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フランス発、知られざる音源レーベル
FORGOTTEN RECORDS
その12 今回初紹介
FR1593~FR1625 全30タイトル
1CD-R\4200→\3790
2CD-R\7000→\5990
忘れられた演奏家、埋もれた原盤、そしてもう一度聴かれるべき録音。
有名・無名を問わず、一点一点に日本語の光を当てて紹介していくFORGOTTEN RECORDS全点掲載企画、その第12回です。
今回はFR1593からFR1625まで、全30タイトルをご紹介します。
特におすすめの一枚
ブリジット・ユイグ・ド・ボーフォン(ヴァイオリン)
fr 1610
1CD-R \3790
下でも掲載されています
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番/
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
ブリジット・ユイグ・ド・ボーフォン(ヴァイオリン)
ジェマル・ラシッド指揮 イスタンブール放送管弦楽団(モーツァルト)
フランツ・アンドレ指揮 アルジェ放送管弦楽団(チャイコフスキー)
Recording date : 1958年(モーツァルト)、1960年(チャイコフスキー)
Length : 00:58:59
Original edition : 記載なし
ブリジット・ユーグ・ド・ボーフォンBrigitte Huyghues de Beaufond(1922-2008)
パリ生まれのフランス人ヴァイオリニスト。幼少時から才能を示し、1934年、12歳になるころにパリ音楽院へ入学。師匠がなんとジュール・ブーシュリです。つまり、ジネット・ヌヴー、ミシェル・オークレール、ローラ・ボベスコ、ドゥヴィ・エルリらを輩出した、あのフランス・ヴァイオリン界の名門。その後さらにジャック・ティボーからも教えを受けています。
幼いころからクライスラー、エネスコ、ティボー、ハイフェッツらの演奏会に足を運び、音楽家になる決定的なきっかけになったのがティボーとの出会いだったと伝えられています。
そして演奏家としては、シャルル・ミュンシュ、アンドレ・クリュイタンスらとも共演。経歴だけを見ると、戦後フランスを代表するヴァイオリニストの一人になっていてもまったく不思議ではありません。
ところが――ここからが興味深い。
このひと商業録音をほとんど残さなかった
MusicWebのレビューによれば、彼女は商業録音を残さなかったとされ、そのため今日ほとんど知られなくなってしまったようです。しかし放送録音やライヴ録音は残っており、それをFORGOTTEN RECORDSが発掘してきました。FR1610はすでに彼女のライヴ録音集として第3集に当たると紹介されています。
これ、まさにFORGOTTENです。
しかも演奏評がいいんです。
モーツァルトの第3協奏曲についてMusicWebは、彼女の演奏の特徴として抒情性、優雅さ、洗練を高く評価しています。つまりゴリゴリ押してくるヴィルトゥオーゾというより、ブーシュリ~ティボーにつながるフランス派らしい、気品と歌を持ったヴァイオリニストだったようです。
そして、なんと日本に何度も来ています!
1958年ごろから1960年前後にかけて、ほぼ毎年のように来日していたらしいのです。
つまり60年以上前の日本のクラシック・ファンには、彼女を実際に聴いた人がいたわけです。
さらに1959年には台湾でもリサイタルを行い、報道によると満員の聴衆から好評を博し、9曲のプログラム終了後、アンコールを5曲も弾いたという記録まで残っています。
そんな今となっては誰も知らないブリジット・ユーグ・ド・ボーフォン、「忘れられた名手」どころか、かつて日本の聴衆の前で実際に弾いていたのに、録音をほとんど残さなかったため、その名が消えてしまったフランスのヴァイオリニストをFORGOTTENが蘇らせたわけです。
蛇足ながらイスタンブールとアルジェの放送オーケストラというのがマニア心をくすぐります。
fr 1593
1CD-R \3790
J.C.バッハ:フォルテピアノ協奏曲集/
J.S.バッハ、ヴィヴァルディ:室内楽作品集
J.C.バッハ:フォルテピアノ協奏曲 ヘ短調
J.C.バッハ:フォルテピアノ協奏曲 イ長調
J.S.バッハ:組曲 ハ短調 BWV997(フルートと通奏低音版)
ヴィヴァルディ:協奏曲 ト短調 RV107
ヴィヴァルディ:フルート・ソナタ ニ短調 RV49
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(フォルテピアノ、チェンバロ)
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)
ピエール・ピエルロ(オーボエ)、ロベール・ジャンドル(ヴァイオリン)、ポール・オンニュ(ファゴット)
カール・リステンパルト指揮 ザール室内管弦楽団
Recording date : 1953年、1955年
Length : 01:17:24
Original edition : Les Discophiles Francais DF 156 / BAM LD 01
ランパル、ピエルロ、オンニュ、ヴェイロン=ラクロワ、そしてリステンパルト。1950年代の名手たちが顔をそろえた、いかにもFORGOTTENらしい一枚です。J.C.バッハの協奏曲に、J.S.バッハとヴィヴァルディの室内楽を組み合わせた内容も実に魅力的。
fr 1594/5
2CD-R \5990
バッハ:管弦楽組曲全曲/ヴィヴァルディ:《四季》
J.S.バッハ:管弦楽組曲第1番 ハ長調 BWV1066
同第2番 ロ短調 BWV1067
同第3番 ニ長調 BWV1068
同第4番 ニ長調 BWV1069
ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》op.8-1~4
ルイ・オーリアコンブ指揮 トゥールーズ室内管弦楽団
レオン・ルロワ(フルート)
