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1年ぶりの特価セール、しかもおそろしく安い!
GRAND PIANO
その2 37タイトル
1CD\2,600→\1590/2CD\3600→\1990
~5/19(火)午前9時

 
 知られざるピアノ作品にスポットを当てることを目的に、2012 年に発足した新興レーベルGRAND PIANO。
 世界初録音を含むレアなピアノ作品を中心に、年に15 タイトル程のペースで新譜をリリース。ピアノ・ファン、辺境ファン、秘曲ファンを騒がせてきた。

 今回はそのGRANDPIANO、1年ぶりとなる期間限定特価セール。特価\1590!これはうれしい!
 しかもここ数年の新譜が惜しげもなく対象になっている。

 そしてファンの方はご存知かと思うが、このレーベル、旧譜は完売したらその時点で廃盤。これまでいくつの名盤が入手不能になってきたことか。なので今回は躊躇なく気になるものはゲットしておいたほうがよい。


 ジャケットデザインは、ノルウェー出身の新鋭画家グロー・トルセン氏。ちょっとおしゃれです。






GP780
\2,600→\1590
トイヴォ・クーラ(1883-1918):ピアノ作品全集
 おとぎ話の絵 SATUKUVIA Op.19 (1912)
  1.No.1 Andante semplice
  2.No.2 Presto
  3.No.3 Tranquillamento
 3つの小品 Op.3b
  4.No.1 悲歌 Elegia (1908)
  5.No.2 結婚行進曲 Haamarssi (1908)
  6.No.3 小さなガヴォット Pikku gavotti (1906)
 7.祝典行進曲 JUHLAMARSSI Op.13b (1910)
 8.羊の踊り LAMPAAN POLSKA (1915)
 9.フィンランドの歌による変奏曲 AIR VARIE IN E MINOR (c.1900)
 10.スコットランド舞曲 SCHOTTIS (c.1904)
 6つの小品 OP.26 (1913?16)
  11.No.1 輪舞 Piirileikki
  12.No.2 牧歌的 Paimentunnelma
  13.No.3 即興的な踊り Tanssi-improvisaatio
  14.No.4 夜想曲 Nocturne (聖夜 Jouluyo)
  15.No.5 平和 Rauha (アダージョ Adagio)
  16.No.6 葬送行進曲 Surumarssi
 歌曲からの2つの編曲 Op.37 (1917)
  17.No.1 流れが舟を運ぶ Virta venhetta vie Op.4, No.5b (1907)
  18.No.2 舟歌 Venelaulu Op.21, No.2b (1912)
 19.古い秋の歌 VANHA SYYSLAULU Op.24, No.3b
 20.インヴェンション INVENTION (c.1905)
アダム・ジョンソン(ピアノ/Fazioli, model F278)

 シベリウスに学んだフィンランドの作曲家、クーラのピアノ作品全集。貧しい家庭に生まれ、苦学ののちパリへの留学を経て身を立てたクーラは、フィンランドの伝統音楽や風土を取りこみ、その国民性といえる内なる情熱をも感じさせる作風で、シベリウスに続く世代の作曲家として広く人気を集めましたが、わずか35歳にして宴の席で酔った兵士と口論になり撃ち殺されるという、悲劇的な死を遂げました。
 神秘的なおとぎ話の世界、幸福を心の中でかみしめるような「結婚行進曲」、高揚感をゆっくり大きく高めていく「祝典行進曲」、フォリアに似ていながら不安定な和声進行が妖しい魅力を放つ「羊の踊り」。どれもが個性的で愛らしく、多くの人に受け入れられる作品です。
 イギリス出身のアダム・ジョンソンは、ピアニストとして活躍する傍ら、指揮者としてロンドンのノーザン・ライツ交響楽団の音楽監督を務め、作曲家としても多くの作品を発表する才人。クーラの作品に寄り添った、美しい演奏を聴かせてくれます。

 プロモーション動画 https://www.youtube.com/embed/heb4DvHKi7c



おお、久しぶりにこの名曲の録音が。

クーラの代表作でありながらCDがほとんどない「結婚行進曲」。
こんな曲。
https://youtu.be/71vFdVM9Mbw

この、頭の横5センチをかすめるような抒情。まさにシベリウスの後継者にふさわしい。




トイヴォ・クーラ



 GP815
\2,600→\1590
カール・ツェルニー(1791-1857):
 30の技巧的練習曲(30番練習曲) Op.849 (1858)
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)
 Steinway, Model C, Hamburg, 1925(No. 248200)
  30の技巧的練習曲(30番練習曲) Op.849
   1 No.1 in C major: Allegro/2 No.2 in C major: Molto allegro/3 No.3 in C major: Allegro non troppo/
   4 No.4 in C major: Allegro/5 No.5 in C major: Vivace giocoso/6 No.6 in C major: Allegro leggiero/
   7 No.7 in C major: Vivace/8 No.8 in C major: Vivace/9 No.9 in F major: Allegretto vivace/
   10 No.10 in F major: Allegro moderato/11 No.11 in G major: Molto vivace/
   12 No.12 in G major: Allegretto animato/13 No.13 in B flat major: Molto vivace e leggiero/
   14 No.14 in A major: Molto vivace/15 No 15 in E major: Allegretto vivace/
   16 No.16 in C major: Molto vivace energico/17 No.17 in G major: Vivace giocoso/
   18 No.18 in E flat major: Allegro risoluto/19 No.19 in B flat major: Allegro scherzando/
   20 No.20 in F major: Allegro piacevole/21 No.21 in B flat major: Allegro vivace/
   22 No.22 in E major: Allegro/23 No.23 in A major: Allegro comodo/
   24 No.24 in D major: Allegro moderato/25 No.25 in D major: Allegro en galop/
   26 No.26 in G minor: Allegretto vivace/27 No.27 in A flat major: Allegro comodo/
   28 No.28 in F major: Allegro/29 No.29 in C major: Molto allegro/
   30 No.30 in C major: Molto vivace

 録音:2018年7月28日 Studio La Fabrique des Reves, Misy, France

 【GRAND PIANOレーベルより、ピアノ学習曲シリーズが登場!】
 ベートーヴェンの弟子にしてリストの師、1000を超える作品を残したといわれるツェルニーは、日本では古くからピアノ練習曲の作曲家として有名ですが、海外では近年その作品の再評価が進んでいます。
 この作品も有名な練習曲集ではありますが、モナコ出身で近現代作品にも造詣の深いホルヴァートが、20世紀前半のハンブルク・スタインウェイを用いて製作したこのアルバムでは、単調な練習曲としてではなく、その音楽的な側面を十二分に感じ取ることが出来ます。

 





Johann Baptist Cramer: Piano Works
GP613-14
(2CD)
\3600→\1990
これは貴重かも・・・
 クラーマー:ピアノのための練習曲

〈CD1〉
 1-42.クラーマー:ピアノのための練習曲第1集Op.30/
 43-50.ブゾーニ:10のピアノ練習帳より…
  第7集クラーマーによる8つの練習曲
   <第1番 ハ短調/第2番変ロ長調/第3番ニ長調/第4番ニ長調/
    第5番ハ長調/第6番イ長調/第7番ト長調/第8番変イ長調>/
〈CD2〉
 1-42.クラーマー:ピアノのための練習曲第2集Op.40
ジャンルカ・ルイージ(ピアノ)
 …CD1:1.4.9-10.13-14.16.18.21.29.35.39.43.47、
  CD2:2.5-7.13.18.22.24.26.29-30.36-37.42/
アレッサンドロ・デリャヴァン(ピアノ)
 …CD1:2-3.6.11.19-20.22.24.26-27.30.32.36-37.
   40-42.45-46.49-50.31-33、
   CD2:3.8.10.12.14-15.17.25.27.39.41./
ジャンパオロ・ストゥアーニ(ピアノ)
 …CD1:5.7-8.12.15.17.23.25.28.31.
    33-34.38.44.48、
   CD2:1.4.9.11.16.19-21.23.28.34-35.38.40.
2011年5月18-20,30日,6月1日イタリア ヴィチェンツァ,バッサーノ・デル・グラッパ,ピエーヴェ・ストリカ・ディ・サント・エウセビオ

 ピアノを学んでいる人は、大半の人が「クラーマー=ビューロー」という作曲家が書いたと思っている(に違いない)60の練習曲。実はヨハン・バプティスト・クラーマー(1771-1858)が作曲した第5巻からなる84曲の練習曲をハンス・フォン・ビューロー(リストの娘コジマの元夫)が、改訂したものであり、日本でもおなじみの練習曲として定着したものなのです。ここでは、本来の姿である84の練習曲を全てお聴きいただけます。この練習曲はベートーヴェンの甥カールが練習用として用いたほか、クララ・シューマンもピアノを学ぶ際、父から与えられたことで知られています。
 また他の後世の作曲家に与えた影響も大きく、ここに収録されたブゾーニ(1866-1924)の作品は、自らが作曲した「10の練習帳」の中に含まれているもので、クラーマーの曲を元にしながらも、もっと難しくなっています。演奏する楽しみと聴く楽しみをお届けいたします。
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GP619-20
(2CD)
\3600→\1990
ベートーヴェン:ピアノ連弾曲全集
 1-2.ピアノ連弾ソナタニ長調 Op.6/
 3.ワルトシュタイン伯爵の主題による8つの変奏曲ハ長調 WoO67/
 4.歌曲「君を抱いて」による6つの変奏曲ニ長調 Wo074/
 5-7.3つの行進曲Op.45
  <第1番ハ長調/第2番変ホ長調/第3番ニ長調>/8.大フーガ変ロ長調 Op.134
演奏:
 CD1.現代のピアノにて演奏/
 CD2.ピリオド楽器にて演奏使用楽器
 CD1:ヤマハDisklavier D CFIIIS Pro (grand piano with disklavier drive),
 CD2:1-3…フォルテピアノ(after J.A. Stein, 1784),
 CD2:4-7…フォルテピアノ(after Johann Schantz, ca.1800),
 CD2:8…フォルテピアノ(after Nanette Streicher, nee Stein, ca.1815)
  (All fortepianos provided by The Schubert Club)
  Tuning (fortepianos): a’=440Hz, equal temperament
エイミー・ハーマン(第1ピアノ)/
サラ・ハーマン(第2ピアノ)
録音 2010年6月2-4日アメリカ ミネソタ,ハメリン大学サンディン・ホール…CD1, 2010年10月18.22日アメリカ ミネソタ,ランドマーク・センター…CD2:1-7, 2011年2月9-10日アメリカ ミネソタ,ランドマーク・センター…CD2:8

