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8/7(金)紹介新譜 39タイトル
マイナー・レーベル新譜

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LPO



LPO 0138
(2CD)
\3300→\3090
エドワード・ガードナー(指揮)&ロンドン・フィル
最高のキャストで挑んだ《ゲロンティアスの夢》BBCプロムス・ライヴ

エルガー:オラトリオ《ゲロンティアスの夢》(全曲)

  [CD1] 第1部(34:12)
  [CD2] 第2部(53:50)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
エドワード・ガードナー(指揮)
アラン・クレイトン(テノール/ゲロンティアス)
ジェイムズ・プラット(バス/司祭、苦悶の天使)
ジェイミー・バートン(メゾ・ソプラノ/天使)
ロンドン・フィルハーモニー合唱団
ハレ合唱団
ピーター・シェーマン(コンサートマスター)

 エルガーの最高傑作《ゲロンティアスの夢》、英国音楽の第一人者、ガードナーが最高のキャストを得て臨んだBBCプロムス・ライヴ!

 録音:2022年8月31日 ロイヤル・アルバート・ホール(BBCプロムス・ライヴ)

 エルガー自身が自筆譜に「私の最高傑作(the best of me)」と記した《ゲロンティアスの夢》。1899年に《エニグマ変奏曲》で収めた成功を、この1900年の《ゲロンティアスの夢》で確固たるものにした、エルガーの傑作です。
 本盤は、2022年BBCプロムスの期間中にロイヤル・アルバート・ホールでライヴ収録されたもの。『ガーディアン』紙が「完璧な判断力によって導かれた演奏」と評した名演です。
 
 《ゲロンティアスの夢》は、枢機卿ジョン・ヘンリー・ニューマンの詩に基づき、死の床にある一人の男が、死後に神の裁きを受け、煉獄へと導かれるまでの魂の旅路を描いた作品で、死・審判・来世に関する深くカトリック的な瞑想の舞台です。
 伝統的なオラトリオではなく、魂の変容を描く、美しくも神秘的な精神の旅といえます。エルガー自身もこの作品について、「私は自分の内奥の最も深いところからこれを書いた」と語っています。
 
 アメリカ人メゾ・ソプラノのジェイミー・バートンが天使役を務め、タイトル・ロールであるイギリス人テノールのアラン・クレイトンと対峙します。
 イギリス出身のバス、ジェームズ・プラットが「苦悩の司祭/天使」として共演します。英国音楽の第一人者であるLPO首席指揮者ガードナーのもと、説得力あふれる歌唱と管弦楽の演奏が展開。
 ライヴの熱気とともに、この作品の感想がいっそう際立たったものとなっております。
 
 


LPO 0135
\3300
ガードナー、カネラキスら名匠が描く
タニア・レオン、躍動する音響世界の肖像
 タニア・レオン(b.1943):作品集
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 1.《Horizons》(11:05)
   カリーナ・カネラキス(指揮)〔録音:2023年10月25日〕
 2.《Raices(Origins)》(17:23)
   ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、コンセルトヘボウ・ブルッヘ共同委嘱作品(世界初録音)
    エドワード・ガードナー(指揮)〔録音:2024年3月6日〕
 3.《Stride》(14:17)(世界初録音)
   ディマ・スロボデニューク(指揮)〔録音:2023年3月31日〕
 4.《Pasajes》(13:02)(世界初録音)
   エドワード・ガードナー(指揮)〔録音:2025年2月21日〕

 レオンの大胆な音響世界、躍動的なリズムの生命力をガードナー、カネラキス、スロボデニュークが描く!

 タニア・レオンが2023年から2025年にかけてLPOのコンポーザー・イン・レジデンスを務めたことを記念するアルバム。収録されているのは、2021年にピューリッツァー賞受賞作となった《Stride》を含む4作品。
 いずれもレジデンシー期間中のコンサートでライヴ録音されたもので、そのうち3作品は世界初録音となります。

 タニア・レオンはキューバに生まれ、同地で音楽を学んだ後、1967年にニューヨークに移ります。1969年、アーサー・ミッチェルが創設したダンス・シアター・オブ・ハーレムの創設メンバーおよび音楽監督として活躍し、ニューヨークの文化シーンに確固たる地位を築きました。
 1993-97年、ニューヨーク・フィルハーモニックのニュー・ミュージック・アドヴァイザーを、さらに1994-2001年、アメリカン・コンポーザーズ・オーケストラのラテンアメリカ音楽アドヴァイザーを務めました。
 2021年、Strideでピューリッツァー賞受賞。グラミー賞にも2度ノミネートされるなど、世界中が認める作曲家です。また、現代の作曲家たちを支援し、その多様な創作の声を広く称えることを目的とする団体「Composers Now」の創設者にして、芸術監督でもあります。
 エドワード・ガードナー(首席指揮者/2021-2028年)、カリーナ・カネラキス(首席客演指揮者/2021年~2026/27シーズンまで)、ディマ・スロボデニューク(客演指揮者)の指揮によるこれらの演奏は、レオンの大胆な音響世界が持つ豊かな表現の幅と躍動的なリズムの生命力を鮮やかに描き出しています。
 
 


LPO 0131
\3000
作曲家アデス、自らタクトを握る
世界初録音を含むオペラ管弦楽作品集

トーマス・アデス自作自演集

 トーマス・アデス(b.1971):
  1-8.《パウダー・ハー・フェイス》より「ラグジュアリー組曲」
   (世界初録音)〔録音:2018年4月11日〕
  9-13.《テンペスト》より 5つの呪文
   〔録音:2023年2月22日〕
  14-20.《インフェルノ組曲》〔録音:2023年2月22日〕
トーマス・アデス(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

 むせび泣くような木管群、溶け合うように官能的なタンゴの響き、世界初録音を含むトーマス・アデス自作自演集

 トーマス・アデスは、イギリスを代表する作曲家、指揮者、ピアニストの一人。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団は、2000/01シーズンにアデスを「Composer-in-Focus(特集作曲家)」として迎えて以来、継続的に協働を重ねてきました。
 本アルバム収録作品はすべてアデス自身の指揮によるものであり、録音された演奏はいずれも英国初演時のライヴ録音です。
 
 《パウダー・ハー・フェイス》より《ラグジュアリー組曲》は、同名オペラをもとに編まれた管弦楽組曲で、LPOを含む6つの芸術団体の委嘱によって制作されました。2018年にベルリン・フィルによって初演されたこの作品は、高級ホテルの一室から立ち退きを迫られた老公爵夫人を主人公とし、その波乱に満ちた恋愛遍歴を回想する内容。
 《テンペスト》より《5つの呪文(Five Spells)》は、シェイクスピアの戯曲『テンペスト』に基づくアデスの2003年のオペラから編まれた管弦楽組曲。
 《インフェルノ組曲》は、ダンテの『神曲』に着想を得た作品で、2019/20シーズンにロサンゼルス・フィルハーモニックおよびロイヤル・バレエの共同委嘱により作曲されました。作品は主人公が地獄の炎の中を進む旅路を中心に描いています。
 
 


LPO 0136
\3300
エドワード・ガードナー(指揮)&ロンドン・フィル
ティペット最大の問題作に挑む渾身の名演

LPOレーベルにおけるガードナーのティペット録音3作目

  マイケル・ティペット(1905-1998):オラトリオ《我らが時代の子》
    (A Child of Our Time)
エドワード・ガードナー(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ロンドン・アドヴェンティスト合唱団
ナディーン・ベンジャミン(ソプラノ)
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)
ケネス・ターヴァー(テノール)
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)

 劇的な要素、瞑想的で繊細な要素、ティペットの問題作に英国音楽第一人者のガードナーによる決定的名演の登場

 録音:2022年11月26日
 収録時間:65分30秒

 2021年にLPO首席指揮者に就任したエドワード・ガードナー。その揺るぎない統率力と卓越した音楽性によって、LPOの響きをさらに磨き上げています。
 本作は、LPOレーベルにおけるガードナーの3作目のティペット録音です。高い評価を得た《真夏の結婚(The Midsummer Marriage)》および《ピアノ協奏曲、交響曲第2番》に続くものであり、ティペット特有の複雑で感情の密度の高い音楽への深い共感が、この感動的な解釈の随所に表れています。
 ナチス・ドイツへの抗議行動を行ったユダヤ人青年の実話に着想を得たティペットの「現代のオラトリオ」《われらの時代の子》は、1942年の作品。バッハの受難曲の形式に則りつつ、本作がキリスト教の色を帯びてしまうのを避けるために、個々の信仰の違いを超えて人々の心に訴えかけるスピリチュアル(黒人霊歌)を採用。緊迫の物語が展開していく問題作です。1944年、LPOが初演したこの作品を、英国音楽の第一人者、ガードナーが揺るぎない確信をもって導きます。




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CORO



COR16223
(2CD)
\5200→\4890
ザ・シックスティーン
パレストリーナが遺した、もっとも官能的で美しい宗教音楽

パレストリーナ:ソロモンの雅歌(全曲)

 ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ(1525/26-1594):
   《ソロモンの雅歌》(全29曲)
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)

 ルネサンスの巨匠パレストリーナが遺した、もっとも官能的で美しい宗教音楽。ザ・シックスティーンによる『ソロモンの雅歌』全29曲が、ついにひとつのアルバムに集結!

 英国合唱界の至宝であり、世界最高峰の声楽アンサンブルとして君臨し続けるザ・シックスティーン。
 ハリー・クリストファーズが率いる同団のライフワークとも言える一大シリーズ「パレストリーナ・プロジェクト」に関連し、ルネサンス期の宗教音楽のなかでももっとも美しく親密な作品集のひとつである《ソロモンの雅歌(Song of Songs)》の全29曲が1つのアルバムにまとめられました。

 パレストリーナの《ソロモンの雅歌》は、彼の表情豊かで人間味あふれる側面を示しています。より形式的な典礼作品と比較して、この曲集は詩的でロマンティックなテキストを反映した官能的で叙情的な響きを持っているのが特徴です。旧約聖書中のヘブライの愛の詩に基づく、宗教音楽としては異例なほど深くロマンティックなテキストに対し、パレストリーナは持ち前の明瞭さと純粋さを保ちつつ、微妙な和声の変化と旋律の起伏を通じて感情を見事に表現しました。

 本アルバムには、これまでにリリースされたパレストリーナ(ミサ曲集) Vol.1~Vol.9の各ディスクに散りばめられて録音されてきた楽曲群を集成。このシリーズにおける《ソロモンの雅歌》の録音に対して、英グラモフォン誌は「パレストリーナの最も官能的な姿を捉えている......魅惑的だ」と絶賛を寄せています。さらに、今回が初出音源となる第28番と第29番の2曲が新たに収録されており、全曲が揃った決定盤となりました。
 ザ・シックスティーンは2025年に21年ぶりとなる待望の来日公演を成功させ、日本国内でもその精緻なハーモニーが改めて絶賛を浴びました。究極のポリフォニー芸術を追求し続ける彼らによる、パレストリーナの真髄に迫るアルバムです。




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DANACORD



DACOCD1019
\3300→\3090
世界中のピアノ・マニアが集う伝説の音楽祭
2025年フーズム城音楽祭ライヴ
 ナジ・ハキム(1955-):「金髪の美しい娘のそばで」による変奏曲(2013)
 ギュスターヴ・サマズイユ(1877-1967):ト長調の組曲 より 「前奏曲」「フランセーズ」
   チヤン・ウォン(ピアノ)
 フランク・ブリッジ(1879-1941):気まぐれなワルツ
 ギィ・ロパルツ(1864-1955):夜想曲第1番(1911)
   アリーヌ・ピブール(ピアノ)
 セシル・シャミナード(1857-1944):森の精 Op.60(1892)
   ローランド・ペンティネン(ピアノ)
 シャミナード:
  水の精 Op.101(1900)、
  《プロヴァンスの詩》 Op.127 より 第4曲「夜の漁師たち」(1908)
 フランツ・リスト(1811-1886):聖セシリアへの賛歌
   マーク・ヴァイナー(ピアノ)
 アドルフ・ヘンゼルト(1814-1889):ヴィエルホルスキ伯爵のロマンス第1番
 カール・ベールマン・ジュニア(1839-1913):
  練習曲集 Op.4 より 第2番 イ短調、第12番 嬰ハ短調
   ダニエル・グリムウッド(ピアノ)
 エイミー・ビーチ(1867-1944):夕暮れの隠遁つぐみ Op.92-1(1921/22)
   サスキア・ジョルジーニ(ピアノ)
 イグナツ・パデレフスキ(1860-1941):
  《5月のアルバム》 Op.10より 第2曲「愛の歌」、
  《演奏会用ユモレスク》 Op.14より 第6曲「幻想的なクラコヴィエンヌ」
   イリア・オフチャレンコ(ピアノ)
 アイヴァー・ノヴェロ(1893-1951)(ロナルド・スティーヴンソン編):
  ライラックを摘もう
   ケネス・ハミルトン(ピアノ)

 Danacordが誇る長寿シリーズ「フーズム城の稀少ピアノ音楽フェスティバル」、2025年のライヴ録音!

