DM 8011
\2800→\2190
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ラルテ・デラルコ
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV 189
ヴァイオリン協奏曲 ハ短調 RV 202
ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 RV 286
ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 RV 391
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV 271「 恋人」
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 RV 277「 お気に入り」 |
ジョヴァンニ・グリエルモ(Vn)
フェデリコ・グリエルモ(Vn)
ラルテ・デラルコ |
録音:1995 年6 月,ヴィチェンツァ/DDD、76'35
2 枚組で発売されていたヴァイオリン協奏曲集(CDS
147 廃盤)からの選りすぐり。
ヴィヴァルディは 神聖ローマ皇帝カール6
世に「ラ・チェトラ」と題されたヴァイオリン協奏曲集の手稿譜を二つ贈り、そのうちの一冊は1727
年にOp.9 として出版され、これが一般的に「ラ・チェトラ」として知られています。もう一冊はウィーンで手稿譜のまま保管されていました。
いまをときめくラルテ・デラルコの30年前の録音。

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もうひとつのドイツ・バロック
〜ファッシュ、グラウプナー、グラウン
J.G.グラウン:協奏曲 ハ長調(リコーダー、ヴァイオリンと弦楽)
ファッシュ:ソナタ ト長調(フラウト・トラヴェルソ、二つのリコーダー)
グラウプナー:偉大な世界救世主よ、あなたは来るのか,
リコーダー協奏曲 ヘ長調
ファッシュ:もはや罪ある僕でなく,
ソナタ 変ロ長調、ほか |
ステーファノ・バリアーノ(リコーダー)
ズザンネ・ケリング(Ms)
ファブリツィオ・チプリアーニ(Vn)
コレギウム・プロ・ムジカ |
録音:1997 年、ジェノヴァ/DDD、51'05
旧CDS 186。
ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(1688-1758)、ヨハン・クリストフ・グラウプナー(1683-1760)、ヨハン・ゴットリープ・グラウン(1703-
1771)の器楽、声楽作品を収録。

バッハの周辺に広がる、もうひとつのドイツ・バロック――。
ファッシュ、グラウプナー、グラウンという、知る人ぞ知る名匠たちの作品を集めた一枚です。
この時代、音楽はバッハだけではありませんでした。むしろ同時代には、これほどまでに豊かな才能がひしめいていたのです。
本盤では、リコーダーの柔らかくも芯のある響きを軸に、室内楽と協奏曲が交錯し、親密さと華やかさが絶妙に同居します。
とりわけグラウンの協奏曲は、軽やかさの中に確かな構築美を感じさせる逸品。ファッシュのソナタやグラウプナーの作品もまた、単なる“バッハ周辺”では片付けられない魅力に満ちています。
録音は1997年ながら、演奏の鮮度と説得力はまったく色褪せず。
「バッハの影に隠れていた宝」を掘り起こす喜びを、じっくり味わえる一枚です。
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ジュリアーナ・コルニ(P)
フンメル:ピアノ作品集
幻想曲 Op.18/7つのハンガリー舞曲 Op.23/
ピアノ・ソナタ Op.20/変奏曲 Op.21 |
ジュリアーナ・コルニ(P) |
大ピアニストだったフンメルのピアノ作品集
録音:1998 年、ヴェローナ/DDD、71'45
ヨハン・ネポムク・フンメル(1778 -1837)は、生前は大ピアニストとしても活躍した、ウィーン古典派末期の大物でした。
残した作品は膨大ですが、有名なトランペット協奏曲を除くと、録音が広く出回るようになったのは最近のこと。このDynamic
のCD は、そうしたフンメルのリバイバルの最先端を走るものでした。
収録されているのはすべて1805 年から1807
年にかけての作品。
幻想曲 Op.18 は、1805 年の作品。第3 楽章のラルゲット・エ・カンタービレはショパンの先駆とすらいえそうなもの。
民謡を用いたハンガリー舞曲 Op.23 もほぼ同時期の作品。
ピアノ・ソナタ Op.20 は1807 年の作品。この時期のフンメルを代表する名曲です。
変奏曲 Op.21 は1806 年の作品。

ジュリアーナ・コルニは、ジェノヴァのパガニーニ音楽院を修了、さらにウィーン、ザルツブルクで学んだピアニスト。
このフンメルのピアノ作品集は、発売時話題となったものでした。
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ディエゴ・ファソリス(指)
スイス・イタリア語放送男声合唱団
フュルステナウ:フリーメイソンのための音楽
6 つの歌(独唱者、男声合唱、フルート、ギター)
12 の小品 Op.16(フルート、ギター)
6 つの歌(独唱者、男声合唱、フルート、ギター) |
マリオ・カルボッタ (Fl)
アルド・マルティノーニ (G)
ディエゴ・ファソリス(指)
スイス・イタリア語放送男声合唱団 |
DDD、57'05
旧 CDS 250。
フルート音楽の名手として知られるフュルステナウ――その知られざる一面、フリーメイソンのための音楽を収めた異色の一枚。
独唱、男声合唱、フルート、そしてギターという編成が生み出すのは、単なる室内楽ではない、どこか儀式的で内省的な響き。静謐でありながら、内に熱を秘めた音楽がじわじわと広がっていきます。
現在ではバロック指揮者として高い評価を受けるディエゴ・ファソリスの比較的初期の録音という点も見逃せません。さすがここでも作品の精神性を丁寧に掘り下げています。

