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独FARAO CLASSICS
期間限定特価セール
その5
1CD/1SACD\3200→\2790、など
~8/25(火)午前9時



 久しぶりとなる、FARAO CLASSICSの特価セールです。

 今回もその魅力的なカタログをご紹介していきますが、なかには少々事情のあるタイトルも含まれています。

 コンピューター上では在庫ありと表示されているものの、実際の商品がどこに保管されているのか分からない――。にわかには信じがたい話ですが、在庫管理上、そのような状態になっているアルバムがいくつかあるとのことです。

 担当者が倉庫のどこかから無事に見つけ出すことができれば、奇跡的に入荷してくるかもしれません。

 該当するタイトルには、「★入手困難」と記載しています。

 正直なところ、入手できる可能性はかなり低いと思われます。しかし、万一うまく確保できれば、まさに思いがけないお宝となります。

 そのわずかな可能性に賭けてみたい方は、ぜひご注文ください。


 「★入手困難」と書かれていないアイテムは入ってくる可能性が高いですが、現地在庫限りのため、ご注文のタイミングによっては、すでに完売となっている場合もございます。その際はどうかご容赦ください。





 FARAO Classicsは、ドイツ・ミュンヘンを拠点とする独立系レーベルです。
 その最大の特徴は、「本当に録音する価値のある音楽だけを世に送り出す」という、徹底した芸術第一主義。
 企画から録音、編集、発売までを音楽家自身が主導し、短期的な売れ行きや流行に左右されることなく、一枚一枚を作品として丹念に作り上げています。
 音質へのこだわりも並外れており、自然で透明感あふれるサウンドは、世界中のオーディオファンやクラシック愛好家から高く評価されています。
 さらに、バイエルン国立歌劇場・バイエルン国立管弦楽団をはじめ、ズービン・メータ、ケント・ナガノ、エノッホ・ツー・グッテンベルク、アンヤ・ハルテロス、ラファエラ・グロメスなど、一流の演奏家・団体との共同制作でも知られる、知る人ぞ知る名門レーベルです。

 そして今回、アリアCDではFARAO史上でも前例のない大規模セールを開催します。
 これほど多くのタイトルが、ここまで思い切った価格で一挙に対象となる機会は、私たちの知る限り初めてと言ってよいでしょう。
 名演・名録音の宝庫でありながら、価格面ではなかなか手を伸ばしにくかった作品も、今回は絶好のチャンス。
 オペラ、交響曲、室内楽、歌曲、器楽、さらにはSACDやBlu-ray Audioまで、多彩な名盤がずらりと並びます。FARAOというレーベルを初めて体験する方にも、長年のファンの方にも、自信を持っておすすめできる特別企画です。

 なお今回は現地在庫限りのため、ご注文のタイミングによっては、すでに完売となっている場合もございます。その際はどうかご容赦ください。

 この貴重な機会を、どうぞお見逃しなく。きっと「こんなレーベルがあったのか」と、新しい音楽との出会いを楽しんでいただけるはずです。






 B 108089
\3200→\2790
★入手困難
 デイヴィッド・ピア、ダルベール、ブルッフ、ドホナーニを弾く

 ダルベール:チェロ協奏曲 ハ長調Op.20
 ブルッフ:コル・ニドライ(ヘブライの旋律)Op.47、カンツォーネOp.55(1891)
 ドホナーニ:
  チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ニ長調Op.12(1903/1904)
デイヴィッド・ピア(チェロ)
ミュンヘン放送管弦楽団
ウルフ・シルマー(指揮)
 スイス出身のチェロ奏者デイヴィッド・ピア。ダルベール、ブルッフ、ドホナーニを弾く

 録音:2014年3月/バイエルン放送スタジオ1/65’06

  1982 年スイス出身のチェロ奏者デイヴィッド・ピア。5 歳よりチェロを始め、11 歳の時にはブラジルの名チェリスト、アントニオ・メネセスに個人レッスンを受ける。その後バーゼルの音楽院で学び、ザルツブルツク・モーツァルテウム音楽院でハーゲン・クァルテットの創立メンバーであるクレメンス・ハーゲンのもとで研鑽を積む。卒業後は世界有数のオーケストラや指揮者と共演、2006-2008 年までミュンヘン放送管弦楽団の首席チェロ奏者を務め、2007 年チャイコフスキー国際コンクールで入賞、2010 年にはルツェルン音楽祭でデビュー・リサイタルを行うなど順調にキャリアを積んでいる。
 このアルバムは、リストの弟子でバックハウスの師匠であるダルベールの「チェロ協奏曲」、ロマンティックな抒情をたたえたブルッフの「コル・ニドライ」、ドホナーニの知られざる名曲「チェロと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック」とチェロの魅力をたっぷり味わうことのできる内容です。



