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フランス発、知られざる音源レーベル
Forgotten Records
その0 ~76アイテム
1CD-R\4200→\3790
2CD-R\7000→\5990



 忘れられた名盤は、名盤ではなかったのではない。
 ただ、時代という巨大な倉庫の奥深くに、いつの間にか押し込まれてしまっただけである。

 フランスの復刻レーベル「Forgotten Records」が探し出してくるのは、そんな“忘れられた録音”の数々。
 すでに歴史的巨匠となった演奏家の知られざる録音もあれば、かつて一時代を築きながら、いまでは名前さえほとんど語られなくなった音楽家もいる。

 ページをめくれば、知らない指揮者、知らない独奏家、見たこともない原盤番号がガンガン出てくる。ところが、よく見ると共演者がとんでもない大物だったり、名門オーケストラとの録音だったり、作品そのものがめったに録音されない珍曲だったりする。

 有名かどうかではなく、面白いかどうか。
 売れそうかどうかではなく、後世に残す価値があるかどうか。
 そんな、いかにもフランスのレーベルらしい頑固な美学が、このカタログには貫かれている。

 価格は決して安くない。しかし復刻の品質は高く、日本の歴史的録音ファンからの支持も厚い。何十年もの眠りから目を覚ました演奏と出会い、「こんな録音が存在していたのか」と驚く――その瞬間こそ、Forgotten Recordsを聴く最大の楽しみなのである。




 今回の「その0」は、FR101からFR375までの演奏家別に掲載。





ディアパソン・ドール受賞盤


fr 132
ラロ:スペイン交響曲/ノルウェー狂詩曲
 Date de l'enregistrement : 1956
D. E. アンゲルブレシュト指揮
ロンドン・フィル
ドゥヴィ・エルリ(Vn)
Duree : 00:45:47 Edition originale : Ducretet-Thompson 320-C-124

 ドゥヴィ・エルリのしなやかで気品ある独奏と、アンゲルブレシュトの色彩感豊かな伴奏が出会った、いかにもフランスらしいラロ。華麗な《スペイン交響曲》に、めったに聴けない《ノルウェー狂詩曲》まで収めた、ディアパソン・ドール受賞も納得の歴史的名盤。

fr 104
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
 Date de l'enregistrement : 1955
エドゥアルド・フリプセ指揮
ロッテルダム・フィル
Duree : 01:17:15 Edition originale : Philips A 00297/8

 まだマーラー演奏が現在ほど一般化していなかった1955年に、フリプセとロッテルダム・フィルが残した《悲劇的》。巨大な構築物を正面から押し進める峻厳さと、生々しい情念を兼ね備えた、戦後マーラー受容史を語るうえでも見逃せない録音。

fr 167
〔下記で重複掲載〕
ブルックナー:交響曲第1番
 (Edition [Doblinger] de la version de 1891,
 supervisee par Cyrill Hynais)
フォルクマール・アンドレーエ指揮
Orchestre Symphonique Autrichien
Edition originale : Masterseal MW 40 1951年

 ブルックナー第1番の初期録音史に燦然と残る、フォルクマール・アンドレーエの貴重な記録。1891年版による古雅な響きと、重すぎず自然に流れる造形が魅力で、後世の巨大化したブルックナー像とはひと味違う新鮮さがある。


ヨーゼフ・カイルベルト

fr 120 ブルックナー:交響曲第9番
 (ノヴァーク版 Version originale-Ed. Leopold Nowak)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮
ハンブルク・フィル
Recording date : 1956 Length : 00:57:15 Original edition : Telefunken TC 8043

 カイルベルトがハンブルク・フィルと刻んだ、1956年のブルックナー第9番。深い呼吸、揺るぎない歩み、そして終楽章なき作品を静かに受け止める厳粛さ――ドイツ正統派の巨匠ならではの重厚な名演。
fr 196 モーツァルト:
 交響曲第29番 K. 201
  (Recording date : 1952)
 6つのドイツ舞曲 K. 509
  (Recording date : 1952)
 6つのドイツ舞曲 K. 571
  (Recording date : 1951)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮
バンベルク響
Length : 00:43:09 Original edition : L'Oiseau-Lyre OL 50005

 若き日のカイルベルトとバンベルク響による、端正で生命力に満ちたモーツァルト。交響曲第29番の清新な歌に、二組のドイツ舞曲を組み合わせた選曲も楽しく、戦後ドイツのモーツァルト演奏の良質な姿を伝える一枚。
fr 189 (1)シューベルト:交響曲第8番「未完成」 D. 759
 (Recording date : 1955)
(2)ブラームス:交響曲第3番
 (Recording date : 1954)
ヨーゼフ・カイルベルト指揮
バンベルク響(1)
ハンブルク・フィル(2)
Length : 00:56:38 Original edition : Telefunken 320 TC 069-255 -TC 003-320 TC 032

 《未完成》とブラームス第3番を、カイルベルトならではの堅牢な造形で聴かせる好カップリング。旋律を過度に甘くせず、それでいて内側には熱いロマンを宿す――この指揮者の真価がよく分かる。

パウル・クレツキ

fr 321 ベルリオーズ:序曲集
 (1)序曲「海賊」 op. 21
   (Recording date : 1951)
 (2)「ベンヴェヌート・チェッリーニ」序曲 op. 23
   (Recording date : 1951)
 (3)「ベアトリスとベネディクト」序曲 H138
   (Recording date : 1951)
 (4)序曲「宗教裁判官」 op. 3
   (Recording date : 1951)
 (5)序曲「ローマの謝肉祭」 op. 9
   (Recording date : 1954)
 (6)ファウストの劫罰~
  ハンガリー行進曲、妖精の踊り、鬼火のメヌエット
   (Recording date : 1954)
 (7)トロイア人の行進(歌劇トロイアの人々 H138)
   (Recording date : 1954)
パウル・クレツキ指揮(1)(2)(3)(4)
ウィルヘルム・シュヒター指揮(5)(6)(7)
フィルハモニア管
Length : 01:06:13 Original edition : Columbia FCX 173 - Odeon ODX 156

 クレツキとシュヒター、二人の名匠がフィルハーモニア管を振ったベルリオーズ序曲集。作品ごとの劇的性格を鮮やかに描き分け、古いフランス盤ならではの香気まで漂う、実に豪華なアンソロジー。
fr 285 メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」よりの音楽集
 (Recording date : 1954)
パウル・クレツキ指揮
フィルハモニア管
Adrienne Cole(S)
Eileen McLoughlin(S)
BBC合唱団
Length : 00:41:31 Original edition : Columbia CX 1174, FCX 366

 クレツキ指揮フィルハーモニア管による《真夏の夜の夢》。軽やかな妖精の世界とロマンティックな夢想が上品に溶け合い、合唱と独唱を含む充実した選曲で、往年の英国録音の美質を存分に味わえる。
fr 186 メンデルスゾーン:
 交響曲第3番「スコットランド」
 序曲「海の静けさと幸ある航海」
  (Recording date : 1954)
パウル・クレツキ指揮
イスラエル・フィル
Length : 00:49:52 Original edition : Columbia CX 1219 & FCX 381

