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エスメ弦楽四重奏団
モーツァルト、チャイコフスキー ほか:弦楽四重奏曲集
1-4. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調 K. 465「不協和音」
5-8. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 Op. 11
9. スヨン・リュー(1980-):
essori (Sound From The Past) (2016) 世界初録音 |
エスメ弦楽四重奏団
ペ・ウォンヒ、ハ・ユナ(ヴァイオリン)
キム・ジウォン(ヴィオラ)
ホ・イェウン(チェロ) |
録音: 2022年4月 ORF Radiokulturhaus Studio
3 ウィーン/収録時間: 69分
【エスメ弦楽四重奏団、ALPHAから第2弾】
2016年にケルン音楽大学で結成され、「愛する」という意味の古いフランス語からその名を取ったエスメ弦楽四重奏団。
韓国出身の女性4人組で、2018年にはウィグモア・ホール国際弦楽四重奏コンクール優勝をはじめ4つの賞に輝くなど、ヨーロッパ各地のコンクールで高い評価を得ています。2022年には初来日公演も成功させました。
彼女たちのアルバム第2弾となる今作には、モーツァルトの『ハイドン・セット』から「不協和音」、「アンダンテ・カンタービレ」を第2楽章に持つチャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1番という有名作を披露。
さらに朝鮮半島伝統の二胡であるヘグム(奚琴/けいきん)の名手スヨン・リューが、2016年にクロノス・クァルテットのために書いた「Yessori」(You
Tubeにはスヨン・リューが弾くヘグムとクロノス・クァルテットの5人による演奏がアップされていますが、ここでは弦楽四重奏版)を高い技術と表現センスでたいへん面白く聴かせます。
彼女たちの音楽が持つ幅広い表現力、力強さと推進力の魅力をたっぷりと味わうことの出来るアルバムです。

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シューベルト: 美しき水車小屋の娘
1-20. フランツ・シューベルト(1797-1828):
美しき水車小屋の娘 D 795 |
コンスタンティン・クリンメル(バリトン)
ダニエル・ハイデ(ピアノ) |
録音: 2022年3月 マルクス・シティクス・ホール、ホーエネムス、オーストリア
収録時間: 70分
【クリンメルの「水車小屋」登場】
1993年ドイツ生まれのバリトン、コンスタンティン・クリンメルのALPHAレーベル3枚目のソロ・アルバム。
ドイツ・ロマン派のバラード集(ALPHA549)、ウィーン古典派のアリア集(ALPHA892)に続く今作は、待望の正統派歌曲集「美しき水車小屋の娘」となりました。
彼の美しく滑らかな歌声をこれまで以上に堪能できるアルバムです。
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ECHO - 谺 ~シューベルト、レーヴェ、シューマン、ヴォルフ:
歌曲集
フランツ・シューベルト(1797-1828):
1. すみれ D 786 / 2. 子を抱く父
D 906
カール・レーヴェ(1796-1869):
3. 魔王 Op. 1-3 / 4. 歩き回る鐘
Op. 20-3
/
5. エーバーシュタイン伯爵
Op. 9 Heft
VI-5 /
6 . 抑揚の狂った詩 Op. 62-5
/
7. やさしいお弔い Op. 62-4
/ 8. 魔法使いの弟子
Op. 20-2
ロベルト・シューマン(1810-56):
9-13. 5つのリート Op. 40
9. I. においすみれ / 10.
II. 母の夢
/ 11. III. 兵士 /
12. IV. 吟遊詩人 / 13.
V. 裏切られた恋
レーヴェ:
14. 海をゆくオーディン Op.
118
フーゴー・ヴォルフ(1860-1903):
15. ムンメル湖の精霊たち
/ 16 四月の黄色い蝶
/
17. 古い絵に / 18. 鼠捕りの男19.
炎の騎士
レーヴェ:20. オールフ殿 Op.
2-2 |
ゲオルク・ニグル(バリトン)
オルガ・パシチェンコ(ピアノ、フォルテピアノ) |
使用楽器:
ウィーンのコンラート・グラーフ1826年製楽器による、シュタウフェン・イム・ブライスガウのクリストフ・ケルン2019年製作の再現楽器...1-13、20
ニューヨーク・スタインウェイ・コンサート・グランド・ピアノ1875年製...14-19
録音: 2022年2月 ベートーヴェン・ハウス、ボン、ドイツ/収録時間:
83分
【ニグルとパシチェンコの共演によるバラード・アルバム】
バロックや現代のオペラで活躍するバリトン歌手ニグルと、歴史的な楽器での演奏を中心に世界的に活躍するピアニスト、パシチェンコの共演によるアルバム第2弾。
演奏に15分もかかるシューベルトの「すみれ」ほか、物語性の高いバラードを集めたアルバムです。
ニグルの歌唱はやさしく語り掛けるような表現がたいへん印象的ですが、時折聴かせるドラマティックな高揚や、品の良いユーモアも大変魅力的。
寄り添うようなパシチェンコのピアノも素晴らしく、一部ではグラーフの楽器が装備するヤニチャーレン・ペダル(トルコ風の打楽器が鳴るペダル)や、特殊なストップによる音色の変化も楽しむことが出来ます。
ジャケットは前作(ALPHA646)に続き作曲家パスカル・デュサパンによる写真。

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「ピアノの森」で吹き替えを担当したジュリエット・ジュルノー
さすらい人
フランツ・リスト(1811-1886):
1. さすらい人 ~シューベルトの12の歌
S 558
リヒャルト・ワーグナー(1813-1883):
2. 私の眠りは夢を見ることで
~《ジークフリート》第3幕
第1場*
フランツ・シューベルト(1797-1828):
3-5. 3つのピアノ曲(即興曲)
D 946
6. はるかな土地で ~白鳥の歌
D 957-6*
グスタフ・マーラー(1860-1911):
7. 私はこの世に捨てられて
~リュッケルト歌曲集*
シューベルト:
8. さすらい人の夜の歌 II
D 768*
マーラー/ヨーゼフ・フォン・ヴェス(1863-1943)編曲:
9. 友は馬から降りて ~『大地の歌』第6楽章「告別」*
*=ジュリエット・ジュルノーによるトランスクリプション |
ジュリエット・ジュルノー
(ピアノ/STEINWAY &
SONS MODEL D-274 'EDWARD') |
録音: 2022年10月 エウレジオ文化センター、グスタフ・マーラー・ホール、ドッビアーコ
収録時間: 57分
【「ピアノの森」で吹き替えを担当したジュリエット・ジュルノー、ソロ・デビュー盤のテーマは「さすらい人」】
フランス出身で数々のコンクールに入賞、オペラ・コミック座やリール・オペラ座などでコレペティートルとしても活躍したジュリエット・ジュルノー。
日本では、2018年に放送されたアニメ「ピアノの森」でソフィ・オルメッソンの吹き替えピアノを担当したことでも知られる彼女にとって、初めてのリサイタル盤が登場です。
「言葉のない"さすらい人"」というテーマからは孤独をイメージするところですが、彼女の表現はむしろ輝かしく、内面に籠るだけではなく外に目を向けたときの美しさや憧憬を感じさせ、「さすらい人」に対する新しい感覚を聴く者に与えてくれるものとなっています。

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ル・ポエム・アルモニーク
サン=ジャンの私の恋人~
バロックから近代シャンソンまで自在に行き来する時空を超えた恋の歌
<青春時代>
1. テッド・グルヤ(1910-2000)
&ジョルジュ・マルティーヌ:
J'ai perdu ma jeunesse
わたしの青春時代はなくなった
2. マラン・マレ(1656-1728):
Les voix
humaines 人間の声
3. 作者不詳: Dans mon jardin
a l'ombre
うちの庭の暗がりで
4. 作者不詳: La fille au
Roi Louis ルイ王の娘
<古い歌をいくつか>
5. ヨハン・フィーアダンク(1605-1646):
Canzona en ut majeur カンツォーナ
ハ長調
6. クラウディオ・モンテヴェルディ(1567~1643):
Lasciare mi morire (Arianna)
わたしを死なせてください
(歌劇《アリアンナ》より)
7. フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):Lasso,
io vivo (L'Egisto)
ああ、わたしは生きている(歌劇《エジスト》より)
<いつかの恋景色>
8. ポール・マリニエ(1866-1953):
D'elle
a lui 彼女からのお返事
9. ポール・デルメ(1862-1904):
Les petits
paves 小さい敷石
10. シャルル=アンドレ・カシャン(1896-1955):
Ou sont mes amants 恋人たちは何処へ
11. レイモン・ルグラン(1908-1974):
Les nuits d'une demoiselle
あるお嬢さんの夜
12. レオン・フォセー(1829-1877):
Les Canards tyroliens チロルの鴨の群れ
13. アンリ・コル(生歿年不詳、20世紀に活躍)、
ラルフ・カルセル(生年不詳-1968):
Le tango stupefiant 圧巻のタンゴ
14. エミール・カララ(1915-1973):
Mon amant de Saint-Jean
サン・ジャンの私の恋人
編曲: ヴァンサン・デュメストル、
ルカス・ぺレス、ヴァンサン・ブショ |
ル・ポエム・アルモニーク
(声楽&古楽器アンサンブル)
ステファニー・ドゥストラック(メゾ・ソプラノ)
ヴァンサン・デュメストル(テオルボ、指揮)
フィオナ=エミリー・プパール、
サンドリーヌ・デュペ(ヴァイオリン)
ルカス・ぺレス、アリス・トロスリエ(バス・ド・ヴィオール〔ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)
シリル・プーレ(チェロ)
ヴァンサン・レルメ(アコーディオン)
二コラ・ローゼンフェルド(バスーン、各種リコーダー)
マリー・ヴァン・レイン(クラヴサン〔チェンバロ〕、オルガン) |
録音: 2022年10月 タンデム、アラス(フランス北東部パ=ド=カレー地方)
収録時間: 59分
【新鮮!近代フランスの歌を自然に紡ぐ古楽器の響き、古のフランスの響きに馴染むアコーディオン】
16~17世紀のエール・ド・クールやフランス各地に口承で伝わってきた民衆歌など、ルイ14世の時代よりもさらに古いフランス音楽を高雅で自然に現代に蘇らせ、世界中から熱いまなざしを集めてきた21世紀のユニークな古楽グループ、ル・ポエム・アルモニーク。
イタリア・バロックでも実績を示しつつ、中心メンバーの母語であるフランス語を歌詞とする音楽への適性はやはり抜群で、詩句の味わいを最大限に引き出す新鮮で薫り高い演奏解釈はどの時代の作品でも出色の仕上がりを誇ります。
その親和性が「古楽」の枠に縛られないことを立証するユニークな選曲のアルバムが登場。
彼らと同じくフランス民衆世界の古謡を得意とするレ・リュネジアンの『うんざりだ、冬ってやつは』(ALPHA887)でも絶妙な妙声を聴かせたステファニー・ドゥストラックの味わい深い歌い口は、さりげなく織り交ぜられたバロック宮廷音楽と近代シャンソンを易々と行き来し、無理なく即興的な音を紡いでゆくアコーディオンと共に、時にはシャンソンを古楽のように、また古楽をシャンソンのように聴かせる巧妙さ。古楽器アンサンブルをバックバンドとして、サティやトゥルーズ=ロートレック、モディリアーニらが生きた1900年前後から20世紀中盤までの、古き良きフランスの芳香に満ちたシャンソンの名曲群をしなやかに歌いこなすそのセンスは、もはやクロスオーヴァ―やジャンル越境などといった表現が陳腐に思えるほど、圧倒的に自然な「フランスの息吹」に貫かれています。
聴くほどに惹きつけられるその魅力に、主宰者デュメストルが学究性に閉じこもらないセンス抜群の古楽プレイヤーであることを改めて強く認識する1枚です。

