クラシックCD通販ショップ「アリアCD」へようこそ
トップページへ

規約などはこちら・・・

お買い物の方法  

注文方法:
 ご希望商品のチェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
 新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、一番最後にページ下の「
注文フォームへ」のボタンをクリックして、注文フォーム・ページへ進んでいただいて、そこで注文を確定してください。
 (チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


メルマガや別サイトから直接アクセスされた方は「検索」などの窓が表示されません。どこかのタイミングで改めてこちらのページへお入りください。(別ページで開きます)

※ご確認事項※
掲載情報は公開時のもののため、時間の経過により入手不能となる場合がございます。
また、価格が変更となっている場合には、ご注文後にご連絡のうえ、ご了承いただいた時点でご注文確定となります。
なお、入手不能の場合にはご注文を承ることができませんのでご了承ください。


注文フォームへ



人気急上昇、いまやフランス最大手レーベルのひとつに
超特価セール!

仏ALPHA アルファ
総合セール その2
1CD\3300→\2490、など

~10/20(火)午前9時



 まだ若いレーベルだったのだが、しゃれたジャケット(基本的にすべてデジパック)、デンマークBKを用いた優秀録音、古楽中心のレパートリーの中にサックス四重奏を入れたり、しれっと大スターを取り込んだり、クルレンツィスやエリック・ル・サージュを大スターにしたりするなどあっというまに世界的なレーベルに成長した。
 レコ芸の新譜批評で熱心に紹介され、高評価を多数得てきたことから日本でも急に知名度が上がってきた。

 
 今回2年ぶりに大型超特価セール開催。


 今回は「その2」。

 宣伝文句じゃなく、いま世界で一番元気なレーベルはここだと思う。


 ただ、現地で完売しているものもあるかもしれないのでその際はご容赦ください。ご注文はお早めに。


 (日本語解説は一切ありません。)




Alpha250
\3300→\2490

アンナ・プロハスカ、ALPHAに!
 バックはアントニーニ指揮&イル・ジャルディーノ・アルモニコ

蛇と炎 ~クレオパトラとディドーネ、
      女たちの絶望とバロック・オペラ~

 パーセル:
  ①『ダイドーとイニーアス』~序曲とアリア(3曲)
  ②『妖精の女王』~シャコンヌ
 グラウプナー:③『ディード、カルタゴの女王』~アリア(4曲)
 サルトリオ:④『エジプトのジューリオ・チェーザレ』~アリア(2曲)
 ロック:⑤『テンペスト』~合奏曲(2曲)
 カストロヴィッラーリ:⑥『クレオパトラ』~アリア
 ヘンデル:⑦『エジプトのジューリオ・チェーザレ』~アリア
 ハッセ:⑧『捨てられたディドーネ』~アリア・『マルカントニオとクレオパトラ』~アリア
 カステッロ:⑨『先進様式によるコンチェルタンテ形式のソナタ集』~4声の第15ソナタ
 カヴァッリ:⑩『ディドーネ』~アリア
 L.ロッシ:⑪パッサカーリャ(『ボーアン写本』(1660年頃)より)
アンナ・プロハスカ(ソプラノ)
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
               (古楽器使用)
ステーファノ・バルネスキ、
マルコ・ビアンキ(vn)
パオロ・ベスキ(vc)他

 DGではプロモ映像でも暴れまわった名歌手、Alphaに!
 さりげなく注目作曲家続々、バックは何と"イル・ジャル"!

 一昨年くらいからガーディナー、"イル・ジャル”、ベルチャSQ、ヴィニツカヤ、ヴェロニク・ジャンス…と、これまでメジャーレーベルで活躍してきた大物アーティストが続々Alphaから新譜を出すようになってきていますが、まさかDeutsche Grammophonで異彩を放つプロモ映像とともに注目盤をリリースしつづけてきた桁外れの大物歌手・アンナ・プロハスカが突如現れようとは!!

 今年はつくづくAlphaサプライズが続く年ではありませんか!

 演目はごらんのとおり、かなり幅広い時代に渡る作曲家たちを続々網羅…しながら、彼女の常どおりテーマ性・メッセージ性がはっきり打ち出されたプログラム。
 「蛇」は絶世の美女たるエジプトの女王クレオパトラの死に際にまつわる、「炎」はカルタゴの女王ディドン(英ダイドー、伊ディドーネ)の末路を暗示する単語のようで、彼女たち二人の女王を扱ったオペラに焦点をあて、17~18世紀のさまざまな音楽様式を概観するプロジェクトになっています。

 そして、その意欲的な試みを幾倍にも面白くしてくれるのが...イタリアの異能古楽プレイヤー集団イル・ジャルディーノ・アルモニコとあっては、もう注目するしかなありません!
 DGでの快進撃を受けて堂々Alpha登場、秋もこのレーベルから目が離せません!




ALPHA280
\3300→\2490
エリアス弦楽四重奏団
シューマン(1810-1856):弦楽四重奏曲集

 弦楽四重奏曲 第2番 ヘ長調 Op.41-2
  1.第1楽章:Allegro vivace
  2.第2楽章:Andante, quasi variazioni
  3.第3楽章:Scherzo: Presto
  4.第4楽章:Allegro molto vivace
 弦楽四重奏曲 第3番 イ長調 Op.41-3
  5.第1楽章:Andante espressivo - Allegro molto moderato
  6.第2楽章:Assai agitato - Un poco adagio - Tempo risoluto
  7.第3楽章:Adagio molto
  8.第4楽章:Finale: Allegro molto vivace
エリアス弦楽四重奏団
【メンバー】
 サラ・ビットロホ(ヴァイオリン)
 ドナルド・グラント(ヴァイオリン)
 マーティン・セイビング(ヴィオラ)
 マリー・ビットロホ(チェロ)
 エリアス弦楽四重奏団のアンサンブル名はメンデルスゾーンのオラトリオ「エリア」のドイツ語呼称からとられたもの。
 1998年、マンチェスターのノーザン音楽大学で結成され、クリストファー・ローランド博士に師事、そのほかアルバンベルク四重奏団やジョルジュ・クルターク、アンリ・デュティユーなどにも師事し、活動を始めるやいなや世界中で高く評価されています。
 彼らは既に、ウィグモアホールでの「ベートーヴェン弦楽四重奏曲」全曲録音をリリースしていますが、今作は彼らが特別な感情を抱いているというシューマンの四重奏曲。「これらの曲には作曲家の個人的心情が反映されていて、作品の全てにニュアンスが溢れている」と語る彼らの演奏はとても魅力的です。

https://www.youtube.com/watch-time_continue=3&v=gZ-iDXJ_k94
 録音 2016年5月 ライヴ POTTON HALL, UNITED KINGDOM


Alpha282
\3300→\2490
これをピリオド楽器で聴けるとは!
 インマゼール&シュヴァリエ
  ドヴォルザーク×グリーグ×ブラームス
    ~歴史的ピアノで弾く民俗舞曲3編~


  ブラームス:①ハンガリー舞曲集 第3・4巻
               (第11~21番)
  グリーグ:②ノルウェー舞曲集 op.35
  ドヴォルザーク:③スラヴ舞曲集 第1巻 op.46
クレール・シュヴァリエ、
ヨス・ファン・インマゼール
       (歴史的ピアノ)
使用楽器:
 ベヒシュタイン1870年製オリジナル

 インマゼールの疲れを知らぬ快進撃、待望の連弾盤!

 これをピリオド楽器で聴けるとは!な名品群、続々と…

 チェンバロからフォルテピアノをへて19~20世紀の歴史的ピアノまで、それぞれの楽器にぴたりと合った弾き方で、その楽器ができた時代の息吹そのままに傑作を響かせる・・・
 稀代のピリオド系指揮者ヨス・ファン・インマゼールは、自身そうした古楽鍵盤奏者としての抜群の適性あればこそ、つまり自身のなかに「時代に合わせる」ということが理屈抜きに、身体的に身についているからこそ、ピリオド楽器オーケストラでも突き抜けた成果を発揮できるのかもしれません。
 そして、それは彼のデュオ・パートナーであるクレール・シュヴァリエも同じこと。
 サティの初期作品を19世紀のピアノで艶やかに奏で、最近ではムソルグスキーの『展覧会の絵』を、作曲当時のロシアで造られた銘器で精巧に再現、作曲家自身の脳裏に響いていた音に肉薄してみせた彼女が、インマゼールとともに四手連弾で聴かせる最新録音は、1870年製ベヒシュタイン社のピアノによる国民楽派3巨頭の傑作!

 ノルウェー、チェコ、そして二重帝国としてオーストリアと手を携えていたハンガリー...録音技術発明以前の当時、管弦楽曲を手軽に再現できる手段として好まれた連弾という「メディア」を通じ、3人の巨匠がどんな音像をイメージしながらこれらの傑作を書いたのか?が、19世紀式の並行弦による楽器を体の延長のように弾きこなす2名手によって解き明かされてゆきます。

 19世紀音楽の素顔を知る上で、この音世界は聴き逃せません!



Alpha359
(2CD)
\3300→\2490
ネルソン・ゲルナー(ピアノ)
 ショパン:ノクターン全集

<ディスク1>
 1~3. ノクターン作品9
 4~6. ノクターン 作品15
 7~8 ノクターン作品27
 9~10. ノクターン 作品32
 11~12. ノクターン 作品37
<ディスク2>
 1~2. ノクターン 作品48
 3~4. ノクターン 作品55
 5~6. ノクターン 作品62
 7. ノクターン ホ短調 作品72-1
 8. ノクターン 嬰ハ短調 遺作
 9. ノクターン ハ短調 遺作
ネルソン・ゲルナー(ピアノ)

 洗練された色彩豊かな音色で、その表現力に定評のあるネルソン・ゲルナーが今回お送りするのはショパンのノクターン全曲。
 1827年~1848年にかけて作曲されたピアノの詩人ショパンの夜想曲(ノクターン)を繊細に情熱的に高らかに歌い上げる様はまさにゲルナーの真骨頂です。



 かつてポーランドのショパン協会が主催するレーベルで、古楽器演奏の巨匠ブリュッヘン率いる18世紀オーケストラと19世紀のピアノで共演したアルバムによって世に出、新時代のショパン奏者は古楽器も弾きこなすものなのか!と世界を驚かせた名手ネルソン・ゲルナー。

 アルゼンチン出身のこの俊才、その後のZig-Zag Territoriesレーベルでの現代ピアノ初録音にはドビュッシーを選択、かねてから愛してやまなかった音響世界を絶妙の解釈へと結実させてみせました。

 その後時代を遡るようにロマン派音楽の世界を探訪してきたこの異才、ベートーヴェンでは「ハンマークラヴィーア」まで披露、その懐の深さを見せ付けました。
 そんなゲルナーが今回取り上げたのは・・・再びショパン!



Alpha387
\3300→\2490
コパチンスカヤ!待望の新譜リリース
 プーランク、ドホナーニ、バルトーク、ラヴェル
 ふたり・ふたつ
  ~ヴァイオリンとピアノ、東のほうと西のほう~

  プーランク:1-3. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
  ドホナーニ:4.ドリーブ「コッペリア」のワルツ
  バルトーク:5-6.ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番
  ラヴェル:7. ツィガーヌ
パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
ポリーナ・レシチェンコ(ピアノ)
 2015年の衝撃作『TAKE 2 ヴァイオリニストと二人で』(Alpha211)で圧倒的な芸術性をもって小学生の娘との対話を二重奏アンソロジーに翻案してアルバム化。
 続いて同レーベルでのシューベルト『死と乙女』をめぐる弦楽合奏アルバムも指揮・演奏(Alpha265)はなんとグラミー賞受賞!
 ――クラシック演奏の通念を次々と塗り替えてゆく異世界的ヴァイオリニスト、パトリツィア・コパチンスカヤ!
 待望の新譜リリースは、一見シンプルなプーランク、バルトーク、ラヴェルのソナタ的作品集ながら演奏内容は痛烈にスタイリッシュ!
 ハンガリーとフランスという、互いにまるで相容れないかと思われる東西世界の交錯から「いま」らしい音を紡ぎ出します。
 もちろんデュオ・パートナーが只者であろうはずがなく、アルゲリッチも絶賛するレシチェンコはWarnerでソロ盤もリリースしている大物ときては、期待しないわけにいきません。
 


ALPHA414
\3300→\2490
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
フォーレ(1845-1924):13の夜想曲

 1.第1番 変ホ短調 Op.33-1
 2.第2番 ロ長調 Op.33-2
 3.第3番 変イ長調 Op.33-3
 4.第4番 変ホ長調 Op.36
 5.第5番 変ロ長調 Op.37
 6.第6番 変ニ長調 Op.63
 7.第7番 嬰ハ短調 Op.74
 8.第8番 変ニ長調 Op.84-8
 9.第9番 ロ短調 Op.97
 10.第10番 ホ短調 Op.99
 11.第11番 嬰ヘ短調 Op.104-1
 12.第12番 ホ短調 Op.107
 13.第13番 ロ短調 Op.119
エリック・ル・サージュ(ピアノ)

