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8/4(火)紹介新譜 18タイトル
マイナー・レーベル新譜

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HARMONIA MUNDI



HAF 8905408F
\4200→\3890
古楽ヴァイオリン界期待の新星ド・スワルテと
 巨匠ウィリアム・クリスティによる、
  ラモーへのオマージュ・アルバム

ラモーと18世紀フランス・ヴァイオリン音楽の知られざる世界

ラモーとヴァイオリン

 1. シャルル=アントワーヌ・ブランシュ(1722-1779頃):
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調~
  「 ヴァイオリン独奏と通奏低音のためのソナタ集 第1巻」
   (パリ、1748年)より 第1楽章 プレリュード(グラーヴェ)
 2. ジャン=バティスト・キュピス(1711-1788):
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調(抜粋)~
   「ヴァイオリン・ソナタ集 作品2」(パリ、1745年)より
    第2楽章 グラーヴェ ― アンダンテ
 3. ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
  優美なアリア「愛はアポロンをとらえようとしている」~
   歌劇《エベの祭典》(Les Fetes d’Hebe, 1739)
    RCT 41 第2幕 第5場より
 4. ラモー:やさしい嘆き(ロンドー)~
  「クラヴサン曲集―指の運動法を添えて」
   (パリ、1724年)より *

 5. 即興プレリュード(チェンバロ独奏)

 ラモー:
 6. エベと天上の歓楽たちのための第1ガヴォット~
  《カストールとポリュックス》RCT 32B第3幕 第4場より
   ( 《ラモーのオペラから採られたヴァイオリン曲集》では「陽気な第1ガヴォット」)
 7. スパルタの娘のためのアリア(重くならずに)~
  《カストールとポリュックス》RCT 32B 第1幕 第5集
   ( 同曲集では「非常に音のシャープなアリア」)
 8. トゥーサン・ボルデ(1721頃-1799頃):
  優美なアリア《やさしくさえずるナイチンゲールよ》~
   「ラモー、ルベル、フランクールほかのオペラより採られた二重奏アリア集 第3巻」(パリ、1758年)より
 ジャック・オーベール(1689-1753):組曲第3番~
  「2本のヴァイオリンのための美しい旋律集」作品27より
   9. やさしく
   10. 陽気に & ドゥーブル
 ラモー:《優雅なインドの国々》より
  11. ミュゼット(ロンドー)(プロローグ 第2場) **
  12. 二人のポーランド人のための重厚なアリア
   (プロローグ 第2場)
  13. 第1メヌエット(プロローグ 第2場)
  14. リゴドン I・I(I 第1アントレ《寛大なトルコ人》 第6場)
  15. タンブーラン I・I(I 第1アントレ《寛大なトルコ人》 第6場)
  16. 嵐(オラージュ)(第3アントレ《花々》 第8場)
  17. テオドール=ジャン・タラード(1731-1788):
   ラモー氏の《未開人たち》による変奏曲~
    「最も美しいアリア選集 第1巻」(パリ、1776年)より
 ルイ・オーベール(1720-1785頃):
  ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調~
   「通奏低音付きヴァイオリン独奏ソナタ集」
    作品1(パリ、1750年)より
     18. 第1楽章 プレリュード ― アダージョ
     19. 第2楽章 パストラーレ ― ウン・ポコ・アレグロ・グラツィオーソ
     20. 第3楽章 コレンテ ― アレグロ
     21. 第4楽章 アリア I・II ― グラツィオーソ
     22. 第5楽章 ジーガ ― プレスト
 23. ジャン=バティスト・キュピス:
  ヴァイオリン・ソナタ第6番 変ロ長調より
   タンブーラン~
    「ヴァイオリン独奏と通奏低音のためのソナタ集」 作品1(パリ、1738年)より
 24. アンドレ=ジョゼフ・エクソーデ(1710頃-1762):
  ヴァイオリン・ソナタ第4番 ト短調より
   第1楽章 ラルゴ~
    「ヴァイオリンと通奏低音のための6つのソナタ」 作品1(パリ、1744年)より
 ジャン=フィリップ・ラモー:
  《イポリートとアリシー》RCT 43より
   25. 第1水夫の舞曲~第3幕 第8場
   26. 第2水夫の舞曲~第3幕 第8場
   27. タンブーラン風リゴドン 第1・第2~第3幕 第8場
   28. 即興曲(オルガン独奏)
 ジャン=フィリップ・ラモー:
  29. 3声のカノン ホ長調~
   《ワインとともに眠りにつこう》RCT 18 **
  30. 眠り ― 優美なロンドー ~
   《ダルダニュス》RCT 35Aより第4幕 第2場 **
  31. アリア《来たれ、ヒュメン》~
   《優雅なインドの国々》RCT 44 第2アントレ
    「ペルーのインカ人たち」 第2場より
  32. シャコンヌ~《優雅なインドの国々》RCT 44
   新アントレ《未開人たち》 第6場より
    ( 《ラモーのオペラから採られたヴァイオリン曲集》では「シャコンヌ」)
 
 *= ヴァイオリンとクラヴサンのための編曲
 **=ヴァイオリンとオルガンのための編曲
 
テオティム・ラングロワ・
 ド・スワルテ
  (ヴァイオリン)
ウィリアム・クリスティ
 (クラヴサン、オルガン
  [2, 11, 16,
   28, 29, 30])

 あふれ出る詩性、音楽性と美音、古楽ヴァイオリンの新たな旗手ド・スワルテ、クリスティの圧倒的な即興演奏も収録のラモーに捧げる渾身の1枚
 
 ※日本語解説付

 ※国内限定仕様

 録音:2025年3、6、10月  収録時間:74分58秒

 バロック・ヴァイオリンの新たな旗手、スワルテが、ウィリアム・クリスティの鍵盤の素晴らしい共演を得て、ラモーに捧げる渾身の1枚を発売します。

 「はじめに一枚の肖像画があった。ジョゼフ・アヴェドの作とされる、ジャン=フィリップ・ラモーの肖像である。オペラとクラヴサン作品によって名高いこの偉大な作曲家・音楽理論家は、鍵盤の前ではなく、ヴァイオリンを手にした姿で描かれている。
 その絵は、時が止まったかのような一瞬を捉えている。ラモーは今まさに弦を弾こうとしながら、左手の第一指をロ音(Bナチュラル)と思われる位置に置いている。その謎めいた音に耳を傾けるよう、見る者を誘っているかのようだ。
 この肖像画を目にしたとき、私はこの絵からひとつの音楽世界を生み出したいと願った。画布の中へ入り込み、作曲家とヴァイオリンとの間に生涯を通じて続いた関係を明らかにしたいと思ったのである。
 フランス南部で旅回りの楽師たちの一団に加わり、ヴァイオリニストとして活動していたという逸話が残る若き日のラモーから、最初の本格的な舞台作品《イポリートとアリシー》によってオペラの世界へ本格的に身を投じるまで──このプログラムは一つの探究として構想された。オペラのアリアの編曲作品、舞曲組曲からの抜粋、そしてラモーと同時代に活躍し、彼と交流のあったヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストや作曲家たちのソナタを集めることで、ラモーとヴァイオリンとの知られざる結びつきをたどっている。」(ド・スワルテの言葉、ライナーノートより訳)