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ALPHA1034
(2CD)
\3300→\2190
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アーロン・ピルザン、不等分律による『平均律』
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
平均律クラヴィーア曲集 第2巻
【CD 1】・BWV 870-881
【CD 2】・BWV 882-893 |
アーロン・ピルザン
(ピアノ/Steinway D) |
録音: 2023年4-5月 ドイチュラントフンク・カンマームジークザール、ケルン
総収録時間: 143分
【こだわりの不等分律による『平均律』第2巻!】
2020年にアーロン・ピルザンがALPHAへの初録音としてリリースした『平均律クラヴィーア曲集
第1巻』は、バッハが目指したWohltemperierte(程よい調律)を求めて徹底的にこだわりぬいた不等分率と、それによって調号が増えるにつれて生じてくる音のうなりもバッハが計算していたという解釈のもと、見通しの良い演奏も相まって世界中で高い評価を得ました。
約3年の時を経て録音された第2巻では、第1巻と同じコンセプトに基づき、調律師からエンジニア、録音場所までも同じく揃えて制作されたもの。
現在でも高い人気を誇る第1巻から約20年の時を経て作曲された第2巻は、より大胆な和声などを取り入れた意欲的な内容となっていますが、ピルザンは第1巻の録音から3年の間に世界で起こったパンデミックやロシアのウクライナ侵攻といった変化に思いを馳せつつ、より深化したバッハ解釈を聴かせています。
メリハリが明晰で細やかな表現ながらすっきりとした彼の演奏は今回も強い説得力を持ち、クリアな録音と相まって、たいへん美しいアルバムに仕上がりました。
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ALPHA1054
(2CD)
\3300→\2190
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スカルラッティ&ドヴォルザーク:スターバト・マーテル
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)/シモン=ピエール・ベスティオン編:
スターバト・マーテル~独唱、合唱、弦楽合奏と通奏低音による
アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)シモン=ピエール・ベスティオン編:
スターバト・マーテル~独唱、合唱、ピアノ独奏と弦楽合奏による
【CD 1】
1. プロローグ ~
スカルラッティの『スターバト・マーテル』による
2. スカルラッティ: Stabat
Mater dolorosa
立ち尽くす聖母、悲しみにくれて
3. ドヴォルザーク: Stabat
Mater dolorosa
立ち尽くす聖母、悲しみにくれて
4. スカルラッティ: Cujus
animam gementem
悲嘆にくれるその胸は
5. スカルラッティ: Quis non
posset
いったい誰が、心を痛めずにおれようか
6. スカルラッティ: Eja Mater,
fons amoris
おお、聖母よ、愛の泉よ
7. ドヴォルザーク: Qui est
homo, qui
non fleret
いったい誰が、涙を流さずにいられよう
8. ドヴォルザーク: Eja Materm
fons amoris
おお、聖母よ、愛の泉よ
9. ドヴォルザーク: Fac, ut
ardeat cor
meum
わたしの心に、ひとつの炎を
【CD 2】
1. スカルラッティ: Sancta
Mater, istud
agas
聖なる母よ、おやりになってください
2. ドヴォルザーク: Tui nati
vulnerati
あなたの息子は傷めつけられました
3. スカルラッティ: Fac me
vere tecum
flere
どうかわたしも、あなたのそばで泣かせてください
4. 作者不詳/シモン=ピエール・ベスティオン編:
Stabat Mater dolorosa 続唱「立ち尽くす聖母、悲しみにくれて」
(ソレム修道院のグレゴリオ聖歌による)
5. ドヴォルザーク: Fac, ut
portem Christi
mortem
どうかわたしにも、救世主の死を担わせてください
6. ドヴォルザーク: Inflammatus
et accensus
炎にさらされ、焼かれることもある
7. スカルラッティ: Juxta
crucem
十字架のそば、あなたのそばにいさせてください
8. スカルラッティ: Inflammantus
炎にさらされ、焼かれることもある
9. スカルラッティ: Fac ut
animae
どうかこの魂が、浴せるようにしてください
10. スカルラッティ: Amen
アーメン
11. ドヴォルザーク:
Quando corpus moietur この肉体が滅びる時も |
ラ・タンペート
(声楽&器楽アンサンブル)
シモン=ピエール・ベスティオン(指揮)
独唱:
アメリー・レゾン(ソプラノ)
アリーヌ・カンタン(アルト)
エドゥアール・モンジャネル(テノール)
フローラン・マルタン(バス)
独奏:
トマ・タケ(ピアノ、ポジティフ・オルガン)
依田幸司、カティア・ヴィエル(ヴァイオリン)
クロエ・パリゾ(ヴィオラ)
クロティルド・ラクロワ(チェロ)
ピエール・リンデルクネヒト(テオルボ) |
録音: 2022年7月23-26日、イル・ド・フランス国立管弦楽団オーディトリアム、アルフォールヴィル(フランス中北部イル・ド・フランス地方)
総収録時間: 93分
【ステージパフォーマンス特有の臨場感で蘇る「スターバト・マーテル」2傑作の再解釈!】
中世、ルネサンス、バロックなど古楽のレパートリーを、20世紀以降の近・現代音楽と組み合わせたステージパフォーマンスで大きな成果をあ
げてきたフランスの声楽&器楽アンサンブル、ラ・タンペート。
ALPHAレーベルではその成果の一端を音響面で味わえる注目すべきアルバム
制作を続けていますが、本作では作曲された時代が大きく異なる二つの「スターバト・マーテル」の傑作を組み合わせたユニークなプログラムに
驚かされます。
555曲を超える鍵盤ソナタで知られるドメニコ・スカルラッティの『スターバト・マーテル』は、指揮者ベスティオンが「古楽のレパー
トリーで最も美しい作例」と讃える名作で、ルネサンスを意識した多声様式で書かれた異色作。
ベスティオンはまた、大管弦楽を伴うドヴォル
ザークの『スターバト・マーテル』を思春期に歌う機会を得て大きな衝撃を受けた経験があり、どちらも同じ中世の宗教詩に根ざしたこれら2曲
を組み合わせてみたかったと語っています。
後者はドヴォルザーク自身のピアノ譜も参考にベスティオン自身が編曲、ピアノを通奏低音のように
使いながら、テオルボを軸にした解釈による前者(こちらもベスティオンが演奏譜を調えています)のバロック様式と驚くほど一貫性ある響きに。
十字架で苦しむ我が子=救世主を前にした聖母マリアの嘆きを歌った原詩の真意に迫る独特の音響体験は、指揮者インタビューを掲載し
た解説(仏・英・独語)と共に味わうことでいっそう深いものとなるでしょう。

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ALPHA571
(2CD)
\3300→\2190* |
「クリスマスの夜」
【DISC 1】 《古いクリスマス、バロック時代の聖歌》
1.コレット:シャトルの市民
2.Jean de Brebeuf:ジェス・アントニナ(イエスがお生まれになった)
3.ダカン:さあ、マリアさま
4.シャルパンティエ:クリスマスが来ると
5.ダカン:若い娘
6.コレット:神がクリスマスにお生まれになって
7.ラソン:ポワトゥー地方のノエル「聖なる夜に」
8.コレット:スイスのノエル「ちいさな天使が」
9.シャルパンティエ:ヨセフさまはよい結婚をなさった
10.作者不詳:ラ・フュルステンベルグ
11.作者不詳:ラ・ルイソン
12.サボリー:なんとめでたい、キリストがお生まれになった
13.ジャン・ムートン:ノエ・ノエと歌え
14.クローダン・ド・セルミジ:声のかぎりノエと叫ぼう
15.ウスタシュ・デュ・コーロワ:若い娘
16.フランツ・クサヴァー・グルーバー:きよしこの夜
17.作者不詳:神の子がお生まれになった |
1-9…
フランソワ・ラザレヴィチ(各種バグパイプ、リコーダー、指揮)
レ・ミュジシャン・ド・サン・ジュリアン(古楽器使用)
ジャン・ロンドー(org)
ソフィ・ジャナン指揮
フランス放送少年少女合唱団
10,11…ヴァンサン・デュメストル、ル・ポエム・アルモニーク
12…ブリュノ・ボヌール、ラ・カメラ・デッレ・ラクリメ
13-15…ドミニク・ヴィス、アンサンブル・クレマン・ジャヌカン
16,17…フランス放送聖歌隊、パリ・ノートルダム大聖堂聖歌隊 |
【DISC 2】 《クリスマスに聴くクラシック》
1.J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
第3番 前奏曲
2.J.S.バッハ:『マニフィカト』
I.合唱
3.J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番
第1楽章
4.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲
第1番 前奏曲
5.J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調
グロリア
6.J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調
エト・イン・テラ・パクス
7.J.S.バッハ:管弦楽組曲 第2番
バディネリ
8.ヴィヴァルディ:『四季』より「春」
第1楽章
9.マラン・マレ:「夢みる女」
10.J.S.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ
ホ短調
BWV1034
第3楽章
11.ヴァレンティーニ:4つのヴァイオリンのための協奏曲
イ短調
oP.7-11
第4楽章
12.ヴィヴァルディ:グローリア
I.合唱
13.ヘンデル:「主は言われた」HWV.232
i.合唱
14-18.コレッリ:合奏協奏曲
第8番「クリスマス協奏曲」
19.テレマン:フルート協奏曲
ニ長調 TWV.51
第1楽章
20.ヘンデル:『メサイア』 第12曲
合唱
21.ヘンデル:『メサイア』
第44曲 合唱「ハレルヤ」 |
主な演奏者
ヴォクス・ルミナス、カフェ・ツィマーマン、
ブルノ・コクセ、ピグマリオン、
リ・インコーニティ、
フランソワ・ラザレヴィチ、
アンサンブル415、
エルヴェ・ニケ |
ALPHAレーベルの豊富なカタログから、クリスマスにちなんだ作品を集めて。飛び出すツリーの仕掛け付き!
ラザレヴィチらによるフランスの古いクリスマス曲を集めたアルバムを中心に、伝統的なクリスマスの曲で編成されたDISC1と、クリスマスをイメージさせるクラシック作品を集めたDISC2の2枚組。
美しく聴きやすい内容ですが、演奏しているメンバーはALPHAが誇る超一流のアーティストたちばかりです。
開くとクリスマス・ツリーが立ち上がる可愛らしい特殊ケース入りで、プレゼントにもぴったり。
プレス切れ久しい南フランスの17世紀クリスマス曲集(Alpha117)からのトラックや初収録「きよしこの夜」など、DISC1は特にAlphaならではの内容となっています。

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アレクセイ・リュビモフ(フォルテピアノ)
ベートーヴェン:三つのピアノ・ソナタ
~月光、ヴァルトシュタイン、テンペスト~
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770~1827):
1.ピアノ・ソナタ第14 番 嬰ハ短調
op.27-2「月光」
2.ピアノ・ソナタ第21 番 変ホ長調op.53「ヴァルトシュタイン」
3.ピアノ・ソナタ第17 番 ニ短調op.31-2「テンペスト」 |
アレクセイ・リュビモフ(フォルテピアノ)
使用楽器:パリのエラール1802年製作モデル
(再現製作:クリストファー・クラーク、2011年) |
Alpha194
\3300→\2190 |
20世紀ロシア・ピアニズムの行き着いた先に、最先端の古楽器研究があった――現代最高峰の異才アレクセイ・リュビモフが、Alphaの「知」と「洗練」にたどりついた瞬間。充実解説、比類ない自然派録音を背景に、選び抜かれた「“月光”の年のエラール」で紡ぎ出される、至高の銘解釈。
東西冷戦終結後からErato やWarner
といった“西側”のレーベルで入念なアルバム作りを続けてきた末、数年前からフランスの小規模レーベルZig-Zag
Territoires で丹念に新録音を世に送り出し続けてきたロシアの異才、アレクセイ・リュビモフ。リヒテルやギレリス、ルプーらと同じく往年の名匠ゲンリヒ・ネイガウスに師事、その後はソ連時代からシュニトケ、シルヴェストロフ、グバイドゥーリナ...といった前衛作曲家たちと相次いで仕事をしながら、モスクワ・バロック・カルテットの鍵盤奏者として早くからチェンバロも演奏しつづけてきた彼が、冷戦終結後まっさきに手がけるようになったのが、旧東側では演奏可能な残存例などまず望むべくもなかった「本物の古楽器」、「モーツァルトやベートーヴェンが知っていた18~19
世紀当時のピアノ(フォルテピアノ)」の探索でした。時には理想の楽器を求めるあまり、録音契約から何年ものあいだプロジェクトに着手できない...ということさえあったほど、リュビモフの演奏楽器にたいする執着は強く、ただでさえどんな楽器でも(そう――現代ピアノも含め!)とてつもない求心力を誇る演奏解釈を聴かせる彼が、そのようなこだわりを貫いた末に磨きあげていった古楽器演奏の素晴しさが、Zig-Zag
Territoires レーベルからリリースされた何枚かのアルバムでたっぷり味わえるようになったのはまさに、演奏史上に残る記念碑的出来事と言えるかもしれません(Erato
やWarner など大資本レーベルで録音していた時代には、こうした「納得がゆくまで待つ」ということが完全にはできなかったはず)。
そのリュビモフの新譜が、ほかでもない、フランス小規模レーベルの至宝ともいうべきAlpha
から新譜を出すとは、なんという素晴しい時代が来たのでしょう――録音技師はZig-Zag
Territores 時代から彼のフォルテピアノ録音を一貫して手がけてきた信頼できるパートナー、フランク・ジャフレ。解説には音楽学者、哲学者、音楽博物館シテ・ド・ラ・ミュジークのキュレーター、復元楽器製作者クリストファー・クラーク...といった錚々たる面々が文章を寄せており、まるで洋書画集のような極上Digipack
ジャケットの美しさ、テーマに合わせて選ばれた同時代のジャケット絵画の美質など、演奏の良さを引き立てるあらゆる仕掛けがなされている点はまさに、Alpha
レーベルならではのこだわり。
軸になるのは「月光」――このソナタが1802
年に書かれたさい、ウィーン型とは違うフランス最先端のエラール・ピアノがすでに世に現れていたことをふまえ、まさに同じ年に製作され現存している楽器をもとに作られた精巧な復元楽器(復元楽器は必ずしも「オリジナルに勝ちえない模造」ではなく、「ベートーヴェンがふれた時と同じく“出来たての楽器”」でもあるわけです)で奏でられる三つの傑作ソナタ...『月光』と
『ヴァルトシュタイン』は15 年ほど前にErato
でも録音していたということは、当時果たし切れなかった何かが今回の録音に示されている...ということと考えてよさそうです。
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パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
カール・オルフ:カルミナ・ブラーナ |
アリーナ・ヴンダーリン(ソプラノ)
マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(カウンターテナー)
ラッセル・ブラウン(バリトン)
チューリヒ・ジングアカデミー
チューリヒ少年合唱団
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮) |
録音: 2022年6月 トーンハレ、チューリヒ
収録時間: 64分
【パーヴォ・ヤルヴィのカルミナ・ブラーナ、満を持して登場】
2018年のNHK音楽祭で当時首席指揮者を務めていたNHK交響楽団との共演で披露、大きな評判となった「カルミナ・ブラーナ」をパーヴォ・ヤルヴィがついに初録音しました。
ソリストには、現在ヨーロッパを中心にオペラとリート両面で躍進中のコロラトゥーラ・ソプラノで、「カルミナ・ブラーナ」の歌唱でも既に高い評価を得ているアリーナ・ヴンダーリン、ドイツ出身でカナダに学び、METやヨーロッパ各地の歌劇場で活躍しその高い表現力で信頼されるバリトン、ラッセル・ブラウン、ウィーン少年合唱団所属時からボーイソプラノとして高い人気を誇り、現在はカウンターテナーとして世界的に活躍、パーヴォとN響の「カルミナ・ブラーナ」でもソリストを務めたマックス・エマヌエル・ツェンチッチという注目の顔ぶれ。
演奏は、冒頭「運命の女神」からたいへん引き締まったパーヴォならではのフォルテシモを聴かせています。
その後も古代の旋法による楽句を雅に歌わせ、歌劇のワンシーンのように激しい煽りで音楽を描き上げるなど、メリハリとアクセントの効いた演奏を聴かせており終曲まで緊張が緩むことがありません。
大オーケストラを見透し良く捉えた録音も曲と演奏の面白さを引き立てています。この作品の新たな定番となり得る素晴らしい一枚。
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ネルソン・ゲルナー(ピアノ)
リスト:ピアノ・ソナタ、ペトラルカのソネット
ほか
フランツ・リスト(1811-1886):
1-3. 3つのペトラルカのソネット
S 270
1. ソネット第47番 「その日までいつくしみくださる」
2. ソネット第104番 「平和は見出せず」
3. ソネット第123番 「私は地上に天使のような姿を見た」
4. 忘れられたワルツ 第2番
S 215
5-7. ピアノ・ソナタ ロ短調
S 178
5. I. Lento assai - Allegro
energico
6. II. Andante sostenuto
-Quasi adagio
7. III. Allegro energico
8. 3つの演奏会用練習曲 S
144 より 第2番「軽やかさ」
9. ハンガリー狂詩曲 第6番
変ニ長調 |
ネルソン・ゲルナー(ピアノ) |
録音: 2023年5月 サル・フィラルモニーク、リエージュ、ベルギー
収録時間: 66分
【ゲルナー、リストのソナタを16年ぶりに再録音】
1969年アルゼンチン生まれ、日本でも多くのファンを持つネルソン・ゲルナーによるリスト。
Cascavelleレーベルに残した2枚のアルバム以来のまとまったリスト録音となります。
高い演奏技術に裏打ちされた鮮やかな場面描写と色彩感、そして気品に溢れる表現が大きな魅力。
堅固な構成力で聴かせるソナタは、録音の少し前に行われた2023年1月の来日公演でも披露され聴衆を魅了しており、今回が再録音となっています。

