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入手困難の北欧マイナー・レーベル
SCANDINAVIAN CLASSICS
1CD\2500→\1990/2CD\4000→\2590
~7/21(火)午前9時


 北欧のマイナー・レーベルSCANDINAVIAN CLASSICS。
 音源の出所などは明らかではないものもあるが、同じ北欧系レーベルの音源を中心にライセンス契約していると思われる(CLASSICO とかDANACORDとか)。
 ただマイナー・レーベルと思っても、ボストックやヨン・ダムゴの名前が出てくるし、隠れた名演、びっくりの名盤も多い。それら以外にも大曲がリリースされていたり、マニアックな北欧ものがリリースされていて興味深い。

 ・・・なのだがこの数年オーダーしてもなかなか入ってこない状況が続いていた。たぶんもう普通のルートでは入ってこない。

 そんなSCANDINAVIAN CLASSICSの貴重な在庫。

 最近かなり高騰していたのですが、今回はかなりの特価になってます!
 ただ現地在庫限りのようなので完売の際はご容赦を・・・。

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220563
\2500→\1990
心臓の弱い方は要注意!
 あの録音!
ニールセン:『汝は神の許に』によるパラフレーズ
 ボストック&ロイヤル・リヴァプール・フィル


ニールセン:
 交響曲第3番『ひろがりの交響曲』
 交響曲第3番第2楽章異稿
 歌と詩 Op.6より第4曲
 「頭を垂れよ、汝、花よ」
 序曲『ヘリオス』
 『汝は神の許に』によるパラフレーズ
ダグラス・ボストック(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィル
 エヴァ・ハス=ザイセン(ソプラノ)
 ヤン・ルンド(テノール)
 ニコラス・コックス(クラリネット)
 ケヴィン・プライス(トロンボーン)


 デンマークが国の威信をかけて刊行した新ニールセン全集の楽譜に基づく録音などをリリースしていたデンマークCLASSICO。残念ながら数年前に消滅してしまった。
 そのCLASSICOの音源などをライセンス契約して発売していた北欧の廉価盤レーベルSCANDINAVIAN CLASSICS。
 しかしそのSCANDINAVIAN CLASSICSもまた消滅寸前。

 このアルバムももう代理店経由では入らないとされていた。
 しかし今回、数少ない在庫を発掘。おそらく在庫限りだろう。
 いつかどこかのレーベルがCLASSICO音源をごっそり再発売してくれればいいが、そういうことがなければ・・・ひょっとするとこれが最後の入手機会になるかもしれない。

 というのもこのアルバム、とんでもない演奏が入っているのである。

 ボストック&ロイヤル・リヴァプール・フィルによるニールセンの『「汝は神の許に」によるパラフレーズ』。

 この曲は100年ほど前に沈んだあの豪華客船タイタニック号の犠牲者に捧げられた作品。
 「汝は神の許に」とは、タイタニックが沈没する際、同船のバンドメンバーが沈みゆく船上で演奏したという賛美歌。
 もちろん彼らは全員犠牲となる。
 タイタニックにちなんだ映画などでは必ず使われることになる曲で、アニメの「フランダースの犬」でも使われていた美しい賛美歌。

 で、ニールセンはこの作品でタイタニックの悲劇を描いているのだが・・・タイタニックが氷山にぶつかった瞬間、静かな曲想が一転、大地獄絵図と化す。

 そのショックはあらゆるクラシック作品で最も衝撃的と言っていい。


 俗悪で悪趣味でまるでホラー。
 大げさじゃない。
 何も知らずに聴いてしまった不幸な店主は、本当に椅子から飛び上がって天井に頭をぶつけそうになってしまった。
 心臓が止まりそうになるというのはこのこと。

 すぐにニールセンがこんな前衛音楽か実験音楽のようなことをするのか、と驚いて曲について調べたら、「タイタニック」の犠牲者に捧げられた作品だったとわかってさらに驚いた覚えがある。

 元々それほど有名な曲ではないので録音は多くないのだが、その中で、店主が聴いた今回のボストックの演奏はまさにこの衝突の瞬間を悪趣味に心臓に悪いほど衝撃的にリアルに表現する。2種類ほど他の録音があるが、ボストックのようなひどいことはしていない。

 本当に本当に、知らないで大音量で聴いたらとんでもないことになるので、心臓の弱い方はどうかお気をつけて。

 でも・・・だからこそ最後に優しく流れる「汝は神の許に」が、心に染みてくるのだが。
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 海外在庫僅少につき完売の際はご容赦ください。
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 220600
\2500→\1990

「北欧のシューベルト」
"デンマーク黄金時代"の作曲家、C・E・F・ヴァイセの交響曲!

