STRADIVARIUS
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STR371558
(CD+Booklet)
\4200
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サラ・ミンガルド、アルト・リサイタル 『錦秋』
ヨハネス・ブラームス(1833-1897)
《2つの歌曲》Op.91(アルト、ヴィオラ、ピアノ)
《4つの厳粛な歌》Op.121
《4つの歌曲》Op.43より「永遠の愛」、「五月の夜」
《5つの歌曲》のOp.105より
「歌の調べのように私をよぎる」
「私の眠りはますます浅く」
グスタフ・マーラー(1860-1911)
《リュッケルトの詩による5つの歌曲》 |
サラ・ミンガルド(Alt)
ダヌーシャ・ワスケヴィッチ(Va)
アルド・オルヴィエト(Pf) |
アルト歌手サラ・ミンガルド、待望のドイツ・リート!
録音:2021年1月21~24日 ヴェニス [62:08]
サラ・ミンガルド(b.1961)はイタリア出身のアルト歌手(コントラルト歌手としても知られる)。1980年代より活躍を始め、イタリア歌劇を中心に活躍するが、モーツァルトやビゼーの「カルメン」でも定評がある。このアルバムは彼女にしては珍しいドイツ・リートでまとめられており、ブラームスの晩年期の歌曲とマーラーの「リュッケルト歌曲」という、燻し銀のような味わい深いプログラム。
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ムーン・ハ(1980~)弦楽器のための作品集
(1)《幻想的に》2つの弦楽四重奏のための(2011)
(2)《・・・その時が来るまで・・・》
弦楽四重奏のための(2013)
(3)《理論を追い求める素朴な美しさ》
弦楽三重奏のためのOp.2(2022)
(4)《オン・レゾナンス》
ヴァイオリンとエレクトロニクスのための(2022)
(5)《理論を追い求める素朴な美しさ》
ヴァイオリンとヴィオラのためのOp.3 (2023) |
(1)ジャック四重奏団
ミボス四重奏団
(2)モメンタ四重奏団
(3)アモルシマ弦楽三重奏団
(4)ミア・デトワイラー(Vn)
(5)ミア・デトワイラー(Vn)
マイケル・カポーネ(Va) |
若手作曲家ムーン・ハの最新サウンド・スケープ録音!
録音:(1)2011年4月8日 (2)2013年5月30日 (3)2022年2月7日 (4)(5)2024年7月21日 [49:36]
ムーン・ハはニューヨークを拠点に活動する若手作曲家。イリノイ大学音楽、ニューヨーク大学で学び、現在はニューヨーク大学スタインハート文化・教育・人間発達学部の音楽助教授を務めている。彼はアコースティックな楽器、伝統楽器とコンピュータ制御による作曲法を融合した新しい音楽を目指している。このアルバムには弦楽器のための作品が収められているが、きらきらとした音響、時に聴こえる調性的な響きに自然と最新テクノロジーを融合した未来的なサウンド・スケープが聴き取れる。
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ジャチント・シェルシ(1905-1988) コレクション9
《組曲第11番b》~ピアノのための(1956年頃)