ミシェル・リュロー(ヴァイオリン)
Recording date : 1960年(ヴィヴァルディ)、1961年(バッハ)
Length : 02:05:04
Original edition : Vega C 30 S 321/2 / Le Club Francais du Disque 241
オーリアコンブとトゥールーズ室内管によるバッハの管弦楽組曲全4曲に、ヴィヴァルディ《四季》を組み合わせた2枚組。1960年代初頭のフランス室内オーケストラの響きをたっぷり味わえる、内容充実のセットです。
fr 1596
1CD-R \3790
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番《皇帝》/
シューマン:ピアノ協奏曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73《皇帝》
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
ワルター・カンパー(ピアノ)
ハンス・スワロフスキー指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団
Recording date : 1958年
Length : 01:08:55
Original edition : Vega MT 10112 / Audio Fidelity FCS 50015
知る人ぞ知るピアニスト、ワルター・カンパーとスワロフスキーによる二大協奏曲。両曲とも同じ顔合わせによる1958年録音で、《皇帝》とシューマンを一度に聴ける実に堂々たるプログラムです。
ヴァルター・カンパー(Walter Kamper, 1931-2015)
ヴァルター・カンパーは、オーストリアのピアニスト。
1931年10月6日ウィーン生まれ。ウィーン国立音楽大学でリヒャルト・ハウザーに、ベルリン国立音楽大学でヘルムート・ロロフに師事した。1951年、ウィーンでコンサート・ピアニストとしてデビュー。
若くして国際的にも注目され、1952年のジュネーヴ国際音楽コンクール、1960年のブリュッセルのエリザベート王妃国際音楽コンクールなど、数々の国際コンクールで入賞を果たした。
1963年から2000年の引退まで、グラーツ国立音楽大学で後進の指導にあたり、1979年にはピアノ科の正教授に就任。また1964年には、ヴァイオリンのミヒャエル・シュニッツラー、チェロのヴァルター・シュルツとともにウィーン・ハイドン・トリオを結成し、室内楽奏者としても活躍した。
長年にわたる音楽活動が評価され、1996年にはオーストリア科学芸術栄誉章を受章。
2015年9月26日、グラーツで死去。83歳だった。
fr 1597
1CD-R \3790
モーツァルト:交響曲第27・30・33・35番《ハフナー》
モーツァルト:交響曲第27番 ト長調 K.199
同第30番 ニ長調 K.202
同第33番 変ロ長調 K.319
同第35番 ニ長調 K.385《ハフナー》
ゲオルク=ルートヴィヒ・ヨッフム指揮 バンベルク交響楽団(第27・30番)
オイゲン・ヨッフム指揮 ベルリン・フィル(第33番)
ロベルト・ヘーガー指揮 プロイセン国立管弦楽団(第35番)
Recording date : 1950年(第27・30番)、1952年(第33・35番)
Length : 01:07:59
Original edition : L'Oiseau-Lyre OL-LD 6 / Urania RS 7-27
ゲオルク=ルートヴィヒとオイゲンのヨッフム兄弟、さらにロベルト・ヘーガー。三人のドイツ系指揮者によるモーツァルトを一枚に収めた、指揮者ファンにはたまらない企画です。
fr 1598
1CD-R \3790
ドビュッシー、ラヴェル、トゥルヌミール:弦楽四重奏曲集
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 op.10
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
トゥルヌミール:弦楽四重奏のための《祈りの音楽》op.61
スタニスラス四重奏団
Recording date : 2008年(トゥルヌミール)、2013年(ドビュッシー、ラヴェル)
Length : 01:07:29
Original edition : 記載なし
フランス近代の二大名作に、トゥルヌミールの《祈りの音楽》を加えた興味深い組み合わせ。比較的新しい録音ですが、知られざる作品にも光を当てるFORGOTTENの姿勢がよく表れた一枚です。
fr 1599
1CD-R \3790
チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》/幻想序曲《ロメオとジュリエット》
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 op.74《悲愴》
幻想序曲《ロメオとジュリエット》
アルフレート・ヴァレンシュタイン指揮 ヴィルトゥオーゾ交響楽団
Recording date : 1958年(ステレオ)
Length : 01:01:49
Original edition : Audio Fidelity FCS 50002 / Audio Fidelity FCS 50006
STEREO
ヴァレンシュタインによる1958年ステレオ録音。《悲愴》と《ロメオとジュリエット》という人気作をまとめ、Audio Fidelity原盤の鮮烈な音作りも気になる一枚です。
fr 1600
1CD-R \3790
モーツァルト:フルート四重奏曲集/
ドビュッシー、ルーセル:フルート作品集
モーツァルト:フルート四重奏曲 ニ長調 K.285
同 ハ長調 K.285b
同 イ長調 K.298
ドビュッシー:フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
同:《シランクス》
ルーセル:フルート、ヴィオラとチェロのための三重奏曲 op.40