 B 108093
\3200→\2790
アトス三重奏団によるチェコ・アルバム
 ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番ヘ短調Op.65
 スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15
アトス三重奏団
 【アンネッテ・フォン・ヘーン
   (ヴァイオリン)、
  シュテファン・ハイネマイヤー(チェロ)、
  トーマス・ホッペ(ピアノ)】
 録音:2015年7月13-15日、ブレーメン、ゼンデザール/71’57

 (A)nnette - (T)h(o)mas - (S)tefanの頭文字をとって命名され、2003 年に結成されたアトス三重奏団。これまでに「フレンチ・アルバム」(B-108073)、「ロシアン・アルバム」(B-108083)とリリースし、希少な曲目を多彩な演奏で楽しませてくれました。
 本アルバムは、ドヴォルザークとスメタナというチェコの2 大作曲を取り上げています。ボヘミアの情感豊かに、ドヴォルザークの光と影を見事に描いています。スメタナの作品は、4 歳で亡くなった娘の死を悼んで作曲され、晩年のスメタナにみられるような民族色はあまり感じられませんが、悲しみを昇華させるような美しい作品です。






 B 108115
\3200→\2790

★入手困難
アンサンブル・アラベスク、耳に愉しいセレナード、
 名手ベルトラン参加の協奏曲

  イベール(1890-1962):チェロと管楽器のための協奏曲
  エミール・ハートマン(1836-1898):
   セレナード Op.43(Fl, Ob, 2Cl, 2Bn, 2Hn, Cb)
  ドヴォルザーク(1841-1904):セレナード Op.44(木管楽器, Vc, Cb)

アンサンブル・アラベスク
エマニュエル・ベルトラン(チェロ)

 腕利き管楽アンサンブルによる耳に愉しいセレナード、名手ベルトラン参加の協奏曲も収録

 録音:2021年12月/ハンブルク、ライスハレ/55:43

 
 独仏の腕利き管楽奏者で構成されるアンサンブル・アラベスク。
 これまでもあまり録音のないレパートリーを質の高い演奏で聴かせてきた彼ら、FARAOCLASSICSから4 枚目のアルバムが登場。
 今作ではセレナードをテーマに、有名なドヴォルザーク、デンマークの作曲家エミール・ハートマン、そして室内セレナード的な音楽性を持つイベールの協奏曲を取り上げています。
 チェロ独奏にはHARMONIA MUNDI 等でも活躍するフランスの名手エマニュエル・ベルトランが参加。
 もともと共演歴もあり息の合った演奏を繰り広げています。


 B 108098
\3200→\2790
世界初録音あり!ホルスト:室内楽曲集
 ピアノと管楽のための五重奏曲イ短調Op.3
 オーボエと弦楽四重奏のための3つの小品
 テルツェット(フルート、オーボエ、クラリネット)
 木管五重奏曲変イ長調Op.14
 六重奏曲ホ短調  *世界初録音
アンサンブル・アラベスク
 世界初録音!ホルストの六重奏曲を収録

 録音:2016年9月、フリードリヒ・エーベルト・ハレ、ハンブルク/79’55

 イギリスの20 世紀音楽史を代表する作曲家グスターヴ・ホルストといえば、組曲「惑星」。1920 年に同曲が初演され成功を収めたことは、ホルストの作曲家人生において重要だったというのは事実でしょう。
 しかし、「惑星」はホルストの作曲家としての顔の一部でしかなく、他にも多くの魅力的な作品を残しています。
 今回録音されたのは、ホルストの室内楽作品5 曲。その中でも六重奏曲は2000 年初頭にファゴット奏者のヘルゲ・バルトロメウスが大英図書館で発見するまで知られていませんでした。
 この作品は、ホルストがロンドンの王立音楽院に通っていた時代の作品。この学生時代にホルストはヴォーン=ウィリアムズをはじめとする良き仲間と出会い公私ともに充実していた時期。
 オーボエ、A 管クラリネット、ファゴット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのために書かれた六重奏は、4 楽章構成で、非常に明るく、シンプルで親しみやすい音楽。管楽器パートと弦楽器パートの大きなデュオのような響きを楽しむことができます。
 世界初録音に挑戦したのは、ドイツとフランスの若手音楽家によるアンサンブル・アラベスク。ハンブルクを拠点に様々な音楽祭などに出演しています。

 B 108103
\3200→\2790
★入手困難
プーランク特有の美しい書法が炸裂した室内楽

 プーランク:
  三重奏曲 FP43(ピアノ、オーボエ、ファゴット)
  六重奏曲 FP100
   (ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)
  フルート・ソナタ FP1634
  クラリネット・ソナタ FP184
  オーボエ・ソナタ FP185
アンサンブル・アラベスク

 録音:2018年4月/72'48''

 20世紀フランス音楽の美しい深まりは、木管楽器により一層の彩りと香りを纏わせました。
 その珠玉の美しさがはっきりと刻まれた、プーランクの室内楽曲集。楽器それぞれの可能性を追求し、調性音楽でありながら一筋縄ではいかない和声の選択などもあいまって、特に晩年の作品などは魅力的な響きに謎めいた晦渋さが絶妙に混ざった深みのある内容になっています。
 アンサンブル・アラベスクは世界初録音を含むホルストの室内楽作品集(B-108098)を過去にリリースしている腕利き団体です。