1. I./2. II./3. III./4. IV./5. V./6.
VI./
7. VII./8. VIII./9. IX./10. X./11.
.XI. |
ファブリッツィオ・オッタヴィウッチ(Pf) |
録音:2018年5月12日 [41:46]
ジャチント・シェルシ作品集第9 弾。イタリアの作曲家シェルシはスペクトル楽派にその音楽発想のインスピレーションを与えた存在として知られる。ひとつの音を徹底的に聴き込み、その変化を音楽構造として構 成するというものであるが、このアルバムに収められたピアノのための組曲第11
番b にはまだその傾向は薄く、試行錯誤の段階のように聴きとれる。しかしその分、様々な音の実験が行われており、様式が確立する直前の未分化ならではの炎のようなエネルギーが炸裂しており聴きごたえ充分。
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ギターの兵士
フランソワ・ドゥ・フォッサ(1775-1849)
ギター・作品集
幻想曲第1番Op.5
幻想曲第3番《ベートーヴェンの主題による》Op.10
幻想曲第5番《スペインの旋律による》Op.12
ディヴェルティメント第2番《ハイドンの4つのディヴェルティメントによる》
《いつも愛情深い友人を偲んで》 |
サミュエル・プロヴェンツィ(Gtr) |
録音:2025年3-5日ノマーリオ、聖バルトロメオ教会 [58:38]
フランソワ・ドゥ・フォッサはフランスの作曲家でギタリスト。今日ではギター愛好家以外の聴衆には殆ど忘れられてしまったが、多くのギター作品、編曲、教則本を残し、ギター音楽界に多大に貢献した。
まとまった作品集のCD は珍しくギター・ファンにはうれしいリリース。作風は古典主義的である。
STRADIVARIUS の瑞々しい録音も聴きどころのひとつ。
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波のなかで/サンナ・ヴァルニ ピアノ・リサイタル
ルチアーノ・ベリオ(1925-2003)
ピアノ・ソナタ(2001)
アンコール第3 番《水のピアノ》
フランツ・シューベルト(1797-1828)
ピアノ・ソナタ第18 番ト長調Op.78, D894 |
サンナ・ヴァルニ(Pf) |
録音:2024年3月25-26日 2024年4月22日 フィンランド [72:04]
現代音楽の作曲家ルチアーノ・ベリオのピアノ曲とシューベルトのピアノ・ソナタの組み合わせは一見奇妙に見えるかもしれないが、ベリオはシューベルトの交響曲第10
番の断片を再構成した「レンダリング」という作品を作曲したりブラームスのクラリネット・ソナタのオーケストラ版を作るなど、古典作品の再解釈、注釈を作品として発表するなど、過去のクラシック音楽と自身の音楽の関わりと終生持ち続けていた(ベリオのシンフォニアも過去の多数の作曲家の作品の断片をタペストリーとして構成している)。ピアニストのサンナ・ヴァルニもその辺りを意識してベリオとシューベルトの音楽が二枚の鏡のように互いに映しあうようにプログラムを作っている。ヴァルニはフィンランドのシベリウス音楽院で学び、近年は20
世紀イタリアのピアノ音楽やメシアン、武満のピアノ作品をSTRADIVARIUS
よりリリースし高い評価を得ている。
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至福 ―愛の歌
エイミー・ビーチ(1867-1944)
3つの歌 Op.19 第2番《恍惚》
3つのブラウニングの歌 Op.44
《愛の歌》《六月》《幻》 ほか
セシル・シャミナード(1857-1944)
《スラヴの歌》《捨てられた花》
《愛するひとよ》《雪の歌》《ソンブレロ》 ほか
ギルダ・ルタ(1853-1932)
《大いなる思い》《海上の歌》
《最後の陶酔》《トルナ》ほか
全19曲 |
フランチェスコ・ジャンネッリ(Ten)
サブリナ・デ・カルロ(Pf)
ヤレ・フィースト(Vn)
エリーザ・アストリート・ペニカ(Vc) |
録音:不記載 [52:08]