ジュリアス・ベイカー(フルート)
ハリー・ザリーフ(ヴァイオリン)、デイヴィッド・マンコヴィッツ(ヴィオラ)、ラルフ・オックスマン(チェロ)
リリアン・フックス(ヴィオラ)、ローラ・ニューウェル(ハープ)、ハリー・フックス(チェロ)
Recording date : 1950年、1954年、1955年
Length : 01:10:15
Original edition : Periods Records SPL 728 / Decca DL 9777
名フルート奏者ジュリアス・ベイカーを中心にした室内楽集。モーツァルトの四重奏曲からドビュッシー、ルーセルへと広がる選曲に加え、名ヴィオラ奏者リリアン・フックスの参加も見逃せません。
fr 1601
1CD-R \3790
ベートーヴェン、シューベルト、シューマン夫妻:ピアノ三重奏曲集
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 変ロ長調 WoO39
シューベルト:ノットゥルノ 変ホ長調 D897
R.シューマン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 op.63
クララ・シューマン:ピアノ三重奏曲 ト短調 op.17
マンネス=ギンペル=シルヴァ三重奏団
Recording date : 1951年、1953年
Length : 01:08:22
Original edition : Decca DL 9604 / Decca DL 9555
ロベルトとクララ、夫妻それぞれのピアノ三重奏曲を並べ、ベートーヴェンとシューベルトを添えた魅力的な構成。Decca原盤による、1950年代初頭のアメリカ室内楽録音です。
fr 1602/3
2CD-R \5990
チャイコフスキー:バレエ《くるみ割り人形》/《白鳥の湖》抜粋
チャイコフスキー:バレエ《くるみ割り人形》op.71
バレエ《白鳥の湖》op.20(抜粋)
オットー・ドブリント指揮 ベルリン放送交響楽団(《くるみ割り人形》)
ヤロスラフ・クロムホルツ指揮 プラハ国民劇場管弦楽団(《白鳥の湖》)
Recording date : 1953年、1954年
Length : 01:55:44
Original edition : Urania UR 237 / Urania UREP 8 / Urania UREP 24
ドイツの名匠ドブリントによる《くるみ割り人形》と、チェコのクロムホルツによる《白鳥の湖》を組み合わせた2枚組。Urania原盤ならではの、ひと味違うチャイコフスキー・バレエ集です。
fr 1604
1CD-R \3790
ショパン:ピアノ協奏曲第1番・第2番
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
同第2番 ヘ短調 op.21
ベラ・ダヴィドヴィチ(ピアノ)
アルヴィド・ヤンソンス指揮 ソヴィエト国立放送交響楽団(第1番)
キリル・コンドラシン指揮 モスクワ放送交響楽団(第2番)
Recording date : 1960年(第1番)、1953年(第2番)
Length : 01:09:27
Original edition : Melodiya 33 C 0107-8 / Melodiya D 1087/8
ダヴィドヴィチの若き日のショパン。第1番はアルヴィド・ヤンソンス、第2番はコンドラシンという、指揮者の顔ぶれも強烈です。旧メロディア音源をまとめた、ピアノ・ファン必携の一枚。
**********************
ベラ・ダヴィドヴィチの若き日のショパン協奏曲全集。これだけでも十分魅力的ですが、バックを見るとさらに驚きます。第1番はアルヴィド・ヤンソンス/ソヴィエト国立放送交響楽団、第2番はなんとキリル・コンドラシン/モスクワ放送交響楽団。1953年と1960年、若きダヴィドヴィチがソヴィエト音楽界の第一線で残した二つの記録です。後年の円熟した彼女とはまた違う、若々しい感性と技術がショパンの華麗さ、憂愁、抒情をどう描いていたのか。そしてコンドラシンがショパンの伴奏を振っているというだけでも興味津々。名ピアニストの若き日の姿と、旧ソ連の豪華な指揮者陣を同時に味わえる、非常に贅沢な一枚です。
fr 1605
1CD-R \3790
エスプラ:《武器を見張るドン・キホーテ》/
アルベニス:スペイン狂詩曲、スペイン組曲
エスプラ:《武器を見張るドン・キホーテ》
アルベニス:スペイン狂詩曲(クリストバル・アルフテル編)
アルベニス:スペイン組曲 op.47
ゴンサロ・ソリアーノ(ピアノ)
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス指揮 スペイン国立管弦楽団
Recording date : 1956年(スペイン組曲)、1961年(管弦楽作品)
Length : 01:11:48
Original edition : Columbia(es) SCLC 14038 / Ducretet-Thomson 300 C 031
ソリアーノと若きフリューベック・デ・ブルゴス。スペイン音楽の本場の演奏家による、色彩豊かな一枚です。アルフテル編曲の《スペイン狂詩曲》も貴重。
fr 1606
1CD-R \3790
ハイドン:交響曲第33・46番/
モーツァルト:セレナード第4・6番
ハイドン:交響曲第33番 ハ長調 Hob.I:33
同第46番 ロ長調 Hob.I:46
モーツァルト:セレナード第4番 ニ長調 K.203
同第6番 ニ長調 K.239《セレナータ・ノットゥルナ》
アーサー・ウィノグラード指揮
ハンブルク室内管弦楽団(ハイドン)
アーサー・ウィノグラード指揮
MGM管弦楽団(モーツァルト)
Recording date : 1957年(ハイドン)、1958年(モーツァルト)
Length : 01:19:54
Original edition : MGM E 3426 / MGM GC30006
ジュリアード弦楽四重奏団の初代チェリスト、指揮者ウィノグラードの知られざる名録音!