 ベートーヴェン(1770-1827)の連弾作品は全部で5曲あり、そのほとんどは教育用として書かれたものです。
 低音部が先生(ベートーヴェン自身)、高音部が生徒によって演奏され、アンサンブルの練習として役立つものでした。Op.6は唯一の「ソナタ」であり、2楽章形式のシンプルなものです。
 2曲目は、彼の友人であったワルトシュタイン伯爵の希望で書かれたもの。3曲目は、彼の「不滅の恋人」テレーゼとヨゼフィーヌに献呈されています。その次の「行進曲」は彼のパトロンのために書かれたようです。
 最後の「大フーガ」だけは別格であり「弦楽器のための大フーガ」からの編曲です。
 このアルバムは、1枚目を現代楽器(YAMAHA)で演奏、2枚目を当時のフォルテピアノで演奏するという趣向が凝らされたもの。音色の違いや、ベートーヴェンの真意が伝わる好企画です。
 
Schulhoff: Piano Works Volume 2
GP631
\2,600→\1590
エルヴィン・シュルホフ:ピアノ作品集 第2集
 1-5. 5つのピトレスク集 Op.31
  <フォックストロット/ラグタイム/イン・フォトゥルム/第1歩/マシーシェ>/
 6-9.ピアノ・ソナタ 第2番/10-11.2つの練習曲/
 12-15. ピアノのための音楽 Op.35
  <前奏曲/主題と変奏/活発に、そしておどけるように/退場の音楽>/
 16-21.ジャズのスケッチ
  <ラグ/ボストン/タンゴ/ブルース/チャールストン/ブラック・ボトム>
キャロリン・ヴァイヒェルト(ピアノ)
録音 2012年3月,8月 ドイツ,ハンブルク音楽・演劇学校

 幼い頃から素晴らしい音楽的才能を示したシュルホフ(1894-1942)。彼の母ルイーズは幼いエルヴィンに対して最高の教育を施すため、ヨーロッパ中の有名な教師に指導をしてもらえるよう依頼、一度はドヴォルザークに白羽の矢が立ったのですが、結局それはかなわず、他の教師からピアノを学びプラハ音楽院に進学しました。やがて、彼はライプツィヒでマックス・レーガーから作曲を学び、そこでブラームスやバッハ、ベートーヴェンなどの音楽を研究したことでも知られています。彼のピアノ曲は、そんな堅固な下地の上に積み重ねられた数多の技法から成り立っており、当時流行の音楽(ジャズやラグなど)と、やはり流行の「ダダイズム」が絶妙に組み合わせられた独自のものばかりです。一番のオススメはトラック3の「イン・フォトゥルム」でしょう。方法論は違うといえ、結果的にはジョン・ケージの名曲「4分33秒」を完全に先取りしたものなのですから。
 
 

GP677
\2,600→\1590
フィリップ・グラス:グラスワールド 第1集
 1.グラスワークス:1.オープニング(1981)/
 2-9.オルフェ組曲(P.バーンズによるピアノ編)(2000)
  <第1番:カフェ/第2番:オルフェの寝室/第3番:深層世界への旅/
   第4番:オルフェと王女/第5番:オルフェの帰宅/
   第6番:オルフェの帰還/第7番:オルフェの寝室-再び>/
 9.夢見る目覚め(2003)/10.どのように今(1968)
   ※9…世界初録音
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)
録音 2013年10月28-29日 フランス パリ、Temple Saint Marcel

 20世紀の音楽における新しいジャンルの中に「ミニマル・ミュージック」というものがあります。小さな音形を繰り返しながら、少しずつ変化をしていくというこの音楽。この形式を確立させた作曲家の一人がこのフィリップ・グラス(1937-)であり、これは後世の作曲家たち…クラシックのみならず…にも大きな影響を与えたのでした(グラス自身は次第に作風を進化させ、初期の禁欲的なものから増大、複雑化していき、最終的にはミニマルと決別してしまうのですが)。
 冒頭に置かれた「グラスワークス:オープニング」は1981年、CBSレコードへのデビュー作品であり、当時のフィリップ・グラスを端的に表すものといえるでしょう。1968年「How Now-どのように今」の印象と比べてみれば、その変化が良くわかるのではないでしょうか。
 ジャン・コクトーの映画「オルフェ」に触発されて書かれた「オルフェ組曲」はもっと叙情的になっているため、不可思議あ思いに囚われるかもしれません。ニコラス・ホルヴァートによるこのシリーズには多くのピアノ版の初演が含まれます。


GP685
\2,600→\1590
ショパンよりも前にポーランドで「夜想曲」を書いた人がいました
 マリア・シマノフスカ:ピアノのための舞曲全集

 1-18. 18の舞曲
  <第1番:ポロネーズ ハ長調/第2番:ポロネーズ ホ短調/
   第3番:ポロネーズ イ長調/第4番:ポロネーズ ヘ短調/
   第5番:ワルツ 変ホ長調/第6番:ワルツ イ長調/
   第7番:ワルツ 変ロ長調/第8番:ワルツ ヘ長調/
   第9番:アングレーズ 変ホ長調/
   第10番:アングレーズ 変ロ長調/
   第11番:アングレーズ 変イ長調/
   第12番:アングレーズ 変ホ長調/
   第13番:コントルダンス 変ロ長調/
   第14番:コントルダンス 変イ長調/
   第15番:カドリーユ 変ホ長調/
   第16番:カドリーユ ヘ長調/第17番:マズルカ ヘ長調/
   第18番:コティヨン 変イ長調>/
 19-42.24のマズルカ/
 43-48. 6つのメヌエット
  <第1番:イ短調/第2番:ト短調/第3番:変ホ長調/
   第4番:ト短調/第5番:ホ長調/第6番:ニ短調>/
 49.ジョゼフ・ポニャトフスキ大公お気に入りの民謡によるポロネーズ/
 50.ポーランド舞曲/
 51.コティヨン、または比喩的なワルツ
アレクサンダー・コストリツァ(ピアノ)/
ナツミ・シバガキ(第2ピアノ)…7
 録音 2014年6月7-8日 USA オハイオ,クリーヴランド・ファースト・ユニテリアン・チャーチ

 「夜想曲」は、ジョン・フィールドが確立した形式をショパンが発展させたと言われていますが、実はショパンよりも前にポーランドで「夜想曲」を書いた人がいました。
 それは1789年に生まれた女性作曲家マリア・シマノフスカ(1789-1831)で、彼女は19世紀初頭のヨーロッパにおいて、最も有名なピアニストの一人でもあったのです。
 彼女の作品も当時としては革新的なものであり、「ブリヤン様式= style brillant」と呼ばれる技巧的な作風は、ロマン派の自由な発想を予告するものにもなっています。
 ここに収録された作品は、どれも短く簡潔ですが、1曲ごとに広がる夢幻的な発想には感嘆するばかりです。
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GP737
\2,600→\1590
アルテュール・ヴァンサン・ルリエ:ピアノ作品全集 第1集
 1-5.5つの壊れやすい前奏曲 Op.1(1908-1910)/
 6-7. 2つの版画 Op.2(1910)
  <牧神の夕暮れ/香り、色と音の答え>/
 8-9.マズルカ Op.7(1911-1912)/
 10-13. 4つの詩 Op.10(1912-1913)
  <憂鬱/カプリース/自画像/皮肉>/
 14-16.大気のかたち(パブロ・ピカソ)(1915)/
 17-23.仮面(誘惑)
  <雲/隠匿/脆弱/深い謎、穏やかに/奇妙/
   とても遅く、静かに(葬送行進曲)/失神>/
 24.アップマン,たばこを吸う描写/
 25-28.ヘ長調の小組曲/29.対話
   ※25-29…世界初録音
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
 録音 2016年1月5日…1-5.8-9.29, 2016年3月25日…6-7.10-28 スイス,ルガーノ・コンセルヴァトワール

 ロシア出身の作曲家ルリエ(1892-1966)は、経歴の初期にはソ連楽壇の指導的作曲家として活動していたものの、ドイツ、フランス、アメリカに亡命した後は、ストラヴィンスキーの影響を強く受け、新古典主義音楽の信奉者に鞍替えした人です。
 また同時代の美術に強い関心を持っており、いくつかの作品は美術作品にも関連を持っています。多くの作曲家たちのように、死後間もなく忘れ去られた存在になっていましたが、ギドン・クレーメルが作品を紹介したことが皮切りとなり、代表作「大気の形」(ピカソに献呈された)が広い地域で演奏され始めるなど、少しずつ復興が進んでいます。
 ここで聞ける作品も、時には若き彼が強く魅了されたスクリャービン風であったり、香り高いフランスの雰囲気を有していたりと、曲によって様々な表情を楽しむことができます。
 スペイン、フランスの作品を得意とする1953年生まれのジョルジオ・コウクルによる演奏です。






GP602
\2,600→\1590
ラフ:ピアノ作品集第 1 集
 1-12.春の便り Op.55
  <冬の休息/春間近/誓い/気ぜわしく/アプローチ/混乱/非難/
  よそよそしい/良いしらせ/再び2 人に/休みなし/夕べ>/
 13-15. 3 つのピアノ独奏のための小品 Op.74
  <第1番バラード/第2 番スケルツォ/第3 番変容>/
 16.幻想曲ロ短調 WoO.15A ※世界初録音
チャ・グエン(ピアノ)

 今では、ヴァイオリンの小品「ラフのカヴァティーナ」のみが知られるドイツの作曲家、ヨアヒム・ラフ(1822-1882)。若い頃はリストの助手として、晩年はマクダウェルの師として音楽界に貢献し、数多くの作品を残していますが、そのほとんどは現在忘れられてしまい、前述のカヴァティーナがかろうじて残っていると言っても過言ではありません。このアルバムでは、彼の知られざるピアノ曲に光をあてています。全てが世界初録音であり、聴きすすむごとに「こんなに良い曲があったのか」と驚かれる人も多いことでしょう。ベトナムのピアニスト、チャ・グェンの共感溢れる演奏です。

録音 2011 年1 月28-29 日 UK ウィアストン・コンサート・ホール


GP615-16
(2CD)
\3600\1990
ベートーヴェン最大の師であり恩人
 ネーフェ:12のピアノ・ソナタ集、他
  現在単売では出ていなかったベートーヴェンの「WoO63」も収録
〈CD1〉
 クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェ:12のピアノ・ソナタ集(1773)
  1-3.ソナタ第1番ニ短調/4-5.ソナタ第2番ニ長調/
  6-8.ソナタ第3番ト長調/9-10.ソナタ第4番ハ短調/
  12-14.ソナタ第5番ハ長調/15-16.ソナタ第6番ヘ長調/
  17-19.ソナタ第7番変ロ長調/
〈CD2〉
 1-3.ソナタ第8番変ホ長調/4-6.ソナタ第9番ハ短調/
 7-9.ソナタ第10番ハ長調/10-12.ソナタ第11番ニ長調/
 13-15.ソナタ第12番イ長調
16.ベートーヴェン(1770-1827):
  ドレスラーの行進曲の主題による9つの変奏曲WoO63
スーザン・カガン(ピアノ)