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カフェ・ツィマーマン、名手メルニコフを迎え
大家C.P.E.バッハと躍進期のモーツァルト
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
1-3. 交響曲 ニ長調 Wq 183-1/H
663
4-6. チェンバロとフォルテピアノ〔と管弦楽〕のための
協奏曲 変ホ長調 Wq 47/H
479
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
7-9. ディヴェルティメント
ヘ長調 K. 138
(ザルツブルク交響曲 第3番)
10-12. ピアノ協奏曲 第17番
ト長調 K.
453 |
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ)...4-6、10-12
セリーヌ・フリッシュ(チェンバロ...4-6、フォルテピアノ...1-3、7-9)
カフェ・ツィマーマン(古楽器使用)
パブロ・バレッティ(ヴァイオリン&指揮) |
《使用楽器》
フォルテピアノ: ウィーンのアントン・ヴァルター1795年製作モデルに基づくシュタウフェン・イン・ブレイスガウ(ドイツ)のクリストフ・ケルン2007年製作の再現楽器
チェンバロ: ベルリンのミヒャエル・ミートケ1710年製作モデルに基づくシュタウフェン・イン・ブレイスガウのクリストフ・ケルン2013年製作の再現楽器
録音: 2023年1月 ベギン女子修道会教会、 シント・トライデン(ベルギー東部リンブルフ州)
収録時間: 71分
【ALPHAの看板楽団カフェ・ツィマーマン、名手メルニコフを迎えついに古典派へ!】
ALPHAレーベル創設直後から数々の名盤を世に送り出してきた古楽器楽団カフェ・ツィマーマン。高い評価を博した大バッハの協奏曲&管弦楽組曲シリーズに象徴される通りバロック作品の録音が目立つ彼らが今回、ついに18世紀後半の古典派時代に充実編成で臨みました。
同団創設以来の中心メンバーで独奏者としても活躍するセリーヌ・フリッシュがチェンバロ独奏を務め(通奏低音ではフォルテピアノも使用)、ゲストはなんと来日公演でもおなじみの俊才アレクサンドル・メルニコフ!
1770~80年代には既に国際的な名声を誇る巨匠となったハンブルク市の音楽監督C.
P. E. バッハ(大バッハの次男)、かたやザルツブルクとウィーンで続々名曲を生みつつあった躍進期のモーツァルト、同時期とは思えないほど対照的な作風の両者それぞれ2作品ずつ収録。
C. P. E. バッハが最晩年に手がけた協奏曲はオーケストラの傍ら二つの鍵盤楽器を対置させた異色作で、両独奏者それぞれに異なる才気煥発なソロが音色の違いと共に十全に味わえる一方、モーツァルトのピアノ協奏曲では総奏部分からメルニコフがフォルテピアノで通奏低音も演奏。充実の管楽器セクションにはオーボエのボジローやファゴットのル・シュナーデクらバッハ録音でも活躍をみせた名手たちも参加、どの曲でも各パートの自発性と楽団の一体感が不思議な共存をみせながら、じっくり曲を聴かせる解釈の深みはまさにカフェ・ツィマーマンならでは。
名技師アリーヌ・ブロンディオの丁寧な仕事やバーゼル出身の作曲家テュリング・ブレムによる洞察に富んだ解説まで、示唆と音楽性に富んだ演奏を十全に堪能できる1枚です。
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ALPHA214
\3300→\2290 |
モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番 ハ長調 K515
ブラームス:弦楽五重奏曲第2番
ト長調 Op.111 |
ヴォーチェ弦楽四重奏団
セシル・ルーバン(ヴァイオリン)
サラ・ダイヤン(ヴァイオリン)
ギヨーム・ベケール(ヴィオラ)
リディア・シェリー(チェロ)
リズ・ベルトー(ヴィオラ) |
数々のコンクールの受賞歴を誇り、近年活躍めざましいヴォーチェ弦楽四重奏団が、ヴィオラのベルトーを迎え弦楽五重奏曲で自らの結成10周年を祝います。
一世紀近くも離れて作曲されたこの二つの弦楽五重奏曲ですが、それぞれの作曲家の人生の全盛期に書かれたといっても過言ではないこの名曲に、演奏者たちは数々の共通点を見つけ出し重ね合わせます。
2013-2014年のシーズンのヨーロッパ・コンサート・ホール協会?ライジングスター”に選ばれ、乗りに乗っているヴォーチェ弦楽四重奏団の一枚です。
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Alpha219
\3300→\2290 |
ヤナーチェク:『わらべうた』、およびその他の合唱作品さまざま
①野鴨 JW IV/18(1885)
②我々の樺の樹 JW IV/22(1893)
③娘オルガの死に寄せる悲歌
JW IV/30
(1903-1904)
④ピアノ・ソナタ「1905年10月1日」
JW VIII/19(1905-1906)*室内楽編曲版
⑤ハルファル先生 JW IV/33(1906)
⑥オオカミの尻尾 JW IV/39(1916)
⑦さまよえる狂人 JW IV/43(1922)
⑧ピアノと室内楽のための小協奏曲
JW VII/11(1925)
⑨わらべうた JW V/17(1926) |
レインベルト・ド・レーウ指揮
アンサンブル・オクサリス(器楽合奏)
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)
トーマス・ディールチェンス(p) |
ヘレヴェッヘ率いる精鋭集団は、単体でも活躍中!
思わぬ共演陣と、絶美&多彩なヤナーチェク像を。
Alphaから名匠ヘレヴェッヘ率いる合唱団コレギウム・ヴォカーレ・ヘント…?と思いきや、彼らは時として、他のアンサンブルやオーケストラと客演したり、ヘレヴェッヘ以外の指揮者のもとで活躍をみせたりすることも...今年のはじめ、オルフの『カルミナ・ブラーナ』をインマゼール率いるピリオド楽器バンドが録音したさいにも、透明感と迫力が奇跡的な併在をみせる絶美の歌唱を、インマゼールのタクトのもと聴かせてくれていました。
しかし今度は、同じ20世紀初頭の近代音楽世界でも独特の立ち位置をしめる才人、ヤナーチェクの合唱曲をとりあげてみせた...その共演陣がまたすばらしいことに、かつてFuga
Liberaレーベルでマーラー交響曲第4番や『大地の歌』の室内楽編曲版を聴かせたベルギー屈指の異才室内集団、オクサリスが器楽パートを担当。その指揮をつとめるのはなんと、オクサリスのシェーンベルク盤でも指揮をとっていた、そしてかつてピアニストとしてPhilipsにユニークなサティ作品集の録音を残した異才、ド・レーウというからたまりません。コレギウム・ヴォカーレ・ヘントの静謐な透明感と、一糸乱れぬ有機的一体感は、「ことば」のリズムと不可分なヤナーチェクの合唱世界の魅力をくっきり浮き彫りにしてみせます。
指揮者インタビューも注目度大、Alphaならではの深いこだわりが反映された1枚です!
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ミシェル・ポルタル VS ポール・メイエ
《DOUBLE》- 2つのクラリネットのための協奏曲集
カール・シュターミッツ(1745-1801):
1-3. 協奏曲 第4番 変ロ長調-2本のクラリネットと管弦楽のための
テレマン(1681-1767):
4-7. 2本のシャリュモー、弦楽と通奏低音のための協奏曲
ニ短調 TWV52:d1
8-11. ソナタ ホ短調 TWV40:102
チャイコフスキー(1840-1893)/武満徹(1930-1996)編曲:
12. 秋の歌 -クラリネットと弦楽四重奏による(独奏:
ポール・メイエ)
メンデルスゾーン(1809-1847):
13-15. 2本のクラリネットと管弦楽のための小協奏曲
第1番 ヘ短調 Op. 113
16-18. 2本のクラリネットと管弦楽のための小協奏曲
第2番 ニ短調 Op. 114
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
19-20. 2本のクラリネットのための二重奏曲
ハ長調 H.636
ミシェル・ポルタル(クラリネット)、ポール・メイエ(クラリネット/指揮)、
ベルギー王立ワロニー室内管弦楽団
弦楽編成:6/4/3/3/1
首席ヴァイオリン:ジャン=フランソワ・シャンベルラン |
録音:2018年1月 モンス(ベルギー南部エノー地方)、アルソニック音楽堂
【夢のような顔合わせ!いずれ劣らぬクラリネットの大御所がAlphaで「古典」と向き合う】
Alphaレーベルではシュポアの協奏曲全曲録音やエリック・ル・サージュとのフォーレやシューマンの室内楽録音で名演を聴かせたフランス随一のクラリネット奏者ポール・メイエ。
確かな歴史を持つベルギー屈指の室内管弦楽団とともに彼が新たに録音した新譜はなんと、ジャズや現代音楽にも通じながら古典的レパートリーでも抜群の解釈を聴かせつづける同業の異才ミシェル・ポルタルをゲストに迎えてのヴァラエティ豊かな協奏曲集!
両者の共演はもちろんこれが初めてではなく、すでに10年以上前にEMIで無伴奏二重奏のアルバムも制作しているほどではありますが、互いのキャリアがなお深まった今、丁寧な音盤作りで知られてきたAlphaというカリスマレーベルでこの二人が相まみえ、このように多彩なプログラムを提案してくれるのは実に嬉しい驚きです。
ワロニー室内管弦楽団は、古楽大国ベルギーにあって現代楽器でのみずみずしい演奏を続けてきた知る人ぞ知る実力派集団。
今回はクラリネット黎明の時代にあたるバロック期のテレマン(中低音を活かした両ソリストの音作りが絶妙)、古典派のC.シュターミッツなどのほかメンデルスゾーンの隠れ名作2曲、チャイコフスキー作品の武満編曲版・・・と、緩急自在のプログラムが心を捉え続けます。
作品の美しさを隅々まで引き出す、圧倒的なブレスコントロールの妙と、積年の解釈の深み。Alphaならではの素晴らしい録音です。
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Alpha447
\3300→\2290 |
ダブリンの庭 ~17・18世紀のアイルランド音楽と古楽器~
1.本場のブラックジョーク、ダブリン発
2.赤いジョック
3.真のジョーク/白いジョーク/青いジョーク/気まぐればかり
4.ああ! 憐れな羊飼いの涙すべき宿命
5.ジャック・ラティン
6.エレノア、秘めたる恋(古風な様式で)
7.エレン・ア・ルーン
8.エイレン・アルーン 王室劇場でクリーヴ嬢が歌ったアイルランドのバラッド
9.アイルランドの騎兵ティーグ
10.フランダースへ行かないか
11.キリークランキー
12.クレア氏によるアイルランドの調べ/ベリーシャノンの鷹
13.アンナ アイルランドでことのほか愛されている歌
14.モギー・ローサー
15.金髪の少年/若きドナルド
16.リスを狩れ/ジェニーに捧ぐリール/アップ・ウィット・アイリー/横笛のためのド/合唱ジグ
17.マイ・ナニー・オー |
レイナウト・ファン・メヘレン(テノール独唱)
ア・ノクテ・テンポリス(古楽器使用)
アンナ・ベッソン(横吹式フルート)
サラ・リディ(トリプル・ハープ/アイルランド型ハープ)
ミリアム・リニョル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ロリス・バリュカン(チェンバロ)
クーン・プラーティンク(打楽器)
ドグ・バエリエット(ヴィオラ・ダ・ガンバ) |
17世紀末、アイルランドは対イングランド戦争に敗退。文化の礎を守ってきた貴族たちが殲滅ないし国外退去してしまったことで、アイルランド音楽は擁護者を失い伝統が途絶えてしまったと言われています。
しかし音楽家たちは簡単には死に絶えませんでした。18世紀に入るとロンドンでは折々スコットランド音楽やアイルランド音楽が人気を誇り、伝説的名手たちから聴き取った名旋律が楽譜になって出版もされていたのです。
その再現に適任なのはやはり、当時の楽器と奏法で18世紀音楽を甦らせることに長けた古楽器奏者……天性の音楽感と民俗音楽への高い適性を示す若手が続々あらわれるフランス古楽界から、鍵盤奏者ジャン・ロンドーのグループ「ネヴァーマインド」でも活躍するトラヴェルソ奏者アンナ・ベッソンを中心に名手が揃い、すでにAlphaやRicercarに名盤の多い新世代歌手レイナウト・ファン・メヘレンを迎え、周到な考証と抜群の音楽性が交錯する極上アイリッシュ古楽アルバムをつくりあげました。
同様の古楽器によるアイルランド音楽アンソロジーであるラザレヴィチ盤(Alpha234)も人気のところ、新感覚アイリッシュ盤としても期待感が高まる1枚です。
録音:2018年6月 アイルランド会館礼拝堂 ルーヴェン(ベルギー中部)
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Alpha472
(2CD)
\3300→\2290 |
ハーゼルベック指揮&ウィーン・アカデミー管
RE-SOUND BEETHOVEN -Vol.3-
ベートーヴェン『エグモント』(全)&序曲『献堂式』
【CD I】
①劇付随音楽『エグモント』Op.84(ドイツ語原語版)
②序曲『献堂式』Op.124
【CD II】
①劇付随音楽『エグモント』Op.84
(英訳版)
②序曲『献堂式』Op.124 |
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
(古楽器使用)
ベルナルダ・ボブロ(ソプラノ独唱)
【CD I】
ヘルベルト・フェッティンガー(語り)
【CD II】
ジョン・マルコヴィッチ(語り) |
ベートーヴェンとその時代の人々が聴いた「初めての驚き」は、交響曲以外も…大好評シリーズ思わぬ選曲!ウィーン拠点という地の利を生かし、たんに世界各地の凄腕古楽器奏者たちを集めた精鋭古楽器集団が熟考と研鑽のかぎりをつくしてベートーヴェンの真髄に迫る…というだけでなく、各作品をそれぞれ、できるかぎり作曲家が初演した演奏会場で録音、その音響環境までも検証してゆこうとする異才マルティン・ハーゼルベックの「ベートーヴェン全曲録音」シリーズ“RE-SOUND
BEETHOVEN”。
第1弾が最初の交響曲2編だったので交響曲全集かと思いきや、第2弾で思いがけず「ウェリントンの勝利(戦争交響曲)」も併録、そしてこの第3弾が交響曲ではなく劇付随音楽『エグモント』の全曲版…とくれば、がぜん今後の選曲にも期待が持てるというほかありません!
折々ゲーテによる演劇台本の朗読を交えての本盤、オーストリアの名優フェッティンガーはアン・デア・ウィーン劇場での『フィデリオ』にも出演した人ですが、2枚目のCDに収録されている同内容の英語版ではなんと『シェルタリング・スカイ』『マルコヴィッチの穴』他で知られる名優ジョン・マルコヴィッチが!
第8と第9の間に書かれた併録の序曲『献堂式』(ベートーヴェン最後の管弦楽作品!)が初演されたさいオープンしたヨーゼフシュタット劇場が今回の録音会場。劇音楽の序曲から、リズムのしなやかさにはっとさせられる、聴き深めずにはおれない名演です!
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ALPHA477
\3300→\2490 |
マルティン・ハーゼルベック(指揮)&ウィーン・アカデミー管
RESOUND BEETHOVEN 第6集
ベートーヴェン(1770-1827):
交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93
ピアノ協奏曲 ニ長調 Op.61a(原曲:ヴァイオリン協奏曲) |
ゴットリーブ・ヴァリッシュ(フォルテピアノ…1825年
ウィーン、フランツ・バイヤー製
walnut veneer, compass F'to f''')
マルティン・ハーゼルベック(指揮)
ウィーン・アカデミー管弦楽団(ピリオド楽器使用)
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ベートーヴェン時代の楽器を用い、小編成で演奏を行うウィーン・アカデミー管弦楽団とマルティン・ハーゼルベックが追求する「RESOUND
BEETHOVEN」のシリーズ。
今回の第6集には、比較的小規模な編成ながら、独創的な工夫が凝らされた「交響曲第8番」とベートーヴェン自身がクレメンティの勧めによって「ヴァイオリン協奏曲」をピアノ用に編曲した「ピアノ協奏曲
ニ長調」の2作を収録。
独奏のヴァリッシュが演奏する楽器は、ベートーヴェンが活躍した時代に製作された1825年製のフォルテピアノで、演奏場所もベートーヴェンの重要作品が多く初演されたオーストリア科学アカデミー(旧大学)という凝ったシチュエーション。18世紀初頭に響いたであろう音が余すことなく再現されています。
録音 2017年11月 ライヴ オーストリア科学アカデミー
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ALPHA564
\3300→\2290 |
幻想交響曲の5年前
ベルリオーズ幻の大作、久々の新録音!
エルヴェ・ニケ&ル・コンセール・スピリチュエル
エクトール・ベルリオーズ(1803~1869):
荘厳ミサ曲H20(1824/25) |
アドリアーナ・ゴンサレス(ソプラノ)
ジュリアン・ベール(テノール)
アンドレアス・ヴォルフ(バス)
ル・コンセール・スピリチュエル(合唱・管弦楽/古楽器使用)
コンサートマスター:シュシャーヌ・シラノシアン
総指揮:エルヴェ・ニケ
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【鬼才ニケが放つ、若きベルリオーズの純然たる才能の驚き!聞き覚えのある旋律も…!】
ベルリオーズが、まだ医学生としてパリで勉強していた頃からそう時間も経たない頃、サリエーリのオペラを聴いて本格的に音楽の道を志し、ついに書きあげた最初期の大作……ベートーヴェン『荘厳ミサ曲』の数年後、ケルビーニやシューベルトのミサ曲と同時期に書かれたベルリオーズの『荘厳ミサ曲』は、作曲者自身が楽譜を破棄したという証言に基づき長く未知の存在でした。
しかし20世紀の終わりに奇跡的にベルギーで楽譜が発見され、ジョン・エリオット・ガーディナーが間もなく録音。ピリオド楽器で19世紀の作曲家の作品が世界初録音されたことも当時としては斬新でしたが、以後めったに新録音が現れないというのは作曲家像を見極めるうえであまりに惜しい事態でした。
そこへ今回、かつてヘンデルの『王宮の花火の音楽』の徹底した古楽器再現で話題を呼んだエルヴェ・ニケがまったく新しい録音をAlphaからリリースするというのは、大きな朗報ではないでしょうか。
『荘厳ミサ曲』はベルリオーズ齢21の頃、まるで音楽教育を施されていないに等しい状態で書きあげた大管弦楽つきの大作。
初演には大きな困難が伴いましたが、その結果に当時のパリの音楽通たちは息をのみ、常軌を逸した異才の登場に驚きました。『幻想交響曲』誕生の5年前のことです(この『荘厳ミサ曲』には、『幻想』第3楽章のメロディが合唱付きで現れるほか、『レクイエム』の「テューバ・ミルム」の原曲など、他の作品に転用された箇所が散見されます)。
作曲家は後に自筆譜を破棄、1991年にベルギーのアントウェルペン(アントワープ)で楽譜が奇跡的に発掘されるまで長らく幻の作品となっていたこの大作を、古楽器演奏に通じたエルヴェ・ニケ率いるル・コンセール・スピリチュエルの演奏で聴くことが出来ます。
管弦楽には無孔ナチュラル金管のパイオニアたるマドゥーフ兄弟や、セルパンの名手パトリック・ヴィバール(レ・シエクルのオフィクレイド奏者)のような敏腕ソリストたちも名を連ね、パリの人々を驚かせた生まれたての19世紀サウンドに最新の古楽的知見とともに迫ります。
録音:2019年6月、ヴェルサイユ宮殿旧王室礼拝堂、フランス
解説:ブルノ・メッシーナ、エルヴェ・ニケ
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『私の中のゴッホ』 ~
ゴッホとクリムトの時代を巡るア・カペラ・コーラスの旅 |
オランダ室内合唱団
ペーター・ダイクストラ(指揮) |
カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
1-2. 2つの合唱曲 Op. 68
1. 夜の静けさ/2. 花々と木々
クロード・ドビュッシー(1862-1918):
3. お告げの鐘 L. 76 (クリトゥス・ゴットヴァルト編曲)
4-6. シャルル・ドルレアンの3つの歌
L.
98
4. I. 神よ、眺めるのはよいもの/5.
II. 太鼓が鳴り渡る時/
6. III. 冬よ、お前は嫌なやつだ
7. 雪の上の足跡 (ゴットヴァルト編曲)
~前奏曲集 第1巻 より
エリック・サティ(1866-1925):
8. ジムノペディ 第1番 (ウィリアム・ナイト編曲、ティド・フィセルの発案による)
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
9. 夢の中の光
グスタフ・マーラー(1860-1911):
10. 原光 (ゴットヴァルト編曲)
アルマ・マーラー(1879-1964):
11. なま暖かい夏の夜 (ゴットヴァルト編曲)
G.マーラー:
12. 夕映えに (ゴットヴァルト編曲、交響曲第5番アダージェットによる)
A.マーラー:
13. 静かな町 (ゴットヴァルト編曲)
G.マーラー:
14. 私はこの世に捨てられて
~リュッケルトによる5つの歌曲
より
アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
15. 千年を三たび Op. 50a/16.
地には平和を
Op. 13 |
録音: 2022年2月 ハーレム・フィルハーモニー、オランダ
【極上の美しさ!ダイクストラが導くア・カペラの世界】
ペーター・ダイクストラ率いるオランダ室内合唱団による、ゴッホとクリムトが生きた19世紀末近辺のフランスとドイツの音楽を集めたア・カペラ・アルバム。
サン=サーンス、ドビュッシー、リヒャルト・シュトラウス、シェーンベルクといった大家の合唱作品が聴けますが、サティの「ジムノペディ第1番」(この編曲による世界初録音)などの合唱編曲版などが収録されているのが嬉しいところ。
中でも、妻アルマの作品と会話のように交互に収められたマーラーの編曲版に注目で、彼らならではの高純度のア・カペラで歌われる「原光」や交響曲第5番「アダージェット」の美しさは、まさに天国的と言えるでしょう。
合唱編曲の多くは、この分野で定評のあるドイツの作曲家クリトゥス・ゴットヴァルトによるものです。
またこの作品はイタリアのアート集団「fuse*」とのコラボレーションとなっており、実演では、ステージ上の大きなスクリーンにゴッホとクリムトの絵を元にしたイメージを投影し、それが観客と演奏者の生体反応をリアルタイムに反映して次々と変化していく、インスタレーションの要素を導入していました。
その様子もブックレットにカラーで掲載されています。

