いのいたずら」は、その名の通り、37歳で最後のオペラ「ウィリアム・テル」を発表し、44歳で悠々自適な引退生活に入ったロッシーニの独白のようなものであり、プライヴェートな目的のために書かれた曲であるために出版も禁じられていたという秘曲集です。
ピアノ・ソロあり、彼が愛したメゾ・ソプラノのための歌曲あり、ちょっとした室内楽や宗教曲、オペラの断片など、ロッシーニが折りに触れ書き溜めていた小品をまとめて聴けるシリーズの完結編、もちろんここにも世界初録音が含まれています。
録音 イタリア イヴレア,バロック・ホール 2017年7月30日…1-10 2017年10月26日…11-16 2018年1月8-9日…17-20 |
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8.573977
\1200 |
ドメニコーニ(1947-):Concerto Mediterraneo
地中海協奏曲 他
Concerto Mediterraneo 地中海協奏曲 Op.67(1993)
2台のギターと大管弦楽のための
1.第1楽章:Allegro moderato
2.第2楽章:Andante cantabile
3.第3楽章:Allegro
Oyun 舞曲(1999)
2台のギターと弦楽オーケストラのための
4.第1楽章:Prologo
5.第2楽章:Molto energico
6.第3楽章:Lento
7.第4楽章:Con fuoco
Trilogy 三部作(1998)
ギター独奏のための
8.第1楽章:Calata
9.第2楽章:Intonazione
10.第3楽章:Ragtime
11.Toccata in blue 青のトッカータ(1997)
ギター独奏のための
12.Chaconne シャコンヌ-
バッハのシャコンヌBWV1004による(2004)
ギター独奏のための
アマデウス・ギター・デュオに献呈…1-3
アマデウス・ギター・デュオによる編曲…4-7
デイル・カヴァナーに献呈…8-12 |
アマデウス・ギター・デュオ
【メンバー】
デイル・カヴァナー…1-12
トーマス・キルヒホフ…1-7
マーク・ピオレット(指揮)…1-3
シュターツカペレ・ハレ…1-3
イルジ・マラット(指揮)…4-7
マンハイム・クルプフェルツィシェ室内管弦楽団…4-7 |
イタリアの作曲家、クラシックギター奏者カルロ・ドメニコーニの作品集。13歳でギターを始め、17歳でペーザロの音楽院を卒業、1966年にベルリン音楽大学(現ベルリン芸術大学)で作曲を学び、教授として20年間後進を育てたというドメニコーニですが、3年間滞在したトルコの文化からも大きな影響を受けており、このアルバムは地中海の文化から生まれた作品と、トルコ文化に触発された作品がバランス良く収録されたドメニコーニの資質を良く表す1枚になっています。
タイトルに「地中海」と銘打たれた協奏曲は、北アフリカや中東の雰囲気が漂うエキゾチックな作品。アマデウス・ギター・デュオが初演を担っています。
トルコのメロディが使われた「Oyun」、独奏ギターのための即興的な「Triogy」、哀愁漂う「青のトッカータ」、バッハのシャコンヌから創造された「シャコンヌ」と様々な作品をお楽しみいただけます。
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8.574003
\1200 |
カステルヌォーヴォ=テデスコ(1895-1968):ヴァイオリン協奏曲
第3番 他
ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 第3番
Op.102(1939-1940)
1.第1楽章:Drammatico
2.第2楽章:Lento-grave e triste
3.第3楽章:Molto moderato (quasi un’Introduzione)
ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための弦楽三重奏曲
Op.147(1950)
4.第1楽章:Allegretto grazioso
