STRADIVARIUS
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STR37225
(2CD)
\4700
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ショスタコーヴィッチ ピアノ曲全集 Vol. 3
「24の前奏曲とフーガ Op. 87」 |
エウジェニオ・カトーネ(ピアノ) |
CD - 1
ショスタコーヴィッチ:24の前奏曲とフーガ、Op.
87
(1)(2)前奏曲とフーガ ハ長調 ~ (25)(26)前奏曲とフーガ嬰へ長調
CD - 2
ショスタコーヴィッチ:24の前奏曲とフーガ、Op.
87
(1)(2)前奏曲とフーガ 変ホ短調 ~
(21)(22)前奏曲とフーガニ短調 |
録音:2023年2月、2025年7月 エリオス・オーディオヴィジュアル・レコーディング・スタジオ
CD-1 [73'01] CD-2 [77'59]
J.S.バッハの「平均律クラーヴィア曲集」に触発されて作曲された大曲。バッハへのオマージュでありながらショスタコーヴィッチらしい強い個性を聴くことができる。
ニコラーエワ以降その難易度の高さから録音はあまり多いとは言えないが、カトーネは単なる挑戦とは異なる練り上げられた素晴らしい演奏を披露している。
録音に大変時間をかけて取り組んでいるため完成度は非常に高いものとなっている。ダイナミックなサウンドと高い演奏技術は、ピアノの名手でもあったショスタコーヴィッチの作品に大変相応しい。
エウジェニオ・カトーネ(ピアノ):
1986年、イタリアのナポリ出身。数々の著名なピアノコンクールで優勝し、国内外で活躍している。ソロ活動だけでなく、室内楽、作曲、指揮など多角的な音楽活動を展開している。
ショスタコーヴィッチのピアノ曲全集はカトーネの最も重要なプロジェクトで、瑞々しい初期の小品から大作までを網羅していて高い評価を得ている。
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女性に宿る声 ラウラ・カトリーニ(ソプラノ) |
ラウラ・カトリーニ(ソプラノ) |
ルチアーノ・ベリオ (1)セクエンツァ III
レオナルド・マリーノ (2)雨だれ石を穿つ
アレッサンドロ・ソルビアーティ (3)誰に?
マッテオ・フランチェスキーニ (4)レ・ベケーテ
フェデリーコ・ガルデッラ (5)誰もが自らの内に一つの部屋を持っている
パオロ・マルケッティーニ (6)湖、時間、夜
ファブリツィオ・デ・ロッシ・レ (7)毒蛇
ダニエラ・ファンテーキ (8)君は何がいる?
キャシー・バーベリアン (9)ストリプソディ |
録音:2023年7月ノマーリオ・サン・バルトロメオ教会 [55'13]
全て声のみで演奏される無伴奏歌曲のアルバム。カトラーニは現代音楽のエキスパートだが、スタンダードなレパートリーでも十分に活躍できる声の持ち主である。
悪い意味でのクセは無く、声を自在にコントロールするテクニックは見事と言える。本格的な声で聴く事ができる現代音楽アルバムの登場を歓迎したい。
ラウラ・カトリーニ(ソプラノ):
1975年、イタリアのリミニ出身。ミラノ・ヴェルディ音楽院で学び、声楽と室内声楽で最優秀の成績を取得する。バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーで活躍。学生時代にベリオの「セクエンツァ
Ⅲ」の見事な歌唱で注目を集める。
また、パオロ・グラッシ演劇学校で演技を学び、身体・呼吸・声を融合させた独自の表現スタイルを確立する。
2018年よりミラノ・ヴェルディ音楽院で作曲科と声楽科の学生を対象としたワークショップの講師を務め後進の育成にも力を注いでいる。
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ジャチント・シェルシ(1905-1988)作品集Vol.10
《アイオーン》
ブラフマーの1日からの4つのエピソード(1961)
(1) I/(2) II/(3) III/(4) IV
《アイオーン》
ブラフマーの1日からの4つのエピソード(1961)
(5) V/(6) VI/(7) VII/(8) VIII
(9)《アナヒット》(1965)
(10)《アナヒット》~
ヴァイオリンとオーケストラのための(1965) |
(1)イザベラ・シェルシ財団
(2)WDR交響楽団、
ゾルタン・ペシュコー指揮
(3)イザベラ・シェルシ財団
(4)アンネッテ・ビク(Vn)
ロベルト・HP・プラッツ指揮
クラングフォルム・ウィーン |