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『コン・ブリオ』~
イェルク・ヴィトマン指揮&アイルランド室内管
1. イェルク・ヴィトマン(1973-):「コン・ブリオ」管弦楽のための演奏会用序曲(2008)
2. リヒャルト・シュトラウス:二重小協奏曲
クラリネット、ファゴットと弦楽のための
TRV
293
3. ベートーヴェン:交響曲
第7番 イ長調
Op. 92 |
アイルランド室内管弦楽団
イェルク・ヴィトマン(指揮、クラリネット...2)
ディエゴ・ケンナ(ファゴット...2) |
録音: 2020年2月 ICOスタジオ、リムリック大学構内、アイルランド
【ヴィトマン、自作とベートーヴェン、そしてリヒャルト・シュトラウスを振る、吹く!】
現代を代表する作曲家であり、クラリネット奏者そして指揮者であるヴィトマンと、彼の手兵アイルランド室内管弦楽団(ICO)によるアルバム。
冒頭に収録された「コン・ブリオ」は、マリス・ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団によるベートーヴェン・チクルスの際、交響曲第7番と第8番とに組み合わせる新作を依頼されたヴィトマンが、第7番の主題を元に自由に展開して書き上げた作品(ヤンソンスとBR響によるサントリーホール・ライヴがBR-KLASSIKより発売済み
900137)。今回が作曲者自身による待望の初録音となります。
晩年のリヒャルト・シュトラウスによる二重小協奏曲は、バロックの合奏協奏曲を連想させる古典的な構成の中に劇的要素を盛り込んだ小さいながらも聴き応えのある作品で、ヴィトマンのクラリネットに加え、ハインツ・ホリガーとの来日公演などで日本でもファンの多いファゴット奏者、ディエゴ・ケンナの妙技が聴けるのも嬉しいところです。
メイン演目のベートーヴェンでは、舞踏の聖化と評されたそのリズムが躍動的であるだけでなく、実に瑞々しく響くたいへん魅力的な演奏に仕上がっています。
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【バーバラ・ハンニガン、ルシエンヌほか、
豪華ゲストと奏でる華麗なダンス・ミュージックの世界】
『ダンス・ウィズ・ミー』 ~20世紀のダンス・ミュージック
グレン・ミラー(1904-1944)/ビル・エリオット編曲:
1. ムーンライト・セレナーデ
- スロー・フォックス
カルロ・ベルトラン・ルイス(1915-2008)/エリオット編曲:
2. キエン・セラ - チャ-チャ
クルト・ワイル(1900-1950)、ロジェ・フェルネ(1905-1983)/エリオット編曲:
3. ユーカリ - タンゴ-ハバネラ
バニー・マニロウ(1943-)/グレッグ・アンソニー・ラッセン編曲:
4. コパカバーナ - サルサ
ジョージ・ハミルトン・グリーン(1893-1970)、ウォレス・アーウィン(1875-1959)/ビル・カーン編曲:
5. フラッフィー・ラッフルズ
- ワン-ステップ
ロベルト・シュトルツ(1880-1975):
6. 君を愛す - イングリッシュ・ワルツ
ジョン・シェーンベルガー(1893-1983)/エドムンド・ヘンシュ編曲:
7. ささやき - クイック-ステップ
ザビア・クガート(1900-1990)/エリオット編曲:
8. マイ・ショール - ルンバ
フレデリック・ロウ(1901-1988)、アラン・ジェイ・ラーナー(1918-1986)/エリオット編曲:
9. 一晩中踊れたら - ウィンナ・ワルツ
ウィンギー・マノン(1900-1982)/エリオット編曲:
10. イン・ザ・ムード - ジャイブ
カオマ/アンソニー・ラッセン編曲:
11. ランバダ - サンバ
エドワード・エルガー(1857-1934)/レオ・アルトク編曲:
12. 愛の挨拶 - スロー・ダンス
バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)1,3,5,9、
ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ(トランペット)4
ベルラーヘ・サクソフォン・クァルテット,4,10,11
ラエス・ニーダーシュトラッサー(ソプラノ・サクソフォン)、ペーター・ヴィフ(アルト・サクソフォン)、
フアニ・パロップ(テナー・サクソフォン)、エヴァ・ヴァン・フリンスヴェン(バリトン・サクソフォン)
ルートヴィヒ管弦楽団
イングリッド・ヘーリングス(フルート)、バート・デ・カーター(クラリネット)、
ルシエンヌ・ルノダン=ヴァリ(トランペット)、
ラエス・ニーダーシュトラッサー(ソプラノ・サクソフォン)、
エヴァ・ヴァン・フリンスヴェン(バリトン・サクソフォン)、
ナディア・ウェイゼンベーク、フロール・ル・クルトレ(ヴァイオリン)、
フランク・ブラッケー(ヴィオラ)、ミヒャエル・ミュラー(チェロ)、
ウィルマー・デ・ヴィッサー(コントラバス)、ヘンリー・ケルダー(ピアノ)、
ヤン・ルル・ハメルスマ、ニルス・メリフステ(パーカッション) |
録音: 2021年5月 スタジオ5、ヒルフェルスムMCO、オランダ
オランダの6つのオーケストラのメンバーが、新たなる表現の場として2012年に結成したルートヴィヒ管弦楽団。
オーケストラ発足時からコラボレーションを続けているバーバラ・ハンニガンと共にこれまで、『クレイジー・ガール・クレイジー』(ALPHA293)、『ラ・パッショーネ』(ALPHA586/NYCX-10136)といったアルバムをリリースしており、いずれも世界的に高い評価を得ています。
そのメンバーによる小編成のバンドが演奏するダンス・アルバムが登場。
ハンニガンが4曲でヴォーカルを担当するほか、2枚のソロ・アルバムも好調でクラシックからジャズまでこなす″裸足のトランペッター″ルシエンヌが「コパカバーナ」でソロを聴かせ、バンドのメンバーとしても参加しています。
また2021年に「ゴルトベルク変奏曲」のリリースで大きな話題となったベルラーヘ・サクソフォン・クァルテットも登場。
「愛の挨拶」から「ランバダ」まで、様々なダンス・ミュージックが次から次へと現れる、たいへん楽しいアルバムです。
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ブリュノ・コクセ(チェロ)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ
第1番、第2番、第3番
1-3. チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調
Op. 5-
14-6. チェロ・ソナタ 第2番
ト短調 Op. 5-
27-9. チェロ・ソナタ 第3番
イ長調 Op. 69 |
ブリュノ・コクセ(チェロ)
アントニオ・ストラディバリウス
1726製作楽器(ロマン派様式に調整)による、
シャルル・リシェ2019年製作の再現楽器
モード・グラットン(フォルテピアノ)
ウィーンのヨハン・アンドレアス・シュタイン
18世紀後期製作楽器による、
ヘラルト・タインマン2012年製作の再現楽器...1-6
ジョン・ブロードウッド1822年製オリジナル楽器...7-9 |
録音: 2020年11月23-27日 ヴィルファヴァール農園、リムーザン、フランス
【古楽界の革新的名手2人によるベートーヴェン始動!】
チェロを中心に様々な中低弦古楽器を操り、最新研究成果を反映させた数々の企画盤で私たちを楽しませ続けているブリュノ・コクセが、十代の頃からの夢だったというベートーヴェンのソナタを録音しました。
フォルテピアノは、フィリップ・ヘレヴェッヘはじめ多くの古楽演奏家から篤い信頼を集め、コクセ率いるアンサンブル、レ・バッス・レユニでも鍵盤を担当するモード・グラットン。
使用されたフォルテピアノは、第1番と第2番ではベートーヴェンが初めて手に入れたメーカーと考えられるシュタインの再現楽器、第3番では作曲家が最後まで所持していたとされるメーカー、ブロードウッドのオリジナルを使用。いずれも作曲年代にあわせた選択ということではないようですが、音色の違いを聴けるのは大きな楽しみです。
活き活きとしたコクセのチェロに、多彩な表現で知られるグラットンのピアノが絡み、両者とも楽器の限界に挑むかのような振幅の激しい表現を聴かせてくれるのが魅力で、第2番冒頭の強打と直後の弱音などでは、何ごとかと驚かされるほど。
演奏に全く堅いところがなく、聴いていてどこかすっきりとした感覚を呼び起こすほどに自由で闊達、さらに古楽器ならではの個性的な響きがアクセントとなり、非常に気持ちの良いアルバムに仕上がっています。
たくさんの巨匠たちが残してきたこれら傑作の名盤の系譜に、新たに連なる一枚といっても過言ではないでしょう。

