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セルゲイ・アジジャン(ヴァイオリン)
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
シュニトケ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
メシアン:主題と変奏曲 |
セルゲイ・アジジャン(ヴァイオリン)
エレナ・セミチナ(ピアノ) |
まず選曲が抜群に面白い。プロコフィエフ、シュニトケというロシア20世紀の深い闇と緊張感。そしてラヴェル、メシアンというフランス音楽ならではの色彩と洗練。その対照が実に鮮やかです。
ヴァイオリンのセルゲイ・アジジャンはコペンハーゲン・フィルのコンサートマスターを長く務めた実力派。
派手な自己主張よりも作品そのものを丁寧に描き出すタイプで、この濃密なプログラムに実によく似合っています。知名度より内容で勝負する、まさに隠れた名盤です。
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ニルセン:交響曲第2番/第5番 |
ダグラス・ボストック(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィル |
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エルガーのピアノ協奏曲!?
「知られざるエルガー集」
エルガー:
《インドの王冠》 Op.66 より
行進曲
インドよ、万歳!
夜明けの風
帝国行進曲
《荒野の声》 Op.77
(語り、メゾ・ソプラノと管弦楽のための作品)
《ポロニア》 Op.76
(第一次世界大戦中に作曲されたポーランド支援作品)
ピアノ協奏曲 Op.90
(未完作品の緩徐楽章)
《スペインの貴婦人》 Op.89 組曲
(劇音楽から編まれた組曲)
《市民ファンファーレ(ヘレフォード)》
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マーガレット・フィンガーハット(ピアノ)
ダグラス・ボストック(指揮)
ミュンヘン交響楽団 ほか |
エルガーのピアノ協奏曲!?
これはエルガー好きほど驚く一枚かもしれません。
《エニグマ変奏曲》《威風堂々》といった名作は一つも入っていません。
その代わり収録されているのは、インド帝国を讃える壮麗な《インドの王冠》、第一次世界大戦下で書かれた《ポロニア》、語りと独唱を伴う異色作《荒野の声》、さらには未完に終わったピアノ協奏曲の断章まで。
まるで作曲家エルガーの裏側を覗き見るような内容です。
英国の栄光、戦争の影、晩年の孤独、そして幻に終わった大作への夢。そのすべてが詰まった、エルガー愛好家にはたまらない「知られざるエルガー集」です。
ちなみに未完のピアノ協奏曲、びっくりするほど美しい曲です。
完成していたらピアノ・コンチェルトの歴史は変わっていたかも・・??
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220566
(2CD)
\4000 →\2590
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ヘンデル:オラトリオ「メサイア」 |
モーテン・トプ(指揮)
アカデミー管弦楽団&合唱団 |
220567
(2CD)
\4000 →\2590
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ヘンデル:オラトリオ「エジプトのイスラエル人」 |
モーテン・トプ(指揮)
アカデミー管弦楽団&合唱団 |
ブックレットでは、
「《メサイア》ばかり有名だが、《イスラエル・イン・エジプト》はバッハの受難曲やベートーヴェンの《ミサ・ソレムニス》と肩を並べる傑作である」
とまで言い切っています。
この曲、実はヘンデル好きの間では「合唱好きなら《メサイア》以上に面白い」と言う人も少なくありません。
とにかく合唱の比重が異常に高いんです。そこが最大の聴きどころです。
ヘンデルといえば《メサイア》。しかし、そのヘンデルが生涯で書いたオラトリオのなかでも最高傑作の一つとされるのが、この《イスラエル・イン・エジプト》です。
旧約聖書の出エジプト記を題材に、蛙の災い、暗黒、紅海の奇跡、そしてエジプト軍の滅亡までを圧倒的な合唱で描き出します。
独唱中心の《メサイア》に対し、こちらはまさに合唱のための大スペクタクル。次々と押し寄せる巨大なコーラスは、時にバッハの受難曲を、確かにベートーヴェンの《ミサ・ソレムニス》を思わせる迫力です。
ヘンデルの真価は《メサイア》だけではない――それを痛感させる壮大な傑作です。
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フォーレとその弟子たち
フォーレ: ピアノ四重奏曲第2番
ジャン・フランセ: 八重奏曲
デュティユー: オーボエ、パーカッション、チエンバロ、ダブル・ベースの為のDiptych |