録音:(1)-(4)1961年 (5)-(8)1985年8月12日 (9)1965年 (10)1996年WDR [67:12]
20世紀イタリアが生んだ特異な作曲家ジャチント・シェルシの作品全集第10弾。
ブーレーズらのセリエリズムによる作曲に異を唱えたスペクトル楽派の作曲家達に大きな影響を与えたシェルシは初期には12音技法で作曲していたが、後にひとつの音を徹底して聴き込むという作曲法に転じ、多くの作品を残した。
彼の作曲法はセリー素材を弟子に与えて作曲させる方法から自ら即興演奏してそれをアシスタントに採譜させる方法、電子鍵盤楽器を使った微分音に基づく方法まで多岐に渡る。
このアルバムは1960年代初頭から半ばにかけて書かれた作品が収録されており、主に一つの音と隣接する音を周回する音響の倍音の変化によって作品が構成されている。
万華鏡のように変化する音の渦が聴きどころ。ひとつの作品に対しふたつのヴァージョンが収録されているのが特色。ひとつめは電子楽器によるもの、ふたつめはオーケストラによるものであり、異なるヴァージョンの音響の違いを楽しめる。
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不確定な状態
~現代イタリアの打楽器と電子音響のための作品集~
(1)マルタ・ゲンティルッチ:《re//patterning》(2024)
(2)サラ・ネムソフ:《バグ》(2021)
(3)マウリツィオ・アツァン:《瓦礫やほこりの》(2024)
(4)スタイリャノス・ディモウ:
《Hyoidal Echoic Nexus》(2024)
(5)ジュリオ・コランジェロ:
《エクストラヴァガンツァ》(2024)
(6)チェーザレ・サルディーコ:
《数と影のメカニズム》(2024) |
ファビオ・マッキア(Perc) |
録音:2024年11月27-30日カラ・カラッチョーロ・ディ・ブリーエンツァ城 [48:55]
打楽器ソロとコンピュータで制作した電子音響による多彩な色彩の音響世界。
作曲者の生年は記載されていないが、いずれもヨーロッパ現代音楽界の明日を担う若手と思われる。打楽器のファビオ・マッキアはイタリアの気鋭のパーカッショニストで多くの現代音楽祭に招かれ活躍している。
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バッハ - コダーイ - リゲティ - ロンケッティ作品集 |
ルーカ・サンツォ(ヴィオラ) |
J.S.バッハ:パルティータ ト短調、BWV. 1013(原曲:フルート
イ短調)
(1)I. アルマンド/(2)II. クーラント/(3)III.
サラバンド/
(4)Ⅳ. ブーレー・アングレーズ
J.S.バッハ:コダーイ編曲
(5)半音階的幻想曲 ニ短調、BWV. 913(原曲:チェンバロ)
G.リゲティ:ヴィオラソナタ
(6)I. Hora lunga/(7)II. Loop/(8)III.
Facsar/(9)IV. Prestissimo consordino/
(10)V. Lamento/(11)VI. Chaconne chromatique
L.ロンケッティ:レクイエム
(12)Preludio, classico/(13)Acceso, come
fuga/(14)Ricercare, desolato |
録音:2025年3月4-6日スタジオ G & G
アルデア [67'58]
バッハと現代音楽を組み合わせたアルバムは意外に多く存在するが、ヴィオラソロでの録音は大変新しさを感じる。
オリジナルのヴィオラ作品が他の楽器より少ないことに理由があると思われるが、リゲティとロンケッティの作品をメインにしたこのアルバムはその演奏内容の充実度も含めて非常に良い仕上がりとなっている。
特にロンケッティのレクイエムは、サンツォによって世に知られたと言えるのでアルバムのラストを飾るに相応しい。録音状態もヴィオラの鳴りがよく捉えられていて、非常にお薦めである。
ルーカ・サンツォ(ヴィオラ): イタリア出身のヴィオラ奏者。ブルーノ・ジュランナに師事。ローマ歌劇場、カリアリ・リリコ劇場、コンチェルト・イタリアーノなどで首席ヴィオラ奏者を歴任。
ミケランジェロ弦楽四重奏団の創設メンバー。フレオン常任メンバー、パルコ・デッラ・ムジカ現代音楽アンサンブルのメンバーであり、多くの現代作曲家から作品を献呈され、初演やレコーディングの指名を受けている。演奏活動を続けながら、サンタ・チェチーリア音楽院でヴィオラ科の教授を務めている。
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ティランニーデ マルコ・ピペルノ(ギター)