 未知のレパートリーや滅多に演奏されないピアノ曲のみを取り上げるという、野心的でマニアックなコンセプトのもと、1987年にペーター・フロウンジャンによって創設されたドイツの「フーズム城音楽祭」(稀少ピアノ音楽祭)。
 最大130人というフーズム城の「騎士の間」の親密な空間で開かれるこの祭典は、世界中のピアノ愛好家から熱狂的な支持を集め、各国のコンサート・プログラムやレコード会社のレパートリー拡大にも多大な影響を与えてきました。

 デンマークのDanacordレーベルの看板企画としてリリースが続く本シリーズ。2025年の音楽祭のライヴ・パフォーマンスを収録した本作には、10人の作曲家による多数の小品が集められています。
 フランスのロパルツやサマズイユ、女性作曲家のシャミナードやビーチから、リスト、ブリッジ、パデレフスキ、さらには現代のハキムに至るまで、時代も国境も越えた秘曲の数々を収録。
 これだけ多彩な作品が並びながらも、全体として一貫したリスニング体験が得られるよう、熟考されたシーケンスで構成されています。

 演奏には、マーク・ヴァイナー、サスキア・ジョルジーニ、イリア・オフチャレンコをはじめとする、国際色豊かな名手たちが集結。
 録音は一切の編集を行わない純粋なライヴ・テイクであり、フーズムの聴衆がいかに静かで演奏に集中しているかが、その空気感からも伝わってくる一枚です。

 2025年、フーズム城(ドイツ)
 





ONYX



ONYX4274S
\3400
ソーニャ・ヨンチェヴァ&ドミンゴ・インドヤン
夫婦初共演で歌う、知られざる名歌曲集

ディプティーク ~
 マルトゥッチ&カントルーブ:管弦楽伴奏歌曲集

  ジュゼッペ・マルトゥッチ(1856-1909):
   回想の歌 Op.68b夜想曲 Op.70-1
  ジョゼフ・カントルーブ(1879-1957):
   交響詩《遠き姫君へ》(世界初録音)
    トリプティーク
ソーニャ・ヨンチェヴァ(ソプラノ)
ドミンゴ・インドヤン(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

 インドヤン&ヨンチェヴァの初となる夫婦共演盤がOnyxから登場!マルトゥッチ&カントルーブを歌う!

 ※日本語オビ付き

 ※日本語解説付き

 2010年、プラシド・ドミンゴが創設した国際声楽コンクール「オペラリア」を制して一気にスターダムへと駆け上がり、今やメトロポリタン歌劇場、ロイヤル・オペラ・ハウス、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ベルリン国立歌劇場、パリ国立オペラといった世界最高峰の舞台で次々にタイトル・ロールを務める当代随一のソプラノ、ソーニャ・ヨンチェヴァ(ソニア・ヨンチェヴァ)がOnyxレーベルに初登場!
 指揮者の夫ドミンゴ・インドヤンとの初となる共演盤をリリースします!
 イタリア・オペラやヨンチェヴァが元来得意とするバロック作品ではなくマルトゥッチとカントルーブというやや意外性のあるプログラムとはいえ、豊かなレガートや息の長いフレーズがイタリア・オペラにも通ずる叙情性を感じさせるマルトゥッチの作品はまさにヨンチェヴァの歌声と表現力が存分に生かされるところ。《回想の歌》と《夜想曲》の二作を歌います。

 不朽の名声を獲得することとなった《オーヴェルニュの歌》から遡ること10年あまり、フランスの作曲家カントルーブが1914年に完成させた《トリプティーク》は、その名の通り3つの曲からなる歌曲集。
 ロジェ・フレヌの自然を讃えた詩に色彩感のあるオーケストラが一体となった優雅かつ繊細な作品で、ヨンチェヴァとインドヤンが緻密なバランス感覚で聴かせます。
 またカントルーブのもう一作《遠き姫君へ》はエドモン・ロスタンの戯曲を題材とした交響詩で、これが世界初録音です。
 2023年には十八番である《トスカ》で飾った日本での華々しいオペラ・デビューも記憶に新しいブルガリア生まれの歌姫が、新たなレパートリーで放つさらなる輝きに乞うご期待!
 




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ECM



4878876
(2CD)
\4300→\3990
アンドラーシュ・シフ
若きブラームスから晩年へ──円熟のピアノ小品集


 ブラームス:
 《CD 1》
  1) アルバムブラット(アルバムの一葉)(1853)、
  2-9) 8つの小品Op.76(1871/78)
   (第1曲:奇想曲/第2曲:奇想曲/第3曲:間奏曲/第4曲:間奏曲/
    第5曲:奇想曲/第6曲:間奏曲/第7曲:間奏曲/第8曲:奇想曲)、
  10-16) 7つの幻想曲Op.116(1892)
   (第1曲:奇想曲/第2曲:間奏曲/第3曲:奇想曲/第4曲:間奏曲/
    第5曲:間奏曲/第6曲:間奏曲/第7曲:奇想曲)/
 《CD 2》
  1-3) 3つの間奏曲Op.117(1892)、
  4-9) 6つの小品Op.118(1893)
   (第1曲:間奏曲/第2曲:間奏曲/第3曲:バラード/
    第4曲:間奏曲/第5曲:ロマンス/第6曲:間奏曲)、
  10-13) 4つの小品Op.119(1893)
   (第1曲:間奏曲/第2曲:間奏曲/第3曲:間奏曲/第4曲:狂詩曲)
アンドラーシュ・シフ(ブリュートナー・ピアノ)

 新たに発見された偉大な作曲家の若き日の作品への思いをこめたシフ渾身のアルバム

 ●ハンガリー出身のピアニスト、アンドラーシュ・シフによる『ブラームス:ピアノ小品集』がECMニュー・シリーズより発売されます。

 CD2枚組。

 アルバムの1曲目の『アルバムブラット』は1853年、ブラームスが20歳の時に書かれた作品で、イギリスの指揮者で音楽学者のクリストファー・ホグウッドにより発見されました。
 さらにホグウッドがベーレンライター版として校訂しています。2012年にイギリスBBCラジオに招かれてシフが初演放送を行いましたが、その際この曲の美しさが話題となりました。
 厳密にはそれ以前にも初演されていたということでしたが、シフは「偉大な作曲家による未知の作品を発見することは何ものにも代えがたい喜びです」と語っています。
 そしてこのアルバムでは『アルバムブラット』以外の作品がすべてブラームスの人生のもっと後の時期に書かれたものであることから、シフはこの『アルバムブラット』をそれらの作品への導入として、あるいは“若き日の芸術家の肖像”として聴いてほしいと願っています。
 
 ブックレットにはそれぞれの曲に対するシフ本人のコメントも掲載されています。ブラームスも愛用していたと言われる、世界最高峰のピアノ・メーカーの一つ「ブリュートナー」のピアノで演奏されています。

 【録音】2021年3月、ボン、ベートーヴェン・ハウス、ヘルマン・J.アプス記念室内楽ホール
 





HYPERION



7128484
\3200
ミシュカ・ラシュディ・モーメン
現代ピアノで描く、ヴェルサイユ宮殿の響き

《ミシュカ・ラシュディ・モーメン~Hall of Mirrors》

 F.クープラン:
  1) 目覚まし時計(『クラヴサン曲集』第1巻第4組曲より第4曲)、
  2) 前奏曲第1番(『クラヴサン奏法』より)、
  3) ティク・トク・ショク、あるいはマイヨタン(『クラヴサン曲集』第3巻第18組曲より第6曲)、
  4) さまよう亡霊(『クラヴサン曲集』第4巻第25組曲より第5曲)、
  5) 前奏曲第8番(『クラヴサン奏法』より)、
 6-14) ラモー:『クラヴサン曲集』第2巻より組曲ホ短調
   (アルマンド/クーラント/ロンドー形式のジグI/
    ロンドー形式のジグII/鳥のさえずり/リゴードンI, II &ドゥーブル/
   ロンドー形式のミュゼット/タンブーラン/村娘[ロンドー])、
  15-22) ジャケ・ド・ラ・ゲール:『クラヴサン曲集』第1巻より組曲第2番ト短調
   (前奏曲/アルマンド/クーラントI/クーラントII/
    サラバンド/ジグI/ジグII/メヌエット&ドゥーブル)、
  F.クープラン:
   23) 手品(『クラヴサン曲集』第4巻第22組曲より第6曲)、
   24) 前奏曲第6番(『クラヴサン奏法』より)、
   25) シテール島の鐘(『クラヴサン曲集』第3巻第14組曲より第6曲)、
   26) フォルラーヌ(『王宮のコンセール』コンセール第4番より第7曲) 
ミシュカ・ラシュディ・モーメン(ピアノ)
 
 【録音】2025年9月8 ?10日、ロンドン、ケンティッシュ・タウン、殉教者聖サイラス教会

 豊かな感性とモダン・ピアノでヴェルサイユ宮殿の香りを届ける

 デビュー・アルバム『Reformation』でイギリスのクラシカル・チャートの首位を獲得し、『タイムズ紙』から「最も思慮深く感性豊かなイギリスのピアニストの一人」と絶賛されたミシュカ・ラシュディ・モーメンのセカンド・アルバム『Hall of Mirrors』がハイペリオンより発売されます。
 本来チェンバロのために書かれた初期作品を現代のグランドピアノで演奏することで生まれる豊かな響きで人々を魅了したモーメン。
 今回取り上げたのは舞台をイングランドからフランスに移し、さらに二世代先の時代へと進ませた、ルイ14世の宮廷、特にヴェルサイユ宮殿で育まれた音楽です。
 自身もバレエの踊り手であり、多くの楽器を巧みに演奏する優れた音楽家でもあったルイ14世、宮殿の「鏡の間」では演奏会や舞踏会、華やかな祝祭が催されました。
 ミシュカはこのアルバムで2人の巨匠、フランソワ・クープランとジャン=フィリップ・ラモー、そしてほとんど知られていない作曲家エリザベート・ジャケ・ド・ラ・ゲールによる鍵盤作品を取り上げています。
 クープランはルイ14世の最初の王室礼拝堂のオルガニストの一人です。ヴェルサイユ宮殿の壮大な空間に向けて作られた音楽の温かさ、輝かしい響き、そして音楽的言語は、現代のグランドピアノで演奏するのに非常に適しています。
 ジャケ・ド・ラ・ゲールはルイ14世の宮廷で神童として驚異的な才能を示し、後にフランス初の偉大な女性作曲家となった人。
 ここではルイ・クープランへの敬意を示しながら、よりドラマティックでイタリア風の華麗な要素を加えた「組曲第2番ト短調」が収録されています。
 この作品がピアノで録音されるのはこれが初めてです。ラモーの「組曲ホ短調」は、当時の伝統的な舞曲にスコットランドやアイルランド風のジグや、「鳥のさえずり」のような一風変わった性格的小品を加え、独創的な音楽世界が描かれています。

 ●「バランスの取れた音楽の描写、豊かな作品、美しさ、魅力、機知があり、そして心躍るような装飾音」――『BBCレコード・レヴュー』
 
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7114761
(10CD)
\7900→\7490
〔Cap Box仕様〕

