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スペインの3つのレーベルから
15の魅力的なアルバム
★ARS HARMONICA
★La Ma de Guido
★CANTUS
~4/7(火)午前9時



 スペインには、まだまだ日本では知られていない
 魅力的なクラシック・レーベルが数多く存在します。

 今回はその中でも

ARS HARMONICA
La Ma de Guido
CANTUS

という個性的な3レーベルに注目。
 店主おすすめの15タイトルを選びました。

 在庫には限りがあるようですが、
 締切まで特別セール価格でご案内いたします。

 



ARS HARMONICA

 スペイン、カタルーニャ地方の中心都市バルセロナ近郊の町、サバーデルに本拠を置く録音・編集会社アルス・ハルモニカが運営するレーベル。
 LA MA DE GUIDO と兄弟関係にある。


AH 206
\3500→\2490
静かな情熱に満ちた
スペイン・カタルーニャの女性作曲家
 グロリア・ビリャヌエバ:

  ギターと弦楽合奏のための協奏曲ト短調(*)
  交響的狂詩曲(+)
  ギターへのオマージュ(ハープと弦楽五重奏のための)(#)
ジョルディ・クディナ(ギター(*))
エンポルダ室内管弦楽団(*)
カタルーニャ・フィルハーモニー管弦楽団(+)
ジョルディ・ピックレッリ(指揮(*/+))
ラウラ・ブスチェッティ(ハープ(#))
不詳(弦楽五重奏(#))

 スペイン・カタルーニャから現れた個性派作曲家グロリア・ビリャヌエバの世界を集中的に味わえる注目盤。
 心理学を学び人間の内面に深い関心を持つ彼女の音楽は、スペインの伝統的な抒情と現代的な感性が静かに溶け合う独特の響きを持つ。

 本盤の中心はギターと弦楽合奏のための協奏曲ト短調。
 スペイン音楽の魂とも言えるギターを主役に、弦楽が豊かな陰影を添え、情熱と瞑想が交錯する印象的な作品。

 さらに管弦楽による壮大な《交響的狂詩曲》、そしてハープと弦楽五重奏による幻想的な《ギターへのオマージュ》を収録。
 カタルーニャの香りをまとった旋律と透明感ある和声が広がる、知られざる現代スペイン音楽の魅力を存分に味わえる一枚。

 ギター音楽ファンにも室内オーケストラ作品を愛する方にもぜひ聴いていただきたい。

 


 カタルーニャの作曲家グロリア・ビリャヌエバの個性を鮮やかに示す作品集。
 ギターと弦楽合奏のための協奏曲ト短調は、スペイン音楽の象徴とも言えるギターを主役に据えた3楽章の力作。
 独奏ギターは和音やアルペッジョから生まれる旋律を紡ぎながら弦楽の上に浮かび上がり、作曲者自身が追求する“歌うような旋律美”が静かな情熱を帯びて広がっていく。
 続く《交響的狂詩曲》ではハバネラやタンゴ、ワルツといった舞曲の影にロックやラグタイムのリズムを忍ばせ、古典と現代が自然に溶け合うユニークな音世界を展開。
 さらに興味深いのが《ギターへのオマージュ》。題名に反してギターは登場せず、ハープと弦楽五重奏によってギターの精神を象徴的に描く幻想的な作品である。親しみやすい旋律、透明な和声、そして地中海の光を思わせる響き。
 知られざる現代スペイン音楽の魅力を伝える、静かな情熱に満ちた一枚。



録音:2009年3月4-6日、サバデイ(スペイン)、聖アグスティ教会(エスコラ・ピア)
    2009年3月12日、フィゲラス(スペイン)、ラウディトリ・ナルシス・モントゥリオル



AH 220
\3500→\2190
スペイン音楽の流れを一枚で味わえる好プログラム
 スペインのピアノ音楽


 ソレル(1729-1783):ソナタ ニ長調/ソナタ ニ短調/ソナタ ニ短調
 マテオ・アルベニス(1755-1831):ソナタ ニ長調
 イサーク・アルベニス(1860-1909):アンダルサ/コルドバ/エル・プエルト/エル・アルバイシン
 ファリャ(1876-1946):バレエ「三角帽子」より 粉屋の踊り
 トゥリナ(1882-1949):セギリャ
 ロドリーゴ(1901-1999):悪魔のセギディーリャ
 ホアキン・ラレグラ(1865-1945):ナヴァラ万歳
 民謡:エル・ビト
マリナ・ルドリゲス・ブリア(ピアノ)
録音:データ未詳

 マリナ・ルドリゲス・ブリアはバルセロナ高等音楽院で学んだピアニスト。
 ジュアン・ジュゼプ・グティエレスとのデュオによる「ロマンティック舞曲集」(AH 020)はかつて当レーベルのベストセラーでしたが、残念なことに長らく入手不能となっています。


収録作曲家は

18世紀
 ソレル
 マテオ・アルベニス

スペイン民族主義
 イサーク・アルベニス
 ファリャ
 トゥリナ

20世紀スペイン
 ロドリーゴ
 ラレグラ

そして最後に
 スペイン民謡

つまり

スペイン鍵盤音楽 約200年の流れ

を一枚にまとめています。



 スペイン音楽の魅力をぎゅっと凝縮したピアノ・アルバム。
 18世紀の鍵盤の巨匠ソレルから始まり、イサーク・アルベニス、ファリャ、トゥリナ、ロドリーゴへと続くスペイン音楽の流れを一枚で味わえる好プログラムです。
 なかでもアルベニスの《コルドバ》《エル・プエルト》《エル・アルバイシン》などスペイン情緒あふれる名曲や、ファリャの《三角帽子》より「粉屋の踊り」など、舞曲のリズムと情熱を感じさせる作品が並びます。