モーリス・オアナ: (1)ティエント
ヨハン・カスパール・メルツ:
(2)エレジー
ジャン=ドミニク・クリネン(世界初録音)
(3)わがシッドの歌
ファリャ:
(4)ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌
ロドリーゴ:
(5)祈祷と踊り
モーリス・オアナ: ギター協奏曲「3つの描写」
(世界初録音)
(6)I. ファルーカの描写とカデンツァ
(7)II. セギディーリャの描写による即興
(8)III. ブレリアとティエントの描写 |
マルコ・ピペルノ(ギター)
アンドレア・セクエストロ(ピアノ)
エマヌエーレ・ピサーノ(パーカッション) |
録音:2023年5月27~29日カステリョン・デ・ラ・プラーナ [51'40]
アルバムタイトルの「ティランニーデ」とは、イタリア語やフランス語で「独裁・支配」などの意味がある。スペインの伝統音楽「カンテ・ホンド」の情動を人間の苦悩や死といった「避けられない支配(ティランニーデ)」に例えて表現したもの。ギターのシリアスな表現力を突き詰めた内容が、従来のギターアルバムとは大きく異なるものとなっている。ギター音楽の奥深さが味わえる好企画のアルバムである。
マルコ・ピペルノ(ギター): 1992年、イタリア・レッチェ出身のギタリスト。サンタ・チェチーリア音楽院、キジアーナ音楽院、ニコロ・ピッチンニ音楽院、セゴヴィア・ギター・アカデミー他で学ぶ。オスカー・ギリア、パオロ・ぺゴラーロ、アドリアーノ・デル・サル他に師事。ウィーン国際ギターコンクール、アンドレアス・セゴヴィア国際ギターコンクール他で優秀な成績を収める。自身の演奏活動に加え、各地のマスタークラスでの指導にも携わっている。
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時間からの逃避/チェロとギターのための作品集
ラダメス・ニャッタリ(1906-1988):
(1)~(3)ギターとチェロのためのソナタ(1969)
ラファエーレ・ベラフロンテ(b.1961):
(4)~(7)チェロとギターのための組曲第1番(1994)
フランチェスコ・ズガンバーティ(b.1990):
(8)~(10)《時間からの逃避》~
チェロとギターのための(2023) |
デュオ・エスクワーロ/
フランチェスカ・デ・フィリッピス(Gtr)
フランチェスコ・パレンテ(Vc) |
録音:2024年1月ニュー・メガライド・ソウルフィンガーズ・スタジオ [43:14]
チェロとギターの二重奏というありそうでなかった編成による作品集。いずれも現代音楽というよりは新しいラテン・ミュージックといった趣で熱いパッションにあふれた作品揃い。
ニャッタリは20世紀のブラジル、ベラフロンテとズガンバーティはイタリアの作曲家である。
アストル・ピアソラの血を受け継ぐチェロのすすり泣くような哀愁とギターの情熱的なリズム、雨だれのような音が美しい。
デュオ・エスクワーロは共にイタリア、ニーノ・ロータ音楽院で学んだ若手二人によって結成されたユニット。
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アクセルシオ・アントニオ・コルテス(b.1980)作品集
CD-1
(1)《アポフィス》~チェロのための奇想曲
(2)《ミケイ》~ピアノのための
(3)《金切り声》~声のための
(4)《ペレコレーシス》~ギターのための
(5)《方程式》~
コントラルトとテナー・サクソフォンのための
CD-2
(6)《歌う小鳥》~ヴィオラのための
(7)《私の物語のスペクトル》~
チェンバロとペダル・イフェクトのための
(8)《虐殺》~
コントラバス・フルートと
プログラミングされたシンセサイザーのための
(9)《ホモ・コロモソニス》~打楽器のための
(10)《名もなき声へのオマージュ》~
テルミンのための即興曲 |
(1)ウンベルト・ペドラグリオ(Vc)
(2)ジュゼッペ・ブルガレッラ(Pf)
(3)アンナ・ピロッリ(声)
(4)アレッサンドロ・ベネデテッリ(Gtr)
(5)フランチェスコ・バルバリーア(Sax)
(6)ジョエル・インペリアル(Va)
(7)アクセルシオ・アントニオ・
コルテーゼ(Cemb)
(8)マルーシャ・ブレザウシュチェク (Cb.Fl)
(9)ニーノ・エレーラ(Perc)
(10)カティア・ライネーリ(テルミン) |
録音:2022年1月~20259月 CD1 [44:55] CD2
[36:51]
アクセルシオ・アントニオ・コルテスはイタリアの中堅世代の作曲家。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で学んだ。