 B 108105
\3200→\2790
★入手困難
イベール:室内楽作品集

 フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットのための2つの楽章(1922)
 ヴァイオリン、チェロ、ハープのための三重奏曲(1944/45)
 フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットのための3 つの小品(1930)
 フルート、ヴァイオリン、ハープのための2 つの間奏曲(1949)
 オーボエ、クラリネット、ファゴットのための5 つの小品(1935)
 10楽器のためのカプリッチョ(1938)
アンサンブル・アラベスク

 作曲家の孫娘も感動した腕利き集団の好演!妙なる響きが魅力のイベール作品集

 録音:2018年6月/56'32'

 ホルスト(B-108098)にプーランク(B-108103)と、質の高い室内楽作品集をリリースしてきた腕利き団体アンサンブル・アラベスク。
 3 枚目のアルバムはイベール作品集。彼らがコンサートで「2つの楽章」を演奏した際、会場にいたイベールの孫娘ヴェロニク・イベール・ペレアル(Veronique Ibert Pereal)氏が聴いて感動、謝辞の旨を演奏者に伝えたのが録音のきっかけになったとのこと。

 ハイライトは「カプリッチョ」。フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、弦楽四重奏、ハープという編成でオーケストラのごとき色彩が炸裂します。
 





 B 108099
\3200→\2790
注目のピアニスト、ビビレイシュヴィリのデビュー・アルバム!
 (1)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調『戦争ソナタ』 Op.82
 (2)ラヴェル:夜のガスパール
 (3)シベリウス:13の小品 Op.76
 (4)バルトーク:ピアノ・ソナタ Sz.80
リカ・ビビレイシュヴィリ(ピアノ)
 注目のピアニスト、ビビレイシュヴィリのデビュー・アルバム!驚異のテクニックでバリバリ奏でる20 世紀音楽!

 録音:2017年7月/ドイツ、プラネック/78’10’’

 1988 年ジョージアのバトゥミ生まれ、注目の美人ピアニストのデビュー・アルバムです。彼女は10 歳でジョージア芸術大学のピアノクラスに参加。12 歳でラフマニノフの第1 協奏曲を、14 歳でサン=サーンスの第2 協奏曲をオーケストラと演奏したという天才です。2008 年よりミュンヘン音楽大学に学び、現在もミュンヘンを拠点に活動しています。
 高い技術を必要とされる20 世紀作品を各国から集めた収録曲がとても意欲的かつ刺激的。申し分のない技巧とドライなタッチでバリバリと奏でるプロコフィエフとバルトークが強烈な印象を残します。
 歯切れよく迷いのない冷徹なフレージングが冴えわたった快演!粒立ちの良いラヴェルとシベリウスもメカニックな精妙さがクセになります。


どれくらいうまいかというとこれくらい。Chopin Etude op.10 Nr.1

https://www.youtube.com/watch?v=-P3jq2U5dec

 



 B 108102
\3200→\2790
★入手困難
合唱と溶け合う楽器が効果大。美しい現代曲

 ヴォルフラム・ブッヘンベルク(1962-):
  O Nata Lux(8声の混声合唱とヴィブラフォン)
 アンナ・イグナトヴィチ(1968-):マリンバのためのトッカータ
 トビアス・PM・シュナイト(1963-):
  … Wie die Zeit vergeht…(合唱、ヴィオラと打楽器)
 エリクス・エセンヴァルズ(1977-):
  楽園にて(8声の混声合唱、ヴィオラとチェロ)
 シモーネ・ルビーノ(1993-):マリンバのためのコラール
 クヌート・ニーステッド(1915-2014):インモータル・バッハ
  (J.S.バッハ:
   「来たれ、甘き死よ」に基づく。4声の混声合唱とマリンバ)
シモーネ・ルビーノ(打楽器)
カテリーナ・ジャンニツィオーティ(チェロ)
ケルヴィン・ホーソーン(ヴィオラ)
マーティン・ステイドラー(指揮)
アウディ・ユーゲントコーラスアカデミー
 録音:2017 年11 月

 打楽器と合唱という珍しい編成も登場するアルバム。と言っても使われているのはマリンバやヴィブラフォン。しかも弓奏により柔らかな音が伸ばされ、合唱と対立するのではなく溶け合う効果を上げていて美しいです。
 弦楽器と合唱による作品も声のヴェールの中、弦のメロディがゆっくりと歌われて、ゆったり緩やかな時間感覚に浸れます。
 『インモータル・バッハ』はバッハのコラールがまずそのまま出てきて、その変奏(変容?)のような永遠性のあるハーモニーが続きます。