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ALPHA837
\3300→\2290 |
セリーヌ・フリッシュ 『好ましきもの』
~
フランス18世紀クラヴサン作品で辿る、ルイ15世の一日
~一日の始まりと祈りの時間~
1. フランソワ・クープラン(1668-1733):
Le reveil-matin 目覚まし時計
~『クラヴサン曲集
第1巻』(1713)第4組曲より
2-4. フランソワ・ダジャンクール(1684-1758):
『クラヴサン曲集』(1733)第1組曲より
2. Allemande La Couronne
アルマンド「王冠」
3. Courante クラント
4. Sarabande La Magnifique
サラバンド「立派」
5. ピエール・ダンドリュー(1664-1733):
Carillon ou cloches カリヨン、または鐘
~狩猟の楽しみ~
6-11. ルイ=クロード・ダカン(1694-1773):
『クラヴサン曲集』(1735)組曲「狩猟の愉しみ」
6. L'appel des Chasseurs
- Fanfare
en Rondeau 狩人たちの合図:
ロンド形式によるファンファーレ
7. Marche 行進
8. L'appel des Chiens
犬たちの合図
9. La Prise du Cerf
鹿の捕獲
10. La Curee - Fanfare
争奪: ファンファーレ
11. Reouissance des
Chasseurs 狩人たちの歓喜
~恋心と田園情緒を味わう散歩のひととき~
12. F.クープラン:
Le Gazouillement さえずり
~
『クラヴサン曲集 第2巻』(1717)第6組曲より
13-14. ジョゼフ=ニコラ・パンクラス・ロワイエ(1703-1755):
『クラヴサン曲集』(1746)より
13. Les tendres Sentiments
恋する気持ち
14. L'aimable 好ましきもの
15. F.クープラン: Le Rossignonl-en-amour
恋する夜啼鶯
~『クラヴサン曲集 第3巻』(1722)第14組曲より
~宮廷の遊びと余興~
16. F.クープラン: Les Amusements
気晴らし
~『クラヴサン曲集 第2巻』(1717)第7組曲より
17. ダジャンクール: Le
Colin Maillard
目隠し鬼遊び
~『クラヴサン曲集』(1733)第2組曲より
18. クロード=ベニーニュ・バルバストル(1724-1799):
Rameau: Pygmalion, Ouverture,
Pantomime,
Gigue &
Contredanse ラモーの《ピグマリオン》より
序曲、無言劇、ジグ、コントルダンス
~『クラヴサン向けに編曲された
数々のオペラからのエール集』(1761頃)より
~王の御就寝~
19. ミシェル・コレット(1707-1795):
Les Etoiles 星々
~『クラヴサン曲集 第1巻』Op.12(1734)第3組曲より |
セリーヌ・フリッシュ
(クラヴサン〔=チェンバロ〕) |
使用楽器: ジャン=クロード・グージョン1749年以前製作、ジョアキム・スワネン1784年拡張改修(パリ楽器博物館所蔵)に基づく再現楽器(製作:
ミラノのアンドレア・レステッリ)
録音: 2020年8月 ジュジュリュー(フランス南東部ローヌ=アルプ地方アン県)
【カフェ・ツィマーマンの名手が18世紀フランスの響きの真相に迫った、ロココの極致!】
18世紀のフランス音楽では、ドイツ音楽の堅牢さともイタリア音楽の歌心とも違う、独特な繊細さが大きな魅力となっていますが、作品が生み出された当時の状況や生活様式などを知ることで、その本来の魅力をより深く味わうことが出来ます。
歴史的背景への知見を大切にしてきたフランスの気鋭集団カフェ・ツィマーマンの共同主宰者でもあるセリーヌ・フリッシュは今回、そうした文脈の中に作品を並べることで、いかに豊饒な音楽世界が紡ぎ出されているか、各曲の機微を捉えた演奏でありありと示してゆきます。
ポンパドゥール夫人を愛人として迎え、ロココの華やぎに彩られたフランスを長く治めたルイ15世(1710-1774)を主人公に、王室の暮らしの一端を連想させるクラヴサン小品を並べ、その一日を目覚めから就寝まで追体験する本盤は、知名度の低い作曲家たちからクープランの有名作まで驚くほど新鮮に聴こえる画期的プログラム。
多彩な音色を使い分けられる使用楽器はロココの繊細な響きそのまま、18世紀音楽の知られざる側面をたっぷり味あわせてくれます。
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ミッコ・フランク(指揮)&フランス放送フィル
ストラヴィンスキー: 春の祭典、カプリッチョ、八重奏曲
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
1-3. カプリッチョ ~ピアノと管弦楽のための
K050
4-6. 八重奏曲~8つの管楽器のための
K040
7-20. 春の祭典 K015 |
ナターリア・ミルステイン(ピアノ)...1-3
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
ミッコ・フランク(指揮) |
録音: 2021年9月...4-6、10月...7-20、12月...1-3 ラジオ・フランス・オーディトリアム
【ミッコ・フランクによる「春の祭典」、ナターリア・ミルスタインを迎えた「カプリッチョ」も収録!】
ミッコ・フランクと手兵フランス放送フィルハーモニー管弦楽団による、ストラヴィンスキーの3様の作品を収めた興味深いアルバム。
「ピアノと管楽器のための協奏曲」(1920)に続き、弦楽器を含む編成で1929年に完成した2曲目のピアノ協奏曲とも言える作品が、ここに収められた「カプリッチョ」。
フランスでロシア系音楽一家に生まれた若き名手ナターリア・ミルスタインが、力強くも瑞々しい演奏を聴かせます。
1920年代のストラヴィンスキーは管楽器に重きを置いていましたが、1923年完成の「八重奏曲」は木管と金管の混成でオーボエやホルンを欠くやや特殊な編成で書かれたもの。
ここではフランス放送フィルのメンバーによる妙技を楽しむことが出来ます。
1910年にバレエ・リュスのために書かれた代表作「春の祭典」ですが、ミッコ・フランクは大規模な編成をいたずらに鳴らすことなく、深いスコアの読み込みとメリハリの効いたリズム処理により、作品の持つ狂気と物語性を、決して表面的にならずに緻密に奥深く表現しています。

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坂本彩・リサの姉妹デュオ
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲
他
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
1-3. ピアノ協奏曲 第10番
変ホ長調 K.
365
(2台のピアノのための) カデンツァ...モーツァルト
4. ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド
変ロ長調 K. 269
カデンツァ...ビラル・アルネムル、マーク・ナイクルグ
5. ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ
ホ長調 K. 261
カデンツァ...ビラル・アルネムル
6. ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド
ハ長調 K. 373
カデンツァ...ビラル・アルネムル、イツァーク・パールマン
7-9. 協奏交響曲 変ホ長調
K. 297b
(オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンのための) |
坂本彩・リサ
(ピアノ/ベーゼンドルファー)
...1-3
ビラル・アルネムル
(ヴァイオリン) ...4-6
ガブリエル・ピドー(オーボエ)
...7-9
ブラーシュ・シュパロヴェツ(クラリネット)
...7-9
テオ・プラト(ファゴット) ...7-9
ニコラ・ラメズ(ホルン) ...7-9
ウィーン放送交響楽団
ハワード・グリフィス(指揮) ...1-3ト
マス・ツェートマイヤー(指揮)...4-9 |
録音: オーストリア放送大ホール 2021年12月27-29日...4-9 2022年9月13-15日
...1-3
収録時間: 72分
【坂本彩・リサの姉妹デュオが弾く2台ピアノ協奏曲が、次世代奏者たちによるモーツァルトのシリーズに登場!】
<次世代ソリストたちによるモーツァルト>第10弾。
第21回シューベルト国際ピアノ・デュオ・コンクール(チェコ)で第1位など数々の国際コンクールで入賞、Piano
Duo Sakamotoとして活動してきた姉妹デュオの坂本彩・リサが弾く、2台のピアノのための協奏曲を収録しています。
名匠ハワード・グリフィスのサポートのもと、瑞々しく溌溂とした表情でぴったりと息の合ったパフォーマンスを聴かせている彼女たちは、ピアノ・デュオとして4年半のドイツ留学から今年(2024年)帰国、今後の活躍が楽しみです。
併せて、全員がALPHAほかからソリストとして既にデビューしている豪華メンバーの共演による管楽器のための協奏交響曲、シリア出身でウエスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団でも活躍するヴァイオリニスト、ビラル・アルネムルによる協奏的作品を収録。
『モーツァルトの「2台のピアノのための協奏曲」は私たちのピアノデュオ人生において特別な作品で、この曲に触れるたびに胸がキュンと締め付けられます。
この世の憂いを救ってくれるような朗らかさと幸福感に包まれ、さらに奏者同士の遊び心に満ちた会話が魅力的なこの作品、今回素晴らしい環境でレコーディングできたことを大変幸せに思います。
ウィーンへ飛び、現地の2台のベーゼンドルファーと出会い、指揮者のグリフィス氏と音楽作りをする中で、魔法にかけられたように新たな解釈や刺激を得て、当時の空気感ならではの演奏になったと確信しています。
私たちの人生おいて、この作品はモーツァルトが遺してくれた素晴らしい贈り物です。私たちの愛が、CDを聴いてくださる皆様に伝わりますように。』
―― 坂本彩・リサ