スティーヴン・イッサーリス
愛器ストラディヴァリ300年を祝う豪華10枚組ボックス

《スティーヴン・イッサーリス~The Marquis de Corberon》


《CD 1》
 1-4) J.S.バッハ:ソナタ ト長調BWV1027、
 5-7) D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調Kk.90(イッサーリスによるチェロ編)、
 8-10) J.S.バッハ:ソナタ ト短調BWV1029、
 11-14) ヘンデル:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ト短調HWV364b、
 15-18) J.S.バッハ:ソナタ ニ長調BWV1028、
 19) われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよBWV639
  (イッサーリス&エガ-によるチェロとチェンバロ編)
  【演奏】リチャード・エガ-(チェンバロ)、ロビン・マイケル(チェロ)(5-7, 11-14)
   【録音】2014年5月、モンマス/
《CD 2》
 ボッケリーニ:
  1-3) チェロ協奏曲第6番ニ長調、
  4-6) チェロ・ソナタ第2番ハ短調、7-9) 弦楽五重奏曲第4番ニ短調、
  10-12) チェロ・ソナタ第9番ヘ長調、13-15) チェロ協奏曲第2番イ長調『蛙』、
  16) 弦楽五重奏曲ホ長調Op.11 No.5より第3楽章
   【演奏】
    マギー・コール(チェンバロ)(4-6)、ヨニアン=イニアス・カデシャ(7-9, 16)、
    イレーヌ・デュヴァル(7-9, 16)(ヴァイオリン)、
    アイヴィン・リングスタード(ヴィオラ)(7-9, 16)、ティム・ポズナー(7-9, 16)、
    ルイーゼ・ビュッフベルガー(10-12)(チェロ)、
    エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団(1-3, 13-15)
     【録音】2023年12月(1-3, 10-15)、3月(4-9, 16)、ロンドン /
《CD 3》
 1-3) ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb: 1、
 4) モーツァルト:歌劇『偽の女庭師』よりカディーナ「嘆け、小鳩よ」
  (イッサーリスによるチェロと管弦楽編)、
 5-7) C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲イ長調、
 8-10) ハイドン:チェロ協奏曲第2番ニ長調Hob.VIIb: 2、
 11) ボッケリーニ:チェロ協奏曲第7番ト長調より第2楽章
  【演奏】ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団
   【録音】2016年9月、ブレーメン/
《CD 4》
 ベートーヴェン:
  1-3) チェロ・ソナタ第1番ヘ長調Op.5 No.1、
  4-6) チェロ・ソナタ第2番ト短調Op.5 No.2、
  7-10) チェロ・ソナタ第3番イ長調Op.69
   【演奏】ロバート・レヴィン(フォルテピアノ)
    【録音】2012年12月、ロンドン/
《CD 5》
 1-4) ベートーヴェン:
 チェロ・ソナタ第4番ハ長調Op.102 No.1、
 5-7) チェロ・ソナタ第5番ニ長調Op.102 No.2、
 8)「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲WoO45、
 9)「恋人か女房か」の主題による12の変奏曲Op.66、
 10)「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲WoO46、
 11-13) ホルン・ソナタ ヘ長調Op.17(チェロ版)
  【演奏】ロバート・レヴィン(フォルテピアノ)
   【録音】2012年12月、ロンドン/
《CD 6》
 1-2) ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調Op.3、
 3) フランショーム:夜想曲ハ短調Op.15 No.1、
 ショパン:4-7) チェロ・ソナタ ト短調Op.65、8) 憂いOp.74 No.13
  (イッサーリスによるチェロとピアノ編)、
 シューベルト:
  9-11) アルペジオ―ネ・ソナタ イ短調D821、
  12) 夜と夢D827(イッサーリスによるチェロとピアノ編)
   【演奏】デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)
    【録音】2017年12月、モンマス/
《CD 7》
 1-3) グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調Op.36 、
 4-6) ハフ:チェロと左手ピアノのためのソナタ『告別』、
 7-10) メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番ニ長調Op.58
  【演奏】スティーヴン・ハフ(ピアノ)
   【録音】2013年12月(1-6)、2014年6月(7-10)、エセックス/
《CD 8》
 1) ブルッフ:コル・ニドライOp.47、
 2-4) R.シュトラウス:チェロ・ソナタ ヘ長調Op.6(1881年原典版)、
 5-8) ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品Op.75、
 9-11) ル・ボー:チェロ・ソナタニ長調Op.17、
 12) E.D.ワーグナー:『シオンの歌』Op.44より第1曲:コル・ニドライ、
 13) ネイサン:ああ、彼等のために泣け(イッサーリス編)
  【演奏】オリヴィア・ジャゴース(ハープ)(1)、コニー・シー(ピアノ)、
   【録音】2021年7月、ロンドン/
《CD 9》
 ドヴォルザーク:
  1-3)チェロ協奏曲ロ短調Op.104、
  4) 私をひとりにしてOp.82 No.1(B.Leopoldによる管弦楽編)、
  5)チェロ協奏曲ロ短調Op.104より第3楽章(初稿)(抜粋)、
  6-8) チェロ協奏曲イ長調(G.Raphaelによる改訂・管弦楽編)
   【演奏】
    ダニエル・ハーディング(指揮)マーラー・チェンバー・オーケストラ
     【録音】2012年10月、フェラーラ/
《CD 10》
 タヴナー:
  1) 祈りと応答(イッサーリスによる8つのチェロ編)、2) イワン・イリッチの死、3) マハマタール、
  4) ポプレ・メウス(わが人生よ)、5) もう私のことを悲しまないで(シェイクスピアのソネット第71番)
   (イッサーリスによる8つのチェロ編)
    【演奏】
     マシュー・ローズ(バス)(2)、アビ・サンパ(ヴォーカル)(3)、エイミー・ノリントン(1, 5)、ヴァシュティ・ハウンター(1, 5)、
     マシュー・ヒューバー(1, 5)、デイヴィッド・ウォーターマン(1, 5)、キアラ・エンデルレ(1, 5)、キャロライン・ディアンリー(1, 5)、
     バーソロミュー・ラフォレット(1, 5)(チェロ)、トリニティ・ボーイズ・クワイア(3)、
     オマー・メイア・ウェルバー(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(2-4)
      【録音】2017年9月、オックスフォード(1, 5)、2019年12月、ロンドン(2-4)

 世界最高のチェロの一つとされる名器「マルキ・ド・コルベロン」が、2026年に製作から300周年を迎えるのを記念し、世界的チェリストのスティーヴン・イッサーリスがこの楽器で行った録音集がハイペリオンより発売されます。

 CD10枚組ボックス・セット。

 これは名匠アントニオ・ストラディヴァリが1726年に製作した最後期の楽器の一つで1960年にロンドンの王立音楽院に遺贈された後、2009年からイッサーリスに貸与されています。
 そしてイッサーリスが15年以上にわたり、世界各地に行きこの楽器で演奏を行い、数々の録音を残しました。
 
 このセットはイッサーリスによる代表的なアルバム10作がまとめられたものです。最新のボッケリーニのアルバム『天使たちの音楽』から、C.P.E.バッハ、シューベルト、メンデルスゾーン、ドヴォルザークの協奏曲、そしてタヴナーの作品に至るまで、過去300年の間のさまざまな時代と様式の音楽を通してこの楽器の魅力を堪能することができます。

 2冊のブックレットには各アルバムのオリジナルの解説すべてに加えて、この楽器を携えて世界中を旅した苦労や喜びについて記したイッサーリスによるエッセイ、最初の所有者であるコルベロン侯爵がフランス革命の犠牲となった後にこの楽器がたどった数奇な旅路の記録、そしてこの楽器の所有、管理の難しさについての考察も掲載されています。
  




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ALPHA CLASSICS



ALPHA1281
\3300→\3090
現代音楽の巨匠ピエール=ロラン・エマール
シェーンベルクのピアノ作品を鮮烈に描く決定盤

アルノルト・シェーンベルク:ピアノ作品集

 アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
  1-3. 3つのピアノ曲 Op. 11
  4-9. 6つの小さなピアノ曲 Op. 19
  10-14. 5つのピアノ曲 Op. 23
  15-19. ピアノ組曲 Op. 25
  20. ピアノ曲 Op. 33a
  21. ピアノ曲 Op. 33b
ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)
NYCX 10614
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3850

 録音: 2025年12月 ベルリン、テルデックス・スタジオ
 収録時間: 56分
 ※国内仕様盤日本語解説...飯田有抄

 【無調から十二音技法へ その作風の進化を俯瞰するエマールのシェーンベルク作品集】
 ピエール=ロラン・エマールがAlpha Classicsにソロ・アルバムで初登場、そのパートナーシップの第1弾を飾るシェーンベルク作品集。
 1973年のオリヴィエ・メシアン国際コンクール優勝時にシェーンベルクのOp. 11を演奏していたエマールが長年心に温めており、その後40年以上の研鑽を経て実現したプロジェクトとなります。
 収録されているのは1909年作曲のOp. 11から、米国亡命前の1928~31年頃に書かれた最後のピアノ独奏曲Op. 33a/33bに至る主要5作品。
 これらの作品群は自由な無調の段階から十二音技法の確立へと至り、調性が解体される一方でブラームスの影響やバッハの対位法、古典的な舞曲形式などを構造的な基盤とするなど、シェーンベルクの約22年間にわたる作曲技法の変遷を網羅しています。
 アンサンブル・アンテルコンタンポランでの18年にも及ぶ活動などで実績を重ねてきたエマールが、20世紀の音楽史における転換点となった作品群の全貌を体系的に提示するアルバムです。

 
 




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BR KLASSIK



900240
\3000→\2790
サー・サイモン・ラトル&バイエルン放送響
 円熟のマーラー・チクルス、
  第5弾は2026年3月渾身の《復活》

マーラー:交響曲第2番 ハ短調「復活」

 グスタフ・マーラー(1860-1911):1-5. 交響曲第2番 ハ短調「復活」
ルイーズ・オルダー(ソプラノ)
ベス・テイラー(メゾ・ソプラノ)
バイエルン放送合唱団
ペーター・ダイクストラ(コーラスマスター)
バイエルン放送交響楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
NYCX 10618
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3630

 録音:2026年3月18-20日 ミュンヘン、イザールフィルハーモニー・イン・ガスタイクHP8(ライヴ)
 収録時間82分

 【更なる頂点を目指す、ラトル3度目の「復活」!】
 大地の歌(2018年1月)、第9番(2021年)、第6番(2023年9月)、第7番(2024年11月)と続いてきたラトルとバイエルン放送響のマーラー・チクルス、第5作は「復活」です。
 ラトルが12歳の時に演奏に接して指揮者を志すきっかけとなった曲で、これまで首席指揮者を務めたバーミンガム市交響楽団、ベルリン・フィルと録音しており、またバーミンガム市響の首席指揮者退任コンサートなど、特別なイベントでも取り上げてきました。
 その解釈は十分に練れているはずですが、ここではマーラーの錯綜するスコアとそこに込められた感情や願望、幻視の世界まで明らかにするような克明極まる演奏を聴かせます。
 第1楽章は低弦群とティンパニの演奏が耳を惹きつけます。音圧がありつつも極めて俊敏にアクセントを効かせ、フレーズを語尾までくっきりと描き、ややもすれば埋もれがちだった音型の数々を浮かび上がらせます。金管群も天上的なまろやかさから激しい強奏まで美感のある響きで演奏。
 中間楽章も含めてやや速めのテンポで進めていきますが、最後の5分ほどは歩みを少し緩めて力強く踏みしめるかのように音楽を運び、合唱と共にすさまじい高揚を見せます。この合唱団を長らく指導した合唱指揮界の巨匠ダイクストラの貢献も大きいでしょう。
 録音も響き過ぎず、ドライにならず、不自然なクローズアップも無しに、この曲の多彩なディテールと広大な音響世界を巧みにまとめています。ラトルの指揮能力、バイエルン放送響の演奏能力に、イザールフィルハーモニーの音響とエンジニアの手腕あっての録音ならではの成果と言えるでしょう。

 全曲の演奏時間比較
 CBSO(1986) 85:42
 BPO(2010) 86:28
 BRSO(2026) 82:44

 ※国内仕様盤には内藤真帆氏による解説と舩木篤也氏による歌詞訳が付属します。

 
 




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CHANDOS



CHAN20439
(8CD)
\15000→\14590

ネーメ・ヤルヴィが築いた金字塔
疾走感と緊張感が冴えるショスタコーヴィチ全集

ショスタコーヴィチ:交響曲集、バレエ組曲集他

 ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  【CD1】
   1-4. 交響曲第1番 ヘ短調 Op. 10 (1924-25)
   5-7. 交響曲第6番 ロ短調 Op. 54 (1939)
  【CD2】
   1-3. 交響曲第4番 ハ短調 Op. 43 (1934-36)
  【CD3】
   1-4. 交響曲第5番 ニ短調 Op. 47 (1937)
   5-12. バレエ音楽「ボルト」 Op. 27a (バレエ組曲第5番) (1931)
  【CD4】
   1-4. 交響曲第7番 ハ長調「レニングラード」 Op. 60 (1941)
  【CD5】
   1-5. 交響曲第8番 ハ短調 Op. 65 (1943)
  【CD6】
   1-5. 交響曲第9番 変ホ長調 Op. 70 (1945)
   6-9. 交響曲第10番 ホ短調 Op. 93 (1953)
  【CD7】
   1-6. バレエ組曲第1番 (1949) (L. アトフミャン編)
   7-12. バレエ組曲第2番 (1951) (L. アトフミャン編)
   13-18. バレエ組曲第3番 (1952) (L. アトフミャン編)
   19-21. バレエ組曲第4番 (1953) (L. アトフミャン編)
   22. 祝典序曲 Op. 96 (1954)
   23. タヒチ・トロット Op. 16 (1927) -
    V.ユーマンス(1898-1946):
     二人でお茶を(ショスタコーヴィチ編)
  【CD8】
   1-4. ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 Op. 77(99) (1947-48)
   5-7. ヴァイオリン協奏曲第2番 嬰ハ短調 Op. 129 (1967)
リディア・モルドコヴィチ(ヴァイオリン)・・・CD8
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
リーダー:
 アンドルー・マーティン
  (交響曲第10番、バレエ組曲第4番)
 エドウィン・ペイリング(その他)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)

 録音:グラスゴー、シティ・ホール、大ホール 1984年8月(交響曲第1番) 1988年4月22日(交響曲第5番)、4月22、23日(バレエ組曲第1番) 1989年2月5-9日(交響曲第4番)、2月7日(交響曲第8番) 10月16、17日(ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番)
 グラスゴー、SNOセンター 1985年5月(交響曲第6番)
 グラスゴー、ヘンリー・ウッド・ホール 1987年4月14-17日(交響曲第9番、祝典序曲、タヒチ・トロット) 1988年4月24-26日(バレエ組曲第2番、第3番) 1988年5月14日(バレエ組曲第5番)
 ダンディー、ケアード・ホール 1988年2月22、23日(交響曲第7番)、1988年5月12日(交響曲第10番、バレエ組曲第4番)
 総収録時間:553分