 演奏するマリナ・ロドリゲス・ブリアはバルセロナで学び、舞踊家との共演経験を多く持つピアニスト。そのため彼女の演奏はリズムの躍動感と自然な即興性に満ち、まるで舞台の踊りをそのまま映し出すかのよう。スペインの太陽と情熱、そして舞曲の生命力が鮮やかに息づく魅力的な一枚です。








La Ma de Guido


 La Ma de Guidoはスペイン、カタルーニャ地方の中心都市バルセロナ近郊の町、サバレルに本拠を置くレーベル。
 残念ながら活動自体は数年前に終了している。
 「イベリア半島の音楽の発見」をスローガンに掲げたレーベルでその個性的なレパートリーが目を引く。



LMG2032
\3500→\2190

トリオ・ウェルテル
 南欧の光に満ちた、ちょっと懐かしい音楽

  クラリネット、バセット・ホルンとピアノ
   イベリアの室内楽作品集

    グミ/モンサルバーチェ/ウメト/アマルゴス/パロマル

   

 アルベルト・グミ - Albert Gumi (1965-):サルツ・デ・パトゥム、歌と踊り
 ハビエル・モンサルバーチェ - Xavier Montsalvatge (1912-2002):
    ピアノ三重奏曲 - 第3楽章 リトルネッロ(クラリネット、バセット・ホルンとピアノ編)
 ラモン・ウメ - Ramon Humet (1968-):2つのアンダルシア民謡
 ジョアン・アルベルト・アマルゴス - Joan Albert Amargos (1950-):
    4つの民謡(F. ガルシア・ロルカの古いスペイン民謡による)
 エンリク・パロマル - Enric Palomar (1964-):子守歌とセビリャーナ
 ラモン・ウメ - Ramon Humet (1968-):デュエンデ


トリオ・ウェルテル - Trio Werther

1998年録音。


 てっきり前衛のこむずかしいアルバムかと思ったら、南欧の明るい日差しのようなにぎやかで楽しい管楽器音楽。




 ちょっと珍しい編成の室内楽アルバムです。
 演奏するのはクラリネット、バセットホルン、そしてピアノのトリオ。
 バセットホルンはクラリネットの仲間の楽器で、モーツァルトの時代にはよく使われていましたが、現在ではあまり耳にする機会のない存在です。

 このCDは、そのバセットホルンの魅力を生かすために作られた新しい作品を集めたもの。

 とはいえ難解な現代音楽ではなく、スペインの民族音楽や舞曲のリズム、ジャズやポップスの要素なども感じられる親しみやすい音楽が並びます。
 カタルーニャの祭りの音楽を思わせる曲や、アンダルシアの舞曲、フラメンコの情熱を感じさせる作品など、スペインの色彩が豊かに広がる内容。

 珍しい楽器の響きと、明るくリズミカルなスペインの空気を気軽に楽しめるアルバムです。


LMG2040
\3500→\2190
美しいものだけでなく人間の暗い感情や不安、時に醜さを
 ゴヤの絵画世界を音で描く異色の室内楽
  リカルド・ラモーテ・デ・グリニョン (1899-1962):作品集


(1)ゴヤ
  ≫ No. 1. Mala noche
  ≫ No. 2. Que viene el coco!
  ≫ No. 3. El de la rollona
  ≫ No. 4. Bellos consejos
  ≫ No. 5. Se repulen
  ≫ No. 6. Las rinde el sueno

(2)メロディ

(3)即興曲

(4)世紀末のバガテル集

(5)トッカータ

(1)バルシノ・アンサンブル

(2)トニ・ガルシア (コントラバス)
 アドルフ・プラ (ピアノ)

(3)ジュゼップ・パゾス (チェロ)
 アドルフ・プラ (ピアノ)

(4)ジュゼップ・パゾス (チェロ)
 アドルフ・プラ (ピアノ)

(5)ベルナト・カスティリェジョ (フルート)

録音:2000年7月15日~16日
スペイン、バルセロナ高等音楽院 エドゥアルド・トルドラ・ホール

 カタルーニャの作曲家リカルド・ラモート・デ・グリニョン(1899-1962)の個性的な世界を紹介する興味深い一枚。
 彼は音楽だけでなく絵画にも深い関心を持ち、とりわけゴヤの作品に強く惹かれていた作曲家である。美しいものだけでなく人間の暗い感情や不安、時に醜ささえ描き出したゴヤの芸術に触発され、音楽でも同様の表現が可能かを探求した。本盤に収められた《ゴヤ》はその問いから生まれた作品で、クラリネットやバス・クラリネット、チェロ、コントラバス、2台ピアノ、打楽器など10人の奏者による独特の編成を用い、ゴヤの絵画に漂う重く幻想的な雰囲気を音で描き出す。
 またピアノ作品では、カタルーニャの色彩と詩的な叙情が豊かな音響の中に広がり、時に神秘的、時に不安に満ちた独特の表情を見せる。
 スペイン内戦後の動乱の時代を生きた作曲家の感性が刻まれた音楽は、静かな内面性と強い個性をあわせ持つもの。知られざるスペイン近代音楽の魅力を発見できる一枚である。

