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8/11(火)紹介新譜 27タイトル
マイナー・レーベル新譜

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HARMONIAMUNDI

HMM 905417F
\4200→\3890
ベルリン古楽アカデミー&メルニコフが挑む、
 忘れられた19世紀の才媛エミーリエ・マイヤー

エミーリエ・マイヤー(1812-1883):作品集 第1集

 1. 序曲 ニ短調
 
 ピアノ協奏曲 変ロ長調
  2. 第1楽章 アレグロ
  3. 第2楽章 ウン・ポコ・アダージョ
  4. 第3楽章 アレグロ―アダージョ―
   アレグレット―アダージョ―ヴィヴァーチェ
 5. 序曲第3番 ハ長調
 
 交響曲第1番 ハ短調
  6. 第1楽章 アダージョ―アレグロ・エネルジコ
  7. 第2楽章 アダージョ
  8. 第3楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ―メヌエット。モデラート―アレグロ・ヴィヴァーチェ
  9. 第4楽章 フィナーレ。アダージョ―アレグロ
アレクサンドル・メルニコフ
 (ピアノ/
  ブリュートナー、1867年製)
ベルリン古楽アカデミー
ベルンハルト・フォルク
 (コンサートマスター)

 ※日本語解説付

 ※国内限定仕様


 作曲家、エミーリエ・マイヤー、ベルリン古楽アカデミーによるシリーズ始動!メルニコフが奏でる豊かな音楽のピアノ協奏曲

 録音:2025年9月24日-10月2日、ピエール・ブーレーズ・ホール(ベルリン)

 エミーリエ・マイヤー(1812-1883)は、19世紀の最も重要な女性作曲家のひとりで、当時最もよく知られた存在でした。
 男性優位の音楽文化の中で、自らの作品を広く世に送り出すという大きな偉業を成し遂げ、その作品はヨーロッパ各地で演奏されていました。しかし、彼女は没後まもなく忘れ去られてしまいます。
 
 この卓越した創造的芸術家への関心が再び高まり始めたのは、ここ数年のこと。現在では彼女の作品が演奏会で取り上げられ、録音され、出版される機会も増えています。
 その背景には、女性作曲家や女性芸術家の作品全般への関心の高まりもありますが、それ以上に、彼女の作品そのものが持つ並外れた芸術的価値ゆえでもあります。
 
 ベルリン古楽アカデミーが、彼女の真価を明らかにせんと、注目のシリーズをスタートさせました。第1弾には、アレクサンドル・メルニコフをゲストに迎え、ピアノ協奏曲を収録。
 シンプルながら創意に満ちたマイヤーの楽想を、メルニコフが驚くほど豊かに歌っております。メルニコフが自ら選び抜いた、ブリュートナー製ピアノの響きも大きな聴きどころとなっております。
 ほかの管弦楽作品も、マイヤーの思いもかけない転調など驚きに満ちた音楽性を、ベルリン古楽アカデミーが才気煥発に再現しております。注目のシリーズです!

 演奏会用序曲は、ファニー・ヘンゼルをはじめ多くの作曲家と同様、マイヤーにとって交響曲作法を実験する場でした。19世紀初頭以降、序曲は独立した演奏会作品として発展し、シューマンの言葉を借りれば「交響曲の理念をより小さな枠に凝縮したもの」となっていました。
 《序曲ニ短調》は、神秘的でためらいがちな導入から生まれる真にロマン的な音響世界。華麗なフルート独奏など、随所に聴き手を驚かせるような仕掛けもある楽曲です。
 マイヤーの唯一の独奏協奏曲である《ピアノ協奏曲変ロ長調》。1楽章も終楽章も再現部の前に独奏カデンツァがおかれていないのも特徴的です。ブラームスやリストと同時代とは思えないほど古典派のたたずまいを見せる楽曲で、シンプルながらも豊かな音楽です。
 《序曲 第3番 ハ長調》は、おそらくマイヤー初期の管弦楽作品のひとつ。音楽評論家ルートヴィヒ・レルシュタープによる、マイヤーの交響曲についての次のような評が残されています:「女性が大規模な音楽作品を書くことは、これまできわめて稀な例であった。しかし私たちは音楽界に、そのような女性作曲家の存在を喜んでお知らせできる。レーヴェの弟子であるエミーリエ・マイヤー嬢は、すでにハ短調とホ短調による二つの交響曲を書き上げており、そのいずれもシュテッティンの管弦楽団によって演奏され、大きな喝采を受けている。」各楽器の音域を最大限に使いながら、怒涛のような推進力、驚くべき転調、そして最後の勝利のような曲の結末など、劇的な物語のような作品です。
 





SIGNUM


SIGCD1034
\3100

 (1) ジェイソン・マックス・ファーディナンド (1977-):旅
 (2) ボブ・チルコット (1955-):私の祈り
 (3) サラ・ヘンダーソン (2003-):放浪者たち
 (4) ジョビー・タルボット (1971-):
  さまようオェングスの歌
 (5) ジェイムズ・マクミラン (1959-):
  ギャラント・ウィーヴァー
 (6) ケレンサ・ブリッグス (1991-):生の間
 (7) マックス・リヒター (1966-):
  オン・ザ・ネイチャー・オブ・デイライト
 (8) エリック・ウィテカー (1970-):
  ダヴィデが聞いたとき
 (9) ジョアンナ・マーシュ (1970-):天国へ行く!
 (10) ジョン・タヴナー (1944-2013):
  神の母よ、我はここに立ち
ナイジェル・ショート(指揮)
テネブレ

 キングズ・シンガーズのメンバーだったナイジェル・ショートが2001年に設立し、世界最高峰のヴォーカル・アンサンブルのひとつとして広く活動するテネブレ。
 注目の最新アルバムは映画「メッセージ」ほかで使われ人気となったマックス・リヒターの「オン・ザ・ネイチャー・オブ・デイライト」をはじめとする定番作品のあいまに若い世代の作曲家への委嘱作、さらには同団初の作曲コンクールで入賞したサラ・ヘンダーソンの「放浪者たち」を織り交ぜています。
 合唱界の定番と新作を対話させることで、新たな合唱のレパートリーが生まれる願いも込め、聴き手を静かながら能動的な思索の場へと誘うような音楽を集めました。心に染み入る合唱の底力を満喫させてくれます。

 2026年2月3-6日/オール・ハロウズ教会((8)以外)、2025年11月16日/セント・オーガスティン教会(8)(ロンドン)
 
 

SIGCD1015
\3100
約束の地 クリストファー・ガビタス(指揮)
フェニックス・コラール
 (1) ジョシア・ケリー・アトウッド (1828-1909)(ショーン・カーシュナー編):雲なき日
 (2) フランク・ティケリ (1958-):アース・ソング
 (3) アリス・パーカー (1925—2023):美と祝福
 (4) アメリカ民謡(ジェームズ・アーブ編):シェナンドー
 (5) キャロライン・ショウ (1982-):そしてツバメは
 (6) マチルダ・ダーラム (1815-1901)(ジェニファー・ルーシー・クック編):コロンビアの星
 (7) ハンナ・コフーン (1788-1864)(クック編):ロ・デッロ
 (8) マチルダ・ダーラム(クック編):約束の地
 (9) エリック・ウィテカー (1970-):すべてが美しく見える
 (10) 伝承曲:(アリス・パーカー編):輝く明けの星
 (11) 黒人霊歌(ジャック・ハロラン編):証人
 (12) ゴスペル(モーゼス・ホーガン編):私のなかにある光を
 (13) 労働歌(ステイシー・V・ギブス編):全能の主なる神!
 (14) サザン・ハーモニーより(キャロル・バーネット編):ウェブスター
 (15) シェイカー・ソング(ケヴィン・ジークフリート編):平和
 (16) S.M.デントン (1854-1936)(バーネット編曲):マッケイ
 (17) シェイカー・ソング(ジークフリート編曲):レイ・ミー・ロウ
 (18) サザン・ハーモニーより(スティーヴン・ポーラス編曲):ザ・ロード・ホーム
 (19) ウィリアム・ウォーカー (1809-1875)(カーシュナー編曲):ハレルヤ

 アリゾナを本拠に1958年創設の合唱団フェニックス・コラール。グラミー賞受賞者でもある彼らの最新アルバム「約束の地」は、黒人霊歌やシェイカー教徒の讃美歌から現代作品まで2世紀半におよぶアメリカ合衆国の合唱音楽の軌跡を辿っています。
 いずれも「自由」「あこがれ」「不屈の精神」というテーマに融合され、今年2026年に建国250周年を迎えるアメリカの合唱遺産を称える豊かな内容となっています。アメリカならではの大らかな音楽に癒されます。

 2025年9月16-21日/キャメルバック・バイブル教会(アリゾナ)
 
 

SIGCD983
\3100
アルカン:オルガン作品全集Vol.2
 シャルル=ヴァランタン・アルカン (1813-1888):
  13の祈りOp.64
  足鍵盤のための12の練習曲~第1曲~第6曲
  ベネディクトゥスOp.54
ジョセフ・ノーラン(オルガン)

