クラシックCD通販ショップ「アリアCD」へようこそ
トップページへ

規約などはこちら・・・

お買い物の方法  

注文方法:
 ご希望商品のチェック・ボックスをクリックし、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください(enterキーを押してもかまいません)。
 新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、一番最後にページ下の「
注文フォームへ」のボタンをクリックして、注文フォーム・ページへ進んでいただいて、そこで注文を確定してください。
 (チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


メルマガや別サイトから直接アクセスされた方は「検索」などの窓が表示されません。どこかのタイミングで改めてこちらのページへお入りください。(別ページで開きます)

※ご確認事項※
掲載情報は公開時のもののため、時間の経過により入手不能となる場合がございます。
また、価格が変更となっている場合には、ご注文後にご連絡のうえ、ご了承いただいた時点でご注文確定となります。
なお、入手不能の場合にはご注文を承ることができませんのでご了承ください。


注文フォームへ




世界の片隅で、今週も誰かが一枚のCDに耳を止めている。
その小さな「偶然の重なり」を、世界100の観測点から拾いました。


ARIA CLASSICAL 100

世界クラシック定点観測100

今週、世界から浮かび上がってきた3枚+1枚

第7回
「世界との答え合わせ」、そして第1回のその後
 



 世界の片隅で、今週も誰かが一枚のCDに耳を止めている。

 その小さな「偶然の重なり」を、世界100の観測点から拾う企画。

 
 今週も、世界100の観測点を歩いてみました。

 今回浮かび上がってきたのは、ずいぶん性格の違う3枚。
 ニュージーランド出身の若いヴァイオリニスト、ジェニーヴァ・ルイス。忘れられたドイツ・ロマン派の重要人物フェルディナンド・ヒラー。そして、10代ですでに恐るべき個性を見せていたエネスク。

 私も3枚とも実際に聴いてみましたが、面白いことに、海外の評論家たちが引っかかっているところと、私が「おっ」と思ったところがけっこう重なるんですね。


 そして今回はもうひとつ。
 第1回で取り上げた、あのアルバム。
 その後を追ってみたら――まだざわついていました。むしろ、ざわめきは大きくなっていたのです。


 定点観測というのは、その週の3枚を見つけて終わりではないのかもしれません。
 いったん拾った小さな波が、その後どうなっていくのか。そこを見てみるのも楽しいですね。


 それでは第7回。

 今週、世界から浮かび上がってきた3枚+1枚です。





今回の3タイトル




その1 ★世界的話題盤
ジェニーヴァ・ルイス/バーバー、ゾーン、グラス
DELOS DE3638



DELOS



DE3638
\3300
新星ジェニーヴァ・ルイス、デビュー
バーバー、グラス:ヴァイオリン協奏曲、ゾーン:パルティータ

 サミュエル・バーバー(1910-1981):
  1-3. ヴァイオリン協奏曲 Op. 14
 ジョン・ゾーン(1953-):
  4-7. ファイアーバードのためのパルティータ ... 世界初録音
 フィリップ・グラス(1937-):
  8-10. ヴァイオリン協奏曲 第1番
ジェニーヴァ・ルイス(ヴァイオリン)
BBCスコティッシュ交響楽団
ジェンマ・ニュー(指揮)...1-3、8-10

 録音: 2025年5月12、13日 UK、グラスゴー、BBCスタジオ
 収録時間: 60分

 【新星ジェニーヴァ・ルイス、デビュー!バーバーとグラスのヴァイオリン協奏曲と、ジョン・ゾーンの初録音作品】
 ニュージーランド出身、現在はアメリカで活動するジェニーヴァ・ルイス。2022-24年のBBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選出、エイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラント受賞者でもある彼女のデビュー・アルバムは、アメリカのヴァイオリン作品集です。
 抒情的な歌心と高度な技術が求められるサミュエル・バーバーの協奏曲、フィリップ・グラスが自らの父親を喜ばせようと作曲、同時期に取り掛かっていたオペラの影響を強く受けたヴァイオリン協奏曲を収録するほか、かつてサン=テグジュペリが所有し、現在はアッカルドが所有するストラディヴァリの名器「ファイアーバード」の音色に感銘を受けたジョン・ゾーンが、ストラヴィンスキーの「火の鳥」やバッハへのオマージュも込め超絶技巧をふんだんに盛り込んで作曲した、無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータを世界初録音。
 ルイスの類まれなテクニック、若い世代ならではの柔軟な感性と積極的なアプローチにより、それぞれの作品の魅力が余すところなく表現されています。サポートは2021年にサー・ゲオルク・ショルティ・コンダクター賞を受賞しているジェンマ・ニュー率いるBBCスコティッシュ響。