 イスラエル・フィルとクレツキが残した、骨格の明晰な《スコットランド》。雄大な風景描写に流されず、作品の古典的均衡と劇的推進力を両立させた演奏で、《海の静けさと幸ある航海》との組み合わせも魅力的。
fr 295 シューベルト:キプロスの女王ロザムンデ D. 797
 (Recording date : 1952)
パウル・クレツキ指揮
フィルハモニア管
Length : 00:44:18 Original edition : Columbia FCX 279

 クレツキの《ロザムンデ》は、抒情に溺れず、劇音楽としての流れを端正に組み立てた味わい深い名演。フィルハーモニア管の柔らかな響きと、1950年代コロンビア録音の気品が見事に生きている。
fr 220/1
(2CD-R)
\7000→\5990
シューマン:
 交響曲全集/スケルツォとフィナーレ/
 マンフレッド序曲
 (Recording date : 1956)
パウル・クレツキ指揮
イスラエル・フィル
Length : 02:32:26 Original edition : Columbia CX 1449, 1475, 1419, Emi Trianon TRI 3330-32

 クレツキとイスラエル・フィルによるシューマン交響曲全集に、《スケルツォとフィナーレ》《マンフレッド》序曲まで加えた堂々の2枚組。厚く濁りがちなスコアを明晰に整理しながら、ロマン派特有の高揚も失わない、クレツキらしい知的な名演集。

フリッツ・レーマン

fr 226 (1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
 (Recording date : 1955)
(2)同:交響曲第8番
 (Recording date : 1953)
フリッツ・レーマン指揮
エンリコ・マイナルディ(Vc)(1)
ベルリン・フィル(1)
バンベルク響(2)
Length : 01:14:23 Original edition : Deutsche Grammophon 18236, Heliodor 89520-Deutsche Grammophon 18141, Heliodor 89692

 マイナルディの高貴で深い歌を中心に据えたドヴォルザークのチェロ協奏曲と、レーマン指揮バンベルク響による第8交響曲。独奏曲と交響曲の双方から、ドヴォルザークの温かな抒情とボヘミアの息吹を味わえる充実盤。
fr 330 ドヴォルザーク:
 セレナード ホ長調 op. 22
  (Recording date : 1955)
 スラヴ狂詩曲 op. 45-2
  (Recording date : 1952)
 同 op. 45-3
  (Recording date : 1952)
グリーグ:4つの交響的舞曲~
 第1曲と第3曲
  (Recording date : 1956)
フリッツ・レーマン指揮
バンベルク響
Length : 01:03:52 Original edition : Deutsche Grammophon 17050, 17195, 18324

 フリッツ・レーマンとバンベルク響による、ドヴォルザークとグリーグの珍しい組み合わせ。セレナードの瑞々しい歌、スラヴ狂詩曲の土の香り、グリーグの舞曲の躍動が一枚に収まり、1950年代ドイツ楽壇の底力を感じさせる。
fr 182 (1)ハイドン:チェロ協奏曲, Hob.VIIb-2
 (Recording date : 1952)
(2)シューマン:チェロ協奏曲 op. 129
 (Recording date : 1953)
エンリコ・マイナルディ(Vc)
フリッツ・レーマン指揮
ベルリン・フィル(1)
ベルリン・リアス響
Length : 00:52:34 Original edition : Deutsche Grammophon 18222 LPM

 マイナルディのチェロを、フリッツ・レーマンが堅実に支えたハイドンとシューマン。古典派の気品とロマン派の陰影を、一人の名手の成熟した音楽性で聴き比べられる、往年のDG録音を代表する貴重な復刻。
fr 215 (1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 K. 466
 (Recording date : 1956
(2)メンデルスゾーン:
 ピアノ協奏曲第1番 ト短調 op. 25
 同第2番 ニ短調 op. 40
  (Recording date : 1952)
ヘルムート・ルドルフ(P)
フリッツ・レーマン指揮
ベルリン放送響(1)
バンベルク響(2)
Length : 01:17:02 Original edition : Mozart : DGG 16109, Heliodor 479003-Mendelssohn : DGG 18073, Heliodor 89769

 ヘルムート・ルドルフの端正なピアノと、フリッツ・レーマンの堅牢な伴奏による協奏曲集。モーツァルト第20番の劇的な緊張と、メンデルスゾーン2曲の流麗な華やかさが好対照をなし、知られざる名手を発見する喜びも大きい。

レオポルド・ルートヴィヒ

fr 332 マーラー:交響曲第4番
 (Recording date : 1957)
レオポルド・ルートヴィヒ指揮
ドレスデン・シュターツカペレ
Anny Schlemm(S)
Length : 00:50:32 Original edition : Deutsche Grammophon 18359

 レオポルド・ルートヴィヒとドレスデン・シュターツカペレによるマーラー第4番。名門楽団の翳りある美音と、アニー・シュレムの清澄な歌が作品の古典的な輪郭を際立たせる、1957年の貴重なドイツ録音。

シャルル・ミュンシュ

fr 106 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 op. 77
 (Recording date : 1948)
バッハ:
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番BWV 1001
  (Recording date : 1951)/
 同第3番(BWV1005)
  (Recording date : 1950)
オッシー・レナルディ(Vn)
シャルル・ミュンシュ指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管
Length : 01:14:59 Original edition : Decca LTX 2566- London LLP. 1- Decca LM 4542-London LPS 423- Decca LM 4536-London LPS 259

 オッシー・レナルディとミュンシュによるブラームス協奏曲に、レナルディ独奏のバッハ無伴奏を組み合わせた圧巻の一枚。濃密なロマンと、驚異的な技巧、そして一音一音に宿る孤高の気迫――伝説のヴァイオリニストを知るには格好の復刻。
fr 300 ショパン:ピアノ協奏曲第2番 op. 21
 (Recording date : 1954)
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第4番 op. 44
 (Recording date : 1954)
アレクサンダー・ブライロフスキー(P)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストン響
Length : 00:54:07 Original edition : RCA LM 1871, A 630 242

 ブライロフスキーの華麗なピアノと、ミュンシュ指揮ボストン響の豪奢な響きによる協奏曲集。ショパン第2番の香り高い歌と、珍しいサン=サーンス第4番の知的な構成美を、1954年RCAの黄金期の音で楽しめる。
fr 191 ハイドン:
 (1)交響曲第103番 「太鼓連打」Hob1/103
  (Recording date : 1950)
 (2)同第104番「ロンドン」 Hob 1/104
  (Recording date : 1950)
(3)ベートーヴェン:交響曲第8番 op. 93
  (Recording date : 1947)
シャルル・ミュンシュ指揮
ボストン響(1)(2)
コンセルヴァトワール管(3)
Length : 01:12:46 Original edition : RCA LM 1200, LM 49, LM 9034 & La Voix de Son Maitre FALP 219