19世紀後半から20世紀半ばにかけて活躍した3
人の女性の作曲家の歌曲を収録。エイミー・ビーチはアメリカの作曲家、ピアニスト。歌曲以外に交響曲、ピアノ協奏曲、室内楽などがあり、ブラームス、ワーグナー、フランクなどの影響を受けつつ、イギリス民謡の要素も取り入れた繊細な作風で知られる。セシル・シャミナードはフランスの作曲家。フルートと管弦楽のためのコンチェルティーノは今日でもフルートの定番レパートリーとして知られているが、バレエ音楽、室内楽、ピアノ曲を数多く作曲した。19
世紀末の華やかな空気を伝える甘美な歌曲。ギルタ・ルータはイタリアの作曲家。オペラ作曲家メルカダンテに学び、生前は主にピアニストとして活躍したが多くのピアノ曲と歌曲を作曲。師匠メルカダンテ譲りの明解で歌心溢れる豊穣な旋律が聴きどころ。
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黄昏の音楽
カルロ・アレッサンドロ・ランディーニ(1954~)作品集
(1)《オドラ川から見たヴロツワフ大聖堂の眺め》
オーケストラのための(2016)
(2)《エピファネ(顕現)》~
ピアノ、クラリネット、フルート、トランペット、
フレンチ・ホルンのための(1995-1996)
(3)《主よ、私を天国へお連れ下さい》
フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、
コントラバス、ハープ、ピアノのための(2021/2022)
(4)《この心は汝の中心なりこの肉体は
汝の領域なり/ジョン・ダンの詩を読んで》
ピアノ、クラリネット、ヴァイオリンのための(2010) |
(1)粂原裕介指揮
"I Pomeriggi Musicali di Mirano"
管弦楽団
(2)アンサンブル・ジャチント・シェルシ
(3)グループ・ブルーノ・マデルナ
(4)ガリーナ・エフゲニエワ・モッシモワ(Pf)
イゴール・ルキアン(Cl)
レファエル・ネグリ(Vn) |
録音:(1)2018年12月1日ミラノ、ダル・ヴェルメ劇場 (2)1996年7月24日アルベルト・マグニーニ・オーディトリウム (3)2022年4月25日ボッケリーニ音楽院 (4)2022年5月29日パルマ、レトロ・ヴォックス・スタジオ [66:56]
カルロ・アレッサンドロ・ランディーニはメシアン、ドナトーニ、リゲティ、クセナキス、ルトスワフスキら、それぞれ著しく作風の異なる作曲家に師事し、フルブライト奨学金を得て渡米し、現在カリフォルニア大学サン・ディエゴ校で教鞭を執りつつ盛んに作曲活動を行っている。彼の作風はある特定のモードや和音を持続させつつ、その同一和音の響きのなかで微細に運動するテクスチュアの変遷で音楽を構成させてゆくものでジャチント・シェルシやスペクトル楽派の音楽に相通じるものがある。ミラノを中心に活躍する日本の若手指揮者、粂原裕介のほぼデビュー・アルバム。
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テレマン四重奏曲集 ― 1730 年ハンブルク
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)
組曲第1 番ト短調
リコーダー・ソナタ第1 番ハ長調
リコーダー協奏曲第4 番ニ長調TWV40:202
リコーダー・ソナタ第2 番ト短調
組曲第2 番ニ短調 |
イタリア・リコーダー四重奏団
ロレンツォ・カバサンティ
スザンネ・ガイスト
ファビアーノ・マルティニャーゴ
ルカ・ヴェンティミリア |
録音:2023年7月12-14日 聖マリア・アスンタ・クミアナ教区教会 [56:04]
J.S.バッハと並ぶ後期バロックの作曲家テレマンのリコーダー四重奏曲を集めた一枚。テレマンの後半生は徐々に古典派へと移行する時代。テレマンがパリへの旅立ちに先だって作曲された四重奏曲集。ここでは爛熟した豊かなバロック音楽の最後の花とも言うべき珠玉のリコーダー音楽を聴くことが出来る。イタリア・リコーダー四重奏団は2020