 1974年イギリス生まれのオーストラリア人オルガニスト、ジョセフ・ノーラン。マリー=クレール・アラン門下で2004年にはセント・ジェームズ宮殿王室礼拝堂のオルガニストに任命されバッキンガム宮殿で数多く演奏を行い、同宮殿の改修されたオルガンの?落しも行っています。
 彼が刊行中のアルカンのオルガン作品全集、待望の第2弾登場です。
 破天荒なピアノ曲で知られるアルカンは1834年にパリ音楽院オルガン科でプルミエ・プリを受賞したほどの名手でしたが、オルガンのある場所に顔を出すことは稀で、もっぱらエラール製のペダリエ・ピアノ(オルガンのような足鍵盤付ピアノ)を伴侶としました。
 オルガン曲も超絶技巧を要するものばかりで、ことに「足鍵盤のための12の練習曲」は2本の足だけで弾くとは思えぬ驚くべき世界が展開されます。
 ノーランはデュドランジュの聖マルタン教会シュタルフート=ヤン・オルガンを用いて「オルガンのアムラン」ともいうべき驚愕の世界を描きます。

 2025年1月18-24日/聖マルタン教会(デュドランジュ、ルクセンブルク)
 




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HYPERION



711-4751
(10CD)
\7100→\6690

“理想のモーツァルト”と絶賛された名演、
 イブラギモヴァ&ティベルギアンのソナタ全集10枚組


《アリーナ・イブラギモヴァ/セドリック・ティベルギアン~モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集》
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ
 《CD 1》
  1-2) ソナタ第25番ト長調K.301、
  3-5) ソナタ第5番変ロ長調K.10、6-8) ソナタ第41番変ホ長調K.481/
 《CD 2》
  1-2) ソナタ第35番ト長調K.379、3-4) ソナタ第15番ヘ長調K.30、
  5-7) ソナタ第9番ハ長調K.14、8-9) ソナタ第28番ホ短調K.304/
 《CD 3》
  1-3)ソナタ第32番ヘ長調K.376、 4-5) ソナタ第10番変ロ長調K.15、
  6-7) ソナタ第37番イ長調K.402、8-11) ソナタ第1番ハ長調K.6/
 《CD 4》
  1-2) ソナタ第14番ニ長調K.29、3-5) ソナタ第4番ト長調K.9、
  6-8) ソナタ第2番ニ長調K.7、9-10) ソナタ第29番イ長調K.305/
 《CD 5》
  1-3) ソナタ第40番変ロ長調K.454、
  4-5) ソナタ第12番ト長調K.27、6-8) ソナタ第24番ハ長調K.296/
 《CD 6》
  1-3) ソナタ第43番ヘ長調K.547『初心者のために』、
  4-5) ソナタ第16番変ロ長調K.31、6-8) ソナタ第30番ニ長調K.306/
 《CD 7》
  1-3) ソナタ第33番ヘ長調K.377、4-6) ソナタ第3番変ロ長調K.8、
  7-13)「ああ、私は恋人を失った」の主題による変奏曲ト短調K.360、
  14-15) ソナタ第27番ハ長調K.303/
 《CD 8》
  1-3) ソナタ第38番ハ長調K.403、4-6) ソナタ第8番ヘ長調K.13、
  7-8) ソナタ第13番ハ長調K.28、9-11) ソナタ第11番変ホ長調K.26、
  12-14) ソナタ第34番変ロ長調K.378/
 《CD 9》
  1-3) ソナタ第36番変ホ長調K.380、4-5) ソナタ第7番イ長調 K.12、
  6-7) ソナタ第6番ト長調K.11、8-10) ソナタ第16番変ロ長調K.570/
 《CD 10》
  1-2) ソナタ第26番変ホ長調K.302、
  3-15)「羊飼いの娘セリーヌ」の主題による変奏曲ト長調K.359、
  16-17) ソナタ第42番イ長調K.526
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)、
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)

 人気デュオが“理想の演奏”でモーツァルトの成長を描いた作品集

 CD10枚組ボックス・セット

 【録音】2014年10月1日(CD 1, CD 2)、2015年1月31日(CD 3, CD 4)、5月28日(CD 5, CD 6)、10月31日(CD 7, CD 8)、2016年2月3日(CD 9, CD 10)、モンマス、ワイアストン・コンサート・ホール


 ●アリーナ・イブラギモヴァとセドリック・ティベルギアンが2014年から2016年にかけて録音した『モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集』がハイペリオンより発売されます。

 CD10枚組ボックス・セット。

 イブラギモヴァはロシアに生まれ、イギリスで学んだ人気ヴァイオリニスト、ティベルギアンはフランス出身、ロン=ティボー国際コンクール優勝経験のある名ピアニストです。
 二人は2005年の共演以来デュオを組み、ラヴェル、プロコフィエフ、シューマン、シマノフスキ、ブラームス、ヴィエルヌ、そしてフランクなど多彩な作曲家の作品の演奏で称賛されてきました。

 このセットではモーツァルトの全37曲それぞれの個性を際立たせると同時に、モーツァルトの作曲家人生を通してそれらをつなぐ、より大きな物語も明らかにしています。
 モーツァルトが幼少期からウィーン時代の円熟期の間に作曲したヴァイオリン・ソナタ全曲は、モーツァルトだけでなく、室内楽というジャンルそのものの重大な変容の軌跡も描いています。
 それらの最初期の作品はもともと「ヴァイオリン伴奏付き鍵盤ソナタ」でした。一方、成熟期の作品では、楽器同士が対等に絶え間なく雄弁な対話を交わしています。つまりこれらの作品は、神童から完全なる天才となってゆくモーツァルトの成長も描いているのです。

 ●「もしモーツァルトの録音を一つだけ薦めるとしたら、これこそがそれだ。フランスとロシア出身のデュオによるヴァイオリン・ソナタ全集は、私が思い描くモーツァルト演奏の理想に限りなく近い」――『BBCミュージック・マガジン』誌

 ●「このシリーズを真に絶対に欠かせないものとしているのは、何といってもこの二人の素晴らしい演奏家である。アリーナ・イブラギモヴァの鋭く、躍動感のある跳躍と引き締まった音の数々がすべての小節に生き生きと活気をもたらしている。力強く突き進み、リズムが明瞭なセドリック・ティベルギアンのピアノは、もともとヴァイオリン助奏付き鍵盤ソナタとして始まったこれらのソナタらしくさらに刺激的である。そのすべてが最高に好きだ」――『タイムズ』紙
 
 





ALPHA CLASSICS



ALPHA1268
\3300
ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2026でも話題!
 ラザレヴィチ率いる古楽器アンサンブルが描く、
  「スカボロー・フェア」から広がるケルティック音楽の世界。

北国の歌~イギリスとスコットランドのバラッド

 1.「スカボロー・フェア」
  (スコットランド由来のイギリス民謡、
   フランシス・チャイルド〔1825-1896〕
    収集「チャイルド・バラッド2」より)*
 2.「仕立屋とねずみ」(イギリス民謡)
 3.「ドレッグ・ソング」
  (アーチー・フィッシャー〔1939-2025〕)
 4. ストラスペイとリールによるスコットランド組曲
  「シダの刈り取り」
   (ストラスペイ、ゲストー・コレクション〔1895〕) 
  「ブレンダ・スタバートのリール」
   (ジェリー・ホランド〔1955-2009〕) 
  「スリーピー・マギー」
   (ジェームズ・オズワルド〔1710-1769〕) 
  「ランティング・ハイランド・マン」
   (ニール・ガウ〔1727-1807〕)
 5.「リドルズ・ワイズリー・エクスパウンド」
  (スコットランド民謡、「チャイルド・バラッド1」より)
 6.「エヴリ・ナイト・ホェン・ザ・サン・ゴーズ・イン」
  (アパラチア山脈の民謡、セシル・シャープ
   〔1859-1924〕収集)*
 7.「ケイティ・クルーエル」
  (スコットランド由来のアメリカ民謡)
 8.「ボニー・クリスティ」
  (ウィリアム・トムソン〔1684頃-1760頃〕
   「カレドニアのオルフェウス」〔1733〕より)
 9.「ホイッスル・ドーター・ホイッスル」
  (イギリス民謡、セシル・シャープ収集)
 10.「三羽のカラス」
  (トマス・レイヴンズクロフト〔1590頃-1633頃〕、
   フランシス・チャイルド収集)
 11.「カロランズ・ウェルカム」
  (ターロック・オキャロラン〔1670-1738〕)
 12.「プランクスティ・バーク」(ターロック・オキャロラン)
 13. リール「ムーヴィング・クラウド」
  (ニーリー・ボイル〔1889-1961〕)
 14.「私の愛する人」
  (ツィードの布を縮絨する女性達のゲール語の労働歌)
 15.「フィメール・ランブリング・セーラー」
  (オーストラリアで1959年に収集されたイギリス由来の民謡)
 16. モリス・ダンス「カッコーの巣」(セシル・シャープ収集)
 17.「ステインズ・モリス」
  (イギリス民謡、ジョン・プレイフォード〔1623-1686〕
   出版「ダンシング・マスター」〔17世紀〕より)
 18.「夏の名残のばら」(トーマス・ムーア〔1779-1852〕)*
 19.「ブロックのホーンパイプ」
    (「ダンシング・マスター」ジョン・ヤング版〔1726〕より) 
   「フランスから渡ってきたのか?」
    (スコットランド民謡〔18世紀〕)
 20.「ヘンリー・マーティン」
  (スコットランド民謡、フランシス・チャイルド
   収集チャイルド・バラッド167番)
 *...ヴァンサン・レ・クアン編曲
  それ以外はラザレヴィチとレ・ミュジシャン・
   ド・サン=ジュリアンによる編曲
ローズマリー・スタンドレー(歌)
レ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアン
フランソワ・ラザレヴィチ
 (音楽監督、トラヴェルソ、ホイッスル、
 スモールパイプ、バロック・ミュゼット、
  鈴、歌、口笛)
エレーヌ・リショー(歌、バロック・チェロ)
エネア・ソリーニ(歌、ダルシマー、ボーラン、鞭)
マノン・パパセルジオー(ヴィオラ・ダ・ガンバ、トリプル・ハープ)
レオ・ブリュネ(パンドーラ、シターン)

