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人気急上昇、いまやフランス最大手レーベルのひとつに
超特価セール!

仏ALPHA アルファ
総合セール その3
(2CD)\5000→\2890、など

~10/20(火)午前9時



 まだ若いレーベルだったのだが、しゃれたジャケット(基本的にすべてデジパック)、デンマークBKを用いた優秀録音、古楽中心のレパートリーの中にサックス四重奏を入れたり、しれっと大スターを取り込んだり、クルレンツィスやエリック・ル・サージュを大スターにしたりするなどあっというまに世界的なレーベルに成長した。
 レコ芸の新譜批評で熱心に紹介され、高評価を多数得てきたことから日本でも急に知名度が上がってきた。

 宣伝文句じゃなく、いま世界で一番元気なレーベルはここだと思う。
 
 今回2年ぶりに大型超特価セール開催。



 今回は「その3」。2枚組やセット物が中心となっています。



 ただ、現地で完売しているものもあるかもしれないのでその際はご容赦ください。ご注文はお早めに。


 (日本語解説は一切ありません。)





 ALPHA669
(2CD)
\4000→\2890
アーロン・ピルザン(ピアノ)
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
 平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV 846-869

  【DISC 1】
   第1番 ハ長調 BWV 846 - 第12番 ヘ短調 BWV 857
  【DISC 2】
   第13番 嬰ヘ長調 BWV 858 - 第24番 ロ短調 BWV 869
アーロン・ピルザン(ピアノ)

 録音: 2020年6月 ドイチュラントフンク・カンマームジークザール、ケルン

【アーロン・ピルザン、不等分律による『平均律』でALPHA初登場!】
 1995年オーストリア生まれのアーロン・ピルザンは、モーツァルテウムでカール=ハインツ・ケマーリングに学んだのち、ハノーファー音楽学校のラルス・フォークトのもとで研鑽を積みました。2014年19歳にしてNaiveレーベルよりベートーヴェンとシューベルトの作品を収めたアルバムでCDデビュー、2018年にはチェロ奏者キアン・ソルターニとのデュオで名門ドイツ・グラモフォンからもアルバムを発表しています。
 バッハの『平均律クラヴィーア曲集』はドイツ語でDas Wohltemperierte Klavierといい、これはどの調も程よく美しく響くように調律された鍵盤楽器という意味になります。その調律法はそれぞれの音程差が均一ではない不等分律だったので、1オクターヴを十二等分する「平均律」とは、実は違うものでした。アーロン・ピルザンがALPHAレーベルから初めてリリースする『平均律』では、この「不等分律」にこだわり、調律師と共に楽器を理想的な調律に仕上げています。その効果は冒頭のハ長調のプレリュードから絶大で、たいへん美しいピュアな響きが生まれました。さらにこの調律によって、調によっては逆に特徴的に発生する音の濁りをバッハがどのように利用しているか、という点にも着目し意識的に解釈に取り入れた、画期的な演奏となっています。メリハリが明快ですっきりとした中に聴く者を惹きつける細やかな表現力が持ち味の彼の演奏は、これまでも特にバッハに於いて高い評価を得ていますが、曲ごとに極端なテンポ設定を施すようなことなく曲間の繋がりを大切にしながらも、それぞれの個性を見事に引き出す瑞々しい音楽運び、そして美しいタッチは実に見事。多くは先に存在していた小曲を元に構成されたという成立過程を持つ曲集ながらも、彼の手に掛かれば当初から必然的に構築された巨大な作品を聴いているかのような、自然な説得力を帯びて響きます。天才の呼び声高く世界中で賞賛されるピルザンですが、ここに来てやっと本領発揮のCDアルバムが登場したといっても過言ではないでしょう。
 
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 ALPHA752
(2CD)
\4000→\2890
日本公演とほぼ同キャスト
 ボルドー国立歌劇場
クロード・ドビュッシー(1862-1918):
 《ペレアスとメリザンド》 5幕の抒情劇(1902)

   台本..モーリス・メーテルリンク
  【DISC 1】第1幕-第3幕第2場
  【DISC 2】第3幕第3場-第5幕
ペレアス..スタニスラス・ド・バルベラク(テノール)
メリザンド..キアラ・スケラート(ソプラノ)
ゴロー..アレキサンドル・デュアメル(バリトン)
アルケル..ジェローム・ヴァルニエ(バス)
ジュヌヴィエーヴ..ヤニナ・ベヒレ(メゾ・ソプラノ)
イニョルド..マエリグ・ケレ(ソプラノ)
牧童、医師..ジャン=ヴァンサン・ブロ(バス)
ボルドー国立管弦楽団合唱団
サルヴァトーレ・カプート(合唱指揮)
ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団
ピエール・デュムソー(指揮)

 録音: 2020年11月 オーディトリウム、ボルドー歌劇場、フランス 

 【コロナ禍が生んだ注目盤、日本公演とほぼ同キャストによる《ペレアスとメリザンド》】
 新型コロナ・ウイルスによるパンデミックが世界を覆う中、ボルドー国立歌劇場で再演が予定されていた《ペレアスとメリザンド》も公演中止となってしまいましたが、劇場はALPHAレーベルと組み、この作品の録音へと取り組むことになりました。
 2018年にプレミアを迎えたこのプロダクションは、同年ミンコフスキ指揮オーケストラ・アンサンブル金沢の演奏で金沢と東京でも披露され、大きな成功を収めたものです。
 ソリストもジュヌヴィエーヴ役以外は日本公演と同一というのが嬉しいところ。
 
 ペレアス役のバルベラク、メリザンドを演じるスケラートの安定した歌唱力から生まれる強い意志と繊細さの両立が聴きどころで、ゴロー役のデュアメルはじめ脇を固めるメンバーも素晴らしい出来栄えです。
 ボーイ・ソプラノの起用もあるイニョルドを演じるケレはまだ十代のソプラノで、微妙な役どころをうまく演じています。
 デュムソーの操る音楽も、大きな起伏を描きながら全体の流れを上手くコントロールしており、申し分ありません。
 
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ALPHA756
(2CD)
\4000→\2890
パパヴラミ、バッハ『無伴奏』17年ぶりの新録音
 ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ 全6曲
   BWV 1001-1006

  【DISC 1】
   1-4. ソナタ 第1番 ト短調 BWV 100
   15-12. パルティータ 第1番 ロ短調 BWV 1002
   13-16. ソナタ第2番 イ短調 BWV 1003
  【DISC 2】
   1-5. パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
   6-9. ソナタ第3番 ハ長調 BWV 1005
   10-16. パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006
テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)

 録音: 2020年10月 アルスナル、メス、フランス

 【古楽器演奏の理念を咀嚼して辿り着いた境地、パパヴラミ2度目の『無伴奏』】
 バルカン半島のアルバニアからフランスへ若くして拠点を移し、パガニーニ『カプリース』の全曲ライヴ録音を無修正でリリース(AECD0985)するほどの圧倒的な技術を持ちながら、硬派なキャリア形成を続けてきた俊才テディ・パパヴラミ。
 同じアルバニア出身の世界的作家イスマイル・カダレの専属翻訳家も務めるほど文才も高く、多岐にわたる視野をそなえた新時代の名手で、2016年には自伝の邦訳も出版されました(『ひとりヴァイオリンをめぐるフーガ』山内由紀子訳、藤原書店)。
 バッハ『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』はaeonレーベルで2004年に制作された旧録音(AECD0535)もありますが、今回の新録音では徹底的にヴィブラートを抑え、音の造形を改めて考え抜いたピリオド・アプローチ寄りの解釈。しかも理念的な堅苦しさに傾くことがまったくない、驚くほど丹精で自然な演奏は何度も聴き深めたくなる充実度です。
 文芸批評や音楽評論でも活躍するジャーナリストのジャック・ドリヨンが解説を寄せている点も、文人音楽家の録音らしい一面といえるかもしれません。Alphaレーベルならではの筋の通ったバッハ盤がまた一つ増えました。

  