このアルバムは様々な楽器のためのソロ作品が収められており、現代イタリアの巨匠ルチアーノ・ベリオのライフ・ワークであったセクエンツァを意識していることは間違いない。
楽器はチェロ、ピアノ、声、ギター、サクソフォン、ヴィオラ、チェンバロ、フルート、打楽器、テルミン(!)と多岐に渡る。特に声のための作品ではベリオが歌手キャシーバーベリアンのために書いた様々な唱法を駆使した作品を想起させる。
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マルコ・モーミ(b.1978)作品集
《Almost close》~ピアノと音響変換器のための(2015)
(1)I. Polpa/(2)II. Unghia
(3)《その一歩が踏み出されることと願っている》~
弦楽四重奏とエレクトロニクスのための(2017)
(4)《失われたものたち》~
サクソフォン、打楽器とピアノのための(2018)
(5)《外に置いておきたい》~
打楽器三重奏とエレクトロニクスのための(2020) |
マルリース・デバッケル(Pf)
クァルテット・モーリス(S.Q)
トリオ・アプストラクト
ZAUM_percussion |
録音:2025年6-8月ペルージャ、イタリア [69:44]
マルコ・モーミはイタリアの中堅世代の作曲家。ハーグ、ローマ、ダルムシュタットで学んだ後、パリのIRCAMで奨学金を得て電子音楽を学び制作に励んだ。
このアルバムには様々な編成(全4曲のうち3曲に電子音響が含まれている)のための作品が収められているが、いずれも短く強い打撃音の後、その打撃音が長く引き伸ばされ静寂に溶け込んでゆくといったサウンド・イメージで一貫されて書かれている。
それはあたかも暗闇の中で強烈なフラッシュを浴びて一瞬目がくらむが次第に闇に目が慣れてゆく過程に似ている。非常にユニークな作曲家の登場である。
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パトリック・マルクラン 「無限」
ジャコモ・レオパルディへのオマージュ
(1) 詩
(2) 無限
(3) いつも愛おしい
(4) 座して見つめれば
(5) 人間を超越した静寂
(6) 無限の三重唱
(7) スフレ |
トラック1:
パトリツィア・ロ・シウト(語り)
シャンタル・ペロー(ソプラノ)
シルヴィ・ドゥギー(メゾ・ソプラノ)
エリザベート・ラニョー(メゾ・ソプラノ)
アラン・アルティノグリュ(指揮)
(6):シルヴィア・ノッパー(ソプラノ)
ミュリエル・シュヴァルツ
(メゾ・ソプラノ)
レイラ・プフィスター(メゾ・ソプラノ)
ピエール・ストラウク(指揮) |
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録音:ラ・ミューズ・アン・シルキュイ
(6)チューリッヒでのライヴ収録(フェスティヴァル・ヌオーヴァ・ムジカ) [38'39]
イタリアの偉大な詩人ジャコモ・レオパルディの「無限」をテキストに使用した無伴奏の作品。15行の短い詩の中に多種多様なテーマ、視点、キャラクターが詰め込まれている。
マルクランはこれに対応するために単一の歌い方ではなく、語りからソプラノの高音域を活かした抒情的な歌唱など声の扱いに多彩な変化を持たせている。
これにより詩の持つ「沈黙」「静寂」「無限の広がり」というテーマを表現している。現代声楽作品に興味のある方には大変お薦めである。尚、トラック・2の「無限」は、シャンタル・ペローのソロである。
パトリック・マルクラン(作曲):
1944年、パリ出身。シェーンベルクの流れを汲む緻密な現代音楽の技法を受け継ぎつつも、ドビュッシーやメシアンといったフランス音楽の伝統的な響きと抒情性を併せ持つ作風で高く評価されている。
初期はジャズギタリストとして活動していた。パリ・エコール・ノルマル音楽院でクラシックギターをアルベルト・ポンセに、和声法をアラン・ベルノーに、対位法とフーガをジャネット・ケラーに師事。
パリ国立高等音楽院でマックス・ドイチュに作曲を師事した。クラシック音楽だけでなく、演劇や映画の音楽も数多く手掛けている。ジャコモ・レオパルディは19世紀イタリアのロマン主義の詩人である。
「無限」は彼の代表作の一つである。
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プリミエール ユリア・サダウニカイテ(ピアノ) |
ユリア・サダウニカイテ(ピアノ) |
M.ラヴェル:
(1)「鏡」No. 5: 鐘の谷
O.メシアン:
(2)「幼子イエスに注ぐ20の眼差し」No.