年に設立、4 人ともフランス・ブリュッヘンの薫陶を受けた若手で編成されたアンサンブルである。特にバロック音楽を得意とするSTRADIVARIUS
の鮮やかな録音も聴きどころのひとつ。
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オズヴァルド・コルッチーノ(1963~)作品集
(1)《翼》 クラリネットとギターのための(2011)
(2)《二人の者》 ヴァイオリンとギターのための(2011)
(3)《断片》 ヴァイオリンとチェロのための(2008)
(4)《衝動》
クラリネットとテナー・サックスのための(2008)
(5)《ジャノ(瘤)》
ヴァイオリンとヴィオラのための(2009)
(6)《鏡》 チェロとピアノのための(2008)
(7)《焼却灰》 フルートとピアノのための(2005)
(8)《ジェミナ》
ヴァイオリンとピアノのための(2002)
(9)《スタティ》
アルト・フルートとギターのための(2006)
(10)《聖痕》
トロンボーンとエレクトロニクスのための(2008)
(11)《エトラ》
ヴァイオリンとエレクトロニクスのための(2008) |
(1)ロッコ・カルボナーラ(Cl)
レオポルド・サラチーノ(Gtr)
(2)レファエル・ネグリ(Vn)
レオポルド・サラチーノ(Gtr)
(3)ウンベルト・ファンティーニ(Vn)
マヌエル・ツィガンテ(Vc)
(4)エンリコ・マリア・バローニ(Cl)
マリオ・マルツィ(T.Sax)
(5)ジャンルカ・トゥルコーニ(Vn)
アンドレア・レペット(Va)
(6)マヌエル・ツィガンテ(Vc)
マリーノ・ニコリーニ(Pf)
(7)ジャンパオロ・プレット(Fl)
マリーノ・ニコリーニ(Pf)
(8)ジャンルカ・トゥルコーニ(Vn)
マルコ・サラ(Pf)
(9)ダニエラ・チーマ(A.Fl)
レオポルド・サラチーノ(Gyt)
(10)ファビオ・サンポ(Trmb)
オズヴァルド・コルッチーノ(Elect)
(11)ジャンルカ・トゥルコーニ(Vn)
オズワルド・コルッチーノ(Elect) |
録音:2008-2012年 [53:26]
オズヴァルド・コルッチーノはイタリアの作曲家、詩人。このアルバムは全て二重奏曲だけで構成されている(「聖痕」と「エトラ」はエレクトロニクスとソロ)。コルッチーノの作風はこのアルバムを聴く限り、闇のなかで時折、鋭く光る稲妻のような音とその後の長い静寂、といったスタイルでほぼ全作品が作られている。別の喩え方をすると沈黙という湖の水面に時折り、ふと拡がる水紋のような音の連鎖とも云えようか。モートン・フェルドマンや部分的には武満の初期の作品を彷彿とさせる音楽。
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バルティック・サウンド・スケープ
チュルリョーニス生誕150周年 記念アルバム
チェロとピアノのための作品集 |
グレブ・プシュニアク(Vc)
ロカス・ズボヴァス(Pf) |
(1)ミカユロス・コンスタンティナス・チュルリョーニス(1875-1911):《献呈》VL.169
(2)M・K:《前奏曲》へ短調VL197
(3)マルティナイテ・ジブウクレィ(1973-) 《波、波・・・洪水》
(4)M.K.チュルリョーニス:《前奏曲》嬰へ短調VL185
(5)M.K.チュルリョーニス:《夜想曲》嬰へ短調VL178
(6)M.K.チュルリョーニス:《前奏曲》ロ短調VL182
(7)M.K.チュルリョーニス:《前奏曲》ニ短調VL239
(8)ミーケル・ケレム(1981-):《過去からの亡霊》
(9)M.K.チュルリュリョーニス:《パストラル》VL187
(10)M.K.チュルリョーニス:《夜想曲》ニ短調VL183
(11)M.K.チュルリョーニス:《前奏曲》イ短調VL312
(12)M.K.チュルリョーニス:《前奏曲》イ短調VL188
(13)アルトゥルス・マスカツ(1957-)
《チュルリョーニス、ルズナヴァ荘園にて。1906
年、野外》 |
録音:2025年1月リトアニア、ドルスキニンカイ [62:11]
