
HRR-11013
\1800→\1490 |
バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第4番ト長調BWV.1049
ヘンデル:合奏協奏曲第5番ニ長調Op.6-5
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
(12inch Diamant 1422 & Remington R199197
- 1950年代初期録音MONO) |
コンラート・ハンゼン(ピアノ)
ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮
ベルリン・リアス交響楽団 |
ハンゼンのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。DANTEやTELDECから出ていたのはメンゲルベルクとの録音。それはハンゼンの録音としてはフルトヴェングラーと共演したベートーヴェンの第4番に次いで有名な録音。しかしその演奏はハンゼン最良のものとはいいがたく、華麗な曲想とハンゼンのもつ質朴な感性が少しケンカし、メンゲルベルクも羽目を外しきれず、かといってハンゼンを生かしきることもできず(というかハンゼンはメンゲルベルクの煽りに乗らない。・・・それがハンゼンらしい。)、若干中途半端さが残った。
これは2回目の録音。サヴァリッシュとの共演。店主は一度も聴いたことがない。CD化されることはないだろうと諦めていた。それが出てきた。
ハンゼンは生徒たちにずっと「音楽の根源的価値」を見出してそれを表現するように言っていたという。それゆえに、ピアノの音色の微妙な動きや演奏家の感性を、録音の中で収録することは不可能と思っていたらしく、やがて録音活動から離れたらしい。
ということでハンゼンの録音はきわめて少ない。しかしそうした中で、MUSICAPHONの「皇帝」やNOMOSのブラームスの1番というおそるべき録音が残っていることも事実である。
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HRR-11034
\1800→\1490 |
ファリャ:バレエ「三角帽子」 |
(S)アンパリート・ぺリス・デ・プルリエール
ジャン・マルティノン指揮
パリ・オペラ・コミック管弦楽団 |
12inch URANIA URLP7034 - 1950年代初期録音MONO
ジャン・マルティノンといえば、フランス近代音楽の名匠。ドビュッシー、ラヴェル、ルーセルなどで数々の名演を残した指揮者だが、実は1950年代初頭、こんな魅力的な録音も残していた。
ファリャのバレエ音楽《三角帽子》。
しかも抜粋の組曲ではなく、歌手も参加した全曲版である。
伴奏はパリ・オペラ・コミック管弦楽団。フランスのオペラ文化の中で育まれたオーケストラを率いて、スペイン音楽の傑作に挑んでいる。
この録音が面白いのは、単に古いというだけではない。
なんと1952年のアメリカの音楽雑誌『High
Fidelity』に、オリジナルのUrania盤の批評が掲載されているのである。
しかも当時の評者は、この録音を《三角帽子》全曲の唯一のレコードとして紹介していた!
今ではアンセルメ、フリューベック・デ・ブルゴス、その他数多くの名指揮者による録音が存在するが、それらが登場する以前、このマルティノン盤は《三角帽子》全曲を家庭で聴くことのできる、きわめて貴重な存在だったのである。
ちなみに《三角帽子》は、1919年にディアギレフのロシア・バレエ団によって初演された作品。舞台美術と衣装を担当したのは、あのパブロ・ピカソだった。
スペインの民俗的なリズム、鮮烈な管弦楽の色彩、そしてフランス近代音楽にも通じる洗練された響き。
そんな作品を、フランス音楽の名匠マルティノンが、まだ40歳前後だった時代に録音していたというのだから興味深い。
しかも、オリジナルLPの発売当時から批評家の注目を集めていた録音。
後年の有名盤ばかりに目を向けていると、こういう演奏はつい見過ごしてしまう。
1950年代初頭のモノラル録音ながら、《三角帽子》録音史の初期を飾る、ぜひとも聴いておきたい一枚である。
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HRR-11002
\1800→\1490 |
ショーソン:詩曲(ヴァイオリンと管弦楽のための)
(LP DEVA MUS13 - 1950年代パリ録音MONO) |
ジェラール・ジャリ(ヴァイオリン)
E.ビゴー指揮
フランス国立管弦楽団 |
スヴェンセン:ロマンスOp.26
(LP URANIA URLP7166 - 1950年代初期ベルリン録音MONO) |
フェルディナンド・マイゼル(ヴァイオリン)
アドルフ・フリッツ・ガウル指揮
ベルリン交響楽団 |
ラロ:スペイン交響曲
(LP URANIA URRS7-13 - 1950年代初期ベルリン録音MONO) |
フェルディナンド・マイゼル(ヴァイオリン)
W.シャルトナー指揮
ベルリン放送交響楽団 |

HRR-11003
\1800→\1490 |
F.ラッセ:ヴァイオリン協奏曲
(10inch DECCA BA133183
- 1950年代中期ベルギー録音MONO) |
ロベルト・オスレ(ヴァイオリン)
ルネ・ドフォッセ指揮
ベルギー国立管弦楽団 |
A.デュプイ:バレエ音楽「スペイン」
(10inch DECCA 143368 -
1950年代後期ベルギー録音MONO) |
ルネ・ドフォッセ指揮
ベルギー国立管弦楽団 |
1951年
ヴァイオリン
第1位 ジェラール・ジャリ(フランス)
第2位 ハイディ・ギグラー(オーストリア)
第3位 ベティー・ジーン・ハーゲン (カナダ)
第4位 ロベルト・オスレ(ベルギー)
第5位 イヴリー・ギトリス(イスラエル、29歳)
第6位 モーリス・アッソン(フランス)
第7位 Robert Gendre (フランス)
第8位 Calvin Sieb (アメリカ)
1951年ロン=ティボー国際コンクールの入賞者たち!