 第1番は30歳頃、第13番は亡くなる3年前と45年以上に及ぶフォーレの創作期のほとんど全てに渡って書かれた13の夜想曲。
 フォーレ特有の流麗かつ内省的な作風の中に、ロマン派から印象派、近代音楽へと変遷する音楽語法が垣間見える記念碑的作品として知られています。
 作品は明確な調性感を持つ第1番から第5番、調性が揺らぎ始め、ユニークな和声感を伴う第6番、第7番(第8番は出版社が付けたタイトル)、孤独で厳しい音に満ちた第9番、第10番を経て、切り詰められた音で構成され、晩年の澄み切った境地が反映された第11番から第13番へと続いていきます。
 ル・サージュは1曲1曲に惜しみない愛情を注ぎ、磨き抜かれた音で、まるで万華鏡を覗いたかのような美しい響きを紡いでいきます。
 
 



Alpha416
\3300→\2490
ジャン・ラディスラフ・デュセック
 (本名ヤン・ヴァーツラフ・ドゥスィーク) (1760~1812):
  2台のピアノのための協奏曲と室内楽曲集
   ~古典派からロマン派へ、フォルテピアノの新時代~

 1-3.2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 変ロ長調 Op.63
 4-6.ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.41
 7-8.ピアノ、ヴァイオリンとホルンのための
    協奏的ノットゥルノ 変ホ長調 Op.68
1,2,3,7,8…アレクセイ・リュビモフ(フォルテピアノ)
1-6…オリガ・パシチェンコ(フォルテピアノ)
使用楽器…
 ヴァルター・モデル(1-3,7,8…リュビモフ、4-6…パシチェンコ)
 ロングマン&クレメンティ・モデル(1-3…パシチェンコ)
1-3…フィンランド・バロック・オーケストラ+メタ4(古楽器使用)
4-8…シッカ=リーサ・カーキネン=ピルク(ヴァイオリン)
4-6…リイッタ・リーサ・リスティルオマ(ヴィオラ)
    ユッカ・ラウタサロ(チェロ)
    アンナ・リンタ=ラフコ(コントラバス)
7-8…トンミ・ヒューティネン(ホルン)

 11月の来日公演でも話題のアレクセイ・リュビモフは、ゲンリフ・ネイガウスとレフ・ナウモフの門下で学んだ正統派のロシア・ピアニズムの継承者でありながら、旧ソ連にあって早くから古楽器に関心を示し、チェンバロ奏者としての活躍をへて冷戦終結後は積極的に西側諸国をまわり、自ら愛奏する作曲家たちが知っていた理想のフォルテピアノを探し求めてきた名手。
 フォルテピアノの世界ではロシア、オランダ、フランスなどを拠点に、導師のごとく多くのすぐれた門弟を育ててきたことでも有名です。その門下から颯爽と登場、いま躍進めざましくヨーロッパで最も注目を集めているフォルテピアノ奏者のひとりオリガ・パシチェンコとの理想的な連携アルバムが登場!

 J-L.デュセック(モーツァルトと同時代のウィーンで活躍したF-X.ドゥシェクとは別人)といえば、パリでマリー=アントワネットの愛顧を受け、革命期にはベルリンやロンドンにも渡りながら、すぐれた技量と桁外れの作曲センスでフォルテピアノという新型楽器(当時はまだチェンバロも根強く使われていました)の性能をよく引き出す傑作ソナタを多く書いた作曲家。いわばモーツァルトとシューベルトをつなぐミッシングリンクといってもよい存在ですが、当時の人々を熱狂させたその作品の真価は、当時の楽器の響きに立ち返ってこそわかるもの――作曲家でピアニストでもあったクレメンティが買収して伸ばした老舗鍵盤工房ロングマンの、あるいはウィーンの名工ヴァルターの残した歴史的楽器をモデルに、ポール・マクナルティとクリス・マーネという現代を代表する歴史的ピアノ復元製作家が作り上げた精巧な再現楽器から紡ぎ出される細やかな音色表現は、この種の楽器の扱いを知り尽くした二人のソリストの手によって最大限の魅力を発揮します(Pan Classicsの室内楽録音でも活躍してきた名技師フォクス=ガルのエンジニアリング)。
 当時はその音量の弱さから、協奏曲にピアノを使うのは難しいとも言われていたところ、事実上の協奏曲といってもよいピアノ五重奏曲やピアノ入りの室内楽といった曲目との聴き比べができる点も本盤の魅力のひとつで、ピアノ史の展開を生々しく体感できる良い機会となるでしょう。
 録音:2018年1月 ヘルシンキ、オラリ教会
  


ALPHA417
\3300→\2490

いまや最大注目の4人。ヴァン・カイック四重奏団
 シューベルト(1797-1828):弦楽四重奏曲 第10番&第14番「死と乙女」

 弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 D87
  1.第1楽章:ALLEGRO MODERATO
  2.第2楽章:SCHERZO. PRESTISSIMO
  3.第3楽章:ADAGIO
  4.第4楽章:ALLEGRO
 弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調「死と乙女」 D810
  5.第1楽章:ALLEGRO
  6.第2楽章:ANDANTE CON MOTO
  7.第3楽章:SCHERZO: ALLEGRO - TRIO
  8.第4楽章:PRESTO - PRESTISSIMO
ヴァン・カイック四重奏団
【メンバー】
 ニコラ・ヴァン・カイック(第1ヴァイオリン)
 シルヴァン・ファーヴル=ビュル(第2ヴァイオリン)
 エマニュエル・フランソワ(ヴィオラ)
 フランソワ・ロバン(チェロ)
 「作曲家にアプローチする時には、その作風の進化を理解するために、彼、または彼女の初期の作品に没頭するのが好きです」と語るヴァン・カイック四重奏団のメンバーたち。そのアイデアは前作のモーツァルト・アルバムでも生かされていましたが、今回はシューベルトをテーマに、一人の作曲家の成熟過程を探っています。
 収録されているのは、シューベルトが16歳の時に書いた弦楽四重奏団第10番と、早すぎる晩年である27歳の作品「死と乙女」。
 親密な家のリビングで演奏されたであろう幸せな第10番、苦難に満ちた暗さと悲痛さを持つ第14番。彼らの演奏は、全く違う雰囲気を持つ2つの作品からシューベルトが辿った時間の経過を鮮やかに浮かび上がらせています。
  録音 2018年2月 スイス、チューリヒ スイス放送協会


 こちらの動画も必見!熱いです。
 プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?v=xvp8Q_oOv7c








ALPHA427
\3300→\2490
クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮)&北ドイツ放送エルプ・フィル
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):交響曲 第5番 ニ短調 Op.47

 1.第1楽章:Moderato
 2.第2楽章:Allegretto
 3.第3楽章:Largo
 4.第4楽章:Allegro non troppo
クシシュトフ・ウルバンスキ(指揮)
北ドイツ放送エルプフィルハーモニー管弦楽団
 衝撃的かつスマートな解釈で人気を博した「春の祭典」から1年。ウルバンスキとNDRエルプフィルハーモニーの新作の登場です。
 曲は「ショスタコーヴィチ:交響曲第5番」、今や、数多くの指揮者、オーケストラが演奏する名曲をウルバンスキは新しい視点で鮮やかに演奏しています。
 「春の祭典」をヘヴィメタに例えたウルバンスキですが、ショスタコーヴィチの第5番も彼のお気に入りの作品ということで、作品の内面にまで深く踏み込み、曲の持つ表面的な明るさ、勇壮さの中に潜む悲劇的な面をあぶり出しています。

  録音 2017年12月 エルプハーモニー ハンブルク、大ホール








ALPHA439
\3300→\2490
「さあ、いとしき亡霊よ」
 フランス18世紀、カンタートからカンタティユへ

ミシェル・ピニョレ・ド・モンテクレール(1667-1737)
ルイ=ニコラ・クレランボー(1676-1749)
フィリップ・クルボワ(1705頃-1730頃に活躍)
ルイ・アントワーヌ・ルフェビュール(1700頃-1763)

 1.ルフェビュール:さあ、いとしき亡霊よ(カンタティユ「思い残し」より)
 2-5.モンテクレール:カンタータ「羊飼いの少女」
 6.モンテクレール:嘆きのやりとり
 7.クルボワ:あなたは目覚めない(カンタータ「アリアーヌ」より)
 8.ルフェビュール:静寂から現れる星(カンタティユ「曙は立ちのぼる」より)
 9-12.ルフェビュール:カンタティユ「アンドロメード」
 13.クレランボー:シンフォニア IVa
 14-21.クレランボー:カンタータ「レアンドルとエロー」
 22.クレランボー:シンフォニア II「幸福」(一部抜粋)
 23-28.モンテクレール:カンタータ「寛大なる苦悩」
エヴァ・ザイシク(メゾソプラノ)
ル・コンソート(古楽器使用)
 テオティム・ラングロワ・ド・スヴァルト、
 ソフィー・ド・バルドネーシュ(ヴァイオリン)
 ルイーズ・ピエラール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ジュスタン・テイラー(チェンバロ、オルガン)
 アンナ・ベッソン(フラウト・トラヴェルソ)
 リュシル・ブーランジェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ティボー・ルーセル(テオルボ)

 ブリュッヘ(ブルージュ)の国際古楽コンクールでの入賞を経て、注目すべき録音活動を進めているチェンバロ奏者ジュスタン・テイラーが、頼れる音楽仲間たちと結成した古楽アンサンブル「ル・コンソート」のAlphaデビュー録音。
 フランス18世紀の、意外に録音がされないカンタティユ(小カンタータ)という分野に注目しながら、その前史ともいえる比較的大規模なカンタート(フランス語カンタータ)も多数収録した充実企画です。
 独唱はル・ポエム・アルモニークやクリストフ・ルセのレ・タラン・リリークで実績をあげつつある才人ザイシク……しかし器楽陣にもジャン・ロンドーとの共演が注目されるアンナ・ベッソンやピグマリオンの低音陣を支えるリュシル・ブーランジェなど見逃せない逸材が続々。Alphaの真骨頂、フランス最前線の古楽シーンの活況をじっくり味わいたい1枚です。
 録音:2018年6月 サン=ミシェル=アン=ティエラルシュ大修道院(フランス東北部)


Alpha471
\3300→\2490
NCAの好企画、ALPHAで継続!
 マルティン・ハーゼルベック指揮&ウィーン・アカデミー管

  リスト:
シューベルト作品管弦楽編曲
   ①騎士の行進曲
     (『二つの個性的な行進曲』D.888より)
   ②葬送行進曲(『六つの大行進曲』D819/op.40より)
   ③ハンガリー風行進曲(『ハンガリー風ディヴェルティスマン』D818/op.54より)
   ④ 『さすらい人幻想曲』D760/op.15~ ピアノと管弦楽のための

  ~リスト自身による作品~
   ⑤二つの葬送頌歌 S.112(死者たち/夜)
   ⑥風にはためく王の旗 ~十字架讃歌 S.185 (世界初録音)
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
           (古楽器使用)
ゴットリープ・ヴァリシュ
 (フォルテピアノ/
   J.B.シュトライヒャー1851年製オリジナル)

 NCAでの名企画に、なんとAlphaでさらなる続編が!!
 管弦楽家リストを、当時の楽器・奏法・音響環境で...

 ロト&レ・シエクル、クルレンツィス&ムジカエテルナ、あるいはインマゼール、ヘレヴェッヘら巨匠勢…時代考証型の演奏で後期ロマン派以降の音楽に迫ろうとするオーケストラや指揮者が増えつつある近年ですが、使用楽器への徹底したこだわりだけでなく、オーケストラの規模や演奏会場の音響環境にまで意識を向けて活動しているハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管の快進撃は、19世紀半ばにオーケストラ音楽の概念を静かに塗り替えていったひとりであるリスト作品の演奏解釈において、地に足の着いたポテンシャルの高い演奏を通じ、圧倒的な成果をあげました。
 完全解説訳付で相次いで日本発売されたNCAレーベルの名盤群に続き、なんと彼らは(第1弾録音がレコ芸準特選に輝いたベートーヴェン交響曲集に続き)Alphaでこのプロジェクトを継続!
 シューベルト作品の編曲、とくに「さすらい人幻想曲」の驚くべき協奏的編曲を中軸に据えたこの新録音で、「交響詩以外」のリストの音世界へと迫ります。
 演奏会場は、リストが音楽監督として指揮をしていたヴァイマール宮廷楽団と同じ員数、その演奏会場だった宮廷劇場と同じ音響環境にあわせたというライディング(リストの生地!)のリスト・センター音楽堂での収録。解説訳付、お見逃しなく!