エスビャーク・アンサンブル |
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ニールセン:
交響曲第1番
弦楽合奏のための《アンダンテ・トランクィロとスケルツォ》
交響曲第6番《シンフォニア・センプリーチェ》 |
ダグラス・ボストック(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィル |
ニールセン入門なら第4番《不滅》や第5番が定番ですが、本盤の魅力はその逆。
若き日の第1番と、最後の交響曲となった第6番《シンフォニア・センプリーチェ》を並べることで、作曲家の出発点と到達点を一望できるのです。
とりわけ第6番は必聴。表向きは「シンプルな交響曲」なのに、その実態は皮肉、ユーモア、不安、諦観が入り混じるニールセン晩年の問題作。まるで人生そのものを見つめるような音楽です。
さらに若き日の《アンダンテ・トランクィロとスケルツォ》も収録。
怪人ボストックらしい視点が光る、ニールセン・ファンには実に興味深い一枚です。
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シマノフスキ:交響曲第2番
ベンソン:交響的小品
ショスタコーヴィチ:バレエ「ボルト」から
2つの小品
《お役人》・《荷車引きの踊り》 |
オッコ・カム(指揮)
コペンハーゲン・フィル |
シマノフスキ、ベントソン、ショスタコーヴィチ。普通ならまず並ばない顔ぶれです。しかし聴いてみると、この一枚には20世紀音楽の面白さがぎっしり詰まっています。中心となるシマノフスキの交響曲第2番は、スクリャービンやR.シュトラウスを思わせる濃密な後期ロマン派サウンドの大作。そこへデンマークの鬼才ベントソンの《交響的小品》、さらに若きショスタコーヴィチによる風刺とユーモアに満ちたバレエ《ボルト》を収録。名曲集ではありません。しかし「知らない曲なのに面白い!」という発見の喜びに満ちた一枚。こういう盤こそ、スカンジナビアン・クラシックスの真骨頂でしょう。
指揮は大家のオッコ・カム。そしてなんと。。。ライヴのようなんです。詳細は不明なんですが、シマノフスキとベンソンの各曲の初めと終わりにご丁寧に拍手がついています。
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シマノフスキ、ベントソン、ショスタコーヴィチ――なんとも不思議な顔合わせです。しかし聴き進めるうちに、このプログラムには確かな一本の筋が通っていることに気づかされます。中心となるシマノフスキの交響曲第2番は、スクリャービンやR.シュトラウスを思わせる濃密な後期ロマン派サウンドの大作。そこへデンマークの異才ベントソンによる自由闊達な《交響的小品》、さらに若きショスタコーヴィチが社会風刺たっぷりに描いたバレエ《ボルト》から《官僚》《荷馬車引きの踊り》を収録。名曲集ではありません。しかし「知らなかった音楽の面白さ」に出会わせてくれる一枚。こういう盤にこそ、収集する喜びがあります。
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ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第2番/第8番 |
ザポルスキ弦楽四重奏団 |
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ラフマニノフ:晩祷 Op.37 |
トーステン・マリエゴー(指揮)
コペンハーゲン・オラトリオ合唱団 |
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ピアノ・デュオ作品集
ショスタコーヴィチ:2台のピアノのためのコンチェルティーノ
Op. 94
ブラームス:16のワルツ Op. 39
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調
K. 448
ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲
シューマン:アンダンテと変奏 Op. 46
ターゲ・ニールセン Tage Nielsen (1929-2003):ペエサッギ
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ミミ・ビアケルン、
アンネ・メッテ・シュテア(ピアノ) |
これは名曲集でありながら、どこか普通ではありません。
モーツァルト、ブラームス、シューマンという王道レパートリーの間に、ショスタコーヴィチ、ルトスワフスキ、そしてデンマークの現代作曲家ターゲ・ニールセンを配するという実に大胆なプログラム。
二台ピアノという編成が持つ華やかさ、親密さ、そして圧倒的な迫力を一枚で味わうことができます。なかでもショスタコーヴィチの《コンチェルティーノ》とルトスワフスキの《パガニーニ変奏曲》は聴きもの。二人のピアニストが繰り広げる息の合ったアンサンブルが実に爽快です。肩肘張らずに楽しめるのに、聴き終える頃には二台ピアノの世界の奥深さにすっかり魅了されているはずです。