ジャリ、オスレ、そしてギトリスが競い合った時代の貴重なヴァイオリン録音!
1951年のロン=ティボー国際コンクール。
この年のヴァイオリン部門で第1位に輝いたのは、フランスのジェラール・ジャリ。そして第4位にはベルギーのロベルト・オスレ、第5位には、のちに世界的な名声を獲得するイヴリー・ギトリスが入賞していた。
なんとも興味深い顔ぶれである。
今ではギトリスの名前が圧倒的に有名だが、当時はジャリやオスレも、同じ舞台で腕を競い合っていた若き俊英たちだったのである。
そんな時代の空気を伝えてくれるのが、この2枚のアルバム。
まずHRR-11002には、ジェラール・ジャリによるショーソンの《詩曲》を収録。
ジャリといえば、のちにパイヤール室内管弦楽団のコンサートマスターとして活躍した人物。フランス室内楽の伝統を受け継ぐ名手が、若き日にショーソンの傑作を弾いているというだけでも興味深い。
しかも伴奏は、フランスの名指揮者ウジェーヌ・ビゴーとフランス国立管弦楽団。1950年代のパリで生まれた、いかにもフランスらしい組み合わせである。
さらに同盤には、フェルディナンド・マイゼルという、今ではほとんど名前を聞かなくなったヴァイオリニストによるスヴェンセンの《ロマンス》とラロの《スペイン交響曲》も収録。
こちらは1950年代初頭のベルリン録音。フランスの名曲を、当時のベルリンの演奏家たちがどのように奏でていたのか。そんな聴き比べも楽しめそうだ。
そしてHRR-11003。
こちらは、さらに珍しい。
1951年のロン=ティボー国際コンクール第4位、ロベルト・オスレによるフレデリック・ラッセのヴァイオリン協奏曲!
ラッセはベルギーの作曲家で、フランクやイザイを生んだベルギーの豊かな音楽文化を受け継ぐ世代の一人。しかし、その作品が今日演奏会で取り上げられることは決して多くない。
そんな作曲家のヴァイオリン協奏曲を、ベルギー出身の若き俊英オスレが、ルネ・ドフォッセ指揮ベルギー国立管弦楽団と録音していたのである。
しかも原盤は1950年代の10インチDECCA!
同じくベルギーの作曲家アルベール・デュプイのバレエ音楽《スペイン》も収録されており、こちらも今ではなかなか耳にする機会のない作品だろう。
考えてみれば、1950年代には、こうした演奏家や作品がレコード会社によって録音され、世に送り出されていたのである。
そして70年余りが過ぎた今、当時の名手たちの名前も、彼らが取り上げた作品も、いつしか忘れられつつある。
しかし、だからこそ、こういう復刻には心を惹かれる。
有名な名演奏をもう一度聴くのもいい。
けれど、まだ知らなかった演奏家、まだ聴いたことのなかった作品と、古いレコードを通じて出会う。
歴史的録音を探す楽しさとは、まさにこういうことなのだと思う。
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HRR-11032
\1800→\1490 |
アルバン・べルク:ヴァイオリン協奏曲
バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
12inch (F)Columbia 33FCX 297 - MONO |
(ヴァイオリン)アンドレ・ジェルトレル
パウル・クレツキ指揮
フィルハーモニア管弦楽団 |
★これは20世紀ヴァイオリン音楽の歴史的名盤!
ベルクの協奏曲を150回も演奏したジェルトレル、バルトークの無伴奏ソナタをヨーロッパ初演した名手!