 録音: 2026年2月 フランス、マラコフ、スタジオ・セクスタン
 収録時間: 62分

 【LFJ2026で注目されたラザレヴィチのケルティック・ミュージック、スタンドレーをヴォーカルに迎えてアルバムが登場】
 ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2026とその関連公演に於いて、美しくも躍動的なケルティック・ミュージックで聴衆を沸きに沸かせたフランソワ・ラザレヴィチ率いるレ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアン。
 待望のアルバムでは、フランスを中心に活躍し1930-50年代のポップスを歌うバンド「モリアーティ」のヴォーカリスト、ローズマリー・スタンドレーの参加を得て、アメリカのフォークソングにまで至る道を示しています。
 中心となるのは、19世紀後半にフランシス・チャイルドやセシル・シャープらによって収集された、イギリス、スコットランド、アイルランドの伝統的なバラッド(物語性の高い伝承歌)。
 これらは後にアメリカでフォークミュージックの源流を形成したものであり、ここではサイモン・アンド・ガーファンクルなど1960年代のフォーク・リヴァイバルにおける解釈も意識しています。
 伴奏には、バロック・ハープ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、パンドーラ、ボーラン(スコットランドなどのフレーム・ドラム)、各種歴史的フルートや小型のバグパイプ類などの古楽器を使用。
 基本的には原曲のメロディと古楽器の音色の調和が重視されていますが、「スカボロー・フェア」や「夏の名残のばら(庭の千草)」など一部の楽曲では、フランスのサックス奏者ヴァンサン・レ・クアンの編曲によるジャズの和声をも取り込んだ1970年代風のアレンジが採用され、複数の時代の音楽的手法が自然に混交しています。
 スタンドレーのフォーク・スタイルとクラシックの技法を並用した歌唱と、ラザレヴィチの史料研究に基づく器楽演奏を組み合わせることで、口承されてきた歌の構造を客観的かつ体系的に再構築しながら、古さを全く感じさせない美しい音楽に仕上がっています。

 
 
 


ALPHA1270
\3300
アーロン・ピルザン(ピアノ)
 ショパン: 練習曲集(全27曲

 フレデリック・ショパン(1810-1849): 練習曲集(全27曲)
  1-12. 12の練習曲 Op. 10
  13-24. 12の練習曲 Op. 25
  25-27. 3つの新しい練習曲
アーロン・ピルザン(ピアノ)

 録音: 2026年3月 ボン、ベートーヴェン・ハウス
 収録時間: 66分

 【バッハの視座から紐解く、エチュードの精緻なる構築美】
 1995年オーストリア生まれのアーロン・ピルザンが、バッハの「平均律」全曲と共にその録音を人生の目標にしていたという、ショパンの「練習曲集」全曲が登場。
 その「平均律」の録音では調律からこだわりぬき世界的に高い評価を得ましたが、そのようなバッハの演奏によって培われた客観的かつ構築的なアプローチがここでも生きています。
 自らの演奏会の前にはバッハを練習し、門下生たちにも毎日バッハを弾くように勧めていたというショパンの音楽が持つポリフォニックな側面と、左手による和声的でありリズム的でもある基盤を精緻に解析し、表面的な技巧にとどまらない立体的なショパン像を提示。作品の調性的・感情的な連続性を保つために録音は出版順に行われ、直截的で華麗な作品10と、より洗練され内省的な作品25という2つのサイクルの対比も明瞭に描き分けられました。
 明快にして端正、すっきりとした音楽進行の中に息づく聴く者を強く惹きつける細やかな表情は今回ももちろん健在。高度な技術的コントロールのもと自由な表現と透明度の高い精密さを両立させた、美しくも知性的なアルバムに仕上がっています。
 




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ARCANA



A602
\3300→\3090

800年前のヨーロッパでは、こんな音楽で踊っていた!
 中世音楽の名手ラ・レヴェルディによる舞踏音楽集

踊りにいらっしゃい!~中世ヨーロッパの舞踏歌と舞曲

 1. 作者不詳(フランス、13世紀):
  De Patre principio ロンデル「はじめに父から」
 2. 作者不詳(フランス、13世紀):
  La Seste Estampie [Royal]
   第6エスタンピ(王のエスタンピ)
 3. 伝ギロー・デスペーニャ
  (生歿年不詳、1245-1265頃に活躍):
   Ben volgra, s'esser poges
    デスダンソ「心から願う、もしできることなら」
 4. 作者不詳(カタルーニャ、14世紀): Stella splendens
  円舞のためのヴィルレー「輝ける星よ」
   (『モンセラートの朱い本』より)
 5. 作者不詳(イタリア、13世紀):
  Chi vuoi ballare a righoletto
   ラウダ「楽しく踊りたい者よ」
 6. 作者不詳(イタリア、14世紀):
  Trotto 舞曲「トロット」
 7. 作者不詳(イタリア、14世紀):
  Amor mi fa cantar alla francescha
   舞踏歌「恋の神は、私をフランスの
    流儀で歌わせる」
 8. 作者不詳/ゲラルデッロ・ダ・フィレンツェ
  (1320頃-1363頃)編:
   Non ti fidare che oggi e si pocha fe
    ソネットまたは享楽の歌
     「人を信じるなかれ、信仰薄きこの時代に」
 9. ギヨーム・ド・マショー(1300頃-1377):
  Moult sui de bonne heure nee
   ヴィルレー「とても楽しいひとときだった」
 10. 作者不詳(イタリア、14世紀):
  Isabella イスタンピッタ「イザベッラ」
 11. 作者不詳(フランス、14世紀):
  Dame vailants / Amis, de tant que /
   Certainement puet
    バラード「やんごとなき貴婦人よ/
     友よ、それほど願うなら/
     いかにも、認めるほかあるまい」
 12. フランチェスコ・ランディーニ(1335頃-1397):
  Benedetta sia la state –chanzonetta balatella
   舞踏カンツォネッタ「夏に祝福あれ」
   (フランコ・サケッティ〔1332-1400〕の詩を
    用いたコントラファクトゥム〔替え歌〕)
 13. ギヨーム・デュファイ(1397-1474):
  Ce jour de l'an ロンドー「新玉の年を迎えて」
 14. グリエルモ・エブレオ・ダ・ペーザロ
  (1420頃-1484以降): Falla con misuras
   バス・ダンス「羽目を外しなさい、拍子を取りながら」
ラ・レヴェルディ(中世音楽アンサンブル)
クラウディア・カッファーニ
 (歌、リュート、ギテルヌ、
  プサルテリウム、ベル)
リヴィア・カッファーニ
 (歌、各種リコーダー、
  ダブルリコーダー、
  弓奏ヴィエル〔中世フィドル〕)
エリザベッタ・デ・ミルコヴィチ
 (歌、レベック、弓奏ヴィエル、
  シンフォニア〔ハーディガーディ〕)
ロレンツォ・デラスモ
 (各種打楽器、口琴、ベル)
ドロン・デイヴィッド・シャーウィン
 (歌、ミュート・コルネット)
テオドーラ・トンマージ
 (歌、各種リコーダー、ゴシックハープ)
マッテオ・ゼナッティ
 (歌、ゴシックハープ、
  プサルテリウム、フレームドラム)

《ゲスト奏者》
 クリストフ・デリーニュ
  (オルガネット〔ポルタティーフ・オルガン〕
    [5-6,12-14]、歌[4])
 パオラ・エルダス(クラヴィシンバルム)[6,10,12,14]
 ステファノ・マッフィオレッティ(歌[1,4,5,8]、
   クロタル〔コルベルク・ティンカーベル〕[14])
 フェデリーコ・ロシニョーリ(口琴)[5,7,12]

 録音: 2026年3月16-19日 トレヴィゾ(イタリア北部ヴェネト地方)、サン・テオニスト教会
 収録時間: 67分

 【中世音楽の超実力派たちが紐解く、昔日の舞踏音楽の素顔】
 イタリア屈指の中世音楽集団ラ・レヴェルディが、中世後期の舞踏音楽の素顔に迫った好企画。厳しい自然や盤石とはいいがたい治安の中、限られた恵みを求めて農耕や牧畜に勤しんだ中世ヨーロッパの人々にとって、日常を彩る舞踏は大きな意味を持ちました。
 このアルバムではヨーロッパの中でも特に高度な宮廷文化や市民社会を育むことのできた13~14世紀のフランスやイタリアを中心に、比較的有名な写本にある作品も多く盛り込みながら、しばしば韻文の歌唱を伴って人々の踊りを伴奏した音楽の数々を紹介しています。
 選び抜かれた中世楽器の組み合わせと相まって、徹底した作品研究を卓越した演奏へと昇華させられるラ・レヴェルディの真骨頂がいかんなく味わえる充実の14トラック。
 ゴシックハープやプサルテリウムの妙音、様々な弓奏楽器から導き出される変幻自在の響きに素材感豊かな中世リコーダーの調べが重なる中、美しい声を重ねて歌われる詩句の発音まで聴きどころ満載。
 中世オルガネット(奏者自ら片手で鞴〔ふいご〕を操り風を送りながら片手で鍵盤を奏でる小型オルガン)で超絶技巧を繰り広げる名手クリストフ・デリーニュやソロ・アルバムも多いサルデーニャの古楽器鍵盤奏者パオラ・エルダスなどゲスト奏者たちの参加も頼もしく、じっくり味わえる1枚に仕上がっています。