 ミュンシュの古典派演奏をまとめて味わえる、非常に魅力的な一枚。ボストン響とのハイドン2曲は躍動感と色彩にあふれ、1947年のベートーヴェン第8番には、戦後直後ならではの鋭い緊張と燃えるような推進力が刻まれている。
fr 102 モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第21番 K. 467
  Recording date : 1948
 同第27番 K. 595
  Recording date : 1941
ロベルト・カサドシュ(P)
シャルル・ミュンシュ指揮(1)
ジョン・バルビローリ指揮(2)
NYP
Length : 00:57:55 Original edition : Columbia ML 2067-4791-Philips A 01 291

 カサドシュが弾くモーツァルト第21番と第27番を、ミュンシュとバルビローリという二人の巨匠が支える豪華盤。明晰で気品に満ちた独奏を軸に、1940年代のニューヨーク・フィルが見せた異なる伴奏の個性まで楽しめる。

ジョルジュ・エネスコ

fr 171 バッハ:
 (1)ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV 1050
 (2)フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲イ短調BWV1044
  (Recording date : 1950)
(3)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ イ長調「クロイツェル」
 (Recording date : 1952)
ジョルジュ・エネスコ指揮(1)(2)
ジョルジュ・エネスコ(Vn)(3)
セリニ・シャイエ=リシェ(P)(1)(2)(3)
クリスチャン・フェラス(Vn)(1)(2)
ジャン・ピエール・ランパル(Fl)(1)(2)
L'Association des Concerts de Chambre de Paris(1)(2)
Length : 01:18:31 Original edition : Decca FAT 133530-Columbia FC 1058

 20世紀最大の音楽家のひとり、ジョルジュ・エネスコを「指揮者」と「ヴァイオリニスト」の両面から聴ける、途方もなく豪華な一枚。若きフェラスとランパルを迎えたバッハ、そしてエネスコ自身が弾く《クロイツェル》――これぞForgotten Recordsでなければ実現しない歴史的顔合わせである。

ハリー・ブレッヒ

fr 239 ハイドン:
 交響曲第49番「受難」 Hob. 1/49
  (Recording date : 1952)/
 同第103番「太鼓連打」 Hob. 1/103
  (Recording date : 1955)
 同第104番「ロンドン」 Hob. 1/104
  (Recording date : 1955)
ハリー・ブレッヒ指揮
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
Length : 01:18:17 Original edition : Decca LTX 2753, ACL 223-His Master’s Voice CPL 1066 & 1055, Club National du disque CND 511

 古楽器演奏が一般化する以前、ハリー・ブレッヒとロンドン・モーツァルト・プレイヤーズは、ハイドンの機知と活力を軽快な響きで蘇らせていた。《受難》から「太鼓連打」「ロンドン」まで、初期のハイドン演奏史をたどるうえでも興味深い貴重盤。
fr 301 モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第17番 K. 453
  (Recording date : 1953)
 同第25番 K. 503
  (Recording date : 1955)
デニス・マチュース(P)
ハリー・ブレッヒ指揮
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
Length : 01:01:19 Original edition : Columbia SX 1044

 英国の名ピアニスト、デニス・マチュースとハリー・ブレッヒによる、知的で端正なモーツァルト。第17番の親密な美しさと、第25番の堂々たるスケールを自然体で描き分けた、いまこそ再評価したい滋味深い録音。

ヘルマン・アーベントロート

fr 288 ヨハン・シュトラウスU:序曲&ワルツ集
 「こうもり」序曲
 春の声
 「くるまば草」序曲
 「ジプシー男爵」序曲
 美しく青きドナウ
 芸術家の生活
ヘルマン・アーベントロート指揮
ライプツィヒ放送響
Edition originale : Club Mondial du Disque CMD 315 1950年

 アーベントロートが振るヨハン・シュトラウス――それだけで胸が騒ぐ。重厚なドイツの巨匠が、ライプツィヒ放送響から意外なほどしなやかな舞踏性と熱気を引き出した、華やかさの奥に骨太な味わいを秘めるウィンナ・ワルツ集。

オット・アッカーマン

fr 302 ブラームス:交響曲第3番
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
オット・アッカーマン指揮
チューリッヒ・トーンハレ管
Edition originale : The Musical Masterpiece Society MMS 28 et 2014 1951年

 オペレッタ指揮者として名高いオット・アッカーマンが、トーンハレ管とブラームス第3番、チャイコフスキー《悲愴》に挑んだ珍しい記録。歌わせる巧さと劇場的な呼吸が交響曲にも生き、名曲の思いがけない表情を聴かせてくれる。

チャールズ・アドラー

fr 179/180
(2CD-R)
\7000→\5990
マーラー:交響曲第3番
同:歌曲集*
チャールズ・アドラー指揮
Hildegarde Rossl-Madjan
Les Petis Chanteurs de Vienne
Orchestre du Wiener Konzertverein
フェリックス・プロハスカ指揮*
Anny Felbermayer*
Alfred Poell*
Orchestre de l’Opera d’Etat de Vienne*
1951, 1952年
Edition originale : Symphonie : Deutsche Grammophon LPM 18033/4, LPM 18112/3 - Te Deum : 16002, 17 155, 18247/8  1950年

 マーラー第3番の録音史における最初期の金字塔、チャールズ・アドラー盤。まだ作品が広く知られていなかった時代に、この巨大な世界を全曲録音した先駆者精神そのものが圧倒的で、マーラー愛好家なら一度は向き合うべき歴史的遺産である。

ルドルフ・アルベルト

fr 290 ハイドン:
 交響曲第73番「狩」/同第88番/
 ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob. XVIII/11*
ルドルフ・アルベルト指揮
コンセール・ラムルー管
ギュンター・ヴァント指揮*
ケルン・グルゼニッヒ管*
Heinz Schroter(P)*
Edition originale : Le Club francais du Disque 116 et 73 1956年 1957年

 ルドルフ・アルベルトの洒脱なハイドンに、若きギュンター・ヴァントが伴奏するピアノ協奏曲を加えた魅力的な組み合わせ。後年の峻厳な巨匠像とは異なるヴァントの若々しい姿も含め、戦後ドイツ楽壇の豊かさを伝える一枚。

フォルクマール・アンドレーエ

fr 167 ブルックナー:交響曲第1番
 (Edition [Doblinger] de la version de 1891,
 supervisee par Cyrill Hynais)
フォルクマール・アンドレーエ指揮
Orchestre Symphonique Autrichien
Edition originale : Masterseal MW 40 1951年