 【ネーメ・ヤルヴィ&スコティッシュ・ナショナル管のショスタコーヴィチ交響曲、Chandos録音をボックス化】
 ショスタコーヴィチ生誕120年(2026年)とネーメ・ヤルヴィの生誕90年(2027年6月7日)を記念して、Chandosの交響曲録音をボックス化します。
 交響曲の単独CDの中には廃盤になっていたものもあり、バレエ組曲集とヴァイオリン協奏曲集を加えたこのボックス化はファン待望でしょう。
 ヤルヴィは1937年にエストニアで生まれ、レニングラード音楽院(当時)でムラヴィンスキーに師事。エストニア放送響やエストニア国立歌劇場の首席指揮者を務めたのち、1980年に西側に出国します。
1982年にエーテボリ交響楽団の首席指揮者、84年にはスコティッシュ・ナショナル管弦楽団(当時)の首席指揮者に迎えられると、折からのデジタル録音の普及とCD市場の成長に伴い、広いレパートリーを持つ彼は録音を活発に展開。
 恣意性や曖昧さを排しつつ、楽曲と楽団双方からダイナミックな生命力を引き出すヤルヴィの西側での最初の金字塔と呼ぶべき仕事の一つが、Chandosのショスタコーヴィチ交響曲録音です。

 なぜか第2番と第3番、第11番から第15番は後年ドイツ・グラモフォンでエーテボリ響と録音することとなりましたが、当時のスコティッシュ・ナショナル管のブラスと打楽器セクションの充実や、オーケストラ全体のハーモニーと細部の解像度を両立させるChandosならではの巧みな録音が相まって、今も個々の曲のベストまたはリファレンスに挙げられることの多い録音です。

 ヤルヴィの解釈の特徴の一つは、速い楽章でのテンポ設定の速さで、これが曲によって、疾走するようなスピード感や切迫感、焦燥感、あるいは滑稽な印象をもたらしています。
また緩徐楽章における冷たさを感じさせるサウンド、アイロニーや独特のユーモアを感じさせる表現などは、ソ連内での第2次大戦とその後の経験や、ショスタコーヴィチとの音楽上の接点なども関係しているものと推測されます。

 録音データで注目されるのは、第5番、第8番、第10番といった交響曲がわずか1日で収録されていること。しっかりとした準備で臨み、ライヴのような緊張感をもって収録されたことがうかがわれます。
 第7番レニングラードはヤルヴィの師ムラヴィンスキーが亡くなってから1か月余り後の録音。2日間で収録されたこの曲は、速い箇所でも緻密な仕上がりを見せる一連の録音の中では珍しく、激しい感情が伝わる荒々しさのある演奏。
 初出時のジャケットには「ロシアの偉大な指揮者、エフゲニ・アレクサンドロヴィチ・ムラヴィンスキーの思い出に、感謝を込めて」と書かれ、ヤルヴィのサインが添えられていました。
 
 ヴァイオリン協奏曲集のソリスト、リディア・モルドコヴィチ(1944-2014)は、ロシアに生まれ、ダヴィド・オイストラフに学び、1980年からイギリスで活動しました。Chandos創設初期からロシア音楽を中心として数多くの録音を行い、このショスタコーヴィチは、1990年にグラモフォン賞を受賞した彼女の代表盤の一つです。
 録音会場は4か所に渡っていますが、Chandos創業者ブライアン・カズンズのプロデュースと、その息子ラルフ・カズンズの録音は統一感があります。
 初出時は9枚に分かれていた内容を8枚に収めるため、歌劇《カテリーナ・イズマイロヴァ》組曲 Op. 114aがカットされました。

 
 




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CPO



555780
(2CD)
\4100→\3890

《ウィンザーの陽気な女房たち》の作曲家ニコライ
 ベルカントの歌心あふれる全ピアノ作品集

オットー・ニコライ:ピアノ作品全集
クリストフ・ケイマー(ピアノ)
 【CD1】
  オットー・ニコライ(1810-1849):
   1-3. 3つの練習曲 Op. 40
    1. I. 歌劇《流刑者の帰還》の二重奏(エチュード風)/2. II. ロマンス/
    3. III. アンダンティーノ・グラツィオーソ
   4. ロンド・カプリッチオーソ ヘ長調 Op. posth.
   5. Mondwalzer 月のワルツ
   6. 歌劇《神殿の騎士》より カヴァティーナ「ああ、あの眼差し」(ピアノ編)
   7. アルバムの綴り ヘ長調
   8. ヴィンチェンツォ・ベッリーニの追悼のための大葬送行進曲
   9. アルフレード・ジャエル(1832-1882):
    《ウィンザーの陽気な女たち》の主題によるカプリッチョ Op. 137
 【CD2】
   ニコライ:
    1. ベッリーニの歌劇《ノルマ》の動機による華麗なるファンタジーと変奏曲 Op. 25
    2-5. ピアノ・ソナタ ニ短調 Op. 27
     2. I. Allegro mosso ed affettuoso/3. II. Scherzo. Presto /
     4. III. Adagio con molta serieta/5. IV. Allegro molto
    6-7. ピアノ・ソナタ 変ホ長調
     6. I. Allegro/7. II. Rondo. Allegretto
    8. カプリッチョーソ ニ長調
    9. ピアノのための劇音楽
   10. アレッサンドロ・ロンゴ(1864-1945):
    ニコライの歌劇《ウィンザーの陽気な女たち》のメロディ

 録音:2024年3月25-27日、6月17-19日 ケルン、WDR、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール
 収録時間:120分

 ウィーン・フィルの前身団体の創設者として、また《ウィンザーの陽気な女房たち》などの作曲者として名高いオットー・ニコライのピアノ曲を全て収めた貴重な企画。
 ニコライは父親の厳しい教育から逃れて16歳で家を出た後、ベルリンやローマで研鑽を積みました。1840年代にはウィーンの宮廷楽長を務め、1842年にはウィーン・フィルの前身となる演奏団体の創設に尽力。
 ドイツ音楽の堅牢な構成とイタリア・オペラの流麗な歌心を融合させた独自の作風を築きましたが、病により38歳で急逝しました。
 本盤には、古典的な均整とロマン派ならではの自由な発想が息づく彼の全ピアノ作品を収録。堂々たる構成を誇る「ニ短調ソナタ」はベートーヴェンの影響を感じさせる4楽章構成の中に、ベルカント風の旋律が響きます。
 リストに献呈された「3つの練習曲」は左手のみの技巧的なパートやオペラの引用を含み、単なる練習曲を超える表現力を備えた作品。歌劇《ノルマ》の主題による華麗な変奏曲をはじめ、どの曲にも生前に親しまれた劇音楽やワルツにも通じる、豊かな旋律美と洗練された筆致が息づいています。
 演奏は、ハノーファー音楽演劇大学で学んだドイツのピアニスト、クリストフ・ケイマー。バイロイト音楽祭など国際的な舞台で活躍する一方、モシュコフスキやゲッツ、ブルッフらの埋もれた作品の録音・校訂でも高い評価を得ています。
 各ディスクの最後には《ウィンザーの陽気な女房たち》のメロディをテーマにした後輩作曲家の作品がトリビュートのように収められています。

 
 
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555471
\3200→\2990
ポール・メイエ(クラリネット)
知られざる後期ロマン派、ベルガー室内楽の傑作集

ベルガー:クラリネット三重奏曲、チェロ・ソナタ、スケルツォ

 ヴィルヘルム・ベルガー(1861-1911):
  1-4. クラリネット三重奏曲 ト短調 Op. 94
   1. Allegro
   2. Adagio
   3. Poco vivace e con passione
   4. Allegro con fuoco
  5-7. チェロ・ソナタ ニ短調 Op. 28
   5. Allegro molto
   6. Andante, ma non troppo, con Variazioni
   7. Allegro molto appassionato
  8. スケルツォ - チェロとピアノのために
ポール・メイエ(クラリネット)...1-4
ウェン=シン・ヤン(チェロ)
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)

 録音:2021年5月3-5日 ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ
 収録時間:65分

 ベルガーの作品は、精巧な対位法と豊かな和声に支えられた、ブラームスを思わせる抒情が魅力。クラリネット三重奏曲では、クラリネットとチェロの音色が自然に溶け合い、第3楽章の印象的な4分の5拍子や、爽快な推進力を持つ終楽章が鮮やかな印象を残します。
 初期のチェロ・ソナタにあふれる若々しい旋律や、ユーモアを感じさせる未完の「スケルツォ」にも、端正な構成の中にユニークな個性が息づいています。
 クラリネット三重奏曲では世界的なクラリネット奏者・指揮者として活躍するメイエが加わり、ベルガーの繊細なニュアンス鮮やかに描き出すことに成功。チェロ・ソナタとスケルツォではウェン=シン・ヤンと、知られざる名作の紹介でも高く評価されるピアニスト、オリヴァー・トリンドルが共演、作品の魅力を存分に引き出しています。
 
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555715
\3200→\2990

ハワード・グリフィス&ミュンヘン放送管
ハイドンとベートーヴェンをつなぐ、ヴラニツキーの傑作交響曲

ヴラニツキー:交響曲 Op. 35
ミュンヘン放送管弦楽団
ハワード・グリフィス(指揮)
 パウル・ヴラニツキー(1756-1808):
  1-4. 交響曲 ハ長調 Op. 35 No. 1(P 1)
   1. Adagio - Presto/2. Allegretto con moto/
   3. Menuetto. Un poco allegretto/4. Finale. Presto
  5-8. 交響曲 ト長調 Op. 35 No. 2(P 40)
   5. Adagio - Vivace assai/6. Adagio/
   7. Menuetto. Allegro/8. Finale. Allegro non troppo
  9-12. 交響曲 変ホ長調 Op. 35 No. 3(P 32)
   9. Adagio - Allegro assai/10. Andante/
   11. Menuetto. Un poco allegretto/12. Finale. Allegro molto

 録音:2024年7月5日、10-13日...1-8、2025年3月27-28日...9-12 ミュンヘン、バイエルン放送、第1スタジオ
 収録時間:72分

 モラヴィア出身のパヴェル(ドイツ名パウル)・ヴラニツキーは、1776年にウィーンへ移住後、ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンらと交流を深めながら、18世紀後半ウィーンにおける最も重要な交響曲作曲家の一人として活躍しました。
 神聖ローマ帝国の皇后マリア・テレジアの寵愛を受け、歌劇の大ヒットや数々の交響曲で名声を得たものの、晩年は劇場経営者との摩擦により経済的な困窮の中で急死しました。
 彼は少なくとも47曲(現存は45曲)の交響曲を残しており、1800年に出版された作品35の第1-3番は、それぞれ異なる時期に書かれたと推測され、ハイドンをモデルとしながらも独自の洗練された様式を示しています。
 重厚な序奏から躍動的な展開を見せる第1番、冒頭の付点リズムが特徴的な第2番、減9度の不協和音を効果的に用いた緊迫した冒頭が印象的な第3番と、いずれも聴きごたえがあります。
 本盤は、古典派や隠れた名曲の再発見に定評のあるハワード・グリフィスが、ミュンヘン放送管弦楽団を指揮。両者の緻密で躍動感あふれる演奏が楽しめます。



 


555465
\3200
オルフェオ管楽アンサンブル(古楽器使用)
ヴェルサイユ宮廷によみがえる、優雅なオーボエ・ソナタ集

ドルネル:トリオ・ソナタ集 Op. 3

 ルイ・アントワーヌ・ドルネル(1680-1757):
  トリオ・ソナタ集 Op. 3(全曲)
   1-4. 第1番 ニ短調
   5-10. 第2番 ハ長調(原曲:ニ長調)
    「ラ・トリオンファント」
   11-14. 第3番 イ短調(原曲:ロ短調)
   15-19. 第4番 ヘ長調(原曲:ト長調)
   20-23. 第5番 ニ長調(原曲:ホ長調)
   24-28. 第6番 イ短調
   29-32. 第7番 イ短調(原曲:ロ短調)
オルフェオ管楽アンサンブル(古楽器使用)
カリン・ファン・ヘールデン、
フィリップ・ヴァグナー、
エリーザベト・バウメル(オーボエ)
マティアス・ミュラー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ジャン=クリストフ・ディジュー(チェンバロ)