 
 





NAXOS

8.574642
\2600
メシアンとナディア・ブーランジェに学んだ、
 ブラジル現代音楽の鬼才アウメイダ・プラドの室内楽

アウメイダ・プラド:室内楽作品集

 アウメイダ・プラド(1943-2010):
  1. バラーダ - チェロとピアノのために(1985)
  2. フォンテーヌブロー三重奏曲(1970)...世界初録音
  3-7. 海の三重奏曲
   3. I. Prologo: Horizonte -/
   4. II. Oceano Atlantico: A viagem/
   5. III. Interludio/6. IV. As ilhas afortunadas
   7. V. Os Titas (Fuga a 3)
  8-10. チェロ・ソナタ(2003)
   8. I. Adagio/9. II. Scherzo/10. III. Ciaccona
エマヌエーレ・バルディーニ(ヴァイオリン)...2-7
ハファエル・セザリオ(チェロ)
ソニア・ルビンスキー(ピアノ)

 録音:2024年2月13-15日 ブラジル、サラ・サン・パウロ
 収録時間:72分

 ナクソスが進める「ブラジルの音楽」シリーズは、ブラジル外務省主導の「Brasil em Concerto」計画の一環として、ブラジル音楽史において重要でありながら未録音であった作品を中心に紹介するプロジェクトです。
 本盤には、20世紀後半から21世紀初頭にかけて活躍したブラジルの作曲家、ジョゼ・アントニオ・ジ・アウメイダ・プラドの作品を収録しています。
 プラドは1943年生まれ。カマルゴ・グアルニエリのもとで新古典主義や民俗伝統音楽を学んで作曲家としての歩みを始め、1960年代後半には前衛音楽へと傾倒します。
 1969年、グアナバラ音楽祭で第1位を獲得したことを機に渡仏し、オリヴィエ・メシアンやナディア・ブーランジェに師事しました。
 帰国後は大学で教鞭を執るかたわら独自の理論を展開し、2010年に亡くなるまで数多くの作品を残しています。その音楽は、多様な作曲技法を取り入れながらも、一聴して彼とわかる鮮明な個性を備えているのが特徴です。
 
 初期作「フォンテーヌブロー三重奏曲」にはナディア・ブーランジェのもとで学んだ留学時代の印象が投影され、1985年の「バラーダ」には、成熟期ならではの美しい余韻や独創的な響きの重なりが存分に表れています。
 このほか、ポルトガルの詩人フェルナンド・ペソアの思い出に捧げられた「海の三重奏曲」や、ソニア・ルビンスキーとアントニオ・メネセスの委嘱による表現力豊かな「チェロ・ソナタ」も収録されています。
 演奏は、サンパウロ交響楽団のコンサートマスターで「ブラジルの音楽」シリーズで数多くの録音を手がけるエマヌエーレ・バルディーニ、ヴィラ=ロボスのピアノ作品の録音でも高い評価を得るソニア・ルビンスキー、サンパウロ響の客演首席ソリストを務めた後にソリスト及び室内楽奏者としても活躍するハファエル・セザリオが務めています。

 ※既発盤8.574459・・・ヴァイオリンとチェロのための作品集

 
 
 


8.574694
\2600
ベートーヴェンと同時代、そしてロマン派前夜――
 英国の知られざる作曲家ポッター。全曲世界初録音!

 ポッター:ピアノ作品集

 チプリアーニ・ポッター(1792-1871):
  1-4. ピアノ・ソナタ ホ短調 Op. 4(1818出版)
   1. I. Allegro con brio 2. II. Andante con moto
   3. III. Tempo di Menuetto - Trio
   4. IV. Finale: Allegro molto
  5. 序奏とロンド・ジョコーソ Op. 26(1826頃)
  6. トッカータ ト長調 Op. 9 No. 1(1816頃)
  7. トッカータ 変ロ長調 Op. 9 No. 2(1818)
  8. トッカータ ホ長調 Op. 9 No. 3(1825以前)
  9. 5人の卓越した芸術家のスタイルによる有名な
   アイルランドの旋律の変奏曲とファンタジア Op. 5 「謎」変奏曲(1825頃)
 
 ※全て世界初録音
 
ルーク・ジョーンズ(ピアノ)

 録音:2024年9月8、10、11日 UK、マンチェスター、王立ノーザン音楽大学、RMCMコンサート・ホール
 
 収録時間:69分

 チプリアーニ・ポッターはロンドンの音楽一家に生まれた作曲家・ピアニスト。ベートーヴェンへの師事は叶わなかったものの、彼から助言を受けドイツ音楽への深い理解を培いました。
 ソリストとしてモーツァルトやベートーヴェンの協奏曲をイギリスに紹介・普及させたほか、王立音楽アカデミー校長として後進の育成に尽力した功績でしられます。
 このアルバムには、彼の独創的で機知に富んだ作品群が収められています。ピアノ・ソナタ ホ短調はモーツァルトやベートーヴェンの影響を反映しつつメロディの変化やドラマチックな盛り上がりが魅力的な作品。
 「序奏とロンド・ジョコーソ」はロンド形式を用いた活気あふれる曲です。
 3つのトッカータはバッハ風の厳格な対位法から古典派的構造への移行を感じさせ、ポッターと同時代に活躍した5人の作曲家(リース、カルクブレンナー、クラーマー、ロッシーニ、モシェレス)のスタイルを模した「謎」変奏曲は彼のユーモラスな側面を象徴しています。
 演奏は北ウェールズ出身のルーク・ジョーンズ。数多くのコンクールの受賞歴を持ち、来日経験もある奏者です。

 
 




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RICERCAR



RIC490
\3300→\3090
1685年、25歳のA.スカルラッティが放った出世作。
 各地で上演を重ねた、若き巨匠の重要オラトリオ

A.スカルラッティ: 神の恵みの勝利

 アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
  『神の恵みの勝利』または
   『悔悛するマグダラのマリア』
    (全2部/1685年ローマにて初演)
     台本...ベネデット・パンフィリ(1653-1710)
      1. 序曲
      2-11. 第1部
      12-24. 第2部
アンサンブル・セラドン
 (声楽&古楽器アンサンブル)
マッダレーナ...
 マリー=フレデリク・ジロー(ソプラノ)
若さ...リズ・ヴィリセル(ソプラノ)
悔悛...ポラン・ビュンドゲン(カウンターテナー、指揮)

器楽編成:
 ヴァイオリン2,ヴィオラ、
 チェロ、コントラバス、
 チェンバロ&オルガン

 録音: 2026年2月 リヨン(フランス南東部ローヌ地方)、リセ・サン=ルイ=サン=ブリュノ礼拝堂
 収録時間: 79分

 【A.スカルラッティの出世作を、中世~初期ルネサンスに秀でた実力派勢の演奏で】
 主に中世から初期ルネサンスにかけての音楽の解釈で高い評価を博してきたアンサンブル・セラドンが、イタリア後期バロックを代表する作曲家の一人アレッサンドロ・スカルラッティ若き日のオラトリオを録音。
 A.スカルラッティはシチリアで生まれハプスブルク領ナポリ王国で頭角を現し、1684年には多くの先輩音楽家たちを尻目に若くして王室楽長に抜擢されました。
 
 『神の恵みの勝利』は、後に鍵盤音楽の大家として名を遺すことになる息子ドメニコが生まれた1685年の作。
 音楽愛好の枢機卿ベネデット・パンフィリの台本に作曲したこの作品は、シファーチェやチェッカレッリなど当代随一のカストラート(男声高音歌手)たちを起用しローマで初演された当初から注目を浴び、続く20年のうちにモデナ、マントヴァ、ボローニャ、ウィーンなど欧州屈指の音楽拠点で上演されました。
 俗世の虚飾や快楽の中で生きてきた半生の迷いを捨てきれないマグダラのマリアを自在な音楽で表現した第1部に対し、彼女が悔悛に目覚め信仰の道を決意した第2部ではより堅固な音楽が綴られ、最後はアリアや合唱ではなく劇的なレチタティーヴォで締められる独創的な構成。
 小編成の器楽陣と緊密なアンサンブルを織り上げながら、3人の歌手が個性豊かな美声で作品の持ち味をじっくり引き出し、単に美しい旋律線を描くにとどまらない、詩句や物語を音楽で生き生きと表現するA.スカルラッティの至芸を存分に味わわせてくれます。

 
 





TOCCATA NEXT



TOCN0053
\2900
18世紀末ウィーンを席巻したダブルリードの響き!
 若きベートーヴェンの知られざる管楽三重奏曲を現代作品とともに

ダブルリードの室内楽 - ベートーヴェン、ロクスバラ

 1-10. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  『お手をどうぞ』の主題による変奏曲
   ハ長調 WoO 28 (1797)
 11-13. エドウィン・ロクスバラ(1937-):
  Raving Winds 荒れ狂う風(2025)...世界初録音
 14. ロクスバラ: Shadow-Play シャドウ・プレイ(1984)
 15-18. ベートーヴェン:三重奏曲 ハ長調 Op. 87(1794)
ロナーク・オーボエ・トリオ
ジョーゼフ・サンダース(オーボエ)
オーウェン・デニス(オーボエ)
ジュディ・プロクター
 (イングリッシュホルン / コーラングレ)