 ALPHA769
(2CD)
\4000→\2890

アンサンブル・アンテルコンタンポラン音楽監督
 マティアス・ピンチャー(1971-):作品集

  『ネメトン』

 【DISC 1】
  1. NEMETON ネメトン(ソロ・パーカッションのための)/2. MAR'EH(ヴァイオリンとアンサンブルのための)/
  3. VERZEICHNETE SPUR(コントラバス、3つのチェロ、器楽アンサンブルとライヴ・エレクトロニクスのための)
  4-6. NUR(ピアノ・ソロとアンサンブルのための) 
   4. I. LIGHTLY, FLOATING/5. II. SOSPESO, SOSPIRANDO/6. III. ERRATICO, CON DUREZZA
 【DISC 2】
  1. BEYOND (A SYSTEM OF PASSING) ビヨンド(フルート・ソロのための)
  2-8. LIEDER UND SCHNEEBILDER 歌と雪の写真(ソプラノとピアノのための)
   2. I. [...]/3. II. I WILL WADE OUT/4. III. TO STAND -ALONE/5. IV. ERSTES SCHNEEBILD/
   6. V. THE MOON IS HIDING IN HER HAIR/7. VI. LADY OF SILENCE/
   8. VII. ZWEITES SCHNEEBILD
  9-11. SONIC ECLIPSE 音蝕
   9. CELESTIAL OBJECT I 天体1(ソロ・トランペットとアンサンブルのための)
   10. CELESTIAL OBJECT II 天体2(ソロ・ホルンとアンサンブルのための)
   11. OCCULTATION 掩蔽(ソロ・トランペット、ソロ・ホルンとアンサンブルのための)
 ヴィクトル・ハンナ(パーカッション)...DISC1、1
 ディエゴ・トージ(ヴァイオリン)、アンサンブル・アンテルコンタンポラン...DISC1、2
 ニコラ・クロッス(コントラバス)、アンサンブル・ユリシーズ、アンサンブル・アンテルコンタンポラン...DISC1、3
 ディミトリ・ヴァシラキス(ピアノ)、アンサンブル・アンテルコンタンポラン...DISC1、4-6
 ソフィー・シェリエ(フルート)...DISC2、1
 イェリー・スー(ソプラノ)、デミトリ・ヴァシラキス(ピアノ)...DISC2、2-8
 クレマン・ソーニエ(トランペット)、ジャン=クリストフ・ウェルヴォワット(ホルン)、
  アンサンブル・アンテルコンタンポラン...DISC2、9-11

 録音: 2014年11月 シテ・ド・ラ・ミュジーク、サル・ド・コンセール、パリ

 【注目度急速上昇中のマティアス・ピンチャー、アンサンブル・アンテルコンタンポランによる作品集】

 日本の音楽ファンを大いに沸かせた、2021年8月のアンサンブル・アンテルコンタンポラン来日公演。特にその音楽監督マティアス・ピンチャーがテーマ作曲家に選ばれた「サントリーホール サマーフェスティバル 2021」は注目され、これまでのテーマ作曲家がそうであったように、彼の日本での認知度を格段に引き上げるものとなりました。
 そこで初演された『音蝕』を含む、Alphaレーベルからの作品集第2弾が登場です。
 「ネメトン」とは、ケルト文化圏で聖なる場所を意味する言葉。この冒頭のパーカッション作品から、前衛的でありながらも、緻密に計算された音の一つ一つや多彩な音色が、聴く者の感性を直接刺激するような彼の作品の特性が強く出ています。
 管弦楽の響きを出発点として、ドイツ、フランス、アメリカといった音楽環境を消化して進化し続ける、ピンチャーの様々な作風を楽しむことのできるアルバムです。

  



 ALPHA577
(2CD)
\5000→\2890*
なんかベートーヴェンに似てきた・・・ニコラ・アルトシュテット
 ベートーヴェン(1770~1827):チェロとピアノのための作品全集
  チェロ・ソナタ 第1番-第5番、変奏曲

  【DISC 1】
   1) ヘンデル『マカベウスのユダ』の「見よ、勇者は還る」による12の変奏 ト長調WoO 45
   2-4) チェロとピアノのためのソナタ 第1番 ヘ長調 Op. 5-1
   5-7) チェロとピアノのためのソナタ 第2番 ト短調 Op. 5-2
   8) モーツァルト『魔笛』の「恋人か女房が」による12の変奏 ヘ長調 Op.66
  【DISC 2】
   1-3) チェロとピアノのためのソナタ 第3番 イ長調 Op. 69
   4) モーツァルト『魔笛』の「恋を知る男たちは」による7つの変奏 変ホ長調 WoO 46
   5-8) チェロとピアノのためのソナタ 第4番 ハ長調 Op. 102-1
   9-12) チェロとピアノのためのソナタ 第5番 ニ長調 Op. 102-2
 ニコラ・アルトシュテット (チェロ/ピアチェンツァのジョヴァンニ・バッティスタ・グヮダニーニ1749年製)
 アレクサンダー・ロンクヴィヒ (フォルテピアノ/ウィーンのコンラート・グラーフ1826~27年頃製)

 録音: 2019年7月 テルデックス・スタジオ、ベルリン

 【ピリオド楽器とウィーン古典派に見識あり。今最も旬な二人によるベートーヴェン!】
 2018年にはアイゼンシュタット・ハイドン・フィル(旧オーストリア=ハンガリー・ハイドン・フィル)とともに来日し、ピリオド奏法への適性をぞんぶんに活かしたハイドン解釈で絶賛を博したアルトシュテット。
 さまざまなレーベルからリリースされてきた多彩なレパートリーでも、若々しい勢いと明敏・明晰な作品理解を示し、1作ごとに瞠目させられる21世紀最前線の俊英チェリストがAlphaから新録音を発表!
 しかも記念年に合わせてベートーヴェンのソナタ全集、そのうえパートナーは百戦錬磨にして近年さらなる新境地を見せつつあるロンクヴィヒというのは、今まさに聴きたいベートーヴェン演奏の極致といってよいでしょう。

 ベートーヴェンは生前さまざまなチェロの名手と接しながら、初期・中期・後期とそれぞれの時代に、自家薬籠中の楽器であるピアノとの二重奏作品を書いています。
 その創意の真相は、作曲家生前のモデルによる楽器を然るべき奏法で鳴らしてこそ初めて浮かび上がるところ。20世紀末以来、現代楽器でもウィーン古典派やシューベルトの解釈で圧倒的な成果をあげ、ピリオド楽器にも抜群の適性をみせるロンクヴィヒはここで、ベートーヴェンが晩年所有していたものと同時期・同製作者のフォルテピアノ(C.グラーフ)を使用。
 グヮダニーニのチェロを縦横無尽、古典期の弓と奏法で奏でるアルトシュテットは15年来の共演仲間で、阿吽の呼吸が映える充実した演奏を存分に味あわせてくれます。Alphaならではの記念年リリースといえます。

 



ALPHA 650
(SACD)
\5000→\2990
UGAB フランスのオルガンさまざま1
 南仏サントガベルのオルガン


ラモー:歌劇作品からのオルガン編曲集
 《優雅なインドの国々》
 《プラテー》
 《ゾロアストル》
 《イポリートとアリシー》
 《ボレアド》
 《ダルダニュス》
 《カストールとポリュックス》
 《エベの祭典》より
  序曲、メヌエット、タンブーラン、サラバンド、舞曲、エールほか
  (イヴ・レヒシュタイナー編曲)
イヴ・レヒシュタイナー (オルガン)
アンアリ=シャルル・カゲ (打楽器)

 これは面白い!
 南フランス、サントガベルの歴史的オルガンを舞台に、名手イヴ・レヒシュタイナーがその多彩な響きを徹底的に引き出した異色のオルガン・アルバム。
 中心となるのはラモー作品の編曲で、そこにアンアリ=シャルル・カゲの打楽器まで加わるという大胆な趣向。
 教会で荘厳に鳴り響くオルガン、という固定観念から飛び出し、色彩的で躍動感に富んだ音の世界が広がります。
 歴史的楽器を単なる「古い楽器」としてではなく、その個性そのものを音楽にしてしまうのがレヒシュタイナーの面白さ。
 ALPHAらしい知的好奇心と遊び心が詰まった、オルガン好きならずとも楽しめる一枚です。



ALPHA 652
\3300→\2990
UGAB フランスのオルガンさまざま3
 南仏サントガベルのオルガン


-ベルリオーズ『幻想交響曲』の一部編曲
 サン=サーンス:死の舞踏(オルガン編)
 ショパン:夜想曲第2番(オルガン編)
 ベートーヴェン:交響曲第7番 第2楽章 (オルガン編)
  ルフェビュール=ヴェリー、フランク
  ヴィドール、:オルガン作品集
イヴ・レヒシュタイナー (オルガン)

 これは曲目を見ただけでも聴きたくなる!
 ベルリオーズ《幻想交響曲》、サン=サーンス《死の舞踏》、ショパンの夜想曲、さらにはベートーヴェンの交響曲第7番第2楽章まで――それを南仏サントガベルのオルガンで聴かせるという驚きの一枚。
 オーケストラやピアノで知り尽くしたはずの名曲が、巨大なオルガンという「一人オーケストラ」を通して、まったく別の表情を見せます。そこにルフェビュール=ヴェリー、フランク、ヴィドールというフランス・オルガン音楽の本流も組み合わせた構成が実に巧妙。
 名手レヒシュタイナーの手にかかれば、これは単なる珍編曲集ではなく、19世紀フランスの壮麗な音響世界をめぐる痛快な音楽旅行です。

ALPHA 950
(2CD)
\5000→\3090

17・18世紀フランス・バロックのオルガン芸術
 -ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂のオルガン


CD1

ルベーグ:第6旋法による組曲(抜粋)
ルベーグ:オルガン曲集第3巻より
トムラン:讃歌《めでたし、海の星よ》
ニヴェル:『ミサ曲と教会讃歌を含むオルガン曲集 第2巻』より
F.クープラン:《修道院のためのミサ曲》

CD2

マルシャン:オルガン曲選集(抜粋)
マルシャン:グラン・ダイアローグ
ダンドリュー:オルガン曲集 第1巻 組曲第1番 ニ短調より
ダンドリュー:オルガン曲集 第1巻 組曲第6番 イ長調より
バルバトル:ノエル《彼は小さな天使》
ダカン:『新しいノエル集 Op.2』より


