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CPO超特価セール
その1 27アイテム
1CD\3000/\2700→\2290
~7/21(火)午前9時


 ドイツの名門レーベルCPOは、忘れ去られた作曲家や未録音作品を徹底的に掘り起こす姿勢で知られます。
 流行に迎合せず、資料性と音楽的価値を両立させる、真の“マニアのための良心的レーベル”。
 このレーベルの新譜が出るたびに心躍る方は多いと思います。

 ただあまり商売熱心なところではないためセールになることは少ないので、今回のような海外在庫セールがあるととてもありがたいです。
 通常価格ではなかなか手が出なかった興味深いアイテムもこの価格なら嬉しいかと。





555013
(3CD)
\9000→\5290
20世紀前半までウィーン国立歌劇場のレパートリーに残っていた超大作
 カール・ゴルトマルク:歌劇「シバの女王」4幕

  ザロモン・ヘルマン・フォン・モーゼンタール台本
キャロリー・シェメルディ(ソプラノ)/
リー・ジンソク(バス)/
イルマ・ミヘリク(ソプラノ)/
ヌッタポルン・タンマティ(テノール)/
ケヴィン・モレーノ(バリトン)/
カテリーナ・ヘベルコーヴァ(メゾ・ソプラノ)/
キム=リリアン・シュトレーベル(ソプラノ)/
アンドレイ・イヴァン(バス) 他/
フライブルク劇場オペラ&エクストラ合唱団 /
フライブルク音楽大学声楽アンサンブル /
フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団/
ファブリース・ボロン(指揮)

 フライブルク・フィルハーモニーと指揮者ファブリース・ボロンのコラボレーションによるオペラ・シリーズの第3弾は、ハンガリーのロマン派作曲家ゴルトマルク(1830-1915)の代表作「シバ(サバ)の女王」。
 当時流行の東洋趣味を取り入れたこの作品は、1875年にウィーンで初演されると同時に好評を博し、1938年までウィーン国立歌劇場のレパートリーに残り続けたという記録があります。ユダヤ人だったためにナチスによって上演禁止となり、そのまま消えてしまったのだとしたらなんとも惜しい話です。現在では上演の機会はほとんどありません。
 ワーグナー風の重厚な響きを持つ前奏曲やバレエ曲の一部のみが稀に演奏されるこの歌劇、全曲の登場は喜ばしいものです。



555021
\3000→\2290
ライプツィヒ聖トーマス教会のカントルだった
 ヨハン・クーナウ(1660-1722):宗教的作品全集 第3集

 1.マニフィカト
 2.おお、聖なる時(ソプラノとバス版)
 3.おお、聖なる時(ソプラノ、アルト、テノールとバス版)
 4.歓喜せよ、汝ら地の民よ、喜べ、異教徒たちよ
グレゴール・マイヤー(指揮)
オペラ・ムジカ
カメラータ・リプシエンシス

 貧しい大工の息子として生まれ、奨学金を得て学校に通い、法学と音楽を学んだというクーナウ。
 24歳の時に、聖トーマス教会のオルガニストに就任、41歳の時にはヨハン・シェッレの後任としてトーマスカントルの職に就き、亡くなるまで演奏家、作曲家、そして指導者として活躍しました。
 cpoからはこれまでにクーナウの2枚の宗教的作品集が発売されていますが、第3集はクリスマスのためのマニフィカトとカンタータ集であり、トーマスカントルとしての能力の提示と、次のカントルになったJ.S.バッハとの作風の違いを楽しめるアルバムとなっています。
 楽器と声が融合し壮大な響きを生み出すマニフィカト、歓喜に溢れたカンタータ。そのどれもがクーナウの音楽の持つ壮麗さを的確に伝えています。


****

 ちなみに上のCPO555155で出てきたシェッレもライプツィヒ聖トーマス教会のカントルでしたが、このクーナウも有名なカントルでした。
 そしてこの人の後カントルになったのが・・・テレマンではなく、グラウプナーでもなく・・・バッハだったわけです。

 
 興味ありますか??
 じゃあ、もうちょっと・・・

 こんなアルバムがあります。

 聖トーマス教会の芸術監督を務めた、代々のカントールからバッハ以前の7人、13曲の作品を集めた貴重なアルバム。

 カントルを勤めた時期は下記のとおりです。

①1594-1615年 : セトゥス・カルヴィジウス
②1615-1630年 : ヨハン・ヘルマン・シャイン
③1631-1657年 : トビアス・ミヒャエル
④1657-1676年 : セバスティアン・クニュプファー
⑤1677-1701年 : ヨハン・シェレ
⑥1701-1722年 : ヨハン・クーナウ
⑦1723-1750年 : ヨハン・セバスティアン・バッハ

 その美しさはもちろんですが、音楽の成り立ちを考える上でも興味深いアルバムなんです。





555022
\3000→\2290
フォーグラー弦楽四重奏団
 ドヴォルザーク:五重奏曲集

 1.弦楽五重奏曲 第3番 変ホ長調 Op.97/
 2.ピアノ五重奏曲 第2番 イ長調 Op.81
フォーグラー弦楽四重奏団
<メンバー:
 ティム・フォーグラー(ヴァイオリン)/
 フランク・ライネッケ(ヴァイオリン)/
 シュテファン・フェーラント(ヴィオラ)/
 ステファン・フォルク(チェロ)>/
タチアナ・マスレンコ(ヴィオラ…1)/
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ…2)