 現在ではベートーヴェンの最初の教師として、その名が知られているネーフェ(1748-1798)。彼は1748年、ケムニッツの歴史ある職人の家に生まれました。学生時代から才能豊かで、1771年にはライプツィヒの音楽学校で学びます。1776年には、指揮者として楽団を率い、各地を演奏旅行するのですが、楽団の経済的失敗により職を失い、ボンの劇場に作曲家、音楽監督として採用されるのです。以降、作曲の教師を始め、多くの弟子をとるようになり、その中の「優秀な一人」がかのベートーヴェンだったというわけです。バッハ・ファミリーの熱烈なファンであったネーフェは、弟子たちの教材にバッハの平均律や、C.P.E.バッハの作品を積極的に取り込んだようで、ベートーヴェンも間違いなくその影響を受けています。
 アルバムの最後に収録された「変奏曲」はベートーヴェン、栄えある最初の作品。力強さと華やかな技巧を持つ価値ある変奏曲。ブッフビンダーの録音があるのですが、残念ながらベートーヴェン大全集ボックスでしか聴けませんでした。12歳のベートーヴェンがネーフェの勧めにより作曲、出版したもので、この端正な響きはまちがいなく師譲りのものと言えるでしょう。非常に貴重なリリースです。
 録音 2011年1月17日,2月14.18.22日アメリカ ニューヨーク,ペトリッチ・サウンド・スタジオ


GP654
\2,600→\1590
ヨアヒム・ラフ:ピアノ作品集 第5集
 1-4.グランド・ソナタ Op.14(1881)
 5-16.葉と花 Op.135(1866)
  <第1番:つた Andantino/第2番:糸杉 Larghetto/
   第3番:カーネーション  Presto - Molto meno mosso, quasi andantino - Tempo I/
   第4番:月桂樹 Allegro vivace/
   第5番:ばら Andantino, non troppo lento/
   第6番:わすれなぐさ Allegro grazioso/
   第7番:モクセイソウ Allegretto/
   第8番:ルピナス Andante/
   第9番:アネモネ Allegro/
   第10番:蔓日々草 Allegretto - Un poco meno mosso - Tempo I/
   第11番:すずらん Allegretto pastorale (quasi andantino)/
   第12番:矢車草
    Presto - Un pochettino meno mosso - Come prima>
     ※5-16…世界初録音
チャ・グエン(ピアノ)
録音 2013年9月2-3日 UK ウィアストン・コンサート・ホール

 ラフ(1822-1882)のピアノ曲集第1集の最初の音を聞いた時の第一印象は、「リストの作品に似ているけれど何だか肌触りの違う音楽」でした。その思いは今回の第5集でも変わりません。もちろんラフ自身もリストにはかなり影響を受けていて、雰囲気は継承しているのかもしれませんが、その音楽には仄暗い寂しさと限りない憧憬があるように感じられます。
 この第5集ではラフのピアノ曲の中でも最も重要な「グランド・ソナタ」と、もっと早くに書かれたユニークな曲集「葉と花」を聞くことができます。
 ソナタは作品番号こそ初期のものが付いていますが、実際には後期の作品で、まるで交響曲を思わせるスケールの大きな構成を持っています。「葉と花」はシューマンを思わせる小品集です。当時流行していた「花言葉」からインスパイアされた曲からは、香り豊かな花の姿を見ることができるでしょう。

ヨアヒム・ラフ:ピアノ作品集(チャ・グエン)
第1集…GP602 第2集…GP612 第3集…GP634 第4集…GP653

GP684
\2,600→\1590
バンジャマン・ゴダール:ピアノ作品集 第2集
 1.夢のすまい Op.140/2.夜想曲 第1番 Op.68/
 3.夜想曲 第2番 Op.90/4.夜想曲 第3番 Op.139/
 5.夜想曲 第4番 Op.150/
 6-8.3つの小品 Op.16
  <第1番:メヌエット/第2番:アンダンテ/第3番:ガヴォット>/
 9-11.幻想曲 Op.143
  <第1番:バラード/第2番:間奏曲/第3番:スケルツォ>/
 12.再生 Op.82/
 13-15.詩的な断章 Op.13
  <第1番:ラマルティーヌ/第2番:アルフレッド・ド・ミュッセ/第3番:ヴィクトル・ユゴー>
   ※世界初録音
エリアンヌ・レイエ(ピアノ)
録音 2014年4月27日.5月22日 ベルギー ティアンジュ リサイタル・スタジオB

 19世紀フランスで活躍したバンジャマン・ゴダール(1849-1895)のピアノ作品集第2集です。第1集(GP683)に収録されていた2曲のソナタの厳しい曲想に比べると、「夜想曲」を中心に集められたこちらの第2集の方が、普段知っているゴダールの雰囲気に近いのではないでしょうか。
 夢、夜、詩・・・この言葉に集約される美しい作品集は、ちょっとだけ肩の力を抜いたゴダールの姿を垣間見ることができそうです。しかし曲に渦巻くハーモニーはシューマンやショパン由来のものではなく、彼が敬愛していたワーグナーのもの。最初に置かれた穏やかなワルツ「夢のすまい」の息の長いメロディは、まさに愛の語らいです。
 ベルギーのピアニスト、エリアンヌ・レイエの柔らかいタッチは聴き手を夢の世界へ誘ってくれるようです。







 GP844
\2600→\1590
石本 裕子(ピアノ)
 PIONEERS -先駆者たち-女性作曲家たちのピアノ曲集
石本 裕子(ピアノ...Steinway,モデルC)
 1. ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923):BLUMENLEBEN 花の一生 Op.19-No.5 ばら(1904-1905)
 2. セシル・シャミナード(1857-1944): ワルツ・カプリース Op.33(1885頃出版)
 3. アンナ・ボン(1739頃-1769以降): ソナタ 変ロ長調 Op.2 No.2(1757出版)
 4. クララ・シューマン(1819-1896): 3つのロマンス Op.21-No.1 イ短調(1853-55)
 5. アガーテ・バッケル=グロンダール(1847-1907):3つの小品 Op.15 No.3 フモレスケ ト短調(1882出版)
 エイミー・ビーチ(1867-1944):
  6. 前夜祭のチャイロツグミ Op.92 No.1(1921)/
  7. スコットランドの伝説 Op.54 No.1(1903)
 8. エマ・コダーイ(1863-1958): VALSES VIENNOISES ウィーン風ワルツ(1925頃)
 リリー・ブーランジェ(1893-1918): ピアノのための3つの小品(1914)
  9. No.1. D'un vieux jardin 古い庭で/
  10. No.2. D'un jardin clair 明るい庭で/
  11. No.3. Cortege 行列
 シキーニャ・ゴンザーガ(1847-1935):
  12. CANANEA, VALSA カナネア、ワルツ(ピアノ編)(1900頃)
  13. AGUA DO VINTEM ヴィンテムの水(1897頃出版)
 14. バッケル=グロンダール: 3つのピアノ小品 Op.35 No.2 アルバムの一葉(1894出版)
 15. テクラ・バダジェフスカ(1834-1861): 良い夢を(マズルカ)(1863出版)
 16. フローレンス・ベアトリス・プライス(1887-1953):ピアノ・ソナタ ホ短調-II.ANDANTE(1932出版)
 タチアナ・ニコラーエワ(1924-1993): 子供のためのアルバム Op.19より(1958)
  17. No.1. 行進曲/18. No.2. 音楽箱/19. No.3. 古いワルツ
 20. ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940):
  DUBNOVA PRELUDIA 4月の前奏曲 Op.13 No.2-ANDANTE(1937)
 21. 三宅榛名(1942-): 北緯43度のタンゴ(2019 ピアノ・ヴァージョン)

 録音 フェニックス・スタジオ、 ブダペスト、ハンガリー 2019年6月1-3日...1-2/2019年6月1-3日、7月15-16日...3-12/2019年7月15-16日...13-21

 18世紀から現代までに於いて、女性作曲家たちがどのような活動をしてきたかを探るアルバム。
 クララ・シューマンやエイミー・ビーチ、三宅榛名など良く知られた女性たちの作品から、最近注目が高まるドーラ・ペヤチェヴィチ、セシル・シャミナードの作品までを紹介するだけでなく、フリードリヒ大王(プロイセン王)フルート・ソナタを献呈したことで知られるイタリアのアンナ・ボンを始め、マルティヌーに師事したヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー、「乙女の祈り」1曲のみが知られるテクラ・バダジェフスカ(テクラ・ボンダジェフスカ=バラノフスカ)、そしてほぼ歴史に埋もれてしまった他の女性たちの作品が随所に散りばめられたこのアルバムは、ピアニスト、石本裕子の長年の研究結果が反映される興味深い1枚に仕上りました。
 石本は各々の女性作曲家たちの生涯を丹念に辿りながら、その作品を愛情を込めて奏でています。

 【石本 裕子(いしもとひろこ)】
 札幌生まれ。5歳より遠藤道子氏に師事。
 桐朋学園を経て、ニューヨーク・ジュリアード音楽院でバルトークの高弟、ジェルジ・シャーンドルに師事。卒業後、1990年には札幌に於いてバーンスタインが提唱した第1回PMFに参加。1992年-2002年まで桐朋学園短大部音楽科講師を務めた後、2002年よりハンガリー、ブダペスト在住。ハンガリーを拠点にリサイタルを開催するとともに、さまざまな活動を広げ、教育にも力を入れています。
 2011年から2015年までは東日本大震災の影響を受けた子供たちのためのコンサートを行い、ウィメンズ アクション ネットワーク(WAN)の一員として活躍。
 2015年より、WANのWebサイトにてエッセイ「陽の当たらなかった女性作曲家たち」を連載。
 これまでに、エッセイにまつわるコンサートを各地で開催し好評を博しています。

 









GP626
\2600→\1590
サン=サーンス(1835-1921):ピアノ作品全集 第5集
 2つのバガテル(1858)…世界初録音
  1.バガテル 第1番
  2.バガテル 第2番

 3.ANTWORT 答え
…世界初録音
 4.マイヤベーアの《北極星》の五重唱による幻想曲(1858)
…世界初録音
 5.マイヤベーアの《預言者》のワルツ(1857)
…世界初録音
 6.ワーグナーの《ローエングリン》による幻想曲(1859)
…世界初録音
 7.ベートーヴェンの「アテネの廃墟」の回教僧の合唱(1869)
 8.グノーの「ガリア」によるパラフレーズ(1871)
…世界初録音
 9.ビゼーの《真珠採り》によるスケルツォ(1886)
…世界初録音
 10.マスネのオペラからの演奏会用パラフレーズ「タイスの死」(1895)
 11.リストの「ベートーヴェン・カンタータ」による即興(1870)
…世界初録音
 12.アフリカ幻想曲 Op.89(ピアノ独奏版)(1891)
ジェフリー・バールソン(ピアノ
…スタインウェイ、ハンブルク、モデルD)