 今回まず目に止まったのが、このジェニーヴァ・ルイスでした。

 なにしろ発売されたばかり。まだ世界中から大量のレビューが出そろっているわけではありません。
 ところが発売日の10月2日、いきなり英国「The Guardian」が反応しました。

 しかも選曲が面白い。
 バーバー、ゾーン、グラス。いずれもアメリカの作曲家ですが、世代も作風もまるで違う。
 その3人を一枚に並べた若いヴァイオリニストのデビュー盤を、英国の主要紙が発売と同時にかなり具体的に論じている。

 これはちょっと聴いてみたくなるじゃないですか。



■世界では――


 The Guardian(英国)/10月2日
 発売当日に★★★★。見出しは「virtuosity and warmth(技巧と温かさ)」という趣旨。
 バーバーでは軽やかで詩的な抒情性、ゾーンではレーザーのように焦点の合った重音奏法と繊細なピアニッシモ、グラスでは銀色の音色を評価しています。

 面白いのは、3曲を「難しい20世紀・現代作品」としてひと括りにせず、それぞれまったく違う魅力を具体的に聴き取っていること。
 まだ発売されたばかりで反応の数そのものは多くなかったんですが、だからこそ、発売初日に英国の主要紙がこれだけ踏み込んだレビューを出したことを、今回は最初の「ざわめき」として拾ってみました。







■店主は――

 で・・・実際に聴いてみました。

 これはなかなかの大器かも。

 まずジャケットがすごい。
 この可愛さで、この挑発的なジャケット。大胆不敵です。

 そして選曲がいい。
 バーバー → ゾーン → グラスという、アメリカの3世代の作曲家を、いずれも熱い親近感で弾ききっている。

 それがぜんぜん「前衛を弾いています」「現代音楽に挑戦しています」という感じにならない。
 全部、自分のすぐそばにある音楽のように弾いてしまう。だから聴いていて面白い。

 これが今週いちばんの成果かもしれないです。

 DELOSというレーベルは、若くて魅力のある演奏家を早い段階で取り上げることがあります。で、大手に取られる。
 このジェニーヴァ・ルイスも、そう遠くない将来、もっと大きな舞台で華々しく名前を見ることになるかもしれません。


 この人がこのまま消えることはないと断言します。

  













その2 ★アリアCD発掘盤
フェルディナンド・ヒラー:交響曲集
CPO 555682


.

CPO



555682
\3100→\2890
ヒラー:交響曲集 ホ短調、ハ長調
 フェルディナンド・ヒラー(1811-1885):
  1-4. 交響曲 ホ短調 HWV 2.4.3
  5-8. 交響曲 ハ長調 HWV 2.4.6
フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
ハワード・グリフィス(指揮)

 録音:2024年4月29日-5月3日 ドイツ、フランクフルト、Konzerthalle Carl Philipp EmanuelBach
 収録時間:63分

 ドイツ・ロマン派のオーケストラ曲を開拓するcpoらしい好企画、ヒラーの交響曲集。ドイツ・ロマン派の時代にピアニスト、指揮者、教育者としても高い声望を誇ったヒラー。
 唯一生前に出版された交響曲ホ短調 Op. 67と、未出版のヘ短調(作品整理番号HWV 2.4.4)をカップリングしたCD(555625)のリリースから1年、続編が登場します。
 メンデルスゾーンが「この世で最も愛らしい」と称賛したホ短調 HWV 2.3.4は、第2楽章では気まぐれな舞曲風の表現、第3楽章には行進曲を取り入れています。
 ハ長調 HWV 2.4.6は40年後の作品で、重厚な不協和音による幕開けや、リズムを曖昧に変化させることで生まれる浮遊感が印象的。
 葬送行進曲風のモチーフや狩りのファンファーレなど、多彩なアイデアが盛り込まれています。古典派からロマン派にかけての管弦楽作品を数多く手がけているグリフィスの指揮で。