華やかさとは対極にある、静かな深み――。
知る人ぞ知る、精神性の高いレパートリーに触れたい方へ。

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舞踏が音楽だった時代――ルネサンスの息吹が蘇る。
チェーザレ・ネグリ(1535 -1604):「愛の感謝」 |
アンサンブル・ラ・フォリア
【パオロ・ビョルディ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
パオロ・ファルディ(フルート,ボンバルド)
パオロ・ファンチュッラッチ(コルネット,ヴィオローネ)
マルツィオ・マッテオーリ(リュート)
マウロ・モリーニ(テノール・トロンボーン)
アンドレア・ペルージ(チェンバロ)
ダニエレ・ポーリ(ルネサンス・ギター)】 |
DDD、52'23
旧 S2001。
チェーザレ・ネグリ(1535 -1604)は、ミラノ出身で
16 世紀後半に活動したイタリアの舞踊家。
「愛の感謝」とは、ネグリが 1602年に出版した舞踊理論書の題名。
それに基づいて、アンサンブル・ラ・フォリアが様々な舞曲を演奏しています。
16世紀末ミラノ――舞踏と音楽が一体となっていた時代の息吹を、そのまま伝える一枚。
舞踊家チェーザレ・ネグリが1602年に著した舞踊理論書『愛の感謝』に基づき、当時の舞曲世界を鮮やかに再現しています。
コルネット、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、ルネサンス・ギター…古楽器ならではの柔らかくも色彩豊かな響きが、宮廷の祝祭や優雅な舞踏の情景を呼び起こします。
アンサンブル・ラ・フォリアの演奏は、単なる再現にとどまらず、音楽そのものが“踊り出す”かのような躍動感に満ちたもの。
耳で聴く舞踏史、そして生きたルネサンス音楽の魅力が詰まった一枚です。
これは振付(舞踊再現)のフラヴィア・スパラパーニ
つまり単なる演奏ではなく、“当時の踊りも含めた再現プロジェクト”
実際の踊りまで研究して再現しているわけである。

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魔法の音を持つアマティの名器
――しかし盗難により失われた幻のヴィオラ
ルイジ・アルベルト・ビアンキ (Va)
レーガー:
ヴァイオリン・ソナタ第 7 番 イ短調
ヴィオラ組曲第 1 番 ト短調
ヴィオラ組曲第 2 番 ニ長調
ヴィオラ組曲第 3 番 ホ短調
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ルイジ・アルベルト・ビアンキ (Vn,Va) |
録音:1992 年 5 月,ジェノヴァ/DDD、56'04
旧 CDS 10。
マックス・レーガーのヴァイオリンおよびヴィオラの独奏曲を収録。
Dynamic にパガニーニなどの録音を大量に残したイタリアの名ヴァイオリニスト、ルイジ・アルベルト・ビアンキの演奏です。
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後期ロマン派の極北――マックス・レーガーの濃密な内面世界に迫る一枚。
ヴァイオリン・ソナタ第7番、そしてヴィオラ独奏のための組曲集。対位法の緻密さと、限界まで凝縮された和声が交錯し、ひとつひとつの音が重い意味を帯びて響きます。
演奏はイタリアの名手ルイジ・アルベルト・ビアンキ。パガニーニで知られるヴィルトゥオーゾですが、本盤では技巧の誇示ではなく、レーガー特有の内省と構築美を真正面から描き切っています。
華やかさとは無縁――しかし耳を澄ませば、そこには深い精神性と緊張感が張り詰めています。
聴き手を選ぶが、刺さる人にはとことん刺さる一枚。

ルイジ・アルベルト・ビアンキより
1595年、クレモナにおいてアントニオとジローラモ・アマティ兄弟によって製作されたこのヴィオラは、本CDブックレットの写真からも分かるように、全長42.5cmという非常に大きな楽器であった。もともとはさらに大きく、テノール・ヴィオラとして作られていたが、19世紀ロンドンのヒル兄弟工房の名工たちによって現在のサイズに縮小された。
この楽器はもともとパリに定住していたメディチ家のために製作され、1959年にヒル家から私に贈られ、その後私の所有となった。音色は魔法のように美しく、深く力強く、そして魅惑的であった。
しかしその大きさゆえに、指板の長さや胴体の幅の影響で、左手の運指は非常に困難であった。
この素晴らしいヴィオラは、1980年10月にローマで盗まれ、それ以来二度と見つかっていない。
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メディチ家の宮廷へ
――舞曲が語るルネサンスの祝祭
アレグリ:“メディチ組曲”
第 2 バッロ「ラ・セレーナ」、第 5 バッロ「セーヌ川のニンフ」、
第 1 バッロ「愛の夜」、第 8 バッロ「イリス」、
第 7 バッロ 、第 6 バッロ、第 4 バッロ「至福の野」、
第 3 バッロ「いと高きマリア様」
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ジャン・ルカ・ラストライオリ(指)
グラン・コンソート・リ・ストロメンティ |
録音:1997 年 12 月、フィレンツェ/DDD、65'30
旧CDS 218。
フィレンツェでメディチ家のフェルディナンド1世とコジモ2世に仕えた音楽家、ロレンツォ・アレグリ(1567-1648)の舞曲を集めたもの。
もちろんピリオド楽器による演奏です。