 サン=サーンスのピアノ作品全集、第5集には8曲の世界初録音作品が含まれています。
 どの曲もピアニスト、ジェフリー・バールソンがフランス国立図書館に収蔵されている未発表の原稿から発掘したもので、ほとんどの作品が他の作曲家の作品を元にしており、それぞれ、溢れる楽想と豊かなアイデアに満ちたサン=サーンスらしい華やかな作品に仕上がっています。
 すでにピアニストのレパートリーとして愛奏されている「アフリカ幻想曲」で存分に駆使された超絶技巧も聴きどころ。
  録音 2017年1月19,23,25日,2月15日、Patrych Sound Studios, New York, NY, USA



GP741
\2600→\1590
グリンカ(1804-1857):ピアノ作品全集 第1集
 1.自作主題による変奏曲 ヘ長調(1824)
 2.ケルビーニの歌劇《ファニスカ》の主題による変奏曲(1826-1827)
 3.バレエ《チャオ=カン》の2つの主題による変奏曲 ニ長調(1831)
 4.ドニゼッティの歌劇《アンナ・ボレーナ》の主題による華麗な変奏曲 イ長調(1832)
 5.モーツァルトの歌劇《魔笛》の主題による変奏曲 変ホ長調(第2稿)(1856)
 6.ロマンス「母よ祝福されてあれ」による変奏曲 ホ長調(1825)
 7.ロシア民謡「なだらかな谷間に沿って」による変奏曲 イ短調(1826)
 8.ベッリーニの歌劇《キャプレッティとモンテッキ家》の主題による変奏曲 ハ長調(1832)
 9.アリャビエフの「ナイチンゲール」のによる変奏曲 ホ短調(1833)
インガ・フィオーリア(ピアノ)

 19世紀、近代ロシア音楽の礎を作ったミハイル・グリンカ。裕福な貴族の家に生まれたグリンカは、幼い頃から音楽に興味を持ち、当時ロシアを訪れたジョン・フィールドにピアノを習うなど環境に恵まれていました
 。しかし、彼は最初、音楽家になることはなく1824年に公務員として働き始めます。この時期の彼はサロンで演奏するために何曲かの華麗な変奏曲を作曲、3年間ほどサロンで演奏していました。
 1930年、健康状態を懸念した彼はイタリアに移住。この地で当時流行していた様々な歌劇を耳にし、これらの主題を用いた変奏曲で人気を博すこととなります。
 しかし、イタリアで3年間過ごしたグリンカはホームシックに陥り、ロシアに帰国。“アリャビエフの「ナイチンゲール」のによる変奏曲”はその頃に書かれた曲です。
 それからのグリンカはロシアの民族意識に根ざした作品を次々と発表し、賞賛を得ることとなります。

  録音 2016年4月20-22日Eden River Records Studio, Neuss, Germany


GP743
(2CD)
\3600→\1990
ニコライ・アンドレイェヴィチ・ロスラヴェッツ(1881-1944):ピアノ作品全集
 【CD1】
  1.ピアノ・ソナタ 第1番
  2-4.3つのコンポジション
  5.前奏曲
  6-7.2つのコンポジション
  8-9.2つの詩曲
  10.ピアノ・ソナタ 第2集
 【CD2】
  1-3.3つのエチュード
  4-8.5つの前奏曲
  9.子守歌
  10.舞曲
  11.ワルツ
  12.前奏曲(M.ボバノヴァによる復元版)
  13-14.4つのコンポジション(抜粋)
  15.ピアノ・ソナタ 第5番
オリガ・アンドリュシチェンコ(ピアノ)

 ストラヴィンスキーが「20世紀の最も興味深いロシアの作曲家」と述べたというロスラヴェッツのピアノ作品全集。
 ソビエト政権の下で、西側の音楽語法を積極的に取り入れた前衛的な作品を書き、時にはシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」の論文を執筆するなど、“反革命的でありブルジョワ的な作曲家”と何十年にも渡り抑圧を受けた人です。
 一度は自己批判を行いましたが、結局は地位を得ることはできずにひっそりと生涯を終えたロスラヴェッツの作品は、死後すぐには復権されませんでしたが、作曲家の姪エフロシーニャの尽力により1990年代から少しずつ人気を盛り返し現在に至っています。
 生涯を通じて斬新な響きを模索したロスラヴェッツの全ピアノ作品を、アレクセイ・リュビーモフに師事したロシアのピアニスト、アンドリュシチェンコが演奏しています。

  録音:2016年3月-5月 CMS Studio, Moscow, Russia





GP756
\2600→\1590
ヴァンサン・ダンディ(1851-1931):
 ピアノ・ソナタ ホ長調 Op.63 (1907)
  1-7.第1楽章 8-12.第2楽章 13-23.第3楽章
 旅の画集 Op.33 (1889) より
  24. I.(序章) 25. III.牧場 26. IV.緑の湖 27. V.弔いの鐘
  28. XI.ボイロン修道院 29. XII.雨 30. XIII.夢
ジャン=ピエール・アルマンゴー
 (ピアノ/Steinway, Model D)

 【大作ソナタを含むダンディのピアノ作品集】

 セザール・フランク門下生としてパリ音楽院に学び、スコラ・カントルムの創立に関わるなど近代フランス音楽史に決して小さくない足跡を残したダンディですが、その作品が今日演奏される機会は多いとは言えません。
 50代の円熟期にあった彼が書いたピアノ・ソナタは、演奏時間40分を超す知る人ぞ知る大作で、変奏曲形式の第1楽章、トリオとコーダを持つスケルツォ・スタイルの第2楽章、ソナタ形式の第3楽章と構造も意欲的なものとなっています。
 「旅の画集」は様々な印象を綴った多彩な小品集ですが、全13曲からここでは約半数の7曲、作者の心象風景を思わせる憂愁の影さす曲が特に選ばれています。
 1943年生まれのフランスのピアニスト・アルマンゴーは、近代作品に対する深い造詣と高い学識で知られる大御所。
 ここでも母国が誇る大作曲家の真価を知らしめるべく、その音楽の奥深さを雄弁に展開しています。
  
 


GP766
\2600→\1590
アレクセイ・スタンチンスキー(1888-1914):ピアノ作品全集 第1集
 1.ピアノ・ソナタ 変ホ短調(1906)
 2-4.無言歌(1904)
 5.マズルカ 変ニ長調(Allegro)(1905)…世界初録音
 6.ユモレスク(1906)
…世界初録音
 7.涙(1906)
…世界初録音
 8.前奏曲 嬰ハ短調(Lento)(1907)
 9.前奏曲 ハ短調(Andante)(1907)
 10.夜想曲 嬰ハ短調(1907)
 11.前奏曲 変イ長調/ヘ短調(Lento Espressivo)(1907)
 12.練習曲 ヘ短調/変イ長調(Animato Assai)(1907)
…世界初録音
 13.前奏曲 ニ長調(Con Moto)(1907)
 14.前奏曲 変ホ短調(Adagio)(1907)
 15.練習曲 ト短調(Allegro Patetico)(1907)
 16.リディア旋法の前奏曲(Andante)(1907)
 17.マズルカ 嬰ト短調(Allegretto)(1907)
…世界初録音
 18.カノン ロ短調(1908)
 19.前奏曲 ホ長調「ミクソリディア旋法」(Non Troppo Vivo)(1908)
 20.練習曲 ロ長調(Lento Ma Non Troppo)(1909)
…世界初録音
 21.前奏曲 変ロ短調(Presto)(1909)
 22.前奏曲 ロ短調(Animato)(1909)

 前奏曲とフーガ(ト短調)(1909)
  23.前奏曲/24.フーガ(2声)
オルガ・ソロヴィエヴァ(ピアノ…スタインウェイ)

 アレクセイ・スタンチンスキーはロシアの作曲家。モスクワ音楽院でタネーエフとジリャーエフに師事、傑出した才能が高く評価されましたが、父親の死を境に体調を崩してしまい、作曲への意欲が衰えた結果、26歳の若さでこの世を去った時には限られた少数のピアノ曲が遺されたのみでした。
 これらの作品は出版されることもなく作曲家の死後は忘れ去られていましたが、彼の早すぎる死を惜しんだ級友たちの手により、1940年代から少しずつ出版され、ようやく周知されるようになったのです。
 ユニークな旋法を用いた旋律や、精緻な対位法、半音階的手法が用いられた素晴らしい作品ばかりであり、時にはプロコフィエフを思わせる風刺的な表現も感じられるなど聴きごたえのあるものとなっています。
 このアルバムにはモスクワ生まれのピアニスト、ソロヴィエヴァの演奏で、スタンチンスキーが1910年までに作曲した全作品を収録。世界初録音を含む貴重な1枚です。

  録音  Studio 1, Russian State TV & Radio Company KULTURA, Moscow, Russia
   2018年4月16日…5,7,8,11-14,17-19,21-22)
   2017年7月17日…2-4,6,15,23-24
   2018年7月18日…1,9,10,16,20
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GP776
\2600→\1590
ラロ・シフリン(1932-):ピアノ作品集
 1.ミッション・インポッシブル:メインテーマ(ピアノ版)(1973/2016)…世界初録音
 2.タンゴ:メインテーマ「夕暮れのタンゴ」(ピアノ版)(1997/2016)…世界初録音
 3.PAMPAS(ピアノ版)(2009/2016)…世界初録音
 4-6.ジャズ・ピアノ・ソナタ Op.1(1963/2016)…世界初録音
 7.DANZA DE LOS MONTES-山の踊り(ピアノ版)(2005/2016)…世界初録音
 8.創作主題による10の変奏曲(2016)…世界初録音
 9.TANGO A BORGES-ボルヘスへのタンゴ(ピアノ版)(2005/2016)…世界初録音
 10.LA CALLE Y LA LUNA-通りと月(ピアノ版)(2005/2016)…世界初録音
 11.LULLABY FOR JACK-ジャックへの子守歌(2016)
ミリアン・コンティ(ピアノ)