 クリストフ・エルンスト・フリードリヒ・ヴァイセ(1774-1842):
  交響曲第1番ト短調 DF117
  交響曲第7番変ホ長調 DF123

ラース・ウルリク・モーテンセン(指揮)
コンチェルト・コペンハーゲン


 クリストフ・エアンスト・フリードリク・ヴァイセ(ドイツ語ではクリストフ・エルンスト・フリードリヒ・ヴァイゼ)は1774年、ハンブルクに程近く、デンマークと北ドイツの文化が入り混じるアルトナに生まれました。
 アルトナは1864年までデンマーク領でしたが、現在はハンブルクに併合されドイツ領となっています。
 コペンハーゲンでオルガンを学んだヴァイセは、改革派教会でのアシスタント・オルガニストの職に就き、また作曲も並行して行っており、全7曲の交響曲は1799年までの早い時期に作曲されました。
 19世紀に入るとデンマークは戦火や財政破綻などで混迷を極めていたものの、その中でヴァイセは今日でも彼の代名詞として知られているような合唱曲やカンタータの名作を数多く生み出し、デンマークの芸術が飛躍的に発展した、所謂「デンマーク黄金時代」で活躍した人物の一人となりました。



 クリストフ・エルンスト・フリードリヒ・ヴァイセ(1774-1842)は「デンマーク音楽の父」の一人とも称される作曲家。
 ハンブルク近郊アルトナに生まれ、若き日にC.P.E.バッハが活躍した北ドイツ音楽文化の薫陶を受けた。
 15歳でコペンハーゲンへ移り、生涯にわたり教会オルガニスト、のちに宮廷作曲家として活躍。歌曲、宗教曲、ジングシュピールなどで国民的人気を獲得し、現在でも彼の作品はデンマークで親しまれている。
 交響曲やピアノ曲も残しており、デンマーク黄金時代を代表する重要な作曲家である。




220552
\2500→\1990
ダグラス・ボストック、今回もやってます
 異稿や別終楽章まで収録
  ハイドン:交響曲第53番/第63番
ダグラス・ボストック(指揮)
ボヘミア室内フィルハーモニー管弦楽団

 珍しい作品コレクターのダグラス・ボストック、今回もやってます。
 収録は第53番《帝国》と第63番《ラ・ロクセラーヌ》。
 どちらも名曲ながら演奏機会はそれほど多くない作品ですが、ボストックは嬉々としてこうした曲を取り上げます。
 そして・・・本盤の最大の特徴は、ハイドンが残した異稿や別終楽章まで収録(下記トラック参照)。
 作品が完成へ向かう過程まで垣間見ることができます。
 それにしてもこんな無名曲の異稿まで取り上げるそのマニアックさがたまりません。





220582
(2CD)
\4000→\2590
シムカ・ヘレド(チェロ)
 ピアノは若きシモーネ・ディナーステイン
  ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
シムカ・ヘレド(チェロ)
シモーネ・ディナーステイン(ピアノ)

 ベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集は数あれど、この盤はなかなかの掘り出し物。
 チェリスト、そして後に指揮者としても活躍したシムカ・ヘレドと、現在ではバッハ演奏でも高い評価を集めるシモーネ・ディナーステインによる共演です。
 シムカ・ヘレドの演奏は、作品そのものの魅力を真っ直ぐに伝える誠実な音楽づくりが魅力。
 若きディナーステインの瑞々しいピアノも聴きものです。
 全集がこの価格というのも大きな魅力。
 ベートーヴェン好きならぜひ一度耳を傾けていただきたい一組です。




 SONYからデビューしてすっかり大スターになったシモーネ・ディナーステイン。



220548
(5CD)
\6500→\3290
デンマークの名匠ヨン・ダムゴー
 シューベルト:ピアノ・ソナタ集


CD 1
ピアノソナタ D. 845 (1825)
ピアノソナタ D. 850 (1825)

CD 2
ピアノソナタ D. 664 (1819)
ピアノソナタ D. 575 (1817)
ピアノソナタ D. 894 (1826)

CD 3
ピアノソナタ D. 568 (1817)
ピアノソナタ D. 958 (1828)