アーサー・ウィノグラード(1920-2010)――この名前に反応する方は、かなりの室内楽ファンかもしれない。
1946年、ロバート・マンらとともに名門ジュリアード弦楽四重奏団を結成、その初代チェリストを務めた人物である。ところが1950年代半ば、ウィノグラードは四重奏団を離れ、指揮者へと転身。MGMレーベルにも数々の録音を残した。
ここに収められた1957、58年のハイドン&モーツァルトは、まさにその時代の記録。
しかも選曲が実に渋い。ハイドンは有名な「ロンドン・セット」ではなく、第33番と第46番。とりわけ第46番は珍しいロ長調という調性を持つ、いかにもハイドンらしい仕掛けに富んだ作品。一方モーツァルトも《アイネ・クライネ》ではなく、若き日の第4番K.203と、名作《セレナータ・ノットゥルナ》K.239を収録する。
華やかなスター指揮者の録音とはひと味違う。世界最高峰の弦楽四重奏団の礎を築いたチェリストが、指揮台に立ってハイドンとモーツァルトに向き合う。
Forgotten Recordsでなければ、なかなか再会できなかったであろう1950年代MGMの、なんとも味わい深い一枚である。
fr 1607
1CD-R \3790
チャイコフスキー:交響曲第5番
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 op.64
コンスタンティン・イワノフ指揮 ソヴィエト国立交響楽団
Recording date : 1958年
Length : 00:45:27
Original edition : Melodiya 04548/8
コンスタンティン・イワノフとソヴィエト国立響による1958年録音。ロシアの巨匠が真正面から取り組んだチャイコフスキー第5番、これは強烈な演奏が期待されます。
******************
これは理屈より先に「聴いてみたい」と思わせる一枚。コンスタンティン・イワノフとソヴィエト国立交響楽団による1958年のチャイコフスキー第5番です。作品そのものが、運命的な主題、抒情、激情、そして終楽章の大団円へと突き進む強烈なドラマを持っていますが、それを本場ソヴィエトのオーケストラとイワノフがどう描いたのか。現在の洗練された演奏とは異なる、骨太な響き、濃い情感、前へ前へと押し出す推進力が期待されます。チャイコフスキー第5番を“ロシアの血”で聴きたい人には、実に魅力的な歴史的録音です。
fr 1608
1CD-R \3790
ドビュッシー:《映像》第1集、《版画》/
ラヴェル:《鏡》
ドビュッシー:《映像》第1集より「水の反映」
ドビュッシー:《版画》
ラヴェル:《鏡》
エレン・ギルバーグ(ピアノ)
Recording date : 1954年
Length : 00:46:15
Original edition : Vox PL 8760
Voxに残されたエレン・ギルバーグのフランス・ピアノ作品集。演奏家の名は広く知られていなくても、1954年という時代にドビュッシーとラヴェルをどう描いたのか、ぜひ耳にしてみたい一枚です。
fr 1609
1CD-R \3790
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ K.378、K.454
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.378
同 変ロ長調 K.454
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
シャルル・シルルニク(ヴァイオリン)
Recording date : 1961年
Length : 00:42:13
Original edition : Vega C 30 A 319
これは注目!シャルル・シルルニクの貴重なモーツァルトです。アリアCDでもいま改めて注目しているこの知られざるフランスのヴァイオリニスト。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲(アリア・レーベル第125弾)で聴かせる、派手に自己主張するのではなく、美しい音と気品ある歌でじわじわと惹きつけてゆくシルルニクが、ここではモーツァルトのソナタK.378、K.454を弾いています。しかも共演はなんとアルド・チッコリーニ!1961年のVega録音です。シルルニクの端正でしなやかなヴァイオリンと、チッコリーニの美しいタッチ。その二人がモーツァルトでどんな会話を交わしていたのか。「シルルニクというヴァイオリニストをもっと聴いてみたい」と思わせてくれる、なんとも魅力的な発掘盤です。
*****************
これは意外性で惹きつける一枚。アルド・チッコリーニといえばサティやフランス近代、あるいは独奏曲のイメージが強いですが、ここでは1961年、シャルル・シルルニクと組んでモーツァルトのヴァイオリン・ソナタK.378、K.454を弾いています。チッコリーニの室内楽録音というだけでも珍しく、しかもVega原盤。
華やかな協奏曲ではなく、二人の呼吸と対話がすべてを決めるモーツァルトのソ
ナタで、彼の端正なタッチと柔らかな歌心がどう生きるのか。「こんなチッコリー
ニがあったのか」という発見そのものが、この盤最大の魅力です。
fr 1610
1CD-R \3790
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番/