 1985年、ベルリンのハンス・アイスラー・ミュージックアカデミーの学生たちによって結成された「フォーグラー弦楽四重奏団」は、その翌年に開催されたエヴィアン弦楽四重奏団コンクールで1位を獲得したことで、一躍知名度を得て、国際的な活躍を始めます。
 ハイドンからバルトークまで幅広いレパートリーを持ち、時にはタンゴやポップスまでをも易々と演奏する彼らによるこのドヴォルザーク(1841-1904)、既にcpoレーベルからは2組の弦楽四重奏曲集がリリースされていますが、今作は、ヴィオラのマスレンコと、ピアノのトリエンドルをそれぞれ共演に迎えた五重奏曲であり、一層充実したアンサンブルを聴くことができます。
 ヴィオラの活躍が目覚しい弦楽五重奏曲第3番、ブラームスやシューマンの作品に比肩する意欲作であるピアノ五重奏曲第2番、と、それぞれ民族色豊かな作品の持ち味を、彼らの見事な演奏によって存分に楽しむことができます。
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555027
\3000→\2290
弦楽オーケストラのための作品集
 1.シモン・ラクス(1901-1983):弦楽のためのシンフォニー(1964)
 2.ラクス:弦楽のためのシンフォニエッタ(1936)
 3.フィリップ・ヤルナッハ(1892-1982):
  弦楽四重奏曲「孤独な思い出の音楽」(弦楽オーケストラ編)(1952)
NFMレオポルディウム室内管弦楽団
ハルトムート・ローデ(指揮)

 ブレスラウ(ヴロツワフ)で活動するNFM(NATIONAL FORUM OF MUSIC)レオポルディウム室内管弦楽団は、1978年にヴァイオリニストのカロル・テウチュによって創立されたアンサンブルです。
 最近までヴァイオリニスト、エルンスト・コヴァチッチが指揮者を務め、アンサンブルの性能を飛躍的に向上させていましたが、2014/15年のシーズンからはモーツァルトピアノ四重奏団の創設メンバーとしても知られるヴィオラ奏者ハルトムート・ローデが芸術監督に就任、更なるレパートリーの拡大を目指しています。
 彼らのデビュー・アルバムはワルシャワ出身の新古典派主義の作曲家ラクスと、ヒンデミットと同世代のドイツの作曲家ヤルナッハの作品集という、どちらも20世紀半ばの前衛的な時代を象徴する音楽です。
 十二音に傾倒しながらも、伝統的な和声も用いた、アンサンブルの性能をフルに生かしきる精緻で多彩な響きをお楽しみください。
 

555037
\3000→\2290
ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725):
 Musicalischer Seelen-Friede-音楽による魂の平和
5曲の宗教的コンチェルト集(1697年 ニュルンベルク)

 1.Ruhmet den Herrn(詩篇 第22番)
 2.Ach Herr, wie ist meiner Feinde soviel(詩篇第3番)
 3.4声のソナタ
 4.Herr, warum trittest du so ferne(詩篇第10番)
 5.Meine Seele harret nur auf Gott(詩篇第62番)
 6.Fortunae ne crede
クラウス・メルテンス(バス・バリトン)
ハンブルク・ラーツムジーク
ジモーネ・エッケルト(指揮)
 ニュルンベルクに生まれ、シュッツに音楽を学び、コペンハーゲンに移住。ペーター教会のオルガニストをはじめ、コペンハーゲンの主要な教会でオルガニストとして活躍した後は、バイロイトの辺境伯クリスティアン・エルンストの宮廷楽長に就任。
 しかしクリーガーが作曲家としての真価を発揮したのは、1677年に当時のヴァイセンフェルス公国で職を得た後のこと。1680年には宮廷楽長として数多くの宗教曲やオペラを作曲、ドイツのバロック様式をリードするまでになりました。
 また若きヘンデルの才能を見出した人としても知られています。
 この「音楽による魂の平和」は1690年に作曲されたクリーガーの代表作の一つであり、ドイツ語による詩篇の歌唱の間にに器楽曲が挿入されるという曲集。
 指揮者のエッケルトはこの曲を得意としており、以前、ドロテー・ミールズを独唱者としたアルバムをリリースしていましたが、今作では名バス・バリトン、クラウス・メルテンスを起用。柔軟な解釈による美しい音楽を聴くことができます。


555043
\3000→\2290
アルヴェーン(1872-1960):交響的作品集 第1集
 1.交響曲 第1番 Op.7 ヘ短調
 2.ドラーパ「オスカル2世王の追憶に」Op.27
 3.スウェーデン狂詩曲 第1番「夏至の徹夜祭」Op.1
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団

 cpoレーベル:アルヴェーン・エディション第1弾!

 スウェーデンを代表する作曲家の一人アルヴェーン。1960年まで存命だったにもかかわらず、生涯後期ロマン派の重厚な作風を捨てることなく、美しい旋律と豊かな響きを駆使した作品を書き上げました。
 このアルバムには初期の作品を3曲収録。伝統的な形式による明解な旋律を持つ「交響曲第1番」、1908年10月の“スウェーデン王立音楽アカデミーのガラ・イヴェント”のために書かれたドラーパ。
 そして、3曲の中で最も有名なのは何といっても「夏至の徹夜祭」でしょう。どこかで聞いたような軽快なメロディは日本人にとってもなじみやすく、しばしば演奏されることも多い名曲です。アントニ・ヴィトに師事したポーランドの指揮者ボロヴィチの演奏です。