 1733年、ラモーは50歳で初のオペラ《イポリートとアリシー》を上演しました。この衝撃的なデビューは当初こそ激しい反発を招いたものの、その後ラモーのオペラはフランス音楽劇の世界を一変させ、1764年に没するまでレパートリーに革命をもたらし続けたことは言うまでもありません。
 作曲する際、ラモーはヴァイオリンを手に(時にはクラヴサンの前で)作曲をしたといいます。
 「自ら考案したアリアの効果を確かめるため、ヴァイオリンで、時にはクラヴサンで試奏していた」というマラン・マレの記述も残されています。
 ラモーにとってヴァイオリンは近くて重要な存在だったといえるでしょう。
 しかしながら、ラモーはヴァイオリンと通奏低音のための作品を残していません。ラモーの作品のなかで、ヴァイオリンが純粋に器楽的な文脈で登場する唯一の例は、《クラヴサン曲集とコンセール(Pièces de clavecin en concerts)》(1741年出版)のみ。
 この作品では、クラヴサンにヴァイオリン(またはフルート)とヴィオール(または第2ヴァイオリン)が加わります。
 器楽曲という意味では、ラモー自身がインドの優雅な国々から80の楽曲を抜粋、調性ごとに4つの組曲に仕立てたものも収録。
 これはクラヴサン伴奏とヴァイオリンという編成で演奏するのが良しとされておりました。オペラとバレエの華やかな世界は、室内楽の親密な空間の中へと移され、新たなかたちで愛好家たちに親しまれていったのです。

 このアルバムのプログラムも、ラモーの最も有名なオペラの場面やアリアに基づくものを中心に、同時代人たちの作品も織り交ぜて、演劇、舞踊、歌のあいだを行き来する詩的な旅を描き出しています。
 優れたヴァイオリニストであったラモーの姿を新たな角度から照らし出し、その音楽を親密な室内楽の世界へと移し替えることで、18世紀フランス音楽の豊かな表情と想像力を再発見させてくれる試みとなっております。
 スワルテは、2026年6月にル・コンソールのメンバーとして来日、詩情あふれる音楽性と美音で聴衆を大いに魅了しました。クリスティも認める才能で、今後にも注目の存在です。

 
 





ATMA


ACD22957
\3600
ドンピエール:ケベックの四季
 フランソワ・ドンピエール(b.1943):ケベックの四季
イザベラ・デロワーズ・ペロン(ヴァイオリン)
フランシス・ショワニエール(指揮)
オルケストル・フィルムハルモニック

 ヴィヴァルディ、ピアソラに続く新たな「四季」!

 ヴァイオリン独奏を主に四季を描く作品といえばヴィヴァルディやピアソラが知られていますが、その系譜上にフランソワ・ドンピエールの新作が生まれました。
 イタリアとブエノスアイレスを描いた先達に対し、ドンピエールは生地カナダのケベックを「春のリゴドン」「夏の悲哀」「秋のワルツとコントルダンス」「冬のカドリユ」の4章に仕立てています。
 地元の風物や伝統を盛り込み郷土色豊かですが、「春」と「冬」にはヴィヴァルディの同名作の有名なフレーズが顔を出し、最後は南米風の華やかな世界になるなど偉大な先人へのオマージュも忘れていません。
 
 1943年生まれのドンピエールは《レクイエム》で2025年にカナダのフェリックス賞を受賞したほか、映画音楽でも活躍する作曲家。
 イザベラ・デロワーズ・ペロンはヴァイオリン、ヴィオラはもとより、ピアノ、歌手の才能も示し注目されるカナダの若き天才。
 このディスクでも共演しているフランシス・ショワニエール指揮のオルケストル・フィルムハルモニックと2026年9月からヴィヴァルディ、ピアソラとこの曲という演目でカナダとヨーロッパの全10都市を回るツアーが予定されています。

 2026年3月18日、聖母生誕教会(ケベック、カナダ)
 




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HYPERION



7128501
(2CD)
\4200→\3890
恩師ラッセル・シャーマンの注釈入り楽譜をもとに、
 手首の故障から蘇ったソン・ミンスがたどり着いた音楽人生の集大成


ソン・ミンス~J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻》

 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
 《CD 1》
  1-2) 第1番ハ長調BWV846(前奏曲とフーガ)、
  3-4) 第2番ハ短調BWV 847(前奏曲とフーガ)、
  5-6) 第3番嬰ハ長調BWV848(前奏曲とフーガ)、
  7-8) 第4番嬰ハ短調BWV 849(前奏曲とフーガ)、
  9-10) 第5番ニ長調BWV850(前奏曲とフーガ)、
  11-12) 第6番ニ短調BWV851(前奏曲とフーガ)、
  13-14) 第7番変ホ長調BWV852(前奏曲とフーガ)、
  15-16) 第8番変ホ短調BWV853(前奏曲とフーガ)、
  17-18) 第9番ホ長調BWV854(前奏曲とフーガ)、
  19-20) 第10番ホ短調BWV855(前奏曲とフーガ)、
  21-22) 第11番ヘ長調BWV856(前奏曲とフーガ)、
  23-24) 第12番ヘ短調BWV857(前奏曲とフーガ)/
 《CD 2》
  1-2) 第13番嬰へ長調BWV858(前奏曲とフーガ)、
  3-4) 第14番嬰ヘ短調BWV859(前奏曲とフーガ)、
  5-6) 第15番ト長調BWV860(前奏曲とフーガ)、
  7-8) 第16番ト短調BWV861(前奏曲とフーガ)、
  9-10) 第17番変イ長調BWV862(前奏曲とフーガ)、
  11-12) 第18番嬰ト短調BWV863(前奏曲とフーガ)、
  13-14) 第19番イ長調BWV864(前奏曲とフーガ)、
  15-16) 第20番イ短調BWV865(前奏曲とフーガ)、
  17-18) 第21番変ロ長調BWV866(前奏曲とフーガ)、
  19-20) 第22番変ロ短調BWV867(前奏曲とフーガ)、
  21-22) 第23番ロ長調BWV868(前奏曲とフーガ)、
  23-24) 第24番ロ短調BWV869(前奏曲とフーガ) 
ソン・ミンス(ピアノ)

 韓国系アメリカ人ピアニストが恩師に捧げるバッハの名作、自らの音楽の歩みの集大成
 
 ●韓国系アメリカ人ピアニスト、ソン・ミンスが『J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻』でハイペリオン・レーベルに初登場。

 CD2枚組。
 
 このアルバムは、ソンが恩師である伝説的なアメリカのピアニスト、ラッセル・シャーマンに捧げる個人的なオマージュです。シャーマンはこの作品を人間の精神の最も崇高な表現の一つと捉えていた音楽家でした。
 この恩師の死後、シャーマン夫人はシャーマンの注釈付きのスコアをミンスに託しました。そのスコアとシャーマンの音作りの研究を土台にしてこの録音が実現しました。
 そしてさらにこのアルバムは、2008年に手首を故障してキャリアの中断を余儀なくされ、そこから演奏技術を基礎から作り直してピアノとの身体的な関わり方を一変させ、その後のすべての演奏に影響を与えたより深い音楽的洞察へと導かれたミンスの音楽の歩みの集大成でもあります。
 この長い自己改革の過程を経て、最終的に彼はバッハへとたどり着いたのです。「私たちはますます慌ただしく、落ち着きのない世界に生きています。
 バッハの音楽はペースを緩め立ち止まり、もっと注意深く耳を傾け、より深い何かと再びつながるように私たちを促します。内省、人間性、そしてバランスを思い出させてくれるのです」(ソン・ミンス)。

 ●2006年のホーネンス国際ピアノ・コンクールの優勝者であるソン・ミンスは、ヨーロッパ、北米、アジア各地で演奏活動を行い、特にバッハとベートーヴェンに対する緻密な解釈で高い評価を得ています。
 彼が録音したバッハの『ゴルトベルク変奏曲』は『ニューヨーク・タイムズ』紙の「2011年ベスト・クラシック録音」の一つに選ばれ、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲の演奏は、卓越した深みと音楽的な誠実さを備えた演奏家としての彼の評価を確固たるものとしました。
 演奏家としてのキャリアに加え、ソンは現代を代表するピアノ教師の一人として広く尊敬を集めています。
 ニュー・イングランド音楽院、ミシガン州立大学、韓国芸術総合大学で教鞭を執り、イム・ユンチャンをはじめとする多くの優れたピアニストを育成してきました。また、主要な国際コンクールの審査員も務めています。