11:聖母の初聖体
R.シューマン: ピアノソナタ第1番嬰へ短調
作品11
(3)第1楽章 Introduktion:un poco Adagio-Allegro
vivace
(4)第2楽章 Aria:Senza passione, ma espressivo
(5)第3楽章 Scherzo e Intermezzo:Allegrissimo
(6)第4楽章 Finale:Allegro un poco maestoso
カール・ヴァイン: ピアノソナタ第1番
(7)第1楽章 half note = 48
(8)第2楽章 Leggiero e legato |
録音:2025年6月デンマーク音楽アカデミー・コンサートホール [62'43]
サダウニカイテのファースト・アルバム。シューマンから現役の作曲家・ピアニストのカール・ヴァインの作品までを収めた大変意欲的なプログラムで構成されている。
ピアノをしっかりと鳴らしきるテクニックが大変素晴らしい。このアルバムを象徴するカール・ヴァインのピアノソナタは元々シドニー・ダンス・カンパニーの委嘱で作曲されたバレエ音楽であるが、強烈なエネルギーと超絶技巧が要求される。
ハードルの高さを感じさせないテクニックと豊かな色彩感がアルバム全体を支配している。次回作も大いに期待したい。
ユリア・サダウニカイテ(ピアノ)は、リトアニア出身でヴィータウス・マグヌス大学音楽アカデミー、王立スコットランド音楽院、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で学んだ。
ペーター・ランゲ他に師事。アルタ・ヴァレッタ国際ピアノコンクールでグランプリを受賞。ヴィータウス・マグヌス大学音楽アカデミーでピアノ科講師を務めている。
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ディミニューションとインタブレーション
イタリア・ルネサンスの器楽曲 |
ペーテル・セーデルベリ(8コース・リュート)
レイフ・ヘンリクソン
(テノール、バス・ヴィオール) |
(1)ファンタジア・クインタ (ジョヴァンニ・アントニオ・テルツィ)
(2)丘は緑に覆われ (ジョヴァンニ・バッサーノ)
(3)このように私の髪を (ジョヴァンニ・アントニオ・テルツィ)
(4)トッカータ・セコンダ (ジョヴァンニ・アントニオ・テルツィ)
(5)たとえ別れであっても (ジョヴァンニ・バッサーノ)
(6)たとえ別れであっても (ジローラモ・ダッラ・カーザ)
(7)ファンタジア・セコンダ (ジョヴァンニ・アントニオ・テルツィ)
(8)ある日スザンナが (ジョヴァンニ・アントニオ・テルツィ)
(9)トッカータ・プリマ (ジョヴァンニ・アントニオ・テルツィ)
(10)ある日スザンナが(ジョヴァンニ・バッサーノ)
(11)誰が天に誓うだろうか(ジョヴァンニ・アントニオ・テルツィ)
(12)丘は緑に覆われ(ジョヴァンニ・アントニオ・テルツ)ィ
(13)このように私の髪を(ジョヴァンニ・バッサーノ)
(14)ファンタジア・セスタ(ジョヴァンニ・アントニオ・テルツィ) |
録音:2022年9月、11月ストックホルム、ペトルス教会 [52'01]
アルバムタイトルは、16世紀イタリア・ルネサンス期における器楽演奏の装飾技法と編曲法のことである。パレストリーナらのマドリガーレやシャンソンといった世俗曲をリュートやヴィオラ・ダ・ガンバで演奏出来る様に編曲された楽曲が集められている。
そのため同じタイトルの曲があるが、編曲者が違うのでそれらの聴き比べが面白い。