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
ブリジット・ユイグ・ド・ボーフォン(ヴァイオリン)
ジェマル・ラシッド指揮 イスタンブール放送管弦楽団(モーツァルト)
フランツ・アンドレ指揮 アルジェ放送管弦楽団(チャイコフスキー)
Recording date : 1958年(モーツァルト)、1960年(チャイコフスキー)
Length : 00:58:59
Original edition : 記載なし
ブリジット・ユーグ・ド・ボーフォンBrigitte Huyghues de Beaufond(1922-2008)
パリ生まれのフランス人ヴァイオリニスト。幼少時から才能を示し、1934年、12歳になるころにパリ音楽院へ入学。師匠がなんとジュール・ブーシュリです。つまり、ジネット・ヌヴー、ミシェル・オークレール、ローラ・ボベスコ、ドゥヴィ・エルリらを輩出した、あのフランス・ヴァイオリン界の名門。その後さらにジャック・ティボーからも教えを受けています。
幼いころからクライスラー、エネスコ、ティボー、ハイフェッツらの演奏会に足を運び、音楽家になる決定的なきっかけになったのがティボーとの出会いだったと伝えられています。
そして演奏家としては、シャルル・ミュンシュ、アンドレ・クリュイタンスらとも共演。経歴だけを見ると、戦後フランスを代表するヴァイオリニストの一人になっていてもまったく不思議ではありません。
fr 1611
1CD-R \3790
ボロディン:交響曲第2番/
スクリャービン:交響曲第3番《神聖な詩》
ボロディン:交響曲第2番 ロ短調《英雄》
スクリャービン:交響曲第3番 ハ短調 op.43《神聖な詩》
コンスタンティン・イワノフ指揮 ソヴィエト国立交響楽団
Recording date : 1959年
Length : 01:10:25
Original edition : Melodiya D 04892/3 / Melodiya D 05084/5
イワノフとソヴィエト国立響によるロシア交響曲二題。豪壮なボロディンと、神秘的なスクリャービンを同じ1959年の演奏で聴ける、実に濃厚な一枚です。
fr 1612
1CD-R \3790
モーツァルト、ドヴォルザーク、フィビヒ:弦楽四重奏曲集
モーツァルト:弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 K.428
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第14番 変イ長調 op.105
フィビヒ:弦楽四重奏曲第1番 イ長調より「ポルカ」
オンドジーチェク四重奏団
Recording date : 1940年(フィビヒ)、1941年(ドヴォルザーク)、1944年(モーツァルト)
Length : 01:00:12
Original edition : Odeon 9166/8 / Polydor 67775/7 / Ultraphon 12457
1940~44年に録音されたチェコの歴史的弦楽四重奏。Odeon、Polydor、Ultraphonの原盤から、オンドジーチェク四重奏団の芸風を一枚に凝縮しています。
fr 1613
1CD-R \3790
プロコフィエフ:交響曲第5番/ピアノ協奏曲第5番
プロコフィエフ:交響曲第5番 変ロ長調 op.100
同:ピアノ協奏曲第5番 ト長調 op.55
レオポルド・ストコフスキー指揮 ソヴィエト放送交響楽団(交響曲)
サンソン・フランソワ(ピアノ)
レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィル(協奏曲)
Recording date : 1958年(交響曲)、1960年(協奏曲)
Length : 01:04:44
Original edition : Melodiya D-04408-09
これはすごい!モスクワでソヴィエト放送響を振るストコフスキーの交響曲第5番、そしてフランソワとバーンスタインによるピアノ協奏曲第5番。二つの強烈なライヴを組み合わせた、今回屈指の注目盤です。
**************
これは今回の中でも間違いなく目玉級!まず交響曲第5番が、1958年のストコフスキー/ソヴィエト放送交響楽団。ストコフスキーがモスクワでソ連のオーケストラを振る――その組み合わせだけでも只事ではありません。しかも曲はプロコフィエフの巨大な第5番。濃密な色彩感と巨大なスケール感を持つストコフスキーが、ソヴィエトのオーケストラからどんな響きを引き出したのか、想像するだけで胸が高鳴ります。さらにピアノ協奏曲第5番は、サンソン・フランソワ+バーンスタイン/ニューヨーク・フィル!異才フランソワと若きバーンスタインの組み合わせも強烈。プロコフィエフを東西二つの世界から照射する、まさにFORGOTTENならではの一枚です。
fr 1614
1CD-R \3790
グラズノフ:交響曲第8番、《婚礼の行列》、《フィンランド幻想曲》
グラズノフ:交響曲第8番 変ホ長調 op.83
《婚礼の行列》op.21
《フィンランド幻想曲》op.88
ボリス・ハイキン指揮 レニングラード・フィル(交響曲)
アレクサンドル・ガウク指揮 モスクワ放送交響楽団(《婚礼の行列》)
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮 モスクワ放送交響楽団(《フィンランド幻想曲》)