アンドレ・ジェルトレル。
1907年ブダペスト生まれ。名教師イェネー・フバイにヴァイオリンを、コダーイに作曲を学び、さらにバルトーク本人とも親しく交流した、20世紀ヴァイオリン界の重要人物である。
バルトークとは実際に共演も重ね、その作品を作曲家自身のもとで学んだ。
そんなジェルトレルが1953年に録音した、ベルクのヴァイオリン協奏曲とバルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ。
この2曲の組み合わせには、実は驚くべき背景がある。
まずベルクのヴァイオリン協奏曲。
《ある天使の思い出に》という副題を持つ、20世紀を代表する協奏曲のひとつだが、ジェルトレルはこの作品を生涯に150回も公開演奏したという!
しかも1948年にはブダペスト初演を担当。
まだこの作品が現在ほど広く親しまれていなかった時代から、その普及に力を注いできた演奏家だったのである。
そしてバルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ。
1944年、亡命先のアメリカでバルトークがメニューインのために作曲した、晩年の傑作。
ところがジェルトレルは、なんと1945年にこの作品のヨーロッパ初演を行っていたという。
つまり、このアルバムに収められた2曲は、ジェルトレルにとって単なる得意のレパートリーではなかった。
彼自身が、その演奏史に深く関わってきた作品なのである。
しかも録音は1953年。
ベルクの協奏曲が完成してから18年、バルトークの無伴奏ソナタに至っては、作曲からまだ9年しか経っていない。
これらが「現代音楽」そのものだった時代の記録なのだ。
ベルクの伴奏を務めるのは、パウル・クレツキ指揮フィルハーモニア管弦楽団。
クレツキ自身もまた、ナチスの迫害を逃れて亡命した音楽家であり、20世紀ヨーロッパの激動を生き抜いた人物だった。
そしてジェルトレルは、その後もバルトーク作品の紹介に生涯を捧げ、1960年代にはスプラフォンにヴァイオリン作品全集を録音。歴史的な偉業として高い評価を受けることになる。
しかし、この1953年の録音は、それよりもずっと早い。
後年の名声が確立される以前、まさに現代音楽の最前線に立っていたジェルトレルの姿が、ここに刻まれている。
ベルクとバルトーク。
20世紀を代表する二人の作曲家の音楽を、その時代を実際に生き、作品の普及に携わった名手の演奏で聴く。
これは単なる古いモノラル録音ではない。
20世紀ヴァイオリン音楽の歴史そのものを伝えてくれる、かけがえのない一枚なのである。
ベルクの協奏曲は1953年8月17~19日、ロンドンのキングズウェイ・ホール、バルトークの無伴奏ソナタは同年11月13~14日、アビー・ロード・スタジオでの録音
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HRR-11070
\1800→\1490 |
アマデオ・バルドヴィーノ (チェロ)
ボッケリー二:チェロ協奏曲変ロ長調
ハイドン:チェロ協奏曲二長調
12inch HMV ALP1541
- 1950年代後期録音MONO |
アマデオ・バルドヴィーノ (チェロ)
フェルナンド・プレヴィターリ指揮
プロ・アルテ管弦楽団 |
アマデオ・バルドヴィーノ。今ではその名前を聞いても、すぐに演奏を思い浮かべられる人は少ないかもしれない。
しかし、1950年代には英HMVから堂々と協奏曲のLPを発売していたチェリストであり、後年は教育者としても活躍。現在の古楽演奏界で知られるマウロ・ヴァッリも、彼に学んだ一人である。
そんなバルドヴィーノが残した、ボッケリーニとハイドンのチェロ協奏曲。
指揮は、イタリア・オペラの名匠として知られるフェルナンド・プレヴィターリ。古典派のチェロ協奏曲に、イタリアの演奏家たちが取り組んだ1950年代の貴重な記録である。
ちなみにハイドンの協奏曲では、バルドヴィーノ自身が書いたカデンツァを使用しているという。こうしたところにも、単なるレパートリーの録音にとどまらない、演奏家としてのこだわりがうかがえる。
かつては名門HMVのカタログを飾りながら、いつしか名前を目にする機会が少なくなってしまったチェリスト。
こういう演奏家との思いがけない出会いこそ、歴史的録音を探し続ける楽しみのひとつなのだと思う。
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HRR-22018
\1800→\1490 |
エーリッヒ・ラインスドルフ指揮&ベルリン・フィル
シューベルト:ミサ曲第6番変ホ長調D.950
12inch (F)Capitol SP8579
-
1960年録音STEREO
パテ・プレス盤 |
(S) ピエール・ローレンガー
(A) べティ・アレン
(T) フリッツ・ブンダーリッヒ
マンフレッド・シュミット
(B) ヨーゼフ・グラインドル
ベルリン聖へドウィッヒ合唱団
ベルリン・フィル
エーリッヒ・ラインスドルフ指揮 |
なんと豪華な! ラインスドルフ&ベルリン・フィルによるシューベルト最後のミサ曲!