 
ジャン=バティスト・ロバン (オルガン)
フランソワ・エスピーナス(オルガン)
ミシェル・ブヴァール(オルガン)
フレデリック・デザンクロ (オルガン)


 これはフランス・バロックのオルガン音楽を一気にたどる、実に豪華な2枚組。
 ルベーグ、ニヴェル、トムランからクープラン、マルシャン、ダンドリュー、さらにバルバトル、ダカンまで、17~18世紀フランスのオルガン芸術を代表する作曲家がずらりと並びます。
 しかも舞台はヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂。華麗なプレーン・ジュ、トランペット、クロモルヌ、グラン・ジュなど、フランス古典オルガンならではの色彩が次々と現れます。
 ロバン、エスピーナス、ブヴァール、デザンクロという名手4人の競演も贅沢。「フランス・バロックのオルガンとは何か」を2枚で体感できる、格好のアンソロジーです。




 ALPHA582
(2CD)
\5000→\3190
幻のスペイン語オペラ
アントニオ・ドラーギ(1634-1700):歌劇『エル・プロメテオ(プロメテウス)』(1669年)
  ファビオ・トリュンピ (テノール)-プロメテオ、スコット・コナー (バス)-ペーレウス、
  マリアーナ・フローレス (ソプラノ)-テティス、ジュゼッピーナ・ブリデッリ (メゾ・ソプラノ)・・・ニセア、
  ボルハ・キサ (バリトン)-サティーロ、ザカリー・ワイルダー (テノール)-メルクリウス、
  アナ・キンタンス (ソプラノ)-ミネルヴァ、カミル・ベン・フサイン・ラシリ (バリトン)-ヘルクレス、
  ビクトル・トレス (バリトン)-ネレオ、アンナ・レインホルト (メゾ・ソプラノ)-パンドラ、
  アレハンドロ・メーラプフェル (バリトン)-ジュピター、ルシア・マルティン=カルトン (ソプラノ)-アラクネ、
  ナミュール室内合唱団、カペラ・メディテラネア (古楽器使用)、
  レオナルド・ガルシア・アラルコン (総指揮・第3幕補筆)

 録音:2018年6月 ディジョン音楽堂、フランス

 【ウィーンで活躍したイタリア人オペラ作曲家ドラーギ、幻のスペイン語オペラを補完蘇演!】
 イタリアのリミニに生まれ、当時オペラ歌手として特にカヴァッリ作品への出演で名を挙げたドラーギ。オペラの作曲家としても多くの作品を発表しましたが、今日ではほとんど上演されることはありません。
 ドラーギはウィーンの皇室で本場イタリア出身の作曲家として活躍、彼をはじめとするイタリア人の圧倒的活躍ゆえにシュメルツァーらドイツ語話者らが最重要職を得られない時代が続いたほどでした。
 ウィーンの図書館に残されている全3幕のオペラ『エル・プロメテオ(プロメテウス)』は、ハプスブルク家がオーストリアとスペインをともに治めた17世紀ならではの作。第1幕、第2幕は現存するものの、第3幕については台本のみで楽譜は紛失していました。この失われた第3幕をアラルコンが当時の音楽作りに合わせて大幅に補筆し蘇演した版が今回のCDに収められています。
 ゼウスに逆らい人間に火を与えたため、罰として山の頂に磔にされるプロメテウス。生きながら鷲に内臓を啄まれるうえ、その内臓が毎日復活するのため苦痛が永遠に続くという、厳しい罰でした。
 スペイン語で書かれた台本を意識して、カスタネットなどを導入し、アラルコンの得意とするスペインの色にすっかり染まった躍動的な音楽。特にアラルコンが補筆し完成させた第3幕は、よく馴染む音楽づくりとなっているものの、さらに情熱を帯びた盛り上がりを聴かせてくれます。
 トリュンピ、ブリデッリ、キサといった、ソロ・アルバムを制作するレベルの名歌手たちが揃い、丁々発止のやり取りを聴かせていることも大きな魅力です。






 ALPHA788
(2CD)
\5000→\3190
ル・ポエム・アルモニークによる、スペイン後期バロックの劇音楽
 セバスティアン・ドゥロン(1660-1716):《コロニス》 全2幕のサルスエラ
  水の精コロニス...アナ・キンタンス(ソプラノ)、トリトン...イザベル・ドリュエ(メゾ・ソプラノ)、
  プロテオ...シリル・オヴィディ(テノール)、メナンドロ...アンテア・ピシャニク(コントラルト)、
  シレーネ...ヴィクトワール・ビュネル(メゾ・ソプラノ)、
  太陽神アポロ...マリールー・ジャクアール(メゾ・ソプラノ)、
  海の神ネプトゥーノ...カロリーヌ・マング(メゾ・ソプラノ)、
  イリス...ブレンダ・プパール(メゾ・ソプラノ)、合唱の歌い手...オリヴィエ・フィシェ(テノール)、
  ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用)、ヴァンサン・デュメストル(指揮)

 録音: 2021年4月2-5日 サル・コロンヌ、パリ

 【演奏陣充実!南国情緒あふれるスペイン・バロック劇音楽、気品と躍動感に富んだ演奏で】
 その古雅な響きに満ちた卓越した演奏解釈で注目され、フランスから欧州古楽シーンを牽引するル・ポエム・アルモニークによる、スペイン後期バロックの劇音楽という意外なレパートリー!
 イタリアのA.スカルラッティやフランスのカンプラと同い年のスペイン人作曲家ドゥロンは、21世紀に急速に復権が進み録音が増えつつある隠れた大物の一人で、ハプスブルク家最後のスペイン王カルロス2世の宮廷に迎えられ、数多くのサルスエラを作曲し音楽劇の世界に新境地を拓きました。
 《コロニス》は1705年、スペイン王室が継承戦争の流れの中でブルボン家に渡ろうという頃に披露された重要作(長く作者不詳とされていましたが、2009年にドゥロン作と確定)。海の神ネプテューン(ネプトゥーノ)と太陽の神アポロ(アポロン)が水の精コロニスとの恋をめぐって争い、最終的にアポロが勝つ......という筋書きはまさにブルボン家の勝利宣言と取れる内容ですが、17世紀末イタリア音楽風のメロディセンスを軸に据えながら、スペインや新大陸の民衆音楽に通じる躍動感あふれる要素をそこかしこに盛り込むドゥロン随一の作曲感覚はここでも十全に発揮され、時代を越えて私たちを惹きつけてやみません。
 キンタンス、マング、オヴィディら21世紀の古楽シーンで躍進めざましい独唱者たちに加え、器楽勢では8人にも及ぶ通奏低音をはじめ、スペイン古楽に欠かせないバホン(バスーン)の名手パパセルジオーをはじめ手練のプレイヤーが続々。
 ル・ポエム・アルモニークならではのノーブルな抒情に随所で絶妙なアクセントを添える打楽器や撥弦楽器のサウンドも痛快で、スペイン宮廷音楽の魅力を十全に味わえる演奏に仕上がっています。



 



 ALPHA926
(2CD)
\5000→\3190
エルヴェ・ニケ(指揮)
マレ:歌劇《アリアーヌとバッキュス》

 マラン・マレ(1656-1728):
  《アリアーヌとバッキュス》~
   序幕付き全5幕の音楽悲劇(1696年パリにて初演)
    台本...サン=ジャン
     (トマ・コルネーユの悲劇《アリアーヌ》
     〔1672〕による)
アリアーヌ(アリアドネ)...
 ユディト・ファン・ヴァンロイ(ソプラノ)
栄光の女神、コルシーヌ...
 マリー・ペルボスト(ソプラノ)
舞踏の女神テルプシコル(テレプシコーレ)、
 夢の精...エレーヌ・カルパンティエ(ソプラノ)
セーヌ川のニンフ、女神ジュノン(ユノー)...
 ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
酒の神バッキュス(バッコス)、夢の精...
 マティアス・ヴィダル(テノール)
ジェラルド、大神ジュピテール(ユピテル)...
 マチュー・レクロアール(バリトン)
アドラスト...
 ダヴィド・ヴィチャク(バリトン)
王、祭司長...
 トミスラフ・ラヴォワ(バス=バリトン)
牧神パン、水夫2、リカス、
 悪夢の神フォペトル(ポベトル)、
  ファンタス、アルクトン
   ...フィリップ・エステーフ(バリトン)
恋の神、エリーズ、ナクソス島民...
 マリーヌ・ラフダル=フラン(ソプラノ)
喜びの精、王の従者、水夫1、
 商業神メルキュール(メルクリウス)
  ...ダヴィド・トリクー(テノール)
ヴェルサイユ・バロック音楽センター合唱団
 (合唱指揮...ファビアン・アルマンゴー)
ル・コンセール・スピリチュエル
 (声楽&古楽器アンサンブル)
  コンサートマスター...
   オリヴィエ・ブリアン(ヴァイオリン)
  通奏低音...
   トゥルモー・ダーレン、
   マルジョレーヌ・カンボン
    (バス・ド・ヴィオロン)
  斎藤由香
   (バス・ド・ヴィオール
    〔ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)
  エリザベート・ガイガー
   (クラヴサン〔チェンバロ〕)
  マリー・ラングレ、ニコラ・ワティンヌ
   (テオルボ)
エルヴェ・ニケ(指揮)