5.第2楽章:Nenia:Molto moderato
6.第3楽章:Vivace (Ritmico e balzante)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ Op.148(1950)
7.第1楽章:Lento misterioso
8.第2楽章:Cavatina: Andante
9.第3楽章:Scherzo:Mosso, con spirito-alla
Serenata(in 1)
10.第4楽章:Rhapsody:Introduzione
(Liberamente ? quasi improvvisando)
世界初録音 |
ダヴィデ・アローニャ(ヴァイオリン)…1-10
フィオレンツォ・パスカルッチ(ピアノ)…1-3
ロベルト・トライニーニ(チェロ)…4-10
フェデリコ・スタッシ(ヴィオラ)…4-6 |
イタリア系ユダヤ人作曲家カステルヌオーヴォ=テデスコ。一頃までの日本では「ギター作曲家」として認知されていましたが、近年はピアノ曲やオーケストラ曲などの作品が注目され始め、色彩豊かな曲を耳にする機会が多くなってきました。
とはいえ、このアルバムに収録された3つの曲はどれも世界初録音。まだまだ知られざる作品が数多く眠っているようです。
この3曲は彼がイタリアを離れ、アメリカに渡ってから書かれたもの。「ヴァイオリン協奏曲
第3番」は友人ハイフェッツに依頼された作品であり、オーケストラではなくピアノ伴奏を伴う珍しい編成です。
しかし、ハイフェッツは第3楽章に満足しなかったといい、作曲家も何度かの改訂を試みましたが、結局は未発表に終わってしまいました。
彼の人気を高めた映画音楽にも通じる甘いメロディと、爆発的なエネルギーが特徴です。その後に書かれた三重奏曲とソナタは親密な雰囲気と成熟した作風を持ち、演奏には高い技巧が要求される魅力的な作品です。
録音:2018年4月19日 Galleria Alberoni,
Piacenza, Italy…1-3 2018年6月6日 Basilica
S. Vincenzo, Cantu (Como), Italy…4-6 2018年6月7-9日
Basilica S. Vincenzo, Cantu (Como), Italy…7-10 |
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8.579021
\1200 |
4 Woods + 1 Sax 4本の木管と1本のサックス
Play-ラモー、モーツァルトとラヴェル
ラモー(1683-1764):
組曲「La Triomphante 勝ち誇った女」(1726/1727)
(ラーフ・ヘッケマによる管楽器編)
1.前奏曲(クラヴサン組曲 第1巻より)
2.アルマンド
3.クーラント
4.サラバンド
5.三つの手
6.ファンタジネッテ
7.勝ち誇った女
8.ガヴォットと変奏-ガヴォット
9.第1変奏
10.第2変奏
11.第3変奏
12.第4変奏
13.第5変奏
14.第6変奏
15.モーツァルト(1756-1791):幻想曲 ヘ短調
K608(1791)
(イェレ・アルトゥイス編)
ラヴェル(1875-1937):クープランの墓(1914-1917)
(ラーフ・ヘッケマによる管楽器編 1993/2014年改訂)
16.前奏曲:Vif
17.フーガ:Allegro moderato
18.フォルラーヌ:Allegretto
19.リゴードン:Assez vif
20.メヌエット:Allegro moderato
21.トッカータ:Vif |
ウィーン・リード五重奏団
【メンバー】
ヘリ・チョイ(コーラングレ)…1-14
(オーボエ)…15-21
ハインツ=ペーター・リンズハルム
(クラリネット)…1-21
アルフレート・ライター
(ソプラノ・サクソフォン)…1-14
(アルト・サクソフォン)…15-21
ペトラ・スタンプ=リンズハルム
(バス・クラリネット)…1-21
ソフィー・ダルティガロング(ファゴット)…1-21 |
ウィーン・リード五重奏団はサクソフォンを交えたユニークな楽器の組み合わせにより、従来の管楽五重奏とは大幅に異なる新鮮で爽やかなサウンドを生み出します。