 録音:2021年3月1-3日 オーストリア、オーバーエスターライヒ州、ランバッハ修道院、バロック劇場
 収録時間:55分

 【ラモーと同時代の作曲家によるオーボエのためのトリオ・ソナタ集!】
 1680年にパリ近郊のプレルに生まれたルイ・アントワーヌ・ドルネルは、ラモーと同時期に活躍したフランスの音楽家ですが、その生涯については現在でもあまり分かっていません。
 1706年以降、パリのいくつかの教会やアカデミー・フランセーズなどでオルガニストとして活躍したものの、生前にオルガン曲集や宗教音楽集を出版することはありませんでした。1709年から1713年にかけて3つの室内楽作品集を出版、それらはフランス様式の組曲とイタリア様式のソナタの両方を含んだ、独奏、二重奏、三重奏、四重奏のための楽曲で構成されています。その後も、1723年に室内楽作品集、バスのためのカンタータ『クロリンドの墓』、1731年に唯一のクラヴサン曲集を出版するなど、主に世俗音楽の出版に力を注ぎました。またクラヴサン奏者として、音楽教師としてフランスの上流階級の人々に仕え、晩年にはクラヴサン演奏に対する著作も出版しました。

 このCDに収録されているのは、1713年に出版された作品3の全曲。フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリン、オーボエなどいろいろな楽器を旋律楽器とすることのできるトリオ・ソナタ集で、さまざまな舞曲から成る組曲形式の「ソナタ・ダ・カメラ」(室内ソナタ)の形式です。第1、3、5番のソナタはコレッリを踏襲する「緩・急・緩・急」の4楽章構成ですが、第2、4、6番のソナタでは、舞曲の数が増やされ、規模が拡大されています。
 速い楽章にフーガやフガートを用いたり、緩やかな楽章での掛留音の使用、終楽章の舞曲にジーグを充てるなど、イタリア的側面を色濃く残していますが、細やかな装飾音、イネガル(不均等なリズム)の使用などフランス音楽の特徴も備え、フランソワ・クープランが提唱したイタリアとフランスの「趣味の融合」(Les gouts-reunis)の好例と言えます。

 これらのソナタは旋律楽器が容易に選択できる点も特徴。トリオ・ソナタの多くは、いくつかの旋律楽器が選択できるよう示されているものの、書法の面では明確にヴァイオリンが想定されており、管楽器で演奏する際は編曲する必要がある場合がほとんどですが、ドルネルのソナタは、移調が必要となる場合はあるものの、編曲せずとも演奏できるよう巧みに書かれています。
 この録音においてオルフェオ管楽アンサンブルは、フランスの宮廷で好まれていた木管楽器のオーボエを旋律楽器に選択。ピッチも現在の標準であるA=442より全音ほど低く、当時のフランスで用いられていたA=392といういわゆるヴェルサイユ・ピッチを用いて、18世紀フランス宮廷での演奏を彷彿させる典雅な響きを楽しめます。
 第7番は通奏低音無しの3本のオーボエのみの演奏で、他の6曲との個性の違いが打ち出されています。
 
 現代古楽演奏のトップ・グループの一つであるオルフェオ・バロック管弦楽団は、管楽器中心の録音ではオルフェオ管楽アンサンブルと称し、首席オーボエ奏者のカリン・ファン・ヘールデンが音楽監督を務めています。
 この録音では、彼女は自らオーボエを奏で仲間の名手たちとともに、ドルネル作品の魅力を余すところなく伝えてくれます。貴重なバロック時代のオーボエ・アンサンブルの魅力を広く伝える名演奏です。

 ジャケット絵画:アンジェロ・ガルビッツァ(1777-1813):サント・ジュヌヴィエーヴ・エ・サン・テティエンヌ・デュ・モン教会のファサード(1800年ごろ)

 
 
 

555642
\3200
ベルナルド・パスクィーニ:オラトリオ『モーゼ』
 ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):
  1-47. オラトリオ 『モーゼ』-
   4声と弦楽合奏、通奏低音のための2幕のオラトリオ
モーゼ...
 マグダレナ・ポドコシチェルナ(ソプラノ)
ヨシュア(モーゼの従者)...
 ダヴィド・エルラー(アルト)
エトロ(モーゼの義父)...
 ゼバスティアン・ミルス(バス)
語り手...ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス
 (声楽&古楽器アンサンブル)
マンフレート・コルデス(指揮)

 録音:2023年4月21-23日 ドイツ、バッスム、修道院教会
 収録時間:74分

 【ルネサンス音楽の泰斗が蘇らせた、17世紀ローマの傑作オラトリオ!】
 べルナルド・パスクィーニは、1637年、トスカーナ州ピストイアに生まれ、研鑽のために若くしてフェラーラへ赴き、同地のアッカデーミア・デッラ・モルテ(Accademia della Morte)で最初の職を得ました。
 その後ローマに移り、サンタ・マリア・イン・ヴァリチェッラ教会やサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂でオルガン奏者を務めました。ローマで音楽家たちの重要なパトロンとなっていたスウェーデンのクリスティーナ女王は、パスクィーニの卓越した演奏技術に感銘を受け、「音楽の王子」と称賛したそうです。
 他にもコロンナ家やパンフィーリ家といった名家の庇護を受け、現在でも有名な美術館に名を遺すボルゲーゼ家とは特に親密となり、1664年から亡くなるまでその邸宅に住んでいました。
 今では主に鍵盤音楽の作曲者として知られるパスクィーニですが、オペラやオラトリオなどの声楽作品も数多く作曲しています。特にオラトリオの分野では、キリスト教の聖年である1675年にクリスティーナ女王から作曲依頼を受けるなど、当時から最高の評価を受けていました。30作以上のオラトリオを作曲したとされるパスクィーニですが、現存するものは7作のみで、1687年に作曲された『モーゼ』はその一つ。旧約聖書の『出エジプト記』を題材としています。

 登場人物は、モーゼ、その従者ヨシュア、義父エトロ、そして語り手の4人。物語は、エジプトを脱出したモーゼを義父エトロが訪れ、モーゼがその道のりを語る形で進み、軍を率いたヨシュアとアマレク人との戦闘、モーゼの神への祈りなどを盛り込んで劇的な起伏を作った後、勝利の大団円で結ばれます。
 冒頭には弦楽合奏によるコンチェルト・グロッソ形式のシンフォニアが置かれ、声楽パートの速く複雑なパッセージではメリスマが用いられるなど、歌手にも高い技術が要求されています。
 登場人物の感情の機微をとらえた繊細な表現や、テンポと強弱の細かい変化が劇的な展開とあいまった傑作オラトリオと呼ぶにふさわしい仕上がりになっています。
 16-17世紀の音楽研究と実践の泰斗マンフレート・コルデス率いるブレーメン・ヴェーザー=ルネサンスは、主にCPOレーベルで50枚を超えるアルバムを発表している老舗古楽グループ。ドイツ語圏の古楽を主なレパートリーとしていますが、このCDのようにその周辺の作曲家の掘り起こしにも力を注いでいます。

 ジャケット絵画:フランソワ・ペリエ(1590-1650):「岩を打ち、水を出すモーゼ」(1642年頃)
 
 

555811
\3200
ライプツィヒのドイツ・バロック・モテット集
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)/
  ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
   1. 全地よ、主に歓喜せよ(8声) BWV Anh. 160 /TWV 8:10
 ゼバスティアン・クニュプファー(1633-1676):
  2. わが神よ、わが魂はうなだれて、あなたを思い起こす(6声)
 ヨハン・シェッレ(1648-1701):
  3. 来たれ、イエスよ、来たれ(5声)(アリア)
 クニュプファー:
  4. 神よ、我を調べ(8声)
 ヴェルナー・ファブリチウス(1633-1679):
  5. 父よ、わが霊を御手にゆだねます(4声)
 トビアス・ミヒャエル(1592-1657):
  6. われ不安と苦痛にある時(5声)
 シェッレ:
  7. イエス・キリストは律法の終わりとなられた(8声)
 ヨハン・フリードリヒ・ドーレス(1715-1797):
  8. 主よ、わたしはいったい何者で(4声)
 ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス (1713-1780):
  9. 神よ、我を調べ(5声)
 ヨハン・アダム・ヒラー (1728-1804):
  10. 人はみな、草のようで(4声)
ライニッシェ・カントライ(合唱)
エッツァルト・ブルヒャルズ(指揮)
フラウケ・ヘス(ヴィオローネ)
ヨハネス・リートベルギウス
 (ポルタティーフ・オルガン)

 録音:2025年2月3-6日 ドイツ、ケルン、シュトルベルク通りリハーサルセンター
 収録時間:56分

 【音楽都市ライプツィヒにおけるモテットの系譜を描く】
 17世紀以降、ヨーロッパにおける主要な音楽都市のひとつであったライプツィヒ。コーヒーハウスで公開演奏会を行っていた合奏団「コレギウム・ムジクム」が市民の音楽生活を彩り、聖トーマス教会と聖ニコライ教会では、イタリア音楽の要素を取り入れた礼拝のための教会音楽が鳴り響いていました。このCDには、17-18世紀のライプツィヒで奏でられたドイツ人作曲家たちによる教会音楽の中からドイツ語によるモテットが集められています。
 ライプツィヒの教会音楽は、1723年に当地のトーマス・カントルに就任したヨハン・ゼバスティアン・バッハを抜きには語れませんが、このCDでは彼の珍しい作品が選ばれています。
 冒頭に収められた「全地よ、主を歓喜せよ」はバッハとテレマンの作品のパスティッシュとされる8声のモテット。テレマンが作曲したとされる華やかな冒頭の合唱からバッハのカンタータBWV 28の一部が使用された中間部が続き、テレマンの手によるとされる「アーメン」で幕を閉じます。誰がこの作品を仕上げたのかは正確には分かっていませんが、バッハ自身の手による可能性もあるようです。
 この曲の後には、シュッツの弟子で、師の作風を受け継いだミヒャエル、その跡を継いだクニュプファー、1677年に就任したシェッレといった、バッハ以前のトーマス・カントルたちの作品が続きます。
 クニュプファーと同時期にトーマス・カントルの候補に挙げられたファブリチウスは聖ニコライ教会のオルガニストとして高い名声を得ていました。彼らのモテットを通じて最新のイタリア音楽の様式を取り入れながらも独自の発展を遂げた17世紀ライプツィヒの多様な教会音楽を知ることができます。

 CDの後半には、バッハの死後にトーマス・カントルに就任したドーレスとヒラーのモテットを収録。
 1756年から30年以上トーマス・カントルを務めたドーレスは、バッハの晩年の弟子でしたが、その作品には師の複雑な対位法の影響は見られず、シンプルで静謐な雰囲気が支配しています。
 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者に就任し、18世紀後半のライプツィヒの音楽界で強い影響力を誇ったヒラーのモテットは、教会音楽において古典派様式への扉を開いたと言える作品。この2作の間に収められたのは、最晩年のバッハが才能を認めた弟子で鍵盤奏者として名をはせたクレープスの作品で、師の影響が強く見られます。
 ヘルマン・マックスが1977年に結成したライニッシェ・カントライ(ライン聖歌隊)は、結成以来、CAPRICCIOやCPOを中心に数多くの録音を行い、特にドイツ・バロックの教会音楽に名盤を残してきました。
 2011年よりヘルマン・マックスを継いで音楽監督に就任したエッツァルト・ブルヒャルズは、ロッシーニの「小荘厳ミサ」(CPO 555232)をリリースして高く評価されています。
 この録音では、総勢20人(ソプラノ6、アルト4、テノール4、バス6)に曲によってヴィオローネとポルタティーフ・オルガンを通奏低音で加えた編成で、時代や作曲家による作風の違いを丁寧に描き分けています。

 ジャケット:アントニオ・コッラディーニ(1688-1752)作「ヴェールを被る婦人像」(1743年)

 
 