Recording date : 1947年(交響曲)、1962年(管弦楽曲)
Length : 01:00:34
Original edition : Melodiya D 01460/1 / Melodiya S 0445/6
ハイキン、ガウク、スヴェトラーノフという三人のロシアの巨匠が集結。とりわけ1947年の交響曲第8番は貴重で、グラズノフ好きには見逃せない内容です。
*******
これはロシア音楽ファンにはかなり強烈。グラズノフの交響曲第8番を1947年のボリス・ハイキン/レニングラード・フィルで、さらに《婚礼の行列》をガウク、《フィンランド幻想曲》を若きスヴェトラーノフで聴くという、まさに巨匠三人の競演です。とりわけ第8交響曲の1947年録音は貴重で、グラズノフがまだ「過去の作曲家」になりきる前の時代感覚を伝える点でも興味深い。そこにガウク、スヴェトラーノフと続くソ連指揮界の系譜まで見えてきます。一枚の中にロシア演奏史そのものが凝縮されたような、FORGOTTENらしい発掘盤です。
fr 1615
1CD-R \3790
シューマン:ピアノ協奏曲/
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
ゴンサロ・ソリアーノ(ピアノ/シューマン)
ジェルジ・シャーンドル(ピアノ/ラフマニノフ)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ニューヨーク・フィル
Recording date : 1945年(ラフマニノフ)、1954年(シューマン)
Length : 01:01:15
Original edition : 記載なし
ミトロプーロスとニューヨーク・フィルを軸に、ソリアーノのシューマン、シャーンドルのラフマニノフを収録。1945年と1954年、二つの歴史的共演を一枚で味わえます。
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これはミトロプーロス・ファンなら見逃せないでしょう。ニューヨーク・フィルを率いた二つの協奏曲録音を一枚に収録。1954年のシューマンではスペインの名手ゴンサロ・ソリアーノ、そして1945年のラフマニノフ第2番ではジェルジ・シャーンドルが独奏を務めます。とりわけ1945年という早い時期のシャーンドルとのラフマニノフは実に興味深い記録。甘美なだけでは済まないこの協奏曲を、燃焼度の高いミトロプーロスがどう支え、どう煽ったのか。そこにソリアーノのシューマンまで加わるのですから内容は濃厚です。二人の個性派ピアニストとミトロプーロス、その一期一会の共演を時代を越えて聴ける一枚です。
fr 1616
1CD-R \3790
シューマン:幻想曲 op.17/
ブラームス:シューマンの主題による変奏曲
シューマン:幻想曲 ハ長調 op.17
ブラームス:シューマンの主題による変奏曲 op.9
フリーダ・ヴァレンツィ(ピアノ)
Recording date : 1951年
Length : 00:42:08
Original edition : Plymouth P -12-28
フリーダ・ヴァレンツィ【前編】
――これほどの経歴を持ちながら、なぜ忘れられてしまったのか。
今回ぜひ覚えていただきたい名前が、フリーダ・ヴァレンツィ(1910-2002)。ウィーンに生まれ、名ピアニスト、フリードリヒ・ヴューラーに学んだオーストリアの女流ピアニストです。1938年からウィーン音楽院で教鞭を執り、のちには教授として長く後進を育成。しかし彼女は単なる「ウィーンの伝統を守る教師」ではありませんでした。シェーンベルク、ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、クレネク、フランク・マルタン、ハルトマン、さらにはマデルナなど、当時の現代音楽にも果敢に取り組んだ、驚くほど意欲的なピアニストだったのです。
それほどの実力と活動歴を持ちながら、商業録音はごくわずか。そのため今日、その名を知る人はほとんどいなくなってしまいました。
ここに復活したのは1951年、まさに彼女の盛期の記録。シューマンの大作《幻想曲》と、そのシューマンへの敬愛から生まれたブラームスの《シューマンの主題による変奏曲》。忘れられたウィーンの名手ヴァレンツィ、その扉を開く一枚です。
fr 1617
1CD-R \3790
ブラームス:交響曲第4番/
ニールセン:交響曲第3番《広がりの交響曲》
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
ニールセン:交響曲第3番 op.27《広がりの交響曲》
ヨン・フランセン指揮 デンマーク王立管弦楽団(ブラームス)
ヨン・フランセン指揮 デンマーク放送交響楽団(ニールセン)
Recording date : 1955年(ニールセン)、1958年(ブラームス)
Length : 01:14:51
Original edition : Forum SF 70002 / Philips A 00764 R
デンマークの指揮者ヨン・フランセンによるブラームスとニールセン。
特に母国のデンマーク放送響を振った《広がりの交響曲》は、ニールセン演奏史の一端を伝える貴重な記録です。
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ヨン・フランセン――「誰?」と思った人にこそ聴いてほしい!