555045
\3000→\2290
アルベルト・ロルツィング(1801-1851):ハルモニームジーク集
 アンドレアス・N・タルクマンによる管楽編曲
  1.歌劇《レジーナ》序曲
  2.歌劇《皇帝と船大工》序曲
  3.歌劇《密猟者》ハルモニームジーク
シュトゥットガルト・ウィンズ
SWR交響楽団団員による管楽アンサンブル
【メンバー】
ギャビー・パス=ヴァン・リエト(フルート)
アンネ・アンゲラー(オーボエ)
アネッテ・シュッツ(オーボエ)
ディルク・アルトマン(クラリネット)
ルドルフ・ケーニヒ(クラリネット)
ヴォルガンク・ヴィフラー(ホルン)
ヨーゼフ・ヴァイスタイナー(ホルン)
ハンノ・デンネヴェク(ファゴット)
エドゥアルド・カルツァーダ(ファゴット)
フェリックス・フォン・ティペルスキルヒ(コントラバス)
 ハルモニームジークとは管楽器の合奏全般を指す言葉で、1780年代、ドイツを中心とした貴族階級で流行した形態です。貴族たちが食事や催事の時に客をもてなすため、音楽家を侍らせて当時最先端のオペラのメロディを編曲、演奏したというもので、管楽アンサンブルのための数多くの編曲が世に出たことで知られています。
 アンドレアス・N・タルクマンは1956年ハノーファー生まれの作曲家。アレンジャーとしても知られ、これまでにもワーグナーの《指環》や、ベルクのヴァイオリン協奏曲の室内アンサンブル版などでの巧みな編曲が話題になった人です。
 今回はロルツィングのオペラの名旋律を管楽アンサンブルに編曲、最近ではあまり演奏されることのないロルツィング作品の楽しさと素晴らしさを、もう一度洗い直して、新鮮な面持ちで聴かせてくれます。

  録音 2017年3月14-17日 Ludwig-Hofacker-Kirche, Marbach-Rielingshausen


555047
\3000→\2290
習作ではない。
 天才少年フェリックスの傑作
  メンデルスゾーン(1809-1847):弦楽のためのシンフォニア集 第2集

 1.シンフォニア 第7番 ニ短調
 2.シンフォニア 第7番(第4楽章の断片:第1稿)
 3.シンフォニア 第10番 ロ短調
 4.シンフォニア 第13番からの楽章
 5.シンフォニア 第12番 ト短調
ミヒ・ガイッグ(指揮)
オルフェオ・バロック管弦楽団


 12歳から14歳、少年時代のメンデルスゾーンが作曲した一連のシンフォニア集。バッハの息子たち、W.F.バッハやC.P.E.バッハをはじめ、ハイドン、モーツァルトの影響を受けつつ、自身の作風を確立するための「習作」と見做されていますが、瑞々しい感性による美しい旋律に満ちた音楽は、後のメンデルスゾーンの華麗で流麗な作品を思わせる独創的な味わいも持っています。
 第1集(777942)が好評を博したミヒ・ガイッグとオルフェオ・バロック管弦楽団によるこの第2集には、第7番:第4楽章の第1稿断片も収録されており、資料的価値の高いものです。




555049
(2CD)
\6000→\4290
レハール(1870-1948):喜歌劇《冗談の結婚》3幕
ユリウス・バウアー:台本
 世界初録音
ゲルハルト・エルンスト(語り)
マヤ・ブーグ(ソプラノ)
イェフゲニー・タルンツォフ(テノール)
アレクサンダー・カイムバッハー(テノール)
ジークリンデ・フェルトホーファー(ソプラノ)
イリア・シュタープレ(ソプラノ)
マリウス・ブルケルト(指揮)
バートイシュル・レハール祝祭合唱団
フランツ・レハール管弦楽団

 19世紀末から20世紀にかけて、オーストリアで活躍したジャーナリスト、ユリウス・バウアーは、新聞編集者として記事を書きながら、数多くのオペレッタの台本を執筆。やがてウィーンで最も影響力のある演劇評論家として賞賛されました。彼の台本は機知に富み、人物描写が非常に巧みであることが特徴。
 この《冗談の結婚》は、億万長者の娘で最近夫を亡くしたセルマと、彼女の女友だちのエディスとフィービーが「決して結婚しない」という同盟を作ったことが発端で起こるドタバタ喜劇。
 レハールの存命中には40回以上上演されましたが、残念ながらすっかりお蔵入りになってしまったこの作品を、ブルケルトはスコアを丹念に洗い出し、完璧なものとして再構築。ワルツ、マーチ、そして極上の声によるアンサンブルが随所に挟まれた楽しい作品です。

555052
\3000→\2290
クリスマス・カンタータ集
 1.ゴットフリート・ホミリウス(1714-1785):高き世界の門/
 2.ヨハン・ハインリヒ・シュトルツェル(1690-1749):信仰の秘密は論争なしに素晴らしい/
 3.ヨハン・ハインリヒ・ロッレ(1716-1785):見よ、闇が地を覆い/
 4.ロッレ:シオンの娘は叫ぶ/
 5.クリストフ・フォルスター(1693-1745):いと高きところでは神に栄光あれ
ハンナ・ヘアフルトナー(ソプラノ)/
カローラ・ギュンター(メゾ・ソプラノ)/
ゲオルク・ポプルッツ(テノール)/
ライモンズ・スポージス(バリトン)/
ケルン・アカデミー/
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)

 毎年リリースされる、ヴィレンズとケルン・アカデミーによる厳選されたクリスマスのため作品集。2016年のアルバムに収録された5つのクリスマス・カンタータはいずれも初録音の作品で、どれもJ.S.バッハの同世代から少し後の世代に属する作曲家たちによって書かれています。どの作品も、ルター派の伝統を汲むプロテスタント教会の礼拝用のカンタータで、これらは華麗なオーケストラの伴奏と、美しいコラール、アリアが持ち味で、演奏される時期も厳密に定められています。コーラスは聖書からの短い引用に基づき、トランペットとティンパニが彩りを添えるという定型に沿って書かれていますが、各々の作曲家の持ち味も生かされており、どれもが実に味わい深く、またキリストの誕生を喜ぶ祝祭的な気分に満たされています。