しかも独唱陣には、フリッツ・ヴンダーリヒ、ピラール・ローレンガー、ヨーゼフ・グラインドルという、なんとも贅沢な顔ぶれが並ぶ。
とりわけ注目したいのは、1960年という録音年。ヴンダーリヒはまだ29歳。あの不世出のテノールが、絶頂期を迎えようとしていた時代の記録なのである。
シューベルトが晩年に完成させた《ミサ曲第6番》は、ベートーヴェンの《ミサ・ソレムニス》をも思わせる壮大な構成を持ちながら、随所にシューベルトならではの美しい旋律が息づく大作。
その音楽を、ラインスドルフがベルリン・フィルと聖ヘドウィッヒ大聖堂合唱団を率いて描き出す。
ラインスドルフといえば、緻密なスコアの読みと明晰な音楽づくりで知られた指揮者。その彼が、これだけの歌手陣とベルリン・フィルを得て、シューベルト晩年の宗教的大作に挑んだというのだから、興味をそそられずにはいられない。
しかも1960年のステレオ録音。
往年の名歌手たちの声と、当時のベルリン・フィルの響きを味わえる、実に魅力的な一枚である。
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HRR-11006
\1800→\1490 |
ポポフ:交響曲第2番「母国」Op.39 |
H.アーベントロート指揮
ライプツィヒ放送交響楽団* |
| リャードフ:8つのロシア民謡Op.58 |
C.ベルンハルト指揮
ベルリン交響楽団 |
リャードフ:マズルカOp.19
(12inch Urania URLP7163
- 1952年* & 1950年代初期録音MONO) |
O.ドブリント指揮
ベルリン交響楽団 |
USA盤ウラニアの稀少音源
★どうしても復刻してほしかった幻のアーベントロート盤!
ショスタコーヴィチと同時代の異才ポポフによる交響曲第2番《祖国》!
これは個人的にも、どうしても復刻してほしかった一枚。
ヘルマン・アーベントロート指揮ライプツィヒ放送交響楽団による、ガヴリイル・ポポフの交響曲第2番《祖国》である。
ポポフ?
クラシック音楽を相当聴き込んでいる方でも、すぐにその作品を思い浮かべるのは難しいかもしれない。
しかし、このポポフという作曲家、実はショスタコーヴィチと同時代のソ連音楽界において、非常に重要な存在だった。
1904年生まれ。ショスタコーヴィチよりわずか2歳年長。
若くして前衛的な作風で注目され、とりわけ交響曲第1番は、当時のソ連音楽界でも際立って大胆な作品だった。
ところが1935年、その第1交響曲は初演後に当局から問題視され、演奏禁止に追い込まれてしまう。
ショスタコーヴィチが《ムツェンスク郡のマクベス夫人》によって激しい批判を浴びる、その前年のことである。
そんなポポフが第二次世界大戦のさなか、1943年に完成させたのが、この交響曲第2番《祖国》。
戦争映画のために書いた音楽を素材に、ロシアの民謡的な旋律や力強い管弦楽の響きを盛り込んだ、大規模な交響曲である。
そして驚くことに、この作品は1946年、スターリン賞第2席を受賞する。
かつて前衛的すぎるとして演奏を禁じられた作曲家が、今度は国家から高い評価を受けたのである。
しかし、その後もポポフの苦難は終わらなかった。1948年には、ショスタコーヴィチやプロコフィエフらとともに、再び形式主義批判の対象となってしまう。
まさに20世紀ソ連音楽史の激動を生きた作曲家だった。
そして、その交響曲を録音していたのが、なんとヘルマン・アーベントロート!