  ブックレットにも絵画が
 

 カタルーニャの作曲家リカルド・ラモート・デ・グリニョン(1899-1962)の知られざる作品を集めた興味深い一枚。
 とりわけ注目は10人の奏者のための室内楽《ゴヤ》。
 スペインの巨匠画家ゴヤの世界に触発され、人間の不安や幻想的な情景を音楽で描こうとした異色作で、クラリネット、チェロ、コントラバス、2台ピアノ、打楽器など独特の編成が生む重厚で神秘的な響きが印象的です。
 さらにピアノ作品やチェロ、コントラバスとの作品など、詩的で色彩豊かな小品も収録。
 スペイン近代音楽の奥深さと個性的な作風を味わえる異色のアルバムです。


LMG2036
\3500→\2190
知られざるスペイン・ロココ室内楽の魅力
 プラ兄弟/バルセロナ・コンソート
  フアン・バウティスタ・プラ - Juan Bautista Pla (1720-1773)
   ホセ・プラ - Jose Pla (1728-1762)


トリオ・ソナタ第29番 ト長調
トリオ・ソナタ第2番a ニ短調
トリオ・ソナタ第4番 ヘ長調
トリオ・ソナタ第15番 ト長調
トリオ・ソナタ第16番 イ短調
トリオ・ソナタ第13番 ハ長調
トリオ・ソナタ第12番 ト長調
バルセロナ・コンソート - Barcelona Consort

 フアン・バウティスタ・プラ(Joan Baptista Pla i Agusti 、1720年頃 - 1773年)は、スペインの作曲家、オーボエ奏者。

 プラはスペインのカタルーニャ州で、カタルーニャの音楽家の家庭に生まれました。1751年以降、パドヴァ、シュトゥットガルト、ブリュッセル、パリ、ロンドンなど ヨーロッパの主要都市の多くで、室内楽奏者の弟ホセ・プラ・イ・アグスティ(1728-1762)とともに活動しました。
 ホセの死後、フアン・バウティスタはオーボエ奏者とファゴット奏者としてリスボンに赴き、そこで亡くなりました。

 プラ兄弟は、約30曲のトリオ・ソナタとフルートと弦楽のための協奏曲を含む何百もの写本を残しました。
 ちなみにもう一人の兄弟、マヌエル・プラ(1725年頃-1766年)は、マドリッドの宮廷でヴァイオリニスト兼チェンバロ奏者でした。



 お兄さんのフアン・バウティスタ・プラは1720年頃生まれなので、モーツァルトのお父さんレオポルドと同じくらいの作曲家。
 弟の弟ホセ・プラ・イ・アグスティは1728年生まれなのでハイドンと同じくらい。



 そんな、18世紀スペイン、カタルーニャに生まれた兄弟作曲家ジョアン&ジョゼプ・プラによるトリオ・ソナタ集です。

 当時ヨーロッパではバロックの重厚な様式から、より軽やかで優雅な新しい音楽へと移り変わる時代にありました。
 プラ兄弟の作品もまさにその過渡期の魅力を伝えるもの。
 形式はバロックの伝統的なトリオ・ソナタながら、音楽は明るく歌うような旋律と軽やかなリズムに満ち、後の古典派を思わせる優雅さを備えています。

 オーボエを中心とした柔らかな響きと親しみやすい旋律は、モーツァルト時代へと続く室内楽の楽しさを感じさせるもの。スペインでは当時、家庭での室内楽がそれほど盛んではなかったため、このような作品は貴重な存在でもあります。
 バロックの名残と古典派の軽やかさが同居する、知られざるスペイン・ロココ室内楽の魅力を味わえる興味深いアルバムです。




LMG2041
\3500→\2190
肖像画すら残っていない。
 音だけが語る、スペイン・バロックの「秘められた」ベストセラー
  2台のチェンバロが火花を散らす!スペイン・バロック鍵盤音楽の名曲
アントニオ・ソレール - Antonio Soler (1729-1783)

 2台のチェンバロのための協奏曲 ハ長調
 2台のチェンバロのための協奏曲 イ短調
 2台のチェンバロのための協奏曲 ト長調
 2台のチェンバロのための協奏曲 ヘ長調
 2台のチェンバロのための協奏曲 イ長調
 2台のチェンバロのための協奏曲 ニ長調
マリウ・バセル (チェンバロ)
ジョルディ・レグァント (チェンバロ)

 
 1日20時間の祈りと農耕。
 その合間に、彼は『愉悦の音』を綴った。


 アントニオ・ソレール。通称「ソレール神父」。
 スペイン王家の墓所でもある厳格なエスコリアル修道院で、彼は31年もの間、一介の聖職者として過ごしました。睡眠時間を削り、祈りと農作業に明け暮れる禁欲的な日々。しかし、そんな静寂の中から生まれたのは、驚くほど色彩豊かで、舞踏のステップが聞こえてくるような躍動感あふれる音楽でした。

 今回ご紹介するのは、彼の代表作である「2台のチェンバロのための協奏曲」。

 もともとは、スペイン国王カルロス3世の王子ドン・ガブリエルの教育のために書かれたものと言われています。師匠と仰いだドメニコ・スカルラッティ譲りの華やかなテクニック、そしてスペインの乾いた太陽を感じさせるリズム。2台のチェンバロが火花を散らすように、あるいは恋人同士が語らうように絡み合う様は、これが修道院の中で書かれたとは信じがたいほどの「遊び心」に満ちています。

 肖像画一枚すら残っていない謎多き神父が、愛弟子である王子のために遺したプライベートな音楽。
 堅苦しい「協奏曲」のイメージを覆す、軽やかで優雅なひとときを、2台のチェンバロの贅沢な響きでお楽しみください。