CD 4
ピアノソナタ D. 537 (1817)
ピアノソナタ D. 959 (1828)

CD 5
ピアノソナタ D. 784 (1823)
ピアノソナタ D. 960 (1828)
ヨン・ダムゴー(ピアノ)

220509
(2CD)
\4000→\2590
デンマークの名匠ヨン・ダムゴー
 ラヴェル:ピアノ独奏作品全集


CD.1
1. グロテスクなセレナード
2. 古風なるメヌエット
3. 亡き王女のためのパヴァーヌ
4. 水の戯れ
ソナチネ


CD.2
夜のガスパール
クープランの墓
ヨン・ダムゴー(ピアノ)

 80歳を迎えてなお健在のデンマーク人ピアニスト、かつて武蔵野音大の客員教授としても活躍したベテラン、ヨン・ダムゴー



 デンマークのピアニスト、ヨン・ダムゴー John Damgaardは、ニューヨーク州ロチェスターのイーストマン音楽学校、王立デンマーク音楽アカデミーでゲオルク・ヴァシャヘーリ、その後、ロンドンでイローナ・カボス、イタリアでヴィルヘルム・ケンプに学びました。
 コペンハーゲンとオーフスの王立アカデミーで教え、東京の武蔵野音楽大学とメルボルンのオーストラリア国立音楽大学の客員教授を務めています。北米、ロシア、バルト三国、イタリア、フランス、ベルギー、日本、オーストラリアでコンサートを行い、ラヴェルやシューベルトなど数多くのCD録音をリリースしていました。


220534
(3CD)
\6500→\3990
メンデルスゾーン:オルガン作品全集 ウルリク・スパング=ハンセン(オルガン)




 メンデルスゾーンというと、交響曲、協奏曲、室内楽、そして《真夏の夜の夢》を思い浮かべる方が多いでしょう。
 しかし彼のもう一つの顔、それがオルガンの作曲家としての姿です。
 若き日にバッハの音楽に深く学び、オルガンという楽器の荘厳さ、そして対位法の力を自らの音楽へ取り込んでいったメンデルスゾーン。
 本盤は前奏曲、フーガ、コラール、そして名高い6曲のオルガン・ソナタまでを収めた充実の全集です。ロマン派の甘美さとバッハへ連なる厳格な精神が同居する、まさに知られざるメンデルスゾーンの核心。
 メンデルスゾーンをバッハの存在からとらえなおしたい方にはぜひ押さえておいてほしい一組です。



220584
\2500→\1990
デンマークに伝わった珍しいテレマン作品集
 テレマン:デンマーク・カンタータ集


De Danske, Norske og Tydske Undersaatters Glade(1757)
 「デンマーク・ノルウェー・ドイツ臣民の歓び」
Lad, o Herre, Ordets Sad rigelig til os uddeles(1761)
 「主よ、あなたの言葉の種を豊かに私たちに与えたまえ」
Ha-ha! wo will wi hut noch danzen(1753)
 低地ドイツ語(プラットドイチュ)による世俗的・ユーモラスな作品
Herre lad til Hvile, mig din Tiener ilie
 宗教的なカンタータ

コン・ストルメンティ&コンヴィヴィウム

 前半は祝祭的・宗教的なデンマーク語カンタータ
 中盤に民衆的でユーモラスな低地ドイツ語作品
 最後に再び宗教的作品

 テレマンというと膨大な作品数を誇る大作曲家ですが、本盤はそのなかでもなかなか出会えない珍しい作品集。
 18世紀にデンマークへ伝わり実際に演奏されていた祝祭的なカンタータに加え、低地ドイツ語によるユーモラスな世俗作品まで収録されています。
 厳粛な宗教音楽から親しみやすい民衆的な音楽まで、その幅広い才能を一枚で味わえるのが魅力。バッハほど重厚ではなく、ヘンデルほど壮麗でもない。しかし聴き手に自然に寄り添う温かさと親しみやすさこそテレマンの真骨頂でしょう。
 「こんなテレマンもあったのか」と思わせてくれる、古楽ファンにはなんとも魅力的なアルバムです。





220512
\2500→\1990
セルゲイ・アジジャン(ヴァイオリン)
 プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
 シュニトケ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
 ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
 メシアン:主題と変奏曲
セルゲイ・アジジャン(ヴァイオリン)
エレナ・セミチナ(ピアノ)