 【録音】2026年4月12?17日、アッパー・バヴァリア、シュロス・エルマウ・コンサートホール"
 

 ニューヨーク・タイムズ紙に「思慮深く詩的な解釈を持つ真の芸術家」と評されたソン・ミンスは、音楽的知性と卓越した技巧で知られる韓国系アメリカ人ピアニスト。
 
 ソンは北米、南米、ヨーロッパ、韓国など世界各地で精力的にツアーを行ってきた。ソリストとしては、クリーヴランド管弦楽団、ボストン交響楽団、リッチモンド交響楽団、カルガリー・フィルハーモニー管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、ケベック交響楽団、エルサレム・カメラータ、オランダ・シンフォニア、ベルギー国立管弦楽団、クリーヴランド室内管弦楽団、韓国国立交響楽団、KBS交響楽団など、数々の著名なオーケストラと共演している。
 また、ヤニック・ネゼ=セガン、ピエタリ・インキネン、ウィルソン・ン、ヨエル・レヴィ、ジェーン・グラヴァー、ドミンゴ・インドヤン、サーシャ・ゲッツェルといった名指揮者とも共演している。
 
 近年の主な活動としては、ピアニストのイム・ユンチャンとのデュオ・ツアーで韓国国内を巡り、ヨーロッパのヴェルビエ音楽祭、グシュタード・メニューイン音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン音楽祭にも出演した。
 また、ベートーヴェンのソナタを演奏するリサイタル・シリーズも開催した。
 2025/26シーズンには、スロベニア・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団、アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズとのツアーにも参加。2026/27シーズンは、ヨーロッパ、北米、アジア各地でのリサイタルに注力し、バッハの平均律クラヴィーア曲集を演奏するほか、カーネギー・ホールなどの主要会場での公演も予定している。
 
 ソンの成功は、ボストンのニュー・イングランド音楽院で師事したラッセル・シャーマンとファ・キョンビョンの両氏に負うところが大きいと言える。
 ミシガン州立大学で教鞭を執った後、ソンは演奏家および教育者として引く手あまたとなり、韓国に帰国。韓国芸術総合学校の教員に就任した。
 また、ホーネンス国際ピアノ・コンクール、モントリオール国際ピアノ・コンクール、ブゾーニ国際ピアノ・コンクールなど、著名な国際ピアノ・コンクールの審査員も務めた。2023年には、ニュー・イングランド音楽院のピアノ科教員に加わった。
 





ALPHA CLASSICS



ALPHA1245
\3300
<次世代ソリストたちによるモーツァルトVol. 16>
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番、第22番

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  1-3. ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K. 482
   (カデンツァ...ヨハン・ネポムク・フンメル)
  4-6. ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K. 466
   (カデンツァ...第1楽章ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、第3楽章フンメル)
マリー=アンジュ・グッチ
 (ピアノ/Bosendorfer 280VC)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
ハワード・グリフィス(指揮)

 録音: 2023年4月 ザルツブルク・オーケストラハウス、 アンゲラ・フェルストル・ザール
 収録時間: 64分

 <次世代ソリストたちによるモーツァルトVol. 16>
 【マリー=アンジュ・グッチが紡ぐ、モーツァルトの協奏曲】
 1997年アルバニアに生まれ13歳でパリ国立高等音楽院に飛び級入学、ヨーロッパで注目され、ラ・フォル・ジュルネやN響との共演で日本でも鮮烈な印象を残すピアニスト、マリー=アンジュ・グッチ待望の協奏曲録音。
 短調を採用しロマン派を先取りした劇的な第20番、クラリネットを初めて導入し温かく柔らかな響きを湛えた第22番を収録しています。
 グッチは名器ベーゼンドルファー280VCを駆使し、圧倒的な色彩感と優れた洞察による知的な解釈で作品の真髄を鮮やかに描き出しました。
 ハワード・グリフィス指揮のもと、モーツァルトの精神をDNAに受け継ぐ名門ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団との緊密な共演。卓越した技巧と瑞々しい音楽性が息づく素晴らしいアルバムです。

 
 
 


ALPHA1266
\3300


レ・リュシオル(古楽器使用)


夏から秋へ ~
 シンプソンのヴァイオル・コンソートで辿る
  季節の移ろい 2


   クリストファー・シンプソン(1602頃-1669):
    1. July 7月
    2. August 8月
    3-5. Summer 夏
     3. Fancy ファンシー 4. Aire エア
     5. Galliard ガリアード
    6. Division in d ディヴィジョン ニ短調
     (オックスフォード大学ボドリアン
      図書館所蔵手稿譜c. 39)
      〔独奏: リュシル・ブーランジェ〕
    7. September 9月
    8. October 10月
    9. Duet for two division viols in F
     2つのディヴィジョン・ヴァイオルのための
      二重奏曲 ヘ長調
       (オックスフォード大学ボドリアン
        図書館所蔵手稿譜c. 77)
    10-12. Autumne 秋
     10. Fancy ファンシー
     11. Aire エア
     12. Galliard ガリアード
    13. November 11月
    14. Almain solo in high harp way sharp
     ハープ式シャープ調弦ヴァイオルの
      独奏によるアルメイン
       (『マンチェスター・ガンバ・ブック』より)
        〔独奏: ミリアム・リニョル〕
    15. December 12月

レ・リュシオル(古楽器使用)
リュシル・ブーランジェ
 (トレブル・ヴァイオル、ベース・ヴァイオル)
ミリアム・リニョル(ベース・ヴァイオル)
マノン・パパセルジオー(ベース・ヴァイオル)
ジョシュ・チータム(ベース・ヴァイオル)[9]
エリザベート・ガイガー
 (ハープシコード、ミュゼラー・ヴァージナル、
  コンソート・オルガン)
ガブリエル・リニョル(フランス式リュート)


 録音: 2025年12月 ヴェストフェスト財団(ロッテルダム郊外スヒーダム地区)
 収録時間: 75分

 【ALPHA初期の名盤から20年を経ての「完結編」に聴くガット弦の機微】
 清教徒革命に続く共和政時代を経て王政復古を果たした17世紀後半のイングランドで、ルネサンス期以来のヴァイオル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)・コンソートの系譜を継承する器楽曲を多く作曲したクリストファー・シンプソンの作品集。
 ガンバ奏者ソフィー・ワティヨンによるALPHAレーベル初期の名盤『冬から春へ』(ALPHA088/廃盤)が本作の「上巻」にあたり、ワティヨンの早世により果たされなかった「下巻」の録音が20年以上の時を経て実現した形です。
 企画発案は幼少期からガンバ演奏に親しんで育ち、ワティヨンをロールモデルにしていたというフランスの名手リュシル・ブーランジェ。
 
 同じく21世紀の最前線をひた走る名手ミリアム・リニョル、世界的古楽器奏者を父に持つマノン・ブーランジェと共に、シンプソンの組曲集『四季』と12の合奏曲からなる『12か月』から後半部分全てに加え、シンプソンの名声の源となった変奏技法を伝えるディヴィジョン(変奏曲)や舞曲を収録しました。
 大ヴェテラン通奏低音奏者エリザベート・ガイガーはチェンバロの他、主鍵盤の他に小型鍵盤も使える17世紀の鍵盤楽器ミュゼラー型ヴァージナルと、現存モデルの少ない17世紀英国式の室内オルガンを演奏。親密にして玄妙なガット弦の響きの重なりを美しく縁取ります。
 「上巻」でも録音を担当した名技師アリーヌ・ブロンディオが、各奏者の鮮やかな演奏の機微を精妙なエンジニアリングで伝えてくれます。

