歴史の彼方に消えていった「一夜の演奏」を、もう一度。
貴重な音源復刻レーベルとしておなじみのHECTORグループ。
そのグループの中でHECTORと並ぶもうひとつの柱、ARDMOREから、新たなシリーズが始動します。
その名も、ARDMORE A500「稀少ライヴ音源シリーズ」。
20世紀、世界各地のコンサートホールや放送局では、歴史に名を刻んだ巨匠たちによる数えきれないほどの名演が生まれました。
しかし、レコード会社のスタジオで正式に録音された演奏とは違い、ライヴや放送のために残された音源の多くは、その一夜限りで役目を終え、あるものは放送局のアーカイヴに、あるものは個人のテープに眠り、いつしか人々の記憶からも遠ざかっていきました。
けれども、そこには確かに「その日の巨匠」がいます。
聴衆を前にして燃え上がった演奏。
スタジオ録音では決して聴くことのできない大胆な表情。
思いがけない指揮者やオーケストラとの出会い。
そして、ときには演奏家の人生そのものが透けて見えるような、二度と繰り返すことのできない瞬間――。
ARDMORE A500は、そうした歴史の中に埋もれてしまった貴重なライヴ音源に、もう一度光を当てるシリーズです。
このシリーズは単に「珍しい録音」を集めることが目的ではありません。
忘れられかけていた演奏を現代によみがえらせることで、かつて世界を魅了した巨匠たちが、いかに凄い音楽家だったのか。
そして、私たちがレコードやCDを通して知っている彼らとはまた違う「生身の姿」を、もう一度音楽ファンに思い出してもらいたい。
それが、このシリーズの願いです。
今後、月に数タイトルのペースで、思わず「こんな音源が残っていたのか!」と言いたくなるような録音を続々と送り出していく予定です。
そして、その記念すべき第1弾に登場するのは――
ジャック・ティボー。
ストコフスキー、モントゥー、ツィリヒ、ガリエラ。
1947年から、ティボーが世を去る1953年まで。
伝説のヴァイオリニストがコンサート会場で実際に聴衆と向き合った、かけがえのない4つの記録です。
歴史は、まだすべて聴かれたわけではない。
ARDMORE A500「稀少ライヴ音源シリーズ」。
その扉を、いま開きます。
薄CDケース入り、美麗折返ジャケットと盤面印刷。日本語表示付です。
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