フルトヴェングラーと同時代に活躍し、ベートーヴェンやブルックナー、ブラームスなどで強烈な演奏を残したドイツの巨匠である。
戦後は東ドイツを中心に活動したアーベントロートが、ソ連の現代交響曲に取り組んでいたという事実だけでも興味深い。
しかも1952年の録音。
作品の完成からまだ10年も経っていない時期に、ライプツィヒのオーケストラがこの交響曲を演奏していたのである。
当時の東ドイツとソ連の文化的な関係を考えると、いかにも時代を感じさせる選曲だが、何より聴いてみたいのは、あのアーベントロートがポポフの巨大な交響世界にどのように向き合ったか、ということだ。
原盤はアメリカUraniaの稀少LP。
今回はどうしてもこの音源を復刻してほしくて、特にお願いしていたもの。
有名曲でもなければ、誰もが知る作曲家でもない。
しかし、だからこそ、こういう録音が再び聴けるようになることには大きな意味がある。
ショスタコーヴィチの陰に隠れてしまったソ連の異才と、戦後ドイツの巨匠アーベントロート。
この二人が交わった、実に貴重な歴史的録音である。
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HRR-11009
(RARE SELECTION)
\1800→\1490 |
ルーセル:
交響曲第4番イ長調Op.53
組曲へ長調Op.33
(12inch Capitol P8104
- 1950年代初期パリ録音MONO) |
ジョルジュ・ツィピーヌ指揮
コンセール・ラムール管弦楽団 |
ルーセル:バレエ音楽「くもの饗宴」Op.17
(78rpm Pathe X8829/31
- 1930年代初期パリ録音MONO) |
アルベール・ルーセル指揮
交響楽団 |
ルーセルの自作自演と、1907年生まれレジオンドヌール勲章受賞者である名匠ツィピーヌが指揮した爽快なる交響曲第4番。
★ルーセル自身が指揮した《蜘蛛の饗宴》!
そして名匠ツィピーヌによる交響曲第4番!
これはルーセル・ファンには、ちょっと見逃せないアルバムではないだろうか。
アルベール・ルーセル。
ドビュッシーやラヴェルと同じ時代に活躍しながら、そのどちらとも違う、独特の音楽世界を築き上げたフランスの作曲家である。
若い頃には海軍士官として世界各地を航海し、30歳近くになってから本格的に作曲を学んだという異色の経歴の持ち主。
その音楽もまた独特だ。
フランス音楽らしい色彩感覚を持ちながら、どこか骨太で、力強く、そしてリズムが実に生き生きとしている。
そんなルーセルの傑作、交響曲第4番と《組曲》を演奏するのは、ジョルジュ・ツィピーヌ指揮コンセール・ラムルー管弦楽団。
ツィピーヌは、フランス近現代音楽の紹介に尽力した名匠で、現在ではその名前を耳にする機会が少なくなったものの、かつてはフランス音楽の重要な担い手の一人だった。
とりわけ交響曲第4番は、ルーセル晩年の円熟した傑作。
色彩豊かな管弦楽の響きのなかに、緊密な構成と鋭いリズムが息づく、いかにもルーセルらしい交響曲である。
そして、このアルバムのもう一つの目玉。
なんと、ルーセル自身が指揮したバレエ音楽《蜘蛛の饗宴》が収録されている!
原盤は1930年代初頭のフランスPatheのSPレコード。
《蜘蛛の饗宴》は、昆虫たちの小さな世界を描いた、ルーセル初期の代表作。繊細な色彩感覚と、どこか幻想的な詩情に満ちた音楽で、後年の力強い交響曲とはまた違った魅力を持っている。
その作品を、作曲家自身がどのように指揮していたのか。
これは単に珍しい録音というだけではない。
ルーセルが自分の音楽にどのようなテンポを与え、どのような表情を求めていたのかを知ることのできる、きわめて貴重な歴史的資料なのである。
この一枚には、作曲家自身による1930年代の演奏と、その後のフランス音楽界を担ったツィピーヌによる1950年代の演奏が収められている。
いわば、ルーセルの音楽が本人の手を離れ、次の世代へと受け継がれていく、その過程を聴くようなアルバム。
華やかなスター指揮者の名前こそないかもしれない。
しかし、こういう録音にこそ、歴史的音源を聴く醍醐味がある。
ルーセルを愛する人にとっては、実に味わい深い一枚だと思う。
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HRR-11010
\1800→\1490 |
ルーセル:
バレエ音楽「くもの饗宴」Op.17
バレエ音楽「眠りの精」Op.13
(12inch ESOTERIC ES511
- 1950年代初期パリ録音MONO) |
ルネ・レイボヴィッツ指揮
パリ・フィルハーモニー交響楽団 |
ルーセル:
ピアノ協奏曲ト長調Op.36
バレエ音楽「くもの饗宴」Op.17*
(12inch OMEGA OSL15 -