 
 




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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS172
\3300→\3090
ジェルマニアの曙
 ~ドイツ・バロックのヴァイオリン音楽


選曲が絶妙
 カプリコルヌス、シュメルツァー、ビーバー、クリーガー、ヴェストホフ、フィルスマイア


 ザムエル・カプリコルヌス(1628-1665):
  1-2. 3声〔と通奏低音〕のためのソナタ 第3番
   (『いとも甘美なる熱意』第2巻〔1672〕より)
  3. チャコーナ(ルートヴィヒ写本〔1662〕より)
 ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725):
  4-6. 2声〔と通奏低音〕のためのソナタ 第6番(1693)
 ハインリヒ・シュメルツァー(1623以前-1680):
  7-9. ソナタ イ短調
   (大英図書館の写本Add.31500〔1660-80〕より)
 ヨハン・パウル・フォン・ヴェストホフ(1656-1705):
  10-14. ソナタ第3番 ニ短調
   (『ヴァイオリン独奏と通奏低音のためのソナタ集』
    〔1694〕より)
 ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー
  (1644-1704):
   15-18. ソナタ 第3番 C 140
   (『ヴァイオリン独奏〔と通奏低音〕のためのソナタ集』
    〔1681〕より)
 ヨハン・ヨーゼフ・フィルスマイア(1663-1722):
  19-27. 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番
   (『技巧的なる調べ 宮廷風』〔1715〕より)
ルイーズ・エアトン(ヴァイオリン、指揮)
アリス・トロスリエ(テノール・ガンバ、バス・ガンバ)
サロメ・ガスラン(アルト・ガンバ)
リュシー・シャバール(チェンバロ、オルガン)
セルジオ・ブケリ(アーチリュート、バロックギター)
ゴーティエ・ブルタン(チェロ)

 録音: 2025年4月3-7日 ヴェルサイユ宮殿プチ・トリアノン内礼拝堂
 収録時間: 71分

 【ドイツ・バロック特有の機微に満ちた弦楽芸術の数々】
 ル・ポエム・アルモニーク、アンサンブル・コレスポンダンス、クレマチス、レゼポペーなどフランス最前線の古楽器楽団で活躍してきたバロック・ヴァイオリン奏者ルイーズ・エアトンを中心とした、ドイツ中~後期バロックの室内楽作品集。
 ドイツ語圏では17世紀半ばまで続いた三十年戦争の後、同世紀前半のイタリアで発達したヴァイオリン独奏音楽を参考に、変則調弦を効果的に用いたユニークなヴァイオリン音楽が独自の発展を見せましたが、その過程では世紀初頭から用いられてきたヴィオラ・ダ・ガンバも合奏の中低音部を彩る楽器として効果的に用いられ、ヴァイオリンとガンバの両方を主役格で扱った作品も数多く残されています。
 このアルバムでもそうした背景も踏まえ、アルトやテノール音域向けに作られたガンバが随所で存在感を発揮。
 ウィーンの皇室で早くからイタリア流のヴァイオリン音楽の吸収・咀嚼につとめ独自の作風を拓いたカプリコルヌスの作品を皮切りに、同じくウィーン皇室で活躍したシュメルツァー、ザルツブルクのビーバー、ニュルンベルクの名匠クリーガー、バッハに先立ち無伴奏曲を書いたヴェストホフやフィルスマイアと作曲家の選択も絶妙。
 即興的に盛り込まれる装飾音の機微も鮮やかに、各奏者の存在感が強く打ち出されながら整ったアンサンブルを聴かせる演奏の妙を、ALPHAレーベルで幾多の名盤を録音してきた名技師ユーグ・デショーが鮮やかに伝えてくれています。

 
 





DACAPO



8.226280
(3CD)
\4900
クーラウ:4手のためのピアノ作品全集 マリー=ルイーズ・ボーデンドルフ(ピアノ)
クセニア・カンデル・フレデリクセン(ピアノ)
 フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):
  【CD1】
   1-8. 8つのワルツ Op. 24(1820頃)*
   9-14. 6つのワルツ Op. 28(1822)*
   15-16. ソナタ ヘ長調 Op. 8b(1810頃)
   17-19. ソナチネ ヘ長調 Op. 17(1817頃)*
   20-28. 3つのソナチネ Op. 44(1822頃)
    20-22. 第1番 ト長調*/23-25. 第2番 ハ長調/26-28. 第3番 ヘ長調
  【CD2】
   1. 「Herz, mein Herz, was soll das geben
    心よ、我が心よ、いったいどうしてしまったのだ?」による
     9つの変奏曲 Op. 72a(1826頃)*
   2-9. 3つのソナチネ Op. 66(1824)
    2-4. 第1番 ヘ長調*/5-7. 第2番 ハ長調/8-9. 第3番 ト長調
   10-12. 3つのロンド Op. 70(1826)*
   13. 「Deh calma, o ciel ああ、天よ、私の激しい苦悩を」による
    4つの変奏曲 Op. 58(1823頃)*
   14-16. Der Wachtelschlag Variations 「ウズラの鳴き声」による変奏曲 Op. 75(1826頃)
   17. 8 Lebensgluck Variations 「人生の幸福」の主題による8つの変奏曲*
   18. 8 Sehnsucht Variations 「憧れ」の主題による8つの変奏曲
  【CD3】
   1-3. 3つのロンド Op. 111(1831)
    1. 第1番 ハ長調* 2. 第2番 ニ長調 3. 第3番 ニ長調*
   4-6. 3つのエアによる変奏(1832)*
   7. アレグロ・パセティーク ハ短調 Op. 123(1832)
   8-9. アダージョとロンド 変イ長調 Op. 124(1832)
   10. ソナチネ ハ長調 WoO 191(1835)*
   11-12. ディヴェルティメント 変ロ長調 WoO 192(1838)*
   13. ドーベランのワルツ WoO 193(1824頃)*
 *...世界初録音

 録音:デンマーク王立音楽院、コンサートホール 2022年7月11-14日...CD1 2023年7月3-8日...CD2 2024年6月29日-7月1日...CD3
 総収録時間:234分

 ドイツに生まれ、幼少期に片目を失明するという苦難を経験したフリードリヒ・クーラウ。1810年にはナポレオン軍の徴兵を逃れてデンマークへ移住し、その地で生涯を全うしました。
 彼の作品はドイツ音楽の伝統を受け継いでおり、デンマークでは「ベートーヴェンの最大の理解者・後継者」として絶大な人気を博しました。
 また、日本ではピアノ学習者の手引きである『ソナチネ・アルバム』の作曲者としても親しまれています。
 優れたピアニストだったクーラウは、初期ロマン派の流れを汲み、ピアノ本来の豊かな響きを生かした作品を数多く残しました。
 中でも彼が強い愛着を寄せたのが、1台のピアノを2人で奏でる4手連弾曲で、社交的・教育的な魅力はもちろん、2人の奏者が生み出すドラマチックな展開に満ちた作品を数多く書きました。
 
 この全集はボーデンドルフによる独奏曲集に続くもので、初期のソナタから晩年の「アレグロ・パセティーク」まで全曲を網羅しています。世界初録音も多数含まれ、連弾のレパートリーを広げてくれます。

 
 