 アルゼンチン出身の作曲家、編曲家、ジャズ・ピアニスト、指揮者ラロ・シフリン。アルゼンチンの大学でクラシックを学び、一時期はパリに留学。メシアン、ケクランにも師事し、作曲技法に磨きをかけました。
 ジャズやタンゴのアレンジャーとして活躍していましたが、その名前を一躍広めたのは、なんといってもハリウッドで手掛けた「スパイ大作戦」や「燃えよドラゴン」などの一連の映画作品でしょう。
 とりわけ「スパイ大作戦」のテーマ曲は、映画化された「ミッション・インポッシブル」でも使用され、緊迫感と共に一度聴いたら忘れられないほどの強い印象を人々の脳裏に刻み込んでいます。もちろんこのアルバムの冒頭にも収録。ピアノで聴くのはまた違った雰囲気となっています。
 もちろん彼が得意としていたタンゴやジャズ作品もたっぷり。世界初録音となる「創作主題による10の変奏曲」は最新のオリジナル作品の一つで、80歳を超えた現在でも全く創作意欲の衰えを感じさせません。

  録音 2017年5月19.21.22日 Yamaha Artist Services, New York, USA


 GP816
\2600→\1590
フリードリヒ・ブルグミュラー(1806-1874):
 易しく段階的な25の練習曲 Op.100、性格的な18の練習曲 Op.109
カール・ペテルソン(ピアノ)
 Fazioli, F278
  易しく段階的な25の練習曲 Op.100
   1-1.すなおな心/2-2.アラベスク/3-3.牧歌/4-4.小さなつどい/5-5.無邪気/6-6.進歩/
   7-7.清らかな小川/8-8.優しく美しく/9-9.狩/10-10.やさしい花/11-11.せきれい/
   12-12.別れ/13-13.なぐさめ/14-14.シュタイヤー舞曲/15-15.バラード/16-16.ちょっとした悲しみ/
   17-17.おしゃべり/18-18.気がかり/19-19.アヴェ・マリア/20-20.タランテラ/21-21.天使の合唱/
   22-22.舟歌/23-23.再会/24-24.つばめ/25-25.貴婦人の乗馬
 
 性格的な18の練習曲 Op.109
   26-1.ないしょ話/27-2.真珠/28-3.家路につく牧童/29-4ボヘミアン/30-5.泉/
   31-6.陽気な少女/32-7.子守歌/33-8.アジタート/34-9.朝課の鐘/35-10.すばやい動き/
   36-11.セレナード/37-12.森での目覚め/38-13.大雷雨/39-14.ゴンドラ漕ぎの歌/
   40-15.風の精/41-16.別れ/42-17.行進曲/43-18.紡ぎ歌

 録音:2018年10月7日 Piano varkstedet Mattsson & McGehee, Copenhagen, Denmark

 【GRAND PIANOレーベルより、ピアノ学習曲シリーズが登場!】
  日本ではピアノの練習曲で知られるブルグミュラーは、アダンのバレエ『ジゼル』に追加された「村娘のパ・ド・ドゥ」などの作品も残したドイツの作曲家。
  ピアノの学習者に広く親しまれるその練習曲は単に技巧的な練習に留まらず、愛らしい曲調や和声、想像を膨らませるタイトルなどで人気です。
  スウェーデン出身のピアニスト ペテルソンが、モダン・ピアノの最高峰ともいわれるファツィオリを用いたこのアルバムは、模範演奏の枠を超え、作品自体の面白さを豪華な響きで楽しみ、実感することが出来ます。




GP601
\2600→\1590
サン=サーンス:ピアノ作品全集第 1 集練習曲全集
 1-8. 6 つの練習曲 Op.52
  <第1 番前奏曲/第2 番指の独立のための/
  第3 番前奏曲とフーガ ヘ短調/第4 番リズムの練習曲/
  第5 番前奏曲とフーガイ長調/第6 番ワルツ形式の練習曲>/
 9-15. 6 つの練習曲 Op.111
  <第1 番長 3 度と短3 度/半音階奏法/前奏曲とフーガ/
  ラ・パルマの鐘/半音階的長3 度/第5 協奏曲のフィナーレによるトッカータ>/
 16-21.左手のための6 つの練習曲 Op.135
  <第1 番前奏曲/第2 番フーガのように/第3 番無窮動/
  第4 番ブレー/第5 番悲歌/第6 番ジグ>
ジェフリー・バールソン(ピアノ)
 フランスのロマン派音楽の発展に素晴らしい貢献を果たしたはずなのに、なぜか現代ではあまり評価されていないサン=サーンス(1835-1921)。でも、彼のピアノ曲には、まさに「フランスのエスプリ」がたっぷり詰まっていることをご存知でしょうか?とりわけ、この3 つの練習曲集には、きらめく繊細さと素晴らしい技巧性が溢れていて、演奏家にとっても、聴き手にとっても、いろいろな意味で興味を引くものとなっています。とりわけ、Op.52 の第6 番「ワルツ形式の練習曲」に見られる、華々しい技巧と美しいメロディは、とても「サロン風の音楽」などとは言えないほどの迫力と演奏効果を持っています。ピアニストはジェフリー・バールソン。北米を中心に活躍する彼は、ジャズも得意であり、このサン=サーンスでも、独特の間合いを感じさせるユニークな演奏を披露しています。

録音 2011 年1-2 月


GP605
\2600→\1590
サン=サーンス:ピアノ作品全集第2集
 1.ピアノ協奏曲第3番変ホ長調 Op.29(ピアノ独奏版)-第1楽章/
 2-5.組曲ヘ長調 Op.90
  <前奏曲とフーガ/メヌエット/ガヴォット/ジーグ>/
 6.アレグロ・アパッショナート嬰ハ短調 Op.70(ピアノ独奏版)/
 7.主題と変奏Op.97/8-13.6つのフーガOp.161
ジェフリー・バールソン(ピアノ)
 第1集(GP601)では、「練習曲」と題されながらも、実際には華麗かつ演奏困難な作品を寸分の隙もなく演奏していたバールソン。この第2集でも、サン=サーンス(1835-1921)の知られざる魅力の発掘に邁進しています。このアルバムには、サン=サーンスによる「バロック、古典的な形態」と「ロマンティック」の融合作品を中心とした5つの作品が収録されています。協奏曲第3番のピアノ・ソロヴァージョンは、管弦楽パートを全て巧みにソロ・パートに入れ込んでしまうというもの。「アレグロ・アパッショナート」も同系統の作品で、まさにヴィルトゥオーゾの言葉を感じさせる音の多さに目を見張ります。「組曲」と「6つのフーガ」もかなり手の込んだもので、とりわけフーガについては、演奏家のバールソンも心酔しているようで、彼によるブックレット(英語、フランス語)にも、この作品の意義と素晴らしさが熱を持って記載されており、サン=サーンスの手法の見事さ以上に、その熱き解説に息を飲む思いがします。もちろん演奏も文句なし。説得力に満ちた音楽です。

 録音 2011年10月アメリカ パトリッチ・サウンド・スタジオ


GP664
\2600→\1590
アルメニアの芸術功労者
 エドゥアルド・バグダサリアン:ピアノとヴァイオリンのための音楽集

  1-24.24の前奏曲(1958)/
  25.狂詩曲(ヴァイオリンとピアノ版)/
  26.夜想曲 イ長調
   ※1-24・・・世界初録音
ミカエル・ハイラペティアン(ピアノ)/
ウラディーミル・セルゲーエフ(ヴァイオリン・・・25.26)
録音 212年10月6-7日 ロシア,モスクワ国立文化芸術大学 コンサート・ホール

 アルメニアのエレバンで生まれ、エレバン音楽院でゲオルク・サライェフにピアノ、グレゴリー・エキアザリアンに作曲を学んだバグダサリアン(1922-1987)は、作曲家として、現代アルメニアの音楽発展に多大なる貢献を果たし、1963年には芸術功労者(名誉芸術家)として認定されるなど、国家の重要人物でもありました。
 様々なジャンルの作品を書きましたが、この「24の前奏曲」は彼の作風を端的に表す、多様な表現を持った興味深い作品です。民俗音楽に由来すると思われる快活な舞曲、トッカータ風の技巧が炸裂した曲、叙情的な曲・・・。バッハやショパンの世界を継承し、新たな色を付け加えながら、時にはドビュッシーやスクリャビンの作品のように柔軟な音楽が流れていきます。
 熱のこもった「狂詩曲」ではヴァイオリンとピアノの対話が美しく、ハンガリーの音楽ともまた違う郷愁溢れるメロディに満ちています。「夜想曲」では幾分ロシア風の甘い旋律が心に残るでしょう。
 


GP695
\2600→\1590

103歳まで生きた長老作曲家
 ポール・ル・フレム(1881-1984):ピアノ作品全集


 1.4月(1910)/2.古びたカルヴェール(1910)/
 3.荒野を通って(1907)/
 4.岸辺の砂地を通って(1907)/
 5-9.エニシダの花の歌(1910)
  〈第1番:ブレトンのバグパイプ/第2番:夕べに向かって/
   第3番:物語の周り/第4番:子守歌/第5番:ロンド〉/
 10-16. 7つの子供のための小品(1910)
  〈祈り/砂の要塞/厳しい叱責のあとに/
   愛撫/年老いた物乞い/礼拝堂/ビグダン〉/
 17.コリガン‐ブレトンのワルツ(1896)/
 18.右手のために(1961)/
 19.メランコリー!/
 20.エポニーヌとサビニウス(G.コウクル編)(1897)/
 21.パヴァーヌ・ド・マドモワゼル(ルイ14世風に)/
 22.エモーション(1939)

   ※17-22…世界初録音
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
録音 2015年3月23日 スイス ルガーノ,スヴィッツェラ・イタリアーナ音楽院

 1881年、フランス、オルヌ県ラドンに生まれ、パリのスコラ・カントルムでヴァンサン・ダンディとアルベール・ルーセルに師事、教育者としても活躍し、エリック・サティやアンドレ・ジョリヴェを指導したというポール・ル・フレム(1881-1984)。
 マルティヌー、チェレプニン、タンスマンと親しく交流し、彼らから大きな影響を受けています。