555059
(2CD)
\6000→\4290
ヨーゼフ・ベーア:喜歌劇《ポーランドの婚礼》前奏曲と3幕 マルティナ・リュピング(ソプラノ)/
ズザンネ・ベルンハルト(ソプラノ)/
フローレンス・ルソー(メゾ・ソプラノ)/
ニコライ・シューコフ(テノール)/
ミヒャエル・クプファー=ラデツキー(バリトン)/
マティアス・ハウスマン(バリトン)/
ベルンハルト・シュピングラー(バス・バリトン)/
フリーデマン・レーリッヒ(バス)/
アレクサンダー・キエチャル(バス) 他/
ゲルトナープラッツ州立劇場合唱団/
ミュンヘン放送管弦楽団/
ウルフ・シルマー(指揮)
録音 2015年11月21-22日 ミュンヘン プリンツレーゲンテン劇場

 1908年、現ウクライナ、リヴィウ州近郊の町チョドロウの裕福な銀行家に生まれたベーアは、10代から作曲を初め、音楽の道を志すのですが、父との約束を守り、リヴィウ大学では法律を専攻、最終試験に合格したとして、音楽と舞台芸術を学ぶ許可を得ます。
 彼には素晴らしい楽才があったため、直接ヨーゼフ・マルクスのマスター・クラスに直接入ることが出来、父も音楽の道に進むことを許し、晴れてウィーンで活動を始めます。
 まずは作曲家としてウィーンのバレエ団に参加、ツアーではオーストリアをはじめ、中東まで足を伸ばし見聞を広めました。この時の成果はバレエ「シラーズの王子」として高く評価されます。
 そんな彼の第2作に当たるのがこの《ポーランドの婚礼》です。1937年にチューリヒで初演されたこの喜歌劇は大評判を得て、瞬く間に8言語に翻訳され、ヨーロッパ中で演奏されることとなります。しかし、ユダヤの血を引いていためベーアはナチスに迫害され、その作品の上演も禁止されてしまいますが、この作品は北欧などで細々と上演され、その名声を保っていました。
 ジャズ、民族音楽、レハール風の美しいメロディなど様々な要素が盛り込まれた見事な作品を、ウルフ・シルマー率いるミュンヘン放送管弦楽団と選び抜かれたソリストたちによる演奏で。
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 555060
\3000→\2290
ラインハルト・カイザー(1674-1739):
 劇音楽とカンタータ、アリア集

  1.コンチェルト(劇音楽)
  2.カンタータ「Die bis in den Tod geliebte Iris」(1968)
  3.アリア・アンダンテ(劇音楽)
  4.カンタータ「L'Occaso di Titone all'Aurora oriente」(1713)
  5.Grave - Presto - Entree(劇音楽)
  6.カンタータ「Mi lasci dunque」(1714)
  8-10.歌劇《カロルス》V1712-3つのアリア
  11.ロンド(劇音楽)
  12.アリア「Luci non vi turbate」
  13.メヌエット(異稿)(劇音楽)
  14.カンタータ「Benche sempre crudel」
オリヴィア・フェルミューレン(メゾ・ソプラノ)
トーマス・イーレンフェルト(指揮)
カペラ・オルランディ・ブレーメン

 録音 2016年1月5-9日,7月3-4日 Andreaskirche Berlin-Wannsee

 ドイツ・バロック期に活躍、100曲ほどの歌劇を残したことで知られるラインハルト・カイザー。ヘンデルやテレマンに並ぶ巨匠と絶賛されたものの、死後はほとんど顧みられることなく、21世紀になってようやくその作品が見直され始めた人です。
 彼はハンブルクを拠点に活動し、歌劇だけではなく「劇音楽=歌を伴わない器楽曲」を作曲しており、このアルバムではこれらの器楽のみの曲と、ソロ・カンタータ、アリアを要所に配し、カイザーの音楽を探っていきます。
 ほとんどの作品はベルリン州立図書館に所蔵されている未出版の楽譜を用いて演奏されており、研究者にとっても貴重な1枚となることでしょう。
 
 

555068
\3000→\2290
J.S.バッハ(1685-1750):ダイアローグ・カンタータ集
 1.ああ神よ、いかに多き胸の悩み BWV58
 2.いと尊きイエス、わが憧れよ BWV32
 3.オーボエ・ダ・モーレのための協奏曲 イ長調 BWV1055a
 4.その人は幸いなり BWV57
ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)
ドミニク・ヴェルナー(バス)
キルヒハイマー・バッハコンソート
アルフレード・ベルナルディーニ(オーボエ・ダ・モーレ&指揮)

 ソプラノとバス、2人のソリストによって対話形式で進行する「ダイアローグ・カンタータ」。バッハの作品にも何曲かがその形式によって書かれています。
 イエスと魂の対話が表現されているという一連の作品は、この時代に書かれたカンタータの中でも最高傑作とされています。ソリストのブラシコヴァはプラハ生まれのソプラノ。2002年にプラハ音楽院を卒業し、中世、ルネサンス、バロック初期の作品を中心に歌っている歌手です。彼女はまたプロのハープ奏者であり、中世の曲を歌う時はしばしば自身で伴奏することでも知られています。
 ドミニク・ヴェルナーは2002年にライプツィヒで開催されたバッハ国際コンクールの入賞者。2人とも数々の指揮者と共演し、“バッハ・コレギウム・ジャパン”でも度々ソロとして登場、日本の聴き手にも良く知られています。
 キルヒハイマー・バッハコンソートは2008年にドミニク・ヴェルナーが設立したアンサンブル。18世紀のレパートリーを中心に活躍しています。オーボエ、指揮を担当するベルナルディーニもバロック音楽のオーソリティ。バッハ、テレマン、ヴィヴァルディを中心に多数の録音があります。
 