 B 108108
\3200→\2790
グラハム・ウォーターハウスによる室内楽作品集
 グラハム・ウォーターハウス(1962-):
  ピアノ五重奏曲『死の狂詩曲』
  ピアノ三重奏曲『夜に』 Op.50
  ピアノ五重奏曲『トリロジー』
  ピアノ三重奏曲『冥府の鐘』
  ピアノ四重奏曲『コロマイカ』 Op.3a
  ピアノ四重奏曲『スキュラとカリュブディス』
カタリーナ・セルハイム(ピアノ)
ダヴィド・フリューヴィルス(第1ヴァイオリン)
布施菜実子(第2ヴァイオリン)
コンスタンティン・セルハイム(ヴィオラ)
グラハム・ウォーターハウス(チェロ)

 想像力を刺激する題材と抒情性

 録音:2019年9-10月/ドイツ、プラネッグ/75'18''

 1962年にロンドンの音楽一家に生まれ、1992年よりミュンヘン近郊に在住する作曲家グラハム・ウォーターハウスによる室内楽作品集。
 彼はチェリストとしても活動しておりこのアルバムに奏者としても参加しています。
 各曲、何とも想像力を刺激するタイトルが付けられており気になります。
 「コロマイカ」はウクライナの踊り、「スキュラ」と「カリュブディス」はギリシア神話に出てくる海の怪物です。
 音楽は疾走感と叙情性にあふれたもので、メランコリックでミステリアス。聴きやすくも独特な作風です。
 




 B 108110
(5CD)
\5400→\4790

J.S.バッハ:オルガン作品全集 第1集 ペーター・コフラー(オルガン)
 [CD1]
  前奏曲とフーガ 変ホ長調『聖アン』 BWV552/前奏曲とフーガ イ短調 BWV543/
  コラール前奏曲『装いせよ、わが魂よ』 BWV654/
  コラール・パルティータ『ようこそ、慈しみ深きイエスよ』 BWV768/
  パストラーレ ヘ長調 BWV590/トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
 [CD2]
  前奏曲とフーガ イ長調 BWV536/前奏曲とフーガ ト長調 BWV550/
  トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV529/18のライプツィヒ・コラールより BWV659-661/
  コラール前奏曲『われら皆一なる神を信ず』 BWV740/
  オルガン協奏曲 ニ短調 BWV596(原曲:ヴィヴァルディRV565)/
  カノン風変奏曲『高き御空よりわれは来たれり』 BWV769
 [CD3]
  前奏曲とフーガ ハ長調 BWV545/ノイマイスター・コラール集 BWV1112-1116/
  アラ・ブレーヴェ ニ長調 BWV589/トリオ・ソナタ第4番 ホ短調 BWV528/
  コレッリの主題によるフーガ ロ短調 BWV579/フーガ ハ短調 BWV575/
  フーガ ト長調 BWV577/シュープラー・コラール集 BWV645-650/
  キルンベルガー・コラール集 BWV699, 738, 722, 704, 729/カンツォーナ BWV588
 [CD4]
  前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548/前奏曲とフーガ ト長調 BWV541/
  コラール・パルティータ『おお神、汝義なる神よ』 BWV767/
  コラール・パルティータ『キリストよ、汝真昼の光』 BWV766/
  トリオ ニ短調 BWV583/幻想曲とフーガ ハ短調 BWV537/
  ノイマイスター・コラール集 BWV1117-1120, 957
 [CD5]
  オルガン協奏曲 ハ長調 BWV594(原曲:ヴィヴァルディRV208)/
  キルンベルガー・コラール集 BWV730, 731, 741, 714, 717, 711, 715/
  前奏曲とフーガ ニ短調 BWV539/18のライプツィヒ・コラールより BWV657, 658/
  幻想曲 ハ長調 BWV573/幻想曲 ハ長調 BWV570/
  幻想曲 ト長調 BWV572/オルガン小曲集 BWV639-644

 注目のバッハ全集録音プロジェクト第1弾。高性能の現代オルガンが溢れんばかりに鳴り響く!

 2017年3月よりバッハのオルガン作品全曲録音を開始したペーター・コフラーによる全集シリーズ第1弾。全3集で発売される予定です。4段鍵盤と75個のストップを持つモダン・オルガンをあえて使った壮麗な響きが特徴で、オルガン音楽の革新者でもあったバッハの作品を存分に鳴らしてくれます。

 チェンバロ、オルガン奏者として活躍するペーター・コフラーは1979年ボルツァーノ生まれ。地元のモンテヴェルディ音楽院で学んだ後、ミュンヘンにわたりハラルド・フェラーとクリスティーネ・ショルンスハイムに師事しました。
ドロテー・オーバーリンガーやドミトリー・シンコフスキーといった古楽の名手と共演し、また2008年よりミュンヘン、聖ミヒャエル教会のオルガニストを務めています。
この録音についてコフラーは「現代オルガンの性能や高度な録音技術ではなく"バッハの音楽" こそがこのプロジェクトの中心である」と力強く語っており、並々ならぬ意気込みを感じさせます。