 ALPHA479
\3300→\2490*

ハーゼルベック指揮&ウィーン・アカデミー管
『リサウンド・ベートーヴェン 第8集』
 ベートーヴェン(1770~1827):交響曲 第5番、第6番 『田園』

  1-4) 交響曲 第5番 ハ短調 作品67
  5-8) 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 『田園』

 マルティン・ハーゼルベック指揮
 ウィーン・アカデミー管弦楽団(古楽器使用)
  【弦編成】
   第5番:7/7/5/4/3 第6番:8/7/5/5/4

 録音:2018年11月、2019年7月 ウィーン、ニーダーエスターライヒ宮殿 ニーダーエスターライヒ州議事堂 

 【ウィーンの歴史的会場で聴く「初演時の響き」、ついにこの2大傑作へ!】
 楽聖ベートーヴェンの活躍地ウィーンを拠点に、作曲家生前の楽器と奏法を徹底して採用するのみならず、初演時ないしその同時代の音響環境を今に残している会場で演奏することによって、作曲者の同時代人たちを驚かせたオリジナルの響きに立ち返る――マルティン・ハーゼルベック率いるウィーン・アカデミー管弦楽団によるAlphaレーベルでのReSound Beethovenシリーズも、ついに佳境へ。
 作曲家生誕250周年を記念するがごとく、1808年の伝説的演奏会でともに初演された第5・6交響曲の真相に迫ります。

 「傑作の森」と呼ばれるほど名曲が多いベートーヴェン中期の作品のなかでも、とりわけ注目すべきは1808年の冬、アン・デア・ウィーン劇場で同夜に相次いで初演された二つの交響曲でしょう。
 当の歴史的演奏会は練習時間の不足もあって大失敗だったそうですが、作品の魅力に人々が気づくのにはその後そう時間はかかりませんでした。
 ハーゼルベックは200年の歴史で改装も相次ぎ当時とは姿を変えてしまった"因縁の会場"アン・デア・ウィーン劇場を避け、当時から現存するニーダーエスターライヒ宮殿で少数精鋭の演奏編成を率い、作曲家の雪辱を果たさんと本盤の収録に臨みました。作曲家・指揮者・演奏陣とともに2大傑作の誕生を追体験するスリリングな古楽器演奏、記念年ならではのリリースから目が離せません!




ALPHA548
\3300→\2490*
パーヴォ・ヤルヴィ (指揮)
 オリヴィエ・メシアン(1908-1992):

 1.輝ける墓 (1939)
 2.忘れられた捧げもの-交響的瞑想 (1930)
  十字架-罪-聖体
 3.ほほえみ (1989)
 4-7.キリストの昇天-4つの交響的瞑想 (1932/33)
  4.I 自らの栄光を父なる神に求めるキリストの威厳
  5.II 天国を希求める魂の清らかなアレルヤ
  6.III トランペットによるアレルヤ、シンバルによるアレルヤ
  7.IV 父の御許へ帰るキリストの祈り
パーヴォ・ヤルヴィ (指揮)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団

 【トーンハレ管の新シェフ、パーヴォ・ヤルヴィとの初録音がALPHAより登場!絢爛豪華なメシアン!】
  2019年10月より、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団の首席指揮者兼音楽監督に就任するパーヴォ・ヤルヴィ。
 これに先駆けて、メシアンの初期及び晩年の管弦楽作品を取り上げた公演が行われ、そのライヴ・アルバムがALPHAより登場しました。
 会場は、現在大規模な改修が行われているトーンハレに代わる代用ホールでありながら、響きも、古い工場を改装した造りも大きな評判となっているトーンハレ・マーグ。
 ヤルヴィは自らが慣れ親しみ、唯一無二の個性を持つメシアンの作品でトーンハレとの共同作業を始めることを素晴らしいアイデアと確信した、と語っています。

 収録作品の中ではメインと言える「キリストの昇天」をはじめ第二次大戦前の作品が多く占められており、初期作品ならではの、大規模な管弦楽による色彩豊かで輝かしい音響が聴かれますが、ここではトーンハレならではの繊細な技巧と、意外なほどのブリリアントなサウンドを楽しむことが出来ます。

 録音:
  2019年1月、4月、トーンハレ・マーグ、チューリヒ (ライヴ…3を除く)
  2019年1月、トーンハレ・マーグ、チューリヒ (セッション…3)

 解説:オリヴィエ・メシアン
      インガ・メイ・グロート
 
 .


ALPHA555
\3300→\2490
ヘルムヒェン/マンゼ (指揮)&ベルリン・ドイツ響
 ベートーヴェン(1770-1827):
  1-3.ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.41
  4-6.ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.73 「皇帝」
マルティン・ヘルムヒェン (ピアノ)
アンドルー・マンゼ (指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 
 【ドイツ・ピアノの貴公子と英国古楽界の雄が、ベートーヴェンの大曲で出会う】
 1982年、ベルリン生まれのヘルムヒェンが、生まれ故郷で録音したベートーヴェンの協奏曲。「皇帝」を含む嬉しい選曲です。
 共演は、ヴァイオリニストとして1990年代以降の古楽ブームを牽引した重要人物の一人で、近年は指揮者としてモダン・オーケストラも広く手掛けている英国のマンゼ。オーケストラは地元のベルリン・ドイツ交響楽団となっています。

 母国ドイツの音楽をメイン・レパートリーに据えながらも重心は低過ぎず、端正な美しさを引き出す技能に長けたヘルムヒェンと、シャープで伸びやかな表現が魅力であるマンゼとはぴったりとかみ合っており、作品の雄大さを存分に感じさせながらも決して重苦しくなく、瑞々しい魅力にあふれたベートーヴェンを聴かせてくれます。
 ロングトーンの切り方やアクセントなどにピリオド解釈の影響も感じられ、これも良いスパイスといえるでしょう。

 録音:
  2018年10月、テルデックス・スタジオ、ベルリン (1-3)
  2019年5月、ベルリン・フィルハーモニー (4-6)



 ALPHA573
\3300→\2490
20世紀初頭フランスの女性作曲家による
 フルートとピアノのための作品集
ジュリエット・ユレル(フルート)
エレーヌ・クヴェール(ピアノ)
  メル・ボニ(1858-1937):ソナタ
   1 I. ANDANTINO CON MOTO/2 II. SCHERZO-VIVACE/
   3 III. ADAGIO/4 IV. FINALE-MODERATO
  リリー・ブーランジェ(1893-1918):
   5 夜想曲/6 春の朝に
  クレマンス・ド・グランヴァル(1828-1907):組曲
   7 I. PRELUDE/8 II. SCHERZO/9 III. MENUET/10 IV. ROMANCE/11 V. FINAL
  メル・ボニ:
   12 小品 OP.189/13 スケルツオ(フィナーレ) OP.POSTHUME 187
  セシル・シャミナード(1857-1944):
   14 星のセレナード Op.142
  オーギュスタ・オルメス(1847-1903):3つの小品
   1 5 I. シャンソン1/6 II. 月の光1/7 III. ジーグ

 録音:ウエストフェスト教会、スキーダム、オランダ

 【困難な時代に生きた女性作曲家たちへのトリビュート】
 女性が芸術家として生活することが難しかった20世紀初頭。社会の逆風にさらされながらも音楽に生涯を捧げた、フランスの女流作曲家たちの作品を集めたアルバム。ロッテルダム・フィルの首席奏者として活躍するユレルと盟友クヴェールが、先人たちに敬意と共感を持って作品に寄り添っています。
 収録曲は短いもので2分弱、長くても5分台といういずれも短いものですが、フルートとピアノの美しい音色が生きた特徴的な作品ばかり。
 印象派からベル・エポック、そしてヨーロッパを席巻したワグネリズムの影響も感じさせるたいへん興味深いものです。
 

 



 ALPHA581
\3300→\2490

 

 

 


『PARADISE LOST ~失楽園』
 様々な地域と時代における、楽園と追放の歌


 《楽園の朝》
  1.モーリス・ラヴェル:楽園の美しい3羽の鳥『3つの歌』 M.69 より
  2.レナード・バーンスタイン:シルエット(ガリリー) レバノン民謡による
  3.オリヴィエ・メシアン:こんにちは お前 緑の鳩よ『ハラウィ』より
 《イヴの目覚め》
  4.ガブリエル・フォーレ:楽園『イヴの歌』 Op.95 より
  5.クロード・ドビュッシー:まぼろし L.53
  6.ダニエル=ルシュール:アダムがイヴに言ったこと『陽の光のように明らか』 より
 《理想郷/田園の牧歌》
  7.イーゴリ・ストラヴィンスキー:パストラーレ
  8.フーゴー・ヴォルフ:お澄まし娘『ゲーテ歌曲集』より
  9.フーゴー・ヴォルフ:心変わりした娘『ゲーテ歌曲集』より
 《火遊び/イヴと悪/人間の堕落》
  10.ヨハネス・ブラームス:サラマンドラ『5つの歌曲』 Op.107 より
  11.アリベルト・ライマン:リンゴをちょうだい『子供の歌』 より
  12.ベンジャミン・ブリテン:毒のある木
  13.ハンス・プフィッツナー:ローズはリンゴをかじった『古い歌』 Op.33 より
  14.モーリス・ラヴェル:火のエール『子供と魔法』 M.71 より
 《追放/出立/思い出》                   
  15.セルゲイ・ラフマニノフ:おおい!『6つのロマンス』 Op.38 より
  16.チャールズ・アイヴズ:夕暮れ『114の歌』 より
  17.ヘンリー・パーセル:眠れ、アダムよ、眠れ Z195
  18.フランツ・シューベルト:消失 D.807
  19.フランツ・シューベルト:夕べの星 D.806
  20.ロベルト・シューマン:今や輝く黄昏が暮れる『楽園とペリ』 Op.50 第三部より
  21.ロベルト・シューマン:待ってくれ、荒くれ船乗りさん!『リーダークライス』 Op.24
 《地上の暮らし》
  22.ハンス・アイスラー:毎朝パンを得るために『ハリウッド・エレジー』 より
  23.ハンス・アイスラー:この街は私に教えてくれた『ハリウッド・エレジー』 より
  24.グスタフ・マーラー:浮世の生活『子供の不思議な角笛』 より
  25.ジョージ・クラム:風のエレジー『3つの初期の歌』 より

 アンナ・プロハスカ (ソプラノ)、ジュリアス・ドレイク (ピアノ)

 【プロハスカが描く、楽園と追放の物語】
 特に近・現代音楽の解釈と歌唱で高い評価を得ながら、持ち前の高い感性で古楽の世界にまで鋭く切り込むアンナ・プロハスカが描く『失楽園』。
 楽園でのアダムとイヴ、その堕落と追放の物語、あるいはそれに触発された歌曲を収録しています。
 ロマン派から近代、そして20世紀に至る各時代から独自の選曲を行っており、歌詞も仏・独・英・露と4ヵ国語に及ぶもの。
 圧倒的な充実度で、プロハスカの企画力、歌唱力、言語力と、現在の彼女が持てる実力が余すところなく発揮された、聴き応え十分のアルバムです。
  録音:2019年7月 バイエルン放送スタジオ2、ミュンヘン 
 


 ALPHA583
\3300→\2490
『HARMONIEUSES DISSONANCES』
 エリック・モンタルベッティ(1968-): 室内楽作品集

  テツラフ、グリマル、永野英樹 ほか
   1.Lied des Dankes fur das Leben in Freundschaft
     ヴァイオリンとピアノのための二重奏 「友情あふれる人生への感謝の歌」
   2-4.Hommage a Matisse
     クラリネットと女声のための3つのヴォカリーズ 「マティスを讃えて」
   5-7.ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重奏曲
   8.Harmonieuses dissonances 
     弦楽四重奏のための 「調和する不協和音」
 クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)、アレクサンドル・ヴォロンツォフ(ピアノ) -1
 デルフィーネ・ハイダン (メゾ・ソプラノ)、ピエール・ジェニソン(クラリネット) -2-4
 ヘサン・カン(ヴァイオリン)、エリック=マリア・クテュリエ(チェロ)、永野英樹(ピアノ) -5-7
 レ・ディソナンス弦楽四重奏団 -8
 ダヴィッド・グリマル、ステファン・シモンカ=オプリタ (ヴァイオリン) 
 ダヴィッド・ガイヤール (ヴィオラ)、グザヴィエ・フィリップ (チェロ)