 ブルックナー第1番の初期録音史に燦然と残る、フォルクマール・アンドレーエの貴重な記録。1891年版による古雅な響きと、重すぎず自然に流れる造形が魅力で、後世の巨大化したブルックナー像とはひと味違う新鮮さがある。
fr 185 ブルックナー:交響曲第3番
 (Revision de Bruckner avec Joseph et Franz Schalk, 1890)
フォルクマール・アンドレーエ指揮
ウィーン響
Edition originale : Philips A00273L & GL 5697-Epic LC 3218 1955年

 ブルックナー演奏の開拓者アンドレーエが、ウィーン響と残した第3番。1890年改訂版の濃密なロマンと堂々たる建築性を、古きウィーンの響きで味わえる録音であり、ブルックナー解釈の歴史を知るうえでも欠かせない。

ハンス・クナッパーツブッシュ

fr 164 ブルックナー:交響曲第5番
 (Revision : Franz Schalk)
クナッパーツブッシュ指揮
ウィーン・フィル
Edition originale : Decca LTX 5255/6 1956年

 クナッパーツブッシュ、ウィーン・フィル、そしてシャルク改訂版――これぞかつてのブルックナー演奏を象徴する第5番。現代的な整然さとは無縁の、巨大な呼吸と野性的なうねりが聴き手を呑み込む、説明不要の伝説的名演。
fr 166 ワーグナー:
 ヴェーゼンドンンク歌曲集
 ローエングリーン~「寂しい日々に神に祈った」
 パルジファル~「幼な子が、あなたの母親の胸に・・・」
 ワルキューレ~
  「一族の男たちがすべて」、「あなたこそ春なのです」
 タンホイザー~序曲&Venusberg Musik
 さまよえるオランダ人~序曲
 ワルキューレ~ワルキューレの騎行
キルステン・フラグスタート
クナッパーツブッシュ指揮
ウィーン・フィル
Edition originale : Decca LTX 5249 & 2882 1956年

 フラグスタートの圧倒的な声と、クナッパーツブッシュ指揮ウィーン・フィルの深々とした響きが結びついた、ワーグナー演奏の黄金遺産。歌曲から楽劇の名場面、管弦楽曲まで、神話的なスケールで展開する豪華極まりない一枚。

フランツ・コンヴィチュニー

fr 203 チャイコフスキー:交響曲第5番 コンヴィチュニー指揮
ベルリン放送響
Edition originale : Urania URLP 7134-Music Treasures of the world MT-558 1954年

 コンヴィチュニーがベルリン放送響と刻んだチャイコフスキー第5番。甘美さに流されず、重い足取りと熱い情念を積み上げていく演奏は、東欧の巨匠ならではの凄みを放ち、終楽章の高揚も尋常ではない。

ラファエル・クーベリック

fr 127 モーツァルト:序曲集
 「コジ・ファン・トゥッテ」、「魔笛」、「フィガロの結婚」、
 「イドメネオ」、「ドン・ジョヴァンニ」、「後宮からの誘拐」、
 「皇帝ティートの慈悲」、「偽の女庭師」、「劇場支配人」
クーベリック指揮
フィルハモニア管
Edition originale : His Master's Voice ALP 1109-La Voix de Son Maitre FALP 318  1952年

 若きクーベリックとフィルハーモニア管による、モーツァルトのオペラ序曲を一望する贅沢なアルバム。劇場人クーベリックの血が騒ぐような生命力と、英国名門オーケストラの洗練が鮮やかに融合している。
fr 234 チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 クーベリック指揮
シカゴ響
Edition originale : Mercury MG 50006, MLP 7518 ? Wing (Mercury) WL 1014, MGW 14020 1952年

 クーベリックがシカゴ交響楽団と残した《悲愴》は、マーキュリー初期を代表する強烈な記録。鋭いリズム、灼熱の推進力、そして終楽章の深い悲嘆――若き巨匠とアメリカの名門が全力でぶつかった壮絶なチャイコフスキーである。

ニコライ・マルコ

fr 236 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集 op. 46 & op. 72 ニコライ・マルコ指揮
フィルハモニア管
Edition originale : His Master’s Voice CLP 1019/20, Angel AHC 7/8, La Voix de son Maitre FALP 341/2 1954年

 ロシアの名匠ニコライ・マルコとフィルハーモニア管による、スラヴ舞曲全曲。洗練された響きのなかに土の匂いと奔放なリズムが息づき、舞曲ひとつひとつの表情を鮮やかに描き分けた、実に愉しい名演集。
fr 289 チャイコフスキー:
 組曲「くるみ割り人形」 op. 71a*
 イタリア奇想曲 op. 45+
 祝典序曲「1812年」 op. 49*
グリーグ:抒情的組曲 op. 54*
ニコライ・マルコ指揮
フィルハモニア管*
Orchestre de la Radio danoise+
Edition originale : Clun national du Disque 532 - His Master'sVoice 2CS 2729-RCA LBC 1014-His Master's Voice CLP 1020

 マルコの豪快さと巧みな色彩感を満喫できる、チャイコフスキーとグリーグの名曲集。《1812年》の壮麗さから《くるみ割り人形》の繊細な夢、《イタリア奇想曲》の陽気な躍動まで、往年の名指揮者の芸達者ぶりが光る。

ジャン・マルティノン

fr 240 ベルリオーズ:序曲集
  序曲「海賊」*、序曲「ローマの謝肉祭」*、
  序曲「リア王」*、序曲「ベアトリスとベネディクト」*
 ファウストの劫罰 op. 24より+ (Trois fragments)
  ハンガリー行進曲、妖精の踊り、
  鬼火のメヌエット
  ハムレットの終幕のための葬送行進曲 op. 18, n° 3+
ジャン・マルティノン指揮*
コンセール・ラムルー管*
George Sebastian+
Orchestre de la Societe des Concerts du Conservatoire+
Edition originale : Urania URLP 7048 & 5000 , Club Mondial du Disque 325 & 253

 マルティノンの鋭敏な色彩感覚が冴え渡るベルリオーズ序曲集。コンセール・ラムルー管との演奏を中心に、セバスティアン指揮の珍しい断片も加え、ベルリオーズの幻想、激情、毒気をたっぷり味わわせてくれる。
fr 280 モーツァルト:交響曲集
 交響曲第31番「パリ」K 297/
 同第32番K. 318/
 交響曲第33番K. 319
ジャン・マルティノン指揮
コンセール・ラムルー管
Edition originale : Philips G 03.499 L 1956年

 マルティノンとコンセール・ラムルー管による、フランスの光を帯びたモーツァルト。第31番《パリ》を中心に、短い第32番、優雅な第33番を並べ、重厚なドイツ流とは異なる透明で軽やかな魅力を伝える。

ポール・パレー

fr 193 モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」 K. 385
ハイドン:交響曲第96番 Hob. 1/96「奇跡」
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」 op. 68
ポール・パレー指揮
デトロイト響
Edition originale : Mercury MG 50129-MG 50129-MG 50045 1954年 1956年