 まず選曲が抜群に面白い。プロコフィエフ、シュニトケというロシア20世紀の深い闇と緊張感。そしてラヴェル、メシアンというフランス音楽ならではの色彩と洗練。その対照が実に鮮やかです。
 ヴァイオリンのセルゲイ・アジジャンはコペンハーゲン・フィルのコンサートマスターを長く務めた実力派。
 派手な自己主張よりも作品そのものを丁寧に描き出すタイプで、この濃密なプログラムに実によく似合っています。知名度より内容で勝負する、まさに隠れた名盤です。


220562
\2500→\1990
ニルセン:交響曲第2番/第5番 ダグラス・ボストック(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィル


220578
\2500→\1990

エルガーのピアノ協奏曲!?

 「知られざるエルガー集」


エルガー:
 《インドの王冠》 Op.66 より
  行進曲
  インドよ、万歳!
  夜明けの風
  帝国行進曲
 《荒野の声》 Op.77
   (語り、メゾ・ソプラノと管弦楽のための作品)
 《ポロニア》 Op.76
   (第一次世界大戦中に作曲されたポーランド支援作品)
 ピアノ協奏曲 Op.90
   (未完作品の緩徐楽章)
 《スペインの貴婦人》 Op.89 組曲
   (劇音楽から編まれた組曲)
 《市民ファンファーレ(ヘレフォード)》
マーガレット・フィンガーハット(ピアノ)
ダグラス・ボストック(指揮)
ミュンヘン交響楽団 ほか

 エルガーのピアノ協奏曲!?

 これはエルガー好きほど驚く一枚かもしれません。
 《エニグマ変奏曲》《威風堂々》といった名作は一つも入っていません。
 その代わり収録されているのは、インド帝国を讃える壮麗な《インドの王冠》、第一次世界大戦下で書かれた《ポロニア》、語りと独唱を伴う異色作《荒野の声》、さらには未完に終わったピアノ協奏曲の断章まで。
 まるで作曲家エルガーの裏側を覗き見るような内容です。
 英国の栄光、戦争の影、晩年の孤独、そして幻に終わった大作への夢。そのすべてが詰まった、エルガー愛好家にはたまらない「知られざるエルガー集」です。


 ちなみに未完のピアノ協奏曲、びっくりするほど美しい曲です。
 完成していたらピアノ・コンチェルトの歴史は変わっていたかも・・??



220566
(2CD)
\4000→\2590
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」 モーテン・トプ(指揮)
アカデミー管弦楽団&合唱団

220567
(2CD)
\4000→\2590
ヘンデル:オラトリオ「エジプトのイスラエル人」 モーテン・トプ(指揮)
アカデミー管弦楽団&合唱団

 ブックレットでは、
「《メサイア》ばかり有名だが、《イスラエル・イン・エジプト》はバッハの受難曲やベートーヴェンの《ミサ・ソレムニス》と肩を並べる傑作である」
とまで言い切っています。
 この曲、実はヘンデル好きの間では「合唱好きなら《メサイア》以上に面白い」と言う人も少なくありません。
 とにかく合唱の比重が異常に高いんです。そこが最大の聴きどころです。



 ヘンデルといえば《メサイア》。しかし、そのヘンデルが生涯で書いたオラトリオのなかでも最高傑作の一つとされるのが、この《イスラエル・イン・エジプト》です。
 旧約聖書の出エジプト記を題材に、蛙の災い、暗黒、紅海の奇跡、そしてエジプト軍の滅亡までを圧倒的な合唱で描き出します。
 独唱中心の《メサイア》に対し、こちらはまさに合唱のための大スペクタクル。次々と押し寄せる巨大なコーラスは、時にバッハの受難曲を、確かにベートーヴェンの《ミサ・ソレムニス》を思わせる迫力です。
 ヘンデルの真価は《メサイア》だけではない――それを痛感させる壮大な傑作です。


220592
\2500→\1990
フォーレとその弟子たち

フォーレ: ピアノ四重奏曲第2番
ジャン・フランセ: 八重奏曲
デュティユー: オーボエ、パーカッション、チエンバロ、ダブル・ベースの為のDiptych
エスビャーク・アンサンブル

220565
\2500→\1990
ニールセン:
 交響曲第1番
 弦楽合奏のための《アンダンテ・トランクィロとスケルツォ》
 交響曲第6番《シンフォニア・センプリーチェ》
ダグラス・ボストック(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィル

 ニールセン入門なら第4番《不滅》や第5番が定番ですが、本盤の魅力はその逆。
 若き日の第1番と、最後の交響曲となった第6番《シンフォニア・センプリーチェ》を並べることで、作曲家の出発点と到達点を一望できるのです。
 とりわけ第6番は必聴。表向きは「シンプルな交響曲」なのに、その実態は皮肉、ユーモア、不安、諦観が入り混じるニールセン晩年の問題作。まるで人生そのものを見つめるような音楽です。
 さらに若き日の《アンダンテ・トランクィロとスケルツォ》も収録。
 怪人ボストックらしい視点が光る、ニールセン・ファンには実に興味深い一枚です。


220513
\2500→\1990
シマノフスキ:交響曲第2番
ベンソン:交響的小品
ショスタコーヴィチ:バレエ「ボルト」から 2つの小品
  《お役人》・《荷車引きの踊り》
オッコ・カム(指揮)
コペンハーゲン・フィル

 シマノフスキ、ベントソン、ショスタコーヴィチ。普通ならまず並ばない顔ぶれです。しかし聴いてみると、この一枚には20世紀音楽の面白さがぎっしり詰まっています。中心となるシマノフスキの交響曲第2番は、スクリャービンやR.シュトラウスを思わせる濃密な後期ロマン派サウンドの大作。そこへデンマークの鬼才ベントソンの《交響的小品》、さらに若きショスタコーヴィチによる風刺とユーモアに満ちたバレエ《ボルト》を収録。名曲集ではありません。しかし「知らない曲なのに面白い!」という発見の喜びに満ちた一枚。こういう盤こそ、スカンジナビアン・クラシックスの真骨頂でしょう。
 指揮は大家のオッコ・カム。そしてなんと。。。ライヴのようなんです。詳細は不明なんですが、シマノフスキとベンソンの各曲の初めと終わりにご丁寧に拍手がついています。


*************
 
 シマノフスキ、ベントソン、ショスタコーヴィチ――なんとも不思議な顔合わせです。しかし聴き進めるうちに、このプログラムには確かな一本の筋が通っていることに気づかされます。中心となるシマノフスキの交響曲第2番は、スクリャービンやR.シュトラウスを思わせる濃密な後期ロマン派サウンドの大作。そこへデンマークの異才ベントソンによる自由闊達な《交響的小品》、さらに若きショスタコーヴィチが社会風刺たっぷりに描いたバレエ《ボルト》から《官僚》《荷馬車引きの踊り》を収録。名曲集ではありません。しかし「知らなかった音楽の面白さ」に出会わせてくれる一枚。こういう盤にこそ、収集する喜びがあります。


220517
\2500→\1990
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第2番/第8番 ザポルスキ弦楽四重奏団

220576
\2500→\1990
ラフマニノフ:晩祷 Op.37 トーステン・マリエゴー(指揮)
コペンハーゲン・オラトリオ合唱団

220520
\2500→\1990
ピアノ・デュオ作品集

ショスタコーヴィチ:2台のピアノのためのコンチェルティーノ Op. 94
ブラームス:16のワルツ Op. 39
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K. 448
ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲
シューマン:アンダンテと変奏 Op. 46
ターゲ・ニールセン Tage Nielsen (1929-2003):ペエサッギ
ミミ・ビアケルン、
アンネ・メッテ・シュテア(ピアノ)

 これは名曲集でありながら、どこか普通ではありません。
 モーツァルト、ブラームス、シューマンという王道レパートリーの間に、ショスタコーヴィチ、ルトスワフスキ、そしてデンマークの現代作曲家ターゲ・ニールセンを配するという実に大胆なプログラム。
 二台ピアノという編成が持つ華やかさ、親密さ、そして圧倒的な迫力を一枚で味わうことができます。なかでもショスタコーヴィチの《コンチェルティーノ》とルトスワフスキの《パガニーニ変奏曲》は聴きもの。二人のピアニストが繰り広げる息の合ったアンサンブルが実に爽快です。肩肘張らずに楽しめるのに、聴き終える頃には二台ピアノの世界の奥深さにすっかり魅了されているはずです。