 録音:2019年6月-2020年1月

 【テツラフ、グリマル、永野英樹ほか豪華メンバー集結!モンタルベッティ作品集第2弾】
 その管弦楽作品が山田和樹や板倉康明によって演奏されている、フランスの作曲家モンタルベッティ。ソロ作品集(ALPHA263)に続くアルバム第2弾が登場です。
 パパヴラミやゲリエ参加の前作も豪華でしたが、今回も名手テツラフや、永野英樹ほかアンサンブル・アンテルコンタンポランのメンバーによるトリオをはじめ、指揮者無しの見事な「春の祭典」ライヴ映像をWEBに公開して世間を騒然とさせた、グリマル率いるオーケストラ"レ・ディソナンス"のメンバーによる弦楽四重奏など、素晴らしいアーティストが参加しています。
 アルバムのタイトル"HARMONIEUSES DISSONANCES"は収録の弦楽四重奏曲の曲名でもありますが、「調和する(心地よい響きの)不協和音」といった意味で、これはモンタルベッティの作風そのものを表している言葉といえます。不協和音や音の跳躍を随所に用いた前衛的な作風ながらも、どの作品も音楽そのものがたいへん魅力的に響くことに驚かされます。
 



 ALPHA585
\3300→\2490*
ケルンWDR交響楽団チェンバー・プレイヤーズ
ベートーヴェン(1770-1827):
 弦楽五重奏曲、弦楽五重奏曲 、フーガ

  1-4.弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.29
  5-8.弦楽五重奏曲 ハ短調 Op.104
  9.フーガ ニ長調 Op.137
ケルンWDR交響楽団チェンバー・プレイヤーズ
 イェ・ウー(第1ヴァイオリン)
 クリスティアン=パウル・スヴァイアラ(第2ヴァイオリン)
 ミッシャ・ファイファー(ヴィオラ/第1-1-4、第2-5-9)
 トマシュ・ノイゲバウアー(ヴィオラ/第2-1-4、第1-5-9)
 スザンネ・アイヒミュラー(チェロ)

 録音:2019年8月、ケルン・フィルハーモニー

 【ケルンWDR放送響とALPHAレーベルのコラボレーション第1弾】
 ケルンWDR放送響のメンバーにより様々なアンサンブルのアルバムをリリースする企画の第一弾。
 2017年にPentatoneレーベルからリリースしたブラームスが好評を博した弦楽五重奏のメンバー(第2ヴァイオリンのみ入れ替え)による、ベートーヴェンが登場です。
 まだ若々しさを残す1801年作曲のOp.29と、手法も曲想もたいへん充実した1817年作曲のダイナミックなOp.104、同じ年に書かれごく短い曲の中に複雑な技法を盛り込んだフーガOp.137を収録。
 経験豊富なメンバーならではの深い譜読みとしなやかで力強いアンサンブルが、作品の魅力を十二分に伝える快演です。

 


 ALPHA591
\3300→\2490
2015年ベートーヴェン・コンクールの覇者ゴリーニ
ベートーヴェン(1770-1827):
 ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 Op.106 「ハンマークラヴィーア」、
 第32番 ハ短調 Op.111

  1-4.ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調 Op.106 「ハンマークラヴィーア」
  5-6.ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111
フィリッポ・ゴリーニ(ピアノ)

 録音:2019年8月 ベートーヴェン・ハウス、ボン、ドイツ

 【2015年ベートーヴェン・コンクールの覇者ゴリーニ第2弾】
 イタリアに生まれアルフレート・ブレンデルに師事し、2015年ボン・ベートーヴェン国際コンクールで第1位と聴衆賞を獲得したフィリッポ・ゴリーニ。
 その後発売されたファースト・アルバムでは大胆にも『ディアベリ変奏曲』を演目に選び(ALPHA296)、ディアパソン誌、BBC、ル・モンドでいずれも高い評価を得ました。
 満を持して発売となった第二弾は「ハンマークラヴィーア」とベートーヴェン最後のソナタ。現在20代前半のゴリーニにとって、ベートーヴェンは人生の逆境に立ち向かう勇敢さを象徴するもので、深く心を揺すぶられる存在だといい、後半のピアノ・ソナタにはそういった物語を特に感じるとのこと。その強い思いが、若さと力強さが漲る力演を生みました。
 


 ALPHA592
\3300→\2490
アレクサンドル・ブロック (指揮)&リール国立管
 マーラー: 交響曲第7番 ホ短調 「夜の歌」
アレクサンドル・ブロック (指揮)
リール国立管弦楽団

 録音: 2019年 リール新世紀音楽堂、フランス

 【フランス音楽の旗手が聴かせる、滑らかで奥深い新マーラー像】
 前作のラヴェル&アタイール(ALPHA562)で管弦楽をぐいぐいと引っ張り、色彩感と重量感の溢れる演奏を聴かせてくれたアレクサンドル・ブロックが、なんとマーラーをリリース。しかも、純器楽交響曲では最も難曲と言える第7番です。
 その演奏は余計な力みを排除したもので、技術的曲想的に困難な箇所も意外なほど滑らかに聴かせています。
 2つの「夜の歌」のしっとりとした味わいや、ともすると力任せになりがちな金管群の美しさなど、これまでにないマーラー像を展開するたいへん興味深い一枚です。


Alpha603
\3300→\2490
フォーレ:ピアノ連弾のための作品、
 フルートのための作品、ピアノ三重奏曲
  ~ピアノを伴う室内楽曲 Vol.4~

ガブリエル・フォーレ(1845~1924):
 ①ドリー op.56 ~ピアノ連弾のための
 ②マスクとベルガマスクop.112 ~ピアノ連弾のための
 ③バイロイトの追憶 ~ピアノ連弾のための
 ④フルートとピアノのための幻想曲 op.79*
 ⑤フルートとピアノのための課題小品*
 ⑥シシリエンヌ op.78~フルートとピアノによる*
 ⑦ ピアノ三重奏曲op.120***
 ⑧夢のあと ~チェロとピアノによる**
 ⑨シシリエンヌop.78~チェロとピアノによる **
エリック・ル・サージュ、
アレクサンドル・タロー(ピアノ)
エマニュエル・パユ(フルート)*
フランソワ・サルク(チェロ)**
ピエール・コロンベ(ヴァイオリン)&
ラファエル・メルラン(チェロ)***
 待望の大好評シリーズ第4弾は、なんとアレクサンドル・タローが連弾パートナー!!
 フォーレ演奏史にかくじつに残るであろう「ドリー」他の連弾作品の新録音もさることながらパユのフルートやサルクのチェロまで。晩期の傑作トリオの収録も嬉しく、今回も解説充実度大!見過ごせない新譜が続くAlpha ですが、古楽器録音(また近日新録音をご案内予定!)もさることながら、やはり最近ではエリック・ル・サージュの活躍ぶりが目立つところ――
 シリーズ既存3作は一昨年からのリリースで相次いで大好評、このフランス随一のピアニストが、知性あふれる作品解釈と、同じフランス人としての限りない共感を注ぎ込んで録音しつづけるフォーレ室内楽曲集、最新リリースが登場いたします!まだサンプル未着ながら、なにしろ嬉しいのはその演奏陣――今回のテーマはおもに「連弾」「フルート」「ピアノ三重奏曲」なのですが、最初の連弾作品群にはなんと、harmonia mundi france やVirgin に名盤あまた、フランス近代作品とその直系の祖先であるフランス・バロック作品のピアノ解釈で絶大な支持を集めるアレクサンドル・タローが共演!ただ繊細なだけではない、フォーレの緻密で多角的な側面をかいまみせる「ドリー」や「マスクとベルガマスク」などをはじめ、若き日のワーグナーへの傾倒ぶりをしめす「バイロイトの追憶」など、じっくり向き合いたい傑作がこの現代フランス最高峰の俊才たちのピアニズムで聴けるというのだけでも、本盤は充分以上に価値があるというものです。
 フルート作品は、フォーレが同時代の名手タファネルとの出会いから書くようになった音楽――名曲「シシリエンヌ」の、あの印象的なピアノ・パートをル・サージュほどの大物が弾くというのも陶然となるような話ではありますが、フルート・パートには長年の朋友であるパユが参加...というのもドキドキするような贅沢な話ではありませんか。
 そのほかにも近年活躍めざましいフランソワ・サルクによるチェロ小品も、フォーレが晩年の衰えゆく肉体に抗いながら見出した新境地の結実である傑作「ピアノ三重奏曲」も、ル・サージュの的確な解釈でどう再現されてゆくのかが楽しみでなりません。



Alpha607
\3300→\2490
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
ベートーヴェン 最後の三つのソナタ
 ピアノ・ソナタ第30・31・32 番

  1. ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 op.109
  2. ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 op.110
  3. ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 op.111
エリック・ル・サージュ(ピアノ)

 2014年後半の瞠目新譜!
 シューマン→フォーレと「かゆいところ」を突いてきたエリック・ル・サージュが、今度はベートーヴェンに、それも最後のソナタから録音しはじめる...来日公演ファンも、必聴!

 それは20 世紀末のこと、フランスに何度目かの古楽旋風が吹き荒れていたころフランスに古楽系インディペンデントとして誕生したAlpha レーベルは、そのフェティッシュかつ抜かりのない音盤制作哲学によって意識の高い音盤ファンを魅了、またたくまのうちに欧州中で話題をふりまき「小規模レーベルの革新」とまで言われるようになりました。日本でも2006 年に『エスクァイア』誌がそのブームの秘訣を大きくとりあげています。
 古楽ブームが21 世紀初頭にまで続く重要な足がかりをつくった彼らはしかし、同じ2006 年のうちに思いがけない冒険へと乗り出しましたほぼ古楽器録音専門でやってきた彼らが突如、フランスでもとくにきわだった活躍をみせていた「現代ピアノの」弾き手を、それも、まさしく現代楽器のスタインウェイによる演奏をフィーチャーし、シューマンのピアノ曲とピアノを使った室内楽の全曲録音へと乗り出したのです!
 日本でも「管楽器の王国フランス」を強く印象づける管楽合奏グループ、レ・ヴァン・フランセのピアニストとして広く知られていた俊英、エリック・ル・サージュとともに...やがて時は過ぎ2010 年、彼らは11 タイトルにおよぶシューマン全集に次ぐプロジェクトとして、フランス随一の作曲家フォーレに着目、やはり同じようにピアノを用いた室内楽作品と連弾作品をすべてとりあげるという、これもまたCD アルバム5タイトルにわたる企画に着手、これは昨年末にリリースされ『レコード芸術』誌でも準特選に輝いた、ベルリン・フィル首席の樫本大進とのデュオによるヴァイオリン・ソナタ集(Alpha604)をもって締めくくられています(彼らは来年2 月、フォーレのソナタを含むフランスもののプログラムをひっさげてデュオで来日予定)。

 この10 年ほどのあいだに、ル・サージュの音楽性にはますます磨きがかかり、度重なるレ・ヴァン・フランセの来日時にもしばしば単独リサイタルを敢行、ベートーヴェンやシューマンなどドイツものを中心とした演目で話題を呼びつづけてきました。そして2014年のいま、彼らが新たに録音企画に臨むのがなんと、ベートーヴェン最後の三つのソナタとは!
 ル・サージュは近年の来日公演でもたびたびベートーヴェン作品をプログラムにとりあげ(とくに、今年6 月のリサイタルではまさにソナタ第30 番がプログラムに組み込まれていました)、ドイツ=オーストリア系作品の解釈への適性はシューマンの録音とともにシーンに織り込み済みのところ、ますますの注目を集める企画となりそうです




 ALPHA623
\3300→\2490
シューベルト: 八重奏曲
 1.メルラン: パサージュ・エクレール Passage Eclair
 2-7.シューベルト: 八重奏曲 ヘ長調 D.803
ピエール・フシュヌレ、
岡田修一 (ヴァイオリン)、
マルク・デスモン(ヴィオラ)、
ヤン・レヴィオノワ(チェロ)、
ヤン・デュボスト(コントラバス)、
ニコラ・バルデイルー(クラリネット)、
ジュリアン・アルディ(バソン)、
ダヴィド・ゲリエ(ホルン)

 録音:2018年4月 サントメール音楽堂、フランス

 【フランスの若き俊英が集結!強力メンバーによるオクテット】
 フランスを中心とした、程よい広さと優れた音響で室内楽を楽しむ劇場のネットワーク、ラ・ベル・セゾンとAlphaによる共同企画。
 ル・サージュによるB Recordsレーベルのブラームス・プロジェクトで妙技を聴かせ、昨年はヴァイオリン・ソナタ(LBM020)もリリースしたフシュヌレを中心に、ボルドーに生まれ、B Recordsで活躍のほかMIRALEレーベルでもソロを発売しているヴァイオリンの岡田修一、来日経験もあるチェロのレヴォノワ、フランス放送フィル首席クラリネット奏者でラ・フォル・ジュルネでも来日、日本での人気も安定しているバルデイルー、やはりフランス放送フィルのバソンの名手アルディ、トランペットとホルンの二足のわらじを巧みにこなすゲリエなどが参加。
 ラ・ベル・メゾンの企画公演で素晴らしい演奏を聴かせているフランスの若き才能が集まったシューベルト。それぞれの奏者の自発的な表現が絶妙に絡み合う、生き生きとした演奏を聴かせます。
 カップリングは、シューベルトと同じ編成の八重奏のために、エベーヌ・カルテットのチェリストでありジャズ・ピアニストでもあるメルランが作った「パサージュ・エクレール(通り過ぎる閃光)」。スリルのあるリズムとスピード感が楽しめる作品です。
 