 ポール・パレーとデトロイト響による古典派・ロマン派交響曲集。引き締まった造形、鮮烈なリズム、マーキュリーならではの豪快なサウンドで、モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンが驚くほど生き生きと躍動する。

ウォルフガング・サヴァリッシュ

fr 165 ドヴォルザーク:
 交響曲第8番/
 スケルツォ・カプリチオッソ op. 66
サヴァリッシュ指揮
フィルハモニア管
Edition originale : Columbia FCX 455 & SX 1043 1957年

 若きサヴァリッシュとフィルハーモニア管によるドヴォルザーク第8番。端正な構築のなかにボヘミアの歌と舞踏の喜びが瑞々しく息づき、《スケルツォ・カプリチオーソ》まで含めて、巨匠の出発点を知るにふさわしい一枚。

ヘルマン・シェルヘン

fr 197/8
(2CD-R)
\7000→\5990
バッハ:ブランデンブルク協奏曲 ヘルマン・シェルヘン指揮
Formation de chambre de l'Orchestre des Cento Soli
Edition originale : Le Club Francais de Disque 34 1954年

 シェルヘンによる《ブランデンブルク協奏曲》全曲というだけで、ただならぬ興味をそそる。古楽器以前の豊かな響きを保ちながら、各声部を鋭く浮かび上がらせる知的で刺激的なバッハ――異端の巨匠の本領を2枚組でたっぷり味わえる。

カール・シューリヒト

fr 131 メンデルスゾーン:序曲集
 「フィンガルの洞窟」序曲
 序曲「美しいメルジーネの物語」
 ルイ・ブラス
 序曲「海の静けさと幸ある航海」
シューリヒト指揮
ウィーン・フィル
Edition originale : Decca LTX 2961 1954年

 シューリヒトとウィーン・フィルが奏でるメンデルスゾーン序曲集。軽やかな流動感と詩情、そして名門楽団ならではの柔らかな色彩が絶妙に溶け合い、《フィンガルの洞窟》から《ルイ・ブラス》まで格調高く聴かせる。

ヴェントシスラフ・ヤンコフ(P)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット/ルドルフ・シュワルツ

fr 257 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番*
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番+
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮*
ハンブルク北西ドイツ放送響*
ルドルフ・シュワルツ指揮+
ニュー・ロンドン響+
ヴェントシスラフ・ヤンコフ(P)+
Edition originale : Parlophone PMD 1051, Capitol P 18002 & 18007 1956年 1957年

 ヴェントシスラフ・ヤンコフを独奏に迎えた、ベートーヴェン第3番とチャイコフスキー第1番。シュミット=イッセルシュテットとルドルフ・シュワルツという名指揮者の伴奏も魅力で、剛毅な造形と華麗なロマンを一枚で味わえる貴重盤。

ゲオルグ・ショルティ

fr 148 ハイドン:交響曲第100番「軍隊」/同第102番 ショルティ指揮
Orchestre Philharmonique de Londres
Edition originale : Decca LTX 2985 1951年 1954年

 若きショルティがロンドン・フィルと刻んだハイドン《軍隊》と第102番。後年の豪壮華麗なイメージとはひと味違い、鋭いリズム感と引き締まった造形が前面に出た、巨匠の原点を伝える鮮烈な録音。

ジョージ・セル

fr 249 ブラームス:
 ピアノ協奏曲第1番*
 交響曲第3番+
セル指揮
ルドルフ・ゼルキン(P)*
クリーヴランド管*
アムステルダム・コンセルトヘボウ管+
Edition originale : Columbia ML 4829, Philips ABL 3028, A 01124 L-Decca LTX 2676 1951年 1952年

 セルのブラームスを、ゼルキン&クリーヴランド管のピアノ協奏曲第1番と、コンセルトヘボウ管の交響曲第3番で聴く豪華な一枚。厳格な構築と内燃する情熱が共存し、異なる二つの名門楽団からセルが引き出した響きの違いも興味深い。

ウィレム・ヴァン・オッテルロー

fr 156 ブルックナー:
 交響曲第4番「ロマンティック」
  (1881年・ハース版)
 序曲
オッテルロー指揮
Orchestre Philharmonique de la Haye
Edition originale : Philips A00659L-Fontana 695083 KL-Philips A00249L 1953年 1954年

 オッテルローとハーグ・フィルによるブルックナー《ロマンティック》と序曲。大仰に構えず、明晰な見通しと自然な呼吸で作品を進める演奏は、ブルックナー録音史のなかでも独自の位置を占める。
fr 144 ブルックナー:交響曲第7番
 (Version originale. Ed. Robert Haas)
オッテルロー指揮
ウィーン響
Edition originale : Philips A00249/50 1954年

 オッテルローがウィーン響と残したブルックナー第7番。ハース版による伸びやかな構成と、古きウィーンの柔らかく陰影豊かな響きが結びついた、1954年ならではの滋味深い名演。
fr 258 フランク:交響曲 ニ短調
サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン」
オッテルロー指揮
Orchestre Philharmonique de La Haye
Feike Asma(オルガン)
Edition originale : Philips N 00144 L - A 00715 R  1952年 1954年

 フランクの交響曲とサン=サーンス《オルガン付き》を組み合わせた、堂々たるフランス交響曲集。オッテルローの明晰な統率、ハーグ・フィルの重厚な響き、フェイケ・アスマのオルガンが生み出す壮麗な音響が聴きもの。
fr 251 グリーグ:
 ペール・ギュント組曲第1番/同第2番
 ピアノ協奏曲
 2つの悲しい旋律
オッテルロー指揮
Orchestre Philharmonique de La Haye
Erna Spoorenberg(S)
Abbey Simon(P)
Edition originale : Philips N 00101 L, S 06101-A 00689 R, S 06 697 R-N 09028 S 1950-1954年

 《ペール・ギュント》全2組曲、ピアノ協奏曲、《2つの悲しい旋律》を収めた充実のグリーグ集。アビー・サイモンの鮮やかな独奏、エルナ・スポーレンベルフの歌、オッテルローの端正な指揮が北欧の抒情を多彩に描く。
fr 101 マーラー:交響曲第4番 オッテルロー指揮
テレサ・スティッヒ=ランダール(S)
Orchestre Philharmonique de la Haye
Edition originale : Philips GL 5811- Fontana 695 051 KL - Epic LC 3304 1956年

 オッテルローとハーグ・フィルによるマーラー第4番。テレサ・スティッヒ=ランダールの気品ある歌唱と、透明で室内楽的な響きが作品の素朴さと幻想性を際立たせる、初期マーラー録音の知られざる逸品。

オイゲン・ヨッフム

fr 227/8
(2CD-R)
\7000→\5990
ブルックナー:交響曲第7番*
 (Version de 1885 avec quelques modifications du compositeur)
 (1952)
同:テ・デウム(1950)+
ヨッフム指揮
ベルリン・フィル*
Choeur et Orchestre de la Radio Bavaroise+
Contralto : Gertrude Pitzinger+
Soprano : Maud Cunitz+
Basse : Georg Hann+
Choeur et Orchestre de la Radio Bavaroise, Munich+