 録音: 2022年4月 ピュトー・リュリ音楽院オーディトリアム(パリ郊外)/収録時間: 126分

 【貴重な全曲盤、ニケとフランス古楽界を代表する歌手たちによる待望の録音!】
 ヴィオールの比類ない名手として名を馳せたフランスの作曲家マラン・マレは、王室楽団でオペラ指揮者としても活躍。
 1693年にはジャン=バティスト・リュリの後を継いで王室音楽総監督の座にあった息子ルイ・リュリとの共作で《アルシード(エルキュールの勝利)》を作曲、その後《アリアーヌとバッキュス》(1696)、《アルシオーヌ》(1706)、《セメレ》(1709)と3編の抒情悲劇を独力で完成させ、オペラを書く手腕でも高く評価されました。
 18世紀以前のフランス・オペラ蘇演に確かな実績を持つ鬼才エルヴェ・ニケによる今回の録音は、リュリ亡き後の歌劇作曲家としてマレが本格的な歩みを始めた重要作でありながら全曲録音に恵まれてこなかった《アリアーヌとバッキュス》の全貌に触れられる待望のプロジェクト!
 ミノタウロス退治の恋人テーセウスに去られ悲しむアリアーヌに迫る酒神バッキュスの物語で、同じパリを沸かせたルーセル作品を130年以上先取りする名品をダイナミックに聴かせます。
 抜群の心理表現を見せるヴェロニク・ジャンス、21世紀のフランス歌劇界で圧倒的な活躍をみせるマティアス・ヴィダルと活躍目覚ましいファン・ヴァンロイによる表題役の鮮やかな歌唱もさることながら、二人のテオルボ奏者が加わる豪華な通奏低音勢をはじめ、1700年頃のパリ・オペラ座の編成を忠実に再現したオーケストラも存在感抜群!
 ALPHAレーベルの真骨頂ともいうべきバロックオペラ録音です。

 
 
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ALPHA1106
(2CD)
\5600→\3390
エルヴェ・ニケ(指揮)
 ル・コンセール・スピリチュエル
  ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)/レイナウト・ファン・メヘレン(テノール)

デマレ/カンプラ: 《トーリードのイフィジェニー》

 アンリ・デマレ(1661-1741)/
  アンドレ・カンプラ(1660-1744)補筆完成:
   抒情悲劇《トーリードのイフィジェニー》
    (序幕と全5幕/1704年パリにて初演)
  台本...ジョゼフ=フランソワ・デュシェ・ド・ヴァンシ
   (1668-1704)、
    エウリピデス(BC 480頃-BC 406頃)の悲劇による
イフィジェニー...ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
ピラド...レイナウト・ファン・メヘレン(テノール)
オレスト...トマ・ドリエ(バリトン)
トアス...ダヴィド・ヴィチャク(バリトン)
エレクトル...オリヴィア・ドレ(ソプラノ)
月と狩の女神ディアーヌ...
 フロリアーヌ・アスレール(メゾ・ソプラノ)
司令官、大洋の神...
 トミスラフ・ラヴォワ(バス=バリトン)
デロス島民の男性、海神トリトン、供物大祭司...
 アントナン・ロンドピエール(テノール)
イスメニド、デロス島民の女性1、水の精1、巫女1...
 ジャンヌ・アムザル(ソプラノ)
デロス島民の女性2、水の精2、巫女2...
 マリーヌ・ラフダル=フラン(ソプラノ)
ル・コンセール・スピリチュエル
 (合唱&古楽器オーケストラ)
エルヴェ・ニケ(指揮)

 録音: 2024年1月 ジャン=バティスト・リュリ音楽院オーディトリアム、ピュトー(パリ郊外)
 収録時間: 136分

 【ニケの解釈が光る! グルックを1世紀近く先取りした幻の傑作】
 古代の劇作家エウリピデスの悲劇『タウリスのイフィゲニア』を下敷にしたオペラといえば、歌劇史上の重要作曲家グルックの傑作《トーリードのイフィジェニー》(1779)が有名。
 しかしそれより前、既に17世紀末時点でこの悲劇のオペラ化に臨んでいた作曲家がいました。ルイ14世の治世後半、巨匠リュリ亡き後に燦然と現れた青年人気作曲家デマレです。
 しかしデマレは作曲中に未承認の秘密結婚で物議を醸し、国外退去を余儀なくされてしまいました。
 補筆完成を任されたのは、デマレと同世代で《優雅なヨーロッパ》(1697)を成功させたばかりのカンプラ。
 彼の手で序曲と序幕、第1幕のイフィジェニーの幻視にまつわる場面、第4幕・第5幕の大半などが補完され、1704年にパリの王室音楽アカデミー劇場(オペラ座)での初演も成功、以後世紀半ばまで再演され続けたのでした。
 カンプラの仕事が共作どまりで埋もれていたこの幻の傑作に、近年のデマレ再評価の流れで鬼才ニケの指揮による全曲録音が登場。
 父王アガメムノンの手を逃れトーリード王のもとディアーヌ神殿の巫女をしていたイフィジェニーが、兄オレストと邂逅し他のギリシャ人と共に神々に救われる物語を、ジャンスとファン・メヘレンを主役に気鋭歌手たちが堂々たる歌唱で解釈。
 また作品中には舞曲が多く含まれており、オーケストラの活躍も効き逃がせません。通奏低音には齋藤由香(バス・ド・ヴィオール)も参加。

 
 
 



 ALPHA1025
(3CD)
\5600→\3590
ジョナサン・コーエン(チェンバロ、指揮)&アルカンジェロ 
ヘンデル:オラトリオ『テオドーラ』

 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  オラトリオ『テオドーラ』 HWV 68
   (全3部/1750年初演)
テオドーラ...ルイーズ・オルダー(ソプラノ)
ディディムス...ティム・ミード(カウンターテナー)
イレーヌ...アンナ・ステファニー(メゾ・ソプラノ)
セプティミウス...ステュアート・ジャクソン(テノール)
ヴァレンス...アダム・プラヘトカ(バス・バリトン)
アルカンジェロ
 (合唱&古楽器オーケストラ)
ジョナサン・コーエン(チェンバロ、指揮)

 録音: 2023年3月31日-4月6日 聖オーガスティン教会、キルバーン、ロンドン
 総収録時間: 178分

 【俊才コーエンと実力派勢によるヘンデル晩期の傑作オラトリオ】
 英国で揺るぎない名声を確立したヘンデルが晩年、その豊かな技量を注ぎ込んだ傑作オラトリオ『テオドーラ』。
 作曲家が視力を失う直前の時期に仕上げられ1750年3月に初演されたものの、少し前にロンドンを襲った地震の影響で重要な顧客たちが客席にいない状態での上演は失敗に終わりました。

 当時の英国におけるオラトリオの通例を離れた殉教物語も理解されませんでしたが、その音楽的充実は後にヘンデル声楽作品が見直されてゆく中で評価が高まり、今や多くの全曲録音にも恵まれている一作となっています。
 その上でなお、古楽器演奏の名盤群で知られるALPHAが世に問う新録音は、英国を中心に世界的な注目を集めるジョナサン・コーエン率いるアルカンジェロと気鋭歌手陣によるもので、瑞々しく音楽愛に貫かれた名演に仕上がっています。
 ローマ帝国末期、ヴィーナス信仰を受け入れずキリスト教徒として命を全うする悲運の女性テオドーラを演じるのは、サイモン・ラトルやキリル・ペトレンコとの共演でも知られロマン派や近代作品の録音でも高い評価を博しているルイーズ・アドラー。
 ヒロインに寄り添うディディムス役ではドーヴァー海峡の両岸で活躍をみせるティム・ミードが細やかな作品解釈を雄弁な歌唱へと昇華させ、他のソリストたちと共に起伏豊かなドラマを盛り上げます。
 古楽器演奏の場のニュアンスを的確に捉えるユーグ・デショー&アリーヌ・ブロンディオらALPHA古参のエンジニアたちの仕事も見事なもので、ホルンやトランペットも加わる色彩豊かなオーケストラの活躍も際立ち、劇音楽に通じたコーエンならではの聴きごたえある音楽展開を何度でも聴き確かめたくなるに違いありません。

 
 
 

Alpha169
(2CD)
\6000→\3690
シューマン:ピアノ曲・室内楽作品集Vol.11(最終巻)
 子供の情景、謝肉祭、生涯最後の作品...
ローベルト・シューマン(1810~1856):
 ①アベッグ変奏曲 op.1
 ②トッカータ op.7
 ③子供の情景 op.15
 ④ベートーヴェンの主題による変奏曲WoO 31(ローベルト・ミュンスター校訂)
 ⑤謝肉祭 op.9
 ⑥三つのロマンツェ op.28
 ⑦アラベスク op.18
 ⑧アルバムのページ(20 の小品集)op.124
 ⑨花の曲 op.19
 ⑩七つのフゲッタ op.126
 ⑪主題と変奏 WoO 24(シューマン最後の作品)
エリック・ル・サージュ(ピアノ/スタインウェイ)
「子供の情景」、「謝肉祭」、「トッカータ」、「アラベスク」...シューマン最初の出版作品である「アベッグ変奏曲」からライン川に飛び込む直前の“最後の作品”まで、これひとつで計り知れない充実度を誇るセットに!