 またブルターニュの音楽にも強い愛着を持ち、自作に民族的な要素を積極的に取り入れました。

 彼は103歳という長寿を全うしましたが、作曲活動は第一次世界大戦の際に一時中断、1938年に活動を再開したときには、作風もかなり変化しています。

 ピアノ曲はその翌年の1939年に書かれた《エモーション》が最後の作品であり、以降は歌劇やバレエ曲、映画音楽といった大規模なものへと嗜好が移ってしまったようです。

 そんなル・フレムのピアノ曲からは、ショーソンやドビュッシー作品にも似た、良きフランスの香りが漂います。

 スペイン近代作品とマルティヌー作品を得意とするジョルジオ・コウクルの演奏です。





GP723
\2600→\1590
エルヴィン・シュールホフ:ピアノ作品集 第3集
 1-6.ジャズ風舞踏組曲(1931)
  <ストンプ/シュトライト/ワルツ/タンゴ/スロー/フォックス=トロット>/
 7-15. 9つの小さな輪舞 Op.13(1913)
  <Leicht bewegt‐容易に動いて/Massig bewegt‐適度に動いて/
   Schnell‐すばやく/
   Feurig, aber sehr rhythmisch‐
    燃えるように、しかし非常にリズミカルに/
   Walzertempo, ausserst kokett vorzutragen‐
    ワルツのテンポで,軽やかに前方に/
   Ruhig fliessend/Ruhiges Walzertempo/
   Leicht bewegt/Ruhiges Walzertempo>/
 16-21.オスティナート(1925)
  <パパ/ママ/ダ…ダ…/ホップ…ホップ/ア…ア/トララ>/
 22-26. 5つのジャズ練習曲(1926)
  <チャールストン/ブルース/シャンソン/タンゴ/
   シミー上のトッカータ 第5番「ゼズ・コンフリーの鍵盤の上の子猫」>/
 27.ゼズ・コンフリー:鍵盤上の子猫
キャロリン・ヴァイヒェルト(ピアノ)
 録音 2012年9月2日,2014年5月3-4日 ハンブルク音楽・演劇高等学校
 チェコの作曲家、ピアニスト、指揮者エルヴィン・シュルホフ(1894-1942)のピアノ作品集もこのアルバムで第3集となります。
 ダダイズムの先鋒として活躍し、また自作にジャズや実験音楽の要素も取り入れるなど、様々な作風を見せたシュルホフの作品がナチス・ドイツによって「退廃音楽」のカテゴリーに入れられてしまったのはなんとも残念なことでした。
 この第3集に収録されているのは1910年代から1930年代までの、およそ20年間にわたる時代の作品で、ほとんど耳にする機会のないOp.13の「小さな輪舞」をはじめ、ジャズや軽音楽にも通じる楽しい雰囲気を持ったものばかりです。
 興味深いのはアメリカのジャズ・ピアニスト、ゼズ・コンフリーの「鍵盤上の子猫」にインスパイアされたトッカータで、こちらは原曲も収録されていて、聴き比べ(シュルホフがどのように変貌させたか)も楽しい趣向になっています。
 


GP725
\2600→\1590
ポルトガルの珍しいピアノ作品集
 1.ジョアン・ギリェルメ・ダディ(1813-1887):アンダンテ・カンタービレ/
 2.ダディ:舟歌/
 3.ダディ:甘い幻想/
 4.ダディ:悲歌/
 5-7.ジョセ・ヴィアナ・ダ・モッタ(1868-1948):ポルトガルの情景 Op.9
  <第1番:愛の歌/第2番:チュラ/気まぐれなワルツ>/
 8-10.モッタ:ポルトガルの情景 Op.18
  <フィゲイラルの歌-旅/O Malhao - アヴェイロの歌/
   ダ・ベイラの歌-ドゥルロの歌>/
 11.モッタ:セレナータ Op.8/
 12.モッタ:バラダ Op.12
   ※世界初録音…1.2.3.4.11.12
ソフィア・ルーレンコ(ピアノ)
 録音 2014年10月15-16日 ポルトガル リスボン Estudios Namouche
 ポルトガルの2人の作曲家によるピアノ曲集です。
 ダディは神童として幼い頃からコンサートで活躍するほどのピアニストで、1845年にポルトガルを訪れたリストも彼の才能に惚れ込み、タルベルクの2台ピアノのための「ノルマ幻想曲」を一緒に演奏したという記録も残っています。
 そんな彼の作品はどれも名技を要するもので、演奏効果のあがる華麗な曲です。また、最近、アルバムのリリースが増えてきたヴィアナ・ダ・モッタはもともとポルトガルの海外領土であったサントメ島生まれ。幼い頃に本土に帰国してから音楽の才能を見せ、作曲を始めた人です。
 リスボンでピアノと作曲を学び、ベルリンからヴァイマールに渡り、リストの最後の高弟となりました。ピアニストとして活動した後はリスボン国立音楽院の院長も務めています。
 彼の作品はロマン派の様式の中に、ポルトガル民謡の要素を組み込み、新鮮な効果が得られるよう工夫が凝らされています。
 




 GP907
\2,600→\1590
セリム・パルムグレン(1878-1951):ピアノ作品全集 第4集 ヨウニ・ソメロ(ピアノ...Steinway & Sons, Model D)
 1. 春の小川のざわめき SP343(1921もしくはそれ以前)/2. 愛のワルツ SP325(1920もしくはそれ以前)/
 3つの夜想的情景 Op. 72(1921)
  3. No. 1. Les etoiles scintillent 星はまたたく / 4. No. 2. Chanson de nuit 夜の歌 / 5. No. 3. L'aube 曙
 3つの幻想曲 Op. 82(1924)
  6. No. 1. En sommarfantasi 夏の幻想曲 / 7. No. 2. En hostdrom 秋の夢 / 8. No. 3. Ett minne 記憶
 三部作 Op. 81(1923)
  9. No. 1. En drom om var 春の夢 / 10. No. 2. Rapsodi 狂詩曲 /
  11. No. 3. Vaggsang for sarade hjartan 傷ついた心のための子守歌
 新しいピアノ・スケッチ Op. 87(1927-28)
  12. No. 1. Preludium 前奏曲 / 13. No. 2. Humoreski ユモレスク / 14. No. 3. Kesainen laulu 夏の歌 /
  15. No. 4. Staccato スタッカート練習曲 / 16. No. 5. Maininki 抑揚 / 17. No. 6. Epiloogi エピローグ/
 18. Pieni romanssi 小さなロマンス SP219(1936もしくはそれ以前)/
 19. Juhlatilaisuus 祝祭 SP118(1936もしくはそれ以前)/
 20. Vakava valikohtaus 深刻な出来事(1936もしくはそれ以前)
 憧れのワルツとその他のピアノ小品 Op. 49(1915もしくはそれ以前)
  21. No. 1. Finsk visa フィンランドの歌/22. No. 2. Scherzino スケルツィーノ/
  23. No. 3. Cantilena カンティレーナ/24. No. 4. En langtansvals 憧れのワルツ
 25. Spinning Song 春の歌 Op. 76 No. 1(1921-22)/26. Etude 練習曲 変イ長調 Op. 76 No. 2(1921-22)/
 27. Lullaby 子守歌 Op. 76 No. 3(1921-22)/28. 練習曲 イ短調 Op. 76 No. 4(1921-22)/
 29. Contradictions 矛盾 Op. 76 No. 5(1921-22)/30. The Pinwheel 風車 Op. 76 No. 6(1921-22)
 3-5を除いて世界初録音

 録音: 2021年6月7-8日 Kuusaa Hall, Kuusankoski(フィンランド)

 ブゾーニに師事し、圧倒的なテクニックを身につけたセリム・パルムグレンは、その後、北欧を代表する作曲家・ピアニストになりました。
 20世紀ピアノ音楽界に大きな足跡を残したパルムグレンですが、その作品の演奏機会は比較的少なく、このピアノ作品全集第4集に収録されている多くの作品も「3つの夜想的情景」以外はすべて世界初録音です。
 印象派とロマン派の要素を併せ持つ「3部作」や、1921年から26年まで滞在したアメリカでの充実した生活から生まれた、ジャズの影響を受けた「3つの幻想曲」、そして彼の作品の特徴ともいえるスカンジナビア民謡を取り入れた美しい旋律も随所で聴かれます。
 ヨウニ・ソメロは現代フィンランドで最も活躍するピアニストの一人。ジョルジュ・シフラとマイケル・ポンティに師事、技巧的な作品を中心とする幅広いレパートリーを持ち、様々なレーベルで100枚を超えるレコーディングを行っています。
 
 


 GP790
\2,600→\1590
アンリ・デュティユー(1916-2013):
 ピアノ・ソナタ/バレエ音楽『狼』/3つの前奏曲
ジャン=ピエール・アルマンゴー
 (ピアノ?&Steinway)
  ピアノ・ソナタ(1944-48)
   1. I. Allegro con moto / 2. II. Lied リート / 3. III. Choral et Variations コラールと変奏
  バレエ音楽『LE LOUP 狼』(1953)(ピアノ版)?&世界初録音
   第1場
    4. Allegro -: La place du village, aux abords d'une foret /
    5. The gypsy girl's first dance: Moins vite (Mouvement de Polka) /
    6. Entrance of the wedding party / 7. The gypsy girl's second dance: Gracioso /
    8. The gypsy girl's third dance: Moins vite (Mouvement de Polka) /
    9. The gypsy girl alone: Mouvement de Valse / 10. Tempo I ? Anime11. Interlude
   第2場
    12. Giocoso ? Piu lento e calmo ? Un peu anime / 13. Adage: Large ? Poco animando /
    14. Vivace ? Piu moderato ? Piu vivo / 15. Interlude: Molto vivace
   第3場
    16. Beauty and the wolf in the forest: Lent ? Presto / 17. The wolf's dying dance: Tres lent / 18. Curtain
  3つの前奏曲
   19. No. 1. D'ombre et de silence 影と沈黙から(1973) /
   20. No. 2. Sur un meme accord 同じ1つの和音により(1977) / 21. No. 3. Le jeu des contraires 対比の遊び(1988)

 録音Music Atelier of Malakoff(フランス) 2021年1月10日-1-3 2020年10月18日-4-18 2020年8月30日-19-21
 RSNO Centre,Glasgow(スコットランド)

 フランスの作曲家アンリ・デュティユー。生涯、独自の音を探求し続け、何者からも影響されない新しい音響を生み出しました。
 このアルバムには1948年から1988年までの40年間に及ぶ、デュティユーのスタイルの発展を示す作品が収録されています。1948年のピアノ・ソナタはデュティユーのピアノ曲の中でも最も規模が大きく、演奏機会の多い作品です。彼はここで伝統的なソナタ形式を踏襲するも、以降は、敢えてその形式に背を向けることを試みていきます。
 1953年の『狼』のピアノ版は世界初録音。ローラン・プティのダンス・カンパニーの委嘱により作曲され、パリで初演された"狼と美女の悲恋"を描いたバレエ音楽ですが、こちらは色彩豊かな響きを持つオーケストラへと拡張される前のオリジナル版です。
 「3つの前奏曲」はデュティユーが"音色の一種の研究"と呼んだ短いながらも緊張感に満ちた作品で、第1番はアルトゥール・ルービンシュタイン、第2番はクロード・エルフェ、第3番はユージン・イストミンと、それぞれデュティユーの同時代のピアニストに捧げられています。
 ジャン=ピエール・アルマンゴー(1943-)はフランスのピアニスト。サティやデュティユーをはじめ、ロシアの作曲家、エディソン・デニソフの研究や画家ジャン・デュビュッフェの評伝などを出版、音楽学者としても高く評価されています。

 
 