 
LMG2059
\3500→\2990
スペインにこんな清楚で美しい室内楽作品があった
 ペレ・ティントレル(1814-1891):室内楽作品集


 四重奏曲(Quartetino)
 協奏的大二重奏曲(Gran Duo Concertant)
 三重奏曲(Trio)
 6つのハバネラ
  1. マティルデ
  2. アニータ
  3. ケ・グスト
  4. パンチータ
  5. ネギータ
  6. ケ・プラセ!
 ベベ・レオンティナ
 トロバドールのため息
レジェル・トリオ
 バルバラ・ヴァルス=ヤグラ(ヴァイオリン)
 ルイ・オリヴァー・アルゲレス(ヴィオラ)
 カタリン・セントイールマイ(チェロ)
 
フランセスク・ブランコ(ピアノ)
ヴィクトリア・コルテス(ピアノ)

録音:
1998年8月、ACEスタジオ(スペイン、ブジェル)
※Buger はマヨルカ島の町 ブジェル(Buger)


 カタルーニャの作曲家ペレ・ティントレル(1814-1891)の知られざる室内楽を集めた興味深いアルバム。
 ティントレルは19世紀スペイン音楽界の中心人物の一人で、バルセロナ音楽院で長く教育に携わり、数多くの作品を残しました。




 19世紀スペイン音楽界の重要人物ペレ・ティントレル(1814-1891)の室内楽作品を集めた一枚。
 カタルーニャに生まれたティントレルは若くしてマドリードで学び、その後パリでリスト門下の名教師ジメルマンに師事したピアニスト・作曲家。
 帰国後はバルセロナ音楽院で長く教育に携わり、スペイン近代音楽の発展に大きな役割を果たしました。

 本盤では優雅で歌心に満ちた《四重奏曲》、華やかな技巧が映える《協奏的大二重奏曲》、ロマン派的な抒情が広がる《三重奏曲》など、彼の室内楽の魅力をたっぷり収録。
 さらにスペインらしいリズムが楽しい《6つのハバネラ》などの小品も収められ、サロン音楽の洗練された美しさと地中海的な明るさが同居する音楽世界が広がります。
 フランス・ロマン派の香りを漂わせながらもどこか素朴で親しみやすい響きが魅力。

 知られざる19世紀スペイン室内楽の豊かな魅力を再発見させてくれるアルバムです。




LMG 2097
\3500→\2290
弓で弾くビウエラ
 14 - 16世紀アラゴン王国のビウエラ・デ・アルコ
  カベソン/エンシーナ/ミラン/オルティス:声楽作品集

 不詳/ラス・ウエルガス写本(18世紀)所収:Benedicamus XIV (Haec est mater)
 ルイス・ベネガス・デ・エネストロサ(1510頃-1577以後)/
  アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):Ave maris stella(1557)
 ディエゴ・オルティス(1510年頃-1570年頃):La Espana(1553)
 不詳/ウプサラ歌集(1556)所収:Para verme con ventura
 フアン・デル・エンシナ(1468-1529):
  No se puede llamar fe / Es la causa bien amar
 アントニオ・デ・カベソン:Fabordon del 1er tono llano y Glosado en el tiple
 ルイス・デ・ミラン(1500頃-1561):Romance de Moriana
 ルイス・ベネガス・デ・ネストロサ/アントニオ・デ・カベソン:O gloriosa domina
 不詳/ウプサラ歌集 所収:Como puedo yo bivir / No soy yo quien veis bivir
 アントニオ・デ・カベソン:
  Fabordon del 1er tono llano y Glosado en las voces intermedias
 フアン・デル・エンシナ:Mas vale trocar
 不詳/ウプサラ歌集 所収:
  Que todos se passan en flores / Si la noche haze escura
  Que es de ti, desconsolado
 不詳/ラス・ウエルガス写本 所収:Benedicamus IX
 ルイス・ベネガス・デ・ネストロサ/アントニオ・デ・カベソン:Pange lingua
 アントニオ・デ・カベソン:Fabordon del 5°tono llano
 不詳/ウプサラ歌集 所収:Un dolor tengo en el alma / Dime Robadora
カンタール・アラ・ヴィオラ
 ナディーヌ・バルベイジ(ソプラノ)
 フェルナンド・マリン(ビウエラ・デ・アルコ)
録音:2010年4月6-9日、アルタフリャ(スペイン、タラゴナ県)、聖アントニ隠修士修道院

 イベリア半島北東部に栄えたアラゴン王国における、ヴィオラ・ダ・ガンバの祖先とも見なされる擦弦楽器ビウエラ・デ・アルコ(弓で弾くビウエラ)の音楽。

   


 中世からルネサンスへ――スペイン音楽史の奥深い源流をたどる興味深いアルバム。本盤の主役は「ビウエラ・デ・アルコ」と呼ばれる弓弾きの弦楽器。これは後のヴィオラ・ダ・ガンバへとつながる楽器の祖先とも考えられ、14~16世紀のアラゴン王国で歌の伴奏などに用いられていました。当時のスペインでは宗教曲や宮廷歌曲、民謡など多くの声楽音楽が生まれ、それらを弓ヴィウエラが支える形で演奏されていたと言われます。本盤ではカベソン、エンシーナ、ミラン、オルティスらルネサンス期スペインの作曲家の作品を中心に、古い歌集《ウプサラ歌集》や《ラス・ウエルガス写本》に伝わる音楽も収録。歌うのはナディーヌ・バルベイジ、伴奏はフェルナンド・マリンによる歴史的復元楽器ビウエラ・デ・アルコ。柔らかな弓の響きが声を包み込み、中世スペインの祈りや物語が静かに立ち上がります。ヴィオラ・ダ・ガンバ誕生以前の音世界を体験できる、古楽ファンにはたまらない一枚です。