 LINN RECORDS



CKD792
(3CD)
\5400
初演版ノーカット完全収録
ヘンデル: ジューリオ・チェーザレ

 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  歌劇《エジプトのジューリオ・チェーザレ
   (エジプトのユリウス・カエサル)》HWV 17
    (全3幕/1724年ロンドンにて初演)
   台本...ニコラ・フランチェスコ・ハイム(1678-1729)
    【CD 1】1. 序曲/2-28. 第1幕
    【CD 2】1-2. 第1幕(続き)/3-24. 第2幕
    【CD 3】1-21. 第3幕
[ローマ側の登場人物]
 ジューリオ・チェーザレ...
  クリストフ・デュモー(カウンターテナー)
 クーリオ...トマス・チェンホール(バリトン)
 コルネリア...ベス・テイラー(メゾ・ソプラノ)
 セスト...ポーラ・マリヒー(メゾ・ソプラノ)
[エジプト側の登場人物]
 クレオパトラ...ルイーズ・オルダー(ソプラノ)
 ニレーノ...李 梅里(カウンターテナー)
 トロメオ...
  ジョン・ホリデイ(カウンターテナー)
 アキッラ...モーガン・ピアース(バリトン)
 イングリッシュ・コンサート(古楽器使用)
 ハリー・ビケット(指揮、チェンバロ)

 録音: 2025年5月6-10日 イースト・フィンチリー・オール・セインツ教会(ロンドン東部)
 収録時間: 231分(84分/81分/66分)

 【初演版ノーカット完全収録!英国最前線のキャストで素顔を表わすヘンデルの傑作】
 18世紀以前の声楽曲、とりわけヘンデルの劇音楽作品に抜群の適性をみせてきた指揮者ハリー・ビケット率いるイングリッシュ・コンサートによる、傑作《ジューリオ・チェーザレ》の全曲録音。
 Linn Recordsでは《ロデリンダ》《セルセ》に続くヘンデル作品の全曲録音です。《ジューリオ・チェーザレ》はヘンデルがロンドンで王室後援のもとイタリア・オペラ作曲家としての活動を軌道に乗せた頃、1724年に発表された充実作。
 ローマの名将カエサルが制圧したエジプトで繰り広げられる恋と陰謀渦巻く物語を扱った全3幕の内容はしかし、さまざまな理由により部分的にカットして演奏・録音されることが多く、一切の省略をしない全曲収録を俊才ビケットが敢行したことの意義は計り知れません。
 
 精緻なアンサンブルを聴かせるイングリッシュ・コンサートが、ナチュラルホルンやオーボエ、リコーダーなどの管楽器を巧みに用いたオーケストレーションの妙を隅々まで堪能させてくれるのも嬉しいところ。
 ハープやテオルボ、ガンバなども用いた充実の通奏低音も効果的です。
 ヤーコプ、スマルゴワール、サルデッリ、カミングスら名匠たちと欧州各地でバロック・オペラの名演を披露してきたクリストフ・デュモーの細やかなチェーザレ解釈や近現代作品にも名演の多いルイーズ・オルダーのクレオパトラなど、各登場人物の性格をよく伝える歌手陣の好演も聴きどころに満ちています。
 




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RICERCAR

RIC492
(2CD)
\4700→\4390
モンテヴェルディゆかりのマントヴァ聖バルバラ聖堂で、
 作曲当時の礼拝空間と響きを追究した

モンテヴェルディ: 聖母マリアの夕べの祈り

 【CD 1】
  クラウディオ・メールロ(1533-1604):
   1. 第1旋法によるトッカータ第2番(1598)**
  クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
   2-17. 聖母マリアの夕べの祈り
    2. 先唱と応唱「神よ、来りてわれを救いたまえ」
    3. アンティフォナ「マリアは天に昇らされたまいぬ」*
    4. 詩篇「主は言われた(ディクシット・ドミヌス)」
    5. コンチェルト「われは黒し」
    6. アンティフォナ「マリアは乙女にして」*
    7. 詩篇「主の僕たちよ、主を賛美せよ」
    8. コンチェルト「恋人よ、あなたは何もかも美しく」
    9. アンティフォナ「神の聖なる御母は高められたもう」*
    10. 詩篇「われ喜びに満てり」
    11. コンチェルト「二人のセラフィムが」
    12. アンティフォナ「御身が生まれてより」*
    13. 詩篇「主が建てたもうのでなければ」
    14. コンチェルト「聞きたまえ、天の方よ」
    15. アンティフォナ「天国の門は」*
    16. 詩篇「エルサレムよ、主を讃めたたえよ」
    17. ソナタ「聖なるマリア、我らのために祈り給え」
 【CD 2】
  モンテヴェルディ:
   1-16. 聖母マリアの夕べの祈り(続き)
    1. 朗誦「全ての者のうちにありて、われ平安を求めたり」*
    2. 賛歌「めでたし、海の星よ」
    3. アンティフォナ「この日、祝福されし乙女マリアは」*
    4-15. マリアの讃歌「わが魂は主をあがめ(マニフィカト)」
    16. 祈願「汝のしもべらの過ちを」
  ジョヴァンニ・ガブリエーリ(1554/57-1612):
   17. 第7旋法と第8旋法による12声のカンツォン(1597)
  ジョヴァンニ・ピエールルイージ・ダ・パレストリーナ
   (1525/26-1594):
    18. 元后あわれみの母(サルヴェ・レジーナ)(1584)
 
 * 単旋律聖歌
  (マントヴァ聖バルバラ聖堂所蔵の交唱歌集
   〔16世紀後半〕による)
 
インアルト(声楽&古楽器アンサンブル)
マイリス・ド・ヴィルトレ、
 アリス・フォクルール、
  カリーヌ・ティニー(ソプラノ)
メロディ・ルヴィオ、
 バルト・ユーフェイン(アルト)
マッシモ・アルティエリ、
 ルカ・チェルヴォーニ、
  リッカルド・ピザーニ、
   ロベルト・リリエーヴィ(テノール)
ジョフロワ・ビュフィエール、
 ギヨーム・オルリ(バス)
器楽編成:
 ヴァイオリン2、
 ヴィオラ・ダ・ブラッチョ2、
 バッソ・ダ・ブラッチョ1、
 ヴィオローネ1、木管コルネット3、
 トロンボーン4、オルガン2、
 アーチリュート1、
 テオルボ1
*...サン・ペトロニオ聖歌隊
 (グレゴリオ聖歌朗誦)
**...マルク・マイセル(オルガン独奏)

 使用楽器: グラツィアディオ・アンテニャーティ1565年建造(2006年復元)ランベール・コルソン(指揮、木管コルネット)
 録音: 2025年9月14-19日 マントヴァ、聖バルバラ聖堂
 収録時間: 108分

 【モンテヴェルディの着想源に迫る、マントヴァ宮廷礼拝堂での親密な解釈】
 初期バロックの大家モンテヴェルディは、聖マルコ教会楽長としてヴェネツィアに赴任し絶大な影響力を示し始める少し前、1610年に教会音楽技法の集大成とも言うべき曲集を出版。
 今日『聖母マリアの夕べの祈り』として知られる晩課のための音楽もそこに収録されていました。作曲家は当時まだ北イタリアのマントヴァにおり、この曲集の大半はゴンザーガ家の個人礼拝向けに書かれたと考えられています。
 この傑作と向き合うにあたり、フランスの古楽アンサンブル・インアルトは作曲当時のモンテヴェルディの着想に立ち返るべく、かつて作曲家自身の職場であったマントヴァ聖バルバラ聖堂を録音場所に選択。
 16世紀末のマントヴァ宮廷における聖母被昇天の日の音楽礼拝を想定、曲順や解釈を徹底的に見直し、見識の高い文化人たちがプライベートな集いの場で味わっていたであろう親密な響きで本作の魅力の真相に迫ります。
 当時は各曲の前後で唱えられていたグレゴリオ聖歌も、マントヴァの聖堂に伝わる当時のアンティフォナ集から適切なものを選択。
 アルバム冒頭と末尾には16世紀イタリアの大家たちの作品を配し、バロックの原点というよりむしろ「ルネサンスから芽吹いた新境地」としての作品像が感じられる構成になっています。
 各パートを4人以下(声楽パートは大半が2人)に絞り、器楽・声楽が程よい距離感で室内楽的なやりとりを交わす、ルネサンス末期の室内楽や重唱を彷彿させる解釈の妙は聴き応えたっぷり。
 トロンボーンやヴィオローネなどが作る包み込むような中低音の響きも味わい深く、演奏者コメントを含む充実したライナーノート(英・仏・独語)も鑑賞の参考になることでしょう。