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ALPHA424
\3300→\2390 |
ITINERAIRE 旅程
宇宙にインスパイアされた作品集
1-3.ヴァンサン・セガール:ベト・クラング
4.キナン・アズメ:地に根ざした元素で
5-6.ケヴィン・セディッキ:瞑想/舞踏
7-10.ガブリエル・シヴァク:カポエイラ組曲
11.ヴァンサン・ペラニ:水田/美しき姫様
12.ハムザ・エル・ディン:水車 |
ヴォーチェ四重奏団
【メンバー】
セシル・ローバン(ヴァイオリン)
サラ・ダヤン(ヴァイオリン)
ギヨーム・ベッカー(ヴィオラ)
リディア・シェリー(チェロ)
ヴァンサン・セガール(芸術監督)
ヴァンサン・ペラニ(アコーディオン)
ケヴィン・セディキ(ザルブ=トンバク・・・足つきの太鼓)
キナン・アズメ(クラリネット) |
クァトゥール・ヴォーチェは来日経験もある弦楽四重奏団で、古典派から近代作品を得意とするアンサンブル。この「ITINERAIRE 旅程」と題されたアルバムでは、2006年にこの世を去ったハムザ・エル・ディンの「ESCALAY」を中心にジャズ、ワールド・ミュージック、クラシック…ボーダーレスな音楽で描かれた《宇宙にインスパイアされた》作品を収録しています。時折聴こえるエスニックな楽器の響きにも心奪われます。
20世紀初頭、バルトークがハンガリーとルーマニアの村を巡って民謡を採取したように、あまり知られていない地域を探検し、その地の作曲家たちに出会うことで新しい作品が生まれるという、クロノス・カルテットの活動にも似たアプローチは、若き弦楽四重奏団の可能性を限りなく広げることでしょう。
録音日 不明
プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?v=W9DH8AhpwaE
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Alpha 041
\3300→\2490 |
サクソフォン四重奏による「ホルベアの時代より」と「アメリカ」
グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」
(ホルベルク組曲)
グラズノフ:サクソフォン四重奏曲 変ロ長調
op.109/G104
ドヴォジャーク:四重奏曲「アメリカ」 |
サクソフォン四重奏団“アバネラ” |
Alpha010で現代作品を演奏、鮮烈な音楽性を披露したサックス四重奏団“アバネラ”が、今度はサックス愛好家感涙のグラズノフの名曲と、なんと2曲の“教科書的”名曲を演奏して1枚のアルバムを作ってしまった。ジャケットこそおとなしいものの、これが見事に成功した名演なのだ!
たかが編曲もの、といって侮って見過ごしてはいけないくらい。「ホルベア」も「アメリカ」もひどく素晴らしい演奏で、さながら本来サックス四重奏のために書かれたかのような仕上がり(こういう表現はそこいらじゅうに横溢しているけれど、実際にそうなのだから仕方がない)。(サクソフォン四重奏団“アバネラ”のホームページ:http://quatuor.habanera.free.fr/)
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モーツァルト:
ピアノ協奏曲 第19番、ホルン協奏曲
第1番、
フルートとハープ協奏曲
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
1-3. ピアノ協奏曲 第19番
ヘ長調 K.
459
(カデンツァ...モーツァルト)
4-5. ホルン協奏曲 第1番
ニ長調 K.
412/514(386b)
6. フルートと管弦楽のためのアンダンテ
ハ長調 K. 315
(カデンツァ...ディレン・ドゥラン)
7-9. フルートとハープのための協奏曲
ハ長調 K. 299
(カデンツァ...ハインツ・ホリガー) |
アーロン・ピルザン(ピアノ/ベーゼンドルファー)...1-3
ニコラ・ラメズ(ホルン)...4-5
ディレン・ドゥラン(フルート)...6-9
エリーザベト・プランク(ハープ)...7-9
ウィーン放送交響楽団
ハワード・グリフィス(指揮)...1-3、6-9
トマス・ツェートマイヤー(指揮)...4-5
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録音: 2021年3月...1-3、12月...4-5、2022年9月...6、2023年3月...7-9 オーストリア放送スタジオ6/大ホール、ウィーン
収録時間: 68分
【次世代ソリストたちによるモーツァルト第7弾に、アーロン・ピルザン登場】
無名の若き名手から中堅まで幅広いソリストの登場が話題を呼んでいる<次世代ソリストたちによるモーツァルト>の第7弾。
今回はALPHAからリリースした2タイトルのソロ・アルバムが既に高い評価を得ているアーロン・ピルザンが登場。リリカルでよく澄んだピアノを聴かせます。
フランスの若きホルン奏者ニコラ・ラメズはストラスブール・フィルの首席を2021年から務めるほか、アンサンブルやソリストとして国内外で活躍して高く評価されており、ここでも安定感抜群のテクニックと伸びやかな音色で素晴らしい演奏を聴かせます。
ドイツのフルート奏者ディレン・ドゥランは、Gramolaなどで既にソロ・アルバムをリリースして活躍しているハープ奏者エリーザベト・プランクと共に、溌溂とした演奏で楽しませてくれます。
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アレクサンドル・ブロックとリール国立管弦楽団
バルトーク:管弦楽のための協奏曲、ヴィオラ協奏曲
ベラ・バルトーク(1881-1945):
1-5. 管弦楽のための協奏曲
Sz. 116
6-8. ヴィオラ協奏曲 Sz. 120 |
アミハイ・グロス(ヴィオラ) ...6-8
リール国立管弦楽団
アレクサンドル・ブロック(指揮) |
録音: 2022年7月 リール新世紀音楽堂(オーディトリアム・ドゥ・ヌーヴォー・シエクル)
収録時間: 61分
【圧倒的統率力!アレクサンドル・ブロックによるバルトーク、ソリストにはアミハイ・グロスが登場】
アレクサンドル・ブロックとリール国立管弦楽団によるALPHA第5弾は、バルトークの管弦楽のための協奏曲とヴィオラ協奏曲という組み合わせ。
細部まで行き届いたコントロールと全体を見通す堅固な構築力で、高いテンションを保ちながら難曲を鋭利にまとめ上げるブロックの高い統率力と、それに十全に応えるリール国立管の集中力と演奏技術は今回も健在で、両作品の素晴らしさを十二分に引き出しています。
ヴィオラ協奏曲ではベルリン・フィル首席奏者のアミハイ・グロスが登場。見事な技術で緊張感漲る演奏を聴かせますが、一瞬の弛緩や解放で表情に幅を持たせつつ集中を持続させる表現力の高さはさすがの一言に尽きます。
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シャルパンティエ&デマレ:テ・デウム
マルク=アントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704):
1-9. テ・デウム H. 146
アンリ・デマレ(1661-1741):
10-28. テ・デウム 通称「リヨンのテ・デウム」
...世界初録音 |
ジャンヌ・アムザル、
ユジェニー・ルフェビュール(ソプラノ)
クレマン・ドビュヴル、
フランソワ=オリヴィエ・ジャン
(オートコントル〔高音テノール〕)
フランソワ・ジョロン(テノール)
ジャン=クリストフ・ラニエス、
ダヴィド・ヴィチャク(バリトン)
アンサンブル・レ・シュルプリーズ
(声楽&古楽器アンサンブル)
ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブラ(指揮) |
録音: 2022年12月 アルスナル、シテ・ミュジカル=メス、 メス(フランス北東部ロレーヌ地方)
収録時間: 51分
【華やぎに満ちたルイ14世時代の祝典音楽を、フランス古楽シーン最前線の精妙な解釈で!】
毎年正月、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤー・コンサート世界放送時に番組テーマ曲として流れる「トランペットの前奏」が有名な17世紀フランスの大家シャルパンティエの「テ・デウム」。
かの作曲家が生きたルイ14世時代のフランスでは、晴れがましい祝典を彩る華麗な讃美の詩篇曲として「テ・デウム」が数多く書かれました。
その活況は、ルイ14世の療養からの快癒を祝う場が王国中に設けられた1687年初頭、最初の絶頂を迎えています(王室音楽総監督リュリは、この機会に自作の「テ・デウム」を指揮していた時の事故がもとで亡くなっています)。
その当時も演奏されたと考えられているシャルパンティエの傑作に加え、ここでは老王の後を継いだルイ15世が1725年にマリー・レグザンスカ妃を迎えたさい演奏された「リヨンのテ・デウム」も収録。
作曲者デマレはフランス王室音楽の立役者リュリ亡き後、その至芸を受け継ぐ世代として若い頃から注目されながら、人間関係の問題で長く亡命を余儀なくされており、当の作品も王宮から遠く離れたロレーヌの宮廷で作曲されました。
バロック時代の管楽器ならではのアクセント豊かな響きを十全に活かし、緩急豊かな音作りでフランス音楽の玄妙と華やぎを伝える指揮者ベスティオン・ド・カンブラは、近年の古楽シーンで大きな躍進をみせALPHAにも録音の多い俊才。
フランス語圏のメンバーにボスニアのブラニスラフ・ラキチや日本の出口実祈など次世代の注目奏者も混じる古楽器楽団の濃やかな表現が、熱気と一体感に満ちた声楽勢の活躍と美しいハーモニーを見せ、作品の魅力を十全に伝えてやみません。

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MELODIYAの名物ピアノ・デュオ、フレンチ・レパートリーでALPHAに登場
パサージュ・スクレ ~フランスの4手ピアノ作品集
1-12. ジョルジュ・ビゼー(1838-1875):
子供の遊び
Op. 22 (1871)
13-16. クロード・ドビュッシー(1862-1918):
小組曲 L 65 (1886-89)
17-22. ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
ドリー Op. 56 (1894-97)
23-27. モーリス・ラヴェル(1875-1937):
マ・メール・ロワ
M. 60 (1908-10)
28-32. ルイ・オーベール(1877-1968):
イマージュの一葉
(1930) |
リュドミラ・ベルリンスカヤ
アルトゥール・アンセル (4手ピアノ) |
録音: 2022年4月 サル・コロンヌ、パリ
収録時間: 73分
【MELODIYAの名物ピアノ・デュオ、フレンチ・レパートリーでALPHAに登場!】
ロシア出身のリュドミラ・ベルリンスカヤと、フランス出身のアルトゥール・アンセルの夫婦によるピアノ・デュオ。
MELODIYAを中心に数々のアルバムをリリースしてきた彼らが初めてALPHAからリリースするのは、フランスの作曲家たちによる4手ピアノの作品集です。
しかも、どの作品も有名ながらこれまで彼らが録音してこなかった曲ばかりという嬉しい内容。フレーズ感、テンポ感、バランス、全てにおいて息の合ったアンサンブルはこのデュオならではのもので、ベル・エポックの薫り高いこれらの作品を色彩豊かに、楽しく美しく聴かせています。
アルバム・タイトル「Passage
Secret」には音楽的なパッセージを引っかけていると思われますが、フランス語で「密航」というやや意味深なもの。

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ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
風景 ~フランス・ロマン派の歌曲、管弦楽曲集
1. テオドール・デュボワ(1837-1924):
私の愛する人 ~『マルジョリの歌』
2. レイナルド・アーン(1874-1947):
風景
3. デュボワ: アンダンティーノ
~『子供の小さな夢』
*
4. ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
月の光 ~ 『2つの歌』 Op.
46
5. デュボワ: 天国にて ~『マルジョリの歌』
6. カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):
虚ろな華やぎ ~『ペルシャの歌』
Op.26
7. ジュール・マスネ(1842-1912):祈り
~『復讐の女神たち』
*
8. エルネスト・ショーソン(1855-1899):
死者 ~『ミアルカの歌』 Op.17
9. フェルナン・ド・ラ・トンベル(1854-1928):
夢想 *
10. アーン: 5月
11. シャルル・グノー(1818-1893):
つぐみ
12. マスネ: パストラル ~歌劇《エスクラルモンド》
*
13. デュボワ: 白き翼 ~『水上の音楽』
14. グノー: 瞼を閉じて
15. フォーレ: イスファハンの薔薇
~『4つの歌』
Op.39
16. デュボワ: アンダンティーノ・グラツィオーソ
~
『子供の小さな夢』 *
17. デュボワ: 変わらぬもの
18. マスネ: 孤独 ~歌劇《サッフォー》
*
19. アーン: 牢獄にて
20. フォーレ: 夜想曲 ~組曲『シャイロック』Op.57
*
21. フォーレ: 漁師の歌 ~『2つの歌』
Op.4
22. サン=サーンス: 愛し合おう
*...管弦楽のみによる演奏 |
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
アレクサンドル・ヴァイ(チェロ)...7
ミュンヘン放送管弦楽団
エルヴェ・ニケ(指揮) |
録音: 2021年1月 バイエルン放送スタジオ1、ミュンヘン
収録時間: 56分
【歌姫ジャンスと奇才ニケによる、フランス・ロマン派の秘曲集】
豪華共演によるフランス・ロマン派の管弦楽伴奏歌曲を集めた一枚。パラツェット・ブリュ・ザーネ(ロマン派フランス音楽センター)の全面協力のもと、歌曲はもとより間奏曲のように挿入された管弦楽曲も含め、現在ではほとんど知られていない作品ばかりなのも嬉しいところです。
ゆったりとしたテンポながら大きな山を築く曲想が多く、ジャンスの柔らかな声質とドラマティックな表現が、ニケにより妥協なく組み上げられる構成に支えられ作品の中で美しく映えています。
録音: 2021年1月 バイエルン放送スタジオ1、ミュンヘン
収録時間: 56分
【歌姫ジャンスと奇才ニケによる、フランス・ロマン派の秘曲集】
豪華共演によるフランス・ロマン派の管弦楽伴奏歌曲を集めた一枚。パラツェット・ブリュ・ザーネ(ロマン派フランス音楽センター)の全面協力のもと、歌曲はもとより間奏曲のように挿入された管弦楽曲も含め、現在ではほとんど知られていない作品ばかりなのも嬉しいところです。
ゆったりとしたテンポながら大きな山を築く曲想が多く、ジャンスの柔らかな声質とドラマティックな表現が、ニケにより妥協なく組み上げられる構成に支えられ作品の中で美しく映えています。
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バーバラ・ハンニガン&ベルトラン・シャマユ
メシアン:「地と天の歌」「ミのための詩」「多くの死」
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
1-6. 地と天の歌 - ソプラノとピアノのための
7-15. ミのための詩 - ソプラノとピアノのための
16. 多くの死 -
ソプラノ、テノール、ヴァイオリンとピアノのための |
バーバラ・ハンニガン(ソプラノ)
ベルトラン・シャマユ(ピアノ)
チャールズ・シー(テノール)...16
ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)...16 |
録音: 2021年7月、2022年11月 オムループ音楽センター、ヒルフェルスム、オランダ
収録時間: 58分
【ハンニガンとシャマユが歌い上げるメシアン】
近現代声楽作品における世界最高峰の表現者として北米やヨーロッパで活躍するバーバラ・ハンニガンと、こちらも現代音楽で高く評価されるピアニスト、ベルトラン・シャマユが組んだメシアン歌曲集。
収録作品はいずれもメシアン自身が歌詞を手掛けており、妻のクレール・デルボス(愛称ミ)の名を冠し官能と神聖の間を行き来する「ミのための詩」、2人の間の息子が生まれた直後に書かれ、家族との愛情と宗教的な愛の暗喩を絡めた「天と地の歌」、宗教的な主題にさらに踏み込んだ「多くの死」までを収録しています。
劇的な激しいフレーズから恍惚とした表情までを自在に行き来するハンニガンの歌唱力、表現力がフルに発揮された聴き応えのある内容。
人気ヴァイオリニストのヴィルデ・フラングらが参加した「多くの死」の、余韻を引く美しさも素晴らしいものです。

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香港が生んだ若き俊英指揮者、エリム・チャン
プロコフィエフ:ロメオとジュリエット、
ラヴェル:ダフニスとクロエ ほか |
アントワープ交響楽団
エリム・チャン(指揮) |
セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):
『ロメオとジュリエット』
1-3. 第2組曲 より
1. I. モンターギュー家とキャピュレット家/2.
II. 少女ジュリエット/
3. III. 僧ローレンス4-6.
第1組曲
より/4. V. 仮面/
5. VI. ロメオとジュリエット/6.
VII.
ティボルトの死
7-8. 第2組曲 より
7. V. 別れの前のロメオとジュリエット/8.
VII. ジュリエットの墓の前のロメオ
9-11. エリザベス・オゴネク(1989-):ALL
THESE LIGHTED THINGS この輝くものすべて
9. I. Exuberant, playful,
bright/10.
II. Gently drifting, hazy/11.
III. Buoyant
12-14. モーリス・ラヴェル(1875-1937):
『ダフニスとクロエ』 第2組曲
12. I. 夜明け/13. II.
無言劇/14.
III. 全員の踊り |
録音: 2023年8月 エリザベート王妃ホール、アントウェルペン
収録時間: 71分
【香港が生んだ若き俊英、エリム・チャン初のフル・アルバム】
香港に生まれアメリカで指揮を学んだエリム・チャン(陳以琳)。2014年ドナテッラ・フリック指揮者コンクールで女性として初めて優勝、2019年からアントワープ交響楽団の首席指揮者を務めています。
これまで協奏曲の伴奏やコンクールのライヴはあったものの、初めてのフル・アルバムのテーマとして今回彼女が選んだのは舞曲。
プロコフィエフ『ロメオとジュリエット』の組曲から独自に選曲した8曲とラヴェル『ダフニスとクロエ』第2組曲では、大仰な表現は控えながら細部まで歌い込み、さらに引き締まったリズムとしなやかさを兼ね備えた深い音楽を聴かせます。
そしてアメリカの作曲家オゴネクによる「管弦楽のための3つの舞曲」のサブタイトルの付いた『ALL
THESE LIGHTED THINGS』では、曲の特性の深い理解に基づき、多彩なパーカッションと弦や管によるリズムの交感を巧妙に描き、たいへん魅力的に仕上げています。
巨匠然とした重さとも鋭角的な表現とも違う、創造性と柔軟性の高い音楽を作り上げる新しい才能を感じさせるアルバムです。