 ALPHA628
\3300→\2490
『ひそやかに』 バリトンとエレキ・ギターによるフランス歌曲
 フォーレ(1845-1924):
  1. この世では Op.8-3/2. ゆりかご Op. 23-1
  3. 愛の歌 Op.27-1
  4. ひそやかに Op.58-2
 プーランク(1899-1963):5. 最後の詩 ? 葉書
 フォーレ:
  6. 5月 Op.1-2/7. 牢獄 Op.83-1/8. 憂鬱 Op.51-3
 プーランク: 9. みやびな宴
 ドビュッシー(1862-1918):
  10. 君の顔をみて私はおののく/11. 噴水
 フォーレ:12. 永遠に Op.21-2/13. 秘密 Op.23-3
 プーランク:14. マズルカ
 フォーレ:15. 祈り (インストゥルメンタル)
ローラン・ナウリ (バリトン)
フレデリク・ロワゾー (エレキ・ギター)

 録音: 2019年6月27-29日 スタジオ・ラ・ビュイゾンヌ、ペルヌ=レ=フォンテーヌ、フランス

 フランス・オペラの大御所にして、バロック作品も評価の高いローラン・ナウリによる、フォーレを中心としたフランス近代歌曲集、ですが、伴奏を務めるのはジャズ・ギタリストのフレデリク・ロワゾーという、風変わりなアルバムです。
 彼らのアレンジはジャズのイディオムこそ積極的に用いられてはいませんが、譜面を起こすようなきっちりとしたものではなく、即興的な要素を多分に含んでおり、これらの歌曲が潜在的に持っている、ポップスのような自由さを上手く引き出しています。
 ナウリは決して朗々と歌わず、またロワゾーのエレキ・ギターも終始柔らかく、アルバムのタイトルどおり囁くような音作りで、優しいシャンソンを聴く雰囲気に包み込まれるアルバムです。ナウリは見事な口笛も披露。
 



 ALPHA630
\3300→\2490
ピエール・アンリ(1927-2017):
 第10交響曲 ベートーヴェンを讃えて 8楽章版

  1. I. ALLEGRO CON BRIO/2. II. SCHERZO/
  3. III. ALLEGRO MOLTO/4. IV. ANDANTE/
  5. V. RONDO/6. VI. PRESTO/
  7. VII. COMME UNE FANTAISIE/8. VIII. FINALE/
ブノワ・ラモー(テノール)
マルゼーナ・ディアクン (指揮)
ブルーノ・マントヴァーニ (指揮)
パスカル・ロフェ (指揮)
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
パリ音楽院管弦楽団
フランス放送合唱団、パリ青年合唱団

 録音: 2019年11月23日 フィルハーモニー・ド・パリ

 【フランス実験電子音楽の巨匠が描く、ベートーヴェンの一大コラージュ!】
 2017年に亡くなったピエール・アンリが、ベートーヴェンの残した9つの交響曲を大胆にコラージュ。1979年にテープ作品として発表されて以来、1988年にエレクトロアコースティック、1998年にリミックスとしてアルバム・リリースされましたが、今回初めて、アンリ自身が熱望していた生楽器による録音となりました。
 本来12楽章の作品ですが、ここではそのうち1、2、8、9を省いた8つの楽章を全楽章として構成しています。
 ベートーヴェンの交響曲からの様々なフレーズを細切れにして再び繋ぎ合わせたスコアを、3人の指揮者が3つに分けたオーケストラをフルに活用し、終盤には声楽も投入しつつ、全く違うテンポで重ね合わせていきます。それはまるで、複数のターンテーブルあるいは予め録音した演奏を用いているかのようであり、アンリが祖の一人とされるミュジック・コンクレートを生で再現する非常にスリリングな試みでもあります。
 一聴するとばらばらで無秩序のようですが、重なる和声やリズムは緻密に計算されており、その音響に身を任せているとどうしたわけかたいへん心地良いという、実に不思議な作品です。
 ブックレットには、ヘッドフォンで立体的な音響を体験できるバイノーラル・ヴァージョンのダウンロード・リンク付き。

 
 
 



 ALPHA637
\3300→\2490
イェルク・ヴィトマン(クラリネット、指揮)
カール・マリア・フォン・ウェーバー(17861826):クラリネット作品集

 1-3. クラリネット小協奏曲 変ホ長調 Op.26
 4. 歌劇《魔弾の射手》序曲 Op.77
 5-7. クラリネットとピアノのための協奏的大二重奏曲 変ホ長調 Op.48
 8-11. クラリネット五重奏曲 変ロ長調 Op.34(弦楽合奏版)
イェルク・ヴィトマン(クラリネット、指揮)
アイルランド室内管弦楽団(弦: 6/6/4/4/2)
デニス・コジュヒン(ピアノ)  5-7

 【ヴィトマン、初期ロマン派の傑作群をクラリネット奏者として、指揮者として・・!】
 クレーメル、ギーレン、アファナシエフ  現代音楽畑に通じたプレイヤーが古典派や初期ロマン派の作品にも抜群の適性を示すことはしばしばありますが、自身作曲家でもあるイェルク・ヴィトマンもそれを実証しつづけています。
 現代最高のクラリネット奏者としてモーツァルト録音などでも成功を収めてきたところ、近年では指揮者としてORFEOからメンデルスゾーンの交響曲録音を相次いでリリースするなど19世紀初頭の音楽でも実績を重ねつつありますが、今度はなんとAlphaがヴィトマンの新譜をリリース。
 クラリネット音楽の粋、ウェーバーの傑作を集めた1枚でその感性を十全に発揮してみせました。
 シューベルトとベートーヴェンのちょうど間くらい、パガニーニと同世代。1786年に生まれたウェーバーは後年の傑作オペラ《魔弾の射手》が飛びぬけて有名な一方、3作の協奏曲や室内楽曲などクラリネットのための名品を残しています。
 宮廷楽団の同僚でもあったクラリネットの名手ベールマンの妙技に刺激をうけて書かれたそれらの作品を、ヴィトマンは作曲家=指揮者としての感性もぞんぶんに活かした見通しの良さで「吹き振り」で披露。《魔弾の射手》序曲も含め、興奮をさそうウェーバー作品の美質をあざやかに浮き彫りにします。
 アイルランド室内管弦楽団はメンデルスゾーン録音でも共演しているパートナー。引き締まったアンサンブルを堪能させてくれます。
 大二重奏曲では活躍めざましいロシアの俊才コジュヒンが、絶妙のパートナーとして存在感を発揮します。
 五重奏曲は弦楽パートを合奏に置き換えた協奏曲形式で収録。
 
 録音: 2019年4月11-12日、リメリック大学コンサートホール…1-4 2019年8月、ピエール・ブーレーズ・ザール、ベルリン…5-7 2016年5月3日、リメリック大学ICOスタジオ…8-11

 


 ALPHA639
\3300→\2490
アンナ・ベッソン(フラウト・トラヴェルソ)
 民謡による変奏曲集
  19世紀のフルートとピアノでベートーヴェン、ドップラー、クーラウ、ヴァルキエール

 フランツ・ドップラー(1821-1883):1-3. ハンガリー田園幻想曲 Op.26
 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1790-1827): 4-5. 六つの変奏つき民謡 Op.105より
  4. アイルランドの歌「夏の名残のバラ」/5. オーストリアの歌「シュッセルルとラインドル」
 フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):
  6. フルートを添えたピアノのための大ソナタ Op.83-1より 「スウェーデンの古謡による変奏曲」
 ベートーヴェン: 7-10. 10の変奏つき民謡 Op.107より
  7. チロルの歌「お母さん、ああお母さん」/8. スコットランドの歌「ハイランドの見張番」/
  9. スコットランドの歌「麗しき青年、ハイランドの青年」/10. ロシアの歌「美しきミンカ」
 ウジェーヌ・ワルキエ(1793-1866): 11.『笛吹作品拾遺』Op.47より 「オーヴェルニュのロンド」
 ドップラー: 12-14. ヴァラキア地方の歌
  12. 序奏/13. 主題と変奏/14. アダージョ(緩徐に)
 アンナ・ベッソン(フラウト・トラヴェルソ)
  使用楽器A:ドレスデンのヴィルヘルム・リーベル1830年頃製作楽器に基づく
   フリートヨフ・アウリンによる再現楽器
  使用楽器B:モンジャン1850年頃製作によるテュルー型オリジナル楽器オリガ・パシチェンコ(フォルテピアノ)
  使用楽器:ウィーンのコンラート・グラーフ1825年頃製作による
   オリジナル楽器(クリス・マーネ工房により修復済)

 録音:2019年9月 ダダ・スタジオ、ブリュッセル

 【19世紀音楽のインスピレーション源に迫る、最前線の古楽器奏者ふたり】
 ロシア・ピアニズムの系譜をひくアレクセイ・リュビモフ門下出身で、世界的に注目を浴びている歴史的ピアノ奏者オリガ・パシチェンコと、鬼才チェンバロ奏者ジャン・ロンドーも加わる室内アンサンブル、ネヴァーマインドの一員で、民俗音楽にも適性抜群の古楽器フルート奏者アンナ・ベッソン。
 欧州古楽シーンの最前線をゆく二人の夢の共演ともいうべき本盤のテーマは「民謡」......19世紀音楽の重要なキーワードでもあるこの分野がいかにフルートや鍵盤の音楽とかかわりが深かったか、絶妙な選曲と抜群の演奏で解き明かしてゆきます。
 ここでいう「民謡」とは、ヨーロッパ各地の民衆社会に口伝えで残ってきた伝統歌のこと。
 地元文化のルーツに敏感だった19世紀の人々は、その素朴で独特な魅力に想像力を刺激され、作曲家たちも積極的に自作品でその可能性を追求しました。
 広く知られた民謡のメロディを自身の感性でどう料理するか?を端的に示せる変奏曲という分野で花開いたその創意は、彼ら自身が知っていた当時の楽器を使ってこそ真価がわかるというもの。
 ベートーヴェンやその同時代人クーラウのほか、キー付フルートの発展期に活躍したドップラーの大作も含め、リストやブラームスの時代へ向かう19世紀音楽の源泉に迫った好企画。
 2種の古楽器フルート(うち1本は19世紀のオリジナル)と、晩年のベートーヴェンが愛したグラーフ製のフォルテピアノ(オリジナル)が織りなす、耳を澄ますほど新たな発見に出会う一枚です。
 



 ALPHA653
\3300→\2490
『ドビュッシー、ショパン、ムソルグスキー』子供の領分、24の前奏曲、展覧会の絵
 1-6. ドビュッシー: 子供の領分 L.113
  1. I. グラドゥス・アド・パルナッスム博士/2. II. 象の子守歌/3. III. 人形のセレナード/
  4. IV. 雪は踊っている/5. V. 小さな羊飼い/6. VI. ゴリウォーグのケークウォーク
 7-30. ショパン: 24の前奏曲 Op. 28
  7. No. 1 ハ長調/8. No. 2 イ短調/9. No. 3 ト長調/10. No. 4 ホ短調/11. No. 5 ニ長調/
  12. No. 6 ロ短調/13. No. 7 イ長調/14. No. 8 嬰ヘ短調/15. No. 9 ホ長調/
  16. No. 10 嬰ハ短調/17. No. 11 ロ長調/18. No. 12 嬰ト短調/19. No. 13 嬰ヘ長調/
  20. No. 14 変ホ短調/21. No. 15 変ニ長調 「雨だれ」/22. No. 16 変ロ短調/23. No. 17 変イ長調/
  24. No. 18 ヘ短調/25. No. 19 変ホ長調/26. No. 20 ハ短調/27. No. 21 変ロ長調/
  28. No. 22 ト短調/29. No. 23 ヘ長調/30. No. 24 ニ短調
 31-44. ムソルグスキー: 展覧会の絵
  31. プロムナード I/32. 1. 小人/33. プロムナード II/
  34. 2. 古城/35. プロムナード III/
  36. 3. チュイルリーの庭/37. 4. ビドロ(牛車)/
  38. プロムナード IV/39. 5. 卵の殻をつけた雛の踊り/
  40. 6. サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ/41. 7. リモージュの市場/
  42. 8. カタコンベ/
  43. 9. 鶏の足の上に建つ小屋(バーバ・ヤガー)/44. 10. キエフの大門
フゾド・アブドゥライモフ(ピアノ)