 ヨッフムのブルックナー第7番と《テ・デウム》を収めた2枚組。ベルリン・フィルとの交響曲には壮大な呼吸と深い敬虔さが宿り、バイエルン放送の合唱・管弦楽による《テ・デウム》がその精神世界をさらに力強く照らし出す。

ジャン・フルネ

fr 237 ベルリオーズ:死者のための大ミサ曲(レクイエム) op. 5 ジャン・フルネ指揮
Grand Orchestre de Radio Paris
Chorale Emile Passani
Tenor : Georges Jouatte
Date de l'enregistrement : 1943 Duree : 01:17:07 Edition originale : Columbia FHX 5001/2

 1943年、戦時下のパリで刻まれたジャン・フルネのベルリオーズ《レクイエム》。巨大な編成を煽り立てるのではなく、作品の荘厳さと祈りを厳粛に描いた歴史的記録で、フランス演奏史の重みがそのまま刻まれている。
fr 325 ボワエルデュ:「バグダットの太守」序曲
同:「白衣の貴婦人」序曲
オーベール:
 「フラ・ディアヴォロ」序曲/「ポルティチの唖娘」序曲
 「黒のドミノ」序曲/「青銅の馬」序曲
マスネ:序曲「フェードル」
サン=サーンス:「黄色の王女」序曲
グノー:ファウスト序曲
トマ:「ミニョン」序曲
ジャン・フルネ指揮
ラムルー管
Date de l'enregistrement : 1954 Duree : 01:16:43 Edition originale : PHILIPS 400. 035 AE, S 06104 R, S 06103 R

 ボワエルデュ、オーベール、マスネ、サン=サーンス、グノー、トマ――フランス・オペラの序曲をぎっしり詰め込んだ華麗な一枚。フルネとラムルー管の洒脱な語り口、軽快なリズム、色彩豊かな管弦楽が存分に楽しめる。
fr 273 (1)シャブリエ:ポーランドの祭り(いやいやながらの王様より
(2)シャブリエ:
 楽しい行進曲
 グワンドリーヌ序曲
 狂詩曲「スペイン」)
 田園組曲
(3)ドビュッシー:3つの夜想曲 
ジャン・フルネ指揮
(1)Baryton : Pierre Germain
Chorale Elisabeth Brasseur
コンセール・ラムルー管
(3)Ensemble vocal de Paris
Orchestre de la Societe des Concerts du Conservatoire
Date de l'enregistrement : 1952 Duree : 01:14:36 Edition originale : Philips A 00161 L & A 00160 L

 シャブリエの主要管弦楽曲とドビュッシー《夜想曲》を収めた、フルネのフランス音楽集。ラムルー管の明るい色彩と、コンセルヴァトワール管の繊細な陰影が対照をなし、陽気さから神秘までフランス音楽の幅広い表情を聴かせる。
fr 375 フォーレ:ペレアスとメリザンド組曲 op. 80 (Faure)
 Date de l'enregistrement : 1954
フォーレ:ピアノと管弦楽のためのバラード op. 19
 Piano : Jean Doyen
 Date de l'enregistrement : 1953
ダンディ:交響曲第1番「フランスの山人の歌による交響曲」, op. 25
 Piano : Jean Doyen
 Date de l'enregistrement : 1954
ジャン・フルネ指揮
Duree : 00:58:04 Edition originale : Philps N 00737 R, N 00704, N 00233 L

 フォーレ《ペレアスとメリザンド》、ピアノと管弦楽のための《バラード》、ダンディ《フランスの山人の歌による交響曲》という魅力的な選曲。ジャン・ドワイヤンの格調高いピアノとフルネの洗練された指揮が、フランス音楽の詩情を美しく引き出す。
fr 264 フランク:
 交響変奏曲
  Piano : Jean Doyen
 交響詩「のろわれた狩人」
 交響詩「贖罪」
ショーソン:交響曲 変ロ長調 op. 20*
ジャン・フルネ指揮
コンセール・ラムルー管
Orchestre des Concerts Pasdeloup*
Date de l'enregistrement : 1953 Duree : 01:17:15 Edition originale : Philips N 00.704 R, N 00.661 R, N 00.701 R

 フランクの《交響変奏曲》《呪われた狩人》《贖罪》に、ショーソンの交響曲を組み合わせた濃厚なフランス後期ロマン派集。フルネの明晰な設計によって、重厚な響きの奥から作品本来の情熱と色彩が鮮やかに立ち上がる。

ポール・パレー その2


fr 371/2
(2CD-R)
\7000→\5990
ベートーヴェン:
 交響曲第1番 op. 21
  Date de l'enregistrement : 1959
 交響曲第2番 op. 36
  Date de l'enregistrement : 1959
 交響曲第7番 op. 92
  Date de l'enregistrement : 1953
ブラームス:交響曲第4番 op. 98
 Date de l'enregistrement : 1955
ポール・パレー指揮
デトロイト響
Duree : 02:09:54 Edition originale : Mercury MG-50205/SR 90205, MG-50021, MG-50057

 パレー&デトロイト響のマーキュリー録音から、ベートーヴェン3曲とブラームス第4番をまとめた2枚組。切れ味鋭いリズム、明快な造形、燃えるような推進力――フランスの巨匠がドイツ音楽に注いだ熱気を一気に味わえる。
fr 359 フランク:交響曲 ニ短調/プシュケ(抜粋) ポール・パレー指揮
デトロイト響
Date de l'enregistrement : 1953 Duree : 00:52:59 Edition originale : Mercury MG 50023 et MG 50029

 パレーとデトロイト響によるフランクの交響曲と《プシュケ》抜粋。引き締まった構築のなかに官能的な色彩と劇的な高揚が息づき、マーキュリー黄金期の鮮烈な音響も相まって、フランクの魅力を強烈に伝える。
fr 363 リスト:前奏曲
ワーグナー:「タンホイザー」序曲
同:「ローエングリン」~第1幕への前奏曲、第3幕への前奏曲
ワーグナー:マイスタージンガー序曲
ワーグナー:ワルキューレの騎行
ポール・パレー指揮
デトロイト響
Date de l'enregistrement : 1953 Duree : 00:54:48 Edition originale : Mercury MG 50036 et MG 50021

 リスト《前奏曲》とワーグナーの管弦楽名曲を、パレー&デトロイト響の鮮烈な演奏で聴く。重く粘るのではなく、鋭い切れ味と華麗な色彩で一気に駆け抜ける演奏は爽快そのもの。これぞマーキュリー時代のパレー。