 店主が思うに、ショスタコーヴィチの2台のピアノのためのコンチェルティーノは、彼の作品の中で一番かっこいい曲じゃないかと思う。


220521
\2500→\1990
ドヴォルザーク:交響曲第9番
フィビヒ:交響詩「夕暮れに」
ダグラス・ボストック(指揮)
カールスバド交響楽団

 さすがボストック、「新世界」ではなくフィビヒを聴かせるアルバムになってます。

 チェコ音楽というとスメタナやドヴォルザークがまず思い浮かびますが、フィビヒにはまた別の魅力があります。この《夕暮れに》は、その代表作のひとつ。交響詩というよりも、むしろ一篇の抒情詩。激しいドラマや民族色を前面に押し出すのではなく、刻々と色を変えてゆく黄昏の空気、静かな憧れ、どこか夢見るような感情を繊細に描き出しています。
 ワーグナーやシューマンを思わせる豊かな和声と、ボヘミアの作曲家ならではの親しみやすい旋律美が絶妙に融合。
 こんな名曲があったのかという、一度心に入り込むとなかなか離れない不思議な魅力を持った作品です。


 実はこの曲、フィビヒが恋人だったアネシュカ・シュルツォヴァとの幸福な時期に書かれた作品なんです。
 ブックレットにも、
「恋に落ち、プラハで彼女や家族と幸せな時間を過ごしていた頃の作品」
とあります。
 だからこの曲には、悲しみではなく、夕暮れのなかの幸福感みたいなものが漂っているんですね。

220544
\2500→\1990
「1939年、二人のイギリスの天才が書いた二つの協奏曲」
 指揮は若きヴァンスカ


ブリテン:ヴァイオリン協奏曲
ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲
セルゲイ・アジジャン(ヴァイオリン)
オスモ・ヴァンスカ、
ジョルダーノ・ベリンカンピ(指揮)
コペンハーゲン・フィル

 イギリス近代音楽ファンなら見逃せない一枚。収録されているのは1939年に相次いで完成したブリテンとウォルトン、二つのヴァイオリン協奏曲です。
 どちらも20世紀を代表する傑作でありながら、なぜか演奏機会はそれほど多くありません。
 ブリテンでは不穏な緊張感と深い叙情、終楽章の壮大なパッサカリアが圧巻。
 一方ウォルトンでは甘美で歌心あふれる旋律が次々と現れ、映画音楽を思わせる華やかな魅力に満ちています。

 そして何より注目したいのが、ブリテンを指揮する若き日のオスモ・ヴァンスカ。後の名指揮者の歩みを知るファンにとっても興味深い記録でしょう。

 マニアの心をくすぐる魅力に満ちた一枚です。




220551
\2500→\1990
ロシア音楽の裏街道を歩くフルート名曲集
 セザール・キュイ:
  5つの小さな二重奏曲 Op. 56
 アレクサンドル・グレチャニノフ:
  早朝に Op. 126
  緑の草原で Op. 99
 アレクサンドル・チェレプニン:
  フルート、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲
  練習曲
  前奏曲
  2つのフルートのための二重奏曲 Op. 108
ベント・ラーセン
ヘンリク・スヴィッツァー(フルート)
ティム・フレデリクセン (ヴァイオリン)
ニルス・ウルナー (チェロ)

 収録されているのは、

キュイ
グレチャニノフ
チェレプニン

という、ロシア音楽好きでもなかなかまとめて聴く機会のない作曲家たち。
 チャイコフスキーでもプロコフィエフでもショスタコーヴィチでもありません。しかしだからこそ面白い。
 「ロシア音楽」というと重厚で暗いイメージがありますが、ここで聴けるのはサロン風の小品、子供のための音楽、親しみやすい室内楽など、もっと身近で繊細な世界です。特にキュイの《フルートとヴァイオリンのための5つの小品》や、グレチャニノフの《朝》は美しい旋律の宝庫。さらに晩年のチェレプニンによるフルート二重奏曲では、20世紀ロシア音楽ならではの洗練された響きも味わえます。

*******************

 ロシア音楽ファンなら思わず手が止まる一枚かもしれません。収録されているのはキュイ、グレチャニノフ、チェレプニンという、知る人ぞ知るロシアの作曲家たち。
 そんな彼らのフルートを中心とした親密な室内楽や小品が並びます。
 サロンの優雅さ、子供のための素朴な情景、そして20世紀ロシアの洗練された感覚。そのどれもが実に魅力的。
 聴いているうちに「ロシア音楽にはこんな世界もあったのか」と思わされます。名曲集ではなく発見のアルバム。こういう一枚こそ収集家魂をくすぐります。

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 キュイの曲の中に、とてつもなく美しい曲がある。
 たぶんびっくりすると思う。





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