1960年代初期パリ録音STEREO) |
クロード・エルフェ(ピアノ)
セルジュ・ボド指揮
ルドルフ・アルベルト指揮*
セント・ソリ管弦楽団(パリ) |
隠れ名盤として名高いレイボヴィッツの名演「くもの饗宴」。機能的な響きの中に躍動感を注ぎ込むレイボヴィッツお得意の音楽作り。
そしてACCODの「collection musique francaise」シリーズで発売されてベストセラーになるもすぐに廃盤となったエルフェとセルジュ・ボドによる激辛のピアノ協奏曲。
そして・・・最後のルドルフ・アルベルトの「くもの饗宴」が、知的で洗練された品格ある演奏。ルドルフ・アルベルトは知る人ぞ知る名匠で、1918年フランクフルト生まれのドイツ指揮者である。ヘッセン放送交響楽団、南西ドイツ放送交響楽団、バイエルン放送交響楽団、ハノーファー・フィルで活躍、同時代の音楽の演奏に優れ、メシアンの初演を数多くこなした。いつかCD化されたチャイコフスキーの「悲愴」も「知られざる名演!」と騒がれたのを覚えている(廃盤ですが)。ここでのルーセルもアルベルトらしい美しく統制された素敵な演奏。優しげな抒情、浮き浮きとしたユーモアにも事欠かない。HECTORの社長もよくこんな録音を引っ張り出してきた。すばらしい。
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HRR-11011
\1800→\1490 |
フランク:交響詩「プシシェ」+ |
L.G.ヨッフム指揮
リンツ第三帝国ブルックナー管弦楽団 |
ベルリオーズ:序曲「宗教裁判官」
ドビュッシー:小組曲*
ルーセル:小組曲Op.39* |
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ベルリン放送交響楽団 |
(12inch URANIA URLP7024 & 10inch URLP5006*
- 1940年代+ 1949年* 1951年録音MONO)
★「もうひとりのヨッフム」と若きチェリビダッケ!
戦中・戦後のヨーロッパ音楽界を映し出す、異色のフランス管弦楽作品集!
ヨッフムといえば、誰もが思い浮かべるのは、ブルックナーの巨匠オイゲン・ヨッフム。
しかし、その弟にも優れた指揮者がいた。
ゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(1909~1970)。
兄と同じくブルックナーを得意とした指揮者で、戦時中にはリンツの帝国ブルックナー管弦楽団を率いていた。
このオーケストラがまた、非常に特殊な存在だった。
ナチス政権がブルックナーを国家的な文化の象徴として祭り上げるなか、リンツに設けられた大規模なオーケストラ。各地から集められた演奏家たちによって構成され、ブルックナーの演奏と録音を重要な使命としていた。
実際、ヨッフムとこの楽団による1944年のブルックナー交響曲第5番、第6番などは、現在でも歴史的録音の愛好家に知られている。
ところが、このアルバムで聴けるのは、なんとフランクの交響詩《プシシェ》!
ブルックナーのために組織されたような特殊なオーケストラが、フランスの作曲家フランクの音楽を演奏していたのである。
しかも録音は1940年代。
演奏の背景にある時代を思うと、何とも複雑な感慨を覚える、実に珍しい記録だ。
そして後半には、若きセルジュ・チェリビダッケが登場する。
こちらは1940年代末から1950年代初頭のベルリン放送交響楽団との録音。
ベルリオーズの序曲《宗教裁判官》、ドビュッシーの《小組曲》、そしてルーセルの《小組曲》。
後年、ミュンヘン・フィルとの長大で独特な演奏によって一種の伝説となったチェリビダッケだが、この時代の彼はまだ30代。
戦後のベルリンで次々と演奏会を指揮し、自らの音楽を切り拓いていた時期だった。
とりわけ興味深いのは、ドビュッシーとルーセルというフランス音楽の組み合わせ。
チェリビダッケは晩年にもフランス音楽を重要なレパートリーとしていたが、その原点を探るような楽しみがある。
しかも、この2曲は後年アメリカで別のLPにも復刻されており、古くから録音愛好家の関心を集めてきた音源でもある。
戦時中のリンツで活動したゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム。
そして敗戦後のベルリンで頭角を現した若きチェリビダッケ。
同じ1940年代を生きながら、まったく異なる歴史を背負った二人の指揮者。
その演奏をフランス管弦楽作品で聴き比べるという、何ともマニアックで、何とも興味深い一枚である。
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HRR-11028
\1800→\1490 |