録音メディアのない時代に、流行の楽曲を手軽に楽しむための編曲は現代に至るまで続いているが、そのルーツを楽しめる好企画のアルバムで古楽のファンや音楽史に興味のある方には特にお薦めしたい。
ペーテル・セーデルベリ(8コース・リュート):
1957年、スウェーデン・ストックホルム出身のリュート奏者。ストックホルム音楽大学、スコラ・カントルム・バジリエンシスで学ぶ。ホプキンソン・スミス他に師事。古楽からジャズ、自由即興演奏、現代音楽に至るまで幅広いジャンルで先駆的な活動を続けている。
レイフ・ヘンリクソン(テノール、バス・ヴィオール):
スウェーデン出身のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。スコラ・カントルム・バジリエンシスで学ぶ。
ジョルディ・サヴァールに師事。ヨーロッパ全域で活躍するが、現在はストックホルムに拠点を戻して室内楽を中心に演奏活動を継続している。
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STR37358
(2CD)
\4700
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《エチュード全集》~ピアノのための
フィリップ・グラス(b.1937):
CD1
第1集(第1番~第10番)
CD2
第2集(第11番~第20番) |
ユルギス・カルナヴィチュス(Pf) |
録音:2023年10月2-4日パレリシウス・スタジオ・レジデンス、リトアニア
CD1[67:37] CD2[69:48]
ミニマル・ミュージックの開祖三人衆のうちテリー・ライリー、スティーヴ・ライヒは既に90代、フィリップ・グラスも来年ついに90歳を迎える。
三人とも老いてなお、精力的に作曲活動を続けているのには驚かされる。グラスはクラシックの伝統的な形式から離れて自身のアンサンブルを組織して画廊などを主な会場として作品を発表していたが、功成り名遂げた後はオペラを量産、交響曲は現在までになんと15番まで完成させている。
ピアノのための「エチュード」はショパン以来、ピアノ作品の王道でドビュッシー、リゲティが名作を完成させているがグラスも例外ではなく、自身の創作の総決算として全20曲を完成させた。
グラスはリトアニア系ユダヤ人をルーツに持つが、ここではリトアニアを代表するピアニスト、ユルギス・カルナヴィチュスが渾身の演奏を聴かせてくれる。録音もリトアニアで行われた。
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三日月の下で
ギターのための新作と編曲集 Vol. 2 * G.スザーニ編曲 |
ジャコモ・スザーニ(ギター・作曲・編曲) |
C.ドビュッシー: 「子供の領分」より
(1)小さな羊飼い*
G.スザーニ:2つの覚え書き
(2)I. プレリュード/(3)II. トッカータ
M.ラヴェル:
(4)前奏曲、イ短調*
C.ドビュッシー :「子供の領分」より
(5)ゴリウォーグのケークウォーク*
G.スザーニ:三日月の下で
(6)I. クッキーのような雪片/(7)II.
春の風/(8)III. その細い姿を見て/
(9)IV. 青い海/(10)V. そうなる運命だった/(11)VI.
花に酔う
C.ドビュッシー:
(12)亜麻色の髪の乙女* 「前奏曲第一集より」
(13)グラドゥス・アド・パルナッスム博士*
「子供の領分」より
G.スザーニ:ソロのための組曲
(14)I. プレリュード/(15)II. アラベスク/(16)III.