ジョルジュ・ツィピーヌ

fr 329 (1)ドビュッシー:ピアノと管弦楽の幻想曲
 Piano :ジャック・フェヴリエ
 Orchestre National de la Radiodiffusion Francaise
 Date de l'enregistrement : 1957
(2)ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
 Piano : ジャック・フェヴリエ
 Orchestre National de la Radiodiffusion Francaise
 Date de l'enregistrement : 1957
(3)ラヴェル:ピアノ協奏曲
 piano :マルグリット・ロン
 Orchestre de la Societe des Concerts du Conservatoire
 Date de l'enregistrement : 1952
ジョルジュ・ツィピーヌ指揮
Duree : 01:07:28 Edition originale : Columbia FCX 680 - FCX 169

 ジャック・フェヴリエがドビュッシー《幻想曲》とラヴェル《左手》を弾き、さらにマルグリット・ロン自身のラヴェル協奏曲を収めた、フランス・ピアノ楽派の系譜そのものの一枚。ツィピーヌの明晰で色彩的な伴奏も冴え、二人の名手の気品と個性を聴き比べられる豪華な復刻である。
fr 328 フォーレ:
 ピアノと管弦楽のためのバラード op. 19*
  piano : マルグリット・ロン
  Date de l'enregistrement : 1950
 組曲「ドリー」 op. 56 (Orchestration : Henri Rabaud)
  Date de l'enregistrement : 1955
 「マスクとベルガマスク」組曲 op. 112
  Date de l'enregistrement : 1955
 「ペレアスとメリザンド」組曲 op. 80
  Date de l'enregistrement : 1955
ジョルジュ・ツィピーヌ指揮
アンドレ・クリュイタンス指揮*
Orchestre de la Societe des Concerts du Conservatoire*
Orchestre du Theatre National de l’Opera Comique
Duree : 00:59:08 Edition originale : Columbia FCX 169 - FCX 463

 マルグリット・ロンとクリュイタンスによる《バラード》を核に、《ドリー》《マスクとベルガマスク》《ペレアスとメリザンド》を収めたフォーレ管弦楽作品集。独奏曲の格調と、ツィピーヌが引き出すオペラ=コミック管の柔らかな色彩が溶け合い、古きフランス楽壇の香りが濃厚に漂う。
fr 374 レイモン・ルシュール:
 ラプソディ・マダガスカル
 Hop-Frog (Ballet-pantomime en deux tableaux)
ジョルジュ・ツィピーヌ指揮
Orchestre National de la Radiodiffusion Francaise
Date de l'enregistrement : 1956 Duree : 00:49:35 Edition originale : Columbia FCX 596

 レイモン・ルシュールの《ラプソディ・マダガスカル》とバレエ・パントマイム《ホップ・フロッグ》という、現在ではまず耳にできない二作品。ツィピーヌとフランス国立放送管が、異国的な色彩と舞台音楽の躍動を鮮やかに描き出す、Forgotten Recordsの本領を示す復刻である。
fr 369 ジャン・リヴィエ:
 交響曲第3番(弦楽のための)
 交響曲第5番
ジョルジュ・ツィピーヌ指揮
Orchestre National de la Radiodiffusion Francaise
Date de l'enregistrement : 1958 Duree : 00:45:20 Edition originale : Pathe DTX 286

 ジャン・リヴィエの交響曲第3番と第5番を一枚に収めた、20世紀フランス交響曲の貴重な記録。弦楽だけで凝縮された第3番と、より大きな構えを持つ第5番の対照を、ツィピーヌが明快な造形と鋭い推進力で聴かせる。

カレル・シェイナ

fr 159 ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」 op. 68
 Date de l'enregistrement : 1954
ベートーヴェン:交響曲第7番 op. 92
 Direction : George Georgescu
カレル・シェイナ指揮
ジョルジュ・ジョルジェスク指揮*
チェコ・フィル
Date de l'enregistrement : 1955 Duree : 01:19:38 Edition originale : Supraphon LPV 138 & 249

 チェコ・フィルによるベートーヴェンを、シェイナの《田園》とジョルジェスクの第7番で聴き比べる興味深い一枚。《田園》の素朴で温かな歌と、第7番の力強いリズムが鮮やかな対照をなし、同じ名門楽団から二人の指揮者が異なる表情を引き出している。
fr 163 ドヴォルザーク:
 伝説, op. 59
  Date de l'enregistrement : 1956
 スケルツォ・カプリッチョーソ op. 66
  Date de l'enregistrement : 1955
カレル・シェイナ指揮
チェコ・フィル
Duree : 00:55:01 Edition originale : Supraphon LPV 311 & 407

 シェイナとチェコ・フィルによる、ドヴォルザークの《伝説》全曲と《スケルツォ・カプリッチョーソ》。親密で詩情豊かな小品群から華麗な管弦楽曲まで、作曲家の多彩な魅力を、土地の言葉を知り尽くした演奏で味わえる。
fr 201 (1)ラロ:チェロ協奏曲
 Date de l'enregistrement : 1956
(2)フランク:交響変奏曲
 Date de l'enregistrement : 1957
(3)フランク:交響詩「のろわれた狩人」
 Date de l'enregistrement : 1956
(1)コンスタンティン・シルヴェストリ指揮
Violoncelle : Andre Navarra
チェコ・フィル
(2)スメターチェク指揮
プラハ響
Piano : Eva Bernatova
(3)カレル・シェイナ指揮
チェコ・フィル
Duree : 00:53:34 Edition originale : Supraphon SVA 10105 & LPM 300

 ナヴァラ独奏、シルヴェストリ指揮によるラロのチェロ協奏曲を中心に、フランクの《交響変奏曲》《呪われた狩人》を組み合わせた濃密な一枚。独奏協奏曲、ピアノと管弦楽、交響詩という三つの顔を、1950年代チェコ楽壇の名手たちが鮮烈に描き分ける。
fr 157 マーラー:交響曲第4番 カレル・シェイナ指揮
チェコ・フィル
Soprano : Maria Tauberova
Date de l'enregistrement : 1950 Duree : 00:52:08 Edition originale : Supraphon LPV 220

 1950年、シェイナとチェコ・フィルが残したマーラー第4番の最初期録音のひとつ。ボヘミアの柔らかな響きと素朴な歌が作品の古典的な輪郭を浮かび上がらせ、マリア・タウベロヴァーの終楽章も独特の清らかさをたたえる。
fr 367 (1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番 K. 482
(2)モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」 K. 504 )
(3)ハイドン:交響曲第27番 Hob.1/27
(1)Piano : Helene Boschi
Orchestre Philharmonique Tcheque
Direction : Alois Klima
(2)カレル・シェイナ指揮
チェコ・フィル
(3)コンスタンティン・シルヴェストリ指揮
Orchestre Symphonique de Prague (F.O.K.)
Date de l'enregistrement : 1953 Duree : 01:07:33 Edition originale : Supraphon LPV 205 et LPM 271