 録音: 2020年1月 テルデックス・スタジオ、ベルリン

 【アブドゥライモフが聴かせる「小品の万華鏡」】
 1990年ウズベキスタンの首都タシュケント生まれのベフゾド・アブドゥライモフ。2009年にロンドン国際ピアノ・コンクールで優勝し、Deccaから2枚のアルバムをリリース、驚異的なテクニックで世界中のピアノ・ファンを虜にしました。
 その後プロムスにデビューするなど、日本を含む世界各地の演奏活動で深みを増した彼が、ALPHAレーベルからアルバムをリリースします。
 第1弾はドビュッシー、ショパン、そしてムソルグスキーによる人気作品を集めた贅沢な一枚。いずれも小さな曲を集めた作品で、隣り合う曲同士の類似と相違の関係性が織りなす色彩感を万華鏡のように楽しむことをテーマとしています。
 豊かな経験による成長を感じさせる軽やかさの中に、高い技術力に裏打ちされた高度な表現を聴かせ、時折挟む、ちょっとしたテンポの揺れなどもたいへん魅力的です。
 なお、『展覧会の絵』はバウアー版あるいはラヴェル編曲版の影響か、「ビドロ」は弱音で始まり5つ目の「プロムナード」は省略しています。
 ALPHAからは数枚のアルバムが予定されており、今後の展開が楽しみなところです。
 



 ALPHA662
\3300→\2490
『王のヘンデル』ロンドン1720年代のヘンデル・アリア集
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  1. グイードのアリア「わたしは罠を砕き、矢をことごとく折る」-《ランゴバルド族の王フラヴィオ》HWV 16(1723)より
 アッティリオ・アリオスティ(1666-1729):
  2. ヴェトゥリアのアリア「聖なる神々よご加護を」-《カイオ・マルツィオ・コリオラーノ》(1723)より
 ヘンデル:
  3. アルチェステのアリア「嫉妬に容赦せず、おおアレットよ」-《テッサリアの王アドメート》HWV 22(1727)より
  4-5. シローエのレチタティーヴォとアリア「ああ疲れた-わたしは死ななくてはならないのか」
   -《ペルシアの王シローエ》HWV 24(1728)より
  6-7. トローメオのレチタティーヴォとアリア「人でなしの兄弟-苦々しい雫が」
   -《エジプトの王トローメオ》HWV 25(1728)より
  8. エルミーラのアリア「しかしわたしはまもなく、その星々が沈むのを見るだろう」-《フロリダンテ》HWV 14(1721)より
  9. セストのアリア「あの暴君は、息をするのも」-《エジプトの王ジューリオ・チェーザレ》HWV 17(1724)より
  10. マティルダのアリア「ああ、あなたは知らないのですね」-《ジェルマニアの王オットーネ》HWV 15(1723)より
 アリオスティ:
  11. ヴェトゥリアのアリア「実に喜ばしいことね」-《カイオ・マルツィオ・コリオラーノ》(1723)より
 ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747):
  12. アムリオのアリア「責め苦と殺戮と、激怒と死が」-《クリスポ》(1721)より
 ヘンデル
  13. ラダミストのアリア「いとしき妻の亡霊よ」-《ラダミスト》HWV 12(1720)より
  14. リッカルドのアリア「おそろしい嵐に翻弄されて」-《英国の王リッカルド1世》HWV 23(1724)より

 2, 11, 12&世界初録音
エヴァ・ザイシク(メゾソプラノ)、
ル・コンソート(古楽器使用)、
ジュスタン・テイラー(チェンバロ)  

 録音: 2020年6月、パリ聖霊教会

 【快進撃続く古楽シーン最前線の名歌手ザイシク、満を持してヘンデル作品集へ】
 すでにAlphaで数々の注目盤を連発してきた、フランス新世代のチェンバロ奏者ジュスタン・テイラーを中心とする少数精鋭楽団ル・コンソート。2019年にはフランス・バロックへの圧倒的適性を示すカンタータ集で批評誌からも高い評価を得ましたが、そのときソロで参加していたエヴァ・ザイシクとの新しいアルバムはバロック王道中の王道、ヘンデル躍進期のオペラ・アリア集!

 ザイシクは2010年までパリのノートルダム大聖堂聖歌隊にいた若手ですが、その後はパリ音楽院在学中から数々のバロックオペラ公演に登場、ル・ポエム・アルモニークやレザール・フロリサンなど最前線のフランス古楽グループのオペラ公演で注目を浴び続け、2018年に音楽院の専門コースを卒業するまでにはすっかりバロックオペラの新鋭として名を知られる存在になっていました。
 このアルバムではヘンデルがロンドン楽壇で最も注目を浴びた1720年代、王室歌劇場で披露された傑作群からのナンバーを集め、今回が初録音となる仇敵アリオスティやボノンチーニらロンドンのイタリア人たちのアリアも併録。
 起伏に富んだ一本筋ある選曲に、ル・コンソートの引き締まった編成による血脈の通ったアンサンブルが、音楽をいっそう精彩あふれるものにしています。
 



 ALPHA664
\3300→\2490
『ピアソラ・リフレクションズ』
 アストル・ピアソラ(1921-1992)/クラウディオ・コンスタンティーニ編曲:
  1. さよなら、パリ
 セルゲイ・ヴォイテンコ(1973-):
  2. リヴェレーション
 ピアソラ:
  3. カフェ 1930 (『タンゴの歴史』より)
 ピエトロ・ロッフィ(1992-):
  4. ノクターン 私たちがまだ過ごしていない時間の子守唄のように
 ピアソラ:
  5-7. バンドネオン協奏曲「アコンカグア」バンドネオン(アコーディオンで演奏)、弦楽と打楽器のための
  8. 孤独(組曲『リュミエール』より)
  9. 私はマリア(『ブエノスアイレスのマリア』より)
 フランク・アンジェリス(1962-):
  10. ピアソラの主題による幻想曲「チキリン・デ・バチン(バチンの少年)」
 ピアソラ:
  11. 悪魔のロマンス
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  12. アダージョ (チェンバロ協奏曲 ニ短調 BWV 974 マルチェロのオーボエ協奏曲による より)
 セルゲイ・アフノフ(1967-):
  13-14. ヨシフ・ブロツキーの1つの詩への2つの鍵 13. 月/14. 川
 ピアソラ/ジョン・レネハン編曲:
  15. リベルタンゴ
クセーニャ・シドロワ(アコーディオン)、
アレクサンダー・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)...3,8,9,11、
クラウディオ・コンスタンティーニ(ピアノ)...1,8,9,11、
ロベルト・コッホ(ダブルベース)...1,3,4,11、
レーントコ・ディルクス(ギター)...3-11、
ゴルトムント弦楽四重奏団...4,11,13,14、
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
クラーク・ランデル(指揮)...15、
NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団、
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)...5-7

 録音:2020年9-10月 シュロス・エルマウ、ドイツ...1-4,8-142018年6月 エルプフィルハーモニー、ハンブルク...5-72012年9月24日 BBCホディノット・ホール、カーディフ...15

 【生誕100年!熱きアコーディオン奏者シドロワによるピアソラ】
 ラトヴィア出身のクラシカル・アコーディオン奏者、クセーニャ・シドロワ。名門ドイツ・グラモフォンから「カルメン」の編曲版をリリースし、世界中を虜にした彼女が、ALPHAレーベルより待望のピアソラをリリースします。
 バンドネオン奏者としても著名なコンスタンティーニによるピアノ、名手アレクサンダー・シトコヴェツキーのヴァイオリン、そして協奏曲の指揮はヘンゲルブロックが務めるなどバックも強力で、ピアソラと、その影響を受けた作品を収録しています。
 名曲「リベルタンゴ」「孤独」などのほか、ソリストとして登場した2017年のN響公演に於いてアンコールで披露した「リヴェレーション」なども収録。情熱的なパフォーマンスを聴かせます。
 
 .


 ALPHA736
\3300→\2490
『TIRANNO ティランノ』 -暴君ネロにまつわる作品集-
 アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725): 1-7. カンタータ「ネローネ」(1698?)
 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  8-20. カンタータ「死に導かれるアグリッピーナ」 HWV 110(1707-09頃)
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643): 21-24. 歌劇《ポッペアの戴冠》(1643) より
  21. さあ、セネカが死んだからには(第2幕第5場)/22. おまえの愛しい唇は稀少なルビーのよう(第2幕第5場)/
  23. さらば、ローマよ!(第3幕第6場)/24. ただあなたを見つめ(第3幕フィナーレ)
 バルトロメオ・モナーリ(1662-1697): 25-30. カンタータ「ポッペア」(1685/世界初録音)
 A.スカルラッティ: 31-38. カンタータ「ネローネの死」(1690年代?/世界初録音)
 ケイト・リンジー(メゾ・ソプラノ)、ナーダス・ウィリアムズ(ソプラノ)...24、
 アンドルー・ステイプルズ(テノール)...21、
 アルカンジェロ(古楽器使用)、ジョナサン・コーエン(チェンバロ、指揮)

 録音: 2020年10月19-21日 セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会、ロンドン

 【異才リンジーが歌い上げる、ないがしろにされ苦しむ女たちの物語】
 クルト・ヴァイルやフェイルーズなど20世紀のナンバーで味わい深い歌唱を聴かせる一方、ショーソンやラヴェルなどフランス近代作品にも秀で、さらに近年はバロック・オペラ界の名手たちとも素晴らしい演奏を披露する、まさに21世紀型といえる才人歌手ケイト・リンジー。
 躍進めざましい英国の古楽器アンサンブル、アルカンジェロとの2枚目となるこのアルバムは、暴君として歴史に記憶され、数々の文学・演劇・音楽作品に登場している古代ローマの皇帝ネロをテーマに、裏切られ翻弄されてきた女性たちにまつわるイタリア・バロックの作品を厳選したプログラムです。
 これが世界初録音となるアレッサンドロ・スカルラッティの室内カンタータ「ネローネの死」をハイライトに、モンテヴェルディや(こちらも初録音となる)モナーリといった17世紀前半・後半の作品を交え、ヘンデルが青年期にイタリアで書いたカンタータ(息子への愛と復讐に燃えるネロの母アグリッピーナの物語)までの広範な選曲。
 アルカンジェロは少人数のトリオ・ソナタ編成ながら通奏低音にはテオルボとハープも加わり、その多彩なサウンドはリンジー特有の耳に残る歌声とこの上ないコラボレーションを聴かせます。
 一貫して上質なバロック世界に引き合わせてくれる、ALPHAならではの充実盤です。

  
 



 ALPHA768
\3300→\2490
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):フルートと鍵盤のためのソナタ集
 1-3. フルートとオブリガート鍵盤のためのトリオ・ソナタ ニ短調 Wq 145/H 569
 4-6. フルートとオブリガート鍵盤のためのトリオ・ソナタ ニ長調 Wq 83/H 505
 7-9. 無伴奏フルートのためのソナタ イ短調 Wq. 132/H 562
 10-12. フルートとオブリガート鍵盤のためのトリオ・ソナタ ハ長調 Wq 149/H 573
 13-15. 鍵盤のための自由なファンタジア 嬰ヘ短調 Wq 67/H 300
 16-18. フルートとオブリガート鍵盤のためのトリオ・ソナタ ロ短調 Wq 143/H 567
  フランソワ・ラザレヴィチ(フラウト・トラヴェルソ)
  ジュスタン・テイラー(フォルテピアノ)

 (フラウト・トラヴェルソ)使用楽器: ドレスデンのアウグスト・グレンザー(18世紀)製作のモデルによるアングレーム(フランス)のウジェーヌ・クライネン2002年製作の再現楽器
 (フォルテピアノ)使用楽器: ウィーンのアントン・ヴァルター(1752-1826)製作のモデルによるディヴィショフ(チェコ)のポール・マクナルティ2017年製作の再現楽器

 【古楽器の味わいを妥協なく引き出してゆく名手二人、C.P.E.バッハ至福のデュオ】
 フラウト・トラヴェルソ(古楽器フルート)だけでなく民俗楽器にも通暁、フランス各地の伝統的なバグパイプやミュゼットの名手としても知られる俊才フランソワ・ラザレヴィチ。
 ALPHAレーベルで幾多の名盤を制作してきた彼の共演者には、大バッハのソナタ集(ALPHA490)でのチェンバロの鬼才ジャン・ロンドー、アイルランド伝統音楽のアルバム(ALPHA234)での異才ヴァイオリン奏者デイヴィッド・グリーンバーグなど抜きん出た個性の持ち主が目立ちますが、今回は近年躍進目覚ましいフランスの古楽鍵盤奏者ジュスタン・テイラーとの録音となっています。
 しかも大バッハの次男、個性という点ではこちらも申し分ないユニークな天才C.P.E.バッハの作品集は嬉しいリリース。
 父の多声音楽への関心を受け継ぎながら、刻一刻と変わりゆく人心の機微を音の響きへと変えてゆく多感主義的作風は時代に先駆けた存在感で、18世紀半ばの作品にしてロマン派を先取りするような瞬間があちこちに聴かれます。
 彼を長く雇いながら冷遇し続けたフリードリヒ大王はフルートを愛奏し、フォルテピアノに普及当初から関心を寄せ続けた音楽愛好家。
 C.P.E.バッハがその宮廷で綴った作品を中心に、ラザレヴィチとテイラーは楽器の自然な響きの魅力を十全に引き出しながら、一瞬ごと音楽性に満ちたデュオを繰り広げてゆきます。
 この二人の間にしか生まれえない音空間の味わいを、ALPHAならではの自然なエンジニアリングの響きで楽しめるのも嬉しいところ。
 奏者二人それぞれの音楽小宇宙を堪能できる独奏曲も収録されており、隅々まで聴き深め甲斐のある1枚に仕上がっています。
 