ヨン・フランセン。この名前を見て、すぐに「ああ、あの指揮者」と思われる方は、日本ではかなり少ないのではないでしょうか。
しかし調べてみると、この人が実に面白い。
1918年生まれのデンマークの指揮者。1946年から1980年まで、実に30年以上にわたってデンマーク王立歌劇場の中心的指揮者として活躍した、母国では紛れもない重要人物でした。ところが残された録音が決して多くなかったこともあって、国際的なレコード市場では次第にその名前が見えにくくなってしまった。
しかし――ニールセンの歴史的録音を辿っていくと、そこにちゃんとフランセンがいるのです。
今回収録された交響曲第3番《広がりの交響曲》は、1955年3月、デンマーク放送交響楽団を指揮してPhilipsに録音されたもの。これは後年の発掘音源ではありません。当時きちんとレコードとして世に出た、ニールセン演奏史の初期を知るうえで重要な録音なのです。
Guild Historical、Duttonなどによって後年あらためて復刻され、海外評でもフランセンのテンポ処理や、ニールセン特有の目まぐるしく変化する性格を捉える手腕が評価されています。ある復刻評では、終結部へ向かって音楽が巨大な必然性を獲得していく演奏として高く評価されています。
そして、このFORGOTTEN盤が面白いのは、ニールセンだけで終わらないこと。
もう一曲が、ブラームス:交響曲第4番。
こちらは1958年、デンマーク王立管弦楽団との録音。これが当時隠しで絶賛されています。
派手なスター指揮者として世界を飛び回った人ではない。奇抜なことをして自分を売り込むタイプでもない。しかしオペラ・ハウスで何十年にもわたって実際に音楽を作り続け、ブラームスを振れば音楽の構造と均衡を崩さず、ニールセンを振れば作品の呼吸を知り尽くしている。
そういう「本物の現場の指揮者」だったのでしょう。
70年近い時を経て、それをもう一度聴くことができる。
これぞFORGOTTEN RECORDS!と叫びたくなるような一枚です。
fr 1618
1CD-R \3790
バッハ:鍵盤協奏曲 BWV1052・1056、トッカータとフーガ BWV911/
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番
J.S.バッハ:鍵盤協奏曲 ニ短調 BWV1052
同 ヘ短調 BWV1056
トッカータとフーガ ハ短調 BWV911
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番 ト短調 op.22
ジャン・カサドシュ(ピアノ)
アンドレ・ヴァンデルノート指揮 パリ音楽院管弦楽団(バッハ)
ディミトリ・ミトロプーロス指揮 ニューヨーク・フィル(サン=サーンス)
Recording date : 1955年(サン=サーンス)、1956年(バッハ)
Length : 01:05:50
Original edition : Columbia FCX 548
名門カサドシュ一族のジャンによる貴重な録音。ヴァンデルノートとのバッハに加え、ミトロプーロス/ニューヨーク・フィルとのサン=サーンス第2番まで収録した豪華な一枚です。
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これは名前を見ただけで通り過ぎてはいけない一枚。名門カサドシュ一族のジャン・カサドシュによる貴重な協奏曲録音集です。1956年のバッハでは、アンドレ・ヴァンデルノート指揮パリ音楽院管弦楽団をバックにBWV1052、1056を演奏。さらに独奏曲BWV911も収録。そして極めつけが1955年のサン=サーンス第2番。なんとミトロプーロス/ニューヨーク・フィルとの共演です。バッハの構築性と、サン=サーンスの華麗なヴィルトゥオジティ。その両極を一人のピアニストで聴けるのが面白い。ジャン・カサドシュというピアニストを再発見するには、これ以上ないほど魅力的な一枚です。
fr 1619
1CD-R \3790
オネゲル、メーシンガー、レガメイ:スイス室内楽作品集
オネゲル:2つの楽器とピアノのための小組曲
同:《山羊の踊り》
メーシンガー:ヴァイオリン・ソナタ第1番 op.62
レガメイ:弦楽四重奏曲第1番
オーレル・ニコレ(フルート)
ハンスハインツ・シュネーベルガー(ヴァイオリン)
ピエール・スーヴェラン(ピアノ)
ヴィンタートゥール四重奏団
Recording date : 1954年
Length : 00:41:56
Original edition : Decca LXT 2849
ニコレ、シュネーベルガーらスイスの名手たちによる近現代室内楽集。オネゲルの親しみやすい小品から、メーシンガー、レガメイの知られざる作品へと進む、アリアCDらしい一枚です。
fr 1620
1CD-R \3790
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番/
ラロ:《スペイン交響曲》/
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 op.6(ヴィルヘルミ編)
ラロ:《スペイン交響曲》op.21
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 op.82
ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン)
ロルフ・ラインハルト指揮 南西ドイツ放送交響楽団(パガニーニ)
フリッツ・リーガー指揮 ミュンヘン・フィル(ラロ)
ホーカン・フォン・アイヒヴァルト指揮 シュトゥットガルト・プロ・ムジカ管弦楽団(グラズノフ)
Recording date : 1956年、1957年