LMG 2098
\3500→\2790
グノーや画家マネと交友し
 「ギターの王」と称えられたパリ芸術界の中心人物
  ジャウメ・ボスク(1825-1895):ギター伴奏歌曲集&ギター曲集

  10の歌(*); モーロの歌/鐘/秋のたそがれ/ロンド/首領の妻
   オバド/愛する人に/セビリャに/去年の花/帰営の歌
  パッサカリア(グノーによるギターと任意のヴァイオリンのためのセレナード)(+)
  つまらない物(歌詞のないロマンス)Op.11/星と花、夢想 Op.12
  自作のオペラによる劇的幻想曲 Op.14/スペインの帰営曲 Op.16
  瞑想 Op.18/バラード Op.19/モーロの嘆き(ギターのための歌)Op.85
  チェロ Op.posth.
マリア・テレザ・ガリゴザ(ソプラノ(*))
ミゲル・ハバロイ(ギター)
パトリツィア・ブロニシュ(ヴァイオリン(+))
録音:2010年8月29-30日、サンタ・マリア・デル・バルバラ・デル・バリェス
    (スペイン、カタルーニャ)、ロマネスク教会
使用楽器:J・L・ロマニリョス製「La playera」 

 ジャウメ・ボスクはバルセロナ生まれのギタリスト・作曲家。
 1853年以降パリで活躍し作曲家グノーや画家マネと交友、「ギターの王」と称えられました。


 ボスクは画家エドゥアール・マネの友人でした。
 しかもマネの有名な歴史画《皇帝マクシミリアンの処刑》に登場するメキシコ軍将軍のモデルの一人がボスクだったと言われています。
 つまりパリ芸術界の中心人物だったということです。

 1860年代、ボスクはロッシーニのサロンに出入りしていました。そこには
  ボードレール、 ロッシーニ、 フローベール、 グノー
などが集まっていました。つまりヨーロッパ文化界の中心人物たちと交流していたわけです。



 19世紀ヨーロッパで「ギターの王(Le Roi de la Guitare)」と呼ばれたスペインのギタリスト、ジャウメ・ボスク(1825-1895)の魅力を伝えるアルバム。

 カタルーニャに生まれたボスクは若くしてパリへ進出し、作曲家グノーや画家マネら芸術家たちと交友。
 実際、マネの名画《皇帝マクシミリアンの処刑》に登場する人物のモデルにもなったと言われるなど、当時のパリ芸術界の中心にいた人物でした。

 演奏家としても名声は高く、ベルリオーズが「これほど完璧な演奏は聞いたことがない」と絶賛したほど。

 本盤ではそのボスクが残したギター作品とギター伴奏歌曲を収録。スペイン情緒あふれる旋律、サロン音楽の洗練、そして歌とギターが溶け合う親密な響きが広がります。
 歌うのはソプラノのマリア・テレザ・ガリゴザ、ギターはミゲル・ハバロイ。
 さらにヴァイオリンも加わり、19世紀パリのサロンを思わせる優雅で詩的な音楽世界がよみがえります。

 近代ギターの祖フランシスコ・タレガへと続く系譜の中に位置する重要人物の知られざる作品を紹介する、興味深い一枚です。



LMG 2101
\3500→\2290
バロック・アウトロー?
 強盗・殺人犯、しかし甘い
  ホセ・マリン(1619-1699):トノス・ウマノス(世俗歌集)

  Si quieres dar Marica en lo cierto / Amante, ausente y triste
  Apostemos nina que acierto / Para las indias de Clori
  Ojos pues me desdenais / Esta mi necia pasion / Nina como en tus mudanzas
  De Amarilis yo vi la beldad / Ya desengano mio / Dicen que de Ines
  Pensamiento que en tu dano / Ahora que estais dormida / No piense Menguilla
  Sepan todos que muero / Mi senora Mariantanos / Valgate amor por Gileta
  Todo eres contradicciones / Bercebu cargue contigo
フェリクス・リーント(テノール)
マヌエル・ビラス(ダブルハープ)
録音:2008年1月、ポンベイロ(スペイン、ルゴ県)、聖ビセンテ教会

 ホセ・マリンはスペイン・バロック期の作曲家・歌手・ギタリスト・ハーピスト。強盗・殺人の罪で実刑判決を受けるも逃亡して音楽活動を続けたというとんでもない経歴の持ち主。
 フェリクス・リーントはスイスとスペインの二重国籍を持つテノール。


 17世紀スペイン・バロックの作曲家ホセ・マリン(1619-1699)は、音楽史の中でも異様なほどドラマに満ちた人物です。
 若い頃はマドリードで王フェリペ4世の宮廷歌手として活躍し、さらに司祭でもあったという立派な経歴の持ち主。
 しかし1650年代、暴行や強盗、殺人事件に関与したとして逮捕され、聖職を剥奪されたうえ投獄されてしまいます。牢獄ではすさまじい拷問に遭ったようです。そしてその後脱獄を試みたようですが、失敗、最終的に追放処分になってます。
 なんとも波乱万丈の人生ですが、それでも彼は音楽を捨てませんでした。
 牢獄や追放の時代を経ながら作り続けたのが、この《トノス・ウマノス》と呼ばれる世俗歌曲です。
 恋、嫉妬、裏切り、絶望――人間の感情をむき出しのまま歌うこれらの歌は、後のスペイン歌曲やフラメンコの源流とも言える存在。
 伴奏はダブルハープのみという極めてシンプルな編成で、歌詞の感情が鋭く浮かび上がります。