Alpha217
(2CD)
\6000→\3690
マティアス・ピンチャー指揮&アンサンブル・アンテルコンタンポラン
バルトークからリゲティへ
 ~ハンガリー20世紀音楽のバトン~

 ①バルトーク:コントラスト ~
  クラリネット、 ヴァイオリンとピアノのための(1938)
 ②バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ(1937)
 ③リゲティ:ピアノと管弦楽のための協奏曲(1988)
 ④リゲティ:チェロと管弦楽のための協奏曲(1966)
 ⑤リゲティ:ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲(1993)
マティアス・ピンチャー指揮
アンサンブル・アンテルコンタンポラン
①ジェローム・コント(cl)
  ディエゴ・トージ(vn)
  セバスティアン・ヴィシャール(p)
②ジル・デュロ、サミュエル・フェヴル(perc)
 ディミトリ・ヴァシラキス、
  セバスティアン・ヴィシャール(p)
③永野英樹(p)
④ピエール・シュトラウク(vc)
⑤ジャンヌ=マリー・コンケ(vn)
 どちらもハンガリー出身、どちらも20世紀人。時代を変えた2巨頭を、作曲家ピンチャー率いる猛者集団が!
 もはや、Alphaレーベルでどんな猛者が出てこようと驚くことはないかもしれませんが、まさかアンサンブル・アンテルコンタンポランがひょいと登場するなど、誰が想像したでしょう?
 しかも、指揮は作曲家としても知られるマティアス・ピンチャー…独奏陣には、このアンサンブルの一員として際立った活躍を続けてきた永野英樹氏も名を連ねています。それも、いくつもの異なるリズムが同時進行してゆく快速楽章など、楽譜どおり演奏するだけでも至難の業というほかない超絶難曲、リゲティのピアノ協奏曲で――強烈な存在感とともに立ち現れる、20世紀後半のカリスマティックな音楽世界!
 そう、このアルバムはリゲティという巨匠を、同じハンガリー出身の先人バルトークと双璧をなす「20世紀=近い過去」の改革者としてとりあげた、個々の作品をひとつの古典的傑作として位置づけようとするかのごとき注目企画なのです。だからこそ、リゲティ作品はあえて古典的な「協奏曲」という曲種のものばかり、逆にバルトークは古典的な枠組みのなか、より攻めた内容を誇る晩年の重要作2曲に焦点をあてているのかもしれません。
 それぞれに個性的なリゲティ3作もさることながら、しなやか変幻自在、曲の存在感を一新するようなバルトーク2作の解釈も瞠目もの!
 作曲家像を見直す瞠目の解釈、美麗外装の雰囲気も含め、さすがAlpha、さすがアンテルコンタンポラン...と唸る新録音!
 



 ALPHA973
(2CD)
\6000→\3890
幻の1778年版、「グルック後」のリュリ改訂稿
 ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):抒情悲劇《アルミード》 プロローグと全5幕

 ルイ=ジョゼフ・フランクール(1738-1804)による1778年改訂版
 台本 フィリップ・キノー/トルクァート・タッソ『イスラエル解放』による
  【DISC 1】 第1幕、第2幕
  【DISC 2】 第3幕、第4幕、第5幕
  ※ 1778年版世界初録音
 アルミード ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)、ルノー レイナウト・ファン・メヘレン(テノール)、
 イドラオ、憎悪 タシス・クリストヤニス(バリトン)、
 フェニス、リュサンド シャンタル・サントン=ジェフリー(ソプラノ)、
 シドニー、水の精、快楽 キャスリーン・ワトソン(ソプラノ)、
 アロンテ、アルテミドール、ウバルド フィリップ=ニコラ・マルタン(バリトン)、
 騎士ダノワ ザッカリー・ワイルダー(テノール)
 ル・コンセール・スピリチュエル(合唱と管弦楽/古楽器使用)、
 エルヴェ・ニケ(指揮)

 録音: 2019年4月 アルセナール音楽ホール、メス、フランス

 【ニケの手によって史上初めて上演された幻の1778年版、「グルック後」のリュリ改訂稿!】

 リュリ最晩年の傑作であり、長年タッグを組んだ詩人キノーと最後に完成させることが出来た歌劇《アルミード》。1686年の初演以降、オペラ座の上演の柱として長く君臨し続けましたが、流行の変化もあり1766年を最後に舞台に掛けられる機会はなくなりました。
 折しもウィーン皇室から輿入れしてきたマリー=アントワネットの招きで、パリではグルックが新しいフランス語オペラの王者として君臨しつつあった頃。1777年にはリュリ作品をさしおいてグルックが新版《アルミード》を書き成功を収めていました。しかしフランス国粋派のなかにはグルックに猛反発する勢力もあり、彼らは1770年にヴェルサイユ王室歌劇場落成記念で上演された《ペルセー》(ニケによる1770年版の録音あり/ALPHA967)のように、リュリ作品を新時代に合わせて改稿することで復権をねらいます。
 当時パリ・オペラ座で活躍していたルイ=ジョゼフ・フランクール(長命作曲家フランソワ・フランクールの甥)による改稿ではクラリネットやホルンなど、古典派時代のフランスならではの楽器が効果的に用いられ驚くほど新鮮な響きでありながら、リュリ作品の魂はそのまま生きた独特の仕上がりになっています。
 しかしこの改訂版は未完に終わり上演はされず、そのまま忘れ去られてしまいました。フランスの埋もれた名作を蘇らせることに定評あるエルヴェ・ニケが、史上初めてこの版による上演を行い、その後録音されたのが今回のアルバムです。手つかずだった第5幕第3場以降は、音楽学者ブノワ・ドラトヴィツキとジュリアン・デュブルクが周到に補筆。
 歌手陣もジャンス、メヘレン、クリストヤニスほかというこの上ない豪華な面々を揃え、作品の真価を問う素晴らしい演奏となりました。
 またオリジナル版から100年の、フランスに於ける音楽事情の変化を聴くことが出来る点でも、たいへん貴重な録音と言えるでしょう。
 フランス語のリブレットとその英訳、多くの資料画像を掲載した80ページ以上におよぶカラーブックレット付き。

 
 
Alpha 157
(2CD)
\6400→\3990
J.S.バッハ:六つのパルティータ
 ~鍵盤練習曲集 第1巻 BWV825-830~
 『鍵盤練習曲集第1 巻』(1731)
 1.パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825
 2. パルティータ第2番 ハ短調 BWV826
 3. パルティータ第3番 イ短調BWV827
 4. パルティータ第4番 ニ長調BWV828
 5. パルティータ第5番 ト長調 BWV829
 6. パルティータ第6番 ホ短調 BWV830
バンジャマン・アラール(チェンバロ)


 満を持してAlphaでバッハ作品の録音を始めるや、当たり前のように快進撃続行中――今ならもう「21世紀のレオンハルト」「21世紀のヴァルヒャ」と呼んでも差し支えないでしょう。いきなり、風格たっぷり。全瞬間、ニュアンスに満ちています。じっくり味わう、バッハの真髄。
 バンジャマン・アラール――もう、この人の名前だけで即買い・という時代は、すぐそこまで来ているように思います。Alpha レーベルへのデビューはつい最近、オルガン1台で3人分のパートを弾くバッハの「六つのトリオ・ソナタ」を、パリのど真ん中にある本格ドイツ・バロック式オルガンで風格たっぷりに弾きこなし、当然のように『レコード芸術』特選を頂いたばかりとあっては、貴店の棚をチェックされておられるバッハ・ファンにも、その名はちょうど今、しっかり刻まれつつある頃ではないでしょうか。
 2004 年のブリュッヘ(ブルージュ)国際古楽コンクールで優勝したのなんて、もう遥か昔のことのよう。ヨーロッパの古楽関係者で今この人を知らない人はいないであろう、すっかりソリストとしてキャラの立ってしまった新世代の俊英でございます。名声云々、というのはともかく、サンプル音源をお申し付の上お聴きいただければ、何がどうして「アラールがすごい」かは自ずと知れようというもの。
 今回の曲目はまたしてもバッハ、それも市場効果抜群の「パルティータ」――晩年のバッハが、自らの芸術性の全てを楽譜に残すべく、本腰を入れて作曲しはじめた一連の『鍵盤練習曲集』の最初を飾る組曲集。脂の乗り切ったバッハ壮年期の真骨頂が凝縮されているといっても過言ではない曲集だけに、演奏者も怖気づくのでしょうか、ピアニストの録音はそこそこ出るのに「その道のプロ」たるチェンバロ奏者がめったに新録を出さないレパートリーでもあります(2年前にRAMEE でリリースされたパスカル・デュブリュイユの快演もずいぶん売れました)。ところがアラールときたら、怖気づくどころか泰然自若もいいところで、大ヴェテランが長年の経験の末に打ちたてたような、えもいわれぬ風格たっぷりの解釈をさらっと打ち出してみせるのです!「さらっと」と言うのは簡単ですが、普通そうはいかない曲目。全編ゆったりめのテンポで、音符ひとつひとつ、噛んで含めるように(チェンバロで、ですよ)弾いてみせ、これが信じられないくらい深く、心に刺さる。ピアノならまだしも、音に強弱のつかないチェンバロでこんなこと出来る人となると、滅多にいませんよね…派手めの演奏で圧倒する人なら結構いるんですが。今ならもう「ヴァルヒャ、レオンハルト、そしてアラール」と言っても過言ではないでしょう。世界随一の秀逸古楽レーべルAlphaがしっかと確保、同社に前例のないバッハ大作群を録音するだけのことはある、本物の天才です。




 ALPHA594
(3CD)
\6400→\3990*
インマゼール、ついにベートーヴェンのピアノ・ソナタ!