 
 





SOMM RECORDINGS



SOMMCD0731
\3000
チェロ四重奏のための作品集
 1-3. ヨーク・ボーエン(1884-1961):
  組曲-4つのチェロのために
   1. 前奏曲 2. サラバンド 3. ジーグ
 4. ロデリック・エルムズ(1951-):
  チェロ四重奏のためのディヴェルティメント*
 5-6. ウィリアム・オルウィン(1905-1985):
  チェロ四重奏のための2つのアイルランドの旋律
   5. I. They Say My Love Is Dead
   6. II. A Wee Bag of Praties
 7. ジュリア・シンプソン(1977-):
  マリポサ - オオカバマダラの渡りの物語*
 8. ローランド・サザーランド:希望*
 9. マリー・デア(1902-1976):
  チェロ四重奏のための6つの小品 - 第4曲 アリア
 10-11. ガイ・バーカー(1957-):
  Wood on the Tracks 線路の上の木*
   10. I. The Big Ugly
   11. II. Altoona Express
 12. サイモン・バグズ(1973-):Soliloquy*
 トラック9を除き世界初録音
 *...チェロフォニックスによる委嘱作
チェロフォニックス(チェロ四重奏)
 クリストファー・アラン
 エイドリアン・ブラッドバリー
 イアン・バージ
 ベン・ロジャーソン

 録音:2025年11月2-3日 UK. ストークダバノン、メニューイン・ホール
 収録時間:67分

 ロンドンで活躍する4人のチェリストによる「チェロフォニックス」のデビューアルバム。高い専門性と深い信頼関係で結ばれた彼らは、委嘱新作の発表や埋もれた名曲の再発見に精力的に取り組んでいます。
 収録されている8曲はすべてチェロ四重奏のためのオリジナル作品。冒頭を飾るのは、ハレ管弦楽団の元首席チェリストを祖父に持つメンバーのベン・ロジャーソンがその遺品から手稿譜を発見したボーエンの「組曲」。
 長年紛失したとされていたもので、18世紀様式を思わせる表情が魅力です。
 豊潤な響きとジャズ風のリズムの対比が印象的なエルムズの「ディヴェルティメント」、北米大陸で渡りをすることで知られる蝶オオカバマダラの長い旅を描いた「マリポサ」、自作の俳文詩を骨組みに据えたサザーランドの「希望」、アルバムのタイトル曲で列車をテーマにしたバーカーの「線路の上の木」、繊細な響きが美しいバグズの「Soliloquy」と、5曲の委嘱作品も収録。チェロ四重奏の幅広い可能性が感じられる1枚です。

 
 




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ODRADEK RECORDS



ODRCD 467
(2CD)
\7200→\6890
シモン・ガウデンツ(指揮)
イェナ・フィルハーモニー管弦楽団
「マーラー交響曲全集 Vol.5 第1番 第10番」

 [CD1]
  アンドレア・ロレンツォ・スカルタッキーニ(1971~)
   (1)トルソ:管弦楽のための

  G.マーラー(1860-1911):交響曲第1番 ニ長調
   (2)I. ゆるやかに、引きずるように、自然の響きのように―
     冒頭はきわめてゆったりと
   (3)II. 力強く動きをもって、ただし速すぎずに
   (4)III. 荘重に、そして歩みを測るように、引きずらずに
   (5)IV. 嵐のように激しく
 [CD2]
  マーラー:交響曲第10番ニ長調
   (1) I. .アダージョ
  
  アンドレア・ロレンツォ・スカルタッキーニ:
   (2)トルソ (3)エピタフ/(4)スピリティ /
   (5)インカンテジモ/(6)アインクラング/
   (7)オーメン/(8)オルクス/(9)アニマ/
   (10)エニグマ/(11)アインケール
シモン・ガウデンツ(指揮)
イェナ・フィルハーモニー管弦楽団
イェーナマドリガルクライス
 (ベーリト・ヴァルター合唱指揮)
ニーナ・クフォクリストゥ(ソプラノ)
エヴェリン・クラーエ(コントラルト)

 イェナ・フィルの名演と鮮明な録音で聴く、マーラー全集完結!

 CD1[78'41] CD2[59'03]

 スイスのシモン・ガウデンツ率いるイエナ・フィルによるマーラー:交響曲全集の完結編。
 交響曲第1番と第10番アダージョ。今回もスイスの現代作曲家スカルタッツィーニの作品とのカプリングで新作「トルソ」が収録されております。
 当時の前衛だったマーラーと現代の前衛であるスカルタッツィーニの作品を組み合わせることでその存在を二重写しとする意図は斬新で高い評価を得ている。
 マルチマイクの特性を生かした優秀録音で隅々までクリアに描写されています。
 イエナは旧東ドイツに属した地域で光学メーカー、カール・ツァイスの発祥の地としても知られる。イエナ・フィルは同地の名門。朝比奈隆が指揮したこともあり、「古雅な響き」と賞賛している。如何にもドイツらしいトランペットや木管の野太い響きも面白い。
 アンドレイ・ボレイコが音楽総監督時代にアンサンブルの向上に磨きが掛かり、その好調を持続してガウデンツが2018年よりその任にある。ドイツのオーケストラとして最新のマーラー全集として注目される。
 
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※写真はイメージです
ODRBOXJM1-5
(13CD)
\15000→\13990
シモン・ガウデンツ(指揮)
イェナ・フィルハーモニー管弦楽団
「マーラー交響曲全集Vol.1~5」
 13枚組(Vol.1~Vol.5の5本のBOXセット)
シモン・ガウデンツ(指揮)
イェナ・フィルハーモニー管弦楽団ほか
 Vol.1 (2CD)
  A.L.スカルタッツィーニ:「魔力」
  G.マーラー:交響曲第4番 ト長調
  A.L.スカルタッツィーニ:「調和」
  G.マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
 Vol.2 (3CD)
  A.L.スカルタッツィーニ:「トルソ, 墓碑銘」
  G.マーラー:交響曲第2番 ハ短調 「復活」
  A.L.スカルタッツィーニ:「精霊」/
 G.マーラー:交響曲第3番 ニ短調
 Vol.3 (3CD)
  A.L.スカルタッツィーニ:「オーメン」
  G.マーラー:交響曲第6番 イ短調
  A.L.スカルタッツィーニ:「オーメン-オルクス」
  G.マーラー:交響曲第7番 ホ短調 「夜の歌」
 Vol.4 (3CD)
  A.L.スカルタッキーニ:「エニグマ」
  G.マーラー:
   交響曲第9番 ニ長調
   交響曲第8番 変ホ長調「千人の交響曲」

 Vol.5 (2CD)
  A.L.スカルタッキーニ:「トルソ」管弦楽のための
  G.マーラー:交響曲第1番 ニ長調/交響曲第10番 ニ長調 アダージョ
  A.L.スカルタッキーニ:
   「トルソ, エピタフ, スピリティ, インカンテジモ, アインクラング,
    オーメン, オルクス, アニマ,エニグマ, アインケール]

 シモン・ガウデンツ率いるイェナ・フィルによるマーラー:交響曲全集が完結したことを記念して三方背ケース入りのボックスとして全集を日本限定でセット化!