 B 108113
(5CD)
\5400→\4790
J.S.バッハ:オルガン作品全集 第2集 ペーター・コフラー(オルガン)
 [CD1]
  前奏曲とフーガ ハ短調 BWV549/前奏曲とフーガ ハ長調 BWV 547/
  コラール前奏曲BWV672-675, 677, 679, 681, 683, 685, 687, 689(クラヴィーア練習曲集第3部)/
  パルティータ『おお父全能なる神よ』 BWV758/トリオ ハ短調 BWV585/トリオ ト長調 BWV586/
  ペダル練習曲 ト短調 BWV598/パルティータ『神のひとり子なる主キリスト』 BWV Anh. 77
 [CD2]
  前奏曲とフーガ ホ長調『聖アン』 BWV552/
  コラール前奏曲 BWV669-671, 676, 678, 680, 682, 684, 686, 688(クラヴィーア練習曲集第3部)/
  4つのデュエット BWV802-805(クラヴィーア練習曲集第3部)
 [CD3]
  前奏曲とフーガ ハ長調 BWV531/ノイマイスター・コラール BWV719, 1090-1093/
  トリオ・ソナタ第3番 ニ短調 BWV527/キルンベルガー・コラール BWV718, 695, 696, 720/
  幻想曲 ト長調 BWV571/オルガン小曲集 BWV625-630/
  オルガン協奏曲 ト長調 BWV592(原曲:ヨハン・エルンスト)
 [CD4]
  ライプツィヒ・コラール BWV651, 652, 667/フーガ ヘ長調 BWV Anh. 42/
  ノイマイスター・コラール BWV 1094-1097/小さな和声の迷宮 BWV591/幻想曲 ロ短調 BWV563/
  オルガン小曲集 BWV631-633, 635-638/前奏曲 ト長調 BWV568/
  コラール前奏曲 BWV739, 764/トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
 [CD5]
  前奏曲とフーガ ト短調 BWV535/オルガン小曲集 BWV599-612/
  オルガン協奏曲 ハ長調 BWV595(原曲:ヨハン・エルンスト)/フーガ ハ長調 BWV Anh. 90/
  トリオ・ソナタ 第1番 変ホ長調 BWV525/トッカータとフーガ ヘ長調 BWV540

 高性能の現代オルガンが溢れんばかりに鳴り響く!バッハ全集録音プロジェクト第2弾

 録音:2019-2021年/ミュンヘン、聖ミヒャエル教会のリーガー・オルガン/6:06:25

 2017年3月よりバッハのオルガン作品全曲録音を開始したペーター・コフラーによる全集シリーズ第2弾。全3集で発売される予定です。
 4段鍵盤と75個のストップを持つモダン・オルガンをあえて使った壮麗な響きが特徴で、オルガン音楽の革新者でもあったバッハの作品を存分に鳴らしてくれます。

 チェンバロ、オルガン奏者として活躍するペーター・コフラーは1979年ボルツァーノ生まれ。地元のモンテヴェルディ音楽院で学んだ後、ミュンヘンにわたりハラルド・フェラーとクリスティーネ・ショルンスハイムに師事しました。
 ドロテー・オーバーリンガーやドミトリー・シンコフスキーといった古楽の名手と共演し、また2008年よりミュンヘン、聖ミヒャエル教会のオルガニストを務めています。
 この録音についてコフラーは「現代オルガンの性能や高度な録音技術ではなく"バッハの音楽" こそがこのプロジェクトの中心である」と力強く語っており、並々ならぬ意気込みを感じさせます。


 


 B 108121
(6CD)
\5400→\4790
ペーター・コフラー(オルガン)
 J.S.バッハ:オルガン作品全集 第3集
ペーター・コフラー(オルガン)
 [CD1] 73:10
  前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533/オルゲルビュヒライン BWV618-624/
  コラール前奏曲 BWV770/幻想曲 ハ短調 BWV1121/
  フーガ ハ短調 BWV574/コラール前奏曲 BWV Anh.78/
  ノイマイスター・コラール BWV1098-1100/幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
 [CD2] 68:17
  前奏曲とフーガ ハ短調 BWV546/ライプツィヒ・コラール BWV656, 665/
  前奏曲とフーガ イ短調 BWV551/ライプツィヒ・コラール BWV666, 653/
  前奏曲 イ短調 BWV569/コラール前奏曲 BWV1128/
  フーガ 嬰へ長調 BWV Anh.97/前奏曲とフーガ ロ短調 BWV544
 [CD3] 74:00
  前奏曲とフーガ ホ長調 BWV566/オルゲルビュヒライン BWV613-617/
  トリオ・ソナタ ト長調 BWV530/
  キルンベルガー・コラール BWV721, 724, 697, 703, 698,733, 700, 701, 710, 694/
  アリア へ長調 BWV587/前奏曲、トリオとフーガ 変ロ長調 BWV545b
 [CD4] 68:07
  前奏曲とフーガ へ短調 BWV534/ノイマイスター・コラール BWV714, 742, 1101-1103, 737/
  トリオ・ソナタ ハ短調 BWV526/
  ノイマイスター・コラール BWV1104-1111/パッサカリア ハ短調 BWV582
 [CD5] 74:09
  幻想曲とフーガ ハ短調 BWV562
  キルンベルガー・コラール BWV709, 726, 727, 712, 713, 728,706, 732, 734
  協奏曲 イ短調 BWV593(原曲:ヴィヴァルディRV522)
  キルンベルガー・コラール BWV1085, 735, 691, 690, 736
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV538
 [CD6] 63:41
  幻想曲とフーガ イ短調 BWV561/ライプツィヒ・コラール BWV662, 664/
  フーガ ト短調 BWV578/ライプツィヒ・コラール BWV663/
  コラール『主なる神よ、汝をわれらは讃えまつらん』 BWV725/
  フーガ ト短調 BWV131a/ライプツィヒ・コラール BWV655, 668/
  前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532