 




 これを今回の「アリアCD発掘盤」にしたのは、まさに100地点を見て回らなければ、おそらくそのまま通り過ぎていた一枚だからです。

 フェルディナンド・ヒラー。
 メンデルスゾーン、シューマン、リスト、ベルリオーズらと同じ時代を生き、当時は音楽界の中心にいた人物なのに、今その交響曲を聴いたことがある人はどれほどいるでしょう。

 ところが調べてみると、ドイツでかなり高く評価され、少し遅れて英国でも長文評が出ている。
 「そんなに面白いの?」と思って、私も聴いてみたわけです。

 こういう、自分ではまず手を伸ばさなかったかもしれない一枚に世界の小さな反応が連れていってくれる。
 これこそ「アリアCD発掘盤」です。





■世界では――

MusicWeb International(英国)/9月30日
 発売から少し時間がたったところで長文レビューが登場。
 ヒラーがメンデルスゾーン、ロッシーニ、リスト、ベルリオーズらと親交を持ち、19世紀ドイツ音楽界の重要人物だったことを改めて紹介しながら、この2曲を詳しく検討しています。

 若い時期のホ短調交響曲では、当時の様式の中にいながら随所に個性的な発想が現れること、晩年のハ長調交響曲では色彩的なオーケストレーションや、時に後世を思わせる響きまで聞こえてくることに注目。

 つまり「忘れられた大傑作!」と大騒ぎするのではなく、聴けば聴くほど気になる作曲家として拾っている。
 そこが面白いのです。



 Klassik Heute(ドイツ)/7月31日
 こちらはMusicWebよりずっと早い段階で反応していました。評価は芸術性9、音質10、総合9。
 ヒラーを19世紀ドイツ音楽界の「何でも屋」のような重要人物として紹介し、この忘れられた交響曲集そのものを高く評価しています。



 さらに、知られざるロマン派作曲家を追う濃い愛好家たちの間では、この録音が出る前からハ長調交響曲の登場を待ち望む声がありました。
 一般にはほとんど名前を聞かない。でも、その音楽を追い続けてきた人たちにとっては「ようやくきちんと聴ける」という一枚だったわけです。


 7月のドイツ、9月末の英国。派手な大波ではありませんが、離れた場所でじわじわ火がつながっている。こういう盤こそ、この定点観測で拾いたいと思います。









■店主は――

 で、私も聴いてみました。

 めちゃくちゃ衝撃的とか、そういうことはありません。

 でも聴いていると、随所で「うまいなー」と感じさせられる。
 そして時折、「え、ここでこう来る?」という、時代を少し逸脱するような個性が顔を出す。

 だから不思議と、もう一度聴いてみたくなる。
 もっともっと聴き込んでみたいと思わせられました。

 そして面白いのは、世界の評論家もどうやら同じようなところで引っかかっているらしいこと。

 これは第2回でも出てきた「世界との答え合わせ盤」なのかもしれません。

 大天才の影に隠れた作曲家を、無理に「知られざる大天才」に仕立て上げる必要はないと思います。
 でも、こういう「なんだか気になる人」を見つけられるのは、この企画の楽しみです。









その3 ★マニア注目盤
エネスク:八重奏曲、ピアノ五重奏曲
CHANDOS CHAN20379



CHANDOS



CHAN20379
\3300
「ウィグモア・ホールの聴衆は屋根を吹き飛ばさんばかりに盛り上がった」
 カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ
  エネスク:八重奏曲、ピアノ五重奏曲

 ジョルジェ・エネスク(1881-1955):
  1-4. 弦楽八重奏曲 ハ長調 Op. 7(1899-1900)
   1. Tres modere/2. Tres fougueux/
   3. Lentement/
   4. Mouvement de valse bien rythmee
  5-8. ピアノ五重奏曲 ニ長調(1896)*
   5. I. Allegro moderato/6. II. Scherzo vivace/
   7. III. Andante/8. IV. Allegro con spirito
カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴ
 エレナ・ウリオステ(ヴァイオリン)
 ネイサン・アマラル(ヴァイオリン)
 サヴィトリ・グライアー(ヴァイオリン)*
 メリッサ・ホワイト(ヴァイオリン)*
 ロザリンド・ヴェントリス(ヴィオラ)*
 エドガー・フランシス(ヴィオラ)
 ローラ・ヴァン・デル・ハイデン(チェロ)*
 トニー・ライマー(チェロ)
トム・ポスター(ピアノ)*