このアルバムでは、ラモーとラヴェルという2人のフランスの大作曲家の作品を中心に演奏。ラモーの組曲「勝ち誇った女」の原曲は鍵盤曲ですが、ヘッケマの編曲は作品の持つ軽やかさと生き生きとした対位法を丁寧にくみ取り、管楽器のための新たな作品に生まれ変わらせています。
そのおよそ200年後のラヴェルの「クープランの墓」は古典的な様式の中にフランス近代の響きを織り込んだ作品。原曲はピアノ曲で、管弦楽編曲版もありますが、ここで聴けるのはやはり軽やかで洒脱な響きです。
間に置かれたモーツァルトの幻想曲の端正かつ荘厳な響きも聴きどころです。
録音 2017年9月20-22日 オーストリア、ウィーン
トンスタジオ 4tune |
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8.579037
\1200 |
ギリシャの管楽五重奏曲集
1-4.ヤニス・コンスタンティニディス(1903-1984):
10のギリシャの良く知られた旋律(1972)
5-9.タキス・カロゲロプーロス(1946-2009):
Epirote Chronicle(2005)…世界初録音
10-14.アルキス・バルタス(1948-):小組曲(1970)…世界初録音
15-17.ゲオルギオス・ポニリディス(1892-1982):
五重奏曲(1966)…世界初録音
18.ギオルゴス・コウメンダキス(1959-):
A Blackbird in the Cricket’s Gorge
クリケット峡谷のブラックバート…世界初録音
19.テオドーレ・アントニオス(1935-):
木管五重奏曲 第2番(2014)…世界初録音
20.アンドレアス・マクリス(1930-2005):
木管五重奏曲(1993)…世界初録音 |
アエロス木管五重奏団
【メンバー】
ヴァンゲリス・スタスロプーロス(フルート)
イアニス・テリカス(オーボエ)
アンゲロス・ポリティス(クラリネット)
スピロズ・カコス(ホルン)
ゲオルギス・ファルンギアス(ファゴット) |
20世紀から21世紀にかけて、ギリシャではどのような音楽が生まれているのか・・・。
そんな好奇心を刺激するこのアルバムには、名前も聞いたことのないような作曲家たちの作品が7曲収録されています。冒頭に置かれているのは「10のギリシャの良く知られた旋律」。印象派風の響きの中に、ギリシャの旋律が聞こえてくる親しみやすい作品です。
「クロクニル」はギリシャの伝統的な旋律と変代の融合。「小組曲」は1分程度の5つの曲で構成された作品。短いながら強い印象を残します。
民族音楽の要素が一切入っていない「五重奏曲」は十二音が用いられた前衛的な作品。アルバムの中でも異質な光を放っています。地中海の動植物からインスパイアされた「クリケットの峡谷のブラックバート」、即興的なモティーフで構成された「木管五重奏曲
第2番」、最後は新古典派の作風とギリシャの伝統音楽が組み合わされた楽しい「木管五重奏曲」で締めくくられます。硬軟ありの楽しいアルバムです。
録音 2014年10月8-9日 e Hellenic Broadcasting
Corporation (ERT) Studio, Athens, Greece |
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8.579040
\1200 |
グラシエラ・ヒメネス(1965-):
ピアノ独奏曲・ピアノとチェロのための作品集
1.En los ojos de las llamas 炎の目の中で(2013)…世界初録音
3つのピアノのための小品(1999)
2.第1番:En lugar de un prologo 序文に代えて
3.第2番: Caminos del espejo 鏡の道
4.第3番:Silencios 沈黙
5.Baguala ベグアラ(2004)…世界初録音
6.En la Quebrada de Humahuaca ウマワカ峡谷で(2009)…世界初録音
La luz de enero 光の旅(2006-2012)…世界初録音