2025 年はリトアニアが生んだ特異で幻想的な作風で知られる画家、作曲家チュルリョーニスの生誕150
年であった。それを記念して制作されたアルバム。チュリョーニスの作品を中心に現代リトアニアの作曲家によるチュルリョーニスに捧げられた作品も収録。チュルリョーニスはその短い生涯の間に約300
点の絵画と約200 曲の音楽を残した。作曲家としては管弦楽曲、カンタータ、室内楽曲そして夥しいピアノ曲がある。チェロとピアノのための作品も多数残しており、その大半がこのアルバムで聴くことが出来る。絵画の色鮮やかな世界とは対照的に暗いモノクロームの世界が拡がっており、部分的に無調、クラスターともとれる響きが聴こえる。
近代西洋音楽史上、美術と音楽の両方で極めてユニークな作品を残した貴重な作品集。
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STR37344
(2CD)
\4200
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歌曲集《冬の旅》全曲 作品89 D.911
フランツ・シューベルト(1797-1828)
[CD1]
1.おやすみ/2.風見の旗/3.凍った涙/
4.かじかみ/5.菩提樹/6.あふれる涙/
7.川の上で/8.かえりみ/9.鬼火/
10.休息/11.春の夢/12.孤独
[CD2]
1.郵便馬車/2.霜おく髪/3.からす/
4.最後の希望/5.村にて/6.嵐の朝/
7.まぼろし/8.道しるべ/9.宿/
10.勇気/11.幻の太陽/12.辻音楽師 |
ジュリア・タッカーニ(M.Sop)
ジャコモ・カルネヴァーリ(Pf) |
録音:2024年7月リミニ、ファームハウス CD1[44:30]
CD2[36:11]
メゾ・ソプラノのジュリア・タッカーニはイタリアの若手中堅世代の歌手。ヴェルディ音楽院で学んだ後、19
世紀、20 世紀の声楽曲を主なレパートリーとして活動、その中にはフランコ・ドナトーニ、ブルーノ・マデルナなどイタリアの現代音楽も数多く含まれる。このアルバムでは一転してシューベルトの晩年の傑作に挑んでいる。現代音楽で聴かせた緻密さとロマン派の優美さ、繊細さを融合させた類まれなる「冬の旅」。
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アンサンブル・アルテルナンス
クラウス・フーバー生誕100周年 |
アンサンブル・アルテナンス |
(1)クラウス・フーバー(1924-2017)
《我々の時代の影~ジェラール・グリゼーの追憶に》(1998-1999)
(2)ブリス・ポゼ(1965-)
《マルクスの余剰価値論を読んで~クラウス・フーバーの追憶に》
(2023-2024)
(3)クラウス・フーバー 《心を見よ》 (2007)
(4)ブリス・ポゼ 《マルクスII を読んだ後
―ここがロドスだ、ここで跳べ!》(2021)
(5)クラウス・フーバー 《歌が私の心を引き裂く》
(1990-1993) |
録音:不記載 [73:54]
9年前に亡くなったスイスの現代音楽作曲家クラウス・フーバーの生誕百年を記念して制作されたトリビュート・アルバム。フーバーはボリス・ブラッハーに師事、バーゼル音楽大学、フライブルク音楽大学で教鞭を執り、細川俊夫を筆頭に多くの日本人作曲家も育てた。ブリス・ポゼはフランスの作曲家。グリゼー、ファーニホウ、ジャレル、デュティーユらに学び、ピアニストとしても活動している。フーバーとの接点はフライブルク音大で教鞭を執るようになってからである。フーバーの作品は日本のわびさびを思わせる静謐な音楽。その沈黙の中に無限の豊穣の海を感じさせる哲学的にして詩的な世界。
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アレッシオ・サントリーニ・ラッジ/インタープレイ
~二重奏のための対話~
(1)《ダイアグラムとプロジェクション》
1.「白の上に白」/2.「収束へ」/
3.「サンクトペテルブルクの鐘」/
4.「パレット」/5.「蝶の移動」/