 ALPHA830
\3300→\2490
ジュリア・セメンツァート(ソプラノ)
『天使のように、悪魔のように』 ~
 アリオスト『狂えるオルランド』によるバロック独唱曲集~
ジュリア・セメンツァート(ソプラノ)
バーゼル室内管弦楽団
  ルイージ・ロッシ(1597頃-1653):
   1. 太鼓を鳴らし、喇叭を響かせよ ~歌劇《魔法をかけられた宮殿》(1642)より
   2. ほんの一時そっとしておいて ~歌劇《魔法をかけられた宮殿》より
  ニコラ・ポルポラ(1686-1768):
   3. あなたが命を吹き返したら ~歌劇《アンジェリカ》(1720)より
   4. 貞淑に、忠実に ~歌劇《アンジェリカ》より
  ベルナルド・サバディーニ(1650頃-1718):
   5. より恐ろしいわたしを、彼は戦場で知るだろう~歌劇《中国のアンジェリカ》(1702)より
  アゴスティーノ・ステッファーニ(1654-1728):
   6. 大切な松明よ、お前が消えてしまったら ~歌劇《寛大なるオルランド》より
  ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
   7. わたしを不実とは呼ばせまい ~歌劇《オルランド》HWV 31(1733)より
  カルロ・フランチェスコ・ポッラローロ(1653-1723):
   8. わたしを裁いておきながら、その同じ手で ~歌劇《アリオダンテ》(1718)より
  ヘンデル:
   9. 飛べ、愛の天使たちよ ~歌劇《アリオダンテ》HWV 33(1735)より
   10. 涙がわたしを離してくれず ~歌劇《アルチーナ》HWV 34(1735)より
   11. わたしは容赦なき憤怒の鬼たちをことごとく呼び覚まし
     ~歌劇《ガウラのアマディージ》HWV 11(1715)より

 録音: 2021年1月、ドン・ボスコ・バーゼル(スイス)

 【古楽シーンの新時代に輝くソプラノが魅せる、筋の通ったバロック歌劇プログラム】
 17世紀のバロック・オペラや18世紀ナポリ楽派の宗教曲からプッチーニ《三部作》に至るまで、広い時代のイタリア歌劇作曲家たちの解釈で、欧州の明敏な聴き手たちをすでに虜にしつつある新世代のイタリア人歌手ジュリア・セメンツァート。
 古楽にこだわりありのレーベルAlphaから堂々リリースとなるソロ・アルバムのテーマは、近世イタリアで大いに愛された詩人アリオストの傑作『狂えるオルランド』の女主人公アンジェリカを標題に、その悪魔的ともいえる激しい感情の起伏を音楽化した17~18世紀のオペラから名場面を厳選。
 アルチーナや《ガウラのアマディージ》のメリッサなど、他の物語に登場する女妖術師たちの歌も交え、濃やかな歌詞のニュアンスが活きるバロック特有の表情豊かな音楽世界を一本筋の通ったプログラムで聴かせます。
 共演は古楽器演奏にも秀でた新時代型の才人集団バーゼル室内管弦楽団。
 
 Alphaではジョヴァンニ・アントニーニ指揮のもとハイドンの交響曲全曲録音にも参画する彼らの音作りも、冒頭の勢いよい打楽器とバロックギター掻き鳴らしから折々の金管・木管ソロ、しなやかな通奏低音の扱いなど各セクションが実に巧みで、曲ごとの声楽パートの魅力を精緻に盛り上げます。
 歌やその詩句と器楽とが混然一体となったバロック舞台の真髄を味わえ、作曲家ごとの音作りの違いの面白さにも気づかせてくれます。
 ヴィヴァルディ登場以前からヴェネツィアを湧かせてきたポッラローロや、ドイツで活躍しヘンデルにも多大な影響を与えたステッファーニなど、近年再評価めざましい作曲家たちの音世界を発見する喜びもさることながら、ヘンデル作品で聴かせるアルト音域の深みから圧倒的に力強いコロラトゥーラまで、セメンツァートの堂に入った歌いこなしは今後ますますの活躍を期待させてやみません。
 



 ALPHA832
\3300→\2490
アンサンブル・マスク
 管弦楽組曲が生まれたときの姿
J.S.バッハ: 管弦楽組曲(初期稿)

 1-7. 序曲(管弦楽組曲) 第1番 ハ長調 BWV 1066
  ~2本のオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音による
   1. Ouverture 2. Courante 3. Gavottes 1 & 2
   4. Forlane 5. Menuets 1 & 2 6. Bourrees 1 & 2
   7. Passepieds 1 & 2
 8-14. 序曲(管弦楽組曲) 第2番 イ短調(原調: ロ短調) BWV 1067
  ~オーボエ、弦楽と通奏低音による
   8. Ouverture 9. Rondeau 10. Sarabande
   11. Bourrees 1 & 2 12. Polonaise & double
   13. Menuet 14. Battinerie
 15-19. 序曲(管弦楽組曲) 第3番 ニ長調 BWV 1068
  ~弦楽と通奏低音による
   15. Ouverture 16. Air 17. Gavottes 1 & 2
   18. Bourree 19. Gigue
 20-24. 序曲(管弦楽組曲) 第4番 ニ長調 BWV 1069
  ~3本のオーボエ、ファゴット、弦楽と通奏低音による
   20. Ouverture 21. Bourrees 1 & 2 22. Gavotte
   23. Menuets 1 & 2 24. Rejouissance
アンサンブル・マスク
 ヤス・モイスィオ(オーボエ)...1-14、20-24
 リデウェイ・デ・ステルク(オーボエ)...1-7、20-24
 マチュー・ルー(オーボエ)...20-24
 ジュリアン・デボルド(ファゴット)...1-7、20-24
 ソフィー・ジェント、ルイ・クレアック(ヴァイオリン)
 ファニー・パクー(ヴィオラ)
 オクタヴィ・ドスタレ=ラロンド(チェロ)
 ブノワ・ファンデン・ベムデン(コントラバス)
 オリヴィエ・フォルタン(チェンバロ)

 録音: 2021年2月 ポワチエ・テアトル・オーディトリアム(TAP)、フランス

 【俊英オリヴィエ・フォルタンと名手たちが解き明かす、管弦楽組曲が生まれたときの姿】
 カナダ出身のチェンバロ奏者オリヴィエ・フォルタンほか、世界各地の有名古楽器アンサンブルで活躍する名手たちが集ったアンサンブル・マスク。
 来日公演で日本での知名度も上がっている彼らは、それぞれの高い技術と音楽性、そして極小編成での親密なコミュニケーションを生かし、作品本来の姿を明らかにするパフォーマンスで定評があります。
 ここでもバッハの名曲、管弦楽組曲を各パート1人の編成で収録していますが、それだけではなく、現在知られている形の原型とされる、弦楽とオーボエを中心とした編成を再現してみせました。
 中でも特徴的なのは通常フルートの独奏が入る組曲第2番で、調を全音下げてイ短調としたうえでオーボエが独奏を受け持ちます。フルートの重要レパートリーとなっている「バディネリ」も、もちろんオーボエが演奏。
 さらに、通常トランペットとティンパニが入る華麗な第3番は弦楽器のみ、同じく第4番では3本のオーボエが加わります。
 いずれも、バッハが本来構想したであろう形であることも興味深いですが、通常と全く違う響きが味わえることにまず興味を惹かれるアルバムと言えそうです。
 



 ALPHA834
\3300→\2490
サラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)
『幼き日の印象』
 エネスク、ドビュッシー、ラヴェル:ヴァイオリン作品

  ジョルジェ・エネスク(1881-1955):
   1. 協奏的即興曲
 クロード・ドビュッシー(1862-1918):
  2-4. ヴァイオリン・ソナタ L. 140
 ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):
  5. 子供の夢 Op. 14
 エネスク:
  6-15. 幼き日の印象 Op. 28
 モーリス・ラヴェル(1875-1937):
  16-18. ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ト長調 M. 77
 ニーノ・ロータ(1911-1979):
  19. 即興詩
サラ・ネムタヌ(ヴァイオリン)
ロマン・デシャルム(ピアノ)

 録音: 2021年2月 ロング・ディスタンス・スタジオ、モントルイユ、フランス

 【サラ・ネムタヌが自らのルーツに迫る、ルーマニアとフランスのヴァイオリン作品】
 フランス国立管弦楽団のコンサート・マスターを20年務めるサラ・ネムタヌと、ピアニスト、ロマン・デシャルムによるルーマニアとフランスを中心とした作曲家によるヴァイオリン作品集。
 フランスでルーマニア系の家庭に生まれたネムタヌが自らのルーツに迫るべくここに収めた作品群は、高度なテクニックと濃厚さと鋭さを併せ持つ彼女の個性にうってつけのものばかり。
 豊かな表現力でこれらの作品の持つ魅力を新たな側面から引き出しています。
 最後にアンコールのように収められたニーノ・ロータも素晴らしい演奏。

 
 
 



 ALPHA874
\3300→\2490
パーヴォ・ヤルヴィ&チューリヒ・トーンハレ管
ジョン・アダムズ: 管弦楽作品集

 ジョン・アダムズ(1947-):
  1. スロニムスキーのイアーボックス(1995)
  2-4. 父はチャールズ・アイヴズを知っていた(2003)
   2. I. コンコード 3. II. 湖 4. III. 山
  5. トロンバ・ロンターナ(1985)
  6. ロラパルーザ(1995)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

 録音: 2022年3月 トーンハレ、チューリヒ、スイス

 【パーヴォ・ヤルヴィが描く、ジョン・アダムズのポートレート】
 パーヴォ・ヤルヴィとチューリヒ・トーンハレ管弦楽団による、現代アメリカを代表する作曲家ジョン・アダムズの管弦楽作品集。
 ミニマル、ポスト・ミニマル、ネオ・ロマンティックなどと分類されるアダムズですが、実際はそのどれでもあると同時に一つには括れない柔軟な作風を持っており、同時代のジャズやポップスともお互いに刺激を与え合っています。
 ここにはそんな彼が約20年に渡って書いた作品を収録。「スロニムスキーのイアーボックス」は、ストラヴィンスキーの「ナイチンゲールの歌」のいくつかの瞬間がモチーフになっており、管弦楽の爆発的な色彩を楽しめる作品。
 「父はチャールズ・アイヴズを知っていた」のタイトルは、アダムズによるとモートン・フェルドマンの「フュルステンベルク通りでハイネに会った」に無意識に触発されたようだとのことで、彼の父親カール・アダムズ(この父親からクラリネットを習ったことが、ジョン・アダムズの音楽の原点でした)がアイヴズの知り合いだった事実はないそうですが、マサチューセッツとコネティカットという隣りあわせの州に住んでいた彼らが出会うことがあれば、お互い昼はビジネスマン、夜はアーティストの顔を持つ二人として意気投合しただろうとのこと。

 曲は、引用を多用したアイヴズの作品をさらに引用するという手法が用いられた、アメリカならではの作品を作り続けた大作曲家へのオマージュとなっています。
 「トロンバ・ロンターナ」はポスト・ミニマル的な手法で書かれたファンファーレで、「離れたトランペット」を意味する名が示すように、左右に振り分けられた2つのトランペットが呼び交わす様を神秘的な音響が支える作品。
 ちなみに「ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン」と共に『2つのファンファーレ』として出版されていますが、これは作曲家が意図したカップリングではないとのことです。
 「ロラパルーザ」は「傑出したもの(人)、とんでもないもの」といった意味を持つアメリカの俗語で、サイモン・ラトル40歳のプレゼントとして書かれた作品。この語感をもとにしたモチーフがトロンボーンに現れるほか、様々な要素が組み合わされており、吹奏楽にも編曲された人気曲です。
 作曲家監修のもと、パーヴォ・ヤルヴィとトーンハレ管は作品のツボを心得た躍動感あふれる演奏を聴かせており、聴き込むほどにその面白さを実感できるアルバムに仕上がっています。

 
 
 .