7.第1番:Soneto de la guirnalda de rosas
ばらの花束のソネット
8.第2番:Llagas de amor 愛の傷
9.第3番:El poeta dice la verdad 詩人は真実を伝えた
10.第4番:Soneto de la carta 手紙のソネット
Mediterraneo 地中海(2014)
11.第1番:Despertar 目覚め
12.第2番:Primer silencio 最初の沈黙
13.第3番:Como un espejo 鏡のように
14.第4番:Ecos こだま |
マティアス・ビジャファーニェ(チェロ)…7-14
ドーラ・デ・マリニス(ピアノ) |
アルゼンチン出身の女性ピアニスト、グラシエラ・ヒメネスは作曲家としても活躍しています。
アルゼンチンの風景や民謡からインスパイアされた彼女の作品は、活発な舞曲や、穏やかな旋律を持つ曲など、様々な表情を持っています。
アルゼンチンの北部地方のイメージが宿る「炎の目の中で」は色とりどりな幻想曲。彼女の愛好する詩から想起された「3つのピアノのための小品」や、アルゼンチンの民族音楽による「ベグアラ」と「ウマワカ峡谷にて」も独創的です。
またチェロとピアノのデュオ「光の旅」はジャズ風の味わいを持った美しい組曲。最後に置かれた「地中海」にはタンゴや古典作品などの様々な要素が複雑に取り込まれており、彼女の幅広い世界観が表出されています。
録音 2017年8月28日 アルゼンチン、ブエノスアイレス、エスタデゥイオス・フォルト |
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8.660444
(3CD)
\3600 |
ロッシーニ(1792-1868):歌劇《マオメット2世》(1820)
2幕
チェザーレ・デッラ・ヴァッレ:台本
【CD1】
1-13.第1幕
【CD2】
1-2.第1幕(続き)
3-8.第2幕
【CD3】
1-13.第2幕(続き) |
マオメット2世…ミルコ・パラッツィ(バス)
パオロ・エリッソ…メルト・ジュンギュ(テノール)
アンナ・エリッソ…エリサ・バルボ(ソプラノ)
カルボ…ヴィクトリア・ヤローヴァヤ(メゾ・ソプラノ)
コンドゥルミエロ/セリモ…パトリック・カボンゴ・ムベンガ(テノール)
アントニーノ・フォリアーニ(指揮)
ポズナン・カメラータ・バッハ合唱団
ヴィルトゥオージ・ブルネンシス |
15世紀の物語。マオメット2世が率いるオスマントルコの軍勢に包囲されたヴェネツィア共和国のネグロポンテ島で会議が開かれています。司令官はパオロ・エリッソ。指揮官コンドゥルミエロは降伏を検討していましたが、その意見に反対するのは若き指揮官カルボでした。カルボはエリッソの娘アンナに思いを寄せており、エリッソは娘とカルボを結婚させようと考えています。しかし、アンナは他に好きな人がいました。それは若き領主ウンベルトと名乗る男ですが、実はその正体こそ敵であるマオメット2世でした。もつれた愛の行方は、逃れる術のない悲劇へと突き進みます・・・
1820年に作曲された《マオメット2世》はロッシーニの円熟期の作品で、全作品中最も長大かつ重々しい雰囲気を持っています。しかしヴェニスでの初演は大失敗を期したため、ロッシーニは6年後に作品をフランス・グランドオペラ風に編曲・編纂。序曲を変更し、セリフをフランス語に変え、物語の舞台をネグロポンテ島からコリントに移すなど大きな改編を加え「コリントの包囲」として新たに世に問いました。こちらは大成功を収め、後にイタリア語に翻訳されるなど大人気となったことで知られています。
《マオメット2世》としての改訂版は最後がハッピーエンドになる1822年版も存在しますが、2017年のヴィルトバート
ロッシーニ音楽祭での上演は、初演版が用いられており、当初の構想通りの美しいアリアや悲劇的な結末など、ロッシーニの最初の構想がそのまま表現されています。歌手たちの熱演、バランスの取れたヴィルトゥオージ・ブルネンシスの演奏など、注目の公演の記録です。
2017年7月15.20.23日 第29回 ヴィルトバート
ロッシーニ音楽祭 ドイツ バート・ヴィルトバート
トリンクハレ |