 チェコのチェスキー・クルムロフ城を拠点とした名門シュヴァルツェンベルク侯家は、1771年に新たな管楽合奏団(ハルモニームジーク)を結成し、城の音楽伝統を復活させました。
 彼らが築いたダブルリード木管室内楽の波は18世紀末のウィーンでブームの頂点を極めたものの、その後長らく忘れ去られていました。
 本シリーズは大量に残された楽譜と現代作品を組み合わせ、過去と現在を結びつける試みです。
 第1集には、ロナーク・オーボエ・トリオの演奏で、侯家に仕え1790年代に活躍した伝説的ヴィルトゥオーゾ「タイマー兄弟」のために書かれたベートーヴェンの三重奏曲 Op. 87や「お手をどうぞ」の主題による変奏曲 WoO 28を収録。
 さらに、現代オーボエ音楽の作曲家ロクスバラによる重音奏法等を駆使した「シャドウ・プレイ」や民謡風の新作「Raving Winds」も収められています。
 
 


TOCN0052
\2900
こんなホルン作品がオーストラリアにあった!
 世界初録音を含む、20世紀オーストラリア室内楽100年史

オーストラリアのホルン 第1集 - 室内楽の100年

 1. フレデリック・セプティマス・ケリー(1881–1916):
  ホルン四重奏曲 変ホ長調 (1904)...世界初録音
 2-5. G. W. L. マーシャル=ホール(1862–1915):
  ホルン四重奏曲 ロ長調 (1909)
 6-9. マーガレット・サザーランド(1897–1984):
  クラリネット、ヴィオラ、ホルンとピアノのための
   四重奏曲 ト短調 「ハウス・クァルテット」 (1942)
 10-17. ドン・バンクス(1923-1980):
  ホルン協奏曲(1965) 
   (キャサリン・リクータによるホルンとピアノ編 2023)...
    この版による世界初録音
 18. ピーター・スカルソープ(1929-2014):
  夜の歌(1970/1993)
   (作曲者によるホルン三重奏編 2004)・・・
   この版による世界初録音
カーラ・ブラックウッド(ホルン)
エリザベス・セラーズ(ヴァイオリン)...1、18
ルーシー・ウォーレン(ヴァイオリン)...2-5
ジェニー・カファーギ(ヴィオラ)...1
キャロライン・ヘンベスト(ヴィオラ)...2-9
デイヴィッド・グリフィス(クラリネット)...6-9
ロードリ・クラーク(ピアノ)...1、6-18
ピーター・デ・ヤーヘル(ピアノ)...2-5

 録音:2023年6月13,14日 the Hanson-Dyer Hall...10-17 2025年2月...メルボルン大学、Ian Potter Southbank Centre,...1-9、18
 収録時間:76分

 オーストラリアの作曲家によるホルン作品を録音するプロジェクトがスタート。第1集は室内楽作品で、20世紀の作品を集めています。
 オーストラリアが自治領となった直後に書かれたケリーの四重奏曲は2分半ほどのサロン風の小品。マーシャル=ホールもサザーランドもロマン派の流れを汲む作風で、バンクスでは12音技法が導入されるなど、基本的には西洋の影響下で発達してきたことが窺われます。
 最後のスカルソープ作品は1970年のロックバンドと2人の歌手、オーケストラのための作品中の曲がオリジナルで、その後、作曲家が室内アンサンブル用に編曲し、さらにホルン三重奏に編曲したもの。
 歌謡的な旋律と広大な空間を思わせるサウンドが特徴的です。ブラックウッドは、オーストラリアのみならず欧州でもピリオド楽器とモダン楽器の両方でオーケストラ、室内楽、そして教育活動で活躍しています。
 
 
TOCN0051
\2900
「人知れぬ涙」「マリエッタの歌」「鳥の歌」「明日!」――
名旋律の数々を、チェロが人の声のように歌い上げる

 SWEET AND SWISS~チェロとピアノのための抒情的な編曲集
アンドレアス・グラーフ(チェロ)
エヴリン・グランディ(ピアノ)
 1. リヒャルト・フルーリー(1896–1967):「17の歌曲」(1951–52)より第8曲:夏の雲*
 2. ウルス・ヨーゼフ・フルーリー(1941-):
  「10のロマンティックな歌曲」(2004)より第10曲:小さなメロディ*
 3. テオドール・シュヴァイツァー(1916–2001):夏の夢*
 4. カール・ヘス(1859–1912):故郷の鳥*
 5. クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714–1787):
  歌劇《オルフェオとエウリディーチェ》Wq. 41(1774)より
   メロディ(1881頃 G. ズガンバーティ編)...ピアノ・ソロ
 6. ガエターノ・ドニゼッティ(1797–1848):
  歌劇《愛の妙薬》(1832)より 「人知れぬ涙」(1843年 A. ベッタ編)
 7. エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897–1957):
  歌劇《死の都》(1916–19)よりマリエッタの歌(2014年 O. マンドッツィ編)
 8. フランツ・ペーター・シューベルト(1797–1828):歌曲集『白鳥の歌』 D957(1828)より
  第4曲:セレナーデ(1880年 F. リスト編)...ピアノ・ソロ
 9. アントニン・ドヴォルザーク(1841–1904):「ジプシーの歌」 B104/Op. 55(1880)より
  第4曲:我が母の教え給いし歌(L. リムスキー編)
 10. カタルーニャ民謡:鳥の歌(P. カザルス編)
 11. アルバン・レッチ(1922–2015):連作歌曲「宝石の魔力」(1980)より第2曲:アクアマリン*
 12. リヒャルト・シュトラウス(1864–1949):『4つの歌曲』 Op. 27(1894)より第4曲:明日!*
 13. ロベルト・シューマン(1810–1856):歌曲集『ミルテの花』 Op. 25(1840)より
  第1曲:献呈(1848年 F. リスト編)...ピアノ・ソロ
 14-16. フェリックス・メンデルスゾーン(1809–1847):
  『無言歌集 第3巻』 Op. 38(1836–37)より(1890年頃 F. ギュルツマハー編)
   14. 第1曲 コン・モート ト長調
   15. 第2曲 アレグロ・ノン・トロッポ ロ短調
   16. 第3曲 プレスト・エ・モルト・ヴィヴァーチェ ニ長調
 *2025年 E. グランディ&A. グラーフ編

 録音:2025年7月21、22、25日 スイス、ベルムント、Mazzive Sound Productions
 収録時間:53分

 スイス出身のチェリスト、アンドレアス・グラーフとピアニストのエヴリン・グランディによる、チェロの「歌」を満喫させるアルバム。
 ドイツ・リートやオペラ・アリアの名曲の数々に、「鳥の歌」やメンデルスゾーンの無言歌のような器楽の歌まで、選び抜いた名旋律の多くを独自のアレンジで演奏。定番名曲だけに終わらず母国スイスの作品を織り交ぜているところも魅力です。

 
 
 

TOCN0048
\2900
NOEL IN THE MUSIIKKITALO~
 ヘルシンキ・ミュージック・センターのクリスマス
ヤン・レヘトラ(リーガー社製オルガン)
 1. ナジ・ハキム(1955-):「神の御子は今宵しも」による幻想曲(1986)
 2. ジャン=ジャック・グリュネンヴァルド(1911–1982):
  16世紀のノエル「Je me suis leve par un matinet」による短い変奏曲(1949)
 3. ガストン・リテーズ(1909–1991):バスクのノエル(1949)
 4-10. リテーズ:12の小品(1931–1937)より 第12番 アンジューのノエルによる変奏曲
 11. マーティン・ステイシー(1976-):
  ウクライナのテーマ「キャロル・オブ・ザ・ベル」による変奏曲(2025)...世界初録音
 12-24. ジャン・ラングレー(1907–1991):変奏付きのノエル集 Op. 204(1979)
  12-20. ノエル I:プロヴァンスのノエルと変奏
  21-22. ノエル II:神の御子は生まれ給う
  23-24. ノエル III:起きよ、羊飼いたち
 25-36. マルセル・デュプレ(1886–1971):ノエルによる変奏曲 Op. 20(1922)

 録音:2025年4月4日、10月4日、2026年1月17日、25日 ヘルシンキ、ミュージックセンター
 収録時間:74分

 2024年に完成したヘルシンキ・ミュージック・センターのオルガンを使った初のソロ・アルバム!
 同センターは2011年に開館しましたが、パイプ・オルガンの竣工には多くの費用と長い時間を要し、作曲家カイヤ・サーリアホの多額の寄付を受けて2024年元旦にお披露目の演奏会が行われました。
 オーストリアの名門リーガー社が製作した中でも2番目の規模となるオルガンは、スカンジナビア最大を誇り、更にモダン・アートのような外観、3Dプリンター技術やリサイクル可能な材料を使用した点も注目されました。
 フィンランドを代表するオルガニストで同センター・オルガン協会の会長兼芸術監督としてこの楽器を知り尽くしているヤン・レヘトラが選んだのは、フランス・オルガン音楽の伝統ジャンル「ノエル」の20世紀作品。
 アルバム冒頭のハキムはレバノン生まれ、中央のステイシー作品はウクライナの伝承曲をモチーフにしているところに「今」を感じさせます。
 





AULICUS


ALC 0150
\3800
ファイシス 交響曲第3番 アレッシオ・ミラーリア
 アレッシオ・ミラーリア
  交響曲第3番「ファイシス」
   (1)ファイシス/(2)アウェイクニング /
   (3)ランタン/(4)ジャーメ・ダラーン /
   (5)ホール・スペクトラム/
   (6)エターナル・サイクル
ヴォイス:クレイニア(トラック・3&4)
サントゥール:
 バハール・メフマニ(トラック・4)
アンビエント・ギター:
 ティム・スターンズ(トラック・3&6)
ピアノ:
 フランチェスコ・ダニョーロ(トラック・5)

 録音:ミラーリア・プロダクション・スタジオ [43'87]