 ベートーヴェン(1770-1827): ピアノ・ソナタ集
  ~1800年前後の作品を中心に、「悲愴」「月光」「田園」ほか~

  【CD I】
   1-3. ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 Op. 10-1(1798)
   4-7. ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 Op. 10-3(1798)
   8. ロンド・ア・カプリッチョ ト長調「失くした小銭への怒り」Op. 129(1798?)
   9-11. ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 Op. 13「悲愴」(1799)
  【CD II】
   1-3. ピアノ・ソナタ 第9番 ホ長調 Op. 14-1(1799)
   4-6. ピアノ・ソナタ 第10番 ト長調 Op. 14-2(1799)
   7. 葬送行進曲 ~ピアノ・ソナタ第12番 変イ長調 Op. 26(1801)より
   8-10. ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op. 27-2「月光」(1802)
  【CD III】
   1-4. ピアノ・ソナタ 第15番 ニ長調 Op. 28「田園」(1801)
   5. ロンド ト長調 Op. 51-2(1802)
   6-9. ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 Op. 31-3(1802)
   10. アンダンテ・ファヴォリ 変ホ長調 WoO 57(1804)
  ヨス・ファン・インマゼール(フォルテピアノ)

 使用楽器:ウィーンのアントン・ヴァルター1800年頃製作モデルに基づく クリュニー(フランス)のクリストファー・クラーク1988年製作の再現古楽器
 録音:2019年7月22日~8月1日 シント・トライデン修道院会堂(ベルギー)
 解説: ヨス・ファン・インマゼール 

 【交響曲全曲録音から12年。インマゼール満を持しての、鍵盤作品体系的録音3枚組】

 インマゼール率いる古楽器集団アニマ・エテルナが、あの痛快というほかないベートーヴェン交響曲全曲録音をBOXで一挙リリースしたのが2008年。
 それから12年の年月が過ぎ、インマゼールは今や同楽団の名誉音楽監督的立場となり、その指揮を若き才人たちにも任せながら、フォルテピアノ奏者としての自身のキャリアを新境地へと向かわせはじめました。
 作曲者生誕250周年、満を持してベートーヴェンのピアノ・ソナタに正面から向き合った3枚組アルバムを新録音。当時の楽器(フォルテピアノ)で作曲家の真意に迫る、新たなスタンダードの予感に満ちたリリースとなります。

 チェンバロ奏者として古楽への造詣を深めながら、半世紀近く前から歴史的なモデルのピアノの奏法と向き合ってきたインマゼールが、彼と同じく生前は卓越した奏者として活躍、この楽器の発展に大きく寄与したベートーヴェンの独奏曲群へ向かう日が来たというのは、いわば必然かつこのうえない運命と言えましょう。
 18世紀末以降ウィーンで絶大な人気を誇った鍵盤製作家ヴァルターのモデルにもとづき、現代最高のフォルテピアノ職人のひとりクリストファー・クラークが入念に再現製作した銘器を通じ、ここでは1800年前後の最も充実したソナタ群の世界が探求されています。
 「悲愴」「月光」「田園」といった名前で知られる名曲をはじめ、楽器の特徴をよくふまえた奏者でなくては辿りつけない境地へ・・・
 ロンド・ア・カプリッチョ「失くした小銭への怒り」など、小品も織り交ぜ作曲家の音楽世界をくまなく探求してゆくプログラム構成は、今後さらなる録音の登場にも高い期待を掻き立てずにおきません。





 ALPHA793
(2CD)
\6400→\3990
20代の新世代シェフ、英国出身のベン・グラスバーグ
モーツァルト:《皇帝ティートの慈悲》

 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
  《皇帝ティートの慈悲》 K. 621 ~全2幕のオペラ・セリア(1791)
   台本: カテリーノ・マッゾーラ
    (ピエール・コルネーユ『シンナ』に基づく
    ピエトロ・メタスタージオの原作による)
ティート....ニッキー・スペンス(テノール)
ヴィテリア....シモナ・シャトゥロヴァー(ソプラノ)
セスト....アンナ・ステファニー(メゾソプラノ)
セルヴィッラ....キアラ・スケラート(ソプラノ)
アンニオ....アントワネット・デンヌフェルド(メゾソプラノ)
プブリオ....ダーヴィト・シュテッフェンス(バス)
フリオ・カバリェロ・ペレス(フォルテピアノ)
アクサンチュス/ノルマンディ・ルーアン歌劇場合唱団
ノルマンディ・ルーアン歌劇場管弦楽団
ベン・グラスバーグ(指揮)

 録音: 2020年11月、ノルマンディ・ルーアン歌劇場(フランス)

 【俊才グラスバーグと注目歌手たちが魅せる、欧州歌劇界最前線のモーツァルト】
 齢23にしてブザンソン国際指揮者コンクールで優勝したのが2017年。20代の新世代シェフ、英国出身のベン・グラスバーグが音楽監督を務めるフランスのノルマンディ・ルーアン歌劇場は、21世紀に入ってからの急成長で話題をふりまくオペラハウスです。
 このタッグで、近年リートや近現代作品の録音が増えているニッキー・スペンスをタイトルロールに迎えて、モーツァルトが最晩年に遺したオペラ《皇帝ティートの慈悲》を聴くことは、いわば2020年代初頭時点におけるヨーロッパ歌劇界の先端を体感することと同義と言ってよいでしょう。
 タイトルロールの他にもシモナ・シャトゥロヴァー(ヴィテリア)やキアラ・スケラート(セルヴィッラ)ら躍進めざましい歌手たちが続々登場、迫真の表現と細やかな解釈でモーツァルト最晩年の光と影を捉え、堂々たるドラマを織り上げてゆきます。
 レチタティーヴォのスリリングな展開に寄り添うフォルテピアノも見事なら、オーケストラの立ち回りも実に緩急鮮やかで聴きどころに事欠きません。
 中低音に比重を置いた弦楽セクション(6/6/5/5/3)も伸縮自在の機動力をみせ、18世紀の二管編成でも最大級と言ってよいオーケストレーションを立体的に楽しませてくれます。
 





ALPHA1004
(4CD)
\6400→\4490
パーヴォ・ヤルヴィ&トーンハレ管
 メンデルスゾーン:交響曲全集、劇音楽『夏の夜の夢』(抜粋) 

  
一挙全集ボックスで登場


  フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
   【CD 1】
    1-4. 交響曲 第1番 ハ短調 Op. 11
    5-6. 交響曲 第5番 ニ短調 Op. 107「宗教改革」
   【CD 2】
    1-12. 交響曲 第2番 変ロ長調 Op. 52「讃歌」
   【CD 3】
    1-4. 交響曲 第3番 イ短調 Op. 56「スコットランド」
    5-8. 交響曲 第4番 イ長調 Op. 90「イタリア」
   【CD 4】
    劇音楽『夏の夜の夢』 Op. 61 (抜粋)
     1. 序曲 / 2. No. 1 スケルツォ /
     3. No. 3 合唱付きの歌 / 4. No. 5 間奏曲 /
     5. No. 7 夜想曲 / 6. No. 9 結婚行進曲 /
     7. No. 11 道化師たちの踊り / 8. フィナーレ
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
【CD 2】
 チェン・レイス、
 マリー・ヘンリエッテ・ラインホルト(ソプラノ)
 パトリック・グラール(テノール)
 チューリヒ・ジング・アカデミー
【CD 4】
 カタリナ・コンラディ、
 ソフィア・ブルゴス(ソプラノ)
 チューリヒ・ジング・アカデミー女声合唱団


 録音: 2021年3月 トーンハレ・マーグ ...CD 1-3 2021年5月 トーンハレ・マーグ ...CD 4 2023年1月 チューリヒ・トーンハレ ...CD 2
 収録時間:【CD 1】58分 【CD 2】63分 【CD 3】66分 【CD 4】42分/総収録時間: 231分

 【パーヴォ・ヤルヴィ&トーンハレ管のメンデルスゾーン、一挙全集で登場!】
 交響曲全5曲に『夏の夜の夢』まで収録した4枚組のボリュームで登場の、パーヴォ・ヤルヴィによるメンデルスゾーン。
 この作曲家らしい瑞々しいメロディと躍動的なリズム、そして若々しい疾走感といった各作品の魅力を十二分に生かした、美しくもテンションの高い演奏を聴かせています。
 ドイツを中心とした歌劇場で活躍するチェン・レイスとカタリナ・コンラディ、バロックから古典派の宗教作品を得意とするマリー・ヘンリエッテ・ラインホルトとパトリック・グラール、来日ツアーも成功させているプエルトリコ系アメリカ人ソプラノのソフィア・ブルゴスと、個性的な歌手陣が随所で持ち味を生かしているのもポイント。
 さらに低音金管古楽器の名手パトリック・ヴィバールが『夏の夜の夢』にオフィクレイドで、「宗教改革」には(原盤ブックレットに表記がありませんが)セルパンで参加、「讃歌」のオルガンは名手クリスティアン・シュミットが務めています。
 


ALPHA480
(5CD)
\6400→\4490
『ベートーヴェンの時代の響きを徹底検証』
 マルティン・ハーゼルベックとウィーン・アカデミー管弦楽団
   ベートーヴェン:交響曲全集ボックス!