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555746
(11CD)
\19400→\18990

映画《バルジ大作戦》の作曲者、ベンジャミン・フランケル

交響曲から映画音楽まで網羅した決定版11枚組BOX

フランケル:交響曲全集、弦楽四重奏曲全集 他

 ベンジャミン・フランケル(1906-1973):
  【CD1】
   1-3. 交響曲第1番 Op. 33(1958)/4-6. 交響曲第5番 Op. 46(1967)/
   7. 序曲「メーデー」 Op. 22(1948)
    クイーンズランド交響楽団、ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
    録音:1993年
  【CD2】
   1. 交響曲第2番への作曲者自身によるイントロダクション
   2-4. 交響曲第2番 Op. 38(1962)
   5. 交響曲第3番への作曲者自身によるイントロダクション
   6. 交響曲第3番 Op. 40(1964)
    ベンジャミン・フランケル(ナレーター)...1、5(録音日不明)
    クイーンズランド交響楽団、ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
    録音:1994年
  【CD3】
   1. メフィストフェレスのセレナードとダンス Op. 25(1952)/
   2-4. 交響曲第4番 Op. 44(1966)/5-9. 交響曲第6番 Op. 49(1969)
    クイーンズランド交響楽団、ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
    録音:1994/95年
  【CD4】
   1. 式典のための序曲 Op. 51(1970)/2-5. 交響曲第7番 Op. 50(1970)/
   6. シェイクスピアのための序曲 Op. 29(1956)/7-10. 交響曲第8番 Op. 53(1971)
    クイーンズランド交響楽団、ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
    録音:1999年
  【CD5】
   1-4. ヴァイオリン協奏曲 Op. 24(1951)
   5-7. ヴィオラ協奏曲 Op. 54(1967)
   8. セレナータ・コンチェルタンテ Op. 37(1960)
    ウルフ・ヘルシャー(ヴァイオリン)...1-4、ブレット・ディーン(ヴィオラ)...5-7、
    アラン・スミス(ヴァイオリン)...8、デイヴィッド・レイル(チェロ)...8、
    スティーヴン・エマーソン(ピアノ)...8、クイーンズランド交響楽団、
    ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
  【CD6】
   1-6. 歌曲集「余波」 Op. 17(1947)
   7. 厳かなスピーチとディスカッション Op. 11(1941)
   8-10. 弦楽のための3つのスケッチ Op. 2(1930頃)
   11. 抒情的協奏曲 Op. 27(1952)
   12-15. 若者の音楽 Op. 12(1942)
    12. On the March/13. Playful Moment/
    14. Pause for Thought (we remember the fallen)/15. Forward ... March
     ロバート・ダン(テノール)...1-6、シアトル・ノースウェスト室内管弦楽団、
     アラン・フランシス(指揮)
     録音:1993年
  【CD7】
   1-18. 映画音楽『バルジ大作戦』(1965) クイーンズランド交響楽団
    ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
    録音:1998/99年
  【CD8】
   1. 映画音楽『真面目が肝心』(1952)/2. 映画音楽『吸血狼男』(1961)/
   3-12. 映画音楽『イグアナの夜』(1964)/13-18. 映画音楽『舞姫夫人』(1949)/
   19. イヤーズ・ビトウィーン(1946) - 子守歌/20-22. デッドロック(霧の中の足音)(1955)
    クイーンズランド交響楽団、ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
    録音:2000年
  【CD9】
   1-4. 弦楽四重奏曲第1番 Op. 14(1944)/5-9. 弦楽四重奏曲第2番 Op. 15(1944)/
   10-14. 弦楽四重奏曲第3番 Op. 18(1947)
  【CD10】
   1-4. 弦楽四重奏曲第4番 Op. 21(1949)/5-9. 弦楽四重奏曲第5番 Op. 43(1965)
    ノモス四重奏団
     Martin Dehning(ヴァイオリン)、Sonja-Maria Marks(ヴァイオリン)、
     Friederike Koch(ヴィオラ)、Sabine Pfeiffer(チェロ)
     録音:1996年
  【CD11】
   1-3. クラリネット五重奏曲 Op. 28(1956)
   4-7. クラリネット三重奏曲第1番 Op. 10(1940)
   8-11. クラリネット三重奏曲第2番「ペッツィ・ピアニッシミ」 Op. 41(1964)
   12-16. バガテル「ペッツィ・ノットゥルノ」 Op. 35(1959)
   17-19. 早春の音楽(1948) - クラリネット、オーボエ、ファゴットのために
    ポール・ディーン(クラリネット)...1-19、オーストラリア四重奏団...1-3、
    マルクス・ストッカー(チェロ)...4-7、ケヴィン・パワー(ピアノ)...4-7、
    クイーンズランド交響楽団チェンバー・プレイヤーズ...12-16、
    ダンカン・トルミー(オーボエ)...17-19、リーサ・ディーン(ファゴット)...17-19
    録音:1999年

 収録時間:669分

 【映画『バルジ大作戦』の音楽が有名なフランケルの主要作品をボックス化】
 ベンジャミン・フランケルは、ロンドンでポーランド系ユダヤ人の家庭に生まれ、幼少期から高い才能を発揮。ピアニストのヴィクター・ベンハムに見出されて本格的な専門教育を受けました。
 青年期はギルドホール音楽学校で学びつつ、ディーリアスやバルトークの音楽と出会いながら、ジャズ奏者や編曲家として下積み時代を過ごします。
 1934年頃から映画音楽の世界で頭角を現し、100本以上のスコアを書き上げてこの分野での英国トップクラスの作曲家となりました。この分野で培ったオーケストレーションの技術は、のちに純粋なクラシック音楽の制作へと生かされていきます。
 ナチスによるホロコーストの犠牲者に捧げた「ヴァイオリン協奏曲」は、親友のヴァイオリニスト、マックス・ロスタルの手で初演され、彼の代表作として世界的な評価を確固たるものにしました。
 1957年以降は純音楽の創作に集中するためスイスへ移住し、十二音技法やセリエリズムを取り入れつつも無調に固執せず、「メロディこそが不可欠な素材」という理念のもと調性を保持した独自のスタイルを築きます。
 8曲の交響曲や5つの弦楽四重奏曲など多作を極め、オペラや交響曲第9番の制作中に66歳で没しました。かつては忘却されていた時期もありましたが、近年その作品の持つ抒情性と豊かな独創性が改めて再評価されています。
 
 この11枚組BOXには、交響曲第1~8番、協奏曲、管弦楽曲、室内楽、映画『バルジ大作戦』全曲を含む主要な映画音楽を収録、彼の音楽の魅力をあますことなく伝えます。
 




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GRAMOLA



GRAM99368
\3100→\2890

レミ・バロー、シュトラウス・プロジェクト第2弾
  青春の傑作《イタリアから》と名歌曲《明日!》を収録


リヒャルト・シュトラウス:
 イタリアから、管弦楽伴奏歌曲

  リヒャルト・シュトラウス〈1864-1949〉:
  1-4. 交響的幻想曲「イタリアから」 Op. 16
   1. カンパーニャにて
   2. ローマの遺跡にて
   3. ソレントの浜辺で
   4. ナポリの民衆の生活(フィナーレ)
  5. わたしはあなたを愛す Op. 37-2
  6. ぼくの瞳 Op. 37-4
  7. わが子に Op. 37-3
  8. 冬の儀式 Op. 48-4
  9. 明日!Op. 27-4
ヨー=アンネ・ビッター〈ソプラノ〉・・・5-9
ミュンヘン放送管弦楽団
レミ・バロー〈指揮〉

 録音:2025年6月25-27日 バイエルン放送第1スタジオ
 収録時間:60分

 レミ・バローによるリヒャルト・シュトラウス・プロジェクト第2弾が登場!
 ブルックナー交響曲全集の偉業を成し遂げたバローは、2024年にガルミッシュ=パルテンキルヒェンのリヒャルト・シュトラウス音楽祭の常任指揮者に就任。
 Gramolaレーベルで同音楽祭とタイアップした管弦楽作品の録音を開始しました。
 第2作となる当アルバムは6月28日のコンサートに先立つミュンヘンでのセッション録音で、21歳のシュトラウスがローマの遺跡等から着想を得て書き上げた交響的幻想曲「イタリアから」と、5つの管弦楽伴奏歌曲を収録。
 ソプラノを務めるヨー=アンネ・ビッターは、ミュンヘン大学卒業後に歌唱を学び、モーツァルト《ドン・ジョヴァンニ》のドンナ・アンナ役でデビュー後、チロル音楽祭でのワーグナー作品等で絶賛を博すなど、シュトラウスやワーグナーのレパートリーで国際的な評価を得ています。

 
 
 


GRAM99365
\3100
新星ミリアム・クトロヴァッツが歌う
 
花束のように選び抜かれたシュトラウス歌曲集

リヒャルト・シュトラウス:歌曲集
ミリアム・クトロヴァッツ(ソプラノ)
アンドレアス・フレーシュル(ピアノ)
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  1. ばらのリボン Op. 36-1/2. 私は花束を編みたかった Op. 68-2/
  3-6. 乙女の花 Op. 22
   3. I. やぐるま菊 / 4. II. けし / 5. III. つた / 6. IV. すいれん/
  7. イヌサフラン Op. 10-7/8. 私は漂う Op. 48-2/
  9. こんにちは、愛らしいミルテよ Op. 68-3/10. アモール Op. 68-5/
  11. 夜に Op. 68-1/12. 鳴り響く心 Op. 29-2/
  13-15. オフェーリアの3つの歌 Op. 67/
   13. I. どうして私の本当の恋人を他の人と見分けられましょう?
   14. II. おはよう、今日はバレンタインデーよ
   15. III. 人々は彼を蓋のない棺に乗せて運んで行った/
  16. 万霊節 Op. 10-8/17. あなたの歌が私に響いたとき Op. 68-4/
  18. セレナード Op. 17-2/19. 夜 Op. 10-3/20. 何も Op. 10-2/21. 明日!Op. 27-4

 録音:2025年11月16-18日 ライディング(オーストリア)、リスト・センター
 収録時間:60分

 ウィーン生まれの若手クトロヴァッツがフレッシュな声で歌ったリヒャルト・シュトラウス・アルバム。リリックな声でオペラとリートで評価が高く、最近ではマケラ指揮のマーラー交響曲第8番のライヴ録音で栄光の聖母を歌っています。
 待望のソロ・アルバムの選曲意図は2曲目に収録されたOp. 68-2の曲名「私は花束を編みたかった」に表現されており、彼女が厳選したリヒャルト・シュトラウスの歌曲21曲を、色とりどりの花のように聴かせます。

 
 
 


GRAM99377
\3100
ウィーン交響楽団の名手たちが奏でる
 幸福感あふれるモーツァルト《グラン・パルティータ》

モーツァルト:グラン・パルティータ

 ヴォルフガング・アマデウス・
  モーツァルト(1756-1791):
   1-7. セレナード第10番 変ロ長調 K. 361「グラン・パルティータ」
ウィーン交響楽団の管楽セクション
 イネス・ガラー=グッゲンベルガー(第1オーボエ)
 アーデルハイト・ポッシュ=エッガー(第2オーボエ)
 ゲラルト・パヒンガー(第1クラリネット)
 ジュリアン・シュピッツァー(第2クラリネット)
 マルティン・ライナー(第1バセットホルン)
 マヌエル・ガングル(第2バセットホルン)
 リヒャルト・ガラー(第1ファゴット)
 マグダレーナ・プラムハース(第2ファゴット)
 ミヒャエル・シュテュックラー(第1ホルン)
 ゲオルク・ゾンライトナー(第2ホルン)
 アルミン・ベルガー(第3ホルン)
 エリック・クシュナー(第4ホルン)
 エルンスト・ヴァイセンシュタイナー(コントラバス)
ミラン・トゥルコヴィチ(芸術監督/指揮)

 録音:2025年10月13-15日 ウィーン、カジノ・バウムガルテン
 収録時間:48分

 ウィーンで育ち、アーノンクールが指揮するコンツェントゥス・ムジクスの首席奏者を長く務めたトゥルコヴィチが、ウィーン交響楽団のメンバーを指揮して奏でるグラン・パルティータ。
 トゥルコヴィチが積み重ねて来た研究と実践が、現代のウィーン響のサウンドと結びついた、幸福感のあるモーツァルトです。

 
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DIAPASON


DIAP193
\2200
スメタナ:連作交響詩《わが祖国》
 ベドルジハ・スメタナ(1824-1884):
  歌劇《売られた花嫁》序曲
  連作交響詩《わが祖国》
カレル・アンチェル(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 〔売られた花嫁序曲〕
ラファエル・クーベリック(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 〔わが祖国〕

 フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』の第193集は、チェコ音楽の名匠ラファエル・クーベリックがウィーン・フィルを率いた1958年録音のスメタナ《わが祖国》全曲です。
 祖国への熱い共感を内に秘めながら、流麗な歌い回しと柔らかな陰影、豊麗な弦の響きで壮大な音詩を描き出します。
 初期ステレオ録音ならではの温かく奥行きのある音場も魅力で、クーベリックが残した同曲の複数の録音の中でも、ウィーン的な気品と若々しい生命力を伝える歴史的名盤です。
 さらに、同じく1958年にカレル・アンチェルとチェコ・フィルが録音した《売られた花嫁》序曲も併録されています。

 1958年
 





GRAND SLAM


GS 2331
\2800
※再案内
クーベリック&BPOの傑作、ドヴォルザークの第8とシューマン
 ロベルト・シューマン:
  (1)「マンフレッド」序曲、作品115
  (2)交響曲 第1番 変ロ長調 作品38「春」
 アントニン・ドヴォルザーク:(3)交響曲 第8番 ト長調 作品88
ラファエル・クーベリック指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 クーベリック&BPOの傑作、ドヴォルザークの第8とシューマン、2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:(1)1964年2月24~27日、ベルリン、イエス・キリスト教会
   (2)1963年2月18~21日、ベルリン、イエス・キリスト教会
   (3)1966年6月8~9日、ベルリン、イエス・キリスト教会
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:ステレオ(録音セッション)

 ■制作者より
 ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」の突然変異的名演がケルテス指揮、ウィーン・フィルであるならば、交響曲第8番でそれに該当するのはクーベリック指揮、ベルリン・フィルだと思います。むろん、これには異論があるでしょうが、この演奏こそこのシリーズにふさわしいと判断しました。当初はこの第8番のみで行こうと思いましたが、同じコンビによるシューマンも知る人ぞ知る秀演なので、加えてみました。いつものように、時代的な響きの傾向を尊重し、マスタリングを施しています。(平林直哉)