 ODRCD 440(2CD)
 ODRCD 443(3CD)
 ODRCD 450(3CD)
 ODRCD 466(3CD)
 ODRCD 467(2CD)
 を日本限定でボックス化
  
 ※超特価設定となりますが、オーダーが満たない場合は生産されませんので予めご了承ください。(代理店)
 
 

ODRCD458
\3800
ヒプノーシス~バルトーク:ヴァイオリンソナタ集
 ヴァイオリンソナタ第1番、SZ 75, BB 84
  (1)I. アレグロ・アパッショナート
  (2)II. アダージョ
  (3)III. アレグロ
 ヴァイオリンソナタ第2番、SZ 76, BB 85
  (4)I. モルト・モデラート
  (5)II. アレグレット
Cristina Ciura
 (クリスティーナ・チューラ/ヴァイオリン)
Carmine Chiarelli
 (カルミーネ・キアレッリ/ピアノ)

 [56'34]
 録音: 2024年12月7~10日 Studio Odradek The Spheres

 エッジの効いたサウンドが印象的であり、バルトークはこのような録音でこそ聴きたいと思わせる内容である。シェーンベルク的な要素を感じさせつつも、様式としては古典的な佇まいを持つ第1番。
 それに対し、第2番はさらに実験的な要素が強く打ち出されている。イタリア出身のソリスト2人は、難解になりがちなバルトーク作品をストレートな表現で聴かせる。ある意味で爽快感のある演奏として、お薦めできる一枚である。
 
 クリスティーナ・チューラ(ヴァイオリン):イタリア出身のヴァイオリニスト。ピッチンニ音楽院で学ぶ。フェリーチェ・クザーノ、ウルリーケ・ダンホーファー、クリスティアーノ・ロッシ、マッシモ・クアルタ、イリヤ・グルベートに師事。
 イ・ソリスティ・アクイラーニで活躍し、ソリストとしても多くのオーケストラや室内アンサンブルと共演している。
 カルミーネ・キアレッリ(ピアノ):パイジェルロ音楽学校、パリ・スコラ・カントルム、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院、ニーノ・ロータ音楽院で学ぶ。
 パオロ・クッカーロ、アキレス・デッレ=ヴィーネ、クラウディウス・タンスキー、ベネデット・ルーポに師事。ヨーロッパ各国で協奏曲のソリストを務めるほか、室内楽でも積極的に活動している。
 
 

ODRCD 462
\3800
「モーメンツ~オルガ・ゲオルギエフスカヤ(ピアノ)」
 ラフマニノフ:6つの楽興の時、Op. 16
  (1)I. 変ロ短調、アンダンティーノ
  (2)II. 変ホ短調、アレグレット
  (3)III. ロ短調、アンダンテ・カンタービレ
  (4)IV. ホ短調、プレスト
  (5)V. 変ニ長調、アダージョ・ソステヌート
  (6)VI. ハ長調、マエストーゾ
 ダルゴムイシスキー:
  オルガ・ゲオルギエフスカヤ編
   (7)若者と乙女 (8)私は悲しい
 オルガ・ゲオルギエフスカヤ
  (9)パーセルの主題によるシャコンヌ
 リスト
  (10)巡礼の年第1年 No. 6「オーベルマンの谷」
  (11)巡礼の年第2年 No. 7「ダンテを読んで」ソナタ風幻想曲
オルガ・ゲオルギエフスカヤ(ピアノ)

 2024年8月12~15日 スフィアーズ・スタジオにて収録 [70'00]

 ゲオルギエフスカヤのCDはシンメトリックに構成されているのが特徴である。今回は音楽家として演奏と創作の双方で活躍した、ラフマニノフとリストを軸に自作・編曲が収録されている。
 ピアニストとして、作・編曲家としての姿勢が感じられる完成度の高い仕上がりとなっている。次回作にも期待したい。
 
 トラック(7)、(8)は、ダルゴムイシスキー作曲の歌曲からの編曲。トラック(9)は、パーセル作曲の歌劇「ディドとエネアス」の、ディドのラメントから主題が取られている。
 オルガ・ゲオルギエグスカヤ(ピアノ)ロシアは出身のピアニスト。チャイコフスキー音楽院で学び、数多くの国際コンクールで優秀な成績を修める。
 姉妹である、リュドミラ・ゲオルギエフスカヤと共にデュオ活動にも積極的に取り組んでいる。
 
 

ODRCD 470
\3800
「キーマ(波動)~ヤーノシュ・バーリント
 ニコラス・コンスタンティノウ」

  プーランク: フルートソナタ FP 164
   (1)I. アレグロ・マリンコニーコ
   (2)II.カレンティーナ:アッセ・ラン
   (3)III.プレスト・ジョコーゾ
  ペーター・ミーク: フルートソナタ
   (4)I. アレグロ・ブリランテ
   (5)II. アンダンティーノ
   (6)III. プレスト
  コンスタンティノス・Y・スティリアヌ:フルートソナタ
    (7)I. H = 108/(8)II. D = 56/
    (9)III. H = 42/(10)IV.Q = 126
ヤーノシュ・バーリント(フルート)
ニコラス・コンスタンティノウ(ピアノ)

 [63'15]
 2023年10月3~5日 ストロヴォス・ミュニシパル・シアターにて収録

 世界初録音であるコンスタンティノス・Y・スティリアヌの作品をメインにしたアルバムである。作品は新古典主義の雰囲気が濃厚で、プーランク、ミークとの組み合わせに選曲のセンスの良さを感じる。
 ミークは、1906年スイス出身の作曲家で絵画、文学など多方面で活躍した。スティリアヌは、1972年キプロス共和国・ニコシアを拠点に活躍している。
 収録された3曲はどれもフルートの妙技が楽しめるもので、フルート、室内楽を愛好される方には大変お薦めである。

 ヤーノシュ・バーリント(フルート):1961年ハンガリー出身。フランツ・リスト音楽院で学ぶ。アンドラーシュ・アドリアンに師事。
 ハンガリー放送交響楽団、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を歴任。
 多くの現代作曲家が彼のために作品を書いており、その演奏によって数多くの賞を受賞している。

 ニコラス・コンスタンティノウ(ピアノ):キプロス共和国・ニコシア出身。クリーブランド音楽院、フランツ・リスト音楽院で学ぶ。
 ソリストとして各国の著名オーケストラや指揮者と数多く共演している。自国の作曲家である、スティリアヌの作品の紹介に力を入れている。
 12の前奏曲をはじめ、今回のフルートソナタも世界初録音である。
 レパートリーは幅広く、古典から現代音楽までの大胆な選曲で知られている。
 
 


ODRCD 471
\3800
フランチェスカ・フェデリコ・オムルフ(ソプラノ)
 幻影と恍惚~アイルランドの歌曲と民謡

 アイルランド民謡
  (1) 白い岩の岸辺
   (ミケーレ・デイアナ、フランチェスカ・フェデリコ・オムルフ編曲)
 ロジャー・クイルター(1877-1953)
  3つの牧歌、Op. 22
   (2) I. 父さんと耕しに行こう /
   (3) II. サクランボの谷間/(4) III. 私は願いに願う
 アイルランド民謡
  (5) 祝祭の輝かしきスリーヴ・グアの山
 ジョアン・トリンブル(1915-2000)
  (6) 海の上の私の悲しみ
 アンドリュー・シノット(1970~)
  (7) 日曜日/(8) 恐れなき心
 ピーター・ウォーロック(1894~1930)
  (9) 永遠の声/(10) 愛の喪失を嘆く恋人/(11) 天の布
 アイルランド民謡
  (12) 海の乙女
 レベッカ・クラーク(1886~1979)
  (13) アザラシ男/(14) サリー・ガーデン/(15) 夢
 アイルランド民謡
  (16)黒い女の丘の霜
   (ミケーレ・デイアナ、フランチェスカ・フェデリコ・オムルフ編曲)
フランチェスカ・フェデリコ・オムルフ(ソプラノ)
ローラ・ルッツケ(ヴァイオリン)
ベン・ラッセル(ヴァイオリン)
クラリス・ジェンセン(チェロ)
ダン・フランクリン・スミス(ピアノ)