 録音:2025年7月20-22日 UK、サフォーク、ポットン・ホール
 
 収録時間:62分

 トム・ポスターとエレナ・ウリオステにより設立されたカレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴは、年間25回から30回もの演奏活動を続けており、そうしたコンサートを通じて練り上げたレパートリーをCHANDOSに録音しています。
 今回の収録曲は、敬愛するブラームスからの影響が感じられる、パリ音楽院在学中に書かれた初期作「ピアノ五重奏曲」と、ルーマニアの民族的な語法とフランス音楽の繊細な響きに、精巧な対位法が織り込まれた19歳の大作「弦楽八重奏曲」。録音直前に行われたコンサートは、Strad誌で「ウィグモア・ホールの聴衆は屋根を吹き飛ばさんばかりに盛り上がったが、それは妥当なことだ。
 エネスクの八重奏曲がこんな風に演奏されれば、メンデルスゾーン(の八重奏曲)に匹敵する人気を得るだろう」と評されました。
 その演奏をスタジオに持ち込んだようなライヴ感のある録音です。




 エネスクの八重奏曲は有名ですが、それでもこの新録音が今、いくつもの違う場所で同時に取り上げられているのが気になりました。

 Gramophone、The Strad、オランダのOpusKlassiek。媒体の性格は違うのに、みんながこの若いエネスクの音楽に耳を止めている。
 しかも「有名な八重奏曲だから」というだけではない。15歳のピアノ五重奏曲まで含めて、すでにこの作曲家に固有の声が聞こえる、と語っている。

 そこで実際に聴いてみたら――なるほど。
 これは「天才の若書き」という言葉だけでは片づけられないぞ、と思ったのです。




■世界では――

Gramophone(英国)/10月号 Editor's Choice
 10月号のEditor's Choiceに選出。八重奏曲について、激しい部分でも単なる音の塊にならず、8人の奏者それぞれが「情熱的で雄弁な会話」を交わしているように聞こえる、と高く評価しています。

The Strad(英国)/9月25日
 「ルーマニアの巨人が10代で書いた作品には称賛すべきものが多い」という趣旨でレビュー。八重奏曲の複雑な対位法を明晰に描き分ける演奏を評価しつつ、評者はむしろ15歳で書かれたピアノ五重奏曲の「若々しく直接的な新鮮さ」に強く惹かれたとしています。

OpusKlassiek(オランダ)/9月
 エネスクの室内楽録音自体がまだ少なすぎる、と歓迎。八重奏曲とピアノ五重奏曲のわずか数年の間に見える様式の変化に注目しながら、それでも一貫して「独創的で、何より唯一無二の声」を持つ作曲家だと論じています。

 さらに英国Official Classical Chartでは9月24日付で29位。
 エネスクの室内楽、それも八重奏曲とピアノ五重奏曲の組み合わせがチャートに入るというのも、なかなか面白い現象です。





■店主は――

 このとんがった才能。
 フツーじゃない感性です。

 近代でもなく、古典でもなく、現代でもない。

 もちろんブラームスやフランス音楽など、いろいろなものを吸収しているのでしょう。
 でも聴いていると、「誰かに似ている」というところに耳が行かない。

 この若さですでに、自分の音楽書法を持っている。

 そして聴き進めるうちに、妙に納得させられるのです。

 ああ、だからエネスクはエネスクなんだ、と。

 15歳、そして10代の終わり。
 「後年のエネスクにつながる若書き」というより、もうここにエネスクがいる。

 この人、やっぱり普通じゃなかったんですね。














番外編 ★さらにざわめきが広がっている
エラス=カサド/アニマ・エテルナ・ブリュッヘ
ブルックナー:交響曲第3番


 さて、今回は番外編です。

 第1回の「世界クラシック定点観測100」で、世界的話題盤として取り上げたエラス=カサド&アニマ・エテルナ・ブリュッヘのブルックナー第3番。

 あのとき英国、ドイツなどで起き始めていたざわめき、その後どうなったのか。

 見てみたら――終わっていませんでした。
 むしろ、さらに大きくなっています。

 これ、定点観測ならではの面白さじゃないでしょうか。
 その週に見つけた一枚を紹介して終わりではなく、その小さな波が一か月後、二か月後にどうなっているのかも追える。