<メジャー・レーベル>

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DG



4867667
(12CD)
\11000→\10590
〔クラムシェル・キャップボックス仕様〕

《アンドリス・ネルソンス~マーラー:交響曲全集》

 マーラー:交響曲
 《CD 1》
  1-4) 第1番ニ長調『巨人』、5) 第2番ハ短調『復活』(第1楽章)/
 《CD 2》
  1-4) 第2番ハ短調『復活』(第2楽章-第5楽章)
   【演奏】
    ルーシー・クロウ(ソプラノ)、
    エカテリーナ・グバノヴァ(アルト)、バイエルン放送合唱団/
 《CD 3》
  1) 第3番ニ長調(第1部)/
 《CD 4》
  1-5) 第3番ニ長調(第2部)
   【演奏】
    ヴィーブケ・レームクール(アルト)、
    ウィーン少年合唱団、ウィーン楽友協会合唱団/
 《CD 5》
  1-4) 第4番ト長調
   【演奏】クリスティアーヌ・カルク(ソプラノ)/
 《CD 6》
  1-5) 第5番嬰ハ短調/
 《CD 7》
  1-3) 第6番イ短調『悲劇的』(第1楽章-第3楽章)/
 《CD 8》
  1) 第6番イ短調『悲劇的』(第4楽章)/
 《CD 9》
  1-5) 第7番ホ短調『夜の歌』/
 《CD 10》
  1-24) 第8番変ホ長調『千人の交響曲』
   【演奏】
    ジャクリーン・ワーグナー、サラ・ヴェゲナー、イン・ファン(ソプラノ)、
    タマラ・マムフォード、ベス・テイラー(アルト)、ベンヤミン・ブルンス(テノール)、
    ミヒャエル・ナジ(バリトン)、タレク・ナズミ(バス)、
    ウィーン楽友協会合唱団、ウィーン・ジングアカデミー、ウィーン少年合唱団/
 《CD 11》
  1-3) 第9番ニ長調(第1楽章-第3楽章)/
 《CD 12》
  1) 第9番ニ長調(第4楽章)、2) 第10番嬰へ長調(アダージョ)
アンドリス・ネルソンス(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 【録音】2026年2月(第1番)、2026年4月&5月(第3番)、2023年1月(第7番)、ウィーン、楽友協会大ホール、2018年7月(第2番)、2023年8月(第4番)、2022年8月(第5番)、2020年8月(第6番)、2024年8月(第9番)、2025年8月(第10番)、ザルツブルク、祝祭大劇場、2026年5月、ウィーン、コンツェルトハウス(第8番)(すべてライヴ・レコーディング)

 現代屈指の名指揮者と最高峰のオーケストラによる圧巻のマーラー・プロジェクト

 CD12枚組ボックス・セット

 現代を代表するマエストロ、アンドリス・ネルソンスと世界最高峰の楽団ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による『マーラー:交響曲全集』。

 以前発売されたマーラー第5番(単売)は「これから始まる全集の序章」として今年5月にリリースされていました。
 DGは当時から「秋に全集を発売する」と予告していましたが、その全貌が今回明らかになった形です。


 ネルソンスとウィーン・フィルはすでに『ベートーヴェン:交響曲全集』でも共演し、緊密な関係を築いていますが、マーラーの交響曲でも数多くの高い評価を得た演奏を行っています。
 このセットには2018年から2026年にかけてすべてライヴ録音された全10曲の交響曲が収録されています。
 2022年に録音された第5番は、ウィーン・フィルならではの輝かしく透明感あふれるサウンドと、マーラーの音楽に対するネルソンスの、親密さ、恍惚、超越性を次々に感じさせる、非常に人間味あふれるアプローチが捉えられた圧巻の録音で、圧倒的な強さと光り輝くアダージェットは全集への期待を一気に高めました。
 このセットはおそらく現代における最も重要なマーラー・プロジェクトの一つとなることでしょう。
 ソプラノのルーシー・クロウ、イン・ファン、クリスティアーネ・カルク、サラ・ヴェゲナー、ジャクリーン・ワーグナー、アルトのエカテリーナ・グバノヴァ、ヴィーブケ・レームクール、タマラ・マンフォード、テノールのベンヤミン・ブルンス、バリトンのミヒャエル・ナジ、バスのタレク・ナズミといった第一線の歌手たち、そして第2番、第3番、第8番ではバイエルン放送合唱団、ウィーン楽友協会合唱団、ウィーン少年合唱団が参加しています。
 ネルソンスはマーラーの芸術に尽きることのない魅力の源を見出し、それは「普遍的なレベルで私たちに語りかけながら、聴き手一人一人と親密で個人的なつながりを築くもの」で、その結果として「あなたと作曲家、そして音楽との間に、時間と空間を超えて直接魂に触れる、ほとんど神秘的な結びつき」をもたらすと語っています。

 「有名なアダージェットは心の奥深くまで響く…ネルソンスによる(第5番の)解釈には計り知れない愛と情熱がある」――「BRクラシック」
 




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WARNER CLASSICS



4396674504
\3600→\3390
ラハフ・シャニ~ミュンヘン・フィル首席指揮者就任記念コンサート
 1. ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 CD.87, L.86
 2. シェーンベルク:交響詩『ペレアスとメリザンド』 Op.5
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
ラハフ・シャニ(指揮)
 録音:2026年1月28-30日、ミュンヘン、イザール・フィルハーモニー 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

 巨匠たちの系譜を受け継ぐ、新時代の幕開け。
 ラハフ・シャニ&ミュンヘン・フィル、歴史的就任ライヴが早くも登場!

 2026年1月、ラハフ・シャニがミュンヘン・フィル首席指揮者として最初の一歩を刻んだ歴史的ライヴ。就任記念に選ばれたのは、ドビュッシー《牧神の午後への前奏曲》と、シェーンベルク《ペレアスとメリザンド》という20世紀音楽の夜明けを象徴する二つの傑作です。

 ドビュッシーでは繊細な色彩と透明感あふれる響きを、シェーンベルクでは巨大なオーケストラを自在に統率し、後期ロマン派から近代へと移り変わる壮大な世界を鮮やかに描き切っています。
 公演後は「ミュンヘン・フィル伝統の重厚なサウンドが、シャニによって現代的に生まれ変わった」と絶賛され、この新コンビの将来性を決定づける記念碑的ライヴとなりました。新たな時代の始まりを刻んだ、注目の第一作です。


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2685494113
(2SACD Hybrid)
\4700→\4390
カラヤン・インターナショナルSACDシリーズ第4弾
 ベルリン・フィルとの
  シベリウス:交響曲第4、5番、管弦楽作品集

Disc1
 シベリウス:
  1. 交響詩『フィンランディア』 Op.26
  2. 交響詩『エン・サガ』 Op.9
  3. 交響詩『タピオラ』 Op.112
  4. レンミンカイネン組曲(4つの伝説) Op.22~
     第2曲『トゥオネラの白鳥』
Disc2
  5. 交響曲第4番イ短調 Op.63
  6. 交響曲第5番変ホ長調 Op.82
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 録音:1976年9月20,21日&10月18日(6)、12月27,28日(1-5)、ベルリン、フィルハーモニー ステレオ(アナログ/セッション)


 シベリウスを最も深く理解した指揮者の一人、カラヤン。その真価を最新リマスターSACDで。

 オリジナル・マスターテープから192kHz/24bitで新たにHDリマスタリングされた、カラヤン・インターナショナルSACDシリーズ第4弾。

 1955年、シベリウス自身はカラヤンを「偉大な巨匠」と称え、カラヤンもまた「他の誰とも比較できない作曲家」と深い敬意を語っていました。さらに『グラモフォン』誌は「シベリウスの音楽にこれほど貢献した現存の指揮者はいない」と高く評価しています。
 ベルリン・フィルとの黄金コンビによる演奏は、北欧の神秘的な空気と壮大なスケールを見事に融合。シベリウス演奏史に燦然と輝く名録音が、最新リマスターによってさらに豊かな響きで蘇ります。

※このハイブリッドSACDの国内盤発売予定はありません。


 

2685468159
\3600
アレクサンドル・デンビチ:ピアノのための12の夢
  1. Dream 1、 2. Dream 2
  3. Dream 3、 4. Dream 4
  5. Dream 5、 6. Dream 6
  7. Dream 7、 8. Dream 8
  9. Dream 9、10. Dream 10
 11. Dream 11、12. Dream 12
 13. REM (feat. WEARYMARY)
アレクサンドル・デンビチ(ピアノ)
WEARYMARY(ヴォーカル:13)

 夢は、音楽になる。
 ポーランドの鬼才アレクサンドル・デンビチが描く、美しく幻想的な"夢の連作"。

 ポーランドで最も注目される若き作曲家・ピアニスト、アレクサンドル・デンビチによる最新アルバム。クラシックの伝統と映画音楽の物語性を融合した、彼独自の「シネマティック・クラシカル」の世界が、これまで以上に美しく結実しています。

 今回のテーマは「夢」。
 ロマン派の前奏曲集のように、それぞれの曲が一つの夢となり、ときに穏やかに、ときに幻想的に、ときには現実と夢の境界を曖昧にしながら、一冊の夢日記のような世界を紡いでいきます。

 アルバムには、夢をテーマに創作を続けるアーティストWEARYMARYとの共作《REM》も収録。アルバム全体を貫く夢幻的な世界観に、新たな彩りを添えています。

 クラシックでも映画音楽でもない。その両方を自然に融合させた、新しいピアノ音楽の魅力を味わえる一枚です。



<国内盤> 


ALTUS



ALT 563/4
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5500
「プリ・セルダン2026」受賞、次代を担う未来の巨匠、
 エヴァ・ゲヴォルギヤン
  ショパン、シューマン、ラフマニノフ 2025年東京公演ライヴ
エヴァ・ゲヴォルギヤン(ピアノ)
 [CD1]
  ショパン:
   ワルツ第3番 イ短調 op. 34-2、第7番 嬰ハ短調 op. 64-2
   練習曲集 op. 10より
    第3番ホ長調「別れの曲」、第4番 嬰ハ短調、
    第5番 変ト長調「黒鍵」、第12番 ハ短調「革命」
   24の前奏曲集 op. 28より 第1~9曲、第15曲、第16曲 *
  シューマン:「謝肉祭」 op. 9
 [CD2]
  ラフマニノフ:
   練習曲集「音の絵」 op. 33より 第2曲、第3曲
   練習曲集「音の絵」 op. 39より 第2曲、第1曲

 (アンコール)
  J.S.バッハ/ジロティ編曲:前奏曲 ロ短調 BWV 855a
  カプースチン:8つの演奏会用練習曲 op. 40より 第3曲「トッカティーナ」
  リスト:ラ・カンパネッラ(鐘)

 「プリ・セルダン2026」受賞、次代を担う未来の巨匠、エヴァ・ゲヴォルギヤンの2025年ライヴがCD化

 録音:2025年7月31日 浜離宮朝日ホール
 *のみリハーサルからの収録、ほかはライヴ録音

 ショパンコンクール2021最年少ファイナリストとして一躍注目を浴びたロシア系アルメニア人ピアニスト、エヴァ・ゲヴォルギヤンの2025年来日ライヴ録音です。
 どんどんと深化を遂げ、ブッフビンダーが若い才能あるピアニストを選出する音楽賞である「プリ・セルダン2026」を受賞するなど、ますます活躍の場を広げている彼女の「今」を捉えた必聴の一枚。
 独特の揺らしやほとばしるような熱気、濃厚な歌いまわしが特徴的な演奏で、ピアノを聴く喜びにあふれています。十八番の「ラ・カンパネッラ」も大胆不敵!