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2021年エリザベート王妃コンクールの覇者ジョナタン・フルネル
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第18番、第21番
~
次世代ソリストによるモーツァルト
Vol. 8
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
1-3. ピアノ協奏曲 第18番
変ロ長調 K.
456
カデンツァ...モーツァルト
4-6. ピアノ協奏曲 第21番
ハ長調 K.
467
カデンツァ...ディヌ・リパッティ |
ジョナタン・フルネル
(ピアノ/ベーゼンドルファー)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
ハワード・グリフィス(指揮) |
録音: 2023年2月22-24日 アンジェラ・フェルストル・ザール、オルケスターハウス、ザルツブルク
収録時間: 57分
【次世代ソリストによるモーツァルトのシリーズに、ジョナタン・フルネル登場!】
若手から中堅までの注目ソリストが登場するモーツァルトの協奏曲シリーズ第8弾に、2021年エリザベート王妃コンクールの覇者ジョナタン・フルネルが登場。
2021年にALPHAから発売されたブラームスはコンクール直前のセッション録音だったということもあり、彼にとって待望の新録音でもあります。
曲は、そのエリザベート王妃コンクールのセミ・ファイナルでも素晴らしい演奏を披露した第18番と、人気曲第21番という絶好の組み合わせ。
CPOでのリース交響曲全集など古典派や初期ロマン派の解釈に秀でたハワード・グリフィス率いるモーツァルテウム管弦楽団と共に、隅々までよく歌いつつたいへん伸びやかなモーツァルトを聴かせおり、持ち前の高い表現力を存分に発揮しています。
第21番でリパッティのカデンツァを弾いているのも嬉しいところ。
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メシアン:世の終わりのための四重奏曲
1. トリスタン・ミュライユ(1947-):Stalag
VIIIa (2018)
2-9. オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
世の終わりのための四重奏曲
(1941-42) |
ヘット・コレクティーフ
ヴィバート・アーツ(ヴァイオリン)
マルテイン・フィンク(チェロ)
ジュリアン・エルヴェ(クラリネット)
トーマス・ディールチェンス(ピアノ) |
録音: 2021年1月 デシンゲル、アントウェルペン...2-9 2022年12月 デ・バイローケ、ヘント...1
収録時間: 61分
少人数での引き締まったアンサンブルで定評のあるヘット・コレクティーフによるメシアンの傑作が登場。
高い緊張感を持続しながらもしなやかさを併せ持つ豊かな表現で、絶望的な状況の中で書かれたこの作品が持つ独特の色彩感を引き出しています。
併せて収録されたミュライユの作品は、メシアンの四重奏曲が書かれたゲルリッツのナチス捕虜収容所の名であるStalag
VIIIaをタイトルとして同じ編成で書かれた、歴史的名作へのオマージュです。
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パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)&フランクフルト放送交響楽団
シェーンベルク&フォーレ: ペレアスとメリザンド
アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
1-11. 交響詩「ペレアスとメリザンド」
Op. 5
ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
12-15. 組曲「ペレアスとメリザンド」
Op.
80
12. 前奏曲/13. 糸を紡ぐ女/
14. シシリエンヌ/15. メリザンドの死 |
フランクフルト放送交響楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮) |
録音: 2012年10月 フランクフルト・アルテ・オーパー
...1-11 2014年1月 hrゼンデザール
...12-15
収録時間: 59分
【パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送響による2つの「ペレアスとメリザンド」】
これまでALPHAではエストニア祝祭管、トーンハレ管とタッグを組んできたパーヴォ・ヤルヴィが、2006年から13年にかけて首席指揮者を務めたフランクフルト放送響との録音を開始。
第1弾はメーテルリンクの戯曲を元にした「ペレアスとメリザンド」2曲を合わせるという興味深いものです。
無調音楽に入る前のシェーンベルクによる大管弦楽のための交響詩は、ドビュッシーが歌劇《ペレアスとメリザンド》を成功させた1902年から翌3年にかけて書かれたもので、物語の筋を追いながら全体で単一楽章の交響曲のような構造を取ったもの。
かたやフォーレの劇音楽はドビュッシーの歌劇の数年前に発表されており、組曲版(ここでは声楽の入る「メリザンドの歌」を除く4曲版)は小規模な二管編成で書かれ、親しみやすい旋律を多く残したフォーレの代表作の一つと言える「シシリエンヌ」を含みます。
パーヴォ・ヤルヴィはシェーンベルクの巨大な編成と複雑なスコアを的確に整理しつつ、弦楽器をたっぷりと歌わせるとともに、高い技術力を誇る管楽器が芯のあるアクセントと輪郭をしっかりと固める役も担い、芳醇で濃厚な世界観と引き締まった造形を見事に両立しています。
フォーレでは見透し良い響きとすっきりとした表情で、作品の美しさを最大限引き出しました。
近代音楽とフランス音楽で聴かせる、鋭さと柔和さを併せ持つ彼の感性を存分に味わうことの出来るアルバムです。
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輝かしき時代 ~
18世紀フランスにおけるヴァイオリンとヴィオールの共存
1-4. ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):
ソナタ ニ短調 Op.4-1(1732)
5-8. ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755):
ソナタ ニ長調 Op.50-6(1734)
9-12. ルイ・アントワーヌ・ドルネル(1680
?-1757 ?):
ソナタ ロ短調 Op.3-3(1713)
13-16. ジャン=フェリ・ルベル(1666-1747)
:
ソナタ ホ短調 第2巻第4番(1713)
17-20. フランソワ・フランクール(1698-1787):
ソナタ ホ長調 第2巻第12番(1733)
21-24. ルクレール: ソナタ
ロ短調 Op.13-2(1753) |
リュシル・ブーランジェ
(バス・ド・ヴィオール
〔=ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)
シモン・ピエール(ヴァイオリン)
オリヴィエ・フォルタン
(クラヴサン〔=チェンバロ〕) |
ピッチ...A=406Hz
録音: 2022年10月 フラジェ第1スタジオ、ブリュッセル
収録時間: 69分
【ヴィオールとヴァイオリンの共存期に生まれた18世紀フランスの妙なる音世界】
フランスで近年めざましい活躍をみせるソリストたちによる18世紀フランス室内楽作品集。
ルイ14世の治世に、歌心に富み技巧的な演奏に
秀でたヴァイオリンを独奏楽器として扱うイタリア風の音楽に抵抗を示したフランスの人々も、老王の逝去後イタリア音楽愛好で知られたオルレアン公が摂政となった時代を経て、ルイ15世の治世下では急速にこの楽器のための音楽を愛好するようになります。
他方、前世紀以来フ ランスで愛奏されてきたヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)は徐々に姿を消してゆくのですが、本盤はその直前、どちらの楽器もフランスで名手が
腕を競っていた頃に書かれた作品を集めており、ヴァイオリンが主役を占めるソナタでも低音部でヴィオールに大きな活躍の場が与えられた曲
が多いのが特徴。
アルバムの名義はヴィオール奏者のリュシル・ブーランジェが先に立っており、両者が対等の立場で対話を繰り広げる稀有な音楽世界をじっくり味わえます。
鍵盤のオリヴィエ・フォルタンも自身の楽団アンサンブル・マスクで重ねた豊かな室内楽経験を存分に活かし、ボルドー出身のシモン・ピエールのニュアンスに富んだヴァイオリンやブーランジェの雄弁なヴィオールに全く負けない存在感で各作品の魅力
を豊かに引き出してゆきます。