 【DISC 1】
  ・交響曲 第1番 ハ長調 Op. 35/・交響曲 第2番 ニ長調 Op. 36
    録音: 2014年12月7-9日 (ライヴ) ニーダーエスターライヒ宮ラントハウスザール、ウィーン
 【DISC 2】
  ・交響曲 第3番 変ホ長調 Op. 55 「英雄」/・交響曲 第4番 変ロ長調 Op. 60
    録音: 2016年5月20-25日(ライヴ拍手入り/第3番)、2018年4月(ライヴ/第4番)
    オーストリア演劇博物館(旧ロブコヴィッツ侯爵邸) エロイカ・ホール、ウィーン
 【DISC 3】
  ・交響曲 第5番 ハ短調 Op. 67/・交響曲 第6番 ヘ長調 Op. 68 「田園」
    録音: 2018年11月、2019年7月 ニーダーエスターライヒ宮、ウィーン
 【DISC 4】
  ・交響曲 第7番 イ長調 Op. 92/・交響曲 第8番 ヘ長調 Op. 93
    録音: 2015年3月10-14日(第7番)、2017年11月(ライヴ/第8番)
     オーストリア科学アカデミーセレモニアル・ホール、ウィーン
 【DISC 5】
  ・交響曲 第9番 ニ短調 Op. 125 「合唱」
    録音: 2015年9月26、27日 (ライヴ) ホーフブルク宮レドウテンザール、ウィーン
ウィーン・アカデミー管弦楽団 (古楽器使用)、
マルティン・ハーゼルベック (指揮)
第九:
 ローラ・エイキン (ソプラノ)、
 ミヒャエラ・ゼリンガー (メゾ・ソプラノ)、
 スティーヴ・デイヴィスリム (テノール)、
 ホセ・アントニオ・ロペス (バリトン)、
 シネ・ノミネ (合唱) 

 【ベートーヴェンの時代の響きを徹底検証!記念年を彩る圧巻の交響曲全集】


 ベートーヴェンの交響曲が初演された六つの会場のうち四つは現存・検証可能とのことで、その音響条件に見合ったウィーンの宮殿をみつけ、そこでライヴ(つまり、観客がいたときの音響条件で!)録音するという徹底ぶり...
 基本、弦8/7/5/4/3の当時流編成でくりだされる超・緊密なサウンドは、深く聴き究めるに足る充実度。


 ウィーン拠点という地の利を生かし、たんに世界各地の凄腕古楽器奏者たちを集めた精鋭古楽器集団が熟考と研鑽のかぎりをつくしてベートーヴェンの真髄に迫る…というだけでなく、各作品をそれぞれ、できるかぎり作曲家が初演した演奏会場で録音、その音響環境までも検証してゆこうとする異才マルティン・ハーゼルベックの「ベートーヴェン全曲録音」シリーズ。

 ベートーヴェンの交響曲が、現代楽器のオーケストラによる響きとはおよそかけはなれた「当時の楽器と奏法」で演奏されていた、つまりベートーヴェン自身がイメージしていた響きは「いま」の私たちが知っているものとは大きく違っていたのは、もはやいうまでもないこと。
 今回のウィーンを拠点に古楽器演奏を続けるハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管弦楽団による全曲録音の素晴しい点は、楽器や奏法だけでなく「それが初演された会場の響き」までも味方につけ、作品の素顔に迫ろうとしている点。


 「英雄」ではベートーヴェンのパトロンとして有名なロプコヴィツ侯爵の私邸の大広間(現在はオーストリア演劇博物館の一部)を使い、かつて「傑作の森」の数々がプライベート試演されてきたこの会場の響きで作品の原風景に迫ってみせる。さらにエンジニアチームが初演会場の音響に合わせた特別なマイクロフォンまで新作。

 「第4番」は1807年3月にウィーンのロプコヴィツ侯爵家の私的演奏会で初演されており、今回のライヴ録音も、由緒あるロプコヴィツ邸で初演時の風景そのままに行われた演奏会をまるごと収録。

 アン・デア・ウィーン劇場で相次いで初演された「第5番」、「第6番」については、200年の歴史で改装も相次ぎ当時とは姿を変えてしまった"因縁の会場"アン・デア・ウィーン劇場を避け、当時から現存するニーダーエスターライヒ宮殿で少数精鋭の演奏編成を率い、作曲家の雪辱を果たさんと本盤の収録に臨む。

 「第7」は初演されたウィーン大学講堂(現在のウィーン科学アカデミー講堂)で録音。

 「第9」では、当時の慣例に倣って、合唱とソリストを管弦楽の前に配し、ここでは12/12/8/7/6の弦楽編成を組み、今や存在していない初演会場ケルントナートーア劇場に代わりベートーヴェンと同時代のウィーンで管弦楽演奏会など大規模な催しを一手に請け負っていたレドウテンザールを選択。

 第9の演奏風景 


 こちらは「英雄」の360度演奏風景映像。

https://youtu.be/3n0JIuX9fZA?list=PLpsL9gxP_PeZFmouiGCwQBKrwkamHSbCB

 ブラウザによっては再生できないようです。これはすごい臨場感・・・






 マルティン・ハーゼルベックとウィーン・アカデミー管弦楽団が2014年から進めており、楽聖生誕250年となる2020年に完結した「リサウンド・ベートーヴェン」シリーズから、交響曲のみを抜き出し全集としてBOX化。
 作曲者存命中に近い年代の楽器、あるいはその復元を用いることはもちろん、演奏会場も共に鳴る楽器であるという考えから、初演場所あるいはそれに準じた歴史的建造物を録音場所とするこのシリーズ。
 力強い演奏が作品の素晴らしさを際立たせていることも大きな魅力。記念の年ならではの好企画と言えるでしょう。
 また、ゴットリープ・ヴァリッシュをソリストに迎えたピアノ協奏曲全集(ヴァイオリン協奏曲の編曲版を含む全6曲)は、別途セット化されCPOレーベルより発売中(555329)です。

 




Alpha369
(3CD)
\6400→\4490
集めたり、CD3枚分
 アントワーヌ・ライシャ(アントニーン・レイハ):室内楽作品集

 ①弦楽四重奏曲 ホ長調 作品95-1
 ②弦楽五重奏曲 ヘ長調 作品92-1
 ③ピアノ・ソナタ ホ長調
 ④練習曲「異名同音」
 ⑤アンダンテ・マエストーゾ
 ⑥『魔笛』の主題によるピアノ・ソナタ(変奏曲)ヘ長調
 ⑦フーガ第9番「和声の環」
 ⑧グルックの主題による変奏曲 作品87
 ⑨ピアノ三重奏曲 ニ短調 作品101-2
 ⑩チェロ三重奏曲 ~三つのチェロのための
①②ジラール四重奏団
②タンギー・パリゾ(va2)
③④⑤ジョスカン・オタル、
⑥ヴィクトリア・ヴァシリェンコ、
 ⑦⑧ジョルジェ・ラデフスキ(p)
⑨トリオ・メディチ
⑩ヨーン・ハンビン、カツペル・ノヴァク、
     ジュスティーヌ・メトラル(vc)

 あの木管五重奏曲の大家、実はベルリオーズの師匠。 弦やピアノの名品の仕上がりに驚くこと必至の3枚組!

 ベルリオーズの師匠にして、ボン宮廷でのベートーヴェンの同僚…プラハ生まれのチェコ人ながらドイツ語圏での活躍も長く、ナポレオン戦争の頃パリに渡り、以後は稀代の対位法の大家として、またセンスあふれる室内楽の作曲家として、着実な人生を歩んだ名匠レイハ。
 彼の名は、おもに木管五重奏曲という分野をはじめて本格的に発展させた大御所として、アマチュア管楽器奏者たちのあいだでは広く知られているのではないでしょうか。
 しかし彼自身はヴァイオリン奏者――本盤では、近年少しずつ録音物も出つつある弦楽四重奏曲、当時まさにパリこそが発展の拠点だったピアノのための音楽、そしてピアノ三重奏曲やチェロ三重奏曲(!)…と、思いがけない室内楽曲が続々!
 ラロやヴュータンの協奏曲全集で実績をあげてきたベルギーのエリザベート音楽院プロジェクト、最新作はまず間違いなく「自信ありき」でこの企画なのだと思います。
 Alphaのクオリティにも期待の持てる3枚組…美麗ジャケットとあわせ、お見逃しなく!