間奏曲/
(17)IV. コラール/(18)V. フィナーレ |
録音: 2025年12月パドヴァ、バルコ・テアトロ
アルバムタイトルの「三日月の下で」は、ジェーン・ラインホルトによる松尾芭蕉の「奥の細道」の英訳からインスピレーションを得て作曲された。
短い小品で構成されているところが俳句らしいと言えるが、英訳からの印象なので新しい解釈として歓迎したい。
ドビュッシーとラヴェルの編曲は大変センスの良い仕上がりである。マルチな才能を活かして更なる活躍を期待したい。
ジャコモ・スザーニ(ギター・作曲・編曲)
1995年、イタリア・パドヴァ出身のギタリスト・作曲家・指揮者。ギターを、ステファノ・グランドーナ、マイケル・ルーウィン、ジュリアン・ブリームに師事。
作曲を、スティーヴン・ゴス、フランチェスコ・アントニオーニに師事。指揮を、アレッサンドロ・カダリオ、ジルベルト・セレンべに師事。ギタリストとして、多くのコンクールで優勝する。作曲家としても、ニューヨーク・レスピーギ賞を受賞している。
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H.W.ヘンツェ 「王宮の冬の音楽」
~シェイクスピアの登場人物による2つのソナタ~ |
ステファノ・グロンドーナ(ギター) |
王宮の冬の音楽 第1ソナタ
(1)リトルネッロ/(2)I.グロスター(リチャードⅢ世)/(3)リトルネッロ/
(4)II.ロミオとジュリエット/(5)リトルネッロ/(6)III.エアリアル(テンペスト)/
(7)リトルネッロ/(8)IV.オフィーリア(ハムレット)/(9)リトルネッロ/
(10)V.タッチストーン、オードリーとウィリアム(お気に召すまま)/
(11)リトルネッロ/(12)VI.オベロン(真夏の夜の夢)/(13)リトルネッロ
王宮の冬の音楽 第2ソナタ
(14)I.サー・アンドリュー・アギュチーク(十二夜)/(15)II.ボトムの夢(真夏の夜の夢)/
(16)III.狂えるマクベス夫人(マクベス)/(17)リトルネッロ |
録音:ソンドリオ県・カスティネット地区、サン・バルトロメオ教会
第1ソナ:(2)(4)(6)(8)(10)(12)2024年9月
第2ソナタ:(14)(15)(16)2023年9月
リトルネッロ:(1)(3)(5)(7)(9)(11)(13)(17)2025年7月
[77'04]
シェイクスピアの劇中の人物から着想を得た作品である「王宮の冬の音楽」は、ジュリアン・ブリームの委嘱によって作曲され、高度な技巧と豊かな色彩感でキャラクターの内面や物語が描かれている。
多くの名ギタリストによって演奏・録音がされているが、グロンドーナの演奏はその冴えた音色が見事である。現代音楽ではあるが、ギターという楽器の見通しの良い音色のおかげで曲の美しさを堪能できる好企画の1枚である。
ステファノ・グロンドーナは、1958年イタリア出身のギタリスト。セルジョ・ノターロ、オスカー・ギリア、ジュリアン・ブリーム、アンドレアス・セゴビアに師事。
数々のコンクールで入賞し、幅広いレパートリーで演奏活動を行なっている。ヴィチェンツァ音楽院、ロンドン王立音楽アカデミー、ギルドホール音楽学校などでマスタークラスを受け持ち、後進の指導にも力を入れている。
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空への郷愁 ショーソン歌曲集
7つの歌 Op. 2
1.II. 魅惑/2.VI. エベ
3つの歌 Op. 27
3.I. 時の女神
7つの歌 Op. 2
4.VII. 蜂雀
4つの歌 Op. 13
5.I. 慰め
シェイクスピアの歌 Op. 28
6.II. 愛の歌
7つの歌 Op. 2
7.V. イタリアのセレナード/8.IV. 最後の一葉
温室 Op. 24
9.V. 祈り
愛と海の詩、Op. 19
10.III. リラの花咲く頃 |
ケヴィン・ノーウッド(ヴォーカル)
シリル・アシャール(ギター・編曲) |
録音:2024年10月26-29日 モンフロック、サン・クレール教会 [46:05]
美しいショーソンの歌曲(メロディ)を、ギターとヴォーカルという非常にシンプルな編成で再構築したアルバム。クラシックの歌曲でありながら、2人のジャズミュージシャンとしての感性が遺憾なく発揮されている。
クラシックの演奏家では有り得ない即興演奏を交えた現代的なアプローチが耳に新しい。
教会の高い天井が生み出す自然で豊かな残響が大変美しく捉えられている。クラシック、ジャズの双方のファンにお薦めできるアルバムである。
ケヴィン・ノーウッド(ヴォーカル):
フランスで活躍するジャズシンガー、作詞・作曲家。元々はサックス奏者としてビッグバンドに参加していた。この活動によって即興演奏を学び、独特な歌唱スタイルを築き上げた。
2008年頃から本格的に歌手活動をスタートさせている。
シリル・アシャール(ギター・編曲):
1972年、エクサンプロヴァンス出身のギタリスト。
プログレッシブ、メタル、ジャズ・フュージョン、アコースティック・ジャズなど幅広いジャンルで活躍する。演奏活動の傍ら、音楽教育にも深く携わっている。このアルバムの編曲も全てアシャールの手によるものである。
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