フィレンツェ、メディチ家の宮廷――華やかな祝祭と舞踏の世界が、そのまま甦る一枚。
ロレンツォ・アレグリがフェルディナンド1世、コジモ2世に仕えた時代に生まれた舞曲を集めた“メディチ組曲”。
「ラ・セレーナ」「セーヌ川のニンフ」「愛の夜」など、詩的なタイトルが並ぶバッロ(舞曲)は、優雅さと躍動が交錯する宮廷文化の結晶。ピリオド楽器による演奏が、当時の空気感を生々しく伝えます。
グラン・コンソート・リ・ストロメンティの演奏は、単なる古楽再現を超え、音楽が“舞い踊る”瞬間を鮮やかに描き出すもの。
メディチ家の祝祭に立ち会うかのような、贅沢な時間が広がります。
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初期の名盤が復活
静寂の奥にひそむ、ヤナーチェクの真実
アンドレア・ペスタロッツァ(P)
ヤナーチェク:
「草かげの小径にて」第1 巻
私たちの晩
散り行く木の葉
一緒においで
フリーデクの聖母
彼らはツバメのように喋りたて
言葉を失い
おやすみ
言いようのない恐怖
涙ながらに
ミミズクは飛び去らず
「草かげの小径にて」第2 巻より
アンダンテ
アレグレット
「草かげの小径にて」補遺
ピウ・モッソ
アレグロ
ヴィーヴォ
「霧の中で」より(3 曲)
ピアノ・ソナタ 変ホ長調「 1905 年10 月1日街頭にて」 |
アンドレア・ペスタロッツァ(P) |
録音:1990 年5 月、ジェノヴァ/DDD、78'38
旧CDS 070。
Dynamic社の初期の名盤が復活です。
アンドレア・ペスタロッツァはミラノ出身のピアニスト。ベリオなど近現代ものを得意としています。

静かな語りかけの中に、心の奥底がにじみ出る――レオシュ・ヤナーチェク晩年の内面世界を映し出した珠玉のピアノ作品集。
《草かげの小径にて》は、日常の断片や記憶、祈りにも似た感情が、短い小品の中に凝縮された連作。そこに《霧の中で》、そして劇的な《1905年10月1日街頭にて》が加わり、ヤナーチェクの精神の軌跡が浮かび上がります。
アンドレア・ペスタロッツァの演奏は、過度に語らず、しかし一音一音に深い意味を宿すもの。近現代作品を得意とする彼ならではの、透明で緊張感あるタッチが光ります。
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パガニーニ・コンクール優勝
ナタリア・ロメイコ(Vn)
グリーグ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ集
ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op.8
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.13
ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Op.45 |
ナタリア・ロメイコ(Vn)
オリガ・シトコヴェツキ(P) |
録音:2001 年2 月,ジェノヴァ/DDD、61'47
グリーグの3 曲のヴァイオリン・ソナタを収録。
ナタリア・ロメイコは、ロシアのノボシビルスク生まれ。2000
年、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。この録音はその直後に行われたもの。
実に瑞々しい演奏で、発売当時、日本も含めた各国で評判になりました。

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グレゴリオ・ナルディ(P)
リスト:
B.A.C.H.の主題による幻想曲とフーガ S.529(第2版)
「シューベルトの万霊節のための連祷」編曲
S.562
バッハ「泣き、嘆き、不安になり、おののき」およびミサ曲
ロ短調の
クルチフィクスの通奏低音による変奏曲 S.180
子守歌 S.174(第2 版)
ベッリーニの「清教徒」の回想 S.390
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グレゴリオ・ナルディ(P) |
リストの珍しい作品ばかり集めました
録音:1988 年10 月,ジェノヴァ/DDD、67'43
旧CDS 058。
2011 年はリスト生誕200 周年。たくさんのCD
が発売されるでしょうが、この1988 年の録音も負けていません。ここに収録された曲はリストのなかでは比較的珍しい作品。他に録音があるものが大半ですが、有名曲なしでこれらの作品だけがまとめられたCD
は珍しいでしょう。知名度はなくても、そこはリストの作品、いずれも傑作です。

グレゴリオ・ナルディは、1964 年、フィレンツェ生まれのピアニスト。
このリスト集は発売されるや英国の音楽雑誌の批評家から絶賛され、好評を博した名盤です。
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