 ボスキ独奏のモーツァルト第22番、シェイナの《プラハ》、シルヴェストリのハイドン第27番を集めた、1953年プラハ楽壇の魅力的な断面。三人の指揮者と二つのオーケストラが、古典派の優雅さ、力強さ、機知をそれぞれ異なる表情で聴かせる。
fr 244 ドヴォルザーク:
 (1)チェコ組曲 op. 39
  Date de l'enregistrement : 1957
 (2)組曲 イ長調 op. 98
  Date de l'enregistrement : 1957
 (3)交響的変奏曲 op. 78
  Date de l'enregistrement : 1952
(1)アロイス・クリマ指揮
(2)(3)カレル・シェイナ指揮
チェコ・フィル
Duree : 01:05:49 Edition originale : Supraphon LPV 341, DV 5088 & LPV 109

 《チェコ組曲》《組曲イ長調》《交響的変奏曲》という、ドヴォルザークの知られざる管弦楽作品をまとめた充実盤。クリマとシェイナ、そしてチェコ・フィルが、親しみやすい舞曲の香りから壮大な変奏の高揚まで、母国作品ならではの自然な呼吸で描く。

ヘルマン・シェルヘン その2

fr 356 マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 ヘルマン・シェルヘン指揮
ウィーン響
Wiener Kammerchor,
Wiener Singakademie,
Wiener Sangerknaben
Tenor : Erich Majkut
Soprano : Elsa Maria Matheis
Soprano : Daniza Ilitsch
Contralto : Rosette Anday
Contralto : Georgine Milinkovic
Baryton : Georg Oeggl
Baryton : Otto Wiener
Date de l'enregistrement : 1951 Duree : 01:18:49 Edition originale : Columbia SL-164

 1951年にシェルヘンがウィーン交響楽団と敢行した、マーラー《千人の交響曲》録音史上きわめて早い時期の全曲盤。巨大な声楽・合唱・管弦楽を鋭い統率力で前進させる演奏には、作品を世に問おうとする開拓者の熱気が刻み込まれている。

オット・アッカーマン その2

fr 333 ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」*
 Date de l'enregistrement : 1951
スメタナ:交響詩「モルダウ」
 Date de l'enregistrement : 1953
同:交響詩「ボヘミアの森と草原から」
 Date de l'enregistrement : 1958
オット・アッカーマン指揮
チューリッヒ・トーンハレ管*
フィルハモニア管
Duree : 01:04:13 Edition originale : Musical Masterpiece Society MMS 36 - Columbia 33 C 1042

 アッカーマンがトーンハレ管と振った《新世界より》に、フィルハーモニア管とのスメタナ2曲を組み合わせたボヘミア名曲集。歌をたっぷりと息づかせながら流れを停滞させない指揮が魅力で、《モルダウ》と《ボヘミアの森と草原から》には劇場指揮者らしい鮮やかな場面転換も聴ける。
fr 347 サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 op. 33*
 Date de l'enregistrement : 1953
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 op. 104
 Date de l'enregistrement : 1951
ヴァルター・ゲール指揮*
ポール・トルトリエ(Vc)
チューリッヒ・トーンハレ管
Duree : 00:56:26 Edition originale : Concert Hall Society CHS 1180 - Musical Masterpiece Society MMS 2006

 若きポール・トルトリエが、サン=サーンス第1番とドヴォルザークというチェロ協奏曲の両雄を弾いた貴重な組み合わせ。フランス作品での俊敏な切れ味と、ドヴォルザークでの気高く深い歌を、一人の名手の異なる表情として味わえる。

アタウルフォ・アルヘンタ

fr 292 ラヴェル:
 道化師の朝の歌
 マ・メール・ロワ
 亡き王女のためのパヴァーヌ
 スペイン狂詩曲
アタウルフォ・アルヘンタ指揮
Orchestre des Cento Soli
Date de l'enregistrement : 1956 Duree : 00:44:36 Edition originale : Le Club francais du Disque 104

 アルヘンタが《道化師の朝の歌》《マ・メール・ロワ》《亡き王女のためのパヴァーヌ》《スペイン狂詩曲》を振った、色彩感あふれるラヴェル集。繊細な詩情とスペイン的な熱気が無理なく共存し、早逝した名指揮者の鋭敏な感覚を存分に伝える。

アンドレ・クリュイタンス

fr 223/4
(2CD-R)
\7000→\5990
(1)リムスキー=コルサコフ:シェヘラザード op.35
 Date de l'enregistrement : 1952
(2)同:スペイン奇想曲 op. 34
 Date de l'enregistrement : 1949
(3)ロシアの復活祭序曲「輝かしい日曜日」op. 36
 Date de l'enregistrement : 1949
(4)ボロディン:交響詩「中央アジアの草原にて」
 Date de l'enregistrement : 1949
(5)ムソルグスキー:禿山の一夜
 Date de l'enregistrement : 1949
アンドレ・クリュイタンス指揮
(1)フランス放送管
(2)Orchestre de la Societe des Concerts du Conservatoire
Duree : 01:31:43 Edition originale : Pathe DTX 122, EMI MFP 6071-Pathe DTX 116, VOX PL 7670

 クリュイタンスが1950年前後に残した《シェエラザード》とロシア管弦楽名曲をまとめた2枚組。フランスのオーケストラから透明な色彩としなやかなリズムを引き出し、重量感一辺倒ではない、洗練されたリムスキー=コルサコフ、ボロディン、ムソルグスキーを聴かせる。
fr 312 ベルリオーズ:序曲集
 ベンヴェヌート・チェッリーニ op. 23
 リア王 op. 4
 「ローマの謝肉祭」 op. 9
 「海賊」 op. 21
 ベアトリスとベネディクト H138
アンドレ・クリュイタンス指揮
Orchestre du Theatre National de l’Opera de Paris
Date de l'enregistrement : 1956 Duree : 00:52:29 Edition originale : ColumbiaFCX 558. Angel 35435

 クリュイタンスとパリ・オペラ座管による、ベルリオーズ序曲の豪華なアンソロジー。《ベンヴェヌート・チェッリーニ》から《ベアトリスとベネディクト》まで、劇場の匂い、幻想的な色彩、猛烈な推進力を知り尽くした本場の演奏である。
fr 103 (1)シューマン:チェロ協奏曲 op. 129
 Date de l'enregistrement : 1951
(2)同:交響曲第3番「ライン」 op. 97
 Date de l'enregistrement : 1957
(3)同:マンフレッド序曲 op. 115
 Date de l'enregistrement : 1957
アンドレ・クリュイタンス指揮
(1)Violoncelle : Andre Navarra
コンセール・コロンヌ管
(2)(3)ベルリン・フィル
Duree : 01:08:00 Edition originale : Columbia FC 1006-La Voix de son maitre FALP 486

 ナヴァラを迎えたチェロ協奏曲と、ベルリン・フィルによる《ライン》《マンフレッド》序曲を収め、クリュイタンスのシューマン像を多面的に味わえる一枚。フランス的な明晰さと歌心を保ちながら、ベルリン・フィルからは重厚な響きと堂々たる高揚を引き出している。




掲載品番、番号順

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