 歌うのはスイスとスペインの血を引くテノール、フェリクス・リーント。深い陰影を帯びた声がこの危険なほど濃密な音楽世界を鮮やかに描き出します。演奏はスペイン・バロックの名手マヌエル・ビラスのダブルハープ。

 宮廷歌手、神父、そして犯罪者――そのすべての経験が染み込んだマリンの歌は、普通の古楽とはまったく違う生々しい魅力を放っています。
 まさに“アウトローのバロック”と呼びたくなる一枚です。



LMG 2105
\3500→\2190
アルベルト・ニエト(ピアノ)
アルベニス(1860-1909):ピアノ作品集

  「イベリア」から
   エボカシオン[喚起]/エル・アルバイシン/アルメリア
   エル・プエルト[港]/ロンデニャ/トリアナ
  マヨルカ Op.202
アルベルト・ニエト(ピアノ)
録音:2011年ころ

 スペイン・ピアノ音楽の最高峰として知られるアルベニスの傑作《イベリア》から選ばれた名曲を収めたアルバム。
 《エボカシオン》《エル・アルバイシン》《アルメリア》《エル・プエルト》《ロンデニャ》《トリアナ》といった作品には、アンダルシアの街並み、遠くから響く教会の鐘、フラメンコやギターのリズムなど、スペインの風景と文化が鮮やかに息づいています。
 《イベリア》はピアノ作品の中でも特に音の密度が高く、豊かな和声と重層的な響きが特徴で、作曲者自身もその難しさを認めたほどの大作。

 演奏するアルベルト・ニエトは、この複雑な音楽を厚みのある響きと自然な歌心で描き出し、作品に秘められた色彩や情熱を鮮やかに浮かび上がらせます。さらに静かな抒情に満ちた《マヨルカ》も収録。
 スペイン音楽の魅力を凝縮した、華やかで詩的なピアノ・アルバムです。








CANTUS



 C 9602
\3500→\2290
18世紀のサロンを思わせる親密な室内楽の魅力
ファブリツィオ・チプリアーニ&セルジョ・チョメーイ
 モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン・ソナタ集 Vol.1
  ヴァイオリン伴奏付きチェンバロまたはフォルテピアノ・ソナタ集 (Op.1;1778)か

  ヴァイオリン・ソナタ(第2番)ホ短調 K.304(300c)
  ヴァイオリン・ソナタ(第29番)イ長調 K.305(293d)
  ヴァイオリン・ソナタ(第27番)ハ長調 K.303(293c)
  ヴァイオリン・ソナタ(第26番)変ホ長調 K.302(293b)
  ヴァイオリン・ソナタ(第25番)ト長調 K.301(293a)
ファブリツィオ・チプリアーニ(ヴァイオリン)
セルジョ・チョメーイ(フォルテピアノ)

 録音:1996年5月、サン・ミゲル教会、クエンカ、スペイン


 1778年、モーツァルト22歳。新たな成功を求めてパリに滞在していた若き作曲家が書いたヴァイオリン・ソナタ集からの作品を収めたアルバムです。
 この時期のソナタは、それまでの「鍵盤ソナタにヴァイオリンが添えられる」形式から発展し、ヴァイオリンと鍵盤が対等に語り合う新しい室内楽として書かれたもの。明るく優雅なK.301、抒情豊かなK.302、軽やかなK.303など、若きモーツァルトの瑞々しい感性が光る作品が並びます。そして忘れてはならないのがホ短調K.304。パリ滞在中に最愛の母を失った直後に書かれたとされる、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタの中でも唯一の短調作品で、静かな悲しみと深い歌心を湛えた名曲です。

 演奏は古楽界で活躍するヴァイオリニスト、ファブリツィオ・チプリアーニとフォルテピアノ奏者セルジョ・チョメーイ。
 柔らかなフォルテピアノの響きと自然なヴァイオリンの歌が溶け合い、18世紀のサロンを思わせる親密な室内楽の魅力を生き生きと伝えます。


 



 ヴァイオリンのファブリツィオ・チプリアーニは、古楽界で高く評価されるヴァイオリニスト。
 エンリコ・ガッティ、ヴァルター・ファン・ハウヴェ、キース・ベッケといったヨーロッパ古楽界の名匠に学び、レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル、レザール・フロリサン、コンチェルト・イタリアーノなどの著名古楽アンサンブルとも共演してきました。
 また未知のイタリア・バロック作品の発掘と録音でも知られ、ヴィヴァルディ賞、ディアパソン・ドール、ショック・デュ・モンドなどを受賞するなど、専門家の間で高い評価を得ています。

 フォルテピアノを担当するセルジョ・チョメーイは、モーツァルト国際コンクール入賞歴を持つ実力派で、アンドラーシュ・シフ門下に学んだピアニスト。
 現代ピアノとフォルテピアノの双方を自在に操る演奏家として活動しています。


Fabrizio Cipriani, Sergio Ciomei -
 Violin Sonata in G Major, Op. 1 No. 1, K. 301: I. Allegro con spi
https://youtu.be/eq81IuSGOVc?si=kmsSF39D0twYpJMf