Length : 01:09:33
Original edition : Vox XPV 1069 / Deutsche Grammophon LPEM19071
ブロニスワフ・ギンペルの協奏曲録音を一挙に3曲。パガニーニ、ラロ、グラズノフという華麗なレパートリーを、VoxとDGの原盤から集成した充実盤です。
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これはヴァイオリン好きなら素通りできない一枚。ブロニスワフ・ギンペルが、パガニーニ第1番、《スペイン交響曲》、グラズノフという華麗な協奏曲を一気に聴かせます。しかも1956~57年、VoxとDGに残された録音をまとめたもの。ギンペルの名は知っていても、これだけまとまった協奏曲録音を聴く機会は意外に多くありません。技巧の火花を散らすパガニーニ、色彩と情熱のラロ、そしてロシア的抒情に満ちたグラズノフ。3曲それぞれで異なる顔を見せるのも大きな魅力です。名手ギンペルの実力を、協奏曲3本勝負で存分に味わえる充実盤です。
fr 1621
1CD-R \3790
グラナドス:《ゴイェスカス》第1部/
ラヴェル:《クープランの墓》
グラナドス:《ゴイェスカス》第1部
ラヴェル:《クープランの墓》
フリーダ・ヴァレンツィ(ピアノ)
Recording date : 1951年
Length : 00:56:04
Original edition : Remington R-199-116 / Remington R-149-17
FR1616に続くフリーダ・ヴァレンツィの1951年録音。Remington原盤による《ゴイェスカス》と《クープランの墓》は、知られざるピアニストの個性を知る格好の一枚です。
フリーダ・ヴァレンツィ【後編】
――そしてもう一枚を聴けば、このピアニストの姿がさらに面白くなってくる。
FR1616のシューマン&ブラームスだけなら、ヴューラー門下の正統的なドイツ=オーストリア系ピアニストと思うかもしれません。ところが同じ1951年に残されたこちらは、なんとグラナドス《ゴイェスカス》第1部とラヴェル《クープランの墓》。一気に世界が変わります。
実際ヴァレンツィは古典・ロマン派だけでなく、20世紀音楽を積極的に演奏した人でした。この選曲からも、その広い視野と新しい音楽への旺盛な好奇心が見えてくるようです。しかも原盤は、初期LP時代の個性的な名演を数多く残したアメリカのRemington。ヴァレンツィが数少ない商業録音を残した、まさにその時期の貴重な記録です。
これほど幅広いレパートリーを持ち、長くウィーンの音楽界で活動しながら、録音が少なかったため歴史の陰に消えてしまったヴァレンツィ。FR1616とこのFR1621、二枚を聴いて初めて「こんなピアニストがいたのか!」という驚きが完成します。
fr 1622/3
2CD-R \5990
バッハ:イタリア協奏曲、半音階的幻想曲とフーガ/
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第10・15・21・23番
J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第10番 ト長調 op.14-2
同第15番 ニ長調 op.28《田園》
同第21番 ハ長調 op.53《ワルトシュタイン》
同第23番 ヘ短調 op.57《熱情》
デニス・マシューズ(ピアノ)
Recording date : 1952年(バッハ)、1953年(ベートーヴェン)
Length : 02:35:29
Original edition : Columbia 33 S 1004 / Columbia 33 SX 1023 / Columbia 33 SX 1021
英国の名ピアニスト、デニス・マシューズのバッハとベートーヴェンをまとめた2枚組。《ワルトシュタイン》《熱情》を含む堂々たる内容で、1950年代英国ピアニズムをじっくり味わえます。
fr 1624
1CD-R \3790
シューベルト:弦楽五重奏曲 D956/
オンスロウ:弦楽五重奏曲第15番《弾丸》
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956
オンスロウ:弦楽五重奏曲第15番 ハ短調 op.38《弾丸》
スタニスラス四重奏団
アレクサンダー・ベイリー(チェロ/シューベルト)
クリストフ・コワン(チェロ/オンスロウ)
Recording date : 1993年(シューベルト)、1995年(オンスロウ)
Length : 01:16:02
Original edition : 記載なし
シューベルトの大名作とオンスロウの《弾丸》を対置した面白い企画。追加チェロにアレクサンダー・ベイリーとクリストフ・コワンを迎え、二つの五重奏曲の個性を鮮やかに描き分けます。
fr 1625
1CD-R \3790
モーツァルト:ホルン協奏曲第1~4番
モーツァルト:ホルン協奏曲第1番 ニ長調 K.412
同第2番 変ホ長調 K.417
同第3番 変ホ長調 K.447
同第4番 変ホ長調 K.495
ジェームズ・スタリアーノ(ホルン)
ジンブラー・シンフォニエッタ
Recording date : 1958年
Length : 00:52:33
Original edition : Boston Records B 401
ボストンで活躍したホルン奏者ジェームズ・スタリアーノによる協奏曲全集。Boston Records原盤の1958年録音で、古き良きアメリカの管楽器演奏を伝える貴重な一枚です。
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