 足掛け7年、モダン・オルガンによる全集録音完結、煌びやかで荘厳な大フィナーレ

 録音:2022-2023年/ミュンヘン、聖ミヒャエル教会のリーガー・オルガン

 2017年に始まったペーター・コフラーのバッハのオルガン曲全集録音が遂に完結。コフラーの本拠地であるミュンヘンの聖ミヒャエル教会のオルガンは、4段 鍵盤と75個のストップを持つ2011年製モダン・オルガン。
 この楽器の性能をおおいに活かし新鮮なコンビネーションを創出、すべての曲から個性を引き出し 力強く響かせた演奏です。
 ドルビーアトモスの技術を用いた高品質録音であることも特徴で、CD でも充分にその透明感と解像度、空間の大きさが感じ取れるで しょう。

 「現代オルガンの性能や高度な録音技術ではなく"バッハの音楽"こそがこのプロジェクトの中心である」と語るコフラー。
 今作では演奏にますます磨きがかか り、最終ディスクに至るまでの構成も慎重に練られているように感じられます。
 なかでもラスト2曲、BWV668からBWV532へ繋がる流れはみごと。前者は C.P.E.バッハがまとめた『フーガの技法』初版で未完フーガの後に付録として収められている、バッハが今際の際で弟子アルトニコルに口述筆記させたという伝 説で有名なBWV668a と同じ音楽ですが、後半が現存していないBWV668による演奏で、曲が中ほどで途切れています。
 この後に輝かしいBWV532が立ち 現れ最後のクライマックスを築いていくのは大変な幸福感で、技ありの構成と言えます。

 他にも「大フーガ」BWV542、「小フーガ」BWV578、「ドリア調」BWV538、ヴィヴァルディOp.3-8からの編曲BWV593など、馴染みある名作が多数。
 シリーズ未聴の方はこの第3集からお試しいただくのもお薦めです。


 ペーター・コフラー
  1979年ボルツァーノ生まれのオルガン・チェンバロ奏者。
  クラウディオ・モンテヴェルディ音楽院で最初の音楽教育を受け、ミュンヘンでハラルド・フェラーにオ ルガンと教会音楽を、クリスティーネ・ショルンスハイムにチェンバロを師事。
  バロック音楽の修辞学のエキスパートとして定評があり、室内楽奏者としてもドロテー・ オーバリンガーやドミトリー・シンコフスキーらと定期的に共演している。
  ミュンヘン音楽大学でオルガンと合唱指揮を教えるかたわら、2008年よりミュンヘンの 聖ミヒャエル教会のオルガニストを務めている。
 





 B 108112
\3200→\2790
★入手困難
若きヴァイオリニストが美しく奏でる名品ソナタ集

 R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ブリュー・ヴールシュ(ヴァイオリン)
ギョーム・ヴァンサン(ピアノ)

 録音:2020年11月/ヴッパータール、インマヌエル協会/53'24'

 ブリュー・ヴールシュは1995 年パリ生まれで、イツァーク・パールマン、ボリス・クシュニール、ダニエル・ゲーデらに師事し、現在ドイツ・ハンブルクに住む俊英ヴァイオリニストです。
 シュトラウスとフランクの名品ソナタを収録したこのアルバムでCD デビュー。
 気心知れた伴奏者との自然なアンサンブルを基本としつつ、煌びやかなエネルギーにあふれた表情豊かな演奏を聴かせます。

 ピアニストのギョーム・ヴァンサンは1991年、フランスのアヌシー生まれ。13歳でパリ音楽院に入学し、18歳でピアノ演奏の音楽修士号を取得。
 クララ・シューマン・コンクール第1位など数々の賞を受賞しています。ウィーンとパリ在住。