 アレッシオ・ミラーリア(作・編曲):
  イタリア出身の映画・メディア音楽の作曲家、音楽プロデューサー、サウンドエンジニアで、数々の受賞歴を持つ。
  映像音楽を幅広く手掛けており、教育者としてもバークリー音楽大学などで講師を務めている。
  これまでに、ディズニーの「美女と野獣」やピクサーの「トイ・ストーリー」「バズ・ライトイヤー」などの他に、「バットマンVSスーパーマン」「オッペンハイマー」を手掛け、2018年と2020年に「アカデミー・オヴ・コンテンポラリーミュージック・アワード」を受賞している。

 前作の「オーラ」では、スピリチュアルな世界を展開させていたが、本作の「ファイシス」ではアルバムのタイトルのファイシス(自然)の世界を描いている。
 アコースティックとコンピューターを融合させて、独特のサウンドステージが展開される。前衛音楽ではないが、新しさを感じさせてくれる作品となっている。
 
 

ALC 0151
\3800

マザー・ネイチャー Vol. 2 パオロ・ヴィヴァルディ作品集
 (1)サハラ(メール・ドゥ・サーブル)/(2)カモメの飛翔/
 (3)パタゴニア/(4)オータム・サン/(5)イグアスの滝/
  (6)フラミンゴのダンス/(7)地球の奥深く/
 (8)マルモラーダ、山の光/(9)エオリア諸島の海/
 (10)サイディリアル・ヴォイド/(11)ヒマラヤ

イタリア・シネマ・オーケストラ
アルベルト・ミーナ(ヴァイオリン)
カルロ・オノーリ(チェロ)

 [42'07] 2024年11月、ナポリ・ヴィラ・ピニャテッリにてライヴ収録

 パオロ・ヴィヴァルディ(作曲・指揮):1964年、ローマ出身。ローマ・サンタチェチーリア音楽院で作曲を、テレーザ・プロカッチーニに師事。
 その後、エンニオ・モリコーネに師事してその才能を高く評価される。クラシックをベースにした、抒情的なオーケストラ音楽が特徴である。ローマ・サン・ルイ音楽大学で後進の指導にも尽力している。

 イタリア・シネマ・オーケストラ:
  映画音楽の演奏と解釈に特化したオーケストラ。
  ローマを拠点に国内外で活動している。また失われた映画音楽の、スコアの修復や復元にも力を注いでいる。
 
 アルベルト・ミーナ(ヴァイオリン):
  ローマ出身のヴァイオリニストローマ・サンタチェチーリア音楽院で、イヴォンヌ・エマニュエルに師事。サンタチェチーリア音楽院管弦楽団に22歳で入団して活躍中。室内楽・ソロ奏者として、国内外の音楽祭に参加している。

 カルロ・オノーリ(チェロ):
  イタリア・フェルモ出身のチェリスト。ペルゴレージ音楽院で6歳からチェロを学ぶ。
  カペラ・ルドヴィーツァ管弦楽団で、首席・ソロチェロ奏者を務めている。イ・カメリスティ・ディ・サンタチェチーリアのメンバーとして、室内楽でも活躍している。ナルニア・フェスティヴァル等の音楽祭で、マスタークラスの講師や演奏家として参加している。

 「『Mater Natura 1』から始まった音楽の旅を引き継ぐ作品で、音は自然の深い声と絡み合い、感情、イメージ、記憶を呼び起こす驚くべき力を持ち、母なる自然を現した、音の画集・写真集といった趣のアルバムである。
 テレビや映画のドキュメンタリーを思わせるような仕上がりで、BGMを遥かに超えた充実感がある。映画ファンやイージーリスニングのファンの方々にも是非ともお薦めしたい。
 
 

ALC 0153
\3800
フェアリーテイル
 ニールセン:2つの幻想的小品Op. 2(メルドラップ編曲)
  (1)I. ロマンス、アンダンテ・コン・ドゥオーロ/
  (2)II. ユーモレスク、アレグレット・スケルツァンド/
 ラフマニノフ: チェロソナタト短調、Op. 19
  (3)I. レント - アレグロ・モデラート/
  (4)II.アレグロ・スケルツァンド/
  (5)III.アンダンテ/(6)Ⅳ. アレグロ・モッソ
 ジャン・ワントン
  (7)ホン・ヤンの主題によるカプリッチョ
 ヤナーチェク: お伽話
  (8)I. コン・モート - アンダンテ/
  (9)II. コン・モート - アダージョ/(10)III. アレグロ
トーケ・メルドラップ(チェロ)
イン・イジャ(ピアノ)

 2025 年2 月 ファビオ・フェッリ・アビー・ロッキ・スタジオにて収録 [63'40]

 トーケ・メルドラップ(チェロ)
 デンマーク出身のチェリスト。2010 年から2020 年まで、コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者を務める。世界各国で演奏活動を行なっている。
 また、現代音楽の普及にも力を入れている。現在、デンマーク王立音楽院准教授、スヴァネケゴーデン国際チェロ・マスタークラスで芸術監督を務めている。

 イン・イジャ(ピアノ)
  中国中央音楽院、マンハッタン音楽学校で学ぶ。ヨーロッパを拠点に、ソロ・室内楽で国際的に活動している。中国中央音楽院で准教授および修士課程指導教官を務めている。
 
 収録された楽曲は、それぞれの国や地域に因んだ作品なのでアルバムタイトルの「お伽話」に相応しい。演奏は民族性や地域性を全面に出したものというよりも、洗練された2人の音楽性が窺えるものである。
 従ってあまり泥臭さやアクの強さは無いが、万人に受け入れられるスマートな仕上がりとなっている。
 特にタイトルにもなっているヤナーチェクの「お伽話」に洗練された音楽性を感じることが出来た。このような新鮮なアプローチを歓迎したい。
 
 

ALC 0154
\3800
ボリング・プロジェクト カルテット・シクスト
 クロード・ボリング(1930-2020)
  組曲第1番 フルートとジャズ・ピアノトリオ
   (1)バロック・アンド・ブルー/
   (2)センティメンターレ(3)/ジャヴァネーズ/
   (4)フガース/(5)アイルランドの婦人/
   (6)バーサタイル/(7)ヴェローチェ
  組曲第2番 フルートとジャズ・ピアノトリオ
   (8)エスピエーグル/(9)アムールズ/(10)ヴァガボンド
カルテット・シクスト:
 アンドレア・オリーヴァ(フルート)、
 アニータ・マッツァンティーニ(コントラバス)、
 アンドレア・サンタルシエーレ(ドラムス)、
 ロベルト・アロージオ(ピアノ)

 [58'53] 2025年1月 ローマ・アビー・ロッキ・スタジオにて収録

 クロード・ボリング(作曲)
 1930 年4 月10 日、フランス・カンヌ出身のジャズピアニスト・作曲家。ニース音楽院で学ぶ。100本を超えるフランス映画の音楽を作曲する。
 現在ではクロスオーヴァーな共演は珍しいものでは無いが、その先達と言える活動が知られている。ランパル(フルート)ズッカーマン(ヴァイオリン)モーリス・アンドレ(トランペット)ヨー・ヨー・マ(チェロ)他と数多く共演している。

 演奏している「シクセ・カルテット」のメンバーは全てクラシック音楽の演奏家である。音も洗練されていて、生粋のジャズファンには少し違和感を覚えるかも知れない。
 ビバップのスタイルではあるがサウンドはやはりクラシカルなので、アメリカのものとは少し異なってくる。
 しかし、ランパルとの共演のための作品なのでクラシックに寄せた演奏が相応しいと思われる。ボリングの時代も含めて演奏家たちの懐の深さを感じる好企画のアルバムである。
 
 

ALC 0155
\3800
ジョン・ダウランド(1563-1626)
 ラクリメ(7つの涙)とコンソート・ミュージック(1604)

  ダウランド:ラクリメ、または7つの涙(全曲)
   1. 古き涙/2. 新・古き涙/3. 嘆きの涙/
   4. 悲しみの涙/5. 強いられた涙/6. 愛する者の涙 /
   7. 真実の涙/8. いつも悲しむダウランド /
   9. サー・ヘンリー・アンプトンの葬送 /
   10 . ジョン・ラングトン氏のパヴァ- ヌ/
   11 . デンマーク王のガリアード/
   12. エセックス伯のガリアード/
   13. ジョン・サウチ氏のガリアード/
   14. ヘンリー・ノエル氏のガリアード/
   15. ジャイルズ・ホビー氏のガリアード/
   16. ニコラス・グリフィス氏のガリアード/
   17. トーマス・コリアー氏のガリアード/
   18. ディゴリー・パイパー船長のガリアード/
   19. バクトン氏のガリアード/
   20. ニコルス夫人のアルマンド/
   21. ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルマンド
イル・コンチェルト・デッレ・ヴィオーレ
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ・アンサンブル):
  ロベルト・ジーニ
   (トレブル、アルト、テノール)、
  パトヒ・モンテーロ(テノール、トレブル)、
  マルコ・アンジッレラ(テノール、バス)、
  テレサ・リオン(バス)、
  シルヴィア・デ・ロッソ(バス)

 [62'18] 2025年7月15、16、17日 アントニア・ポッツィ音楽学校・オーディトリウムにて収録

 イタリアのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者である、ロベルト・ジーニによって設立された古楽アンサンブル。
 16世紀から17世紀のルネッサンス・バロック期の楽曲を中心に演奏活動を行なっている。既にソロ活動や他のアンサンブルでも活躍している名手たちで構成されている。
 名手達が収録に3日をかけただけに、細部まで行き届いた仕上がりである。録音も室内の残響が過多にならず、楽器本来の響きが聴き取れて楽しめる。
 イタリアのアンサンブルらしい明快な演奏で、イギリスのアンサンブルとは少し異なる印象だが大変好感の持てるアルバムとなっている。
 