ミラノ・スカラ座四重奏団
レスピーギ:弦楽四重奏曲「ドリア風」
マリピエロ:弦楽四重奏曲第7番
ピック=マンジアガッリ:3つのフーガ
12inch URANIA URLP
7075 - 1950年代初期録音MONO |
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ミラノ・スカラ座四重奏団
(第1ヴァイオリン) エンリコ・ミネッティ
(第2ヴァイオリン) ジュゼッぺ・ガンべッティ
(ヴィオラ) トマソー・ヴァルディノッチ
(チェロ) ジルベルト・クレパックス |
「1953年にアメリカのウラニア・レーベルから発売されたレスピーギのドリア調弦楽四重奏曲と、マリピエロの第7番、ピック=マンジアガッリの3つのフーガは、オペラ・ハウスで培われてきた経験が生んだ、素晴らしい成果がいっぱいに詰まった傑出した1枚といえよう。これらの演奏はまず4人の音質がすばらしい。長年にわたるオーケストラの経験が実を結んだ滋味ある音だ。第1ヴァイオリンとヴィオラの音がとくに見事で、そのボウイングは小気味いい。時に鳴らすポルタメントも適切で、これは短期の訓練では達成できない恐ろしく磨かれた技術である。レスピーギはもっと聴きやすい演奏もあるのだが、この演奏には音楽の魂が宿っている」(幸松肇著『世界の弦楽四重奏団とそのレコード』より)」
幸松氏、まさに絶賛の1枚、復刻。
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HRR-11031
\1800→\1490 |
アイリーン・ジョイス
グリーグ:
ピアノ協奏曲イ短調Op.16
抒情組曲Op.54より(夜想曲)
メロディー Op.47-3
12inch SAGA XID
5027 - 1950年代後期録音MONO |
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(ピアノ)アイリーン・ジョイス
ジョン・フランドセン指揮
王立デンマーク管弦楽団 |
ピアノ・ファンの方ならご存知かと思う。
アイリーン・ジョイス。
タスマニア生まれの美貌の女流ピアニストで、そのあまりの美しさに映画にまで引っ張り出された。まさにアイドル系ピアニストの走り。その後ヨーロッパ中で活躍して60年代に引退した。彼女は膨大なレパートリーを持っていたことでも知られる。70以上のレパートリーを持ち、ショパンの第1番とラフマニノフの第2番、アイアランドの協奏曲、ベートーヴェンの第5番を一日で演奏したこともあったという。
現在でも熱心なファンがいるジョイス、しかしCDは極めて少ない。これはそんなジョイスのグリーグ・アルバム。実は彼女のグリーグの協奏曲はこれで初めて聴くことになる。
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HRR-11042
\1800→\1490 |
フランソワ・ダルベール
「フバイ:ヴァイオリン小品集 」 (弦楽伴奏)
チャールダーシュの情景~
第4番Op.32「へレイ・カティ」
第3番Op.18「マロシュ川」
第5番Op.33「波立つバラトン湖」
クレモナのヴァイオリン作りOp.40 (間奏曲)
ハンガリー詩曲Op.76-4
小品Op.10 (アリオーソ) 小品Op.38より
プスタの印象Op.44より
ジプシーの歌
(9曲)
12inch (USA)B&F
SG1001 - 1950年代後期録音MON |
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フランソワ・ダルべール (ヴァイオリン)
ジョージ・ローナー指揮
弦楽合奏団 |
★フバイが愛用した1726年製ストラディヴァリウスで、フバイの作品を演奏する!
これはちょっと見逃せない、実に興味深いアルバムである。
ハンガリー・ヴァイオリン界の巨匠イェネー・フバイ。その名はシゲティやヴェチェイ、シュテフィ・ゲイエルらを育てた名教師として知られるが、作曲家としても数多くの魅力的なヴァイオリン作品を残している。
とりわけ有名なのが《チャールダーシュの情景》。ハンガリーの民俗舞曲の情熱、ジプシー音楽の哀愁、そして華麗なヴァイオリン技巧が一体となった、実に魅力的な作品群である。
そして今回のアルバム。
演奏するのは、ハンガリー生まれで、のちにアメリカで活躍したヴァイオリニスト、フランソワ・ダルベール。
現在ではほとんど名前を聞かなくなった演奏家だが、シカゴの音楽教育界でも活動し、フバイの作品を積極的に取り上げていた人物である。
しかし、この録音の最大の注目点は、実はそこではない。
なんと、フバイ自身が使用していたという1726年製ストラディヴァリウスで演奏しているのである!