 B 108117
\3200→\2790
★入手困難
クラリネットとピアノのための幻想小曲集

 アウグスト・ヘンドリク・ヴィンディング(1835?1899):
  3つの幻想小曲集 Op.19
 ヨハン・カール・エシュマン(1826?1882):
  2つの幻想小曲集 Op.9
 ロベルト・シューマン(1810?1856):幻想小曲集 Op.73
 ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(1817?1890):
  4つの幻想小曲集 Op.43
 カール・ライネッケ(1824?1910):幻想小曲集 Op.22
ゲオルク・アルツベルガー(クラリネット)
ユリアン・リーム(ピアノ)

 幻想の世界を描く、これぞロマン派の音楽

 録音:2022年2月/ダッハウ、ルートヴィヒ・トーマ・ハウス/67'58''

 詩や自然や精神状態からインスピレーションを受け、幻想の世界を描いていったロマン派の性格的小品。
 そこから生まれた『幻想小曲集』というジャンルはシューマンの楽曲がよく知られていますが、このCDでは計5人の作曲家の『幻想小曲集』が聴けます。
 ゲーゼとライネッケはシューマンの音楽に魅せられた作曲家で、ヴィンディングはこの二人の弟子。
 エシュマンは同時代の作曲家にして今ではほとんど忘れられた人物です。

 ゲオルク・アルツベルガーは2006年から2017年までベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団に在籍したクラリネット奏者。首席代理にはじまり、2016年からは首席奏者として活躍しました。
 




 B 108118
\3200→\2790
ヘンドリック・ブルーメンロート(チェロ)
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集

 [CD1]
  第1番 ヘ長調 Op.5-1
  第2番 ト短調 Op.5-2
 [CD2]
  第3番 イ長調 Op.69
  第4番 ハ長調 Op.102-1
  第5番 ニ長調 Op.102-2
ヘンドリック・ブルーメンロート(チェロ)
マルガリータ・オガネシアン(ピアノ)

 ベートーヴェン創作の変遷をたどる5曲のチェロ・ソナタ

 1:53:56

 ベートーヴェンの5曲のチェロ・ソナタは、作品番号からもわかるように初期2曲、中期1曲、後期2曲と長い創作時期にまたがって書かれており、作曲家の書法の変化をコンパクトに体現しています。
 国際的に著名なアルメニア人ピアニスト、マルガリータ・オガネシアンと数々の受賞歴を持つチェリスト、ヘンドリック・ブルーメンロートによる力強い演奏。

 ヘンドリック・ブルーメンロート(チェロ)
  ミュンヘン音楽大学にてウェン=シン・ヤンに師事。ソリストとして、また様々なアンサンブルのメンバーとして、ドイツ国内および国際的な賞を多数受賞。
  室内楽に情熱を注ぎ、デリアン四重奏団(delian::quartett)のチェリストとしても活躍。

 マルガリータ・オガネシアン(ピアノ)
  母国アルメニアでピアノを学び始め、ドイツに渡りミュンヘン音楽大学およびザルツブルク・モーツァルテウムでヴァジム・スハーノフ、アレクセイ・リュビモフに師事。
  ソロ・リサイタルやオーケストラとの共演の他、室内楽にも情熱を注いでいる。
 



F 100201
\3200→\2790
【マグネットタンゴ】(ライヴ) アンニャ・レヒナー(Vc)
ペーター・ルードウィヒ(P)
F 100202
\3200→\2790
【タンゴトリオ】(ライヴ) アンニャ・レヒナー(Vc)
ライナー・アンドレアス(Vn)
ペーター・ルードウィヒ(P)
F 100203
\3200→\2790
【タンゴギフト】(ライヴ) アンニャ・レヒナー(Vc)
ペーター・ルードウィヒ(P)
オリジナル作品によるタンゴ集。ライヴの臨場感溢れる活気に満ちたアルバム。
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F 100206
\3200→\2790

街はずれのカフェから生まれたタンゴ
 ペーター・ルートヴィッヒ:『カフェ・バンリュー』



街はずれのカフェ、12月のタンゴ、リスボン、バルバラ・ボッサ、ミロンガ他全14曲




アルベン・シュパイウ(Vn)
ペーター・ヴェプケ(Vc)
ペーター・ルートヴィッヒ(Pf)


これはただのタンゴではない!
バイエルン国立管の凄腕ふたりと異才ペーター・ルートヴィッヒが、
夜のカフェから生み出した、クラシックとタンゴとジャズの夢。


なんとも不思議なアルバムである。

タンゴのアルバムなのか。
クラシックの室内楽なのか。
ジャズなのか。
ボサ・ノヴァなのか。

たぶん、その全部である。

ピアニスト、作曲家、編曲家のペーター・ルートヴィッヒが書いた14曲を、ヴァイオリン、チェロ、ピアノの三重奏「Tango a trois」が演奏したアルバム《Cafe Banlieue》。

ところがまず驚かされるのが、その演奏家たち。

ヴァイオリンのアルベン・スパヒウは、アルバニアのティラナで学んだのち、奨学金を得てウィーンへ渡り、名教師フランツ・サモヒルのもとで研鑽。1988年にはウィーンのブルックナー賞に入賞し、バイエルン国立管弦楽団のコンサートマスターを務めた人物。