 この録音はエヴァ・ゲヴォルギヤンの2025年来日公演時に浜離宮朝日ホールにおいて収録された。日本で制作されたCDとしては2023年8月~9月の初来日公演の同ホールライヴに続き2作目となる。
 エヴァの言によればこのプログラムのコンセプトは「ロマン派の系譜~ショパンからラフマニノフへ」とのことである。ショパンとシューマンは同じ1810年に生まれ(ショパンのほうが3か月早く生まれている)、シューマンはショパンを高く評価し影響も受けた。プログラムの「謝肉祭」第12曲の名称は「ショパン」でありノクターン風の曲想である。また、ショパン、ラフマニノフともに故国を離れ望郷の念に駆られながら晩年を過ごしている。
 今回のプログラムで両者をつないでいるのがシューマンであり、「シューマンはショパンとラフマニノフの間に立つ架け橋のようです。日本の皆さまにロマン派からロマン派以降へとつながる3人のピアノ音楽の大家の違いと共通性を味わってほしいです。」とエヴァは言う。
 石原良也(オフィスRyo代表)~ライナーノートより





GRAND SLAM



GS 2325
\3300
(国内仕様盤・日本語解説付)
1953年5月31日(?)
フルトヴェングラーとVPOの第9

 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
  交響曲 第9番 ニ短調、作品125「合唱」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
ロゼッテ・アンダイ(アルト)
アントン・デルモータ(テノール)
パウル・シェフラー(バス)
ウィーン・ジングアカデミー合唱団

 フルトヴェングラーとVPOの第9、欠落はあるものの、新発見か?秘蔵テープ復刻シリーズ

 録音:1953年5月31日(?)、ウィーン、ムジークフェラインザール
 使用音源:フリートヘルム・シェーニング・コレクション(2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:モノラル(ラジオ放送用)

 ■制作者より
 当ディスクの音源はドイツ・フルトヴェングラー協会の創設者、フリートヘルム・シェーニング(1936-2021)の個人コレクション(2トラック、19センチのオープンリール・テープ)です。このコレクションからはこれまでにベートーヴェンの「英雄」(GS-2296)、シューベルトの「ザ・グレイト」(GS-2253~54)、ブラームスの第1番(GS-2227)、ブルックナーの第5番(GS-2133)、ウェーバーの歌劇「魔弾の射手」全曲(GS-2225/6)などを発売しました。 
 今回のベートーヴェンの第9はそのコレクションに含まれていましたが、2箇所に欠落があったために、CD化に値せずと封印していました。
 この第9の由来は以下の通りです。1953年1月23日、フルトヴェングラーはウィーン・フィルとの第9の公演中に倒れ、聴衆にも出演者にも衝撃を与えました。オットー・シュトラッサー(第2ヴァイオリン首席)は、「フルトヴェングラーとの別れが近いのでは」と悟ったそうです。そして、その代替公演である同年5月の第9は、楽団員も特別な思いを抱いて臨んだようで、深い情緒と壮麗な美しさに溢れた演奏となりました。また、結果的にはウィーン・フィルとの最後の第9ともなりました。

 1953年5月の第9公演は29日、30日、31日(この日のみ2回公演)の、計4回行われました。現在、30日、31日の2種のライヴが知られていますが、日付はいまだに特定されていません。また、1日違いの公演にもかかわらず、ティンパニの叩き方が異なるのも議論を呼びました。さらに、31日は2回ともにイルムガルト・ゼーフリートが歌ったとする説、昼がヒルデ・ザデック、夜がゼーフリート、逆に昼がゼーフリート、夜がザデックとの記述もあり、情報が混乱したままです。
 久々に欠落のあるテープを試聴しましたが、それは感動的な第9であることは疑いの余地はありません。しかしながら、既存の音源と同一のように思える一方で、違うような印象もあります。元の所有者が故人ゆえに、今ではテープの出自を知る手立てはありません。また、錯綜している情報と、このテープとの関係も不明です。それならば、いっそのこと公開し、広く意見を求めた方が良いのではとの結論に達しました。
 改めて欠落の箇所は第1楽章の23~26小節、第3楽章の1~11小節です。全体の音質は特別に良くもなく、極端に悪くもなく年代並みですが、第4楽章に混信が含まれます。(平林 直哉)


<映像>

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NAXOS(映像)



2.110783
(DVD)
\4900→\4590
マルヴィッツ&コンセルトヘボウ管、斬新な演出
 ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ》

 アントニン・ドヴォルザーク:歌劇《ルサルカ(1841-1904)
   3幕の童話のオペラ
   台本:ヤロスラフ・クヴァピル
ルサルカ...ヨハンニ・ファン・オーストルム(S)
王子...パヴェル・チェルノホ(T)
水の精...マキシム・クズミン=カラワエフ(Bs)
外国の公女...アネッテ・ダッシュ(S)
イェジババ...レイハン・ブライス=デイヴィス(Ms)
森番...エリック・スリク(T)
皿洗い...カリン・ストロボス(Ms)
森の精1...インナ・デメンコワ(S)
森の精2...エレノラ・フー(Ms)
森の精3...マヤ・グール(Ms)
狩人...へオルヒー・デルバス=リヒテル(Br)他
オランダ国立歌劇場合唱団
 (合唱指揮:エドワード・アナニアン=クーパー)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ヨアナ・マルヴィッツ


NBD0193V
(Blu-ray)
\4900→\4590
NYDX 50446
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5720

 演出:フィリップ・シュテルツル/フィリップ・M. クレン/美術:フィリップ・シュテルツル/ハイケ・フォルマー/
 
 衣装:アンケ・ヴィンクラー/照明:フィリップ・シュテルツル/振付:ファンホ・アルケス/映像監督:ミヒャエル・バイヤー
 
 収録:2023年6月5日、13日 オランダ国立劇場 (アムステルダム)

 収録時間:159分
 
 音声:チェコ語/PCMステレオ 2.0/DTS 5.1(DVD)/PCMステレオ 2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)/
 字幕:日本語、英語、オランダ語、ドイツ語、韓国語/画角:16:9/
 
 DVD...片面二層ディスク NTSC All Regions/Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition All Regions

 【マルヴィッツ&コンセルトヘボウ管、斬新な演出による《ルサルカ》登場!】
 エアフルトやニュルンベルクの歌劇場の音楽総監督(GMD)を歴任し、コロナ禍中の2020年、ザルツブルク音楽祭で衝撃的なデビューを果たしたヨアナ・マルヴィッツ。
 2023年からはベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の首席指揮者・芸術監督として絶大な人気を博す傍ら、世界中の名門歌劇場やオーケストラから引く手あまたの活躍を続けています。
 この若きマエストラがロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を率いて、オランダ国立歌劇場デビューを飾った《ルサルカ》の登場です。
 演出のフィリップ・シュテルツルとフィリップ・M. クレンは、スラヴの民話による森と湖に住む妖精の世界を20世紀のニューヨークの暗黒街とハリウッドの映画スタジオへと大胆に翻案。物語の骨組みは維持しながらも、このドラマを映画スターに憧れる孤独な娼婦の見る幻の夢として描いています。
 キャストには、リリカルな美声のヨハンニ・ファン・オーストルムを筆頭に、チェコ・オペラの名手パヴェル・チェルノホ、圧倒的な表現力を誇るレイハン・ブライス=デイヴィス、ドイツのスターソプラノ、アネッテ・ダッシュら実力派が集結。
 マルヴィッツの才気あふれるタクトと、コンセルトヘボウ管の芳醇な響きが織りなす、見応え・聴き応え抜群の注目作です。





<LP>


DECCA(LP)

「デッカ・ピュア・アナログ」シリーズ 第3弾


 デッカとフィリップスのカタログからの選りすぐりの名録音が、アナログ盤で登場する「デッカ・ピュア・アナログ」シリーズの第3弾。
 ステレオおよびクアドロフォニック、初期デジタル録音と同時に収録された未発表アナログ・マスター音源のオリジナル・アナログ・マスターから名門エミール・ベルリナー・スタジオズにてライナー・マイヤールとシドニー・C.マイヤーがマスタリング&カッティングを担当しました。

 180g重量ヴァージン・ヴァイナル盤でプレスされた、ハンドナンバリング入りの限定盤です。

 豪華な見開きジャケット仕様。各タイトルにはオリジナルのアートワークおよびライナーノーツ、アーカイブ写真、オリジナルのレコーディング・セッションのシートの複写が付いています。
 さらにデッカ・クラシックスのレーベル・ディレクター、ドミニク・ファイフによる、録音の歴史、技術的背景、マスタリングの作業工程などについての詳しい解説付きです。

 「“デッカ・ピュア・アナログ”シリーズは、コレクターやオーディオ愛好家にとって驚くべき体験となると同時に、新しいリスナーにとっても、オール・アナログ・サウンドの温かさと輝きをお届けするものとなるでしょう。
  …このシリーズは“アナログLPの黄金時代”への窓を開けるものです。…オリジナル・マスターから作られ、パッケージも一新されて、これらの伝説的な録音に新たな命が吹き込まれます」(ドミニク・ファイフ)
  

4871607
(LP)
\8700
《サー・コリン・デイヴィス~ベルリオーズ:幻想交響曲》
 ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
 [Side A]
  1) 第1楽章:夢と情熱、2) 第2楽章:舞踏会/
 [Side B]
  1) 第3楽章:野の風景、2) 第4楽章:断頭台への行進、
  3) 第5楽章:ワルプルギスの夜の夢
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

 【録音】1974年1月、アムステルダム

 革命的な作品の真の擁護者である指揮者が成し遂げた、高く評価され続ける決定的演奏

 サー・コリン・デイヴィスによる1974年録音のベルリオーズの『幻想交響曲』です。
 コンセルトヘボウ管弦楽団とのこの熱気あふれる演奏は、発売以来、多くの批評家にとって一番の推薦盤であり続けています。『幻想交響曲』は、ある意味ストラヴィンスキーの『春の祭典』と同様に革命的な作品であり、あまりに独創的なそのやり方はこの演奏を通してはっきりと表れています。
 ベルリオーズとデイヴィスの結びつきは、いまや伝説的なものとなり、ベルリオーズ特有の作曲技法に対する彼の理解は、このコンセルトヘボウとの録音で十分に示されています。
 ベルリオーズの管弦楽法が持つ個々の特質はすべて、デイヴィスの卓越した音楽性によって、一切の妥協なく実現されています。彼はまさにこのフランス人作曲家の作品の真の擁護者であり、この傑出した演奏が長年にわたり高い評価を受け続けてきたのも当然と言えます。

 「これは私がこれまで批評してきたレコードの中でも、最も期待に胸を弾ませた一枚である…ついに、私たち(と世界)にとって最も重要なベルリオーズ指揮者から私たちが待ち望んでいた決定的演奏に出会えた」――『グラモフォン』誌

 ※ [直輸入盤][限定盤][180g重量盤LP][Gatefold仕様][手書きのナンバリング入り]
 

4871608
(LP)
\8700
《チョン・キョンファ/アンドレ・プレヴィン~
 チャイコフスキー&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲》

  [Side A]
   シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
  [Side B]
   チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
チョン・キョンファ(ヴァイオリン)、
アンドレ・プレヴィン(指揮)
ロンドン交響楽団

 【録音】1970年6月、ロンドン

 名手チョン・キョンファを一躍世界の舞台に押し上げた歴史的名盤

  シベリウスとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を組み合わせたこのアルバムはヴァイオリニスト、チョン・キョンファのデビュー盤です。
 50年以上にわたり基準となっている録音で、歴史的名盤として広く評価されてきました。
 発売当時、『グラモフォン』誌の首席評論家だったエドワード・グリーンフィールドから熱烈な賛辞を受けました。1970年にアンドレ・プレヴィン指揮するロンドン交響楽団と、ロンドンのキングズウェイ・ホールで録音されたこの二大協奏曲は、当時22歳だったチョンを一躍世界の舞台へと押し上げました。
 彼女の演奏は鮮やかさと瑞々しさが素晴らしく組み合わされているだけでなく、両協奏曲を通じて、悲しみから愛、克服、さらに深い決意と強い意志に至るまで、さまざまな感情を見事に表現しています。

  「洗練がチョン女史のアプローチの基本だが、それは見事にバランスの取れた録音の質だけでなく、アンドレ・プレヴィンの伴奏、そしてもちろんオーケストラの演奏にも言える…これは深い満足感を与えてくれるレコードであり、録音の質も極めて忠実である」――エドワード・グリーンフィールド(『グラモフォン』誌)

 ※ [直輸入盤][限定盤][180g重量盤LP][Gatefold仕様][手書きのナンバリング入り]
 
 

4871609
(LP)
\8700
《アラン・ラヴディ/サー・ネヴィル・マリナー~ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』》
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集『四季』Op.8
 [Side A]
  協奏曲第1番ホ長調RV269『春』、
  協奏曲第2番ト短調RV315『夏』
 [Side B]
  協奏曲第3番ヘ長調RV293『秋』、
  協奏曲第4番ヘ短調RV297『冬』
アラン・ラヴディ(ヴァイオリン)、
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

 【録音】1969年9月、ロンドン

 サー・ネヴィル・マリナーとアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズによる、この1969年のヴィヴァルディの『四季』は、彼らが残した数百に及ぶ録音の中でもおそらく最も多く聴かれ、最も成功した録音であり、その評価に価するものです。
 今日に至るまでクラシック音楽作品の中でも最もよく録音される作品の一つである『四季』は、バロック音楽の究極の定番で、この録音が初めて登場した当時、非常に新鮮で生命力に満ち、新しいアイデアにあふれているように感じられました。
 ここにはアカデミーによる周到な準備で見事に仕上げられた演奏、ヴァイオリン・ソロのアラン・ラヴディによる優雅で驚異的なヴィルトゥオジティあふれる演奏、サイモン・プレストンによるチェンバロとオルガンでの素晴らしく洗練され想像力豊かな通奏低音、そしてマリナーによる驚くほど独創的で詩情に満ちた指揮があります。
 常に抒情的で軽やかであり、技巧的な華やかさが音楽性を上回ることは決してありません。モダン楽器、古楽器に関わらず、最も音楽的満足度の高い『四季』の一つです。

 「アラン・ラヴディを独奏者に迎えたマリナーとアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズによる活気に満ちた『四季』の演奏は、豊かな音色の変化と雰囲気を備えたセント・ジョンズ・スミス・スクエアの極上の音響空間における、デモ用最高傑作レコードである」――エドワード・グリーンフィールド(『グラモフォン』誌)

 ※ [直輸入盤][限定盤][180g重量盤LP][Gatefold仕様][手書きのナンバリング入り]
 






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