フバイがかつて手にしていた名器から、再びフバイの音楽が響き出す。
それだけでも、ヴァイオリン愛好家なら胸が高鳴るのではないだろうか。
収録曲も《ヘイレ・カティ》《マロシュ川》《波立つバラトン湖》といった《チャールダーシュの情景》の名曲をはじめ、《クレモナのヴァイオリン作り》《ハンガリー詩曲》《プスタの印象》など、フバイの魅力を存分に味わえるものばかり。
しかもピアノ伴奏ではなく、ジョージ・ローナー指揮の弦楽合奏団を伴っているのも珍しい。
今では忘れられかけたヴァイオリニストが、かつての巨匠ゆかりの名器で、その巨匠の作品を奏でる。
1950年代に残された、なんともロマンあふれる歴史的録音である。
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HRR-11046
\1800→\1490 |
ボールト、1950年代のブラームス
ブラームス:
交響曲第2番二長調Op.73
大学祝典序曲Op.80
12inch (UK)MIXA NCL16001
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1950年代中期録音MONO |
サー・エイドリアン・ボールト指揮
フィルハーモ二ー・プロムナード管 |
ボールトの70年代のブラームスはいまだに高く評価されている名演中の名演だが、この50年代(54年?)の演奏も実に素晴らしい。
ボールトとブラームスの相性は本当にいい。コクのあるロマン。柔らかくもしっかりと芯のある骨太のブラームス。
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HRR-11047
\1800→\1490 |
R.カサドシュ:
ショーソンへのオマージュ
(ヴァイオリンとピアノのための)
Z.フランチェスカッティ:
ピアノのための3つのプレリュード
(セザンヌ、デュフィ、モディリアー二)
バッハ:
ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調BWV.1015
12inch Columbia (matrix
XTV22291/2) -
1954年11月30日録音MONO |
(ヴァイオリン) ジノ・フランチェスカッティ
(ピアノ) ロベール・カサドシュ |
レコード芸術2012年10月号のレコード・マニアたちの秘蔵音源コレクションのコーナーで紹介されていた音源。
「演奏家の作曲家による珍しいLP。カサドシュがヴァイオリン曲、フランチェスカッティがピアノ曲をものしているのが面白い。このLPは2760部製作され、マスターは破棄されてしまったという超レアものである」喜多尾道冬氏
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HRR-11059
\1800→\1490 |
チェリビダッケ指揮&ベルリン・フィル
ショスタコーヴィチ:
交響曲第7番ハ長調Op.60「レ二ングラード」
12inch Urania URLP601
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1946年12月21日ベルリン録音
MONO |
セルジュ・チェリビダッケ指揮
ベルリン・フィル |
★これは歴史的事件! 敗戦直後のベルリンで、34歳のチェリビダッケがショスタコーヴィチ《レニングラード》をドイツ初演!
1946年12月21日、ベルリン。
第二次世界大戦の終結から、まだわずか1年半。街には戦争の傷跡が生々しく残り、ベルリン・フィルもまた、かつての本拠地を失ったまま演奏活動を続けていた。
フルトヴェングラーは非ナチ化審査のため指揮台に立つことができない。
そんな名門オーケストラを率いていたのが、当時34歳の若きセルジュ・チェリビダッケだった。
そして、この日演奏されたのが、ショスタコーヴィチの交響曲第7番《レニングラード》。
驚くべきことに、これは同曲のドイツ初演だったのである!
1941年、ナチス・ドイツによるソ連侵攻のさなかに作曲され、戦時中には反ファシズムの象徴として世界に広まった《レニングラード》。
その交響曲が、今度は敗戦国ドイツの首都ベルリンで、ドイツを代表するオーケストラによって演奏された。
わずか数年前には敵国同士だった人々が、この音楽をどのような思いで聴いたのだろう。
そして、若きチェリビダッケは、どのような思いで指揮台に立ったのだろう。
チェリビダッケといえば、晩年のミュンヘン・フィルとの演奏で知られる、あの独特の悠然としたテンポと、響きを徹底的に追求する音楽づくりが印象的だ。
しかし、この録音に刻まれているのは、そんな晩年の巨匠とはまったく異なる時代の姿。
戦後の混乱のなか、突如としてベルリン・フィルを率いることになった若き指揮者が、世界の注目を集めていた巨大な交響曲に挑んだのである。
しかも、この録音は後にアメリカのUraniaからLPとして発売された。
戦争が終わって間もないベルリンの空気、若きチェリビダッケの情熱、そしてベルリン・フィルが新しい時代を歩み始めた瞬間。
そのすべてが交差する、実に貴重な歴史的記録。
これは単なる珍しいチェリビダッケの録音ではない。
20世紀の音楽史とヨーロッパの歴史が、まさに交わった瞬間の記録なのである。
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