6.「鳥かご」/7.「光の刻に」/8.「横道」/
9.「灰色の影」/10.「黒の上に黒」
(2)《春の風景》
1. 序奏/2.Ⅰ春/3. II 梅の木/4. III
砂 |
アレッソ・サントリーニ・ラージ(Pf) |
録音:(1)2025年2月19日 (2)2025年6月27日/7月11日 イタリア、ジェルモ・ディレスモ [39:43]
アレッソ・サントリーニ・ラージは若輩24
歳のイタリアのピアニスト、作曲家、インプロヴァイザー。このアルバムには彼の即興演奏が収められている。彼の作風はキース・ジャレットとバッハとウィンダム・ヒル・レコードに登場するアーティストたちの音楽に相通じるものがある。じっくり聴き込むもよし、BGM
として流すもよし、クラシックとジャズ、フォークを融合した新しいピアノ音楽の登場。
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エストレリータ(小さな星) |
ダリア・デディンスカイテ(Vn)
ヴァルター・デラハント(Pf) |
1.アナトーリアス・シェンデロヴァス:《映画「ゲットーのための旋律」》
2.ジョセフ・アクロン《2 つのヘブライの小品Op.35
第2曲「子守歌」
3-4.《2つの気分作品32》 No.1 ニ短調,No.2
ロ短調
5.《ダンス・インプロヴィゼーション作品37》
6.《ヘブライの旋律 作品33》
7.マヌエル・ポンセ《エストレリータ(小さな星)》
8-9. ジョージ・ガーシュウィン《3つの前奏曲(ハイフェッツ編)》
No.1 変ロ短調, No.2 嬰ハ短調,No.3 変ホ短調
《歌劇「ポーギーとベス」(ハイフェッツ編)より》
11.「私の彼氏」
12.「必ずしもそうとは限らない」
13.ジョセフ・アクロン:《子守歌第2 番作品20》 |
録音:2024年11月18-19日 リトアニア [50:14]
※ダリア・デディンスカイテはリトアニア出身のバルト三国を代表するヴァイオリニスト。
母国チュルリョーニス国立芸術大学、リトアニア音楽院を経てウィーン国立音楽大学で研鑽を積み、現在最も注目される若き才能の一人。このアルバムは世界各国のユダヤ系の作曲家の作品(編曲を含む)アルバム。ジョセフ・アクロンは聴きなじみのない名前だが、リトアニアのヴァイオリニスト兼作曲家。ハイフェッツの珍しい作曲を聴けるのもうれしい。ガーシュウィンの3つの前奏曲のご機嫌な演奏が一番の聴きどころ。
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シモーネ・フォンタネッリ《空想の劇場の弦楽》(1961~)作品集
(1)《・・・再び星を見るために》~ギターのための(2023)
(2)《月によって満ち引きする》~
歌うヴァイオリニストのための(2022)
(3)《鏡を持った道化師》~ギターのための(2021)
(4)《若者》~ハープのための(2020)
(5)《モザイク》~2つのギターのための(2011)
(6)《7つの記憶》~チェロのための(2018-2024) |
(1)アンドレア・ディエーチ(Gtr)
(2)フィオナ・ロバートソン(Vn)
(3)セシリオ・ペレラ(Gtr)
(4)ミリアム・パスチェッタ(Hp)
(5)アンティゴーニ・バクセ(Gtr)
パナジョティス・ツォルツィス(Gtr)
(6)エマヌエーレ・リガモンティ(Vc) |
録音:不記載 [52:59]
フォンタネッリはミラノ出身。2011 年に「ピノキオ」を題材にした子供のための現代音楽のオペラ「昔に木のかけらがあった」で一躍注目された。彼の作品はジェルジ・クルタークやジョージ・クラムからも高く評価されている。このアルバムはギター、ハープを中心にした編成の作品が収められており、静寂の中で時折り、水面に広がる水紋のような音が美しい。イタリア現代音楽作曲界の中でも屈指の詩人と言えよう。
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STR37274
(2CD)
\4200