555075
(2CD)
\6000→\4290
「つばめ」、久々の新録音!
 プッチーニ(1858-1924):歌劇《つばめ》3幕

  ジュセッペ・アダミ 台本
   1917年 第1稿(1920年 第2稿:ルジェッロのアリアを含む)
 
エレナ・モシュク(ソプラノ)
エヴェリン・ノヴァク(ソプラノ)
シボーン・スタッグ(ソプラノ)
エルベニタ・カチャチ(メゾ・ソプラノ)
ステファニー・ローリセラ(ソプラノ)
ヨセプ・カン(テノール)
アルヴァーロ・ザンプローノ(テノール)
ヤン=ヘンドリック・ローテリング(バス)
イヴァン・レプシッチ(指揮)
バイエルン放送合唱団
ミュンヘン放送管弦楽団

 1917年に初演された《つばめ》は、もともと喜歌劇として作曲を依頼された作品ですが、プッチーニはその台本に満足できず、ジュゼッペ・アダミに新たな台本を依頼し歌劇として書き上げたという作品です。
 初演時には大成功を収めたものの、少しずつ人気が低下、プッチーニが修正を施したものの、完全に人気が復活することはありませんでした。
 高級娼婦と純真な若者が駆け落ちをして、とヴェルディの《椿姫》を思わせる内容ですが、最終的にヒロインは劇的な死を遂げるのではなく、若者と手を切り、元の享楽的な生活に戻るという粗筋も人気獲得が難しかった理由の一つでしょう。
 しかし“ドレッタの夢”のような素晴らしいアリアも用意されており、物語を楽しむには十分な内容を備えています。エレナ・モシュクが歌うマグダはかわいらしさと妖艶さを兼ね備えています。



 555086
\3000→\2290
メンデルスゾーン(1809-1847):弦楽四重奏曲集 第3集
 1-4. 弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op. 44 No. 1
 5-8. 弦楽四重奏曲第4番 ホ短調 Op. 44 No. 2
ミンゲット四重奏団
【メンバー】
 ウルリヒ・イズフォルト(第1ヴァイオリン)
 アンネッテ・ライジンガー(第2ヴァイオリン)
 アロア・ゾリン(ヴィオラ)
 マティアス・ディーナー(チェロ)

 録音 Evangelische Kirche Honrath(ドイツ) 2016年7月7-10日?&1-4 2018年6月28日-7月2日?&5-8

 好評シリーズ、ミンゲット四重奏団によるメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲全集。
 第3集に収録されているのは、1837年から38年に作曲された作品44の1と2の2曲です。
 これらはスウェーデンのヴァーサ公グスタフに献呈されており、どちらもメンデルスゾーンの熟練した筆致で描かれた名作です。
 第3番は冒頭の明るく輝くような旋律が特徴的で、まるでヴァイオリン協奏曲のような味わいを見せています。
 第4番は作品番号44の3作の中で、最も早く書かれた曲であり、こちらもヴァイオリンが大活躍。第2楽章の美しい旋律も印象的です。
 ミンゲット四重奏団は18世紀スペインの哲学者パブロ・ミンゲットの名を冠し、1988年に設立されたアンサンブル。近現代作品をはじめヨゼフ・スークやヘルツォーゲンベルクなど知られざる作品も好んで演奏、作品の魅力を伝えています。


555088
\3000→\2290
ダネル弦楽四重奏団
フランク(1822-1890):室内楽作品集

 1.弦楽四重奏曲 ニ長調
 2.ピアノ五重奏曲 ヘ短調
ダネル弦楽四重奏団
パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ)


 ヴァインベルクの弦楽四重奏曲全集が高く評価されたベルギーの“ダネル弦楽四重奏団”が演奏するフランクの2曲の室内楽作品。どちらも晩年に書かれたもので「弦楽四重奏曲 ニ長調」は亡くなる前年に着手された最後の室内楽作品。
 ベートーヴェンやシューベルトの弦楽四重奏曲を念入りに研究し、自らの理想とする理念を追求した精緻な曲ですが、初演の際に初めて聴衆から喝采を浴びた成功作としても知られています。
 綿密に構成され、一つの主題を徹底的に展開していくやり方は、確かにベートーヴェンの後期作品にも通じています。
 その少し前に作曲された「ピアノ五重奏曲」も循環形式が用いられた大作。あまりの晦渋さに、サン=サーンスが献呈を辞退した(無視した)というエピソードもありますが、曲全体はとても魅力的で、フランクの全作品の中でも演奏頻度の多い作品です。


555089
(2CD)
\6000→\4290
フェリクス・ノヴォヴィエジスキ(1877-1946):
 独唱、混声合唱、オルガン、管弦楽のためのオラトリオ「クォ・ヴァディス」
ヴィオレッタ・コドヴィツ(ソプラノ)
ロベルト・ギールラッハ(バリトン)
ヴォチェク・ギールラッハ(バス)
スワヴォミル・カミンスキ(オルガン)
ポドラシェ歌劇場&フィルハーモニー合唱団
ポズナニ・フィルハーモニー管弦楽団
ウカシュ・ボロヴィツ(指揮)