C 9614
\3500→\2290
静かな英国コンソート音楽+イタリア風の表現
 ミュージック・フロム・ジ・エア 17世紀イギリスの合奏曲集

 ヘンリー・パーセル(1659-1695):10の4声ソナタ から 第4番ト短調 Z.805
 マシュー・ロック(1622-1677):ブロークン・コンソート集第1巻(1660)から 組曲第2番ト長調
 ジョン・ジェンキンズ(1592-1678):ファンシー ト短調(1650頃)
 ヘンリー・パーセル:グラウンド ハ短調 ZD.221
 マシュー・ロック:リトル・コンソート集(1651)から 組曲第6番長調
 ヘンリー・パーセル:パヴァン イ長調 Z.748/シンフォニア ニ短調
 ジョン・ジェンキンズ:エア・ディヴィジョンズ ト短調(1650頃)
 マシュー・ロック:
  2つのリコーダーのための組曲ニ短調-ニ長調(「2つのバス・ヴィオールのための二重奏曲集」から)
 ヘンリー・パーセル:グラウンド ニ短調 Z.668/10の4声ソナタ から 第6番ハ短調(シャコンヌ)Z.807
トリプラ・コンコルディア
  ロレンツォ・カヴァサンティ、
  ジュリオ・カポカッチョ(リコーダー)
  カロリーヌ・ブルスマ(チェロ) 、
  セルジョ・チョメーイ(チェンバロ、オルガン)

 録音:1996年10月、モンテヴァルキ、イタリア

 タイトルは正式には「ミュージック・フロム・ジ・エア・アンド・バック・トゥ・ザ・グラウンド(空気より生まれ地に帰する音楽)」。
 音楽的には、エアはアリアすなわち旋律を、グラウンドはバス声部で反復される一定の旋律型を指します。
 プログラムはパーセルの時代におけるイングランドの器楽ですが、トリプラ・コンコルディアの演奏は聴き慣れたイギリス系演奏家のそれとはやはり一味違い、アンサンブル志向というよりは個人主義、さらに要所要所で揃って見栄を切るイタリア流。
 音楽がきれいごとで終わらない分、聴き飽きません。
 チョメーイのチェンバロ・ソロによるパーセルのグラウンドの雰囲気にも並々ならぬものがあります。

 

 この時代のイギリスの器楽は、素朴、内省的、静か、田園的という性格があります。
 イタリア音楽のような派手なヴィルトゥオーゾ音楽ではなく、小さな部屋、貴族の家、私的な演奏のための音楽です。

 収録されているのは
  パーセル
  マシュー・ロック
  ジョン・ジェンキンズ
というイングランド内戦~王政復古時代の音楽家。
 この頃のイギリス音楽は少し寂しく、陰影の深い響きが特徴です。

 ただ面白いのは演奏がイタリア人中心のグループという点。
 そのためイギリス音楽なのに少しドラマ性のある演奏になっています。
 つまりこのアルバムは静かな英国コンソート音楽+イタリア風の表現という少しユニークな演奏。

 「ひなびた田園音楽」っぽいけどそこに少し情熱的な味付けが加わっているわけです。


ジョン・ジェンキンズ
(1592-1678) 内戦前 - 王政復古初期
 長寿だった彼は、エリザベス朝様式からバロックへの架け橋となりました。
 内戦中は貴族の館を転々としながら、イギリス伝統のヴィオール・コンソート(弦楽合奏)の名曲を多く残しました。

マシュー・ロック
(1621-1677) 王政復古期
 チャールズ2世の宮廷作曲家として活躍しました。フランス様式を取り入れつつも、非常に個性的で「角のある」大胆なハーモニーを好み、後のパーセルに多大な影響を与えました。

ヘンリー・パーセル
(1659-1695) 王政復古期 - 名誉革命
 「イギリス音楽の至宝」と称される天才です。
 ロックらが耕した土壌に、イタリアやフランスの最新スタイルを融合させ、歌劇『ディドとエネアス』などの傑作を生み出しました。



 C 9622
\3500→\2290
当時のマドリード宮廷辺の響き
 「アントン・ヴァルター型」フォルテピアノで
  ロドリゲス:フォルテピアノ作品集

 フェリペ・ロドリゲス(1759-1814):
  ロンド変ロ長調
  ソナタ第12番ハ長調/ソナタ第14番ヘ長調/ソナタ第13番ヘ長調
  ソナタ第11番ト長調/ソナタ第15番ハ長調/ソナタ第3番変ロ長調
ジュゼプ・マリア・ルジェ(フォルテピアノ)
録音:1999年6月、クエンカ(スペイン)、聖ミゲル教会/ 使用楽器:1989年ポール・マクナルティ製(モデル:1795年頃、アントン・ヴァルター製)

 フェリペ・ロドリゲス(ブックレット表記によれば 1760-1815)はモンセラト修道院のオルガニストを務めた作曲家。
 ロンドとソナタの手稿譜が同修道院に残されています。


 スペイン古典派の知られざる鍵盤音楽を紹介する興味深いアルバム。
 作曲者フェリペ・ロドリゲス(1759-1814)はモンセラト修道院のオルガニストとして活躍した音楽家で、修道院に残された手稿譜からロンドやソナタが伝えられています。
 時代はモーツァルトとほぼ同世代で、音楽もまた古典派らしい明るさと親しみやすさを備えたもの。
 演奏にはモーツァルト時代のピアノとして知られるアントン・ヴァルター型フォルテピアノを使用しており、軽やかで透明感のある響きが作品の魅力を自然に引き出します。
 アントン・ヴァルター(Anton Walter)が製作したフォルテピアノは、モーツァルトがウィーン時代(1780年代以降)に最も愛用し、自身の演奏会でメインに使用していた楽器として非常に有名。
 スペインにおける古典派鍵盤音楽の一端を知ることができる、素朴で味わい深い一枚です。