そしてチェロのペーター・ヴェプケがまたすごい。

「プラハの春」国際コンクールの入賞者となり、その後モスクワ音楽院へ渡って3年間研鑽を積み、そこではなんとムスティスラフ・ロストロポーヴィチにも師事。24歳でライプツィヒのMDR交響楽団第1首席チェロ奏者となり、その2年後には同じポジションでバイエルン国立管弦楽団へ。サヴァリッシュとも数多くのソロ、室内楽演奏を行ってきた、筋金入りのクラシック奏者である。

つまりこれ、カフェで気軽に奏でられるタンゴのような顔をしているが、ヴァイオリンとチェロは世界最高峰のオペラ・オーケストラのトップ奏者なのである。

そしてこの3人が出会った物語が、またいい。

ルートヴィッヒはあるとき、1952年にプラドで録音されたカザルスらによるシューベルトのピアノ三重奏曲第2番を聴いた。その第2楽章アンダンテ・コン・モートを聴いて、「これはまるでタンゴではないか」と感じたという。

しかし実は彼は、それ以前にその旋律を聴いていた。

場所は「Cafe Banlieue」。

そこで一人のバンドネオン奏者が、黒いバンドネオンを膝に置き、古い電話帳に足を載せてその旋律を弾いていた。テーマを弾き終えると、男はそこから即興を始め、次第に音楽の中へ入り込んでいった。

そのカフェには、いろいろな人間がやってきた。

アラブ人のトラック運転手。
リオ・デ・ジャネイロから来たカルロス。
ブエノスアイレスのタンゴ・ダンサー、ネリー。
ウィーンから来た老人。
魚屋、医師夫妻、夜の街の女たち……。

スピーカーからはポール・デスモンド、セロニアス・モンク、マイルス・デイヴィス、アニバル・トロイロ、そしてグレン・グールドの《ゴルトベルク変奏曲》まで流れていた。

まさに音楽も人間も、国境などなかった。

そしてある7月14日の夜。

花火が街の空を照らす中、ルートヴィッヒは、そのカフェに楽器を持ってやって来ていた二人の男と「Tango a trois」を結成する。

それがスパヒウとヴェプケだった。

最初のリハーサルでルートヴィッヒは驚いたという。
二人はオーケストラ奏者だと聞いていたのに、自分の音楽へ猛烈な情熱とヴィルトゥオジティで飛び込んできた。

「この二人にはオーケストラなど必要ない。むしろオーケストラのほうが彼らを必要としているのではないか。」

そう思ったほどだったという。

そして三人の夜のリハーサルが始まる。

最初は誰もいなかった。

しかしやがて一人が残り、次にはその友人が来て、また別の誰かがやってくる。

最後の客が帰ったあとの暗いカフェ。
人々は裏口から静かに入り、薄暗い店内に座って三人の演奏を聴いた。

そこで生まれていったのは、もはや「タンゴ」という一言ではくくれない音楽だった。

ウィーン風、ハンガリー風、ジャズ、ブルース、ボサ・ノヴァ、ハバネラ、ワルツ……。

ヴァイオリンとチェロが歌い、絡み合い、ときに踊り、ルートヴィッヒのピアノがその足元でリズムを刻む。

《Cafe Banlieue》《Dezember Tango》《Just a dream》《Milonga》《Barbara Bossa》《Lisboa》……。

それぞれが、どこかの街、誰かの人生、失われた記憶を映した小さな映画のよう。

そして半年ほど経った、ある夜。

いつものように三人が練習を始めようとすると、カフェの主人セルジュが言った。

「今日はリハーサルはなしだ。」

店内を見回すと、もう空席はひとつもなかった。

半年のあいだ三人の音楽を聴き続け、その誕生を見守ってきた人々で、カフェはいっぱいになっていたのである。

そこへ、その日初めてやって来た若者がひと言。

「これから、この人たちのコンサートが始まるんでしょう?」

その瞬間、すべてが変わった。

誰かが拍手を始めた。
一人、また一人と立ち上がった。

三人も立ち上がり、客席に向かって頭を下げた。

リハーサルは、いつの間にかコンサートになっていた。

それが「Tango a trois」の最初のコンサートだったという。

――Cafe Banlieueにて。

そんな物語から生まれた14曲。

タンゴ好きだけに聴いてほしいアルバムではない。
むしろクラシックを愛する人、室内楽を愛する人、ジャズを愛する人、そして「ジャンルなんてどうでもいい、いい音楽を聴きたい」という人にこそ聴いてほしい。

バイエルン国立管の凄腕奏者たちが、本気でタンゴと遊ぶ。
いや、タンゴを入口にして、世界中の音楽と遊ぶ。

夜更けのカフェの片隅から生まれた、
ちょっと切なく、ちょっと妖しく、とびきり洒落た51分。

これは、なかなかほかにはない一枚である。







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