 ポーランドのノーベル賞受賞作家ヘンリク・シェンキェヴィチ(1846-1916)の「クオ・ヴァディス」。暴君ネロによる迫害を逃れるキリスト教徒たち。それに紛れてローマを離れることにした聖ペトロ。彼が夜明けの光の中で見たイエス・キリストに向かって問うた言葉「主よ、あなたはどこへ?Quo vadis, Domine?」がこの物語のタイトルです。
 同じくポーランドの作曲家ノヴォヴィエジスキによる同名のオラトリオは、小説の世界を忠実に再現するとともに、作曲家自身の思想、価値観も付け加えた壮大な作品。1903年に初演され、その後30年間に渡ってアメリカとヨーロッパ全域で200回以上も上演された実績を持ちますが、時の流れとともに忘れ去られてしまいました。
 ポーランドが誇るポズナニ・フィルハーモニーによって行われた復活蘇演は作品の価値をもう一度知らしめるものです。
  

555098
\2700→\2290
マルティン・ルターと音楽
 1.ヴェルナー・ファブリチウス(1633-1679):歓呼せよ、天よ
 2.ルター(1483-1546):私は死なず、私は生きる
 3.ハンス・ノイジードラー(1508頃-1563):あなたは可愛く美しい
 4.トーマス・シュトルツァー(1480頃-1526):8つの旋法による旋律より第10旋法
 5.トハン・ヴァルター(1496-1570):今、われらは聖霊に嘆願す
 6.シュッツ(1586-1672):来たれ聖霊、主なる神
 7.シュトルツァー:8つの旋法による旋律より第7旋法
 8.ノイジードラー:法律の学生の踊り
 9.ヨハン・エッカルト(1553-1611):高き天より
 10.エッカルト:主よ、この時代に
 11.ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):予言者イザヤに起こりしことは
 12.ヨハン・ローゼンミュラー(1617-1684):万軍の主よ、あなたのすまいは
 13.ルカス・オジアンダー(1534-1604):神はわがやぐら
 14.J.S.バッハ(1685-1750):キリストは死の縄目につながれたり BWV4
モニカ・マウフ(ソプラノ)
フランツ・フィッツトゥム(カウンターテナー)
イナ・ジートラチェク(ソプラノ)
ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
ニルス・ギーベルハウゼン(テノール)
マルクス・フライク(バス)
イェンス・ハマン(バス)
バッハ=コア・ジーゲン
ヨハン・ローゼンミュラー・アンサンブル
ウルリヒ・シュテッツェル(指揮)

 宗教改革の立役者として、また数多くの賛美歌の作者として名を知られているマルティン・ルター。彼は音楽家としても、リュートを演奏しながら賛美歌を歌いましたが、自身の音楽的才能については「取るに足らない、才能もないテノール」と卑下していたという記録が残っています。
 このアルバムでは、彼自身のコラールも含め、エッカルトやJ.S.バッハを含む11人の作曲家が「ルターの賛美歌」を基に書いた作品を収録。バッハ=コア・ジーゲンと名歌手たちが演奏するこれらの曲集、改めてルターの偉大さを確認できる出来栄えとなっています。
 


555103
\2700→\2290
ピアノ独奏版!マリー・ルイーゼ=ヒンリクス(ピアノ)
 ペルゴレージ:スターバト・マーテル(ピアノ独奏版)

 1.ペルゴレージ(1710-1736):スターバト・マーテル
  (マリー=ルイーズ・ヒンリクスによるピアノ独奏版)
 2.ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
   ピアノ・ソナタ K551,K9,K64,K159,K380
マリー・ルイーゼ=ヒンリクス(ピアノ)

 7歳でピアノに出会い瞬時に魅了されたというピアニスト、マリー・ルイーズ=ヒンリクス。ステファン・アスケナーゼに14年間師事し、モーツァルトの協奏曲でデビュー。ラトルやツァハリアスなど、名だたる名手らと共演する傍ら、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの歌をピアノにアレンジしたアルバムは国際的にセンセーションを巻き起こしています。
 以降、コンポーザー・ピアニストとして活躍するヒンリクスの最新録音はペルゴレージ「スターバト・マーテル」の彼女自身の編曲によるピアノ独奏版という驚くべき作品。少人数のオーケストラと合唱、独唱で奏されるこの曲を、ピアノ独奏に移し替えているときに、ヒンリクスは作品の持つ悲しさに圧倒されてしまい、しばしば作業を中止しなくてはならなかったと言います。
 しかし希望とキリストの栄光に支えられ完成したというこのヴァージョン、細かいニュアンスと暖かい音色は原曲の特徴を丁寧に描き出しています。





 555106
\3000→\2290
ボリス・パパンドプロ(1906-1991):ピアノと弦楽のための作品集
 1. 古風なコンチェルティーノ Op. 56...世界初録音
  - 2つのヴァイオリン、チェロとピアノのために
 2. 幻想曲 - ヴァイオリンとピアノのために
 3. 抒情的三重奏曲 - ヴァイオリン、チェロとピアノのために
 4. ラプソディア・コンチェルタンテ - チェロとピアノのために
 5. オルランドのための3つの楽章 - ピアノ三重奏のために
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
アモリ・コエイトー(ヴァイオリン)
ヴァネッサ・シゲティ(ヴァイオリン)
アンドレイ・イオニーツァ(チェロ)

 録音 2016年2月1-4日 Kammermusiksaal Deutschlandfunk Koln(ドイツ)