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ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759)
フルート・ソナタ全集
[CD1]
(1)ホ短調HWV359b/(2)ト短調 HWV360/
(3)イ短調 HWV362/(4)ト長調 HWV363b/
(5)ハ長調 HWV365/(6)ロ短調 HWV367b
[CD2]
(1)ヘ短調HWV369/(2)イ短調HWV374/
(3)ホ短調 HWV375/(4)ロ短調 HWV376/
(5)変ロ長調 HWV377 |
トマゾ・ロッシ(リコーダー、フルート)
エンリコ・バイアーノ(ハープシコード) |
録音:2023年4月 ナポリ、キリスト教会 CD1[64:25] CD2[43:27]
ヘンデルが作曲した11 のフルート・ソナタを収録。フルート奏者のトマゾ・ロッシはナポリ音楽院でパスクアーレ・エスポジトに師事、古楽奏者としてフルート、リコーダー奏者以外にも指揮者として活動している。ハープシコード奏者のエンリコ・バイアーノはフォルテ・ピアノ奏者としても活動し、2024
年に古楽奏者として栄誉あるフランコ・アビアッティ賞を受賞している。清冽で爽やかなヘンデルのフルート・ソナタをSTRADIVARIUS
が得意とするみずみずしい録音によって聴きごたえ充分である。
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カレイドスコープ/ヴァイオリンとハープのための作品集
(1)-(3)アドリアン・シャポシニコフ(1888-1967)
《ヴァイオリンとハープのためのソナタ》
(4)レティツィア・スパムピナート(b.1955)
《夢遊病者の再発見についての推考》
(5)アンリエット・レニエ(1875-1956) 《幻想的スケルツォ》
(6)-(7)ロベルト・二コラ・シャルル・ボクサ(1789-1856)/
ロドルフ・クロイツァー(1766-1831)
《夜想No.1, No.2》
(8)レティツィア・スパムピナート 《新月への前奏曲》
(9)《エヴォルツィオーニ/進化》
(10)ニコライ・フォン・ウィルム(1834-1911)
《ヴァイオリンとハープのための二重奏曲
作品155》 |
デュオ・ヴュータン
ジュゼッペ・シモーネ・バローネ(Vn)
クリスティーナ・ラ・ブルーナ(Hrp)
ピエトロ・ロッカート(Gtr) |
録音:2023年2月APM 学校財団 [62:20]
ヴァイオリンとハープのための作品というとシュポーアの作品がとりわけ有名で、後はサン=サーンスの協奏的二重奏曲くらいと思っていたら、とんでもない間違い。実際は古典派から印象派、近現代まで多彩な作品が作曲されている。このアルバムでは普段なかなか聴くことの少ない作曲家たちの優美な作品が多数収録されている。ドビュッシーの影響が色濃いシャポニシコフのソナタに始まり、エスニックなテイストが魅力のスパムピナートの「夢遊病者の再発見についての推考」、チャイコフスキー風のリリシズムが漂うウィルムの「二重奏曲」まで聴きどころ満載。
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アレッサンドロ・ミリア《Sulki - 風の4つの場面》
(1)《風の加速度》
(2)《船を砕く波》
(3)《宙に浮かぶ》
(4)《アリア-風が水を描く)》 |
エミリアーノ・アマドーリ(Cb)
ルカ・ピオヴェサン(Accord) |
録音:2025年3月 [23:51]
作曲者アレッサンドロ・ミリアの生年は公表されていないようである。ミリアはイタリアの現代音楽の作曲家。サルヴァトーレ・シャリーノに作曲を師事、現在はパリ在住。
彼はスペクトル楽派からも影響を受け、器楽曲、室内楽、管弦楽曲まで幅広いジャンルの作品を手掛けている。コントラバスとアコーディオンという編成自体が実験的であり、予想に違わずアグレシヴで挑発的な音響の連続は時にフリージャズを思わせる。
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