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パーヴォ・ヤルヴィ&トーンハレ管
ブルックナー: 交響曲 第9番 ニ短調
WAB 109
(原典版)
アントン・ブルックナー(1824-1896):
1-3. 交響曲 第9番 ニ短調
WAB 109 (原典版) |
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮) |
録音: 2023年9月 トーンハレ、チューリヒ
収録時間: 61分
【パーヴォ・ヤルヴィ、ブルックナー第九を15年ぶりに再録音】
パーヴォ・ヤルヴィとトーンハレ管によるブルックナー後期三大交響曲のラストを飾るのは、フランクフルト放送響との録音から15年ぶりとなる第9番。
版は今回「原典版」としか表記されていませんが、旧録音で使用したコールス版ではなくノーヴァク版を基調としている模様です。
旧録音と比較するとスケルツォを除いて両端楽章は大幅に速くなっており、第1楽章で約1分40秒、第3楽章に至っては約3分も演奏時間が短くなっています。
旧録でゆったりめであった第1楽章は今回全体が引き締められた印象ですが、緩急を大きめに取って各主題の特性を生かしており、コーダでは思い切ったためも聴かせています。
第2楽章では詳細なスコアリーディングに基づくコントロールで各パートが埋もれることなく明快に鳴り、オーケストレーションの面白さを鮮明に打ち出してブルックナーの意図した響きを強調。加えてタイトなアクセントで躍動感のある音楽を生み出しています。
音楽的な流れを強く意識した第3楽章はたっぷりとした表情で速いという印象はほとんど無く、コラールが際立った極めて美しい演奏に仕上がりました。
オーケストラは前作第8番同様ヴァイオリンを両翼に配置し、チェロの後ろとなる左奥にコントラバス、その右隣りにホルン・セクションが並び、その後列ワーグナー・チューバ持ち替えの隣、全体の中央奥にバス・チューバ、その右にトロンボーン、一番右にトランペットというもの。
低音金管楽器とティンパニが中央に配され、独特の安定感が得られています。
[パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ブルクナー交響曲第9番、演奏タイミングの比較]
2008年 フランクフルト放送交響楽団
第1楽章 27分41秒 第2楽章 10分50秒 第3楽章 27分06秒
2023年 チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
(実測値)
第1楽章 26分03秒 第2楽章 10分46秒 第4楽章 23分55秒
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テオ・ゲオルギュー
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第14番、ヴァイオリン協奏曲第5番
他
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
1-3. ピアノ協奏曲 第3番
ニ長調 K. 40
カデンツァ...モーツァルト
(原曲...レオンツィ・ホーナウアー、
ヨハン・ゴットフリート・エッカルト、
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ)
4-6. ピアノ協奏曲 第14番
変ホ長調 K.
449
カデンツァ...モーツァルト
7-9. ヴァイオリン協奏曲
第5番 イ長調
K. 219 「トルコ風」
カデンツァ...エルネスト・ヘス、ダヴィド・カストロ=バルビ |
テオ・ゲオルギュー
(ピアノ/ベーゼンドルファー
VC 280)...1-6
ダヴィド・カストロ=バルビ
(ヴァイオリン/ジャック・フュスティエ)...7-9
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
ハワード・グリフィス(指揮) |
録音: 2017年8月...7-9、2023年5月30日-6月2日...1-6 ザルツブルク
収録時間: 62分
【次世代ソリストたちによるモーツァルト
Vol. 11】
ルーマニアの両親のもとスイスに生まれ、SonyやClavesから個性的なアルバムをリリースしてきたピアニスト、テオ・ゲオルギューと、cpoからリリースしたシュターミッツの協奏曲が話題となったヴァイオリニスト、ダヴィド・カストロ=バルビが次世代ソリストによるモーツァルトのシリーズに登場。どちらもモダンの銘器を用い、その機能性と艶のある音色を軽やかな感性で自在に操る、美しいモーツァルト像を描いています。
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Alpha166
\3300→\2490 |
シューマン:ピアノ曲・室内楽作品集 Vol.10~
1. ピアノ五重奏曲 変ホ長調
作品44
2. ピアノ四重奏曲 変ホ長調
作品47 |
エリック・ル・サージュ(p/1875年製スタインウェイ)
ゴルダン・ニコリッチ、
樫本大進(vn)
リズ・ベルトー(va)
フランソワ・サルク(vc) |
「第10集」の曲目は、シューマンの室内楽でも最も重要な2曲といっても過言ではない、「室内楽の年」の代表作たるピアノ五重奏曲とピアノ四重奏曲。いわば、室内楽作品の大本命。
師匠ヴィークにその娘クララとの恋路を阻まれ、苦難の日々を送っていた頃はピアノ曲ばかり書いていたシューマンですが、1840
年に晴れてクララと結婚してからは、1840
年に歌曲、1841
年に大規模管弦楽曲、そして1842
年には室内楽…とこれまで手がけたことのなかったジャンルに挑戦、次々と傑作をものにしてゆきました。その「室内楽の年」に弦楽四重奏曲を3曲書いたあとに彼が相次いで完成させたのは、それまで殆ど前例のなかった演奏編成。ピアノと弦楽四重奏ないし弦楽三重奏による作品。その両者がどちらも音楽史に残る傑作になったのですから、驚くべき才能の開花というほかありません。
本盤でル・サージュは(前回クリストフ・コワンらとのピアノ三重奏曲集で使い始めた)19
世紀製のスタインウェイの玄妙な音色を操り、気鋭のソリストたちとこれまで同様の(いや、それ以上に?)鮮烈なみずみずしさと絶妙の客観的理知性を兼ねそなえた濃密・充実の解釈をくりひろげてゆくのですが、注目すべきはその「気鋭のソリストたち」の顔ぶれ。同シリーズで高雅なロマン情緒をふりまいてきた名手ニコリッチ、先日来日したばかりの若き俊英サルクや躍進中のベルトーといった面子に混じって、五重奏曲ではなんと、ベルリン・フィルのコンサートマスター就任へ向けての活躍が話題となった名手、樫本大進の名が!
えもいわれぬ高揚感で盛り上がり、稀有のバランスで織り上げられてゆく音響世界のインテンスさは、こうした豪奢な演奏陣の顔ぶれに負うところも大きいのでしょう。両作品の新たな決定的解釈となるであろう強力アルバム。
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Alpha169
(2CD)
\6000→\3690 |
シューマン:ピアノ曲・室内楽作品集Vol.11(最終巻)
子供の情景、謝肉祭、生涯最後の作品...
ローベルト・シューマン(1810~1856):
①アベッグ変奏曲 op.1
②トッカータ op.7
③子供の情景 op.15
④ベートーヴェンの主題による変奏曲WoO
31(ローベルト・ミュンスター校訂)
⑤謝肉祭 op.9
⑥三つのロマンツェ op.28
⑦アラベスク op.18
⑧アルバムのページ(20 の小品集)op.124
⑨花の曲 op.19
⑩七つのフゲッタ op.126
⑪主題と変奏 WoO 24(シューマン最後の作品) |
エリック・ル・サージュ(ピアノ/スタインウェイ) |
「子供の情景」、「謝肉祭」、「トッカータ」、「アラベスク」...シューマン最初の出版作品である「アベッグ変奏曲」からライン川に飛び込む直前の“最後の作品”まで、これひとつで計り知れない充実度を誇るセットに!
シューマン生誕200 周年にあたる2010
年、いくつものリリースが相次ぐ中で特に充実したリリースを続けてくれたのが、このエリック・ル・サージュの全集シリーズ。
今年後半には第9巻(Alpha158)でやおら19
世紀製のヴィンテージ・スタインウェイと古楽奏者クリストフ・コワンの参加が見られたほか、待望の日本発売からまだ間もない第10巻(Alpha166)ではベルリン・フィル新首席となった樫本大進(vn)まで登場するなど、「ピアノ曲・室内楽作品集」というシリーズタイトルの「室内楽」の部分で素晴しいリリースが相次ぎました。そしていよいよ第11巻、最終巻の登場です。
最終巻ということで「あれ、まだ収録されてなかった?」と思う落穂ひろい的曲目ばかりが集まるのかと思いきやとんでもない!見れば見るほど「満を持して」感の強い、よりすぐられた選曲のアルバム。
ル・サージュとAlpha の製作陣は、この最終巻に照準を合わせて入念にシリーズ構成を考えてきたに違いありません。
ということで大本命は、シューマンの代名詞的最重要有名作ともいうべき『子供の情景』と、クララを意識するようになる前のふたつの重要作品『謝肉祭』に『アベッグ変奏曲』。
とくに後者はシューマンが生まれて初めて楽譜出版した記念すべき「作品1」でもありますが、このアルバムをひときわ感慨深いものにしているのは、CD
1 をこの「作品1」ではじめ、CD
2 の最後が、心に病を抱えたシューマンがライン川に飛び込むほんの僅か前、作曲家として最後に残した作品である「主題と変奏」を置いていること。
このシリーズの解説執筆をずっと手がけてきたフランス随一のシューマン研究家ブリジット・フランソワ・サッペイ教授も、今回のライナー解説文に「アルファからオメガまで」と象徴的なタイトルを付しています。
作曲家の心に巣食い、少しずつ大きくなっていったものは、何だったのでしょう――そしてこの作曲家が最後まで失わなかったものは?
そんなことを考えさせてやまない謎めいた音楽内容です。
他にも1977 年にようやく楽譜校訂されて世に出た「ベートーヴェンの主題による変奏曲」が収録されているのも気になるところ(このル・サージュのシリーズでは、各巻必ず何かしら意外なトラックがあったものでした。ドビュッシー編曲による足鍵盤付ピアノ作品や、ホルンと二つのチェロを伴う異色の変奏曲や...)。
また忘れがたい印象を残してやまないのは、これまた超有名曲であるはずなのに極度に新鮮な響きで甦る「アラベスク」!そして作曲者への共感と適度な客観性の相半ばするル・サージュの解釈は、どちらも隠れファンの多い名品「トッカータ」や「花の曲」の魅力もしみじみ美しく引き出します。
「シューマンを知るならこの1点」と言っても過言ではない、堂々の1作です。
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Alpha180
\3300→\2490 |
バンジャマン・アラール(チェンバロ)
J.S.バッハ:イタリア協奏曲とフランス序曲
~『鍵盤練習曲集 第2巻』~
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685~1750):
『鍵盤練習曲集 第2巻~2段鍵盤チェンバロのための』
1) イタリア協奏曲 ヘ長調
BWV971
2) フランス序曲 ロ短調 BWV831 |
バンジャマン・アラール(チェンバロ) |
「古楽先進国随一のレーベル」Alphaのバッハ盤は、これまで外れたことがありません。
ましてや、いま最もアツいチェンバロ奏者の傑作録音となれば...最初の1音から桁外れの風格。落ち着いた風情からゆっくり描きあげられる、途方もないスケール感...!
いわずと知れた「小規模レーベルの革命的存在」、フランスのAlpha
から、またしても「ほとんど説明不要」の超・強力盤がお目見えいたします。
フランスは1990年代以降、ヨーロッパ随一の古楽先進国として独特の古楽シーンを切り開き、いつしか(日本でいう『レコード芸術』と同じ存在である)影響力の強い音盤批評誌『Diapason』の月間推薦の大半が古楽新譜だった...などということも珍しくない、つまり裏を返せばそれだけ「古楽にうるさい土壌」を育んできた国。だからこそ、この国の古楽シーンで揉まれて世に出てきた俊才には、遠く離れた日本の私たちの心をも強く揺さぶってやまないスーパープレイヤーが少なくありません。
しかしそのなかでも、フランスよりも古楽発掘史の長い隣国ベルギーでも高く評価されている名手、古楽奏者の登竜門であるブリュッヘ(ブリュージュ)古楽コンクールでの入賞経験から5、6年で世界レヴェルの知名度を築き上げてきた天才チェンバロ奏者、バンジャマン・アラールの存在感はやはり特別といっても過言ではないでしょう。
満を持してAlpha レーベルからバッハ録音を最初にリリースしたのが2009
年。この『オルガン独奏のためのトリオ・ソナタ集』に続く翌年の『六つのパルティータ(鍵盤練習曲集第1
巻)』とともに、軒並み『レコード芸術』特選に輝き続けている彼が、前作につづくバッハ生前の出版譜シリーズ第2
弾をリリースしてくれたのです!
その仕上がりの素晴しさは、もはやCD
をかけて1音目からすぐに明らか...アラールはいつも基本的にゆったりめのテンポ設定で(スピーディでアクロバティックなセンスを誇る昨今のチェンバリストたちのあいだでは少数派?)、作品の味わいをじわりと浮かび上がらせるのが得意なのですが、ここでも「Alpha
の音」を作ってきた天才技師ユーグ・デショーの絶妙な自然派録音がその感性をくまなく捉え、名工アンスニー・サイディ製作によるドイツ18
世紀型のチェンバロから立ちのぼる凛とした美音の温もりは、バッハが織り上げた対位法の綾を、和声の豊かさを、その情感の多彩さを、ひとつひとつ確かめるように、じっくり隅々まで描き出し、とてつもなくスケールの大きな鑑賞体験へと私たちを連れてゆくのです!
収録されている 『鍵盤練習曲集』(クラヴィーア練習曲集)は、晩年のバッハが自らの鍵盤作法の集大成を記録して世に出そうと試みた出版譜シリーズ第2
弾で(第1 弾は「六つのパルティータ」、第4
弾は「ゴルトベルク変奏曲」)、チェンバロの2段鍵盤で「弱音」と「強音」の対比を打ち出しながら、オーケストラの響きを模倣し、協奏曲や管弦楽組曲をチェンバロひとつで描ききってみせた2大作が収録されている曲集。
通常の演奏時間では余白ができるので、他の佳品も収録してある盤は少なくありませんが、このアラール盤は遅めのテンポ設定もあり、潔くこの「第2
巻」所収の2曲のみの録音。しかしその高潔な一貫性こそが本盤の素晴しさなのだ、と、聴き終えたとき誰もが思うはず。本盤の2曲がもたらす鑑賞体験はそれほどまでに深く、途方もないのです。
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Alpha181
\3300→\2490 |
バッハ:さまざまな楽器による協奏曲 VI
~ブランデンブルク協奏曲第1番、管弦楽組曲第4番...~
《完結編》
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685~1750):
1) 管弦楽組曲 第4番 ニ長調
BWV1069
2) チェンバロ協奏曲 イ長調
BWV1055
3) ブランデンブルク協奏曲
第1番 ヘ長調
BWV1046
4) 4台のチェンバロと弦楽合奏のための協奏曲
ニ短調 BWV1065 |
カフェ・ツィマーマン(古楽器使用)
パブロ・バレッティ(vn, ヴィオリーノ・ピッコロ)
エマニュエル・ラポルト、ヤス・モイシオ(ob)
ハンネス・ルクス(ナチュラルtp)
トーマス・ミュラー、ラウル・ディアス(ナチュラルhr)
セリーヌ・フリッシュ、ディルク・べルナー、
コンスタンス・ベルナー、アンナ・フォンターナ(cmb) |
Alpha レーベルで最も注目されているシリーズ、ついに堂々完結!
ブランデンブルク協奏曲からついに収録された「第1番」では、スイスの多忙な仕事人トーマス・ミュラーと、英国でも大活躍の名匠R.ディアスがホルンを!打楽器入りの最大編成第4組曲、4台チェンバロ協奏曲まで…!
Alpha レーベル、この秋最大の話題盤になるに違いない、全クラシック・ファンがAlpha
レーベルへと否応なしに意識を向けざるを得なくなる、そんな新譜がついに登場いたします。
すでに第5作まで登場し、リリースされるたびごとに予想を上回るオーダーをいただき、さらに発売されてから何年も経っているシリーズ既出巻さえ、毎年ちょっとした新譜リリースと同じくらいの売れ行きをみせている、そんな人気沸騰のカフェ・ツィマーマン『バッハ:さまざまな楽器による協奏曲』シリーズ最新刊!
フランスを拠点にアルゼンチン、フランス、チェコ、ドイツなどさまざまな国の俊才たちが結集、少数精鋭(多くの作品はバッハ時代の習慣をふまえ、1パート1人ずつの極少編成で演奏)でみずみずしく、生々しく、しかし作品の深さをどこまでも掘り下げるような誠実さを忘れない、そんなスリリングな演奏解釈でバッハの傑作群を演奏してきたカフェ・ツィマーマンは、今年3月初旬には異才ドミニク・ヴィス(C-T)のバックバンドとして待望の初来日も果たしました。
さてそのカフェ・ツィマーマンの「ブランデンブルク・チクルス」、毎回『ブランデンブルク協奏曲』から1曲ずつを収録してリリースしてきましたが、残るはこの曲集最大の編成が必要になる「第1
番」・・・。しかし2人のナチュラルホルンは一体誰が?・・・と思いクレジットを見ると――やってくれました!バーゼル出身の異才トーマス・ミュラーと、かつてHyperion
のロイ・グッドマン&ハノーヴァー・バンドによるハイドン交響曲全集でも人並み外れた腕前を発揮していた異才ラウル・ディアスのペア。二人がこの曲のいたるところに出てくるファンファーレを鮮やかに決めてくれるのは今から楽しみ!
またユーグ・デショーの離れ業自然派録音で、その響きが鮮明に蘇る職人的エンジニアリングにも期待できるでしょう。音響の点で期待、といえば、同じように全4
曲中の最大編成を誇る管弦楽組曲の「第4
番」(ティンパニ入り!)、名手セリーヌ・フリッシュのほかZig-Zag
Territoires に名盤あまたのリ・インコニーティ(もとカフェ・ツィマーマン出身のアマンディーヌ・ベイエールが主宰するアンサンブル)で活躍するチェンバロ奏者アンナ・フォンターナらが微妙な音のこすれ合いを愉しませてくれることになる「4台のチェンバロと弦楽のための協奏曲」(原曲ヴィヴァルディの超・異色作品!)なども期待大。
独奏チェンバロ協奏曲はBWV1055、つまりシリーズ第1
巻に復元版(楽譜は消失したものの、このチェンバロ協奏曲の原型となっていたとされるオーボエ・ダモーレ協奏曲版を復元したヴァージョン)が収録されている一編を入れ、印象的なアルペッジョ音型などチェンバロ版特有の響きの味わいを愉しめます。
音楽学者ジル・カンタグレルによる充実解説も「正面勝負!」ではなく、ツボを押さえたフランス人らしい語り進め方が魅力的。
Digipack ジャケットの美麗さも含め、ひとつのオブジェとしての存在感はAlpha
ならでは。見逃せないシリーズ完結作です!
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Alpha236
\3300→\2490 |
クリヴィヌ指揮&ルクセンブルク・ フィル
R.シュトラウス&ツェムリンスキー
リヒャルト・シュトラウス:
1. 交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』(1895)
ツェムリンスキー:
2. 『人魚姫』~アンデルセンの童話による全3楽章の幻想曲(1903) |
エマニュエル・クリヴィヌ指揮
ルクセンブルク・
フィルハーモニー管弦楽団 |
フランス近代作品に絶対的な適性をみせるクリヴィヌがドイツ語圏の晩期ロマン派に潜む耽美と色彩、艶やかに
多芸をもって鳴る21世紀随一の俊才、ロシア系フランス人エマニュエル・クリヴィヌーー昨今ではTimpaniやZig-ZagTerritoiresで数々のフランス近代作品の名盤を刻んできたと思いきや、圧倒的な古楽器演奏への適性をベートーヴェン交響曲全集で示してみせる...他でもモーツァルトをはじめ古典派作品の解釈でも絶妙なセンスを発揮してきた、そんな名匠クリヴィヌが、耽美なるドイツ語圏の「世紀末芸術」の世界へと手を伸ばしてくれたなど、ドキドキするような話ではありませんか!
しかも、躍動感あふれる音楽的物語絵巻『ティル~』をアルバム冒頭に置きながら、本盤での注目作はあくまでツェムリンスキー。芸術家たちとの交友で知られる才女アルマ・シントラーに深く心酔しながらも、彼女のマーラーとの結婚で深く傷つき、傷心のうちに綴られたと言われる『人魚姫』は、初演時から大きな成功をおさめずにおきませんでしたが、ややあって曲はツェムリンスキー自身が自作カタログから外しており、再発見されたのは僅か数十年前。EMIのコンロン盤を凌駕する存在となるか、いずれにせよクリヴィヌのたぐいまれな音色的色彩感や構成力がどれほどこれらの作品に合致しているかと思うにつけ、日本での評価が今から楽しみでなりません。どうぞご期待を!
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