 クロアチアを拠点に活動した作曲家ボリス・パパンドプロ。ザグレブの音楽院を卒業後は、オーストリアの「新ウィーン音楽院 Neues Wiener Konservatorium」(1938年、ドイツのオーストリア併合により廃校)で作曲と指揮を学びました。
 400曲を越える数多くの作品は、どれも十二音も含む新古典主義の作風の中に、クロアチアの民族音楽と、ジャズの要素を融合したユニークなスタイルを持っています。
 cpoレーベルの4枚目となるこのアルバムはピアノと弦楽のための作品を集めたもの。
 世界初録音となる「古風なコンチェルティーノ」はクロアチアにおける新古典主義の傑作のひとつ。バロック後期から古典派初期の形式に倣った序奏は活気のあるリズムにのって全体が疾走、最後は短い主題による小さなフーガで締めくくられます。
 他にも対照的な表情を持つ3つの楽章で構成された「ラプソディア・コンチェルタンテ」などパパンドプロの見事な作曲技法が味わえます。



 555113
\3000→\2290
神聖ローマ皇帝レオポルド1世(1640-1705):宗教曲集
 1.オラトリオ「Il Sagrifizio d'Abramo アブラハムの犠牲」
 2.Miserere per la settimana santa 聖週間のミゼレーレ
  (4声、オルガンを伴わない)
マンフレ?ト・コルデス(指揮)
ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス

 録音 2016年4月22-24日 Kirche Sankt Damian und Cosman

 神聖ローマ皇帝、レオポルド1世(1640-1705)。三十年戦争で衰退した領土を受け継ぐも、持ち前の政治力で領土を拡大、ハプスブルク家の大国復興の足掛かりを築いた指導者です。
 もともとは聖職者になるはずだったため高度な教育を受けており、作曲家としても優れた才能を開花させた皇帝は、生涯に150曲を超えるイタリア語のアリアを始め、80曲の教会音楽、17曲のバレエ音楽など、多数の作品を残しました。
 このアルバムに収録されている「アブラハムの犠牲」では、愛する息子イサクを神に捧げることになったアブラハムの苦悩が劇的に描かれています。
 またイサクがキリストの先駆的存在として扱われているため、同時代にウィーンで書かれた受難曲の中でも特別な存在として讃えられています。この作品が書かれた時、レオポルド1世はわずか20歳でしたが、彼の熟達した作曲技法が見て取れます。
 この時期としては珍しくオルガン(通奏低音)を用いず、弦楽器と声楽のみによる「ミゼレーレ」も魅力的です。




 優れた作曲家でもあり、バロック大帝とも呼ばれたレオポルト1世。彼は教会音楽にとどまらずバレエ音楽にまで作品を残している。
 アントニオ・ベルターリ、ジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニ、ヨハン・カスパール・ケルル、ヨハン・ヨーゼフ・フックス、ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァーのパトロンとしても活動、ウィーンは音楽の都として発展していった。
 1666年に最初の妻マルガレーテとの結婚式では壮大なパレード、花火大会を敢行、オペラ上演や豪華な展示物も催され、翌1667年に開かれたオペラでマルガレーテも共に主演を飾った。この一大イベントはバロック文化の粋を飾った行事として語り草になった。



555122
\2700→\2290
ルービン・ゴルトマルク/フェリックス・ヴォイルシュ:作品集
 1.ルービン・ゴルトマルク(1872-1936):
  ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重奏曲 Op.1
 フェリックス・ヴォイルシュ(1860-1944):
  2.4つの歌曲集 Op.2
  3.ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重奏曲 Op.65
ハイペリオン三重奏団
カロリーナ・ウルリヒ(ソプラノ)

 19世紀末に活躍したユダヤ人音楽家カール・ゴルトマルクの甥であり、米国で活躍したルービン・ゴルトマルク(アメリカ読みはゴールドマーク)。ウィーンでローベルト・フックスに学び、アメリカのナショナル音楽院では渡米中のドヴォルザークに師事したという人物で、21歳で卒業した際は、ドヴォルザークの薦めで母校で教鞭を執り、最終的にはジュリアード音楽学校の作曲家主任教授になるなど、教育者として名を馳せました。
 このピアノ三重奏曲は、初期の作品であり、ブラームスやシューマンといったドイツ・ロマン派の影響をそのまま反映しています。
 ゴルトマルクより12年先輩のヴォイルシュは、チェコ出身の作曲家で、ドレスデンとハンブルクで学び、オルガン奏者として活躍、7曲の交響曲をはじめ数多くの作品を残しました。初期の歌曲はもちろんのこと、この三重奏曲は前衛的な音を含みながらも、ロマン派特有の重厚な響きが持ち味です。

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 555123
\2700→\2290
ヨハン・エラスムス・キンダーマン(1616-1655):
 Opitianischer Orpheus オピシアン・オルフェウス(1642)

  マルティン・オーピッツの詩による歌曲集
イナ・ジードラチェク(ソプラノ)
ヤン・コボウ(テノール)
ユナイテッド・コンティヌオ・アンサンブル

 録音 2016年10月6-8日 Heilsbronn, Refektorium

 「ドイツ語浄化運動」に参加し、バロック文学の理論的思想者として同時代の芸術家たちに大きな影響を与えたドイツの詩人マルティン・オーピッツ。友人に勧められてオーピッツの書を読んだ作曲家キンダーマンは、ここからテキストを選び美しい音楽を付けました。
 キンダーマンはこの歌集を「Musical Delights=音楽の喜び」と呼び、嘆かわしい時代であっても、聴き手に知的な刺激と喜びを伝えたいと考えました。そこで、彼の曲を聴くために集まった人々にテキストが素直に伝わるように、全体的に過度な装飾を付けることをせず、すべてを簡潔な歌に仕上げています。その多くは愛の喜びと悲しみがテーマで、時に牧歌的な歌もありますが、ほとんどの内容はつつましく、幾分宗教的な荘厳さも備えています。また、器楽の伴奏は簡素でありながらも、歌の特徴を存分に引き出しています。