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 フェリペ・ロドリゲス(Felipe Rodriguez, 1760-1815)は、スペイン音楽史において「知る人ぞ知る」存在ですが、近年の古楽研究によってその輪郭がはっきりとしてきました。

1. マドリードの「エンカルナシオン王立修道院」のオルガニスト
 これが彼のキャリアの核です。彼はマドリードにある修道院で、長年オルガニストおよび作曲家として活動しました。
 この修道院は王室直属の重要な音楽拠点でした。

2. 「カタルーニャ様式」の継承者
 彼はマドリードで活動しましたが、出身はカタルーニャ地方(現在のバルセロナ近郊など)と考えられています。
 当時、カタルーニャのモンセラート修道院などで育まれた音楽スタイルがスペイン全土に影響を与えており、ロドリゲスもその伝統(特にアントニ・ソレールなどの影響)を汲む作曲家として位置づけられています。

3. 鍵盤音楽(ソナタ)のスペシャリスト
 彼が残した作品で最も重要なのは、チェンバロやフォルテピアノのための「ソナタ」です。
 イタリアのドメニコ・スカルラッティの影響を受けつつも、ハイドンやモーツァルトのような「ウィーン古典派」の明快な形式美が混ざり合った、独特なスタイルを持っています。
 その作風はスペイン特有の情熱的なリズムや、短調の哀愁漂う旋律が特徴です。

4. 時代の変遷を生き抜いた
 1760年生まれで1815年没ということは、まさにバロックから古典派への移行期、そしてスペインがナポレオン軍に侵攻された激動の時代(スペイン独立戦争)をフルに生きた人物です。
 彼の音楽が、チェンバロ(撥弦楽器)からフォルテピアノ(打鍵楽器)へと楽器が進化していく過程に対応しているのも、この生没年が理由です。


 長い間、彼の楽譜は手書きの写本として埋もれていましたが、20世紀後半から21世紀にかけて、スペインの音楽学者たちによって校訂・出版されました。
 「アントン・ヴァルター型」のフォルテピアノに興味をお持ちなら、フェリペ・ロドリゲスのソナタをその楽器で聴くと、当時のマドリード宮廷周辺の響きが非常にリアルに再現されているのが分かるはずです!




 C 9701/2
(2CD)
\6000→\3990
テレマンvsバッハ!!!
 そしてバッハのオルガン名曲が室内楽として蘇る!
  テレマン、J・S・バッハ:ソナタ、トリオ・ソナタと組曲集


 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
  リコーダーと通奏低?のためのソナタ ハ長調 TWV41:C5
  リコーダー、チェンバロのオブリガートと通奏低音のためのトリオ イ長調 TWV42:A1(*)
  リコーダーと通奏低音のためのソナタ ニ短調 TWV41:d4
  リコーダーと通奏低音のためのソナタ ヘ短調 TWV41:f1
  リコーダー、チェンバロのオブリガートと通奏低音のためのトリオ 変ロ長調 TWV42:B4(*)
  リコーダーと通奏低音のためのソナタ ハ長調 TWV41:C2

 J・S・バッハ(1685-1750):
  フラウト・トラヴェルソとチェンバロのためのトリオ・ソナタ ト長調 BWV525
  リコーダーとチェンバロのためのトリオ・ソナタ ヘ長調 BWV529
  フラウト・トラヴェルソとオルガンのためのトリオ・ソナタ ホ短調 BWV526
  リコーダーとチェンバロのための組曲 ニ短調 BWV997
トリプラ・コンコルディア
  ロレンツォ・カヴァサンティ(リコーダー、フラウト・トラヴェルソ)
  カロリーヌ・ブルスマ(チェロ)
  セルジョ・チョメーイ(チェンバロ、オルガン)
  マリオ・マルティノーリ(チェンバロ(*))


 録音:1996年1月、モンテヴァルキ、イタリア

 バッハの作品のうち BWV997はリュートのためのパルティータ(偽作説あり)からの、他の3曲はオルガンのためのトリオ・ソナタからの編曲。


 テレマンvsバッハ!!!
 そしてバッハのオルガン名曲が室内楽として蘇る!

 テレマンの洒落たリコーダー作品と並べて聴くことで、バロック器楽の豊かな魅力が浮かび上がる充実の2枚組。
 イタリア古楽界の名手たちによる、しなやかで歌心あふれるアンサンブルも聴きどころです。

Lorenzo Cavasanti, Sergio Ciomei - Trio Sonata in E Minor, BWV 526: II. Largo
https://youtu.be/iRy-J2WzFGc?si=sCQEIzVP-N_g8q5Z


 テレマンのリコーダー・ソナタやトリオ・ソナタの軽妙で親しみやすい音楽に対し、J.S.バッハの作品はオルガンのためのトリオ・ソナタなどを室内楽編成に編曲したもの。
 バッハの緻密な対位法がリコーダーやフラウト・トラヴェルソによって歌うように浮かび上がり、鍵盤作品とはまた異なる親密な魅力を聴かせます。



 演奏はイタリアの古楽アンサンブル、トリプラ・コンコルディア。
 リコーダーの名手ロレンツォ・カヴァサンティを中心に、チェンバロやオルガンを含む通奏低音がしなやかに絡み合い、テレマンの自由で明るい旋律美とバッハの厳格で深い音楽世界を鮮やかに対比させます。
 室内楽として生まれ変わったバッハのトリオ・ソナタも聴きどころで、バロック音楽の対話の妙をたっぷり楽しめる一組です。



 ロレンツォ・カヴァサンティは、イル・ジャルディーノ・アルモニコ周辺でも活躍する世界的リコーダー奏者。イタリア古楽界を代表する名手のひとりです。




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