 アイルランドの歌と民謡が描く音の物語

 [50'18]

 録音:2023年11月14‐16日、2025年1月20日 NYブルックリンVirtue and Viceスタジオ

 アイルランドの作曲家による歌曲とフォークソングを融合させたアルバム。全てオリジナルの言語によって歌われている。
 曲によって伴奏の編成が変わるが、伝統的なアイルランド民謡は弦楽と無伴奏で、歌曲は楽譜通りの演奏である。
 アルバムとしての構成も非常に良く、アイルランドの歌曲や民謡に興味のある方やワールドミュージックの愛好家には是非ともお薦めしたい。
 また、素朴な響きを美しく捉えた録音も大きな魅力となっている。

 フランチェスカ・フェデリコ・オムルフ(ソプラノ)
  ニューヨークを拠点に活動する、アイルランド系のソプラノ。女優としても子役時代から活躍しており、映画出演も多い。
  サロメのタイトルロール、ファルスタッフのナンネッタなどのオペラから、現代音楽、フォークソングまで幅広い活躍をしている。

 アンサンブルのメンバーは、ジュリアード音楽院や、他の音楽院で学んだ後、現代音楽や民族音楽・映画音楽の第一線で活躍しており、アンサンブル・オーケストラの主要メンバーである。また、それぞれにソロアルバムをリリースしている。
 
 

ODRCD 475
\3800
ボヤージュ~ブラームス Op. 116, 117, 118, 119
 J.ブラームス(1833-1897):
  幻想曲集 Op. 116
   (1)T. 奇想曲 ニ短調/(2)U. 間奏曲 イ短調/
   (3)V. 奇想曲 ト短調/(4)W. 間奏曲 ホ長調/
   (5)X. 間奏曲 ホ短調/(6)Y. 間奏曲 ホ長調/
   (7)Z. 奇想曲 ニ短調
  3つの間奏曲集 Op. 117
   (8)No. 1 変ホ長調/(9)No. 2 変ロ長調/
   (10)No. 3 嬰ハ短調
  6つの小品 Op. 118
   (11)T. 間奏曲 イ短調/(12)U. 間奏曲 イ長調/
   (13)V. バラード ト短調/(14)W. 間奏曲 へ短調/
   (15)X. ロマンス へ長調/(16)Y. 間奏曲 変ホ短調
  4つの小品 Op. 119
   (17)I. 間奏曲 ロ短調/(18)II. 間奏曲 ホ短調/
   (19)III. 間奏曲 ハ長調/(20)IV. 狂詩曲 変ホ長調
Leopoldo Erice
 (レオポルド・エリセ/ピアノ)

 [76'56]
 録音:2025年5月18~22日 Studio Odradek The Spheres

 既にベートーヴェンの後期3大ソナタの録音をリリースしているが、今回はブラームスの後期作品集。
 作曲家の到達点であるこれ等の作品に、新しい風を吹かせてくれるシリーズに今後も期待したい。エリセの演奏家としての姿勢が伺える好企画である。

 レオポルド・エリセはスペイン出身で、2021年よりカナダのオタワを拠点にして国際的に活躍している。
 ヨーロッパ、アメリカ、アジア、アフリカで様々なコンサートに出演。チェロの堤剛、クラリネットのジェームズ・キャンベル等とリサイタルを開催する。
 協奏曲のソリスト、室内楽では著名なソリストとも数多く共演している。オタワ大学音楽学校准教授、ウィルフレッド・ローリエ研究所メンバー。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


SOMM RECORDINGS



ARIADNE5050
(2CD)
\4100
エルガー・フロム・アーカイヴ 第5集 -
 オラトリオ「使徒たち」、海の絵

  エドワード・エルガー(1857-1934):
   オラトリオ「使徒たち」 Op. 49
    【CD1】
     1-4. 第1部
    【CD2】
     1-5. 第2部
 
    6-10. 海の絵 Op.37*
     6. I. 海の眠りの歌
     7. II. 港にて(カプリ)
     8. III. 海上での安息日の朝
     9. IV. 珊瑚礁のあるところ
     10. V. 泳ぐ人
聖母マリア、天使...
 ジョーン・ハモンド(ソプラノ)
マグダラのマリア...
 マージョリー・トーマス(コントラルト)
聖ヨハネ...ウィリアム・ハーバート(テノール)
聖ペテロ...ジョン・キャメロン(バリトン)
ユダ...オーウェン・ブラニガン(バス)
イエス...
 リチャード・スタンデン(バス・バリトン)
BBC合唱団&
 BBCコーラル・ソサエティ
  (合唱指揮:レスリー・ウッドゲート)
BBC交響楽団
 (コンサートマスター:ポール・ビアード)
サー・マルコム・サージェント(指揮)
グラディス・リプリー(コントラルト)*
フィルハーモニア管弦楽団*
ジョージ・ウェルドン(指揮)*

 録音:MONO1957年6月12日 ロンドン、ロイヤル・フェスティバル・ホール(ライヴ) エルガー生誕100年記念コンサート 1946年5月28日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ第1スタジオ*
 
 初出:HMV C.3498-C.3500(2EA.11018-2EA.11022)
 
 総収録時間:138分

 「SOMM」の録音や「ARIADNE」の復刻におけるプロデューサー兼エンジニアであるラニ・スパー(Lani Spahr)は、5000本ものエルガー作品の録音を保管しています。
 『エルガー・フロム・アーカイヴ』シリーズは、1951年に創設された英国エルガー協会の75周年を記念して、スパーのアーカイヴから歴史的な価値の高い音源を復刻するプロジェクトです。
 
 エルガーが書いた3作のオラトリオの中では『ゲロンティアスの夢』が名高く、『神の国』『使徒たち』は低い演奏頻度となっています。
 これら2作を『ゲロンティアス』に劣らず高く評価していたのがマルコム・サージェントで、エルガーの生誕100周年を記念するBBCのコンサートで『使徒たち』をとりあげた際のライヴ録音がここにCD化されます。
 
 『使徒たち』は12使徒が目撃したイエスの奇跡、磔刑そして復活の物語で、ユダの裏切りやゴルゴタの丘など劇的な場面もありますが、そうした人間の感情の起伏も、神と人との契約の成就に何も影響を与えることがないというごとく、滔々と流れる大河のように音楽を進めています。
 
 『海の絵』は1908年生まれの指揮者と歌手の共演。バーミンガム市管弦楽団(後に交響楽団と改称)の指揮者を務めたウェルドンは、サージェントに師事したことがあり、エルガーを得意としていました。
 コントラルトのリプリーはほぼ独学で学び、16歳でロイヤル・アルバート・ホールにデビュー。1945年にはエルガーの『ゲロンティアスの夢』初録音に天使役で参加しました。
 リプリーは落ち着いた美声の持ち主で、濃い陰影と仄かな明るさ、陽気さと敬虔さと広いパレットを持ち、エルガー唯一の管弦楽伴奏歌曲集『海の絵』を、R.シュトラウスの同ジャンルの名作に匹敵するかのように堂々と聴かせます。
 スパーが当シリーズ中でも屈指のお宝と言うのも納得の歌唱です。
 



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