 


 GP852
(2CD)
\3600→\1990
アレクサンドル・スペンジアリャン(1871-1928): ピアノ作品全集&ピアノを伴う室内楽作品集
 【CD1】
  エレヴァン・エチュード集 Op.30(1925)?&世界初録音
   1. No.1. Heydari ヘイダリ/2. No.2. Gidzhas ギジャス
  
  クリミアのスケッチ 第1集 Op. 9 (1903)(ピアノ版)
   3. No.1. Air de danse エール・ド・ダンス/
   4. No.2. Chanson elegiaque 悲しい歌/
   5. No.3. Chanson a boire 宴会の歌/
   6. No.4. Air de danse 'Kaitarma' エール・ド・ダンス「カイタルマ」/
   7. ワルツ 変ロ長調(1892)?&世界初録音/8. ワルツ 変ホ長調(1893)?&世界初録音/
   9. スケルツォ ニ長調(1894)?&世界初録音/10. メヌエット 変ロ長調 Op.3, No.1(1895)?&世界初録音/
   11. 舟歌 ト短調(1895)?&世界初録音/12. 序奏とハイタルマ(1895)?&世界初録音/
   13. 子守歌 Op.3, No.2(1894)?&世界初録音/14. メヌエット ニ短調(1897)?&世界初録音/
   15. 勇敢な戦士たち Op.26(1915)?&世界初録音/
   16-17. 民謡、舞曲とハイタルマ(1917)?&世界初録音
 【CD2】
  1. ワルツ ホ短調-ヴァイオリンとピアノのために(1892)?&世界初録音/
  2. 民謡-ヴァイオリンとピアノのために(1903)?&世界初録音/
  3. ロマンス-ヴァイオリンとピアノのために(1892)?&世界初録音/
  4. 子守歌-ヴァイオリンとピアノのために(1893)?&世界初録音/
  5. メロディ-ヴァイオリンとピアノのために(1894)?&世界初録音/
  6. カンツォネッタ ニ長調-ヴァイオリンとピアノのために(1896)?&世界初録音/
  7. ハイタルマ Op.9 No.4-ヴァイオリンとピアノのために(1903)?&世界初録音/
  8. ロマンス ヘ長調-チェロとピアノのために(1893)?&世界初録音/
  9. ロマンス ト短調-チェロとピアノのために(1893)?&世界初録音/
  10. 舟歌 ト長調-チェロとピアノのために(1894)?&世界初録音/11. 舟歌 ト短調-チェロとピアノのために(1896)
 
 ピアノのための編曲集・・・ヴィリー・サルキシャン(1930-)による編曲
  12. バラに Op.1 No.3(1894)?&世界初録音/13. 東方の子守歌 Op.5 No.2(1900)?&世界初録音/
  14. ミ・ラル・ブルブル Op.22 No.2(1910)?&世界初録音/
  15. クリミア・タタール人の歌 Op.25 No.1 子守歌(1915)?&世界初録音/
  16. サヤト・ノヴァの歌 - ガリブ・ブルブル(1925)?&世界初録音/17. 最愛の人へ(1916)?&世界初録音/
  18. クリミアのスケッチ 第2集 Op.23 No.5 ねずみ(1905)?&世界初録音
 
 アルマスト(1918-1928)(抜粋)?&世界初録音
  19. 乙女の踊り/20. 男性の踊り/21. ペルシャ人の行進
ミカエル・アイラペティアン(ピアノ)?&CD1,CD2:1-11、
 ユリア・アイラペティアン(ピアノ)?&CD2:12-21、
 ウラディーミル・セルゲーエフ(ヴァイオリン)?&CD2:1-7、
 デミアン・フォーキン(チェロ)?&CD2:8-11 

 録音 2019年3月15日 Great Hall of the State Tchaikovsky Conservatory,Moscow, Russia

 クリミア生まれのアルメニア人作曲家・指揮者アレクサンドル・スペンジアリャン(ロシアではスペンディアロフ)。リムスキー=コルサコフに師事、先輩のグラズノフから「非の打ちどころのない素晴らしい技術を持った音楽家」と讃えられ、彼と親交を結びました。
 1925年にはエレバンで音楽大学の教授や学生からなる18名のオーケストラを指揮、これは後にアルメニア・フィルハーモニー管弦楽団に成長するなど、若い音楽家たちの育成にも力を注ぎました。
 ロシアとアルメニアの民族要素を併せ持つ彼の作品は、楽譜出版社ベリャーエフらにも高く評価され、アルメニア国民楽派の開祖とされています。
 このアルバムでは、オリジナルのピアノ曲とピアノを伴う室内楽曲の全てに加え、後輩の作曲家サルキニャンによる歌曲のピアノ版編曲を収録。ほとんどが世界初録音となる作品を楽しめます。
 演奏はミカエル・アイラペティアン。これまでに自身の作品を含むアルバム10枚を超えるアルメニア作曲家の作品をリリース、この国のクラシック音楽の発展と普及に多大な貢献をしたことで、アルメニア共和国国家賞を受賞しています。

 
 
 



 GP834
\2,600→\1590
ハチャトゥリアン(1903-1978):
 7つのレチタティーヴォとフーガ/子供のアルバム第1集、第2集
シャーリーン・ファルジア
 (ピアノ...スタインウェイ モデルD, No. 501630)
  7つのレチタティーヴォとフーガ(1928-29/1966-70改訂)
   1. レチタティーヴォ第1番 アレグロ、マ・ノン・トロッポ/2. フーガ第1番 4声 モデラート/
   3. レチタティーヴォ第2番 モデラート/4. フーガ第2番 3声 アレグロ・ジョコーソ/
   5. レチタティーヴォ第3番 アレグロ・ジョコーソ/6. フーガ第3番 4声 アダージョ/
   7. レチタティーヴォ第4番 アレグロ・ヴィヴァーチェ/8. フーガ第4番 3声 アレグロ・ノン・トロッポ/
   9. レチタティーヴォ第5番 アレグロ・ノン・トロッポ/10. フーガ第5番 2声 アレグロ・モデラート/
   11. レチタティーヴォ第6番 アレグロ・ポーコ・ソステヌート/
   12. フーガ第6番 3声 アンダンテ・エ・ソステヌート/
   13. レチタティーヴォ第7番 アレグロ・ノン・トロッポ/14. フーガ第7曲 アレグロ・マルカート
  子供のアルバム 第1集「少年時代の画集」(1947)
   15. 第1曲 小さな歌(アンダンティーノ)/16. 第2曲 スケルツォ(今日は歩かない)/
   17. 第3曲 お友達は病気(リャドは重病にかかっている)/18. 第4曲 誕生日のパーティー/
   19. 第5曲 エチュード/20. 第6番 昔のお話(音楽の絵)/
   21. 第7曲 木馬(騎兵隊)/22. 第8曲 バレエのひとこま(インヴェンション)/
   23. 第9曲 フォークダンス(民謡風に)/24. 第10曲 フゲッタ(フーガ)
  子供のアルバム 第2集「少年時代の響き」(1964-1965)
   25. 第1曲 なわとび/26. 第2曲 夕べのお話/27. 第3曲 東洋のおどり/28. 第4曲 ブランコにのった豹/
   29. 第5曲 タンブリン演奏/30. 第6曲 2人のおかしなおばさんがけんかをしました/
   31. 第7曲 葬送の行進/32. 第8曲 リズム体操/33. 第9曲 トッカータ/34. 第10曲 フーガ

 録音 2020年1月2-4日 ヘンリー・ウッド・ホール、ロンドン(イギリス)

 20世紀アルメニアを代表する作曲家、ハチャトゥリアン。
 西洋の伝統音楽と東洋のイディオムを融合させた彼の作品は、濃厚な雰囲気を湛えた旋律と強烈なリズムで知られています。
 「7つのレチタティーヴォとフーガ」はあまり演奏されることのない作品。
 グネーシン音楽専門学校で学んでいた時期に書いた7つのフーガを、ほぼ40年後に彼自身が改訂。各々のフーガにレチタティーヴォを追加し、一つの組曲に仕立てなおしました。
 前奏曲ではなくレチタティーヴォを選んだところがハチャトゥリアンの独自性であり、これらには彼が少年時代に耳にしたトビリシ民謡を想起させる素朴な旋律がふんだんに用いられています。
 「子供のためのアルバム」は日本でも学習用として親しまれている小品集。
 ピアノを学び始めたばかりの小さな子供でも弾けるように、平易な技巧で作曲されていますが、曲想はとてもユニーク。アルメニアの民族色が強く打ち出された楽しく弾きごたえのある曲集です。
 演奏はマルタ出身の女性ピアニスト、シャーリーン・ファルジア。ロンドン王立音楽院で学び、左手のためのピアノ・レパートリーに関する論文で博士号を取得、2018年にマルタ国際功労賞を受賞するなど、幅広い活躍をしています。
 
 





GP656
\2,600→\1590
ヨハン・バプティスト・クラーマー:ピアノ作品集
 1-8.アングロ=カレドニアンの旋律と変奏曲/
 9-11.ピアノ・ソナタ ニ長調 Op.25-2/
 12-14.ピアノ・ソナタ ト長調「ラ・ジーグ」Op.39-3/
 15-18.ピアノ・ソナタ ヘ短調 Op.27-1
マッテオ・ナポリ(ピアノ)
 録音 2013年2月13-14日 ニュージーランド オークランド大学,音楽学校

 ヴァイオリニストの父親の下、マンハイムで生まれ、3歳の時にロンドンに移住。その頃ちょうどロンドンにやってきたクレメンティにピアノの指導を受けたというヨハン・バプティスト・クラーマー(1771-1858)のピアノ作品集です。
 師と同じくピアノ製造者と音楽出版者としても成功し、彼の制作したピアノは現在でも一部の愛好家の間で人気を誇っています。
 彼の書いた「実際的ピアノ技法大集」は、後にハンス・フォン・ビューローが改訂し、これも現在「クラーマー=ビューロー練習曲」として実際に用いられています。ベートーヴェンの友人でもあり、当時の最高のピアニストとして名を馳せていた彼の作品は、適度な遊び心と活発さ、ベートーヴェンにも似た堅固さなど、当時の良いものを全て含んでおり、聞きごたえもたっぷりです。
 指の鍛錬としても、観賞用としても、もっと演奏される機会が増えてもよいのではないでしょうか。





GP662
\2,600→\1590
ワルター・ニーマン:ピアノ作品集
 1-3.ピアノ・ソナタ 第1番 イ短調「ロマンティック」Op.60(1919)/
 4-6.ピアノのための3つのコンポジション Op.7(1909)
  <第1番:イントラーダ/第2番:思い出/第3番:アラベスク>/
 7-9.ピアノ・ソナタ 第2番 ヘ長調「ノルディック」Op.75(1921)/
 10.幻想的マズルカ Op.53(1918)
  ※世界初録音
李冰冰-リー・ビンビン(ピアノ)
録音 2013年11月21-22日 UK モンマス ウィアストン・コンサート・ホール