 

ALC 0157
\3800
クアンタ・ベルタ ゴンザーガ家の宮廷のリュート音楽 マッシモ・マルケーゼ(リュート)
 1. J.A.ダルツァ:タスタール・デ・コルデ/2. V.カピローラ:リチェルカーレ・プリモ/
 3. M.ダ・ラクイラ:リチェルカール No. 33/
 4. J.オケゲム:不運が私を打ちのめす(スピナチーノ編曲)/
 5. P.P.ボッローノ:ミラノ風と称されるパヴァーヌ/
 6. P.P.ボッローノ:前述のサルタッレロ/7. V.カピローラ:ラ・ヴィラネーラ/
 8. 不詳:カラータ/9. J.デ・プレ:かつて大いなる運命は(スピナチーノ編曲)/
 10. J.アルカデルト:いくばくの美しさ(ダ・ミラノ編曲)/
 11. J.リシャフォール:私の悲しみと苦悩(ダ・ミラノ編曲)/
 12. L.ダ・ヴィンチ:3番目の判じ絵(ダ・ミラノ編曲)/
 13. J.デ・プレ:ラ・ベルナルティーナ(スピナチーノ編曲)/
 14. M.カーラ:おお、私の盲目で過酷な運命よ(カピローラ編曲)/
 15. P.P.ボッローノ:歌いながら歩く漁師/16. M.ダ・ラクイラ:リチェルカーレ No. 30/
 17. J.デ・プレ:主よ、私はあなたに依り頼みました/
 18. J.デ・プレ:千々の悲しみ(ダ・ラクイラ編曲)/19. F.ダ・ミラノ:リチェルカーレ No. 33/
 20. F.ダ・ミラノ:リチェルカーレ No. 10/21. M.ダ・ラクイラ:愛しきもの/
 22. F.スピナチーノ:リチェルカーレ/23. P.P.ボッローノ:美しき花と呼ばれるサルタッレロ/
 24. P.P.ボッローノ:舞踏の終わりに奏でられるトッカータ

 [58'40] 2025 年1 月、モルサスコ城・オーロラの間にて収録

 マッシモ・マルケーゼ(リュート):
  1956 年8 月、イタリア・サヴォーナ出身のリュート・テオルボ奏者。ロンドン王立音楽院で学ぶ。ヤコブ・リンドべルイに師事。
  ナイジェル・ロジャース、フリオ・ザナーシ、エンリーコ・ガッティ、ヤコブ・リンドベルイ他の著名な音楽家と数多く共演している。
  ソロとアンサンブルで既に多くのCD をリリースしている。アレッサンドリア音楽院の教授に就任して、後進の指導にも力を注いでいる。

  ゴンザーガ家は、マントヴァを400年にわたり支配した貴族の家柄で芸術文化のパトロンであった。モンテヴェルディが宮廷楽師長を務め「オルフェオ」の初演をしたのもゴンサーガ家である。
  これはそのコレクションから選曲されたリュート曲集となる。オリジナルのリュート曲に加えて、歌曲やマドリガルから編曲された曲も含まれ史料的な価値も高い。
  録音も大変よく、古楽ファンならずとも楽しめる仕上がりで多くの方にお勧めしたい。
 
 

ALC 0158
\3800
ラフマニノフ 10の前奏曲、Op. 23
 ラフマニノフ(1873-1943):10の前奏曲、Op. 23
  (1)嬰へ短調 ラルゴ
  (2)変ロ長調 マエストーゾ
  (3)ニ短調 テンポ・ディ・メヌエット
  (4)ニ長調 アンダンテ・カンタービレ
  (5)ト短調 アラ・マルチャ
  (6)変ホ長調 アンダンテ
  (7)ハ短調 アレグロ
  (8)変イ長調 アレグロ・ヴィヴァーチェ
  (9)変ホ短調 プレスト
  (10)変ト長調 ラルゴ
ヴィタントニオ・カローリ(ピアノ)

 [40'16] 

 ティオチェザーノ・ヴァッリサ・オーディトリアムにて収録

 ヴィタントニオ・カローリ(ピアノ):
  1982年、イタリア・バーリ出身。ニコラ・ピッチンニ音楽院を首席で卒業する。アルド・チッコリーニに師事。カルロ・ヴィターレ・コンクール第1位、カザマッシマ市コンクール第1位など優秀な成績を残す。
  リッカルド・ムーティとの共演を機に、国際的な活躍をしている。19世紀のヴィルトゥオーゾ系の楽曲のドラマティックな演奏で高い評価を得ている。レスピーギやアントニオ・モリーニのアルバムが既にリリースされているので、日本でもよく知られているピアニスト。

 ヴィタントニオ・カローリは、レスピーギやアントニオ・モリーニのアルバムが既にリリースされているので、日本でもよく知られているピアニスト。
 力強いが明快さを失わない見事なラフマニノフである。ロシア系のピアニストとは異なった、何処か明るさを感じさせる演奏に惹かれる方も多いと思われる。広がりのあるサウンドステージは、ピアノファンならずともお薦めしたい。
 



<メジャー・レーベル>

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DG



4869039
\3200→\2990
“今世紀最高のリート歌手の一人”ゲルネ、待望のシューマン!
 《リーダークライス》から晩年の歌曲まで、その深奥に迫る。

《マティアス・ゲルネ / マルクス・ヒンターホイザー~シューマン:たそがれ》

 シューマン:
  1-12) リーダークライスOp.39
   (第1曲:異郷にて「稲妻の赤くきらめく彼方」/第2曲:間奏曲/第3曲:森の対話/
    第4曲:静けさ/第5曲:月の夜/第6曲:美しき異郷/第7曲:古城にて/
    第8曲:異郷にて「小川のせせらぎがきこえてくる」/第9曲:悲しみ/
    第10曲:たそがれ/第11曲:森の中で/第12曲:春の夜)、
 13-15)『「ヴィルヘルム・マイスター」に基づくリートと歌』Op.98aより
   (第6曲:孤独に身を委ねる者は/第8曲:戸口へ私はそっと忍び寄ろう/
    第4曲:涙と共にパンを食べたことのない者は)、
  16-20) メアリー・スチュアート女王の詩Op.135
   (第1曲:フランスの別れ/第2曲:息子の誕生の後に/
    第3曲:エリザベス女王へ/第4曲:この世との別れ/第5曲:祈り)
マティアス・ゲルネ(バリトン)、
マルクス・ヒンターホイザー(ピアノ)

 今世紀最高”と評されるバリトン歌手が名ピアニストと届ける魅惑の歌曲集

 【録音】2022年12月-2025年5月、ベルリン、テルデックス・スタジオ

 ●「今世紀最高のリート歌手の一人」(『ガーディアン』紙)と評されている、ドイツのバリトン歌手マティアス・ゲルネと、オーストリアの名ピアニスト、マルクス・ヒンターホイザーによるシューマンの歌曲集が発売されます。

 収録されているこの上なく美しいアイヒェンドルフ詩による歌曲集『リーダークライス』Op.39は、ドイツ音楽ロマン主義を代表する傑作です。
 シューマン晩年の深い感動を湛えた歌曲集『「ヴィルヘルム・マイスター」に基づくリートと歌』Op.98aからの抜粋、『メアリー・スチュアート女王の詩』Op.135と組み合わされています。
 ゲルネとヒンターホイザーの共演は『グラモフォン』誌に、「(バリトン歌手の)見事なフレージングのコントロール」「美しいヴェールをまとったピアノの音色…その呼吸は深い感情の泉から吸い上げられているようだ…ヒンターホイザーは一音一音ぴたりとゲルネに寄り添い、魅惑的な雰囲気を創り上げる」と絶賛されました。
 




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DECCA



4872241
〔デジスリーヴ仕様〕
\3500→\3290
“今世紀最高のソプラノ”とも評されるリセ・ダヴィッドセン、ついにヴェルディへ!
 《マクベス》から《アイーダ》まで、圧倒的な声で挑む5大オペラ。

《リセ・ダヴィッドセン~Verdi
  『マクベス』『仮面舞踏会』『運命の力』『ドン・カルロ』『アイーダ』》

 ヴェルディ:
  歌劇『マクベス』より
   1)「勝利の日に」(第1幕)、2)「ダンカン王がここにくる?」(第1幕)、3)「光は萎えて」(第2幕)、
   4)「私たちは二晩、無駄に起きていた」(第4幕)、
   5)「ここにまだ血の染みがついている」(第4幕)、
  歌劇『仮面舞踏会』より
   6) 前奏曲(第2幕)、7)「ここは、罪が死によってあがなわれる場所」(第2幕)、
   8)「あの草を摘みとって」(第2幕)、9)「私は死にましょう」(第3幕)、
  歌劇『運命の力』より
  10)「とうとう着いた―あわれみの聖母よ」(第2幕)、
  11)「天使たちの聖母」(第2幕)、
 歌劇『ドン・カルロ』より
  12)「泣かないで、友よ」(第2幕)、13)「世のむなしさを知る神」(第5幕)、
  14)「フランスよ、崇高な地よ、そう、愛しき我が若かりし日々よ!」(第5幕)、
  15) 歌劇『アイーダ』より「勝ちて帰れ」(第1幕)
リセ・ダヴィッドセン(ソプラノ)(1-5, 7-15)、
アポロ・ヴォイセズ(10, 11)、
エドワード・ガードナー(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