 第1回の観測地点に、もう一度戻ってみましょう。




■世界では――



 Gramophone(英国)/10月号 Editor's Choice
 第1回で取り上げたあと、さらに大きな評価が加わりました。10月号のEditor's Choiceに選出。
 しかも評価はかなり強く、1873年の原典版による第3番の録音として、エラス=カサド盤を現在の明確な最有力盤と位置づけ、しばらくその座は揺るがないだろう、という趣旨まで述べています。

 つまり8月、第1回で拾った時点ではGuardian、concerti、Prestoなどに現れ始めていた小さな反応が、9月から10月にかけてGramophoneのEditor's Choiceへつながった。

 これはちょっとうれしい。
 「あのとき世界がざわつき始めている」と感じたのは、どうやら気のせいではなかったようです。



*************************


以下、前回掲載分

英国「The Guardian」 2026年8月13日
 ピリオド楽器でありながら、爆発的で肉体的な迫力をもつ演奏として高く評価。抒情的なアダージョ、激しいスケルツォ、鮮明な録音にも注目しています。

ドイツ「concerti」 2026年8月21日
 レビュー題は「独自の言葉」。力強いフォルティッシモと全体のバランス、歴史的アプローチによる透明感を評価し、シリーズ続行への期待まで記しています。

英国「Presto Music」 2026年8月21日
 その週の新譜紹介の主要タイトルとして掲載。ワーグナーへの敬意がもっとも露わな1873年初稿という、この録音の核心を前面に紹介しています。





HARMONIAMUNDI


 HMM 902760F
\4100→\3890
注目の第2弾!
 エラス=カサド率いるアニマ・エテルナ

  ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 WAB 103《 ワーグナー》

   [第1稿(1873年)/ノヴァーク版]
    〔I. 22:20 / II. 17:13 / III. 6:17 / IV: 15:20〕
アニマ・エテルナ・ブリュッヘ
 (ピリオド楽器使用)
パブロ・エラス=カサド(指揮)
アンネ・カタリーナ・シュライバー
 (コンサートマスター)

 心酔するワーグナーに捧げた交響曲第3番、ワグネリアンたる創作ぶりが特に濃密に表れた「第1稿」をエラス=カサド率いるアニマ・エテルナ(ピリオド楽器)の演奏で!

 録音:2024年9月















第7回を終えて。

 
 今回、強く感じたことがあります。

 この企画、だんだん「世界で評判のいいCDを3枚紹介する企画」ではなくなってきました。

 ジェニーヴァ・ルイスは、まだ発売されたばかり。でも最初の火がついた。そこに店主が反応してしまった。
 ヒラーは、大騒ぎされているわけではない。でもドイツと英国の離れた場所で、同じように「これは気になる」と耳を止める人がいる。
 エネスクは、複数の専門誌がかなりはっきりと反応し、実際に聴いてみた私も、その若さゆえではなく、すでに出来上がっている「エネスクの音楽書法」に驚かされました。

 そして第1回のブルックナー。
 あのとき拾った小さな波は消えず、GramophoneのEditor's Choiceにまでつながっていました。

 つまり、この定点観測で面白いのは「当たった、外れた」ではないんですね。
 世界のどこかで誰かが耳を止めた、その瞬間を拾っておくこと。
 そして自分でも聴いてみる。さらに何週間かたって、もう一度そこへ戻ってみる。

 そうすると、世界のクラシック界の小さな波が、少しずつ見えてくる。

 7回目にして、ようやくこの企画の面白さが自分でも分かってきたような気がします。




 ということで今週は、そんな3枚+1枚でした。

 さて。
 来週、世界のどこで、どんな一枚と出会えるでしょう。





ページ内の商品チェック・ボックスをクリックしたら、最後に 「かごに入れる」ボタンを押してください。
新店内のほかのページのお買い物がありましたら、そちらもすませ、最後に「注文フォームへ」ボタンを押して注文フォームで注文を確定してください。
(チェック内容を変更したら、必ずもう一度「かごに入れる」ボタンをクリックしてください。変更内容がかごに反映されませんので)


注文フォームへ


アリアCD トップページへ



Copyright(C) 2026 ARIA-CD.All rights reserved.08