 ドイツの高名な音楽ジャーナリストであり、作曲家としても活躍したワルター・ニーマン(1876-1953)。同じく作曲家であった父から最初に音楽の手ほどきを受け、その後はピアニストとしても活動し、また、ブラームスやシベリウスの評伝を書き「ライプツィヒ新報」には音楽評論を寄稿するなど、堅実な活躍をしていた人です。
 しかし、第2次世界大戦後はすっかり忘れられてしまい、作品番号にして190ほどある作品も、ほとんど省みられなくなってしまいました(チャイコフスキーの「悲愴」のピアノ版編曲がかろうじて知られているでしょうか)。
 彼の作品からは、ブラームスを思わせる晦渋さと底に秘めた情熱が感じられますが、「3つのコンポジション」に漂う異国趣味など、驚くほどに特徴的な部分もあります。

GP668
\2,600→\1590
フランツ・アントン・ホフマイスター:ピアノ・ソナタ集 第3集
 1-3.ピアノ・ソナタ ニ長調(ポーリッツ・コレクション 1797)/
 4-6.ピアノ・ソナタ ハ長調(1780-1890)/
 7-9.ピアノ・ソナタ 変ロ長調(ポーリッツ・コレクション 1797)
ビリアーナ・ツィンリコヴァ(ピアノ)
 録音 2014年2月12-14日 オーストリア ケフェルマルクト,ヴァインベルク城

 南西ドイツのロッテンブルク・アム・ネッカーで生まれ、作曲家、音楽出版者として大成したフランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812)のピアノ・ソナタ集第3集です。
 モーツァルト、ベートーヴェンの友人であり、同時代の作品を次々と出版した功績には多大なものがあります。なお、彼の立ち上げた出版社は、1814年にカール・フリードリヒ・ペータースに買収され、現在でも「ペータース社」として存続しています。彼の作品のほとんどは、友人であったフルート奏者フランツ・トゥルナーのために書かれたフルート作品ですが、勤勉だった彼はピアノ曲も多く残しており、古典派の様式を踏襲した上で、自由な発想を付け加えたこれらのピアノ曲も最近ようやく注目され始めたようです。
 ピアニストのツィンリコヴァはソフィアで生まれ、地元の音楽大学で学んだのち、ザルツブルクのモーツァルテウムに移り、数多くの名手の薫陶を受けています。室内楽プレイヤーとしても名高く、また古典から現代まで幅広いレパートリーを有していることでも知られています。
 


GP670
\2,600→\1590
ヤン・ヴァーツラフ・フーゴ・ヴォジーシェク:ピアノ作品全集 第1集
 1-6. 6つの即興曲 Op.7
  <第1番:ハ長調/第2番:ト長調/
   第3番:ニ長調/第4番:イ長調/
   第5番:ホ長調/第6番:ロ長調>/
 7.幻想曲 ハ長調 Op.12/
 8-10.ピアノ・ソナタ 変ロ短調「幻想曲風」Op.20
ビリヤナ・ウーバン(ピアノ)
録音 2013年7月15-16日 ウトレヒト リューヴェンベルク,フレデンブルク

 ボヘミア出身の作曲家、ヴォジーシェク(1791-1824)は、プラハでトマーシェクの元で修業した後、フンメルに師事し、ベートーヴェンと親交を結び、シューベルトに影響を与えたという人です。現在、彼の作品の中では「交響曲 ニ長調」が比較的知られていますが、プラハ時代から数多くのピアノのための小品を書いていて、これらは現在ほとんど知られていません。ピアニストとしても素晴らしい才能を持っていたヴォジーシェクの作品は、どれも技巧的で、当時としては先進的な作風を持っています。ピアニスト、ウーバンはザグレブ出身。彼女の祖父ヤンはアルメニアで知られる作曲家で、彼女は祖父の作品でも素晴らしい演奏をしています。





GP682
\2,600→\1590
20世紀初頭、ブラジルの大家
 エンリケ・オズワルド:ピアノ作品集
 1-6.アルバムのページ Op.3
  <第1番:前奏曲/第2番:夢を見て/第3番:即興曲/
   第4番:ハンモックで/第5番:ロマンス/第6番:スケルツォ>/
 7.即興曲 Op.19/8-11.アルバム Op.32
  <第1番:ロマンス/第2番:ワルツ/第3番:セレナード/第4番:メヌエット>/
 12-14.アルバム Op.33
  <第1番:海辺で/第2番:田園風景/第3番:道化師>/
 15-17.アルバム Op.36
  <第1番:眠りそうな赤ちゃん/第2番:死にそうなピエロ/第3番:こうもり>/
 18.ワルツ・レント Op.posth/19.小舟で/
 20.3つの練習曲 第1番 変ニ長調/
 21.3つの練習曲 第2番 ハ短調/
 22.3つの練習曲 第3番 ホ長調/
 23.左手のための練習曲/24.練習曲(遺作)
セルジオ・モンテイロ(ピアノ)
 録音 2014年6月2-4日 USA オクラホマ州立大学,ワンダ・バス音楽大学 リサイタル小ホール

 リオデジャネイロで生まれ、その翌年にサンパウロに移住したエンリケ・オズワルド(1852-1931)。彼はまず母親からピアノの手ほどきを受け、その後1860年からフランス人ピアニスト、ガブリエル・ジロードンからピアノのレッスンを受けます。
 6歳、もしくは7歳でデビュー・リサイタルを開催し、その才能を存分に開花させるために16歳の時に母親の元を離れ、一人でヨーロッパに留学します。ミュンヘンに行く予定でしたが、最初に訪れたフィレンツェが気に入ったため、ここで音楽を学ぶことに決めた彼は、ハンス・フォン・ビューローの弟子であったジュゼッペ・ブオナミーチからピアノを学び、彼を通じてリストやブラームスと出会うのです。
 そして作曲家としての地位も確立した彼は1903年にブラジルに戻り、生涯この地で活躍したのです。彼の作品は、フランスのエスプリとブラジルの民俗音楽が混在するという興味深いもので、セルジオ・モンテイロが説得力溢れる演奏で、この精緻な世界を表現しています。
  


GP688
\2,600→\1590
アゼルバイジャンの作曲家カズラエフ
 ムラド・カズラエフ:ピアノ作品集

 1-3.ロマンティック・ソナチネ(1952)/
 4-8.ダゲスタン・アルバム‐民謡の主題による10の小品(1973)
  〈アヴァルとラクの歌の主題による第1番-第2番/
   ラクの歌の主題による第3番‐第4番/
   ダルジンの歌の主題による第5番‐第6番/
   レツジンの歌の主題による第7番‐第8番/
   クミクの歌の主題による第9番‐第10番〉/
 9-14.6つの前奏曲(1956&1961)
  〈第1番:Adagio cantabile(1956)/第2番:Andante cantabile(1961)/
   第3番:Presto(1953)/第4番:創造:Andante cantabile/
   第5番:叫び:Andante espressivo, con moto/第6番:抗議:Presto〉/
 15-23.絵画的小品(1953-1971/改編2010)
  〈第1番:日の出(1966)/第2番:歓迎の序曲(1961)/
   第3番:お気に入りのメロディ(1953)/第4番:学生のワルツ(1966)/
   第5番:若い娘(1971)/第6番:無声映画(1971)/
   第7番:悲しき別れ(1967)/弟8番:昔の日のように(1971)/
   第9番:太陽の道(1967)〉 ※15-23…世界初録音
楠千里(ピアノ)
録音 2014年10月28-30日 UK モンマス,ワイアストン・コンサート・ホール

 アゼルバイジャンの作曲家、カズラエフ(1931-)の珍しいピアノ曲を集めた1枚。
 彼は地元バクーの音楽院で学び、その後レニングラードでボリス・ザイドマンから作曲の指導を受けます。レニングラードではマキシミリアン・シテインベルグからも教えを受け、学生時代からダゲスタンのオーケストラで芸術監督を務めるなど目覚しい活躍をします。そして、マハチカラでチャイコフスキーの名を冠した音楽院の教師を務めながら作曲活動に勤しみました。
 とは言え、彼の作品はこれまで「山からの乙女」など勇壮な管弦楽曲とジャズばかりが知られており、何曲かのピアノ曲は、まず耳にする機会がありませんでした。
 彼は同世代のカプースチンと同じように、ジャズに強い愛着を示しており、ここで聞ける作品のいくつかもノリのよいジャズ・テイストとなっています。
 演奏しているのは日本のピアニスト楠千里。
 メトネルとカズラエフ作品の研究家であり、カズラエフから直接マハチカラでの演奏会に招待されるなど、作曲家から全幅の信頼を寄せられている人です。

ダゲスタン・アルバムから。楠千里のピアノです。
https://youtu.be/RZDJz9jj2Xs



GP652
\2,600→\1590
ディタミール・ネノフ:ピアノ作品集
 1.主題と変奏 嬰ヘ長調(1932)/2.おとぎ話と踊り(1947)/
 3-7.小品集(1945)
  <第1番:前奏曲/第2番:歌/第3番:スタッカート/
   第4番:牧歌/第5番:バグパイプ>/
 8.舞曲(1941)/9.練習曲 第1番(1931)/10.練習曲 第2番(1932)/
 11.トッカータ(1939)/
 12-17.シネマ組曲(1924-1925)
  <急速に/無題/とても速く/ゆっくりと/全体にとてもゆっくりと/急速に>
ヴィクトル・ヴァルコフ(ピアノ)
録音 2012年12月4日…2.3-7.8, 2012年12月14日…1, 2012年12月15日…10-11, 2012年12月17日…9.12-17 USA テキサス ヒューストン,ライス大学,ダンカン・リサイタル・ホール

 20世紀のブルガリア音楽界を牽引した作曲家ネノフ(1902-1953)。とは言え、彼の作品を耳にすることはまずありません。そんな「忘れられた作曲家」の音楽をここで聴くことができます。繊細なピアノの音色を極限まで使いきったこれらの音楽は、後期ロマン派の噎せ返るような濃厚な味わいとも違う、絶妙な風合いを持っています。
 その持ち味はトラック1の「主題と変奏」に凝縮されていると言っても過言ではありません。ショパンやラフマニノフを思わせる美しいパッセージが、黒鍵を多用した柔らかい響きで歌われます。その輪郭は不鮮明であり、いつも優しく蕩けていますが、時に不安な表情が顔を出すのです。
 少しだけ時代に逆行した音楽は、物悲しさを伴って心に響きます。他の作品も強い印象を残すものです。



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