 ALPHA640
(4CD)
\6400→\4490
『謎めいた幸運の神』~こんなひとがいたのか、音楽史は変わるのか
 ブルゴーニュ楽派よりも先、中世末期の多声音楽作曲家たちより少し後
  CD4枚にわたるザカラ・ダ・テラモ作品全集
ラ・フォンテ・ムジカ(声楽&古楽器アンサンブル)
ミケーレ・パゾッティ(中世リュート、指揮)
 ザカラ・ダ・テラモ(1360頃-1416):
  【DISC 1】 教会音楽
   1. グローリア(I)/2. クレド(II)/3. めでたし、海の星(編者不詳・器楽)/
   4. 英国のグローリア/5. 村落のクレド/6. コンスタンティア(編者不詳・器楽)/
   7. グローリア「栄光あれ、誉れに賛美を」/8. クレド(III)/
   9. 「それぞれの風が」の調べによるグローリア/10. クレド(I)/11. 表題のない曲(編者不詳・器楽)/
   12. ミチネッラの調べによるグローリア/13. クルソルの調べによるクレド
  【DISC 2】 世俗音楽にもとづく教会音楽と、その原曲
   1. ロゼッタの調べによるグローリア/2. スカビオーゾの調べによるクレド/3. 恋に悩み/
   4. ロゼッタ(編者不詳・器楽)/5. ロゼッタ/6. おまえはこの上なく落ちぶれ/
   7. わたしたちの弁護をしてくださる方よ/8. おまえはこの上なく落ちぶれ(編者不詳・器楽)/
   9. 優美な花が一輪/10. 「優美な花が一輪」の調べによるグローリア/
   11. 神の中の神プルートよ/12. 「神の中の神プルートよ」の調べによるクレド
  【DISC 3】 世俗曲 I
   1. ごちそうのために狩猟を / 騒々しく音を立てろ/2. わたしはカッコウのように求めてやまない/
   3. 恋心は、咳のように抑えが効かない/4.「おまえはこの上なく落ちぶれ」の調べによる即興/
   5. わたしは泣きに泣きました/6. その時はすぐにやってくる/7. あの方は裸ではなかった/
   8. それぞれの風が/9. ロゼッタ(編者不詳・器楽)/10. 神に向かい続けてあれ/
   11. たとえ遠く離れていても/12. ご婦人よ、わたしの酷い死を願うのはやめてください/
   13. チャラメッラ、愛しきチャラメッラ
  【DISC 4】 世俗曲 II
   1. お受け下さい、親愛なる首長たちよ/2. 情けを見せてください、ご婦人よ/
   3. もう生きてはいけない(編者不詳・器楽)/4. 美しい鷲が、ただの一度で心を貫いた/
   5. たとえ、この世の金をすべて積まれても/6. 幸運の神よ、また不満を言わせてくれ/
   7. なあ幸運の神よ、確か以前きみは/8. ご婦人よ、期待してもよいのでしょうか/
   9. これだけは、あなたにはっきり申し上げられます/10. 美しい鷲が、ただの一度で心を貫いた(器楽)/
   11. すでに恋の矢がわたしを傷つけ/12. 神様はご存知でしょう、わたしがまだ純潔であると/
   13. わたしはいつも炎に焦がされている/14. 心を棘に貫かれて/
   15. わたしはひどく傷つきました / お受け下さい、聖書にかけて

 録音: 2017年7月-2018年10月 サン・ザカリア教区教会、 ロッカ・スゼッラ、イタリア

 【中世とルネサンスをつなぐ驚くべき才能!最前線の中世音楽奏者らが聖俗両面を解き明かす】
 初期ルネサンスのデュファイやバンショワらブルゴーニュ楽派よりもさらに早く、マショーやランディーニら中世末期の多声音楽作曲家たちより少し後の世代に属するザカラ・ダ・テラモ。
 近年ようやく研究が進んだことで、14世紀末から15世紀にかけての多声音楽の過渡期に活躍したこの才人が、その多彩な表現で時代をいかに賑わせていたかが明らかになってきました。
 14世紀アルス・ノーヴァの複雑な多声技法にも、15世紀以降のルネサンス・ポリフォニーにも通じる多面的な魅力を、中世楽器を使いこなす名手たちが多数集うイタリア随一の声楽&古楽器アンサンブルが徹底解剖。
 よく考え抜かれた楽器構成もさることながら、伸縮自在のダイナミックな演奏は教会音楽でも俗世向けの音楽でも、これらがルネサンス多声芸術の萌芽を解き明かすのではないかという好奇心を強く掻き立てずにおきません。
 ミケーレ・パゾッティは14世紀イタリア音楽を集めたアルバムですでに注目を集めている新世代の俊才。
 ハープのマルグレート・ケルのような大御所古楽器奏者のゲスト参加も頼もしいところ。
 充実したブックレットとあわせ、古楽ファンの関心を存分に満たしてくれるALPHAレーベルならではの4枚組です。
 
 


Alpha821
(3CD)
\6400→\4490
C.P.E.バッハ トリオ・ソナタさまざま&
フルートのための協奏曲の全て(全6曲)

 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714~1788):
  ①トリオ・ソナタ ト長調ソナタ ホ短調 Wq.124/H.551
  ③トリオ・ソナタ ト長調 Wq.144/H.568
  ④トリオ・ソナタ イ長調Wq.146/H.570
  ⑤チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 Wq.77/H.513
  ⑥トリオ・ソナタ ニ長調 Wq.151/H.575
  ⑦~⑫フルート協奏曲
   (全6曲 Wq.13, 22, 166,167,168,169/H.416,425,431,435,438,445)*
アレクシス・コセンコ(各種フラウト・トラヴェルソ)
Ens.レザンバサドゥール(古楽器使用)
アルテ・デイ・スオナトーリ(古楽器使用)*


 ますます勢いづく、フランス古楽界きっての国際派トラヴェルソ奏者コセンコの秀逸録音ポーランド古楽界の突き抜けたクオリティを示した銘団体との協奏曲録音と、新録音の室内楽!

 アレクシス・コセンコ!「管楽器の王国」にして古楽先進国でもあるフランスにあって、ライヴァル数多のフラウト・トラヴェルソ(18 世紀型の古楽器フルート)の世界でユニークな存在感を示しつづける男。
 今をときめく古楽器集団レ・シエクルの指揮者F-X.ロートと同じく、フランス・フルート楽派の継承者アラン・マリオンの門下で学んだあと、この名手は(やはりロートと同じく)指揮者としても活躍をみせてきたのですが、その主なフィールドはあくまで18 世紀以前、トラヴェルソという楽器に密着した時代にふかく通暁する道を彼は選んできました。
 そしてカリスマ的古楽レーベルAlpha で2005 年、大バッハの次男C.P.E.バッハのフルート協奏曲を思わぬ楽団の「吹き振り」で録音――その楽団とは、かつてバロック・ヴァイオリン界の超実力派・レイチェル・ポッジャーとヴィヴァルディの傑作録音をリリースし、一躍世界舞台に躍り出たポーランドの凄腕古楽器集団アルテ・デイ・スオナトーリ!以後、彼はこの楽団とC.P.E.バッハの協奏曲全6作をすべて録音し、日本でもC.P.E.バッハを愛してやまない愛好家・音楽通の方々(音盤ファンに実は意外なほど多いことは、各バイヤー様のほうがご存知のはず...!)を中心に、その緩急あざやかなエッジの効いた演奏は高く評価されつづけてきました。数年前に第1弾(Alpha093)がプレス切れになってからも問い合わせが相次いできたこの全曲録音に続き、彼はヴィヴァルディ(Alpha174)とシャルパンティエ(Alpha185)の美しいディスクも同団体と録音。
 さらに最近は中東欧の俊才を中心に新たなアンサンブル・レザンバサドゥールを結成、ホルンやオーボエが大活躍する豪奢な編成のヴィヴァルディ協奏曲集(Alpha190)でも古楽ファンの度肝を抜いたばかり――そんな折、彼が今年生誕300 周年を迎えるC.P.E.バッハのBOX を世に送り出す…と聞けば、おおこれは折よく例の協奏曲全集が!と小躍りもしようというものですが、よく見れば3枚組であるという。なんとこのBOX、完全新録音でC.P.E.バッハのソナタやトリオ・ソナタを6曲集めた充実のアルバムが1枚、それら実績ある協奏曲CD2枚に付属するかたちになっているのです!
 コセンコは解説まで手を抜かない、総合的な企画性を大切にしたアルバム作りをする人ですから、この新たなるソナタ録音部分(トリオ・ソナタでは、さきのレザンバサドゥール盤でみごとなヴァイオリン独奏を聴かせたゼフィーラ・ヴァロヴァが参加)まで含め、生誕300 周年を飾るにふさわしい充実BOX として、商品性の高い1作に仕上げて来るであろうことは明らか!





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