 人気ソプラノ歌手が極上の歌唱で偉大なオペラ作曲家のドラマティックな世界へと誘う

 【録音】2025年1月8-12日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール

 ●ノルウェーの人気ソプラノ歌手、リセ・ダヴィッドセンがヴェルディの最高傑作として名高いオペラ5作品から選ばれたアリアを歌ったアルバム『Verdi』。
 『マクベス』『仮面舞踏会』『運命の力』『ドン・カルロ』『アイーダ』と、作曲年代順に歌われるこのアルバムで、ダヴィッドセンは19世紀イタリア・オペラの頂点を探究し、ヴェルディの感情表現と劇的な展開をたどる旅へと私たちを誘ってくれます。『マクベス』の心理的な緊張感から、『アイーダ』の気高さと悲劇性に至るまで、ダヴィッドセンは自身の圧倒的な声の力と卓越した繊細な表現をヴェルディの傑作5作にもたらし、ドラマ、情熱、人間の葛藤に対するこの作曲家の比類なき才能を明らかにしています。

 ●「ダヴィッドセンのソプラノは新鮮な輝きを持ち、ストレートに伝わり、最高音域は澄み切っている。彼女は大げさになり過ぎない方法、そしてスリルを感じるほどのぎりぎりの表現方法を知っている」――『ガーディアン』紙

 ●「リセ・ダヴィッドセンは今世紀最高のソプラノなのでは?…声のコントロール、表現と音色の幅広さ、柔らかな歌声、クライマックスの瞬間での力強さと声量は自然で、最初から最後まで力みがないように感じられた」――フィオナ・マドックス(音楽評論家)

 ●「彼女の深みのある豊かなソプラノは間違いなく傑出している。音の出だしが明確で、非常に堅固でありながら、軽々とこなしているように見える」――マーク・プリンガー(音楽評論家)(2023年にヴェルディ『ドン・カルロ』のエリザベッタ役を演じたダヴィッドセンについて)
 


<LP>


DG(LP)

『AVANTGARDE VINYL SERIES』


 ★熱狂的なファンを持つDGの「アヴァンギャルド」シリーズに基づくLP第2弾 3タイトル

 ●約60年前にドイツ・グラモフォンからリリースされた、クラシック音楽の画期的な時代を辿った「アヴァンギャルド」シリーズは、当時最も先鋭的かつ大胆な音楽を紹介するものでした。
 マウリシオ・カーゲルからジョン・ケージまで、大編成のオーケストラ作品から室内楽、独奏曲、電子音楽、即興音楽に至るまで、幅広いレパートリーが含まれています。
 熱狂的なファンを持つ、この革新的なシリーズが今回の新シリーズ「AVANTGARDE VINYL SERIES」でその多くのタイトルが初めてとなるヴァイナル盤で復刻されます。さらに20世紀レパートリーを代表する数々の名録音も新たに加えられています。

 ●オリジナル・アートワークを採用し、新たにデザインされて美しく作成されたこだわりのスリーヴケース仕様。エミール・ベルリナー・スタジオにて、ライナー・マイヤールとシドニー・C.マイヤーがオリジナル・アナログテープから直接マスタリング&カッティングし、180g重量盤のヴァージン・ヴァイナルでプレスされました。
 再現された当時のライナーノーツに加えて、ロンドンのライター、ブラッドフォード・ベイリーによる新たなエッセー(英語)も掲載されています。シリアルナンバー入り、限定盤。プレミアム・パッケージ仕様。


 ●「ドイツ・グラモフォンがこれまで築いてきた高い基準をさらにその上へと押し上げる…2026年に発売される再発盤の中でも最もエキサイティングなものの一つであり、それらがどれほど重要であるのか、言葉で表現するのは不可能である」――「SOUNDOHM」
 

4868215
(LP)
\6600
《コーネリアス・カーデュー~
 コーネリアス・カーデュー:グレート・ラーニング》

  コーネリアス・カーデュー:グレート・ラーニング
   [Side A]
    1) Paragraph 2 /
   [Side B]
    1) Paragraph 7
コーネリアス・カーデュー(指揮)
スクラッチ・オーケストラ

 イギリスの前衛音楽作曲家が“芸術の普遍性を表現した”人気のアルバム

 【録音】1971年2月、ロンドン、Chappell Studios
 
 イギリスの前衛音楽作曲家コーネリアス・カーデューの『グレート・ラーニング』から「Paragraph 2 &7」が演奏されたアルバムです。
 1968年から71年にかけて発売されたドイツ・グラモフォンの「アヴァンギャルド」オリジナル・シリーズ全24タイトルの中でも特に人気があり、高く評価されました。
 カーデューはロンドンの王立音楽アカデミーでの学業を終えた後、1958年にケルンへ移り、西ドイツ放送(WDR)の電子音楽スタジオでカールハインツ・シュトゥックハウゼンの助手を務めました。
 イギリスのピアニスト、ジョン・ティルベリーは、カーデューがスクラッチ・オーケストラと『グレート・ラーニング』で目指していることは「西洋芸術の最も基本的な原則、特に芸術家を特権的な存在だとする考え方から脱却すること」で、「スクラッチ・オーケストラは芸術の、つまり生き方としての芸術の普遍性を表現するものだ」と述べています。
 1971年に録音されたこの『グレート・ラーニング』の発売は、スクラッチ・オーケストラの音世界に出会うための主要な手段であり続け、後世に残すべき遺産に対する最も重要な貢献です。
 
 

4868220
(LP)
\6600
《マウリシオ・カーゲル~マウリシオ・カーゲル:エキゾティカ》
 マウリシオ・カーゲル:エキゾティカ
  [Side A]
   1) Pt.1 /
  [Side B]
   1) Pt.2
マウリシオ・カーゲル(指揮)
ノン・ヨーロピアン・インストゥルメンタリスツ

 驚くほど時代を先取りしながらその時代をも映し出す、現代音楽作曲家の話題作

 【録音】1972年3月、ミュンヘン、Polydor-Studio

 ●アルゼンチン出身の20世紀の作曲家マウリシオ・カーゲルが1972年に作曲した、前衛的でカルト的な傑作『エキゾティカ』です。驚くほど時代を先取りしながら、1970年代初頭の文化的背景を映し出してもいる作品です。
 「ヒッピー・トレイル」が世界各地に広がるに連れて、シタール、ゴング、竹笛、ガムラン、チューンド・パーカッション(有音程打楽器)などが、ヨーロッパやアメリカのポピュラー音楽や前衛音楽に次々と取り入れられていきました。
 世界中の200種類以上の楽器を使う『エキゾティカ』は、まるで5幕からなる陽気な喜劇のように演奏されます。
 ウィリアム・シェイクスピアやサミュエル・ベケットにならい、カーゲルはユーモアを批判のための手段として巧みに用い、自らの時代の文化的な背景をありのままに映し出しています。
 
 

4868221
(LP)
\6600
《ローラント・カイン/マリーノ・ズッケリ~
 ローラント・カイン:Cybernetics III/
  ルイジ・ノーノ:コントラプント・ディアレッティコ・アラ・メンテ》

   [Side A]
    1) ローラント・カイン:Cybernetics III /
   [Side B]
   1) ルイジ・ノーノ:コントラプント・ディアレッティコ・アラ・メンテ
ローラント・カイン(Side A)、
マリーノ・ズッケリ(Side A)(磁気テープ・リアリゼーション)、
リリアーナ・ポリ(ソプラノ)(Side B)、
カディージャ・ボーウェ(Side B)、
マリサ・マッツォーニ(Side B)、
エレーナ・ヴィチーニ(Side B)、
ウンベルト・トローニ(Side B)(語り手)、
ニーノ・アントネッリーニ(指揮)
ローマRAI室内合唱団(Side B)

 電子音楽の発展に大きく貢献した、ドイツとイタリアの作曲家による画期的な作品集

 【録音】1969年10月(Side A)、1968年6月(Side B)、ミラノ、Studio di Fonologia della RAI
 
 ●ドイツ出身の現代音楽・電子音楽作曲家ローラント・カインと、イタリアの電子音楽作曲家ルイジ・ノーノの作品を収録したアルバムです。
 カインの『Cybernetics III』は、シンセシス(音響合成)、コンピュータリング、録音技術の進歩、そしてサンプラーやシーケンサーの発展を見事に先取りした作品です。
 そして、それらの技術がカインに続く世代のアーティストたちに受け入れられたことで、電子音楽の枠組みがすっかり再編されました。その結果『Cybernetics III』は、創造的な思考において大きな変革を予測した作品であったと言えるでしょう。
 ルイジ・ノーノはその生涯を通じて世間に広く知られ、高く評価された作曲家でした。戦後のセリ―音楽の中心的存在で、1950年代に頭角を現し、カールハインツ・シュトゥックハウゼン、ピエール・ブーレーズとともに「前衛音楽の三位一体」の一人となりました。
 『コントラプント・ディアレッティコ・アラ・メンテ』はノーノが国際的な学生運動やベトナム戦争の反対運動に深く関与していた1968年に、2チャンネルの磁気テープのために作曲されました。
 17世紀初頭の作曲家アドリアーノ・バンキエリによるマドリガル喜劇に基づいた作品としたノーノは、「私はバンキエリが用いた音楽的プロセスを反映しようとしました。つまり、声に焦点を当て、当時の音素材を導入し、そして特に抒情的で劇的な要素においてユーモアとパロディを目的として誇張すること…でもそれを今日の現実において」と説明しています。
 



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