 ALPHA881
\3300→\2490
『ザ・ホィール』~キャロライン・ショウ室内楽作品集
 キャロライン・ショウ(1982-):
  1. Thousandth Orange 1000個めのオレンジ
   ~ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとピアノのための
  2. Gustave Le Gray ギュスターヴ・ル・グレイ
   ~ピアノ独奏のための
  3. The Wheel ザ・ホィール ~
   ピアノとチェロのための (イ・ジャルディーニ委嘱作品)
  4. Boris Kerner ボリス・ケルナー ~
   チェロとフラワー・ポッド(植木鉢)のための
  5. In Manus Tuas あなたの御手に ~チェロ独奏のための
  6. Limestone & Felt 石灰岩と石綿 ~チェロとヴィオラのための
イ・ジャルディーニ
 岡田修一(ヴァイオリン)
 レア・エンニーノ(ヴィオラ)
 ポーリーヌ・ビュエ(チェロ)
 南 恵理子(パーカッション)
 ダヴィド・ヴィオリ(ピアノ)

 録音: 2021年10月 ダリウス・ミヨー音楽院オーディトリアム、エクサン・プロヴァンス、フランス

 【話題の作曲家、キャロライン・ショウの室内楽作品】
 1982年に生まれ、ニューヨークを拠点としてヴォーカル、ヴァイオリン、作曲、プロデュースで活躍するキャロライン・ショウ。
 2013年作曲の「8声のためのパルティータ」でピュリッツァー賞を最年少で受賞、2020年のグラミー賞ではアルバム「オレンジ」が最優秀室内楽・小編成アンサンブル・パフォーマンス賞を受賞し、今アメリカで最も話題となっている若手作曲家の一人です。
 ここではフランスを中心に活躍するアンサンブル、イ・ジャルディーニのメンバーによる室内楽作品を収録。
 どの作品も美しく、抒情性の中に前衛性やジャズ、エスニックなどの要素をスパイスのように効かせており、聴きやすいだけでなく、凝った音がたいへん興味を引く音楽となっています。
 素焼きの植木鉢を音程別に並べ堅いマレットで叩く独特な楽器が活躍する作品も収録。

 
 



 ALPHA932
\3300→\2490
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)&チューリヒ・トーンハレ管
ブルックナー:交響曲第7番

 1-4. アントン・ブルックナー(1824-1896):
  交響曲 第7番 ホ長調 WAB 107
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

 録音: 2022年1月 チューリヒ・トーンハレ

【パーヴォ・ヤルヴィ、約15年ぶりのブルックナー7番再録音!】
 フランクフルト放送交響楽団と11年の歳月をかけて完成させたブルックナー交響曲全集の発売が記憶に新しいパーヴォ・ヤルヴィが、その第7番を再び取り上げました。
 先の全集の中でも第7番はパーヴォ初のブルックナー録音として2006年11月の収録であったため、再録音のタイミングとして近すぎるとは言えないでしょう。
 旧盤と収録時間を比較すると全ての楽章で速くなっており、特に第2楽章では1分30秒近い差が出ていますが、演奏はくっきりとした音楽の輪郭を感じさせながら、むしろロマンティックな印象を与えるもので、フレーズ感のメリハリの効いた、個性的な解釈も随所に聴くことが出来ます。
 また今回は版の明記がされておりませんが、第2楽章での打楽器の使用を始め旧盤同様ノーヴァク版を基調としながらも、第4楽章冒頭の頻繁なリタルダンドなどは前回以上にイン・テンポで進められている印象です。
 対位法的な面白さをしっかり味わえるヴァイオリンの両翼配置に加え、ワーグナー・チューバをホルンとは反対となる右側、トロンボーンとバス・チューバの前に持ってくることでアンサンブルの親和性を向上させるとともに、響きに奥行きを与えることにも成功。再録音の期待に応える素晴らしいアルバムです。
 パーヴォ・ヤルヴィとチューリヒ・トーンハレ管は、ブルックナー生誕200年となる2024年までに、さらに第8番、第9番の録音を予定しているということです。

 [パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ブルクナー交響曲第7番、演奏タイミングの比較]
 
第1楽章
第2楽章
第3楽章
第4楽章
 2006年フランクフルト放送響
 21分59秒 
 22分50秒 
 9分55秒 
 12分42秒 
 2022年チューリヒ・トーンハレ管 
21分18秒
21分23秒
9分40秒
12分29秒



ALPHA948
\3300→\2490
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)&ニコラ・アルトシュテット(チェロ)
シェーンベルク: 弦楽三重奏曲、レガメイ:五重奏曲

 1-5. アルノルト・シェーンベルク(1874-1951): 弦楽三重奏曲 Op. 45(1946)
  1. Part 1 2. 1st Episode 3. Part 2
  4. 2nd Episode 5. Part 3
 6-8. コンスタンティン・レガメイ(1907-1982):
  クラリネット、ファゴット、ヴァイオリン、
   チェロとピアノのための五重奏曲(1942-44)
    6. I. Tema Con Variazioni
    7. II. Intermezzo Romantico. Lento
    8. III. Rondo. Vivace Giocoso
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)
ニコラ・アルトシュテット(チェロ)
ローレンス・パワー(ヴィオラ)...1-5
レート・ビエリ(クラリネット)...6-8
ブラン・ファン・サムベーク(ファゴット)...6-8
アレクサンダー・ロンクヴィヒ(ピアノ)...6-8

 録音: 2022年6月...1-5、7月...6-8 ロッケンハウス教区教会/収録時間: 50分

 【アルトシュテットとロッケンハウス音楽祭のメンバーによる、シェーンベルクの名作と知られざるレガメイの注目作】
 1946年、心筋梗塞で倒れ生死をさまよったシェーンベルクがその直後に書き始め、身体的心象的状況を反映させた弦楽三重奏曲は、通しても20分に満たない演奏時間ながら、3挺の弦楽器のみによる表現の限界に挑むかのような起伏の激しい難曲。
 クリンゴルツ、パワーそしてアルトシュテットの3人が、息もつかせぬ緊張感の高い演奏を聴かせています。
 1907年、現ウクライナのキーウにスイス・ポーランド系のユダヤ人として生まれたコンスタンティン・レガメイは、作曲家のほか、ピアニスト、音楽評論家としても活躍し、1936年からはワルシャワ大学でインド言語学の講師も務めていたという多才な人物。
 収録された五重奏曲は彼がポーランドのレジスタンス運動に加わった1942年に作曲が始められ、ノルマンディー上陸作戦当日の1944年6月6日、秘密裏に初演されました。
 特異な編成であることも含めてメシアンの「世の終わりのための四重奏曲」を連想させますが、時代の重い空気を帯びているものの動きある作品で、メンバーの妙技が随所で発揮されています。


 
 
 



 ALPHA981
\3300→\2490
ミッコ・フランク(指揮)&フランス放送フィル
ドビュッシー: 海、夢ごこち(管弦楽編曲歌曲集)
 クロード・ドビュッシー(1862-1918):
  1-11. 夢ごこち - ポール・ヴェルレーヌの詩による10の歌曲
 ロビン・ホロウェイ(1943-)編曲 (Op. 118) 2012
  1. I. やるせない夢ごこち ~ 忘れられたアリエッタ
  2. II. 巷に雨の降るごとく ~ 忘れられたアリエッタ
  3. III. 木々の影は ~ 忘れられたアリエッタ
  4. IV. グリーン ~ 忘れられたアリエッタ
  5. V. 角笛の音は森に向かって訴える ~ 3つの歌曲
  6. VI. 垣根のつらなり ~ 3つの歌曲
  7. VII. 憂鬱 ~ 忘れられたアリエッタ
  8. VIII. 木馬 ~ 忘れられたアリエッタ
  9. IX. マンドリン
  10. X. 海はさらに美しく ~ 3つの歌曲
  11. XI. エピローグ (ホロウェイ作曲)
 12-14. 海
  12. I. 海の夜明けから真昼まで
  13. II. 波の戯れ 14. III. 風と海との対話
ヴァンニーナ・サントーニ(ソプラノ)...1-10
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
ミッコ・フランク(指揮)

 録音: 2022年9月 オーディトリアム、ラジオ・フランス、パリ
 収録時間: 53分

 【ミッコ・フランクによるドビュッシー「海」と歌曲集、注目のヴァンニーナ・サントーニ参加】
 ALPHAレーベルからの、ミッコ・フランクとフランス放送フィルによるドビュッシー第2弾。
 「選ばれし乙女」と「夜想曲」ほかを組み合わせた前作(NYCX-10297/ALPHA777)同様、声楽を伴う管弦楽曲と純粋な管弦楽曲を組み合わせていますが、今回収録された声楽曲は、ブラームスの編曲などでも高い評価を得ている現代イギリスの作曲家ロビン・ホロウェイが、ドビュッシーの「忘れられたアリエッタ」と「3つの歌曲(メロディ)」ほかを管弦楽伴奏の歌曲集に仕立てたもの。
 作品へのリスペクトが溢れた編曲で、それぞれの曲が持つ世界観をぐっと広げました。
 歌うのは今注目されているフランスのソプラノ、ヴァンニーナ・サントーニ。大きな評判となったロトとレ・シエクルによる《ペレアスとメリザンド》(HMF)でメリザンドを歌ったことも記憶に新しい彼女が、艶やかな歌声を披露しています。
 併せて収録された「海」では、暗い海から立ち上がる色彩感をじっくりと豊かに描いており、ミッコ・フランクとフランス放送フィルの面目躍如たる素晴らしい演奏を聴かせています。
 
 



 ALPHA982
\3300→\2490
ユレルとクヴェールが盟友ベルトランを迎えて
 自然のロマン ~ドイツ・ロマン派のフルート音楽

 1-4. カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826):
  フルート、チェロ、ピアノのための三重奏曲 ト短調 Op. 63
 5. フランツ・シューベルト(1797-1828):
  羊飼いの嘆きの歌 D 121 (フルートとピアノのための編曲版)
 6-9. カール・ライネッケ(1824-1910):
  フルート・ソナタ「ウンディーネ」 Op. 167
 10-18. シューベルト: 「しぼめる花」の主題による変奏曲 D 802
 19. シューベルト:
  しぼめる花 ~『美しき水車小屋の娘』 D 795
   (フルートとピアノのための編曲版)
ジュリエット・ユレル(フルート)
エレーヌ・クヴェール(ピアノ)
エマニュエル・ベルトラン(チェロ)...1-4

 録音: 2022年12月 シテ・ド・ラ・ミュジーク・エ・ド・ラ・ダンス、ソワソン、フランス
 収録時間: 69分

 【ユレルとクヴェールが盟友ベルトランを迎えて描く自然へのオマージュ】
 ロッテルダム・フィルの首席フルート奏者を1998年から務めるジュリエット・ユレルと、ピアニスト、エレーヌ・クヴェールの共演30周年を記念するアルバムで、「水の精」を意味するライネッケの「ウンディーネ」を中心とした、自然から与えられるロマンティックなインスピレーションへのオマージュとなっています。
 ウェーバーのトリオでは二人の盟友エマニュエル・ベルトランも参加。それぞれの作品に深く寄り添い、歌心溢れる音楽を聴かせています。
 
 


 ALPHA991
\3300→\2490
<次世代ソリストたちによるモーツァルト>の第6弾
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第11番、第13番、オーボエ協奏

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  1-3. ピアノ協奏曲 第11番 ヘ長調 K. 413
   カデンツァ...モーツァルト
  4-6. ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 K. 415
   カデンツァ...モーツァルト
  7-9. オーボエ協奏曲 ハ長調 K. 314
   カデンツァ...ガブリエル・ピドー
ロマン・ボリソフ
 (ピアノ/ベーゼンドルファーVC280)...1-6
ガブリエル・ピドー(オーボエ)...7-9
ウィーン放送交響楽団...1-6
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団...7-9
ハワード・グリフィス(指揮)

 録音: 2022年9月 オーストリア放送スタジオ6/大ホール、ウィーン...1-6 2022年3月 オルケスターハウス、ザルツブルク...7-9
 収録時間: 69分

 【注目のシリーズ第6弾には、ガブリエル・ピドーとロマン・ボリソフが登場!】
 無名の若き名手から中堅まで幅広いソリストの登場が話題を呼んでいる<次世代ソリストたちによるモーツァルト>の第6弾。
 数々の受賞歴と古楽器での活躍、YouTubeでのパフォーマンスと話題を振りまきながら、2022年にALPHAからデビュー・アルバム「ロマンス」(ALPHA789)を発売したオーボエのガブリエル・ピドーと、2021年のルール・ピアノ・フェスティバルに参加しラフマニノフの素晴らしいパフォーマンスで聴衆を圧倒したロマン・ボリソフが登場。
 両者とも、明朗ながら細やかな歌いまわしで、作品の素晴らしさをごくシンプルかつ効果的に打ち出す才は、まさに新世代の俊英だといえるでしょう。

  
 





ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD トップページへ



Copyright(C) 2026 ARIA-CD.All rights reserved.08