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555126
\3000→\2290
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):ヴァイオリン協奏曲 他
 1.ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.8
 2.交響詩「イタリアから」Op.16(1886)
ロベルト・コヴァルスキ(ヴァイオリン)
マルクス・ポシュナー(指揮)
スイス・イタリア語放送管弦楽団

 ルガーノを拠点とするスイス・イタリア語放送管弦楽団によるリヒャルト・シュトラウスの作品集第2集。
 第1集(777990)では珍しい「二重小協奏曲」や組曲「町人貴族」が中心でしたが、今アルバムではイタリアにゆかりのある若きシュトラウスの大作、交響詩「イタリアから」と、あまり録音の多くない「ヴァイオリン協奏曲」の2曲が選ばれています。
 22歳のシュトラウスの手による「イタリアから」は、4つの楽章で風光明媚なイタリアの風景が描かれた意欲作。かたや「ヴァイオリン協奏曲」はシュトラウス17~18歳の作品で、彼が初めて手掛けた協奏曲。もともとヴァイオリンを得意としていたシュトラウスの本領発揮と呼べる興味深い作品です。
 ヴァイオリンを演奏しているコヴァルスキは、現在スイス・イタリア語放送管弦楽団のコンサートマスターを務めており、その才能は高く評価されています。

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555128
\3000→\2290
アンリ・マルトー(1874-1934):弦楽四重奏曲全集 第1集
 1-4.弦楽四重奏曲 第2番 Op.9
 5-12.8つの歌曲集 Op.19b
  ソプラノと弦楽四重奏のための
カリーヌ・デエ(ソプラノ)…5-12 Karine Deshayes
イサシ弦楽四重奏団
《メンバー》
アンナ・ボイガス(ヴァイオリン)
細田 千香子(ヴァイオリン)
カーステン・ドーバーズ(ヴィオラ)
ガイ・ダネル(チェロ)

 フランス出身、スウェーデンに帰化したヴァイオリニスト、アンリ・マルトーの弦楽四重奏曲全集がスタート。第1集には弦楽四重奏曲第2番と、マルトーの代表作とも言える「8つの歌曲集」がされています。
 Op.19の歌曲は彼がドイツから追放され、スウェーデン国王の庇護のもと、スウェーデンで暮らしていた1915年から1917年にかけて作曲された曲集で原曲は弦楽合奏の伴奏が付けられています。ヴラディグエロフによるピアノ版も存在しますが、こちらは弦楽四重奏の伴奏が施されており、弦のふくよかな響きと、カリーヌ・デエの美しい声が見事な調和を見せています。
 イサシ弦楽四重奏団は作曲家アンドレス・イサシの名を冠し、2009年に設立されたアンサンブル。19世紀フランス作品を中心に、ロマン派から現代音楽をレパートリーの中心にしています。

  録音 2017年6月19-20日 Neumarkt i. d. Oberpfalz, Historischer Reitstadel



 555129
\3000→\2290
アンリ・マルトー(1874-1934):弦楽四重奏曲全集 第2集
 1.弦楽四重奏曲第1番 変ニ長調 Op.5
 2.クラリネット五重奏曲 ハ短調 Op.13-1
ジャン=ミシェル・シャルリエ(クラリネット)
イサシ四重奏団

 録音2018年10月16-17日 :Neumarkt i. d. Oberpfalz,Historischer Reitstadel - 1/2018年4月9-10日 Schweinfurt, St. Johanniskirch - 2

 第1集(555128)に続くイサシ四重奏団によるアンリ・マルトーの弦楽四重奏曲第2集。
 1904年に出版された弦楽四重奏曲第1番は、ドイツ、フランスロマン派の伝統を継承しながらも、彼自身の様式が模索されたマルトーの野心作。第1楽章と第2楽章は切れ目なく演奏され、第3楽章には荘厳な序奏が置かれています。
 美しい曲ですがこれまでほとんど演奏されたことはありません。陰鬱なクラリネットのソロで幕を開けるクラリネット五重奏曲は、ブラームスの影響が感じられる落ち着いた風情を持った作品。
 牧歌的な雰囲気を持つ第3楽章がとりわけ印象的です。この曲にはベルギーのクラリネット奏者ジャン=ミシェル・シャルリエが参加、マルトーの世界観を表現しています。
 


555139
\3000→\2290
ブラームスに匹敵する
 ロベルト・カーン(1865-1951):チェロとピアノのための作品集

 1.チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 Op.37
 2.3つの小品 Op.25
 3.チェロ・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.56
トルライフ・テデーン(チェロ)
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)

 ドイツ、マンハイム生まれの作曲家ロベルト・カーン。ユダヤ系であったため、晩年はナチス政権により作品の演奏を禁じられてしまい、忘れられた存在になってしまいましたが、最近、作品の演奏機会が増えてきました。
 ほぼリヒャルト・シュトラウスと同世代でありながら、その作風は穏健であり、彼が薫陶を受けたブラームスの影響が色濃く感じられます。
 とりわけチェロのための作品はその傾向が顕著であり、このアルバムに収録された3つの作品は内省的な雰囲気を湛えるとともに、ブラームス作品に匹敵する高い完成度を誇っています。
 また「3つの小品」はシューマン風であり、カーンがいかにこの時代の作風を愛していたかがうかがい知れます。テデーンとトリンドル、2人の名手が表現力豊かに演奏、作品の魅力を伝えます。 

  
録音:2016年12月7-9日 Olbergkirche Berlin



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