店主が思うに、ショスタコーヴィチの2台のピアノのためのコンチェルティーノは、彼の作品の中で一番かっこいい曲じゃないかと思う。
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ドヴォルザーク:交響曲第9番
フィビヒ:交響詩「夕暮れに」 |
ダグラス・ボストック(指揮)
カールスバド交響楽団 |
さすがボストック、「新世界」ではなくフィビヒを聴かせるアルバムになってます。
チェコ音楽というとスメタナやドヴォルザークがまず思い浮かびますが、フィビヒにはまた別の魅力があります。この《夕暮れに》は、その代表作のひとつ。交響詩というよりも、むしろ一篇の抒情詩。激しいドラマや民族色を前面に押し出すのではなく、刻々と色を変えてゆく黄昏の空気、静かな憧れ、どこか夢見るような感情を繊細に描き出しています。
ワーグナーやシューマンを思わせる豊かな和声と、ボヘミアの作曲家ならではの親しみやすい旋律美が絶妙に融合。
こんな名曲があったのかという、一度心に入り込むとなかなか離れない不思議な魅力を持った作品です。
実はこの曲、フィビヒが恋人だったアネシュカ・シュルツォヴァとの幸福な時期に書かれた作品なんです。
ブックレットにも、
「恋に落ち、プラハで彼女や家族と幸せな時間を過ごしていた頃の作品」
とあります。
だからこの曲には、悲しみではなく、夕暮れのなかの幸福感みたいなものが漂っているんですね。
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「1939年、二人のイギリスの天才が書いた二つの協奏曲」
指揮は若きヴァンスカ
ブリテン:ヴァイオリン協奏曲
ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲 |
セルゲイ・アジジャン(ヴァイオリン)
オスモ・ヴァンスカ、
ジョルダーノ・ベリンカンピ(指揮)
コペンハーゲン・フィル |
イギリス近代音楽ファンなら見逃せない一枚。収録されているのは1939年に相次いで完成したブリテンとウォルトン、二つのヴァイオリン協奏曲です。
どちらも20世紀を代表する傑作でありながら、なぜか演奏機会はそれほど多くありません。
ブリテンでは不穏な緊張感と深い叙情、終楽章の壮大なパッサカリアが圧巻。
一方ウォルトンでは甘美で歌心あふれる旋律が次々と現れ、映画音楽を思わせる華やかな魅力に満ちています。
そして何より注目したいのが、ブリテンを指揮する若き日のオスモ・ヴァンスカ。後の名指揮者の歩みを知るファンにとっても興味深い記録でしょう。
マニアの心をくすぐる魅力に満ちた一枚です。
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ロシア音楽の裏街道を歩くフルート名曲集
セザール・キュイ:
5つの小さな二重奏曲 Op. 56
アレクサンドル・グレチャニノフ:
早朝に Op. 126
緑の草原で Op. 99
アレクサンドル・チェレプニン:
フルート、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲
練習曲
前奏曲
2つのフルートのための二重奏曲 Op. 108 |
ベント・ラーセン
ヘンリク・スヴィッツァー(フルート)
ティム・フレデリクセン (ヴァイオリン)
ニルス・ウルナー (チェロ) |
収録されているのは、
キュイ
グレチャニノフ
チェレプニン
という、ロシア音楽好きでもなかなかまとめて聴く機会のない作曲家たち。
チャイコフスキーでもプロコフィエフでもショスタコーヴィチでもありません。しかしだからこそ面白い。
「ロシア音楽」というと重厚で暗いイメージがありますが、ここで聴けるのはサロン風の小品、子供のための音楽、親しみやすい室内楽など、もっと身近で繊細な世界です。特にキュイの《フルートとヴァイオリンのための5つの小品》や、グレチャニノフの《朝》は美しい旋律の宝庫。さらに晩年のチェレプニンによるフルート二重奏曲では、20世紀ロシア音楽ならではの洗練された響きも味わえます。
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ロシア音楽ファンなら思わず手が止まる一枚かもしれません。収録されているのはキュイ、グレチャニノフ、チェレプニンという、知る人ぞ知るロシアの作曲家たち。
そんな彼らのフルートを中心とした親密な室内楽や小品が並びます。
サロンの優雅さ、子供のための素朴な情景、そして20世紀ロシアの洗練された感覚。そのどれもが実に魅力的。
聴いているうちに「ロシア音楽にはこんな世界もあったのか」と思わされます。名曲集ではなく発見のアルバム。こういう一枚こそ収集家魂をくすぐります。
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キュイの曲の中に、とてつもなく美しい曲がある。
たぶんびっくりすると思う。
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